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百八束 -Hyakuhattai-
7月の終わり、西浦・久連の夏の行事「百八束」へ。
実は平成最後の夏ということ、つい昨日まで忘れていた。 OKUSURUGA BOARDを開設して9月で一年。あっという間だった。
今までは一つの記事を作りあげる時、メンバー全員で写真や文章を持ち寄って編集していた。しかし2年目を迎えるにあたり、これからのOKUSURUGA BOARDの新しい取り組みとして、一つの出来事にメンバーそれぞれの違う視点から捉えるということもやっていこうと思う。
今回の「百八束」の写真はOKUSURUGA BOARDメンバーの瀬戸と齋が撮影。 百八束フォトセット第1回目は、瀬戸の写真からどうぞ。
Photo&Text: 瀬戸照済 Camera : Nikon Df Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
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河内天王祭
奥駿河、河内を護る獅子がそこにはいる。
西浦で唯一海に面さない山里の地域「河内(こうち)」で独自に継承され続けた伝統文化「御神楽」をご存知だろうか。
灼熱の太陽が燦々と降り注ぐ奥駿河は、多くの観光客が集まるハイシーズンに突入した。夏真っ盛りである。
陽射しの強さはアスファルトを焦がし、セミの鳴き声もどこか弱々しく感じるほどの暑さ。7月14,15日で行われた河内の天王祭の中で披露される神楽。沼津の宝100選にも選ばれるその神事は地元の青年達によって悪魔祓いとして行われる。
クライマックスは仲屋邸の大屋敷内で執り行われる神楽舞。
しかし、屋敷内は凛とした空気が張り詰め、庭先からそよぐ微かな風がうなじの汗を冷まし、思わず姿勢を正してしまう。
どこからともなく、誰からともなく、始まる笛の音。
一人二人と重なってゆくお囃子。青年達はもちろん年季の入った先輩方も村中全員で音を紡ぐ。
お囃子に合わせて神楽舞が始まった。
はじめはゆっくりと愛嬌のある仕草をみせる獅子。子ども達にちょっかいを出したりまた戻ったり、笛の音を遊ぶかのように踊る。
かと思えば力強く低い姿勢で構えるしなやかな体躯。睨みを効かす美しい眼光。カチカチと鳴らす顎。まさに悪魔を食らう獅子だ。
シャッターを切る毎に、その迫力と受け継がれ続けている伝統の技を全身で感じた。
Text & Photo : 関野拓郎 Edit&photo retouching : 瀬戸照済 Camera : Nikon Df
Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
:AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
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Living Blue’18
Living Blue’18 初開催。
気持ち良く照りつける5月の太陽の下、優しく打ち寄せる波間に足を投げ出す。そのまま砂浜に寝転ぶと、柔らかく肌を撫でる潮風ととろけるようなライブ音楽に包まれる。
いつもよりポップなサングラスをチョイスして、ご機嫌��Tシャツに袖を通す。きっとシャツは脱ぎ捨てると思う。片手にはクラフトビール。小腹が空いたら焼きたてのピザとパスタがあればもう言うことなし。
5月26.27日の2日間、西浦平沢のらららサンビーチが変貌を遂げた。 その名の通り、美しい海辺にキャンプインしながら、生の音楽とマリンアクティビティ、地元沼津の有名店が手掛ける渾身のビール&フードを堪能できるアウトドア音楽フェス、Living Blueが今年初の開催となった。
アクティビティにはSUPやスラックライン、BMXやサーフスケートなどが登場。ゲストは白く光る砂浜で美しくそびえる富士山を眺めながら、気持ちの良い汗を流す。子どもたちは波打ち際で弾ける様に走り回る。
Living Blue’18で、その心地よいサウンドを奏でてくれたのはDJ Txako、NakamuraMasa、YoLeYoLe、DJ 650という豪華顔ぶれ。
27日最終日に登場したYoLeYoLeには特に多くのゲストがその優しく力強い歌声に魅了され、その心温まる音に身をゆだねた。
このLiving Blueは民間主導のまさに手作りのキャンプフェス。会場を見渡すと、ステージのモニュメントも流木を使用し、飲食用のテーブルやチェストも古くなった物流用パレットを再利用している。会場上空を飾るインディゴブルーのフラッグも手作り。随所にこだわりを感じられる空間で、そこには初めてここを訪れる方に幸せな時間を過ごして欲しい。またこの西浦を訪れて欲しいという造り手の男達の想いが込められている様に感じた。もちろん、純粋に誰よりも心から楽しんでいるのは彼らなのだろうけれど。
Living Blue’18は大盛況の中、幕を閉じた。 今回、参加させて頂いた私自身もいい具合の倦怠感の中、未だその余韻に浸っている。少しひりつく日焼けも心地よい。
来年のLiving Blue’19もすでに楽しみでならない。
Text & Photo: 関野拓郎 Edit : 齋秀雄 Camera : Nikon Df
Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
:AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
