#ソファの上に急ごしらえ
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一瞬よりはいくらか長く
彼女から連絡があって、仕事を早退して急いで家に帰った。彼女はコートも脱がないで、ソファにうなだれて泣いていた。
生理の要領で、いずれ自然に出てくるだろうと、かかりつけ医は声を落として申し訳なさそうに話した。出てきたらどうするのか、トイレに流すのか、サニタリーボックスに押し込んで、燃えるゴミの日に出すのか。残酷すぎる、と叫びそうだった。エンター・ザ・ボイドのあのシーンで観た、確かに未熟な人間の形をした小さな塊……そういうことを、怒りにも似た気持ちで考えた。
それで、手術をすることにして、かかりつけには設備がないので、紹介状を書いてもらった。帰省の都合も考えて、年内で対応してくれる病院を探して電話で色々問い合わせた。自動音声で、「ご本人がお問い合わせください」と最初にアナウンスする病院もあった。当然といえば当然だけど、彼女に電話させたくなかった。状態を説明する時に、お腹の中に"いる"と告げてから、"ある"というべきか、と思って自嘲した。ほとんど断られて、ようやく一軒見つかった。クリスマスに前後して、術前の診察に立ち会った。待合にはお腹を抱えた妊婦もたくさんいて、少しつらかった。彼女もつらかろうと思った。図らずもセカンドオピニオンとなった診断は、果たしてかかりつけの見立てと変わらなかった。稽留流産。受精卵になる時に何らかの異常が起きて、胎児は自然に淘汰されてしまった。そういうことを改めて詳しく説明された。主治医の言葉は真っ直ぐだった。簡単にいえば、彼女も、俺も、誰も悪くない。そうわかって、少し救われた気がした。
実家の母に電話で事の次第を報告した時に、医師の性別を訊かれたので男性だと答えると、男にわかるものか、という主��のことをいって、母は嘆息した。母にも同じ経験がある。俺は、男性差別だよ、とつとめて静かにいった。でも、確かにそうなのだとも思う。わかるはずがない。亡くなった我が子を胎の中に抱えて、なおしくしくと痛むその身体的な、肉体的な、物理的な、痛みを、俺は想像こそすれ、到底わからない。でもまた一方で、たとえば川上未映子が『ヘヴン』という小説で、射精の感覚を男性の一人称で語っていたことを思い出す。想像力を伴う、誠実で真っ直ぐな言葉。
忘年会の予定を断って、なるべく彼女と一緒に過ごしている。油断すると涙が出てくる。夜、床に就いて電気を消すのが怖い。沈黙が怖い。思いついたことを片っ端から口にしてみる。深甚な悲しみの底で横になっている時間もあれば、M-1を観てお腹を抱えて笑いもする。ユーモアってつくづく偉大。やたらにギターを触ったりもする。錆びれていた1弦がとうとう切れた。買いに行く。Switchのコントローラーがいかれた(触れてもいないのにキャラクターが勝手に動き回る!)から、これも買いに行く。大掃除もする。妊娠がわかってからは、彼女の禁酒に付き合ってほとんど控えていた日課の晩酌も再開した。乱高下する2人の情緒から、一歩退いたところで冷静な自分もいる。黙って彼女の背中を摩っている自分がいる。何度でも書くけれど、だから俺にはナラティヴが必要。レトリックが必要。アナロジーが必要。韻律が必要。詩歌が必要だと思う。起こってしまった出来事と、俺の思っていることを整理したい。いつかまた、立ち上がって、差し向かって、話がしたい。
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現場事務所で
片側一車線の田舎道を走っていくと、目印の看板屋が見えてきた。夜なので辺りは暗く、注意しないと見落とすほどの小さな店だった。その店の裏側の路地を回ると、道は緩やかな山道になっていった。車のヘッドライトが頼りなく真っ暗な前方を照らし出していた。ホントにこの道でいいのかと疑心暗鬼になりながら10分ほど走ると、急に道が広くなりトラックを駐めてある一角に出た。道はそこで終わっていた、どうやら私道らしかった。トラックは数台並んで駐めてあり、他にも重機が並べてあった。俺はその空いたスペースに車を止めると、現場事務所のようなプレハブに向かった。プレハブは敷地の端の方に建っておりすぐに分かった。一階部分は資材置き場らしく、窓ガラスからパイロンやらが転がっているのが見えた。俺は階段を上がり二階を目指した。二階は全ての窓部分にカーテンが閉めてあったが、その隙間から中の明かりが僅かながら漏れていた。引き戸を開けるとごつい体つきの作業服姿の現場監督が仁王立ちになって、口マンを犯しているところだった。 「よぅ、道分かったか」 「途中で引き返そうかと思うくらい不安になってきたぜ」 「ま、山ン中の作業所だからな、でもここなら心おきなくやれるってもんだ」 現場監督は缶ビール片手に咥え煙草というスタイルで、俺を振り返った。現場監督は濃紺のベトナムのチャックを下ろしマラだけ出していた。そしてそのどす黒くて太いマラに、これまた三超を穿いた若い野郎が食らいついていた。仕事場で気に入った職人がいたら手を出しているということだったが、どうやら本当のようだった。白い鳶装束を着た野郎は、会社の仕様なのか白い地下足袋を履き濃い緑色のメットを被っていた。メットには足場組み立ての会社らしい名前が入っていた。そして腰にはずっしりと重そうな安全帯を締めていた。まさに本職の職人だった、このまま現場に出しても何の違和感もないほど、鳶装束は使い込まれ汚れていた。野郎は俺の姿を見ると、恥ずかしさのためか目をそらしながらマラをしゃぶっていた。むさ苦しい男だらけの作業場で、鳶の野郎に奉仕させている光景に俺のマラはたちまち反応した。俺はベトナムの上から股間を無意識に揉んでいた。そんな俺の様子に現場監督がニヤリと笑った。 「しゃぶってもらえよ、、、こいつ、上手いぜ」 俺は位置を代わり、鳶野郎の前に仁王立ちになった。チャックから飛び出た俺のマラを鳶野郎の口が覆い被さった。その生暖かい感触に思わず俺は目を閉じた。 「俺に恥かかすなよ、しっかり客人をもてなせ」 現場監督は鳶野郎のメットを叩き、檄を飛ばした。俺は咥え煙草のまま自然に腰を動かしていた。 「メチャ、気持ちいいな、、、」 さすが現場監督のお気に入りのクチマンというだけのことはあ���た。しばらく俺は鳶野郎のクチマンを堪能していたが、それを眺めていた現場監督が俺に言った。 「わりぃ、ちょっと代わってくれ」 現場監督はやや半立ち気味のマラを鳶野郎の口に構えると、そのままじっとしていた。しばらくしてマラの先から小便が迸ったのが見えたが、鳶野郎がすぐに先端部分を咥えてしまった。そしてそのままごくごくと喉を鳴らして小便を飲み始めた。 「ビール飲んだからな、、、どうだ、アルコール混じりの小便は旨いだろうが」 鳶野郎は現場監督の声に頷きながらも、必死でマラに食らいつき小便を飲み干していた。ようやく放尿を終え雫を舐めさせると、現場監督は俺に言った。 「お前も飲ませてやれよ、小便飲ませたことくらいあるだろ」 確かに小便を飲ませるのは俺も好きだったので、苦笑いしながら鳶野郎の顔面にマラを構えた。意識して腹圧を緩めると、小便が流れ始めた。すかさず鳶野郎がそれを受け、先端に吸い付いた。 「マジ旨そうに飲むよな、、、」 俺は鳶野郎の顔に煙草の煙を吐きかけた。目を閉じて一心不乱に小便を飲んでいる精悍な無精髭のツラは、なぜか可愛らしく見えた。 パイプ椅子に鳶野郎の手をかけさせ上体を倒させた。そして顔を上向きにさせ俺はマラを突っ込んだ。現場監督は鳶野郎の背後に回りがっしりした腰を掴むと三超の上からマラを突き立てた。どうやら三超の股の部分に切れ目が作ってあるらしかった。鳶野郎は俺達に前後から串刺し状態にされていた。現場監督のマラが侵入してくる瞬間、鳶野郎は目を白黒させて呻いていた。しかし現場監督はお構いなしにメットを殴ると、そのまま鳶野郎の腰を掴み体を進めていった。 「しっかり客人のマラしゃぶってろ、、、これくらいで根をあげるんじゃねぇ」 腰に締めた安全帯が俺達の動きに合わせてじゃらじゃら音を立てていた。鳶野郎はマラを出し入れする度にくぐもった声を上げながら、俺のマラに食らいついていた。俺もそれが面白くて、現場監督の腰の動きに合わせて腰を振った。小一時間くらい鳶野郎を犯していただろうか、現場監督が俺に言った。 「取りあえず種付けするか、、、」 「ああ、いいぜ」 現場監督は俺に茶色の小瓶を手渡した。俺はそれを深く吸い込むと、それを返した。現場監督も深く吸い込むと、急に腰のピッチを上げ始めた。鳶野郎の間に挟んでいたので、俺達の距離はかなり近かった。目前で現場監督の種付けを見ることができ、俺も興奮していた。現場監督は一層鳶野郎の腰を掴むと安全帯をたぐり寄せて、打ち付けるように掘り込んだ。現場監督の腰使いがあまりに強く、鳶野郎が倒れ込むように俺にしなだれかかってきた。しかし俺も非情なまでの激しさで鳶野郎のクチマンを掘り込んだ。鳶野郎が吐液物を流し俺のベトナムを汚したが、構わず掘り続けた。現場監督が動きを止めたかと思うと、そのごつい体を痙攣させるように何度も鳶野郎にぶつかるように腰を打ち付けた。 「おらおらっ!いくぜっ、種付けするぞ、おらっ!!」 現場監督の激しい交尾の現場を目の前で見せつけられ、俺も絶頂に達した。俺達は顔をしかめながらお互いに吠え合っていた。 「くそっ、俺も堪んねぇ、、、いくぞ、おらっ!」 俺達に挟まれたまま前後の口に激しい責めを受けながら、鳶野郎もそのまま触られずに果てたようだった。俺達が雄汁を流し尽くしてようやく体を離した時、鳶野郎は崩れ込むようにパイプ椅子に倒れ込んでしまった。 俺達は倒れるようにうずくまっている鳶野郎を横目に、缶ビールを飲み始めた。この作業場には雑魚寝の部屋もあるということで泊まるつもりだった。現場監督がポケットからカプセルのようなものを取り出すと、倒れている鳶野郎の三超の股の間に手を突っ込んだ。現場監督は振り向きざまに俺に向かってニヤリと笑った。どうやら白い粉をケツに仕込んだ様子だった。俺も笑いながら現場監督を眺めた。しばらくして鳶野郎が呻き始めた、苦しがってという声ではなく少し媚を含んだような甘い呻き声だった。 「そろ��ろ効いてきたようだな」 鳶野郎はトロンとした目付きで上半身を起こすと、ソファに座った俺達に近づいてきた。そして何の遠慮もなく俺のベトナムのチャックに手をかけるとマラを引きずり出して咥え始めた。俺達はその様子をただ笑ってみているだけだった。俺は咥え煙草のまま、鳶野郎のメットに手をかけると股間に押しつけ下から腰を突き上げた。鳶野郎はゲェゲェ嘔吐きながらも俺のマラに食らいついていた。 「まだ俺達のマラが食い足りねぇようだな」 「もっとしっかり食わせてやらねぇとな」 現場監督は鳶野郎が俺のマラをしゃぶるのを、間近に近づいて面白そうに眺めていた。 「おらっ、小便するぞ。飲めや」 俺はソファに座ったまま、鳶野郎の頭を固定すると小便を始めた。鳶野郎はよほど小便を飲まされて慣れているのか、大量に出した小便を喉を鳴らして飲み干していった。 「たっぷり出ただろ、旨かったか、おい」 俺の問いに、鳶野郎は焦点の定まってないような目をしたまま頷いた。肉付きのいい体をしており屈強な感じのするヤツだったが、しっかりM奴隷として現場監督に仕込まれている様子だった。そんな男臭い野郎が従順に俺の股間で奉仕している姿を眺めるのは、快感だった。 「おい、俺の小便も飲めや」 現場監督の声に、鳶野郎は俺のマラの雫を綺麗に舐め取ると場所を変え現場監督の股間にしゃがんだ。鳶野郎が現場監督のマラを咥えると同時に放尿が始まった。俺は小便を飲んでいる鳶野郎の背後に回り込み、三超の股の切れ目を探った。そこはしっとりと濡れそぼっており、俺を誘うように引くついていた。俺は再び完全に勃起したマラをあてがい、一気に貫いた。鳶野郎が俺の侵入に呻き声を上げそうになっていたが、現場監督に安全靴で蹴りを入れられていた。 「何度もマラ咥え込んでるくせに、いちいち悲鳴上げてんじゃねぇよ、しっかり小便飲んでろ」 鳶野郎のケツマンは、現場監督の雄汁でいい具合にトロトロになっていた。 「お前の雄汁がローション代わりになって、俺のマラに絡み付きやがる」 「気持ちいいだろ」 「ああ、、、」 鳶野郎は立て膝でソファに座った現場監督のマラを奉仕し続け、俺はその背後から鳶野郎のケツマンを犯しまくった。