#瀬戸燦
Explore tagged Tumblr posts
pikogame · 7 days ago
Text
Tumblr media
ちよ母にすすめられて全話視聴してOVAまでみたからね
9 notes · View notes
kennak · 3 months ago
Quote
上記シリーズが好きなので、コロコロ大好きっ子の自分も書いてみた。 コロコロは小学生をターゲットとしているため、「自分が子供の時に読んだ時代の作品が一番で、それ以外の作品はそもそもほとんどor全く知らない」となりがちと思われる。そのために「なぜこの作品が入っていないんだ!」という感想を抱かれやすい可能性はあるかもしれない。なるべく公平に選んだつもりだが、あくまで独断と偏見による10選であることをお断りしておく。 掲載は年代順で、数字は順位ではありません。 先達にならい、1作家最大1作品のみとしています。 殿堂入り:ドラえもん/藤子・F・不二雄 連載期間1977年~ いきなりの番外扱いで申し訳ないが、コロコロコミック自体が『ドラえもん』の総集編本として創刊された歴史があり、以降現在に至るまでコロコロコミックにとって『ドラえもん』はいつの時代も特別な存在である。他の雑誌にこのようなスペシャルofスペシャルな作品が存在している例ってあるのだろうか? その存在感と功績は他と比肩できるものではなく、殿堂入りという形で別枠とさせていただく。 ちなみにコロコロコミックに掲載された『ドラえもん』は基本的に「小学一(~六)年生」といった学年誌などで発表された作品の“再録”で、藤子Fの生前コロコロ向けに新作が描かれたのは実は数話のみである。(『大長編ドラえもん』についてはコロコロコミック描き下ろし) 1 ゲームセンターあらし/すがやみつる 連載期間1979年~1983年 コロコロコミック史だけでなく、マンガ史に燦然と輝く画期的な「ビデオゲーム」漫画の始祖。 単に「ビデオゲーム」を題材とした作品というだけでなく、その後コロコロコミックは「ラジコン(RCカー)」や「ファミコン」「ミニ四駆」といった子供向けホビーを題材としたヒット作品を多数生み出すが、その礎を作った記念碑的作品である。企画はコロコロ編集部発案によるものだが、この題材をすがやに描かせた慧眼も光る。 2 つるピカハゲ丸/のむらしんぼ 連載期間1985年~1995年 「つるセコ」などの名台詞を生み出し、アニメ化もされたのむらしんぼ最大のヒット作。元よりギャグ作品の多かったコロコロの中でも当時際立ったヒット作となったが、この作品の画期的なポイントとして「4コマ漫画」という点も見逃せない。当時でも4コマ漫画は“古典的”な形式と見られており、当時では新聞はじめ大人向けマンガ以外で見かけることは意外と少なかったが、児童誌にこのフォーマットを定着させた功績は大きい。 3 おぼっちゃまくん/小林よしのり 連載期間1986年~1994年 後に『ゴーマニズム宣言』などの大人向け作品で名を馳せる小林よしのりだが、言うまでもなく元はギャグ漫画家である。常識外れに大金持ちのおぼっちゃまが主人公で、ち○こやウ○コなど下ネタも多く小学生男子のハートをガッシリと掴む。「ともだちんこ」「こんにチワワ」などの茶魔語も子どもたちの間でブームとなり、平成初頭のコロコロコミックを牽引する大ヒット作品となった。 4 ダッシュ!四駆郎/徳田ザウルス 連載期間1987年~1992年 ホビー漫画に力を入れるコロコロは田宮模型(タミヤ)とのつながりは深く、同社とのタイアップによるメディアミックス戦略は『ラジコンボーイ』(大林かおる/1983~1989年)を嚆矢とするが、その戦略が大きく花開いたと言えるのがこの作品。田宮模型の「ミニ四駆」も、そしてこの作品もお互いの相乗効果で大ヒットを果たした。当時のミニ四駆ブームを牽引。 5 炎の闘球児 ドッジ弾平/こしたてつひろ 連載期間1989年~1995年 熱血主人公の多いコロコロコミックだが、シンプルにスポーツを題材とする漫画は意外と少ない。 その中で、スポーツ漫画といえば「野球」「サッ��ー」が多くを占めていた時代に、小学生には非常に馴染み深い「ドッジボール」をテーマにした新規性は、意表を突かれながらも「なるほど!」と唸らせられる。アニメ化のほか、ファミコン・スーファミ・ゲームボーイ・PCエンジン・メガドラ・ゲームギアと、当時発売されていたありとあらゆるゲーム機でゲーム化もされている(すげえ)。 6 スーパーマリオくん/沢田ユキオ 連載期間1990年~連載中 コロコロコミックにゲームのコミカライズ作品は非常に多い。ヒット作も数多いが、その中でコロコロを代表する作品をどれか一作を選べと言われたら、これしか無いだろう。 任天堂の人気キャラ・スーパーマリオを題材とした沢田ユキオの超ロングランギャグ作品。連載開始は1990年で、なんと現在も連載中である。昭和末期~平成以降に生まれた子どもなら、きっと誰もが一度は読んだことや目にしたことがあるであろう。 7 コロッケ!/樫本学ヴ 連載期間2001年~2006年 コロコロの歴史を語るうえで、80年代から活躍し『江戸っ子ボーイ がってん太助』『学級王ヤマザキ』などアニメ化されたヒット作も数多い樫本学ヴ作品を外すわけにはいくまいが、その中から『コロッケ!』をセレクト。一話完結ギャグやタイアップ作品の多いコロコロコミックとしては珍しい、連続冒険ストーリー漫画である。2年にわたるアニメ化、そして樫本学ヴはこの作品で小学館漫画賞児童部門を受賞した。 8 絶体絶命でんぢゃらすじーさん/曽山一寿 連載期間2001年~2010年(続編連載中) 21世紀のコロコロコミックの『顔』である。じーさんと孫が織りなす子供向け不条理ギャグの大ヒット作品。表題作は2010年で連載終了しているが、続けざまに『でんぢゃらすじーさん邪』『なんと!でんぢゃらすじーさん』と20年以上に渡り、コロコロの看板作品として現在も続編が描き続けられている。 9 ケシカスくん/村瀬範行 連載期間2004年~連載中 強烈で個性的な文房具のキャラクターが繰り広げるギャグ作品。2004年連載開始、現在も続く超絶ロングラン作品である。でんぢゃらすじーさんと並び、長らくコロコロの2大ギャグマンガとして君臨。一話が短めでサクッと読める。SNSを見ると、コロコロコミックは卒業しても、このマンガだけは読み続けているという声もちらほら見られる。 10 怪盗ジョーカー/たかはしひでやす 連載期間2008年~2017年 どんなものでも盗み出す怪盗ジョーカーを主人公としたたかはしひでやすのヒット作。魅力的なキャラクターたち、一部では強引とも評される(?)トリックも含め子どもたちの大きな支持を得た。 別冊コロコロに連載開始され、その後月刊コロコロに移籍。根��い人気でアニメもシーズン4まで続く。別コロ時代を含めると10年以上という長期連載で、連載開始時に小学校高学年だった子どもは連載終了時にはもう大人だが、最終話は見届けられたのだろうかと気になる。 次点 一作家一作品縛りのため選外としたものも含め、次点作品を挙げておく。他の方の意見も聞いてみたい。 ・とどろけ!一番(のむらしんぼ)1980-1983 ・ラジコンボーイ(大林かおる)1983-1989 ・がんばれ!キッカーズ(ながいのりあき)1984-1989 ・ファミコンロッキー(あさいもとゆき)1985-1987 ・あまいぞ!男吾(Moo.念平)1986-1992 ・かっとばせ!キヨハラくん(河合じゅんじ)1987-1994 ・ビックリマン(竹村よしひこ)1987-1990 ・おれは男だ!くにおくん(穴久保幸作)1991-1996 ・爆走兄弟レッツ&ゴー!!(こしたてつひろ)1994-1999 ・爆球連発!!スーパービーダマン(今賀俊)1995-2001 ・学級王ヤマザキ(樫本学ヴ)1995-2001 ・ポケットモンスター(穴久保幸作)1996-2002 ・超速スピナー(橋口隆志)1997-2000 ・うちゅう人 田中太郎(ながとしやすなり) 1998-2004 ・ドラベース ドラえもん超野球外伝(むぎわらしんたろう)2000-2011 ・ペンギンの問題(永井ゆ��じ)2006-2013
月刊コロコロコミック史上、最も重要な漫画10選
6 notes · View notes
thus-library · 2 years ago
Text
121. 春一番
(英題)Breath of Spring
Tumblr media
2023/03/03
作曲: thus(2020-2023) 編曲: thus(2023) 歌詞: thus(2022-2023) © 2023 thus. Composed by thus
絵: thus(2023) 動画: thus(2023) (フォント: 瀬戸フォント)
ニコニコ動画 https://www.nicovideo.jp/watch/sm41927834
YouTube https://youtu.be/2DtZBKYn5AA
哔哩哔哩 https://www.bilibili.com/video/BV1vY411z7ZV/
【春一番(はるいちばん)】
遖(あっぱれ)と鳴(な)く 並木(なみき)の日向(ひなた)より 一片々(ひとひらひら)零(お)ち行(ゆ)く牡丹(ぼたん)の陽(ひ)が 千夜一夜(せ��やいちや)を過(す)ごし当(あ)たり積(つ)もり 亘(わた)り一面(いちめん)を点々(てんてん)と色(いろ)めかす模様(もよう)
僅(わず)かに余(あま)す 沿(そ)う路(ろ)の雪(ゆき)は泣(な)き そして聴(き)こえる仄(ほの)かな春(はる)の息吹(いぶき) 幾度(いくど)何度(なんたび)と繰(く)り返(かえ)す明(あ)けを 此度(こたび)と迎(むか)えた 占(うらな)う花(はな)の活(い)ける地(ち)かな
滾々(こんこん)と雪解(ゆきど)けるを 燦燦(さんさん)と照(て)らす太陽(たいよう) 湿(しめ)り渇(かわ)く展覧(てんらん)と 総(そう)じてひらひら 斉(せい)のでジャンプを吹(ふ)き上(あ)げる瞬間(しゅんかん) 枝(えだ)を離(はな)れて飛(と)んだ
君(きみ)が生(い)けるのなら 癡(し)れるのなら 僕(ぼく)は構(かま)わないのさ 空(そら)を舞(ま)い上がる天真乱羅(てんしんらんら)と花(はな)が咲(さ)く 春風(はるかぜ)が聞(き)こえる また聞(き)こえる 颯爽(さっそう)とし揺(ゆ)り動(うご)く 凪(なぎ)を打(う)ち破(やぶ)り 撩乱百花(りょうらんひゃっか)と華(はな)が舞(ま)う
転々(てんてん)と舞(ま)い落(お)つ林街道(りんかいどう) 行方(ゆくえ)を眩(くら)ます様相(ようそう) 外(そと)を彩(いろど)る旋法(せんぽう) 総(そう)じてひらひら 斉(せい)のでジャンプと飛(と)び零(お)ちる花弁(かべん) 幹(みき)を離(はな)れて渙(ち)った
君(きみ)が生(い)けるのなら 癡(し)れるのなら 僕(ぼく)は構(かま)わないのさ 林(はやし)を駆(か)け抜(ぬ)けて天真乱麻(てんしんらんま)が花(はな)と咲(さ)く 春風(はるかぜ)が聞(き)こえる 未(ま)だ聞(き)こえる 囂囂(ごうごう)とし照(て)り映(は)える 桃(もも)の吹(ふ)き抜(ぬ)ける撩乱百花(りょうらんひゃっか)が風(かぜ)と吹(ふ)く
潸潸(さんさん)と漓(なが)るる流麗(りゅうれい)も 淡々(たんたん)と枯(か)れて散(ち)って 一瞬(いっしゅん)へ終(お)わり来(きた)る 総(そう)じてひらひら 斉(せい)のでジャンプを弛(たゆ)まない瞬間(しゅんかん) そして静(しず)かに舞(ま)った
君(きみ)が生(い)けるのなら 癡(し)れるのなら 僕(ぼく)は構(かま)わないのさ 花(はな)が辯(かた)り欠(か)く天真乱麻(てんしんらんま)が花(はな)と散(ち)る 春風(はるかぜ)が去(さ)り行(ゆ)く音(おと)が集(すだ)き 颯爽(さっそう)とし羽搏(はばた)ける 桃(もも)の揺(ゆ)らめきが天真爛漫(てんしんらんまん)と花(はな)は去(さ)る
君(きみ)が生(い)けるのなら 癡(し)れるのなら 僕(ぼく)は構(かま)わないのさ 花(はな)は辺(あた)り掛(か)け天真乱羅(てんしんらんら)が花(はな)と散(ち)る 春風(はるかぜ)が去(さ)り往(ゆ)く 只(ただ)去(さ)り行(ゆ)く 颯爽(さっそう)とし去(さ)り往(ゆ)ける 空(そら)へ舞(ま)い上(あ)がる繚乱百花(りょうらんひゃっか)が華(はな)と散(ち)る
