#魅惑の台湾寺
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球��空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節��骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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南山福徳宮 長い階段の行き着く先は黄金に輝く太歳殿。 #寺廟 #台湾旅行 #台湾 #寺廟之美 #台北 #寺廟巡禮 #台灣寺廟 #台湾寺 #お寺巡り #お寺めぐり #taiwantravel #taiwan #taipei #my_eos_photo #魅惑の台湾寺 (烘爐地南山福德宮) https://www.instagram.com/p/CC3dAI5D7aR/?igshid=1f8y2h4j92ypn
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Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐ��ÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青���石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩���仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌��遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併���塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号// ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษส���ฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
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日本の安全保障、米国頼みで大丈夫? 米朝会談でさらに不透明に 東アジアの安定化に扉を開くと期待された米朝の歴史的な首脳会談は、逆に日本の安全保障環境を不透明にした。トランプ米大統領は北朝鮮の非核化に向けた道筋を示さず、日本が懸念する中・短距離ミサイルの扱いにも触れずじまい。一方で、米韓合同軍事演習の中止と、将来的な在韓米軍の撤退に言及した。日本政府の中からも、米国に頼る今の政策を疑問視する声が出ている。 見えてきた「米国最優先」 米朝会談に臨む米国に対し、日本は首脳会談、外相会談、防衛相会談などあらゆる機会を通じ、日本を射程に収めるミサイルの廃棄を議題に取り上げるよう何度も念を押してきた。さらに抑止力を低下させる在韓米軍の撤退や縮小を議題にしないよう確約を求めてきた。 しかし、ふたを開けてみれば、ICBM(大陸間弾道弾)を含め、北朝鮮の弾道ミサイルの廃棄については、共同文書に盛り込��れなかった。金正恩・朝鮮労働党委員長との会談を終えたトランプ氏の口からも言及がなかった。 「非核化については、少なくとも共同文書に明記された」と、日本の政府関係者は言う。「弾道ミサイル、特にわれわれが懸念する中・短距離ミサイルはどうなったのだろうか」と日本の政府関係者は不安を隠さない。 日本の安全保障政策に携わる関係者をさらに心配させたのが、会見でトランプ氏が放った米韓合同軍事演習の中止発言。合同演習は両軍の連携を確認するのに重要で、定期的に実施しないと「さびつく」(自衛隊関係者)。大規模な演習なら準備に半年以上かかるため、再開したくてもすぐにはできない。 北朝鮮はことあるごとに米韓演習に反発してきたことから、金委員長が嫌がっているのは経済制裁よりも軍事演習との見方もある。「中止になれば、金委員長は枕を高くして眠れ��。抑止力が低下する」と、別の政府関係者は言う。 トランプ氏は今すぐではないとしながらも、在韓米軍の撤退も示唆した。米国の影響下にある韓国という緩衝地帯がなくなり、中国やロシアと直接向き合うことになるとして、日本が警戒する地政学上の変化だ。 「もし私が日本人、特に朝鮮半島政策や防衛政策に携わる人間なら、いよいよこの地域から米軍がいなくなることが心配になる」と、スタンフォード大学のダニエル・シュナイダー客員教授は言う。「北東アジアにおける『米国最優先』の外交政策がどんなものか、貿易問題を含め、魅力的なものではないことが分かってきた」と、シュナイダー氏は語る。 「日本はやり方を変える必要」 国民が核兵器に強いアレルギーを持つ日本では、独自の核武装を求める声は聞こえない。しかし、国際的なリスクコンサルティング会社テネオ・インテリジェンスは13日のリポートで、日本と韓国が自前で核抑止力を保有する可能性を指摘した。 日本の政府関係者や専門家は、北朝鮮の非核化もミサイル廃棄も「すべてこれから」と口をそろえ、米朝が今後開く実務者協議に期待をかける。小野寺五典防衛相は13日朝、記者団に対し「ポンペオ米国務長官と北朝鮮高官の間で、具体的な作業が進められると承知している。その作業を見守っていく」と語った。 日本の政府関係者は「米国まかせの今の状態で良いのか。日本はやり方を変える必要があるかもしれない」と話す。 (久保信博、リンダ・シーグ 編集:田巻一彦) NewsWeek日本語版 2018年6月13日(水) https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10376.php https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10376_2.php 今回の何も具体的な事が決まらなかった米朝会談で思う事は、 日本の拉致問題解決にアメリカの圧力に依存していることである。 いかに日本の外交力が脆弱かつ無能であるかの証明である。 北は拉致をトップが認めいまだ拉致疑惑の被害者が数百名もいるのに、 北は勝手に解決済みと抜かし、被害者に謝罪も賠償もしてこないのである。 こんなふてぶてしい態度をする誘拐犯に日本は何も出来ない無様さである。 日本が主権国家ではない証拠である! なぜなら拉致問題は純粋に国家主権の問題だからである。 日本国民が北朝鮮に連れ去られるという国家主権侵害問題を、 日本政府が解決する能力がない事を証明しているのである。 もちろん政府自民党だけではない。 北朝鮮側のスタンス重視の立憲民主や社民、共産は論外である。 こいつ等が拉致問題で安倍政権を批判する権利はまったく存在しない! さらに河野洋平という自民党の売国奴は味方を背中から撃つ利敵言動が終わらない。 これを朝日や毎日など売国マスゴミは嬉々として報道するのである。 こいつらはシナ朝鮮の工作員と見做して間違いないだろう。 ↓ 河野元官房長官「日本はまず北朝鮮と国交正常化すべき」 ハンギョレ新聞 :2018-06-14 http://japan.hani.co.kr/arti/international/30842.html もう一つ・・・ 拉致問題が発生し解決しないことの遠因は憲法9条である。 あの悪法が日本の防衛を脆弱にし、戦争できない国にしているのだ。 公然と武力行使を口にする国と話し合いで解決できるのか? トランプ大統領が金正恩をインドネシアに引っ張りだしたのも、 経済制裁以外にアメリカの強大な軍事力が背景にあるからだ。 そしてその軍事力の傘に隠れて安穏と惰眠を貪ってきたのが日本だ。 主権侵害されても反抗できないのは 日本がアメリカの安保属国だからだ! 戦争できない主権喪失国家がいかに惨めで無様か、 そんな恥の見本が我らの祖国日本なのである(涙) さて・・・ 先日スウェーデンがロシアの軍拡に備えて、国民に有事対応冊子を 大量制作して各家庭に配ったというエントリをあげたが、調べてみると、 対ロシア戦争を意識して軍事対応しているのはスェーデンだけではない。 ↓ <関連エントリ> スウェーデン、戦争に備える手引書、日本周辺の安全保障は・・・ http://ryotaroneko.ti-da.net/e10504178.html スェーデンの国防手引書では、万が一祖国が占領されても、 決して抵抗を諦めてはならないという徹底抗戦論を述べている。 これは200年間中立を維持したスイスもまったく同じである。 日本のバカ平和主義者みたいな「不戦」だとか「白旗上げよう」 など敵国が喜ぶようなバカはどこにも書いていないのである。 諸外国の国防精神は「一億総玉砕」というかつての日本と同じである。 2016年からNATOは軍隊をバルト三国に派遣している。 特にロシア国境を接するリトアニアには1000名のNATO軍がいる。 ロシア軍に対抗するアメリカ・イギリス・ドイツ各精鋭部隊である。 この事はかつてソ連崩壊後解放されたバルト三国のNATO加盟には ロシアが脅威と感じるためにNATO軍をバルト三国に��常駐させない、 という取り決めがあったから大変な出来事なのだ。 さらに米軍部隊3500名が同じく国境を接するポーランドにも派遣された。 ご存知の通りポーランドはロシアやドイツの侵略を受けている親日国だ。 当然冷戦終了後はNATOにもEUにも加盟している。 <参考サイト> NATO軍、ロシアの脅威に対抗 http://www.y-asakawa.com/Message2017-1/17-message09.htm フィンランドはかつて冬戦争で旧ソ連と戦争をした経験を持つ。 現在スェーデン同様、非同盟ではあるがNATOとの軍事協力を進めている。 もちろん徴兵制があり、国防費も増額してロシアに備えている。 バルト三国(ラトビア・エストニア・リトアニア)はかつてソ連の支配に懲りて、 ソ連崩壊後はそれぞれEU、NATOに加盟して地域の軍事力強化に努めている。 特にリトアニア軍は民間防衛としてパルチザン結成も認めている。 個人的にはパルチザンという民間人ゲリラ組織には反対である。 なぜなら民間人の武装戦闘はハーグ陸戦条約でも禁じられているからだ。 ヘタに民間ゲリラをやれば捕まれば捕虜待遇はなく速攻で処刑だからである。 しかしリトアニア政府は1907年の「陸戦の法規慣例に関する規則」および 1949年の「捕虜の待遇に関する条約」で交戦者として確認されている事を 根拠に国民にパルチザン結成を正当化している。 でも敵国ロシアがそれを遵守するか、という問題だが・・・ しかし・・・ 北欧三国やバルト三国など小国家では国防は軍隊だけの専権事項ではない。 特に武装中立のスェーデンやスイスはもちろんだが、政府が定義する国防の要は、 国防軍と民間防衛が二大支柱だと規定していることである。 これは小国の安全保障は限られた軍隊だけでは果たせないからだ。 だからスイスのように占領されても清野作戦を実施する覚悟で、 最後の一兵まで国民全員が戦う姿勢を徹底しているのである。 繰り返すが・・・ 戦争末期の日本の「一億玉砕」精神とまったく同じである。 しかし国防の基本精神はこれではないだろうか? バカサヨの言う、 白旗掲げて奴隷の自由を求める精神は植民地根性丸出しである。 つまり・・・ 国を守るのは軍隊だけでない! 国民全員が一丸となって守るもので、 国防とは国民の国を守る気概なのだ! <参考エントリ> 国防強化しアメリカ依存からの脱却を! http://ryotaroneko.ti-da.net/e5560591.html さて・・・ トランプ米大統領は2017年5月のNATO首脳会合において、 対GDP比2%以上の国防支出を、未達成国に改めて強く求めたが、 2017年の推定で、その目標をクリアしているのはギリシャ2.36%、英国2.12%、 エストニア2.08%、ほぼ目標に到達しているのがポーランド1.99%の5か国だけである。 だがNATO発表によると、米国を除く28カ国の国防支出は2015年から3年連続で、 増額しており、2018年には上記5か国にルーマニア、ラトビア、リトアニアを加えた 8カ国が、また2024年までに、少なくとも15カ国が共通目標を達成する見通しである。 アメリカはアジアにもEUにも同盟国の為に軍隊を派遣しているから、 トランプの軍事費負担要求はもっともな事だし、もしここでアメリカが 同盟脱退すると宣言したら誰が喜ぶであろう・・・? 東アジアではシナの軍拡・侵略が進んでいる現実から、 日本もようやく国防費GDP1%の枠を超え今後は2%を目指すと提言した。 これも恐らくアメリカからの要求だと思われるが、早急にやったほうがいい。 ↓ 「防衛費を2倍以上に」、自民党が提言!GDP比1%の制限を撤廃へ 情報速報ドットコム 2018.05.27 https://johosokuhou.com/2018/05/27/5666/ ちょっと視点を変えて軍人の数量を単純比較してみる。 もちろん軍人数がその国の国防力に比例しないのは承知の上だ。 その前提で各国の人口に占める軍人の数的割合を見ると・・・ シナ(人口14億人)は、現役兵力は約220万人、予備兵力51万人、民兵約1000万人、 合わせて総兵力約1300万人、人口比約1%弱である。 北朝鮮(人口約2510万人)は、現役兵力約119万人、予備兵力60万人、 民兵約350万人、合わせて総兵力約513万人、人口比約2.1%である。 韓国(人口約5090万人)は、現役兵力約63万人、予備兵力450万人、 合わせて総兵力約513万人、人口比約1%である。 台湾(人口約2300万人)は、現役兵力約22万人、予備兵力166万人、 合わせて総兵力約188万人、人口比約0.8%である。 一方日本の場合は・・・ 現役自衛官(現役兵力)約22万5000人、予備自衛官(即応予備自衛官8075人、 予備自衛官47900人、予備自衛官補4621人)約6万人、 合わせて総兵力約28.5万人、人口比約0.22%である。 つまり日本の場合、世界第6位の排他的経済水域(EEZ)の面積や、 同じく約3万4000キロの海岸線は地球一周の85%近くになり、 これも世界第6位で、いかに日本の領海が広いかわかる。 これだけ広大な国防圏を世界標準の4分の一の自衛隊で守れるのか? 個人的には自衛隊員は30万人くらいまで増員すべきだと考える。 特に海自・空自には装備と人材を重点的に充実させるべきである。 想像したくはないが、もし日本と特亜の戦争状態が起きるとすれば、 在日シナ朝鮮人の中に紛れた工作員によるテロが多発することは間違いない。 これを自衛隊だけで対処はできないから警察も動員されるだろう。 しかし各地の破壊で生じる死者や負傷者保護、搬送、医療活��、 医療品・食料品の供給、病院の警護など・・・自衛隊だけでは無理がある。 そこで予備自衛官であるが、これが絶対数が少なすぎるのだ。 予備自衛官は20万人規模まで拡大させるべきである。 現在年齢制限が35歳までだが、我々還暦組も予備の予備でいいから、 後方支援の雑用でも使いっパシリでも何でも国の為に活用してほしい。 今の60代は元気な人が多いし、軟弱な20~30代などよりよく働くぞ、 いざ有事なっても、どーせ生きていても先が知れている身分だし、 私はそうなれば残り僅かの人生をお国のために捧げたいと思う。 団塊の3割バカサヨは除き、そう考えるシニアも少なくないだろうし、 体力は若い人には及ばないが、知力や人生経験は何かの役に立つだろう。 知力もない私だが、戦車は操縦できないがダンプは運転できるぞ! そんなGGYやBBAのために予備予備自衛官制度を作ってくれ! 防衛省はシニア人材を国防への、 何かの有効活用を検討してほしい。
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今月の読本「ものがたる近世琉球」(石井龍太 吉川弘文館)煙管、植木鉢、そして豚便所。足元から現在へと続く文化の交差点を掘る近世考古学 近年も続々と発見が続く、我々の生活の足元に残された歴史の痕跡。 ニュースなどで大々的に取り上げられるのは、前史時代の集落跡や古墳、古代王朝の巨大な宮城。戦国時代の息吹を伝える堅牢な城郭、壮麗な寺院の跡など、主に建築、建造物に類するものだと思いますが、そのような発掘に付随するものとして、当時の生活の姿を伝える出土物も多数発掘されています。 土偶や土器など、数千年の時を渡って当時を生きた人々の思いや姿を伝えてくれる考古学の出土品たち。でも、発掘されるのはそのような遙か昔の物ばかりなのでしょうか。 武士の時代とも呼ばれる鎌倉幕府開府から明治維新まで続く中世、近世になると、人々の生活する場所が徐々に現在の集落と一致してくるとも言われていますが、現代の我々が生活しているすぐそばを発掘するを、どのようなものが出土し、どのような世界が見えてくるのでしょうか。 今回ご紹介するのは、文書資料が残らない遥か昔をテーマにしているように思われる考古学という言葉から意識するとちょっとイメージと異なる、余り聞きなれない「近世考古学」を標榜する研究者の方による、そのテーマの具体例を紹介してくださる一冊です。 何時も新刊を楽しみにしている吉川弘文館の歴史文化ライブラリー、11月の新刊から「ものがたる近世琉球」(石井龍太 吉川弘文館)です。 本書の内容にご興味のある方とは全くベクトルが異なるかと思いますが、著者の石井龍太先生は、所属する大学の本務(経営学部の准教授)として、地域おこしとローカルヒーローという、これまた実に興味深いテーマの研究もされている方(田舎暮らしゆえ、超神ネイガー絡みでお名前と活動は存じ上げていましたが...。本を手に取るきっかけは無限です)。更には、本書のテーマとなる琉球・沖縄とは学生時代まで縁もゆかりもなかった人物。あとがきでその経緯を綴られていますが、考古学に魅せられた大学生時代に踏み込んだ、比較的新しいジャンルである近世考古学をテーマにその地へと通い続けた先に、研究者としての道筋を見つけられた方。綴られる内容も、琉球という地理的特異性と歴史的な位置付け、当地の文化への深い敬意を抱きつつも、その筆致��東アジア全般の地域史の中で再配置していく視点を常に堅持して綴られていきます。 考古学という「残されたもの」に着目する研究。特に発掘を伴う研究に於いては、地中に長期間残存する「もの」である事が必要となりますので、そのテーマは必然的に特定の「もの」への視点に収斂していきます。 歴史的に見れは遙か古代の土器から続く、器や皿といった窯業。それらに次いで長い時代を超えて地中に残り続ける宝飾品や貨幣、金属加工品といった貴金属出土品が最も目を引くかと思います。その中で著者が「近代」を特徴づける出土品として選んだのが「煙管」と「植木鉢」。地球規模で歴史が展開していく幕開けとなった大航海時代とその伝播の推移を直接的に物語る、南北アメリカ大陸が原産のタバコと喫煙という行為に欠かせない喫煙道具。そして、安定した生活がもたらさせて初めて発展を遂げる事になる、余剰を以て農業生産物以の植物を育て、愛でるという「園芸」を生活の身近で、社会を彩る形で実現させるために欠かせない道具となる「鉢植え」に必要となる「植木鉢」。 考古学という学術分野が最も得意とする、出土する地域の発祥と広がり、収斂と消滅過程の復元、その様式や文様の変化から読み解く文化的な深化の推移、その地に暮らした人々の受容の姿を考察していく手法。文献史料が豊富になり、世代を超えて人伝に伝えられる記憶が依然として残る近世・近代という我々の生活に比較的近い時代であっても、「もの」から捉えていく考古学としてのアプローチは全く変わらない点を示していきます。 特に本書がテーマとする、ユーラシア東方の海に架けられた首飾りのように、日本列島から台湾、大陸、東南アジアへと繋がっていく海上ルートの中間点に位置する琉球・沖縄。先島諸島から奄美諸島まで含めれば、日本列島の半分にも達するその長大な首飾りの中に残された痕跡を繋ぎ合わせていく事で、活発に、そして相互に影響を与えながら交流する文化の一側面を浮かび上がらせていきます。 煙管の形態変化から見る、より南方の東南アジアからの伝搬の可能性と、本土ではあまり使用例が見られない金属資源に乏しい島嶼故とも思われる陶器製の煙管、その後のタバコの国産化、既に江戸時代から有名になっていた高級品としての国分タバコの流入、未使用の流入品と思われる金属製煙管の埋葬墓への副葬。植木鉢でもその素材や文様といった考古学的な着目点に留まらず、出土品として本来は残らない、鉢植えにされた植物についても、当時の文献資料を辿る事で、その「もの」と共に、民家の庭先から宮城���彩り使節へと手渡される贈呈品としての品種までもがあったことを認めていきます。更には当時の士族(本書は近現代まで記述が及ぶので、この表記が「琉球王朝」のそれを示すのか、明治以降のそれを示すのか、若干戸惑うことがありました)にとって園芸はかなり高級な趣味。良く知られる蘇鉄や蘭のように、江戸への輸出産物、更には文献に残る記載と出土する鉢と鑑賞される姿から、近代における沖縄から欧米諸国への輸出産品の先駆けとなっていた事を示していきます。 琉球の近世を掘り起こしていく事は、それに連なる広範な東アジア全体、世界史の一端を担う近世の文化を映し出す鏡であることを示す本書の前半。後半はそれらとは大きく異なる「もの」の歴史が語られていきます。 3つのテーマで描かれる本書のおよそ半分を占める後半で辿る内容、それは本土の世界には近代の到来まで殆ど無かったとされる「養豚」。現在の養豚場の姿とは全く異なる、家々で飼育されていたとされるその姿を端的に示す「豚便所」という存在。 古民家の形態や建築手法から当時の生活の一端を説き起こしていく歴史学の手法は良く見受けられますが、近年新たに取り上げられるようになってきた「トイレの考古学」とも呼ばれる、当時の人々が用を足した場所や残されたものから時代背景を描き出す手法。繰り返される東京の再開発に於ける、江戸時代の出土遺構から調査された内容は良く知られていることかと思いますが、著者の検討は近世の居住跡に付随した養豚小屋の構築材料、形態と、人肥を餌として与えるためにその中に組み込まれた便所の形態の変化を高度成長期に至る現代まで辿っていきます。 使われる材料は沖縄らしいサンゴから石灰岩、石積み、更には低いコンクリートアーチを備えた俄かに養豚小屋とは思えない掩体壕のような構造まで。本土にはその痕跡が認められませんが、奄美諸島から先島諸島、更には朝鮮半島まで、広く東アジアの沿岸地域に広がったその特異的な家畜飼育の痕跡と地域、時代ごとの変化を辿っていきます。 近代に至って本土から沖縄を訪ねた人々が残しした言葉から、その特異な飼育の姿を浮き彫りにし、本土にはその痕跡が認められない一方、養豚に関する用語の中に僅かに本土から何かしら伝わった部分もあったのではないかと指摘する著者。農村ではなく、むしろ人々が集住する集落内や都市部に多く存在したと指摘するその遺構を辿る事で、近世から現代にまで至る社会と文化の急激な変化を読み解いていこうとします。 戦後、いち早く本土に復帰した奄美諸島と長い時間を掛けて復帰する事になる琉球諸島以南。最後の機会となる、当時を知る人々へのインタビューを通じて、家を切り盛りする女性の器量すらも示すものとされた、各家庭で行われて��た豚の飼育があるタイミングを境に放棄され、集約産業化していく過程を見出していきます。 近世から近代、更には現代へ���変化を住居の痕跡として残す沖縄の豚飼育。著者は1970年代初頭に離村した以降も、当時の姿が集落全般に渡って維持管理されていることで有名な、西表島の網取村跡に所在する東海大学沖縄地域研究センターに於ける悉皆調査の結果を提示しますが、それ以前に残された記録と考古学的な手法による調査結果が示す推移は、如何にも古いものを扱うというイメージに束縛される考古学という手法が、近世村落の形成から近代化、過疎から廃村に至るまでという近現代史として語られる分野でも、一貫した推移の視点を提示してくれる事を雄弁に示していきます。 東アジアの文化の交差点として、その大地に残された「もの」に拘り、変化を辿る事で、資料には残しきれない時代の欠片を再構成し繋いでいく著者。近世考古学という研究内容の一端を、「もの」を通じた身近なテーマに置き換えて分かり易く伝えてくれる一冊です。 <おまけ> 著者のもう一つの横顔にご興味のある方へ。 著者の研究室が主催する企画展「地域表象の仮面文化 ローカルヒーローの造形美」2020/12/7(月)から2020/12/18(金)まで、坂戸(越生というべきか)にある城西大学水田美術館で開催されます。観覧無料との事ですので、ご興味のある方は是非。
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The Fragrances Inspired by Oriental -東洋から着想を得た世界のフレグランス -
以下、文章はすべてリンク先より引用。
ORIENTAL 東洋
・Oriental LOUNGE オリエンタルラウンジ / The Different Company
ミステリアスな琥珀色の輝きを放つ、深く酔わせるアンバーとサテンウッドの香り、そしてフレッシュでソフトなカルピエの葉の意外なコントラスト。 ミステリアスでまばゆいばかりのオリエンタルフレグランス。
・LES DÉSERTS D’ORIENT レ テゼール ドリオン / GUERLAIN
東洋の地に広がる、広大な砂漠地帯。一滴の水の気配すら感じられない、その地域から湧き出す香りの滴をイメージ��て創作された「レ・テゼール・ドリオン」。オリエンタルで神秘的な香調を、稀少な素材を贅沢に使って表現した、魅惑溢れる香りです。
ENCENS MYTHIQUE D’ORIENT オンソン ミティック ドリオン フランキンセンスの儚い優美な香りに、華やかなローズがアクセントを添えるフレグランス。ティエリー・ワッサーが厳選したニュージーランド産のアンバーグリスが堂々とした風格を湛え、深い甘みを伴って長く肌で香り続けます。その香りは、永遠に続く世界への賛美を謳いあげる謎めいた芸術作品のよう。
ROSE NACRÉE DU DÉSERT ローズ ナクレ デザール 神秘の世界へといざなう芳醇なローズの香り ティエリー・ワッサーが厳選した華麗なペルシャローズが主役。その繊細で可憐な甘さに、ムスキーなウードとアンバーが余韻を添え、豊かな表情を演出します。控えめでありながら芳醇な香りは、夜が明けた瞬間から美しさで満たされる大陸を象徴しています。
SONGE D’UN BOIS D’ÉTÉ ソンジュ ダン ボワ デテ 深みのあるレザーと高級なウッドの香りまるで夜の闇に一閃の光が輝くようなフレグランス。シダー、パチュリ、ミルラに彩られた鮮烈な香り。神聖なミルラのエキゾチックな香りがもたらすハーモニーが、高級感に満ち溢れた雰囲気を醸し出します。光と闇を抱く力強い個性が華やかに香り立ちます。