白い粉が効いているのか、やたら鳶野郎の体が熱く全身から汗が噴き出して鳶装束をびっしょり濡らしていた。そして感度も上がっているのか、鳶野郎は男臭いよがり声を上げ始めた。 「んん、、、うぐぐ、、、」 「ん、どうした、、、気持ちいいのか」 鳶野郎はマラを口に含んだまま、頭を上下に振って頷いていた。現場監督は煙草の煙を吐きながら、下から腰を突き上げクチマンを堪能していた。 「おらっ、ケツばっかで楽しんで、上の口が留守になってんぜ。しっかりしゃぶらねぇか」 現場監督はしゃぶらせながら、安全靴で鳶野郎の股間を三超の上から嬲った。 「お前は上下の口犯されて、マラおっ勃ててんのか。男に犯されて感じてんのかよ、この野郎」 現場監督の言葉責めに、鳶野郎は声にならない呻きをあげていた。 「しっかり俺のマラ味わえや、たっぷりクチマンにも種付けてやるからよ」 現場監督も鳶野郎以上にがっちりしたごつい体つきだった。ベトナムがぴっちり下半身に貼り付いていた。作業着のシャツの胸元からは剛毛の胸毛がびっしり覗いていた。それにスキンヘッドで口髭と顎髭だけを生やした格好は、まるで雄そのものという匂いを強烈にはなっていた。その鋭い眼光は、M奴隷を威圧するに十分な力があった。マラも体以上にでかくどす黒い感じのデカマラだった。その現場監督が俺が腰を振っているすぐ目の前で、大股開きのまま奉仕をさせている光景はかなりいやらしい場面だった。咥え煙草のまま目を閉じ、快感を貪っている様は堪らなく興奮させられた。 俺はラッシュを借りると、思い切り吸い込んだ。たちまちハイな気分になり、獰猛な気分が沸き上がってきた。鳶野郎の両手を後ろ手に回して固定して押さえ付けた。鳶野郎は支えるものがなく、喉奥まで現場監督のマラが突き刺さった。小便の混ざった胃液を吐き、現場監督のベトナムを汚したが気にせずクチマンを犯し続けていた。俺はその光景にたちまち上り詰め、絶頂を迎えた。片手で鳶野郎の安全帯を掴むと、たぐり寄せるように引っ張りマラを打ち込んだ。 「おらっ、俺の雄汁種付けてやるぜ、、、」 「二人分の雄汁で孕ませてやっからな、おいっ、いくぜ!」 俺の雄叫びと同時に、現場監督が吠えた。現場監督は男らしい顔を一層歪め、俺を睨み付けるように吠えた。俺も現場監督を睨み返しながら最後の突きをくれてやった。 「おぅ、、、いくぞ、飲めや!」 俺達の雄汁を散々仕込まれた鳶野郎は、そのままボロ雑巾のように隣の部屋で横になるとすぐに寝付いてしまった。俺達もそれぞれのソファで横になった。 どれだけ時間が経っただろうか、腕時計を見ると翌朝になっていた。しかし俺の股間に違和感のようなものを感じ、俺は股間に目をやった。驚いたことに現場監督が俺の股間を舐めていた。 「おぅ?お前もしゃぶりたいのか」 「いや、お前みたいな野郎を見ると堪らなくなっちまってよ、、、あの鳶野郎の前じゃこんな格好見せられねぇが」 なるほどこの時間なら、鳶野郎はまだ隣の部屋で熟睡しきっているはずだ。俺は立ち上がると、現場監督に言った。 「俺の小便飲むか」 「ああ、飲ませてくれ」 俺はベトナムのチャックから朝立ちのマラを引きずり出し、煙草に火をつけると気分を鎮め、何とか勃起を収めて現場監督の口にマラを構え放尿始めた。現場監督は小便を躊躇うことなくごくごく飲み始めた。かなりの量だったが、全てを飲み干した。 「酒臭くて旨い小便だったぜ、、、」 現場監督は男臭い顔で笑った。俺はその顔を見ていると、マラが反応してきた。 「くわえろや」 俺の命令に現場監督は素直に従った。男っぽい野郎が俺のマラに奉仕している光景はまさに勃起もんだった。鳶野郎ほどではなかったが、現場監督のクチマンもまんざらではなかった。俺はラッシュを吸い込み、現場監督にも吸わせた。現場監督は顔を紅潮させて、俺のマラを口で扱き上げた。その男臭い顔と尺八奉仕のギャップに堪らず俺は腰を弾ませた。 「そろそろあがってきたぜ、飲めよいいな」 現場監督は頷くと、必死で俺のマラに舌を絡め口を前後に動かした。 「ううっ、、、いくぞ」 翌朝にも関わらず俺は大量の雄汁を噴き上げた。現場監督はそれを全て飲み干し、終わった後も尿道に残った雄汁を吸い上げ搾り取った。 「さすがに、野郎の雄汁は旨いな、最高だ」 現場監督の声に、俺は煙草の煙を吹き出しそうになり、苦笑いを返した。 昼間、現場監督のいるプレハブ事務所に向かった。メールをもらった時にちょうど仕事の空き時間ができたので寄ってみることにした。山中へ向かう山道は大型一���が道幅いっぱいになってしまったが、私道だし他に通る車両はないはずなので気にすること無しに登っていった。数台トラックが駐めてあるスペースに横付けすると、プレハブに向かって歩き始めた。すると男の泣き声が微かに聞こえてきた。今日は温かいしもしかして野外で犯っているのかと思っていたら、私道からは死角になっているプレハブの裏手の足場置き場から声が漏れているようだった。裏手に回ると、上半身裸の鳶野郎が体にトラロープを巻き付けられて縛られ下半身は三超に地下足袋というスタイルで、三超に開けた裂け目から現場監督のデカマラを突き刺され、よがり狂っている真っ最中だった。鳶野郎の筋肉質な上半身には細めのトラロープがきつく縛られ皮膚に食い込むほどだった。しかも鳶野郎の両手首はこれまたトラロープで足場に括り付けられていた。鳶野郎は上半身を倒した格好で両手首の自由を奪われ、ケツマンを作業着来たまま犯されていたのだった。俺に気づくと現場監督は咥え煙草で片手を上げた。 「よぉ、来たか」 「相変わらず派手にやってんなぁ、声丸聞こえだぜ」 「こんな山ン中、気にするヤツいねぇよ」 現場監督は濃緑の作業着に身を包み安全靴を履いていた。ベトナムのチャックからはどす黒い太マラが顔を覗かせており、その大半が鳶野郎のケツマンに埋め込まれていて、オイルのせいなのか全長を光らせながら三超の裂け目部分を出入りしていた。現場監督が腰を突き出す度に、鳶野郎はよがり泣き体を震わせていた。 「おらっ、オメェの好きなマラがもう一本来たぜ。嬉しいだろうが」 現場監督は咥え煙草のままニヤニヤ笑いながら、腰をいやらしく突き動かしていた。そして鳶野郎の腰を三超の上からがっしり掴むと、覆い被さるようにして腰をグラインドさせた。 「まずは俺のを種付けしてやるぜ、いいな」 「は、はい、、、お願いします、、、」 「濃いヤツを種付けてやるぜ、おらっ、俺のガキ孕めや!おらおらっ!!」 現場監督はがっしりした腰つきで、ガツガツと鳶野郎を掘り込み打ち付けるようして体をぶつけ雄汁を種付けた。現場監督がマラを引く抜くと、雄汁がドロッとケツマンから溢れ出た。鳶野郎は崩れるように体の支えを失いかけたが、足場に縛られた手首がそれを邪魔した。 「またお前の種マンかよ」 「贅沢言うなって」 俺は煙草を安全靴で踏み消すと、鳶野郎の両手の拘束を解いた。鳶野郎はその場に崩れかかったが、ヤツの髪の毛を掴み頭を上に向けさせた。鳶野郎はそうするのが自然な感じで、口を開け舌を出した。俺はベトナムからマラを引きずり出すと、ヤツのクチマンにねじ込んだ。 「なかなか具合良いクチマンだぜ」 俺は笑いながら腰を動かし始めた。抜歯済みのクチマンは歯が当たる心配もなく、やたら良い感触だった。ヤツの舌が絡み付いた俺のマラが次第に頭をもたげ始め、鳶野郎の口一杯に大きくなった。俺は凶器を片手で扱き上げながら、鳶野郎に笑いかけた。 「おい、ケツにぶち込んでやるよ」 鳶野郎は積んであった足場に手をかけると腰を突き出した。三超の裂け目にマラを入れると、ケツマンへねじ込んだ。現場監督の雄汁が潤滑油になってすんなりマラが入った。俺が腰を動かし始めると、すぐに鳶野郎は喘ぎ声を漏らし始めた。 「すっかり感度が良くなってんじゃねぇのか。ずいぶん犯られた割には���まりもいいしよ」 マラを引き抜く時はヤツのケツマンのヒダが名残惜しそうにマラに絡み付き、ぶち込む時には締まり始めたケツマンのヒダを無理矢理こじ開けて侵入する快感があった。そしてカリの部分にケツマンの粘膜が絡み付き何とも言えない快感だった。 「よし、小便するぞ。おらっ、しっかりしろや。マラぶち込まれてよがりまくってんじゃねぇぞ」 現場監督がポケットから取りだしたスタンガンを、鳶野郎の首に当てた。バチッと音がして、鳶野郎が跳ね返ったように体を反らした。 「小便するぞ、飲め」 鳶野郎はまだ大きいままの太マラを咥え、流し込まれる小便を喉を鳴らして飲み干していった。その間も俺は腰を激しく動かして犯しまくっていた。現場監督が放尿を終えた頃、俺は絶頂がやってくるのを感じた。 「おらっ、顔向けろや。ぶっかけてやるぜ」 小便を飲み終えたばかりの鳶野郎を足元に跪かせると、髪の毛を掴み顔を上へ向けさせてマラを構えた。現場監督の種に塗れた俺のマラは、いやらしく粘っこく光っていた。鳶野郎の顔面に夥しい雄汁が降りかかった。ヤツはそれを地面に落とすまいと必死で顔で受け止めていた。 「ずいぶん早かったじゃねぇか」 「あんまし時間ねぇんでな」 「それなら二発目俺が仕込むのを見届けてから行けよ」 「マジかよ、、、」 現場監督はすっかり回復したマラを俺に見せつけながら言った。 「こっちへ来い」 鳶野郎をプレハブ横の仮設トイレへ連れて行った。そして中の小便器に鳶野郎の顔を押しつけた。 「小便器舐めて掃除しろや、オメェが小便器掃除してる間に俺が掘ってやるよ。変態野郎には嬉しいだろ」 鳶野郎は膝を突いて薄汚れた小便器を抱え込むようにして、小便器に顔を突っ込んだ。小便器には小便滓がびっしりと付いており、誰かが用を足したのだろう小便の雫が黄色っぽく溜まっていた。それを躊躇することなく鳶野郎は舌を出し舐め始めた。近づくとムッとするような雄臭い小便臭が漂っていた。現場監督は小便器に頭を突っ込んだままの鳶野郎の三超を抱え込むと、三超の裂け目部分にマラを突き立てた。小便器を舐めていた鳶野郎が、呻くような声を上げた。 「しっかり掃除してろよ」 「すっげぇな、おい」 俺は現場監督の考えつくプレイに舌を巻いていた。 「お前の雄汁がローション代わりになって滑り良いぜ」 「言ってろ」 俺は現場監督の言葉に笑いながら煙草に火をつけた。現場監督は最初から飛ばして腰をガンガン打ち付けていた。現場監督の腰に巻いた安全帯と、鳶野郎が腰にぶら下げた安全帯が激しい腰の動きにガチャガチャぶつかり音を立てていた。俺は小便器に顔を突っ込んでいる鳶野郎の背中を跨ぐ形で、小便器にマラを突き出した。 「小便したくなったんで、このままお前の頭の上からぶっかけてやるぜ。ついでに掃除しろや」 鳶野郎の後頭部へそのまま小便をぶっかけた。流れ出る小便は後頭部を濡らし男の顔面を伝い小便器の中へ消えていった。鳶野郎は現場監督の腰の動きに翻弄されガンガン頭を小便器にぶつけていた。俺の小便でベトベトになった坊主頭の鳶野郎は、それでもなお小便器を舐めることを止めなかった。 「よし、二発目種付けてやるぞ。いいな!いくぞ、おらっ!!」 現場監督は吠えるように怒鳴ると、思いっきり体を鳶野郎にぶつけていき幾度も律動を繰り返して雄汁をケツマンに叩きつけた。その度に鳶野郎の背中の筋肉が痙攣したように動き、その体の中に雄汁が飛ばされているのが傍目にもはっきり分かった。現場監督の腰の動きに合わせ、鳶野郎も痙攣を繰り返し、現場監督がようやく体を離すと鳶野郎���小便器に顔を突っ込んだまま動かなくなった。俺は現場監督にじゃあなと片手をあげると、そのまま大型に乗り込んだ。現場監督はベトナムのチャックを上げベルトを締め直すと、鳶野郎を放置したままプレハブに消えていった。
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240604
朝、頭がゆらゆらとする。 また体調を崩してしまった。スローペースで動く。 本屋さんに送る本を梱包する。 港の近くの本屋さん。とおく、とおくへいく。 旅に出るんだな、と思って、いってらっしゃい、の気持ちで郵便局へ持っていく。 そのあとはぼんやりとしていた。 ハリセンボンさんの動画をみて、ほっこりとする。 回復してからはずっと絵を描いていた。 回復してから、と思ったけれど、絵を描いていたら回復してきたのだった。
夜、ひさしぶりに夜に日記を書いた。
