#オレたちひょうきん族
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showaheisei · 1 year ago
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fa-cat · 1 year ago
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「アダモちゃん」で人気、島崎俊郎さんが急性心不全で死去、68歳
 民放のバラエティー番組「オレたちひょうきん族」などに出演し、「アダモちゃん」のキャラクターで人気を博したお笑いタレントの島崎俊郎さんが亡くなったことが7日、分かった。68歳だった。 関係者によると、島崎さんは6日に都内の自宅で倒れ、救急搬送されたが、病院で死亡が確認されたという。死因は、急性心不全だった。数日前から体調不良を訴えていたという。 島崎さんは、1973年にお笑いタレントを目指して上京。クレージーキャッツのハナ肇さんの付き人となった。1979年に川上泰生、小林すすむと、お笑いトリオの「ヒップアップ」を結成。ギターを手にした歌謡コントで人気となり、漫才ブームの1980年に、お笑い番組で勝ち抜き、人気を博した。その後、島崎は「アダモちゃん」の人気キャラクターを確立した。 2012年5月には「ヒップアップ」メンバーの小林さんが胃がんで58歳で亡くなっている。
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mysteron2068 · 1 year ago
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mlyzvt-no2157 · 3 months ago
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Fさん宅の訪問販売
Fさんというのは、新卒のときに就職した会社の営業部にいた中年男性のことである。この会社の営業部は、何故か、非常に容姿に恵まれた人が多い中、Fさんは、お世辞にもイイ男とは言えなかった。どちかというと、贔屓目にみても、中の下か、下の上だろうという容姿である。しかし、自信家のFさんは、自分がイイ男でスタイルも抜群であると固く信じ込んでいた(実際は、背が低く、頭と顔が大きく、かなりのメタボのぽっちゃり体型で、手足が太くて短いのに、無理に海外のハイブランドのスーツを着ているため、脚の裾は引きずっており、手は指先しか出ておらず、ウエストはベルトの上にお腹の肉がぷよぷよと乗っかって、シャツのボタンは今にも弾き飛びそうだった。だが、あるとき、私の所属する部署の新人に鼻っ柱をへし折られ、ヤケクソを起こし、落ちる所まで落ちたが、上司の励ましによってスタイルを取り戻し、その後、男性��ルモン注射に夢中になってしまったという経歴?を持つ、かなり残念でかつ痛くて変な人である)。
さて、Fさんはかなり前に離婚したバツイチで、Fさんは実家から会社へ通っていた。Fさんのお母様はかなり前に他界しており、当時大学生だったの息子さんの衣食住の面倒は、Fさんのお父様が見ていた。Fさんのお父様は、Fさんと血が繋がっているとは思えない程、紳士で、Fさんが離婚した後も、元若嫁であるFさんの奥様と週に2~3回の頻度で子供を交えて会っていたらしい。恐らく、Fさんが、どこか遠くに単身赴任して滅多に家に帰って来なければ、Fさんと元奥様は離婚しなかっただろうと、会社の皆が思っていた。Fさんは、よく会社で、「親父の面倒はオレがみてやっている」と言っていたが、「お父様がFさんの面倒を見て下さってるの間違いじゃないですか?」と私は反論していた。ちなみに、営業部の全員が私と同じ意見だったが、それを言うとFさんはふてくされて仕事をしなくなってしまうので、営業部の人達は私と同じ事を言えなかったらしい。
なぜ、親子近く年上のFさんに対して私が反論できたかというのは、違う部署だったことと、Fさんが戦場記者や戦場カメラマンに対して、コンプレックスと憧れを抱いていたからである。Fさんも、最初から営業マンではなく、元戦場記者だった。だが、新人の頃に戦地を取材したFさんは、戦場の悲惨さ・目の前で無抵抗な女性や子供や惨殺されるところ、病院に運ばれても、次々と人々が死んでゆくこと、昼も夜も怯えながら仕事しなければならない地獄に耐えられず、たった一度の取材をしただけで営業部に異動したのである。だから、戦場記者や戦場カメラマンを続けていられる私の上司のMさんや、カメラマンのYさん、同期のS君や私などはFさんから一目置かれていた。
前置きが長くなってしまった。そんな、人間性にはかなり問題がある(面白いと言えなくはないが、家族には絶対なりたく人である)Fさんだが、Fさんのお父様は、世界的に有名な大手総合商社の経営企画部の部長&取締役だった超エリートである。それゆえ、基礎年金・厚生年金・企業のOB年金を含め、Fさんのお父様の収入は凄い額で、普通のサラリーマンの平均年収の2~3倍はあろう額だった。そのためか分からないが、Fさんの家の家計は、全てお父様の年金や投資して運用している不労所得などから支出していた。その事を当然だと思っているふてぶてしいFさんは、息子の養育費や自分の食費や被服代など生活に必要なお金を一切家に入れず、給与は全てFさんのお小遣いになっており、Fさんは非常に金遣いが荒かった。
そんな、金遣いの荒いFさんが大好きだったものは、訪問販売である。あるとき、何処のメーカーの物を取り扱っているのか得体の知れない訪問販売の営業マンがFさん宅を訪れ、羽毛布団を紹介した。この羽毛布団は100年使っても羽毛がダメージを受けることなく、干さなくても湿気たりしないので、お手入れも簡単、その気になれば洗濯機でも洗える、乾燥機OK、そして何よりこの羽毛布団で寝ていれば、金運が上がるという怪しさ満載のシロモノだった。そして価格はなんと1枚70万円である。常識で考えたら、日干しやそれが無理でも乾燥機で布団を干さないとダニの巣窟になるのは当然のことであることは、大人であれば誰でも知っている。しかも、高級マザーグースダックの羽毛布団を普通の家庭用洗濯機で洗ってしまったら、へしゃげてしまい、布団がダメになることも少し考えたら分かることである。第一、布団はある程度長く使っても、寿命というものがあり、ウン十年も使うような物ではない。まして、100年も使ったら、中はダニやダニの死骸や埃の巣窟、そもそも100年後に自分が生きている可能性の方が遥かに低い。しかも、1枚70万円である。寝る布団の質で金運なんぞ上がる訳がない。金運は、本人が為替や株式の仕組みをよく勉強して、如何に上手に投資するか、今までに無かったようなモノを起業して大ヒットするかなど、本人の努力が必須である。そんな、ぼったくり価格の胡散臭い羽毛布団なんぞ、即断るのが常識だと思うが、高級品やハイブランドが大好きなFさんは違った。Fさんは即決で羽毛布団を自分とお父様と息子さんの3人分を購入し、合計210万支払ったのである。
どちらかといえば、私も「安物を沢山」よりも「高い物を長く大事に使う」タイプの人間である。だが、その考えを適用する物には、向いている物と向いていない物がある。例えば、腕時計などは、いい物であれば、きちんとメンテナンスを続けていれば、自分の代だけでなく、子供に譲ることもできる。財布も私が現在使っている物は、就職した時に購入したものをまだそのまま使っている。だが、布団はそういう買い方に向いていない物だと思う。70万円の布団を1枚より7万円(それでも高いが)の布団を10回買い替える方が、余程、衛生的で清潔で快適である。
Fさんの訪問販売でのお買い物は、羽毛布団だけにとどまらなかった。羽毛布団で金運が上がったのか下がったのかは謎だが、多分、何の変化もないと思われる。羽毛布団の訪問販売の営業マンが来てから2か月後、Fさん宅に、また別の訪問販売業者が訪れた。今度はアコヤ貝をうる業者だった。アコヤ貝は、おなじみの真珠��養殖する為の貝である。真珠が欲しければ、アコヤ貝を自分で育てて真珠にするのではなく、真珠として出来上がっている物を買うのが普通である。だが、Fさん宅を訪れた業者は違った。『このアコヤ貝には、直径15mmを超える花玉真珠の原石が眠っている。来年の春に、このアコヤ貝を開けると、まばゆいばかりに光り輝く、立派な直径15mm以上の花玉真珠が必ずできているはずである。アコヤ貝1枚の中に、少なくとも真珠は3つ以上入っている。その真珠を宝石店に売りに行けば、1粒あたり最低でも300万、平均で500万以上の値段で買い取ってくれるだろう。今回は、特別にあなただけに、アコヤ貝を1枚あたり50万円でお譲りしましょう』という、如何にも胡散臭いシロモノだった。これはいくら何でも断るだろうと普通は思うが、とにかく「普通でないもの。後にプレミアが付く」などのキャッチフレーズが大好きだったFさんはアコヤ貝に飛びついた。そして、訪問販売の兄ちゃんに薦められるがままに、アコヤ貝を10枚も購入したのだ。そのアコヤ貝は、側部が透明になっている円柱状の入れ物に入っており(イメージとしては、ツナ缶が透明になったような物)、何処からでもアコヤ貝が見られるようになっており、上部は缶詰よろしく、開封用のフックまで付いていた。何故、私がそんな事を知っているかというのは、Fさんが会社でみんなに自慢するために、合計500万も投資したアコヤ貝の缶詰(?)を全部持ってきて、デスクの上に並べてニマニマしていたからである。なお、待ちに待った翌年の春、Fさんは嬉しそうに、アコヤ貝を空けていたが、花玉真珠はおろか、10枚あった貝の中に真珠ができていた貝は4枚だけで、しかも到底真珠とは言えない黄ばんだ小さな粒(直径3~4m程度)で、僅かに場所によっては真珠色に輝いているかな?というような物だった。
それでも、懲りないFさんが、訪問販売で散財した物は計り知れない程多い。私が知っているだけでも、食器棚を改造したとしか思えないガラスの観音扉になっている500万円の真っ白な仏壇(私が某安価な家具チェーンで8万円で買った自宅にある食器棚ソックリだったし、観音扉を開けさせてもらい、中を見たら、側面に一定の間隔で穴が開いていた。その穴は何の為に必要なのか尋ねてみらた、「『気』を通すために、必ず開けておかないというえない穴」だそうである。でも『気を通す』と言っているが、穴は外部に貫通しておらず、どう見ても、食器棚の中棚を取り付ける為のフック穴としか思えなかった。そして、肝心の『気』とは何か?と尋ねてたら、Fさん本人もよく分からないと答えるものだから、思わずひっくりかりそうになった。)、南西向きの屋根があるにも拘らず、高層マンションに面した北向きの屋根に付けられた600万円のソーラーパネル、法外な値段のオール電化工事で(オール電化にも拘らず、台所のコンロは何故かガスのまま)など例を挙げていったらキリがない。
私が転職してかなりの年月が経ち、更に関西に引っ越してきて、そろそろ5年近くなる。Fさんが今でも散財を続けているのか、とても気になるが、3年程前に、Fさんのお父様の訃報連絡があった。Fさんのお父様はどんな思いで息子の散財を見ていらしたのかと思うと、やはり、高齢の親に心配をかけるような親不孝物にはなりたくないと思ってしまった。
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yutakayagai · 9 months ago
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浩志の通夜を翌日に控えた前夜、浩二は生前に交流のあった遠方の友人等に電話で挨拶をしていた。やはり、大学時代にお世話にな��たみいや正樹などだったが、いずれも受話器の方からすすり泣く声が聞こえた。特に、正樹は号泣していたのか言葉すら出ない状況で、
「…浩志君、死んじゃったンですかァ〜?」
と聞き返すのがやっとだった。