・Vetiver Oriental ヴェティヴェールオリエンタル / SERGE LUTENS
[東洋のヴェチバー]ヴェチバーは、奥底に秘められた潜在的な何かを呼び覚ます。魔女の石と化した髪のごとく謎めいたヴェチバーの根から官能的な絹の温かさを見出す。 それは誇り高き東洋のベルベット。
BHUTAN ブータン
・DZONGKHA ゾンカ / L'ARTISAN PARFUMEUR
調香師が旅した不思議の国、ブータンにインスパイアされた香り。 寺院の暖炉でパチパチと燃える薪、ミステリアスに香るお香、まろやかなチャイと古いレザー、そして、シャクヤクやモクレンといったヒマラヤの美しい花々とエキゾチックなフルーツ…。 男が女に語りかけるように、女が男に語りかけるように、官能とぬくもりに満ちた香りは、男と女、それぞれの肌に触れることで、違う物語を紡ぎだします。
CHINA 中国
・ PATCHOULI PATCH パチュリパッチ / L'ARTISAN PARFUMEUR
卓越した品質を誇るパチュリのエッセンシャルオイルを使用した、「パチュリ パッチ オードトワレ」は、フローラルでアーシーなパチュリの香りが、ベチバーやシダーウッド、サンダルウッドによってさらに引き立てられています。ドライダウンは、18~19世紀、中国のシルクを扱う商人が、シルクを守る為にパチュリの葉を一緒に入れていたという古のヒストリーを彷彿とさせるような、上品でスモーキーなパチュリの香りが漂います。
・Osmanthus オスマンチュス / The Different Company
中国の紫禁城を訪れたジャン・クロード・エレナを捉えた感動。その感動の記憶を留めておくためにデザインした香りには、250mlにつき20キロの金木犀の花が使われています。
・JARDIN DE MONSIEUR LI 李氏の庭 / HERMES
心の安らぎをもたらす想像上の���。5番目の庭園のフレグランス《李氏の庭》 が誕生しました。「池の匂い、ジャスミンの香り、湿った小石の匂い、スモモや金柑の木、巨大な竹林の香りを、記憶をたどって思い浮かべました。すべてがそこにありました。池の中でゆったりと百年の時を経てきた鯉までもが。花椒の茂みはバラのような棘を持ち、その葉はレモンのような香りを漂わせていました。私に残された仕事は、他のすべての要素も織り込んで、新しい庭をつくることだけでした。」エルメス専属調香師 ジャン=クロード・エレナ 中国で訪れた数々の庭。そのすべての庭に共通する象徴的な力に導かれ、彼は想像の庭を生みだしました。《李氏の庭》と名づけられたこの香りは、誰もがそこに心の安らぎを見出せる隠れ家であり、私たちの人間らしさというものを凝縮した香りとも言えるでしょう。パッケージには中国の現代アート作家、リ・シンによって繊細なグレーの濃淡による墨の河が描かれ、黄河を思わせるジョーヌ・アンペリアル(皇帝の黄色)のボトルを引き立てます。
・OSMANTHE YUNNAN オスマンサス・ユンナン / HERMES
「北京の故宮を訪れた時、どこからともなく漂ってくる魅惑的な香り。香りに導かれ、故宮を奥の方に進んで行くと満開のオスマンサス(キンモクセイ)が目の前に現れました。11月、その花は小さな外見に合わずアプリコットのような、存在感があるフリージアのような香りを放っていました。風光明媚な雲南(ユンナン)省のお茶に香りのイメージが重なってこのフレグランスが生まれました」
・SHANGHAI LILY シャンハイリリー / TOM FORD
INDIA インド
・ POIVRE PIQUANT ポアブル・ピカーン / L'ARTISAN PARFUMEUR
古代サンスクリットの愛の経典「カーマ・スートラ」に伝わる結婚物語から着想を得た白いスパイスの香り。きらめ��喜びを象徴するペッパー、人生の幸せを象徴するシュガー。フレッシュなスパイスと、まろやかなハニーとバニラのコントラストが独特の個性と洗練をただよわせ、センシュアルで魅惑的な香りの世界を描きます。
・SAMSARA サムサラ / GUERLAIN
サムサラとは、サンスクリット語で「永遠の再生」=「輪廻」を意味する言葉。ひとつの生から新しい生へと移り変わる人間の存在を表現した、静謐さと調和にあふれた香りです。 ジャン・ポール・ゲランが最愛の女性のために、彼女が愛したサンダルウッドとジャスミンで創作した「サムサラ」。当時、宗教儀式のみに用いられてきた貴重なサンダルウッドとジャスミンを手に入れるため、ジャン・ポール・ゲランは何度もインドに足を運びました。調和とバランスを重んじる女性に向けた「サムサラ」は、素材の融合性を極めた、官能と誘惑のフレグランスです。
・SHALIMAR シャリマー / GUERLAIN
インドの大帝と愛妃の情熱的な愛��物語に感銘を受けて誕生した「シャリマー」。サンスクリット語で“愛の宮殿”を意味するこのフレグランスは、ふたりが誓い合った永遠の愛を象徴する、情熱をかき立てる官能的な香りです。フレグランス界を代表するオリエンタル系フレグランスとして知られる「シャリマー」は、くすぶるような、それでいてかすかな気高さを感じさせる香りが魅力。禁断の愛を思わせるセンシュアルな香りが肌を包みこみます。 「シャリマーをまとうことは、感覚の波に自らを任せることだ」とジャック・ゲランは語っています。レイモン・ゲランがデザインした「シャリマー」のボトルは、1925年にパリ万国博覧会で最高賞を受賞。その曲線は有名なシャリマー庭園の泉からイメージされたもの。扇形の透明なサファイア色のキャップは、シャリマー庭園に永遠に流れる噴水を象徴しています。
・ Malabah マラバー / PENHALIGON'S
東インドのスパイスルートを巡る旅をイメージしたエキゾティックで甘美な香り。スモーキーなアールグレイの紅茶とシトラスのヘッドノートに、スウィートなローズ���爽やかなジンジャー、アロマティックなスパイスをブレンド。時間が経つにつれイリスウッドがムスクやアンバーととけあい、センシュアルなムードを醸しだします。
・ Vaara ヴァーラ / PENHALIGON'S
魅惑の街、インド・ジョードプルへの深い愛情、家族と土地を結ぶ深い絆―。一人の王の想いが託されたヴァーラは、ペンハリガンがマハラジャ・ガジ・シン二世のために作った壮麗なイメージのフレグランスです。 軽やかなタッチで広がるフルーツとスパイス。マハラジャのサマーハウスに咲き誇るローズやマグノリア。街を巡るようにうつろうモダンで甘美な香りは、ムスクとサンダルウッドによって深みを増し、遥かな時の流れやエキゾティックな風景の中に息づく大切なものを描きだします。
JAPAN 日本
・SAKURA サクラ / CHRISTIAN DIOR
・TOKYO Bloom トーキョーブルーム / The Different Company
-A Japanese spring- 快活でピュアなグリーンノート。ガルバナム、バジル、たんぽぽが3ステップでフレッシュでクリ―ンな気分をもたらす心地よい香り。スタージャスミンとシクラメンの花びらがソフトに軽やかにこのコロンを包み込み、ムスクが深みと更なる魅力を与えている。
・ OYEDO オイエド / DIPTYQUE
東京の旧称である江戸��その名を由来するオードトワレ。江戸ではユズ(様々な香りのファセットを持つライムに似た果実)などの柑橘類をベースにした非常にみずみずしい香りが、大人気でした。 太平洋沿岸にある柑橘類の果樹園をイメージした香り。 さわやかな香りが、太陽をいっぱい浴びたタイムによって温かく陽気に仕上がっています。
・Asagiri 朝霧 / FUEGUIA 1833
・Komorebi 木漏れ日 / FUEGUIA 1833
日本。 桜の木の、太陽に照らされて僅かに香る花の香りは、 やがてその力強い幹が宿す影に吸い込まれ、枝葉の陰る間に幽遠に浮遊する。 墨絵の松林図屏風に描かれた松林のように、 陰と陽が共生する世界を表現している。
・MITSOUKO ミツコ / GUERLAIN
20世紀初頭のベストセラー小説『ラ・バタイユ』。その舞台は、日露戦争が激化する1905年。英国将校と秘密の恋に落ちる、日本の美しい人妻……。ジャック・ゲランは、物語の中の慎ましやかでありながら、強い意志を秘めた女性をイメージして、ヒロインの名を冠した「ミツコ」を生み出しました。シプレーとフルーティなピーチの香りを合わせるという、大胆な発想によって完成したモダンな香調。バカラの名工ジョルジュ・シュヴァリエがデザインしたボトルは、アール ヌーヴォー期特有の優美な渦巻き模様で彩られ、“逆さハート”の形をしたアヴァンギャルドなキャップは当時の精緻な技巧を表しています。
・NOTE de YUZU ノート・デ・ユズ / HEELEY
��メゾンキツネ>とのコラボレーションによるパルファム。<メゾンキツネ>の明るくカラフルなエネルギー、それを音符のようにつなぎ合わせジェームス・ヒーリーが思い浮かべたのは、フレッシュでフルーティーな柚子でした。日本の伝統的な柚子風呂を思い起こされる瑞々しい柑橘の香りは肌に触れればたちまち官能的な海と潮の香りへと変化します。パリから東京へ、スタイリッシュな若者たちを魅了する目が覚めるようなユニセックスパルファムの誕生です。
・IRIS UKIYOE イリス・ウキヨエ / HERMES
・ROSE UKIYOE ローズ・ウキヨエ / HERMES
「余分なものをすべてそぎ落とした美しい真髄。日本の伝統芸術である生け花は、花や枝など選りすぐった素材を使って美を表現します。そんな生け花を、フレグランスという形で表現したら……。ローズ・イケバナは早朝に香るバラ。朝露をふくんだような、繊細で軽やかな香りです」
・PEAU DE PÉCHE ポードペッシュ / KEIKO MECHERI
繊細に調和されたミスティな日本の白桃がパウダリ―なオリスの香りとマイソールサンダルウッドのヴェールに包まれたような香り。
・HAIKU ハイク / MIRKO BUFFINI
“OLD POND, A FROG PLUNGES.THE SOUND OF WATER” 「古池や蛙飛び込む水の音」 松尾芭蕉の俳句からインスピレーションを得て、静寂の中にあるハッとするような素晴らしい一瞬を表現。五・七・五の17音のシンプルな言葉から広がる、現実と心が織りなす情景。長い静寂を破る水の音、それはダマスクローズの香りからすべてが色を帯びていくように。今、池の淵に立ち、何度も読み返した俳句のことを考える。記憶が背中を押すHAIKU MIRKO BUFFINIの代表的な香り。
・KI �� / MIRKO BUFFINI
内に秘めたエネルギー「氣」を表現したフレグランス。宇宙において基本的な概念を表現。それは自然の一部であり、私たち人間の思考も司る。精神と肉体、万物を構成する要素とも考えられ、その概念は医学や武術など様々な分野で広く活用される「氣」。朝の太陽のようなピンクペッパーに始まり、マグノリアの花が開き、ココナッツ、バニラのお菓子が誘惑する午後を過ぎ、夜へと誘うピンクペッパー。太陽が昇りそして夜の帳が降りる、まるで1日を香りで追うような構成は「氣」を高めてくれそう。
・MU ム / MIRKO BUFFINI
広がる無限の「無」時空を超えて旅する気ままな旅人をイメージしたフレグランス。「無」それは永遠を表現するシグナルのよう。1985年に制作されたヴィム・ベンダース監督のドキュメンタリー映画「東京画」は、小津安二郎監督の作品「東京物語」の舞台となった1953年の東京の日常風景がオープニングとエンディングにフィーチャリングされている。映し出される時代の異なる東京。「無」との対話。「無」の存在。ベルガモットから始まり、ラストノートはトスカーナのやわらかいオリーブの木。纏う人によって無限に変化していく、透き通るような香り。フレグランス・オブ・ザ・イヤーを受賞。
・No. 31 トレントゥーノ / MIRKO BUFFINI
No.31 すべてはこの作品から始まった。個性ある優美の始まり。難解、複雑でありながら、それは驚くほどシンプルに、陶酔させるほどに、神秘的に、確固たる雰囲気をまとう。31音の調べからなる短い叙情詩、和歌のように。神秘の数字はいつも弓を引いて、遥か彼方の違う場所、どんなに遠くとも同じ神秘の数字を見つけ出す。素数31の数字に無限の可能性を注いで、MIRKO BUFFINIが最初に発表した、輝く個性を最大に引き出す香り。
・Japanese Iris ジャパニーズ・イリス / Whitte
奥ゆかしく嫋やかな日本女性を質の高いイリスで 丁寧に表現した深甚な香り。
TURKEY トルコ
・ TRAVERSÉE DU BOSPHORE イスタンブールの空 / L'ARTISAN PARFUMEUR
西洋と東洋の狭間で、いくつもの文明が交差する万華鏡のような街、イスタンブールへ。通りを満たす水パイプの煙とジューシーなりんごの香り、宮殿に咲き誇る幾千ものチューリップ、スパイスマーケットからただようデリケートなサフランの香り―。イスタンブールの路地をめぐるエキゾティックで独創的なフレグランス。ラストは、夕陽が街を染めてゆくようにムスクがゆっくりと広がり、センシュアルな余韻を残します。
VIETNAM ベトナム
・DO SON ドソン / DIPTYQUE
蒸し暑さを癒すために、ハロン湾の沿岸にある小塔。そこに吹く貿易風は花の香りがします。浜辺に寄せる波のような抑揚のある、響きのよい名前。 「ド ソン」は、テュベルーズのさわやかさ、陶酔、官能性を感じさせる、コントラストのあるオードトワレです。
・TAM DAO タムダオ / DIPTYQUE
トンキンの山々には、つる植物を踏みながら、根こそぎにされた銘木を運ぶ象たちの足音が響きます。堂々たるサンダルウッドがジャングルのむせ返るような熱気の中に香り立ちます。 「タム ダオ」は、聖木の中でも最も人気のあるゴア サンダルウッドに捧げるオマージュです。
(2018.4.18更新)
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【アンケート企画】 「2017年の3本」
WLでは読者のみなさんから2017年に見た舞台作品の中で印象に残った3本を、その理由などを書いたコメントとあわせて募るアンケートを実施しました。WLスタート以来毎年行っているこの企画、3回目の今回は20名の方にご参加いただきました。掲載は到着順です。
雨宮 縁(会社員) ・劇団四季『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・ホリプロ『パ��ード』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・ホリプロ『ファインディング・ネバーランド』(東急シアターオーブ ) 『ノートルダムの鐘』は何が悪なのか? 怪物は誰なのか? 人間の業と差別について圧倒的なクワイアの歌声で問われる秀逸な作品。 ミュージカル『パレード』はストレートプレイを見ているようなミュージカル。アメリカ南部で起こった実話の冤罪事件をミュージカル化した異色作。ある少女殺人事件をきっかけに人種差別や成功者への妬みなどから警察やマスコミ、政治家様々な立場の人達により犯人に仕立て上げられていく恐ろしさ。これが物語ではなく実話であるというさらなる恐ろしさに声が出ない程の衝撃だった。実力者ぞろいの出演者達で見応え満点だった。 ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』は来日公演。ミュージカルらしい作品。イマジネーションの世界は自由だと夢のあるミュージカル。窮屈な現実から解き放される感動作で前向きな気持ちにしてくれます。(年間観劇本数:24本)
小田島 創志(大学院生・非常勤講師) ・KAAT『オーランド―』(KAAT神奈川芸術劇場) ・やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』(小劇場てあとるらぽう) ・地人会新社『豚小屋』(新国立劇場 小劇場) 1.KAAT『オーランド―』…ジェンダー、言葉の意味、文化慣習、時代精神などの脱自然化を、舞台上で緻密に表現。観客の想像力を喚起する役者さんの演技も白井さんの演出も圧巻。「男である」「女である」のではなく、「男になる」「女になる」というボーヴォワール的な価値観を、演劇的にスタイリッシュに表現していて素晴らしかった。 2.やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』…個人と社会、個人と宗教の関係性を、コミカルかつ丁寧な言葉を紡いで描いた意欲作。テーマが複層的で、観客側の思考を誘う。 3.アソル・フガード『豚小屋』…個人よりも集団が過剰に優先され、個人の犠牲の上に集団が成り立つ状況下で、戦争に駆り立てられる庶民の「受難」を、北村有起哉さんと田畑智子さんの壮絶な演技で伝えていた。(年間観劇本数:53本)
豊川 涼太(学生) ・ロロ『父母姉僕弟君』(シアターサンモール) ・木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談 通し上演』(あうるすぽっと) ・ままごと『わたしの星』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 今年の3本を選んでみると、全てが再演(初演はどれ��観ていない)だった。 特にロロ『父母姉僕弟君』はキティエンターテイメントプロデュースで、より大きなサイズで大きなスケールで上演できていた。 他の方々も語るように、再演賞を設ける等、演劇界全体で再演文化の定着に力を入れて欲しい。(年間観劇本数:50本程度)
なかむら なおき(観光客) ・月刊「根本宗子」『スーパーストライク』(ザ・スズナリ) ・劇団四季 『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・こまつ座『イヌの仇討』(紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA) 『スーパーストライク』は良し悪しの前にもっとも欲していることが届く作品だったので。『ノートルダムの鐘』はあえて出来事だけを表現して観客に判断を任せているのが面白かった。そして『イヌの仇討』は忠臣蔵を下敷きに目に見えない得体の知れない大きな力を描いていて続々としたなぁと。あ、これらは趣味です。 で、上演された作品を見ると、今の世の中に応答するような作品が多いように思うのです。そして小劇場界隈で育ってきた演出家が大劇場の演出を務めるようになってきているように思うのです。また少し変わったかなぁと思うのです。(年間観劇本数:100本ぐらいですかね)
北村 紗衣(研究者) ・ケネス・ブラナー演出、トム・ヒドルストン主演『ハムレット』(RADA) ・カクシンハン『マクベス』(東京芸術劇場 シアターウエスト) ・モチロンプロデュース『クラウドナイン』(東京芸術劇場 シアターイースト) 今年は『ハムレット』を6本見て、アンドルー・スコット主演版や川崎ラゾーナ版なども良かったのですが、ヒドルストンの『ハムレット』が一番好みでした。ハムレット以外の若者役を全員女性にするキャスティングが効いていました。カクシンハンの『マクベス』はまるでゴミみたいなセットでしたが、内容はゴミとはほど遠いエネルギッシュなものでした。『クラウドナイン』は大変面白かったのですが、あまりよく考えずに「レズ」とか「少年愛」などという言葉を使っているマーケティングは大変残念でした。 (年間観劇本数:121本)
町田 博治(会社役員) ・青☆組『グランパと赤い塔』(吉祥寺シアター) ・小松台東『山笑う』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・ SPAC『アンティゴネ ~時を超える送り火~』(駿府城公演特設会場) 『グランパと赤い塔』 吉田小夏が人の綾なす思いを紡ぎ、丁寧に織り上げられる。 背筋が伸び厚みと洒脱さを合わせ持つ老紳士を佐藤滋が見事に演じ、福寿奈央の初老の妻も見事。二人が作品に一本の筋を通す。 裏の主役とでも言うべき女中役を大西玲子が、目線、ことば、仕草、身体で見事に演じていた。役者が皆素晴らしい。 『山笑う』 兄と妹、地方と都会、肉親ゆえの諍い。 静かに光る小さな宝石の様な作品。 松本哲也の演出がシリアスさと笑いをバランスさせ絶妙。厚みのある演技、役者達のバランスも絶妙。 『アンティゴネ』 冒頭女優石井萠水がミニ・アンティゴネを演じ客を引き込む。 舞台は一面水。灯篭が浮かび明かりが揺れる。あの世と現世の境としての水、水上で舞台が静かに進む。背後に投射された動きが影となり、台詞、歌唱が絡み、幻想的。 「弔い」にこだわるアンティゴネ、最後、円く連なってゆく静かな盆踊りが弔いを暗示胸を締め付ける。(年間観劇本数:299本)
文月 路実(派遣社員・フリーライター) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』(都内某公園) ・NODA・MAP『足跡姫』(東京芸術劇場プレイハウス) ・ 範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 「五感を総動員する」と謳っていたゴキコンの本公演は、まさにその通りの悪夢だった。入り口で目隠しされ、何が何やらまったくわからない状態で味わう地獄。四方八方から泥水や血糊や汚物や虫が飛んでくる。突然役者が飛び出してきて身体の上に載る。内容はいつも通りのひどい話だ。テント内はかなり暑く、なにやら異臭がすごい。終わったときには頭に虫がとまり、レインコートは泥や血糊でぐしょぐしょ、汗で眉毛が半分消えておったとさ。そんなに過酷だったのにもかかわらず爽快感を覚えたのは不思議。普段使わない感覚を刺激されたからか。これこそが演劇の力なのでは。『足跡姫』は勘三郎へのオマージュ。ここ数年の野田作品のなかで一番ストレートに「想い」が伝わってきて、純粋に美しいと思った。『その夜と友達』は、生きづらさを抱えた「夜」というキャラクターが個人的に刺さった。「しんどさ」を知ってしまった人間にも希望はあるのだと信じたい。(年間観劇本数:42本)
永田 晶子(会社員) ・努力クラブのやりたくなったのでやります公演『フォーエバーヤング』(人間座スタジオ) ・燐光群『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』(ザ・スズナリ) ・dracom Rough Play 『ぶらんこ』(OPA_Lab) 上演日順です。 ・説明が削られ、描くべきことだけ残った合田団地氏の劇作は、努力クラブの魅力のひとつです。同世代の俳優による静かな演技で、人生における中途半端な時間の儚さをより楽しめました。 ・燐光群の公演で、劇場という閉ざされた空間が持つ危うさを確かめました。戯曲に負けない強い演技と、暗闇にわずかな光を感じるラストシーンが印象的でした。失われた街に思いを馳せる機会にもなりました。 ・既存戯曲を本読み一回・稽古一回で上演するラフプレイを観て、演劇は一度きりの瞬間に在ると思いました。会場全体に広がる「わかりあえなさ」に、戸惑いつつも笑いました。戯曲を忠実に辿ろうとするデッサンのような行為は、dracom の新作での慎重な表現にも繋がっていたと思います。(年間観劇本数:100本くらい)
青木 克敏(地方公務員) ・SPAC『アンティゴネ〜時を超える送り火〜』(駿府城公演特設会場) ・ロシア国立サンクトペテルブルク マールイ・ドラマ劇場『たくらみと恋』(世田谷パブリックシアター) ・NAPPOS PRODUCE『SKIP〜スキップ』(サンシャイン劇場) あまりぱっとしない演劇状況に思えました。その中で、SPACの宮城聰さんの取り組みは素晴らしいものに感じています。アンティゴネは構成がしっかりとしていて分かりやすいかったですが、私の価値観を揺るがしてくれるほどの感動を、与えてくれました。たくらみと恋では、俳優陣をはじめとして芸術レベルの高さを見せつけられました。そして、スキップ。なんだかんだ言っても、キャラメルボックスは、夢と希望をいつだって分かち合おうと走り続ける劇団です。(年間観劇本数:32本)
矢野 靖人(一般社団法人shelf代表理事・芸術監督) ・WORLD STAGE DESIGN『The Malady of Death』(台北国立芸術大学) ・HEADZ『を待ちながら』(こまばアゴラ劇場) ・SCOTサマーシーズン2017『サド侯爵夫人 第二幕』(新利賀山房) The Malady of Death”はバンコクの盟友、僕がいちばん信頼している僕自身のプロデューサー的存在でもあるリオンが演出する作品とあってわざわざそれを観るためだけに台湾まで行った作品。そういうことが出来る/したいと思える仲間がいることに感謝。今年いちばん記憶に残っている。デュラス晩年の最後の恋人は実はゲイで、しかし献身的にデュラスを愛し、デュラスに尽くしたという。美しく儚い作品だった。鈴木忠志「サド侯爵夫人 第二幕」はこの超絶技巧のこのアーティフィシャル(人工的)な日本語台詞をねじ伏せた俳優陣に快哉。久しぶりに劇場で観劇した飴屋法水さんの「を待ちながら」はこちらが思っていた以上に泣けるほどに清々しくベケットで。選外に1作品、APAFワン・チョン氏演出の「Kiss Kiss Bang Bang2.0」を。ノンバーバル且つインターナショナルな演劇の新たな可能性を垣間見せてくれた。(年間観劇本数:43本)
野呂 瑠美子(一観客) ・劇団昴ザ・サードステージ『幻の国』(サイスタジオ大山第1) ・劇団チョコレートケーキ『熱狂』(シアターウェスト) ・文学座創立80周年記念公演『中橋公館』(紀伊国屋ホール) どの時代をどういう切り口で、どのように選ぶかは作者の意識と力量による。劇団チョコレートケーキの古川健さんは、大きな歴史の流れを巧妙に切り取り、多大な資料を元に、新たに肉付けをして、その時代がどんなであったかを観客に見せてくれる。『幻の国』『熱狂』ともに、3時間ほどの舞台からは、困難な時代に置かれた人々の思いと息遣いが伝わってくるようであった。文学座の真船豊の『中橋公館』も、殆ど知られることがなかった、外地・北京で敗戦を迎えた日本人の様子をよく伝えていて、感心した。どの作品も、過ぎ去った時代を描きながら、実は現代をきちんと映し出している秀作揃いで、感動とともに、印象深い作品となった。最近あまり見なくなった歌舞伎だが、今年は仁左衛門の『千本桜』がかかり、おそらく彼の一世一代の知盛であろうと思われて、拝見した。人生は速い。(年間観劇本数:80本)
