#骨董品的価値
Explore tagged Tumblr posts
Text
Persona 3 Club Book Pawlonia Mall people pages scan and transcription.
ポロニアンモールの人々
People of Pauloownian mogol
月光館学園に隣接する巨大ショッピングエリアのポロニアンモールは、買い物と娯楽の一大スポット。タルタロス探索の準備のためだけでなく東の間の息抜きにもふさわしい。
黒沢巡查 辰巳東交番
港区の辰巳東交番を守る地域課の巡査。かつては敏腕のエリート巡査として知られていたが、正義感のあまりに10年前��桐条研究所事故の真相に深入りし、出世の道を外れた。
だがそのときの捜査によって真相に警察機構の手に負えない、人外のモノの存在を感じ、以降は独断で関係者と接触し、事件解決のサポートを行なうようになる。
なお巌戸台地区に配属されたときの最初の担当案件は、真田兄妹の入寮していた孤児院火災事故の再捜査だった。結局この事故もとくに人為的な点は見当たらずに決着しているが、そのときに現在の真田との関 係がつくられた。
基本的に非番はなく、昼は交番での勤務と武器の横流し販売、夜は担当地区一帯のパトロールと、とにかく黙々と働く男。毎週月曜日にご機嫌で値引きしてくれるのは、勤務明けに彼女とのデートが待ってい るから······かもしれない。
話しかけるのを躊躇させる強面の巡査。見かけによらず港区の平和を心から願い、特別課外活動部員への武器提供を請け負っている。
寡黙な平和
の守り手
眞宵堂店主 眞宵堂
隠棲の美人
科学者
断片的ではあるが港区で起こる事件のカラクりを知る数少ない人物。黒沢巡査とは桐条がらみで知り合い、頻繁に情報交換をする仲。
趣味で集めた骨董品を売る、凄みのきいた笑みが魅力的な女性。
学生時代から考古学を専攻していたのが縁で、桐条鴻悦が存命のころ、非公式計画の中核であった「エルゴノミクス研究所」の研究所員として、岳羽詠一朗の下で研究の一端に関わっていた。おもな研究は、過去のシャドウ関連の記述や痕跡を考古学的見地から分析・解析するもの。中心研究から一歩引いたところにいたことが、早期に研究 の問題を知ることとなり、事故の起こる数年前には研究所を去っている。しかし研究の真相を知りながら、その事実から身を引いたことに呵責を感じていて、桐条の膝元の土地を去れずにいる。そんな自分の迷いを自嘲し、店の名前を「眞宵」堂と名づけた。
上司であ��師弟関係にもあった詠一朗には、妻子ある相手と知りながら道ならぬ感情を抱いていた時期があり、彼がすべての罪を負わされる形で世間的な決着がついていることも、彼女の桐条への複雑な感情をを助長しているようだ。
青ひげ店主 青ひげ薬局
欧米型ドラッグストアがこの国に根を下ろして十数年、今やすっかり市民権を獲得した中、昔ながらの対面販売式「薬局」としてがんばる、青ひげ薬局の店主。洗練された雰囲気を全面に押し出す新興のショッピングエリア・ポロニアンモールの一等地にて、このスタイルを貫く心意気はさすが。顧客は若者はもちろん、仕事帰りのサラリーマンや、いろいろ不具合に悩むお年寄りまで、幅広い年代をカバーしている。
仕事柄幅広い医薬品を扱ってはいるが、なにを置いても養生がいちばんという、東洋医学に基づいた主張をもっている。その証拠に料理の相談を持ちかけると、医食同源の秘蔵のハブの干物を熱心に勧められたという、部員からの報告あり。
店主渾身の青汁スムージーは販売1年目には罰ゲームのネタにされるという不幸な歴史を持つが、本人はその味わいと健康的な価値とに自身を持っている様子。
家庭の医学の体現煮
立派なひげをたくわえた恰幅のいい店主。豪快な人柄と取扱商品の怪しさにただの薬屋ではない気配がただよう。
ヤリ手の女性記者 ポロニアンモールほか
ペンを武器に三流ゴシップ誌で戦う女性記者。全国的に広がりつつある謎の社会現象の真相に、たったひとりで挑んでいる。その行動力と洞察力で、無気力症患者の発生のメカニズムにいち早く着目したほか、月の満ち欠けと無気力症患者の増減や、無気力症拡大と桐条グループ関係者たちの動向との関係をかぎつけるなど、本来桐条の関係者にしか知り得ない真相に徐々に迫りつつある。そのため上司や「さるところ」から圧力をかけられることも多数あり。それが彼女の自由報道への情熱に一層拍車をかけているようだ。年末に向かって無気力症が猛威を振るうようになっても、さらにそこに謎を解く鍵を見出す、恐るべきバイタリティの持ち主。
無気力症におちいったタクシー運転手の間近でも冷静に状況を分析。報道に携わる者の鑑。
記者eyes
事件の気配をいち早く見分ける千里眼!!
記者brain
巧妙に隠された真相を見抜く冴えた頭脳!!
記者heart
おばさんと呼ぶと無反応になる乙女心!!
記者suit
体を張った取材に耐える丈夫な素材!!
記者hand
記事を書きなぐる武器!ペンだこは勲章!!
記者pumps
走っても足を痛めない低めのヒール!!
●図解!デキる雑誌記者!!
