#マックス石鹸
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#マックスコスメ で炭酸洗顔.。o○ #無添加 #炭酸泡洗顔フォーム を使ってみました。 弾力のあるもっちりとした濃密泡が心地良い♪ この微粒の濃密泡が、毛穴の汚れや皮脂汚れを洗浄₊泡がクッションになり適度な刺激を与えてくれるので。 泡マッサージにより血行促進となり、ワントーン明るい肌へと導いてくれるそうです。 肌に吸い付いてくるような濃密泡の感触が本当気持ち良く心地良い。 この時に、肌の汚れをしっかりととってくれているような感覚になりスッキリとしますね。 泡切れも良く、洗い上がりのお肌はスッキリさっぱりなんだけど。 つっぱりを感じることはなく、むしろもっちりとしたいい感じのハリと潤いがあるように感じます。 スプレー式なので、シュっと押すだけ。 ワンプッシュでクッションのような適量の泡が出てくるので、楽で使いやすいところも👍 香料・着色料・鉱物油・パラベン・アルコール 無添加と… お肌に優しい処方になっているので、敏感肌の方でも安心して安全に使える洗顔フォームだと思います😊 #beauty #cosmetics #skincare #美容 #コスメ #スキンケア #無添加生活 #炭酸泡洗顔 #泡洗顔 #洗顔フォーム #泡洗顔 #敏感肌コスメ #敏感肌スキンケア #肌に優しい #クレンジングフォーム #マックス石鹸 #マックスコスメオンラインショップ #monipla #soapmax_fan #instagood #instalife #instajapan https://www.instagram.com/p/CjHmd_uJvR1/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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マックス うるんとぷん すみれブーケの香り&マルメロハニーの香り 使ってみたよ😊 @soapmax_1905 https://www.soapmax.co.jp/ スクワランオイルが全身を包むミネラルバスパウダーです。 お風呂でお湯に溶かすと、スクワランオイルがバスタブに広がり、湯上りの肌をしっとり潤します。 マイクロオイルインパウダー技術で、従来よりたっぷりのオイルの配合に成功。 保湿料を塗りにくい背中やお手入れを忘れがちな部位も、スクワランオイルに包まれてしっとり。 乾燥肌で悩む方に。 スクワラン、吸着型ヒアルロン酸、マカデミアナッツ種子油、はちみつ等、こだわりの保湿成分配合です。 すみれブーケの香りはミルキーパープルのお湯、マルメロハニーの香りはミルキーイエローのお湯です。 2022年9月より全国各地のドラッグストア、ホームセンター等にて販売予定です。 <使ってみた感想> どちらもいい香りでお湯の色もそれぞれ楽しめました🎵 マルメロハニーは少し甘めの感じの香り、お花の香りがふわっとバスルーム中に広がるような感じのすみれブーケの香り。 どっちも私は好きです。 お湯に溶かすとややとろみついてお湯が柔らかくなる感じ。 ゆったりとリラックスしてバスタイムを楽しめました。 香りでも疲れを癒してくれる入浴剤。 パウダータイプでオイルインの入浴剤ってあんまり使った事がなかったので、今回バスタイムを���しませて頂きました。 これからやってくる乾燥が気になる季節にピッタリだなぁって思います。 いつもよりゆったり、のんびりバスタイムを楽しめました。 @soapmax_1905 #うるんとぷん #バスパウダー #入浴剤 #保湿入浴剤 #保湿ケア #オイルエステ #乾燥肌 #スクワランオイル #スクワラン #バスタイム #マックス石鹸 #マックスコスメ #マックスコスメオンラインショップ #monipla #soapmax_fan ※今回保存していたデータが一部破損していまい、動画などの部分がなくなってしまったので、購入してから後日再投稿します。すみませんm(_ _)m https://www.instagram.com/p/CiXj-aBJ-hl/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#うるんとぷん#バスパウダー#入浴剤#保湿入浴剤#保湿ケア#オイルエステ#乾燥肌#スクワランオイル#スクワラン#バスタイム#マックス石鹸#マックスコスメ#マックスコスメオンラインショップ#monipla#soapmax_fan
