#鼻息荒いシマウマ
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風邪のよりどころ
立ちションしてたら、北風が 履いてたモンパンツなびかせて 滝のしぶき、ちょろっと浴びせたよ
寒くてもできるだけ大地に放尿スティーロを維持しております ukiwa_kentaro本日も赴くままに、綴ってみましょう
さてさて、世間ではインフルエンザブーム、なのかな? フリースタイルダンジョンと同じくらいブームのようですね 進行のUZIが大麻で逮捕されたことで炎上しているんだってね 父親に ��フリースタイルダンジョンのZなんとかってひと、大麻で逮捕だってね」 と言われて知りまして、完全に鼻息荒いシマウマさんの方かと勘違いしておりました アムステルダムでは1970年代からコーヒーショップがあるみたいね、さすが アメリカでも医療大麻だけでなく、嗜好品としても合法になった州が増えてますね 一大産業として、金稼ぐ気満々の企業の参入はちょっとなんとも言えませんが そんな2018年に大麻で逮捕、さすが日本、巨大なパノプティコンですね、風光明媚でございます ざっくりとひるがえって、というか舞い戻って、インフルエンザね 発症したくないですね 東京近辺のひとは電車や職場や学校やスーパーやなんやらで、きっと保菌者には なっているひとがほとんどなんでしょうけどね いやぁ、発症はしたくないですね 最後になったのいつだろう、思い出せないけど、しんどかったのは覚えております
そんなわたくしですが 3日ほど前ですかね、ちょっと風邪っぽいなぁと感じました 家では父親ががっつり風邪ひいてますので、まぁ入手経路ははっきりしてます 10月前半、ハワイで一瞬寒気を感じたことはあったものの 多分コロンハイドロセラピーの影響だったと思われるので 風邪っぽい風邪はひさしぶりでございました デトックスチャーンス♪ 毒素ありがとうございました、またのご来体お待ちしてま〜す といった感じで、身体をクリーンナップ&アップデートするいい機会と捉えて いつも通りの作戦をとります 1. 日に数回、45度のお風呂に入浴する 2. 発酵頼りの食生活 3. 夜早めにちゃんと寝る 今回は、これにプラスで最近ふたたび習慣化したヨーガも加わって まぁいい感じです 国民皆保険制度のある日本では、体調を崩すと みんな病院に行って「御薬」を「御医者」さんに処方してもらうという このお決まりのパターンが圧倒的多数な気がしますが そもそも未病的観点で普段からいい感じに過ごしてほしいし なにかしらの症状が出たら 「あっ、マイボデーがぼくにメッセージを送っている、受信せよオノレ」 といった感じでね、真摯に受け止めてほしいですね なにがこのいまをもたらしたのか そして、身体って本当にアメイジングなので、身体に仕事をさせるのが一番 果たして、あたくしの手法がその手伝いをできているのかの真偽はわかりませんが ひとり人体実験の結果は、ここ数年ずっと良好です ちなみに今日のお昼ご飯は ネギを一本ふんだんにぶち込んだ納豆キムチぶっかけ玄米 豆腐としめじの味噌汁 いろいろ入ってるサラダ 下の2品は父親がこさえたやつを拝借いたしました さて、これからスタジオで練習してまいります 明日はPLAY@新潟GOLDEN PIGSでWHALE TALX 2018年初ライブ 今年はukiwa_kentaroもWHALE TALXもgotokentaroも 全開で全壊で全快でまいります 「まいりました」と自分に言って その直後に「それでは、まいります」と宇宙に言いたい つまり結局ひとりごとですね
みなさん、風邪などひかないよう、お気をつけなすって でももし、ひいたら、せっかくのご縁ですから しっかりおひきなすって
友人の絵本作家、長田真作の『風のよりどころ』とてもよいです まさに風の如く、つかみどころなく、すり抜けられてしまうかも?やも?
#風邪#風#インフルエンザ#フリースタイルダンジョン#UZI#鼻息荒いシマウマ#WHALE TALX#新潟#goldenpigs#play#ukiwa#ukiwa kentaro#荒療治#身体に任す#身に身を委ねる
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#KINDLE モ コウチョウ #発売中 #Repost @wassup_nyc #ZEEBRA サン #鼻息荒いシマウマ #WASSUPNYC #テガキ #handrawingssssshit #日本語ラップ #フリースタイルダンジョン #日本語ラップ #hiphop #japanesehiphop #ヒップポップ
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2010/04/20 ZEEBRA “BUTTERFLY CITY feat. RYO the SKYWALKER, Mummy-D&DOUBLE” Interview
2008年のベスト盤/武道館公演以降、レコーディング・アーティストとしては大きな活動をしていなかったZEEBRAがついに動き出した!注目��集まる中リリースされたニュー・シングル“BUTTERFLY CITY feat. RYO the SKYWALKER, Mummy-D&DOUBLE”は、フィーチャリング面子や楽曲のスタイルなど、あらゆる意味でZEEBRAだからこそ可能だったバランス感覚が印象的な一曲。2010年代の彼を占う意味でも重要な曲になりそうだ!
「結局、普段からそういう(フロア向けの)曲を作ってDJがかけてくれるんだったらみんな作ると思うんだけど、大きなクラブだったりメジャーなパーティだったらかからないから、みんなも曲を作る��でそういうことを意識しなくなるんだよね。そういう『かかると思わないからかかるような曲を作らない→だからますますかからない』っていう負の連鎖になっているのを感じる。それによって日本語ラップがホーム・リスニング的なジャンルになっている部分があるのも事実だし、それはやっぱ違うだろ、と」
前々から思っていたことではあるが、ZEEBRAの、特に武道館公演(2008年)以降の動きの元気っぷりと言ったら!って感じである。DJ DIRTYKRATES名義の日本語DJプレイを通して日本の(HIP HOP)クラブ・シーンに問題提起をしたり、正月にはUstream上で半ばゲリラ的に『ZEEBRA TV』なる(海賊)ウェブ・ラジオ局を96時間限定で敢行し、日本国内におけるラジオの更なる充実を訴えたり……そんなことが激しく動いている内に起こってしまったハイチ大地震にも素早くリアクションし、『JP2HAITI』なるチャリティ・ムーヴメントまでスタートさせてしまった。で、これらの活動はラッパー:ZEEBRAにとってはあくまで“課外活動”ではあるが、本職のラッパー業もこのタイミングで満を持してレーベル移籍/ニュー・シングル・リリースだというのだから、凄いという感想を通り越して少し呆れてしまうぐらいだ(笑)。今回リリースされた“BUTTERFLY CITY”も、今後のZEEBRAの音楽性を占う上で重要な位置を担うであろう、“攻め”のダンス・トラックで非常に頼もしい限り。アラフォーになってもシマウマの鼻息は相変わらず荒そうだぞ! インタビュー:伊藤雄介(Amebreak)
