#くりぷの備忘録
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By the way, I made a stuffed lysandre. Unfortunately, these two were displayed in the dining room by my family...
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【文字化化】主人公ちゃん & 這いばい男 & 赤い傘の男 / fanart
↓まだあるよΦ(๑•ᴗ•๑)🎨✧˖° ↓There's more.
主人公ちゃん & 這いばい男 & 赤い傘の男
主人公ちゃんと仲良くなりたい赤い傘の男さん。 ストーk…ヤバい奴…危険な存在と認識されてるので、問答無用でぶん殴られて逃げられてます。
+おまけ 赤い傘の男の夢
heroine & Mr.Crawling & Mr.Scarletella
Mr. Scarletella” wants to be friends with a heroine. He is recognized as a stalke...a bad gu...a dangerous existence. No argument, he is beaten up and run away.
+OMAKE Mr. Scarletella's Wish
🎮Mygame Playlists↓ Youtube Playlists📺https://www.youtube.com/playlist?list=PLKb8STtGcGS-GwTn8QMAONJt0eSrC4Zpc
Please request and follow me.
X忘備録↓
#ファンアート#fanart#Vtuber#jp vtuber#illustration#イラスト#CLIPSTUDIO#japanese#artists on tumblr#digital art#art#digital illustration#digital painting#drawing#artwork#文字化化#Homicipher#horrorgaming#文字化化_art#Mr.Crawling#Mr.Scarletella#vgen artist#vgen#vgencomm#vgen commission
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ハロー(´ー∀ー`)2025.1.13
冬が本領発揮しだしましたね〜⛄️極寒!
寒いと体調崩したりメンタル落ち込んだりヤル気失ったり冬眠モード入ったりするので体を万全の状態に戻すのが大変ですよね…(いつも万全じゃない気がするが←
先日パネルヒーターを購入して大正解だったかもしれません!!想像以上にでかくて存在感めちゃくちゃあるんですが←
コタツみたいにとっても温かくてもうそこから動けそうにないくらいの包容力を感じました〜笑
すぐに壊れない事を祈るばかりです。
ネトフリでまた色々観たので備忘録残しておきます〜
「ザファーストスラムダンク」
色々と話題になっていた劇場版スラムダンク。今回りょーちんが主人公だったんですね。私は子供の頃にアニメ見てて、スーファミでスラムダンクのゲームを遊んだり中2で流川楓に本気で恋をしたり←、大人になってコミック読んだりとスラムダンクの知識は少しありましたが、まーーー泣けましたね←
りょーちんのお兄ちゃんの事もお母さんの喪失感も見てて悲しくて辛くて、りょーちんの寂しさとか悔しさとか努力を見て勇気もらったよねー。
一つだけ、やっぱり声優さん問題が…アニメを見て育った世代としては違和感ありまくりで最後まで馴染めなかったですね…
「シティーハンター」
シティーハンター世代ではないので内容については全く知らなかったのですが、鈴木亮平と安藤政信見たさで鑑賞しました。
安藤政信さんが序盤で退場してしまって悲しみにくれ、今回の鈴木亮平は役柄なのか何なのかナルシズムMAXな感じでしたね。
でもやっぱり体型とか筋肉とか声が好きなんだよねぇ。精霊の守人でもかっこよかったけど、シティーハンターもかっこよかったです。
(ただちょっとお下品なキャラが…残念
(そこはそういうキャラクターだから仕方ないと思うし、見る人で好み分かれるよね
「三体」
世界を救う系のSFで面白そう!!と思ったんだけど、1話目からちんぷんかんぷん。我慢して4話くらいまで見たけど、ギブアップしました。
元は中国の小説らしいですね。
VRみたいなのを装着してゲーム世界へ行って答えを見つけられたら世界も救えるって話も少しも理解できず。
宇宙のまばたき?
カウントダウン?
さっぱり意味がわからなかった😭
「ミステリと言う勿れ」劇場版
原作が私の心の師匠、田村由美さんの漫画なのですが。ドラマも面白かったけど映画も面白かったです!
田村由美さんの漫画は、人生における自分とは異なる視点や多角的な考え方をいつも教えてくれる気付きの多い作品だなと感じて大好きなのですが。
ついに世の中にみつかってしまったか😏って感じですよね
(何様←
整くんのイメージはほんわりふんわりなので、菅田将暉さんでは顔��強すぎるんだけど←
(菅田将暉さんでは不機嫌そうに見えるんですよね
【実写は仕方ないもの】と割り切って見るしかないですね。
(だから何様
「東京リベンジャーズ」
「東京リベンジャーズ血のハロウィン編運命」
「東京リベンジャーズ血のハロウィン編決戦」
ヤンキーものは避けていた人間なのですが、何となく見る気になって一気に観ましたw
コミックを少しかじった程度だったのだけど、実写は面白くて最後どうなるんだ!?ってかなり気になりました。
(つまり実写3本あっても問題は未解決のまま途中で終わりました
「決戦」を観て泣きました←
ばじさああああん😭
となったのです。
そしてそこからアニメも見始めて←
原作では中学生の話なんだよね。まずそこ無理ありすぎるよね。ほんで声がもう中学生じゃない笑
そしてアニメでも同じ場面になって
ばじさああああん😭と泣きました←
そしてよくよく考えると何故40代の私が中学生にさん付けしてるんだろう…と冷静になると少しわろてまうわ←
アニメ一期はどこのサブスクでも見れるのですが、2〜3期はDisney+じゃないと見れないらしいのでネトフリが終わったら次はDisney+に入ろうかなと思っております
(話題のSYOUGUN将軍とガンニバルが観たい
あとはスカイハイ・ちゃんみなプロデュースのガールズグループオーディション番組「ノーノーガールズ」をちょこちょこ見てました。
ちゃんみなさんの事ほぼ知らなくて、ギャルってイメージしかなかったのですがこの番組を見てイメージがガラッと変わりました。なんならこの番組はちゃんみなさんを見る為に見てたくらいです←
トリリンガルで歌も上手くて話す言葉とか人間力みたいなものが26歳とは思えないほどかなりしっかりと自分を持ってて、苦労してきたこその他者への思い遣りとかオーディションの子達への深い愛情が見ててすごい人だな…と感じていました。
一言で言うなら人生2周目の人なんだろうな←
くらいの尊敬の眼差しです。
あとはちゃんみなさんの声の出し方が気持ちよくていいなと思います
(伝われ
私が合格して欲しかった子は残念ながらいなかったけど…
NiziUの時みたいに、オーディション番組でファンになった人達はこれからもどんどん成長して色んな顔を見せていくこのHANAの子達を見守っていくのでしょうね。
東リべもそうだけど、色んな作品、色んな人を知る事で自分の価値観、世界を広げる事ができると思います。
2025年は自分の偏見や制限をなるべく無くして、新しい価値観を見つけていきたいです。
これは自分には難しいかも、向いてないかも、似合わないかも、今の自分には無理かも、そういった頭の中の制限をなくして、したいこと、楽しみたいこと、ワクワクすることを考える前に行動していいきたいです。そんな一年にしていきたいと思います
(大体目標立てると割とすぐ崩れ去るんだよな←
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2024年9月17日(火)
先日のiPhone18の発表に続いて、Appleの新しいOSが利用可能となった。macOS Sequoia 15.0, iOS18, iPadOS18 & watchOS11である。朝から早速インストール作業、もっともiPadは処分したのでMacMini、iPhone 15Plus、watchUltra、結構時間がかかった。午後にツレアイが戻ると、彼女の MacBook Air, iPhoneSE(3), WatchUltra2 にも同様の作業、終日AppleDayとなったのだ。有休も今日まで、明日からは出勤して後期授業に備えよう。
5時15分起床。
日誌書く。
今日は中秋の名月、見られるかな?
朝食、今朝は蕎麦にエビ天(半分)をトッピング。
洗濯。
珈琲。
可燃ゴミ、30L*1&45L*1。
彼女は7時30分に自転車で出勤する。
ヤクルトさんから、野菜ジュースを購入する。
OSアップデート作業、時間はかかるが楽しい。
10時前に彼女が帰宅、火曜日は訪問1件なので早く終わる。早速2度目の洗濯開始。
郵便物チェック、大丸からお節の案内、四明會からニュース、龍谷ミュージアムから展示会の案内(画像忘れる��。大丸のお節もこれで最後、四明會も昨年「終身会員」となったので会費の振込不要である。
ランチ、息子たちには<うまかっちゃん>、私たちは残りもの掃除。
彼女は買物、訪問ボランティア、歯医者と外を回る。
私は軽く午睡。
職場の総務課からメール、後期担当科目の確認、私の場合(安い)基本給にコマ数分が上乗せされる契約なのだ。
セントラルスクエア花屋町店でココの猫砂とカルカン購入。
コレモ七条店で、コロッケ・ミニトマト・エビ天・豆腐・飛竜頭購入。
彼女が帰宅、月が綺麗とのことでベランダから鑑賞する。
早めの夕飯、ポークソテー・コロッケ・スナップエンドウ・レ��スとトマト。
録画モードでテレビ視聴、
呑み鉄本線・日本旅 特別編 音楽たっぷりスペシャル!
