#斎藤元彦兵庫市長パワハラ疑惑
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兵庫県知事の疑惑を追及していた元県議の竹内英明さんが亡くなりました。自殺とみられています。SNS上に拡散された竹内元県議への誹謗中傷。その真偽を検証します。 ■「社会にも、もう希望が持てない」竹内元県議を追い込んだものは… 兵庫県議を務めていた竹内英明さん(50)。兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる百条委員会の委員として、斎藤知事を追及してきた。 兵庫県 竹内英明県議(2024年8月・当時) 「ご自身は今でもパワハラをお認めにならないんですか」 竹内さんはほぼ毎日ブログを更新していた。 2023年2月9日のブログ 「信号機が設置されました!お子さんが自転車で衝突事故にあうという衝撃的な出来事があり、要望を続けてきました」 2024年3月18日のブログ 「姫路駅前、定例の朝の街頭演説。初心にかえる、いい機会」 竹内さんは、なぜ追い込まれていったのか。 同じ会派の上野英一県議は竹内さんに異変がみられたと証言する。 兵庫県 上野英一県議 「県知事選挙中に立花発言があったり、その時分からではないか。ほとんど家にいて、暗くなってからしか出ることができないと」 斎藤知事をサポートするため知事選に出馬したNHKから国民を守る党の立花孝志党首。選挙戦の中で、亡くなった元県民局長の告発文書の作成に竹内さんが関与していたと主張していた。 立花孝志氏(2024年11月1日) 「自殺した人が1人で作ったと思っている人いません?違うんですよ。違う人物も関与していた。確実に言っていい人、1人だけいます。竹内さん、竹内県議、あっ言っちゃった」 その後、百条委員会の奥谷委員長の事務所前で… 立花孝志氏(2024年11月3日) 「出て来い奥谷。一応チャイムだけ鳴らしておこ。あまり脅して奥谷さんが自死されても困る。竹内さんのところにも行きますよ。どうやって会おうかなと思ってた」 ほかにも立花氏は竹内さんを「斎藤を貶めた主犯格」と決めつけた動画を引用し投稿。249万回閲覧されている。 知事選の翌日、竹内さんは「家族を守らないといけない」として議員辞職したが、匿名の誹謗中傷は止まらなかった。 実際の投稿 「竹内英明、フザケルな。消えてまえ」 「辞職すれば済む話じゃない。犯罪者じゃないか」 同僚の迎山志保県議は竹内さんの辞職後も連絡を取り続けていた。 立花氏による「竹内さんのところに行く」との動画が投稿された後には… 竹内さんからのLINE(2024年11月5日) 「妻が警察に連絡してほしいと昨日言ったので、電話した。立花の事務所襲来エックスなどを見てしまっていて怖いと言ってます」 そして、竹内さん自身も鬱状態に陥っていく。 竹内さんからのLINE 「(気持ち、少しは落ち着かれましたか)逆に酷くなってる。病院行ったけど診断も厳しい」(2024年11月23日) 「またうちに攻撃とかあったら耐えられません」(2024年12月1日) 「薬の助け借りてなんとか眠ってる。心配かけてごめん」(2024年12月7日) 兵庫県 迎山志保県議 「信頼関係があると思っている身近なリアルの方からも、嘘の情報を前提にしたような心配をされたりとか、『自分は本当に真摯に政治や県民に向き合ってきたつもりだったが、これまでの自分の人生も何だったんだろうかなと思うし、こういうことがまかり通っていく社会にも、本当にもう希望が持たれへんな』って」 1月18日、竹内さんは亡くなった。自殺とみられている。竹内さんが使っていた議会の机には、花が手向けられていた。 兵庫県 迎山志保県議 「竹内さん、すごく勉強家ですべての資料を置いてて。正義感に溢れている、正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると、臆面もなく言い切れるような青臭い人だったなって」 ■竹内元県議の“逮捕の予定” 県警トップが完全否定し立花氏は… 竹内さんの死が報じられると、立花氏は「竹内元県議が亡くなった理由」とする動画を投稿し、持論を展開した。 立花孝志氏(1月19日公開・現在は削除) 「竹内元県会議員、明日逮捕される予定だったそうです。メディアは相変わらず誹謗中傷が原因とか。誹謗中傷で何で死ぬねんって話じゃないですか」 これに対し、兵庫県警のトップが異例の発言をした。 兵庫県警 村井紀之本部長 「任意の調べをしたこともありませんし、ましてや逮捕するという話は全くございません」 すると立花氏は「逮捕が怖くて命を断った」という主張は間違いだったと訂正し謝罪。しかし、誹謗中傷はしていないと反論した。 立花孝志氏(1月20日公開) 「竹内さんに対して、僕自身は批判や誹謗中傷した記憶はない。これぐらいのことで自ら命を絶つような人が政治家しちゃいかん」 だが、この2日後にも… 立花孝志氏のXより 「故人が悪事を働いていた事は、明らかですが、、、その悪事が警察が把握してなかっただけ!あるいは警察が裁けない悪事だっただけでしょう!」 ■批判や擁護…SNS投稿の変化に専門家「メディアの役割」指摘 竹内さんに関する、Xの投稿はどのように変化したのか。東京大学の鳥海不二夫教授の分析をもとに検証した。 竹内さんを批判する投稿は、県議を辞職した11月18日に増加。 そして、1月19日昼ごろに竹内さんが自殺したとみられることが報道されると、その動機を「逮捕を恐れて死んだ」などとする投稿が一気に拡散された。 しかし、19日夕方、新聞3紙が県警関係者への取材をもとに「そうした事実はない」と報道すると、竹内さんを擁護する投稿が批判の4倍拡散された。 鳥海教授はメディアが誹謗中傷に歯止めをかけるため果たす役割は大きいと話す。 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「大手メディアを含め、きちんとしたところが間違った情報には『間違っている』、『正しい情報はこうですよ』、信頼を置ける形で情報を発信することは一つの大きなポイント」 ■立花氏が指摘するメールの“でっちあげ” 担当職員が否定 立花氏は、謝罪動画を出した後もなお、「竹内県議がでっちあげをしていた」との主張は変えていない。 立花孝志氏(1月20日公開) 「とにかく竹内議員が、かなりでっちあげをしていた。特に、彼自身が元県民局長の奥様に代わって、百条委員会あてに送ったメール」 でっちあげの事例として挙げた一つが、告発者である元県民局長の妻が県議会の議事課に送ったメールだ。 元県民局長の妻が送ったメール 「主人が最後の言葉を残していました。そこには一死をもって抗議をするという旨のメッセージ。そして、百条委員会は最後までやり通してほしいことが記されていました」 メールは7月12日に届いた。生前のメッセージが残っていることは、7月11日の早朝5時に新聞で報じられた。その2時間後、竹内さんがブログで記事をそのまま引用した。 立花氏はメールが届く前に竹内県議がブログを書けたのは、彼自身がメールを偽造したからだと主張している。 立花孝志氏(1月20日公開) 「元県民局長の妻のメールを、なにか偽造したのではないか」 メールの送付先である議事課が、報道特集の取材に応じた。 議事課の職員 「奥様からいきなりメールが送られてきたわけではありません。元局長が亡くなられた後、奥様からこういうメールを送りたいというお話があり、ご本人と3回やりとりした上で送信されてきたので、奥様の意思で送られたものに間違いありません」 ■斎藤知事の��要望”は事実か?「マスコミがちゃんと取材し報道していたら…」 さらに立花氏は、竹内さんが「ゆかたまつり」について、事実無根の追及をしてきたと主張する。 立花孝志党首(1月20日公開) 「事実無根のゆかたまつりなんかの、事実ではない根拠をもとに(知事を)責めてた」 2023年に姫路市で行われた「ゆかたまつり」。夏の風物詩に、姫路市長らと並び斎藤知事も出席。 その際知事は他の来賓と同じように、地元の公民館でボランティアによる着付けを受けることになっていた。しかし、竹内さんはブログでこう指摘した。 「知事は着付けを当日直前にキャンセル。他の来賓とは別に自分だけ着付けができる専門店に行って着付けした。公費で払うことになり、秘書課が負担することになった」 その後、百条委員会の県職員アンケートで「知事が激高し、翌年度から出禁」になったという回答内容が公開されると、それがあたかも竹内さんの発信としてネットに拡散され、立花氏も「竹内県議がデマをまき散らした」と投稿した。 現場で何が起こっていたのか。姫路ゆかたまつりの当日、知事をアテンドしていた芳賀一也氏が取材に応じた。 ゆかたまつり奉賛会 芳賀一也氏 「(Q.知事はボランティアスタッフの着付けで着る予定だった?)