#無限射精拷問
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takahashicleaning · 9 months ago
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TEDにて
ラス・オルトマン:薬を併用したときに何が起きるか?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
前提条件として、ウイルスと細菌は異なります。
ウイルスの治療薬も必要ですが、ウイルスに有効なワクチン開発は、一般的に3段階に分けられます。
ワクチンの場合は、複数併用して注射を打つこともあります。
2つの薬を別々の理由で飲んでいるのなら、1つ怖いことをお教えしましょう。
薬の相互作用は研究が極めて難しいため、医者は薬を組み合わせたとき何が起こるかすっかり理解しているわけではないということです。
ラス・オルトマンがこの大変刺激的かつ分かりやすい講演で聞かせてくれるのは、薬の予期せぬ相互作用を見つけるために、ちょっと意外な方法 — 検索語を使うという話です。
私は、インフォマティクスとデータサイエンスを専門とする人間ですが、私の考えでは、そのような薬の相互作用について理解する唯一、見込みのある方法は、様々な異なる情報源のデータを活用することなんです。
それによって薬が併用して安全か安全でないか分かるようになります。
データサイエンスの方法をお聞かせしましょう。
実際後で分かったことですが、その当時でパロキセチンは1500万人。プラバスタチンも1500万人のアメリカ人が服用しており、両方服用している人が百万人ほどいると推定されました。
つまり、百万人もの人が、薬のせいで血糖の問題を抱えているかもしれないのです。
ニックが、FDAのデータを機械学習にかけてごちゃごちゃやった結果が、もし正しいのであれば「でも、まだ論文にはできないな。君のやっている機械学習とか言うやつを私は面白いと思うが、我々の分野で確立した実証方法とは言えない��
もっと、何かやる必要があります。
スタンフォードの電子医療記録にあたってみることにしました。研究室にコピーがあって、個人情報を取り除けば、研究目的に使えました「この2つの薬を使っている患者に血糖の問題がないか?見てみよう」
証拠はすべてデータです。FDAのデータ。スタンフォード大のデータ。ヴァンダービルト大のデータ。ハーバード大のデータ。自分で実験は1つもしていませんが、実験も大事です。
ここから得られることは何か?なぜ、この話をしたのか?
まず、我々は、今や 薬の相互作用や薬の効果そのものについての理解を助ける有望なビッグテータや中規模データを手にしているということ。
薬がどう効き、薬の使用をどう最適化できるか?理解するための新しいエコシステムができつつあるということです。ニックは、研究を続け、今ではコロンビア大学の教授です。
彼は、博士論文で何百という薬の組み合わせについて調べ、非常に重要な薬の相互作用をいくつも見つけました。我々は、同じ方法を適用して、これが薬の相互作用を見つける有効な方法であることを 示したんです。
いくつか考えるべきことがあります。
薬というのは、1度に2種類までしか使わないわけではありません。
前に言ったように、薬を、3種、5種、7種、9種。使う患者がいます。9種の薬の相互作用について研究されているのでしょうか?2つずつ組にして研究することはできます。AとB。AとC。AとD。というように。
しかし、同じ患者が飲む薬「A」「B」「C」「D」「E」「F」「G」全部一緒にはどうでしょう?
相互作用によって効果が増減したり、予期しない副作用が出たりするかもしれません。まったく分かっていません。データを使って、薬の相互作用を理解するといのうは、手つかずで開かれた新産業の研究領域なんです。
教訓がもう2つあります。
私たちが、データによって得た力について考えてほしいのです。
薬剤師や医師を通し、あるいは、患者自ら薬害反応について進んで情報提供し、スタンフォード大。ハーバード大。ヴァンダービルト大のデータベースで研究利用できるようにしてくれた人々のデータです。
みんなデータについては懸念を持っています。プライバシーやセキュリティについて心配しているし、そうあるべきです。安全なシステムが必要です。しかし、オープンデータを封印してしまうわけにはいきません。
医学において新しいことを発見し、革新し、インスピレーションを得るための非常に豊かな源なんです。
現在ある薬物療法を考えてみると大きな飛躍は、結核にせよ。うつ病にせよ。糖尿病にせよ。みんな薬の混合から生まれているのです!!
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と���力な暗号化は絶対必要です!
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が
望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジー
サイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
(個人的なアイデア)
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に���ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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クリスタリナ・ゲオルギエバ:パンデミック後の世界経済を立て直すには?
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mokkung · 4 years ago
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映画『デス・ウィッシュ』 〜キレた外科医の坐骨神経攻撃〜
2018年 アメリカ合衆国 原題:Death Wish 監督:イーライ・ロス 脚本:ジョー・カーナハン 原作:ブライアン・ガーフィールド『狼よさらば』 製作:ロジャー・バーンボーム 音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン 撮影:ローヒエ・ストファース 編集:マーク・ゴールドブラット 出演者:ブルース・ウィリス、ヴィンセント・ドノフリオ、エリザベス・シュー、ディーン・ノリス、キンバリー・エリス
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あらすじ
 犯罪が多発するシカゴ。外科医として救急医療現場で働くポール・カージーは、たとえ犯罪者であろうと命を救うために忙しく働きながら、妻と娘とともに穏やかに暮らしていた。ある夜、ポールが働いている間に自宅に強盗団が押し入り、妻を殺害、娘も銃撃を受けて昏睡状態となってしまう。家族を失い、精神的に不安定になってしまったポールは、ひょんなことから拳銃を入手してしまったことを契機に、街に繰り出��て犯罪行為を行う者を銃殺する自警団活動を開始する。この活動が市民の間で話題となり、次第に充実感を覚えるようになるポールだが、仕事中に偶然救急搬送されてきた男が、自分の妻の殺害に関与したことを知ってしまう・・・。
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引用元
外科医を主人公とした斬新なビジランテ映画
 1974年の映画『狼よさらば』のリメイクです。過去にもいくつか作られたビジランテもの、家族の復讐もの映画を踏襲した作品ながら、外科医という本来は命を救うために働く立場の人間が、無骨に人を撃ち殺すキャラクターに変化していくという設定はオリジナリティーがあって良かったです。
映画『狼よさらば』予告編
 細かいディテールも面白いです。
 主人公のポールは訓練された兵士や殺し屋ではなく、あくまで外科医なので、まずは銃の使い方やメンテナンスをYouTubeで勉強するシーンがしっかり描かれていました。この場面は銃のメンテナンスや練習と、外科手術をスプリットビューで重ねながら映し出していて、彼の外科医としての丁寧な仕事ぶりと、銃器の扱いが重なることを暗に示していて見事。
 最初は扱いが下手でドジしたりもするんですが、防犯カメラで相手の隠れている位置を確認して攻撃したりなど工夫した戦闘法が面白いし、終盤はかなり戦闘慣れしてました。
 またポールが街に繰り出す時は、パーカーを着てフードをかぶって顔を隠すんですが、これが僕の好きな映画で同じブルース・ウィルスが主演である、M・ナイト・シャマラン監督の『アンブレイカブル』のオマージュになっててアガりました!!
映画『アンブレイカブル』予告編
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引用元
坐骨神経攻撃は本当に成功している?
 この映画を観ていて医師として気になってしまった部分は、観た人にとって特に印象的なシーンとなったであろう、中盤の“坐骨神経攻撃”の場面です。
 ポールが、妻を殺した一団の1人の居場所を突き止め、他のメンバーの情報を聞き出すために拷問をする場面なんですが、外科医である彼ならではの拷問が行われます。
 彼はまず、仰向け状態で拘束された男の太ももにいきなりプロポフォールという麻酔薬を注射します。しかも見る限り静脈注射ではなく筋肉注射です。その後、ニコニコしながら太ももの裏からメスを突き立てて、手術のごとく筋肉を切り裂きます。さらにその傷口から、エンジンオイル?を流し込んでオイルに含まれる防腐剤で坐骨神経を刺激して痛めつけるのです。「こうやって痛めつけるとめちゃくちゃ苦しいと医学部で習ったんだよ」みたいなことをドヤ顔で言いながら。
 このシーンは医者らしく医学的なアプローチで拷問するという、他の映画では観たことのない独特のテイストが面白く、直後のゴアシーン含め強烈なインパクトがありました。あの人体破壊描写はイーライ・ロス監督っぽくて良かったです。
 さて、このように坐骨神経を痛めつけると激痛となるのは間違いないです。しかしあの体勢からサクッと坐骨神経に直接メスと突き立てられるのかというと疑問です。
 坐骨神経はざっくりいうとお尻から太ももの裏の筋肉の間を通って��先に向けて走行する大きな神経なんですが、仰向けという坐骨神経に達しにくい体勢で、太ももの裏をメスで切り裂いて坐骨神経を一発で斬りつけるというのは、かなり難易度が高いと思います。うつ伏せの体勢で、太ももの裏やお尻をしっかり確認しながら、結構深く切って探さないと分からないと思うんです。
 なので、ポールはメスで一発切開しただけで、さも坐骨神経を直接傷つけたかのような説明をしていますが、実際はちゃんと当たってない可能性があります(神がかった技術を持っているのかもしれませんが)。彼は救急外来で外傷の治療を行う外科医なので、そのくらいの知識は十分あるでしょうから、おそらく無知な相手をビビらせるために大袈裟に説明しているか、自分の能力を誇示しようとイキっていたのではないかと、同業者として感じました。
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引用元
何でプロポフォールを投与したの?
 坐骨神経をメスで切開して直接刺激するのは不可能ではないので、多分上手にやっていたのだろうと飲み込むしか無いのですが、意味がよく分からなかったのは、足を切開する前にプロポフォールを注射したことです。
 ポールが拷問に使うため病院から薬剤を持ち出すときに、白い液体の入った薬瓶のラベルに間違いなくPropofolと書かれていました。プロポフォールは手術や集中治療室で用いられる代表的な静脈麻酔薬なのですが、鎮静作用、抗不安作用が主な効果で、痛みを抑える作用はありません。早く効いて早く醒めるので、上手くコントロールすれば微調整ができるし、よく寝られる薬です。ただ急に多い量を投与すると呼吸が止まったり、血圧が下がったりするなどの危険性があり、きめ細やかに管理しないと死ぬことがあります。ですから手術などの麻酔中は血液中の濃度を機械でシュミレーションしながら使用することも多いくらいです。故マイケル・ジャクソンはこのプロポフォールを白いので“ミルク”と呼んで頻���していたようで、2009年に亡くなった原因はプロポフォール過量投与による影響だと考えられています。
 ポールはこのプロポフォールを筋肉注射しているように見えましたが、基本的には静脈内投与する薬剤で、筋注したときにどの程度の効果どのようなタイミングで発現するのかはよくわかりません(普通はやらないことですから)。一般に筋肉注射すると薬剤はじんわりと時間をかけて効果を発揮するので、プロポフォールの効果を調整するには不向きと考えられます。しかも今から坐骨神経を刺激して痛めつけようとしているのにプロポフォールで鎮静しようとする理由が分かりません。プロポフォールを使用すると気持ちの良い夢を見ることが多く、投与された人は眠る直前や醒めるときにたまに変な寝言を言うことがありますので、自白剤的に使う感覚で投与したのかもしれませんが、痛みを与えればなかなか眠れないのでそんな効果は期待できませんし、そもそも寝言は言うかもしれませんが別に自白剤として有用な薬剤ではないです。
 以上の通り、プロポフォールを投与する意味が分からなかったのですが、多分、外科医だし麻酔薬注射したほうが雰囲気でるからやってみようという程度の演出なのでしょう。実際、注射器が登場したほうがぐっと手術感が感じられるようになりますからね。
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引用元
挿管チューブの管理ヤバくね?
 あとは細かいことを言えば、昏睡状態になってしまった娘が集中治療室に入り、人工呼吸管理されている描写も違和感がありました。
 人工呼吸をするためには、挿管といって、口から気管にチューブを入れて、そのチューブに人工呼吸器を繋ぐ必要があります。この挿管チューブは人工呼吸管理で最重要部分であり、これが抜けたり破損すると場合によっては呼吸が止まって死んでしまう可能性があります。また挿管という行為自体も大きなリスクを伴う行為なので、気楽にできることではないです。
 よって挿管チューブは抜けないようにしっかり固定するのが普通ですが、この映画の挿管チューブの固定はテープ1枚で簡易的に行われているだけでした。一時的にあのようなテープ固定をすることはありますが、あのままずっと人工呼吸管理をしているのは危険すぎて、見ただけでギョッとしてしまいました。北米ではあのようなやり方をするのでしょうか。日本の集中治療室だとあんなことしていたら上級医や上級看護師に激怒されることは間違いないです。
 また挿管チューブの内側や接続された配管内が全く曇らないのも違和感がありました。まあこれは演技なので言ってもしょうがないことなのですが、挿管されると呼吸に合わせて息で挿管チューブが曇るんです。それを見て、ああちゃんと挿管チューブは気管内に留置されていると安心する判断材料の一つとなるんですが、この映画ではクローズアップされたときも挿管チューブが全く曇っていなかったので、あれを見ると職業柄、なぜなぜなぜ?とびっくりしてしまうのでした。
 胃管の位置も気になりました。胃管は一般に鼻から入れて食道を通って胃の中に先端を留置する管で、胃内に直接薬剤や食物の代用となる栄養剤を投与するために用いる細いチューブのことです。基本的���は鼻から管を入れるのですが、この映画では挿管チューブと同様、口から胃管が入っていました。北米ではこんなやり方をするのか、俳優さんの鼻に突っ込むのは忍びなくやらなかったのか分かりませんが、本来は適切なやり方ではないでしょう。
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引用
最後に
 色々と医学的に気になる点を書いてしまいましたが、ぶっちゃけこれらは演技上仕方ない点や、演出上の面白さを高める味付けになっている部分で、医療関係者でなければあまり気にならないことでしょうし、ストーリーと直接関係はない上、映画の質を落とすようなことではありません。僕���いちいち気にしてしまっただけです。映画を楽しむ上では本当にどうでも良いです。めんどくせーな!と思われた方、ごめんなさいね。
 映画自体は面白くて、最後の幕切れも気持ちが良い、ビジランテムービーの良作でした!
