#日本藤素使用方法
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kennak · 3 days ago
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当時、全国分譲マンション供給戸数トップだったプレサンスコーポレーションの社長・山岸忍さんは2019年12月、業務上横領容疑で大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、大阪拘置所に248日間も勾留された。社長を辞任したうえ、創業した会社の株を手放さざるを得ず、個人資産分だけでも75億6168万円の売却損を被るに至る。 いざ刑事裁判がはじまってみると、有罪とするための唯一の証拠である部下と取引先社長の供述調書は特捜検事の恫喝・脅迫・利益誘導によってねつ造されたものであると明らかになり、一審だけで無罪判決が確定してしまう。 現在、TSUKUYOMI HOLDINGSの代表取締役を務める山岸さんが2022年3月に起こした国家賠償請求訴訟はいよいよ大詰めを迎え、10月29日、大阪地裁にて原告本人が意見陳述を行った。 原告の山岸さんはどんな想いで訴訟を戦ったのか? 法廷で読み上げた陳述書の全文を掲載する。 検察庁は不祥事への謝罪もなければ検証もしていない 3年前の昨日、私は無罪判決を言い渡され、晴れて、業務上横領事件の犯人という疑いから解放されました。 その後、当然、検察がこの冤罪事件についての謝罪や検証を行うだろうと思っていたら、何も起こらないまま半年ほど過ぎてしまいました。いぶかしく思った私が、元弁護人に対して「検察は何かしないのか」と確認したら、「するわけないじゃないですか」という素っ気ない答えが返って来ました。 私は驚きました。「自ら起こした不祥事について検証しないなんて、民間企業ではあり得ない。だからこの人たちは、こういうわけのわからない冤罪事件を繰り返すんだ」と思いました。 ですから私は、この国家賠償訴訟を起こしたのです。検察庁に自浄作用がないのであれば、私がやらねば、また同じような冤罪が起こってしまいます。どこにミスがあったのか、裁判という場で、公平中立な裁判所にご判断いただくことにしたのです。 山岸さんが犯罪に関与していたという物的証拠はなかった。それどころか無実であることを示す数多くの物的証拠があったにもかかわらず、大阪地検特捜部は見落としたり、消極的に解釈するなどしていた。 証拠がないにもかかわらず、特捜検事たちは自分たちの見立てに合うよう、山岸さんの部下であるA氏や取引先社長B氏に「山岸さんが横領事件に関与した」という虚偽の供述を強要したのである。 これら供述調書は大阪拘置所内の取調室で作られ、検事たちによる取調べの様子は録音録画されていたのだった。 山岸さんの陳述に戻ろう。 検事の違法取調べが録音録画に残っていた 裁判開始から2年半、ようやく地裁での審理の折り返し地点に近づきつつあります。 裁判を始めたとき、まさかこの裁判がこれほど長くなるとは思っていませんでした。  私が冤罪に巻き込まれたきっかけは、事件に関係する2人の人間が、それぞれ、取調べを受ける中で検察官に脅されたりしたことで「山岸も横領されることを知っていた」という嘘をついてしまったことにあります。この取調べは録音録画されていて、取り調べられている人間と取り調べている検察官が何をどう言ったかはすべて客観的に記録されていました。 そして、私は、刑事手続の中で、この録音録画をすべて私の費用負担で文字起こししていました。だから、私の弁護士の手元にあるこの録音録画と反訳書さえ見ていただければ、裁判所も問題点を大体把握されるだろう、そう楽観的に考えていたのです。 A氏の取調べ録音録画は20日間計73時間半、B氏は20日間計69時間に及んでいた。証拠の吟味や調書の読解など多忙を極める刑事事件の弁護団がこれらの映像をすべてチェックするのは不可能である。 大阪拘置所に勾留中だった山岸さんは取調べ録音録画の文字起こしをするよう弁護団に指示。多くの若手弁護士を投入して広辞苑何冊分にも及ぶ長大な反訳書が完成した。 これらを弁護団が分析したところ、A氏、B氏ともども当初は山岸さんの事件への関与を否定していたにもかかわらず、強要や誘導で虚偽供述させられていたことがわかった。 なかでも、A氏に対する田渕大輔検事の取調べにおいては、強く机を叩いたり、「ふざけた話をいつまで通せると思ってる」「検察なめんなよ」「小学生だってわかってる、幼稚園児だってわかってる。あなたはそんなこともわかってないでしょ」「ウソまみれじゃないか」「本当ににぶい人ですね」と長時間罵倒し続けていたことが判明したのである。 刑事事件の公判においても、一部が上映され、無罪判決の決め手のひとつとなった。山岸さんはこの録音録画すべてを民事訴訟の裁判官に見てもらえれば、すぐにも結論が出るものと思っていたのである。 手元にデータがあるのに、裁判所に出せない! しかし実際には、「刑事証拠の目的外使用禁止」というルールのせいで、私たちの手元にある取調べの録音録画は、国家賠償の審理のために裁判所にお渡しできませんでした。国は国で、「録音録画を見る必要なんてない」と言って、公共の財産であるはずの取調べの録音録画を隠そうとし続けました。 結局、録音録画というこの裁判で最も重要な証拠を出すか出さないかで延々と争いが続き、この問題は最高裁にまで持ち込まれました。ようやく、先日、最高裁から「必要な分の録音録画は裁判に提出するように」とのご判断が下りましたが、この争いのために費やされた時間は実に2年半です。 この争いのために、私の代理人も国の代理人も、見るのもうんざりするような大量の書面を作成していました。正直、信じられません。不毛すぎます。時間と手間と、何よりも税金の無駄です。 刑事事件の公判で使用するため、弁護団は録音録画データの提供を受けていた。国家賠償請求訴訟も刑事裁判の中核を担った弁護士たちが引き続き担当したため、手もとにデータは残っている。 しかし、刑事訴訟法の規定により弁護団から民事裁判の法廷に証拠として提出することはできなかった。国の方から裁判所に出すよう求めたのだが、「文字起こしを見ればこと足りる」「Aさんの名誉やプライバシーが侵害される」という理由で敢然と拒否。 これらの録音録画を出すか出さないかについて別の裁判が続いていたため、これほどの長い時間が掛かってしまったのである。 ふたたび山岸さんの陳述に戻ろう。 「職務上の秘密」を理由に証言拒否連発 裁判を始めたときに予想していなかったことが、もう一つあります。なぜ冤罪が生まれたのかという検証を、国や検察が徹底的に妨害しようとしてきたことです。録音録画の提出が拒否されただけではなく、証人尋問で証言台に立った検察官は「記憶がない」などと暖昧な話をするばかりで事実をありのまま証言しようとはしませんでした。 この冤罪が生まれた原因を解明するには、冤罪防止のための役職である「総括審査検察官」が捜査中にどういう風に活動していたのかを確定させる必要がありましたが、出廷した検察官は総括審査検察官の動きについて非常に暖味なことしか言わず、国も総括審査検察官の名前を決して明かそうとはしませんでした。名前が分からなければ、総括審査検察官の証人尋問が出来ないからです。   山岸さんの起こしたこの訴訟では、本年6月11日、14日、18日の3日間にわたって取調べを担当した田渕大輔検事、末沢岳志検事、山口智子検事、そして捜査を指揮した蜂須賀三紀雄検事に対する証人尋問が行われた。 尋問に先立ち裁判所に提出された蜂須賀検事の陳述書には、「総括審査検察官から、田渕検事が机を叩いたり大声で怒鳴ったりしている場面があったと報告を受けましたが……、供述の任意性を損なうよう��ものではなかったと評価できるとのことでした」とあった。 山岸さんが陳述のなかで言及している総括審査検察官とはいったいなんなのか? 2010年に発覚した村木厚子元厚労相局長をめぐる捜査での大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件を期に、二度と同様の事件が起こらぬよう特捜部内部において「横からのチェック」を行うために設けられたものであり、山岸さんが言うよう「冤罪防止のための役職」なのである。 捜査の指揮官である蜂須賀検事の陳述書を読む限り、プレサンスコーポレーション元社長冤罪事件の総括審査検察官は田渕大輔検事による罵倒恫喝取調べの録音録画を視聴していたにもかかわらず、まったく問題視していなかったことが明白だ。 特捜部の暴走を防止すべく導入された総括審査検察官制度がまったく機能していないことを正すため、原告代理人が証人尋問において総括審査検察官の名前を尋ねたのだが、検察官は一様に「職務上の秘密」として証言を拒否したのである。 法廷で罵倒恫喝取調べのビデオ上映へ このような国からの妨害があったためすべては解明しきれなかったものの、今までの裁判の中で、何故冤罪が生まれたのかについて多くのことを明らかにすることができました。 小田裁判長、大谷裁判官、伊藤裁判官に、改めて申し上げます。この裁判の場で明らかにされた事実を前提として、本件について、どうか公平かつ厳正なご判断をお願いいたします。以上。   山岸さんが2022年6月に起こした付審判請求では、本年8月8日、大阪高裁が審判に付する決定を出し、田渕大輔検事は大阪地裁にて刑事裁判にかけられることとなった。検察官に対する付審判請求が認められたのは史上初である。 また本年10月4日には、プレサンスコーポレーション元社長冤罪事件の捜査を指揮した蜂須賀三紀雄検事を公務員暴行陵虐罪、特別公務員職権濫用罪、偽証罪で刑事告発している。 そして、今回の国家賠償請求訴訟では最高裁の命により録音録画ビデオ18時間分が証拠として提出されることとなった。また、来たる12月20日の弁論期日では田渕大輔検事による罵倒・恫喝映像が法廷内で上映される見込みであることもわかった。 この国の刑事司法の在り方を正面から問い続ける山岸忍さんの今後の戦いに目が離せない。
「ふざけんな」「検察なめんなよ」。罵倒恫喝取調べビデオ公開へ。異例の決定を勝ち取った社長が法廷で激白(赤澤竜也) - エキスパート - Yahoo!ニュース
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lgbtqromance · 10 months ago
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雷刚
一、过往
他叫雷刚,刚来到这个城市不到1个月。其实也不算第一次来,以前参加集训、比赛的时候也来过这里7次了,但从没像这次一样,来这里开始新的生活。雷刚过去是运动员,练体操的。7岁那年,教练就指著他的鼻子对他说:
「你以后是要靠身体��饭的。」
从那天起,他就开始了15年的运动生涯。其实这並不是雷刚自己选的路,只是「靠运动出名挣钱的信念」在老家已经成了一种宗教,他的父母一直篤信不疑,毫不犹豫地把他们的第二个儿子送上了这条路。这也不是老天给雷刚选的路,他在13岁那年被教练劝退,理由是「身高有超標趋势」(体操真是他妈矮人的运动),是父亲借钱送红包说好话给他硬留下了。
说也怪,那年后雷刚也没长什么个儿了。不过到了16岁那年,练跳马时落地伤了跟腱,歇了三个月,从此后成绩一直平平,进省队不到半年就刷回来了,留在老家训练基地混二线。那几年里,因为跟腱问题,教练让雷刚主攻吊环,也一直没出特別优异的成绩。22岁那年雷刚终於退役了,分了个大专文凭。他想留在队里当助教继续混,无奈没后臺被刷了,又是一轮送红包说好话,得以留在训练基地继续混了两年。本来父母计画他在这两年中一边工作一边升个大本文凭,但他基本上是辜负他们的期望了,几乎都没碰过几天书,不是懒,是实在看不进去任何东西。
这两年里雷刚只做了一件事,利用基地的条件扎扎实实地健美训练。过去在队里,为保证动作品质,肌肉围度需要一定的控制,退役后就完全由他了。虽说念书不在行,拼体力他一直是一等一的高手。2年下来,体重从68公斤提高到73公斤,胸围达到了115釐米,上臂增到40釐米。雷刚从不否认自己对肌肉的狂热,这几乎是从十几岁就开始的强烈感觉。每当看到肌肉男的图片,就想变得和他们一样;每当有人称讚他的身材,他心里都会涌起一阵狂喜。脱光了照镜子是雷刚独自一人时最常做的事情了,他日常的自慰也都在这个时候进行。儘管进入青春期后,教练就板著脸教训他们要「用坚强的意志克制手淫」,他在16岁以后几乎每天都要有一次。退役后疯狂增肌的2年里,镜前自慰更成了他一天中最爽的事情。雷刚这两年中其实还做了另一件事,一件让父母比较开心的事——谈了一次半年多的「恋爱」。
女方是乡政府一个小官的小女儿,长得还算不错,中专毕业,在镇上邮局工作。她倒不嫌雷刚矮(这是他退役后发现唯一可能自卑的地方,不过她也才1米60),生活上也很照顾他,虽然不住一起,但经常给他送吃送穿。她脾气大大咧咧,十分爽快,相亲的时候就主动约雷刚第二天逛街。私底下,她也直言不讳,说最喜欢雷刚的浑身肌肉。他们的第一次性交就发生在第三次约会的下午,邻镇一间招待所的房间里。整整两个小时,雷刚几乎一直被她骑著,任由她疯狂地上下摆动套弄,这也养成了雷刚日后和她做爱通常被动的习惯。在她用双手拼命揉捏雷刚两块厚实胸肌的时候,大汗淋漓的雷刚紧闭双眼,挺胸顶胯,大吼著达到了高潮……「以前听人说肌肉男的那里都很小,现在我不信了。」
很多次,她满足地抚摸著雷刚的腹肌,温柔地这么说著。这是雷刚最爱听她说的几句话之一了。不过雷刚和她的关係也不过如此了。就这样约会、逛街、看电影、吃饭、每週三到四次让她脱光雷刚的衣服、讚美他的肌肉和生殖器、男方被动的性交、高潮……雷刚似乎从头到尾都没有对她有「性」的感觉,他的高潮都是在想像著自己在整个过程中的样子达到的,至於她,雷刚甚至没有多看一眼。也许她也慢慢感觉到了,就这样维持了半年多,她消失了一个月,然后让她父亲给雷刚的父亲带话,她跟一个在银行工作的人好了。母亲在家敲著桌子当著雷刚的面骂了她好几天,也许是怕雷刚难过,可他一点也没有难过,反倒觉得异样的轻鬆。
也许是因为雷刚藏著另一个秘密吧。雷刚十九岁那年,网吧开始多了起来,他也开始知道用网路能看到许多以前很难看到的东西。肌肉,是他最常搜索的词条了。很偶然也很必然的,他顺藤摸瓜地打开了很多同志网站。这些网站里的图片比一般健美杂誌的好多了,不光有雷刚热爱的肌肉,还有他更感兴趣的性。雷刚到现在都记得第一次在网吧隔著裤子自慰的感觉,前所未有的刺激和兴奋。很快,他知道了1、0、69、419……也许他最���感兴趣的並不是这些,但內心本能的慾望驱使他对这一切充满了衝动。
终於,他趁一次在外地集训的休息日,在一个网上聊天室联繫了一个叫小军的大学生见面。小军並不是雷刚感兴趣的类型,毕竟在网上找到和他一型的不太容易,但他总觉得大学生会比较健康安全,也比较有素质,於是就见面了。第二天早晨,雷刚几乎是被太阳晒醒的。旷课的小军靠在他浑圆的肩头,一手托握著他厚实的胸肌,睡得死死的。床单被揉得乱七八糟,衣服到处都是,地上放肆地躺著4个裹著液体的安全套,整个房间里充满了男人雄性体液的味道。
雷刚回忆著昨夜的一切:他脱下上衣时小军几乎尖叫的惊讶表情、小军把头埋在他发达胸肌上贪婪的吸咬、小军给他口交时迷离的眼神、他的龟头顶进小军体內时的那一下颤抖、房间里每个角落里热血沸腾的活塞运动、那四次毫无保留的剧烈射精、那从小军表情中读出的征服的满足感……
「你醒了?」
小军睁开了眼睛,把雷刚抱得更紧了,
「你知道吗?我都没想过这辈子能和你这么棒的男人做爱。」
「真的?我什么棒?」
「这个,还有这个……」
小军坏笑著,用手捏了捏雷刚发达的胸肌,然后一路滑到雷刚已经再次硬挺的阳具。
「喜欢吗?」
「爱死了!你太强了,四次都那么猛。」
「第五次更猛……」
雷刚一翻身,再次將小军压在了身下……这就是「性」吗?这种感觉比雷刚过去和队友一起溜出去找女人的感觉强烈得多。雷刚不知道自己是不是真正的同志,因为他知道自己在和小军做爱的时候,脑子里始终出现的是他自己的样子,他自己壮硕的身体上每一块肌肉的收缩和抽动。在他达到高潮时,好像整个世界就只剩下他一个,累积的快感让他难以自控地喷射。他是为自己而喷射的。
「肌肉男都特自恋。」
在网路上,雷刚不止一次看到这样的说法。
「也许就是这样吧,也许我不是Gay。」
雷刚常常这样在心里对自己说。
儘管这样想,但雷刚从那以后还是不断找机会找男人做爱。他发现自己从男人身上得到的成就感比从女人身上强烈得多,来自男人的讚美比来自女人的更能让他满足。雷刚联繫见面的人基本都是学生,每个都比他高,而且是在视频上看到他亮一下二头肌就要喜欢得要命的学生。安全第一,要比他高,还要绝对崇拜他的身体,这算是雷刚自己定下的標准。因为在队训练的关係,雷刚出外找男人做爱的频率非常低,一般一、两个月才能有一次机会。但每一次,雷刚一定会毫无保留地爆发。在外地基地集训的一个夏天,雷刚一次联繫了两个大专生,在一间小旅馆里呆了一整晚。
五次高潮。其中四次平均分配,最后一次,雷刚在把两个男孩分別操射之后,靠在床头在两人中间平躺下,让他们用舌头伺候自己的胸肌和乳头,一人用手托揉他硕大的阴囊,一人用手套弄他满是淫液的粗壮阳具。在两个人充满慾望的崇拜眼神里,雷刚低头看著自己起伏的强壮胸肌、被两人的舌尖来回拨弄的坚挺乳头、8块棱角分明的发达腹肌、以及胯间那接近爆发边缘的雄伟阳具,他突然闭上眼睛,停止了粗重的喘息,深吸一口气,头猛向后一仰,大吼一声:
「啊————」
两人都感觉到雷刚的生殖器在手中微微一颤,只见一大股灼热的白色精柱从他胀红的硕大龟头前端狂喷而出,径直冲射到他粗壮的脖子上。在两人淫荡的惊叹中,雷刚肌肉纠结的身体有节奏地收缩抽搐著,粗壮的阴茎一下下微微上翘,有力地喷射出一股接一股精液……雷刚达到了他从未有过的高潮……
「这算一场表演吗?这就是我要的性吗?」
雷刚在满足过后暗自想著,
「也许我真的太自恋了……」
就这样直到雷刚退役,开始在老家的训练基地工作,他停止了这样的「见面」。毕竟那个小城市太小了,哪里都是亲戚熟人。雷刚也倒没有觉得什么压抑,一是因为不久就交了女友,二是因为在增肌训练期间,每天的镜前自慰已经能让他满足。
「我不需要男人或女人,我需要的是自己。」
雷刚常常对著镜中的自己这么想著。
在训练基地混了两年后,因为上面人事变动,雷刚的工作保不住了。没文凭,也没一技之长,雷刚回家闲呆了1个多月。家里的经济状况一直不好,父母一辈子务农,哥哥在镇上开卡车,勉强能维持家庭开支,家里突然多了一张食量超大的嘴,的確承受不了。在亲戚的介绍下,父母商量要雷刚到省会大城市去找工作。就这样,雷刚带著一封训练基地开的介绍信和一千多块钱,只身来到了这个陌生的地方。
二、新人
来到这里才知道,亲戚介绍的熟人只是在一个批发市场做小生意,根本不能帮他找什么人脉和门路。
「现在这边健身房开得挺多的,以你的条件肯定找得到工作。收入很不错的啊……」
一顿简单的招待便饭之后,雷刚还是要独自面对这个陌生的城市。雷刚硬著头皮去了几间健身房问工作,管事的人竟然都是西装革履、弱不禁风的样子。训练基地的介绍信根本没什么用,雷刚一听他们说要什么证书、认证,头都大了。倒是有一间小健身房愿意雇他,但是工资太低,工作环境也很差,雷刚在训练基地呆惯了,根本不习惯。几天下来,用掉了几百块,找工作一点眉目都没有。
雷刚走在人群熙熙攘攘的闹市街头,心里说不出的空虚。刚来到这个城市的时候,雷刚非常享受走在大街上的感觉。路人对他身材羡慕的视线简直是他的阳光。雷刚心里特別爽,似乎初来乍到就已经征服了这个城市。而现在,他更多的是疲惫和迷茫。几乎是不由自主的,雷刚晃进了一间网吧。同样不由自主的,他打开了一个同志聊天室。到底是大城市,聊天室里的人非常多,萤幕刷新得飞快。
「24/164/73 肌肉猛1……」
他刚把资讯发出去,就有很多回话。不少人第一句就问他:
「你胖吗?」
雷刚不屑地一笑。从他开始在网上聊天开始,就已经习惯类似的问话了,每次只需要他对著摄像头把袖子捋上肩头,一切的疑问都会变成穷追猛打的询问他联繫方式。而这次是他退役增肌后第一次来同志聊天室,他还没有习惯马上打开视频。只是消磨一下时间吧,雷刚这次没有特別的目的,毕竟传说中的大城市也不太安全。
就这样漫无目的地聊了半个多小时,有一个人引起了雷刚的注意。这人叫赵鹏,26/175/62,在一家不小的健身房做会籍主管……赵鹏不像其他人一直花言巧语让雷刚开视频,而是一本正经地和他谈健身,谈这个行业,也给他介绍了做教练必须的一些证书资讯。雷刚很认真地和他聊了一个小时,赵鹏表示愿意帮他介绍些机会。
「咱们见面聊吗?算交个朋友。」赵鹏问。
「可以。就今晚吧。」
雷刚晚上实在无事可做,也急於瞭解工作相关的事情。
「这么快?好啊!」
看得出赵鹏有点喜出望外,「不过,可以先视频一下吗?」
「Gay都是一样的。」
雷刚心想著,但已经开始调摄像头。
「我没別的意思啊,就是先看一下面的见面不好认。」
「哦。」
雷刚挺了挺身,故作谨慎地將摄像头对准自己的脸部以下,点开了连接。雷刚这两年增肌以后,上身围度增加不少,在白色紧身体恤的衬��下,两大块壮硕胸肌在视频里的视觉效果比过去更加饱满。在视频连通的那一瞬间,网路另一端的赵鹏倒抽一口凉气。
「我他妈捡到宝了!」
赵鹏一面暗喊,一面飞快地截著图。
「怎么?看到了吗?」
雷刚见赵鹏半天没有回话,有点纳闷。
「看到了!看到了!晚上几点在哪里见面?」
「我不熟,你说个地方吧,能坐下来聊天就行。」
「去XX酒吧好了,离我们都近。」
赵鹏停了一会儿,
「那是个同志酒吧,你介意吗?」
雷刚迟疑了一下,但想想也没什么大不了,还可以去长长见识。
「无所谓,去吧。」
「那好……」
赵鹏兴奋地留下地址,和雷刚互换了电话號码,
「我马上上班了,晚上下了班就赶过去,大概九点钟,不见不散啊,88~」
说著,赵鹏关掉了视频。
「你不是说要视频怕不好认吗?要看脸吗?」
「不用了,绝对好认!」
……差��分钟到九点了,雷刚的一扎啤酒才喝了一半。他有点不耐烦,也有点睏。长期的训练生活让他的睡眠时间规律得要命,每天到十点,他一定睡觉的,而且这些天到处跑来跑去打听工作,对他来说比训练累多了。
「你好,久等了!」
雷刚肩头被人轻轻一拍,他回过头去,看到的是一个笑嘻嘻的穿著入时的年轻人。
「你是……」
「我是赵鹏啊,你是雷刚?」
「嗯……」
「我就说绝对不会认错的。」
笑著,赵鹏拉开椅子坐了下来。
「你刚下班吗?」
雷刚对他的这身打扮有点怀疑。
「是啊,我跑回去换了衣服才过来。」
赵鹏笑著,两眼不停打量著雷刚,
「要见这么重要的朋友,总要注意形象吧!」
「哦……」
赵鹏也点了一扎啤酒,两人开始聊起来。赵鹏还是一本正经地跟雷刚谈当地的健身行业,只是说话的时候视线一直在雷刚身上晃来晃去,雷刚拿起杯子时不经意亮出发达的二头肌,赵鹏眼睛直放光。雷刚慢慢觉出自己和这城市最不適应的地方了:赵鹏和很多当地人一样,说话圆滑世故,而雷刚长期生活在简单的环境里,表达沟通能力明显偏弱。赵鹏也时不时开玩笑说雷刚木訥得可爱。
聊了快一个小时,基本的结论是:雷刚必须先拿一个相关认证,而且最好有人帮忙介绍去大一些的健身房,发展比较有前途。考认证需要时间需要钱,而介绍人又要上哪里去找……雷刚还是觉得迷茫。
「认证这个东西还是要的,至於介绍嘛,兄弟我可以帮忙啊,说不定可以先让你上岗,一边工作一边考证书,这是最佳方案了。」
「真的吗?那实在是太不好意思了,如果成了要好���谢谢你啊!」
雷刚话才出口就觉得有点虚,萍水相逢的人真能帮大忙吗?就算成了,该怎么答谢啊?