時計が午後九時前だったので、とりあえず絆が強い方々には電話できたと安堵のため息をつき、受話器を置いた。翌日になれば美津雄と小百合がまた戻って来る。そう思った矢先、呼鈴が鳴った。誰だろう…? そう思いながら浩志は引き戸の鍵を開けた。目前に立っていたのは、浩志の教え子だった広樹と、後に浩二と関係を持つことになる一人息子の大樹だった。利江子は、今夜は夜勤との事でいなかった。広樹は、
「夜分に申し訳ありません。佐伯先生が亡くなったって…」
と聞いた。浩二は言った。
「えぇ、今週の初めに急に…。奥様がちょうど、急搬された病院の夜勤中で」
「…そうでしたか。利江ちゃ、否、妻から聞きまして」
「立ち話も何でしょうから、どうぞ」
仏間に通された広樹は、浩志の亡骸を見るや大樹の手を握っていた手を離し、その場に泣き崩れた。両胸を抱え、大粒の涙を流した。そんな父親の姿を、恐らく未だ小学三、四年くらいの大樹は不思議そうに見つめていた。彼は、
「おじちゃん。お父さん、何で泣いてるの?」
と聞いた。嗚呼、子どもって残酷だなと、浩二は思った。
ようやく線香をあげられた広樹は、茶の間で浩二からお茶を出された。未だすすり泣いてはいるが、
「ご、御免なさい…。先生は、『愛のキューピット』なンです」
と言った。
「『愛のキューピット』…?」
「えぇ。私、先生と関係があったンです」
「『関係』…、関係!?」
「…えぇ」
浩二は心の中で、
『どれだけ手を出したンだよ!?』
と叫んだ。しかも、未だ第二成長期は迎えていないだろうが、未だ無垢な様子の我が子の目前で…。彼は呆然とした。広樹は、浩志と出逢った頃のことを話し始めた。
浩志は、私立M大学を卒業した後、地元に戻って県立M高校で英語教師をした。クラスの担任も受け持ったが、ある事情で退職し、しばらく東京で仕事をしながら生活をしていた。しかし、当時の同僚が私立S高校を勧めてきたのだ。浩志は、最初は昔の過ちをまた繰り返すのではと断ったが、どうしても彼に来て欲しいとその同僚が懇願し、再び水戸に帰ることになったのである。
当時、私立S高校は所謂「名前を書けば入学できる」ことで有名だった。制服は当時としては珍しい、男女ともにブレザーであった。浩志はラグビー部の顧問もしながら担任も持ち、そこで妻・満代とも出逢った。男女ともに生徒に慕われ、いつしか「ヒロシ」と愛称で呼ばれる様になっていた。
そんな環境の中で、広樹も高校に入学して初めてラグビー部に入り、元々陸上部で走るのは早かったが体格には恵まれなかった。彼なりに筋力トレーニングをしたがなかなか報われず、このまま辞めてしまおうかと悩んでいた。浩志とは、そんな心中にあった矢先に関係を持つことになったのだ。
新人戦を控えた初秋のある放課後、いつもの様にグランドで練習をしていた。時折、漫画研究会に所属していた利江子が同級生と見に行きては、
「ラグビーってさァ〜、何かカッコいいよね〜」
と、もやしの様にひょろ細い広樹には目を留めていなかったが、同級生の一人が広樹を見ながら、
「額田君って、どう思う? アタシ、どちらかと言えばあんな男(ひと)が気になるのよ」
と聞いた。少し間を置きながら、
「そうねぇ〜。もし広樹君が『ホモ』だったら、ほら、『薔薇族』って雑誌でさァ、例えば加藤先輩の様な男に抱かれたら、何かイイよねぇ〜」
と利江子が言った。彼女は、この頃から「やおい」系の漫画を描いていた。
「え〜、気持ち悪くない〜!? 利江子ってさァ、本当に『やおい』系が大好きだよね〜」
「だって、男同士でキスするって、何かカワイイじゃん!?」
そんなやり取りをグランドでたまたま聞いていた二年生の加藤克也は、そっと広樹の方に視線を向けた。オレが額田君と? でも、彼は他の一年の連中より素直だし、嫌いではないなァ…。最近、試合が近いからか元気ないし。気付くと、克也は広樹が何気に好いていた。否、オレはどうしちゃったンだ!? 彼は顔を振り、練習に集中しなければと気持ちを切り替えた。
一方、広樹は克也には殆んど関心がなかった。ただ厳しいだけの先輩としてしか見ておらず、早く練習が終わって欲しいとしか思っていなかった。ラグビーボールがちょうど広樹の方に跳び、それを受け取るがフェンスまであともう少しのところでつまずき、転倒��てしまった。その時、変な方向に足首をひねってしまい、左下肢に痛みがはしった。
「あぁぁぁぁぁ!」
彼は左膝を抱えながら痛みを訴えた。部員が一斉に駆け付け、練習を見守っていた浩志も、
「額田!」
と駆け寄った。彼はとりあえず保健室に連れて行こうと、広樹を背負った。三十代半ばではあったが日頃から千波湖畔でのジョギングやストレッチを欠かさずやっていたからか、フットワークは軽かった。克也も気になって付いて行こうとしたが、
「加藤は練習を続けろ! お前、リーダーだろ!?」
と浩志に止められてしまった。
そんな二人のやり取りを見ていた利江子たちは、
「あらら。額田君、ケガしちゃったわね」
「加藤君、やっぱり好きなのかなァ?」
「どうだろうねぇ〜。ヒロシってさァ、昔、教え子とセックスしたンでしょ?」
「解ンないけど、何かその気あるよねぇ〜」
と勝手に盛り上がっていた。
保健室に連れて行った浩志は、後に妻となる満代に広樹の左下肢を診てもらった。彼女の旧姓は「市毛」と言った。浩志は、
「市毛先生、どうですか?」
と聞いた。彼女は言った。
「捻挫ですね。今すぐ整形外科にかかった方がイイかも」
「じゃあ、オレ、今から連れて行きます」
「Y整形外科なら、隣にM短大附属高校の隣だし、診てもらえるンじゃない?」
「オレ、車、取って来ます」
その間、広樹は満代に両膝の擦り傷を手当したが、彼は泣きじゃくっていた。それは痛みの故ではない様だった。いくら頑張っても上達しない自分自身に対して苛立っていたのだろう。
「…うぇッ、うぇッ、どうせオレなンて! オレなンて!」
まるで子どもの様に泣き続ける広樹に、
「額田君。今、佐伯先生がY整形外科に連れてってくれるから」
と、満代は背中を擦るしかなかった。
白い日産のスカイラインを昇降口の前に付け、再び広樹を背負って浩志は保健室を出た。なかなか泣き止まない広樹に、
「お前、チ◯ポ付いてるンだっぺ!? いつまでもメソメソ泣いてるンじゃねぇよ!」
と怒鳴り、浩志は彼の股間を握った。突然、自分の「ムスコ」を触られたからか、広樹は浩志に平手打ちを食らわした。
「他人(ひと)の気持ちも知らねぇのに、いきなりチ◯ポ握らなくてもイイじゃんかよォ!」
と大声を張り上げ、慟哭した。
「わ、解った! 悪かった! さっさと行くぞ!」
広樹の泣き声が止まない中、意外と痛かったなァと平手打ちをされた方の頬を擦りながら、浩志はY整形外科へ車を走らせた。
触診やレントゲンの結果、広樹の左足首は捻挫であることが判った。抗生物質を処方され、ギブスで固定された。診察代は浩志が立て替えた。後で教頭に報告しなければと、松葉杖をついた広樹を介抱しながら思った。一方、広樹は泣き疲れたのか、自宅のある城東まで眠っていた。とりあえず身体��けは送っておかなければと、浩志は広樹の母親に事情を説明し、制服等はいったん学校に戻ってから持って来ますと伝えた。
学校に戻った浩志は、練習を終えて制服に着替えた克也に声をかけられた。彼は聞いた。
「額田君、どうですか?」
「Y整形外科に連れて行ったら、捻挫だって…。三ヶ月はかかるなァ」
「そ、そんな…。じゃあ、新人戦は…」
「残念だが、ダメだね」
「…」
克也は、このまま広樹が退部してしまうのではないかと恐れた。胸が絞め付けられそうになり、涙ぐんだ。滅多に見せない克也の涙に浩志は、
「お前…」
「…オ、オレ、額田君が好きなンです」
「加藤…」
「…だって、アイツ、他の一年の連中より素直だし。一度、誕生日だってオレの好きなレコードをプレゼントしてくれて…」
「でも、額田とは会えるだろ? 校内で」
そう言われると、すすり泣きながらも克也は頷いた。
浩志は、まさか克也が広樹のことを好いていたとはと、いつしか自分も大学を卒業してすぐ赴任した県立M高校で出逢った教え子のことを思い出した。最終的には、内部告発で関係を持っていたことが保護者にまで知られ、懲戒免職となったが…。しかし、彼もオレを求めていたし、ただ未成年だったのと、自分が教師だったからヤバかったのだ。
色々考えながら、浩志は言った。
「男が男を愛することは、決しておかしいことではないよ。頑張れ」
この言葉に克也はただ頷いた。
翌日、広樹は松葉杖をつきながら職員室を訪れた。片手には「退部届」を持っていた。声をかけられた浩志は、彼を隣の相談室で話したいと言った。広樹は、家に帰っても泣いていたのか、両方の目蓋が赤くなっていた。
向かい合って椅子に座ると、まずは浩志が、
「昨日、いきなり君のチ◯ポを握っちゃったりして…悪かった」
と詫びた。広樹は無言のまま、頭を垂れていた。
嗚呼、何て言葉をかけようかと、浩志は悩んだ。下手なことを言えばまた泣き出しそうな勢いだなァ…。まァ、泣いたら泣かせておけばイイやと、とりあえず広樹から受け取った退部届に目を通した。意外とキレイな字を書くのだなと思った。
「…辞めちゃうのか?」
「…はい。元々、陸上をやってたので、自分なりに筋トレもして努力はしたけど、辛くて…」
「『辛くて』、か…」
浩志は、そもそも何故、中学校時代は陸上をやっていたのに、高校に入学してからラグビーを選んだのか、不思議で仕方なかった。それを確認してみようと、彼は思った。
「じゃあ、聞くけど、何故ラグビーをやろうと思ったの?」
この質問に広樹はチラッと浩志の方を見た。何だか恥ずかしくて言いにくそうな様子だった。それでも、
「…先生や加藤先輩のラガーシャツ姿がカッコよかったから」
と小声ながら答えた。
それを聞くや、浩志は噴き出し、声を出して笑った。突然笑い出したので広樹はバカにされたと腹が立ち、
「わ、笑わなくてもイイじゃん!」
と訴えた。別に可笑しかった理由ではないと言いながら、
「誰だって、カッコよく見えりゃ、自分もそ��なりたいって思うよ! それを加藤が聞いたら、絶対に『辞めないでくれ』って言うよ!」
と話した。
「『加藤』って…?」
「昨日、学校に戻った時に加藤が額田を心配してたよ。新人戦は絶望的だって言ってたら、すごくショックを受けてね。君のこと好きだったみたいよ」
「え…?」
「もし練習についていけないなら、マネジャーでもイイよ。せっかく縁があってラグビーを始めたンだから、このまま居ろよ」
「…」
広樹は頬が赤く染まっていくのを感じた。別に選手を目指す必要がないなら、このままとどまろうか? 彼は、克也の気持ちを浩志が代弁したことで、突っかかっていたものが取れた感じを得た。
結局、広樹はマネジャーとして、とりあえ���ラグビー部にとどまることに決めた。
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0663lovesdq3 · 3 months ago
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🔞ネタ帳:(またもや)アッサラームですったもんだ
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※漫画にしようとプロット的なもの。駆け足な🔞ですが、漫画ではもう少しやらしく描きたいです笑
ここはアッサラームの宿屋。混浴風呂が舞台である。 (※またしても😂弊ブログではちょい🔞小説『Harem Night』とマンガ『ぱふぱふ珍道中』でもアッサラームが舞台です😂)
恋仲な♀武リアンダと♂盗バルダーが二人きりで羽を伸ばしたいとアッサラームに泊まっていた。
何故にアッサラームか?この地と言えばズバリ『混浴風呂』と『ぱふぱふ』。 武リアンダが盗バルダーに一目惚れで、武リアンダからの猛プッシュで二人は恋仲になったものの長い事未だに結ばれていなかった。
武リアンダはこの機会に一緒に『混浴風呂』に入って愛する盗バルダーと結ばれたいと思っている。 この際夜這いでもしてやろうかとも思っていた笑
盗バルダーはそんな武リアンダのヤル気満々な気持ちをよそに、呑気に一足お先に『混浴風呂』に浸かっていた。
バルダー「はー…やっぱ風呂は良いな…」
風呂でバルダーがほっこりしているとリアンダ?がマッパでいきなり入ってきた!