●女性記者の真実への軌跡
老いてますます盛んな老人 噴水広場
日がな一日、噴水のそばに腰を下ろして遠くを見つめるお爺ちゃん。多少弱々しく見える現在からは想像もつかないが、若いころは結構な女泣かせだったらしく、会うたびに盛んに「若いころにはギャルと遊べ」と力説される。このところ、かつての友だちがひとり、 またひとりと冥土に旅立ち、寂しさを隠し切れない様子。ポロニアンモールを訪れて無事な姿を確認するたび、「元気でよかった」を胸をなで下ろさずにはいられない、噴水広場のシンボル的存在になっている。
影人間が増え出す時期以外は一年を通してこのベンチで過ぎ去った時間を思い返している。
聞かせて!おじいちゃんの武勇伝
ビー・ブルー・ヴィーの店員 ビー・ブルー・ヴィー
感度の高いアイテムで、月高生をはじめとした地域の女子高生に人気のアクセサリーショップの、カリスマ店員。彼女の提案する小物使いは、必ずといっていいほど10代女子のハートをがっちりつかむ。見た目の派手さに反して、気さくな人柄と丁寧な応対で、相手の目線で接客する態度が好感度高し。自然と恋愛相談を受けることも多くなり、客同士の人間関係や恋の成り行きにはちょっと詳しいようだ。信条は「おサイフに優しい値段でセレブ感のあるオシャレ」。
クレーンゲームの月高生 ゲームパニック前
齢17にして初めてクレーンゲームを知り、世間から10年以上遅れてやってきた、景品釣りのスリルと興奮に盛り上がり中の男��生徒。友だちの誘いもむげにして、熱心に攻略方法を研究しており、影人間が徘徊を始める時期以外は、青春の貴重な時間と多くない小遣いを、その娯楽に費やしてポロニアンモールで過ごしている。かつて一世を風靡したこのゲーム、最盛期には亀や伊勢海老まで景品になっていたのは本当の話。
買い物途中の主婦 噴水広場
夕方の買い物の途中で油を売っている主婦ふたり組。日々成長する子どものしつけと教育問題に頭を悩ませている。家事と買い物で疲れたと言ってはたびたびお茶に繰り出しているらしく、ポロニアンモールや巌戸台商店街の飲食店には、月高生以上に詳しい。
●髪を結った主婦
高校2年生の年頃の娘を抱える母親。勉強そっちのけでオシャレに凝り始めた娘にあきれ顔。
●髪の短い主婦
中学3年生の息子を持つ母親。月高を目指しているが不穏な事件続きで躊躇気味。
Syuhu's COMMU
高2の娘 ← シャガールばっかり行って!← 髪を結った主婦 買い物友だち
髪の短い主婦
ご近所さん? 購買のおばちゃん
→ 目指せ月高!→ 中3の息子
14 notes
·
View notes
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)2月13日(火曜日)弐
通巻第8130号
『醜い中国人』(柏楊)から『悲しい中国人』へ
『国進民退』という状況のなか、中国国民は搾取に喘いでいる
*************************
中国経済は「ルイスの転換点」を超えた。これはアーサー・ルイス(1979年度ノーベル経済学賞)が「途上国で農民が工業化の都会へでて成長するシステムは、ある時点で余剰労働力がなくなる」とした仮説で、「ルイスの転換点」と呼ばれるようになった(ルイスは英国籍の黒人。米国でもプリンストン大学で教えた)。
不動産バブルが瓦解し、都会の建築現場から労働者が去った。地方の公務員、教員らは給与の遅配に喘ぐ。中国各地では米国への輸出が激減したばかりか外資が去って、レイオフがつづき、雇用機会がなくなった。清掃も地方政府の予算が削られて、町中がゴミに溢れ、あまりのことに臨時清掃員を募集すると若者の応募がすぐに集まる。ボランティアを呼びかけても無料奉仕はしない。想定以上に経済の退潮が深刻である。
かようにして中国においては「ルイスの転換点」が崩れ、労働市場における需給の競争価格は賃金の大幅な上昇(=利潤率の縮小)が起きたが、富の分配を誤り、軍事大国優先としたため西側の制裁に遭遇する。先進国からの設備投資や技術移転による後発発展モデルはここで限界に達した。中国は経済構造の自発的な変革が起こせない。つまりは長期のスタグフレーションに突入する。習近平独裁政権の元では改革の青写真をえがける改革派(=共青団)が悉くパージされたため、高度成長の再現は考えにくくなった。
中国人の特性は「息を吸うように嘘をつく」。嘘の上塗りが続き真実は誰も知らない。
官吏の特性とは「賄賂、賄賂、賄賂、賄賂。。。。。。。」(林語堂)
中国政治の特徴とは「革命 革革命 革革革命 革革革革命。。。。。。」(孫文)
庶民の特徴は「上に政策あれば、下に対策あり」である。
すなわち成長がとまったばかりか、中国経済は崖っぷちにあるというのに、GDP成長率が5・2%などと絵空事を唱えるのは、嘘の上に嘘で固めたが故に誰も本当のことが分からないからである。
かつて中国人人気作家の柏楊が『醜い中国人』を書いてベストセラーとなった。光文社の編集者から原本入手を頼まれ、筆者は台湾の友人に電話して速達航空便で送って貰った。1988年に日本語版(宗像隆行らが翻訳)がでて日本でも評判となった。2022年、柏楊未亡人は、『醜い中国人』を絶版とした。台湾でも中華思想組が残存しているから政治的圧力をかけたのではないかと推測される。
2024年初頭、中国の株式市場の時価総額は六割減となった。
潤沢にあった投機資金が忽然と「蒸発」していた。外国ファンドは90%が引き上げた。中国証券監督管理委員会の易会満主席は責任を取らされて解任された。
マンション建設が中断し、物件がひきわたされない。けれどローンは自動的に引き落とされる。庶民は不動産ローンの支払い中断で抗議した。不動産デベロッパーのドル建て社債はデフォルトの連続。凄まじい焦げ付き。倒産デベロッパー本社へ抗議活動をおこなうと公安が自宅にやってきて「二度と加わるな」。
個人の預金残をしらべて「不動産を買え」「株を買え」「BYDを買え」と脅迫まがい。
バブル破綻の惨状は、まだ序の口、これから凄まじい経済破綻の地獄がはじまる。
債務総額1京円。社会融資総額7200兆円(シャドーバンキングを含めて)。うちわけは銀行ローン4600兆円、ノンバンク2700兆円(中国のGDP=2886兆円)
地方自治体の累積赤字は1600兆円(融資平台の債務残高。公称でも1200兆円)。新幹線の累積赤字は114兆円。地方都市の地下鉄も想像を超える赤字。2024年内に償還(返済期限)となる社債は140兆円!