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貝殻亭 - maison de mer -
海を愛するゲストに愛されて創業34年。西浦で人気のレストラン。
コテージ調の真っ白なその建物は、フランス語で「海の家」の意味そのままの姿。今回はそのメゾンドメール貝殻亭を切り盛りする渡邊ご夫婦のお話。
晴れた日には店内の大きな窓から水面をキラキラと太陽の光がたゆたう駿河湾を臨め、その向こうには真っ白な雪化粧を残す富士山が佇む。店内のステンドグラスにも柔らかな光が差して、まさに南仏を思わせる情景が広がっている。
ダイビングスポットが数多く存在する西浦エリアには、ほぼ年間を通して各地からダイバーが集まる。そのダイバー達の憩いの場所がここ貝殻亭だ。
「先代の父からの常連さんで、当時小さかった子供が大人になり、また家族を連れて遊びに来てくれることが凄く嬉しい。」
また、有名人や著名人のお客様もお忍びで何度もご来店されたお店で、誰もが知っているビックネームも飛び出したりする。
なぜそれほどまでに幅広いお客様に愛され続けるのか?
「昔から変わらないことだと思います。昔来たゲストが懐かしんでくれること。また来たいなと思って頂けてることがとてもありがたいです」
確かにここ10年前後で西浦平沢地区は大きく変化した。静岡県内でも随一の海水浴場である「らららサンビーチ」の開業。最近では某TVアニメの聖地巡礼でこの地に訪れるゲストも一気に増えた。
そんな中でも、今までやってきた事を忠実に守り続ける事で既存のお客様はもちろん、新しいお客様との出会いにも繋がっている。当然、慎治さんと利佳子さんの親しみやすいお人柄も愛される理由なのは間違いない。
愛される理由として、提供される料理もそのひとつ。土地柄、海産物がメインであるが、頻繁に来られるダイバー客の「魚以外が食べたい」という要望に沿って作られたタコライスや沢山の小鉢で旬なものを頂ける定食類などがある。また、自身の畑で出来た野菜やご夫婦で釣ってきた魚など、地場のものを食べさせてくれる心づかいが嬉しい。
守っていくことの大切さと同時に、新しく挑戦することも必要だと話す利佳子さん。今後は地元住民とゲストが交流できる場所を提供していけたらと考えている。
昔から変わらない風が吹く貝殻亭で、奥駿河の時間を感じながらランチはいかがでしょうか?
Text : 関野拓郎 Edit & Photo : 瀬戸照済 Camera : Nikon D750 Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
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西浦みかんがあなたの元に届くまで
早朝7時。農業トラックが冷たい潮風を浴びながら沿岸を走る。
静岡名産品の寿太郎みかんを荷台満杯に積んだトラックたち。今、西浦協同選果場が最盛期を迎えている。
地元農家が丹精込めて作り上げた西浦みかんの出荷先、年間約5,000トンの流通を一挙に担うのがこの西浦協同選果場だ。
奥駿河全域から集められた西浦みかんはサイズ、外観の良し悪し、糖酸度チェックと文字通り流れる様に細やかに分類され、ランク付け、梱包までを機械によるオペレーションで行われる。また同時に人の目による厳選なチェックもあり、中にはその道40年以上のベテランもいる。最新技術とベテランの技が西浦みかんの品質確保と高いブランドの保持に欠かせないのだ。
西浦共選場責任者である大嶽さん、営農経済渉外の山田さんにお話を伺った。
「私達は生産品を市場へ流通することだけが仕事ではありません。生産者の意欲を高める為、農業の地位、知名度の向上、西浦みかんの歴史の継承をおこなうことが使命だと考えています。」と山田さんは話す。
(写真は南部営農経済センター長の廣川さん)
全国的に問題視される農業従事者の高齢化、担い手不足から引き起こされる生産力低下の傾向はこの地でも深刻な問題だ。そんな逆境の中、西浦みかんブランドを守り続け、後世に残していく為の努力は絶え間なく続いている。
同時に、奥駿河の流通の要としてのプライドも決して揺るぐものはない。
「市場に対して安定供給を行い、売場面積を確保してファンを増やすこと。消費動向を注視し、生産者とともに求められるミカンを追求しています。」
この産地は全国規模からすれば決して大きくない。生産力減少の件やマーケティング分野においても様々な課題が山積みだ。だからこそ商販一体となった体勢が必要不可欠なのだ。作り手とJAが手を取りながらこれからの西浦みかんの在り方を築いていく。
今日も選果場ではこだわりの寿太郎みかんを積んだトラックの出入りが後を絶たない。京浜地区を中心に多くのお客様の手へ渡っていく。
一口食べれば、熟成された甘みとほんのりと残るバランスの良い酸味を感じながら、もうすぐ来る春の予感を覚えるはずだ。
Text : 関野拓郎 Edit : 瀬戸照済 Photo : Okusuruga Board Camera : Nikon Df Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
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OSB PHOTO TOUR VOL.3
OKUSURUGA BOARD PHOTO TOUR VOL.3 参加者募集のお知らせ。
3月もOKUSURUGA BOARDのフォトツアーを開催します!