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. 5種のネバネバでもちもち肌へ . . 【#気になる洗顔石けん 昆布】 . . (株式会社マックス) . . 🌿コンブ・納豆・ワカメ・オクラ・フコイダンのエキス配合の洗顔石鹸🎶 . . 付属のネットに入れて泡立てるだけなので吊り下げて乾かすことも出来て便利✨ . . 保湿成分も美肌成分も配合だから、洗うとスッキリ感はあるけれど肌が保湿のベールに包まれてる感じです💓✨ . . 乾燥肌と冬の乾燥で肌がカサカサピリピリしやすいけれどこの石鹸使うと肌がもちもちして落ち着いててgood💖 . . 贅沢に体にも使ってみたら粉ふきしやすい膝やひじが粉ふいてない🎶 . 乾燥で肌が痒くなるんだけど、痒くならなかった✨ . . . パケ見ると納豆とか海藻のニオイするのかなー?って思うけど、オーシャングリーンのさわやかな香りでいやされますよ😊💕 . . お風呂上がりの乾燥も気にならないのでオススメです✨ . . . . . . . @maxjoshibu #マックス石鹸 #フェイシャルソープ #洗顔石鹸 #ネバネバの力 #保湿石鹸 #美肌ケア #美容 #コスメ #石鹸 #プチプラ #プチプラコスメ #注目コスメ #洗顔料 #素肌美容 #素肌力 https://www.instagram.com/p/B6LFdjsDSGH/?igshid=1a2xlnxn3u1s1
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【売れ筋ランキング】楽天で売れたものTOP5【2022年08月13日発表分】
楽天で数多く存在する”今”の「売れ筋商品」から、昨日売れたヒット商品のTOP5を「逸品」としてピックアップ! 日々移り変わる「流行」を知るうえでも注目のランキングです。 マックス石鹸公式ショップによる、ボディーソープ、石けん、入浴剤、その他の「2022年ワケあり詰め合わせ箱」がランクイン! 大人気で完売、その後、在庫追加されましたが再び完売で大人気です。 2022年08月13日 ◆1位◆ \お盆限定/【先着限定クーポンで最安1箱189円】3Dマスク バイカラー マスク 不織布 冷感マスク 夏用マスク 立体マスク 血色マスク カラーマスク おしゃれマスク 不織布マスク カラー 3D マスク 冷感 ひんやり ジュエルフラップマスク 20枚 小顔 おしゃれ 送料無料 楽天で購入 ◆2位◆ 2022年ワケあり詰め合わせ箱|ワケあり 福袋 数量限定 2022 日用品 消耗品…
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Just Pinned to 楽天市場ランキング (Rakuten Ranking) 일본쇼핑 라쿠텐 순위: 【体臭、汗臭及びにきびを防ぐ薬用石鹸♪】マックス薬用柿渋石けん 100g #RakutenIchiba #楽天 http://bit.ly/2Wq9Mh0
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【 #ネ兄_セケジョ2周年記念 】 マックス石鹸女子部 @maxsoapjoshi と マクセルイズミ @maxell_izumi を フォロー & RT で応募完了 肌楽プラセンタスキンケア、ドライヤーなどをセットにし抽選で「4名様」にプレゼント 応募期間:7月9日23時59��迄 発表:7月10日頃に抽選を行いDMにて連絡いたします pic.twitter.com/XxZsSU9bpt
— マクセルイズミ株式会社 (@maxell_izumi) July 2, 2019
from http://twitter.com/maxell_izumi via IFTTT
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「 マックス 肌楽プラチナプラセンタ洗顔石けん 」
をモニターさせて頂きました。
商品の特徴は、
・泡立て時短ポケット形状
・シルクホイップ仕立てで敏感肌にも優しい
・プラセンタとプラチナナノコロイド配合
などなど。
かなりプチプラなのに、プラセンタやプラチナナノコロイドまで
配合されてるすごい石鹸です。
そして使用感ですが、とっても感触の良い優しい泡で
洗い上がりも肌がしっとりスベスベ。
とってもおすすめの商品です。
ブロネット様 よりモニターさせて頂きました。
(提供元:マックス様)
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最近の石鹸事情
石鹸とかのCMでただ洗うだけじゃ汚れは取れませんみたいなこと言ってるじゃん?石鹸が思いっきり目に入ってタダでさえ小さかった僕の目が完全に消滅した
せっけん粘土がカワイイ! クズ石鹸100gにお湯100g、米粉または新粉を120~150g、色材(クレイ・パプリカ・食紅等) 全部混ぜてラップをして一晩寝かす。 紙粘土より扱いやすく、不要になったら普通に石鹸として使えます。 酵素には美肌効果があります。でも、毛穴の汚れまでキレイにしてくれません。毛穴の汚れをきれいにするには、洗浄力の高い洗顔石鹸を使うべきでしょうね。 1回の洗顔で毛穴がキレイになりました。
手荒れでお悩みの方 花王 のキュキュット使ってませんか?食器洗い洗剤を石鹸に替えると改善される可能性が高いです。油汚れにはセスキスプレーもお薦め フジテレビデモ 花王デモ フジデモ fujitv 主婦 健康 家事夏休み子ども科学電話相談
(ロゼット検索すると石鹸がでてくる)
石鹸で黒ずみをきれいにするための秘訣 牛乳石鹸を切り出した牛 ★
牛乳石鹸の動画について最初に噛みついた人は日向市の動画にも批判的で首尾一貫しているというのは知られるべきだと思うんだよね。 年以上の歴史があるマックスが提供するきめ細かく、弾力性があり、長持ちする石鹸あわだから、毛穴の汚れもしっかり包み込んで落とし、お肌をきれいに洗い上げます。 #美容 #化粧品
