#青葉台四丁目
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汚辱の日々 さぶ
1.無残
日夕点呼を告げるラッパが、夜のしじまを破って営庭に鳴り響いた。
「点呼! 点呼! 点呼!」
週番下士官の張りのある声が静まりかえった廊下に流れると、各内務班から次々に点呼番号を称える力に満ちた男達の声が騒然と漠き起こった。
「敬礼ッ」
私の内務班にも週番士官が週番下士官を従えて廻って来て、いつもの点呼が型通りに無事に終った。辻村班長は、これも毎夜の通り
「点呼終り。古兵以上解散。初年兵はそのまま、班付上等兵の教育をうけよ。」
きまりきった台詞を、そそくさと言い棄てて、さっさと出ていってしまった。
班付上等兵の教育とは、言い換えれば「初年兵のビンタ教育」その日の初年兵の立居振舞いのすべてが先輩達によって棚卸しされ、採点・評価されて、その総決算がまとめて行われるのである。私的制裁をやると暴行罪が成立し、禁止はされていたものの、それはあくまで表面上でのこと、古兵達は全員残って、これから始まる凄惨で、滑稽で、見るも無残なショーの開幕を、今や遅しと待ち構えているのであった。
初年兵にとつては、一日のうちで最も嫌な時間がこれから始まる。昼間の訓練・演習の方が、まだしもつかの間の息抜きが出来た。
戦闘教練で散開し、隣の戦友ともかなりの距離をへだてて、叢に身を伏せた時、その草いきれは、かつて、学び舎の裏の林で、青春を謳歌して共に逍遙歌を歌い、或る時は「愛」について、或る時は「人生」について、共に語り共に論じあったあの友、この友の面影を一瞬想い出させたし、また、土の温もりは、これで母なる大地、戎衣を通じて肌���にほのぼのと人間的な情感をしみ渡らせるのであった。
だが、夜の初年兵教育の場合は、寸刻の息を抜く間も許されなかった。皓々(こうこう)とした電灯の下、前後左右、何かに飢えた野獣の狂気を想わせる古兵達の鋭い視線が十重二十重にはりめぐらされている。それだけでも、恐怖と緊張感に身も心も硬直し、小刻みにぶるぶる震えがくるのだったが、やがて、裂帛(れっぱく)の気合
怒声、罵声がいり乱れるうちに、初年兵達は立ち竦み、動転し、真ッ赤に逆上し、正常な神経が次第々に侵され擦り切れていった。
その過程を眺めている古兵達は誰しも、婆婆のどの映画館でも劇場でも観ることの出来ない、スリルとサスペンスに満ち溢れ、怪しい雰囲気につつまれた素晴しい幻想的なドラマでも見ているような錯覚に陥るのであった。幻想ではない。ここでは現実なのだ。現実に男達の熱気が火花となって飛び交い炸裂したのである。
なんともやりきれなかった。でも耐え難い恥辱と死につながるかもしれない肉体的苦痛を覚悟しない限り抜け出せないのである。ここを、この軍隊と云う名の檻を。それがあの頃の心身共に育った若者達に課せられた共通の宿命であった。
この日は軍人勅諭の奉唱から始まった。
「我ガ国ノ軍隊ハ代々天皇ノ統率シ賜ウトコロニゾアル……」
私は勅諭の奉唱を仏教の読経、丁度そんなものだと思っていた。精神が忘れ去られ、形骸だけが空しく機械的に称えられている。又虐げられた人々の怨念がこもった暗く重く澱んだ呻き、それが地鳴りのように聞こえてくるそんな風にも感じていた。
勅諭の奉唱が一区切りついたところで、一人の古兵が教育係の上等兵に何か耳うちした。頷いた上等兵は、
「岩崎、班長殿がお呼びだ。すぐ行けッ」
全員の目が私に集中している。少くとも私は痛い程そう感じた。身上調査のあったあの日以来、私は度々辻村机長から呼び出しをうけた。あいつ、どうなってんだろ。あいつ班長殿にうまく、ゴマすってるんじゃないか。あいつ、俺達のことを、あることないこと、班長殿の気に入るように密告してるんじゃないか。同年兵も古兵達も、皆がそんな風に思っているに違いない。私は頑なにそう思い込んでいた。
つらかった。肩身が狭かった。
もともと私は、同年兵達とも古兵達とも、うまくいっていなかった。自分では���り意識しないのだが、私はいつも育ちや学歴を鼻にかけているように周囲から見られていたようである。運動神経が鈍く、腕力や持久力がからっきし駄目、することなすことがヘマばかり、ドジの連続の弱兵のくせに、その態度がデカく気障(きざ)っぽく嫌味で鼻持ちがならない。そう思われているようだった。
夏目漱石の「坊ちゃん」は親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしていたと云うが、私は生まれつき人みしりのする損なたちだった。何かの拍子にいったん好きになると、その人が善人であれ悪人であれ、とことん惚れ込んでしまうのに、イケ好かない奴と思うともう鼻も引つかけない。気軽に他人に話しかけることが出来ないし、話しかけられても、つい木で鼻をくくったような返事しかしない。こんなことではいけないと、いつも自分で自分を戒めているのだが、こうなってしまうのが常である。こんなことでは、同年兵にも古兵にも、白い眼で見られるのは至極当然内務班でも孤独の影がいつも私について廻っていた。
あいつ、これから始まる雨霰(あめあられ)のビンタを、うまく免れよって――同年兵達は羨望のまなざしを、あいつ、班長室から戻って来たら、ただではおかないぞ、あの高慢ちきで可愛いげのないツラが変形するまで、徹底的にぶちのめしてやるから――古兵達は憎々しげなまなざしを、私の背に向って浴せかけているような気がして、私は逃げるようにその場を去り辻村班長の個室に急いだ。
2.玩弄
部屋の前で私は軽くノックした。普通なら「岩崎二等兵、入りますッ」と怒鳴らねばならないところだが、この前、呼び出しをうけた時に、特にノックでいいと辻村班長から申し渡されていたのである。
「おう、入れ」
低いドスのきいた返事があった。
扉を閉めると私はいったん直立不動の姿勢をとり、脊筋をぴんとのばしたまま、上体を前に傾け、しゃちこばった敬礼をした。
辻村班長は寝台の上に、右手で頭を支えて寝そべりながら、じっと私を、上から下まで射すくめるように見据えていたが、立ち上がって、毛布の上に、どっかとあぐらをかき襦袢を脱ぎすてると、
「肩がこる、肩を揉め」
傲然と私に命じた。
私も寝台に上がり、班長の後に廻って慣れぬ手つきで揉み始めた。
程よく日焼けして艶やかで力が漲っている肩や腕の筋肉、それに黒々とした腋の下の毛のあたりから、男の匂いがむっと噴き出てくるようだ。同じ男でありながら、私の身体では、これ程官能的で強烈な匂いは生まれてこないだろう。私のは、まだまだ乳臭く、淡く、��く、男の匂いと云うには程遠いものであろう。肩や腕を、ぎこちない手つきで揉みながら、私はふっと鼻を彼の短い頭髪やうなじや腋に近づけ、深々とこの男の乾いた体臭を吸い込むのだった。
「おい、もう大分、慣れて来たか、軍隊に」
「……」
「つらいか?」
「いエ……はァ」
「どっちだ、言ってみろ」
「……」
「つらいと言え、つらいと。はっきり、男らしく。」
「……」
「貴様みたいな、娑婆で、ぬくぬくと育った女のくさったようなやつ、俺は徹底的に鍛えてやるからな……何だ、その手つき……もっと、力を入れて……マジメにやれ、マジメに……」
辻村班長は、岩崎家のぼんぼんであり、最高学府を出た青白きインテリである私に、マッサージをやらせながら、ありったけの悪態雑言を浴びせることを心から楽しんでいる様子であった。
ごろりと横になり、私に軍袴を脱がさせ、今度は毛深い足や太股を揉みほぐし、足の裏を指圧するように命じた。
乱れた越中褌のはしから、密生した剛毛と徐々に充血し始めた雄々しい男の肉茎が覗き生臭い股間の匂いが、一段と激しく私の性感をゆさぶり高ぶらせるのであった。
コツコツ、扉を叩く音がした。
「おお、入れ」
私の時と同じように辻村班長は横柄に応えた。今時分、誰が。私は思わず揉む手を止めて、その方に目を向けた。
入って来たのは――上等兵に姿かたちは変ってはいるが――あっ、辰ちゃんではないか。まぎれもなく、それは一丁目の自転車屋の辰ちゃんなのだ。
私の家は榎町二丁目の豪邸。二丁目の南、一丁目の小さな水落自転車店、そこの息子の辰三は、私が小学校の頃、同じ学年、同じクラスだった。一丁目と二丁目の境、その四つ角に「つじむら」と云ううどん・そば・丼ぶり物の店があり、そこの息子が今の辻村班長なのである。
私は大学に進学した関係で、徴兵検査は卒業まで猶予されたのであるが、彼―― 水落辰三は法律通り満二十才で徴兵検査をうけ、その年か翌年に入隊したのだろう。既に襟章の星の数は私より多く、軍隊の垢も、すっかり身についてしまっている様子である。
辰ちゃんは幼い時から、私に言わせれば、のっぺりした顔だちで、私の好みではなかったが、人によっては或いは好男子と言う者もあるかもしれない。どちらかと言えば小柄で小太り、小学校の頃から既にませていて小賢しく、「小利口」と云う言葉が、そのままぴったりの感じであった。当時のガキ大将・辻村に巧みにとり入って、そのお気に入りとして幅をきかしていた。私が中学に入って、漢文で「巧言令色スクナシ仁」と云う言葉を教わった時に「最っ���に頭に想い浮かべたのはこの辰ちゃんのことだった。ずる賢い奴と云う辰ちゃんに対する最初の印象で、私は殆んどこの辰ちゃんと遊んだ記憶も、口をきいた記憶もなかったが、顔だけは、まだ頭の一隅に鮮明に残っていた。
辻村班長は私の方に向って、顎をしゃくり上げ、辰ちゃん、いや、水落上等兵に、「誰か分かるか。」
意味あり気に、にやっと笑いながら尋ねた
「うん」
水落上等兵は卑しい笑みを歪めた口もとに浮かべて頷いた。
「岩崎、裸になれ。裸になって、貴様のチンポ、水落に見てもらえ。」
頭に血が昇った。顔の赤らむのが自分でも分った。でも抵抗してみたところで、それが何になろう。それに恥ずかしさに対して私は入隊以来もうかなり不感症になっていた。部屋の片隅で、私は手早く身につけていた一切合切の衣類を脱いで、生まれたままの姿にかえった。
他人の眼の前に裸身を晒す、そう思うだけで、私の意志に反して、私の陰茎はもう「休メ」の姿勢から「気ヲ付ケ」の姿勢に変り始めていた。
今日は辻村班長の他に、もう一人水落上等兵が居る。最初から突っ張ったものを披露するのは、やはり如何にもきまりが悪かった。しかも水落上等兵は、私が小学校で級長をしていた時の同級生なのである。
私の心の中の切なる願いも空しく、私のその部分は既に独白の行動を開始していた。私はどうしても私の言うことを聞かないヤンチャ坊主にほとほと手を焼いた。
堅い木製の長椅子に、辻村班長は越中褌だけの姿で、水落上等兵は襦袢・軍袴の姿で、並んで腰をおろし、旨そうに煙草をくゆらしていた。班長の手招きで二人の前に行くまでは、私は両手で股間の突起を隠していたが、二人の真正面に立った時は、早速、隠し続ける訳にもいかず、両手を足の両側につけ、各個教練で教わった通りの直立不動の姿勢をとった。
「股を開け。両手を上げろ」
命ぜられるままに、無様な格好にならざるを得なかった。二人の視線を避けて、私は天井の一角を空ろに眺めていたが、私の胸の中はすっかり上気して、不安と、それとは全く正反対の甘い期待とで渦巻いていた。
二人は代る代る私の陰茎を手にとって、きつく握りしめたり、感じ易い部分を、ざらざらした掌で撫で廻したりしはじめた。
「痛ッ」
思わず腰を後にひくと、
「動くな、じっとしとれ」
低い威圧的な声が飛ぶ。私はその部分を前につき出し気味にして、二人の玩弄に任せると同時に、高まる快感に次第に酔いしれていった。
「廻れ右して、四つん這いになれ。ケツを高くするんだ。」
私の双丘は水落上等兵の手で押し拡げられた。二人のぎらぎらした眼が、あの谷間に注がれていることだろう。板張りの床についた私の両手両足��、時々けいれんをおこしたように、ぴくッぴくッと引き吊った。
「顔に似合わず、案外、毛深いなアこいつ」
水落上等兵の声だった。突然、睾丸と肛門の間や、肛門の周囲に鈍い熱気を感じた。と同時に、じりッじりッと毛が焼けて縮れるかすかな音が。そして毛の焦げる匂いが。二人は煙草の火で、私の菊花を覆っている黒い茂みを焼き払い出したに違いないのである。
「熱ッ!」
「動くな、動くとやけどするぞ」
辻村班長の威嚇するような声であった。ああ、目に見えないあのところ、今、どうなってるんだろう。どうなってしまうのだろう。冷汗が、脂汗が、いっぱいだらだら――私の神経はくたくたになってしまった。
3.烈情
「おい岩崎、今日はな、貴様にほんとの男ってものを見せてやっからな。よーく見とれ」
四つん這いから起きあがった私に、辻村班長は、ぶっきらぼうにそう言った。辻村班長が水落上等兵に目くばせすると、以心伝心、水落上等兵はさっさと着ているものを脱ぎ棄てた。裸で寝台の上に横になった水落上等兵は、恥ずかしげもなく足を上げてから、腹の上にあぐらを組むように折り曲げ、辻村班長のものを受入れ易い体位になって、じっと眼を閉じた。
彼白身のものは、指や口舌で何の刺戟も与えていないのに、既に驚くまでに凝固し若さと精力と漲る力をまぶしく輝かせていた。
「いくぞ」