今回もNIKON Dfを持って、西浦周辺地域の町歩きとポートレート撮影をお楽しみ頂きたいと思います。
尚、現在のところ今月のフォトツアー開催後に新たなツアーの企画はございませんので、ご興味のある方はぜひ遊びに来てください。
沼津市まちづくりファンド採択事業 「奥駿河フォトツアー」
日程 : 2018年3月21日 (水) 時間 : 10時から15時終了予定(延びる事も有)
参加費 : 3,500円 (レンタル代・保険料込み・昼食込み・お土産付き)
講師 : 瀬戸照済(フォトグラファー) 定員:7名
お申し込み E-Mail : [email protected] お申し込み〆切 2018年3月14日中 お名前、生年月日(保険加入の為)、お住い(市町村で結構です。)電話番号、メールアドレス、instagramやご自身のWebなどをご記入の上、ご連絡ください。
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OSB PHOTO TOUR VOL.2
OKUSURUGA BOARD PHOTO TOUR VOL.2 参加者募集のお知らせ。
2月もOKUSURUGA BOARD 2nd PHOTO TOURを開催します!
今回もNIKON Dfを持って、西浦周辺地域の町歩きとポートレート撮影をお楽しみ頂きたいと思います。
沼津市まちづくりファンド採択事業 「奥駿河フォトツアー」
日程 : 2018年2月17日 (土) 時間 : 10時から15時 参加費 : 2,500円 (レンタル代・保険料込み・お土産付き) 昼食は別途になります。 講師 : 瀬戸照済(フォトグラファー) 定員:7名
お申し込み E-Mail : [email protected] お申し込み〆切 2018年2月11日中
お名前、お住い(市町村で結構です。)電話番号、メールアドレス、instagramやご自身のWebなどをご記入の上、ご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
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OSB PHOTO TOUR VOL.1 REPORT
OKUSURUGA BOARD PHOTO TOUR VOL.1 レポート!
吹き付ける西風が、力強い冬の海をさらに厳しいものとして印象付ける1月の奥駿河。 心新たに新年を迎えたokusuruga board、2018年の始まりを告げる第一回目の奥駿河フォトツアーが開催された。
キリッと冷えた風が頬を撫でる��。 冬の日差しがとろとろと溶け込んでいく海を背に向かったのは、午前10時の奥駿河の路地裏。 幼い頃、息を切らし駆けたあの道のような、手を引かれ歩いたあの道のような、そんな懐かしさをどことなく感じさせるこの街並み。
密やかに息をする古民家、すぐそばに息づく自然、時折抜ける潮風のにおい。 様々な気配で構成されるこの場所のこの空気は、人が写りこむことにより、より一層濃度を増す。
日差しの暖かさを感じるにつれ、緊張がほぐれたのか、自然な表情が参加者たちの顔に浮かんでくる。 必然的に生まれる、切り取りたい、キラキラとしたその"瞬間"。 一人一人が各々にシャッターを切る音が、奥駿河にとっては日常的な路地裏の、非日常の空気に紛れ込む。
いつも変わらずそこにある、奥駿河の風景が、あちらこちらから溢れる笑い声や、真剣な横顔で彩られていく。
静岡県沼津市、日本一深いという駿河湾に面したこの土地が持つ、豊かな自然と風情ある古民家の街並み。 ー奥駿河���と呼ばれるこの地域。 参加者たちの写真には、この街の、ありのままが写る。
レンズ越しのこの街の風景は、あなたの目にどのように写りましたか? 純粋な好奇心を持って、この街や、人を撮る事の魅力に気づいていただけましたか?