牛乳石鹸のCMが人をイラつかせる真の理由〜妻からの電話に出ないなんて?〜 | [FJK] NPO法人ファザーリング・ジャパン関西公式サイト 石鹸で手洗い→バスタオルと一緒にロールして、上からしばらくの間座る(脱水)→乾かす (空中リプ)
オリーブというのは、ギリシャ語で「エリエス」といいます。このオリーブがギリシャで重宝されてきました。なぜなら、木から脂がとれ、実は食べられるし、石鹸になったり、また建築材になったりと、全てのものをむだなく作れるからです。
石鹸 通販
花酵母日本酒 - 郡上の自然から生まれた石鹸とスキンケア アトリエキク
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【数量限定】福を呼ぶ MAXハッピーボックス【第11弾】 送料無料
価格:¥3888
店舗名:マックス石鹸 楽天市場店
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途中まで
長くなりそうだから半分避難 『大変だよ!薬で安室さんが3人になっちゃったんだ!!』 ボウヤも漫画に影響されることもあるんだ��、なんて笑った30分後赤井はソファの上で頭を抱える羽目になる。 目の前の椅子には同じ顔が2人。そして自分の隣にももう1人。同じ顔が計3人、テーブルを囲んで座っていた。 連れてきたコナンは申し訳ないと言う顔をして、急に用意したパソコン机の椅子に座る。 「志保の薬を飲んでこうなったと」 「信じられないと思うけどそうなんだよ」 かつて組織の科学者で幼児化させる薬を作った彼女は、本当にこのままなんでも作れてしまうのではないのかと思った。幼児化と言うだけでも普通は驚きものだが、ついに分裂した人格に実体を与えるようになったか。 「それでね、灰原も今解毒薬作ってるんだけど、データが足りないらしくて」 「……」 「悪いんだけど赤井さん、この3人と一緒に暮らしてデータ集めてくれる?」 言葉を失った。 コナンは2人がもう和解済みの関係だと知っていておそらく全く悪気なく言ってるに違いない。 1つ屋根の下暮らすのはバーボンの時以来だろう。その時の散々な記憶がどうにも赤井の決断を渋らせる。 赤井は即座に返事をできないことを少し悪く思った。3人の視線が少し痛かった。 ところでコナンが先程から提案をしているが当の降谷たちはどう思っているのだろう。 赤井の視線に気づいた1人が笑って答えた。 「赤井さんが嫌でしたら、無理強いはしませんよ。僕らも大人ですし」 「僕は嫌。ライと一緒なんて」 愛想よく笑うおそらく安室の人格と、ツンとした刺々しい態度のバーボンの人格。自己紹介をされていないのになんとなくわかってしまうのが付き合いの長さを表していた。 ちなみにバーボンの意見には赤井も同意である。お前とだけは絶対に嫌だ。 「でも安室さんを3人で帰すのも、ね」 「近所の人と顔を合わせないだけでしたら簡単だと思いますよ。それこそ零のマンションにいれば良いんですからね」 「このままずっとそうするつもりか?」 「赤井さんが手を貸してくれないのならそうするしかないと思いますよ」 人当たりが良くおそらく1番謙虚だと思った安室の態度すらこれだ。やはり彼は降谷零の揃えた人格の1つだと思い知らされた。 半ば脅しじゃないか。 「あ、そうだ。じゃあ日替わりで赤井の家に行くって言うのはどう?1週間もあれば十分でしょ」 気軽なバーボンの提案にコナンは少し考え込んだが、いいかもと同意した。 安室は笑顔のまま「なんでもいいですよ」と言う態度を貫く。 しかし不安なのは先程から黙り込んでいる主人格の降谷だ。赤井の隣でただ場を静���しているように見えた。 「零は?どう思いますか?」 「任せます。僕は、仕事もあるし問題はお前たち2人だろう」 「じゃあ多数決で決めましょうか」 ニコニコと安室が多数決を取りはじめる。 赤井の意見は無視され、コナンを含めてバーボンと安室と3人。バーボンが赤井との同居を嫌がった反対1により、日替わりで同居案が可決された。 提案者のバーボンが反対になったのは、考え直したらやっぱ無理という意見だった。まぁ無駄ではあったが。 残り2人は先ほど出た通り、降谷のマンションで過ごすことになったらしい。 初日は降谷とだった。 「僕のことは気にしないでください。すみません厄介ごとに巻き込んでしまって」 3人が引き払った後、降谷は心底悪かったと言うような顔で謝った。 台所で洗い物をしている中でわざわざ降谷がテーブルに残ったコーヒーカップを運んできてくれた。 「いや、確かに事情を知らない人間は巻き込めないからな。なに、1週間なら問題ないよ。それより君たちの方が良いのか」 「僕は主人格ですから、おそらく問題はありません。それより赤井あなたに伝えたいことがあって」 かちゃん、とシンクにおいたコーヒーカップが音を立てた。 「この薬の効果期間です」 それはコナンも口にしなかったことだ。 知っているのか、と思わず口からこぼれていた。 「ええ。効果は1週間程度。ですが問題があってですね、分裂した人格それぞれが実体を持ったことによって満足した結果を得られなくてはいけないんです」 「満足した結果?」 「ええ。例えばやりたい事や欲しいもの、それが達成されれば勝手に人格は僕の中に戻ります。