#走らないのに走ろうと思えば走れるクルマに乗ってる組
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samantha-dan564 · 9 months ago
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ニュースの中で「5001形は『青胴車』と呼ばれ」って言ってるけどデビュー当時は「青胴」とは言ってなかったと思うんだよね。だって急行車の「赤胴」の由来は当時の漫画である『赤胴鈴之助』から来てて、『青胴鈴之助』なんて作品はなかった
あくまでも普通車は『ジェットシルバー』『ジェットブルー』だったんだよ
だけどいつの間にか『青胴』という言いかたが広まって現在に至るんだよな
まあそれはそれとして個人的には5001形もまあかっこいい電車だとは思うんだけど、ジェットの系譜ではやっぱり阪神大震災あとの復興のイメージとしての5500系が強くて、ジェットで、というか阪神電車でいちばん好きなのは5500系と言っても過言じゃないくらい5500系が好きだったりする。いうても阪神電車で嫌いな車種なんてないんだけどな!
ジェットで言えば5131形も5331形もあのチョッパ音がたまらんし、5261形のヤンチャな走りも好きだった。震災で不運にも廃車になってしまったけど孤高の2両つなぎ5151形もカッコよかったなあ
赤胴も3501形から8000系まで嫌いなクルマはおらん。R車の7801=7901形にしたって設��や乗り心地はアレだったとしても趣味的には面白いクルマだし、いろいろ有為転変のあった8701=8801=8901形の力強い走りは今でも忘れられない。そしてそのあまりで組成された7890=7990形も忘れられないよな
やっぱ阪神電車は最高よ!
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shintani24 · 2 months ago
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2024年9月21日
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スポーツカー「RX―7」と四半世紀 79歳女性が免許返納を決意 愛車は意外な「第二の人生」へ 長崎(長崎新聞)2024年9月21日
身長148センチの小柄な女性が運転席から降りてくると驚きの視線が集まるという。長崎市の主婦、西本尚子さん(79)が四半世紀乗り続ける愛車はマツダのスポーツカー「RX-7」(セブン)。マニュアル車を難なく操る西本さんは、12月に迎える80歳の誕生日を機に免許を返納���る予定だ。残り3カ月。“友だち”と��ごす最後の時をかみしめ、きょうもハンドルを握る。
米映画「ワイルドスピード」に登場するなど世界的に知られ、数あるスポーツカーの中でも人気の高いセブン。マツダによると、2002年に製造を終えており、「今は手に入れることが難しい車。しかも、女性オーナーは全国的にも珍しい」と希少性を認める。
「頭文字(イニシャル)D」がきっかけ
車を好きになったきっかけは「思い出せない」が、好きな理由は「スピード感」だと即答。歴代の愛車との思い出を振り返る西本さんの言葉は躍った。
初めて車を買ったのは21歳の時。ボーナス一括払いで、トヨタの「パブリカ」を手に入れた。当時はまだ女性ドライバーが少なかったといい、「車ですれ違うと、通行人が振り返って見ていた。『女が運転してる』って驚いている顔をバックミラーで見るのが楽しみで」。23歳で結婚。子どもが生まれ、しばらくはトヨタのファミリーカー「コロナ」「コロナクーペ」を乗り継いだ。
24年前、自宅で次男とテレビを見ていた時、カーレースをテーマにしたアニメ「頭文字(イニシャル)D」が流れ、そこにセブンが登場。「(直感で)これだ、と」。次男にマツダの車だと教えてもらい、そのまま店へ向かい、銀色に輝く1台を迷わず選んだ。
若者が「いいね」
高速道路でスピードを出すと「道路と車と自分の体が一体化するような感じ」。それがたまらなく気持ちいいと魅力を語る。ただ、5匹のネコの世話や庭いじり、コーラスや朗読の教室にも通い、スマホでの脳トレも日課。毎日忙しく、愛車で走り回る時間はない、と笑う。普段の目的地は、近所のスーパーやドラッグストアがもっぱらだ。
街中を珍しい車が走れば、車好きがほっとくわけもない。愛車をほめられることが何よりうれしく、セブンを通じた日々の出会いに楽しみを感じている。最近、自宅近くの道路で信号待ちをしていると、隣車線に2台の大型バイクが並んだ。若い2人は車体をじっくりと眺め、運転席に向かって親指を立て「いいね」のポーズ。「私もつられて、つい親指立て���ゃって」
「路線バスに乗ったことがなくて」
セブンと最後の思い出をつくるため、この春、次男と一緒に県内の桜の名所を巡った。夏には入道雲を目指し、海へ、山へ。「私が好きなのは後ろ姿。羽根(リアウイング)下の丸みが何とも言えないでしょ」。スマホのカメラで愛車のかっこいい姿を撮影。たくさんの写真を見返し、生活を支えてくれた愛車に感謝しつつ、「やり残したことはない」と穏やかに言った。
運転操作への不安はないが「(事故など)何もないうちに」と80歳での免許返納を決断した。この先に待つ新たな日常。「実は路線バスに乗ったことがなくて」と明かし、頭の中では「車のない生活」のシミュレーションも始��た。「駐車場がなくて諦めていた店も結構あって。そんな場所に行くのが楽しみ。友だちと一緒に行こうって、もう約束してるんですよ」
愛車を受け継ぐ人募ると…「最高の結末」
西本さんが大切にしてきた愛車は、製造元のマツダに受け継がれ、「広報車」として“第二の人生”を歩んでいくことになりそうだ。専門メカニックがメンテナンスを担い、「この先もずっと元気に走り続ける」(同社)。西本さんは「これからもたくさんの人に見てもらえる。最高の結末」と喜んだ。現在、買い取りに向け、協議が進んでいる。
先日、地元テレビのニュース番組で西本さんの愛車が特集され、車を受け継いでくれる人を募集したところ、メールが殺到。約400通の中の一通がマツダから届いた「思い」だった。「(もし譲ってもらえれば)『クルマの持つ力でいつまでも元気にいきいきと生きる』という物語で、多くの方々に元気を与えられると思っています」
同社国内商品マーケティング部商品広報チームシニアエキスパートの田中秀昭さんによると、広報車は撮影用にマスコミに貸し出したり、イベントの際に走らせたりする。5年前に当時90歳の女性オーナーから譲り受けたスポーツカー「初代ロードスター」も広報車として活躍しているという。田中さんは「それぞれの車の歴史も紹介しながら車の楽しさを伝えていきたい」と西本さんの思いも大切に受け止めている。
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J1にみるお金と順位 2023年王者の神戸は人件費2位(日本経済新聞 9月22日 編集委員 田中克二 スポーツよもやま話)2024年9月21日に追記
お金をかけないと勝てないけれど、お金をつぎこんでも勝てるとは限らないのがスポーツの難しさであり、面白さだ。経営情報を公開しているJリーグのデータはその現実を教えてくれる。7月末に出そろった2023年度の数字をもとにお金の話で昨季のJ1を振り返った。
チームの強化費に直結するのはトップチームの人件費だ。23年度、この額は浦和が38億6000万円で最多だった。浦和は23年春にあったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝に勝ち、アジア制覇という偉業を遂げた一方、昨季のJ1は4位だった。
この人件費、浦和が最多になったのは16年以来、7年ぶりのことだった。17年から22年まで6年連続で人件費トップだったのは神戸だ。その6シーズン、リーグ制覇は遠かった神戸なのに、トップチーム人件費が2番手に後退した昨季、初めてJ1王者に輝いた。
といっても神戸のトップチーム人件費は38億円。浦和との差は6000万円だけ、ほぼ同額だ。浦和は23年秋からのACL1次リーグに向けて、より選手層を厚くする必要があった。そこを加味すると23年も事実上、神戸がJ1で勝つために最も強化費を投じたとの見方もできる。これまでの努力がようやく実った末の初戴冠と表現できそうだ。
お金の面でJ1をリードする両クラブの22年からの変化は対照的だ。22年度のトップチーム人件費は神戸の48億3900万円に対し、浦和は28億5300万円。23年、浦和は10億円増やしてACL王者になった一方、神戸は10億円減らしてJ1を制した。神戸は18年から在籍したスペインの名手、イニエスタが23年夏に退団したことも関係したとみられる。
23年のデータをもとに、縦軸に順位(1位が一番上)、横軸にトップチーム人件費の順位(最多チームが一番右)をとってグラフをつくった。
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23年、確かな成果を上げたのは2位横浜Mと3位広島だ。横浜Mのトップチーム人件費は4番手の30億4200万円ながら、23年秋開幕のACLでは1次リーグを突破、24年春の決勝まで進んだ。広島の人件費は10番手の24億3500万円なのに、昨季のJ1では3位だ。
福岡と新潟の健闘も目を引く。トップチーム人件費の順位から実際の順位を引いた値を比べてみると、7位福岡(トップチーム人件費15位)、10位新潟(トップチーム人件費18位)の2チームが最大の「8」だった。
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福岡のトップチーム人件費は16億1100万円だ。J1平均の23億4700万円を大きく下回りながら、昨季はルヴァンカップを制覇、クラブ初のタイトルも手にした。
新潟のトップチーム人件費はJ1勢で唯一10億円を下回る8億8900万円。J2平均の8億600万円に近い数字だ。J2でも10億円を超えたクラブが5つあった���、この資金力で存在感のある戦いをしたことに驚かされる。パスをしっかりつなぐ個性的なスタイルを確立している新潟だからこそ、できたことなのだろう。
「(トップチーム人件費の順位)-(実際の順位)」の値は広島、福岡、新潟の3チーム以外の15チームは「4」以下におさまった。Jリーグは海外のリーグに比べて、上位と下位の力量差が小さいと指摘される。それでも人件費で後れをとったクラブが優勝争いに加わることは容易でない、という現実は数字が物語っている。
投入した資金が順位につながらなかったチームはどこか。23年度、苦戦が目立ったのは16位G大阪(トップチーム人件費6位)と17位柏(トップチーム人件費7位)だ。両チームともJ2降格枠が1つ(18位横浜FC)だったことに救われた形となった。
