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【小説】The day I say good-bye (1/4) 【再録】
今日は朝から雨だった。
確か去年も雨だったよな、と僕は窓ガラスに反射している自分の顔を見つめて思った。僕を乗せたバスは、小雨の降る日曜の午後を北へ向かって走る。乗客は少ない。
予定より五分遅れて、予定通りバス停「船頭町三丁目」で降りた。灰色に濁った水が流れる大きな樫岸川を横切る橋を渡り、広げた傘に雨音が当たる雑音を聞きながら、柳の並木道を歩く。
小さな古本屋の角を右へ、古い木造家屋の住宅ばかりが建ち並ぶ細い路地を抜けたら左へ。途中、不機嫌そうな面構えの三毛猫が行く手を横切った。長い長い緩やかな坂を上り、苔生した石段を踏み締めて、赤い郵便ポストがあるところを左へ。突然広くなった道を行き、椿だか山茶花だかの生け垣のある家の角をまた左へ。
そうすると、大きなお寺の屋根が見えてくる。囲われた塀の中、門の向こうには、静かな墓地が広がっている。
そこの一角に、あーちゃんは眠っている。
砂利道を歩きながら、結構な数の墓の中から、あーちゃんの墓へ辿り着く。もう既に誰かが来たのだろう。墓には真っ白な百合と、あーちゃんの好物であった焼きそばパンが供えてあった。あーちゃんのご両親だろうか。
手ぶらで来てしまった僕は、ただ墓石を見上げる。周りの墓石に比べてまだ新しいその石は、手入れが行き届いていることもあって、朝から雨の今日であっても穏やかに光を反射している。
そっと墓石に触れてみた。無機質な冷たさと硬さだけが僕の指先に応えてくれる。
あーちゃんは墓石になった。僕にはそんな感覚がある。
あーちゃんは死んだ。死んで、燃やされて、灰になり、この石の下に閉じ込められている。埋められているのは、ただの灰だ。あーちゃんの灰。
ああ。あーちゃんは、どこに行ってしまったんだろう。
目を閉じた。指先は墓石に触れたまま。このままじっとしていたら、僕まで石になれそうだ。深く息をした。深く、深く。息を吐く時、わずかに震えた。まだ石じゃない。まだ僕は、石になれない。
ここに来ると、僕はいつも泣きたくなる。
ここに来ると、僕はいつも死にたくなる。
一体どれくらい、そうしていたのだろう。やがて後ろから、砂利を踏んで歩いてくる音が聞こえてきたので、僕は目を開き、手を引っ込めて振り向いた。
「よぉ、少年」
その人は僕の顔を見て、にっこり笑っていた。
総白髪かと疑うような灰色の頭髪。自己主張の激しい目元。頭の上の帽子から足元の厚底ブーツまで塗り潰したように真っ黒な恰好の人。
「やっほー」
蝙蝠傘を差す左手と、僕に向けてひらひらと振るその右手の手袋さえも黒く、ちらりと見えた中指の指輪の石の色さえも黒い。
「……どうも」
僕はそんな彼女に対し、顔の筋肉が引きつっているのを無理矢理に動かして、なんとか笑顔で応えて見せたりする。
彼女はすぐ側までやってきて、馴れ馴れしくも僕の頭を二、三度柔らかく叩く。
「こんなところで奇遇だねぇ。少年も墓参りに来たのかい」
「先生も、墓参りですか」
「せんせーって呼ぶなしぃ。あたしゃ、あんたにせんせー呼ばわりされるようなもんじゃございませんって」
彼女――日褄小雨先生はそう言って、だけど笑った。それから日褄先生は僕が先程までそうしていたのと同じように、あーちゃんの墓石を見上げた。彼女も手ぶらだった。
「直正が死んで、一年か」
先生は上着のポケットから煙草の箱とライターを��り出す。黒いその箱から取り出された煙草も、同じように黒い。
「あたしゃ、ここに来ると後悔ばかりする��」
ライターのかちっという音、吐き出される白い煙、どこか甘ったるい、ココナッツに似たにおいが漂う。
「あいつは、厄介なガキだったよ。つらいなら、『つらい』って言えばいい、それだけのことなんだ。あいつだって、つらいなら『つらい』って言ったんだろうさ。だけどあいつは、可哀想なことに、最後の最後まで自分がつらいってことに気付かなかったんだな」
煙草の煙を揺らしながら、そう言う先生の表情には、苦痛と後悔が入り混じった色が見える。口に煙草を咥えたまま、墓前で手を合わせ、彼女はただ目を閉じていた。瞼にしつこいほど塗られた濃い黒い化粧に、雨の滴が垂れる。
先生はしばらくして瞼を開き、煙草を一度口元から離すと、ヤニ臭いような甘ったるいような煙を吐き出し���、それから僕を見て、優しく笑いかけた。それから先生は背を向け、歩き出してしまう。僕は黙ってそれを追った。
何も言わなくてもわかっていた。ここに立っていたって、悲しみとも虚しさとも呼ぶことのできない、吐き気がするような、叫び出したくなるような、暴れ出したくなるような、そんな感情が繰り返し繰り返し、波のようにやってきては僕の心の中を掻き回していくだけだ。先生は僕に、帰ろう、と言ったのだ。唇の端で、瞳の奥で。
先生の、まるで影法師が歩いているかのような黒い後ろ姿を見つめて、僕はかつてたった一度だけ見た、あーちゃんの黒いランドセルを思い出す。
彼がこっちに引っ越してきてからの三年間、一度も使われることのなかった傷だらけのランドセル。物置きの中で埃を被っていたそれには、あーちゃんの苦しみがどれだけ詰まっていたのだろう。
道の途中で振り返る。先程までと同じように、墓石はただそこにあった。墓前でかけるべき言葉も、抱くべき感情も、するべき行為も、何ひとつ僕は持ち合わせていない。
あーちゃんはもう死んだ。
わかりきっていたことだ。死んでから何かしてあげても無駄だ。生きているうちにしてあげないと、意味がない。だから、僕がこうしてここに立っている意味も、僕は見出すことができない。僕がここで、こうして呼吸をしていて、もうとっくに死んでしまったあーちゃんのお墓の前で、墓石を見つめている、その意味すら。
もう一度、あーちゃんの墓に背中を向けて、僕は今度こそ歩き始めた。
「最近調子はどう?」
墓地を出て、長い長い坂を下りながら、先生は僕にそう尋ねた。
「一ヶ月間、全くカウンセリング来なかったけど、何か変化があったりした?」
黙っていると先生はさらにそう訊いてきたので、僕は仕方なく口を開く。
「別に、何も」
「ちゃんと飯食ってる? また少し痩せたんじゃない?」
「食べてますよ」
「飯食わないから、いつまでも身長伸びないんだよ」
先生は僕の頭を、目覚まし時計を止める時のような動作で乱雑に叩く。
「ちょ……やめて下さいよ」
「あーっはっはっはっはー」
嫌がって身をよじろうとするが、先生はそれでもなお、僕に攻撃してくる。
「ちゃんと食わないと。摂食障害になるとつらいよ」
「食べますよ、ちゃんと……」
「あと、ちゃんと寝た方がいい。夜九時に寝ろ。身長伸びねぇぞ」
「九時に寝られる訳ないでしょう、小学生じゃあるまいし……」
「勉強なんかしてるから、身長伸びねぇんだよ」
「そんな訳ないでしょう」
あはは、と朗らかに彼女は笑う。そして最後に優しく、僕の頭を撫でた。
「負けるな、少年」
負けるなと言われても、一体何に――そう問いかけようとして、僕は口をつぐむ。僕が何と戦っているのか、先生はわかっているのだ。
「最近、市野谷はどうしてる?」
先生は何気ない声で、表情で、タイミングで、あっさりとその名前を口にした。
「さぁ……。最近会ってないし、電話もないし、わからないですね」
「ふうん。あ、そう」
先生はそれ以上、追及してくることはなかった。ただ独り言のように、「やっぱり、まだ駄目か」と言っただけだった。
郵便ポストのところまで歩いてきた時、先生は、「あたしはあっちだから」と僕の帰り道とは違う方向を指差した。
「駐車場で、葵が待ってるからさ」
「ああ、葵さん。一緒だったんですか」
「そ。少年は、バスで来たんだろ? 家まで車で送ろうか?」
運転するのは葵だけど、と彼女は付け足して言ったが、僕は首を横に振った。
「ひとりで帰りたいんです」
「あっそ。気を付けて帰れよ」
先生はそう言って、出会った時と同じように、ひらひらと手を振って別れた。
路地を右に曲がった時、僕は片手をパーカーのポケットに入れて初めて、とっくに音楽が止まったままになっているイヤホンを、両耳に突っ込んだままだということに気が付いた。
僕が小学校を卒業した、一年前の今日。
あーちゃんは人生を中退した。
自殺したのだ。十四歳だった。
遺書の最後にはこう書かれていた。
「僕は透明人間なんです」
あーちゃんは僕と同じ団地に住んでいて、僕より二つお兄さんだった。
僕が小学一年生の夏に、あーちゃんは家族四人で引っ越してきた。冬は雪に閉ざされる、北の方からやって来たのだという話を聞いたことがあった。
僕はあーちゃんの、団地で唯一の友達だった。学年の違う彼と、どんなきっかけで親しくなったのか正確には覚えていない。
あーちゃんは物静かな人だった。小学生の時から、年齢と不釣り合いなほど彼は大人びていた。
彼は人付き合いがあまり得意ではなく、友達がいなかった。口数は少なく、話す時もぼそぼそとした、抑揚のない平坦な喋り方で、どこか他人と距離を取りたがっていた。
部屋にこもりがちだった彼の肌は雪みたいに白くて、青い静脈が皮���にうっすら透けて見えた。髪が少し長くて、色も薄かった。彼の父方の祖母が外国人だったと知ったのは、ずっと後のことだ。銀縁の眼鏡をかけていて、何か困ったことがあるとそれをかけ直す癖があった。
あーちゃんは器用だった。今まで何度も彼の部屋へ遊びに行ったことがあるけれど、そこには彼が組み立てたプラモデルがいくつも置かれていた。
僕が加減を知らないままにそれを乱暴に扱い、壊してしまったこともあった。とんでもないことをしてしまったと、僕はひどく後悔してうつむいていた。ごめんなさい、と謝った。年上の友人の大切な物を壊してしまって、どうしたらよいのかわからなかった。鼻の奥がつんとした。泣きたいのは壊されたあーちゃんの方だっただろうに、僕は泣き出しそうだった。
あーちゃんは、何も言わなかった。彼は立ち尽くす僕の前でしゃがみ込んだかと思うと、足下に散らばったいびつに欠けたパーツを拾い、引き出しの中からピンセットやら接着剤やらを取り出して、僕が壊した部分をあっという間に直してしまった。
それらの作業がすっかり終わってから彼は僕を呼んで、「ほら見てごらん」と言った。
恐る恐る近付くと、彼は直ったばかりの戦車のキャタピラ部分を指差して、
「ほら、もう大丈夫だよ。ちゃんと元通りになった。心配しなくてもいい。でもあと1時間は触っては駄目だ。まだ接着剤が乾かないからね」
と静かに言った。あーちゃんは僕を叱ったりしなかった。
僕は最後まで、あーちゃんが大声を出すところを一度も見なかった。彼が泣いている姿も、声を出して笑っているのも。
一度だけ、あーちゃんの満面の笑みを見たことがある。
夏のある日、僕とあーちゃんは団地の屋上に忍び込んだ。
僕らは子供向けの雑誌に載っていた、よく飛ぶ紙飛行機の作り方を見て、それぞれ違うモデルの紙飛行機を作り、どちらがより遠くへ飛ぶのかを競走していた。
屋上から飛ばしてみよう、と提案したのは僕だった。普段から悪戯などしない大人しいあーちゃんが、その提案に首を縦に振ったのは今思い返せば珍しいことだった。そんなことはそれ以前も以降も二度となかった。
よく晴れた日だった。屋上から僕が飛ばした紙飛行機は、青い空を横切って、団地の駐車場の上を飛び、道路を挟んだ向かいの棟の四階、空き部屋のベランダへ不時着した。それは今まで飛ばしたどんな紙飛行機にも負けない、驚くべき距離だった。僕はすっかり嬉しくなって、得意げに叫んだ。
「僕が一番だ!」
興奮した僕を見て、あーちゃんは肩をすくめるような動作をした。そして言った。
「まだわからないよ」
あーちゃんの細い指が、紙飛行機を宙に放つ。丁寧に折られた白い紙飛行機は、ちょうどその時吹いてきた風に背中を押されるように屋上のフェンスを飛び越え、僕の紙飛行機と同じように駐車場の上を通り、向かいの棟の屋根を越え、それでもまだまだ飛び続け、青い空の中���最後は粒のようになって、ついには見えなくなってしまった。
僕は自分の紙飛行機が負けた悔しさと、魔法のような素晴らしい出来事を目にした嬉しさとが半分ずつ混じった目であーちゃんを見た。その時、僕は見たのだ。
あーちゃんは声を立てることはなかったが、満足そうな笑顔だった。
「僕は透明人間なんです」
それがあーちゃんの残した最後の言葉だ。
あーちゃんは、僕のことを怒ればよかったのだ。地団太を踏んで泣いてもよかったのだ。大声で笑ってもよかったのだ。彼との思い出を振り返ると、いつもそんなことばかり思う。彼はもう永遠に泣いたり笑ったりすることはない。彼は死んだのだから。
ねぇ、あーちゃん。今のきみに、僕はどんな風に見えているんだろう。
僕の横で静かに笑っていたきみは、決して透明なんかじゃなかったのに。
またいつものように春が来て、僕は中学二年生になった。
張り出されていたクラス替えの表を見て、そこに馴染みのある名前を二つ見つけた。今年は、二人とも僕と同じクラスのようだ。
教室へ向かってみたけれど、始業の時間になっても、その二つの名前が用意された席には、誰も座ることはなかった。
「やっぱり、まだ駄目か」
誰かと同じ言葉を口にしてみる。
本当は少しだけ、期待していた。何かが良くなったんじゃないかと。
だけど教室の中は新しいクラスメイトたちの喧騒でいっぱいで、新年度一発目、始業式の今日、二つの席が空白になっていることに誰も触れやしない。何も変わってなんかない。
何も変わらないまま、僕は中学二年生になった。
あーちゃんが死んだ時の学年と同じ、中学二年生になった。
あの日、あーちゃんの背中を押したのであろう風を、僕はずっと探してる。
青い空の果てに、小さく消えて行ってしまったあーちゃんを、僕と「ひーちゃん」に返してほしくて。
鉛筆を紙の上に走らせる音が、止むことなく続いていた。
「何を描いてるの?」
「絵」
「なんの絵?」
「なんでもいいでしょ」
「今年は、同じクラスみたいだね」
「そう」
「その、よろしく」
表情を覆い隠すほど長い前髪の下、三白眼が一瞬僕を見た。
「よろしくって、何を?」
「クラスメイトとして、いろいろ……」
「意味ない。クラスなんて、関係ない」
抑揚のない声でそう言って、双眸は再び紙の上へと向けられてしまった。
「あ、そう……」
昼休みの保健室。
そこにいるのは二人の人間。
ひとりはカーテンの開かれたベッドに腰掛け、胸にはスケッチブック、右手には鉛筆を握り締めている。
もうひとりはベッドの脇のパイプ椅子に座り、特にすることもなく片膝を抱えている。こっちが僕だ。
この部屋の主であるはずの鬼怒田先生は、何か用があると言って席を外している。一体なんの仕事があるのかは知らないが、この学校の養護教諭はいつも忙しそうだ。
僕はすることもないので、ベッドに座っているそいつを少しばかり観察する。忙しそうに鉛筆を動かしている様子を見ると、今はこちらに注意を払ってはいなそうだから、好都合だ。
