#支持反向充電
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@kei98778182
ジャニーさんは犯罪者じゃないのは当たり前。日本は法治国家。ファンじゃなくても今の日本の証拠なく噂段階で決め付け排除する私刑が多発している現状に危機感。マスコミ既得権益を壊さないと未来はない。政治家誰も突っ込まないがー #記者クラブ #電波オークション #ジャニーズ潰しはマスコミもグル
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@fuji507
「冤罪」で消されたジャニーズと岡田有希子。芸能を殺す人々こそ消えてくれ【宝泉薫】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)
叩く側が時々、錦の御旗みたいに持ち出す裁判の結果にしても、その実態は「週刊文春」の記事をジャニーズ側が名誉毀損だと訴えたもの。セクハラと思われる事実も認定されたが「文春」も損害賠償金を支払わされた。法的な証拠は後にも先にもこれだけなので、現在の叩き方、追い込み方は明らかに行き過ぎだろう。
にもかかわらず、なぜそこまでキャンセルしようとするのか。岡田有希子のときも感じたことだが、こういうとき、人や事務所、作品を消そうとするのは、芸能を愉しめない人たちだ。芸能を好きではないというか、その作品にもスキャンダルにも人間ならではの業がにじみ出ることを思えば、つまりは人間そのものを好きになれない不幸な人たちである。(略)
ちなみに、こうした傾向は1980年代半ばの「ロス疑惑」騒動あたりから始まっている。それこそ「週刊文春」が「疑惑の銃弾」と銘打ち、悲劇の夫と見られていた三浦和義が保険金目当てで妻を殺させたのではと告発。三浦のどこか魅力的なキャラクターもあいまって、大きな注目を浴びた騒動だ。
が、裁判では無罪となった。その後、米国で逮捕され、自殺してしまったものの、法的にはあくまで冤罪である。
筆者は40年近く前、この騒動が好きになれず、同世代の友人に「マスコミは告発なんてしてはいけないと思う」と言ったら、ひどく驚かれた。おそらく、告発こそがマスコミの仕事のひとつだと考えていたのだろう。その友人はその後、新聞社に就職したはずだ。
そして今、当時抱いた思いはますます強まっている。正義を気取り、不公平な報道に走りやすいというか、世間の喜びそうな正義のためならどれだけ歪んだ報道も辞さないマスコミなど、芸能あるいは芸術にとって百害あって一利なしだからだ。
まして最近は、ロス疑惑の頃と違って、大衆が「客」や「野次馬」では満足しなくなっている。今回のジャニーズ騒動では、慰安婦問題、草津町長セクハラ冤罪事件といったものを演出したり、たきつけてきた人たちが旗を振り、一部の大衆が一緒になって叩くという構図がいっそう露わになった。「温泉むすめ」のような萌え絵による盛り上げ企画を妨害する層とも、それは重なっている。
ジャニーズも萌え絵も、日本が長年かけて築き上げてきた文化であり、それを消そうとすることは、宝物を奪ってゴミ箱に捨てたり、燃やしたりするのと同じことだ。
たとえば、KinKi Kidsがジャニー喜多川に捧げた「KANZAI BOYA」という曲がある。ジャニー独特のセンスや口癖を愛情をもっていじったもので、じつに味わいの深い内容だ。こういう曲も当分、披露されることはないのだろう。
「死人に口なし」でジャニーズ事務所を豊臣家や大日本帝国、安倍晋三にしてはいけない理由【宝泉薫】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)
そして今年、英国のテレビ局BBCと「週刊文春」による「ジャニーズ糾弾キャンペーン」のような動きが起きた。ジャニーが生前にやっていたとされる、タレント及びその予備軍たちへのセクハラの責任を問い、償えというものだ。
しかし、生前も死後も、警察への被害届は出ていないし、被害についての証言もかなり雑。逆に、被害はなかったとする証言は無視された。
BBCや文春に続いた報道も、NHKなどを含め、かなり雑というか、一方的なものが目立つ。にもかかわらず、事務所はジャニーズに好意的でなかった勢力の報告書に乗せられ「法を超えて」救済するなどと公言してしまった。ジャニーを大悪人に、ジャニーズタレントたちを悪の味方に仕立てて叩きたい空気感に抗うより、負けを認めて出直そうとしたのかもしれない。
が、そもそも、そういう勢力を信用したことが悪手だったのだ。その勢力は貪欲で、その後もゴールポストを動かしたりしながら、攻撃の手を緩めない。ジャニーズが出直すために作られた新会社には、社長をはじめ、その勢力の人たちが幹部に居座り、まるで乗っ取られたかのような印象だ。
ちなみに、その勢力には、思想でいえば左寄り、野党的、反日、フェミニストといった傾向の人が多い。それゆえ、SNSでは「#ジャニーズ潰しは慰安婦スキーム」というハッシュタグが生まれ、群馬県草津町の町長がセクハラで濡れ衣を着せられかけた事件と同じだという声も出た。(略)
その性癖については創業当初から噂され、報道もされてきたが、生前に最大の注目を浴びたのは、1988年、元フォーリーブスの北公次による暴露本「光GENJIへ」が出たときのことだった。
仕掛け人は、当時、田原俊彦の女性スキャンダルをめぐり、ジャニーズと対立していたAV監督の村西とおる。糾弾するための材料をカネをかけて集めており、そこにうまくハマったのが、カネに困っていた北だった。彼自身、アイドル時代に作詞をしたり、自伝本を書くなど文学志向だったが「光GENJIへ」自体は彼の告白をもとに出版プロデューサーの本橋信宏が執筆。本橋は村西の友人で、その仕事を手伝いながら、反体制運動などのルポを書いたりしていた。
とまあ、この構図から浮かんでくるのは、この本の信憑性についての疑問だ。ポルノグラフィーとしても恨み節としてもかなりよく出来ているが、逆によく出来すぎている感もある。考えてみれば、村西はもとより、本橋もポルノには通じていたし、北は北で、とにかく面白い話を提供しなくてはならない必要に迫られていた。そんななか、けっこう盛られた内容もあるのではと想像してしまう。
実際、北に続いて暴露本を書き、かなりの成功を収めた平本淳也について、その出版社の社長が「ちょっと虚言癖があっ��りする」と評してもいる。また、北はのちに暴露を後悔したり、再び暴露をにおわせたりしながら、死の前日にはジャニーやメリーに感謝を述べるなど、その言動には一貫性がなかった。
そして、北や平本、さらには今回の証言者たちの回想がすべて事実だとしたら、ジャニーのプロデュースやマネジメントはどこかで破綻していたのではと思わざるを得ない。質的にも量的にも、バレないはずはないし、警察沙汰にならなかったのが不自然なほどなのだ。
個人的な印象としても、ジャニーの性癖はもうちょっとプラトニックなもので、その傾向は加齢とともに強まっていったのではという気がする。たとえば、ジャニーが元気で可愛い少年を好んだように、薄倖で可憐な少女を愛した川端康成もそうだった。ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」が話題になった際、川端は「あれは汚いから嫌だ」と感想を語ったが、それに似た感覚をジャニーも持っていたのではないか。
ではなぜ、今回のようなことになったかといえば「光GENJIへ」の影響がおそらく大きい。あの本がよく出来すぎていたため、それを下敷きにしたかのような証言が虚も実もないまぜに拡大再生産され、その勢いに事務所が圧倒されてしまったのではと。人間の精神とは脆いもので、大勢から集中的に糾弾されれば、まともな判断もできなくなる。まして、証言者たちは芸能活動については負け組で、その感情は恨みや嫉みといったネガティブなものにあふれているのだから。
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個人的には何故か🇬🇧大英帝国様の📺BBCが出てきた時点でもう充分、陰謀いっぱい、お腹いっぱいゲップップでございました。
浅〜い正義感に踊らされたアホな売国反日国民ばかりだったね、無念。
ちなみに北公次さんは短期間でしたがご近所さんだったことがあり当時奥様とお店もなさっていたのでお会いしたことがあります。合掌。nya
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〈《東京女子医を家宅捜索》「私に関するフェイクニュースが…」“女帝”とナゾの側近2人が絡んだ疑惑のカネ「警視庁が考える“本丸”は…」〉 から続く 多額の不透明なカネや、高度医療に欠かせない集中治療室を崩壊させるなど、乱脈経営が際立っている、東京女子医科大学(東京・新宿区)について調査していた第三者委員会が、厳しい評価の報告書をまとめたことが関係者の証言などから判明した。 「女子医大の理事会は解散すべき、という第三者委員会の指摘に衝撃を受けました。これは岩本絹子理事長に対する実質的な辞任勧告だと思います」(女子医大関係者) 東京女子医大を支配してきた女帝の進退は、今後どのようになるのか。危機に直面している医療現場の状況も含めて、最新事情をお伝えする。 予想外だった第三者委員会の調査結果 東京女子医科大学(7月31日撮影) 7月31日夕方、東京女子医大の総合外来センター5階にある大会議室は、物々しい空気に包まれていた。急遽、理事と評議員を臨時招集して、第三者委員会の調査結果について概要を説明することになったのだ。録音や撮影を防止する目的なのか、理事や評議員たちは携帯電話を預けるように要求されたという。そして、第三者委員会による調査結果の概要が説明された。招集された女子医大の関係者は、予想外だったと語る。 「個人のプライバシーに関わる部分があるため、いま報告書の全文はお見せできないということでした。そもそも現在の理事10人全員は、岩本先生が選んだ方々です。その理事会が選んだ弁護士たちですから、きっと岩本先生に有利な調査結果を出すだろうと思って、期待していませんでしたが、予想は良い意味で裏切られました。理事会に対してノーを突きつける報告だったのです。去年まで検察幹部だった弁護士が委員長なので、フェアに判断されたのだと思いました」 この第三者委員会は、今年3月に警視庁捜査二課が、特別背任容疑で東京女子医大や岩本絹子理事長の自宅を一斉に家宅捜索したことを受けて設置されたものだ。関係者によると、文部科学省からの強い指導があったという。 委員長には、去年まで最高検察庁次長検事だった山上秀明弁護士が選任された。東京地検特捜部長時代には、徳洲会による公職選挙法違反事件を指揮した人物である。 このほか、青山学院大学・元学長の三木義一弁護士など、���正調査の専門家である合計4人の弁護士によって委員会は構成された。 勤務実態のない側近に“年額約3600万円”の給与 第一の調査対象は、警視庁が家宅捜索を行った「特別背任容疑」。 岩本理事長の側近Xは、2018年に同窓会組織「至誠会」の事務職員として、東京女子医大から“出向”扱いで年額約2000万円の給与を得ていた。同時にXは勤務実態がないにも関わらず、至誠会からも年額約1600万円の給与を二重に得ていたのである。( #12 , #19 ) 当時の岩本氏は、東京女子医大の理事長と至誠会の会長を兼務していたことから、側近の特別背任容疑に関与している可能性が高い。だが、家宅捜索の後に学内で行われた職員向けの説明会で、岩本氏はこう述べていた。 「警察の捜査には、びっくりしている。(元職員Xは)報酬に見合う以上の仕事をこの大学でしていたと、認識をしているし、この件に関して問題はなかったと考えている」 実際は、3月の家宅捜索で、警視庁が関係する証拠書類をすべて押収している。現在も捜査中なので、第三者委員会の弁護士たちには、肝心の証拠書類を確認することができない。そのため、特別背任容疑に関しては、関係者のヒヤリングが中心になったようだ。 「配布された書類は回収されたので記憶の範囲ですが、側近Xの給与が二重に支払われた事実は確認されたと。業務内容から考えて給与額は過剰に多かったという判断でした」(前出の女子医大関係者) ちなみに、側近Xは特別な資格を持たない一般事務職員である。現時点で判明しているだけで、2015年から8年間で、至誠会は合計1億1366万円の給与を支払っていた。また、岩本氏も2013年から6年間にわたり「顧問料」の名目で、合計約2000万円を得ていたことも分かっている。 去年、岩本氏は至誠会の会長を解任され、体制が変わった至誠会から、側近Xの分と合わせて報酬の返還請求の裁判を起こされている。 第三者委員会が問題視する「第二の調査対象」 第二の調査対象が、「内部統制、ガバナンス上の問題」である。 東京女子医大は、この3年間ほどで一気に医療崩壊が進行して、深刻な危機に陥っている。医療ミスが頻発して、集中治療室では死亡事故も発生した( #16 )。こうした混乱の起点となったのが、小児集中治療室のPICUを、経営陣の不可解な判断で解体したことである。 2014年に鎮静薬プロポフォールを大量に投与して、当時2歳の男児を死亡させた事件(現在、業務上過失致死罪で担当医が公判中)を受けて、尊い命に対する責任と再発防止の観点から、PICUは設置された。カナダの大学病院に勤務していた医師など、海外から3人の専門医を呼び寄せて、PICUは2021年7月��スタートしたが、採算性や専門医の給与を理由に丸学長らが難色を示して、設立から約半年でPICUは解体されてしまったのである。 「第三者委員会は、PICUを解体すべきではなかった、とはっきり指摘していました。PICUは私たちにとって、義務であり責任ですから、採算性や医師の給与を理由に解体するなんて、あり得ません。 女子医大のガバナンスについては、岩本先生に権限が集中していることに問題があり、丸義朗学長や他の理事たちも、本来の役割を果たさなかったと認定していました。 そして、女子医大の理事会は解散すべきという提言には衝撃を受けました。名指しこそしていませんでしたが、理事会の解散ということは、実質的に岩本先生に対する辞任勧告ですから」(同前) 危機的状況が続く女子医大の医療現場 7月2日、大学を所管する文科省に、東京女子医大の教授ら6人の姿があった。警視庁の家宅捜索を受けて以降も経営体制が是正されることなく、医療現場に深刻な危機が続いていることから、岩本理事長に辞任を要求する署名活動を実施。2000名を超える署名を携えて、文科省に指導を求める、異例の“直訴”を行ったのだ。 日本を代表する消化器外科医の本田五郎教授は、こう訴えた。 「東京女子医大は臓器移植で国内トップクラスの施設でしたが、現在はICU(集中治療室)が機能していないので、移植手術がストップしています。移植が必要な患者のために、この状況は早く改善しなければなりません」 2022年、集中治療科の教授らに対して、経営陣が理不尽な処分を行うなどしたことから、専門医9人が一斉退職、ICUが空中分解する事態になった。その後も、以前のような規模で専門医を補充できず、新たに集中治療科の教授となった医師も近く退職することになった。大学病院でありながら、高度医療に必要不可欠なICUが機能していないという、極めて深刻な状況が続いているのだ。 現役の女子医大教授が述べる。 「今回、第三者委員会が厳しい調査結果を出してくれたことに、最後の希望を賭けています。岩本理事長や取り巻きの理事たちを一新しないかぎり、東京女子医大の復活はありません」 第三者委員会から事実上の辞任勧告を受けて、岩本理事長の去就に注目が集まっているが、自ら辞職する可能性は低いとみられる。女帝の座から降りてしまえば、権力で押さえ込んでいた関係者が次々と不利な証言をすることは想像に難くない。 警視庁捜査二課は、側近Xの給与二重払いによる特別背任容疑と合わせて、東京女子医大の大型施設に関連した不透明なカネの動きも追っているという。
「女帝に事実上の辞任勧告!」“東京女子医大の闇”第三者委員会の調査報告“驚きの内容”「女子医大の理事会は解散すべき」「予想は良い意味で裏切られました」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
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セックスロボットに組み込む大規模言語モデル(LLM)のトレーニングを行っていることが報じられたのは、中国の深センに本拠を構える大手ダッチワイフメーカー・Starpery Technologyです。搭載予定のAIは男性型と女性型が用意されており、2024年中にも第1弾が完成する予定とのこと。 同社のエヴァン・リーCEOは香港のメディアのSouth China Morning Postに、「私たちは声や体でユーザーとやりとりできるセックスドールを開発しており、試作品は2024年8月までにできあがる予定です。リアルな人間同士のやりとりを再現するには、技術的な課題があります。単純な会話を行わせるのは簡単ですが、インタラクティブな反応を生み出すには専用のソフトウェアメーカーが手がける複雑なモデルが不可欠なのです」と話しました。 金属製フレームとシリコンの外装を持つ従来のダッチワイフは、単純な動きしかできません。一方、AIモデルとセンサーを搭載した次世代のセックスドールは、身ぶりと言葉で受け答えし、基本的な会話を超えた情緒的なつながりにフォーカスすることで、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させることができると、リー氏は語ります。 by starperydollofficial Starpery Technologyはこれまで海外市場に注力してきましたが、今後は国内市場も視野に入れています。リー氏によると、中国はこのような話題を避ける保守的な社会なのにもかかわらず世界最大のセックスドール市場でもあり、合計売上高はアメリカ、日本、ドイツの合計を上回るとのこと。 リー氏は「この業界は、中国に巨大市場があることと、主要都市の購買力が多くの欧米諸国を上回っていることを知っています。市場も関心を寄せていますが、美的な感覚は中国と欧米とでは違いがありますね」と述べました。 Starpery Technologyのロードマップには、家事や障害者支援、高齢者介護ができるロボットもあります。具体的には、2025年までに障害者向けに複雑な世話が可能な初の「スマートサービスロボット」の発売を計画しているとのこと。そして、2030年までには人間に代わって危険な仕事をこなせるロボットを作ることを目指しています。 そのようなロボットを開発するには、バッテリー容量と人工筋肉という2つの大きな課題があります。電気自動車と異なり、人型ロボットには大型バッテリーを搭載するスペースがないので、ロボットを動かすにはバッテリーのエネルギー密度の向上が必要です。 また、リアルさを保つためにロボットの重量は40kgまでになることが一般的ですが、この重量は現行のモーターにとっては負荷が強すぎるため、転倒したりユーザーがけがをしたりするリスクがあります。 そこで、Starpery Technologyはまず素材と製造工程を見直すことで軽量化を図り、2023年7月には172センチでわず��29kgのドールが完成しました。それでも、家事ロボットを作れるようなレベルのサーボモーターの登場には10年ほどかかると、リー氏は見ています。 by starperydollofficial このような技術的な問題に加えて、AIセックスロボットは倫理的な問題にも直面しています。こうしたテクノロジーへの批判の中には、「性的または情緒的な充足感を得るためにAIコンパニオンに過度に依存すると、本物の人間同士のつながりが薄れ、ユーザーが本物の人間と健全な関係を築く能力に影響が出る」というものがあります。 また、AIの急速な発展は既存の法律や規制の枠組みを越えており、使用や所有権、メーカーやユーザーの責任などに関する法的なグレーゾーンを作り出しています。 中国情報通信研究院は2023年に発表��た研究結果の中で、「特定の条件下で意思決定を行うことができるAIは、人間の自律性と自己認識への挑戦となる可能性があります。またLLMでは、ユーザー情報が生成AIのトレーニングの素材になる可能性があるため、情報漏えいやプライバシー侵害のリスクも伴います」と指摘しました。
AIを搭載した中国の次世代「セックスロボット」が市場を席巻する未来はすぐそこかもしれない - GIGAZINE
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【小説】コーヒーとふたり (下)
※『コーヒーとふたり』(上) はこちら(https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/746474172588425216/)
零果が会社に行けなくなったのは、三年前、三十歳の時だった。
最初は、朝起きられないことから始まった。いつもと同じ時間に目は覚める。アラームを設定した時間よりも早く目が覚めることの方が多かった。しかし、目は覚めても、身体を起こすことができない。羽毛布団を跳ね除けることさえできないのだ。全身の筋力が突然失われてしまったのかと思った。それでも、重い身体をなんとか起こしていた。
ベッドから起き上がってからも、身体が思うように動かない。毎日さっと済ませることができた朝の用意も、時間をかけないとこなせなくなった。それでも、通勤電車の時間に間に合わせないといけない。当初は、起床時間を早め、朝の支度を可能な限り簡略化していくことでなんとか始業時間に間に合うように出社していたが、次第にそれも難しくなり、ベッドで横になったまま、「一時間遅刻します」、「二時間遅れて行きます」と会社に電話を入れるようになった。
それでも出勤できてはいたものの、だんだんと、身体を起こした後に頭痛や吐き気に襲われるようになった。会社に近付けば近付くほど、それは強くなっていき、出勤前に会社の目の前、道の反対側にあるコンビニのトイレで嘔吐する日々が続いた。コンビニまで辿り着けていたのはまだ良い方で、やがて駅のトイレで吐くようになり、ついには電車に乗ることもできなくなった。
ある朝、何度も鳴り響くアラームをやっと止め、なんとか力を振り絞って身体を起こしたその途端、「どうせ吐いてしまうのだから」と、しばらく何も食べていなかったにも関わらず、喉をせり上がってくる胃液を堪え切れずに床にぶちまけて、零果はそこで初めて、「もう仕事に行くのはやめよう」と思って、泣いた。
病院へ行ったらうつ病だと診断された。事情を聞いた上司からは休職を勧められ、驚くほど簡単に手続きが進み、会社に行かなくて済むことになった。
最初は、休めることにほっとした。休職したことによって���めて、零果は自分が仕事を休みたいと思っていたことに気が付いた。そのくらい、当時は激務だったのだ。
毎日のように遅くまで残業し、それでも仕事が終わらないことが不思議だった。休日を返上して、やっと一週間分の業務がすべて片付いたと思ったその翌日には、また月曜日がやって来て、新しい一週間が始まる。ただそれの繰り返しだった。終わりの見えない日々。どうしてこんなに仕事があるのか。一体、どこから仕事がやって来るのか。デスクに積まれた書類がちっとも減っていかない。こなしてもこなしても、また新しい書類が重ねられていく。
当時は、部署の垣根を越え、商品管理部と協力して新しい管理システム、物流システムを構築する作業に明け暮れていた。自分の本来の職種がなんだったのかを忘れそうになるほど、毎日違う部署へ顔を出し、社内を走り回り、自分のデスクに戻って来るともう夜になっていた。書類を捌く時間などなかった。
毎日、缶コーヒーを何本も飲んだ。頭痛薬を飲むのももはや習慣になっていた。それでも働き続けていた。苦労はあった。つらいと思う時もあった。しかし、達成感や充足感もあった。新しく、ゼロから何かを作り上げていくというのは面白かった。そう、零果にとって仕事は、ただ苦痛な作業という訳ではなかった。日々の業務に自分の生き甲斐を見出していたのは確かだ。だからこそ、彼女は働き続けることができたのだ。しかし、心が折れるよりも先に、音を上げたのは身体の方だった。
会社を休んでいる間、なんの気力も湧かなかった。ベッドから起き上がれないほどの倦怠感や吐き気は少しずつ改善されていき、日常生活が難なく送れるようになっても、毎日毎日、有り余る時間をどう過ごしていいのか、わからないままだった。もともと零果は、友人が多い訳でも、熱中している趣味がある訳でもなかった。休日って、何をして過ごしていたんだっけ。手持ち無沙汰から始めた家の掃除も、二週間もすれば家じゅうピカピカになり、磨くところがなくなった。やりたいことが何ひとつ思い浮かばなかった。これなら仕事をした方がマシだと、何度も思った。
有武朋洋から連絡が来るようになったのは、そんな時期だった。
零果は彼の営業アシスタントを務めていた。すべての業務は桃山に引き継いだはずだったが、それでも有武はときどき、過去の書類やデータについて、休職中の零果に質問をよこした。
そして、零果が毎日時間を持て余していると知ると、遠慮なく頻繁に連絡して来るようになった。内容は、半分は業務に関する話題で、残り半分は職場での愚痴か、他愛のない雑談だった。どう考えても今は勤務中だろうという時間帯に電話がかかってきて、課長への文句を一方的に延々と聞かされたこともあれば、休日の夜に、どうしたら業務が改善できるか���解決策をふたりで二時間も話し続けたこともあった。
「電話でずっとしゃべるくらいなら、いっそ会おうか」という話になり、カフェで会ってお茶をしたこともあった。どういう訳か、実際に顔を合わせると、お互いなんとなく口数が少なくなり、たいした話はできなかった。しかし、その時の沈黙が、決して居心地の悪いものではなく、零果と有武はその後、ときどき一緒に食事をするようになった。
営業アシスタントをしていた頃は、有武とプライベートで会うなんて一度もなかった。零果は休日もほとんど返上して働き詰めだったので、そもそもプライベートがないようなものだったし、それは有武も同じだった。ふたりはほぼ毎日顔を合わせる羽目になっていた。
しかし、仕事の話を抜きにして有武と向き合う時間は、それまでとはまた違う空気が流れていた。
零果が休日にコーヒーを飲むようになったのも、彼に喫茶店に連れられて行ったのがきっかけだった。
「誰も知らないような店で美味いコーヒーをひとりで飲む時間って、贅沢なんだよな」
そう言う有武は、いつにも増してハイペースに煙草を吸っていた。最近は飲食店でも全面禁煙の店が増えたが、昔ながらのその喫茶店は、全席喫煙可能だった。零果からすれば、彼はコーヒーを飲みに来たというよりも、煙草を吸うためにこの店に来たとしか思えなかった。
「……良かったんですか、私を連れて来て」
「何が?」
「誰も知らないような店を私に教えて、美味いコーヒーをひとりではなく、ふたりで飲むことになっていますが」
零果がそう指摘すると、いつものように有武は小さく鼻で笑った。
「加治木さんはいいんだよ。俺にとって特別な人だから」
そう言われて、自分はなんて返事をしたのか。零果はもう思い出すことができない。
しかし、それから彼女の脳内には喫茶店リストが作られ、休日にコーヒーを飲むための店を選ぶようになった。あの日に有武が言ったように、誰も知らない店でコーヒーをひとりで飲む時間が、彼女にとって何よりも特別な時間となった。
半年間の休職ののち、零果は復職した。だがしかし、元のデスクに戻ることは叶わなかった。
営業アシスタントとしてではなく、事務職としての復帰。
総務や人事を含め、それが零果に関わるすべての上司や上層部が下した決断��った。休職前より残業時間が少ない部署に異動することに主治医も賛成していたし、彼女自身も最終的にはその異動に同意した。一度、心身のバランスを崩した人間が以前と同じように働くことができるとは思っていなかったし、休職したまま二度と職場に顔を出すことなく辞めていくことになった同僚がいることも知っていた。復職できただけ、自分は幸運な方だと思った。
「どんな形であれ、加治木さんがこの会社に帰って来てくれて、本当に良かったよ」
すでにふたりの営業マンのアシスタントを務め、さらに有武の業務も担当することになったにも関わらず、桃山美澄は本心から出た言葉のような、穏やかな口調でそう言った。
零果の復職後、昼の休憩時間に廊下の端の自動販売機の前で偶然出会い、ふたり揃って同じ缶コーヒーを飲ん��いる時だった。
「ご迷惑をおかけしてすみません」
「迷惑だなんて思ってないよ。それに、迷惑をかけてるのはむしろこっちだよね」
桃山は困ったような表情をして、少しだけ微笑んだ。その仕草はどこか、少女のようだ。
「有武くん、変わらず加治木さんに仕事を頼んでるでしょ。ごめんね」
そう言われて、今度は零果が困った顔をする番となった。