けどもし1週間経ってそれが達成できなければ、彼らはそのままずっと実体し続けます。1人の人間としてね」 「そうするともう君の中には戻らない?」 「ええ」 それは困った事だな、と赤井はことの深刻さに向き合った。 だが不思議なのは降谷がそこまで慌てていないところだった。人格が形を持って現れたのに降谷はいつも以上に冷静だ。まして2度と人格が戻らない可能性があるとまで知っていながら彼はまるで他人事のように語った。 「君はなんとも思わないのか?」 「いえ、実はとても驚いています。でも降谷零は元々こんなものですよ」 「感情的な男かと思っていたよ。もっと泣くとか怒るとか」 「どんだけ情緒不安定に見えてるんだ。それはあなたに対して、貴方に対してだけはなんか頭がかき混ぜられるみたいに自分がわからなくなる。でも今は僕しかいない。みっともない真似はしませんよ」 降谷の言葉に告白のような気恥ずかしさを感じながら、赤井は「そうか」と言った。 初めからあの3人の中では降谷が1番付き合いやすいと思っていた。案の定バーボンと安室を欠いた彼は、いつもよりも多少温度差はあるものの落ち着いて話のできる男だった。 率先して家事を手伝い、さりげない気遣いができる。 たった半日の付き合いではあったが赤井は降谷の隣に平穏を感じた気がした。 穏やかな性格を受け持っているのはてっきり安室かと思っていた。そう思うと明日以降安室との同居が少し不安になってくる。 「カレーとても美味しかったです。ちゃんと料理できるんですね」 「君にそう言ってもらえるのは嬉しいな」 「作業工程は1から見させてもらいましたから。失礼な話そうしないと人の作ったものは食べられなくて」 職業柄だろう。気にすることはない、と言うと降谷は安堵したように微笑んだ。 「人の家に厄介になって夕食がカレーだなんて、修学旅行みたいです」 「俺も料理を教わった時最初に習ったのがこのカレーだが、日本ではそんなにポピュラーなものなのか」 「ポピュラーというか、なんというか。キャンプするときも合宿するときも決まって初日はカレーなんです。まぁ簡単ですし、おそらく調理実習なんかでも最初に習うんじゃないでしょうか。日本人ならほとんどの人が作れると思いますよ。でも味付けもそれぞれで簡単に作れるとは言いますが個性の出る料理なんですよ。貴方のは少し辛かったです」 「もしかして辛いのは苦手だったかな」 「いえ、貴方らしい味付けでした。今度は違う料理も食べさせてください、僕は料理できないから」 「俺は降谷くんの作るカレーが食べたいな」 降谷がきょとんとして驚いた。 変な会話の流れだったろうか。少し不安になる。 あまりにも降谷の性格が予想とは違ったので、調子が掴みにくい。何か弁解をとしているとようやく降谷が口を開いた。 「僕なんかのでよければ、今度作ります。焦げてても怒らないでくださいね」 そう言ってまた笑った。 子供っぽい笑い方をする。少しぎこちなくて引きつったような笑顔だった。 降谷はよく笑ったがどれもが少し下手くそだった。 夕食後、入浴も済ませてから降谷を寝室へ案内した。 寝室といっても空き部屋を急拵えで布団を敷いただけのものだ。 「布団なんて持ってたんですね」 「予備だ」 「彼女さんなんか連れ込んだりする時に使ってたものなら申し訳ないな」 「新品だよ」 ほとんど物置みたいな部屋でも降谷は丁寧に礼を言った。 明日も仕事があると言う降谷は案内されたままもう布団に入って寝るという。 「おやすみ」 人に向けて言うのはなん年ぶりだというような挨拶をして、ゆっくりと部屋のドアを閉めた。 灯りの消えた部屋で、降谷はドアが閉まるその時まで上半身を起こして赤井を見送った。その姿がドアが閉まって見えなくなるのが少し寂しく思った。 半日の付き合いだったが、見たことのない降谷の一面を見て何故か少し罪悪感を感じた。 赤井の知る彼なら達者な口でボディブローをしてくるような騒がしく忙しいイメージがあった。だが今日の降谷はどこまでも落ち着いて、穏やかで争いとは程遠いような雰囲気だった。 だがそれがおそらく彼の見てはい��ない一面だったのかもしれない。 翌日降谷と入れ替わるようにやってきたのは安室だった。 ちょうど喫茶店の昼休憩だという彼はその合間を縫って荷物だけでもと赤井の家に置きにきた。 突然来訪してきた降谷が手ぶらだったのは良いとして、安室の手荷物はずいぶん多いように思えた。 「帰ってくるまで触っちゃダメですよ」 そう釘を刺して安室も忙しなく喫茶店に戻っていった。 玄関にはおよそ一泊分とは思えない大きなボストンバッグが放置されていた。 安室がバイトを終えて帰ってきたのは夕方だった。 手には食材の入ったビニール袋を抱えていた。 「貴方のことだから料理なんか煮込み一辺倒かと思いまして、僕が作ります。まだ何もしてませんよね?」 「ああ、米だけはセットしたが」 「そんな気遣いできる男だったんですね」 口調こそ優しいものだが、その言葉の端々に小さな棘があった。 普段憎まれ口を叩くのは安室の役目だったのか。昨日の降谷がとても可愛く恋しく思えてきた。 「降谷くんは料理ができないと言っていたが、君はどのくらいできるんだ」 「貴方よりかはできます」 「俺が君に手料理なんか振る舞ったことあったか」 「ないですけど、コナンくんから聞きました。いつもカレーとか肉じゃがばかりだとか。