「这么客气干什么?这不是把兄弟我当外人吗?」
赵鹏还是那副笑嘻嘻的样子,「来,乾!」
一扎啤酒下肚,雷刚不一会儿就起身要去洗手间。
「走,一起去。」
赵鹏一副要形影不离的样子。这间酒吧不算大,洗手间却挺多,转角过去一顺溜有4个。第一个门推不开,雷刚推开第二个。里面大概有七、八个平米大,装修似乎比外面高档得多,宽大的大理石臺面,靠面盆、对面以及右侧的整整三面墙都是大落地玻璃镜,一个马桶和一个小便器都洁白鋥亮,六盏微黄的射灯从天花板直射下来,整个空间弥漫著淡淡的香料味道。
「城里人真他妈够讲究的……」
雷刚心里骂著,却不想表现出惊讶,故作镇定地靠到小便器边,解开运动裤的繫带。赵鹏不动声色地轻轻插上了门,掀开了马桶盖。赵鹏都洗完手了,雷刚才完事。
「兄弟水好大啊,呵呵!」
赵鹏笑著让开让雷刚洗手。雷刚刚开始搓洗手液,发觉赵鹏已绕到他身后,两手轻轻放在了他的腰上。
「靠,这么细!一点赘肉都没有!」
没等雷刚出声,赵鹏故作大惊小怪的叫起来。
「还好啊……」
雷刚心里开始得意,但表现得很镇定,继续搓手。
「我看兄弟块头,还以为多少有点肥肉呢……没想到,没想到……」
赵鹏说著,双手贴著雷刚的越来越粗壮的腰线往上滑。雷刚已经洗完手,看著镜子里面的自己和赵鹏。和赵鹏比起来,他的体型的確太突出了,虽然赵鹏比他高一个头,但还是他显得更有男人的雄性气质。在射灯的衬托下,雷刚壮硕的胸肌和粗壮的双臂显出凸凹有致的阴影,显得线条格外漂亮。雷刚两手扶在臺面上,有点出神地看著自己。
「兄弟介意让我看一下你的胸肌吗?实在太强了!」
「可以啊。」
露一下上身对雷刚来说是习以为常的,他刚要拉衣服,赵鹏拦住了他的手。
「让我来吧。」
说著,赵鹏两手撩起雷刚的T恤,慢慢向上拉。从雷刚棱角分明的腹肌展露出来开始,赵鹏几乎屏住了呼吸,在心里不停的暗念著:
「我操!我操!」
很快,雷刚八块凸凹分明的腹肌全部露了出来,T恤衫的边缘卡在一道夸张的曲线底端。赵鹏咽了一下口水,拉住衣边继续往上撩。T恤衫的边缘滑过一道小坎,开始沿著一条圆滑的曲线向外暴张,雷刚壮硕的胸肌开始露出来。光滑的皮肤,在射灯的照射下显出小麦色的光泽,小小的���红乳头在两块宽阔厚实的胸大肌上显得有点不成比例,清晰的胸沟和胸肌的下缘线划出三道漂亮的线条。赵鹏把雷刚的T恤拉到锁骨处卡住,雷刚凹凸分明的胸腹肌肉展露无遗。赵鹏大气都不敢出,直勾勾地盯著镜子中的男人身体。
「还可以吧?」
雷刚看赵鹏眼睛发直,不由得得意的轻轻一笑。
「太……太可以了!」
赵鹏又咽了一下口水,
「我……我能摸一下吗?」
「不好吧……」
雷刚下意识地看了一下门。
「没事,门锁好了。」
赵鹏不等雷刚说话,两手贴到了雷刚发达的腹肌上。雷刚的身体微微抖了一下。赵鹏紧张地闭上眼睛,半张著嘴,两手贴著雷刚结实的腹肌慢慢向上滑,手指隨著紧实的肌肉块上下起伏。很快,赵鹏的手指触到了两大块厚厚的肌肉。赵鹏把整个手掌滑上去,托起雷刚沉甸甸的厚实胸肌,手指不经意间触到了他坚挺的小乳头。
「乳头都硬了……」
赵鹏心里一阵兴奋,开始轻轻揉捏雷刚极富弹性的发达胸肌。
「嗯……」
赵鹏听到雷刚轻轻哼了一下,他睁开眼睛,只见镜子里的雷刚已经轻轻闭上了双眼,心中大喜:
「这小子喜欢被摸!」
放开了胆子,赵鹏一面注视著镜子中的这个任他摸捏的肌肉壮男,一面用双手尽情享受这个难得的肉体。雷刚此刻已经没有了先前的紧张,毕竟已经很久没有人触摸他的身体了,他心里的慾望被慢慢点燃,这种心里发痒的感觉让他兴奋。赵鹏的手法显然是极其熟练的,托、握、捏、揉,不时用手指轻拨雷刚坚挺的乳头。雷刚敏感的身体隨著他的摩擦轻轻颤抖著,两块发达的胸肌不时地抽搐抖动。
赵鹏睁大眼睛注视著雷刚身体裸露部分的每一个细节,这样健壮的肌肉男他还从未遇到过。更令他惊讶的是,原以为像这样的肌肉壮男一定是床上的老手,而雷刚的身体简直和处男一样敏感,尤其是那一对粉红色的小乳头,既与他的身材不成比例,又显得异常性感。赵鹏忍不住用指尖在雷刚的两粒乳头上打圈式地摩擦起来。
「嗯————」
雷刚因为这刺激整个身体一阵紧绷,忍不住哼叫起来。
「原来这里是他的兴奋点!」
赵鹏心里一阵激动,乾脆鬆开托握著雷刚厚重胸肌的手掌,两手只用食指和中指的指尖,一阵一阵地快速摩擦起他的乳头来。
「嗯——嗯————」
这突如其来的刺激让雷刚猝不及防,强烈的快感像电流一样,从他那两粒坚挺的乳头,扩散到全身的每一块肌肉。酥麻的感觉让雷刚一阵腿软,他用手扶住臺面,两腿张开一些,稳住重心。一波接一波的快感不断冲刷著他的全身,他不由自主地头向后仰,挺胸提臀,轻轻扭动著身体。赵鹏几乎忘了呼吸,集中全部注意力在他的指尖上,一阵阵地全力急速刺激雷刚的乳头。镜子里面的���个肌肉壮男完全被这四根手指通过两个小小的点控制住了!赵鹏早已勃起的阳具在牛仔裤里顶得难受,但他不敢鬆开手有別的动作,生怕打断了这令他窒息的艳遇。
「嗯——嗯——啊————」
雷刚用力张开自己宽阔的肩膀,挺起胸肌去迎合赵鹏的手指,同时臀部也撅得更高了。赵鹏忍不住低头看雷刚的臀部,虽然穿著宽鬆的白色运动长裤,仍然能看出高翘浑圆的轮廓。
「好翘的屁股!」
赵鹏一开始就在猜测雷刚是1还是0,现在他真希望他是个0,一个能让他上的0。赵鹏没有停下手指的动作,继续刺激著雷刚兴奋的乳头。他知道自己再看雷刚的屁股很快会受不了,於是抬起头,继续注视著镜子。雷刚已经睁开了眼睛,微张著嘴,同样注视著镜中的自己。在射灯的照射下,雷刚上身的肌肉近乎完美的展现出来,壮硕的胸肌由於先前的揉捏,有一点充血,显得更加厚实;坚挺的乳头在强烈的刺激下,顏色已经有点变化。赵鹏看得心臟狂跳,忍不住低下头,在雷刚结实的肩膀上轻轻咬了一下。
「啊!」
雷刚敏感地抽动了一下。这时,赵鹏看到了雷刚的下身,白色运动裤的胯间,已经撑起了一个大帐篷。
「好傢伙!」
赵鹏心头一紧。
「兄弟,裤子紧吗?要不要脱了?」
赵鹏无意识地问了句。
「嗯。」
雷刚此时已经完全没有任何顾忌和紧张,他现在最想做的事情就是看著镜子中的自己,这个能调动他最强性慾的身体,达到高潮。
「可以?!」
赵鹏的心都快跳出来了,默默地大喊著,
「我操!我操!」
赵鹏把手从雷刚的胸部拿开,放到他背后的裤腰上,慢慢地往下拉。雷刚的臀沟露了出来,赵鹏咽了一下口水,正想一下把他扒光,突然发现裤子因为系带卡住了。这时,雷刚直起身,自己从前面解开了裤带,然后重新把手扶在臺面上,並下意识地撅高了臀部。赵鹏已经在怀疑自己在做梦了。他按耐不住,跪在了地上,抓住雷刚的裤腰,连他的內裤一起拉了下来。
「我操!好棒的屁股!」
雷刚的髖骨不是特別窄,加上腰部很细,显得他的臀部十分浑圆,异常粗壮的大腿连著强壮的臀大肌,一点赘肉都没有,这又圆又翘的屁股是只有专业运动员才有的水准。赵鹏已经说不出话来,两手贴在雷刚的两瓣翘臀上拼命揉捏著。雷刚转过头,看著侧面墙壁的大落地镜里自己的侧面曲线,也不由得一阵强烈的兴奋。赵鹏跪在地上,两手抓著雷刚的臀瓣拼命地一圈一圈地揉捏著,一点一点地將这两大块肌肉向两边分开,试图扒开雷刚的臀沟,一窥他的私密之处。雷刚察觉到了他的意图,马上硬转过身来,靠在大理石臺面上,正面对著赵鹏。
「你还没帮我脱掉呢。」
原来赵鹏被雷刚的臀部迷得六神无主,竟然只將雷刚裤子的后面拉了下来,前面还没脱下来。雷刚胯间的帐篷支得更高了。赵鹏定一定神,两手抓住雷刚的裤腰,连外裤带內裤,一把猛拉到他的膝盖下麵。
「我操!!!」
赵鹏的脑袋几乎一片空白……其实从一开始,赵鹏就没有对雷刚的阳具大小有特別的期望。他很清楚,大多数健美运动员的傢伙都小得可怜。也因此在刚才,他心里特別期望雷刚是个0。然而,现在……雷刚肌肉发达的大腿根部,一小片短粗黑亮的阴毛下方,一根粗壮无比的肉棒昂首挺立著,前端胀得发红的龟头又圆又大,马眼周围流满了淫液。最让赵鹏目瞪口呆的是雷刚的阴囊,饱满的肉袋裹著一对浑圆硕大的睾丸,充满了雄性的力量。
赵鹏一把握住雷刚的阴茎,另一手托起了他沉甸甸的阴囊,兴奋得一阵眩晕。雷刚的阴茎大概有十五釐米多,虽然长度並不突出,但粗得惊人,棒身青筋纠结,龟头硕大无比,令人怀疑这粗大肉棒也是他刻苦锻炼出来的成果,加上雷刚只有1米64的身高,这样尺寸的阳具实在算得上惊人了!
「怎么样?」
雷刚不无得意,居高临下地问道。赵鹏坏笑著,也不说话,一面抬眼看著雷刚的眼睛,一面把雷刚的阳具送进了自己嘴里。
「啊————」
很久没有这样的感觉了,雷刚舒服得叫了出来。赵鹏盯著雷刚的表情,將他的阳具越插越深,直到他的大龟头顶住自己的嗓子眼。然后,慢慢地拔了出来,整根阴茎满是粘液的光泽。
「怎么样?」
赵鹏坏笑著反问。雷刚不说话,硬挺的阴茎不由自主地翘了一下。
「兄弟多久没射了?」
「一个星期了。」
「太棒了,能把存货都给我吗?」
「看你有没本事拿了。」
雷刚此时已经完全进入了状態,说话也淫荡大胆起来。赵鹏一口把雷刚的整根阴茎插进嘴里,开始了疯狂的吮吸。赵鹏的口交技术比雷刚以前遇过的那些学生要厉害多了,时而用力吮吸雷刚的龟头,时而用来回舔弄他的阴茎,时而用舌尖研磨他的马眼四周,时而用舌头拨弄他胀圆的龟头,两手托著他硕大的阴囊不停揉搓著……雷刚很快就有点站不稳,於是双臂用肘部撑在臺面上,上身后倾,粗壮的大腿张得开开的,將自己的生殖器交给赵鹏任意玩弄。
二十分钟过去了,隨著赵鹏熟练的口交,雷刚慢慢接近了爆发的边缘。从雷刚硕大龟头前端流出的淫液已润滑了赵鹏的整个口腔,赵鹏的嘴角已经被雷刚粗大的阴茎撑得生疼,但他丝毫没有减慢口交的速度,反而更疯狂地向雷刚的精关发起攻势。雷刚此时已是大汗淋漓,他已將上衣脱下,几近全裸地靠在大理石臺面上,两腿大开,任由赵鹏为他疯狂地口交。雷刚一直在正面和侧面的大落地镜中注视著自己,一个接近性高潮的裸体肌肉壮男。如果不是刻意地忍耐,雷刚有好几次都快支撑不住了。
「怎么样?还可以吧?」
儘管如此,雷刚还是一味嘴硬,故意摆出一副得意的样子。赵鹏不出声,继续著吮吸的动作,抬眼看著雷刚。从他的角度看上去,雷刚发达的胸肌显得出奇的硕大,两粒小小的乳头兴奋地坚挺著,隨著雷刚粗重的喘息上下起伏著。赵鹏慢慢把双手从雷刚的阴囊移到他粗壮的大腿上,然后一路向上滑去。
「啊——」
雷刚没料到他这一手,被这突然的刺激弄得全身微微一阵抽搐。赵鹏眼角坏笑著,將双手滑到了雷刚壮硕的胸肌上,手指分別触到了他那两粒坚挺无比的乳头,没等雷刚反应过来,就开始了快速的拨弄磨擦!
「啊————」
雷刚一下失去了控制,剧烈的快感像电流一样从他的乳头扫过全身。雷刚知道自己这下挺不住了,索性头猛向后一仰,紧闭双眼,挺起胸来接受这刺激。赵鹏听到他声音都变了,知道离成功不远,也加快了口交的速度和幅度,用力地疯狂吮吸著雷刚开始不停流出淫液的阳具。
雷刚全身的每一块肌肉都开始紧张起来,不管他怎么强忍,来自乳头的强烈刺激都势不可挡地攻陷了他最后的防线。一股剧烈的酥痒从雷刚的小腹慢慢流到了他的阴茎根部……雷刚紧张地低下头,张著嘴大口大口的喘著粗气,睁大眼睛看著自己处在高潮边缘的身体:被汗水浸湿的壮硕胸肌大幅度地起伏著,两粒坚挺的乳头正承受著不可抗拒的强烈刺激,极度紧张的腹肌下方,阳具根部的阴毛已经完全被从阴茎流下来的粘液浸湿……
「啊————————」
只见雷刚再次將头猛地向后一仰,全身肌肉紧绷起来,双腿紧紧地夹住赵鹏的身体。赵鹏知道雷刚到高潮了,一面把手指压按在他的乳头上揉擦,一面將他的阳具深深地插进自己嘴里。不到三秒钟,只感到雷刚粗大的阴茎在他嘴里猛地一胀,一大股灼热的液体从那硕大的龟头前端狂喷而出,径直灌进了他的喉咙!
