Text
数週間前に危篤の連絡があって、きっとこれが最後になるであろう
再会をすることができたので、心の準備はできていた。
祖母が亡くなった、
お葬式は叔父夫婦と、年上のいとこたち、私たち家族、
大叔父さん、ご近所さんと近親者だけで行われた。
お通夜、お葬式、告別式は質素だけども、温かみのある雰囲気で
式場は祖父の時と同じ場所だった。
仕事は2日間お休みして、自宅から1時間半くらいかけて向かった。
式の最中、私は口角を重力に任せ、
不機嫌そうな真面目な顔で参列者にお辞儀をして、
祭壇とお坊さんの背中���向かって立ち、
お焼香をあげてから、ほとんど無心で手を合わせた。
感情が溢れて泣き出すようなこともなく、
とても素直に祖母の死を受け入れていた。
式の終わり、お経を唱えおえた、お坊さんが祖母の戒名について
話をしてくれた。
そして締めくくりには残された者たちに対しての言葉を呈した。
死は、現世での役わりをおえるという意味だそうで、
戒名とは、現世での役割を終え苦の世界から、
悟りの世界で名のる際の新たな名前なのだという。
祖母は、子供と孫を残し、現世での役割を全うして
現世に居るための器といえる身体を置いて、
現世から新たな世界へと旅立っていったという。
...残された人達もそれぞれの役割を全うしてください
的な、お話の締めは確かそんな感じだったかと思う。
そんな話を聴きながら、
先人たちの死をちょっぴり羨ましく感じてしまった。
この気持ちは、たかが30年ちょっとの人生で、
役割と呼べるものに取り組めているのかどうなのかも
分からない分際で、誰かに吐露することではないと思った。
けれども、
切々と積もるこの内省的なムードは、身体の中だけに募らせていたら
いつか溢れて制御できなくなってしまいそうな気がしたので
今日、ここに書き留めておこうと思った。
youtube
1 note
·
View note
Text
今日は久しぶりに、トキメいてしまった、、、✨
その興奮でとっても疲れているのになかなか眠れそうにない。
なににそんなにときめくことがあったのか。
やっぱり音楽だった。
野外フェス。
前もって行こうとしていた今日のライブが、
そのバンドの現体制最後のライブだった。
純粋な楽しみと、現体制最後の寂しさ、その上の期待など、
様々な感情とライブハウスとは違う野外の環境とが相まって
私にとってはますます特別な時間になっていた。
ライブは夕方、日が沈む頃に始まるスケジュールだった。
日中の強い日差しを浴びた後、
疲労と、期待を募らせた身体で場所に向かう。
ステージは橋を越えたその先にあって、
橋の上からはすでにステージ前に人が集まっているのが見えた。
ステージ上では、すでにバンドメンバーが立っていて
本番前の音出しをしていた。
(少し遅れをとってしまったなって思った。)
...♪
バンド。一人一人の音楽家たちは一音一音を重ね合いそれが混ざり合ってハーモニーとなって、人を揺らす。
ライブでの一人一人の姿は芯が太く力強くある、表現者としてそれぞれの思いが「音楽を奏でる」ことに詰め込まれているように感じた。
まるで、ライブをすることが彼らの気持ちを弾けさせるためのものであるかのような気さえした。
表現とはこういうものなのかもしれないと思えた。
彼らの感動がこちらに伝えられたような、音楽だった。
0 notes
Text
例えば、何のために
わたしが、あなたが、頑張っているのか。
そんな問いに対して迷わず、「自分のため」と言うあなたが
輝いていて、羨ましくて、憧れた。
「私が最強」になればいい。って
そんなあなたの、風に触れてわたしはまた少し頑張れる。
生きる、ということに迷いはない。
でも、なぜ。と問いは続く。
一体なにを成すために、私は生きる���だろうか。
自分のために、最強になる。
最強になった私は、世界の為になる。
自分の理想がどれだけ先にあるか。
そして、成すために、どれだけ自らを磨くことができるか。
私という生き物に正直に生きるということが
本当の近道なのに。
”わたし”というものは、なぜだかいつも遠回りをしている。
私と”わたし”は、似ているようでいつも背中合わせに進んでいく。