外貨準備が3兆ドルあるのなら、なぜ米国債を静かに売却し、外銀からドルを借りるの? つまり外貨準備高はゼロに近いとみてよいだろう。外国銀行から借りたドルも、外貨準備高に算入していたのだから。
既に十数年前から黄文雄が指摘していた。
若い中国人にアンケートをとると、「来世は豚でもいいから中国人には生まれたくない」と回答するのが60%以上だった。未来が暗くて夢がないのなら、結婚もしない。子供も作らないという人生観に陥る。
驚く勿れ、中国の出生率、日本より低くなった。
富裕層は資産を海外へ移し、子供たちは外国に移住させ人民元の資産を持たない。
2月10日から始まった旧正月で、日本にやってきた中国人観光客がまず何をしたか。福島産魚介の輸入を禁止しているが、その情報を信じていない庶民は寿司屋へ駆けつけた。
爆買いの対象は宝飾品、とくにゴールドか骨董(ローレックス等)。金コイン、ダイヤモンド、宝飾品となった。人民元が崩落しても、価値が保たれる資産への換物投機が、中国国民が出した回答だった。
すなわち「上に政策あれば下に対策あり」の智恵が顕現されたのだ。
このような投資行動の心理的背景には庶民が人民元を信用していないからである。政府を信頼せず、独自の行動をとって身を守るのである。
嗚呼。悲しい中国人!
6 notes
·
View notes
Text
Solo exhibition "Until now and from now on" started on October 7.
Solo exhibition "Until now and from now on" started on October 7. Since I am always surrounded by the color of wood, I feel very fresh to see my creations in a pure white space. 10月7日からことりと..さんで始まった個展「いままでもこれからも」。 いつも木の色に囲まれている私にとって、真っ白な空間で作品を見るのはとても新鮮に感じます。
I am not trying to convey Japanese-ness or the value of old things as antiques. I just want to use cloth that can still be used in "today's life. We don't wear Kimonos in daily life today, but it would be a waste to throw away cloth that is still usable. The pure white space conveys this straightforwardly. 私は日本らしさを伝えたいわけでも、骨董品としての古いものの価値を伝えたいわけでもない。 ただ、"今の暮らし "に使える布を使いたい。今の日常生活で着物を着ることはないけれど、まだ使える布を捨てるのはもったいない。 真っ白な空間がそれをストレートに伝えてくれているような気がしました。
There are many different types of sashiko stitching. There are many patterns, which are now also applied as decoration only. I especially like sashiko stitching that is not decorative, but for repair or to add strength. There is a reason I do stitching on coasters, placemats, and pot holders. Sashiko stitching causes the fabric to ripple. That softens the impact of the glass when you put it on the table and prevents heat from being transferred to your hands and table. 刺し子にも色々な種類があります。 模様を描くものもたくさんあり、今では装飾のみとしても施されています。 私は特に装飾的ではない、補修や強度を増すための刺し子が好きです。 私がコースターやプレイスマット、鍋つかみに刺し子をしているのには理由があります。 刺し子をすると布が波打ちます。それでグラスを置いた時の衝撃を和らげたり、手やテーブルに熱が伝わるのを防いでいるのです。
I am not comfortable calling what I have created a "work of art". This is because it is not a big deal, a "work of art. I make things that we use as a matter of course in our daily lives. I hope it will enrich someone's busy life. That is how I feel. The person who buys the product also makes repairs, and then it becomes his/her "work of art". 私が自分の作ったものを「作品」と呼ぶことには抵抗があります。 なぜなら、それは「芸術品」というような大層なものではないからです。 暮らしの中で当た��前のように使うものを作っている。それが誰かの忙しい暮らしの潤いになれば。 商品を買ってくれた人また補修をして、そしてその人の「作品」になっていくのだと思います。 そんな感覚です。
写真はワークショップの様子と出来上がった作品。まるで夜空のようです。These photos show the workshop and the works of the participants.It lools like the night sky!
