#焚火陣幕
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greater-snowdrop · 2 years ago
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毒を食らわば皿まで
うちよそ。フェドート←ノルバ(パパ従兄弟) ※モブの死/暴力・性暴力行為の示唆
 揺れる焚火を前にマグを両手で包み込む。時折枯れ木が弾ける音を拾いながら、岩場に座すノルバはじっと揺れる炎を見据えていた。泥水より幾分かましなコーヒーはすっかり湯気が消え去り、食事の準備をしていたはずの炊き出し班がいつの間にやら準備を終えて、星夜にけたたましく轟く空襲に負けぬ大声で飯だと叫んでいた。バニシュを応用した魔法結界と防音結界が張られているとはいえ、人の気配までは消すことが出来ないがゆえに常に奇襲が警戒されるこの前哨地において、食事は貴重な愉楽のひとつである。仲間たちが我先にと配膳の前に列を成していくその様子を、ノルバはついと視線だけを向けて捉えた。  サーシャ、ディアミド、キーラ、コノル、ディミトリ、マクシム、ラディスラフ、ヴィタリー。  炊き出しの列に並ぶ仲間の名を、かさついた口元だけを動かし声は出さずに祈るように唱える。土埃にまみれた彼らが疲弊しきった顔を綻ばせて皿を受け取っていく様に、ノルバは深く息を吐いた。
「おい、食わないと持たないぞ」 「っで」
 コン、と後頭部を何かで軽く叩かれ、前のめりになった姿勢に応じてマグの水面が揺れる。後ろを仰ぎ見れば、見慣れた顔が深皿を両手に立っていた。
「フェドート……」 「ほら、お前の分だ」 「ああ……悪ィな」
 ぬるくなったマグを腰かけている岩場に乗せ、フェドートから差し出された皿を受け取る。合金の皿に盛られたありあわせの材料を混ぜ込んだスープは、適温と言うものを知らないのか皿越しでも熱が伝��るほど酷く熱い。そういえば今日の炊事係にはシネイドがいたな、と彼女の顔を思い浮かべ苦笑いを零した。  皿を渡すと早々に隣を陣取ったフェドートは、厳つい顔に似合わず猫舌のために息を吹きかけて冷ましており、その姿に思わず小さく笑い声がもれる。すかさずノルバの腕を肘で突いてきたフェドートに「面白れェんだから仕方ねえだろ」と毎度の言い訳を口にすれば、彼は不服そうな顔を全面に出しながら「それで、」と話を切り上げた。
「さっきは何を考えていたんだ。お前がぼうっとしているなんて、珍しい」 「…………ま、ちょっとな」
 ようやく冷まし終えた一口目を口に含んだフェドートに、ノルバは煮え切らない声で返した。彼の態度にフェドートはただ咀嚼しながら無言でノルバを射抜く。それに弱いの分かってやっているだろ、とは言えず、ノルバは手の中でほこほこと煮えているスープに視線を落として一口分を匙で掬った。  豆を中心に大ぶりに切られたポポトやカロットを香辛料と共に煮込んだスープは、補給路断たれる可能性が常にあり、戦況の泥沼化で食糧不足に陥りやすい前線において比較的良い食事であった。フェドートが別途で袋に詰めて持ってきたブレッドや干し肉のことも考えれば、豪華と言えるほどである。まるで、最期の晩餐のようなものだ。  ───実際、そうなるのかもしれないが。  ため息を吐くように匙に息を吹きかけ、口内を火傷させる勢いのスープを口に放り込んだ。ブレッドと食べることを前提に作ったのだろう。濃い味付けのそれは鳴りを潜めていた空きっ腹を呼び覚ますのには十分だった。  フェドートとの間に置かれたブレッド入りの袋に手を伸ばす。だが彼はそれを予測していたらしく、袋をさっと取り上げた。話すまで渡さないという無言の圧を送られたノルバは観念して充分に噛んだ具材を飲み下す。表面上を冷ましただけではどうにもならなかった根菜の熱さが喉を通り抜けた。
「次の作戦を考えてた。今日までの作戦で死者が予想以上に出るわ、癒し手が不足してるわで頭が重いのはもちろんだが、副官が俺の部下九人を道連れにしたモンだからどうにもいい案が浮かばなくてな」
 言って、ノルバはフェドートの手から袋を奪取すると中から堅焼きのブレッドを取り出し、やるせなさをぶつけるように噛み千切った。何があったのか尋ねてきた彼に、ノルバはくい、と顎で前哨地に設営された天幕を指す。中��はヒューラン族の男が一人とロスガル族の男が二人。ノルバと同じく、部隊指揮官の者達だった。折り畳み式の簡易テーブルの上に置かれた詳細地図を取り囲み話をしているが、平行線をたどっているのか時折首を振る様子や頭を掻く様子が見える。  お前は参加しなくていいのか、とノルバに問おうとして、ふと人数が足りないことに気付いた。ここにはノルバ率いる第四遊撃隊と己が所属し副官を務める第二先鋒隊、その他に第八術士隊と第十五歩兵隊に第七索敵隊がいたはずだ。そう、もう一人部隊長が────確かヒューラン族の女がいたと思ったが。  フェドートが違和感を覚えたことを察したのか、ノルバはスープに浸したブレッドを飲み下すとぬるいコーヒーを手に取り、その味ゆえか、はたまたこの状況ゆえか、眉間に皺を寄せつつ少量啜った。
「セッカ……索敵隊の隊長な、昨日遅くに死んだんだわ。今回の作戦は早朝の索敵と妨害がねェ限り成り立たなかったろ? 俺はその代打で一時的に遊撃隊を離れて第七索敵隊の指揮を預かってた。…………そうしたら、このザマだ」 「……副隊長はどうしたんだ、彼女が死んだのならそいつが立つべきじゃあないのか?」 「普通はな。ただ、まあ、お前と同じだよ。副官としては優秀だが、全体を指揮する人間とは畑が違う。本人の自覚に加えて次の任務は少しの失敗もできないとあって、俺にお鉢が回ってきたってェわけだ」
 揺れる焚火の薪が音を立てて弾けた。フェドートはノルバの言葉に思い当たる節があるのか、「ああ……」と声を零すと干し肉を裂いてスープの中に落としていく。ノルバはその様子に僅かに口角を上げると、ブレッドをまたスープに浸して食みながら状況を語った。  曰く、昨日遅くに死んだセッカは直前まで普段と至って変わらない様子だったという。しかし、日付が変わる直前、天幕で早朝からの作戦に向けての確認作業中にセッカは突如嘔吐をして倒れ、そのままあっけなく死んだ。彼女のあまりにも急すぎる死に検死が行われた結果、前回の斥候で腕に負った傷から遅効性の毒が検出され、毒死という結論に至った。  本人に毒を受けた自覚がなかったこと、術士隊がその日は夜の任であり癒し手の人数が不足していたため軽症者は各自で応急処置をしていたこと、その後帰還した術士隊も多数の死傷者を抱えて帰ってきたこと等、様々な不幸が折り重なって生まれた取り返しのつかない出来事だった。  問題は死んだ時間である。早朝からの任務を控えていたセッカ��夜分に死亡し、且つ翌朝の作戦は必要不可欠であったため代��の指揮官を早々に選出しなければならなかった。だが、セッカの副官である男は「己にその器たる資格なし」と固辞し、索敵隊の者も皆今回の作戦の重大さを理解しているからこそ望んで進み出るものはいなかった。  その最中、索敵隊のひとりが「ノルバ殿はどうか」と声を上げたのだと言う。基本的にノルバは作戦に応じて所属が変わる立場だ。レジスタンス発足後間もない頃、何もかもを少数でこなさなければならない時期からの者という事もあって手にしている技術は多岐にわたる。索敵隊が推した所以である諜報技術もその一つだった。結局、せめて今回作戦だけでもと頼まれたノルバは一日遊撃隊を離れ、索敵隊を率いたという。
「別に悪いとは言わねェよ。あの状況で、索敵隊の精神状況と動かせるヤツを考えれば俺がつくのが妥当だ。俺はセッカがドマから客将として入ってから忍術の手ほどきも受けていたから、死んだと聞いた時から予想はしてた」 「………………」 「ああ、遊撃隊は生還率が高く、指揮官が一時離脱しても一戦はどうにかなると言われたな。実際、俺もどうにかなる……どうにかさせると思ってたさ。そうなるよう事前に俺がいない間の指示も伝えてから行った。だけどよ、前線を甘く見る馬鹿が俺がいないからって浮足立って独断行動をしたら、どうにもなんねェんだわ、そんなの」
 ブレッドの最後の一口を呑む。焚火の煙を追って、ノルバは天を仰いだ。帝国軍からの空襲は相変わらず止む気配がない。威嚇を兼ねたそれごときで壊れる青龍壁ではないが、星の瞬く夜空を汚すには十分だった。
「技術はあって損はないけどよ、その技術で転々とする道を進んだ結果、一度酒飲んで笑った仲間が、命を預かった部下が、てめェの知らねえとこで、クソ野郎の所為でくたばっていく度に、なんで俺は獲物一つの野郎でいられなかったんだと思う」
 目を瞑る。第四遊撃隊は今朝まで十六人だった。その、馬鹿な副官を合わせて十人。全体の約三分の二を喪った。良かったことと言えば、生き残った者たちが皆比較的軽症だったことだ。戦場で果てた者たちが、彼らの退路を守ってくれたという。死んだ部下たちの遺体は回収できなかった。帝国が回収し四肢切断やら臓器の取り分けやらをされて実験道具としているか、はたまた荒野に打ち捨てられたままか、どちらかだろう。明日戦場に出た時に目につくだろうか。もう既に腐敗は始まっているだろう。その頃には虫や鳥が集っているかもしれない。  とん、とノルバの背に手が触れた。戦場において味方を鼓舞するそれを半分隠せるほど大きな���。その手は子供をあやす父親のようにゆっくりと数回ノルバの背を叩くと、くせの強い彼の髪に触れた。届かない空を見上げていたノルバの視線をぐっと地に向かせるように、荒っぽいが情愛のある手つきでがしがしとかき回す。「零れるからやめろ馬鹿!」と騒ぐノルバに手を止めると、最後に彼の頭を二度軽く叩いて手を離した。  無理をするな、とも、泣いていい、とも言わない。それらがノルバにはできないことであり、また見せてはならない顔であることを元々軍属であったフェドートは理解していた。ノルバは片手で椀を抱えたままもう片方で眉間を抑え、深く息を吸って、吐いた。
「……今回の大規模な作戦目標は、この東地区の中間地点までの制圧だ。目標達成まであと僅か、作戦期間は残り一日。全部隊の半数以上が戦死し、出来る作戦にも限りがある……が、ここでは引けない。分かっているよな」 「ああ。この前哨地の後ろは湿地帯だ。今は雲一つない空だが、一昨日から今日の昼間までにかけての雨で沼がぬかるみを増している。下手に後退すれば沼を渡っている最中に敵に囲まれるのがオチだ。運よく抜け出せたとしても、晴れだしてきた天気の中ではすぐに追跡される。補給路どころか後衛基地の居場所を教えてしまうだろうな。襲撃されたら単なる任務失敗では済まない」 「そうだなァ、他にはあるか?」 「……第七索敵隊の隊長はドマからの客将だったな。彼女が死んだとあれば、仲間の命を優先して中途半端に任務を終えて帰るべきではない────いや、帰れないな。"彼女は勇敢に戦い、不幸にも命を落としました。また、甚大な被害が出たため作戦目標も達成することが出来ず帰還しました。"ではドマへの示しがつかない。せめて、目標は達成しなければどうにもならん」 「わかってるじゃねェの」
 くつくつと喉を鳴らして笑うノルバを横目に、フェドートは適温になってきたなと思いながらスープを食む。豆と根菜に内包された熱さは随分とましになっていた。馴染み深い香草と塩っ気の濃い味で口内を満たしながら、フェドートはこちらに向けられている視線へと眼光を光らせた。  鋭い獣の瞳の先にあるのは、ノルバが指した天幕。射抜かれたロスガルの男は肩をわずかに揺らすと、すぐに視線を地図へと戻した。フェドートは男の態度にすっと目線を椀へと戻すと、匙いっぱいにスープを掬う。具に押しのけられて溢れたスープが、ぼとぼとと椀に戻っていった。  万が一にでもこのまま撤退という話になれば────もしくは目標を達成できず退却戦となれば、後方基地に帰った後、まず間違いなくノルバは責任を問われる者のひとりになるだろう。ともすれば、全体の責任を負いかねない。ノルバ自身は最良を尽くし、明らかに自身��行いではないことで部下を大量に失って���る身だが、皮肉なことに彼はボズヤ人でないことや帝国軍に身内を殺された経験を特に持たないことから周囲の反感を買っている。責任の押し付け合いの的にするには格好の獲物だ。  貴重な戦力であり、十二年ひたすらに積み重ねてきた武勲もある。まず死ぬことはないだろうが相応の折檻はあるだろう。フェドートは息子同然の子の師であり、共にボズヤ解放を目指す戦友であるノルバにその扱いが待ち受けているのが分かっているからこそ、引けないとも思っていた。ノルバ本人にそのことを言っても「いつものことだ」と笑うから決して口にはしてやらないが。  汁がほとんど匙から零れ、具だけが残ったそれを口に運ぶ。いつの間にかノルバは顔から手を離していた。血糊の瞳と、濁った白銀の瞳はただ前を見つめている。ノルバは肩から力を抜くように大きく息を吐き出すと、フェドートに続くように匙いっぱいにスープを掬い大口を開けて食べ、袋から干し肉を取り出して頬張った。
「ま、何にしろ全体の損失を考えりゃここでは引けねェが、簡単に言えばあと一日持たせてもう目と鼻の先にある目的を達成さえすればどうとでもなるんだ。なら、大人しく仰々しいメシを食いながら全滅を待つこたァねえ。やっこさんを出し抜いて、一泡吹かせてやろうじゃねェの」 「本当に簡単に言うなぁ……」 「そんぐらいの気持ちでいかなきゃやってけねェんだよ、ここじゃあな。ダニラ達もあっちで相当頭捻ってるし、案外メシ食ってたら何か、し、ら…………」
 饒舌に動いていた口が止まる。急に黙り込んだノルバにフェドートは怪訝そうな顔でどうしたと彼を見やる。眼に映った顔は、笑っていた。  ノルバの手の中で、空の匙が一度踊る。そのしぐさに目を奪われていると、匙はこちらを指してきた。
「なあ、フェドート。アンタ、俺の副官になる気はないか?」
 悪戯を思いついたこどものような表情だった。しかし、彼の声色が、瞳が、冗談なのではないのだと語る。「は、」とフェドートは吐息のごとく短い声を上げた。ノルバは手を引いて袋の中からまたブレッドを手に取る。「ようはこういうことだ」ノルバは堅く焼いたそれを一口大に引きちぎり、ぼとり、と残り半分もないスープの中に落とした。
「遊撃隊と」
 ぼとり。
「先鋒隊と」
 ぼとり。
「索敵隊。この三部隊を統合して俺の指揮下に置き、一部隊にしたい」
 三つのかけらを入れたスープをノルバは匙でくるりと回す。突飛な発想だった。確かに遊撃隊はノルバを含め僅か六人の生存者しかいない。どこかの部隊に吸収されるか、歩兵隊あたりから誰かを引き抜いてくる必要はあるだろうが、わざわざ先鋒隊と索敵隊をまとめる必要があるかと言われれば否である。  帝国との兵力差は依然としてある状況でいかにして勝ち進めることができているのかと問われれば、それ��部隊を細かく分けて配置し、ゲリラ戦で挑んでいるからに他ならない。それをノルバはよく知っているだろうに、何故。  答えあぐねているフェドートにノルバは真面目だなと笑うと、策があるのだと語った。
「承諾が得られるまで細けェことは話せねェが、成功率は高いはずだ。交戦時間が短く済むだろうからな。それが生存率に繋がるかと言われれば弱いが、生き残ってる奴らの肉体と精神両方の疲労を考えれば、戦えば戦うほど不利になるだろうし、どうせ負けりゃほとんどが死体だ。だったら勝率を優先した方がいい。ダニラのヤツは反対するかもしれねェが……俺が作戦の立案者で歩兵隊と変わらない規模の再編隊を率いるとなれば、失敗したら責任を負いたくない野郎共は頷くだろ」 「おいノルバ、」 「で、これの問題点と言やァ、デケェリスクと責任を全部しょい込んで無茶苦茶を通そうとする馬鹿の補佐につける奴なんて限られてるし、そもそも誰もつきたかねェってとこなんだが」
 ノルバ自身への扱いを聞きかねて小言を呈そうとした口を遮って続けられた言葉に、フェドートは息を詰まらせた。目の前の濁った白銀と血溜まりの瞳が炎を映して淡く輝く。
「その上で、だ。もう一度言うぞ、第二先鋒隊副隊長さんよ。生き残って勝つ以外は全部クソな俺の隣席だが、そこに全てを賭けて腰を据える気はないか?」
 吐き出された地獄へ導く言葉は弾んでいた。そのアンバランスさは他人が見れば奇怪に映るだろうが、フェドートにとってはパズルピースの最後の一枚がはめられ、平らになった絵画を目にした時のような思いだった。ああ、お前はこんなに暴力的で、強引で、けれども理性的な男だったのか。  「おっと、ギャンブルは嫌いだったっけか」とノルバが煽るように言う。彼の手の中でまた匙がくるりと弧を描いた。茨の海のど真ん中で踊ろうと誘っておきながら、退路をちらつかせるのは彼なりの優しさかそれとも意地の悪さか──おそらくは両方だろう。けれども、フェドートはここでその手を取らぬほど、野暮な男になったつもりはなかった。  フェドートが口角を上げて応える。ノルバは悪戯の成功したこどもの顔で「決まりだな」と言うと、浸したブレッドを頬張る。熱くもなく、かと言ってぬるくもない。シネイドが作ったであろう火だるまのようなスープはただ美味いだけのスープになっていた。  この機を逃すまいと食べ進めることに集中した彼に合わせてフェドートも小気味よく食事を進ませ、ノルバが最後の一口を口に入れるのに合わせてスープを飲み干す。は、と僅かに声を立てて息づくと、ノルバは空の皿を脇に置き腰のポーチを漁ると小箱を取り出した。フェドートはそれに嫌そうな顔を湛え腰を浮かせたが、「まあ待てよ」とノルバがにやにやと笑って彼の腕を掴んだ。その細い腕からは想像できないほどの力で腕をがっちりと掴んできた所為で逃げ道を塞がれる。もう片方の手でノルバは器用に小箱を開けた。中に鎮座していたのは煙草だった。
「俺が苦手なのは知っているだろう!」 「わーってるわーってる。そう逃げんなよ。願掛けぐらい付き合えって」
 スカテイ山脈の麓を生息地域とする特有の葉を使ったそれは、ボズヤでは広く市民に親しまれてきた銘柄だった。帝国の支配が根深くなり量産がしやすく比較的安価なシガレットが普及してからというもの、目にしなくなって久しかったが、レジスタンスのひとりが偶然クガネで発見し仲間内に再び流行らせたという。ノルバも同輩から教えられたらしく、好んで吸う側の一人だった。  ノルバは小箱から葉巻を取って口に咥えると、ポーチの中に小箱をしまい、代わりに無骨なライターを取り出して、フェドートに向かってひょいと投げた。フェドートが器用に受け取ったのを見るや否や彼は咥えた煙草を指差して、「ん」と喉の奥から言葉とも言えない声を上げた。フォエドートが嫌がる顔をものともせず、むしろそんなものは見ていないとばかりに長く白いまつげを伏せて火を待つノルバに、フェドートは観念してライターの蓋を開けると、押し付けるように彼の口元の上巻き葉を焦がした。
「今回だけだぞ。いいか、吐くときはこっちには、ぶっ、げほッ!」 「ダハハハハ!」
 フェドートが注意を言い終わるよりも先に、ノルバは彼に向かって盛大に煙を吐き出した。全身の毛を逆立ててむせる彼に、ノルバは腹を抱えてげらげらと笑う。
「お前なあ!」 「逃げねえのが悪ィんだよ、逃げねえのが」 「お前が離さなかったんだろうが!!」
 威嚇する猫のように叫ぶフェドートなどどこ吹く風で笑い続けるノルバに、「ったく……」と彼はがしがしと頭を掻く。ノルバの側に置かれた椀をしかめっ面のまま手に取り、もう片手で自身が使った皿と空になった麻袋を持ってフェドートは岩場から立ち上がった。
「こいつは片付けてくるから、吸い終わってから作戦会議に呼び出せよ、ノルバ」
 しかめっ面の合間から僅かに呆れた笑みを見せたフェドートは、ノルバに背を向けると配膳の天幕から手を振るシネイドの方へと足を進めた。その彼の後ろ祖型を目で追いながらノルバは膝に肘を立て頬杖をつくと、いまだくつくつと喉からもれだす笑い声は殺さないまま焚火の煙を追うように薄く狼煙を上げる葉巻を弄ぶ。
「他のヤツならこれでイッパツなのになァ。わっかんねェな、アイツ。おもしれえの」
 フェドートの背中にふうっと息を吐く。煙で歪んだ彼の背は掴みどころが見つからない。ノルバはもう一度吸ってその煙幕をさらに深くするように吐きだすと、すっかり冷めたコーヒーを飲み干して立ち上がった。
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kisaragi-hua · 2 years ago
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哥吉拉:少女兵器 Ver,1.77
我一直做著關於500年前的夢。
就像是坐在電視機前按下遙控開關一樣,一陣黑白閃爍之後,鮮豔的畫面突然就在眼前。 這大概是故事裡最精彩的部分吧,但我不敢肯定,只是同樣的畫面不斷地在夢裡重複著。
『吶、要是有人欺負你,一定要跟我說喔!我會去幫你扁他們一頓!』 走在前面的少女忽然回過頭,笑嘻嘻地對我這麼說著。
那是看似正直夏天的日子,刺眼的艷陽、還有些許溫暖的風。 一旁望過去的海水正藍,我們一前一後的走在斑駁的水泥堤防上。 而少女正穿著一身黑色、無袖,輕盈質地且帶有蕾絲邊的小洋裝。
「現在沒有人欺負我喔。」 我一邊回答,一邊看著少女像是在誇耀自己這身衣服似的,輕輕的步伐中卻藏不住那幾絲愉悅的心情。
毫無停歇的風,用著沒有規律的力道在吹著,黑色洋裝的裙襬,隨著散漫的擺動著,偶爾會緊貼在少女的身上,將腰部以下的輪廓描繪了出來。
這時,遠方的船笛響起,我們停下腳步看著客輪在海上畫了一個大弧,接著繞過了防坡堤開進了港口。
我視線的餘光依舊被少女吸引著,瞄著她淡淡笑著的嘴唇,一下子從手腕上取下髮圈用嘴巴銜著,兩手忙著將被海風吹得散亂的長髮紮了起來。
現在的我們,究竟身在何處呢?
一直想認清楚港口上那巨大的招牌上究竟寫著什麼字,但怎樣卻都分辨不出來,那到底是什麼樣的語言呢?
正當我試著用夢中���腦袋在思考這件事的同時,拍打在防坡堤上的浪花越來越高,逐漸的變成了像是墨水般的黑色,並且開始吞噬著周圍的景色。
慢慢地看不見後方的山、還有原本在一旁的民宅,港口也在不知不覺中消失。
最後只剩下我和少女,其他「什麼」都不剩下了。
但「好像」我們還可以看見彼此。
我試著張開口想對少女呼喊,但怎麼張口都無法發出任何一點聲音。 然後,時間像是靜止了一樣不知道又過了多久。
慢慢地,她的身影開始變得模糊,我感覺到原本就在身旁的少女正在逐漸遠去。 於是更加著急地想要伸手去抓,才發現原來連自己的身體也是一動也不動。
『……千歲,你一定要來找我……』 模糊的影子發出細小卻清晰的聲音說著。
「…………!!!」
『……請不要……忘……記我……』
忘記?妳究竟是誰呢?
是誰?