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240605
朝、目覚まし時計が鳴る少し前に目覚める。 昨日も一昨日もそうだった。 頭がスッキリとしている。カタカナでスッキリ、というふうに。 美術館へ行く。 牧場へ行こうと話していたけれど、今日は雨だから予定変更。 版画の展示と写真の展示がやっていた。 版画をみて重ねるということがすき、と思って、写真をみて写真がすき、と思っていた。写真は光を囲うんだ。 カリブー、ムース、ホッキョクグマ、ホッキョクキツネ、クジラ。 アラスカがカナダの隣にあることを知る。 焼肉を食べて、幸福。 最後に注文した上カルビがおいしかった。 今日はいい日だった、と思ってねた。
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240606
朝、頭はクリアなのに、不安が薄く膜を張っている。 いいものをつ��れるだろうか、これであっているのだろうか。あっているもなにもないことはわかっている。 絵を描くのがたのしくて、絵ばかり描いている。詩が浮かばなくなった。 図書館へいく。 1時間くらい、ソファに腰かけて本を読んでみるけれど言葉が入ってこない。 帰りにスーパーに寄る。 財布を忘れていて、買えなかった。 かごの中にいれたヨーグルト、かぼちゃ、ミニトマト、ブロッコリーを順番に返していく。 彼が仕事から帰ってきてから、もう一回スーパーへ行って、ブロッコリー、ミニトマト、かぼちゃ、ヨーグルト、まるごとバナナを買った。
夜、急に頭の中のバランスがくずれて、よくわからない。 しっちゃかめっちゃか。
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先日までの暑さが嘘のように、朝晩が急に冷え込んできた。つまりイネ科の花粉が猛威をふるう季節の到来ということだ。秋の訪れを待ち侘びていた人も多いとは思うけれど、僕としては新たな地獄の始まりであり、定量噴霧式気管支拡張剤メプチンエアーを手放せない日々がしばらく続くことになる。幼少期から悩まされている喘息発作、子どもの頃はこの苦しさが続くくらいなら死んだほうがマシやと心のどこかでずっと思っていた。小児喘息に虚弱体質、運動場や体育館で貧血を起こしてぶっ倒れたことは一度や二度ではない。何を食べても太れない体質で、特に鳩尾の凹み具合は周りの友人と比べて自分は異常だと感じていたから、DeerhunterのフロントマンBradford CoxがAtlas Sound名義でリリースした『Logos』のアートワークを見たときには、いろんな意味でゾッとした。
(直視を躊躇う『Logos』のアートワーク)
臨海学修、林間学習、修学旅行などの学校行事はどれも喘鳴に悩まされた苦々しい記憶とともにある。臨海学修のときは勇ましく遊泳するクラスメイトの姿を、タイミング悪く生理になった女子と一緒にボートの上から眺めていて、あのときの情けないような惨めな気持ちは未だに忘れられない。家族旅行の際も必ず夜になると喘息発作を起こしてホテル近くの病院で吸入や点滴の処置を受けていた。いつも横に付き添っ��くれていた母親には迷惑をかけっぱなしだった。そんな訳で今月に入ってからは非常に体調が悪く、おまけに歯痛、腰痛にも悩まされて、夜中に何度も目が覚めてしまう。目覚めたときはいつも息苦しくて、慌ててメプチンエアーに手を伸ばす。吸入してしばらくすると呼吸は落ち着いてくる。そのままソファに虚脱して朝を迎える。朝ごはんを要求してくる猫のミューモと文鳥のピッピにご飯を与えて今度は子どもたちを叩き起こし、みんな揃って慌ただしく朝食を済ませて妻のゆきこと子どもたちを送り出し、仕上げに洗濯と食器洗いを済ませてタラウマラへと向かう。自分が家を出るときに「行ってきます」と言える相手が部屋にいることを心から幸せだと思う。ミューモ、ピッピ、ほんまにありがとう。タラウマラのシャッターを開けると朝からたくさんの修理依頼を受ける。整備を終えた自転車が次々に巣立っていく。Googleの口コミで「ここはダメ。自転車の質が悪い」なんていう書き込みがあるにもかかわらず、数ある自転車屋のなかで僕の魂のカタチを具現化したような特異チャリンコ屋を選んでもらえることを素直に嬉しく思う。
(自転車屋としてあるまじきレビュー笑)
昨年末まで一緒に働いていたマリヲくんが退職した際に、自分のなかで掲げた目標がある。まずは借金を完済すること、次に前年対比で売上を向上させること、そしてタラウマラレーベルからの制作/製作を途絶えさせないこと。この三本柱については現時点ですべて達成できた。おまけに今夏に関しては遂にサラリーマン時代の月収も超えることができた。これはひとえにタラウマラ���利用してくれる日々のお客さんと、支えてくれる友人や家族、そして自分の意地の賜物だ。ひとりになったとき、何人もの人から「大丈夫なん?」「もう作品づくりできないんちゃう?」と言われ続けたけど、そこは誰に何を言われようとも自分を信じた。人はみな簡単に「嫉妬」という言葉を口にするけど、僕が抱えているのはいつだって「嫉妬」ではなく純粋に「負けたくない」とう気持ちだけ。それも身近な存在に対してではなく、もっと巨大な資本とかムードとか慣例みたいなものに対して。そして何よりも自分自身に対して。でもやっぱり言うは易し行うは難しで、達成する為には精神も肉体も相当に擦り減らしてきた。大好きな少年漫画の『呪術廻戦』に倣って言うと、誰にだって呪力切れは起こり得るということ。そんな訳でここ数日は通院と服薬と寝不足でへとへとなんだけど、お客さんとの何気ない会話から元気をもらうことは、どんなときにでも不意にやってくる。自転車のタイヤについているバルブと虫ゴムを駐輪場でパクられたギャルのAさん、虫ゴム交換後の水調べでチューブにも穴を開けられていることがわかった。しかもパンク修理で補えないレベルのデカい穴。Aさんはマジかぁと叫んで、次のような事柄を捲し立てた。先月、福井県のとある宿に宿泊してからこんなことばっかり起こるんですよ、その宿は幽霊屋敷みたいなボロボロの宿で私が泊まった部屋の天井は人間の手形みたいな痕がいくつもあって、とにかくそこに宿泊してから不吉なことが立て続けにあって、お母さんはここで買った自転車で車に轢かれて全治6ヶ月の重症やし、こないだはカレー屋でカレー食べてたら異物混入してて、気づかずに奥歯で思いっきり噛んでしもうて歯が砕けたんですよ、もう最悪です、お祓い行った方が良いですかね?矢継ぎ早に繰り出される災難の深刻さとは裏腹に、Aさんの表情はなぜか明るかった。まぁ、お母さんは命に別状はないし、自転車も奇跡的に無事だったし、カレー屋の保険対応でインプラントにできるし、ちょっとラッキーかもって思ってるんです、とのことなのだが、どう考えても彼女の置かれた状況はラッキーではない。幸と不幸の帳尻が合わない。そもそも歯を失わなければインプラントなんて必要ないのだ。実際に彼女のスマホで宿の写真も見せてもらったが、確かにいまにも崩れ落ちそうな薄汚い天井のあちらこちらに人間の手形のような染みが点在していた。よくこんな部屋で朝まで眠れたね、と聞くと、私ぜんぜん霊感ないんですけど、このときはさすがに気持ち悪くて、霊を拒絶するには死と真逆の行為をしたら良いって誰かに聞いたことがあったので、めちゃくちゃAV観てめちゃくちゃSEXしました、だから結局ぜんぜん寝れなかったんですよ、と快活に笑う。僕も笑うしかなかった。チューブ交換しないといけないのはめちゃ痛いですけど、この話をお兄さんにできたので良しとします、またお母さんも元気になったら連れてきますね、そう言って颯爽とペダルを回転させるAさんの後ろ姿を見て、ギャルってマジで最強やな、と改めて感心したのでありました。
(Aさんの推しは星乃莉子さんだそうです)
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サラリーマン新藤剛
1.
男は立ち止まり、目の前にそびえるオフィスビルを見上げた。周囲には真新しいガラス張りの高層ビルがいくつも建っている。それらと比べると背も低く古びたこのビルが、しかし男にとっては一番恐ろしく、雨だれで汚れた外壁に威厳すら感じていた。
新藤剛は墨田商事営業部の部長である。二十五年前に入社して以来営業一筋で、数年前に部署をまとめる立場になってからも、時折こうして自ら取引先に出向くことがあった。
ミネラルウォーターを一口飲み、中身が半分ほどに減ったペットボトルを鞄にしまう。呼吸を整えるように深く息を吐いたタイミングで、後ろから部下が声をかけた。
「部長、大丈夫ですか?体調でも悪いんじゃ……」
いつも闊達で堂々としている新藤の緊張したような様子は、若い部下には見慣れないものだった。急に暑くなり始めたここ数日を思うと、体調を崩したのではないかと想像するのも無理はない。
だが振り向いた新藤は、意外にも普段通りの声色でそれを否定し、にやりと笑って見せた。
「いや、問題ない。……まあ、武者震いというやつかな」
「はあ……」
新藤はそれだけ返すとビルに向き直る。部下もそれ以上何も聞かず、二人は連れ立って自動ドアをくぐった。
2.
受付を済ませるとすぐに応接室へ案内された。新藤にとっては何度も訪れたことのある部屋だが、この��所はいつも新鮮な緊張感を彼に与える。
年季の入った黒い革張りのソファに腰掛けると、わずかに軋む音がした。新藤は案内係が出ていった扉を目の端に入れる。
ここ丸岡社は、墨田商事と付き合いの深い取引先のひとつである。今日は契約の更新と内容確認のため商談の場が設けられていた。新規の契約をとるという訳ではない。しかし新藤は、この商談を重要なものと捉えていた。ある意味では、会社の今後を左右するほどの。こんなとき、新藤はいつも心にある人物の姿を思い浮かべていた。
それは人気ドラマの主人公、高橋真太郎。平凡なサラリーマンでありながら、不正をはたらき私腹を肥やす上司や、理不尽な要求をする取引先と臆せず闘う、熱い男だ。新藤はシリーズを通してこのドラマのファンであることを日頃から公言しており、高橋真太郎は彼の憧れだった。その姿を胸に、新藤は大事な局面を幾度となく乗り切っている。
まるで自分が主人公になったような気分で、この後現れるであろう丸岡社の担当者・戸坂の顔を思い浮かべた。あの食わせ者にしてやられないようにしなければ、と気合いを入れる。
「失礼します」
ノックの音に身を固くしたが、続いて聞こえたのは来客担当であろう事務員の若い声だったので少し肩の力を緩めた。事務員が手に持っている盆から、コーヒーの香りが漂ってくる。
「お待たせして申し訳ありません。戸坂はすぐ参りますので……」
「……いえ、こちらが早めに着きましたので」
実際、約束の時間まではまだ少しあった。新藤は元来せっかちな質で、さらに今日の商談への気合いからかなりゆとりを持って到着していた。待ち時間が生まれるのは想定内だが、こちらがじりじりと時間まで待ってから向こうが現れるとなると、どうも「余裕」を見せつけられているように感じる。しかしそこで動揺しては戸坂の思うつぼだ。新藤はそう思い直し、心を落ち着けて待つべくコーヒーをありがたく頂戴した。
結局、約束の数分前に戸坂が応接室の扉を開くまでに、新藤はコーヒーをほとんど飲み干してしまった。待たせた謝罪を口にしながら戸坂が歩み寄ってくる。彼の後ろに付いて、また事務員も入室した。先ほどとは別の盆を持っている。テーブル上を一瞥して空になったコーヒーカップを引き上げ、代わりに冷水の入ったグラスを置くと、一礼して部屋を出ていった。
「今日は暑い中、ご足労いただきまして」
「いえ、こちらこそ、貴重なお時間をいただいて……」
戸坂が近づくのに合わせて新藤と部下は立ち上がり、三人は互いに挨拶の言葉を口にした。しかし形式ばったや���取りもそこまでで、戸坂は新藤の向かいのソファに腰掛けると、始めましょうか、とやや気軽な調子で新藤を見た。
対して新藤は、目力を緩めぬまま戸坂を見返し頷く。ここで気を抜いて油断を見せてはならない。戸坂は穏やかだが切れ者だ。巧みな話術でそれと気づかぬうちに主導権を握られてしまう。新藤はそう考えていた。
だが逆に、緊張を悟られるのもよくない。冷静に臨むため、新藤はグラスの水を一口飲んだ。
3.