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収入面を見てみよう。23年度の売上高が50億円以上あったのはJ2の清水を含めて9クラブで、浦和がクラブ史上初めて100億円の大台に乗せた。J1の優勝は1度だけながら(ACLは優勝3度)、他クラブにない確かなものを築き、J1随一のビッグクラブへの道を歩んでいるといえそうだ。
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今季のJ1は22日に第31節を終え、残り7節となる(未消化試合のあるチームは残り8〜9試合)。売上高50億円以上のクラブの中から優勝チームが出るのが順当なはずだし、16年以降は表にあるクラブのどこかがJ1を制してきたが、今年はそうでもなさそうな様相だ。
現時点で神戸、鹿島、G大阪以外の50億円超クラブは首位から遠い。J1初参戦の町田(J2にいた23年度は売上高34億900万円)や、23年度売上高41億9800万円の広島が今季の優勝争いの主役を演じてきた。
町田は23年、トップチーム人件費18億600万円でJ2を制した。果敢に補強を進めるクラブの24年の人件費は「23年の2倍には届かない見通し」(原靖フットボールダイレクター)という。開幕前に掲げた「5位以内」という目標に見合う資金を投じたら期待以上の成果が出ている、というのが現状のようだ。
9月に出版された町田の黒田剛監督の著書「勝つ、ではなく、負けない。」には、クラブの社長であり、親会社のサイバーエージェント社長でもある藤田晋氏と黒田監督の対談も掲載されている。そこで藤田氏はグローバリゼーションの必要性を強調し、以下のように述べている。
「この選手がJリーグにいるから見たいと思われる外国人選手を多く連れてきて活躍させないと世界に売れないです」「世界中から見られるリーグにしていかないといけない」
Jリーグは成長戦略の一環として世界に通じるクラブを生むことを目標に掲げている。そんな心意気を持つクラブの台頭がJ1に良き競争をもたらすことを期待したい。
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harawata44 · 3 months ago
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航続距離1,000km。発電しながら走る電動アシスト自転車「FUTURE 1000」 | ギズモード・ジャパン
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以下引用
坂道が多��地域にベリーグッドなおつかい電動チャリです。 最近、航続距離1,000kmをアピールした電動アシスト自転車が増えつつあるのですが、その1台がこちらの「FUTURE 1000」。凄いね1,000kmって! 1日5kmの走りなら200日、10kmなら100日もバッテリーの再充電をしなくていいんですって。 その秘密は、前輪に備わったインホイールモーター(ハブモーター)にあります。最新世代の回生ブレーキシステムを導入しているから、坂道を下るときやブレーキをかけたときなど、走りながらチャンスとあらば即充電してくれるんですよ。
電力&人力の2輪駆動
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車体から見ていきましょう。こちらはオプションである前カゴ/リアキャリアを装備した車両です。フレームには日本製のアルミパイプが使われており、乗り降りしやすいようにトップチューブが大きく湾曲しているのが特徴ですね。The★ママチャリスタイルです。 オプションをつけていない標準状態の車両重量は23.2kg。カゴやキャリアなどが標準装備の電動アシスト自転車が27kgくらいなので、通常より少し軽めに作られているっぽい。
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フロントホイールに組み込まれているのは、250Wのハブモーターです。前述したように適宜バッテリーへの充電もしてくれるアタマイイやつ。 今までにも充電可能な前輪ハブモーター+後輪人力駆動の電動アシスト自転車は多数発売されてきましたが、エコモードとはいえ1,000kmの航続距離をアピールするあたり、効率の良さに自信があるのでしょう。 なおパワーモードの場合は航続距離120km。ノーマルモードだと500kmとなります。
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後輪は人力まかせ。チェーンを介して漕ぎまくります。 キャリア装着用のダボ穴に余裕があるのはなんだろう。子供を乗せられるカゴとか、耐荷重値が高いオプションパーツも販売するんだろうか。
小柄でも乗りやすいデザイン
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では乗り込んでみましょう。うん。ママチャリです。足元部分のトップチューブがめちゃくちゃ低くなっているから、乗るときにまったく気負わずにすみます。
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ハンドルのグリップも内側にぐいっとひねりこまれた純正絞りハン。ロードバイクやクロスバイク、MTBに乗り慣れていると違和感がありますが、そうだそうだった、ママチャリってこういうハンドルだった。スーパーの駐輪場などにも停めやすいんだよね。
「発電」 が可視化できる面白さ
ペダルをこぎだすと、瞬時にアシストが始まります。パワーモードにしていると前から引っ張られるような感覚がありますが、前輪の電気駆動と後輪の人力駆動によるAWD走行はなかなかに快適。構造上、坂道を登るときには前輪への荷重が減ってアシスト力が収まるかなと思ったけど、意外にも安定したまま登ってくれます。
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ペダルをとめて坂道を下っていったり、信号の手前でブレーキをかけると、ディスプレイに表示される「発電」 の数値がみるみるうちに上がっていく。これは楽しい。ハイブリッド車やEVに乗っているときのように、トータルとしての消費電力をできるだけ抑える走り方を模索したくなりますね。
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時速24kmのアシスト限界で巡航することはあまり考えていないママチャリスタイルのため、ギア比は低め。クルマのスピードがのってくる平坦な幹線道路はあまり走りたくない車両ですが、買い物のアシとするのはアリ。バッテリーの持ちがいいから、バイクシェア市場でも拍手で迎え入れられる1台となるでしょうね。
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subibogumbo · 1 year ago
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コピペリライト
【新しい水夫は新しい船で、新しい海へ出た】
その昔、AV屋で見た光景を整理し、己の心の中に消化するため、ここに記したい。
あれは金曜日の夜だった。パチンコで大勝したワシは、8号線のAV屋《激安王》で何かしらの商品を購入すべく、5キロ先までクルマを飛ばした。
激安の名に恥じぬ良心価格の商品たちをじっくりと眺める。体感15分でも、おそらく40分以上経っていただろう。
今夜○くならこれしかあり得ない。そのパッケージを手にした時、けたたましい足音を立てて誰かが店内に駆け込んできた。
ドタドタドタドタ!
通常こういった店では、客は紳士的に振る舞うものである。事実、ワシの横で500円均一中古コーナーを眺めていた御老人も極めて紳士的であり、とても丁寧に商品たちを扱っていた。この商品たちは、女性以上に尊い存在であることを熟知しておられるのだ。
「紳士のオアシスに駆け足で入ってくるとは…なんと不粋な。何をそんなに急がねばならんのだ…」
紳士たちを呆れさせる跳梁跋扈、その男の姿を確認した。
原色シルクシャツに金のチェーン。パンチパーマにサングラス。絵に描いたような「その筋」の人であった。
「これは…ただ事ではないな…」
ワシはそう思った。お隣の御老人も気が気でない様子。
男は店内の『大人の玩具コーナー』に入って行った。そして再び、ドタドタドタドター!と派手な足音を響かせカウンターに向かう。その手には、いくつかの商品が握られていた。
「いらっしゃいませ」
落ち着いた店員の声。
「おう!」
ドスが効きすぎて、日常会話がつねに恫喝に聴こえるような男の声。
男は続ける。
「おまえ、チ×ポ大きくなるジュポジュポする機械ってどれだよ?」
…やはり…ただ事ではなかった。
店内にさらなる緊張が走る。それまで和やかな顔だったお隣の御老人も男の発言が聞こえるや否や、眉間に皺を寄せ、ゆっくりと腕を組んだ。
「ジュポジュポするやつでチ×ポが大きくなるってアニキから聞いたんだよ!」
「お客様、それはですね……」
何と答えるのだ、この店員さんは…。
店内すべての意識が一点に注がれる。
「このTENGAというものは、そういう商品ではございません」
TENGA、いわゆるオナホである。男性器を挿入し、上下運動を行うことで快楽を得る器具だ。ただしこれはあくまでオナホであり、快楽を得るための器具。少なくともワシは、男性器を大きくする効果があるとは聞いたことがない。
「これ、チ×ポをジュポジュポするやつやろがい!」
「いえ、これはジュポジュポはしますが、大きくはなりません」
店員の誠実な対応が胸を打つ。気付けば、お隣の老人は中古DVDコーナーに背を向け、カウンターを注視している。
「じゃあチ×ポ大きくするジュポジュポはないんか?」
「それは…恐らくですね…」
店員はそう告げると『大人の玩具コーナー』の奥に入り、ひとつの段ボール箱を手に戻ってきた。
「こちらになるかと…思います」
それは、エロ本やエロ広告で一度は見たことがあるものだった。そう、あのポンプである。筒状の中に男性器を挿入し、空気圧で増大させるというアイテムである。
「これで大きくなるんかい?」
男が問う。
その瞬間、もはや「コト」は一人の客と店員の会話では済まされなくなった。
男の問いは、誰もが思ってはいるが聞けないこと。男はそれをハッキリ口に出したのだ。
しばしの沈黙を破り、店員が口を開いた。
「お客様…正直に申し上げますと、確実に増大するとは断言できません。また、とても長い時間と、相応の訓練が必要になります。ただ…その訓練と時間を費やしても、100%確実に増大するとは断言できません」
真摯な回答であった。商品の性質とリスクをきちんと説明した。が、しかし、それは残酷な回答でもあった。大きくなるか分からない。しかも相応の訓練と時間を費やさねばならない。それは可能性と言う無限の大海で宝島を捜すようなものである。
この回答を前に、男はどう答えるのか?
さすがの男も、購入を躊躇するのではないのか?