初回放送日:2024年3月4日 六角精児が「酒」と「鉄道」という偏った視点で旅する「呑み鉄」、その音楽にフォーカスした特別編▽六角自ら選曲した呑み鉄を彩る音楽を、極上の映像に乗せて送る59分。 「ディーゼル」「漂々」をはじめ、鉄道の映像に絶妙にマッチする音楽の数々。普段の番組ではワンコーラスしか聴けないあの曲この曲を、鉄道や車窓の景色に乗せてフルコーラスでお届けする永久保存版▽六角精児はなぜあの路線にあの曲を選んだのか、自ら解説▽六角精児のあのバッグには何が入っているのか、大公開▽壇蜜が選ぶ「呑み鉄グルメ・ベスト3」▽大人気「お父さんが嘘をついた」の曲名の意味とは…?▽語り・壇蜜
放送時にも観ているが、なかなか楽しい。
彼女のwatchOSのアップデートが上手くいかず、ずいぶん時間を取られた。
片付け、入浴、650g減。
明日からは出勤、頑張ろう。
OSが変わって、画面表示が見やすくなった。
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「数年前備忘録」
本当に死ぬ気で苦しい事があって
どうしてそれでも生きるのか
久し振りに沼にどっぷり浸かってしまって
もう駄目だよおかあさんと掛けた
電話も繋がらず
取材の撮影中に空を見上げると
虹が架かっていて
こんな事ってあるんだなって
自分の人生を進んで行くしか
打破できないものね
頑張るわよ
自分の想像をこえた
不器用な感情にぶつかる時
乗り越える事は
とても忍耐が必要です
けれど
未来に繋がる大きな
希望になりました
一緒に過ごしてくれて
どこに居ても
応援を沢山伝えてくれて
本当にありがとう
大切にし続けます
またね!約束
アメリカで共演者の女の子に
「めちゃゴス!」って言って頂いたので
めちゃゴスな格好をしたいです
何かしている時途中で
「わ... 最初からやり直そうかな」と
訳が分からなくなる瞬間
「振り向くな、振り向くな、
後ろには夢がない」って
寺山修司の言葉を思い出し
大丈夫、丁寧にやってきたもの。
と思うようにしてるよ
二〇二二年の目標
「おかあさんに
ステージに立っている事を打ち明けて
ライブを観てもらう」
を叶えられたのは
本当に奇跡みたいな瞬間だったな
ペルセフォネの道のりは毎回試練続きで
勿論苦しい日も在るけれど
何よりも応援の笑顔が
パワーになっていました
本当にありがとう
歴史ある舞台
沢山の素敵な出演者さんと共に
来年再び
美しいペルセフォネをお見せ出来る様
励みます
数年振りに湯船にお湯を張って
耳まで浸かり天井を見る
をして自分の鼓動を聞いていたら
ふと小学生の時からこれしてるなあって
懐かしくなったよ
タオルに空気を入れてタコを作ったり
したなあ
「最近お父は元気?」と聞くと
ゆいちゃんが
「うん。キョッキョッて毎日言ってる」って
言ってきて咽せたよ
「このお菓子、懐かしい...
最近懐かしいって思う事が多くなったから
人生の折り返し地点に
来てるんだろうなあって思う」
と呟くとゆいちゃんが
「ねね何歳で死ぬつもりなの」って言う
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窯焚き中の美しい瞬間。 秋の陶器市が終わりました。 今年は4日間とコンパクトで、身体も楽だし制作の時間が削られずとてもちょうどいいです。 それでもその前からの疲れもあって、今日までろくに使い物にならず、次の展示の品物の整理やヤギの世話や、先日の夜の嵐で荒れた庭のパトロールなんかをして過ごしています。 特に今日はあまりに身体が重く、昼過ぎにソファでうたた寝をしていたら、旅先でカレーコロッケを5つ買って食べる夢を見て、お腹が空いて目が覚めました。 夫が水仕事で雑にコロッケを濡らすのでぷりぷり怒っていたのだけど(夢の中で)、一口頬張るとすごく美味しくて怒りなどあっという間に忘れてしまった。 けどこれはコロッケじゃなくて薄いカレーパンだな?と思って食べていた(夢の中の私が)。 美味しかったな〜、カレーパンみたいなカレーコロッケ。
登り窯の窯詰めが一列分終わった記録の写真。 右端の指がピースに見えてテンション高い人みたいで嫌なんですけど、これは焼成部屋が3つあるうちの2部屋目を示��数字の2です。 私が仲間達と使わせてもら��ている登り窯は、一部屋につき2列ずつ棚組みができるので、この分量×6が一度に焼成できます。 一部屋ごと、上下左右でも焼き味が結構異なるので、そのあたりの特徴も考えながら窯詰めをしています。 ともあれ色々が無事に終わって本当によかった。 この後の個展と企画展の分も無事に揃えられることができてほんと一安心。
釉掛け期間中、降っていた雨が上がったのでヤギの世話に外に出たら、見たことないスケールの虹がかかっていて、慌ててカメラを取りに行った。 下がっても下がっても画角に収まらず、写真を撮っているうちにどんどん薄くなって、あっという間に消えてしまった。 はっきりと七色だった。
陶器市が開けて久しぶりの散歩。 青草を食べさせてあげたいけど春と秋はブヨが多くて、なかなかのんびり繫牧させてあげられない。 五郎が耳と肉ぜん(顎下についてる不思議なぶらぶら)ぶるんぶるんの瞬間で笑える。
窯焚きが済んで陶器市の準備中にメモアプリを開いたら、見覚えのないメモが保存されていて驚愕&恐怖。 え?え?? 一体誰がこんなものを...?! 日付はちょうど登り窯の準備期間中のくたくたに疲れていた時期。 きっと何かの手違いでロック画面から起動させて入力までしちゃったんだろうけど...何が起きたらこうなるの? る、ろ!て.....。こわすぎる.....。 本当に、どなた様も大変お疲れ様です。 しばしゆっくり自愛しましょう。
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29/07/23
会社の近くペルシャ料理屋があって、そこへいくと必ず幸福な気持ちになれる。店内にある大きなタンドールが放つ熱で店内がほかほか暖められていて(背中向かいの席では熱いくらい)、照明は薄暗くて、食事はおいしくて、なんだか居心地がよくて眠くなっちゃう感じ。ワンプレートメニューが大半だが、基本的な組み合わせとしては、バスマティライス、チキンorラムor両方の炭火串焼き、サラダ、焼きトマト、一欠片のバター、が盛り付けられている。若干酢にくぐらせたような風味のする、炭火で焼かれたチキンがお気に入りで毎回それを頼んでいたが、こないだはものすごくラムを食べたい気持ちになって、ラムはあまり好んで食べないけど美味しく食べられるのか心配半分、ラムが美味しいということになったならばそれはさぞかし美味しいだろうという楽しみ半分で店へ向かい、いつものチキンと、ラム(ミンチにしたラムを小さく成形した、ラム苦手な人にとって一番難易度低そうなやつ)が両方乗っているプレートをお願いして、食べたら、ラムが...とっても美味しかった..!