それぞれ手元の資料に目を落としながら、契約内容を確認していく。はじめの二、三ページについて説明している間、新藤は資料をめくる毎にグラスに口をつけた。外の暑さのせいか自身の気持ちの問題か、やたらと喉が渇いたのだ。
途中、増税の影響や原料費の高騰など周辺の話題に寄り道しながらも、話は順調に進んだ。金額が絡む内容になると新藤は身構えたが、戸坂から何か指摘が入ることもない。自身が普段の落ち着きを取り戻しているのがわかる。ひと息つくように口にした水は、先ほどより少しうまく感じた。
「……ところで、前に来てくれた彼、佐々木くんでしたかね?」
「あ、ええ。佐々木がどうかしましたか?」
「いえ、実はこの間、こちらの都合で少し迷惑をかけてしまいまして。しかし彼に対応してもらって非常に助かったんです」
改めて一言お礼をと思っていて、と戸坂は手元のグラスを手に取る。そして休憩の合図とばかりに、脇に寄せられていた菓子盆を引き新藤たちに勧めた。
一見何気ない話題だが、新藤は戸坂の口元に浮かぶ意味ありげな笑みを見逃さなかった。戸坂が特定の部下について発言するのは珍しい。そもそもいつもきっちり仕事をこなす戸坂が、迷惑をかけたなどという状況にほとんど覚えがなかった。
この話題には何らかの意味があるのではないか。戸坂にとってメリットのある、何かが。
落ち着いていた心臓の音がまた煩くなってくる。新藤はそれを隠すようにグラスの水をゴクリと飲み、平静を装って勧められた菓子に手を伸ばした。
取引相手である戸坂から佐々木の名前を出され、礼を伝えたいと言われたことで、新藤としては佐々木にそれを伝言せねばならないだろう。それが戸坂の目的だとしたら。実は佐々木はスパイで、彼のほうから戸坂へ連絡しても不自然でない状況を作るとか、もしくはこの伝言自体が合図で、佐々木は戸坂と共に何か画策しているとか。
いや、佐々木は墨田商社に長く勤めている真面目な男だ。よく気がつく彼に、新藤も助けられてきた。あの佐々木がこんな裏切るような真似をするはずがない。しかし、そういう人物だからこそ疑われにくいとも考えられる……。
気取られずに戸坂の意図を探るには何と返せばよいか。グラスを持つ新藤の手に無意識に力が入る。中身が少なくなったグラスの内で、解けかけの氷がカランと音を立てた。
「そうそう、先ほどのコーヒーはいかがでしたか?」
新藤が探りを入れるより早く、戸坂は話題を変えてしまった。思考を巡らしていたせいで一瞬何のことかと思ったが、待ち時間に出されたコーヒーを思い出す。
「コーヒー、ですか。美味しくいただきましたが……」
「ああ、それならよかった」
満足気に頷いた戸坂と対称的に、新藤は内心の動揺を悟られないよう必死だった。コーヒーが一体何だというのだ。普通、あえて感想を求めるようなことはしないだろう。何の変哲もない美味いコーヒーだったと思うが。
「あれは実は社員が海外で買ってきたものでして。ぜひ味わっていただきたかったんです」
「はあ……」
そう説明されても、新藤は疑いを拭えない。言葉の裏の意味を汲み取る、自分の経験と実力を信じるがゆえだった。まさかとは思うが、薬の類を盛られた可能性はないか。変わった風味には気がつかなかったが、薬の味が分かってしまった場合に備え、ごまかすために海外土産という言い訳を準備していたのではないか。その考えに至ると、緊張感のせいと思っていた動悸も、薬のせいだったのではと思えてくる。
自覚すると、心音はより大きく新藤の身体に響いた。部下はなんともないのだろうか。ちらりと隣に視線を向けると、部下は平気そうな表情で座り戸坂の話に相槌を打っている。手元の水は、新藤ほどではないが減っていた。
それを見て、新藤にある考えがひらめく。そうだ、水だ。薬を飲んでしまったのなら、水で薄めるのは効果的なはずだ。二人ともそこそこ水を飲んでいるから、まだあまり変化がないのではないか。だからこそ焦った戸坂は、コーヒーをちゃんと飲んだか確認してきたのだ。
思うが早いか、新藤はグラスを口元へ運ぶ。しかし冷たい氷が口元へ触れただけで、喉を通る水分はわずかだ。しまった、水はもうほとんど残っていない。こうしている間にさらに薬が回ってしまうのではないかと新藤は焦る。どうする。いや落ち着け、こんなとき高橋真太郎なら……。
「失礼します」
見計らったかのようなタイミングで事務員が扉をノックする。静かに三人の元へ寄ると、グラスへ減った分の水を追加した。まだたっぷり水と氷の入ったデキャンタを机に残し、一礼してまた静かに退室した。
ありがたい。新藤は早速、補充された水を飲み下す。ちょうどいいときに来てくれて助かった。
いや、だがタイミングが良過ぎはしないだろうか。新藤の脳内に新たな疑惑が浮かんでくる。もしかして、この部屋は外から監視されていたのか。もしくは、戸坂が外へ何らかの合図を送ったのではないか。
新藤ははっとして、持ったままのグラスに目をやった。むしろ水のほうに仕掛けがあったらどうする。コーヒーに意識を向けることで、安全なものと思い込ませた水を大量に摂らせる策であったとしたら。戸坂ならば、それくらいの誘導は難なくやってのけるかもしれない。
だがそのとき戸坂自身がグラスから水を飲んだのを見て、新藤は冷静さを取り戻した。そうだ、この水は目の前で同じデキャンタから全員のグラスに注がれていたのだ。そしてそれを戸坂も口にしている。つまり水に薬は入っていない。あるとしたらやはりコーヒーだ。
思い通りになるものかと、新藤はさらに水を飲む。まさかばれているとは思っていないのだろう、怪訝さを隠せていない戸坂の苦笑が可笑しかった。
やがて残っていた書類の確認が済み、商談は終了した。話を終えるまでに新藤は二杯目の水を飲み干し、デキャンタから再度注いでそ���も飲んでしまった。
「それでは、本日はありがとうございました」
「こちらこそ。今後ともよろしくお願いいたします」
新藤は部下とともに、丸岡社をあとにした。体調も変化なく、勝ち誇った表情を浮かべ歩く。戸坂は薬でこちらの判断力を鈍らせ、商談を有利に進めようとでも思っていたのだろうか。その企てに勘付き逃れることができたのだ。巨悪に立ち向かう、あの主人公高橋真太郎みたいじゃないか。大仕事をやり遂げた達成感を胸に、来たときよりも堂々とした足取りで新藤は帰っていった。
4.
「失礼します。墨田商社様、お帰りになりました」
「ああ、君もありがとう。すまないがグラスの片付けも頼むよ」
新藤たちを会社の入口まで見送り、来客対応の事務員が応接室に戻った。戸坂は疲れを滲ませた顔で書類を揃えている。
「お疲れさまでした。ところで新藤様、随分険しい表情をされていましたが……商談中に何かありました?」
事務員に尋ねられ、戸坂はため息を吐いて肩をすくめた。
「……何も。なんてことない、ただの定例の商談だ。まったくあの人は、ドラマの見すぎなんだよ」
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カンカン多感
pixiv主催 「執筆応援プロジェクト〜おしごと〜」に参加した際書いた習作です。悩み気味の浪人生が陽気な鍛金職人のところで数日間お世話になる話。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19395132
さらに読むをクリックすると読めます。
「……ここがいいだ工房か」 古びれた民家を思わせる作りの建物を見て俺は一人呟く。手元の地図にも狂いはないだろうし、外側に手書きで書かれたようなパネルが「いいだ工房」と名乗っていた。 季節は初夏に入りかけていて、日差しは徐々に強くなっていた。周囲の木がザワザワと騒いでいる。 まばゆい陽射しの煩わしさからなのか、それとも単に虫の居所が悪いだけなのか自分でも理解できない苛立ちに俺は顔を顰めた。この頃は毎日こんなだ。 俺は手元にある地図をグシャリと丸めてポケットにしまうと、ズンズンと建物の玄関前に向かった。カンカンカンカンと鉄同士を叩いているような鈍い音が建物の中から響いている。……一度インターホンを押した程度では聞こえないのか、音は鳴り止まなかった。俺はため息をついて、もう何度かインターホンを押した。 中から聞こえるカンカンカンという音がピタリと止んだ。ガラガラと扉が開くと、中から一人の男が顔を見せる。面長な顔立ちをしていて、若干自分より背が高い。作業着なところを見ると、おそらくさっきの金属の音は彼の手によるものだったのだろう。俺が会釈をすると、彼はぱぁっと明るい表情をみせた。 「アナタが中田さん、デスか。お話は先生から聞いていマス。ひとまず入りましょう」 工房の中に案内されると鉄特有の香りが鼻腔をくすぐる。嗅ぎ慣れない香りに俺は少し顔を顰めた。老朽化のためだろうか。若干壁は煤や汚れで黒ずんでいる。 前を歩く男性の背筋を伸ばして歩く姿からは生真面目そうな性格を感じさせた。もしこの工房で過ごす中で困ったことがあったとしても、この人に聞けば大丈夫だろう。そんな安心感を感じさせるような背中だった。 玄関から続いている廊下を渡り、工具が散乱した作業場らしき場所を抜けて、少し奥の方にある応接室に通される。 応接室に案内されるまでの通り道で、男性はカタコトの日本語で自己紹介をしてくれた。彼・���俊(リ・ジュン)は、中国からの留学生��、二年前に日本に来たという。大学の講師をやる傍ら、この工房の主人である飯田さんの手伝いをしているらしい。 「先生は今、ちょうど外に出ていますカラ、少し座って待っていてください」 李さんがさし示したソファにひとまず腰掛ける。工房の主人である飯田さんがどこにもいる気配がなかったので少し不安ではあったが、本人が外出していると聞いて納得した。 「ええと、飯田さんはどれくらい外出されている予定でしょうか?」 「ああ、多分、ちょっとしたお買い物デス。中田さんがいらっしゃっいしたことをさっき連絡したので、きっとすぐに戻ってくると思いマスね」 「そうですか。では待っています」 そのやりとりが終わると、李さんがお茶の入った湯呑みをテーブルに置いてくれた。 湯気のたったお茶に手を伸ばす。暖かいお茶を飲むと張り詰めていた背筋の感覚がちょっと緩んできたような気がした。ふうと息をついてから、俺は、ここまでの自分の経緯に頭を巡らせた。
きっかけは祖父の一言だった。 「仁、五月になったら飯田さんのところで三週間くらい勉強させてもらってきなさい」 唐突な祖父の提案に俺は、は?と間の抜けた返事をした。なんでも、いいだ工房の主人である飯田さんは版画家である祖父とは知り合いであったらしい。俺がバンドをやっている話をすると飯田さんが食いついてきて、興味深そうにしていたという。飯田さんは工房で鍛金を中心とする金工制作をする傍ら、何かと特別講師としてあちこちの学校や教室を飛び回っている人で、もし俺が金工制作に興味がありそうであれば、是非いらしてくださいとのことだったらしい。 ちょどその頃、俺は、大学受験に失敗して浪人生になることが確定した時期だった。親はどうしても俺をいい大学に行かせたいそうだったが、俺にとってはそこまでの期待がどうしても重荷になっていた。 支援はいくらでもする。浪人すればいい。両親はそう言ってくれたが、、そんなこと言われたところで、「いい大学に行く」ということが俺のモチベーションに繋がっていないのだからしょうがないだろう。 大学受験のために高校の軽音部も、仲間内で集まってできたバンドもすっぱりやめた。勉強も真面目に取り組んでいたはずだった。そしてこの結果である。そりゃ努力が足りないのは確かだとしても、俺としては、何だかもう解放されたい気分になっていた。 そんな時に、先ほどの祖父の提案だったのだった。浪人確定になって半ば投げやりになっていた俺はそんな提案を渋々承諾して今に至る。 と、ここまでの経緯を脳内で振り返ったところで、ドタドタと言う音が廊下の方から響いてきた。足音がこちらに近づいたと思えば、客室のドアが勢いよく開いた。 「李君!ただいま!!あ、君は仁君だよね!来てたんだね!お待たせしました!!僕は飯田鉱二っていいます!!よろしく!!」 飯田さんはものすごい勢いで捲し立てながら、買い込んできた物を袋から出したり棚に入れたりし始めた。相当急いで返ってきたのか、身体中から汗が吹き出している。���さんは、そんな飯田さんの様子を少し呆れたように眺めている。 「先生、中田さん驚いてマスから」 「え?!あ、ごめんね。驚かせたよね。もう少しで終わるから、ちょっと待っててくれてもいいかな?」 「ああ、いいえ、全然……大丈夫ですよ。ハハハ」 この人にこれから色々教わると思うと何だかちょっと不安になってきた。俺、本当にここでやっていけるのかな……。
少しして落ち着いた感じの飯田さんから改めて紹介を受けた俺はさっそく工房の中を案内してもらった。応接間の隣には道具が収めてある倉庫があり、その奥には作品の保管庫。廊下を戻ると先ほど見かけた作業場に辿り着いた。李さんはすでに作業場に戻っていた。カンカンカンという音がまた響き渡る。飯田さんは机の上にあった銅板を手にしながら言った。 「鍛金のことは裕之さんに少し聞いたと思うけど、仁君には今回銅で器を作ってもらおうかなって思ってるんだけど、どんな感じのがいいとかある?」 「ええ、ど、どんな感じといわれても……」 物作りに興味がなかったというわけではないのだが、正直イメージが全く湧かない。そもそもあの平べったい銅板がどうしたら器になるのだろうと思う。うんうんと悩んでいる俺をみて、飯田さんが、机の近くの棚に保管してあった金工作品を見せてくれた。 「これとかこれは銅板で作ったコップ。こっちとかはサラダボウルとかかな。こういうのはシンプルなんだけど、工夫すればとっくりとか窪んだ模様も作れるし、気になるやつとかある?」 「なるほど……すごいな、銅板ってこんなに変形できるんですね」 「もちろん!ちょっとずつだけど形を変えていけるからね。まあでも、せっかくここにきて3週間かけて作るものだから、仁君が欲しいものとか使いたい物とかがいいんじゃないかな〜って僕は思うけど。なんかアイデア浮かんだ?」 「……えっと、じゃあ、このコップみたいな形のやつに模様を入れたやつって作れますか?」 こんな感じの……と付け加えながら、俺は持ってきたメモ帳に模様を描いた。すると、先生は感嘆したようにそのメモ帳をまじまじと眺めた。 「いいねいいね、なるほどね。うん、全然できるよ」