睜開雙眼之後,這是還處在迷濛狀態的我所能回想起關於夢境全部的內容了。
「那孩子究竟是誰呢……?」
夢境到這裡結束。
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如果說依照舊曆來算,現在應該是2520年。
人類的文明在經歷了與古代生物之間的大戰、大地焚燒、冰晶隕石的撞擊、新生命與舊生命之間的星球爭奪戰爭後,經歷了一段混沌的時代。
過去,日本政府在東京灣處發現了Godzilla的同類骨骸,並將其打造成對Godzilla用戰鬥兵器。
代號:MPFS-3。 通稱,三式機龍,當時被稱作人類最後的希望。
西曆2003年。 在東京品川與Godzilla一戰結束之後,用自身殘存的能源帶著Godzilla一同沈沒在日本海溝深處。
之後,日本政府公開宣布與Godzilla的戰鬥已經結束,放棄三式機龍。
當時負責機龍計畫,隸屬特生自衛隊編制下的特殊研究本部也在這之後解散。
該組織當中其中一名叫做夏目陽一郎的科學家,負責其中最核心的研究: 即是Multi-purpose Fighting System(多用途戰鬥系統)的技術應用。 在特殊研究本部解散之後,下落不明。
西曆2020年,信奉大地之母的教徒們,自稱是���亞的子民,再度喚醒了本已停止活動的Godzilla。
沈睡了7年的Godzilla,甦醒時釋放出的生命能量就像是某種訊號,令地球各地在同一時期相繼觀測到空間發生異變。
接著到處出現了古代大型怪獸的身影,並且破壞著大地,人類為了生存,只能被迫再次與這些古代大型生物之間戰鬥。
就在人類利用科技逐漸取得優勢之後,眼看戰爭即將進入尾聲。 不知道究竟是什麼原因令Godzilla向著向宇宙發射了原子吐息。
隨著Godzilla用盡自身最後的能量,之後便失去了意識,殘存的古代生物也跟著遭到擊殺,人類獲得了完全的勝利。
原子吐息的能量穿過太陽系後,巨大的能量來到冥王星處時引發了空間扭曲。
最後,這股能量便來到位在第六次元恆星系,的外星統合意識體,他們自稱索瑪31噬星者。
原來數萬年前它們的祖先曾經造訪過太陽系,並且與當時在地球上的哥吉拉大戰過,自此便遊蕩在宇宙中。
原來蓋亞的子民所使用的儀式,便是索瑪31噬星者為了奪取地球能源所留下的外星裝置。
直到受到Godzilla的原子吐息衝擊後,巨大的能量讓其從漫長的冬眠中甦醒。
索瑪31噬星者卸除死星狀態的偽裝,沿著原子吐息打開的次元裂縫來到了太陽系, 巨大的冰晶隕石降落在地表上,
索瑪31噬星者們先是與古代大型生物的遺骸進行融合,獲得了在地球上的行動能力,並且開始
就在人類面對外星生物的攻擊毫無招架之力時……
『人類不應該是Godzilla的敵人!』
夏目陽一郎出現了。
『現在,我們的星球正面臨來自宇宙的威脅,正應該是我們團結一致的時候。古代生物們自數萬年前便存在這顆星球上,過去我們的祖先曾經視這些古代生物為神明,
陽一郎利用從特殊研究本部所保存的古代生物DNA,進行將生物複製體的骨骸加以機械化,製造出了這些對索瑪31噬星者們的戰鬥機械生物。
具有翼龍姿態的金屬怪獸:MPFS-4 jet-拉頓
具有如鱷龜模樣的金屬怪獸:MPFS-5 Jet-卡美拉
具有如大金剛般的金屬怪獸:MPFS-6 Jet-桑達
就這樣,人類在得到新力量與之抗衡,和索瑪31噬星者的戰爭持續了100年。
在這段時間,大地因為冰晶隕石的墜落造成全球氣溫降低,氣候變成了寒冬。
人類政府於是便移居到了地球之外的太空中,並且與地球上的外星生命體,維持著冷戰的狀態
由星鏈計劃而生誕生聯邦政府組織,由五座太空殖民地構成,分別是:印度之星、大中華之星、歐盟之星、美利堅之星,以及馬琳之星。
最終逃離地球的人類悄悄的將沈睡的Godzilla運到月球上藏了起來 但卻失去三式機龍的蹤跡
而Godzilla則下落不明,就這樣500年過去了 過去人類遺留下來的文明如今存在太多謎團,那些已經逝去的生命將這些一同帶走
人類在月球軌道的打造的人造衛星殖民地
自有記憶一來,我便一直居住在馬琳之星,今年29歲了。 在中央圖書館裡負責考古資料的保存與整理。
作為最後才升空的殖民衛星,馬琳之星
「我是科技發展局能源部的」
那只不過是一個依然再平常不過的日子,突然,觀測站接收到來自地球傳來的未知訊號 對比資料庫數據之後,發現與MPFS-3的相似度高達98%
其中能夠被讀取辨識的部分含有非常嚴重的雜音,剩下的數據內容則因為使用非常舊式的四進位編碼做處理,以至於無法用我們的設備解析。
「」
「以下是我們接收到的原始內容。」 研究員小姐熟練的從在平板設備上點擊了幾下後,前方巨大的螢幕顯示出一個像是水波紋狀的畫面,隨著室內的擴音器播放出低沈且混亂刺耳的雜音,
「這是原始內容的音訊,但我們嘗試做深度解析,排除沒必要的雜音之後,這是經過修改後的內容。」研究員再度操作著手上的平板裝置。
螢幕上原本複雜的波紋變得稍微單純一些,可以聽清楚那是人在說話的聲音 『一定要……要來找我。請……請……不要……忘……記……』
聲音到這邊結束後,強上的螢幕瞬間閃爍一下後便自動關機。
室內頓時陷入一股寂靜,沒多久,系統重新啟動發出了機械音,畫面又開始重新閃爍。
螢幕顯示在黑色的畫面出現後便靜止,左上角出現的底線符號正閃爍著,接著畫面開始自動自動打出一段文字:
[ NATSUME CHITOSE ]__
「我們推測,造成今天系統重啟的就是為了在重啟的運算過程中重新顯示這段文字:NATSUME CHITOSE,這大概是一種很古老的電腦系統運作方式。」
NATSU……ME CHITOSE……這怎麼讀,都像是在寫我自己的名字一樣,夏目千歲。
「這也是我們把你找來的原因,畢竟這段訊號只有馬琳之星接收到」
「關於這句『一定要來找我,請不要忘記。』和聲音,有想起些什麼嗎?」 短髮俐落的研究員接著繼續追���
我將頭轉向一邊,開始思考起來。 雖然說也不是想刻意要隱瞞,但就目前很多事情都還不清楚的情況,對於自己很常做的那個夢,暫時還不想透露太多。
「關於這段對話,想不太起來和自己有什麼關聯。是不是在資訊傳送的過程中,會不小心混雜到其他的內容呢?」
「我們就老實告訴你好了,這段訊號來自MPFS-3。」
「MPFS-3?」
「在考古部門的你應該知道這個吧?500多年前的人類文明遺產。」
「我當然知道,但這500多年來一直都沒有人找到,雖然我們都知道現在哥吉拉……」
「這段訊號是從地球上傳來的,比對數據資料之後,我們試圖想要找出發送源,但一直都沒有找到吻合的資訊。」
「原本只是想將這段訊號先暫存在系統裡,但沒料想到資料竟然像是有思考一樣,繞過系統得防火牆直接連接到中央圖書館裡有關機龍的檔案夾裡。」
上面的人意見也是不太一致,雖然沒有做出限制,但我們想趕在聯邦政府做出行動之前先做調查
至於剩下4進位的內容我們暫時無法解析,但我們相信在地球上,有能解析這段資料的設備 我們將安排護衛給你,一同前往地球去
另外,關於提到這訊號的傳送原來自MPFS-3,呃,也就是機龍,既然如此,那不是就可以直接知道發送位置嗎?
為什麼還需要大費周章的由我去地球呢?
這是因為系統是在被強迫的情況下接收到這段內容,我們嘗試去尋找發訊源
以上,我們會為你安排護衛協助你前往機龍的所在地
「關於這件事科技發展局和安全局意見有些不同,但科技發展局並沒有部隊的編制,所以我們從聯盟那邊向Valor(特務部)申請了一名MPFS-9作為你的護衛。」
「你先回去收拾一下行李,Valor會在晚些時候直接去接你後,再一起前往地球。」
「另外,科技發展局的聯絡方式已經發到你的手持終端裡了,有什麼事情就請與我們聯繫。」
之後我回到自己的住所開始打包行李,一邊想著這趟到地球的旅途不知道多久後才會再回來。 我將隨身攜帶的手持裝置連接上家裡的個人終端之後,臨時的權限能將圖書館系統中關於機龍的資訊下載下來。
門鈴響了,沒想到對方動作也這麼快,我暫時先擱下收拾到一半的行李前去應門。
打開門後,那是兩名穿著軍用制服的男子。 「夏目千歲先生嗎?」 其中一名帶著眼鏡身材較矮小的男人先開口了
「……是……你好。」
「我們收到上面的命令,負責將你��到地球的,請問現在可以出發了嗎?」 身材矮小的眼鏡男接著繼續說。
「我正在收拾,大概還需要一些時間才好,行程有這麼趕嗎?」
「請動作快一點,我們這邊安排的時間也非常的吃緊。」 另外一名較為肥胖高大的男子帶著不滿的口氣大聲的說。
「沒關係的,那麼,能讓我們先進去等嗎?」 矮小的眼鏡男伸手阻止了肥胖男子接著說下去。
雖然還是有些錯愕,但我也沒多花時間思考,便讓這兩位男人進了屋內。
「你們是哪個單位派來的?」 我關上門後才覺得對兩人的來歷沒仔細查證有些不妥。
「我們是隸屬馬琳政府的安保局,叫我伊森就好,另外旁邊這位是塔拉少尉。」 眼鏡男禮貌客氣地介紹著自己和他的同事。
「安保局?但我的行程不是由科技發展局安排的嗎?」 覺得有些疑惑的我不得不警戒了起來。
「嘛,情況有些複雜,總之,現在由我們安保局接手了,還請您動作快一些。」
「……」 我走進房裡開始快速的整理起自己的行李,一邊思考著這當中的不對勁。 忽然想起手持終端裡存有科技發展局的聯絡資訊。
於是我一邊確認房外兩名自稱安保局的軍人位置,一邊試著走到他們視線的死角嘗試聯絡科技發展局的人。
沒想到屋內的網路竟然被中斷了,手持裝置的螢幕停留在數據下載完成的畫面,但卻無法跟外面取得聯繫。
我拿著手持裝置走到門口,對著兩人說 「這邊的網路訊號似乎出了問題,我有些事要跟朋友聯繫交代一下,請讓我到外面去試試。」 「很不好意思,由於情況特殊,我們現在必須限制你的一些行動,還請你稍微配合一下。」 眼鏡男的語氣突然變得有些強硬。
「我現在就是要出去,你們沒有理由限制我。」
我試著想要繞過擋在門口的兩人走到外面,但肥胖的男子用力的抓起我拿著手持裝置的手,大聲的對我喊著。 「現在你最好安分一點,我們還會對你客氣些,老老實實的東西收好跟我們走,至少還能讓你舒服些!」 他在我的手臂上施加力道,讓我了解到跟這些人硬碰肯定沒好下場,眼下的情況只能乖乖的配合這兩人的行動。
之後,我跟隨著這兩名自稱安保局的人員來到地下停車場。
一上車之後,肥胖男人便拿出金屬製的拘束具,將我的手和腳給固定上。 「你們這是在幹什麼!?」
「你老實點,在我們送你到地球之前還有些事要做。」 眼鏡男手裡拿著注射針筒從一小罐玻璃容器中抽取了液體
「聽著,這是為了讓你在之後降落過程中舒服一點的藥劑,」
「到底是什麼東西!?」
「沒事,只是一些營養劑罷了,等等好好的睡一覺吧。」 他將針頭插進我的脖子,接著按壓將針筒裡的液體注射進我的身體裡。
肥胖男將汽車發動,迅速駛離地下停車場,身體失去力氣癱軟在座椅上。 「……要趕不及了!就直接開到碼頭去!」 聽著眼鏡男指使的聲音,看著外面熟悉的景色越來越模糊,我感到非常的疲倦。
最後,在眼皮的肌肉放鬆之下,我昏睡了過去。
不知道過了多久,我的意識才漸漸的恢復……
『……代號驗證完畢,雙子座6號���準備突入大氣圈。』
『安全裝置解除,進入監視裝態,引擎停止點火倒數就緒。』
『進入角度正常、誤差在允許範圍內、1.1、1.4、0.9!』
『推進輔助翼收起、表面冷卻系統測試信號all green、電子觀測裝置系統正常啟動。』
『確認進入引力滑翔模式,自動導航。』
『倒數4、3、2、主引擎熄火。』
前方駕駛室內的聲音正透過掛在脖子上的耳機聽筒傳來。
我眨了眨眼睛、試著晃了晃手上和腳上的拘束具,像是在確認這東西到底牢不牢固一樣,冰冷的金屬和鐵鍊發出清脆的聲響。
沒多久,機身便開始劇烈的搖晃著。
對於初次搭乘穿梭機竟然是如次的經驗真令人感到不快又無奈,身體被安全帶牢牢的固定在簡陋的鐵椅上。
不知是從哪找來的枕頭勉強拿來當作椅墊湊合著用,還有不知什麼時候被換上的軍服,過大的尺寸穿起來感覺就像是逃犯一樣。
下降的過程中能感受到被稱作地球引力的牽引,身體感覺到非常的沈重,全身的骨頭正受到肌肉的擠壓。
我反射性的不自覺開始大口呼吸著。
『喂!後面的傢伙,我們正在下降,有什麼不舒服稍微忍一下,等等就習慣了。』
好一會我才想起來,那是矮小眼鏡男的聲音。
我將頭靠在一旁,從機艙內小小的窗戶向外看去,已經能看見部分地球的樣貌了。
只剩下20%的陸地面積,甚至大部分的陸地還被冰雪給覆蓋著,在地球上生存的人類現在大部分都集中在靠近赤道的溫暖地區,據說那是現在唯一不會下雪的地方。
飄蕩在宇宙與地球之間殘骸不斷的拍打在穿梭機上。
這些,有大部分都是過去大戰後,人類倉皇逃離地球時遺留下來的東西吧。
我獨自看著這些宇宙垃圾,一邊想著自己到地球之後究竟會如何。
突然,注意力被遠處的某種東西給吸引著,那是一團閃爍著火光的��體。
原本看似微小,卻越來越像是朝著我們而來,模樣比起最初發現時要來的大上許多,但依舊看不清那究竟是什麼東西。
正猜想著那可能是近地軌道上的碎石或是某樣殘骸也正受到引力的牽引而燃燒。
「……那是不是看起來像是人的影子!?」 我似乎對此有些驚訝,並且想試著在機身劇烈晃動的情況下,再一次看清楚到底是什麼東西。 但這樣的狀態並沒有持續太久,便因為這邊降落的速度較快,之後那團燃燒的火光就消失在我的視線裡,從遠方望去,軌跡就像是流星一樣從我們的上面畫過去。
抵達地球的大氣圈後,穿梭機再一次的展開機翼平穩的飛著。
我先是感到一陣不舒服的耳鳴,那種像是從遠方傳來噪音越來越接近。 沒多久便是一陣令人措手不及的強烈撞擊。
巨大的力量撞的這架雙子星6號瞬間失去控制,緊接著失速高速墜落了幾秒後,機身才穩定下來。
駕駛員正地對著通訊設備大聲的呼叫,對於並且搜尋著這附近能緊急迫降的地點 我們似乎偏離航道跌落到降雪區
好像有什麼東西攀附在機身外,發出敲擊的聲音。
「是特務隊的人終於追來了嗎?」 一隻巨大的機械手臂貫穿了機身外的金屬蒙皮,將我面開了一個洞,瞬間灌進來的寒風將碎裂的殘骸吹的在機內亂竄。
我舉起雙手護著臉,一邊緊盯著那突然伸進來的巨大手臂。
只見原本緊握的金屬拳頭張開五指,正沿著大開的洞口將機身撕開,原本坐在一旁的我就這樣受到波及,跟隨著被撕開的碎片一起被拋出了機身外。
好險僅依靠著機艙內固定拘束具的扣環在支撐著,若不是如此大概早就墜落下去了,沒太多時間可以思考,我趕緊抓著鐵鍊奮力向著機艙的洞爬回去。
一架直升機這時候從下方雲層中竄了出來, 我看著牆上固定鐵鍊的扣環已經嚴重變形,於是使勁一口氣扯了下來。
散落在一旁的艙內物品,有幾把看似能用的槍械,我拿起後朝著自己的腳銬和手銬開槍
但怎樣都用的不是很順手,弄的自己的腳踝和手腕上多了幾道擦傷
這時候也不是思考這些事情的時候,眼下是能不能安全脫身都不知道。
那隻像是蜥蜴模樣的機械生命體在與我對峙著,從那毫無生命氣息且發著藍光的眼睛背後,似乎傳來某種像是在更遙遠的視線。
對方眼睛的光線瞬間閃爍了一下,發出更加強烈藍色的光芒。 一下加快速度向我衝來,無視我手中機槍射出的子彈,筆直的逼近,那些擦過金屬軀體的子彈只發出微弱的火光卻絲毫沒有造成任何的傷害。
一瞬間,有什麼東西夾雜著驚人的速度與力量從天而降,一個小小的身影重擊了眼前這個蜥蜴模樣的機械生物,好像某種東西將貫穿了頭部,碎片四散著。,
而這架雙子座6好的機身因為也受到這股強大的力量壓進了海面,並揚起了巨大的水花,原本眼前的景象一下子又變的模糊不清。
接著耳邊傳來某種東西爆炸的聲音,產生的震波將水霧散去。
周遭散發著令人感到溫暖的熱氣,剛才那小小影子的主人出現在我眼前,那是一個嬌小的少女身影,纖細的手指緩緩地從已經停止動作的機械殘骸中抽起一把快與身高差不多的大刀。
她握著那把大刀向旁邊一甩,將冷冽的空氣切開。
彷彿是炙熱熔岩般炫目的顏色,留著一頭熾熱火紅的長髮在空氣中飄盪著。 圍繞在那些如細絲般的長髮一旁,正像是追趕不上燃燒的速度,崩發著如星光般的火粉。
我緊抓著雙子座6號外的安全手把,視線來到她身上那件外套背後清楚印著的字樣
『MPFS-9……!』
人形的Multi-purpose Fighting System。
在剛才的爆炸之後,像是蜥蜴模樣的金屬生命體便停止了動作。
另外在一旁像是巨熊模樣的機械怪物將原本的視線轉移到少女身上,巨大壓迫感和眼睛發出與同伴相同的藍色光芒、原本五隻機械手指正在改變模樣,令人感到恐懼。
只見那五隻手指呈現抱拳模樣之後,從手臂上延伸出來的金屬裝甲包覆在其上面。 巨熊模樣高舉起那看似巨鎚搬的手臂,朝著少女所在的位置用力揮下。
「快躲開啊!」 看著少女有危險的我下意識的大聲呼喊著。
與此同時,眼前那隻小小的身影並沒有躲開。
單手接下巨熊模樣的巨鎚,承受這股重量,那雙纖細修長的雙腳瞬間踩凹了金屬的機身。
對方看著一下子動彈不得的少女,舉起另外一雙手,將五指握拳、手臂上再次延伸出金屬裝甲包覆。
少女另外一隻手舉起大刀向著頭上的巨鎚砍去,閃亮的刀身卻只停留在對方堅硬的外裝甲下。
手裡那把大刀的攻擊似乎沒有作用,少女小小的身軀突然一縮,然後向後一躍躲開巨熊模樣的攻擊。
像是注意到縮在一旁狼狽的我,少女的視線從眼前這具機械生物轉移到我的身上。
我知道自己正被注視著,當雙眼與少女那熾紅的目光對上的瞬間,像是在得到某種確認的信號一樣。
從少女的外套裡面接二連三射出了幾枚小型的飛彈,向著巨熊模樣攻擊。
雖然飛彈全數擊在巨熊模樣的機械生物上,但對它堅硬的外表似乎無法造成太大的傷害。
看著對手的狀態正處在混亂當中,少女改變了原本戒備般戰鬥模樣的姿態。
她將大刀反手一握,接著朝著我��了過來。
還沒來得及搞清楚狀況,頭便被少女一把緊抓著。
她粗魯地朝著我的脖子用力咬下。
肌膚感覺像是被利物撕開一般,一陣疼痛感瞬間襲來
「喂!妳…妳……搞什麼東西!?」 雖然說試著想要反抗這突如其來的狀況,但全身漸漸地使不上力。
溫暖的鮮血從少女的牙齒滲出,流淌在寒冷的肌膚上。
貼在我臉上的熾熱秀髮開始散發出更強烈的光芒。
少女粗爆的抽出利牙,殘存的血液沿著她的嘴角緩緩滴下。
動彈不得的我只能繼續緊抓著機身外的安全手把,這是我第一次看清楚她那雙熾紅的雙眼,就彷彿燃燒的鋼鐵般散發著耀眼光芒的紅色。
巨熊模樣又重新調整了姿勢,舉起變化成巨鎚的雙手,準備向著少女在次發動攻擊。
赤髮週遭的火粉開始纏繞在少女的刀身上,在一旁的我感受到周遭的溫度逐漸上升,身上那件黑色的外套隨著熱風奮力地擺盪。
她那雙小手緊緊抓著纏繞著火焰的大刀,將其拉至身後,接著雙腳用力一蹬,在原本著地處的金屬地面瞬間凹陷了進去。
與此同時,巨熊模樣也朝著少女衝了過來。
「紅蓮、真空斬。」
少女用著比起對方還要快的速度,舉起大刀從巨熊模樣的正面由下向上筆直的畫過。
纏繞在刀上的火焰將堅固的金屬軀體一分為二,巨大的身軀崩壞,身上開始啪擦地發出間歇性的聲響和火光。
在攻擊結束之後,少女接著跳到我的面前,拉起她身上那件尺寸過大顯得不合身的黑色外套替我們擋下敵人爆炸而產生的衝擊波。
確認當前周遭的威脅已經全數排除後,從少女穿的外套下伸出了一隻機械手臂俐落地接過她手中的大刀。
「穿上吧,人類在這樣的溫度下,可是撐不了多久的。」 說著便將外套脫下後向著我拋了過來,少女用著毫無情緒卻還有著孩子般稚嫩的聲音說著。
我慌忙地接過外套後,一直之間語塞不知該回應什麼才好。 從緊繃的狀態鬆懈之後,大腦才認知到現在外面低溫環境,身體已經瑟瑟發抖連站起來的力氣都沒有。
脫下外套後更能看清楚少女的身形,像是只有13-14歲般大的孩子,但臉上卻絲毫沒有一絲的稚氣。
原本深紅的瞳孔和像是金屬燃燒般的秀髮不知道什麼時候又變成了普通的黑色。
我拿起黑色的大衣裹在身上,裡面依然殘留著炙熱的溫度,意外地還有一股像是杏桃花般淡淡的香味。
「……好暖。」一邊哆嗦著嘴巴吐著熱氣。
「庫里,狀況如何?」
少女向著我這邊詢問,正當還在疑惑這究竟問的是什麼樣的問題,一個聲音從外套裡回應著: 『按照計劃,我們成功的降落到地球上面了。』 那是一個分不清究竟是男是女的中性機械音正清晰的回答著。
「沒想到竟然��這麼快就遇上,是在突入大氣層時被發現的嗎?」
『判斷,肯定。』
「庫里?」我發出疑問。
『回答,試作MPFS-9擴充型防禦裝置、搭載嚮導AI:Cu-11-inan,通稱:庫里。』 這下子我再次確認了這個聲音確實是從這件外套裡傳來的。
「所以你們是星鏈聯邦安排來救我的嗎?」
「星鏈聯邦?」少女疑惑回答著。
「剛才那些機械生物到底是什麼東西,為什麼要攻擊我們呢?」
『身為人類的你』
『我們不屬於任何組織,我們的行動模式是依據我等造物主的期望。』 在我想要繼續追問下去時,庫里率先回應了
「所以說妳們的行動目的是什麼?」
「我們要執行夏目陽一郎教授的計畫,協助執行者:夏目千歲,前往機龍休眠之處。」
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townwood · 2 years ago
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羅曼死
沒什麼好說的話只好沈默,但心裡仍想和你有所聯繫,只好硬塞不著邊際的字,只求你的熱烈回應,這是我無聊的貪心,在沒有特別目的的未來,我浪費著可見在跑動的分秒,銀行帳戶裡不多的數值,在不知道目的為何的情況下不斷的消耗,我為什麼活著?
他要做出最極致的遊戲,這是屬於他的情歌。
大排長龍的女人魚貫的在鐵製的紅色樓梯上,通往黑色的大金爐,金爐內焚燒出火焰,火焰的樣子具象成有眼睛的惡魔,這個惡魔似乎能夠看透些什麼。那鐵梯的終點就在金爐口前,排到惡魔面前的女人會被解析所有的缺點,給在鐵梯對面的我聽,若我不接受,她們就得繼續往前,踩到看不見的深淵去。
他最近睡不太好,找不到原因,躺在床上有種莫名的壓力,離開床,從旁一看才發現床墊一直有不自然的下陷,好像有個不知名的重量在那,他緊張的跑去詢問他的爸媽,希望能夠解決,於是他媽媽換好裝,起乩走下樓去到他房間,「消失吧!消失吧!」搭配著奇怪的咒語及腔調,不到十秒的嘈雜後就突然安靜下來,他急急忙忙的衝下樓看,媽媽不見了,望向床鋪,它下陷的更嚴重,「幹...是隱形的魔鬼...」他心想,也不敢再睡回那張床,他叫他妹妹跟他換房間,妹妹也抵死不從,「幹為什麼要叫我去?」「啊就有隱形的魔鬼啊!」「你怎麼不早說?我這裡有藥可以解決它。」妹妹拿出一罐不知道是什麼的藥物,罐子上也沒寫任何標示,但為了要解決隱形魔鬼,他二話不說搶來「你也要一起吃哦!」他逼著妹妹跟他一起服用,吃下去沒多久時間,一陣頭暈目眩,他感覺他的腳在離地,然後身體似乎失去重量的往上飄,他的意識也跟著飛出九霄雲外。
醒來後,他跟妹妹坐在一家墨西哥餐廳,應該是說在那裡的顧客都是墨西哥人,但是不是墨西哥餐廳不太清楚,在餐廳裡的顧客都在食用著...粉末,他們面前也擺著兩碗白粉,他參考隔壁���用餐」的方式,模仿著做,整個臉埋進粉裡,吸了一大口,「咳!」然後鼻子嗆到不行的狂咳,接著眼前的一切事物開始顫動,所有景物拉扯成一堆跳動的黑線在他「眼前」不停地舞蹈,「幹,太ㄎㄧㄤ了,你咧?」他問坐在一旁的妹妹,「這到底是三小?」所有的黑線不斷聚合再分離,又恢復成原來的樣子,再變成描線的形狀鼓動,不斷地輪迴,他注意到這雜團黑線裡有一個小小的doodle jump,「欸,這個是?」doodle jump往上一跳,一片黑色簾幕降下來。
他的所有努力是為了最極致的遊戲,這是屬於他的情歌。
他跟他的刑法老師買了一台聯結卡車,花了五十萬,為了要載國外運回來的毒品去賣,但他還不太會開大卡車,想說為了練習,順便載乾女兒去補習,結果路太小條又超難開,才在後悔是不是該把車退還回去呼嚨老師一下,應該沒關係吧?的時候,車子就被路口衝出的車攔腰撞翻了。
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soul-eater-novel · 3 years ago
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Chapter 16
花将軍の罠
Caught in the Flower General’s Trap
P118
城に戻ったティルたちは早急に軍議を開き、クナン地方攻略の作戦を練った。 Tir called for a war council meeting the minute they returned to the castle and they put together a strategy to take over the Kunan region.
クナン地方には、帝国の拠点がニカ所ある。 The Empire had two bases in the Kunan region.
ひとつはクナン地方のやや南西、ミルイヒ・オッペンハイマーの部隊が駐屯するスカーレティシア城。 The first was Milich Oppenheimer’s Scarleticia castle, where his troops were stationed. The castle was located in the southwestern area of Kunan.
もうひとつはゴウラン地方とクナン地方を分ける、デュナン川に設置された橋の上の関所、ガランの関所だ。 The second was the Garan checkpoint, located on a bridge above the Dunan river, which divided the Kunan region and the Gouran region.
密偵の調べ��は、ガランの関所に六千、スカーレティシア城に九千の兵力があるということだった。 According to their spy intel, there were six thousand soldiers stationed at the Garan checkpoint and nine thousand at Scarleticia castle.
それに対して、現在の解放軍の兵力は八千ーー。 In comparison, at this point in time the Liberation Army’s ranks totaled eight thousand soldiers.
トラン湖を渡ってクナン地方南西に攻め上り、一気に城を落とそうという意見もあったが、マッシュはいったんゴウラン地方に出てから、ガラン、スカーレティシアと攻める安全策をティルに薦めた。Though the idea of crossing Toran lake, advancing into southwest Kunan, and taking the castle in one fell swoop came up during the discussion, Mathiu suggested to Tir that it would be safer to first deploy to the Gouran region, take Garan, and then attack Scarleticia castle.