美容師の友だちに髪の毛を切ってもらうようになってから3ヶ月経つ。今回は彼女のお家にお邪魔して、髪を切ってもらって、ビールとおつまみをいただいた。ヘアカット中のBGMは千と���尋で、おつまみは彼女のシェアメイトが作った夕飯の残り物で、ああいう時間がもっと人生の中にあればいいなと思った。またすぐね。
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金曜日に有給を取って3連休を作り、マルタへ旅行した。イギリスは秋みたいに寒いけど、ヨーロッパには記録的な熱波がやってきており、マルタも例外ではなく、空港を出たら暑すぎて、いっぱい歩くのはやめよう..と危険を感じた。マルタには電車がなくて、移動手段はバスだから、3日間で15回くらいバスに乗った。前回のオスロ旅行で、自分の興味関心に基づいて行きたいところをいくつか選んでおくべきだという教訓を得たため、ワイナリーとかレストランとか色々ピックアップしておいたのに、バスが来なくて閉館時間に間に合わないみたいな理由で立てた予定はほとんど全て崩れ、行きたかったところの9割は行ってない。
立てた予定が全て崩れて向かったバスの終点には、イムディーナという静まり返った美しい城塞都市があった。後から調べてみたらマルタ最古の都市で、かつてはマルタの首都だったらしい。なんか普通のマルタの街に到着したなと思ってぷらぷら歩いていたら、お堀じゃないけどお堀みたいな高低差のある場所へ出て、中へ入るととっても別世界だった。旅をしている時(文字通りの旅ではなく、その場に意識があってその場に集中してわくわくしながら歩いている時)は自分の足音が聞こえる、とポールオースターの友だちが言ってたが、わたしは匂いもする。暑すぎるのか、痩せた雀が何羽か道端に転がって死んでいた。馬車馬は装飾のついた口輪と目隠しをされ、頭頂部には長い鳥の羽飾りが付けられていた。御者がヒーハー!と言いながら馬を走らせた。とにかく暑かった。
ほとんど熱中症の状態で夕食を求め入ったレストランで、ちょっとだけ..と飲んだ、キンキンに冷えた小瓶のチスク(マルタのローカル大衆ビール)が美味しくて椅子からころげ落ちた。熱中症なりかけで飲む冷たいビール、どんな夏の瞬間のビールよりうまい。
安いホステルにはエアコン設備などもちろんついていない。さらに、風力強の扇風機が2台回っている4人部屋の、私が寝た2段ベッドの上段だけ空気の溜まり場になっていた。明け方に頭からシャワーを浴びてさらさらになって、そのまま二度寝する。隣のベッドのイタリアから来たかわいらしい女の子2人組が夜遊びから帰ってきて、わたしは���がけに、部屋で少し話す。8年前に来たコミノ島はプライベートビーチのようで素晴らしかったけど、昨日行ったらツーリズム化されていて悲しかった。耳の裏に日焼け止めを塗り忘れて痛くなっちゃったから、あなたは忘れないように。わたしたち今ちょっとおかしいのよ、と言いながらドレスも脱がずにそのままベッドの上で眠ってしまった彼女は天使か何かみたいだった。扇風機をつけたまま部屋を出て行く。
地面がつるつると滑る。
砂のような色をした街並みが広がるマルタにもイケてるコーヒー屋は存在する。これも近代化・画一化の一途かと思うと、微妙な気持ちにもなるが、こういう場所へ来ると息が深く吸えるので有り難くもある。
マルタは3つの主要な島から成る。そのうちのゴゾ島へ行く。首都のバレッタから港までバスで1時間強、フェリーで20分。
フェリーほどいい乗り物はない。売店でビールとクリスプスを買って、デッキへ出て、なるべく人がいない場所で海を眺める。乗船案内と音楽が止んで、フェリーが作る波と風の音しかしない中に佇むと、これでいいような気がしてくる。ビールはあってもなくてもいいけど、フェリーのデッキで飲むビールの味というのがあって、それはめちゃくちゃうまい。
ゴゾ島へ降り立つと、足音と匂いがした。適当に道路沿いを歩いていたら、また別世界に続きそうな脇道があって、進んだらやっぱり別世界だった。ディズニーランドのトムソーヤ島で遊んでる時みたいな気持ちで謎の小屋へ入り、人で満杯のhop on hop offバスを眺めやりながら、人懐こすぎる砂色の猫と涼む。港とは反対側の海辺へ行きたかったのでバスを待つものの、一生来ないため、バス停近くのローカルスーパーを覗く。これといった面白いものは置かれていなくて、見たことある商品ばかりが並んでいた。バスは一生来ない。
バスを降り、水と涼しさを求めて入った地中海レストランは目と鼻の先に浜があり、今回の旅は下調べなしの出会いが素敵だなあとしみじみする。カルパッチョと白身魚のライススープ、プロセッコと、プロセッコの10倍あるでっかい水(笑)。カルパッチョは、生ハムのような薄切りの鮪が敷かれた上に生牡蠣、茹で蛸、海老が盛られていた。鮪は日本で食べるのと同じ味がした。カルパッチョは旨く、プロセッコはぬるく、ライススープは想像と違った。パンに添えられたバターは外気温のせいで分離していた。水が一番おいしかった。
おいしいものとお酒が好きで楽しい。
ヨーロッパ人の色気の正体ってなんなんだろう?アジア人が同じ格好をしてもああはならない。胸元がはだけていてもスカートが風で捲れてもはした��いと全く感じない。むしろロメール作品のようにさえ見える。そもそも'はしたない'という概念がアジア(少なくとも日本)にしか存在しないのではないか?色気って品かと思ってたけどそれは日本だけかもしれない。
地元料理が食べられるワインレストランを夕食に予約してみたらコース一択だった。お昼食べ過ぎてあんまりお腹空いてなかったからちょっと小走りで向かってみる。ラザニア、ムール貝と魚のスープ、うさぎの煮込みなど。人ん家の料理みたいな美味しさだった。マルタのワインはほとんどが島内で消費されるらしい。ゴゾ島の白ワインの感想:暑い村、お絵描きアプリのペンの一番太い線(色はグレーがかった白で透過度50)。食後のグリーンティーは、TWININGSのティーバッグで、お砂糖をいれる選択肢が与えられて、洋風の装飾がたっぷりついた受け皿付きの薄いカップと共にポットで提供された。カップの底に描かれた静物画のような果物が綺麗でうっとりした。
どこにでもあるような早朝からやってるスタンドでドーナツとオレンジジュースとコーヒー。扇風機に当たり続けていたいが荷物をまとめて宿を出る。行きたい街へ向かうバスが一生来ないため、行きたい街に名前が似てる街が行き先に表示されているバスに適当に乗ったら、行きたい街より30度北へ行くバスだった。でもやっぱり行きたい街へ行きたかったので、30度北の街へほとんど到着してからバスを乗り換え行きたい街へ向かったが、Googleマップの示すバス停へは行かず、行きたい街を通過してしまったため、行きたい街から30度南の街に降り立つこととなった。海辺でチスクを飲みながらメカジキを食べた。暑すぎて肌着1枚だった。店先のガラスに映る自分に目をやると、いわゆるバックパッカーの様相をしていた。
空港行きのバスだけは遅延なくスムーズに来て着く。肌着状態からシャツを身につけ普段の姿(?)に戻ると、途端に具合が悪くなった。日に当たりすぎたみたい。お土産を買ってセキュリティを通過し、充電スポットの近くに座って搭乗を待っていたら、すぐそばにグランドピアノがあることに気がついた。誰か上手な人が演奏しないかしらと思っていたら、青年によるリサイタルが始まった。父親が彼を呼びにやってくるまで、クラシックからビートルズまで5-6曲。思わぬ良い時間だった。
都市に住むと、旅行から帰ってくる時安心する。
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会社の人たち語録 ・やりたいことたくさんあるけど、今はやりたくないです。 ・返事がないのはいい知らせではないので。 ・Are you alright? まあまあ、ぼちぼち。
夕方、商店街へ買い出しに行く時がすごく幸せ。食べた��と思うものしか買わなかった時は特に幸せ。ぱつっと瑞々しい野菜、ちょっといいパスタ、ジャケ買いしたクラフトビール、好きな板チョコ。そんでキッチン飲酒しながらご飯作る。ビールを開けて一口目を飲むまでの間だけは音楽を止めるというのにはまっていて、そういえばフェリーのデッキで乗船案内とBGMが止んだ時の感じに似ていなくもない。フラットメイトが、夜中3時まで友人とリビングで遊んでいたり、土曜の夜にパーティへ出かけたりしているのと比較して、わたしが幸せ感じてるポイントは内向的だ。
やりたいことが浮かぶ。それをやる前に、比較対象の選択肢や判断軸を不必要なほど増やしてしまいがちだが、最適な選択を選び取ることよりも、やりたいと思う気持ちを満たすことの方が幸せなんじゃないか?
色々比べて悩んじゃったら「朝から決めてたことだから」って言うとスッと選び取れる!
食材の買い出しで1週間くらいはもつかなと感じるくらいたくさん買っても実際3日もすれば冷蔵庫空になるやつ、悲しさというかやるせなさを覚えるんだけど、こないだ500gパックの美味しそうなミニトマト買った時に、長く保ち続けること(終わりを迎えないようにする、終わりを想像しないようにすること)よりも、きちんと消費する(終わりを気持ちよく迎えること)を考えるようにしたら明るくなれてよかった。終わりって何事にもやってくるもんね。
食の話ばっかり回。
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プロ野球を観た
日本がWBCに沸いた今春、我が家にもWBC旋風が吹き荒れていた。近藤選手の応援歌が好きだなあなどと思っていたら世間は日ハム時代の方を使うべきだという意見が主流だったようでちょっと凹んだ思い出がある
それから季節は過ぎても野球へのフワっとした興味は続き、観戦に行ってみたい気持ちは日に日に高まっていった。立地を考えて甲子園か京セラに絞る。甲子園周辺はこれまでも結構縁があったため、今回はオリックスの試合に決めた。よく連絡を取る友人がオリックスファンだったのも大きかった。舞台バンド漫画の話しかしない私が、急に野球を見たいのでついてきてくれとのたもうたのだから不審に思っただろうが、友人は快諾してくれた。一瞬友人カップルの観戦デートに混ざる可能性が出てなんだか面白くて話に乗ったものの、正気に戻った彼女が別日程をとってくれた。水差し女にならなくてよかった
(余談なんですが、物心つかない頃に千葉に観戦に行ったことはあります。「里崎!里崎!」とコールしたことしか覚えていない。確かキャッチャー。知っている野球選手を里崎選手一本で押し通していたら野球ファンの周囲の人間はみんな曖昧な笑みを浮かべてきました。何?)