今は褌もはずし、男一匹、裸一貫となった辻村班長は、猛りに猛り、水落上等兵を押し分けていった。
「ううッ」
顔をしかめ、引き吊らせて、水落上等兵は呻き、
「痛ッ……痛ッ……」と二言三言、小さな悲鳴をあげたが、大きく口をあけて息を吐き、全身の力を抜いた。彼の表情が平静になるのを待って、辻村班長はおもむろに動いた。大洋の巨大な波のうねりのように、大きく盛り上がっては沈み、沈んでは又大きく盛り上がる。永落上等兵の額には粒の汗が浮かんでいた。
凄まじい光景であった。凝視する私の視線を避けるように、流石の永落上等兵も眼を閉じて、烈しい苦痛と屈辱感から逃れようとしていた。
「岩崎、ここへ来て、ここをよーく見ろ」
言われるがままに、私はしゃがみこんで、局部に目を近づけた。
一心同体の男達がかもし出す熱気と、激しい息づかいの迫力に圧倒されて、私はただ茫然と、その場に崩れるようにすわりこんでしまった。
戦いは終った。戦いが烈しければ烈しい程それが終った後の空間と時間は、虚しく静かで空ろであった。
三人の肉体も心も燃え尽き、今は荒涼として、生臭い空気だけが、生きとし生ける男達の存在を証明していた。
男のいのちの噴火による恍惚感と、その陶酔から醒めると、私を除く二人は、急速にもとの辻村班長と水落上等兵に戻っていった。先程までのあの逞しい情欲と激動が、まる���嘘のようだった。汲(く)めど��尽きぬ男のエネルギーの泉、そこでは早くも新しい精力が滾々(こんこん)と湧き出しているに達いなかった。
「見たか、岩崎。貴様も出来るように鍛えてやる。寝台に寝ろ。」
有無を言わせぬ強引さであった。
あの身上調査のあった日以来、私はちょくちょく、今夜のように、辻村班長の呼び出しをうけていたが、その度に、今日、彼が水落上等兵に対して行ったような交合を私に迫ったのである。しかし、これだけは、私は何としても耐えきれなかった。頭脳に響く激痛もさることながら、襲いくる排便感に我慢出来ず私は場所柄も、初年兵と云う階級上の立場も忘れて、暴れ、喚き、絶叫してしまうので、辻村班長は、ついぞ目的を遂げ得ないままであった。
その時のいまいましげな辻村班長の表情。何かのはずみでそれを想い出すと、それだけで、私は恐怖にわなないたのであるが、辻村班長は一向に諦めようとはせず、執念の劫火を燃やしては、その都度、無残な挫折を繰り返していたのである。
その夜、水落上等兵の肛門を責める様を私に見せたのは、所詮、責められる者の一つの手本を私に示す為であったかもしれない。
「ぐずぐずするな。早くしろ、早く」
ああ、今夜も。私は観念して寝台に上がり、あおむけに寝た。敷布や毛布には、先程のあの激突の余儘(よじん)が生温かく、水落上等兵の身体から滴り落ちた汗でじっとりと湿っていた。
私の腰の下に、枕が差し込まれ、両足を高々とあげさせられた。
「水落。こいつが暴れんように、しっかり押さえつけろ。」
合点と云わんばかりに、水落上等兵は私の顔の上に、肉づきのいい尻をおろし、足をV字形に私の胴体を挟むようにして伸ばした。股の割れ目は、まだ、水落上等兵の体内から分泌された粘液でぬめり、私の鼻の先や口許を、ねばつかせると同時に、異様に生臭い匂いが、強烈に私の嗅覚を刺戟した。
「むむッ」
息苦しさに顔をそむけようとしたが、水落上等兵の体重で思うにまかせない。彼は更に私の両足首を手荒く掴んで、私の奥まった洞窟がはっきり姿を見せるよう、折り曲げ、組み合わせ、私の臍の上で堅く握りしめた。
奥深く秘められている私の窪みが、突然、眩しい裸電球の下に露呈され、その差恥感と予期される虐待に対する恐怖感で、時々びくっびくっと、その部分だけが別の生き物であるかのように動いていた。
堅い棒状の異物が、その部分に近づいた。
思わず息をのんだ。
徐々に、深く、そして静かに、漠然とした不安を感じさせながら、それは潜行してくる。ああッ〃‥ああッ〃‥‥痛みはなかった。次第に力が加えられた。どうしよう……痛いような、それかと云って痛くも何ともないような、排泄を促しているような、そうでもないような、不思議な感覚が、そのあたりにいっぱい���それが、私の性感を妖しくぐすぐり、燃えたたせ、私を夢幻の境地にさそうのであった。
突然、激痛が火となって私の背筋を突っ走った。それは、ほんのちょっとした何かのはずみであった。
「ぎゃあッ!!」
断末魔の叫びにも似た悲鳴も、水落、上等兵の尻に押さえつけられた口からでは、単なる呻きとしか聞きとれなかったかもしれない。
心をとろけさせるような快感を与えていた、洞窟内の異物が、突如、憤怒の形相に変わり、強烈な排便感を伴って、私を苦しめ出したのである。
「お許し下さいッ――班長殿――お許しッ ――お許しッ――ハ、ハ、班長殿ッ」 言葉にはならなくても、私は喚き叫び続けた。必死に、満身の力を振り絞って。
「あッ、汚しますッ――止めて、止めて下さいッ――班長殿ッ――ああ――お願いッ――お許しッ――おおッ――おおッ―― 」
「何だ、これくらいで。それでも、貴様、男か。馬鹿野郎ッ」
「ああッ、……痛ッ……毛布……毛布……痛ッ――汚れ――汚れますッ――班長殿ッ」
毛布を両手でしっかりと握りしめ、焼け爛れるような痛さと、排便感の猛威と、半狂乱の状態で戦う私をしげしげと眺めて、流石の辻村班長も、呆れ果てで諦めたのか、
「よしッ……大人しくしろ。いいか、動くなッ」
「うおおおー!!!」
最後の一瞬が、とりわけ私の骨身に壊滅的な打撃を与えた。
「馬鹿野郎。ただで抜いてくれるなんて、甘い考えおこすな。糞ったれ」
毒づく辻村班長の声が、どこか遠くでしているようだった。
終った、と云う安堵感も手伝って、私は、へたへたとうつ伏せになり、股間の疼きの収まるのを待った。身体じゅうの関節はばらばら全身の力が抜けてしまったように、私はいつまでも、いつまでも、起き上がろうとはしなかった。
班長の最後の一撃で俺も漏らしてしまったのだ。腑抜けさながら。私はここまで堕ちに堕ちてしまったのである。 瞼から涙が溢れ、男のすえた体臭がこびりついた敷布を自分の汁と血で汚していた。
どれだけの時間が、そこで停止していたことか。
気怠(けだる)く重い身体を、もぞもぞ動かし始めた私。
「なんだ、良かったんじゃねぇか、手間取らせやがって」
おれの漏らした汁を舐めながら辻村班長が言った。
そして汚れたモノを口に突っ込んできた。
水落上等兵は、おいうちをかけるように、俺に覆い被さり、聞こえよがしに口ずさむのであった。
新兵サンハ可哀ソウダネ――マタ寝テカクノカヨ――
(了)
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【かいわいの時】元禄六年(1693)八月十日:井原西鶴没 (大阪市史編纂所「今日は何の日」)
西鶴は元禄6年(1693)に亡くなったが、その墓は長い間不明であった。明治20年を前後するころ誓願寺境内で発見され再興されたという。発見者についてはいくつか説があり、幸田露伴であるとも、朝日新聞記者の木崎好尚であるともいう。
(1693年)下山鶴平・北條団水、西鶴の墓を建立 墓石は位牌型の砂岩製のもので、「仙皓西鶴 元禄六癸酉年 八月十日 下山鶴平 北條団水 建」と刻まれている。この墓碑を建立した下山鶴平については、西鶴の版元ではないかといわれている。北條団水は京都生まれの文人で、橘堂、滑稽堂と号した。西鶴を慕って来阪し、西鶴の死後7年の間、鑓屋町の庵を守ったことで知られている(大阪市指定文化財)。
(1801年)太田南畝(蜀山人)、書肆山口屋の案内で西鶴の墓に参る 寺町をすぎ 誓願寺に入る、甃庵中井先生の墓あり《略》 此寺に西鶴か墓ありと書肆山口屋かいへるによりて墓はらふ下部にとふに志らず、つらつら墟墓の間を見るに一ツの石あり、仙皓西鶴とゑれり。右のかたに元禄六癸酉年八月十日としるし左の方に下山鶴平北条団水建と有り。也有翁の鶉衣にも、作文に名を得し難波の西鶴は、五十二にして世を去給ひ「秋風を見過ごしにけり末二年」といふ句を残せりとかけり。げに八月に終りぬるには折からの句成へし(太田南畝)。『葦の若葉』四月廿一日条より。句読点後付け。ママ。
(1802年)滝沢馬琴、太田南畝に紹介された田宮盧橘の案内で西鶴の墓に参る 西鶴が墓は、大坂八町目寺町誓願寺本堂西のうら手南向にあり。〈三側目中程〉七月晦日蘆橘と同道にて古墓をたづぬ。はからず西鶴が墓に謁す。寺僧もこれをしらざりし様子なり。花筒に花あり。寺の男に何ものが手向たると問ふに、無縁の墓へは寺より折/\花をたつるといふ。
棹石高サ二尺余ヨコ一尺 台石高七八寸 大字 総高サ二尺八九寸
元禄六 癸酉年八月十日 仙皓西鶴 右ノワキ 下山鶴平 北条団水 建
團水は西鶴が信友なり。西鶴没して後、團水京より來り、七年その舊廬を守れり。そのこと西鶴名殘の友といふ草紙の序に見へたり。追考 難波鶴に云。西鶴は井原氏、庵は鑓屋町にあり(滝沢馬琴)。『羇旅漫録』より。句読点後付け。(写真参照)
(1889年1月)幸田露伴、誓願寺無縁墓にある西鶴の墓を探し当て、卒塔婆を立てる 露伴は住職に供物を出して、 お墓をちゃんとしてほしいと言い、香を焚き、水を手向け、卒塔婆を立てて去るわけです。それが、明治22(1889)年の1月のこと。その卒塔婆には、「元禄の奇才子を弔ふて 九天の霞を洩れてつるの聲」と書いた(肥田晧三)。「上町台地から本をめぐる時空の旅へ」『上町台地フォーラムvol.9』2018より。
(1889年8月)尾崎紅葉、西鶴の墓を訪れ、卒塔婆を残す 紅葉も、同じ明治22年の8月に西鶴の墓を訪れ、「為松寿軒井原西鶴先生追善」と書いた卒塔婆を残した(肥田晧三)。
それではなぜ、この二人は西鶴を知ることになったのか。露伴は帝国図書館、今の国会図書館にあった西鶴の本を随分と勉強したんです。また当時、東京に淡島寒月という人がいましたが、彼は時代に先駆けて西鶴を評価し、自身でも作品を手元に持っておりました。その寒月と仲が良かったのが露伴で、彼の西鶴作品を借りて徹底して読んだわけです。紅葉も、露伴に遅れてですが、やはり淡島寒月から西鶴の作品を教えられたんです(肥田晧三)。
(1889年11月)木﨑好尚、読売新聞に「西鶴の墓」を寄稿 大阪朝日新聞の青年記者だった木﨑好尚は、後に頼山陽や田能村竹田の研究で知られるようになる人です。この人が、明治 22 年にやはり誓願寺に行くわけです。すると新しい卒塔婆が二つ西鶴の墓に立てかけてある。一つは幸田露伴、一つは尾崎紅葉。それで、大阪の青年がびっくりするんです。東京の輝かしい新進の作家二人がここに来ている!大阪の自分たちはちっともお参りせんのに、あの二人が西鶴の墓にお参りしていると。そして 明治22年11月に、東京の読売新聞に「西鶴の墓」という題で書く んです(肥田晧三)。ママ。木崎が朝日新聞に入社したのは明治26年(1893)。
(1889年11月)幸田露伴、「井原西鶴を弔ふ文」を雑誌『小文学』に発表 露伴もまた、「井原西鶴を弔ふ文」という題で、明治22年11月に雑誌『小文学』に発表します。「今や露伴幸に因あり縁ありて、茲に斯に來つて翁を吊へば、墓前の水乾き樒枯れて、鳥雀いたづらに噪ぎ塚後に苔黑み、霜凍りて屐履の跡なく、北風恨を吹て日光寒く、胸噫悲に閉ぢて言語迷ふ。噫世に功ありて世既に顧みず、翁も亦世に求むるなかるべし。翁は安きや、 翁は笑ふや、唯我一炷の香を焚き一盞の水を手向け、我志をいたし、併せて句を誦す、翁若し知るあらば魂尚饗。九天の霞を洩れてつるの聲 露伴」(肥田晧三)。
(1890年5月)尾崎紅葉、「元禄狂」を「国民新聞」に寄稿 西鶴に心酔しているということを書き、その中で、「明治二十二年八月、大阪八丁目寺町誓願寺に、 西鶴翁の墓に詣でゝ」と記し、「ででむしの石に縋りて涙かな」という句も詠んだ(肥田晧三)。
木﨑好尚を除き、全員、江戸っ子です。
(写真)「仙皓西鶴」『壬戌羇旅漫録 2巻 [3]』1802-1812(東京大学学術資産等アーカイブズポータル)より。 注記:写本 注記:目首の書名: 著作堂羇旅漫録 注記:題簽の書名: 羇旅漫録 注記:本文末に「享和二壬戌年八月廾四日筆同十一月朔日挍合畢 曲亭瀧澤觧戯記」とあり 注記:[跋]末に「享和二壬戌年冬十一月二日 著作堂馬琴再識」, 「壬申春日 曲亭主人書」とあり