鍛金というのは一朝一夕でできるような物ではなくて、何度も何度も同じ動作を繰り返しながら形を整形して一つの作品が完成するものらしい。まず、焼き鈍しという工程で金属を火で炙り、加工しやすくする。それを薬品で洗って、それから打ち出しという作業に入っていく。打ち出しは当て金という角度のついた金属に沿わせてトンカチで叩いていくことで、形が少しずつ整形されていく作業だ。焼き鈍し、洗い、打ち出しを何度も繰り返していくことによって、平べったい金属板が器に整形されていくということだった。 とりあえず初日ということで、俺は作りたい形に沿った底を作るために木槌で銅板の形を緩やかに変形させていく作業に入ることになった。底に当たる部分を決め、それを中心に平べったい銅板を起き上がらせていく。作りたい物の底に当たる部分を整えてから、当て金を使って全体の変形をさせていく作業に入っていくというのが���まかな手順だ。 飯田さんは、黙々と作業している李さんを示して少し揶揄うような口調で 「李さんは本当に真面目で結構作り方も丁寧だから、僕がいないときにわからないことあったら彼に何でも聞くといいよ!作業中は耳栓してるけど、李様〜!!って大声駆けつければ気付いてくれるからさ」 と言った。幸い、その日にそのフレーズを使うことはなかった。ただ、飯田さんも李さんも時々気にかけるようにこちらの様子を見てくれているのを感じた。安全管理という面が主な理由だろうが、飯田さんにいたっては人が作っているのを見ているのが興味深いというような目つきでもあった。俺は何が面白くて素人の作品を見るのか全くわからなかった。 銅板を熱して叩いてを繰り返していると、あっという間に一七時。帰る時間になった。正午くらいにここを訪れたはずだったが、思った以上に没頭していたらしい。 作業着を脱いで道具の手入れをしているときに先生が思い出したかのように質問してきた。 「あ、そういえば仁君、好きなこととかある?」 「……そうですね。特にこれといったものは」 「……そうか。まあ、この時期はそういうときもあるよね。……ああでも、バンドやってるって裕之さんから聞いたけど」 「バンドは……三年の頃にやめました。ちょっと揉めちゃったし、勉強の邪魔になると思って」 「え?そうなの?……楽器は何やってた?」 「ドラムです」 「そうかー。ふーん、ドラムかー。面白かった?」 「ええ、まあ、それなりに」 「へー、いいじゃんいいじゃん」 「ドラム……叩いてたんですか?」 「んー?いやぁ~、僕はちょっとかじったことある程度かな。音楽はからきしでさ。でも……今聞いて僕は思ったね。君は、きっとうちの工房で過ごす時間が楽しいと思うよ」 やっぱ変な人だなと思った。何を考えているのかがさっぱり読めない。バンドのドラムと、トンカチで銅板叩いていることが何の関係があるというのだろう。大体どちらも俺の今後の人生には必要ないことなんじゃないか。そう思いながら、俺は手にある木槌をぎゅっと握りしめた。
それから次の日もその次の日も毎日、俺はいいだ工房を訪れて、黙々と鍛金の作業を続けていた。毎日作業場の窓から射しこんでくる太陽の日差しが斜めになるのを見ては、今日もあっという間に終わったなと思っていた。それほどまでにこの鍛金という作業が俺にとっては面白いのかもしれない。底の部分は四日目程で整ってきて、それから後は当て金を使った作業に入っていた。 作業場では飯田さんや李さんも作業をしているため、部屋にはカンカンカンという音が響き渡っていた。さすがに耳がイカれそうになったので、李さんに倣って二日目からはしっかりと耳栓を用意して作業をしているが、それでも、カンカンカンという音はよく聞こえた。 俺は初日、飯田さんは何だか変わった人という印象ばかり抱いてしまっていたが、数日間過ごしてみると、根が非常に真面目な人であるということがわかった。一旦作業に入るとそれまでの気さくな雰囲気はどこへやら、表情の険しい一人の職人が作業台に鎮座していた。しかし、それ以上に面白いのは、彼が打ち出しの時に出すトンカチの音だ。李さんのようなカンカンといった音と違って、飯田さん��カンカン、カンカンカカンと言った風に一定のリズムを保っていた。そのリズムが面白くて、時々俺はそれが音楽のようにも思えた。真似をしようとしたがトンカチの重さのせいで飯田さんほどは気持ちいい音を出すことができなかった。 初めは平べったかった銅板がだんだんと器の形に近づいてくるのつれ、当て金を使った打ち出しが少しずつ難しくなってきた。銅板が起き上がってくるということは徐々に角度がついてくるということでもある。当て金と器との角度がうまく掴めないのだ。ちょうどいいところに当たれば綺麗なうちだし跡ができるのだが、下手に打つと斜めにずれてトンカチの縁の跡が濃く残ってしまう。トンカチの力加減もただ力任せに叩けばいいという訳ではないのが難しい。うんうんと難しい顔をしながら叩いていると、時々飯田さんや李さんがやってきてコツを教えてくれる。けれど、やはりすぐに習得するのは難しい。なかなか習得できないまま、残り日数が少なくなってきたのを見て、次第に俺は焦り始めていた。受験には落ちるしこんなこともできない自分が情けない。何でもかんでも惨めに感じるような気さえした。 そんな日々が何日か続いたときの帰り際、ふとしたように飯田さんが話しかけてきた。 「最近ちょっと行き詰まってる感じ?大丈夫そう?」 飯田さんはどうやらこの頃の俺の様子を心配してくれたらしい。 「ああ、えっと…多分大丈夫だと思うんですけど、打ち出しが思ってたより難しくって……。今日もトンカチの縁の跡ちょっとついちゃったし」 俺は自分の作っているコップを飯田さんに見せながら言った。飯田さんはコップを手に取って、それから縁の跡を指の腹で優しく撫でた。 「……これね。難しいよね。最後軽く研磨もするけど、跡がひどいとどうしても残っちゃうし、仁君もせっかくなら綺麗に作りたいよね」 「そりゃそうですよ」 数秒間静まり返った。飯田さんはさっきからじっと、俺の作りかけのコップを撫でながら何かを考えている様子でいた。外からまたザワザワと木の葉の音がした。そういえば初めて来た時もちょっと風が強かったなと思い出した。沈黙を破ったのは飯田さんだった。 「仁君って確かドラマーだったよね。やっぱ鍛金で叩くのって楽しいでしょ?」 「……ええ、確かにちょっとドラムというか、太鼓っぽさはあって楽しいです」 「僕は、鍛金っていうのは対話に似ていると思っているんだ」 唐突にそんなことを言われる物だから少し困惑した。ドラムにしろ、対話にしろ、何にでも鍛金に関連づけて考える癖でもあるんじゃないのか。 「対話?」 「そう。その人が好きな話をすれば、相手はちょうどいい反応を返してくれる。でも、こっちが好き勝手話せば向こうは受け止め損ねて話はぐちゃぐちゃになってしまう。……鍛金も同じだと思うよ。力任せにトンカチを振るっても当てどころが悪くっちゃ歪んでいってしまうんだ」 ふうんと思った。対話。なるほど。確かに日常でも話題が悪いとうまく返らないし、自分勝手に話したところで話は拗れてしまうのが常である。それなら、少しわかるかもなと思った。気付いたら、俺はずっと気になっていたことを聞いていた。 「飯田さんの打ち出ししている時の音って楽しそうですよね。やっぱり対話しているからなんですか?」 「え?僕の打ち出しの音……?ああ、まあ、あれは癖みたいなものかもな〜。でも���んか単調にカンカンやってても楽しくないじゃん?だったら楽しくしたくない?」 イタズラを思い付いたかのような顔で飯田さんが言うものだから、俺もつられて笑ってしまった。飯田さんらしい。 「だからさ、力任せにやらなくてもいいよ。あと時間はまだまだあるし。多分一週間くらい残ってるでしょ?」 「そうですね」 「初めっからなんでも丁度よくできる人なんていないんだから、できないことなんて気にしないで、ドラムみたいに楽しく叩きなよ」 「はい。……正直スティックの重さとめちゃくちゃ違うからドラムみたいに叩けってのは難しいですけどね」 俺の一言がよほどお気に召したらしい、飯田さんは、そっかそうだよねハハハだなんて笑いながら作業場を後にした。
そんな日々を通して、いいだ工房で過ごす日はどんどん過ぎていった。三週間が経って、季節が梅雨に差し掛かる頃、俺の銅製のコップは完成した。打ち出しをしながら模様も入れていった自分だけの銅食器は銅の持つ光沢以上に輝いて見えるようだった。 ……結局として俺は打ち出しのコツは掴み切ることができなかった。最後まで李さんや飯田さんからハラハラとした視線を向けられながら、どうにかこうにか形になったという感じだ。とはいえ、あれ以来、器に跡がつくことは少なくなったし、できない焦りよりも楽しい気持ちが最後は勝っていたように思う。 飯田さんは完成したい俺の銅食器を見て、「え!これ、めっちゃいい!見込みあるよ!!弟子にしたいな〜!!大学生になってからでもいつでもおいでよ〜!!」だなんて言っていた。李さんはハイテンションな飯田さんに、先生、誰にでも言ってマスよね〜と冷静な対応をしながらも、「本当によく頑張りマシたね。すごくいいと思いマス」と満面の笑みで伝えてくれた。 工房の中に置いていた私物を整理して、飯田さんや李さんにお礼を言うと、二人は別れを惜しむかのように沢山労いの言葉や激励の言葉を並べまくった。それから、飯田さんから半ば強引に連絡先を押し付けられる形で連絡先も交換した。…こういうところがあるせいで、飯田さんへの変な人だなぁという感想は最後まで消えることがなかった。 いいだ工房を後にしながら、あっという間の三週間を振り返る。思えば何かを学ぶには少なすぎる時間だった。その証拠に俺は初めの頃と俺は何も変わってはいない。何よりこれからは本格的に勉強漬けの日々になるだろう。それでも、自分だけの中にあった鬱憤をカンカンという音でほぐしていけたような気がする。煩わしいものが多かったのに、今は、ポツポツと降り始めた雨さえも、あの時の飯田さんのようにリズムを取っているようで面白くなっていた。 カバンから折り畳み傘を出して、考える。どちらにせよ浪人は確定してしまっている。志望校のこととか、予備校のこととか、向き合わなければいけないことが沢山ある。帰ったら、いいだ工房の話をして、それからこれからのことを親に話してみよう。綺麗に打ち返るかわからないけど、叩かなければ起き上がらないのと同じように、話さなければ、俺の形��曖昧なまま伝わって、どこか歪んでしまうだろうから。 だんだんと雨足が強くなってくる。それでも俺は構わないでのんびりと歩いていると、後ろからカンカンカンという音が聞こえたような気がした。
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師走
今年一年を振り返るためにネットで自分への質問を漁った、そしたら一番上に出てきたのが「今年成し遂げた誇るべきものはなんですか?」という問いかけで早速行き詰まった、誇るべき何かなんて何も達成していない自分が今ここにいる、その事実を突きつけられてしまうことがこの一年の生き様だったような気がして、そんな自分に対して引け目や虚しさを真っ先に感じてしまう私自身のことがなんだか嫌いだった。
最近はホームに柵がない駅を見るとなんだかひやひやしてしまう、それは都会に住むようになったからかな?と思っていたけれど、���ぶん蒲田のカラオケでダンスしてたらソファから落下して頭を強打したせいだろうな (今日病院行く) 酔っ払って踊ってて椅子から転げ落ちて頭痛いなんてお医者さんに説明するの恥ずかしい、二日酔いも年々酷くなるし、いつから飲み会はこんなにも命を削るイベントになったのだろう?
この間は朝の満員電車が急停車して人がドミノ倒しになり、梨泰院の事件が他人事じゃないと思わずゾッとした。荒れ狂うオランダとアルゼンチンの試合を見て、スポーツってじつはこれがあるがままの姿なんじゃないかと思った、剥き出しの感情たち、それをコントロールできない主審さえもカードに感情を埋め込み乱暴に発散させていた、だからスパイクを踏み締めて皆んなあれだけ走ることができる、人間を激しく突き動かすのは優しさや思いやりではなく、きっと怒りや復讐心、嫉妬や妬み、人と人が集まるという現象は私たちが想像できないくらいにきっと、ものすごく大きなパワーを孕んでいる、落ち着かない胸騒ぎと同時に正直すぎる人間たちを直視した気がして思わず興味を引かれてしまっている、高校サッカーは大好きだけど、今年ばかりはあの守られた世界観で満足できるか怪しい2022年の師走。
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11/12/22
フラットにもだいぶ慣れてきた。家に備わっているもの、キッチン、お風呂、トイレ、ソファとテレビ、洗濯機、掃除用具などを一通り使い終えると、使い方と責任範囲がわからない不安感は払拭された。もう、わたしのものでもあるんだ。キッチンダイニングとは別に、ソファと壁掛けテレビがあるリビングルームがあって、そこへ夕飯を持ち込み、Netflixでフレンズを観たりしている。(よくわからないんだけど、以前の住人の契約がそのままになっているだかで、Netflix見放題なのだ。)リビングルームとフラットメイト1の部屋は隣接しており、その部屋の裏側の壁にテレビがかかっている形なので、「うるさくても眠れるタイプだから、いつでも観ていいよ」と言われてはいるものの、音量はちっちゃくしている。ソファで伸び切ったりできるほど慣れてはいないので、30分で終わる1話分だけ観終えると、そそくさと立ち上がって、洗い物をして自室へ引き上げる。イギリス式のキッチンは広くて気に入っている。コンロは4口、トントンスペース(三軒茶屋の不動産屋の受け売りワード)はまな板10枚分くらいあるし、レンジ、2段のオーブン、ポップアップトースターもある。ケトルはライムスケール(硬水の石灰成分が固まった白い汚れ)がひどくて、クリーナーを使ってみたけど、注ぎ口だけ綺麗にできなかったので使うのは控えている。自室も、狭いけど気に入っている。多分4畳くらいだけど、ちょうどよい大きさの机と、バルコニーへ通づる大きい窓、から差し込む光が特に良い。以前勤めていた会社の同期が3畳+キッチンの賃貸に住んでいると知って、むっちゃ馬鹿にして大笑いしたことがあったけど、狭いのもけっこういいね。