5 notes
·
View notes
Photo
ネアンデルタール人は人類最初の化石収集家だったことが洞窟の遺物で明らかに
著者konohazuku・パルモ
公開:2024-12-06・更新:2024-12-06
スペイン、ブルゴスにあるプラド・バルガス洞窟から白亜紀後期の海洋化石15個が発見された。
約4万6000年前のこれらの化石は、、かつてここに住んでいたネアンデルタール人が収集していた証拠となりうるという。
広告の下に記事が続いています
彼らは、現代人と同じように、娯楽として非実用的な物を収集していた可能性がある。つまりそうした収集行為はネアンデルタール人の抽象的概念の表れともとれるのだ。
非実用的な物を収集する人類の習性 道具など実用的な目的ではなく、美的な興味だけで物を収集するのは、極めて人間くさい行為で、現代でもそうした志向は変わっていない。
骨董品、切手、コイン、ビー玉などコレクターにとっては、なんでも収集の対象になるというわけだ。
記録に残る最古のコレクターは、紀元前7世紀のアッシリア王アッシュールバニパルだったらしい。
粘土板の収集家、つまり今でいう書籍コレクターだが、単に興味をもった物を所有しておく習慣ということであれば、もっとずっと古くからあったようだ。
例えば、南アフリカのマカパンスガット渓谷では、人の顔に似た赤みがかった碧玉の石が発見されているが、これはアウストラロピテクス・アフリカヌスが集め、洞窟内に保管していたと考えられている。
ジャワ島で見つかった彫刻が施されたムール貝の貝殻は、ホモ・エレクトスと関係があるとされている。
この画像を大きなサイズで見る Photo by:iStock ネアンデルタール人の抽象的概念 スペインのプラド・バルガス洞窟からは、貝殻、石英、シカの頭蓋骨、その他さまざまな化石など、遠方からもたらされたと思われる珍しいものも数多く発掘されている。
これらは差し当たって実用的なものではないが、初期の人類が美的価値のある物に興味、好奇心を示していたことを示す証拠といえる。
ブラド・バルガス洞窟の地層の詳細な分析によって、出土した化石遺物はおよそ3万9800~5万4600年前のムスティエ文化(欧州の中期旧石器時代)期の地層にあったことがわかった。
つまり、これら遺物はネアンデルタール人がこの洞窟を道具を作ったり狩りをする生活の拠点として使い、さらに必ずしも実生活に必要のない象徴的な行為を行っていたことを示している。
この画像を大きなサイズで見る ラド・バルガス遺跡の地質と地理の状況 image credit: Quaternary (2024)。DOI: 10.3390/quat7040049 洞窟内で発見された貝の化石の特徴 見つかった15個の化石は大きさは平均5セ��チ未満で、さまざまな貝が含まれている。
道具や装飾品として使用された形跡はなく、ただ美的あるいは象徴的な興味から集められていた可能性が高いという。
これらは洞窟のすぐ近くの地質からの産物ではなく、中には30km以上離れた場所のところのものもあった。
ハンマーとして作られていたと思われるものはひとつだけで、残りは実用性な道具であることを示す改造が見られなかった。
このような化石を集めた理由は、審美的な興味、象徴的な意味、贈答や交換などの社会的慣習が考えられる。
こうした行為における認知能力は、収集者が抽象的な概念がわかる能力をもっ��いたことを示している。
ネアンデルタール人が、埋葬を行い、顔料を使い、装飾品を作ったり、洞窟壁画を描いたりしていた痕跡は知られている。非実用的なものを集めていたという証拠は、彼らの文化の複雑さを感じさせる。
この画像を大きなサイズで見る プラド・バルガス洞窟から発見された貝の化石 image credit:Quaternary (2024). DOI: 10.3390/quat7040049 ネアンデルタール人の子供たちが貝でゲームをしていた可能性も 本研究は、この洞窟には子どもたちがいた可能性も示していて、貝の化石を集めていたのは子どもだった可能性もある。
もしそうなら、現代の子どもたちもよくやるように、収集品を使って、なんらかのゲームのようなことをしていたかもしれない。
考古学において、その遺物が鑑賞用や儀式など象徴的な意味で使われたとみなされることは多いが、ゲームや玩具として使われた可能性は見過ごされがちだ。
ネアンデルタール人も現代の私たちと同じような動機で収集を行っていたのなら、もしかしたらゲームのようなこともやっていたかもしれない。
あるいは、化石に記録された絶滅生物に興味があったのかもしれない。
本研究は『Quaternary』誌(2024年11月12日付)に掲載された。
References: Fossil collection found in Neanderthal cave suggests abstract thinking
広告の下にスタッフが選んだ「あわせて読みたい」が続きます
あわせて読みたい
5万年以上も他の集団から孤立していたネアンデルタール人の新たな血統が発見される
ネアンデルタール人から受け継がれたDNAが自閉スペクトラム症の発症と関連していることが判明
7万5000年前のネアンデルタール人女性の顔の復元に成功
ネアンデルタール人は現在よりも2倍も大きなゾウを集団で狩っていた
早起きが得意?朝型の人はネアンデルタール人の遺伝子を引き継いでいる可能性 #化石 #洞窟 #ネアンデルタール #貝殻 #収集 この記事を
(ネアンデルタール人は人類最初の化石収集家だったことが洞窟の遺物で明らかに|カラパイアから)
0 notes
Text
古美術品 買取 福岡
福岡の古美術品買取、海外バイヤーとの出会いが生む価値グローバル化の波は、福岡の古美術品買取市場にも及んでいます。近年、海外からのバイヤーが福岡を訪れ、日本の古美術品を高値で買い取るケースが増えています。特に、茶道具や浮世絵、江戸期の工芸品などは、海外市場で高い評価を得ています。福岡の買取専門店の中には、こうした海外バイヤーとのネットワークを持ち、国際的な視点で査定を行う店舗も。地元では見過ごされがちな品が、世界的に見れば貴重な美術品として評価されることも。福岡から世界へ、古美術品の新たな価値が発信されています。アジアアートギャラリーは、骨董品・美術品の正確な価値を見極めてくれる専門買取店。店舗買取だけでなく、出張買取も対応しており、持ち運びが難しい品物も手軽に���定してもらえます。手数料は一切かからず、鑑定士の豊富な知識で安心して査定を依頼できるのが魅力。査定額に満足しなければキャンセルも自由です。