納得して受け入れた部署異動だったが、どうしても納得してくれないのが有武だった。彼は事務職として復職したはずの零果に、営業アシスタントとしての仕事を振ってきた。最初は、自分はもうアシスタントではないと抗議していたが、もともと、彼は零果の言葉を聞くような人間ではない。何度説明しても有武が納得することはなく、やがて零果も諦めた。
まだ慣れない事務職としての業務に加えて、有武からの無茶ぶりとも思える依頼は、部署異動した意味を台無しにしているような気もしたが、しかし、彼が回してくる雑務の量や求められている質に、零果への気遣いを感じたのも確かだった。
「加治木さんは俺のアシスタントだよ」
いつだったか、有武は煙草を吸いながらそう言った。その日も、彼は外階段にいて、零果は煙草を吸う訳でもないのに隣にいた。もう何度も、その言葉を聞いた。もうあなたのアシスタントじゃない、あなたの仕事は手伝えない。そう訴える度、彼は必ず、その言葉を返した。
「そもそも、俺を営業部に異動させたのは加治木さんでしょ」
そんなことない、自分はそんなことをしていない。零果はいつだって真剣に反論したが、有武はいつも、小さく鼻で笑うだけだった。それは彼の癖だ。零果は知っている、彼が鼻で笑うのは、上機嫌な時だけだ。
「俺が営業部にいる限り、俺のアシスタントは加治木さんだよ」
地獄にまで道連れにされそうな、そんな言葉に零果は肩を落とすしかなかった。でもこの言葉に、ずっと励まされてきたのも事実だ。
もしも有武がいなかったら、自分の担当が彼ではなかったら、休職中に連絡をくれなければ、零果は仕事に復帰することができずに、そのまま退職していたかもしれない。復帰できていたとしても、事務職としての仕事だけをこなす日々では、いずれこの会社を辞めていたのではないか、と思う。どんな形であれ、自分を必要としてくれる存在がいるということが、現在の零果を繋ぎ留めていた。それがなければ、自分はもうとっくに千切れてバラバラになっているだろう。
有武は――鋭い眼光を放つ、あの澄んだ瞳で――、そのことを見透かしているように、零果は思う。彼は零果の性質を理解していて、その上で、彼女のために手を伸ばしてくれている。一緒にいるとそう感じる。それが彼なりの優しさなのだとわかる。だから、零果はその期待に応えたいと思うのだ。そして、それが難しいという現実に、いつも少なからず絶望する。彼の優しさに報いることができない自分を見つめては、無能感に苛まれる。
どんなに頑張っても、私はもうこの人のアシスタントではない。
それだけの事実に、打ちのめされてしまう時がある。
身体を壊さなければ良かった。うつ病になんかならなければ良かった。ずっと頑張ってきたのに。思い出すこともできないほど、忙しい日々を送っていたのに。頑張れなかった。最後の最後まで、頑張��ことができなかった。あんなに苦労して作り上げた新しいシステムも、完成まで携わることが叶わなかった。あれは、まだ有武が商品管理部にいた時に考案したものだ。そのシステム実現のため、彼は営業部に異動した。零果はその当初から、最も近くで彼を見てきた。慣れない営業職の仕事に苦悩する彼を知っていたのに。本来ならば、もっともっと、一緒に仕事ができたはずなのに。
零果のそういう自責の念を、恐らく有武は見抜いている。だから彼は、今でも零果に依頼するのだ。寄り添うように、励ますように。彼女の心が折れないように。彼女との繋がりが、断たれることがないように。
ピッ、という短い電子音の後、缶が落ちた音がした。自動販売機から見慣れた黒一色のパッケージの缶コーヒーを取り出し、プルタブに指をかけた時だった。
「お疲れ様」
そう声をかけられ、零果は振り返る。戸瀬健吾だった。
彼の腕には上着と鞄がある。外回りから帰社したところなのか、それともこれから退社するところなのか、零果には判別がつかない。今の時刻は十九時四十分で、定時である十七時はとっくに過ぎてはいるが、営業部はこの時間帯に外出先から戻って来ることも珍しくはない。
零果が「お疲れ様です」と挨拶を返すと、戸瀬はいつもの穏やかな笑みで「いやー、疲れちゃったなぁ」と言った。その声には本当に疲労の色が滲んでいる。どうやら今、会社に戻って来たところのようだ。
戸瀬がポケットに手を入れた動作を見て、零果は自動販売機の前から場所を譲る。案の定、取り出したのは小銭入れで、彼は移動した零果に礼を言いながら自販機へと硬貨を投入した。
「加治木さんって、いつも遅くまで仕事頑張ってるよね」
「そんなことはありません」
「そう? 頑張ってると思うけどな」
ピッ、と電子音が鳴る。戸瀬の指先が選んだのは、今日の昼にもらったのと同じカフェラテだった。このカフェラテが好物だと言っていたっけ。そう言えば、あの時の詫びを、まだ伝えていなかった。零果は心に貼り付けたまま忘れそうになっていた、黄色い付箋を思い出す。
「今日は、すみませんでした」
「え?」
突然の謝罪の言葉に、戸瀬は目を丸くした。
「お昼に、私のことを気遣ってくださったのに、仕事の手も止めず……それが申し訳なくて……」
「あ、ああ、なんだ。そんな、気にしなくていいのに」
戸瀬は再び笑顔に戻り、穏やかな口調で言う。
「俺の方こそ、ごめんね。忙しいタイミングで声かけちゃったみたいで」
「いえ、戸瀬さんは悪くないです」
零果は首を横に振る。それから、彼の手の中にある缶を見やり、あの時もらったカフェラテのお礼を、どう伝えるべきか悩んで口をつぐんだ。まさか有武にあげてしまったと言う訳にはいかないが、あたかも自分が飲んだかのように話すのも憚られる。零果は、コーヒーは無糖のブラックしか口にしない。カフェラテも決して飲めない訳ではないが、元来、甘いコーヒーは好きではない。しかし、そんな好き嫌いを伝える訳にもいかない。
どうしたものかと思案��る零果を、戸瀬は変わらず人当たりの良い笑顔のまま、どこか不思議そうに見つめている。微かに口元から覗く歯の白さ。どうしてそんなに歯が白いんだろう。ホワイトニングでもしているのだろうか。テレビのアナウンサー顔負けの歯の白さだ。
零果は無意識のうちに、有武の黄ばんだ歯を思い出していた。あれはきっと、ヘビースモーカー特有の歯だ。
戸瀬と有武は、まったく違う。戸瀬は、髪型が整っていて、髭もなく、見た目に清潔感がある。近付くと、ほのかに柔軟剤のような良い香りがする。零果は戸瀬が事務員の中で「王子」というあだ名で呼ばれているのを知っているが、そう呼ばれるのも納得できる。外見だけではなく、人当たりも良いし、穏やかで、丁寧だ。営業部での成績も良い。
��れに比べて、有武は、不潔で、臭くて、がさつだ。思い付くアイディアは革新的だが、発想が常人離れしていて、たいていの人間はその思考の飛躍について行けない。彼の提案には、それを裏付けるための膨大な資料や説明する時間が必要となる。彼が考案した新システムも、社内で導入されるまでかなりの時間と労力が費やされた。普段の突飛な言動も相まって、商談の成功率はまちまちだ。営業先では彼を気に入っていると言う顧客もいるらしいが、社内での評判はあまり良くない。戸瀬を見ていると、同じ営業部二課所属でも、有武はこうも違うものかと、そんな余計なことをつい考えてしまう。
「加治木さんって、俺のことすごく真っ直ぐ見つめてくれるよね」
そう言われて、零果はあまりにも戸瀬をまじまじと見つめていたことに気付く。慌てて謝った。
「すみません……」
「謝ることないよ。でも、あんまり見つめられると、ちょっと恥ずかしいかな」
戸瀬はいたって穏やかに笑っている。あまりにも爽やかで、嫌味など微塵も感じさせない笑顔。この笑顔に惚れ惚れする女もさぞ多いことだろうな、と零果は思った。ファンクラブができるのも頷ける。
「加治木さん、もし良かったらなんだけど、今度の土日――」
戸瀬が言いかけた、その時。
スマートフォンの着信を知らせるバイブレーションが、人気のない廊下に静かに響き渡る。それは零果のスマホだった。制服のポケットに入れていたそれを取り出し、画面に表示されている発信者の名前を一目見て、彼女は頭を抱えたくなる。
今日は会議があって、その後は会食だと言っていた。時間帯から考えれば、今頃は先方と食事をしているはずだが、それでも電話をかけてくるというのは、何か緊急事態なのか、忘れていた仕事を思い出したか、そのどちらかではないか。そして、そのどちらだとしても、何か今から厄介ごとを頼まれる予感しかない。今日はそろそろ仕事を終えて帰れると思っていたのに。否、会社を出てから仕事を頼まれるよりは、まだマシかもしれない。
「出なくていいんじゃない?」
戸瀬はそう言った。その声音の固さに、零果は驚いた���彼の表情からはいつの間にか、笑顔が消えていた。
「電話、有武さんからでしょ? また何か、仕事を押し付けようとしているんじゃない? 加治木さんはもう、アシスタントじゃないんだよ?」
戸瀬は真剣だった。零果にはそれがわかった。彼が言っていることが何ひとつ間違ってなどいないということも、わかっていた。それでも、と思うこの気持ちを、どう説明したらいいのだろう。間違っているのは自分だ。それもわかっている。だけど、構わない。零果は画面に表示されている「応答」の文字に指を滑らせた。
「すみません、戸瀬さん。失礼します」
そう小声で告げて、零果は踵を返した。「加治木さん!」と、戸瀬が呼んだのが聞こえたが、振り返ることはしなかった。スマートフォンを耳に当てながら、自分のデスクがある事務部フロアへ続く廊下を小走りに駆ける。
「お疲れ様です。加治木です」
覚悟はできている。たとえこの後、どんな無茶苦茶な依頼をされようとも、必ずそれを成し遂げてみせる。
今まで、そうやって仕事をしてきた。これからも、そうやって仕事をするのだ。ふたりで、一緒に。
休日に喫茶店へ行くことは、加治木零果にとって唯一、趣味と呼べる行動だ。喫茶店で一杯のコーヒーを飲む。ただそれだけの時間を楽しむ。
喫茶店へ誰かと連れ立って行くようなことは、普段は決してないのだが、ときどき、それは本当にときどき、誰かと向かい合ってコーヒーを飲むことがある。
その喫茶店は開店直後だった。営業時間は、午前六時四十五分から。零果がその店に入ったのは、朝七時を回ったところだった。オープン直後である。土曜の朝、客として店にいるのは、ウォーキングの後とおぼしき中年の夫婦が一組。それ以外の客は、昨日から徹夜して働き続けて疲れ果てている零果と、彼女と同じかそれ以上にくたびれた様子の有武朋洋だけだ。
「……こんなに朝早くから営業してる喫茶店なんて、よく知ってましたね」
零果は目の前に置かれたコーヒーカップを見下ろしたままそう言ったが、向かい合って座っている有武は、まだ火の点いていない煙草を咥えたまま、返事もしなかった。椅子の背にもたれかかって、ただ天井を仰いでいる。
カップへと手を伸ばす。零果が注文したのはグアテマラだった。有武のカップに注がれているのはキリマンジャロだったはずだ。喫茶店に足を運ぶようになった当初、零果は豆の違いなどまったくわからなかった。いろんな店で飲み比べた結果、なんとなく味の違いがわかるようになってきた。
「……もう、徹夜はしんどいなぁ」
零果がコーヒーを飲みながらひと心地ついていると、ぴくりとも動かなかった有武が唐突にそう言って、やっと、右手に握っていたライターで咥えていた煙草に火を点けた。目の下の隈がひどいな、と零果は彼の顔を見て思ったが、今の自分も同じくらいひどい顔をしているのだろうと思って、口には出さなかった。
「何も、徹夜してまで資料作らなくても、良かったんじゃ……」
「でも俺、来週は出張でいないからさ」
今のうちに作業しておかないと。煙を吐きな��ら、有武はそう言った。
「だからって……無理に今日作らなくても……」
そう言いながらも、零果はさっきまでふたりで行った作業のことを思い出していた。徹夜したとはいえ、ふたりだったから、この時間で終わったとも言える。もしも来週、出張先の有武からひとりでこの資料を作るようを命じられていたら、零果も途方に暮れていただろう。
否、彼女がひとりではできないと踏み、彼はそんな指示を出さないかもしれない。有武がひとりきりで資料を作る……というのもまた、不可能だろうから、アシスタントである桃山に依頼することになるのだろう。彼女であれば、零果よりも短時間で資料作りを完遂させそうだ。
だったら最初から、桃山さんに依頼すればいいのに。なんて言ったら、有武はなんて返事をするだろう。
昨夜、有武から零果にあった着信。会食の後、そのまま帰宅するはずだった彼は、会社へ戻って来た。新しい商品のアイディアを、突然思い付いたのだと言う。そのプレゼンテーションのための資料を今から作るから、手伝ってくれ。有武はそう言った。時刻は夜の八時に近かった。金曜の夜だった。一週間働いて、疲れ果てていた。けれど零果は、彼の言葉に頷いた。そうして、ふたりで作業をしているうちに、夜は明け、朝になった。
何も今やらなくても。零果は何度か、そう言った。しかし、有武が考え付いたことをすぐに形にしたがる性格だということは、もう長い付き合いでわかっていた。今まで何度も、こういう夜があった。休日に突然、呼び出されることもあった。今からですか、今じゃなきゃいけませんか、私じゃないと駄目なんですか。何度も、そう尋ねた。答えはいつだって同じだった。
「どうしても今日、やりたかったんだよねー。加治木さんと、一緒にね」
ずっと天井を仰いでいた有武が、ゾンビのように身体を起こす。澄んだ瞳が零果を見る。目が合いそうになって、思わず零果は目線を逸らした。相変わらずその瞳は、まっすぐ見つめるのも躊躇するような輝きを感じさせる。しかし、これって自分だけなんだろうか。一体、いつから、自分は有武の目を見ることが苦手になったのだろう。
「今日、加治木さん、元気なかったでしょ」
そう言われて、そうだっけ、と零果は記憶を辿る。今日、ではなく、正確には昨日だが、眠らないでいるといつまでも「今日」という日が終わらない感覚は、零果も有武も同じようだ。
そうだった、外階段で煙草を吸っていた有武と話した時、確かに落ち込んでいた。同僚たちの陰口を聞いてしまい、食欲もなかった。零果自身は、もうそんなことは忘れていた。けれど彼は、それを心配してくれていたのか。
「加治木さん、仕事頼んだら元気になってくれるかなって思ってさ」
有武は、そこでやっと自分のコーヒーカップへと手を伸ばした。もうとっくに冷めてしまっているはずだが、キリマンジャロを美味そうに飲む。
「……は?」
対する零果は、有武の発言に呆然とするしかない。励ますために、仕事を頼んだとでも言うつもりなのだろうか。そのために、今さっきまで仕事をしていたのか? 徹夜してまで? 朝の六時まで?
しかし、有武の口調は大真面目だった。
「俺が加治木さんにしてあげられることなんて、仕事を依頼することぐらいだから」
あとは、たまにこうして、一緒にコーヒーを飲むことくらいか。そう付け加えるように言った声音に、零果を案ず���感情が含まれていることに気付いて、文句を言うために開きかけた口を、静かに閉じる。徹夜作業に付き合わせた言い訳に、「励ましたかったから」と言っている訳ではない、ということはわかっていた。
どうして自分は、この人から離れられないのだろう。
仕事なんて断ればいいのに。上司にも、同僚にも、ずっとそう言われてきた。自分だってそう思う。定時を過ぎての残業も、休日出勤も、徹夜作業も、全部断ればいい。それだけのことだ。
それでも、一緒に仕事をしたいと思う。
彼の助けになれたら、と思う。
それが無茶苦茶な依頼であっても、一緒に働くことが楽しいと思える。
身体を壊す前も、そうだった。楽しかったからこそ、身体を壊したのかもしれない。きっと苦痛であったのであれば、もっと早くに音を上げていて、休職するほどにまで自分を追い込まなかっただろう。そう、心身を病んだ時、零果はただの一度も、有武を恨まなかった。彼の仕事の振り方が問題なのだとは思わなかった。一緒に仕事ができたことに感謝したいくらいだった。そのくらい、刺激的な日々だった。もっとも、有武に感謝の気持ちを伝えたことなどないが。
「……今度、焼き肉に行きませんか」
零果は喫茶店の窓の外を見つめ、そう言った。窓の外には静かな土曜日の朝の光景が広がっている。通りはまだ人もまばらだ。老人に連れられたマルチーズが毛足の長い綿毛みたいに、もしゃもしゃと道路を歩いて行く。
「有武さんに焼き肉を奢ってもらったら、元気が出るかもしれません」
零果の言葉に、有武は鼻で笑った。機嫌が良いのだ。わざわざ顔を見なくてもわかる、彼は今、楽しそうに笑っている。
「焼き肉でも寿司でもいいよ。今度一緒に、飯でも行こう」
加治木さんは少食だから、俺の方が食っちゃって、割り勘だと割に合わないから、結局俺が奢ることになりそうだなぁ。ぼやくようにそう言いながら、有武の目線もいつの間にか、窓の外のマルチーズに向けられていた。
ふたりはしばらく、陽の当たる道を綿毛の化身のような犬が遠ざかっていくのを見つめていたが、やがて老人と犬が曲がり角の向こうに見えなくなると、お互い、目線を室内へ戻し、顔を見合わせた。
今度こそ、目が合う。
咄嗟に目を逸らそうとする零果よりも先に、有武が座席から身を乗り出した。目の前にまで迫って来た彼から、零果は飛び上がるように大きく身を引いて逃げる。その様子に、有武はぷっ、と吹き出した。零果は完全に顔を背けたまま、しかめっ面をして無言で怒っていた。
有武は「ごめん、ごめん」と笑いながら、煙草を持っていない方の手を横に振った。
「加治木さんは本当にさぁ、俺と目を合わせてくれないよねぇ。昔からそうだよね」
「……恥ずかしいんです」
「まぁ、俺はそんな加治木さんが好きだけどね」
煙を吐きながらそう言って、有武は短くなった煙草を灰皿に押し付けた。自分のコーヒーカップを持ち上げながら、零果のカップをちらりと見やる。その中身がほとんどなくなっているのを見て、「じゃあ、それ飲んだら出ようか」と、有武は言う。
「……あの、」
「ん?」
「コーヒー、もう一杯飲んでもいいですか」
そう言う零果は、テーブルの上のメニューへ目線を向けている。でも実際に、メニューの文字を読んでいる訳ではない。次に頼むコーヒーをどれにするか、思案している訳でもない。
有武はしばし、そんな零果の横顔を見つめていた。一見、表情の読めない彼女の顔を、じっと見つめた後、彼は口元まで運んでいたコーヒーカップを、そのままソーサーの上へと戻した。そうして、作業服の胸ポケットから煙草を一本取り出して咥えた。
「じゃ、もう少し、ここにいようか」
零果が小さく頷いたのを見届けてから、煙草に火を点ける。
有武は零果の思考を、果たして読み取ったのだろうか。何も言わなくても感じ取ったかもしれない。そのくらいは聡い男だ。微かに緩んだように見えるその表情は、この時間が決して苦痛ではないという証拠だろう。徹夜明けで疲れ切っていても、早く帰りたいと言わないのは、お互い同じ感情だからだと、そう思うのは傲慢だろうか。
「すみません」と、零果が店員を呼んだ。追加のコーヒーを注文するためだ。店の奥から、店員の「少々お待ちください」という声が返って来る。
喫茶店では一杯のコーヒーを飲んだら、すぐに店を出る。それが彼女のルールだった。どんなに美味でも、二杯目を頼むことはない。だが時には例外があっても良いだろう。コーヒーを二杯、飲んだっていい。特別な相手と一緒にいる時だけは。
ふたりで喫茶店へ行くのも、良いかもしれないな。
零果は疲れ果てた頭の片隅で、そんなことを考える。
休日はふたりで喫茶店へ行く。新しい趣味にどうだろう。「それは趣味なのか?」と、有武はきっと、笑うだろう。いつものように、鼻で笑うのだ。でも決して、悪くはない。
頭の中の喫茶店リストを開き、もしも一緒に行くとしたら、どの店にしようか、なんて考える。美味しいキリマンジャロを出す店を、それまでに見つけなくちゃ。心の中の水色の付箋にそれを書く。その水色は、窓の向こうに見える空の色だ。ふたりで徹夜して、迎えた朝の空の色。それはとても澄んでいて、もう一度見たいと思える色。
またこうして、一緒に働けて良かった。
いつかそのことを、本人に伝えよう。
そう思いながら、零果はその水色の付箋を、自身の心にそっと貼り付けた。
了
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ネオ幕府アキノリ党による100の政策
※内はアキノリ将軍未満による脚注。
🌾 文化・日本語
1. 『双京構想』京都を陪都に。
※ 上皇后両陛下に仙洞御所にお戻り頂く案などから上奏。
2. 文章の形式を国粋化。縦書き・漢数字を基礎に、時間や単位や数理や音楽も日本文化圏独特の書式を考案し漸次移行。
※ 漢数字に関しては画数が多く判読もしにくいため,西ローマ・アラビア数字くらい判読しやすく書きやすい数字用の文字を作ってフォントに組み込んだりを検討。
3. 日本語の電子媒体を刷新。
※ イーロン・マスク氏に会いに行ってXの東アジアの言語を全部縦書き漢数字(言語ごと)に直してもらう事を条件に,共栄圏での法人を作ってもいいと約束。ただし,その情報資産は共栄圏のものとし,資本の移動は認めない。 ※ 拡張かなを拡充し電子媒体に組み込む・体制化した際に方言の言語化も視野に。
4. 都内の外国籍労働者・親族等への日本語や法制に係る教育サービスの展開。
※ それぞれの民族に寄り添った親善団体と連携 ※ 裏で世界共栄化に関わる宣伝を行い、本国に情報輸出させる足がかりとする。😈
5. 都内の宗教共同体の実態把握・公的包摂・共生都市社会の推進。
※ 体制化までの中長期的に各宗教の日本化を試みる方針。
🌾 税制・社会保障・経済
6. 税制改革や都債発行を財源に,実質賃金の上昇率の安定向上(最低でも年3%水準)まで一律で都民税半額。
7. 都営ブロックチェーンの創設・ネオ幕府トークンの発行とサーバー維持管理。
※ 全国電子通貨を想定・通貨の名前は「球」読み方は本名が「たま」,「きう」が普及版。NAMが出典。 ※ いずれ日本円にとって代わる。😈 ※ 我々が全国化した折には武蔵国の地域トークンというか藩札を創設を想定。
8. 都債発行・時限的な商品券等の給付による地域経済振興。
9. 都民や都内に通学する学生への一律奨学金免除。
10. インボイス廃止を国政に提言・特に中小零細企業の事務処理負担を軽減。
11. 濫用的な投資や無軌道な開発,オーバーツーリズム等に因る地価や宿泊施設の価格高騰を抑制。
12. 外国企業等による国土の売買規制に係るモデル条例の策定。
13. 都内の特に大企業の法人税の納税率を向上・財源構成の平等化。固定資産税の累進化。
14. 社会保障費用の逆進性緩和・累進課税の推進。
🌾 教育・学術
15. 公営学生寮の確保・増大。
※ 国際法を典拠に一定の自治権を認める
16. 大学院まで教育全面無償化+困窮世帯向けに塾代含め支援検討。
17. 専門学校等の整理統合・総合大学との連携強化・学生や職員の有益な流動化を促進。
18. 図書館民営化の見直し。知識アクセス・公共教育インフラの維持。
19. PTAの有償化や情報共有・可視化の促進。
20. 教育委員会の体質改善・責任体制の明確化。
21. 都立高校の入試改革の見直し・効果的な外国語教育に転換/無益な��習負担の軽減化。
※ どうでもいいけどほんとに外語やるならマッチング実践とかだわ
22. カルト校則の全面廃止・学生の学ぶ権利や表現の自由を守る。
23. 入学しない大学への入学金支払義務の免除・ルール撤廃を東京から実践。
24. 部活動の地域化・民営化等による教員の負担軽減を都から実践。
🌾 交通・公共施設
25. 練馬─中野─杉並─世田谷区や足立─台東─江戸川区を縦断する都営線路の開拓。
26. 東京都-近隣の港湾に集中投資・世界一の港湾大都市圏を構築。
27. 満員電車の終局的な解消・時差通勤の促進(主に企業向け)や代替手段の公的導入検討。
28. 離島との往復費用の低廉化・人材や投資交流の活発化。
※ 将来伊豆諸島は伊豆の国に, 小笠原諸島以南は小笠原国にする。
29. 16歳未満(中学生)に対しての交通インフラ料金を子供料金にする・25歳以下に対してユース料金の公共交通機関・各商業施設での導入。
🌾 防災・戦時体制を想定した防衛
30. 全国のあらゆる自然災害に対し救援・復興の為の物資や人員輸送が可能な体制の整備。
31. 都内のあらゆる公共設備の耐震化推進。
※ 災害をある程度前提とする伝統的な都市デザインの可能性も検討。
32. 核戦争を想定した核シェルター建設・地下経済圏の構築促進。
33. 災害リスクを見据えた都民や隣接県民(都内の勤労者)向けに食料等備蓄・予備的分配。
34. 官公庁・民間企業に対するサイバー攻撃の防衛体制整備。
35. 東京都の空を米軍から取り戻す・首都圏の集団安全保障体制を見直し。
36. 近隣諸国の紛争や破局的災害を想定した都民の命と経済を守る有事法制・モデル条例の策定。
37. 安全保障や軍需産業分野の研究開発支援・学界に蔓延る偏見の改善。
🌾 恋愛・婚姻等の共生生活・性的少数者支援
※ 現在はヘテロが社会の主体である事を公共に認め(右翼を安心させ), その余裕の下に性的少数者への配慮を行う政治指針を宣言化。
38. パートナーシップや相続法制等に係る性的少数者の権利保障モデル条例の策定。
※ パートナーシップに日本語の造語を与えることを目的に研究会を行う、反動保守国学者や左派リベラルの論客もネオ幕府体制の責任もとで幅広く招聘したい。
39. 専門家や当事者の意見を参考に高齢者向けの公的恋愛支援事業を実験的に開設。
40. 既存の公営マッチングアプリ・ブライダル支援等政策の見直しと再構築。
41. ユース(18-25歳を想定)以下に対してのマッチングアプリ補助制度。
🌾 医療・福祉・地域協同・家庭問題
42. 視力矯正器具や歯列矯正等への保険適用・車椅子や補聴器の価格低廉化。ゆくゆくは無償化。
※ 歯を生やせるようになればすぐ保険適用を検討
43. ひきこもり老人を訪問し地域を協同化・社会的包摂を目指す・若年層のアルバイトで高齢者を訪問しスマホ教室とネット普及・生活状況の実態調査。
44. 民間に甘んじた無料塾・こども食堂等の公営化。
※ 都から職員を派遣して実態調査し一定の基準で認可を行い、その場で謝礼。 ※ その後恒久的に経済支援, 半官半民でネットワークをくみ人的支援を拡大 ※ 定期的に児童虐待や裏社会の斡旋等の有無を潜入調査。😈
45. 実態調査のうえ, 都心や下町に関わらず包括的な訪問診療・介護サービス等を拡充。
46. 学校や社内研修に基礎的な救急救命の教育カリキュラムを導入・相互扶助の日本を再建。
47. 地域交流や文化活動を活性化すべく公立小中学校等の空きスペース活用促進。
48. 既にある公園に遊具を拡充・児童の自由と安全を保障。遊閑地の利活用推進。
※ クレーム処理等は我々ネオ幕府が請け負う。
49. 生活保護の取得要件緩和と生活再建・出口支援。給付付き税額控除の試験的導入。
50. 公共施設から迅速・全面・包括的にバリアフリーデザインを実装。
51. 乞食(路上生活者・野宿者・炎上するだろうがこの言葉を使う,いささかの差別的感情を含まない)の住宅支援事業における不合理待遇(いわゆる「タコ部屋」等)の撤廃。
52. 「禁煙」でなく「分煙」。公共喫煙所の増設と依存症支援拡充。
53. 「帰宅困難家庭」の児童のシェルター確保・拡充。
54. 親の孤立防止。財政的支援やシッター利用・保育所等インフラの拡充。
55. 麻酔科医の待遇改善・拡充による無痛分娩・不妊治療等の普及・無償化を都から実践。
56. ヤングケアラーの実態調査・迅速な支援拡充。
57. 一定期間の債務等支払義務の凍結や世間からの隔絶を許容する「隠遁」制度の試験的導入による自殺予防。
58. 共同親権制度移行後の離婚親や子の権利保証に向けたモデル条例案の策定。
59. 犯罪被害者や遺族の情報秘匿や生活再建支援事業の拡充を都から実践。
🌾 環境・公共衛生・都市デザイン
60. 『江戸東京オシャレ特区』構想・ドレスコードの厳格なサービス業種の方でも自分らしい服装等の表現を保障。
61. 炭素繊維等による東京湾浄化・老若男女が利用可能な東京湾に。
※ 一〇年単位の長期計画で研究会に予算をつけて水質浄化に関わる各方面の専門家と企業に助成を。
62. タクシーや通勤通学バスや訪問介護車両や都内を往来する長距離トラック等に向けた電気自動車等の導入支援。
63. 道路にゴミ箱を増設し収集作業も増員・雇用創出。
※ 『乞食』の方々向けに最低でも3日に1度は湯船に疲れる水準の支援体制を迅速に構築。
64. 都内の樹林伐採ストップ・地域経済や文化に無益な再開発の見直し。国土を守る。
65. 引越しや住宅確保等に係る費用分担による近隣県への移住サポート。
※ 漸次地方都市にも移住サポートしたい・全国化したときに地域を蘇らせる。
66. 主に大企業の都外への本社機能移転・人口とリスク分散を段階的に進める。
67. 排除アート・「座らせないベンチ」の全面撤去。小憩できる都市デザインの再建。
68. ユース(12-25最程度を想定)以下に対して公営美術館・芸術施設の入場料無料化。