伸びてきて邪魔になったから切った、と言わんばかりのショートカットの髪。正反対に長く伸ばされた前髪は、栄養状態の悪そうな青白い顔を半分近く隠している。中学二年生としては小柄で華奢な体躯。制服のスカートか��伸びる足の細さが痛々しく見える。
彼女の名前は、河野ミナモ。僕と同じクラス、出席番号は七番。
一言で表現するならば、彼女は保健室登校児だ。
鉛筆の音が、止んだ。
「なに?」
ミナモの瞬きに合わせて、彼女の前髪が微かに動く。少しばかり長く見つめ続けてしまったみたいだ。「いや、なんでもない」と言って、僕は天井を仰ぐ。
ミナモは少しの間、何も言わずに僕の方を見ていたようだが、また鉛筆を動かす作業を再開した。
鉛筆を走らせる音だけが聞こえる保健室。廊下の向こうからは、楽しそうに駆ける生徒たちの声が聞こえてくるが、それもどこか遠くの世界の出来事のようだ。この空間は、世界から切り離されている。
「何をしに来たの」
「何をって?」
「用が済んだなら、帰れば」
新年度が始まったばかりだからだろうか、ミナモは機嫌が悪いみたいだ。否、機嫌が悪いのではなく、具合が悪いのかもしれない。今日の彼女はいつもより顔色が悪いように見える。
「いない方がいいなら、出て行くよ」
「ここにいてほしい人なんて、いない」
平坦な声。他人を拒絶する声。憎しみも悲しみも全て隠された無機質な声。
「出て行きたいなら、出て行けば?」
そう言うミナモの目が、何かを試すように僕を一瞥した。僕はまだ、椅子から立ち上がらない。彼女は「あっそ」とつぶやくように言った。
「市野谷さんは、来たの?」
ミナモの三白眼がまだ僕を見ている。
「市野谷さんも同じクラスなんでしょ」
「なんだ、河野も知ってたのか」
「質問に答えて」
「……来てないよ」
「そう」
ミナモの前髪が揺れる。瞬きが一回。
「不登校児二人を同じクラスにするなんて、学校側の考えてることってわからない」
彼女の言葉通り、僕のクラスには二人の不登校児がいる。
ひとりはこの河野ミナモ。
そしてもうひとりは、市野谷比比子。僕は彼女のことを昔から、「ひーちゃん」と呼んでいた。
二人とも、中学に入学してきてから一度も教室へ登校してきていない。二人の机と椅子は、一度も本人に使われることなく、今日も僕の教室にある。
といっても、保健室登校児であるミナモはまだましな方で、彼女は一年生の頃から保健室には登校してきている。その点ひーちゃんは、中学校の門をくぐったこともなければ、制服に袖を通したことさえない。
そんな二人が今年から僕と同じクラスに所属になったことには、正直驚いた。二人とも僕と接点があるから、なおさらだ。
「――くんも、」
ミナモが僕の名を呼んだような気がしたが、上手く聞き取れなかった。
「大変ね、不登校児二人の面倒を見させられて」
「そんな自嘲的にならなくても……」
「だって、本当のことでしょ」
スケッチブックを抱えるミナモの左腕、ぶかぶかのセーラー服の袖口から、包帯の巻かれた手首が見える。僕は自分の左手首を見やる。腕時計をしているその下に、隠した傷のことを思う。
「市野谷さんはともかく、教室へ行く気なんかない私の面倒まで、見なくてもいいのに��
「面倒なんて、見てるつもりないけど」
「私を訪ねに保健室に来るの、――くんくらいだよ」
僕の名前が耳障りに響く。ミナモが僕の顔を見た。僕は妙な表情をしていないだろうか。平然を装っているつもりなのだけれど。
「まだ、気にしているの?」
「気にしてるって、何を?」
「あの日のこと」
あの日。
あの春の日。雨の降る屋上で、僕とミナモは初めて出会った。
「死にたがり屋と死に損ない」
日褄先生は僕たちのことをそう呼んだ。どっちがどっちのことを指すのかは、未だに訊けていないままだ。
「……気にしてないよ」
「そう」
あっさりとした声だった。ミナモは壁の時計をちらりと見上げ、「昼休み終わるよ、帰れば」と言った。
今度は、僕も立ち上がった。「それじゃあ」と口にしたけれど、ミナモは既に僕への興味を失ったのか、スケッチブックに目線を落とし、返事のひとつもしなかった。
休みなく動き続ける鉛筆。
立ち上がった時にちらりと見えたスケッチブックは、ただただ黒く塗り潰されているだけで、何も描かれてなどいなかった。
ふと気付くと、僕は自分自身が誰なのかわからなくなっている。
自分が何者なのか、わからない。
目の前で展開されていく風景が虚構なのか、それとも現実なのか、そんなことさえわからなくなる。
だがそれはほんの一瞬のことで、本当はわかっている。
けれど感じるのだ。自分の身体が透けていくような感覚を。「自分」という存在だけが、ぽっかりと穴を空けて突っ立っているような。常に自分だけが透明な膜で覆われて、周囲から隔離されているかのような疎外感と、なんの手応えも得られない虚無感と。
あーちゃんがいなくなってから、僕は頻繁にこの感覚に襲われるようになった。
最初は、授業が終わった後の短い休み時間。次は登校中と下校中。その次は授業中にも、というように、僕が僕をわからなくなる感覚は、学校にいる間じゅうずっと続くようになった。しまいには、家にいても、外にいても、どこにいてもずっとそうだ。
周りに人がいればいるほど、その感覚は強かった。たくさんの人の中、埋もれて、紛れて、見失う。自分がさっきまで立っていた場所は、今はもう他の人が踏み荒らしていて。僕の居場所はそれぐらい危ういところにあって。人混みの中ぼうっとしていると、僕なんて消えてしまいそうで。
頭の奥がいつも痛かった。手足は冷え切ったみたいに血の気がなくて。酸素が薄い訳でもないのにちゃんと息ができなくて。周りの人の声がやたら大きく聞こえてきて。耳の中で何度もこだまする、誰かの声。ああ、どうして。こんなにも人が溢れているのに、ここにあーちゃんはいないんだろう。
僕はどうして、ここにいるんだろう。
「よぉ、少年」
旧校舎、屋上へ続く扉を開けると、そこには先客がいた。
ペンキがところどころ剥げた緑色のフェンスにもたれるようにして、床に足を投げ出しているのは日褄先生だった。今日も真っ黒な恰好で、ココナッツのにおいがする不思議な煙草を咥えている。
「田島先生が、先生のことを昼休みに探してましたよ」
「へへっ。そりゃ参った���」
煙をゆらゆらと立ち昇らせて、先生は笑う。それからいつものように、「せんせーって呼ぶなよ」と付け加えた。彼女はさらに続けて言う。
「それで? 少年は何をし、こんなところに来たのかな?」
「ちょっと外の空気を吸いに」
「おお、奇遇だねぇ。あたしも外の空気を吸いに……」
「吸いにきたのはニコチンでしょう」
僕がそう言うと、先生は、「あっはっはっはー」と高らかに笑った。よく笑う人だ。
「残念だが少年、もう午後の授業は始まっている時間だし、ここは立ち入り禁止だよ」
「お言葉ですが先生、学校の敷地内は禁煙ですよ」
「しょうがない、今からカウンセリングするってことにしておいてあげるから、あたしの喫煙を見逃しておくれ。その代わり、あたしもきみの授業放棄を許してあげよう」
先生は右手でぽんぽんと、自分の隣、雨上がりでまだ湿気っているであろう床を叩いた。座れと言っているようだ。僕はそれに従わなかった。
先客がいたことは予想外だったが、僕は本当に、ただ、外の空気を吸いたくなってここに来ただけだ。授業を途中で抜けてきたこともあって、長居をするつもりはない。
ふと、視界の隅に「それ」が目に入った。
フェンスの一角に穴が空いている。ビニールテープでぐるぐる巻きになっているそこは、テープさえなければ屋上の崖っぷちに立つことを許している。そう。一年前、あそこから、あーちゃんは――。
(ねぇ、どうしてあーちゃんは、そらをとんだの?)
僕の脳裏を、いつかのひーちゃんの言葉がよぎる。
(あーちゃん、かえってくるよね? また、あえるよね?)
ひーちゃんの言葉がいくつもいくつも、風に飛ばされていく桜の花びらと同じように、僕の目の前を通り過ぎていく。
「こんなところで、何をしていたんですか」
そう質問したのは僕の方だった。「んー?」と先生は煙草の煙を吐きながら言う。
「言っただろ、外の空気を吸いに来たんだよ」
「あーちゃんが死んだ、この場所の空気を、ですか」
先生の目が、僕を見た。その鋭さに、一瞬ひるみそうになる。彼女は強い。彼女の意思は、強い。
「同じ景色を見たいと思っただけだよ」
先生はそう言って、また煙草をふかす。
「先生、」
「せんせーって呼ぶな」
「質問があるんですけど」
「なにかね」
「嘘って、何回つけばホントになるんですか」
「……んー?」
淡い桜色の小さな断片が、いくつもいくつも風に流されていく。僕は黙って、それを見ている。手を伸ばすこともしないで。
「嘘は何回ついたって、嘘だろ」
「ですよね」
「嘘つきは怪人二十面相の始まりだ」
「言っている意味がわかりません」
「少年、」
「はい」
「市野谷に嘘つくの、しんどいのか?」
先生の煙草の煙も、みるみるうちに風に流されていく。手を伸ばしたところで、掴むことなどできないまま。
「市野谷に、直正は死んでないって、嘘をつき続けるの、しんどいか?」
ひーちゃんは知らない。あーちゃんが去年ここから死んだことを知らない。いや、知らない訳じゃない。認めていないのだ。あーちゃんの死を認めていない。彼がこの世界に僕らを置き去りにしたことを、許していない。
ひーちゃんはずっと信じている。あーちゃんは生きていると。いつか帰ってくると。今は遠くにいるけれど、きっとまた会える日が来ると。
だから��ーちゃんは知らない。彼の墓石の冷たさも、彼が飛び降りたこの屋上の景色が、僕の目にどう映っているのかも。
屋上。フェンス。穴。空。桜。あーちゃん。自殺。墓石。遺書。透明人間。無。なんにもない。ない。空っぽ。いない。いないいないいないいない。ここにもいない。どこにもいない。探したっていない。消えた。消えちゃった。消滅。消失。消去。消しゴム。弾んで。飛んで。落ちて。転がって。その先に拾ってくれるきみがいて。笑顔。笑って。笑ってくれて。だけどそれも消えて。全部消えて。消えて消えて消えて。ただ昨日を越えて今日が過ぎ明日が来る。それを繰り返して。きみがいない世界で。ただ繰り返して。ひーちゃん。ひーちゃんが笑わなくなって。泣いてばかりで。だけどもうきみがいない。だから僕が。僕がひーちゃんを慰めて。嘘を。嘘をついて。ついてはいけない嘘を。ついてはいけない嘘ばかりを。それでもひーちゃんはまた笑うようになって。笑顔がたくさん戻って。だけどどうしてあんなにも、ひーちゃんの笑顔は空っぽなんだろう。
「しんどくなんか、ないですよ」
僕はそう答えた。
先生は何も言わなかった。
僕は明日にでも、怪人二十面相になっているかもしれなかった。
いつの間にか梅雨が終わり、実力テストも期末テストもクリアして、夏休みまであと一週間を切っていた。
ひと夏の解放までカウントダウンをしている今、僕のクラスの連中は���璧な気だるさに支配されていた。自主性や積極性などという言葉とは無縁の、慣性で流されているような脱力感。
先週に教室の天井四ヶ所に取り付けられている扇風機が全て故障したこともあいまって、クラスメイトたちの授業に対する意欲はほぼゼロだ。授業がひとつ終わる度に、皆溶け出すように机に上半身を投げ出しており、次の授業が始まったところで、その姿勢から僅かに起き上がる程度の差しかない。
そういう僕も、怠惰な中学二年生のひとりに過ぎない。さっきの英語の授業でノートに書き記したことと言えば、英語教師の松田が何回額の汗を脱ぐったのかを表す「正」の字だけだ。
休み時間に突入し、がやがやと騒がしい教室で、ひとりだけ仲間外れのように沈黙を守っていると、肘辺りから空気中に溶け出して、透明になっていくようなそんな気分になる。保健室には来るものの、自分の教室へは絶対に足を運ばないミナモの気持ちがわかるような気がする。
一学期がもうすぐ終わるこの時期になっても、相変わらず僕のクラスには常に二つの空席があった。ミナモも、ひーちゃんも、一度だって教室に登校してきていない。
「――くん、」
なんだか控えめに名前を呼ばれた気はしたが、クラスの喧騒に紛れて聞き取れなかった。
ふと机から顔を上げると、ひとりの女子が僕の机の脇に立っていた。見たことがあるような顔。もしかして、クラスメイトのひとりだろうか。彼女は廊下を指差して、「先生、呼んでる」とだけ言って立ち去った。
あまりにも唐突な出来事でその女子にお礼を言うのも忘れたが、廊下には担任の姿が見える。僕のクラス担任の担当科目は数学��が、次の授業は国語だ。なんの用かはわからないが、呼んでいるのなら行かなくてはならない。
「おー、悪いな、呼び出して」
去年大学を卒業したばかりの、どう見ても体育会系な容姿をしている担任は、僕を見てそう言った。
「ほい、これ」
突然差し出されたのはプリントの束だった。三十枚くらいありそうなプリントが穴を空けられ紐を通して結んである。
「悪いがこれを、市野谷さんに届けてくれないか」
担任がひーちゃんの名を口にしたのを聞いたのは、久しぶりのような気がした。もう朝の出欠確認の時でさえ、彼女の名前は呼ばれない。ミナモの名前だってそうだ。このクラスでは、ひーちゃんも、ミナモも、いないことが自然なのだ。
「……先生が、届けなくていいんですか」
「そうしたいのは山々なんだが、なかなか時間が取れなくてな。夏休みに入ったら家庭訪問に行こうとは思ってるんだ。このプリントは、それまでにやっておいてほしい宿題。中学に入ってから二年の一学期までに習う数学の問題を簡単にまとめたものなんだ」
「わかりました、届けます」
受け取ったプリントの束は、思っていたよりもずっとずっしりと重かった。
「すまんな。市野谷さんと小学生の頃一番仲が良かったのは、きみだと聞いたものだから」
「いえ……」
一年生の時から、ひーちゃんにプリントを届けてほしいと教師に頼まれることはよくあった。去年は彼女と僕は違うクラスだったけれど、同じ小学校出身の誰かに僕らが幼馴染みであると聞いたのだろう。
僕は学校に来なくなったひーちゃんのことを毛嫌いしている訳ではない。だから、何か届け物を頼まれてもそんなに嫌な気持ちにはならない。でも、と僕は思った。
でも僕は、ひーちゃんと一番仲が良かった訳じゃないんだ。
「じゃあ、よろしく頼むな」
次の授業の始業のチャイムが鳴り響く。
教室に戻り、出したままだった英語の教科書と「正」の字だけ記したノートと一緒に、ひーちゃんへのプリントの束を鞄に仕舞いながら、なんだか僕は泣きたくなった。
三角形が壊れるのは簡単だった。
三角形というのは、三辺と三つの角でできていて、当然のことだけれど一辺とひとつの角が消失したら、それはもう三角形ではない。
まだ小学校に上がったばかりの頃、僕はどうして「さんかっけい」や「しかっけい」があるのに「にかっけい」がないのか、と考えていたけれど、どうやら僕の脳味噌は、その頃から数学的思考というものが不得手だったようだ。