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cuttercourier · 4 years ago
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[翻訳] ブラック・ライヴズ・マター運動から考えるインドのマイノリティ問題(1)
ブラック・ライヴズ・マター運動から見たインド
――インドも構造的差別や警察の暴力という深刻な問題に早急に対処する必要があることは明らか
2020年6月9日
ディヴヤ・チェリヤン(プリンストン大学歴史学部助教)
アメリカが揺れている。
建国の理想「生命、自由及び幸福追求」の選択的適用がまたぞろ前面に現れた。警察による非武装の黒人市民の殺害と、コロナウイルスが黒人コミュニティに与えた不釣り合いなインパクトは、アメリカが黒人の命を軽視し、そのくせ黒人の身体からは労働力を搾取していることを浮き彫りにしている。
インドとの共通点がある。それは、既に抑圧されている人々とその支援者を悪意をもって叩きのめす警察、憲法と法律に基づく権利を尊重しない警察、そして、少数派や反対勢力に敵対的な国家指導者である。
どちらの社会においても、これらの不正義は歴史に深く根づいている。アメリカの建国の理想はアフリカ人奴隷やその子孫には及ばなかった。彼らは1861年の南北戦争勃発までに約400万人を数え、無給労働でアメリカの繁栄に貢献したにもかかわらずである。
公的な差別は数十年前に終わったが、黒人のアメリカ人は他の人々よりも大きな経済的・社会的障壁に直面しつづけている。ダリット〔旧不可触民〕、アーディヴァーシー〔先住部族民〕、ムスリムに対するインドの構造的差別、極度の経済的不平等、そして、既にカースト・階級秩序の被害者である人々に対する警察の暴力的でしばしば違法な弾圧を考えると、アメリカでの抗議行動はインドを悩ませている多くの問題にも通じる。
アメリカの抗議活動という鏡の中のインドを見れば、インドも構造的差別と警察の暴力という深刻な問題に早急に取り組む必要があることが明らかになる。また、インドがそのような変化のための戦いからはほど遠いことも明らかになる。
背景
ジョージ・フロイド殺害は最後の引き金を引いた。
近年、携帯電話カメラの普及により、警察による黒人男女殺人事件を記録することが可能になった。これらの記録により、非武装の黒人男女がジョギングや運転、自宅にいたなどの「犯罪」のために、どのように銃で撃たれたり、首を絞められたりしていたかが明らかになっている。それらは警察が事件についての公式見解でいかに露骨な嘘をつくことができるかも明らかにした。
黒人コミュニティでは数十年前から警察の手によるこの不当で違法な黒人の死のパターンが認識されていたが、これらの携帯電話記録によってアメリカの他の人々も見て見ぬ振りをすることが難しくなっていった。2014年に黒人少年マイケル・ブラウンが警察に殺害されて以来、怒りは繰り返し街頭での抗議行動に発展し、時には暴力を伴った。まさにその怒りこそが、警察官のボディカメラ義務化から人種偏見トレーニングの導入まで、全米の当局に改革への努力を促してきたのである。
一方、コロナウイルスは有色人種コミュニティに非常に大きな被害を与えている。黒人はコロナウイルスに感染し、またそれによって死亡する率が不釣り合いに高い。また、黒人は低賃金ではあるが必要不可欠な仕事に就いている割合がはるかに高く、裕福な人々が自宅で仕事ができるようにするため毎日命を危険に晒している。
コロナウイルスはまた、給料ぎりぎりで生活している何百万人もの人々の失業により、大規模な経済的苦痛をもたらした。多くの人が家族を養ったり、家賃や住宅ローンの支払いをしたりするのに苦労している。政府の緊急財政支援プログラムが助けになっているが、何百万人もの人々が依然として極度の財政難と不確実性に直面している。
しかし、最近の事件は、警察が黒人をどう扱うかについて重要な点ではほとんど変わっていないことを浮き立たせた。
2月には、ジョージア州の小さな町にある白人が多い地区をジョギングしていた黒人男性アーモード・アーバリーが白人父子2人組に追い回されて射殺された。
3月には、ケンタッキー州ルイヴィルの警察が、自宅にいた黒人女性ブレオナ・テイラーを別人の捜索中に殺害した。
5月のフロイド殺害事件の数日前には、白人女性エイミー・クーパーが黒人男性について警察に虚偽の告訴をしている様子を伝えるニューヨーク市発の動画が表に出た。この女性は公園の一角の管理規則に従って犬をつなぐように言った男性に仕返ししようとしたのである。クーパーが自分の個人的な復讐の道具として手軽に警察の暴力を呼び込もうとしたことは、広範な怒りと非難を呼び起こした。
「警察予算を打ち切れ」
しかし、今アメリカは岐路にあるように思われる。
黒人コミュニティと、より公正な社会を求める人々は、法執行機関の手で黒人の男女が殺害されつづけることにうんざりしている。今まさに抗議活動から生じている最も緊急の要求は警察予算の打ち切りである。
現下の定式化においては、これは警察予算と警察活動を大幅に削減せよという要求である。それは、犯罪の根本的な原因に対処し、また、可能なかぎり多くの状況について、信頼関係によって状況を鎮めることができるコミュニティ組織を通じて対応せよという叫びである。
それは、これらのより全体的なアプローチを支える方向に可能な限り大きな額を振り向けよという要求である。
改革に向けた努力にもかかわらず警察の手による黒人の死が続いていることに鑑み��、活動家たちは警官隊の監視や再訓練のような措置が黒人に対する警察の差別と暴力を防ぐのに役立っていないと主張している。抗議者の一部は今、アメリカと警察との関係を再考するよう要求している。
彼らの指摘によれば、過去数十年の間にアメリカでは社会問題が治安問題として捉えられるようになった。ホームレスのような問題を処理するために警察が派遣されている。社会経済的な根をもつさまざまな問題が犯罪としてのみ扱われ、その犯罪の背景にあるかもしれない貧困、薬物乱用、精神衛生上の問題を緩和するために注意が払われたり投資がなされたりすることはほとんど、あるいはまったくない。
このような警察への過度の依存と、警察の権限と業務の範囲の拡大が事態をここまで悪化させた大きな要因である。
それに加え、アメリカが海外で戦っている戦争が本国に持ち帰られてきている。アメリカの都市警察は装甲車やさまざまな重火器に投資し、ますます軍事化している。SWAT(特殊武装・戦術)チームはますます軍の強襲部隊のようになっている。アメリカは今、自国社会の一部に対して、戦線の向こうの「敵」にするのと同じように接している。
以上は、その多くが人種的マイノリティである都市部貧困層が「他者化」されていることを示唆している。
最後に、評論家らが指摘しているように、ますます不平等になる社会の中で、アメリカの政治指導者のアプローチは緊縮財政に傾いている。民主・共和両党いずれのエスタブリッシュメントも、アメリカには福祉的な解決策をとる余裕がないと主張している。それにもかかわらず、警察予算は富裕層の銀行口座や企業の利益率と同じく膨張しているのだ。
抗議活動自体は平和的ながら活気���ある集会から、公共や私有の財産を標的にした暴力的なものまで多岐にわたっている。大都市だけでなく、小さな町でも抗議集会が行われてきた。
暴力に発展した一部がニュースの見出しを飾ったとはいえ、ほとんどの抗議行動は平和的であった。アメリカ全土の抗議集会に共通しているのは参加者の多様性である。人種や年齢を超えた人々が、パンデミックの真っ只中で、黒人に対する非常に不平等で人種差別的な暴力に立ち向かうため、大きな個人的リスクを冒して外に出てきたのだ。
コンセンサスが形成されたことで、数日のうちに警察予算の打ち切り要求が主流となった。ロサンゼルス市当局は、警察予算を最大1億5000万ドル削減することを検討している。フロイドが殺害され、抗議行動が始まったミネアポリスの市議会は、市警を解体し、コミュニティ主導の安全という代替モデルを模索することを決議した。
南アジア系(Desi)の少年少女
この激動の中で、インド系アメリカ人はさまざまな役割を果たしてきた。多くの人が自ら人種差別に苦しんできた経験を持ち、反人種主義的な動機に共感を示している。
ワシントンDCのラーフル・ドゥベーのように、抗議者を支援するために、それ以上のことをしてきた人もいる。より広く南アジア系アメリカ人コミュニティの中には、個人的に大きな犠牲を払ってでもブラック・ライヴズ・マター運動を支持している人もいる。バングラデシュ系アメリカ人のある家族は、経営するミネアポリスのレストランが抗議活動中に全焼したにもかかわらず、運動を断固として支持したことでニュースになった。多くのインド系アメリカ人、特に若い人たちが抗議行動に参加し、行進し、プラカードを持ち、コールを唱和している。
そのほかに、ドナルド・トランプの忠実な支持者であり、アメリカの右派とイスラム恐怖症で手を結んでいるインド系アメリカ人の少数派もいる。
南アジア系アメリカ人の多くは、トランプ支持者であろうとなかろうと反黒人的であり、その世界観は彼らが米国に一緒に持ち込んだカーストや肌色差別に一部由来するものである。このコミュニティの多くの人は、たとえドナルド・トランプを軽蔑し、人種的正義を擁護していたとしても、自分の子供が黒人と結婚するとなったら大いに動揺するだろう。
多くの南アジア系リベラル派の人々は、本国インドでのムスリムやダリットに対する迫害の高まりに目をつぶっており、家族やコミュニティの中で横行しているイスラム恐怖症やカースト主義的な態度にもあえて異議を唱えない。このグループは、アメリカにおける平等と正義を熱烈に支持する一方で、インドおよびインド人ディアスポラ内部における差別に無関心、あるいは差別を支持さえしているということに皮肉を感じていない。
悲しむべきことに、ほとんどの南アジア人は、彼らが19世紀後半に初めてアメリカに移住したとき、彼らを庇護し、友情や結婚による結びつきの中に入れてくれたのは黒人やヒスパニック系の隣人たちであったことを忘れてしまっている。黒人の公民権闘争の成功は、1965年まで南アジア人も排除していた人種差別政策を打ち倒す役割を果たしたのである。
それ以降、インド系アメリカ人がアメリカで生活や事業の基盤を築いていく中で、アジア人はアメリカで成功するために必要な「正しい」労働倫理と家族の絆を授けられているとする「模範的マイノリティ」神話を多くの人が信じ込んでしまった。
多くのインド人は、このようなステレオタイプと結びつけられていることに何の問題もないと考えている。しかし、すべてのステレオタイプと同様に、アジア人=模範的マイノリティという考え方は、アメリカにおけるインド人の歴史的経験の多様性を消し去ってしまう。また、もしも黒人が十分勤勉に働き、「正しい」価値観をもっていれば、自分たちが置かれている社会経済的条件に苦しむことはないだろうと示唆することで、反黒人的立場を正当化する働きもしている。
模範的マイノリティという枠組みを受け入れることで、アメリカにおける黒人の苦しみの根本原因である構造的・人種的な非対称性を却下することができる。南アジア系アメリカ人コミュニティの進歩的な人々は、模範的マイノリティ・パラダイムを拒否し、インド人ディアスポラに対して黒人の兄弟姉���とともに立ち上がって意味のある変化を要求するよう訴えている。
インドと黒人の命
マイノリティに対する警察の暴力の問題は、インドの状況と共鳴している。インド警察は「交戦殺害(encounter killing)」〔被疑者の抵抗を受けた警察側の正当防衛を建前とする超法規的殺害〕などの手法を用いており、その標的は主にムスリムや低カーストの男性である。インドでは警察拘禁下の死亡や拷問がはびこっている。
コロナウイルスは警察の暴力を激化させたとしか思えない。インドの警察官が、自分たちの村まで徒歩で困難な旅をしている貧しい、しばしば飢えた出稼ぎ労働者たちを容赦なく殴りつけたという報告が多数ある。
警察は多様性の欠如が顕著で、留保枠があるにもかかわらず、指定カースト・指定部族からの採用は立ち遅れている。これは、留保された職位の多くが空席のままで許されているためである。インドの警察ではムスリムも十分代表されていない。
したがって、インドの警察官の間に反ムスリムの偏見やカースト主義的な態度がはびこっていることが研究で明らかになっているのは驚くべきことではないだろう。現場の警察はムスリムやダリット、あるいはより公正な社会を求めて抗議する人々を鎮圧すべきものと認識し、党派的な態度をとることがある。
アメリカにおける抗議運動は、インドが自国の警察問題について真剣に話し合うときが来たことを痛感させる。
アメリカに住むインド人として私が強い印象を受けたのは、今この瞬間との共通点だけでなく相違点にでもある。インドでは、米国と同様に、携帯電話の普及により不当な死や暴力を記録することが可能になった。
しかし、インドでは通常、関係者や無力な傍観者はこうした記録をしない。むしろ動画は一般的に、血塗られたスポーツのトロフィーとして記念し、回覧しようとする楽しげな参加者によって記録されている。
牛を傷つけたとされたためであったり、あるいは「ジャイ・シュリー・ラーム〔ラーマ様万歳〕」と唱えるように迫られながら行われたりするダリットやムスリムのリンチはありふれたことになっている。しかし、その種の事件の最初、2015年にダードリー〔ウッタル・プラデーシュ州〕でムハンマド・アクラークが群衆にリンチされたときでさえ、広範な怒りを呼び起こすことはなかった。
カシミール地方や北東部でのインド軍による人権侵害については、たとえ記録があったとしても、一般的にインドの主流派の評論家たちは非難しない。インドのほとんどの人々にとって、ショックを受けたり恥じたりして自分たちの命令による残忍な不正義に対して立ち上がるに値することは何もないようだ。
インド人やインド系アメリカ人の中にはジョージ・フロイド殺害に激怒している人もいるが、彼らはそう、ペヘルー・カーンが殴り殺されたときにはまったく動じなかった〔2017年のリンチ殺人事件〕。最近のアメリカにおけるブラック・ライヴズ・マター運動への多くの公的な支持表明と同じように、インドの機関や公人、産業界のトップがムスリムやダリットのリンチ事件に対して悲嘆と連帯の声明を出すことは想��しがたい。参考までに、米国の大企業、有名人、そして共和党の指導者(ミット・ロムニー)までもが抗議者への支持を公然と表明している。インドではエスタブリッシュメントによって抑圧されている人々を支持するこのような立場は想像しがたい。
アメリカとインドのもう一つの相違点は、少なくともこれまでのところ、抗議活動の性質である。
アメリカでの最近の抗議活動はコロナウイルスがもたらした苦難によって増幅されているように見える。インドでは対照的に、コロナウイルス対応における州の不手際によって被害を受けた何百万もの人々から抗議の声が上がっていないことが目立っている。
飢えて都市部に足止めされている、村からの出稼ぎ労働者たちがいる。別の出稼ぎ労働者たちは実家に帰ってほんの少しでもましな状況に戻ろうと何百キロも歩いていった。失業した都市生活者もいる。破綻寸前の零細事業者もある。
これらは既にデマネタイゼーション〔2016年の高額紙幣廃止〕と物品サービス税の導入〔2017年〕によって引き起こされた大規模なショックと経済減速に苦しんできたのと同じグループである。
インドの歴史には、飢饉や過酷な税制が引き金となった、農民が苦境に陥ったときの反乱の例が数多くある。インド国内の経済格差が拡大し、少数のエリートがドル価表示のコーヒーやルイ・ヴィトンの店舗、広大なバンガローにアクセスするなかで残る問い、それはインドの貧困層はどれだけ我慢すればいいのか? である。
インドのエリートが貧困層をいかに追い詰めているかを考えれば、これは全国民が知りたがっていることだろう。
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無限射精拷問 5 ダウンロード
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2jigenyome-blog · 7 years ago
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無限射精拷問(4) cache この2次元嫁はどうでしょうか?