学校へ向かう朝、アパートの外階段が濡れていて滑ったので用心しながら降り、バス停へ向かった。バスに乗ったらバスの床も濡れていて、走り出した時に歩いていたので、滑って思い切り転んでしまった。わたしは笑っていたけど、落とした財布とオイスターカードを広い、手を差し伸べてくれた女性は真剣に心配してくれ、運転手に向かって、なぜバスの床が濡れているのかと怒鳴りつけていた。運転手は怒ったような口調で何かを返し、わたしは I'm fine. と言いながらへらへらしていた。わたしだけが笑っていた。別におもしろくはなくて、痛くて恥ずかしくて、こういう時に怒るんだと思った。転んだことは恥ずかしかったけど、怒ることはもっと恥ずかしいことだと思った。濡れた床のバスで転んだくらいでは怒らなくてもいいけど、なんというか、怒ることも、自分に正直でいるためには大事なんじゃないかと思った。
また別日、バスを待つ間、Airpodsを耳にはめるとなぜか米津玄師のYANKEEが流れたので、そのまま聴いたら高揚して楽しかった。体が動いてしまうようなJ-popが好きだったことを思い出した。身体が楽しいことが楽しい。英語を喋る楽しさって、MAD HEAD LOVEみたいなリズムが詰め込まれた音楽でノってしまうような感じに似ているような気が(その時は)した。
精神的な苦痛を身体的なアプローチから癒すことについて。フラットへ越してきてからしばらく抑うつな気分が続いていた。落ち込みやすいのは昔からだけど、単純に身体的な刺激が足りていないだけなんじゃないかと思った。抑うつ状態であらゆる物事をネガティブに捉えてしまうのは脳のバグだとわたしは思っているのだけど、脳、というか感じ方、というか気分は、自分でも驚くほど突然、反対方向に切り替わる。死にそうになっていた5分後にはものすごい安寧に包まれていたりする。騙されやすい(?)脳にスイッチングが起こる時はいつも、身体的な刺激が伴っている気がしている。(寝転んで悩み続けている最中に晴れやかになったりはしない。)身体へはたらきかければすぐ元気になるみたいな話では全くないのだが、身体が楽しいことをなるべくたくさん散りばめることであまり悩みすぎないようにし、落ち込みの大波には飲まれないようにすることができるんじゃないかと思った。
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仕事何する?で悩み続けており、これは歌ったり踊ったり走ったりして解決されるタイプの悩みではないので、悩まないといけない。人の生活やキャリアを見て流されまくっている。いろんなものが、それぞれ良く見える。何をしている時が幸せを感じるのか、自分でちゃんとわかっておくことがこんなに大事なことだとは知らなかった。わたしは儲けるためのビジネスに全く興味が持てないのに、フラットメイト2が毎日忙しそうに働きながらビジネスの勉強のために大学へ通ってもいて、有望そうだなと妬んだりするのがめっちゃいやだ。人を羨むことは無意味だと知ってはいるけど、やめることはまだできない。でも羨望の感情って何かを始めるきっかけであることが多いから、素直に羨んで、自分もやってみて確かめるのが大切なのかもな。何をしている時に幸せかは、実際に確かめたり、時には何度も繰り返し確かめたりしないと、わからない。わかる、というより、わかりつづける、みたいな感じなのかもしれない。自分の幸せを絶対的に感じ続けることの何と難しいことよ。
なんとなく、場所を選ばず、複数種を掛け持つのが理想的な感じがしている。3つくらいをジャグリングしたり、時にはしなかったり、したい。2年間で掲げるにはあまりに大きく曖昧な理想像だから、2年後に何か一つでも手に入ったらいいよね。
いくつか求人にも応募している。時給£30(!)のマッサージ屋の求人を見つけて、未経験でもトレーニングあるよ、英語ちゃんと喋れなくてもいいよ、みたいな感じだったからapplyしてみた。二日後にメールが返ってきて、電話でヒアリングしたいというので応えたら、完全未経験者へのトレーニングはない、マッサージはそんなに難しくないし、誰かに教わってからまた連絡ちょうだい、とのことだった。どうやら英語力よりも経験のほうがよっぽど重要視されるらしい。あと、電話は意外といけるから怖がらなくていいこともわかった。
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突然、村上春樹を読みたい時の感情になって、学校帰りにFoylesという丸善みたいなでか本屋へ行って、ノルウェイの森の英訳版を買った。おもしろく読めている。ただ、日本語特有の言い回しや表現で構成された元の文章が、愚直に平坦に説明されているような感覚を覚え、少し味気ない。何度も読んでいるノルウェイの森を選んだからこそ、細かい言い回しや話の展開と照らし合わせて読むことができ、村上春樹感を味わえているが、未読のスプートニクの恋人を選んでいたらどうだったろう。海外文学を日本語で読む時のつっかかりや違和感は、異なる言語へ翻訳する過程で何かがこぼれ落ちるために生じているのだとわかった。
人と集まって食事を共にするやつをやりたい。食の傾向っていうのは、どんな料理が好きかの他に、どんな風にお酒を飲むのが好きか、そして忘れられがちなのが、どれくらいの量を食べるか、の3点に依存すると思う。わたしは結構食べる方っぽくて、アラカルトスタイルで人と食事をすると、もうおしまいなの?てなることが度々ある。定食屋とかで、女性のお客さんご飯の量減らしますか?とか聞かれるのもちょっとかなしい。たくさん品数作ったお料理を並べて、きりっと冷えた白ワインもたっぷり用意して、いい音楽かけたり話聞いたりしながら食べたり飲んだりしたいよう。来週末からスペインへ旅行するから、おいしいものいっぱい食べる。
おぎのやの釜めしの空き釜を使って、Tescoの激安long grain rice(細くてパラっとしたお米)を炊いてみた。釜で炊くのは意外と簡単。洗い物をしていると、器の裏側に彫られた「益子焼」の文字、おぎのやの釜めしの釜は益子焼の土釜だった。急に愛着が沸いた。次は日本米を炊いてみたい。
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みんなで喋っててその人自身が喋り出すときによく私のこと見ながら喋ってくれて嬉しかった どんなに辛かったことでも良い経験したって言えてしまう強さ 相手に非があってもそれを詰めない優しさ 子供は悪くないって言えるところ 毎月養育費に5万 食べ物に興味ない そばアレルギー 部屋でよく飲む 家大好き人間 忘れ物多し 人といる時は並ぶの抵抗ない
既婚者組が帰ったあとにあわよくば2人で飲めるんじゃないかって期待してた 2軒目はそのままみんなで行くことになったけど、途中でほんとに既婚者組が帰り、私達が残された じゃあ自分たちも、とはならずそのまま残った 同じものをくださいって頼んでるそれは何って訊いたらわからんって笑ってた お笑いだと中川家が一番好きだって言ったら握手を求められた ドンピシャで一緒だったらしく嬉しかった 秋山も好きみたいだった どんな人が好きなのって訊かれて関西に住みたい気持ちが強い人って言ったらわかるーて言ってたけど君もそうなのかい 学生の頃RADが好きだったらしい いろいろ話してお店出たら0時過ぎで余裕で終電がなかった もう一軒だけ行くことになって居酒屋に入った 資格試験の勉強頑張ってたこと褒めてくれて嬉しかったな そう言えば名刺あげたんだった 深夜のサービスエリアでご飯を食べてみたい、わくわくするから でもあまり共感してもらえないって言ったら、わかってくれて嬉しかったな これがわかる人は好きだよ 夜行バスもいいよねって話もした 割とこんなにわかる人だと思わなかったなと思い始めていた ちいかわおすすめしといたけど覚えてるかな なんせ喋ってるとき楽だった 中小企業診断士に興味があったみたい 7年も営業続けてこれたということは何かあるんだと私は思うけどね もし喋りが上手くなくてもその場をうまく収めたりする力あるんじゃないかと私は思ってる すごく眠そうにしてたけど私は深夜に生き生きし出すから楽しかったなぁ 2時になってもまだ外にいてお酒飲んでるってあり得ないもん 普段しないから楽しい時間だった 出よかって言われて出たけど私はジャンカラに行くつもりで、向こうは寝たいからホテル調べて歩いていくから一応ついて行ったらそういう事か…って呟くから見上げたらラブホだった 人生で初めて来たとは言えず、早く選ぶのとか後ろで黙って見てた そう言えば操作慣れてた気がしたけど また今度聞いてみるか 部屋に入ってソファでまた喋った 私の家族のこととか気付いたら話してた なんであんなにあっさり話せたんだろうって今思った すごいよね 他人にはなかなか言わない話なのに 距離が近くて緊張した なんかされるんじゃないかって思った ディズニー行きません?て言われたのまじで意味わからなかったからなんで?て言ってしまった どういう関係でいくんだと思った そりゃそうよなって向こうも笑ってた(は?) 伊豆の温泉に行くって言ったら2日目富士急行く話になりかけてたな 平日だとわかると土日にしてーて行ってて笑った 酔ってたのかな 4時頃になって流石に暗くしてベッドで寝たけどめちゃくちゃ緊張した ドキドキした このまま手が伸びてきて触られたり、抱きしめてこられたりするのは充分あり得ると思っていたけど結局何もされなかった もはや奇跡すぎる あそこでなにかされてたらもうその時に終わっただろうな 失礼だけど何かしらしてくると思ってたからびっくりした 次の日はココア作ってくれた 起きてからもしばらくまたダラダラ会話した おでんの具何が好きとか 今日一番どうでもいい質問やなって笑ったら、いいねー意味のない質問いいよって言ってくれた 大根らしい 福島においしいとこあって2,3回行った話したら連れてってほしいとのことで行くことになった あとはホテルでチェックアウトするタイミングの話とか アウトが10時だとしたら10時まで部屋にいて、電話かかってきてから部屋出るらしい 自分より遅い人いた 前付き合った人は10分前には出ないとだめでしょの人だったからその回答が嬉しかった 仲間がいた 休みの日ずっと家にいたくないタイプでしょって言ったら家大好き人間やからずっと寝てる日もあるって 意外だった 結構分かり合える気がしてきていた ラーメン食べてグラングリーン大阪行ったらフェスやってて一緒に見た そもそも2人で初めて出かけた先で一緒にフェス見るって凄いことだと思う 向こうは普段全く行かないし 楽しかったなぁ 結構ズボラというか適当というか、私に通ずるものがありそつだと思った 次会う日いつにするかで直近の週末提案してくれたのも嬉しかった 来週だぜ 解散してから向こうからLINEきたのも嬉しかった でもこれもう好きじゃんね
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ジョージア再発見の旅
出発前日。火���日。 ジョージア西部のアチャラ地方でワイン造り修行中のカンジから電話がかかる。 「もしもし、お疲れ~。」とはつらつなカンジ。 「もしもし、お疲れ様です。元気ですか」と自分は応答する。 「元気やで~」そしてカンジは申し訳なさそうに続ける。「いや、前に言ってたぶどう収穫の日、明日か明後日になりそうで、来れる?」
今後の天気予報が四日後に雨だとかで師匠が収穫を早めたそうだ。自分はケンさんに携帯を持っていき、三人で相談する。「いつでも出れるけど、ゾノさんも行きたいって言ってたし、一回相談するわ」とケンさんが電話を切る。
そしてゾノさんに電話をかけ、翌日、車の後輪が未だにスペアタイヤなので、タイヤを交換してから、出発する事で決まる。 その予定をカンジにも連絡し、家に残ったご飯を食べる。この前作ったラーメンがまだ残っているのだ。おまけに麵は消化が早く、小麦粉は身体に吸収されにくいのか、食べても食べても、お腹が膨れる感じがない。食べた直後は、多く茹で過ぎたと後悔するのだが、三十分後に胃が空いてる気がする。
作ったラーメンはカレーラーメン。日曜日に子供達と日本のカレーを作ったのだが、その残ったカレーと鶏がらスープを混ぜて、旨かった。
翌日、朝九時四十分に太陽の日差しで頭が暑くて目が覚める。実際は庭のソファで寝ずに色々と想うことに耽っていたら、朝七時とかでそこから目を瞑った瞬間、頭が熱かった。 久しぶりにカンジと会えることや、ゾノさんやケンさんと旅行に出れるって事で、自分はウキウキと遠足を待ち望む子供のように寝れなかったのだ。何はともあれ、十時前に起きれた自分を褒めてやりたい。 11時頃、ゾノさんを拾いに出発。家まで行くとすぐに登場。 「おはようございます。」とゾノさん。「いや実はもう一人一緒に行きたいと言ってる日本人がいるんですが、今連絡取れないんですよね~」と続ける。
その人は日本で畑を持っておりぶどうとワイン作っているそうだ。まずタイヤを履き替え、連絡を待ってみようということになり、途中見つけたタイヤをバラ売りしている修理屋を発見。「今出来るか?」、聞くと「どうした?」との返答。「タイヤ交換したいんやけど、四本交換できる?」 すると修理屋の兄ちゃんはタイヤの状態をチェックした後「この一本だけ変えればいいやん」とスペアタイヤを指差し言ってくる。ほかの三本も表面ツルツル気味で、これで大丈夫やと思うか尋ねるとあと一、二か月は大丈夫でしょうとのこと。いやそれなら今変えても一緒でしょと皆言うが、一本だけだと安いのもあって、それで交換してもらうことに。
修理屋の兄ちゃんはその後、テキパキと作業を進め、最後に全部のタイヤに空気を詰めてくれると、二十分くらいで、どうぞと車を渡してきた。 自分たちの予想では、二時間は色々なごちゃごちゃした事で長引くだろうと思っていたが、実際二十分位で済んでしまい、その日本人を探す事に。
まず一緒に住んでるタクには電話し繋がらず、取り敢えず家がある方向に向かって車を進ませるかと話していたらタクから折り返しの電話。 「おいっす~」相変わらず調子の良いタク。「そっちどんな感じ~?」 「おっす~」釣られて自分たちも返してしまい、変な感触。「いや実は、その一緒に住んでる日本人探してるんやけど、今家おるん?」 「ジュンさん? いや、居ないね」とタク。「なんか携帯をまた修理しにステスク行ったよ」 「おお、マジか」ちょうどステスク手前に居た自分たちはそのまま探しに行くことに。「ありがとう。因みにどこらへんか分かる?」 「そう、あの携帯を一階と地下で売ってるところあるやん、ちょっと奥んところの。」とタク。