ミルイヒは侮れない策士であり、ガランをまず落としておけば敗れた場合でも退路が確保されると言った。 He pointed out that Milich also employed a tactician who was nobody to scoff at, so if they failed to take Garan then they would still have a clear path of retreat.
彼の策に異存はなかったので、ティルは早速進軍の号令を出した。Since there were no objections to the plan, Tir immediately gave the order to march.
今回の戦いに将として参加するのは、グレミオ、クレオ、パーン、ビクトール、フリック、ハンフリー、レパント、キルキスの八名。There were eight main leaders in this battle: Gremio, Cleo, Pahn, Viktor, Flik, Humphrey, Lepant, and Kirkis.
P119
他の者は城の防備に残して、ティルたちは夕闇に紛れてゴウラン地方へと船を出した。 Leaving the others behind to defend the castle, Tir and company slipped out across Lake Toran in boats to Gouran under the cover of dusk.
マッシュの指示で、ガランまで半日ばかりの砂浜に船を停め、ひとまずそこで兵たちをまとめた。 Following Mathiu’s instructions, when they were just half a day out from Garan they anchored their boats on a sandy beach
敵にこちらの動きを悟られないためだ。 to avoid detection by the enemy.
夜通し歩いてガランの関所が見えた辺りで、マッシュは兵を休ませた。 They marched through the night until they reached a location where they could see the Garan checkpoint and then Mathiu ordered the soldiers to rest.
夜明けと同時に関所を攻めるという策だが、寒さが厳しいこの季節、火も焚かずに朝を待つのはかなり辛いことだった。 The plan was to launch their attack on the checkpoint at the break of dawn, but the cold was so bitter in this season--it was undoubtedly hard on the soldiers to not even be able to light a fire in these conditions.
そして東の山脈から太陽が昇った時、ティルの天幕にマッシュが訪ねてきた。 As the sun began to rise over the eastern mountain range, Mathiu called on Tir in his tent.
「ティル殿、そろそろ戦がはじまります。すでに皆にも策を授けておきました。今回はパンヌ・ヤクタの時のように総攻撃の必要もないと思われますので、ティル殿には皆の戦いぶりをご覧いただきましょう」 “Lord Tir, the battle will begin shortly.Everyone has already received their orders. Unlike the attack on Pannu Yakuta, I do not believe an all out offensive will be necessary this time, so it would be best if you remained only an observer in this fight.”
「でも、マッシュ……」支度を整え、根を握りながらティルは言う。 Tir gripped his staff in both hands and protested. “But Mathiu...
「皆が戦っているのに、僕だけ見物というわけにはいかないよ」 I can’t just stand by and watch while everyone else fights!”
「お気持ちはわかりますが……。それも時と場合によります。兵は失っても補えますが、リーダーであるあなたに代わりはいません」 “I understand how you feel, but there are times when it is necessary. Lost soldiers are replaceable. Leaders, however, are not.”
「うん……。わかった」 “I understand the concept, but...”
ティルはマッシュが自分を特別扱いすることに対して少々疑問を抱いたが、彼の言うこともわからないではなかった。 Tir felt dubious about Mathiu’s insistence that he alone should get this special treatment, but he also understood the man’s point.
マッシュについて天幕を出て馬に跨り、ティルは一隊を率いて小高い丘に陣取ることにした。 Tir followed Mathiu out of the tent and mounted his steed. He decided to lead his unit to the top of the small hill to take up their positions.
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kachoushi · 4 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和3年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年2月3日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
帯の色白と黒との寒稽古 世詩明 初夢や逆夢にして安堵せり 同  受話器より来る熱燗の酔ひつぷり 清女 もう雪も落ちついたかとココア飲む 同  湯のたぎる薬罐の音の冬支度 誠   ゆつくりとガラスを滑る霙かな 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月4日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の明け空の青さのどこまでも 柏葉 雪の舞ふ上へ下へと北陸路 喜代子 寒戻り雄島は浪に翻弄す 都 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………  
令和3年2月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
祈る人白く光らせ春の寺 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 饅頭屋の幟ぱたぱた春疾風 美智子 嬰児へ春の揺籃なりしかな 順子 寒紅や鏡の中の女たち きみよ 春を描く赤で縁取る黄土色 千種 ギャルソンのベストの在庫春埃 荘吉 バーの椅子冬日も遊ぶ道具街 荘吉 春潮のかをる手をもて貝洗ふ 順子 ペンダントはづして春の風邪に寝る 光子 黄泉の国へとラビリンスめく雪間 眞理子 オキーフとゴッホの黄なる春の蝶 伊豫 ロマノフ朝語る早春のため息 慶月 仲見世の半分閉ぢて亀鳴けり 梓渕
岡田順子選 特選句
江戸つ子へ黄水仙咲く格子窓 光子 春の日の跳ねたりしつつ神田川 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 吾輩は道具街の猫日脚伸ぶ 荘吉 春浅き野へと黄衣の遊行僧 慶月 花瓶売れざり春の日を黄昏れて 俊樹 笊は受く春の日差や道具街 季凛 菜の花や主のゐない家に棲み 伊豫 大方は縁なき道具街うらら 秋尚 隠れ耶蘇語る窓辺の余寒かな はるか 遣り手婆春画を鬻ぎつつ春眠 俊樹 黄塵万丈浅草に人沸き出す 梓渕 産土の海光を背に絵踏せり 光子 生国を刻みし墓へ梅香る 慶月 祈る人白く光らせ春の寺 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
散歩みち犬に吠えられ日脚伸ぶ 三四郎 子等はしやぐ声の大作雪だるま みす枝 寝るだけに戻りし部屋の虎落笛 ただし 初詣巫女の化粧の濃かりけり 世詩明 贔屓目にみても毛皮の似合はざる 上嶋昭子 大氷柱剣のごとく堂宇守る 時江 崖の上に耐へて咲きたる水仙花 久子 神杉に裂けし傷あり斑雪 時江 風花の散華の中を柩ゆく 信子 湯たんぽを母の温もる如く抱く さよ子 廃屋の雪の声きく真暗がり ただし 嚏して饒舌の人黙りけり 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月9日 萩花鳥句会
住所録ゐぬ人ばかり春時雨 祐子 降り立てばカルスト台地草萌ゆる 美恵子 春まだ来産卵仕掛ける川漁師 健雄 春時雨ビニール傘に裂け目あり 吉之 下萌えて平幕力士の賜杯かな 陽子 雪雫八分音符と四分音符 ゆかり 微睡の草木起こせし春時雨 明子 面接の練習の声寒明くる 克弘
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令和3年2月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
護摩焚きの煙の深き節分会 あけみ 節分や子の夢に出る方相氏 登美子 節分や炒豆撒いて稽古終ふ 令子 車窓には雪しろの山々続く あけみ 大雪も奮闘えち鉄動き出す 紀子 野兎の駈けし跡あり野辺深し 同  ひらがなの娘の手紙春隣 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
白杖の突けば凍土鼓動して 都   磯竈海女と蜑との声太く 益恵 獣園の柵に並ぶ子草青む 栄子 春の雪店はいつものビートルズ 佐代子 日脚伸ぶ明るき方へ人も鳥も 都   寒木瓜の棘の交差に交差して 悦子 白髭を撫で庭を掃く春隣 幸子 寒月へ町定位置に静もりて  都   春雷や酒供はりて力士像 宇太郎 さよならと筆置く音に落椿 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
人生は借り物かしら春一番 修子 日の永き台所にて聖書読む 同  永く生きすぎた気もして春の風 同  どの家も砦のやうに雪積みて 寛子 街路樹の上に余寒の空低し 同  針供養叔母は短気でお人好し のりこ 掌に一滴春の化粧水 岬月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
ひたすらに鶴は鶴とし凍つるのみ 雪   寒鴉申し合はせしごと啼かず 同  観念をしたる如くに大枯木 同  温石に温石と云ふ石の貌 同  薄氷や着物をつまみ避け乍ら 千代子 深々と音消し積もる真夜の雪 同  春炬燵くの字しの字の混み合へり みす枝 ランドセルに筆箱入れて春を待つ 同  銀の波揺らし川辺の猫柳 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
薄氷の割れて漂ひ重ね合ひ 千加江 数独に挑んで老の春を待つ 清女 節分や柱時計がつと止る 啓子 薄氷���張り尽したる法の池 泰俊 鴬や何か賑やかなる甍 同  凍て鶴として人の世を凍つるのみ 雪   華やかに古りし虹屋の桐火桶 同  凍て様も金輪際や檻の鶴 同  人の世の枷を解かれし古火桶 同  寒鴉啼くを忘れてゐはせぬか 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月19日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
冴え返る言葉の綾に躓きて 雪   勿体なや冬籠りにも厭きしとは 同  乾杯の種の尽きたるちやんちやんこ 同  うららかや犬が好みの猫まんま 清女 虹屋へと二月礼者の関西弁 千代子 水仙の花に折鶴遊ばせり 希   路地裏を斜めに走るうかれ猫 啓子 水尾も無く流れのまゝの鴨滑る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飄々とした人の訃や冬の果 佑天 学舎の武張りて遠く春の富士 圭魚 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 手の皺の翳は目立ちて春を待つ ます江 存分に椿の落ちて椿寺 佑天 堂裏の日溜り豊か落椿 圭魚
栗林圭魚選 特選句
よき喫茶閉ぢし通りの余寒かな 慶月 磐座の裳裾にこぞる蕗の薹 幸風 菰踏めば春泥ぬると動きたる 三無 朝光の瀬音そびらに蘆の角 幸風 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 寺領ひっそり孕猫つとのそりゆく 文英 細波の煌めき尖る浅き春 斉   シスターの病むや余寒の廊長し 和子 春みかづき童話の色の夜の街 和子 春光や眉毛一本づつ描く 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
二度三度黙の呼び鈴冴返る 一涓 遠き日の武原はんの風花す 同  雪掻きて掻きて怨嗟を紛らせり 同  佐保姫来式部の像の辺りより 同  古里ぞ遠海鳴りも温石も 雪   其の頃はへつつひ二つ竈猫 同  お駄賃は袋のお菓子春の風 上嶋昭子 アプレゲールと言はれし卒寿日向ぼこ 同  春一番絵馬カタカタと恋の宮 信子 夕焼けを少し暈して春の色 紀代美 春着着しより梵妻の顔となる 中山昭子 水仙や少女一心勉学す みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
東風に扉を開けよ羽衣なびくまで 美穂 面影のちよと夫似なる古ひひな 千代 波音のままに揺蕩ふ若布かな 桂   大津絵の鬼の飛び出す春の雷 喜和 梟の吾を呼びたる父祖の山 千代 遠き目でみる耶蘇浦の若布船 かおり 薄氷を踏むもふまぬも人の道 睦子 冬灯しらじら明けの裏酒場 勝利 恋猫の敗れ幣履のごとく消ゆ 伸子 その沖は霞み衣桁の陣羽織 由紀子 寂しらの汀に寄する若布かな 久美子 浮かみくる七色の泡春の池 愛   集落を貫く碧き雪解川 由紀子 タンデムで若布を買ひに島日和 美穂 結ひ髪のほろほろ解けて絵踏かな かおり 紙漉の若き水ほどよく躍る 佐和 蹼に薄氷つきしまま歩む 睦子 星辰の恵みに育つ若布かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会(投句のみ) 栗林圭魚選 特選句
探梅の坂より駅を見渡せり 貴薫 焼山の命の早さ確かめり ます江 風尖りをれど遠山霞みをり 怜   枝影の網目ぼんやり春の土 秋尚 受診日や梅林抜けて隣り駅 せつこ 料峭の森覚ましゆく水の音 三無 野焼見る怪しくはやる気持あり あき子 日を浴びて胸張る如し犬ふぐり せつこ 青海苔を採って沖には白い波 史空 梅林や古木の幹に力あり 迪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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ysformen · 5 years ago
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ペリュリュー島の日本兵と島民 昭和16(1941)年、大東亜戦争が始まりました。 日本はこの年の翌年早々にはパラオ南部のペリリュー島に、1,200メートルの滑走路2本を持つ 飛行場を完成させています。 パラオは、開戦した日本にとって、グアムやサイパンの後方支援基地として、また日本の太平洋 防衛圏上の、重要な拠点となったのです。 日本にとって、防衛上重要拠点であるということは、敵対する米軍にとっては、脅威です。 なぜならフィリピン奪還に総力をあげる米軍にとって、パラオ・ペリリュー島の日本軍基地は後背 部を脅かす存在だからです。 昭和18(1943)年、米軍は、アメリカ太平洋艦隊司令長官、連合軍中部太平洋方面の陸海空3軍 の最高司令官であるチェスター・ニミッツ提督の指揮下、このパラオ・ペリリュー島の攻略作戦を 計画しました。 当時、ペリリュー島には、899名の島民がいました。 米軍は、刻一刻と迫ってきます。 島民たちは、白人統治の時代を知っています。 そして日本統治の時代も、身をもって経験しています。 日本兵と仲良くなって、日本の歌を一緒に歌っていた島民たちは、集会を開きました。 そして全会一致で彼らは、大人も子供も一緒になって日本軍とともに「戦おう」と決めました。 こうした村人の会議という制度は、パラオ古来の慣習です。 いまでもパラオではこうした会議が行われ、そこには村人全員が参加します、全員です。 そして話し合いは、全員がひとり残らず納得するまで、何日でも続けて行われます。 議場に籠って話し合い続けるのです。 そうして、みんなの意思を固める。 全員一致で「日本軍とともに戦う」と決めた彼らは、代表数人で日本軍の守備隊長��もとに向か いました。 当時のペリュリューの守備隊長は、中川州男(なかがわくにお)陸軍中将(任期当時は大佐)です。 日頃からもの静かで、笑顔の素敵なやさしい隊長さんだったそうです。 中川大佐がパラオ、ペリュリュー島に赴任したのは、昭和18(1943)年6月のことでした。 家を出る時、奥さんから「今度はどちらの任地に行かれるのですか?」と聞かれた中川中将は、 にっこり笑って「永劫演習さ」とだけ答えられたそうです。 「永劫演習」というのは、生きて帰還が望めない戦場という意味です。 温厚で、日頃からやさしい人であっても、胸に秘めた決意というのは、体でわかるものです。 そしてそういう中川隊長なら、パラオの島民たちが、自分たちの頼み、一緒に戦うことをきっと喜 んで受け入れてくれるに違いない。 だって、ただでさえ、日本の兵隊さんたちは兵力が足りないのだから。 ペリュリューの村人たちは、そう思い、中川中将のもとを尋ねたのです。 そして中川中将に、「わたしたちも一緒に、戦わせてください!」と強く申し出ました。 「村人全員が集まって、決めたんです。これは村人たち全員の総意です。」 中川隊長は、真剣に訴える彼らひとりひとりの眼を、じっと見つめながら黙って聞いておられたそ うです。 一同の話が終わり、場に、沈黙が訪れました。 しばしの沈黙のあとです。 中川隊長は、突然、驚くような大声をあげました。 「帝国軍人が、貴様ら土人と一緒に戦えるかっ!」 烈迫の気合です。 村の代表たちは、瞬間、何を言われたかわからなかったそうです。 耳を疑った。(俺たちのことを「土人」と言った?) そのときは、ただ茫然としてしまいした。 指揮所を出てからの帰り道、彼らは泣いたそうです。 断られたからではありません。 土人と呼ばれたことがショックでした。 怒りではありません。 あんなに仲良くしていたのに、という悲しみの方が大きかった。 日頃から、日本人は、自分たちのことを、仲間だと言ってくれていたのに、同じ人間だ、同じ人だ、 俺たちは対等だと言ってくれていたのに。 それが「土人?」 信じていたのに。 それはみせかけだったの? 集会所で待っている村人たちに報告しました。 みんな「日本人に裏切られた」という思いでした。 ただただ悲しくて、悔しくて。 みんな泣いてしまいました。 何日がが経ちました。 いよいよ日本軍が用意した船で、パラオ本島に向かって島を去る日がやってきました。 港には、日本兵はひとりも、見送りに来ません。 島民たちは、悄然として船に乗り込みます。 島を去ることも悲しかったけれど、それ以上に、仲間と思っていた日本人に裏切られたという思い が、ただただ悲しかったのです。 汽笛が鳴りました。 船がゆっくりと、岸辺を離れはじめました。 次の瞬間です。 島から「おおおおおおおおおおお」という声があがりました。 島に残る日本兵全員が、ジャングルの中から、浜に走り出てきたのです。 そして一緒に歌った日本の歌を歌いながら、ちぎれるほどに手を振って彼らを見送ってくれたの です。 そのとき、��上にあった島民たちには、はっきりとわかりました。 日本の軍人さん達は、我々村人を戦火に巻き込んではいけないと配慮したのだ、と。 そのために、心を鬼にして、あえて「土人」という言葉を使ったのだと。 船の上にいる島民の全員の目から、涙があふれました。 そして、岸辺に見える日本兵に向かって、島の人たちは、なにか、自分でもわからない声をあげ ながら、涙でかすむ目を必死にあけて、ちぎれるほど手を振りました。 船の上から、ひとりひとりの日に焼けた日本人の兵隊さんたちの姿が見えました。 誰もが笑っています。 歌声が聞こえます。 そこには中川隊長の姿もありました。 他のみんなと一緒に笑いながら、手を振ってくれていたそうです。 素敵な笑顔だったそうです。 当時の人は、その笑顔が、ずっとまぶたに焼き付いていたといいます。 昭和19(1944)年9月12日、ペリリュー島をめぐる日米の戦闘の火ぶたが切って落されました。 島に立てこもる日本軍10,500名。 対する米軍は、総員48,740人です。 火力に勝る米軍は、その日から、航空機と艦砲射撃によって、すでに補給を断たれた日本軍の 数百倍の火力を小さなペリュリュー島に投下しました。 最初に米軍は、艦砲射撃と高性能焼夷弾の集中砲火を浴びせ、周囲のジャングルを完全に焼 き払いました。 海上に築いた日本軍の防衛施設も、完全に破壊しました。 そして9月15日、「2、3日で陥落させられる」との宣言の下、海兵隊を主力とする第一陣、約28, 000人が島に上陸を開始しました。 米軍の上陸用舟艇が、続々とやってくる。 島はじっと沈黙したままです。 米軍は、海岸に上陸し、そこに陣地を巡らしました。 そのときです。 突然の集中砲火が、米軍の上陸部隊を襲ったのです。 それまで、地中深くに穴を掘り、じっと時を待っていた日本軍が、満を持して反撃を開始したの です。 水際での戦闘は凄惨を極めました。 米軍の第一次上陸部隊は大損害を蒙り、煙幕を焚いて一時退却をしています。 この戦闘で、米軍の血で海岸が赤く染まりました。 いまでもこの海岸は「オレンジビーチ」と呼ばれています。 10月30日には米軍第1海兵師団が全滅しました。 米海兵隊の司令官はこの惨状への心労から、心臓病を発病して後方に送られています。 将官が倒れるほど、それほどまでに、すさまじい戦いだったということです。 この時点で3日で終わるとされた戦いは、なんと1ヶ月半も継続していました。 けれど、日本軍には、補給が一切ありません。 食料も水もない。 夜陰に紛れて、せめて怪我をした仲間のためにと水を汲みに行って米軍の猛火に遭います。 だから水場の近くには、日本兵の死体がかさなりあっていました。 日本軍の抵抗は次第に衰えを見せはじめます。 米軍の火炎放射器と手榴弾によって日本軍の洞窟陣地は次々と陥落していきます。 11月24日、日本軍は司令部陣地の兵力弾薬も底を尽き、司令部は玉砕を決定します。 中川州男隊長、村井権治郎少将、飯田義栄中佐が、この日、司令部で割腹自決を遂げます。 その後に、玉砕を伝える「サクラサクラ」の電文が本土に送られました。 そして翌朝にかけて、根本甲子郎大尉を中心とした55名が、最後の突撃攻撃を敢行しました。 こうして11月27日、ペリリュー島は、ついに陥落したのです。 米軍の上陸開始から2ヵ月半が経過していました。 戦闘が終結したあと、米軍は島のあちこちに散る日本兵の遺体を、そのまま放置していました。 米兵の遺体はきちんと埋葬しても、日本兵の遺体は、ほったらかしだったのです。 戦闘終結からしばらくたって、島民たちが島に戻ってきました。 彼らは、島中に散らばる日本兵の遺体をひとつひとつ、きれいに片付け、埋葬してくれました。 戦後、パラオは、米国の信託統治領となります。 けれど、米国は、島民たちへの教育はおろか、島のインフラ整備にも消極的でした。 島民たちは、パラオ本島と一緒になり、独立運動を開始します。 そして、ようやく戦争から36年目の昭和56(1981)年、パラオは自治政府の「パラオ共和国」と なりました。 そのパラオが米国の信託統治を外れて、名実共に独立国となったのは、なんと平成6(1994)年 のことです。 http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1594.html