ああ、でも1度魚を捌いてもらったって言ってましたね」 「煮付けにしたけどな」 手際よく手を動かしながら安室は赤井との会話を続けていく。 降谷と比べるとまだ会話のテンポが順調なような気がした。昨日は互いに急な展開に気を使っていたからかもしれないが。 「貴方は嫌いなものとかありますか?」 「特には」 「つまんない男ですね。まあ作る側としてはありがたいですけど」 「息を吸うように人に対して嫌味を言うんだな、君は」 「慣れたものじゃないですか?貴方の沖矢昴よりかは万倍マシかと思いますけど」 顔は笑顔なのに出る言葉はどす黒い。その笑顔も張り付かせたような嘘くさいものだ。 「もう少しで出来るので、準備しておいてくださいね」 「ああ、ありがとう」 出来上がってきたのは山盛りの唐揚げとシーチキンのサラダだった。 男2人でもこの量はどうなんだと山のように積まれた唐揚げに思わず胃のあたりをさすった。 「昨日は何を食べたんですか?」 「カレーだ」 「カレー!零は辛いの苦手だったんですけど食べられたんですかね。貴方のカレー辛そうですもん」 「苦手なのか?」 「零が、ですよ。僕は苦手じゃないです」 確かに少し辛かった、と言っていた。食べている最中の表情はあまり見れていなかったな。 安室はパクパクと食事を進めていく。多すぎた唐揚げもほとんど自分が食べる用だったみたいだ。 「よく食べるな」 「まぁ食べられる時食べておかないと」 「サバイバーだな」 「できれば僕は三食きちんと食べたいんですけど」 「同じ人間なのにそこまで変わるものなのか?」 「変わりますよ、まして主人格があんなちゃらんぽらんだとね」 安室は肩を竦めて語った。 そういえば、安室は三食きちんと食べたいと言った。それは降谷ではなく安室の願望だろう。 だがそんなものが元に戻るようなものとは思えない。 「君はたくさん食べているようだが、昨日の降谷くんはどちらかといえば少食だった。残しはしなかったが少し食べるのに時間がかかってたな。普段は誰が食事をしているんだ」 「零ですよ。というより、多分食事スタイルの問題だと思います。人格が変わったところで存在する身体は1つですから容量は変わりません。僕たちはそれぞれの人格を持って感情があって願望を持っていますがいわゆる多重人格とは少し違うんです。僕たちは同時に存在する。だから記憶も感覚も全部共有しているんですよ」 「なんとなく、それはわかっていたが、それなら3人である必要はないんじゃないのか?それこそ2人でも4人でも」 「零には確かに僕たち以外にも何人か存在します。でも、どうして僕たちが姿を得たのかは分からないんです」 「難しいな」 「複雑なんです。そんな一朝一夕でなんとかなるなんて思わないでください」 複雑、まさに複雑だ。 いわば心がそれぞれ形をもったということだろう。安室の言葉を信じるのなら、確かに人格という言葉は合わない。 安室は真剣な話などなかったかのように喋り続けた。 今日来た客の話だったり、新メニューの味付けだったりそのどれもが他愛のない話だ。しかし初めて交わされる会話ばかりだった。 「そういえば君は、どうしてあんなたくさんの荷物を持って来たんだ」 「ん?ああ!着替えとかですよ。あと僕枕変わると眠れないので」 そんな事まであるのか。 ますます降谷の頭の中もとい心の中がわからなくなる。こんなカオスな状態で日々生きているのだろうか。 夕食を終えて、赤井が食器を洗っている間に安室は持って来たボストンバッグの中身を広げていた。 確かに大きな枕が1つあった。スウェットに着替えにシャンプーやら石鹸まで持ち込んでいた。 たった一泊だぞ、女か? 「赤井、風呂はまだですか」 「5分もすれば沸くんじゃないか」 風呂桶まで持参して来た安室に思わずここは普通の家宅だぞ、と言いたくなった。 ちなみに安室の後の浴室は甘ったるい匂いで充満していた。すぐに換気した。 「割と綺麗にしてるんですね」 「昼間掃除しておいたんだ。昨日の降谷くんには悪かったな」 「零、ここで寝たんですか」 「ああ。もしかしてほこりアレルギーとかあったか?朝は普通にしていたような気がしたが」 「いえ、そういうのじゃないんですけどいいです」 安室は寝室を観察すると晩酌をしている赤井のところへやってきた。 「君も飲むか」 「いえ、いいです。寝酒なんて」 グラスを揺らすと安室は手を出して断った。 昨日はなんの用意もしないまま降谷を迎え入れたため、寝巻きは赤井の黒いのを貸した。だが安室が自分で用意してきたのは白のスウェットだ。服でここまで変わるものかと感嘆する。 昨日の降谷が思いの外おとなしかったせいでどうにも幼いイメージがあった。赤井の大きなパジャマも相まって着せられているという表現があっていた。 だが安室のスウェット姿はアクティブなイメージが強くむしろ彼らしいと思った。 「明日はバーボンとですね。昨日今日みたいにゆっくりできな���と思いますが、まぁ頑張ってください」 「君でもそう思うのか」 「爆弾みたいな男ですから、地雷を踏まないように気をつけてください」 テンションメーターを司ってるのは彼なのか。 バーボンというだけで赤井には気が重いのに、感情の振り幅まで大きいとなると本当にこれは体力勝負なところだな。 「零とはどうでしたか」 「彼と会ったのはおそらく初めてかもしれないな。楽しかったよ」 「彼が聞いたら喜ぶと思います。