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そうきたか。端的に言うとそんな感じでした。中村文則らしいと言えばそう。緊縛師の遺体が発見されるなんてところから始まるから構えてはいたが、緊縛師って何だよ。どうなっちゃうのだろう。凄い展開でした。ミステリー調ではあるが、事件の真相なんかどうでもよくて、登場人物達がそれぞれ生きた結果が描かれている。その先の道に消える。多分、グレイトフルデッドの様な、無常観の様なものだろうか。性的な描写も凄くて、まあ縛るのなんの。一度は飼われてみるのも悪くないかもしれない。自由こそ幸福だと信じていたが、反して選択の人生が重く苦しいとも思える。奴隷になれば少なくとも自分の人生からは解放される。またこれ見よがしに女性が魅力的に描かれていて、あの訳も分からず惹かれる事象は一体何なんだろう。そして人生に射精の様な達成感なんてあるのだろうか。有ったとしてどれ程の意味があるものか。どうせいつかは消えて無くなってしまう命なのに。生まれて生きて、善い事も悪い事もするだろう、様々な出会いがあり、果ては死ぬ。其々の人生が絡み合う姿、人格や社会を囲う物として、縄という物を重ね合わせている。それから麻縄から自然な流れで日本人のルーツにまで触れてしまうところが堪らなく好き。生きるって何だろう。本当に夢中で一杯々々で擦り切れて達成感なんて無くて、遅かれ早かれどうせ死んでしまうというのに。#本 #読書 #小説 #中村文則 #その先の道に消える #読書好きな人と繋がりたい #小説好きな人と繋がりたい https://www.instagram.com/p/BpZiqpynJhd/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=15y602eo14vum
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#エウレカセブンハイエボリューション #オリジナルフォトジェネレーター #画像でかすぎて https://www.instagram.com/p/BpXCptWneNg/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=2sh3ixtd1ago
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映画と小説に続く興味。演劇が観たくてミュージカルを観てきた。で、演劇の良し悪しなんか分からないのだが、色々感じて考えてきた。先ずはライブだということ。映画がレコードなら劇はライブ。極端だけど。声もそうだけど音楽も生。きっとハコ、会場に寄っても違う。尺はあるけど、シーンのカットはないから、どこを誰々を見て��も自由。これは面白い。それから原作の映画作品をミュージカル演劇にすることによって、大好きだった映画のテーマがより鮮明に見えて来たりもする。昭和52年、ガンは死の宣告。妻に先立たれ息子も自立して定年間際の初老の男。死をどう迎えるか。宮本亜門は誰もが持つ生きるエネルギーを表現したかったそうだ。それもあるだろう。役所で他に何も成し得なかったとしても公園くらいなら作れるかも知れない。その公園の本当の価値とは。政治家やヤクザが湯水の様に稼ぐお金の価値とは。一方で毎日々々子供向けのおもちゃを生産している工員。そのおもちゃの本当の価値とは。労働の価値とは。お金を作るとは。人の為に生きるとは。親は子供を育てるが子供は親から自立しなければならない。子供には別の世界が待っていて、もちろん親にも自分だけの人生がある。奥さんにも奥さんだけの人生がある。家族とは何か。孤独とは。生きるとは何だろう。一つの物語で表現される宇宙の様な世界。黒澤明はやっぱりデカい。どうでもいいがチケット1万3千円は敷居が高い。 #演劇 #ミュージカル #黒澤明 #生きる #宮本亜門 #鹿賀丈史 https://www.instagram.com/p/BpWBUkYHqvb/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1dolz2kzcsr8a