http://hmpiano.net/peryuryu..html
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hitujijp · 5 years ago
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革命という現象について
香港のデモ、つまりは民主化運動について学生運動を実際に経験した親父の世代はどうしても気になっている様だ。
ただ正直言って報道で流れている以上に実際には色々な事情があるのだと思う。中国と対抗関係にある陣営は表だって行動出来ないにしても水面下ではノウハウの提供や資金援助、工作員の派遣などを既に現地で行っているのだろう。
ただそれを差し置いても、フランス解明然り、幕末維新しかり・・・同様の熱狂があるのは確かだろうし、嵐の様な熱狂に焚き付けられ「自分がもしかしたら歴史を動かせる当事者になるかも知れない」というスポットライトに直面した時黙っていられる若者などそう少なくない事も理解出来る。
革命はそれに身近であるほど人の本能を高揚させ、心をざわつかせる働きたがある。大河ドラマが懲りもせず何度も戦国時代と幕末を往復しているのもそうした大衆心理の「ほてり」を捉えている気もしなくは無い。
何にしても革命が狂気の祭りである性質上暴力の存在がやむなしであるとしても、それでも尚よく話し合い、傾聴する事が大切であるのは明治維新の経験からも明らかである。
戦火の中でも倒幕側と佐幕側はそれなりに話し合い早期の戦闘終結や江戸城無血開城など被害の縮小に尽力した。秩序がなくなった後に無秩序に至るのでは無く冷静に革命の成否にかかわらず秩序を継承しなければ結局の所その土地の価値や文化は損なわれてしまうのだ。
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we-ghost-ander-blog · 5 years ago
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嘿伙計!我要踢你嘅屎忽……
「啊我嘅上帝!伙計,我發誓,你再咁講,我就要踢你嘅屎忽了!」呢段話,系我哋熟悉嘅美國電影嘅「翻譯腔」。呢句話送畀如今丑態畢露嘅美國,再適合不過了。而且,我哋唔單止要「踢你嘅屎忽」,還必須「打你嘅臉」!9月25日,美國國會參眾兩院嘅外交委員會審議通過《香港人權與民主法案》。呢又系美國假借人權之名、行霸權之實嘅政治把戲,系頂着人權、民主嘅光環以策動港版「顏色革命」。實際上,如今嘅美國通過任何法案,我哋都唔感到有何新奇了。呢幾個月嚟,我哋睇美國嘅表演都已厭倦。自今年2月特區政府修訂《逃犯條例》工作啟動以嚟,美國國務院、國會、駐港總領事館、香港美國商會及其官員就不斷發布各種顛倒黑白嘅報告、聲明和言論。過去數月,美國副總統彭斯、國務卿蓬佩奧、眾議院議長佩洛西等跟黎智英、陳方安生、李柱銘等香港反對派頭目頻繁會面。港獨分子黃之鋒等人到美國告洋狀。而喺香港嘅街頭暴力活動中,不僅出現了大量嘅外國人身影,一些暴徒更直接打出了美國國旗。只不過,之前美國還未以官方嘅形式完全放喺明面上。
 而依家,美國通過所謂嘅香港人權法案,正式披掛上陣,由後台走上前台,公然配合呢場「港版顏色革命」。呢個系徹徹底底嘅攤牌了!其實,我哋梳理一下美國呢些年嚟在世界各地策動嘅「顏色革命」就會發現,其已經形成固定套路和步驟。而呢些套路毫無例外嘅喺香港「反修例」暴亂上演。美國首先制造輿論氛圍,搜集政府嘅失誤、弊端,盡量誇大,以激起群眾嘅唔滿和反抗情緒;隨後利用培植嘅反華代理人,抓住突發事件嘅時機,透過街頭政治活動,妖魔化政府和警察,大范圍制造黑色恐懼,為「反修例」暴亂火上澆油,以達到或搞亂社會秩序或推翻政府嘅目標。
      之不過,美國嘅呢場「港版顏色革命」套路早已被識破,算盤打得再響,也敵唔過中國嘅「萬眾一心」。目前,「反修例」暴亂參與人數越嚟越少,人氣不斷下跌,民意反彈愈嚟愈大,暴徒對於警隊防線依然難越雷池,香港嘅管治並冇旁落。呢場暴亂已系明顯後勁不足,呢唔禁令幕後嘅美國心急如焚,趕緊要親身上陣大力度繼續煽風點火。其實,任何動作也只不過系最後嘅瘋狂。之不過,佢哋即將制造嘅「瘋狂」,令人咂脷!我哋知,所有嘅「顏色革命」都唔會缺少一種人——「帶路人」,也就系「漢奸」。喺呢場暴亂中,最賣力嘅「漢奸」非「叛國亂港四人幫」頭目黎智英莫屬。據知情人透露,日前美國駐港總領館相關人員已與黎智英密會,商討喺臨近嘅「大日子」通過《���果日報》制造大事,繼續擴大「反修例」事件嘅國際影響。黎智英接到「主子」吩咐,已於25、26日連續兩天密會李永達、林卓廷、單仲偕等反對派頭目,計劃出資2000萬招募專人,喺「大日子」當天不惜一切代價,逼迫警察開槍,制造嚴重嘅流血事件。甚至打算采取假扮警察嘅方式,人為制造暴力流血甚至死亡事件後嫁禍畀警方。網友發現,目前暴徒已通過「反送中文宣谷」發布了「招募令」。
 同時,黎智英已安排《蘋果日報》港聞組提前准備了有關「警察向平民開槍」嘅稿件,喺「適當時刻」拋出,並發動反對派媒體進行「鋪天蓋地」咁宣傳,並與美西方反華媒體配合,全力把事情搞大。之不過,恐怕美國和黎智英嘅記性唔太好,佢哋似乎唔記得,歷史上越系施展「最後嘅瘋狂」,越系「加速滅亡」!提醒佢哋,好好回憶一下二戰時戰敗前嘅法西斯德國和日本。最後,我哋仲系要警告美國和「黎智英們」,中央政府、特區政府、愛國愛港民眾唔會喺國家主權和「一國兩制」底線上有絲毫讓步和妥協。如果還心存絲毫幻想,嗰就請打消痴心妄想!否則等待你哋嘅結果只有一個:屎忽被「踢爆」,臉被「打腫」……
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dirty-word · 6 years ago
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移魂
我睜開雙眼,凝凝的看著天花板,我想坐直起來卻感到渾身酸軟無力。
「醒來了嗎?」一把少女的聲音在我耳邊響起,右手只感到被緊緊的握著,像害怕鬆開了便再抓不著一樣。 「想坐起來嗎?」她小心翼翼的扶著我,讓我坐直起來,我看著她,滿臉疑惑。 「怎麼樣?感覺好點了嗎?」她輕柔的說著,眼睛卻開始變得濕潤起來。 「凱儀……」我還是滿臉疑團,正待問她的時候,她卻撲到我的懷裡哭了起來。我被她的舉動嚇了一跳,但更讓我吃驚的是,詠霞這時走了進來。 詠霞是我的女朋友,這刻被她看見我抱著另一個女孩,更要命的是,凱儀是她最要好的朋友,可以想像這刻我焦急的模樣。我想要推開凱儀,可是我現在卻沒有這種氣力,真不知道要如何打完場。 「你沒事嗎?」詠霞走過來殷設地問,我則看著她不懂回答。詠霞看見我抱著凱儀竟然沒有怒惱,更沒有半點驚奇,我真是給她的「冷漠」嚇怕。 「霞……發生了什麼……事嗎?」我結結巴巴的問。 這時倒是凱儀和詠霞兩眼直瞪,一臉奇怪的樣子。 「你撞車嘛。」凱儀對我說︰「這裡是醫院。」 她們看來是誤會了我的問題,我知道自己遇到意外,車子失控的撞到燈柱,那之後我還是清醒著,直到救護員把我抬上救護車後才昏倒過去,這些事我還是記得的。我想問的是︰詠霞才是我的女朋友,怎麼你們的身份像倒轉了? 對了!子軒呢?他怎樣了?他跟我同車的嘛!他傷得怎樣了? 我正要開口,凱儀卻快我一步問道︰「他如何呢?」 「剛剛過了危險期,不過還沒有醒過來。」霞一臉愁容接著對我說︰「對不起!連累你了,我代家文向你道歉。」 家文??? 我不是好端端的坐在這裡嗎?怎麼了?這到底是發生了什麼事? 「軒!軒!怎麼了?你沒事吧?」凱儀看到我的樣子開始擔心起來。 我望著凱儀,又看看詠霞,無力地說︰「不知道,我……我想睡一睡。」我想我一定是在造夢了,可是為什麼會這麼真實? ********************************** 我看著鏡子裡子軒的樣子,再一次用力地拍打雙頰,疼痛的感覺讓我知道我並不是在夢境中。身份倒轉了的不是詠霞和凱儀,而是我和子軒!當初看見自己的樣子時,一時間真的不可以接受,我怎麼會變成另一個人,像瘋了般的彷徨無助。那時連凱儀和詠霞也給我不尋常的舉動嚇得不知所措,那些自以為是的醫生還以為我患了災難創傷症,不斷給我做心理治療,現在想起來還覺得好笑。 後來,我要求凱儀帶我見見自己,那種感覺真的好難受,看見自己躺在床上被急救儀器圍住,看著詠霞為自己難過神傷,那種心痛的感覺,真的有股衝動想告訴大家說我才是家文!可是,我知道這一定沒有人相信,因為,連我自己也不相信。 住了一個月醫院,「我」的身體也康復過來,而另一個我還在昏睡著,但也渡過了危險期。我忍耐著,暫時飾演子軒,看看上天要給我玩什麼把戲。 ********************************** 回到家的感覺本應是舒適自然,可是此刻我卻沒有這種感覺,因為這裡畢竟是子軒的家。我躺到床上,思索著往後的打算。 「來,快點兒吃藥。」凱儀蹲在床邊望著我輕聲說。 凱儀是子軒的女朋友,臉蛋圓圓的很可愛,留著一頭柔亮的長髮,身形瘦削的她特別顯出她上圍的份量,只嫌她長得不太高,否則,必定有條件跑去當模特兒。看著凱儀為著子軒而勞碌,我總覺得像在欺騙她的感情一樣,心底有點兒過意不去。 「對不起。」我是用家文的身份向她道歉,可是我知她是不會明白。 「傻瓜!」說著在我的臉上吻了一下,催促我吃藥之後便幫我打掃四周。子軒的家也頗簡樸,沒有分明的間隔,除了洗手間外,基本上就是開放式的。 我躺在床上看著忙碌的凱儀,看著她可愛的俏臉,看著她豐滿的胸部,想像著那柔軟的質感,想像著她跟子軒的床笫之間,想著自己就是子軒…… 該死!我拍了拍自己的頭,竟然對好朋友的女朋友生起邪念,怎樣對得起子軒、又怎樣跟詠霞交待呢? 可是……這身體還是子軒嘛…… 我看著凱儀想得出神的時候,凱儀倒不知何時已走到我的身旁,默默的看著我。 「怎麼了?」凱儀跪在床邊問我,這時我才回過神來,看著她的臉孔,想起剛才的念頭,登時臉紅耳熱起來。 「你在看著我幹嘛?」凱儀倒不肯放過我,向我靠過來,豐滿的胸部壓在我的手臂上,我下意識的避開過來。 「你怎麼變得這麼老實了?」女人的直覺可真不是蓋的,心想著不能讓她起疑,怎樣也要做親暱點做做樣子。 「睡了一場大覺嘛,老實點不好嗎?」說時輕撫著她的長髮,柔軟順滑的髮質散發著點點清香,我不禁有點兒心動起來。 凱儀伏在我的胸膛上,笑著說︰「可是這裡還是不太老實。」說著用手隔著褲子撫弄著那不知何時撐得像個帳蓬的那話兒。 真的不是鬧著玩的!凱儀抬起頭看著我,她眼睛發出攝人的柔情目光叫我心神迷醉,也記不起自己是誰了,低下頭便跟她吻了起來。柔軟的嘴唇雙觸輕輕的吸吮著,漸漸的感覺不足夠,舌頭開始向對方探索,交錯糾纏的激吻著。凱儀爬到我的身上,我撫著她秀髮的手也不安份的在她的身軀遊走,隔著衣衫撫摸著她的身體,這一刻我是停不下來的了。 我坐直起來,抱著凱儀的腰,讓她坐在我的大腿上,可是吸吮著的嘴唇還是沒有放開。我雙手開始尋找她衣衫的邊緣,手指不斷的在她腰肢輕掃著,這倒弄得凱儀酸癢難受,不停地扭動著腰肢用手按著我的雙手,我倒淘氣的真的給她抓癢,最後她忍不住的笑起來,雙手輕輕的拍打我的胸膛。 「痛……痛……」我也笑著說。 「我不理你了!色鬼!」凱儀嘴裡是這麼說,可是自己倒動手脫下自己的上衣,看著雪白肌嫩的皮膚和包裹著豐胸趐胸的淺籃色胸圍,我可以清楚地聽到自己的心跳聲。我輕輕的撫摸著她嫩滑的肌膚,吻著她柔軟的軀體,嘴唇最後還是離不開她豐滿的胸部,親吻著露出在胸圍外柔軟的部份。凱儀雙手緊緊的壓著我的頭,不讓我離開她的胸口,喉頭裡發出歡愉的歎氣聲。 我把凱儀慢慢的放在床上,右手撓到她背後摸索著解除防線的機關。 「嘻~~」凱儀嬌笑起來,喃喃的說︰「傻瓜,這是前扣的。」 啊!怪不得找不著扭扣呢!被她這麼一笑,我是有點窘起來,心想這怎可以讓她看見,腦筋一轉,左手便悄悄的伸進她褲子裡去。凱儀很快的便驚覺我的突襲,雙手馬上按住了我的左手,可是我的手掌是感到幼軟的陰毛,手指尖更剛好摸到她的陰部處。 「啊……呀……」我右手解開她的胸圍,貪焚的嘴唇便一口咬住她凸起的乳尖,左手的手指同時開始去捏弄她的陰核,凱儀只是被這麼一弄,便開始嬌喘連連,按住我的雙手也無力起來。我吸吮著另一個乳房的乳尖,右手搓弄著另一個乳房,左手再進一步的伸展,中指慢慢的插入陰穴裡掘弄著。 「唔……呀……好……」凱儀似乎很滿意這樣子被我玩弄,半閉著眼睛吞了幾口口水,口中洩出無盡誘人甜美的氣息。指尖也越來越感到濕潤,我也忍耐到極點,雄赳赳的陽具囚在褲子裡好不難受,我扒光自己的衣服,露出猙獰的肉棒,凱儀自己也脫掉褲子和內褲,毫不羞恥的張開雙腿,呼喚著我插入。 我看著凱儀濕潤的肉穴,慾念高漲的我也放棄了手足之慾,挺著硬 的肉棒,向著凱儀的陰穴內挺進。我握著肉棒在她的陰穴外摩擦著,只想潤濕一下乾巴巴的肉棒,但可想不到是苦了凱儀,以為我在戲弄她不插進去,嗲的說道︰「啊……不要弄了……快點給我吧……」說著更伸手握住我的肉棒,引導著它進入肉穴內。 我看著她的淫態,便順著她意思讓她帶我進入她的體內。濕滑的陰穴讓龜頭很容易的便擠入她的肉穴內,只聽到她發出低沉的呼吸聲,像要抑制自己高漲的情緒,我稍稍的讓龜頭退出陰穴,凱儀眉間馬上緊鎖起來,正又要投訴的時候,我便一下子的將整枝肉棒刺進她的陰穴內去。 「啊呀……呀……」凱儀發出高亢的尖叫,差點震破我的耳膜,雙手又開始胡亂地拍打著我的胸口,抗議道︰「呀啊……你是要弄死……我嗎?……啊……呀……」我擺動著我的腰部回答她,輕緩的抽插著她的肉穴,雙手搓揉著她抖動的雙乳,凱儀也閉目享受著纏綿的一刻。 我看著凱儀的淫態,心想竟然這樣子把朋友的女友上了,雖然我現在是他,可是身體裡面卻是我呢,而且更發現這小妮子還真的滿淫蕩呢,比起詠霞含蓄的樣子,真的是別有一番滋味。 「軒……從後面來吧。」凱儀把我喚回來,竟然要我從後面幹她。 「你還真淫蕩。」我不經意的脫口而出,但馬上就後悔起來。凱儀轉身趴在床上,毫不介意我的說話,還嬌笑著說︰「!這是誰害的!」 真想不到子軒可以把凱儀調教得這麼……淫賤呢!我和頗保守的詠霞做愛那會有這麼多花款,我也不會刻意叫她滿足我,雖不致於枯燥乏味,但也沒有什麼特別的激情。我對凱儀���性趣又強烈起來,將陽具頂進她陰穴內便瘋狂的抽插衝刺起來,雙手用力擠壓著她豐滿的乳房至變形,兩指夾壓著乳頭扭動拉扯著,不再憐香惜玉的摧殘放蕩著,凱儀也樂得呻吟淫叫起來,四週一下子的淫靡起來。 我跟凱儀交換了幾過體位,凱儀沒有反對的一一照做,而且更表現得比我還要雀躍,我從詠霞身上得不到的性滿足,現在竟然在凱儀身上實現過來。 我把凱儀平放在床上,這時我倆也汗流浹背,剛才一連串的體位確實讓我們增添不少性興奮,但卻讓我們感到有點疲累。 「軒,你今天好厲害呢,我來了三次了。」說著又跟我親吻起來。 其實我自己也覺得不一樣,或者這身體畢竟是子軒的,他的耐力比我要好,直到現在我還未有射精的衝動。我跟詠霞做愛時往往是十五分鐘左右便棄甲投降了,現在弄了差不多一小時有多了,凱儀還來了三次高潮呢! 「你累了嗎?」凱儀搖了搖頭,我又搖動我的腰部,抽插著已經濕糊糊的陰穴。凱儀雙腿纏著我的腰,每次我用力壓入她肉穴內時,她都會緊緊的挾著我,我知道她其實也很辛苦的了,肉穴的分秘也開始減少了,再這樣子搞下去的話我怕會弄傷她,雖然她不真的是我的女友,但也不能待她像性奴一樣不顧一切的淫辱她吧。 我跟凱儀耳語一番,凱儀又是對我一陣亂打,罵我變態,其實我只是要求她說點淫穢的說話罷了,好讓我可以快點到達高潮而已。 「啊……親愛的……快點爛我的肉穴吧……」凱儀還是照我的意思說起淫話來,我集中精神,腰部隨著感覺而搖動,雙手把玩著她因激烈抽插而晃動的雙乳,用身體每一部分感受著這官能的刺激。 「啊……好舒服!我要更多啊……呀……我還要跟其他……男人的肉棒……是誰也好啊……我要他們排隊……啊啊……插我的……啊…淫穴……讓他們……將精液……射啊……進去呢……快點啊……」 凱儀的淫語是真的給我很大刺激,只感覺到從鼠蹊處傳來麻癢的感覺,我加快抽插的頻率,凱儀的肉穴再次急速的痙攣著,她又一次要攀上高潮了。我射精的感覺漸濃,動作的幅度亦大起來,我拉著凱儀雙腿讓她的小腿勾掛在我的肩上做出更深入的抽插,睡床也因這地動山搖的活塞運動而發出「吱、吱」不斷的聲音,凱儀本來叫得嘶聲力竭的呻吟穢語也說不出來,肉穴激烈的抽搐擠壓著山雨欲來的肉棒,射精的警號在我腦海裡響起來。 這時候,四周突然一片漆黑,我像被吸進一個黑洞裡去。這現像令我嚇了一跳,因為我的意識還是清清楚楚,但眼前只看到黑暗。黑暗裡頭漸漸映出影像,這更叫我吃驚,因為我看到的是子軒,他被鎖起來不能動彈,眼神有點無奈。 「呀~~」凱儀發出一聲悶把我拉回現實裡去,我也感到一陣舒泰,又是一陣濕暖的熱流打在龜頭上,肉棒抽動了一下,精液就噴射出來,全數打進凱儀淫蕩的肉穴內。我緊抱著正在享受精液滋潤的凱儀,心裡乏起了陣陣不安的罪惡感。 激情過後,凱儀抱著了我,在我耳邊輕聲的說︰「我很舒服。」然後又沉沉的昏睡過去,我腦裡卻想著剛才子軒的影像,看看自己和凱儀還交合著的私處,是不是子軒知道我在玩弄他的女友而從潛意識裡走出來呢? 子軒的影像並沒有讓我停止和凱儀做愛,那晚我們在餐桌上又歡愉地瘋狂做愛,因為凱儀實在給我很多從前不能從詠霞身上得到的性快感,雖然射精的霎間沒有再出現影像,但我還是有點兒內疚的心理,可是我知道這刻我是沒法離開凱儀淫蕩的肉體。我心知對不起他們,但現在我已經是子軒,也不知能不能回到自己的身體裡去,我現在只能盡力的做好我這個「我」的角色。 「呀啊……啊……哎…呀……」凱儀發出歡愉的呻吟,雙手不能自制的搓壓著自己豐滿的乳房,手指夾壓著充血的乳頭抖動著。舌頭在外陰舐弄令凱儀心癢難捺,恨不得有一根堅硬的肉棒馬上插入她那淫蕩的肉穴。 「噗泊……噗……」吸吮肉穴發出的聲音聽起來特別引人興奮,凱儀的淫水像停不了的一點一點的從肉穴內吸出來。 「呀~~」凱儀突然發出淒美的浪叫,身體硬直的拱起來,像要到達高潮前失神的狀態。敏感的陰核給人輕咬磨動,竟然一下子的讓凱儀攀到頂峰,但肉穴內仍然感到一陣空虛。 舌頭慢慢輕探入濕潤的肉穴,更讓凱儀渴求那種充實的感覺。舌頭在肉穴內抖動著,凱儀的呻吟也開始急速起來,雙腿緊緊夾著不讓那舌頭離開她的肉穴,身體更開始顫抖起來,在高潮的一刻,汨汨的淫水一下子的湧流出來。 享受著高潮的凱儀憂憂的看著我,但我還是撓著雙手,依然坐在一旁看著她們…… ********************************** 很多時候,我們以為自己很聰明,以為自己掌握了很多很多,以為自己對身邊每一件事都很清楚;但,有一日,我們會發現,其實我們所知道的,卻是半點也不認識。 ********************************** 「好老公,怎麼今晚這麼厲害呢?」凱儀伏在我的肩膊上說︰「弄這麼久了還沒射出來呢!」 我抱著她,雙手搓揉撫摸著她一雙充滿彈性的乳房,心底裡卻想著剛才做愛時那種奇怪的感覺。對呢,只是一種感覺,我也不知道是什麼原因,突然間覺得有一種強烈的快感襲來,肚子裡升起了一陣熱氣,射精���感覺變得濃烈起來。 我拉著凱儀雙腿放慢抽插的動作,試著減緩那射精的感覺,可是那種感覺卻是更濃郁起來,如箭在弦的要放射出來。我見控制不了,便順著那感覺劇烈的擺動腰部,讓肉棒深入刺進凱儀的淫穴裡去,凱儀的肉壁急劇的抽搐磨壓著肉棒,我感到一種釋放的感覺,精液便散打開來…… 可是,那只是一種感覺,是射精那一刻快感的感覺,抽插著凱儀肉穴的肉棒卻沒有吐出精液來,而且更是生龍活虎、堅硬如柱的塞在濕熱的淫穴裡。 「不好嗎?待會再要你享用呢!」我雖然心裡有點擔心,暗想子軒的身體會不會有什麼毛病,但嘴裡對著凱儀說的卻是另一回事。 「見鬼!你是在折磨我!」凱儀撒起嬌來。 我和凱儀便這樣子的聊起來,我不斷的從凱儀身上知道更多子軒日常生活的事,好讓我日後更好的飾演著子軒的角色,幸好自己對套人說話還有點本事,凱儀也沒感到半點奇怪。 說著說著,竟然給說到子軒和凱儀的性事來,凱儀拍了拍我搓弄著她乳房的手說︰「你就是這麼討厭,聊天時總喜歡這樣子弄人家的胸部。」我心裡有點奇怪,這可是子軒的怪癖來吧?可是我半點也不知道,但卻是不知不覺的做著他的習慣來。 「這小壞蛋還是怎麼精神……」凱儀看著還昂抖抖的肉棒,伸手去撫摸著它對我說︰「我那裡有點痛呢,我幫你……吸出來吧!」 凱儀用舌頭從肉棒的根部舔到肉冠,左手則輕壓著陰囊,我只感到陣陣的舒爽。凱儀用右手扶起肉棒,舌頭就在龜頭處打轉舐弄,然後用舌尖輕輕頂開頂端的玉門。 「呼……」我不禁呼出口氣,凱儀嬌俏的看著我,然後慢慢的把龜頭吸進小嘴裡去。濕熱的感覺是跟在肉穴時的別有不同,小嘴裡的舌頭還是不斷的在龜頭上打圈,右手則開始上下的套弄著。 「噗噗……噗……」吸吮著肉棒的聲音給我很強烈的刺激,凱儀不緩不急的套弄著肉棒,然後又一下子的將整枝肉棒吞進口裡,我甚至可以感受到龜頭頂到喉頭的軟肉。凱儀的頭上下的一吸一吐,肉棒就像在幹穴一樣的在她口中進進出山,她舌頭的運用更是叫我心神迷醉。 凱儀慢慢的吐出肉棒,小嘴和肉棒連著一絲透明的唾液,她又伸出舌頭,巡遊著整枝肉棒,右手繼續上下搓捋著。舌頭舔到陰囊的位置,凱儀就將一邊的陰囊吸進口裡含弄著,這刺激是我從來未嘗過的。 「唔…唔…」凱儀再次把肉棒吞進口裡,激烈的吞吐著,我也亮不吝嗇的準備發放,微熱的肉棒給凱儀射精的警號,凱儀套弄得更是積極深入,我也擺動著腰部刺入她的小嘴裡,只感到精關一鬆,熱流從肉棒頂端不住發放,在凱儀口中激射出來。 凱儀一邊吸吮著射出來的精液,一邊看著我,我看著她說︰「不喜歡的話,就吐出來吧!」凱儀卻是骨碌的將子孫給一一吃進肚子裡去,說︰「哪會不喜歡呢,而且……我還想要多點呢!」說著又把肉棒放進小嘴裡去,我也閉起雙眼準備享受第二次的口交手淫。 ********************************** 我看著躺在病床上的「家文」,見到自己的身體慢慢的被藥物折騰得瘦削起來,心裡又是一陣酸疼。坐在身旁的詠霞也沒以前那麼精神,為了照顧我,差不多每天都跑到醫院去,我的心是多麼的感激和愧疚。愧疚的是,出院後的這一個星期,我差不多都沉醉在凱儀淫蕩的肉體上,也忘記了這個在我身邊擔心著我的人。 「對不起……」我向詠霞說︰「……我什麼也沒幫上忙。」 詠霞只是搖搖頭沒說什麼,待一會兒便離開病房��洗手間去。 這時,一個護士進來要給家文打針,我本來打算迴避一下,但見到這個護士頗為標緻,一頭清爽的短髮頂著白色的護士帽,一身白色護士服,一雙穿著白色絲襪的幼長美腿加一雙白色的鞋子,弄得她整個人也白淨起來,只是胸部的份量是少了點。 「呀!」我痛得叫出聲來,只覺得右手的手臂像被針了一下般痛楚,看看那護士,她卻是正在給家文打針。她也看過我這邊,看看我發生什麼事。 「沒什麼,我只是代他叫出來吧。」她「噗哧」一聲的笑了出來,那笑容看上來真的很甜美。 那護士離開之後,我心裡有點奇怪,細想著剛才的情況,心裡有了些頭緒,正想做點「實驗」證實時,詠霞卻適時的回來了。我和她再待了一會兒後,便一起離開醫院。 在路途時,我倆都默不做聲,時間像過得很漫長一樣,我還是首先開口道︰「你看來要多點休息,否則家文醒來看到你卻又要昏過來呢!」 