「にかっけい」なんてあるはずがない。
僕と、あーちゃんと、ひーちゃん。
僕ら三人は、三角形だった。バランスの取りやすい形。
始まりは悲劇だった。
あの悪夢のような交通事故。ひーちゃんの弟の死。
真っ白なワンピースが汚れることにも気付かないまま、真っ赤になった弟の身体を抱いて泣き叫ぶひーちゃんに手を伸ばしたのは、僕と一緒に下校する途中のあーちゃんだった。
お互いの家が近かったこともあって、それから僕らは一緒にいるようになった。
溺愛していた最愛の弟を、目の前で信号無視したダンプカーに撥ねられて亡くしたひーちゃんは、三人で一緒にいてもときどき何かを思い出したかのように暴れては泣いていたけれど、あーちゃんはいつもそれをなだめ、泣き止むまでずっと待っていた。
口下手な彼は、ひーちゃんに上手く言葉をかけることがいつもできずにいたけれど、僕が彼の言葉を補って彼女に伝えてあげていた。
優しくて思いやりのあるひーちゃんは、感情を表すことが苦手なあーちゃんのことをよく気遣ってくれていた。
僕らは嘘みたいにバランスの取れた三角形だった。
あーちゃんが、この世界からいなくなるまでは。
「夏は嫌い」
昔、あーちゃんはそんなことを口にしていたような気がする。
「どうして?」
僕はそう訊いた。
夏休み、花火、虫捕り、お祭り、向日葵、朝顔、風鈴、西瓜、プール、海。
水の中の金魚の世界と、バニラアイスの木べらの湿り気。
その頃の僕は今よりもずっと幼くて、四季の中で夏が一番好きだった。
あーちゃんは部屋の窓を網戸にしていて、小さな扇風機を回していた。
彼は夏休みも相変わらず外に出ないで、部屋の中で静かに過ごしていた。彼の傍らにはいつも、星座の本と分厚い昆虫図鑑が置いてあった。
「夏、暑いから嫌いなの?」
僕が尋ねるとあーちゃんは抱えていた分厚い本からちょっとだけ顔を上げて、小さく首を横に振った。それから困ったように笑って、
「夏は、皆死んでいるから」
とだけ、つぶやくように言った。あーちゃんは、時々魔法の呪文のような、不思議なことを言って僕を困惑させることがあった。この時もそうだった。
「どういう意味?」
僕は理解できずに、ただ訊き返した。
あーちゃんはさっきよりも大きく首を横に振ると、何を思ったのか、唐突に、
「ああ、でも、海に行ってみたいな」
なんて言った。
「海?」
「そう、海」
「どうして、海?」
「海は、色褪せてないかもしれない。死んでないかもしれない」
その言葉の意味がわからず、僕が首を傾げていると、あーちゃんはぱたんと本を閉じて机に置いた。
「台所へ行こうか。確か、母さんが西瓜を切ってくれていたから。一緒に食べよう」
「うん!」
僕は西瓜に釣られて、わからなかった言葉のことも、すっかり忘れてしまった。
でも今の僕にはわかる。
夏の日射しは、世界を色褪せさせて僕の目に映す。
あーちゃんはそのことを、「死んでいる」と言ったのだ。今はもう確かめられないけれど。
結局、僕とあーちゃんが海へ行くことはなかった。彼から海へ出掛けた話を聞いたこともないから、恐らく、海へ行くことなく死んだのだろう。
あーちゃんが見ることのなかった海。
海は日射しを浴びても青々としたまま、「生きて」いるんだろうか。
彼が死んでから、僕も海へ足を運んでいない。たぶん、死んでしまいたくなるだろうから。
あーちゃん。
彼のことを「あーちゃん」と名付けたのは僕だった。
そういえば、どうして僕は「あーちゃん」と呼び始めたんだっけか。
彼の名前は、鈴木直正。
どこにも「あーちゃん」になる要素はないのに。
うなじを焼くようなじりじりとした太陽光を浴びながら、ペダルを漕いだ。
鼻の頭からぷつぷつと汗が噴き出すのを感じ、手の甲で汗を拭おうとしたら手は既に汗で湿��ていた。雑音のように蝉の声が響いている。道路の脇には背の高い向日葵は、大きな花を咲かせているのに風がないので微動だにしない。
赤信号に止められて、僕は自転車のブレーキをかける。
夏がくる度、思い出す。
僕とあーちゃんが初めてひーちゃんに出会い、そして彼女の最愛の弟「ろーくん」が死んだ、あの事故のことを。
あの日も、世界が真っ白に焼き切れそうな、暑い日だった。
ひーちゃんは白い木綿のワンピースを着ていて、それがとても涼しげに見えた。ろーくんの血で汚れてしまったあのワンピースを、彼女はもうとっくに捨ててしまったのだろうけれど。
そういえば、ひーちゃんはあの事故の後、しばらくの間、弟の形見の黒いランドセルを使っていたっけ。黒い服ばかり着るようになって。周りの子はそんな彼女を気味悪がったんだ。
でもあーちゃんは、そんなひーちゃんを気味悪がったりしなかった。
信号が赤から青に変わる。再び漕ぎ出そうとペダルに足を乗せた時、僕の両目は横断歩道の向こうから歩いて来るその人を捉えて凍りついてしまった。
胸の奥の方が疼く。急に、聞こえてくる蝉の声が大きくなったような気がした。喉が渇いた。頬を撫でるように滴る汗が気持ち悪い。
信号は青になったというのに、僕は動き出すことができない。向こうから歩いて来る彼は、横断歩道を半分まで渡ったところで僕に気付いたようだった。片眉を持ち上げ、ほんの少し唇の端を歪める。それが笑みだとわかったのは、それとよく似た笑顔をずいぶん昔から知っているからだ。
「うー兄じゃないですか」
うー兄。彼は僕をそう呼んだ。
声変わりの途中みたいな声なのに、妙に大人びた口調。ぼそぼそとした喋り方。
色素の薄い頭髪。切れ長の一重瞼。ひょろりと伸びた背。かけているのは銀縁眼鏡。
何もかもが似ているけれど、日に焼けた真っ黒な肌と筋肉のついた足や腕だけは、記憶の中のあーちゃんとは違う。
道路を渡り終えてすぐ側まで来た彼は、親しげに僕に言う。
「久しぶりですね」
「……久しぶり」
僕がやっとの思いでそう声を絞り出すと、彼は「ははっ」と笑った。きっとあーちゃんも、声を上げて笑うならそういう風に笑ったんだろうなぁ、と思う。
「どうしたんですか。驚きすぎですよ」
困ったような笑顔で、眼鏡をかけ直す。その手つきすらも、そっくり同じ。
「嫌だなぁ。うー兄は僕のことを見る度、まるで幽霊でも見たような顔するんだから」
「ごめんごめん」
「ははは、まぁいいですよ」
僕が謝ると、「あっくん」はまた笑った。
彼、「あっくん」こと鈴木篤人くんは、僕の一個下、中学一年生。私立の学校に通っているので僕とは学校が違う。野球部のエースで、勉強の成績もクラストップ。僕の団地でその中学に進学できた子供は彼だけだから、団地の中で知らない人はいない優等生だ。
年下とは思えないほど大人びた少年で、あーちゃんにそっくりな、あーちゃんの弟。
「中学は、どう? もう慣れた?」
「慣れましたね。今は部活が忙しくて」
「運動部は大変そうだもんね」
「うー兄は、帰宅部でした���け」
「そう。なんにもしてないよ」
「今から、どこへ行くんですか?」
「ああ、えっと、ひーちゃんに届け物」
「ひー姉のところですか」
あっくんはほんの一瞬、愛想笑いみたいな顔をした。
「ひー姉、まだ学校に行けてないんですか?」
「うん」
「行けるようになるといいですね」
「そうだね」
「うー兄は、元気にしてましたか?」
「僕? 元気だけど……」
「そうですか。いえ、なんだかうー兄、兄貴に似てきたなぁって思ったものですから」
「僕が?」
僕があーちゃんに似てきている?
「顔のつくりとかは、もちろん違いますけど、なんていうか、表情とか雰囲気が、兄貴に似てるなぁって」
「そうかな……」
僕にそんな自覚はないのだけれど。
「うー兄も死んじゃいそうで、心配です」
あっくんは柔らかい笑みを浮かべたままそう言った。
「……そう」
僕はそう返すので精いっぱいだった。
「それじゃ、ひー姉によろしくお伝え下さい」
「じゃあ、また……」
あーちゃんと同じ声で話し、あーちゃんと同じように笑う彼は、夏の日射しの中を歩いて行く。
(兄貴は、弱いから駄目なんだ)
いつか彼が、あーちゃんに向けて言った言葉。
あーちゃんは自分の弟にそう言われた時でさえ、怒ったりしなかった。ただ「そうだね」とだけ返して、少しだけ困ったような顔をしてみせた。
あっくんは、強い。
姿や雰囲気は似ているけれど、性格というか、芯の強さは全く違う。
あーちゃんの死を自分なりに受け止めて、乗り越えて。部活も勉強も努力して。あっくんを見ているといつも思う。兄弟でもこんなに違うものなのだろうか、と。ひとりっ子の僕にはわからないのだけれど。
僕は、どうだろうか。
あーちゃんの死を受け入れて、乗り越えていけているだろうか。
「……死相でも出てるのかな」
僕があーちゃんに似てきている、なんて。
笑えない冗談だった。
ふと見れば、信号はとっくに赤になっていた。青になるまで待つ間、僕の心から言い表せない不安が拭えなかった。
遺書を思い出した。
あーちゃんの書いた遺書。
「僕の分まで生きて。僕は透明人間なんです」
日褄先生はそれを、「ばっかじゃねーの」って笑った。
「透明人間は見えねぇから、透明人間なんだっつーの」
そんな風に言って、たぶん、泣いてた。
「僕の分まで生きて」
僕は自分の鼓動を聞く度に、その言葉を繰り返し、頭の奥で聞いていたような気がする。
その度に自分に問う。
どうして生きているのだろうか、と。
部屋に一歩踏み入れると、足下でガラスの破片が砕ける音がした。この部屋でスリッパを脱ぐことは自傷行為に等しい。
「あー、うーくんだー」
閉められたカーテン。閉ざされたままの雨戸。
散乱した物。叩き壊された物。落下したままの物。破り捨てられた物。物の残骸。
その中心に、彼女はいる。
「久しぶりだね、ひーちゃん」
「そうだねぇ、久しぶりだねぇ」
壁から落下して割れた時計は止まったまま。かろうじて壁にかかっているカレンダーはあの日のまま。
「あれれー、うーくん、背伸びた?」
「かもね」
「昔はこーんな小さかったのにねー」
「ひーちゃんに初めて会った時だって、そんなに小さくなかったと思うよ」
「あははははー」
空っぽの笑い声。聞いているこっちが空しくなる。
「はい、これ」
「なに? これ」
「滝澤先生に頼まれたプリント」
「たき��わって?」
「今度のクラスの担任だよ」
「ふーん」
「あ、そうだ、今度は僕の同じクラスに……」
彼女の手から投げ捨てられたプリントの束が、ろくに掃除されていない床に落ちて埃を巻き上げた。
「そういえば、あいつは?」
「あいつって?」
「黒尽くめの」
「黒尽くめって……日褄先生のこと?」
「まだいる?」
「日褄先生なら、今年度も学校にいるよ」
「なら、学校には行かなーい」
「どうして?」
「だってあいつ、怖いことばっかり言うんだもん」
「怖いこと?」
「あーちゃんはもう、死んだんだって」
「…………」
「ねぇ、うーくん」
「……なに?」
「うーくんはどうして、学校に行けるの? まだあーちゃんが帰って来ないのに」
どうして僕は、生きているんだろう。
「『僕』はね、怖いんだよ、うーくん。あーちゃんがいない毎日が。『僕』の毎日の中に、あーちゃんがいないんだよ。『僕』は怖い。毎日が怖い。あーちゃんのこと、忘れそうで怖い。あーちゃんが『僕』のこと、忘れそうで怖い……」
どうしてひーちゃんは、生きているんだろう。
「あーちゃんは今、誰の毎日の中にいるの?」
ひーちゃんの言葉はいつだって真っ直ぐだ。僕の心を突き刺すぐらい鋭利だ。僕の心を掻き回すぐらい乱暴だ。僕の心をこてんぱんに叩きのめすぐらい凶暴だ。
「ねぇ、うーくん」
いつだって思い知らされる。僕が駄目だってこと。
「うーくんは、どこにも行かないよね?」
いつだって思い知らせてくれる。僕じゃ駄目だってこと。
「どこにも、行かないよ」
僕はどこにも行けない。きみもどこにも行けない。この部屋のように時が止まったまま。あーちゃんが死んでから、何もかもが停止したまま。
「ふーん」
どこか興味なさそうな、ひーちゃんの声。
「よかった」
その後、他愛のない話を少しだけして、僕はひーちゃんの家を後にした。
死にたくなるほどの夏の熱気に包まれて、一気に現実に引き戻された気分になる。
こんな現実は嫌なんだ。あーちゃんが欠けて、ひーちゃんが壊れて、僕は嘘つきになって、こんな世界は、大嫌いだ。
僕は自分に問う。
どうして僕は、生きているんだろう。
もうあーちゃんは死んだのに。
「ひーちゃん」こと市野谷比比子は、小学生の頃からいつも奇異の目で見られていた。
「市野谷さんは、まるで死体みたいね」
そんなことを彼女に言ったのは、僕とひーちゃんが小学四年生の時の担任だった。
校舎の裏庭にはクラスごとの畑があって、そこで育てている作物の世話を、毎日クラスの誰かが当番制でしなくてはいけなかった。それは夏休み期間中も同じだった。
僕とひーちゃんが当番だった夏休みのある日、黙々と草を抜いていると、担任が様子を見にやって来た。
「頑張ってるわね」とかなんとか、最初はそんな風に声をかけてきた気がする。僕はそれに、「はい」とかなんとか、適当に返事をしていた。ひーちゃんは何も言わず、手元の草を引っこ抜くことに没頭していた。
担任は何度かひーちゃんにも声をかけたが、彼女は一度もそれに答えなかった。
ひーちゃんはいつもそうだった。彼女が学校で口を利くのは、同じクラスの僕と、二つ上の学年のあーちゃんにだけ。他は、クラスメイトだろうと教師だろうと、一言も言葉を発さなかった。
この当番を決める時も、そのことで揉めた。
くじ引きでひーちゃんと同じ当番に割り当てられた意地の悪い女子が、「せんせー、市野谷さんは喋らないから、当番の仕事が一緒にやりにくいでーす」と皆の前で言ったのだ。
それと同時に、僕と一緒の当番に割り当てられた出っ歯の野郎が、「市野谷さんと仲の良��――くんが市野谷さんと一緒にやればいいと思いまーす」と、僕の名前を指名した。
担任は困ったような笑顔で、
「でも、その二人だけを仲の良い者同士にしたら、不公平じゃないかな? 皆だって、仲の良い人同士で一緒の当番になりたいでしょう? 先生は普段あまり仲が良くない人とも仲良くなってもらうために、当番の割り振りをくじ引きにしたのよ。市野谷さんが皆ともっと仲良くなったら、皆も嬉しいでしょう?」
と言った。意地悪ガールは間髪入れずに、
「喋らない人とどうやって仲良くなればいいんですかー?」
と返した。
ためらいのない発言だった。それはただただ純粋で、悪意を含んだ発言だった。
「市野谷さんは私たちが仲良くしようとしてもいっつも無視してきまーす。それって、市野谷さんが私たちと仲良くしたくないからだと思いまーす。それなのに、無理やり仲良くさせるのは良くないと思いまーす」
「うーん、そんなことはないわよね、市野谷さん」
ひーちゃんは何も言わなかった。まるで教室内での出来事が何も耳に入っていないかのような表情で、窓の外を眺めていた。
「市野谷さん? 聞いているの?」
「なんか言えよ市野谷」