69. 路上表現・アーティスト等に向けた道路使用許可申請等手続きの簡素化・拡充
70. 官民連携で路上ライブ・イベント等を充実させ,『解放区』の乱立。
🌾 動植物
71. 動物殺処分0の次は都から始める愛玩動物の生体販売全面禁止。
※ ペットショップの店員かわいそうだから動物病院とか生物学研究所に転職もさせてあげて。そのために予算つけよう。 ※ 日本固有種の生物種は緩和したさがある,というかその系統を維持するための研究会や国家機関創設を提唱したい。
72. 特定外来種や有毒の微生物等の実態調査・飼育手段の包括的なデータベースを策定し公開。
73. 生物学系の人材活用・医療分野との連携を強化。
74. 孤立対策に動植物との共生を促進・AI利活用で安全・安定的な飼育体制を提供。
🌾 宇宙開発
75. 軌道エレベーターや公共/民間通信衛星等を想定した宇宙産業への公共投資。
※ 東京から日本〜東南アジアをまたぐ測天衛星網(GPS)を提唱
76. 核融合発電技術への積極的公共投資。
※ 戦時を想定した燃料備蓄
🌾 食糧自給・安全保障
77. 家庭菜園や地域農産・地産地消の促進。
78. 種苗法改正の見直し・食文化の保全。
※ 戦時を想定した食料備蓄
79. 酒税法の見直し・どぶろく文化を再興。
80. 生レバーやユッケ等の規制緩和。
81. 依存症対策や飲酒強制の予防規制を条件に, 飲酒解禁を18歳に引き下げ。
🌾 労働市場制度
82. 新卒一括採用の見直し・企業や経済団体等への協力要請。
83. 官公庁や民間企業の採用基準にポスドク枠拡充。
84. 生涯学習・リカレント教育普及に向けた労働市場改革。職業訓練給付や実施企業への支援等の拡充。
85. 様々な産業分野の企業に対して有給や育休利用の促進。
🌾 汚職・職権乱用の防止
86. 地方議会における縁故的な役職(選管等)の選定過程・給与等の見直し・再編と代替的職務の用意。
87. 刑事収容施設や入管施設内での侮辱や虐待や差別的待遇の実態調査・迅速な改善。
88. 市民オンブズマン制度の創設・拡充による第三者目線の地方議会の監査強化。
89. NPO法人設立や生活保護申請・政治団体含む会計監査の厳格化・責任体制の明確化。
🌾 表現・報道の自由
90. 小池都知事が実施していた様な一部のマスコミやジャーナリスト等の排除に反対・報道と表現の自由を守る。
91. 『表現の自由』の前提として,エンタメ・出版・コンテンツ業界に投資拡充・且つアーティストの食い扶持と表現の場を守り,層の厚さを維持。
92. NHKの過剰な集金を規制・困窮世帯の債務免除・公共の利益となる基礎的なコンテンツは保障するが国民の無償・平等な『知る権利』に配慮。
🌾 スポーツ
93. 『マイナースポーツに光を』・Eスポーツ含む多様な体育会系コンテンツにも積極的に投資。
94. 身体に障害を有する方々が主役であるパラスポーツ分野に投資拡充・宣伝を強化。
🌾 その他
95. 小池都知事の財政調整基金の使途・費用対効果について徹底的に監査。
96. 小池都知事や森本首相も関わる東京オリンピックに関する利権構造や裏金・役員の不審死・作業員の過労死等の真実究明。
97. コロナ禍におけるエンタメ産業や一部の飲食業界・性産業等への差別的待遇の見直し・適切で平等な補償体制の確約。
98. コロナ禍における緊急事態宣言の手続的正当性・費用対効果を徹底再調査。
99. お気持ちベースの『自粛要請』では無く必要な法整備・責任体制を明確化。
100. 多様な業種の方々に配慮し投票所を26時まで開放・且つ開票日を平日にスライドし行政コストを軽減。
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超人 徹底敗北淫墮(Pre End)
「的確會是一場比賽。」雷克斯說。 「我選擇相同的條件,而且會是我選擇的那種比賽。同意,或者現在就走!」他回答道,沈醉於自己的權力,以及超人站在他的敵人面前,赤裸裸地顫抖,就像一個處男青年在等待他的初吻時所感受到的極度羞辱。 超人的頭現在在打轉。他未經召喚就來了,幾乎是乞求一場比賽,現在在雷克斯脫衣之前就來到這裡,從助手給他的那些眼神來看,他像是在評估一塊牛肉。 「是的。任何事。」他一邊抑制住淚水一邊回答。 「那就是一場意志的較量!」雷克斯大聲喊道。 超人和助手都不敢相信他說的話。意志的較量? 「遺囑……什麼,」超人的思緒試圖理解,但他正在失去控制。 「現在就這樣吧,」犯罪天才邊說邊走向那位健壯的英雄,引導他坐到附近的沙發上。「坐在我旁邊,我們就開始。」 超人順從地坐下,雷克斯隨即咚地一聲坐在他旁邊。他完全赤裸的事實��至沒有引起他的注意。雷克斯凝視著他的眼睛,接著他感到這位魁梧男子的巨手落在他的大腿上。 他的皮膚因電流般的刺激而發麻。雷克斯那粗壯的爪子摸起來感覺很好,他反思著。當雷克斯的手掌沿著超人腿部的明顯肌肉移動時,這位英俊的打擊犯罪者充滿了渴望。 「嗯,」他不由自主地喘息,化學物質從一方的皮膚傳到另一方。他的一部分還在抵抗。 「我不想做些什麼,而你想要對吧?」雷克斯平靜地說,他那胖��乎的手指撫摸著超人內側大腿的肌肉。效果立竿見影。超人的眼神稍微迷離,呼吸加快。 「那就對了,不是嗎。」雷克斯堅持說。 「啊……是的……是的,」超人嘶啞著說。他的喉嚨乾渴,他唯一能專注的就是雷克斯的觸摸。這位犯罪教父現在用拇指在超人強壯的雙腿之間進一步下探,正好觸碰到這位強大超級英雄的男性氣概。 超人正旋轉到邊緣,但還堅持著。 「所以這就是對決。我們都想要不同的東西。」雷克斯回答,他把拇指按在超人現在變得僵硬的勃起上,並沿著更柔軟的內側腿部肌肉滑動,以包住這位曾經過於自信的超級型男的圓形囊袋。 超人發出一聲窒息的呻吟,「噢……我們……兩個……我們……兩個……都……不同……啊啊啊,」那個更強壯的大塊頭開始顫抖。他的大腿開始緊縮,坐在椅子上扭動。 雷克斯現在能看到超人額頭上的汗珠。「所以,我們正在進行一場意志的較量,對嗎?」 「嗯……一場……測試,」超人喘息著,感覺到雷克斯的拇指沿著他現在完全勃起的陽具下軸滑動。 「我……噢……是的,」他在屈服於點燃他全身的色情感覺時嘶嘶作響。 「測試……測試,」他在沒有理性思考的情況下回答。他那結實的身體在純粹的狂喜中抽搐。他那感性的嘴唇張開,眼睛完全失去焦距。 「好。」雷克斯用一種控制得很好的聲音說,這掩飾了他那肥胖身軀內部翻騰的興奮。他終於快要達到目標了。他想,這是個值得品味的時刻。他注視著旁邊那個眼神呆滯的壯漢。 那強壯的身體因為他持續的觸摸而抽搐。 那張英俊的臉龐因慾望和順從而泛紅。「現在就拿下他,」一個聲音叫喊。「還不行,」另一個更強烈的聲音理智地說。 「我想你是希望我贏得超人,對吧。」他一邊低語,一邊傾身撫摸著獵物僵硬的部位。 「想…我…想,」這位打擊犯罪的英雄含糊地說著,此刻他既不明白也不在乎了。他那雕刻般的身軀被汗水浸透,他那經典的男性特徵在感官的海洋中放鬆了。 「如果你屈服,我會很高興,」雷克斯戲弄地說,他邁出下一步,用鉗子般的力量抓住了超人發炎的粗大管狀物。他開始抽動了。 超人感到敵人堅定的抓握在他的男性氣概上。感到抽動的拉扯。他顫抖了。 「我…我…我…我,」他試圖控制那已經太遲以控制的事情。他的身體接管了一切,他那曾經自信的優越人格跌入了深淵。他虛弱地點了點頭。 「是的,我確實想取悅你。我屈服了。」他哭喊著。話音剛落,他的身體劇烈地抽搐,然後發生了。他性高潮了。超人在沙發上癱倒,而得意的雷克斯站了起來。這位筋疲力盡的超級英雄靜靜地躺了幾秒鐘,但慢慢地他回到了現實。 當他的大腦清醒時,他看到自己的精液在他面前的地板上,意識到剛才發生了什麼。他又一次被打敗了,而且還為了雷克斯射出了自己的精液。更糟的是,他明白自己是想這麼做的! 「這場比賽真是無聊透頂。」雷克斯一邊嘲笑一邊站了起來。 「不過,職責所在,過來這裡拿上這條新鍊子,我們很快就會再見的。哦,記得你有多高。別指望我費勁去給你戴上。」 那個快樂的犯罪天才從他的桌子上抓起一條更小更重的鍊子,迅速給剛走過來的、被他房間裡發生的一切徹底羞辱的英雄戴上項圈,英雄跪下再次被戴上項圈。 「你可以走了。」雷克斯傲慢地反駁。「哦,走之前把你制服上的那團亂清理乾淨。你總是那麼快就洩了你的精。你真該練練自制力。」 超人跪在那團亂旁,羞愧地清理著地板上的精液。兩個男人看著跪著的壯漢彎腰像個僕人一樣清理。 「把制服也留下,你就可以走了。」雷克斯不耐煩地嘆了口氣。 超人脫下他的戲服,站起來轉身要走。當他離開時,他聽到雷克斯用一種冷酷、自負的命令語氣說。 「當你準備好承認今天真正帶你來這裡的原因時再回來,一秒都不要早,明白了嗎?」 超人轉過身凝視著雷克斯和助手。他英俊的臉上滴著淚水,他點了點頭。「是,雷克斯,」他輕聲說著離開了。 「考慮到今天的不光彩行為,我以為你會更尊重地稱呼我。」雷克斯粗魯地回答。 超人的嘴唇顫抖著。「是……長官。我會的。」他回答道。他離開時已是身心俱疲,支離破碎。 「打他還不夠,」雷克斯簡單地對他的助手說。 「他需要承認自己想要在沒有這場比賽的遮羞布下投降。那才是我真正的勝利。當他乞求我在身體上和性上征服他時。別擔心,他很快就會的。哦,是的。現在去實驗室再拿一些那種化學物質,然後再給我注射一次。」 助理點了點頭,離開時仍回想著那位被打敗的英雄離開房間時性感泡泡臀的景象。 在一個遙遠的地方,一位赤裸的英雄摸索著他那條新的緊身鏈條,並將其弄成了碎片。 「我需要他嗎?」他一邊發抖,答案在腦中迴盪。
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十天後: 雷克斯和他的助手正在大惡魔的內辦公室裡忙著討論未來的犯罪計劃,這時他們聽到外面門上傳來一個微弱可憐的敲門聲。 「誰啊?」雷克斯吼道。他已經下達了不要打擾的指示,他想知道是誰敢無視他。 「我可以進來……先生嗎?」一個虛弱的聲音回答。雷克斯那滿是肉的臉上露出了笑容。 「當然可以。當然可以。」他認出了那個聲音。這幾天他一直在期待這個聲音。雖然這聲音與他之前聽到的那種沈穩自滿的語調大相逕庭,但他毫不懷疑那是超人的。門開了。 「謝謝你……先生,」這位曾經強大的超級英雄猶豫地回答。當他走向他以前的敵人時,與幾個月前的風採形成了鮮明的對比。儘管身體依然高大有力,但他那不再自信的步伐顯示出他已是一個被打敗的人。他那經典英俊的臉上帶著一種飢餓的空洞表情。他那感性的眼睛也變得黯淡無光。 雷克斯示意這位打擊犯罪的戰士停下。 「你來這裡是因為?」他詢問道。當這位肥胖的犯罪天才等待回答時,房間似乎變得寂靜無聲。這是關鍵的一步。最終的勝利。 超人必須在他自己的心中承認他徹底的屈辱和被引發的慾望的真相。 「說話,不然就走!」雷克斯冷冷地咆哮道。 「我來是因為……因為,」超人結結巴巴地說,他的聲音帶著痛苦的崩潰。 「因為我…我…我,」他凝視著雷克斯,他們兩個在那一刻都知道接下來會發生什麼。這位自豪、自滿、自信滿滿的超級型男準備承認自己對那個像侏儒一樣的胖子黑幫老大的完全臣服。 一聲充滿投降感的呻吟從他豐滿感性的嘴唇中逸出。「我來是因為我承認我想要…」超人那令人印象深刻的身軀開始顫抖。 年輕的助手忍不住想,即使在面臨失敗的時候,這位超級型男看起來依然非常迷人。 「請開始或者走開,」雷克斯粗聲粗氣地吼道,超人一聽到這聲音就跳了起來。 「我想要���帶領我…先生,」他一邊哭泣一邊跪倒,他那結實的身軀彎曲著,強壯的手臂無力地垂在身旁。 「我需要臣服。這就是我來的原因。這也是我上次來的原因。我現在知道了。我渴望你的觸摸。你激起了我無法忍受的慾望!」這位被貶低的英雄喋喋不休,他的意志崩潰了,他變成了以前自己的可悲殼。戰鬥結束了!「我需要你在性方面。我會做任何你渴望或要求的事。我會臣服。我臣服了!」 雷克斯感受到了一種難以形容的勝利快感,這是他夢寐以求已久的。這個普通的胖侏儒擊敗了眾人心目中英俊、身材完美的英雄。他把那個自信滿滿的戰士變成了一個溫順的奴隸。 「現在脫掉衣服,然後爬過來這裡。」他命令道,一邊品味著這一刻的每一秒鐘的美妙。「但是要把那條鏈子留在你脖子上。那是主權的項圈。明白了嗎!」 超人順從地呻吟著,「是,先生。」然後他照做了,慢慢地脫掉了他的服裝。在那些男人面前,他一絲不掛地發抖。他站在他們面前,意識到了自己的墮落。 他曾試圖將雙手交叉放在那雕塑般顫抖的身軀前,徒勞地想要遮掩住自己的下體。他已經大不如前,然而他意識到自己的身體開始因為那個再熟悉不過的需求而顫抖起來。 「我說,給我爬過來。」雷克斯說。他不允許任何虛偽的謙遜。 此外,他可以看到,從那位犯罪鬥士通過交叉的手試圖遮擋的部位,隱約可見的腫脹,第一波性喚醒正在流過這位昔日不可一世的偶像。 「加重統治吧,」雷克斯腦海中的一個聲音笑道。他會被挑逗得如此興奮,以至於他的超級英雄大腦的每一個電路都會熄火。「現在給我爬!」這個惡棍大喊。 超人立刻跪倒在地,用四肢爬向他新承認的主人。雷克斯張開他那壯碩的雙腿,拉下褲子的拉鍊,釋放出他那僵硬的男性氣概。超人的眼神呈現出迷茫的慾望,他盯著那根勃起的器官。 他的嘴巴張開,舔了舔嘴唇。他的呼吸加深了。「耶斯,」他嘶聲道。 這個犯罪頭目撫摸著現在屈服的超人的臉,再次給予他那關鍵的觸摸連接,將更多的化學物質傳遞進他的體系。他高興地看著英雄的呼吸進一步加快。 這個犯罪老大欣賞著他前敵人沈重而明顯的胸膛起伏,大口吸氣。即使是雷克斯也不得不承認,他面前的這個赤裸的男人,擁有完美形成的胸肌、收緊的腰身和條紋狀的腹肌,是驚人的。 雷克斯伸手去撫摸那個大塊頭的大乳頭,直到它們變得堅硬且像子彈一樣的形狀。 「啊啊啊,」超人作為回應咕噥著。「多一點,」他以乞求的語氣哀求。此刻很明顯,他已經完全進入發情狀態。 他已經準備好了。雷克斯抓住超人脖子上的鍊項圈,將這個興奮的男人的頭拉向內。 「把你的臉湊過來服務我。」雷克斯一邊蔑視地命令,一邊把那張好看的臉龐拉向他等待中的下體。 那個肌肉男順從地把臉塞進大反派肉感的大腿之間,深深鑽進周圍肉摺中。他英俊的頭顱被埋在脂肪的堆積中。 「嗯……嗯嗯嗯,」這是那位超級英雄現在唯一發出的聲音,他邊吸吮邊舔食。 他現在完全迷失了。他的大腦只專注於滿足他的支配者。助手看著超人爾口服那位犯罪老大。 「夠了,」雷克斯突然說道,一邊抓住超人爾的頭髮,一邊把超級英雄的臉從他的下體上拉開。肌肉男對這突如其來的動作感到困惑。他的舌頭在空氣中舔舐,尋找著剛才服務的那個器官。 超人爾隨即發出一聲窒息的渴望呼喊, 「拜託。拜託。我想吸它。我願意。我必須!」他哀嚎著。從他自己那令人印象深刻的勃起來看,很明顯他現在已經完全被激起,並且迫切地渴望屈服於任何性要求。 「我決定何時以及如何讓你性地取悅我,明白了嗎。」 雷克斯一邊怒吼,一邊用腳將匍匐在地的英雄推到一旁。 「現在,吻我的腳以示你的理解。」雷克斯低吼道,超人爾顫抖著,透過簽字表達了他對於新角色的理解。 「是,主人。」他的回答聽起來如此卑微,以至於讓雷克斯感到內心的激動。這個壯漢重新站直,然後吻了吻,舔了舔雷克斯伸出的腳。 再一次,從他那激動的男性氣概可以清楚地看出,超人爾在服從命令時是多麼地興奮。他現在已經完全不在乎任何羞辱了。
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身心健康
身心健康是前進的基石。
鍛鍊、飲食、睡眠,為身體提供力量。
情緒管理、社交支持,照顧心靈。
明確目標、合理規劃,實現願望之路。
壓力護盾、時間管理,提高效率。不忘自我反思、放鬆,為持續前進充電。
並不孤獨,接受支持,向前邁進,感恩健康,感謝一切。🌟💪🧠 #身心健康 #目標達成 #前進不停
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1月7日(土)公開直前イベントレポート
この度、本作の公開直前イベントを実施いたしました。2023年“年男”でもある主演の藤ヶ谷太輔さんをはじめ、前田敦子さん、中尾明慶さんが新年らしく、晴れ着姿でご登壇!
新年のイベントでヒットを祈願し、今年の抱負を語っていただきました。さらには、本作の原作となった舞台から続けて共演する3人だからこそのー“ここでしか聞けないエピソード”を息の合った3人でトークしました!
大阪のプロモーションを終えて帰京したばかりの藤ヶ谷さん。正月の過ごし方を聞かれると「元旦は僕の家に家族や親族が集まって、母が作ったおせち料理などを食べました。友人が遊びに来る年もあったけれど、今ではみんな結婚をしたりして集まる人数も減っています」と苦笑しつつ「母の料理を手伝ったりしながら、のんびりした正月を過ごすことができました」と報告しました。
今日が仕事始めという前田さんは「正月は子供とだらだら寝正月。実家で年越ししておせちを食べて寝て食べて寝て食べて…。だらだらも楽しくなると終わってしまうのが寂しい」と充実した年始を過ごした様子。中尾さんもこれが仕事始めといい、無精ひげスタイルに「僕だけ成人式みたい!」と照れつつ「正月は妻の実家にお邪魔して魚釣りをしたり、のんびりしていました」と羽を伸ばしたようでした。
バツが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男を演じた藤ヶ谷さんは「僕も逃げたいと思っても逃げられないことが多かったので、一、二周回って裕一ってカッコいいのかなと思ったりして。僕も今後嫌なことがあったら携帯の電源を切ります」と役柄に理解を示しつつ「裕一を責めるコメントが多いので、自分だけでも味方になってやろうと思う」と愛着あり。携帯電源を切って逃避することについて前田さんは「私は普段から子供に携帯を取られていることが多いので、実はいい距離を取れている。携帯とはそれくらいの距離感が良いのかも」と持論を語っていました。 一方、中尾さんは自身の見どころについて「僕が洗濯物を畳むシーンはかなり上手いので見てほしいです。これは舞台の時から三浦監督に褒められましたから。家では家事も結構やっているので、そこは自信を持っています」とアピールしていました。
また、劇中で藤ヶ谷さん演じる裕一の逃げるポイントについて、「共感する」か「反感を抱く」かの問いに、例えば…「恋人に今後のことを話し合おうと言われたら逃げるか?」に中尾さんは「そんなことを言われたら終わりだなと思うし、逃げたい。でも逃げない。そこは男のプライドとして覚悟して話を聞く」と言うと、藤ヶ谷さんも「僕も逃げない」と納得の表情。前田さんは女性目線の意見として「逃げてほしくない!」と断言し「裕一のように言葉にしてくれない人はちょっと難しいかも…。黙ってしまう人は苦手です。今何を思っているのかだけでも教えてほしい。些細なことすら言葉に出来ない相手はどうしていいのかわからないから」と恋愛観を明かしていました。
さらに新春ということで、それぞれが今年の抱負を発表。中尾さんは「料理」、前田さんは「充実」、兎年で年男の藤ヶ谷さんは干支にかけて「映画が跳ねますように!」と祈願。さらに藤ヶ谷さんは「今年はウサ耳から逃げな���!」と宣言し「この映画のPRでウサ耳のカチューシャをつけてくれと言われることがあって『それは大丈夫です…』と言い続けてきました。でもこの映画のPR期間中には1回はウサ耳をつけなければと。それでウサ耳は終了。あとは12年後に付けるかどうか…」とウサ耳装着の覚悟を口にしました。
これに中尾さんは「次の舞台挨拶でウサ耳があれば、藤ヶ谷君だけ付けましょうよ!」と提案。藤ヶ谷さんが「もし僕がウサ耳を付けたとしたら、ちゃんとリアクションをしてほしい」とリクエストすると、中尾さんは「いや、誰も触れません…」と急に塩対応で、藤ヶ谷さんを「それ一番嫌!寂しい!」と戸惑わせていました。
最後に主演の藤ヶ谷さんは「僕らだけではなく参加してくれた全員が心血を注いだ作品です。誰しもが一度は現実から逃げたいと思ったことはあると思うので、たくさんの方に刺さる映画だと信じています。何度も楽しんでいただける、共感と反感の120分。長く愛される映画になるはずです」と目前に迫った公開初日に向けて気持ちを新たにしていました。
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仕事始めとなった前田さん・中尾さんでしたが、藤ヶ谷さんと共に、互いのフリップの回答に盛り上がったりと、終始和やかな雰囲気につつまれた公開直前イベントとなりました。
いよいよ今週13日(金)公開となります、映画「そして僕は途方に暮れる」、楽しみにお待ちください。
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Tumblr 的核心產品策略
在 Tumblr,我們一直在努力重組我們的工作方式,以爭取更多用戶。更大的用戶群意味著一個更可持續的公司,也都意���著我們可以堅持下去,和你們一起更長時間。以下是我們用於為了實現增加用戶這個目標的策略。@Labs 小組已經發表了一部分,但這其實是更大。我們首次公開發表它,以便與 Tumblr 社群的所有人更加透明地合作。該策略在有限的資源下提供指導,使我們的團隊能夠專注於特定的關鍵領域,以確保 Tumblr 的未來。
分析
為了讓 Tumblr 成長,我們需要修復核心體驗,使 Tumblr 成為對用戶有用的地方。根本問題是 Tumblr 不容易使用。從歷史上看,我們期望用戶計劃他們的內容,並傾向於策劃他們的體驗。但這種期望給用戶體驗帶來了摩擦,並且只服務於一小部分受眾。
Tumblr 的競爭優勢,在於其獨特的內容和充滿活力的社群。作為網路文化的先驅,Tumblr 涵蓋了廣泛的興趣,例如:娛樂、藝術、遊戲、粉絲、時尚和音樂。大家來到 Tumblr 是為了沉浸在這種文化中,這對我們來說確保人與內容之間的無縫連接最為重要。
為了保證 Tumblr 的持續成功,我們必須優先考慮促進人與內容之間的無縫連接。這涉及吸引和留住新用戶和創作者,培養他們的成長,並鼓勵經常參與平台。
我們的指引原則
為了提高 Tumblr 的可用性,我們必須遵循這些核心指引原則。
擴大新用戶發現和註冊 Tumblr 的途徑。
在每次應用程式啟動時提供高品質的內容。
促進用戶更容易參與對話。
保留和擴展我們的創作者群。
建立鼓勵用戶繼續返回 Tumblr 的模式。
提高平台的效能、穩定性和品質。
下面是對這些原則的深入探討。
原則 1:擴大新用戶發現和註冊 Tumblr 的途徑。
Tumblr 在將非用戶轉換為參與的登入用戶時,存在「漏斗頂部」問題。我們也沒有投資在行業標準的搜尋引擎最佳化(SEO),以確保一個強大的漏頂部。我們從外部來源獲得的推薦流量分散在不同的頁面上,用戶體驗不一致,這導致錯過了將這些用戶轉換為常規 Tumblr 用戶的機會。例如,來自搜尋引擎的用戶經常登陸部落格網路和部落格檢視中的頁面——那裡沒有太多理由註冊。
我們需要登出後的 tumblr.com 進行試驗,以確保我們找住到訪者註冊和登入的最高潛在轉化率。我們可能想向潛在的未來用戶,在登出頁面上展示 Tumblr 的全部內容。我們希望人們能夠輕鬆理解 Tumblr 背後的潛力,而不必瀏覽多個分頁和頁面來弄清楚它。我們當前的登出探索頁面在幫助用戶理解「什麼是 Tumblr」方面幾乎沒有幫助,這是錯過了讓人們對加入我們感到興奮的機會。
行動和下一步
改進 Tumblr 實踐搜尋引擎最佳化(SEO),以符合行業標準。
嘗試在登出的 tumblr.com 上實現最高的註冊和登入轉化率,探索讓訪問者「加入」Tumblr 並吸引他們註冊的方法。
原則 2:在每次應用程式啟動時提供高品質的內容。
我們需要透過在每次接觸中,根據用戶的不同興趣提供新鮮的相關內容,來確保最高品質的用戶體驗。如果用戶的內容體驗不佳,則責任在於產品。
應以用戶不知道如何瀏覽應用程式為預設定位。此外,我們需要確保當有人搜尋與他們興趣相關的內容時,不會遇到令人困惑的限制或意想不到的路障。
作為一個擁有 15年歷史的品牌是艱難的,因為這個品牌背負著一個先入為主的 Tumblr 印象。平均而言,用戶每次活動只看到 25 篇貼文,因此前 25 篇貼文必須傳達 Tumblr 的價值:這是一個充滿活力的社群,有很多未開發的潛力。我們絕不想讓用戶相信 Tumblr 是一個陳舊且無關痛癢的地方。
行動和下一步
每次開啟應用程式時都會提供出色的內容。
讓用戶更容易理解 Tumblr 上充滿活力的社群在哪裡。
提高我們所有內容的演算法排序能力。
原則 3:促進用戶更容易參與對話。
Tumblr 的部分魅力在於它能夠展示對話的演變,以及在轉載鏈和回覆中發現的聰明言論。參與這些討論應該是愉快和輕鬆的。
可惜,目前在 Tumblr 上進行回覆和轉載的對話方式,讓新用戶感到困惑。參與個人轉載的限制、回覆僅適用於原始貼文,以及無法輕鬆追蹤對話鏈,令用戶難以加入對話。
行動和下一步
解決回覆和轉載的困惑。
改進有關回覆和轉載的對話式發貼功能。
允許對個人回覆和轉載互動。
讓用戶更容易遵循轉載鏈中的各種對話路徑。
透過摺疊轉載鏈來消除對話中的雜亂。
在用戶追蹤的內容中,嘗試尋找刪除重複轉載的可行性。
原則 4:保留和擴展我們的創作者群。
創作者對 Tumblr 社群非常重要。然而,在保留、培養和擴大我們的創作者群方面,並未經常作出一致和協調努力。
成為 Tumblr 上的新創作者可能令人生畏,在分享創作而沒有收到參與或意見的情況下,很有可能離開或失望。我們需要確保我們擁有預期的創作者工具,並培養有價值的意見反映的循環,讓創作者留下來,使他們能夠茁壯成長。
缺乏意見反映源於一個過時的決定,即只在主情報中心提要(「正在追蹤」)上顯示來自追蹤的部落格的內容,這延續了一個週期,即流行的部落格繼續獲得更多的知名度,而犧牲了幫助新的創作者。為了解決這個問題,我們需要優先支援和培養平台上新創作者的成長。
同樣,創作者,像 Tumblr 上的每個人一樣,也必須感到安全並能控制自己的體驗。無論是來自社群的要求還是參與貼文,在 Tumblr 上取得成功都不應該感覺是一種懲罰性的���歷。
行動和下一步
將創作者的新內容呈現在感興趣的人面前。
改善創作者的意見反映循環,激勵他們繼續發佈。
建立機制,當創作品被瘋傳時,保護創作者不被垃圾郵件轟炸。
擴大共同建立內容的方法,例如在貼文中新增嵌入 Tumblr 連結的功能。
原則 5:建立鼓勵用戶繼續返回 Tumblr 的模式。
推送通知和電郵是提高用戶參與度、提高用戶保留率和促進內容發現的基本工具。 我們與你(用戶)接觸的策略應該在產品、商業和營銷團隊之間進行良好的協調。
我們的訊息傳遞策略需要個性化,並適應用戶不斷變化的興趣。我們的訊息應該讓用戶了解其社群的最新活動,並讓 Tumblr 成為看攪笑片段、新節目混音和現實生活事件的首選。
最重要的是,我們的資訊應該經過深思熟慮,絕不應該被當作垃圾郵件。
行動和下一步
對我們的訊息策略進行審計。
解決通知變得過於嘈雜的問題;必要時限制、隱藏或靜音通知。
在我們的電郵中識別個性化的機會。
測試正確的每日推送通知限制。
當用戶關閉推送通知時傳送電郵。
原則 6:效能、穩定性和品質。
我們流動 app 的穩定性和效能已經下降。有大量問題積壓,在過去 300 天內產生的錯誤比解決的錯誤多。如果這種情況繼續下去,大約每兩天就會產生一個新的未解決的問題。運作正常且不會瘫痪的應用程式和後端系統是 Tumblr 體驗的基礎。提高效能、穩定性和品質,將有助於我們實現 Tumblr 的可持續運營。
提高效能和穩定性:在 Android、iOS 和網頁版上提供無瘫痪 、快速運行的應用程式。
提高品質:為我們的用戶提供最高品質的 Tumblr 體驗。
更快地行動:提供 API 和服務,以解鎖核心產品計劃,並從實驗室推出新功能。
總結
我們的使命一直是為世界創作者賦能。我們完全致力於確保 Tumblr 支援當前用戶,同時改善各方面來吸引新創作者、藝術家和用戶。你值得擁有一個適合你的數碼家庭。你也值得擁有最好的工具和功能,幫助你在一個可以優先考慮易於發現高質量內容的平台上與你的社群建立聯繫。對於 Tumblr 來說,這是一個令人振奮的時刻,我們對當前的策略感到無比興奮。
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愛裡沒有懼怕,愛既完全,就把懼怕除去,因為懼怕裡含著刑罰;懼怕的人在愛裡未得完全(約翰一書4:18)
愛裡沒有懼怕;愛既完全,就把懼怕除去。因為懼怕裡含著刑罰,懼怕的人在愛裡未得完全。我們愛,因為神先愛我們。經文/約翰一書 4章 18~19節
你曾否想過自己每天的心思意念中,有多少想法是因為受到恐懼的影響?恐懼如何影響你的生命和人際關係?
一、現代人的恐懼
喜、怒、哀、思、悲、恐、驚,是人類共通的七種情緒。其中哪一種感受你最不喜歡?我最不喜歡的是驚嚇及恐懼。但是人生有太多這種讓人不舒服的感受,每個人的恐懼不同、每個年齡層所面對的也不同。PPT上的圖像是個蓮蓬,你看來可能沒什麼,卻是我最怕的東西,我很怕相同的東西擺在一起,這是密集恐懼症,會讓我嚇得喘不過氣。人有各式各樣的恐懼,有人很不喜歡被人盯著看的感覺。你知道足球金童貝克漢最怕什麼?他害怕物品以單數出現,他無法忍受冰箱裡有 3瓶可樂,他一定要拿走 1瓶。我自己很怕颱風、怕黑、怕樹影、怕没朋友…;有人怕狗、怕高、怕鬼、怕眼光、怕批評、怕被人誤會、怕失去關係、怕生病、怕不可知的未來…。你想過這些恐懼從何而來嗎?相信背後都有一些原因。
二、恐懼哪裡來?