■2年前の武道館公演後のジブさんの活動としては、DJ DIRTYKRATESとしての「日本語」DJ活動が目立っていたと思いますが、何故日本語メインのDJとしての活動を活発化させていったんですか? 「DJは前からたまに趣味ではやってて、そういうときには80'sモノをかけたりとか、そういうおっちゃん向けのDJをしたり、数年前からHOT97(NYのラジオ局)がネットで聴けるようになって、新譜に対してまた敏感にもなり、そういうのもかけてたりはしてたんだけど、一回大阪でDJしたときに、UBGのストリート・アルバムに入ってた“UBG AIN'T NUTHIN' TA F*CK WIT”とか自分の新曲とかをかけたら意外と評判が良くて。そこで和物のDJでも盛り上がるな、って感触を得たのはデカイかな。あと、VERBALの映画(『R246 STORY』)で半ば誘導尋問的に『(クラブで日本語ラップがかからないのは)DJが悪い』って言っちゃったモンだから(笑)、そしたら俺がDJする以上日本語をかけないと、って思って始めていったんだよね。まあ、普通のDJにとっては『あのDJは日本語しかかけなくて盛り下げるからなぁ』ってなったら仕事が来なくなるっていうのもあると思うし、それは分かる。だけど、俺は別に(本業が)DJではないから、別に嫌いなヤツはどっかでチルっててくれ、俺はこのやり方でやるから、って思って、ならやった方がいいかな、って」
■アーティストとしての立場を良い意味で逆手に取ったというか。 「そうそう。あと、俺は日本のHIP HOPにとって最も健康的な形は、フロアでかかるってことだと思ってたしね」
■以前、Twitter上で「DIRTYKRATESとしてDJをしていて、やっぱり日本にはまだクラブ向きと真の意味で言える曲は少ないのを痛感した」という風につぶやいていたと思うんですけど、やはりDIRTYKRATESとしての活動はミュージシャンとしてのジブさんにフィードバックを与えましたか? 「そうだね。結局、普段からそういう(フロア向けの)曲を作ってDJがかけてくれるんだったらみんな作ると思うんだけど、大きなクラブだったりメジャーなパーティだったらかからないから、みんなも曲を作る上でそういうことを意識しなくなるんだよね。逆に、ダンス・ミュージック的なアプローチをすることによって“薄い”って思われるような傾向も日本語ラップに感じてて。そういう『かかると思わないからかかるような曲を作らない→だからますますかからない』っていう負の連鎖になっているのを感じる。それによって日本語ラップがホーム・リスニング的なジャンルになっている部分があるのも事実だし、それはやっぱ違うだろ、と。元はKOOL HERCがパーティでブレイク・ビーツを繋げたところから始まったし、ラップもパーティのサイドMCから発展したものなわけで、全部がそうじゃなきゃいけないとは全然思わないけど、基本はダンス・ミュージックであった筈で、今でもUSモノに関してはそういう部分を中心に成立している。そう考えると日本語ラップは(フロアという)大きなコンテンツ/メディアを失っていると思うんだ。だから、俺が年内に出そうと思っているアルバムに関しては、色々なタイプの楽曲を入れつつも、基本フロアでかけられる曲ばっかにしたいと思ってて、その最たるものが今回のシングルだね」
■“BUTTERFLY CITY”は客演からトラックまで、ジブさんゆかりの人たちが勢揃いですね。 「“BUSHIDO”(『龍が如く 見参!』テーマ曲)はモロにゲームのコンセプトに沿った作りだったけど、今回は久々のシングルっていうところもあるから、時代性やDJをしながら考えてたことも反映させたいな、って思ったんだ。で、4つ打ち的な曲をやりたいっていうのはパッと最初に浮かんだけど、そこに俺ひとりだけが乗るのも違うかな、と思って。ドラムンベースにはレゲエMCがよく絡んでるけど、エレクトロとレゲエの絡みってあんまりないじゃん?そういうのも聴いてみたいって前から思ってたのもあって、じゃあ今回はラップとR&Bとレゲエを4つ打ちに乗せてみよう、っていうところからスタートしたんだ。で、DJ HASEBEのトラックが上がってきたら、『龍が如く』の割には随分とセクシーで艶やかなトラックだったから、内容的には街を女に喩えて、その街(=女)をモノにしようと思ってる男たちの歌にしようってなった。だけど、街を手中に収めるのって大変なことだし、どうしたらいいか分からないような、掴めそうで掴めないような話だから、そういうところから“BUTTERFLY”って言葉がみんなと相談している内に出て来たんだよね」
■これまでもジブさんは常にフロアを意識した曲を作ってきましたが、あらゆる意味で“BUTTERFLY CITY”はジブさん史上最も“機能的な”曲と言えるかもしれないですね。 「ホントそうだね。フロウとかも引っ括めて良い意味で聴き流せるというか。日本語ラップだと、どうしてもテンポ早い曲でゆっくりラップするのってあんまないじゃん?でも、USだとそういうのが多くて、俺はそういうラップが大好きなんだ。逆にレゲエはこういうテンポでバーッてハメてくのはアリだと思ったから敢えてRYO(the SKYWALKER)にはそういう歌い方でやってもらったんだけど、ラップに関してはこういう乗せ方の方が気持ち良いと思うからやってみた。そこは自分でも物凄い意識したし、トライアル・コースだとも思ってた。結果的に自分の満足いく形になったかな、って」
■今までのジブさんの曲でも、色んなタイプのラップ/フロウを試みてきてましたけど、その多くはやっぱりジブさんのラッパーとしての凄さが伝わるものになっていたと思うし、スキルを見せつけやすかったと思うんです。でも、一方こういうトラックに乗るラップって、ぶっちゃけヘタウマな感じでもアリみたいなところがあるし、所謂“スキル感”みたいなものが一番あやふやになるトラックだと思うんですね。その点を踏まえつつジブさんがラッパーとして力を入れた部分は? 「まずはやっぱり聴感だよね。パッと聴いたときのデリヴァリーの感じとか……さっきも言ってたようにダンス・ミュージックとして“機能的”になるようには意識したよね。敢えてヘタウマな感じも出すべきだとも思ったんだ。例えば声の出し方のニュアンスとかも、ちょっと拙い感じを敢えてやってみたりとか。カレッジ・チャートに上がるようなロックとかの曲って、突き詰められてない感が出す青臭さとかがカッコ良いんだよね。“YOU'RE UNBELIEVABLE”(EMF)のサビ前みたいな、そういう感じは狙ったかな」
■EMFが出て来るとは思わなかったですけど(笑)、確かに“BUTTERFLY CITY”は、オリジナル/リミックス両曲とも昨今流行っているようなバキバキなエレクトロ・サウンドというよりは、ハウス登場以降の90年頃のダンス・サウンドに近いものを感じました。 「俺はもっと今っぽくバキバキにエディットしてくれてもよかったんだけど、多分HASEBEとDEXPISTOLSのやりたいことがそういう感じだったっていうのがあると思う。オリジナル・ヴァージョンはHASEBEが“SIVA 1999”(SUGAR SOUL, ZEEBRA)とかでやろうとしていたアプローチの延長線上なんだろうな、って俺は認識している。当時の俺はHASEBEがやろうとしてたことは正直あまり理解できてなかったけど、今の流れとか見て『君はホント10年早かったね』って彼に言ったよ。DEXに関しても今はヒップハウス的なサウンドを目指しているっていうのがあるんだろうね。彼らには『自分たちがフロアでかけたくなるような感じに作ってくれ』って言ってたから。やっぱ新しいものを作ろうっていう意識があるから、どうしても今流行っている曲とは一線を画した曲を作りたいという二組のトラック・メイカーの思いがあったんだろうね」
■正直、最初にジブさんの新曲がイマドキのダンス・トラック風になると訊いたとき、やりたいことは分かるんだけど、今フロアで流行ってるようなポップなエレクトロ曲をやるとするならちょっと遅いんじゃないかな?って危惧していた部分があったんです。だけど、今回はHASEBEさんとDEXのちょっと変化を付けたアプローチが功を奏したな、って。 「ここ数年は、俺が出した曲って“BUSHIDO”だったり“JACKIN' 4 BEATS”だったり、結構ストイックな方に行っていた時期だったと思うんだけど、その一方現場ではどんどんエレクトロ化が進んでいて、俺自身もそういう曲が好きでとっととやりたいとは思っていたんだ。だけど、リリース・タイミングがなかったりとかで時間が経って今回のシングルを出すってことになって、確かに今のタイミングでギリギリだな、とは思ってたね。このシングルが今年の暮れだったら遅かっただろうしね。レーベル移籍第一弾だし、ちょっとしたイメチェン感も欲しかったんだよね」