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中村文則衝撃のデビュー作。当に衝撃的。僕には発砲音が聞こえました。3発。拳銃ぶっ放したい気持ち。男子なら分かるでしょう。自分なら刀が欲しい。きっと同じことです。兵器として生まれた銃。ライフルに始まって進化を遂げて懐中に携帯出来るハンドガン。何を撃ちますか。結構身���な存在がいい。対象との間合いは近い。恐らく権力の様な力を象徴する物なのではないだろうか。居合道と同じ間合い。無差別テロとは違う、白兵戦的な殺人とは一体何か。自己防衛なのか攻撃なのか。相手方との距離感だけ捉えるならコミュニケーションの距離。しかし残念ながら、ああだこうだと大袈裟に騒いだところで結局人間ってやつは取るに足らない詰まらないものを撃ってしまう。さあて主人公は何を撃ったのでしょう。中村さんの特徴的な描写は緊張感だと思う。緊張して頭が真白な状態を言葉で表現するという曲芸。圧巻です。そして文庫版には火という短編が収録。これは酷い。作品じゃないですよ。救いの無い酷いお話。さらには解説も自分で書いちゃうところが友達居なさ過ぎて孤独感が満載。僕は着いて行きますよ。共に生きましょう。#本 #読書 #読書好きな人と繋がりたい #文庫本 #小説 #中村文則 #銃 https://www.instagram.com/p/BpAw5F-Hv2h/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=xqaa1qqg8157
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村田沙耶香さんが描く三人の女子像。解説の言葉を借りるとクレイジー沙耶香。好きなひととのセックスが苦痛でしかない19歳の里帆。自分自身は宇宙の一部という感性を持ち、社会は人間のおままごと。そのおままごとに参加したくない、完璧に電波ちゃんの31歳、知佳子。その二人の間を生きるというか、一般的でもあり理想的でもある女子街道を突き進む31歳の椿。とりあえず里帆と知佳子のセックス観が描かれています。基本クレイジーだよ、沙耶香さん。大好きなひとと合意の上で犯されるだけのセックス��いう捉え方の里帆。それはきっとそうなのかも知れないなと思う。気持ちが通じ合うみたいなことが理想なんだろうけど、結局専ら自己満足だけなのかも知れない。一方知佳子は恋愛も人間の空想上のおままごとだと思っているから、全宇宙皆兄弟的な人類愛は持つが、子孫繁栄の為の本能としての交尾以外のセックスを認められない。多分、里穂も知佳子も一体感とか充足感とか愛の形みたいなものをセックスに求めるけれど、どうやってもその期待を裏切られてしまうのではないだろうか。なんだか方舟というものの意味合いからは、自分は特別でありたいという様な選民思想的な思考もあるのではないかとも考えられる。そもそも神様かなんかから与えられたこの自分という容器は選べないし、思い通りにならないし、受け入れ難かったりする。性格もだし、体も性器もそう。その得体の知れない自己という容器が別のまた得体の知れない他の容器と合体するという違和感は、確かにあるのかも知れない。自分が世界を拒絶しているのに、世界に拒絶されているとしか思えない。それが一番辛くて苦しい。それならそれでもその世界を受け入れる他に術は無い。他人や常識から異なっていてもあなたは確かに生きている。その上でやっぱりあなたはあなたでいい。ラストの知佳子の描写にはそんなメッセージが込められているのではないだろうか。#本 #読書 #小説 #文庫本 #村田沙耶香 #クレイジー沙耶香 #ハコブネ https://www.instagram.com/p/BoarPZZnFkr/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1fhu82aehjr3l
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今年のマイベスト更新です、あっさり。上半期は村田沙耶香ワールドに染まりました。村田さんのメッセージは一貫してると思う。多様性といったものでしょうか。西加奈子ばかり読んでいるとついつい忘れてしまう、渡る世間には鬼、憎しみ、妬み、嫉み、僻み、恨みばかりなんだという一面。人間は個性があって然りで、��の限りではどんな屑人間でも何ら問題は発生しない。自分自身を生きるのか、他人の人生を生きるのか。そこが一つの論点ではある。何でもかんでも慣習やルールに依存する。セックスも。まるで帝王学の様に伴侶の選び方から性交の儀式からマニュアル化、一般化されたものに依存する。村田さんの作品には大抵家族と性が描かれていますが、本作では機械的な恋愛情事以外は書かれていない。そして情景描写が淡白でページ数が少ない作風の印象だったが、その点本作は非常に細やかに描写されていることがまた興味深い。人間から恋愛を排除してみたら性犯罪やポルノになった。繁殖が義務化され、出来ない者は差別される。血縁だけで愛情に欠ける親が家畜の様に全然自分に似てない子を飼い、マニュアルに従えない子が大人になる為には利益相反する邪魔者を殺害しなければならなくなった。これはカオスだ。地球星人が人間工場で繁殖をするというお話。全くの狂気。地球外生命になっても誰も幸せにならない。共感ではなく共存、共に生きることが大切だ。理解に苦しむ他人を慮るということが、未来や可能性を見出すきっかけにきっと繋がるのではないだろうか。#本 #読書 #小説 #村田沙耶香 #地球星人 https://www.instagram.com/p/Bnue_myHD0q/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1wkbfloov8qoh