それは間違いない。婦人会にお願いして、着付け経験のある方お願いしますっていう」 他の来賓が公民館で着付けを受けるなか、知事は呉服屋で衣装を借りたいと言い出したと証言する。 ゆかたまつり奉賛会 芳賀一也氏 「わがまま言ったとか僕は全く知らんけど、当日午後2時くらいに電話があったのは間違いない。(Q.その電話の内容は?)要するに、衣装借りたいって知事が言っているから、(呉服屋を)紹介してくれと」 直前のキャンセルと呉服屋での着付け。竹内さんの発信に誤りはなかった。しかし、真偽不明の情報はネットで広がり続けている。 ゆかたまつり奉賛会 芳賀一也氏 「僕ら現場の人間からすると(知事は)めっちゃ機嫌良かった。ボランティアに罵声かけたん?そもそも公民館行ってへんから。あの時にマスコミがちゃんと取材して、何が正しくて何が間違ってるのかをちゃんと報道してたら、SNSに振り回される必要なかった」 ■立花氏に問うと…「”でっちあげ”というか僕は”疑惑”と言ったつもり」 立花氏は一体何を根拠に、竹内元県議の主張を「でっちあげ」、「事実無根」としたのか。直接、立花氏を問いただした。 日下部正樹キャスター 「『ゆかたまつり』は問題ですか?」 立花孝志氏 「『ゆかたまつり』が問題かどうかについては、私自身は実際ツイートした人からも姫路で名刺をいただいて、ただ正直こんなものを、そもそもあの(元県民局長の告発の)7つの文書に入っていない。だから全く取材していません。どうでもいいです」 元県民局長の妻が県に送ったメールについては… 立花孝志氏 「県民局長の奥様の遺書というか陳述書についても、公になる前に竹内さんは自らのフェイスブックで出しておられた。これが本当に県民局長の奥様が作られたものなのか疑惑がかかっているということです」 竹内さんがブログに掲載していたのは遺書や陳述書ではなく、それを報じた産経新聞の記事だった。「でっちあげ」と発言したことを問いただすと… 立花氏「でっちあげというか僕は疑惑と言ったつもり。(竹内氏は)疑惑に対してちゃんと弁明されたらよかった」 日下部キャスター「『でっちあげ』と絶対どこかで見た」 立花氏「疑惑とでっちあげとなると、ちょっと印象が違いますよね。僕でっちあげなんて言ってませんよね。疑惑ですよね」 立花孝志氏のYouTube(1月20日) 「とにかく竹内議員がかなりでっちあげをしていたことは、多くの人はわかっていらっしゃると思うので」 「デッチあげ」とホワイトボードに書き、発言していたにも関わらず、動画を公開したわずか4日後の24日「疑惑と言ったつもり」と発言が変わった。 立花氏「僕はそういう疑惑があるということを言っているだけ。そんなことに対して僕は別に興味がないから言ってないもん」 日下部キャスター「急に興味がなくなっちゃった」 立花氏「いやいや、そんなに強く興味がないから。疑惑であって、興味がないと言っているのは、間違えないで欲しいのは、その疑惑の真相を追究するほどの興味がないって意味です」 ■竹内元県議めぐる投稿「50%は13個のアカウントから」 “情報”どう見るべきか? 竹内さんを批判する投稿は減ったが、2か月にわたって残り続けていた。東京大学の鳥海教授は… 山本恵里伽キャスター 「なぜ批判は持続性を持ってしまったのでしょうか」 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「一般的な炎上は3日あると収ま���といわれています。今回のケースだと立花氏とかがいろいろ動画で話していた。ずっと情報を出し続けている人たちが一定数いたということで、その影響がかなりあったのではないか」 批判的な投稿が1年間で11万回以上拡散された一方で、発信した人の数は… 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「今回の場合は、それほど多くのアカウントから発信されたというわけではなかった。拡散された全ポスト数に対して、50%ぐらいは13個のアカウントから発信。2番目に拡散が多かったアカウントは立花氏のアカウントだった」 立花氏以外のフォロワー数の多い人が拡散に関わっていたことも投稿数が増えた要因だと分析した。 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「今の情報空間はこういうものなんだときちんと理解したうえで、情報を摂取していくことを考えないと、同じようなことがまた起きるのではないか」 ■東国原氏がXに投稿した理由 タレントで元宮崎県知事の東国原英夫氏(67)は、竹内英明元県議が亡くなったというニュースをネットで知った直後、「警察から事情聴取もされていたと聞く」とXに投稿した。こうした発信がデマを拡散したという認識はあるのだろうか。 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「そういう話も“聞く”がという表現にしたが、真偽不確かであるということで反省して、反省の文と削除をさせていただいた」 投稿の根拠として、竹内さんが県警から話を聞きたいと言われていたという情報をみたという。 山本キャスター 「竹内元県議が『事情を知りたいと警察からいわれている』という話はどこで見聞きしたのですか」 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「ネットです」 山本キャスター 「ネットの情報ということですね?」 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「そうです。信憑性にかける、真偽不明というならそうかもしれませんが、そういう状況証拠を全体として自分なりに判断して。(県関係者の知人から)『どうも事情聴取を受けたということは事実らしいよ』と聞いたので、私はネットに書き込みました」 山本キャスター 「事実ではなかったことを投稿したということですよね」 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「そういうことになるんですかね。疑惑があるというのは、僕の解釈です、疑惑があるというのは事実」 東国原氏は、不確かな情報であっても自分なりに精査すれば“疑惑”として発信することは問題ないという認識を示した。これは立花氏の主張と共通する。 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「疑惑があったことが事実なら『疑惑がありましたよね』と書く。疑惑が本当かどうかまでは追及できません」
追い詰められていた元兵庫県議の竹内英明さん 「でっち上げ」と発言した立花孝志氏は【報道特集】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
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などと、兵庫県明石市の市長をパワハラ要因で辞めなければならなかった人間が言っております
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昨年11月の兵庫県知事選挙で再選された斎藤元彦氏の陣営が、公職選挙法が禁じる、インターネットを利用した選挙広報の対価を払っていたのではないかと指摘される疑惑で大きな展開があった。現職の神戸市議が、選挙前に斎藤陣営の選対幹部からSNS広報の監修を西宮市のPR会社に任せる、とLINEで知らされていた、と暴露したのだ。市議は知人が無断でこのLINEをメディアにリークしたと非難したが、このLINEはメディアが報じるかなり前から兵庫県警が入手し捜査着手の契機になっていた。 折田氏は主体的な関与ではなくボランティアだったと主張していたが… まずは公選法違反が疑われている疑惑を整理しておこう。 パワハラや公金不正支出疑惑を背景に県議会全会一致による不信任決議案可決を受けて失職した斎藤氏は、SNSでの応援に力を得て11月17日の出直し知事選で当選した。 ところが3日後の11月20日、西宮市のPR会社「merchu」の代表取締役・折田楓氏が自身のnoteで斎藤陣営のSNS戦略の内幕を公開したのだ。これが大問題に発展した。 noteで折田氏は、自分が斎藤陣営のXやインスタグラムなど4つの公式アカウントを「管理・監修」したと説明。「監修者として」運用戦略立案やアカウントの立ち上げなどを責任を持って行なったとしたうえで、こうした作業を「会社が手掛けた」とし、ボランティアではなく会社の業務だったとも明確に表明している。 「おそらく彼女は自分が自慢した内容が重大な意味を持つことを知らなかったのでしょう。