片山 幹生(WLスタッフ) ・SPAC『病は気から』 (静岡芸術劇場) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』 ・平原演劇祭2017第4部 文芸案内朗読会演劇前夜&うどん会 「や喪めぐらし」(堀江敏幸「めぐらし屋」より) ノゾエ征爾翻案・演出のSPAC『病は気から』は17世紀フランス古典主義を代表するモリエールの喜劇の現代日本での上演可能性を切り拓く優れた舞台だった。ゴキコンはいつも期待を上回る斬新で過激な仕掛けで観客を楽しませてくれる。高野竜の平原演劇祭は昨年第6部まで行われ、いずれも既存の演劇の枠組みを逸脱する自由で独創的なスペクタクルだったが、その中でも文庫版200頁の小説を4人の女優がひたすら読むという第4部の企画の体験がとりわけ印象的だった。食事として供された変わったつけ汁でのうどんもおいしかった。(年間観劇本数:120本)
kiki(勤め人) ・日本のラジオ『カーテン』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・あやめ十八番『三英花 煙夕空』(平櫛田中邸/シアトリカル應典院) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) カーテン:この一年で拝見できた日本のラジオの作品はどれも面白かったが、結局一番好みにあったのがコレ。劇場の使い方や題材の面白さに加えて、奥行きのある人物描写で15人のキャストの魅力が充分に生きた。 三英花 煙夕空:あやめ十八番初の二都市公演で、東京と大阪の会場がどちらも物語によく似合いつつ印象はガラリと変わって面白かった。音の響きや照明も変わり、キャストも変わって、東京公演では濃密な仄暗さが、大阪公演ではエッジの効いた明暗がそれぞれ印象に残った。 アンネの日:風琴工房の題材への取り組み方にはいつも心惹かれるが、観る前には地味だろうと思っていたこの作品がこの一年で最もツボにハマった。描かれた人々の誠実さと強さ、それを演じるキャスト陣の説得力が魅力的だった。(年間観劇本数:155本)
りいちろ(会社員) ・第27班 キャビネット公演B『おやすみ また明日 愛してるよ』(シアターミラクル) ・コマイぬ『ラッツォクの灯』(石巻 GALVANIZE gallery) ・アマヤドリ『青いポスト』(花まる学習会 王子小劇場) 2017年も足を運ぶ先々に多彩な舞台の力がありましたが、中でも常ならぬ舞台の密度や呼吸を感じた3作品を。 この一年、くによし組や劇団ヤリナゲ、劇団普通、KAZAKAMI、遠吠え、キュイなど若い作り手たちの作品にも心惹かれつつ、てがみ座『風紋』、風琴工房『アンネの日』、青組『グランパと赤い塔』、うさぎストライプ『ゴールデンバット』、ワワフラミンゴ『脳みそあるいてる』など実績のある作り手の更なる進化を感じる作品も数多く観ることができました。FunIQの5人の作演での連続上演の試み,ロロの「いつ高シリーズ」やシンクロ少女の『オーラルメソッド4』のように過去作品と新作を合わせて上演することも作品の世界観を再認識させ作り手の進化を感じさせる良いやり方だったと思います。またあやめ十八番や水素74%などの歴史建造物での上演にも、スイッチ総研の諸公演やガレキの太鼓ののぞき見公演などの企みにも捉われました。(年間観劇本数:315本)
矢作 勝義(穂の国とよはし芸術劇場 芸術文化プロデューサー) ・ イキウメ『天の敵』(東京芸術劇場 シアターイースト) ・TBSテレビ『俺節』(TBS赤坂ACTシアター) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 『天の敵』は、戯曲・演出・美術・俳優など全てのピースが寸分の狂いもなく組み合わされた、これまで観たイキウメ作品の中で一番素晴らしい舞台でした。 『俺節』は、主演の安田章大の歌・芝居ともに素晴らしく、回りを固める小劇場系の俳優も一丸となり、見事に劇世界を支えていました。何と言っても、脚本・演出の福原充則の仕事ぶりが充実していました。 風琴工房の詩森ろばさんは、2017年の1年間で多数の作品を生み出していましたが、なかでも『アンネの日』は、教養エンターテイメントと名付けたいと思います。事実の羅列や解説にとどまらず、それをエンターテイメントに昇華しながらも、一つの物語として創り上げられたとても素敵なものでした。 番外として、自身の劇場制作の、青木豪作、稲葉賀恵演出の「高校生と創る演劇『ガンボ』」と桑原裕子作・演出の穂の国とよはし芸術劇場プロデュース『荒れ野』を上げておきたいと思い��す。(年間観劇本数:132本)
須川 渡(研究者) ・ dracom『空腹者の弁』(ウイングフィールド) ・山下残『無門館の水は二度流せ 詰まらぬ』(アトリエ劇研) ・アイホールがつくる「伊丹の物語」プロジェクト『さよなら家族』(AI・HALL) 今年も関西で多くの作品を観ました。劇場の閉館はたびたび議論になりますが、dracomと山下残はこの問いかけに作品という形で応答していました。dracomはウイングフィールドという場所で演劇を続けること、山下残はアトリエ劇研がなくなることの意味を、どちらも非常に挑戦的な方法で示していました。『さよなら家族』は、伊丹という場所と時間をかけて丁寧に向き合った秀作です。スタイルは様々ですが、観客である私も、同じ場所にとどまって演劇を観続けるとはどういうことかに思いを巡らせた1年でした。 (年間観劇本数:133本)
かいらくえんなつき(演劇ウォッチャー) ・ロロ いつ高シリーズvol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』(こまばアゴラ劇場) ・悪魔のしるし『蟹と歩く』(倉敷市立美術館 講堂) ・範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 2017年も前半は大阪にいたので、関東近辺の演劇はそこまで多くは観ていません。とはいえ、ここにどうしても挙げたいと思う関西の作品に出会えなかったのは、残念。 選んだのは今後ずっと忘れないだろうなと思う観劇体験だったものです。 この他に挙げられなかったのは、FTで上演された『忉利天(とうりてん)』 (構成・演出・美術:チェン・ティエンジュオ)。 これだけをみていうのもと思いますが、それでもいいたくなるぐらい、中国の勢いを感じさせられ、それと裏返しの日本の閉塞感を感じました。 2017年は(も?)色々と区切りとなる出来事の多かった1年だったような気がしています。 毎年同じようなことを書いている気がしますが、2018年はもっともっと新しい刺激的な作品に出会いたい!!(年間観劇本数:おそらく150本くらい)
薙野 信喜(無職) ・ Schauspiel Leipzig『89/90』(Berliner Festspiele) ・Akram Khan Company「Until the Lion」(Main Hall, ARKO Arts Theater) ・日本総合悲劇協会『業音』(西鉄ホール) 2017年は、海外で観た20数本の作品の印象が強い。パリで観たオペラ・バスティーユ『ラ・ボエーム』、オデオン座『三人姉妹』、コメディ・フランセーズ『テンペスト』、ベルリンドイツ劇場『フェードル』『しあわせな日々』、ソウルで観た Yulhyul Arts Group『Defeat the ROBOT 3』、明洞芸術劇場『メディア』の印象が強烈だった。
九州に来演した作品では、ヨーロッパ企画『出てこようとしてるトロンプルイユ』、サードステージ『舞台版ドラえもん のび太とアニマル惑星』、イキウメ『散歩する侵略者』、トラッシュマスターズ『たわけ者の血潮』 などが楽しめた。 九州の劇団では、劇団きらら『プープーソング』、そめごころ『ちずとあゆむ』、転回社『夏の夜の夢』 がおもしろかった。(年間観劇本数:156本)
でんない いっこう(自由人) ・東京芸術劇場『リチャード三世』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・新国立劇場『プライムたちの夜』(新国立劇場小劇場) ・文学座『鳩に水をやる』(文学座アトリエ) 1.リチャード三世の人格形成に身体の障害を前面に出さなかったし、最期の苦しみを、脳内の様子が突然飛び出し襲い掛かるような映像と音響で訴えたプルカレーテ演出の意外性が惹きつける。 2.人は何に向って本心を言えるのか、自身の老後は応答するロボットを考えていたが、人型のAI・スライムなら2062年でなくとも頷けてしまう身近な物語であった。人を失した悲しみ、本来わかりえない存在、一個の人間。 3.童話作家だった男、今は認知症の鳩に水をやる男。誰にわかると言うのだ、その内面の心理が。過去を生きている男に通じる回路を持たない今を生きてる者達。次点は若い俳優、演出家の成長が嬉しい『その夜と友達』『ダニーと紺碧の海』『ナイン』気になる劇作・演出家で楽しかった『ベター・ハーフ』大野一雄に惹かれ、その時代の映像が見たくて、疑念を持ちながら観たのに何故か後半引き込まれてしまった『川口隆夫「大野一雄について」』等がある。(年間観劇本数:27本)
小泉 うめ(観劇人・WLスタッフ) ・点の階『・・・』(京都芸術センター 講堂) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・神里雄大/岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』(京都芸術センター 講堂) 前半は人生最高ペースの観劇本数だったが、後半は落ち着いて、おしなべてみれば例年並みの本数になった。そのため見逃したと思っている作品も多い。演劇が演劇であるが故の悔やみである。 『・・・』 ファンタジーという言葉だけでは済まされない不思議な観劇体験となった。窓の外の雪や隙間から入ってくる冷たい空気までもが演劇だった。 『アンネの日』 詩森の戯曲はいつも緻密な取材力とそこからの跳躍力に支えられているが、この戯曲からは一人の女性として、ひいては一人の人間としての���女の姿が明瞭にうかがえ、彼女の代表作となるだろう。 『バルパライソの長い坂をくだる話』 神里のターニングポイントと言える。再び上演される機会もあるだろうが、あの場所であの役者陣でのスペイン語上演は、当然のことながら二度とないものを観たという印象が強い。 西日本での観劇も例年よりは少なかったが、結局KACで上演された2本を選んでいるあたりも私らしいところか。(年間観劇本数:355本)
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vol 3 開催決定!
雨の中vol 2にご来場いただいた皆様、ありがとうございました! さらにパワーアップしてvol 3を開催いたします! VIVID COR(ヴィヴィッドコール)は世の表現者によるパワフルな空間と出会いを提供いたします。
youtube
■vol.2 チャリティ結果
VIVID CORは売り上げの一部をチャリティしています。 ※チャリティ先については、後述の「■チャリティ先」をご参照ください。
インドの学校にて、ファンの購入に使わせていただいたと、現地の先生から報告がありました。学校は最近まで休校。台風でファンが壊れ暑くて勉強ができない環境が改善されたとのことです。
■Vol.3 Date
9/23(Mon)17:30-21:00
■Access
CRIB
〒105-0022 東京都港区海岸2丁目1−23ベイサイドビル 1F
■Fee
4,000円(3h Drink Free+BBQ food)
※女性の方へ特典※ 女性のお友達1人との参加につき、ご自身とお友達が500円OFF 2人以上の場合は、お友達も合わせて全員が1人1,000円OFF
■showcase
BITTER's CLUB (Double Dutch)
二本の縄を駆使して、アクロバットやダンスを繰り出すパフォーマンス集団!
世界チャンピオンの座を幾度となくもぎ取る、ダブルダッチシーン最前線のメンバーが揃ったパフォーマンスを見逃すな!!
Tatsuya https://instagram.com/waffle_tatsuya Kasuya https://instagram.com/ksy.mshr Daichi https://instagram.com/d_i_hi Yoshihiro https://instagram.com/yoshakzw Toma https://instagram.com/tsdd311 Taishi https://instagram.com/t.taishi
ADACHINHO & KAZ (Freestyle Football & Basketball)
ADACHINHO (アダチーニョ)
東京を拠点に全国各地で活動しているフリースタイルフットボーラー。日本トップクラスの実力を持つエンターテイメント集団「Ball Beat Crew」の中心メンバーとしても活動。CM、MV、TVなどのメディア出演や海外でのイベント出演、他ジャンルとのコラボショー等、活動は多岐に渡る。2014年FIFAワールドカップ公式飲料パワーエイドのWebCMにメインキャストとして出演。リズミカルなボールタッチとオリジナリティーを追求したスタイルは日本トップクラスの実力を持ち、海外のフリースタイルラーにも認められる。
【パフォーマンス出演経歴】 JリーグFC東京ホームゲームイベント Fリーグ ハーフタイムショー 韓国Kリーグ オープニングショー 全日本フットサル選手権2018 マーシャルアーツ世界大会「RedBull Kick it」ゲストショー出演(韓国) BATERI JOHO presents performance (マレーシア) 日本最大級の大型フェスCHIMERA GAMES チェルシーFC日本ツアーイベント
など他多数
【メディア出演経歴】 NEWS 「ONE for the win」MV出演 BSフジ「Do YOU? サタデー」TV出演 フジテレビ「プレミアの巣窟」TV出演 2014年サッカーW杯公式飲料「パワーエイド」メインキャストでWebCM出演 Panasonic x ネイマールjr.「CLAZY SKILLS」WebCM出演 ペプシ「Sukedachi Story #2」WebCM出演
等他多数
【大会経歴】
FF JAPAN CUP 2013 3位 Japan Freestyle Football Championship 2016 Best8 Freestyle Fes 2015 Best8
KAZ プロフリースタイルバスケットボーラー
ギネス世界記録保持者 *1分間でのボール2個のアームロール最多数 バスケットボールのハンドリング技術を極限に高め音楽に乗せて表現する新しいパフォーマンススタイル。 数々の大会で結果を残し、日本国内だけではなく世界大会など海外の大会にも招待され、メディアなどにも出演。 バスケットボールブランドspaldingのTeam spaldingのメンバーであり、日本最高峰のstreet paformaerが所属するChimera gamesにも出演。 国内外問わず大会、パフォーマンス活動を行なっている。
主な経歴 2016年度全国大会日本2位 2016年度世界大会日本代表 best32 2017年台湾大会 2位 BTP FINAL 2017(全国大会) マルチ部門 優勝 (日本一) 2017年度世界大会日本代表 best16 2018年 戦 優勝 2019年 5.18 ギネス世界記録達成
メディア出演 NHK WORLD 6月9日放送 2017年 プレミアの巣窟 10月9日放送 2017年 BAD HOP「LIFE STYLE」PV出演 850万回再生(2018.1.1) FM鎌倉 出演 2014年
パフォーマンス出演経歴 Chimera games vol.2から出演中 valentino popup shop リリースパーティー にてguestshow 2018年 ツーリズムEXPO TokyoTokyoブースにてショー 2013年bjリーグオールスターオープニングアクト出演 2013年bjリーグプレイオフFINALオープニングアクト出演 2013年WJBLプレイオフエキシビションマッチハーフタイムショー出演 2017年 BLEAGE東北チアガールフェスにてフリースタイルバスケのパフォーマンス出演 など…多数
タクトくん
『タクト with タクト楽団』というバンドで活動(Vo./Gt.)をしながらソロ活動も行う。地元が同じ千葉県柏市である サンプラザ中野くんに『タクトくん』と命名され、2016 年には動画配信アプリ showroom 内のイベントで矢口真 里企画バンドのギタリストにも任命。
ライブハウスだけでなくいろいろなイベントや飲食店でのパフォーマンス活動を 行い楽曲提供、司会、企画なども行ういろいろと散らかったシンガーソングライター。
即興能力とトーク力を武器にし、リクエストされた動物の豆知識をその場で歌う『どうぶつ知りたいソング』は一見の価値あり。
テレビ出演も徐々に増え、大ブレーク間近!
■DJ
DJ SUNSE
音楽の家庭に生まれながらも、ターンテーブルに触れたのは28歳の時で、それまで音楽活動は一切してこなかったという異例の経歴。しかし、今までに収集した曲は1万を超え、洋楽・邦楽、懐メロや近代の曲まであらゆるジャンルに精通している。
近年ではクラブシーンで盛り上がる事間違いなしのテック・ソウルフル・ディープハウス、Nu-discoに傾倒し、観客が求めるグルーヴを常に提供し続けている。
DJ SHOW
2006年大学在学中に京都でDJ活動スタート。 各種パーティーやイベント・ショーでのDJを行う。 2010年に就職を機に活動を休止するが、2013年に活動再開。
地元愛媛県にてカフェを丸々一軒貸し切ってのオールジャンルパーティー「Switch」や、ビーチパーティー「大三島の乱」など数々のイベントの主催を務める。
またその傍ら、香川県のEDMイベント「安直」や高知県のアニソンイベント「とある二次元の選曲目録」など県外のイベントでもレギュラーDJとして活動し、四国4県全てでDJ出演。
2017年に東京に転居し、現在はオールジャンルパーティー「Colors」のオーガナイズを中心に新木場ageHaや渋谷VISION、銀座PLUS TOKYO、六本木DiAなどをはじめとする都内各所でのイベントに出演。
90's~00's J-POPのDJプレイが得意であり、フロアを青春時代にタイムスリップさせる。
趣味はダイエット、特技はリバウンド。
https://twitter.com/SHOW_the_NEET
DJ−9RT(倉田 悠人)
高校を卒業と同時に上京。20歳の時にダンスミュージックに出会いどっぷりハマる。 23歳の時に独学でDJを始め、1年程、独学でやっていたが限界を感じDJスクールに入校、基礎を学んだ。 都内を中心に活動中。またトラックメイクにも精励している。
■Products
konandoil (Tarotology)
タロット占い師:konandolile
2017年にデビューし、たった1年で200人以上の鑑定依頼を受ける。 深層心理に深くアプローチすることによってクライアント様の本音を優しく見つけることが得意。とある法則に則った占い方を活用してからというもの、恋愛成就やビジネスの成功など、ジャンルを問わず解決・好転に導く幅の広いスタイルが好評。 あなたが本当に想っていることは何なのか? あなたの本当の願いは何なのか?それが見つかれば、今日から少しずつ変化が始まります。 ぜひ、素敵な未来を一緒に掴むお手伝いをさせて頂ければと思います。
atelier nanohana(accessory)
creator:山内 菜都子 ー Natsuko Yamauchi from:Kyoto 2003年 13歳のころからアクセサリーの制作をスタート 2008年 ・京都で毎月手芸教室を主催 2015年 ・関東に引っ越してからも手芸教室の開催や、オーダー作品の制作等を行う。 2018年〜 ・両国のお店にatelier nanohanaとして作品の出店。 ・2019年夏〜美容室での店頭販売も開始予定。 ・その他、各種蚤の市等へ出店予定。
nanohana(菜の花)の花言葉に「活発、元気、小さな幸せ」という意味があります。
この花言葉のように、作品を通して一人でも多くの方へ小さな幸せが届くよう、思いを込めてつくっています♡( › ·̮ ‹ )
Instagram: https://www.instagram.com/atelier_nanohana/
Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=100033868719285
Chiinii (Henna Tattoo)
ヘナタトゥー師:瀧千智 — Chisato Taki
2010年・世界一周の旅でヘナアートと出会う 2012年・インドのデリーでゲストハウスの経営と同時にヘナアーティストとして本格的に活動を始める 2016年・東京日本橋人形町に自身が製作した作品や、インド雑貨の販売、ヘナタトゥーを施術出来る場として【Chiinii】をOPEN 現在は著名人や、スポーツ選手、ダンサー、モデルにヘナアートを施すなど、世界中のどこにいても誰にでも世界一幸せになれるアートをすることを目標に活動をしている。また、ヘナアートを身近に感じてもらう為、ヘナアート講座等も開催している。 夢は、世界中に自分のArtな世界観を広めること、Artと保育をつなげ世界で活躍出来るアーティストになること。
ameba blog: http://ameblo.jp/happymehendiart facebook page: https://www.facebook.com/chiinii618/ instagram: https://www.instagram.com/chisatotaki/
Charmant(accessory)
2016年の4月3日に板橋駅の東口にアトリエをオープンして4年目になりました、Charmantの大久保友恵です。 天然石とパールの個性を組み合わせて一点物にこだわりオリジナルのジュエリーを作っています。 またお客様がお持ちになっているジュエリーのお直しやリフォームなども承っています。 店名のシャルマンはフランス語で、魅惑的・魅力的・キュート等という意味があり、地球の魅惑を集めたCharmantのジュエリーを身に付けて皆様の個性をよりいっそう魅力的に煌めかせてHAPPYなことがたくさんありますようにと想いをこめてお作りしています。 ジュエリーやアクセサリーのこと何でもご相談ください!
Instagram https://www.instagram.com/charmant.t.o/
■food
健
武蔵野調理師専門学校卒業後、 新宿ホテルハイアットリージェンシー東京に就職。
1年間パティシエを経て ミシュラン2つ星フレンチ「キュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロ」に異動。その後、銀座、秋葉原、目黒、中目黒と様々な専門店、ホテルのレストランで料理人、サービスマンを経験。
4年目の現在は個人で料理イベントなどを主催している。
■チャリティ先
サンタナグループ
youtube
60年前からインドと日本を繋ぐ架け橋として頑張っているサンタナグループ。 インド神様Tシャツ、日用品、スパイス、お香など、現地から持っていきます。売り上げは全て学校チャリティに。 http://www.minnanominami.com/contents/santana/academy.html
■About 「VIVID COR」
※2019/3/21に開催したvol1
はじめまして。主催代表の平岡です。
この度は、このような場に興味を持っていただきましたことに感謝申し上げます。
イベントをやるきっかけは、高円寺で開催された同年代が集まるDJイベントに行った際に、DJ、歌手、タロット占い、 ダブルダッチの世界チャンピオン、素敵なアクセサリを作れる方、ヘナアート、などなど、自分の周りにはすごい素敵な芸を持っている人がたくさんいる事に気付いたことでした。
「こんなに素敵な一芸を持ってる人達が、もっと活躍できる場をつくりたい。」と思い、 そんな経緯で、今回のイベントを企画しました。
単にイベントをやるよりも、DJの良い選曲と、BBQ飲み放題のコラボすることで、参加した人たちにとってもより楽しい空間を作り出したいと思い、芝浦CRIBさんを開催場所に決定いたしました。
「自分の頑張っていることをもっと世に表現していきたい」という方が活躍できる場になること、参加した人全員が楽しめること、そして皆さんが楽しんだ時間やお金をチャリティして世の中に貢献することを目標に、活動して参ります。
みなさんとお会いできることを心から楽しみにしています。 よろしくお願いします。
人には一人一人、磨き上げている素敵なものを持っています。 そんな一芸を持った人たちが、もっと活躍できる場をつくっていきたい。 その場に参加した人達に楽しみと新しい出逢いをつくっていきたい。 みなさんが楽しんだ分をチャリティし世の中に貢献したい。 http://www.minnanominami.com/contents/santana/academy.html 誰にとっても笑顔あふれる幸せな場をつくっていきます。
〜VIVID COR (ヴィヴィッド コール)の意味〜 「色鮮やかに盛り上がる場所」 VIVID→「色鮮やか」:個性豊かな出演者 COR (コール) →ポルトガル語で「色」:コールと言う呼び方が盛り上がっている感じをイメージしました。
◾️Produce
Mami (mami83138)
Toma
Shie
CAN (kanekowest0829/)
Muroi (djmuroi_/)
◾️Notis !
前日までのキャンセル料は無料ですが、当日キャンセルはご飲食代分のご料金をいただきます。
宗教、ネットワークビジネス等の勧誘目的のご参加を固くお断りしています。そのような行為をしている方を見かけたら主催までお声かけください。
未成年の飲酒を固くお断りしています。
その他、参加者の迷惑に関わる行為はご遠慮ください。
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2017年7月8月 イベントメモ
* 8/15 更新 cuushe、すみだストリートジャズ、exPoP 100回記念、三井ビルのど自慢、ambidexイベント、kitchen labelイベント...