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ザ村田沙耶香って感じです。毎度考えるのは、常識とか多数決みたいな集団心理への疑問の投げかけですかね。ちゃんと自分の考えとかあるの?マルバツクイズみたいにあたしもこっちー的ないい加減さじゃないの?親や年長者から言われたままじゃないの?自分の理想ではなく、誰かの期待に応える為に誰かの理想の人間になろうとしてないか?そ��へきてこの一文、「世界の変化は止められないわ。いくら叫んでみたところで、更生されるのはあなたのほうよ。あなたが信じる世界を信じたいなら、あなたが信じない世界を信じている人間を許すしかないわ」。こいつはガツンと一発やられました。ちょっとしばらく立てそうにないです。本作は全4編の短編集形式。ざっくりとした描写をするひとですが、気がつくとふっとその突拍子も無い世界観にどっぷりと引き込まれているといったタイプの作品です。毎日毎日来る日も来る日も考えて考えて悩んで悩んで悩み抜いて、ほんの一瞬何かが見えた様なピントが合いそうなって思うとグシャっとやられる。まあこんなもんだ。また一から考え直すのだ。#本 #読書 #小説 #村田沙耶香 #殺人出産 #読書好きな人と繋がりたい https://www.instagram.com/p/BnL3i0lHo_S/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=mr9cgmsc75oj
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美術館って本当に敷居が高いと思うんです。芸術自体が排他的と言うか、攻撃的なのかも知れません。ジョジョっていうか、荒木飛呂彦っていうか、半分は国立新美術館目当てでした。言うても常設展が無いのでジョジョ展しか見てないですが。日時指定のチケットなのに、くそ暑い中汗だくで、入場からくそ並ぶという洗礼を浴び、ブラックバスの様に木陰に沿って並んで下さいなどと、くそ詰まらん会場整理員の冗談を浴び、群体型スタンドの一匹になった面持ちで挑みます。今迄あまり音声ガイドは買いませんでしたが、ご本人が喋るらしいので買いました。荒木飛呂彦はその躍動感溢れるポージングや構図、色使いが秀逸。筆の速さは知りませんが物凄く綺麗な原稿。手塚治虫は描き直しが多くて塗り潰しなど修正も多いんですがそういうのは無い。デジタル化が進む中、トーンもしっかり貼って手で描いてます。漫画原画展ってやつは演出凝らないと三十三間堂になってしまう気がする。もっと本編とは外す粋な箇所や休憩を作っても良かったかも。トイレ少ないなー、途中うんこしてゆっくり観たい。好きな人は何時間でも居ると思う。ちなみに僕は小学生以来、アニメをチラ見したくらいしか知らないので、あの某どうだった?とか聞かれても知らねーよこのやろーです。そういう人を巻き込んでいくことがまた楽しいと思う。公式図録がこんな僕には身に余る高価過ぎたので、レロレロキャンディだけ記念に買って帰りました。別室でルーブル展もやってて盛況してました。次は秋のフェルメールを観に来ますよ。#jojo #荒木飛呂彦 #国立新美術館 #六本木 #乃木坂 #美術館 (国立新美術館) https://www.instagram.com/p/BnGmNq_nr0A/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1efzyjlundq17
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割とスラスラ読めるなとか思ってやっぱり分厚い、3週間もかかった。面白い。松本智津夫の死刑執行なんかもあり、運命かと錯覚する様なタイミングでした。運命とは本当に選択肢の無いものなのか。それとも単なる結果論なのか。テロとは一体何なのか。その背景や仕組みの様なもの、中東やアフリカなど海外でのそれと地下鉄サリンなどの日本のもの、中村文則が今辿り着いた一つの答えの様なものがが提示されてされています。神様や聖人なんて本当に勝手に都合よく創作されている。片や子供達が爆弾や銃弾で吹き��んで為す術なく死んでるのに、何がどうしてサッカーのゴールなんかに神や仏の御加護があるもんか。それでも人間は神仏と共に生きてしまう。ブッダの話、宇宙の話、脳科学の話、哲学の話、物理学と量子力学の話、神や宗教の話、戦争の話、民族や歴史などの話、興味深いことがいっぱいでしかし致命的な事実も確認してしまった。僕は物語の登場人物の名前や肝心な名文など細かい細部を覚えていられない。次の読書から付箋を付けて読もうと思った次第です。#本 #読書 #小説 #中村文則 #教団x