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1 交付決定の取消し等を行った事業者【11事業者】 Assist・Medical株式会社 所在地 埼玉県富士見市上南畑240番地 代表者 代表取締役 大関翔太 事業所 1か所 調剤薬局バルナバ大森店 補助金 交付決定額 約2億円 交付済額 約3,200万円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 渋谷美容皮膚科クリニック 所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目10番15号 NV1 Bldg.8階 代表者 院長 原田慶堂 事業所 2か所 渋谷美容皮膚科クリニック、アリュールクリニック 補助金 交付決定額 約3,700万円 交付済額 約1,400万円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社メディトランセ 所在地 東京都新宿区北新宿一丁目4番7号 代表者 代表取締役 加藤篤彦 事業所 21か所 tokyoartsgallery、個別指導Wam飛田給校、個別指導Wam清水が丘校、個別指導Wam小宮町校、個別指導Wam小山田桜台校、東京湯島指導センター、東京駒場指導センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 町田駅東口前PCR検査場、個別指導塾スタンダード市ヶ谷教室、個別指導塾スタンダード西日暮里教室、赤坂見附・無料PCR検査センター、四谷三丁目・無料PCR検査センター、六本木・無料PCR検査センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce浜松町駅前ハマサイトPCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce品川駅港南口PCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce大井町駅PCR検査場、個別指導Wam青戸校、フラクタルPCR検査センター、ICheckPCR検査センター有楽町、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 赤坂PCR検査場、炭火串焼き「昌」 補助金 交付決定額 約23億円 交付済額 約13億円 措置日 令和5年5月31日 措置内容 交付決定取消し、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社HOS 所在地 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目38番13号5階 代表者 代表取締役 日下部雄太 事業所 7か所 アステル薬局無料PCR検査センター神田駅北口、同センター田町駅、同センター武蔵小山駅、同センター亀戸駅、同センター池袋駅、同センター銀座、同センター御徒町駅 補助金 交付申請額 約33億円 措置日 令和5年3月31日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 株式会社メタボスクリーン 所在地 神奈川県横浜市中区寺久保34番1号 クリオレミントンハウス横濱山手ロワイヤル412号室 代表者 代表取締役 関澤隆一 事業所 3か所 メタボスクリーン東京第一研究所・コロナバスター東京本部、PCR検査セ���ター東京ラボ・コロナバスター西尾久店、コロナバスター赤坂店 補助金 交付決定額 約8.2億円 交付済額 約3.2億円(交付済額は返納済み) 措置日 令和5年3月31日 措置内容 事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 医療法人華風会 所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目7番3号TheKitahamaPLAZA3階 代表者 代表 久保伸夫 事業所 4か所 YELL合同会社中河原PCRセンター、無料PCRセンター東中野駅前、平井駅前PCR無料検査センター、ケーズ桜台駅前無料PCRセンター 補助金 交付申請額 約28億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 医療法人社団彩祥会 所在地 東京都北区赤羽二丁目23番2号 鵬ビル1階 代表者 理事長 中島知賀子 事業所 4か所 麻布十番採取所、アンフルール採取所、大田区採取所、瑠璃色の地球採取所 補助金 交付申請額 約6.3億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 医療法人社団JOY 所在地 東京都中央区銀座二丁目11番8号 ラウンドクロス銀座二丁目2階 代表者 理事長 伊東絵美奈 事業所 1か所 エミーナジョイクリニック銀座 補助金 交付決定額 約3.5億円 交付済額 約630万円(交付済額は返納済み) 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 向日葵商事株式会社 所在地 東京都中央区銀座三丁目12番19号4階 代表者 代表取締役 田中ゆかり 事業所 3か所 四ツ葉薬局、向日葵商事株式会社、中目黒トライ 補助金 交付申請額 約5.7億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 株式会社ヒューマンプランニング 所在地 和歌山県有田市宮原町須谷535番1号 代表者 代表取締役 富山晃至 事業所 2か所 南大塚無料検査場、狛江無料検査場 補助金 交付申請額 約3.9億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため medical 4 men clinic 所在地 東京都中野区東中野二丁目24番13号 スイートルーム302、201、202 代表者 院長 中島知賀子 事業所 8か所 medical 4men clinic、東麻布PCR検査センター、東中野PCR検査センター101採取所、赤羽採取所、泉岳寺採取所、PCR検査センター向原駅前店、江古田採取所、PCR検査センター亀有店 補助金 交付申請額 約69億円 措置日 令和4年12月28日 措置内容 事業者登録取消し、不交付決定 措置理由 検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため
PCR等検査無料化事業補助金交付決定取消し等|東京都
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勉強メモ 野口良平『幕末的思考』 第2部「内戦」 第四章「未成の第二極」1~3 細かいメモ
野口良平『幕末的思考』みすず書房 第2部「内戦」第4章「未成の第二極」1~3
きのう大まかに書いたことの、さらに書き留めておきたい細かいことどもをメモします。
【目次】
■中江兆民とルソー
■西郷に希望を託した若者たち
■会津藩士たち
■増田栄太郎と福沢諭吉
■中江兆民とルソー
中江兆民は、大久保に直談判して(司馬遼太郎『翔ぶが如く』で、中江青年が大久保の馬車を追いかけて、乗せてもらいながら売り込みをするシーン、印象的ですね。なんか、長い小説の中に、二回くらい、この同じシーンが出てきたような)岩倉使節団に随行する留学生としてフランスに学ぶ。
ルソーの『社会契約論』に目を拓かれ、これを訳して日本に紹介するが……
まず、ルソーの思想とは。
ルソーの最初の著書『人間不平等起源論』では、「すべての人間が本来平等である���という。
我々をつないでいる身分制度の鎖を解き放て! と。
(高校生の時、これを聞いてときめいた。平等だったのか! しらんかった! 生まれつき高級な人と、わたしのようなどうしようもないのがいて、そういうことは運命的に決められているのだと思っていた! 民主主義の時代に生きてる私でさえそう思うのに、身分制度の時代に生まれてそんなことを考えたルソーって天才だ! と。うれしかった。平等なんだ!! わーいと思った)
だけど、どうだろう。どこまでも自由だとしたら、力が強かったり悪知恵が働いて良心のかけらもない人が、気の弱い人や体の弱い人を押しのけて、奴隷にしたり餌食にしたりするのも自由、ってことになる。そしたら弱い者には勝ち目のない地獄になる(今の日本のようですね)。
この状態を、ホッブスは「自然状態」といって指摘した。
『人間不平等起源論』の七年後、ルソーはこれに答えるべく?『社会契約論』を書く。
強くて悪い者が好き放題する自由は、やっぱ困る。
で、こうまとめたそうだ。p176
《人間は、ルール(鎖)なしには自分を自由にする力を持たない。ルールには、正当化しうるもの(鎖)と、そうでないものとがある。》
その正当化しうる鎖とは、力ではなく約束。(じーん)
《正当化しうるルールの源泉とは、各人が自己保存と自己への顧慮を手放すことなしに、すべての人と利益を共有しうる結社の創設への合意(convention)すなわち「社会契約」である。》
しかし、難問が!
「えー。おれ強くて頭いいいから、好き放題してても困らない。ルールなんか従いたくないんだけど。自由がいい」という横暴な人たち(往々にして世の中の主流になる)を、どうやって約束の席につかせうるか。
↓
ルソーは「立法者」というスーパーマンの存在を考え出して、この人になんとかさせようとしている。
↓
中江も自分で考えた。
やっぱり答えは出ないけど、
徳が高くて強い立法者と、その補佐役がいたらいい!
とこのとき考えたそうだ。
そして、この立法者が西郷さん���、補佐役がオレ!
でも、中江の「フランスすばらしい!」は、航海中のベトナムでかげる。人権に目覚めたはずのフランス人が、ベトナム人に酷いあしらいをしている!
「人権を考え出したのはヨーロッパ人だが、実行するのはアジア人だ!」
しかしさあ、どうやって実現する? (むずい)
■西郷に希望を托した若者たち。
大久保たちの裏技を使ったやり方に敗れ、野に降った西郷。 (私としては、やめんでほしかった)
大久保たちのごり押し近代化(武士の禄を奪い、藩をなくし、誇りだった刀を強制的にやめさせ……)に異議申し立てせんという旧士族たちが、方々で叛乱を起こす。
(江藤新平のことももう少し知りたいなあ)
西郷は、慕ってきた子分たちと共に鹿児島で私学校を開いていた。
西郷自身は、ことを起こすことに対して慎重だったようだけど、 結局、大軍を率いて、東京へ押しかけ政府のやり方をあらためさせようと「挙兵」。
鹿児島を出発。
でも熊本で負けてしまい……。 明治10年9月、よくドラマに出てくる最期をとげる。
この節で、私が胸を衝かれたのは、
中江兆民世代の、ほんとに有望な人(小倉処平、宮崎八郎)、 迷える青年(増田栄太郎)らの戦死だ。
小倉処平は、 日向飫肥藩の仲間たちをひきいて西郷軍に参じた人望ある人。 かつては藩主に留学制度を進言し、選抜した青年たちを率いて長崎に学ぶ。のちロンドンにも留学。《英国仕込みの自由主義者であり、中央政府による急進的な近代化とは異なる、もう一つの近代化の可能性を探っていた人物だった。》p183 (滂沱)
宮崎八郎は、熊本荒尾村の庄屋の次男(実質長男)。 《人民の擁護者を任じる家風の中で育てられた》p179 (中岡慎太郎みたいね)
八郎は、はじめは、列強の理不尽への怒りや、政府の強引さへの不満から、征韓論に熱中し、征台義勇軍を組織するなど、物騒な感じだったが、中江訳『社会契約論』に目を拓かれる。
それがどうして、西郷の武装蜂起に参加?
→「キミの考えは西郷とは違うじゃないか、どうして西郷軍へ?」と聞かれて、 「西郷を助けて政府を倒してから、西郷を倒すんじゃ」 (西郷軍に身を投じた若者には、こういう人が多かったようだ)
けれどもどちらもならぬまま、戦死。
その克明な日記は、預かった人が川の徒渉に失敗して永遠に喪失してしまったと。 ……このシーン、小説のよう。 川の畔に立ち尽��したような気持ちに。
■会津藩士たち
また、西郷軍を熊本で果敢に防いだ政府軍には、多くの有能な旧会津藩士が加わっていたことも記される。
極寒不毛の斗南藩へ送られたのち、一族を率いて新政府の警視庁に出仕した、元会津藩家老の佐川官兵衛は、阿蘇山麓で戦死。(呆然)
同じく元家老の山川浩は、西郷軍に囲まれた熊本城を後巻きして救出する。
いっぽうで、同じく会津藩士だった長岡久茂は、政府打倒を試みて、獄死していた。
両極に別れたように見える彼らの行動を 著者は、「同じ動機」によるものと記す。
《彼らが目指していたのは(略)──戊辰戦争が勝者のためだけに戦われたものではなかったことを自力で証明してみせることだった。》p179
■増田栄太郎と福沢諭吉
増田栄太郎は、福沢の又従兄弟にあたるという。
増田は遅れてきた攘夷青年。それだけに、「攘夷に落とし前をつけなくていいのか」という答えを求めていた。 殺してやろうと思っていた福沢から「敵である列強の良いところを学べ」といわれて、一時は慶応大学にはいるが、すぐに退学。郷里で結社を作ったり、新聞を発行したりする。 これらの手当たり次第のような闇雲なガッツは、《内心の葛藤の受け皿を手探りで構想する作業だった。》p186
(個人的には激しく共感;; むしろ出来ブツの小倉処平さんより。ああ、この人、もっと長く生きていればなあ、生き方は見つかったに違いないのに)
そんな「迷走」のさなか、増田栄太郎は、西郷軍が田原坂で敗退してから、わざわざ敗軍の鹿児島勢に加わる。
何を思って?