友人がチョイスしてくれた観戦日は、女子をターゲットにした「織姫デー」(七夕とかじゃないんだ)という日だった。公式サイトを中心に事前情報や観戦マナーなどを仕入れるにつれてこの織姫デー、なんだか凄そうだというのがわかってきた。 イケメン投票で選ばれた選手がアイドルさながらにこちらを見つめる画像と黄色いネットの声は、最初にイメージしていたプロ野球のイメージとかけ離れていて驚いた。 野球を盛り上げるために色んな種類のプロが頑張っているのが感じられて、観戦前から「プロ野球、すげ~~」と感服しっぱなしだった。友人との共通の後輩に似た選手がいたので彼を推しと定めて(どの界隈でもとりあえず誰が好きかをなんとなく設定しておくと楽しさが倍増するタイプなので)当日に向けて姫になりきるべく色々と楽しく準備した。しかし来る当日朝、愛車のボンネットが熱々になって私は待ち合わせに2時間遅刻し、すべての準備を台無しにしてドーム前に半泣きでたどり着いた。ハンカチも、渡したかったお土産も忘れた。最悪の滑り出しだ。普通に心配してくれた優しすぎる友人に連れられていざ京セラドームへ
私はアイドルにもスポーツにも疎いため初めてのドームとの邂逅で、お上りさんのように大感動してしまった。 ドームでっかすぎる!巨大な水色のどら焼きみたいな摩訶不思議な建物。宇宙人が乗り捨てていったUFOですよと言われると、信じられないにしてもそういうコンセプトなのかなぁと思ってしまう。調べると自分が生まれる前に完成していたらしい。恥ずかしい
駅からドームの中まですごい盛況ぶりで、アイドルに扮したイケメン選手ののぼり(!?)が立っており、観客を出迎えてくれた。普段どんな比率なのかはわからないが確かに女性も多く見受けられた。友人のチケット発券を待つ間におじさん達が選手の批評をしたり、制服の学生達や、両チームのユニフォームを着た子達が楽しそうにしているのを見た。いいなぁ~。 事前に見た球場飯やグッズが気になっていたが、冷やかす気が起きないほどどの店も賑わっていた。友人曰く京セラの球場飯は微妙らしい
ドーム内へ続く入り口から見えたのはマウンドではなく対岸の客席だった。想像より遙か遠くに米粒大の人間がぎっしりと並んでいて、遠近感がめちゃめちゃになって混乱した。えっこんなに広いの・・・・・・?!なんというかハリーポッターのハーマイオニーのビーズバッグの中がめっちゃデカい魔法みたいだった。遅刻してきたのにずっと京セラの外観と内観に興奮している私を友人はどう思っただろうか。
チケットを片手に友人は内野席をずんずん進んでいく。5500円ならこの辺かな?の予想をぶっちぎって前へ進んでいき、選手の背番号が易々と見えるようなものすごいところで着席した。5500円で、この近さ。舞台ならこうはいかない。��容人数と飲食で収益を上げているのだろう。しかも選手達もちゃんと食べていけるお給料の仕組みになってるのが完成されてる。ありがたい
子どもが待つグラウンドに選手がやって来た。ものすごく遠い距離でボールを回している。めっちゃ速い。生で観るまでこんなに大きな規模感でやっているとは知り得なかった。ライオンちゃんがこの日のゲストでやってきていて一気にごきげんよう感が増す場内。そういえばなんか良い匂いがする柔軟剤を入り口で貰った
空きっ腹に入れたビールが午前に車がぶち壊れたことを気持ちよく忘れさせてくれたところで試合が始まった。友人が横から解説を添えてくれるが周りの音にかき消されて聞こえなかったので、確かにデートで来たら自然と距離が縮まるかもなぁとか考えながらぼーっと観ていたら山﨑選手が先頭打者に打たれて一気に試合に引き戻された。つくりものではないのでうかうかしてたら二度と同じ瞬間は見られないのだ
「相手の下位打線の時とかにご飯を買えば良いよ」と言われていたが、どちらの攻撃も面白くてずっと座席から離れられなかった。あと横浜の応援歌がめちゃくちゃ良くて、体が勝手に動いてしまった。不勉強なもので一つ一つのプレーを事細かに記憶したり記録するのは出来なくてアホの感想になってしまうけれど、全部に一喜一憂して楽しかった。打って喜び打たれて関節が白く浮き出るほど手を握りしめたり、あとトンネルエラーも見られたし、謎のドッカン投球(申告敬遠だそうだ)もあった。打たれて「わ゛ーーー😵!!!」と叫んだ声がバシッと決まった好守備に「わ゛ーーーっ~~🫣🥹😙😙!?」に変化したり。
そして生まれて初めてホームランを拝むこともできた。斜め上をまっすぐヒューンとボールが渡っていったのが今も忘れられない。訳のわからない言葉を口走りながら跳びはね、ぐちゃぐちゃのハイタッチをした。もっと周りの喜び方を観察したり森選手に賛辞を送るべきだったのに、すべてがそっちのけになってしまうほど興奮した。森選手はなんと2本もホームランを打ち、2本目も我を忘れてしまった。もうホームランを前に冷静さを保つことは無理なんだと思う。友人も今まで聞いたことがない声でなにか叫んでいた
試合はオリックスが勝利した。スターターキットのような試合だった。友人はほっとしていた。私の初観戦が充実したものになるか気をもんでくれていたようだ。ありがたい。あとお土産でめっちゃ美味しい韓国海苔のおやつと可愛いおちょこと北海道ラーメンをくれた。神。 私もオリックスが勝ってくれて良かった。小賢しい私は遅刻と勝利で±トータルプラスになっただろうと踏んですっかり調子こきに戻って意気揚々と祝杯をあげに居酒屋に向かったのだ。選手の皆さんがもぎ取った勝利がこんな浅ましい操作に使われて申し訳ない。素晴らしい試合をありがとうございました
プレー以外でも退屈させない工夫がそこかしこに見られて、総合エンタメですやんと思った。球団アイドルの女の子に手を振られてガチ照れした。たっぷり3時間を楽しみ尽くした休日だった 。奇跡的に1枚だけとれた1789が中止でしょげていたところに野球選手にジェンヌと通ずるものを感じて���ボが刺激された。同時に宝塚も観た感じ。あ~オリックスバファローズ♪の歌と中川選手の応援歌(好みで覚えやすかった)をハミングしながら帰った
今度はオペラグラスを持って行きたい。ピッチャーの手がどうなってるのか観察したい。ユニフォームのズボンってどんな素材なんだろう。めっちゃ伸びそう
ミリしらならぬ1試合観戦後のミリしりを書いていたけど似てる人コーナーになったので消しました。
私が事前に注目しようとしていた太田選手は怪我で出場できなかったようです。太田選手がまた治癒されたら絶対見に行きたいと思います
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2023/7/25 1m8d
そういえば出産の記録書いてなかったのでここで書いておこうかなと。
6/16日の23時ごろ、芽結ちゃんの寝かしつけとともに眠ってしまっていて、ふと起きて骨盤体操しようと体勢を変えたら、パシャって何かが出た感覚。あ、破水したなってすぐにわかってトイレで確認。うっすら出血してるのと匂いで尿漏れではなさそうと判断してお母さんに伝える。バタバタ用意し始めたのを察して芽結ちゃんも起きてきて。病院に電話してる間はわたしのそばで受け答えの真似してた笑。
羊水が出てるのをなんとなく感じつつテキパキ準備。翔にも電話する。なんとなく今日来そうって予想してたらしく、すぐに向かってもらう。準備が終わってあとは出るだけってところで芽結ちゃんをぎゅーって抱きしめて。この瞬間が寂しくて切なくてたまらなかったな。。もっと2人きりの時間噛み締めておくんだった、ってすごく後悔した。
酔っ払っていて使い物になるか微妙なお父さんと共にタクシーに乗ってクリニックへ。乗ってる間も胎動を感じながら、芽結ちゃんのことばかり考えてたな。出てくる寸前も大泣きしてたから、大丈夫かなって心配で。
到着してから内診してもらって、破水の検査。ここで問題が!普通の破水検査では微妙な結果になっていて破水してるかどうかわからないと言われる。でも子宮口は3cm開いていて待っていれば陣痛が来そうらしい。えー、お父さん半ば強引に帰しちゃったし笑、どうしようと思っていたら、もう少しちゃんとした検査があるからそっちで検査してみようと言われ、検査してもらう。結果を待ってる間、違ったらどうやって帰ろうって思っていたら助産師さんがきてくれて結果を見せてくれる。結果、破水してた。ただ少量らしい。