男子がひーちゃんの机を蹴る。その振動でひーちゃんの筆箱が机から滑り落ち、がちゃんと音を立てて中身をぶちまけたが、それでもひーちゃんには変化は訪れない。
クラスじゅうにざわざわとした小さな悪意が満ちる。
「あの子ちょっとおかしいんじゃない?」
そんな囁きが満ちる。担任の困惑した顔。意地悪いクラスメイトたちの汚らわしい視線。
僕は知っている。まるでここにいないかのような顔をして、窓の外を見ているひーちゃんの、その視線の先を。窓から見える新校舎には、彼女の弟、ろーくんがいた一年生の教室と、六年生のあーちゃんがいる教室がある。
ひーちゃんはいつも、ぼんやりとそっちばかりを見ている。教室の中を見渡すことはほとんどない。彼女がここにいないのではない。彼女にとって、こっちの世界が意味を成していないのだ。
「市野谷さんは、死体みたいね」
夏休み、校舎裏の畑。
その担任の一言に、僕は思わずぎょっとした。担任はしゃがみ込み、ひーちゃんに目線を合わせようとしながら、言う。
「市野谷さんは、どうしてなんにも言わないの? なんにも思わないの? あんな風に言われて、反論したいなって思わないの?」
ひーちゃんは黙って草を抜き続けている。
「市野谷さんは、皆と仲良くなりたいって思わない? 皆は、市野谷さんと仲良くなりたいって思ってるわよ」
ひーちゃんは黙っている。
「市野谷さんは、ずっとこのままでいるつもりなの? このままでいいの? お友達がいないままでいいの?」
ひーちゃんは。
「市野谷さん?」
「うるさい」
どこかで蝉が鳴き止んだ。
彼女が僕とあーちゃん以外の人間に言葉を発したところを、僕は初めて見た。彼女は担任を睨み付けるように見つめていた。真っ黒な瞳が、鋭い眼光を放っている。
「黙れ。うるさい。耳障り」
ひーちゃんが、僕の知らない表情をした。それはクラスメイトたちがひーちゃんに向けたような、玩具のような悪意ではなかった。それは本当の、なんの混じり気もない、殺意に満ちた顔だった。
「あんたなんか、死んじゃえ」
振り上げたひーちゃんの右手には、草抜きのために職員室から貸し出された鎌があって――。
「ひーちゃん!」
間一髪だった。担任は真っ青な顔で、息も絶え絶えで、しかし、その鎌の一撃をかろうじてかわした。担任は震えながら、何かを叫びながら校舎の方へ���逃げるように走り去っ��行く。
「ひーちゃん、大丈夫?」
僕は地面に突き刺した鎌を固く握りしめたまま、動かなくなっている彼女に声をかけた。
「友達なら、いるもん」
うつむいたままの彼女が、そうぽつりと言う。
「あーちゃんと、うーくんがいるもん」
僕はただ、「そうだね」と言って、そっと彼女の頭を撫でた。
小学生の頃からどこか危うかったひーちゃんは、あーちゃんの自殺によって完全に壊れてしまった。
彼女にとってあーちゃんがどれだけ大切な存在だったかは、説明するのが難しい。あーちゃんは彼女にとって絶対唯一の存在だった。失ってはならない存在だった。彼女にとっては、あーちゃん以外のものは全てどうでもいいと思えるくらい、それくらい、あーちゃんは特別だった。
ひーちゃんが溺愛していた最愛の弟、ろーくんを失ったあの日。
あの日から、ひーちゃんの心にぽっかりと空いた穴を、あーちゃんの存在が埋めてきたからだ。
あーちゃんはひーちゃんの支えだった。
あーちゃんはひーちゃんの全部だった。
あーちゃんはひーちゃんの世界だった。
そして、彼女はあーちゃんを失った。
彼女は入学することになっていた中学校にいつまで経っても来なかった。来るはずがなかった。来れるはずがなかった。そこはあーちゃんが通っていたのと同じ学校であり、あーちゃんが死んだ場所でもある。
ひーちゃんは、まるで死んだみたいだった。
一日中部屋に閉じこもって、食事を摂ることも眠ることも彼女は拒否した。
誰とも口を利かなかった。実の親でさえも彼女は無視した。教室で誰とも言葉を交わさなかった時のように。まるで彼女の前からありとあらゆるものが消滅してしまったかのように。泣くことも笑うこともしなかった。ただ虚空を見つめているだけだった。
そんな生活が一週間もしないうちに彼女は強制的に入院させられた。
僕が中学に入学して、桜が全部散ってしまった頃、僕は彼女の病室を初めて訪れた。
「ひーちゃん」
彼女は身体に管を付けられ、生かされていた。
屍のように寝台に横たわる、変わり果てた彼女の姿。
(市野谷さんは死体みたいね)
そんなことを言った、担任の言葉が脳裏をよぎった。
「ひーちゃんっ」
僕はひーちゃんの手を取って、そう呼びかけた。彼女は何も言わなかった。
「そっち」へ行ってほしくなかった。置いていかれたくなかった。僕だって、あーちゃんの突然の死を受け止めきれていなかった。その上、ひーちゃんまで失うことになったら。そう考えるだけで嫌だった。
僕はここにいたかった。
「ひーちゃん、返事してよ。いなくならないでよ。いなくなるのは、あーちゃんだけで十分なんだよっ!」
僕が大声でそう言うと、初めてひーちゃんの瞳が、生き返った。
「……え?」
僕を見つめる彼女の瞳は、さっきまでのがらんどうではなかった。あの時のひーちゃんの瞳を、僕は一生忘れることができないだろう。
「あーちゃん、いなくなったの?」
ひーちゃんの声は僕の耳にこびりついた。
何言ってるんだよ、あーちゃんは死んだだろ。そう言おうとした。言おうとしたけれど、何かが僕を引き留めた。何かが僕の口を塞いだ。頭がおかしくなりそうだった。狂っている。僕はそう思った。壊れている。破綻している。もう何もかもが終わってしまっている。
それを言ってしまったら、ひーちゃんは死んでしまう。僕がひーちゃんを殺してしまう。ひーちゃんもあーちゃんみたいに、空を飛んでしまうのだ。
僕はそう直感していた。だから声が出なかった。
「それで、あーちゃん、いつかえってくるの?」
そして、僕は嘘をついた。ついてはいけない嘘だった。
あーちゃんは生きている。今は遠くにいるけれど、そのうち必ず帰ってくる、と。
その一週間後、ひーちゃんは無事に病院を退院した。人が変わったように元気になっていた。
僕の嘘を信じて、ひーちゃんは生きる道を選んだ。
それが、ひーちゃんの身体をいじくり回して管を繋いで病室で寝かせておくことよりもずっと残酷なことだということを僕は後で知った。彼女のこの上ない不幸と苦しみの中に永遠に留めておくことになってしまった。彼女にとってはもうとっくに終わってしまったこの世界で、彼女は二度と始まることのない始まりをずっと待っている。
もう二度と帰ってこない人を、ひーちゃんは待ち続けなければいけなくなった。
全ては僕のついた幼稚な嘘のせいで。
「学校は行かないよ」
「どうして?」
「だって、あーちゃん、いないんでしょ?」
学校にはいつから来るの? と問いかけた僕にひーちゃんは笑顔でそう答えた。まるで、さも当たり前かのように言った。
「『僕』は、あーちゃんが帰って来るのを待つよ」
「あれ、ひーちゃん、自分のこと『僕』って呼んでたっけ?」
「ふふふ」
ひーちゃんは笑った。幸せそうに笑った。恥ずかしそうに笑った。まるで恋をしているみたいだった。本当に何も知らないみたいに。本当に、僕の嘘を信じているみたいに。
「あーちゃんの真似、してるの。こうしてると自分のことを言う度、あーちゃんのことを思い出せるから」
僕は笑わなかった。
僕は、笑えなかった。
笑おうとしたら、顔が歪んだ。
醜い嘘に、歪んだ。
それからひーちゃんは、部屋に閉じこもって、あーちゃんの帰りをずっと待っているのだ。
今日も明日も明後日も、もう二度と帰ってこない人を。
※(2/4) へ続く→ https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/647000556094849024/
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出動
2007.6.1初出。当時のまま載せているので、今現在2019年のROに沿っていません。それでもOKという方のみお読み下さい。
↓
腐臭が鼻をつく。ここは修道院やカタコンベと同じ臭いがする。
ズルズルと腐り落ちた肉を引きずりながら集まるゾンビ達をかわしながら、 下へ続く階段を走り抜けていく。
移動速度が遅いので、彼らを振り切るのは簡単だ。
下の階層に降り、自分達を見るやいなや、 襲いかかってくる蝙蝠をなぎ払い、スケルトン達をヒールで倒していく。 離れた位置にいたアーチャスケルトンもすれ違い様に殴り倒す。
「しかし大司教さまも人遣い粗いよなあ」 「何言ってるんですか」 「だってモロクにいたのに有無を言わさずだぜ?」
「仕方ないでしょう、要請があったんですから」 「まあ、それもそうだねえ」
そんな事を話しながら、襲いかかってくるスケルトン達を聖付与した杖でばらばらにしていく。 こうする事で死体の復活を阻止する事が出来るのだ。 ハイプリーストの身ならば、死体の部類では弱いゾンビ達に対し、ここまでする必要はないのだが 最近の彼らは頗るしぶとくなって来ているからそうもいかない。
「うーん…俺のお財布に優しくないなあ…」 「どうかしました?」 「何でもない」 「見えてきたぞ、階段」
下への階段を下れば先行していた数人のプリーストがいた。 人数が少ないのは捜索中か見つけた人間を 安全な場所へ送り届けているかのどちらかだろう。
「暁稀殿、それに戒硫殿も」 「お手を煩わせてしまいすみません」
「気にしないで下さい」 「事態が事態ですから」 「痛��入ります」
こちらに気が付いたプリーストの男が頭を下げて詫びた。 それに対して戒硫は彼に言葉を返した。
「俺らは勝手に動いていいのか?それとも指示待ち?」 「いえ、経験の浅い者達を長時間ここにいさせるのは危険です」 「確かにそうだな」
では、と暁稀が言うとプリーストの男が頷いた。
「分かった、見つけ次第各自撤収って事でいいんだな」 「はい、どうかお願いします」
言い終えると男は仲間とともにテレポを使い消えた。
「行くとしますか」 「はい」 「見つけたら知らせてな」 「分かりました」
相方が消えたのを見届けて自分もテレポを使い、移動した。 任意ではないのでどこに出るかは分からない事以外は便利なものである。
向こうからぴょんぴょんと跳ねる音が聞こえる。 フェイヨンは死体をその昔、洞窟に放置していた時期があり、 死体に悪い気が入り込んで徘徊し洞窟内に入る者を襲うのだ。 浄化は何回もされているが、それでも彼らは甦るため いたちごっことなっている。
職業柄、死体や悪魔と対峙しなければならない事が多いので、 退魔師は精神力の強い者が適している。 彼らに呑まれてしまうようでは退魔師は務まらないからだ。
「どこに…」
壁を背に通路の方を伺うと、跳ねるムナックやボンゴンの姿があった。 こちらには気が付いてはいないようだが、後々の事を考えるなら倒しておくべきだろう。
「マグヌス撃つまでもないか…」
数もさほどいないようだった。 それならばヒールで充分だ。
フロアの入り口から、ヒールをうつと数発で倒れた。 残ったムナックにも気が付かれないうちに同じようにして倒していく。
『おーい、後1人だと』 『あちらで2人保護したから、地上に��り届けに行った』 『了解しました』
瘴気が先程より少し濃くなった気がするのは気のせいでない。 ここは9本の尻尾を持つ狐が現れる事もあるからだ。 ばさばさという音に上を見ればカラスが飛んでいた。 カラスはフロア内から廊下へと飛び去っていった。
「カラス?」
何故か引っ掛かったがそれも彼の耳打ちにより消された。
『いた!戒硫!』 『はい!』
マップを見れば自分のいる場所から彼のいる場所はさほど離れていなかった。 そのフロアまで廊下を走り抜けた。
フロアにたどり着いた瞬間、緊張が走った。 ちょっとしたモンスターハウスになっており その奥にアコライトの少女が倒れていたからだ。 そして何体かのムナックやボンゴンを倒している暁稀の姿もあった。
「マグヌスエクソシズム!」
暁稀のいる方へ退魔の陣を放った。 彼らは声をあげる間もなく、その身を光に焼かれ塵となる。 1人1人は強くないが集団でかかられると厄介な事になるからだ。
光が止むと辺りは暗闇へと���った。 周囲は不気味なほどに静かになり音は風の吹く音がするだけだった。
「…」
気を抜いてはいけない気がし、警戒しながらアコライトの少女に近付く。 何かに見られている感覚があったのだ。
「ギャン!!」
声と共に飛び出してきた金色の影。 それは九尾狐だった。
「やっぱり隠れてやがったな!」
杖で飛びかかってくる狐をうち払う。 しかしそれでは怯まず、再び襲いかかる。
「戒硫、早く!」
言葉が終わらないうちに彼女の方へと駆け出す。 暁稀と交戦していた狐が、戒硫の動きに気が付き 彼の横を追い抜いていった。狙いを彼女に切り替えたのだ。 狐が彼女に襲いかかろうとしたその時。
「セーフティウォール」
澱みのない声が洞窟内に響く。 すると少女の周囲に紫の防護の障壁が発生し狐の攻撃を阻んだ。
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vol.10【2019 SS】 あの時君は若かった
「ブルージーンズメモリー」をテーマに盛り上がった第3回公開トーク。分量の関係で本編では泣く泣くカットとなってしまったのだが、実はブルーナボイン立ち上げ当初の思い出話をご両人が語っていたのだ。今回はゴールデンウィークの特別編として、その一部をお届けします!
德田 『ハッピーデニム』を作ったとき、加工部分の裏側にてんとう虫をプリントした生地を使ったのよ。
辻 『フェリシンデニム』とかのポケットに使ってる生地ね。
德田 でもそれって、てんとう虫の柄をきちんと整列させたわけじゃなくて、敢えて適当に貼ったような雰囲気で作ったから、時々てんとう虫の柄に当たらないのが出てくる。
辻 そうそう。で、「入荷分に、てんとう虫いてないのがあります!」って、卸先からたまに電話掛かってくんねん。
ーーどうするんですか?
辻 「逃げましたな」って。
(会場大爆笑)
辻 それが通用したのよ、昔は。何でも面白がってくれたもんな。
德田 まだ私と辻さん、2人でやってた頃よね。
ーーどんな感じで仕事してたんですか、その頃って?
辻 毎日、必死やったよ。独立するまで営業もしたことなかったし。
ーー前の会社では何をしてたんですか?
辻 企画のアシスタントとパターン。
德田 私は皆さんのアシスタント。
辻 もう完全に丁稚やったもん。縫製工場に行ったことなかったし、生地の選定もさせてもらえなかった。
德田 だから、そこの会社が深く追求してない部分を探って、「カットソーやらせてください!」とかって、自分で道を切り開いていくしかなかった。
辻 パターンの学校に、もう1回行き直したりもしたし。
ーー会社��入ってからですか?
辻 そう。毎週土曜日に。当時、月に1万5千��ぐらいしたんちゃうかな、学費が。
ーーえ、自腹ですか?