その死には諸説あるが、曙新聞は「不敵な笑いを浮かべて処刑された」と報じた。 最期に披瀝したといわれる増田の言葉は、「西郷先生バンザーイ」というかんじのもの。 探していた思想はどこへ……。(余計に悲しい)
西郷の死と、救えなかった増田の刑死報道に衝撃を受けた福沢諭吉は、『丁丑公論』を窃かに書く。 西郷の敗北ののち、世論がいっきに「西郷=賊」視したことへの激しい疑問から。
福沢は言う。
政府が専横になることは仕方ないことだが、あまり野放しにするととんでもないことに。これを防ぐためにも抵抗は必要だ。と。
かつて『文��論之概略』で、“難題を抱えていながらそれで乱れない(戦争したりしない)のが文明というものだ”と喝破した福沢だが、この文明論は、何の役にも立たなかった。
西郷の死は、福沢の思想に深みを与えたと、著者は言う。
これまでの『学問のすすめ』『文明論之概略』では、 眠りから覚めている自分が、眠りこけているみんな(愚民)へ呼びかけていた。
『丁丑公論』では、 眠りから覚めるのが「速かった人」と「遅い人」の差があるだけだと、福沢は気付く。
このことに福沢は
《おそらくサイゴンの中江篤介よりも、城山の増田栄太郎よりも、遅れて気づいたのである。》p189
心がどよめいた。
どうしてだろう。
すっきりしたような、著者の福沢評にようやく合点がいった、ような。
いやちがう。 利口者の福沢の真摯な“愕然"が胸を打ってくる。
利口で視野が広いがために、低い苦しみの地平からものがみえなかった。 凡百の利口者なら死ぬまでそれに気づかないだろう。
だがやっぱり福沢は本物だったのだ。
私はまことに直感的に、福沢は信用できなかった。 なんだってこう上から目線なのか。何を持って自分は上から見てるつもりになっているのか。と。
でも、福沢も、その不思議な「特権階級」にあぐらをかくような人ではなかったのだ。
西郷の死と、フラフラしているかに見えた若い増田の問い掛けを、心と頭脳を駆動して受けとめたのだ。
そこを(これまで福沢をすごくひいき?にしてるように見えた)著者にとかれて、
こういう利口者が、真摯にがっくり「膝を折った」音に、心を叩かれたのかもしれない。
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今週の入手本(0513-0519)
『哺乳類前史:起源と進化をめぐる語られざる物語』(エルサ・パンチローリ著/的場知之訳/装幀:國枝達也/青土社)。既に今年の一月に電子書籍版では読み終えていますが、後々、必要なところを拾い読みするときなどには紙の書籍のほうが便利なので購入しました。
『沖縄の生活史』(石原昌家、岸政彦監修/沖縄タイムス社篇/まえがき:岸政彦/あとがき:石原昌家/カバー写真:上原沙也加/100人の語り手、聞き手の皆さん/みすず書房)
『俺の自叙伝』(大泉黒石著/四方田犬彦解説/岩波文庫)
『ぼくの死体をよろしくたのむ』(川上弘美著/カバー装画:伊藤絵里子/新潮文庫/Kindle版)
『第七官界彷徨・琉璃玉の耳輪 他四篇』(尾崎翠作/川崎賢子解説/カバー:中野達彦/カバー図版:「琉璃玉の耳輪」手稿より/岩波文庫)。改めて購入しました。
『緋色の研究』『シャーロック・ホームズの思い出』『シャーロック・ホームズの冒険』(コナン・ドイル著/延原謙訳/カバー装幀:西浦玉美/新潮文庫)
『泣菫随筆』(薄田泣菫著/谷沢永一、山野博史編/山野博史解題装画:瀬川康男/装丁:辻村益朗/冨山房百科文庫)。
『マッカラーズ短篇集』(カーソ��・マッカラーズ著/ハーン小路恭子編訳解説/西田実訳/カバーイラスト:桑原紗織/カバーデザイン:緒方修一/ちくま文庫)
『対談 日本の文学 素顔の文豪たち』(中央公論新社編/巻末付録:全集『日本の文学』資料/中公文庫)掲載著名人:幸田文、瀬沼茂樹、森茉莉、三島由紀夫、小堀杏奴、大岡昇平、田山瑞穂、平野謙、徳田一穂、川端康成、夏目伸六、中野好夫、安倍能成、津田青楓、内田百閒、高橋義孝、谷崎松子、サイデンステッカー、里見弴、本多秋五、伊藤整、芥川比呂志、室生朝子、萩原葉子、掘多恵子、遠藤周作、野上彌生子、網野菊、湯浅芳子、津島美和子、ドナルド・キーン、稲垣達郎、小島信夫、江藤淳、山本有三、阿部知二、永井龍男、井上友一郎、田宮虎彦、河盛好蔵、小田切秀雄、立野信之、秋山駿。
『イラハイ』(佐藤哲也著/佐藤亜紀発行/Kindle版)
『アオイホノオ 28巻』(島本和彦著/ゲッサン少年サンデーコミックス/電子書籍版)
『世界の終わりの天文台』(リリー・ブルックス=ダルトン著/佐田千織訳/創元SF文庫/Kindle版)
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【目玉焼きトッピング50円の日‼️】 こんにちわ 38mitsubachi です😊 3日間イベント開催‼️ 2/20(月)〜2/22(水) 目玉焼きトッピングの日です♪ お食事系パンケーキやオムライスご注文のお客様は、 トッピングで蔵王地養卵の目玉焼きが50円でご利用頂けます◎ 📍LINE@お友達クーポン!目玉焼き50円クーポンプレゼント中🎁 https://lin.ee/LVAk5p0 (使用期限:2/20〜2/22) 対象店舗:北四番丁店、勾当台店 皆様のご来店を心よりお待ちしております😊 【38kitchen S-PAL仙台店】 宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 S−PAL仙台 東館2階青の葉デイリーマーケーット 電話 022-385-7030 【38mitsubachi 北四番丁店】 宮城県仙台市青葉区二日町12-25 グランディープレステージ1階 電話 022-721-0238 お問合せ時間(14:00-17:00) 【38kitchen 勾当台店】 宮城県仙台市青葉区二日町2-1 キムラオフィスビル1階 電話 022-302-6938 お問合せ時間(14:00-17:00) #起業公式が毎朝地元の天気を言い合う #イマソラ #パンケーキ #pancake #38mitsubachi #仙台 #仙台パンケーキ #宮城県 #今日 #エスパル仙台 #38kitchen #エスパル仙台 #38kitchenエスパル仙台店 #勾当台公園 #青葉区二日町 #仙台市 #仙台パンケーキ #パンケーキ専門店 #宮城グルメ #仙台カフェ #仙台グルメ #目玉焼き #目玉焼きトッピング #クーポン #仙台パンケーキ巡り #インスタ映えカフェ #インスタ映えグルメ #インスタ映えスポット #蔵王地養卵 (38kitchen 勾当台店) https://www.instagram.com/p/CoxMIsAPRzy/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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2022.12.9
お昼を中心に青空が広がりました。気温も上がって暖かな冬日和となりました。↓ 福岡大学
福岡大学、七隈四ツ角近くのラーメン屋「らあ麺 六六」を訪問 ~ 甘ったるくない醤油ラーメン、好きな味でした。(↓ 写真は店舗前付近の通り)
甘ったるくない醤油ラーメン、好きな味でした。(↑ 写真は店舗前付近の通り ↓ 路地の先に3台分の駐車場)
天気予報で思った以上に雲が多かった昨日に対して、思った以上に晴れてきました。ラーメン屋から那珂川詣で。
那珂川市 ~ すじ雲がたなびきます。
↑ 恵子(えこ)地区から … 難読地名
↓ 五郎丸地区から
↑ 3丁目から4丁目方向 ↓ 4丁目から西方向
↓ 4丁目の高台から北西方向
昭和の大横綱双葉山が建てた妙正尼の墓があるお丘の上から北東方向
13:17
17:23 ~ 福岡市内
明日は今日以上に暖かくなりそうです。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊��夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲��埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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iseilio 渾 話
2022-2023 目次
10/23 遼 尉 臣 筆記 — Golf History (tumblr.com)
11/23 古典音樂作曲家特集
影 音 etc
01/22 法 國 香 頌 竹久夢二
05/22 黑 管 台 北 美 食
06/22 超現實主義 越 南 風 情
8/22 浪子的心情 台灣盛夏冰品 台北登山步道
09/22 法 國 女 人
10/22 Adagio from“Spartacus” 半音階
松山公學校 松山探源尋根
11/22 サヨン の 鐘 はしご 酒 小唄 :味
巴哈 之前的音樂家
12/22 台灣百景 台 灣 封 神 榜
登 山 露營
01/23 人生かくれんぼ 摩托車、重機
萬華鏡 半音階 馬 勒 交 響 曲
03/23 南 管 • 北管
05/23 すき 喜歡 Picasso 原住民音樂 論 伊丹十三
A DEAR JOHN LETTER 黃昏清兵衛
06/23 それゆけ !オ一 ケストラ 週刊文春 2017年6月號
宇 崎 竜 童 、aya 俱樂部 院士致詞
07/23 天啟皇帝 日 本 控 Aram Khachaturian
川島芳子 與 李香蘭 吳 晉 懷 風雨夜曲
08/23 文星叢刊 1-72
10/23 美學檔 惜別之歌 Final Fantasy おにぎり
政治
01/22 黑水溝 之 彼方 蔡英文 與 蔣經國
02/22 从地缘战略到币缘战略-全球化的演变 蘇維埃王國
烏克蘭 03/22 意 大 利 核 威 脅 04/22 逃離中國
05/22 新中國聯邦 氣 憤 臉書是台灣自找的「網路長城」
06/22 德被宇宙 07/23 傻瓜 與 大砲
08/22 拜登對華的模糊策略
10/22 離 心 機 蕭茗看世界
11/22 無皇萬歲
03/23 體制、機制 共鳴者被揭穿
04/23 政治施為 的 效果呈現
从地缘战略到币缘战略 — 全球化的演变
05/23 勿謂言之不預 中華大講堂 中華民國台灣化
07/23 哈佛最熱門的政治課 後殖民主義 與 文化認同
10/23 姚立明點破民調 文化與帝國主義
姚立明斷言 藍白到2028都不會合
經濟
01/22 我們的新世 界
03/22 2010-2012 美國赤字預算
8/22 改變歷史 的 經濟學家
10/22 觀 念 經 濟
11/22 The Price of Inequality
04/23 貨 幣
05/23 儲貸社危機 與 RTC的創建 金援無法改變貧窮
07/23 觀 念 經 濟
翻譯
06/22 キマイラ鳳凰變
07/22 The Price of Inequality
08/22 何謂 “意識”(二)
08/22 雁 寺
09/22 夏日女孩 蜜雪兒(十七)
11/22 平野屋 香魚 眠 狂 四 郎
12/22 大自然的獵人
12/22 岩村賢治 詩集
01/23 個人 的 體驗 不輸的方法 女性的美
為化學所魅惑 讀書術 夢のあと 點描日本音樂的世界
千利休 無言的前衛(二)
02/23 水戀鳥 美男子的 頭 高橋お傳
將軍之御寢 五輪書
03/23 裏声で歌へ君が代 北國通信
04/23 性 感 美 人 日本不足 的 軍事力
為化學 所 魅惑
06/23 それゆけ !オ一 ケストラ
07/23 水 の 手帳
10/23 軍首腦部軍閥化 森鷗外 Poseidon 變幻
雜文
01/22 師 說(一) (二) 像霧又像花 歧視