■一方カップリング曲の“TAKE OVER (ALL GUNS UP)”は、リスナーを煽って鼓舞する的な、王道なHIP HOPのアプローチですけど、やっぱり“BUTTERFLY CITY”のカウンター的な意味合いがあるんですか? 「そうだね。だけど、オケを選んでる中で(“BUTTERFLY CITY”と)音飾を揃えておきたいな、っていうのはあったね。内容に関してはここ数年起こってるHIP HOPの新しい波……SEEDAやAK-69、COMA-CHIといったヤツらがチャートにも入って、本当に次の波がすぐそこまで来てるというところを踏まえて、“HIP HOP解放戦線”の頃のテンションに戻って一曲作りたかったんだ」
■“STREET DREAMS (GUNHEAD REMIX)”が収録された経緯は? 「これは何を隠そうあなたですよ、っていうところですけど」
■……正直その答えを引き出すために訊いたんですけど。自分で言うのも何なんで(笑)。 「(笑)伊藤君が教えてくれた“証言”のGUNHEADリミックスが去年のDJプレイ���最高の“飛び道具”になって。それがあった上でTwitterで本人と繋がって、その後Amebreakのアニヴァーサリーで直接会ったりして、色々曲を送ってくれてたんだけど、その中のひとつに入ってたのがこのリミックスだったんだ。凄いハイブリッドなポップ感で、“STREET DREAMS”みたいな曲がそうなってるのがスゲェ、っていう。それこそ“証言”を4つ打ちにひっくり返したのと同じ発想だよね。『ZEEBRA TV』でもかけたら評判良かったし、だから、その後だよ、コレをシングルに入れることになったのって。俺は固定観念をぶち破ってくれるような曲が大好きなんだ。だけど、ただぶち破ってればいいっていうわけではもちろんなくて、聴いてカッコ良くて、ノレなくちゃHIP HOPじゃないとも思ってる」
■では、最後に『ZEEBRA TV』や『JP2HAITI』といった、ジブさんの“課外活動”の現状に関して教えて下さい。 「『ZEEBRA TV』に関しては、Twitterで『開局決定!』的なことを言っちゃったけど、あれから色々あって振り出しに戻ってしまって。色々動いていたんだけど、それくらいのタイミングで(DJ)YUTAKA君からハイチ(のチャリティ)を何かやらないか、って話をもらって。『やるんなら早くやらないと』って言っていたらその15分後ぐらいに『外務省に連絡しました!』ってTwitterでつぶやいてて(笑)。俺もそれにヤラれちゃって『何でもやる』って感じになって、その瞬間思いついた『JP2HAITI』って名前と共に『ハイチ支援活動始めます』ってつぶやいたら、それこそいとうせいこうさんや���木完ちゃん、屋敷豪太さんといった人が賛同してくれて……現状としては今楽曲の制作をしていて、5月ぐらいにはインディで配信/発売できると思う。音楽だけに限らず色んな人が参加したいって言ってくれてて、もちろん募金箱にお金を入れてくれるというのは尊いことではあるんだけど、お金を払うだけじゃなくてそれぞれの分野のクリエイターが自分で出来ることを通して貢献してくれるっていうのもまた素晴らしいことだと思うんで、そういう部分はオープンにしてる。小さなところから大きなところまで、色んな人が協力してくれてる感じだね」
インタビューはこの質問で終わったが、先日Amebreakでも報じたUBG解散に関してのコメントも追加で頂いた。
■先日UBG解散という発言がネット上を走りファンに大きな衝撃を与えましたが、このタイミングで解散を決意された理由は? 「今までも誰かが抜けたりとかクルー内でいくつか細かい問題があったけど、ひとつひとつ乗り越えてきたのはそれを凌ぐ結果を期待してたわけで。今回各々の問題が重なって、その割には結局結果が何ひとつ出てないってことでいい加減潮時かと。思い切るきっかけって感じかな。ダラダラやるのはカッコ悪いなと思った」
■UBG解散はもちろんZEEBRAさんだけの問題ではないわけですが、ZEEBRAさんの中では色んな意味でこのタイミングでリフレッシュしたいという思いはあったりしましたか?心機一転感は今回��シングルからも感じられましたし、個人的な印象としてはここ数年はクルー内というよりもクルー外のアーティスト(特に若手)から受けた影響/インスピレーションの方が大きかったのでは、と思っていたのですが。 「自分のタイミングとかじゃない。立ち止まって冷静に考えた結果です。皆それなりの年齢だし、クルーにいることで思考停止になるぐらいならそんなもん辞めた方がいい。それだけです」
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#02 - Cetus
ここでお会いするのもまだ記憶に新しいですね、この度のご来場誠にありがとうございます。”Ruina”と申します。
最近は前髪が燃えたり日焼けが酷くてお風呂で騒いだりしております。
只今より私利私欲の��物”Cetus”(ケートス)について、それはもう事細かに短編小説を書く勢いで好き勝手にオタクしていこうかと思います。いつも通りですね。よろしくをお願いしたい所存です。
今回も多大なる自慢にお付き合い頂くことになるかと思います、予めご了承下さい。お楽しみ頂ける事を切に願って。
それでは早速参りましょう、まずは全体像。
「ぽっ」(画像を添付した時の効果音を口で出している
まず最初に強引に眼玉をこじ開けてくるのはトップ材担当、バックアイバール氏。
白を多く保有したまるであの有名な海賊映画の宝の地図のような風貌。高級ベースブランドを彷彿させる陶磁器のような上品な色合い。
もちろんただの気品漂う材ではない。
中心からハの字に伸びる髭のような穴、ネック周りに茶色が多い事からブリッ��付近にも茶色を付与した。
加えて、両サイドから扇を広げ、なぞるようにびっしりとボディを埋め尽くす杢目、メイプル系にも匹敵する杢をも内包した大変ユニークな模様(杢の名前に詳しい方居ましたら教えてください!
そして、この手の材にありがちな穴をレジンで埋めず、少量の樹脂を流し込み固定したのちコーティング。このボコボコは触るたびにニヤニヤと笑みをこぼすことが出来る(ニチャニチャ
続いてミドル材担当、ブビンガ。
表から見えないのにも関わらず杢目の出たアコースティックギター用の贅沢な材をあしらった(完全に自己満足
この層があるのと無いのでは大きな違い、木材は重ねれば重ねるほどかっこいいのである(暴論
そしてお馴染みのバック材、アッシュ。
木材に関しては至って普通だが、形状に注目して頂きたい。
ベースなどでありがちなシングルカット仕様なのだが、ご覧の通り穴が空いている。思わず眼が吸い寄せられ、うっかり眼球を埋め込みたくなるような異質な容姿、握り込んだ際には穴から親指が生えてくるのだ、かわいくて仕方がない。
また、ご覧の通り背面も落とし込んでいる。
どこかで見た、と言う方は静かに笑みを浮かべて頷いてみて欲しい。”アレ”である。
ボディは厚いものから削り出している為、外見より軽く感じられ、身体との接地面積が多いので非常に抱えやすい。もちろん例のジャックも採用している。
そしてこの凹み加工の延長線、ネックジョイント部も見て頂きたい。
“太陽系と小人の帽子” と製作中に自慢したところ、皆揃って意味がわからないそうな顔をしていた。
無用だとは思うが念の為に説明しよう。
ボディからネックに行く過程であるネックポケット部に、ミドルでも使用したブビンガを挟んでいる、この材のラインをよく見て欲しい、帽子に見えてこないだろうか(見える(強要
そしてその帽子の先端から伸びる潰した楕円のような形状、これが教科書などで図表として描かれている太陽系に見えた、と言うわけである。
そしてこの意味不明な造形物に巻き込まれた被害者、ネック。