君(きみ)が生(い)けるのなら 癡(し)れるのなら 僕(ぼく)は構(かま)わないのさ 花(はな)は語部(かたりべ)に天真乱螺(てんしんらんら)が散(ばら)と渙(ち)る 春風(はるかぜ)が去(さ)り往(ゆ)く 只(ただ)去(さ)り行(ゆ)く 颯爽(さっそう)とし去(さ)り往(ゆ)ける 遠(とお)く流(なが)れ征(ゆ)き 撩乱百花(りょうらんひゃっか)と華(はな)が舞(ま)う
春風(はるかぜ)が聞(き)こえた また聞(き)こえた 颯爽(さっそう)とし去(さ)り往(ゆ)ける
0 notes
lyrics365 · 4 months ago
Text
備前だより
朝日に映(は)える 瀬戸の海 島影はるか 船が行(ゆ)く 船が行く かわす笑顔と 潮風が 訪ねる旅人(ひと)に 夢を呼ぶ… ��れあう心 あたたかく 四季美(うる)わしき 備前市よ 炎の赤は 情熱を 木立ちの緑 やすらぎを やすらぎを 空と波間の その青は いのちを癒す おくりもの… 世代を越えて 若人へ 歴史をつなぐ 備前市よ 八塔寺(はっとうじ)から 閑谷黌(しずたにこう) 日生(ひなせ)をあとに 島めぐり 島めぐり きっと心の 忘れもの 見つけて帰る 旅になる… 明るい陽差し 燦燦(さんさん)と 未来(あした)を拓(ひら)く 備前市よ
0 notes
kachoushi · 2 years ago
Text
各地句会報
花鳥誌 令和5年6月号
Tumblr media
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年2月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
厨女も慣れたる手付き雪掻す 由季子 闇夜中裏声しきり猫の恋 喜代子 節分や内なる鬼にひそむ角 さとみ 如月の雨に煙りし寺の塔 都 風花やこの晴天の何処より 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
山焼きの煙り静かに天昇る 喜代子 盛り上がる土ものの芽の兆しあり 由季子 古雛や女三代つゝましく 都 青き踏む館の跡や武者の影 同 日輪の底まで光り水温む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子 パイプオルガン天上の春連れませり 順子 指を向け宙に阿弥陀の春の夢 いづみ 春の川大東京を揺蕩ひぬ 美紀 聖路加の窓ごとにある春愁 眞理子 雛菊もナースキャップも真白くて 順子 聖ルカを標としたる鳥帰る 三郎 印度へと屋根とんがりて鳥雲に 佑天 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 学僧は余寒の隅に立つてをり きみよ
岡田順子選 特選句
春陽に沈められたる石の寺 美紀 春空に放られしごと十字架も 同 春潮の嫋やかな水脈聖ルカへ 三郎 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 涅槃西風吹きだまりては魚市場 いづみ 聖路加の鐘鳴る東風の天使へと 俊樹 皆春日眩しみ堂を出で来たり 千種 桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
春愁の揺れてをるなりだらり帯 愛 立子忌や飯とおさいにネモフィラ猪口 勝利 春眠し指に転がす砂時計 かおり ゆらめいて見えぬ心と蜃気楼 孝子 春潮のかをり朱碗の貝ひらく 朝子 ファシズ��の国とも知らず鳥帰る たかし 立子忌の卓に煙草と眼鏡かな ��子 毛糸玉ころがりゆけば妣の影 同 わが名にもひとつTあり立子忌よ たかし 波の綺羅とほく眺めて立子の忌 かおり 灯を消してふと命惜し雛の闇 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月6日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
この空のどの方向も春日燦 和子 思ひ出はいろいろ雛の女どち 同 うららかや卒寿に恋の話など 清女 鳥帽子の小紐手をやく京雛 希 耳よりの話聞きゐる春の猫 啓子 地虫出づ空の青さに誘はれて 雪 意地を張ることもなくなり涅槃西風 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
裏路地の古屋に見ゆる雛祭 実加 子等笑ふお国訛りの雛の客 登美子 彼岸会の約束交はし帰る僧 あけみ 筆に乗り春の子が画く富士の山 登美子 うららかな帰り道なり合唱歌 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
春夕焼浜の民宿染めてをり すみ子 青粲粲空と湖面と犬ふぐり 都 水車朽ちながらも春の水音して 和子 朝東風や徒人の笛は海渡る 益恵 枝垂梅御幣の揺れの連鎖して 宇太郎 春の婚オルガン春の風踏んで 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
啓蟄やボール蹴る子は声がはり 恭子 海近き山の椿の傾きて 和代 啓蟄の光を帯びし雲流る ゆう子 鳥鳴いて辛夷の甘き香降る 白陶 一人言増えたる夕べ落椿 恭子 小気味よき剪定の音小半日 多美女 一端の鋏響かせ剪定す 百合子 ふる里の椿巡りや島日和 多美女 剪定や句碑古りて景甦る 文英 剪定や高枝仰ぐ褪せデニム ゆう子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄の解かれて睡り覚む 世詩明 家康公腰掛け松や地虫出づ ただし 捨鉢な女草矢を放ちけり 昭子 屋号の名一字継ぎし子入学す みす枝 花冷や耳のうしろといふ白さ 昭子 坐りゐて炬燵の膝のつつましく 世詩明 対座したき時もあるらん内裏雛 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
摘草のさそひ届きぬ山の友 ことこ 蒼天に光の礫初燕 三無 陽炎のけんけんぱあの子をつつむ あき子 朝戸風見上げる軒に初つばめ 同 摘み草や孫を忘れるひとしきり 和魚 かぎろへる海原円く足湯かな 聰 陽炎���古里に建つ祖母の家 ことこ 我家選り叉来てくれし初つばめ あき子 陽炎ひて後続ランナー足乱る のりこ 新聞を足してつみ草ひろげたり あき子 つみ草や遠くの鉄橋渡る音 史空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月14日 萩花鳥会
熔岩の島生き長らへし藪椿 祐子 寝静まり雛の酒盛り夢の間に 健雄 田楽や子らの顔にも味噌のあと 恒雄 雑草も私も元気春日向 俊文 猫抱いてぬくぬく温し春炬燵 ゆかり 子自慢の如く語るや苗売よ 明子 雲梯を進む子揺らす春の風 美惠子
………………………………………………………………
令和5年3月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
雪吊りのほどけて古木悠然と 笑子 落椿きのふの雨を零しけり 希子 夜半の軒忍び歩きの猫の恋 同 立雛の袴の折り目正しくて 昭子 桃の花雛たちにそと添はせたく 同 口笛を吹いて北窓開きけり 泰俊 手のひらを少し溢るる雛あられ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄のゆるみに遊ぶ風 雪 奥津城の踏まねば行けぬ落椿 同 まんさくに一乗川の瀬音かな 同 よき言葉探し続ける蜷の道 すみ枝 春眠の赤児そのまま掌から手へ 同 足裏に土のぬくもり鍬を打つ 真喜栄 強東風の結界石や光照寺 ただし 裸木に降りかかる雨黒かりし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月17日 さきたま花鳥句会
春雨に黙し古刹の花頭窓 月惑 震災の地に鎮魂の東風よ吹け 一馬 春昼や女房のうつす生あくび 八草 ととのへし畝に足跡朝雲雀 裕章 路地裏の暗きにありて花ミモザ ふゆ子 薄氷や経過観察てふ不安 とし江 拾ひよむ碑文のかすれ桜東風 ふじ穂 水温む雑魚の水輪の目まぐるし 孝江 薄氷の息づき一縷の水流る 康子 二月尽パンダ見送る人の波 恵美子 ほろ苦き野草の多き春の膳 みのり 梅園に苔むし読めぬ虚子の句碑 彩香 強東風老いてペダルの重くなり 静子 鉛筆はBがほどよき春半ば 良江
………………………………………………………………
令和5年3月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
一族の閼伽桶さげて彼岸寺 芙佐子 隠沼に蝌蚪のかたまり蠢きぬ 幸風 セスナ機の音高くして地虫出づ 月惑 この山の確と菫の一処 炳子 石仏に散華あまねく藪椿 要 年尾とはやはらかき音すみれ草 圭魚 茎立の一隅暗き室の墓 千種 春塵の襞嫋やか��観世音 三無
栗林圭魚選 特選句
ビル影の遠く退く桜東風 秋尚 古巣かけメタセコイアの歪みなし 千種 寄せ墓の天明亨保花あけび 同 色を詰め葉の艶重ね紅椿 秋尚 ひとつづつよぢれ戻して芽吹きけり 同 信号の変り目走る木の芽風 眞理子 助六の弁当買うて花人に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
元三大師夢のお告げの二日灸 雪 新しき雪夜の恋に雪女 同 恋てふも一夜限りを雪女 同 懐手もつともらしく頷けり 昭子 石庭に音立て椿落ちにけり 同 雛簞笥何を隠すや鍵かけて 同 貸杖の竹の軽さや涅槃西風 ただし 石どれも仏に見えて草陽炎 同 泰澄の霊山楚々と入彼岸 一涓 制服も夢も大なり入学児 すみ枝 露天湯に女三人木の葉髪 世詩明 歩きつつ散る現世の花吹雪 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
門出祝ぐ花の雨とてももいろに はるか 花色の着物纏ひて卒業す 慶月 街の雨花の愁ひの透き通り 千種 蹄の音木霊となりて散る桜 政江 フランス語のやうにうなじへ花の雨 緋路 大屋根をすべりて花の雨となる 要 花屑へまた一片の加はりぬ 緋路 永き日のながき雨垂れ見て眠し 光子 宮裏は桜の老いてゆくところ 要
岡田順子選 特選句
金色の錠花冷えのライオン舎 緋路 漆黒の幹より出づる花白し 俊樹 白々と老桜濡るる車寄せ 要 花揺らし雨のつらぬく九段坂 はるか 漆黒の合羽のなかに桜守 光子 花の夜へ琴並べある神楽殿 はるか 春雨や無色無音の神の池 月惑
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
今昔の小川にしのぶ蜆かな 成子 薔薇の芽の赤きは女王の予兆 ひとみ 潮こぼしながら蜆の量らるる 朝子 餌もらふ鯉をやつかみ亀の鳴く 勝利 突きあげし拳の中も春の土 かおり 持つ傘をささぬ少年花菜雨 ひとみ 涅槃西風母も真砂女も西方へ 孝子 亀の鳴く湖畔のふたり不貞だと 勝利 口紅は使はれぬまま蝶の昼 喜和 長靴の子はまつすぐに春泥へ ひとみ パグ犬と内緒のはなし菫草 愛 息詰めて桜吹雪を抜けにけり 孝子 ふと涙こぼれてきたる桜かな 光子 健やかな地球の匂ひ春の草 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
0 notes
toshiki-bojo · 3 years ago
Text
近詠十三句
Tumblr media Tumblr media
将門塚 坊城俊樹 令和4年1月
将門へ白鳥は煌めき過ぎて 首塚へ筑波颪の吹くと言ふ 嚔して三井物産真四角に 首塚に女笑へば鎌鼬 冬日燦将門塚を曝したり 神留守の鎌倉橋といふ暗渠 神帰る将門塚を跨ぎつつ 首塚は冬将軍と対峙せり 北風の窓に点せる昭和の灯 教会の電灯に似て冬の星 鉢物は枯れてをりたる海士簾 和歌山は昭和の冬の舟行き来 瀬戸内に物干す婆や鳥渡る
21 notes · View notes
sekitoh · 5 years ago
Text
無題
10/28 12:12
休日。早朝から起きて食器洗い、ゴミ捨て、風呂掃除、入浴などなど黙々とタスクをこなした。先日ついに入手したSwervedriverの2nd『Mezcal head』のアナログ盤を心置きなく爆音で楽しむためだ。
俺をシューゲイザーの深みへと引きずり込んだ元凶となる一枚であり、未だに俺の中で燦然と輝く名盤のうちの一枚でもある。
掠れたヴォーカルと荒々しいギターの轟音サウンド、ノイジーでトリッキーなエフェクト、猛々しいドラムとベース、徹底的にオルタナティブでシューゲイジング。
