#サンパウロ生活
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大学生活を謳歌していた貴仁さんの命を一瞬にして奪ったのは、Mというブラジル国籍の男(当時47)でした。 10月29日の夜、名古屋市内でハロウィンパーティーに誘われたMは、車を運転し、名古屋市中区のディスコに出かけました。 本人の供述によると、この店で友人数名と共に、テキーラをショットグラスで6杯、生ビールを中ジョッキ3杯ほど飲み、今度は小牧市内のナイトバーへ行くため、午前3時半頃、再び車を運転して走り始めたのです。 間もなくMは、信号待ちで停止していた車に追突しました。しかし、警察に捕まるのが怖くなって逃走し、国道からわき道に入ります。そして、前照灯を消したまま一方通行を逆走。午前3時49分、「清水3丁目」の交差点で、友達の待つカラオケ店に向かおうとしていた貴仁さんに衝突したのです。 貴仁さんは自転車もろとも加害車の進行方向にはね飛ばされ、道路に投げ出されました。 しかしMは、血を流して路上に横たわる貴仁さんを救護するどころか、車から降りることもせず、クモの巣状に割れたフロントガラスの隙間から前をのぞくようにしてアクセルを踏み込みました。そして、民家の塀に車をぶつけながら、タイヤをバーストさせた状態でさらに逃走を続けたのです。 警戒中の警察官によって確保されたのは、それから約1時間半後、午前5時半頃のことでした。 このときの所持金は7000円。 「これが全財産だ」 Mはそう供述していたといいます。 眞野さんは語ります。 「Mは、ブラジル・サンパウロ州の高校を卒業後、農業などを経て日系三世の女性と結婚。32歳のとき友人のつてを頼って日本に入国し、愛知県の派遣会社に登録したそうです。その後、就職した自動車部品会社で『派遣切り』にあい、事故を起こすまでの約1年間は無職でした。次の就職先が決まったのは、事故の2週間前です。この会社には従業員用の送迎バスがあり、通勤にマイカーを使う必要はありませんでした。そもそも、Mは母国ブラジルでも運転免許を取ったことがなかったそうです。にもかかわらず、車検も自賠責保険も切れていた���妻名義の車をそのまま乗り続け、結果的に息子は、その車に殺されたのです」 加害者のMが乗っていた事故車(遺族提供) ■「無免許でも長く乗っていれば技術がある」と検事は言った 無免許、飲酒、当て逃げ後の逆走、無灯火、無車検、無保険……、これほどの悪質運転で引き起こされた死亡事故であり、ひき逃げ事件です。誰もが「危険運転致死罪」で起訴されるものだと思っていました。 しかし、Mは、「自動車運転過失致死罪」と「道路交通法違反」で起訴され、結果的に「過失」としては最も重い、懲役7年の実刑判決が下されました。 眞野さんはこの刑事裁判に、今も納得できないと言います。 「私は名古屋地検の検察官に、何度も危険運転で起訴すべきだと訴えました。しかし、返ってくるのは、『本件には危険運転にあたる要件はひとつもない』という答えでした。たとえ飲酒していたことが事実でも、『逮捕された後、片足でまっすぐに立てたので、飲酒運転とはいえない』『逆走は危険運転には当たらない』『無免許でも、長い間乗っていれば技術がある』検察官はそう繰り返しました。交通事故にはどうしても避けられないような不幸な事故もあるはずです。死亡事故だからと言って、すべて厳罰化だ、懲役だと言うつもりはありません。でも、?は酒を飲んでハンドルを握った、それ以前に無免許です。クルマを運転する資格がないということです。それはもう、過失では済まされないと思うんです」 眞野さんはMを相手に民事裁判を起こし、約4000万円の損害賠償が認められました。 しかし、Mには資産が一切なく、自動車保険もかけていませんでした。たとえ眞野さんが勝訴しても、その判決文が紙切れに過ぎないことは、最初から承知の上での裁判でした。 事故現場。加害者は手前の横断歩道で貴仁さんをはね、一方通行を逆走して逃走した(筆者撮影) ■刑務所で加害者に面会して交わした『約束』 2018年3月、眞野さんはある行動に出ました。刑務所に収監中のMに面会することを決意したのです。 突然の遺族の来訪を、Mは受け入れました。そして、眞野さんは初めて加害者本人と直接対面することになったのです。 「息子の命を奪った男は、グレーの作業着に身を包み、刑務官に連れられて私の前に現れました。身長193センチの大きな身体で、頭は丸坊主でした。『こいつが息子を殺したんだ……』何とも言えない思いがこみ上げました」 面会時間はわずか20分です。 眞野さんは振り返ります。 「私は彼にこう尋ねました。『今、どういう気持ちなんだ』と。すると彼は、『申し訳ない』と言いました。『では、刑務所を出たら、息子に謝罪に来るように、そして、少しずつでもいいから賠償し、誠意を見せるように』私がそう言うと、『わかった、一生かけて償う。約束する』と答えました。『約束だぞ』私は彼の言葉を信じ、面会室のボード越しに、グータッチをして別れたのです」 翌月、眞野さんは再び面会に出向きました。しかし、Mは「会いたくない」と拒否しました。 まもなく、Mは刑期を満了して出所しました。 しかし、それから1年たっても、眞野さんのもとに謝罪に訪れることはありませんでした。 衝突の衝撃で大きく変形した貴仁さんの自転車(遺族提供) ■遺族に黙って母国ブラジルへ帰国していた加害者 民事裁判の判決は、10年で時効を迎えます。それを有効にしておくためには、再度、提訴する必要があり、そのためにはMの住所が不可欠です。しかし、Mが出所後、どこに住んでいるのか、遺族にはその情報すら伝えられません。 途方に暮れた眞野さんは、弁護士に調査を依頼し、Mの現住所を調べることにしました。東京出入国在留管理局長宛てに照会もしました。費用はすべて眞野さんの自己負担です。 「その結果、Mは出所後、母国であるブラジルに帰国していたことが判明しました。しかし、現地の住所まではわからないというのです。そもそも、民事裁判で判決が確定しているのに、賠償義務を負った外国籍の被告を、なぜ原告に一言の通知もなく帰国させてしまうのか……。現状の法律では何ひとつケアできておらず、あまりに理不尽ではないでしょうか。国として外国人を受け入れるなら、最低限のルールを作ってほしいと強く思います」 ブラジル、サンパウロの街(写真:PantherMedia/イメージマート) ■真の「被害者救済」とはなんなのか 国は「犯罪被害者給付金」という制度を作りました。しかし、これは『殺人などの故意の犯罪行為により不慮の死を遂げた犯罪被害者の遺族、または重傷病、もしくは傷害という重大な被害を受けた犯罪被害者』が対象です。眞野さんのように「過失」による事故の遺族は対象ではありません。 「最近、さまざまな自治体で犯罪被害者に対する条例が制定されていますが、自分が当事者となった今、真の被害者支援とはなんなのか、本当に考えさせられます。民事で判決が出ても賠償金を1円も受け取ることができないなど、救済から取り残された被害者は大勢います。日本はもっと被害者支援先進国になるべきです。そのためには北欧諸国に見られるような被害者庁の創設も検討すべきではないでしょうか。日本の犯罪被害者が置かれているこんな状況は、誰かが国に向けて叫び、変えていくしかないと思うのです」 今年で事故から11年。Mの所在地は現在も不明です。 弁護士からは、ブラジルの住所を突き止めるには、莫大な費用がかかるので不可能だと言われています。また、現地へ行って調べることには危険が伴うとも。 しかし、眞野さんは決してあきらめていないと言います。 「私はブラジルへ何度でも出向き、徹底的にMを探し出します。そして、謝罪させるつもりです。もちろん、賠償金など取れないことは覚悟しています。お金が欲しいなどという気持ちは1ミリもありません。ただ、あの日、『一生償う』と約束した彼の誠意が見たい、息子の前で手を合わせてほしい……、それだけです。彼がどう償うのか、見届けたいのです」
交通事故問題|ジャーナリスト 柳原三佳オフィシャルHP
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「島袋道浩 音楽が聞こえてきた」展
BankART Station で「島袋道浩 音楽が聞こえてきた」展を見た。“1990年代初頭より国内外の多くの場所を旅し、そこに生きる人々の生活や文化をみつめ、新しいコミュニケーションやアートのあり方に関する作品を制作してきたアーティスト“(展覧会の紹介文より)による、音楽関係者とのコラボレーションなど音楽にまつわる作品を集めた個展である��
会場はふたつに分かれており、無料で入場できるほうのスペースには《白鳥、海へゆく》と題された作品が展示されていた。白鳥ボートに乗って川を下り、海まで行く様子が記録されている。
もう一方のスペースにはたくさんの作品が並んでいた。音が混ざってごちゃごちゃにならないよう配慮されており、ヘッドホンを装着して聴くようになっている作品もあれば、スタッフがタイミングを見計らいながら手動で再生を開始するものもあった。