「啊——啊——啊——啊—————」
雷刚紧闭双眼,放开了嗓门,壮硕的身体不断剧烈抽搐著,隨著这节奏,一股接一股滚烫的精液从他的马眼里有力的喷射出来。赵鹏两眼一眨不眨地盯著雷刚高潮的全过程,直到雷刚射出的巨量精液把他灌得差点窒息,他才忙乱地把雷刚的阴茎从嘴里拔出来,手忙脚乱地掏出自己快胀爆的阳具,飞快地套弄起来……
「你先出去吧,我洗把脸。」
雷刚整好了衣服。
「好,外面等你。」
赵鹏心满意足地打开门出去了。门外忽然传来一阵喧闹声。
「出来了,出来了!」
「小赵,真有你的!」
「那是谁呀?怎么认识的?」
「爽了吧,你?」
「刚是他在叫吧?」
「快说说怎么做的?」
「他是0还是1?」
……雷刚听著赵鹏把这喧闹的人群带远了,轻舒一口气,俯在面盆里用凉水浸了浸脸。一种空虚的感觉从心里涌了出来。需要面对的,依然是这个陌生而迷茫的城市。雷刚突然觉得生活从来没有这么复杂过。看著镜子里的自己。深呼吸。
三、陪伴
「我明天上班就给你说去,等我电话啊!」
分手的时候,赵鹏一脸自信地说。
「嗯,多谢了!」
回到简陋的小旅馆,雷刚倒在床上就睡著了。第二天早上十点,赵鹏的电话把他叫醒了。赵鹏得意地通知雷刚隔天去面试,雷刚很高兴。赵鹏接著约他晚上再去酒吧玩,说是有几个朋友想认识他。虽然这里不是老家,但雷刚还是觉得小心点好,他一直对认识很多所谓同志圈的人非常抵触,因为他到现在还不认为自己是Gay。他直率地把想法告诉了赵鹏,赵鹏有一点点失望,但也表示无所谓了。隔天的面试才是叫两个人都彻底失望的。戴眼镜的胖经理婉转地拒绝了雷刚,理由是目前他们只缺能教健美操的兼职男教练。赵鹏的表情非常尷尬,不知道对雷刚说什么才好,只是一味地骂著经理。雷刚知道自己本不该抱太大希望,现在真的不知道该怎么办了。带来的钱已经花得差不多了,雷刚有了回家的打算。
「就这么跑回去了?我操!」
雷刚一整天烦躁地躺在旅馆房间里,胸口的火气憋得发疼。
晚上十点多,赵鹏突然打电话过来。
「兄弟,今天真的对不起!」
「没事。」
「我能力是有限,但我帮你问了一个人,如果他能帮你,这点小事绝对没问题。如果你愿意,他想约你明天中午吃个饭。」
「什么人?」
雷刚本能地防备起来。赵鹏说只知道这人姓王,是他一个朋友的老板,当过兵,做餐饮起家,现在经营的房地產公司已有不小的规模,而且和健身行业有不少业务往来。
「他是Gay吗?」
雷刚知道自己有点明知故问。
「是,但是他结婚了,孩子刚上初中。」
「他多大年纪?」
「39。」
……雷刚感觉非常奇怪。他和赵鹏在酒吧发生的事,他並没有想成某种交易,但对这个人的意图,他也许已经清楚了。雷刚突然想到了MB,这个似乎跟他从来没有关係的词。
「我朋友说他人很不错,他这方面很低调,很注意安全,和你一样不喜欢接触很多人。兄弟去见一下吧!」
「……嗯,好吧……」
雷刚不知道自己怎么答应的,但又想想,大白天去见个人又不会少块肉,就算离开这里之前去蹭一顿饭也好,也就无所谓了……第二天中午,雷刚按著赵鹏给的地址,找到了约见王凯的酒店。他没有想到,这竟是一间五星级饭店。虽然今天雷刚穿了件有袖的T恤,他还是担心自己一身运动行头不合適。雷刚在酒店前面的大街上转了几圈,终於硬著头皮走了进去。站在金碧辉煌的大堂里,雷刚有点不知所措的感觉。
「先生,有什么可以帮您的?」
一位身穿制服的漂亮小姐笑盈盈地走了过来。
「哦,我,我和人约了在这里吃饭。」
「请问是哪个餐厅呢?我们这里有五间餐厅。」
「好像叫XY阁。」
「好的,我帮您查一下预定的座位,先生贵姓?」
「我姓雷。」
「请稍等。」
雷刚看著她的背影,轻舒了一口气。虽然参加过不少比赛,到过几个大城市,但雷刚还是像没见过世面的孩子,在这样的场合下都会局促不安。
「雷先生,是王总订的位子吧?」
「嗯,是吧……」
「让您久等了,王总早就交待过了。请这边走。」
她的语气似乎比刚才还要恭敬,更加温暖的笑容堆在了脸上。要是没她带路,雷刚还真找不到去餐厅的路。穿过大堂,走进电梯,直上3层,转过一个拐角,一处装修风格极具中国特色的餐厅出现在面前。地方虽显得不大,但每一件红木傢俱和鎦金饰物都透出非同凡响的大气。
「请雷先生在这里稍等,王总很快就到了。」
制服小姐將雷刚引到一间十分宽敞豪华的包间里坐下,沏好茶,对站在门边的服务员小声交待了几句,笑盈盈地关门出去了。雷刚舒展了一下有点僵直的身子,喝了一口茶。很烫,也不是他习惯的东西,但雷刚没其他事好做了。
「王总,您来了……嗯,您朋友在里面……」
不到五分钟,门外就传来服务员的声音。来人推门进来了,一米八的个头,一丝不苟的短髮,一身灰色衬衣西裤,后面还跟著一个个头稍矮的年轻人,显得很壮实。
「不好意思,久等了。我是王凯。」
王凯微笑著伸出手。雷刚愣了一下,赶快站起身,握住了他的手。王凯对身后的年轻人吩咐了几句,年轻人点点头,微笑著看了雷刚一眼,转身走了。
「我们先点菜吧,一边吃一边聊。」
王凯把一本厚厚的菜单推到雷刚面前。雷刚有点傻眼,不光是因为菜单上的价格,就连上面的很多菜名,他都没有见过。王凯很快发觉雷刚的不自在,自己反倒有点不好意思地说:
「看我,今天做东请客,连点菜的事都要兄弟代劳,太失礼了。」
说著,他叫过服务员,熟练地点好了菜。服务员微笑著出去了。房间里没有了旁人,雷刚感觉舒服了一些。王凯也开始慢慢和他聊了起来。王凯的情况的確如赵鹏介绍的那样,而且比雷刚想像中要年轻一点,颇有男子气的脸庞也算得上英俊了。王凯言谈举止很有修养,乾净俐落,没有半点矫揉造作的感觉。雷刚心里放鬆了许多。两人一边喝茶,一边閒聊,似乎都忘了见面的目的。很快,菜已经上齐。
「你去外面忙吧,不用进来,我和朋友谈点事。」
王凯吩咐服务员。
「好的,王总。」
门关上了,房间里又只剩下他们两个人。
「他们都叫您王总,您是这里的老板吗?」
雷刚一时找不到合適的话头。
「不,只是常来吃饭,认识而���。」王凯微微笑著,
「这里的师傅手艺不错,酒店里有这样的小灶很难得。来,尝尝这个。」
就这样一边吃一边聊,雷刚渐渐对这位大哥有了一点好感,一种舒服放鬆的感觉让他感到愜意。他坦诚地告诉了王凯自己的过去和目前的窘境,当然不包括隱私的部分。
「这些都不是问题,不用担心。我下午就找几个朋友问问,等我消息。」王凯一脸轻鬆地微笑著。
「那,那太不好意思了。很感谢……」
雷刚对他的爽快完全没有心理准备,有点不知所措。
「没事,不要客气。」
雷刚见王凯完全不提「交易」一类的话,自己的心里反倒忐忑不安起来。他毕竟是憋不住话的人,於是硬著头皮说:
「之前,小赵说您要找我见面,是为什么事呢?」话刚出口,雷刚就觉得自己的话傻到极点。
「噢……」王凯微微愣了一下。
「就是想见见你,看能不能交个朋友。」
「那,那您想交什么样的朋友?」雷刚死盯著桌布。
「诚实、可靠、讲信用、爷们儿……最重要的是,身材要绝对好。」
「那您,您觉得我合適吗?」雷刚声音有点低下来。
「我很喜欢。」王凯停顿了一下,「但是交朋友要两个人都愿意才行,雷兄弟要是不愿意,我也不好勉强啊……」
「您需要……我做什么?」雷刚的声音更低了。
「呵呵,哥们儿別这么紧张。」王凯轻鬆地笑了,
「我这个人很直率,你不要介意就好。」
「您说。」
「我就想找一个身材很好的兄弟,可以陪我吃饭聊天,可以让我抱著睡觉,也可以做爱。」
「您是……0號?」
「我是纯1。」
「啊,我也是的……」雷刚感到心里一沉。
「呵呵,没关係啊,我对这个不是很重视,只要能抱著摸摸就很满足了。」王凯还是一样轻鬆地笑著。
「就这些吗?」
「是的,兄弟放心,我不是什么坏人。有什么都先谈好,不愿意的话我一点不勉强。」
「嗯,我知道了。」
「那,那你的意思呢?」
「好,我愿意。」
……王凯和雷刚以前认识的所有人都不一样,吃过饭,他竟然叫车送雷刚先回去休息,他自己还要去办事情。王凯从见面到送他上车,都没有一点佔便宜的举动,甚至连一个好色的眼神都没有。雷刚对他的「正派」有点不適应,回到小旅馆,一头倒在床上,呼呼地睡起了午觉。不愿多想了,不管怎么样,今天雷刚平生第一次,吃到了鲍鱼,还有龙虾……雷刚一觉睡到晚上9点多,赵鹏的电话再次把他叫醒了。
「兄弟,恭喜啊!王总已经托人去给XX俱乐部打招呼了,下星期一定有消息。」
「哦?」雷刚睡得有点迷糊。
「这事你就放心了!对了,王总想约你这週五晚上再见个面,没问题吧?」
「週五?」
「是啊,就是明天晚上。」
「好吧。」
「兄弟,我明天下午带你去我俱乐部练一下,调整到最佳���態,一定能把他套牢。」
「什么意思?」雷刚继续迷糊。
「真不懂啊?王总明天要看你的实力了哦!」
四、初夜
第二天下午四点,雷刚准时来到赵鹏工作的健身俱乐部。赵鹏热心地张罗著带雷刚作访客登记、换好衣服,又带著他在俱乐部里转了一整圈,向其他会员介绍雷刚。
「这是我哥们儿!……」
赵鹏的张扬和几个会员的曖昧眼神,让雷刚很不自在。好在很快赵鹏被经理叫去开会,雷刚终於可以安静地自己练了。昨夜睡得不好,雷刚一直静不下来,心里一直有股莫名的激动。
「要开始做MB了吗?」
雷刚在心里问自己。奇怪的是他竟然找不到一点点羞耻感,取而代之的是抑制不住的衝动。
「反正是靠身体吃饭吧……」
他捏著自己厚实的胸肌,开始有了满足的睡意……雷刚练得很卖力。来这里找工作以来一直没有好好训练了,全身的肌肉里好像储存了用不完的力量。雷刚按赵鹏的「提点」,刻意集中训练了胸大肌和臀大肌,他做臥推和深蹲的架势,吸引了不少会员和教练的目光。
整整两个小时,雷刚感到浑身肌肉又恢復了熟悉而充实的肿胀感,尤其是他壮硕的胸肌和浑圆的臀部,在更衣室里引来其他男会员和教练的一片赞美。六点半,雷刚到达了王凯约定的酒店。虽然还是上次那个酒店,雷刚依然有点紧张局促。
「您好,您是王总的朋友吧?」一个有点面熟的服务员笑盈盈地迎了上来。
「哦,是,是的。」
「嗯……您是雷先生吧?王总刚打过电话,可能要晚点才能到,真是不好意思。请您先跟我去用餐吧,王总已经安排好了。」
「哦,行,好的。」
这次是在酒店顶层的自助餐厅。雷刚被安排坐在窗边的一张小桌,放下运动包,终於感到了一点轻鬆和愜意。雷刚以前在队里的时候,运动员配餐基本也是自助餐的形式,但他从来没有见过这么丰盛的自助餐。几乎大部分食物都是他没有吃过的,席间的大提琴和钢琴演奏更使他感到格外新鲜。
雷刚克制著狼吞虎咽的衝动,一方面不想自己在这群衣著光鲜的客人中显得更加醒目,一方面也是因为赵鹏特別的嘱咐:晚饭千万別吃太饱,影响腹部曲线。雷刚虽然觉得赵鹏那小子太多事,但还是按著他的话一件件做了。其实,他心里对今晚的「检验」,也是非常重视的。很快,雷刚感到自己有五成饱了,正考虑要不要继续多吃点,王凯忽然出现了。
「王总……」雷刚正要起身,王凯拦下他,在他对面的椅子上坐下。
「不好意思啊,兄弟,本来今晚和你约好,没有安排其他事情了,谁知临时有个重要的应酬,不得不先去了一下。真是对不住。」王凯真诚地说。
「没事的,没事的……」
「兄弟吃好了吗?这里的菜吃得惯吗?」
「很好的,多谢王总。」
「兄弟別这么叫我,太见外了,以后叫我王哥就行了。」
「好,好的,王哥……」
王凯很开心的看著雷刚把盘中的食物吃完,带他离开餐厅,走进了电梯。
「2908。」
王凯一脸轻鬆地翻看著手里的门卡。雷刚看著他高大的背影,心里开始有了些紧张。走廊很安静。门开了,门卡插上的一瞬间,房间里所有的灯都点亮了。
「兄弟,进来坐。」
王凯回头看看身后的雷刚。雷刚从来没有见过这么漂亮的房间。这是一间奢侈的大套房,宽敞的中厅,炫目的吊灯,豪华的沙发,柔和的微黄灯光以各种层次充溢在整个空间里,整整两面墙的大落地窗,透著窗外这个城市绚丽的灯火。王凯按了几下遥控器,房间里响起慵懒的爵士乐。
「兄弟来坐啊……」
王凯从小冰箱里取出两瓶果汁,放在沙发前宽大敦实的木茶几上。闲聊。还是闲聊。王凯还是那样一副轻鬆的样子,时不时发出爽朗的大笑。雷刚也慢慢摆脱了局促不安,放鬆下来。
「嗯,兄弟今晚方便在这里过夜吧?」
「嗯……方便。」
「那太好了,我先去洗个澡,一会儿咱们继续聊。」
王凯高兴地走进了浴室。时间,很漫长。雷刚看著窗外这陌生而美丽的灯火,听著渐渐习惯的爵士音乐和门那边的水声,心里的那股紧张重新涌上心头。水声停了。很快,王凯穿著白色的浴袍从浴室出来了。
「啊,舒服多了,兄弟要不要也去洗一个?」
王凯轻鬆地拉著腰带,宽大结实的胸肌在浴袍的衣襟间若隱若现。
「好吧。」
雷刚在浴室里呆了很久。对著浴室的大落地镜,雷刚发呆看著自己的赤裸的身体。下午的恢復训练效果很好,肿胀的发达胸肌自然地彰显著性感的厚重,全身凸凹有致的肌肉散发著雄性的力量。
「要出去了吗?要开始了吗?」
雷刚明白自己的身体將要取悦那个等在外面的人。他其实並不是一定要这样做的,但他感到自己不得不做。
「不就是看看、摸摸吗?有什么大不了的?」
雷刚一遍遍说服著自己。雷刚决定出去面对一切了,可怎么也找不到浴袍,只好拿一条浴巾围在腰间,推开了浴室的门。王凯转过头来,眼睛猛地一亮,突然的炽烈的眼神让雷刚一阵不知所措。
「我找不到,找不到浴袍。」
「哦,浴袍在镜子右边的隔板上。」
王凯目不转睛的看著雷刚,
「不用去找了,兄弟这样挺好,真的。」
「好吧。」
「来,坐。」
王凯拍拍身边的沙发。雷刚在他身边坐下,两手继续抱著他的那瓶果汁。
「兄弟身材真的太棒了。」
王凯直截了当的一句话,让雷刚心头一颤。
「兄弟没参加过什么健美比赛吗?」
「没,没有。」
「太可惜了,兄弟这条件绝对够实力。兄弟都是自己练的吗?……」
话题转移到健美上,雷刚的话匣子很快就打开了。训练计划、补剂饮食,雷刚渐渐成了交谈中的主讲人,���里的紧张也消失了。王凯认真地听著,眼里充满了欣赏甚至崇拜。雷刚开始应王凯的要求展示肱二头肌和肱三头肌的围度。
「兄弟,我可以摸一下吗?」
「可以。」
雷刚对触摸一下手臂一点都不在意。
「靠,太强了!」王凯发出第一声略带「粗俗」的赞嘆。
雷刚得意的笑了。
「可以摸一下胸吗?」
「嗯……」
王凯的手指接触到雷刚胸部光滑皮肤的那一霎那,雷刚心头一紧。王凯的左手轻轻贴在雷刚壮硕的胸肌上,沿著那性感的线条慢慢滑动著,缓缓从胸肌滑到上腹,然后原路折返,轻轻地托起他发达的胸肌,当手指慢慢滑过雷刚已经坚挺的粉红乳头时,雷刚的胸肌不由自主地收缩了一下,喉咙里发出一声轻轻的喘息。
雷刚转头看著王凯,王凯的眼睛里已经充满了雄性的慾望……喘息。越来越粗重的喘息。雷刚毫无戒备地靠在了沙发上,闭上了双眼。该发生的总要来的。雷刚已经想得明白,只是还不能面对。双眼紧闭。王凯已经跪在了雷刚的两腿之间,两只手在他发达的胸肌上任意游走著。他的手法是纯熟的,纯熟得让雷刚有些忘乎所以。胸肌上恰到好处的托握揉捏让雷刚充分感受到自己的分量,乳头上灵巧狡黠的捏扫撩拨让雷刚经受著一阵阵触电般的酥痒。
很快,喘著粗气的雷刚开始不由自主地扭动身体,胯下的浴巾支起了高高的帐篷。王凯的双手沿著雷刚凸凹有致的腹肌滑到了他腰间浴巾的边缘,轻轻拉开。雷刚紧张地拦住他的手,同时睁开了眼睛。五秒,王凯与他对视著,眼睛里充满了诚恳的期盼。雷刚粗重地喘息著,放下了手,重新闭上了眼睛。王凯慢慢地拉开了雷刚的浴巾,小心翼翼得像打开一件天赐的礼物。雷刚壮硕的身体毫无保留的展现在了他的眼前。
浓眉下紧闭的双眼……紧闭的双唇……粗壮的脖子……宽阔圆实的肩膀……粗壮的手臂……壮硕无比的胸肌……凸凹有致的腹肌……粗壮有力的大腿……此刻,王凯全部的注意力都停留在了雷刚的大腿根部。一小片短粗的黑亮阴毛下方,一根粗大的肉棒昂首挺立,浑圆硕大的龟头胀得发红,顶端的马眼已溢出晶莹剔透的粘液,下方那硕大饱满的阴囊充满著雄性的力量。王凯的手指灵巧得在雷刚粗壮的阴茎上揉捏拨弄著,感受著它的硬度和弹性。
雷刚不由自主地挺起阴茎,配合著他的动作。王凯的另一只手轻轻托起雷刚沉甸甸的阴囊,小心地揉捏著,感受著它的饱满和重量。越来越多的粘液从雷刚的龟头前端涌了出来。王凯开始用手握住雷刚的粗大阴茎上下套弄,强烈的快感让雷刚情不自禁的发出了呻吟。王凯的另一只手开始在雷刚壮硕的身体上四处游走,试探著他每一个敏感的颤抖。
「他……他想干什么……算了,隨他玩吧……」
雷刚此刻已经没有了先前的羞涩紧张,完全敞开了身心。雷刚的身体完全被强烈的快感控制了,他紧闭著双眼,大口大口的喘息著,全身发达的肌肉隨著王凯游走的手指收缩扭动著。王凯目不转睛的捕捉著他的每一个表情和每一个小动作,享受著控制和拥有的感觉。
十五分钟过去了,王凯已经基本掌握了他所能接触到的雷刚所有的性敏感带,其中最令他著迷的是雷刚粉红的小乳头,惊人的敏感度让他爱不释手。王凯停止套弄雷刚的阴茎,俯下身,开始用舌头舔弄他裹在饱满阴囊里的那对硕大浑圆的睪丸,同时两手滑到雷刚壮硕的胸肌上,轻轻捏住了他那对坚挺的乳头,开始一阵阵暴风骤雨般的揉捏拨弄。强烈的刺激让雷刚忘乎所以的大声呻吟起来,全身的肌肉剧烈的扭动著。从他的乳头传出的快感像电流般荡漾到全身的每一个细胞,阴囊的酥痒刺激著一股暖流从阴茎根部缓缓涌起。不到两分钟,王凯感觉到雷刚的阴囊开始慢慢收缩,也听到雷刚的喘息和呻吟越来越急促。
「来了!」
王凯抬起头,加快两手磨擦雷刚乳头的动作,全神贯注的观察著雷刚已濒临高潮边缘的肉体。极度的兴奋使雷刚全身的皮肤有点微微发红,细密的汗珠遍布他的全身,他的每一块肌肉都隨著王凯刺激乳头的动作抽搐扭动著,壮硕的胸肌隨著粗重的呼吸上下起伏著。很快,雷刚的身体紧张地弓了起来,他不由自主地竭力挺起自己的胸部,头向后仰起,牙关紧咬,全身发达的肌肉纠结著。
「怎么……就要不行了……要不行了!」
雷刚强忍已久的坚持瞬间崩溃了!只见他有力的大吼一声,紧绷的身体猛地向上挺起,壮硕的胸肌猛然一紧,大腿根部那早已满是淫液的粗壮阴茎微微一翘,从龟头顶端有力地喷射出一股白色水柱!一股,两股,三股……伴隨著雷刚身体的收缩,一股接一股滚烫的精液喷射到他筋肉纠结的腹肌上。王凯目不转睛地捕捉著雷刚性高潮的每一个细节,直到他停止射精,慢慢平復……很久,雷刚无法睁开双眼,他无法面对一个仅用手指控制自己的乳头就让自己达到完全的性高潮的男人。最终,王凯用温暖的拥抱打破了雷刚的僵局。躺在他的怀里,雷刚感受到了一种前所未有的安全感……
王凯带雷刚再洗个澡,不断赞嘆著雷刚性感的肌肉,尤其是他壮硕的胸肌和浑圆的臀部。雷刚从最初的紧张羞涩,开始变得自豪得意,笑容也越来越自然了……臥室,那张顶部装了镜子的柔软大床上,王凯趴在雷刚一丝不掛的壮硕肉体上,尽情探索著这个肌肉壮男的性慾极限。雷刚完全放鬆地將自己的身体交给了他,任由他或温柔或疯狂的抚摸、揉捏、拨撩、套弄、亲吻、舔弄、吮吸……只是在王凯试图扒开雷刚的双腿,入侵他的后门时,雷刚固执地抵抗著。王凯並不勉强,转攻他身体的其他部位,直到雷刚在一阵紧过一阵,已经亮了。王凯抱著熟睡雷刚赤裸的身体,轻轻抚摸著他发达胸肌和浑圆臀部的曲线。
「真是个尤物……」王凯满足地回想著。一夜,五次高潮,充沛的精液,饱满的力度,让王凯在心里一次次赞嘆著。
「他,就是我要的了……」
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fka-shanghai · 10 months ago
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104 :名無しさん名無しさん:2009/11/19(木) 14:57:38 よう、ニートども! 元気か。 今日はオレ様がお前ら腐れ豚でもアニメーターになれる方法を教えてやる。 まずは鉛筆を用意しろ。 鉛筆が無いやつは画材屋か文具店かホームセンターかスーパーで買ってこい。 ネット通販は駄目だ。 今すぐ買え。 Bを買え。 鉛筆削りが無い馬鹿はそれも買っておけ。 消しゴムは買うな。 必要ない。 紙はA4のコピー用紙だ。 これも手元に無い奴は今すぐ買いに行け。 用意ができたら描け。 とりあえず何でもいいから20枚描け。 すると手が慣れてくる。 緊張もほぐれる。 ウォーミングアップは終わりだ。 次に模写をやってもらう。 『電脳コイル ビジュアルコレクション』の模写だ。 他の本では駄目だ。全く駄目だ。 この素晴らしい原画集を表紙から強制的に順番に模写して行け。 消しゴムは使うな。 失敗した線を残したまま描き進めろ。 A4の紙を動画用紙だと思って適切な絵のサイズで仕上げろ。 決して小さな絵を描いては駄目だ。 鉛筆で線を引くときにも指を動かしてばっかりいては駄目だ。 肩を動かして描け。 全身で描くんだ。 この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる。 間違いない。 この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる、というのは嘘だ。 だがこのプロセスは必要だ。 まずは理屈ではなく経験によって体で覚えるんだ。 理屈はその後でいい。 さて、理屈だが、『アニメーターズ・サバイバルキット』を 注文して買ってもらう。 その他の本は一切読まなくていい。 『ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法 ― The Illusion of Life ―』 も良書だが、 読むのに時間がかかりすぎるし、アマゾンでは現在在庫切れだ。 『アニメーターズ・サバイバルキット』は2~3日あれば読める。 よく分からない所があっても、とりあえず通読しろ。 読み終わった頃には、最初の方の内容は忘れているだろうから、 もう一度読み直せ。 ただし今度は模写をしながら読め。 全ページ分の模写だ。 これは絵柄が簡単だからかなり楽しい作業だ。 この再読&模写の作業が終了する頃にはありえないほどの自身が付く。 騙されたと思ってやってみろ。 ポイントは、教科書は『アニメーターズ・サバイバルキット』のみに 絞るということだ。 多少の違和感もあるだろうが、 とにかくこのアメリカ式の作画理論を身に付けろ。 勉強はまだまだ続くが、順番は守れ。 そうすればお前もアニメーターになれる。 上に挙げた2冊の模写が終わったら、『アニメーションの本』を注文しろ。 この本には、近藤善文が作った練習課題が載っているから、それをやれ。 2冊分の模写を終えた奴なら必ずできる課題だ。 だが、何の勉強もしていなくても、 いきなりこの課題を��用にこなす奴もいる。 そういう天才もいるが気にするな。 天才じゃなくてもアニメーターにはなれる。 この本はプロになったら必ず使う本だから必ず買え。 必ずだ。 巻末にある動きの実例集が役に立つ。 値段も安い。 動きの基礎が分かってきたら、今度は絵の練習をしてもらう。 絵は上手ければ上手いほどいい。 練習をしすぎるということはない。 その練習だが、まず人物画からやってもらう。 教科書は『やさしい人物画』だ。 たぶん、これはもう持っているだろう。 持っていない馬鹿は、大き目の書店で買うか、注文しろ。 だが、持っていても、 全ページ分の模写をやった奴はそんなにいないだろう。 やれ。 終わったら、人物画の練習はとりあえずやめておけ。 ここで色々な本に手を出して、 人物画ばかりやっていてもあまり意味がない。 次は動物画の練習だ。 教科書は、『動物画の描き方』だ。 この本を模写すると、 “あ、人間と~、動物って~、同じ~じゃん~”ということが分かるはずだ。 そのことが分かったら、人物画の練習を再開してもらう。 パースの込み入った勉強は、まだ必要ない。 今のところは『やさしい人物画』で学べる内容で十分だ。 あせってマグの本に手を出すな。
アニメーターになりたいという人集まれ - 絵が上手くなりたいお
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zdlmlq · 2 months ago
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藤高和輝さんと高島鈴さんのトークイベント(クィアに)書くこと
藤高さんが講義の始まりに、「フェミニストか性差別主義者か、今後どちらかとしてしか生きられないならどちらを選ぶ?」と尋ねたら口籠る学生がいた、という話で客席から「えぇっ」という声があがって、なんていうか歌舞伎の大向かいみたいでたのしかった。
ええっ、と声に出すのはたのしい。こう言ったらこう返してくれるでしょ?という定型のやりとりって本当にたのしい。でもそれがバトラー入門という本にまつわるトークイベントで発生するのってどんな種類の皮肉なんだろうと思った。
それが正しいか正しくないか、当たり前か当たり前でないかの判断にはいつだって疑問を持つこと、それが自分にとって当たり前で正しければ正しいほどに、という哲学の土台がひっくり返る瞬間に何人かの知人ら(そのイベントにはバイト先の本屋のスタッフが私を含めて4人、元スタッフが2人いた。あの場にいたジュンク堂のスタッフさんより多かったと思う)(何人か、というのはあくまでもわたしを含めた何人か、で、これら全員ではありません)は疑問を持って、終電がなくなった池袋で頬をふくらましているのでは思うほどわかりやすい不貞腐れ方をしている人を見てうれしくなった。
フェミニストか性差別主義者か、の二択でフェミニストを選ばない奴は"えぇっ"だ、
そうね?
