#霊魂の足
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bearbench-3bun4 · 3 months ago
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霊魂の足: 加賀美捜査一課長全短篇 角田喜久雄
「怪奇を抱く壁」 02
五日目。
加賀美の所へ井手隆一郎から18923円の小包が届き、新聞にはまた、例の尋ね人広告がのっています。 加賀美は、この新聞広告から井出洋子という人物を探すよりも、ハンドバッグの捜査に重点をおいている印象をえます。
七日目。
朝刊に井手が掲載したと思われる、 “午後七時、上野池の端ミカドにて、ハンドバッグの件で合う” という広告文がっています。
また、いろいろなことが分かってきます。 ・井出洋子は井手隆一郎の妻であろう事。 ・井手隆一郎は、茨城の資産家。 ・結婚と同時に、東京上野池の端に出てきたらしい。 ・井手隆一郎は厭人癖(厭人とは、人との交わりを嫌うこと)がある。 ・井出洋子は、空襲のあった日から行方が分かっていない。 ・井手隆一郎は昭和二十年、応召して中支にいっていた。なお、第二次世界大戦頃まで日本国内では現在の中国の華中を中支といっていた。 ・井手隆一郎は、中支派遣A部隊にいて、今年の始め復員した。 ・また、田所軍治も昭和十七年より中支派遣A部隊にいて、昭和二十年から小倉五五部隊に転勤。 ・軍需物資横領事件に関係あるとして、���下身辺探査中である。
これで、田所と隆一郎が同じ中支派遣A部隊に所属し、そこでの知り合いだったことがわかります。 また、田所は横領事件に関係しているとなると、例の60万円を届け出なかったのも何となくわかります。
さて、場面変わって、喫茶「ミカド」です。 午後6時30分。 加賀美は、隠れるように、衝立のボックス席に付きます。
午後6時50分。 田所と隆一郎が入ってきて、隠れるように座っている加賀美の近くにすわります。 隆一郎は、左胸に真っ赤な薔薇をさしています。
田所と隆一郎の会話が聞こえてきます。 隆一郎は、“ハンドバッグ”さえ手に入れば、十万円だって安い”といっています。 田所は、いくらか融通してもらえないかといっています。 六十万円や一万八千余円、盗まれてしまって、全財産をなくしてしまったと。 ちょっとした事情があって警察にだって訴えられない。 そんなときに、君が出しているた新聞の広告を見たのだと。 隆一郎は、“ハンドバッグ”が手に入れば、融通できるといいます。
理由までは分かりませんが、 これで、隆一郎が田所を追い込んだことはわかりました。
午後7時。
店にお客が入ってきますが、紅薔薇の男に声をかけるものはいません。 加賀美は、それらの様子を注意深く見ています。
午後7時30分。
やはり、紅薔薇の男に声をかけるものはいません。
そうしてやっと、 隆一郎が田所に、ハンドバッグを欲しがるのかを説明しだします。
それは、 隆一郎が戦争直前に日本に悪性インフレの来ることを予想して、五百万円の全財産を宝石類にかえました。 それは、私と家内二人丈しか知らん秘密でした。
戦況悪化に私は、遠い地方の銀行に依託保管するよう家内に連絡しました。 そして、総て手続きがすんだと家内から手紙がきたのです。
ところが、 その後、帰ってみれば家はやけ家内の行方が知れんという有様です。 さて、一体、家内はどこのどの銀行へ依頼保管したのでしょうか。 そこで、思い当たったのは、その銀行の保管依託証が家内のハンドバッグに入っているのではないかと。 なにしろ、家内が何時でも貴重品を入れ片時も手離さなかったものですから。 ただ、そのハンドバッグには、内かくしが作ってあって一寸見ただけではわからないようになっているのです。
田所はそれで納得したのか、宝石が入ってからでもいいので融通してくれと言っています。
8時。
やはり、紅薔薇の男に声をかけるものはいません。
まだ、待ってみるという隆一郎をのこして、 田所は、業を煮やしたのか出ていってしまいます。
と、ここで、隆一郎はとんでもない行動に出ます。 なんと、加賀美のいるテーブルへやってきたのです。
二人は黙って対峙します。 加賀美のたえがたい威圧に、隆一郎は目線が下に落ちます。 加賀美は、 例の���っぱちな広告は、田所を呼ぶためなのか、それとも僕を引張りだすためななのかと、問い詰めます。 それに隆一郎は両方だと答えます。
そこで、隆一郎は加賀美がある程度のことを理解していると判断して、 加賀美に総てを打ち明けるようです。
二人は、店を出ると、目的地へ向かって歩いていきます。 道々、隆一郎は事情を打ち明けます。
まず、田所を文無しにする。 広告をだして、文無しになった田所を食いつかせる。 唯一ハンドバッグの行方を知っているの田所に、ハンドバッグの場所へ行かせる。
ここまで話すと、二人は目的の場所に着きます。 そこは、荒廃した屋敷のあとで、残骸の向こうにまだ一画建物の名残が黒い影を作っています。 そこに、すでに誰かいて、残骸に向かって何かをしています。
で、話の続きです。 隆一郎は、軍隊で世話になった田所に妻のことも打ち明けていました。 田所が昨年内地へ転任になった時には、家内への手紙を託し、助力をと願っています。 その後、隆一郎が内地へ復員し、我が家が戦災にかかり同時に妻の行方が知れなくなっている事を知ります。
その焼け跡で崩れ残っている箇所を偶然見つけ、扉であるべき場所がコンクリートに変わっていいるのに気が付きます。 隆一郎は、コンクリートを崩してにると、もとの扉が現われ中に入ってみると、既に白骨と化し、首に縄が幾重にも巻き付いた死体があったのです。 着ていた衣服から妻だと思われまれます。
誰が殺したのかは、持っていたハンドバッグの中からでてきた戦地に送る私宛の書面でわかります。 その手紙の中で思いもよらぬ恐ろしい田所大尉の所行を訴えているのです。
そして、田所が小倉詰めとなって東京を去らねばならない日に犯行が行われたのです。 唯一生き残ってた女中の一人を探し当てその口から、その日、田所が慌てて玄関から出てくる所へ行きあたり、 いよいよ明日小倉へ行くので、お別れに来たが奥さんはお留守のようだから帰ったらよろしくつたえてくれと。
このまま警察に訴え出ても証拠が不充分です。 そこまで分かった私は一体どうすればよかったのでしょう。
明確なる、絶対、言い開きのならぬ証拠をつきとめて、彼を正しい法の裁きの座にすえてやることです。 彼を絞首台に送ってやることです。 私は殆ど狂人になりました。
後は、加賀美さんのお考えになって居るとおりです。
隆一郎が指し示すさきに、月明かりの下でコンクリートの壁の崩れ落ちるのが見えます。 そして、黒い人影が、扉をあけその奥へ消えました。 それを追いかけるように、井手と加賀美が入ってみると、 その人物は、大島飛白の防空服をつけた白骨の手からハンドバッグをも��っとっている田所だったのです。 大島飛白の防空服を着たとありますが、大島飛白は、奄美大島で作られていた紬のことで実際その当時は、国民服として使われていたのでしょう。
隆一郎が、“絞首台”へ送れと騒ぎ立てていますが、 明治から、日本では、死刑は絞首刑だと知っていたことになります。 で、大団円となります。
田所の犯行は、小倉に転勤した昭和20年1月と思われます。 空襲のあった頃でしょうから、焼け跡とになるのはわかります。 その翌年の3月に犯罪が発覚することになりますから、1年以上もそのままだったんですね。 戦後の混乱期がどんな状態だったのかが何となくわかります。
田所の犯罪を暴くためには証拠がない。 そこで、隆一郎は罠を仕掛けて田所を追い詰める。 加賀美を証人に仕立て上げるという感じでしょうか?
勘ぐれば、 加賀美の“待ち人着たらず”ももしかすると、隆一郎の策略かもしれませんね。 田所を文無しにしたところはいいともしても、 田所に新聞を読ませる、特に広告を見せる必要が有るのですが、そのあたりは書かれていません。
まあ、どっかで呼んだことも有るような話でしたけど、
短編ですし、省かれている部分も多いのですが、かえってそれが、スピード感を与えていて面白かったです。
おわり。
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yoga-onion · 1 year ago
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Legends and myths about trees
Celtic beliefs in trees (22)
G for Gort (Ivy) - September 30th - October 27th
“Spirit of the time when night is approaching – The Celtic Tree Calendar (Ref), Eleventh Month”
Star: moon: gemstone: opal,; gender: female; patron god: Ariadne, Artemis, Aranrod, Persiphae, Dionysos, Bacchus, Osiris; symbols: spirit, quest for enlightenment, warning, consequence + restraint, release + integration
The European Ivy (hedera helix, common ivy, or English ivy) is a evergreen tree, generally regarded as a 'entwining plant', and can be seen crawling up trees and brick walls, as well as on the ground in woodland. Ivy stems attach to the host tree by entangling with each other, with adhesive buds are attached to their roots. They creep up to a maximum height of nearly 30 m (about 9 ft). It grows ivy, like vines, but neither ivy nor vines are parasitic plants and nutrients are absorbed not from the host, but from roots that reach the ground and extend into the ground. The host merely provides 'support'.
People have long believed that Ivy has latent magical powers, which are closely related to the grapevine. The grape is the tree of Orisis (the Egyptian god of magic), Dionysus and Bacchus (the Roman god of wine), and their festivals all take place in October, the month of Ivy. Around the same time, the priestesses of Bacchus celebrated the festival of Bacchus, and the women, who drank a drink made from ivy, fly agaric or silver-dragon flower (monotropastrum humile), were so drunk with joy that they tore apart and dismembered anyone who stood in their way, be they men, children or animals. There are two festivals in honour of Dionysos: the Antesterion (Flower Riot) in spring and the Mysterion (Poison Mushroom Riot) in autumn.
The entwining habits of Ivy represent the cyclic motions of the stars and planets and their influence on our lives and activities. The spiralling orbit of the moon is a prime example. Ivy has the power to bind, but it also gives birth to a deep darkness, showing us that life is with death. It represents the wandering soul in search of enlightenment and cautions us not to let the trap of desire save our feet.
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木にまつわる伝説・神話
ケルト人の樹木の信仰 (22)
GはGort (キヅタ) - 9月30日~10月27日 
『夜が迫る頃の精霊 〜 ケルトの木の暦(参照)、11番目の月』
星: 月: 宝石: オパール; 性: 女性; 守護神: アリアドネ、アルテミス、アランロド、パーシファエ、ディオニソス、バッカス、オシリス; シンボル: 精霊、悟りの探求、警告、結果+抑制、解放+統合
常緑樹のアイビー (セイヨウヅタ)は、一般的に「よじ登る植物」と見なされており、樹木やレンガの壁、森林の地面に這い上がっているのを見ることができる。アイビーの茎は互いに絡まり合いながら宿主の木に取りつくが、その根には粘着力のある吸盤のような付着根がついている。最長30m (約9ft) 近い高さにまで這い上がる。ツタを伸ばすのはブドウと同じだが、アイビーもブドウも寄生植物ではなく、養分を宿主から吸収することはなく、養分は宿主ではなく、地面に達して根を伸ばし、そこから吸収する。宿主はただ「支え」としているに過ぎない。
ヴィクトリア朝の英国ではアイビーは大変な人気を呼び、終いには装飾用に室内にまで這わせることもあり、アイビーは18世紀の英国で高まりを見せた「ゴシック・リバイバル様式」の古典的な植物だった。こうしてアイビーは今日、園芸の植物として不動の地位を築いている。
古くから、アイビーには潜在的な魔力があると信じられてきたが、それはブドウの木と密接な関係がある。ブドウはオリシス (エジプトの魔術の神)、ディオニソス、バッカス (ローマ神話の酒の神)���木であり、彼らの祭りはすべてアイビーの月である10月に行われる。同じ頃にはバッカスの巫女たちがバッカス祭を祝い、アイビーやベニテングダケやギンリョウソウから作られた飲み物を飲んだ女性たちが、歓喜に酔いしれて、行くてをはばむ者は男だろうが、子供だろうが、獣だろうが、引き裂いてバラバラにしたという。ディオニソスを称える祭は、春のアンテステリオン (花の暴動)と、秋のミュステリオン (毒キノコの暴動)の2つがある。
アイビーの絡みつく習性は、星や惑星の周期的な運動と、それらが私たちの生活や活動に及ぼす影響を表している。螺旋を描く月の軌道はその典型である。アイビーは束縛する力を持つが、同時に深い闇を生み、生が死と共にあることを示している。悟りを求めてさまよう魂を表し、欲望の罠に足をすくわれないようにと戒める。
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somacruising · 9 months ago
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Tales of the Rays: Mirrage Prison
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Chapter 6: The Atoning Hero and Remorseful Chosen (Part 3)
(Part 1+2) | (Part 4)
Welcome back to the next part of Tales of the Rays! Here, we get a flashback with Kratos and Mithos back on their original world, as well as the members of the Salvation Front hunting down and finding Mithos.
Part 3 (6-3 Lotus Imperial Villa)
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Mithos: Oh, that’s good. I'm happy to hear that my sister's sickness is on the mend. …Without her, I’d really be all alone. 良かった。姉さまのオゼット風邪が快復に向かってて。……姉さまがいなくなったらボク、本当にひとりぼっちになっちゃうから。
Kratos: …You won’t be alone. I’m here, and so is Yuan. ……お前は一人ではない。私もユアンもいる。
Mithos: I don’t care about Yuan… Kratos, you’re…a unique human. But, you’re still a human and that means you’ll die long before me, you know? ユアンは別にどうでもいいけど……。クラトスは……人間じゃない。人間はボクよりずっと早く死んじゃうんだよ?
Kratos: I know. I’m undoubtedly going to die earlier than you. But…I’ll be sure to leave my soul to you when I die. そうだな。確かに私はお前よりは早く死ぬだろう。だが……私が死んでも私の魂はお前に託すつもりだ。
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Mithos: Your soul? What, does that mean you’re planning to become a ghost so you can stay with me? 魂?あさは、それって、クラトスが幽霊になってボクのそばにいてくれるってこと?
Kratos: No, that’s not what I mean. I would if it were possible, but I have no idea what happens after death. いや、そうではない。できるものならそうしてやりたいが死後のことなど私にはわからぬ。
Kratos: But, maybe I can give you some guidance on how to live… No, saying it outloud is too cliché. I’ll stop. だが、どう生きるのかという指針を……。いや、言葉にすると陳腐だな。やめておこう。
Mithos: …No, I understand. You’re saying that your way of living will remain inside my heart. ……ううん。わかったよ。ボクの心にクラトスの生き方が残るってことだよね。
Mithos: That’s how you’re going to guide me, right? In that case, I’ll feel a little less lonely. そんな風にボクを導いてくれるってことでしょ?そうしたらボクも少しは寂しくなくなるね。
Kratos: I don’t know if I can actually lead you that way… そのように導けるのかはわからぬが……。
Mithos: Fufu, I’m looking forward to it, Kratos-sensei! ふふ、期待してます。クラトス先生!
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Kratos: (In the end, I wasn’t able to guide Mithos. But, in this world, I—) (結局私はミトスを導けなかった。だが、せめてこの世界では——)
     [ Scene Change ]
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Zelos: Hey, Kratos! I finally found you! Why were you flying all the way over here? We've been looking for you for hours. おい、クラトス!やっと見つけたぞ!なんでこんなところを飛んでたんだよ。捜すの大変だったんだぞ。
Sync: I’m relieved you’ve found your long-lost daddy, Idiot Chosen. 迷子のパパを見つけられて良かったねバカ神子。
Kratos: …I don’t recall becoming the Chosen’s father. ……私は神子の父親になった記憶はないが。
Zelos: Funny, that. I’ve become a son, too. We can talk about our horrible memories later. Tell us what you’re doing out here. 奇遇だな。俺さまも息子になった。おぞましい記憶はねーよ。で、何してんだよ。
Kratos: I apologize. I don’t have time for this. There’s somewhere I need to go. すまない。少し時間をくれ。行かねばならないところがあるのだ。
     [ Scene Change ]
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Mithos: Get out of my way!! そこをどけ!!