公選法は、業者が主体的にネットでの選挙運動の企画・立案を行ない、この業者が選挙運動の主体と認められれば報酬の支払いは買収罪に当たる可能性があるとしています。さらに候補者本人や陣営幹部の買収行為が認められれば、候補者の当選が無効になる場合もあります。 noteの内容は、SNS広報を主業務として扱ってきたmerchuが仕事として斎藤陣営のSNS発信を担ったことを疑わせます。折田氏が被買収罪で有罪になるような事態になれば、斎藤氏の当選無効も現実味を帯びてきます」(全国紙デスク) 斎藤陣営の選挙戦術は、折田氏の言う通りのものだったのか。 「斎藤氏本人は『公選法に違反した認識はない』とだけ繰り返し、説明を代理人弁護士に丸投げしました。そこで登場した代理人の奥見司弁護士は記者会見で、折田氏はSNS広報に携わっていたが、主体的な関与ではなくボランティアだったと主張しました。ただし、陣営がmerchuにポスターデザイン制作などの名目で計71万5000円を支払ったことは認めたのです。 これを受け、自民党の裏金問題を解明した神戸学院大の上脇博之教授と、元検事の郷原信郎弁護士が、斎藤氏本人は買収罪に、折田氏は被買収罪に、それぞ���当たるとする告発を兵庫県警と神戸地検に行ない、12月中旬までに受理されました。 SNS広報戦略が本業のmerchuが、ボランティアで広報を担ったという説明には無理があり、支払われた71万5000円はSNSを含む選挙運動への報酬であり、買収にあたる、というのが告発の理由です」(在阪記者) 「確認のためLINEの画像を送るよう言われた」と上原市議は説明 結局、merchuや、社長の折田氏が陣営のSNS戦略を主体的に担ったのか否かが違法か適法かを分けることになる。 「そこで斎藤氏側に大打撃となる報道が出ました。選挙告示前の10月6日に斎藤陣営の広報担当者が支援者あてに、『SNS監修はPR会社にお願いする形になりました』というメッセージを送信していたと、読売新聞が12月20日に報じたのです。SNSの“監修”を、折田氏個人ではなく“PR会社”に任せたとの認識を陣営幹部が持っていたということは、折田氏のnoteでの主張と一致し、違法だとの見方を補強する重要証拠になります。 メッセージを送った広報担当者とは、斎藤選対で幹部を務めたK氏。折田氏のnoteの記事にも、斎藤氏がmerchuを訪れ広報のプレゼンを受けたときの場面の写真などに、斎藤氏と一緒に写っている人物です。選対の事務局長だったと言う人もいます」(県政関係者) さらに今年1月13日、文春オンラインがこのメッセージについての詳細を報じた。 「昨年10月5日に、神戸市議が斎藤氏とK氏に会いSNS戦略での協力を申し出たところ、翌6日朝、K氏が市議に『昨日の会議内容 SNS監修はmerchuさんにお願いする形になりました』とのLINEを送ったとの内容で、LINEのスクショまでついていました。 K氏が送った相手が一般人ではなく神戸市議だということが目を引く中で、翌14日未明にYouTubeで突然、この市議は自分だと名乗りを上げたのが、無所属の上原みなみ氏です」(雑誌記者) 上原氏は急ごしらえの撮影だとうかがわれる3分足らずの動画の中で、文春記事と同じ経緯を説明したうえで「広報担当者K氏からSNS監修はmerchuさんにお願いする形となりましたというLINEが届きました」と、核心のLINEメッセージが本物であると認めた。 「報道だけで知られていたLINEの存在を市議が認めたことは一層の重みをもつことになります」と社会部記者は上原氏の行動の意味を強調する。 上原氏は動画で、自分を斎藤知事に会わせてくれた「Kw」(K氏とは別人)という人物に協力の打診をLINEで断られたことを報告すると、Kw氏から「確認のためLINEの画像を送るよう言われた」と説明。「それ(画像)がKw氏によって 私が知らない間に今回の報道機関への情報提供に使われてしまったのです」とも主張した。 メディアよりも先に県警に持ち込まれたLINE 「上原氏は、昨年12月の読売報道のあと沈黙し、今になって明かしたことについては、『望んでもいない売名行為などと言われたくなかった。今回の報道でさまざまな憶���が飛び交う中、事実を発信するしかないと思い行動することにした』などと弁解していますが、文春報道でLINEを受け取ったのが神戸市議とまで書かれたことが動画公開の直接の理由でしょう。 さらに上原氏は14日夜、自身のXに『私は斎藤知事も、広報担当といわれるK氏(※原文は実名)も、メルチュの折田さんも、早く真実を話すべきだと思っております。』と投稿しました。上原氏はこれまで斎藤氏の支援者のようにふるまってきましたが、今ははっきりと斎藤氏に距離を置いている印象です。動画も、そうした判断から公開したのではないでしょうか」(社会部記者) だが、LINEにまつわる「経緯」を説明したとする上原氏の動画からは、重大な要素がすっぽり抜け落ちていると県議会関係者は指摘する。 「K氏が上原氏に送ったLINEの存在は実は、読売新聞がスクープするより10日以上前、遅くとも12月上旬には兵庫県警の捜査2課が把握していました。上脇教授と郷原弁護士の告発状は12月2日に県警と神戸地検に郵送で届き、16日までに受理されていますが、異例の速さだと話題になりました。実はその背景にはこのLINEの存在があり、立件可能な有力証拠だと当局が判断していたんです。 上原氏は『Kw』が勝手にLINEのスクショをメディアに持ち込んだと非難していますが、いち早く県警にこのLINEが持ち込まれていたことが重要なんです。これだけの重要情報に接することができたのは上原氏自身やKw氏も含め、ごく少数で、斎藤陣営と良好な関係にあった人物であることは確実です。その情報が当局に渡っていた。斎藤氏の選挙に疑問を感じたか、他の理由で斎藤陣営に背を向けた人がいるということでしょう。 兵庫県は1月17日に阪神淡路大震災から30年を迎える。「本当に騒がしくなるのはその後ではないか」と地元記者は指摘している。 ※「集英社オンライン」では、今回の記事ついて意見、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(旧Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「SNS監修はPR会社にお願いすることに」神戸市議が暴露した決定的証拠のLINEは警察にも持ちこまれていた…その意図とは?〈兵庫県政大混乱〉(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
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兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂氏が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新。パワハラ疑惑で告発された斎藤元彦・兵庫県知事の側近である県幹部が「病欠」のため現場を離れたと報じられたことを受け、自身の見解をつづった。 兵庫県の井ノ本知明総務部長が7月30日から病欠していることが2日までに明らかになった。斎藤知事のパワハラ疑惑を告発した文書を巡る問題では、筆頭副知事の片山安孝副知事が「県政の混乱を起こした責任を取る」として31日付で辞職。さらに、県の小橋浩一前理事が「体調不良」を理由に準特別職から部長職に��格して総務部付に。井ノ本氏は「病欠」ということで、告発文書問題に対応し、知事を支える要職にあった3人が現場を離れる事態になった。 泉氏は「知事側近の〝いわゆる4人組〟のうち、3人が離脱となった。この間の事実関係については、それら〝4人組〟が詳細を知っているはずで、『離脱したから知らない』で済む問題ではないと思う。」と指摘。その上で、泉氏は「この際、知っていることを正直に語っていただきたい。尊い命が失われているのだから…」と、告発文書を作成した元西播磨県民局長が7月に死亡したことにも言及し、真相解明に向けて幹部たちの証言を求めた。 (よろず~ニュース編集部)
泉房穂氏、告発された兵庫県知事の側近3人目離脱に「知っていることを正直に語って…尊い命が失われた」(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース
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兵庫県の斎藤元彦知事らの言動を「違法行為」として告発する文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡していたことが8日、分かった。関係者によると、自死とみられる。男性は19日に開かれる県議会の調査特別委員会(百条委員会)に出席し、証人尋問に応じる予定だった。 関係者によると7日夜に男性の親族から「男性の行方が分からない」と県警に届け出があり、姫路市内の民家で亡くなっているのが見つかった。 男性は3月中旬に斎藤知事による職員へのパワハラ行為など7項目の疑惑を記した匿名文書を作り、報道機関などに配布した。これに対し斎藤知事は「うそ八百」「公務員失格」と批判し、3月末に予定されていた男性の退職を取り消し県民局長を解任。5月には「文書は核心的な部分が事実ではない」とし、県が停職3カ月の懲戒処分とした。 この問題では斎藤知事が第三者機関による再調査を決定したが、県議会も真相解明の必要があるとして、罰則規定がある百条委を設けている。 斎藤知事は報道各社の取材に「私自身も気持ちが混乱している。百条委は職員の心理的負担が大きい。しっかりと職員の心のケアをしながら県庁を立て直していくのが私の責務だ」と話した。(前川茂之、金 慶順)
元県民局長が死亡 知事告発文書で処分 百条委で証人尋問の予定も(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース
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8月25日に投開票された大阪府箕面市の市長選は、自民党を離党して無所属で立候補した元大阪府議の新人・原田亮氏(38)が初当選し、大阪維新の会が公認した現職・上島一彦氏(66)が敗れた。大阪維新の現職首長が落選したのはこれが初めて。維新の地盤の関西で、何が起こっているのか。 *** 箕面市長選を取材したジャーナリストの吉富有治氏はこう分析する。 「原田氏は3万2448票、上島前市長は1万8309票とダブルスコアに近く、僅差で敗れたわけではありません。つまり、箕面市民の大半が前市長にNOを突きつけたことになる。その原因としてまず上げられるのは、上島前市長の暴言でしょう。彼は6月の市議会で、大阪・関西万博について言及した市議に『万博行くなよ! 出入り禁止や!』と言い放ち、発言の撤回に追い込まれたばかりでした」 大阪維新の会代表で日本維新の会共同代表の吉村洋文・大阪府知事(49)も「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)でコメンテーターを務める玉川徹氏に、大阪万博への“出禁”を発言して謝罪したっけ。 「上島前市長は暴言直後、訂正・謝罪はしないと言っていましたが、吉村知事からの助言があって撤回することになりました。維新は今、大阪万博の予算が当初の倍になって不評であること、自民党の裏金事件を受けた政治資金制度改革を巡っての対応や、維新の議員にも裏金疑惑が持ち上がるなど疑問符がついたことは間違いありません。原田氏は、昨年の大阪府議選に敗れた後、地元で���朝から街頭演説を行っていたことが市民の目に届いたことも勝因に挙げられるでしょう」(吉富氏) さらにもうひとつ。 斎藤知事=維新 「兵庫県の斎藤元彦知事(46)の影響です。パワハラ疑惑などを問われる斎藤知事は維新に所属しているわけではありませんが、実質的に維新の支援を得て兵庫県知事になった。大阪以外で初めて誕生した維新系知事と言われています。関西では連日、斎藤知事のパワハラやおねだりが報じられ、テレビをつければ斎藤知事が追求される姿が映し出される。支持も地に落ちました。にもかかわらず、今でも維新の県議だけが斎藤知事を擁護していることから、“斎藤知事=維新”という認識が生まれているのです。この認識が箕面市長選に影響したことは少なくないでしょう」(吉富氏) 実際、昨年まで勝ち続けてきた維新の勢いが落ちたのは、斎藤知事が告発された春以降と時期が重なる。 4月21日【大阪府大東市長選】維新が公認した候補が落選 6月30日【大阪府河内長野市長選】公認候補を擁立できず不戦敗 7月7日【京都市議補選】維新の公認候補が落選 7月28日【大阪府議補選】維新の公認候補が落選 これらの選挙結果に、箕面市長選での現職市長の落選が続いたのだ。また、箕面市長選の翌26日、大阪府守口市では市が補助金の交付対象を拡充した過程が不透明だとして百条委員会(地方自治法に基づく調査特別委員会)の設置が決定した。守口市長と補助金交付先の代表を務める大阪府議は、いずれも維新の会の所属である。吉富氏が続ける。 「日本維新の会の馬場伸幸代表(59)は記者会見で『維新の会の県議団が隠し立てや知事の盾になるということは全くない』と話し、維新と斎藤知事が無関係であることを強調しています。しかし、本当に無関係であるのなら、維新から進んで斎藤知事の不信任決議に踏み切るべきでしょう。そうでなければ同じ穴のムジナと思われるだけです」
「維新」県連幹事長はそれでも「斎藤知事は“知事の資質を欠いてはいない”」 お膝元・大阪の「市長選」でダブルスコアの大惨敗(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
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パワハラ疑惑が取り沙汰され、日に日に辞職を求める声が高まっている兵庫県の斎藤元彦知事(46)。過去の取り組みも掘り起こされ、改めて批判が集中している。 今年3月に兵庫県・元西播磨県民局長だった男性が、知事のパワハラや贈答品の不当な受け取りなど7つの疑惑を告発。しかし、斎藤知事は3月27日の会見で告発を「嘘八百」と全否定した上で、男性の局長職を解任。5月には懲戒処分に処した。 その後、男性は7月7日に姫路市内の親族宅で死亡しているのが発見された。自死とみられている。男性は音声データを残しており、その中には斎藤知事が出張した先の首長に「また折を見て、よろしくお願いします」と特産品のワインを“おねだり”したととれるやり取りなどが録音されていた。 当初、この疑惑について知事は「詳細を承知していない」と回答を控えていたが、19日午後の囲み会見で「おそらく私のやりとり」と受領を認めた。 同日には告発内容の真相を調査する百条委員会が開催されるなど、外堀が埋まりつつあるなかでも、一貫して「県政を前に進めていくことが果たすべき責任」などと辞職を固辞し続ける斎藤知事。 そんななか、過去の取り組みが“再燃”している。 それは、’22年に兵庫県が企業と共同展開した公民関連事業「HYOGOアサ@プロジェクト」。早寝早起きなど生活習慣の改善をはじめ、朝を大切にする社会の輪を広げることを目的にしたもの。味の素、大塚製薬、ローソンなど有名企業含む18社が連携し、各企業は得意分野を活かしてそれぞれの事業に取り組んでいた。 今回、注目を集めているのが、大手清涼飲料水メーカー「ダイドードリンコ」と共同で進めた「おしゃべり自販機」。これは同年10月に県内5か所に配置され、お金を入れると「お疲れさまです。兵庫県知事の斎藤元彦です」、商品を選択すると「あすの朝食をご飯にするか、パンにするか、それともシリアルか、けっこう楽しい悩みです」など全部で5パターンの斎藤知事の音声が流れるというもの。 10月12日には設置された県立兵庫高校で除幕式が行われ、斎藤知事も出席。その際、自販機に自身の写真が印刷されたプレートを貼り付け、自身の音声を聞いて「ちょっと恥ずかしいですね」と苦笑していた。 7月18日に「AERA.dot」が配信した記事によると、自身の姿を確認するため出張先ではきちんと鏡を確保してないと担当課に怒っていた、という“ナルシスト”な一面も指摘されている斎藤知事。 パワハラ疑惑に伴い、この自販機も再び注目を集めることとなり、X上では“ナルシスト自販機”と改めて批判が寄せられている。 《高校の自販機で飲み物を買うと、斎藤元彦 兵庫県知事の、棒読みの音声が聴こえる!気持ち悪い。ここまで自己宣伝やる?ナルシスト》 《兵庫県知事の声が流れる自販機… 「そんな自己顕示欲の示し方あるんや」って素直にびっくりしとる。 ボタン押すたび自分の声が流れてくる自販機とか地獄すぎる…》 《県広報誌など、あらゆる媒体に自身の姿を掲載するほどナルシストで知られる斎藤の指示で、気色の悪い自販機を設置される兵庫高校の生徒さん可哀想》 《斎藤元彦の自動販売機。 マジで気持ち悪いです。》
「マジで気持ち悪い」お金を入れると兵庫知事の声が…パワハラ疑惑で高校に設置した“ナルシスト自販機”が再燃、批判殺到(女性自身) - Yahoo!ニュース