「オッケー、了解。じゃあまたー」と了解してしまった自分は電話を切り、皆と予想を立てる。自分は一階と地下という情報を基に考えると路面店ではなく、銀行裏の建物の中だろうと思い、そこへゾノさんと探しに行く。建物の中でゾノさんと二手に分かれ、探し始めた五分後、ゾノさんから着信。
「見つけました。番号55のショップです」とゾノさん。
すぐに向かい、状況をケンさんに報告する。ケンさんは忘れた上着を取りに家に向かっており、「向かうとき連絡するからちょっと待っといてくださいって伝えてくれや」とのこと。 修理がまだ終わってないらしく、一緒に待つ間にゾノさんからジュンさんの話を聞く。昨日買ったiPhoneがまた壊れて修理に来たそうだ。何かとトラブル続きな旅だそうで、トビリシに辿り着くまでにも香港とニューデリーでの出会いや話も色々あるそうだ。運もその分良いらしい。
今回、こうやって簡単に見つられたのも何か引き寄せたのか、引き寄せられたのか。 その後、珈琲シバきジュンさんの荷物を取りに行って二時過ぎトビリシを出発。良い感じの予定通り。
トビリシを出るころ、タクミから連絡。「どう見つけれた?」 「バッチリ確保しました~。ありがとう。」と自分。「行ってくるわ~」
「いってら~」とタクミ。 向こうにカンジからはもうバトゥミで待っているとのメッセージが。気が早い。彼もウキウキしているのだろう。 バトゥミまで六時間弱かかるのだが、軽自動車のUZUFitでは無茶も出来る訳じゃなく、六時間強掛かって、バトゥミ入り。 道中、二回犬が高速道路に飛び出してきたり、眠気に打ち勝てない気がしてきたり、運転ってのは意外と疲れる作業だったと改めて思った。 一回目ももちろん危なかったのだが、二回目はタイヤが滑り前の車とぶつかりそうになった。
バトゥミでは渋滞にハマり、ちょっとケンさんはイライラしていた。 ホステルのおじさんを呼び出し、案内してもらい、着くころにはカンジと愛犬ヘイリーが宿前で待っていた。また大きくなったヘイリー その後、カンジ君の音頭で飲み会が始まり、西ジョージアご飯を味わいつつ、久しぶりに聞くカンジの話や皆の合の手を見てると楽しく、良い時間だった。結局、明日早朝出発だと言うのに、二時半まで飲み続け、翌朝カンジ君が来たのは朝七時過ぎ。本当は六時半集合だったのだが、まあ仕方ないだろう。
自分は六時半にはもう起きていたのだが、カンジ君が来るまで二度寝。その時も身体の中にアルコールを感じていた。
バトゥミからその畑まで二時間ちょっと。山道を村々を通り抜け、途中シュアヘビという村で小休憩。お腹に何か入れようという話になり、メグルリハチャプリとお茶を飲む。その時、興奮有り余るカンジ君はどっかから手に入れてきたチャチャを持ち出してくる。ショットグラスをカフェの主人から貸していただき乾杯する。結局付き合ってしまうゾノさんと自分。朝にはチャチャ三杯とハシというスープを飲むと二日酔いから完全復活するという話で、皆飲み会の翌日とかはそれで仕事をしているとかなんとか。ただの迎え酒な気もするが、身体に気力が巡る感覚はある。気合十分でワイン収穫に挑む為、車に乗り込み、出発する。道中、一曲カンジ君のカラオケを聞き、畑に到��。着いたはいいものの、車が上まで上がらない。あともうちょっとの所で登らなくなってしまったのだ。残りの四人で押し上げ何とか駐車する。ヘイリーははしゃいでるのか、走り回っている。急な斜面にある畑で、ぶどうは美味しかった。
着いた頃は、十一時辺り。早速仕事を始める。けども、三時間ちょっとで車に積める量、限界に到達。 二時か三時には終了と言われ、何だか肩すかしを喰らった。横にある建設途中の建物の三階にあがり、休憩する。そこでチャチャの効果が薄れてきたのか、ソファに腰かけた瞬間、少しの間、眠っていた。
その畑がある村は元々カンジの師匠の先祖が治める地域だったらしい。カンジの師匠の家系は元王族で、オスマン帝国が攻めて来た時に城を壊され、その跡地にモスクを建設されたそうだ。今もまだ残るしっかりした石積みの城壁の上にモスクやイスラム文化は残っており、コーランが流れてきた。師匠の先祖は戦って殺されたそうだ。
休憩の後、文化として収穫の後は畑で集まってご飯を食べたり、宴会的なのがある様なのだが、師匠のところは人手もあまりないのと、ぶどうの収穫の後は、すぐに潰して甕に入れるのが好ましいとの理由で、ご飯はなしでそのままワイナリーに帰り、ブドウを潰す予定だったのだが、やはり師匠が何かしら作ってくれて簡単な宴会を開いてくれる。4、5年物のワインを飲み、ご飯を食べ、最後に珈琲まで出してくれる。ジョージアの客人に対するおもてなしは手厚く自分は居心地が少し悪く感じる。自分の気持ち的にはカンジ君がお世話になっている師匠のところへ手伝いに来たわけで、客人のつもりで来ていない。と言う訳にも行かず、しっかりもてなされた。
その後、ワイナリーまで戻り、ブドウを潰してクヴェブリという埋まった壺にブドウ汁を注ぎ、五パーセント位の潰した皮や種を入れ、その日の作業は終了。昔ながらの製法でブドウを潰すので、なかなか時間がかかり、終わったのは十一時辺り。
そこから師匠の奥さんが作ってくれたご飯とワインで宴会。ジョージア流の宴会では乾杯の時は音頭が終わるまで話を聞いていなければならず、加えそのワインも一気に飲み干さなければならない。 と言う事で、終わって飲み干せば、急いでご飯を食べ、また一気というループが一時間半続き、宴会は終了。
その後、用意してもらった部屋に行き、ベランダでこそこそ喋って朝五時就寝。部屋にはクイーンベット一台だけで、ケンさんと少し恥ずかしくなりながら、並んで寝た。
翌日、今日もまた収穫に行くのかと思いきや、ぶどうがまだ熟しきっていないということなので、収穫は延期に。カンジ君がいつまでも起きてこず、師匠の息子に竹はどこで手に入るかと聞くと俺持ってるぞと。庭を見せてもらうと竹林がなっており、そこから一本太めのやつを切っていただく。車に乗せると笹の葉で一気にジャングル。そのあとまたコーヒーを頂き、ワインを買って、二時過ぎにカンジ君と分かれワイナリーを出発。やけに寂しそうなカンジ君とヘイリーに見送られた。
コブレティの方まで行き、昼飯を食べる。観光客に有名な大衆食堂らしく、賑わっている。 西側のジョージア飯は味付けが変わっており、また新たな味わいで美味しい。ムツヴァディという豚肉の串焼きは肉が漬け込まれて、柔らかく美味しい。他にも、スープなんかはもっと辛かったり濃かったり。その食堂ではビールがなくなっていたのがとても残念だった。
その後、クタイシから一時間下にあるヴァ二という所から東側にある天然温泉に皆で向かう。
車には竹が積まれ、ケンさんは左側のミラーが見えず、追い越すときや道路に出るときは自分がチェックしなければならず、気が休まらない。高速道路では車に乗り疲れたのか、ちょくちょくウトウトしてきてしまう。そんな時は健さんも同じように眠たくなっているようで、二人で何とか高速道路を乗り越えた感じがある。
夕方、日が沈む前に温泉に到着。先客も居ないので、さっさと服を脱ぎ捨て湯につかる。 気持ち良すぎて、自分はテンションMax。先輩らからも興奮してんな~と言われる。 上は空で、西の方じゃ太陽が沈みそうで、空が赤黒く染まっていき、月も南側に顔を出してきた。 ビールを開け、乾杯する。硫黄交じりの源泉が湧く温泉で、湯温は四十度辺り。長湯できるわけです。
そこから一時間半位、暗くなるまで湯に浸かり、人が続々と集まってきたところで日本人は退散。そのままクタイシに向かい、ゲストハウスで一泊。
夕飯はクタイシで人気のヒンカリ屋。華金だということもあり、街中では若者が騒いでいる。さすがクタイシと思える程、不良感が強い。子供な自分はすっかりビビってしまい、何だかハマらない。何が楽しいのかよくわからない。
ホテルに着いて、気疲れでちょっとやられてしまった。
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ソファに寝そべってるフィランの腹の上にまたがってキス乱発するウィリアムが見たい。。
仕事から帰ってきて早々、俺の恋人ウィリアムは鞄と上着を退けてリビングでくつろぐ俺の元へズンズンと寄ってきてはまたがり、たくさんのキスを降らしてきた
「ん、ん、おい、おっさん、ちょ、コーフンしてんの?」
唐突のスキンシップに目眩がした。いつも積極的だがこんな早急な積極性はウィリアムには珍しいことだった
軽いリップ音のあと吐息混じりに
「―だったら、どうなんだ?」
と見下されながら言われるもんだから結局…シたいってことだろうな、それはありがたい申し出だけど 今いる場所が場所だった
「あんたこのソファ高かったから汚すなっていつも言ってたろ、何、ベッド行く?」
すると困ったようにニコッと笑ったあとウィリアムは再び唇を食み吸い付くキスをしながら
「セックスがしたいわけじゃ、ないんだ。お前の唇が好きで…今日は何だか口寂しくて、ん…このまましてちゃ駄目か…?」
ほんとうにいつになく可愛さとしおらしさが天井を突き抜けるほど増していやがる。こんなの今すぐに俺のを口に突っ込んでしゃぶってもらいたいとこだが、今日のウィリアムは確かにいつもより元気がない。かつセクシーである
「ん〜〜〜だめじゃねぇけど〜〜ちょっとペニが痛くなってきたっていうかあ…でもあんたがセックスしないってんなら我慢してみるけど…」
「フィラン…」
ちゅ、ちゅ、とバードキスを何度も降り注いでくれた
「ぁあ、本当だな、硬くなってる…すまないフィラン、きょうはその気分じゃなくてな…」
「べつにいいぜ、あとで抜くし…思うようにしろよ、キス」
きっと仕事先で気が滅入ることでもあったのだと思うことにして、目の前の艷やかな光景を見ながらひたすら頭では萎えるような大学の計算問題や嫌いな先生の喋り方を思い返していた
ちゅ、ふちゅ、ちゅっ ん、はあ、ぁぁ、はあ、
唾液を含んだリップ音とウィリアムの吐息が、俺の耳奥まで痺れるように届いてくる
小刻みに触れるバードキスから濃厚で甘いようなディープキスになってから数分、俺の腹にまたがるウィリアムはいっこうに止める気がない。角度を変え、息継ぎをしながら唾液を絡ませて、時々口の端からこぼれたのも舐め取ってくれる
これ、どういう拷問なんだ…?あー抜きたい。今ここで抜いてもいいかな?ウィリアムの邪魔になるかな…あーすげえきもちいい…
自分でもどんどん意識がとろけていくのを感じた。キスだけでここまでぼーっとするのは久しぶりかもしれない。相変わらずおっさんはキスが巧い。腹立つくらいに慣れている
「んぅ、あ、ん、ふぃらん…」
じゅっと舌を吸い付かれ、唾液ごと飲み干されそうになりながらも何とか意識を踏ん張らせる。あぶねえ、我慢汁どころじゃなくイキかけた
「んん、ウィリアム、そろそろペニ限界なんだけど」
唇に夢中な彼をチラッと見ながらそう意見するとぼんやりした瞳がゆっくり俺の股ぐらにピントを合わせた
「ぁ……」
サッと頬があかく染まった。どうしたんだ。いつもならニコニコしながらきもちよかったのか?とか軽口叩いてくるくせに
俺自身も股間を見たが我慢汁がズボンの生地に染みて色が濃くなってるだけで、これは前にも何度か見られたことはある
何を今更照れてんだ…?と注意深く凝視してみると、俺のペニの膨らむ位置よりだいぶ範囲が大きく染みてるのがわかった
「ん、え…?」
思わずこぼれた俺の素っ頓狂な声に、ウィリアムは気付かれた!と言わんばかりに耳まで赤くなる
「ぁ゙あ、き、きもちよかった、から、なんだ」
ずっとキスをしながら喉を酸素にあててたせいか、すこしガラついた声で慌てて言い訳をしてきた。なんだこのおっさん、かわいいにもほどがあるだろ
「ふーーん。つまり、キスに夢中でイッてんじゃんな、俺の服の上で」
「っあ、あ、すまない…」
「謝んなくていーけどさ、俺も我慢汁は出してたし…おわ、すげえおっさんのズボンべちょべちょじゃん」
ウィリアムの股を覗き込むと思ってた以上に生地の繊維の隙間から滲み出るように濡れていた
「これじゃ俺のペニにもあんたの液が届いてるかもな」
思わずニヤけた口元でそう伝えると一瞬目を見開いてから視線ごと俯いてしまった。そしてデカい溜息
「〜〜あああ無かったことにしたい…」
「なんで。かわいいとこ見れて最高なんだけど」
「キスがしたくてさせてもらってたのに、これじゃ」
またがる下半身がさっきより熱くなったような気がする 液独特の匂いも漂ってきて
「まるで本番みてえだな」
「はあ…フィランには我慢させたのに私ときたら…」
「仕事でなにかしら疲れてたんだろ?ほら、ソファもまだ汚れてないしさ、このままシャワーいけば解決するって」
赤面でしょげる貴重なウィリアムに対して必死にフォローはしているが、実際まじでペニ限界MAXではやく出したいのは出したかった。こんなに我慢したあとのイキはさぞかし良いんだろうな
「フィラン…んん、好きすぎる…なんていい奴なんだ今日は」
お。なんか好感度上がってら
最後が気にかかる言葉だけど
「このまま尻抱えてシャワー行けば垂れねーだろ、ほら首掴んで。行くぞ」
「んっ」
持ち上げたときにお互いのペニがグニュッと押し合い切なくて甘い刺激が走った。どんどん熱が中心に集まってくるのがわかる。急いで浴室行って服脱いで出さねーと!
「はは。甘えたのガキみてぇ」
それまですこしでも気を紛らわせて耐えろ俺
「う…甘えたかったのは否めない…」
「さーてお風呂行きまちょうね〜」
「っからかうな」
どれだけ疲れて帰ってきたらこんな甘え方すんだよおっさん…恋人の俺が癒しってか?俺ナシじゃ生きてけねーってかんじかなうわあ可愛いだろ
向かい合うように抱きついているせいで表情も唇も言葉もぜんぶ丸見えだった。だからつい、俺の方からキスを仕掛けた。ちょっとのつもりだった
「あ…んん、ふぃら、ん、」
気持ちよさそうに見つめてくる目が俺は好きだった。ゾクゾクする
浴室に着いたが全部脱がすにはまだるっこしかった。どうせ��ボンはぐしょぐしょだし上もTシャツだけだ、そのまま入ってやる
抱えたウィリアムの尻をゆっくりと床に降ろして自分は覆いかぶさるようにウィリアムに影をおとす
「セックスはしねーからさ、俺の見ててくれたらいーから」
ちゅっ。そう言ってキスをしたあと自分のズボンのジッパーを下げ下着ごとおろす。元気なペニが自由を手に入れてさらに大きくなった。見られながらやるオナも久しぶりでなかなかいいんじゃないか?