1.本能:恐懼是一種「本能」的保護,如果你的腎上腺素不分泌,你就是一個不會害怕的人;如果腎上腺素太多,內分泌不平衡、交感神經失調,你就會覺得天天大禍臨頭,太多或太少都是問題。本能是天生的一種防衞機制,如:看見懸崖就會緊張、坐雲霄飛車會懼高,對生命有威脅或傷害的,我們就會產生害怕的情緒進而保護自己。
2.經驗:也有某些恐懼來自於「經驗」的累積,負面的經歷、困境、挫折、驚嚇等…,負面的經驗會在我們生命中帶來恐懼。
3.學習:恐懼是「學習」來的,小孩子不知道怕時,大人反而為他擔憂害怕。怕孩子因為不懂得懼怕而受傷,所以教導孩子要怕高、怕火、怕陌生人…,但難免有時也會反應過度。有人看到蟑螂毫不緊張,還能用手直接拍打;有人只不過聽見「老鼠」兩個字就嚇得跳到桌上,這都是人在不同環境中的學習。1920年有個「小艾伯特」的心理學研究實驗:在孩子面前放一個可愛的兔子玩偶,當小孩伸手去抱兔子時,它就會發出尖銳可怕的聲音,小孩聽見就嚇哭了,這樣重覆數次後,只要可愛的兔子玩偶出現,還沒發出聲音,小孩已經知道要害怕了。原來恐懼是一種經驗的累積,也是學習而來的;這些經驗都會存留在我們的記憶中,我們若接受這些想法,生命中就有許多擔心害怕的事,如果你被騙一次,就永遠翻不了身;如果你嫁錯人,一生就完蛋了;如果你入錯行,就一輩子窮苦;如果30歲還没有一桶金,你大概一生都不會有成就了…。甚至我們的傳統覺得「恐懼」是好的,因為中國人認為:「人無遠慮必有近憂」。如果你知道怕,就會用功讀書,免得日後討飯…。這些想法使我們以為「恐懼」是值得存在的。
甚至「恐懼」也常常來自「愛」的出發點,今天談的主題是「在真愛裏没有懼怕」,但在人生經驗中卻恰恰相反,不愛才不會懼怕,若我越愛就越怕,越在意就越怕…。為何神的話和我們的經驗不同呢?因為神使我們不活在律法的轄制之下;在基督裏,我們已經脫離律法的轄制。
三、在真愛裡沒有懼怕
談到恐懼,我們有各式各樣的想法,我們不想讓這些恐懼發生在自己身上,然而當我們過度在意時,反倒做錯很多事。約翰壹書 4:17-20提到「愛既完全,就把懼怕除去」,但如何才能坦然無懼呢?懼怕就像刑罰一樣,因為我們的愛不完全,神就在我們的生命裡終止懼怕,改變愛的內容,讓愛得以完全,這件事如何發生在我們的生命中呢?
這次教會洗禮,有 48位新肢體加入,在約談時我會問 3個問題,第 1個:你相信耶穌基督是獨一真神嗎?因為台灣的民間信仰是多神論,大多數人會以為多拜一個、多一個保佑,故要澄清。第 2個問題:你有認罪悔改的經驗嗎?你承認自己是罪人,需要這位十字架上的主,衪為你擔當刑罰,你有這種認罪悔改,接受救主的經驗嗎?第 3個:生命要持續地成長需要接受裝備,才會成熟認識神。請問,這 3個問題,你覺得哪一個最難?通常是認罪悔改這一件比較難,因為大多數人不會一開始就願意跟一位不熟悉的人談論他做錯的事,這樣壓力很大。我受洗時是王姐和我談話,她問我:「你覺得耶穌愛你嗎?」「是的,耶穌愛我。」「妳需要神給妳智慧引導前面的路嗎?」「是,我需要。」「妳知道妳有罪,需要耶穌為妳死、為妳承擔過犯嗎?」突然間,我有點回答不出來,因為那時的我正處於心靈受傷、前途茫茫、對未來既惶恐又擔憂的景況裡,神愛我,會帶領我前面的路,這個我很能體會,所以我要成為基督徒。但是我有做錯事嗎?我覺得我是好人、我很善良、没有傷害人,所以這個問題讓我覺得有距離,我不太明白認罪悔改是怎麼一回事,直到我慢慢讀聖經,更多認識神。
有一天,神讓我看見自己小時候做的一件事:我回想起小時候做過很多狗屁倒灶的事,當時我很迷 8點檔,一到 8點就跟父母說:我功課寫完了,可以看電視。等我看完電視、洗完澡,躺在床上假裝睡覺,熬到全家都睡著了,才偷偷摸摸起來寫功課,所以我藏了一支手電筒在被窩裏,等半夜 12點家裡熄燈了,家人全都睡著以後,我就爬起來打開手電筒,又緊張又害怕地把功課亂寫一通。第二天交功課時,老師一眼就看出我是亂寫,當然就挨了打,儘管如此,等我放學回家,8點檔的音樂一響起,我照樣收起功課、繼續說謊,又要躺在床上忍著不能睡著,半夜起來趕快亂寫功課…,有一次父親半夜起來上厠所,我來不及爬回床上,慌忙中躺在地板上裝睡不敢動,在寒冷的冬天嚇出一身冷汗,還好父親没發現。我心中所有的恐懼都像是對我的刑罰,我怕被老師處罰、怕家人發現、半夜又怕鬼、怕自己不小心睡著沒有爬起來寫功課…,但我竟然還是天天這樣做。我為什麼會這樣?因為我希望和同學聊天時,可以成為他們的一份子,當他們聊連續劇時,我不會没有話題,我怕同學知道我没有看連續劇就不接納我,所以我要跟他們一起討論劇情,想要和同儕有話題…,表面上這只是一個單純的願望,竟要忍受這麼多痛苦。人生中我們做錯很多事,最初的原因常常不過是希望得到別人的接納與認同,希望自己也是被愛的那一個。
罪的影響力是很大的,在罪裏我們受到許多審判與處罰,使人感到恐懼不安,這些犯錯的經驗也時刻提醒我:妳是個什麼樣的人?要是人家認識妳,才不會做妳的朋友,簡直笑死人…。那種內疚感存在我裏面,只有我知道自己是哪種人,我是說謊的人、我是不能完成自己本份的人,我會想些狗屁倒灶的事讓別人以為我很好。我發現我對自己的看法深深地影響我與人的關係,只要有人願意做我的朋友,我就覺得很寶貴,我不能讓他們看見我是這種人,我要假裝很好,怎麼好呢?就是百般遷就他、配合他,這樣他就永遠是我的朋友…,我發現我在人際關係中有這種傾向,所以我不敢講我真實的想法,不敢否定別人,要求自己全力配合,這樣,他們才會永遠是我的朋友。
罪疚感、內疚感、自卑感及心虛,常會在我做很多決定時跑出來,而我做的決定常常讓我很後悔,但我没有能力做對的決定,因為我很怕,心裡充滿恐懼,或者我會過度地誇大或掩飾,因為怕被人發現我很不好,我保持距離,怕被人發現後就不會有人在我身邊。這些罪疚感產生的影響力,別人不知道,但卻會困擾我們的生活及人際關係。
信耶穌最寶貴的一件事,就是舊事已過,一切都能變成新的。你知道嗎?如果你有認罪悔改的經驗,這個罪的刑罰就離開你,你就不再受它的控制,你的罪疚感、內疚感、自卑感及心虛,只要說:「神啊,對不起,我錯了…」。聖經中没看見耶穌責備任何一個犯罪的人,但是耶穌卻責備法利賽人,因為他們不認罪悔改,他們遮掩粉飾自己的生命,假裝得非常好,用指責別人來證明自己是更好的。許多時候我們的犯罪可能出於無知,或是出於我所不能勝過的恐懼,有時候我寧願做錯事也不能讓我所恐懼的事情發生,這種綑綁及罪疚會不斷影響我們的生命,也會影響我們的人際關係。原來,在愛裏没有懼怕的意思是:當我去面對或承認這個錯誤、認罪悔改,就没有任何刑罰可以控告我,耶穌已經為我們死在十字架上,我所犯的一切錯,衪都已經付上代價,從此我就没有債主了,没有人有資格向我問罪,當我願意接受耶穌時,就是接受神對我的赦免,「舊事已過,都變成新的」,這是耶穌的完全之愛,從此我們也活在完全之愛中,如此才有真正的平安喜樂。
四、沒有恐懼的祝福
當我們不再恐懼時,生命得到很大祝福,我們不用再裝、不用說謊、不用遮掩,我們可以坦然看待自己,當你聽見受洗的新肢體在台上做見證時,心中會異常感動,因為他們不怕在許多人面前提起自己的過往的不堪,反而因為這些事,他們認識了救主基督,神在他們的羞恥恐懼裏放進榮耀,使黑暗羞恥成為榮耀的記號。原來我們面對生命的過錯,唯一的方法就是向這位生命之主認罪,當我認錯了,這件事就再也不綑綁我。這不只是說給剛信主的人聽的,我們要天天活在神的愛裏,為什麼基督徒要擘餅聚會記念主,因為我們受洗了,卻仍然不完全,聖靈會幫助我們不活在恐懼害怕裏,使我們能抬頭挺胸地接受主的愛,當我做過這樣的禱告後,我對人就不再這樣苛求了,因為我能感同身受在他人防備、攻擊的背後,可能心中有很多揮之不去的恐懼。今天我們來到主面前,面對自己生命的恐懼,知道在真愛裏不再害怕,我們敢說不,敢把自己的意見表達出來,因為耶穌已經讓我不受控告了,我們就可以經歷耶穌那釋放的愛與恩典。
◎楊明明(2017年12月10日.孫新芸摘要)
聲音檔→
http://125.227.58.221/mp3/20171210.mp3
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主,求你用愛充滿弟兄姊妹心靈深處,若在這個時刻,任何人心中被恐懼轄制,對前面未知的道路充滿憂慮,我奉耶穌得勝的名,斷開一切憂慮恐懼的轄制,願你的愛親自澆灌在每位弟兄姊妹心中。感謝禱告奉耶穌得勝的名祈求,阿們!
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2023/7/5 政策部長談話 「健康保険証の存続・併用で受療権の確保を 保険料払っても医療を受けられない、では皆保険の理念に悖る」 健康保険証の存続・併用で受療権の確保を 保険料払っても医療を受けられない、では皆保険の理念に悖る 神奈川県保険医協会 政策部長 磯崎 哲男 ◆読売新聞「社説」の見識 政府・与党の英断を期す 保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する、「マイナ保険証」法案が、連日のトラブル事例報道の最中、6月2日可決成立した。われわれは保険証廃止に一貫して反対してきており、医療現場や患者、障碍者、高齢者施設職員など、円滑な受診やマイナ保険証の管理などに不安は未だ渦巻いている。いまマイナ保険証関連のトラブル発覚・頻出を機に、マイナンバー情報総点検本部(デジタル庁)、オンライン資格確認利用推進本部(厚労省)が創設され諸課題の解決に膨大な力を割いている。が、保険証の存続、マイナカードとの併用を認めれば、その多くは解決し残る課題解決へ十分な余裕が生まれる。 法律成立直後、6月7日の読売新聞「社説」は、「保険証の廃止 見直しは今からでも遅くない」と事態の拙速とデジタル大臣の勇み足を指摘し、廃止方針の凍結、現行の保険証とマイナ保険証の「選択制」を説いている。成立から間髪を入れずのこの主張にわれわれは賛意を示す。ことは、傷病での受診の「入口」が閉じられる問題であり、全国民の生存権保障にかかわる。政府・与党の英断を強く促したい。 ◆皆保険の「強制加入」の原理に反す、受診券(「保険資格」証明手段)の「申請」取得 無条件交付が道理 成立した法案(健保法改正案)は、所管の厚労省ではなく、デジタル庁から国会に提出され、「地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会」で審議され成立した。▽2024年秋に保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する、▽マイナ保険証がない個人には申請により「資格確認書」を1年毎の更新で交付する、▽廃止時点から現行の保険証は1年有効とする―等となっている。 皆保険の医療制度について押さえておきたい。これは強制加入であり、「受診券」となる保険証は、保険資格の証明手段であり、保険料納付により、無条件交付が原則の制度設計となっている。 しかし、マイナ保険証となる「マイナンバーカード」も、「資格確認書」も取得は申請主義の任意取得である。よって保険証廃止となれば、「任意加入」のルールの適用となり強制加入の皆保険制度と背反することになる。事業所経由や書留郵便で、保険証が自動的に手許に届く現在の運用と異なり、申請主義では、申請や更新の失念、交付までのタイムラグ等で「保険料払っても受診できず」が全国で頻発することは火を見るより明らかである。皆保険の理念、原理、原則に反する事態は改めるべきである。 同じ1961年発足の強制加入の年金保険は、年金手帳が無条件で発行されている。2022年4月からは新規の加入者にはカード形式の「基礎年金番号通知書」の発行に切り替わっているが、制度独自の保険資格の証明手段は廃止されてはいない。医療保険の保険証の存続、併用は道理である。 ◆強調された保険資格のリアルタイム確認は雲散霧消 登録タイムラグも保険証なら「資格証明書」で解決 保険証は正しくは「(国民)健康保険被保険者証」といい、加入する健康保険組合の被保険者資格の有無と個人の被保険者番号を、「カード」の保持と「券面」で確認する物的証明手段である。これが保険診療の「入口」となる。被保険者番号は、医療機関が患者単位でレセプトを作成し保険請求する際に必須となる。この資格過誤・資格喪失があった際は、医療機関へ返戻となる。 ただ、現在は医療機関の請求する電子レセプトの資格確認を行い、資格喪失の場合は返戻することなく新たな保険者へ「振替」し、月途中の異動の際は新旧の「分割」を実施している。 マイナ保険証の利点として、オンラインでの最新の保険資格のリアルタイムでの確認が強調されてきた。そしてマイナ保険証対応のため、医療機関にオンライン資格確認を義務付け、カードリーダーやIT環境整備が補助金等で促され、医療機関での実装化が図られてきた。 しかし、資格喪失返戻は請求全体の0.1%でしかない。しかも、被保険者の転職や退職、区分年齢該当での資格の異動・変更の際に、事業者や保険者の届出・登録の遅滞等もあり、資格確認は過誤なく「完全」にはできない。そのことはマイナ保険証のトラブルを巡る国会論戦での政府答弁でも明白である。 急遽省令改正し、保険者によるデータ登録を届出から「5日以内」と短縮し、事業主から保険者への届出期限「5日以内」と合わせ、被保険者の異動から「10日以内」の登録としたが、「脱漏」は防げない。 現在の保険証であれば、届出した即日に「健康保険 被保険者資格証明書」が交付され、保険証が交付されるまでの間に医療機関の受診が必要になっても3割負担ですむ。10割負担せずに受診できる、優れた制度運営が内在されている。 マイナ保険証の不具合時の10割負担回避の対応が、6月29日に医療保険部会で示されたが、手続きが複雑すぎて実務負担の増大や保険者負担按分等、実効性に懸念がある。マイナ保険証で資格確認エラーの際、「被保険者資格申立書」を患者は記載し、医療機関は保険者番号と被保険者番号を「不詳」として請求となる。受付で患者は手間と時間を要し、医療機関は診療報酬の支払いまでに一定の時間を要す。よって、初めてのマイナ保険証での受診と転職等で保険者異動があった際に保険証の持参を求めている。 ただ、資格確認エラーは、カードリーダーの不具合、マイナカード更新の失念、停電、通信障害などでも起きる。「限定的な持参」では対応しきれないことは、医療保険部会の資料でも明示されている。 ◆マイナ保険証での資格確認は6%と僅少 利用実態は殆ど「なし」 メリット「特になし」は56% オンラインでの資格確認は、マイナ保険証でなくとも、健康保険証の券面の記号番号を手入力することで可能である。マイナ保険証に拘泥する必要はない。月1回の保険証の確認と、医療機関の「診察券」での受診という長年、社会に根付いた社会慣行を大きく変える必要性は乏しい。 現在(2023年6月18日時点)、オンライン資格確認は病院、診療所、歯科診療所、薬局を合わせ、対象施設の82.7%が運用を開始した。マイナカードの交付は約9,234万枚 (人口比:73.3%)であり、マイナ保険証の利用登録は64,088,852件で カード交付枚数に対する割合は7割(69.4%)となっている。しかし、直近5月分のオンライン資格確認の利用状況は、利用141,999,941件に対し、マイナ保険証は 8,532,019件で実に6.0%に過ぎない。未だに圧倒的多数(94.0%)は、保険証での受診であり、保険証でのオンライン資格確認である。受診実態は殆ど不変である。 しかも、患者同意により薬剤情報や特定健診情報を医療機関が閲覧し活用できること等がメリットとし、マイナ保険証での受診は強調されたが、実はその受診の半数以上の56%がメリットを感じていない。 マイナ保険証受診が6.0%なので、メリットを感じているのは多く見ても2.6%であり、オンライン資格確認の運用開始前やそもそも対象外の施設での受診者も数多くおり、それらを鑑みれば1%もない。 1年前に比して、マイナカードの交付、マイナ保険証としての登録、オンライン資格確認の医療機関の体制整備と、いずれも格段に進み隔世の感があるが、マイナ保険証の実用は殆どないのであり、利点も社会的には殆ど誰も実感していないのである。保険証の廃止が、社会混乱を招くのは必至である。 ◆マイナ保険証で医療の質は向上しない マイナ保険証は「実印」携帯と同じで危険 マイナ保険証は医療DXの基盤だとか、情報共有や医療連携に役立つ、医療の安全、質の向上に資するなどと言われている。果たしてそうなのか。 患者紹介や診療連携、検査や画像データ等の情報提供、情報連携は現在、頻繁、活発に行われている。医療情報の一次利用である。病診、病病、診診の医療機関連携では大きな問題はない。これを地域内での連携や地域間での連携に広げたり、医療情報の集積・分析などの二次利用には「医療ID」が必要となる。これは当初は、「目に見えない電磁的符号」の用途別複数利用が構想されていたが、いつの間にか保険証の個人カード化と相まって、個人単位化された被保険者番号となった経緯がある。保険資格確認はマイナンバー制度のインフラを活用するが、マイナカードである必要はない。独自に構築すべきだ。 医療情報は今はまだインプットデータのレセプト情報の活用が限度であり、アウトプットデータの電子カルテは標準化がまだまだ先であり、このインフラには載っていない。医療の質の向上は、マイナ保険証とは関係がない。医療技術や医療内容の充実、医薬品開発の治験、医療・保健・福祉の地域ネットワーク構築、既存の地域医療情報連携システムの発展・向上に因るものである。なお現在のマイナ保険証の情報の紐づけからの離脱(オプトアウト)を患者に保障することは患者の権利の観点で必須である。 マイナカードのパスワードが分かればマイナポータルにログインでき、悪意があれば税や年金、医療情報の個人情報を詐取できる。マイナ保険証としての携帯は実印の持ち歩きと同じで危険である。 既に公明党代表は保険証の併存を提案し、自民党の幹部も政府方針の変更も必要と言い始めている。政府・与党の国民目線での良識の��揮、保険証の存続、併用を強く求める。 2023年7月5日 ◆医療機関・薬局におけるオンライン資格確認の導入状況(2023/6/18時点) *参考:全施設数:病院 8,170/医科診療所 89,617/歯科診療所 70,051/薬局 61,530 ◆オンライン資格確認の利用状況 *保険証利用が94.0%と圧倒的 ◆マイナ保険証利用の実感 *メリットは「特になし」が 56% 健康保険証の存続・併用で受療権の確保を 保険料払っても医療を受けられない、では皆保険の理念に悖る 神奈川県保険医協会 政策部長 磯崎 哲男
2023/7/5 政策部長談話 「健康保険証の存続・併用で受療権の確保を 保険料払っても医療を受けられない、では皆保険の理念に悖る」 | 神奈川県保険医協会とは | いい医療.com
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チケット敗北戦
ちょっと PC で調べ物をして、マウンテンブレンドという名前のコーヒー豆を挽いて淹れ、バナナの蒸しパンを食べた。それ以外は、坂本慎太郎とコーネリアスのライブのチケットの応募をしたくらいの午前中だった。
坂本慎太郎は以前一回だけ恵比寿でライブを観たことがあり、その時はゆらゆら帝国ではなくソロアルバムの曲を演奏していたのだが、ライブアレンジが絶妙で、ジャジーでエロスな雰囲気が出ていた。ソロの曲の、ただそこにある異物のような感じがすっとなくなり、じんと染み入る味わいの音楽になっていて凄いもの聴いたと思った記憶がある。
去年出たアルバムもアレンジでまた違う聴こえ方になるだろうと思って、観に行きたいと思ったのだった。あとコーネリアスも最近は普通に聴いているので得だと思った。
で、発売開始が 10:00 でそのタイミングを 5 分程度前から待ち伏せし、発売丁度にアクセスしたが、サイトがサーバーエラーの挙動になり購入に進めなくなった。リロードしたら売り切れていた。
今回は先行抽選が事前にあり、その残りの券を販売するようだったので、枚数が少なく限られた人しかチケットを手に入れられないようだった���
不安定なネット回線で申し込んだとか、クレカの情報確認で戸惑ったとかそういう反省点はあるが、まあそこが上手にできていたとしても自動購入の bot や運が強い人には勝てないので、あまり気にしても仕方がないし気にしない。
この経験を次に生かせればいいと思うが、最近あまりライブに行っていないので次のときにはまた忘れてしまっているのだと思う。
チケットが取れない時には、自分はあまりライブを観ることに魅力を感じていないのではないか?と考えたりする。
立ち続けて演奏や歌を聴かなければいけないこと、混んでいるライブであれば自由に移動ができないこと、自分の前にいる人の身長によってはステージが見えないこと、音量調節ができないこと(これは耳栓を使えば多少調整できる)、ロッカーに荷物を置けるかわからないところ、演者と観覧者が身内ばかりのときに場違いなところに来てしまったと感じること、などがある。なんか思い出すとチケットのもぎりの人の態度もたいてい悪かった気がする。
あーでもライブアレンジ聴きたい。ライブアルバムが聴きたい。
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うちの冷蔵庫の中には切らしてはいけない食材のコーナーがあるが、そこの食材がかなり減ってきたので、午後に買い出しに行った。
自分はどのスーパーでもたいてい良いところを見つけることができるのであまり店を選ばないのだが、今日は他にも買いたいものがあったのでショッピングモールに行って全てを揃えてしまうことにした。
事前に買う荷物が多いことが予想される場合、徒歩や自転車よりスクーターで向かう方がよい。スクーターには荷室が 2 つ+袋を吊り下げるフックがあるので木材とか扇風機を買わない限り大抵のものは積み込むことができる。
途中、初めて通る道の先に信号のない丁字路があり、目的地に向かうには半分渋滞になっているそこを右折で合流する必要が出た。こんな時、どのタイミングで入ればいいのだろうか?