空き缶に落ちる水滴の音に着想を得たシリーズの最新作、この展覧会のために作られた《横浜、音楽が聞こえてきた》。
ずっと音が鳴っているわけではなく、たまにポツンと雨漏りのような音がするだけなので、しばらく耳をすませていなければならない。
《キューバのサンバ リミックス》。下の写真はカシンとアート・リンゼイによるリミックス。床の近くの小さいモニタに空き缶が映っており、水滴の音に合わせて2人が演奏する様子が両脇のモニタに映る。
《キューバのサンバ リミックス》、野村誠によるリミックス。こちらは映像無しで音だけが流れる。
《シマブクのフィッシュ・アンド・チップス》では、水中で未調理のジャガイモと魚が出合う。シュールというほかない。
すぐ上の2枚の画像には不鮮明ながら魚が映っているのがおわかりいただけるだろうか……。
《ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品のリミックスをお願いした》。タコは凧🪁でなく蛸🐙。
スクリーンの映像は左右に分割されている。左には島袋がタコ釣りをしたりタコを見物人に見せたりタコに東京観光をさせたりタコを海に還したりする様子が映る。右半分ではペネイラ・エ・ソンニャドール(島袋がサンパウロに滞在中ファンになったというミュージシャン2人組)が街頭で島袋とタコについての歌をうたう。
《音楽家の小杉武久さんと能登へ行く(桶滝)》(2013年の作品なので先の大地震とは関係ない、念のため)。小杉が、たまたま拾ったアルミの洗面器と崎陽軒のシウマイ弁当に入っていた醤油入れを使って、いろいろな音を出しながら歩く。
以下2枚は展示とはまったく関係ないが、会場内の配管がちょっとよかったのでついでに撮影。
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2024年8月22日から30日にかけてブラジルで火災が起こる前兆
2024年8月22日から30日にかけてブラジルで火災が起こる前兆 ジュセリーノ・ルス – ジャーナリスト 2024 年 8 月 23 日 火災により人々が家を失うというイベントの前に送られたいくつかの手紙によると、これらの場所の原因は主に火災、つまり犯罪行為による火災が大半だという。 最も影響を受ける都市の 1 つはリベイラン プレト -S でしょう。 Q. 不審な行為を発見した場合は、190番通報してください。火災の原因は環境犯罪です。彼らの予測によれば、21 の都市が火災に直面することになります。合計50の自治体が火災に厳重な警戒を行うことになる。サンパウロ州で2024年8月に記録される火災発生件数は、1998年以降のサンパウロ市の月としては最高となる。2024 年 8 月 24 日から 25 日にかけて火災が活発に発生すると予想される都市 (SP)モンテ アレグレ ド…
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コーヒーの有名な産地:世界を巡る芳醇な香り
コーヒーは、世界中で愛される飲み物です。その風味は、栽培される土地の気候や土壌、品種によって大きく異なります。今回は、世界で有名なコーヒーの産地を深掘りし、それぞれの土地が育むコーヒーの魅力に迫ります。
アフリカ:コーヒー発祥の地、多様な風味
コーヒーの発祥の地とされるアフリカは、古くからコーヒー栽培が行われており、多様な品種と風味のコーヒーを生み出しています。
エチオピア: コーヒーのルーツとも言えるエチオピアは、野生種のアラビカ種が自生する地域です。ゲイシャやイルガチェフェなど、個性的な品種が有名で、花のような香りと爽やかな酸味が特徴です。
ケニア: ケニアは、高品質のアラビカ種を生産する国として知られています。明るい酸味とフルーティな甘みとしっかりとしたコクがあるのが特徴です。
タンザニア: タンザニアのコーヒーは、強い酸味とコクがあり、重厚な風味を持つものが特徴です。キリマンジャロ山麓で栽培されるキリマンジャロコーヒーは、世界的に有名なブランドです。
中南米:個性豊かなアラビカ種の宝庫
中南米は、世界最大のコーヒー生産地域であり、多様な品種のアラビカ種が栽培されています。
ブラジル: 世界最大のコーヒー生産国であるブラジルは、柔らかく飲みやすいサンパウロや、上品な酸味と甘みを持つモジアナなど、さまざまなタイプのコーヒーを生産しています。
コロン��ア: コロンビアは、高品質のアラビカ種を生産する国として知られています。スモー��ーな風味とナッツのような香りが特徴で、特にスプレモという最高級グレードが有名です。
グアテマラ: グアテマラは、火山灰土壌で栽培されるコーヒーが特徴です。フルボディでコクがあり、チョコレートのような深みを持つものが多く、アンティグアという地域で生産されるコーヒーが有名です。
アジア:伝統と革新が融合するコーヒー文化
アジアでは、近年コーヒー栽培が盛んになり、独自の風味を持つコーヒーが誕生しています。
インドネシア: インドネシアは、世界有数のコーヒー生産国であり、ロブスタ種とアラビカ種の両方が栽培されています。マンデリンコーヒーは、独特のスモーキーな風味と苦味が特徴です。
ベトナム: ベトナムは、世界最大のロブスタ種生産国です。ロブスタ種の力強いコクと苦味が特徴で、インスタントコーヒーの原料としても広く利用されています。
日本: 日本でも、近年スペシャルティコーヒーが注目を集めています。国内各地で独自のコーヒー豆が栽培され、個性豊かな味わいのコーヒーが楽しめます。
コーヒーの風味を左右する要素
コーヒーの風味は、品種、栽培環境、精製方法など、さまざまな要素によって左右されます。
品種: アラビカ種、ロブスタ種など、品種によって風味は大きく異なります。
栽培環境: 気候、土壌、標高など、栽培環境によってコーヒー豆の成分が変化し、風味に影響を与えます。
精製方法: 生豆からコーヒー豆にするまでの精製方法によって、風味は大きく変わります。
焙煎度: 焙煎度によって、コーヒーの苦味や酸味、香りが変化します。
まとめ
コーヒーは、その多様な風味から、人々に様々な楽しみ方を提供してくれます。今回紹介した産地以外にも、世界には数多くのコーヒー産地が存在し、それぞれの土地で個性豊かなコーヒーが栽培されています。
この情報を参考に、ぜひあなたのお気に入りのコーヒーを見つけてみてください。
些細な日常
食後の美味い珈琲に問われる元気の活かし方
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TRAX 30TH ANNIVERSARY GROUP SHOW Vol.2 伊藤桂司 / 山口幸士 / 山田康平
2023年9月23日(土) ー 10月15日(日) 火〜木曜日定休 Opening Party 9月23日(土) 3pm〜
伊藤桂司 30年前、TRAXが出来た年に個展をやらせて頂いた。その時以来、環境��含めたギャラリーの素晴らしさには行くたびに感動し、オーナーである木村二郎さんと悦ちゃんの優しさに救われ、誘ってくれた角田くんの面白さにはやられっぱなし。歴代のワンコの可愛さも忘れちゃいけません。二郎さんは亡くなってしまったけれど、gallery TRAXへの感謝の気持ちは語り尽くせない。
Profile / KEIJI ITO 1958年、東京生まれ。広告、出版、音楽関係などでグラフィック、アートディレクション、映像を手掛ける。 「Active Wire」(ソウル: Haja Center)、「CLOSE UP of JAPAN」(サンパウロ美術館)、「Buzz Club-News from Japan」(N.Y: P.S.1 / MoMA)、「シブパル展。」田名網敬一氏とのコラボレーション(パルコ・ミュージアム)、「四次元を探しに / ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)、個展は「TRANQUILO」(山梨 Gallery Trax)、「VERDE CÓSMICO」(馬喰町 PARCEL) 等国内外の展示多数。主な作品集に『LA SUPER GRANDE』『NEW WORLD』などがある。京都芸術大学・大学院教授。
山口幸士 変わったことの起きない日常だけれど 刻々と変化している小さなこと。 そんな「日々」を描いている。 TRAXに通って数年だけど、ここに来るたびに気持ちの良い風を感じている。 いつも変わらない。
Profile / KOJI YAMAGUCHI 神奈川県川崎市出身。街を遊び場とするスケートボードの柔軟な視点に強く影響を受け、日常の風景や身近にあるオブジェクトをモチーフにペインティング、ドローイング、コラージュなど様々な手法を用い独自の視点に転換する。2015年から3年間、ニューヨークでの活動を経て現在は東京を拠点に活動している。