ローズウッドを贅沢に削り出し、1ピースで使用。
非常に綺麗な縦のラインを貫く柾目の材に加え、カーボンロッドを2本、ハの字に入れてある。気合い十分である。
そして、1番のこだわりポイントを紹介しよう。眼を取り出して見てほしい。
まるでバックアイバールによる荒廃した土地に、アッシュ・ローズウッド・ブビンガの手によって半円型のアーチ橋が現れたではないか。
ボディ背面の凹みも相まって、空中都市のようなこの造形、まさに創り出したかった理想そのものである(やったぜ
そして本個体の”軸”を担当する指板材も忘れてはいけない。
まるで幼いシマウマような茶色い縦縞模様の毛並みを持つマッカーサーエボニー。
そう、これをピックアップにまであしらっている。まるでシマウマの兄弟が並んでいるようにも見える(強引
1つの材から各パーツに分割し製作した為、木目の繋がった完全な一点物仕様。
そしてこの木目、実はヘッドプレートまで繋がっている。親戚のシマウマの子供が登場したわけだ(上手いことが言えたと思っているのでシマウマが頭から離れない。
ヘッドからピックアップまで途切れ���事なく繋がった木目。まるで世界三大河川の1つに加わったかのような表情を浮かべている事が伺える(擬人化するな
カラーリングとしてだけでなく木目も統一させてみたのだが、いかがだろうか。読者の皆様も興奮で鼻息を荒くしているとなれば筆が乗ると言うものである。
そしてこだわりのヘッド、ペグの角度に注目してもらいたい。
「三味線か?」
操作性はもちろん、このスチームパンクな円柱のボタンも相まって武器感が溢れ出ているのがもうたまらない。機械龍のようなこの佇まいによだれが垂れる。
この円柱ペグだが、見た目的な恩恵だけでなく回した際のグリップ感、持ち運びの際のチューニングの狂いを抑える、などの効果を期待し採用したが、感想は”個人差があります”と言い切れる範疇に留まるだろう。グリップ感については非常に好みであったが結局見た目である(重要
そしてヘッド周りの特徴と言えば、ゼロフレット機構や共振防止のスポンジはもちろんのこと、実はナットもかなり希少な逸品を使用した。
Ivoryである。象牙である。アイボリー(しつこい
数年前、とある有名な象牙彫刻家の方のお話を聞いた時の事。
講演終了後も飽きずに象牙をいじくり回す僕。いつまで経っても帰る気配のない僕。すると諭すように
「持って帰って好きなだけ削りな」
と言われ、高級印鑑の代名詞。森の真珠とも言われるあの象牙を手に入れるに至ったのである。もちろん正規輸入品。
象牙といえば密輸などの問題もあり、ワシントン条約も介入してくるデリケートな品ではあるが、環境省によれば
“象牙のカットピース、端材、印材、製品を出品することは、特に手続き無く可能であり、個人的な利用を目的としたこれらの購入も可能です。”(引用)
との事である。つまり、個人で使って楽しむならOK!って感じらしい。
ちなみにゼロフレット機構の為、弦はナットよりもゼロフレットを支点に振動する。つまりナットの干渉はわずかなもので、せっかくの希少な象牙も音響特性に全く関係ないと言えるだろう。結局ただの自己満足だったというわけだ。
だが、逆に言えば負担がゼロフレットへ向かう為、ナットは長年使えるはずだ。また、材質の特性上、経年劣化により秀美性にも磨きがかかること期待ができる。あとは自慢が出来る。
ちなみに質感だが、繊維質を強く感じ、きめ細やか、切削も快適であった。非常に優秀な材質。柔らかい。
象牙ならではの美しい格子状の模様が大変気に入り、まさしく一点物に相応しいナットになったのではないだろうか。気になるお値段の方だが7弦ギター用ペグワンセット分だと思ってもらって差し支えない。
『Ivory nut』(アイボリーナット…////
それにしてもいい響き…つい言いたくなるもん。特有のツヤ感はなににも変えがたい。
さて、続いては肝心な音に関してだが、その前にブリッジに関してさらっと説明しておこう。
ABMシングルサドル(ドイツ製品すき
カラーは全てブラックで統一した、今後の気分次第では混合する可能性もある。乞うご期待。
そしてここ、注目して欲しい。
こちら、弦ゲージ .009-.042 の6弦セット、そして7弦に.062 が張られる事を想定し、弦間のピッチが均等になるよう、各ブリッジが調整され鎮座している。
低音弦での弾き心地や、コードを鳴らした際の振り抜き感などの好みの関係で標準仕様とした。なによりこの弦間を身体が覚えてしまい、これじゃなきゃダメな右腕になっているのだ。
ちなみに僕の尊敬する”Skervesen Custom Guitars”と完全に同じ機構を模倣しているが、好みの世界である。どちらでもいい趣味の枠を超えない話に過ぎない。
ただ、ブリッジが7個も弦ゲージを考慮し並べられている様子を眺め、アイスコーヒー片手に至福のひとときに興じたいと思うのは人間の心理としてとても自然な事ではないだろうか(いや色々おかしい
さて、しつこいがまた裏側の話に戻る。
こちら裏蓋、ギター製作者から見たら大したことないとは思う。だが、市販のギターではあまり見かけない仕様になっているので説明しよう。最高な刻印があることも忘れないでね。
実は、裏蓋とキャビティの縁取り部分に磁石が埋め込まれている。
3点の磁力により貼り付けられているが表面に指などを引っ掛ける場所がない。
どうやって取り外すのか、その謎を解明すべく、流石にアマゾンの奥地までは向かわなくても大丈夫な��で安心して欲しい。
キャビティの形状をみて察しがいい方ならもうわかるだろう。
この縁取りのない部分に力をかけるのである。
上部以外の三方向からは下に縁取りがあるので力を加えても外れはしないが、上部の縁取りのない部分を押せば簡単に外れるのである。
わかってしまえば大した事ない内容を大層に語ってしまったが、スマートに取り外し出来、ネジで木目の流れを阻害したくないとかいう意味のわからない理由。ここはオタクフェチポイントの1つなのでご了承頂きたい。
よし!もう流石に音の話に行こう!
ピックアップはお馴染み、
Nazgul / Sentient の仲良しペア。
コントロールは
1Vo. 3Way switch
あと、ボリュームノブを引っ張るとシングルコイル化する。
音は…まあ想像はつくだろう、楽器屋にたくさん置いてあるメタルなギターのイメージ、そのままである。以上。
楽器の説明をする記事なのだが、音に関する内容が薄いのはどうなんだろうか。だがそろそろ指が痛い。あとがきに移らせてもらう。
【謝辞】
毎度、並々ならぬ協力をしてくださるGoさん(GTI: @go_drums )
(写真: GTI)
今回は指板周り・ピックアップカバー・裏蓋文字入れなどの図面作成、CNCの操作。
他にもPUのスラント化を始め、塗装のあれこれだけでなく、昼食に連れ出してくれたり銭湯に一緒に入ったり、深夜まで熱く語り合ったり…多大なる技術指導をしてくださいました。
お世話になりました、これからもご迷惑お掛けしますよろしくお願いします。
(写真: GTI)
〜あとがき〜
いやいや、今回も長文過ぎた…ここまで読んで下さってる方、相当な時間を頂戴してしまいました。お楽しみ頂けていると幸いです。
ちなみに、最近帰宅した”Cocytus8”
こちらの"Cocytus8"と今回製作した”Cetus7”はいわゆるプライベートストックとして手元に置いておきますのでご指名とあらば試奏可能です。
追記:2020/3/20
コキュートスは現在、ヘビーグルーヴメタルコアバンド"Delusionist"(ディルージョ二スト)のコンポーザー兼、ボーカルを担当するYuza氏に貸し出し中。
Delusionist : @delusionist_jp / Yuza : @Br1ngMeAGu1tAr
「遊び行こ!」
なんて嬉しい声をかけて下されば、すぐに駆けつけます、お待ちしてます。声かけます。仲良くしてください。夏なのでキャンプしたいです。あと先日、ついに成人を迎えました。おめでと。酒!酒!