自分に対してどう嘘がつけようか。
きっとそれも正直な”わたし”なのだと認めるしかない。
いまは”わたし”の引っ張る力が強くて
この道を進んでいる。
いつかやってくる”わたし”の休憩時間には
きっと”私”が引っ張っていってくれるのだろう。
私は”わたし”、私”わたし”にとって最強の生き物は私”わたし”だから。
一番抗えないのは自分なのだろう。
分かっちゃいるけど、進めない。
”わたし”の心理を知ることは私にはできない。
近すぎて。
だから、きっと必要になる”わたし”と私以外の存在が。
今の地点を確認するために。
そこに同情はいらない、寄り添うことと、
共有することだけがあればいいのだと思う。
”わたし”や”私”に飲み込まれない、誰か他人への思考が
わたしを支えてくれるのだろう。
youtube
0 notes
Text
夢追いを共にしたい わけではなくて。
夢物語のような 甘い時間をともにしたい わけではなくて。
ずっと 添い遂げたい ある存在が 私には 一番の現実であって。
それがなければ この後の人生まったく意味がないとさえ思えたから
いま、ここにこうして居るのだと。
いま、こんなことで悩むのだと 毎日の疲弊と回復を繰り返すのだと
「くだらなくて仕方がない 人生。」
そう考える人生をとりあえず生きるために
毎日一歩をふみだせるのだと。思える。
守りたい何かは、別に命ではないのだ。
命が生み出す、素晴らしき創造物。
動物が創造する、世界への応答
わたしは、音楽を感じることのできる生き物でよかった。
youtube
1 note
·
View note
Text
「やりたい」と思って始めたことが
いつから「やらなきゃいけない」ことになってしまったようで、
好きなことと思って始めたはずなのに
いつからか嫌なことに向かうときのような壁を感じるように。
まるで自分の意志とは裏腹に、運命に振り回されているような実感が
今やっていることに対して生じてしまっている。
私の意志とは別に進んでいく何かが、それはそれでいいはずなのに
その道中で求められる「私のしごと」が、「私がやらなければならないこと」となって、私の道に現れるからだ。
これは先回りしたときに解消されるのだろうか。
今月はそれを試してみようと思う。
2023.05.08 am1:00-1:05
0 notes
Text
明日嫌なことがあって動きが鈍るくらいなら、
嫌なことを終えた後に、楽しいことを何するかについて考える
時間過ごして、体を動かそう。
Let's movin'
youtube
0 notes
Text
じぶんの心象風景
京都、2泊3日の旅。
旅というほどの、遠距離には感じなかったし、
そんなに異国の地、のような感じもしなかった、
むしろ、この土地に慣れたいと思っていく
京都だった。
中心地は商売人が集い
隠れたところには人情が香る
美味しいごはんと、落ち着く景色はどんな土地にも探したい。
じぶんの心象風景を探す旅が、はじまった気がした。
youtube
0 notes
Text
春、桜がきれいに咲いていた。
4月、始まりのムードが世間に生まれる。
並木道には人が集い、電車には人が沢山。
夜、君と二人で並木道を歩いた。
目が悪くなってしまったそうだ、
夜、桜を見ながら気が付いた。
暗い夜道で、提灯のあかりも消えた今、
去年も歩いた並木道に咲いた桜の花が
去年よりもぼやけて見えてしまう。
気づかないうちに、君の、変な声を頼りにしていた。
君といることが、私がここにいられる理由になっていた。
桜よりもはっきり聞こえる君の声。変な声。
桜よりも傍にあって、はっきり見える君の顔。
youtube
2023.04.01 am 0:29-0:34
0 notes
Text
映画になりたい。
映画になれたら、自分の辛さや、生きづらさも
すべて美しくなる。
そんな気がする。
keshikito nami
0 notes
Text
昨日の昼休みは何だか不思議な気分だった。
地に足のつかない、わたしがそこには居て、
地に足がついてないはずのわたしが歩いていた。
ふわふわとたどり着いた先のカフェで
コーヒーを買って、マスタードチキンサンドを買った。