リアンダ?『バルゥ…❤️オレも一緒にひとっ風呂いいか…?』
バルダー「!!ふあっ!?リリリリリア!?おまっ、マッパでいきなり…!」
バルダーは内心うひょー❤️と思いつつ驚き戸惑っている! 細身で小柄ながらも武闘家ならではの鍛え抜かれた引き締まった身体で 全裸だからか妙に色っぽいリアンダ?が積極的に迫ってきた。 少し響きのある声がさらに彼女の色気を増していた。
リアンダ?『なぁ、バル…❤️せっかく二人きりだしココで交合っちゃわね?』
バルダーは突然の直接的な性交渉のお誘いに思い切り吹き出した。
バルダー「ちょ…!『まぐわう』ってなんつー古典的な言い方なんだよリア… た、たしかにオレ達まだ…ヤってないけどよ…💦」
リアンダ?『じゃあ今が絶好の交合うチャンスじゃん?…❤️ もうこんなにしちゃってさぁ…さすが若者は元気だな❤️』
バルダーはやけにオッサンじみたリアンダ?の台詞に若干疑問を感じつつ、されるがままに身を任せた… リアンダ?は手馴れた手つきでバルダーの興奮したジュニアを触りだした。
しまいにゃバルダーのピンク色の控えめな乳首まで愛撫し始めた。 リアンダ?はバルダーの乳首を舐めまわし、器用に下半身を弄りながら やたら色っぽい上目遣いでバルダーを見つめ口付けを交わそうとした…
リアンダ?『バル…❤️』
バルダー「ん…っあぁ…はぁ…リア…❤️おっ、お前今日やけに色っぽい…な?」
ドドドドド…外から怒涛のスピード音が聞こえてきた… バスタオルを巻いた本物のリアンダが武闘家ならではの猛スピードで現れた!
リアンダ(本物)「バルゥーーーーー!ストーップ!!このオレが本物のリアンダだよ! コラァァエロジジイ!とっととオレのオトコから離れろおォ!」
バルダー「!??えっ!!リアが二人???」
リアンダ?『ちっ…おのれ、本物の小娘が来よったか…。せっかく久々に若いイイ男と交合えるとこじゃったのにのう。』
リアンダ「いいからてめーさっさと風呂から出ろや! バル、こいつオレにモシャスしたフリードじーさんだよ!目ん玉よく見ろ!…あれっ?」
バルダー「えぇぇ?マジで?💦」
リアンダ?『ふはははは!瞳の色で変身元の者が分かってしまう ワシのモシャスが安易にばれんように 小娘のアイスブルーの瞳の『からこん』とやらを使ったのじゃ!ふんぬっ!』 (※おるるのモシャス設定は変身元のキャラの瞳の色が活かされる仕様です😂 過去作『ぱふぱふ珍道中』のマンガにて。こちらも舞台はアッサラーム…😂)
リアンダ?はアイスブルーの『からこん』をスポーン!と飛ばし、 本来のヘーゼルとすみれ色のオッドアイを露わにし変身を解いた。 正体は(自称)賢者を名乗るエルフリードだった(マッパの)。 響く声も彼が生来声が出せず直接話せないテレパシーなハンディキャップ故だった。 仁王立ちで自身の逞しい身体を堂々と惜しみもなく見せつけていた…
リアンダ「ぎゃああああ!エロジジイ!タオル巻けよ!!! 見たくもねえもん見せつけんな!いつの間にオレ達に付いてきやがったんだよ!?」
バルダー(…エルマーさん(※♂賢者)の祖父さんらしいけど… めちゃくちゃクリソツだし、見た目わっかいしアソコもご立派だなあ…)
エルフリード(以下フリード)『なんじゃ、別に減るもんじゃなかろう😏 若いモンのでえとを見届けようと思って、こっそりレムオル掛け続けて尾行していたんじゃよ笑 そしたらバルダー殿が風呂入るとこ見かけて、細マッチョな身体つきを見てついついコーフンしてもうての❤️』
リアンダ「だからってカラコンまでしてオレに化けてんじゃねーよ!ドスケベジジイ!」
フリード『本来のこの姿でいきなりバルダー殿に迫ったら驚かれるじゃろwww バルダー殿はワシに負けず劣らずイイ男じゃし、若いモンの身体触れられてえがったわい❤️ 流石若造じゃ、良いモン持っておるのうバルダー殿❤️』
フリードは舌なめずりしながら色っぽい眼差しでバルダーを見つめている! バルダーは混乱している!😵‍💫🤯
バルダー(オッ…オレはリアの姿のフリードじーさんに乳首舐められてチ️〇コも触られたんか…💫💫) 「あ、あの…フリードじーさん…オレ、男は…未知の世界だなあ…💧‬」
フリード『なんじゃバルダー殿。お望みならばワシが女になってもいいんじゃぞ?』
フリードはモシャスを唱えた!自分の姿を女性に変えた! マッパのままモシャスした為、ナイスバディのエロい身体つきをした女体化になった! バルダーはさらにコーフンし鼻血を思い切り吹いて気絶した!
リアンダ「バル!!エロジジイの女体化にコーフンしてんじゃねえよ! (確かにむちゃくちゃエッロいけどな…) おいエロジジイ!あんた相手に困んねえだろーが! オレ達のデートの邪魔すんじゃねえよ!喰らえっ!」
(※元僧侶)リアンダはフリード(女体化)にバシルーラを唱えた! フリード(女体化)は遠くに飛ばされなかった! 半魔族ならではの悪魔のような羽根を生やしはためかせている!
フリード(女体化)『フハハハハ!半魔族のこのワシにバシルーラなど効かぬわ笑 小娘の男を盗るつもりはない。イイ男だからついコーフンしてもうただけじゃよ❤️ 何ならおぬしとバルダー殿とワシの三つ巴などどうじゃ?笑 ともかく邪魔して悪かったの、ほっほっほ🌟ではさらばじゃ、サラダバ��!(?)』
リアンダ「誰がエロジジイと3Pなんかヤるか!!服ぐらい着ろよ!ヘンタイ!」
しょーもない寒いギャグを飛ばしフリード(女体化)は(マッパのまま)何処かへ飛び去った… 鼻血を吹いてぶっ倒れたバルダーにリアンダはベホイムを唱えてあげた。
リアンダ「しっかりしろよ、バル!」
バルダー「んあ?おお、リア!悪ぃな…回復魔法ありがとうな💦」
リアンダ「ったく…エロジジイが化けた偽モンのオレに惑わされてんじゃねえよwww あんた『ぬけめがない』のに気付かなかったのか? まあ…オレもバルと一緒に風呂入って…イチャイチャしたかったけどな😚💦」
バルダー「リ、リア…ごめんな💧まさかお前にモシャスしたフリードじーさんだなんてわからんかったしな💦ま、まあオレもそろそろ…お前とヤり…いや、本当に恋仲なりたかったしな🫣 しかしまあ…エルマーさんの祖父さん…フリードじーさんってマジで色々エロい人だなあ笑」
リアンダ「あのエロジジイは自分で助平言っ��たからなwwwしかも両刀らしいぞ… 『色んな者と恋愛した事があったがの❤️』なんつってたしな… もうフェロモンやオトコ丸出しでしょーもないじーさんだけど、根は良い奴っぽいぞ笑 あんなでも何度も助けて貰ったしな。」
バルダー「そ、そっか…両刀なんだ…黙ってればイイ男系な人(?)なんだな笑」
リアンダ「そうだな笑…でも、オレはバルのがタイプだからな!バルだってイイ男なんだから...なぁ、もっかい一緒に風呂入ろーぜ、バル❤️」
リアンダはバルダーに抱きつき猛烈に口付けた!