実は“Cetus” は自分への誕生日祝いというこじつけもあり、これ以上ないくらい廃課金な仕様にしました。
(写真: GTI)
ちなみに名前の由来ですが、シングルカット部がクジラの頭に見える事から、それに関するものを探していたところ”Cetus”と言う表現がありまして。
どうやら鯨座というトレミーの48星座の中の1つのようです。前作である”Cocytus”を派生させるコンセプトで固めていた為、名前もシリーズっぽくてかわいいので採用しました。
また”海獣”という意味もあるらしく、まさしくこれだ!とはしゃいで命名してみました、いかがでしょうか。クジラを連想してもらえていたら幸いです。
毎度ですが、読者の皆様からの質問・意見・アドバイスなど何かしらで反応頂けたらもう飛んで喜びます。よろしくお願い致します。
それでは今回もお付き合い頂き誠に有難うございました。
これからも”Ruina Miyashiro”の活動をお楽しみくださいませ。
それではまたお会いしましょう。
ぽ(効果音
【Spec】
Model: Cetus
string: 7
Scale: 25.5-26.5
1Vo. 3way switch coil split
・Body
Top: Buckeye burl
Middle: Bubinga
Back: Ash
・Neck
stainless 0fret / 24fret
Rose wood 1peace neck
Macassar ebony fingerboard
・Head
Macassar ebony top plate
・Hardware (Black)
ABM Single saddle
Hipshot tuners
・Pickup
Seymour Duncan Nazugl / Sentient
Macassar ebony cover
Nut: Ivory
: 新しい項目が追加されました。
『New model : Cetus (ケートス)』
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【Zeebraさんが高校野球に】「投球出来る回数のルール作ったら良い」
Zeebra高校野球��根性論アップデートしないと – 日刊スポーツ ヒップホップミュージシャンのZeebra(48)が、高校野球岩手大会の決勝戦で登板回避した大船渡・佐々木朗希投手の起用法をめぐる議論を受け、「いっそのこと高校… (出典:日刊スポーツ) ZeebraZeebra(ジブラ、本名:横井 英之〈よこい ひでゆき〉、1971年4月2日 – )は、日本のヒップホップMC。DJ DIRTYKRATES名義でDJとしても活動。別称は、ZEEBRA Tha Ill Skill、鼻息荒いシマウマなど。 1993年以前 六本木や渋谷のJ-Trip BarでDJとして活動。幼馴染であるDJ 43キロバイト…
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第38回 『野生の王国 群馬サファリパーク』
●ダチョウとカメラ
あっという間でした。手にしたカメラをひったくられたのは。いや、その瞬間は何がおこったのか、皆目わかりませんでした。
それは、ダチョウを撮影していたときのことでした。人慣れしているのか、あるいはエサをくれると思ったのでしょうか。柵の中で1羽だけ展示されているダチョウが歩み寄ってきて、柵の上から長い首を折り曲げ、ギョロリとした目をむきだしにしたまま私に顔を近づけてきたのです。
「これはいいチャンスだ、ダチョウの顔の大アップ写真を撮ってやろう」
少しでも間近な顔を撮影しようと両手を前に突き出してカメラを構えました。そのときです、突然、ダチョウがカメラにぶらさがっていた20cmほどのストラップを大きなくちばしで咥えてカメラごとひったくり、そのまま後ろ向きにブーンと振ったのです。そして数回大きく首を回すと、咥えていたカメラを放り投げました。
ガシャ、カラッ、カラッン
無情にもカメラは地面を転がっていきました。柵の中です。
「ああっ、カメラが」、近くにいたお子さん連れの若いお母さんが悲痛な声をあげました。私は、あっと言う間のできごとにあっけにとられ、声もでません。
やっと我にかえった私は近くにあったホウキでカメラを柵の中から掻き出しました。慌てて液晶モニターを見ると、「SDメモリーカードが損傷しました」と、埃と傷だらけになった画面に表示が出ています。
「今朝から撮影した写真が全部だめになったか、今からの撮影もできないのか」と、目の前が真っ暗になりました。
「壊れちゃったんですか」、若いお母さんものぞき込みながら心配��てくれています。
「……はぁー、どうもそうらしいです」
しかし、奇跡的にカメラは大丈夫でした。「念のため」といったん電源をオフにして再起動し、撮影データを再生してみると、すぐ目の前に迫ったダチョウの大きな顔は映っていませんが、それまでのデータは無事でした。自動的に閉まるレンズキャップが痛んでいてきちんと作動しませんが、新たな撮影もできます。そのまま取材が続けられます。
改めてダチョウに目をやると、柵のすぐ側に「ダチョウは好奇心が強く、なんでもエサと思ってくわえる習性がありますので、手にもったタオルや小物、ヘア用品など、物を取られないようにご注意下さい」と注意書きが掲げられていました。
この直後に私のカメラを奪い取ったダチョウ
●群馬サファリパーク
富岡製糸場といえば、多くの人が中学校や高等学校の歴史で教わった記憶があるでしょう。明治のはじめ、西洋諸国に追いつこうと時の政府が殖産興業の一環として建設した国営の製糸工場です。2014年に世界遺産に登録されたことは記憶に新しいと思います。その製糸場のある群馬県富岡市の郊外の山に36万平方メートルもの広大な面積を占めて1979年に開園したのが、民営の群馬サファリパークです。全国で5番目、東日本では初めての開園でした。
群馬サファリパークは大きく二つのエリアに分かれます。いうまでもなく一つは動物園の「サファリ・エリア」、もう一つは「アミューズメント・エリア」と名付けられた子供用の遊園地です。ミニのジェットコースター、「サファリ列車」と名付けられたミニ鉄道、メリーゴーランド、大観覧車などがあります。今回の取材目的は動物園ですので、ここでは紹介だけにとどめておきます。
サファリ・エリアでは山の起伏や傾斜を利用して、約100種の哺乳動物や鳥類が1000頭羽も飼われています。その全てではありませんが、たくさんの哺乳動物や鳥類が自然のままに放し飼いにされているのが特色です。このエリアは、アジアゾーン・アフリカゾーン・アメリカゾーンなどのように大陸・地域別に動物が展示されている区域のほかに、おそらく当園の��大の目玉である、トラゾーン・ライオンゾーンが独立して設けられています。
訪れた日にちは5月26日、初夏の快晴の土曜日でした。そのためか、動物園入口前にある第一駐車場にはたくさんの乗用車がおかれ、大型観光バスもひっきりなしに到着します。駐車場は第三まであります。サファリパークの入園料金は大人一人(高校生以上)2,700円、子ども一人(3歳から中学生)1,400円ですが、それに見学コースによって異なる乗車料金が加わります。園の運行するコースのうち、シマウマの柄を施した大型バスに乗って定められた道から見学する「サファリバス」コースは一人500円、トラやライオンなどの形をした中型のバスに乗って草食・肉食動物にエサを与える「エサバス」コースはエサ付きで一人1,300円、オフロードカーで時には道から外れて動物に大接近する「レンジャーツアー」は、草食動物用のエサも付いて一人1,300円となっています。
エサバスコースのライオンバス
これらのコース以外に自分の乗ってきた自動車でそのまま園内に入って見学するマイカーコースもあり、その場合、「ガイドラジオ料金」として1台につき500円が加算されます。もちろん、オープンカーやトラックなど、安全でない車は園内に入れませんし、園内で車の窓を開けたり、車外に出ることは禁止されています。以前、車外に出て動物に襲われたケースもあります。これらは絶対に守らなくてはならないルールであることは言うまでもありません。「群馬サファリパーク入園のご案内」には、こうした注意事項のほかに「如何なる場合も動物による車の被害には、当園は一切の責任を負いません」とも明記されています。あとで飼育員さんに聞いた話では、こうした実例は「動物のほうが慣れていて」めったにないそうですが、相手は野性をもつ動物であることを忘れてはならないでしょう。
●オフロードカーに乗って見学
どのコースにするか、一思案後、私は「レンジャーツアー」で見学することにしました。このコースは、土・日・祝日のみの運行です。他のコースはおよそ20分ごとに運行されていますが、この「レンジャーツアー」は、30分あるいは時間帯によっては60分ごとの出発で、コースを90分ほどかけて一回りします。
オフロードカーには5,6人の見学者が乗り込めますが、10時30分発には、ご夫婦の二人連れ、私のつごう3人が乗車し、運転手兼ガイド役として若い女性の大槻さんが乗り込んできました。
「サファリーバス」や「エサバス」のコースは山の起伏をくねくねと縫うように舗装された道に沿って運行されます。一方、「レンジャーツアー」のコースは、オフロードカーで舗装された道から外れ、動物の放し飼いにされたエリアにも入り込んで行き、上下左右に激しく揺れることもあります。しかし、すぐ目の前でみる迫力のある動物の姿態は格別でしょう。