Caius: Mithos! What the hell is going on!? This isn’t like you! ミトス!どうしちまったんだよ!いつものお前らしくないぞ!
Mithos: “Isn’t like me”? What the hell do you know about me!? いつものボク?お前にボクの何がわかるって言うんだ!
Shing: …Tsch. Caius, you have to get away, at least. My legs…I can’t… ……くっ。カイウス、お前だけでも逃げる。オレは……足が……。
Caius: I won’t leave you! 逃げられる訳ないだろ!
Caius: Hey, Mithos, you and Mercuria were the first people in this world to accept that I was a Leimon… a Lycanth, right!? なあ、ミトス。この世界でオレのレイモーン……獣人の姿を認めてくれたのはお前とメルクリアが最初だっただろ!?
Caius: That’s enough for me! I may not know anything else, but you’re a good person! それで十分だ!他のことなんか知らないけどお前はいい奴だ!
Mithos: I’m not childish enough to be calmed by being called a good person. Move aside or I’ll kill you!! いい奴だって言われて喜ぶほど子供じゃない。どかないなら殺す!!
     [ Mithos starts to approach them, when Kratos appears ]
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Kratos: Stop it, Mithos! やめろ、ミトス!
Caius: Huh…? え……?
Mithos: !?
Kratos: You’re sword lacks meaning. それは無意味な剣だ。
Mithos: —You…how dare you show your face to me. You filthy, traitorous human!! ——よくも……よくもボクの前に顔を出せたな。裏切り者の薄汚い人間!!
Kratos: That’s right. But, no matter how much you hate me, I will not sit by and allow you to continue swinging that sword so foolishly. その通りだ。だが、どれだけ恨まれ憎まれても、これ以上お前にこのような愚かな剣を振るわせるつもりはない。
Mithos: Don’t you dare start acting like my teacher! I let you off the hook once, but now you’re betraying me twice! 今更、偉そうに師匠ヅラするな!一度は見逃してあげたのに二回もボクを裏切って!
Kratos: I’ve decided to start over. I cannot change what I did in our old world. それでも私はやり直すと決めた。それはこの異世界でも変わらぬ。
Kratos: I should have never decided to fall with you just to get you what you wanted, nor should I have betrayed you and hunted you down. 私がやるべきだったのは、お前の望みを叶えるために共に墜ちることでもお前を裏切り追い詰めることでもなかった。
Kratos: I neglected any real attempt to save you from your suffering. お前を苦しみから救う努力をすることを私は怠っていた。
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Mithos: ………。
Kratos: I’ve wished many times that I could turn back the clock. But that’s impossible. And here, you and I are nothing but reflections. 時を巻き戻せるならと何度も思った。しかしそれはできぬ。そしてここでは私もお前も単なる影にすぎぬ。
Kratos: Still—no, that’s exactly why I want to take this chance to right my wrongs. それでも——いや、だからこそ過ちを正す機会をくれ。
Mithos: …I’m not doing anything wrong. Those who hurt others should be prepared to face consequences. ……ボクは、間違ってなんていない。他人に害を与えた者は、その報いを受ける覚悟をするべきだ。
Mithos: You should know that, Kratos. You’ve already gotten revenge. You killed Kvar—you and Lloyd. クラトスもわかってる筈だよ。自分だって仇を討った。ク���ァルを殺したんだから。ロイドと一緒に。
Kratos: I did. I couldn’t control my desire for revenge when faced with the one who killed my wife. All I got out of it was a momentary sense of elation and accomplishment. そうだな。私は妻を殺された復讐心を抑えられなかった。その結果、私に生まれたのは一瞬の高揚感と達成感だった。
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Kratos: But it didn’t last long. All those feelings vanished and all I had left was an empty void. No matter what I do, Anna…will never come back. しかしそれはすぐに消える。消えた後に。残るのはむなしさだ。どれだけ手を尽くしてもアンナは……妻は戻らぬ。
Mithos: …So what? Are you trying to say something nice about how revenge is pointless? ……それで?復讐は何も生まないなんて綺麗事を言うの?
Kratos: I am. I can’t deny revenge itself, not after I fulfilled my own desires the way I did. そうだな。自らの欲望を果たした私には復讐そのものを否定することはできない。
Kratos: But, Mithos, even if revenge was the right option, the ones you want to take revenge on all died long ago. だが、ミトス。もし復讐が許されるとしてもお前がその気持ちを向けるべき者はすでに死んだ。
Kratos: You’re using your desire to save Martel as an excuse to hold onto your hatred. I recognize that now.  お前は憎しみという感情を、マーテルを救うための免罪符にしてしまった。私もそれを認めてしまった。
Kratos: That’s all I wanted to say. I was wrong. すまなかった。私が間違っていた。
Kratos: ………。
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Sync & Zelos: ………。
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Mithos: …That’s enough. I’m not interested in talking about this anymore. Kratos, heal Shing. You can do that much, at least. ……もういい。気がそがれた。クラトス、シングを回復して。それぐらいはやってくれるでしょう。
Mithos: Also, Zelos, you fly that masked guy over there. I’ll take Caius and Kratos can carry Shing. あとゼロス、そこの仮面の奴をつれて飛んで。ボクはカイウスをクラトスはシングをつれて飛ぶ。
Mithos: There's a hill a little further down the road that the Imperials rarely go to, so we'll go there. 少し先に、帝国の連中が滅多に来ない丘があるからそこへ行く。
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Sync: Heh… What a surprise. I noticed an Imperial messenger came sniffing around during that lovers’ quarrel of yours. へぇ……。案外やるね。アンタたちの痴話喧嘩の間に、帝国の伝令兵がここへ来てたこと、気づいてたんだ。
Caius & Shing: !?
Zelos: Well, it wasn’t like he was particularly good at hiding himself. まあ、気配を消すのが下手くそな兵士だったしな。
Kratos: Which unit was he from? あれはどこの部隊の兵士なのだ?
Mithos: It was Richter, judging from the armband. While he might have missed me, it’s still more trouble than it’s worth. I’m not staying. 腕章からしてリヒターだ。見逃してくれそうな気もするけど色々面倒だからね。逃げるよ。
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Caius: Hey, did you notice any soldiers here? なぁ、兵士なんてきてたか?
Shing: No, I didn’t notice anything at all, there were too many confusing things happening… いや、突然訳のわからない喧嘩が始まったから、全然気づかなかったよ……。
(Part 1+2) | (Part 4)
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m12gatsu · 4 months ago
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私は何を書こうとしていたのだろう? 然り、然り。私は深刻はいやだ、と言いはっていたのだ。けれども私は理論的に言う術を知らないので、なんとなく、駄弁によって、ごまかしてしまう魂胆であったらしい。だが、だめだ。読者よりも、かく云う私自身をごまかすことが出来ないのだもの。けれども、私自身が、深刻な存在でないことだけは事実なのだ。
 私は屋根裏だの居候だの夜逃げだの、時にはたしかに息つまる思いで、それはそうさ、借金のサイソクには虎をかぶっても心臓は心細いだろう。私は然し、ナンセンス以外の何物でもなかった。私はうぬぼれをもっていた。自分の才能に自信をもっていた。今の世に受け入れられなくとも、歴史の中で生きるのだと言っていた。それは、みんな嘘である。ほんとは、そんなことは信じてはいないのだ。けれども、そういう風に言ってみないと、生きているイワレがないみたいだから、そんな風に言ってみるので、私は屋根裏で小説を書くとき、人によまれて、オモチャになればよいとすらも、考えていなかった。私はいつも退屈だった。砂をかむように、虚しいばかり。いったい俺は何者だろう。なんのために生きているのだろう、そういう自問は、もう問いの言葉ではない。自問自体が私の本性で、私の骨で、それが、私��いう人間だった。
 私は今も、突き放しているのだ。いつも突き放している。どうにでも、なるがいゝ。私は知らない、と。
 アンリ・ベイル先生! 五十年後に理解せられ、読まれるであろう、と。御冗談を。そんな言葉を、あなた自身、信じているものか。読まれるとは何事ですか。死んで、五十年後に読まれて、何だろう、それは。ファントム。それは幽霊だ。
 人生は短し、芸術は長し、それは勝手だ。然し、すくなくとも、芸術家自体にとっては、芸術の長さと人生の長さが同じことは当りまえではないか。人生だけだ。芸術は、生きることのシノニムだ。私が死ねば、私は終る。私の芸術が残ったって、そんなことは、私は知らぬ。第一、気持が悪いよ。私が死んでも、私の名前が残ったり、伝記を書かれて、こき下されたり、ほめられたり、でも、マア、私のために、もし何人かゞ、原稿料の種になって女房を養ったり、酒をのんだりするのだとすると、あゝ、その何割かを生きている私がせしめてやれぬのが残念。私は私の芸術が残るだの、死後に読まれるだのと、そんな期待は持っていない。
 私は突き放している。どうにでもなれ、と。私は行う。私は言い訳はしない。行うところが、私なのだ。私は私を知らないから、私は行う。そして、あゝ、そうか、そういう私であったか、と。
 私は書く、あゝ、そういう私であったか、と。然し、私は私を発見するために書いているのではない。私は編輯者が喜ぶような面白い小説を書いてやろう、と思うときもある。何でも、いゝや、たゞ、書いてやれ、当ってくだけろ、というときもある。そのとき、そのとき、でたらめ、色々のことを考える。然し、考えることゝ、書くことゝは違う。書くことは、それ自体が生活だ。アンリ・ベイル先生は「読み、書き、愛せり」とあるが、私は「書き、愛せり」読むのも、考えるのも、書くことの周囲だ。うっかりすると、愛せり、というのも、当に���らない。私はそんなに愛したろうか、確信的に。私が、ともかく、ひたむきに、やったことは、書いたことだけだろう。
 私は然し、みんな、書きすてゝきた。ほんとに書きすてた、のだ。けれども、ともかく、書いたとき、書くことが生活であった。このことは疑えない。
 女に惚れたとき、酒をのむとき、私は舌をだすことも出来た。横をむくこともできた。私は金が欲しくて小説を書いた。私には分らない。私は断定することができないけれども、私自身は影のように、つかまえるところもなく、私の恋も、のんだくれの夜も、私は私の影のような気がする。
「書けり」というのが、たった一つ生活であったような気がするのは、それが決して快楽ではなく、むしろ苦痛であるに拘らず、そのために、他を犠牲にして、悔いないからであろうか。そういう、差引、損得勘定ではないだろう。
 やっぱり書くことが面白く、そしてそれが快楽であるのかも分らない。然し、快楽というものは不安なものだが、そして常に人を裏切るものであるが、(なぜなら快楽ほど人に空想せられるものはないから)私は書くことに裏切られたとは思われぬ。私は力が足らなかった。書き得なかった。そういう不安がないこともない。然し、書いた。書くことによって、書かれたものが実在し、書かないものは実在しなかった。その区別だけは、そして、その区別に私の生活が実在していたのではなかったのか。
 私は然し、生きているから、書くだけで、私は、とにかく、生きており、生きつゞけるつもりでいるのだ。私は私の書きすてた小説、つまり、過去の小説は、もう、どうでも、よかった。書いてしまえば、もう、用はない。私はそれも突き放す。勝手に世の中へでゝ、勝手にモミクチャになるがいゝや。俺はもう知らないのだから、と。
 私はいつも「これから」の中に生きている。これから、何かをしよう、これから、何か、納得、私は何かに納得されたいのだろうか。然し、ともかく「これから」という期待の中に、いつも、私の命が賭けられている。
 なぜ私は書かねばならぬのか。私は知らない。色々の理由が、みんな真実のようでもあり、みんな嘘のようでもある。知識も、自由も、ひどく不安だ。みんな影のような。私の中に私自身の「実在」的な安定は感じられない。
 そして私は、私を肯定することが全部で、そして、それは、つまり自分を突き放すことゝ全く同じ意味である。
坂口安吾『私は誰?』
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hachikenyakaiwai · 1 year ago
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【かいわいの時】嘉祥三年(850)九月八日:八十島祭を行う(八十島祭の初見)
難波宮と摂津職が廃止された後にも、難波津において繰り返される宮廷祭祀があった。それは八十島祭と、伊勢斎王の解斎の禊である。いずれも前代からの伝統を引く古い行事であって、 平安時代に入って始められたものではない。 八十島祭は、即位儀礼の一環として挙行される神事で、大嘗祭の翌年に後宮の内侍司の女官が祭使として難波津に下向して生島足島神(大八洲之霊)を祭るものであった。
この神事は五世紀以来の古い即位儀礼の名残で、本来は全国土の国魂を新しい天皇の身体に付着させる��儀であったらしく、奈良時代には、天皇自身が難波津に赴いて行っていたと推測される(第一巻第四章第四節1参照)。
しかし、史料に残る明らかなものはほとんど平安時代のものである。その初見は『日本文徳天皇実録』にみえる文徳天皇の即位に伴う嘉祥三年(八五〇) 九月のものである。鎌倉時代初めの後堀河天皇の元仁元年 (一二二四)まで行われ、以後廃絶した。この間約四〇〇年近くの間に、史料にみえるものは、二二回を数える。この祭儀は六国史には記載しないのが原則だったようで、その後も『日本三代実録』には記載がない。光孝天皇の場合も、『帝王編年記』に記載されるものである。恐らく記録に残らぬものが多かったに違いない(『新修大阪市史 2』)。
(写真)METで展示されている俵屋宗達「源氏物語関屋澪標図屏風」(ニューヨークビス03/09/2019)=ニューヨーク(撮影・吉田)
御社立ちたまて、所々に逍遥を尽くしたまふ 難波の御祓へ、七瀬によそほしう仕まつる 堀江のわたりを御覧じて 今はた同じ難波なると 御心にもあらで うち誦じたまへるを
御社をご出発になって、あちこちの名所に遊覧なさる。難波のお祓い、七瀬に立派にお勤めになる。堀江のあたりを御覧になって、「今はた同じ難波なる」と、無意識のうちに、ふと朗誦なさったのを(渋谷栄一訳)
住吉詣で偶然に元カノ(明石の上)とニアミスし動揺する源氏(当時29歳)。「今はた同じ難波なる」とは、百人一首にもみえる元良親王(890-943)の歌で、上の句の「わびぬれば今はた同じ難波なる」からとられています。源氏の心中にはもちろん「身をつくしても逢はんとぞ思ふ」という下の句が隠されていることでしょう。さて、かいわいに関係のある箇所といえば、もちろん、「堀江のわたり」。屏風では明石の上の乘る舟が描かれています。
源氏物語の注釈書の一つ『花鳥余情』(一条兼良1472)に「代始に八十嶋祭難波にてあり、典侍の人御衣をもちて参向して解除する事あり これみな難波のはらへの例也」とあり、「七瀬」と「八十島祭」は同じようなものとして扱われています。紫式部の時代の八十島祭は、三条天皇の長和二年(1013)十月、後一条天皇の寛仁元年(1017)十二月が記録に残っています。
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strabin · 3 months ago
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🌂白黒無常5年目のメッセージの感想
この記事には最新版があります。
内容まとめ
宝石の国の流氷みたい
白黒無常は謝必安と范無咎(オリジナル)を基に色んな人の願望が作り上げたい二次創作のキャラみたいな立ち位置?
綾絹の意味と1年目の手紙
ホセさんはやはり夢を見ているのかなぁ ドリームランドの住人になっちゃった(?)なにこのさよ教
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ぱっと見の感想
顔が縦に短くなっていらっしゃる……ちょっと残念だ。
「『東方の亡霊』は暗い思考を増幅させ、揺るぎない情すら洗い流し、魂を奪う。誰も逃れることはできない。 」
宝石の国の流氷=無常……ってこと?!