Deep Sea Drilling Project
03/22 死亡結界 節 制
04/22 簡 樸 黑 管 道 家 主 角 家 計 簿
逃離中國 狼 群
06/23 珠圓玉潤 金光閃閃
05/22 新中國聯邦 氣憤 臉書是台灣自找的 「網路長城」
07/22 片段一 瞥 傻瓜 與 大砲
08/22 夢 中 囈 語
09/22 天上掉下來 的 禮物 來自名字的稱呼里幹事
10/22 周 祖 厝 逃離中國大陸
01/23 京都的傳統 生命規則 復 活
02/23 樟腦丸 與 蟑螂 復 活
03/23 秋 意 春 望
04/23 台 灣 料 理 從敕使街道到華燈初上
不容易對話
05/23 勿謂言之不預
06/23 時空觀察力
07/23 抓好重點 風雨夜曲
10/23 人 的 座標系 天人之際 滲 透 復 活
節錄的方法 綴 文、不易瞭解 的 說明 異形
機制與轉折
諸子百家
01/22 傅 科 日傾中、盧 梭 哈佛最熱門的政治課
但丁 神曲 胚胎大勝利 法 國 香 頌 竹久夢二
02/22 但丁神曲 美術心理學 慕春風 日文五十音
權 力、第二性 造型原理 蘇曼殊 戀人絮語 Mansion
詼諧與潛意識的關係 圍城 權力、第二性
意志與表象的世界(一)
03/22 權 力、第二性 文 化 固 守 ���利亞隨筆 電影的語言
電影藝術面面觀 潛水艦之過去、現在與未來 失去的勝利
太平洋戰爭 島嶼爭奪戰 戰敗者 的 觀點
04/22 林彪元帥(一) 地下室手記 理則學 被俘心理學
李義山詩析論
05/22 轉 法 輪 唐宋帝國 與 運河
06/22 哲學 的 慰藉(一二 三) 分區 . 繼承
07/22 一封未寄的情書 後殖民主義 與 文化認同
大自然的獵人 物理之美 柏拉圖的天空
父親的眼淚和我的眼淚
08/22 後殖民主義 與 文化認同 改變歷史的經濟學家
10/22 高陽 談 周棄子 未埋庵短書(一)
11/22 T . S . Eliot 的 時代
12/22 文 化 固 守 我迷阮玲玉 康德四論 恐龍再現
記 Robert Frost , 1875- 混 沌 聖經三段經文
01/23 物理 之 美 康德四論 從古典到浪漫
與黑格爾同在的夜晚 貨 幣 權力、第二性
盧 梭 x 2
02/22 權 力、第二性 意志 與 表象 的 世界 造型原理
詼諧與潛意識的關係 蘇 曼 殊 戀 人 絮 語 圍 城
03/22 伊利亞隨筆 電影 的 語言
潛水艦之過去、 現在與未來 所羅門群島 之 戰
失去 的 勝利 戰敗者 的 觀點
04/22 地下室手記 理 則 學 道 家 被俘心理學
07/22 一封未寄的情書 後殖民主義 與 文化認同
02/23 圍 城 末代皇帝外史
03/23 絕妙好辭箋 隨鳥走天涯 飲膳札記 台灣獼猴
法國十九世紀詩選(一) 法國十九世紀詩選(二)
04/23 扶 桑 漫 步 抽 象 世 界 Franz Kafka 的 生涯
恐 龍 再 現 混 沌 貨 幣 現象學 意志與表象的世界(二)
从地缘战略到币缘战略 — 全球化的演变 Covid 調查
台灣社會的存在及其意義
05/23 被俘心理學 15位哲學大師經典講義(一)(二)
宇宙的詩篇(惟強)
06/23 失去 的 勝利 Franz Kafka 的生涯 Casablanca
戰敗者 的 觀點(二) 浮 世 風 呂 羅丹 的 世界
美 的 探 索
07/23 白石老人 青紅幫演義 對於宇宙 的 誤解 歐洲社交界
10/23 葉慈 幾何定理 陳之籓散文集
查泰萊夫人的情人 Modern etiquette in public and private
我們的新世界 我思故我在 紐約的現代藝術
12/23 安藤忠雄的都市徬徨(一、二、三、四)
理性之夢(一、二) 歷史與思想(一、二、三、四)
Chanson 香頌 赫遜河畔談中國歷史(一、二、三、四)
歷史平話:諸葛亮(一、二) 紅朝人物誌(一、二)
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2024/11〜演奏予定
いつもご覧いただいている方、いつも応援ありがとうございます! 初めて見てくださっている方、ご訪問ありがとうございます^^
あっという間に秋を通り越して、冬になりそうに寒い日もありますね。毎年言っている気もしますが、今年もあと2ヶ月。1年ってあっという間ですね。。。今年に悔いの残らないように、あと2ヶ月も過ごしていきたいものです。
11/1(金)19:30~(inst) w/田中淳(tp flh)牧哲也(pf) 岡崎・SATIN DOLL ジャズの名曲を田中さんチョイスで演奏します。
11/2(土)20:30〜(inst) 【Yuko Takenaka Trio+2】Plays Shuhei’s tunes (inst) w/竹中優子(as)水野修平(pf)館岡紅介(tp)舩尾真伊年(ds) 四日市・veejay 修平さんの楽曲を5人編成で演奏するバンドです。
★11/3(日)14:00〜(inst) w/水野修平(pf) 最近定期的に演奏しているduo。修平さんと猫ちゃんのコラボも楽しみです^^ 鈴鹿・carrera(鈴鹿市江島台2丁目2-1 080-6970-0187)
11/5(火) 19:00〜(jamsession) w/森田純代(pf) 定例セッション。みんなで楽しみましょう。 津島・くれよん
11/8(金)19:00〜(jamsession) w/水野修平(pf)舩尾真伊年(ds) 新栄・ebony and ivory 顧問のお言葉は愛!楽しく切磋琢磨しながら活動中!
11/9(土)13:30〜(inst) Eclat (inst)(森田純代pf 林かなba 上野智子ds) やまの家cafe(三重郡菰野町杉谷2329-226 tel 090-1825-8263(キハラ)) After sessionあり。遠足にぜひ。
11/10(日)昼 岐阜ジャスクラブ定例会(pf近藤有輝 他) jamsessionあり 詳細についてはメンバーにお問い合わせください。
11/12(火)朝 安城某所 w/江藤良人ds 後藤浩二pf 他
★11/14(木)19:00〜(inst) 【bois】pf森永理美 ba林かな 古き良き時代の音楽をゆったりと。 東桜・The wiz
11/15(金)20:30〜 w/青木弦六(gt) 稲沢・Speak Low(愛知県稲沢市高御堂1-20-20-102号) 金曜のまったりduo。
11/16(土)19:30〜(inst) 【Yuko Takenaka Trio+2】Plays Shuhei’s tunes w/竹中優子(as)水野修平(pf)館岡紅介(tp)舩尾真伊年(ds) 岡崎・SATIN DOLL
11/17(日)13:00〜(inst jam session) 【9th call holiday jazz happening】 w/三宅史人(gt)足立拓郎(ds)guest:武藤浩司(as)from兵庫 インストチャレンジセッション。四日市・Route66
11/21(木)19~21:00ワークショップ w/水野修平pf 三宅昌徳ds 刈谷・cafe nation ゆっくりまったりやっています。
11/26(火)20:00〜 w/キサクモトフサ(gt)黒田淳司(vo ds)Mac勝野(ts) 岐阜・BAGU
★11/29(金)20:00〜 【緑苑トリオ】w/森田修史(ts)服部正嗣(ds) 新栄・チリラフ やばいメンバーとどうなるか、とてもワクワクしています。
11/30(土)19:30〜 【Yuko Takenaka Trio+2】Plays Shuhei’s tunes (inst) w/竹中優子(as)水野修平(pf)館岡紅介(tp)舩尾真伊年(ds) 松阪・Serai
*****
12/3(火) 19:00〜(jamsession) w/森田純代(pf) 定例セッション。みんなで楽しみましょう。 津島・くれよん
12/6(金)19:30~(inst) w/田中淳(tp flh)小関信也(pf) 岡崎・SATIN DOLL ジャズの名曲を田中さんチョイスで演奏します。
12/7(土)夜 w/キサクモトフサ(gt vo)黒田淳司(ds vo) 一宮某所(詳細はメンバーにお問い合わせください)
12/8(日)14:00〜 Eclat (inst)(森田純代pf 林かなba 上野智子ds) 月1エクラ。 四日市・Route66
12/15(日)19:00〜 w/森田利久(gt)水野修平(pf) 大先輩お二人とラフなスタイルで。 池下・Bar Strega
12/19(木)19~21:00ワークショップ w/水野修平pf 三宅昌徳ds 刈谷・cafe nation ゆっくりまったりやっています。
12/21(土)13:00〜えぼにージャズ部(jamsession) w/水野修平(pf)舩尾真伊年(ds) 新栄・ebony and ivory 顧問のお言葉は愛!楽しく切磋琢磨しながら活動中!
12/21(土)19:00〜 【Yuko Takenaka Trio+2】Plays Shuhei’s tunes (inst) w/竹中優子(as)水野修平(pf)館岡紅介(tp)舩尾真伊年(ds) 津島・くれよん
12/29(日)昼 w/若林みわ(vo)近藤有輝(pf)ツイキャス配信ライブ **調整中
12/30(月)19:30〜【Girls’ Night Out!!】(vocal) ***年末 special*** w/Juju Sumire vo 竹中優子as ss 中嶋美弥pf 上野智子ds 爆発的女子会アンサンブル。 新栄・Jazz Spot Swing
12/31(火)20:00〜くれよん大晦日ライブand JamSession w/黒田淳司(ds vo)後藤浩二(pf) 津島・くれよん
どこかでお会いできますように!
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高陽
H:高陽的作品《胡雪巖》(《胡雪巖》、《紅頂商人》、《燈火樓臺》) (聯經出版),最了解胡雪巖。「當代作家,以歷史小說著稱,精通清代歷史掌故。善於以細膩的描敘烘托氛圍,使人如親臨其境,近古歷史小說創作者未有第二人。」「1959年,以中華民國空軍上尉軍銜退伍,進入報界。」軍人出身,多產作家,高陽晚年臥病在床,因為不懂得投資保險,其醫藥費都還是王惕吾先生代墊的。不善理財,幸得貴人(王惕吾)相助,否則也只能以晚景淒涼稱之。20241007W1
高陽
維基百科:
高陽,本名許晏駢,譜名儒鴻,字雁冰,筆名高陽、郡望、史魚、孺洪等,以筆名「高陽」行。浙江杭州人,為中華民國當代作家,以歷史小說著稱,精通清代歷史掌故。善於以細膩的描敘烘托氛圍,使人如親臨其境,近古歷史小說創作者未有第二人。河北高陽原為許姓郡望。家族聚居於錢塘橫河橋,至清末有四世尚書。
出生資訊: 1922 年 4 月 11 日,浙江省
逝世: 1992 年 6 月 6 日,臺北台北市
著作: 紅樓夢斷、 紅樓夢、 千門八將: 千手觀音、 千門八將: 永樂大典、 高陽作品集、 慈禧前傳、 燈火樓台, …
配偶: 郝天俠(離異)
高陽 (作家)
台灣作家(1922-1992)
高陽(1922年4月11日—1992年6月6日),本名許晏駢,譜名儒鴻,字雁冰,筆名高陽、郡望、史魚、孺洪等,以筆名「高陽」行。浙江杭州人,為中華民國當代作家,以歷史小說著稱,精通清代歷史掌故。善於以細膩的描敘烘托氛圍,使人如親臨其境,近古歷史小說創作者未有第二人。河北高陽原為許姓郡望。家族聚居於錢塘橫河橋,至清末有四世尚書。性嗜酒,有一說其筆名「高陽」是出自「高陽酒徒」的歷史典故,其實為誤。 許氏多郡望,長年世居多處。高陽筆名源於其世家高陽郡。因此高陽許氏。
Quick Facts 高陽, 性別 ...