山田康平 私は絵を描く時に、オイルを画面に染み込ませてから筆を動かし始める。そうすることで、画面の中ではノイズを保ちながら、絵の具が滲み、垂れ、混ざることで様々な物質、記号が湧き上がってくる。四角い画面の中で絵にするために、形になるものとならないものの行き来を画面の中で行っている。
Profile / KOUHEI YAMADA 1997年大阪生まれ。2020年武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業、2022年京都芸術大学��士課程美術工芸領域油画専攻修了。 主な個展として、「Strikethrough」Taka Ishii Gallery (東京、2023年)、「それを隠すように」biscuit gallery(東京、2022年)、「線の入り方」MtK Contemporary Art(京都、2022年)、京都岡崎蔦屋書店ギャラリースペース(京都、2022年)、「road」代官山ヒルサイドテラスアネックスA(東京、2021年)、「のぼり、おりる」ギャラリー美の舎(東京、2020年)。主なグループ展として「ぎこちない実感」YODTOKYO(東京、2022年)、「nine colors XVI」西武渋谷店(東京、2022年)、アートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO」京都文化博物館別館(京都、2021年、2020年)に参加。主な受賞は、CAF賞(2020年)入選。
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「小野 正裕 経済学者」 - 経済と市場の再バランス
「小野 正裕 経済学者」 - 経済と市場の再バランス
意思決定は、将来の理解と予測に基づいて行われなければなりません。マクロ経済の力によって、個人や国、地域の視点が変わりつつあります。地政学的緊張が高まっており、社会政治的移行、資源制約、気候変動に関連する潜在的なリスクも高まっています。メーカーは常に機会とリスクを比較検討しています。しかし今日では、メガトレンドとして知られる世界の複雑な問題の影響に内在する前例のない不確実性と変動性も克服する必要があります。
アルビン・トフラーは 50 年前に『Future Shock』を執筆しましたが、この本は今でも驚くほど先見の明があり、今日の製造組織に大きな影響を与えています。 『Future Shock』の中で、アルビン・トフラーは、世界経済と情報化時代に起きている劇的な構造変化、つまり「超産業社会」に向けた技術進歩の加速を指摘し、産業革命後の新たな分水嶺を特定しています。製造業者の回復力、競争力、収益性は、世界を席巻する 5 つの主要な変化の方向を理解し、計画することにかかっています。
1. 人口移動
2030 年までに、世界の人口は 85 億人に達します。一部の地域や国では人口が爆発的に増加し、巨大な労働市場と消費市場が形成されています。その他、特に日本、スペイン、ポルトガルは減少しており、最も急速に増加している年齢層は高齢者で2030 年までに 65 歳以上の人口が 10 億人を超えることになります。たとえば、韓国の首都、ソウル市では 65 歳以上の人口が現在の 2 倍になり、2030 年までに人口の 21% を占めることになるでしょう。
その時までに、世界人��の3分の2が都市に住み、都市が世界のGDPの80%を生み出すことになるでしょう。そして人口1,000万人を超える大都市が43個も存在することになります。120大都市のうち17都市は現在特定されている新興国に位置し、メキシコシティとサンパウロ、深センと上海、ムンバイとラホール、ラゴスとキンシャサなどの独占都市がこの地域の経済活動を支配することになります。
これは何を意味するのでしょうか?
高齢者には薬や適切な生活用品、ケアが必要です。 2030 年までに、ロボットによる高齢者の介護がますます増え、医療技術メーカーは積層造形 (3D プリンティング) を利用して、高齢者のニーズを満たす効率的な補助装置を設計、製造する可能性があります。
加工食品メーカーに関連して、単身世帯は今後10年間で最も急速に成長する世帯構造となるでしょう。
2. 環境圧力と資源不足
人口圧力はすでに地球資源に負担をかけており、水や食料、エネルギーなど、移動手段における創造的な解決策が必要となっています。現在、世界の人口は地球上の再生可能資源の 150% を毎年消費しており、これが過去 10 年間、綿花からコーヒー、原油、トウモロコシに至るまでの商品の年間平均価格の絶え間ない変動を引き起こしています。
気候変動はさらなる影響をもたらす前兆で、異常気象は大規模なインフラ被害を引き起こす可能性があり、同時に海面上昇も沿岸地域を危険にさらす可能性があります。生物多様性の損失は生態系の持続可能性を脅かし、世界中で乾燥地帯が拡大し、気温の上昇が農業を脅かしています。しかし、2030 年までに、人類は現在より 50% 多くのエネルギーと40% 多くの水、そして 3 分の 1 多くの食料を必要とするでしょう。
これは何を意味するのでしょうか?
廃棄物を削減するだけでなく、総合的な再製造や材料の再利用を通じて循環経済(サーキュラーエコノミー)を受け入れる必要があります。食料生産、持続可能な建築材料、輸送ソリュー��ョン用の次世代バッテリ、エネルギー生産はすべて、深いイノベーションを必要とします。目的を持った組織は、社会的良心と企業倫理に対する消費者の期待にも応える必要があります。
3. テクノロジーの台頭
人間と機械の間の境界線はまだ曖昧ではないかもしれませんが、日本のロボット工学の専門家である石黒宏氏は、その時代はそう遠くないと信じており、「場合によってはコンピューターはすでに人間より超越しており、テクノロジーは進化の一形態にすぎない。私たちは人間の定義を変えつつある」と述べています。人工知能 (AI) が深層学習(ディープラーニング)とパターン認識が飛躍するにつれて、何らかの形式の人間と機械の合成が増加しています。
この議題を優先事項とするならば企業が勝利するでしょう。 AI のさまざまな導入率をモデル化すると、前者は最も早く投資を損益分岐点にし、2030 年までの 10 年間で 122% の累積キャッシュ フロー増加を生み出すのに対し、後者はわずか 10% であることがわかります。 導入が遅れている企業は、純キャッシュフローのマイナスに反映される重大な競争上の不利を予見する必要があります。インダストリー 4.0 は間もなく 5.0 に移行し、まったく新しい産業が誕生します。 2030 年までに、人工知能の応用と導入により、世界の GDP は 13 ~ 15 兆ドル増加すると予想、最前線に立つメーカーは、これらの増加の大部分を獲得することとなります。
これは何を意味するのでしょうか?
テクノロジーと推定された消費者の選択によって引き起こされる損壊は、所有権の性質を変えています。世界最大手のタクシー業界ウーバーは自社に車を所有しておらず、小売大手アリババは在庫を持たないが買い手と売り手の仲介役を務め、写真業界のインスタグラ��はカメラの製造も販売もしていません。
サービスとしての製造 マース(MaaS) プラットフォームは、特に自動車や航空宇宙などの業界で供給ネットワークを再構築し、オランダのマースに拠点を置く 3DHub 社の例を考えてみましょう。同社は年間 200,000 件の製造取引を可能にし、「部品は 5 分以内に生産される」と言われています。
積層造形はまもなくライフサイエンスに革命をもたらすかもしれません。サンディエゴに本拠を置くバイオテクノロジー新興企業Organovoは、3Dプリンティングを使って人間の肝臓組織を「修復」する試験の資金が不足していますが、この画期的なコンセプトは近い将来に普及し始めるかもしれません。迅速な医薬品研究と試験の促進により、製薬メーカーは新薬開発にかかる大幅なコスト (平均 10 億ドル以上) と時間 (10 ~ 15 年) を節約できるようになります。
4. 経済と市場のリバランス
経済力は西側から東側に移りつつあります。今後20年のどこかの時点で、中国、ブラジル、インドネシア、インド、ロシア、メキシコ、トルコの新興7カ国のGDPの合計はG7のGDPを超えるでしょう。
アジアの多くの国が輸出主導の成長から脱却する中、中間層が急速に成長しています。2030年までに、アジア太平洋地域は世界の中流階級の人口の3分の2、中流階級の消費の60%近くを占めるようになり、2010年の28%と23%から増加するでしょう。今日の新興市場がほぼすべての消費者製品カテゴリーの原動力となるため、これはほぼすべてのブランドオーナーやメーカーにとって良いことです。
中国経済が消費ベースのモデルへの移行を続けており、デジタル接続、サイバーフィジカルシステム接続、中国の一帯一路構想などのインフラ接続など、地域の接続性が拡大し続けています。
これは何を意味するのでしょうか?