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eromangmoe-blog · 7 years ago
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無限射精拷問(4) cache は今日の気になる作品はこれです
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2ttf · 13 years ago
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gotobedwith01-blog · 5 years ago
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様々なジャンルの無料デリヘルアダルト動画サイト「ちょうどいいセフレ」無料エロ動画|チンコもデカい!!ふたなり女子がお互いにハメ合って全身が白濁びちょびちょ超大量射精!!顔出しNGでAVに出たのにアナマンバイブ責めされてうっかりマスクを取っちゃう極上美女バイブと肉棒で同時挿入するWアナマンファック!!淫乱ビッチ人妻が善がり狂う【野外露出】樹海SM見学ツアー!!M字開脚で吊るされて限界浣腸拷問を受けてさらし者にされる女
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xf-2 · 7 years ago
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最近、ソシオパス(社会病質者)という言葉が良く使われるようになった。サイコパスと同義語として使われているようだが、このふたつは若干の違いがある。  両者とも反社会性パーソナリティ障害なので、「他者のことをまったく考えない。人を巧みに操り利用する。法やルールを軽視し、罪の意識が乏しく衝動的な行動に走る傾向がある」という���分では似ている。  一般的に言われている大きな違いはサイコパシーは総じて先天性のものであり、ソシオパシーは後天性なもの��というものだ。
他にもサイコパスの方が罪悪感の欠如が激しいとか、ソシオパスの方が、頭がよく魅力的な人物に見せるのがうまいとか、衝動的で行動に一貫性がないなどの違いはあるようだが、一般の人がどちらかを見分けるのは難しいのかもしれない。 サイコパスとソシオパス(社会病質者)の違いと共通点、危険性を検証(米研究) : カラパイア  サイコパスか、ソシオパスかを判断するのは専門家で、罪を犯した彼らの心を開かせ、真実を聞き出すのは、訓練されたセラピストや臨床心理士の仕事だ。  海外掲示板で、実際にソシオパスやサイコパスの治療に関わったことのあるセラピストや臨床心理士などが、その体験談を投稿している。
1. すべてがでっちあげの殺人事件の真相
 わたしをすっかり信頼してくれたあるソシオパス患者は、他の二人と一緒に拷問し半殺しにした相手のことについて話してくれた。  その事件はニュースになったのでわたしも知っていた。そのため、彼は刑務所に入ったのだが、彼は、被害者の体を何百回も切りつけたり、酸の風呂に入れたりといった拷問について事細かに説明した。  なぜ、こんなことをしたのかというと、この被害者が近所のダウン症の少女を暴行したので、その報いだという。  この男は、わたしたちの病棟に1ヶ月ほどいた。その間、退院したら自殺してやるとずっと脅されていた。  彼のことを知って数週間たち、信頼を得たところで、彼は暴行の話は実は嘘だったとわたしに明かした。  何年も前に言い争いがあって(おそらくドラッグ絡み)、単に被害者のことが嫌いだったから、理由をでっちあげてボコボコにしてやったのだと告白したのだ。  つまり、その患者は暴行事件があったと嘘をつき、ふたりの友人をそそのかして、ささいな言い争いをした相手を拉致、拷問した、ということだ。  彼は未成年として裁判にかけられたが、今度はそのふたりの友人を裏切った。首謀者は彼らのほうで、自分はそそのかされて言われるままに犯行に及んだまでだと主張したのだ。友人たちはまだ刑務所に入っている。
 最悪なのは、この男が嘘の前提をふきこんで友人を操り、一緒になって恐ろしい犯罪を犯したということだ。さらに悪いのは、友人たちは塀の中なのに、彼は外にいて、こうした恐ろしいことを自にやり続けるだろうということだ。
2. 良い子を演じていた子の裏の顔
 彼は昼はいい子どもなのに、夜になると里親の子どもをいじめて、それをわざわざビデオに録画していた。  昼間はいい子なので家族から愛されていて、なぜ、���ミーが大声をあげてそんなに暴れるのか、わからないと言っていた。ジミーとは彼の夜のいじめのターゲットで、言葉がよくしゃべれなかったので、いじめられていることを誰にも話すことができなかった。  ソシオパスはたいてい言葉が不自由な子どもには優しいが、ジミーだけは餌食になっていた。里親の前では、彼は模範的な十代のようにふるまっていたようだ。  ついにその虐待ビデオが明るみに出た。そして現在彼は拘置されている。ハンサムで魅力的なので、ビデオを見るまで誰も彼がそんな残酷な人間だとは信じなかった。  未成年ということもあって前科がつかないため、今後、多くの人の人生を破壊することになるかもしれない。  ソシオパスは自分を被害者に仕立てあげて逃げおおせ、あなたに助けを求める。同情して助けてあげたくなるが実は違う。  この子は自分の里親のやさしさにつけこみ、いかにも自分は弱者であるように見せかけ、女性を引き込んで苦しめたり、操ったりしていた。  本当に恐ろしいことだ。特にまわりのすべての人間を操るそのやり方がおぞましい。権限をもつ立場にあるあらゆる人、言葉で発信できる人たちの前ではいつもいい顔をするようだ。
 まわりのすべての人間を操るそのやり方がおぞましい。権限をもつ立場にあるあらゆる人、言葉で発信できる人たちの前ではいつもいい顔をするようだ。
 さらに始末に負えないのは、彼が自分の犠牲者を逆に加害者に仕立て上げたことだ。捕まらない限り、同じことをやり続けるだろう。
3. 人が苦しんでいる様を見て楽しむ
 わたしは何人かのケアをしていたが、もっとも不穏な相手はこの軍人あがりだった。彼は2000年代始めにイラクにいて、任務で人を殺したことがある。彼はいつも少し人と距離をおいている感じがしたが、わたしに語った話は彼がまぎれもなくソシオパスであることを示していた。  彼はヤギを殺したことを事細かに話した。イラク現地の家族は生活の糧としてこの家畜に頼っていたので、とくに咎められずに済んだからだという。  飢えたこどもたちがキャンディをめぐって争う場面を見ていた話もした。彼が地面に投げたキャンディに群がって、子どもたちが石を使って殺し合いをするのを見ていたというのだ。 あまりにひどいことなのに、彼は今は自由に生活している。  二番目の患者は、典型的なソシオパスだった。彼はドラッグ所持で捕まったが、その際に自分を数回刺し、警官も刺そうとした。非常に頭の切れる男だったが、凶暴だったせいか意図的に麻薬の売人としての人生を選んだ。  人殺しまではしなかったようだが、明らかにひどく残忍なやり方で人を虐待した。メチルアルコールを使って中毒者が苦しんでいく様子を楽しんでいた。  彼は痛みを感じない。いとも簡単に自らを傷つけて悲惨な犠牲者を演出する。そのことを証明するため、彼は私の前で自らの体にペンを刺した。彼の体に刺さったペンやあちこちに飛び散った血は本物だった。
 これらの話は両方とも、複合的な面で恐ろしい。ヤギを殺すという最初の話はもちろん恐ろしいが、彼が現地の家族がヤギに頼って生きている���とをわかっていて、意図的に殺したことがよけいに悪い。この男は事実上、子供を含めた現地の人々を餓死させようとしていたのだ。
4.恐怖で支配しようとする男
 わたしは精神科病棟で5年間働いた。ぞっとするようなことをたくさん見てきたが、心底震えあがった患者は、ハンサムで魅力的な35歳の男だった。マークと呼ぶことにしよう。  わたしのユニットでは、強い自殺願望を看護師に話したりすると、1対1の監視下におかれる。つまり、自殺願望の強い患者ひとりにひとりのスタッフが割り当てられ、自傷行為をしないよう、四六時中、あらゆる場所で見張るのだ。  ある日、マークは平然と看護師のところへやってきて、自殺願望があるので個人的にスタッフをつけて欲しいと自ら申告した。  彼が嘘をついているのはわかっていても、看護師をひとりつけなくてはならない。わたしだけがそのとき対応可能だったので、担当した。マークに一緒に病棟まで歩いて欲しいと言われ、わたしは承諾した。  歩きながら、マークはわたしの好きな食べ物とか、休日の楽しみ方など、一見無意味な質問をした。わたしはいつもこうした情報を与えることに注意しているが、彼の質問は無害な気がした。  1時間ほど歩いていると、マークはわたしが他の人に対しても親身になって世話をしていると言いがかりをつけ始めた。  そしていきなりガラス窓に自分の頭を激しく打ちつけた。マークの顔から血が噴き出し、ガラスが彼の頭上に飛び散った。わたしたちは救急車で慌てて彼を救命部へ運んだ。  2日後、マークはすっかり回復して病棟に戻ってきた。わたしのところへやってきて、怖がらせてしまったことを謝罪し、ウィンクして去っていった。  マークがしたあの行為は、私の脳裏に恐怖を焼きつけることで、絶対的に服従させるためのものだと信じている。
 この話のもっともぞっとするところは、ソシオパスの行動の裏にある意図だ。彼は自殺願望があると宣言して、わざとこの看護師を自分の担当にさせ、看護師の個人的なことを事細かに訊き出した。
 それから、訊き出した詳細を利用して、もっともおぞましい方法で看護師にトラウマを与えた。その間じゅうずっと、非常に鋭い警告を発していたのだ。
5. 恐ろしい捕食者と対峙しているような底知れぬ恐怖
 正直いって彼と同じ部屋にいると、恐怖に苛まれ、パニックになりそうになった。セラピストであるということは、クライアントとの間にかなり強い絆をつくりあげるということで、クライアントと向かい合う部屋の中には、共感と心を割って話す雰囲気がただようのが普通だ。  だがこの男とひとつ部屋の中にいると、まるで危険な捕食者と対峙してしまった、絶体絶命の小動物のような気分になった。  彼は自分の行動になんの良心の呵責も感じない人間だった。言葉の端々に相手を脅かすような言葉をこっそり挿入し、相手(わたし)が表面的に無反応なときは(内心では大いに反応していたが)、いくぶん困ったような様子を���せた。  彼の名前や顔立ちははっきり思い出せないが、外見はまったく普通で、実際問題のないタイプに見えた。でも、しばらく彼と話した後、空虚な思いばかりが残り、不穏な感じが否めなかった。  彼はわたしに対して、たまたま廊下の電気をつけっぱなしにしてしまったというようなことを認めるのと同じような調子で、家庭内暴力があったことをあっさり認めた。  しかも、自分のパートナーの前でだ。彼はこれまでその話を持ち出したことはなく、訓練を受けている者として、わたしが家庭内暴力のケースを扱うべきではなかった。  こうしたケースは経験のあるスペシャリストに問い合わせるのが普通だ。守秘という理由から、わたしには細かいところまで踏み込むことはできなかったが、あまりにあっけらかんと明かされた出来事に過剰に反応した。  彼は本当に話のついでにDVのことにふれ、"なんてこった、こんなことは話す価値さえない。どうしてこんな話を持ち出したのかな? むしろ自分のことについて話すつもりだったんだ。パートナーを絞め殺そうとした話よりもね" というような感じだった。彼は本当になにも気にしていなかった。  わたしはただうなずいて、平静を保っていたが、自分のノートにはばかでかい感嘆符!を書きなぐっていた。なんとかそのセッションは終わらせたが、すぐに監督者に彼の担当を別のカウンセラーに替えてもらうよう話した。  正直言って、その人物がそこにいる雰囲気だけでこんなに恐怖を感じたのは初めてだった。
6. 自殺殺人
 彼ら2人は、ある人物と一緒に自殺するという契約をしたが、自分たちは実行せずにその人物だけが死に、生き残って病院に運ばれた。  彼らは罪の意識を痛感していると言い、それは本心のように思えたが、すべては演技だった。  病院にいる間、彼らは病棟で自殺願望のある別の入院患者を煽ってふたたび自殺の契約を結び、計画をたて、決行日まで決めていたのだ。  少なくとも3人と同様の契約を交わしたようで、彼らは精神病棟へ入れられることになった。だが、これは無防備な新たなターゲットを見つける彼らのやり方だった。  3度の自殺契約は、決行には至らなかったが、のちに家族から見返りが出されたことがわかった。  彼らはその後、またしても問題を起こしわたしたちの病棟に入院した。  最初の入院のときは不起訴だったが、彼らは極めて危険な人物であると感じていた。自殺契約をしながら、毎回自分たちだけ生き残る。既に警察の監視の対象になっていると思った。  わたしはそのうちのひとりを世話したが、実にまともな印象を受けた。かなり知能程度が高く、一見魅力的な人物という感じだった。  同僚のひとりは犯罪心理学者だが、プロの彼女でさえ彼らを止められなかった。彼らが病棟の誰かとまた自殺契約をしようとしているのを聞いたときは驚いた。  これまで人生でこんなに誰かと話すのが恐ろしいと思ったことはない今回の人物の二面性には心底動揺し、自分の臨床管理者とこのケースについて多くを話すようになった。
 このふたりはある意味連続殺人犯だ。だが一番恐ろしいことは、彼らは実際には誰にも直接手を下していないということだ。無防備な人々をうまく操って、自殺に追い込み、犠牲者が死ぬとショックを受け、詳しいことはなにも知らないというふりをしたのだ。
7. 子犬をいとも簡単に虐待する子ども
 反社会性パーソナリティ障害と診断されなくても、同じ基準を満たす成人前の子どもたちには、行動障害という診断が下されることが多い。  精神衛生関係の臨床医として働いているときに、6歳の息子を連れてきた両親と出会った。この子はとてもかわいらしくて穏やかに話す礼儀正しい子どもだったが、これまでのことをいろいろ質問すると、たびたび動物に対して虐待を行ったことを両親が明かした。  新たに飼ったメスの小犬の穴にほうきの柄をつっこんだというのだ。傷は深く、小犬は安楽死させなくてはならなくなったという。いまだに悪夢をみそうな話だった。
 将来、怪物になるかもしれない子供を育てているのがわかったときのこの両親が、いったいどんな気持ちだったか、考えずにはいられない。
8. 自分は悪くない。すべてまわりのせい