入園ゲートをくぐると、すぐにキリン、エランド(ウシの一種)などの草食動物がいます。車が近づくと、彼らは慣れていて、一直線に駆け寄ってきて車の窓にはられた金網の隙間から口を差し込んできます。金網の幅は数センチ四方なので口といっても唇だけですが。彼らは見学者の持つエサが目当てです。「レンジャーツアー」にも2束の草がエサとして付いてくるのです。エサを隙間から差し出すとすぐに食いちぎります。金網があるとはいえ、人の顔と動物の顔がくっつくほどの至近距離です。ものすごい鼻息と唾が私の顔に飛んできます。
オフロードカーに近づいてくるエランド
しきりにエサをねだって車に近づいてくる彼らを見送り、お尻の縞柄色の薄いチャップマンシマウマや2.5トンも体重があるシロサイを間近に眺めながら、オフロードカーはつぎのエリアへと進みます。左側の急な崖のような斜面の端にバイソンの群れがいます。かつてよく観たアメリカの西部劇映画(最近はすっかり制作されなくなりました)には、草原を馬で疾駆するカウボーイの背景によく映っていましたから、バイソンには見覚えがあります。間近でみると、その大きさに圧倒されます。大槻さんの説明によると1トンくらいにもなるとか。でも映画とは違い、ここのバイソン、どれもがよれよれに破れかかった衣服を着ているかのように、体の半分ほどは長い毛が抜け始めてボロボロに垂れ下がった情けない格好です。
「ちょうど今、毛が冬用から夏用に生え代わるときなんです。今日は快晴でまだいいんですが、梅雨の時期になると、抜け切らない毛が雨と泥に濡れて体にへばりつき、もっとみすぼらしくなります」
「彼らは繁殖期になるとオスを中心にハーレムをつくり、オスの周りにメスを侍らせます。しかし、子育て中はメスが強くなります。『あなたはあっちに行ってて』と。人間とおなじですよ」
と大槻さん。
エサに釣られてきた毛の生え代わり最中のアメリカバイソン、鼻息が私の顔にかかる距離
●ニホンゾーン
次の日本ゾーンへと入っていくと、ニホンジカが数頭ゆったりとエサや草を食んでいます。シカそのものはそんなに珍しくはありま��ん。そのすぐ側にあるニホン��ルのゾーンに目が行きます。岩の上や樹下にサルたちが思い思いに毛繕いし、追いかけっこしてはしゃぎ合っております。でも、得意なはずの木登りをするサルは見当たりません。よく見ると、植えられている樹木のそれぞれの根元にはなにやらコードが巻き付けられています。
「あのコードには電気が流れています。放し飼いにしてあるので、冬に食料が不足すると木の皮を食べてしまうので、その防止のためです。もっとも今はたんなる脅しで電気は流れていません。彼らは学習能力が高いので同じような痛い目には二度とあわないのです」
この案内役兼運転手の大槻さん、説明する動物たちのあたかも姉か母親のような口ぶりで、「彼ら」とか「あの子たち」などと丁寧にわかりやすく、しかも人さまの在りようを例えにしてユーモアをもって説明してくれます。その口ぶりの後ろには動物に対する深い愛情や尊敬さえも持ち合わせているのだと感じます。本当に動物たちが好きなのでしょう。
なお、ニホンザルの放たれている周囲には高い板囲いが作られています。ただ高いだけではありません。なんせ身の軽いサル君たちですので、彼らが勝手に園外に遊びにいけないようにと、その一番高いところには彼らでも手がかりのないツルツルのブリキやアクリル板が内側に向けて斜めに取り付けられています。
ニホンザルの反対側にはツキノワグマが2頭、岩の上に寝そべっています。その一画は針金の柵で囲まれていますが、柵はわずか2,3本の針金で張られており、高いものではなく、その間隔も広く、しかも簡単です。とてもクマを囲い込んでいる柵とは思えません。これには都会人は気づかず、あるいは気にもとめないでしょう。実はこれは電気柵なのです。この電気柵、昨今の農山村では秋に普通に見られます。農山村では、人口減少にともない、人の住む領域と山の領域を併せ持っていた里山が消滅した結果、本来は山深く棲息していたイノシシやシカなどが人間の領域まで侵入し、畑や水田を荒らすようになってきました。その防御のために、各地の農山村で山と田畑の境目に設置されているのです。このサファリパークでは、2年ほど前にツキノワグマによって従業員が不慮の事故に遭っていますので、念を入れて設置されたのでしょう。
●ウォーキングサファリゾーン
ニホンゾーンを過ぎると、10m以上はある高い鉄の柵で囲まれた一画に出ます。その出入り口には、バスも通れる高さの大きな鉄柵のドアがあり、それも二重になっています。見学者はこの前で車から降り、係員の指示に従って中に入ります。車の中から放し飼いの動物を観察するサファリですが、このゾーンだけは普通の動物園のように檻に入った動物を見て回ります。
ウォーキングサファリゾーンでの動物とのふれあいコーナー
このゾーンには、チリーフラミンゴなど鳥類、ミーアキャットなどの小動物、アカテタマリンなどサルの仲間、ラマ・シカ・ヤギなどの草食動物がたくさん展示されています。テンジクネズミなどの愛玩動物と子どもたちが触れあえるコーナーもあります。
しかし、何と言っても、子どもたちの人気が高いのは、ライオンやホワイトタイガーのエサやりでしょう。3cmほどの大きさにカットした肉片が5,6個入ったエサが販売されており、それを長い鉄製の火ばさみのような器具に挟んで檻に設けられた専用の窓から中に差し入れるしくみです。窓は1mほどの高さにありますので、ライオンたちは二本足で立って窓に取り付きます。エサをやる人のすぐ目の前に、大きな鋭い牙をもつライオンやホワイトタイガーの口が迫り、グォッ、ヴォーッと鼻を鳴らし唾を飛ばしながら肉に齧りつく迫力は相当なものです。大勢の子どもたちが火ばさみを持って、「ライオンさーん」「トラさーん」と黄色い声で呼びかけたり、「怖ーい」とお母さんの後ろに隠れいったりしています。
そうそう、冒頭に紹介した、カメラをダチョウに奪われた話もこのゾーンでのことでした。
エサに齧りつくホワイトタイガー(ウォーキングサファリゾーン)
●アジアゾーン
ウォーキングサファリゾーンで30分ほどを過ごして、再び車に乗り込み、アジアゾーンへと向かいます。そこにも、ニホンジカが群れている一画があります。シカたちは勝手にテンでバラバラにいるように見えますが、よく観察すると、数頭で小さなグループをつくっており、グループごとに一定の方向に頭をそろえて並んだり円陣を組んだりしています。あるグループはずらりとこちらにお尻を向けて、同じリズムでしきりに尻尾を振っていました。
「オスのニホンジカにある角は年に一度生え代わります。この角は堅くて鋭く危険なので、奈良公園では人為的に年に一度切り落としています。角のある間のオスは気が強く、時にツキノワグマさえ攻撃します。でも角が落ちると、とたんに落ち込んでしまい、しょんぼりとして気の毒です。今のシーズンには赤ちゃんジカがたくさんいるんですが、見当たりませんね。実は、シカには赤ちゃんを藪の中などに隠す習性があります。ここでもあのU字抗や岩陰にいますので、よく見て下さい」
と、ガイドさん。
人工的な木のほこらにジッと座っている赤ちゃんジカ
なるほど、岩の隙間やU字抗などの薄暗い中に小さなシカたちがじっと座っています。「藪などに潜んだ赤ちゃんジカはお母さんが呼びにこなければ絶対に出てきません。そのため、お母さんが事故にあって来られないときなど、潜んだまま餓死したり、雨に濡れて体温を奪われて命を落としたりする赤ちゃんもいます」。赤ちゃんがそれほどまでに産んでくれた母親を頼りとし、母親がそれに必死で応えるのは動物の本能であろう。が、顧みる人間世界では、自己の欲望やわがままのために我が子でさえも虐待し、時には死に至らしめるニュースのなんと多いことか。自然のなかで培われてきた"動物としての本性"を捨て去って、己の欲望だけに生きようとする"人間の不条理"を嘆かわしく思う。動物園は動物の姿に仮託した己自身を見つめ直す場所でもあるのです。
ヒトコブラクダやスリランカゾウを見やりながら、「ラクダのコブには水が入っているわけではありません。脂肪の塊で、この栄養分を使って砂漠でも一ヶ月は生きられます。そんなに知られてはいませんが、足の裏もぷにょぷにょしていて柔らかいんです。ゾウの妊娠期間は二十二ヶ月です」などと、相変わらずサービス精神旺盛な大槻さんのガイドに耳をかたむけながら、車は進みます。車の左方にたくさんのバイソンがいます。先ほどは崖の上の方から見たアメリカゾーンを今度は下方から見上げるのです。バイソンたちは、先日の雨でぬかるんだ泥を気にもせず、そこかしこにたたずみ、寝転び、思い思いに過ごしています。その中に今年春に生まれた赤ちゃんが2頭ほど親の陰に見え隠れしていました。
群れ集うアメリカバイソンたち
●猛獣ゾーン
車は猛獣のトラゾーン・ライオンゾーンへと進んで行きます。トラゾーンでは、大岩の上に夫婦でしょうか、2頭のホワイトタイガーが大きな肢体を投げ出したまま首だけをもたげてこちらに鋭い視線を向けてきます。ホワイトといっても真っ白ではなく、薄い墨茶色のトラ模様があります。
放し飼いのホワイトタイガー
車が左方向にハンドルを切ります。すると、木の下に、岩陰に、木組みの台の上にと、あちこちにライオンがたむろしています。そのほとんどが立派なたてがみを持つオスライオンです。