その通り!
(ここでミソジニーとしていままさに叩かれている村上春樹を引用したのはただのノリで皮肉の上塗りじゃないんですよ)
なんていうか、わたしが問われたらわたしも絶対に口籠る、質問者の定義するフェミニスト/性差別主義はわたしの思うそれと同じか確認できないうちは、確認できたとしても、素直に相手の望む選択をすることで定型の強化に加担するノリについていけるのかはかなり怪しい。
ただわたしはちょうっぜつ藤高さんの大ファンなので藤高さんからの質問なら全然規範の強化でもよろこん��やっちゃうしジュンク堂のイベント会場でも「えぇ〜?」って言った。大きめの声で。ファンミーティングだと思ってるから。
あのイベント会場のようなものがたぶんある人々にとってはユートピアなのだという想像をする。あたたかくても閉鎖的な場所。それは藤高さんや高島さんが話していたユートピアとは違うんだろうけど、私がユートピアと聞くとどうしてもあの場に近いものを連想してしまってちょっとこわくなっちゃう。こういう単語ってどういう解釈で使われているのかを確認って本当に重要だなとトークイベント中にも感じた。
トラディショナルなコール&レスポンスの後で、藤高さんがしていた「誰に向けて書いているか/話しているか」は、ほんといい話で聞いてて泣いちゃいそうだったしわたしもたぶん、似たような意識で仕事をしていることがある。最近ハン・ガンがノーベル文学賞をとったニュースを観た時に、『ギリシャ語の時間』を読んだ、という理由ですこし珍しいテーマの選書を申し込んでくれたお客さんのことを思い出した。そういう人たちのこと。あなたみたいな人のためにやってるんですよ、と、本当はこころから全員に思いながら仕事をしたいなぁと思う。
誰か、死にそうな誰かに死ななくて大丈夫だよと声をかけたくて、藤高さんも高島さんもそれぞれの著作で違う言い方でそういう声の掛け方をしてくれている。高島さんが著作の序文だけ褒められたことあって、みたいな話をしてらしたけど正直わたしも高島さんの本は序文のさらに最初の方ですさまじく感動して、でも「権力の構造の外に立て」というような言葉でこの本は私に向けては書かれていない、と思ったから気持ちがわからなくもない、歳を重ねた健康な人間が権力の構造の外にいることなんてこの国ではほとんど不可能に近くて、外に立った気になってしまったらそれこそもっと本当に、誰かを殺すような暴力を無自覚にふるうことになると思う。わたしは、それが一番こわい。だから外に出ろと言われても出た気になんて絶対にならない、内側からどうにかすることばかり考えてしまう。
うん、でもその高島さんが藤高さんの書いてきた文章に対して「内側から揺さぶっている」みたいなことを(メモとかしてないんだけど〜)話しているのってすごいことで、うれしかった。
誰か、死んじゃいそうになりながらなんとか生きている人たちに死ななくていいし死にたくていいよと声をかけたくて仕事をしているけど、どのような声をかけ方をしたら、どんな声なら聞こえるのかって本当に相手によって違って、そこを乗り越えるための文体や媒体だと思うんだけどあのすばらしいバトラー入門はだから、本当にあのタイトルと新書で出る必要があったし、それと同じくらいエッセイ集や本当にファンジンとしての形をとって別のタイトルで発売されたらいいなと思う。全く同じ内容で。
8月2日、B&Bのトークイベントの時に二丁目で働いている方が最後��していた質問のことを、詳細は全く覚えていないのによく思い出すんですよね。高島さんと藤高さんも理論と実存という話はしていたけど、結局本を読める人間、しかも新書や哲学書が目に入る生活ができるほんの一握りの人間にしか届かない理論ですくいあげられた人は、わたしは、どのような暴力の被害者であれ結局ものすごく恵まれている。ただの幸運で恵まれて本が読めてすくいあげられたわたしと、それが届く前に死んだ人たちをわけたものについてよく考える。結局暴力を受けないで育った人びとくらいの幸運を、わたしだって十分享受した気がしているのに半端につらさを共有できる場所にも立てて卑怯だと思ってる。��あんたはいいよね」と非難をこめて言ってくれた人たちも死んじゃったから自分で言っていくしかなくて、たぶん死ぬまで後ろめたいし恥ずかしい。その恥ずかしさを完全に引き受けてもいなくて、こうやって話して「まぁしょうがないよ」って誰かが思ってくれるのを知ってるから最悪。最悪なりにでもやれることとして、読んできた本をできるだけあなたに、死にたくて死んじゃいそうな「あなた」に届けたいから本屋にいるんだけどわたしの店って入場料制でめっちゃゾーニングされてるから最近はポッドキャストとかしてる。
まとまらないな、たのしかったんですよ。
座っている位置的に高島さんが藤高さんに向けた笑顔がよく見えて、本当にきらっきらの笑顔ができる人なんだなと思った。藤高さんがサインくれる時に宛名かきながら「あっ、………髪型とか、変わりましたか?」と気まずそうな笑いを含めて言ってくれたの面白くて、でもすんなり「自分自身を説明すること」というわたしの企画したイベントのタイトルはなめらかに口にしてくれたことが本当にうれしくて、なんだろう、本当はもっともっとたくさんの人に聞いてほしかった。し、仕事のやる気はなんかもらえた。
前日大阪で長谷川白紙観てたんだけど魔法学校で『外』を聴いてからずっと思ってる、長谷川白紙にとっての外ってなんなんだろう、という問いが自分の中で膨らむステージで、KID FRESINOが登場してくれた時本当に安心したんだけど、なんていうか、わたしにはわたしと気が合わない他者が常に必要なんだなと感じる。わたしはわたしへの感情によってわたしの言う意味不明な言葉たちにあたたかく頷いてくれる人が一番こわい。咀嚼されずに丸呑みされたり、あるいはその人の領域に持ち込まれて歪められて受け入れられていると感じると不安になる。(訳わかんねえこと言ってるな)って思い続けてほしい。その中で時々、ぴたっと通じる瞬間がうれしい。わたしにとってはそれが外です。普段文句ばっかり言ってるけど、わたしのいる本屋にはそういう人たちが多いからけっこう助かってるよ。
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大阪、唯一した観光的な箇所 スーパー玉出
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ashi-yuri · 3 months ago
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スイスで見た博物館・美術館 備忘録
栄華で罪深い過去と共に。
いろんなヨーロッパ絵画や歴史的史料を見るなかで、少しだけヨーロッパやスイスのイメージが具体的になってよかったな。
ぜんぶ素人の適当な感想なので、気軽な旅行気分で流し読みしていただければ幸いです。
ラ・ショー・ドゥ・フォン
時計博物館
Lorelei and the Laser Eyesに出てきそうな大きく複雑で謎めいた時計がたくさん見られて楽しかった。歴史的な展示もされていて、最初は日時計・砂時計から始まるのだけれど、最後正確性を求めるうちに、メカメカしい原子時計までいくのが面白かった。
時を、航路を、労働を、計り刻む合理性の象徴としての時計。
写真は複雑なアナログ時計と精密な原子時計。
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ヌーシャテル
美術・歴史博物館
地域のちょっとした歴史資料館見るのが好きなので。トラベルパスという共通観光チケットがあれば無料で見られるのも気軽でよい。(多くの博物館・美術館も同様)
小規模だけれど、全体的にまじめに作られていて好印象。精巧な自動人形が見られたのも楽しかった。緻密な絵を描いてくれる!
建物も立派。スイスは町中に豪華で立派で石造りの重い建物がずっとのこっている。
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「植民地主義者の銅像をどうしますか?私たちは公共の場で何を、どのように覚えておきたいのでしょうか?」
印象的だったのは、地域の名士の銅像をどうすべきかという展示。ヌーシャテル中心部に立っている町の発展に寄与した名士は、実は奴隷貿易や三角貿易で富を得た人物であり、現代において彼を称える銅像が町にあるのは是か非か、市民はどう考えるのかという展示。地域の歴史紹介や美術家や歴史家など専門家のオピニオンビデオ、市民への公開アンケートなどを用いて多角的に議論の素材を提供する。正解はないけど、とりあえずみんなで過去を踏まえて考えて議論して、今後決めていこうというスタンス。
過去の他地域への搾取とそこから得た富・美を現在どう扱うべきかというテーマは、このちいさな地域の郷土資料館をはじめ、後述するようにほかの美術館当でも見られて、スイスやヨーロッパ全体での時流でもあるのかもしれない。
ベルン
パウル・クレー・センター
クレーの作品は今まで散発的に見たことあるだけでそんなに興味なかったのだけれど、作品をまとめて見られて、なんとなくよさがわかってよかった。作品保護の観点から、展示点数は規模のわりに少なめ。
限られた二次元の色と線という手法でいかに現実を描きうるかという自由で多様な実験みたいな作品が楽しい。絵単体というより、そのいろんな試みが自分には興味深かった。
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晩年の、勢いを増すナチス・ドイツの勢力から逃れて故郷ベルンに戻ったのち、なぜか線と色に迷いが消え、寡黙で内省的で象徴性を増していくなぞめいた作品群が個人的には好みだった。
ローザンヌ
リュミエーヌ宮・自然博物館
たまたま休憩に立ち寄った立派な旧宮殿内に、無料で市民開放されている博物館があったので。
おおきなマンモスの化石があった!ほかにもたくさんの剥製(絶滅種も含む)や鉱物・化石が展示されていて、時間なくてゆっくり見て回れなかったけれど、思いがけず充実した展示があり楽しかった。ここも建物が古くて立派。
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チューリッヒ
チューリッヒ美術館
中世から現代美術までいろいろなヨーロッパの美術作品がたくさん集まっている。自分の精神は近代で止まったままなので、いろいろな近代絵画が間近で見られてうれしかった。ほかの美術館等と違いトラベルパスは対象外で、別途入館料が必要なので要注意。
マグリットやキリコやフランシス・ベーコンの作品が近くで見られる!やった!!
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ムンクのこの絵も、線と色合いの構成がしっかりしたふつうの風景画だけれど、見てるとつらくなってくるような感じがあってよかった。
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現代美術
バングラデシュ・ダッカ出身の非営利コレクティブが作ったインスタレーションがよかった。少しだけダッカという地域と縁があったので。
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急速な経済発展と社会の変化、押し寄せるたくさんの海外資本・商品・文化と市場社会、そのなかで抱える戸惑いや経済発展への期待や先進国への不信感。作品で表された、現地産業であるニットで編まれたキャンベル缶や粗末な屋台に並ぶたくさんの商品≒危険物のなかに、わずかに知っていたバングラデシュに住む彼らの思いを、芸術作品を通して改めて知れたようでよかったと思う。
デモによる政権交代後、みんなどうなるのかな。無事であるといいの��けれど。
ジャコメッティ作品
スイス出身の作家ということで、こちらも今まであまりよくわからなかった人なのだけれど、この機会にまとめて作品を見ることができてすごくよかった。人間性の衰弱と危機のなかでの抗い、というモダニズムなテーマよかったな。フランシス・ベーコンや河原温とかもそうだけど、モダニズムのなかで人体の徹底的な解体と再構成を描こうとする作品が好きなのかもしれない。
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存在だけ再構成されたよろよろしてる犬。かわいいね。
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企画展
チューリッヒ美術館のコレクションに多大な貢献をした武器商人「Sammlung Emil Bührle氏」の所蔵コレクションの今後の在り方について問うもの。
戦争という場を利用し、武器の販売で得た多額の富により築かれたコレクション。ここに飾られる絵画の額のすべてには「Sammlung E.G. Bührle」と刻印がされている。モネのきれいな睡蓮などもこの額に囲われ、周辺情報が気になって作品単体の鑑賞が難しい展示。
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なお、ほんの一部にナチス・ドイツがユダヤ人から押収した作品も含まれており、こちらについては返還手続きを進めており、展示不可となっているとのこと。
だから作品すべての来歴を明らかにし、それはQRコードで開示されている。展示自体がこれらの周辺情報含めて、たくさんの犠牲とそこから得た利益という過去のうえに築かれたコレクションをどう維持し、どういう文脈とともに展示していくか問題提起し、議論するための場となっている。
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非常に難しい問いかけであり、自分にはどういう方向性に進むのがいいのかわからないし、作品鑑賞の場としては周辺情報が多すぎるし、けれど無視できない・そうすべきでない問題なのもわかる。過去からは逃れられないけれど、いつか作品そのものをちゃんと鑑賞できる環境が整えられる日が来るんだろうか。
日本では、国立近代博物館の戦争画展示や藤井光氏の展示などが、自分が知っている中では社会的・歴史的経緯に取りまかれる芸術と展示の問題を取り扱っていて、たまに気になって見に行く。
(チューリッヒ美術館まとめ)
いろんなお金と美術と考えが集まる場所なので、ものすごく駆け足に1時間半で見たら大変でした!
ジュネーブ
ルソーの像・ルソーと文学の家
ルソーの諧謔と矛盾に満ちた「孤独な散歩者の夢想」が好きなので、ルソー詣でをしてきた。
家のほうはふつうに1Fでカフェを営業していたのが意外。テーマごとにおしゃれでコンパクトな展示となっていて、日本語ガイドのレンタルもありで見やすい。「孤独な散歩者の夢想」展示が見られたので満足!
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国際宗教改革博物館
小ぶりな建物ながら、展示はきれいで整理され、非常に充実・意欲的な内容でよかったな。特設Wi-Fiで接続できるホームページから多言語対応されていて、しっかり翻訳された日本語で見やすく展示解説が読めるのも、ちゃんと説明しようというやる気を感じた。
当然プロテスタントの視点からの展示だけれど、あまり宗派に偏らず、比較的フラットに解説されている印象(自分がキリスト教に不明のためわからないだけかもしれないけれど)
聖書がラテン語からドイツ語・フランス語・英語に翻訳されることで、書物が権力関係を変え、そして社会が変わっていったことを、当時の書物を通して少しだけ思いを馳せることができるようでよかった。
写真はラテン語から英語やドイツ語など様々な言語に翻訳された、宗教改革当時の聖書。
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ジュネーブに滞在し、宗教改革で大きな役割を果たしたカルヴァンについては、偶像崇拝を厳しく禁じていたため、彼が使ったといわれてるコップしか遺物が残ってなくて、それが展示されているのがおもしろかった。
宗教改革でよりモダンな形に切り替わったキリスト教が商業主義・物質主義���取り込まれていくこと、女性や疎外された人々がプロテスタントの教義について議論する演劇をもとにした映像作品、そして今日的な「プロテスト」の在り方など、意欲的な展示構成も見ていて楽しかった。時間の都合上、駆け足でしか見られなくて残念。
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ざっくりまとめ
海外でもGoogle翻訳のカメラ機能で展示解説をおおむね読むことができるので本当に助かる。ホームページやガイド端末で日本語含めた多言語対応しているところも意外とあった。
自分が行った場所はどこに行っても古く重い石造りの建物が残っていて、重く逃れられない過去のなかにずっといるようで印象的だった。
小さいけれど、伝えたいことがちゃんとあって、資料の保存や展示の意義を問い続けるような博物館・資料館は、国内外問わず見ごたえあっていいなと思う。大きな美術館や公設の資料館とかもそれぞれ姿勢に違いがあって、いろいろ見られて勉強になった。
最後にいい感じの湖の写真で終わります。湖は最高。
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kaarijajpn · 7 months ago
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【募集】日本からKäärijäへメッセージを送ろう!
企画人である私、藤代リラが、7/5(金)にフィンランド・ヘルシンキのAllas Sea Poolで開催されるカーリヤのライブに参加するにあたり、Käärijäに日本のファンダムか��のメッセージを届けたいと思っています。 ぜひたくさんのご参加をお待ちしております!