 住み込みで薬物中毒を改善するプログラムを実施する職場で働いている。ほとんどのクライアントの行動に腹をたてることはない。彼らは中毒の過渡期にあって、自己のため、家族のため、さまざまな理由で良くなろうと努力している。  有罪になった殺人犯もいるが、彼らは非常に後悔していて、真面目に更生に取り組んでいる。だが、反社会的人格障害だと思うある人物だけは別だった。彼について話そう。  受け入れ後、30分ほど話した後で、彼は自分よりも劣ると思った相手を巧みに操作する人間かもしれないと強く感じた。  彼は、わたしの言葉遣いやわたしのポーズを真似したり、雄弁にものを語り、非常にカリスマ性があった。だが、どこか浮世離れしていた。  もっと情報が必要だったので、わたしはメモをとりながら続けた。彼が更生プログラムを続けるうちに、それははっきりしてきた。  彼にとって、人間関係の破綻、ドラッグ中毒、無職、無責任など、すべては誰か、もしくはなにかのせいなのだ。  怒り狂って自分の弟を刺したことすら、弟が悪いのだと言う。真夜中に弟の車を盗んで運転したが、溝にはまってしまいそのまま車を放置した。そのことについて彼は嘘をつき、"うるさくガミガミ言われた"という理由で弟を刺した。  入所後は、他の患者や数人を除くスタッフを巧みに操っていた。  彼はわたしの個人的な患者だった。セッションの間、彼の話に矛盾点があったため、それに言及すると、とやっと彼は白状した。  実は彼はHIV+(わたしは気づいていた)だが、それを隠してパートナーとつきあい、ドラッグの針を共有したという。  さらに、彼はこのパートナーを薬づけにした。このパートナーにはメチル中毒の過去をもつ家族がいたが、パートナー自身は薬物を使ったことはなかった。彼はまわりのみんなが自分を信用するのが信じられないと言って笑った。他人がどうなってもまったく興味がないのだ。  彼はプログラムを素直に実行するふりをして、完全に治療を終え、今は社会に復帰している。彼はまだ若く、いつかもっと悪意ある行為に出るだろうと強く感じる。将来、彼が殺人を犯しても驚かないだろう。
9. 人の感情が理解できない15歳の少女
 セラピストではないが、学生相手のカウンセリングをしている。その学生は15歳の聡明な女の子で、友だちも多くかわいらしいものが大好きだ。  彼女がわたしに話した内容が、あまりにも異常だった。わたしに診断を下す資格はないのだが、何らかの問題を抱えているかもしれな���。 ・ボーイフレンドに関して  男の子とデートしたそうだが、彼に対してはなんの感情もないと言う。でも、彼は"役にたつ"し、彼女のためにいろいろやってくれるのでデートしているらしい。  でも彼は、彼女が何もしてあげないことにがっかりしているという。彼を悲しませたら気分が悪いのではないか、と言うと、彼女はこう答えた。 「いいえ。わたしが彼を悲しませているというなら、それは彼の問題だわ。どうしてわたしが彼の気持ちを気にしてやらなくちゃいけないの? 彼の感情をわたしが感じることはできないのに。わたしにはなんの関係もないわ。」  ボーイフレンドを利用していることについて罪悪感はないか、と訊くと、彼女はこう答えた。「いいえ。彼のほうからわたしにまとわりつき始めたのよ。彼がわたしのことを好きなのだから当然でしょ。ほかに彼になんの取り柄があるの? 」 ・友達の犬に関して  彼女の友だちの飼い犬が死んだ。彼女は全くなんとも思わなかったけれど、そうするべきだと思ったから同情するふりをしたという。  犬の死は友人の問題であって、なぜ悲しまなければならないのか、彼女は理解できなかったという。 ・作られた感情  先生のひとりが彼女の友だちに、彼女と距離をおくよう言ったという話を聞いた。その先生は彼女の表情は嘘で無理やり作っているもののように見えることに気づいたからだという。  彼女はどうしてこれが問題なのかわからずわたしに質問した。「みんな感情的な反応を偽っていないの? 誰かの言ったジョークに笑うふりをするのはダメなの? 誰かが死んだと聞かされて、悲しむふりをしてはいけないの?本当の感情とか、共感ってなに?」  説明すると彼女はすっかり混乱して、わたしの言っていることはまったくわからない、まわりのみんなが感情や共感を偽っていない証拠はないと言った。  結局彼女は自分が正常で、まわりのみんながちょっとおかしいのだと断言して会話を終わらせた。  彼女の複数の知人は、彼女がソシオパスであることに気づき、彼女から去って行った。彼女は誰にも愛着を感じていないのでべつになんの支障もなく、自分にとって生活が楽になる便利な相手だけをキープしておけばいいと言った。  彼女は自分のイメージ、とくに話す言葉に気を遣っていた。同年代と話すときには、流行りの言葉を使ったりかわいらしいく見せる声色で話すよう気をつけていた。  それは15歳だからという理由だという。「だって15歳らしく話さなかったら変でしょう。ほかのみんなもわたしと同じように話すわ。わたしは若いのだから、若いようにふるまわなくちゃならないの」と言った。
10. 悪魔のような子どもの成功物語
 行動にかなり問題があったり、精神的な問題を抱える12歳以下の子どもたちのための��設で働いていた。そのときわたしはまだ大学生だった。  反社会的人格障害(ASPD)と診断された子どももいたが、わたしはいつも小さな子供にそうしたレッテルをはるのはどうかと疑問視していた。  AP(仮名)もそう診断された子の1人である。6歳で入所してきたこの子はとてもかわいくて、良い子に見えた。  そこでスタッフは彼が本性を表わすのを待った。彼の品行方正なふるまいは8ヶ月も続いた。もはや彼がどうしてここに入れられたのかわからなくなるほどだ。  父親と一緒の写真はなく、母親は服役中だった。里親のところで問題を起こし、この施設にくることになった。最初の8ヶ月の間はまったく問題はなく、完璧な子どもだった。  だがある日、APは豹変した。わたしは子供たちを自転車に乗せてあげようと外に連れ出した。彼はドアから出るなり、裏庭に走っていって、子猫をつかまえ、その頭をぐしゃりとつぶした。  APの寝室は地下にあったが、地面の高さに窓があり、外が見えるようになっている。自分の部屋の窓から彼は子猫のたまり場があるのを知ったのだろう。  わたしはぞっとして、子どもたち全員を家の中に入れた。APは落ち着いた様子で施設のマネージャーに対して、わたしの言っていることはさっぱりわからないと話した。マネージャーがわたしに質問している間に困惑した顔をしていた。  わたしは外へ出て、死んだ子ネコを運んでこなくてはならなかった。APはそんなわたしを見て、ほくそ笑んでいた。  それが、まさか!の瞬間の始まりだった。APはよく過激な行動をし、それを抑制しなければならなかった。  一度つかまえると、30分ほど拘束しておく。この地点での止められないと、臨時の看護師が鎮静剤を打って落ち着かせる。APは針が好きで、一日一回注射してもらうのが目的で暴れるのだとさらりと言った。  またべつの事件では、あまりにも暴れるAPを、ふたりのスタッフがつきそって隔離エリアに連れていかなくてはならなくなった。  その途中、なにかが起こり(金属のドアに彼がはさまれたのだと思う)APは足をかなり切った。看護師が到着すると、APは自分の足の傷をさらにほじくって血だらけになりながら笑っていたという。さらにその血で壁に文字を書いていた。  ほとんどの子どもたちが病棟にいるときに、APには祖父母が面会に来た。ほかの子どもたちは羨ましがったが、APはわざと祖父母のことを無視するような態度をとり、後で面会者のいない子どもたちをなじった。  わたしが退職するとき、APはわたしを描いたという絵をくれた。典型的な子どもの絵だったが、口は×、目はぞんざいに描きなぐってあった。  どうしてそんな風に描いたのかを訊いてみると、APは"ぼくを見るときのあなたの目が気に入らないから、それにふさわしい目にした。ぼくが気に入らないないことを言うから、口もないんだ"と答えた。  今でも、行動障害や精神障害���疾病をもった問題のある子どもたちを相手に仕事をしているが、わたしは彼らを愛している。  これまで何百人というこどもたちと一緒に過ごしてきたが、いまだにAPのことを考える。わたしがあの施設を辞めてまもなく、7歳になったAPはもっと監視が厳しいところへ移された。  最後に彼の消息を聞いたのは、彼が施設の成功例になったということだ。  母親が出所して一緒に家に帰り、天使のような子どもになり、たまに施設に戻ってきては、どのように行動すべきか、ほかの子どもたちを激励するような話をしているという。  これが本当のことで、彼の治療が成功したと思いたい。だが、とても恐ろしい不気味な子どもだったので、わたしは半信半疑だ。  わたしはAPを中傷しようとしているのではない。彼は長期にわたって施設に入れられてケアを受けていた。"恐ろしい"というのは適切な言葉ではないかもしれないが、彼は明らかに病んでいた。
 この話は多くの点で恐ろしい。この子はまだ6歳であるにもかかわらず、本当の自分を表わすのに8ヶ月も待つことができた。この年齢で自分をここまでコントロールできるのはすごい。
 嘘をついたり、子ネコを殺したり、施設の子をいじめていながら、それでも、この子は成功物語の一例となったことがもしかしたら一番恐ろしいのかもしれない。
written by
konohazuku
/ edited by parumo
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iseilio-blog · 3 years ago
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異 域
一個中階將校的回憶
在我們被扣留的一段時間內 我深切的體會到 「 度日如年 」
這句話的份量,只有身臨其境的人,才能體會出它深刻的
含意。我整天都在恐懼中,每一個在門外響起的腳步聲都使
我發抖。我睡不著,剛闔上眼便被猛烈的心跳驚醒。我在
斗室裡徘迴著,思念我的妻子與兩個孩子。她和我結褵十年,
她是一個嬌小的南方女兒。我雖然轉戰南北,但總沒有讓她
受苦。我不禁想到我死了之後,她和孩子將怎麼活下去,她
是不是要攜著兒女,哀哀討乞?還是被解回她從沒有回去過的
我的故鄉,受那些瘋狂的人審判?我哭了;一個中年人是不
容易哭的,但我竟忍不住擺在眼前的生離死別。p . 3
我被他們嚴刑拷打是被扣三天後的事。一直到今天我都記得
很清楚,那一天是十二月十三日,黃昏之後,我被帶進一間
房間,一個穿中山裝的人,是的,一個穿中山裝的人,天會
詛咒他,他褻瀆了那有著嚴肅意義的服裝。他像禮賓司的官員
迎接一個國王似的迎接我,熱情的握著我的手。
「 這是誤會,將軍!」
他口中的將軍充滿了敬意,我老老實實的告訴他,我說我只是
中校。
「 簽吧 ,克保兄!」 他溫和的叫我。
( “末代皇帝” 電影中的一個場景,可能就是參考了上面這一段。)
我不答話,於是便像一條狗一樣的被他們打下窄凳,在地上
滾來滾去,鞭子、皮靴,和種種咒罵。我最後惓伏到牆角,用
我的背抵抗他們的撻擊,我的背就是那時被打傷的,我哭叫著,
每一次鞭子打下,我都哀號一聲,當我受不住的時候,我用頭
猛撞,我希望我撞死。世界上有一種比死更可怕的東西,那就是
嚴刑拷打,但他們不能讓我死,他們把我拉到屋子當中,打一回
問一回,我爬到地下,昏迷不醒。p . 5、7
二十六軍,共六萬餘人,那時候的士氣十分高昂,武器精良,
雖然只剩下小小一片河山,局勢還大有可為。可是往往事與
願違,一連串令人回想起來都要痛苦的不幸事件,使我們轉攻
為守,轉守為退,以後便一瀉千里的潰敗下去,陷於全軍覆沒。
假定這是氣數,我們復夫何言,假定這不是氣數,我們本身便是
敗軍之將,雖然滿身是血,滿眼是淚,仍不能洗滌面上的羞愧。
我被送到澂江療養。澂江是一個美麗的縣城,妻子和兩個孩子
住在那裡。
(560) 澂江 - YouTube
只是我背部被鞭打的創傷,似乎凝結成一個和背一樣大小的血笳,
兩個兄弟扶著我下車,大家都怔住了。他們不知道我受過苦刑。
同僚們在門口放起鞭炮,四五個朋友送來了一些酒菜。
這一次家庭團聚,留給我最深刻的印象。就在一個月後,大軍
潰敗,那天晚上在我家為我舉杯的朋友們,不是被俘,就是
戰死。寫到這裡,我感到無限的惆悵,但我對他們沒有愧疚,
總有那一天我也將戰死,或被殺死,被毒蛇咬死。我會在另
一個世界裡看到我的朋友們,抱著我那兩個孩子,笑臉相迎
我的兩個孩子,他們在一年後,先後走了。一個死在我的懷抱,
一個爬到椰子樹上望父歸來,摔了下來。啊,蒼天 !p . 9
元江一戰,應該是在大陸的最���一戰,結局是悲慘的。六萬大軍
(包括第八軍全軍、二十六軍的六分之五)除了李國輝將軍那個
團的一千人外,竟全軍覆沒,屍首和鮮血塞滿了元江,便是鐵石
心腸,回憶起來都會落淚。事到如今我們還能再講什麼 ?大軍
指揮官與副總司令在元江橋被俘,一年後在昆明被槍斃。當然他們
不是存心如此,我和我的夥伴們每逢談起來,便為兩位將軍哭,
他們把六萬大軍帶到一個可怕的絕地,毫無抵抗的遭受屠戮。
p . 12、16
柏楊《異域》掃射傷害大 李彌怒說:我要拿手槍斃了他|譚兵讀武EP47精華 (youtube.com)
【緬北歴史】逃往緬甸的國軍殘部,竟締造了金三角罪惡帝國,成了緬甸“土皇帝”,留下6萬後代。#大案紀實 #紀錄片 #大案 #要案 #案件紀實 #大案實錄 #檔案 #案件還原 #緬北 #果敢 #缅北历史 (youtube.com)
孤軍之復國大業/一九四九大撤退/孤軍、馬幫、坤沙軍/泰皇的英雄【@ebcapocalypse 】復刻版 第99集|洪培翔 - YouTube
【邊城啟示錄】│泰北孤軍等待50年,一直未能反攻大陸;他們生長在異域的後代該何去何從│李立劭 - YouTube
異域 鄧克保 http://www.haodoo.net/?M=u&P=A526:6
被遺忘的異域 - 聚焦泰北金三角 - YouTube
金三角第一大毒梟坤沙,以海洛因建國,以海洛因養軍,卻從不向中國大陸販毒。#坤沙#緬北#金三角——持續更新訂閱🔔點讚 - YouTube
金三角毒梟的祖師爺 https://www.youtube.com/watch?v=W-RsPa9srJQ&t=84s
坤沙 https://www.youtube.com/watch?v=Na0dVm22ZBE
金三角 佤邦 https://www.youtube.com/watch?v=T69eHeWIkcc
缅北佤邦 https://www.youtube.com/watch?v=mffcZJyabhI
果敢 果敢 - YouTube
異域 全文 http://www.haodoo.net/?M=u&P=A526:1
余程萬 - 維基百科,自由的百科全書
李彌 - 維基百科,自由的百科全書
李國輝 (中華民國) - 維基百科,自由的百科全書 井本雄男-參謀 https://iseilio-blog.tumblr.com/post/179669541227 https://www.youtube.com/watch?v=1Mf8zu4g7r0
How To Make Spaghetti and Meatballs https://www.youtube.com/watch?v=YyCRnAZ4eCc
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2jigenyome-blog · 7 years ago
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無限射精拷問(3) この2次元嫁はどうでしょうか?