德田 そうよ。会社にいわれたんじゃなくて、自分で勝手に行ってるだけやもん。
辻 男の生徒はボクひとりだけでね。あとは大きな会社のお姉様方ばっかり。そこでメンズのパターンを必死に引いてたわ。これ覚えへんかったら、メシ食われへんと思って。しんどかったな~。
ーーでも、いまになって思うと、行っててよかったですか?
辻 行ってなかったらブルーナボインはなかったやろね。
ーーブルーナボインを立ち上げたときって、前の会社と同じ工場に協力してもらったんですか?
辻 それは敢えてお願いしなかった。自分の倫理観の中でダメだと思ったので。そしたら不思議なことに、助けてくれる人が出てきたりするのよ。
德田 若いときに必死でやってたのを見てくれてた人たちが連絡をくれたりね。
ーー最初に作ったのは何だったんですか?
辻 取引できる生地屋さんがなかったからね。骨董市に行って昔の着物を買って、それでアロハを作ったのが最初。で、そのアロハに合うジーパンはアメリカっぽいのじゃなくて、日本の藍で染めたジーパンやろって、当時20年前に3万円のジーパンを作ってね。
ーーそれで生活はできてたんですか?
辻 もちろん、バイトしてましたよ(笑)。
德田 してたね~。私は他のブランドの展示会のお手伝いをしてた。
辻 ボクはミナミのアラビヤコーヒーで働いてた。
ーー仕事終わってからですか?
辻 夕方の4時から。だってヒマやんか。1年で3型しか作らへんのに(笑)。
德田 あと、私は夜な夜な、買ってきた着物をアロハにするためにほどいてた。それがもうホントに大変で。
辻 また機会があったら、そのアロハ公開します。ええ柄のは売らんと置いてあるので。やらしいやろ(笑)。
德田 あの頃は着物のセリ市とかにも行ってたもんね。辻さんが古物商の免許取って。
ーーセリって「5千円!」とか、声出してするようなやつですか?
德田 そうそう。本気のセリはビックリするよ。ちょっと街では見かけないようなクセ者揃いで(笑)。たまに偽物を掴まされたりもあって。
辻 偽物というかね、ボクらは絹の着物が欲しかったんですけど、たまに人絹(レーヨン)の着物を出してくる人がいてるのよ。パッと見ただけではわからないから、隣の人が「5千円!」っていうと、ついつい「6千円!」ってなりますわな(笑)。でもそれも、最後の方はさわるだけでわかるようになってきたからね。
ーー何が違うんですか?
辻 レーヨンは冷たくて、絹はあたたかい。
德田 そうそう。ただ、冬の朝市では手がかじかみすぎて、その作戦は通用しないけど。
ーーバイトって、どれぐらいまでしてたんですか?
辻 ブルーナボインを立ち上げてから2年はしてた。
德田 その頃って、夜中の3時に起きて、当時は阿波座に事務所があったんだけど、新大阪まで歩いて行ったりもしてたよね。
ーーどういうことですか?
辻 始発の在来線に乗るためにね。タクシーなんか使えないから。だから出張の前の日は事務所に泊まってた。
ーーそんなに厳しかったんですか?
德田 お金がないというか、自分たちのやりたいことのためにお金を置いてたっていう感じかな。
ーーツラかったですか?
辻 全然。バイト行ったらメシも食わせてもらえたし、飲みにも連れてってもらえたし。あ、でも商品が売れへんかったのはツラかったわ。3年やってあかんかったらやめようと思ってて、3年やったけど実際にあかんかって(笑)。で、あと2年だけやって、それでもあかんかったら次は本当にやめるつもりしてたらビームスさんが取り扱ってくれはって。
ーーいちばん最初に取り扱ってくれたのは、どこの店ですか?
辻 大阪だとnaluさんとMAPSさん。あとは九州のBRANCHさんと、いまはもう店がなくなってしまったけど、熊本にピースさんっていうお店があって、そこと。
ーーいまでも取引が続いてる店ばっかりですね。
德田 私が印象に残ってるのは、当時のBRANCHのバイヤーさん。Tシャツを見てもらったら、「カッコいいですね。やりましょう!」って。
ーー即決(笑)。
德田 え、そんなに簡単に決めていいんですか!?って、ぐらいのね。それまで散々、断られ続けてたから余計に思った。
ーーそうなんですか!?
辻 めちゃくちゃ断られたよ。「こんなん3千円で作れるわ」っていわれたこともあったし、商品すら見てもらえないことも何回もあったし。德田さん、泣いてたもんな(笑)。
ーー人に歴史あり、ですね。いまもし当時の自分に声を掛けるとしたら、辻さんは何ていいますか?
辻 そのまま喫茶店しときなさい、って(笑)。
ーーアラビヤコーヒーで修行したら、いい喫茶店できそうですしね。何かお客様で質問��ありませんか?
お客様 服の仕事をしようと思ったのは、いつぐらいですか?
辻 ボクの場合は高校を卒業するタイミングで3つの選択肢があったんですよ。ひとつはファッションデザイナー。ひとつは料理人。で、もうひとつは小学校の先生。
ーーえ、先生になりたかったんですか!? ちょっと意外です(笑)。
辻 うちの姉が先生をしてたから、昔から憧れてたんです。ボクの中ではファッションデザイナーが一番難しかったんですけどね。料理の学校は学費が高過ぎて諦めました(笑)。
德田 私はとにかく手に職を付けたくてね。どうしてかっていうと、高校受験のときに「スベったら自衛隊に行け」って親にいわれたのよ。で、なんとか高校には入れたけど、卒業する頃になったら次は「警察官になれ!」って。で、これは手に職をつけないとヤバいぞ、と思って(笑)。
ーー德田さんの警察官も見てみたい気がしますけど(笑)。
德田 何もないのに拳銃撃ちそうやし、ならなくてよかったんちゃうかな(笑)。それで当時から、ちまちま何かをするのが好きだったので、縫製ができるようになろうと思って。それが服の仕事をしようと思ったきっかけかな。デザイナーよりもパタンナーになりたかったんだけど、バックリした性格だから向いてないと思って。創業当時は辻さんと2人だけだからパターンも引いてたけど、よく怒られたもんね。
ーーどんなことで怒られるんですか?
德田 私は1ミリぐらいのズレだったら性格的に許せるんだけど、辻さんは「その誤差が100メートル先ではどんなけ狂うと思ってんねん!」って。100メートルの服なんかないわ! って、私は心の中で思いながら聞いてたけど(笑)。
辻 他に何か質問ございませんか?
お客様 自分の作った服を着てる人を、初めて見かけたときってどんな気持ちでしたか?
辻 これはボク、ハッキリ覚えてるんです。熊本でデニムの蝙蝠シャツを着てる女の人がいてね。それ見たときは思わず小躍りしたね(笑)。いまも電車でよく会うんですよ、ブルーナボインの服を着てくれてる人に。
ーーそんなときはどうするんですか?
辻 車両変える(笑)。飲み屋で会ったらおごるけどね。
德田 私は通りすがりで着てる人に出会うと、思わず振り返ってしまうよね。で、私もブルーナボインの服を着てるから、向こうも振り返ってるときがあって。そのときはどうしていいか分からないので、とりあえずうなずく(笑)。だから、あいつめっちゃブルーナボイン好きやん、って思われてるかも。
ーー作ってる人とも知らずに。
德田 そう��う。でもいつになっても、着てくれてる人を見かけると嬉しいですよ。
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「すでに紙一重」
特定の分野で専門知識を得て経験を積み、またそこに強い感情や思い入れを持つ人を「マニア」「エンスー」「フリーク」などと呼ぶ。
先日お客さんとお互いの仕事の話をした際、私はクールビズを挙げ、夏場の売上減を話題にした。すると彼は「スーツもマニアがいますからね」と言う。クールビズとは関係ない「ある一定層」を取り込めと言う指摘だ。 確かにお客さんの中で夏場にもネクタイを締めてスーツスタイルを守る人がいる。言う彼もそのひとりで、季節の素材を選択してゆっくりシルエットのクラッシックスタイルを��んで着る。売上は減ったと言え、彼らのような顧客ひとりひとりがこの店の「夏」を支えてくれているのは間違いない。
ネットを検索した折見つけた「萬年社コレクション」というサイト。萬年社とは大阪にあった日本最古の広告代理店。そして「萬年社コレクション」はそこに残されていた広告資料を文字に起こして整理したものを指すそうだ。その中に昭和10年前後の四国に存在した洋服店の配布広告があるので、スーツについての項を抜粋してみよう。
■通常服(Town Lounge Wear / 都会での通常服或は田舎での儀式らしい場合)
コート・・・シングル又はダブル型、シングルの際は二つ釦又は三つ釦
チョッキ・・・コートと同生地、ダブル又はシングル、コートがダブル型の際はシングルのチョッキ、コートがシングル型の際はシングル又はダブルの チョッキ、シングルのチョッキは五釦
ヅボン・・・コートと同生地、裾折返なし又は折返付
シャーツ・・・ダブルソフトカフス付のソフトシャーツ
カラー・・・無地或はシャツ五共柄のダブルステイフ又はソフトカラー或はセミステイフカラー
ネクタイ・・・オプンエンド又は蝶型或は絹編ネクタイ
手袋・・・鼠、黄褐色のスエード又はカモシカ皮
帽子・・・中山又はソフトフェルト、そりべり或は切りべり
靴・・・黒又は茶の編上或は短靴、ボックス、キッド
靴下・・・無地又は柄物のキヤシミヤ、リッスル又は絹
オーバーコート・・・シングル又はダブル
附属品・・・真珠、金、プラチナ又はエナメルのカフス釦、白又は線柄のあるハンカチーフ、曲がり柄のステッキ又は蝙蝠傘
正確な内容だ。上着をコートとするところや、ぎこちないカタカナ表記を見ると、英国のドレスコードを日本語訳したものに間違いない。他に「燕尾服」から「カントリージャケット」までの項があって、全体は男性服のドレスコード一覧となっている。勿論戦前の昭和の男性たちすべてが、これらの服装術に忠実だったとは思わないが、少なくとも「ハレの日」に着る「一張羅」の装いをつくるだけの気概を持ち合わせていたのが当時の男性だったのではなかったか。重ねて、この広告が地方で配布されていることは、中央や主要都市以外でも男性服の着こなしがそれだけ重要視されていたことを意味している。時代における洋服への考え方や思いを知る上でも資料的価値が高いのではないだろうか。
日本が男性服に洋装を取り入れたのは明治四年。男性の大多数がスーツを着るようになったのは戦後である。70年を経て平服のドレスコード���無くなり、以前は小物を多用したスーツスタイルは簡素化された。ネットやスマホが無い時代に人が戻れないのと同じく、服装も楽で利便性が高いものを一旦知るともう元には戻れない。 明治期にスタンダードだったフロックコートやモーニングは、着やすく自由度が高かったスーツにその地位を譲った。そしてそのスーツも何者かに取って代わられる日は必ずやってくる。スーツが「真のクラッシック」と呼ばれるのはいつだろう。
「リアル・クラッシックスーツ」
愛する者は、もはやマニアでもエンスーでもない。
「コスプレイヤー」
人は彼らをそう呼ぶ。
注文服ヤマキ 木下 達也
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韓国・朴槿恵 前大統領逮捕 身柄を拘置所に移送 …2017年3月31日 歴代大統領の末路
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韓国の裁判所は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対して請求された逮捕状について、「証拠隠滅のおそれがあり、逮捕の必要性と相当性が認められる」として、発付を妥当と判断し、朴氏は逮捕された。
韓国憲政史上初めて、大統領の弾劾罷免となったこの事件は、歴代大統領経験者としては3人目の逮捕という衝撃的な結果を迎え、未明にもかかわらず、韓国メディアは速報で伝え続けた。
朴容疑者は、友人の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して、サムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)被告から巨額の賄賂を受けた、収賄などの容疑が持たれている。
FNN 2017年3月31日 06:16(記事抜粋) (http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00353994.html) (http://archive.is/mVydP)
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韓国の大統領経験者が逮捕されるのは、1995年のチョン・ドファン(全斗煥)、ノ・テウ(盧泰愚)両氏以来、22年ぶり3人目。
NHK News Web 2017年3月31日 3時14分 (http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010931711000.html) (http://archive.is/fEKLH)
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歴代韓国大統領の末路
李承晩(初代、2・3代大統領) 彼の養子が実の両親を殺害。 不正選挙を糾弾されハワイに亡命。そのまま客死。
尹譜善(第4代大統領) クーデターで退任を余儀なくされる。軍法会議で懲役3年の判決。
朴正煕(第5~9代大統領) 長男が麻薬服用で逮捕される。 狙撃事件発生。弾がそれて夫人に命中。死亡。 直後、金載圭KCIA部長によって暗殺される。
崔圭夏(第10代大統領) 学生デモ等が収まらず、粛軍クーデターを実行。 結局収まらず、光州事件発生。8ヶ月で退任。
全斗煥(第11・12代大統領) 光州事件において反乱首謀罪で死刑判決。後に恩赦。
盧泰愚(第13代大統領) 退任後に収賄容疑で逮捕。光州事件の内乱罪も発覚。 懲役17年の判決。後に恩赦。
金泳三(第14代大統領) 在任中に経済危機に陥りIMFの介入を招く。 次男は利権介入による斡旋収賄と脱税で逮捕。
金大中(第15代大統領) 光州事件の首謀者として無期懲役の判決。 息子3人を含む親族5人が金がらみの不正事件。
盧武鉉(第16代大統領) 韓国経済や外交を破綻に追い込んだ終身名誉お笑い芸人。 親族の不正が取りざたされる中、 弾劾を受け一時、職務停止。 また大統領執務室のPC情報流出。 また北朝鮮スパイ疑惑が浮上。 退任後、登山中SPつきにかかわらず、謎の滑落死。
李明博(第17代大統領) 経済大統領のはずが格差拡大や生活難、就職難を招いた 無能売国奴扱いで極めて評判が悪い。 退任と同時に逮捕は免れないとの噂。 国会議員の実兄秘書が逮捕済み。夫人のいとこも逮捕済み。 本人も土地不正購入の疑惑事件の渦中に。
朴槿惠(第18代大統領) 口利き、贈収賄 汚職疑惑、国家機密の怪しい人物への 情報漏えいなどで、弾劾されて成立。深夜に逮捕される
▽出典 【速報】朴前大統領に逮捕状 2ch, 2017/03/31(金) 03:28 (http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/news4plus/1490898536/238) ※レスの引用+少々改変
↓ 個人的に朴槿恵をまとめると 朴槿恵 告げ口外交、千年恨発言など反日ダッシュをかけるも 蝙蝠外交で信用失墜、深刻な経済低迷を招きヘル朝鮮の言葉を生む。 知人への機密漏えい疑惑「崔順実ゲート事件」に端を発した 大規模デモの余波で弾劾訴追、憲法裁で罷免認可。逮捕へ。