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【参加資格】 日本在住カーリヤファン(※国籍不問)または海外在住日本人カーリヤファン 【プレゼントの形式について】 何か日本を感じられるものに、皆さまからいただいたメッセージを印刷して貼り付けてプレゼントしようと思っています。 メッセージの量によってどのような形にするか決めますので、追って皆さまに作成状況をシェアいたします! 【募集内容】 カーリヤへの応援メッセージを以下の条件で募集します。
<言語> 日本語が母語の方・日本語が得意な方は日本語で、それ以外の言語の方が得意な方はご自分の得意な言語で。
<様式> 文字数:日本語400字相当以内(英語だと目安として200 wordほど)。短い一言でも、熱い想いを語っていただいても、どちらでも構いません。 形 式:���書きしたメッセージを、画像またはpdfデータでご提出ください。なお、いただいたデータは紙面に印刷しますので、文字がはっきり見えるよう、ご協力お願いいたします。(※手書きが難しい方は、その旨添えて、メールorメッセージ本文にベタ打ちでご提出ください)
<翻訳について> 可能な限りご自分で用意した英訳を、メッセージに添えてお送りください(グーグル翻訳でがんばる!でも、英語が得意な知人に頼む!などでもかまいません)。 こちらは手書きではなく、提出いただく際のメールorメッセージ本文にベタ打ちで大丈夫です。カーリヤにメッセージの内容が伝わるよう、皆さまの手書きメッセージの側に訳文を添えて貼付します。 どうしてもご自分で英訳を用意するのが難しい方については、その旨お知らせください。できる限りのニュアンスを汲んで私が英訳させていただきますが、素人の翻訳ですのでそのあたりはご了承ください。 なお、フィンランド語訳が可能な方は、英訳のかわりにフィンランド語訳を添えてください。 また英訳については、明らかな間違いに気づいた時以外は校正いたしません。 <その他> ・メッセージにイラストを添えたい方は、家庭用の普通のプリンタでの印刷となることをご了承の上、画像(jpeg/png)またはpdfにてお送りください。また、サイズはかなり小さくなる可能性があることもご了承ください。 ・手書きメッセージには、お名前(SNSでお使いのニックネーム等でOK)を添えていただけるとありがたいですが、必須ではありません。
【提出先】 下記いずれかの方法でご提出ください。また、ご質問がある場合も、下記いずれかからお問い合わせください。 ○メール ezorisu★tutanota.com (★→@) ○XのDM @muraski1jo ○instagramのDM @lira_kaarijafan_japan
【提出締切】 2024年6月14日(金)23時59分 ※日本時間
【注意事項その他】 ・公序良俗に反するような表現、また政治的意図等が含まれているメッセージは受け付けかねます(例:わいせつな表現や、○○国の戦争をやめさせて!など)。 ・万が一当日にプレゼントを会場で渡せなかった場合でも、必ず本人に届くよう別の方法を検討いたします。 ・紛失・破損等が起こった場合の責任を負いかねるため、物品を代理でプレゼントすることはいたしません。ご了承ください。
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reportsofawartime · 11 months ago
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731部隊石井四郎隊長がA級戦犯を免れるまでの足跡を追ったドキュメンタリーですが、丸っきり今のmRNAワクチンからレプリコンワクチンの人体実験および医療産業複合体のネットワークとシンクロしています。勿論、内藤良一の名前も出てきますし、北野政次、朝枝繁春、服部卓四郎なんかの名前も出てきます。厚生労働省正門前に、薬害エイズ事件などを二度と起こさないとの誓いの碑はあっても、731部隊の人体実験を二度と起こさないとの誓い碑は無いどころか、その存在すら日本政府は認めておらず、故に現在の日本人がマルタにされています。岸信介や児玉誉士夫、笹川良一、正力松太郎、緒方竹虎、塚本素山らおよび彼らが作った似非保守と日本医師会が、日本国民の健康・生命と財産を外国勢力に差し出し、自身の罪を被せたと言っても過言ではありません。日本国民は、本当の歴史を知らなければ、いつまでも見えない戦争で、自身のDNAまで侵され続けるでしょう。目を覚まして下さい。 暗殺覚悟で真実を投稿する、731部隊と日本の製薬会社とレプリコンワクチンの関係!Self-amplifying mRNA vaccines、通称レプリコンワクチン。人間の体内で自己増殖するmRNAワクチンだ。これがMeiji Seikaファルマが製造販売し、臨床治験が承認されてしまった。これが731部隊と関連するのだ!一般財団法人化学及血清療法研究所、通称『化血研』の事業をKMバイオロジクス(株)が2018年7月2日に引き継いだ。さらに、2018年10月17日にMeiji Seika ファルマとKMバイオロジクス(株)コ・プロモーション契約を締結し、事実上Meiji SeikaファルマがKMバイオロジテクスを飲み込んだ形だ。  このなかにワクチン事業を戦後すぐから行っている化血研が存在している。  この化血研は、なんと戦後すぐの1945年12月26日に設立されている。  しかも、化血研は不正事件を長く起こしていた。各種ヒト用ワクチンで遅くとも1974年ごろから、製造時に添加剤の量の変更や国の承認書にないヘ��リンの添加を行ったり、加熱方法を変更するなど、本来の製造方法の一部変更の承認手続きを踏むことなく、血漿製剤を承認書と異なる方法で違法に製造し始めていたのだ!!  この事件は、最終的に理事長などが責任をとって辞職して終わったことにされた。  しかし、どうみても「会社ぐるみ」「時の政府との癒着」があったのは事実だ 化血研は、日本のインフルエンザワクチンの3割前後を供給していたので、生産ラインを止めるわけにはいかない、というのが厚労省、検察の基本になっているからだ。  この化血研は、あの「731部隊」との系譜があるのだ 731部隊といえば、石井四郎中将を中心とした、関東軍の防疫「研究」を担い、細菌を使った殺戮方法の研究をしていた、当時でも国際法違反の部隊だ。  731部隊の研究者は、多くの者が現在の武田製薬の人間である。  この石井とともに中心的メンバーであった幹部に「内藤良一大佐」という人物がいた。戦後、石井隊長らとともに研究資料の一切をGHQに提供したので、東京裁判にかけられることもなく、戦犯容疑は免責され、数えきれないほどの「生体実験」の罪はなんら問われることはなかった。その内藤らが作ったのが「化血研」なのだ。
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xf-2 · 1 year ago
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自民党の谷垣禎一元総裁(78)の自宅を訪ね、岸田文雄内閣の支持率がなぜ上がらないのか、一杯やりながら率直に質問をぶつけてみた。岸田首相の外交面の成果は、知らぬ間に立ち消えになってはいませんか。
「確かにね。今回のウクライナ戦争で存在感が高まっているグローバルサウス(新興国・途上国)の取り込みなどは、日本の強みを生かしてよくやっている。彼らの一部には、西側の先進国に『あいつらは今も上から目線だ』と腹を立てている国が多い。事実上の『一強』となった米国や植民地支配の過去を抱える英仏に対し、『西側リベラリズムのおごり』と批判する国さえある。その中で、日本は独自のODA(政府開発援助)を駆使して努力を重ね、『欧州はうんざりするが、日本は違う』と評価も集めた。首相はここをうまくすくい、西側とつなぐ役割を果たしている」
ただ、今後はこの外交でも、首相にとって厳しい難局面が待つと説く。
「この戦争が終わったとき、どう新しい国際秩序を作っていくのかが焦点となる。そこでは、日本がすごく損な立場になるわけにはいかない。日本は必ず、それなりの地位を占めなければならない。国内では国民生活に目配りしながら、対外的にはこの難題に挑まなければならない。岸田さんに限らず、自分が首相になりたいと狙っている人にとっても、答えを出すのは簡単ではないはずだ」
テーブルには『野菜の揚げびたし』が登場した。パプリカとカボチャ、なすを素揚げして、甘辛いマリネ液にしっかりしみこませている。香ばしい夏野菜の香りと甘さが、冷えた久保田によく会う。
谷垣さんが「水内さんは産経新聞だからこっちが好きかな」といいながら、テーブルには白い陶器に「中華民国立法院」と書かれた蒸留酒「白酒(バイジュウ)がやってきた。テーブルには、「中華人民共和国」と書かれた「貴州芽台酒」も登場。「酒に国境はありませんよ」と酒巻俊介カメラマンが笑ったが、私はなんとなく中華民国を注ぐ。
食卓には、台湾からいただいたという白酒も登場した=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 食卓には、台湾からいただいたという白酒も登場した=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 谷垣さんに「一気に飲み干すんですよ」と言われたが、アルコール度数は50度! しかし、独特の香ばしい匂いがさわやかだ。昨年、谷垣さんのインタビュー連載を担当し、今回同席した豊田真由美記者は「食道の位置が分かる」とむせながら飲んでいる。
「この前、フランスのマクロン大統領がNATO(北大西洋条約機構)の東京事務所開設に反対したでしょ。私は心理がよくわかるんですよ」
谷垣さんが語りだした。 「海洋国家の道を選ぶか、大陸のつながりを大切にするか。各国が個別の事情を抱えていますよね。英国は海洋国家の道を選び、EU(欧州連合)から抜けた。残った独仏を中心とするEUはどうするか。陸続きの中国に経済などの利益を全部取られては大変だ。中国とうまく付き合いつつ、必然的に、カザフスタンなど中国の周辺国とも協力する。フランスがNATO日本事務所に反応した背景は、ここまで見なければならないと思うんです」
谷垣さんも白酒をなめる。
「日本もずっと、2つの選択を迫られていたでしょう。海洋国家としてアングロサクソンと組むか、大陸につながるところと組むか。日本では明治以降、右翼を中心に、中国や韓国と組んで欧州に踏みにじられない大義の旗を立てろという議論があった。しかし、当時は日英同盟を選び、今は日米同盟。アングロサクソンと組む流れを継いでいる」
「韓国も、似たような選択を迫られてきましたよね。北朝鮮との関係強化を図った文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は、日本でいえば、沖縄県の米軍普天間飛行場の辺野古移設にブレー��をかけた鳩山由紀夫元首相の言動に近いと思っているんですよ。韓国では『北と南の連携を強くしていこう』という訴えが国民の喝采を浴びる面もあるでしょう。ただ、今の時代に文政権みたいな道をとるとあまりに支離滅裂になる。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が誕生したのは、日本にとっても本当によかった‥、ああ、すっかりいい気になってペラペラしゃべっているなあ」
谷垣さんが車いすを少し動かしながら話題を変えた。
「最近は新聞を読みながら、私と同世代の方の回顧録をよく読むんですよ。私たちの世代は一体何を残したか-と考えながらね」
谷垣さんは昭和20年生まれだ。
「例えば歌手の加藤登紀子さん。読売新聞で連載していたが、彼女は私の1歳年上で、東大の五月蔡でシャンソンの『赤い風船』を歌っているのを聞いたことがあります。彼女と政治的立場は大きく異なりますが、同じ時代の空気を吸ってきた。もう1人挙げれば、ピアニストの山下洋輔さん。彼は麻布高校の先輩で、文化祭でピアノを弾いていたのを覚えている。ジャズという日本でまだ珍しかったやり方に挑んでいた」
「もう1人、倉本聰さん。彼は喫茶店でアベックのすぐ横に座り、会話をじっくりと聞きながらシナリオを練ってきた。テレビをどう活用するのか、一生懸命考えてきたんですね。戦後日本の可能性を開くためさまざま頑張ってきた」
「逆にいえば、そうそうたる大会社に行き、少し前まで『半導体は日本だ』と頑張った友人がいた。しかし、今は見る影もない-。俺たちの世代は何をやってきたんだろう。私とすべてジャンルは異なるが、この年になって、じっくり考えるんですよ」
日本酒のグラスを手に語る自民党の谷垣禎一元総裁=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 日本酒のグラスを手に語る自民党の谷垣禎一元総裁=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 少し遠い目をする谷垣さん。自らも、政治の中枢で時代を動かしてきたじゃないですか。
「自分のやってきたことはこんな副作用を生んでいたのかと考えるものばかりですよ。自分の思った通りになったことは絶対ない。ほとんど、予期しないことが起きている。例えば難民の問題。私は議員になりたての頃、自民党法務部会の副部会長としてこの問題に取り組みました。当時は無制限に外国人を入れるととんでもないという議論があり、入国には『職業訓練』という形を取り入れたが、今から思えば、物の見方が足りなかったと自省することが多い。『こんなこと考えもしなかった』という問題が次々と起きてね」
もう一例として挙げたのが、女性の社会進出の遅れだ。
「私は昭和20年生まれだから、現行憲法の『男女同権』は素晴らしいと教わった。しかしその私が何をやってきたかといえば、政治家の傍らで、家事は全部女房に押しつけた。家事はやってみると結構大変ですよ。こんなこと言ったら、あの世の女房に怒られるかもしれないが、専業主婦じゃない人が家事に取り組むのは大変だ。今は働く女性が圧倒的に増えたでしょ。亭主と女房がどっちも働いているのに、家事は女房だというんじゃね。子育てしながら政治に携わる上川陽子外相や加藤鮎子こども担当相は相当優秀ですよ」
子供2人を育てる豊田記者が「家事をしない人と結婚できませんよ」と合いの手を入れる。
「でも、少子化対策って、政府の政策でこなせるものなんですかね」
シャッターを切っていた酒巻俊介カメラマンが尋ねた。(聞き手 水内茂幸)
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ari0921 · 1 year ago
Text
我が国の未来を見通す(80)
『強靭な国家』を造る(17)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その7)
宗像久男(元陸将)
──────────────────────
□はじめに
本メルマガは当初の予定をはるかにオーバーし、8
0回まで来てしまいました。浅学菲才の恥をしのん
で、知見も経験もない様々な分野に首を突っ込み、
それぞれ表面的ではありますが、知り得る限りの知
識で書きなぐっていました。そうしているうちに、
(前にも紹介しましたように)「その道の専門家の
限界」のような、新たな問題意識を持つに至り、
「では、どうするべきか?」が再び首をもたげ、悩
むことになりました。その結果、最近のメルマガの
ように、「国力」の観点から再整理することしまし
たところ、こ���はこれで面白くなってきました。
今回は「軍事力」を取り上げます。世界的な呼称は、
「軍事力」ですが、事柄の性格上、我が国の「軍事
力」を語る場合は「防衛力」と置き換えます。
私は、37年間、陸上自衛隊で勤務し、各級指揮官
はもちろん、陸上幕僚監部の幕僚として防衛力整備
を主に担当してきましたので、「防衛力」について
詳しく語り出すと、書籍1冊では足りないぐらい
“言いたいこと”がありますが、あえてテーマを世
間ではあまり語られていない、いわゆる「タブー」
とされている部分などに絞って、しかも要点のみを
紹介したいと思います。
我が国の「安全保障」とか「防衛」に関する最近の
話題についてもっと知りたい読者は、最近、元空将・
織田邦男氏が『空から提言する新しい日本の防衛』
を上梓しましたので、ぜひご一読いただきたいと思
います。織田氏は私と同期で、幕僚監部勤務にあっ
ては陸上、航空の違いありますが、いつも同じよう
な部署で勤務してきた経験があります。よって、
「ライバル」というより「戦友」であり、家族ぐる
みで親しく付き合ってきた仲でもあります。
『空から提言する新しい日本の防衛』
本書は、「将来の我が国の防衛のあり方」に対して、
元自衛官ならではの“切り口”から迫り、一般の軍
事専門家などが追随できない視点から貴重な一石を
投じているとの読後感を持ちます。なかでも、「我
が国の防衛」が抱えている課題、あるいは昨年末に
策定された「戦略3文書」の不十分なところの指摘
などについては私も全く同意です。
あえて違いがあるとすれば、陸上自衛官だった私は、
どうしても「国土」とか「国民」目線から防衛を考
える“癖”がついてしまっているせいか、「国防」
など頭の片隅にもない方々などにとってはどうして
も理解が難しくなってしまいます。その点、元航空
自衛官の織田氏の解説や提言は、難解な領域にはほ
とんど踏み込まないのですっきりしてわかりやすい
と思います。
さて、私の現在の最大の関心事は、「現実進行形の
ウクライナ戦争が国際社会の将来にどのようなイン
パクトを与えるか?」、そして、「そのインパクト
が、やがて“形を変えて”我が国の“眼前”に迫っ
てきて、我が国の平和や独立や国民の安寧な生活を
左右する可能性があるのかないのか?」にあります。
織田氏も再三、同趣旨の切り口で解説していますが、
“予想外のことが起こる可能性を表す”言葉の「ま
さか」や「もしかして」のうち、これまでは“予想
外のことが起こる可能性が低いと考えられる場合”
に使われる「まさか」の範疇として無視あるいは軽
視してきた事態が、“予想外のことが起こる可能性
があると考えられる場合”に使われる「もしかして」
の範疇に移動し、その実態の解明や未然防止の対策
までを含め、考え、検討し、具体化しなければなら
ない割合が増えているように気がするのです。
昨年の「戦略3文書」にあっても、これまでのこの
種計画の“歴史”を継承しつつ、どうしても踏み込
めない憲法上の制約や戦後の防衛政策の変更に対す
る批判への“予防線”を張っているのか、いくつか
の「もしかして」には自ら目をつぶり、「まさか」
の範疇で取り扱い、その上で無視あるいは軽視した
と考えざるを得ない論点がかなりあるとように思う
のです。
現役時代も、毎度ながらの“政治決定”に呆れ果て、
言いようもない“むなしさ”を味わったものでした
が、“我が国の特殊事情からやむを得ない”と自ら
納得させてきた側面があります。
繰り返しますが、“失うものがない”今、自らを納
得させてきた論点まで少し踏み込んで、その要点は
紹介しようと思います。実は、そう思い立って文献
を漁ると参考になる書籍もたくさんあることもわか
りました。ただ、表題からして大きなインパクトを
与えないと手に取ってもらえないからでしょうか、
このジャンルの書籍はタイトルからしておどろおど
ろしいような気もします。例えば、『自滅するアメ
リカ帝国』(伊藤貫著)、『腹黒い世界の常識』
(島田洋一著)、『国連の正体』(藤井厳喜著)な
どです。インターネットで発信しているものも数多
くありますが、共通しているのは著者の皆さんの
“強い危機意識”でしょうか。
なかには、『新しい日本人論』(加瀬英明、ケント
・ギルバード、石平共著)のように、日本人の根底
に流れている「性善説」が背景にあって、この「も
しかして」を考えることができなくっていると指摘
するものもあります。多くの日本人が宗教のように
ひたすら信じている、憲法前文にいう「平和を愛す
る諸国民の公正と信義に信頼して……」のくだりな
どを指すものと考えます。
さて、「もしかして」の領域が拡大したのは、我が
国の「安全保障」とか「防衛」に限ったことではな
いことも明白です。すでに本メルマガで再三触れて
きましたように、我が国の未来に立ちはだかるであ
ろう「暗雲」として、「もしかして」が様々な領域
に広がる可能性があると考えます。
本メルマガ発信の目的は、「我が国の未来について
様々な視点から見通し、“最悪の状態にならないよ
うに”早急に処置すべき具体的な対応策を明確にす
る」ことにありましたが、知れば知るほど“まだ道
半ば”との思いを強くしています。もう少し続けま
すので、しばらくお付き合い下さい。
▼「軍事力」の国際比較
 
さて、国際的な影響力という点でいえば、「軍事力」
こそが「国力」の“ど真ん中に位置づけられる”こ
とは明白です。しかも、その良し悪しは別として、
核戦力保有の有無は決定的です。
まず、これまで同様、「軍事力」の国際比較につい
てもチェックしておきましょう。発刊されたばかり
の今年の「防衛白書」は、冒頭、「戦後最大の試練
の時を迎える国際社会」から始まります。子細に読
むと、これまでの「“まさか”戦争なんて起こりっ
こない」を否定し、「“もしかしたら”我が国の周
辺でも起こり得る」ことを肯定しているのです。
白書は、「だから、未然防止のために反撃能力の強
化が必要」と言いたかったのでしょうが、白書の性
格上、それが限界なのかも知れません。そして、我
が国の陸海空防衛力については、「我が国の周辺に
は大規模な軍事力が集中している」ことを具体的な
数値で説明するために、世界の陸海空戦力それぞれ
のベスト10を紹介しています。しかし、白書らし
く、我が国の防衛力についてはそれぞれの兵力量の
みを掲載するにとどめています。ちなみに、実際に
ベスト10に入るのは海上自衛隊のみで、保有船舶
総トン数から第5位にランクされるはずです。
陸海空戦力を含む、軍事力を構成する様々な要素ま
で含め、通常兵器の世界軍事力ランキングは、「Gl
obal Firepower 2023」によれば、1位アメリカ、2
位ロシア、2位中国、4位インド、5位イギリス、
6位韓国、7位パキスタン、8位日本、9位フラン
ス、10位ドイツとなっています。
また「軍事予算」のランキングは、「ストックホル
ム国際平和研究所」(SIPRI)によれば、1位アメリ
カ(8010億ドル)、2位中国(推定2930億
ドル)、2位インド(766億ドル)、4位ロシア
(659億ドル)、5位イギリス(659億ドル)
と続き、日本は9位(517億ドル)になっていま
す。つまり、日本の防衛予算は、2021年時点で
米国の約6.5%、中国の��18%だったことがわ
かります。
前回上げたような各国の「購買力平価」を使用する
と、実際の軍事予算の様相は違ってくるものと考え
ます。また、年末の「戦略3文書」には「GDPの