コメント: この2次元嫁ですが無限射精拷問(3)ですが未来から来た女性型ター○ネーターが僕と僕の姉を拉致して、ひたすら逆レ○プ!何度射精しても搾精拷問は終わらない!無限射精拷…なのですが俺的にはエロくて・・たまらん♪ 「 詳細はこちら 」 — Delivered by Feed43 service
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eromangmoe-blog · 7 years ago
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無限射精拷問 cache は今日の気になる作品はこれです
コメント: この気になる作品は 無限射精拷問 cacheですがなのですが俺的には気になってるエロ作品ですね! 「 詳細はこちら 」 — Delivered by Feed43 service
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likebluesky · 3 years ago
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THUNDER SWORD VIOLENCE RESISTANCE MISSION【武力闘争のセオリー】
この記事では反体制武力闘争を行う上でのエッセンシャルを記述する。シリアとミャンマーを例に取る。
シリア内戦抗争兵器:
RPG
誘導ミサイル
スティンガーミサイル
迫撃砲
手榴弾
カメラ付き銃
AK-47/CF-61
コルトシリーズ70
荷台付き軽トラ
防弾盾
銃眼
空爆
ライフル
防弾チョッキ
シリア自由軍作戦認識:
敵が拠点を作った場合は迫撃砲で拠点をぶっ飛ばすこと
敵より少し強い兵器や武器を使って敵を撃破すること、無駄に兵装を損耗しないこと、威圧のために物陰から物陰に隠れた敵に対して銃を連射するのは必要なことかも知れないが、有効な攻撃法とも言いがたい
銃撃戦をするなら、むしろ敵の位置に手榴弾を投げ込む方法もある、天井が空いているならMEDの無い兵員がZ的に無意識で正確に弾道計算した上でその兵員が正確に敵の拠点に放物線を描いて投げ込むこと
拠点を作るなら当然銃眼は作るだろう、そうすれば敵を安全な拠点から狙い打ちできる、ただし迫撃砲で撃破され得る
狙撃手は狙撃手で撃破する、ライフルで特に長距離を飛ぶライフルを用意し、精密に狙えるスナイパーを用意して狙撃する、敵の狙撃手の位置は視認だけでなくGCでも特定する
qswは当然戦闘状態でも有効な攻撃手法である、システム的にダメージを与えて破壊及び疲弊させた所で銃撃して殺害する
軽トラで機動性を確保して、荷台から武器を持って敵を攻撃する、防弾盾もあり
マシンガンは銃弾を無駄にし過ぎる、自動小銃の方が良いかも
防弾仕様にした軽トラを用意すれば敵の射撃や狙撃も防ぐことができるかも知れない、装甲車でも対戦車弾には勝てないので、諦めて軽トラのほうが良いか
sherinarで周りから対戦車弾が飛んで来ることを哨戒して標的にされた乗っている車からスペース・リープで逃げる
室内近接戦闘ではコルトシリーズ70は少し有効な白兵戦用武器である
ミャンマー自由革命解放戦線体制及び作戦認識:
体制は大衆である、悪は大衆である、これを忘れないこと、国軍は民衆に支持されているし、特権階級である
生活基盤が必要、必ず自分たちの生活圏を確保するように戦略を立てること
土地基盤が必要、善人の地域を活かすこと、社会をそれらの上で動かせるようにすること
GCで武器をコピーして入手すること、あるいは協力者や海外から武器を供給すること
悪人の子供は生まれた時点で殺害すれば土地基盤を悪に奪われないが、これはNO.6的には難しい
善人の支配領域や地域を作れるなら作るか、ただし普通はNO.6でそのようなことは出来ない
住民には手を出さずに体制だけ転覆して悪人の住民との抗争は避けるか
RPGが有れば戦車対策になる、歩兵で戦車を撃破できる下克上兵器である
警察は警察署を襲撃して殺害するか、重武装すれば警察は殺せなくはない
ただし治安は守らなければいけないため、治安部を作って善として治安を守る
治安が悪くなればミャンマー自由戦線側が住民から敵意を持たれる
住民に対して不利益を与えればそれだけ住民から反感を受けやすくなる
ミャンマー国軍が住民を抑圧して不利益を与えればそれだけ国軍は普通の住民からも反感を持たれやすくなる
AXISの青でも協力者が居るかもしれない、協力関係を作って提携すること
刑務所への収監・処刑は覚悟すること、最早命をかけた戦いをしているのである
救護班は必要、医療の知識や技能があるなら銃後の守りとする
NO.6が強ければ、武力闘争より情報・芸術闘争をする、現状でも情報・芸術闘争は有効である
LightPod touchは常に多人数で持ち歩いて撮影しまくって投稿しまくること、これはプロパガンダ作戦の一貫である、皆が発信者になれば記者の逮捕はほぼ有効でない、海外の協力者とも連携すること
GCで武器の利用方法などは軍人などからZの実装をコピーして習得すること、パッケージ化して頒布すること
Light Gridを構築して隊規に従って統率をとって連携して行動すること
sherinarやGCを駆使して敵の位置を知ること、特に敵の接近に使いやすい
GCを保全するためにCのデバイスは活かすこと、無線通信に暗号化は必要、暗号化の強度は上げておく
CのデバイスはGCで権限を上げておくこと、そうでないと情報が漏れたり破壊されたりする
誘導ミサイルは制御用コンピュータをGCで権限を上げて保護しておくこと、掟より敵が強い場合はGCで干渉されて外れる
GCの変身能力で怪我を治すこと、クオリアが剥がされる傷害を特に注意して避ける
DGの仲間が死亡した場合は変身能力で生き返らせることが出来る
最終的にNO.6による民主主義を達成するのが最善策で最終目標だと私は思っているが、それだけでは不本意かもしれない
L.L.T.理論は把握しておくこと、戦争のための戦略はこうである
物資の補給はLightを使って行うこと、損耗したら補充すればよいのである
GC Toolsで調べて味方に悪心がないか調べること、赤の場合は光でも悪人である、全体で善を信じていても、状況次第では悪心に従うというシステムの人物もいる、よってそれらの問題も含めた上でGC Toolsで調べること
悪人がいたら人数で圧倒して武器で脅して武装解除すること、GCでスリープさせても良い、拷問を掛けて動画を公開すれば斥候に対する威圧と出来る
青色をモチーフにすれば光の青の部隊であることを解りやすく示せるため、味方同士での敵対が少なくなるが、敵からは狙い撃ちにされるだろうか(笑)
敵を撃破したら破損していない武器は必ず接収すること、破損していても修理可能なら接収して修理して配備すること
敵はなるべく捕虜にして、敵との交渉に使い、交渉にならないなら拷問を掛けて処刑してその映像を撮影してインターネット上に投稿する、ただしバカの善人の人からは誤解されて敵意を持たれるだろう
国軍にも善人の部隊は要るかもしれない、その人達とは交戦しないか共闘するか
敵に「お前はゲイか?本当のことを口に出して言え」とGCでログインして天命を掛ければ腐っている敵ならゲイは多いため味方同士で相反する
組織体制はジャハナムにすること、一定以上強いGCと言うのは等価交換の法則に依る代償を払わず周りから潰されることを考えない赤の指導者であるため、光の青が信用する上官ではない
よって光の青の範疇に収まる強さの最高の指導者以下で組織を建て、その組織の合議制の集合体で全体の組織を編成すること
システムを開いている別のGCにインストールしてもらった異能を使ってシステムを開いていないGCでも武器をコピー、異能は他にも様々な使い方が考えられる
戦闘に関わっている人においてはPhoenix Desktopg GC-TP-voisはたとえシステムエンジニアリングが本来自己責任でも空のインターフェイスだけでも使えるのでアリかもしれない
善のための支配領域を作るなら、善人が多い地域を中心にして善人と悪人の半強制的移住を行って善人の支配領域及び土地基盤を形成すること
XRounderから未来の情報を入手すること、武力闘争が上手く行くか、犠牲者は減るのか、善のための支配領域を作ることが成功するか、どの拠点がいつ国軍に襲撃されるかなど、未来を占うためにはXRounderの能力を活かすべきである
楪涼及びCobaltLightが善を信じていればXRounderの情報は当てになるはずである
国民防衛隊が善人の組織であるなら、協力して武力闘争を行うこと、共産主義者の組織でないことを確認する必要がある【共産主義者は大抵は憎しみを信じている赤である】、市民で構成された自由戦線と出自が違うなら組織を統合する必要はないかもしれないが
寝こみを襲われないよう、記者などが夜中に逮捕されたりしないよう、味方や重要人物の周りは武装した兵員で時間分担して哨戒及び警備すること
カテドラル=バザール方式で組織を構成し、統率を取りながら組織全体の意思は草の根運動の集合体として形成すること
シビュラに依る管理が徹底されていなく有効でないのなら、武装した自由戦線の市民は普通の一般市民の服装などを取ることで一般市民に紛れて国軍の敵の目を欺き、ゲリラ活動を行いやすくなる
参加者・加入者を増やすための広報・宣伝活動は行うこと、当然人手は多いほうが戦力になる
※以上全て掟に注意して掟に違反しないことを確認し、また可能な手法か正しい手法か安全な手法か自分たち自身で考えて精査した上で実行すること。
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takahashicleaning · 4 years ago
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TEDにて
ラス・オルトマン:薬を併用したときに何が起きるか?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
前提条件として、ウイルスと細菌は異なります。
ウイルスの治療薬も必要ですが、ウイルスに有効なワクチン開発は、一般的に3段階に分けられます。
ワクチンの場合は、複数併用して注射を打つこともあります。
2つの薬を別々の理由で飲んでいるのなら、1つ怖いことをお教えしましょう。
薬の相互作用は研究が極めて難しいため、医者は薬を組み合わせたとき何が起こるかすっかり理解しているわけではないということです。
ラス・オルトマンがこの大変刺激的かつ分かりやすい講演で聞かせてくれるのは、薬の予期せぬ相互作用を見つけるために、ちょっと意外な方法 — 検索語を使うという話です。
私は、インフォマティクスとデータサイエンスを専門とする人間ですが、私の考えでは、そのような薬の相互作用について理解する唯一、見込みのある方法は、様々な異なる情報源のデータを活用することなんです。
それによって薬が併用して安全か安全でないか分かるようになります。
データサイエンスの方法をお聞かせしましょう。
実際後で分かったことですが、その当時でパロキセチンは1500万人。プラバスタチンも1500万人のアメリカ人が服用しており、両方服用している人が百万人ほどいると推定されました。
つまり、百万人もの人が、薬のせいで血糖の問題を抱えているかもしれないのです。
ニックが、FDAのデータを機械学習にかけてごちゃごちゃやった結果が、もし正しいのであれば「でも、まだ論文にはできないな。君のやっている機械学習とか言うやつを私は面白いと思うが、我々の分野で確立した実証方法とは言えない」
もっと、何かやる必要があります。
スタンフォードの電子医療記録にあたってみることにしました。研究室にコピーがあって、個人情報を取り除けば、研究目的に使えました「この2つの薬を使っている患者に血糖の問題がないか?見てみよう」
証拠はすべてデータです。FDAのデータ。スタンフォード大のデータ。ヴァンダービルト大のデータ。ハーバード大のデータ。自分で実験は1つもしていませんが、実験も大事です。
ここから得られることは何か?なぜ、この話をしたのか?
まず、我々は、今や 薬の相互作用や薬の効果そのものについての理解を助ける有望なビッグテータや中規模データを手にしているということ。
薬がどう効き、薬の使用をどう最適化できるか?理解するための新しいエコシステムができつつあるということです。ニックは、研究を続け、今ではコロンビア大学の教授です。
彼は、博士論文で何百という薬の組み合わせについて調べ、非常に重要な薬の相互作用をいくつも見つけました。我々は、同じ方法を適用して、これが薬の相互作用を見つける有効な方法であることを 示したんです。
いくつか考えるべきことがあります。
薬というのは、1度に2種類までしか使わないわけではありません。
前に言ったように、薬を、3種、5種、7種、9種。使う患者がいます。9種の薬の相互作用について研究されているのでしょうか?2つずつ組にして研究することはできます。AとB。AとC。AとD。というように。
しかし、同じ患者が飲む薬「A」「B」「C」「D」「E」「F」「G」全部一緒にはどうでしょう?
相互作用によって効果が増減したり、予期しない副作用が出たりするかもしれません。まったく分かっていません。データを使って、薬の相互作用を理解するといのうは、手つかずで開かれた新産業の研究領域なんです。
教訓がもう2つあります。
私たちが、データによって得た力について考えてほしいのです。
薬剤師や医師を通し、あるいは、患者自ら薬害反応について進んで情報提供し、スタンフォード大。ハーバード大。ヴァンダービルト大のデータベースで研究利用できるようにしてくれた人々のデータです。
みんなデータについては懸念を持っています。プライバシーやセキュリティについて心配しているし、そうあるべきです。安全なシステムが必要です。しかし、オープンデータを封印してしまうわけにはいきません。
医学において新しいことを発見し、革新し、インスピレーションを得るための非常に豊かな源なんです。
現在ある薬物療法を考えてみると大きな飛躍は、結核にせよ。うつ病にせよ。糖尿病にせよ。みんな薬の混合から生まれているのです!!
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と強力な暗号化は絶対必要です!
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が
望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジー
サイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
<おすすめサイト>
ダン・クワトラー:ワクチンはどのくらい速く作れるのか?