言ってあげてください」 「君は?」 「はい?」 「今日はどうだった?」 「楽しかったですよ」 『迎え!!!』 朝から鳴ったスマホに出ると驚くほど身勝手な要求が耳を貫いた。 耳を通り抜けて響いたその声に安室は呆れた様子で朝食の支度を続ける。 「迎え?は?なんの話だ」 『僕に歩けっていうんですか!?わざわざあなたのところに行くのに!僕に!歩けと!!??』 バーボンうるさい、と小さな声が聞こえたということは今背後に降谷がいるのだろう。 赤井の前に朝食のプレートとコーヒーを並べた安室は赤井にスマホを貸すよう手を差し出した。 「バーボン、おはようございます。朝から元気ですね」 『げ、安室』 「というよりあなたちゃんとマンションにいたんですね。零に手を出してないでしょうね」 安室の言わんとすることを察して赤井は頭を抱えた。 やはりバーボンはそっち系か。 「昼から僕がポアロのバイトなので、それまで大人しくまっていてください。赤井に送らせます」 「え」 「それじゃあ」 ブツッと容赦無く通話を切った安室は赤井にスマホを返し、流れるような動作で椅子に座った。 「食べましょうか」 ニコリと笑った安室に赤井は黙って頷いた。 安室を送り届け降谷のマンション前に着くと、意外にもバーボンはエントランスで待っていた。 「安室がポアロでしょ。零は非番なんです、僕あの人苦手で」 「降谷くんは家にいるのか?」 「いますけど、なに、僕を放置して零と一緒にいたいんですか。サイテー」 バーボンは赤井の腕を取って無言で車まで引っ張った。 「あなたのことは嫌いですけど今日は僕のなんですから僕のことだけ考えてください」 面倒臭い。 普段の降谷からはかけらものぞかせない独占欲の塊。バーボンの性格はおそらく普段1番抑制されている願望に比重が置かれているに違いない。だからこそバーボンは降谷が苦手だと言うのだろう。 「降谷くんは家でなにをしているんだ」 「他の男の話禁止ー」 「他の男っていうか君のことだろ」 「今は違います。なのでダメです。罰ゲームとしてそこのラブホテルに入ってください」 「ふざけるな」 曲がれと言ったバーボンを無視してそのまま大通りを走り抜ける。 怒鳴り散らされるかと思ったら舌打ちをしただけで終わった。 「お腹減りました〜赤井、昼は」 「安室くんが用意してくれている。家に帰るぞ」 「安室か……零よりはマシかな」 「降谷くんはそんなに料理が下手なのか」 「下手というか才能がないんですよ。昨日なんか熱い油ひっくり返して大変だったんですよ」 「それは、大丈夫だったのか?」 「おかげでコンビニのおにぎりですよ」 「夕飯の話じゃなくて。2人とも怪我とかはないのか?」 「危機察知能力だけは人に��負けませんから、後始末の方が大変でしたよ」 完璧を絵に描いたような降谷がそんな失敗をするのが想像つかなかった。 「というか!また!零の話禁止」 バーボンは赤井の運転中の肩を強く叩いた。 赤井の家に帰ってくるだけで疲労はマックスだった。 靴を脱ぎ捨ててさっさとソファに寝転ぶバーボンに「昼は」と尋ねた。 「いります」 「じゃあこっちに来い。そっちでは食べない」 「なんで?」 ソファから顔を覗かせるバーボンは不思議そうな顔をしている。 安室が作り置きしていった大量のサンドイッチとコーヒーを用意しながらバーボンと目を合わせる。 「安心してください、汚れたって構いやしませんよ」 「汚れてないだろ」 「え?だって零としたんじゃないんですか、セッ」 「黙れクソビッチ」 赤井がここまで人を毛嫌いするのは珍しい。 いつまでたっても下半身がだらしない男に対して思うのは生理的嫌悪に近かった。 「はいはい、すみませんね。あなたは顔に似合わず純情ですものね」 嫌味ったらしく語るバーボンは悪びれる様子もなく赤井の向かいの椅子に座った。 「いただきまーす」 遠慮なく手を伸ばすバーボンに赤井はため息を吐いた。 バーボンが組織内でしていたことはハニートラップの類だった。 見ず知らずの人間と寝て情報を得る。その仕事自体に赤井は文句を言うつもりはないし、言ったこともなかった。ライ出会った頃にもスコッチと3人でよく仕事をしていた。 組織がなくなって後々その当時の話をした時、降谷本人はそのやり方自体に嫌悪感を示していた。好き好んでやっていたことではないと知った時赤井は少し安堵したこともあった。ドラッグ漬けやSMプレイまがいの事も強要されていたのを知っている分余計そう思ったのだ。 だからこそ、この性に奔放なバーボンは赤井にとって苦手だった。苦手になったのだ、降谷を知って。 「食べないんですか」 「食べるよ」 そう言うもののコーヒーにすら手をつけない赤井に、バーボンの手も止まった。 「安室ってば、ポアロで褒められてからサンドイッチばかり作ってるんですよ!僕もう飽きたのでごちそうさま!昼寝します!」 途端にそう言ったバーボンは席を立って再びソファの上に横になった。 大皿のサンドイッチが半分も無くなってから飽きたはどう言う意味だろう。 バーボンの残していったサンドイッチを平らげた赤井は、ソファで眠るバーボンの寝顔を眺めた。 身体を抱いて小さく丸まって眠るバーボンに毛布をかけてやった。 バーボンが目を覚ましたのは18時過ぎだった。赤井がキッチンで夕食の支度をしている時に、がばりと身を起こした。 