詠霞瞄了瞄我,輕輕的笑了一下,氣氛像輕鬆了不少。 「上來休息一下吧。」我可能給這輕鬆的環境弄糊塗了,竟然用以前家文的語氣邀詠霞到家裡來,像在街上搭訕女人回家的混老頭。我心裡立時毛起來,緊緊看著詠霞的反應。 「我……沒這心情。」詠霞淡然的回答,也不望我一眼。 我也不再作聲,陪她到車站去,只是走了再一段路程,詠霞卻突然停下腳步來。我不明所以的看著她,她只是低下頭的像在想些什麼,我正要說些什麼的時候,詠霞卻對我說︰「也好……也很久沒到你家了。」 「隨便坐。」詠霞脫下外套,坐在梳化上,臉上儘是疲乏的樣子。 在以前,她一定會讓著要我按摩,可是我現在的身份卻不能跟她那樣接近。 「我……想洗過澡。」詠霞又是結結巴巴跟我說。 我點了點頭,心想洗澡可以消減不少疲累,便開始埋頭找CD碟。 在一大堆的CD碟裡花了很多時間,但我還是找到那只詠霞最喜歡聽的音樂的雜錦碟,我記得她只要聽到這首音樂,心情便會變得輕鬆舒緩起來。 我把CD碟放進CD機內,聽到浴室的門打開,便轉身跟詠霞說︰「我找到一首音樂……」 我沒有把話說完,因為當我轉身看她的時候,心神猛然一跳,我見到的是我最熟悉的詠霞︰濕淋淋的秀髮微散在泛著紅霞的俏臉上,雙手緊張地掩蓋著誘人的部份,手臂剛好遮著豐滿乳房的兩點櫻桃,但卻遮不了那在左乳上頗性感的紅痣。 赤裸裸的她不應該這樣子出現在我跟前。 「你……這…是幹什麼?…」我喃喃的道,可是聲音小得連自己也聽不到,雙手也不知是因驚嚇還是誘人的情景而顫抖起來,拿著的搖控器也掉到地上。 「啪!」CD機開始放出一首節拍強勁的音樂,詠霞閉上雙眼,雙手隨著音樂在自己的身體遊走,她的臉上雖然還泛著紅霞,可是從前只因為害羞,現在是因為興奮。 詠霞雙手放在自己豐滿的胸部,輕輕的搓揉打轉,手指不停的抖動,像要告訴別人她的乳房是多麼的柔軟。左手指玩弄起微微凸起的乳頭,右手卻溜滑到不大濃密的陰毛處,用手指捲動按摩著。 她的腰肢從未停止過擺動,只跟著音樂節奏的起慢而變動,我就像在看艷舞一樣,不,應該是比艷舞還要放蕩的表現。詠霞坐到身旁的一張椅子,撫弄陰毛的手指這時已經觸舞著陰戶,本以為她要遮蓋著玉門,可是右腳這刻卻放到椅子上,讓肉穴張開得更大,讓我看得更清楚,自清楚手指在肉穴進出的情況。 詠霞兩雙只手指勾掘著自己的肉穴,進進出出間帶出不少淫水,沾濕了整個肉穴。音樂節拍越快,手指抽插肉穴的速度亦變得越快。她轉個身來,俯伏在椅子上,臀部高舉的向著我,讓我看到肉穴因手指進出而張合的情況,淫水沿著手指直流到手腕,然後一滴滴的滴落地上。 音樂混雜著淫聲浪語,詠霞再一次坐在椅子上,雙腿也呈M型的放到椅子上去,兩隻手指已經不明顯,因為都隱藏在肉穴的深處。詠霞仰著身子,口中發出歡愉的鳴叫,像淫婦般祈盼著高潮的來臨。只見她雙腿硬緊緊的,腳指因興奮而屈曲著,她口中發出低長的浪叫,手指一動也不動的緊插著她的淫穴,淫水像缺堤一樣流到椅子上,高潮發出的淫糜氣味也傳到我的鼻子上來,音樂也適時的完結過來。 我看著仍沉醉在高潮當中的詠霞,心裡的難過突然變得火熱起來,那火熱來自我那股被背叛的憤怒,我恨不得扼著她的脖子,讓這淫婦馬上消失在我跟前。可是,褲子裡的壓迫感讓找不得不承認剛才我看得很興奮、很渴望,這渴望更是我從前未有對詠霞的身體產生過。 詠霞從高潮中清醒過來,看著在凝望著她的我,慢慢的起來走近我身邊,雙手溫柔的解開我的衣衫。我按著她的手,她的臉突然沉下來,像受到打擊一樣,我又是感到一陣奇怪。 「談一會兒。」我拉她到床上來,讓她躺在我的胸膛上,不讓她看到我可能會扭曲的臉,我要試著從詠霞身上套出我……子軒和她的關係。 詠霞臉上多少有點疑惑,不過卻又是吞吞吐吐的反問我道︰「我還是像以前一樣……像條……死魚嗎?」聲音是慢慢的細下去,可是我卻聽得很清楚,又是一種悶痛,那該死的子軒做了什麼呢? 「不。」我堅決地而且認真地說,單看她剛才那幕「個人表演」便可知一、二了。 「當初你卻說我像條死魚一樣,對我提不起一點興趣……」她又是越說越細聲,轉頭看一看我,又說︰「那次我在家文的家裡喝醉了酒,家文抱我到房裡休息,不知過了多久,就覺得有人在逗弄我的胸部和……初時我還以為是家文,豈知睜開雙眼卻發現是……」詠霞手肘輕輕的打撞在我腔膛上。 我一面搓揉著詠霞的乳房,一面的回想著。那天我們的確喝得醉醺醺的,抱了詠霞入房後,我又再跟子軒和凱儀碰杯,後來凱儀和子軒也喝得睡了過去,我跟著也在沙發上醉昏了。 「我本來想叫出來,但是又怕……便一直忍耐著,可是你卻說我一點反應也沒有,活像條死魚一樣,便停下來走了出去。」詠霞又是一肘的輕輕招呼我。 該死的子軒!玩了人家的女友還要說人像條死魚! 「……家文也這樣說過……」 『我哪有!』心裡很不滿的抗議,口裡卻問道︰「是嗎?」 「你知道的,他跟你說嘛。」 ……的確,我曾經跟子軒談過,說詠霞對做愛提不起勁,像沒有反應一樣。可是,我從來沒說過詠霞半點兒壞話,更沒有說她像半條死魚,男人間談女人不是很平常的嗎,子軒也說過凱儀很火辣呢,難不成我就要搞她一把嗎? 「跟著上你家找凱儀,本來她不在我便要走的,你卻硬要人家看……那種帶子。」我聽到這裡突然間很不爽,詠霞給子軒輕薄過還單獨的跑上別人家,無論是什麼理由,也好像叫人搞你嘛! 「你說要像帶子裡的女人一樣懂得迎合男人……是真是假也好,讓男人做完後心裡覺得舒服……」我真的怒起來,沒給她說完便插口道︰「那不就像妓女一樣!」 「如果這樣可以擺脫以前的事,我寧可做妓女好了。」詠霞的語氣說得很堅定,堅定得叫我害怕。我和詠霞認識了好長一段日子,卻從來沒有過問她從前的一切,我心想,我們只要想將來好了,為什麼要理會對方的過去呢? 「以前的事?」我嘀咕著,可是詠霞卻沒有說出來的意思。 「後來你竟然要人……」詠霞突然沉默下來。 「自慰嘛!其實沒想到你真的會照做。」我從中輕易的估計出來。 「我從來沒做過這樣的事,竟然要人在你面前做這……」她又是突然默不作聲。 「下流的事嗎?可是你表現得挺爽啊!」她的手肘再次打在我的腔膛,可是今次有點用力。 「然後你竟然赤裸裸的壓在我身上……」詠霞這時淡然的說著,我卻是努力平息著自己的怒氣,她接著說︰「嚇了我一跳,你竟然這樣子在……自瀆……」 這子軒到底是想怎樣了?我心裡是想不透他的心理。 「可是……你還是自慰到高潮吧!」我冷冷的道。 「……嗯……第一次有這種感覺……」我又是一種吃驚,這樣說,不就是跟我做愛一次也沒有高潮嗎? 「……你還射在我肚子上呢!」我已經沒心情再聽下去,我怕再聽下去我會瘋起來。 我和詠霞都沉默下來,我的思緒很紊亂,腦袋更像要一下子爆開來。可是,我知道我必需壓抑著,壓抑著那腦袋鳴叫的聲音。 「那次真的給了你……卻…騙了家文……」詠霞聲音帶點歉意,我卻是漲紅了眼,輕揉著乳房的雙手不知不覺的開始用力捏弄起來。 「我還以為可以……」詠霞欲言又止,停了好一會才說︰「我其實很害怕,特別是你……你插進來的時候,我想起以前的事……很害怕。但是……家文打來的電話又叫我興奮過來。」 混亂的思緒閃出一道光,叫我記起我很多不應該記起的事。 「『公司要加班……怕趕不及來,你……先進場吧。』」我說著,那次我和詠霞看話劇,可是我等了她很久卻沒見她出現,她那時對我說要加班,要遲點兒才來,可是話劇完了半場也不見她的影縱,再打電話到她公司,卻又沒人接聽,手提電話也關起來了,我還擔心她的跑到她家去等她回來。 「你卻是看著我對他撒謊……」 我卻是完全相信著你,相信你加班後給同事拉了去慶祝,相信你電話沒有電,相信你說的一切一切……事實卻是,你在跟那混蛋鬼混! 「你真的這麼喜歡做愛嗎?」我冷冷將說話吐出來。 詠霞面上一臉猶豫,像不知道怎樣回答一樣。 「喜歡嗎?」 「嗯。」 我起身脫掉自己的衣服,拉起詠霞就向門口走去。詠霞只是跟著我,直到她看見我打開大門,像要這樣子跑出去的時候,她才懂得反抗起來。 「會給人家看見。」她急著說,這時我們已經在屋外的電梯大堂處了。 子軒的家還算是中上階層,一層有六伙單位,每一個單位都對著電梯大堂,加上兩部電梯和兩條樓梯,這樣說只要他們打開門或者有人跑出來,就會看見一對肉蟲在這裡胡混著。 「不要……啊哎……啊……」詠霞臉上有點焦急,可是當我的手摸弄著她的乳房和肉穴,身體卻是興奮得顫抖起來。 我吸咬著她的乳首,右手手指插進她的淫肉穴內掘弄著。詠霞雙手本來是按著我的胸膛想要推開我,可是她慢慢濕潤的肉穴讓她情不自禁的低聲呻吟,抗拒著的手反過來抓著我的肉棒在揉捋著。 我手指抽動得越來越快,想要她「盡情」地喊叫、呻吟,好吸引人好好「觀賞」,可是詠霞卻把手放到口中,像用力的咬著一樣,死命的強忍著不發出半點吟聲,可喉嚨裡還是發出陣陣嗚叫。 其實我早便留意到,有人從單位的防盜眼偷偷的看著我們,我在詠霞耳邊低聲的告訴她,她悄悄望過那單位去,揉捋著肉棒的手套弄得更是有力,看來她對被人看著做這種事很興奮的樣子。 「叮!」電梯的聲響是真的嚇了我一跳,但更叫我驚訝的是,詠霞的肉穴突然強烈地抽搐著,抽插著淫穴的手指像被吸引著一般的被拉進肉穴內去,毫無預兆的突然推到最高峰。 ��梯門徐徐打開,兩個穿校服的男生踏出電梯,原本有說有笑的他們看到我和詠霞,霎時間像靜止了一樣不懂反應,只呆呆的看著因為高潮而終竟忍不住呻吟起來的詠霞。 「骨碌~」我可以聽到他們吞口水的聲音,我看看他們,突然一個很強烈的念頭在腦海裡飛過。 「想試試嗎?」我對著他們說,他們只是眼睜睜的看著我,像一副聽不明白的樣子。 「讓你們上她,不懂嗎?」我鄭重的重申一次。 他們看看對方又看看我,又看著仍在高潮中的詠霞,卻還是沒有這個膽量。我把插在肉穴的手指抽出來,詠霞又發出誘人的吟叫,手指上沾滿著她晶瑩的淫液。終於他們其中一個看來較年長的向前踏了一步,伸手摸向詠霞的乳房,只見他觸碰到詠霞富彈性的胸部時,身子凜然一震,這小子竟然這樣子的射出精來。 我還沒再說什麼,他卻是拔足甩下同伴跑去了,另一個見狀也跟著他一溜煙的從樓梯跑下去。 我笑了笑,這些傻小子還夠可愛。我看看詠霞,她的手還抓著我的肉棒,反正還有觀眾嘛,我拉起她的右腿,讓她帶著肉棒到她的淫穴插去。已經不再需要潤滑一番,肉棒剛抵到肉穴口便被一股吸力扯進去。聽到詠霞因被插入充實的呻吟,我不其然的又怒惱起來,抓著她的大腿,腰用力的將肉棒抽插著她的淫穴,詠霞更是肆無忌憚的呻吟起來,差點沒忘了這裡是什麼地方。 根本不需要什麼技巧姿勢,在這環境中,詠霞很快再次要高潮起來,肉棒受到淫肉壁抽搐的擠壓,溫熱的淫水打落在龜頭上,舒爽的感覺馬上襲擊著我的肉棒。 要是從前的我,這一刻我是毫無疑問的射精了,可是,子軒身體的長處正是這樣。我讓詠霞背著我,從後的插進她的淫穴裡去,一步一步的抽插著慢慢走回家裡去。我想在這走廊搞了這麼長的時間,不是怕再給人發現,而是怕有管理署或是警察跑來干涉,這倒不是鬧著玩的。 我和詠霞回到家後,我沒有拉她到床上來,而是把她推跌在地上便開始淫辱她,我抽插的同時更發現了新的賣點。我將肉棒從淫穴抽出來,插進另一個淫洞裡去。 「不……呀~~~不~~呀~~痛~~」詠霞被我無情的刺入弄得掉出眼淚來,經過淫液濕滑過的肉棒,根本毫不費力的就插進詠霞的肛門內去,一下子的一插到底。我沒有理會她的疼痛大叫,還是自顧自的一邊抽插著,一邊捏弄她的胸部,一邊用手指抽插著她的肉穴。屋內只聽到詠霞痛苦卻又興奮的淫叫浪聲和肌肉拍打的聲音。 不一樣的洞給予不一樣的緊窄度,很快我便感到有射精的衝動。我雙手按著詠霞的臀部,賣力的抽插著,肛門也因為強烈的抽插而流出嫩紅的血絲,肉棒感到一陣溫熱,射精的感覺已是如箭在弘,我用力的向最深入的一插…… 黑暗再次包圍著我,我再一次跑到了另一個次元,看著眼前還是被囚困著的人,我只是恨恨的望著他。 精液釋放的舒暢感又將我拉回現實來,肉棒不斷的抽搐,精液便一股股的全射進詠霞的直腸裡去。 「還痛嗎?」我問道,經過一輪發洩,憤怒的心情開始緩和下來,接著的卻是有點內疚的感覺。 「……」詠霞沒有回答,卻又沒有半點嬲怒,只是靜靜的躺睡著。 「有沒有想過告訴家文?」我問道,詠霞身體稍稍震了一下,算是有點兒反應。 「嗯……」她還是一貫的欲言又止,隔了好一段時間,她才接著說︰「是上天不給我機會罷了。」 但上天卻給我機會,讓我知道這我一直蒙在鼓裡的事情。車禍後的一切一切也讓我覺得很突然,無論是發生在自己身上,發生在身邊的每一件事,都很出奇不意,讓我感覺啞口無言。 詠霞轉過身來看著我,凝凝的看著我的臉。 「對不起!剛才我……」 我還沒說完,詠霞卻是搶著說︰「不,不是這些……我只是覺得……覺得你……變了。就像……像家文一樣,很熟悉,但又很陌生。」 「是嗎?」我有點兒汗顏,微妙的女性直覺倒讓我感到奇妙。 我最終還是含混過去,我搖身一變的變成了子軒,過著他的生活,還幹了他的女友,更發現他和詠霞不可告人的秘密。本以為不可再親近的另一個人,此刻卻又躺在我的身旁,上天真的是會給人開玩笑。我感到對詠霞的怨恨有點兒平息了,就因為她那天離開前說的一句話…… 我看著躺在病床上的家文,腦海裡儘是一片迷惘。 我在想,如果可能的話,我一定會回到「自己」的身體裡去,做回真真正正的自己,放下擔心著我的人的包袱。我還記得詠霞那天對我說的話︰「如果他一輩子也不醒來的話,我會一輩子照顧著他。」她眼神的堅決和肯定,讓我真的從怨恨的心情釋放出來,甚至感動得讓我要流出眼淚來。詠霞是真的深愛著我,儘管她享受著和其他男人的肉體關係,可是那只局限著「性」而沒存半點「愛」。 可是,我是捨不得離開現在這個身體,捨不開和凱儀、和詠霞在肉慾上的那種滿足,甚至是一些我未知、沒有想像過的事情,就如同詠霞和子軒間更多更多的關係,和凱儀詠霞以外的人的關係。 「死掉了會不會更好?」我對著自己說。什麼也不知道,有時比知得太多更好。 在我胡思亂想的時候,那天的護士又進來了,又是要給家文打針。 「我要替他打針了,你是不是要準備一下?」那護士突然問我道。 我有點疑狐,不明白她想說什麼。 「準備替他痛一下嘛!」她笑著說。 我明白過來,也笑了一笑的說︰「不,他痛的話,我會知道的。」 這次倒是她不明白了,但她沒有追問,專心的做著自己的工作。 右手手臂像被針刺了一下又是一陣疼痛,我清楚知道這種痛的感覺的來源,我和自己的身體還有著一絲絲的連繫。雖然我在子軒的身體裡,但精神上卻還連接著自己的身體,他的感覺很不思議的傳到我腦子裡去。 「怎樣?痛嗎?」那護士又笑著問。 「不太痛,像給蚊子叮了一下。」我笑著回答,頓了頓又接著問她說︰「我想問,昨天晚上有什麼人進過這個房間嗎?」 那護士的面上出現點點疑惑,但還是跟我說︰「除了護士和醫生外,晚上是不會有人進出的。」 「那樣嗎?那麼,請問昨晚是哪位護士或者醫生在當值?」 那護士的臉上突然出現一道紅霞,像給人發覺了什麼壞事似的。 「對不起,那是醫院的內部事務吧,我想你也不方便告訴我,那由它吧。」我看到她不尋常反應,多少明白內裡的玄妙來,轉轉口風再跟她談些別的來。 昨晚,我腦子裡又出現那種做愛的快感,感覺到肉棒被抽動的愉悅。那時我正和凱儀在戲院看著戲,那刻我只感到無比尬尷,藉詞往洗手間躲在廁格裡等這種感覺消失。過了差不多十分鐘,射精的強烈感覺在我腦中盤旋,不一會,感到釋放後的舒爽。我馬上檢查褲子,如想像一樣,我並沒有射精,射精的是另一個我���─躺在醫院裡的我! 『是誰在玩弄我的身體呢?』我心想,竟然會有人對一個男病人的身體起興趣,不是心理有問題麼?會是詠霞嗎?不,這時已經過了探病時間,詠霞也不會留得這麼晚吧;會是那些沒人要的三八嗎?竟然這麼狠對昏迷的我做這些;會是那些有特殊癖好的人嗎?天啊!我真不敢想像! 我回到座位上,凱儀問我幹什麼這麼久,我推說覺得有點不舒服,她卻滿替我擔心起來,還說要馬上帶我看醫生呢。凱儀對子軒感情的深厚,是我這個「外人」不能感受的,甚至是為了滿足子軒,她可以接受很多很多一般女人不能接受的事情。 ********************************** 「啊……啊……啊……好……呀……」 詠霞伏在飯桌上,雙腿分開讓屁股高舉著,我站在她的身後,雙手緊按著她的臀部,讓肉棒瘋狂的在她的淫穴進進出出。 「唔啊……唔唔……呀……不……呀……」詠霞口中發出甜美的呻吟,我這樣子抽插著她已經快十多分鐘了,陰穴的淫水不斷的被肉棒擠出來,沿著她的大腿流下來。她肉穴的抽搐緊緊壓著進出中的肉棒,我知道詠霞要第二次高潮了,按著她臀部的雙手改拉著她的雙手,讓她的身子拗起來,乳房因為激烈的抽插行為而前後晃動著。 「呀……呀……呀……」詠霞的呻吟叫聲亦變得短促喘急,撞擊著她臀部的「啪啪」的聲音亦頻密起來,陰穴突然變得炙熱起來,肉壁強烈地擠壓著肉棒,只感到溫熱的暖流拍打插在淫穴內的肉棒,詠霞身子硬 的享受著這股高潮的來襲。 我停下來,讓她稍為竭息一下,但肉棒還是留在她的肉穴裡面,感受著肉壁在肉壁上磨擦的感覺。 自從知道詠霞和子軒的關係以後,我差不多每兩三天都會找詠霞溫存一番,但每次都是在午後的時間,她看過家文之後。其實沒有什麼特別意思,只是我刻意選凱儀不會上來的時間罷了。有時晚上我也會跟凱儀做愛,盡使中午的時候已經跟詠霞射出我的能量,但我還是感到應付自如,和凱儀做的時候還可以花款多多,沒有半點疲態讓她發現任何起疑的事。 「到床上去。」我一面搓揉著詠霞的雙乳,一面吸吻著她的背部說。 這樣子走到床上其實沒怎麼樣,只是有時她走得快點兒,肉棒便從淫裡要滑出來,我便又走快點兒讓肉棒塞回裡去,可是她又同時放慢腳步,肉棒便一下子的插得深入起來。雖然只是一小段距離,肉棒的抽插卻已經有二、三十下了。 我們走到床邊,讓肉棒退出來,便躺在床上示意她坐上來。我很喜歡這款做愛姿勢,一來可以稍為讓腰部竭一下,二來可以看到騎在上面的女人的胸脯上下晃動的美景,她那種淫糜的模樣,確實滿足了征服的快感。 詠霞跨坐在我身上,右手握著肉棒向她的淫穴指去,她的身體慢慢坐下來,肉棒再次被濕潤狹窄的感覺纏繞著。詠霞用手按著我的大腿,自己一下一下的前前後後在擺動,我看著她的上下擺動著的乳房,雙手禁不住的逗弄著兩顆可愛的乳頭。這當兒,詠霞雙手改放在我的胸膛上,腰肢的擺動變得激烈,甚至讓我有種射精的衝動,我借用床的反彈力,向上將肉棒更深的刺入她淫肉穴裡。 沉醉在慾海之中的我一點兒沒察覺,門鎖在轉動的聲音,直至聽到一聲輕輕的關門聲,我才驚覺到凱儀竟然在這壓根兒回來了。 我看著凱儀,詠霞仍然享受著肉棒的抽插,凱儀則看著床上面女上男下的我們,一幅平常得近乎不平常的光景,沒我想像得一團糟的光景。甚至是,我沒想像過的光景。 凱儀放下手上的望菜,靜靜的走近床邊,消失在詠霞的背後。然後,一雙手從詠霞兩伸出,放落在擺動著的雙乳,輕柔地撫摸著。在背後的凱儀吻著詠霞的臉龐,半著眼的詠霞稍稍側頭,便跟凱儀接吻起來。 肉棒仍在進出著詠霞的淫穴,已經對會發生在跟前的事不再稀奇的我看著二人,心中的興奮突然的閃燃起來,高潮突然的便迎襲過來,雙手按著詠霞的腰,肉棒便狠狠吐出濃濃的精液,散打在詠霞的肉體內去。 凱儀放開詠霞,讓詠霞享受著這一剎的高潮,轉過來伏在我的身邊,跟我親吻起來,舌頭像靈蛇一樣的在糾纏盤繞。 我們這樣子維持了好一會,詠霞緩緩的讓微軟的肉棒退出來,可以見到射進去的精液一點點的倒滴出來,沾到我已經濕透的肉棒上。凱儀在旁遞上紙巾給詠霞,又細心的為我抹擦著肉棒,這時我又發起一股衝勁,垂軟的肉棒便又再硬漲起來。凱儀只是笑了笑,用手指輕輕的彈了龜頭一下,抹擦著私處的詠霞看著凱儀,又是一副無奈的樣子。 凱儀吸吻著漲紅的龜頭,舌頭一點點的舐弄著,詠霞這時再次伏倒在我的身邊,像凱儀一樣吸吻著我的乳頭,她們上下夾攻弄得我很不舒服。我也用手回敬她們,右手搓弄著詠霞的乳房,左手則伸到凱儀的短裙內,隔著內褲撩弄她的私處。吸啜發出的聲音在屋子裡迴盪著,加上偶爾洩出的呻吟低鳴,我就像跌落人間天堂一樣。 凱儀移動身子,整個人趴在我的身上,組成69的姿勢,詠霞也移動到我的肉棒那處,跟凱儀爭奪著吸啜漲腫的肉棒,兩根舌頭舐弄吸咬,有如吸螞蟻爬過般酸軟,卻又是舒服得心頭發爽。 我拉下凱儀的肉褲,她稍稍的提起右腿讓它脫出來,任由它掉掛在左大腿根上,我已經急不及待的用舌頭攻擊著那鮮紅的肉穴,慢慢的讓肉穴發放出淫糜的光澤。凱儀的上衣不知何時已經給詠霞扒光了,兩人開始互相親吻,兩團巨乳互相的擠壓磨弄著,可是她們的手卻沒有放過我的肉棒,一個捋揉肉棒根部,一個壓弄著龜頭冠環。 凱儀的肉穴已經流出甜美的淫液,我也忍耐不了她們的磨弄,爬起來把凱儀壓到床上來,我稍稍拉高她的裙子,雙腿向兩邊拉開,肉棒就在詠霞纖手引導下刺進凱儀的淫肉穴裡去。 凱儀並未因為我的入侵而發出嬌美的吟叫,因為詠霞已經趴到她的身上,讓她品嚐著剛被揉弄過的肥穴。凱儀並沒有抗拒詠霞滲淌著精液淫水的肉穴,伸出舌頭替詠霞舔弄著,詠霞雙手抓著自己的雙乳擠壓著,而我則埋頭抽插著凱儀的肉穴,雙手不時摸到凱儀或詠霞的乳房來。 三人的性戲讓床發出更激烈的聲響,像不足以應付床上三人的激烈運動,聲音隨著時間只有增無減,直到我讓凱儀獲得高潮而亦在她的淫穴裡射出我第二次的精液,詠霞也從凱儀的口舌中得到另一次的高潮,一切才慢慢歸於平靜…… 子軒和詠霞的事,在我們四個人當中,只有我一個被蒙在鼓裡,我一點沒有奇怪的感覺,現在的我反而覺得這是正常、非常平凡的事。子軒是有能耐的,讓凱儀和詠霞心甘情願的對他奉獻出自己的肉體,甚至是滿足對方的肉慾心理。 我退出凱儀的身體,看著詠霞舐弄著被糟蹋的淫穴,看著還在嬌喘歎息的凱儀,看著一雙淫美嬌嫩的肉體,我在想,我是不願意回到自己的世界裡去。 ********************************** 暗夜的醫院比想像中來得可怕,咳杖的聲音像交響樂般此起彼落,沉重的呼吸聲更環繞著整間醫院,在這鬼地方根本不會讓人感到有什麼滿院春色的感覺。 我躲在家文住院的房間,靜待著侵犯家文的犯人。那種感覺雖然對我沒有任何的傷害,更讓我獲得某程度上的滿足,可是一想到會是什麼人在弄,心裡就有點反胃想吐的感覺。守株待兔的確是笨得可憐,可是除了這個辦法之外,我想不到更好的方法。 不知過了幾多時間,門被人打開來,我警覺起來,悄悄的從暗處向外張望。病床旁的燈給亮起來,幽暗的燈火幸運的沒把我這個躲起來的人給照出來。 進來的是那天的護士,看來又是要給家文打針,我看在一旁,其實心��倒想是她在把玩家文的那話兒。她看上去雖然比較瘦削,沒份量的胸部卻又顯得較為漲大起來,一頭清爽的短髮給人舒服的感覺,看來頗清純的她倒不像慾求不滿的淫婦蕩女。 手臂又是一陣赤痛,感覺比從前清晰,或者是我越接近自己的身體,互相連繫的感覺也會變得越強烈。 「啪!」病房的門卻在這時給關起來了,那護士抬起頭看一看,輕輕的笑了笑,看來進來的是她認識的人。 「情況還好嗎?」一把男聲響起來,進來的原來是一個男人。 「嗯。」她只是淡淡的發出一下聲音。 「那樣……」那男人慢慢走到護士後邊,燈光此刻清楚的照出他的樣子來,那不就是家文的主診醫生陳醫生嗎? 陳醫生走到那護士身後,雙手熊抱的便將她擁抱入懷,輕輕的話︰「那樣我親愛的又怎樣呢?」 「很好呀,起碼不用整天對著你。」她嬌俏地說。從他們的對話,我想他們像是一對情侶吧! 「雯雯,我很想你呢!」陳醫生接著說,還開始在她的臉上吻了幾下,熊抱的雙手更不規矩的在她身上摸動起來。 「呀!不……」那叫雯雯的護士用手按著不規矩的雙手說︰「不要在這裡,回家才來吧。」 「好不容易大家才編到夜更嘛。」一隻手甩開她的糾纏伸進護士服裙內搜索著,另一進手卻試圖解開她的扭扣。 「啊……不要……」雯雯的手也不知要按他哪一隻手,身體開始扭動著,像要躲開他的撫弄。 「你看看,」陳醫生抓著雯雯的手,伸向自己的褲子前頭說︰「看它很可憐啊!」 雯雯的手也無意識般搓揉著那躲著的狂徒,自己的護士制服也給解開幾顆鈕子,一邊更給拉了下來,露出一邊的肩膊。陳醫生吻著嫩柔的肩膊,一面卻用手伸進胸圍內搓揉著柔軟的乳房,一面卻將她的內褲拉下來。 我看著衣衫不整的雯雯,心裡就是一陣興奮,呼叫也變得沉重起來。看著本來頗清純的她變得這樣渴求的樣子,不就根我的詠霞一樣嗎?在淫辱的氣氛中,女人都是一樣的散發著這種索求的氣味嗎? 「BB……BB……」在這個淫糜的環境中突然響起傳呼的聲音,陳醫生本能的看看腰間的傳呼器,口裡卻吐出咒罵的聲音。 他並沒有理會那個傳呼,解開褲子便掏出那腫大的陽具,又在衣袋口裡找出一個避孕套戴上,二話不說的便拉起雯雯護士裙子,露出她肥美的臀部,裝備著的陽具便抵到她的穴口處去。 「我還未……啊……痛啊……」雯雯還沒說完便痛呼起來,看來她還不是那樣濕潤,陳醫生卻沒理會的插進她的肉穴裡去。 「啊……慢一點……慢…一點……」雯雯眉頭閉鎖,口中不停的低呼著。 「BB……BB……」傳呼器這時第二次響起過來,陳醫生卻沒半點理會的還是用力的抽插著。 如果說他們正在做愛交歡,倒不如說是在強暴反是貼切,雯雯看來沒有半點愉快的表情,卻像是給人洩慾的妓女一樣的給自私的陳醫生發洩著。