<個人的なアイデア>
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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shibatakanojo · 4 years ago
Text
守ってあげたい
 毎週、土曜日の午後、二時から三時まで。彼女はそのカフェでひたすらにペンを走らせていた。二人掛けのテーブル、注ぎ込む陽光を全身で受け取るかのように、ガラス窓へ向かって彼女は座っている。向かい側の椅子の背もたれには、彼女が着てきたベージュのチェスターコートと赤いグレンチェックのマフラーがかけられ、向かい合う座面には人間の代わりに黒いリュックサックが置かれた。テーブルの一冊の大学ノートには隙間なく文字が並ぶ。値の張りそうな橙色のボールペンは手帳型の付箋紙と共に真四角のポーチから取り出され、付箋紙は常に開きっぱなしだ。
 彼女の「書く」という一連の行動は、僕にはどうも儀式じみたそれのように思えてならない。週二回、あの席で一心不乱に言葉を綴り続ける彼女は一体何を、何のために書いているのだろうか。僕がそれを知ることはない。
   彼女と出会ったのは全くの偶然だったけれど、いま思えば僕にとっては必然としか言い表せないものだったし、つまりそれを奇跡と言い換えることだって容易いと言えるだろう。言葉通り『拷問』のような就職試験を死に物狂いで突破し、勤め始めた職場は絵に描いたようなブラック企業だった。退職するまでの約二年半、僕はインスタグラムやツイッターに並ぶ『仕事が原因でうつになりました漫画』のテンプレートをなぞるように少しずつ精神を蝕まれ、家族や友人と距離を置き、笑いかたを忘れ、入浴を億劫がるようになり、布団から起き上がれなくなり、出社できなくなり、そうしてある日心療内科で「うつ病ですね」と告げられた。白髪交じりの担当医は重くもなく軽くもない調子で「しばらくお休みましょう」「ご家族と連絡はとれますか」「今後は隔週で通院してくださいね」「薬はあくまで薬ですから、怖がる必要なんてありませんよ」「ちょっと疲れちゃっただけのことですからね」「どうか心配しないで」「これもあなたがきょうまで頑張ってきた証拠なんですよ」などと、定型の文言を少々僕向けにカスタマイズしたうえでいくつも並べ立ててみせた。僕が曖昧な返事をすると彼は、
「大丈夫。うつは心の風邪です。きっとよくなりますよ」
 原型から外したばかりの仮面みたいな笑顔で僕にそう告げる。きっとよくなる、と話す彼の目がひどく澱んでいることを、僕は少し怖いと思った。医師の指示通り、職場へしばらく休職させてほしいと告げると上司は一切渋る様子もなく、「あ、はい。そういうことなら了解です」と言って、へらへらと笑った。細かな手続きを行う過程の中でも、僕は自分がこの会社の手駒にすら勘定されていないことを改めて思い知る。誰も僕を引き止めない。誰も僕に同情しない。誰も僕の復帰を期待していない。誰もが皆、無表情で書類や画面を睨み、死体みたいな顔のまま異常なほどに明るい声色で電話を取る。嬉々として罵ってくる上司とあわせる部下の両眼は、あの日の担当医のそれと酷似していた。
 ああ、そうか。ここにいる僕らは人じゃない。ただのリビングデッドなんだ。
 僕は休職を撤回し、退職願を提出した。肌寒い秋の始め、僕はもう一度人になりたいと思っていた。
   治療らしい治療をした実感はない。
 毎日決められたタイミングで薬を飲み、隔週で心療内科へ行って、その間の出来事や感情の変化、体調の良し悪しなどを伝え、それを聞いた医者は僕へ相応の言葉を返しながら薬を増減させる。たったそれだけのことで僕の世界はみるみる優しさを取り戻していった。最初のうちは医者や看護師がいう「お大事にどうぞ」という言葉にすら「こいつらは一体僕に、僕の何を大事にしろというのだろうか?」などと内心腹を立てていたというのに、数ヵ月もしたころには僕も “僕の平均値”に戻りつつあり、彼らへ、
「ありがとうございました」
 と穏やかな顔で返せるようになっていた。渡された定型文へ、そっくり定型文を投げ返すだけのことがこんなにも難しいだなんて、僕は自らの精神を病むまでずっと知らずにいた。なんてことない出来事に笑うだけのことがこんなにも心を満たしてくれる。家族や友人がいる幸せ、温かな湯船を心地よいと感じる瞬間の安堵、朝陽の眩しさ。僕にとってはあまりに過酷すぎた会社勤めで失った美しくやわらかで希少な生活の一つ一つを、そうして僕はまた一つずつ取り戻していく。
「ああ、あなたは花が咲くように笑うのねえ」
 担当医に薦められ、勇気を振り絞って顔を出した『交流会』で隣の席になった初老の女性にそう言われたとき、僕は「これを患ったことは決してマイナスじゃない」と心から思った。通院が隔週からひと月に一度になり、さらにふた月に一度になったころ、季節はまた冬を迎えていた。
  「気が向いたときでいいですから、外に出かけてみるといいかもしれませんね。たとえば、日中の散歩だとか」
 医師の提案を受け、その日僕は近所をふらふらと歩いていた。気温は低く吐く息も白んでいるが、きんと尖った空気はむしろ僕にとっては清潔なものだと感じられ、不快感なんてどこにもなかった。僕のアパートはおんぼろな代わりに立地がよく、十分も歩けば街中へ出ることができる。そういえばここしばらく、買い物はインターネットか最寄りのホームセンター、食料品はスーパーマーケットやコンビニエンスストアで値下げ品ばかり買っている。きょうは随分気分がいい、イヤホンを嵌めていれば人目もそれほど気にせずに動けそうだった。久しぶりに本屋にでも行ってみようか。余裕があれば服屋に行ってパーカーの一つでも買ってきたっていい。ああ、そういえばこの履き古したスニーカーもずっと買い替えたいと思っていたんだったな。
 進行方向を変え、銀杏並木を東に進む。頬をかすめる風が冷たい。フライトジャケットに突っ込んだ両手の関節がきしむ。日曜の午後、午後三時過ぎ。どこまでも冷え切った、気持ちのいい、空の高い日だった。
   僕の機嫌は二十分ももたなかった。
 駅ビルに入り、本屋までの長い通路を歩くだけのことで僕は十二分に精神をすり減らしていて、周囲の人間が気になり立ち読みをしようにも内容は一切頭に入ってこなかった。イヤホンから流れる音楽を今の自分に寄り添ってくれるような歌詞のものに変えても、限界まで音量を上げても効果は一切ない。掌が汗ばんでくる。心臓はバクバクと暴れ、目が泳ぐ。本棚の透き間、狭い通路を何人もの他人が通り過ぎる。そのたび互いのアウターが擦れ、布越しに人間の気配がべったりと僕の肌にこびりつく。
 気持ち悪い。吐き気がする。��肌が立つ。あまりの不快感に後頭部を掻きむしりたくなってくる。今にも叫び出しそうだった。
 乱暴に本を戻し早足で店を出た。音量をさらに上げて世界から自分を完全に隔離する。駅ビルが勢いよく僕を吐瀉する。全身からだらだらと汗がふき出しているのに、手足は氷のように冷え切っていた。震える両手で自動販売機を操作し缶コーヒーを買う。必死の思いで駅裏の公園に行き冷たいベンチに腰掛け、そこでようやくプルトップを開けることができた。カシュ、と空気が漏れる。深呼吸を繰り返し、あえて時間をかけてそれを味わいながら、僕は僕に「もう一人きりだから」と何度も繰り返し説いた。もう一人だから。もう誰も僕を見ていないから。もう誰にも僕は見えていないから。もう落ち着いていいから。もう大丈夫だから。
 あまりの情けなさに、油断すると涙が溢れそうだった。
 今の僕は本屋で立ち読みすらできない。服屋なんてもっての外、靴なんて買えるわけがなかった。土埃で黒ずんだ爪先を見る。ソールは斜めにすり減り、全体的に黄ばんで何ともみすぼらしい。今の僕とよく似ていると気づき、軽く笑い飛ばしてみる。どのみち惨めだった。
 缶コーヒーを飲み終えても、僕はなかなかその場を立ち去れずにいた。どれだけ待っても立ち上がる気力が湧いてこなかったのだ。家族に迎えを頼みたいけれど、実家はここから車で一時間以上かかる場所にある。かかりつけの病院に電話をかけてみようか、いやしかしこの程度のことで対処してもらえるとも思えない。あるいは担当医が話くらいは聞いてくれるかもしれないけれど、どうせ適当な励ましの言葉をいくつか投げかけられ、「だからどうにかして一人で帰ってくれ」とでも言われるのだろう。あの日会社から引き留めてもらえなかった僕は、やはり誰からも助けてもらえそうになかった。
「あー、死にてえなあ」
 不意に口から出たその言葉は、極めて自然な表情をしていた。ああ、それもいいかもしれないな。そんなふうに思っているうち、ぼろ、と涙が零れる。あ、やべ。慌てて手の甲で涙を拭うが、一度溢れた涙はなかなか止めることができないもので、必死に瞳をこすっても次から次へと大粒の雫が両頬を濡らしていった。いっそけらけらと笑い飛ばしてやりたいような、あるいは大声を上げ怒り狂いたいような、けれどどちらも現実的ではない、そういったやり切れなさがなおさら涙を促す。ああ、本当に、もう死んでしまいたいなあ。いよいよ僕は涙を拭うことも諦めて、じっと俯き、時折しゃくり上げながら自身の感情が落ち着くのを待った。
「あの……、どうかなさいましたか?」
 ふと頭上から若い女の声がした。ぱっと顔を上げると、目の前には品のいいショートカットの女性が立っていて、
「具合、悪いんですか? 大丈夫ですか?」
 彼女は僕へ向かって白いハンカチを差し出している。何か返事をしなければ。今の僕にとって、医者以外の他人と向かい合って話すことはあまりにも久しいものだった。うまく言葉が出てこない。彼女は一方的に話を始めている。
「すみません、少し前からあなたが泣いてらっしゃるのには気づいていて。声をかけるか迷っていたんですけど、その……、ご迷惑でしたか?」
「あ、あの、いえ……、ありがとうございます。で、でも大丈夫ですので、はい。あの、少しだけ休んでいこうと思っていただけで……。コーヒーを飲み切るまで」
 とっくに飲み切ってあったコーヒーの缶を顔の横で振ってみせる。彼女は「ああ、そうなんですね」と言い、それから、
「私も、休んでいこうかな」
 僕から一人分より少し足りない程度に間隔を開け、そっとベンチに腰掛けた。
「もう冬だから仕方ないけれど、やっぱり外は冷えますね。はー、寒い。でもこう寒いと温かい飲み物がおいしいんですよね。朝に目が覚めて、布団から出るのは勇気が要るけれど、寒い台所に立って丁寧にコーヒーを淹れて、それを暖まりかけた居室で飲むの、何より好きだなあ」
 女性はつらつらと一人で話しながら、鞄から掌より少し大きい水筒を取り出した。口をひねり、それをカップにして中身を注ぐ。
「ホットレモネードをね、毎朝ポットに入れて持ち歩いているんです。休日に蜂蜜漬けのレモンを作っておいて、そのシロップを少し濃い目にお湯で割って、ポットに注いで。職場ではサーバーのコーヒーが常に飲める状態になっているからそれを飲んで、行き帰りだけ、このホットレモネードをバスに揺られながらこっそり飲むんです。仕事ってどうしても疲れちゃうけど、そこから離れたときに温かい飲み物があるとちょっとだけ、ほんのちょっとだけ落ち着けるんですよ。まあ、私の場合は、ですけどね。あ、ちなみに夏場は水で割って、氷を入れてキンと冷やして持っていくんです。帰るころには氷も溶けちゃって薄まっているんですけど、まあそれもそれでおいしくて。ふふ、いわゆる“馬鹿舌”なのかもしれませんね」
 彼女が注いだ液体からは柑橘の甘酸っぱい香りがする。かすかに湯気の立つそれを、彼女は大切そうにゆっくりと口に含んだ。ああ、おいしい。彼女が呟く。
「この辺りにはよくいらっしゃるんですか?」
 女性の問いかけに、いえ、と短く答える。彼女は、そうなんですね、とワンクッション置いてから、
「私は毎日二回、この公園の前を通るんです。ほら、この道を真っ直ぐ下るとバスターミナルがあるでしょう? 毎朝あそこで降りて会社に向かって、毎晩あそこから家に帰るんです。だから」
「ああ、なるほど。そうなんですね」
「ええ。それで、朝にこの公園の前を通ると三日に一回くらい、灰色の毛の猫の親子に会えるんです。親猫も、子猫も、ふたりして桜耳でね。最初は目が合ってもプイっとすぐにそっぽを向かれてしまったんですけど、朝会うたびに『おはよう、きょうもかわいいね』って声をかけるようにしていたら、最近は親猫が私の声に答えるみたいに尻尾をふわって一回だけ揺らしてくれるようになったんです。それがもう、すっごくかわいくて。野良の子に餌をあげるのはあまりよくないって話も聞くからそういうのはやらないようにしているんですけど、でももう、なんていうか、そうやって会うたび『おはよう』って話しかけていると次第にその子たちが友達みたいに思えてくるんです。何日も会えない日が続くと、ああ元気かな、怪我とかしてないかな、ごはんは満足に食べられてるのかな、あったかい場所で眠れてるかな……って。飼ってあげられたら一番いいんでしょうけど、私が住んでいるところはペット禁止だし、そもそも動物、見ている分はともかく、触るとかそういうのはあんまり得意じゃなくて。あはは、ひどい話なんですけどね。それでもやっぱり、うん……、私はあの二匹のことが好きだな」
 女性がホットレモネードを含む。うん、おいしいな。そう呟く。女性が確かに僕を見る。それから静かに口を開いて、
「うまく言えなくて申し訳ないんですけど、その、なんていうか、だから……死んじゃうのって勿体ないと思うんです」
 と言った。
「本当に、大したことは言えないけれど、寒い朝に飲むコーヒーがおいしいとか、疲れた身体にレモネードが沁みるとか、時々会う猫がかわいいとか、その猫に会えなくて心配になっちゃう気持ちとか……。そういうの、死んじゃったら全部わかんなくなると思うんです、それはすごく勿体ないって思うんです。生きるってきっと、結論を先延ばしにし続けるだけのことでいいはずなんですよ。何か、確かな希望をもって生きるなんてそうそうできることじゃなくて、でも毎日……毎朝、毎晩『別に死ぬのは今日じゃなくてもいいかな、とりあえず明日まで生きておくか』って、その程度でいいって、私は思うんです」
 彼女は水筒を強く握りしめていた。いつの間にか彼女の視線は自身の履いている革靴に移動している。焦げ茶色のサイドゴアブーツ。丁寧に磨かれたそれは彼女のやわらかな雰囲気とよく合っていた。
「あはは、あの、すみませんお節介なこと言ってしまって。なんていうか、私も、昔ちょっと死にたいって思っていた時期があって。そういう時期がすごく長くて……。だからその、死にたいって声が聞こえてきて、ああこの人に話しかけたいなって、そう思っちゃって。ごめんなさい、いきなり。ご迷惑でしたでしょうね」
 まあ、じゃあ、私はここで。そういって彼女はやおら立ち上がると僕に向かい合って、左手を顔の横で小さく振りながら去っていく。彼女のその華奢な手首には横向きの古傷が何本も走っていて、彼女の言葉を無言で裏付けていた。
 その夜、僕は一人の部屋で彼女のことばかり考えていた。毎朝一日二回、朝と晩と通りすがる公園。親子猫と会える日。冷え切った部屋と温かいコーヒー。手づくりのレモネード。先延ばしにし続けた希死念慮。手首の傷痕。
「『別に死ぬのは今日じゃなくてもいいかな、とりあえず明日まで生きておくか』……」
 彼女の言葉を反芻する。
 彼女のことだけを思い出している。
   翌朝、目が覚めてからも僕はずっと彼女のことを考えていた。いつの間にか思考は彼女の言葉から彼女自身のことに移っている。丸みを帯びたショートカット。直線的な眉。末広がりのつぶらな二重。小さな鼻と唇。水筒を開ける指先の繊細さ。ベージュ色に塗られた艶やかな爪。飼い犬のように親しげな笑顔でありながら、いくらか広めに距離をとってベンチに腰掛けるところはまるで野良猫が互いのパーソナルスペースを侵すまいと神経を尖らせているふうだとも思えた。
 彼女は、非常にかわいらしい女性だった。
 時計を見る。午後五時十分前。彼女は今頃職場だろうか。一体どんな仕事をしているのだろう。どうして昨日はあんな時間にあの公園の前を通ったのだろう。いくら僕が「死にたい」と漏らしていたとはいえ、そして自身も死にたいと思っていた過去があるとはいえ、なぜ僕なんかに話しかけてくれたのだろう。
 立ち上がり、昨日と同じフライトジャケットを羽織る。マフラーを巻き、手袋をはめ、財布をポケットにねじ込み部屋を出る。すっかり暗くなった宵の道、公園へ向かった。
 いくらか急ぎ足で歩いたこともあり、六時過ぎには駅前に辿り着いていた。できる限り人間と目を合わせないよう気を配りながら自動販売機で缶コーヒーを二本買い、それを両手に駅裏の公園を目指す。通り過ぎる女性全員の風貌をそれとなく観察し、彼女ではないかと期待してはすぐに落胆させられる。
 そこから午後九時半まで、昨日と同じベンチの同じ場所に座りながら、僕は公園前を過ぎる人々を眺め続けた。真っ暗な公園、街灯は申し訳程度の明るさしかなく、その場に三時間以上留まっていた僕は誰が見ても不審者そのものだっただろう。実際その場にいた僕は不審だったのだと思う。