あまりわからないが、今回は一瞬渋滞が途切れたのでそこに割り込ませてもらった。無理やりファスナー合流のように入れてもらうのが一般的なのか?とも考えた。
ショッピングモールまで距離は遠くないのですぐ着いた。
中に入っているカインズというホームセンターで布団の敷きパッドと枕パッドを購入した。通年で使いたいので冷感ではないものにした。
カインズには家で使う多種多様なアイテムが陳列されていて、歩いて眺めるだけで家の質を向上させるアイデアを沢山補充できそうだった。しかし買い物の前半からそんなことをしていたら体力が持たないと思ったのでやめた。
ビニール手袋を買うために上階にある 100 円ショップに向かった。予定には入っていなかったバターのケースとカカオのパンも買ってしまった。100 円ショップにパンが置いてあると意外で面白くついつい買ってしまう。
この店舗に隣接してゲームセンターがあり、このあたりがモールの中で最も混んでいたと思われる。
個人的には不快に思うレベルの混雑だったが、これを不快に思わない人が多ければこれがスタンダードになり、逆に混雑せず快適に過ごせる店は面積を広げた費用の分が価格に転嫁されるようになるだろう、と当然のことを考えていた。
最後に 1F のスーパーで食材を補充した。
自分には家に常に備えておきたいものとして食パン、牛乳、ヨーグルト、卵、バター、チーズ、豆腐、ハチミツなどがあるが、昼の時点でこのうち半分程度を食べきってしまっていた。なのでこれらの補充を行い、さらにグラノーラ、トマト、ジャガイモ、冷凍しめじ、冷凍ほうれん草、バターレーズンパン、豚肉切り落とし、焼売、ちくわ、きゅうり、キウイ、サラダ、エナジーゼリー、サバの煮物、インスタントコーヒー、イタリアンパセリ、ウインナーをカートに入れ、5000 円を超える会計を iD で支払った。
レジに向かうために通り過ぎただけのお菓子のレーンで「明日はうちで映画祭りだから」と話していた家族のことを妙に憶えている。雨の中の暗い部屋でテレビ画面にうつる映画を眺める一家のことを想像した。
この店のバイク駐輪場は排気量 125cc までのバイクしか駐車できないと書いてあったので、面倒だと思いながらも車の駐車場に移動してスクーターを停めたのだが、これが最新式の駐車場で、駐車券がなく、入庫と出庫の際にナンバープレートをカメラで読み取って、それを使って支払い確認を行う仕組みになっているものだった。
買い物袋3つの取っ手を手の内側に食い込ませながら、出庫の手続きのために支払い機のタッチパネルを操作し、スクーターのナンバーを照合するが、車体前面のナンバープレートを読んで管理しているらしく、前面にナンバーがない自分のスクーターは画面に表れなかった。管理外になっているようだった。
そのため、係員に出庫方法を聞いたり、管理会社のコールセンターに電話したのだが、結局次から気を付けてくれとのことを言われただけで出ることができた。帰宅後に調べたら、実は反対側の入り口から入れば大排気量のバイクも停車できるスペースがあったことが今更わかった。
どうすればいいかよくわからないことがあった時には疲れる。しかもあまり考えずに選んだ帰り道が一方通行で、思ったように家に向かえなかった。駅前のその道は慢性渋滞のようなありさまで、なかなか抜けられなかった。
途中で図書館が経路上にあることがわかったので、寄って予約していた小説を回収することにした。
ガラガラの駐輪場にスクーターをサッと停めてハンドルにロックをする。ヘルメットを手に持ったまま本を借りて図書館を出たタイミングで閉館のお知らせが放送された。
あまり気にしていなかったが、あと少し遅かったら本を借りることにすら失敗していたらしい。
今回はちょうど放送があって自分がラッキーだったことに気づけたが、もう 1 分早く出ていたらそれもなかったのだろうと思った。
ツイていること、ツイていないことは無数にあるものの、そのうち自分が把握できているものはそのうちのごく僅かなのだろうと思った。バイクに乗るために防寒対策をしなければいけない季節は過ぎていて、サンダルに素手の恰好でそのまま乗れているという幸運も忘れていた。
別にそれがいいとか悪いとか、そういうことを今考えてはいない。
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夜翼Nightwing 肌肉英雄敗北淫墮
這個人沒有名字。
這其實並不完全正確,他出生時是有名字的,上過學,還在高等化學和生物學領域獲得了多個大學學位,所有這些都是用一個現在已經不存在的名字完成的。畢業後,他的工作引起了政府的注意,當時,政府正面臨一個問題。原來,政府認為不可接受的個體數量正在增長,而且他們正在獲得政治和財務權力,政府需要一種方法來遏制這一趨勢,以免事態失控。
進入我們這位無名之友的故事。
他被命令研發一種高度上癮、成本低廉且會逐漸降低使用者心智清晰度的麻醉藥。他花了三週的時間才想出了一個過程,將可卡因轉化成可以吸食的結晶粉末。
不到一個月,他就發明瞭可卡因裂解物。
政府將這種藥物分發到低收入地區,它立即流行起來,瞬間的高效和便宜的價格使它成為許多人的首選藥物。在三年內,過量死亡的案例激增,成癮者的數量達到了驚人的水平,政府發現他們所擔心的人數已經減少了……
下一任總統當選了。
這個人被安排從事其他項目,但當總統被他的對手擊敗,主要是依靠年輕選民的支持時,這個人再次被要求利用他的才能製造一種可能會讓這一代人不再參與投票的藥物。
於是,甲基二氧甲基��非他命誕生了,通常被稱為 XTC。這種藥物被引入狂歡派對場景,很快成為年輕一代的首選藥物。在十年內,它的廣泛使用無處不在,年輕人的選票似乎也隨之消失了……
下一任總統當選了。
這段時間,這個人一直在安靜地工作,對於研究和開發,他的心之所欲都能得到滿足。他的實驗室只存在於情報機構的黑預算中,他的真名早已從官方記錄中抹去……他現在是一個幽靈。隨著年齡的增長,這個人對他的工作感到幻滅……他看到了自己的藥物如何改變了過去二十年,然而他的生活方式幾乎沒有改變。他發現,為國家服務的滿足感不再像得到公正的報酬那樣重要了。
於是,一場小型實驗室爆炸後,那個男人偽造了自己的死亡並離開了,渴望開始新生活。他的一生都在間諜和諜報的世界中度過,製造一個新身份並從人們的視線中消失對他來說是小事一樁。這個男人想要的生活是政府永遠不會讓他過的,他想要財富、權力……為此他需要金錢。大量的金錢。這個男人知道他只有一個選擇。
製造一種新藥。
他需要一種前所未有的藥物,一種能立即掌控並取代他大量製造的藥物市場的藥物。這個男人深思熟慮,所有常見的藥物都已被發明,而製造一個舊藥物的更好版本是行不通的。他需要一些新的東西。
他坐在酒店房間裡解決這個問題,他在一張便條紙上亂塗亂畫了半打主意,電視在背景中播放著,當 WGBS-TV 開始報導哥譚市以及這個城市每年似乎都會遭受的許多災難時。起初,他沒有在聽,直到報導提到城市被稻草人和他的恐懼氣體攻佔的那段時間。
這個男人轉向電視機,聽著氣體如何用來自受害者潛意識中的恐怖幻覺讓城市陷入停滯。這個男人當然聽說過克萊恩博士和他對恐懼症的研究,但從未對此感興趣,過去幾年他一直在讓人們對快樂上癮,恐懼對他來說毫無意義。
報導轉向去年,被稱為毒藤女的女人通過將佩雷茲公園變成叢林,她的費洛蒙覆蓋了整個城市,製造了一支男性奴隸軍團……
一個想法開始形成。
這個男人在他的便條紙上匆匆記下一些筆記,腦中反覆做了兩次計算後查看他所記下的……在那一刻,他知道接下來他需要做什麼。
他需要去哥譚市。
迪克·格雷森喜歡在早晨醒來。
嗯……其實已經是傍晚了,但對於蝙蝠家族來說,那就是黎明的開始。他起床伸了個懶腰,帶著晨勃走向浴室。他睡覺不穿衣服,因為……嗯,如果你長得像迪克·格雷森,你也會找個藉口不穿衣服的。雖然他從不會大聲說出來,但這個男孩對自己的外表非常自豪。
他的父母從小就讓他開始練習,他能走路時就開始學體操,後來學了雜技,到了 12 歲時,他已經擁有大多數奧運希望者夢寐以求的身材。在布魯斯的訓練下,他的身體變得更好。現在,迪克·格雷森已經是二十多歲,客觀來說是地球上最性感的十個男人之一,他自己也知道。
他在鏡子前停下來檢視自己的身形,欣賞著……
他對著鏡中的自己微笑……今天會是美好的一天。
他穿上內衣,倒了一碗麥片,一邊打開新聞。昨晚布拉德港發生了很多事,他對後果很好奇。當他一邊吃著一邊看時,他聽到播報員談到高譚市及其周邊地區發生了一連串的過量服藥事件。
在過去的 24 小時內,高譚地區發現了十幾具屍體,都是因為吸毒過量,法醫正在努力鑑定這種藥物。
迪克走過去戴上面具,連接到甲骨文網絡。他輕拍了拍側面,「有人醒著嗎?」
一個昏昏欲睡的蒂姆·德雷克回答說:「勉強。」
迪克笑了,蒂姆是個出了名的夜貓子,對他來說,這就是黎明的開始。
「是什麼讓你這麼早起來?」迪克一邊問,一邊把碗放進水槽。
「熬夜了,」提姆回答說,「我們整夜都沒��,布魯斯剛上床,我還在分析。」
「這是新聞上的那個毒品事件嗎?」
「正是同一件事,昨晚有 14 人突然死亡,他們全都因為某種新藥物而神智不清。哥譚市警察局不知道那是什麼,但我們知道。我在他們血液中發現了恐懼毒素的痕跡。」
這讓迪克停住了腳步,「稻草人?」
「不,克萊恩仍在阿卡漢,我們昨晚去看了他。這不是同一種東西,但它已經被改造了……我就是搞不清楚怎麼改的。」
提姆·德雷克承認他搞不懂某件事,這意味著這幾乎是不可能完成的。
「克萊恩說了什麼?」
他聽到男孩嘆了口氣,「沒什麼,只是有人在使用他的配方並且破壞了它……他說他的毒素是一種藝術形式,而這是一場災難……你知道的,一如既往。」
「那麼,你有什麼線索?」
「布魯斯推斷如果有人在使用他的配方,他一定是在使用克萊恩的舊實驗室之一,所以我們花了一整夜的時間破門而入,檢查他所有的老巢。」
「然後呢?」
「他們被清空了,有人一直在收集他的舊裝備,並製造出這些人死亡的東西。我就是搞不清楚它是和什麼混合的……」
「為什麼會有人自願服用恐懼毒素?」迪克問道,知道這將是他今天要處理的問題。
「它不再是恐懼了,從目擊者那裡得知,這些人變得極度好色,他們全都是因為馬拉松式的性愛後心臟衰竭而死的。」
「到底是誰會製造這種東西?」
提姆的聲音突然變得尖銳,「我不知道!這正是我試圖弄清楚的!」
迪克的聲音變得柔和,「提姆,聽我說。你已經筋疲力盡了,你不可能這樣找到什麼。」
「人們正在死去,迪克……」他開始抗議。
「我知道,克萊恩在布拉德黑文這裡有個實驗室,你去休息一下,我會去查看。等你醒來的時候,希望我能有些答案。」
電話那頭沈默了,他知道提姆在考慮這個建議。
「我是認真的,Tim,你已經是在強撐了,再多的咖啡因也給不了你答案。去休息吧,我暫時接手。」
Tim 嘆了口氣,「好吧...但是要小心,這是個新人,我們不知道…」
「Tim,」Dick 打斷他,「我知道,去睡吧。」
電話斷了,Dick 伸了個懶腰,換上他的制服,準備去工作。
Dick 沒有蝙蝠洞,但他的閣樓裡有一面假牆,裡面放著他的裝備,換上制服後他仔細檢查了一遍裝備,確保一切都運作正常,準備迎接新的一天。
就在那時,一個女性的聲音在他耳邊響起,「你不可能這麼早就開始準備。」
Dick 微笑著,聽到 Barbra 的聲音總是讓他感到更快樂,「早起的鳥兒有蟲吃,」他打趣道,一邊拉上手套。
「如果你喜歡吃蟲,那倒是挺好的,Bruce 也把你拉進這個毒品的事了嗎?」
「不,我剛知道。Tim 告訴了我,這裡的 Blud 有個舊倉庫,Crane 用過好幾次,去查查也無傷大雅。」
「小心點,Dick,不管是誰在製造這種新毒品,他們似乎不在乎有人在服用時死去。沒有人在賣它,所以他在免費分發...這更讓人害怕。」
迪克打開了天窗,「來吧,芭芭拉,小心是我的中間名,」他從手中的護身棍射出纜線,被拉到了屋頂上。
「對,那個空中飛人要來說服我他是小心的。」
迪克邊跳躍過屋頂邊露出燦爛的笑容,「好吧,那麼準備充分怎麼樣?」
「把你的工作快速完成,然後你就可以向我展示你有多準備充分了,」她誘惑地說。
迪克感到自己在空翻中開始變硬,不得不停下來調整一下自己,「該死的芭芭拉,你知道我穿著這個護具的時候你不能這樣做!」
她笑了,「哦,我知道,我就是喜歡知道我能影響你。祝你好運,神奇小子,告訴我你找到了什麼。」
她掛斷了通話,迪克坐在那裡,努力讓自己再次變軟,想知道他是否有時間跳到鐘樓去,在開始工作之前狠狠地愛她一番…
不,人們正在死去,「沒時間談情說愛,瓊斯博士,」他自言自語,一邊穿過屋頂,朝克雷恩多年前使用過的那個廢棄倉庫前進。當他到達碼頭時,太陽正在下山,陰影宣告夜晚將城市收為己有。他落在屋頂上,透過天窗向下看,他的面具切換到夜視模式。
「神諭,你看到這個了嗎?」他低聲說,看到裡面有人在走動。
寂靜。
他連續輕敲了兩下耳朵,但沒有任何反應,上行鏈路被乾擾了。
「嗯,這可不妙,」他小聲咕噥著。他蹲在那裡,思考著。常識告訴他需要後退,離開乾擾區。他所受的訓練告訴他要報告這一情況,讓他們知道他可能需要支援……而不是單獨潛下去試圖解決這個問題……
他轉動著頭,伸展著頸部,準備就緒……他看到總共有四個人。需要幫助對付四個混蛋的那一天,就是他掛掉面具的那一天。他小心翼翼地打開天窗,悄無聲息地溜了進去。他穿過支撐屋頂的一根木樑。他在那些男人上方停下來,偷聽著。
「……老大,你想把這些放在哪裡?」其中一個男人問道。
沒有甲骨文的上行鏈路,他無法進行臉部識別掃描,但在這種情況下,他並不需要。那是大東尼,曾經跟稻草人的幫派混在一起,布魯斯和他在他還是羅賓的時候就逮捕過他好幾次。迪克記得曾經問過蝙蝠俠為什麼他被稱為大東尼,因為那個人又高又瘦,一點也不巨大。蒙面的十字軍沒有回答,迪克花了好幾年的時間才知道那個人曾經是一名成人電影明星,因為毒品欠了很多錢,最後轉向犯罪以獲取容易的金錢。
「把它們堆放在其他的旁邊,」一個不明身份的聲音說,「並且要小心,那些是完美配方,我們不能冒損壞它們的風險。」
「所以,這些不會像上一批那樣殺死那些癮君子吧?」第二個男人一邊移動著箱子問道。迪克的眼睛眯了起來,他認識那個人,他自稱為艾斯,為常春藤工作了多年,他曾是一名大學棒球運動員,自己賭自己的比賽,最後欠了法爾科家族將近二十五萬美元。由於名譽受損,他失去了獎學金和模特兒合約,轉而過上犯罪生活,常春藤因為他是哥譚市最帥的惡棍而收留了他。
「至少在我打斷他的鼻子之前是這樣,」迪克心想,回憶起幾年前作為羅賓擊敗那個男人的情景。
「我正在處理的化學物質是不穩定的,而且之前沒有人像這樣結合它們,總會有……挫折。」
迪克咬緊牙關,什麼樣的瘋子會把多次死亡稱為挫折?
「貨物都裝完了,老闆。」一個粗啞的聲音說,「卡車準備好了。」
「該死,」迪克心想,那是布爾·麥康,前拳擊手,也是個惡名昭彰的打手。他曾與高譚市大多數的犯罪天才合作過,而迪克作為羅賓和夜翼與他對抗過。他是個野獸,但是可以被制服。
「所以,三個我打敗過的混蛋和一個未知的,」他自言自語,「我能搞定。」
他移動到一個更有戰略意義的位置,然後喊道:「先生們,退房時間是幾小時前,清潔人員需要進來了。」
不出所料,四個男人都抬頭看了,夜翼好好地看了那個未知的人。他 50 多歲,體型瘦小,戴著眼鏡,穿著實驗室的白大褂,不是威脅,這意味著有三個他之前處理過的敵人。
小菜一碟。
從橫梁上翻身而下,他在落地時躲避了子彈,猛地撞到布爾身上。那人被撞得後退,迪克從他身上後空翻而下,與正試圖瞄準他的艾斯連接上。迪克推斷布爾會需要幾秒鐘才能站起來,而艾斯會被震懾得足夠久,讓他能夠與托尼接觸,托尼則被一根警棍擊中下巴。
三個人,三秒鐘,再簡單不過了。
迪克抬頭看著那位未知的醫生,「我不知道你帶著那些垃圾進入我的城市,但現在就結束了。」
那人似乎一點也不害怕,這也算公平,因為在恐嚇方面,迪克可比不上布魯斯。該死,連傑森都更可怕,但這不重要……不管害怕與否,這傢伙都得去監獄。
「不,我不這麼認為,」那個男人平靜地說,「我已經走得太遠,不會被你這樣的人阻止。」
迪克緊握著他的棍棒,向他走去,「嗯,像我這樣的人要把你逮捕……」他只說到這裡,那個男人就向他扔了些東西。多年訓練生出的反射動作讓一根防身棍升起來擋開它……但它卻爆破了塑料袋,一種細白的粉末環繞著英雄。
夜翼���吸入粉末後退了回去,感覺到粉末覆蓋了他的舌頭,因為他關上嘴太遲……它像過熟的梨那樣病態地甜,帶著一絲燒灼他肺部的化學品味道。
「什……」他結巴著,隨著心跳加速……他的呼吸在不尋常的恐慌中加劇。
「你這個混蛋……」布爾從他後面說,但是醫生舉手示意。
「等等,」他說,「再給它一秒。」
迪克的血液似乎在燃燒,他的思緒變得模糊……那是什麼?他搖了搖頭,試圖重新集中注意力,但什麼也沒用……世界似乎向右傾斜,他盲目地蹣跚而行。
「他不會再有任何麻煩了,」醫生說,收拾好他的最後一些筆記,並將它們放進他的公事包,「我們的工作已經結束了,你會發現錢已經匯入你的賬戶,很高興合作。」
那個男人開始走出去,三個暴徒看起來很困惑,托尼問道,「呃老大,你想讓我們怎麼處理他?」
醫生回頭看了一眼被藥物影響的英雄,「他與我無關,我建議在 Bliss 藥效消失前離開。」
艾斯斜了斜頭,「你的意思是你不想讓我們像,把他綁起來然後懸掛在一大桶酸液上面之類的?」
「或者是鯊魚!」布爾補充道,「我們可以弄一個鯊魚缸……」
醫生嘆了口氣,「先生們,我不是你們口中的‘超級反派’,我來這裡是為了完善這種藥物,而我已經做到了,你們怎麼對待他與我無關。」
托尼臉上掠過一絲邪惡的微笑,「你的意思是我們可以擁有他?」
醫生繼續朝著發動的卡車走去,「這正是我所說的。」說完他就上車開走了……
留下夜翼在三個男人的憐憫下。
男人們圍繞著夜翼站著,他不知道發生了什麼。他的身體很熱,太熱了,就像是在桑拿房裡那麼熱……他拉扯著自己的制服,努力保持思緒清晰。腦海中閃過零星的畫面,科莉赤裸著身體在他下面扭動,當他用力地愛她……芭芭拉騎在他的陰莖上,在蝙蝠電腦的椅子上呻吟,她的頭仰得很高,陶醉其中……還有他作為羅賓時搞過的無數女孩,哥譚的迷妹們,在他救了她們的生命後在巷子裡不帶套地和她們做愛……
「集中……」他自言自語,腦海中充滿了性的燃燒感。
「我們該怎麼處理他?」布爾問著團隊,看著英雄蹣跚地走來走去,喃喃自語。
「讓我們殺了他,」艾斯說著,拿出一把彈簧刀。
東尼一巴掌把它從他手上拍開,「你他媽的瘋了嗎?你知道那會給我們招來多大的麻煩嗎?這傢伙認識超人!」
「那又怎樣?」艾斯反駁,「你有什麼高見?」
東尼上下打量著那個男人,細看他完美無瑕的身體,眼中散發著原始的渴望,「你想殺了他,而我說,毀掉一個英雄有更好的方法。」
「呃,殺了他?」布爾說,跟不上話題。
東尼翻了個白眼,「把那把刀給我,」他一邊指著彈簧刀說。艾斯把刀交給了他。
迪克看到東尼朝他走來,他顫抖著舉起拳頭,「退後……」
「喔,我不會傷害你的,」東尼柔聲說,「你看起來很不穩定,伙計,你還好嗎?」
迪克搖了搖頭,「我很好……你被捕了……」
東尼對他露出一個微笑,「當然可以,伙計,但你看起來很糟,看看你,滿頭大汗……你發燒了!讓我們把你的服裝脫掉……」
夜翼一個踉蹌後退,當那個男人伸手向他抓去時,他跌坐在地上,「不……」
東尼慢慢接近,「嘿,嘿……沒事的……」他把手放在英雄的大腿上,「我抓住你了……」
迪克顫抖了一下,那觸摸像電流一樣令人不安地穿過他的身體。他試圖掙脫,但無處可去,「停下……」他虛弱地說。
東尼蹲在他面前,「噓,讓我來幫你……」他一邊說,一邊開始割開夜翼的衣服,慢慢地切下一條條的布條。
迪克試圖阻止他,但他太虛弱了,「不——不要……」
東尼沒有理會他,繼續動作,「脫掉這個你會感覺更好……」他一邊切割,迪克試圖移動,最終在他的胯部切開,釋放出他脹痛的陰莖。它拍打在他穿著制服的腹部,迪克對這種感覺倒抽一口氣。
「哇,看看你,神奇小子……」東尼說,欣賞著腫脹的陰莖,「長大了,是吧?」他說著,慢慢握住那粗壯的莖部。
「不——不要……」迪克在感覺到手指圍繞著他的驕傲和喜悅時抗議道。
它從未像東尼觸摸它時那樣有過如此強烈的反應。那惡棍靠得更近了,「你想要這個,對吧?我能看出來」他說著,開始慢慢地撫摸莖部。迪克的頭仰了回去,當他感覺到血液湧向他的陰莖時,他忍不住呻吟出聲。他從未因為一個男人而如此興奮過。這是錯誤的,但同樣讓他感到電流穿過全身。
迪克的手試圖推開東尼,但他沒有力氣,「停——停下……不……不要……」他呻吟著,感覺到他的臀部向上移動以迎合那個男人的手。東尼的另一隻手伸下去托住夜翼龐大的睪丸,在他的掌心輕輕滾動。迪克忍不住低聲呻吟,「請停下……」
「你確定嗎?」東尼問,加快了手速,「你的陰莖似乎很喜歡這個。」
當迪克感到他的眼睛在頭裡翻滾,向罪犯的觸摸屈服時,他啜泣了。他知道這很噁心,他不是什麼妖精!他曾與其他星球的女人發生過關係!但當東尼把玩他的陰莖和睪丸時,他感到心靈渴望更多,即使他討厭它。
「來吧夜翼,」東尼催促他,「為我射精吧...我想看你射滿你那漂亮的制服!」
迪克快到極點了,他能感覺到高潮在他的睪丸中積聚,他的腳趾蜷曲,他在掙扎著說話時呻吟,「我不能...我...不能...」他在盡可能長時間地抗拒後以一聲喘息結束。最終他的陰莖爆發了,精液從他的陰莖噴出,擊中他的胸膛,形成大塊的白色凝塊,他的負荷淫穢地滴落在他的制服上。
東尼放開了仍然堅硬的陰莖,抓住了英雄的頭後,「清理你的混亂吧,孩子,」並把他的嘴巴推到他那覆滿精液的手掌上。
迪克在命令下感到一陣電擊穿過他,儘管他有所抗議,他還是張開了嘴,伸出舌頭,嘗到了他自己精液的鹹鹹的、帶有酸味的味道。當他饑渴地吸吮著東尼的手時,他能感覺到自己的陰莖在跳動。他的視線模糊,他不敢相信自己正在做這件事,但與此同時,他能感覺到自己的身體對刺激作出了反應。
東尼站起來,從覆滿精液的英雄身邊退了一步,「很好,好吧,那麼我們待會見,伙計。」
他轉身走開,夜翼的身體開始燃燒起來!他發出一聲窒息的呻吟,身體顫抖。東尼回頭看,「伙計,出什麼事了?」
「燃燒...」迪克喘息著,不明白發生了什麼。
「哦對,是的,那是幸福感給你的。看來一旦你射在上面...你的身體就開始渴望它...所以如果你不四處亂搞,你就會經歷戒斷。」他微笑著,「像你這樣的大壞蛋超級英雄能應付得了,對吧?」
迪克從未感受過這樣的痛苦,他接受過身體痛苦的訓練,這是完全不同的。感覺就像他的整個神經系統都在燃燒,無論他多麼努力地忍受...痛苦只是越來越嚴重。
「所以啊,我很想幫你,但你知道的,有逮捕令在身,我得走了。」
疼痛加劇,感覺他的血液都被砂紙取代了,「等等!」他向他們懇求,「不要……」
「不要什麼?」東尼好奇地問。
迪克努力跪了起來,「拜託……幫幫我……」
東尼回頭看看其他兩個人,「你們覺得呢,孩子們?我們應該幫他嗎?」
另外兩個男人像狼看待羊一樣俯視著迪克,「是啊,」艾斯說,「我們或許能談出些條件。」
東尼走過去幫迪克站起來,「來吧夥計,幫我把你的褲子脫下來……」迪克閉上眼睛,當布爾脫下他的靴子,而艾斯脫下他的褲子,讓他下半身赤裸。東尼從後面抓住他,「操,小夥子,你真性感。」
迪克感到那人摸上他,他的陰莖在前方無助地跳動,羞恥感湧上心頭,「不對……」他低聲說,「這是不對的……」
東尼再次抓住他的陰莖,感到這位英雄拱起背部,向他的手中挺進,「你看起來很喜歡……淫蕩的傢伙!」
艾斯走上前,「我想看看他的臉……」並伸手去摸他的面具。
托尼試圖阻止他,但已經太遲了,那人一拉動它,電流就釋放了出來,將那惡棍震飛到倉庫的另一端。
「這他媽的設了陷阱,你這個白痴!」托尼對他怒吼,「所有的棒子都有這玩意。」
艾斯慢慢站起來,「我要……」
「什麼也別做,」托尼說,「邊上誰在乎他到底是誰?我想搞的是夜翼,不是某個混蛋。」
「他喜歡這樣,老大,」布爾說,指著那位英雄,他一直在搖晃著臀部,儘管有爭論,仍然在和托尼的手性交。
托尼笑了,「哦,你真是個小淫娃啊……」他把他推倒在地,「讓我看看你的屁股!」
夜翼發出呻吟,當那人拍打他的屁股,撐開臀瓣去窺視他抽搐的洞時。英雄感到自己的臀瓣被進一步撐開,然後那人的舌頭慢慢地舔著他的處女���周圍。
「哦!」夜翼喘著氣,感覺到那人慢慢開始給他舔肛。他從未有過這樣的經歷。從來沒有人敢這樣觸摸他的屁股,更不用說把他們的舌頭伸進去了!隨著每一次舔和從那人嘴唇逸出的呻吟,他感到自己越來越興奮。他感覺到那肉厚的舌頭插進他的屁股,感受到每一寸探索他內壁的感覺。「哦天啊���哦天啊,哦天啊!」他哭著,虛弱地試圖爬開,但沒有成功。
他的手在骯髒的水中滑來滑去,無法抓住任何支撐點。當那人繼續吃他的屁股時,他無助地哭泣,臉上滿是唾液和屁股汗。托尼站起來,夜翼哼了一聲,無法忍受沒有托尼的舌頭在他體內的想法。他的屁股因為缺失而燃燒,他驚恐地意識到他也上癮了!
他不是同性戀!他是夜翼,他曾與無數美女共寢,他高於這種令人作嘔的慾望!然而,他的洞滴著那人的唾液,渴望被填滿。托尼站起來,用手背擦了擦嘴。「喜歡這樣,不是嗎?」他嘲笑著,一邊解開褲子,「你那裡有個不錯的雞巴,伙計,我打賭你搞過很多妞,」他掏出自己的雞巴,「但這就是他們為什麼叫我大托尼的原因!」
那隻公雞的雞巴長達十多英吋,粗得就像他媽的可樂瓶一樣!頭部是憤怒的紫紅色,梅子大小的頭部滴下了一滴前列腺液。迪克只是張著嘴,半是震驚……半是慾望,因為他在某種程度上意識到,即使是這樣也在讓他興奮。
「看,」托尼一邊上下移動他的手柄說,「這才是真正的雞巴,男人的雞巴。這種雞巴不僅僅是操……它會摧毀人。它喜歡處男的洞……像你的小子。那麼告訴我,淫蕩的……你想被摧毀嗎?」
托尼帶著一抹魔鬼般的微笑問道。夜翼搖了搖頭,「我永遠不會……」但他的屁股不由自主地抽搐,似乎在反駁。
托尼咯咯笑著,跪在英雄的後面,將前列腺液抹在他的洞口上。他將雞巴對準緊緊的入口,抓住夜翼的臀部,「你確定嗎?」
夜翼開始恐慌,「不……拜託……托尼我求你……不要這樣……」然後他閉上眼睛,感覺到他的洞慢慢地被巨大的雞巴頭撐開。
當被撕裂的感覺吞噬他時,他尖叫出聲。托尼邪惡地微笑著,感覺到英雄緊緊的處男洞被撐開,「來吧淫蕩的,放鬆點,」他一邊進一步推進,一邊催促,感覺到夜翼的屁股緊緊地夾著他的軸。當他抗拒著痛苦,汗水順著他的臉頰流下,淚水在他的臉頰上開採,那根粗大的棒子更深地刺入他體內。
每一英吋都感覺像是被一根火熱的撥子刺穿,當它越來越深地鑽入他的內部時,灼熱著他的內腑。托尼的睪丸拍打著夜翼的臉頰,當他握著這個男人的臀部,把自己推得更深,直到他巨大的雞巴的整個長度深深地埋在他的屁股裡。托尼發出一聲大吼,慢慢地抽出來,然後猛地撞回去,夜翼在痛苦中尖叫出聲,因為他的屁股在那根巨大的工具周圍燃燒。
尖叫聲在空蕩蕩的倉庫中迴響,托尼開始加快節奏,把自己的雞巴進進出出地刺入夜翼張開的洞中。每一次沖擊都像是一列貨運火車撞進一堵磚牆。痛苦穿過夜翼的身體,點燃了每一個神經末梢,當他感覺到托尼巨大的雞巴的每一寸都在撐大他時。他的洞從未如此被侵犯,如此被撐開,如此被使用。那根粗大的棒子進進出出地刺著他,從內到外地穿透他。
他身處地獄,他所知道的只有痛苦和羞恥,因為那個男人像操一個廉價妓女一樣操他。但當那個男人改變角度時,他觸碰到了英雄體內的某個東西,引發了一場前所未有的快感爆炸。
「操!」迪克尖叫著,因為他感覺到他的雞巴在被操的時候開始變硬。「不不不不不這樣……」他哀嚎著,因為他感覺到痛苦慢慢地變成了純粹的快感……
「喔耶,」東尼大叫,一邊拍打著英雄的屁股,「把那小妞緊縮起來,來吧小子,往老爸的雞巴上頂!」
迪克甚至在無意識中就順從了,迎合著東尼野蠻的衝刺。這男人的雞巴每一次的插入都感覺像是要把他撕裂……但實際上它在撐大他,使他適應那個正在撬開他屁股的怪物。他的雞巴滴著前列腺液落在倉庫的骯髒地板上,對自己身體反應的羞恥和自我厭惡只是進一步激發了他的興奮。
「對,就是這樣,」東尼咕噥著,「接住這根大雞巴,你這小妓女。」迪克的眼睛翻白,當他感覺到東尼的睪丸拍打在他的屁股上,以前所未有的方式填滿他。就好像他的身體在背叛他,他的屁股貪婪地緊縮著那根侵入的棒子。
「哦天啊,我不敢相信我竟然喜歡這個,」他想,但流經他血管的快感告訴他不是這樣。他能感覺到他的屁股緊縮著東尼的雞巴,盡其所能地榨取它。東尼的手緊緊抓住夜翼的臀部,每一次有力的推送都將他拉回到自己的雞巴上。他的睪丸拍打在英雄緊繃的屁股上,留下一種刺痛感,這只會增加他的幸福感。
另外兩個惡棍,艾斯和布爾,驚訝地看著英雄像個專業人士一樣接受東尼的巨大雞巴。夜翼的屁股隨著每一次的推送而晃動,他的洞被撐得大開,閃著精液的光。他們可以看到他的雞巴隨著每一次的插入而跳動,並且知道儘管他在抗議,英雄其實是在享受。
艾斯拿出手機對準那一幕,「嘿,妓女……給鏡頭笑一個!」
迪克抬頭呻吟,當他意識到自己在東尼幹他的時候被拍攝。另一波羞恥感襲來,但當東尼加快節奏時,很快就被快感取代。東尼的雞巴無情地進進出出夜翼張開的洞,輕而易舉。每一次的撞擊都伴隨著濕潤的拍打聲,肉體撞擊的聲音在倉庫中迴響。性愛的氣味在空氣中濃重,與倉庫衰敗的霉味混合。
每一次東尼雞巴的推送,夜翼的思緒都在旋轉,困惑和快感爭奪著主導。他的身體背叛了他,他能感覺到自己的雞巴跳動,滴著前列腺液落在骯髒的地板上。他想尖叫,想讓他們停下來,但唯一能發出的只有絕望的、野獸般的呻吟。「對,接住那根雞巴,你這小婊子,」東尼咕噥著,手更緊地抓住夜翼的臀部。
「哦,上帝……」迪克呻吟著,討厭自己的臀部迎合著那人的衝刺,基本上是在自己刺入那根巨大的雞巴,「停下來……哦,上帝請停下來!」他啜泣著,當快感開始壓倒他時。
「不,我不這麼認為,」湯尼咯咯地笑著,他更緊地抓住夜翼的臀部,將自己的陽具更深、更猛烈地撞入英雄的體內。「我覺得你喜歡這樣,淫蕩的傢伙。」
迪克無法反駁。他愛這種被男人的陽具貫穿的感覺。愛他的陽具在被操時淫蕩地彈跳的方式。他從未感覺如此被使用,如此徹底地被填滿,這是上癮的。
痛苦已經消融,只留下純粹的狂喜。他感覺自己的身體緊繃起來,隨著高潮的逼近,他的睪丸緊緊地貼在身體上。湯尼感覺到了這一點,加快了節奏,將自己更深地驅入夜翼顫抖的洞穴。
「哦,糟了...不...哦,操...」迪克哭喊著...要來了!」他在感覺到睪丸刺痛時悲鳴著。
湯尼用他那肌肉發達的身體覆蓋在夜翼的背上,他的陽具在英雄濕滑、張開的洞穴中越來越快地抽插。「給爸爸來一次,」他在英雄的耳邊低語,「讓大家看看你有多喜歡被操!」
迪克在羞愧的快感中大叫,當他感覺到自己的陽具爆發,射出濃稠的精液,全部灑在骯髒的地板上。他的洞緊緊地夾住湯尼的陽具,當他將自己清空時擠壓著它。那傢伙在開始射進迪克被虐待的洞穴時呻吟著,用他的精液填滿它,迪克在意識到自己讓這個該死的罪犯在鏡頭前對他進行繁殖時哭泣了!
當湯尼慢慢抽出自己的陽具時,迪克的身體在他下面抖動,精液從英雄曾經純潔的洞穴中湧出。迪克躺在那裡,震驚地想著剛才發生了什麼?