[↓ 8月 | ↓ 参考]
[7月]
7/1(土) 浜離宮朝日ホール 小ホール 16:00-19:30 あなたが選ぶ!お笑いハーベスト大賞2017 Aマッソ / アイデンティティ / えんにち / 火災報知器 / ゴールデンエイジ / 紺野ぶるま / シューマッハ / すっきりソング / ダンシングヒーロー / パーパー / ハッピーエンド / ハナコ / パニーニ / ぶらっくさむらい / ブリキカラス / ペンギンズ / ホタテーズ / マカロン / メルヘン須長 / ヤングウッズ / ローズヒップファニーファニー http://bit.ly/1G37PcT
7/1(土)-2(日) 代々木公園 earth garden ”夏” 2017 -Festival for Future- http://www.earth-garden.jp/event/eg-2017-summer/artist/
7/4(火) 渋谷 DOMMUNE NUUAMM presents「NO W/AVE」BROADJ#2263 NUUAMM (青葉市子×マヒトゥ・ザ・ピーポー) / 又吉直樹 http://www.dommune.com/reserve/2017/0704/
7/6(木) 神楽坂 kagurane Beginning 47 Noah (flau) / VEACON a.k.a. aoub / B FROM OUTATBERO / RHYTHM BILLGATES https://kagurane.com/schedules/view/161
7/7(金)-9(日) 東急プラザ 表参道原宿 6階 おもはらの森 ゆかたで野外シネマ 『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』を上映 http://omohara.tokyu-plaza.com/event/detail_4944.html
7/8(土)-9(日) 代々木公園 OCEAN PEOPLES '17 Shen (Def Tech) / D.W.ニコルズ / Predawn / 石崎ひゅーい / mabanua / SWANKY OCEAN ACOUSTIX / トレモノ / Sandii http://oceanpeoples.com/
7/8(土) 渋谷 o-nest Preco Night Vol.2 (miaou × smoug MOU! tour) smoug / miaou (with VJ KariKari) / ent / KASHIWA Daisuke / アチコ (Ropes) http://preco-records.tumblr.com/post/162028551622/ なつかしいvol.1から4年ぶりのプレコナイト
7/8(土) 渋谷 WWW X SCLL LIVE "with the silence" Spangle call Lilli line / tofubeats http://www.lilliline.com/scll_news.html
7/8(土) 吉祥寺 キチム majikick「カンカンフェスティバル」 ざやえんどう / biobiopatata / sekifu / 千住ちんどん http://www.kichimu.la/file/kankan.htm
7/9(日) 京都 METRO Four Pens × Sheeprint × miaou × smoug Four Pens (台湾) / sheeprint / miaou / smoug http://nightcruising.jp/20170709_metro/
7/9(日) 赤坂 草月会館 2F 談話室 (open 14:00/start 15:00) ミニ・ペンギン・カフェ『トーク&ミニ・ライブ』 http://www.plankton.co.jp/penguin/index.html
7/9(日) 新代田 FEVER Lifted Bells & Annabel Japan Tour 2017 Lifted Bells / Annabel / ATATA / fam / malegoat http://thelostboys.malegoat.com/japannabells-tour-2017/ Lifted Bells 過去作セット
7/10(月) 新代田 FEVER Lifted Bells & Annabel Japan Tour 2017 Lifted Bells / Annabel / told / The Firewood Project http://thelostboys.malegoat.com/japannabells-tour-2017/ Lifted Bells 新譜セット
7/11(火) 新代田 FEVER Sondre Lerche Japan Tour 2017 Sondre Lerche / Alexander von Mehren http://www.flakerecords.com/news_toneflakes119.php
7/14(金) 新代田 FEVER LOSTAGE In Dreams TOUR http://www.fever-popo.com/schedule/2017/07/14/
7/15(土)-17(月/祝) 長野県佐久市 内山牧場キャンプ場 rural 2017 GAS / Svreca / Roly Porter / Solar / DJ NOBU / Felix K / ASC / ENA / Sapphire Slows / asly cahier / Chris SSG / Lena / Nuel / Kyoka & Ueno Masaaki / Asusu / Batsu ほか https://www.rural-jp.com/
7/16(日) 渋谷 o-nest Real Good Time Together 2017 ~魅惑のサマーホリデイ~ bacho / NOT WONK / バレーボウイズ http://www.bacho.jp/
7/17(月) 新橋 内幸町ホール くりぃむしちゅー チャリティトークライブ2017.7 http://naturaleight.co.jp/live/
7/20(木) 渋谷 o-nest exPoP!!!!! vol.99 sui sui duck / TOKYO HEALTH CLUB / トリプルファイヤー / 岩ヰフミト(FOLKS) http://expop.jp/schedule/99.php
7/21(金) 赤坂サカス 12:00-15:00 有田ジェネレーション お笑いサマーフェス くりぃむしちゅー有田 / バイきんぐ小峠 / ケンドーコバヤシ / サンドウィッチマン / みちょぱ (池田美優) / イヌコネクション / インディアンス / ジェラードン / シオマリアッチ / どんぐりたけし / ぺこぱ松陰寺 / 脳みそ夫 / まんぷくフーフー / もりせいじゅ / ゆにばーす http://www.tbs.co.jp/arigene/
7/21(金) 新宿 Nine Spices SPORT Japan Tour 2017 SPORT / falls / shipyards / uri gagarn http://blog.livedoor.jp/cuthetension/archives/52082870.html フランスのエモバンド
7/22(土)-23(日) 東京ビッグサイト HandMade In Japan Fes 2017 [7/22] コトリンゴ / Nabowa / D.W.ニコルズ / Alfred Beach Sandal / DDTプロレスリング / 空中カメラ / はいざらこうかん / はらかなこ [7/23] SOIL & "PIMP" SESSIONS / トクマルシューゴ / LUCKY TAPES / jizue / HARCO / CICADA / Crahs / 夕食ホット https://hmj-fes.jp/ichiran/musicplay
7/22(土)-23(日) 中野区大和町 八幡神社 大和町八幡神社例大祭「大盆踊り会」 [7/22] 折坂悠太 (合奏) / 海藻姉妹 / 菜の花楽団 / ジョン(犬)/ 珍盤亭娯楽師匠 / 馬場正道 [7/23] 井手健介と母船 / のらぼん / 加藤義明 (ex-村八分) + 加藤りま & GUEST / SOI48 / 俚謡山脈 https://hachiman-jinjya.wixsite.com/daibondance なんだかたのしそう
7/22(土)-23(日) 町田 パリオ 布博 in 東京 vol.9 [7/22] 関取花 / タイナカ彩智 [7/23] 神田莉緒香 / tricolor http://textilefabrics.jp/201707/
7/23(日) 蔵前 Nui. ビューティフルハミングバードのジュンジュラーイ 2017 http://beautifulhummingbird.com/live 小池光子さん体調不良により中止
7/23(日) 赤坂サカス 14:00- 夏SUNSUNサンデー寄席 2017 爆笑問題 / アキラ100% / Aマッソ / 脳みそ夫 / BOOMER / ペンギンズ http://sacas.net/ns_common/2017/ns17-eve170723.html 整理券配布は、当日10:30から
7/26(水)-29(土) 新宿中央公園 19:00- Screen@Shinjuku Central Park 2017 26日『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』、27日『ゴーストバスターズ』、28日『フラガール』、29日『ミニオンズ』 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000012974.html 8月以降もあるそう
7/27(木) 渋谷 contact dB #03 Clark / Kyoka http://www.contacttokyo.com/schedule/db-03-clark/
7/28(金)-30(日) 新潟県 湯沢町 苗場スキー場 FUJI ROCK FESTIVAL '17 [7/28] Gorillaz / The xx / Sampha / Arca DJ + Jesse Kanda AV / Clark / Rhye / Father John Misty / OGRE YOU ASSHOLE / ASA-CHANG&巡礼 [7/29] Aphex Twin / The Avalanches / LCS Soundsystem / Day Wave / Death Grips / The Lemong Twigs / まねだ聖子 / 小沢健二 [7/30] Bonobo (Live) / Thundercat / Slowdive / Real Estate / Maggie Rogers / björk / Ásgeir / Major Lazer / Toro y Boi / GRAPEVINE / 青葉市子 http://www.fujirockfestival.com/artist/
7/29(土)-30(日) 町田 パリオ 布博 in 東京 vol.9 [7/29] 関取花 / わたしのねがいごと。 [7/30] tico moon / 古川麦&優河 http://textilefabrics.jp/201707/
7/29(土)-30(日) 代々木公園 台湾フェスタ 2017 王若琳 with 戸田泰宏 / 以莉・高露 (Ilid Kaolo) / 雀斑 (Frickles) / 落日飛車 (Sunset Rollercoaster) / 台客電力公司 / 巴賴 / 黃美珍 Jane / jealkb / 朱頭皮 / 玉木慎吾 / 杏窪彌 / 柴郡貓 (CheshireCat) / 原田茶飯事 http://twfes.com/performer2017/
7/29(土) 下北沢 Basement Bar SPORT Japan Tour 2017 SPORT / falls / and protector / hue / offseason / salt of life http://blog.livedoor.jp/cuthetension/archives/52082870.html
7/29(土) 新宿 ルミネtheよしもと とろサーモン祝15周年単独ライブ☆Japan Tour☆「May everybody be happy!」 http://www.yoshimoto.co.jp/lumine/liveschedule/pc/2017/07/201772915-japan-tourmay-everybody-be-happy.php
7/30(日) 青山 CAY SONASILE RELEASE EVENT 網守将平とバクテリアコレクティブ (Guest: Babi) / Phew / テニスコーツ / Super Magic Hats (Australia) / 梅沢英樹+松本望睦 (VJ: 永田康祐) / 髙城晶平 (cero) / 畠中実 (ICC) http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2283.html
7/31(月) 有楽町 国際フォーラム ホールA Sigur Rós https://www.creativeman.co.jp/artist/2017/07sigurros/
[↑ 7月 | ↓ 参考]
[8月]
8/1(火)-2(水) 六本木 Billboard Live TOKYO Kimbra http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=10591&shop=1
8/1(火) 有楽町 国際フォーラム ホールA Sigur Rós https://www.creativeman.co.jp/artist/2017/07sigurros/
8/1(火) 上野 不忍池水上音楽堂 真夏の笑フェス2017 http://www.maseki.co.jp/live/showfes2017 マセキ芸能とゲストの人たくさん
8/2(水)-6(日) 新宿三井ビルディング 55HIROBA 第42回芸能山城組ケチャまつり http://www.yamashirogumi.jp/event/cakfestival/
8/2(水) 新宿 ルミネtheよしもと 相席スタート単独ライブ「aiseki ST」 http://www.yoshimoto.co.jp/lumine/liveschedule/pc/2017/08/201782aiseki-st.php
8/3(木) 恵比寿 LIQUIDROOM toe × D.A.N. http://www.liquidroom.net/schedule/20170803/34087/
8/3(木) 神保町 試聴室 池間由布子ワンマン 夏 http://shicho.org/2017/08/1event170803/
8/4(金)-5(土) 新宿 ルミネ1 屋上 都会の空と音楽と~空音 SORAOTO~ [7/22] ナツ・サマー / Michael Kaneko / DJ 永井博 / The Wisely Brothers [7/23] Maika Loubté / TAAR / LISACHRIS / Blue Vintage http://www.lumine.ne.jp/shinjuku/topics/topics_details.php?article_no=3449 Spotifyのイベント
8/5(土) ティアラこうとう 大ホール (open 13:00/start 14:00) 東京シティ・フィルのドラゴンクエスト 交響組曲「ドラゴンクエストIV」導かれし者たち http://www.cityphil.jp/concert/detail20170805.html
8/5(土) 千葉 ポートタワー ポートパーク内メインステージ Nuts Party 2017 bird / NakamuraEmi ほか http://www.nutspartychiba.com/
8/5(土) 八丁堀 七針 Nuts Party 2017 澁谷浩次+高柳あゆ子 (yumbo) / 小池喬 (シラオカ) / パグタス (坂田律子 + 山田民族 + 庄司広光) http://red.ap.teacup.com/yumbo/
8/6(日) 葛西臨海公園 汐風の広場 10th Anniversary WORLD HAPPINESS 電気グルーヴ / 関取花 / TOWA TEI / 岡崎体育 / 宮内優里 / ZOMBIE-CHANG / みうらじゅん / 高橋幸宏 with 沖山優司、ゴンドウトモヒコ、白根賢一、鈴木慶一、砂原良徳、高野寛、堀江博久 / いとうせいこう with DUBFORCE guest スチャダラパー、高木完 / くるり / コトリンゴ / 竹中直人 / GLIM SPANKY / Nulbarich / のん ほか http://www.world-happiness.com/
8/7(月) 渋谷 7the floor Gofish「肺/ピアノのまわり」リリース・パーティー Gofishトリオ (テライショウタ+稲田誠+黒田誠二郎) / シネルパ / 三富栄治+清岡秀哉+波田野州平 http://www.sweetdreamspress.com/2017/06/gofish_27.html
8/7(月) 代官山 UNIT Oh Wonder http://www.unit-tokyo.com/schedule/2017/08/07/170807_oh_wonder.php 男女デュオ from ロンドン
8/10(木)-13(日) 新宿 ルミネtheよしもと バナナマン単独ライブ「Super heart head market」 http://com.horipro.co.jp/news/heart.html
8/11(金/祝)-13(日) 東京国際展示場 コミックマーケット92 http://www.comiket.co.jp/info-a/C92/C92info.html バカ姉弟グッズを販売...!!!!するらしくて初挑戦悩む https://www.hisago.co.jp/events/c92.htm#c92r05
8/11(金/祝)-12(土) 代々木公園 しぶやの夏祭り [8/11] AFRA / 川辺ヒロシ / スカート / 田島貴男 [8/12] コトリンゴ / SHINCO / もも / ニジノ絵本屋キャラバン http://natumaturi.sib.tv/
8/12(土) 赤坂 レッドシアター ギンパツ! 霜降り明星 / 卯月 / 四千頭身 http://slush-pile.jp/
8/12(土) 赤坂サカス サカスステージ 14:00- マイナビ Laughter Night デリシャカス特別版~芸歴10年以上SP~ タイムマシーン3号 / チョコレートプラネット / 虹の黄昏 / ピーマンズスタンダード / ラバーガール http://sacas.net/ns_common/2017/ns17-eve170812.html
8/13(日) 横浜スタジアム 横浜DeNAベイスターズ「勝祭」 http://www.baystars.co.jp/news/2017/02/0203_01.php 今年も柳沢慎吾ちゃん?
8/13(日) 赤坂 レッドシアター コント「何かヘンな奴、来たぞ!」王決定戦 インポッシブル / ザ・ギース / しずる / チョコレートプラネット / ニューヨーク / 野性爆弾 / ラブレターズ http://slush-pile.jp/
8/13(日) 表参道 GROUND Aマッソのトーク Aマッソ / 日本エレキテル連合 http://natalie.mu/owarai/news/241498
8/14(月)-16(水) 丸の内 COTTON CLUB Jeff Parker & The New Breed http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/jeff-parker/ Tortoiseの人
8/16(水),17(木),19(土) 日本武道館 スピッツ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50" https://spitz-web.com/live/201702/
8/17(木) 赤坂 BLITZ Blood Orange http://www.summersonic.com/2017/lineup/extra.html
8/18(金)-20(日) 墨田区内のいろんな場所 第8回 すみだストリートジャズフェスティバル http://sumida-jazz.jp/sj/
8/18(金) 新代田 FEVER idle id sense vol.2 cuushe / MINAKEKKE / 冷牟田敬band / slololis http://www.fever-popo.com/schedule/2017/08/18/
8/18(金) 幕張メッセ (open 20:00/start 22:00) SONIC MANIA 2017 Kasabian / Liam Gallagher / Justice / Orbital / Shobaleader One / !!! / Lido / D.A.N. / Perfume / 電気グルーヴ / Formation / KANDYTOWN / PANDAS [中野雅之 (BOOM BOOM SATELLITES) + TK (凛として時雨)] http://sonicmania.jp/2017/
8/19(土)-20(日) 大井競馬場 真夏の東京蚤の市 http://tokyonominoichi.com/2017_summer/
8/19(土)-20(日) ZOZOマリンスタジアム & 幕張メッセ SUMMER SONIC 2017 [8/19] Phoenix / Communions / Justice / Blood Orange / Kero Kero Bonito / Honne / ベッド・イン / Juana Molina / NakamuraEmi / 堂本剛 [8/20] Whitney / Pond http://www.summersonic.com/2017/lineup/
8/19(土) 幕張メッセ (open 22:30/start 23:30) HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER Mogwai / St. Vincent / Ride / The Horrors / BEAK> / Cigarettes After Sex / Blanck Mass / Matthew Herbert (DJ) http://ynos.tv/hostessclub/schedule/201708hcan/ SUMMER SONIC/SONIC MANIAチケット購入者は5000円
8/20(日) 日比谷 野外大音楽堂 (14:15/14:45) exPoP!!!!! vol.100 相対性理論 / Yogee New Waves / Chris Cohen / シャムキャッツ / YOOKs https://camp-fire.jp/projects/view/34021
8/20(日) 青山 月見ル君想フ Roots of the tree "ivory" amiinA / NETWORKS / RYUTist http://www.moonromantic.com/?p=35422
8/21(月) 代官山 SPACE ODD Whitney http://www.summersonic.com/2017/lineup/extra.html
8/21(月) 新代田 FEVER Clap Your Hands Say Yeah Japan Tour 2017 http://moorworks.com/tour/cyhsy-japan-tour/
8/23(水)-25(金) 新宿三井ビルディング 第43回 新宿三井ビルディング 会社対抗のど自慢大会 https://twitter.com/syaso55/status/882095087039111169
8/23(水) 渋谷 o-nest Clap Your Hands Say Yeah Japan Tour 2017 http://moorworks.com/tour/cyhsy-japan-tour/
8/25(金)-27(日) THE DRIFT OF MUSIC BETWEEN ISLANDS [8/25] Hanging Up The Moon / haruka nakamura LABO (feat. 坂本美雨、 ASPIDISTRAFLY、 ARAKI Shin、根本理恵、AOKI,hayato、Sawako) [8/26] Janis Crunch / ASPIDISTRAFLY [8/27] Hanging Up The Moon / いろのみ (with ASPIDISTRAFLY) http://www.inpartmaint.com/site/21626/
8/25(金) 渋谷 WWW New Zion Trio with Cyro Baptista -Fight against Babylon Japan Tour 2017- http://www-shibuya.jp/schedule/007818.php
8/26(土) 原宿 ラフォーレミュージアム 17:00-19:30 SPECiAL THANKS!! 第2部 "Secret Live" 2組出演とのこと http://ambidex-pr.tumblr.com/post/163518333719/ ambidex 30周年イベント
8/27(日) 渋谷 WOMB 16:00-22:00 CLAT cuushe / Jig n' Hug / Far Farm / Yuto Sasaki / Boyz be kko / Takuya Asakura / Sountrive / Toitoi / Half Mile Beach Club http://party.clat.biz/5thAnniversary//
8/27(日) 新代田 FEVER Full of Hell / The Body / FRIENDSHIP Japan Tour 2017 Full of Hell / The Body / FRIENDSHIP / ENDON / ENDZWECK http://www.daymarerecordings.com/shows/2012.htm
8/29(火) 表参道 GROUND くりぃむしちゅー チャリティトークライブ2017.8 http://naturaleight.co.jp/live/ また当たった! (ToT)
8/31(木) 埼玉スタジアム2002 19:35- ロシアW杯アジア最終予選 日本代表 vs オーストラリア代表 http://www.jfa.jp/samuraiblue/20170831/
[↑ 7月 | ↑ 8月]
[参考]
来日情報 https://facebook.com/SweetestLittleShows http://nme-jp.com/liveevent/ http://matome.naver.jp/odai/2137796788764948701
Tokyo Gig Guide http://www.tokyogigguide.com/
TOWER RECORDS インストアイベント http://tower.jp/store/event/
HMV インストアイベント http://www.hmv.co.jp/st/event/