1%から2%に引き上げる」旨が盛り込まれていま
すので、実現すれば数年後のランクは上がることも
予想されます。
現在、世界の核保有国は9カ国で、上記SIPRIの推計
による保有弾頭数は、1位米国(5244発)、2
位ロシア(5889発)、3位中国(410発)、
4位フランス(290発)と続き、9位には北朝鮮(3
0発)がランクされています。これらから軍事予算の
上位国はほとんど核保有国であることもわかります。
これらはあくまで静的な比較で、ウクライナ戦争に
より、ロシアや西側諸国の兵器の生産量や消耗量も
大幅な変動があったことでしょうから、最新のデー
タを比較すると、すでに変動している可能性もある
でしょう。
厳しくなりつつある周辺情勢や我が国の「国力」と
比較して、これらのランクや防衛力の量・質が現状
程度で適切か否かにについては各論あることでしょ
う。しかし、増強論に反対する側に立つ人たちの意
見の背景に、戦後の「平和ボケ」とか「平和の毒」
が今なお根強く定着しているとすれば、やはり「時
代は変わった」ことに気づく必要があると考えます。
目を開け、耳をふさがないで、しっかり見極めた上
で、自分たちの主張が正しいか否かを再考する時が
来ていると思うのです。
8月16日、有楽町駅前で、この暑さの中、背広を
着た日弁連の皆さんが「憲法違反の平和安全法制の
廃止を」との看板の前で街頭演説しているのを見か
けました。周りにはだれもいませんでしたが、“司
法試験に受かるくらい頭が良いのだから、法律以外
のことも少しは勉強すればよいものを”と思いつつ、
私も無視して通り過ぎました。ちなみに、「平和安
全法制」が制定されたのは9年前の���014年です。
「今頃、何を言っているのか」という点でも呆れま
した。
白書も言うように、“戦後最大の試練の時を迎えて
いる国際社会”を、我が国はけっして傍観できるわ
けがなく、予想される“戦場”が我が国近傍にある
ことを考えると、逆に“国際社会を戦略的にこの地
域に引きずり込めるか否か”に我が国の存亡がかか
っていると考える必要があります。そのために“何
をすべきか”については、ウクライナ戦争をみれば
明らかでしょう。多少苦しくても、「自助努力」す
るしかないのです。
▼我が国の「防衛力」の“急所”──核抑止
「戦略3文書」に書かれていない視点で、我が国の
「防衛力」の“急所”」と題して、いくつかの論点
の要点のみを紹介しましょう。“急所”ですから、
口に出すこともはばかれ、普段は隠れています。大
方の日本人のように、関心がない人には思いもよら
ないでしょう。されど“急所”なのです。ものすご
く大事なのです。
その筆頭は「核戦力」の取り扱いでしょう。織田氏
も「国家安全保障戦略」の中で、核抑止については
わずか1行しか触れず、米国に丸投げしていること
を「最大の欠陥」として問題視していますが、私も
全く同感です。
言うまでもなく、中国、ロシア、北朝鮮のような、
核・ミサイルを保有する権威主義国家に囲まれてい
る我が国が、「非核三原則」のような“現実離れ”
した政策を保持して「考えもしない」段階に留まっ
ている“危険性”について、安全保障や防衛を“真
剣に考えている人たち”は皆、多少の温度差はあっ
てもよく認識していると思います。しかし、その範
囲が“真剣に考えている人たち”に留まっているの
が問題なのです。
『自滅するアメリカ帝国』の著者・伊藤貫氏は、ア
メリカ在住が長いせいか、今どきの国際政治学者に
は珍しく、ハッとすることをスバっと指摘します。
一例を挙げれば、日本にもなじみが深い、アーミテ
ージ、ジョセフ・ナイ、それにライス元国務次官ら
が「日本の核武装をさせたくない」とする一心から
アメリカの「核の傘」の有効性を繰り返して主張し
てきた事実、しかし、昨今のアメリカの相対的な力
の衰退や国際環境の大きな変化もあって、キッシン
ジャー、ウォルツ、ホフマンなどのリアリスト戦略
家たちは、「日本もアメリカに過剰依存しない自主
防衛に舵を切るべき」と提唱していることを紹介し
ています。当然、自主防衛には核戦力の保持も含ん
でいます。
私たちは、通常兵器の世界では「敵と我が拮抗した
戦力を保持しておれば戦争は発生しにくい」ことを
軍事常識として理解していますが、伊藤氏は2人の
有識者の分析を紹介して、これまでの常識をくつが
えしています。実に興味深いです。
まず、MITの軍事学者パリ─・ポーゼン氏の「他
国からの先制攻撃によって破壊されない核兵器を所
有している国は、世界覇権を握ろうとする超大国に
よる軍事的な恫喝と攻撃を拒否する能力を持ってい
る」、同じくMITの国際政治学者ハーヴェイ・サ
ポルスキー氏の「核武装国同士の戦争はリスクとコ
ストが高すぎる。したがって、核武装した諸国は、
お互いに核戦争を避けようとするだけではなく、通
常兵器による戦争まで避けようとする」との分析で
す。
つまり、核戦力保持の有効性は、たとえ彼我の格差
があっても、核戦争の抑止に留まらず、通常戦争の
抑止にもつながることを指摘しているのです。「核
抑止」と「核廃絶」の区別もつかない大方の政治家
・有識者・マスコミ人には“目から鱗”であろうと
思います。
だからこそ、湾岸戦争やイラク戦争から「イスラム
諸国が非核保有国だから、簡単にアメリカの攻撃を
受けた」との教訓を学んだ北朝鮮は、国民が明日の
食事さえ飢えているなかにあっても、莫大な経費を
費やして核実験やミサイル発射実験を繰り返し、有
効な核戦力の保持を企図しているのです(北朝鮮の
今年の餓死者は例年の3倍との報道がありましたが、
実態はかなりひどそうです)。
そして、中国は、日本を現状のような“与(くみ)
しやすい状態”に留めおくために、福島原発の処理
水について、自らがもっと濃い濃度の汚染水を垂れ
流している事実を知りつつ、“天つば”にもなりか
ねないリスクを冒しても、日本人が原発にも原爆に
も“眠ったまま”積極的な意思表示をしないように、
戦略的に反対論をぶち上げているのです。
さて、我が国の「核抑止」については大きな問題点
が2つあると考えます。まず、我が国のように「非
核3原則」を唱え、自らは核兵器を「持たず」「作
らず」「待ちこまず」としてすべてアメリカに“丸
投げ”している国が、ボーゼンやサポルスキーのよ
うな考えを適用しつつ、核抑止も、さらに通常戦力
の抑止も本当に可能なのか、という点です。
言葉を代えれば、アメリカの「核の傘」は未来永劫
に有効なのか、という点ですが、これについては、
次回、「日米同盟の有効性」に関連づけて詳しく触
れることにしますが、アメリカ政府の“一存”でそ
の有効性が突然、反故(ほご)になる可能性がある
ことは間違いないでしょう。
問題点の2番目は、中国や北朝鮮のような権威主義
国家に、アメリカのように「自国(民)の膨大な被
害回避を最優先し、核保有国とは戦争しない」との
考えが通じるかという点です。もし両国の為政者が
自国(民)の犠牲など一顧だにせず、戦争目的を遂
行しようとすれば、世界最大の核保有国・米国の
「核の傘」であっても、抑止が有効に機能しない可
能性があります。
なんせ中国には、1969年、ウスリー川の中ソ国
境問題を解決するため、当時は非核保有国だったに
もかかわらず、核保有国・ソ連に対して果敢に攻撃
を仕掛けたという“前歴”がありますし、同じく北
朝鮮も、“朝鮮半島はアメリカの防衛ラインの外”
と宣言した「アチソン声明」があったとはいえ、韓
国の後ろ盾に核保有国・アメリカがいることを知り
ながら、朝鮮戦争を仕掛けたのでした。
将来、これらの国とさらに緊張が高まるような事態
になれば、当然ながら、最大限の卑劣な文句を乱発
しつつ“露骨な核恫喝”を予想しておく必要がある
でしょう。
一方、本メルマガでも指摘したように、ウクライナ
はソ連崩壊時に領内に1240発の核弾頭を保有す
る世界第3位の核保有国でしたが、1994年の
「ブダペスト覚書」によって核兵器をすべて撤去し
ました。「歴史のif」ですが、仮にウクライナに
数発でも核兵器が残っていたなら、このたびの「ウ
クライナ戦争」は発生したでしょうか。少なくとも、
プーチン大統領の脳裏には、“ウクライナが報復と
して核兵器を使用すれば自国に膨大な被害が出る”
ことが浮かび上がり、侵攻を躊躇することにうなが
る可能性はあったと推測できるでしょう。
悩ましい問題でありますが、国際社会は、理想では
あってもいつ実現するか全く見通しが立たない「核
廃絶」ではなく、明日の「核抑止」をいかにするか、
で動いていることは間違いないのです。ゆめゆめ優
先順位を間違えないことが肝要です。
今回はこのくらいにしておきますが、我が国の「防
衛力」の盲点について、「もしかして」、つまり
「考えられないことを考える」ことまで拒否せず、
“急所”だけに“そっと覗いてみる”くらいの知恵
が必要であると私は思います。
ついでに私がアメリカをうらやましいと思うことが
もう一つあります。MITという、日本の東京大学
にランクされるような大学の教授たちが堂々と「正
論」を述べていることです。
それに対してと言うわけではありませんが、日本の
学者先生方は自らに恥じることはないのでしょうか。
前述の日弁連もそうですが、優秀なはずなのに、も
はや「つける薬がない」のでしょうか。
8月15日、終戦記念日の産経新聞社説は、論説委
員長の記名入りで「首相は核抑止の重要性を語れ」
と題して、“悲劇を繰り返さぬため”にも「核抑止
の有効性」について、普段の倍ほどの長さで堂々と
述べていました。過去にもあったのかも知れません
が、私自身は「核抑止」についてこれほどの内容を
マスコミ人が語ったのを初めて知りましたので、と
ても驚きました。
これなどはとても珍しいケースだと思いますが、我
が国の最大の問題は、様々な「もしかして」など
“夢にも思わない���人たちが政治家・有識者・マス
コミ人・教育者などに数え切れないほど存在し、な
おかつ、依然として“その人たちの声が大きい”こ
とにあると思うのです。その結果を受けて、大方の
国民もなんら危機意識を持つことなく、時間だけが
進んでいきます。本当に困ったものです。次回は、
もう一つの“急所”を紹介しましょう。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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supertvkidharaso · 9 months ago
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ファミレス別に安くない
この間空手師範持ちの上司が、お前は態度が悪いから空手の礼儀作法を叩き込んでやると言って空手の話をし始めて、「空手の世界では、返事はハイか押忍しかなくて、いいえはない。押忍は押して忍ぶ、つまり耐え忍ぶという意味だから、イヤだな~と思う時は押忍と返事する」とか色々教えてきた。嫌いな先輩にご飯を誘われた時などに、俯いて「…押忍。」と返していたらしい。あと、空手は手足が長いと有利らしく、お互い腕の長さを比べたりしていた。仕事しなよ。わたしたちが腕の長さを比べている間に大谷翔平は結婚し、羽田空港からマニラ行きの飛行機が飛んだ。15:20 HND→19:40 MNL。5時間20分でニノイアキノ国際空港に到着する。上司はそのあと「もっと姿勢良くしろ」「早くこの仕事終わらせろ」などと言ってきたので早口で「押忍押忍押忍押忍押忍押忍」と返答した。5時間20分で毎週の業務と会議準備と会議、担当者と電話をして、工事の見積にケチをつけ安くすることに失敗した。疾走感のある文章が好きで、書きたいと思っている。疾走感のある文章は走りながら書かれているか?いいえ、そうではありません。文章は殆どの場合何度も推敲された上で書かれている。発言は推敲できない。本当の自分は文章には現れない、発言と行動がそいつの全てだ。という意見の方が真理っぽくてクールに聞こえるかもしれないがわたしはそうは思わない。対面面接。zoom.us / leave.me。サンタさんはいない。ディズニーランドで夢は叶わない。月曜から夜更かしは「一周目」の時にしか見ることができない。ファミレス別に安くない。でも先生、咲かない花もあるんじゃないですか。咲かないなら手品でも咲くしかない。手品で咲くか、13回手を叩いて死ぬかのどっちかだ。足速くて面白くて無双してたのに、中学入ってからダサくてなんか無理になられてたヤツ。に、告られてどうやって断るか、の相談をされた。マツコ・デラックスの現在の支持率。暗いけど明るい人。明るいけど暗い人。先生だって人間。親だって人間。設楽統とおぎやはぎは人間ではない。あの子の性格が超サイテーなことと人気があることに数式の狂いはない。同じ学歴を持っていても明確に差がある。努力もあるし運もある。漫才には台本がある。バラエティにも台本がある。「『テラスハウス』は見ず知らずの男女6人が共同生活する様子をただただ記録したものです。用意したのは、素敵なお家と素敵な車だけです。台本は一切ございません」。俺より面白いやつがいた。俺は今日からむかし明るかった人になる。18782+18782=37564。きさらぎ駅授業中に読んでた。タコスを食べた。タコス好きな人っているよね。タコス好きな人は必ずタコスに関する活動をSNSにあげると思う。なぜなら私がそうだから。店員さんは何も知らない。店員さんはこのメニューの味を知らない。メニューの説明の仕方を知っている。店員さんは店員さんたちで行くスノボについてよく知っている。文章を書くことは誰にでもできる。いつも何しようか考えて何もしない。何も知らない。わからない。家の近くにある静かなファミレスのことなら知っている。充電しながら操作しちゃいけないわけじゃない。ただバッテリーの持ちが悪くなる。iPhoneSE。まだSE使ってるんだ。仲間。わたしのiPhoneなんかおかしいんだよ。返事をするのに知りたいことは何ひとつ教えてくれないの。お水ください。お水で大丈夫です。エロ漫画家。エロ漫画家の娘。もっと渇きたい。渇き。渇きを感じたことがあるか?ずっと自分を隠している。ずっと自分のことを考えている。そのことはみんなにバレているに違いないがどうすることもできないし、受け入れる他ない。会社の先輩とチャットでいくつか短歌を送り合った。ねぇ、わたしが300万円の工事の承認出してるのおかしいと思う。取引先の佐藤さんはいつでも電話に出てくれるしなんでもすぐに対応してくれる。高校生の時は同級生の喧嘩を傍観し、警察が来た時に「警察来たぞー!」と叫んで一番に逃げていたらしい。「やっぱりぶっ飛んでる人が好きなんですよね」と言っていた。小説家と詩人はモテない。自分の中身を全部出さなきゃいけないから。誤魔化しがきかない。それは違う、誰もやってなくて誰かには必ず刺さるCOOLな表現をすればいいだけだ。松本人志の引退、わたしのずる休みデビュー。わたしのボーナスが667,732円なの、おかしいよ。それまでの半年間、冊子のスキャン頼まれて冊子ビリビリにしただけなのに。審美眼が欲しい。わたしたちって優先順位-高 の項目だけ消化して死んでいくの?仕事と日用品の買い物といくつかあるお気に入りの外れのないアルバム再生だけじゃなくて、街を破壊したいしワニも飼いたいのに。
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kennak · 8 months ago
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本来は親友に向けたマンションリフォームのアドバイスだが、LINEで送るには長すぎるので、増田の日記として公にさらしてみる。ブコメやトラバで有用な反論が得られるかもしれない。祝1000user超え。いろんな意見が聞けて楽しい。おそうじ浴槽がみんなに届いてうれしい。祝2000user超え。自分の知識がみんなの役に立ったようでうれしい。はてブ愛してる。増田は建築士としてそれなりに経験値はあるが、住まいのあり方や価値観は本当に多様なので、N=1の意見として参照するぐらいがちょうどよい。大前提適切な断熱壁と二重ガラス樹脂サッシが装備されていること。それがない建築が許されるのは安藤忠雄だけ。既存のサッシが交換できないならインプラスなどの内窓をいれればよし。風呂編おそうじ浴槽!これが言いたくてこの長い日記を書いているといっても過言ではない。google:image:おそうじ浴槽 他の設備投資を削ってでもこれを装備してほしい。日々の家事から風呂そうじを排除できるのでオススメ。じゃあ何を削ればいいかというと、、、鏡→いらない。水アカ掃除の手間を増やすだけ。化粧棚→いらない。必要に応じて山崎実業のマグネット収納をつかえばよい。浴室乾燥機→いらない。アイリスオーヤマの除湿器で代用できる。風呂の入り口付近にコンセントを用意しておく。上下するシャワーフック→これはいる。が、山崎実業のマグネットフックで代用可能。風呂のサイズは1620か1616にする。この2つは浴槽が1.6mあるから足を伸ばせる。そのほかの1416とか1418 etcは浴槽が1.4mになってしまう。ただし1616は一般に住宅用しかない。なぜか1620はマンション用もある。住宅用とマンション用の違いは施工に必要な天井の高さ(これショールームのスタッフすら知らなかったりする)。マンション用のほうが必要高が低いので、排水の勾配など制約の多いマンションでも施工できる。逆に言えばその制約さ��クリアできれば住宅用をマンションに施工することも可能。最近は1616でもマンション用があるとのこと。TOTOは1717というさらに浴槽が大きいやつもあるらしい。トラバ感謝。なお換気扇は選べるならパナソニック製をオススメする。パナソニック以外は換気扇の羽を外すことができない。それでお前は何にしたノーリツのユニットバス1616。標準でおそうじ浴槽がついてくる。なぜならおそうじ浴槽はノーリツの特許だから。だがコスパが高すぎて儲からなかったのかノーリツはユニットバス事業から撤退してしまった。。。床編なぜか無垢フローリングにあこがれる人が多いが、高いし隙間が空くしメンテも大変で何がいいのかさっぱりわからん。オススメは厚突きフローリング。無垢の質感とべニヤの寸法安定性を両立している。薄い突板のフローリングは偽物感がすごいので、だったら偽物でいい。マンションだと防音フローリングといってふにゃふにゃのフローリングを勧めてくる工務店がいるが、これは工務店の施工が楽になる建材でユーザーにメリットはない。下地側で防音は確保できる。仕上げの塗装ウレタン塗装やUV塗装は強靭で水を放置しても浸透しない。ただし傷ついたときの補修はプロに依頼しないといけない。自然ワックス仕上げは質感に優れるが、醤油をこぼしたのを一晩放置すると浸透してシミになる。数年おきに塗り直しが必要だが自分でDIYできる。どっちが良いかはお好みで。それでお前は何にしたニッシンイクス150mmオーク自然オイル仕上げ/30度ナナメ貼り。複合オーク150幅 | 無垢・複合フローリング・不燃ボード|NISSIN EX.本当はヘリンボーンにしたかったがめっちゃ高いのでナナメ張り。床暖房温水式にしよう。電気式は暖まるまでの時間がかかりすぎて実用的でない。壁や天井の仕上げ天井躯体あらわし!中古マンションでなければできない仕上げ!天井は水漏れでカビてなければそのままつかえるはず。ぜひやろう。壁壁面は大抵のマンションで解体後にGLボンドという接着剤が盛大に残るので、上から塗装するかそのままにするかを判断する必要がある。google:image:GLボンド 撤去 マンションリフォームの事例集で綺麗なコンクリート壁がでてくる場合があるが、あれはもう一回壁を仕上げなおしている。余談だが世の中のほとんどのコンクリート打ちっぱなしの建築は、コンクリの上から打ちっぱなし風の塗装をしている(安藤忠雄のように本物のコンクリートで打ちっぱなしを仕上げるのはものすごく難しい)。一般人はその塗装をみて「やっぱコンクリート打ちっぱなしはかっこいいねー」と言っている。それは塗装だ。たまに「コンクリート打ちっぱなしって寒くないの?」と聞かれるが、それは断熱が入っていない建築をイメージしているから。なので安藤忠雄の住宅は夏暑いし冬寒い。なお忠雄本人はタワマンに住んでいる。マンションの場合、隣や上階に部屋があればそこが断熱として効くので打ちっぱなしでも大丈夫。ただし床は例外。熱伝導率が高いので皮膚が触れたときに同じ温度でもコンクリートやタイルのほうが冷たく感じる。それでお前は何にした壁面はGLボンド撤去の上、塗装。一部モルタル塗り直し。一般の壁はAEP塗装の白マット仕上げ。寝室とクローゼットはモイスという調湿建材。壁紙はきらいなので未使用。キッチン食洗器海外勢のデカイ食洗器をいれよう。パナソニックのビルトインは買ってはいけない。あれは卓上タイプよりも食器が入らない。海外食洗器をキッチンをいれるときは、床から天板の下端までの高さに注意してほしい。日本だとミーレがデカい顔をしてぼったくり価格で売っているが、これは高さが80cmでギリギリ日本の一般的なシステムキッチンに入る寸法だからだ。AEGやボッシュは82cm以上を要求するので、日本の一般的な85cmの高さのカウンターだと入らないことが多い。逆に言えばとにかく下を82cm確保すればどのメーカーでも入る。AEGはカゴがリフトアップする。ボッシュは耐久性が高い。ガゲナウはボッシュの見た目をかっこよくしただけ。IKEAはAEGのリフトアップを削除した廉価版。ミーレはぼったくり(2回目)。ガスorIH中華料理命!でなければIHをオススメする。加熱時に上昇気流が発生しないから油が飛び散りにくいし、使っていないときはフラットだからほかの用途に使える。勝間和代氏はIHのガラスの上でうどんこねてた。それでお前は何にしたコスト削減のためシステムキッチンは購入せず、天板だけ買って大工さんに施工してもらった。天板の下は無印の収納を突っ込んでいる。これで百万ぐらいコスト削減。天板はシゲル工業で作ってもらった。スクエアシンクって手で溶接するからめっちゃ高いんだけど、ここはプレス品だから安い。スクエアシンク | ステンレスワークトップとキッチンシンク製造のシゲル工業その他に検討したのはキッチンハウスのグラフテクト。今でもグラフテクトはアリだと思っている。GRAFTEKT -グラフテクト- | 家具のようなキッチン・システムキッチン水栓はLIXILのナビッシュA6。濡れた手で触らないので、水栓周りがよごれにくい。https://www.lixil.co.jp/lineup/faucet/navish/換気扇はパナのDEシリーズかフジオーにしよう。メンテがしやすい。パナはDWという10年掃除不要と謳っている製品を推しているが、あれは代わりに一切のメンテができず、10年で本体交換を必要とする地雷。IHもパナ。グリルまでIHにしている唯一のメーカー。このグリルが優秀で、オーブン代わりになるし、パンもおいしく焼ける。おかげでヘルシオとバルミューダトースターが不要になった。洗面台水栓は垂直面から生えたやつにすべし。立ち水栓は根本が汚れる。