「自然界では、普通、ライオンは一頭のオスライオンと数頭から十数頭にもなるメスライオンたちとで一つの家族を構成しています。これを���ライドといいます。狩りをするのはメスライオンの仕事です。でも、ここでは狩りの必要がないので縄張りを争うこともなく、ああして複数のオスライオンが一緒にいます。あっ、ちょうど今、エサバスがこちらに来ましたので、エサをたべるシーンが見られると思います」
と、ガイド兼運転手の大槻さん、ガタンと舗装道路を外れて、木の下や岩陰、台上のライオンにと車を急接近させます。窓ガラスに自分のたてがみが触れるほどに車に近づかれても、ライオンは意に介しません。
オフロードカーの窓に体毛がくっつくほどの距離
樹下にくつろぐオスライオンたち
やがてエサバスが停車します。もちろん舗装された道路上です。するとライオンたちが一斉にバスに向かいます。
「わーっ」
「きゃぁー」
バスの乗客から興奮に満ちた歓声があがります。窓に付けられた金網の間からエサの肉片を挟んだ金ばさみが突き出されていて、ライオンが、オスもメスもが折り重なってそれに食らいついているのです。グヴォー、ヴォーッと腹に響くような低く力強い唸り声をあげながら、バスのエサやり用の小窓に群がり集うライオンたちの迫力の凄まじさ、これがサファリパーク形式の動物園の真骨頂でしょう。
ガイドの大槻さん、巧みにハンドルを操ってオフロードカーをライオンの鼻先にくっつけるようにして、ライオンの行き先もコントロールしています。「運転が上手くないと彼らにばかにされるのです」。こうした運転技術は、ライオンの群れ全体を管理するうえで必須で、新入社員の研修、訓練でも義務づけられているそうです。
ところで、放し飼いのトラとライオンを分ける柵らしきものは見当たりません。
「実はトラもライオンも水がにがてなのです。わざわざ水に入ることはしないそうです。そこで水たまりを設け、それで区分けできるのです」
●アフリカゾーン
起伏では上下に大きく揺れ、急カーブでは左右に激しく振られて、車は最後のアフリカゾーンに入って行きます。ここには、アフリカ水牛、チャップマンシマウマ、エランドなどの草食動物が水辺や小高い岩山などにかたまりになって飼育されています。
アフリカゾーンにいるアフリカ水牛
そのなかに数羽のダチョウが頭をツンツン���小刻みに動かして群れています。その大半が、お尻の羽が抜け落ちて地肌が丸出しです。
「気の毒ですが、ダチョウの羽は根元から抜けるとすぐに新しい羽が生えてくるんですが、途中から折れたようになって根元が残ると、すぐ生えてこず、ああした姿のようにお尻丸出しの恥ずかしい格好になるんです。他の鳥のように番で子どもを産み育てるのではなく、メスは何匹もが同じ巣に卵を産みます。で、あとは知らんぷり、オスが卵を温めるのです」
このようにガイドの大槻さんの動物への愛情たっぷりの、そしてユーモアのある解説と巧みな運転に魅せられて、レンジャーツアーのコースはあっという間に終了したのでした。
このサファリパークで観察できた動物たちは、どれもがその魅力と愛らしさを振りまいていました。四季それぞれに異なった姿もみせてくれることでしょう。とてもそのすべてをここで語り尽くすことはできません。あなたも足を運んでみてはいかがでしょうか。
(緒方三郎)
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第30回 『周南市徳山動物園』
●動物園の成り立ち
林立する煙突から吐き出される煙と水蒸気、無数のパイプラインで結ばれた石油化学工場群。かつての徳山市、今の周南市といえば、山口県の南西部、瀬戸内海に面した工業都市として有名です。また、山口毛利家の支藩徳山藩の城下町でもあり、港町でもあります。
その周南市にある「周南市徳山動物園」は、1960年、旧徳山市の市制25周年を記念して、徳山藩主だった毛利家のお屋敷跡に開園しました。
動物園は、JRの徳山駅からバスで5、6分(210円)、歩いても20分ほどの距離にあります。動物園入口のバス停から歩いて2,3分のやや小高い場所です。動物園の門のすぐ脇には蒸気機関車D51が鎮座していて歓迎してくれます。入園券は大人一人410円、小学生~高校生は100円、幼児は無料です。もちろん団体や市内在住者の割引、年間パスポートなどの制度もあります。
●好天に誘われて
この日(4月23日)は日曜日とあって、園内にはたくさんの家族連れが訪れています。とくに乳幼児を抱いたり手を引いたりしている若い夫婦一家が目立ちます。鮮やかな紫色のフジの花もみごとに咲き誇って、出迎えてくれます。
入口からすぐのなだらかな坂に沿って、ダチョウ、グラントシマウマ、ムササビ、ニホンザルなどの園舎が並んでいます。初夏を思わせる快い天気に誘われて、ダチョウやシマウマが元気に運動場で飛び跳ねています。シマウマには小梅(11歳)・小春(2歳)というウマらしからぬ?可愛い名前がつけられています。実はこの2頭は母と娘。小梅はすでに4頭の母親ですが、ここには小春しかいず、他の3頭はほかの動物園に譲られていったそうです。父親は残念ながら亡���なったといいます。飼育場を掃除していた係のお兄さんが教えてくれました。
坂の左側には天井に網を張った円形のプールがあり、50cmほどに貯められた水の中を5匹のフンボルトペンギンが気持ちよさそうに、しかも相当なスピードでスーイ、スーイと泳ぎ回っています。真っ青な空の下、いかにも涼やかに見える光景でした。
●ゾウのトレーニングの意味
「10時半からゾウのトレーニングを始めます」と、場内放送が聞こえました。まもなくです。ゾウ舎は坂道のもっとも高いところにありました。
2頭のゾウが少し離れて運動場にいます。それぞれのゾウの脇には若い男性と若い女性が立っていて、会話しているかのようになにやらゾウに話しかけています。そのうち、「ジャー」とか「ハーイッ」としか聞こえませんが、二人がそれぞれのゾウに短く号令をかけ、50㎝くらいの細い棒でゾウの巨体の一部を軽くたたきます。号令と一緒に左前足をつつくと、ゾウがその足を折り曲げて三本足になります。同じようにほかの足もそれぞれ折り曲げます。また、4本の足を相互に動かしてなんと横に歩きます。後ろ足を折り曲げて座わります。ごろりと横向きに寝転びます。巨体を揺らしながら号令に従って動くたびごとに、埃が立ち、地響きがします。
よく見ていると、一つの動作ができるそのたびごとに、なにか小さな餌を飼育員がゾウの口に入れています。
若い女性がゾウの巨体を意のままに動かしている、その対比が面白くて、トレーニングを終えたばかりのその女性・佐藤優里さんにいろいろと質問してみました。
「若いんですね。トレーニングする人は向こうで調教している男性とあなた���二人ですか。最近、ある動物園でゾウ遣いの外国の方が不慮の事故で亡くなったけど、この園には外国の方はいないんですか」
「ゾウが初めてこの園にきたころは、ゾウの故郷スリランカから専門のゾウ遣いの方が来て、指導してくれたそうですが、今はすべて日本人で飼育員は4人います」
「号令はなんといってるんですか。いくつ位あるんですか」
「号令は日本語ではなく、スリランカの言葉をもとにして、なるべく短くしたものです。その方がスリランカから来たゾウにとって聞き取りやすいのです。今はアレンジされていて、完全なスリランカ語というわけではなくて日本語との折衷です。全部で40から50くらいの号令があります」
「何か、ご褒美を与えていましたが。ゾウ専用の褒美もあるんですか」
「うまくトレーニングができるとそのたびにご褒美を与えます。大型草食動物用のペレットで、トレーニングの内容によって量を変えます。サツマイモや牧草のご褒美もあります。ゾウはそれで正しいことができるとご褒美をもらえるとわかるのです」
「条件反射を利用するわけですね。野生と違って運動不足になる心配があるんですね」
「そうです。でも、トレーニングは単に運動不足を補い健康維持のために行うだけではなく、ゾウの健康管理にも欠かせないものなのです。たとえば定期的な健康管理に血液検査は絶対必要です。そのためには、まず、おとなしく採血させてくれるようにしなければなりません。それは採血する飼育員の安全のためでもあるんです。大きな体ですけど注射針が痛いと思うのはゾウでも人間と同じです。ここにいるゾウたちはおとなしく横になって採血させてくれますよ。耳から約8ccを採血します」
ご丁寧にありがとうございます。
園内を一通りみて回り、再びゾウ舎にきてみると、雄のゾウが雌のゾウを巨体を揺すりながら、長い鼻をからめ、頭をぶつけ、体を寄せるなどして追いかけていました。土埃を蹴散らして巨体が鼻息も荒く体をぶつけ合う様は迫力満点です。雄はミリンダ(9歳)、雌はナマリー(10歳)、じゃれ合っているわけではないでしょう、そろそろゾウにとっての恋の季節が到来するのではないでしょうか。
このゾウの園舎、園の入口近くに引っ越しが決まっており、新施設を建設中でした。
ゾウ舎の前には「夢広場」というコーナーがあり、いろいろな動物を象った真っ白の小さな素焼が並べられています。その素焼に思い思いの彩りをして、自分だけの動物キャラクターをつくってみようという催しをやっているのです。いましも夢中に色づけをしている幼い姉妹がいます。おばあさんとお母さんと連れだって来園した地元の津江田さんという一家です。動物にふれあう子どもたちの笑顔はなぜいつも屈託がなくすばらしいのでしょうか。
●雄に決まっちょろーが!