 様々の偶然が重なって、その日、その数十分だけ話しただけの女性にもう一度会いたいと願う男。何か伝えたいことがあるわけではないし、何か言ってほしいことがあるわけでもなかった。ただ僕は彼女にもう一度会いたいと思ってしまった、それだけだ。きっとそれは彼女がきょうも猫の親子を見られたら嬉しいと、毎朝その姿を探してしまう感覚に限りなく近い。ほんの小さな幸運を、幸福を、彼女が二匹の猫や温かな飲み物に見出すように、僕は彼女の存在に小さな幸運を見出したのだ。
 その夜、僕は彼女を見つけられなかった。
   以来、僕は毎日二回、公園で彼女を待つようになった。彼女が言った“朝”や“晩”が具体的に何時なのかを知らない僕は、朝は七時から九時まで、晩は六時から九時半まで公園のベンチに居座り続けた。行くたび駅前の自動販売機で温かなコーヒーを二本買い、通りを眺めながら彼女を待ち、一本だけ時間をかけて飲む。もう一本は彼女と出会えたら渡そうと思っているのだが、今のところそれは叶わず、帰り道にとぼとぼと歩きながら冷え切った状態のそれを飲んだ。
 そのようにして僕は四日連続で彼女を待ってみたが、しかし不思議なくらい彼女に出会えはしなかった。あるいは彼女はもっと早い時間に公園の前を通り、もっと遅い時間にあの公園を通るのかもしれない。
 彼女のいう猫の親子にも会える気配はなかった。アウターのポケットに猫用のペットフードを仕込んでいる意味は、今のところない。
  「少し、痩せましたか?」
 二週間前に会ったばかりの医者からそう指摘され、取り繕うように「体力を戻そうと思って、毎日走るようにしているんです」と返した。医者は「それはとってもいいですね」と言い、それから、
「でもまあ、あまり無理はしないでくださいね。何事も適度に行うのがベストですから」
「ああ、はい。わかりました。適度に」
「ええ、適度に」
 彼は僕に対して何かを言いたげなようにも見えたし、一刻も早く診察を切り上げたがっているようにも見えた。薬の飲み忘れはありませんか。飲んでいて、何か気になる点などはありませんか。夜はしっかり眠れていますか、途中で目が覚めてしまうことはありませんか。定型的な医師の質問へ一つ一つ「ありません、ありません、ありません」と同じ言葉だけを繰り返す。
「最後に、何か気になることがあれば」
 普段であればこの質問へも「特にありません」と返している。ただ、その日の僕は普段の僕と少し違う僕だった。彼女、という人間を知り、そのうえで再び会うことが叶わず、そして僕は今彼女にもう一度会いたいと思っていた。僕は彼女を切望する人間に変わっていた。
「あの、ええと……」
 その事実をどのようにして伝え、相談すればいいのだろうと思惟する。恥はかきたくなかったし、不必要に訝しがられることも避けたかった。この四日間で不審がられることには十二分に慣れたが、だからといってそのような扱いを受け入れられるようになったわけでもなかったのだ。
「なんというか……、その、気になる人ができたんですけど、なかなかタイミングがあわなくて。親しくなりたいというか、うまく話しせたらいいのにというか……。えー、その……、こういう場合って、一体どう立ち回ったらいいんでしょうか?」
 僕の的を射ない話を受け、医師はなぜか困ったように笑った。そうですね、と一度間を置いてから、
「自分をよく見せようとか、大きく見せようとか、そういうことではなく……、まあ、素直に笑い合えるようになれたなら、きっと、楽しいのでしょうね」
 僕とはまた違う、けれど僕と似たように的を射ない物言いで彼はやはり僕に笑いかける。ああ、はい、わかりました、ありがとうございます。医師の発言の意味は理解できなかったけれど、ひとまず礼を伝えて頭を下げる。彼は「いえ、では、きょうは」と僕に別れを告げた。僕も再び頭を下げて、
「ありがとうございました」
 そういって困惑したまま診察室を出る。僕と話しながら、医師は眉を下げ、口角を上げ、頬を持ち上げて確かに笑っていた。笑ってはいたが、彼の目は弧を描いてはいなかった。もうずっとひどく疲れたままなのだろう、前々から両眼は澱んでいたが、先ほどの彼はそういう次元ではない、まるで何かを警戒するような、何かを危惧するような、そんな目をしていたように思えて仕方がなかった。
   その日の朝にも僕は彼女と会いたくてあの公園で座っていたし、その日の晩にも僕は公園で彼女を待ち伏せていた。きょうは月末の金曜日の夜だった。退勤後、このまま街中で飲んでいくのだろう男女が笑いながら公園の前を過ぎていく。いつもよりも早い時間なのに人の通りは激しかった。さすがはプレミアムフライデーだな、と鼻で嗤う。
 半分ほど中身の残る缶コーヒーを手の中で持て余している最中、僕はようやくそのベージュのチェスターコートの女性を目にした。品のいいショートカット、グレンチェックの赤いマフラー。間違いない。彼女だった。
 彼女は同年代の男性と、年配の女性と共に、笑いながら歩いていた。彼女の瞳は年配女性の手元を捉えている。はめられた手袋を見ているらしかった。不思議なくらい彼女の目線はそこから移らない。彼女と女性が何度か頷いている。話しかけに行きたかったが、僕の足は動く気配などなかった。このままでは彼女が行ってしまう、僕は何とか情報を手に入れようと、必死に耳を澄ます。彼女と年配女性の声は聞こえてこなかったが、同年代らしき男性が、
「ってことは、明日も×××で?」
 と割合大きな声で彼女に訊ねる。彼女は一度曖昧に笑って、しかし何かを言いながら頷いたのを僕は確かに見た。彼が挙げた名前は、駅中にあるチェーンの喫茶店の店名だった。明日、彼女はそこに行くのかもしれない。
 結局そのまま彼女は行ってしまい、僕は彼女に話しかけられなかった。
「明日、も」
 いつの間にか足元には二匹の猫がいた。僕のほうを見上げ、物欲しそうに鳴いている。僕はポケットに入れていたペットフードを開封し地面に放り投げる。猫たちが餌を貪る様を眺めながら、僕は明日の自分が彼女にどう話しかけるべきかを考えていた。
   帰宅後スマートフォンで調べると、その喫茶店は朝七時半から開いているらしかった。一晩考え続け、結局翌朝七時に家を出る。彼女が朝一でその喫茶店にやってこないとは言い切れなかった。開店十五分前から店の前に並ぶ。僕以外の人間は誰もいない。しばらくして店が開き、店内へ招かれる。朝食としてホットコーヒーとミルクレープを注文し、支払いを済ませ、他の座席をよく見渡せる、隅の席に腰掛けた。昨日まで寒空の下公園のベンチに座っていたせいで、店内の程よく調節された空調が天国のようにも思える。多少インストゥルメンタルの音楽が賑やかすぎるとは思ったが、それもコーヒーを飲み干すころにはすっかり慣れてしまった。店員に促されるままにコーヒーのおかわりをもらう。今のところ彼女がやってくる気配はなかった。さすがに早すぎたのかもしれない。あの男性は、彼女が何時にこの店にやってくるのかを知っていたのだろうか。
 彼女がこの店に入ってきた後のことを想像する。真っ先にレジへ向かった彼女は何か、温かな飲み物を注文する。僕と同じようにミルクレープも頼むかもしれない。それらを受け取った彼女は席を探しに歩き出し、
「あれ? もしかして……?」
 僕を“僕”だと認識した彼女は、笑いながら僕に近づいてきてくれるだろうか。あるいは軽く会釈をするだけに留めるのかもしれない。そうしたら僕は立ち上がって彼女に近づいて、この間の礼を伝えるのだ。うまくいけばその後相席させてもらえるかもしれない。きっと僕らは何か意味のある会話をするのだろうが、けれど僕は彼女の左手首の傷の理由にはあえて触れないだろう。そのうえで僕は僕のことを少しだけ話すのだ、この間の涙の言い訳として。彼女はそっと慰めてくれるかもしれないし、よくある話だと軽快に笑い飛ばしてくれるかもしれない。どちらにせよそれは僕にとって明確な救いとなる。
 静かにコーヒーを含む。しっかりと苦くコクがあり、酸味は微かで、深い香りは鼻腔を満たす。ここ数日飲み続けた缶コーヒーとは比べ物にならない味わいに、今日まで彼女に会えずにいたことをむしろありがたいと思った。
   昼を過ぎても彼女は現れなかった。入店して四時間も経つと店員は鬱陶しそうに僕を睨むようになり、いつの間にかおかわりを訊ねてくることもなくなっている。申し訳程度に何度か別のメニューを頼むが、心なしか応対も冷たくなっているように感じた。さすがに居づらくなってきて、四度目の注文を食べ切った午後二時手前、逃げ出すように店を後にする。他の客には必ず告げていた、ありがとうございました、の一言はどの店員からも言ってもらえなかった。
 背を丸め、件の公園のほうへと歩き出す。彼女がきょうもあの公園前の道を通る可能性に賭けようと思っていた。いくら冬だとはいえ、きょうはやけに気温が低い。風邪をひかないといいのだが、この寒空の下どう対処すべきだろうなどと考えていると、ふと遠くからベージュのチェスターコートの女性が歩いてくるのが見えた。目を凝らす。赤いグレンチェックのマフラーに丸みを帯びたショートカット。じっと顔を見つめる――間違いない。彼女だ。きょうの彼女は両耳にイヤホンを挿していた。大振りの、キャンバス地のトートバッグが重そうだ。おそらくこれからあの喫茶店に入るのだろう。店内で会うシーンはシミュレーション済みでも、こうしてすれ違うことは全くの想定外だった。何か話しかけなければ、彼女が行ってしまう。しかし彼女はイヤホンをはめていて、いっそ奇妙なくらい目線も合わない。何かを伝えようにも僕の声はきっと届かないだろう。身振り手振りで彼女にアピールする必要があった。しかし、どうやって。考えを巡らせているうちにも順調に彼女は僕に近づいてくる。残り、あと数メートル。
「あ、あの」
 イヤホンをはめこちらを見ようともしない彼女に、案の定僕のか細い声は届かなかった。僕の横を通り過ぎた彼女が喫茶店に入る様を振り向いて見届ける。もう一度あの店に入る勇気はなかったが、せっかく得たチャンスを手放す勇気も僕にはない。
 僕はただじっとその場に立って、彼女が店から出てくるのを待った。
   一時間後、彼女が店から出てくる。重そうな鞄を左肩に、駅地下へと向かっていく。おおよそ彼女と同年代だろう若い女が複数人並ぶデリカテッセンの前で立ち止まった彼女は、その店でいくつかの商品を買った。その後、彼女は駅前のバス停に並ぶ。数分ほどスマートフォンをいじっているうちに某バスターミナルへと向かうバスがやってきて、彼女はそれに乗り込み僕の前から消え去った。僕はそれらを物陰から、走りゆくバスが全く見えなくなるまでじっと見つめていた。
 駅に戻り、先ほどの店に入る。彼女が何を買ったかまでは見えなかったが、その店に並んだやたらに値の張る品のいい数々の総菜は彼女の雰囲気によくあっている気がした。ほうれん草とグリュイエールチーズのキッシュ、という商品を買うと、店員はそれを彼女が受け取っていたものとサイズ違いの白い小箱に納めて渡してくれる。帰宅後、電子レンジで加熱して食べたそれはよくわからない香辛料の複雑な香りがした。
   翌日の日曜は一日中家にいたが、さらに翌日、月曜の朝になると僕はまたあの公園のベンチに座っていた。月曜から金曜、朝は七時から九時、晩は六時から九時半。数日に一度やってくる二匹の猫をかわいいと思ったことはただの一度もなかったが、いつ彼女に見られるかはわからない、僕は「そのふたつの命が愛しくて仕方ない」という演技をしながら会うたびその二匹にペットフードを与えた。残念ながらあの夜を除き平日に彼女とすれ違えることはなく、しかし彼女は毎週土曜、午後二時から三時までをあの喫茶店で過ごすと気づいてからは平日の公園も苦ではなくなった。土曜日にだけ会える彼女のために、僕はそれ以外の日々をうまくやりこなすのだ。何の愛情も持てない猫への餌づけも、日に日に寒くなってくる気候も、味気ないだけの缶コーヒーも、他人の冷たい目線も、土曜の午後に見つめられる彼女の姿を思えば何の苦でもなかった。彼女が喫茶店にやってくる三十分前に喫茶店へ入り、ホットコーヒーとミルクレープを頼んで一番隅の席に座る。彼女は毎回違う席に座るが、店内の座席は僕にとって都合のいい配置となっていて、窓際の、薄暗くうまく暖房の届かない、人気のないこの席だけは他のすべての席を確認できる位置にあった。
 最初の数回こそ「今日こそは彼女に声をかけよう」と腹に決めながらその席に座り、結局何も言えないまま彼女を見送る自分に落胆していたが、次第に僕は別にこのままでもいいのではないかと自身の考えを改め始めた。僕にとって彼女は、誰がどう見ても高嶺の花だった。整った顔立ち、やわらかな笑顔、しなやかな指先。店員への応対を見ていても彼女の優しさは明らかで、僕のような人間が触れていい生き物だとは到底思えなかった。長袖を着ている彼女の左手首の古傷に気づいている人間は、この店内、きっと僕ひとりだろう。彼女との秘密の共有は思い出すだけでもひどく甘美なことで、僕の心はそれだけで充分すぎるほどに満たされていた。
 僕は陰として、彼女からは見えない場所で、彼女をそっと見守っていよう。
 店の中で彼女はいつも大学ノートを開き、そこへ何かを書き込んでいる。そのノートに書かれている文章が何なのかを僕は知らない。知りたいとは思ったが、だからといって彼女に話しかけようとはもう考えもしなかった。陰はあくまでも陰だ。話しかける、という行為は陰にそぐわない。ミルクレープを頬張る。もう何度目かもわからないその味に、今更何かを思うことなどなかった。
   彼女を見守り始めて二か月と少し、数日に一度は春めいた日差しが降り注ぐようになった土曜日。きょうも僕は駅中の喫茶店で彼女を待っていた。コーヒーとミルクレープを頼み、いつもの席に座って腕時計を確認する。あと十分程度で彼女もやってくるだろう。きょうの彼女はどんな服を着ているだろうか。彼女は女性らしい服装を好んでいるらしく、ワンピースやスカートが多く、パンツスタイルは一度しか見たことがなかった。俯いてノートに向かうとき、彼女は両耳に髪をかける。露わになる華奢な首筋は加護欲を駆り立てられるそれで、見るたびに美しいと思った。彼女がくるまで、あと五分――
「あの、すみません。少しお時間いいですか?」
 目の前にひとりの男が立っていた。彼は、明らかに僕に向かって話しかけている。どこかで見たことのある顔だが、どうしてだろうそこまでしか思い出せない。
「え、あの、いや……はい?」
 男の目的が理解できず、曖昧に笑ってみせる。すると男は、
「単刀直入にお訊ねします。あなた、ある女性に付きまとっていますよね?」
「……は?」
「毎週土曜日、ここで彼女のことを見張っていますよね。駅裏の公園では月曜から金曜、それも朝と晩、二回も待ち伏せしている。違いますか?」
 どうやら男は彼女のことを言っているらしかった。少しずつ記憶が繋がっていく。ああ、そうだ、この男は、あの夜彼女が喫茶店に現れることを教えてくれた男だ。男は、僕が彼女を見張っていると言った。男は、僕が、彼女を、待ち伏せしていると言った。
 ふと店のレジカウンターのほうを見るとそこには彼女がいた。彼女の隣には若い男の店員が立っていて、僕をきつく睨みつけている。彼女は僕のほうを見ていなかったけれど、その表情は男性店員とよく似ているようにもみえた。
「彼女から話はある程度聞いてあります。彼女の言葉を受けてあなたがどう感じたかは知りませんけど、毎日毎日待ち伏せる、そのうえつけ回して見張っているなんて……どうかしているとは思わないんですか? 何の権利があって彼女にそんなことを?」
「え、いや、あの、僕はべつにそんな……」
「べつに? それは言い訳ですか?」
 男は僕が彼女をつけ回していると信じて疑わないようだった。早急に誤解を解かなければならない、僕は席を立ち彼女のほうへと歩き出す。すると彼女は短い悲鳴を上げ、店員は僕から彼女を隠すようにずいと前に立ち、男は僕の右腕を掴んだ。店内が一気にざわつく。
「あの、どういう意味かよくわからないのですが、僕はべつにそんな、彼女をつけ回してなんていませんよ、それは誤解です、僕はただ彼女ともう一度話がしたくて、ただそれだけのことですよ、つけ回すなんてそんな言い方、まるで僕がストーカーみたいじゃないですか、いやだなあ困りますよ、僕があなたを見張っていた? 違いますよ、誤解ですよ、ただ僕はあなたを見ていたかっただけのことで、それを見張っているだなんて――」
「“見ていたかったから、声もかけずに待ち伏せてじっと見張っていた”。世間ではそれをストーカーと呼ぶんです」
 男がいくらか声を荒らげて僕にいう。掴まれた右腕が痛い。
「それはあなたの考えですよね? これは僕と彼女の関わりです、あなたは黙っていてください」
「自分はその“彼女”に頼まれて、こうしてあなたに訊いているんですよ。駅裏で泣いている男に声をかけたら、何がどうなったのかわからないけれど毎日待ち伏せられるようになった、週に一度の楽しみの喫茶店にも毎回いる気がする、つけられているんだと思う、気味が悪い、助けてほしい、と」
 僕には男の話した言葉の意味が一切理解できなかった。
 気味が悪い? 僕が? 彼女にとって? 助けてほしいと頼まれた?