写真が伝えるこの土地の魅力、この土地の豊かさ。この景色をたくさんの人に見てもらいたい、感じてもらいたい、味わってもらいたい。 そんな思いを胸に抱いて。
心新たに。
2018年もよ��しくお願い致します。
Text : Kajo Yokobatake Photo : Terumasa Seto and more... Camera : Nikon Df Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
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OSB PHOTO TOUR.
OKUSURUGA BOARD からフォトツアーのお知らせ。
新年明けましておめでとうございます。本年もOKUSURUGA BOARDをよろしくお願いいたします。
新年早々ではございますが、OKUSURUGA BOARDとして初めて参加型のイベントを開催したいと思い、お知らせさせて頂きます。
昨年の9月に発足以降、大変ゆっくりなペースで奥駿河の発信をしてきたのですが、実際にこの地域の魅力を皆様に知って頂きたいと思い、今回のイベントを開催するに至りました。
今回のフォトツアーではNikon様からのご厚意により、取材の際に使用しているカメラ「Nikon Df」をレンタルで提供して頂きました。こちらのカメラに標準の単焦点レンズ「Ai Nikkor 50mm f1.8 Special Edition」をつけて風景やポートレートを撮りながら町を歩こうというツアーです。
古民家や南国を思わせるバス停、神社、造船所やヨットハーバーなど数々のフォトジェニックなスポットがここにはあります。
今回のフォトツアーではOKUSURUGA BOARDの監修をしているフォトグラファー、瀬戸照済が講師を担当します。と言ってもそんなに堅苦しくなく、気楽に一緒に歩いていけたら��いな、と思っています。
カメラを持って、この町の魅力を一緒に探してみませんか?
沼津市まちづくりファンド採択事業 「奥駿河フォトツアー」 日程 : 2018年1月13日 (土) 時間 : 10時から14時 参加費 : 2,500円 (レンタル代・保険料込み・お土産付き) 昼食は別途になります。
定員 : 7名 持ち物 : メモリーカード (カメラは貸出しいたします。)
お申し込み E-Mail : [email protected] お申し込み〆切 2018年1月7日中
お名前、生年月日、お住い(市町村で結構です。)、電話番号、メールアドレス、instagramやご自身のWebなどをご記入の上、ご連絡ください。
Photo&Text : 瀬戸照済
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来年もよろしくお願いします!
いよいよ2017年も終わり、新たな年が始まりますね。
今年はOKUSURUGA BOARDが9月に始まり、非常にマイペースではございましたが、お付き合い頂きありがとうございました。
少しだけこのプロジェクトの発足の話しをしますと、3月に主宰の齋が当時は下田写真部に在籍していたフォトグラファーの瀬戸を急に訪ね、内浦周辺の地域の魅力や可能性などをまとめた資料を大量に持参し、プレゼンしたことがはじまりでした。
そこから写真の専門集団CMSさんとNIKONさんの協力を得て、OKUSURUGA BOARDとしての活動をスタートさせました。
メンバーは瀬戸以外がカメラ未経験ですが、瀬戸が講師となり少しずつカメラを手探りで勉強しています。
本当に1からのスタートのためひとつの記事を書くのにまだ時間がかかってしまっていますが、来年はさらにパワーアップし地域の魅力を発信していけたらと思っています。
また来年の1/13にOKUSURUGA BOARDとして初めてのフォトツアーを開催します。大晦日に言われても忘れてしまうと思うので、こちらの詳細は2018/1/2に発表させて頂きたいと思います。
それでは皆様、良いお年を!