野外フェス・夏フェス・音楽イベント���とめ https://matome.naver.jp/odai/2148065168177066501
clubberia http://www.clubberia.com/ja/events/japan/tokyo/
ゲーム音楽の演奏会、コンサート情報 http://www.2083.jp/concert/
イベント:CINRA http://www.cinra.net/event
#events#smoug#miaou#ent#sheeprint#Spangle call Lilli line#Penguin Cafe#Lifted Bells#Annabel#Sondre Lerche#くりぃむしちゅー#Clark#Bonobo#Sigur Rós#宮内優里#柳沢慎吾#Shobaleader One#!!!#New Zion Trio#FUJI ROCK FESTIVAL#SUMMER SONIC#SONIC MANIA#Ride#BEAK>#björk#Slowdive#Thundercat#The Avalanches#Aphex Twin#スピッツ
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運営会社 ER023_L R&A Voice Actors Academyとは R&A Voice Actors Academyは、音楽制作会社(株)レイズインと芸能事務所(株)アクロス エンタテインメントが合同で立ち上げた 「歌える声優アーティスト」を育成するアカデミーです。 (株)レイズイン 東京本社 〒107-0052 東京都港区赤坂4-9-25 新東洋赤坂ビル10F Tel:03-5411-7320 / Fax:03-3408-8944 大阪支社 〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町18-2 若杉東梅田ビル401-025 Tel:06-6314-6753 / Fax:06-6314-6707 名古屋支社 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-6-8 GI368ビル5F TEL 052-962-4777 / FAX 052-962-5777 仙台支社 〒980-0011 宮城県仙台市青葉区上杉1-8-17 上杉21ビル1F TEL 022-224-7455 / FAX 022-224-7456 URL https://www.rey-s-in.co.jp/ 設立 1982年5月1日 代表取締役 長戸 秀介 レイズイングループ制作・プロデュース作品(※声優、アニメ関連) 『Double Destiny』(DD) 浪川大輔 参加作品 『Dreamin’ Drive』(DD) 浪川大輔 参加作品 『Dramatic Dive!』(DD) 浪川大輔 参加作品 『コトバにできない想い』(Water) テレビ東京系 特撮ヒーロードラマ「幻星神ジャスティライザー」エンディングテーマ 『夕空の紙飛行機』(モリナオヤ) 日本テレビ系 アニメ「はじめの一歩」エンディングテーマ 『360°』(モリナオヤ) 日本テレビ系 アニメ「はじめの一歩」エンディングテーマ 『ウルトラメンゴ!!』(ピカピカ) TBS系 アニメ「ゴーゴー五つ子ら・ん・ど」テーマソング 『会いたくて会いたくて〜Voice of Moon〜』(田嶋里香) テレビ東京系 アニメ「獣戦士ガルキーバ」エンディングテーマ 『ダメ!』(和泉 蓉) フジテレビ系 アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」エンディングテーマ 『So Good!』(ビレッジパープル) テレビ東京系 アニメ「レレレの天才バカボン」エンディングテーマ 『はじめのはじめのハジメちゃん』(藪崎 衣海) テレビ東京系 アニメ「レレレの天才バカボン」挿入歌 『y’know』(プリス・S・アサギリ) テレビ東京系 アニメ「バブルガムクライシス TOKYO 2040」オープニングテーマ 『Waiting for you』(須藤あきら) テレビ東京系 アニメ「バブルガムクライシス TOKYO 2040」エンディングテーマ …他多数、制作・プロデュース (株)アクロス エンタテインメント 本社 〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-41-7 #1009 URL http://across-ent.com/ 設立 2008年4月 代表取締役 藤崎 淳 所属タレント 山寺 宏一 山寺 宏一 (やまでら こういち) 主な出演作品 《洋画》 ・トニー・レオン「レッドクリフ Part1・2」 《海外ドラマ》 ・「MADMEN」 (ドン・ドレイパー役 / ジョン・ハム) 《アニメ》 ・庵野秀明監督作品「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」 (加持リョウジ) ・「それいけ!アンパンパン」(チーズ、カバ夫ほか) 《映画》 ・三池崇史監督「ヤッターマン」 (遊園地職員役・声:説明説明人形・ヤッターワン・ ヤッターキング) ・堤 幸彦監督「20世紀少年〈第2章〉」 (コンチ役) ・堤 幸彦監督「20世紀少年〈最終章〉」 (コンチ役) 《MC》 ・「おはスタ」(TX系) 伊瀬 茉莉也 伊瀬茉莉也s 伊瀬 茉莉也 (いせ まりや) 主な出演作品 「ベン・トー」(槍水 仙役) 「HUNTER×HUNTER」(キルア=ゾルディック役) 「たまごっち!」(きずなっち役) 「モーレツ宇宙海賊」(ナタリア・グレンノース役) 「Yes!プリキュア5」(春日野うらら/キュアレモネード役) 「最強銀河究極ゼロ~バトルスピリッツ~」(ライラ・エイプリル役) 「ポケットモンスターXY」(ユリーカ役) 「ログ・ホライズン」(レイネシア役) 「世界征服~謀略のズヴィズダー~」(鹿羽逸花役) 「宇宙兄弟」(オリガ・トルスタヤ役) 「緋弾のアリア」(峰 理子役) 「TIGER&BUNNY」(ホァン・パオリン(ドラゴンキッド)役) 「戦国乙女~桃色パラドックス~」(上杉ケンシン役) 「ルパン三世~セブンデイズ ラプソディ~」(ミシェル役) 「機動戦士ガンダムUC」(ロニ・カーベイ役) 「機動戦士ガンダムAGE」(ウェンディ・ハーツ役) 「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」(ノヤマ・リナ役) 「Panty and Stocking with Garterbelt」(ストッキング役) 「おおかみかくし」(櫛名田眠役) 「フェアリーテイル」(レビィ・マクガーデン役) 「夢喰いメリー」(霧島咲役) 「とある魔術の禁書目録Ⅱ」(ルチア役) 「れでぃ×ばと!」(天壌慈楓役) 「会長��メイド様」(エリカ役) 「夢色パティシエール / 夢色パティシエールSPプロフェッショナル」(山岸れもん役) 「伝説の勇者の伝説」(クゥ・オルラ役) 「初恋限定」(有原あゆみ役) 「はなまる幼稚園」(雛菊役) 「GA 技術科アートデザインクラス」(吉川役) 「NEEDLESS・ニードレス」(アルカ役) 「デュラララ!!」(張間美香役) 「宙のまにまに」(桜川役) 「07-GHOST」(リアム役) 「鋼殻のレギオス」(バーメリン役) 「まかでみ・WAっしょい!」(タナロット・アンサーティン役) 「ペンギン娘 はぁと」(択捉鯨役) 「地獄少女三鼎」(江上そら役) 「おじゃる丸」(森子役) 「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-」(ベアトリーチェ役) 「世界名作劇場 ポルフィの長い旅」(アレッシア役) 「桃華月憚」(守東桃香役) 「スクールランブル二学期」(俵屋さつき役) 「シュガシュガルーン」(ナナコ・ウォルシュ役) 「おねがいマイメロディ」(加納優香役) 「エア・ギア」(野山野林檎役) 「まよチキ!」(宇佐美マサムネ役) 「ZETMAN」(田中花子役) 「えびてん 公立海老栖川高校天悶部」(野矢いつき役) 「神様のメモ帳」(木村未来役) 「ロウきゅーぶ!」(藍田未有役) 「こぴはん」(瓜野比呂美役) 「マケン姫っ!」(シリア大塚役) 「氷菓」(沢木口美﨑役) 「イナズマイレブンGO クロノ・ストーン」(ベータ役) 「アンパンマン」(はにわ役) 「輪廻のラグランジェ」(ユリカノ役) 「トータル・イクリプス」(幼いユウヤ役) 「ネクスト・アベンジャーズ:未来のヒーローたち」(トールン役) 「アルカナ・ファミリア」(ミレーナ役) 「おしりかじり虫」(パックン役) 「おしりかじり虫 第2シリーズ」(パックン役) 「戦国コレクション」(塩治くん役) 「めだかボックス アブノーマル(」雲仙冥加役) 「ガールズ&パンツァー」(ナオミ役) 「好きっていいなよ。」(黒沢凪役) 「スターウォーズ ロボットチキン」(レイア役) 「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」(森山那奈亀役) 「リトルバスターズ!」(亜美役) 「my Little PONY トモダチは魔法」(スクータルー役) 「惡の華」(仲村佐和役) 「僕は友達が少ないNEXT」(遊佐葵役) 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」(赤城瀬菜役) 「フォトカノ」(前田果音役) 「ああっ女神さまっ」(古河麻里子役) 「ちびデビ!」(おばけの少女役) webアニメ「TRIPTREK」 ドラマCD 「となりの怪物くん」(水谷雫役) 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(まーちゃん役) 「純情ロマンチカ」サウンドコレクションVol.1,2(チビ美咲役) 「うわさの翠くん!!」(山手翠役) 「水の旋律2 緋の記憶~残照~」(柏木きら役) 「銀河鉄道物語」(ローラ・シュミット役) 「プリズマ☆イリヤ ツヴァイ 4巻」(森山那奈亀役) 「Quad Cross」(鏡美ティラ役) 「ダブルクロス The 3rd Edition デイズ」(雲雀風見役) 「トリニティセブン 7人の魔書使い」(アスティルの写本役) 「星刻の竜騎士」(エーコ役) 「オオカミ少女と黒王子」(立花マリン役) 「ハルモニアの気がかり」(武井円役) VOMIC「スターダスト★ウインク」(古城杏菜役) 「プリキュアオールスターズDX3 未来に届け!世界をつなぐ☆虹色の花」(春日野うらら役) 「放課後ミッドナイターズ」(謎の少女役) 「コードギアス 亡国のアキト第1章 翼竜は舞い降りた」(オリビア・ロウエル役) 「コードギアス 亡国のアキト 第2章 引き裂かれし翼竜」(オリビア・ロウエル役) 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(北上みどり役) 「ピカチュウとイーブイフレンズ」(イーブイ役) 「魔女と百騎兵」(メタリカ役) 「新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女」(フレドリカ・アーヴィング役) 「願いの欠片と白銀の契約者」(楊麗鈴役) 「英雄伝説 閃の軌跡」(ラウラ・S・アルゼイド役) 「コンセプション2 七星の導きとマズルの悪夢」(エリィ役) 「リングドリーム」(ハロウィン園原役、シャドゥ細野役) 「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」(エストリル役) 「デビルサバイバー オーバークロック」(小牧 翠役) 「uni」(星空綺麗々役) 「キャプテン翼」(大空翼役) 「おおかみかくし」(櫛名田眠役) 「絶対迷宮グリム」(ヘンリエッタ・グリム役) 「Which Witch?(フィッチウィッチ)」(藤凪聖知役) 「TRINTY UNIVERSE」(リーゼリアル役) 「(PW)Project Witch」(シェル役) 「グランディア オンライン」(コルタ族男役) 「兎兵器ミーナ」(月影兎萌役) 「水の旋律2 緋の記憶」(柏木きら役) 「ねんどろいど じぇねれ~しょん」(ぐま子役) 「アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~」(ニオ・アルトゥール役) 「エスカ&ロジーのアトリエ」(ニオ・アルトゥール役) 「僕は友達が少ないPortable きらめきスクールライフSP」(海藤菜摘役) 「忍道2 散華」(咲夜姫役) 「テイルズ オブ エクシリア2」(エル・メル・マータ役) 「ファンタシースターオンライン2」(コ・レラ役、ラヴェ・ル役 他) 「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」(エリノア役) 「みらくる超パーティー 早苗と天子の幻想迷宮」 「FINAL FANTASY ⅩⅢ-2」(パドラ=ヌス・ユール役) 「ガンスリンガーストラトス」(篠生茉莉役) アプリ 「恋してアニ研」(橘可奈役) 「レントヘッド」(備後亜美役) 「DEVIL MAKER TOKYO」(ユキ役) 「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」(アンヌ王妃役) 「パラダイス牧場」(イ・ダウン役) 「エア・ポート2010」(ユリア役) 「ツイスター2008」 「インファナル・ディパーテッド」(キャット役) 「インクレディブル」(ジェシカ役) 「スパルタカス・ゴッド・オブ・アリーナ」(ディオナ役) 「弁護士イーライの不思議な日常」(モリー・フォスター役) 海外ドラマ 「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり~」(ヨム・ナリ役/イム・スヒャン) 「とび蹴り アチョ~ズ!」(キム役) 「私の心が聞こえる?」(カン・ミンス役/コ・ジュニ) 「シークレット・サークル」(エヴァ役) 「Smash」 「ゴシップガール3」(カルメン役) 「私はラブ・リーガル2」(マディソン役) 「突入!世界最大の洞窟~ベトナム・ソンドン洞窟~」 NHK教育テレビ 「趣味の園芸 ビギナーズ」 NHK BSプレミアム 「体感!グレートネイチャー」 TOKYO MX 「TIGER&BUNNY」( ホァン・パオリン(ドラゴンキッド)役) スカパーエンタ!371 「新・天使のVoice」 「デジたる☆マジかる☆マネ~じめんと!」 「茉莉也・璃奈のSaturday Night Girls Party!!!」 「恋彩限定。(コ・イ・イ・ロ リミテッド)」パーソナリティ 「あゆみ・かな・まりやのラジオP.W」パーソナリティ 「ペンギンらじぉ!!」パーソナリティ 「麻衣と茉莉也のらじ×ばと!」パーソナリティ 「潘めぐみ・伊瀬茉莉也の HUNTER×HUNTER HUNTER STUDIO☆」 「あるとら水曜日」 「茉莉也と寿子のフォトカノ撮れたてポートレート」 「まよラジ!~迷えるラジオと動画な僕と~」 USEN 「a-FANFAN11」パーソナリティ 「初恋限定。 -ハツコイリミテッド-」キャラクターファイル Vol.4(CV:有原あゆみ) 「マジカル☆ミラクルガール」(「(PW)Project Witch」) 「ゆらゆら+ゆりゆら+ななななー」PNGN3(ペンギン娘はぁと) 「M☆O☆S☆O乱舞」MA?chu?RI(まかでみ・WAっしょい!) 「恋愛自由少女♀」PNGN6 (ペンギン娘はぁと) 「揺れてはじけてあふれちゃう☆魅惑のペンギン娘」PNGN4 「とびっきり!勇気の扉/春日野うらら」 「ツインテールの魔法/春日野うらら」 NTV 「世界一受けたい授業 日テレ系人気番組の最強先生が来襲スペシャル」 「縁 -enishi-」(ユウコ役) 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」 KOYA・MAP「チョコレートガールズ」2010.2月 CORNFLAKES 第7回公演「青面獣楊志」脚本・演出:堀江慶 2010.6月 劇団岸野組「踊る阿呆」2011.4月 東京国際アニメフェア2009 集英社ジャンプフェスタ2009 ジャンパークブース 竹書房「Voice Angel」 金田 朋子 金田 朋子 (かねだ ともこ) 主な出演作品 TV朝日 「SmaSTATION-2」 フジテレビ 「めちゃ2イケてるッ!」 NTV 「魔女たちの22時」 「ズームイン!!SUPER」 NHK 「ザ☆ネットスター!」 「MAG・ネット」レポーター 「NHKとっておきサンデー」 テレビ朝日 「お願い!ランキングGOLD」 tvk 「まんとら~マンガ虎の穴~」 「アニソン★カフェ ゆめが��」 千葉テレビ 「ロボやん」野口朋子役 東海テレビ 「もりすぎ★パンチ」 AT-X 「金田朋子のミニミニミクロに毛が生えた?!」 「花の声優界!スター☆ボウリング プロダクション対抗ゲキ投SP」 「花の声優界!スター☆ボウリング 新春から吠えて笑って大暴投SP」 「声優旅行社へようこそ。」 「金田朋子のミニミニミクロに毛が生えた?!公録SP」 「金田朋子と保村真のエアラジオに毛が生えた?!」 「声優旅行社へようこそ2」 CX 「アウト×デラックス」 フジテレビTWO 「コスコスプレプレ」 BSプレミアム 「おしりキッズ」おしりかじり虫役 WEB 「金田朋子のミニミニミクロ校内放送」 「金田朋子の「レティシアちゃんのお友達を作ろう!」 「金田朋子ができましたぁ?生!」 「ファミ通TV」 「コミックマスター朋チャンネル」 「明日は明日の朋ちゃんねる」 「金田朋子とくばん。チョ~気持ちいい、とことで。」 「声優旅行社へようこそ。1泊2日でもがっつり遊べます! 青二の売れっ子ですけど、何か? SP IN 韓国」 「声優旅行社へようこそ2。1泊2日でもガツンと遊べます! 今回も青二の売れっ子があばれはっちゃけます! SP IN 台湾」 「花の声優界! スター☆ボウリング プロダクション対抗ゲキ投SP」 「花の声優界! スター☆ボウリング 新春から吠えて笑って大暴投SP」 「百歌SAY!RUN!」 KOYA・MAP + アニソンぷらすPresents 「喝采 <アニソンミュージカルバージョン>」前進座劇場(吉祥寺) 「おでんくん」(キャンディー役、ジロー役、キラキラちゃん役、月ウサギ役) 「カスミン」(阿部ユリ役) 「エアマスター」(乾蓮華役) 「それいけ!アンパンマン」(ドロロン役) 「フルメタル・パニック?ふもっふ」(ボン太くん役) 「デジモン テイマーズ」(クルモン役) 「貧乏姉妹物語」(山田あす役) 「ボボボーボ・ボーボボ」(田楽マン役) 「BLEACH」(ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク役(ネル・トゥ)) 「出ましたっ!パワパフガールズZ」(ピーチ役) 「ふしぎ星のふたご姫 Gyu!」(ピュピュ役、ハーブ役) 「B-伝説!バトルビーダマン 炎魂」(燕ツバメ役、スリーにゃみーごズC役) 「ケロロ軍曹」(子供達役) 「ボンバーマン ジェッターズ」(シロボン役) 「あずまんが大王」(美浜ちよ役) 「アクビガール」(アクビ役) 「ぽかぽか森のラスカル」(リン役) 「機動新撰組 萌えよ剣TV」(玄武役) 「BLACK LAGOON The Second Barrage」(グレーテル役) 「ユメミル、アニメ onちゃん」(てんこちゃん役、ぐち役) 「ちびまる子ちゃん」(女の子役) 「ドラえもん」(チカ役) 「エンジェル・ハート」(幼少の香瑩役) 「ポケットモンスターアドバンスジェネレーション」(ピィ役) 「爆丸バトルブローラーズ」(ネネ役) 「ねぎぼうずのあさたろう」(幼いお菊役) 「あたしンち」(田中役) 「おじゃる丸」(バタ子役、プーちゃん役) 「川の光」(チッチ役) 「ゲゲゲの鬼太郎」(浪小僧役) 「ご姉弟物語」(やまとくるみ役) 「ハヤテのごとく!!」(鷺ノ宮銀華役) 「MAJOR 5th season」(茂野ちはる役) 「ONE PIECE」(子供のサンダーソニア役) 「たまごっち!」(テルリン役) 「デュエル・マスターズ クロスショック」(レッピ役) 「ハートキャッチプリキュア!」(デザトリアン役) 「デジモンクロスウォーズ 悪のデスジェネラルと七つの王国」(ルカ役) 「NARUTO-ナルト-疾風伝」(ナホ役) 「魔法先生ネギま! ~もうひとつの世界~」(電子精霊A役) 「トリコ」(ウォールペンギンの子ども役) 「織田信奈の野望」(蜂須賀五右衛門役) 「シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~」(ソルベエ役) 「おしりかじり虫」(おしりかじり虫役) 「しろくまカフェ」(メスアナグマ役) 「絶対防衛レヴィアタン」(ナレーション、ヘケト役) 「映画 プリキュアオールスターズDX3 未来に届け!世界をつなぐ☆虹色の花」(デザトリアン役) 「きかんしゃ やえもん」(チョビ役) 「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」(キンキン役) 「それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ」(かびるんるん役) 「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」(かびるんるん役) 「それいけ!アンパンマン はしれ!わくわくアンパンマングランプリ」(かびるんるん役) 「超劇場版ケロロ軍曹」(ラビー役) 「超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ天空大決戦であります!」(ラビー役) 「デジモンセイバーズ 3D デジタルワールド 危機イッパツ!」(クルモン役) 「デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い」(クルモン役) 「デジモンテイマーズ 暴走デジモン特急」(クルモン役) 「BLUE GENDER THE WARRIOR」(ユン役) ドラマCD 「白アリッッ」(ネムリネズミ役) 「あずまんがドンジャラ大王」(美浜ちよ役) 「あずまんが大王アドバンス」(美浜ちよ役) 「ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤルZ」(ラビー役) 「ケロロ軍曹 演習だヨ!全員集合パート2」(ラビー役) 「SIMPLE2000シリーズ THE カメラ小僧」(森園ひなの役) 「テイルズ オブ ハーツ」(コランダーム役) 「デジモンテイマーズ バトルエボリューション」(クルモン役) 「BLEACH ~ヒート・ザ・ソウル4~」(ネル・トゥ役) 「ボボボーボ・ボーボボ 爆闘ハジケ大戦」(田楽マン役) 「ボボボーボ・ボーボボ 脱出!!ハジケ・ロワイヤル」(田楽マン役) 「ポポロクロイス 月の掟の冒険」(パーニャ役) 「ボンバーマンジェッターズ」(シロボン役) 「鬼武者 魂Soul」(子供/童役) 「クリミナル・マインド5 FBI行動分析課」(ジョディ・ハチェット役) 「4400 未知からの生還者」(マイア・ラトリッジ役) 「CSI:2 科学捜査班」(ジェシカ役) 「マスク2」(アルヴィー役) 「キス・オブ・ザ・ドラゴン」(イザベル役) 「スターウォーズ」(シンデル役) 「未知との遭遇~特別編~」(バリー役) 「アイアムサム」(ルーシー・ダイアモンド・ドーソン役) 「シックスデイズ」(シンディ人形役) 「インセプション」(ジェームズ役) 文化放送 「グッチ裕三 今夜はうまいぞぉ!」 「あずまんが大王 オリジナルサウンドトラック」(美浜ちよ役) 「恋のアメリカンフットボール」(DROPS役) 「ふられ気分でRock’n’ Roll」(DROPS役) 「BLEACH BEAT COLLECTION 3rd SESSION:05 NEL TU」(ネル・トゥ役) 「百歌声爛 −女性声優編Ⅱ−」 「ドラえもんのうたってあそぼう放送局!!しつけをおぼえたら てあそびのじかん」(園児たち役) 「ちゃまもり(ナレーション) – エンスカイ」 「スーパーロボット大戦J」(ボン太くん役) 「明日は明日の朋ちゃんねる」 大浦 冬華、佐久間 未帆、仲村 萌実、森田 樹優、他多数在籍中 公開日: 2014/06/20 最終更新日:2017/02/14
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千手観音 千手観音は11面の顔と、その名の通り千本の手が…という訳でも有りません。 大帝の場合、本数は略されています。 勿論、千本ある千手観音像もありますが、大帝は合掌の手を除き40本で表現します。 写真のものも42本です。 腕一本につき25の世界を救うと言うことから40×25で1000本ということになります。 でも、恐らく千本作ると大変だから作った後付けのお話なのでは無いかと個人的には思います。 合掌の腕を合わせると1002本になってしまいますし… #寺廟 #台湾旅行 #台湾 #寺廟之美 #台北 #寺廟巡禮 #台灣寺廟 #台湾寺 #珍スポット #お寺巡り #お寺めぐり #taiwantravel #taiwan #taipei #my_eos_photo #魅惑の台湾寺 (佛光山法水寺) https://www.instagram.com/p/CC0gLKjD2bR/?igshid=1hh0cbwdhx0xj
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手術幻情(98枚)