簡介
其父許寶璞為清秀才,壯年早逝,由母親黃婉教養成人。
抗戰結束後,從事新聞工作。大學中途退學,考入國民政府空軍軍官學校書記,後在1949年隨軍赴台灣,駐居岡山。於軍中刊物、文藝活動中顯露才華。
1951年,高陽開始了他的小說創作歷程。(高陽早期的寫作主題不是歷史,而是言情諜報的通俗小說)
1957年任中華民國國防部參謀總長王叔銘秘書,隨其調往台北。因此開始進入台北文壇,文名漸起。
1959年,以中華民國空軍上尉軍銜退伍,進入報界。在《中華日報》擔任主筆多年(後曾升任主編)以及《中央日報》特約主筆。亦因結識人稱「當代孟甞」的聯合報系董事長王惕吾先生的關係,在《聯合報》擔任特約小說作家,王老亦因愛才,才在高陽一生之中替其償還了不少債務,還曾撥了一棟房子供其居住。對於這些事,王惕吾先生曾說過:「像高陽這樣一位有才華的文人,他要求的不多,我負擔得起,不像有些才華不高的文人,卻要求的很多,那就不是我負擔得起囉!」。甚至到了高陽晚年臥病在床,因為不懂得投資保險,其醫藥費都還是王惕吾先生代墊的。病中之高陽心有所感曾在《病中手記》寫道:「我在少年輕狂時期,曾有一聯:天生傲骨難諧俗,養就雄心不受憐。惕老憐我,不是恤老憐貧之憐,而是憐才愛士之憐,每念及此,熱淚盈眶……」。
1962年,其長篇小說處女作《李娃傳》問世.並在這本小說上首次署名筆名「高陽」,從此洛陽紙貴一戰成名。
1989年訪泰山,因過度勞累,加上畢生嗜酒, 從此體況一落千丈。
1992年6月6日,高陽先生病逝於台北榮民總醫院。
一生創作頗豐,著作約90餘部,105冊,讀者遍及全球華人世界。其中代表性作品有《胡雪巖》三部曲、《慈禧全傳》、《紅樓夢斷》全集等。高陽的作品中對於清代歷史有着獨特的研究深度,也是他最為拿手的部分。他也是著名的紅學家。出版家霍寶珍曾言:「中國大陸有十一億人口,也沒有出過一個高陽」。亦著有《明朝的皇帝》。
主要著作列表
小說
《猛虎與薔薇》
《霏霏》
《落花生》
《紅葉之戀》
《凌霄曲》
《花落花開》
《避情港》
《紅塵》
《桐花鳳》
《驚蟄》
《李娃》
《愛巢》
《風塵三俠》
《少年遊》
《金色的夢》
《淡江紅》
《荊軻》
《紅燭》
《緹縈》
《清官冊》
《百花洲》
《慈禧全傳》(《慈禧前傳》、《玉座珠簾》、《清宮外史》、《母子君臣》、《胭脂井》、《瀛臺落日》)
《紫玉釵》
《百花洲》
《胡雪巖》(《胡雪巖》、《紅頂商人》、《燈火樓臺》) 聯經出版
《鴛鴦譜》
《狀元娘子》
《金縷鞋》聯經出版
《鐵面御史》
《小白菜》
《小鳳仙》
《乾隆韻事》
《烏龍院》
《翠屏山》
《正德外記》
《花魁》
《印心石》
《劉三秀》
《徐老虎與白寡婦》
《大將曹彬》
《楊門忠烈傳》
《金色曇花》
《粉墨春秋》
《陳光甫外傳》
《草莽英雄》(又名《琵琶怨》)
《石破天驚》
《血紅頂》
《紅樓夢斷》(《秣陵春》、《茂陵秋》、《五陵遊》、《延陵劍》聯經出版、《曹雪芹別傳》聯經出版、《三春爭及初春景》聯經出版、《大野龍蛇》聯經出版)
《野豬林》
《林沖夜奔》
《魚的喜劇》
《燈火樓臺》聯經出版
《林覺民》
《丁香花》
《李鴻章》
《恩怨江湖》
《假官真做》
《再生香》
《王昭君》(原名《漢宮春曉》)
《八大胡同》
《鳳尾香羅》聯經出版
《玉壘浮雲》
《醉蓬萊》
《安樂堂》
《水龍吟》聯經出版
《蘇州格格》聯經出版
其他
《文史覓趣》
《明末四公子》
《清末四公子》
《同光大老》
《柏臺故事》
《清朝的皇帝》
《明朝的皇帝》
《紅樓一家言》
《高陽說曹雪芹 (頁面存檔備份,存於網際網路檔案館)》聯經出版
《高陽說紅樓夢》
《高陽說詩》(獲1984年台灣中山文藝獎之文藝論著獎)聯經出版
《大故事》
《高陽雜文》
《翁同龢傳》
《古今味》
《古今食事》
《梅丘生死摩耶夢》聯經出版
《宮闈蒐秘》
《清幫》
《高陽出擊》
與他人合著
《筆與槍》
《獵及其他》
家庭
高陽晚婚,49歲才同空軍少將郝中和之女,22歲的郝天俠結婚,但因高陽不擅理財,經常和高利貸��來;婚後育有一女,取名議今,10年後離異。許議今成年後長期旅居歐洲。
1983年,結識小其19歲伴侶吳菊芬。
其姑丈為俞平伯;曾叔祖為光緒朝軍機大臣許庚身。
參考文獻
大風之歌: 38位牽動臺灣歷史的時代巨擘,高關中著,由「獨立作家」出版
鄭穎:《臺灣現當代作家研究資料彙編 66 高陽》,國立臺灣文學館,ISBN:9789860463897
逸事
武俠作家古龍,亦酒中豪客。作家燕青曾對高陽驚嘆:「古龍豪飲,一大杯酒可以直接倒進肚子裡,仿佛可以省略喉管之旅。」高陽撲哧一笑,又搖頭:「這哪裡是喝酒,分明是在糟蹋酒。」雖然喝法不同,古龍確係高陽性格契合,酒道投緣的朋友。古龍英年而逝,生前好友購買48瓶XO威士忌灑向墳塋祭奠。高陽在場見證,既傷良友之逝,復感世事無常。更覺得人生有酒且須醉,一滴何曾到九泉。
大導演李翰祥系高陽好友,初進高門,連稱怪哉。因為大作家高陽的書房四壁兀立,根本見不到書,隨處可見的居然是成行成列的威士忌、白蘭地空酒瓶。其實,高陽非但自己就是一個兩腳書櫥,也藏書1500冊,不過另有安置所在。
傳記文學社長劉紹唐先生在憶高陽時說: 「我認識高陽,是在中央研究院,因為那兒有傅斯年圖書館,他常去那查資料,他查到什麼資料就很高興地扯著你不能走,我對高陽這種精神很佩服。」「高陽欠了我很多債,第一是鈔票的債;第二是文債,他答應了我的文章沒有交卷;第三是書債,他看了我的書喜歡的就拿走了,到現在不知拿走了多少書。講到文債,他已經開出題目來,第一個他要寫楊度,杜月笙周圍的八大文人之一。」「講到高陽的喝酒,是另有特色,當高陽拿起酒杯,是要講話的開始,他不像有的人你乾杯我乾杯的鬧酒,他不鬧酒,他喝酒時一定要向你,要向同桌的人講話,也許同桌的人只有少數人對他的話有興趣,他講什麼呢?他講詩,他另外講他新發現的資料,他很少喝得東倒西歪!」
外部連結
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大学会館の裏の展示スペースの、その淡い青みがかった透明なガラス張りの壁の、そのむこうに見える環状道路の、おそらくは十メートルはゆうに越えているだろうプラタナスの並木と、その枝から盛んに舞い落ちる小鳥ほどの大きさの枯葉と、その下を通り過ぎていく何台もの銀色の自転車を、今はもうその街を離れて故郷に帰り小さな会社で仕事をしていてその街との関わりなどもはや本当になにひとつもっていないはずなのに、ふと顔をあげた拍子に窓のむこうで上下にゆれている櫟の枝を目にした途端、まるで茶をそそぎ入れた瞬間に陶器の中でやおら開き始めてたちまち匂いやかに咲く水中花のように、わたしは思い出す、枝から盛んに小鳥ほどの大きさの枯れ葉を舞い散らせている巨大な丈高いプラタナスの並木がそびえ立つ環状道路は、その大学会館の裏の展示スペースのあたりで陸橋になっていて、それというのも秋になるたび黄金いろに燃える葉を空にむけて突き上げる公孫樹の並木がえんえんと続く東西に伸びて大学を横断する通りがそのあたりでちょうど環状道路と直角に交差するからなのだが、その陸橋を南に下りてすぐのところにある陸橋の下にぐるりと回り込む小さな道を進むとサークルの先輩が住むアパートがあってそのアパートで夜な夜な飲み会(その頃はまだ二十歳を過ぎたばかりでウイスキーというものがもの珍しかったものだからとにかくいろんな種類のウイスキーを飲んでみたい一心でわけもわからず片っ端から飲んでいった、ジョニーウォーカー、バランタイン、シーバスリーガル、ジャックダニエル、ワイルドターキー、フォアローゼス、カティサーク、ブッシュミルズ…… ウイスキーの固有名詞はわたしをふしぎと陸橋の下にぐるりと回り込む小さな道を進んだところにあるアパートの一室へとひき戻す)をしたものだったけれど、先輩の部屋は大学生向けのよくあるワンルームの八畳ほどの部屋で玄関のドアを開けるとすぐ左手がキッチンで右手が浴室とトイレのドアになっていてその間の細長い狭い空間を抜けると居室で、その居室は南が窓で西と東は天井まで続く大きな本棚になっていてその本棚にはぎっしりと本が収納してあって先輩これ全部読んだんですかとわたしが訊くとそんなわけないじゃないですかと先輩��言うのだったが、その先輩は普段は同期や後輩に対してはタメ口なのになにか皮肉めいたことを言うときだけ敬語になる癖があったからこの場合のそんなわけないじゃないですかはもちろん全部読んであるということなのだった(その先輩とはもう長いこと連絡を取っていなくてたしか最後に連絡を取ったのは今から五、六年前のことだったはずで、あの頃はあんなにも多くの本をあんなにも情熱的に読んでいたはずの先輩は結婚し公務員になっていて、ざまもなく脂下がった顔でいやあこの齢になると本を読む暇もなくてね、あの頃の本もみんな捨ててしまったよ、今から思えば本なんて読んでもなんの役にも立たなかった、あの時間を使って資格の勉強でもしておけばよかったと心から思うよ云々とのたまってわたしを幻滅させた)、有名な建築家が建てたというコンクリート打ちっぱなしのおよそ飾り気というものがない塔は栓抜きの形によく似ているから栓抜きタワーと呼ばれていて、栓抜きタワーは松見公園というその名の通り松ばかりやたらと植えてある公園の池の中央に建っていたのだが、この公園には街を南北に真っ直ぐ貫いて街の背骨のように長く続くペデストリアンデッキが通っていたこともあって街の人々はいつもいやおうなくこの公園を通り過ぎなくてはならずしたがって自然と栓抜きタワーも毎日見ることになった、その栓抜きタワーのある松見公園と一本道を隔てた反対側はこの街唯一と言ってもいいだろう繁華街になっていてそのあたりは住所としては天久保一丁目で、もちろん繁華街といってもごくつつましやかなものでほんの何軒か風俗店やキャバクラがあるだけであとは居酒屋やバーやスナックやカラオケや中華料理屋があるくらいなのだが、鶏の骨がそのまま溶け込んでいるのではないかと思うほどに濃密などろりとした鶏白湯スープに整然と折り畳まれて盛りつけられた小麦の香りがにおい立つかのような中太麺、淡い桃いろがかった赤身と真っ白い脂身が幾重にも連なり地層を描く豚肉の叉焼の上におそらくは無塩バターとパセリとエシャロットとにんにくを混ぜ合わせて冷やし固めてから四角く切り出したのであろう黄いろがかったクリーム色にパセリのさわやかな緑いろが入り混じったエスカルゴバターが載せてある一風変わった拉麺が食べられる店は天久保一丁目の路地を少し入ったところにあってその拉麺を食べるためだけに幾度となくこのあたりまで足を運んだものだった、その拉麵屋の隣りのとなりはふくろうという美味い焼き鳥を出す居酒屋でその居酒屋も好きでよく訪れていたのだが、ペデストリアンデッキを南にむけてもう少し下ったところにある中央公園の一画は文化会館アルスという図書館と喫茶店とコンサートホールと展示場の複合施設になっていて、そのアルスで開かれていた大学院の卒業制作展で見た作品に感動し連絡を取ったところ意気投合し友達になったMさんとそのふくろうという居酒屋を訪れたら折あしくなにかの祝賀会と重なって店に入れなかったことがあって、そのときは松見公園に面した居酒屋というには小洒落ているがバーというには騒がしいなんだかよくわからない店に仕方なく入ったのだが、その店ではなぜかくり返し何度もディズニーの子どもむけのコメディ映画が流れていて、わたしとMさんはピーナッツをかじったりビールを飲んだりよしなしごとを話したりしながら夜が更けるまでそのコメディ映画をながめ続けていた。
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東京都は令和3年12月23日から令和5年5月7日まで、新型コロナウイルス感染症の無料検査事業を実施してきました。 本事業に関して、虚偽の実績等に基づく補助金交付申請事案があったため、補助金交付決定の取消し等を行いましたのでお知らせします。 今後とも、不正が発覚した場合には厳正に対処してまいります。 1 交付決定の取消し等を行った事業者【11事業者】 〇 Assist・Medical 株式会社所在地:埼玉県富士見市上南畑240番地 代表者:代表取締役 大関 翔太 事業所:1か所(調剤薬局バルナバ大森店) 補助金:交付決定額 約2億円、交付済額 約3,200万円 措置日:令和5年5月31日 措置内容:交付決定取消し・返還命令 措置理由:不正の手段により補助金の交付を受けたため 〇 渋谷美容皮膚科クリニック所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目10番15号 NV1 Bldg.8階 代表者:院長 原田 慶堂 事業所:2か所(渋谷美容皮膚科クリニック、アリュールクリニック) 補助金:交付決定額 約3,700万円、交付済額 約1,400万円 措置日:令和5年5月31日 措置内容:交付決定取消し・返還命令 措置理由:不正の手段により補助金の交付を受けたため 〇 株式会社 メディトランセ所在地:東京都新宿区北新宿一丁目4番7号 代表者:代表取締役 加藤 篤彦 事業所:21か所 (tokyoartsgallery、個別指導Wam飛田給校、個別指導Wam清水が丘校、個別指導Wam小宮町校、個別指導Wam小山田桜台校、東京湯島指導センター、東京駒場指導センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 町田駅東口前PCR検査場、個別指導塾スタンダード市ヶ谷教室、個別指導塾スタンダード西日暮里教室、赤坂見附・無料PCR検査センター、四谷三丁目・無料PCR検査センター、六本木・無料PCR検査センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce浜松町駅前ハマサイトPCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce品川駅港南口PCR検査場、【PCRラボ】ICheck×nanoAce大井町駅PCR検査場、個別指導Wam青戸校、フラクタルPCR検査センター、ICheckPCR検査センター有楽町、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 