アジア太平洋地域内の貿易、投資、資本の流れは日に日に増加しており、世界経済は多極化が進んでいます。すべての製造業において、競争環境は変化し、アジア太平洋地域での存在感を高めるためには、グローバルな価値ネットワークを構築する必要があります。
5. 新たなリスク
30年前、政治学者のフランシス・フクヤマは、ベルリンの壁の崩壊は「歴史の終わり」を示したと宣言しました。これは西側の自由民主主義の覇権とそれに関連する経済秩序が広がり、安定とより広範な繁栄をもたらすということです。
彼の予測は時期尚早でした。所得格差の統計的尺度であるジニ係数は、低所得国から高所得国に至るまで、国の資産のあらゆるレベルで上昇しています。 この拡大する不平等は現在、フランスの「黄色いベスト運動」から香港の街頭抗議活動や英国の EU 離脱、「アメリカ第一主義」の孤立主義感情に至るまで、ポピュリズムと不満として現れています。
ポピュリズムは保護主義的な政策と結びついています。貿易戦争と関税戦争はまだ始まったばかりかもしれません。今年9月、トランプ政権は1,250億ドル相当の中国からの輸入品に15%の追加関税を課し、中国からの輸入品に対する平均関税は21%に引き上げられました。中国は直ちに反応し、自動車部品や大豆を含む1,700以上の米国製品に対する関税を引き上げ、米国産原油には5%の関税を課しました。その影響は明らかで、中国の製造業は8月に4カ月連続で減速し、関税により米国の家庭は今後1年間で平均970ドルの損害を受けると予想されています。
新しいテクノロジーや人口動態の変化に関連した地政学は、継続的なリスクを引き起こす可能性があり、現在のビジネスリーダーは、この新たな変動パターンを軽減する必要があります。
貿易はますます政治的武器として利用されるでしょう。中国と米国と同様、日本と韓国も、1910年から1945年までの日本の植民地支配に対する賠償をめぐる対立に根ざした報復関税による貿易戦争に巻き込まれています。結果、両国のGDP予測は下方修正されました。
世界貿易機関(WTO)は2019年10月、世界の貿易量の伸び予測を4月時点の予想2.6%から1.2%に引き下げ、半分以下の減少となりました。同様に、世界のGDP成長率予測も2.6%から2.3%に引き下げられ、WTOのロベルト・アゼベド事務局長は「貿易摩擦は直接的な影響以外にも不確実性を高めており、一部の企業が生産性向上のための投資を遅らせている」と述べています。
これは何を意味するのでしょうか?
貿易障壁と関税障壁が地政学的リスクと社会経済的リスクをどの程度悪化させるかは不明です。しかし、新しいテクノロジーや人口動態の変化に伴い、地政学が継続的なリスクをもたらすことは明らかであり、現在のビジネスリーダーは、この新たな変動パターンを緩和する必要があります。
メガトレンドの影響はあらゆるところに及んでおり2030 年の将来を見据えて、次の 5 つの主要分野から戦略的見通しを実行する必要があります。
(1)『人々を第一に考える』
現在の重要なスキル不足はさらに悪化するでしょう。同時に、今日の製造業の労働力の 5 分の 1 以上が技術の代替に直面しています。
Q.組織は将来を見据えた人材戦略を採用していますか?
(2)『新しいテクノロジーを導入』
オートメーションと人工知能、ブロックチェーンとビッグデータ、インダストリー 4.0 のこれらの要素には、大きな競争上の優位性を生み出す能力があります。
Q.組織はスマート マニュファクチャリングの新しい機能に適応していますか?
(3)『市場の変化に適応し、理解する』
この課題には、世界の人口動態に合わせて市場浸透度や取引量を���評価し、社会経済のバランスを再調整することが含まれます。
Q.同社は 2030 年の世界市場と機会を見据えた立場にありますか?
(4)『イノベーションの再開』
ビジネスモデルはメガトレンドによって破壊されるでしょう。製品の提供は、顧客の期待の変化に応じて進化する必要があります。
Q.企業は「デジタル・ファースト時代」に自社の製品イメージをどのように再形成できるでしょうか?
(5)『リスクを管理するために多角的な戦略を採用する』
不確実性と変動性が増大する中、先見性がありながらも規律あるリーダーシップが必要です。
Q.供給ネットワークのあらゆる側面を保護するために、包括的なリスクとシナリオの管理計画が策定されていますか?
結論
今後 10 年間で、すべての業界が世界的なメガトレンドの暗黙的に含まれる課題に直面することになります。急速に変化する世界に直面して、今日下される優先順位と決定は、製造業の回復力と競争力に影響を与えます。
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小野正裕のアドバイス:経済と市場の再バランス
意思決定は、将来の理解と予測に基づいて行われなければなりません。マクロ経済の力によって、個人や国、地域の視点が変わりつつあります。地政学的緊張が高まっており、社会政治的移行、資源制約、気候変動に関連する潜在的なリスクも高まっています。メーカーは常に機会とリスクを比較検討しています。しかし今日では、メガトレンドとして知られる世界の複雑な問題の影響に内在する前例のない不確実性と変動性も克服する必要があります。
アルビン・トフラーは 50 年前に『Future Shock』を執筆しましたが、この本は今でも驚くほど先見の明があり、今日の製造組織に大きな影響を与えています。 『Future Shock』の中で、アルビン・トフラーは、世界経済と情報化時代に起きている劇的な構造変化、つまり「超産業社会」に向けた技術進歩の加速を指摘し、産業革命後の新たな分水嶺を特定しています。製造業者の回復力、競争力、収益性は、世界を席巻する 5 つの主要な変化の方向を理解し、計画することにかかっています。
1. 人口移動 2030 年までに、世界の人口は 85 億人に達します。一部の地域や国では人口が爆発的に増加し、巨大な労働市場と消費市場が形成されています。その他、特に日本、スペイン、ポルトガルは減少しており、最も急速に増加している年齢層は高齢者で2030 年までに 65 歳以上の人口が 10 億人を超えることになります。たとえば、韓国の首都、ソウル市では 65 歳以上の人口が現在の 2 倍になり、2030 年までに人口の 21% を占めることになるでしょう。
その時までに、世界人口の3分の2が都市に住み、都市が世界のGDPの80%を生み出すことになるでしょう。そして人口1,000万人を超える大都市が43個も存在することになります。120大都市のうち17都市は現在特定されている新興国に位置し、メキシコシティとサンパウロ、深センと上海、ムンバイとラホール、ラゴスとキンシャサなどの独占都市がこの地域の経済活動を支配することになります。
これは何を意味するのでしょうか? 高齢者には薬や適切な生活用品、ケアが必要です。 2030 年までに、ロボットによる高齢者の介護がますます増え、医療技術メーカーは積層造形 (3D プリンティング) を利用して、高齢者のニーズを満たす効率的な補助装置を設計、製造する可能性があります。 加工食品メーカーに関連して、単身世帯は今後10年間で最も急速に成長する世帯構造となるでしょう。
2. 環境圧力と資源不足 人口圧力はすでに地球資源に負担をかけており、水や食料、エネルギーなど、移動手段における創造的な解決策が必要となっています。現在、世界の人口は地球上の再生可能資源の 150% を毎年消費しており、これが過去 10 年間、綿花からコーヒー、原油、トウモロコシに至るまでの商品の年間平均価格の絶え間ない変動を引き起こしています。 気候変動はさらなる影響をもたらす前兆で、異常気象は大規模なインフラ被害を引き起こす可能性があり、同時に海面上昇も沿岸地域を危険にさらす可能性があります。生物多様性の損失は生態系の持続可能性を脅かし、世界中で乾燥地帯が拡大し、気温の上昇が農業を脅かしています。しかし、2030 年までに、人類は現在より 50% 多くのエネルギーと40% 多くの水、そして 3 分の 1 多くの食料を必要とするでしょう。 これは何を意味するのでしょうか? 廃棄物を削減するだけでなく、総合的な再製造や材料の再利用を通じて循環経済(サーキュラーエコノミー)を受け入れる必要があります。食料生産、持続可能な建築材料、輸送ソリューション用の次世代バッテリ、エネルギー生産はすべて、深いイノベーションを必要とします。目的を持った組織は、社会的良心と企業倫理に対する消費者の期待にも応える必要があります。