バルダー「んん…お前もめっちゃ可愛いぞ、リア…」
リアンダ「今度は本物のオレと…シよ?❤️」
バルダー「お、おう!❤️あっ、フリードじーさんとはヤってないからな💦 チューもされそうだったけどしてない!ちょっとだけ身体触られたけどな…」
リアンダ「へへっ…律義にわざわざ教えてくれるんだ。サンキュ、バル❤️」
リアンダは身体に巻いていたバスタオルを装備から外した! バルダーは本物の彼女の全裸を目の当たりにし、再びジュニアが元気になった! こうして仲間の(自称)賢エルフリードじーさんに邪魔をされつつも やっと二人きりになれた武リアンダと盗バルダーは、この日ようやく本物の恋仲になれた。 リアンダのリードでバルダーに跨り、初めては対面座位で結ばれたのだった。
リアンダ「あぁぁあバルゥ!バルのち〇ち〇硬くて逞しくてサイコー❤️!あん、あはぁああ!」
バルダー「うぉおおぉお!リア、すっげえ激し…ああぁああ…❤️!」
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kennak · 3 months ago
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その一報を聞いた時、ただ絶句するしかなかった。  兵庫県の前県議、竹内英明氏(50)が1月18日に姫路市の自宅で亡くなった。自殺とみられている。昨年春に兵庫県の元県民局長の内部告発をきっかけに斎藤元彦知事ら県幹部の数々の疑惑が浮上してから、記者は竹内氏に何度も取材で話を聞いていた。  竹内氏は県議時代、立憲民主党の県議らでつくる会派「ひょうご県民連合」に所属。斎藤知事らに浮上した疑惑を解明するため県議会が設置した文書問題調査特別委員会(百条委員会)の委員になり、委員会で的確で切れ味鋭い質問を飛ばしていた。  竹内氏の追及もあって、昨年9月に県議会は���会一致で不信任決議をして斎藤知事は辞職。県知事選が行われることになったが、この知事選は前代未聞のものだった。  議会で斎藤氏を追及した議員や、斎藤氏に対抗して立候補した前尼崎市長の稲村和美氏らに対して、SNSなどで誹謗中傷が殺到し、拡散された。稲村氏は組織的な通報によって、後援会のX(旧ツイッター)が選挙戦中に凍結され、一時的に利用不能になったという。「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は、自らの当選ではなく斎藤氏を当選させる目的で知事選に立候補。百条委員会委員長の奥谷謙一県議の自宅兼事務所の前で奥谷氏を非難する街頭演説を繰り広げ、それも動画で拡散された。  竹内氏と同様、百条委員会で斎藤氏を追及していた丸尾牧県議は、こう話す。 「奥谷氏以外に立花氏から名指しされていたのが、私と竹内さん。うちにも嫌がらせ電話がかかり、事務所周辺を車が徘徊するなどされました。竹内さんのところも同様だったようです」  知事選は11月17日に投開票され、斎藤氏の再選が決まった。その翌日の18日、竹内氏は突然、議員辞職した。 「なんで辞めるんですか」  と記者が電話すると、 「家族が危ない目に遭うかもしれない。家族を守らないといけない。仕方ない決断なんや。SNSでここまでありもしないことを中傷され、うちはめちゃくちゃや」  いつもの威勢がいい竹内氏とは思えない、沈んだ声だった。辞める必要はないのでは、と話したが、 「本当に危ないねん。変な車が家の周辺に来たりとか、やばい。家族は震えている。県議を辞めるしかない」  と消え入りそうな声だった。 ■「逮捕なんてアホな話はどこにもない」と憤慨  竹内氏の辞職後も、SNSでは竹内氏に対して、デマ情報が飛び交う状況が続いていた。竹内氏に対して「警察が捜査すべき」「逮捕される」という的外れな投稿もあった。  昨年12月に竹内氏に電話すると、 「逮捕なんてそんなアホな話はどこにもない。警察から県議会のこと教えてと協力を求められるほどやのに。デマばかり流されて参るわ」  とデマ情報の拡散を憤っていた。  竹内氏が亡くなった後、NHK党の立花氏はSNSで、「竹内元県議は、昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました」「こんな事なら、逮捕してあげた方が良かったのに」と投稿。さらにYouTubeの動画では、「竹内元県会議員、どうも明日逮捕される予定だったそうです」と発信した。  これに対して、兵庫県警の村井紀之本部長は異例の対応を見せた。1月20日、県議会の委員会で、「竹内元議員について被疑者として任意の調べをしたこともないし、ましてや逮捕するといった話はありません。全くの事実無根」と、個別の案件を取り上げて全否定。「明白な虚偽がSNSで拡散されていることについて、極めて遺憾だ」と述べた。  立花氏はこの後、関連の書き込みや動画を削除し、「事実と異なることを発信したことについて謝罪をさせていただきます」と述べている。 ■元衆院議員の石川氏は「切れ味のある後輩だった」  竹内氏の訃報を知って、記者が真っ先に連絡したのは、元衆院議員の石川知裕氏だった。  竹内氏は姫路市の高校から早稲田大学に進学。政治サークル「鵬志会」に入会した。その1年先輩にいたのが、石川氏だった。 「竹内が死んだって、本当ですか? オレ言ったんですよ、どれだけ叩かれてもくじけるな、前を見ろ。苦しくなったらオレの背中を見ろ、って言ったんですよ。バカヤロウ」  石川氏は元民主党代表の小沢一郎衆院議員の秘書をへて、2007年に衆院議員となった。小沢氏の資金管理団体「陸山会」の事件によって、10年に政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕された。無罪を訴え続けたが、14年に有罪が確定。その後も政治活動を続け、昨年の衆院選では立憲民主党の比例北海道ブロック候補として立候補したが、次点で落選した。  石川氏が逮捕された後、竹内氏は石川氏の身を案じて何度も連絡をくれたという。  石川氏は学生時代から小沢氏のもとで秘書として働いたが、竹内氏は、奥田敬和元運輸大臣の事務所で修業していた。石川氏が振り返る。 「竹内は大学を卒業してセブンイレブンに就職したのですが、政治をあきらめられないと、旧民主党の職員となって、政調や国対などで手腕を発揮した。それから地元に帰って姫路市議、県議になった。切れ味のある後輩で、さすがだと思っていた」 ■「竹内さんの追及も踏まえて百条委で結論を」  元県民局長の内部告発文書の問題が公になったのは、斎藤知事が昨年3月27日の記者会見で、元県民局長を更迭する人事を説明する際、元県民局長について、 「事実無根の内容が多々含まれている文章を、職務中に作った」 「嘘八百含めて文書を作って流す行為は公務員失格」  などと厳しく批判したことだった。  その翌日、記者はこの内部告発文書を入手し、これは「嘘八百」ではなく、大きな問題になる可能性があると思った。そして、以前、選挙取材で名刺交換をしたことがある竹内氏に連絡を取った。竹内氏の議会での活動ぶりなどから、深い情報を知っていると思ったからだ。  竹内氏は取材に応じてくれ、元県民局長が内部告発に至った背景や、内容の真実性などを解説してくれた。それ以後、竹内氏には頻繁に取材に応じてもらい、AERA dot.でも斎藤知事の疑惑に関して、竹内氏のコメントを入れた記事を何度も書いた。  丸尾県議はこう話す。 「竹内さんは県の職員からの信頼も厚く、勉強熱心で、百条委員会でもあっと驚くような質問をされていた。SNSのいわれなき誹謗中傷には、私も精神的にダメージを受けている。そして、SNSでは今もそれが継続中で、竹内さんも同じだったようです。私たちにできることは、竹内さんが百条委員会で追及してくれたことも踏まえて、しっかり結論を出すことです」  百条委員会の調査報告書は2月県議会に提出される予定になっている。情報の根拠をきちんと調べ、ファクトに即した追及を百条委員会で展開していた竹内氏の意思が、そこに反映されることを願う。合掌。 (AERA dot.編集部・今西憲之) ◆悩みの相談先 【#いのちSOS】 0120・061・338 24時間受け付け 【いのちの電話】 0120・783・556 毎日午後4~9時 【生きづらびっと】 LINE@yorisoi-chat 【あなたのいばしょ】 オンラインのチャット相談 https://talkme.jp/
「家族は震えている。辞めるしかない」  亡くなった竹内英明・前兵庫県議を襲ったいわれなき誹謗中傷(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
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lovejapanese80s · 2 years ago
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オレたちひょうきん族
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petapeta · 2 years ago
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テレビの黎明期において、コメディは通常観客のいる舞台で演じられるものであり、収録には観客の笑いが入っているのが当然であった。しかし、スタジオでの撮影が普及するにつれ、舞台での臨場感を代替するため、録音笑いの技法が考え出された。 録音笑いがテレビ番組の技法として初めて用いられたのは、アメリカで1950年に放映されたシチュエーション・コメディである『ザ・ハンク・マッキューン・ショウ』であった[1]。その後、普及を重ねる中で、アメリカのシチュエーション・コメディを特徴付ける重要なアイコンになるまで至った。『アイ・ラブ・ルーシー』、『奥さまは魔女』、『じゃじゃ馬億万長者』、『アーノルド坊やは人気者』、『フルハウス』、『iCarly』など、日本でも人気となった作品で盛んに録音笑いが用いられ、日本人にとってもなじみのある技法となった。 ヨーロッパにおいても用いられ、『空飛ぶモンティ・パイソン』『Mr.ビーン』などのコメディ番組で録音笑いが盛んに使われた。 昭和期の日本のコメディやバラエティ番組においては、観客のいる場でのライブ収録が多かったため、録音笑いが用いられることは多くなかったが、『ドリフ大爆笑』が盛んにこれを用い、日本のテレビ番組における録音笑いのパイオニアとなった。 その後、コメディにおいてもスタジオセット撮影やカメラの切り替えといった技法が普及すると、観客がいない場での収録が増加したため、昭和終期に『オレたちひょうきん族』をはじめとするコメディ番組が録音笑いを用いるようになり、一時期日本のテレビ番組においても一般的な技法となったが、平成期に入ると前述のとおり無観客のシーンはスタッフの笑い声を直接取り入れる方式が台頭してきたため、録音笑いは衰退の一途を辿っていった。
録音笑い - Wikipedia
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jamta-love · 1 year ago
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夢や目標の話を書いてみる