そんなワシの考えは、すぐさま打ち砕かれた。
「ヘッ、上等だよ」
その瞬間、この会話は紳士たちの『イメージの詩』へと昇華した。
可能性という海はあまりにも広い。これまで多くの船員たちの命を飲み込んできた。それでも、大海に漕ぎ出さねば宝島には辿りつけない。男は漕ぎ出した。新しい水夫が新しい船に乗り込み、新しい海に出たのである。それも「上等だ」と天にうそぶいて。
「ありがとうございましたー」
明るく響く店員の声。《激安王》は確実に、数十分前とは違う空気に満たされていた。
確かにワシらは目撃したのだ。新しい船に乗り込み、嵐の海へ漕ぎ出す新しい水夫の姿を。その船出を。その門出を。
これから先、《激安王》に集う紳士たちも様々な困難に出くわすだろう。だがしかし、そのたびに今夜目撃した光景を思い出す。そして思うのだ。古い船を動かさなければ、新しい海に出られない。たとえ新しい海の怖さを知る古い水夫だとしても。
店を出ると、大きな月と目が合った。今夜は中秋の名月だったのか…。まるで圧倒的な力でワシを見下ろす、強者のようだった。
思えば、パチンコばかりで、やらねばならぬ仕事が山積みだった。これから先、不可能なことに挑戦しなければならないときもくるだろう。しかし、しかしである。
「上等だよ…」
中古DVD3枚が入ったビニール袋を月に掲げ、心の中でワシはそう呟くのだった。
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zubaban · 2 years ago
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ニュース 02/14〜02/16
今頃驚いちゃったの?w 庶民は買えないのよ
→EVが「若者のクルマ離れ」に加担していた? 実態は「買わない」ではなく「買えない」だった(Merkmal) - Yahoo!ニュース
いい加減こういうアホは一発永久免許剥奪制度作れよ
→スポーツカーで “あおり運転” 高速バスに幅寄せ&割り込み 九州自動車道(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
マジで契約の自由を優先させろよ。 見たい人だけ契約すれば良い クソみたいなドラマ流して国会中継もせずニュースも政府に忖度。何が公共放送なのかl。 すでに公共の体をなしていないので、そこから是正しないとねぇ
→35歳で660万円だが…4月から受信料、割増料金導入で物議「NHK職員」驚愕の給与額に「許せない!」(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース
”店員が誤って差し出した景品78点(時価約36万円)を受け取り、だまし取った疑い。”
は?時価って?パチンコって賭博じゃないよね?w しかも店員が間違ってるんでしょ? 何が詐欺なの?www
→パチンコ店員が誤って交換した36万円分の景品、そのまま受け取った男を詐欺容疑で逮捕(南日本新聞) - Yahoo!ニュース
この裁判に文句つけて紀藤弁護士を誹謗中傷している奴多数いるけど、日本はどうなっとんだ…
→紀藤弁護士「すぐに取り下げるべき」旧統一教会が計2200万円の損賠賠償を求めた裁判始まる(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
自分だけが正しいと思っている可哀想な人。 機密事項だから言えないのを自分で気の利いた返しだと思ったのか「気球に聞いてください」って言ったんだから、そういう答弁したら? 国民を馬鹿にしているとしか思えないけど
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→自民幹部「真摯に答弁すべき」 「所管外」を12連発の河野氏に(産経新聞) - Yahoo!ニュース
→中国の偵察気球に世界がピリピリ!ところが日本は「気球に聞いてください」とスルーの過去(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
おいおいおい! 何でも勝手に決めるなよw マジで帝国復活かよ
→防衛省 武器使用のルール見直す方針 中国の偵察用気球めぐり | NHK | 中国
「皆と同じ」が好きな人たちは「抑止力ダァー」と騒いで、まさに「新しい戦前」になっているが、もう内部から占領されているんですよ。ニセコのペンション群も大陸人に買い取られています。
→北海道の「キロロリゾート」、中国復星集団系企業が110億円で買収の意向(36Kr Japan) - Yahoo!ニュース
永久免許剥奪で
→九州道 高速バスにあおり運転 一部始終がドライブレコーダーに | NHK | 事件
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an-ceo-blog · 2 years ago
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【株式会社AN】SDGsに取り組むトヨタ自動車に込められた想いとはー特別ドラマ『LEADERS』から探る
株式会社AN代表取締役の向山かおりです。 本年もどうぞよろしくお願いします。
昨年開催しました、前田薬品工業株式会社の大久保様とのトークイベントについて、 PR TIMESにて配信しました当社プレスリリースが、「Newsweek日本版」にて取りあげられました。
当社の理念と価値観を共有する方々とコラボレートしながら、 みなさまにより上質なライフスタイルを提案する情報を発信していけることを、大変ありがたく感じております。
【Newsweek】
さて、新たな年を迎えるこの時期は、今年一年の抱負を新たにしたり、じっくり本を読んだり映画をみたりする機会も多いかもしれませんね。
今回は、私が最近みた映画の中で、職業観、リーダー像について深く感銘を受けたドラマについてお話ししたいと思います。
ご紹介したいのは『LEADERS』という題名の、現在のトヨタ自動車株式会社の創業期を描いたドラマです。
トヨタ自動車株式会社は、日本の近代化を支えた織機の製作を手掛けていた株式会社豊田自動織機製作所において、自動車の生産に乗り出したところから始まりました。
今なお技術開発に意欲的に取り組みながら、 地球環境への配慮、人材育成、復興支援など多様な面でSDGsに貢献している企業です。
ドラマでは、愛知佐一郎(豊田喜一郎氏がモデル)社長が、当時は欧米諸国に大きな遅れをとっていた自動車開発にチャレンジする経緯を、克明に映し出しています。
数多くの技術的なチャレンジに直面し、変化する世界情勢の荒波に揉まれながらも、戦後日本の自動車産業を支えるまでに発展する過程には、 現代まで受け継がれた大変多くの人の想いが込められているのを感じました。
このドラマの中で特に深く印象に残っているポイントが3点あります。
1つ目は、どのような状況にあってもビジョンを描き続けることの大切さ。
佐一郎が自動車開発に取り組み始めた頃は、欧米諸国と比べて技術力で大きく遅れをとっており、エンジン一つどのように作られているかの手掛かりもない状況でした。
開発の過程で何度も失敗し挫けそうになる瞬間でも、何とか安全に走れる自動車をつくろうと社員一丸となって力を合わせてこられたのは、 社長である佐一郎が、国産自動車の製造・販売で日本を豊かな国にするというビジョンを示し続けたからです。
今はまだ目に見えないものを描き、伝え続けることが社長の大切な仕事だと感じました。
2つ目は、ビジョンの実現において仲間の存在が大きな力になるということ。
人間一人ができることには限界がありますが、人が集まり力を合わせて、お互いの得意分野を掛け合わせることで大きな力を発揮します。
それは技術的な課題を乗り越えるという意味においてももちろん、 精神面で試される場面において突破する力をももたらします。
佐一郎が技術的な課題と同時に、様々な関係者からの多くのプレッシャーを抱えながらも進み続けることができたのは、
ビジョンの実現が自分自身のやりたいことでもあり、また仲間と共有するものだからだと思います。
そして困難な時に各人の目先の利害を主張するだけではなく、 本当は何を目指していたのか、初心に立ち返って目的を見つめ直すことを、佐一郎も社員も大切にしてきたことが大きな結束力を生み出したのだと感じました。
3つ目は、困難な状況において決断する経営者としての覚悟。
国産自動車産業を発展させ、日本国民の生活を豊かにするという佐一郎のビジョンは、 太平洋戦争、戦後の混乱期において、現代では考えられないような多くの困難に直面します。
会社の存亡、ひいてはビジョンの実現が佐一郎自身の決断にかかっている状況の中で、 自分自身の立場に固執せず、会社が自動車製造・販売を継続することでビジョンを実現することを第一優先に置く決断には、 経営者としての人格をかけた、ただならぬ覚悟を感じました。
佐一郎のようなリーダーの存在が、ビジョンに共感し協力しあう仲間を引き寄せ、 一体となって全力で取り組みビジョンを実現する過程は、深く心を動かすものがありました。
現在のトヨタが技術開発に積極的に取り組むと同時に、SDGsなど社会活動に貢献しているあり方は、 トヨタの理念が創業当初から今なお変わらず生き続けていることを表していると思います。
一年の始まりのこの時期に、日本を代表する自動車会社の創業の歴史に想いを馳せながら、 みなさんご自身の人生の目的、目標を見つめ直すきっかけになれば大変幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
参考
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delorean · 2 years ago
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Clubhouse「EVとエネルギー・環境についてトーク」ついに100回目!