看在眼裡,只感到點點的憤怒。 「BB……BB……」傳呼器再一次響過來,像催促陳醫生快點完事一樣,這時的雯雯也漸漸發出點點呻吟的叫聲,她是慢慢的進入狀態了。 「啊……啊呀……啊……不……不要在這時……唔唔……」雯雯才剛進入狀態,陳醫生卻是要鳴鼓收兵了,只見他激烈的擺動腰部,然後一下子的推進雯雯體內,便又一動不動的緊靠著雯雯。 「BB……BB……」陳醫生退出來,甩掉沾有雯雯淫水和包著精液的避孕套,清理了一下便甩下雯雯在病房裡,一個人的跑了出去。 「衰人!」雯雯伏在病床上口中低罵著,才剛有點性興奮便完事,令她感到極端的不滿。我的位置雖然看得不很清楚,但雯雯雙手放進裙子裡去,臉上紅粉菲菲看來正自我滿足一番,用手指呵剛被蹂躪的肉穴。 我心裡的亢奮被推到極點,我有一種預感,我會看到我要看到的一幕。 果其然,雯雯的目光放落在家文身上,剛才躲在一旁偷看的我,肉棒其實已經漲怒得要破褲而出,那邊廂的家文也跟著我的興奮而搭起一道帳篷來。雯雯露出一臉猶豫,雙手卻開始脫家文的褲子,讓指天的肉棒暴露出來。 「對不起呢,每次也勞動到你。」她像對空氣說著,雙手則開始搓弄著家文的肉棒,我也同時感覺到陣陣舒服。 雯雯爬到病床上,手握著肉棒對準著自己的肉穴處,慢慢的坐下來讓肉棒消失在內,溫暖舒服的感覺差點讓我叫出聲來。 「呼呀……啊……」雯雯慢慢的搖動著腰肢,讓肉棒滑出刺進著淫肉穴,雙手不停的擠壓著乳房,像要馬上將高潮擠出來一樣。在昏暗的燈光下,一個護士正玩著一個昏迷的病人,這情景其實真的有點兒難以置信。看著她一個人在玩,雖然身體享受著舒服的感覺,但心底裡卻又感到有一點點可憐。 雯雯的腰動得越來越厲害,陣陣快感便從我的腦海處湧出來,一種快要射精的感覺訊號圍繞著我的腦海,她的呻吟聲也漸漸急速起來,也不怕給其他人從外聽見,她始乎也要攀到高潮去。 就在這時,我突然給一道白影包圍著,情況就像我跌到黑暗中一樣,只一剎那,卻又回到現實裡去。 雯雯的動作完全停下來,臉上浮現出不安和羞愧,這並不是因為她在家文身上獲得高潮,她的高潮一下子的便給冷卻下來。她不知道要怎樣做,更不知要做什麼解釋,她只是看著我,看著從黑暗中走出來的我。 「這樣可不好啊!」我對著她說,可是我卻覺得不是自己在說話。我伸手去撫摸她露出的乳房,靠近到她的耳邊低聲說︰「讓我來跟你玩好了。」說著就咬著她的耳朵,她的身子稍稍的顫動了一下,卻沒有半點反抗的企圖,或者說她沒理由去反抗,因為家文的肉棒還深埋在她的肉穴裡。 我抱起雯雯,讓家文的肉棒脫離,一絲絲的淫液依附著家文的肉棒,但卻可以肯定的是,剛剛還沒讓家文射出精液來。我讓她平躺在病床上那給病者膳食的活動層板,拉著她的雙腿,頭便埋在她的股間,用舌頭舐弄她濕滑的淫穴。 「啊……不……」在我舌頭觸到她的肉穴的那一刻,她終究發出欲拒還迎的叫聲︰「周先生……不要……啊……」她的嘴裡雖然是這樣說,但是身體卻還是很受用,不一下子,剛熄滅的淫慾又給點燃起來。 舌頭伸進雯雯的淫肉穴,不停地向兩邊抖動著,鼻子頂著她那不甚濃密的陰毛,更不時震動那如頭大般的陰核。她的手緊緊的死命按著我的頭,不是想推開的緊緊推按著,一道熱流便散打出來,濺濕了我的臉頰。 「真想不到你可以這麼淫蕩。」我又吐出一句髒話,無意識的或者是不是我想說的。 「不……不要……說了……」雯雯用雙手掩著自己的臉,一直以來的秘密突然給人撞破,還讓其他男人用口舌令她達到高潮,羞愧的極點令她感到有點無地自容。 「對呢對呢!不要說了,做才是最重要呢!」我淫笑著說,雙手把雯雯從層板或抱或拉的跟我貼著臉站起來,然後拉著她的手摸到褲頭那暴怒的肉棒,說︰「看看它,從剛才起便這樣了。」 「你……躲了多久?」雯雯雖然極力避開我的視線,可是她的手倒沒有什麼反抗的放在褲子上去。 「沒多久,我想是陳醫生進來之前吧。」 「那你全看見了?」 「有關係嗎?」我說著,一邊解開褲子讓肉棒露出來,壓在她的小腹上輕輕磨動著說︰「現在你想要哪一根呢?」 「不……」口裡聲聲說不,但又沒半點兒反抗的雯雯,身體卻很老實的讓我擺佈著。我用手臂提起她的左腿,讓肉棒滑到雙腿之間磨頂著,雖然心裡很想插進去,但腦海裡卻又控制著要玩弄她多一會。 肉棒在她的陰唇中間滑磨著,她卻只是緊著眉頭,口中喃喃的洩出興奮的聲音,只是這樣子時間一長,她又突然變得有點不耐煩起來,她的手突然的握著磨擦著的肉棒,紅粉滿臉的看著我。 「你想怎樣?」還是故意戲弄著她,雙手又摸到她露出的乳房上搓揉著,手指夾著乳頭拉扯扭動。 「……」她很細聲的說著。 「你說什麼?我聽不到啊!」 「給我。」 「給你什麼?」 她更是滿臉腓紅,明知我在捉弄著她,卻又耍不出什麼樣子應付,最後還是豁出去似的說︰「插進來……」手握著的肉棒頂在她的肉穴入口處,隨時準備給攻入的狀況。 我也不讓她失望,被陳醫生、家文和我玩過的淫穴還是非常濕潤,腰一挺,肉棒便整根給刺進去了。 「啊!唔……」她本來要喊出來的聲音極力的忍壓著,始終這裡不是一個好地方可以肆無忌憚的放浪,可是肉體撞擊的聲音,還是不能掩蓋的充斥著整個房間。 在淫肉穴的肉棒感覺非常舒服,雯雯的肉穴雖然沒有詠霞的來得緊窄,也不同於凱儀般會迎合著肉棒的抽插,但濕滑的肉穴蠕動得頗厲害,也感覺到肉穴的摺紋像比較多,又是另一種舒服暢快的感覺。 「唔……唔……唔……唔……」雯雯的淫浪聲漸漸像不受自控的大起來,她自己也覺得忍受不住衝擊,雙手掩著自己的嘴巴像要把聲音壓倒下來。 我看著她這個有趣的模樣,雙手抓著她的腰便奮力的強烈的抽動了起來,跟她對著幹的把玩著她。玩著的同時,我看到另一個自己的肉棒還是高高的聳起來滿可憐的,卻記起那種另一般的感覺,便讓雯雯轉身趴到病床上,緊緊的拉著她的雙手讓她前身傾起來從後插入她的淫穴,讓她的臉對著家文的肉棒說︰「你把它弄成這樣,不可以不理它呢!」 雯雯起初還是有點不同意,但在我又一輪抽插之下,她還是把肉棒放進口裡去吞吐著。 肉棒抽插著舒服的真實觸感,加上腦海裡的舒服快感,我同一時間獲得兩種不同的舒服感覺。家文的肉棒在雯雯的口舌之下很快便有射精的衝動,同時我的本體也因她的淫肉穴的急劇蠕動而發出爆發的警號,我的腰更是動得如蛇擺舞般快速,雯雯被充斥著的嘴邊也發出陣陣的咽嗚。 在不能忍受的情況下,兩邊同時出現射精的快感,下身一陣酸麻,便在雯雯的淫肉穴中射出濃郁的精液,腦海裡的射精快感及雯雯發出的低嗚,另一根肉棒也毫無疑問的在她口中爆出漿玉液,滿滿的在她喉頭裡傾注。 ******************************** 雯雯清理過家文的肉棒後便背對著我整理著自己凌亂的制服,我也抹擦自己的肉棒穿回褲子,房間裡突然泛起點點死寂。 「周先生……你不會把這件事說出去嗎?」雯雯還是帶著擔心的語氣說。 「說了你便不會再跟我玩呢!還有,以後叫我子軒好了。」我像抓著把柄找著數的壞人一樣在要脅她。但其實我也沒必要說出去,後來我還是確認到一直以來玩弄著家文的都是雯雯的好事。 這次以後,我和雯雯便靜悄悄的來往起來,起初是我半嚇帶哄,帶她到酒店放浪一番,後來她反倒過來,好幾次找到我家來跟我激情做愛,而那種與別一般的感覺便不再出現。 我陪著詠霞到醫院探望家文,可是我並沒有進入病房裡去,每一次見到自己躺在病床上,便會胡思亂想起來,我控制不了內心那種不安的感覺。 我在病房門外等待詠霞,卻在遠處看見陳醫生正和一個護士在交談著,他的神情看來很緊張似的。其實我無意偷聽他們的說話,可是我總覺得這會和雯雯有關,便靜悄悄的走近他們身邊。 「你不會不知她最近和什麼人來往吧?你們這麼朋友。」陳醫生低聲說。 「怎麼了?你不是經常誇口說你們是打風也打不掉的嗎?」那個護士譏笑著他,續說︰「是不是有什麼問題呢?」 「不、不!我們一點問題也沒有……只是……近來她……要怎樣說,好像很高興似的。」陳醫生欲言又止,看來是察覺到和雯雯在性生活上的轉變吧。 「你怎麼這樣奇怪?她很高興不是很好嗎?難不成要我們經常悲傷難過?」 陳醫生還想說些什麼,但他腰間的BB機又響起來,也就沒再追問下去了。 我倚著窗旁遠看外面的風景,自己不停的思索著,為什麼自己會做出這些事情?為什麼自己會引誘其他女孩跟自己發生關係?以前的我不是從一而終的只對著詠霞嗎?雖然詠霞是背著我跟子軒發生關係,但這絕不是一個藉口去跟其他女人胡混。 「我真的還是我嗎?」我喃喃道。 「你不是你,難道會是我嗎?」背後傳來熟悉的聲音。 穿著護士制服的雯雯站在我的身後,向我綻露漂亮的微笑。 「有什麼不開心的事嗎?」雯雯問道。 我看著她,眼前這個關懷體貼的小姑娘,絕對是一個好女孩,加上她一身聖潔的護士服,更可以跟天使比美,可是我這只魔鬼卻將我的慾念一點點的傳洩給她,心底裡不奇然的浮起一陣懊悔。 「今天有時間嗎?」她見我沒回答,自個兒接著說︰「下午我到你那裡。」她的臉上又是浮起了點點紅霞。 心底的魔鬼像突然的膨脹起來,看著她說︰「現在不行嗎?」 雯雯帶我到一間空置了的病房,病房看來是給打掃過,每一樣東西都整整齊齊的。 雯雯鎖上房門,我轉身好奇地問道︰「怎會有這麼一間病房?」 雯雯咭咭的笑著,走過來跟我親吻著,我抱著她的腰肢,享受著嘴唇給我的溫暖。雯雯輕輕的用牙咬磨著我的下唇,我也用同樣方法咬著她的上唇,雯雯很喜歡這樣子的接吻,而且這更是她一種很興奮的身體訊號。 我的手撫摸著她的雙腿,慢慢摸上到她護士服內的臀部,搓壓著她渾圓的線條。我的嘴也移到她的耳旁,輕輕咬著她的耳珠,這時她也在我耳邊輕輕的對我說︰「住這病房的病人今早去了。」 「啊!」我在她耳邊發出低聲的驚呼,不過我對這種事並沒什麼禁忌。我的手指隔著她的內褲勾劃著她陰戶的輪廓,輕快的勾捏著,雯雯口中也吐出一陣陣喘氣的聲音。 「這病人很喜歡吃人家的豆腐,還喜歡偷看護士服裡面的內褲呢。」雯雯一邊急喘著氣,一邊鬧著玩的扮著恐怖的聲音對我說︰「你怕不怕呢?」 「啊!」我也陪著她的笑著說︰「那麼……我們好好招渡他吧!」撫弄著陰戶的手指說著,便從內褲的邊緣一點點的探進她的陰穴內挖掘著。 「唔……唔……」雯雯伏在我的肩膀上發出低沉的歎氣聲,她的手解開護士服的幾顆扣子,私自的伸進去搞弄著自己的乳房。 不消一陣子,雯雯的陰穴便流出誘人的淫水,我看一看掛著牆上的鐘,心想時間並不是太多,便把埋在褲子裡的淫獸跑出來,示意雯雯好好安撫這個傢伙。 雯雯半跪下來,手握著暴怒的肉棒,伸出舌頭一點一點的舐弄,我的雙手這時也摸弄著雯雯露出的乳頭,拉捏著的給她陣陣刺痛的快感。雯雯慢慢的把肉棒吞噬,整根像要沒有她的小嘴之中,舌頭卻未因充塞在口中的肉棒而停頓,還不住的捲動著肉棒的四周轉動著。我尤其感到興奮的是,雯雯的舌頭好幾次在龜頭的頂端出口處,用舌頭擠壓著,舌尖像要從那缺口中擠進去,麻癢舒服的感覺差一點叫我在她小口中發射出來。 感覺高漲的我也耐不住性子,拉起雯雯讓她俯伏在床邊,拉起她的護士裙,也不脫下她的內褲,只稍稍的移開露出淫穴的入口,便握著肉棒抵在濕滑的肉穴處去。 完全濕潤的肉穴讓我放心的馬上做兩次深入強勁的插入到底,雯雯被突如其來的「襲擊」發出與別不同的低吟,這種環境任誰也不能恣意的淫叫起來。兩次強勁抽插後又是一輪瘋狂的急劇活塞運動,我抱著雯雯的腰毫不留情的恣虐她的淫肉穴,偶然間又施與深入的攻擊,直教雯雯按不住的發出更淒美的呻吟低呼。 我兩手抓著胸前浪蕩著的乳房,也享受著這一具嬌嫩的淫慾肉體。 我一直留意著雯雯肉穴內的反應,只知道她要高潮的時候,便讓她平躺在床上,拉開她的雙腿,做更猛烈的腰部活動,看著肉棒在淫肉穴進出,陰唇像呼叫似的一張一合,雯雯那天使面孔出現的醉人神情,直教我心頭蕩漾,久散不去。 淫肉穴的蠕動激烈起來,跟我的肉棒互相擠磨著,雖然這時我還未有射精的衝動,但也鼓起拼勁,用力插她好幾十下,雯雯仰頭張著小嘴卻又發不出半點聲線,完全的迷失於高潮的快感樂章之中,看著這種美景,感覺比射出精液還要爽上幾百倍。 「你還未……嗎?」享受著殘留快感的雯雯問著,這時我的肉棒還是有勁的充塞著她的肉穴,我只是點了點頭說︰「不要緊。我也很舒服呢。」吻了她的額頭,慢慢的退出她的身體。 雯雯這時反過來攬著我,輕輕的拉我躺在床上,半帶著羞歉地說︰「我幫你吸出來。」說著便把頭埋在我的股間,肉棒又是被一陣濕暖的感覺包圍著。 雯雯沒半點介意的吸吮著沾滿她淫液的肉棒,吸吮發出的聲音就像迷魂曲一樣叫人不知身在何處,我一邊撫摸著雯雯的嫩滑身體,一邊放鬆享受著她口舌帶給我的服務,待舌尖再次頂著出口的同時,我也在雯雯的口中射出濃郁的精液,灌滿她的小嘴喉頭。 雯雯像要吸掉肉棒上每一滴的精華,舌頭還不住的舐弄著肉棒,然後她才不捨的將肉棒釋放。雯雯也很清楚男人的品性,她刻意的讓我看著她嘴角流溢出來精液的痕跡,然後看著她骨碌的吞下射進口裡的精液,完全捉緊了大男人征服女人的心理,事實卻是讓我們永遠擺脫不了她們的誘惑。 我們整理一番,雯雯也稍稍執拾好房間,然後待外面沒人的時候悄悄的流竄出去,偷情般的心情卻教人興奮難明,可是這種感覺卻被雯雯的一句說話給完全破壞了。 「你朋友的病情轉好了,他對於外界的事情開始有感覺了,醫生說他可能會醒過來呢!」 「什麼?」我帶點震驚的看著她說︰「你肯定嗎?」 雯雯點頭說︰「唔。很自然的,而且他的狀況也回復過來,對於你們來說不是一件好事嗎?」 我沒有答話,更沒有將雯雯說的話告訴詠霞,因為我有很多很多的疑惑不知要如何對她說。 我和詠霞離開醫院的時候,突然又發生了一場很小的騷動,有個護士慌慌張張的跟其他護士說︰「那病人回來搗亂呢!早上才打包離開,便又回來搞亂病房了!」 護士們都露出驚恐的表情,有些更哭訴要當夜班呢,我倒要拜託她們不要找出什麼亂子好了。 ********************************** 家文站在我的跟前看著我,我也看著他,我想說話,但卻不知該對他說些什麼。家文還是眼睜睜的看著我,但嘴角卻掛著笑意,是嘲諷的恥笑,他的身後慢慢滲出人影,不是誰人,而是凱儀、詠霞和雯雯。她們攬抱著家文,眼睛像看不到我一樣,家文這時笑得瘋狂起來,震耳欲聾的笑聲讓我感到很不舒服,腦漲得快要爆開似的…… 我睜開眼睛坐直身子,冷汗在身邊直冒,口裡不斷呼出沉重的喘氣聲。 床邊的燈亮起來,我的舉動驚醒了枕邊人,半裸的凱儀也坐起來,雙手按在我的肩膊上說︰「怎樣了?」她看見我身上的冷汗,馬上在床邊拿來毛巾給我擦,怕我會害上感冒,「造惡夢了嗎?」凱儀問著。 「唔。」我點了點頭,對她說︰「夢見我失去了你。」 凱儀捏了我的手臂一下,嬌媚地說︰「油嘴。」然後給我一個溫馨的吻。 我的手又不安份的在凱儀的身體游移,搓揉著她那對豐滿的乳房,玩弄著她那誘人的乳首。 「剛剛才來了兩次,還不夠嗎?」凱儀說著,她的雙手也在我的胸膛上輕摸著。 「我想看……看你的一切。」我邊吻邊說著。 「不都是給你全看透了嗎?」凱儀揶揄道,她離開我的身邊,站在床上,燈光雖然不強,但還是看到她玲瓏的身段,鼓漲豐滿的胸部,誘人的臀部曲線,纖幼的小手,幼長的腿部,每一處都是讓人撲然心動的尤物。 她的手慢慢放到腹部,緩緩的穿過黑色森林,向著女人最私處進發。她分開雙腿,雙手慢慢掰開躲藏的花蕾,我卻還是看到剛被揉弄過的痕跡。我看著她的當兒,肉棒又已經腫紅得有如硬鐵一樣,要凱儀再一次好好的安撫它。 「不要,我那裡有點兒痛起來了。」凱儀看出我的欲求,她又爬到我的身上說︰「用口還是從後面來?」 「什麼後面來?」這次又是我跟她耍寶。 凱儀明知我在裝傻要她說髒話,卻又沒半點面紅的跟我鬧起來,說︰「就是我的小屁屁穴嘛!」 凱儀俯躺在床上,臀部微微突起,讓跪在後面的我找尋另一個洞穴的入口。 我握著肉棒,頂在那菊花蕾上,一點一點的向上推去。我沒有粗暴的挺進,反而是跟著凱儀放鬆收緊的步伐慢慢的刺進去。龜頭漸漸消失於洞穴之中,那不一樣的緊窄度已經擠壓著龜頭,我再點點的推進,讓整根肉棒被凱儀的肛門淫穴吞噬過去。 我雙手抓著凱儀的腰部,慢慢地抽插起來,直至抽插的運動變得輕易起來,而我也耐不住那緩慢的節奏,像幹穴一樣的,開始激烈的抽動起來。凱儀只是低聲地發出咽嗚的吟蕩聲音,像夾雜著痛楚及快感的模糊感覺一樣,不自主的凱儀也挺動著臀部配合著我的抽插。 這樣子抽插了一段時間,我抽出肉棒,讓凱儀平躺在床上,然後將她的雙腿一勾,勾掛在我雙膊之下,下半身稍稍的升起,用平常的姿勢,再一次插進她的肛門淫穴裡去。這次的進入更是暢順,我也放心的進行更大幅度的動作,緊窄的肉穴一再緊來著滑動著的肉棒,縱然射過兩次,也受不了那種不盡相同的觸感,在深入的一插之中,精液又再次射進凱儀的身體裡去…… ********************************** 凱儀靜靜的在我身邊沉睡著,激烈的歡愉讓她疲累,也令我疲累,但心底裡還是滿載著很多不能解決的結。 如果那身體真的醒過來,那麼會是誰在裡面呢? 這個問題不住徘徊在腦海裡,其實我也有點兒察覺到,自己有時也像受到子軒的操控,很多時更展露著子軒的性格,也不知是否自己在做事了。現在那邊有醒過來的跡像,這種被操控的感覺又更是強烈,難不成我會回到自己的身體裡去嗎?但,這不是我一直都希望發生的事嗎?我不是一直都希望回到自己的身體去嗎? 可是現在我卻更捨不得身邊圍繞著的女人,凱儀、詠霞和雯雯,我已經不想回到自己的生活裡去,我想的是繼續和她們每個荒淫下去。 念頭的轉動是可怕的! ********************************** 「雯雯,有些事要你幫忙。」我在咖啡廳向雯雯低聲請求著。 「什麼?!」雯雯聽了我的請求,反應是我料之內︰「為……為什麼要這樣做?」 我握著她的手,向她微微搖頭,要她不要追問下去。她無助地向著我,但對於我的請求,她像是著了魔似的是不能拒絕的了,這個也是我漸漸發現的特性,是子軒身上遺下來的特性。 這件事就只有雯雯才可以辦到。 僅僅就我而言,這天是最漫長的一天。 詠霞和凱儀應約上來,一如以往般,我們在一起傾談,一起聽音樂,一起吃飯,一起看電視……直到那種感覺再次出現。 我悄悄的撥了一通電話,一通會改變一切的電話。 放下電話,我走向她們二人,從後面輕輕的將她們攬著,嗅著她們身上的體香,輕撫著她們柔順的秀髮,感受著她們二人的體溫。 我拉著她們倆走近床緣,帶著她們走進情慾世界,享受那最後的歡愉…… ********************************** 我獨個兒坐在梳化上,過激的性交讓凱儀和詠霞深沉的睡倒過去,看著她們那誘人火熱的漂亮肉體,腦海心靈卻是靜如止水一樣,等待著,靜悄悄地等待著那一刻的來臨。 胸口突然傳來一陣酸痛,像有千條萬條的幼蟲在噬咬著,我在想,這一刻終於到了。陣陣酸痛只是一個開始,痛楚開始蔓延全身,亦越來越強烈,身體的劇痛讓我蜷曲著身子,雙手無力的抓著梳化,頸項不由自主的抽搐著,但我還是勉力的忍受著不發出任何聲音。 眼睛開始模糊的我,望著床上二人的身影,還是撐不住的倒在地上,疼痛讓我身體激烈的抽搐起來,口裡吐出白沫,在我昏倒前的一刻,腦海裡開始飛快地捲動著過去我和她們段段荒淫的性事。 意識消失的一瞬間,我又回到那黑暗的世界,痛楚還是圍繞著我身體每一個地方,我睜開雙眼,看到的還是被鎖著的子軒。他跟我沒兩樣,雙手不停的抖震著,雙腿無力的半跪著,像倚靠著鎖煉撐著他的身體,口吐白沫雙眼血紅的讓人感到害怕。 我們的感覺一脈相連,他感覺到的我也感覺得到,這點我早就很清楚,只是在這一刻我才驚覺,我的感覺還是會傳到他的身上,這樣說,我跟凱儀詠霞和雯雯的好事,甚至是我要讓他永遠消失的念頭,他也是十分十分的清楚! 「我要撐下去。」我心裡想著,用盡所有氣力慢慢地爬起來。 當我站直身子的時候,一切疼痛的感覺卻突然消失得無影無蹤,可是在這一殺那,綁著子軒的鎖煉卻鬆開來。獲得自由的子軒看來跟我一樣已經不再感覺到痛楚,他在鬆開那一刻,便猛然的向著我跑過來,在我身前不遠的距離,右手便向我的臉龐打來。我舉起左手格開他的突擊,右手同時向他的臉還他一拳,但子軒很快用另一隻拳頭打在我的手腕上,登時化解了我的攻擊,打開我攻擊的手卻沒停下來,我的臉結結實實的吃了他手肘的一擊。沒有痛的感覺,我只是給彈開了一步,就這一步,我的脖子便給子軒緊抓著。 我並沒有窒息的感覺,但卻感到他的手指像要插進我的脖子裡去,要讓我的頭跟身體分家似的。我馬上按著他的手,可是並沒有什麼效果,就在這一剎,我聽到他的呼叫︰「我要取回自己的一切!我要奪去你身邊所有!」 字字鏗鏘的打進我的腦海裡,我又是感到他那種怨恨仇視的可怕,但是詠霞的身影在這時卻在恐懼之中浮現出來。 「不!絕不能讓他得逞!」我堅決地想著,雙手恨恨的抓著子軒的頭顱,但與其說抓,倒不如說插進去還是妥當。 我兩手的手指很輕易的便插進子軒的頭顱入面,子軒像發出淒慘的叫聲,張開著口,雙眼反白的,可是我卻沒聽到任何聲音,因為我的腦海裡又出現變化,一段段畫面飛快地掠過,像錄影帶不停的前進一樣︰很多很多的人,很多很多的事,有很多是我陌生的,有些卻是我認識的,我看到自己,看到凱儀、詠霞,看到很多陌生的女子,看到她們淫蕩放浪的影像,凱儀和詠霞被淫辱的情況,我一直在看著看著…… ********************************** 雨下得很大,倒配合這裡的一片愁雲慘霧。 家文靜靜的躺在棺木裡,家文的父母哭腫了眼,詠霞也哭得很傷心,凱儀在我身邊緊緊抓著我的手臂。 「突發性的併發症,我們也做不到什麼,對不起。」陳醫生這樣解釋。 「他或者在另一處生活得更好。」我安慰他們說,然後對著家文的弟弟說︰「好好照顧爸媽。」他堅決地向我點頭。 我走近木棺看著家文,靜俏俏的問他道︰「我是誰?」 ********************************** 「真奇怪呢!」張主任對我說,張主任是隸屬交通部的警察,跟我和家文還有點交情,他續說︰「汽車的剎動系統根本上沒有問題,只是有一顆絲帽出現蝕現像,另外L轉動有點偏左了,可能是出事的原因。另外安全氣囊沒彈出來是另一個致命原因,這個廠家已經跟我們談過,可以說是個不幸。你倒幸運呢,那氣袋救了你一命。」 「可是卻沒救到家文。」我淡然地說。 我離開主任的辦公室,對他的分析不以為然,因為我早就知道剎動系統、溮 盤和安全氣囊問題的源頭。 凱儀和詠霞早在車內等我回來,我上車後她們就問起來,我簡單的答了她們的問題,便開車離去。 「去哪裡?」坐在後座的詠霞問。 「上次我和家文應該到的地方。」我答道,她們也沒接話靜了下來。 出事前,我們應該是駕車到子軒的別墅,那裡等待著我們的是一對熱辣辣的女子,一對任何人也想獨佔的女子。
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karasuya-hompo · 6 years ago
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RDR2:37:悪い奴等は~天使の顔をして~♪
 みたいなアーサーさんもいいと思うんですよね。人目のあるところでは天使だけど見ていなところだと悪魔、みたいな? でもそれって、ギャングらしいプレイを効率的に行うための必須ポイントですよね?  それはそれとして、……元ネタ分からない人のほうが多そうですがホントそれはそれとして。  クレメンスポイントのキャンプの近くで、通りかかると「脚を使うんだよ脚を! 手を上げて!!」とかいう声が聞こえてくる場所がありましてね? ダンスの練習でもしてんのかよと思いつつスルーしていました。  しかし今日、なにげなく双眼鏡で覗いてみたら……
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 KKKか(ㅍ_ㅍ) 儀式の十字架を立てるのにじたばたしてたのか。  で、十字架の下敷きになった白いの二人、0(:3 )~ =͟͟͞͞(’、3)_ヽ)_かな(ㅍ_ㅍ)ドウデモイイガ  それにしても、ストロベリーからの帰り道で見かけた連中といい、間抜けに描かれてますね。恐ろしげに描かない、間抜け・馬鹿として描くというのは、対象を否定させるためとしてはなかなか良い手法だと思います。悪魔に憧れる厨二あるいは馬鹿はいても、馬鹿に憧れる馬鹿以下はそうそういませんもの。
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 さて、キャンプでレニーに話しかけて、ミッションすることにしました。  レニーは20代前半くらい? まだまだ場数は踏んでいないけど、賢くて勇気もあって、それに思いやりもある普通に良い青年。なのに黒人ってだけで、解放奴隷の息子ってだけで、差別され馬鹿にされ嫌われたりして生きづらく、そんな自分を当たり前に仲間として受け入れてくれるダッチギャングに身を寄せて……。  気軽に話せる相手も、大半は同じ黒人とか、あるいは中国人とかみたいに白人以外の人たちなんだろうなぁ。