3. テクノロジーの台頭 人間と機械の間の境界線はまだ曖昧ではないかもしれませんが、日本のロボット工学の専門家である石黒宏氏は、その時代はそう遠くないと信じており、「場合によってはコンピューターはすでに人間より超越しており、テクノロジーは進化の一形態にすぎない。私たちは人間の定義を変えつつある」と述べています。人工知能 (AI) が深層学習(ディープラーニング)とパターン認識が飛躍するにつれて、何らかの形式の人間と機械の合成が増加しています。
この議題を優先事項とするならば企業が勝利するでしょう。 AI のさまざまな導入率をモデル化すると、前者は最も早く投資を損益分岐点にし、2030 年までの 10 年間で 122% の累積キャッシュ フロー増加を生み出すのに対し、後者はわずか 10% であることがわかります。 導入が遅れている企業は、純キャッシュフローのマイナスに反映される重大な競争上の不利を予見する必要があります。インダストリー 4.0 は間もなく 5.0 に移行し、まったく新しい産業が誕生します。 2030 年までに、人工知能の応用と導入により、世界の GDP は 13 ~ 15 兆ドル増加すると予想、最前線に立つメーカーは、これらの増加の大部分を獲得することとなります。
これは何を意味するのでしょうか? テクノロジーと推定された消費者の選択によって引き起こされる損壊は、所有権の性質を変えています。世界最大手のタクシー業界ウーバーは自社に車を所有しておらず、小売大手アリババは在庫を持たないが買い手と売り手の仲介役を務め、写真業界のインスタグラムはカメラの製造も販売もしていません。 サービスとしての製造 マース(MaaS) プラットフォームは、特に自動車や航空宇宙などの業界で供給ネットワークを再構築し、オランダのマースに拠点を置く 3DHub 社の例を考えてみましょう。同社は年間 200,000 件の製造取引を可能にし、「部品は 5 分以内に生産される」と言われています。
積層造形はまもなくライフサイエンスに革命をもたらすかもしれません。サンディエゴに本拠を置くバイオテクノロジー新興企業Organovoは、3Dプリンティングを使って人間の肝臓組織を「修復」する試験の資金が不足していますが、この画期的なコンセプトは近い将来に普及し始めるかもしれません。迅速な医薬品研究と試験の促進により、製薬メーカーは新薬開発にかかる大幅なコスト (平均 10 億ドル以上) と時間 (10 ~ 15 年) を節約できるようになります。
4. 経済と市場のリバランス 経済力は西側から東側に移りつつあります。今後20年のどこかの時点で、中国、ブラジル、インドネシア、インド、ロシア、メキシコ、トルコの新興7カ国のGDPの合計はG7のGDPを超えるでしょう。
アジアの多くの国が輸出主導の成長から脱却する中、中間層が急速に成長しています。2030年までに、アジア太平洋地域は世界の中流階級の人口の3分の2、中流階級の消費の60%近くを占めるようになり、2010年の28%と23%から増加するでしょう。今日の新興市場がほぼすべての消費者製品カテゴリーの原動力となるため、これはほぼすべてのブランドオーナーやメーカーにとって良いことです。 中国経済が消費ベースのモデルへの移行を続けており、デジタル接続、サイバーフィジカルシステム接続、中国の一帯一路構想などのインフラ接続など、地域の接続性が拡大し続けています。 これは何を意味するのでしょうか? アジア太平洋地域内の貿易、投資、資本の流れは日に日に増加しており、世界経済は多極化が���んでいます。すべての製造業において、競争環境は変化し、アジア太平洋地域での存在感を高めるためには、グローバルな価値ネットワークを構築する必要があります。
5. 新たなリスク 30年前、政治学者のフランシス・フクヤマは、ベルリンの壁の崩壊は「歴史の終わり」を示したと宣言しました。これは西側の自由民主主義の覇権とそれに関連する経済秩序が広がり、安定とより広範な繁栄をもたらすということです。 彼の予測は時期尚早でした。所得格差の統計的尺度であるジニ係数は、低所得国から高所得国に至るまで、国の資産のあらゆるレベルで上昇しています。 この拡大する不平等は現在、フランスの「黄色いベスト運動」から香港の街頭抗議活動や英国の EU 離脱、「アメリカ第一主義」の孤立主義感情に至るまで、ポピュリズムと不満として現れています。
ポピュリズムは保護主義的な政策と結びついています。貿易戦争と関税戦争はまだ始まったばかりかもしれません。今年9月、トランプ政権は1,250億ドル相当の中国からの輸入品に15%の追加関税を課し、中国からの輸入品に対する平均関税は21%に引き上げられました。中国は直ちに反応し、自動車部品や大豆を含む1,700以上の米国製品に対する関税を引き上げ、米国産原油には5%の関税を課しました。その影響は明らかで、中国の製造業は8月に4カ月連続で減速し、関税により米国の家庭は今後1年間で平均970ドルの損害を受けると予想されています。
新しいテクノロジーや人口動態の変化に関連した地政学は、継続的なリスクを引き起こす可能性があり、現在のビジネスリーダーは、この新たな変動パターンを軽減する必要があります。
貿易はますます政治的武器として利用されるでしょう。中国と米国と同様、日本と韓国も、1910年から1945年までの日本の植民地支配に対する賠償をめぐる対立に根ざした報復関税による貿易戦争に巻き込まれています。結果、両国のGDP予測は下方修正されました。 世界貿易機関(WTO)は2019年10月、世界の貿易量の伸び予測を4月時点の予想2.6%から1.2%に引き下げ、半分以下の減少となりました。同様に、世界のGDP成長率予測も2.6%から2.3%に引き下げられ、WTOのロベルト・アゼベド事務局長は「貿易摩擦は直接的な影響以外にも不確実性を高めており、一部の企業が生産性向上のための投資を遅らせている」と述べています。 これは何を意味するのでしょうか? 貿易障壁と関税障壁が地政学的リスクと社会経済的リスクをどの程度悪化させるかは不明です。しかし、新しいテクノロジーや人口動態の変化に伴い、地政学が継続的なリスクをもたらすことは明らかであり、現在のビジネスリーダーは、この新たな変動パターンを緩和する必要があります。 メガトレンドの影響はあらゆるところに及んでおり2030 年の将来を見据えて、次の 5 つの主要分野から戦略的見通しを実行する必要があります。
(1)『人々を第一に考える』 現在の重要なスキル不足はさらに悪化するでしょう。同時に、今日の製造業の労働力の 5 分の 1 以上が技術の代替に直面しています。 Q.組織は将来を見据えた人材戦略を採用していますか?
(2)『新しいテクノロジーを導入』 オートメーションと人工知能、ブロックチェーンとビッグデータ、インダストリー 4.0 のこれらの要素には、大きな競争上の優位性を生み出す能力があります。 Q.組織はスマート マニュファクチャリングの新しい機能に適応していますか?
(3)『市場の変化に適応し、理解する』 こ���課題には、世界の人口動態に合わせて市場浸透度や取引量を再評価し、社会経済のバランスを再調整することが含まれます。 Q.同社は 2030 年の世界市場と機会を見据えた立場にありますか?
(4)『イノベーションの再開』 ビジネスモデルはメガトレンドによって破壊されるでしょう。製品の提供は、顧客の期待の変化に応じて進化する必要があります。 Q.企業は「デジタル・ファースト時代」に自社の製品イメージをどのように再形成できるでしょうか?
(5)『リスクを管理するために多角的な戦略を採用する』 不確実性と変動性が増大する中、先見性がありながらも規律あるリーダーシップが必要です。 Q.供給ネットワークのあらゆる側面を保護するために、包括的なリスクとシナリオの管理計画が策定されていますか?