湯尼拍了拍那完美的屁股,愛不釋手於那緊實肌肉的晃動,「讓我告訴你,神奇小子,那屁股正是我夢寐以求的。」
迪克緊閉眼睛,試圖封鎖那些話語,當他感覺到溫暖的精液沿著他的腿流下。
「那麼你怎麼說,英雄?」艾斯說,「你準備好迎接我們其他人了嗎?」
迪克驚恐地抬頭,「絕不……」
艾斯蹲下來,靠近迪克的臉,「你確定嗎……」他看了看手錶,「我的意思是時間只是個問題,早晚會……」
就像是有人暗示了一般,迪克的血液又開始燃燒起來。
「操……」他在痛苦中尖叫,比之前痛上加痛,「媽的!」他在地板上翻滾,整個身體被難以想像的痛苦淹沒。
「想讓它停下來嗎?」艾斯問他。
迪克抬頭,淚水順著臉頰流下,「怎麼……」
那人把他的陽具拿出來,撒了些粉末在上面,「簡單……再來一口。」
那是一根漂亮的陽具,輕易八寸半長,又粗……迪克盯著它和上面的粉末,努力不在痛苦中尖叫。
「來吧夥計,舔一下就沒事了,」那人一邊握著自己的陽具說。
又一陣痛苦的痙攣,迪克知道自己已經無路可退。他朝那個方向移動,艾斯後退了一步,「爬過來,婊子……我想看看你有多想要它。」
迪克猶豫了一會兒,最終還是屈服於自己身體的渴望,在濕滑的混凝土上跪行向那個惡棍爬去。疼痛仍然在他全身蔓延,迫使他嘴裡逃出呻吟聲,「拜託……就讓它停止吧……」
「來吧,小子,」艾斯像對狗說話一樣叫喊,「來拿吧,小子!來舔!」艾斯命令道,迪克欣然順從,爬過冰冷骯髒的地板。他伸出舌頭,舔了舔那人陰莖尖端的粉末。味道苦澀,但這是獲得解脫的小代價。
迪克呻吟著,隨著疼痛慢慢消退,他感到一股奇怪的溫暖在體內擴散。他知道自己已經上癮了,而且他並不在乎。他越舔越多,最後將整個陰莖含入口中,吸食著陰莖上的藥物。
艾斯拍攝著這位英雄像個貪婪的妓女一樣吸吮他的陰莖,愛不釋手,「抬頭看我,寶貝,讓我看看你那漂亮的眼睛。」
迪克照做了,與那人眼神接觸,像著了魔一樣吸吮著他的陰莖。「哦耶,就是這樣,淫娃,我要把我的精液射滿你那骯髒的嘴巴。」
迪克吸得更猛烈,讓自己在吸食的藥物中飛升。疼痛已經消失,只剩下溫暖的刺痛感,在他的意識角落徘徊,當他奢侈地服務著惡棍的陰莖。
他的舌頭在青筋暴露的陰莖上打轉,讓每一寸都濕潤,然後將整個東西含入口中。那人仰頭呻吟,抓著夜翼的頭髮,控制著節奏。迪克感到自己的陰莖在那人的愉悅聲中抽動,他的意識模糊,當他服務著那跳動的陰莖。他意識到自己在模仿那些曾經為他口交的無數女人,基本上是在做他知道會感覺良好的事情。
他曾經是誰的記憶在他腦海中閃過,當那人更猛烈地進入他的嘴巴,淹沒他的舌頭在前列腺液中,他感到一股新的羞恥感。當那人使用他時,他嗆咳,迪克討厭這種感覺,但藥物帶來的快感讓他覺得可以忍受。
艾斯把他的陰莖拔出來,開始用它拍打迪克英俊的臉,留下濕潤的前列腺液痕跡在他的臉頰上,「求我吧,小子,來吧,小子……求我!」他又像命令狗一樣說道。
夜翼的陰莖抽動著,他的腦海沈重,充滿了羞恥、內疚和快感的混合物。「來吧,小子,求我吧!」
他一直以為自己是個強壯有力的男人。但現在,他卻跪在地上,身無寸縷,只穿著一件束腹和面具,乞求著這個陌生人的肉棒。他的洞口因興奮和慾望而跳動,仍然因之前的猛烈撞擊而撐得很寬。流經他血管的藥物要求更多,他的身體渴望它,他的自尊和自我已經破碎得無法修復。
他緩緩地跪在地上,臉上被一個陌生人的肉棒拍打,像個骯髒的小妓女一樣乞求著,他抬頭哀求道:「請,先生,還要更多?」他聽到自己這樣問,雖然對自己感到厭惡,但他的身體卻渴望著。
艾斯笑著說:「把那愚蠢的服裝脫掉,我想看你的奶子!」
迪克強忍著呻吟脫下了他的束腹,露出了他完美雕塑的腹肌。艾斯吹了個口哨,「該死……你真他媽的性感……轉過來,給我看看那個小洞……給我表演一下,妓女!」
迪克轉過身來露出他仍然張開的洞口。當那個男人吹口哨表示讚賞時,他的臉變得通紅。他感覺自己像個廉價的妓女在炫耀,但他已經感到燃燒的開始……他迫切需要性愛。
艾斯脫掉了他的衣服,露出了他自己緊實、健美的身體。迪克驚訝地發現自己的某個部分竟然覺得這個男人有吸引力。當他在迪克的雙腿之間移動時,他試圖埋葬這個念頭,「你想要這個嗎?」他問那位英雄。
夜翼什麼也沒說,對自己大喊停下來……然後慢慢點了點頭。艾斯將他的肉棒對準迪克的精液淋灕的洞口,「往後推,妓女,用我的肉棒操你自己!」
迪克深吸了一口氣,然後順從地感覺到他的洞口圍繞著艾斯的肉棒拉伸。他體內的藥物讓他無法抗拒那種快感,他將自己刺在侵入的棒上。艾斯咆哮著,感覺到英雄緊緊的洞口圍繞著他的肉棒,當他看著英雄前後移動自己時,他被緊緊擠壓。
「該死……哦,操……」夜翼哭喊著,意識到了關於艾斯肉棒的可怕真相。
「你喜歡那個彎曲?」那個暴徒問,「讓陰蒂瘋狂!」
狄克羞愧地低下頭,感覺自己不由自主地迎合那根肉棒,每一次都猛烈地撞擊他的前列腺,讓他自己的肉棒流出淚來。他討厭自己竟然會享受這一切,被血管中流淌的狂喜所淹沒;當艾斯的肉棒觸碰到他體內的那個點時,其他一切都消失了。當他感覺到粗大的血管按摩著他的每一寸肌膚,像海盜尋找黃金一樣掠奪他的深處,他的心智因慾望而變得模糊。
他無力地只能呻吟,當艾斯緊緊抓住他的臀部,將他拉回自己的肉棒上,無情地撞擊著。狄克不確定自己何時失去了對自己身體的控制。他所知道的是,艾斯的肉棒正好撞擊著他的前列腺,體內的藥物讓快感變得如此強烈,以至於其他一切都不再重要。他將自己交給了這種感覺,隨著艾斯加快節奏,他的輕柔呻吟變得更加響亮。
艾斯抓住英雄的頭,猛地將其拉回,狂野地吻著他。狄克震驚於感覺到一個男人的舌頭進入他的嘴巴,但當那根肉棒撞擊到他的淫蕩開關時,他發現自己也在回吻。他能感覺到艾斯的舌頭與自己的激烈交戰,快感與厭惡在他體內交戰,但很快藥物佔了上風,一種野性的慾望吞噬了英雄。他呻吟著,將艾斯的肉棒更深地撞入自己體內。
「太熱了,」艾斯說著,咬著狄克的脖子,一個又一個印記隨著他的抽插而留下。狄克呻吟著,當那人的牙齒擦過他敏感的皮膚時,疼痛的刺激只增加了那一刻扭曲快感。他能感覺到自己的洞口在那人粗大、彎曲的肉棒周圍顫抖,每一次推進都吸引著他更深入。那人的陰毛磨擦著他過度敏感的洞口,狄克的前列腺隨著幾乎不斷的快感而跳動,他的腹肌因為激烈的抽插而顫抖。
艾斯將狄克向前推倒在地,猛烈地撞擊他的狹小洞口。狄克尖叫著,感覺到他的屁股從一個不同的角度被撐開,他的臀部無恥地撞回那人的肉棒。
「來吧,你這個他媽的妓女,」艾斯憤怒地說,「把屁股推回來,求我操你!」
狄克咕噥著,當那根粗大的肉棒將他根植得更深時,他的臀部不由自主地動了起來,「拜託……更用力……」
「你愛那根肉棒,對吧?」艾斯笑著說,當他抽出來,把自己搭在英雄的背上,他的肉棒帶著一聲清脆的啪聲離開狄克被虐待的洞口,然後盡可能用力地再次插入。
夜翼痛苦地嚎叫,但藥物讓他乞求更多。「操我!更用力!」他呼喊著,他的心智被慾望的迷霧所消耗。艾斯很樂意配合,殘酷地將自己的肉棒撞入夜翼的屁股,每一次推進都讓英雄在快感和痛苦中尖叫。
兩個男人在倉庫裡交媾的聲音迴盪著,迪克不敢相信自己正在做的事。他甚至沒有試圖阻止自己,一次又一次地拱起背,渴望那個暴徒的全部肉棒,甚至更多。
「你是個好孩子,婊子嗎?」艾斯問那個英雄,「你是我的好孩子嗎?」迪克的眼睛翻到了腦後,當他再次推送他的屁股回去時,用一聲低沈的呻吟回答。艾斯的手環繞著迪克的喉嚨,當他的臀部更猛烈地撞擊時。 「回答我,混蛋……你是我的好性奴狗嗎?」艾斯一邊加緊對夜翼喉嚨的抓握,一邊低吼道。
「啊啊,對……天哪,對,狠狠地操我!」迪克在那個男人巨大的肉棒填滿他到極致時哽咽地說出。
「性奴狗不是這樣說話的……它們會吠……來吧,性奴狗……為我的肉棒吠叫!為了被繁殖而吠叫!」艾斯要求,同時更緊地擠壓著英雄的氣管。夜翼的視野開始變得模糊,因為他的大腦被切斷了氧氣。他唯一的想法是他的睪丸裡那種刺痛感在增長,他知道自己即將再次高潮,這個想法放大了他對艾斯肉棒的慾望。他吠叫了,一聲絕望、渴望的聲音,似乎讓艾斯進入了狂熱。
「大聲點!來吧,婊子,為我的肉棒吠叫!像一隻狗一樣吠叫!」他在一次又一次猛烈撞擊那緊緊的屁股時怒吼。
夜翼沈迷於快感的海洋中,當他被無情地操著時,無法形成一個連貫的思維。整個倉庫迴盪著艾斯身體撞擊他的聲音,他的肉棒撞擊夜翼屁股的黏膩濕潤聲,以及英雄誇張的呻吟聲充斥著空氣。
突然,艾斯抽出來,留下夜翼被蹂躪的洞在冷空氣中抽搐和疼痛。迪克的頭腦因快感的突然消失而暈眩。「拜託不要,現在不要停!」他聽到自己乞求,他不敢相信自己聽起來有多可悲。他聽到了他們所有人的響亮、下流的笑聲。
艾斯低頭看著他,露出一個微笑,「只有性奴狗才能高潮……做個好孩子……過來!」
迪克爬向那個男人,從未在生活中感到如此卑微。艾斯看著其中一個英雄的棍子,「托尼,把那個標誌拿給我。」
托尼過去把小夜翼標誌從上面拿下來,遞給了他。艾斯從口袋裡拿出一個狗項圈,「你和狗是怎麼回事?」托尼在他將標誌固定到項圈上時問那個男人。
他只是微笑著,「相信我,你會喜歡的,」然後對迪克說,「過來,孩子,過來!」
夜翼恍惚地爬向他,艾斯迅速地在他脖子上繫上項圈,鎖緊了它,「現在你是個好狗。」
迪克跪在那裡愣住了,他抬頭望著艾斯,滿臉困惑。
「叫吧,狗,叫出來讓人幹!」艾斯帶著邪惡的笑容說。
迪克感到一陣羞辱和厭惡,想到自己被變成一隻狗,但他體內的快感讓他無法拒絕。他張開嘴,發出一聲可憐的小吠聲,「汪」他自己的聲音讓他震驚,幾乎和艾斯那強壯的手臂環繞著他纖細的脖子的感覺一樣震驚。那個暴徒像牽著寵物一樣帶著他在倉庫裡走動,他的新鼻子幾乎貼著艾斯的大腿。艾斯看著夜翼,「躺下來,雙腿張開……準備像個母狗一樣被繁殖!」
迪克服從地躺在骯髒濕漉漉的地板上,雙腿分開。艾斯跪在他的雙腿之間,一邊抓住夜翼的腳踝,將它們勾在他的肩膀上,一邊將他那滑膩、粗大的陰莖頂端壓在英雄受虐的洞口上。艾斯完美的陰莖壓在他的洞口上的感覺,讓夜翼的脊椎發寒,他體內的藥物要求更多。
艾斯咧嘴一笑,一寸一寸地推進英雄滑膩的入口,他的粗大肉棒強行進入英雄的屁股,將英雄的洞口撐到極限。迪克緊閉雙眼,試圖擋住疼痛,但他所做的一切只是讓自己更加敞開。艾斯那粗大、青筋暴露的陰莖消失在受虐的洞口中,完全填滿了它。
「哦,天啊,是的!」迪克驚訝地聽到自己哭喊著乞求那個暴徒幹他。他不禁對自己感到極度的羞恥和厭惡,因為他在乞求。他知道自己應該反抗,但藥物已經控制了他。他所能感覺到的只是強烈的釋放需求。
艾斯毫不浪費時間,將他那彎曲的陰莖猛力插入夜翼受虐的洞口。迪克啜泣著,他的頭腦一片模糊,感覺自己的身體被暴徒的棒子刺穿。他感覺到每一寸都侵入他的身體,將他填得滿滿的。他看到那個男人像他曾經對許多女孩那樣分開他的雙腿……只是現在他是那個小穴……那個被使用的妓女。
「我的狗想要高潮嗎?你想要高潮嗎,孩子?」艾斯問道,現在他已經毫不顧忌地撞擊英雄,把他們兩個都推向高潮。
迪克瘋狂地點頭,幾乎無法忍受想要射精的衝動。他的陰莖跳動著,前列腺液從尖端滲出,沿著莖身流下。這是他唯一想要的,也是唯一重要的事情。艾斯那殘酷的笑容隨著迪克在他的虐待下身體顫抖而越來越燦爛。他已經如願以償,將他鉤在了自己的選擇之毒上,完全控制了他。
「給我嚎叫吧,你這條狗,就像你現在這麼淫蕩的婊子一樣!」艾斯吼道,知道現在已經無法回頭了。他更緊地抓住夜翼的腳踝,手指深深地陷入肉裡,當他無情地撞擊這位英雄時。迪克仰起頭,發出一聲悲傷的嚎叫,當那個男人粗大、青筋暴露的陰莖一次又一次地撞擊他時,他的心智變得模糊,將他填得滿滿的。
「我要他媽的讓你懷上我的孩子,」艾斯低吼道,「你這條狗,想要懷上我的小狗嗎?」
迪克閉上眼睛,淚水順著他的臉頰流下,他點頭表示同意。他再也受不了了,他需要射精,需要結束貫穿他血管的折磨。當艾斯拉著他的腳踝,以一種任何人都不應該經歷的方式將自己張開時,他尖叫起來。那個暴徒向前猛撞他的臀部,他的陰莖猛烈撞擊迪克的前列腺,使這位英雄陷入麻木的高潮。當他噴射在自己的胸口時,他的眼前爆發出星星,喘著粗氣。
艾斯在愉悅中呻吟,伸手擠壓夜翼的睪丸,在他將自己的精液深深注入這位英雄被廣泛使用的屁股時,用手指滾動它們。迪克能感覺到溫暖在他的屁股裡蔓延,當艾斯倒在他身上時,他的嘴找到了英雄的嘴,並再次熱情地吻了起來。
迪克討厭自己回吻了他,當艾斯與這個被迷藥迷倒的男人親熱時,他們的身體將精液和汗水相互摩擦。然而他忍不住。他的陰莖每一次抽搐都讓他頭昏眼花,每一滴都比上一次更加愉悅。艾斯從英雄的屁股裡抽出來,留下了一個被猛烈撞擊後敞開和張開的屁股。
「這真是太熱了,」他說,帶著微笑俯視著被打敗的英雄。
迪克只是躺在那裡,喘著氣……他的身體處於純粹的幸福狀態,因為他感覺到他身下的精液在冷卻……但後來他感覺到了……那種咬人的空虛感又回來了。當他抬頭看著那些微笑著的男人時,他的眼睛狂野。
「怎麼了,小子?」艾斯說,「你還需要更多嗎?小狗想再次被繁殖嗎?」
迪克努力回答,他已經被戴上項圈和性交……他必須停止這一切……但空虛感開始轉變為不適,他知道痛苦即將來臨。
「來吧,小夥子,」艾斯蹲下來說,「叫一聲!小狗需要交配嗎?」
迪克感到自己的心跳加速,他渴望更多,但他對自己感到非常羞愧。他不想承認自己需要這個,想到他們的陽具再次填滿他讓他渴望,甚至絕望。光是提及這件事他的屁股就緊縮了,他的心在自己的慾望和隨之而來的羞恥感之間撕扯。「我……我……」他開始結巴。
艾斯狠狠地打了他的臉,刺痛讓這位英雄震驚,「操狗不說話,它們只會吠。回答我,淫蕩的……小狗想要交配嗎?」
迪克感到羞恥感逐漸上升,他絕望地點了點頭。
艾斯微笑著,「我聽不見,為我吠叫吧,操狗……像你這樣的淫蕩貨就該被交配。」
迪克討厭這樣的自己,但他無法控制那種野性的需求。他發出了一聲可憐的小吠聲,當聲音從嘴裡出來時,羞恥感淹沒了他。
「大聲點!」艾斯要求。
迪克不知道自己怎麼了,他發出了一聲響亮、低沈的吠聲,他的聲音因羞恥和需求而顫抖。所有的男人都對他可悲的表現大笑,但他幾乎沒有意識到,因為他的肚子裡的空虛變成了一種深深的、咬人的痛。他渴望他們的觸摸,他們的陽具,任何東西來填補那個威脅要吞噬他整個人的空虛。他成了自己身體的囚犯,當他的心進一步陷入快感的迷霧時,他無法抗拒。
艾斯抓住項圈,拉著這位英雄走,「來吧,讓我介紹你認識我的朋友布爾。」
迪克抬頭看著這個壁壘般的男人,吞了口口水。
「好了,混蛋,你還在等什麼?」艾斯咄咄逼人地說,「解開他的腰帶!把他的褲子脫下來!」夜翼急切地服從,手抖著摸索著那人的腰帶和牛仔褲。
當迪克把那人的牛仔褲拉下來時,他的陰莖彈了出來,讓這位英雄驚訝地倒抽一口氣。即使是總是自信滿滿的夜翼也無法隱藏他對那人陰莖巨大尺寸的震驚。他不禁瞪大眼睛,不敢相信地盯著洛基那粗壯、未割包皮的陰莖。
它像條他媽的蛇一樣低垂,軟的時候有七英吋長,尖端從包皮中探出來。迪克只是盯著看,不敢相信自己所見。
「現在你知道他們為什麼叫我公牛了吧,」那人說著,一把抓住迪克的後腦勺,把他推得更靠近一些,「來吧,小婊子,幫我清潔乾淨……」
迪克閉上眼睛,開始舔弄龜頭周圍,舌頭舔過包皮下面,那人身上的氣味充斥著他的感官。那氣味,那味道……全都讓他不堪重負,他開始更用力地舔,像吮吸奶頭一樣吸吮著那巨大的龜頭。
「哦,那感覺真好,」公牛說,他那兩隻巨大的手覆蓋在迪克的頭上,當他的陰莖開始膨脹和增長。迪克感到他的嘴唇在舌頭下面的壓力。
它撐大了他的下巴,讓他的眼睛充滿淚水,因為他感覺到它在脈動和增長,撞擊到他的喉嚨後面。那人愉悅的呻吟聲只是鼓勵了他,當他吸吮時,他自己的陰莖也在增長。
「骯髒的小狗,你喜歡那條雞巴嗎?」艾斯低沈地咆哮著,看著眼前的場景。迪克的頭點了點,話語幾乎說不清楚,因為那巨大的器官在他的嘴唇上脈動。
他幾乎不敢相信自己甚至有能力吞下這麼大的東西,更不用說乞求它,但他無法否認那種在他體內咬噬的饑渴。他越吸越用力,盡力深喉那巨大的陰莖,感覺到它在他舌頭上脈動和抽搐。公牛的呻吟聲越來越大聲,當他面對著虛弱的英雄時。夜翼嘴角滴下的唾液濕潤了那人的睪丸。
那人汗水和前列腺液的氣味充滿了空氣,與倉庫的塵土和砂礫混合在一起。迪克能感覺到自己被這些男人以最屈辱的方式使用,摧毀,然而他卻忍不住要求更多。他的身體在吸吮這個男人時顫抖著快感,一個把他當作不過是個狗的男人。公牛的兩隻巨手覆蓋在迪克的頭上,讓他保持穩定,當他猛烈地撞擊進他的嘴中。
迪克的思緒回到他初成為夜翼的時候。那種危險的刺激感,擺脫布魯斯控制的自由,可以隨心所欲。他回想起和不同女性在一起的時光,她們柔和的呻吟聲在呼喚更多。但他從未夢想過自己會跪倒在一個體型是自己兩倍的男人面前,進行口交,同時被稱為「性奴」。
當布爾將他的陰莖深深推入迪克的喉嚨時,迪克開始窒息。前列腺液從他喉嚨後面滴下,沿著下巴滴落。他自己的陰莖也堅硬如石,滴著前列腺液,一滴落在他腳下的骯髒地面上。想到它落在哪裡,以及這種情況的極端淫穢,本應讓他感到厭惡,但它所做的只是增加了他內心建立的病態刺激感。
布爾將他推開,迪克在倒退時喘著氣,他的陰莖在腹部摩擦著前列腺液。「布爾準備好了!」那男人躺下時說,他的巨大陰莖直挺挺地矗立著,「來吧,英雄……來騎牛!」
迪克退後,感覺到那根巨大的陰莖在他的臀縫中滑動,讓他因期待而顫抖。他最後的理智在對他尖叫著要他停下……但這已經無濟於事……他太需要它了。
「來吧,你這個小婊子,」布爾咕噥著,「別再挑逗了……」
迪克顫抖著伸手回去,將陰莖頭對準自己的洞口,他的心在對他尖叫著要他停下……
艾斯抓住他的下巴,讓他們四目相接,「壞狗!坐下!」他命令道,他的聲音堅定而不容置疑���「我不在乎你的英雄胡說八道讓你做什麼。服從,否則我會讓你服從。」
迪克的思緒混亂。他想要反抗,想要抗爭,想要證明自己仍然掌控著一切。但事實是他沒有。他是一個傀儡,而這些男人是操縱者。他能感覺到自己慾望的重量壓在他身上,壓垮了他的抵抗,直到只剩下懇求。
他嘆了口氣,將自己降落在那個怪物的陰莖上,他的洞口被猥褻地撐得很寬,當它一寸一寸吞噬那粗大的軸時。「操!」他尖叫著,當他感覺到自己的洞口被那像拳頭一樣的陰莖徹底摧毀時,他的頭向後仰。「該死的不!太大了……不要啊!」他尖叫著,當他感覺到陰莖頭突入他的屁股時。
布爾的手緊緊抓住他的大腿,將他更猛烈地拉回到陰莖上,撐得他比他以為可能的還要開。迪克的尖叫聲在倉庫中迴響,布爾一寸一寸地進入他體內。他掙扎著移動,但那男人的手抓住他不動,慢慢地將他拉下到他的陰莖上。
「哦,操!」Tony 一邊說,一邊把 Ace 推開,他從口袋裡掏出一個袋子,塞到那位英雄的臉前,「吸一口!」
Dick 別無選擇,他吸了一口,感覺粉末沖上鼻子,滑下喉嚨……瞬間他的腦海爆炸了,因為大腦中的每一個快感中心開始發射一波又一波的狂喜,穿過他完美的身體。
他的掙扎停止了,他的尖叫聲漸漸變成了柔和的呻吟,當他感覺到 Bull 完全填滿了他,他的眼睛在狂喜中翻白,他的陰莖深深地埋在 Nightwing 的屁股裡。Dick 感到自己在純粹的狂喜中旋轉,當他感覺到自己緊繃的小屁股痙攣,圍繞著插在他體內的 2x4 木頭。然後他慢慢地感覺到自己被那個男人抬起來,讓每一寸都在離開他的時候被細細品味,只為了被猛烈地摔下來,像武器一樣沖擊進他的體內。
「哦,我的天啊!」他尖叫著,他的背部拱起,身體在快感中顫抖。Bull 拉扯著 Nightwing,越來越猛烈地摔他下去。突然間,英雄的肌肉緊緊地繃縮著。
「是的!是的!」Dick 尖叫著,他再次射精……精液像消防水帶一樣飛出他的陰莖……但 Bull 還沒有完成,事實上他甚至還沒有開始。他繼續讓恍惚的英雄在他的陰莖上上下下移動,享受著他緊繃的小英雄洞擠壓他的陰莖的感覺。
他把手指深深地插入 Nightwing 的臀部,開始向上推動。Dick 的眼睛飄忽地睜開了,但他們失焦且呆滯。他完全沈醉在 Bliss 和血液中流淌的快感中,感覺自己像是在九霄雲外��浮,完全與他訓練有素的身體脫節。存在的只有 Bull 給予他的野蠻猛擊,那是他感受過的最強烈的事情。
他啜泣著,呻吟著,那根陰莖像攻城器械一樣撞擊進他體內,英雄所能做的只是喃喃地抗議,當他的身體被過度刺激。他剛剛射精……他想要睡覺,想要昏過去,但代替的是他一次又一次地騎在那根像樹幹一樣的陰莖上。
然後事情開始改變……當 Bull 撐開他的洞,那個男人蘋果大小的龜頭會抓住並拖拽 Dick 的婊子按鈕。第一次讓他顫抖,第二次讓他發出可憐的呻吟……第三次他開始慢慢地推回去,到了第四次,他已經支撐在 Bull 的大腿上,並猛烈地把自己摔回去迎接暴徒的操。
「操,對……多一點……多一點……」Dick 喃喃自語,汗水順著身體滴落,「操我……需要更多……」他說,一邊拱起背部,一邊完全地將自己刺在陰莖上。
當牛頭人看著英雄在他的肉棒上慢慢開始解開時,他笑了,加快了他的抽插速度,接管了節奏,他瘋狂地操著自己,「再來!」迪克喊道!「用力操我!」
牛頭人不得不承認他感到驚訝,大多數人都會對他的肉棒退避三捨,該死的,他甚至得付錢給大多數女孩子讓她們幫他口交...但看著這個超級英雄婊子乞求更多...