なんだか少しパターン化されてきているから、それもおもしろくないので少し自分の幼少の頃〜大人、現在までの思い描いていた?夢や目標を書いてみようと思う。 昨日の投稿で50日間連続投稿を達成したからパターンを変えてみたいと考えた♪ たまに通りすがりの人のアクセスはあるんだけど、誰だかはわからない同じIPアドレスの人で定期的に見に来てくれている人が居て、昔から知ってくれている人なのかな? その人のおかげで毎日更新のモチベーションになっている。 誰だかわからないけど、とても感謝の気持ち。 あなたのおかげで頑張れています! ここから夢や目標の話を再開。 幼少の頃の夢目標 オレたちひょうきん族を見ていてお笑い芸人に憧れていたり、ドラマを見て俳優になりたいと思っていた。 単純に芸能人?的なものになりたいと思っていた。 この頃、臆病者なのに…
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1980年代にフジテレビの人気番組「オレたちひょうきん族」などに出演し「アダモちゃん」のキャラクターで人気を博したタレントの島崎俊郎さんが68歳で亡くなったことを受け、追悼した。  80年代中盤に日本テレビ系「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の名物企画「早朝バズーカ」から親交を深め、40年以上も交友関係を続けてきた。突然の訃報にサンコンは目に涙をためながら当時を振り返った。「僕、台本に書いてある漢字が読めないんで。台本が全部日本語なんで。(島崎さんが)『サンコンさん、ちょっと待って。読んであげるから』って。もう結構助けてもらった。だから一生忘れない」と語った。
オスマン・サンコン、島崎俊郎さんに涙で感謝 漢字読めず「台本読んであげるから」一生忘れない(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
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wooof77 · 2 years ago
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虎の威を借る狐の威を借る
Podcast『虎の威を借る狐』にお招きいただき、おしゃべりしてきました。説明不要で通じるタメトークはめちゃくちゃ楽しかったのですが、いざ録音されると緊張で全く思うように話せなかったので…プレイリ��ト含め少し補完的なものを書きたいと思います。
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⚫︎虎の威を借る狐  (#33〜#35に出てます)
【カバーアートについて】 事前に聞いていたキーワードや番組のイントロから’80〜’90年代っぽい感じをイメージしました。具体的にはうる星やつらのOPやED、サンリオ、ファミコンのカセット(シティコネクションとか)、を頭の隅に置きつつ5つ提案してめでたく3つ採用となりました。
【マイファーストユーミンの話】 「オレたちひょうきん族」のEDや、TVCMで聴くともなしに 耳にしてたけど誰が歌っているかなんて長らく意識することもないまま。
中学生になってラジオを聴く習慣ができるとオールナイトニッポンも聴くようになって、そこで初めてサビしか知らなかったいろんな曲をほぼフル尺で聴くようになります。でもラジオだから途中でCMに入ったり、オートリバースの折り返しで録音できてなかったり苦労しました。田舎ゆえ生活圏内にレンタルCD屋がなかなかできなかったんですよね…。
そこで歌から鮮明に情景が浮かんだり、ノスタルジーとも違う(と思う)知らないのに懐かしい、みたいな感覚を覚えたのが初めてで感動してハマりました。それと言葉の美しさ、面白さ、歌詞を読む楽しさも教わったし、それは今でも続いています。
で、一番好きな曲は?という質問?え!そんな?愚問!w いやでもまぁ当然訊かれますよね…全然考えてなかったので焦りましたが、あのころ慌てて歌詞を書き留めた曲の中から「水の影」を選びました。ラジカセの前で一時停止を繰り返しながらルーズリーフに歌詞を書き留めたのを今でもはっきり覚えています。
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黄昏色とゆっくり流れる(時の)川の心象風景。穏やかだけど抗えない時の流れに、切なさと少し怖いような気持ちになったのを覚えています。まだ中学生だった自分には「遠くなった過去たちを振り返る」ことは想像するのも難しかったけど、なんかめっちゃエエやん(雑)!と初めて聴いた時から大好きな曲です。
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まず大訂正。 今年(2023年)はユーミン51周年ですね…失礼しました。 1972年7月5日「返事はいらない」でデビュー。 プロデューサーは、かまやつひろし。ムッシュ! このシングルのアレンジも可愛らしくて好き。
「牛乳瓶にダリア」 たしかデートしてる時に「何の花が好き?」という質問にユーミンが「ダリアの花が好き」って答えたのを覚えていて、後日スタジオのピアノにそっと飾ってくれてた〜というエピソードだったと思います。正隆さんはオシャレで、キザというよりロマンチストというイメージがあります。ポジティブなイメージはそんな感じでしょうか…w
『ユーミン万歳!』 番組内で全曲リマスタリング言うてますけど全曲エディット&リミックスですね。上手く聴こえる!なんて言いましたが、声の解像度がグンと上がってユーミン���声の魅力を改めて感じられるアルバムだと思います。アレンジの違いも楽しいです。 ちなみに配信用リマスタリングはサブスク解禁の時、全423曲に施さ���ています。
『Man In the Moon』 これはヤンエグ男ではなくそれを目指している上昇志向強めな若い男の歌ですね。  彼の夢は白いロールス プール付きの家  他人の鍵を腰で鳴らして クロークに戻す ってことなのでホテルの駐車場とかで働いてるイメージかな。マッチョでギラギラ。
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【プレイリストについて】 最初にユーミンの曲にちゃんと触れたのはオールナイトニッポン(ANN)だったという話にちなんで、ラジオ経由で初めて聴いて好きになった曲、『天国のドア』以降は発売日にCDを買ってるので、それ以前の曲を中心に選んで当時の印象など添えてみました。
⚫︎あなただけのもの それまで聴いたことのある曲たちのイメージと全く違う、ファンキーな曲調にびっくりして、かっこいいー!ってなった曲。
⚫︎あの頃のまま ANN恒例の苗場からの放送、弾かな語りライブのコーナーで聴いて、その歌詞に強いゲイネスを感じた曲。のちにセルフカバーアルバム『FACES』に収録。元はブレッド&バターへの提供曲でオリジナルも良い。
⚫︎青いエアメイル それぞれの決断とその行方を信じる気持ちが尊い。 “青い”という言葉(色)が情景や心情にも掛かっているようで切ない。
⚫︎ジャコビニ彗星の日 歌詞の解釈で友達と意見が対立した思い出… “流星群”は電話が少なくなった”あなた”のことで、”寂しくなればまた(私のところへ)来るかしら”と歌っている。という友人。 僕は、もうその”あなた”はどうでもよくなってきてて、また誰かを好きになることができるかな…って歌。”流星群”は誰かを好きになる気持ちの隠喩なのでは?と反論。 もちろん答えは出ないままー。
⚫︎影になって メロディーも歌詞も、なんか知らんけど都会的やん!って思った。  真夜中は全てが媚びることもなく それでいてやさしい えーかっこよ…
⚫︎星空の誘惑 車の助手席で勝手に盛り上がってるオンナの歌なんですがー(好)  オレンヂのトンネルの中は 横顔がネガのようだわ というフレーズが映像的でハマりました。
⚫︎夕涼み イントロから少し気だるい夏の夕暮れ時の映像が目に浮かぶ。 虹も雲も風も濡れた髪も焼けたうなじも全て儚い。 ちょうど夏の終わり頃に聴いて刺さりました。
⚫︎晩夏 (ひとりの季節)  空色は水色に 茜は紅にー  藍色は群青に 薄暮は紫にー ���だちに色の名前とどんな色なのか調べました。空の色の変化と季節の移り変わりに気持ちの変化をなぞらえる繊細さと美しさよ!
⚫︎青い船で 初めて聴いたときイントロから完全に宇宙の映像しか見えなくて、どんな歌かと聴いてると実際そういう歌詞で、え…イントロのイメージすごい…てなっりました。愛を天体で語るスケールの大きさも好きです。
⚫︎TROPIC OF CAPRICORN ドラマチックで好き! アルバトロス=アホウドリというのもこの曲で知りました。
⚫︎かんらん車 TROPIC OF CAPRICORNが”動”ならこちらは”静”のドラマチック。静かに雪が降り積もる遊園地のモノクロの情景が、とても冷たくて悲しくて美しい大好きな曲。
⚫︎水の影 シモンズ版は具体的な情景で、ビルの間を車のライトが流れる都会の川のイメージ。同じ曲なのに印象が全然違うのが面白い。
⚫︎A HAPPY NEW YEAR  今年も沢山いいことがあなたにあるように いつも いつも 恋人のもとへ真っ直ぐ向かう気持ちとその姿が初々しくて清々しい。素敵だなぁと素直に憧れました。年賀状に「今年も沢山いいことが⚫︎⚫︎さんにありますように」とか書いたなぁーw
⚫︎翳りゆく部屋 戻らない「輝き」って恋人や過ごした時間や愛情のことだけではなく、本当に失ってしまったのは有ると思っていた未来のことかー(むしろ過去は変わらない)!と気づき、歌詞を読む楽しさを知った曲のひとつ。そんなの聴けばわかるやろと思われるかもしれませんが自発的にわかった(と思えた)時は快感なんですよね。
⚫︎経る時(ふるとき)  四月ごとに同じ席は うす紅の砂時計の底になる 転調のドラマチックさ最高。情景描写の積み重ねで、巡る時間と季節の移ろいをこんなに美しく表現できるものかと。アルバム『REINCARNATION』のラスト曲。この曲も輪廻転生やん!って気づいて興奮。
▶︎MY FIRST YUMING PLAYLIST
 あなただけのもの  あの頃のまま  青いエアメイル  ジャコビニ彗星の日  影になって  星空の誘惑  夕涼み  晩夏 (ひとりの季節)  青い船で  TROPIC OF CAPRICORN  かんらん車  水の影  A HAPPY NEW YEAR  翳りゆく部屋  経る時
以上14曲。 よろしければサブスクなどで聴いてみてください。
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mysteron2068 · 1 year ago
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ultraboyspiritgallery · 3 months ago
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Climb Your Own Mountain