武具・甲冑 買取 福岡
0 notes
Text
古美術品 買取 福岡
福岡の古美術品買取、専門性が光る骨董品の世界福岡には、特定の骨董品に特化した買取専門店が点在しています。例えば、古伊万里や薩摩焼といった陶磁器専門、刀剣や甲冑に特化した武具専門、さらには浮世絵や日本画といった美術品専門など、その専門性は多岐にわたります。これらの専門店では、一般的な買取店では見逃されがちな価値を的確に見出し、適正な評価を下すことができます。また、専門知識を活かしたアドバイスも受けられるため、単なる買取以上の満足感が得られるでしょう。あなたの古美術品、その真価を見極める最適な場所が福岡にはあるのです。骨董品や美術品の価値が不明でも、アジアアートギャラリーなら安心して査定を依頼できます。豊富な知識を持つ鑑定士が、無料で査定を行い、出張買取も対応。手数料はかからず、キャンセルも自由なので気軽に相談可能。遺品整理や引越し時の蔵整理に最適なサービスを提供しています。
中国骨董品 買取 福岡
0 notes
Text
古美術品 買取 福岡
福岡の古美術品買取、季節で変わる需要と価格古美術品の買取価格は、季節によって変動することをご存知でしょうか?福岡の買取専門店では、この季節変動を考慮した査定を行っています。例えば、茶道具は秋から冬にかけて需要が高まり、買取価格も上昇傾向に。逆に、夏物の着物や浴衣は春先から初夏にかけてが狙い目です。また、年末年始には贈答用の需要も増えるため、全般的に買取価格が上がる傾向にあります。自宅に眠る古美術品、タイミングを見計らって査定を受けることで、より高値での買取が期待できる��もしれません。骨董品や美術品の価値が不明でも、アジアアートギャラリーなら安心して査定を依頼できます。豊富な知識を持つ鑑定士が、無料で査定を行い、出張買取も対応。手数料はかからず、キャンセルも自由なので気軽に相談可能。遺品整理や引越し時の蔵整理に最適なサービスを提供しています。
骨董品買取久留米市おすすめ
0 notes
Text
0 notes
Text
「魔法・呪いのコイン・メダル」登場作品特集
特別なコイン コインとは、主に貨幣経済で用いられる通貨だ。 紀元前10世紀頃には存在が確認され、それよりも歴史は古い。 素材の価値と額面に差の無い本位貨幣と、額面の価値が素材を大きく下回るいわゆる信用貨幣があったり、歴史やシステムは非常に奥深い。 貨幣の代わりに用いられる代用貨幣にトークン(ゲーセンのメダル等)と言う物があったりするが、基本的にこれらは経済活動で価値交換に用いられる物である。 歴史的、骨董的、美術品的、レア度的、様々な価値が付与され、コインその物に価値が出て取引される事もある。 エラーコインが高額でマニア間で取引されたり、ギザギザのある十円玉をなんとなく集める人がいたり、そちらの懐も非常に深い。 そんなコインだが、幸運のお守りに用いられる事もある。 そこから転じてか、フィクションの世界には、コインに魔法がかかっていて、魔法的特別な働きをする作品が存在する。…
View On WordPress
0 notes
Text
Lock, Stock and Two Smoking Barrels
気になりつつ観たことがなかったがこのたび『オペレーション・フォーチュン』の公開を記念しリバイバル上映されたので映画館で浴びることができた。Filmarksによる90年代映画リバイバル上映企画「Filmarks 90's」の第一弾らしい。ありがとうFilmarks。今後もいろいろ上映されるそうなので楽しみ。
んで『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、めーちゃめちゃ面白かった。50万ドルの借金をどうにかしようとする四人組の全く知らぬ存ぜぬところで借金がチャラになっていく後半の展開に笑ってしまった。買い取った大麻を盗品と知らずにまさかの盗まれた相手に売ろうとしてしまう商人がどう考えてもアホなんだけど、大麻を作ってる若者たちと自分を一切紐づけないようにしてい���ギャングの周到さもこの混沌の原因かもしれない(格下でも取引相手には慎重になろう)。その点、息子を罠に嵌めて本来の目的であるその父のバーを奪おうとするハリーのほうがずっと上手で、長い間この土地でだいぶ悪いことをやってきた感があるし、ハリーがわざわざ盗めと命じた骨董品として非常に価値のある長銃を若い連中(四人組や強盗)が安値で売り買いしちゃう対比も犯罪の世界に身を置く人間の年季の違いが見えて楽しい。古銃二丁の価格がちょうどエディの負った借金全部チャラになる額なのが絶妙なんだよな……その額で買わず側近に盗ませようとする&代償にバーを得ようとするハリーの金周りの采配が際立つというか、どう考えてもエディには最初から勝ち目なんかなかったなってなる規模感というか。 なのにいろんなタイミングでああいうことになるんだもんな~~~面白い。自分の手の及ばないところで運命がどうにかなっちゃうことを悲劇でなく面白く描いてくれる映画好きだな。 出てくる人間みんなどっかおかしくて良かったけど、四人組のなかで唯一きれいな仕事してるから「ソープ(せっけん)」で呼ばれてる男が襲撃の相談してるときいちばん物騒な案を出すシーンは笑った。懐からバカでかい肉切り包丁引きずり出して真顔で語るし周りの三人にお前怖いよ!て引かれてるしで良さしかない。あとハリーとのゲームに負けた瞬間のエディの、ぐにゃぐにゃした車酔いみたいなカメラワークが50万のヤバさとデカさで吐きそうになってる心理状況そのまんまでウケるしその後仲間と相談するシーンで「(四人全員の指を切ると脅されて)内心ホッとしていた 一人ではとても返せない」て心情説明が入るのもウケた。ハリー以外の全員どこか思考に甘っちょろいところがあって映画全体に妙な味わいを出していて、だからこういう展開を引き寄せちゃったんだろうな~!て腑に落ちてしまう楽しさがある。観てよかった。 大学時代に他学部の映像学の講義を一緒に受けていた友達がこの映画を好きだとずっと言っていた。たしかにあの子が好きそうな顔立ちとスキンヘッドがいっぱい出てきた。元気だろうか。