そこから入院になる。陣痛がくる前に無痛の管だけ通そうと言われ、処置室へ。その前に翔に入院になったことを報告。一旦実家で待機してもらうことにする。前回は陣痛がきてる最中に処置してもらってたので痛いかどうかも覚えてなかったけど、今回は硬膜麻酔の管を通すための最初の麻酔が結構痛くてびびった。処置が終わってから病室へ案内される。とりあえず朝まで休んで、途中で陣痛が来たらナースコールするように言われる。
1時間くらいLINEしたり日記書いたりぼーっとしていたら、ズーンとした痛みを感じるようになる。多分2時過ぎ。陣痛カウントで見ると6分間隔くらい。どれくらい耐えようか考えつつもとりあえずあとちょっと、あとちょっとで結局2時間くらいは耐えた。途中トイレに何回か行くも、下腹部が全体的に痛くて辛い。朝4時ごろ、もう耐えられない!となってナースコール。そこからLDR?に移動。
どのくらい痛い?って聞かれて、うーん十段階で言うと5くらい?って答えて内診してもらう。そしたら助産師さんが、え!けっこう開いてる!5cm!すぐ麻酔入れないとダメじゃんって慌てた感じで準備してくれた。こんなこともあるかと思って薬用意しておいたんだーって言ってくれてホッとする。本当にこの担当の人、優しくて気遣いできて好きだったなあ。芽結ちゃんの時も優しく励ましてくれたもんなあ。
麻酔が準備できて早速入れてもらう。ここあたりで翔が到着。おそらく5時くらいかな?私は麻酔がすごく効きやすいタイプで吐き気が怖かったのだけど、やっぱり麻酔入れてもらって、内診してもらってる間に気持ち悪くなる。すぐに対応してくれて、用意してもらったところに嘔吐。横になると麻酔が上がってくるのか吐き気がくるみたい。お腹が張った瞬間の子宮口の様子を見たかったみたいだけど、なかなか張りがこず、その間に戻してしまい。。でも嘔吐してる時にお腹張ってたねって言われた笑。
そこからは体力を温存するためにうとうと眠る。なぜがハッとして目が覚めるんだけどまたうとうとして寝る、の繰り返し。座ってる体勢だったからか熟睡というより、うとうとって感じ。朝ごはんは吐き気を考慮して翔に食べてもらう。
子宮口の進み具合がやっぱり遅いようで、先生が来て促進剤の打診がある。わたしが、使えるなら使って欲しいって言ったら、なんか苦笑してた。。言い方が良くなかったのか、書類に署名する際に「促進剤をしたからといって産まれるわけではないです、お母さんが頑張らないと」みたいなことを言われる。なんか怒らせちゃった?と思いながらも、まあいいかって流しておいた。
促進剤投与開始。ここら辺で担当が丸山さんに変わる。結果的に丸山さんが蒼くんを取り出してくれた!何となく、長引かせないようにって言う意識が強くて、何回も様子を見にきてくれて、内診してくれて、お産が進むようにサポートしてくれた。前回は促進剤入れてから割とすぐに破水して、そのまま急いで��娩室に移動!って感じだったけどら今回はギリギリまで内診されて、破水してからも内診されてたような?何ならいきむ時も内診されながらいきんでた笑。やっぱりお産って毎回違うんだなあ。
張りは感じるものの、まだ子宮口は全開にならず、赤ちゃんがも下がってないって何回も言われた気がする。赤ちゃんが下がって来られるように、あぐらかいて骨盤だけゆっくり回すように言われたり、前屈みになるよう言われたり色々指示される。これも前回はなかった。とりあえず言われた動きを色々試してみるけど、翔は半信半疑というか、その動きで合ってる?って笑いながら見てた。私もだんだん笑えてきたけど、とりあえず笑いながら続行。
内診に来てくれた時に、いきむ練習してみようと言われやってみる。何となくいきむのは自信がある私。。でもいきんでる時は息を止めるっていうの、忘れてたな。内診されながらいきむのは初めてだったけど、うんうん!って頷いてくれると正解だよって言われてる気がして、やった!って思った笑。
途中麻酔がまたキツく感じてきて、嘔吐。水分取るためにポカリとかウィダインゼリー飲んだりしたのがダメだったっぽい。横になって内診するたびに麻酔が上がってきてきつかった。。
内診されるたびに子宮口もゆっくり開いてきて、ようやく全開になる。ただまだ赤ちゃんが上の方でぷかぷか浮いてると言われる。何度めかの内診の時にパシって音がして破水。あらららーって丸山さんが言ってて、自分から出てるけど自分ではコントロールできないことを不思議に感じる。
そこから張りの感覚が頻繁になるかと思いきや、いったん空いてしまう。ただ前屈みになると張りが頻繁にくるようなので、その体勢で待つ。でもこの体勢だと赤ちゃんの心拍が取りずらいのか、そのアラームが鳴る。張りを呼ぶために前屈みになりつつ、アラーム鳴らさないようにまた体勢戻したりしてなんか忙しかった。
内診されつついきむ練習を何度かして、ようやく赤ちゃんも下に降りてくる。てっきり産むのは他の部屋だと思ってたけど、あれよあれよと言う間に準備されて、あ、ここで産むんだって気づく。多分もうそろそろ産まれるなって時に丸山さんが小児科の先生を呼んでて、その合図で院長先生も入室。
土曜だったから人が少なかったのか、芽結ちゃんの時と比べて部屋も狭くて人も少なくて、淡々としてるように感じたけど、考えたら前回は32時間かかったから、人も多かったのかなあ。
丸山さんに内診されながら張ってきたら吸っていきんで、もう一回いきむっていうのを繰り返す。お腹張ってるのはお尻がぐーって押される感覚でもわかるけど、一応モニターの数字を見ながらそれに合わせていきんだ。何回かいきんだ時に小児科の女の先生が、「はい、もう赤ちゃん出てくるよ〜下見てくださいー」って言ってくれてそのあとすぐに出てきた!!!唯一後悔したのは、この出てくる瞬間の動画を助産師さんか小児科の先生に撮ってもらいたかった。翔が撮ってくれたんだけど、色々写しちゃいけないものもあって笑、蒼くんが出てきたらすぐ終わってるのよね、動画。もっとその後の様子も撮って欲しかったなあ。芽結ちゃんのときは小児科の先生がすごい絶妙なアングルで��っかり撮ってくれてたから、すごく気に入ってて。今回は産まれた後の動画だけだからちょっともったいなかったかな。。バースプランに入れておけばよかった。。
初めての抱っこのあと、蒼くんは綺麗にしてもらって私は諸々の処置。蒼くんは羊水を飲みすぎたようで口から鼻から吸引されまくり。そのあとカンガルーケアをしたんだけど、しばらくゼコゼコ言っていて、この後保育器入れてもいい?と言われてざわざわ、、。でも結果何回か吸引してカンガルーケアをして、を繰り返したら落ち着いた。でもモニターはつけられてたかな?
しばらくしてから私は丸山さんに着替えさせてもらって、そのまま車椅子でお部屋まで移動。前回はナースステーションの隣の部屋で一泊だったけど、今回は普通にお部屋に通された。でも希望の洋室の個室が空いてなかったみたいで、和室の個室へ。そこでしばらく赤ちゃんと翔もゆっくり過ごす。お昼も用意されてて食べるんだけど、麻酔が完全に切れてなくて、気持ち悪い、、。あとはめちゃくちゃ眠いのとだるい。。トイレに行こうと立ち上がったら、産褥ショーツがずれてたのか血が漏れて、慌てて着替える。そうそうこの出血の感じ、懐かしい。ドバドバ出るのはすぐ終わるんだけど、まぁー、不快なのよね。
少し休んだら落ち着いてきて、食欲も出てきたので、持ってきたチョコレートを無心に食べる。翔はしばらく休んで実家に芽結ちゃんを迎えに。わたしは齋藤家が面会に来てくれるというのでごろごろしながら待つ。この時に仰向けに寝たら生理痛のような嫌な腹痛が来ることに気づく。多分後陣痛かな?あーこれかあ、めいちゃんの時はなかったなあって思う。若干気持ち悪くもなる。
夕方すぎに会いにきてくれて蒼くんをみてもらう。お姉ちゃんは帝王切開しか経験してないから、こんなに産まれてすぐお部屋で過ごせるなんて!って感動してた。
みんなが帰ったあとは高ぶる気持ちを抑えつつ寝る。でも結構寝たなーって思っても3時間くらいしか経ってなくて、びっくり。それが朝まで続いた。朝イチで予約してたシャワーに入って、そこからナースステーションで指導のはじまり!って感じかな?
すっかり長くなっちゃった。しかもところどころ忘れてるところがもうある。。寂しい。。本当に妊娠、出産って特別な経験だよなあ。それを2回も経験できたことに感謝、本当に本当にありがとうございます。頑張って産まれてきてくれた我が子を大事に大事に何歳になっても胸に抱いてしっかり母ちゃん頑張ります!!!