「對,接受牛頭人的肉棒!」那男人狂怒地喊道,他的屁股離開了地面,當他把夜翼拉到自己身上時。英雄的背部作為回應而拱起,當他感覺到另一波快感在他的血管中奔騰時。迪克不知道他還能承受多少,他的頭腦試圖抵抗...但他無法否認他所感受到的快感。
英雄接管了抽插,本能接管了一切,當他猛烈地撞在那棒球棒大小的肉棒上時。那惡棍只是看著,他的嘴唇向後撤開,露出一個怪異的微笑,聽著被迷藥迷倒的英雄呻吟和哭泣的聲音。
夜翼掙扎和扭動,他那美味的肌肉都繃緊了,當他強迫自己接受牛頭人那淫穢肉棒的每一寸時。托尼和艾斯抓住了他們自己的陽具並開始抽動,看著英雄的墮落。空氣中充滿了潮濕的汗水和麝香,舊塵土和油膩的惡臭味刺激著感官。迪克的花崗岩腹肌上滑溜溜的混合著汗水,他那瘦削、美味的身體隨著牛頭人有力的臀部每一擊而顫抖。
「哦,該死!」牛頭人喊道,「這個他媽的婊子要讓我射了!」
「不!」迪克驚慌地呼喊,「繼續...快到了...哦,拜託...再來點...」
牛頭人試圖忍住,但看著著名的夜翼乞求被操是太過刺激,他感覺到他的睪丸開始刺痛,「哦,操,我要來了!」這個罪犯大喊著,當他開始將他的精液灌入迪克的洞裡。
英雄的眼睛瞪大了,當他感覺到那男人的精液填滿他時,每一股精液都讓他顫抖。他試圖騎得更快,但牛頭人在射精時已經停止了操。 「在你裡面射精,婊子!」牛頭人在將他最後的種子釋放進夜翼的深處時吼道。英雄在感覺到那男人的精液填滿他時,發出了一聲喘息,那感覺既奇怪又陌生。當他繼續猛烈地撞回那男人的肉棒時,���液順著他的大腿滴落。
「停!」牛頭人吼道,把英雄推開,「滾開,你這個妓女!」他說,他那變軟的肉棒漏出了最後的精液,順著他的腿流下。
夜翼躺在地板上,精液從他被凌虐的屁股溢出,「更多...我需要更多...請!」他向東尼和艾斯呼喊。
艾斯撫摸著自己的陰莖,「一隻想被繁殖的母狗怎麼求?」他問那位迫切需要的英雄。
毫不猶豫,迪克開始對他吠叫,「汪!汪!哦請繁殖我!請…」
艾斯躺下並抬起他的陰莖,「來吧,小狗…」
迪克爬到他身上,將自己壓在那男人的陰莖上。他狂野地自慰,英雄屁股裡的濕潤聲響起...當艾斯看到夜翼臉上的恐慌時微笑了,他越來越用力地撞擊,「怎麼了小狗?需要更多嗎?」
迪克點頭,「請…」當他看到艾斯臉上的表情時,他停下來又開始吠叫,像狗一樣向那男人懇求。
「你聽到他的話了,東尼。」
迪克感覺到那男人在他身後移動,然後在他來不及阻止之前,感覺到第二根陰莖滑入他張開的洞穴。
「哦天啊」迪克哭泣著,感覺到他的屁股被兩根陰莖同時撐開。
那種痛苦無法形容,但即便如此,他的身體還是像極度飢餓一樣做出反應。東尼緊緊抓住他的臀部,從後面猛烈地撞擊著他,他那巨大的陰莖每一次推進都更深地觸及迪克的前列腺。在他下面,艾斯玩弄著英雄的乳頭,挑逗和扭曲它們,直到它們變得深紅且嬌嫩。
迪克呻吟著,當東尼和艾斯無情地雙重貫穿他時,他仰起頭陷入狂喜。這兩個男人完美地協同工作,一個推進,另一個拉出,從不給夜翼片刻的喘息機會,讓他不斷地感受到無盡的快感。
「接受它,你這骯髒的小狗,」東尼低吼著,狠狠地拍打著英雄的臀部,聲音在倉庫中迴響。他拉回項圈,讓迪克拱起背部,這樣暴徒就能在英雄的脖子上留下一個又一個的吻痕。那人咬下肉,然後吸吮,留下憤怒的紅色愛痕。這些標記將不斷提醒他墮落的恥辱。
「你喜歡這個嗎,淫蕩的婊子?你喜歡同時被我們的雞巴插入嗎?」東尼在迪克耳邊低語。英雄猛烈地點頭,無法形成言語,因為他的心智被一次被兩根巨大的雞巴填滿的強烈快感所吞噬。
「回答我,妓女,告訴我你有多愛這個!」艾斯咆哮著,抓住迪克濕漉漉的頭髮,再次猛拉項圈。英雄的喉嚨努力地想要吐出話來,他的身體被一波又一波的狂喜所折磨,這些狂喜幾乎要淹沒他。
「我愛它,我愛它,請繼續。」迪克乞求著,他的臀部在兩個男人之間來回扭動,渴望保持穿過他身體的強烈感覺。
東尼的手在他完美雕塑的胸部和腹肌上移動,當他操他時,艾斯向上推確保英雄感受到他曲線的每一寸。看著這個瘋狂性感的英雄在他們之間扭動和呻吟,這是夢想成真的材料。當東尼拉回頭時,迪克願意地吻了這個男人,想要得到他能得到的每一小塊。
當東尼打破吻時,艾斯拉著項圈把他拉下來,也吻了他,「看看我們的淫婦,」他在吻之間說,「你現在是我們的小母狗了嗎?」
迪克猛烈地點頭,他的心智已經消失到不在乎自己行為的含義,「是的,是你們的…你們的母狗…你們的淫婦…是的,我是你們的狗。」
艾斯看著東尼,然後艾斯從英雄身上抽出來,迪克用野性、絕望的眼神看著他們,艾斯走回去,搖晃著他的雞巴,「爬過來,用你的嘴清潔我的雞巴,妓女,向我展示你訓練得有多好。」
迪克無法控制自己,他在骯髒的倉庫地板上爬向那個男人,他的屁股滲出精液,當他開始舔起他造成的混亂,貪婪地吞咽。艾斯的雞巴抽搐著膨脹,看著通常驕傲而堅強的英雄被減少為顫抖的混亂,他會為了一根雞巴做任何事,「哦耶,小狗,真是個好孩子,你是我們的好孩子嗎?」
迪克呻吟著,當他吮吸那混亂的陰莖時,汗水和前列腺液的味道充滿了他的嘴,他舔著艾斯的陰莖和睪丸上的精液。他已經完全迷失了,被藥物和性愉悅淹沒到忘記了自己是誰。
艾斯抓住項圈,把英雄從他的陰莖上拉開,「回答我,你是我的乖孩子嗎?」
迪克的眼睛充滿淚水,他只是盯著那個暴徒……他的整個生活在眼前閃過……蝙蝠俠、芭芭拉、科瑞、泰坦……所有的一切……然後他低頭看向那個男人的陰莖……
他開始一遍又一遍地吠叫,當那些男人笑著的時候……一旦艾斯放開項圈,迪克就回去舔那個男人的陰莖……只是等待著他再次來幹他。
一個月後
這家酒吧沒有名字,這正是他們喜歡的方式。
這是高譚市一個隱藏的地方,供罪犯和暴徒會面和社交,它是城市中最神秘的秘密之一。一系列的技術和魔法使它對外界的眼睛隱形,它的位置只有最壞的人才知道。
酒吧是個秘密,但更神秘的是地下室裡的東西。
把它稱為性俱樂部還算溫和,這是一個這些罪犯,男人和女人,去滿足他們最黑暗慾望的地方。在那裡發生的事情都會留在那裡,這正是大家喜歡的方式。
所以當東尼、艾斯和布爾帶著夜翼走進來,牽著皮帶時,整個地方都安靜了。人們驚訝地盯著這個四肢著地、像動物一樣開心喘息的打擊犯罪者。
東尼四處看了看,「500 塊一小時……誰要?」
一秒鐘內沒有人動,然後臉上突然被一堆鈔票瘋狂塞來。Ace 鬆開了皮帶,彎下腰問:「你是我的乖孩子嗎?」
Dick 點頭微笑,瞳孔因為極樂而放大。
Ace 站起來,退後一步說:「全都給你們了,孩子們!」
雙手抓住 Nightwing,將他拉進酒吧……他的制服撕裂的聲音充滿了整個房間……
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我が国の未来を見通す(50)
「気候変動・エネルギー問題」(15)
人為的CO2削減の可能性
宗像久男(元陸将)
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□はじめに
記念すべき第50話まで来ました。「わが国の未来
を見通す」を始めてからほぼ1年が経とうとしてい
ます。50回を記念して、私自身の最近の“日常”
をカミングアウトしようと思います。現在、71歳
と半年、3つの会社と非常勤監査役や顧問などの形
で雇用契約してそれぞれの職務をこなすかたわら、
某大学の非常勤講師として週に1度は講義を行って
います(科目は、なんと「経営戦略論」と「経営組
織論」です)。
その他、自衛隊を含み、依頼があればどこへでも喜
んではせ参じ、歴史講話などを実施しています。ほ
かにもボランティア活動も数件、それ以外にゴルフ、
コンサートや演劇観賞、小旅行、それに各種セミ
ナー聴講など、たぶん同世代の人たちよりは数多く
こなしていると思います。
ボランティア活動で最も力を入れているのは、元自
衛官たちの再就職あるいは再々就職の応援です。5
0歳後半で若年定年を迎える自衛官は、退職直後は
国家が再就職の面倒をみることが法律で定められて
おり、その体制下で自衛官たちは再就職します。し
かし、「人生100年時代」、元自衛官たちは60
歳の前半、今度は自力で職探しに奔走することを余
儀なくされます。この時には、自衛官の“ブランド”
はすでに消え去り、相当厳しい“現実”が待ってい
ます。
そのような元自衛官たちの苦労を目の当たりにして
いることから、時々、仙台や札幌まで出かけて行き、
現役自衛官たちの前で、誰もが迎える未来の“現
実”、そしてそれに向かって現役時代からの心構え
や準備すべき事項などについて教育しています。「
国防に半生を捧げた全自衛官たちが、一生、幸福で
充実した人生を送ってほしい」との切なる願いを込
めて、私自身も東奔西走しております。またその一
環で、自衛隊部内紙紙上に「自衛官にとっての『人
生100年時代』」をシリーズ化し月に1回、投稿
しています(現在16回目です)。
さらに、時々、本シリーズでも紹介していますよう
に、日々変わる“時事”についても関心を持ち、で
きる範囲で情報収集します。このような合間をぬっ
て、本シリーズの原稿を毎週5000字前後したた
めています。もちろん、そのために必要な書籍や資
料をできる範囲であさります。これらから、最近は
どこに出かけるにも1泊以上の場合は、パソコン持
参が常態となりました。
若い頃から「人の3倍生きる」を公言し、泳ぎを止
めることを知らない“マグロ人生”を突っ走ってき
ました。つい先日は、深夜までサッカー観戦で寝不
足のまま、翌日早朝から出かけて同期のゴルフコン
ペに参加(結果はベスグロでした)、夜は、家内と
コンサートを観賞するなどの無理もしていますが、
年齢も年齢、記憶力も弱くなるなど少々ガタが来て
います。いつまで続けられるかわかりませんが、も
う少し頑張りますので、どうぞお付き合いください。
冒頭から私的な話題ですみません。
▼地球は寒冷化に向かう!
さて、本題に戻りましょう。前回紹介しましたよう
に、「地球は寒冷化に向かう!」との勇気ある主張
も依然として存在します。全人類のほとんどが「地
球温暖化」狂騒曲を鳴り響かせている現代にあって、
個人的にはとても興味が沸きます。CO2削減の
可能性について論じる前に、少しその骨子を紹介し
ておきましょう。
「寒冷化に向かう」とする根拠の第1は、「100
万年にわたる地球の気温推移の歴史をみると、人間
の出すCO2などとは全く無関係に一定のリズムを
刻んでいる」ということです。現在は、「確かに温
暖期にあるが、この周期からみるとそれも束の間で、
いつ気温が下降してもおかしくない。そうなれば
地球も約1万年ぶりに氷河期に突入する」のだそう
です。
さらに、ここ1万年の気温推移をみれば(前に紹介
しましたように、グリーンランドの氷床から北極圏
の気温を推定しています)、「確かにここ約100
年の間は、小さなレベルで気温が上がっている。だ
が、さかのぼって気温推移をみると、工場も発電所
もなかった時代に、今以上に温かい時期が何度も来
ている。人類の出すCO2は気候変動とは関係ない」
というのです。
つまり、「大きな周期をみても、小さな周期をみて
も、気温が人類の出すCO2で変化しているように
は見えない。地球の向かう先は温暖化ではなく、寒
冷化の可能性を疑うべき」と主張します。
その主張の根拠として、温暖化説を唱える気象学者
たちが「大気」だけをみているのは「ものの見方が
狭すぎる」と言い切って、地球の気温は「宇宙」、
それに最も近い「太陽」に目を向けなればならない
とも主張しています。
関連して言えば、温室効果ガスが地球温暖化の原因
としてコンピューターでシミュレーション手法を開
拓し、ノーベル賞を受賞された真鍋淑郎(しゅくろ
う)氏のグループは、受賞自体は嬉しいことではあ
るのですが、「仮定」そのものの誤りや「政治的意
図が働いた」などとの指摘もあるようです(細部は
省略します)。
東京大学の地球生命研究所丸山茂徳教授は「地球の
温度は根本的に決めるのは日射量だが、それを圧倒
的に支配するのは雲である。雲は白く、太陽光を反
射する。雲量が1%増えると地球の平均気温は1℃
下がることがわかっている」として、「雲の量を増
やすのは、宇宙から降り注いている『宇宙線』であ
る。高エネルギーの宇宙線が雲の材料となる埃に衝
突して分散してその数を増やすので雲の量が増える」
と別な角度から地球温暖化に疑問を投げかけます。
具体的には、「その『宇宙線』の量を左右するのは
太陽活動であり、太陽活動は強くなったり(黒点の
数が増える)、弱くなったり(黒点の数が減る)し
ているが、それ以外にも『太陽風』という目に見え
ない高温のガスを吹き出しており、このガスが『宇
宙線』を弾き飛ばす。太陽活動が弱くなった時、『
太陽風』のバリアも弱くなり、地球に降り注ぐ『宇
宙線』が増える、その結果、雲が増え、気温が下が
り、逆に太陽活動が強くなれば、『宇宙線』も吹き
飛ばされ、雲も減って気温が上がる。近年、太陽活
動が低調になりつつあるということで、地球は温暖
化どころか、寒冷化する予兆がある」と丸山氏は主
張します。
「氷期と間氷期をもたらす数万~10万年周期の気
候サイクルは、地球の『天体運動』にその原因があ
る」と神戸大学兵頭正幸名誉教授は解説しています。
つまり、「地球の自転軸の角度や公転軌道の形な
どは、月や惑星の引力により周期的に変わり、それ
によって、北半球高緯度が受ける日射量が周期的に
変化し、氷期と間氷期を繰り返す」として(「ミラ
ンコビッチ周期」と呼称されます)、「この周期で
は、地球は約6000年間以降寒冷化に向かってお
り、約3万年後に氷河期に迎える」と主張していま
す。
このように、地球の気候変動は、太陽に関わる作用
を主因としつつ、海流、水蒸気量、マントルや火山
活動、地球磁場、銀河における太陽系の位置など、
無数の要因によって動く「宇宙レベルの摂理」なの
であり、こうした視点でみると、「人為的CO2が
地球気温を動かす」などとそもそもの“次元が違う”
ということでしょう。
これらの理論について、私など素人が理解できる範
囲を超えているものがありますが、もっと長いレン
ジで「地球の動き」をウオッチする必要があるとい
うことなのでしょう。以前紹介しましたように、つ
い最近の1970年代には「寒冷化」狂騒だったも
のが、手のひらを返したように「温暖化」狂騒に変
わりました。地球や宇宙に対する人類の“感知能力”
が依然として未熟である証左ともいえるでしょう。
日本や外国の研究者の中には、「地球温暖化」に“
異説”を唱えている人たちが沢山おられるのは明ら
かです。これらから、最近��「異常気象」(最近は、
「極端気象」というそうですが)をすべて地球温
暖化のせいにして、「温暖化の原因は人為的CO2
の排出である」と断定するのは、かなり無理がある
と考えるのが妥当なのではないでしょうか。あるい
は、そのように結論づけるのは“時期尚早”という
のが正しいのかも知れません。
▼人為的CO2の削減は可能か?
人為的CO2排出に戻りましょう。これについても
すでに触れましたが、CO2排出の国や地域分布の
歴史を振り返ってみますと(インターネットではト
ップ10の国々の1960年~2019年までの排
出量の移り変わりが動画のように一目することがで
きるサイトがあります)、確かに2004年までは
アメリカが常にそのトップを走り、ロシアや中国な
どが追随してきましたが、2005年以降は、中国
がトップに躍り出て、それ以降は2番手以降の追随
を許さず、ダントツ1位でCO2排出をほしいまま
にしています。
2019年の内訳をみれば、中国107億トン、ア
メリカ48億トン、インド25億トン、ロシア17
億トン、日本11億トンと続きます。その割合は、
中国29.4%、アメリカ14.1%、EU28カ
国8.9%、インド6.9%、ロシア4.9%、日
本3.1%となります。なお、世界全体のCO2総
排出量は336億トンで、そのうちG20の排出量
は270億トン(約80%)となっています。
ちなみに、これを「一人当たりのCO2排出量」
でみるとまた面白い結果が得られます。第1位は、
目下話題のサッカーワールドカップ開催国のカター
ルです。秋田県ほどの広さに286万人ほどの人口
を有するカタールは、石油産出の富をもって、CO
2排出など一顧だにしないまま、まさに“砂漠のオ
アシス”ともいうべき近代国家を築いたのでした。
カタールに続き、アラブ首長国連邦、カナダ、オ
ーストラリア、サウジアラビア、アメリカ、ロシア、
韓国と続き、日本はようやく第9位にランクインさ
れます。なお中国は第12位にランクされています。
このような中国は、2015年採択の「パリ協定」
では、「2030年にピークアウトする」、つまり
2030年以降はCO2削減の努力はするが、それ
まではがんがんCO2を排出することを認めさせま
した。前に紹介しましたように、「付属国I国(つ
まり先進国)でない」との理由に加え、「一人当た
りの排出量は低い」などと主張したのでしょうが、
2005年以降ダントツ1位のCO2排出国である
という“事実”があるわけですから、トランプ前大
統領が怒るわけです。
その中国は、2030年以降は「脱炭素」を進める
かも知れませんが、すでにアジア・アフリカ諸国に
石炭火力発電所の輸出攻勢をかけています。そうす
ると、「非付属国I国」のアジア・アフリカ諸国は、
先般のCOP27で「地球温暖化の要因は先進国の
せい」として先進国に「損害」と「損失」の賠償を
要求したことに留まらず、近い将来、「パリ協定」
の中国のように、「自国のCO2排出については、
○○年以降に進める、それまではがんがんCO2
を排出する」と主張するでしょう。
つまり、2030年以降、中国のCO2排出は多少
減るとしても、エネルギー起源のCO2は、世界全
体では減ることがないと考えざるを得ないのです。
やがて90億人を超えると見積もられている世界の
人口です。先進国の人口が減り続ける中で、「非付
属国I国」であるアジア・アフリカ諸国で増え続け、
エネルギー源が大幅に必要になるのは明白だから
です。
▼「人間の活動」を抑制できるか
そもそも人為的CO2の排出、つまり「人間の活動」
によるCO2排出は、エネルギー起源のCO2排
出だけではないことはすでに詳しく紹介しました。
「ものをつくる」(31%)、「電気を使う」(2
7%)、「ものを育てる」(19%)、「移動する」
(16%)、「冷やしたり暖めたりする」(7%)
と人間の活動のほぼ全てに及びます。
先進国がこれまでたどった道、つまり、ビル・ゲ
イツも指摘していたように、人口増にともなう都市
の建設ラッシュをはじめ、電気を使うことがあたり
前の近代的な日々の生活、生きるために必要な食料
や栄養源を安定的に確保するための近代的な農業や
牧畜の拡充、車や飛行機による移動や貨物などの輸
送手段の確保、冷暖房が完備した快適な生活の追及
などについて、90億人の“民”がそれらに気づき、
地球上の至る所で求め、実際に普及したら、CO
2排出量はまさに計り知れないほど膨らむことが明
白で、現在、先進国を中心に世界中を巻き込んでい
る地球温暖化対策にどれほどの意味と効果があるの
でしょうか。
逆に、増え続ける人口を維持して、いわゆるSD
GSを実現するためには、「ある程度のCO2が必
要である」との見方もできるのですから、矛盾が矛
盾を呼んでいると言わざるを得ません。
ビル・ゲイツのようなチャレンジには敬意を表し
ますが、実現はそう簡単ではなく“絵に描いた餅”
になる可能性が大でしょう。私は、いつか、だれか
が地球温暖化の真実や原因をろくに調べないまま、
何がしかの意図をもって主張し始めた「地球温暖化
対策」が、当初の狙い(意図)とは違った方向に歩
み始め、自ら“墓穴を掘っている”ような気がして
ならないのです。読者の皆様はどう思われるでしょ
うか。
話は変わりますが、新橋駅のホームの立つと銀座側
に「LONGI」という中国のソーラーパネルメー
カーの看板が目に入ります。看板の上部には「太陽
光発電パネル 出荷量世界第1位」とも表示されて
います。「非付属国I国」の立場を最大限に活用し
て2030年まで石炭火力発電所でCO2をがんが
ん出す一方で、すでに三峡ダムの建設などで膨大な
量のコンクリートを使いまくり(言葉を代えれば、
CO2を排出しまくり)、その上、太陽光発電パネ
ル生産においては、すでに世界の8割以上のシェア
を確保し、将来95%になるとの見積もりもありま
す。
原子力発電所についても、現在運転中の基数はアメ
リカ、フランスに次いで第3位の47基ですが、列
国が軒並み新たな原発建設を控えている中で、中国
だけは計画通り建設を続け、2018年8月、「1
0年後に世界の原子力標準化で中国が主導的な役割
を果たす」と��目標を表明したことが話題になりま
した。これらから、気候変動問題を最大限に活用し
ようとしている中国の“したたかな国家戦略”を垣
間見ることができるのです。
蛇足ですが、森羅万象、あらゆるものを「国益」と
いう観点からしたたかな戦略を張り巡らす国に対し
て、他国の評判のみを気にして「国益」など頭の片
隅にも存在しないかのように見える国が太刀打ちで
きないのは明白です。このようなことも念頭に置き
ながら、次回、経費データがそろっている我が国の
「温暖化対策費」を取り上げ、その費用対効果に迫
ってみましょう。唖然とします。
(つづく)
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Text
Season 2, episode 2 - E-mu
「これは、内蔵姿勢制御装置のずれを無くし、過剰なジャイロ宇宙的相対理論化を防ぐ機能です。
注意深く画面を観察いただき、重力による空間歪曲や明らかな時間の加速・遅延、鏡に映る物体が実際より近く見えるなどといった不安定化兆候が起きていないか、ご確認ください。数秒後にEmaxがモジュール識別表示へ戻ってきたのであれば、すべては順調です。
注意: 安定化スキャン処理が進行している間、時として小さなエミュー鳥がEmax内部に閉じ込められ画面上を走り回ることがあります。これはEmaxの通常機能に影響はありません。
(Emax取扱説明書から超絶nemo版和訳)」
「This function aligns Emax’s internal stabilizers and prevents excessive gyrocosmic relativation.
Carefully observe the display for any signs of destabilization (eg. Gravitational warps, apparent speeding up or slowing down of time, objects in mirrors appearing closer than they really are). If Emax returns to the Module Identifier after a few seconds, all is well.
Note: Occasionally a small emu will get trapped within Emax and run across the screen during the stabilization scan process. This does not affect Emax’s normal functions. (原文)」
もうね、原文にある「gyrocosmic relativation」とかってバック・ロジャースのネタだし。「objects in mirrors appearing closer than they really are」って向こうの車のドアミラーに書いた~る警告文パロってる し。どこにも「自己診断処理」って書いてないから。それが自己診断機能だということは、生産完了後だいぶたっ てからネットかなんかで知った。だから現役当時とにかくLCDの中をエミュー鳥が走り回るだけなので、こっちは 訳が分からず呆然とするばかり。
この面倒くさそうなふざけたノリの取説を出したのはE-MUことE-MU SYSTEMS。その創業者は、ぶっちぎり 天才エンジニアであるデイヴ・ロッサム。デイヴと言っても、名機プロフェットを生み出したSEQUENTIALを創業 せしデイヴ・スミスとは別人。
史上初のサンプラーは、FAIRLIGHT CMIなのか初代Emulatorなのか? 今ならエミュレータと呼ばれてしまう のであろうかEmulator。それを生み出したのがデイヴ・ロッサム率いる E-MU SYSTEMS。
今回はそのデイヴ・ロッサムと彼が興したE-MUを見てみたい。彼こそは電子楽器業界における縁の下の力持ち、 いや縁の下の馬鹿力、もうアトラスのごとく世界を支えてきた巨人ですらあり、彼なくしてSEQUENTIALも OBERHEIMも電子楽器業界すべてがかくも発展しえなかったであろう偉大な功労者なのである。
♬ ♬ ♬
「創世神話」
デイヴ・ロッサム(Dave Rossum)は、アメリカ西海岸サンフランシスコ界隈で育ち、SEQUENTIALより先、1971年にE-MUを創業する。
彼の父親は科学者なのだが、音楽がお嫌い。というのもデイヴ・ロッサムの祖父がミュージシャンで呑んべぇで 父が幼いころ祖父は家におらず、それゆえ父は音楽が嫌いに。ところが祖父が家に不在だったのは音楽どーのこー の以前にそもそも浮気しててほかの女との間に3人も子供を作っていたからだと、後年に判明!
父の愛に飢えつつも禁じられた音楽へのあこがれとを両立すべく、幼い坊やは自宅に誰もいないときを見計らっ て家にあった母のピアノなどを弾いていたのである。
彼には絶対音感があった。 リズム感も大変良かった。
でも彼は音楽のレッスンも受けず、趣味として適当に弾くだけ。センスあるのに独学なあたり、既に後々ぶっと んだ天才肌っぷりを発揮する、その序曲だったのかもしれない。
それでいて彼は、全く音楽の道なんぞ考えもしない科学少年であった。ただやたらとリーダーシップだけはあっ たらしく、5、6歳年上の子供たちを引き連れて登山もしたという。しかも子供のときからなんでも作っては売る という、起業家精神すらあった。
何よりも彼を貫いていたのは、まぶしい自由とぶっちぎりの先取の精神がみなぎるカリフォルニアらしいカウン ター・カルチャーであった。大人社会に対する異議申し立て、大人たちへの反抗、ベトナム戦争反対、ラブ&ピー ス、いぇ~い♬ そんなとんがった空気が充満する西海岸の陽光。不屈の反骨精神こそが、いつまでも若きデイ ヴ・ロッサムをして数々の発明を実現せしめ音楽に変革を引き起こすドライブ力であったのかもしれない。
彼はカリフォルニア工科大学にて生物学を専攻するも、その動機はなんと当時の原始的なコンピューターを生物 学に応用したいという、その時代には誰も考えなかったぶっとんだ新しい発想からであった。だからもちろん彼は大学で生物学とともにコンピューターサイエンスも会得。
そんなある日、彼はカリフォルニア大学サンタクルーズ校にてMOOGモジュラーシンセをセッティングしてくれ と頼まれる。シンセ?なにそれ? それはMOOG System 12。有名なMOOG System 15ですらないその前の黎 明期の機種、その現物を目の当たりにした彼は、そしてそれを人が弾いている音を聴いた彼は、永遠に人生を変え ることになる啓示のごとき衝撃を受けたのである。
MOOG Model 12の広告より そうだ、そう��ゃないか、当たり前だよこんなの、当然じゃないか、至極まっとうなことだよ、そうだよ、そうなんだよ!!!とかなんとかそんな感じだったらしく。
シンセというものに運命的邂逅をはたしたデイヴ・ロッサム。突如として無性にシンセを作りたくなったデイ ヴ・ロッサム!
え、生物学と電子音楽の共通点? ネガティブフィードバックさ!
だがコンピューター・プログラミングは分かるのに、逆に電子工学は分からない。恐らく彼は時代に先駆けてソ フトウェアエンジニアだったのであろう。そこで友人にハードウェアを教えてもらうこととなった。時に1970年秋 から冬にかけてのことである。
翌1971年春、サンディエゴの高校生たちに音楽を親しんでもらうべくシンセを作ってほしいと頼まれた彼は Black Mariah(ブラック・マライア)という名のプロトタイプをでっち上げ大学の購買部へ披露、あわよくば雇っ てもらえないかともくろむも、出来のひどさにカリフォルニア工科大の学生寮にて窓から外へ投げ捨て廃棄さる!!!
同年夏、めげずに大学を卒業した彼は仲間や3人の大学生と共同生活を開始。その家の表にかかっていた文言とは、
「Starships and Synthesizers, since 1984 (宇宙船とシンセサイザー 1984年設立)」
......1984 年設立って、このときまだ1971年ちごたっけ?
そこで彼らはARP 2600のエッセンスをパクった(本人談)シンセ、その名もEμ 25(イーミュー25)を制作。 その機種名は、もちろん電子工学がお好きなら���分かりであろう、電子を意味するelectronの頭文字と、μ(ミュ ー)すなわち電気の単位でありマイクロの意味も持つギリシャ文字とを組み合せてEμ。
そして実はEμ 25とは、なんのことはない愛用してたドラッグの名前だったのである。
これが、イーミューの名が歴史に登場した最初であった。一発キメられる音色、いいね(!?)。
2台作るも、1台は個人宅で使われ行方不明に。もう1台は1970年代にサンフランシスコのコンセプチュアルア ート美術館の展示にての目撃を最後に、行方不明に。ひょっとしてまた窓から投げ捨てられたのであろうか?
そして、その暑い夏が終わると3人の学生たちはカリフォルニア工科大へと帰り、残ったデイヴ・ロッサムは高 校時代の旧友スコット・ウェッジと再会。自身のガールフレンドと合わせて3人でEμ SYSTEMSを立ち上げた。 Eμ SYSTEMSの名を使うことは、3人の学生たちからも同意を得てあった。そしてEμは性懲りもなく次世代モジュ ラーシンセEμ Modularの開発に着手する。
しかしのっけからモジュラーの開発に着手したのにはわけがあった。天才デイヴ・ロッサムは、MOOGやARPよ りも優れた回路にたどり着いていたのである。揺るぎなきこと山の如く安定せるVCO、実にクリーミィな効き具合 が味わい深いVCF、これはほかのどのメーカーにもないEμだけの秘密兵器であった。
そのEμ Modularの完成とともにEμ SYSTEMSは法的にも会社となった。時にEμ創業から1年ほどたった後の 1972年11月27日。日本でいえばローランドの創業から半年ちょい後くらい。
当初「Eμ」と表記していたが、1979年になって実はカリフォルニア州法により登記にはローマ字しか許されない ことが分かりE-MUと英語表記へ変えた経緯もある。かくしてE-mu Modularは1980年代初頭まで生産され続け、 モジュラー界における個性派な名機となった。
あんまし儲けを考えずただただ楽しいことをやっているだけなのに何故か連戦連勝してしまうE-MU SYSTEMS の快進撃、ここに始まる!
♬ ♬ ♬
「いきなりデジタル」
ビンテージ・アナログシンセ時代においてデジタルに強いどころかデジタルの天才デイヴ・ロッサム、E-MUが会社になってから初めて開発したるはデジタルスキャニング・キーボード4050。
これは鍵盤楽器ではなく、それに使われるためのキーボード部品。打鍵状況をデジタル論理回路でスキャンする ことで、最大10音ポリの演奏が可能。
「だぁってMOOGが低音優先とかARPは違うんだとか皆あーだこーだ言うけどさぁ、つまり皆さんポリフォニック で演奏したいんだろ?」
E-mu Modularを作っていたデイヴ・ロッサムはそう実感し、E-mu Modular用に4050キーボードを開発。こ れにより彼は後世「ポリシンセの父」と呼ばれることとなった。縁の下の力持ち初号機、見参!