あと開場を待っている間にチラシ置き場を眺めていたら「トンチキな服を着たうさんくさくてキュートな人が出てくる景気の良さそうな映画」が好きなSNSの友人が気になりそうな映画を見つけたので連絡したところもうすでに観たという返信があり愉快だった。内容も面白かったそうです。マブリー制作・主演の『狎鴎亭(アックジョン)スターダム』て映画です。
1 note
·
View note
Photo
「植物と光、依存と自由Ver.1」小田康平X東恩納裕一 2023.4.28 (fri) - 5.20 (sat)
void+では「植物と光、依存と自由 Ver.1」を4月 14日(金)から、別会場のQusamura Tokyoでは「植物と光、依存と自由 Ver.2」を4月28日(金)から開催いたします。この展覧会は、広島を拠点に東京では代田にショップを構える叢の小田康平と、日常の身の回りにあるものをモチーフに作品を制作する東恩納裕一の初のコラボレーション展です。 叢のサボテンは、無作為にカットされ続けた親木や接ぎ木されたユニークな様相のサボテンなど、植物の背景にある個性的なストーリーに耳を傾けた小田独自の価値観をもとに発掘し、時間の経過を経て変化する芸術作品として、また骨董品のように、アートコレクターや建築家など多くのクリエイター達を魅了して来ました。本展では小田のセレクトするサボテンを要素の一つとして、今回初めて東恩納が挑戦した陶器作品を織り交ぜて発表します。 東恩納は長らくインテリア(interior=内面/室内)に着目し、私たちのinteriorを形成するexterior の抑圧を示唆してきました。 本展で発表する東恩納の代表作である光のオブジェは、蛍光灯からLEDにアップデートした照明器具としてサボテンに光の環境を与えます。日常生活に自然を取り入れるインテリアとして浸透している観葉植物ですが、サボテンたちが人工的な光に依存しつつも不格好に自由を生きる姿は、東恩納がテーマとしてきた日常に潜む「不気味なもの」(シグムント・フロイト)の概念を暗示しているようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<アーティストステートメント>
私たちや植物にとって光はかけがえのないもの。 けれど毎日溢れるように存在する光は、その重要性を軽視されすぎている。 東恩納さんの作品と組み合わさることで、「光」というものを具現化し、その存在価値を感じることができる展示になると思う。 小田康平
・・・・・
カット、接ぎ木などされる鉢植えのサボテンには自然の人為化が、逆に日常のありふれたテクノロジー;蛍光灯、LEDにはそれがテクノロジーであることを忘れて環境となる、人為の自然化が見られます。今回の「叢」とのコラボレーション、鉢植えされた植物とLEDのカップリングとは“自然”をめぐる2つの異なるベクトルの出会いとすれ違い、異種交配、短絡(ショート)の試みです。LEDに照らし出されるサボテンたちを眺める時、ふっと、鑑賞者であるはずの私たち自身、サボテンたちと同じ“自然”の葛藤を生きていることに気づくのかもしれません・・・ 東恩納裕一
===================================
<展覧会概要> ■タイトル:「植物と光、依存と自由Ver.1」小田康平X東恩納裕一 ■会場:void+ (東京都港区南青山3-16-14-1F) ■会期:2023 年4月14日(金)―5月20日(土)12:00-18:00 ■定休日:日、月、祝日 ■お問合せ:[email protected] ■www.voidplus.jp
<同時開催> ■タイトル:「植物と光、依存と自由Ver.2」小田康平X東恩納裕一 ■会場:Qusamura Tokyo(〒155-0033 東京都世田谷区代田4-3-12) ■会期:2023年4月28日(金)ー5月28日(日)13:00 - 18:00 ■営業日:金、土、日、祝日 ■���問合せ:03-6379-3308 ■www.qusamura.com
===================================
<アーティストプロフィール>
小田康平(おだこうへい/Kohei Oda) 広島生まれ。世界中を旅する暮らしをしていた20代の頃、旅先で訪れたパリで、フラワーアーティストがセレクトショップの空間演出を手掛ける様子に感動。帰国後、生花と観葉植物による空間デザインに取り組むようになる。数年がたち、画一的な花や植物での表現に限界を感じ始めていた頃、ある世界的アートコレクターと出会い、納品後に傷ついた植物を見て発した彼の一言、「闘う植物は美しい」に衝撃を受ける。以来、植物選びの基準を、整った美しさから、『いい顔』をしているかどうかに変える。独自の視点で植物を捉え、美しさを見出した一点物の植物を扱うことを決心し、2012年、独自の美しさを提案する植物屋「 叢 - Qusamura 」をオープンした。 ・・・・・
東恩納裕一(ひがしおんなゆういち/Yuichi Higashionna) 東京生まれ。1990 年代より、日常のなかに潜む馴染みがありながらも疎遠な距離感を感じさせる“不気味なモノ”(ジグムント・フロイト)をキーワードに、インテリア/interior をモチーフとした作品を制作する。代表作として、蛍光灯/LED の��ャンデリア、モチーフを17 世紀オランダの静物画Vanitas に、技法をグラフィティに触発されたラッカースプレーによる“花の絵画”、ストライプ・モアレを援用したオプティカルなインスタレーションなどがある。
SOLO EXHIBITION 2020-21 void+ (東京) 2020 Ota Art Archives(OAA) #2 2019 void+ (東京) 2019/2015/2014 Capsule (東京) 2017/2009 日本橋高島屋 2016/2014/2012/2010 Yumiko Chiba Associates viewing room Shinjuku(東京) 2015/2011 Marianne Boesky Gallery, Uptown/Chelsea(ニューヨーク) 2012/2010 Nadiff(東京) 2012/2008 calm & punk gallery(東京) 2010 Venice Project (ベネチア) 2009 「変成態-リアルな現代の物質性 vol.4」gallery αM(東京) 2008 Marianne Boesky Gallery, Project Space(ニューヨーク)