2021年2月から、毎週日曜にClubhouseで放送中のRoom「EVとエネルギー・環境についてトーク」が、クリスマスの日に100回目を迎えます。昨年2月3日、友人の箱守さんとClubhouseの使い方を説明するためのRoomを開き、EVの番組をやりたいねぇ、と話してたら、いつの間にか「やるならすぐ始めよう」となり、翌4日にスタート。以来、毎週日曜午前10時から2〜3時間、これまで休みなしで続けてきました。
記念すべき100回目の放送は、参加者から過去のテーマベスト3を選んでもらい、感想を述べ合います。そこで興味のある方はぜひ、ご参加ください。「このテーマでどんな話をしたの?」という質問でも大歓迎。EVに関する課題や将来性は、ほぼ網羅されていると思います。ちょうどクリスマスだし、みんなでお祭りを楽しみましょう! 「EVとエネルギー、環境についてトーク」これまでのテーマ 
【2021年】 第0回(2月3日)Room決起集会w  第1回(2月4日)集合住宅にEVの充電設備をーシステム提供会社CEOとトーク 第2回(2月7日)フリートーク 第3回(2月14日)中古EV 第4回(2月21日)充電サービスの物申す 第5回(2月28日)V2Hやオフグリッドの可能性 第6回(3月7日)バッテリーを語ろう 第7回(3月14日)電動バイク&補助金の疑問 第8回(3月21日)電動バイク&充電サービスの謎 第9回(3月28日)電動トライクが描く未来ーイタリアから報告 第10回(4月4日)電動トライクが描く未来ーイタリアから報告・今度こそw 第11回(4月11日)EVから電気を取り出して活用してみよう 第12回(4月18日)EVに乗って行楽に行こう! 第13回(4月25日)EVの魅力をどう伝える? 第14回(5月2日)こんなクルマ、EVにしたい 第15回(5月9日)中古EVは魅力いっぱい 第16回(5月16日)中華EV48万円の衝撃 第17回(5月23日)Androidユーザーさんいらっしゃい♪ 第18回(5月30日)埼玉でEV展示・試乗会。どんな企画がいい? 第19回(6月6日)初代コムスに込めた思い&バッテリーの「もったいない」を話し合おう 第20回(6月13日)公道にEV用急速充電器 インフラ設置��新たな兆し 第21回(6月20日)バッテリーを見てみよう&オフグリッド農カフェの今 第22回(6月27日)新参者のようで実はベテラン!EVの歴史を語ろう 第23回(7月4日)あなたの思い描く、素敵な電気自動車のある暮らしとは?  第24回(7月11日)サスティナブルな社会とエネルギーのいい関係  第25回(7月18日)スペック・価格…みんなが望むEV国民車とは  第26回(7月25日)将来、EVが特別でなくなった世界はどんなだろう?  第27回 (8月1日)小さな働くEVに熱視線 第28回(8月8日)Tomの広島・愛知遠征記 第29回 (8月15日)温故知新のレトロなEV 第30回 (8月22日)期待の軽EV、スペック大予想  第31回 (8月29日)愛車遍歴にEVデロリアン&活発なBEVのニュース  第32回 (9月5日)EVと福祉車の可能性を探る  第33回 (9月12日)その電気、どうやって作る?  第34回 (9月19日)初期EV、捨てずに長く乗り続けたい  第35回 (9月26日)EVをもっと楽しもう  第36回 (10月3日)パンタグラフで急速充電!シンガポールの電気バス 第37回 (10月10日)マンションでEV充電 最新事情 第38回 (10月17日)ついにトヨタも EVシフトの動き 第39回(10月24日)トヨタグループEVシフトの動き〜自動車博物館から中継 第40回(10月30日)トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル参加の裏話 第41回(11月7日)次世代EV技術の未来と展望(希望)を語ろう! 第42回(11月14日)今更聞けない、電気のキホンを確認しよう  第43回(11月21日)そのエネルギー、どこから来たの?  第44回(11月28日)ポインターEV化計画 ん?  第45回(12月5日)300km走れないEVは現実的じゃない、って誰が決めたの? 第46回(12月12日)冬のEV 備えあれば憂いなし 第47回(12月19日)手のひら返しか深慮遠謀か、トヨタのEVシフト 第48回(12月26日)来年こそはSDGsな暮らしを始めよう 【2022年】 第49回(1月2日)来てほしい未来の姿  第50回(1月9日)サクラ咲く? どんな軽EVが出るか予想しよう  第51回(1月16日)新型軽EVの波 サクラは買いか待ちか? 第52回(1月23日)今さら聞けないEVのあれこれ 第53回(1月30日)もっと聞きたいEVのあれこれ  第54回(2月6日)祝1周年!これからもEVとエネルギーの未来を語ろう!」 第55回(2月13日)コンバートEVという文化 第56回(2月20日)クルマ好きにとって電動化はバラ色かイバラの道か? 第57回(2月27日)V2Hの疑問一掃 第58回(3月6日)エネルギー・セキュリティー 第59回(3月13日)大喜利?なツッコミをみんなで楽しもう♪ 第60回(3月20日)防災にEV 備えあれば憂いなし 第61回(3月27日)小さなEV、あなどるなかれ 第62回(4月3日)現行急速を沢山 VS 超急速に移行 充電器インフラあなたならどっち? 第63回(4月10日)EVで次々実現?名車デザインの楽しみ方 第64回(4月17日)アー��ーアダプターの中古EVバイヤーズガイド 第65回(4月24日)中古MiEV最新事情&旧車オーナーから見たEV 第66回(5月1日)発電しても売れない時代到来、その電気、活かす方法あります 第67回(5月8日)充電スポット検索アプリ 使いやすいのはどれ? 第68回(5月15日)アーリーアダプターの「黒歴史」 第69回(5月22日)さあ軽EV再登場 どう評価? 第70回(5月29日)太陽光パネル義務化どう思う? 第71回(6月5日)新型サクラを愛でる会 eKクロスEVもねw 第72回(6月12日)シン・電化生活のススメ 第73回(6月19日)働くクルマの電動化 第74回(6月19日)電気が足りないときこそ電気自動車⁉︎ 第75回(6月26日)空力で差がつくEVの底力 第76回(7月3日)マンションでの基礎充電 実現するか 第77回(7月10日)電気自動車今昔物語 第78回(7月17日)有終の美?現行エンジン車を語る 第79回(7月24日)業務EVと充電環境 第80回(7月31日)EV初体験の頃を振り返る 第81回(8月7日)カーナビと自動運転 第82回(8月14日)中国製EVの実力は? 第83回(8月21日)超初期EV技術者が描いた未来像と今 第84回(8月28日)集合住宅に充電器導入の『闘い』やいかに? 第85回(9月4日)新軽EVの購入者って充電カード作らないってさ 第86回(9月11日)EV好きって内燃車を知ってる?知らない? 第87回(9月18日)茶でも飲みながら充電の未来を語ろう 第88回(9月25日)ベンチャーも頑張ってます 第89回(10月2日) EVにSONY的なワクワクを 第90回(10月9日)理詰めで与太話してたら、現実になってしまったどうしよう(笑) 第91回(10月23日)自動運転技術は事故撲滅につながるか 第92回(10月30日)EVの専門職大学、来春開講! 第93回(11月6日) EVに長く乗り続けるには?? 第94回(11月13日) "室内空間と電池を運ぶだけ"のデカいクルマより 小さくて楽しいEVを! 第95回(11月20日) 始まるかエネルギーシフト 東京都の本気度は 第96回(11月27日) 革新性か安全性か。EVに求める姿勢、あなたはどっち? 第97回 (12月4日) 停電も怖くない家に エコライフと創エネで新事業! 第98回(12月11日) カーオブザイヤーは電動車のグランドスラム、その喜びと課題 第99回(12月18日)2022年を振り返ると、エネルギー安全保障の年だった、かも 第100回(12月25日)あなたが選ぶテーマベスト3
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silvercloud-mini · 6 years ago
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1964y MORRIS MINOR TRAVELER MK-1
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ナンバー消してますが個体も雑誌に何度となく載っていたり、オーナーも有名人w だったりで・・・。「あ〜。」という方も多いはず。通称「タカベラー」と呼ばれていたりしてます。
今回ご縁があって車検にてご入庫頂きましたm(_ _)m
とはいえ、ウチはアウェイの地。本来のホームは関東圏にあり、本来は長期でプラン組んでやりたいところですが・・・。
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まずは基本点検から始めます。じっくり診るのは初めての個体なので、車検整備の為の点検以外にも気になる部分を含めていこうと思います。
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サイドシルやフロアー、サブフレーム等、一番大事な基礎となる部分は錆び・腐食等少なく良好です。
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フュエルタンクの・・・
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センダーユニットは、なかなか豪快にシーラー盛られてますね(^-^; 今は大丈夫ですが、今後ユニットを外す際はかなり苦労しそうな予感です。
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タイヤは希少なアクアジェットを履いてますが・・・
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他の3本に比べて
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左リヤのみ異常に溝が減ってます。トレッド面も毛羽立った感じに削られているのでアライメントがズレてるようです。後々の宿題になるかと思いますがタイヤも勿体無いし、ハブベアリングにも悪影響が出ると思いますので今回やらなくても早期に対策したいところです。
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さて、ここから見積り通りにいきます。まずはリヤブレーキから。
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リヤブレーキのホイール���リンダーは納車整備時に左右新品ASSYで交換されてます。
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分解していないのでわかりませんが、おそらくASSYポン付けでしょう。交換後の走行距離がまだ6000kmほどなので漏れ・固着はありませんが、この先いつ漏れるか心配な部分なのでなるべくO/Hして耐久性のあるカップKITで組み直したいところです。
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サイドブレーキのレバーゲイターと呼ばれるダストブーツはまだ新しいのですが破損してます。左右とも同じパーツが組まれてますがコレ使うと早期にこうなりますので別な良品にて交換します。
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続いてフロントブレーキ。ディスク化されていないので4輪ドラムブレーキです。
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店主は初めてお目にかかる初期のダブルアクションのリーディング・トレーディングタイプのフロントドラムブレーキです。リヤブレーキを90度ズラしたレイアウトになってます。ウチでも4輪ドラムの個体は診てますが、そちらはツーリーディング方式で比較的ブレーキ効くので最初タカベラー乗った時はブレーキ効かなくて焦りました(^-^;
こちらもリヤ同様、納車時にASSY交換されていて現状漏れ・固着はありませんがO/Hしてカップ交換はしたほうが良いでしょう。
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続いて足廻り系統。
フロントドラム車両の宿命・・・。左のドライブシャフトブーツは切れてグリスが飛んでました。これは交換しますが・・・。