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兵庫県の斎藤元彦知事らの言動を「違法行為」として告発する文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡していたことが8日、分かった。関係者によると、自死とみられる。男性は19日に開かれる県議会の調査特別委員会(百条委員会)に出席し、証人尋問に応じる予定だった。 関係者によると7日夜に男性の親族から「男性の行方が分からない」と県警に届け出があり、姫路市内の民家で亡くなっているのが見つかった。 男性は3月中旬に斎藤知事による職員へのパワハラ行為など7項目の疑惑を記した匿名文書を作り、報道機関などに配布した。これに対し斎藤知事は「うそ八百」「公務員失格」と批判し、3月末に予定されていた男性の退職を取り消し県民局長を解任。5月には「文書は核心的な部分が事実ではない」とし、県が停職3カ月の懲戒処分とした。 この問題では斎藤知事が第三者機関による再調査を決定したが、県議会も真相解明の必要があるとして、罰則規定がある百条委を設けている。 斎藤知事は報道各社の取材に「私自身も気持ちが混乱している。百条委は職員の心理的負担が大きい。しっかりと職員の心のケアをしながら県庁を立て直していくのが私の責務だ」と話した。(前川茂之、金 慶順)
元県民局長が死亡 知事告発文書で処分 百条委で証人尋問の予定も(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース
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兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる問題。果たしてワイドショーなどでやっている「おねだり」疑惑中心の視点でよいのだろうか。 「公益通報」など重要な論点があるが、今回ここで注目したいのは「阪神・オリックス優勝パレード」である。あれはいったい何だったのか。知れば知るほどゾッとするのだ。 まず、先週またしてもショッキングなニュースがあった。 「阪神・オリックス優勝パレード担当 兵庫県元課長が死亡 告発文で『疲労し療養中』と記載 斎藤知事が公表」(毎日放送7月25日) 《兵庫県の斎藤知事を告発した文書で、阪神・オリックスの優勝パレードの業務で疲弊し療養中と記載されていた元課長の男性(53)が、今年4月に死亡していたことがわかりました。》 ここで言う「斎藤知事を告発した文書」とは、この春まで兵庫県で西播磨県民局長を務めていた60歳の男性職員(以下X氏)による文書のことだ。 X氏は3月中旬、知事による部下へのパワハラや視察先企業からの贈答品の受け取りなど7項目の疑惑を指摘した文書を、一部の報道機関や県議に送付。県はX氏が文書作成者だと断定し、X氏の公用PCを押収した。 その2日後、斎藤知事は定例会見で「業務時間中に『うそ八百』を含め、文書を作って流す行為は公務員として失格だ」と述べた。県はX氏を停職3カ月の懲戒処分にした。 X氏は7月7日に急死。「死をもって抗議する」という文言を遺していた(週刊文春7月25日号)。 X氏の告発には2023年11月23日に開催された阪神タイガースとオリックス・バファローズのリーグ優勝を記念したパレードもあった。兵庫と大阪を本拠地とする関西のチームがセ・パ両リーグで優勝したことを祝うために大阪市と神戸市でおこなわれた。 優勝パレードで見え隠れする維新の影 文書には、兵庫県は「必要経費を補うため、信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせた」旨の告発もあった。担当部局は当初1億円で予算要求したが、副知事の指示で4億円に増額したという。 さら��告発文書には「パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症した」と記されていた。この課長は告発文書が公になった後の4月20日に自死していると週刊文春は7月25日号で伝えた。 そして先週24日、兵庫県は阪神・オリックス優勝パレード担当課長の死を認めた。県は死亡から3カ月にわたって公表していなかった。 3月に斎藤知事をめぐる疑惑が浮上して以降、X氏と優勝パレード担当課長の2人の職員の死亡が明らかになったのである。 維新には「公務員は働かせてナンボ」という考え方がある ではあらためて阪神・オリックス優勝パレードを振り返ろう。実は当初から数々の問題が指摘されていた。 「阪神・オリックス優勝パレード 教職員に大阪府 ネット募金要求 「寄付で評価?」組合懸念」(しんぶん赤旗2023年11月9日) パレードの開催費用を集めるため、大阪府が府立学校の校長・准校長に、教職員がクラウドファンディング(CF)に協力するよう事務連絡を出したことがわかったと記事は伝えている。 大阪府はパレード開催のため警備費、交通規制告知などに5億円かかると説明。しかし集まりが悪いから教職員に協力を「求めている」という。 さらに大阪府と市は、パレードの現地で来場者の誘導などを担う要員として各1500人のボランティアも募っていた。 「勤労感謝の日に職員3000人を7時間タダ働きさせようとする大阪府・大阪市のヤバさ これが『維新流』?」(東京新聞2023年11月9日 ) 府市トップの所属はいずれも維新だが、記事の中で大阪在住のジャーナリスト吉富有治氏は、 「もともと維新は大阪府市を統合する大阪都構想が党是。その中で『税金の無駄遣いをなくす』ことや『コストカット』を言い続けてきた。根本に『公務員は働かせてナンボ』という考え方がある」と解説。 ここで維新の名前が出てきたが、阪神とオリックスのパレードの資金集めは当初は万博を前面に押し出していた。 阪神もオリックスも悪くない。優勝のめでたさに名を借りた「万博PR」が批判されていたのだ 《9月下旬の発表では、名前が「兵庫・大阪連携『阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード』~2025年大阪・関西万博500日前!~」と、なぜか無関係の万博が盛りこまれていたため炎上。》(中日スポーツ2023年10月18日) これには「パレードの政治利用だ」と批判が噴出。専門家はスポーツを使って体制側の悪評を隠す「スポーツウオッシング」に当たる、と指摘した。※『優勝パレード、万博PRに? 「政治利用」と批判噴出』(共同通信2023年11月18日) 当時も今も阪神ファンとオリックスファンの中にはせっかくの優勝に水を差されたようで気分がよくない方もいるだろう。 ポイントはまさにそこで、阪神もオリックスも悪くない。優勝のめでたさに名を借りた「万博PR」が批判されていたのだ。 万博の建設費用が当初の計画より高騰し、批判が高まっていた時期だけにどさくさ感があった。 一体何のための、誰のためのパレードだったのか? さらにパレードでは大阪府・大阪市の職員へのタダ働きや募金要求などが問題となった。維新による公務員残酷物語だ、と。 大阪府の吉村洋文知事はパレード後にXに次のようにポストした。 〈【速報】阪神とオリックス、史上初の優勝記念同時パレードは計96万人の観客 大阪会場は前回の阪神パレード超える55万人→監督、選手、パレードに来てくれた人達96万人のこの笑顔。やって良かったよ。メディアからは、散々批判を受けたけどね。この笑顔。これが答え。 午後5:59 · 2023年11月23日〉 ところが今回「カネ集め」に奔走させられた兵庫県のパレード担当課長が自死していたことが明らかになり、そのカネも「信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせた」と告発されていた。 一体何のための、誰のためのパレードだったのか? 万博PRのために懸命になったのも大きな要因にみえるが、万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマである。ゾッとする。 兵庫県の斎藤元彦知事は3年前の知事選で自民と維新が推薦して当選している。「おねだり」以外にも、知事の背景を含め、告発内容にあらためて注目すべきではないか。
“兵庫のおねだり知事”斎藤元彦と“公務員はタダ働き”大阪維新の凶悪すぎるタッグ…「阪神・オリ優勝パレード」担当はなぜ自死するほど追い詰められたのか(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