「よく寝ていたな」 「…………」 ぼーっとした様子でキッチンの赤井を眺めて、ソファの背もたれに頭を乗せた。 エプロンをつけてフライパンを振る姿は全然似合ってない。そんな細い箸じゃなくてライフルみたいなの持っていた方がかっこいいのに。 「しんこんさんみたい」 ほとんど音にならず空気に解けた独り言に赤井は目線を上げた。 「ん?どうした」 「なんでもないです」 新婚さんだって、変なの。 ダイニングに座って待っていると夕食が運ばれてきた。 今日の夕飯はナポリタンだった。山盛りになった皿を出されて若干バーボンが引きつった。 「こんなに食べられません」 「なんだ君は小食なのか」 「いや、これ2人前くらいあるでしょう。さすがに無理」 「昨日安室くんがとんでもない量の唐揚げを作ってな、君もそのくらい食べるのかと思って」 「あいつは別ですよ……でも、頑張ります」 赤井が作ってくれた料理だ。バーボンとしては初めて食べる。ドキドキしながらフォークを手にとって、ナポリタンを食す。 ちょっと味が濃いものの、とても美味しかった。 暖かい料理が食べられる2人に少し羨ましいと思った事もあった。バーボンの時はほとんどコンビニで買ったパンやおにぎりがほとんどだったから。 鼻の奥が痛くて、涙がこぼれそうになったけど赤井の前で絶対泣くものか、とナポリタンを頬張って耐えた。 量が多い、食べれないと言っていたもののバーボンは見事山盛りのナポリタンを完食してみせた。 赤井はそれを見届けてからフォークに手を伸ばした。 口の周りをケチャップで汚したのを赤井に笑われてティッシュを渡された。むかつく。 「子供っぽい味付けでしたけど、美味しかったです。ベーコンが厚切りだったのとか」 「気に入ってもらえてよかった」 「気に入ったなんて言ってないでしょ!どんだけ前向きなんですかあなた」 「風呂が沸いてるがどうする」 無視かよ! 赤井はいつの間にか空になった食器を下げる。 「お風呂はいいです。汚れてないし」 「汚れてないって、子供か」 「とにかくお風呂はいりません!赤井が先に入ってくれば!?」 「そうか。じゃあそうさせてもらおうかな。悪いが食器を洗っておいてもらっていいか」 「はっ、天下のFBIが家事に勤しむなんてお笑いですね!!」 「頼んだぞ」 赤井は高笑いをするバーボンを放置して浴室に向かう。 がちゃん、とリビングと廊下の扉が閉められてからバーボンはピタリと笑うのをやめる。そうしてさっと立ち上がると、赤井がシンクおいたケチャップまみれのナポリタンの皿を見下ろした。 この僕に皿洗いだと、このバーボンに向かって!? スポンジを手にとって適当に洗剤を振りかけた。 ぴっかぴかに顔が映るほど綺麗に皿を洗いバーボンは満足げに息を吐いた。 洗いかごに皿を立てかけてソファに戻るとテレビのリモコンを手にとった。 適当にチャンネルもを回すものの特に目を引く番組はなかった。零はよく1人の部屋で膝抱えながらテレビを見ていたけど、あれはどう言う感情で見てるんだろう。と言うか見てるのか? つまらないお笑いのバラエティを見ながら適当に時間を潰す。 赤井のことなんか待たないでさっさとベッドを占領してしまえばいい。そう思うのだが、その場から動く気になれない。 ライはずっと嫌いだった。妙に優しいところとかスコッチと仲が良かったのも嫌いだった。それで良かったのだ。 なのに、段々あいつは零や安室に惹かれていった。 バカな零はちょっと優しくされただけで好きだなんて言い始めた。安室はまだ常識があるから良い友人になれそうと笑っていた。 バカじゃないのかって���鳴ってしまった。あいつはずっと僕たちを騙してたのに、こんなに僕の人生めちゃくちゃにしたのに、そんなの忘れちゃうのかって怒った。 零は言葉を失って安室は窘めるように少し目つきが鋭くなった。 嫌いだ。あいつがどんどん優しくなるのも、あいつが好きだといった僕もみんな嫌いだ。嫌い、嫌い、嫌い。 だって彼の優しさに触れられるのは僕以外だ。僕には軽蔑するような目で見る。 僕はいわば暴力を受け止める側面だった。性的なことも物理的なものもとにかく痛いもの苦しいもの辛いもの全部全部僕に押し付けられてきた。 痛くないなんて嘘。苦しくないなんて嘘。気持ちいいなんて嘘。楽しいなんて嘘。セックスが好きなんて一度だって思ったことない。でも仕方ない。そうしないといけない。それを全部受け止めるために生まれたんだから。 でも僕だって優しくされたい。温かいご飯を食べたいし、なんでもない普通の話をしてなんともない夜を過ごしたい。温かい柔らかい布団で朝まで寝てみたい。 僕も赤井に好かれたい。 「風呂は本当にいいのか」 頭を拭きながら帰ってきた赤井はもう一度確認してきた。 「………いいです、着替え、持ってないし…床で寝るし」 「布団なら別室に用意してある。寝室には入り込むな」 「……1度襲ったことがそんなにトラウマになったんですか?」 それも未遂に終わったじゃないか。ふざけてちょっと寝込みに襲っただけなのに。そんなに僕のことは嫌いか。 自分でもすごい仏頂面になってることに気がついて、さっと顔をそらした。 バーボンは人を食ったような性格で常に余裕がないといけない。感情なんて抱いてはいけない。 「それじゃ、おやすみなさい。赤井」 「………まてバーボン」 隣をすり抜けるバーボンの手を赤井が掴んだ。 バーボンはたったそれだけのことで口から心臓が出るほど驚いた。 