そしてジャケットの牛がメッチャ怖い。LPジャケだと存在感が凄い。突進されて即死しそう。アルバムの凶暴さが非常によく伝わるジャケットだと思う。
しかしシューゲイザーの美味しいところはそんな轟音の中にも必ず耽美的なメロディが埋蔵されているところにある。俺はそこに惹かれた。
昨日の業務中、晩年の父がそのまま年を取ったかのような風貌のお客さんがやってきて、対応を終えた後に堪らなくなってバックルームに引っ込んでしまった。
看取った瞬間でさえも涙すら出なかったのに、と自分の感情の揺れにひどく驚いた。
そんなこともあり、また年の瀬で七回忌を迎えることもあり、ここ最近は当時のことをよく思い出す。
ライヴの当日に危篤になったという連絡を受け、会場を抜け出して病院に向かったことや、そこから1週間生死の境を彷徨ったこと、その間家族が代わる代わる病院に泊まり込み、容態を見守ったこと、誰もが起きているの���眠っているのか分からないような日々が続いたこと、電解質の異常で痙攣が止まらなくなった体をなんとか宥めようとしたこと、当時聴いていたのはJohnny ForeignerやらRa Ra Riotだったこと、葬式には何も知らせていなかったはずの友人や学校の先生が来ていたこと、今後への漠然とした不安、思ったよりも落ち着いていた自分への戸惑いと罪悪感、そんなことを思い出した。
当時の俺は、このことを消化するのはまだ早く、また語ることによって人の人生を消費してはならない、と思い、一蓮の出来事について言及することを避けていた。
今になってどうして文章にしようと思ったのか、今こうして文字を書き連ねている瞬間にも明確な答えは出せていない。
そのお客さんと対峙している間、ありえたかもしれない未来のことを考えた。それは最早どう足掻いてもたどり着けないものであるので、どうしようもない。そのどうしようもなさが俺をひどくかき乱した。
今になって俺はもっと父と話をしておきたかったなと思うし、彼がいったいどういう人間だったのかを知りたかったなと思う。
喪失感は時と共に薄れるものだとばかり思っていたが、時を重ねるごとに年輪の如くその存在感を深く刻み付けている。
1 note · View note
trend-rocket · 2 years ago
Text
【ラブライブ!】名古屋弁の彼方ちゃん
【ラブライブ!】名古屋弁の彼方ちゃん 1:(しうまい) 2022/09/07(水) 20:34:32.34 ID:oMbSqGDL 彼方「でら眠ぃがや~」   3:(あゆ) 2022/09/07(水) 20:40:35.97 ID:NOcDnkVD 名古屋ならどえりゃーちゃう?   12:(たこやき) 2022/09/07(水) 21:14:07.46 ID:wopMxd+7 瀬戸燦ちゃん?   2:(茸) 2022/09/07(水) 20:38:14.49 ID:nPE6L06o ノレcイ´=ω=)どすぇ   5:(やわらか銀行) 2022/09/07(水) 20:44:49.29 ID:2Le4qEXj でらっち   20:(えびふりゃー) 2022/09/07(水) 22:11:19.52…
View On WordPress
0 notes
negipo-ss · 6 years ago
Text
焼きそばハロウィンはいかにして無敵のアイドルになったのか(2)
 ごうごうと音を立てて裏庭の果樹園が赤く蠢いていた。永遠に収穫されることのなくなったりんごたちは次々に燃え落ちていった。光線を歪めて通すガラス窓がちらちらと女性の顔に炎を落としていた。質素なドレスからむき出しになった上腕を伝い、デスクの上へとおびただしい血が流れていた。その女性はみずから三重四重にナイフで切り口を開いて、金属のボウルに血を溜めていたのだった。ふわりと娘の方を振り向いた彼女のかんばせは、尊い使命を神から与えられて、地獄に遣わされた人の純真を示すヴェールのように白く輝いていた。最も高い天にたなびく雲よりも美しく結われたプラチナ・ブロンド。晴れた日のエーゲ海の上下を混ぜ合わせてしまったような知性に溢れたブルーの瞳。  ボウルから血をおさない娘に何口か含ませると、「絶対に声を出してはだめよ」とその女性は言った。腕の痛みで眉はひどく歪み、額には乱れた前髪が数本張り付いていた。娘はこくこくとうなずいた。母親が言うことを忠実に守るために、口元には両手が当てられて、目には涙が浮かんでいた。母親が「いい子」と言って微笑んだのを見て、ああ、愛しいママ、とその娘は思った。ママが苦しむのを、見たくない。ママが喜んで、嬉しい。  その娘は、かつての志希だった。  そうだ、これはあたしの物語だった、と志希は思った。志希はその鉄臭い液体を口いっぱいに含み、母親の言う通りベッドの下に潜り込むと息を殺した。そこにはカビ臭い本が何冊もあって、それは志希が数ヶ月前にそこに隠したあと、忘れてしまった本たちだった。志希の母親は「いい子だから。きちんと、隠れていてね」ともう一度言いながら、悲痛な表情で彼女の手を握った。血でいっぱいのボウルが横っちょに押し込められた。志希は本の内の一冊を大事に抱えて、ついでボウルを脚の下に隠した。  こく、と血を少しだけ飲んだ。 「ごめんなさい」と彼女は言った。 「許してね。力のない私を許してちょうだい」と、囁いた。  そうして彼女が足早に去っていくのを志希は見送った。  自分の息がうるさすぎて、ごうごうと知恵の実が燃えていく音は遠くなった。  やがて重々しい足音で、数人の兵士たちがやってくる。全員が、統制された動きで部屋を荒らし回った。クローゼットに整然と並んでいたお気に入りのドレスたちは床にぶちまけられ、踏みつけられた。ベッドシーツはめちゃくちゃに切り裂かれ、本棚の本も同様にすべてが投げ捨てられた。がしゃんと窓が割れる騒々しい音がして、家具たちが外に放られているようだった。  志希はそれらをすべて、そのベッドの下の小さな隙間から見ていた。こく、と血を飲む。ボウルの血を口に含めば、まだ少しは、保つはずだった。誰に祈ればいいのか、志希にはもう分からなかった。  そして、母親が戻ってくる。  母親は自分の脚で歩いていない。  つま先はずるずると引きずられている。二人の兵士たちが彼女の両脇をきっと抱えている。そして、彼女は木でできた床に打ち捨てられる。志希の愛したドレスと同じように、本たちと同じように。死の直前、ひどい苦悶に喘いだであろうその美しかった顔や目に、もはや生命のしるしは無く、志希は約束を破って、「ママ」と小さな声で呟きながら、ベッドの下からその死体に手を伸ばした。志希の周囲で、正体のわからない激しい火がぼうぼうっと燃え盛っている気がした。  伸ばされた彼女の手は、炎の向こうで、親しい人にそっと取られた。 「志希」と美嘉は言った。涙で歪んだ視界の奥で、志希は母親の代わりに美嘉を見つけた。  すべてはかつてあった真実が夢に溶けた姿だった。  友愛に満ちた顔には、不安が滲んでいた。ベッドから離れて光るデスクライトだけに照らされて、美嘉の尖った鼻が作る陰翳は、記憶の中の母親のそれに少しだけ似ていたが、おさなさが濃かった。  志希はじっと美嘉の輝く瞳を覗いて、微笑んだ。「泣いちゃった」と、くすくす笑った。そのまま、ぐす、と鼻を啜って、「あー」と���味なく呻きながら人差し指で目の下を拭い、 「美嘉ちゃん台本見てたの? 今何時?」 「一時過ぎ」 「明日も撮影なんだから、早く寝ないとだめだよ」  ふ、と美嘉は笑って、「いつもとなんだか、逆だね」と静かに言った。  そっと美嘉が手を離したとき、志希の手はわずかに空を掻いて、去っていったそれを求めた。求められた美嘉の温もりは、デスクライトをか、ち、とゆっくり消したあと、志希のベッドへと戻ってきた。  志希は美嘉の胸元に抱かれて、少し恥ずかしそうに「ちょっと、美嘉ちゃん」と言った。「お母さんの夢を見ていたの?」と美嘉は聞いた。短く迷って、志希は柔らかな美嘉の胸の中でうなずいた。 「志希のお母さんは、どういう人?」 「……よく、覚えてない」 「そう」  美嘉はそのまま黙って、腕の中の志希の頭を撫でていた。  いつまでも、ゆっくりと撫でていた。  やがて、発作がやってきた。悲しみの発作が作る苛烈な嵐に、志希はほとんど息ができなくなった。ぎゅうっと美嘉のシャツを握りしめて、志希は激しく嗚咽した。その泣き方には、激しい生命の力が込められていた。生きるためには、そうするしかなかった。 「ママ」と、志希は母親を求めて泣き続けた。  結局のところ、志希はそういう星の下を選んで、産まれてしまったのだ。
 * * *
 何時間も回り続けるように精巧に作られた独楽が回転しているとき、巨大な運動エネルギーを秘めたまま一見静止しているように見える。それと同じように、美嘉は志希の方を向いたあと、口をくっと結んで動かなかった。心中の感情がこれほど苛烈に渦巻いているひとを見たことがなかったから、志希はその熱量の凄まじさに気がつくと、食べかけのゼリーが載っていたスプーンを咥えたまま、動くことができなくなった。  やがて、野生の動物の子どもが襲われた瞬間の母親のように、美嘉は素早く立ち上がると一言も言葉を発さずにベンチから立った。「え」と志希は小さな悲鳴めいた声を上げると、「ゼリー……」と呟いて、手元のそれを大事そうに両手で持ち、そのまま焦ったようすであとを追いかけた。  きめ細かい乾いた土の上を早足で歩く美嘉に小さな歩幅で走って追いつき、志希は「美嘉ちゃん、ゼリー」と言ってそれを差し出そうとした。美嘉は「いらない」と言うと、「着いてこないで」と表情のない声で彼女を拒否した。志希は「う」とひるんで、それでも「美嘉ちゃん……」と呟きながら美嘉の肘をそっと取ろうとした。  ばし、と腕を払われて、志希が持っていたゼリーが土の上にカップごと飛び散った。二人の向いからちょうどやってきた室内犬が低い声で唸りはじめ、その飼い主の子どもは慌てて犬を抱えると、足早に去っていった。 「どうせ、アタシがなんで怒ってるかもわかんないんでしょ」  美嘉に言われて、志希は答えを探そうと必死に頭を巡らせた。志希は半年ほどの彼女との付き合いの中で、何度も何度も美嘉��怒らせたことがあった。ふざけてわざと怒らせたことも、意図せず怒らせたことも、怒っている理由がぼんやりとわかるときもわからないときもあった。しかし今日ほど彼女を怒らせた理由が知りたいと思ったことはなかった。彼女がその魂の底から真剣に怒っていることがわかったからだった。  ほとんど一番に大事な友人にどうしても何かを言わなければならないはずなのに、なんと言っていいのかわからずに志希は下を向いた。  美嘉は、ふっ、と鼻で笑った。「……ごめんねも言わないんだ」と、掠れた声で言って、志希を見つめた。志希は何も言えずに眉を寄せて、何か見るべきものを探し、しばらく地面の上で飛び散ったゼリーが一列の蟻に運ばれていくのをじっとなぞっていた。やがて視野の端をかすめた何かに気づくと、ゆっくりと顔を上げ、その視点は美嘉の手に留まった。  志希は美嘉に駆け寄ると「ちょっと!」と美嘉が振りほどこうとするのに構わず、彼女の手を引いて近くにあった水飲み場まで連れて行った。蛇口を捻って水を出すと美嘉の左手をその下に寄せた。美嘉の手のひらは、文香に倒されたときに傷ついて、皮膚が人差し指の爪ほどの範囲でめくれていた。その傷口に、美嘉は冷たい水が触れたときに初めて気づいた���だった。桃色の皮下組織が乾いた土の下から現れて、「いつっ」と小さな声で美嘉は呻いた。志希は何も言わないまま、大事そうに傷口を水の下で何度か拭うと、綺麗になったその手に顔を近づけてよく確かめてから、美嘉を見上げた。 「なに?」と美嘉が言うと、志希は「バンソウコー、ない」と悲しそうに言った。美嘉はため息をついてタオルハンカチで傷口を拭いながら近くのベンチまで歩いていき、バッグを片手で探ると絆創膏を取り出して志希に渡した。それが自分の親指の付け根へと丁寧に貼られるのをじっと待った。  すべてを終えると、志希はほっと息を吐いた。美嘉は手を引いて「ありがとう」と言った。志希は美嘉におびえているかのように、何も言わずそのまま地面をつま先で軽く擦っていた。 「なんで今日、レッスンに来なかったの」と美嘉は言った。  志希はびくりと身を固くした。数秒のあとにもう一度、拗ねたように土をかき回し初め、やがて「……忘れてた」と一言言った。  はああ、と長いため息を美嘉はついた。 「……ちょっと勘弁してよー、ほんとにもー……あのさ」  美嘉は立ち上がると、ずっと地面を向いていた志希の視線をひらひらと治療の終わった手のひらで遮って上を向かせた。