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問題は何を使って交換するかです。左の持ち込みブーツは使ってもおそらく1年もつかどうか・・・な品質です。右は当店在庫のBL箱の18G9027。今までの実績から走行距離を見ても2年はもつと思われます。もう一つはドラム用では無いのですが使える品番があるようです。これは実績が少ないので耐久性は未知数で形状も違います・・・いわゆる人柱的なテストパーツです。ご了解頂ければ人柱になってみますか?w
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ご依頼のあったボールジョイントのグリスが入らない件はダストブーツの形状から見て「そのうち入るようになる」事はないでしょう。分解してグリス溝切り直せばグリスは通るようになりますが、本来のボールジョイントの機能としては役を果たせていないパーツと思われます。その辺は↓の記事を参照して頂ければと思います。長いですがw
ボールジョイントとサスペンションの話 ①
ボールジョイントとサスペンションの話 ②
片岡屋クルマ雑記
基本的にはきちんとしたパーツをきちんと取付ければ早期にガタが出たり折れたり、グリスが入らない事は無いです。相当な距離を重ねてガタが出たらメンテナンスして長く使うのがミニの良いトコかと。
ウチが最近出回っているメンテナンスフリー?なボールジョイントを使わないのはこういう理由です。メンテフリーで楽でいいねってのはちょっと違うと店主は思うのですが・・・。
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テンションロッドブッシュはヒビ割れ等はありませんが見た目と触った感じでよろしくないブッシュだと思われます。硬過ぎです。何でもかんでも強化品使えば良いってわけではありません。ブッシュヘタらない代わりにテンションロッド折れますんで適度な硬度のブッシュへの交換をオススメします。
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リヤのハイローとラジアスアームを繋ぐナックルジョイントのダストブーツが左右破損してます。一度外してナイロンカップの状態が良ければブーツのみ交換します。
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クラッチホースはステンメッシュに変えてありますがフルード滲んでますので��換します。ブレーキホースもステンメッシュになっていますが、実はステンメッシュホースは良品のゴムホースに比べたら寿命は短いですしマスターシリンダーへの負担も多くなります。個体の特性から今回はゴムホースにて交換の予定です。エンジンルームの美観的にもゴムホースの方が宜しいかと。
クラッチレリーズシリンダーは作業する時外しますので、ついでにO/HしてインナーKITのみ耐久性のある物に入れ替えするお見積りにしてます。
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エンジン廻りはオリジナル850+マジックワンドでファイナルとの相性も合って良く走る印象です。スモールボアだしトラブルも少ないでしょうが消耗品は少し手を入れたいところです。
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ラジエターのネック辺りにクーラントの跡があり亀裂かなと焦りましたがどうやらブリーザーホースの取り回しが悪く折れておりオーバーフローしたクーラントが排出されずホースのつなぎ目から漏れてました。
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ロッカーカバーのボルトブッシュからオイル漏れ
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コルクパッキンからも滲みあります。交換ならついでにバルブクリアランスも取れますのでお申し付けください。
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トラブル可能性が高いのは点火系でしょう。25Dデスビはポイント点火のままです。
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ポイントは接点やヒールの磨耗で交換時期でしょう。もちろんポイント点火のままいきたいところですが、最近のポイント事情を考えると敢えてトラブル箇所を増やす事にもなりかねないので気を使う部分です。
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ここからは車検とは関係ない部分ではありますが・・・。せっかくの850ユニットを積んだエンジンルームでダイナモこそA115オルタネーターに変更されていますがオリジナルな部分は多く残されているので・・・
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こういう所にリレーをドーンと付けられていたり・・・
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こういうわびさびの無いハーネス処理は何とかしたいところです・・・。
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イエローリードのコンデンサーはサイズ的に外付けはしょうがないですが・・・。この周辺ももう少し見栄え良くしたいところ。
車検とは関係ないのでオーナーのご意向に従いますが、せっかくのMk-1トラベラーなので少しずつですが、ちゃんとMk-1にしていきませんか?というご提案をさせて頂きました。
このへんは個々の価値観で違う部分でもあります。特に美観の部分に関しては・・・岡本太郎やピカソの絵画に幾ら払えますか?ってのと似た感じかと。そしてこの手の絵画は誰かがいたずらに手を加えたら、一気に価値は無くなり唯のいたずら書きになってしまいます。
ミニはさすがにそこまではいかないにしても、オリジナルの雰囲気を維持していくのは重要な事かと思ってます。ビンテージミニを手に入れて、オリジナルに戻していく事に価値を見出せるのであればご依頼くださいませ。
ウチで出来る事はしっかりとやらせて頂きますね!
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ちなみに今回はこういったパーツも・・・
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ご用意出来たりします。
ご検討くださいm(_ _)m
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benediktine · 6 years ago
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【イタイ人、痛くない人】 - 英国式自転車生活 : https://blogs.yahoo.co.jp/tenzen194/34634626.html : https://archive.is/gTYw0 2019/3/17(日) 午前 0:20
電話で仲間と話していたのですが、もう55歳を超え、60の声を聞き、70までカウントダウンとなっている人は、『自転車乗りの場合、多くの人が身体的に結果が出ている』と思う。
早い人は、50歳を過ぎたあたりでもう自転車に乗れなくなっていたりする。50代半ばを過ぎたあたりで、腰や頸椎はボロボロ。腰痛と戦いながらドロップハンドルに乗って、医者や整体へかようマニアは少なくない。
なかには雑誌に書いていたような人で、頸椎をいためて自転車にドクターストップがかかった人もいる。やや高めのハンドルへの移行を考えもしたらしいが、どうして潔く、ドロップは頸椎と腰のためにならん!とアップハンドルにしなかったのか?
『あれはシューキョーなのかもしれない』と思う。
ほかの自転車のきょーそ様たちも腰痛に苦しんで、整体へ密かに通ったり、いろいろやっているようだ。自らが一派の宗祖をなしていない有名人の場合、『別の調整法のカミサマの門を叩いたりする』(爆)。
その人のところへ行くと、雲の間から金色の光がさしてきて、そこを出る時には、頸椎の痛みも、腰の痛みも、膝の痛みも、股間の痛みも一切、嘘のように消え、、、奇跡だ!、、、そんなことは決してない(爆)。そんなことがあるのなら、雑誌は『ポジション調整法特集』なんてことは毎年、手を変え品を変え何度もやらないだろう(笑)。一発、小雑誌とお札を売って終わりだ(爆)。
レース史上最強と言われ、『カン二バル』と呼ばれた人も、腰がボロボロで、サイン会で30分以上座っていられないと聞いた。
もう結果は出ているんじゃないのか?レースでストップ・ウオッチを負かす必要のない人が楽しみで乗るなら、最後まで、腰も頸椎も膝も痛くない人生を送れる機材を選択するべきだ、と私は思う。
骨盤の上にダルマ落としのように糸巻のような形状の骨が積み上がり、そこの部分はシッカリと固くついている。その上にある程度しなやかな、『こきりこ』のような背骨があり、頸椎があるわけだが、強い前傾はその一番土台のところの並び具合に前傾姿勢の影響を与えますから、仙骨から腰椎への影響がよいとはとうてい思えない。
それを『遠くへ大きく乗る』とか言って、腕の長いラテン体形の調整法や長いトップの車両に、貼り付くように乗っていると、腰の前傾も、頸椎を上へ『くの字に曲げる曲げ方も』さらに大きくなる。
ペダル反力をあまり受けない回転型で乗るとすると、股間へ上半身と頭の重さがモロにかかる。痛いので、パンツにパット入れたり、サドルの股間の部分に穴を開けたり、それでも、あまり重量がかからないように、上半身を『頑張って位置決めする』ので、腰への負担はますます増える。
私はもうずいぶん前に一回ギックリ腰をやって、それ以前にも、最近にも、ギックリ腰をやったことがない。それはどこでやったか?というと、アレックスのところでやった。人生初めてのギックリ腰。一日Stainless・スピードに乗って、『なんだか空気椅子を丸一日やったようで、嫌な感じが腰のまわりにあった』。その翌日、New Speedに乗ったのだが、なんというのか、サスペンションで前に沈み込む感じが独特で、ゴム紐で吊った八百屋の釣銭ザルにダルマ落としを乗せたような感じで背骨が揺すられて緩んだ感じがした。強い前傾とフロントが沈み込むサスペンションの組み合わせはじつによろしくない。
帰ってきて、前傾してバスルームで顔を洗っていたら、背骨が崩れ落ちるような感じがして、立っていられなくなって、座り込んだ。さあ、たいへん。異国でスーツケースを持って、ロンドンから数百キロ。どうするかな?と途方に暮れた。
アレックスは『ああ、スリップト・ディスクじゃな。イシゴニスもよくやっておった。1週間もすればなんとかなるじゃろう。いつもの屋根裏はたいへんだから、2階のホワイトルームへ移りなさい』と言われた。ホワイト・ルームというのは白っぽい巨大なタペストリーがあるので、そう呼ばれていた。日本の雑誌に写真は出たことが無い。1週間ちょっとでなんとかよちよち動けるようになったので、ちょうど、クルマのほうの評論で有名なポールが来たので、彼にホワイトルームを明け渡して、私はオックスフォードにいた元カノナンバー2のところへ移動。そこからロンドンにいたナンバー1のところへと、『電信柱から電信柱へすがるようにして』、ケンブリッジまでたどりついた。
ギックリ腰というのは、もう、脂汗が出てくるくらいたいへんなのだ。ところが、普通のサルーン型の地方タクシーでは、首を曲げて後席に乗り込めない。首を前へ倒すと『ず~~~~~ん』と腰に激痛が走る。『いや、これはダメだ。悪いけれど天井の高いブラックキャブを呼んでくれないかな?』と5ポンド紙幣を握らせて、無線で呼んでもらった。
家にたどり着くと、沈み込むベッドはダメなので、イタリア人の屋根裏の住人の女の子に、悪いけれど、オークルームの暖炉のわきにマットレスを敷いてくれないかな、とお願いした。暖炉のわきの粉っぽい空気をすいつつ、2日ばかり、たまに伸ばしたり、屈伸したりして、じっとしていた。
これは、私のほかにも、大阪の人で、やはり同じようなことが起こって、サスペンション付きの車両を処分した人がいる。彼も通常のアップハンドルにしてから、ギックリ腰は出ていない。ひのたまはちおうじの名物の千人��心の末裔Tづかの親爺さんも『合わなかった』と言っていた。
私は腰や頸椎をいためると、また膝を痛めると、いかにたいへんか、まわりを見ていてよくわかっているので、以来、誰が何と言おうと、身体第一で車両を選んでいる。幸いにして、いまのところ、私は自転車に乗って、どこも痛いところがない。ありがたいことである。
左端のような『ねこにランドセル背負わせたようなスタイル』だと、長年のうちに頸椎や腰に悪い影響が出ている人がけっこう多い。重量物は自転車の荷台に取り付けるべきです。
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samantha-dan564 · 5 years ago