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近況
8月も下旬に差し掛かっていますが、またしてもブログをサボっています。
夏休みの絵日記をサボっていて急に焦り出した小学生……というわけではないのですが、とりあえず備忘録として、この8月に何をしたか、どんな映画を見たかだけを書いておきます。
8月4日(日曜)は勤務先の関西学院大学のオープンキャンパス。私は10時から16時まで仏文研究室に詰め、13時から45分ほど模擬授業をしました。
8月6日(火曜)はピッコロ演劇学校同期で友人の山田麻結とランチ。大阪スカイビル近くにあるモロッコ料理屋ル・マラケシュでクスクスを食べました。
クスクスとは小麦粉を小さな粒に練った世界最小のパスタで、肉や野菜を煮たものを汁ごとかけて食べるもの。関西ではクスクスを出すレストランがほとんどなく、その意味ではこのル・マラケシュは貴重だし、それなりに美味しいのですが、にんじん、じゃがいも、かぶ、ズッキーニ、ひよこ豆といった定番に加えて、なぜかキャベツやカボチャやさつまいもも入っています。
私の知る限り、クスクスにキャベツやカボチャは入れませんし、さつまいもはそもそもモロッコやアルジェリアにはないはずです。
その部分が不満だったので、後日塚口のショピングモール・つかしんへ妻と買い出しに行って家でクスクスを作りました。肉は本当は子羊の骨付き肉(コート・ダニョー)が好きなのですが、売っていないので牛スネ肉を使い、野菜はにんじん、じゃがいも、大根、ピーマン、ズッキーニ、ひよこ豆を入れました。まずまずの出来だったと思います。
合わせて豚の三枚肉も買い、別の日に角煮も作りました。
8月7日(水曜)には学生劇団・風波で一緒だったハッシーこと橋詰雅章君の依頼を受けて、滋賀県草津市に行ってフランスはどういう国かについて話しました。
ハッシーは長年小学校の先生をしていて、いつぞやは小学校の方に行って、大学教授の仕事とはどういうものか、大学教授になるにはどうすればいいかについて話しました。
定年退職後ハッシーは老人と子どものためのNPOに再就職したようで、今回の聴衆は老人。「知られざるフランス」ということで、原発大国としてのフランスや移民大国としてのフランスについて話をしました。
8月10日(土曜)には神戸ハーバーランドの松方ホールで開かれたキャンドルライトコンサートへ行きました。蝋燭の光でクラシックを聴くのもたまにはいいなと思っていたら、なんと蝋燭はそれらしく作った模造品。安全性を考えたらそうなるのでしょうが、遠目に見ると本物そっくりで、その技術に驚きました。
墓参りに行ったのは8月13日(火曜)だったかな。
8月19日(月曜)には京都・貴船に行って、川床で昼食。ごく普通の和食なのですが、刺身も天ぷらもなんだかすごく美味しく感じました。鮎の塩焼きを丸齧りしたのは生まれて初めてですが、それも大人の味で美味しく感じました。
昼食後は貴船神社まで歩き、本宮から中宮を経由して奥宮まで参拝。結構疲れたので、川床の喫茶店でジュース(妻は抹茶フロート)を飲んで帰ってきました。いい1日でした。これがこの夏最大のイベントかな。
映画は……何を見たっけ。とりあえず題名だけ書いておきます。
『ミンナのウタ』 『金田一耕助の冒険』 『江戸川乱歩の陰獣』 『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』
レビューは改めて書きます。
追記: 映画について追記ーーこのあと『双生児』と『落下の解剖学』もみました。 タイトルだけでもここに書いておきます。
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🍏🔥
この/hiddenタグ、ブログを始めて以降リヴリーでトラブルやド炎上案件が発生した時に備忘録として残しておこうと思って作ってたのですが、まさかコラボ相手の炎上で記録することになるとは…
まあ、リヴリーもまったくやらかしていないわけではなく下記ポストみたいなこともありましたけどね。
さて、リヴリーは2024年5月中旬から7月中旬にかけてMrs. GREEN APPLEというアーティストと大々的なコラボを行っています。 アーティストをイメージした新規リヴリー3匹追加、アーティストの世界観をイメージした豪華なガチャ、週1でコラボショップにて新規アイテム数点が追加投入される、などなどという気合の入れっぷりです。
そのコラボ期間中である6月12日にMrs. GREEN APPLEは新曲のMVを公開しました。 6月13日19時時点で非公開になっていますが、一応リンクを記載します。 ・Youtube ・WaybackMachine
新曲のタイトルは「コロンブス」です。この時点でここ数年のコロンブスへの印象の変化を感じ取っている人はいろいろ察するものがあるのかもしれません。
非公開にされる前にMVを見ました。 コロンブスなどの西洋の歴史上の人物に扮したメンバーが、類人猿と出会い、ホームパーティーをするという内容でした。 そして、類人猿に教育する西洋人、類人猿に人力車を引かせる西洋人といったシーンが挿入されていました。
一方、歴史上のコロンブスがやったことについてはWikipediaとかざっと眺めるとわかる通りで、侵略者であり奴隷商人でもあります。 そのような経緯から2020年以降、アメリカ各地でコロンブスの像が壊されたり、一部自治体で祝日である「コロンブス・デー」を「先住民の日」に置き換える動きも出ていました。
そのため、上記のMVのシーンが「コロンブス」というタイトルおよび同名の人物の歴史と最悪な化学反応を起こしていた、という状況です。 つまり、先住民を類人猿と揶揄した上で、コロンブスによる侵略および奴隷制を肯定している…と捉えられかねない映像を公開したということです。
その後、13日夕方頃にMVが非公開になり、Mrs. GREEN APPLEの公式サイトで謝罪文が公開されました。
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ここまでが事実の話。以降は個人的な感想
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そりゃそう捉えられてもおかしくないよな、というのがMVを見た上での感想です。
もちろんMrs. GREEN APPLEサイドがそういった思想を持った上であのMVを作ったとは思っていません。(そんなレイシズム全開のアーティストがいたら困る) ただ、そういった見方をされる可能性が高い、ということが見過ごされてしまったのは本当に残念だなと思います。
しかし、リヴリーサイドはどうするんでしょうかね。 #ミセスとリヴリー タグでめちゃめちゃ盛り上げてるし、13日時点で公式Xitterアカウントのプロフィール上で「ただ今Mrs. GREEN APPLEとのコラボ #ミセスとリヴリー 開催中🍏🧪」って大々的に宣伝してるし…
個人的にはしれっとコラボイベントはそのまま続行するんじゃないかなと思ってはいます。あんなに力入れてるイベントを即時撤回するのは運営の心理的にも難しいんじゃないかな。
でも、リヴリー内のソーシャル掲示板の雰囲気もなんかどんよりというか冷めているというか、火種があちこちにばら撒かれているような危うい雰囲気がちらほら見受けられるので、どうなるのかな〜…
少なくとも私はあのMVを8時間前に見たのにもかかわらずいまだにモヤモヤが晴れず頭の片隅でぐるぐる考えちゃう状態が続いているので、あんまり無邪気にはしゃげないかもしれません。
この記事を書いたことで少しでも気持ちが晴れますように…
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2024年6月1日(土)
三重県紀北町・奥川ファームから隔週に届く定期便、今朝はお願いしていたよりも一日早くやって来た。平飼い有精卵が30個、地鶏が1羽、パンと蕎麦、そして野菜はレタスとキュウリの緑が濃い。今回のスペシャルは枇杷、田舎育ちの私にはわざわざお店で購入して食べるものではない。その時期になれば何処かになっているものを採って食した子ども時代、つい遠くを見る目になってしまう。奥川さん、いつもありがとうございます。
今日から6月。
いつもの手書き用ノートが無い、どうやら研究室に忘れてきたようだ。仕方ないので、今日の動きは一筆箋にメモしておこう。
4時30分起床。
日誌書く。
6時を待って洗濯開始。
朝食には今朝も煮麺をいただく。
珈琲。
もったいない本舗へ送る段ボール箱、今回は3箱となって玄関前に用意する。
8時20分、ゆうパックが奥川定期便を届けてくれる。今月は3回とも日曜日にお願いしているのだが、予定を書き間違えたのかな。野菜が高くなっているので、レタス・キャベツ・キュウリなどとても嬉しい。早速、キュウリのしょうゆ漬け、紫タマネギの酢漬けを仕込む。
Threadsに<露の新治出演情報>7月分をアップ、ハルカス寄席も授業が終わる8月までいけないのが寂しい。
<スタディスキルズ>第8週の内容検討、資料をO姉との共同フォルダに作成する。明日、もう一度見直さなければ。
10時、クロネコヤマトが集荷に来てくれた。
2階リビングのエアコン清掃、日立のサイトの説明を確認しながらパネルを外し、フィルターを洗い、ホコリキャッチャーを掃除する。
ランチ、奥川ファームのキャベツを使って焼きそばを作る。
録画番組視聴、
桂まん我「三十石夢の通路(かよいじ)」
初回放送日:2024年6月1日 土曜の早朝は関西の笑いをたっぷりと!▽今回は桂まん我の落語「三十石夢の通路(かよいじ)」…昔の船旅の気分をじっくり▽「30分まるごと桂まん我」桂源太が質問攻め!