「パジャマなら貸そう。君は風呂に入るの好きだっただろう」 好きじゃない。 あれは、少しでも綺麗になりたくて、それだけだ。 赤井はバーボンの手を離すと寝室へ入っていった。無視して立ち去ろうかと思ったが、赤井の少し寂しそうな顔を想像して思いとどまった。 そんな顔するわけないのにどうしてそう思ったんだろう。 戻って来た赤井は手に黒いパジャマを持っていた。 綺麗にたたまれていたのが少し意外だった。 「少し大きいかもしれないが、それでいいか?」 「……や、いいです。こんなの、女の子じゃあるまいし着ていた服で」 差し出してきたものを押しのけてバーボンは後ずさる。 というかパジャマて!お前そんなの着て寝てたのか! 普段のバーボンならそう笑い飛ばすのに、なんだか言葉が出てこない。パジャマ貸してもらっただけじゃないか。そんなに、慌ててどうしたんだ。落ち着け、落ち着いてバーボンウイスキーの銘柄でも思い出して。 「いいのか?」 「いいです、いいです。僕のことはいいので、ほんとに、放っておいてください!」 逃げるようにしてリビングから退散した。 本当は着たかった!めちゃめちゃ変態みたいだけど、赤井のパジャマ着てみたかった! でもどうしても思い出すのは昼間の出来事だった。 あれは完全に僕の軽口もあったかもしれないけど、一瞬でも軽蔑の目を向けられたのは辛かった。一緒に昼食も食べられなかった。夕食だって、赤井は僕が食べ終わるまで手をつけていなかった。 汚いって思われたんだ。僕が悪いのはわかってるけど、僕の在り方そのものが否定されたようで胸が苦しくなった。 気にしないって赤井ならいうだろうけど、その気遣いが逆に辛かった。 辛うじて別室の布団までたどり着くも、朝まで眠れなかった。途中で冷めきった風呂にも入って見たが全く眠れる気配はなかったのだ。 綺麗になってやっと布団に入ったのは朝方だった。 「おはよう」 リビングに入るなりそう声をかけられてギョッとした。 赤井がエプロンをつけて朝食を作っている。昨日も夕食を作っていたけど、朝はまたインパクトがあった。 あの万年不眠症みたいな男がエプロンをつけてフライパンを動かしているという絵面の衝撃ときたらない。 しかし次第に「これが普通」なのだと思い始めた。 僕は食事なんか作らないし、食べないけど彼は普通の人だからそうするのか、と。 住む世界が違うのだと、そう思うと少しだけ気が楽になった。だって住む世界が違うなら割り切れる。なにがあっても、自分と彼は違うのだと思えるから。 「バーボンは朝は食べるタイプかな」 「………頂けるなら、食べますが別に用意がないならいらないです」 「君は不健康だな」 そうですね、不健康で不健全です。 バーボンの暗い表情など知る由もない赤井は慣れた手つきで朝食の支度をしていく。そしてわざわざバーボンの元まで運んできてくれた。 カスタードみたいな色をしたスクランブルエッグに、ビビッドな色のサラダ。きつね色にこんがり焼けたパンまであった。 「こんな朝ごはん食べてる人、初めてみました」 「昨日安室くんが作ってくれた」 「あっそうですか。ですよね、あなたが朝からこんな凝った食事作るわけないですね」 仕込んだのが安室だとわかるとなんだかがっかりだ。 とはいえ作ってくれたのは赤井だ。昨日のナポリタンもなかなか良かったから、これも美味しいだろう。 フォークを持とうとしてこっそりと赤井を盗み見た。赤井はまだ食事に手をつけておらず、ただじっと頬杖をしながらこちらを見ていた。テーブルの上に上がった手は再び膝の上に落ち着いた。 「食べないのか?」 「………朝はたべないんです」 プレートをわざと押しのけた。 「たべないので、僕もう帰ります!良いデータ材料になるといいですね」 約束の期日だ。正直なところ今後どうなるのかはわからないがローテーションで回すなら再び会うのは2日後だ。 2日もあれば本来の僕に戻ることができるはず。 立ち上がるバーボンに赤井は声をかけた。 「毒は入れてない。何か嫌いなものでもあったのか」 「え?ないです。たべないんですってば」 「しかし君は直前までフォークを取ろうとしたじゃないか。食べる意志があるんだろう、どうしてやめた」 「さすがFBIと褒めるところでしょうか。観察されているようで気分が悪いです。やはり帰ります、今後のことは零と相談してください」 少し荒っぽく答えてしまった。 怒気が篭ったバーボンの物言いに赤井は驚いていた。そしてなにも言ってこない赤井に、唇を噛んだ。 「これが零と安室だったら、あなたは自ら毒味をする真似をしていたでしょうに!そうしてまでも止めたんですよ、あの2人相手なら!でも今のあなたは黙り込んでいる。僕と食事をするのはそんなに嫌ですか」 「バーボン…」 「綺麗にしたのに、お風呂で1000数えたのに、まだ汚いですか。食事も一緒にまともにできないくらい、まだ汚いですか?僕は!安室の記憶も零の記憶もあるんです!好きになってとは言わない、でも、比べないでください」 僕は自分に向けられない彼の笑顔を知っている。 一緒に食事をする暖かさを知っている。 でも知っているだけだ。だってそのどれもが僕には遠い存在だったから。 やけくそになって玄関を飛び出した。案の定赤井は追っては来なかった。
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