「何回も何回もチャットで言ったでしょ。明後日は最終確認だよー、明日は最終確認だよー! って。志希は全部振り覚えてるかもしれないけど、アタシは不安なの。文香さんは……」  美嘉は一瞬言葉を区切って、何か痛みに耐えるかのような表情をした。志希が不思議そうにそれを見つめているのを無視して、 「文香さんはかなりダンスが不得意だし、三人で合わせる機会はすごく大事だと思ってる。明日からの本番で、失敗しないように」  新たなため息���美嘉の口から音もなく出ていった。 「……ま、ほんとは志希もちゃんと分かってるよね……」  美嘉は志希の青い目を覗き込んだ。「なんで、忘れたの? なにかすごく大事な用事があったの? それでいつもみたいに頭からスポーンって抜けちゃったんでしょ」  はく、と志希の口が動いた。「怒らないから、言ってみな」と美嘉は小さな笑みを口元に浮かべて言った。  長い沈黙があった。 「……マ、ママ、に……呼ばれたの」と、志希は途切れ途切れに言った。 「……どういうこと?」 「……あの、ママ、今日東京に出てきたから、それで……最近はどうしてるのって、何か変わったことない、って、電話で……言われたから……あ……」  志希はベンチに座ったまま、美嘉を見上げていた。彼女の顔が変わっていくのを、どうすることもできずに見つめていた。そして、「死ね」と彼女に言われたとき、もともと白かった顔色はまっしろに変わって、口元は悲鳴の形を作り、首だけが二、三回、静かに振られた。 「馬鹿みたいじゃん」と美嘉は言った。 「アタシ、馬鹿みたいじゃん!」と、叫んだ。絆創膏が貼られたばかりの握りしめられた拳が、ぶるぶると震えていた。 「ほ、ほんとに呼ばれたんだよ! ほんとだよ!」と志希が必死の声で言うと、「アンタアタシにお母さんは死んだって言ったでしょ! それも忘れたって言いたいの!?」と美嘉は叫んだ。  小さく風が吹いて、二人の頭上を覆うクスノキの枝がざあっと揺れた。激しい太陽の光が木々の間から顔を出し、呆然と立ち尽くす志希の姿をつかの間、真実を暴くかのようにぎらっと照らした。怒りのあまりに美嘉の声は震えて、両眼には今にも溢れ出しそうなほど涙が溜まっていた。 「志希、マジ、なんなの? 全部ウソなの? ……沖縄で同じ部屋、泊まってさ、アイドル楽しいね、ずっとやっていきたいねって語って……あの夜……」  光る瞳を残酷な形に曲げて、志希を睨みつけたまま、ぐ、と言葉に詰まり、また口をひらいた。 「アタシだけが本当のこと言ってたの? アタシだけがアンタに騙されて馬鹿みたいに身の上話して……ねえ、志希」  美嘉は笑った。途轍もない悲しみを隠して、涙を零しそうになりながら笑っているので、志希はその凄惨なようすにほとんど耐えられなくなり、く、と唇を噛んだ。 「志希、アタシのこと馬鹿にしてるでしょ」 「してない」 「馬鹿にしてる! アタシの何もかもを、志希は絶対馬鹿にしてる! 馬鹿だ、馬鹿だ、真面目に人生語っちゃって、アイドルなんて真面目にやってって、馬鹿だって!!」 「馬鹿になんかしてない!」 「もういい! 志希なんか死ね!」と言って踵を返すと、美嘉はそのまま早足で歩き始めた。 「……なんでそんなこと言うの……」  志希がそう声をかけたとき、美嘉はついに両腕のすべてを使って志希からは見えなくなってしまった顔を拭った。とうとう溢れ出した涙を、どうにかしようと努めながら、その場から消えゆこうとしているようだった。去っていくその背中を見つめて、「ほんとなのに!」と志希は叫んだ。ぐっと涙をその瞳に湛えて、「あたし、ママいっぱいいるんだもん、ほんとだもん。い、今のママに呼ばれたんだもん!」ともう一度叫んだあとも、美嘉が脚を止めないのを見た。  そして、何もかもが決壊し���。 「美嘉ちゃんの馬鹿ー!」と大声で詰ったあと、志希は子供のように泣き出した。嗚咽しながらぽたぽたと地面に落ちていく涙の粒をどうにかしようともせずに、ぎゅっとカーディガンの袖口を握りしめたまま志希は泣いていた。ああーという長い泣き声は公園の隅々まで響いて、遠い通路から脚を止めて彼女を見ている人々が何人もいた。志希はそのまま泣きながら立ち尽くし、葉の間の小さな隙間から漏れる燦然とした光を全身に点々と受けていて、やがてそのままどこかへとふらふら歩き出した。美嘉とは違う道を選び、泣き声のトーンをまったく落とさないまま十メートルほど歩いたところで、早足で戻ってきた美嘉が志希に追いつくと、その両手を握って「ほんとなんだね」と言った。 「ほんとだって、言ってるのに!」と志希は言って、振りほどこうと少しだけ暴れた。 「わかった」  美嘉はもう泣いてはいなかった。しゃくりあげる志希を、前からぎゅっと抱きしめて、後頭部をやさしく撫でながら「ごめんね、信じなくて」と耳元で囁いた。そのまま火を放ち続ける石炭のような志希の感情が落ち着くまで、目をつむって抱き続けていた。
 子どもたちの陽気な声が空へと抜けていった。美嘉と志希の二人は疲れ切って、出口近くの噴水の縁に座り込み、一歩も動けずにいた。志希は赤い目をして、ぼうっと噴水がきらきらと落ち始めた太陽の光を反射するのを眺めていた。時折、彼女はきらりと美しく輝いた。美嘉はじっとその顔を見つめながら、 「志希のお母さん……いっぱいいるのね」  さらさらとした水音に、志希は沈黙を乗せて答えた。 「何人いるの、お母さん」 「……わかんない。もう数えてない」  はあーっと、美嘉は呆れてため息をついた。「ちょっとそれホントでしょうね……」と呟いたあと、テレビヒーローの真似をしながら追いかけっこをしている小さな子どもを眺めながら、「アタシにはわからん世界だなー」と言った。 「お母さんと、何の話してたの?」 「今度、焼きハロでやるライブ、インターネットとかで流れるかもしれないよって。だから見てねって」 「おーっ、いいじゃん」 「言おうとして……なんか怖くて、話せなかった」  がくっと下を向いて、「すっぽかされ損じゃん、アタシ……」と、美嘉は軽く笑った。  拗ねたようにずっときれいな水の流れを見ている志希を、美嘉はもう一度見上げた。きっとこの子は、どこかの喫茶店でお母さんと話しているときもこうなんだろうなと思った。目の前で起きていることに、とことん興味のなさそうなその視線。たどたどしい返答。退屈そうにほうっと吹かれる、ただ生きるための微かな吐息。だがその中心で、何かを求めようとする強い願いが燃え盛っているのを、少なくとも美嘉だけはもう知っていた。 「美嘉ちゃんはさー」 「ん?」 「美嘉ちゃんがアイドルやってるのをすごーく見てほしい人っている?」 「んー、このアタシを日本中に見せつけてやろう! とは思ってるけど」 「うまくできてる?」 「どうだろうね」  美嘉はくすくす笑った。「努力はしてるよ。マジで」 「……あたし、アイドルやっててほんとにいいのかなー」 「なんで?」  志希はゆっくりと美嘉の方を向いた。水面が彼女の顔を��しく照らしていた。 「ママ、あたしがアイドルやってるってこと、知らないんだ」  またそのパターンかー! と美嘉は思った。くうー、と下を向いて、ガシガシ頭を右手でかきむしったあと、 「あのさ、実は文香さんも――」  ぐううう、ととてつもなく大きな音が美嘉の声を遮った。着崩したシャツのおなかのあたりを抑えて、志希は少し悲しそうに美嘉を見た。美嘉はしばらく目をぱちぱちとさせていたが、にこりと笑うと、「アタシの家、行こうか!」と陽気に言った。 「美嘉ちゃんのアパート? 手料理?」 「手料理は正解。アパートは不正解」  美嘉は勢いよく立ち上がると、志希に手を差し出して「行こ」と言った。志希は吊るし売りの人形のように美嘉を見上げたあと、弱々しくその手を取った。
「なんか、幼稚園みたい」と志希は言った。 『児童養護施設 飛翔』と書かれた看板の横の壁に、子どもたちがペンキで描いた絵が連なっていた。志希はそれに顔を近づけながら「美嘉ちゃんはどのへん描いたの」と聞いた。 「その壁建て直したのけっこう最近だから、アタシのはないよ」 「なあんだ」  つまんないの、と言いながら、志希は熱心に横歩きをして、壁をじっと見つめていた。美嘉は腰に手をかけると、ふふ、と笑って、何棟もの宿泊棟へと視線を移した。裏庭で遊んでいるのだろうか、姿の見えない子どもたちの声が建物に反響していて、美嘉は活気を感じた。 「おっ、美嘉ねえじゃん!」  遠くから声をかけられて、美嘉は志希の先から歩いてくる少年のほうを振り向いた。志希もそれに気づいて、壁から離れると美嘉の後ろにさっと隠れた。 「トオル、今部活終わり?」 「そうだよもー、めちゃつかれた」  巨大なバッグを背負い直すと「昨日ぶり〜」と言ってトオルは美嘉に上腕を差し出した。ごつ、とぶつけて「いえい」と二人は親しげに声を合わせた。 「美嘉ねえの友達? こんちは」と、トオルは子供らしさの微かに残る笑顔を志希に向けた。 「トオルは志希の二個下だよ、バドミントンがうまいんだ」と、美嘉が志希に紹介すると、志希は「こんにちは、一ノ瀬志希です」と小さな声で挨拶した。差し出された大きな手を恐る恐る握る。 「志希はねー、アイドル仲間」 「うおー、マジか!」  トオルはぱあっと顔を輝かせると、「一ノ瀬さん、お会いできて感動っす!」と言うと、握ったままの手をぶんぶん振り回した。志希はあうあうと焦ったあと、さっと美嘉の背後にもとのように隠れてしまった。 「ちょっとアンタ、あんま乱暴しないでよ。つうかアタシも一応アイドルなんだけど、なんだと思ってんの?」 「やー、本物はやっぱ全然違うね! めちゃかわいい!」 「あんま調子乗ると彼女に言いつけるよ。昨日ライン交換したんだから」 「すみません、やめてください」  神妙な言葉とは裏腹にあははと笑うと、トオルは口元に手を添えて、小声で「ほんとは初彼女のことみんなに自慢しにきたんじゃないの〜?」と美嘉に囁いた。 「初彼女……」  志希は目を丸くした。数秒ほど固まった美嘉は全身を真っ赤にして「んなわけないでしょ! バカ!!」と叫び、既に���泊棟のほうまで逃げていたトオルを追いかけていった。 「昨日のお返し〜! 美嘉ねえのアホー!」  トオルが宿泊棟に駆け込むと、はー、とため息をついた美嘉はとぼとぼと戻ってきて「ごめんね、バカで」と志希に謝った。 「美嘉ちゃん、昨日も来てたの? よく戻ってきてるんだ」 「ん? んー、今日はほんとにたまたまだよ。アタシは家が場所的に近いからすぐ来れるっちゃ来れるけど、フツーは一回外に出たら、あんまり戻らないかな」 「なんだか、不思議な家だね」  志希の正直な感想に、美嘉は少しの間黙った。黄金に色を変えつつある太陽光線が、ピンクに染められた髪を掠めて志希の瞳を焼いたので、志希は微かに目を細めた。「そうかもね」と言って、美嘉は猛烈な光の中心で笑い声を上げた。 「さて……チサはどこにいるかな……」  美嘉は志希を促して敷地の中を歩いていった。何人もの子どもたちが美嘉を見つけると親しげに挨拶をして、志希はそのたびにたどたどしく自己紹介をした。女の子たちばかりが遊んでいる場所をいくつか通ったあと、美嘉はついにちいさな図書室の暗がりで、赤い絨毯の床にぺたりと座って図鑑を読んでいる女の子を見つけた。 「チサ」  図書室の中にはほかに誰もいなかった。からからと引き戸を大きく開けながら、小声で美嘉が彼女の名前を呼ぶと、チサは顔を上げて、「美嘉ちゃん」と嬉しそうに言った。 「あさ、起きたら美嘉ちゃんいなくて、悲しかった」 「あはは、ごめんね。お仕事があって忙しかったんだ」 「そっかー……」  チサは下を向いて、「わがまま言って、ごめんなさい」と言った。「昨日の夜、アタシに帰るなってみんなが言ったこと?」と言いながら、美嘉は靴を脱いで中庭から図書室へと上がった。 「大丈夫、遅刻とかはしなかったから」と、チサの頭をぽん���んと叩いた。チサは悄然として床を見ていた。美嘉は苦笑いを浮かべながら「さて」と言った。  じゃじゃーん、と、美嘉は大きく手を広げて志希を指し示した。 「アタシが連れてきた、この子は一体誰でしょう!」 「……知らないおねえさん」 「や、まあ、見たことないだろうから、そうなんだけど」 「美嘉ちゃん」  志希も訝しげに美嘉を呼んだ。美嘉は志希に向かって笑みを浮かべ、 「覚えてない? 夏休み子供アイドル相談室で、石鹸のつくり方を聞いてきた……」  あ、と志希は声を出した。 「そうか、キミはあの子か」と、靴を脱ぎながらふふ、と笑うと、急に自信に満ちた態度で図書室に上がった。膝で立って目線を合わせ「こんにちは」と挨拶をすると「一ノ瀬志希です。夏休みのラジオ番組で、キミの質問にこたえたのは、あたしだよー」と言うと、床に置かれていたチサの手にそっと触れた。  チサはぼうっと志希を見ていたかと思うと、ぱあっと顔を輝かせた。「石鹸、できました! あぶないって言われたところは先生たちに手伝ってもらって――」と、流れる川のように喋り始めた。やがていくつかのあらたな質問が溢れ出て、志希はそのひとつひとつに丁寧に答えていった。美嘉は微笑みながら二人のようすを見ていたが、志希に「ご飯作ってくるから」とひとこといい添えて、図書室を出ていった。  中庭を楽しげな長い影が、小さな鼻歌と共に横切っていった。