イヤフォンはつけたままで、哀しいうたは聴こえたままで
窓際に座ったはずなのに、��の外を見ることはできず、
マスタードチキンサンドに集中した。
向かいの席に座る、おば様たちは世話ばなしをしているのだそう。
イヤフォンの外から漏れ聞こえてくる、あそん家の子の話。
人は何を伝えたくて、人の話をするのだろうか。
私は何を伝えたくて、私の話をするのだろうか。
2023.03.29 am22:27-22:32
youtube
0 notes
Text
知らず知らずのうちに消耗している「 」がある
「 」は独りになることで回復する
「 」を消耗しすぎたら、世界が怖くなってしまうから
「 」は程よく消費して、消費したらその分を補充しないとならない
消費する量も、補充の仕方も人それぞれであるので、
「 」の都合は身体を通して、
そのシグナルをキャッチする必要がある
「 」の消費と、補充の方法を知っていたらきっとそれなりに
強く生きられるから。
大丈夫。
youtube
2023-03-26 am1:01-1:06
0 notes
Text
美容院の気になるあの子
おかっぱ頭のかわいい子
すらっとのびた白い手が
そっと髪をすくって、確かめる
あなたのその髪を
これから動かす
はさみとくしで
どんな形に仕上げようかと。
youtube
2023.03.12 am 1:29-34
0 notes
Text
つい数時間前に起こった出来事で、
今日1日は最悪な1日ってタグが付いた。
調子に乗っていたのかもしれない。と思って反省するのだけど
どうにも収まりきれない。
これは怒りというより、不愉快という感じ。
憤りであり、失望であり、衝撃であり、まるで最悪。
地の底まで落っことされて、踏みつけにされたような気持になった。
少し乱暴な言葉だってことはわかっているが、
敢えて言う。馬鹿な奴は嫌いだ。
youtube
2023-03-11 am2:29-2:34
0 notes
Text
午前半休を取った今日、
すごく素敵な時間を過ごしていた。
2時間横になって、まつげのパーマを当てる。
いったん家に戻って、自分の思考をTumblrに書き留める。
再び家を出て、むかったのは会社から少し離れたカフェ。
ランチを食べて、2時間ほど読書をして過ごす。
カフェを出てから、まだあと少し、
出社するまでには時間があったので、
少し大きな本屋へ行く。
雑誌や、アートブック、建築の本や、デザインの本、
グッズや、音楽、映画などのコーナーを一通り見て回って。
1つの写真集にたどり着いた。
ストリートのアートを、手ごろなカメラで撮ったような
それでいて、アーティストの視点がよくわかる、
写真集だった。
わたしも、見ているものを記録したいと思った。
2023.02.16 am 0:06-0:11
youtube
1 note
·
View note
Text
世界についての考察
世界について、考えることは
自分について、考えることだ
鳥は美しい、鳥になりたいと思うことが沢山ある。
小さくて、パタパタと羽ばたき、丸っこいのもいれば、
大きくて、バサバサと空を舞い、鋭いものもいる。
例えば、なりたい鳥になれたとして
他の鳥の美しさや、雄大さや、可愛らしさや、凛々しさも
後から目の当たりにしたならきっと、欲しがるのだろう。
2023.02.15
0 notes
Text
気が付くと、エネルギー切れを起こしている。
最近の私はエネルギーの源を探しているようだ。
気のめぐりが悪いだとか
金の流れが悪いだとか
運気が悪いだとか
、、、、どうとでも言える。
状況はいかようにでもなる。
どんな状況に見舞われても、私は私の人生に夢中であっていい。
その割には、人の目を気にしすぎている。
私の人生が、誰かの人生と交わるとき、が一番面白いんじゃないか。
人の目を気にしているのは、そんな楽しみを探してだろうか。
人の目を気にしているだけではだめだ。
自分の人生に夢中で、楽しみながら
いつでもウェルカムな笑顔が見せられてたら、
前を向いて、前進あるのみ。
後ろを向いて、止まっていても仕方がない。
少しずつでもいいから、前を向いて
進め。
2023.02.14 am 1:09-1:14
0 notes