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感情とは、「私とは何者なのか」を教えてくれるものであり、「私とは何者なのか」という問に対する答は、感情として与えられます。(清水真木『感情とは何か』)
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名のある人びとの記憶を讃えるよりも、名もなき者たちの記憶を讃えるほうがむずかしい。歴史の構築は名もなき者たちの記憶へと捧げられる。(ヴァルター・ベンヤミン)
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だが、それにしても。そんなにたくさんものを知ってどうするというのか。あれも知ってるこれも知ってると言うだけの知識人など本当にわれわれに必要か。あるいは、それって要はこういうことだよねそんなの結局こういうことでしかないよねと現状を追認するだけの知など。「死すべき者に歓びは多く、知るべきことは少ない」(ヘルダーリン)。知を貨幣のように蓄財する者どもの言うことにもはや耳を貸すべきではない。知を投資し、運用し、これで老後は安心だ、というわけだ。馬鹿馬鹿しい。彼ら彼女らは結局おのれの権力欲を満たすために知を蒐集しているに過ぎない。要するに知と権力を同一視し幼児的万能感に酔いしれているだけで、単に凡庸なのだ。知と貨幣と権力のトリニティ。知の専制君主たち。その鎖から解き放たれたいのなら、簡単だ、こう断ずる勇気をもてばいい。「そんなことは知ったことではない!」(ニーチェ)。
続けよう。
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速く走りたければ毎日速く走れ。(エピクテトス)
そうなりたいのであれば現にそうであるしかない。なんであれこの他に道はない。楽をしようとする者は結局楽などできはしないという当然の結論に至らざるを得ない。さもなくば発狂するかだ。
続けよう。
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「したらよいと思うことはたくさんある。でも、なにもしないでも、それでもよいな」と思うところまで一緒に歩いていきましょう。(中井久夫)
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スキゾ気質者や統合失調症を経過した人の味わいうる生の喜びの一つは「余裕感の中で憩う」ことであって、その味わいの深さは、あるいは他の気質の人の知りえない種類のものであるかも知れない。(中井久夫)
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成熟とは、「自分がおおぜいのなかの1人(ワン・オヴ・ゼム)であり、同時にかけがえのない唯一の自己(ユニーク・アイ)である」という矛盾の上に、それ以上詮索せずに乗っかっておれることである。(中井久夫)
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