「ハン���ーグ美味しかった? 時間かかっちゃってごめんね」 「ううん。みんなとお話してたから、楽しかったー」  皆に挨拶を済まし、二人は施設をあとにしていた。日はすっかり暮れて、薄暗い中に街灯がぽつぽつと点いていた。志希はカーディガンのポケットからセロファンの袋に包まれたマーブル模様のきれいな直方体を取り出すと、街灯にかざしてほうっと息を吐いた。 「いいなー。それ半分に切ってアタシにもちょうだいよ」 「絶対だめ」 「ええー」  けち、と言いながら、美嘉はとても嬉しそうに笑った。志希は赤く細いリボンを少し緩めて、すっとその香りを鼻腔に満たした。 「ダージリン、ヘーゼルナッツ、ハニー。このブラウンはココアか……」  しばらく余韻に浸ると、大事そうにそれをポケットに戻して、 「きっとこれで身体を洗ったら、お菓子みたいになっちゃう」と言うと、泡だらけになった自分を想像したかのようにふふふ、と笑って、くるっと回った。 「美嘉ちゃん、ありがとう!」と美嘉の目を見て言い、また歩き出した。美嘉は驚いてしばらく立ち止まっていたが、「びっ……くりしたあ。志希がお礼を言うなんて……」と、あとを追った。 「次はごめんねが言えたらもう一歩成長かな……ていうか、元気が戻ってよかったよ」 「んー、どうだろにゃー」  志希は機嫌の良い子どものように大きく手を振って歩く。しかし、目を細められ、口元は薄い冷笑を作っているのがわかった。いつまでも消えないそのアンバランスさがひどく哀れに思えて、美嘉は悲しくなった。 「ママ……ママたちね、きっとみんな、あたしのこと嫌いだと思う」 「……なんで?」 「みんなあたしがほんとうの子どもじゃないということを、おなかの底からよくわかってるんだと思う。だから嫌いなの」 「……そうかなあ」  言葉を区切ると、近くの草むらで秋虫が鳴く声がはっきりわかるようになった。美嘉は次の街灯が自分の身体を照らし始めるところまで黙って歩いた。 「アタシは逆に血縁のことなんて信じてないから、もっと大きなつながりのほうを強く信じてるよ。だから志希は大丈夫だと思うんだけど」 「大きなつながり?」 「愛だよ、愛」 「うっわ」  恥ずかし、と茶化すと、にゃははと笑った。 「まー、よくわからないけど、今日のあたしは、アイドルできてた! すっごく嬉しかった!」  たたっと走って、次の街灯に先にたどり着くと、 「だから、あたし、アイドルを馬鹿になんかしてないよ。美嘉ちゃんのこと、馬鹿になんてしてない」 「もー、わかったから」  その街灯に美嘉が歩み寄ったので、二人はお互いがはっきりと笑っていることを知った。 「早いとこお母さんに言いなよ」 「努力しまーす」 「ったく、保護者の同意書どうやってくぐり抜けたのよ」 「署名のギゾー」  何かを言いかけた美嘉はぴた、と止まって、数秒してから「忘れてたあ……」と座り込んだ。 「なになに、なにかトラブル?」 「今日の練習、文香さんも来なかったんだよ」 「ほほー」 「午後に文香さんち行ったんだけど、『親にやめろって言われたから、アイドルやめる』って言われちゃって」 「あは〜ん、で、それを今の今まで忘れていたと」  志希はふむふむ、と何かを考える振りをしながらくるくると視線を動かしていたが、やがて、「美嘉ちゃんは、馬鹿なのかにゃ?」と言��た。美嘉はゆっくり立ち上がると、思い切り振りかぶった拳を志希の頭に振り下ろしながら、「お前が言うなっ!」と叫んだ。
 その駅のホームに降り立ったとき、志希はすうっと一息空気を吸い込んで、立ち止まった。「どうかした?」と美嘉が聞いて、志希は首を振ってこたえた。炎が暴れ狂う匂いだ、と志希は思った。どこかでだれかの財産と生命が、燃えているのだ。蛍光灯に照らされながらとんとんと階段を降りていく、志希の顔は暗い。  東口を出ると、美嘉は「ちょっと、とりあえず作戦立てよ、作戦」と言った。 「ファミレスはそこにあるけど、えーと……」と、スマートフォンを取り出して操作していると、志希は「美嘉ちゃん」と遮った。 「文香ちゃんの家って、あっちのほうだったりする?」 「ん、んー? 多分そうだと思うけど……」  志希が指さした方で、空や建物が恐ろしげに赤く照らされているのが美嘉にもわかった。遠く、何台もの緊急車両のサイレンが聞こえた。「行こう」と、微かに不安の滲む声で、美嘉が言って走り出したとき、志希はその場で過去の体験がぐわあっと自分を追い越していくのを感じた。あの燃え盛るりんごの木々、てんてんとボウルに血液が落ちる音、本に生えたかびの臭い、錆びた鉄の味、床に捨てられたママの美しかった瞳が、恐怖に歪んであたしを見ていて、彼女はその口を開き「いい子」と――。 「志希!」と激しい声で呼ばれて、はっと顔を上げた。「くっ」と声を漏らすと志希は美嘉を追って走り始めた。  やがて、二人はその家にたどり着く。 「嘘でしょ……」と美嘉は最後の角を曲がると呟き、志希は「ああ」とその激しさに絶望して、声を上げた。  分厚い人垣の向こうで、鷺沢古書店は燃えていた。屋根は柱を何本か残して既に落ち、二階にあったはずの文香の居室は跡形も無くなっていた。一階の店舗部分からは今もめらめらと恐ろしい勢いで炎が吹き出し、庭木のいくつかはすべての葉を落としていた。太い電線がまさしくちょうど焼け切れて、ばぢん、という何かを切り落としたような音が辺りを裂いていった。何もかもが燃え尽きていく凄まじい臭気が空間を満たしていた。  美嘉がだっと駆け出して人混みをかき分け、そこに近付こうとすると、すぐに警察の張った黄色い規制線に遮られた。開けた周囲をぐるりと見渡し、救急車、消防車、警察車両がすでに到着して、必死の消火活動が行われていることが分かった。 「すみません!」  美嘉はテープを広げようと忙しく働く警察官に声をかけた。「危険だから、少し下がって!」と強く言われた。 「友達が、住んでた家なんです! けが人とか……どうなったのか教えてください!」 「なんだって……近所の人には、持ち主が帰ってこない空き店舗だと聞いたけど」  その警察官が無線でどこかへ連絡し始めたとき、美嘉はぎゅうっと両手を胸の前で組んだ。文香がまだ見つかっていないということがはっきりと分かったからだった。 「お願い……」  美嘉の開ききった目は燃え盛る火宅をじっと見つめ、震える喉からは悲しい祈りが漏れ出た。そうやってぼうぼうと踊り狂う炎が何もかもを奪っていくのを、力無く見守っていた。祈ることしか、彼女にはできなかった。  志希は、そうではなかった。  志希は美嘉が背中を丸めて、全霊で何かに祈っているのを見つめていた。やがて、ふ、と踵を返すと、元来た道を走って戻った。冷たい空気が肺で暖められて、彼女の周りに形無くたなびいていた。いくつもの街灯が、規則的に彼女の冷静な顔を明滅させていた。角へと立つたびに、彼女は、すん、と鼻をうごめかした。  四つの角を曲がり終わると、彼女は人通りの少ない道へと出た。誰も目にすることのない狭いビルとビルの間で、やがて志希は目的のひとを見つけた。  かちゃ、と、ノブが回される音が鳴った。  乱れた呼吸を、ふ、ふ、と戻すように努力して、志希はその奥を見つめながら、ふ、と自嘲気味に笑った。  通る者のいない路地を囲む植木鉢と、枯れた植物の奥、トマソンと化したドアの奥、ブゥーンと低い音で鳴る室外機、ゆっくりと回るガスメーター、なにかよくわからない液体の汚らしい流れと、何年もの間繰り返し捨てられて拾うもののいない缶や瓶のごみのさらに奥に、まさにそこに、文香はいた。  焼け焦げて濡れたストールに身を包んで、服も炭で汚れていた。背を壁にぴたりとつけ、地面に座り込み、小さな空間で彼女は一心不乱に広げた本を読んでいた。角が焼けてしまったその青い表紙のソフトカバーを、文香はまるで数日ぶりの食事をしているかのように、大事そうに一行一行をなぞっていた。志希が目の前に現れたことにも気づかない様子で、時折その文を小さく声に出して読み上げていた。  そして、今や彼女がふつうの人間ではないことは明らかだった。その頭で、猫のような大きな耳が揺れていたからだ。  文香が感覚の一切を集中してその本に身を投じているのに、その耳だけが別個の意志を持っているかのようにく、く、と動いた。志希がちり、と音を鳴らして耳に下がっていたピアスを片方外すと、文香の右耳がこちらの方を向いて、あたかも獲物を凝視する一匹の肉食獣であるかのようにそのまま止まった。志希はピアスについていた小さなアンプル状の装飾をぱきっと砕いて開けながら「キミも、そうだったんだね」と文香に向かって言った。  瓶の中で、ぬらりとした液体が怪しげに揺れていた。  パトカーが一台サイレンを鳴らしながら現れて、志希の姿をばあっと照らした。その光を志希は一瞬眩しそうに見つめて、そのまま猛スピードで通り過ぎていくのを目で追った。  文香のいる谷間に一歩入りこんでから、志希は液体をこくりと飲み干した。志希の身体は、それで仄かな緑色に光り輝きはじめ、両側の壁面を美しく照らした。  ぴちゃ、ぴちゃ、とローファーで汚水を踏みしめて、志希はその隙間のもっとも奥へとたどり着くと、文香の頭をやさしく撫でた。彼女の頭で、ぴ、ぴ、と大きく動いていた耳は、志希が両手でそれをそっと包んで、何事かを唱えながらゆっくりと触っていると、やがて透明になっていき、消えた。 「あたしたちみたいなのが、アイドルだなんて、笑えるよ」と言って、志希はほんとうに笑った。  文香は志希のやわらかな光にようやく気づいたのか、顔を上げると「志希さん」と言った。  猛烈なスピードで近づく電車の前にみずから佇む人は、頭の中が後悔でいっぱいになり、自分がなぜそこにいるのかついには理解できなくなる。それと同じように、文香は何もわからないようすで志希の表情を反射するかのように笑みを浮かべた。口元は笑っているのに、すだれのようにすべてを覆い隠す前髪の奥で、ロシアンブルーのそれのような瞳が彼女の魂を映しているかのように悲しげに瞬いていた。
1 note · View note
tausendglueck · 3 years ago
Text
冬が光るとき
Tumblr media
冬が光るとき、世界に降ったあらゆる白が反射して、目を開けていられない。冬が光るとき、閃光のようにこの目を貫くあらゆる白に、水に琥珀を溶かしたような色をした光が満ちているのを見る。冬が光るとき、世界の眩しさに細めた私の目に淡く、暖かさが差し込んでくるのを感じる。冬が光るとき、それは洗礼のようで、あらゆる淀みの浄化のようで、冷たく冴えて、ぴんと張った糸のような空気はまるで澄んだ地下水の中を浸っているかのようで、そして、祝福のよう。曇天の雨雪とともにある故郷の冬であるからこそ、その冬が光るとき、それはまるで祝福のよう。遠くに雪を戴いた山々が輝くとき、遠くに海が青く広がるとき、身勝手な冬が身勝手に、突然に、あまねくものを祝福する。全てを洗い流したぴかぴかの空、頰に触れる陽光の暖かさ、あらゆる白の閃光。
猫が落ちる雪をじっと見ている。 四ヶ月前に生まれたばかりの猫にはこれが初めての雪で、降っては止みを繰り返す、粉雪、牡丹雪、を、じっと、窓のそばに座って見上げている。その後ろ姿に私はカメラを向ける。 隣に行って、その背中を撫でて、一緒に空を見上げてやりたい。指をさして、これが雪よと、今このときが冬なのよと、そっと、教えてあげたいと思う。あなたが生まれて初めて見るこの景色は、雪よ、世界いっぱいに広がる白よ、それはとても冷たくて、ときに差し込む光は暖かくて、琥珀の色をしているのよと。あなたのきょうだいの瞳と同じ色をした光がここに降ってくるのよと。 これが冬、あなたは、この冬の国に生まれてきたのよと。 子どもを持たない私は猫の後ろ姿にそうやって、夢を見る。彼に冬を教えられる私のことを夢に見る。
あなたはまだ知らないでしょう、曇天の薄暗さを。 あなたはまだ知らないでしょう、夜半に響く遠雷の音を。 あなたはまだ知らないでしょう、体を包み込むような、水のような冷たさを、寒さを。 それが冬というものなのよ。