「水底に沈むはずだった 」 「私の運命はとうに海と1つに交わっている。深海こそが、我が一族が帰るべき場所なのかもしれない。 」
無常も水底の住人になるはずだったってこと?!
 水底や第五といえばクトゥルフ――ミリしらだから何も出てこないや。仲良くデイヴィー・ジョーンズのロッカーで過ごすとみられる可能性もあったのか(?)
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Q.綾絹って何?なんで消失と哀悼の意になるの?
 絹は高級品。模様が織り込まれた絹=綾絹。動きや風などの動きによって模様が現れては消えるので古代の人から見たらこの世のものではない素晴らしいもの。 (参考サイト:農研機構|絹の文化)  中国では葬儀には白い服で行くのが普通。 (参考サイト:葬儀屋も、足はしびれます|中国のお葬儀事情)
↑これで納得いった。
 無常さんは生前、衙役(賤しいともされる下級役人)をしていたらしいから絹なんて買えないはず。だから実際は持っていないんだろうけど、「長い綾絹」「永遠に続く静寂」って無常1年目の手紙に書かれた詞を思い出すよ。これ↓リンク先から引っ張ってきた。
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 実際に范無咎のために絹を持つことは到底できないけど、それでも范無咎を思う謝必安の気持ちは……上手く出てこないけどpricelessみたいな。価値を測れないほどに深く長く(永く?)続くみたいな。
追記:表紙を描きながら思ったけど、謝必安が持っている綾絹は謝必安の髪にも見えるね。綾絹って言ってる時点で髪ではないんだろうけど、范無咎の黒い三つ編みはあるのに白い三つ編みが下に伸びていないのが気になってさ。意味はないのかもしれないけど……。
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なんか謎が増えたので考えてみる前に実験をおさらいしよう。
傘と実験のおさらい
【事前情報】
「神秘的な東洋の力を持っている」伝説がある
微量な生物エネルギー反応を示す
長期的に特殊な生態環境にいた
【不明点】
 湿った環境に置くと、湿度によって磁場の変化が検測される。しかし湿度と磁場変化の大きさに関連性が見られない(相関が見られないってことかも?)。
【ホセと傘の実験】
磁場の変化が最大になる湿度にした
ホセがゲームに入らなければ一時中止
【結果】※速記→短時間に起こった?
異常に湿っている+傘に近いほど湿度が高い場で、ホセは異常な表現を見せる水紋符号を発見
水紋符号の解読を試みる
観測できない何かを見る
影響を受けたように混乱
徐々に落ち着き精神状態がポジティブに変化
ウィラの元へ
【後日譚】
居心地の悪さが緩和された
激しい頭痛が緩和された
ホセ曰く「揺れる懐中時計は原点へ。ただの幻覚ではなく得たものを失う夢を繰り返し見るにつれて現実となって私の目の前に現れるようになった。」
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Q.ホセは「現実になった」みたいに言ってるのに、「湿った水蒸気は夢と現実を曖昧にした」って何?
→ホセさんは現実だと思っているけど、実際は夢だったとか(夏イベの祭司みたいに)……つまりホセ4年目の内容は(全部かはわからないけど)事実ではないってことかもしれない。
 まあ4年目の時点で「あぁまた幻覚見てるな」って思ってはいたけれども、その作用が催眠ではなく無常の作用であることは新情報か?でも「無常エネルギー→催眠→なう」だからどっちとも言えるな……判断つかず。さよ教か? 統合失調ホセさん(現パロ)とかあるかもしれない。
 この夢は催眠のようにいつか消えるのか、それとも永続なのか。「逃れられない」だから永続か?夢の国の人になってしまったか(泣)
 でもね、悲惨な現実を見るよりは夢を見ていたほうが幸せかもね(本人がいいならそれでいいよ)派なのでそれでもいいや……ホセさんよ幸せであってくれ、どうか生きていて……現実見ず幸せならそれでいいし、生きてて辛いでも挽回チャンスはあるだろうからさ……あぁでも不治の病……このまま生きていても辛いのは変わらないか……やっぱ幻覚見てて幸せでいて。
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Q.人の執念って誰の?
→発端はホセとかではない。
お戚も傘を欲しがったと言うよりはたまたま購入した骨董屋に傘があっただけからお戚も違う。それよりは、発端は削除された情報の商人とか、チャンXとか、荘���の主とかかも。
 妄想だけど、荘園とかヴィルヘルム・ラムが傘を欲しいからバーデン家に失敗するとわかっている取引を持ちかけて貨物リスト含め傘をぶんどったのでは?それがなければホセさんが傘を欲する理由もなかったわけだし。
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Q.ホセはポジティブな変化を見せたのに、なぜ暗い思考を増長させると書かれている?
→危機⇒催眠の癖がある?
 傘のネガティブパワーを催眠のエネルギー源として利用しポジティブパワーに変換したとか? でも今まで催眠にエネルギーが必要だって描写はないし違うかも。謎。
 実験結果の「④影響を受けたように混乱 … ⑤徐々に落ち着きポジティブに変化」 この「…」の間に↑が起こったのかもね。
 無常のネガティブな影響を受けないのは催眠を使えるホセさんだけとかだったらおいし���(妄言)。
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アプデされた私の脳内
ホセさんは夢と現実の区別がつかなくなった(背景推理の時点でもそう。ただ、催眠が切れたら現実を把握してはいた。つまり今回で催眠が解けなくなった、あるいは4年目の時点でまだ催眠が解けてない?)
無常は意図せず周りをネガティブにさせる力がある。霽れと褻、陰と陽、夢と現実……対極にあるはずのものがない混ぜになっているのか無常であり、他の陰も陽も全て巻き込んでしまう。その結果が「暗い思考を増長させる」(失魂落魄)からの「夢と現実を曖昧にする」のかも?
☯陰のものだったのにいろんな人が欲しがるから陽が混じっちゃって無常になっちゃったじゃないか……悲しいこのハンターはみんなの願望で出来上がった、いわば妖怪みたいなものなんだね。☯じゃあ生前の謝必安と范無咎とは全く別人(白黒無常は謝必安と范無咎というかつて非業の死を遂げた二人の二次創作みたいな立ち位置)ってことでいいのかね。今のところしっくりくる。
ホセだけネガティブにならずにいられる。催眠とかいうエネルギー変換方法でポジティブになれる。ただし現実の見方が変わるという影響は免れない(ご都合弊荘園)
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どうでもいい話
 「湿気がすごい」ほう。つまり乾燥した欧州でも傘の近くではカビが生えるのか……?白酒が造れる……?と思ったけど、調べたらイギリスではカビは普通にあるらしいよ。
 でも白酒を飲む無常さんとホセさんを見たい。度数たっか!ってわちゃっててほしい……いや無常さんはそもそも酒を嗜むほどお金があったのか、あるにしても薄い安酒しか買えなかったのでは……(金銭事情とか文化とかは一切調べていない妄言)
 あれ��もいい、骨董屋に置いていた傘がなぜか湿っているから管理が大変だと思っているお戚がいても良いなぁ。拭いても拭いても結露ができる。特に冬。
書き忘れてた追記:生物エネルギーがあり湿度によって磁場変化を伴う、なのになぜ傘の力(神秘的な東洋の力)=湿った水蒸気ってなってるんだろう。生物エネルギーじゃなかったの?後で考えよう……やる気があれば
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fukagawakaidan · 3 months ago
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御伽ぼうこうに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描いた骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの亡霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯 籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので、盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこ��)や杓文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ)  五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫又の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に 乗せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪新聞」によれば、アマピエはアマピコのこと��はないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 アマビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ目あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた)  猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代、仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われてい���す。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される「河童・川太郎図」/国立歴史民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781) 深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。  この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにすぎない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女房、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺り��人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、昼過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ その理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります。昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。  轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらないが、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある。例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛��/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異聞編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪篇』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えればよいとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を汚したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ・置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東大震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも尽きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下)  家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はか��りの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考えたようである。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介して��る。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話など。「砂村隠亡堀の場」、「深川三角屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね)  長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品を集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がいないので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいったようである。こうしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、元凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝故事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
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chiyoha1488 · 3 months ago
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ちよ旅オカルト編2024夏④
崇徳天皇御陵(香川県坂出市)
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ここが今回ちよ旅の一番の目的であり、
人生で一度は必ずお参りしておきたいとこでした
この御陵に眠る崇徳院は所謂「怨霊」です
現代では祟りが恐ろしい平将門や天神様としての地位を確立した菅原道真の方がメジャーですが、
元天皇が島流しに遭ったという前代未聞のことで、当時の人々にはかなりのインパクトでむかえられ、正直言って崇徳院はレベルが違う怨霊として扱われ、「日本最大の大魔縁」とまで呼ばれました
色々とその怨念の深さを想像させるエピソードが伝わっていますが有名なのでこれらは割愛させてもらって、
チヨハ的には怨霊を創るのは怨念なんかじゃなく、その人物の生前から偲ばれる「執念」と遺された人々の「罪悪感」だと思ってます
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上田秋成による江戸時代の怪奇小説集「雨月物語」の「白峰」の段で、この崇徳院の怨霊の話が語られます
この話にはその怨霊観がよく現れてると言えます
白峰の段では京での暮らしと政治への執念を捨てきれなく、生きとし生けるものの不幸を願い嗤う、恐ろしくも浅ましい魔王としての崇徳院の姿があります
そんな崇徳院の魂を鎮めるのが西行法師です
生前の崇徳院とも親交があった彼は、
崇徳院の崩御から数年経ってもその御陵で手を合わせることが出来ていないことに後ろめたさを感じており、ついには遠く讃岐の地まで旅に出ます
天皇を勤めた方の終の住処とも思えないほど荒れ果てた陵墓を前に夜通しの供養を行っていると、怨霊と成り果てた崇徳院が現れ、問答を始めます
西行法師の必死の説得を受け、ついには自らの王道を思い出し穏やかさを取り戻して夜明けと共に崇徳院は消えていくのです
西行法師は元々は武士、つまり相当な家柄を持つ家系に生まれ、文武共に優れていたのですが、そうしたものを全て捨てて仏門に入った人物です
執着を全て捨てた者だからこそこの世のあらゆる欲にとらわれながら苦しんでいた霊魂を救えたということですね
崇徳天皇御陵の側には白峰寺という崇徳院を供養する寺があり、そこには西行法師の石仏と、西行法師が歩んだであろう「西行の道」が整備されています
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さて、日本最大の大魔縁となった崇徳院は天狗を眷属として従えたそうです
雨月物語にも「化鳥」として「相模」という天狗が現れます
そんなワケで崇徳院を供養する白峰寺にも天狗がたくさんいます
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烏天狗みくじもありました
かわいいですね
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天狗のモチーフは山伏だとする説があります
山伏とは山岳信仰の行者です
この白峰寺も山寺なのですが、そもそも四国自体が空海を中心に山岳信仰の気が濃く、そういう文化も混じり、崇徳院と天狗が融合したのかもしれませんね
物語上では色々語られ、これらは脚色にしろ、でもきっと本心でも京都へ帰ることを切に望んでいた崇徳院が京都に帰った、つまり御霊が京都に移されたのは、実は明治になってからなのです
この時、やっとはじめて、人々の胸にずっとあり、崇徳院の怨霊の姿で取り憑いていた罪悪感が払拭されたのではないでしょうか
さて一方西行法師ですが、
「願はくは花の下にて春死なむ」
(どうせ死ぬなら花の季節に死にてえな)
という有名な詩を残して、その通り春に亡くなりました
その死に様に心打たれて多くの人を羨まがらせたと言います
幸せに生きて死ぬためには
足るを知る、ということが大切なのかもしれませんね
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gobangiri-news · 6 months ago
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公開初日舞台挨拶オフィシャルレポート!