来年もよろしくお願いいたします。
Text : 瀬戸照済 Photo : 齋秀雄 Camera : Nikon Df Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
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スキマcinema in SEKINO
リノベーションした古民家で映画上映会!地域とつながるミニシアター。
11月に西浦久連地区にオープンしたゲストハウスSEKINO。築90年を超える昔懐かしい日本家屋をリノベーションし、新たな息吹を得たゲストハウスだ。
そしてその魅力的な空間を利用して、シアターイベント「スキマcinema」が開催された。至る所に膨らむ白と黒のバルーンとフラッグ。床には同色のストライプ柄のラグと柔らかいクッション。北欧の心地よい音楽と子供たちの笑い声。香ばしいポップコーンの香り。いつも見る日常はなく、特別な非日常がそこにはあった。
今回上映された映画は「劇場版ムーミン谷の彗星」というパペット・アニメーション作品。
あえて席を設けず自分の好きな姿勢で鑑賞できるスタイルが、子ども達にも好評で総勢60名以上のゲストが作品を楽しんだ。
スキマcinema代表の大木真実さんは今回の上映を振り返る。
「今回は映画というコンテンツだけではなく、この地域独特の雰囲気や景観により、さらに魅力的なミニシアター���なった。西浦の可能性は無限大で、多くの地域の子ども達が来てくれたこと、そこで仕事をする皆さんと賑わいを形にできたことがとても嬉しかった」
スキマcinemaは毎月最終日曜日に開催され、これまでに12作品もの映画が上映された。ミニシアターやここでしか見れない映画も上映されるので、スキマcinemaならではの空間をぜひ楽しんでもらいたい。 最後に簡単なタイムラプスを撮っていたので、20秒ほどのムービーもご覧ください。
スキマcinema Web site
Text : 関野拓郎 Edit : 瀬戸照済
Photo : 関野拓郎(1,2,3,6,7) 齋秀雄(4,5) 瀬戸照済(8)
Camera : Nikon Df
Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
Movie : 齋秀雄 Edit&Music : 瀬戸照済
youtube
#沼津#静岡#内浦#西浦#奥駿河#okusurugaboard#movie#映画#ミニシアター#ムー��ン#上映会#ゲストハウス#50mm#df#nikon#portrait#ポートレート#タイムラプス
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地域の想いを乗せて、内浦造船所
その昔、奥駿河は各集落に造船所があったほどの海の町だった。
時は流れ、今ではこの地域の造船所も数件残るのみ。数少ない地元の財産とも言える内浦造船所に今回はスポットを当てる。
お話を伺ったのは3代目社長の大沼伸剛さん 大沼さんの主な仕事は造船・船の修理・塗装・整備をはじめ、FRP(繊維強化プラスチック)を使った防水工事や水周り関係の仕事など。多方面に渡り製造可能なFRPを取り扱っている。
今年、重須に住む先輩の漁師から10tクラスの漁船の製造依頼がきた。
「今まで大きな造船をやりたいなと思っていた。でもまさか本当にやるとは思わなかったよ。」
これは内浦造船所にとって一大プロジェクト。大沼さんの挑戦が始まった。
今回の造船の話が来た時、船大工の親方をつけようと打診したところ、大きな船を造る大変さをみんな知っていたため断られてしまったと言う。
船はFRPという特殊素材を加工して造っていく。その仕事は決してオートマチックなものでなく、決められた型枠など当然ない。すべて手作業で行われる。
「仕事の仕上がり具合には1番気を使う。若い者にもうるさく言っちゃうよね。」
微妙に湾曲する美しい船体の仕上げは人間の目検で決める。FRPはその日の気温、湿度によって仕上がりが変わる素材���ため常に微調整を行う。
悩んだ時には地元の先輩や仲間達が協力し助けてくれた。地域が一丸となって作る、想いを乗せた一隻の船。
どれだけ大きな船であっても最後の仕上げはやはり人の仕事。まさに卓越した職人の技がそこにはあった。
来年の春には完成し、進水式が行われる。
Text : 郷戸はるみ&関野拓郎&齋秀雄 Edit : 瀬戸照済
Photo 瀬戸照済(1,2,5,7,9) 関野拓郎(4,6) 郷戸はるみ(8) 齋秀雄(3) Camera : Nikon Df
Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
#okusurugaboard#portrait#ポートレート#内浦#静岡#沼津#西浦#奥駿河#ローカル#写真#写真家#瀬戸照済#フォトグラファー#フォトツアー#地域おこし#町おこし#写真部#写真好きな人と繋がりたい#nikon#df#nikondf#50mm#terumasaseto