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嫌なことをするということは、極論かもしれないが、「自分に嘘をつく」ということだ。本音はこんな職場に通い、こんな仕事をすることにほとほと飽きている。不本意に一日を過ごすということをきっと誰もが望んでいない。もっと刺激的で生産的で何かに没頭できる、時には使命感さえ感じる生活や場所があるんじゃないかなどと心にひっかかりを感じながら目を覚ます。ベッドから出るとほぼオートマティックに身体が朝のルーティンを行い、弁当を詰めて、着替えてしまうとここまでしたんだから、きっと今日も何とかなるからなどと外出する。仕事上の人間関係も、異国に移住したとてわずらわしい(このわずらわしさを避けるためにわざわざ日本から脱出したのに💦)。不当に仕事を押し付けられるとまでは言わないが、なぜ、それオレに振るのよと首をかしげることは多い。人の集まりについて宿命的に煩わしいく感じてしまう。。そんな毎日を再び極論で言い換えたらぼくは毎日、毎分自分に嘘をついていると言えるだろう。出勤するのも心の嘘なら与えられるタスクを片づけるのも嘘。一度、嘘を付いたらその嘘はどんどん広がっていくというのは間違いない。家賃のため、家族への仕送りのため、生活費のため・・・などと自分の嘘つきを正当化して、明日もまた同じことを繰り返す。そんなことをしても一向に人生の満足度が高まらない。
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家で、独りで、好きな時間に好きなだけ、何かに打ち込む―今の願い、理想の生活を上げるとこんな風になる。これらが本当にぼくが心から���むことかどうかはわからない。多分、きっと他にある。そしてそれを探していると置かれた状況についてそう自分で判断をする。ただ常時、意にそぐわないこと(自分の心に嘘をつく)をやるよりは、そこを離れ、これこそ真だ!と納得するまで放浪するほうがずっといい。
以前にも書いたが何に満足するかなんて人の数だけある。人にはきっと登るべき山が与えられていてそこの頂上にそれぞれのゴールを設定している。心からの満足を求めてぼくらはそれを登っていく。道は進むごとに狭く、急になり登りずらくなる。背中のリュックサックも重い、でもここで登山を止めたら本当の満足は得られない。
こんな風に疲れたときにうまく発散できればいいのだろうが、昔からぼくに癒しをくれるもののバリエーションが極端に狭い。中野ブロードウェーに行ってもこれといってエレクトせず出て行ってしまう。頂上までの道のりが厳しくて困る。まあ厳しくしているのもこちらなのだが。口はすっかりかつ丼になっているのに焼きそば出されて満足できるわけもない。今ある好きを大事にします。さっき書いたように気分転換ってことで新しいウルトラシリーズに食指を伸ばすけど、結局😒💦となり、さんざんこすった昭和シリーズに戻ることになる。
自分に嘘をついていること、今の生活にすっかり慣れてどこかで飛び出したいと考えていること、とにかく今日、これがわかった。来週あたり試しに上司に辞めますと言ってみましょうか。ぼくの労働ビザも今年9月で切れるのでそれでお別れってことで(笑)。新しいプロジェクトを任されたばかり、上司からは大反対に遭うのはわかっている。
でもこれを試すとき、少なくともぼくは心に嘘をついていない。
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今日の投稿に使ったは今使っているDSLR(一眼レフカメラ)を買ってまだ間もない頃に撮影したもの。小助フォトグラフィー黎明期。このウルトラ少年に出会わなければ今まで撮影を続けていないかもしれない、それくら思い出深い屋外セッション。
この少年、どこかウルトラセブンぽいなと思う。このセブンJr.をピンチに陥れる展開は・・・とインスピレーションが湧く😉
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yutakayagai · 1 year ago
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拓也が伯父の長谷川から「性の手ほどき」を受けてから、これまで潜んでいた肉欲を解放せずにはいられなくなった。彼はぽっちゃりとした体格だったので、長谷川からよく乳房を弄ばされた。揉まれるとすぐ一物が硬くなり反り返るので、そのまま下半身も愛撫され、彼は欲情してしまうのだった。
一方、昌平は県立M一高を受験したが合格せず、結局、高等部に進学した。彼は、
「拓也と一緒に過ごせる!」
と期待に胸を膨らませた。
二人は、県立図書館でよく待ち合わせをした。時折、閲覧室で勉強もしたが、そのまま人気ないところで「密会」をすることもあった。三の丸庁舎の裏にある梅林で接吻を交わし、抱擁し合うこともしばしばあった。
そんな二人を佐伯は授業の合間に「カウンセリング」した。昌平は、県立M一高は不合格になったがこうして拓也と一緒になれたから後悔はないと話した。彼は言った。
「拓也が欲しくて仕方ないンです。今度、二人っきりでエッチできそうな場所に行こうと予定してます」
かなり積極的な様だった。また、中等部の制服はネクタイが臙脂色でスラックスも目立たないチャコールグレーの大きい格子柄だが、高等部の方は紺色で緑と灰色の縦縞であった。印象も若干大人っぽく見えた。
それに対し、拓也は今後の進路で悩んでいた。卒業すれば昌平と会えなくなるのが不安な様だった。彼は言った。
「一応、母からは仕送りが大変なので関東圏内で、と言われていますが…。僕としては国立I大学に行きたいンです。でも、公務員試験の合格率があまり良くないンで…」
拓也は文系だった。現代文は得意だが化学や数学が苦手だった。佐伯はきちんと勉強しているのかと聞いた。すると、
「…実は、最近ダメなンです。性欲に負けちゃって…。伯父さんや昌平が欲しくてウズウズしちゃうンです。オ○ニーも止められなくて…。僕、変態になっちゃった」
と赤面した。
佐伯は、すっかり第二の額田大樹だなと苦笑した。しかし、大樹も最近は週一回あるかないかと絡み自体は少なくなっていた。嶋田や宇佐見との情事もあまりない様だった。
『単に、やり過ぎただけだろう』
流石に、大樹と寝た後の疲労感は翌日には回復しなくなってきた。それでも、浩志が悪さをするのが情事(こと)の際には、後になって顔から火が出るほどに大樹の肉体を弄んでいることに気付くのだ。ぐったりと疲れ果てた彼に、
「おじさん、今夜もすごかったね…」
と大樹が満足そうに話すのだ。その度に、
「父さんがまた悪さを��た」
と言った。
長谷川と再会してから、夢の中に浩志が現れることはなかった。もしかしたら、「愛のキューピット」としての役目は終わったと大人しくなったのかもしれない。佐伯は若干淋しい気もした。何かの折にまた出て来て欲しいと願った。
夏休みが終わる数日前、拓也が言ったあの台詞通り、人生がメチャクチャにならなければいいが…。佐伯は彼の異常な性欲を怖れた。昌平は未だ一年生だから余裕があるが、拓也は来年の一月末までに成績を上げなければならない。長谷川に話をした方がいいなと、休みの日に彼の家を訪問することにした。
予め拓也には話をしたが、後になり長谷川の家に行くと彼から聞いた。まさか真っ昼間から絡んではいないよなと、佐伯は若宮にある長谷川の家へ行った。
周囲はとうもろこし畑だがすでに収穫を終え、時折刈り取った茎の断面を残しているだけだった。長谷川の家の敷地内にはかつて養鶏場だった小屋があり、現在は自分で食べる分か、数羽の鶏がいるだけだった。佐伯は呼鈴を鳴らしたが応答がないので、縁側の方に回り、掃き出し窓にはカーテンが閉められていたかそのすき間から室内を覗いた。すると、下着姿の長谷川が背後から拓也の乳房を鷲づかみにし、弄んでいた。時折、真っ白な前閉じブリーフが卑猥なテントをつくっているその下方を擦られ、くねくねと腰を動かす拓也の甲高い声が聞こえてくる。
「…お、おじさん。もっと撫でて!」
そう求めつつ、時折長谷川は唇を奪い、舌を絡ませ合っていた。
「…ああン、拓也がこんなにエッチなんて」
「おじさんが欲しいの、身体が求めちゃうの…」
「…勉強しなきゃダメだよ」
「これだって勉強だもン!」
二人はそのまま布団の上に倒れ込み、互いに下着を脱ぎ捨てた。いきり勃つ長谷川の肉棒からは、ラヴオイルを塗る必要がないほどに先走り汁が滴っていた。佐伯は、自分と寝た時は勃たないと言っていたのにと、疑問に思った。
二人は一体になると乱れに乱れた。恐らく、長谷川の家族が過去に使っていたのだろう、縁側の手前には姿見があるのだが自分たちの姿が映されると更に動きが激しく、いやらしくなった。拓也の肉棒が先走り汁を滴らせながら上下に揺らぶられ、
「あんッ! ああン! あんッ!」
と声を上げた。
佐伯は、制服を着た拓也しか知らなかったが、あまりに卑猥過ぎるので血の気が引いてしまった。長谷川も、再会後に寝た時と人格そのものが正反対だと思った。誰かが二人を操っているとしか考えられなかった。彼は、閉口しながら縁側から離れようとしたが、ちょうど背後に自転車が置いてあったことを忘れ、倒してしまった。
『し、しまった!』
佐伯は慌てて戻したが、室内の二人は気付かずにいた。長谷川は、
「��拓也、伯父さんイッちゃうよ」
と訴えた。その直後、
「あぁぁぁぁん!」
と、拓也もオルガズムに達したのか叫んだ。
乱れた布団の上に拓也はうつ伏せに倒れ、それでもなお長谷川を求める様子に佐伯はただ圧倒されるだけだった。大樹より淫乱なヤツがいたと、彼は腰を抜かしてしまった。長谷川は朦朧としていたが、彼は拓也の乳房を再び鷲づかみにした。
「いやァァァァん…」
女の様な甲高い声を上げ、挙げ句に「潮吹き」をしてしまった。そんな拓也の大失態に長谷川は、
「…伯父さん、もう疲れたよ」
と喘いだ。確かにぐったりとした様子だった。彼はそのまま拓也の隣に並ぶ様に仰向けで横たわり、ふと掃き出し窓の方を見た。視界に佐伯が覗き込んでいるのが入ると、彼は絶叫した。
「あわわわわ、どうして浩二君が!」
その声に気付いた拓也も慌てふためき、
「先生、 いやだァ!」
と急いでシャワーを浴びに行った。
数分後、二人は服を着て佐伯を迎えた。突然の訪問に長谷川は赤面し、拓也はすすり泣いていた。そんな二人を目前に佐伯は苦笑しながら、
「…あ、あの、おじさん、否、長谷川さん。あなた、拓也君から話は聞いてますけど、何故甥っ子である彼に手を出したンですか?」
と聞いた。その問いに長谷川は頭を掻きながら、
「…あれは昨年の夏だったかな? 何だか拓也が可愛く見えちゃって…。ちょうど浩二君から同性に興味を持ったって聞いたものだから、つい…」
と答えた。彼は続けた。
「実は、オレが教師の職を辞することになった教え子にそっくりで…。彼も『おっ○い』を揉まれると欲情したものだから…。気持ちがあの頃に戻っちゃって、チ○ポもビンビン勃っちゃうくらい興奮して…。拓也がこんなスケベだったとは、想像もしてなかった」
佐伯は、長谷川がこんなにスケベだとは思わなかった。昔出会った頃は、もしかしたら教職を辞めて間もなく、性欲を抑えていたのかもしれない。もし拓也と同様の絡みをしていたのなら、その教え子もかなりの淫乱だったと思う。
拓也はずっとうつむいていたが、涙をティッシュで拭いながら、
「…精通は小学六年の時にしてたけど、ずっと我慢してた。でも、昌平と出会って『可愛いな』と思ったら抑えきれなくなって…。そのことを伯父さんに打ち明けたら、『我慢することない』と優しくしてくれたンです。初めてイッた時、伯父さんのことが一気に好きになっちゃって…」
と話した。
嗚呼、大樹も同じことを話していたなと、佐伯は思った。最初に寝た男(ひと)が拓也の場合は長谷川で、初めて父親以外の同性を知ったことがそのまま「好き」と言う感情に結び付いたのだなと、佐伯なりに分析した。拓也は言った。
「…僕、『おっ○い』を揉まれるとダメなンです。女の子の気持ちになっちゃって、エッチな声が勝手に出ちゃって…。伯父さんも激しく求めてくるし」