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僕の小さい頃に、手塚治虫とか石ノ森章太郎とか巨匠が出版するマンガの描き方入門書があったんですけど、西加奈子版の小説の書き方入門とか、西加奈子大解剖とか、それはもう西加奈子のムック本に近い感じがしました。小説はこう書く、〇〇を描写してみよう、世界を創造する方法みたいな、テクニックや手法など兎に角手の内が披露されていて、後は仕事場とか使ってる道具の写真があれば完璧なのに。お題がですね、炎上する君から察するところ、エネルギーみたいなものですかね。自分を信じて!あなたには生きる力がある!というメッセージのお話を八編。又吉の解説がまたいい。絶望するな、僕達には西加奈子がいる、だってさ。炎上していますよ。#本 #小説 #読書 #文庫本 #炎上する君 #西加奈子
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憧れの存在、ヒーローです。ファンムービーなので中身はまあまあ、そんな感じ。僕らのおじいちゃんの世代。このひとたちの凄いのは、敗戦を復興したそのエネルギー。戦争も高度経済成長も知らないけどね。僕たちは社会とかセレンディピティとか外的環境みたいなものに依存し過ぎて生きている。何のために働くのか、やりたいこととは何か、好きなものは何か、運命とは何か、生きるとはどういうことなのか、自己とは一体何なのか。どうでもいい、お前なんかクッソどうでもいいんだ。三船敏郎は映画俳優がやりたかったわけではない。やるしかなかった。黒澤明はやりたいことを一生やった。だが作れない時だってあったし、自殺を試みたこともあった。時間って色んな物事が変化して、友情だって変わる。側から見たら奇跡の二人だけど、当人にしたらお互いしか居なかっただけなんだと思う。別の人でもよかったし、働くって単なるエネルギーの変換で、お金ももちろんだけど、兎に角生き抜くのに夢中だったのではないだろうか。晩年三船は自身を演じる様だった。三船の葬儀、黒澤は弔辞で、さようなら三船くん、また会おう、と言う。赤ひげを最後の作品に、ろくに会ってもないくせに。滅茶苦茶かっこいい。まるで死んでもまだ希望があるみたい。成功も幸福も無くても、今自分が置かれたこの場所で、精一杯生きてみたらどうだ。そう思わせてくれる、本物のヒーローなんです。#映画 #映画館 #mifunethelastsamurai #三船敏郎 #黒澤明
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これは辛い。今まで読んだ西加奈子の中でも一番切なかった。西さんの初期の出世作。兎に角生きるのが苦しい。僕もフェラーリと同じ頭のおかしいおっさんだし、神様の変化球も打たれへんのです。僕はやたらと人が死ぬっていう話が嫌いで、だって大切な人が死ぬ話が悲しいのは当たり前だし、むしろ命が軽んじられるから。でもこの作品ではお兄ちゃんがギブアップしないと表現出来ないものがある。死んでしまうことが重要なんじゃなくて、生まれるとか、出会うとか、誰かの世界にそのひとが登場すること自体が貴いのではないか。また解説にもあるが描写力が素晴らしい。殺気すらあると思う。90年代は陰陽の相対的価値観が強かった。本作は2005年だが背景が窺える。サラバではニーナシモンのフィーリンググッドがテーマソングだった。本作はカーペンターズのトップオブザワールド。ワールドのトップだけじゃないボトムまでが物語。普通で何が悪い。しかし普通から逸脱して何が悪い。死んだ方がましか。違う。それがメッセージなんじゃないかと思う。そしてこれまでで一番泣いた小説。#本 #小説 #文庫本 #さくら #西加奈子 #読書
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#作ってみた #油そば #スーパーの生ラーメン #これはいける #これで丸善潰れても平気 #うそ丸善行きたい