赤坂PCR検査場、炭火串焼き「昌」) 補助金:交付決定額 約23億円、交付済額 約13億円 措置日:令和5年5月31日 措置内容:交付決定取消し、返還命令 措置理由:不正の手段により補助金の交付を受けたため 〇 株式会社 HOS所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目38番13号5階 代表者:代表取締役 日下部 雄太 事業所:7か所 (アステル薬局無料PCR検査センター神田駅北口、同センター田町駅、同センター武蔵小山駅、同センター亀戸駅、同センター池袋駅、同センター銀座、同センター御徒町駅) 補助金:交付申請額 約33億円 措置日:令和5年3月31日 措置内容:事業者登録取消し、不交付決定 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 〇 株式会社 メタボスクリーン所在地:神奈川県横浜市中区寺久保34番1号 クリオレミントンハウス横濱山手ロワイヤル412号室 代表者:代表取締役 関澤 隆一 事業所:3か所 (メタボスクリーン東京第一研究所・コロナバスター東京本部、PCR検査センター東京ラボ・コロナバスター西尾久店、コロナバスター赤坂店) 補助金:交付決定額 約8.2億円、交付済額 約3.2億円(交付済額は返納済み) 措置日:令和5年3月31日 措置内容:事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 〇 医療法人 華風会所在地:大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目7番3号TheKitahamaPLAZA3階 代表者:代表 久保 伸夫 事業所:4か所 (YELL合同会社中河原PCRセンター、無料PCRセンター東中野駅前、平井駅前PCR無料検査センター、ケーズ桜台駅前無料PCRセンター) 補助金:交付申請額 約28億円 措置日:令和4年12月28日 措置内容:事業者登録取消し、不交付決定 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 〇 医療法人社団 彩祥会所在地:東京都北区赤羽二丁目23番2号 鵬ビル1階 代表者:理事長 中島 知賀子 事業所:4か所(麻布十番採取所、アンフルール採取所、大田区採取所、瑠璃色の地球採取所) 補助金:交付申請額 約6.3億円 措置日:令和4年12月28日 措置内容:事業者登録取消し、不交付決定 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 〇 医療法人社団 JOY所在地:東京都中央区銀座二丁目11番8号 ラウンドクロス銀座二丁目2階 代表者:理事長 伊東 絵美奈 事業所:1か所(エミーナジョイクリニック銀座) 補助金:交付決定額 約3.5億円、交付済額 約630万円(交付済額は返納済み) 措置日:令和4年12月28日 措置内容:事業者登録取消し、交付決定取消し、返還命令 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けたため 〇 向日葵商事 株式会社所在地:東京都中央区銀座三丁目12番19号4F 代表者:代表取締役 田中 ゆかり 事業所:3か所(四ツ葉薬局、向日葵商事株式会社、中目黒トライ) 補助金:交付申請額 約5.7億円 措置日:令和4年12月28日 措置内容:事業者登録取消し、不交付決定 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 〇 株式会社 ヒューマンプランニング所在地:和歌山県有田市宮原町須谷535番1号 代表者:代表取締役 富山 晃至 事業所:2か所(南大塚無料検査場、狛江無料検査場) 補助金:交付申請額 約3.9億円 措置日:令和4年12月28日 措置内容:事業者登録取消し、不交付決定 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 〇 medical 4 men clinic所在地:東京都中野区東中野二丁目24番13号 スイートルーム302、201、202 代表者:院長 中島 知賀子 事業所:8か所 (medical 4men clinic、東麻布PCR検査センター、東中野PCR検査センター101採取所、赤羽採取所、泉岳寺採取所、PCR検査センター向原駅前店、江古田採取所、PCR検査センター亀有店) 補助金:交付申請額 約69億円 措置日:令和4年12月28日 措置内容:事業者登録取消し、不交付決定 措置理由:検査の実施が適切に行われていないと認められたため 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため
令和4年度PCR等検査無料化事業補助金交付決定の取消し等について 東京都福祉保健局
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--深海人形-- 敷島隊の秋
※題名とは関係無いけど、草田先生三回忌、生きていれば31歳。
※閲覧&キャラ崩壊注意
※ネタも話題も雑多(※闇鍋)。
※機体直結・生体CPUネタあり
※某絵師は、何故、自らの意志で天国に旅立つ事を選んだのか?についての考察があります。注意
彼女が自らの意志で天国に旅立った理由を考える
--彼女は日頃から、睡眠時間が圧倒的に足りてなかった。更には、もう既に体がボロボロであり、群発頭痛と首の痛み持ちだった。
此処の画像(https://x.gd/BASfE)を参照すると、一日十五時間前後は、絵を描いて居たと言う。睡眠時間は四時間程度しか無く、他は家事か風呂か食事の時間である。食材を調理する時間も無いのか、食事の時間も大変短い。
最早、ブラック企業のブラック労働としか言い様が無い生活である。
其んな中、彼女は、人気イラストレーターとして、自らの命を懸け、その命を費やし、削り、戦い抜いて来たのだ。只、私達は敬服するしかない。
更に、彼女は群発頭痛持ちであり、酷く強烈に痛む頭部のそれ以外にも、それに匹敵する程耐え難い辛さであろう首の痛みとも戦って居た。
そうやって、彼女の人生において為されて来た、一人のイラストレーターとしての、絵を描くと言う業務。
絵を、日常的に、何枚も描いた事もある方なら分かると思うが、本来、絵を描くと言うことは、其の位の苦行なのだ。
…。
--生前からクライアントから言われた納期を一つも落とさず完了していたが、完成した仕事に粗が見えて居た
生前、彼女は、締切も納期も厳粛に守って居た。こんな逸話がある。彼女が死亡したのち、旦那さんが仕事のスケジュールを確認した所、仕事をキャンセルした痕跡は見つからなかったと言う。
彼女は、人気イラストレーターとしての職務を全うするべく、何処迄も真面目に仕事をこなしていた。その上、同人誌の原稿を落とすと言う事も無かったし、そんな中、沢山グッズも作っていた。正に、同人者、絵師の鑑である。
此処で少し話を変えるが、今思えば、既に、生前当時から、心身の損耗と衰弱が酷くなって居ると言う兆候は既に見えて居た。
----具体的には、彼女の名誉の為にも、書かない事にするが----、ある立ち絵での手の描き方が、何時もの描き方とは違って居たり、人の死を仄めかす弱気の発言が多く呟かれる…………等のそれらが。
そして、彼��は、晩年(…と言う言葉が似合う歳では決して無いが)に「お金が無い」と言って居た。鬱病特有の貧困妄想かもしれないが、彼女は、どれだけ体ボロボロでも、人気イラストレーターであるが故に仕事をしなければならなかった……。
仕事を休みたくても休めない状況が、彼女を死に追いやって行ったのでは無いだろうか?
…尚、一部では「AI画像生成プログラム台頭の所為で仕事と未来が無くなる」と悲観し、此の世を去ったと言う説もあるが、此れも自らの意志で天国に旅立った原因、要素として定かでは無い。
…。
--仕事の重圧に苛まれていた
前述した通り、彼女は真面目にイラストレーターとして働き、沢山のイラストを描いていた。更には、同人誌の執筆制作も同時に並行しており、そして、頻繁に同人誌即売会に出て、売り子としてもサークル活動して居たと言う。
一見充実した人生に見えるが、そんな中でも彼女は、下手に地には落とせない『人気絵師』、『造船絵師』…と言う肩書きの重苦しさに、苛まれ、苦しめられて居たのだろう。
その苦しみと重圧の強さを想像する事は容易い。現に、それは、彼女を死に到らせてしまったのだから。心身共に耐久力が限界で、満身創痍の中……、彼女は、自ら選んで得た覚めることの無い眠りに安らぎを得て。
どうか涅槃で待っていてください。其処には、皮肉屋も攻撃的な人々も敵も害悪も重圧も義務も病気も鬱も苦痛も悲しみも、そのような存在は、一切何も無い、一切皆苦が幻(マーヤ)の様に消滅した涅槃の中で。故に今は安らかに居られるでしょう。十二分に御休みください。
…。
……此うして、色々と、長々と、書きましたが……、最後に……、…御冥福をお祈りします。
…。
以下、補足として、記しておく。
栄養学の界隈辺りでは、ストレス過多、栄養失調や拒食症のような状態では、塩味や塩分の強い食品を好むことがあると言われて居る。
丁度、生前、彼女は、生ハムと塩そのものを偏愛して居た事で有名であった。
多分彼女が生ハムや塩そのものを、此処迄、偏愛していたのは、それが理由では無いだろうか。
…。
草田氏と類似する状況の故人に、漫画家の藤原ここあ氏、酸欠少女さユり氏、神田沙也加氏が居る。彼女達の場合、直接の死因は不明であるが、一部では、何れも自死では無いかと囁かれている。
更には、男性の方では、明確に自死と報じられた方に、しんがぎん氏(厳密には死因は心不全とされる)、佐渡川準氏、青山景氏が居る。
どう言う訳か、二十代後半〜三十代後半のクリエイター業を営む未だうら若き青年と乙女達は、突然死及び急逝し易い、或いは、自らの意志で天に旅立つと言う選択肢を比較的選ぶ傾向にあるようだ。
…。
シン・ヤマトって何だよ。ヤマト家へ養子に入りました〜〜、…みたいな名前しやがって(※定番の種ネタ)。
…。
ルガール氏は龍虎乱舞を完全ラーニング出来るのか真剣に考察したりしてた(※後、ルガには鳳凰脚位なら簡単に習得してくれるイメージがあります ※カイザーウェイブが出来るなら、覇王翔吼拳も出来るのかな?)。
…。
…逆に、ルガールがラーニングしてもあまり有効じゃない技は、草薙流、八神流、神楽流古武術、動物を使うのとか位かな(※我流の人達のスタイル、カインの暗黒真空拳もか?)。
…。
シロカスにしろデラフリにしろガトカスにしろ、自分の所業と正義に酔いしれる為に他者を踏み潰し、踏み躙る、正にザラ派、ソレスタルビーイング、ブルーコスモスと同じ穴の狢、彼奴等はどうしようも無い悪党ですよ(※確信)。
…。
ZZ、木星では貴重な大出力発電機説(※木星では電気を起こすのも一苦労なので高出力のZZに発電させようぜの発想でしかないが)。
此の手の機械は、充電池になるって度々何処でも言われて居る。
…で、時々、ジ・オとかも同じで、充電池やら発電機として利用する為にも作られてんじゃないのかなとは思う(※寧ろ、推進剤無しだったら、寧ろ、其う言う使い方しか出来無い)。
…。
其処迄アージェント・キール仕様を罵る事も無いと思うんすけど。……まぁ良いんじゃ無いですか?銃全盛の時代に開かれた集団武術大会に、弓矢で参戦する人も居るんだし(笑)。
何れだけ弓矢に秀でても(有効射程200〜400m)、銃火器が跋扈してる時代じゃなぁ(※狙撃銃は狙撃する際に600〜1kmの距離を取るなんてザラ)、ゴルゴか赤井さんか其れ以下のスナイパーに狙撃されて終わりだからね(※実際リアルFEの人でギリギリでした)。
…。
WW2兵器オタからしたら、近代化改修であのレベル以上に迄強くなって良いのは、戦車か艦船だけ、生粋のガノタなら、戦艦か輸送機だけと言う風潮、意外とあるからね(※公式がEXA並に雰囲気や世界観ブチ壊しに来て草)。
だが、航空機は其うでは無い。公式はMSを航空機では無く戦車と捉えてる説(※適当)。
…。
例のアージェント・キール仕様、真面目に考えたら、「…実は中に超低性能サイコミュかサイコフレーム仕込んでます!!!(迫真)。」位の展開をやりそうだけど、如何でも良いや(※投げやり)。
…。
…ガトカス(アージェント・キール仕様)、欲しい(※此れでは最早ヒトでは無く刹那)。
…。
ザクII「高々近代化改修で彼処迄、性能良くなれるんなら、デラーズ フリートもネオ ジオンももっと楽出来たで。巫山戯んなや(※面倒臭いガノタ並)。
※…そうだそうだとソロモンの悪夢も閣下もハミャミャーン様(※後、何かマシュマーとか言うの)も言って居ます(※らどん並に)。
…でも、此処のデラフリは機体じゃ無くてガトーを近代化改修しそう(小並感)。
…。
アージェント・キール構文の出典 :https://x.gd/UKgjc
…、
ソロモンの悪夢(アージェント・キール仕様)
57歳。旧式(ほぼ爺い)ではあるが、近代化改修によりその性能はロ⚪︎コンで有名な赤いあれ何とか星(34)に匹敵する。ニュータイプかもしれない(知らんけど)。
ソロモンの悪夢(57)「俺こそがガソダムだ!(※断言)。」
アージェント・キールの人達「あれ?此の人惚けはじめてない?(※震え声)。」
※生き恥ww(※あなべるをおもちゃにするな)。
…。
グレイ・ストーク(アージェント・キール仕様)
旧式ではあるが、近代化改修により
その性能はジュドー・アーシタに匹敵する
アージェント・キールの人達「其れって、唯の若返りでは?(真顔)。」
…。
ジェリド・メサ(アージェント・キール仕様)
30歳。年齢的には旧式では無い。近代化改修(某グレイズの如く機体直結加工)により、その性能はR-9Cのエンジェルパックに匹敵する。尚、当の本人は、「これがそうなんだ。これこそが俺の本来あるべき姿(※本人談)。」らしいので、普通に気に入って居ると思われる(※Zガソダムの没案とグレイズアインの中身君が元ネタです)。
…。
戦後、ガトカス専用高機動ザクII何処やったの?