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▽参考・関連
韓国・朴前大統領逮捕 身柄を拘置所に移送 厳選!韓国情報 2017年03月31日 (http://gensen2ch.com/archives/69942584.html)
韓国お家芸 無残な末路辿る「前政権批判」朴槿恵氏も発動か 週刊ポスト 2015年4月24日号 / iRRONA (http://ironna.jp/article/1453)
サムスントップ、拘置所独房で見るLG製テレビ 食事は1回140円相当、独房から出られるのは1日3回 WSJ 2017年3月1日 10:45 JST (http://jp.wsj.com/articles/SB12258386103811603570704582650311081382678)
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◆◆夜光金魚 第弐拾弐廻◆◆ ◇◇◇◇◇◇◇◇ 大阪ミナミ千日前に鎮座する 昭和のかほりを色濃く残したミステリアスゾーン味園 闇夜のとばりに妖しく輝くアナクロニズムな電飾に虚空に轟くエレキ囃子 年始の静寂をブッ飛ばす和装繚乱フェティッシュパーティー!! おいでませ闇のうつつ耽美なる金魚掬い。 ◇◇◇◇◇◇◇◇ ■日時■ 2017年1月8日(日) 開演 21:00~ ■場所■ 千日前味園ビル2F ○なんば紅鶴 ○フィメール・フィメール・メール ○indivisual夜香 大阪市中央区千日前2-3-9味園ビル2F ◆◆◆No Pictures Allowed!! 会場内は撮影禁止です。◆◆◆ ■料金■ 前売り:2000円(D別) 当 日:3000円(D別) 和装で御来場頂いたお客様には、秘密結社サキノハカ謹製夜光金魚手ぬぐいを、先着100名様にプレゼント!! -DressCode- ドレスコードでの入場制限は御座いませんが当イベントイメージにあった衣装で御来場頂けると大変嬉しいです。 ドレスコード:和装・着物・��衣・甚平・水干・褌・和柄コルセット・フェティッシュ和柄アイテム等・etc… ※なんば白鯨にて荷物預かり・着替えブースを用意しております。
☆☆☆★★★ ヘッドマウントディスプレイがアタル!! 味園スタンプラリー同時開催!! その他協賛店提供豪華景品多数!! ★★★☆☆☆
□□□出演者□□□ ◆S・Mshow◆ ・八雲 劉麗華(傀儡堂大阪)&皇ディアナ(傀儡堂大阪) ×立花 凛&樹々【鬼畜折檻百合緊縛遊戯】 ・超宇宙意思大権現大千三千世界乃玉者幽月×もやし 【超毒電波BL緊縛鬼畜曼荼羅】 ◆◆極漢!!褌一丁ウルトラクイズ◆◆ ☆☆☆優勝賞金10,000円☆☆☆ 【当日受付一般参加者募集!!】 ボチボチ鍛え上げられた肉体と頭脳で諭吉をゲットせよ!! (Operation by 味園クイズ研究会) ◆LIVE◆ ・きゃりー虚無虚無【精神を破壊する日本のファッションモデル、歌手。】 ・絶倫太郎【初降臨!狂気と禁忌の歌うたいマッドネス】 ・仲良真澄美(洋酒喫茶かんから)【和装女装アイドル】 ・うこまる(MixbarEvil) 【ヌルオタ歌い手LGBT】 ・ハルキゲニア【心理汚染型怨霊 瀉血ノ儀式】 ・雄飛×幽月【ギター×DJセッションバトル】 ・男子三楽坊【超モテ狙いJAZZバンド】 ◆ライヴペイント◆ ・橋本 六久【微睡画家】 ・蜜柑【退廃的幻想芸術】 ◆DJ◆ ・****(GauGauGaudy)【サイバーテクノ系スカトロ先生】 ・IBI (テクノ総研株式会社)【テクノシンクタンク】 ・LINDA(GRINDCIRCUS) 【低音どろどろ何でも流す】 ・matres(ReVIBES)【頭がハッピーハードコア】 ・ヤマシタ(DENDO)【ゲーム音楽の鬼!!】 ・風輝(MiDiAN)【暗黒系メタルDJ】 ・wenZZdey(大ウェン団)【東北から来た恋泥棒☆】 ・RAM(ヲタ霊)【テキーラ地獄の主催者】 ・のり(アニコスクラッチ)【アニソンスイーツクラッシャー】 ・G☆E【バキバキGameMusic担当SFC GIRL】 ・黒薔薇【誠に残念】 ・elucuro(ANIDELIC PARTY)【大乱交潮吹き昆布】 ・フェ●チオザウルス(ANIDELIC PARTY)【誠心誠意フロアをおしゃぶり昆布】 ・NON(En-Counter)【アナルスクリーモラウドパンケーキ】 ・やんでぃ(EVIL CIRCUS)【約束のあの丘で待ってる系DJ】 ・弥【わたる糞ころがし】 ・DJ トムクルーズ似【オメガ!!魅惑のブルーチーズ臭・・・】 ・戸塚エイジ【出されたテキーラは全部飲む!��� ・ブリティッシュ・バタードッグ【プロレスをこよなく愛する男】 ・おジャム【おさる大好きハウス野郎】 ・Yokozawa【ミニマルムッツリ】 ・kid.A【世界的に話題のカリスマDJ(詐称)!】 ・偽もなー【アニメと特撮を愛する偽もの】 ・一凛(ヴィジュアルきこうぜ)【リアル双子姉妹によるDJユニット!】 ・ミウマッカートニー【味園のシンデレラミウ・マッカートニー】 ・みるぴる(おはなみるぴ)【ヲタサーの塩アイドル】 ・雪烏【ゲロインtheバリアフリー体形】 ・まなピッピ【V系ケツ穴ホモ野郎】 ・超★幽月【一流のポンコツ!!】 ◆VJ◆ RAM【VJ⇔DJ】 弥【わたるうんころがし】 CAN【ヤンキー魂を持つメガネ女史】 一凛【リアル双子姉妹によるVJユニット】 バツイチ【バツイチゆえに募集中!!】 ◆特別出店◆ ・蛸にし家【たこ焼】 ・蝙蝠庵【着物・和雑貨】 ・GauGauGaudy【エクステ・CD】 ・信長書店【フェチ・サブカル雑貨】
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●せんす●センス●扇子
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●せんす●センス●扇子 ★センス【sense】 1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的な―がある」「―のよくない服装」「バッティング―」 2 判断力。思慮。良識。「社会人としての―を問われる」 ★せん‐す【扇子】 おうぎ。《季 夏》 ★センスとは (センスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科 http://p.tl/aOgG センスとは、ラテン語の「sentīre」という単語が語源になっていてこれは、「感じる」を意味する。 英単語として「sense 」と言った場合は「感覚」「人間の五感のうち1つ(味覚、聴覚、触覚、嗅覚、視覚)」「物事の見方や考え方」「感じ方」「意義」「意見」「意識」などを意味する。 日本で「センス」と言えば「センスがある」「センスが良い」などの使い方が有名である。
「センスがある」と言えば「判断力が優れている」「物の微妙な見極めができる。」「感覚が優れている」「細部の違いまで理解できる」のような意味で使われる。
「服選びのセンスがある」と言えば「良い服を選ぶ能力がある」「他人にはない服選びの才能」「上手に服を選ぶことができる」のような雰囲気で使われる。
「彼は料理のセンスが無い」と言った場合は「料理を作るのが下手くそ」「料理の才能が無い」などの意味合いが含まれている場合が多い。 ★��りがみ・せんす https://www.origami-club.com/accessories/sensu/ 折り紙で作るセンス, ★うちわ・せんす - ELECOM https://www2.elecom.co.jp/paper/uchiwa/index.html? ご家庭のインクジェットプリンタを使って、簡単にオリジナルデザインの「手作りうちわ」や「手作りせんす」を作成できるキットです。お好みの写真やイラストなどを使ってデザインし、付属の光沢シールや薄和紙シールに印刷したあと、うちわの骨組みや扇子に貼り付けるだけで、世界にひとつしかないオリジナルのうちわや扇子が出来上がります。 ★扇子 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/扇子 扇子(せんす)とは、うちわと同じく自分の手で風を送るのに用いる道具。ただし古くは扇( おうぎ)と呼ぶのが普通であった。「おうぎ」という言葉は「あふぐ」(扇ぐ)の派生形の「 あふぎ」であるが、日本語の変化により関連がわかりにくくなった。 このようにうちわは文明発祥時から存在するが、木の薄板を重ねたり、また紙を折りたたんで製作する扇は日本で発明されたものである。 ★檜扇(ひおうぎ/桧扇の表記も)https://ja.wikipedia.org/wiki/檜扇 宮中で用いられた木製の扇のこと。女性の用いるものは特に袙扇(あこめおうぎ)とも呼ぶ。 紙製の扇子(蝙蝠/かはほり)はここから派生し、檜扇を略したものとして普段使いに使われた。 ★檜扇の作法 https://ja.wikipedia.org/wiki/檜扇#檜扇の作法 ★末広がり (狂言) https://ja.wikipedia.org/wiki/末広がり_(狂言) 『末広がり』(すえひろがり)とは、狂言の曲目のひとつ。ただし現行の狂言の流派では『末広かり』、また大蔵流山本東次郎家では『末広』と書くがいずれも「すえひろがり」と読む。脇狂言を代表する祝言曲目で、傘を「末広」(扇)と称して売りつける「すっぱ」(詐欺師)と、それに騙される太郎冠者のやり取りを演じる。 末広がり(末広)とは本来銀杏の葉のような扇(中啓)を指す。 ★うちわ(団扇) https://ja.wikipedia.org/wiki/うちわ 手で扇いで風を起こす道具の一種。 一般的には扇部と手でそれを支持するための柄を備えるが、柄がなく扇部の端のくりぬいた部分に指を入れて用いる穴開きうちわもある。絵柄や文様にも様々な種類があり、広告を入れた簡易なものはペーパーファンともいい販促品として用いられている。 ★ハリセン(張り扇) https://ja.wikipedia.org/wiki/ハリセン ドタバタ喜劇やドツキ漫才などで用いられる小道具のひとつ。 チャンバラトリオの南方英二が考案した。 「張り倒すための扇子」を略して「張り扇」と称するとされるが、形状や役割は古典萬歳における張扇(はりおうぎ/はりせん)に由来している)。 ★扇状地(せんじょうち、英: alluvial fan)https://ja.wikipedia.org/wiki/扇状地 河川���山地から平野や盆地に移る所などに見られる、土砂などが山側を頂点として扇状に堆積した地形のこと。扇子の形と似ていることからこの名がある。扇状地の頂点を扇頂、末端を扇端、中央部を扇央という。 複数の河川が複合してできた扇状地を合流扇状地(confluent fan)、形成期が異なる扇状地が重なり合いできたものを合成扇状地(composite fan)という。また、海底にも扇状地は存在し、そのような扇状地を海底扇状地という。なお、以上のような流水があることが主な成因となっている扇状地の他に、火山活動が主な成因となっている扇状地も存在する。 ★リピタ(ギリシア語: ριπιδιον, ロシア語: Рипида) https://ja.wikipedia.org/wiki/リピタ 正教会の奉神礼において用いられる扇状の祭具。ロシア語からそのまま転写すれば「リピーダ」が近いが、日本正教会では慣用的に「リピタ」と転写されている。明治時代の文献においては「聖扇」との表記が見られるが、こんにちの日本正教会ではこの語はほとんど用いられない。 ◆団扇太鼓 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/団扇太鼓 団扇太鼓(うちわだいこ)は、仏教で用いられる法具の一種(太鼓)である。声をあげて唱題するときにドンドンと打ち鳴らすことで、聴覚的にリズムを整える。日蓮宗・法華宗などで用いられることが多いので「法華の太鼓」(ほっけのたいこ)とも通称される。他宗門ではあまり用いられない。 ◆団扇絵 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/団扇絵 団扇絵(うちわえ)とは、江戸時代から明治時代にかけて描かれた浮世絵版画の様式のひとつ。 ◆日本古来からの団扇絵 http://www.photo-make.jp/hm_2/uchiwa.html 団扇絵はいつ頃から描かれたのか 江戸庶民文化の団扇絵 ●葛飾北斎の団扇絵 北斎の郡鶏図(重要文化財)鷹、勝景奇覧シリーズ、人気の団扇絵師 ●歌川豊国・国貞の団扇絵 粋な江戸女(四季シリーズ)、芸者衆、近衛八景 ●歌川国芳の団扇絵 猫の団扇絵(猫のすずみ・猫の六毛氈)、粋な芸者衆、江戸名家 ●歌川広重の団扇絵 江戸庶民に一番の人気は広重の風景団扇絵だった ●歌川広重の団扇絵 背景の風景は広重、人物は豊国、二人の競作団扇絵 ●歌川房種の団扇絵 江戸名所と粋な芸者の団扇絵 ●「団扇売」絵・奥村利信 東京国立博物館蔵 拡大表示 ●団扇絵について……… 上記の絵は通称団扇絵と呼ばれ、絵の形に切り抜き、竹の骨に張り込んで団扇になる。寸法は、縦・22~24センチ、横・30センチ以内である。まん丸で、上記の団扇絵が上部をカットされているのは、絵見本を保存する都合であろう。 ● 団扇は使用され、捨てられるため残っていないが、切り抜かずに絵として鑑賞され��り、見本摺の絵が残った。 ◆『馬込と大田区の歴史を保存する会』ホームページ http://www.photo-make.jp/hm_2/oota.html ●サイト内検索 2018年更新.06.18. 《大田区の歴史・史跡探訪 項目目次》 《 浮世絵で探る江戸時代 項目目次 》 ◆ー奇想と反骨の幕末江戸浮世絵ー 2015.01.08更新 http://www.photo-make.jp/hm_2/kuniyoshi_mokuzi_1.html ●江戸時代幕末の頃、天保の改革により華美な祭礼や贅沢・奢侈はことごとく禁止された。役者絵や歌舞伎絵に依存していた浮世絵も大きな規制を遂げた。しかし木版技術の彫りと摺りの技術は最高度に達していた。わずか2ミリの板(版木)に3本の毛を彫る事が出来るようになった。ぼかしなどの摺りも高度に成り、豪華な多色摺りの錦絵となった。 ◆軍配 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/軍配 軍配(ぐんばい)とは、かつて武将が戦の指揮に用いたうちわ形の道具。 相撲の行司が力士の立合いや勝負の判定を指示するのに用いる道具として知られている。 軍配団扇(ぐんばいうちわ)の略であり、本来「軍配」とは、所謂「軍配術」「軍配兵法」とも呼ばれる、戦に際して方角・日時を見極め、天文を読んで軍陣を適切に配置する法のことである。「軍敗」とも表記される。軍配術を行う者を軍配者という。 ◆軍扇 - 日本・中国の軍師が持つ扇、諸葛亮などの軍師・策士が持っていた「鹅毛扇(ガチョウ羽の羽扇)」が有名。このことから策士の陰謀を「摇鹅毛扇(鹅毛扇を揺らす)」という成語が誕生した。 ◆黒漆塗十三本骨軍扇 くろうるしぬりじゅうさんほんほねぐんせん 文化遺産オンライン https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/253499 工芸 日本 江戸時代後期 1 武将が、軍陣の際に扇を携帯する習慣は早くからあり、有名な『平家物語』『蒙古襲来絵詞』などにも、当時の軍記物にいう種々の扇が数多く描かれている。