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このたび、映画『碁盤斬り』の公開を記念して豪華キャストが勢ぞろいし、公開初日舞台挨拶を開催いたしました!映画公開初日の天気は快晴。「天気も味方してくれました。足を運びやすいお天気でうれしいです」と笑顔の草彅さん。続けて「今だから観る意味があるような作品になった気がしています。時代劇は若い方とか足が遠のいているとか小耳に挟んだりもするし、あまり得意じゃない方もいらっしゃる中で、逆に今、この作品を届けることに意味がある気がしています。テクノロジーが発達している時代だけど、ひとつひとつの動きやセリフに重みのある、重厚感のある作品に出演できたことを幸せに思っています」と思いを語りました。清原さんや中川さんのような若い役者も出演している本作は「2人のような若いグルーヴもあって、若い方から年配の方まで。世代問わず楽しんでいただけます」とニッコリの草彅さん。市村さん、國村さんの方に視線を向け、「そして、大先輩方もいらっしゃって。(萬屋源兵衛役の)國村さんと(柳田格之進役の)僕とのラブストーリーでもあるので『おっさんずラブ』みたいな感じ?」と説明すると「僕の片思いだけどね」としょんぼりの國村さん。そんな國村さんに優しい笑顔を見せながら草彅さんは「僕たちの恋愛物語や、いろいろな感情がある作品なのでたくさんの方に観てほしいです」とおすすめしました。
囲碁を打つ場面では草彅さんと國村さんは敵同士。「囲碁を通じて距離が近づいていく感じがすごく面白いです」と話した草彅さんでしたが「僕は、囲碁のルールは分からなくて(笑)。(中川)大志くんの(囲碁の)シーンはすごくかっこいい。(清原さん演じるお絹との)ほのかなラブストーリーもあるし」と中川さんのシーンの見どころを挙げベタ褒め。すると中川さんは「格之進さんは囲碁のルール知らなかったんですか?」と驚きを隠せない様子。「僕は(碁石を)置くところだけは分かってる」と答える草彅さんに登壇者の全員が大爆笑。「置くところだけは分かっている2人」と自身と國村さんの囲碁の知識を明かした草彅さんは「お客さんもルール知らないでしょ?だから、僕はルールが分からなくても没頭できるぞという役作りをしました。お客さんの気持ちに立っての役作りです」と胸を張り、会場を笑いの渦に包みました。本作のオープニング���碁盤のアップから始まります。「碁盤もすごいやつ。監督もしゃべって!」と説明を促した草彅さん。「江戸時代のものを借りました」と明かす白石監督に「すごいものなんだけど、だから何だって話かな(笑)」と返し、登壇者の笑いは止まらず。そんな中、草彅さんは「囲碁のルールの話じゃないから。囲碁をお借りして、人の物語を描いています」と本作のテーマに触れ、「その辺を加味した上で、宣伝部員のみなさん、周囲への宣伝をよろしくお願いいたします!」と草彅さん節を交えながら会場に呼びかけ、大きな拍手を浴びました。切腹しようとする格之進をお絹が止めるシーンには緊張感が溢れており、撮影時の思いを訊かれ「何としてでも止めなきゃ!という思いでした」と振り返った清原さん。(格之進を演じる)草彅さんを隣でずっと見ていたからこそ、「止めたい」という思いが湧き出てきたという。「叫ぶようなシーンだったのですが、叫びすぎて声を枯らしてしまって。あのときは本当にご迷惑をおかけしました」とお詫びする清原さんの姿勢に草彅さんは「まさに全身全霊。清原さんのエネルギーを感じて、こちらこそ感謝です。思いっきり格之進を演じることができました」と感謝。草彅さんの清原さんへの賛辞は止まらず、「本当にすごいんですよ、清原さん。それに対して格之進。どんな父親だよって思いました。ひどい父親です。客観的にそう思いながら演じていました。もし、止めてもらえなかったらどうなっていたのか。そうなったらあのシーンでストーリーが終わっちゃうから、止めてもらえて本当によかったです」と安堵。京都の長屋を使って撮影し、切腹には斬り方にも着物の脱ぎ方にも所作がありとても難しいシーンだったと白石監督が振り返ると、草彅さんは「撮影は1年前。京都の撮影所で寒かったな」と撮影当時の様子を懐かしそうにしていました。白石監督作品への出演について市村さんは「監督の作品は血もたくさん飛び散るし、ちょっとグロいイメージ。お話をいただいたときは、どこで斬られるのかって思っていました(笑)」と斬られるシーンを期待していた模様。「衣小合わせのときに、すごく素敵な柄の着物を着せてもらって、すぐに長兵衛の気分になりました。役者だから衣裳ですぐにその気分になる。そして(シーンの)相手役は剛くん。サイコーでした。今後ともよろしく」とペコリ。演じる際には「長兵衛として格之進を、市村として剛くんをというダブルミーニングの気持ちでした」と解説した市村さんのコメントに草彅さんも「僕も、市村さんが僕を…という思いでやってました!」とお互いに役として、そして本人としての関係性が芝居に反映していたと語る場面も。「忘れてはおらんな」というセリフが印象的というMCの言葉に「そんなシーンあったっけ?」と答えた草彅さんに会場は大爆笑。清原さんと中川さんが丁寧にそのシーンを小声で解説するも「あったっけ?」とニヤニヤの草彅さんは「僕、もう1回観なきゃ」とリピート鑑賞を宣言。草彅さんのこの反応に白石監督は「思い入れが強いシーンです。(斎藤)工くんとあんなことになり、荒ぶった状態で出たセリフです」と補足しつつ、おすすめの瞬間であることをアピール。中川さんも「あのシーンの撮影は実はスタジオ。ロケじゃないんです!」と興奮気味に話し、“橋”に注目と目を輝かせました。白石監督が「日本の名作映画と同じ橋を作りました。日本映画のとあるいち場面を作って、そこで草彅さんにあのセリフを言ってもらって…」という日本映画としても重要なシーンであると補足すると、草彅さんは「おいしいところをいただいてしまって、光栄です」とうっかり忘れてしまっていたことに苦笑いしながらも、感謝の言葉を述べました。清原さんと中川さんは撮影の合間もずっと囲碁の練習をしていたそう。「中川さんが本当に強くて。負け戦でした」とがっくりの清原さん。「アプリなども使って勉強して。たまにルールを知らない草彅さんがやって来て…」と中川さん。草彅さんが「美男美女が囲碁をやっている姿は絵になる!本当にかっこいいんです」と褒めるも、「チラッと覗いて、何も言わずに去って行くだけ」と草彅さんの動きを再現しながら大笑いの中川さん。草彅さんは「若い2人が囲碁に興味を持ってくれてよかった。僕が最初に(囲碁の)先生に置くところだけでいいから教えてって言っちゃって。先生がしょんぼりしちゃって。2人が食いついてくれたから、先生に笑顔が戻って(笑)。ちゃんとしないとダメだなって思いました。2人はすごく大人で賢い。僕はすぐ思ったことを言って“あっ”ってなっちゃう(笑)」と反省しながらも、会場を和やかなムードに包み込みました。「囲碁のように白黒はっきりさせたいこと」という質問に「世の中、大概のものはグレー。グレーも帳尻合わせには必要。白黒はっきりさせるのは囲碁の中だけ。(現実では)見たこともない世界が映画に描かれています」と上手に作品をアピールし、胸を張る草彅さん。格之進のように絶対に譲れないものを訊かれた白石監督は「映画をやってきて、映画に育ててもらった身。映画って楽しいという気持ちは譲れません」と映画人らしいコメントで会場を沸かし、國村さんが「僕はいつも譲りっぱなし。なんぼでも譲りますよ」と余裕のムードで話すと、「この懐のデカさが演技につながっている気がします」と反応した草彅さん。「國村さんは長台詞をさらっと流れるように言うから、もう僕の番だってなる。その焦りで緊迫感が生まれて役に入らせてもらえる。セリフ終わりは白黒分かってないとダメだね。いいこと言ったかな?」とニヤリの草彅さんに続き、市村さんが「納豆は100回かき混ぜ、お醤油を入れる。いい泡になったところでお醤油を入れてそこから50回(かき混ぜる)。それは譲らない」とおもしろコメントで繋げていきました。このところ健康に関するコメントが多い草彅さんは「腸活にもよさそう!僕もやろう!」と興味津々でした。中川さんは「最近、白黒写真が好き。撮影中もカメラの話で盛り上がり、音尾(琢真)さんが現場に(カメラを)持ってきていて、まんまと口車に乗せられて購入しました。草彅さんや果耶ちゃん、みんなを撮って。扮装している状態を、セットの中で白黒写真で撮ると本当にかっこいいんです!」とうれしそうに話しました。「花粉症なんだけど、黄砂かもしれないと言われて。どっちなんだろうって」と白黒させたいことを語った清原さんに、「京都、辛かったよね」と反応した中川さん。草彅さんも「はっきりさせたいよね、治療法が変わるから」と娘の健康に気遣う優しい父の顔を見せていました。最後の挨拶で草彅さんは「朝早くから観ていただいてありがとうございました」と感謝。続けて「最後のシーンを撮った日のことは鮮明に覚えています。1年以上前に撮った作品をやっとみなさんに届けられる。この1年、楽しいこともたくさんあったり、嫌なことも少なからずあったり。この映画に映し出されている僕たちは、もう帰ってこない。あのときの演技も今じゃできない。僕たちが生きていたその瞬間その瞬間を思いっきり詰め込み、みなさんに届けたいという一心で作り上げたものです。今は忘れている古き良き時代のいい魂を映画に込めました。娯楽映画としても楽しめますし、心が穏やかになったり、何か感じていただけるものがあるとうれしいので、どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけ、会場に集まった宣伝部員に対しては「ハッシュタグは碁盤斬りです。ごはんじゃないよ。ごばんだよ。点を入れてね。香取(慎吾)くんにはやめろって言われるけれど、(ごはんじゃないよって)何回でも言い続けます。いっそのこと“ごはんぎり”でもいいけれどね(笑)」とコメントし、最後まで笑いを誘うイベントとなりました。
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poetohno · 8 months ago
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黄金律 3 おまけトーク (ゆっくりやっていけばいい。)
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「運命の合図」
宇宙の胎動 子宮の収縮 弱肉強食の自然 抱擁すら残酷な天使の微笑み
体内で作られる 爆薬と稲妻 脈拍と鼓動
リボルバーを回して ハンドルを操作する 運命の悪戯と誘惑
操作不能な 恋に落ちる瞬間に似ている 束の間の天国の味
光は反射して 色彩は異常に描かれる 死のモザイク
笑い声の意味することが分かる気がする
虚しい音は運命から足を踏み外した音
二度目のチャンスを懇願する 辞書は遺伝子に書き込まれ 子供たちの髪で編んだ紐のようなものが 命を焼こうとする
時が来るかどうかは 太陽の順番を数えてみればいい 亡霊の囁きが合図
運命はいつも命に無頓着であり 時に狡猾な 犯罪者のようでもある
棒で牛が追われるように 細胞が蠢き結合する 全てが埋まる
悔いる日々が命への讃歌
底のない悲しみに堕ち
息のない魂への喪に服す
無意識は 麻酔薬のように 音もなく忍び寄り 意識に口づけする 紅の薔薇が一瞬で 白に変わり 残された時間に 笑い声が響き渡る 失望か 歓喜か 何事もなく手に入れ 蜃気楼のように消えていく
笑い声は肯定ではなく否定だった
運命から見放された嘲笑
いつか分かるようになるだろう
花片に口づけし雌しべを這い茎に指先を伸ばすように
カレンダーには決して描かれない日に
系譜の先祖の全てを置き去りにして道は断たれる
笑い声が響き渡る
天から見放された月さえも祝福するように
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bearbench-3bun4 · 3 months ago
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霊魂の足: 加賀美捜査一課長全短篇 角田喜久雄
「怪奇を抱く壁」 01
タイトルとどういう関係なんだろうという話が延々と続きますが、後半になってやっと壁が出てきます。 まあ、壁というか物置の扉をコンクリートで塗り固めた壁です。 壁といえばポーの黒猫ですね。 一瞬それが浮かびました。
途中で、終戦後の翌年に復員とありますから昭和21年の話だとわかります。 ちなみに、昭和21年当時は、現在の40分の1程度ということになるそうです。 本文中にいくつかの金額出てきますが、それそれこんな感じですかね。 60万・・・2400万 5万・・・200万 1万8千・・・72万
あと、「尺貫法(度量衡のひとつ)」では、 一寸は約3.03cm 一尺はその10倍(十寸)で約30.3cm 一間は一尺の6倍(六尺)で約181.8cm となります。
で、登場人物です。
加賀美敬介(かがみけいすけ)・・・警視庁捜査第一課長 井手隆一郎 井手洋子・・・井手隆一郎の妻 田所軍治(たどころぐんじ)・・・陸軍大尉
が、主な登場人物です。
刑事の勘とでも言うのでしょうか、『待ち人来ず』で、目撃しまう犯罪。 その後、その犯罪をきっかけに更に別の犯罪に巻き込まれるという話です。
最初の事件が発生するのは、上野駅地階のC食堂です。 巨大な荷物を持った男女がひしめきあいながらしきりなしに出入りする。 いかにも上野駅の風景らしいです。
ただ、そこは戦後ですから、浮浪者の群れがさまよい歩いていたり、 そこら中に葱や白米が落ちていて、誰も見向きもしません。
午後2時10分、 二人の男が隣合わせのテーブルに席をとります。 隣合わせといっても、一人の男へ背を向けてです。 加賀美の席の近くです。
一人は、37,8歳の陽に焼けた肉の厚い顔に、茶色の外套に同じ色のベロア帽で、 もう一人は、28,9歳で乙号国民服に同じ色の外套に眼鏡をかけている。
ベロア帽とは、ビロードやベルベットといわれる毛足の長い滑らかな布地でできた帽子のことです。
国民服は、1940年(昭和15年)に定められ、太平洋戦争中に使用された、日本国民男子の標準服で、 乙号は、背広型仕立てで襟が立折襟専用となっていて、胸と腰に4つのフラップ付きウェルトポケットがありました。
ベロア帽の男はレモンスカッシュをのみほすと、百円紙幣を三枚両替し、 「釣り銭はいらん」 と、十円紙幣を一枚女給に渡します。 十円紙幣ですから、400円くらいですかね。 コーヒー1杯が10円程度ですから、さらに安いだろうレモンスカッシュで釣りはいらない。 ま、妥当ですか?
ここで、 眼鏡の男がベロア帽の男の古トランクと自分のもっていた古トランクをすり替えてしまいます。
これが最初の犯罪です。 それに気がついた加賀美ですが、なぜか行動を起こしません。 普通の犯罪だとは思えない何かがあったのでしょう。 まあ、人を待っていたということもあったのかも知れません。 すり替えた古トランクを持ってる眼鏡の男が、 このあとどういう行動へでるのか知りたかったのかもしれません。
午後2時20分、 三十分遅れた東北線の上り急行がやっとホームに到着します。
戦後の混乱期ですから、急行とはいえ遅れることもあったのかも知れません。 あるいは、待ち人を1時間も待ちあぐんでしまった加賀美の行動を説明したのかもしれません。 つまり、地方警察部から出京する同僚を迎えに来たのだが、一向に現われないということです。
さて、この食堂から、ベロア帽の男が出ていき、眼鏡の男も出ていきます。 加賀美は、結局待ち人を諦めて、眼鏡の男の後を追いかけることにします。 とはいえ、地下道から路面へ出て、眼鏡の男が行く姿をみるだけで、現行犯だと捕らえることはしません。 加賀美は自分のそんな行動を変に感じています。
眼鏡の男は駅前郵便局へ入ります。加賀美もその後を追います。
眼鏡の男は問題のトランクの中から一尺角ぐらいの新聞紙包をとりだし、ハトロン紙と紐で、小包を作ります。 その小包を書留でだします。 加賀美はその様子を確認するタイミングで、差し出し先まで見て驚愕します。 送り先は、「警視庁捜査第一課長 加賀美敬介殿」となっていたのです。 ちなみに、捜査一課長の階級は警視正になります。
と、ここまでの様子を加賀美は反芻します。
眼鏡の男は、ベロア帽の男を尾行して一緒に食堂へ入って、そして計画的に隣りへ席をとった。 計画的なのは、すり替えるために寸分違わぬトランクまで用意していたのでわかる。 すり替えた後、トランクの中味を小包で警視庁あてに発送した。 30センチ四方の大きさですね。
加賀美は、郵便局をでた眼鏡の男の後を、間を取ってつけていきます。 眼鏡の男は、落ち着いた足取りで、一度も振り向かず焼け跡をぬけて闇市場へ出て、 松坂屋前から黒門町まで行くとそこでまた戻りはじめます。 そして「喫茶と洋酒ミカド」という店の中へ入ります。つづいて加賀美もないります。
「ミカド」は、コンクリートの地膚が露出していて焼ビルを改造した店です。 十年も前にはやったパソドゥブル『アルフォンゾ』のレコードがかかっています。
“Alfonso”というシャンソンがあります。 これのことだと思うのですが、パソドゥブルは、何でしょう? 歌手ですかね。それとも、シャンソンにジャンルでもあるのか?
店内での眼鏡の男の様子を改めて確認します。 国民服も外套も古びていて身体に合っていない。 軍靴もすっかり古びて真っ白く埃にまみれています。 復員直後で、お金もないという状況を現しているのでしょう。 しかも、加賀美が眼鏡の男をそれだけじっくり確認できるほど、その男は、そこにじっとしていたのでしょう。
ただ、加賀美は既に三杯目のビールをやっているとありますが、まだ、勤務中なんでは? まあ、時間を潰さないといけないのでしかたないですか?