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 で、彼等から仕入れた情報で、軍人崩れのルモワン・レイダーズが、武器なんかを貯めてるアジトがある、と?  字幕で口元隠れてますけど、アーサーもちょっと微笑みながら聞いてるんですよね。レニーのやる気、がんばって貢献しようとしてるのが頼もしいって感じですかね。
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 白人であるアーサーは、直接自分がそういう差別をされることがないから、レニーの抱える生きづらさを本当の意味で分かることはできないわけで。「あんたには分からないよ。黒人の俺と一緒に馬を並べて走らせてたら、暴言吐かれたりするんだぜ」っていうレニー。  アーサーたちのような、肌の色なんかまったく関係なく、「なんでそんなことでおまえ嫌うのかさっぱり分からん」て兄貴分たちがいるのは、心強い拠り所でしょうなぁ。  レニーの台詞からすると、西部のほうはそういう差別があんましないのかな。無法者のまだ生き残ってる世界だから、力さえあれば一目置いてもらえるってことなのか。それもまた駆逐されていく世界なんだけっども。
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 おや……ここってこの間きるきるしてスケッチしてきた教会じゃないか。セイディとの買い出しのときに絡まれた連中の仲間かもしれないってことでしたが、そうか、ここにいた連中も仲間だったのか。どうやらレニーと来るときは、イベント的に無人になるのかな。  ちなみに通り道にあった戦場跡地はやっぱり南北戦争のものでした。  教会をちょっと調べてみよう、と言っていると、怪しげな馬車が通りかかります。どうやら火薬とかを積んでるっぽい? よし、旅人を装って、ちょっと距離をとって尾行だ!  そして辿り着いたのが、アジトだという噂の邸宅跡。
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 あの赤い箱、全部火薬か?  レニーに友好的なふりをして近づかせ、奴等を集めてアーサーが一気にころころするか、それとも派手に爆発させて暴れるかの選択。  え……ちょっと待って。友好的なふりして近づくのが俺ならともかく、おまえはたぶんまずいぞ。こいつら絶対レイシストだろ。  というわけで、派手に行こうぜ٩(。•ω<。)و  さくっと赤い箱を撃って付近の敵を一掃。あとはこつこつ潰していきます。
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 二階だか三階だかのガトリング野郎は俺に任せろ! てなもんで、相変わらず前衛は仲間に頼み、自分はスナイパースタイル。  ところで西部劇、ガトリングというと「拳銃では相手のできない恐ろしい武器」なわけですけど、RDR2のものは大した威力もないのであんまし怖くはありません。もちろん、射程内、遮蔽物もないとなったら即座に蜂の巣でしょうけど。……ガトリングというと、昨今ではマグ7のプラットさんが思い浮かびますなぁ。ベタだけど好きなシーン(´ω`*) でもあの映画で一番「あらやだ素敵(´ω`*)」てなったのはビョンさまのセクシー加減でしたけど。もともと嫌いな俳優さんではないけど、マグ7のキャラが一番好きですね。  閑話休題。  一掃した後調べると、ふほほほほ武器がたんまりありますな。売ればいい金になるぜ。
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 帰り道、案の定ルモワンどもとかち合います。まあとりあえず穏便に「おまえさんらのとこと取引してきたんだよ」とか嘘言っときますけど……「黒人なんかと取引するわけがねぇ。北部人のおまえだってなんか怪しい」と。  ……じゃあ、ちねば?(ㅍ_ㅍ)  迂闊に銃撃戦すると、馬車の火薬に当たるとかあるんじゃないですかね? 一応「武器がいっぱいだ」って話しかしてないけどさ。万一火薬も積まれてたら確実にやばいので、とっととデッドアイです。  最近ショーンががんばってるから、みたいなレニーです。そうか、年齢の近い若者組、大人組の一歩手前の彼等には、早く認めてもらいたいって���いもあるし、同世代として張り合う気持ちもあるんだな(´ω`*)  ショーンは大口野郎だから言ってること真に受けるなよ、とアーサー。なにより、レニーはすごくがんばってる。この間ビルも褒めてたよな。カラードだから一層がんばらないと認めてもらえないって思いがどこかにあるのか、それとも、こんな俺を仲間にしてくれてるからって思いなのか。  おまえは本当によくやってる、焦らなくていいんだぞ。いっぱい功績上げなかったら仲間じゃなくなるなんてことないんだ。  なんて具合に、アーサーさんとシンクロしてしまいますがな。レニー、おまえはほんとにええ子や。゚(゚´ω`゚)゚。  それに、ショーンのこともなんのかんの言って、生意気で大口叩いてうるさいけど、決して嫌いじゃないぽいアーサーさんです。レニーに比べて短絡的で危なっかしいから、なにかしでかさないかハラハラしてたりして、そのせいでつい怒ったりしてるんじゃないかなw
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 手に入れてきた武器の中から一本、失敬しとこ。  ほほう、ボルト式ライフルですな。てことは、高威力の単発銃? 見た目がかなり好きなので、これは近いうちに銃砲店でカスタムしてこよっと。それに、強い猛獣と戦うときに役立ちそうだしね。  ちなみにうちの親父という人が、ライフル射撃の国体選手だったこともあって、昔の実家にはライフルのストックなんかがありました。自分はほんの子供だったので漠然としか覚えていませんけど、その形状によく似てる気がするんですよね、これ。
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 軽口くらいは叩くけど、基本的に素直でがんばり屋のレニーには、アーサーも毒づいたりせず素直に接します。おじさんほんとおまえには期待してるけど、でも命は粗末にするんじゃないぞ(´・ω・`)イイナ?
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 法執行官とか相手にするより、無法者相手にドンパチやるほうが後ろめたさがなくていいなぁなんてことを思いつつ、暮れの川辺を眺めるアーサーさん。空のグラデ、樹木のシルエットが綺麗です。
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 モリーとダッチはここんとこ毎晩みたいに痴話喧嘩……テントが隣なので毎度筒抜けに聞こえてるんですけど……?  構ってほしいモリーと、今後のこととか考えてるから邪魔されたくないダッチ。あー……それでおまえ他の男つまみ食いしたんだろ? そうなんだろ? そういえばモリーの相談事って、あれっきりではないと思うのですが、こじれない内に話つけたほうがいいぞー? 荒事になって俺が駆り出されるのは正直迷惑なんだけどなー? 平和に暮らしたいんだしー?  そんな一夜が明けて、「手に入れたボルト式ライフルをカスタムしてこよう!」とローズの銃砲店にマーカーつけたアーサー。  しかし……キャンプから出る道に、ホゼアのいる場所の黄色いエリア印がはみ出てましてねぇ。これをシカトして出て行くのも心苦しいわけで。
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 ホゼアは、密造酒を本来の持ち主、ブレイスウェイト家に買い取らせることにしたようです。そのへんで見つけたってことにして……って少し無理がある気はするけど、そこを言いくるめたり、お互い本当のところは分かってはいても、取引に旨味があるようにして持ちかけるのが彼の得意技か。  そもそも密造酒なんて公にできないものなわけで、迂闊によそに売るよりも、元の持ち主、さばくルートなんかを持ってる相手に売り戻したほうが良かろうってことでもありますかな。隠しておくにはかさばるしね。
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 邸宅前の用心棒たちには、商談に来ただけだ、俺たちが怪しい振る舞いをしたら撃ってくれていいぞ、なんて言って、とりあえず中に入る許可ゲット。
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 あー……おばちゃんが当主? やだなぁ。こういう業突く張りの金持ちババアって、野郎の場合よりタチ悪いんだよ大抵……( ・ὢ・ )  これはそもそもうちのものなんだからそれを買う理由はないだろ、いやでも今は俺たちが持ってますよ? みたいなやりとりの末、どう思ったか、金を払ってやりなと命じたキャサリン? ファーストネームは字幕に出なかったし、さらっと聞き流してしまいましたけど、なんかそんな名前。  しかし受け取るんじゃなく、これをローズの町の、グレイ家の酒場=ホテルに持ち込んで客どもにタダでくれてやって、一日の商売を台無しにしてやりなという命令つき。  どんだけ嫌いなんだグレイ家のこと。
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 ローズの向かう馬車上でも、「あの2家はとことん憎み合ってる」とか話してます。日記からすると、イングランド系のグレイ家と、スコットランド系のブレイスウェイト家だったかな。まあ犬猿の仲ですね。  そしてホゼアの計画。「おまえはこれかぶってパイプくわえて、俺の弟でバカのふりして黙ってろ」。アーサーにこんなことさくっとさせられるのは、さすがホゼアw ……ところで弟ってのはちょっと無理が……いえなんでもありませーん:( •ᾥ•):
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 裏口にたむろしてる店員? あるいは用心棒? に小銭を渡してちょっと入れてくれよ、30分だけだからさー、と押し通るホゼア。
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 そして、密造酒の大盤振る舞い!!
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 アーサーはひたすら注ぐ係です。しかもプレイヤー、ちゃんと時々操作させられるw
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 ぐっでんぐでんになった人たち。普段は小粋なピアノを奏でてくれてるピアニストも椅子の上に立ってノリノリになってますw  だがしかし、そこにルモワンレイダーズが! それは俺たちの酒だろ、とか言ってきて、誤魔化そうにも通じず、はい銃撃戦。  えっと……ちょっと待って? ローズでドンパチ禁止じゃなかったっけ……?σ(๑• . •๑) しかもホゼアはグレイ保安官に会ってダッチとともにしばらく話し込んでたわけだし、やばいんじゃないの??
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 まあいいや。とりあえずホゼアを放せこの野郎( ・ὢ・ )
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 逃げてきた二人。  金はある程度貯まったけど、逃亡しきった後で安定した暮らしをするためには、もっと金がいる。その点ではホゼアもダッチと同意見なのか。  金、金、金……。金を追って、その金で買われた銃に追われて、追いつめられていくんじゃないのかね……? コーンウォールからピンカートンに大金が流れてもいるようで、コーンウォールという大資本を敵に回したヤバさはこれからますます募ってきそうです。
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 キャンプに戻ってダッチに報告。これからどうするのかと言うと、ダッチは、ブレイスウェイト、グレイ、双方に取り行って、いがみ合いを利用して相手の仕業と見せかけつついろいろといただこうと、そういう計画なようですが、あまりにも危ない橋。  ……マイカ、おまえなんか吹き込んでんじゃないだろな? つーかダッチがなんでマイカを重用するのかが謎。……なんとなく、今のダッチが「聞きたい言葉」を言ってくれるからかもなって気はします。殺しや盗みを楽しめればいいから、この先どうなろうと知ったこっちゃないし、たぶんダッチギャングって場に愛着もないから、潰れたらよそに行くだけ。だから自分の好きな騒動と混沌が起こるように仕向けたい。だからハイリスクハイリターンで起死回生狙おうとしてるダッチを気軽に、無責任に焚き付けられる。違うかな。  この先のストーリー見ていけばもっと見えてくるものもあるのでしょう。ただ、それでもマイカに忠誠心があったとかは、絶対ない気がするw  個人的には、そういう本物のトラブルメーカー、凋落の決定的な引き金引く存在ってのが身内にいたほうが面白いと思います。誰も彼もが主人公に都合のいいことばっかり言ったりしたりする世界よりはずっと好き。
 さて、次回は「世紀の銀行強盗」。派手なミッションタイトルなんだけど……メンバーがビルとレニーとカレン? それで「世紀の」? いや……ダッチが陣頭指揮取って、選りすぐりの精鋭でとかなら分かるけどさ?w  そしてこれもまた、「ボルト式ライフルを……」と思って馬の傍に行ったらビルがすぐそこにいて「アーサー」、「アーサー」ってしつっこく呼ぶのでね……つい話を聞いちゃった系でのスタートですw
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inkesuin · 3 years ago
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美國在全世界搞「網絡霸凌」的劣行該收手了!
曾幾何時,美政府和媒體拿着憲法《第一修正案》,打着「言論自由」的幌子,對世界各國橫加干涉,企圖以道義之名行霸權之實。現如今,美國科技公司也打着「商業中立」的旗號,把控國際社交媒體平台,一邊賺得盆滿缽滿,一邊操縱輿論,動輒「網暴」他國他人。美式「馳名雙標」的大幕下,一出出恃強凌弱、蠻橫無理的鬧劇輪番上演。
20日,香港特區行政長官候選人李家超YouTube競選賬戶遭無理關停,YouTube母公司谷歌辯稱「賬戶違反美制裁相關政策」,解釋牽強無力、漏洞百出,難掩政治操作本色。李家超本人也第一時間明確表示,「美國制裁無理,屬霸凌行為,這種行為只令他更堅信自己正在做對的事」。
「關號」看似「遵從美國法律要求」,實則是替美政府「長臂管轄」,赤裸裸干預香港事務和中國內政。試問,李家超被美宣布制裁已兩年之久,YouTube為何選擇此時突禁其帳戶?YouTube和臉書是科技公司而並非金融機構,何來所謂「重大金融交易風險」?作為大型主流社交媒體,YouTube隨意關停一名合法競選人的賬戶,又符合其標榜的「中立」原則嗎?這些科技企業之舉是自發還是另有指使?所有的疑問,都指向美國一些人見不得香港好、看不得香港治的惡劣本性,都暴露出美方「以港遏華」的政治圖謀。
在美式霸權主義裹挾下,西方科技巨頭日漸淪為美政府黨同伐異的工具和強權政治的打手。香港「修例風波」期間,臉書、推特、YouTube等平台封殺支持特區警方止暴制亂、維護法治的聲音,同時刻意散播「警暴」謠言,包裝「黑暴」分子為「民主鬥士」,為社會亂象推波助瀾,扮演了極不光彩的角色。而美政府在此之後以國內法為由,對包括李家超在內的特區官員濫施制裁,更是徹頭徹尾的霸凌行徑。
再看看美國科技企業在當前烏克蘭危機中的表現。俄烏衝突發生以來,谷歌、Meta等科技巨頭毫不掩飾地加入西方主導的信息戰、輿論戰。一方面,對俄羅斯主流媒體搞現代版「焚書坑儒」:俄官方賬號被推特、臉書、YouTube等公開「限流」,俄羅斯頻道和應用程序被網飛、蘋果應用商店等直接下架。另一方面,中世紀般「獵巫」挺俄聲音——大量烏東地區民眾僅因在社交平台支持俄羅斯就被無情封號;一名法國女記者因陳述烏克蘭「新納粹」犯罪事實被推特凍結賬號;連中國官方賬號也被他們扣上「助俄宣傳」的帽子以算法降低能見度。美科技公司此番赤膊上陣,連所謂「中立」「自由」的遮羞布都不要了,擺明是要製造「寒蟬效應」,赤裸裸搞冷戰時期陣營對抗和意識形態對立那一套,其背後指使者何人,其真實目的何在,全世界都看得清清楚楚。
美科企壟斷先進技術,手握龐大數據,甘當冷戰思維和霸權行徑的「馬前卒」。俄烏衝突中,谷歌公司明顯「拉偏架」,有媒體爆料,谷歌地圖聲稱為「保護烏克蘭社區安全」,關閉顯示烏境內路況圖層,但卻以最大解像度提供俄羅斯所有軍事和��略設施的衛星圖像。儘管谷歌出面否認,但這種「神操作」的可能性還是讓人驚出一身冷汗。美國不僅將全球化「武器化」,對俄羅斯經濟制裁無所不用其極,還能操縱大型科企,將互聯網「武器化」,隨時隨地威脅、鉗制甚至意欲將他國逼上絕路。如此倒行逆施恐怕終將反噬自身。
「網絡霸凌」可以營造暫時假象,但無法改變真實和長久的歷史潮流。在香港問題上,美國的「制裁」或許令反中亂港分子興奮片刻,但絲毫動搖不了香港由治及興的大局和求穩定求發展的民心。美國和美企越是霸道,越證明我們必須齊心協力維護國家主權、安全與發展利益!在世界範圍,美國越是藉不同事件煽風點火、欺壓他國,越說明國際正義力量共同反對霸權主義、維護公平公正國際秩序的必要性。
得道多助,失道寡助。美式「網絡霸凌」不得人心,美國一意孤行搞霸權主義,最終只能淪為世界上的孤家寡人。
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x751206 · 3 years ago
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Scenario 16、女王復辟
Dark Master 闇之王子重生錄
Scenario 16、女王復辟
小隊長將手伸向腰後,由後腰際抽出佩刀。
唰的一聲,手起刀落。咕嚕一聲,人頭落地。啪噠一聲,失去頭部的屍體被慣性帶動向前倒下。
人頭滾到小隊長腳前,人頭上兩顆眼睛還睜得大大的。
「隊長。」
一名隊員走向前來。
「還有漏網之魚嗎?」
「沒有了,除了投降的人以外,都解決了。」
隊員搖了搖頭。
「收隊!!先把這些傢伙通通綁起來帶走,聽候發落!」
「是!!」
一聲令下,隊員們開始忙碌。紛紛取出麻繩,將已經投降的兵將們綑綁起來。
小隊長昂首凝望著城池,若有所思。
小隊長與隊員們如何收拾殘局姑且不論,且將場景拉回女王這邊。
話說女王給予攝政王時限將至,女王坐在臨時搭建的軍陣中,等候攝政王自縛來降。
不多時,一眾人影由大門走出,領頭者正是讓夏多將自己綑綁起來的攝政王。
身後跟隨一干臣等,是攝政王派系參與政變的人馬,但不像佞臣那般狼子野心。
或者也有一部份是有賊心卻無賊膽的,也都追隨攝政王一同降了。
女王見狀,揮手示意影到身邊來,影悄無聲息的上前候命。
「都處理好了嗎?」
「是,陛下。都依照您的意思處理好了,保證絕無絲毫疏漏是也。」
「嗯,朕知道了。」
「來者止步!!」
��政王一干人等已接近安全範圍內,女王親衛兵連忙喝止並上前護駕。
雖說攝政王失勢已成板上釘丁的事,但自古政權交替往往伴隨腥風血雨,難保其中沒有陰謀詭計。
比如說攝政王忽然發了失心瘋,決定破罐子破摔來個玉石俱焚,也並非沒有可能。
正是因為眼見勝利在望,才要比過程中更加小心謹慎。
「罪臣奧托克雷,叩見陛下!」
攝政王知道規矩,在引起衛兵怒火的範圍外止步,並單膝跪地行禮,身後一干人等也隨之跪下。
「奧托克雷,你可知罪?」
女王冷冷道。
「臣知罪。」
「你何罪之有?」
「臣罪在沒有能在將盾之惡魔召喚出來的第一時間便將其當場斬殺,以絕後患!」
「放肆!!」
女王聞言勃然大怒,用力拍打身前桌案,引起『碰』的一聲巨響。
只見女王面紅耳赤,怒目瞪視著跪在自己身前的丈夫。他雖然是跪著的,但他並沒有認為自己錯了。
「簡直是冥頑不靈…是朕錯了,朕不該對你抱有一絲期望。來人!!」
「是!!」
「傳朕旨意,攝政王奧托克雷,即日起拔除攝政王之位!同時剝奪王族身份,貶為平民!!
姑且暫時將他押入天牢,嚴加看管,擇日待審!」
「遵旨!!」
兩名士兵分別來到攝政王…不,是奧托克雷身旁兩側。
「攝政王陛下…不,奧托克雷先生,請吧!」
雖然已經被貶為平民,但畢竟長年為王積威仍在,因此衛兵依然對他保有一定的禮遇。
「不用對這傢伙這麼客氣!!給朕押下去!」
女王厲聲喝令道。
「得罪了,奧托克雷先生。」
奧托克雷被兩名士兵左右押解著,向天牢而去。整個過程中他不發一語,甚至沒有回頭看哪怕一眼。
女王咬緊牙關,手握著鐵扇邊緣鋒銳處深深崁入肉中,流出鮮血而不自知。
所謂恨鐵不成鋼,愛之深責之切不過如此。
她曾經對自己的丈夫抱有很大的期望,然而那個男人卻一而再、再而三地令她失望。
她不明白自己究竟做錯了什麼,是什麼原因讓當年那位令自己欽慕的英雄淪落至此。
人非聖賢、孰能無過。犯錯不可恥,只要記取教訓、將其改正,錯誤甚至可能轉化為成長的助力。
然而奧托克雷不但沒有改正錯誤,他甚至根本不認為自己有錯,這才是令她最無法原諒的一點。
目送著衛兵將奧托克雷押走的身影逐漸遠去,女王浮躁的心也終於冷靜下來。
她再度恢復原本那冰冷的面貌與姿態,開始處理攝起政王手下投降的一干黨羽們。
「攝政王與三勇教合作,妄圖取朕之地位而代之,罪證確鑿。
如今攝政王已經收押,爾等一干志願追隨攝政王的人馬,可還有話要說?」
「臣等知罪!!望女王陛下開恩!」
「也罷,如今梅洛瑪格正處於內憂外患之中,正是用人之際。
爾等追隨攝政王行那叛亂謀逆之舉,本該是足以殃及家族的死罪。
但見爾等良心尚未泯滅,朕就姑且從輕發落,日後望爾等好自為之。眾罪臣聽判!!」
「吾王萬歲!!」
「爾等一干罪臣即刻���除官職,降爵一級!!
侯爵降為伯爵、伯爵降為子爵、子爵降為男爵、男爵直接削藩,貶為平民!!
同時罰俸三年,歸宅後即刻隱居,將族長之位傳予謫長!!無謫長者,傳位予庶出!
從今爾後,倘若沒有朕的旨意,不得擅自離宅一步!!違者視同謀逆,定斬不赦!欽此!!」
「吾王萬歲、萬歲、萬萬歲!!」
「朕知道,爾等表面上高呼萬歲,實際上每個人心裡卻都在怪朕。
認為你們多年來對國家沒有功勞也有苦勞,認為朕判的太重了,是嗎?你們先不用急著否認。
等你們知道你們那些不在現場的同僚們朕是如何懲處的之後,你們就不會再這樣想了。影!!」
「屬下在!!」
「宣讀朕之旨意!!」
「是!!」
影朝女王恭敬行了一禮後,緩步走向前方眾大臣跪拜處前,由腰際取出一卷羊皮紙卷宗,開始朗讀。
「奉天承運,女王詔曰:查,兵部尚書、東龍侯亞德里恩.A.亞爾弗烈德卿,
戶部尚書、南木伯布萊安.B.包威爾卿,吏部尚書、西門子爵辛希雅.C.克萊拉卿,
刑部尚書、北漠男爵黛安娜.D.朵拉卿…上述一干人等妄圖顛覆國家、惡行重大、罪證確鑿!
且,不知悔改、畏罪潛逃!故命特務部隊將其就地正法、以儆效尤!!
另,一干逆臣之家族、親眷,成年男性一律充軍、成年女性一律充妓、未成年者一律充奴!
其本人鑒家族名下之所有財產,無論動產與不動產,一律查封收歸國有,以充國庫!欽此!!」
「吾王萬歲、萬歲、萬萬歲!!」
原本心懷怨懟的一干逆臣,在得知自己同僚的下場後,紛紛面色鐵青、額冒冷汗、不敢再生異心。
殺人不過頭點地,這旨意下的讓人全家又是充軍、又是為妓、又是為奴的,這可比直接殺了更狠。
畢竟是一輩子不能翻身的事,原本是貴族,卻在一夕之間淪為奴隸,如此巨大的反差。
相信接獲聖旨後,其中有不少人會選擇以自殺來逃避現實吧!不過這些都不關他們的事。
畢竟此刻他們跪在此地,已經算是勝利者了。
雖然被撤職、被降爵、有的甚至被削藩,但起碼一條小命保住了不是?
儘管女王旨意是必需退位隱居,但不過就是不能出門罷了,只要有心,同樣可以當幕後藏鏡人嘛!
總好過人頭落地不是?這麼一想,忿忿不平的心情頓時愉悅不少,甚至還有點幸災樂禍的優越感出來。
看看,這就是你們逃跑的下場吶!