日も昇らない、真っ暗な部屋で目を覚まし、制服に着替え、雪が降りしきるホームにひとり、始発電車を待っていたこと。大雪の中、向こうからゆっくりと見えてくる電車の灯。車内に入ればまとわりつくような暖房の空気にすぐに眠くなったこと。朝練に行くのであろう大きなカバンを持った名も知らぬ学生たちと、毎朝の電車の時間をともにしたこと。真っ暗なままだった空のこと。 首にマフラーを巻いて、手袋もはめずに傘を差していた、ひらいた傘には雪が積もって、それがとても重かったこと。転ばないように慎重に、足元ばかりを見て俯いて歩いていた曇天の朝のこと、靴を濡らす水気の多い雪のこと。禁止されていたけれど履き続けた黒のレッグウォーマー、タイツが隠したつま先の霜焼け。 私の冬は夜明け前。目に焼き付いた冬はどれもが夜明け前。 冬は群青。
今となっては故郷の冬は無害で、私はじっと生家に閉じこもっていればよく、外でどんなに雨が降ろうと雪が積ろうと、私はどこまでも安全だった。温かい電気カーペットの上やソファに寝そべってうたた寝を繰り返し、気だるくも安寧な年の瀬を過ごした。両親は私を雪かきにも掃除にもかり出さず、私はただ、暖かい部屋でじっと眠っていた。つけっぱなしのテレビの内容が右から左に流れていく。髪を揺らすほどのエアコンの風。母は寒い玄関で正月のための花を生け、父は黙々と神棚を掃除した。私ばかりが何もせず、まるで天岩戸に閉じこもった天照のように、窓の外に広がる曇天をただぼんやりと眺めながら年の瀬の一日一日を眠り、食いつぶした。 一年分の苦しみに苛まれ続けた私にできることは、ただ、生きて、この年を終わらせることだけだった。それしかできないと諦めていた。だから、何もしなかった。早くこの年が終わって欲しい、それだけを祈って迎えた大晦日は大雪で、夜の間に音もなく降った雪が朝を薄灰色に染めた。
私は生きている。 日付が変わった。どうにか、私は一年を終わらせた。
もう大丈夫、大丈夫であって欲しいと荷物をまとめ、玄関を出たその冬は光っていた。あらゆる白が閃光となり、一斉に私の目に飛び込んできて私は思わず目を閉じる。恐る恐る目を開けると、空は開け、透き通った青色が広がり、琥珀が溶かし込まれた色の空気に雪が燦然と輝いていた。昨日まで曇天が覆っていた世界は突然開かれた。開かれて、全てのものは綺麗に洗い流されて、それは気まぐれな冬、身勝手な冬。 それでも祝福の光。 私がこの町で生まれたことを、この町でしか生まれなかったことを、今や���うことはない。私はこの曇天の町に、冬が閉ざすこの町に生まれたからこそ私であり、この曇天の町、群青の冬の町が10代の私を作り、育て、そして送り出したのだということを、どうして疑うことができるだろうか。 冬は曇天、冬は群青、けれどその冬は光る。その圧倒的な光に、私は神の姿を見ずにはいられない。
冬が光るとき、私は町をあとにする。冬が光るとき、冬は私の背中を押す。ほんのすこしの力。山々は輝き、海は青く、あまねく白が突然に世界を祝福する。行ってらっしゃいと冬が光る。言葉の代わりに冬は光る。冬は光り、あの猫の瞳に降り注ぐだろう。眩しい白を教えるだろう。琥珀の光を教えるだろう。 冬が光るとき、それは生きろと伝えているのだろう。ここにも生命があると、冬は光の限りに輝いて。 光の限りに輝いて。
0 notes
arthouseguide · 3 years ago
Text
12/14㊋第4夜🌙ショートレポート
★連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」【ショートレポート】★ 🌙12月14日(火)🌙第4夜🌙   『セールスマン』監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、シャーロット・ズワーリン 1969年|アメリカ|91分|モノクロ 講師:想田和弘(映画作家)
Tumblr media
連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」第4夜は、ダイレクト・シネマのパイオニア、メイズルス兄弟の『セールスマン』を上映。生活に窮する市民に、高額な聖書の購入をあの手この手で迫る訪問販売員に密着した本作。キリスト教の教えに反するのではと疑問を抱きながらも、なぜだか彼らを憎めない。浮かび上がってくるのは、どうしようもなく人間臭い彼らの素顔と、1960年代末のアメリカ社会でした。
講師は、「被写体や題材に関するリサーチは行わない」「ナレーション、説明テロップ、音楽を原則として使わない」といった独自のルールに基づく「観察映画」を数多く手掛けてきた映画作家の想田和弘さん。本講座のVol.1では、フレデリック・ワイズマン監督の『チチカット・フォーリーズ』に講師として登壇され、その際にもダイレクト・シネマについて触れていただきました(レポートはこちら)。観察映画の源流にはダイレクト・シネマがあると言います。
映像と音声を同時に収録する同時録音が、屋外で可能になったことで生まれたダイレクト・シネマ。スタジオを飛び出し対象に肉薄することで、ナレーションやデータを中心とした「情報」的なドキュメンタリーから、見ている自分もその場にいるような「体験」的なドキュメンタリーへと移行します。被写体をありのまま撮り、一切の解説を排した ダイレクト・シネマ の登場は世間に衝撃を与えました。映画史に燦然と輝く作品でありながら、日本では上映機会がなかった本作。全国からは多くの質問が。中でも多かったのが「ドキュメンタリーとは思えない」「メイズルス兄弟とワイズマンの違いは?」というもの。前者については「撮影はドキュメンタリーの手法だが、編集はフィクションの技法」、後者については「メイズルス兄弟が個人を時間軸で描くのに対し、ワイズマンは組織を場所として描いている」と想田監督。現在、下高井戸シネマでは本作を含む「メイズルス兄弟特集」が開催中(〜12/24)。ぜひ他の作品もご覧ください。
兄のアルバート・メイズルスに「映画にはディバージョン(diversion=気晴らし・娯楽)と、エンゲージメント(engagement=観客を巻き込むもの)の2種類があるが、俺は後者を目指す」と言われた想田監督。自身の目指すものも同じだと感じたそうです。最後に、想田監督から「アルバートが、商業的成功ではなく芸術性を追求すると言ったように、アートハウスも芸術性の高い作品を上映して議論する場所だと思う。コロナ下で本当に大変だけど、今サバイブしないと無くなってしまう。満席で皆さんと名作を観ることができて感慨深いです」とメッセージが送られ、第4夜は終幕。
Tumblr media
さて、本日12/15(水)第5夜は、ルイス・ブニュエル監督の『ビリディアナ』を上映。講師は映画監督の広瀬奈々子さんと、詩人/編集者の稲川方人さんです。修道女を目指す敬虔な娘・ビリディアナ、彼女を我がものにしようとする叔父とその息子、世間から忌み嫌われる乞食たち。相まみえるはずのない者たちがひとつ屋根の下に集ったとき、あらわになったものとは。公開当時、カトリック教会の逆鱗に触れ、スペインやイタリアで上映禁止になった問題作。今なお一層、観る者を挑発し、刺激します。今夜19時にアートハウスでお会いしましょう! (ライター・木村奈緒) ・ ・ ロングレポートは後日アップ予定!お楽しみに! ・ https://arthouse-guide.jp/
1 note · View note
hochagera · 6 years ago
Text
<5月のお知らせ>
<5月のお知らせ>
斜めより5月のお知らせです。流し芝居part2も終了し完全に沈黙しようと思っていた5月。気づけば出演、ご案内、勧誘てんこ盛りのお知らせになってしまいました。のらぼうでの次回作の動きもぽつぽつと開始していきます。それから5月はこれまでやった流し芝居やAEOSO2の映像をDVD化したいと考えています。みなさんお楽しみにお待ちいただきぜひともご購入ください。去年の流し芝居の映像を先日公開しましたのでこちらもぜひご覧下さい。https://www.youtube.com/watch?v=hWNpN1M0A5g
目次 1.流し芝居part2無事終了致しました 2.からだの教室松本編●6/1(土)9:00~@第三地区公民館!! 3.出演情報●イエロービッグリボン2019/5/25(土)@marsmoo!! 4.出演情報●水辺のマルシェ5/26(日)@縄手通や枡形跡広場!! 5.🍖告知🍖テント芝居劇団どくんごがやってくる!!!(ここんとこ重要) 6.🏔告知🏔テント芝居劇団ベビー・ピーがやってくる!!!(ここんとこ要注目) 1.流し芝居part2無事終了致しました 冒頭でも触れましたが今年も4月に行っていた流し芝居が無事に終了いたしました。この場を借りてお礼のご挨拶を。女子組の2人も加わり去年とは明らかにパワーを増した今回の企画でございましたが、最終的には135ステージを122の店舗にて公演を行うことができました。お店の方、観劇いただいた方、気にかけてくださった皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました! 今年はそもそもやるつもりではなかった流し芝居ですが、劇団を立ち上げた機運から企画を考案するうちにそれなら2組でやってみようということになり動き始めた企画でした。去年にも増して多くの方に支えられ感謝です。 10分間のステージ、されど10分間、それも居酒屋さんやカフェ、路上のお客さんを相手に。今回は内容を考えるのに大変難儀いたしました。どうこの条件を攻略するか。去年とは違ったアプローチで創作に取り組めたつもりではいます。 それはもとより、やはりこういった環境で回数を重ねるということは表現者にとって大変鍛えられます。終わった後にそのことをことさら強く感じました。そのこと自体が���の企画の成果物であるかと思います。無事終えられてよかったです! 2.からだの教室松本編 今月ではないのですが来月1日に開催いたしますからだの教室松本編! 講師の舞踏家・平井紫乃さんに進んで学ぼう野口体操を基本としたストレッチの講座なのですが、これ毎回ほんとうに勉強になります。普段はからだの表面から外部を意識して生活していますが、その視線をくるっとひっくり返してからだの内部に目を向けた時、そこに燦然と広がる宇宙を目にした心地です。←マジでこんな感じ。初夏の涼しげな午前のひと時に、ぜひ全身で力を抜いて寝っ転がって身体の坩堝に飲まれてみてわ? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 🏔初夏だね涼しいといいね夏が来るね6月の会🏔 【からだの教室 松本編 】 2019年6月1日(土)09:00〜12:00くらい 会費:2000円会場:第三地区公民館(〒390-0811 長野県松本市中央4丁目7−28) ◉からだをほぐす・ゆるめる体操 ◉歩行 ◉舞踏の感覚・動き 興味ある方、ご連絡下さい! マエダ(080-6425-9861) □講師□平井紫乃 ワークショップで取り入れている体操は子供時代から経験してきた体育や体力づくりとは違い、力を入れる方ではなく力を抜く・ゆるめることに重きを置く体操です。山や川など自然の中で働いていた昔と違い  現代は昼と夜の境目のない職業や生活スタイルが増えています。身体全体というよりも、同じ様な姿勢で一日の多くを過ごし、身体の部位のある一部のみを酷使することが増えています。バランスが崩れると何処かで歪みが生まれ、酷使した部位を支えるためその周りの部位にも影響が広がる…体操はそこに金属のメスを入れるわけではなく、自らの身体の内外を深く見つめ直すことで、身体の根の部分から、健やかになろうとするアプローチです。体操は 座って、寝転がって、または立って行います。どなたでもできます。身体感覚をより深める為に、講師は骨・内臓・関節など身体の部位それぞれの動きを伝えて体験者自身のからだへの再発見を促すよう努めます。それぞれの身体の個性をみつめ、共に体操しながら生活や生き方から由来するその人の身体の癖を考えていきましょう。無理なポーズや痛みのある部位を鍛えることはしません。そして、人間の身体は 自然なのだと実感するところから、今度は「歩行」 歩くこと。そして 存在の表現・「舞踏」の世界に入っていきます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3.出演情報●5/25(土)イエロービッグリボン2019@marsmoo!!