「拓也、お前こそオレを求めてくるだろ!?」
「…だ、だって、伯父さんが欲しいンだもン!」
これでは並行線で終わってしまうなと、佐伯は本題に切り出した。彼はお茶を一口飲むと、
「長谷川さん。拓也君ですけど、今受験生なンです。二ヶ月後にはセンター試験も控えている。彼、希望としては国立I大学なンですけど、まァ、センター試験では何とか教育学部に受かるレベルではある。しかし、拓也君は人文学部に行きたいと言っています。もうちょっと頑張らないといけないンです。長谷川さんも、拓也君が好きな気持ちは解ります。でも、いつもセックスしていては彼の将来に影響を及ぼします。嫌でしょ?」
と言った。
このことを聞いて長谷川は両腕を組み、
「…そうか。ちなみに、不得意な科目ってあるンですか?」
と聞いた。
「化学と数学です」
佐伯がそう答えると、彼は言った。
「…もし学習指導要領が大きく変わっていなければ、理系の科目は教えられますよ」
こうして、長谷川は非番の時には拓也に理系の科目を教えることになった。彼が赴任していた高校は大学進学率があまり良くなかったが、県内の私立大学へ何人か合格させた実績はあった。そんな過去を後になって拓也は知ったが、
「もっと早く知ってれば良かった!」
と悔やんだ。
一方、昌平も拓也と会うのは図書室だけにとどめた。二ヶ月以内に偏差値を上げなければならなかった。もしダメなら県外の私立大学を受験するしかない。浪人はさせてもらえなかった。佐伯は時折、
「頑張るのはイイけど、大丈夫?」
と拓也を気遣った。しかし、
「もしI大学がダメだったら、伯父さんとも昌平とも一緒にいられないもン!」
と拓也は言った。
センター試験の当日、佐伯は早朝にT神社をお詣りした。体調を万全にして出掛けた様だと長谷川から聞き、内心は大丈夫だろうと思っていたが、やはり気になってしまった。この日の夜は大樹が泊まりに来たが、
「大樹、大学はどうするの?」
と夕食時に確認した。すると、
「う〜ん、文学部がある大学がイイな。文学の研究がしたい」
と答えた。そのことに佐伯は首を傾げながら言った。
「文学部か…。就職する時、大変だぞ?」
「そうなの? おじさんから仏語教わってるし、何とかなるンじゃない?」
と、大樹の両親も将来については何も言わないらしく、かなり楽天的だった。まァ、偏差値の高い大学に行ってもこのご時世、どうなるか解らないだろう。かえって彼の様な考えの方が後々苦労しないと思う。佐伯はそう感じた。
センター試験が終わった翌日、拓也が職員室を訪れた。自己採点をしたと、佐伯に報告した。彼は喜びを隠せない様子だった。I大学人文学部を受験するのに必要な点数が取れたらしく、
「これも先生のお陰です!」
と言った。佐伯はそんな様子の拓也に未だ本番があると、気を抜かないよう話した。耳元で、
「未だおじさんとのエッチはお預けだぞ…」
と囁く様に話した。
もし受験が終わったら、これまで絡みができなかった反動がなければイイがと、佐伯は心配した。彼は一応、K百貨店にいる長谷川にも、
「おじさん。拓也君、とりあえずセンター試験は大丈夫だって喜んでいたけど、本番が終わるまでセックスはお預けだよ」
と伝えた。そのことに長谷川は、
「…そんな、オレだってそこまで『セックス依存症』じゃないよ」
と苦笑したが、
『いやいや、むっつりスケベだろ…』
と、佐伯は心の中で突っ込んだ。
I大学の試験も、拓也は最善を尽くしたと、翌日、佐伯に報告した。センター試験が終わった後は職員室で話をしたが、佐伯が長谷川について色々聞きたかったので、今回は相談室に拓也を招いた。彼は、この追い込み期間について、
「伯父さんとエッチできなかったけど、どうしてたの?」
と聞いた。拓也は赤面しながら、
���…自分で『抜いて』ました。ベッドの上でおっ○い揉みながら…。目をつぶりながら、あたかも伯父さんが覆いかぶさっている様な想像をしながら、
『あッ、ああん!』
って…。でも、ちっとも気持ちよくならなかった」
と告白した。
何だ、オ○ニーしてたンじゃねぇかと、佐伯は落胆した。少しは長谷川と肉体同士を絡ませるだけの関係でなくなるかと期待していたが…。それだけ「性のめざめ」が訪れた中学生の時に、再三抑圧されてきた反動が今日に起こったのだなと、彼はため息をついた。拓也は言った。
「伯父さん、話してたンですけど、僕とセックスできない間、水戸市内の成人映画館で遊んでたンですって…。でも、『ろくな男(やつ)いなかった!』って、結局『大人の玩具』で紛らわせてたそうです」
嗚呼、おじさんまで…。佐伯は頭を抱えながら、
「…君たち、どれだけスケベなンだよ!」
と言い放った。
相変わらず佐伯はT神社でお詣りをし、拓也がI大学に合格するよう祈願した。まァ、結果はすでに出ているだろうが…。彼の家は、原則として浪人はさせてもらえないらしく、もし不合格であれば県外の私大に進学するしかなかった。しかし、県外だと仕送りは大変だし、アルバイトもしなければならない。佐伯自身はI大学を卒業したが、自宅から通えたから助かった。学生部で紹介してもらった家庭教師のアルバイトだけで済み、時折県外への旅行資金にもできたからだった。それよりも、拓也の場合は長谷川や昌平との関係が切れるのが嫌なだけだが。
合格発表当日、たまたま長谷川が非番だったので、拓也は彼の車でI大学へ行った。掲示板を祈る様に自分の番号を探し、見つかると拓也は嬉しさのあまりに号泣してしまい、長谷川と抱き合った。長谷川も一緒に泣きじゃくり、二人は軽快な足取りで車に乗り込み、そのまま飯富町の方へ走って行った。特別支援学校の近くにモーテルがあるのだが、二人はこれまで我慢してきた絡みを「解禁」した。ベッドの上で歓喜の声を上げながら、愛液が枯れるほど激しく愛し合った。
「伯父さん! もっと愛して!」
「拓也! おっ○い吸わせて!」
二人は恥じらいをかなぐり捨て、肉欲のままに求め合った。
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mizushirosim · 3 months ago
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十七話:誰が大事?
前回の続きです。私による想像妄想ストーリーが含まれております。実際のシムの言動動きとストーリーの行動とリンクしてないところも含まれております!また複数恋愛及び血縁恋愛が含まれておりますのでご注意ください。
ミヅキちゃんは薄々シオンの行動の気付いていました。
気付かないようにしてはいたのですがこうも高頻度に目の前にきてアイとイチャつく姿にその意図を感じない訳ないのです。
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(あれ……ワザとよね)
ミヅキちゃんも嫉妬しない訳でもないのですがアイちゃんは娘でもある為に複雑なのです。もしも彼女が他人だったらおおいに嫉妬したんだろうと感じますがむしろ娘であるがゆえに微笑ましくうつってしまう事もあるのです。
(シオンはきっと私を嫉妬させたいのね……でも……絶対教えてあげないわ。私なりの抵抗なんだから)
今まで強引に誘導されてここまで関係が進んでしまったのだからミヅキちゃんなりの小さな抵抗なのです。
式前にユイちゃんが遊びにきたときもお構いなしです。
「シオン……ママもユイお姉ちゃんもいるのよ……」
「いいから。アイこっちに顔向けて?」
とアイちゃんに迫るシオンくん。そんな状況をミヅキちゃんは目に入れないように目線を外します。
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(これなのよ)
(あぁ~……わかるわ……ママ)
テレパシーかのように目でユイちゃんに訴えるミヅキちゃん。
アイちゃんがこの場を去ったあとにミヅキちゃんが立ち上がれば背後からシオンくんが近づきます。
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(今のはさすがに効いたでしょ)
と思いながらシオンくんはミヅキちゃんの前に行くシオンくん。
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「妬いちゃった?」
聞くんだ……、とシオンくんを見ながら思うユイちゃん。
「いいえ、微笑ましく思うわ。私にとっては二人とも大事な子ども達だもの」
その返答にシオンくんはムッとしてしまいます。
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「子ども扱いされるのイヤだよ俺。……俺が大人だって事その体でも知ってる癖に強情だねミヅキ」
そう言ってシオンくんは無理やりミヅキちゃんの唇を奪います。そばにリオがいようとユイちゃんがいようとお構いなしで。
「……シオ……んっ」
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そんな二人をユイちゃんは訝し気な目線で見つめていました。堂々とミヅキちゃんに深いキスをするシオンくんにユイちゃんは自分の考えが間違っていた事に気付きます。
(これ違うわね……恥ずかしいからなんかじゃないわ。アイを利用してるんだわこの子……。それを本人が気付いていないのが厄介ね…)
二人がキスを終えればすぐさまユイちゃんはシオンくんに釘を刺します。
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「シオン!!ママに焼きもちを妬かせる為にアイを利用するのはやめなさい!!そんな事を続けていると今に後悔する事になるわよ!!」
「……っ!」
ユイちゃんにそう言われてシオンくんは押し黙ってしまいました。
一連の流れを聞いていたリオがミヅキちゃんとシオンくんのそばへとやってきます。
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「利用なんて……してた訳じゃ……」
シオンくんはそんなつもりじゃない、と弱弱しく答えます。けれども自信たっぷりの回答ではありませんでした。
「どう見てもアイを連れてきてはミヅキの前で何度もイチャついてはミヅキの事をチラチラ見てたのは俺も見てるよシオン。アイを愛してるんだろ?そういう時はちゃんと相手の事を見つめてなきゃダメだ���」
「シオン、アイも大事ならあの子の気持ちも汲み取ってあげなきゃだめよ?もうすぐ式も近いんだしちゃんとアイに謝りなさい」
ミヅキちゃんとリオに論されるシオンくんは素直に謝りまし���。
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「ごめん…なさい……ミヅキを妬かせたくて俺必死になってた。ミヅキが俺の事で頭いっぱいにしてほしくてアイの事までは考えが及ばなかったよ。アイには後で謝っておくよ」
「そうね。私そういう素直なシオンが好きよ。きっとアイもそう。だから心から謝ればアイも許してくれるわ」
そんなシオンくんとミヅキちゃんのやり取りを見ていたリオ。
リオは薄々シオンが一番大事にしてる人が誰なのかを気付き始めていました。アイの幸せを願うなら怒ってでも分からせた方がいいのかもしれませんがシオンも自分の孫息子なのです。孫息子の幸せも願ってもいるのです。もうすでに彼らは立派な大人なのでリオは成り行きをただ見守る事にするのでした。
一方その頃アイちゃんはというと自宅に置いてあるサンドバッグに拳を打ち込んでいました。