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パワハラや「おねだり」などの疑惑が噴き出ている兵庫県の斎藤元彦知事。県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)で斎藤知事らの疑惑について調査が続いているが、そのさなかに維新の国会議員が、調査のもととなった元西播磨県民局長(7月に死去)の内部告発文書について、「自民党とつくった怪文書」だと言い、亡くなった元県民局長のパソコン内にあったプライバシー情報を漏らす発言までしていたことがわかった。 「亡くなった方(元県民局長)は、あれ(告発文書)は自民党さんらとつくった。あの怪文書」 こう発言したのは、日本維新の会の掘井健智(ほりい・けんじ)衆院議員(比例近畿)。兵庫県加古川市出身で、県議を2期務めた後、2021年の衆議院選挙で兵庫10区から維新公認候補として立候補し、小選挙区では敗れたが比例復活で初当選した。 この掘井議員の発言に、「ただ驚くばかりでした」と話すのは、県内に在住するAさんだ。 9月2日朝、Aさんは仕事のために最寄りの駅に向かった。その際、駅頭に立ってあいさつしていたのが、掘井議員だった。維新が斎藤知事のもと、県政与党として斎藤知事を支えていることを知っていたAさんは、思い切って掘井議員に声をかけてみた。 「おはようございます。兵庫県知事の問題、どう考えてはるんですか」 という声がAさんのスマートフォンに残っている。 Aさんは持っていたスマートフォンで録音しながら掘井議員とやりとりした。 掘井議員はAさんの質問に気軽に応じ、Aさんがほとんど口をはさむ間もないほど、斎藤知事の問題について独壇場で語り始めた。 Aさんに録音データを確認させてもらうと、掘井議員は、内部告発の文書を「ビラ」と呼びながら、内容については信用性がないという発言を繰り広げている。 「あのビラ(告発文書)は皆さん、ちゃんと見ているかどうかわからへんけども」 「1週間前に怒鳴っただろうとか、そんな内容で、(元県民局長は告発文書を)K新聞(地元新聞社)に出したと思うけど、やっぱりくしゃくしゃにして放(ほ)られてるわけですよ。内容がそんなやから」 元県民局長は3月に���部告発の文書を作成し、マスコミや県議に送っていた。それをメディアがすぐに報じなかったことをもって、内容がいいかげんだと言いたいようだ。斎藤知事が、告発文書の内容について「嘘八百」「誹謗中傷」などと言ったことと通じるものがある。 ■「やっぱり政局やった思うんですよ」 元県民局長の内部告発の一つは、阪神とオリックスの優勝パレードに関する疑惑だ。パレードの資金を集める際、県が金融機関に補助金を増額するかわりに、寄付金の形で「キックバック」させた疑いを告発された。 これについて掘井議員は、 「パレードのも問題。(補助金で)キックバックあったとかね。それも本人(斎藤知事)呼んだら、ないという」 と、斎藤知事から直接、疑惑を否定されたというように話した。 また、斎藤知事の疑惑解明のために県議会が設置した百条委員会については、 「(百条委員会を)やりたいというのは、やっぱり政局やった思うんですよ」 と発言。百条委員会の設置は県議会の自民党が提案し、維新は反対した。それを「政局」と言うのだろうか。 そして掘井議員は冒頭のように、元県民局長の内部告発自体を、それこそ「政局」のように語り始めた。 「亡くなった方(元県民局長)は、あれは自民党さんらとつくった。あの怪文書」 「怪文書っていうのは、自民党と一緒に作った。怪文書って言い方悪いけどね」 告発文書の作成に自民党が関与したというのだ。 ■内部告発は「公益通報じゃない」 元県民局長がつくった告発文書を斎藤知事が入手したのは3月20日。直後から県は作成者が誰か「犯人捜し」に着手し、その中で元県民局長のパソコンを押収して調査した。 これについて掘井議員は、県内部の動きを詳細に語り始めた。 「(内部告発は)公益通報じゃない、その時点では。(元県民局長に)パソコンでこれ、きみ、怪文書こんなん作っとったんかいうたら、『はい』(と返事した)。君が(告発文書の内容を)現認したんかいうたら、『いやもう聞いたやつを集めました』と、聞いたんですよ」 元県民局長の告発を「公益通報ではない」と否定するのは、斎藤知事と同じだ。そして、掘井議員はこう続けた。 「なんで(パソコン)押収したかいうたら証拠があったから押収したんやけど、出てきたもん、なんや思います?」 「えらいもんが出てきた。彼(元県民局長)の(交友関係のプライベートな)データがいっぱい出てきたわけ。それでお前、何しとんねんってなった」 ■自民党に言われて「彼は悩んだんです」 掘井議員はさらに、元県民局長が亡くなった理由についても、自説を語り始めた。 「その(プライベートな)データが外に出た。(片山)副知事が誰かに見せたいう噂。それで彼(元県民局長)はえーとなって、今度、自民党さんとこ行って、百条(委員会)、今から証人、ようしませんと。(自民党は)『今さらおまえ何言うとるねん』なったわけです。それで彼は悩んだんです。それで……」 記事では省くが、掘井議員は元県民局長のプライベートなデータや亡くなった状況についても、詳細に発言していた。どこまで真実かはわからないが、元県民局長のプライベートなことについて、街頭で質問を受けた市民に気軽に話す掘井議員の行為は許されるものではない。元県民局長の自死の原因は、自民党が百条委員会への出席を強要したためだというような見解も、斎藤知事の問題を無視した発言だ。 ■斎藤知事は「もともと自民党の推薦や」 Aさんにとって、掘井議員の発言は、これまで報道などで知っていた話とかなり違う内容で、一方的と思えるものだった。 そこで、維新が県知事選で斎藤知事を推薦��たことを踏まえ、Aさんが���推薦って責任ありますやんか」 と問うと、掘井議員は、 「もともと(斎藤知事は)自民党の推薦やのに、維新が維新がと言うからね、みんな(維新の県議)がビビッてしまっている」 「だから(百条委員会ではなく)刑事事件で検察が調べるなり、正義の立場で調べるのが(いい)って維新は言うとんが、それが(維新は斎藤知事を)擁護している、となっている」 などと、維新が斎藤知事を推薦した責任には一切こたえず、維新の正当性を主張した。 ■自民議員は「反論する気にもなれん」 問題が多い掘井議員の発言だが、告発文書を元県民局長と自民党が作成した、というのは本当だろうか。 自民党の県議に掘井議員の発言を伝えると、怒り出した。 「あまりにおかしな話で、反論する気にもなれん。なぜ元県民局長と自民党が一緒に内部告発の文書を作るのか、証拠があるのか? 自民党が絡んで内部告発の文書を作っていたら百条委員会をやる前にバレてますよ。ひどいもんだ」 野党の県議にも掘井議員の発言内容を伝えると、こう憤慨した。 「掘井議員の発言は本当かどうかわからない元県民局長のプライベートなところまで語り、元県民局長を冒涜(ぼうとく)する許されないものだ。それになぜ掘井議員は元県民局長の公用パソコンのデータ内容まで知っているのか。これ、維新の県議から聞いたとすれば情報漏えいで、大きな問題だ」 ■「私なりの見解を語ったつもりだ」 発言の真意を聞くため、9月8日、加古川市内での国政報告会にやってきた掘井議員を直撃した。 「録音されたような話をしたのは事実だ。ただ、なんで録音があるのか。そんな話もあるという、私なりの見解を語ったつもりだ。情報は『こういう話もありますよ』と新聞記者から聞いた。私もそうも思えるなという意味で話した。私の真意でないような形で拡散しているとすれば、よくないと思う。斎藤知事から直接聞いたことはない。維新の県議からも聞いていない。話を聞いてきた人(Aさん)はいつも私の横を通り過ぎるときに『ちぇっ』と舌打ちして嫌がらせするような人。反維新の人で、印象操作だと思う」 失言ではないのか、とさらに問うと、こう話した。 「失言、いや違います。ただ、誤解される発言ではあった。そこは反省している」 ■Aさんは「嫌がらせしたことない」と否定 Aさんにこの発言を伝えると、こう話した。 「ニュースで斎藤知事のことが話題になり、維新が応援していたというので、興味があって初めて直接話をした。あまりに具体的な話なので、録音を聞きなおして、これはおかしくないかと思った。掘井議員に嫌がらせなんてしたことないです」 掘井議員に直撃した翌日の9日、掘井議員の事務所から改めて文書でも回答があり、次のような内容だった。 「本件駅立ちにおける対応は、私が報道機関の記者間で飛び交う、いわば噂レベルの情報を、その旨の留保もせず、駅立ちの際に声を掛けてこられた質問者に対して発してしまったというものです。地元有権者の質問を無碍にせず丁寧に応えたいという思いのあまり、不適切な対応をした、その点は自覚し、強く反省しております。元県民局長含め私の発言内で名前を挙げてしまった方々に対して、心よりお詫び申し上げます」 (AERA dot.編集部・今西憲之)
維新の国会議員が問題発言 兵庫・斎藤知事疑惑の告発は「自民党とつくった怪文書」、元県民局長のプライバシー暴露も(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