浅草アンダーグラウンド
初回放送日:2024年5月31日 浅草の地下に“日本最古”と言われる不思議な地下商店街がある。階段を下りていくと、そこはまるで別世界。69年前に出来たという、その古びた地下街にはユニークなお店がいっぱいある。60年近く営業してきたという焼きそば屋さんや、占い、理髪店など。老舗がある一方で、若い店主が開いた新しいお店もある。観光客でにぎわう地上のけん騒を離れて、どんな人が地下へとやってくるのだろう。地下の世界に3日間、潜ってみた。
エアコンのフィルターを戻して掃除完了、明日は息子たちの部屋のエアコンに取りかかろう。
ツレアイはWebで研修。
すき間時間に読み続けてきた『本所おけら長屋』全20巻、ついに読了。いやぁ面白かった、8月の東京遠征時には、このシリーズの舞台を歩きたい、というのも『中村仲蔵』の舞台と重なるのだ。
早めに夕飯準備、豚バラ肉とキャベツの蒸し煮、そこへスライスレモンを加えてみた。じゃがいもはフライドポテトに、トマト以外は今日届いた新鮮野菜たちだ。
録画番組視聴。
落語研究会「三十石」柳亭市馬、「江ノ島の風」柳家蝠丸、「千両みかん」蜃気楼龍玉。
「三十石」は江戸の他の噺家なら聴かないが、そこは市馬さん、たっぷりと喉を聞かせて楽しい。
龍玉さんの「千両みかん」の途中でダウン、今朝も早かったからなぁ。
結局私は一歩も外に出なかったので、エクササイズが届かなかった。
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★2023年に面白かった映画まとめ
こちらは題名通り、2023年に観ておもしろかった映画の感想まとめです。 ぼーっとしてると永久に家に閉じこもってしまうので少しでも外に出るきっかけを作るべく、新作映画を観に行くようになってからほぼ2年。ちょっとは映画を観るのに慣れてきた気がするので、備忘録も兼ねてすこし感想を書いてみます。一応ネタバレは回避気味、オチとか核心にはあんま触れてないつもり。
★個人的新作ベストランキング
①ベネデッタ (2021、仏・蘭、監督:ポール・ヴァーホーベン)
ヴァーホーベンの待ちに待った新作……だったらしいですが自分は彼に全然親しんでなくて、なんかヘンそうな映画だなーと思って観に行きました。結果、めちゃくちゃ面白かった。旧作含め、2023年に観た映画のベストです。 中世末期のフランスの修道院を舞台にしたお話……などと言うと非常に取っつきづらそうですがさにあらず。神を見ることができると主張する“聖女”ベネデッタの存在が周囲の人々に無数の波紋を投げかけていき、最終的にはどったんばったん大騒ぎにまで発展する、宗教と信仰と社会にまつわる物語。聖と俗のあいだを行ったり来たりする振り子の振れ具合が超秀逸。エロとバイオレンスと黒いユーモアがふんだんに投入されたパワフルな映画でとてもよかったです。この物語をどう見るかっつう糸口はいろいろ用意されてるんだけど、その間隙をうまーく縫ってくような絵図の描き方が自分は好きだなー。素朴な解釈をやんわり嘲笑するような強靱さとでも言いましょうか。 ちなみにこのあとヴァーホーベンの映画を3つくらい観てみましたが、観れば観るほどこの人の人間観は最高……! という気持ちになりつつあります。画面は一見粗野だけどその実かなり繊細な人なのではという印象。
②スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース (2023、米、監督:ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・トンプソン)
2018年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編。個人的に前作は、すさまじいアニメーションの快楽だなーと思いつつもあの手の王道ヒーロー譚がそこまで好みじゃないので、いい映画だけどウームとなるところもありました(でもマイルスが初めて“自分”でスイングするシーンの静かなカタルシスとか最高だったなー)。その点こちらは前作の裏にまわってメッタメタに展開していくところがずっと好みでありました。映像的にもさらにパワーアップしているようで、もはや何が起きてるかよく分からないレベルのイメージ洪水アニメなんだけど勢いのままに楽しんでしまったなー。あとから冷静に考えると内容も若干詰め込みすぎな気はする、しかし観てるあいだはそういうことを考えるイトマもなかった。 結果的になのでしょうが、糸を吐いて摩天楼を縦横無尽に飛びまわる“スパイダーマン”というキャラクターのアクション上のポテンシャルがこのアニメーションによって十二分に引き出されてるのかなーという印象です(全編を埋め尽くす超高速戦闘描写から、ふたりのスパイダーマンが糸の力で高楼に逆さに座るようなちょっとしたアイデアシーンまで)。 超いいところで終わっちゃうので続きが観たくてしょうがないですが、自分としては労働問題が解決してからゆっくり作ってほしいという気持ち……。
③VORTEX ヴォルテックス (2021、仏・ベルギー・モナコ、監督:ギャスパー・ノエ)
ギャスパー・ノエはこれが初見。ごくありふれた老夫婦の“晩年”を、画面の真ん中でまっぷたつに分割されたスクリーンに淡々と映していく老境映画。つまり基本的には夫婦ふたりが左右の別々の画面のなかで別々の行動を取っていくわけです。わりと古典的なスプリット・スクリーンという技法にすべてを賭けた映画とも言えるんだけど、結果的にすばらしく沈鬱でどうしようもないほど無情な効果を上げてるなーと自分は思いました……。ここまで身も蓋もなく直接的に「老い」とか「病い」を描いてるとちょっと嬉しくなってしまう。この画面分割にはいろんな効果があるのでしょうが、とりあえずこれによってごく平凡な老夫婦の生活が劇化されてて、自分は全然飽きなかった。終盤が圧巻。全然楽しくない映画だったけど自分は好きだなこういうの。 ちなみに分割された画面の片方で比較的重要なエピソードが描かれてるとき、もう片方の老人は大抵ウロウロしているだけの様子がただ映されてる感じなんだけど、実はその点が一番のキモだったりするのかも、と思いました。
④イニシェリン島の精霊 (2022、アイルランド・英・米、監督:マーティン・マクドナー)
舞台は1923年、内戦中のアイルランドにある離れ小島。そこに暮らすふたりの男が繰り広げる、みみっちくも壮絶な大人同士のケンカを描いた作品。こういうへんな人間ドラマが自分は観たかったんだなーと思わされる作品でした。演技もあいまって人物描写がすごい巧みで、ストーリーもなんでこんなんなっちゃうんだろうという感じ。あと自分はこの映画のロバと犬が好き……。まだ観れてない『スリー・ビルボード』もちゃんと観ます。 ただ強いていうと、自分的には演技にもロケーションにもかなりリアル寄りの厚みを感じる映画で、そのぶんところどころに差し挟まれる軽くて黒いギャグ調のシーンにはちょっと違和感というか落差を感じたりはしました。たしかにちゃんと俯瞰的にみれば悲惨ながらもバカバカしいストーリーではあるので、次観るときは笑って観られる気もするけど。でもそれを踏まえても大変おもしろい映画でした。
⑤Pearl パール (2022、米、監督:タイ・ウェスト)
2022年公開のホラー映画『X』の続編。前作に登場した史上最高齢の殺人鬼パールの誕生秘話、ってな具合です。 時は1918年。アメリカの片田舎に暮らすパールは映画が好きで、自分もいつかは晴れ舞台に立つことを夢見ながらも自分の性癖と抜き差しならない現状に押しつぶされそうになっていた……。 これはすばらしきミア・ゴス劇場。堂々たる彼女のひとり舞台でしたね。自分は正直ホラー映画があんまり得意��ゃないのですが(理由①は「怖いから」、理由②は「正直ハズレが多そうだから」)、こういうどうしようもない物語を一方的な血の惨劇として描けるのはエンタメ・ホラーの最高の部分ではないかと。淀川長治じゃないけど「いや~、ホラーって、ほんとにいいものですね~」と呟きながら家に帰った記憶があります。 ちなみに観終えた直後はこの世界観および人物描写ののっぺりした感じが気になったんだけど、これはおそらくパールの認識している世界像という表現でもあるのかなと思ってわりと納得しました。 正直『X』は微妙でしたが、こうなると3作目の『MaXXXine』も楽しみになってきました。内容的には前2作でも再三触れられていた、映画あるいは映像というもののあり方的な部分にメスを入れて来るのかなーという予想。
(追記。「○○って、ほんとにいいものですね」は淀川長治じゃなくて水野晴郎でした。すみません。不明を恥じてそのままにしておきます)