宣讀完聖旨後,一干罪臣便被遣散回府,處理家族中各項事務交接與隱居事宜。
女王給予他們的時限很短暫,僅有一日。明日早朝之時,各家族族長必須遞交出下任族長名單。
待女王核可後,便須即刻隱居、不得出府。女王的部隊接管了城防。
攝政王派系的部隊被強制解甲歸田,由預備役遞補。
原本被攝政王冤罪入獄的忠臣良將也紛紛獲得平反釋放、官復原職。有的甚至被補償性的升了官。
被攝政王貶謫為平民的也紛紛被女王下旨召回。
至於那些在獄中被虐至死的,只能怪他們運氣不好、生不逢時了。
但這些忠臣的親族都會得到補償。而補償的來源,自然就是攝政王派被抄家的家族收繳上來的。
王國於女王不在國內這段期間,被攝政王與其手下黨羽搞得亂七八糟。
說的好聽是國力衰退,直言不諱就是岌岌可危,王國已經淪落到隨時都有可能滅亡的地步。
因此女王復辟之後需要處理的政務堆積如山,女王入宮後便由白天一直忙到晚上。
等她百忙之中忽然想起自己白天貌似說過要接見二公主梅蒂與劍聖艾格蕾時,天色早已黑了。
御書房內
「兒臣梅蒂,拜見母后大人。」
「末將艾格蕾,叩見女王陛下!」
梅蒂提起裙襬,向女王行了一禮。艾格蕾單膝跪地、右手平舉左胸前,向女王行了一禮。
「梅蒂,難為妳了。」
「不為難,母后。多虧了有艾格蕾在,兒臣才能保住一命,免遭受奸佞所害。」
「艾格蕾,辛苦妳了。」
「哈哈!!陛下言重了,守護女王陛下、守護公主殿下,這些乃是末將份內之事!」
女王由桌案後的龍椅上起身,緩步來到艾格蕾面前。然後輕輕彎下腰身,朝向艾格蕾深深鞠了一躬。
「陛下!!萬萬不可如此!」
艾格蕾見狀大驚,連忙上前伸手要將女王扶住,卻被女王拒絕了。
「艾格蕾,是朕對不起妳。朕對不起妳父親、對不起賽亞特家族、對不起賽亞特領的所有子民…」
「陛下言重了。當初末將眼見同僚屠殺亞人,一時未能控制好自己。等回過神來,人已身在獄中了。
因此末將此番牢獄之災,歸根究柢乃是末將自身未能謹言慎行所導致,故陛下所言末將受之有愧。
還請陛下切莫再將此事牽掛於心,否則只會更加凸顯末將的無能,令末將更加自責。」
「母后請起,母后倘若不起,艾格蕾也得跪著。艾格蕾傷勢未癒,長跪有礙康復,還望母后明察。」
「什麼!?是朕疏忽了。梅蒂,艾格蕾如今傷勢如何?」
女王聞言連忙起身,不再堅持。
「啓稟母后,治療後傷勢已無大礙。然而仍舊需要靜養,否則仍舊可能復發。」
「是嗎?艾格蕾,我王室虧欠妳甚多。
不但讓妳遭受誣陷入獄,還讓妳在獄中遭受凌虐,甚至連賽亞特領也未能保住…
妳還替朕守住了梅蒂,朕對妳既感激、亦愧疚…」
待續
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keenywong · 3 years ago
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culture_isss 【#專欄|歷史行旅:俄羅斯入侵烏克蘭給予我們的歷史啟示】 2022年2月24日將會銘記在世界歷史上。數月以來,國際社會一直關注俄羅斯會否入侵烏克蘭終於有了答案。在一輪導彈攻擊後,俄羅斯總統普京在這一天命令海、陸、空三軍越過邊界入侵鳥克蘭,兩個戰鬥民族很快便爆發戰鬥。 這場戰爭引起了國際社會嘩然,因為這是二戰結束以來歐洲大陸上國與國之間最大規模的戰事。意想不到的是,俄軍遭遇烏克蘭軍民的頑強抵抗,始終沒法攻下烏克蘭首都基輔,並開始出現士兵厭戰、補給不足、損兵折將的狀況。 1930年代,隨着納粹黨興起,德國先後入侵波蘭、捷克等東歐小國,當時歐美列強採取綏靖政策,沒有積極介入甚至姑息德國的侵略行徑,結果卻是養虎為患,其胃口越來越大,終致法國、英國引火自焚。由此可見,國際社會對這類侵略別國的行為是絕對不能姑息的,否則只會禍及己身。 俄羅斯入侵烏蘭克的理據是烏克蘭親西方陣營的外交政策,尤其是鳥克蘭積極爭取加入北大西洋公約組織,被俄羅斯視為威脅其國家安全的舉動,企圖以泰山壓頂之勢,通過一場閃擊攻擊短時間內攻佔基輔,拉倒澤倫斯基的政權,再扶植一個親俄政權,作為其應對西方陣營的前沿陣地。 諷刺的是,俄羅斯的侵略既拉近了烏克蘭跟西方陣營的距離,亦令歐盟跟美國站在同一陣線,因為他們發現了一個潛在的共同敵人。在美國及歐盟快速的強力反制下,俄羅斯要面對一連串經濟上和軍事上的制裁,並且在國際社會上陷於孤立的境地。在九十一年前,東北亞同樣發生了一場令侵略者陷於孤立而不惜孤注一擲的戰爭。 1931年9月18日晚上,駐守中國東北的日本關東軍在瀋陽北大營面八百米的柳條湖附近,炸毀了南滿鐵路的一段路軌。關東軍在爆炸現場擺放了三具身穿中國士兵軍服的屍體,誣衊是中國軍隊炸毀路軌。關東軍以此為藉口攻擊中國東北軍駐地北大營。經過一輪戰鬥,東北軍撤退後關東軍佔領北大營。關東軍進攻北大營進攻期間,同時派兵攻陷奉天、四平、營口、鳳凰城、安東等地。結果,關東軍在不到半年的時間內,便佔領了東北三省。 為了掩飾自己沒有侵佔別國領土的行為,關東軍召開所謂「建國幕僚會議」,並邀請東北一些有頭面的中國人參與,最終看中了被趕出紫禁城、寓居天津的末代皇帝溥儀。在關東軍安排下,張景惠、熙洽、臧式毅、謝介石等東北軍政界人士在瀋陽召開所謂「東北政務會議」,會議卻由關東軍司令官本莊繁主持,議決迎接溥儀擔任「滿洲國」執政,日軍支那通板垣征四郎擔任「滿洲國」軍政部最高顧問,並公佈「從即日起宣佈滿蒙地區同中國中央政府脱離關係,根據滿蒙居民的自由選擇與呼籲,滿蒙地區從此實行完全獨立,成立完全獨立自主之政府」。 據說,溥儀得悉自己只是擔任「執政」,並非重登帝位感到非常失望。這跟俄羅斯承認烏克蘭東部地區為兩個獨立國家的行徑,有着極其相似之處。 「滿州國」卻得不到當時國際社會的承認,國際聯盟派出代表前往中國東北調查九一八事變,發表並通過著名的《李頓調查團報告書》。國際聯盟明確地提出以下各點:第一,東北主權屬於中華民國;第二,日本違反國際聯盟盟約侵佔中國領土並使之獨立;第三,關東軍在東北的軍事行動絕非自衛;第四,「滿洲國」的產生並非出於民族自決,而是由日軍策劃組織。 面對國際聯盟的調查結果,日本採取了自絕於國際社會的做法,宣佈退出國際聯盟。不久,日本與另外兩個同樣自絕於國際社會的國家結成同盟,並引發一場席捲世界的戰火。當今俄羅斯同樣面臨被國際社會孤立的危機,不知普京作何感想,是否會跟當年日本一樣,為了達到侵略的目的,不惜孤注一擲,自絕於國際社會? 專欄作家|#梁偉基 #烏克蘭 #俄羅斯 #俄烏戰爭 #國際 #全球 #新聞 #打仗 #滿洲國 #溥儀 #歷史 #文化本事 stardust0908 歷史不斷重複,但就算最聰明的人也會有盲點,一言堂的情況永遠走到最糟糕的景況…… https://www.instagram.com/p/CbGziCRPpN-/?utm_medium=tumblr
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r819h · 3 years ago
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本日は、旦那さんの初テントでディキャン🏕 テントは、FUTURE FOX パップテント。 Newギアは、QUICKCAMPの焚火陣幕 焔 -homura-。 Oregonian CampeのHEXA POT。 パップテントもカッコいい⛺️! 何回かキャンプして風防は欲しい!って、ランタンも立てれるから嬉しい♪ HEXA POTはキャンプでコーヒー飲みたい!って思ってから最初から目に付けていたポットだからかなりお気に入り♪ さてさて、次はシュラフを購入予定。 * * #昭和ふるさと村 #昭和ふるさと村オートキャンプ場 #キャンプ #camp #デイキャンプ #daycamp #冬キャンプ #ゆるキャン #各務原なでしこ #photo_jpn #カメラのある生活 #ファインダー越しの私の世界 #エクスカーションティピーⅱ325 #コールマン #coleman #キャプテンスタッグ #captainstag #futurefox #パップテント #quickcamp #焚火陣幕 #オレゴニアンキャンパー #hexapot #ヘキサポット https://www.instagram.com/p/Cahk6AYvQ47/?utm_medium=tumblr
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cosmicc-blues · 3 years ago
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No Filmarks
劇場で公開されていながら、不当にもFilmarksに作品情報すらない虐げられた映画たちをNo WaveやNo New Yorkになぞらえて、No Filmarksとして記録してゆく。
 『OL発情 奪う!(セメントマッチ/光の帝国)』 後藤大輔 62分 2002年 新東宝
日活ロマンポルノ最期の映画『ベッド・パートナー』の後藤大輔が監督・脚本をつとめる。冒頭からNo Filmarksに相応しく、ザ・コントーションズのような疾走感のある音楽とともにサラリーマンの男が破滅だ! 破滅だ! と叫びながら街中の橋の上を爆走している。カットが割れて橋の下、そこにさり気なく物語に絡んでくるであろう女子高生(ボリボリと薬を食べながら歩いている)とすれ違うショットを入れ、音楽はそのままにゴミ収集車のゴミが広大なゴミ捨て場に廃棄されるショットからの、ゴミ収集車のなかで若いカップルが「くっせー」と連呼しながら狂ったように身体を重ねる。車内の情事を少し映したのち、場面は公園の女子高生に変わり、スカートをたくし上げてホームレスのおっちゃんにパンツを見せる。場面はゴミ収集車のなかに戻り、狂ったように身体を重ねるカップルが情事にふけりながら何やら強盗らしき計画のはなしをしている。場面はホームレスのテントのなかに変わり、女子高生とおっぱちめようとした瞬間に爆走していたヤケクソのサラリーマンがテントのなかに突入して女子高生を横取りする。この冒頭の10分足らずで、定期的に濡れ場を設けなけらばいけないピンク映画の制約と物語の起こりを同時にみせ、何よりめちゃくちゃカッコイイ! 60分という短い時間、その上にさらに濡れ場を設けなければいけないという数々の困難を巧みに乗り越えてこのカッコよさを演出する凄まじさ! 爆走の衝動が薬をボリボリ食べる虚無的な女子高生へのモンタージュを介して、解放的なゴミ捨て場での狂ったような情事に昇華し、さらにゴミ捨て場の汚らわしさを引き継ぎながら閉塞的なホームレスのテントに移行していくコントラスト。そして、何よりもたった数分のこれだけで、サラリーマンは会社の金を使い込んでヤケになっていて、女子高生は家庭に何らかの問題を抱えていて、狂ったカップルは一攫千金を目論んでいて、その金をめぐってこの四人が関係しはじめることを説話的にわからせてしまう手腕の見事さ。案の定、カップルは女の清掃バイトという立場を使って金庫破りを目論み、サラリーマンと女子高生がその現場を目撃してしまう。さらに社内(たぶん新東宝の社内で倉庫にはフィルムが大量に置かれている=製作費削減)には不倫関係にある課長とOLが夜遅くにもかかわらず残っていて、ここに男女6人の六角関係が成立、全員が社内におさまったところでちょうどよく未曾有の大地震だか核兵器による他国からの攻撃だかが起こって、ドアが開かなくなって密室での一幕になる。狂ったカップルはいかにも強盗らしく見事な活劇で残りの四人を縛り上げ、ひと息ついたところで現状を把握するべくラジオのスイッチを入れる。ほとんどの局がノイズのなか、一局だけドラムンベースみたいな音楽が流れていて、カップルの女がデスクの上にあがって無茶苦茶に踊りはじめる「私はここにいない!!!!」って叫びながら。出鱈目なようでいて出鱈目ではない、これを出鱈目だというなら冒頭のサラリマーマンが爆走しているところからすでに出鱈目だし、六人が出会ってしまうのも出鱈目だし、大地震だか核兵器だかで密室になってしまうことのほうがよっぽど出鱈目なように思う。さらに不倫課長と女子高生が親子であることが発覚して、不倫だの近親相姦だの浮気だのありとあらゆる禁忌を織り交ぜながら愛の行方が炙り出されてゆく。単なる当馬に思われたホームレスが最後にバシッと出て��るのにもガッツポーズだ!!
  『飢えた痴女 汚らわしい穴』 松岡邦彦 60分 1993年 エクセス・フィルム
シネロマンにて。松岡邦彦のデビュー作。いわゆるエロ事師もので、撮影に来たとばかり思っていた女は、実は下の階の会社の面接にきた女で、階をまちがったばかりに誤って犯され撮影されてしまう。迫真の演技だと思っていたのは生々しくもリアルな反応なのであった……。事実が発覚して、男優と撮影陣は取り返しのつかないことだとはわかりつつも総謝り。とくにじっさいに犯してしまった男の後悔は半端じゃなく、女を追い回してなんとか赦しを乞おうとしているうちに、曲がりなりにもいちど身体を重ねた仲であるし、いつしかおたがいに恋心のようなものが芽生えてくる。赦せないないけど赦してあげたい気持ちと、赦してほしいけど赦されてはいけない気持ちが絶妙にすれ違うなんともピュアなストーリー、にヤクザが絡んできて人侠活劇ラブストーリーになっていく。廃墟とか廃線をふんだんに使ったロケーションが素晴らしく、焚火もまた素晴らしい。
  『黒の挑発 未亡人が疼くとき』 剣崎譲 60分 2000年 エクセス・フィルム
シネロマンにて。成人映画館を主題にした映画館映画で、時代の波にのまれて閉館をよぎなくされようとする成人映画館をめぐる正統派メロドラマ。主演のイヴが演じるもぎりの未亡人は若かりし頃ロマンポルノに出演していた女優で、その演技に惚れて求婚してきた北斗座の先代と結婚。先代はすでに亡くなっていて、イヴが先代の連れ子の娘とともに傾きかけの北斗座を継いでいる。娘は興行を渋々手伝いながら、北斗座のことをあんまり好ましく思っていなくて、公認会計士?をしている娘の彼氏もまた然り。イヴと先代時代から北斗座を支えている映写師の男だけがどうにか北斗座を守っていきたいと思っている。そんなある日、娘と彼氏がデート中にじっさいのところ北斗座の経営はどうなのかって話になり、娘がこっそり帳簿を持ち出して彼氏に見てもらうことになる。蓋をあけてみると、経営がギリギリなんてものじゃなく火の車もいいところで、年内持つかもたないか。彼氏は畏れ多くも勝手に帳簿を拝見したことを詫びながら、土地建物の売却をイブに進言するし、何なら条件のいい買い手まで紹介する。イヴは全てを飲み込んだうえで、それでも彼氏をたしなめずにはいられない「ねえ、知ってる? 若くて才能のあるひとたちが一生懸命に情熱をそそいでピンク映画をつくっているんだよ。北斗座がなくなったら、誰が彼らの映画を上映するの?」この台詞には劇中の演技を超えて真に迫るイヴの本音のような凄みがあって、けんもほろろに泣かされてしまう。そうは言っても火の車であることに変わりなく、その日の終映後に同志の映写師をお酒に誘って色々と相談にのってもらう。お酒も入って、同志でもあって、時代に取り残された者たちのすることといったらそれはもう決まっている。それから数日後、彼氏はなかなか優秀な男で、買い手は北斗座の跡地にビルを建設するつもりだったが、その1フロアを映画館にして興行は今後もイヴ一家にお任せするという条件をもってくる、ただし成人映画館ではなく一般の映画館として。無念ではあれど、この場所に映画館だけは残るということでイヴはこの条件を飲むことにする。北斗座閉館のお知らせを告知すると、さすがに長い歴史をもつ劇場なだけあって、皮肉なことに名残惜しみのお客さんがけっこう入るようになる。うちって、こんなに客さんがいたんだ……と呆気にとられる娘、別れを惜しむ電話も頻繁にかかってくる、好ましく思っていなかった北斗座を名残惜しむ声に娘はなんとも複雑なくすぐったい心境で対応する、またしても電話が鳴り、たじたじしながら対応にあたろうとすると、こんどは聞きなれた声、いつもやり取りしている配給会社の担当さんである「残念ですけど、長いあいだご苦労様でした。今日、最後のプリントが届くはずですから」「こういうことになってしまいましたけど、長いあいだお世話になりました……」その日の終映後、最後のプリントをチェックしていた映写師があることに気がつく。運命のいたずらか、配給会社の粋な計らいか、三本立てのうちの一本がなんと、その昔にイヴが主演した日活ロマンポルノのデビュー作だった! 中原俊の『イヴちゃんの花びら』1984年。おつかれさまでーす、と帰ろうとするイヴを映写師が引き止めて、いまから特別試写会を行います。なにが何だかわからないイヴを、いいから、いいからと劇場内に入れ、北斗座のスクリーンに若かりし頃のイヴが映し出される。スクリーンのなかのイヴはとっても楽しそうに瑞々しい芝居をみせていて、だだっ広い劇場の真ん中に並んで座る映写師の男と年をとったイヴが夢中になってスクリーンを見つめている。やがて、恒例の濡れ場のシーンになって二人の身体は疼きはじめる。濡れ場のスクリーンを背景に濡れ場が演ぜられる。こんなに美しいショットがあっていいの?! 劇映画でありながら映画館をめぐるドキュメンタリーでもあり、イヴという役者をめぐるドキュメンタリーでもある。ピンク版ニュー・シネマ・パラダイス!!!! 夜が明けて、北斗座の入口には「やめるのやっぱりやめました」完!!!!
   『走れ、走りつづけよ!(爛熟性欲 うずく)』 佐野和宏 55分 1991年 国映
ケイズシネマ、ピンク四天王特集にて。佐野和宏が監督 & 主演。無軌道でいい加減な若者たちがヤクザと闘う、説明はこれだけで充分。堂々と監督 & 主演を張れる人間といえば、東にオーソン・ウェルズがいて、西にイーストウッドがいて、北に北野武がいて、南に佐野和宏がいる。だらしのない男を演じさせれば佐野の右にでるものはいない。だらしがないけど、なんか憎めなくて、なんか筋が通っている。もちろん監督みずから濡れ場も演ずるよ、それもとびきりの長回しで。この面々に田中絹代とか古澤健とかも加えたいけれど、出たがりな監督というのはことごとくみんなドMなんだね。そんなこんなで佐野も最後に殺されちゃうんだけど、殺されてもタダでは殺されないのがピンク四天王の維持! エンディングのクレジットロールがはじまると、なんと生き返っちゃうだね、そして走りはじめる、どこまでも走りつづける!!!! 走れ、走りつづけよ!!!!
  『東京ダダ ~no more, never more(発情不倫妻)』 佐野和宏 57分 1991年 国映
佐野和宏の監督 & 主演。これはピンク映画ファンに怒られても仕方がないなぁと。舞台挨拶で佐野が恥ずかしながら赤裸々に告白していたけれど、ミケランジェロ・アントニオーニを意識していたと、そんなことをバラしちゃう茶目っ気もまた佐野和宏を好きになっちゃう憎めなさ。たしかに砂丘での濡れ場の撮影の美しさは古代ギリシャの石膏像のような高尚の域に達しているような気がするけど、いやいやいや、それだけにとどまらないえげつなさも孕んでいる。色とりどりのペンキを身体全身に塗りたくりながらの濡れ場はゴダールの『気狂いピエロ』のさらに先をゆく。
  『ふくろうの夏(熟女のはらわた 深紅の裂け目)』佐野和宏 60分 1997年 国映
佐野和宏の監督 & 主演。ていうか佐野映画はだいたい夏だなぁ。夏が好きなんだなぁ。何とかっていう人のふくろうの詩をモチーフにしたのと、佐野の子供時代に家の近所でよくふくろうが鳴いていて、悪いことをするとふくろうに攫われちゃうよと親に言われたこともモチーフになっているという。ヤクの密売人の佐野が恋人に密告され、脱獄するところから物語がはじまり、山中での逃走の最中にパパ活旅行中の女が男に襲われそうになるのを「俺は無理やりってのは好きじゃないね」って救うところから物語が動きはじめる。佐野とパパ活の女の奇妙な珍道中。山中の空き物件を勝手にこじ開けて寝泊まり、ここでの仲を深める会話と蝋燭の火の撮影があまりにも美しい。翌朝、内見のお客さんと不動産屋さんが入ってきて、お客さんと不動産屋さんが情事にいたる、その隙に車を勝手に拝借。車で東京に戻ってチャカをゲット。その足でじぶんを売った恋人を殺しにいこうとするけれど、恋人は妊娠していて撃てず(パパ活の女をその様子を藪中から盗み見している)、その足で空き物件まで車を返しにいく(車内では、お腹���子供は俺の子かなぁ/そうよ、きっと、アンタの子よ)。ヤケクソの佐野は、その朝、ふしだらにも不動産屋さんを誘った女に「俺にもやらせてくれよ」と迫る。拒む女を無理やり犯そうとする佐野、そんな佐野にパパ活の女が震えながらチャカを突き付ける「無理やりは好きじゃないって言ったじゃない!」誤って発砲してしまう。撃たれた佐野は腹を押さえて倒れながら「全員解散!」を告げる、そんな様子をふくろう木の上からジッと見つめている。すでに息絶えたかと思われた佐野は「ちょっとションベンしたくなったな」と呟き、起き上がって立ちションベンをしながら息絶える。一年後、田舎の道端で、パパ活の女と生まれたばかりの赤子を抱く佐野の恋人がたまたま鉢合わせる。ちょっとした会話(可愛い赤ちゃんですね、いくつですか/もうすぐで一歳です/ちょうどこの子が生まれた頃、私もここらへんに来てたんですよ)。過ぎ去ってゆく母子のすぐ後ろを佐野が歩いていて、一瞬だけちょびっとパパ活の女に振り返る。まぁ、泣いた。そしたら舞台挨拶で、佐野も久しぶりに観て泣いてしまったという。じぶんの優しさに泣いた、と。
  『聖処女縛り』渡辺護 60分 1979年 新東宝
いわゆる緊縛もの。色々と足らない状況下でどうにか日活ロマンポルノの域まで到達しようとする気概を感じる。1カットだけ、目に焼き付いて離れない素晴らしい緊縛ショットがある。
  『過剰性欲 エッチな遊び』渡邊元嗣 60分 1991年 新東宝
この統率のとらなさ。劇映画というものは、目には見えにくい役者をめぐるドキュメンタリーでもあるわけだけど、統率をとらない劇映画ほど、このドキュメンタリー性が露わになってくる、そんな際々をひたすら攻めてゆく。ピンク四天王組常連の伊藤清美が役者として締めるところは締めるかと思いきや、さすが伊藤清美、早々にこの映画の質感を理解してギリギリ締めるべきところは締め、そうでないところはほとんど素に委ねているような感がある。この統率のとらなさ、いったいなんだろう、ピンク版『おかあさんといっしょ』とでもいうような楽しいわちゃわちゃ感。大人になれないバカみたいな大人たちが無意識に? 意図的に? おくる幼稚園児のお遊戯会と運動会。何故か男の娘になっちゃう無茶苦茶な結婚式も最高だし、最後の踊りは幸せすぎる~!
  『豊乳教師 おあずけ補習』加藤義一 60分 2009年 OP映画
I must be changed!! 少子化で私立高校の経営は大変、校長からクラスの成績を上げないとクビー! を宣告されてしまう。もう、結婚しちゃおっかなって思ったら同棲中の彼氏も会社をクビになるの憂き目に遭う。それだったら、私が変わらないと! いかにもピンク映画らしい前向きなパワーに溢れた佳作。まずは成績最下位の男子を叩き直してクラスの平均点を底上げよ! 授業にも出てこないあいつの家に押し掛けて……、成績が上がった暁には先生のおっぱいを見せてくれるなら頑張ります……、……よしッ、わかった! そんないたいけな条件を受け入れちゃうあたりがいかにもピンクらしい、それはエッチという意味ではなくて、そんな条件を「受け入れられる」ということ、許容度の高さ、あたまの弱さと紙一重の「強さ」ということ。マンツーマンの指導で先生はいつしか生徒の成長を生き甲斐と感じるようになり、生徒のほうも先生のおっぱいを見るという目的のための手段だった勉強がいつしか目的になり、将来は先生のような先生になりたいと思いはじめる。いい感じ、いい感じって思ったら、こんどは成績トップの女子がお父さんの会社が倒産して学校を辞めると言いはじめる。これじゃあクラスの平均点が下がっちゃうし、そんな将来有望な生徒を放っておけないわ! お金のことなら心配いらないから、先生に任せてちょうだい。I must be changed!! 夜の仕事だって並行してこなすわよ!! じぶんがじぶんの目的のために頑張りはじめると、どうしたってすれ違う何かがある。彼氏はなかなか再就職できなくて、みずからの境遇をお荷物と感じるようになる。そんなこんなでクラスの平均点は向上していきながら、成績トップの女子は貧乏という境遇からイジメに遭うようになる。虐げられた者同士がインターネットを通じて惹かれ合うのにそうは時間はかからなかった。大学受験はみんな志望校に合格、校長からは来年度もよろしく、あの男子生徒のご褒美のためにおっぱいを見せにいったら、そんなのはもはや必要ないよね、次の目標ができました、先生のような先生になること、ご褒美はそのときまでお預けで! その夜、浮かれ気分(しばらくほったらしといてごめんね)で彼氏のためにビールとつまみを買って帰ると、そこには置き手紙が残されていた。ありがとう、ごめんなさい、僕は僕を必要としてくれているひとといっしょにどうにか頑張っていこうと思います。先生は一晩泣いて、翌日、学校に退職届けを出す。そして、より虐げられた生徒たちの集まる定時制高校に転任する。I must be changed!!
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bymyboom-blog · 3 years ago
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久しぶりのキャンプです! 風が強く夜は雨予報なので、焚火タープと陣幕を用意しました。夜の焚火が楽しみです。 #キャンピングカーの旅 #キャンピングカー #アドリア #アドリアマトリックス #フィアット #デュカト #キャンプ #日本 #車中泊 #バンライフ #グルメ旅 #グルメ旅行 #キャンプ場 #焚火 (グリム冒険の森) https://www.instagram.com/p/CVfbEM1vbCP/?utm_medium=tumblr
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