杏 土呂夢(あん どろむ) 夜明け前の湖周道路をぶっ飛ばすのは、人影はもとより、車影もなくて、気ままで、爽快である。 このあたりまで来ると、道は湖岸に沿って、ゆるく蛇行して進んで行くのだが、湖の所々に突き出ている丘陵に差し掛かると、雑木林の中を急なS字のカーブの連続を登って、峠の頂上に着くこととなる。 見透の全然効かない急坂を右に切り、左に切って、すぐにまた右に切ろうとした峠の頂上付近で、路肩に立っている凸面鏡に、対向車の車影が見えたと思った刹那、道路の左側の茂みの中から、狐か鼬(いたち)かが、地面にへばりつくようにして、這うように、男の車の左前に飛び込んで来た。男は咄嗟に、それを避けようと、ハンドルを右に切ったのだが、車はセンターラインを割ってしまい、峠の頂の急カーブを曲がって、いま、姿を現したばかりの対向車に、急ブレーキを踏み込んだものの、スピードを出し過ぎていたためか、男の車はスリップし、右のライトのあたりを、派手にぶつけてしまった。ポーンという、衝突の凄まじい音と共に、ライトのガラスが砕け散った。 大き目の、半透明の、黒色のサングラスをかけた背の高い女が、現われ、男の運転席を覗き込む。「どうしますか?} 男は、女が事故処理の仕方について、訊いているのだろうと思う。 「電話は?」女が訊く。男は、女が、警察か保険会社への、電話連絡のことを言っているのだろうと思う。 男は、ギアをバックに入れ、緩くアクセルを踏んでみる。女の車に喰らい付いた男の車は、感じ悪くスリップをし続けるだけで、離れようとしない。 大き目の、半透明の、黒色のサングラスをかけた背の高い女が、現われ、男の運転席を覗き込む。「どうしますか?」 男は、女が事故処理の仕方について、訊いているのだろうと思う。 「電話は?」女が訊く。男は、女が、警察か保険会社への、電話連絡のことを言っているのだろうと思う。 男は、ギアをバックに入れ、緩くアクセルを踏んでみる。女の車に喰らい付いた男の車は、感じ悪くスリップをし続けるだけで、離れようとしない。 「連絡は?」女が訊く。 「じゃ、免許証…」と女が言う。 男は、免許証を、女に渡す。名前か何かでもをメモるのだろうと思っていると、女は男の免許証を見もしないで、肩に引っ掛けていた、黒い、細い、長い革紐のついた小っちゃなレザーのバッグの中に、そのまま仕舞い込んでしまった。変わったことをする女(ひと)だな、と男は思った。しかし、男は、ひと言もしゃべろうとしなかった。 何回目かに、男が、思いっきし強くアクセルを踏み込むと、ひと揺れした後、やっと、二台の車は離れた。 男は工具の鉄棒で、女の車のフロント右の車輪のあたりを二、三度、力任せに捏ね上げた。走行は充分可能だろう。車はドイツ車で、ダークグリーンのロードスターだった。 女は、小さく一つうなずくと、「急いでいるので」と言って、急発進し、タイヤを軋らせ、去って行ってしまった。 峠を下り始めると、男は、ぶつけたあたりのフロント右に、かすかな異常を感じた。そこで、車を止め、女の車にしたと同じように、鉄棒をかまして、二、三度乱暴に捏ね上げた。そして、この時初めて、男の頭に、想いが一つよぎった。美女だ…揺るぎない…正真正銘の…なんという、…。男は、この時まで、狐か鼬(いたち)かの飛び出しと、回避、衝突のショックで脳味噌が凍て付いてしまい、きっと、失語症みたいになっていたに違いない。 「坊ちゃん、あなた免許証がどのようなものか、分っているんでしょうね」〈センセイ〉が、電話で、言っている。「信じられないようなヘマですよ。…ヘタすると、あなた、一巻の終わりにすらなりかねない…相手の…つまり、手合い次第では…。どこか、ヤバイところへでも持って行かれてごらんなさい。…どうするつもりなんですかねェ、今後?…」 男も、内心不安がないでもない。時間が経つにしたがって、むしろその念は増大して来ているみたいだ。しかし、男は言っている。「あの女(ひと)は、そんな女(ひと)じゃない。…あなたは悪く解釈し過ぎている…」 「解釈も何もありませんよ…わたしは一般的のことを、客観的に、ただ、亡き父君の顧問弁護士としてですな、言っているまでですから…当然じゃありませんか…なら、訊きますが、相手の名前は?相手の電話番号は?…尋ねていますか?…あなたも相手の免許証を預かりましたか?…それごらんなさい…全然、何もしていない…ただ一方的に、されるがまま、なされるがまま、つまり、奪われるがまま、といった��(てい)…どうです、図星でしょう…腑抜け同然じゃありませんか、極めて失礼な言い方を敢てさしていただければですよ…」 「ま、結果的には、そのようにみられても、仕方ない節(ふし)が…。しかし、本当は、それとは、ちょっと違う。まあ、全然違う。しかし、他人(ひと)に言っても仕方ない。理解されないだろう。うまく、口にはできないような、デリケイトな問題がね。つまり、手っ取り早く言えば、感情、みたいなもの。物事には、法律以上があり、法律的があり、法律以下がある。あの女(ひと)のことは、超法律、超日常、超打算、つまり、特別、不合理、不公平、即ち、一切、全て、なのだ。おれは、信頼している。また、目下、そうせざるを得ない。そうしないと、すべてが倒壊する可能性が出てくる。とはいえ、何か法律的の問題でもが起これば、仕方ない、あなたにお願いせざるを得ないでしょう。だが、万が一にも、そのようなことは起こらないし、…あの方はそんな方じゃないからだ。それに、もし、そのようなことが起これば、あなたの勘の方が、わたしの勘より、優(まさ)っていたというようなことになりかねない…そんなことはあり得ないし、また、あってはならない…それに、金など…慰謝料か…もし求められるのなら、即座に、いくらでも払ってしまったらいい。躊躇わず、払ってください。おれは、我慢するよ。任せるから、よろしく…」 「そんな、気違いじみた、無茶苦茶な、ほんとに、もし父君(ちちぎみ)がいらしたら、もし、父君がご存命なら、あなたなんぞ、鐚一文…お金お金といっても、父君のご遺産なんですからね、父君の残された。…わたしは、あなたの父君に管理を頼まれ、そのお約束を誓った者として、法律家としてですな…ですから、坊ちゃん、健全なる、…ご遺産だけで、その配当と金利だけで、何もしなくても、ただ健全に、配当金とお利息だけで、人並みのリッチな生活が…。もし、元金さえ目減りさせなければ、ですよ、ずっとずっと、保障できるのですから。…ほんの少しでも、元金に手を付けちゃいけません。そんなことをすれば、立ちどころに、生活に困り、仕事につかなければならないような羽目に、働かなければ生きていけないような状態に…」 「仕事か、おれは仕事なんぞ望んでおらん。仕事は人間よりもコンピューター、つまり、ロボットか、ロボットに、より、向いている、ふさわしい…」 「そんな、もう…わたしはそんなことを言ってるのじゃありません…わたしは、坊ちゃん…」 「あなた?あなたですか?」電話に女の声がしている。T道路のB大橋近くの喫茶店にいるから来ないかと女は言っている。「五分で来られるでしょうね?」 「それは、無理でしょう…」 「なら、もう居ないかもしれないわよ…」 「いくらなんでも、それは無理でしょう」 「ぶっ飛ばしなさい、ぶっ飛ばしなさい、もし、あたしに逢いたいのなら」 『これは、困ったことだ』と男は思う。しかし、男は、諦めようなどとは毛頭思っていないみたいだ。 アクセルを踏み込む度に、タイヤがスリップして軋む。男は、アクセルペダルと、そのペダルを支えている細くて丸い鉄棒との溶接部分でもがヘシ折れはしないかと危ぶまれてくる程度にまで、アクセルを、極度に、乱暴に、踏み込む。そして、そのあげくは、急ブレーキー、そしてまた、急加速…男は運転席にあって、まるで、馬の曲乗りをでもしているみたいな体(てい)だ。 喫茶店に着くと、ボーイに名前を訊かれる。「そう」と男が言うと、三階の専用の個室に案内された。男の期待は裏切られ、女は独りではなく、いま一人の男と一緒にいた。「それでは…」とか「それでは、また、お電話を…」とか、いま一人の男が言っている。部屋には、黒い革張りの長椅子や肘掛け椅子とテーブルや数多くの観葉植物が置かれている。鉢に立っている名札には、大鉢で、パキラ、アラレヤ、ドラセナ・コンシンナ、それに、中鉢では、クロトン、カラテア、ストロマンテとなっている。壁には数枚額が掛かっている。ヒンドゥー教の石窟寺院やそこにある神像の写真みたいだ。『トリムールティー像 エレファンタ石窟寺院奧殿本尊』『パールバティー女神 エレファンタ石窟寺院奧殿前室浮彫』『宝輪 コナラクのスールヤ祠堂前殿基部の浮彫』『カンダリヤー・マハーデーヴァ寺院』… 「免許証を手掛かりに…」と女は言っている。そしてしばらくの間、小さく柔らかく声を立てて笑っている。なぜそう女が、にこにこ、にこやいでいるのか、男には理解できない。しかし、上機嫌の女を、輝くばかりの美女を、ほかに誰も居ない部屋の中で見つめることができるということは、激しい苦しみであると同時に、この上もない心地よさでもあった。 「…社の者に、あなたのことを、ちょっと、調べさせました」女は、また、小さく笑った。「変わっていますのねえ…珍しい方ですわねえ…」女が部下の者に調査させた、男に関するメモの一節は、大略、以下のごとくだったらしい。 「独身…無職…《一体、男は、時間をどう過ごしているのか。退屈じゃないのか。まるで仕事無しで…どんな金持ちでも、四六時中、働く。きっと働かないことに極度の不安を感じるからなのだろう。働かないことに不安を感じない者など一人もいない。働かない者は尋常ではなく、異常であり…そうではないのか…》…資産**億、主として有価証券、それに山林《すべて土地成金の一人息子として相続したもの》…教育は一応一流《一応、というのは、実のところは、分らない。大学をただ卒業したと言っても、ある種の面においては、特に、品性の点においては、極めて劣等、かつ異常なものが皆無ではない》…目下のところ、艶聞、醜聞、一切なし。かつてのことは不明。《これは調査機関の探偵たちのいうことだから百パーセントは信用できない。ヒドイ場合には、直接、当の本人からコメントをもらってデタラメを作文する探偵がいるくらいだからだ》」女の部下が、女にした報告は、大略、以上の様なものだったらしい。 ここで女の顔から微笑みが消え、女は言った。「免許証もっと大切にしなければ…わたしのクルマのこと、もういいから。…忙しいので、それでは、これで、ね」 女は、免許証を男に返した。白くきらめく長い女の指が…爪のマニキュアの銀色が… エンドレスに流れ続けるCDからは、『悲惨な戦争』が聞こえている。女性の声が、「No,my love. No.」と歌っている。CDを切ると、自動的にラジオに変わり、株式市況で「イタガラ、****円、**円安…」と言った具合で、「総じて売り一色、小甘い程度ではない」らしい。いま、岸辺はハーバーらしく、遠目にはクルーザー級のヨットやモーターボートが湾内をびっしり埋め尽くしているのが眺められ、こちらへと登ってくる陸(おか)の上にも、台車の上に乗せられた流線型の船体が、次から次から、現れてきては、後へと流れ去る。リゾート地帯特有の傾向で、往き交うクルマは外車の比率が異常に高い。 「あなた大変な女にぶっかっていますよ」〈センセイ〉が電話で言っている。「もうこれは非常なことです」一体、何のことだか男には、さっぱり、分らない。「あの女のこと調べてみましたが、かなり手強い、と言うか、もうほとんど完全に強力な…パワフルな…トップレディって言うのか、なんて言うのか、医者のくせに医者にならず、つまり大学は医者の大学、医学部か、医学部を、それも、外科、外科…信じられない…出ておきながら、医者にならず、…不自由ならしい、医者は自由業だけれど、不自由ならしい。つまり、時間を縛られ、また、病人相手にあまりにも責任が重過ぎる、と女は考えているらしい。つまり、裏を返せば、かなりズボラな性格の女と言える…もちろん、よく言えば、自由な女、だ。…社会性のない、自己中心的な…そこで何か、経営、つまり商売、輸入会社か、絵画関係の、美術…しかも、その一方で、趣味で、どこかの大学で講師をやり、インド美術…なかでも、特に、ヒンズー教寺院の石窟レリーフか…何かに特に興味があるらしい。要するに、それを大学では講じているらしい。しかも一番いけないのが、大変な、異常なまでの、美女ときている。Face & Body において、極度に…もう一目見ただけで、ただでは捨てて置けない衝動に、どうかしなければいけないという運命みたいなものの暗示に…何がどうなろうとも、もう知らない、つまり命懸けででも…気狂い…この女のために人生を狂わされた男は大学生時代から、何百人と束になって、数知れないらしい…勿論、狂う方が勝手に独りで狂っているだけなのだから、一切の責任は男達にあり、極めて迷惑なのは女の方に決まっているのだろうけれど…彼女は人目の多いところには近寄らないらしい。それは恐ろしい電気メスのような我を忘れた男達の視線に次から次と連続的に身をさいなまれているようなものだからであるらしい。アイ���チのような視線が、おびただしく、刹那刹那、すれ違いざま、路上で犯しにくるのだ。美女の憂鬱どころの騒ぎじゃない。美女の悲劇だ。からだが目立ち、自然と挑発的な上に、顔がまた非常に悩ましいまでに艶やかな…ということは、心もまた、あるいは、大変な、好色女で…」 「もう結構、センセイ、わかりました。しかし、調査と言っても、それらは、ブリキみたいに平板な、誤った伝聞記事…調査会社社員の、一定時間内における一定の、つまりノルマのために、あえて作られた単調無能なブリキ作文にしかすぎない。ホラだ、ズボラなダボラだ。それにひきかえ、おれはすでに彼女と衝突しており、…事故か…衝突を通じて、彼女がどんな脳味噌コンピューターをしているのか、つまり血液コンピューターだな…感じ取っているはずだし…大切なのは、目の色、だ…彼女の目の色の意味…しかしそんなことは、いくら考えたとて分るものではない…われわれは何も理解できない。訳もなく感じ、ただ漂うだけだ…それに、もうすべては落着した。事故は無かったのだ。女神は去られたのだ。一切は、束の間の、幻影か、まぼろしか…ただ、心には、おびただしい、飢渇だけが…心臓の締め付けられるような痛みだけが…悲しみの念、だけが…どうにもならない、莫大な悲嘆が…」 「坊ちゃん、そのようなことは、そのような生々しいことは、心の奥に押し込めて、蓋をして…押さえつけられまして、抑圧に抑圧を重ね…決して口外など…それにしても、もしそれが事実なら…儲かると言うか、損せずに済むと言うか…慰謝料、修理費の点、よかった、よかった…何もかも、失われること無く、無傷でよかった。無事円満解決。これほどよいことが…」 暗闇に、ヘッドライトの光芒の中に、白く、雪が吹きつける。CDは『沈黙の音』『花はどこへ行ったの』『風に吹かれて』と続き『トルコ風ブルーロンド』『テイク・ファイブ』タンゴで『夜のタンゴ』『オレ・グァパ』ときて、ガーシュインで『ラプソディ・イン・ブルー』『パリのアメリカ人』…時は、エンドレスにCDから流れる音楽によって刻まれているみたいだ。時刻は、すでに、完全に真夜中を過ぎ、おそらく、丑の刻、丑三つ時頃、だろう。 湖周道路には、この辺りまで来れば、すでに人家は無く、一切の建物も無く、車影も無く、いま、闇と雪と孤独だけが…雪はフロントグラスに、暗闇の奥から、次から次から、盲滅法に、永遠の狂気みたいに、ぶち当たって来る。左手は、闇の奥に、湖面だろう。右手は、同じく、闇の奥で、葦の生い茂る、湿地、沼、荒れ地…ときに河口、ときに水門…湖周道路は、いま、丑の刻、人気(ひとけ)も無く、光も無く、無際限の闇と、無際限の孤独と…スピーカーはガンガンと耳をつんざくばかりの音を繰り返し…フロントグラスには、群れなし狂う雪片が…車は闇に突き刺さり… 路面は、いま、ヘッドライトに照らされて、艶やかに黒い。それは、いくらぶっ飛ばしても終わりが来ない。夜の、闇の中の、黒く濡れた、アスファルトの、直線の、起伏もない…車の左右では、事物が、猛烈なスピードで、きっと、飛び去っていっているのだろう。それは、左手は、湖面であり、右手は、荒地、葦原、沼地…だろう。 車に、遠心力が…カーブだ…左側にふくれようとする…厭な気分だ。ライトに照らし出された前景は、物凄いスピードで左に流れて行く。一体何が見えているのか定かでない。きっと、藪、雑木林、下生えの茂み、といった類(たぐい)なのだろう。道は昇っている。カーブは連続的なS字だ。湖面に、またも、岬でもが突出しているのだろうか。きっと、地形は、そんな具合なのだろう。やがて路は下りに、平地の直線となり、またも、沼、荒地、葦原(よしはら、あしはら?悪し原?)と続くのだろうか、どうなのか… 仕方なく、脇道に入り、男は車を止める。ドアを開くと、冷気が薄着の身にしみる。雪は、後から後から舞い落ちてくる。雪片は、ここでは大きく見え、牡丹雪だろう、雪はすぐに溶け、髪の毛を濡らす。巨大な、無限と連結した闇の中、ただ、ヘッドライトの光の筒の中だけに、へら雪が後から後から舞い落ちる。 男は、やがて、いま立っている前方は湖面だろう、という朧な予見みたいなものを心にもって、無謀に、前へ、暗闇の中へと進んで行く。すると、背筋がぞっとする。どうやら、一つならず、二つならず、古びた墓石が…よく見ると、なんと、墓石だらけである。ここはもしかすれば、すでに捨てられてしまった、昔の墓場みたいなところなのか…よりによって、また。…信じられないことだ。男は、今度は、反対側を…まさか、と願いつつ、恐る恐る闇の中を覗いてみる。しかし、やはりこちらも…しかも、こちら側は、湖面側よりも、もっとおびただしい数の、ほとんど闇の奥へと、いま、無限につながっているようにさえ見える古い古い墓石が…完全な、古い墓場のど真ん中に、男は…いま、丑の刻、舞い散る雪の中で… 「墓場へ、墓場の中へ…墓場で、だ…よくよく、だ」男は思う。「真夜中過ぎに、だ。暗闇の、見捨てられた、古い古い墓石の群れの中で、だ。雪は、後から後から舞い落ちてきて、だ。…おれは一体どういう運をしているのだろう。偶然迷い込んだとはいえ、どうもこの種のものが付き纏う」男の頭に、この時、車で!、だ、すぐにも脱出!という思いがよぎる。しかし、まさにその刹那、遠くに、一条の光が…光の揺れが…その光は、見る見る、こちらに近づいて来て…車のようだ。車のヘッドライトみたいだ。これはいけない。ただ事ではあるまい。時刻が時刻だけに、何か犯罪じみた。どうにもならない不自由に巻き込まれ…犯罪は、うるさいぞ。何しろ強制的だからな。自由の真反対だ。時間を、完全に、奪われてしまう。…男は、一瞬、墓場の墓石の群れの中へ逃げ込み、隠れようかと思う。しかし、車を、そこに残したままでは、かえって不自然だ。遅すぎる。すでに捕らえられている。厭な思いで、男は両のこめかみの辺りに、ヒヤーと痺れみたいなものが走るのを感じる。男は、いまでは、近づく車のヘッドライトを真っ正面から身に浴び、まばゆい光にさらされ、棒立ちしている。諦めて、すっかり観念したのだろうか、どうなのか… ヘッドライトが消され、車は止まり、エンジンが切られる。男の車のフォグライトの淡い光の中に、舞い散る濃い雪の群れの奥に、人影が、コツコツとリズミカルな足音が、…両の肩に黒い毛皮のコートを引っ掛けた、凛々しくて高貴な、素敵なあの女の姿が… 「どうしたんです?」 「どうもしないわよ」女はほほ笑んでいる。 「人気(ひとけ)もなくて、寂しくて、まるで、荒涼とした、地の果てみたいな、ここで…」 「嫌いなの?」 「いや、嫌いでも好きでもないけれど、ちょっと怖かった…濡れるといけないから…雪…車に…」 「あたしは時々ぶっ飛ばすわよ。真夜中、頭が冴えた時…」 湖面が見てみたい、と言って、女は先になって湖側の墓場の方へ、歩み始めようとしていた。しかし、すぐに立ち止まると、男の手を、ぎゅっと、握りしめてしまった。 「親しくなりたいの」女は言った。 男には、信じられないことだった。男は一瞬とまどった。しかも躊躇いは許されないようにも思われた。男の脳味噌コンピューターは一瞬のうちに気違いみたいにフル回転した。多くの、数知れない演算が刹那のうちに行われた。女が、おおよそ、どんな罠に、二人して掛かろうとしているのか、見当がつかないでもなかったが、突然、選択を迫られると、幾分、恐ろしいことのように思えた。新しい口づけをする度に、どうしても、いままでの自分では居られなくなるだろうし、否応無く未知の世界に歩み入らねばならない不安や苦悩や、時には、恐怖すらが待ち受けているだろうし…新しい口づけには、恐怖が…それでも男は女に口づけせざるを得ないだろう…それは、とろけるような、不自然な味の全然しない、違和感の無い完全に許し切った、柔らかい、ふっくらとしてふくよかな、夢の中でのように軽やかな、べっとりとして甘美な、一度その味を覚えてしまったら二度と後戻りすることができないような、天国で居るみたいな…その口づけは、まさに成熟し切ろうとしている女の自然から湧き出る、一切のためらいの無い…それはきっと、いま丑三つ時、闇へととろけ去る数知れない墓石の群れの中…しかし一方冷徹なものでもあった。女の毛皮のコートのお陰で、男は女を、何か抱きしめにくく、抱きしめ切れず、抱きしめても抱きしめても、その分、毛皮が反発し、長くて腰の強い毛皮の毛がつっぱっているみたいで、まるで女の体には、いつまでたっても到達できないみたいな…しかし、女の顔は、火照っていて熱く、吐く息も熱く、それは闇の奥から、いま舞い落ちてくる白い雪を溶かし、男の顔に心地よい熱を…女の脚から力が抜けていくのか、その分、いま男の腕に重みが増して来たみたいで… 雪は容赦なく舞い狂い、女の頬を打ち、髪の毛を濡らす。夜の闇は深く、時は停止してしまったみたいに、まるで時は…そして、時は… しかし、やはりそれでも時は過ぎ、西の空の雲は切れ、星々は輝き…プレアデス星団が、ヒアデス星団が…牡牛、オリオン…ヴェテルギウス、シ��ウス、プロキオン…懐かしい冬の空の星々が…しかし、瞬く間に、またも、いったん蹴散らされた雲は逆巻き群がり連なり、厚く厚くとろけ合い、闇が、分厚い闇が、またしても雪片が… 「写真等データ見せてもらったんだけれど、あなたには、悪いところがありますよ」車のシートに寝そべったままの女が言っている。「手術なさい。…できれば、一つくらいは、あたしが直接してあげてもいいのだけれど…可能なのか、どうなのか…」 「悪い…?」 「まず、肺。それから、肝臓。それにきっと、性交後に痒みを感じると言っていた、陰嚢」 「インノウ?」 「陰嚢。…詳しく診てみなければ、定かな判断はできないけれど、きっと、切ってしまった方がいいでしょう。何もか��悪いところは、切り捨ててしまった方が…完治するためには。肉体がすっかり改善されるためには。心配しなくても、すぐに新しいものが生えてきます」 男は、もしかすれば心に悪いところがあるかもしれないとは思っていたけれど、からだにまで悪いところがあろうなどとは思ってもみなかった。朝であれ夜であれ夜中であれ、眠ろうが眠るまいが、疲労はひとつも感じられず、自分は不死身であるとさえ、内心、思っていた。しかし、彼女がとても好きだし、彼女を尊敬しているし、彼女の言うことに、できれば、訳もなく逆らいたくはなかった。彼女の長い、ひんやりとして冷たそうな、美しい指が、自分の内臓を良い方に、良い方にと、すばらしい敏捷さでもって、改善していってくれるのだと思うと、思ってみただけでも、極めて有意義、というよりは、むしろ甘美かつ魅惑的、最高、だとさえ思われた。しかし反面、また、冷静に考えるなら、それだけ切って切って切りまくるのだから、それは相当な手術になるだろう、信じられないような、手術に。…だから、万が一にしろ、運悪く、もしかすれば命を落とすようなこともあり得るのではないか。…しかし、そのようなことに仮なっても、すべてのことを一切合財考え合わせれば、やはり、ひとの命というものは、定かならぬものなのだから、仕方ない、仕方あるまい…とも思われた。 「おなかが減ったみたい」ほほ笑みながら女が言う。「夜明けが近いのかしら」 「そうですねえ」と男は言う。「でも、ここには何もないですよ」 「それなら何もない方がよい…気分いいのに、あなたはどうしてそんなに、おとなしいの。…助けてあげるから、安心なさいね…まだまだ手遅れではないんだから…」 女は、いま、やや横寝になって、腋のラインからはみ出ているたわわな乳房のすっきりとした弧の線が目立つ。いくら口づけしても飽き足りない。可愛い乳首が勃起する。 車の中は暖かく、暑いくらいで、女の薫りが、かすかにしている。それは、表面、あっさりとして爽やかな香りなのだが、裏に、奥の方に、濃密な、濃厚な、しかし嫌味は全然感じられない、どうにもならないような、悩ましい、蕩けるような魔力のある、不思議な、…きっとフランス製かイタリア製か(あるいは、オマーン製かもしれない)の香水に彼女の強烈な体臭が、微妙にミックスされて出来た独特な香りなのだろうか、どうなのか。 男は、女の汗の匂いが、特に好きだ。それを嗅ぐと、果てしない魅惑を感じ、頭がクラクラして、すぐにキスしたくなる。 闇がかすかに白み、東方に光が…東の空が茜色に…。前方には、広々と、青く湖面が広がり、その彼方上方に、真っ白に雪化粧しているH山系の、信じられないような、見上げるほどの間近な姿が…まだ昇りきらない、わずかに赤味を帯び始めたばかりの太陽のこの日の最初の光に、神々しいまでに輝く峰々…無数の山襞は、刻々昇り刻々その射す光の角度を変えて行く陽の光を浴びて、微妙に異なった輝きを反映する無数の面に…山襞は一つ一つ襞毎に、白、銀色、灰色、オレンジ、ピンク…と色付き輝き…それらは、また刻々と色を移し変え… 女は、いま、まどろんでいる。男はその女の顔を、まじまじと、見つめる。そして、その美しさに、あらためて感動し、納得し、満足する。長い、細いうなじのライン。いくらキスしても飽き足りないような、か弱そうな可愛いうなじ。顔は細面。鼻は高く、鼻筋は、すっきりと、通っているが、小鼻がなく、頂上から二つの穴へのラインが可愛く緩やかな幾分丸味を帯びているので、威圧感は全然ない。いまは閉じられているが、両の目、もし見開かれれば、一目見ただけでも容易に忘れがたい深い印象を残す黒目の輝き。まぶたの下のラインは、ほぼ、真横だが、目尻の最後のところでわずかに上方に切れ上がっている。上のラインは大きく孤を描き、もし目蓋が開かれれば、そこに黒くて大きい輝く不思議な魅惑をたたえた愛らしい力強く高貴な両眼が見られることとなるだろう。口は小さく、上唇は細く一直線で冷たく理知的であるが、下唇は幅広くふくよかで、真ん中のところが、やや、平べっちゃく、少しへこんだ様な感じさえ与える。もし口づけすれば、そこは耐え難い快楽へと誘う吸盤のような感触となるだろう。そして下唇のラインは上反りなので、いかにも肉感的で挑発的であると同時に親しみやすい感を与える。下唇は、まるで、無数の果てしない、心地よい悦楽を約束しているみたいだ。長い髪は、いま、アップで、女神のように、気位高く、つむじのあたりで小さな低い塔のように、やや無造作に、束ねられている。そのヘアスタイルは、また、うなじのラインの可愛らしさと透き通るような肌の初々しさと横顔の愛らしさを際立たせているみたいだ。男は、女の化粧なしの素肌なのが好きだったし、装身具皆無なのも好きだった。 『女。自分には身に余るような高貴な女…』男は、独り、思い続ける。 「まるで、ドラキュラに愛されたみたい」女は、いま、車のバニティ・ミラーで、首筋の辺りを調べながらほほ笑んでいる。そしてスカーフを固く固く巻きつけて、首筋のそれらの傷跡を隠してしまう。 「忙しいから、あたし、今度いつ会えるかわからない」女は言っている。「でもその時は、また連絡してあげるからね、あたしの方から」 男は非常に悲しく思う。男はもうこのまま、永遠にずっと女と離れずに一緒に居たく思う。男は、いま、急に女を見失ってしまったような気分になり、苦しみの念に満たされる。ひとつの山を征服し、印に山頂に旗を掲げたつもりだったのだが、霧が晴れてよく眺めてみると、なんと、その頂は山全体の頂ではなく、より高い峰が霧の奥の遥か彼方に、意気高く、高貴に聳え立っているではないか。男は、屈辱をすら感じざるを得ない。しかし女は、スパッと、まるで平気なみたいに、去って行こうとしている。男の車のドアを、後ろ手にバタンと力強く閉めると、自分の車の方へと去っていく。その姿は、凛々しく美しい。エンジンを掛けると、左手でハンドルを握り、右手を上げて別れの合図をし、ほほ笑む。こんな悲しい時に、よくも平然と美しい微笑を浮かべていられるものだ、と男は思う。女は左いっぱいにカーブを切りながら、大胆に、滅茶苦茶に、一気にアクセルを踏み込んだみたいだ。それも、ここ、湖岸の砂地で…。だから、車は激しくスリップして、そこに残っている男の車に、一面もろに砂塵を撥ね掛けて… 今日は、土曜日なのか、それとも日曜日なのか、湖周道路には、遠方からの〈遊び車〉が氾濫し、またもT道路は渋滞している。CDは、いま、エーロン・コープランドで『エル・サロン・メヒコ』だ…しかし、もしCDを切れば、自然とラジオに切り替わり…そしてまたも、それは株式市況で…《売り一色、陰の極》とでも来ているのか、どうなのか…もっとも、もし、今日が、本当に、土日なら、勿論、相場は休みとなり、市況のアナウンスもあるはずがないのであって…真ん前を行く車は見慣れない。イタリア車くらいなのかもしれない。横に美しいラインで膨れ、上にもかなり盛り上りのある、見事な尻、をしている。多分、ヨーロッパの車なのだろう… 女からの連絡で、公的なものではないが、なにか人間ドックみたいな所へ入るように言われた。各種の検査をしたり、何より、禁酒、禁煙し、体力をつけるためらしい。部屋は、個室で、三階の南向きの広々とした清潔で、調度類は簡潔な部屋だった。白衣を着ているわけではないが、明るいカラーの制服を着た娘達が、入れ代わり立ち代わり、部屋へ出入(ではい)りしていた。各種のデーターを揃えているのだろう。中には、素手で男の胸にさわり、撫で回し…男が我慢していると見て取ると、クスクス笑う娘がいた。「検査のためなのだから我慢して」と娘は言っている。それから指で胸の肉を摘んで引っ張り上げ、男が「痛い痛い」と言うと「脂肪の層を測っているところなの」と言って笑っている。変わったことをするもんだ、と男は思う。食事はやたらと肉料理が出てきた。缶入りタバコも葉巻もワインも、全部禁止された。これはもう、男にとっては、拷問みたいなものだった。しかし、女(いや、女神)への愛のためには、これくらいの苦しみには耐えなければ…とも思えた。約一週間、タバコが欲しくなるたびに、隠し持っていたジンを一口喇叭飲みした。冷えてもいないし、カクテルも作れなかったが、この際、���沢は言っておれなかった。こうして、タバコは、必死の意志力の下、止まったのだが、その分、アルコールの量がやけに増えた。しかし、禁酒より、むずかしいだろうと思っていたタバコが止まったことはうれしかった。 〈センセイ〉からの電話は、惨憺たるものだった。男を頭から馬鹿にし、ほとんど気違い扱いしていた。 「あなた、どこが悪いのです。どこも悪くないじゃありませんか。…だるい?…放蕩が過ぎてるんじゃないですか、放蕩が。…放蕩皆無?