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「ほんっとムカつく!!何なの!!いつもいつも!!わざわざママ達の前でキスしなくてもいいじゃない!!こっちはすっごく恥ずかしいのよ!!もう!!」
と、サンドバッグをまるでシオンくんに見立てるかのように殴っていました。シオンくんだと思って殴っているわけではないですが鬱憤を晴らす為にひたすらアイちゃんは殴っているのでした。
夜、シオンくんはミヅキちゃんを連れて家の近くの公園へと来ていました。シオンくんは落ち込んだ様子で屋台で頼んだアイスをちびちびと食べ、ため息が時折漏れていきます。
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「……俺は……アイの事も大切だよ……。さっき一応アイには謝ったんだ。でも納得いってる感じでもなかった……。一応許してはくれたけど……」
そう言ってシオンくんは再びアイスを口に運びます。冷たさが口に広がりその冷たさが更にアイを思い浮かんでしまうシオンくん。
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「……アイは俺の事……嫌いになってしまったかな……?」
ぽつりとミヅキちゃんに向けてシオンくんは呟きます。ミヅキちゃんは静かに首を振りました。
「大丈夫よ。嫌いになんてなってないわよ。一緒にいてくれてるのがその証拠でしょ?自信持ちなさいシオン」
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「そうだね……。こんな事言いたくないけど俺は……アイに捨てられるよりミヅキに捨てられる方が怖いって思ってる。誰にも言わないでほしいんだけど……俺は……アイに振られたらたぶん追わない。でもミヅキに振られたら追い続ける……どこまでも地の果てだろうと捕まえて閉じ込めてしまう自信がある。そんな自分がいてたまに怖いんだ俺。でもアイの事だってちゃんと愛してるんだ。なのにそんな矛盾した考え持っていて分からなくなる時があるんだ……」
シオンくんの苦しい胸の内を聞いてミヅキちゃんはシオンくんをそっと引き寄せました。
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「大丈夫よ。私はシオンを見捨てたりしない。あなたは私の宝物なの。大事な息子でもあるし、とても大好きな人でもあるわ。アイはあの子が自分で決める事だから私からは大丈夫、とは言えないけれどあなたが信じてあげる事ぐらいは出来るでしょう?何があっても受け止める覚悟ぐらいはしなさい」
「……ママ」
シオンくんはついミヅキちゃんの事をそう呼んでしまいます。ミヅキちゃんの言葉がシオンくんにとってうれしすぎたのです。
「あら久しぶりに呼んでくれたわね。最近ママ呼びがないから少し寂しかったのよ?」
ミヅキちゃんに言われてシオンくんはハッとして訂正します。
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「間違えちゃっただけ。さっきのミヅキの言葉は肝に銘じるよ。あとミヅキは俺の母親なのは間違いないけどさ、もう婚約者なんだから俺はちゃんと名前で愛してる人の名前を呼びたいんだよ。…………それにママ呼びのままだとまるでマザコンみたいになるでしょ。俺はそれは絶対に嫌なの。俺はミヅキと結婚してミヅキと家庭を築いてミヅキと俺の子どもがいつか出来て家族で幸せに暮らしていきたいんだよ。他人なんか俺にはいらないから」
シオンくんの本音にミヅキちゃんは目を細めて微笑みを向けました。
素直にうれしい言葉でもあったのです。ミヅキちゃんも家族みんなが幸せであればそれが一番いいと思っているので同じ気持ちであることがうれしかったのです。
シオンくんはミヅキちゃんを引き寄せて顔を近づければ唇を重ねました。
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「好きだよミヅキ。花嫁姿とても楽しみにしてるから……」
そして当日結婚式を迎えます。
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リオとイオとミヅキちゃんの結婚式の時とは違って参列者も今回はいます。
シオンやアイ、ミヅキの準備を待っている間ゲスト達とともにダンスをしていたらイオに話しかけてきた人物がいました。
とても懐かしい顔です。
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「久しぶりね、イオ。あなたはあの頃と全然変わらないわね。私はこんなに老けちゃった」
「……カサンドラ」
イオは久しぶりに見る顔に驚きつつもあの当時の面影を残したカサンドラを懐かしく思います。
ミヅキちゃんと結婚して以降、イオはカサンドラとは会う事はほぼありませんでした。今回の式にミヅキちゃんが友達のカサンドラをゲストとして呼んだのです。
イオは振り返り、すぐそばにいたミアを紹介します。
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「そこで踊ってる黒髪のドレスの女の子……オレとミヅキの子なんだ。カサンドラこそあの頃の面影が残ってるからすぐわかったよ。元気だった?」
「そうなの……とても美人な娘さんね。私も今はゴス・カサンドラじゃなくてカラーニ・カサンドラに名前が変わったのよ。マルコムって知ってる?あの人が私の夫」
「カラーニ……?マルコムってランドグラーブのご子息じゃなかった?」
イオの記憶ではランドグラーブ電力という大きな会社の社長の息子だったはずと記憶しています。
カサンドラは「色々あったのよ」とだけ言い詳細は教えてはくれませんでした。
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「それより今日は招待してくれてありがとうね。ミヅキは前は私があなたの元カノだったから遠慮して呼びにくかったみたいだけどあの時も別に気にしてはいなかったのよ。だから今回は呼んでくれてうれしいわ。息子さんの結婚改めておめでとう。結婚相手にはちょっと驚いたけど今じゃ珍しくもないものねあの世へのいいお土産になりそうよ」
「おいおい……縁起でもない事言うなよ……目出度い日なんだから」
カサンドラが老いているだけに笑えない冗談にイオは苦笑いしてしまいます。
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(今元カノって言った?パパに元カノなんていたのね……ママしか付き合った事がないと思ってたわ……)
聞こえてきた言葉にミアちゃんはびっくりです。イオはカサンドラの事については一切家族には話してこなかったので知らないのも当然です。けれども相手も家族持ちで関係も良好そうでそれ以上の事もなさそうなのでミアちゃんは安心します。
イオは参加者名簿の中に”カラーニ・ベラ”と書かれた名前をふと思い出して何気なくカサンドラにカサンドラの母親の旦那さん”ゴス・モティマー”の事を聞いてみた所、母親の夫も”マルコム”だと彼女は言いました。それでなんとなくイオは察します。
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「あぁ……そういう事……あいつえげつないね。ボンボンのやる事は理解できないや……」
と苦言を申すのでした。(ちなみにあくまでもうちのシム世界のデフォシムの状況なので人によってデフォシムの状況は千差万別なのでご了承ください!!)
一方、アイちゃんは鏡の前で嬉しそうに自分の姿を見つめていました。
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「すごい……ドレスってこんなに見違えるものなのね……どう?ママ?」
アイちゃんはくるりと振り返ります。そこには同じくウェデングドレスに身を包んだミヅキちゃんが立って嬉しそうにアイちゃんを見つめていました。
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「すごく綺麗よ。アイ。アイはやっぱりパパに似てるわ。美人ですごく素敵な花嫁よ……私の自慢の娘だわ」
ミヅキちゃんの言葉にアイちゃんはとてもうれしくなります。ミヅキちゃんから見てもアイの微笑んだ表情はどこかリオを思い起こさせるものがあるのです。
アイちゃんも目の前にいるミヅキの姿に惚れ惚れして見つめます。
「ママもすごくかわいい。まるで私がパパ達の結婚式にタイムスリップして潜り込んだみたいに思えちゃうわ!パパ達が新郎の服を着てたらいいのに……」
そう言うアイちゃんにミヅキちゃんは微笑み笑います。
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「そうだったらいいんだけどシオンが嫌がっちゃったからね……仕方ないわ」
「もう……シオンったら……ママに対して失礼だわほんと!再宣誓式だって出来るのに……」
「いいのよ、気にしなくて。再宣誓式はいつでもできるから」
ミヅキちゃんは控室で休んでいましょうか、とアイちゃんに言い移動します。
ミヅキちゃんはアイちゃんの前では言いませんでしたが不安が募っていました。リオとイオが見てる前で愛を誓い合う事が後ろめたく感じてしまうのです。
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(……悪い事……してるみたいな気持ちになってしまうわね……)
そう思っているとシオンくんがこの部屋に入ってきてミヅキちゃんと目が合います。ミヅキちゃんは気まずくてすっと目を反らしてしまいました。
シオンくんはミヅキちゃんの綺麗な姿を上から下まで記憶に留めようとマジマジと見続けます。
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「……すごく綺麗だよ」
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懐かしい言葉にミヅキちゃんは目を伏せてしまいます。あの時と同じ場所で父親と同じ言葉をシオンくんは言ったのです。
「……やっぱりあの人の息子……ね……」
「え?」
「ううん、シオンも素敵よ。アイがとても美人でかわいく仕上がってるから見てあげなさい」
そう言ってミヅキちゃんはシオンくんのそばから離れればすぐアイちゃんがシオンくんの前に駆け寄ってきました。
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「どう!?どう!シオン!!綺麗!?」
「かわいいよアイ。すごくかわいい。アイはミヅキと並んだらとてもよく似てると思うぐらいかわいいよ」
「えー!!……そりゃママに似てるのもうれしいけどそこは綺麗って言ってよ!気が利かないわねー!ママはパパに似て美人って言ってくれたのにー」
ちょっと不満そうなアイちゃんにシオンくんは笑います。
「んーまぁ……まぁそうだね」
シオンくんは晴れ舞台にさすがに余計な事は言わないでおこうと口に出さずに心に留めました。
ミヅキちゃんは二人のやり取りを見ながらシオンくんをよく観察していました。
(同じ言葉は言わないのね……なぜかしら……)
そんな些細な疑問がミヅキちゃんの頭に浮かびましたが深く考える事はしませんでした。
次回に続きます。
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