結論 今後 10 年間で、すべての業界が世界的なメガトレンドの暗黙的に含まれる課題に直面することになります。急速に変化する世界に直面して、今日下される優先順位と決定は、製造業の回復力と競争力に影響を与えます。
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『夏目漱石風のつぶや記』
2023年9月18日。
狭い物件が人気のサンパウロ。極小物件の魅力と、サンパウロの生活。都市の喧騒と静寂、人々の選択に思いを馳せます。
#サンパウロ #極小物件 #都市生活
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TEDにて
ハナ・ブル���シュトゥマ:印刷できる柔軟な有機太陽電池?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
見慣れた太陽電池とは違い、有機太陽電池は、インクに溶かせる化合物でできていて、単純な手法で好きな形に印刷できます。
それによって得られるのは、軽量で柔軟で半透明な、太陽エネルギーを電気に変えるフィルムです。
それが、どうやって作られ、世界の電力事情をどう変え得るかを、ハナ・ブルクシュトゥマが解説します。
私が左右で違う靴を履いているのに気付かれたかもしれません。
見た目がおかしいし、履き心地がすごく変ですが、これで示したいことがあったんです。
左の靴は、持続可能なフットプリントを示していて天然資源を地球が再生できる範囲内で利用し、二酸化炭素を森や海が吸収できる範囲内で排出します。
安定した健全な状態です。今日の状況は、むしろもう一方の靴のようです。大きすぎます。2017年には、地球が再生できる1年分の資源を8月2日の時点ですでに使い切っていました。
これはいわば、ひと月分のお金を18日までに使い切ってしまいその月の残りは、借金で暮らすようなものです。
そのようにして何ヶ月か過ごすことはできるでしょうが、暮らし向きを改めなければそのうち大きな問題を抱えることになります。
この過剰利用の破壊的影響については、みんな知っての通りです。
地球温暖化、海面の上昇、氷河や極地の氷の融解、ますます極端になっていく気候、この問題の大きさには苛立ちを禁じ得ません。
これが余計に苛立たしいのは、解決法があるというのに、みんなやり方を変えようとしないことです。
今日は、新しいソーラー技術が持続可能な建物の未来にいかに貢献できるかという話をします。
エネルギー需要の4割は、建物で消費されているためこの消費に取り組むことで地球温暖化ガス排出を大幅に減らせます。
持続可能性の原則に沿って設計された建物は、必要な電力を自分で作り出します。
これを実現するには、たとえば断熱性の高い壁や窓を使うなどして、まずエネルギー消費を極力抑える必要があります。
そのような技術は、既に商品化されています。でも、普及に時間は膨大にかかるのも事実です。
それから温水や暖房のためのエネルギーが必要です。これは太陽熱利用システムやヒートポンプで地面や大気から再生可能な形で得ることができます。
この技術も既に利用可能になっています。でも、普及に時間は膨大にかかるのも事実です。
あと必要なのは電気です。
再生可能な発電方法は原理的にいくつかありますが、屋根に風車のある建物や水力発電設備のある庭というのをどれほどご存じでしょうか。
たぶんあまりないでしょう。理に適わないからです。でも太陽は、屋根や壁面に豊富なエネルギーを送ってくれています。
このエネルギーを建物の表面で集めることの可能性はとても大きなものです。ヨーロッパを例に見てみましょう。
太陽に対して適切な向きであまり陰にならない面をすべて使うなら太陽電池から得られる電力で総エネルギー需要の3割を賄えます。
でも、現在の太陽電池には、問題があります。
費用効率は良いのですが、デザイン的にはあまり柔軟性がなく美観という点で問題になります。
太陽電池のある建物というとこのようなものをイメージするでしょう。
レイカーツワイルの言うように、さらに発電効率も何回かイノベーションが必要です。
太陽光発電所には、良いでしょうが建物や通りや建築物となると美観が問題になります。太陽電池のある建物をあまり目にしない理由が、ここにあります。
単にそぐわないのです。
私たちのチームでは、まったく異なる太陽電池技術に取り組んでいます。
有機太陽電池です。「有機」というのは、光の吸収や電荷輸送に金属ではなく炭素を主体とした素材を使っているということです。
私たちが使うのは、真珠の首飾りみたいに異なる繰り返し単位が連なった高分子化合物とフラーレンというサッカーボールみたいな形の小さな分子の混合物です。
この2つを混ぜて溶かしインク状にします。すると柔軟な素材のロールに連続的に塗装するスロットダイのような印刷技術を使って印刷できるようになります。
印刷された薄い層は、太陽エネルギーを吸収する活性層になります。
この活性層はとても効率的です。ほんの0.2μmの薄さで太陽エネルギーを吸収できます。髪の毛の太さの100分の1という薄さです。
別のたとえをするなら、この高分子1キロでインクを作ったならその量でサッカー場の広さの太陽電池を印刷できます。
有機太陽電池は、極めて少ない原料で製造できこれは持続可能性という点で重要なことだと思います。
印刷するとこのような太陽電池モジュールができます。これはプラスチックフィルムのように見え性質も似ています。軽量で曲げることができ半透明です。
それでも屋外の太陽光や室内の光を集めることができ、ご覧のとおり小さなLEDを灯せます。これはプラスチックの形で使え軽量で曲げられる点を生かせます。
軽量という点は暖かい地域の建物では重要です。屋根が重い物を余分に載せられるようには、デザインされていないからです。
たとえば冬期の積雪は、想定していません。重いシリコン製の太陽電池は使えませんが、この軽量なソーラーフィルムならぴったりです。
曲げられるという点は、膜状の建築構造と太陽電池を組み合わせる場合に重要になります。
シドニーのオペラハウスの「帆」が、発電所になるところを想像してみてください。この太陽電池フィルムはまたガラスのような通常の建築資材と組み合わせることもできます。
どのみち外壁のガラスは、多くの場合、安全合わせガラスとして膜を挟んだ構造になっているので製造プロセスでもう一層、膜を追加するのは大変ではなく、それによって太陽電池を含んでいて発電のできる建築材料ができます。
見た目が良いという以外にも、この統合型の太陽電池には大きな利点が2つあります。
はじめにお見せした屋根の上の太陽電池を覚えていますか?
この場合、最初に屋根を葺きそれから2番目の層として太陽電池を設置します。これは設置のコストを高くすることになります。統合された太陽電池の場合、建築現場で設置する物は1つで済みます。
建物の外側と太陽電池を同時に取り付けられるのです。設置コストを節約できるだけでなく資源の節約にもなります2つの機能が1つの要素に統合されているからです。
前に光利用の話をしました、私はこの太陽電池パネルが気に入っていますが、皆さんの好みやデザイン上の必要は違っているかもしれません。でも大丈夫、この太陽電池は印刷過程で形やデザインを容易に変えることができます。
これは建築家や建物の所有者に柔軟に対応でき好きな形でこの発電技術を取り入れてもらえます。
これが研究所の中だけのものでないことを強調しておきたいと思います。広く普及するまでには、まだ何年かかかるでしょうが、もう商品化の間際に来ており、すでに製造ラインを持つ企業が何社かあります。
企業では製造能力を拡大しており、私たちもインクを量産できるようにしています。
フットプリントは、小さい方が快適です。
適切な大きさ適切な規模です。私たちはエネルギー消費を適切な規模に戻す必要があります。建物をカーボン・ニュートラルにするというのも重要です。
ヨーロッパでは、2050年までに既存の建築の脱炭素化をするという目標を掲げています。そのために有機太陽電池が大きな役割を果たすと期待しています。
実例をいくつかご覧にいれましょう、有機太陽電池を大々的に印刷した初の商用事例です。「商用」と言ったのは、太陽電池が産業設備に印刷されたということです。
これは「ソーラーツリー」という名で2015年ミラノ万博のドイツ館です。日中には日よけとなり、また夜の照明のための電気を作っています。
太陽電池の形に六角形が選ばれた理由が分かりますか?
簡単です。建築家は、床に影で模様を作りたいと思いそう依頼し、その通りに印刷されたのです。実際の製品とはだいぶ違いますが、この自由な形の作例は私たちの予想以上に訪れた建築家達の想像力を刺激したようです。
こちらの事例は、私たちがターゲットとしているものにより近い形のものです。ブラジルのサンパウロにあるオフィスビルで半透明な有機太陽電池パネルがガラス外壁に統合されていていくつもの役割を果たしています。
1つには、中の会議室に日陰を提供すること。
もう1つは、革新的な方法で会社のロゴを表示することです。そしてもちろん発電によって建物のエネルギー消費を抑えています。
これは建物が、エネルギーの消費者でなく生産者になる未来を指し示しています。太陽電池が建物の外面に調和して取り込まれて資源効率と見た目の良さを両立している様を見たいと思います。
屋根用にはシリコン製の太陽電池が適する場合もあるでしょう。でも、すべての外壁やその他の部分も生かそうと思うなら半透明な部分や曲面や日よけなどには、建築家が望むどのような形にもできる有機太陽電池が大いに役に立つことでしょう。
ありがとうございました。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
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SDGsや気候変動対策は、再生可能エネルギーのことではありません。パンデミック対策の一環です!それ以外の活動は派生物。権力濫用の口実に注意!