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3月27日夕、神戸市中央区の兵庫県庁からほど近い県警本部庁舎に県幹部の姿があった。県警の担当者と向き合ったのは、総務部長(当時)の小橋浩一(ひろかず)(60)や県民生活部長(同)の井ノ本知明(ちあき)(57)ら3人。「名誉毀損(きそん)で告訴や被害届を出せないか、知事から相談してこいと言われまして…」。県西播磨県民局長(同)の男性(60)が作成した告発文書をみせ、こう切り出した3人の表情には困惑が浮かんでいた。 この直前、兵庫県知事の斎藤元彦(46)は記者会見で怒りをあらわにしていた。「業務時間中に噓八百含めて、文書を作って流す行為は公務員として失格だ」。斎藤は男性をこき下ろし、文書は誹謗(ひぼう)中傷に当たるとして「被害届や告訴なども含めて法的手続きを進めている」と宣言した。 だが、文書はその斎藤自身のパワハラ疑惑などを告発したもの。公益性があり、立件は難しいとの県警側の感触を得ると、以降、斎藤が自ら告訴に言及することはなくなった。 3年前、知事就任にあたって「ボトムアップ」を掲げた斎藤。就任時には職員に向け「失敗を恐れないで。失敗したら私が責任を取る」とメッセージを送った。ある中堅職員はこの言葉に期待を抱いたが、ほどなく失望に変わったという。 就任直後、斎藤が設置したのは、知事の肝煎り政策を進める「新県政推進室」。トップの室長には、後に県警本部に走ることになる小橋が就き、井ノ本も室次長に名を連ねた。 同じく室次長となった現産業労働部長の原田剛治(こうじ)(56)、9月に副知事として招かれた片山安孝(64)を含めた4人は、総務省キャリアだった斎藤の宮城県庁勤務時代に、東日本大震災の復興支援で宮城に派遣されるなどしていて知己を得た間柄だ。 次第に県政の重要事項は、斎藤とこの4人の間で決められるようになった、と職員や県議らは口をそろえる。小橋、井ノ本、原田は昇進を重ね、県庁内の枢要なポストを占めていく。斎藤と4人の蜜月ぶりは、宮城県名物をもじって「牛タン倶楽部」と呼ばれた。 「就任時には部局に任せますと言っていたが、結局はトップダウンだった」。斎藤に近い県議は、その運営手法をこう評する。象徴として挙げるのは、斎藤が自身の功績としてアピールする県庁舎の建て替えだ。 県庁舎は前知事、井戸敏三(79)の時代に建て替えを含めた再整備が決まった。だが、斎藤は就任4カ月後の令和3年12月に凍結を表明。井戸の時代から事業費が約1千億円に上振れしており、「県民の理解を得られない」とした。 大規模な支出を伴う事業は止めたが、その後がなかなか決まらない。庁舎の一部は耐震性の問題で解体する必要があり、現状維持の選択肢はない。5年3月、ようやく斎藤が打ち出したのはテレワークの推進により職員の出勤率を4割とし、庁舎をコンパクト化する案だった。 「みんな絶句した。冗談かと思った」。職員の一人が振り返る。県庁は大規模災害時に司令塔の役割が求められる。阪神大震災を経験した職員に���って、斎藤のプランは寝耳に水だった。 「事業を凍結するのは正しい判断だったと思う。ただ、いきなり4割出勤といえば混乱を招く。丁寧さが必要だった」。県議はこう指摘した。 「徹底的に調べてくれ」。今年3月21日、告発文書を入手した斎藤は知事室に牛タン倶楽部の4人を招き、こう指示したという。 人事の硬直化、根回しやコミュニケーションの不足…。斎藤県政のゆがみは、冷静さと客観性を欠いた「告発者捜し」として表出し、不信任の大きな要因となった。(敬称略)
「噓八百」会見直後、斎藤知事側近は県警本部に走った 混迷・兵庫県知事失職㊥(産経新聞) - Yahoo!ニュース
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斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長が死亡した問題で、今月、元県民局長が百条委員会に、プライバシーの配慮を求める文書を弁護士を通して提出していたことがわかりました。 【動画で見る】内部告発し死亡した元県民局長 「プライバシーの配慮」求めていた 知事“パワハラ疑惑”真相究明は進むか また、兵庫県職員労働組合は10日、知事の辞職を申し入れる方針を固めました。 ■元県民局長はプライバシーの配慮を求める文書を百条委に提出 「プライバシーに配慮してほしい」 「プライバシーに関わる資料については貴委員会に開示されないか、適宜マスキングするなどの配慮をするよう要請されること」 関西テレビが入手したのは7日に死亡した元西播磨県民局長(60)が今月初めに百条委員会に送付していた書面。 県の人事課が調査の過程で入手した文書などについて、百条委員会に「プライバシーに配慮してほしい」と求めていました。 「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」告発していた ことし3月、元県民局長(60)は「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」という告発文を一部の報道機関などに配布。 県は内部調査の結果、告発文は”事実無根”だとして、元県民局長を停職3カ月の懲戒処分としましたが、その後、内容に一部事実があることなどが明らかになり、強い調査権を持つ百条委員会が設置されました。 元県民局長は19日の委員会に証人として出頭する予定で、関西テレビの取材に対しても証言に前向きな姿勢を見せていました。 ■元県民局長が「プライベートな事柄を公表されることを気にしていた」と関係者 百条委ではプライバシーの配慮について臨時の理事会が開かれていた そんな中、7日に姫路市内で死亡しているのが見つかりました。 関係者によると、自殺とみられます。県の関係者は死亡前の様子をこう振り返っています。 【県の関係者】「百条委員会で知事の問題と無関係のプライベートな事柄を公表されることを気にしていた」 8日、元県民局長の死亡が明らかになる直前。百条委員会ではプライバシーの配慮を求める文書を受けて臨時の理事会を開き、議論が交わされていました。 参加した理事からは、「プライバシーは守られるべき。法的アドバイザーの意見を聞くべきだ」といった意見が上がった一方、「都合のよい身勝手な論理だ」という意見もあがったということです。 ■兵庫県職員労働組合 知事の辞職を申し入れる方針を固める 「知事の辞職を求めることは県職員の思い」 また、兵庫県職員労働組合は10日午前、片山副知事を通じて知事の辞職を申し入れる方針を固めたことが分かりました。 労働組合は、「職員が死亡したことは看過できない。内部告発者が守られないのは組織としておかしい。知事の辞職を求めることは県職員の思いだ」とコメントしています。 ■「ガバナンス問題を考え直すきっかけにしなければならない」と大学教授 「ガバナンス問題を考え直すきっかけにしなければ」 元県民局長が亡くなったニュースを受け、大阪大学大学院 安田洋祐教授は「ガバナンス問題を考え直すきっかけにしなければならない」と話しました。 【大阪大学大学院 安田洋祐教授】「百条委員会がこれからというタイミングで亡くなられたということで、真相が気になるんですけれども、そもそも内部告発をする際に、安全安心な形で告発できないのでメディアに情報を出した経緯があった。やはり組織の内部告発は役所に限らず難しいとは思うんですが、人が亡くなられたからというわけではありませんが、ガバナンスをどうしていくのかという問題を考え直すきっかけにしなければならないと思います」 元県民局長の死亡が斎藤知事のパワハラ疑惑の真相解明に与える影響はどうなのでしょうか。 【関西テレビ 神崎報道デスク】「中心人物であった告発者の元県民局長が亡くなってしまって、今後、百条委員会でどこまで本当に真相究明ができるのか、疑問が残ります」 次の百条委員会は予定通り19日に開催される見込みです (関西テレビ「newsランナー」2024年7月9日)
内部告発し死亡した元県民局長 「プライバシーの配慮」求めていた 知事“パワハラ疑惑”真相究明は進むか(関西テレビ) - Yahoo!ニュース