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
こちら去年から引き続いて開催されるヒーターズ主催の@marsmooイベント。今年は去年にも増して2日間の開催!(最近松本では2号店ブームだし皆去年にも増しすぎ。)松本市あがたの森公園で開催されるメガギガテラ系催事クラフトフェア、の片隅というか裏の奥のわきっちょでモッコリ開かれる通称ウラフトフェア、それがイエロービッグリボンだ! 松本以外にも東京なんぞからも大勢の豪華出演陣を招いてmarsmoo総戦力、マーズモースタジオ、マモー、ズモー、そして座モーでもってこれを受け止める!当日は黄色い何かを身につけて来場すると嬉しい何かが手に入るんだって!わたしは1日目の5月25日(土)19:00~ごろ浪曲で出演いたします!︎ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Yellow BIG Ribbon「イエロービッグリボン2019!」 marsmoo studioにて行われる、なんちゃって音楽フェスティバル。松本ウラフトフェア! 5/25 sat 16:00 - 22:00 ¥2500 5/26 sun 14:00 - 22:00 ¥3000 2days ¥4000 黄色い何かを身につけてくるとイイコトありまくり?! https://www.instagram.com/yellow_big_ribbon/?hl=ja ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4.出演情報●水辺のマルシェ5/26(日)11:30~@縄手通や枡形跡広場!! そんでもって次の日は松本市市街地のうららか川のせせらぎ聴きながらこちらも浪曲での出演です。心地よい気候の中マルシェ買い物休憩がてらに是非寄っていってくださいな。クラフトフェアにウラフトフェアに水辺のマルシェにその他にも(前日深夜にはSONICにて「真夜中の音楽祭」やっているよ)松本がいかにイベントが盛んかを決定づける晩春の週末ね。目をしゅばしゅばさせながら打って出るよ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「水辺のマルシェ2019」 2019.5.26 (日)09:00 - 16:30 例年通り女鳥羽川とナワテ通りにておなじみの店舗、新しい店舗様々に入り乱れて開催! http://nawate-pj.com/mizube/marche/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5.🍖告知🍖テント芝居劇団どくんごがやってくる!!!(ここんとこ重要)
Tumblr media
そんでもって重大告知だぁ! この夏松本に県外からテント芝居劇団が2つ訪れます。そのひとつが鹿児島県より劇団どくんご!何を隠そうわたくし前田斜めが3年前まで在団していた劇団で、テントを運んでの全国ツアーに役者として参加させてもらっていたのです。 彼らは鹿児島県は出水市(いずみし)の高原にて1月から4月まで合宿し、その後7ヶ月間1本の作品を持って全国を回るというスタイルで公演を続ける劇団でその生き様やテント劇場の美しさ、そして作品に対してリスペクトを止まないわたくしが全身全霊で推す劇団なのですが、過去にもこんな作品はみたことがない、そして先にもこんな存在は現れないだろうと痛感させられているそんな存在です。 百聞は一見にしかず。ここは今ひとつまなこをかっぴらいて勇んでテント劇場に向かうべし。 芝居は6月20・21日。20日はあの流し芝居の4人組がゲストで登場します。 定員オーバーの売り止めも予想されるため早めのご予約も推奨いたします。ご予約わたしも承っていますのでお気軽にどうぞ。 旅の旅団がやって来る。そして風景が画になって心に焼き付けます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <劇団どくんご松本公演> 6/20(木)・21(金) ←20日(木)はゲストであの”流し芝居”が登場! 19:00開演(30分前開場) 大手門枡形跡広場特設”犬小屋”テント劇場(四柱神社隣) ◯予約劇団どくんご 090-8568-5411           or斜めまで直接ご連絡ください! ◯料金 前売・予約;2,500円     当日;2,800円     中高・浪人生;1,300円     小学生;500円 http://www.dokungo.com/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 6.🏔告知🏔テント芝居劇団ベビー・ピーがやってくる!!!(ここんとこ要注目)
Tumblr media
さらにさらにのテント芝居劇団ふたつめは京都より劇団ベビー・ピーだぁ! このベビー・ピー、演出を務める根本コースケ氏が先の劇団どくんごにわたしが在団していた時に1年だけツアーをご一緒した言わば演劇の兄貴分的存在なのだ! 彼が主宰するベビー・ピーは京都に拠点を置きそこから瀬戸内や新潟、その他多くの土地で公演に繰り出すフットワークの軽い、そしてチーム戦闘員スペック高めの劇団なのですが、今回はそんなベビー・ピーが全国ツアーをするという、しかもテントでするということでしっかり盛り込んでもらいました松本公演地。 しかも!このベビー・ピーの公演は市街地ではなくあの河川敷、薄川緑地での開催です!薄川緑地でもこういった催しは初めてということで大変レアな公演ですがこれがまたロケーションが良いぃ。夕暮れくれなずむ北アルプルの稜線を染める橙色に静けさに気づかせる川のせせらぎを聞いてふと立ち止まったときあらゆる物語が体内から沸き上がります←マジでこんな感じ。そんなグッとロケーションで体感する芝居も、きっとどこか懐かしい楔をこの場所で打ってくれることでしょう。 芝居は7月20日(土)。ゲストでのらぼうが出演いたします。 こちらもご予約推奨いたします。わたくしも承りますのでお気軽にご連絡ください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <劇団ベビー・ピー松本公演> 7/20(土) ←のらぼうのゲスト出演あり〼! 19:00開演(30分前開場) 薄川緑地 見晴橋下流右岸  ※雨天の場合はmarsmoo(筑摩4丁目16-29)にて開催! ◯予約・問い合わせ 080-6425-9861(前田斜め) ◯料金 一般前売・予約;2500円     一般当日;3000円     中高生前売;1500円     中高生当日;2000円     小学生前売;500円     小学生当日;1000円     小学生未満;無料 https://baby-pee.jimdo.com/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ おしまい-- 
0 notes
enter-web · 5 years ago
Text
【アニメ】 人間と人魚のドタバタラブコメ!ニコニコ生放送にて『瀬戸の花嫁』全話を無料初配信 [朝一から閉店までφ★]
元スレ
1 :朝一から閉店までφ ★:2020/05/23(土) 14:13:44 ID:8Xs9JFB69.net 2020.05.20
アニメージュプラス 編集部
ニコニコ生放送では、5月25日(月)・6月5日(金)の2日間に渡り、ニコニコ生放送では初配信となる、アニメ『瀬戸の花嫁』一挙放送を発表した。
『瀬戸の花嫁』は木村太彦作の漫画作品。2007年にTVアニメが放送された。
父親の実家がある瀬戸内に帰省していた満潮永澄は、溺れているところを人魚の女の子・瀬戸燦に助けられる。しかし、永澄に人魚だと知られてしまったため、掟により永澄か燦のどちらかが死ななければならなかった。永澄と燦の2人を中心に、人間、人魚さまざまなキャラクターたちが騒動を巻き起こすドタバタギャグ&ラブコメディだ。
ニコニコ生放送では、毎月5のつく日に「ゴンゾの日」としてゴンゾ作品のアニメを一挙…
View On WordPress
0 notes
murasakiimo · 6 years ago
Text
崇仏派vs排仏派―丁未の乱―
筆者が小学校の頃読んでた、子供向けの聖徳太子の漫画には、蘇我物部の戦いとあった丁未の乱。 なんで対立が起こったのか掘り下げてみる。 * 蘇我氏が麾下として使っていた渡来人にはペルシャ人などもいたけど、ほとんどが仏を崇拝していた朝鮮半島から渡ってきた人々だった。 中国魏晋南北朝時代のはじめの頃は、色んな騎馬民族が入り混じった王朝で、彼らを束ねていた北魏の皇帝は人心を纏めるのに仏教を用いた。そして北魏の皇族たちも仏教を信奉するようになった。 渡来人を纏めていた蘇我氏にも同じようなことが起こったのではないか。 また、蘇我稲目の前の代の名が半島由来なのは、蘇我氏自ら渡来人と混血することで渡来人と融和したのではないのか。 そんな蘇我稲目の娘をふたり娶った欽明天皇も、妃たちの影響を受け仏教に染まりだした。 それを苦々しく思っていたのが、系図で神を祖とする物部氏や中臣氏だった。 * 物部氏は大和朝廷建国のときから重臣を出し、朝廷の武器庫といわれる布留社(石上神宮)を擁し軍事を司ってきた、由緒正しき一族だ。 また中臣氏は東国鹿島神宮の社家筋の家柄だった。 蘇我氏の影響を大王家が受け、神道が弾圧されるかもしれない。 物部氏や中臣氏には進退を問われる事件だった。 * 敏達天皇が病に冒されたとき、蘇我馬子が僧や尼が仏に祈れば病も治りましょうと、自分の邸宅に渡来仏を置き司馬達等(鞍作止利の祖父)の娘・善信尼らに読経をさせた。 それを黙って見ている物部守屋ではなかった。 ちょうど疫病が流行りだし、守屋は蕃神を祀ったせいだと仏像を海に投げ捨てさせ、善信尼らを裸に剥いて鞭打たせた。 その後敏達天皇は崩御、蘇我馬子が推す用明天皇が即位した。 が、用明天皇も病に臥し、仏に祈るが叶わず病没する。 物部守屋は次こそ仏を崇めぬ大王をと穴穂部皇子を推したが、蘇我馬子が先んじて穴穂部皇子を暗殺した。 穴穂部皇子が死んだあと、残る大王位継承者は敏達天皇皇子二人(押坂彦人大兄皇子と竹田皇子)と用明天皇の皇子(厩戸皇子)、そして穴穂部皇子の弟である泊瀬部皇子のみだった。 蘇我馬子と物部守屋は闘いによって、己の推す皇子を大王にしようと決めた。 * 用明天皇の病中、中臣勝海は竹田皇子と彦人大兄皇子を呪詛しようとした。が彦人大兄皇子には効かず、彦人大兄皇子の軍門に下ろうとし、彦人大兄皇子の部下・迹見赤檮に討たれた。 蘇我馬子と物部守屋の闘いは、守屋の別邸がある河内国渋川郡(現在の大阪府東大阪市)で行われた。 守屋は馬子が率いた軍勢に対する護りを固め、これを迎え撃った。 馬子と皇子たちが率いた軍勢は盛んで、守屋は軍を退却させ己は朴の木の陰に隠れた。それを迹見赤檮が見つけ、守屋を射殺した。 こうして崇仏派の勝利に終わり、仏教はますます盛んになった。 * 物部守屋死後の物部氏はどうなったか。 物部氏の家伝書といえる「先代旧事本紀」に、物部守屋の姉妹にあたる太媛(布都姫)が次の代の大王となる泊瀬部皇子(崇峻天皇)の妃となり、朝廷で発言権を奮ったとある。 崇峻天皇死後、太媛は守屋の兄弟である石上贄子の娘を生んだ。鎌姫といわれるその娘は蘇我馬子を家に通わせ、蘇我蝦夷が生まれた。 (他の歴史書には太媛自身が蝦夷を生んだとも、守屋の他の妹が馬子の妻となったともある) 物部守屋の兄弟である大市御狩の家はのちも続き、天智天皇~持統天皇の御代に掛けて仕えた石上麻呂は朝臣の位を得るようになった。 石上麻呂の子孫は、物部氏の氏神である石上神宮を祀り続け、石上神宮は奈良県が誇る神社のひとつとして今も燦然としている。
0 notes
ahi-inc · 5 years ago
Photo
Tumblr media