…なら、それは気持ちのせいでしょう。持ち株の…株価の暴落とか、なにか…なにっ!金にも一切興味ない?…無頓着?…もし本当にそうだとしたら、それこそが、まさに、病気なんですよ。カネを寝ても覚めても、とことん追求する、そうしないからこそ、病魔にも…あなたは常々、わたしがカネのことを考え過ぎるといって軽蔑なさっていますがね、考えないあなたの方こそ精神に、どこか異常があるのです。ですから、坊ちゃん、必要なのは、あなたの場合、外科手術ではなくて、精神科…きっと、どこか脳味噌の電気反応にでも異常が…」 「そりゃ違う、まったく。肺に癒着があるんですよ…肺と肋膜?…胸膜?まさか、腹膜じゃないだろう、全然、そのあたりは、詳しくは分らないがね…癒着が…それを、アノヒトが…」男は、女の事は〈センセイ〉には、もう内緒にしていた。「あのひと?」「いや、その診てもらった、掛かりつけのお医者が…」「ますますもって、坊ちゃん、あなたはおかしいんじゃありませんか。…何か夢、悪夢にでも…しかし、癒着なんぞというものは、誰にでもという訳ではありませんが、そんなもの…何が手術です、放って置けば、どおってことないじゃないですか…なにか、誰かの、術中に…陥って…悪徳医の、切り切り魔にでも…なにかそんな…」「そりゃ違う、とんでもない。疑られては困る。いっさい、わたしを信じるよう。…ただ、費用の支払いの方は、この際万端、ひっくるめて、すっかり頼んでおくからね、すっぱり手落ちのないようにね…」 女から、連絡があった。そして外出が許された。迎えの車が来るらしい。 車は、旧い型のデボネアだった。「骨董もんだね」と運転していた男に言ってやると、その男は苦笑していた。しかし、口など利かなかったらよかった。運転手の男は、やがて女の陰口を利き、男はつい我慢できなくなり、拳骨でストレートを一発、運転手の頬骨目掛けて食らわした。「本当に事実を知っているのか」と問い詰めると、いや、ひとから聞いた噂だ、と言っていた。「噂だけで、ひとを傷つけるようなことを、そうそう簡単に口にしていいのか」と怒鳴り付けてやると、いいえ、とその男は言っていた。その後は、案外素直な喋り方をするので、男は、かっ、とした自分を後悔した。男は途中で車を降りてしまった。しかし、降りると同時に、しまったことをした、と思われた。第一、行き先が分らない。第二に、誰とであれ、トラブルなど起こしてしまって、きっと作用は反作用を呼び、結局は、巡り巡って、彼女に不利な力となってはね返って来るのでは…いま、男の心には、いやな想いが、後から後から噴出して来た。…「本当のところは、嫉妬したんだろうな…」と男は思う。しかし、実際、仕方ないことだった。他の女たちと比べて、彼女はあらゆる点で、はるかに魅惑的なのだから…男は女に連絡をとってみた。女は留守で、次から次へ、回された。「**番へ損にして掛けてみてください」こればかりである。…しかし、到頭、女の声に巡り会えた。運転手のことを謝ってみると、すでに「知っている」と言っていた。 ラブホテルは、なおも続き、終わりが来ないみたいだ。それは〈メルヘン〉、〈ドリーム〉、〈2番館〉…〈ベルローゼ〉、〈セント・ジェームズ〉、〈OZ〉…〈サン・クリスタル〉、〈トレンピア〉、〈セルベーヌ〉と連なり、〈エンセラー〉、〈ミシガン〉、〈アルテミス〉そして〈シルビア・ルーム〉…といった具合である。要するに、切りがない。一画は、市街地からはかけ離れた、湖と内湖に挟まれているような感じのところだった。 女の車は、とある建物の中庭へと入って行った。そこには、手入れの行き届いた欅の並木があった。車は噴水べりに止められた。その円形の池には、錦鯉が泳いでいた。それらは、三毛(さんけ)、金兜、銀兜、秋水、紅白…中には、ドイツ鯉も混じっているようで… 「錦鯉、好き?」女が、言っている。 「いや、好きでも、嫌いでも…」と男が言う。 女が幾分身を前傾にして池を覗き込むものだから、ただでさえドギツイからだの凹凸(おうとつ)のラインが、より挑発的に魅惑的に男を刺激する。男は、恐る恐る、女の腰のくびれに手を置く。男は燃えるような恋の想いで、いま、心がとても不安定だ。その点、女がゆったりとほほ笑んでい���くれているのは非常にうれしい。しかし、その女の心も、いつ急変するか知れたものじゃないと思うと、安心など、いつになってもできるものではない、と男には思えた。男は女の腰に置いた手を、もう一歩進めてスカートの中へ、いま、池の中の鯉を見るために、半ば縦に開かれている女の太ももと太もものあわい、つまり、陽毛、陽唇、陽核のあたりへ…やりたい…あるいは、やるべきかどうか、つまり、そうすることが、女への敬意、ないしは、女への愛に違反しないのか、どうなのか、思い迷っていた。しかし、もしそうすると、女のいまあるほほ笑みが、消え去らないまでも、幾分薄れたり歪められたり、…いや、それは、やはり完全に消え去ってしまうだろう。そして、それは苦しみの表情に、たとえ表面だけにしろ…しかも、表面以外に一体何が分るというのだろう。分かるということと、推測できるということとは別のことである。つまり、表面は、…表面もまた…。 女は、「いらっしゃい」と言って、男を建物の中へ誘った。 ブザーが鈍く鳴った。小っちゃな電子レンジのドアみたいなところを開くと、注文したCD四、五枚とワインとオードブルが届いていた。ここには、束縛がなかった。自在空間だった。コンピューターは怖くない。怖いのは人間だ。特に人間の目なのだ。 二十四時間くらいならもつでしょう、と言って、女は笑っている。モーゼル・ワインとニンニク入り豚の腸詰(少なくとも、オーストラリアかドイツ産の、中国、朝鮮のものも、うまかったように思うが…)さえあれば、いくらでも…と男は思う。 「もうこれで、最後になるかも」と男は思う。「手術がうまくいけば、永遠に、永遠みたいに幾度も、このひとと逢えるかもしれないけれど…うまく行かなかった日には、今日が、これが、いまが最後となる…」 CDからは、『ジーラ・ジーラ』が聞こえている。演奏は、もしかすれば、ホセ・バッソ楽団かもしれない。女は男に、すっかり裸になるよう言っている。湖岸の自転車道で、毎日、雨さえ降らなければ自転車を楽しみ鍛えた男の体は、全身太い筋肉で起伏に富んでいる。男は、ダブルベッドに、仰向けに横たわった。 女はまず、男の首筋に指先を当て、リンパ球でもを調べているみたいだった。「どうです?」男が訊いてみた。ううん、と女医さんは言っている。しかしそれ以上は何も言わない。そして、ほんの少し、軽く、両の耳たぶを親指と人差し指で摘んでひと撫でし、(彼女の指先の感触は、とても心地よい。頭の芯が、すううっ、として来て、男は心地よく感じる。彼女の指に触れられていると、自然と、なにか、心が和んでくる、そういった感じのものだった)…それから、乾いて、いま、かさかさになっている、緊張した男の唇を潤すみたいに、そっとキスをし、今度は、男の胸を調べにかかった。肋骨と肋骨の間へ指先を立てて押していくのである。まるで、最良の指圧でもをされているみたいな感じだ。 「確かに、癒着があります。右肺下葉です。それに、穴の開いているところ、つまり空洞ですね、空洞があります。しかもこの空洞の影は、断層、ならともかく、普通のレントゲン写真には出ないでしょう。いや、写るのは写るのですが、少なからぬ医者が、もしかすれば、まあ十中八九見落とすかもしれません。それに��骨の真下になっているから、この間の平面写真では鎖骨の影に重なって、見辛くなっていたのです。早晩、断層写真を撮ることでしょう。…右、上葉、ですね。…検査の結果では、まだ開放性ではないみたいだけれど…」 男は、全身の皮膚が非常に敏感にできているので、愛する女(ひと)の接近と触診で、もうすでに我慢できないくらいになっていた。…男は、腕を伸ばし、リモコンでライトを消した。CDのボリュウムも、リモコンで下げた。タンゴは『ガウチョの嘆き』が終わって、いま、『オー・ドンナ・クララ』になっている。ボリュームは極度に絞られ、もう殆ど聞き取ることが出来ないくらいにまで絞られ、そして早晩、それは完全に消え去るだろう。そして、タンゴが薄れ消え去っていくのに連れて、女の吐息が、喘ぎが…ああ、と泣き叫ぶ悲しい悲しい女の叫び声が…「これは、本当に悦楽なのだろうか…ひとはこれを悦楽と呼ぶのだけれど…あまりにも、ぎりぎりの女の叫び声を耳にしていると、何が何だか…一体、これは…」 「こんなこと急に仕出かして」と女医さんが、穏やかに、微笑みながら言っている。「まだまだ診察は、すっかりすっかり終わっていないんだから…」 女の、ゆったりとした、安らいだ表情を目にして、男は、はじめて、自分も仕合せな気分になる。いま女は、男の腕に身を任せ、男の脇に寝ている。 「ほら、ここもいけませんね」女医さんは言っている。男の脇っ腹のあたりに女医さんの関心は移っているようだ。手のひらの先半分くらいを使って、非常に柔らかく、また優美に、男の右肺下葉の、いま少し下の付近を、押したり緩めたりしているのだが、時々、ふざけて、ちょっと摘んでみたり、爪先を、わざと、たててみたりもして楽しんでいる。 「これはアルコールが原因です。ずい分と飲むでしょう。…最初のうちは、ま、いいのです。しかし、あなたの場合は、その段階をとっくに通り過ぎてしまっているのです。アルコール性だけのものなら、アルコールを断ち切れば、それだけで、もうよくなるのです、やがては。しかし、あなたの場合は、その段階を通り過ぎてしまっていて、どうしても切り捨てざるを得ないところ、つまり、すでに肝臓としての機能を果たしていない、血行の悪い単なる脂肪塊が…固く固くなった単なる繊維質の部分が…かも知れませんね…」 「ぼくは、非常に元気なんですが…元気そのものなんですが」と男は言う。「それでもやはり、いけないんでしょうか」 「それはいいことです。元気なのは、いいことです。それは、かけがえのない素質です。それだけでも、もう十分とさえ言えるくらいです。…しかし、このままでは、早晩死ぬでしょう。ですから、試みです。一つの、…」 男は、いまだに、ぴんと来なかった。自分が長生きする、ということに関しては、ほとんど興味がなかった。野生の動物のように、生きるだけ生きて、それでも、なおかつ死ななければならないのなら、そのまま、死ぬ。それだけのことである、と男は思っている。また、元気なのだから、病気など無いと同然、と判断すべきか、病気があると言われているのだから、いくら元気でも、医者の言うことに従うべきなのか、結局、男の場合、女への愛に帰するように思われる。愛していれば、命など惜しくない。信じ、任せる。ましてや科学的真偽という風な簡潔な次元での悶着など…気風(きっぷ)、というものである、一切、お任せしたい。勿論、これは、やせ我慢、ないしは、愚かな独断主義、とも考えられる…、のか、どうなのか。男は、いま、自分が躊躇っていることを知っていた。しかし、やがて今まで同様、一直線に前進を始めるだろうとも思っていた。それにしても、一旦疑り始めると、愛は、地獄である。 「まあ、まあ、どうしたの?」と女が言っている。「いけませんよ、なんという、動悸です。わたしにはあなたの考えていることが、手に取るように分りますよ。しかし、わたしもまた、あなたと同じ…そっくり同じ恋人で…恋をしている人間に、ほんの少し先でも、何かその恋について理解することができるでしょうか。あなたは、あたしの本当に大切なひとではなかったんですか…」…分った分った、と男は思う。ごめんごめん、気が弱ってしまっている。これは本当に病気なのかもしれない。第一、もし彼女が平穏で、かつ苦にならないような女だったら、そしてわたしを本当に愛してしまったりしていたら、後にどんな魅力が残っているというのだろう。きっと、退屈してしまうこととなるだろう。魅力などあるはずがないのである。だから、もしそうであるとするなら、常にまた、疑念というものは、付き物であって…。結局、すべては自在である。楽しむ自由があり、苦しむ自由がある。お前は、いま、彼女が欲しいのかどうか。もし欲しいのなら、それはそれでもう充分なのだ。お前も彼女のために命でも何でも、一切合財、くれてやればよいのである。それ以外に、恋などしようがない。もともと、何か不都合な極度の矛盾でもがなければ、恋など起こり得ようがないのだから。…美が…そして悦楽が…である。…あなたは美しい、あなたには気位がある、気高さがある、いい頭をしている、心地よい肉質の唇をしている、潤沢で繊細なくせに極度に引き攣る膣壁をしている。何よりも、悩ましく死にたくなるほど苦しめてくれて有難う。 女は、ワインを口移しに男の口に注ぎ込んだ。からだが火照っているせいか、それは特別に冷やっこく感じられ、とてもおいしかった。女は、片脚を男の片脚に引っ掛け、半ば開かれた股を男の脇っ腹に、ちょうど肝臓の真下辺りに擦りつけ、こぼれる様に、朧に蕩ける様に、消そうにも消しようがないほほ笑みを浮かぶにまかせて… 「腸にも少し…つまり、スリップが…しかしこのような異常はむしろ捨てて置いた方が得策でしょう。あるいは、精管の異常を改善する際に、どのみち下腹を開けなければならないので、その際にでも…だから、手術のプランとしては、まず、陰嚢、そして肺、と行きましょう。陰嚢に関して言えば、…」いま、彼女は、極めて巧みに、陰嚢の触診を始めていた。それは不思議な感触で、きつくもなく緩くもなく、しかも丹念なもので、内部構造に無知なものでは到底行い得ない体の指捌きだった。「陰嚢に関しては、やはり、いま直ちに症状が出ているわけではないのだけれど、つまり精管外に漏れた精子が、比較的微細な量で即座に吸収されているので何の症状も無いみたいだけれど、やがてこのバランスが崩れると、特に激しいクライマックス、クライマックスが激しければ激しいほど、その性交による横溢が激しくなる。すると、かゆみ、痛み程度の症状には留まらず、やがては、瘤(りゅう)、つまり精子の瘤、精瘤となるのです」 「セイリュウ?」 「そうです、陰嚢精瘤、です。陰嚢が、精管から溢れ出た精子で、段々段々いくらでも、ますます大っきく、いくらでも大っきく膨れ…」 男は笑ってしまった。狸の焼き物のことを想ったからである。 「笑い事なんかじゃ全然ないですよ」彼女はなおも平然としている。だから男はド狸のことを言ってみると、とうとう、やっと、女医さんも我慢できずに笑い出した。「後々、どんな苦しみが来るかも知らないで、よく馬鹿な冗談言っておられるわね」 「それにしても、そもそも、何でそんな馬鹿な事態に陥るのでしょう?原因…?」 「滅多にないでしょうね?非常に珍しいケースです。外国の稀な症例では、なにか男性が無理矢理複数の女性によって強姦?、連続的に、輪姦?って言うんでしょうか、された、繰り返し…その際に…そんな例があります。戦時のことですがね」 「男が?…される?…無理矢理?…そんなことが肉体的に可能なんでしょうか?…厭なら勃起しないでしょうに?」 「ペニスの付け根を縛りあげ、静脈の血流を遮断するのです。そうすると動脈からは、なおも、血液が流れ込もうとするのに、静脈からは流出しにくくなり、勃起に似た状態になるのだそうです。すっかりすっかり信じ切るわけにも、行かないのだけれど…」 「そうですねえ…」 「戦時の、苛酷な状態下でのことだったのでしょう…それと、もう一つの例は、あまりパートナーにやさしくし過ぎてもいけないようです。パートナーにあまりにもせがまれ過ぎて、幾度も幾度も、幾分無理して射精を続けたような場合です。瞬間的に、精子が尽き果て、精管内に真空状態でもが生じるのかもしれませんね。その際に、精管の破損が…」 「分らんですね…一体に、そんなに意識的な性交なんて…」 「全然、気にしなくっていいのです。結局は、相対的な強度の問題だと思われます。クライマックスの射精の激しさから生じる力とその際の精管の肉質の強度、その二つの相対関係でしょうね、結局は」 男は、完全には、納得出来なかった。そして憂鬱な気分に満たされた。 しかし、こうしている間にも、時は流れ、過ぎ去って行き…またも、闇が、虚空が、悲しみが、悦楽と言う名の死のような気違いじみた虚無が…女はかすかな声で何かを言い続け、また可愛い声で何かを唱え続け、心は高まって高まって遂には肉から逸脱してしまい、朝焼けの空を羽ばたく水鳥のように飛翔し、また海鷲のように急降下し、一瞬身を翻し、急上昇し、あがき、喘ぎ、悲しさのあまり泣き、叫び…神経系統、このシステムが、その痺れ、幻影が…それらは、ひとに思い知らせるだろう…存在のこの不可解と無のあの気違いじみた莫大を。 このようにして、男と女は、闇の中で、タンゴの曲とワインとまどろみの生活を、まるで無限の時の間みたいに、続く限り、無頓着に(実際には、およそ百時間くらいのことだったのだろうけれど…それとも、そうではなかったのだろうか)…そして、到頭、「さあ」と女が、もうすでに十辺も繰り返した、おそらくは、すでに二十四時間も前から空しく発せられているであろう掛け声を…(男はこの点、底なしである。時のこのような事態がまるで価値だと信じているみたいで…それとも、ただ泥沼に…ただただ燃え尽きて落ちるしかない隕石みたいに…なのだろうか、どうなのか) 女は、今度こそ自分に打ち勝ったみたいだ。男は、いま、まどろんでいるところだった。置手紙の最後は、「…あなたの可愛い女より」となっていた。もっとも、可愛い女、の四文字には、傍点が付されてはいたのだけれど。 手術室で、最初に一番に気をひかれたことは、まばゆさである。真上の天井全体が、まるで、蜂の巣のように見える正六角形のライトの集まりからできているみたいだ。 ベッドの足元のところに、両眼以外を、すっぽり、白布(緑色ではない)で覆った医者(あれこれ指示を出しているところからすれば、そう思われる)が一人いる。その脇に、もう一人の男がいる。医者の言いなりになっているところからすると、見習い、インターンの男、つまり、病院実習の医学生なのだろうか、どうなのか。(医者は、彼女ではない。彼女はどうしたのだろう。彼女が恋しい。彼女が、専門外だから、専門医に依頼してくれたのかも知れない。あるいは、全然そうではないのかもしれない。物事には、道理と言うものがあるのだから、やたら疑り、悪い方に悪い方に疑り、邪推、あるいは、悲観の誤謬、か、…疑るだけが能ではない。…しかし、それにしても、彼女は、一体…) 男��頭部すぐのところには、女看護士が一人いる。(入室前に、男の陰毛をすべて剃り落とした女看護士と同じなのか、違うのか。顔全体、今は、すっぽりマスクをしてしまっているので、分らない。おそらく専門違いで、別人なのだろう。それにしても、あの陰毛すべてのカミソリでの剃り落としは大変な作業だった。人気(ひとけ)の全然ない、静かな広い部屋で、産婦人科用の開脚ベッドに開脚して寝かされた。剃っている間中、柔らかい指で、陰茎中心に、そこら中触られまくり続けるのだから堪ったものではない。しかも、あまりにその女看護士が若く(見習いのまだ看護学校の生徒だったのかもしれない)しかも、清純な感じの綺麗な娘だったので、その間ずっと最初から最後まで、男の陰茎は、馬鹿みたいに、きつく勃起したままだった。男は、見つめられ触られ続けるままなので、なんとも具合が悪く恥ずかしく、どうにもならず、死ぬ思いがした。あれだけ女と過ごした直後なのだから、すっかり空になってしまっていて、音無しくしてくれていてもよさそうな筈だったのに、と男は思う。不意を突かれると、人間の道徳とか倫理とか意志とか精神などというものも、どこかへ吹っ飛んでしまっているのだろうか、一切何の役にもたっていない。それにしても、病院側も、もっと刺激の少ない、老看護士をでも、そのような仕事には配置しておいてくれれば、男も、長時間、その間中、赤恥をかき続ける被害に遭わずに済んでいたのかも知れない…) 男の頭部のところの看護士は、いま、男の額に触ったり、手に触ったりしている。そこには、汗でもが、すでに、にじんできているのだろうか。 「横寝してーッ」医者が言っている。低音で、慣れた落ち着いた口調で、いやに語尾を長く引っ張っている。何か、ひとを催眠にでも掛けようとしているみたいな感じである。男は、ボオッ、としていて、医者の言葉に反応しない。そこで、枕元の看護士が手伝って、男の身を横寝にする。すると、陰茎の先っちょ、つまり、亀頭か、…亀頭が手術台の固いざらざらしたシーツに触れるのが感じられる。 「海老のように背を曲げてーッ」医者が声を張り上げている。海老のように背を曲げて、と口調は全然違うけれど、女看護士が医者と同じ文言(もんごん)を繰り返し、男の首や頭や手に触って、仕向ける。医者の手が男の足首のところを握っている。インターンの男は大きな針のようなものを掴んでいるみたいだ。六、七センチはあるように見えたが、実際には四、五センチ、もしかすれば、三、四センチだったのかもしれない。握りのところは、注射針みたいに太くなっているみたいだ。 「もっと、腰のところを突き出してーッ」医者が、相変わらずの口調で、言っている。 インターンの男が、男の腰のあたりの背骨に針を突き刺す。医者が男の足首のところを押さえつけ、女看護士が男の肩と手首のところを押さえつけている。その圧迫する力が、いま、一段と強くなる。男の脚は、くの字に、折れるだけ鋭角に、きつく折り曲げられている。ここまでくると、男はもう、自分がもはや人間ではなくなり、なにか本当の海老にでもなっていくような錯覚に襲われる。海老だ、伊勢海老、車海老…伊勢志摩、鳥羽に、大王崎…ギリギリと背骨が痛む。何回繰り返しても、背骨に針は突き刺さらないみたいだ。インターンの男は、きっと、腰椎麻酔の壷をはずしたままで、むやみと男の背骨を、幾度も幾度も、突き刺しているに違いない。針を、腰椎と腰椎の間へ(そこは軟骨ででもできているのだろうか、…それとも、単なる隙間が?)針を、そこへ、…しかし、全然、うまくはいっていないのだろう。男は、大変な痛みを感じる。しかし、じっと、我慢している。騒いだとて、誰も、どうにもなるまい。医者は、それにしても、インターンの男の不手際に、幾分、苛立ってきているように見受けられる。男の額には、脂汗でもがにじみ出ているのだろうか。看護士が、ガーゼでぬぐう。男の背骨に、いま突き刺されているのは、単なるせいぜい四、五センチの針なのだろうが、男には、実際には、太い何かネジ釘でもがねじ込まれているように、とても痛く感じられる。それでも男は、全身の力と気力を振り絞って、我慢を続ける。すると、脂汗が、額に…そこで看護士がガーゼで、またも汗を…勿論、インターンの男が拙く針を男の背骨に壷を外して突き刺すその瞬間には、看護士もガーゼで男の汗を拭ったりしている余裕はなく…つまり、看護士も医者も、男の手首と足首のところを精一杯押さえつけて、男の体を海老型に固定して置くのがやっとである。 医者は「力を抜いてーッ」と言っている。そこで、それに従って男が力を抜くと、今度はすぐに「腰のところを、もっと、突き出してーッ」とおいでる。しかし、これは矛盾しているように思われる。突き出せば筋肉に力が入るし、力を抜けば、筋肉は緩み、腰は自然にへこむだろう。まあ普通なら、実際には、そうこうしている内に、うまく行くのが常ということなのだろうけれど…異常にも、二十回前後も、突き刺されたのではなかろうか、そして、遂に、針の先が、腰椎の中を行く神経にでも触れたのだろうか(それとも男は医者の暗示にでも掛かり、すっかり催眠状態にでも…あるいは、疲労困憊の末の泣き寝入り状態にでも…)男に、痺れ、酔い、眠気みたいなものが…そして、やがてはうわ言でもが…心は肉体を離れ、天翔(あまが)け…もはや、苦痛も苦悩も遠く去り、まるで天国にいるみたいに、かってそうであり、やがてそうなるであろう、まるで虚空を漂う粒子みたいに、無みたいに、つまりは、死みたいに… 「感じるか?」ピンセットに挟んだ、アルコールをたっぷり滲みこませた脱脂綿で、男の下腹部を無造作にこすりながら、医者が男に訊いている。しかし、男はいま、すでに眠り込んでしまったような状態になっていて、何の反応もない。 「感じるか?」医者は、今度は、金属(メスの握りの部分の角?)で男の下腹を左右に引っかきながら、訊いている。しかし、医者は、大声でそう言いながらも、小声では、すでにインターンの男に、「行けるぞ。…ぼつぼつ行けるぞ」などと、囁いているのか、どうなのか。…いずれにせよ、やがて、すぐに、男の下腹(正確には、鼠蹊部(そけいぶ)?)は、メスで、引き裂かれることとなるだろう。そして、陰嚢が捲(めく)られ、白膜、精細管、睾丸、副睾丸、精管…それから、鼠蹊輪、直腸管…と調べ、いじくられて行くこととなるだろう。…しかし、そのうち、もともと不十分だった腰椎麻酔も切れてきて(見習いの男が、何かと処置に、時間を余分に取り過ぎたのだろうか、どうか)男は夢見心地の雲上から地上に落下し、痛みや、悩みや、苦しみが、またも始まる。「ヤブ…ボンクラ…我利我利…能なし…馬鹿医者…拷問、まるで生体実験じゃないか」と男は思う。「痛い痛い」と男は心の中で叫ぶ。しかし、声には出さず我慢する。そして、我慢した分、目つきが悪くなり、脂汗が滲み、身がよじれる。きっと、声に出して弱音を吐くことは、男の自尊心が許さないのだろう。いわゆる、やせ我慢みたいなものか、どうなのか。(彼女がしてくれているのなら、痛い痛い、と言って甘えてみたくもなるのだろうが…)痛い痛い。またまた脂汗。そして、看護士のガーゼ、である。下腹を切開して、めくったり、めくり返したり、また元に戻したり、切る、つまむ、削る、針を刺す…要するに、むやみといじくり返しているのである。しかも麻酔は切れてしまっているのであるから(医者は、この事を、信じていない。つまり、インターンの男の突っ込んだ針は、最初からうまく、つまり、充分には、効果をあらわしておらず、通常の時間よりは大幅にはやく、腰椎麻酔は切れてしまっている…医者は、この事実を理解していない。また、一番いけないことは、理解しようとする態度を持っていない。硬直している。たとえば、鈍感な大臣。これは、そう珍しくなく、あり得るだろう。しかし、副大臣、ないしは、お取り巻きの官僚がしっかりしておれば、それはそれで、もつかも知れない。別段、大過なく過ぎ行く��もしれない。しかし鈍感な手術医(この際は、泌尿器外科医?)、これはもう困ったものだ。人の腹を引っかいておきながら、どこが悪いのかも、どう治せばよいのかも予想していない。まったくの、泥縄、である。…しかし、こうも考えられる。男の症例が非常に珍しいもので、前例皆無で、いかなる医者にとっても、開(あ)けてみなければ分らない…過度な、または異常な、類(たぐい)稀な悦楽への耽溺が、新たな病の誕生の土壌となるのかも知れない。しかし、それにしても、実際これは、生体実験、ないしは、すっかり切腹を体験しているようなものだ、と男は思う。いくら二人掛りで押さえつけようとしても、筋肉が痛みで反射的に自動的に暴れ回るものだから、今ではどうにもならない。意志などとは関係ない。意志が有効なのは、ある種の系が平穏無事の際でのことであろう。ここまでくると、収拾がつかない。肉の反乱、である。… やっと、医者は、諦めにかかったのだろうか。それとも、「無理です」と、男の苦悶を見るに見かねた看護士が一言もらしでもしたのだろうか。(しかし、看護士が医者に口出しなどしようものなら、それこそいっぺんに…なのだろうか、どうなのか)看護士には全ての事実が(麻酔が、まず、充分にはかかっていなかった、ということ。いまでは、麻酔は切れてしまっていること)が分っているのかも知れない。どのあたりで、この男の腰椎麻酔が切れかけていたのかも。(看護士の方が、男の頭部に近い分、医者より情報量は豊富なのかも)…あるいは、医者も、本当の事態を、勿論、知ってはいるのかもしれない。しかし、もしそうであるのなら、にもかかわらず、捨てておくその理由は?…そんなことは、分らない。邪推、というものかも知れない。 いま、もう一人の医者が現れる。これは麻酔医かもしれない。マスクを持っている。ここまできて、やっと、全身麻酔をやるというのだろうか。男の手術前の希望通り、初手から全身麻酔にしておいてくれればよかったのに、と男は思う。もし、疑れば、インターンの男に、残酷すぎて最近では患者には全然人気のない腰椎麻酔を練習させる場を与えるためにのみ…つまり、男は、インターンの男の修練の実験材料として…��考えられなくもない。もしそうなら、大学の付属病院でもないくせに…もちろん、大学の付属病院であろうが、なかろうが、生体実験の道具になど、誰一人賛成などするものか…、男の頭に、怒りがキイーッ、とくる。練習実習なら、インターン同士が交互に患者になり合って、医者のアドバイスを受けながら、納得のいくまで繰り返し練習すればよいのである。