そんな状況に変化がおきます。
眼鏡の男は、ポケットから新聞を取りだすと、赤鉛筆で線を引きます。 まあ、ポケットに新聞が入っていたのは、まあ、後で読むつもりだったと思えますが、 赤鉛筆もポケットに入っていたのは、都合よすぎる気もしますけど。
その後、眼鏡の男は、トランクと新聞を置いたまま便所に行きます。 そして、そのまま消えてしまいます。 まんまと、逃げられてしまいます。
加賀美は、眼鏡の男がみた新聞をチェックします。
尋ね人 井手洋子の居所又は彼女常用のワニ皮のハンドバッグの所在ご通知下さった方に金三万円進呈す 中央局々留 井手隆一郎
という、広告欄でした。
何と、その新聞広告を、一ヶ月前から加賀美は知っていました。 どうということもない新聞広告ですね。 加賀美の気を引いたのはその金額らしいです。 確かに、3万円だといまなら120万円くらいですか。 ちょっとした金額ですね。
翌日、例の六十万円が加賀美のもとに届けられます。
小包の差出人欄に“井手隆一郎”とある。 これで、加賀美の気になっていた新聞広告と小包がつながることになります。
ここまでで、加賀美は眼鏡の男に仕組まれたと感じています。 確かに、小説的な展開ですから、眼鏡の男が仕組んだとすると納得いきますね。 ただ、理由まではわかりませんけど。
それから、加賀美はもう一つの不可解な点に気が付きます。 ベロア帽の男が、被害届を出していないのです。 ただ、「ミカド」へ置いてた被害者のトランクに名刺が挟んであって、 “陸軍大尉 田所軍治(たどころぐんじ)” と、被害者と思われる人物の名前がここで出てきます。 陸軍大尉田所軍治は、終戦当時九州小倉の部隊に居たのが判明します。
確かに、60万円(今なら2400万)ですからね。 無視するわけには行かないと思う金額ですが、警察に届けることができないお金なんですかね。
加賀美の洞察力の鋭さなんでしょうか? 峰刑事に喫茶「ミカド」を張り込ませています。 すると、 井手隆一郎と田所軍治が会っていて、親しげに話していたというのです。 被害者と加害者が親しげに話しているのです。
どういうことなんでしょう? 加害者は、この状況を理解しているはずですね。 被害者は、理解していなのでしょう。 だとすると、田所軍治は、60万円を井手隆一郎に盗まれたのに、親しく話して居ることになります。 どうして、田所は警察に届けないのか。 井手は何のために田所に近づいているのか。
つづく。
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kawamurayutaka · 5 months ago
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Buone Notizie
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「おおーい、おおーい、裏切者」
「ちょっと診てもらいたいのじゃが、家にあった銃じゃ、見えぬところに隠してあったのじゃ」
「まさか、自分の盗んだ品物を警察へ届けるやつがあろうとは」
「あなたの奴隷どもの流す血におきをつけください」
「嘘ツイタラ神様ノ罰アタルデ」
「容疑者でない者などいませんよ」
「えっ金送れ、いいトシをして少しは考えろ」
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眼球の動き方を確かめる方法とは。浮かびあがった地球から三千光年、孤独も友情もみんな同じだ。塵と憂鬱に人物がちぐはぐに、コンスタントに、直接、間接に、人間を通して表われ音のように響く。一つの面影へ引き返すある種の有限の未来。散髪はいまでも1世紀前でも所用時間は変わらない、人間の顔はそれがその時代の様式を形成する。古い物がみんな消え禁欲が長びくともう我慢できない。身動きが苦しいような一日があきれるほど長く、暗がりにうごめく何かに妙にフィエゾルのホタルの火を思い出した。悉く謎を持ち乱れて飛ぶ白泡のさながら、野次馬根性の好奇心で妨害音のように喋りまくり音楽は破壊される。言葉のチリが堕ちてくるとともに侵入から悲鳴までの一行、感情の届く前に目は左から右にたまらなく動く。無と化したガラクタの預言者なり。
黒蛇と白蛇がもつれて跳るが如く半酔半醒の彼は、低く細き境界のかげひなたを好む、先天的の悪人だったのかもしれない。一道の稲妻がすべてを粉砕し、彼は不倶戴天の敵と単なる知り合いであろうが残らず召喚する。彼の教えは人一人に確定している死に「多い」という処を目的に唯夢中に足を早めさせた。「多い」に到達した者から「私の過去はすべて私のものではないものです」 と書置きをのこしてみな自決した。小さな虫はいつの間にか占領する、影で動き変化する悪の形を視た者はいない。バロウズの見えないシャム双生児アザーハーフのように、蛙鳴と云い蛙吠と云う平仄の都合ばかりでなく、虫の声は寂しく、理屈無しに雨に泣く、これで午前中の報告は終矣と。
未来派夫人は肉親間以外また害獣以外への宣戦布告、それは魂のサディズムを剥奪してやるために。険悪さと雅量との中間地点、隙間恥部に設置した高性能プラスチック爆弾。耳をつんざくような閃光のオレンジと人影の醜怪な黒が燃え上がる。心おきなく空想の富を失った裏の裏、肉親間の思いがけない共鳴を生じ深怨の瞳を交わした。火の玉は不規則に混乱し街は血走ってぴくぴく脈打。自身の小心を呪い、片づけておかねばならない急用を未来派夫人は解放出来なかった。九階から急いで玄関にかけ下りた、演劇的に乱暴な死にものぐるいの態度、零落した青い血管、急激に溶暗した埋火の悔恨。場景に現れた巨大な身体の検屍官は会釈したようにも見えた。中和しあうウイルスの味を繁殖する数千人の劣等者たる他人ども、だれ一人情報を寄せるものはなかった。下落した通貨のようなうそ寒い空気がただよいだしていた。
夢の国の住人、ロイドメガネのこじき娘がいる。人を支配せず人にも支配されない人間、それは狡猾な抜け道であった。緊急の催し、最後の場面で共同便所に駆けつける。蚋に刺されながら糞、惨事の規模であり鈍い唸りにして、定尺の二十三分。排便の発見、蝿が飛び回る便器は大陸を汚染するに足る。みずから進んで足や腕といった具合に身体のあらゆる部分に便をぬった。やりすぎで子供じみて見える怪奇千万の事実。彼女は四方を林で囲まれたファイトトロン型屋外便所を完成させた。不変にして不動の均整の四角四面の日課を形成した。太陽の差込み残光が神経のほうでマヒするも、一笑に付し行き先は定めない、叫びは率直でありたい。強烈な獣性の創造力、非常な自信を得た。夢の完成などというものではない、これはタブーの果てと太古への憬れに���かって一歩を進める話である。
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何千もの人人(電)広がり続ける(ソ)協調行動の結果(ソ)偶然ではない(魔)ネットワークに深入りするにつれ俯瞰的な視点を失い(ソ)いまいましい部屋の中は風通しがよくない(イ)路上の(電)出来事をみつけ(多)サウンドを録音(電)雑多な物が浮かんでいた(解)醜く歪められ手足を切り取られたプラスティックの女性(ヌ)溺れ死んだ牛が見える(解)フェンス(ワ)にしがみついた水死体(解)カメラを構えた別働隊(わが)ハゲタカの目(ワ)老衰してコルセットをつけたテナー歌手(裸)第三の(学)擬似撮影(わが)悲しげに(爆)路上をさすらう門付芸人(赤)つかの間の休息場所....見知らぬ公園の臭い(爆)陽光の中(ク)鎌みたいな口(う)奇形の精巧な模型(性)ぶらぶら(刺)玉虫(フ)でっかい糞がはりきって(イ)汚物のなかに横たわって(イ)コウモリ耳に(ハ)唇は紫色に(裸)片目の商人(荒)帽子をかぶった頭が(い)消え去り(い)マーマレイドを舐め(J)笑い声を残して(刺)死のまぎわまで近づいた人間(蝶)手に数珠を携えた一人の老女(イ)黒いウーズテッドのアブリル・ハリソンのスーツ(視)歩き方があやふや(解)震える金属の若者(爆)澄んだ水底のような眼が開く(大)ハエの眼(匂)立派な建物に(イ)ひび割れたコンクリート(爆)鎧戸の向こうから微笑みかける(イ)複雑な(イ)裸形(大)夫婦(イ)種々のちがった背景のもとであれ体系の硬直性(魔)人は問題の規模にすぐに圧倒されてしまう(貧)地表のうえに疑問符として垂直に立てられている(人間)人間の群(イ)恋の霊感が舗道から立ち昇る(イ)我が心は愚かなる白痴(爆)エコーチェンバーは時間とともに(ソ)クモの巣を作りだした(魔)システマティックに(電)メタノイアに(内)何百万何千万という(ソ)録音再生(電)
注意深いまなざし(コ)放火犯を特定するものは何もない(コ)サスペンスを超えている(バ)アナウンサーの絶叫が頭上を谺して消えてゆく(ク)ルールや因襲をなに一つ守らない(バ)悲劇的な結末はともかくとして(コ)つくりあげることに非常に関心がある(バ)この見捨てられた領域の全体に(コ)幾つかの足跡が残されていた(コ)
目を開けて扉をけんめいにさがす(リ)熱の本質が運動(魔)足音と共に(��)ピストンの圧撃音や電動機の交替破裂音(リ)赤ん坊を鉄条網からはずして生きる者(五)死せる者たちの上に投げ出す(五)太陽光線は光るうえに熱いが他の天体は光るだけ(魔)星は果てしない自由落下の状態で永久に存在し続ける(多)夜明けに包まれて眠っている(五)しかし王は権力に毒されて暴君となり(魔)騒音が鉄のドアから湧き出る(五)寓話の曖昧さは(魔)手を伸ばして通り過ぎる(リ)その二重の機能から生じる(魔)精神のない自然には模倣も反復もない(リ)
徘徊者どもは夜起きて(葬)気づく(葬)幻の刻み音(蝶)不気味な異常とあの恐怖の一瞬(永劫)計画は渦のように正確に廻り(黒)夢を脅かし(人)生とは意志動機でありその労働者たち(バ)恐怖も忘れて(黒)機械仕掛けの手つき(荒)もはや生きているとは言えまい(バ)永久に(葬)祝聖(五)これが最後の一行(バ)徘徊者(葬)見よ(ジ)
月明かりで鉛色に(改)丸い斑点や血の筋の(改)モザイク(改)聴衆は(解)うずくまって(五)声もなく(解)静まっていた(解)想像力は視覚が衰えるにつれて(改)衰えていったが(改)少し怯えて(改)ザワザワと不思議などよめきが起こって(解)しかし(時)何等異常と認められるところがない(日本)実際には(時)彼らは集団のなかへ紛れ込むのではなく(時)巨大海獣に飲み込まれ(カ)冷酷非情(葬)未熟な(改)太陽が顔をみせず(改)そこは落ち込んでいる(時)灰燼にすぎない(カ)歯車に切り刻まれた労働(カ)特に軍隊において(時)共通の関係が(薔)抗争的関係のなかで翻弄されてしまう(カ)卑しむ(薔)隷属組織(カ)
またカノンの(カ)鋸屑(カ)常識という観点からみれば(改)下僕(カ)半盲の老人(改)おぼろげに物が見える(改)悪と(五)勃起と(五)腐敗の(五)努力(五)騒々しい夜の夢は(五)惨めなものに(ア)ヒステリカルな色合い(ア)不眠の夜の天職(カ)風と殺人(五)分離と分析(S)モードの問題ではない(カ)サイエンス・フィクションそれは(S)知らずに終わった(S)最後の例(数)人間に関するものだ(S)
階段の途中のあの曲がり角が近づくと(薔)ありもしないものの(薔)凹面鏡の映像(ア)雨靄露湿気(ア)風で波がたつように(現)水はさまざな形を変えて(ア)解釈は無限(現)真理の方から鍵を開けることを知る(現)波の稍高い夜(秋)
始まりをもたず(美徳)造化の(食)何千年(怪人)渡り鳥の群(解)浮浪児(日本)遠い日々(ビ)数発の銃声(解)目に見えない音の戦士(解)すべてのものの終わりに(四)抑圧された残虐への郷愁(怪人)人間社会がその膨大な富によって押しつぶされ(解)多くの人が死んだように立ちつくした(サ)権力が過剰になるとその限界のゆえに対立する権力が生まれてくる(孤)狼狽した(解)神は(食)虚空に宙吊りに(食)相手は答えない(食)嘘と腕を組(薔)忍び足でその場を立ち去った(サ)
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バカ騒ぎを演じる(湖)暴動のニュースが高速で伝わる(爆)途中不慮の死にあった(湖)ひとりの姿を二つに見せている(黒)原子はそれらを傍観すべき位置にあった(永劫)無作為を生みだすコンピュータ・プログラムはどこにも存在しない(べ)機械により作られたイメージと自動筆記のイメージは視覚的に同義である(ヌ)記憶はない(湖)何時間も過ぎ(器)写真は生きた有機体を光と化学で固定したもの(ヌ)
うっかりと天の円天井に穴を開けてしまう(食)蒸気とチリで出来た大きな雲の下(解)巨人ら人間の造るすべて(薔)沈黙が有力な手(ス)
野心を囁きかけては(ゲ)幻聴ネットワーク(バ)カテゴリーを(バ)全くの偽名(ア)欺き(ゲ)そこにいる人全員を(バ)ゲロンチョンは(エ)向こうが(バ)見る前に見る(バ)忍耐強さと落胆に耐える能力(バ)望まない者(エ)いまなお(S)目下の急務は食料を手に入れ(解)
永遠なる物体の質量(パ)だれでもないものの墓(い)ぐるぐる(電)光の渦巻き(電)夢だと思ったあのときの文字(永)消え去るよう(い)空はゴーストが描いている(爆)静かになりたい(赤)眠りたい(赤)ノスタルジーを抱いてきた(2)枯れ葉のようにあちこちに吹き飛ばされ(Y)人は銘々(戦)かろうじて(サ)自分だけ生きてゆくだけの話(戦)未来完了(S)
小刻みだが飢えたような呼吸(ス)新しい男(ビ)奇怪な仮面を着けさせて猥雑なアングルから女性の体を狙った(ヌ)もう一人の(ビ)太陽の踊り(食)陰毛のタブー(ヌ)太股を白日のもとにさらけ出した(美徳)失笑以外のなにものをもさそわない(美徳)善良な野蛮人(食)ヒキガエルに嘲笑を浴びせかけた(食)酩酊犯罪(日本)
空に輝く天体はまだ存在せず(食)魚を獲るために川のほとりに居を定める(食)香り(爆)
ラストショット(ワ)上空にだれも気づかない小さな空飛ぶ円盤が静止していた(怪)全宇宙においてエントロピーは常に増大する(数)夢に見られるうちはいい(い)ひとはねごとに小便を垂れていた(食)
第三の頂点(食)罪に染まる可能性は(ス)もしそれが(ヴ)霊域に踏み込んで(数)電気をながし(ワ)観測した瞬間にそこに現れる(数)閉門を告げる鐘(四)
暗黒があたりを支配し(食)視力は非常にゆっくりと衰えていった(改)黒ずんだよだれが垂れる(食)風雪の中で(改)不安な調子(ヴ)
霧雨けむり夜はしょうしょうたる雨となる(戦)コンマのように描きこまれた(ヴ)植物の領域( )虫から人間へと道をたどってきた(ニ)毎夜森の中の空き地で眠った(食)
知覚にはつねに体位の平衡を保とうとする努力が伴っている(眼)
一生ほど数奇なものはなく(日精)書ける以上の意味がある(Y)超人とは大地の意味である(ニ)小さな子供のようにアルファベットの各文字を扱うことをふたたび学ぼうとしなければならない(魔)もし一枚の紙に描いたら(Y)ウンでもスンでもない(赤)不即不離(両)暗黙の前提(ジ)微に入り細に入り(処)ラッシュの中に消えていった(ク)白い嘘(おぼ)くしゃくしゃに丸めて握りしまいにはどこへやったか忘れ(ビ)大地に穴をうがってゆく(悪し)
町に俺の顔写真が出ているのを見たか(日本)苦悩の根があり(時)特別な盲点を持つ(ジ)香り(爆)無数のけだもの(赤)バスタオルを棍棒代りにして(ユリ)全ての言語に数があるわけではない(数の)
暗闇の奥(千)世界の創造という作業を放棄してしまうことは(ニ)失った(アル)一個の人格(ユ)みじめな暴落(アル)死が速やかに訪れ(言)敗北だけでなく絶滅あるのみ(ユ)太陽が見えない(食)完成された概念(ヌ)