GROUP EXHIBITIONS / FESTIVALS 2022-23「桃源郷通行許可証」埼玉県立近代美術館 (埼玉) 2022「世界の涯ての庭と室内」AL (東京) 2019 「重なりと作用」神山靖弘との2人展 The Third Gallery Aya(大阪) 2015/2011 glasstress(ベネチア) 2015 六本木アートナイト(東京) 2013「アートがあればII ─9 人のコレクターによる個人コレクション」東京オペラシティアートギャラリー(東京) 「Junkies’Promises」PAUL KASMIN GALLERY(ニューヨーク) 2012 Rokko Meets Art(神戸) Daikanyama Art Street (東京) 2011/2008 「MASKED PORTRAIT I&II」Marianne Boesky Gallery(ニューヨーク) 2010 「The New Décor」Hayward Gallery (ロンドン) 2009 「インシデンタル・アフェアーズ うつろいゆく日常性の美学」サントリーミュージアム[天保山](大阪) 「Constructivismes」アルミン・レッシュ ギャラリー(ブリュッセル) 2007 「六本木クロッシング2007 未来への脈動」森美術館(東京) 2006 「愉しき家 Enjoyable House」愛知県美術館(名古屋)
1 note
·
View note
Link
#ペルシャ絨毯との良いお付き合いのために#ペルシャ絨毯にこだわる意味#ペルシャ絨毯買取口コミ|専門店港区#不思議と気分が安らぐペルシャ絨毯#優れたペルシャ絨毯とは#歳月とともに踏まれて美しさを増すペルシャ絨毯#絨毯のメンテナンスについて#絨毯の特徴、手入れと使い方
0 notes
Photo
1978年TRAIL90 納車お待たせしています。 他にも在庫がありますので お問い合わせ下さい。 手にいれるのはかなり困難です。 90を知らずにCTは語れません。 #TRAIL90 #アメリカでも価格高尚 #骨董品的価値 #モノチリンドロ https://www.instagram.com/p/CLOAm84pPtv/?igshid=mx0sbokovvvr
1 note
·
View note
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)2月28日(月曜日)
通巻7236号 <前日発行>
ウクライナ残留ユダヤ人、モルドバへ「エクソダス」
オデッサからとなりのモルドバで待機、エルサレムへ帰還
*********************************
エルサレムポスト(2月26日)によれば、ウクライナ西南部の港湾都市オデッサから、戦争の難を逃れてモルドバへ避難した在留ユダヤ人はおよそ一万人(ほかに3万3000人がウクライナ各地に居住)が、近くエルサレムへ帰還する。
(以下は拙著『日本が全体主義に陥いる日』(ビジネス社)のモルドバの章の縮約。すでに7219号でウクライナ取材記を、7223号でベラルーシ紀行を再録した。本編は、シリーズ第三弾)。
▼モルドバは社会主義計画経済の残滓、繁栄にはまだまだ遠い
モルドバの首都キシニウ空港に降り立った。
朝日に輝く光景のなか、管制塔のほか高い建物がなく、まるで片田舎の小さな飛行場。日本の米子鬼太郎空港や小松空港よりこじんまりとしている。通関してロビーに出ても、両替所もない。
(これって国際空港か?)
予約していたコスモスホテルへタクシーで向かうが、道路は埃っぽく、街路樹が排ガスや土埃をかぶって黄色く汚れている。
鉄道駅前は古着や、何に使うのか不明の金具、部品などをこまごまと並べた露店がいくつも店開きしている。ショッピングセンターの入った近代的ビルの斜め前、二十二階建てのコスモスホテルは、規模とは裏腹に旅客が少なく、照明も薄暗い。
しかもこのホテルでも両替はできず、ボーイが隣のビルの両替所まで案内してくれた。待たせていたタクシーに現地通貨(ルーマニアと同じくレイ)で運賃1500円を支払った。すぐさまシャワーで旅の埃を落として着替えをして、ようやくさっぱりと落ち着いた。成田からイスタンブール空港で乗り換えた。十八時間の長旅だ。
キシニウの街並みはソ連時代の計画経済の名残か、碁盤の目のように縦横はきっちりしている。
しかし建物はと言えば旧式のいかめしいビルがあるかと思うと、隣は瀟洒なガラス張りのレストラン、とても計画的には見えない。カジノが至る所にあって、二十四時間スーパー、怪しげなストリップ劇場、入れ墨専門店が軒を並べ、寒い国にこそ需要がありそうなマッサージの店は少なく、目抜き通りには女性向けの美容室も見かけない。異常な環境である。
▼豪華なレストランもあれば、ホームレスも。町は埃だらけ
物価が安いので欧米からの観光客は結構多い。そうした人々と行きかうのだが、中国人、韓国人には滅多に出会わない。日本人とは全く会わない。それなのにあちこちに寿司バアがある。世界的に健康食として寿司が静かなブームになっている。
一日目の夕食としてグルジア料理でもと目抜き通りから一歩奥まった、中庭が緑に囲まれている店を選んだ。
屋外の席に陣取ったが、隣では着飾った男女が騒々しいパーティ。何かと思えば一歳の子供の誕生日を祝う若夫婦が、友人たちを招待した一団だった。ロシアの新興財閥のような、結構豊かな階層がモルドバにも出現している。
ほかにビジネス客、常連客とアメリカ人の老夫婦らもめずらしいものを見るような目でこのパーティを眺めていた。旧共産党幹部らの国営企業民営化のどさくさに紛れての汚職が絶えない。加えて、こうした所得格差も社会的憤懣となってくすぶっているのだろう。
凱旋門の中心に大統領府、市庁舎、議会前にはテント村が出現している。泊まり込みでハンガーストライキを続けるグループをよく見かけた。