ワイにくれ。売って大金にしたいから(頭ジュドー)。もし現存してて手に入ったら速攻でオークションで売るわ(※ガソダム売るよ!並)。
でもさ、余程のガトカスファンじゃない限り、頭ジュドーじゃなくても平気でオークション等で皆売るやろ?(※中には、ガトカス本人付きで、連邦へ売りに出そうとする人も居ると思うけど)。
…。
ファンタ……何とかも其うだけど、悪に対する理解がおざなりなのはアメリカらしいなと思う(※実際、ティターンズもブルーコスモスも相当アメリカめいてるし)。
…。
…コズミック・イラに置いて、ブルー コスモスは癌細胞みたいな物(※…では無いかと時々思って居ります)。
…。
※クロスオーバー注意
カクリコン・カクーラー(アージェント・キール仕様)
生体CPU。正直作中的にもパッとしない上に、最序盤で御役御免だし、割かし無能で、旧式ではあるが、『近代化改修』により前頭部はフサフサになり(最重要事項)、更に、その性能はスーパーコーディネーターかアコードに匹敵する(当社比)。
其れ位はしないと印象に残らないとは言えカクリコンが幾ら地味だからって内容盛り過ぎだろ(率直な感想)。
皆様の感想
「アージェント・キールに拾われてるww」
「此れって、只の強化改造では?」
「宇宙世紀かコズミック・イラなのかこれもう分かんねぇな。」
…。
スコープ ドッグ(アージェント・キール仕様)
旧式ではあるが、近代化改修により
その性能はRGM-79 GMに匹敵する
※全うに性能良くなってて……むせる(※むせない)。
…。
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【宮城】仙台「氏ノ木」
【アンタッチャブルの早速行ってみた】伊達さんおすすめ ミシュランガイド選出 絶品アジフライ『氏ノ木』#サンドウィッチマン 仙台おもてなしツアー 2024/9/3放送 宮城県仙台市青葉区一番町1-6-19 壱番館ビル 1F #アンタッチャブルの早速行ってみた #アンタッチャブル 詳しく見る↓
青葉通一番町駅「氏ノ木」 食べログでcheck! 地元の人々から愛され続ける日本料理店 創業以来、変わらぬ味と伝統を守り続けている。 地元宮城の新鮮な魚介や旬の野菜をふんだんに使用し、一つ一つ丁寧に調理されている。 特に、季節の懐石料理は必食。四季折々の食材を使った美しい盛り付けは、目でも舌でも楽しませてくれる。 究極のアジフライ1,078円 住所 宮城県仙台市青葉区一番町1-6-19 壱番館ビル 1F TEL 022-397-7224 行く前に!見どころ&口コミをチェック 酒肴ノ食卓 氏ノ木(仙台駅西口・一番町/居酒屋) – Retty [居酒屋好き人気店☆☆]こちらは『酒肴ノ食卓…
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「虚無への供物」中井英夫 0061
序章
6鱗光の館
国電の目白駅から大通りを千歳橋(ちとせばし)方角に向うと、右側には学習院、その裏手は、池袋駅を頂点に、逆三角形の広い斜面を形づくっているとあある。
今もその地形は残っているようです。 ただ、橋名板にも千登世橋となっています。 千歳橋は、通称名とかなんでしょうか?
学習院や川村女学院、目白署なんかは、名残がありますね。
戦災を免れたので、まるで迷路のように入り組んでいて、丈高い煉瓦塀が隠し、繁り合った樹木が蔽うという具合だとなっています。 外から見えないというのもこれも、伏線ですかね。
豊島区目白二丁目千六百**番地の氷沼家は、その迷路の中心に当たる部分に建てられているみたいです。 迷路という割には、番地なんですね。
これって、調べたら、もしかして、特定できたりして。 楽しいですね。
蒼司が昭和四年生まれだということがわかります。 亜利夫が、ひとつ上だから昭和三年生まれだということですね。
目白の氷沼家のことが書かれていますが、平凡さをやたら強調している気がします。 広さも、五百坪だといってます。
五百坪だと、東京ドームの30分の1です。 サッカー場だと4分の1くらい、 テニスコートだと6面くらいになります。
相当広いですね。
庭に、楢(なら)、ブナ、櫟(くぬぎ)が植えられ、昼間でも陰気に薄暗いとありますが、 いずれの木も落葉樹だから、この話の時期は、枯れ枝めいた雰囲気であったのではないでしょうか。 多少枯れた感じはしますが、 昼間でも陰気に薄暗いとは、多少ずれている感じがします。
さて、そんな屋敷にバア「アラビク」の翌日、夜に訪ねた亜利夫。 目白の氷沼家の門をようやく探し当てた亜利夫とありますから、やっぱり相当大きな屋敷なんですね。
亜利夫のことが少し書かれています。
日本橋本石町の貿易商社に勤めて、朝夕のラッシュ・アワーにもめげずスポーツ新聞を耽読し昼休みはチョッキの胸をはだけて室町界隈を回遊するサラリーマン生活。
日本橋本石町で検索すると、日本銀行が出てきますね。 日本橋一帯の町々は、東京の商業地の中心だったので、何とか持ちこたえ、戦後につながって見事に復興出来たのでしょう。 それを表すかのように、亜利夫は、日本橋の貿易商社に勤めていることになっています。
その当時も、ラッシュ・アワーはすごかったのでしょう。 それにもめげず、読んだスポーツ新聞。
日刊スポーツやスポーツニッポンが発行されています。 スポーツ報知も発行されているみたいですが、いわゆるスポーツ新聞のようにはなっていないようです。
亜利夫の心配も杞憂で、蒼司は請じ入れます。
蒼司が着ている肌に染みるほどな薩摩絣、今は、高級品ですが、当時はどうっだったのでしょう? 調べてみると、庶民の着物だったと書かれていますね。 比較的、手に入れやすかったのかもしれません。 それを生きに着こなしている蒼司ということなんでしょう。 薩摩絣には、紺地のものと白地のもがるようです。 清潔な白いシャツが覗いていると表現されているので、多分、紺薩摩でしょうね。
まるで、それが明治の書生めいたているという表現も、それに合致するようです。
澄んだ湖を思わせる奥深い瞳の印象も6年前とほとんど変わらない。
亜利夫が25歳、蒼司が24歳だと思うのですが、6年前の高校生の頃と比較しているのでしょうか? 唐突に6年前と出てきている気がしますね。
蒼司が洞爺丸の後落ち込んでいたが、最近では、雪花石膏(アラバスター)の中に灯を点すようだと表現されています。 よく知りませんでしたが、 現代では、アラバスターはパワーストーンと知られているようです。 当時は、勿論いまもですが、ランプとして、しかもかなり高価なランプとして、使われているようです。
その蒼司は、大学院の工学部応用物理科数理工学コースでフローセオリーの矛盾を追求していた。 困りました。 さっぱりわかりません。 まあ、大学院は東大のことでしょうね。 他にもあったかもしれませんが。
「フロー理論」は、「個人が完全に今行っている事に夢中になり、自己意識がない中でも自分をコントロールできている感覚がある状態」と定義されています。
の矛盾を追求してたんです。 うんそうに違いありません。
今までの話を裏付けるように、 戦争中の通年動員という中学時代、 戦後の旧制高校時代、 食糧事情の悪化から休校。 亜利夫は蒼司を見るとはなしにみていたことになります。
感傷が先にたった第一日目の氷沼家の探訪は 亜利夫も反省することになるほど生ぬるい事になります。 とはいえ、元々何をしたらいいかわからずに氷沼家に言ってるわけですから、当然かもしれません。
さて、 久生は、翌日の日曜、1954年12月12日に西荻窪(にしおぎくぼ)の南口に近い壁画荘(へきがそう)に亜利夫を呼び出します。 まだ、起こるともしれない殺人事件に大きなのぞみをかけているようですね。
電話で呼び出したとありますが、家に1台の時代ではないでしょうから、 本当に呼び出したのでしょう。 それとも、電話を引いていたのか?これも、伏線になるかも。
亜利夫は、月の話から入りますね。 しかも、屋根が蛇の鱗みたいに青くかがやいて、まるで墓場へでもいったみたい。 古い住宅街で氷沼家は、没落華族の旧家のように苔むした塀をめぐらして、云々。
いくら報告することがないからといって、流石にこれは、関係ない話だと思いますね。
セミダブルのディヴァンにもたれこみ、天井にタバコの煙をあげながら薄目になって聞いていた久生が、 「つまり高い塀があるってことでしょう」と、ホームズの口真似で一蹴します。 もう少しいたわってもいいような。
ディヴァンはソファの一種で、もともとは背もたれやひじ掛けがないもので、少し高くなった床に置かれたマットレスだそうです。 多分、ベッドの変わりにもなるのでしょう。
亜利夫の話は、まだ続きます。 門の脇に電話の番号札が光っていたので、氷沼家とわかったとありますが、 電話番号が家の外に堂々と掲げたあったのなんて、今からは想像つきません。 まあ、たしかに、田舎に行くと、玄関の上なんかに、誰が住んでるとか電話番号なんかが書いてあるのを見かけたことはありますけど。
ここで、久生が、クズみたいな話をしててもしょうがないと、 亜利夫の話を遮って、亜利夫に説教します。
「ワトソン役(亜利夫のことですね)に覚えておいてもらいたい。 殺人事件で、最初に蛇神の呪いなんてことが出てきたらそれは必ず��対にどこか身近なところに犯人がいて合理的な方法の殺人を企んでいる証拠だと」
って、これをいうかって感じです。 これが推理小説なら、まさにそんな感じになるのですから。 それを頭から否定されたら、これから一体何を読まされるのでしょうか?
しかも、亜利夫はちょっとかわいそうですね。 苦笑いしながら 「まだワトソン役を引き受けるとはいってない。 事件が起きてないのに探偵だけがしゃしゃり出るのはおかしい。」 と、精一杯の反発です。
それに久生が 「殺人を期待しているわけじゃない。 20年も前のモードなら、犯人が好きなだけ殺人をして、やおら神の如き名推理を働かす。」 と、言ってます。
この話は、昭和29年の話ですから、 指摘された小説は、昭和初期の小説でしょう。 小栗虫太郎(おぐり・むしたろう) 大下宇陀児(おおした・うだる) 久生十蘭(ひさお・じゅうらん) あたりを思いつきますけど、 個人的には、横溝正史あたりが一番しっくりきます。 ただ、横溝正史はやっぱ戦後の作家なんですよね。
実際に書かれたのが、昭和40年以降だとすると考えると、案外、しっくりくるかもしれません。
「私のような良心的な探偵はとても殺人まで待ってられない。 事件のおこる前に殺人が行われたはずだと、未来の犯人と被害者その方法と動機までくわしく指摘する」
と、久生は言い放ちます。 だから、ワトスン役の亜利夫の話が大事なのだと。
まあ、たしかに犯罪が起きなければそれに越したことはありませんが、それなら、この小説は成り立つの? まあ、全く逆なんだろうということは薄々わかりますけどね。
ちなみに “白の女王”というのが出てきますが、 ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の白の女王がすぐに見つかります。
「他人を喜ばせる人生など送らなくていい。云々」
犯人が罪を侵せば、探偵の久生を楽しませることになるとでもいうことでしょうか? 久生の謎解きが始まるんでしょうね。
つづく
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