2020/03/14 (Sat.) 14:00-20:00 @秋葉原MOGRA 秋葉原重工 - Akihabara Heavy Industry Inc. #26 ■Entrance: Door 3000 JPY / 1d w/f 2500 JPY / 1d ■Guest Live: HIROSHI WATANABE aka KAITO ( Transmat / Kompakt ) ■Guest DJ: TAKAMI ( REBOOT / BUZZ×3 ) ■Guest VJ: DeLPi ■Resident DJ & Live: wat ( Body Inform ) 909state ( AcidWorx ) KURAYAMI Atsushi Ohara ( LINEAR ) Takayuki Kamiya ■Resident VJs: akirafukuoka ( Raw-Fi ) clocknote. ( technoA / Diverse System ) KAZUMiX & PePcoMiX ( 1st-impact ) neknee 1F Lounge “秋葉原住宅 #13” ■Guest DJ: koume REV-TUNE ( CommKnot Records / Back 2 Bellforest / Energy for Weekend / Techno Alliance ) orinetone ( QLoveDolls ) AYAKA先生 ( Creators. ) ■Resident DJ: Spinn.Teramoto ( Akihabara Housing, Ltd. ) Hiroshi Okubo ( nanosounds.jp / Creators. ) ■Photographer: EmAk ( Back 2 Bellforest )
HIROSHI WATANABE aka KAITO ( Transmat / Kompakt )
Tumblr media
ドイツ最大のエレクトロニック・レーベルKompaktのアーティストとしてKaito名義の作品を発表する傍ら、ギリシャのKlik Recordsからも作品をリリースしている。 2002年に制作したKaitoの1stアルバム『Special Life』に収録された「Intension」がFrancois K.のミックスCDに収録されるなど瞬く間に大反響を呼び、10年以上が経過した現在も色褪せることのない名曲として語り継がれている。 その後、Kompaktのコンピレーション・アルバムにも収録された表題曲を含む2ndアルバム『Hundred Million Light Years』を発表。この2枚のアルバムで一躍Kaitoの名は世界中に浸透し、バルセロナのSonar Festivalなどのビック・イベントでライヴを披露した。Kaito名義のオリジナル・アルバムでは常に対になるビートレス・アルバムも制作され、繊細かつ美しい旋律により幅広い音楽ファンに受け入れられている。 3rdアルバム『Trust』に対しての『Trust Less』では更にアコースティックな要素も取り入れ、リスニング機能をより高めた作品となった。本名のHiroshi Watanabe名義では自身最大のセールスを記録した1stアルバム『Genesis』に続き、2011年に『Sync Positive』を発表。タイトルが示す通り、リスナーを鼓舞させる渾身の作品となっている。またリミックスを機に交流を深めてきた曽我部恵一との異色コラボレーション・アルバム『Life, Love』ではメランコリックな音像と歌声が溶け合った叙情的なサウンドで新境地を切り拓いている。 一方、ニューヨーク在住時代に出会ったグラフィック・デザイナー、北原剛彦とのダウンテンポ・プロジェクトTreadでは、シンプルで柔らかい上音と乾いたビートの融合を絶妙のバランスで確立し、ハウス、テクノ、ヒップ・ホップなどジャンルの壁を越えて多方面から注目を浴びることに。限定生産された5枚のアルバムと4枚のEPは不変の価値を持つ名盤として知られている。 2013年にはKompakt設立20周年を記念して制作された2枚組DJミックス『Recontact』を、更にKaito名義としては4年振りとなるアルバム『Until the End of Time』を発表。新生Kaitoとも言える壮大なサウンドスケープが描かれている。 2016年初頭にはテクノ史に偉大な軌跡を刻んできたデトロイトのレーベルTransmatよりEP『Multiverse』をリリース。主宰Derrick Mayの審美眼により極端に純度の高い楽曲のみがナンバリングされるため、近年はリリースそのものが限定的となっている中での出来事。EPと同名のアルバムは、さながら宇宙に燦然と煌めく銀河のようなサウンドが躍動する作品となっている。 歴史を創出してきた数多のレーベルを拠点に世界中へ作品を届け続けるHiroshi Watanabe。日本人として前人未到の地へ歩みを進める稀代の音楽家と言えるだろう。 TAKAMI ( REBOOT / BUZZ×3 )
Tumblr media
1995年からDJを始め、現在は国内最長寿テクノパーティー「REBOOT」やアフター・アワーズの決定版「BUZZ×3」のレジデントDJとして活躍中。また、新宿2丁目自作自演系「りんごないと at AISOTOPE LOUNGE」でもプレイする一面も持つ。 他、2012年6月より日本初のダンス専門インターネットラジオblock.fmにて「radio REBOOT」(第1,3,5 火曜日 22:00~)をレギュラー担当。 東京を拠点にテクノやハウスなどのジャンルを問わず様々なパーティーでゲストプレイし意欲的な活動を行っており、Charlotte de Witte,THE ADVENT,CHRISTIAN SMITH,HARDFLOOR,MARCO BAILEY,FILTER HEADS,CRISTIAN VARELA,SIAN,TOMEHADES, Steve Red Headなど、ワールドクラスのDJ来日時にも共演し、「TECHNO」を基調として4DECKSを駆使した独自のファンキーな選曲と安定感のあるプレイスタイルは幅広いオーディエンスやDJの間で評価が高い。 また、ロック&クラブマガジン「LOUD」によるDJ人気投票「DJ 50/50」にも、2006年より連続ランクインを果たしたことから、キャリアと共にその根強い人気の高さが伺える。 2002年9月には、MOON AGE RECORDINGSから初のリリースとなったデビューEP.「AGAINST THE OVERDRIVE E.P.」はQ'HEY、DJ SHUFFLEMASTER、YAMA、DJ UIROHなどから高い評価を受けた他、ドイツのクラブ誌「raveline」では5つ★の評価を得て話題を呼んだ。 その後、数多くのトラックをリリースし続けており、その楽曲のオリジナリティーの高さからリミキサーとしても作品を提供している。 http://www.takami.info http://www.facebook.com/takami.info http://twitter.com/djtakami http://www.mixcloud.com/djtakami/ https://soundcloud.com/takami https://www.beatport.com/artist/takami/77325 https://block.fm/radios/19 DeLPi
Tumblr media
2003年よりVJ活動を開始。 秋葉原MOGRAを中核に様々な音楽ジャンルでVJ活動中。 ハウス、テクノ、ミニマルを得意とする。 VJ活動の幅は広く、クラブだけにとどまらず、お笑いライブ、コンサートでも演出に携わる。 最近ではWebCM作成、MV撮影、スチル撮影にも参加し、創作活動にも力を入れている。 koume
Tumblr media
石川県の港町でYMOやディーライトを聴いて育つ。 大学進学を言い訳に関東に進出、MSX-FAN1995年8月号にMMLによる音楽プログラム掲載、現BUBBLE-Bよりテープアルバム掲載の勧誘、文通を経て初のクラブでガバを経験。DJを間近で観る経験に恵まれ、2000年にロフトプラスワンでハウス/ドラムンベースDJデビュー。 以降トークイベントのBGMやラウンジイベントのDJ、2002年のclub K@大阪karmaや甲府でのレギュラーパーティ等を経て2003年~2006年までkokou,glicoとの共同オーガナイズ、及び、現在「ざつおん!!」で周知となったHTC communicationsのフライヤーデザインにて早稲田茶箱にてレギュラーパーティ”Spiel!!!”のレジデントDJを展開。 現在も横浜・関内、熱海など、エリアやジャンルを問わないプレイを継続中。 2010年2月よりas U likeレジデントとして参画。 以降はアナログレコードDJからUSB DJへの変革とともにドーナツ盤等の7inchにも手を出している。 https://tknr.com/ REV-TUNE ( CommKnot Records / Back 2 Bellforest / Energy for Weekend / Techno Alliance )
Tumblr media
幼少期、インストミュージック、店内BGMなど、言葉の無い音楽に興味を持ち、ピアノの黒鍵だけ延々叩いて遊んでいたちょっと変わった少年は、中学二年の時、某ロボゲーをきっかけにテクノという音楽を知る。 2007年からDJ活動開始。ハウス・テクノを軸にプレイ。イベントメイクが好きで、主に中野Heavysick ZEROを拠点に、その時々で思いついた様々なイベントを開催中。 2018年からはビリヤニ☆タカシとしてフード活動も開始。 2020年からはレーベルCommKnot Recordsの活動を開始。Techno Alliance仕掛人の一人。 http://back2bellforest.com https://twitter.com/REV_TUNE orinetone ( QLoveDolls )
Tumblr media
いつだって楽しいことはいろいろやってみたい人。 秋葉原重工で物販とか打ち上げのお手伝い担当。 時々音楽作ったり写真をいじったり、たまーに絵をかいたりも始めたり。 あと時々DJします。 https://www.mixcloud.com/orinetone/ AYAKA先生 ( Creators. )
Tumblr media
瀬戸内の豊かな自然の中で生まれ、現在は東京を拠点に活動。 奇数月第三木曜日に六本木Varit.で開催されているクリエイティブクラブイベント"Creators."レギュラー。 華麗なマイクワークと臨場感溢れるクレイジーなフロアメイクで各国のリスナーたちからも一目置かれる存在。何が飛び出してくるか分からないプレイスタイルは、ドリンクチケットが余っているのを忘れてしまうほど。 女子力あふれるプレイが魅力のFEMALE DJ。 オーディエンスとしても何度も足を運んだ愛する秋葉原住宅に三回目の出演。住み慣れた我が家「秋葉原住宅」に、花の香りを添える。 https://twitter.com/ayk_sensei
7 notes · View notes
okusurugaboard · 7 years ago
Text
河内天王祭
Tumblr media
奥駿河、河内を護る獅子がそこにはいる。
西浦で唯一海に面さない山里の地域「河内(こうち)」で独自に継承され続けた伝統文化「御神楽」をご存知だろうか。
灼熱の太陽が燦々と降り注ぐ奥駿河は、多くの観光客が集まるハイシーズンに突入した。夏真っ盛りである。
Tumblr media
陽射しの強さはアスファルトを焦がし、セミの鳴き声もどこか弱々しく感じるほどの暑さ。7月14,15日で行われた河内の天王祭の中で披露される神楽。沼津の宝100選にも選ばれるその神事は地元の青年達によって悪魔祓いとして行われる。
Tumblr media Tumblr media
クライマックスは仲屋邸の大屋敷内で執り行われる神楽舞。
しかし、屋敷内は凛とした空気が張り詰め、庭先からそよぐ微かな風がうなじの汗を冷まし、思わず姿勢を正してしまう。
Tumblr media
どこからともなく、誰からともなく、始まる笛の音。
一人二人と重なってゆくお囃子。青年達はもちろん年季の入った先輩方も村中全員で音を紡ぐ。
お囃子に合わせて神楽舞が始まった。
Tumblr media
はじめはゆっくりと愛嬌のある仕草をみせる獅子。子ども達にちょっかいを出したりまた戻ったり、笛の音を遊ぶかのように踊る。
かと思えば力強く低い姿勢で構えるしなやかな体躯。睨みを効かす美しい眼光。カチカチと鳴らす顎。まさに悪魔を食らう獅子だ。
シャッターを切る毎に、その迫力と受け継がれ続けている伝統の技を全身で感じた。
Text & Photo : 関野拓郎 Edit&photo retouching : 瀬戸照済 Camera : Nikon Df
Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
  :AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
0 notes