同じ場所で憩う市民もいる。キシニウ市内で一番大きな公園は初代国王シュテファン大公を記念するもので、そういえばモルドバ通貨のデザインはすべてこの国王の肖像をあしらっている。キシニウの目抜き通りの名称もシュテファン・チェル・マレ通りだ。国会ビルを取り囲む緑豊かな公園の、日陰の���ンチにはのんびりと憩う老人たち、テキストをひろげる学生に混ざってカップルが肩を寄せ合っている。その横をスケボーの少年らが勢いよく走り抜け、近くのアイスクリーム屋に殺到していた。
こんな光景を眺めていて、戦争の傷跡がほとんど見当たらないことに気が付いた。
中古市、骨董市などを覗くと旧ソ連時代のバッジ、軍帽、ブレジネフのバッジまで売っている。そのとなりの店にはドナルド・トランプのマトリョーシカが客待ち顔で鎮座する。
▼EU加盟をロシアが阻止
モルドバはEU加盟を政治目標にしている。ところがこれを不快とするロシアから、モルドバ産ワインの輸入禁止などの嫌がらせを受け、ガスパイプラインを止めると脅されたりするので、なかなか前進させることができないのである。
「モルドバ語」と表記される言語も実態はルーマニア語であり、国旗はと言えば中央にオーロックス(牛の原種)が描かれてはいるが、ルーマニアそっくりの青・黄・赤の三色旗。ロシア語族は沿ドニエステルを中心に11%程度。
モルドバは価値紊乱の真っただ中、文化の多様化という混乱の様相を見せていた。
モルドバ国民の悲願は将来のルーマニアとの合邦にあるが、ロシアは絶対反対である。
モルドバの西側はルーマニア人の居住する農業地帯で、モルドバワインは世界的に有名、多くのモルドバ国民はルーマニアへの復帰を望み、言語もルーマニア語を話す。
モルドバはながらくルーマニアと一緒で元の名前は「ベッサラビア」。2018年にはベッサラビア誕生百周年の記念行事も予定されている。
第一次世界大戦でベッサラビアはソ連により分割され、モルドバはソ連圏に編入された。
まさにその東西冷戦の残滓がまだ居残り、微妙なバランスの中、政治的な綱渡りを演じているのがモルドバ共和国だ。親西側を鮮明にはしつつも、もう一歩踏み切れないもどかしさ、すぐ東がウクライナだからだ。
モルドバの安定はウクライナ情勢の帰結に深く連動しており、EUが全面支援には踏み切れない理由付けにもなっている。プーチンは沿ドニステルの武装勢力と、ルーマニア国内のプロ・ロシア政党、ならびにモルドバ国内のロシア工作員を通じて一連の地下工作を展開するからだ。
しかしモルドバは経済的に行く詰まり、繁栄にはほど遠く、かつ国内政治はプロ・ロシアの政党がまた力をもっており、国民の意識調査では西側への傾斜があきらかではあっても、法体系と治安制度から、多数派には達しない。
そのうえロシアのクリミア併合とウクライナの混乱を目撃すれば、急激な政治的路線変更はロシアの介入をまねくことを極度に警戒しているからだ。
4 notes
·
View notes
Text
真空管の話あれこれ(2)
■真空管はそのほとんどが現在は生産中止、在庫限りの骨董品になっている。加えて真空管には寿命があり、それはトランジスタなどと比べるとはるかに短い。なので(骨董)市場価格ということになると希少品ほど高くなる。特にオーディオ機器の出力管は古いアンプ自身が絶滅危惧種なのでそのような機器を機能させる鍵ということになっており、プレミア価格になっている。よく知られたところでは6CA7、6L6、2A3、300B などが代表だ。個人的には大学時代にギターアンプに使用されていた6CA7(グヤトーン、60W)に思いが深い。よく夜中まであちこちチェックして修理したものだ。もちろん当時既に石のアンプ(主としてヤマハ)は出回っていたけれど、この真空管アンプの歪ぐあい、リバーブがかかった独特の音が石のアンプでは出なかった。特にベンチャーズの速いサイドギターをシャカシャカときった時、何と言うか音が硬い、パンパンと安っぽく聞こえてしまうのだ。低音の明瞭でDFの効いたサウンドは石の方が優っていると思ったのでベースには石の100Wを使っていた。骨董市場では製造メーカーによってグレードがあり、米国・西欧系のRCA(米)、テレフンケン(独)、ムラード(英)などはより高価な反面、旧共産圏諸国である曙光電子(中国)、VOSKHOD (ヴォスホート、露)などはあまり人気が無い。
そしてさらに同じ西欧・米国系の同一品種でも軍用として陸・海・空軍に納入されていた軍需物資(軍によって決められた管理用コードがついている)の真空管はその品質管理の厳しさから高い評価があり、続いて放送各局、通信用として製造・納品された球にも一定の評価がある。又、その用途がオーディオでそのほとんどがステレオ・アンプになっているため真空管(特に出力管)は互いに電気的特性の(最近ではケースをつけずに真空管がそのまま剥き出しになっているアンプが多いので外見も)そろった2本組が好まれる傾向にあり、特に大出力アンプにおけるプッシュブル回路では特性がほぼ均一に整ったペアチューブの方がより高値で取引される。出力用でなく電圧増幅用でもこの傾向(西欧・米国メーカーの球で互いに外見・特性がそろった2本組が好まれる)は同じで、代表的な定番管、12AX7A、その改良管でオーディオ用に特に開発された6EU7、電圧増幅だけでなく(プッシュブルにおける)位相反転、(低ゲイン出力管用)ドライバーとしても使用される12AU7、12BH7A、マーシャル、フェンダーなどギターアンプに好んで用いられる12AT7など、どの球でも同じである。
--- (c) 2022 Osamu Terao, Allrights reserved ---
2 notes
·
View notes
Text
天然砥石の慣例
最近気が付いたことなのだが、天然砥石の整形は程々に留めないと価値か返って減少してしまうらしい。勿論、合理的に性能だけを追い求めるのなら工業製品みたいにキッチリ整形した方が研ぐ時にブレる可能性が最小限に抑えられ、研げる場所も増える等の効果により幾らか研ぎやすくなるのだが、それは必ずしも伝統に則った形では無いのだ。
天然砥石の資産価値を損なわない形で鑑賞や骨董的観点にも配慮し整形する場合、ピカピカにするのではなく鋸やタガネの目が残る程度にあくまでも自然に、そして裏面には採掘地を推測出来る様に整形されていない肌を一定程度残しておくのが慣例の様だ(実際にプロは肌を見ただけで採掘場所に大凡の見当が付くのだとか)。
オレに関しても振り返ってみると綺麗に整え過ぎていた傾向が有るので、特に裏面の処理についてはもう少し気を付けていきたい。
5 notes
·
View notes