ゾウ舎を離れて少し下ると、アムールヒョウ、ライオン、アムールトラの檻が並んでいます。これらの猛獣は獲物を見つけて狩りをする時以外はあんまり動かない性分なのでしょう。どれもが四肢を伸ばしてゆったりと横臥したまままどろんでいて、微動すらしないか、腹ばいになったまま頭だけを起こして、じっと来園者を観察しているかのどちらかです。動きがすくなく、見学していても印象的な場面には出会いそうもありません。でも、なにか記事にすることがないかと、意外に大きい猛獣たちの肢体をしげしげと見入っていると、
「このトラ、雄か雌かわからんちゃねー。どっちかなー」
すぐとなりで小学低学年らしい男の子のかわいい声。
「雄に決まっちょろーが。○○タマがみえちょるじゃろー」
と、甲高い声。
驚いて声の主を探すと、男の子の祖母らしい中年の女性が寝そべっているトラの股間を指さしていました。孫のために普段は口にしない言葉がとっさに飛び出したのでしょうか。それとも、檻のなかとはいえ自然のままの動物の姿をみて、つい道徳とか羞恥心といった人間らしさを忘れてしまったのでしょうか。ここでも動物が人に与えてくれる”生き物”としての本来のあり方を感じさせてくれたのでした。
●「命」を考えさせる
一般道に架けられた歩道橋を渡ると、そこの一画は「周南の里ふれあいゾーン」と名付けられています。来園者が動物に直接にふれあえるコーナーです。ここはとくに幼稚園・保育園から小学生くらいまでの子どもさんが圧倒的に多いコーナーです。
大きく三つのゾーンがあり、一つにはヤギ・ヒツジ・ミニブタが一緒にいて、柵のなかに見学者も自由に入れるようになっています。とくにミニブタは東南アジア原産で中国で改良されたというブタで、おとなしい性格といいますが、なによりもその顔つきはずっと見ていてもあきないほどです。乗馬もできるポニーのコーナーもあります。
もう一つは、「ふれあいルーム」です。ウサギやモルモット(テンジクネズミ)を抱きかかえたり、えさ(牧草を切りそろえたもの)を自分の手で直接あたえたりすることができるコーナーです。大勢の子どもたちが抱いたりエサをあげたりして思い思いに楽しんでいます。ときおり、「動物たちとふれあって楽しんだら、必ず手を洗ってください」などと、係の人が呼びかけています。でも、あまり細々とした注意事項はありません。
「高い場所からモルモットやウサギさんを落とさないようにしてください」
これが小動物たちにふれあうときのもっとも大事な注意点で、「それ以外にはほとんど制約をつけていません」と、係の大内珠里さん。
「高い場所から落とすと小動物は大けがをしますので。あとは自由に動物たちにふれあっってもらっています。ときには動物におしっこをかけられたり、爪でひっかかれたりしますが、そうした経験を通じてこのかわいい小さな動物たちも生きているということを実感してもらい、そうした体験から自分たち人間の「命」についても考えてほしいのです」
このゾーンにくる途中の壁面には「ネズミのお家づくり」「たまごをかえす」「ゾウつかい見習い」「動物のお医者さん」など、動物園の仕事体験への参加を呼びかけるポスターが何枚も貼られています。体験を通じて動物のひいては人間の営みの意味を考えてもらう、これもこの動物園のポリシーの一つでしょうか。この「ふれあいゾーン」には自然学習館と野鳥観察所が今年(2017年)秋に開設予定で、急ピッチで建設が進められていました。
●キリンの幼子
ゾウ舎のとなりにはアミメキリンの飼育場があり、ゴンタ・サクラの夫婦と子どもキリンがいます。この子どもキリン、4月6日に生まれたばかりで、まだ名前はつけられていませんが、母親の傍らにすっくと立ち、ときおり後足や前足をピョーンと踊らせたかと思うと、ダアーッとすごいスピードで走り出します。柵に激突しやしないかと心配になりますが、くるりと反転して母の側に立ち止まります。みごとな反射神経です。
●カバのエサやりタイム
場内放送がカバのエサやりタイムの近いことを告げました。チンパンジー・マントヒヒ・マンドリルの檻をみながらカバの飼育舎に向かいました。まだカバはその大きな体をほとんどプールに沈めていて、ときおり短い尻尾をプルプルと揺るがすだけで動きません。そのうち、赤ちゃんの頭ほどの草茶色の塊がカバの尻尾の下からプカリと浮き上がってきました。「あっ、ほら、みて、みて!カバさんがウンチしてるよ」と若いお母さん。「ほんとだ。おっきいねー。カバさんのウンチ」と4,5歳の子どもさん。
「カバさんのエサやり希望の方はこちらに並んでください」
飼育員の誘導でたちまち数十人もの列ができます。主役はもちろん子どもたち。
手に一握りの草の束を持った飼育員がカバ舎に入り、7,8段ほどの階段を降りて、プールに沈んでいるカバの背中をその束でつつくと、ゆう~った~りとカバが動き出し、一段一段と階段を登り、コンクリートのたたきにその巨体を運んできます。
「トンソクみたいね」
階段にかけた前足をみてお母さん。そんな発想はなかなかできませんね。
やがてエサの草束につられて所定の位置に導かれたカバさん、今度はエサの草を鼻先にくっつけられるやいなや自分の顔を飲み込むくらいに大きな口を開けます。上下の大きな歯が丸見えです。
その口をめがけて少し高い位置にある柵の檻越しに子どもたちが草の束を放り込むのです。束といっても、もちろんカバにとっては一口にもならないほどの大きさです。放り込まれた草はあっという間に噛まれ砕かれ、喉の奥に吸い込まれていきます。そして次の草の束が差し出されるとガバッとまた口が開かれます。そのうちカバも疲れたのか、口の奥には草の束がたまっていきますが、口だけはしっかりと開けてくれます。
こうして延々と並んだエサやりの行列が少しずつ前に進んでいきます。全部の子どもたちがエサをやるまで、相当の時間がかかるでしょうが、それまでカバは辛抱強く口を開け続けてくれるのでしょうか。
この動物園には、哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類など106種389点の動物たちが飼われています。ここまでこの記事で紹介したのはそのほんの一部でしかありません。幸いなことに、この動物園で働いている飼育員さんたちが書いた「徳山動物園を100倍楽しむ本」という冊子があり、「365日毎日休まずに動物たち」を見てきた飼育員さんが興味深い話を語ってくれています。園内で購入できます(一部350円)ので、ぜひ参考にしてください。
(緒方 三郎)
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