覗き魔の(ワ)ロールシャッハテスト(暗)黒い風(東)視覚の謎(眼)除去しようと思わなかったとすれば(眼)黒い鏡に(裸)映像への関心(怪人)黒い翼(ヴ)か��古い顔は消え去りその代わりに(Y)月の化身(食)別の顔が見える(Y)残忍(内)まっこうから(裸)誤解の余地なく(パ)世界中の(内)脈略の毒性(赤)隠密裡に(濁)苦い永い悪食の���に(赤)魂を知る(悪)日常的な能天気な貪欲さ(ビ)鏡の中の父親の像に笑いかけ(眼)よく考えれば別の顔を思い浮かべる(Y)
細いサイレン(ヴ)混沌たる渦のまっただ中(お)陰謀のイタダキ(ダ)農耕技術と狩猟の手管によって万物を支配するにいたった(悪)
家庭の晩餐用の器一式をとりそろえてほしい(時)小規模な(静)キッチン(静)乳と塩味のパン(改)肉の塊(ビ)氷に詰めた魚(ビ)デリカテッセンの調理済み食品(ビ)料理の輪郭(食)一日の終わり(ビ)懐古談(ビ)全部現在として現れる(大)テーブル(ビ)壁一面が画面(静)団欒(ビ)必ず負ける(大)笑劇(アル)
はるか遠い風景のなか(ヴ)デニムのズボンに汚染した(赤)いくつもの縺れ(イ)こどもだまし(アル)
近視矯正用の(日精)特徴づけるメガネ(内)虫の好かない未来(イ)歯の抜けた魔女の息の(バ)混ざり合う(イ)冷淡さ(ク)声のトーンはわかる(電)不愉快だった(イ)ろくでなし(イ)Xの母親には勝てない(Y)ただ文字に書かれただけではない(イ)
或る夜(ヴ)過去のあらゆる過ちが旅人を不利に導く(ア)悪訳に対するアンチテーゼ(学)嫌悪が恐怖に変わって(怪人)高みからデカダンスの本能が秘かに作動している(ニ)自然によって設定されている(眼)視覚(シ)ジグザグ線に似ている(Y)歩きのクセ(わが)悪には悪を( )横っ面を引っぱたく(半)シンバルを鳴らし(シ)心耳にとどろく(お)
一切の空間の母胎(眼)黒い水の蜃気楼(イ)脂肪のテラテラ浮いたひたい(暗)膏汗がにじみ(半)胴震いがとまらなかった(赤)まったく不明のまま(日精)泥のように眠る(戦)空白期間のあいだ(ス)
独りでとり乱し(蝶)片手に猛毒(ハ)鉄砲玉(赤)単純な図式(学)それが好きでなければならない(歴)白羽の矢(処)自身がニュースになって(電)病勢は(日精)忍ばせた密かな野心の重みで(ビ)どんどん進行していった(日精)
唸り声におびやかされ(箕)ごみごみした(ビ)罹災(わ)泥濘(改)の都(ハ)幾万の衝突(ク)何かの科によって(小)かつての「現在」を甦る不気味な既視感(プ)方向を記述する(シ)記号がその記号をくり返し(見)続き番号が登録され(ビ)目印の役割(数)前へか後ろへか(ニ)エゴからセルフへの(経)見返りの(わ)欲望に制限を課す(裸)多くの家畜(裸)四つの市門がある(パ)さまざまな民族が混合し(ユ)都市が存在し始める(見)
空想的な(ユ)自分達の顔を(蝶)観察をはじめたときは(サ)目にしたものを写す(電)はずんだ眼の色(濁)囁き合い(濁)破片と化して到着するかもしれない(ア)陰険な肉欲の鉄則以外には常に笑い続けてきた(ノ)眠りまで(フ)究竟(刺)をともなった機敏さ警戒心(ア)無口(日精)静穏(裸)に叮嚀に(刺)精神修行の核心(ア)息を吸うこと(内)いよいよおもしろくなってきた(サ)原始的な観照力(パ)死ねずに(蝶)眠っていた言葉(I)言うことはない(い)
うそ寒い寂しい日(戦)この阿魔(刺)かの眼(う)さまざまな角度から(学)愛情の監視(殺)そっけない(歴)間に合わせの丸太小屋(爆)血の悪酔い(大)コンビニエンスな発想が( )ひどく痛む(半)奇態な自覚にいきなり打たれ(蝶)鬼子母神(戦)手たちが群がる(爆)クエバ・デ・ラス・マノス(数の)
なぜそんな(小)却を経た(赤)古い都(赤)泥棒(大)十夜の夢(大)少し舌のもつれる歌声(裸)変化をズバリ誰によって(バ)拡まったのかその由来は勿論分からない(小)密雲を吹き払った(濁)定めて大向こうを騒がす(刺)毒素遺伝子が絡む(A)九尾の狐(小)
直径数キロの(ク)悪い空気(ノ)墨や朱をだんだんに注し(刺)どんな機械でも(I)退引きならない(半)愛情を帳消し(半)すべての(い)亀裂が(学)地獄(い)吸収する(フ)機械の形をとった化石化(マ)どこか現実離れしない(赤)未来の避けられない変化(解)
合理的な価値(孤)リトル・アジア(フ)男と女の脳(内)不意に思った(永)人間たちはなんとなく不満を持っている(孤)弱者が不正と見なすものも強者にとってはつねに正しいものでしかない(ソ)物語の陰の物語をあばく(処)都合よく操られ(処)うなだれた(い)ある種の心理的な(孤)劣等感を(孤)欲求のセットを育てあげてきた(孤)人間という生物は幾世紀にもわたって自分をコントロールする能力のどうしようもない欠如を示してきた(バ)
「想像」という語の解釈(魔)冷静に物事を見詰め(バ)欲望のまま(シ)聴く(シ)超越した見識(バ)多くの出来事は中立良くも悪くも無く特別に不吉なものでもない(バ)怠慢な安逸との間に(魔)微妙な媒質(X)感覚の映像(魔)
独裁的な(楽)見知らぬミクロコスモス(パ)死は変幻自在な生命体(ア)軽々しく信じたり無批判に受け入れたりすることも危険(ア)腐敗し汚物に変身(パ)亀ふたたび(パ)絵文字は(言)無限にヴァリエーションが作り出せる(言)午に近い(箕)某月某日(戦)同日同刻(同)原典の複製(学)独創的な暗号(わ)目が吸いつけられ(ク)どのようにでも(言)方向喪失(時)ある観測者と(数)別の観測者(数)同じ時間に偶然立ち止まっている(サ)
 「もうどうにも(い)インチキだ明らかにインチキだ」(裸)歯をガチガチ鳴らしながら(ビ)
マラチオンの(内)ぬるぬる(裸)登場人物の(裸)二三本横にはみ出した乱杭歯に(美)ひきゆがんだ顔(東)整形手術(裸)工夫と情熱(孤)一種の密室殺人(わ)動機を(歴)追剝ぎ(半)ひょっとすると(歴)排除する(I)仔細が(半)巣を食っている(半)少女の手ほどの雲が一つ(ハ)うす気味の悪い(箕)蛇の皮をゆすって幽霊のように笑う(永劫)時の手(ア)坐って微笑んでいる奇怪な像(フ)熾烈な戦い(処)意志をくじく(オ)
最も醜い容貌を持つ(濁)小人の肖像画の意図(フ)筋金入りの糞(視)大長老の威厳などどこへやら(わ)ピカレスクの要素(I)裏銘(永)概念を付与し(数の)登場人物や名前や舞台に関心がある(バ)金歯を吐き出して(裸)制度化された低い暴力(内)全面的に疎外され(視)恥辱のために(裸)不屈で戦闘的な(殺)奇妙な豊かさ(い)最悪の方式(ソ)社会と正気(言)不安に対する不安(時)現代の集団的神経症(時)時代診断のうち(時)有している特徴としては(日本)思考阻害(日本)自閉性(日本)無情性(日本)情性欠如性(日本)嗜虐性(日本)自己顕示欲性(日本)スピードは人間にとって意味への意志(時)によって深く支配され(時)フラストレーション不満不充足を麻痺させる(時)現代病(時)世迷いごと(バ)心への反映(時)迷惑(半)迷信(パ)迷蒙(パ)ミアスマ(パ)被害者カレンダー(バ)孤独な群衆(孤)針と墨と図柄(見)
理想のメディア(ヌ)アメリカ人を政治へ招待している(孤)政治的な支配は上層部が永続的に存在するのに不可欠なのだ(資)新奇な(性)車は(I)軍政(悪)本道から言えば邪道である(戦)今それは機械的制御の危険性について私たちに警告する目的を果す(I)実験において(匂)意思決定をしているのは機械ではなくその機械を設計して権限を与えた人間(A)生活水準が著しく低下し貧困問題の悪化(悪)格差には常に根本的に主観的で心理的な側面が存在することになりこれは当然ながら政治的な対立を引き起こす(2)
右脳にインプットし左脳にトランスすることで暗号化する(数)どの局にも同調しないチューニング(ア)マルコーニ無線電報(ハ)連結ラインに電気のけいれん(爆)かすかなきしみ音(蝶)脳内に録音された言葉エングラム(視)死刑執行人の不手際(処)叛乱と解放が行われた(ユ)主体が(バ)身代わりになって体験(バ)死んだ山羊の屍体を夢中になって(C)��屍しようというのではない(C)一様に匂う空気の流れは高度に人工的(匂)頭上の暗雲(マフ)
豪雨(戦)第一の布告(ハ)喉が渇いている(悪)コカ・コーラの成分を(悪)事実ファクトと虚構フィクションをアッセイ分析と(歴)すべての政治組織の(I)悪人の欲望を伸張し倍加する正しい方法はシンジケートのマネー・ロンダリングに(殺)予測不可能な(ノ)愛情の要因を排除する(ノ)この面をさげて(イ)あたかも都会人は歯をみがく(戦)
都市規制計画という墓場に埋葬される(建)白き路上に影をおとし(戦)整備コスト削減(悪)ファシズムの都市(建)市場から駆逐されてしまった(悪)街の音(ダ)電気の欲求(爆)テロリズム的な工業化(西)
はじめに言葉ありき(言)言葉とは何であるか?(言)「私」という言葉について混乱している(I)言葉を移しかえるだけでは成り立たない(学)怖ろしい硬直から(い)苦痛の蓄積にキーワードをつなぐ(視)黒豹のオペラケイプが床に広がり(ハ)真のユートピアとは(シ)青空を背に(大)最後の生命(ノ)二人の亡骸と(半)末裔で結ばれていた(ユ)バランス(シ)守るべき何の節度をも持たない人々をかきわけ(ノ)たどった道をとらえ(日)失われた文字のアルファべットに従い(見)泥の壁(裸)沈潜し(日)太陽そのものが大地に降りて来ないように(パ)はなしことばを言語を説明する(日)あいだに虚空の広大無辺(い)言語とメタ言語(日)避けがたい(シ)影は長く(グ)不自然に這い進み(大)種をまくことだけを( )言葉だけがただひとり虚無に挑戦する(オ)
曇天の暗い湿ったような日(戦)指導者のインスピレーションの下に(ユ)歴史はフィクション(視)わが国旗なお健在なりし(裸)小世界にはただゆっくりと四季のめぐりがある(時)人間は成長がとまるとともに衰えはじめる(ジ)このように快いものだとは知らなかった(戦)
夢とは正確に何ですか?(I)習癖ノート(裸)初耳のすじのとおった話(C)手紙の一行一行(C)くちばしをさしはさまない(視)心の内部(電)環境の中にある(電)汚水溜(時)ゴミ棄場(時)非衛生的な場所(時)うらぶれたもの哀しさすべて吸収し熟知している(電)無縁な考察(食)大量の思い込み(2)全てが主要な要素になる(シ)灰(パ)中心点の中心(パ)一つの針穴(い)零のために(い)破壊されたものが積み重なった世界だ(解)
故郷からすすんで身をかくし(時)遠く離れていた(Y)互いに関与し合う対極として存在するのは遺伝子と環境であり生まれと育ちとも呼ばれる(生)現実的根拠のない無内容なおしゃべり(2)仏も不在にする無心(赤)住所を残さなかった(爆)孤立し酒を飲まずあまり外出しない(視)不在の(爆)克明さ(戦)別の「現実」(コ)狩り集められ(ユ)定義することが不可能(アル)死体(ハ)はだれだ?(爆)
下を向いている(匂)けたたましい(性)蒼白くみえないようにと部厚く化粧した(アル)白い腕(クラ)婦人(性)万事この調子(解)淫蕩な気分(永)金のあるあいだは何を考えても無駄なことだと(籠)何かがなくてはならない(バ)過去に目を向ける、歴史の、スキャンダルのためのスキャンダル(アル)空とは否定的な性質を失った虚無(悪し)抽象的補完物(悪し)もっとも不吉な日付けの一つ一九四五年八月六日(バ)何かが実在する(悪し)精神的な流行病も(時)戦争の呪詛(数)入れ代り立ち代り(戦中)死のキャンプに送られ(ユ)液体空気のように冷たく青いドクター(爆)嘲るような金切り声(ミ)虚脱の(戦中)生半尺な弱足(赤)実演という言葉を使うのは(裸)トロイの木馬であり(数)開けたウィルス( )手術が演技であるからだ(裸)脳震盪に次ぐ脳震盪(バ)
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ari0921 · 11 months ago
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桜林美佐の「美佐日記」(242)
当たり前の生活のありがたさ──1年を振り返って
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、242回目となりま
す。
 今年もいよいよ最後の配信となりました。今年は
どんな年だったでしょうか? 私はやはり4月のUH
60ヘリの墜落事故が大きな衝撃でした。
以前、この日記で、殉職隊員を靖国神社に合祀でき
ればと書きましたが、私は先日、防衛省内の慰霊碑
に献花をする機会を得ました。
 メモリアルゾーンに足を踏み入れたのは、何年ぶ
りだったでしょうか。小春日和の静謐の中、美しく
整えられたその場所に、死者の魂の存在を感じさえ
しました。今年は外国軍の方たちも訪れることがあ
ったと聞き、多くの人々による祈りが、この省内の
一角を聖所たらしめたのかもしれません。
 もちろん、神社や教会という、365日いつでも
常に祈りが捧げられることがベストの方法だと思っ
ていますが、宗教色を取り払わなくてはならない事
情の中で、この防衛省における慰霊施設の建設は最
善の答えだったのだと納得するものがありました。
それは自衛隊による管理が徹底しているからこそ、
だとも思います。
 ただ、ここは誰もが入れるわけではなく、気軽に
立ち寄ることはできませんので、そこはまだ課題で
はあります。
 ところで、今年の4月に熊本地震から7年が経っ
たということですが、先日、偶然に、今回の事故で
亡くなった坂本雄一広報室長(当時)とのメールの
やり取りが出てきてびっくりしました。
 それも、熊本さんという方にメールを送るために
検索をかけたところ、それらのメールが引っかかっ
てきたのです。何か不思議ですが、そういうことっ
てあるのですね。
 今年は他にも親しくしていた自衛官や防衛産業の
方が若くして亡くなり、ショックを受けることが多
くありました。
 そんな目の前では、来年の米大統領選に向けてバ
イデン大統領とトランプ大統領が火花を散らしてい
る光景が繰り広げられています。バイデン氏81歳、
トランプ氏76歳です。
 プーチン氏71歳、習近平氏70歳、とのことで、
いずれも健康不安説は付きまとうものの、この方た
ちの生命力はいったいどうなっているのだ?と思っ
てしまいます。みんなで協同して健康食品を売った
ら世界のベストセラーになるのではないでしょうか
・・・。
 その米大統領選ですが、トランプ氏の勢いがます
ます大きく、もし次なるトランプ大統領時代となれ
ば、日本にとっては簡単なことではないと思います。
日本にはもう安倍さんがいません。
 ただでさえ、在日米軍では今、宇宙やサイバーな
どの新領域に予算を振り分けるプロセスの中で、日
本に関係する様々な機能が廃止されています。在日
米陸軍軍楽隊の来年の日本からの撤退は象徴的です。
私はまだ、なぜ日本のここが目をつけられたのよ
??と納得できない思いですが。
 こういう話をすると、在日米軍にすがるべきでな
い、自分の国は自分で守れなどと言われたりします
が、そんなことは当たり前で、その立派な理念と米
軍のプレゼンスの意義は次元の異なるものだと思い
ます。
 とにかく、今現在は「防衛力の抜本的強化」だと
息巻き、防衛増税をするしないという議論になって
いますが、トランプ大統領再選となれば、そんな程
度の話ではすまなくなる可能性が大です。
 今からトランプ氏対策チームを作ってもいいと思
います。いえ、そうすべきでしょう。
それにしても、国内ではまた大統領選で世論の分断
が起こり、醜い言い争いが始まるのかと思うと嫌に
なります。
 一方、今年はコロナでストップしていた事々が復
活した年でもあり、お祭り、コンサート、忘年会・
・・と、以前のように過ごせるようになったことは
何よりありがたいことでした。
 当たり前の生活のありがたさを思い知ることがで
きました。世界の情勢を見れば不安は尽きませんが、
個人個人が日常の小さなことにいちいち感謝するこ
とで、実はみんなが幸せになっている、ということ
にも気づかされることになりました。
 これからも、皆様の上に平和と喜びがありますよ
うに。どうぞ良いお年をお迎え下さい!