ダブルボウルは便利だが、なくてもなんとかなる。それでお前はLIXILのYL-537を2台設置。洗面台と水栓が一体型で、かつ壁から水栓が生えている。本来は公共施設用のものなので耐久性が高い。それでいてシステム洗面台より安い。いいことづくめ。唯一の弱点は排水トラップが真下に生えるから下の収納に制約がでる。脱衣所にガスコンセントを引いておくと、ガスファンヒーターで冬の風呂上がりの寒さや洗面所の足元の冷えを解消できる。乾太くんやガス炊飯器もそうだが現代のガス機器は優秀なのにマイナーなのでもっと評価されるべき。トイレ安さに惹かれてパナのアラウーノにしたが、失敗した。パナはアラウーノの素材のことを「有機ガラス系新素材」とか言っているが、これは単なるプラスチック。普段は自慢の泡洗浄で汚れを防いているが、一度洗剤が切れると陶器の数倍の速さで汚れる。しかも洗剤の消費ペースが早く毎月補充が必要。めんどい。やはりトイレはTOTOにすべきだった。パナは商品設計はとても誠実なのに、どこかに弱点があると言葉のあやでごまかそうとするのがムカつく。パナソニックが聞きなれない単語を使い始めたら要注意だ!手洗い器は洗面所と同じで、垂直面から水栓が生えているやつにしよう。その点でサンワカンパニーはダメ。あいつらインスタ映えすることばっかり一所懸命でメンテのことを忘れてる。照明調光可能な照明を入れる人類は太陽の動きと連動して暮らす生活を何万年と続けてきたので、極力それに合わせた照明を計画するのが基本。究極は「日が沈んだら寝る」だが、現代人には無理ゲーなので「夕日が沈むのを遅らせる」のを目的とする。なのでだんだん暗くできる調光可能な照明をいれる。夕日の代わりなので暖色にする。色温度が変わる機能は不要。増田は風呂や納屋も含めて調光可能にした。深夜になにかを思い出して、納屋やトイレに行ったときにバチっと全開でライトが付くのは不快だ。パナソニックがまさにそういった夜間だけ暗くなる人感センサースイッチを出している。[トイレ壁取付]かってにスイッチ(換気扇連動・ほんのり点灯モード対応) | アドバンスシリーズ | スイッチ・コンセント(配線器具) | Panasonicタスク&アンビエント聞きなれない言葉かもしれない。これはタスク=作業場所とアンビエント=環境照明は別々に計画しましょうということだ。真っ暗な部屋でスマホライトをを下向きにすれば手元が照らされ、上向きにすれば部屋がぼんやり照らされる。照明は向きによって機能が変わる。食卓やキッチンなど何かしらの作業が発生する場所には下向きのライトで必要な明るさ確保、それだけでは全体が暗いので、上向きの間接照明で明るさを補うといい感じになる。食卓の上にペンダントライトを吊るのはタスクライトのためであってオシャレのためではない。この「何かしらの作業が発生する場所」はライフステージの中で結構変動するので、照明の位置や向き、数を可変できる「照明ダクト+スポットライト」が増田のオススメ。白くて丸いシーリングライトは、タスクに必要な明るさを確保しようとするとアンビエントまで過剰に明るくなる。すると眼の光彩が絞られて手元が暗く感じる→さらに明るいシーリングライトを買ってきて・・・の無限ループに陥る。親のいる実家がどんどん明るくなるのはそのせい。シーリングライトは法律で販売禁止にすべき。それでお前は何にしたタスクライト→天井に配線ダクトをつけまくり、MAXRAYのレトロフィットスポットライトMS10481-44にウシオ電機のCシリーズの電球。 LDR6/5 E11 φ65 ロング(スポットライト) | 照明器具のマックスレイ | ウシオライティング(製品サイト) 信頼できるメーカーで調光可能で演色性が高くてそれなりに安いとなるとこのへんになる。ウシオ電機は一般にはあまり知られていないかもしれないが、建築業界ではとても有名な照明メーカー。器具自体はデザインでお好きにどうぞ。よく「LEDは10年もつぞ」と言われるが、その前に5年ぐらいで制御基板が壊れるので灯数が多い器具は電球が分離できるやつにしておいたほうがいい。アンビエント→リビングはコイズミの棚上照明。商品名の通り壁面収納の上を間接照明にして天井を照らしている。Shelf’s Compact Line|シェルフズコンパクトライン|コイズミ照明株式会社寝室は壁面にパナのホームアーキの壁面ブラケット。天井には照明無し。HomeArchi(ホームアーキ)|ブラケット|住宅用照明器具 | Panasonicスイッチ基本スイッチはすべてパナのリンクプラスで遠隔操作可能にした。正直高くついたしアプリは超クソだが、PSEを遵守したなかで選ぶとパナしかない。Philips Hueなどのスマート電球でリンクプラスの代用とすることも可能だが灯数が多いときはあまりオススメしない。演色性が低いのと基盤がすぐ壊れる。アプリはクソなので(2回目)、これらをArduino+Homebridgeで自動制御しているが、詳細を書くとこの日記が3倍に膨れ上がってしまうので、そのうちQiitaにでも書く。なお照明は製品設計としてそれなりに奥が深いので(インバーター周波数とか演色性とかカンデラとルクスとルーメンの違いetc)なるだけパナか照明専業メーカーのものを使おう。安いからってアイリスオーヤマとか買っちゃダメ![B! 家電] ブログ アイリスオーヤマのLEDシーリングライトのチラツキが酷いパナのアプリがクソで思い出した。パナソニックの玄関ドアホン、これもアプリも超クソだった。ピンポーンとなってからスマホで出るまでに30秒はかかる。 30秒もまたせたら相手は留守だとおもって立ち去ってしまう。それじゃあ、と思ってアイホン、Google Nest、Alexa Ring、も買ったが同様に遅延がひどい。どうしろと!!→結果、Aqara G4でなんとかジプシーを卒業できた。今んとこまともに機能するスマホドアホンはこれだけかも。安藤忠雄は好きです。
マンションリフォーム虎の巻
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benibame · 11 months ago
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2023年お気に入り映像作品5選(MAD編)
例年ブログで紹介している「お気に入り映像作品5選」から派生して、去年からMAD編として音MADをメインとした紹介も始めています。自分が普段見るのはカオス渦巻くニコニコの有象無象が多いため、そっちも紹介しないと嘘だろうということで始めた企画。2回目も厳選された5作品を紹介します。
過去の紹介作品は以下の通りです。
【2022年お気に入り映像作品5選(MAD編)】
①語彙
もはや人力で歌うのが当然とでも言わんばかりに歌いだす3バカの調律も見事ですが、替え歌や(だいたい)アイマス素材を駆使して一曲を構成する技術力と根性には感服します。これだけの大量の素材を使用しておきながら、使用MVは恋のみというこだわりも凄まじい。魅力の多い本作のなかでも歌詞の語彙力のなさを徹底的に貫き、その力強さでキャラクター愛をド直球で伝えてくる手法に思わず感動すら覚えます。見終わった後の満足感と爽やかな気分にしてくれる、短編映画を観たかのような大団円を感じさせてくれる傑作です。
②深セン東
シンプルなタイトルとサムネイル。この控えめな外見からは想像もつかないシックで鋭く、そして前衛的な本作は、その展開と演出に初見では開いた口がふさがらないほどに驚かされました。とても一朝一夕には作れなさそうな作風にプロではないかと思ってしまうほどです。駅という人々が交差する場所を、タエ・ヨコ・オクの視覚に訴える手法で表現した構成には美しさすら感じます。現実の風景から気づかないうちに異次元の世界に迷い込んでしまったかのような不安感を与えつつ、堅固で重厚な音作りによる安心感を同時に味わえてトリップしてしまいそうな、一言では魅力を言い表せない作品です。
③与謝ロック
レターパックで現金送れは全て詐欺です、でおなじみ与謝野晶子の音MAD。局所的なブームとは言え積極的に便乗してクオリティの高い映像を制作し続ける人たちには頭が上がりません。とにかくネット中からかき集めたであろう素材を巧みに使い、本人の肉声すら使って一曲仕上げるその胆力が素晴らしい一作。映像も徹底的にふざけており、やるんだったらこれくらいやんないとなぁ!という心意気を感じます。最近は本人のデータを使用してAIが好き勝手喋らせることが問題にもなりましたが、音MADの人力を見ているとAIはまだまだ遠いところにいるなぁとなんだかホッとします。
④狂風オールバック [ヤンデレCD]
ヤンデレCD!?生きてたのか!?
味のある手書きと隠せない狂暴性。愛というには重すぎる情報量。どこから説明していいか手の付け所に困る名作です。狂気を狂気で重ねる展開の中にもユーモアとネタが仕込まれており、何度も見てしまいます。また部分的に使われる狂気的トランジション(?)も画期的で、おどろおどろしくもスムーズに次画面へ展開する非常にユニークなトランジションを生み出していて、作者のヤンデレCDに対する熱い情熱が伝わってきます。肝心のお兄ちゃん自身は割と楽しそうに生きてるのが作風のバランスをとっていて最高です。
⑤【音MDM天】今日もふたりは
この曲にしてこの動画あり。そう言っても過言ではないほどにマッチした雰囲気に思わず息をのみます。静止画が中心の作品は、映像を作る人にとっては非常に難しい題材ではありますが、さすがの技術力で難なくこなされています。2Dの動画と思いや奥行きを感じさせる3Dへのスムーズな移行や、それをさりげなく表現する小物の使い方など細部にもとてもこだわった作りが伺えます。ラストシーン(3:26~)の高速で画面を切り替えつつ、動きが少ない部分に視線を誘導する表現は上記の「深セン東」でも使用されていましたが、地道な作業が必要ですが迫力のある演出が可能になり、アクセントとしてラストに使ったことでこの動画の印象が強烈に残ります。そういった構成自体も上手な作品であり、参考にすべき部分が見れば見るほど増える傑作です。
この他にも選外としましたがおススメとして
BATTLE X PRESS
厚岸イ
ハトが強すぎる強風オールバック
三冠王 村上 1点
にじかはやばいクレーマーではありませんが、大谷翔平さんとみんなで可愛くてごめんをちくちく歌いたいです
どれも最高に面白いです。やっぱりMAD最高ですね。今年も最高の動画が見つかることが楽しみです。
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sskyt · 1 year ago
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『「呪術」の呪縛』上巻読書ノート
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江川純一・久保田浩編『「呪術」の呪縛』(上)リトン、2015年。
 今、呪術がかつてないほど注目されている。近代西欧に成立したreligionに対して、劣位に置かれるmagic概念を所与のものとして前提とすることなく、改めて問い直し、概念史や各国の事例研究といった観点からその諸相に光を当てる書。
 以下、所収論文についての読書メモ。 江川純一・久保田浩「「呪術」概念再考に向けて:文化史・宗教史叙述のための一試論」
 全体の導入論文。日本語の「魔法」と「呪術」、学問的概念としてのmagic、西洋文化史におけるmagic、そして、本書の背景と構成が論じられる。「魔法」(1474)が室町中期に現れているのに対して、「呪術」は『続日本紀』(699)に言及がある。  とはいえ、「呪術」は近世・近代において人口に膾炙しておらず、20世紀後半にフレイザーのmagicの訳語として定着した(それ以前は「魔法」)。また、学問的概念としてのエティックな次元と日常言語としてのイーミックな次元の区別の重要性が指摘される。  学問的概念としてのmagicで要注目なのはタイラーとフレイザーであり、特に後者のmagic→religion→scienceという図式が重要。その後のmagic研究の系譜はある意味ですべてここから始まった。他方で、イーミックな次元で見れば、magicの語源は古代ペルシア語に由来するギリシア語のμάγοςに発する。  すなわち、magic概念には、そもそもペルシア由来という他者性が付与されており、つねに地理的他者(非西洋)、歴史的他者(古代)、宗教的他者(異教)という含意がある。近代的なreligionとscienceは、他者にmagicという名を与えることで、自己を正当化してきた歴史的経緯がある。 第一部 呪術概念の系譜
藤原聖子「アメリカ宗教学における「呪術」概念」
 ウェーバー以来、ピューリタンは「世界の脱魔術化」として位置づけられてきたが、1980年頃からピューリタンも呪術を実践していたとする研究が盛んになった。これらの研究を島薗進の新宗教研究(呪術と近代化は背反しない)と比較対象する論文。  アメリカにおけるピューリタンの呪術実践研究では、呪術と近代化の関係は問題とならず、呪術の感情面が重視され、信仰と理性の対立図式、すなわち、アメリカの知性主義対反知性主義というナショナル・アイデンティティの問題へと引きつけて理解されている。  たしかに考えてみれば、アメリカのホラー映画は、魔女、魔法、霊、占い、ゾンビと呪術に事欠かない。むしろ合理性の反作用としての呪術に取り憑かれているようにさえ見える。それはアメリカという国のアイデンティティに関わる問題で、非常に興味深い。  ちなみに、アメリカの呪術総決算的なホラー映画として「キャビン」おすすめです! この『呪術』論集は、「宗教」概念批判を経た後で、「宗教」周辺の重要概念をアプリオリに前提とせず、反省的にその概念の意味を問い直すという点で、『ニュクス』第5号「聖なるもの」特集と双子のような存在ですね。
竹沢尚一郎「イギリスとフランスにおける呪術研究」
 エヴァンズ=プリチャードのアザンデ研究における妖術論とグリオールのドゴン研究における占い論の検討を通じて、呪術を複雑な世界の「縮減」(ルーマン)の仕組みであるとする仮説を提唱する。
 注で触れられている、レイモン・ファースの師マリノフスキーへの問い「もしすべてがすべてに結びついているとすれば、どこで記述を終えたらよいのでしょうか」は、いかにもラトゥール的な問いのように思える。 横田理博「ウェーバーのいう「エントツァウベルンク」とは何か」
 この論文は何度読んでも面白い。ウェーバーのEntzauberung(脱呪術化、魔術からの解放)は有名な概念で、様々な論者によって援用されるにもかかわらず、ウェーバー自身はこの概念を定義しないために、その内容は実は不明確である。  著者は丁寧な読解によって、「脱呪術化」が『プロ倫』における「救いの手段としての呪術の否定」と、『職業としての学問』における「世界の意味づけの否定」という二つの意味をもつことを明らかにする。また、前者が呪術から宗教への移行であるのに対して、後者は「世俗化」を意味する。  ちなみに、私が『現代思想』のウェーバー特集に寄稿した「世界に魔法をかける」の元ネタはこの論文です。「脱呪術化」という概念でひとつ気になるのは、この語はつねにEntzauberung der Weltと「世界の/世俗の」という言葉を伴っていること。この点も「脱呪術化」を援用する論者に見落とされがちだ。
高橋原「初期の日本宗教学における呪術概念の検討」
 日本の宗教学の歴史の中でmagicの訳語としての「呪術」が定着していった過程を跡付ける。明治時代はmagicの訳語として「呪術」は用いられていなかったが、日本の宗教学の確立とともに大正時代にフレイザーの影響の下、「呪術」が定着していった。 谷内悠「呪術研究における普遍主義と相対主義、そして合理性:分析哲学と認知宗教学から」
 「呪術は合理的である」と言われるときの「合理性」について、タンバイアの普遍主義/相対主義の議論を批判的にアップデートさせることで解決しようとする。概念図式/メタ概念図式の議論はガブリエルの「意味の場」の議論を想起させる。  ただ、普遍主義と相対主義の対立をメタ概念図式によって解決するというのは、問題を一段先送りにしただけのような気もするし、最後に出てきた「生物的合理性」は素朴な自然主義のように思えて、正直なところ、肩透かしの感がある。 第二部 事例研究:アジア
鈴木正崇「スリランカの呪術とその解釈:シーニガマのデウォルを中心に」
 スリランカで最も呪力の強いとされるデウォルについての神話と実際の呪術実践から、呪術の特徴を探る。呪術は「外来」「異人」といった境界的状況に対する意味付与・統御として発生するのであり、現在のグローバル化による変動もまた呪術が力をもつ場である。  たしかにマゴスの語源的意味にしても、フェティッシュにしても、文化的・地理的・時間的な境界において、あるいは、他者との界面において、「呪術」(なるもの)は発生するように思われる。個人的には、障り、罪、穢れ、害、悪を意味するシンハラ語の「ドーサ」という概念が面白い。 木村敏明「プロテスタント宣教師の見た「呪術」と現地社会:ヨハネス・ワルネック著『福音の生命力』をめぐって」
 スマトラ���バタックに宣教したヨハネス・ワルネック『福音の生命力』に基づいてキリスト教から見た呪術の意義と効用を検討する。ワルネックは、インドネシアの宗教をアニミズムとして特徴づけたが、その評価は両義的である。  著者はこれを「世界観としてのアニミズム」と「エートスとしてのアニミズム」に分類し、前者が称賛されるのに対して、後者は現世利益を追求する自己中心的な呪術実践であるがゆえに非難されるとする。しかし、ヨハネスはこうした呪術を逆手にとって宣教が可能となるとして、利用価値も認めている。 池澤優「中国における呪術に関する若干の考察:呪術という語の呪術的性格」
 面白かった。呪術を「非人格的な法則性に基づく宇宙の操作」と定義すると、人間の作為が宇宙の経営に関与するという点で、陰陽五行説のみならず、古代中国思想全般が「呪術」になってしまうが、これは概念の使い方として非生産的である、という。  古代中国宗教研究における「呪術」の用例として、『詩経』研究が取り上げられ、そこではおおむね「呪術」が素朴な宗教を指す語として用いられ、特に言霊信仰のようなものが想定されている、と指摘される。  私は特に、グラネ『中国古代の祭礼と歌謡』の解釈が面白かった。詩は個人の感情を歌ったものではなく、慣習によって定められた集団の感情を表出したものであり、慣用句は「興」という強制力をもって、自然を循環させる力をもつ、という。詩はいわば礼のような宇宙の形式なのだろう。
川瀬貴也「近代朝鮮における「宗教」ならざるもの:啓蒙と統治との関係を中心に」
 朝鮮における近代化、日本の植民地支配という観点から、「宗教」と「宗教」ならざるもの(呪術・迷信)との区別が何を意味しているかを示す論文。特に、今村鞆、村山智順による植民地下の民俗学的調査の視線が見つめる「迷信」が興味深い。  近代化・啓蒙によって退けられた「巫俗」が宣教師たちによって朝鮮宗教の本質と捉えられ、さらに、朝鮮民族のナショナリズムへと結びつき、現代韓国社会において伝統と見なされるようになった、という指摘が面白い。この辺りの話はどうしても「コクソン」を思い出さざるをえない。 第三部 事例研究:日本
井関大介「熊沢蕃山の鬼神論と礼楽論」
 近世日本儒学における鬼神の問題を、白石・徂徠・蕃山を中心に、主に「礼」の観点から検討する。蕃山にとって、祭祀儀礼の意義は、人心を無意識裡に統御し、社会を統治することにあったが、それは天人相関論によって宇宙の運行を正しく経営することでもあった。  蕃山によれば、鬼神祭祀の礼は、社会が経済的に豊かになって人心が堕落し始めたとき、富の余剰を有益無害な仕方で蕩尽させるために整備された、とのことだが、これはまんまバタイユの社会的蕩尽の理論と同じですね。 一柳廣孝「魔術は催眠術にあらず:近藤嘉三『魔術と催眠術』の言説戦略」
 明治期の催眠術ブームのベストセラー、近藤嘉三『心理応用魔術と催眠術』にしたがって、明治期の「魔術」イメージを検討する。近藤によれば、魔術とは心の中の霊気を通じて感通する手法であり、睡魔術と醒魔術に分けられ、前者は催眠術からは区別される。  魔術は、感通によって、施術者の意思が被術者へと影響を与えることであり、催眠術とは睡魔術のの導入部分にすぎず、近藤は催眠術による治療は有害であるとさえいう。ここら辺は黒沢清の「CURE」っぽい話ですね。 宮坂清「科学と呪術のあいだ:雪男学術探検隊、林寿郎がみた雪男」
 これは面白い。1959~60年の雪男学術探検隊に参加した動物学者林寿郎の記録から、雪男に関する科学的視点と呪術的視点の関係を問う。学者が探求していた「雪男」とシェルパにとっての「イエティ」が、実は同じではなかったことが判明する件がハラハラして特に面白い。  日本の雪男ブームの出発点は、今西錦司(1952年のマナスル登山隊が雪男の足跡を目撃)だったんだね。知らなかった。あと、雪男探検隊って、川口浩探検隊みたいなものかと思ってたら、ちゃんとした科学的調査隊が派遣されていたのも知らなかった。 今井信治「「魔法少女」の願い」
 1960年代の『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』から現代の『魔法少女まどか☆マギカ』まで、魔法少女アニメを時系列順にたどりながら、そこで描かれている「魔法」表象があとづけられる。  東映魔女っ子シリーズが女子の人気を博したのは、当時、女子向けのテレビ番組がなかったからで、別に魔法でなくてもよかったとの分析だが、そうはいっても「セーラームーン」の継続的な人気や、映画「マジカル・ガール」を見ると、やはり女の子にとって魔法は特別な意味をもっているようにも思われる。 堀江宗正「サブカルチャーの魔術師たち:宗教学的知識の消費と共有」
 アニメやライトノベルで人気の「魔術」を分析��ることを通じて、データベース消費型のサブカルチャーがその消費者にとって「宗教」よりもリアリティをもつようになった現状を明らかにする。  「魔術」関心層は20~30代の男性であることと、魔術・宗教的語彙をもったメディア作品の受容者は自分を能動的に魔的キャラクターを使役する存在(つまり魔術師)として同定しているという分析を組み合わせると、なかなかに痛い実態が見えてくるような気がする。
 魔術を扱った代表的な作品として『とある魔術の禁書目録』が挙げられているが、現在(2023年)に改めて同様の問題を扱ったら、おそらく代表的な作品は『呪術廻戦』が挙げられることだろう。また、作中では錬金術はあくまでも「科学」であって「魔法」ではないとされるが、実態としてはどう見ても「魔術」を扱っている『鋼の錬金術師』がまったく言及されないのは不思議。
追記
藤原聖子「「呪術」と「合理性」再考:前世紀転換期における〈宗教・呪術・科学〉三分法の成立」『思想』No. 934、2002年、120-141頁。