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OH!MOSが届ける地域の想いとは
地域の直売所とCSR活動。6次産業への取り組み。
内浦三津からさらに南へ車を走らせると、かの北条氏水軍根拠地で有名な長浜城跡が見え、そこに重須という地域がある。内浦は比較的漁業が盛んなイメージだが、ここ重須は漁業だけでなくみかん農業も盛ん。まさに海山の恵みに溢れた土地。
ここに一社一村運動のモデルとして、一目を置かれている活動がある。
地元農家が運営するOH!MOS(オーモス)と、東京のウェディング会社ノバレーゼが手を組んで進めているCSR活動。
OH!MOSの開業当初から運営を取り仕切られた、岩崎さんにお話を伺う事が出来た。
「きっかけは息子からウェディング会社のノバレーゼが行なっているCSR活動を紹介してもらってからだね。」と岩崎さんは話す。
地域貢献を目的とした企業活動の一環で、農業体験をしてもらったらどうかという提案だった。
「最初はね、不安もあったよ。それでも息子の提案だったからね。」
「でも、実際社員の方と話をすると印象が変わった。皆さん若いのに農業に対して意欲が高いし、積極的。若い子達と話してるとこっちも楽しくなっちゃってね。」
そう話す岩崎さんの表情はとても明るい。
一回のCRS活動の参加人数は約20名。しかし受け入れ体制が整っておらず、はじめから簡単なものではなかった。
「田舎はどうしても閉鎖的で、新しいものや外からの人に対して警戒心がある。賛同してくれる農家を探すのが大変だった。」
それでも粘り強い話し合いをする中で、徐々に協力頂ける農家も増えていった。実際、受け入れた農家の反応は素晴らしく良かった。自分たちにとって当たり前であった仕事に対して、若者たちが興味を持ってくれることで自分の仕事にプライドを持つことができた。
ノバレーゼとOH!MOSの取り組みはさらに加速していく。
浜松食品メーカーの鳥居食品を巻き込んで、「摘果みかん」を活用したみかんのお酢「想酢」の誕生である。
「自分達の中では6次産業化なんて考えはまったく無かった。僕はただ、自分達がやってきた農業を認めてくれた人達と一緒にチャレンジしたかった」
「ただ単に販売してるわけじゃない。想酢が出来るまでの全ての行程にみんなで携わってきた。ラベルのデザインからキャップの���決めまでね。だから想い入れが違う。自分達が直接関わってきたからこそ、そこに自分達の誇りや想いを乗せられる。気持ちを伝えられている気がするんだよ。」
こうして出来上がった想酢には、この土地に生きる人々のプライドや訪れるゲストへのおもてなしの心が込められている。
人との出会いが新たな可能性を呼び、地域に笑顔をもたらすこと、それがOH!MOSの想いではないだろうか。
Text : 関野拓郎 Edit : 瀬戸照済
Photo 瀬戸照済(2,3,4,5,6) 関野拓郎(1)
Camera : Nikon Df & Nikon D750
Lens : AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
#静岡#沼津#内浦#西浦#奥駿河#okusuruga#okusurugaboard#ローカルメディア#nikon#df#d750#カメラ#写真#写真部#photographer#みかん#直売所#農業#自然#農家
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UCHIURA art POST 開催!
お化け屋敷をリノベーション。アートの拠点として再生。
写真は岸美智代氏の作品、海の境目
内浦の大通りから一本裏へ行くと、かつてお化け屋敷と呼ばれていた場所がある。
ここは昭和中頃まで郵便局兼電話交換所として運用され、人々の情報発信の拠点として愛されてきた。しかし時代の流れと共に荒れ果て、いつしか小さい子供にはお化け屋敷と呼ばれるようになった。再生プロジェクトが始まったのが2017年。地元の有志が集い少しずつ掃除を始め、ようやく小さなアートイベントの開催にたどり着いた。
アーティストの岸美智代氏が中心と��り、宮本宗、佐野友美、髙田裕大が沼津市民間支援まちづくりファンド事業の協力のもと、「外部と地域をつなぐ情報の中継地点」をテーマにアート作品を展示した。
アーティスト・岸美智代氏
沼津市の補助金採択案件であることや、空き家を再生し活用したイベントであることがメディアの関心を集めた。その結果アートに興味がある方だけでなく、当時この郵便局で働かれていた方や近所の住人などが訪れ、まさにアートが地域をつなぐ中継地点となっていた。
今回の展示では約180人の方が来場され、この建物が残っていることに驚いていたり、初めてこの場所を知ってその魅力に触れた方も居た。忘れ去られた場所で止まっていた時間が動き始めるのを感じた。