 彼女を見る。目が合う。あなたの誤解なんですよ、という意味を込め、僕は彼女へそっと、素直に、花が咲くように微笑んでみせた。その瞬間、彼女はボロッと大粒の涙を溢し、
「ひっ」
 と短く声を上げる。
 僕の腕を掴んでいた男は座席に置いてあった僕の鞄を乱暴に抱えると、
「あの、すみませんが近くに交番がありますよね? 電話をかけていただいてもよろしいですか?」
 彼は彼女の前に立ち塞がる男に声をかける。店員は短く「かしこまりました」と言うと、レジカウンターの奥でこちらの様子を窺っていた女性店員に「お願いできる?」と伝える。女性店員は慌てながらも二、三度頷き、そのまま奥へと下がって行った。その間も男性店員は彼女の前から退こうとしない。
 気がつけば僕の周りでは遠巻きに、けれどいざとなったなら全員で取り押さえられるように、複数の男たちが僕を囲んでじっと睨んでいる。その輪の後ろ側には女性が何人も立っていて、皆一様に口元や胸元へ手を宛がいながらまるで化物でも見ているかのような形相でこちらを見ていた。電話を終えた女性店員がカウンターから出てきて、男性店員に耳打ちした後、彼女の肩をそっと抱き、
「きっともう大丈夫ですよ」
 と言った。涙声で、はい、と返事をした彼女は、しかしそのまま膝からくずおれ、小さく震えて荒い呼吸を繰り返している。女性店員は何度も彼女の肩をさすり上げながら、
「もう心配いらないですよ、きょうまでよく頑張りましたね。もう大丈夫です」
 ほんの数ヵ月前、僕が担当医から言われたような定型の慰めの言葉を、どこまでも優しい声でかけられていた。店の外が少しずつざわつ��ている。きっともうすぐ警察がくる。僕は彼らに連れられ、どうしてこのようなことをしたのかと問われるのだろう。僕はその問いに何と答えればいいのかわからない。今の僕ではその先延ばしにできないだろう答えを支度できそうもなかった。
 彼女が嗚咽を上げて泣いている。そえはまるでいつかの僕のようだった。
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sassy324 · 4 years ago
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第十世班禪喇嘛死因之謎探究 文/桑傑嘉 上世紀八十年代,中共最高掌權者在圖伯特(西藏)實施了一起重大謀殺行動,在這次謀殺行動中圖伯特第二大著名領袖—第十世班禪額爾德尼•確吉堅贊遇害。這對圖伯特國家和人民造成無法估量的損失,更不能容忍的是中共謀殺了班禪喇嘛後稱其是“中國共產黨的忠誠朋友”,這是對第十世班禪喇嘛極大的侮辱。
雖然,中共掩蓋了謀殺班禪喇嘛真相二十多年,但是,他們無法永遠掩蓋,隨著境內外藏人和學者以及關注這件謀殺案的人們經過多年的調查、研究後,由中共高層領導人經過長時間策劃的謀殺事件之真相逐漸浮出了水面。中共有關班禪喇嘛圓寂的謊言編造的再好也經不起事實真相的拷問。
圖伯特第二大領袖第十世班禪喇嘛額爾德尼•確吉堅贊於1989年1月28日圓寂的噩耗傳來時,整個雪域高原沉浸在了無限的悲痛中—。昨天還不是好好的嗎?我們的仁波切(班禪喇嘛)也沒有什麼健康問題—悲痛的同時幾乎每個圖伯特人產生了一連串的問號。但是,這不能公開講,而且,更不能讓政府聽到,所以,大人們確定沒有其他人在場的時候,談論班禪喇嘛圓寂的事。雖然他們只有中國官方公開的消息,但是,他們還是非常堅定的認為“加米仲當尼應”(藏語,是中國人害死的)。當時在境內的圖伯特人無法公開質疑中共公佈的有關班禪喇嘛圓寂的說法,但是每一個圖伯特人堅定地認為中國人殺害了班禪喇嘛。也因此,“第十世班禪喇嘛圓寂後圖伯特一位高級珠古冒著生命危險通過各種渠道從法體上成功獲取了頭髮和唾液,並想辦法送到印度進行鑑定,但由於有人告密而未能送達印度。” 如何謀殺班禪喇嘛? 中共高層掌權者秘密決定謀殺班禪喇嘛後,精選了必要的人員,同時也選擇了實施計劃的地點、時間等。
為了避免懷疑班禪喇嘛遭謀殺,地點選擇在圖伯特班禪喇嘛的寺院扎什倫布寺,而非北京和中國其它地方。這一計對圖伯特人起到一定的欺騙作用,因為,一般情況下圖伯特大喇嘛們選擇回到自己的寺院顯示圓寂。時間是班禪喇嘛在扎什倫布寺主持第五世至九世班禪喇嘛合葬靈塔開光大典之際。
首先,中共利用謀殺班禪喇嘛前一年的時間“有組織、有計劃地進行輿論準備,既透過中共控制的國內外的所有媒體,用生動有效的方式,廣泛傳播十世班禪同我黨同心同德,堅決反對分裂主義”的信息。其目的是謀殺班禪喇嘛之後消除懷疑和分化內外藏人,減弱國際反應。
其次,研究者發現為了不引起對胡錦濤參與謀殺的懷疑,雖然胡於一九八八年初已經開始主持中共西藏黨委工作,但到離謀殺班禪喇嘛不到兩個月的十二月中共才正式宣布胡錦濤的任命。
第三,“一九八八年初,溫家寶和胡錦濤研究確定用毒藥造成突發性疾病死亡方式” 13謀殺班禪喇嘛。方案由王敏清策劃,具體施放毒藥的任務由周美珍承擔。 “只要用一根比頭髮還細的金屬芒刺,塗上藥物,刺入皮膚,見血即可生效;而且,在芒刺上同時塗一些高效麻醉劑,芒刺刺入皮膚時便不會有任何疼感,因此,只需要一名醫護人員,利用給施藥對象量血壓或者聽診心肺的機會,便可以不露痕跡地完成施放藥物。”14
第四,班禪喇嘛從北京出發前往圖伯特時,溫家寶的命令更換了警衛和服務人員,隨行的保健醫生則由腫瘤科醫師周美珍擔任,這次臨時警衛任務的負責人叫孟宏偉。
《殺佛》認為:1989年“1月26日晚,胡錦濤透過胡春華,向周美珍下達了第二天實施“特別處置”的指令。
“二十七日晚,班禪大師就寢之前,周美珍利用例行的測量血壓和聽診心肺的機會,將塗好毒藥的金屬芒刺刺入了班禪大師的皮膚。
數小時後,一月二十八日凌晨,毒性發作。 ”
有關班禪喇嘛圓寂情況的說法 有關班禪喇嘛的圓寂“新華社日喀則1月29日電記者從班禪副委員長搶救小組獲悉,班禪副委員長是1989年1月28日清晨4時30分突然發病的。當時,他說他後背疼痛并波及兩上臂。隨身醫生立即進行檢查,當時班禪副委員長神誌清楚,呼吸每分20次,血壓120、90毫米汞柱,心率每分86次,律齊。心電圖顯示急性下壁及廣泛前壁心肌梗塞。醫務人員立即予以��氧、擴張血管劑、止疼鎮靜和抗心律失常藥物治療,並先後組織日喀則、拉薩各醫院專家會診及搶救。8時25分複查心電圖的過程中,突然抽搐、神誌不清,8時34分心電圖示室顫,當即採取胸外扣擊、心內註射強心藥物、胸外按摩、用呼吸機進行人工呼吸等搶救措施。 18時30分,由中央保健局局長王敏清、北京醫院副院長心血管專家劉元恕、心血管專家主任醫師沈瑾等組成的專家組到達後,先後兩次作心內起搏,持續搶救,仍未見效,於20時16分逝世。”
《悲劇英雄班禪喇嘛》:“一月二十八日凌晨四時,班禪大師感到身體不適,胸部疼痛,找醫務人員,服藥後又躺下,小睡一會兒。八點三十分醒來,說了句“好多了”,神誌清醒。醫務人員過來給他做心電圖。八點三十五分,大師“噢”地大叫一聲,隨即昏了過去。”後經中央派來的專家小組和自治區的醫務人員多方搶救, 但無濟於事—-”
“我們立刻通知了北京跟來的那些人,也通知了自治區。一個小時左右吧,都來了。他們看到上師的臉上還很亮,說要搶救。阿襄就阻止,說:'人都圓寂了,還搶救什麼呀'。可是,他們不聽,就拉開大師的被子,解開了睡衣鈕扣,先是輕輕地按壓,越壓越重,越來越快,就這樣,大師的臉慢慢地變了,先是發青,然後就變黑了,越來越黑。大約到了下午四點鐘左右吧,一直等到溫家寶他們來了。大師夫人李潔也在那個飛機上,一起來了,這才算停止了搶救。”15
中共對外宣稱的有關班禪喇嘛圓寂之事疑問重重,矛盾百出,如沒有什麼陰謀根本不需要胡編亂造,也不需要做賊心虛,表演的如此過火。
據《殺佛》揭露1月28日早晨中共派遣“西藏自治區人民醫院、中國人民解放軍西藏軍區總醫院、日客則地區人民醫院、中國人民解放軍第八醫院等醫療單位的專家和醫護人員,分頭趕到,齊聚班禪大師的搶救現場,人數竟達近百人。
稍有醫學知識的人都應該當清楚,把這麼多醫療單位和醫護人員糾集在一起,對於搶救病人不僅於事無補,而且反而會徒增混亂。不過,中共當局就是要透過近乎誇張的龐大的搶救陣容,以證明他們多麼想班禪大師活下去,證明他們對於班禪大師之死完全無辜。 ”16
《逆風順水》說:“一個小時左右吧,都來了。他們看到上師的臉上還很亮,說要搶救。阿襄就阻止,說:'人都圓寂了,還搶救什麼呀' 。可是,他們不聽—”這時應該是七點左右,由這麼多醫護人員“搶救到18時30分,由中央保健局局長王敏清、北京醫院副院長心血管專家劉元恕、心血管專家主任醫師沈瑾等組成的專家組到達後,先後兩次作心內起搏,持續搶救,仍未見效,於20時16分逝世。”很明顯是在表演,而且表演的過了頭。
結論:經過多方證實,第十班禪喇嘛額爾德尼•確吉堅贊健康狀況一直沒有問題,因此,中共所說的突發心髒病的可能性幾乎是零。 “班禪喇嘛的御醫噶瑪曲培先生特別說明了健康狀況極佳,最後一次圖伯特之行時也一樣健康狀況沒有任何問題。”17
另外,當時班禪喇嘛突然圓寂後,境內外很多組織和學者、研究人員質疑,對此,中共至今無法作出一個具有說服力的說明。
總之,眾多的調查結果證實班禪喇嘛是遭到了中共謀殺。因為,他是圖伯特天空中的月亮;18是民族“英雄”; 19是“當代藏傳佛教復興運動、西藏文化復興運動、西藏復國運動的精神領袖。”20在他的努力下圖伯特文化未能被徹底地消滅,使他拯救了奄奄一息的圖伯特民族。為三百五十萬圖伯特信眾摸頂祝福,為達賴喇嘛為主的流亡藏人分憂,從不公開玷污達賴喇嘛。在圖伯特人民中的威信遠遠超過了中共。這一切,在中共看來是極大的威脅,所以,中共最高掌權者策劃和實施了謀殺。班禪喇嘛的圓寂對圖伯特人民造成無法彌補的損失,圖伯特和圖伯特人的守護神遠離了他的土地和人民。中共清除了對圖伯特實施文化、種族滅絕政策的巨大阻力,這在班禪喇嘛圓寂後的二十多年裡得到了證明,也從此,中共空前地加大了圖伯特種族滅絕進行式。導致了圖伯特境內145名圖伯特人自焚抗議,2千多名政治犯遭關押的悲慘局面。
2016年9月30日
註明:本文原標題為《中共在圖伯特的一起重大謀殺案》
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