 呪術は、科学と比べて「非合理的」とされる場合(フレイザー)と、宗教と比べて「合理的」とされる場合(ウェーバー)があるが、これは両者で「合理性」の意味が異なるためである���著者によれば、さらに第三の失われた合理性概念がある。  すなわち、呪術は、理論ー合理的な科学に対して、理論ー非合理的であるが、実践(合目的的)ー非合理的な宗教に対しては、実践ー合理的である。この2種の合理性に加えて、呪術には「ゾッとさせる」という意味での「実体的非合理性」が含意されている(デュルケーム、オットー)。  奇跡論においては、古代末期か~中世末期、奇跡は「聖」に結びついていたが、19世紀末には「超自然」と結びつくようになった、という話(マリン)が面白かった。つまり、キリスト教では奇跡が聖人の業として呪術に対置されていたが、近代以降、科学と対立するがゆえに超自然と結合した、ということ。
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medickalmalpractice · 1 year ago
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混迷した世界の指南書 『武士道』 藤原正彦(2008) 『この国のけじめ』 文藝春秋
 新渡戸稲造『武士道』が売れているという。昨年末(二〇〇三年)公開されたアメリカ映画 「ラスト・サムライ」の影響もあるとかで、数社から合わせて百万部以上が出ているそうだ。 これを聞いて意を強くした。 『武士道』が英語で書かれたのは明治三十二(一八九九) 年であ る。百年以上前の本を現代日本人がこぞって読むのは、健全な危機感のあらわれと思うから (5)である。 庶民は知識や理屈を持っていなくともときに鋭い感覚を示す。多くが「いまの日本は何かが おかしいぞ」という素朴な実感をもっている。グローバルスタンダードを取り入れるといって、企業はリストラをする。学校では「ゆとり教育」を取り入れる。その結果、職のない中高年があふれ、地方の駅前商店街はさびれ、小学校では国語や算数の時間が減らされ、小学生から大(10) 学生に至るまでの学力低下は著しい。庶民はこうしたことに「自分たちの親や祖父が大切にしてきたものが壊されつつある」と感ずるのだろう。我々のよってたってきた価値観とは何だったのか、(1)というルーツ探しに似た感覚が『武士道』を手にとらせているのだろう。  『武士道』の著者・新渡戸稲造は幕末の南部藩(いまの岩手県)で下級武士の子として生まれ、札幌農学校(現・北海道大学)で農業を学んだ後、アメリカに留学しキリスト教クェーカー派 の影響を受けた。アメリカからドイツへ渡り、研鑽を積んだ後、札幌農学校教授、台湾総督府技師、(5)京都帝国大学教授、第一高等学校校長などを歴任、農学者および教育者として活躍するかたわら、東西思想の調和を目指し「太平洋の懸橋たらん」ことを悲願とした。東京女子大の初代学長、国際連盟事務局次長なども務めた日本の誇る国際人である。  『武士道』が書かれた明治三十二年は日清戦争と日露戦争の中間期で、清を破った新興国家日本に世界が注目しながらも警戒心を持ちはじめた時機である。新渡戸はベルギー人法学者夫妻と散歩中(10)、日本には宗教教育がないと話したところ、「宗教なし! それでどうして道徳教育を授けるのですか」と驚かれた。その後いろいろ考えた結果、自身の正邪善悪の観念を形成しているものが幼少期に身につけた武士道であることに気づいたのである。  同時代人である内村鑑三や岡倉天心にも共通するが、新渡戸には日本人の魂を西洋人に理解させたいという熱い思いがあった。そして英語で武士道を紹介することを決意する。西洋人に(15)も理解しやすいよう、ギリシアやローマの哲学、聖書、シェイクスピア、ニーチェなどと我が国の本居宣長、平重盛、頼山陽、吉田松陰らを比較しながら武士道精神の本質について説いた。  (1)『武士道』初版は一九〇〇年にアメリカで出版され、たいへんな賞讃を受けた。感激したセオドア・ルーズベルト大統領などは、何十冊も買い、他国の首脳に送ったという。その後多くの言語に訳されたが、日本語訳は明治四十一年以来、新渡戸の弟子で東大総長を務めた矢内原忠雄訳(岩波文庫)をはじめとしてさまざま出ている。 (5) 私は勤務する大学の学部一年生に対して、日本の名著を講読するゼミを担当している。こと十年近く、真っ先に学生たちに読ませるのが『武士道』である。受験戦争をくぐり抜けて大学に入学したての学生たちは、『武士道』を読んで一様に驚く。高校までに習ってきたこととあまりに違うことが書いてあるからである。とくに戸惑いを見せるのは、(10)名誉に関する部分である。 武士道では、名誉はしばしば命よりも重いとされる。「それ故に (武士は)生命よりも高価であると考えられる事が起れば、極度の平静と迅速とをもって生命を棄てたのである」(矢内原忠雄訳・以下同)という箇所を読むと、戦後民主主義の教育にどっぷりつかった学生たちは、「名誉より自分を大切にすべきだ」とか「生命は地球より重い」などと拒否反応を示す(むろん(15)新渡戸は「真の武士にとりては、死を急ぎもしくは死に媚びるは等しく卑怯であった」とも述べており、いたずらに死を賞讃しているわけではない)。  (1)学生たちのそうした批判に対して、私は「それではあなた方は一体どうやって価値判断をするのですか」と問う。すると「自分の理性で考えます」「主体的に考えています」などと答える。「すごいなあ、なぜそれほど自分の理性に自信が持てるんですか」と問うと学生は困ってしまう。人間には、理性や論理だけでなく、価値判断の基準となる倫理的な座標軸がなければならない。(5)それがない論理的思考は単なる利益追求とか自己正当化に過ぎない。座標軸の役割を果すのは、外国の場合、主に宗教だから、外国人は宗教のない人間を信用してよいものか訝る。  宗教の力がそれほど強くない我が国でその役割を果してきたのが武士道である。武士道は平安時代末期から鎌倉時代にかけて、「戦うものの掟」として生まれた。それはいわば(10)戦闘におけるフェア・プレイ精神だった。卑怯な振る舞いはしてはならない、臆病であってはならない、という観念である。  騎士道がキリスト教の影響を受けて深みを得たように、単なる戦闘の掟だった武士道にも、さまざまな「霊的素材」が注入されたと新渡戸は言う。 まず仏教、なかでも禅が「運命を任すという平静なる感覚」と「生を賤しみ死を親しむ心」(15)を武士道に与えた。 そして主君に対する忠誠、祖先に対する尊敬、親に対する孝行という他のいかなる宗教でも教えられなかった美徳が神道からもたらされた。さらに孔子と孟子の教えが、(1)君臣、父子、夫婦、長幼、ならびに朋友の間の五倫の道、また為政者の民に対する仁慈を加えた。  こう書くと外国のものが多いようだが、禅にしても孔孟の教えにしても、中国ではごく一部の階層にしか広まらなかった。これらの思想は日本人が何千年も前から土着的に持っていた(5)「日本的霊性」 とびたりと合致していたから、武士の間にまたたく間に浸透したのである。 江戸時代になると実際の戦闘はなくなった。それとともに武士というエリート階級の行動指針であった武士道は、物語や芝居を通して次第に庶民にまで行き渡り、戦いの掟から精神へと昇華し、日本人全体の道徳的基準となった。武士道精神はこうして「遂に島帝国の民族精神を表現するに至った」のだ。  (10)武士道は成文化されていない。聖書やコーランのような経典がない。武士道は「書かれざる掟、心の肉碑に録されたる律法」として親から子へ、口から口へと伝えられた。そして知識よりその実践こそが本質とみなされたのである。  私の父・新田次郎は、幼いころ父の祖父から武士道教育を受けた。父の家はもともと信州諏訪の下級武士だった。生家の二階には三畳の間があり、子供は容易なことでは入らせてもらえなかった。(15)なぜならそこは切腹の間だったのである(実際に使われたことはないらしい)。幼少の父は祖父の命で真冬でも裸足で『論語』の素読をさせられたり、わざと暗い夜に一里の山道を(1)上諏訪の町まで油を買いに行かされたりした。父は小学生の私にも武士道精神の片鱗を授けようとしたのか、「弱い者が苛められていたら、身を挺してでも助けろ」「暴力は必ずしも否定しないが、禁じ手がある。大きい者が小さい者を、大勢で一人を、そして男が女をやっつけること、また武器を手にすることなどは卑怯だ」と繰り返し言った。問答無用に私に押しつけた。  (5)義、勇、仁といった武士道の柱となる価値観はこういう教育を通じて知らず知らずに叩き込まれていったのだろう。義とは孟子が言うように「人の路」である。卑怯を憎む心である。林子平は義を「死すべき場合に死に、討つべき場合に討つこと」と言っている。勇とは孔子が「義を見てせざるは勇なきなり」と言ったように、義を実行することである。そして仁とは、「人の心」。慈悲、愛情、惻隠の情、「強きを挫き弱きを助ける」などがこれに含まれる。  (10)他にも、礼節、誠実、名誉、忠義、孝行、克己など大切な徳目があった。なかでも名誉は重要で、恥の概念と表裏をなし、 家族的自覚とも密接に結ばれていた。前述したように名誉はしばしば生命より上位にくるもので、名誉のために生命が投げ出されることもたびたびあった。  武士道精神の継承に適切な家庭教育は欠かせない。戦前に国や天皇に対する「忠義」が強調 された、という反省から戦後は日本の宝物ともいうべき武士道的価値観がまったく教えられなくなったのは不幸なことである。(15)戦後教育しか受けていない世代が親となり先生となっているから、いまでは子供にこれを教えることも叶わない。 (1)新渡戸の『武士道』は日本人の美意識にも触れている。 武士道の象徴は桜の花だと新渡戸は説く。そして桜と西洋人が好きな薔薇の花を対比して、「(桜は)その美の高雅優麗が我が国民の美的感覚に訴うること、他のいかなる花もおよぶところでない。薔薇に対するヨーロッパ人の讃美を、我々は分つことをえない」と述べ、本居宣長の歌、(5)敷島の大和心を人間はば、朝日に匂ふ山桜花、を引いている。 薔薇は花の色も香りも濃厚で、美しいけれど棘を隠している。なかなか散らず、死を嫌い恐れるかのように、茎にしがみついたまま色褪せて枯れていく。 (10)それに比べて我が桜の花は、香りは淡く人を飽きさせることなく、自然の召すまま風が吹けば潔く散る。桜の時期にはしばしば雨が降り、ときには数日で散ってしまう。自然の大きな力に逆らわず潔く散る。  「太陽東より昇ってまず絶東の島嶼を照し、桜の芳香朝の空気を匂わす時、いわばこの美しき日の気息そのものを吸い入るるにまさる清澄爽快の感覚はない」、つまりこの清澄爽快の感覚が(15)大和心の本質と新渡戸は説く。  (1)日本人は、このような美意識を持ち、いっぽうで行動原理としての武士道を守ってきた。新渡戸はまた、吉田松陰が刑死前に詠んだ、かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂、(5)を引く。吉田松陰は黒船来航以来の幕府の政策を痛烈に批判し、安��の大獄の際に死罪に処せられた。この歌は、たとえ行き着く先は刑死とわかっていても、正しいと信ずることをせずにはおれないという松陰の告白である。名誉のためには死も恐れないという態度である。  こうした「大和心」といい「大和魂」といい、武士道精神の精華といえよう。これを世界の人に知らしめた新渡戸の功績は訳者の矢内原忠雄の言うように「三軍の将に匹敵するもの」がある。(10)日清戦争後の三国干渉等で世界が日本に警戒心を強めていたときに、軍事力でなく、誇るべき民族精神によって日本を世界に伍する存在としたのである。 明治維新のころ、海外留学した多くの下級武士の子弟たちは、外国人の尊敬を集めて帰ってきた。彼らは、英語も下手で、西洋の歴史や文学もマナーもよく知らなかった。彼らの身につけていたものといえば、日本の古典と漢籍の知識、そして武士道精神だけであった。それでも彼らは尊敬された。(15)武士道精神が品格を与えていたのである。  世界は普遍的価値を生んだ国だけを尊敬する。 イギリスは議会制民主主義を、フランスは人権思想を、(1)ドイツは哲学や古典音楽を作った。自然科学のうえでもこれらの国は多大な貢献をした。現在経済的にも軍事的にもたいしたことのないこれらの国が国際舞台で主要な役割を果せるのは、彼らの創出した普遍的価値に世界が敬意を払っているからである。 私は、日本の武士道精神と美意識は、人類の普遍的価値となりうるものと思う。 (5)二十一世紀は、武士道が発生した平安時代末期の混乱と似ていないでもない。日本の魂を具現した精神的武装が急務だ。 切腹や仇討ち、軍国主義に結びつきかねない忠義などを取り除いたうえで、武士道を日本人は復活するべきである。これなくして日本の真の復活はありえない。国際的に尊敬される人とは、自国の文化、伝統、道徳、情緒などをしっかり身につけた人である。武士道精神はその来歴といい深さといい、身につけるべき恰好のものである。  (10)新渡戸は「武士道の将来」と題した最終章にこう書いている。「武士道は一の独立せる倫理の掟としては消ゆるかも知れない、しかしその力は地上より滅びないであろう。(中略)その象徴とする花のごとく、四方の風に散りたる後もなおその香気をもって人生を豊富にし、人類を祝福するであろう」 世界はいま、政治、経済、社会と全面的に荒廃が進んでいる。人も国も金銭崇拝に走り、利害得失しか考えない。 (15)義勇仁や名誉は顧みられず、損得勘定のとなり果てた。 ここ数世紀の間、世界を引っ張ってきたのは欧米である。 ルネッサンス後、理性というものを他のどこの地域より(1)早く手にした欧米は、論理と合理を原動力として産業革命をなしとげ、以後の世界をリードした。論理と合理で突っ走ってきた世界だが、危機的な現状は論理や合理だけで人間はやっていけない、ということを物語っている。それらはとても大切だが、他に何かを加える必要がある。  (5)一人一人の日本人が武士道によりかつて世界の人々を印象づけた高い品格を備え、立派な社会を作れば、それは欧米など、荒廃の真因もわからず途方に暮れている諸国の大いに学ぶところとなる。これは小手先の国際貢献と異なる、普遍的価値の創造という真の国際貢献となるであろう。この意味で、戦後忘れられかけた武士道が今日蘇るとすれば、それは世界史的な意義をもつと思われる。
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manganjiiji · 2 years ago
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弱りの色は愛
あたらしい仕事が始まろうとしています。新しい人たちの名前を覚えなければならないのでやや緊張。とはいえ、ほぼ緊張していないにひとしい。そのむかし、初めてのアルバイト、通信販売の受電オペレータを19歳にやっていた時には、何ヶ月たっても緊張でかならず下痢をしてから勤務していたのに。今は初めての仕事の前日もただ楽しみしかなくてへっちゃらすぎる。この世界に慣れた。なんというか、仕事で死ぬことはない。そのことが体感ではっきりとしているから、もはや安心の域まである。わたしは働くことにかなり向いていない人間だと思っていたし実際そうだったのだが、実は���くことがかなり好きで、好きが高じて続けているうちに、だんだん苦手意識がなくなってきたし、余裕というか落ち着きというか、こころの平静ができてきた。強迫的にずっととにかく「働かなければ」と思って働いてきたが、実はそれが好きだったので助かった。こういうことばかりだな、と思う。生まれつき持っているものに救われてばかりだな、と思う。かなりのラッキーゴーハッピー人間である。生まれつき人が好きだし、生まれつき世界にわくわくしているし、生まれつき夢があるし、生まれつき何でもやってみたいほうだ。ただしこの性質は第二次性徴の発現とともに突然去来した。それまではかなり内向きで人見知りで人嫌いでとにかく家に閉じこもっていたい子供だった。15歳まで、私の「生まれつき」は鳴りを潜めていたようだ。高校入学でとたんに明るい世界に放り込まれたのも大きい。良い高校、穏やかな高校に入れてよかった。すべて運で渡ってきている。自分に合った高校に入ることができたのは、たまたま文字を書いたりものを考えたりすることが好きで記憶力が(学年の平均よりも)良く、定期テストで常に上位を取ることができたから。それは完全に生まれつきのラッキーなのである。そしてラッキーはその後も続き、高校の勉強を1秒もしていないにもかかわらず奨学生として無料で1つ目の大学に入ってしまったり、自力で(?)浪人して頑張ろうと思っていた2つ目の大学の一般試験をいちおう受けたら紛れで受かってしまったり、目星をつけた企業とたまたまうまが合い、そこしか受けずに就職が(4年生になる前に)決まってしまったり、会社の人たちに恵まれて、なんと病院に連れていかれて10年間病気だったことが発覚したり、友人の導きにより良い医師に巡り会えて治療が成功したり、職場に恵まれたり、職場に恵まれたり、職場に恵まれたりした。運が良すぎではないか?と思うし、他人に僻まれて然るべきだと思うのだが、むやみに他人にマイナス感情を抱かせるべきではないので、自分のラッキーについてはあまり口外しないようにする。している。多分。
今月はぎりぎり忘れずにカウンセリングに行くことができた。カウンセリングもおのれのラッキー体質により(千石清純か?)すごく運命的に最高の先生と出会って、すごく納得して、というか満足して利用させて貰っている。おそれおののくほどに、おそらくカウンセリングの効果が出て、病状も安定している。この日は祖父の葬式の日のことを思い出したり話したりして少し泣いた。祖父は私をとても愛してくれた人で、この人のおかげで私は人間的にぐれずに済んだ。カウンセリングでは親の話と兄の話が中心だ。この人達と私との間にあった物ごとや感情を整理することが、私のかかえる荷物の、ゆうに八割以上にのぼるので、先生の手を借りて、どうにかすこしずつ、伝えては褒められたり慰められたりしている。ずっと助けてくれる大人、私の話を聞いてくれる大人がいてほしかった。話せば話すほど、そんな大人が一人も周囲にいなかったことに愕然とするが、いま、先生に話して「子供の私」が遡って「手当て(treat)」されているので本当に良かったと思う。
國分功一郎の新潮新書『目的への抵抗』を買ってその日のうちに読む。『暇と退屈の倫理学』を買ったままほとんど読んでいないので読まなければなと思った。アレントへの言及も多かったので『人間の条件』も読む。ハンナ・アレントについては副読本?を2冊買っていて、こちらもまだ読んでいない。まとめて本棚から引っ張り出した。それからホイジンガの『ホモ・ルーデンス』も重要だと思ったので読む。
新潮の6月号、現代詩手帖5月号(新鋭短歌特集)を買う。新潮は村上春樹の新刊の読み方を7名ほど(たしか)寄稿していたので買おうと思った。黒田夏子氏の作品もあり嬉しい。川上弘美もあり。巻頭は本谷有希子。趣味が合うな、新潮。現代詩手帖を開くのはもう少し先になりそう。前回書いたかもしれないが藤井貞和『よく聞きなさい、すぐにここを出るのです。』を読んでいるので、詩はいままだ頭がいっぱいだ。メキシコ湾に沈む金メダルみたいなやつがとても好きで今日も読んだ。これを読んで癒されてくれと思い、友人にもメッセージを送って薦めた。友人は先頃目が見えるようになってきたらしい。半年ぶりに「外」に出たと言って草花の写真を送ってきた。にしんぱいさんのご本を2冊欲しいと言い、強欲な…と思いながら「伝えておきましたよ」と言うと、その頃まで生きていられるといいなあ、みたいなことを言うので、意地悪だなと思った。もちろん本人にその気はなくて、本当にそう思ったから言っただけなのだろうけれど。本当にそう思ったことをそのままにしか言わない人だ。
新しい町に慣れてきた。新しい部屋、新しい机は快適で、とても有難い。部屋探しでもラッキーを発揮してしまった。食べるものを作ったり、洗濯をしたり風呂に入ったり、掃除機をかけたりしている。そういうことがとても好きだ。料理以外の家事が好きだ(甘いもの以外を食べることにはいちばん興味が無い)。もう4時を過ぎると外が明るくなってしまう。今は4時半を過ぎているので本当に朝。もう少し何か書きたいことがあった気がするけれど寝ます。最近はいつもあんスタの燐一(りんひい)を書きたいということを考えています。そのまえにメインストの第一部を読み終わらなければならない。あんスタは音ゲーとして楽しく好きなので毎日楽しく叩いているが、いつの間にかキャラクターの良さに飲み込まれてしまった。ひひひ(日日日)のラノベ文体というか、な、ストーリーに私は適性があり、ふつうに「あんスタおもしれ〜!(ド興奮)」と思いながら読んでいる。
ここのところよく流れてくる話題はやはり「差別」について。トランスジェンダーに関しては、LGBT法案がほぼ成立の見通しになったためやや落ち着いた。今日は「世界のサプライズ動画」についての論難が多かった。G7広島サミットは終わったが、やはり外交・軍事関係の話が多い。広島サミットは、かなりよくできていたと思う。岸田総理のツイートの言い回しは上手かった。各国首脳の平和記念公園、原爆ドームの見学により、「あやまちはくりかえしませぬから」の主語が、これで晴れて「世界」(日本ではなく)になった。というツイートがあり、まあそれは前からそうだろうとは思ったが、名実ともに、というか、名目の上でも、というのは大事なことだ。ちなみに岸田総理の言い回しは「核を使用しない、核で脅さない」ということだった。単純だがこの言葉にたどり着き抜き出すのはかなり難しい。正解だと思うので素直にすごいなと思った。
2023.5.24
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waheipon · 2 years ago
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「京都大学iPS細胞研究所 研究プロジェクト」メインビジュアルを担当させて頂きました。
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●client /京都大学iPS細胞研究所 研究プロジェクト ●メインビジュアル/藤田わへい ●イラスト/  小池 高弘 ●Stories素材/日本デザインセンター ●Webデザイン/和田 拓
研究プロジェクト(“ReDURC”)は、新型コロナウイルスの事例を踏まえつつ、科学技術による社会的恩恵を維持・拡大しつつも社会的懸念を緩和・解消するための方法を検討することを目的とし、ウイルスや感染症に関係する生命科学や医科学の研究を中心に、いろいろな方々と科学技術の知識の取り扱い方について考える契機を作り、社会的観点から使途に懸念が生じ得る科学技術を用いた研究をされています。
一般の方に伝わりにくい研究内容を、ぼくの透明水彩画のテイストで抽象的すぎず具体的に表現して欲しいというご依頼でした。
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