注意事項として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
(個人的なアイデア)
電気を作る熱力学のサイクルで熱効率は、ほぼ50%、45%~50%の効率まで高めることは可能ですが・・・
高温の物体から熱を受け取り、電気という「使えるエネルギー」に変換できる機械を一般的に「熱エンジン」と呼んでいる。
高温の物体から受け取った熱エネルギーのうち、どれだけ活用できたかという比率を「効率」と物理学では定義している。
この効率は、原理的に超えられない「カルノー効率」という上限があることが知られている。
カルノー効率が達成されると、効率は上がるが、同時に仕事率がゼロになる現象。
つまり、熱エンジンの効率を最大限に上げると出力がほぼゼロになることを意味しています。そして、効率100%は物理的に不可能ということです。
中世で試行錯誤が行われたことに終止符が示され、機械での永久機関は作れないことが、この現象から理解できます。エネルギー保存の法則からも理解できます。
他には、燃料の持つエネルギーをどれだけ動力として取り出すことができるか?これをエンジンの熱効率と定義しています。
2020年の段階で、ガソリンエンジンの熱効率は最高で40%前後あり、10年くらい前までは30%程度。低燃費の技術競争もあるけどカルノー効率から限界も見え始めています。
だから、ガソリン自動車から電気自動車へ世界中の法人が開発を加速して切り替えている潮流があります。
その他には
日本の法人99%は、自転車操業これが普通。世界でも経済的���普通。
再分配、事前分配をする政府は、一部の大企業や裕福層から増税が原則です。
民主党以前の連休が少ない日の多いのはパンデミック分散対策の一環かもしれない?女性活躍ウィズ実力!能無しがトップにつくと女性でも、権力濫用。混乱必死です。
そして
プラネタリー・バウンダリー提唱者のヨハン・ロックストロームもSDGsに採用されてる。
SDGsは、一神教での法人倫理を統合し数値化している可能性もあります。
多神教ではブッダの八正道です。
SDGsや気候変動対策は、再生可能エネルギーのことではありません。パンデミック対策の一環です!それ以外の活動は派生物。具体的にSDGsの数値を示さない権力濫用の口実に注意!
これらの源流は、Spaceship Earth(宇宙船地球号)のバックミンスターフラー。
バックミンスターフラーは、思想家というか製品デザイナー?
ガイア理論の方が馴染みがあって、こっちの方が腑に落ちるが、それがスティーブジョブズに継承し、今のAppleParkに繋がる影響を与えた。
AppleParkは、バックミンスターフラーの弟子が建築しています。
経済学者で、ケンブリッジ大学名誉教授のパーサ•ダスグプタが、イギリス政府に提出した報告書の中に登場。
経済学を学ぶと、登場する資本や労働などの生産要素の投入量と算出量の関係を示す生産関数があります。
こうした関数は、様々な前提条件に基づきますが、経済学者は、収穫逓減の法則と言うものをよく知っています。
このような人工的な生産関数とは、他に天然由来の生産関数。
つまり、自然から収穫できる生産関数を導き出し、地球全体の生産関数というエコシステムを数値化することでバランスをコントロールできるかもしれないというアイデア。
ここでは、自然資本と呼びます。
自然資本を加味すれば現在の経済成長ペースがどこまで持続可能かを分析することもできます。
人間は、国内総生産GDPを生み出すため、自然から資源を取り出して使い、不要になったものを廃棄物として自然に戻す。
もし、自然が自律回復できなくなるほど、資源が使われて、廃棄されれば、自然資本の蓄積は減少し、それに伴い貴重な生態系サービスの流れも減っていくことになります。
さらに、教授は、経済学者も経済成長には限界があることを認識すべきだと説いています。地球の限りある恵みを効率的に活用しても、それには上限があります。
したがって、持続可能な最高レベルの国内総生産GDPと言う臨界点の水準も存在するということが視野に入るようにもなります。これは、まだ現時点では誰にもわかりませんので解明が必要です。
なお、地球1個分は、ずいぶん昔に超えています。
<おすすめサイト>
デイビッド・マッケイ: 再生可能エネルギーの現実
ダニー・ヒリス: 太陽光を使った地球工学は進めるべきか?
レイ・カーツワイル:今後現れるシンギュラリティ(技術的特異点)を学ぶ大学
Solar Roadways(道路としても敷き詰めて活用できる太陽光発電パネル)
「考えるクルマ」が世界を変える―アーバン・モビリティの革命
Powerwall 2 & Solar Roof Launch - Teala Motors
<提供>
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2013年 08月 27日
蜂の巣駆除とはるおの眼差し(27 August 2013)
早朝坐禅は、禅寺の都合でお休み。8時に起きた。午後に来る予定の蜂駆除の方は、奥さんを連れて午前中に来てしまった。打ち合わせ通り農薬を使って蜂駆除をした。僕は、茶畑庵の中に待機していたので駆除風景を写真には撮れなかった。しばらくすると蜂駆除の方からお声が掛かり外に出て蜂の巣を見上げて見てみるとごっそりなくなっていた。蜂にしたら大災難。申し訳ない。蜂駆除は、これで終わりではない。数日後にまた農薬をかけて徹底的に駆除をし、その後大工さんを呼んで屋根を剥がしてその中にある蜂の巣を駆除する予定。午後になってから蜂の巣を見てみると蜂の出入りは極端に減った。成功した様だ。今月帰省した時に我が家アルバムを何冊���持って来た。今日の写真は、そのアルバムからの一枚だ。これは、祖父のお寺で行われた正月のお清めの儀式だと思われる。僕は、拡大した写真に写る子供たちの一番右。こういった経験があるからこそ今に繋がっているのだと思う。子供の頃の生活環境は、その人にとって大きな影響を持つのは間違いない。かといってこの時に兄(左から2人目)を含め親戚の子供たちや大人もいるが今現在お寺に通うのはほんの僅かだが。僕には強く影響を与えたわけだ。寺の玄関の中央で頭巾を被っているのが祖父。僕は、いくつだろう?3〜4歳と推測。ということは、1967〜8年頃となる。その頃アメリカで流行っていた音楽、ムーブメントと言えばこれだ。
youtube
日曜日辺りからすっかり秋の気配が近づくいている。夏の様な日差しがあることにはあるが湿気が少なく風も吹いている。過ごし易いのだ。前後するが写真の蜂の死骸は僕が集めて皿に乗せて撮ったもの。写真では見えないが尾部にある針は、とても細いがどの蜂も向き出ていた。後、またCanonG12の調子が悪い。動作不良が時々起こる。再修理をしなければならない。
追記 ブラジルに里帰りしている友人のCとSkypeで話をした。ここ1ヶ月ブラジルのサンパウロに帰っているがとても充実した毎日を送っている様だ。その様子は、Facebookで紹介している。日本の電車は、疲れて寝てる人が多いがブラジルはその反対だと言う。アイキャンイマジン。来年一緒にブラジルに行こうと誘われた。そりゃぁ、行きたいがインドにチェコにブラジルかぁ。世界旅行したいわ。こうして彼女と話しているとくだらない人間関係はきっぱり遠のけた方がいいと実感する。
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大岩淑子氏のテキストより
カルナヴァル中の2月18日に、大雨と土砂崩れで、多くの人が家や命を失ったサンパウロ州サンセバスチャン市。災害にあった人たちに「ふつうの生活」が一日でも早く帰ってくるように、3月30日と31日の2日間、東京のアートスペース呼応にて災害支援イベントを開催します!
ダンスワークショップ、オンラインでブラジルの人たちと一緒にヨガ、現在避難所になっている学校から生中継、ブラジル音楽でパーティ、などなど。
この2日間の収益金は、サンセバスチャン市のポジティブな未来を建設する活動へ寄付します。
スケジュール
30日(木) ~ドキュメンタリー上映、軽食、ブラジルと一緒にヨガ
18:00-19:15 タオ、カイ上映〜 トーク Q&A
19:15-20:00 軽食 呼応セット販売 (玄米おにぎり、おしんこ、お茶 ¥500)
20:00 ブラジルon-line ‐界のいえ@casadokae
20:15-21:00 ヨガ
¥3.000 (軽食はオプショナル)
12才以下1500円
31日(金) ~��ンスワークショップ、ブラジルと繋がる、パーティ
18:00-20:00 カタとカタなし ダンスワークショップ
20:00 ブラジルon-line ‐みどりの学校@institutoverdescola
20:15-21:30 パーティ (軽食、ドリンク、淑子のブラジル音楽プレイリスト)
¥4.000 (1ドリンク付)
12才以下2000円1ドリンク付き
ダンスワークショップのみ参加 3000円
31日の20:00オンラインからパーティ参加
1000円(+1ドリンクオーダー)
共同プロジェクト:大岩淑子 Art Space呼応 界のいえ
Toshiko Oiwa, a dancer who has performed internationally with the Bill T. Jones Company in the U.S. and Ballet Préliquage in France, is currently living in Brazil with her son Kai, who has Down syndrome, and swimming with him in a world without barriers as they search for ways to live more freely.