浴室のぼんやりした灯りに照らされた俺のペニはウィリアムの眼前にそそり立った。彼の喉仏がごくりと動いたように見えた
さあしごくぞ、と右手を添えた時、スッとウィリアムの右手も俺のペニに触れた
「わたしが口でしよう」
「っっ」
ペニの先っちょにまで言葉の振動が届いたように感じた
「あんた疲れてんじゃ」
「本番をするよりはまだ平気だ。それに私の我儘を聞いて我慢までしてくれたんだ、私だけイッてしまったのも悪いしな…」
そう言うと後手でシャワーのハンドルをすこし回した。少量のあったかい雨粒が俺等を少しずつ濡らしていく
「このなかでやったほうが気持ちがいいはずだから…ふふ、よく我慢できたなフィラン、んぐ、っは、やっぱり質量が若いなあ」
「っ、ペニに年齢感じるなよ…俺はあんたの形良くて好きだけど」
「ははどうも」
立ち込めてくる湯気とウィリアムのテクニックの上手さでどんどんあつく茹だっていく
少量とはいえ浴び続けたシャワーのお陰でウィリアムのTシャツも透け、俺の好きな2つの突起もしなやかな腹筋もくっきり見える。今日はお預けだけど、次はぜってえ舐め尽くしてやる…
ぐちゅ、ちゅう ちゅっ じゅっじゅっ くちゅ
「ぁぁ、はあ、ああ、くそ、もうイキそ、あーーあんなに我慢したのに、っおお、やば、それ、ウィリアム、うますぎ、あ」
「んう、フィラン、これが好きなんだな、っむ」
「はあ、は、あーやばい、きもちいい、ウィリアム、も、でる、でるでる」
「飲み込むから、くちにだして」
「ぅ、でる、まじで、だすぞ、はあ…はっ、ううっ……っ〜〜〜〜〜ぅああッウィリアムっ」
ピュッピュッ ピチャ
数回に分けてウィリアムの舌、口の周りに濃い白液がまとわりついた。その上からやさしい加減でサラサラとシャワーが洗い流していく
口の中のはごくりと飲み込んでくれた。好き。そういうとこ
「濃いな…ん、喉にまとわりつくかんじだ…」
「それ。あんたへの愛の濃さだから」
「っけほ、けほ、んん、そのフレーズ不覚にもときめいたな」
「時々オナ禁してウィリアムのなかに入れるときは万全な状態にしてんだぜ」
「おまえ、そんな、だから毎回濃いのか」
「そ。うまかったろ?」
シャワーで濡れた彼の口髭を親指で撫でたあと軽いキスを数回おとす
「んふふ…それはまあ、そうだな…いつも気持ち良くさせてくれてありがとう」
「じゃあ俺はいつもセクシーなウィリアムをありがとう」
「なんだそれ」
くつくつと笑い始めた彼にちょっと元気が出たっぽいところで俺は自分の水分たっぷりなシャツを脱ぎ取り足に絡ませていたズボン達からも抜け出す
その内にウィリアムも床に尻をつけたままズボンと下着を脱いでいく。素晴らしい角度からポテンと現れたペニがとっても愛らしかったがグッと唾を飲み込んで耐える。気分じゃない相手に無理強いするのは恋人としてよくないと、口内の頬肉を噛みながら決心したあの日を思い出していた
「あんた自分で思ってる以上にえろいからな、さっきしてくれたのだってあっという間に達しちゃったしよ…」
水分で重くなったTシャツを脱ぎながらウィリアムは嬉しそうな顔でさらに笑った。その笑顔も俺は弱い
「フィランは私に甘いところが可愛くてかっこよくて好きだ。だから今日は嬉しかった。気分も体調もいいときにいっぱいセックスしよう、な?」
「……!う、おう」
露わになった2つの突起はすぐにボディーソープの泡で隠れてしまった
「このままシャワー済ませて私は先に休ませてもらうが、一緒に寝るだけなら来ても構わないからな。…おやすみのキスだけでもいいからな」
「はいはい行きます行きます一緒に寝たい。まじで。甘えた期のおっさん貴重だし」
とにかくこの他では味わえない幸せ時間を満喫すべく、俺もボディーソープのノズルへと手を伸ばした
*・゚.☆.。.:*・゚.☆.。.:*・゚.☆.。.:*・☆
幸せそうな眠気顔で横になるウィリアムの隣に俺はゆっくりともぐり込む
ブランケットだけもそろそろ涼しくなってきたな
けど2人でくっついてると次第に暖まってくる、そういう感覚が俺は昔から憧れで今とても満ちていた
「ん…フィラン来たんだな…いいのか…?いつも夜ふかしたのしんでるのに…」
「わりぃ起こした。いや夜ふかしなんか明日でもいいし、いまおっさんのほうが大事だろ。ちゃんと隣に居てやるから」
「はは…怖い夢でも見たみたいだな…でもほんとに、つかれた…お前が居てくれて、よかったよ」
「よーしゃ今日は抱きついて寝てやるから嫌なもん忘れろ。…おやすみ」
ちゅっ
頬に落として、俺はウィリアムの腰に腕をまわして寝る体勢にはいった
彼の首筋から同じソープの香りと彼自身の匂いがする。たっぷり深く鼻孔で味わったあと、俺も瞼を閉じた。ウィリアムの静かな寝息を聞きながら頭のなかは絶賛今日のハイライト中だったが、今夜はぐっすり眠れそうだ
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Pirkkaの無料広報媒体にKäärijäの衣食住に関する記事!
カーリヤは、フィンランドの大手スーパーマーケットチェーン、Kグループの独自ブランドである"Pirkka"(イオンのトップバリューみたいなものかな)とアンバサダー契約を結んでおり、今シーズンから乗っているカーリヤ号(ツアーバス笑)にもでかでかとPirkkaのロゴが入っています。
そんなPirkka(Kグループ)のホームページに、カーリヤの短いインタビュー記事が掲載されていたので訳してみました。
ちなみに同じ内容が、Pirkkaの無料冊子?にも掲載されているようなので、フィンランドに行く機会のある人は手にとってみるといいかもです。
紙面はこんな感じ。こちらからデジタルでも読めます!
<以下日本語訳>
イェレ・ポウホネン:贅沢とは、愛する人たちと穏やかな時間を過ごすこと
アーティストのイェレ・ポウホネンは朝に弱い寝坊助で、掃除のコツを聞くべき人ではないようだ。
朝起きるときは、アラームがなると即座にスヌーズボタンを押して、ベッドでぬくぬくします。急いで出かける必要がない時は、長くて1~2時間二度寝するんです。僕は完全に夜型の人間なので、朝はだらだらしてしまいます。
普段の朝食では、ピーナツバターと蜂蜜を入れたポリッジ(ミルク粥)を食べ、ベリーティーを淹れます。朝食は急いでるときは抜いてしまいがちなので、積極的に摂るように心がけています。
僕にとっての贅沢は、愛する人たちと穏やかな時間を過ごすことです。最高なのは、例えばバーベキューパーティーのように、ゆっくりと時間をかけて友達と過ごすこと。友達とおいしいごはん…これ以上の組み合わせはありません!
料理のインスピレーションは母から得ています。母は色々な料理を試すのが好きで、僕は母のところに行くたびに、レシピを盗んでいます。最近では、母に触発されて、チキンとポテトのキャセロールに挑戦しました。
よく買い物かごに入れるのは、とろけるチリチーズソーセージのパックとエナジードリンクです。後者はできるだけ避けようとしていますけどね。だって、歯にも財布にも良くないものだから。
僕の得意料理は、ひき肉とごはんのタイ料理(パッ��ガパオのことか?)です。調味料にはオイスターソースや、ニンニク、砂糖、バジル、唐辛子を使います。若いころはパン作りも好きでしたが、自立してからはその趣味もやめてしまいました。
もっと規則正しく、数時間起きに食事ができるようになれたらと思います。移動の多い仕事をしていると、食事の間隔も長くなりがちです。おなかがすくと、すぐチョコレートやポテチのようなお菓子をつまんでしまいます。
夜に家にいるときはたいてい、リビングルームのソファか寝室のテレビの前で過ごします。寝る前にはいつもシリーズもののドラマか映画を見ています。
僕の一番の節約のコツは、夜9時以降に地元の店に買い物に行くことです。赤いシールが貼られた割引商品を買うことができるから。それに、冷凍庫に直接入れて、あとで調理することもできるので便利です。
僕の特技は、物事を深刻に考えすぎないこと。もちろん、今の仕事でやっていけてることにはいつも感謝しているし、それが当然のことだとは思っていません。少なくとも日常生活では、不必要に不平不満を口にしないようにし、前向きでいるようにしています。結局はすべてがいい方向に進んでいる、とね。
家の掃除は週に1回はしていますが、改善の余地があることは認めます。僕は家にいる時間がほとんどないので、急いでいると服が床に散らばったり、シンクに食器が放り出されたままになってしまいます。なので、掃除のコツは僕に聞かないほうがいいと思います
僕のひそかな楽しみは、ひき肉スープにケチャップを入れること。めちゃくちゃおいしくなるんです。まあ、僕はたいがいの料理にケチャップをかけるんですけど。
僕のピルッカテクは、染み抜きに重曹を使うこと。特に布繊維の表面の汚れですね。重曹のおかげで、ソファーについた厄介なシミや汚れを落とすことができました。
パンにトッピングするチーズやハムはケチります。特にブランドなどにもこだわりはなく、最初に手に取ったものを選ぶことがほとんどです。
僕はグロッギ(ホットワイン)が大好きなので、めちゃくちゃ買いますね!本当に好きで、1年中飲んでいます。
※Xのフォロワーさんが英訳をしてくださったので、投稿後に少し修正しました。ありがとうRoosa💚
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わくわく東京
Monday 14 April 2014
今日から禅寺の坐禅会は金曜日までお休みになった。真観はそれでも定時に起きた。そして茶畑庵坐禅を1炷したかったが出来なかった。しかし今日は新たな試みが待っていた。
真観は、6時14分の東京駅行きのバスの乗った。バス停はいつもの御殿場ではなく裾野市内。茶畑庵から車で4kmの位置にバス停があるので重宝だ。これは市の広報誌で知った富士急バスが4月からダイヤ改正をそいたので実現となった。
バスが東京駅の日本橋口に着いた。旅行者が忙しなく行き来している。真観はロケハンを始めた。帰りのバスのバス停は八重洲口になるのでチェックに移動する。それが意外に遠かった。よしこれで東京駅での乗り降りが確認出来た。では次に学校に行く場合は半蔵本線一本で行きたい。そうなると大手町駅から乗車しなければと大手町駅まで歩いて移動する。この距離は更に遠く1駅分歩いたことになった。でもバスは東京駅に着く前に霞ヶ関にも停まる。霞ヶ関駅から半蔵門駅まで一度乗り換えが必要だ。では霞ヶ関駅から大手町駅まで歩いたらどうだろうかとも考えた。地図上ではそれなりの距離がある。これに関してのロケハンは次回にすることにした。大手町駅から半蔵門線で半蔵門駅まで移動。真観は、学校に行った。学校もロケハンだった。新学期から授業で使える4つの教室がどうなっているかチェックしたかった。実際教室に行ってみると新学期に向けてリノベーションしていた。それでもなんとなく教室がどう出来上がるか確認は出来た。
学校を後にした真観は、市ヶ谷駅から水道橋のオフィスに向かった。Uさんがいた。真観はUさんに頼んでおいた額縁を見せてもらった。出来映えは上々であった。この額縁は真観が禅寺のご住職に提案する遺影写真の最終形。この額縁をご住職に見せるため真観はUさんから借りて静岡に持ち帰る事ことにした。そして真観はUさんとランチを大衆居酒屋に出掛けた。定食590円でごはんと味噌汁がおかわり自由なので腹一杯白いごはんを食べた。茶畑庵では白いごはんは食べないのでこういう機会に食べたくなる。
1時、真観は、九段下駅で仕事のスタッフと合流。近く本格的に撮影する学校のロケハンだ。そう今日は、ロケハンデー。ロケハンして分ったが中々やりがいのある学校だった。
4時前にロケハンが終わり真観はまたオフィスへ歩いて戻った。戻るとOさんとUさんがいた。いつもの様��3人でおしゃべり。OさんはAmazonで買った新しい照明機材を見せてくれた。LED照明のその機材は撮影に可能性が広がりそうでしかも格安。真観も手に入れようか検討するつもり。Uさんはオフィスのリノベーションを考えている。ここ1ヶ月の話になるが完成すると真観も泊まり易くなる。来週にはUさんと一緒に大型家具センターに行ってソファを物色するつもり。
Oさんはいつもの様に先に帰り真観はUさんと夕食を食べに出掛けた。今夜は随分昔に何度か行った 中華屋にした。味は悪くはなかった。しかしちょっと時間が足りなく真観の帰る時間に合う様に食事をするのは忙しなかった。食事は落ち着いて食べたいものだ。
真観はUさんと総武線に乗った。そして一駅でお茶の水駅。車内でUさんとお別れ。ホームに降りた真観はすかさずホームの反対側に来た中央線の電車に乗り換えて東京駅へ向かった。そして朝のロケハンの通り八重洲口にまっすぐ行きチケットセンターでバスを予約。出発まですこし時間があったので「Today's Fasgion」の撮影を試みた。しかしいかんせんカメラがGEなので上手く撮れない。何度か挑戦したが出来上がりは写真の通り。まあこれもドキュメンタリーなり。
バスは、8時に出発し裾野のバス停には9時半過ぎに到着。善し悪しはあるが今回の東京駅行きのバスでの東京への行き来。さてどどうしようか?今回気に入ったのは東京駅の活気の良さだ。自分も旅行者気分を十分に味わえた。
茶畑庵の戻ると真観はKちゃんにメッセージを送った。Kちゃんは東京駅近くの丸ビルで仕事をしているのでタイミングが合えば会いたい旨を伝えた。Kちゃんは喜んでいた。
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