(実際には、腰椎麻酔にも、長所は多々あるのだろうから…)それにしても、今度は、全身麻酔だ。またもや、そして、今度こそより完璧に、離脱、飛翔、暗黒、無限、つまり、死の予行演習が始まるのだろうか、どうなのか。 ガラガラ、と音がしているのが聞こえる。ベッドが勢いよく動いているのだろう。手術は終わり、手術室から廊下へ…なのだろうか。一切が輝き、歓喜に満ち満ちている。全身が、心地よい。「ああ、いい。…気持ちいい」と男は思う。しかしすぐに、これは夢かもしれない。あまりにも、苦痛が皆無であり過ぎる。〈天国チック〉であり過ぎる。霊魂がうわずっている。フワフワしている。浮き、飛び、酔い、痺れ、…麻酔の麻薬の仕業かも。(それにしても、彼女は、一体…下界が恋しい…湖、湖周道路…リゾートは、今日も、〈遊び車〉で渋滞し…それにしても、おれは本当に治るのだろうか…二度とあの悦楽の味を味わえなくなったのではなかろうか…使い物になるのだろうか…そもそも睾丸はあるのだろうか…) 「睾丸は、あるのか」と言うべきところを、「キンXX」はあるのか、と言ってしまったものだから、(男は麻酔でまだ幾分頭が弱くなっていたのだろう)、看護士たちは、大笑いだった。麻酔呆けのした人間など正面からは相手にしていない。「大丈夫ですよ。安心安心ですよ」まるで子供扱いである。自分の手で直接触ってみれば分るかもしれないのだが、股全体に大きくて分厚い傷への当て物がされているのであろう、全く接近不可能である。しかも、まだまだ、付近の神経は痺れてしまっているので、結局何も分らない。 女が現れる。麻酔後のまだ酔いの心地よさの幾分残る男の脳味噌には、彼女の美が、より一段と、艶に、鮮明に、身に沁みる。目、鼻、唇、髪、項、首…全部好きだ。全部に、いくらでも、キスしたい。 「痛がり屋さん、それにしても、よく頑張ったわね。先生も感心していたわよ」彼女が、ほほ笑みながら、言っている。麻酔呆けした男を、幾分からかっているのかもしれない。あんな鈍感なボンクラ医者に感心されても、何もうれしくない、と男は思う。むしろ今でも、思い出すと腹が立つ。自棄(やけ)のヤンパチで、顎に一発、パンチでも喰らわしてやりたいくらいだ。(勿論、このような感情を持つということは、そのこと自体、すでに自らの精神の劣等を意味しているに違いないのだろうけれど…なぜなら、素人に、専門医の配慮などは理解できる筈はないのである。邪推である。ましてや、恨むにいたっては…まともな患者、標準の人間、正しい心の持ち主、とはどうしても言えないだろう…) 「結局は、厳密には」と彼女は言っている。「悪いところがどこだか、傷口が分らなかったみたい…」 何という事だ、と男は思う。あれだけ時間を掛け、あれだけ苦痛に耐え、ひとを切腹同然の目に遭わせて置きながら…。しかし同時に、そんなことがあっても不思議はないのかも、とも思う。医者自身の資質のせいも大いにあろうけれど、手術のみならず、概して人間の試みることといえば、当て外れが多いものなのだ…と男は思う。 いま、何がしてほしい、と彼女が訊くものだから、仕方なく、恐る恐る、あれがしたい、と本当のことを言ってみると、彼女は、最初ほほ笑んでいたのだが、急に顔を真っ赤にした。 病室には、医者も看護師も居た訳ではないのに。男は一瞬困惑した。プリンがほしい、とか、りんごを下ろしてほしい、とか言っておけば、無難だったのかもしれない。実際、手術にともなった微熱が出ていたのである。こういう時には、冷やっこいものを言うのがよかったのかもしれない。それにまだまだ、頭には麻酔が残っているのか、ボオーッとしている。 そんな馬鹿なこと、と言って、彼女はプンプンしている。 まあ、勿論、その通りなのだが、それでも、そうしたく思ったのだから…彼女の顔、特に、目とか鼻とか唇をみていると、すぐにしたくなるのだから、困ったものだ。…自由、放埓、滅損…自由、放埓、破損…自由は放埓に変じ、放埓は破滅へと至る…男は考える。しかし、自己破滅だけなら、何も自分からは望みはしないが、誰にでも起こりうる一つの確率的事象にしか過ぎないのではないのか、前もって恐れる必要もない。一方、女には、この男の愚かしい激しさは、この分では、きっと、最後には自らの命に損傷を加える程度にまで至るのではなかろうか、と思われる。 男の、つまり病人の、余りにも執拗な願望のため、拒否し続けることの健康への不利益の方が、かえって、より大きいのではないかと判断し始めた女は、それでもためらいながら、服を着けたまま、ベッドの中へ、男の脇へ入っていった。男の、この愚かしさの原因は、まだ残っている麻酔のせいだろうと、女には思えた。「ほら入ったわよ。いい女でしょう」女は、冗談を言っている。男は、望みが叶い、にこにこと笑い、笑いが一向に止まらないといった風だ。勿論、少しでも賢い平均以上の男なら、平均どころか大多数の男なら、もしかすればこの男以外の全ての男性が、こんな時に、こんな事を望む、しかも衷心よりそれを喜ぶ、そんな馬鹿なことは、望みようもないし、考えようもないし、いわんや実行に至っては、あまりに法外な、愚の骨頂、痴の極、痴れ床虜情、と考えるだろう。当然である。それが、尋常、穏当、賢明、無事、というものである。ところが、この男と来た日には、事ここに到っても、まだ普段の悪癖から抜け切れないのである。隣接、近接、交接…要は、美の深奥への接触である。勿論、目下は、それは不可能だろうけれど…それでも、男は、ねえ、ねえ、と、ねだっている。ねえ、はやく…女の柔らかい肉体が自分の脇に横たわっていてくれてこそ、初めて男は心の安らぎを覚える。心のうちのどこかに潜む、不安や苦悩や、苦痛はすっかり消え去り、空は青く青く澄み渡り…「麻薬の後に、また麻薬」男は女の頬に、眼に、鼻の穴に、首筋に、そこら中に…恭(うやうや)しいキスをしながら、そう思う。しかし、この麻薬には、実(じつ)がある。まるで麻薬ではない麻薬みたいだ。 「また何か、変なこと考えているでしょう。…わたしにはすぐ分る」小声に、まどろむ様に、耳元で、女が囁いている。 「なにも」男は、うそぶいている。 女は、手の平を男の額にあてがい、強く押して、男の上体をのけ反らす。そして、目の奧底を覗き込む。まるでその一瞬で、男に、すっかりすっかり身を任せるか任せないかを決めにかかっているみたいに。 男の腕が女のからだに巻きつく。それは蔦のようでもあり、小動物のようでもある。女は、顔を、男の胸に埋めている。その唇は、ときに男の首筋に口づけし、ときに熱い息を吐きかけ、やがては、狂おしく、その肉を噛み締めるようなこととなるのだろうか、どうなのか。…女は、あえぎ、苦しさに身もだえし、小さく悲しく泣き声を漏らし、最後には、やはり男の肩の肉を噛みしだくこととなるのだろうか、どうなのか。男の肩には、突き刺さった女の歯の痕が赤黒い色をして残り、そして、ずっと後になっても、もし、バスにでも浸かれば、そこには湯がしみて、ピリピリと、きっと、痛みを感じることとなるのだろうか、どうなのか。 …女は、ときに髪を振り乱し、首筋をのけ反らし、背骨は弓なりに反り返り、膣の肉はリング状に、万力みたいに、圧倒的に、恐ろしいまでの力で…締めつけてしまうのだろうか、どうなのか。底揺れする大地。奥の奥、果ての果てから、おびただしい洪水が押し寄せてくるまで、どうしようもないこの悲しみみたいな絶無の時が… 女は、いま、男の指を握りしめ、狂おしく口づけする。「美しい指、あたしの指…信じられないくらい、鋭いものなのね…」 女は去り、男には、苦悩の時が始まる。それは、女の自由からもたらされるものに違いない。しかし男は、愚直にも、すべての女は自由でなければいけないと思っている。結局は、自分の苦しさから、彼女と別れなければならないようなこととなるのだろうか。女の自由は、男の不自由であり、もし男が自由の方に近づこうとすれば、きっと今ある女の自由を束縛することとなるだろう。これは望めないだろうし、望みたくもない。彼女のいまある自由は、そのままにしておいてあげたい。(もしかすれば男は、少年時代に、自由を奪われた完全に悲惨な女を目の当たりにして育ってきたのかも知れない。そしてその結果として、一つの決意、固定観念みたいなもの、つまり、女を不自由にするようなことだけは自分は一生絶対にしてはいけない、ということが自然に心に決まってしまっていたのかも知れない)しかし、それにしても、自分も自由でありたい。しかし今や、それはどうも不可能なように思えてくる。不自由は嫌いだ、束縛も嫌いだ、と男は思う。未来は、百パーセント自由に取って置かなけばならない。もしそうでなければ、借金をしょい込むようなものだ。未来を食い潰してはいけない。それにまた、彼女の自由も、ほんの少しでも傷つけてはいけない。なぜなら、彼女は自分よりも、ずっと、優れた人間なのだから。だから、論理的には、もはや、どうにもならない。どん詰りみたいなものだ。ばら色の、無心の、朝焼けみたいな時は、すでに終わって過ぎ去ってしまったのだろうか。純なる時も、もはや終わってしまったのだろうか。愛の時も恋の時も、すべての好ましい時は、知らぬ間に、過ぎ去ってしまったというのだろうか。しかし、それにしても、耐えられない。苦しい。この苦しみが彼女との関係に必要な要件だとは分っていても、やはり苦しく、苦しみからは逃れたくなる…どうもここはむずかしい。実際、時によって、気がいろいろに変わっていけない。それは事態が正確に理解できていないからか、あるいは、自分の心がはっきりしていないからなのか、おそらくは、その両方なのだろう。事実というものも、個別の意識と無関係には存在し得ないのだから、可変的、ないしは、正確には、無限に深化し得るものとして捉えられなければならないのだろう。だとすると、それは、男には、どうしても不確定なもののように思えてくる。だから実際の決断に当たっては、事実と言えども、それは確固とした容易なものではなく、実に厄介な悩ましい事柄に映ってくる。弱い人間は苦しみ、そして苦しみからは、なりふり構わず、ただ逃れようとする。そもそもは、口づけなのだ。あの時、墓場で、あの口づけをせずに、我慢してさえおれば、こんな苦悩は味わわずにすんだだろうに。しかしその口づけも、今思い返してみても、どうにも仕方なかった事のようにも思える。今でも、やはり、あのような事態になったら、自分という男は、同じようなことをしていたのだろう。それは、最初の最初の事故のとき、彼女を一目見て好きになってしまったのだから、もうどうにもならない。考えてみれば、もう最初の最初からどうにもならなく、がんじがらめになっていたのである。因果の理法、つまり、因果関係の稠(ちゅう)密性、即ち、無限の因果関係の網目としての、つまりは、宿命、である。うまく、逃れる。うまく、逃れる。今となっては、これ以外に道はない。『逃れる』これが、自分のためだ。『うまく』これが、彼女のためだ。やみくもに、逃れる、ではいけない。うまく、だ。さて… 看護士が勢いよく入って来た。医者も、後に続いて入って来た。回診みたいだ。やっと、男の苦しみの時も、しばし中断されるみたいだ。 「どうです?」医者は言っている。手術をした医者とはまた違う医者みたいだ。若く、痩せて背が高く、誠実そうな感じだ。外科一般を受け持っている医者との事だ。看護士は、男の毛布を威勢よくひっぺがし、トランクスも当て物も、慣れた手付きで、何の躊躇いもなく、取っ払ってしまう。男の股ぐらは、見てる間に、丸出しだ。医者は手際よくちょっと睾丸に触れてみたり、左下腹の傷口の糸を調べてみたり、その接触は、素早く軽やかだ。 「一週間以内に退院でしょう」医者は言っている。 「大丈夫でしょうか?」 「大丈夫です」 「化膿などは?」 「大丈夫」医者は、いま看護士が準備している、ど太いリンゲルを指す。化膿止めの薬剤でもが、たっぷり入っているとでも言っているのだろう。 一週間。要するに、一週間、だ。 車のCDから、いま、『ジーラ・ジーラ』が聞こえている。…バンドはコンチネンタルだろう。行き交う車は、赤、黄、緑…ドイツ、フランス、イタリア…ヨーロッパの車が目立って多い。…時はタンゴ・リズムが刻む。このような時こそ、本来の時、つまり、我が時、真の時だと男は思う。 しかし、もし音楽を止めれば、即、自動的にカー・ラジオに切り替わり、それはまたも懲りずに、株式市況をやっているのか、どうなのか。陰の極か、それとも、陽の極か…悲観の誤謬か、楽観の誤謬か、そこのところは知らないけれど、他愛ないというか、微笑ましいというか、浮きつ沈みつ、この不確実性の上に、この純然たる大博打の上に(もし望めば、やり方にさえよれば、賭博以外の何者でもない事象にだってしてしまうことが十分可能だろう)この軟弱な動態の上に、まさにこの世は乗っかろうとしているのだろうか、どうなのか。現にある、この世の、純にして聖なる一切のものも、それのみでは、絶対的には、もはや存在しえない、とでもいうのだろうか。(現実は、人々が考えていた計画性(観念)を越えていた。計画性を遥かに超えたものとしてこの世は常に現れる。世は、望ましく、豊饒なのかも知れない)信じられないような軽薄さと共にしか、あるいは、それと抗(あらが)いながらしか、純正が存在し得ない。善きも悪しきも、その存在を主張する。すべてが在り、すべてが抗う。自由は永遠になく、にもかかわらず、ないしは、それゆえに、希求され続けられ… 〈センセイ〉からの連絡である。「やあやあ」と、ちょっと、普段とは違った感じの話しぶりだ。「株、駄目ですよ…目減り、目減り…半減しています、半減以下?厳密には…。…山林も、馬鹿落ち…含みは、吹っ飛んでしまいそう。…もう、坊ちゃん、大変、大変…。…公定歩合さえ、下げてくれれば、すぐにもまた上昇が…。…ポートフォリオ理論などというものも、下降期にあっては、何の役にも、屁の突っ張りにも…ニューヨークでならいざ知らず…下がる日にゃ全部が全部、一様に下がる。打つ手など何もない。何でもかんでも下がりまくる。自棄自棄(やけやけ)に下がる。頭に来���といった程度じゃすまない。勿論、頭にも来るが…。動悸、胃炎、便秘下痢、痔痛…ドタマのみならず、心臓、胃、腸…もうすっかりすっかり全身だ。全身打撲。まるで、大木の…椋(むく)の木のてっぺんから落下して直接地面に叩きつけられた様な…殿様蛙がアスファルト道路に力いっぱい叩きつけられたみたいに…ところで、話が、おっとっとっとう…しかし、坊ちゃん、これは本当はチャンスなんです。売り買いさえ、あなたが許してくれればですよ。下がり切る前に売っ払ってしまい、下がり切ってから買い戻しゃいいんです。大儲けです。ところが、あなたは売買を許してくれない。禁止している。滅茶苦茶ですよ、これは。インカムゲインなど、定額預金とは違いますよ、株式は。キャピタルゲインこそが、目下の東京市場の…実際、無茶苦茶です。信じられない。売り買い禁止。何ですこれは?まったく馬鹿げた事です、これは。…」 「株は、おやじのものだ。おれが買ったものではない」 「それは、言い逃れです…相続してしまえば、その瞬間、あなたの責任です」 「今は、忙しい。何と言っても…」 「その内その内で何年経っているのです」 「生活費は?大丈夫?」 「それは、まあ、いくら下がったといえども当たり前のことでして。おそらく、二、三百年がところは、きっと…配当と含み益とでですな…まあ、ほとんど永遠分くらいの生活費がですな、無茶使いさえしなければの話ですよ…つまり遊蕩無比…マカオ、モナコ、ラスベガス、バーデンバーデン、ここいらで派手にやりまくれば、一夜の夢で、全部が全部吹っ飛ばそうと思えば吹っ飛ばすことだって出来ないことはないでしょう…永遠にですな…」 「まあ、管理の方は、いろいろ手続き等、手間も大変だろうけれど、今後とも、よろしく、お願い、ね」 「お任せお任せ…任せといてくださいまし。…ときに、坊ちゃん、傷口の方は?その後、いかがです?」 「痛い、痛い、まだ痛む。手術医が変なことしやがって…ヤブだ、何か肉より硬いものを、プラスチックか何かだろうな、勿論、硬質の物ではないだろうが、合成もん?軟質の、埋め込んだみたいな感じだ。漏れ口が分らなかったものだから、ヤマ勘で、その辺り一体の精管をカバーするためにだ。だからそれが周囲の肉に突っ張って…」 「痛む?」 「痛い痛い、痛くって…うまく肉になじまないようなことになって水でも溜まると、またまた切開だろうな、これは。まだ固まっていない、ぶよぶよの肉を、だ。また切開…ヤブだ。ボンクラ。真のヤブ。真っ暗闇だ。もっとも、���ちらも悪いのは悪いらしい。つまり、この種の傷は名医といえどもなかなか分らない場合が多いらしい。ヤブならずとも…どこから精子が漏れているのか、発見できない場合が珍しくないみたいだ。これは別の医者の意見だがね。それにしても、どんなところでも、事実あんなところでも、使い過ぎ、肉の使い過ぎ、無理、酷使、こいつは怖い…肉は弱く、極度に弱く…されど、肉以外には、人生、何も無いと来ているんだからな。分らない。生きているということは、まったくの無明みたいにも、思えてくるが…」 「またまた、弱気を…急速に。…急変するんだから。しっかりしなきゃ、坊ちゃん、腐る程あるんだから、少し海外旅行にでも。憂さ晴らし。今のままでは、もったいない。猫に小判だ。実際、今日日(び)、大多数の者が、遊蕩三昧、やってるんだから…」 「まあ、それは、しかし、平凡、かつ、安易、…と違うか…カネで出来る事と言えば、すべて、ありきたり、単純かつ陳腐、本当は退屈なのと違うか。旅行会社、航空会社、ホテル、の仕組まれたカラクリの餌になっているだけと違うか。窮屈と余裕。悦楽は余裕にこそあるのであって…そうではないか?自他共の余裕。余裕のあるもの同志。相手あっての悦楽なんだから」 「またまた、格好付けちゃって。格好付けた小難しいことおっしゃって。坊ちゃんのこと思って言ってあげているのに…」 「ああ、ごめんごめん。キン玉のせいかな。イン(陰)でゴタゴタ起こされて…インの反乱だな。車に乗っただけでも痛むんだから、やりきれない。まるで何かに復讐されてるみたいな感じだ。早く万端すっきりとしてくれなくては、困る困る」 「どう?…痛みは?」女が訊く。暗闇の中で、男の肩の辺りに擦りつけていた女の顔が、少し、いま、蠢いたみたいだ。男は、仰向けに寝て、真っすぐに身を伸ばしている。 「ほとんど、痛まなくなった。段々良くなっている。痛みというより、いまは、違和感が少し、といった程度」 「よかった」 「うん」 「今度は、胸」 「うん」 「あまり乗り気でないみたい」 「うん」 男の、胸の上に乗っていた女の手も離れて行き、すっかり、男と女の身は離れてしまう。 「全然、乗り気でないみたい」 「うん」 「しっかりなさいよ」 「うん」 「ねえ…」 「苦しい」 「何?」 「全部が、苦しい」 「苦しくっても、切るべきものは、切らなきゃ」 「ううん」 「厭になったの?」 「…そんな…。苦しい。苦しい。要するに、苦しい。…ただ、��しい」 「弱いのよ」 「そうかも知れん…」 「わたしから見れば、信じられないくらい。強いところは、またヤケに強すぎるくせに…」 「そうかも知れん…」しばし沈黙。静寂の時が流れた。それから男が言った。「ねえ、…」 女は何も言わなかった。男は、しまった、と思った。どうして別れることなど出来るだろう。嘘をついているのだ。もう何も無くなってしまうだろう。彼女こそが、この世なのだ、と男は、いま、思う。彼女の有する一切の価値のこと、彼女の美と愛らしさのことを考えれば、彼女と別れるなどということは、嘘である。虚弱。能無し。卑劣。卑怯。…まあまあそう堅苦しく考えないで…恋をしてるんだろう。恋などというものは、もっといい加減に、軽やかに、まるで風の中の羽根のように…できることなら、もっともっと軽妙に、恋というものの本質に似っかわしく…しかし、俺には出来ない。俺は、まるで、男と女のことを、なにか行(ぎょう)か修行か苦行か…まるで人間関係の研究題目、分析対象…実際、堪ったものでないだろうな、パートナーは…。これは野暮というものかも知れないぞ、相手の身にもなってみろ、愚物、うすのろ、脳足りん… 「物凄いテレパシー…」 「至近距離だものね」 「我慢できないの?」 「理屈では、分っているつもり。しかし何か余分な、はみ出たところ、仮、分ってもどうにもならない脳味噌内の暗闇…そのことを思うと非常に苦しくて…。勿論、あなたのせいではない。少なくとも、あなたにどうこう出来る問題ではないでしょう。どうにもならない事。あるいは、結局は、ぼくの頭、考え方…。もう二度と、あなたのような美しいひと、魅惑的なひと、強力なひと、愛らしいひと、可愛い人…一生あなたのようなひととは、二度と会えない…きっとそうだろうと思う。でも、いま、それでも、愚かにも、薄情にも…」 「わたしは、一瞬のうちに、見つけたの。そしていままた、一瞬のうちに、見失おうとしてるんだわ。わざわざ、墓場まで、跡をつけたというのに…」 「それで、墓場で、出会えたの?」 「そう」 「ね」と女は言う。「あなたに、いい女(ひと)できてもいいから、ときどき、あたしたち、一生、会いましょう…」 「うん」と男は言う。しかし、内心、それはできないだろう、と男は思う。 男が、この年上の女と別れるにあたっては、この会話から、なお九年という膨大な刻々の快と苦の稜線でのさ迷い、が必要だったのだろう。そしてその別れの結果はといえば、女は、単に一人の男を失ったというに過ぎないのだが、男は、一生心がひん曲がる程の、ほとんど全快不能ともいうべき程の深手を…。もっとも、男の鼠蹊部の手術の方の傷跡は、きっと、今ではすっかりすっかり黒々とした陰毛に覆われて、見た目には、手で直接触れてでも見ない限りは、跡形も無く快癒しているのだろうけれど。 それとも全然そうではなくて、別れ話など一切無く、男は女のすすめに忠実に従い、肺の手術も受け入れることとなったのだろう。しかし、手術後、その日の夜半、不意の水道事故により、使用中の医療機器(右肺上葉切除並びに下葉癒着剥離手術後の出血を体外に吸出するもの(ベルヌーイの定理でもを利用しているのだろう))が停止するという極めて稀な突発事故に見舞われ(また、加うるに、このような際には、水道水使用機器から、直ちに電気使用機器に交換する定めになっているのだが、当直の看護士も予想だにしなかった事故だったので、真夜中過ぎから夜明け頃までの機器停止の事実に気付かなかったというミスも重なり)不運にも、男は、予想外に短かかった生涯を、閉じることとなってしまった。 死の間際の男の想いに関しては、定かなことは一切何も分っていない。手術室へ入って、手術台の上に横たえられ(男は、裸で、空色のタオル地のブリーフだけを身に着けて、触れるとヒヤッ、と感じられるステンレス張りの平板そのものといった風の、手術台に横たわった)次いで、麻酔医がマスクで男の鼻と口をすっぽり覆い、男に深呼吸を促す。麻酔医が数を数える。ヒトーつ、フターつ、ミッ、くらいまでは男の意識も確かだったのだが、しかし、その後はもはや何も…またもや、無、死のような無、完璧な無、が…。おびただしい、メスによる肉の切断と出血の数時間(癒着剥離に手間取り予定を2時間以上もオーバーしたらしい)その間にも、想いなどというものは、男には何も無い。皆無。手術が終わってリカバリ(リカバリー・ルーム)へ移されてからも、何も無い。無であり、死同然である。多量の血痰も、口許までは無意識に押し出される。まだ自律的に肉ないしは神経系統は作用しているのであろう。しかしそれ以上は、すべて看護士の努力によらなければならない。男の意思とか努力とかは全く関与していないのだ。機能しているのは、たかだか、無意識の、自律反射的なものだけなのだ。しかし、こんな不十分な意識の状態にある男にも、この世の最後の最後、この一瞬、つまり、真際、今はの際(きわ)、ともなれば、脳に、信じられないような、異常に急激な変化が起こり、ほんの束の間とはいえ、意識が、閃光のごとく、明々(あかあか)と甦り、照り、映え、映え反(か)える。男は、ここに到って、女への想いを馳せるのだろうか、どうなのか。もはや、苦しみも、悩みも…悪の想いはすべて過ぎ去ってしまい、今では、ほほ笑みだけが、愛の想いだけが、完璧な充足が… さよなら、愛しいひと、ぼくの女友達…片割れであり、相棒であり、深い時を、ときに珍奇な時を、共に分かち合った懐かしいひと…ご機嫌よう、好敵手、美しく高貴な、ぼくの大切な大切な大切な…男の想いは、なおも、明々と燃え上がり、その輝きの、照り返しのうちに、こうして、いま、生きて在ること自体への驚異と感動の念が、すべての存在物への共生感が、共に存在するものとしての、砂利道でダンプカーに轢かれて行く、そこに転がっている、石ころ達への友情が、すぐに、男もそうなるであろう、宇宙を漂う一つ一つの塵への、粒子への、永遠に共に存在していることへの充足と無としての完全な安泰の念が、男の身の内に込み上げて来たのだろうか、どうなのか。…このような意識の状態で、つまり、光輝のうちに、男は最後の息を引き取れたのだろうか、どうなのか…
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祠 道観には、宮、殿、廟、祠、壇、觀、堂、寺、庵、巖、府、亭、館、社、院、閣、精舍、塔、園などなど… 沢山の呼び方があり、それぞれ規模や目的など意味があります。 その中でも、規模が大きくない場合は祠と付くことが多いです。 祠にも大小ありますが、写真のもののように、小さくなってくると神像が首だけのものであったりします。 このような祠は会社や家の敷地内にあるような限られた場所に建てられた祠で多く見かけます。 さらに小さくなると、お札だけであったり、石だったりする事もあります。 ちなみに写真のものは、媽祖を祀った祠だと思います。 正直、難しくて判別ができませんが… #寺廟 #台湾旅行 #台湾 #寺廟之美 #台北 #寺廟巡禮 #台灣寺廟 #台湾寺 #珍スポット #お寺巡り #お寺めぐり #taiwantravel #taiwan #taipei #my_eos_photo #魅惑の台湾寺 (Kaohsiung, Taiwan) https://www.instagram.com/p/CCqRDWUDKlP/?igshid=12tdsievfco1t
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五營神將 哪吒太子率いる神の軍勢。 その頭となる5人の元帥が祀られています。 #寺廟 #台湾旅行 #台湾 #寺廟之美 #台北 #寺廟巡禮 #台灣寺廟 #台湾寺 #お寺巡り #お寺めぐり #taiwantravel #taiwan #taipei #my_eos_photo #魅惑の台湾寺 #哪吒 #西遊記 #封神演義 (士林街福德宮) https://www.instagram.com/p/CCoChMWj3EN/?igshid=oitqmysjhht8
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長春四面佛 松江南京駅と行天宮駅の間くらいの場所にある四面佛。 ブラフマーにエラワン・プーム、梵天など、呼ばれ方は様々です。 台湾の四面佛は、様式がヒンドゥーに似ている気がするのですが、かと思えば道観の敷地内に祀られていたり… 果たしてどういうルート、経緯で入ってきたのか気になるところです。 マカオにも四面仏がありますが、南から道教とは別の宗教として台湾にたどり着いたのか…それとも、福建省で道教と習合したのか… 調べてみます。 #寺廟 #台湾旅行 #台湾 #寺廟之美 #台北 #寺廟巡禮 #台灣寺廟 #台湾寺 #お寺巡り #お寺めぐり #taiwantravel #taiwan #taipei #my_eos_photo #魅惑の台湾寺 #四面佛 #ブラフマー #梵天 #エラワンプーム (長春路四面佛) https://www.instagram.com/p/CClFVfLjq-i/?igshid=u1z1xgkr7dxy
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玉皇上帝 十八代玉皇大天尊玄靈高上帝關聖帝君です。 #寺廟 #台湾旅行 #台湾 #寺廟之美 #台北 #寺廟巡禮 #台灣寺廟 #台湾寺 #お寺巡り #お寺めぐり #taiwantravel #taiwan #taipei #my_eos_photo #魅惑の台湾寺 (淡水天元宮) https://www.instagram.com/p/CCiwQ4RDOQO/?igshid=pt0m8ln4t2u4
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