岸氏は「街の人の言葉からこの地域や建物のリサーチを行い、この街に寄り添った作品展示の企画を練り上げ今回の展示に至った。メディアにも取り上げられたことで地元の外の方も訪れて頂き、内浦のことや街の素晴らしさも知ってもらえた。また、アート作品を通じて当時のことを知る方の記憶の琴線に触れたことで、新たなコミュニケーションが生まれたことが嬉しかった。」と語った。
現在、この建物は引き続き修繕を進めており、今後も何かしらのアクションを起こしていく予定。
この街の人々をつなぐ中継地点として、再生する日が待ち遠しい。
Text : 齋秀雄 Edit&Photo : 瀬戸照済 Camera : Nikon D750 Lens : AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
#nikon#d750#AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR#AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)#内浦#沼津#静岡#日本#japan#shizuoka#uchiura#numazu#terumasaseto#長時間露光#古民家#リノベーション#UCHIURA art POST#アート#アートイベント#廃墟#再生#岸美智代
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みかん農家、五代目の挑戦
アパレルからみかん農家へ、僕が西浦に帰ってきた理由。
僕の家は先祖代々みかん農家として生計を立て、僕で五代目となります。僕は次男であったことから家業を継ぐという意識はありませんでした。
しかし、10年間アパレルという企画製造小売業にいたことから、自分で商売をして個人事業として経営することに興味を持ち、それなら地元のみかんで何か面白いことをやってみようかなと思いました。
また、西浦へ移住を決めたもうひとつの理由が、結婚や子供が生まれたことでした。豊かな自然が子供達の手に届く環境で生活をしていけたらいいなと。 都会にいた頃は、自然に触れられるのは近くの公園だけでした。西浦に来てからは生の自然に触れられるのがとても大きいことだと実感しています。
実際に野菜やみかんがどう育つかとか、虫や動物がどう生きてるかとか。直接受ける刺激の量が違います。
よく近所のおばあちゃんから野菜や果物も貰うし、食べる物も豊かになりました。地域の関わりは子どもの数が少ないのは寂しいけれど、その分深く関われる。そこには親の頑張りも必要だと思います。
(関野さんの撮影したご両親)
一年前にこの仕事に就いて、今は父の積み重ねられた経験値と卓越した技術を学び、盗みながら新しい農業のあり方を実現すべく試行錯誤している毎日です。
それからは今まで交わらなかった方々と交流していく中で新しい発見や気付き���あると同時に、これから先の農業を考えた際に現状では物足りない部分も見えてきました。
農業という仕事はまだまだマイナスなイメージが先行しがちですが、実際はとてもクリエイティブでクールな面も持ち合わせています。
前職で培ってきた小売業のノウハウや、VMDスキル、人材マネージメントの考え方などを農業という全く異なった業界で活かせたら、今までの農業がもっと面白くかっこよくなる。そこに身を置いていた僕だから出来ることを伝えていきたい。それがこの地域をさらに良くするきっかけのひとつになると信じています。
Text : 関野拓郎
Edit : 瀬戸照済
Photo 瀬戸照済(1,2,3,7,8) 関野拓郎(5,6) 郷戸はるみ(4) (写真番号は上から順番)
Camera : Nikon Df Lens : 50mm f/1.8G Special Edition
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OKUSURUGA BOARD START!!
はじめまして!OKUSURUGA BOARDです。
このプロジェクトは静岡県沼津市にある内浦周辺の地域を奥駿河と定義し、その魅力やライフスタイルなどを発信していくメディアです。写真や映像、イラストなどで奥駿河を発信し、少しでもこの地域に興味を持っていただければと思っています。
ここには豊かな自然や昔ながらの古民家が建ち並び、とても落ち着いた空気でフォトジェニックな場所だと私たちは感じています。この恵まれた環境には多くの可能性があるとも思っています。
しかし、近年は過疎化が進み、少しずつ活気が失われつつあります。この流れをどうにかしたいけれども、私たちの力では人を増やすことはできません。そこで、このメディアを立ち上げ発信するという発想に至りました。
初めはとても小さな動きかもしれません。しかし1枚1枚大事に写真を撮り、紡いでいくことで誰かの心には届くかもしれない。そう願ってこれから発信していきます。
OKUSURUGA BOARDを、これからよろしくお願いします。 Text&Photo : 瀬戸照済 Camera : NIKON D750
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