During her visit to Japan last year, the "Festival of Ima! and "Tao and Kai" screenings, I remember being simply enveloped by the beautiful and gentle rain that fell on them both. Now, we have realized such a wonderful project with Ms. Toshiko Oiwa.
Below is Toshiko Oiwa's text + additional information from Art Space Co-oh.
"Normal Life" Sao Paulo Disaster Area Support Project @coohtokyo
On February 18, during the Carnaval, many people lost their houses and lives due to heavy rain and landslides in São Sebastião, São Paulo. To help the affected people regain "normal life" as soon as possible, we will hold a disaster relief event at Art Space Yobitori in Tokyo on March 30 and 31!
The event will include dance workshops, yoga with Brazilians online, a live broadcast from a school that is currently an evacuation center, a party with Brazilian music, and much more.
Proceeds from the two-day event will benefit the City of San Sebastian's "Building a Positive Future" initiative.
[SCHEDULE]
Thursday, 30
~ Documentary screening, refreshments, Brazilian-style yoga ¥3.000 (refreshments optional)
18:00-19:15 Screening of "Tao and Kai" - Talk Q&A
19:15 - 20:00 Light refreshments, tea ceremony, yoga set for sale (brown rice balls, oshinko, tea ¥500)
20:00 Brazil Online - Kai no Ie @casadokae
20:15-21:00 Yoga
We will analyze the mechanisms of the body and mind based on the experience and knowledge gained from craniosacral and Noguchi Seitai regarding the rebirth of the body that has lost its balance. Let's connect with Brazil through yoga.
Friday, 31st
~Dance Workshop, Connect with Brazil, Party ¥4.000 (with 1 drink)
18:00-20:00 Kata and No Kata (Workshop)
The first half of the dance workshop will use kata (yoga, ballet techniques, etc.) to develop the body for dancing. The first half of the workshop will use kata (yoga, ballet techniques, etc.) to prepare the body for dancing freely with craniosacral body perception to feel muscles, skeleton, spinal fluid, chi, etc. more subtly. The second half, "No Kata," is a work in which solo improvisation is practiced from various angles. Finally, we will improvise a short solo. Target Participants who have been exploring the body for more than 3 years.
20:00 Brazilonline -Midori Academy @institutoverdescola
20:15-21:30 Party (snacks, drinks, Toshiko's Brazilian music playlist)
※31st online & party only (from 20:00) 3.000 yen, children under 12 are half price on both days!
For reservations, please contact [email protected]
Don't miss this rare opportunity !!!! Enjoy your life;)
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Guest◇小野リサ(Lisa Ono) ボサノバ歌手
1962年、ブラジル・サンパウロ生まれ。10歳までブラジルで過ごし、15歳か らギターを弾きながら歌い始める。1989年、アルバム『カトピリ』でデビュ ー。“ボサノバの神様”アントニオ・カルロス・ジョビンや、“ジャズ・サン バの巨匠”ジョアン・ドナートとの共演、ニューヨークやブラジル、アジア各 国での公演も積極的に行っている。99年、アルバム「ドリーム」が 20万枚を 超えるヒットを記録するなど、これまでに日本ゴールドディスク大賞「ジャズ 部門」を4度受賞。2013年にブラジル政府からリオ・ブランコ国家勲章を授与されるなど、日本におけるボサノバの第一人者としての地位を不動のものとしている。2018年デビュー30周年を記念し、J-POP カバーアルバム第 4 弾『旅 そして ふるさと』を 3月にリリース。 2018年5月には初のオーストラリアツアー、10月から 11月にかけては初の北 米(アメリカ・カナダ)ツアーを開催し、世界的に活躍。2019年1月 DJ TARO が手掛ける���ンストップ・カフェ・ミックスアルバム 2 タイトル同時発売。「ISLAND CAFE feat. Lisa Ono II」「LISA CAFE II ~Japão especial」 2019年9月にはオセアニアツアーを開催。初のニュージーランドでのコンサートと、オーストラリア(アデレード・ブリスベン・メルボルン・シドニーオペラハウスなど)全5公演コンサートを行った。2019年12月4日、新しいアルバム「愛から愛へ~愛の讃歌~」をリリース。 宇崎竜童&阿木燿子のゴールデンコンビによる新曲「まだ恋が足りない」の 他、「愛の讃歌」など収録。このアルバムを引っさげてのコンサートツアー 「小野リサ コンサート 2020 Love Joy and Bossa Nova」が、2020年2 月21日 (金)Bunkamura オーチャードホールからスタートした。2020年6月~『小野リサ L I S A O N O 公式 YouTube チャンネル』を開設し、 毎週リモートで収録したミニライブを配信。2021年からは毎月、ミニライブを 配信している。2021年3月N H K 東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』をポルトガル語で 歌唱し、N H K 国際放送で放送され話題に。2021年1月23日 Bunkamura オー チャードホールで開催された『小野リサ コンサート 2021~New Year Journey ~』で初披露した。2023年2月25日(土)渋谷 Bunkamuraオーチャードホールにて『三井ホームpresents 小野リサコンサート 2023』開催決定! ・小野リサ オフィシャルサイト
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Aprendendo a dançar samba e aprender a ser brasileiro 🇧🇷#sescipiranga #samba #サンパウロ生活 #ブラジル生活 #サンバ (Sesc Ipiranga) https://www.instagram.com/p/B0cJ16wFsS2/?igshid=vkoipxr5qokp
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こういうのやってます!Tandem de línguas asiáticas https://meetu.ps/e/KgS54/1lz0n/i #サンパウロ #サンパウロlife #サンパウロの私のごはん #サンパウロ生活 #ブラジル #日本語 #中国語 #韓国語 # https://www.instagram.com/p/CSSFjMwL1gZ/?utm_medium=tumblr
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ブラジルにおける住宅と土地の闘い 占拠し抵抗し、ここに生きる
ブラジルにおける住宅と土地の闘い 占拠し抵抗し、ここに生きる お話:アウグスト セザール 大山さん 主催:反五輪の会
2022年11月13日(日)18:30~20:30
会場:文京区民センター 2B会議室 (都営三田線・大江戸線春日駅2分、地下鉄丸ノ内線・南北線後楽園駅5分、JR水道橋駅8分) ※参加費無料 ※ナショナリズムを象徴するものの持ち込みや、ヘイトスピーチはお断りいたします。 ※無断録画、録音はおやめください。
ブラジルで住宅と土地をめぐる闘いに従事してきた研究者/アクティビストのアウグストさんのお話をお聞きします。 ブラジルでは、ファヴェーラやスクウォットなど、使われていない土地や建物を占拠し、居住権を獲得していくダイナミックな運動の基盤があります。 2016年リオ五輪開催に伴う再開発で窮地に立たされた住民たちは、力強い抵抗運動を展開しました。 このような闘いに、学者や研究者が、アクティビストとして積極的に関わっていることも注目すべきことでしょう。 日本では、東京五輪・パラリンピック閉幕後も、公共空間の商業化が推し進められています。 ブラジルの運動を通じて、生きるための場を取り返す運動、直接行動、支援について検証したいとおもいます。
【自己紹介】 私は、日系ブラジル人の活動家研究者です。ブラジル・サンパウロ生まれ、家族は福島県出身。現在、京都大学地球環境建築学研究室修士課程在学中です。MST、MTST、MAB、Banhado Resiste、「Viva a Vila Autódromo – リオ立ち退きなし」などの社会運動を伴う公営住宅および土地の正規化に関する技術コンサルタントとして、ほぼ 5 年間働いています。私は反覇権運動、特に反五輪の会に会うために来日しました。 さらに、私は日本のディアスポラを政治的、社会的、教育的プロジェクトとして位置づける進歩的なアジア系ブラジル人コレクティブに参加し、ラテンアメリカの黄色人種に関する (特に人種差別主義者の) 物語を非植民地的な観点から再解釈しています。
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