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いよいよ7861=7961形と7890=7990形がお星さまになるのか
もっとも7861=7961形は相当ガタが来てるもんな
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西大阪線時代の7861=7961
俗にいうR車の系譜もいよいよ終焉か。かならずしも評判のいいクルマではなかったけど、末期の座席は悪くなかったぜ。それに標準軌で踏ん張りが効くし軌道の整備状態は関西民鉄屈指の良さなので乗り心地自体もそう悪いものじゃなかった
願わくば、山陽線内で110㎞/h運転してくれないかな、とは思うけど。せめて東二見まででもいいので
後釜はどうするんだろう。1000系2連者を武庫川線対応にするのか、それとも5001形をたとえば5001=5004みたいに組みなおしてコントを1C4M永久並列にでもして対応するのか
直並列のコントを並列段だけ使って1M1T相当で使うの。ギアリング5.69だと起動が苦しいけど、5ノッチくらいまでは捨てノッチでいいじゃん。こんなんでも2.0km/h/sくらいの加速力で60km/hくらいなら走れるでしょ
大穴:まさかの7861=7961形更新
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munetc · 2 years ago
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11月12日は、#ソロツーリング の土曜。 西の方に行きたいと思いつつ、地図ばかり眺めていた。 往復するだけで、 1000kmくらい、高速に乗っても、片道で6時間くらいかかる。 下道だと10時間を超える。 時間もそうだが、お金もかかる。 素敵な観光名所をいくつも通り過ぎる。 もったいない。 でも、車か、オートバイで行きたい。 やっぱ数日の休みを取って、泊まりでかなー。 思っているだけじゃ叶わないので、 とりあえず、行ってみる。 いろいろ考えているようで、 結局は、頭が悪い人なのだ。 7時過ぎにオートバイで出る。 11月末まで、オートバイの高速道路の通行料が、普通自動車のそれの、半額になるのも、試してみたいので、その登録をしてから出る。 あとはひたすら高速道路。 途中、首都高と、東名道で、それなりの渋滞があった。 それと、 東名道は大規模改修中で、迂回コースが推奨されていたのを、後で知る。 オートバイで良かった。 新東名は、4度目か。 100km/hまで出せる高速道路で、それを超え車列が流れていることがよくあるように、 120km/hまでといっても、それを超えて走っている車も多い。 もちろん自分も早い方のクルマに付いていく。 2000年式のドイツ製の1100ccは、その速度域でも自由自在。 それなりに快適。 浜松辺りで飽きてくる。 昼も過ぎて、さて、どこを目的地にするか。 今回は、#伊吹山ドライブウェイ 。 通行料が高い。 二輪でも2200円。 ホームページのクーポンまたはJAFで割引きでも2000円。 支払いは現金のみ。 なんとなーく、嫌な予感がしたが、ま、いいか、と、前へ進む。 いつものように写真は無い。 お山の周囲をくねくね走りながら、ぐんぐん登って、眺めがどんどん良くなるタイプの道は、いくつか知っているが、その比ではなかった。 大抵のところは、初見であっても、今までの経験の範囲に収まっているものだが、ここは、別物だった。 なんてこった。 あー、日本にも、こんな、凄いとこが、まだ、あったのか。 お金取れるよ、そりゃ。 写真なんかより、実際に、ここにくるべきだ。 16時前に #伊吹山スカイテラス駐車場 。 ここで行き止まりらしい。 てか、あのしっかりした、センターラインを備えた道と、 この広い駐車場は、それだけのために作られたのか。 なんと無駄な。 その無駄をさせるだけの景観なのだと。 で、ここの売店で、伊吹山ドライブウェイの #峠ステッカー が売られている。 売られていた。 けど、支払いは現金のみ。 200円足りない。 そういうことだよ。 16時で閉店。 帰路へ。 下りは一層に怖い。 上りも下りも、オートバイならではの、体験ができた。 日が暮れて、冷えてきて、そろそろオートバイの季節も終わるんだなと。 帰りも、高速をひた走り、長い長い。 かっとびの浜松ナンバーの2人組に浜松まで引いてもらう。 1台はビーエムのナインティだった。 23時ごろに帰着。 900kmくらい。 ガソリンは、4回、合計48リットル。8,500円で、 リッター20kmくらい。 高速道路は、 首都高が960円、 東京to関ヶ原が5,140円 ×2で、合計12,200円。 ざっくり2万円超かかった。 クルマだとしたら、 リッター10くらい、高速も上記の倍だから、合計4万超ってとこか。 安く無いなー。 いずれにせよ、オートバイで遠乗りの季節は、もう終わりだ。 伊吹山ドライブウェイも冬期は閉鎖になる。 でも、いずれまた、行く。 フルフェイスのヘルメットが欲しくなった。 #オートバイツーリング #bmwmotorrad https://www.instagram.com/p/ClGuKl6hFuA/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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country81writer · 3 years ago
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魅惑のインドシナ半島 Hanoi, Vietnam
800万都市ハノイ
ベトナムの北部に位置し、政治・文化の中心地であり首都である。 南部に位置する商業の中心地ホーチミン、旧称サイゴンに次ぐベトナム第2の都市でもある。 ベトナム戦争最中の1960年代から70年代にかけて「北爆」と呼ばれる米軍の苛烈な空爆に晒された。
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11世紀にハノイに都が置かれて以来栄え続けたホアンキエム湖北側の地域は、細い路地が入り組み、旧市街と呼ばれて今も古い街並みが続く。 「ハノイ36通り」と親しみを込めて呼ばれる通りには「銀通り」「綿通り」「漢方薬通り」など、かつてそこで盛んに商われた品物の名が付いている。
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まずは、ホアンキエム湖のほとりに客待ちで並ぶシャトルEVに乗って、その旧市街の中を見て回った。 EVは細い路地まで人とバイクをかき分けて走り、屋台や商店の奥まで覗き込むことが出来るほど侵入する。 大雑把な地図を頭に入れて、今度はぶらぶらと歩いて回る。 インドシナ半島の町はどこかフランスの風情がある。 市場から野菜や果物の匂いが流れ出て、香辛料と交じり合って鼻をくすぐる。地面から伝わる土と水のにおい、ヒトとクルマの喧騒。 それらは、子供時代の日本にいるような居心地の良さで、どこの国でも僕を惹きつける。
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見るもの聞くものが楽しくて、徘徊を続けて嗅ぎまわるうちに、ハラが、減った。 昼飯の店は決めていた。 混雑の時間を微妙にずらして、ブンチャ(Bun Cha)を食べに行く。 その店にはオバマ・元米大統領が来たことがあり、店内のあちこちに記念写真が飾ってある。
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店員にオバマと同じものが食べたいと言うと、壁の大きなメニューを指さされた。 COMBO OBAMAなるセットメニューを注文する。ハノイビール付きの基本セットで85,000ドンは感動の約500円。
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ブンチャというのは米粉で作った白い麺を、魚醤スープの入ったどんぶりに野菜や肉と一緒にドシドシ入れて、つけ麺方式で食べるローカルフードだ。 相席のテーブルで地元の客に食べ方やお勧めのトッピングを聞いて、おかわりトッピング、替玉麺、ビールと次々に追加注文するが財布の痛みは全く軽微である。 スープが少し甘いのでパンチを効かそうと、あれこれ香辛料を加えるとマイ・ブンチャになった。
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満腹で店を出て、向かい側のテラスで挽きたてのコーヒーを飲んだ。 プラスチックの椅子に座って、目前の通りの様子をボーっと眺める。 大量のバイクが右へ左へ忙しく流れ、行商のお母さん達が休んでは元気に天秤棒で歩き出してゆく。
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長い戦争のあと、これだけの活気を取り戻すのに、どれたけの汗を流したのだろう。 今日は、どんな明日を望んでいるのだろう。 ホアンキエム湖のほうから暖かい風が流れてくる。 この街で暮らしてみたいと本気で思った。
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tozzano36 · 3 years ago
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lug.21-23.2021 源次郎尾根
初の夏の北アルプスは劔岳になった。
国際山岳ガイド、フランス国家認定アルパインガイド、その他もろもろの肩書をお持ちのKガイドにロープワークの講習会を依頼、開催後、自宅で飲むことになり、酔った状態で行くことが決まった。
酔ってはいたけれど、Kガイドからその日、二日酔い状態でもかなり実践的なロープワークを教えて��ただき、お金払ってでもこの人と山に行きたい。と思ったのが大きい。
点の記の舞台でもある劔岳を見たくもあった。
クルマは車検直後。エンジンオイル、ATF、タイヤ、バッテリーなどを交換後でほぼ完ぺきな状態。買った時より快適になったと思う。オーディオもご機嫌な音を鳴らしてくれて3時間半のドライブは快適だった。
7/1
6時出発。
扇沢駅の駐車場は、12時間1000円。
電気バスの待ち時間があったから地ビール3本をKさんとぐびぐびした。
バスに乗っていれば室堂につくのかと思ったら、全然違った。バスの中はコロナ対策で窓が解放され、半そで短パンギョサンでは寒かったから薄手のウィンドブレーカーを着用。
「黒部ダム」という駅で全員バスから降ろされた。次の乗り物の駅に向かう途中でなんと、黒四(黒部川第4発電所)ダムの上を歩くのであった。あまりの大きさに感激。日本にはピラミッドはないけれど、黒四がある。と思った。後から、7年間の工事での殉職者数171を知り、何とも言えない気分になった。トンネルの中には困難を極めた工事中の写真などが解説付きで飾られ、当時のことを知りたくなった。通常100m/日で掘り進んだ当時、80mの「破砕帯」を越えるために7か月を要したという。。詳細は下記にあった。熊谷組ってすごいんだ。
https://www.kumagaigumi.co.jp/kurobe/index.html
たった7年でこれだけの大きさの構造物を作ったとは。。。普通、30年とかかかると思っていたからそれだけでも驚きだった。
アーチ状のダム中間付近からから勢いよく放出される水しぶきはスローモーションだった。虹がかかっていた。
次の乗り物の時間に間に合わな��とちょーせかされ、小走りにはるか先を急ぐKさんに追いついた。
次は地の底を進むケーブルカーだった。トンネルのあまりの狭さと急こう配にノイローゼになるかと思った。高度400mを長さ800mのトンネルで登るそうだ。斜度=30°。ありえん。滑落したら確実に死ぬ。
次はの乗り物はケーブルカーだった。待ち時間があったから駅舎の屋上まで階段を上る。上って剱岳を探したけれど見つからなかった。Kさんが「熊がいる~!!!」というから視界を探すと、大きな本物のツキノワグマがのっそり動いていた。生まれて初めて野生の熊がのんびりしているさまを見た。首元に月の輪が見えた。
さらにその次の乗り物はロープウェイだった。自然保護のため、途中に支柱がないという。確かにはるかかなたの駅舎まで極太のワイヤーでつながっているだけだった。切れたらどうなるのか。。。ワイヤーだけでどれだけの重さがあるのか。どれだけの荷重が支点にかかるのか。いろんなことを考え恐ろしくなった。眼下に広がる真夏の原生林に熊を探しているとあっという間に駅についてしまった。
さらにその次の4つ目の乗り物は、とうとう日本でここだけになってしまったトロリーバスだった。運転手さんは若いかわいい女子だった。最高時速40km/hとのことだったけれど、狭いトンネルの中を走ると体感速度はもっともっと速いように思えた。
乗り物4個も乗り継いでようやく室堂に到着。
まさか黒部ダムを見ることができると思っていなかったから、過呼吸や高山病になるかと思うほど大興奮の室堂までの旅であった。ここまで連れてきてくれたKさん、ありがとう!