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はいきましたよ。これはやばい。今年のマイベストです。中二病設定とか大変失言を致しました。連載ものだったみたいですが、スケールがでか過ぎる。でか過ぎて感想文が纏まらない。纏まらなくて次の本にいけない。空想の国家を作り出して(作中で日本は小説として書かれてます)、如実に人間を説明しています。幸福という建造物が少女の犠牲の上に建築されていて、少女が一億人だから人々の罪悪感も薄くなるという例え話がいい。この感覚が許せなくて、僕の正義感ってやつはきっとそういうことなんだ。だけど正義なんて持ち出したところで無能力過ぎてどうしようもない。メインとなる人物が四人登場して、兎に角全然報われることのない話ばかり。幸福論はまた全く違う次元となるが、どんなに報われることが無くても、理想だとか希望だとか自分を信じるということを頼りに、少しでも好きなひとと共に、限られた時間を生き抜くしかない。とりあえずそんなところで纏めます。もう次の本読む。#本 #小説 #読書 #中村文則 #r帝国
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早速観て来ました。何だろう、題材とか監督とか、受賞もそうですが、コマーシャルだけでこんなもの絶対面白いに決まってるじゃないかと思い込んでしまった。そんな大歓迎な態度で期待値大で挑みました。で結果感想ですが、やっぱり間違いなかった。欲を言えばこの家族全員一人々々をもっと汚い人間像に描いたらとも思うけれど、棄てた側の人間像を正当な理由も無い薄汚い人物として色濃く描くにはこれでいいと思う。ていうのも、子を棄てる親の心理なんて計り知れないし知りたくもないが、きっと期待外れで失望する子なんだと思うから。似てないとか、正反対の性格とか、会話が噛み合わないとか、言うこと聞かん坊ですよ。人間関係の失敗なんてどうせそんなもんだ。でも主題はそこじゃない。拾った側の人間の心理描写が重要で、愛するひとを自分自身が選択するとか、そのひとを愛するということを自分自身が決定するとか、血縁とか外的要因に依存する形骸的な愛情じゃなくて、そういうのがテーマなんじゃないでしょうか。多分。あと恐らく、犯罪擁護という懸念が少なからずあると思うが、どうだろう、個人的には気にならない。監督もインタビューで触れてたけど、確かに単なる手法の材料で、主題を描くためだけの演出としての手法だと思う。ルパンの様な痛快な犯罪ではない。そしてラストが凄かった。こんな、心が溢れる様な余韻を味わったのは初めてでした。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ってなりますよ、最後。#映画 #映画館 #邦画 #万引き家族 #是枝裕和
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ふざけてますね。悪ノリが過ぎる。笑える分泣ける。そんな感じです。単純明確なものもたまにはいいもんです。山田孝之も長澤まさみもみんな素でふざけてます。それが伝わって来るのが楽しいのかも知れない。脚本とかまじでクッソどうでもいいですね。きっとスタッフも死ぬ思いで撮ったかも知れないけど、そんなもんクッソどうでもいいんです。でもあれですね、嫌なことを忘れるのはいいけれど、好きなひとを覚えてないのはきついな。どうでもいいけどな。その日その日に好きなひとがそこに居りゃな。#映画 #邦画 #50回目のファーストキス #山田孝之 #長澤まさみ #映画好き過ぎてやばい
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おっさんが一人で鑑賞するのに何と体裁の悪い作品なんでしょう。ほらあれ、山口元メンバー事件とかあるし。パンフ買うの照れたわあ。原作漫画はスピリッツだったんですね。アニメもあったんですね。前知識なしで場所と時間で選んでます。殆ど老若女性客。 小松菜奈が女子に人気なんでしょうか。これまた感想が超絶微妙です。映画は少なくとも恋愛ものにはなってないと思いますよ。もしかしたらやはり原作最高という構図かも。当然小松菜奈めちゃくちゃ可愛い。話は要約すると、本当に偶々絶妙過ぎるタイミングで存在する無害なおじさんに、絶頂だった陸上部人生が怪我で駄目んなっちゃったし、恋愛に夢中になったような感情を試しにぶつけてみたという風に見て取れます。おっさんだって青春が終わったのに気付く間もないくらい夢中で生きてるよ。それを未練ではなく執着と表現してくれたのは優しみでした。あと、好きだからどれだけ詰まらないおじさんなのかも知りたいって言うところも好き。でもやっぱり恋愛らしい要素はあんまり描かれてないと思うよ。そしてこれで鑑賞ポイント6ポイント貯まったから次は一本タダで観れるぜ。#映画 #邦画 #恋は雨上がりのように #大泉洋 #小松菜奈 (TOHOシネマズ上田)
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