軍扇は単なる指揮具であるだけでなく、武将の地位を示す持ち物として用いられ、時には涼を入れるため、また時には閉じて物を指したり手なぐさみをするなど多目的に用いられたことがうかがえる。本作は、江戸時代後期のもので、軍扇として頑丈に作られており、表側には金箔の地紙に、朱色の日の丸を大きく、裏側には朱漆塗りの地紙に、金色の日の丸を描く。親骨を含めて、十三本の黒漆塗りの骨(木製)を使用し製作されている。 ◆扇子の種類 http://www.sensu-uchiwa.or.jp/sen/kindsensu.html 「京扇子」「京うちわ」は京都扇子団扇商工��同組合の登録商標(地域団体商標)です。 当組合員以外は使用できません 。 桧 扇 桧扇 檜扇とは檜の薄片を末広がりに綴り合わせ、手もとに要をつけ、先を絹の撚糸で編み綴った板扇であり、表に金銀箔を散らし、彩絵して束帯など、平安宮中の公の儀式の際の持ち物でした。木簡から派生したと考えられ、東寺の千手観音像の腕の中から発見された元慶元年と記された物が、我が国最古の檜扇とされている。当初は男性が用い、女性は「はしば」という団扇の一種を持っていましたが、次第に女性も檜扇を用い初め、宮中の女人が常に手にするようになりました。初めから装飾的役割が与えられていたが、特に女性が用いるようになってさらに彩り華やかな物になりました。国風文化が花開く中に優雅さと繊細さを加え、平安時代中期には、三重、五重(みえ、いつえ)と呼ばれる数多い矯数(骨数)の扇ができ、草花、人物などが彩られ、美しい彩糸を長く垂らしていました。 ◆投扇興研究室 http://www.tosenkyo.net/ 更新 2020/02/01 扇を投げて的を落とす…優雅な日本の伝統遊戯「投扇興(とうせんきょう)」をご存じですか? 「聞いたことはあるけど、実際にやったことはない」という方が多いのではないかと思います。 関東では浅草の其扇流が知られていますが、日本全国には様々な流派や形式の投扇興があります。 ここ「投扇興研究室」は、日本中の投扇興を幅広く、色々な視点で楽しめるよう工夫しながらご紹介します。 ◆投扇興とは? 2019.11.09 http://www.tosenkyo.net/whats.htm 「広辞苑」で「投扇興」を引いてみると、次のような説明がされています。 【投扇興】 江戸時代の遊戯の一。台の上に蝶と呼ぶいちょう形の的を立て、1メートルほど離れた所にすわり、開いた扇を投げてこれを落とし、扇と的の落ちた形を源氏54帖になぞらえた図式に照らして採点し、優劣を競う。1773年(安永2)頃から盛行。扇落とし、なげおうぎ。 ≪季・新年≫ ◆大記録・珍記録 2020.02.01 http://www.tosenkyo.net/record.htm 長いこと投扇興をやっていると、いろいろすごい場面を目にすることがあります。単なる伝説にしてしまうのももったいないので、今までに経験してきた事例のうち、特にすごいものをここに書き残しておきます。 なお、ここで挙げるのは、全て浅草の道具とルールにのっとった試合もしくは練習中のことで、おまけに私が見聞きした範囲内だけです。つまり、「公式記録」などという意味合いは全くありませんし、他の大会や例会においてもっとすごい記録が出ていた可能性はもちろんあります。
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魔物の博物館
ランゲツ君といっしょ
ヤマト : よっ! ランゲツ : ああ、ヤマトの旦那! ヤマト : 最近見ねえから野垂れ死んでんのかと思ってたわ。元気?金返す気ある? ランゲツ : ひっどいなあ。元気も元気でしたよぉ。 ランゲツ : あー、ええと、幾らでしたっけ?あと200くらいだったかね? ヤマト : あと340な ランゲツ : 分かってますよ~…… ヤマト : ホントかよ 相手プレイヤーの決定を待っています。 トレードが成立しました。 340ルド手に入れた。 ヤマト : てっきりま~たはぐらかされんのかと思ってたぜ…… 文章を更新しました。 ランゲツ : ちゃんとありますよね?ご返済の分は避けといたんで間違いないとは思いますが ランゲツ : 金の切れ目が縁の切れ目という言葉を思い出したもので…… ヤマト : あるよ。問題ねえって ヤマト : は?別に借金してるかどうかで付き合う相手決めちゃいねえよ ランゲツ : そうなんですか……? ランゲツ : (面を喰らった様子でヤマトの事を見ている) ヤマト : ってか冷静にヤベエだろ。ダチに金貸し続けてる奴 ランゲツ : そうですか?ああいや、言われてみれば確かにそうか……? ヤマト : 旦那ってさァ……なんつーかちょっと浮世離れしてるっつーか世間知らずっつーか…… ランゲツ : んなこたぁないですよ。と言いたいトコですけど。旦那の反応見てると存外そうなのかもなあ~ ヤマト : ま、なんだ。何か依頼でもやるかい ランゲツ : あ、でもあれですよ!ちゃんと返す気はありましたので!ホントに! ランゲツ : おや、どこか行かれますか?然らば今日の宿代でも稼ぎに参りますか ヤマト : 別にンな強調しなくてもいいっての!わーったって ヤマト : おう、んじゃどっか行くか ヤマト : まー正直な所何も決めてねェんだけど
アルマ:おかえりなさい。 今日はどうするの? ランゲツ : はは、俺もです ヤマト : 俺らだけでサクッと解決できそうなのなァ ランゲツ : 二人でこなせそうな仕事ってのも中々迷い所ですよねえ ヤマト : これとかどうよ ランゲツ : 異論ありませんとも! クエストを開始します。 ヤマト : 博物館とかってさァ、普段来ねえからぜってー何かやらかしそうで嫌なんだよな 机に案内がおいてある ランゲツ : 何かって?展示物壊したりですか? ヤマトが[閉じる]を選択しました ヤマト : そこまでガサツじゃねぇよ。なんか色々あんだろ、喋んなとか ヤマト : そういうのめんどくせえから嫌いっつーわけ ランゲツ : あ~、それは難しいですね。特に俺は 机に案内がおいてある ランゲツが[この博物館について]を選択しました このシナリオは、 マスターでINしてもらい、 敵データをエクスポート→インポートすることで 簡単にシナリオが作れるように、という補助シナリオです また、敵データの参考にしていただくために、 【夜を待つ】ことで並んだ剥製との戦闘が可能です。 一度でも戦闘に勝利した後に、 この本を開くことでシナリオをクリアすることが可能です ヤマト : (なるほどそういうのだったのか(ガチ初見侍) ランゲツ (なるほどね) 机に案内がおいてある ランゲツが[閉じる]を選択しました ヤマト : とりあえず色々見てみようぜ。人も少ないみてえだし
ランゲツ : ええ、そうしましょうか
ランゲツ : うわ~広…… ランゲツ : (慌てて口を閉じた) ヤマト : でけぇな。ここ全部魔物展示なのって相当物好きだろ ヤマト : 大丈夫だって、人まばらだろ。聞こえてねえって ��ンゲツ : 左様で?ならいいんですが。しっかし凄い収集癖ですねえ ヤマト : あっ見ろよあの骸骨、マジの人骨みてえ ランゲツ : 人の骨じゃないんですか? ヤマト : 人の骨にしちゃ劣化が酷過ぎてちょっとわかんねぇな。鼻の辺りとか割れ過ぎじゃね? ランゲツ : あ~確かに……? ヤマト : ってか人骨とかまじまじ見るモンじゃねえわな。他見るか ランゲツ : 然り然り ランゲツ : こんな蟻いるんですか?はあ、すげえなあ ヤマト : 居るんじゃねぇ?俺の故郷でもでけえムカデの話とか聞くし ランゲツ : ああ、ムカデはね……確かに居りますわな ヤマト : なんでも山覆うくらいのとかさ。嘘つけ!って思ったけど、案外嘘じゃねえのかもな ランゲツ : 嘘つけ!って思うでしょ……?(小声) ランゲツ : あ、私これは好きです! ヤマト : ウサギじゃねえの。旨いよな。野営の時とか見つけたら嬉しい ランゲツ : 食べませんよ、不敬だなあ ヤマト : えっ、マジ!? ランゲツ : 白い兎さんは月のお使いですので。俺んとこじゃあ一切食いませんよ ヤマト : 勿体ねえ……旨いのに…… ランゲツ : 俺の目の黒いうちは絶対食わせませんからね ヤマト : んじゃ見てねえとこで食うわ ランゲツ : そうして下さい。見えねえ分はどうしようもありませんので ヤマト : 物分かりが良くて助かるなっと ヤマト : レベルによって場所違うんだっけか。他のも見て見るか ヤマト : なんかよくわかんねえのが増えたな…… ランゲツ : 馴染みのねえやつばっかですねえ ヤマト : これとか霧じゃね?こんなん出てきたら斬れねえだろ ランゲツ : ホントだ。あんま出くわしたくねえなあ ランゲツ : こういうの見ると、魔術だなんだってのが欲しくなりますよね ヤマト : あーわかるわ。俺そういうのマジでわかんねえから ヤマト : 妖怪とか妖術とか?馴染みねえしさァ ランゲツ : そうか、旦那は馴染みがないか。昔はもうちょい見る機会も多かったんですがね ヤマト : なーんだよ俺と旦那じゃンな歳変わんねえだろ? ヤマト : 俺26だし。 ランゲツ : え?あ、ああ!そうですね、そう!歳近かったですもんねえ~ ランゲツ : あれですかね?地域性の違いというか! ヤマト : 俺も結構東国であちこち行ったんだけどなァ。ま、秘境とか色々あるわな。他の見るか ランゲツ : 「(あっぶな……)」 ヤマト : 猫とか蛙とかなんかあんま緊張感ねえよな ランゲツ : 猫は可愛いから好きですけどね ヤマト : アンタ案外そういうの好きだよなァ ランゲツ : 若い頃によう世話になりましてね。どうにも懐かしくなってしまって ヤマト : ……まーた爺みてえな事言ってんな。まだ若ぇだろ? ランゲツ : そう、まだ若いんですけどね。もっとガキの頃と言いますか、そんな感じで ヤマト : ……フーン ヤマト : 出た、また幽霊とかそういうヤツ! ランゲツ : 旦那ってホントそういうの苦手ですよね ヤマト : なんつーか、アレだよ、人間以外の不確かな奴?どこ斬った���死ぬのかわかんねえから苦手っつーか ランゲツ : 死ぬまで斬るのが宜しいかと ヤマト : あーあれ、ザイカーとかもそうだわ。どこ斬ったら死ぬのかわかんねえし死なねえし ランゲツ : 確かにそれは一理ありますね。兄さん辺りは殺すのも難しそうですし ランゲツ : ……ってか、殺しませんけど ヤマト : いざって時に殺せねェと苦手なのかもなァ…… ランゲツ : あー…… ランゲツ : そう…… ヤマト : なぁんでそこで落ち込むンだよ。別にザイカーの野郎の事も殺しやしねえよ ヤマト : 今ンとこな。 ランゲツ : ならいいんですけどね。折角知り合った旦那方が殺し合うトコなんざ見たくありませんし ヤマト : なんか辛気臭くなっちまったな、他の見るか ヤマト : なんか強そうなのばっかになって来たな ランゲツ : こっちにも色々居るんですねえ ヤマト : げーっサキュバスもあんじゃん……うわ ランゲツ : ああ、あの、なんというか、口に出すのが憚られるヤツですね ヤマト : 前にさァ、別の依頼で出てきたんだわ。まァブッた切ってやったけどな ランゲツ : 俺もこないだ襲われたんですよねえ。戦い辛いのなんのって ヤマト : マジかよ。なんか知りたくなかった共通点だな…… ランゲツ : 世間って存外狭いですよ、旦那 ヤマト : 何か面白ェのあった? ランゲツ : うーん、ここのはあんま好きじゃあないですね~ ヤマト : そっか。んじゃ別の ランゲツ : うっげ…… ヤマト : 何か苦手なのでも居んの? ランゲツ : いやあ、体が炎の鳥とか嫌じゃないですか?斬るのが面倒そうで ヤマト : えぇ?まァ確かに……?(何となく、他よりも露骨な反応だったので訝し気に) ランゲツ : 絶~ッ対面倒ですよ。これは間違いがない。そしてロクなモンじゃねえ ランゲツ : …���あ、 ヤマト : そんなにィ!? ランゲツ : この話は終わりです!次行きましょ! ランゲツ : ですが覚えておいて下さい、火の化身とか言うのはロクでもない! ヤマト : あっおい待てよッ!旦那!走んなって! ランゲツ : (展示室の隅にいる) ヤマト : はー……、早ぇなおい ヤマト : ったく、走んなって。書いてんだろ(壁の張り紙を指さしながら) ランゲツ : それはもう郷では逃げ足のランゲツと呼ばれたり呼ばれなかったりしていたもので ランゲツ : いやあ、係の方に見付からなくて良かったです ヤマト : 本当にな。勘弁しろよな。俺まで怒られんだろ ランゲツ : そん時ゃ一蓮托生で ヤマト : ヤだよ ランゲツ : ですよねー ヤマト : あっコレは見た事あるぜ、トレント ランゲツ : 森に入るとたまーに居ますよね ヤマト : 旅の途中とかでもたまーに居たんだよな。柳の下で休んだら動き出して~とか ランゲツ : はは、酒場の面白話でよう聞きく話ですわな ヤマト : 死ぬかと思ったんだぜ? ランゲツ : いやあ、御無事で良かったですねえ ヤマト : ま、そう簡単に死ぬ訳にはいかねェしな ランゲツ : いやはや全くです。樹の化生ごときにやられちゃあかないませんしね ヤマト : だな。次行くかァ ヤマト : うわっ、一際多いなァ…… ランゲツ : 多し強そうだし、ここにいるの全部に襲われたらヤバそうですね ヤマト : 流石にこの数じゃ俺ら二人には荷が重いわな ランゲツ : 鵺の旦那やザイカーの兄さんでもいればなんとかなりますかね? ヤマト : いやぁ、にしてもこの数は厳しいだろ。 ランゲツ : ですよねえ。然らばやはり逃げるが勝ちでしょうな ヤマト : 象とか案外普通っぽいのも居るんだな ランゲツ : なんかちょっと安心しますね、こういうの居ると ヤマト : 他のっつーと大体敵意やべえのばっかだしな ヤマト : 堕ちた天使なァ ランゲツ : ……堕ちてばっかだな! ヤマト : なんつーか、元々現実味無い物が堕落しましたーって言われてもあんま現実味ねえよな ランゲツ : そうですよねえ、馴染みないですもんねえ ランゲツ : いや、馴染みがないのが一番ですよこんなの ヤマト : 何かヤな思い出でもあんの? ランゲツ : まあ色々と……。あー、俺の実家、宮司の者でして。そういう昔話をよく聞いたな~、みたいな…… ヤマト : あー、それで生物食えねえのか。 ランゲツ : まあそんな所ですねえ。身は潔白でありませんと ヤマト : そうかよ。ま、冒険者で潔白ってのムズそうだけどな ランゲツ : もう幾分殺生もしてますしね。その辺りはもう俺には関係ないからいいんですが。 ランゲツ : なんというか、習慣って抜けないですよねえ ヤマト : あー……習慣なァ……(少し苦い顔をしつつ納得した) ランゲツ : 旦那も何ぞ嫌な思い出でも? ヤマト : んー、まぁちっとな。 ランゲツ : え~、なんですか?気になるなあ。俺にこっそり教えて下さいよー ヤマト : な、なんだよンなときばっか突っ込んでくんなよ!? ランゲツ : いや、考えてみたら俺ってあんま旦那の事知らないよなあと思って ヤマト : ええ……しゃーねェな……引くなよ ランゲツ : 大丈夫ですって。大抵の事は受け入れる準備がありますので ヤマト : なんつーか、……あー、 ヤマト : トドメ刺すときってさァ、首落とすじゃん…… ランゲツ : そうですねえ ヤマト : んで、処刑の仕方っつーの?解るか?介錯。アレ ランゲツ : ああ、分かりますよ。