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兵庫県が今年5月、斎藤元彦知事らの疑惑を文書で告発した元西播磨県民局長、Aさん(60)。兵庫県がAさんに懲戒処分を出した際、調査に加わった弁護士がAさんの告発内容を「居酒屋の噂話を信じて作成した文書」と断定し、公益通報者として保護する必要はないと県に伝えていたことがわかった。一方、知事側近の3人が職場を離脱し、県議会調査委員会には疑惑に絡む“通報”が殺到している。斎藤知事の証人尋問も決まり、包囲網が狭まっている。 Aさんは公益通報者としての保護を求め��が… 県中枢は7月下旬から大混乱に陥っている。 「片山安孝副知事は7月末に辞職しました。さらに県ナンバー4の小橋浩一理事が体調不良だとして降格を願い出て認められました。 これに加え、片山氏退任後に最も力を持つとみられていた井ノ本知明総務部長も体調不良を理由に出勤しなくなりました。いずれも“4人組”、“牛タン倶楽部”と言われた知事側近グループです」(県関係者) 8月2日午前には、Aさんの告発文書に書かれた7つの疑惑を調べる県議会調査委員会(百条委)が開かれた。そこで県職員を対象に7月31日に情報提供を求めるアンケートを開始したところわずか2日間で3500件超の回答が寄せられたことが報告された。 「新たな疑惑の告発がある可能性もあり、調査範囲はさらに拡大するでしょう」と県議の一人は話す。百条委ではAさんへの県の懲戒が妥当だったのかも問われることが確実視されているが、そこで解明の足掛かりになる文書の存在が今回明らかになった。 その前に一連の騒動を振り返る。 3月12日にAさんが作成した告発文書では、斎藤知事や4人組によるパワハラやたかり疑惑のほかに、昨秋のプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの費用を捻出するため県が信用金庫に補助金を増額し、それをキックバックで寄付させたなどとする深刻な疑惑も書かれていた。 3月25日に片山副知事らがAさんからパソコンを取り上げ、中から告発文書のデータを発見。2日後の27日、斎藤知事が会見で文書は「嘘八百」だと言い放つ。 知事のパワハラや、“牛タン倶楽部”の一員である原田剛治・産業労働部長が企業から商品の供与を受けた不正が徐々に明るみに出て、Aさんの行動が内部告発であることが今でははっきりしている。 だが斎藤知事は3月27日の会見で「ありもしないことを縷々(るる)並べたような内容を作ったっていうことを(Aさん)本人も認めてますから」と発言。Aさんが嘘を書いたと認めたかのような印象操作を行なった上、Aさんは「不満」を抱えて文書を書いたのだと、動機をでっち上げてメディアに広報していた。(♯4) これを聞いたAさんは公益通報者としての保護を求め、4月4日に県の通報窓口で手続きを取っている。 しかし、県人事課は、Aさんらから聴き取りを行なった上で、5月2日の綱紀委員会の議論を受け、停職3ヶ月にするとの「決裁書・報告書」を作成。斎藤知事が承認し、処分は5月7日に記者会見で発表された。そしてAさんは7月7日に自死した。 告発を「居酒屋で聞いた噂話」と断じた弁護士を直撃 今回、兵庫県明石市の辻本達也市議が県に公文書公開請求を行い開示された「決裁書・報告書」を入手。その中に、県がAさんを公益通報者保護法上の保護対象として扱う必要がないと判断した根拠とみられる「弁護士意見」が書かれていた。 そこには「誹謗中傷文書を作成・配布する行為」との小見出しがあり、告発を「誹謗中傷」と規定。さらに以下のように書かれている。 「作成した文書を10人に配って、その中にマスコミ関係者がいたということは、報道してほしいという意図しか考えられない。マスコミは仕事柄知ってしまった以上書かざるを得ないから広がることを期待していたと評価されても仕方���く、流布したという認定は可能。 居酒屋などで聞いた単なる噂話を信じて作成した文書は、その内容が真実であると信じるにつき相当な理由にはならず、告発者の利益を守る対象ではない」 公益通報者保護法はメディアへの情報提供も公益通報とみなし、通報者の詮索や、通報者に不利益を与えることを禁じている。Aさんは文書を発送したときから保護対象になるとの見方が強いが、弁護士意見は真っ向からこれを否定している。 辻本市議もこの点に注目し、「法律の専門家が“居酒屋”という表現も使って告発内容を一刀両断しており、驚きました。県にもAさんを公益通報者とする観点が見当たらない」と話す。 県人事課は、この弁護士が5月7日の処分発表の記者会見に「兵庫県特別弁護士」の肩書で同席した藤原正広氏だと認めた。そこで藤原氏に2度にわたって電話で尋ねた。 ――文書に書かれたことを話した記憶はありますか? 「何とも申し上げようがないですね」 ―-決済文書に「弁護士意見」と書かれています。 「『真実であると信じる相当な理由があるか』というところは当然問題になっていたところではあるんだと思います」 ――告発文書には真実であると信じる相当な理由はないという判断をしたのですか? 「多分そう…、正確にはどう言ったかというのは覚えていない。多分そういう方向での話にはなってたとは思いますが」 ――「居酒屋で聞いた話」という言葉は、Aさんがそう言ったのですか? 「事情聴取の発言内容は今のところオープンにはできないということなんで、コメントはできないです」 ――Aさんは公益通報者保護法の保護対象ではないかという検討は、調査でなされましたか? 「私としては見解は示している」 ――その結果が記載内容ですか? 「いや、それがどういう受け止め方をされたかは存じ上げない」 ――県に示した見解というのは、Aさんを保護の対象とすべきとの考えですか? 「内容についてはちょっと申し上げられない」 弁護士意見の核心は、告発文書には「真実であると信じるにつき相当な理由がない」と断定し「告発者の利益を守る対象ではない」と言い切っていることだ。この文言について、県人事課担当者は、公益通報者保護法を検討した末の藤原弁護士の判断だと説明した。 ――弁護士の発言の主旨を県が変えたことはないですか? 「(「弁護士意見」の記載は)一言一句そのままではないですけど、こちらで先生(藤原弁護士)からうかがったお話をまとめて記載しているということです」 ――「告発者の利益を守る対象ではない」という文言があります。これは公益通報者保護法を検討した結果、こういった意見が出たのですか? 「はい。そうですね」 ――公益通報者保護法の対象に(Aさんが)なるかもしれないという検討はしましたか? 「そうですね」 ――弁護士はこのような意見を出し、結果あのような処分になったと? 「そうですね」 弁護士意見の開示は知事と側近を追い込みたい勢力の仕業か 一方、弁護士意見にある「マスコミは仕事柄知ってしまった以上書かざるを得ない」との記述も荒唐無稽だとの指摘が出ている。雑誌記者は「メディアに情報を寄せても裏付けが取れなければ記事にはなりません。タレコミがすぐ記事になるというのは妄想ですね」とあきれる。 告発を「居酒屋の噂話」と一方的に断定した上、メディアへの情報提供についての理解も足りない弁護士意見は、開示された文書の中で処分が妥当だと主張している唯一の部分だ。 この記述によって処分に必要な客観的な意見を得たように���った県はAさんの処分を決行したが、公益通報者保護法が当時どう扱われていたのかが開示であらわになった。 Aさんをなぜ当初から公益通報者として扱わなかったのか、は重大な焦点に浮上している。 斎藤知事は7月24日の会見で、「(Aさんが4月4日に手続きを取った)公益通報の前に今回の文書が配布されました。内容が真実ではない。核心的なところに虚偽の内容が入っていた。人事課もそこは問題だということで、懲戒処分の対象になるということで調査を進めたということです」と主張し処分手続きを中断しなかったことを正当化。 その根拠に「当時の弁護士さんも、後から公益通報の手続きをとってもそれ以前に配布したことが保護される対象にはならないと発言をされています」と述べ、藤原弁護士がこの主張の根拠を与えたことも隠さなかった。 しかし、7月30日の記者会見では一転し、県の対応は「時系列を整理した上で説明したい」と説明を拒むようになった。 県関係者は「対応がまずかったため余計なことを言うなと誰かからアドバイスを受け、知事は態度を変えた印象を受けます」と話す。 口を閉ざしはじめた斎藤知事には、多くの問題をはらむとみられる弁護士意見の開示は痛手になると考えられる。 これが黒塗りにされず表に出たのは、当時の処分が不当であることを明らかにして、斎藤知事や4人組を窮地に追い込みたい県庁内勢力の思惑があるのではないか、との見方まで出ている。 8月2日の百条委は、8月30日に斎藤知事に対して証人尋問を行うことも決めた。調べの対象になった知事と一斉に姿を消した側近たち。兵庫県庁の混迷は深まっている。 ※「集英社オンライン」では、今回の問題について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
〈兵庫県知事側近の“牛タン倶楽部”は3人離脱〉自死した告発職員を「保護対象として扱う必要なし」「居酒屋などで聞いた噂話を信じて文書を作成」県の担当弁護士を直撃すると…(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
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