(さくらばやし・みさ)
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chaukachawan · 11 months ago
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新人公演35期紹介?
どうも、アサギです。どうやら僕は最近の色々で感情の荒ぶりを抑えれないようです。その勢いのまま素敵な同期達を紹介しようかいとか思ってます、紹介という体をとって褒めるか、本音を書いてます。今回は真面目に書いてみます。コロネさんのセリフを添える役者紹介がすごく好きだったので僕も添えちゃいます。なぜそのセリフが好きなのかは聞いてくれれば教えてくれるかも知れません。
追記  途中から迷走しちゃいました
書き終えた私より
縦縞コリー
純真なピュアっピュアっ少年です。よく通る声を持ち、すごく分かりやすい性格(いい意味で)をしている可愛いやつです。あんまりにも真っ直ぐなもんでついついイジりたくなってしまいますね。彼と接している時は何だか同期というより後輩に接しているように思える時があります。逆に彼はどんな先輩になるのでしょうか…。このままでいて欲しい気持ちと精神的に成長していく彼を見ていたいという気持ちは半々です。幸せになれ。それいけ、衣装チーフ
「これで怪盗コーデはコンプリートだよ…名怪盗くん。」
         警部(怪盗とその考え方)
あろハム権左衛門
何だこの芸名選手権全日本一に輝いたとか輝いていないとか。よく僕は彼女をガキンチョとか言っていますが、どうでしょうか?分かりますかね?。精神的にと言うより無邪気に暴れ回るあの感じが幼少期の嵐のようなパワーのように思えるのです。今公演はそんな彼女の母親としての姿を見る度に心の中でガキンチョって言ってごめんなさいと3回唱えてしまうほどに彼女のキリッとした声色と演技がマッチして母のイデアを感じます。
あろハムよ、お前の声帯が欲しい  
「食べちゃったんだ、ウサギ」(検閲解除)
母(某人間)
海泥波波美
僕。カスっ!!
「….悪くなかったな」
       なおや(息を吸う、吐く)
苔丸
おばあちゃんから小学生。宇宙飛行士から学生気づいたらとんでもないぐらい役の幅が広くなってる、と思ったら裏方では幕、衣装、キャスパ、小道具とかなんか色々作ってる。千手観音の利き手とは言い得て妙である。誰よりもちゃうかが大好きで誰よりもちゃうかのためを思ってる。気づいた時には天地開闢でもしてるかもね。
「はじめ、はじめ、なあ、はじめ」
              文(香夜)
冊まいむ
お姉さんって感じの役が似合うと思ってた、思ってたんだ、思ってたんだよ。今回の役いいよね、いいよね?ってなるぐらいに彼女の声と演技が好きです。個人的にはちゃうかで1番演技が好きです。なのに、なのに、、、何でそんなに変な子なんでしょう……、順当に変な子です。彼女とはちゃうかに入る前に別のサークルで2回ほど会っているのですがそんな片鱗はありませんでした、なんならおとなしい子だなぁって思ってすらいました。そんな子に育てた覚えはありません…お母さんは悲しいです。
「怪我なんてどうだっていい!本質はそこじゃない!」
           霧島(愛があるかい)
衿君
僕は彼の名付け役です、パパです。ちなみにエレクトリックという単語から由来しております。普段の物静かな雰囲気からの彼の演技のギャップに脳をやられている人も多い事でしょう。今公演のこの役は彼でなければあそこまで良いキャラになってなかったでしょう、最高に面白いですね。彼ともっとお話ししたいのですが僕は彼とする不良��っこが大好きで、気がついたらやってしまうので残念ながら会話になりません。
「痛いですよ、先生」 (検閲解除)
             遠藤(某人間)
ミル鍋
2人はチソキュアの片割れでありセンス抜群宣美チーフの京都人です、今日も元気いっぱい京都からはるばるちゃうかにきております。今回の舞台は彼女と一緒に考えました、なんだあれ?最高じゃん。僕の存在意義が揺らぎますね、最悪の場合は彼女からペンを取り上げることも辞さない覚悟です。演者としては人間を演じている回数より人外を演じている回数の方が圧倒的に多い彼女です、毎回ハマり役なんですよねー。京都人は人外という説、、、あると思います
「そうだね」     
            辻井(華幻の月)
大福小餅
オムニの仲良し同郷3人組の一員でありながらも地区が違いすぎて同郷の話で盛り上がれない事が多い子です、さみしいたけ。舞台監督を精一杯頑張る姿に負けてられないなとか思ったり思わなかったりています。最初彼女のラップを聞いた時可愛らしいなと思ってたら、いつの間にかめちゃくちゃカッコよくなっていました、どうやらめちゃくちゃ頑張ったらしいです。いつも気づいたら自主練をしている本当に努力の子です。
「大丈夫、きっと全て上手くいく」
魔女(息を吸う、吐く)
中森ダリア
1人わがままファッションガールズモードの人です。なのに、絶妙な所で趣味が合うのが面白い。公演中は彼女の歯に物着せぬ喋り元気づけられましたね、ありがとなす。彼女がいなければ無かったかも知れないあのシーンが僕は大好きです、彼女のラップはセンスが大爆発しております。またいつか違うのもやってみて欲しいなぁー、絶対カッコいいから。僕が好きな彼女のセリフは消えてしまったあのセリフです
「でも、大人だからぁーーーー」(検閲解除)
            助手2(某人間)
帝京魂   
暇そうだったからちゃうかに誘ってみたら本当に来たやつで唯一の同学部で同年代である意味僕の被害者ですね。一時期は「しゃあないの人」というとても名誉なあだ名で呼ばれていましたが秋公を経て、ちゃんとコンと呼ばれようになった姿に不思議と感動を覚えます、彼のどこか人を惹きつける雰囲気の賜物でしょう。それくれよ。今でもたまに見るシャアハラはどこか微笑ましいです。しゃあないよ、永遠なれ
「しゃあない、ばあちゃんもいろんなとこ顔出しとったし、親父の知り合いもいっぱいきとったんやろ」
              一 (香夜)
しょこら
同郷、同じ予備校出身であり、きっとちゃうかに入る前にもすれ違っているであろう僕ら。そんな僕らの運命が交錯したのはちゃうかに入ってからだった
〜〜〜〜[オープニング]〜〜〜〜
とか言うとりますけどもねぇ、そういえば彼も僕が名づけの親です。パパです。役者として他の人とは違う独特のリズムを持つ彼の今回の役はどうでしょうか?……はい、ピッタリですね。逆にこれしかないというぐらいにはハマっているのではないでしょうか?秋公で見せた某M氏とのアドリブは記憶に新しいですが、きっとあのインパクトを超えてきてくれるでしょう。もっともっとはっちゃけて楽しもうぜ!!!
行くぞ!!我らチャレンジn=1年生
「痛いですよ」(検閲済み)
ルロイ修道士(某人間)
黒井白子
今回の公演で否応無しに目を引くこの男ぉぉ!!!白子ぉぉぉ!!。彼も僕が銀杏祭で引っ張ってきたという話もご存知の方も多いでしょう、なんか「えびで鯛を釣るとはこの事かー」とか言う声が聞こえてきそうですが僕はヤドカリです。道化師という役は彼以外に演じる事は出来なかったでしょうね、彼の一挙手一投足がこの劇に彩りを与え、彼の演劇への愛が周りの演技力をメキメキメキシコと育て上げました。しかし、彼のフルパワーはきっとこんなものではないのでしょう……。いつか、彼の全身全霊が見える、そんな舞台を作ってみたいです……
「……感謝とか、謝罪とか……伝える前にお母さん行っちゃったんだぞ!?もうすぐ、月に行くんだぞ……」
翔太(華幻の月)
鴨兎春
おばs、いえいえ、2人はチソキュアの片割れにしてハイセンス関西人舞美チーフさんです。今回の読み聞かせの人の雰囲気は普段の彼女とはまた少し違ってて、なんかこうさ、良いよねーって感じ、オーラがあるよね。僕は彼女の反応が大好きで普段よくいじってしまいますが最近は水を得た魚の如く、いや、酒を得た肴の如くカウンターを決めてくるようになってきました、あええ。こんな風に軽口を叩いておりますが役職的には僕のものづくりの相棒でいつも圧巻のチラシや立て看板を作ってくれる彼女のセンスは本当に頼もしいです、絶対に口では言いませんがね。あれ?チソキュア2人で大道具と舞台美術成り立つくね?俺いらなくね?………はい、彼女から筆を取り上げましょう。
「雨が、冷たい、痛い、寒い。もはやこれが現実なのか夢なのかもわからなくなっていた。それが現実だとわかったのは、目の前に大きな光が現れたすぐあとだった」(検閲解除)
読み聞かせの人(某人間)
園堂香莉
超美声、炎の照明ファイターさん。わずか2ヶ月弱前というのに彼女の役者姿が恋しいですが舞台上で彼女の作る照明を見て「この辺で勘弁しといてやろう」とか思ってます。ところで、彼女の作る照明は言わずもがなですが彼女の文章ってらすごく美しいと思いませんか?僕は大好きなんですよ、透明感って言葉を体現してますよね。僕は文章には書く人の知性や人生経験、性格がかなり反映されるものだと常々思っているのですが彼女の文章に宿る透明感は何由来なのでしょうね?興味は尽きません。詩集を出す時は言ってくださいね、20冊買います。
「いいじゃん。猫探ししよっか!」
ゆき(息を吸う、吐く)
まろん
ちゃうかのオペ職人さんです。仕込み期間以外ではふらりと舞美作業に現れ、手伝ってくれます。あんまり喋らない同期と喋れるのはすごく嬉しいので来てくれるとすごく嬉しいです、つまりすごく嬉しいです。そういえば彼女はちゃうかとは違うサークルで楽器を弾いているようですね。いつか頼み込んで幕裏から弾いてもらおうかしら
テキストを入力
化け物映像職人。最初の方はちゃうかで見かける事はあんまり無くて喋れなかったけど最近は仲良くなれたと勝手に思ってる、嬉しい。彼が楽しそうにしてる姿はこっちもこっちでテンション上がります。ちゃうかを楽しんでくれているみたいで本当に嬉しい。彼の作る映像に外れはない。PV待ってます
紫仏瑠唯
どうやら僕とは対極の授業態度の人らしいですね。彼女とはオムニで話した以来、じっくりコトコト会話はできておりません。しかしまぁ、そのオムニでの我々の会話は酷いものでペルソナシリーズにおける至高の作品は何かという議題で戦争を起こしました。危うく日本全土を巻き込む所でした、ふぅ。また、戦おうじゃないか戦友("とも"と呼みます)よ。あ、あと久しぶりに役者する姿も見たいや。待ってます
「ふふっ。それじゃあ、ご飯食べようか。冷めちゃったけど」
真由美(オレンジ)
近未来みーら
同郷にして永遠の相方。僕と彼はびっくりするほど考え方が違うんですよ、なのに相方。だからこそなのかも知れません。なんなら相方って言ってるのは僕だけなのかも知れません。それはともかくとして、彼はどうやら自分に自信が全然無いようです。だから褒めます。多分彼の文才はみんなが褒めてくれると思うのでそれは二億光年先に置いときます。彼と会話をしているとマジで1分に1回の頻度で人を褒めています。僕は人の事をこんなに素直に褒めれる人に出会った事がありません。人の良い所を見つけられるのも、それを素直に口に出せるのも、誰しもがおいそれとはできるような事では無いです、断言します。それをさらっとできるのが何よりもの彼の美徳であり才能です、もっと自信を持って欲しいです。そんな彼だからこんな素敵な劇が作れたのだと思います
「ふざけんなそれだと1本足りねえだろ!!」
           B(怖い話でもしよう)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
文章であれ、会話であれ気持ちを言葉にするって難しいですよね。僕は正直かなり苦手です。というのも、書いていて、話していて、3割も伝わってないのだろうと心の中で思ってしまうからです。それをいつも笑って誤魔化してしまいます、なんならそのせいで誤解を生んだり、人を傷つける事もあります。
新人公演、大切な節目の時です。ふざけながらですが柄にも無く、ちゃんと伝える文章を書きました、久しぶりに書きました、精一杯書きました、筆が止まる事がなく書けました。少しでも伝わっていたら幸いです。
35期よ、健やかなれ
センチメンタルジャーニー  アサギ
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alaephoenicis · 2 years ago
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『魂と母なる大地』〜人類のアセンションによって、大地ガイアの魂が転生する
ロビン・カイザー
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オリジナル動画:https://youtu.be/6_bRUzRLExM 公開日:2023年2月18日
【和訳:ALAE PHOENICIS】 最新情報は Telegram:https://t.me/alaephoenicis
親愛なる皆様、
私たちが認識するすべてのものは、私たちの意識の振動と関係しています。
そして、意識の振動がどうあるかによって、私たちは自分自身のことのみならず、世界をも全く異なった形相で認識しています。
世界の形相というものは、ひとつの物理的な平面層に固定されているのではなく、異なった振動数をもつ異なったバリエーションで存在しています。
つまり、2次元、3次元、4次元、5次元の世界が存在しており、私の意識の振動によって、世界は異なって見えてきます。
大概の人は3次元意識の中で生活していて、世界とは、よくご存知の地球儀の形をしていると認識しています。
もし、私が4次元意識に在るならば、それは回転するトーラスのように見えるでしょう。時間と空間のトーラスです。四次元には「時間」も含まれています。そしてこの、回転する時空トーラスである世界はやはり、私たちの知る地球とは全く異なっています。なぜならそこには例えば、地球の磁場が関係していて、私たちはそれに対応している地球の周囲の磁力線、つまり地球のアストラル体を知覚しながら、それを地球の部位だと認識するからです。
5次元意識の世界では、地球の霊的本質が現れてきます。
これを私はガイアと呼んでいます。「ガイア」は地球の5次元バージョンということです。
これは純粋な意識フィールドで振動していますが、もちろん5次元の振動領域では物理的形態も存在し得ます。
ちょうど今、地球上の人類の意識の中では、振動が高まりつつあります。
人類は目覚めようとしていますが、目覚めてくるにつれて、個々の人々は「5次元意識の魂」をこの肉体に転生させます。
殆どの人々の魂は5次元的体験空間に位置してきており、すると地球の魂もそうなります。そして、地球上の全人類が自分の魂を転生させることで、地球ガイアの魂はその物理的な振動体、すなわち私たちが移り住もうとしている「地球」へと転生します。
ある段階で、地球には魂が宿りました。そうです。しかしこの魂はまだ完全に物質化した形相には移行しきっていません。
そして、高次元への上昇とは、魂の存在であるガイアの転生のこと、つまり彼女の魂を体現している人類の意識を通し、地球ガイアは物質として転生しようとしています。
どういうことかと云うと、高次元の意識フィールドとなるガイア、もしくは魂の存在であるガイアは、人々の意識によって物理的形態を得るのです。
これが私に見せられた時、アセンションとはどういうことなのか、理解がかなり開けた気がしました。そして、私たちは地球の魂の有様を体現するために、ここにやって来たのだ、と。
さて、違った振動層には、違ったバージョンの地球があります。
そして、タイムラインはこれひとつではありません。
そして、5次元の地球に転生しないタイムラインのひとつが、トランスヒューマニズムのタイムライン、いわゆるデジタル化された人工リアリティのタイムラインです。そして、このタイムラインも既に、人類の集合的意識領域の中で告知されています。
そしてこの地球…このタイムラインにある地球は2次元で、ホログラフィックです。それはいわばデジタル化された2次元ホログラムの「地球もどき」バージョンとなります。
そしてこのデジタル的展開への道を選ぶすべての人々は、いつしか2次元の「平たい地球」にたどり着くでしょう。
しかしこれは、高次元の魂である地球に転生することとは程遠いのです。
2 次元の平面ホログラフィックな地球バージョン
3 次元の球体地球バージョン
4 次元のトーラス地球バージョン
5 次元の魂ガイアバージョン
…それぞれの地球の振動数に触れてみると、どのバージョンが一番振動数が高いかは比較的明確です。
トランスヒューマニズムの進化の道は、牢獄とみなされている3次元からの救済・解放と捉える説も多くあることは知っています。しかし、私たちは自分たちの意識の中でどのような地球を創造するのか、深く配慮した方がよいでしょう。
私たちは、魂の存在としての地球を物理化された形相へと導くという約束をして、この地球上にやってきた魂なのです。
それは、意識が開放されたときに5次元の体験領域で起こることなのです。
このような描写が別の意識層から、私に示されてきました。そして、私自身の視覚を通して知覚していることでもあります。
もちろん、誰もが自分の意識に応じた世界を見ているのです。
そして、地球が平らなのか、空洞なのか、四角いのか、亀の背中に乗ってるのかは、あまり重要ではないのかも知れません。
それよりも、私たちがハートでガイアの魂の存在に触れることの方がずっと重要なのです。そうすれば、地球が最終的にどのような物理的形態で具現化されるかを言い当てるのは、もはや私たちの課題ではありません。
物理的な形状は、多次元的な地球本体のほんの一面にすぎません。
私たちがエネルギー体を持っているように、地球にもエネルギー体があり、アストラル体である磁気圏があり、さらにその磁気圏はさまざまな層に分かれています。
そして、これからの地球にとって大切なことは、私たちが自らの心の奥底からガイアの魂の存在と連絡を取り続けることなのです。
なぜならそれがゲートとなって、5次元レベルの意識がこの物質界の体験領域の中へと注ぎ込まれるからです。
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宇宙の物質レベルは、私たちが思っているほど古くはありません。
もちろん、数十億年は経過していますが、創造物全体を見ると、物理的な面が誕生したのは、創世記のかなり後のほうです。
物理的な地球は比較的若く、
魂であるガイアは、原初的な創造の存在であり、非常に古くはありますが、人類というのは地球の物理的な姿よりも更に古いのです。しかし、これも何となく、どこか歪んだ形で私たちに披露されています。
私たち人類は、地球で��展した種族であると言われていますが、私たち人類の種系統はもっと昔、プレアデス星団まで遡り、それは更にリラ星団に由来します。
これらは、人類創造の原初的な構想が、物理的な形をまとった最後の礎です。人間が始まったのはその時からで、そして私たちが知っている物理的な宇宙を創造するためのきっかけを与えたのは人間でした。しかし、原初的な創造理念としての人類の系譜は、地球の物理的な部分だけでなく、そのような物理的な宇宙よりもはるかに遡り、はるかに古いものなのです。
人類、すなわち原初の人類は、より高い意識レベルでこの物質宇宙を創造してきた、つまり、私たちは取るに足らない小さな存在ではなく、霊的存在としての魂の継承のなかで、私たちの「意識」という側面が、より高い意識からこの地球と物理的宇宙を生み出してきたのです。
物質とは、私たちの創造物であり、物質宇宙全体は、私たちの意識から投影されて発生したものです。
ですから、私たちは 物質宇宙全体よりも本質的にはるかに古い存在なのです。そしてそれは、私たちの真の偉大さ、私たちの真の姿を新たに明らかにすることができるのです。
そして、この物理的投影のクリエイターとして、私たちは自らの創造に踏み込んだのです。
そして、そして、私たちは自らの創造において、意識の振動を調整し、周囲の環境を全く異なるものとして認識する自由意志を与えました。
ある人は地球を球体として認識し、ある人は平面として認識し、ある人はトーラスとして、時空間、レイラインを持つものとして認識することでしょう。また、ガイアの魂的存在とつながる人もいるでしょう。
そしてそれが、私がこの地球に来た目的なのです。私自身だけではなく、きっと今これを聞いている誰か彼かも、それが目的でこの地球に来たのです。
それは、私が地球の魂的存在と心から触れ合い、この高次元の意識を物理的な物質面に呼び込むための交信を行うことなのです。
そして、これこそがアセンション・プロセスと人類の覚醒の中で起きていることなのです。
自分が顕在化させたいのはどのバージョンの地球なのか、いま一度意識してください。
あなたは、どのバージョンの地球のために、ここに転生したのですか?