Yガイド、Kガイド、Kmさんとご対面。外に出ると強い日差しで暖かだった。
剣沢小屋までの道には高山植物がたくさん咲いていた。
歩を進めると剣岳が見えてきた。源次郎尾根がどれなのかと聞いて、説明されたけれど、結局どれかはわからずじまい。明日歩けばわかるよな。ということであんまりこだわらなかったけれど、いったいどこからとりつくのか。と思わせる山様だった。妙義山の幅を狭くして高さ方向に引き延ばしたような、かなり険しく見える山だった。
7/22
3時起床、4時10分歩きだし。
源次郎尾根は前日の説明であれかな?と想定していたまさにその尾根だった。取り付きは自分で開拓した水晶へ下る尾根と似たような斜度だった。ガイドさんに5mくらいの長さでロープでつながれたKさんのハーネスから2mくらいの長さでつながれた。強烈に歩きにくかった。Kさんとほぼ同じ速度でよじ登らないとKさんを引っ張ってしまうという。引っ張ると落ちちゃうんじゃないかとちょー心配しながら、かなり急いで不安定な状態でのぼらなければならず、よくけがをしなかったと思う。ロープでつながれることは、かなり危険だと思った。いずれにしても2峰の懸垂下降まで怖いところはあったけれど難なく到着。そこからも順調に歩いて山頂に到着。終始初めての北アルプスの非現実的な景色を堪能しながら歩いた。青い空、雪渓、高山植物、日本海。富士山も見ることができた。山頂には人がたくさんいた。3個のスマホと2個の高級カメラで記念撮影のお手伝いをした。歩きだしは雲一つなかったけれど山頂からは大きく育った積雲や眼下には雲海がみえた。雪がたくさん残る能登半島の白山も見えた。日差しが強烈すぎて、ウィンドブレーカーを羽織った。腕と首筋が日焼けしすぎてヒリヒリしていた。次回は日焼けオイルと長袖の山シャツを持参せねばと思った。
山頂からは一般道で下った。カニの横ばいを歩かせていただいた。剣岳はジャングルジムのような山道だった。剣山荘という山小屋で全員で生ビールを飲んで小屋に戻った。
7/23
5時の朝食を済ませ歩きだしは6時。3日目も雲一つない立山を雄山までを縦走した。雄山、お祓いをしていただけるとあって、これまで歩いたどの山よりも混雑していた。室堂にはで解散となり、来た道を引き返す。往路は平日だったから、どの乗り物も空いていてすぐ乗ることができたけれど復路はオリンピック連休2日目で混雑していた。昼食も取らずに扇沢駅に到着。さっそく温泉へ。最寄りも温泉はすてきなところだった。露天風呂に入ったけれど日焼けが痛くてのんびりつかることができなかった。Kさんが蕎麦屋を検索してくれたけれど、ことごとくそば切れで信州そばは断念。結局、梓川SAの食堂でようやく昼食となった。中央道はいつもの通り大渋滞。つういでに圏央道まで混雑していて帰宅は21時前だった。
次回はガイドさんなしでのんびり歩こうね。源次郎尾根。
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delorean · 4 years ago
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テスラの大幅値下げが示す未来
先週、EV界で大きなニュースがあったのをご存知でしょうか。テスラがModel 3の価格を、最大156万2000円値下げしたのです。当然、EVの動きをフォローするEV Smart Blogは速報し、Yahoo!ニュースでも色々と報じています。でも、いまいちピンと来ていない人は多いと思います。
はっきり言いましょう。上海製テスラの納車が始まったら、国内市場は雰囲気が一変しますよ。
まず今回のModel 3は、中国の「上海ギガファクトリー」で生産されるモデルです。そう、堂々と中国製のクルマが国内に輸入され、販売される時代が来ました。ちょっと前だと考えられない事態です。品質に懸念を感じる人もいるかもしれませんが、手元にあるパソコンやスマホを見てください。多くが中国製ではないですか? それが現実です。システムも自動でアップデートしていくし、EVは加速度的にデバイス化していくような気がします。
今回の変更に伴い、バッテリーはPanasonic製から中国もしくは韓国製に変更されました。しかもリン酸鉄リチウムを採用しているという話です(テスラはいきなり仕様を変えてくるので、今のところは、としか言えませんがw)。実はEVデロリアンも2013年からのVer.2では、三井造船と戸田工業が作った国産リン酸鉄リチウムを搭載していました。特徴は安全で長寿命。皆さん中国製の電池は品質が悪く寿命が短い、と思ってませんか? それはコストをかけてないパチモン電池の場合。メーカーによる適切な品質管理と保証ができるなら、(国産EVが使う)三元系よりリン酸鉄の方が長寿命な可能性は高いです。
欠点は、三元系に比べるとセル単位の電圧が低いので、バッテリーの容積&総重量の増加です。上海製Model 3も、米国製と比べて「座面が高い」という話が出ていました。同じ車体に組み込んだ結果ですねw でもそれで価格が150万円以上安くなり、今までより長寿命な実績が出るなら、支持が得られるのではないでしょうか。(この部分は、まだ未知数です)
今回の価格変更によって、補助金などを考慮すると400万円を切る価格でテスラが買える可能性があります。これは凄い。EVは購入後の維持費が安いのも特徴ですから、コスト面でもガソリン車と比べて圧倒的に安くなる見通しがつきました。もう「新し物好き」な人だけでなく、「試しに買ってみたけど、すごく良くて安上がりだった」という人がどんどん増えていくフェーズに入ってきたと、私は見ています。しかも国内EVが使う充電ステーション「チャデモ」より高性能な「スーパーチャージャー」が使えるのです。これって凄いアドバンテージですよ。
国内市場はHVやPHEVが主流なので、メーカーはまだ時間があると捉えているかもしれません。でもそれは、EVの車体価格が高額だった頃の話。トータルのコストが安くなるなら、消費者はそちらを選ぶ傾向にあります。フィルムカメラからデジカメへ、ガラケーからスマホへ、テレビもブラウン管から液晶へと、移行期は明らかに従来機種の方が性能は高いのに消費者が移行を始めたのは、コスト面や利便性のメリットがはっきりしてきたからです。
この流れに今すぐ対抗できる国産メーカーは、残念ながら日産と三菱しかありません。ホンダもマツダもやっとEVを国内発売しましたけど、例えばマツダMX-30EVは451万円からで、走行距離はWLTCモードで256キロ。テスラModel 3は439万円からで、WLTCは448キロです。EVは発展途上にあるものの、もう創成期ではありません。日産や三菱は初投入から10年以上経過している、ごく普通の市場です。この段階でなおHVやPHEVで乗り切ろうとする国産メーカーの動きは、追いつくチャンスを逃すリスク拡大にしか見えないのですが、いかがでしょうか。本来は価格競争に入る前に、高価格帯でも売れるEVを作っておいて体力と経験を積む方が良かったんでしょうけどねぇ。
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xf-2 · 7 years ago
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自衛隊車両のナンバープレートは、その多くが独特な6桁の数字の組み合わせになっています。ほか、バンパーのあたりにも数字と漢字の組み合わせ文字が書かれています。どう読めるものなのでしょうか。
一般車両とはひと味違う自衛隊のクルマのナンバー
 自衛隊が運行している車両をよく見てみると、見慣れないナンバープレートが取り付けられていることに気が付きます。私たちが普段乗っているクルマのナンバーは陸運局が発行していて、地域名、分類番号、ひらがな、そして一連の番号が与えられています。しかし、自衛隊のナンバープレートは「00-0000」のように前半2桁、後半4桁という6桁の数字だけが記載されています。なぜ、このような表記なのでしょうか。
 自衛隊が運行する車両は、実は「道路運送車両法」の「適用外車両」ということになっています(一部のバス、乗用車などを除く)。
 自衛隊法第114条には、この適用外車両であることを分かりやすくするために、「防衛大臣の定めるところにより、他の自動車と明らかに識別することができるような番号及び標識を付さなければならない」と明記されています。これが、自衛隊車両のナンバープレートが一般のクルマと違うことを示す根拠になります。
 余談になりますが自衛隊および防衛装備庁における車両のナンバープレートは、すべて陸上自衛隊の補給統制本部長が付与しています。補給統制本部とは、戦車からトイレットペーパーに至るまで、陸上自衛隊で使用するすべての補給品を扱う部署になります。
 では、この6桁の数字には、いったいどのような意味が込められているのでしょうか。
あの2桁+4桁の数字の読み解きかた
 まず左側の2桁の数字を見てみましょう。この2桁の数字は車両の種類ごとに付与される番号で、自衛隊内の「自動車番号付与区分表」という文書で明確に示されています。たとえば、01から03は小型トラック、04は「他の分類番号の区分に属さない車両及び誘導武器たる自動車」といった要領です。戦車は「装軌車両」という分類になり、番号は90から98までが割り振られています。
ほかにも、職種車両別に使用される番号が変わってきます。たとえば、81は化学器材、86は航空器材、99は防衛装備庁が使用する車両といった具合です。この与えられた番号を見ることで、その車両がどの分類のもので、どの職種で使われる車両なのかが分かるようになっているのです。
 ちなみに、下4桁の番号は一連の連番になっているので、特に意味は無いそうです。また戦車のほか、ナンバープレートを装着することが不適切と判断された車両には、車体にナンバーを直接書き込む方法で表記されています。
 他方、自衛隊車両のなかには一般と同じナンバープレートを装着している車両もあるのです。この違いは「用途に応じて使い分けている(陸幕広報室)」との事でした。よく見ると、一般ナンバーを装着している自衛隊車両は、駐屯地司令などが乗る黒塗りのクルマや、マイクロバスなどの主に一般道を走るだけの車両に多く見られます。高官などが乗る黒塗りのクルマは、警備上の理由から一般のナンバープレートを装着すると聞いたことがありますので、納得できる話だと思います。
漢字と数字が組み合わさったほうは…?