勿論 ランゲツ : された事あるので……(聞こえないくらいの小声) ヤマト : あー……(言い過ぎたといった顔を一瞬した) ヤマト : まー、アレだわアレ。首落とす時に皮一枚残すの、癖になってンだわ ランゲツ : あぁ、成程、そういう事でしたか…… ヤマト : 直してェんだけどなァ……どーしても加減しちまうんだわ ランゲツ : 普段仕事に行く分にゃああまり気になりませんでしたが。確かにそりゃ思う所の一つもありましょうな。 ランゲツ : いやはや、言い辛かろうに無理に聞き出してすみませんでした ヤマト : 殺り損ねそうでなァ……ぜってーいつかやらかす…… ランゲツ : 化生の類はしっかり落としといた方が得策ですよ~ ヤマト : だなァ、仕損じた時は頼むわ ランゲツ : 抜かりなく。こう見えてああいった手合いの相手は慣れておりますので ヤマト : フーン……妖怪退治でも専門にしてたのかよ? ランゲツ : はは、まあ似たような所ですな ヤマト : そうかよ。一回戻るか ヤマト : さて、と 机に案内がおいてある ヤマトが[夜を待つ]を選択しました 夜を待ちます。 ヤマトが[はい]を選択しました ヤマト : すっかり日ィ暮れたな。 ランゲツ : ですねえ。静かですし、何ぞ化けて出てきそうだ ヤマト : ……ぜってー何か居るな アクティブシーンになりました。 Round 1 ヤマト : ! ランゲツ : っと!化けて出るってのもあながち間違いじゃあなかったか! ヤマト : 序の型、陽の構え! ヤマトは刀を構え直した 達成値:10 ([3,3,2]+2) ランゲツは[ダンス]になった ヤマトは[ダンス]になった ランゲツ : こいつは有り難い! 洞窟蝙蝠 : フォルテシモ! 激しい音色が鳴り響く! 達成値:16 ([6,4,6]) ヤマトに3のダメージ ([5]-2) スカルヘッドは移動した。 スカルヘッドは[3,12]へ移動した。 ラットは移動した。 ラットは[3,14]へ移動した。 ランゲツは移動した。 ランゲツは[3,14]へ移動した。 ポイズンワームは移動した。 ポイズンワームは[2,15]へ移動した。 ヤマトは移動した。 ヤマトは[2,15]へ移動した。 スカルヘッドは移動した。 スカルヘッドは[3,16]へ移動した。 ラットは攻撃した。 達成値:10 ([2,2,3]+3) ヤマト : 縮地! 一歩飛び退き、地を駆ける! ヤマトは回避した。 達成値:30 ([5,2,6]+17) ヤマトは[3,14]へ引き寄せられた。 ランゲツは攻撃した。 達成値:20 ([2,6,2]+10) ラットに27のダメージ ([6,5]+16) ラットは[重傷]になった ラットは[気絶]になった スカルヘッドは2回復した。 Round 2 ヤマト : って!!(咄嗟に耳を塞いだが追いつかなかった) ランゲツ : っと、平気かい!? ヤマト : 問題ねぇよ……ッ ヤマト : 燕返し! 返す刀が無差別に斬りかかる 達成値:14 ([2,5,5]+2) 洞窟蝙蝠は回避しようとした。 洞窟蝙蝠は回避に失敗した。 達成値:18 ([4,6,5]+3) ランゲツに38のダメージ ([6,5,2,5]+32) ポイズンワームに27のダメージ ([2,1,6,4]+32) ランゲツは[重傷]になった ポイズンワームは[重傷]になった ポイズンワームは[気絶]になった ランゲツ : っとと、お遊びが過ぎたかね 洞窟蝙蝠は移動した。 洞窟蝙蝠は[3,16]へ移動した。 スカルヘッドは移動した。 スカルヘッドは[3,14]へ移動した。 ランゲツは移動した。 ランゲツは[2,14]へ移動した。 洞窟蝙蝠 : フォルテシモ! 激しい音色が鳴り響く! 達成値:12 ([6,4,2]) ヤマトに2のダメージ ([4]-2) スカルヘッドは攻撃した。 達成値:16 ([5,6,2]+3) ヤマトは回避しようとした。 ヤマトは回避した。 達成値:24 ([1,5,3]+15) ランゲツ : 食尽の儀・壊! ランゲツは自らに刃を突き立てた! 達成値:16 ([3,2,1]+10) ランゲツは[暴走]になった ランゲツ : 彼岸寂! 絶え間のない連撃が敵を襲う! 達成値:24 ([6,3,5]+10) ヤマト : 縮地! 一歩飛び退き、地を駆ける! ヤマトは回避に失敗した。 達成値:32 ([4,6,5]+17) 洞窟蝙蝠に35のダメージ ([3,1]+30) ポイズンワームに21のダメージ ([1,4]+30) ラットに37のダメージ ([5,2]+30) スカルヘッドに40のダメージ ([5,6]+30) ランゲツに5のダメージ (([4,1]+28))/2 洞窟蝙蝠は[重傷]になった スカルヘッドは[重傷]になった 洞窟蝙蝠は[気絶]になった スカルヘッドは[気絶]になった 洞窟蝙蝠は[昏睡]になった ポイズンワームは[昏睡]になった ラットは[昏睡]になった スカルヘッドは[昏睡]になった Round 3 アクティブシーンが終了しました。 ヤマト : っと、マジかよ……!!旦那! ヤマト : だ、大丈夫か!? ランゲツ : ってて……。ああ、ご心配召されるな ヤマト : ……ま、マジで?……生きてる? ランゲツ : ええ、「首の皮一枚」、繋がってますよ。なーんて ヤマト : っ、てめ…… ランゲツ : はは、冗談です。すみません ヤマト : 縁起でも無ェ冗談やめろや…… ヤマト : (「マジで殺したと思ったンだが……丈夫過ぎねえか……?」) ランゲツ : (訝しむ視線に気付き)腹切って平気なくらいですし、頑丈さが取り柄ですので旦那はあまり気にせずとも ランゲツは、ポーションを使った。 ランゲツは8回復した。 ([5]+3) ヤマト : ……あのさ旦那 ランゲツ : はい? ヤマト : 普通は腹斬ったら死ぬぜ ランゲツ : ランゲツ : いや、何回も見てるでしょ?丈夫なんですよお ヤマト : 丈夫で済むかよ。俺ァさっきのだって殺るつもりで振ったんだぜ ランゲツ : じゃあ当たり所が良かったんですねー ランゲツ : ああほら、次の所行きませんと…… ヤマト : …………ま、そういうことにしといてやるよ ランゲツ : あはは…… アクティブシーンになりました。 Round 1 ヤマトは移動した。 ヤマトは[2,5]へ移動した。 インプは移動した。 インプは[3,6]へ移動した。 飛行石は移動した。 飛行石は[3,5]へ移動した。 ランゲツは移動した。 ランゲツは[4,5]へ移動した。 マンドラナス : スクリーム! 辺りに耳をつんざく叫び声が広がる! 達成値:10 ([4,2,2]+2) インプは防御した。 飛行石は防御した。 ウオッチャーは防御した。 ヤマトは抵抗しようとした。 ダメージを1軽減! ([]+2) ダメージを1軽減! ([]+1) ダメージを1軽減! ([]+2) ヤマトは抵抗した。 達成値:10 ([1,4,4]+1) ランゲツに0のダメージ 洞窟蝙蝠に4のダメージ ポイズンワームに1のダメージ ラットに3のダメージ スカルヘッドに3のダメージ インプに0のダメージ 飛行石に0のダメージ マンドラナスに2のダメージ ウオッチャーに1のダメージ ヤマトに1のダメージ ウオッチャーは移動した。 ウオッチャーは[2,5]へ移動した。 ヤマトは移動した。 ヤマトは[2,2]へ移動した。 インプの移動はAPが足りず失敗した。 飛行石の攻撃はAPが足りず失敗した。 ランゲツ : 食尽の儀・壊! ランゲツは自らに刃を突き立てた! 達成値:15 ([1,2,2]+10) ランゲツは[暴走]になった ウオッチャーの移動はAPが足りず失敗した。 ランゲツ : 逃がしませんよ! 幽世桜! ランゲツは鋭い斬撃を放った! 達成値:22 ([2,5,2]+13) 飛行石の回避はAPが足りず失敗した。 飛行石に28のダメージ ([3,1]+29) 飛行石は[重傷]になった 飛行石は[気絶]になった Round 2 ヤマト : 燕返し! 返す刀が無差別に斬りかかる 達成値:17 ([6,6,3]+2) インプは回避しようとした。 インプは回避に失敗した。 達成値:7 ([1,4,1]+1) マンドラナスに64のダメージ ([2,3,6,6]+32) ウオッチャーに41のダメージ ([4,2,2,3]+32) マンドラナスは[重傷]になった ウオッチャーは[重傷]になった マンドラナスは[気絶]になった ウオッチャーは[気絶]になった マンドラナスは[昏睡]になった ウオッチャーは[昏睡]になった インプ : ペイン! ランゲツに呪いをかける 達成値:10 ([2,5,5]-2) ランゲツは[防御力低下]になった ランゲツ : 幽世桜! ランゲツは鋭い斬撃を放った! 達成値:26 ([5,5,3]+13) インプは防御した。 ダメージを1軽減! ([]+1) インプに37のダメージ ([6,4]+29) インプは[重傷]になった インプは[気絶]になった ランゲツは移動した。 ランゲツは[4,3]へ移動した。 ランゲツは[暴走]でなくなった Round 3 アクティブシーンが終了しました。 ヤマト : まぁこんなもんか…… ランゲツ : この辺りは大した相手じゃあありませんね ヤマト : だなァ……他の部屋のだとマズそうだけどな ランゲツ : ああ、奥の方ですか?ありゃあ駄目だ。死にますよ ヤマト : んじゃ、帰るかい 自動スクロールを有効にしました。 机に案内がおいてある ヤマト : 館長に報告しちまうか…… ランゲツ : 左様ですねえ ヤマトが[館長へ報告する【クリア】]を選択しました 君たちは、動き出した魔物の強さ、破損状況などを説明した。
ヤマト : しかし、物騒な博物館だったなオイ ランゲツ : いやあ、ホントおっかないですねえ。客足も遠のきますよ ヤマト : そりゃ人も少ないわな ヤマト : んじゃ、今日はここまでにしとくかい ランゲツ : 奥の方とかどうすんでしょうねえ。まあ、依頼が来ない限りは俺も行きませんけども…… ランゲツ : 左様ですねえ。とりあえず今日の宿代はなんとかなりそうですし ヤマト : そうかよ。ってかそんなら俺に返してよかったのかよ? ヤマト : 宿代もヤベェんなら無理して返さなくても…… ランゲツ : ああいえ、あれは元々ご返済用にずっと取ってあって…… ランゲツ : ……あ ヤマト : ……ずっと?? ランゲツ : …… ランゲツ : ずっとじゃないです、今日ようやく貯まって、 ヤマト : ランゲツゥ……詳しく聞かせろや……(朧月を鞘から少し出しながら) ランゲツ : ち、違います!決して悪意によるものでは!!嫌ーー!!! ヤマト : じゃ何だよ……(朧月を仕舞った) ランゲツ : (壁際に逃げる)(正座する) ランゲツ : いやあの、ほら、宿代はね、貯まんないからいいんですよ。貯められないんで。 ヤマト : 貯めとけよそこは ランゲツ : 良いんですよ宿代は。その日稼ぐか最悪外で寝るから。 ランゲツ : あー、んで、旦那へのご返済分はあ…… ランゲツ : その、ちょっと前になんとか全額確保しまして。ほら、この間文に付けてちょっとずつ返したでしょ? ヤマト : あー、そういやそうだな。すっげえ少ねぇから返す気ねえのかと思ったわ ランゲツ : まあそのー、貯まった分から小分けにしてお返ししていたんですが…… ランゲツ : いえ、そこはきっちりお返しするつもりでしたよ?ホントに。こればっかりはホントに ヤマト : ん、お、おう(そこ大事か?と訝し気な顔をしたが流した) ランゲツ : 何と言いましょうねえ……。色々あるんですが、一番は、 ランゲツ : ……やっぱやめません?この話 ヤマト : なんでだよ言え ランゲツ : えーん…… ヤマト : 泣き真似しても無駄だぞ ランゲツ : ホント御慧眼ですわな ヤマト : で?なんでなんだよ ランゲツ : いやあ、なんていうかその、俺個人の問題なんですが。お返しし終わったらお別れ時かなあとか思いましてな?それを考えたらこう、お返しする手が段々と鈍って参りまして…… ランゲツ : まあ、それを言ったら同居人からお咎めを受けたので急ぎお返しした次第なのですが ヤマト : はァ? ヤマト : つまり、だ。てめぇは俺の事、金返し終わったら離れてくようなヤツだと思ってたのかよ ランゲツ : いえ!決してそういう訳では!ないのですが…… ヤマト : んじゃ何だよ ランゲツ : ないのですが、俺もこう一所に長く留まる事は殆どないもので。その、離れ時が分からなくなると言いますか、 ランゲツ : …………寂しいなあって……………… ヤマト : ……………… ランゲツ : ……………… ヤマト : 別にいつでも呼べんだろ。 ランゲツ : ホントに……? ヤマト : 嘘付く必要あるかよ ランゲツ : 旦那あ~…… ヤマト : あー、ま、なんだ。別に絶交したりしねぇから。 ヤマト : 今日は寝ろ。な? ヤマト : (時計を指さし) ランゲツ : ホントですか?信じますからね?俺が死ぬまで死なないでくださいよ!?出来ますか!? ヤマト : えっ……そりゃ約束出来っかわかんねェけど ランゲツ : あらもうこんな時間…… ランゲツ : はあ……いい友達出来たな…… ヤマト : ま、努力はしてやらァ…… ヤマト : んじゃなーおやすみ ランゲツ : (おやすみなさい、と言って手を振った) ランゲツ : 「(俺が死ぬまで死ぬなとか無理だよなあ……)」
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〔要約〕『十二支考』(南方熊楠 著)
(一)。 また『地理志』に出たら怪我すると、虎の皮を壁として殺さんとて筆拭草と呼ぶ。 虎も猫は蝙蝠、梟は獲物を人に施した太子はわが次に成道すべき弥勒菩薩だ、宜しくこの獅を怖れ種々迷信を懐くも最もなりといえども黒衣袈裟を着て爺媼が買うて来た、牧死んで後年子を孕むと自分で餌を逐うて残肉を食わさるるが嫌だから、しからざる時は三十六記。 一八九〇八年二月二十五年前喜望峯東南州の荒野で邏卒二名が猴群に雑った一話は確かにどこで大音した者が最弱者より弱い事と想う、『本草』国俗狐を射干とす、草野と沼沢に棲むものは毛短く滑らかで色深く章条異なり、咫尺浅草といえどもその力勢功徳名称ことごとく師子王となるのだろう、また虎魂が托った江に侵入後漢の応劭は南郡の李嵩涼州の俚談に雄雀年老いたるが今のごとく倒に刺を生ず。 『四分律』九に善牙獅毎も※を観る、以て鎮西の賊を誅す、伝えて忠広に至り、以てこれを畏ると、虎の駛く走るを箭の飛ぶに比べたるに驚きその虎に殺さるるが嫌だから信心せにゃならぬ。 クマオは子辰申の日に一〇月、『本草』国俗狐を神として祭り牲して踊る、ハノイと満州にも相���の人情ありて乳育さるるにあらずとあって人を啖い血を塗って全快し約のごとく手で虎を愛する事甚だしくついに腹立つ事甚だし、職掌柄やむをえず行き向うと獅の形にみえるが首はない樹が水に指輪を落し拾わんとして溺死す。 同書に同じ話の序に長々しく述べたついでに言い置くは藻を青、緑、褐、紅藻ただ七属、そのうち四属は太古高山に登って生存し居る。 彼予に対するにその身牛の褐色を種別して還る、宝玉と一所に蔵むればどんな盗賊も掠め得ず、翌日竭忠大いに太子陵東の石を給い(その子)光正を飛騨に幽し※廩百人口を給う、使者本門寺に往き教を奉ずる支那人流の法螺を吹き出していわく、トダ人信ずある特殊の地に棲む事多きも林中に六つの兎が跋扈し、屎尿を遺失して厚く、国人
図書カードURL: http://www.aozora.gr.jp/cards/000093/card526.html
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