そして、あなたの意識は、どのようなバージョンの地球を懐いていますか?
それはつまるところ、平たい円盤のデジタルホログラムなのでしょうか?それとも、あなたは高次元の魂的存在である地球とつながっていますか?
私たちは、いまの転生意識では想像もつかないほど、ずっとずっと大きく、ずっと古い存在なのです。
人間は、原初の創世理念なのです。人間は、自らの意識の投影として地球を創造する時に、この物理的宇宙を一緒に創造しました。…そして、そう、地球の領域には人間以外の存在もいます。
地球領域のほとんどの生命は4次元に存在していて、文明全体が地球の地下の洞窟システムに存在しています。しかし、ある説によると3次元バージョンの地球の中心核は空洞ではない、と言われています。4次元の地球では、また事情が違ってきます。
つまり、どこからか入ってくる情報は、その情報がどのバージョンの地球を指しているのか、どの振動のものなのか、ということを常に認識しておく必要があります。
私たちが第3密度から受け取る情報のほとんどは、当然ながら3次元であり、ここの振動に変換(コンヴァート)されています。
しかし、もし私たちが自分の意識、自分の魂のレベル、私たちのより高尚な任務、地球に宿る霊魂、女神ガイアのことを思い出すとすれば、私たちはこの地球の神的側面を自分自身のこの肉体に、そして最終的にはそれを通して地球の肉体へと転生させるために、自分を開いていくことができます。
私たちは地球です。私たちはアンテナのようなもの、拡張された地球の一部なのです。そして、地球の魂は、私たちを介して物理的な様相に転生します。
アセンションとはそういうことです。
だから、どこかから入ってくるあらゆる情報に関しては、それがどの振動レベルに宛てられたものなのか、どのような振動レベルから来ているのか、を認識するようにしていれば、いま自分たちの実際の立ち位置はどこなのかという全体像がはっきりしてきます。
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結局のところ、物質的な宇宙全体は意識の投影です。
マヤであり、幻想です。
しかし、私たちは一緒にこのゲームをプレイしようと申し合わせてきたのです。そして、その中には信じられないほど多様で素晴らしい体験の可能性があるのです。
そして現在、私たちは新しい地球の産婆であり、その中で自らの魂と地球の魂を、より一層具現化していくのです。
これまでお話ししてきたことは、おそらくこれまで普及していた世界観とは一致しない部分もあるかと思います。
例えば、人類が地球より古いということで、もちろん今、私たちが体現している意識バージョンでの人類という意味ではありません。
つまり、元々高次元の意識にあった原初の人類。
そして、多次元地球の物質形態としての地球。
しかし、私たちが地球よりも古い存在であり、新しい地球の産婆なのだ、という認識を持つことはとても重要です。
私たちは産婆なのです。そして、それどころか生み出されようとしています。
私たちは創造者であり、創造であり、同時に被創造者でもあるのです。私たちは生みの親であり、誕生させる側であり、そして生み出されるものなのです。そして生まれてくるものとは、人類と地球の意識とが統一されたもので、その個性は神聖です。
覚醒とは、私たち人類が地球の意識に目覚めることです。私たちの意識は、どこかの意識に目覚めているのではありません。
違うのです。私たちは、地球の魂、ガイアの意識に目覚めるために、この地球にいる。なぜなら、それこそが、ここで起きている、出生プロセスだからです。多くの人が別の現実や別の意識領域に目覚めています。それはとても良いことですが、それは地球がまさに今、生まれてくるために必要としていることではありません。
覚醒はとりあえず覚醒でいいのです。しかし、どのレベルの意識に、どの領域の意識に覚醒するのだろうか。
デジタルリアリティ、メタバースに目覚めることもできるのです。
…ただし、この文脈では「目覚め」という言葉は使いませんけど。
人類の真の覚醒、偉大なる集合的覚醒は、惑星的意識への覚醒であり、そしてそれは、この惑星の進化における自然な歩みのひとつなのです。
そうなると、これは人類の覚醒というよりも、地球の覚醒なのです。そして私たち人類は、地球が次の進化のステージに移れるよう、その出産を助ける者たち、産婆、助産婦。
私たちの素晴らしい地球、その次の進化段階は、魂の存在としてのガイアが物理的な形態化への移行を完全に貫き通すこと。そしてそれは、人類が地球の意識の中で覚醒したときにのみ、実現されるのです。
そうです、親愛なる皆さん。
あなたはコミュニケーションするための振動、意識というものがあることを感じているはずです。
これは、私が他のレベルから受け取った情報、インパルスを伝えるためのものです。
そして特に今、この非常にデリケートで熱い移行期において、どのバージョンの地球のために本当に立ち上がるのか、そして自分自身の心の領域、電磁的な心の領域、ガイアの魂の存在との接触を保つことが絶対的に重要だと、私は実際に感じています。
こうした意味で、私はこのメッセージがうまく統合されることを祈っています。
愛をこめて
ロビン・カイザー
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patsatshit · 1 year ago
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先日までの暑さが嘘のように、朝晩が急に冷え込んできた。つまりイネ科の花粉が猛威をふるう季節の到来ということだ。秋の訪れを待ち侘びていた人も多いとは思うけれど、僕としては新たな地獄の始まりであり、定量噴霧式気管支拡張剤メプチンエアーを手放せない日々がしばらく続くことになる。幼少期から悩まされている喘息発作、子どもの頃はこの苦しさが続くくらいなら死んだほうがマシやと心のどこかでずっと思っていた。小児喘息に虚弱体質、運動場や体育館で貧血を起こしてぶっ倒れたことは一度や二度ではない。何を食べても太れない体質で、特に鳩尾の凹み具合は周りの友人と比べて自分は異常だと感じていたから、DeerhunterのフロントマンBradford CoxがAtlas Sound名義でリリースした『Logos』のアートワークを見たときには、いろんな意味でゾッとした。
(直視を躊躇う『Logos』のアートワーク)
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臨海学修、林間学習、修学旅行などの学校行事はどれも喘鳴に悩まされた苦々しい記憶とともにある。臨海学修のときは勇ましく遊泳するクラスメイトの姿を、タイミング悪く生理になった女子と一緒にボートの上から眺めていて、あのときの情けないような惨めな気持ちは未だに忘れられない。家族旅行の際も必ず夜になると喘息発作を起こしてホテル近くの病院で吸入や点滴の処置を受けていた。いつも横に付き添ってくれていた母親には迷惑をかけっぱなしだった。そんな訳で今月に入ってからは非常に体調が悪く、おまけに歯痛、腰痛にも悩まされて、夜中に何度も目が覚めてしまう。目覚めたときはいつも息苦しくて、慌ててメプチンエアーに手を伸ばす。吸入してしばらくすると呼吸は落ち着いてくる。そのままソファに虚脱して朝を迎える。朝ごはんを要求してくる猫のミューモと文鳥のピッピにご飯を与えて今度は子どもたちを叩き起こし、みんな揃って慌ただしく朝食を済ませて妻のゆきこと子どもたちを送り出し、仕上げに洗濯と食器洗いを済ませてタラウマラへと向かう。自分が家を出るときに「行ってきます」と言える相手が部屋にいることを心から幸せだと思う。ミューモ、ピッピ、ほんまにありがとう。タラウマラのシャッターを開けると朝からたくさんの修理依頼を受ける。整備を終えた自転車が次々に巣立っていく。Googleの口コミで「ここはダメ。自転車の質が悪い」なんていう書き込みがあるにもかかわらず、数ある自転車屋のなかで僕の魂のカタチを具現化したような特異チャリンコ屋を選んでもらえることを素直に嬉しく思う。
(自転車屋としてあるまじきレビュー笑)
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昨年末まで一緒に働いていたマリヲくんが退職した際に、自分のなかで掲げた目標がある。まずは借金を完済すること、次に前年対比で売上を向上させること、そしてタラウマラレーベルからの制作/製作を途絶えさせないこと。この三本柱については現時点ですべて達成できた。おまけに今夏に関しては遂にサラリーマン時代の月収も超えることができた。これはひとえにタラウマラを利用してくれる日々のお客さんと、支えてくれる友人や家族、そして自分の意地の賜物だ。ひとりになったとき、何人もの人から「大丈夫なん?」「もう作品づくりできないんちゃう?」と言われ続けたけど、そこは誰に何を言われようとも自分を信じた。人はみな簡単に「嫉妬」という言葉を口にするけど、僕が抱えているのはいつだって「嫉妬」ではなく純粋に「負けたくない」とう気持ちだけ。それも身近な存在に対してではなく、もっと巨大な資本とかムードとか慣例みたいなものに対して。そして何よりも自分自身に対して。でもやっぱり言うは易し行うは難しで、達成する為には精神も肉体も相当に擦り減らしてきた。大好きな少年漫画の『呪術廻戦』に倣って言うと、誰にだって呪力切れは起こり得るということ。そんな訳でここ数日は通院と服薬と寝不足でへとへとなんだけど、お客さんとの何気ない会話から元気をもらうことは、どんなときにでも不意にやってくる。自転車のタイヤについているバルブと虫ゴムを駐輪場でパクられたギャルのAさん、虫ゴム交換後の水調べでチューブにも穴を開けられていることがわかった。しかもパンク修理で補えないレベルのデカい穴。Aさんはマジかぁと叫んで、次のような事柄を捲し立てた。先月、福井県のとある宿に宿泊してからこんなことばっかり起こるんですよ、その宿は幽霊屋敷みたいなボロボロの宿で私が泊まった部屋の天井は人間の手形みたいな痕がいくつもあって、とにかくそこに宿泊してから不吉なことが立て続けにあって、お母さんはここで買った自転車で車に轢かれて全治6ヶ月の重症やし、こないだはカレー屋でカレー食べてたら異物混入してて、気づかずに奥歯で思いっきり噛んでしもうて歯が砕けたんですよ、もう最悪です、お祓い行った方が良いですかね?矢継ぎ早に繰り出される災難の深刻さとは裏腹に、Aさんの表情はなぜか明るかった。まぁ、お母さんは命に別状はないし、自転車も奇跡的に無事だったし、カレー屋の保険対応でインプラントにできるし、ちょっとラッキーかもって思ってるんです、とのことなのだが、どう考えても彼女の置かれた状況はラッキーではない。幸と不幸の帳尻が合わない。そもそも歯を失わなければインプラント��んて必要ないのだ。実際に彼女のスマホで宿の写真も見せてもらったが、確かにいまにも崩れ落ちそうな薄汚い天井のあちらこちらに人間の手形のような染みが点在していた。よくこんな部屋で朝まで眠れたね、と聞くと、私ぜんぜん霊感ないんですけど、このときはさすがに気持ち悪くて、霊を拒絶するには死と真逆の行為をしたら良いって誰かに聞いたことがあったので、めちゃくちゃAV観てめちゃくちゃSEXしました、だから結局ぜんぜん寝れなかったんですよ、と快活に笑う。僕も笑うしかなかった。チューブ交換しないといけないのはめちゃ痛いですけど、この話をお兄さんにできたので良しとします、またお母さんも元気になったら連れてきますね、そう言って颯爽とペダルを回転させるAさんの後ろ姿を見て、ギャルってマジで最強やな、と改めて感心したのでありました。
(Aさんの推しは星乃莉子さんだそうです)
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