 自衛隊車両には独特のナンバープレートのほかにも、バンパー付近に白く書かれた文字列が見られます。なにかの暗号のようにも思えますが、これにはどういった意味があるのでしょうか。
実はこの数字と漢字の組み合わせ文字は、その車両の所属が省略されて記載されているのです。たとえば、「第1普通科連隊第1中隊」と記載した場合、文字数が多く、すべてを読まないと部隊が分かりません。それを避けるために、部隊名を省略して「1普1中」と記載します。ほかにも、第1機甲教育隊第2陸曹教育中隊は「1機教-2」、第12旅団司令部付隊は「12旅-付」などと書かれています。
 実は、創隊から10年以上が経過するも、未だに秘密のベールに包まれた部隊が存在します。それは陸上自衛隊の特殊部隊である「特殊作戦群」です。部隊は習志野駐屯地に所在するといわれていますが、その部隊の内情はほとんど公開されていません。車両も持っていますが、部隊表記は不明なままで、例えば「特戦群」などと書かれてはいません。
 このように、ナンバープレートや部隊表記には多くの情報が含まれているのです。もしどこかで自衛隊車両を見かけた時は、ナンバーや部隊名も気にしてみてくださいね。
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benediktine · 3 years ago
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【坂で自転車を押すこと】 - 英国式自転車生活 : https://adamsnumber.fc2.net/blog-entry-6375.html : https://archive.ph/GpNyV 2022/05/21
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四国を旅していたとき、私の英国人の相棒が『自転車に乗っている時と、歩いている時に使う筋肉、身体の使い方はたぶん別なんだな』と言った。『どうしてそう思う?』『自転車を降りて押している時、山道を歩いている時は、ほとんど差がつかないのに、自転車に乗ると君のほうが断然速い。最初は自転車が良いのかな?と思ったんだが、交換してみると、むしろ自分のメインに乗っている方がよく走るんだ。それと、坂道できつくなると、歩いて押してみると、ぜんぜんちがうところを使っているような気がして、気分が入れ替わる気がする。』これは、なかなか面白い観察。
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私は自転車を押すというのは、なかなかサイクル・ツーリストとして、味のある部分だと思う。
その四国で、ある山の上のお寺まで行くとき、観光バスの通るつづら折りの道を行くのをやめよう、と2人で意見が一致。どうも、観光バスにぎっちり乗った人に見られ��登るというのが興をそぐのだ。
地元の人に尋ねたら、『ああ、大昔の遍路道があるが、いまは誰も通らないので、廃道みたいになっていて、山まで行く途中で道がなくなっているかもしれない』と言われた。言われた道を行くと、途中で道幅は50cm~80cmぐらいになり、竹藪の中で道が消えた。 『どうする?引き返してもとの舗装路を行くか?』 デヴォンの海賊の船長(彼にはそういう雰囲気がある)は、『ここまで来たんだ、引き返すなんていうことは無しだ。下諏訪で道のない裏山を登ってみた時、熊を見たじゃないか。そういう体験が、ここでもあるかもしれない。』との決断。
まず、ちょっと必要なものをショルダー・バッグに移し、必要とあれば自転車を置いて、ショルダーバッグだけで山を登ろう、と決めた。そんなことをしていた時、彼が、 『ホラ、あの巨大な岩の下を見てみろ。小さいパゴダ(塔)とリトル・ブッダがあるぞ。』 昔のお遍路の人が、ひさしのような岩の下で野宿でもして、彫ったのかもしれない。たしかに、いいものが見られた。
我々は自転車を置いて、彼は『こういうお寺の下で、俺たちの自転車を盗むようなバチ当たりには、コーボーダイシのいかづちがそいつを打ち砕くにちがいない』とか笑いながら言った。あとは、ミカン畑のはしの藪の中を猪のように移動。最後はポッカリとお寺の駐車場に出られた。そのあとで、彼は『最後の部分を徒歩で登ったので、今日は一段と充実感が深い』とご機嫌だった。
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さて、私はマウンテン・バイクがこの世に登場する前から山岳サイクリングをやっていた。山の向こうへ行くのに、途中で道が登山道になってしまって、乗ることが出来なくなるのが普通だった。ある時は笹の中を藪コギしたり、自転車を岩場で担いだり、そして、反対側でまた自転車を担ぎながら下りたりして、ようやく集落へ続く自転車に乗れる道が現れると、ゆっくりと乗って降りた。
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不思議なもので、そういう場合、山の頂上に近いところは、私には神聖なところのような感覚がある。山岳宗教というのが、日本で発達した理由がよくわかる。昔の人たちは、木こりもマタギも、山へ入る前は、神仏に祈ってから山へ登り始めた。それほど、山の上というのはやたらに俗塵を持ち込んではいけないところという感覚があった。私はいまでも、そうした感覚を保ちたいと思っている。
途中で山の水を飲みながら、登ってゆくうちに、しだいに山と一体化してゆく気分。頂上の風に吹かれると、『我』というようなものは洗い流される。意外に思うかもしれないが、じつは私は初期のMTB,そのころはATB、オール・テライン・バイシクルという人もいた頃から、マリーン・カウンティで乗られていたような初期輸入モデルを乗っていた。ところが、途中で一切やめて、低山ハイキングに替えた。ひとつには、自転車があると行けない場所のほうが、こころにかなう場所があるということ。下の写真は自転車を押して歩いている時の光景ですが、長谷川等伯の絵になる前の現実のようだ。
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もうひとつは、MTBの人たちの多くが、クルマと組み合わせ、目的地近くまで4WDやワンボックスで自転車を持って行くスタイルに賛同しなかったら。それは自転車が本来持っているエコと相反するものだろう。そして、出来る限りローギアードなものでぐいぐい登り、サスペンションのおかげで下りで飛ばす。それは私のような古い人間にとっては『神聖な山でやることではない』。
これは、そうしたスタイルの人をみると、いまだに違和感を感じる。
だから、私は低山ハイキングとサイクリングをはっきり分けて考えていた。↓の写真のような場所には自転車では行けませんから。
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一度だけ、MTBを買ったので山へ連れて行ってください、と頼まれたので、私がフィールドにしていたところへ、女性陣2人を案内したことがある。
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道元禅師が『聞くままに心なき身にしあれば おのれなりけり 軒の玉水』ということを言われた。これは、軒からしたたり落ちる水のしずくを、無心に眺めると、その感覚でしずくであると観られているしずくが、じつは観ている自分なのだ、ということが説かれている。山へ登る修験道の人たちが『六根清浄』などというが、登る行為で無心となり、俗世の感覚が洗われて、神聖清浄な山が『おのれなりけり』と感得する。
『ここはMTBに良いコースだ』と考える人は、そういう自然を人間の都合で使用することしか考えていない自分自身をそこに投影している。自分のエゴしか自然の中に発見できない。あくまで、自然は鏡。
私にとっての山岳サイクリングとか低山ハイキングは日本古来の山岳信仰にも似たものであって、排気ガス出しながらクルマでわーっと行って、最新の機材で自然を制覇したような気分になって、仲間とバーベキューというものではない。このあたりの感覚の差は、なかなか埋まらないものだとこのごろよく感じます。
下の右の車両、山で担ぐことも想定して、トップチューブに革を巻いていました。
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