⑥マッドゴッド (2021、米、監督:フィル・ティペット) 監督・製作フィル・ティペットのストップモーション・アニメ。この方はいろんな映画の特殊効果を手がけてきたその道の巨匠だそうです。自分に一番なじみのあるものでは『スター・ウォーズep5 帝国の逆襲』の冒頭、氷の惑星ホスに登場するトーン・トーン(ルークとハン・ソロが乗ってるピョンピョン跳ねるかわいいやつ。しかし寒さで死んでしまう)やATーAT(四足歩行の全地形対応攻略兵器。象みたいなやつ。転ばされると無様ですな)。 舞台は遠未来の地球。なんらかの使命を帯びて地底世界へと降りていく工作員の目に映る、狂った世界の様相を描いた地獄めぐりストーリー。 いい意味でのディテールの汚らしさと世界観のおぞましさがすごくよかったです。イメージ・アイデアが無限に投入されてる感じも楽しい。何より、映ってるものがどんだけ酷くても全体的なミニチュア感にちょっとカワイゲを感じてしまうところがいいかなと。 ちなみにストーリーは途中からぶっ飛んでよく分からなくなりましたが、あまり違和感がなかったので別にいいかな~と思いました。ラストもどんな感���だったか忘れちゃったけどそれもまた良し。デヴィッド・リンチのアレとかスタンリー・キューブリックのアレとかいろんなものをオマージュしたようなシーンがいっぱい出てきて理路が爆発してた記憶が。 自分が一番好きなシーンはネックレスやお金がいっぱい出てくるところ。意味わからんけどいいシーンだった……。
⑦窓ぎわのトットちゃん (2023、日本、監督:八鍬新之介)
言わずと知れた黒柳徹子の大ベストセラーのアニメ映画化! 自分ももちろん知ってるけどまぁ読んでません……。 すごい評判がよかったのでへぇーと思って観に行ったのですが、確かにこれはすごかった。全編通して、一番肝心なことを声高に語らず静かに示していく抑制された演出がすげえ効いてるーと思いました。ここぞというところで空想的なイメージを放り込んでくる呼吸も自分は好ましかった。 事前のイメージに反してかなりしぶーい演出のアニメ映画という印象でした。描かれてる時代そのものはいろんなところで触れてるので全然知らないものではないんだけど、この演出にはちょっと胸を突かれるところがあったなー。どの世代の人が観てもいい映画だと思う。
★その他の新作
個人的な好みでいえばもう一歩……! と感じるところもあったけど、いろんな意味で心揺さぶられた作品としては、
○鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 (2023、日本、監督:古賀豪) ○ザ・キラー (2023、ネトフリ、監督:デビッド・フィンチャー) ○私がやりました (2023、仏、監督:フランソワ・オゾン) ○BLUE GIANT (2023、日本、監督:立川譲) ○ザ・ホエール (2022、米、監督:ダーレン・アロノフスキー) ○オオカミの家 (2018、チリ、監督:クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ) などもありました。こちらもおすすめ。
★家で観た旧作 ついでに旧作も。面白いのはけっこうあったけど、書いても際限ないので10作だけ。感想はごく短めに。
●ピアニスト (2001、仏・墺、監督:ミヒャエル・ハネケ) 過保護な母親とふたりで暮らしているピアニストの中年女性が、若い男との出会いをきっかけに自分を開いていくが……というお話。これも全然楽しくはないんだけどかなり面白かった。主演のイザベル・ユペールが“ふつう”に演じてるおかげでこの主人公の存在にちゃんと説得力が生まれている、気がする。あとはぶっちゃけ自分もこの人と大差ないよなーとは思ったり。
●しとやかな獣 (1962、日本、監督:川島雄三) マンションの一室を舞台に繰り広げられる欲望まみれのブラックコメディ映画。ここまで煮ても焼いても食えない人間しか出てこないといっそ清々しいくらい。日本の戦後復興から高度経済成長へという一連の流れに投げつけられた黒ーい陰画。こういう巧妙な呪詛を観るとつい心が喜んでしまう。オチも秀逸。
●秋津温泉 (1962、日本、監督:吉田喜重) 終戦間際にさまざまな絶望によって死を覚悟していた青年周作(長門裕之)が、温泉宿で出会った女中の新子(岡田茉莉子)によって希望を取り戻し、戦後の日本で生きていこうとするが……。「待つ女」と「煮え切らない男」という伝統的な構図に則ったメロドラマで、ジリジリしながら観たのですが最終的には見事な構成の作品だなーと思いました。いつのまにかこういうグダグダ恋愛ものとか、日本の敗戦映画とかがすっかり好きになってしまった。あとはヒロイン役の岡田茉莉子が「うなじで語る」シーンが多くて強烈なフェチズムを感じます。
●大砂塵 (1954、米、監督:ニコラス・レイ) あらゆる点で異色の西部劇という感じの映画。『天井桟敷の人々』みたいな気の利きすぎたセリフの応酬がまず最高。感情のもつれが発火点となって起こる出来事を理詰めで描いていく展開がおもしろくて、これがここまで行き着くの……という驚きもありました。ヒロイン役のジョーン・クロフォードの存在感が圧倒的。個人的には『続・夕陽のガンマン』に次いで好きな西部劇になりました。
●ある戦慄 (1967、米、監督:ラリー・ピアース) 舞台は深夜の電車の一車両。ふたりの酔っ払ったチンピラによって「心理的」に支配されてしまった人々の悪夢の一夜を描いた群像劇です。登場人物が出揃ってからの片時も目が離せないスリラー感がほんとにすごくて、とても面白かった。全体的に演技合戦映画なんだけど、特にチンピラふたりの演技がうまくて、ほんとに何をしでかすか分かんない感じがするのよねー。これを他人事として見られる人はまぁいないだろうからそういう点でも強い映画。
●哀しみのトリスターナ (1970、伊・仏・西、監督:ルイス・ブニュエル) 母親が死に、身寄りのなくなった若きトリスターナ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は初老の男性ドン・ロペに引き取られ、彼の庇護のもとで新たな生活を始める。しかし男はその実、紳士然としたスケベ爺いだった……。ままならない運命に人生を狂わされるひとりの女性の半生を描いた作品。ドン・ロペという男がとにかく酷くて、色々タガのはずれたどうしようもない人間。しかしそんな最低な男を単なる舞台装置にはせず、その浅ましさをこれでもかと描きつつもちゃんと1人の生きた人間として立ち上がらせるところがさすがブニュエル……と思わされました。そしてそんな彼との関係によっていろいろな面を見せていくカトリーヌ・ドヌーヴの表情の変化もいやはやーという感じ……。 完成度では『昼顔』のほうがいいかなーとは思うんだけど、このどうしようもない「人生観」みたいなものには強く惹かれてしまうなー。同監督では『忘れられた人々』もひたすら描写が徹底的で大変よかったです。
●ペトラ・フォン・カントの苦い涙 (1972、独、監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー) 登場人物が全員女性の会話劇かつ密室劇。ペトラという服飾デザイナーの女性が主人公で、いろんな人物に対する彼女の振る舞いを通してそのキャラクターを掘り下げていくというのがストーリーかな。前半がちょっと退屈だったけど後半の強度がすごかったので全部チャラになりました。こういう丹念な構成の人間ドラマが結局一番好き。ペトラに同情はしないけどまぁ分からなくもないよなーという気持ちにはなってしまう。こ���を観てファスビンダーの面白さみたいなものがちょっと分かった気がしました。
●子連れ狼 三途の川の乳母車 (1972、日本、監督:三隅研次) 三隅研次はすげえらしいので自分もすげえのを観てみたいと思って。こちらは劇場版『子連れ狼』シリーズの2作目。ストーリー説明は前作に丸投げ、セルジオ・レオーネばりの眼のアップの連続で緊張感を高めたあとは、猛烈な血しぶきと残酷な切り株描写のつるべ打ち! ストーリーもほぼないので見終えたあとの「何も残らなさ」は前作を遙かに凌駕していましたが、そのへんも含めて快作でした。しかしこれはもうバイオレンスというよりスプラッターのレベルかも。劇場版の残り4作も早めに観るつもり。
●暖流 (1957、日本、監督:増村保造) いっときTwitterで話題になってた作品。経営難に陥っている病院を舞台に、金と恋、嫉妬と欲望が渦巻く、しかし軽やかなコメディ・メロドラマですごくよかった。いい面でもわるい面でも人間のバイタリティーの強さを垣間見させてくれる作品。題材は超ドロドロなのにこの爽やかさは最高としか言いようがなかったですね。
●絞殺魔 (1968、米、監督:リチャード・フライシャー) 『ヴォルテックス』からの画面分割繋がりで年末に観て、こいつはすごいと思った作品。ボストンを騒がせた実在の女性連続絞殺事件をモデルにした映画。正直自分は題名から、ドキドキ!わくわく!ぶっ飛び猟奇殺人映画!かと思ってあまり期待せず観たのですがとんでもない。ぜんぜん別の面白さを内蔵した衝撃作でした。ストーリー構成も巧みなんだけど「映像の構成」も非常にうまく感じて、これはちょっとすごいなーと。黒沢清がオールタイムベスト1に選んでるのもなんとなく分かる気がしちゃう。
以上、長々と書いてきましたが自分の2023年はこんな感じでした。特にポール・ヴァーホーベンとルイス・ブニュエルという、作家単位でかなり好きそうな監督をふたりも見つけられたことが一番の収穫だったかなーと。 あとは自分はどちらかというとじっくり見せるタイプのドラマ主体の映画が好きらしいことが分かったので、2024年はアクション映画も意識して観ていきたい所存。 ごく個人的な感想記事ですが何かの参考になれば幸いです。ではまた。
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