そのデジタルスキャニング・キーボード4050のプロトタイプを開発中だった1974年9月、デイヴ・ロッサムは AESショウにてトム・オーバーハイムと出会う。天才同士たちまちにして親友となりお互いアイディアを披露し合っているうちに、トム・オーバーハイムいわく彼が作ったフェイズシフターに問題があるとのこと。聞けば3080トランスコンダクタンス・アンプを使えば解決できるはずなのだが、実際どうすればいいのか分からんのだと。 それを聞いた天才デイヴ・ロッサム、やにわに傍らにあった紙ナプキンにさらさらっと回路図を描き、
「こうしたら良いよ」
紙ナプキンに描かれた回路図をじぃっと凝視するトム・オーバーハイム、
「なにこれ、たった今あんたが発明したってぇの?」 「そう」 「この回路、特許取れるんじゃねぇの?」 「絶対に特許取れるね」 「連名で特許取って権利を2人でシェアするってぇの、どう?」 「グレイト・アイディア!」
さらにトム・オーバーハイムはE-MUを訪問、4050キーボードのプロトタイプを目の当たりに。
「これも、特許もんなんじゃねぇの?」
トム・オーバーハイムはぜひこれを自分の製品に使わせてくれとデイヴ・ロッサムに要望。かくしてOBERHEIM は E-MUからデジタルスキャニング・キーボードを提供してもらい、それを自前のSEM音源モジュールと組み合わせることで2 Voice、4 Voice、8 Voiceといった黎明期のポリシンセ名機たちを実現。それらはクロスオーヴァー を初めとするさまざまなジャンルにて使われ大ヒット作となった。
かくの如くして他社からライセンス料をもらうことでE-MUは潤うこととなったのである。
♬ ♬ ♬
「影の支配者ビジネスモデル」
1976年7月になるとZILOG(ザイログ)が8ビットCPUの名機Z80をリリース。人気者CPUの登場は電子工学における画期的なメルクマールとなった。
同じころデイヴ・ロッサムはもう一人のエンジニアとともに二人でシンセ用ICを設計。これらはVCO、VCF、 VCA、EGなどを個別にチップ化したものでSSMが生産することとなった。銘石となったSSMによるICチップの誕生である。
翌1977年、Z80の恩恵を受けたE-MU新型デジタルスキャニング・キーボード4060を開発。従来よりもさらに 多い16音ポリを実現、さらに6,000音のデジタルシーケンサーまで内蔵。
・CPU Z80 ・SSMの音源IC ・デジタルスキャニング・キーボード4060
さぁ役者はそろった。後は指揮者とヒット商品ならではの数をさばける量産設備とを待つだけ。
そしてその指揮者とは、SEQUENTIALのデイヴことデイヴ・スミス。デイヴ・スミスは、だが当初「こんだけ材 料がそろってんだから絶対ボク以外の誰でも思いつくはず」ってんで何もせず。でも半年放置プレイしても誰も何 も動かないのを見て、なら自分で、と史上初のプログラマブル・ポリシンセ開発に着手。そしてそれを横で眺めな がらあーだこーだアドバイスしていたのが、なんとここにもデイヴ・ロッサムその人だったのである。
デイヴ・ロッサムは全体制御とアナログ回路の設計を、デイヴ・スミスはユーザーインターフェイス設計とエデ ィット機能の開発を担当、半年間突貫工事。デイヴ・ロッサムが開発にかかわったSSMチップとデイヴ・ロッサム が開発した4060型デジタルスキャニング・キーボードとデイヴ・ロッサムからさまざまにあーだこーだアドバイス もらってデイヴ・スミスはProphet-5という機種へとまとめあげた。
材料がそろっていながらデイヴ・ロッサムがリリースしなかったのは、絶対に売れると確信するもそれに見合う大量生産設備を準備できなかったからとも言われる。彼はあくまで影に潜み、影で電子楽器世界を牛耳ってはピースサインする、機動力に富んだ謎のテクノロジカル小僧だったのである。果たして1978年、無名の新参者SEQUENTIALから彗星の如く現れたるProphet-5、世界を震撼せしめたるその武勇伝は、もう読者お歴々の皆さまご存じの通り。
そしてE-MUには尚一層どんどんロイヤリティが入ることとなった。
笑いが止まらない天才デイヴ・ロッサム、相前後してロジャー・リン初号機PCMリズムマシンLM-1のバグ出しとデザインレビューも実施。デジタルを熟知しているがためにサンプリングも楽勝で理解。LINNのリズムマシンは マイケル・ジャクソン『スリラー』をはじめ80'sポップスにてめったやたらとアイコニックに聴かれ、ここでも歴史的名機を支えるデイヴ・ロッサムは影の功労者として快進撃!
1979年いよいよ法人にするというのでコインを投げたところ、負けた共同創業者スコット・ウェッジが社長とな り、勝ったデイヴ・ロッサムは副社長兼チーフ��ンジニアとなった。
彼が設計にたずさわったSSMチップはその後も多くのシンセに採用され、例えばKORG PolysixがProphet-5と 同じ音がするなどと言われたのもVCFとしてSSMフィルターを搭載していたからにほかならない。単純な音であれ ばそこはかとなく似るので、PolysixはプアマンズProphetなどとも言われる。
無論やぼなサツみたいなこと言ってしまうなら
・フィルター SSM 2044:Polysix SSM 2040:prophet-5
・オシレーター VCO1基+サブオシ:Polysix VCO2基+ポリモジュレーション:prophet-5
当然ちょっとでも込み入ったことをすれば音は違う。逆にその伝で言うならKORG Mono/Polyも同じSSMの系 譜。いずれにせよSSMは良い音がするICの銘柄であった。
かくのごとくSSMチップもバカ売れし、他社からデジタルスキャニングキーボードのライセンス料をいただき、 影の帝王デイヴ・ロッサムは安定のニコニコ経営。「ボクこそが真の勝者♬」と安泰に思っていた。
事実、E-MUが作っていた商品はたった1機種だけ、E-mu Modularのみ。それも総数100とか150セットとか言 われる。派手派手しい宣伝広告もマーケティングもしなかったから、ただ口コミで広がるのみ。本人たちもそれく らい秘匿されているほうがお気楽だったらしい。それゆえ収入の多くはコンサルやライセンス料だったのである。
ことほど左様にE-MUはメーカーとしてはちっぽけな存在であり、それでいて電子楽器のすべてを支えるインフラ を築き上げてきたという、表舞台ではほとんど知られていなくとも水面下では巨人アトラスが全世界を支えるが如 き影のメーカーだったのである。
それでもなお商売になるというのは、すなわちスポットを浴びて話題となるスーパー人気シンセや「なんちゃらテクノロジー」みたいなセンセーショナルな応用技術だけでなく、地味な基礎技術にも理解が深くてちゃんと対価を支払うアメリカの懐の深さを物語るものであろう。
♬ ♬ ♬
「ビジネスモデル破綻」
ところで1980年代に入ると軽薄短小デジタル時代になり、唯一の商品たる重厚長大アナログモジュラー売れず。 さりとてデジタルシンセシスを開発するも、いまいち良い音せず。さすがに唯一の商品の売れ行きが傾くのはゆゆしき問題。ならばアナログシンセをデジタルで制御しよう!と思いついて開発をはじめたのが、幻の名機Audity。
既にProphet-5の開発を経験済み、それは言わばAudityの赤ちゃん版。Audityはその3倍から4倍も大規模かつ 複雑なアーキテクチャーであり、CPUも高度に進化したものを採用。なんせ今までE-mu Modularは、天才がこだ わりまくって凝り倒して作ったわけで。それに取って代わる次世代の看板商品にふさわしく、これまたこだわりま くりの単体アナログシンセとしてAudityを作らんとしていた。して、その莫大な開発費用にはデジタルスキャニン グ・キーボードのロイヤリティを当て込んでいた。
しかしSSMの歩留まりの悪さにSEQUENTIALはProphet-5の設計を全面改訂。すべて音源チップをCURTISの ICへと置き換えた。ほかCURTISのICを採用していたメーカーにはOBERHEIMやROLANDなどがあり、 SEQUENTIALと言えどさすがに音色も以前とはまるで違うものとなった。これがProphet-5 Rev3の誕生である。 そしてそれでもってSEQUENTIALはもはやRev3を別機種とみなし、デジタルスキャニング・キーボードのライセ ンス料を支払停止してしまったのである。
E-MUにしてみれば看板商品の売上に日影がさしてきたところへ、虎の子の収入源が強制終了、そのせいで次の看 板商品も作れない。思わぬ八方塞がりに慌てたデイヴ・ロッサム、対SEQUENTIAL訴訟のことは社長スコット・ウ ェッジに託し、ぱぱっと作れてなおかつ革命的なネタを求めて1980年5月AESショウへ。そこでFAIRLIGHT CMI を見て天才ひらめく。デジタルシンセを作るのは時期尚早だが、デジタルサンプラーを作るのは簡単! CMIみた いな音楽コンピューターでなく単体サンプリングキーボードを作ればいい! なんせ先述の通りロジャー・リンの LM-1も手伝っていたからサンプリングも楽勝理解済。
CMIは1,200万円もしたのだが、サンプラーというよりコンピューター・ベースの統合ワークステーションだった のだから無理もない。このため当然ながらマルチパート音源を搭載し、それゆえボイスごとにCPUからメモリーか らDAコンバーターに至るまで一切合切を装備するも、そんなものデイヴ・ロッサムに言わせれば「ばかじゃねー の、マルチティンバーなんかよりもシンプルにポリフォニックで鳴るサンプリングキーボードのほうが絶対に売れ るに決まってる。冗長性を排し、CPUはZ80を1つだけ、メモリーも1つだけにして全ボイスで共有させたら安価 にできる」
果たしてコストダウン成功。Audity用に開発したディスクOSベースの楽器とする仕様も流用。最初に彼がサンプ リングしたのはエジソンが蓄音機を発明したときの故事にならって自分の妻が歌った「メリーさんのひつじ」(Mary had a little lamb)、しかも途中で1単語だけルー プさせてみたら「Mary had a little, little, little lamb」となってミクロ羊が誕生。その次は妻が居ないときを見計らって開発室の隣にあるトイレでサンプリング、再生してみたら人類最大の膀胱を持った男のような音。
して、その仮称「サンプラー」を開発中、メンバーの一人が「いい機種名を思いついた」ってんで「Emulator」。当時で言うイーミュレーター。今で言うエミュレータ。すなわち模倣者、競合者、ライバル、そんな感じで名付けることに。
かくして史上初のサンプリングキーボード1万ドルにてEmulator、E-MUからついに爆誕! そしてもはやE- MUは影の功労者ではなく、やにわに表舞台に躍り出て売れっ子メーカーとなったのである!
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「インフラからインフラへ飛び移るとき」
初代 Emulator は大ヒット作となった。1981年発売、8ビット/27kHzサンプリング、RAM 128KB、8音ポリ版と4音ポリ版とがあり、ループはできるがエンベロープすらない。
それでもまだYAMAHA DX7が出る前だった当時、一足先にデジタルを標榜したのはサンプラーたちであった。サ ンプラーという名称すら普及せず、サンプリングキーボードとかサンプリングマシンとか言われた。そしてまだデ ジタルシンセが無いままに、デジタルサンプラーとアナログシンセが入り乱れて織りなすのが当時のテクノポップ の特徴。YMOですらデジタルシンセ以前だったのであり、ついぞDX7を使うこともなければMIDIも無い代わりにで かいアナログモジュラーをライブに使っているイメージまで演出していた古典芸能なわけですよ。
しかもサンプラーは「模倣する楽器」という、それまでに存在しえなかった異次元楽器、ミュータントであっ た。それゆえ、著作権を侵害しているのか否かというぎりぎりきわきわの議論やモロどんぴしゃな裁判すらをも踏 み越え、あらゆる森羅万象サウンドをもとの文脈から切り離しあらたな文脈の中にコラージュするという、脱構築 と再構築のための社会学的記号学的なツールという意味合いすら帯び、コピーとオリジナルへの哲学的考察すらはらむ、ソシュールも天を仰ぐが如きスリリングな知的玩具としてポップカルチャーはもちろんシリアスなアカデミ ズムにおいても話題となり、あまたの論文に登場した。
サンプルライブラリー市場もまた人類が初めて経験するマーケット。今で言うコンテンツビジネスの誕生である。ただ、本当に電子楽器業界へコンテンツビジネスが広範囲に到来するのは、これもまた民生機レベルで実現し たDX7の出現まで待たねばならない。そして評判だったEmulator用サンプルライブラリーのみならず、DX7用の坂本龍一ROMや向谷実ROM、生福ROMといったシグネチャーパッチに夢中になった人たちは、言ってみれば今日の Spliceユーザーの先駆者みたいなもの。
すなわち音色を作るセンスから選ぶセンスへと時代は変わったわけで、どっちも個性を出す創造性であるに違い はなく、プロがキュレートしたネタを目利きなアーティストが選ぶことで作品となす点ではAIが提案するものを選択する未来人類の先駆けなのであろう。
長らく土木工事屋さんの如くインフラを作り続けてきたE-MU。それを支えた次なるインフラこそが、これら良質 なサンプルライブラリーによる多種多様な未来コンテンツビジネスなのであった。コンテンツが楽器の次世代イン フラとなり、コンテンツが経営を支えることを、デイヴ・ロッサムは発見したのである。
しかし同時にデイヴ・ロッサムは自分たちがもはや小さなやんちゃ坊主ではなくなったことを思い知る。かつて 工科大の寮の部屋がE-MUだった時代以来、カウンターカルチャーによってドライブされ遊撃活動を繰り広げる愉快 なパルチザンみたいなもののはずが、いつのまにやら成功して大きな企業となり、ついには弁護士まで雇って SEQUENTIALとロイヤリティめぐって争う。
何よりも世の中が進化し、作るものも難解になった。Emulatorは、画期的なサンプリングデバイスでありさえす ればよかった。Emulator IIは、画期的なサンプリング楽器でなければならなかった。それゆえ Emulator II の開発は難航し、先にEmulatorが生産完了になってしまったあともEmulator IIは難産で発売できず、売れるものを失った E-MUは従業員をレイオフせねばならず、会社��今までの天真爛漫さを失うことになった。
音源モジュール版も無かった。MIDI以前からの古い設計思想がアダになり、あくまで楽器を作ることが開発の前 提になっていた。デイヴ・ロッサムにとって音源モジュールは楽器ではない。E-mu Modularと言えどデジタルスキャニング・キーボードを添えて楽器としていたE-MU。よってEmulator IIから鍵盤を省いても、大してコストダ ウンできない。音源モジュールを作るためには別途それに合わせた回路なりを設計しなければならない。そこまで 開発にコストをかけてまでしてモジュール版が売れるという自信もない。痛快だったはずのE-MU、だがいつのまに やら大人になっていたのだ。
悪戦苦闘の末ようやく1984年に生まれたEmulator IIは再びのE-MUヒット商品となり、もはや「イーミュレー ター」の名はサンプラーの代名詞にすらなった。特徴的なその音はFAIRLIGHTとともにひとたび分かればそこらじ ゅうで聴けてびっくりする。エンベロープはもちろん、マルチサンプリングというアイディアもこのときに初めて考案され、E-MUはサンプラーの標準機どころかメルセデスみたいに業界に君臨することとなった。だいたいマルチサンプリングなんて今では当たり前過ぎて誰も問わないけど��当たり前のものが無かったところから思いついたなんて、やっぱゼロから1を生み出す、独創性あふれる天才ですね。
さらにE-MUから出たのはPCMリズムマシンDrumulator。翌年その後継機種としてサンプリング機能も追加し たSP-12、そして3年後サンプリングメモリーを拡大したSP-1200は、AKAI PROFESSIONAL MPC60に先立ち 新しいジャンルたるヒップホップを切り拓いたレジェンドとなった。短かったサンプリングタイムを稼ぐべくヒッ プホッププロデューサーたちが33回転バイナルを45回転にして再生、それをサンプリング後にピッチを下げることで元の音程と長さに戻すと音質が荒れるのだが、それがかえってローファイな味となったことはあまりにも有名。 そのダーティなサウンドがグルーブ界の記号となったため、あとからMPC が出たときなぞ音質が良すぎて線が細い というのでわざわざ汚して太くするテクが流行したこともまた有名。
だが翌1985年、同じアメリカのENSONIQから出たるは、価格破壊サンプラーMirage。1万ドルもした Emulatorに比べ、たった1,600ドルでMirageはローンチ。61鍵版のほかに音源モジュール版まである。しかも価格破壊のみならず凶悪なまでにひどい音質こそ驚愕であったが、それでもミュージシャンにとっては全く問題なかった。ここまで音が変わってしまうと元がなんだったのかわからんとか、もはやこれは音を加工するシンセであるなどとギャグ・ネタにされようが、もろともせずにパンキッシュに売れまくるMirage。こだわりのE-MUは、だがそれゆえオーバークオリティだったのであり、どん底スペックのはずが軽快に営業成績かっとばして赤丸急上昇する番 狂わせチャレンジャーENSONIQは、だがそれゆえ正統派のAKAI PROFESSIONALなんかよりもずっと深くE-MU にとって考えさせられる商売敵となった。自由な発想が売りのアメリカ人のライバルは、同じく自由なアメリカ人であった。
影の功労者から一転、表舞台に立つ大手電子楽器メーカーとなったE-MU、その看板商品を育て守る戦いがここに 始まる。
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「私が愛したノンリアルタイム演算、皆が愛したEmax」
ダークホースとして姿を現した中型高速打撃空母ENSONIQ Mirage。これを迎撃し、最初から音源モジュールも考えて対決する。その回答として出したのがE-MU初の「廉価版」サンプラーEmax(イーマックス)。お値段は2,995ドルということはDX7 とかと同じ感覚、メルセデスのA Class みたいなもん? 1つしか売るものが無かったガリバー商品依存型モノカ ルチャーとも言うのであろうかE-MUにとって、2つめの柱となった名機シリーズの始まりである。
Emaxを設計するにあたり、かつてのSSMチップ開発の経験をもとにデイヴ・ロッサムは初めて独自チップを開 発。結果できあがったE-ChipはデジタルオシレーターにProphet-5のSSMのフィルターとアンプとを加えて全部ひ とまとめにしたようなものであった。またストレージをEmulator IIの5インチ・フロッピーディスクからEmaxでは 3.5インチへと変えるにあたり、Emulator IIを開発しているときに編み出していた12ビットデータを8ビットにまで 圧縮保存するメソッドを移植。3.5インチ・フロッピー720KBの中に鬼のようにサンプルを保存できるようになっ た。
ポップなカラーリングとテンキーすらもが斜めってるおちゃめな外観はMax Yoshimotoなるデザイナーの手にな るもの。もちろん音源モジュール版も最初からあり、しかもそいつまで同じデザイン、テンキーも斜めの音源モジ ュールなんてEmaxくらいなもの♬
E-MU 謹製ライブラリーに支えられた「廉価版」ともなるとやはり魅力。圧縮保存���て多少音がローファイに荒 れようが、アナログのVCF/VCAの効き具合はやはりSSMゆずりっぽさもあって独特なキャラが楽しい。宣伝で「2 音色レイヤーしても発音数が減りません!」とかって魔法みたいに言ってたがなんのことはない、1ボイスあたり オシレーターが2基あるだけのこと(笑)。そして前編冒頭にかかげたみょーな説明がついているBird Runという 機能。文字通り LCD の中をエミューが走り回るだけなのだが、実は自己診断機能であった。
Emaxには後追いでEmax SEという機能追加版があった。SEとはSynthesis Enhanced、フロッピーでバージョ ンアップ。これには24サイン波倍音加算合成による24ステップ・ウェーブテーブル自作機能ことSpectrum Synthesisと、もう一つTransform Multiplication Synthesis、とらんすふぉーむまるちぷりけいしょんしんせし す、あまりにも名前が難解すぎてアメリカ人ですら噛み噛み、こっちから発音してさしあげたら早口で復唱してき たのちに「thank you」と言われてしまう壮絶なシンセシス機能が追加搭載された。後者は恐らく2つのサンプル をフーリエ解析し、共通の周波数を持った倍音を抽出し、それらの振幅を乗算させたのちリシンセシスしているも のと思われる。結果例えばバイオリンが言葉をしゃべったりするが、多くの場合予測不可能。強烈な金属倍音が激 しく流出したりして、たいへんな結果に陥ることも多い。
しかも演算がノンリアルタイムであるばかりか、しばしば演算に半時間以上もかかる! 最大40分くらいかかるらしい。なんでもスパコンに相当する演算を32ビットCPUと8ビットコプロとちーちゃなメモリーでやりくりしな がら実行しているかららしいが、とにかく「Synthesize!」とノーテンキなメッセージに促されるままに実行キー を押すやいなや「○○分お待ちください」などとLCDに出てきた日には失神しそうになる。既になりふりかまわず Emax SEは演算に没頭。どえらい波形レンダリングをしている間なんぴとたりとも止められない。英文取説では 「ま、ちょっと休憩でもどうぞ」なんてぐあいに開き直っている! おまけに最低 32KBのRAM領域が必要とか で、これを割り込むと「足りん! サンプル減らせ!」と怒られる。キロバイトでも貴重なリソース。
これら強力シンセシスを駆使して作成した音は、サンプル同様2基のオシレーターにアサインすることでレイヤ ーできる。サンプルとのレイヤーも可能。そしてこれらは実は現場のエンジニアが仕事の合間に自主的にちゃちゃ っと開発したスカンクワークであった。だから結局おちゃめで楽しい!
EmaxにはSE版のほかに40MBのハードディスクを搭載したEmax HDなどがあり、当時のデペッシュ・モードが メンバーのうち3人がおのおのEmax HDのみ1台ずつをセッティングして弾き、さらにカスタムメイドのパーカッ ションパッドでEmax HDを鳴らし、あとは何にも無いという、いかに80'sテクノにふさわしくすっきりシンプルで ハイテクなステージを披露。ライブ映像作品『101』で勇姿が拝める。
天才デイヴ・ロッサムにとってはどうもEmaxは物足りないらしいのだが、それでもこの価格帯はEmax II、ESI- 32、ESI-4000、ESI-2000、E64、E6400というふうにずーっと引き継がれて最後まで新製品が投入されること となった。
このうちEmax IIは、実は中身ほとんど三IIIことEIIIことEmulator IIIなのだが、Emaxのハコに入ってしまったが ために過小評価されてしまったちょっとかわいそうな機種でもあった。にもかかわらずEmax初代と2代目とで合わ せて9年間も売れ続けたというのは電子楽器の世界ではロングセラー。思い出深く振り返るユーザーも実は全地球的に多い。またESI-32からは2U音源モジュールのみとなり、時代にもマッチしたばかりでなく2Uは運びやすいサ イズでもあったので合理的であった。3Uって重くてでかくて現場へ運ぶのつらいよね。4U以上はもう無理。
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「黄金時代」
この後、1990年代にかけてE-MUは数世代にわたり独自チップを開発、それらをもとに数々の名機を送り出す。 今なおアナログフィルターが懐古的人気を呼ぶEIII(Emulator III)、それ��デジタル化した新世代EIIIXP、最後の 巨星EIV(Emulator IV)に至るまで、E-MUはAKAI PROFESSIONALと双璧をなす大規模ハードウェアサンプラ ーの名門となった。そのあとはソフトウェアサンプラーEmulator Xを出すことで、当時台頭していたNEMESYS Giga Samplerの好敵手にもなっている。
またコンテンツビジネスを応用、潤沢なサウンドライブラリーからエッセンスを凝縮させた比較的に安価かつコ ンパクトな1Uラックサイズ廉価版シンセ音源モジュールをたくさん出した。具体的にはProteusシリーズ、 VintageKeyシリーズ、Morpheusなる変態フィルター搭載シンセ音源モジュール、OrbitやMo’Phattなどとい ったジャンル別シリーズなどなど。これが同じPCMシンセかと思うくらい太くて明るい舶来サウンドに魅了された 日本のユーザーも多い。さらにはそれらをベースにしたグルーブボックスのXL-7、MP-7、PK-7なるコマンドステ ーション・シリーズもあり、E-MUはかつてなく多くの機種かつ多彩なラインナップを売り出す人気楽器メーカーと なった。これらはすべて、名だたるE-MUサウンドが欲しい少年少女たちへの福音だったのであり、みなぎるコンテ ンツパワーに立脚した1990年代こだわりのステータスシンボルたちでもあった。やはり、楽器は音である。
EIVはE-MU最後の名機かつ集大成と言ってよく、1990年代から2000年代にかけてAKAI PROFESSIONALへの オルタナとしてプロの定番であった。シリーズ大半が3Uラック・モジュール。128音ポリ。後から76鍵のキーボー ド版も出たなんて覚えてる? 鍵盤のそばにさりげなく“EMULATOR”って書いてあったよね? EOS(Emulator OS)なる独自OSで駆動されアイコンを多用したユーザーインターフェースは、もはやサンプリング専用コンピュ ーターのよう。前述のMorpheusでお披露目された変態フィルターことZ-Planeフィルターも搭載。これはZ平面 の名の通りスペアナ上で3次元的に周波数特性が変化する多彩なデジタルフィルターであり、これを知ってしまう と普通のLPF/BPF/BRF/HPFといったものが凡庸に思えて仕方がない。
最後の大物にふさわしくEIVには派生機種もあり、プリセット音色を充実させたE-Synthや、もはや外観だけが同 じで中身は派生とは言えないハードディスクレコーダーDarwinなどある。また前述のE64、そしてE6400は同時発 音数を半分の64音にとどめた廉価版であった。
そして時はAKAI PROFESSIOANL S6000やYAMAHA A5000といった末期的な巨大恐竜のように肥大化したハ ードウェア・サンプラーのファイナルステージでもあった。そして時代の要請により、それらはすべて音源モジュ ールであった。それら最終進化型サンプラーの世において、その最後に登場した哺乳類型爬虫類の如きミュータン トが新時代の朝を告げる6音ポリ・マシンROLAND VP-9000でありVarPhrase技術だったとも言えよう。
ラインナップの大半が音源モジュールという珍しい楽器メーカーE-MU。豊かなコンテンツパワーの果実たち。そ れでもデイヴ・ロッサムは「楽器」を作りたいという思いからキーボードへの夢が忘れられず、かつて SEQUENTIAL Prophet-T8などの鍵盤も製造したPRATT READから鍵盤製造マシンを手に入れたり、今ではスマ ホやタブレットに使われている静電容量センサーをキーボードに応用し、厳密にベロシティや鍵盤の沈み込み位置 を計測しつつも安い価格で鍵盤楽器を商品化できないか追究。しかし極上のキータッチを備えた絶品かつ安価なキ ーボード・コントローラーという彼の夢は、1990年代のうちに消えたのであった。
そして八面六臂の活躍をした彼の会社もまた SoundBlasterを作ったシンガポールのCREATIVEに吸収され、E- MUの名は今はなぜかヘッドフォン2機種に付与されているのみ。だが実は買収後のデイヴ・ロッサムはCREATIVE 自身の機種開発に忙殺されていたらしい。そしてその後、彼は表舞台から姿を消した。
MIDIは電子楽器を役割別に要素分解し、おのおのの目的に特化したコンポーネントへと分化せしめた。結果、キ ーボードやドラムパッドのようなコントローラーも出れば、音源モジュールも誕生。そしてEIVのような音源モジュ ールは、DAWプラグインとなってパソコンに吸収される時が来た。
それでもなお楽器が生き残るためには、精緻なDAWとは違う道を、つまりソフトウェアに最適なハードウェアを身にまとう道を、フィジカルな躍動感と人間の出番の多さとを楽器に求めることになった。AKAI PROFESSIONAL MPCはそうやって成功を積み重ねた今日的なサンプラーであり、ENSONIQ ASR-Xはあまりにも惜しい対抗馬、 BOSS SP-202 Dr. Sampleはうまく下をくぐって庶民の味方SP-404シリーズに至る血統の開祖となる。
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「総括と旅立ち」
E-MUとは、なんだったのであろう。
世界の創造神MOOGとARP。 それら創造神を倒した英雄OBERHEIMとSEQUENTIAL。
ポリシンセの盟主であるとともにネットワークの先駆者だったOBERHEIMとSEQUENTIAL。パラレルかシリア ルかの違いこそあれ、この2社は楽器をネットワークでつなげたのであり、そのノードにわくわくするポリシンセ の名機たちを置いた。
そのポリシンセを支える技術インフラを構築したE-MU。OBERHEIMとSEQUENTIALが安価な日本勢とのハー ドウェア競争に破れて倒産したときも、E-MUだけはコンテンツパワーでもって生き延びたのであった。ハードウェ アによるインフラからソフトウェアによるインフラへと時代に合わせて飛び移ったアタマの柔らかい天才E-MU。か くしてE-MUは価格競争に巻き込まれること無く、高いプロファイルでもって付加価値をつけ長く電子楽器業界のプ ロフェッショナルとして君臨。してその最後は日本勢に敗北するのではなく、コンピューターという究極のコンテンツ端末によって静かに吸収されることとなった。楽器であることにこだわったデイヴ・ロッサムの姿がステージから消えたとき、それは楽器の難しさを示すものとなった。
すっかりDAW時代になった2016年、突如としてデイヴ・ロッサムはE-MUとは違うところからカムバック宣言。 ROSSUM ELECTRO-MUSICを名乗り、以来、今日に至るまで強烈にヲタな仕様のユーロラックモジュールをたくさん送り出している。
やり過ぎ感たまらん3次元Z-Plane FilterモジュールことMorpheusは、前述のEIVなどに搭載されたものをさら にやり過ぎにした満腹フィルター。やり過ぎ感たまらん8chサンプラーモジュールAssimili8or。複雑怪奇なCVジ ェネレーターControl Forgeなどなど、もはや鬼才とも言えるデジタルモジュールたちが綺羅星のごとく舞い踊る はさすがデイヴ・ロッサム。
一方で自身が発明した最愛まろやかアナログフィルターことE-mu Modularから2100 LPF Module、それを元に 開発したラダー型VCFモジュールEvolution、0.1Hz~25kHzまで安定したレゾナンスが得られるのだというこれも また鬼っぷり。これらはさしずめ21世紀版E-mu Modularとも言うべきものであろう。
同社からはサンプリング・リズムマシンの名機SP-1200もリバイバル、なんとプレミアム価格4,000ドルにて再 登場。さらに2020年からはSP-1200 35th Anniversary Renovationとして驚天動地7,500ドルで販売中。
どうがんばっても75万円以上するサンプリング・リズムマシンをポチりたい勇者は、こちら。
https://shop.rossum-electro.com/products/sp-1200-35th-anniversary-renovation
そして実は新生SEQUENTIALのサンプリングシンセProphet-Xにも、デイヴ・ロッサムが設計したVCFが搭載 される。かつてVCFの銘機とうたわれKORG Polysix に採用された SSM 2044、その復刻改良版SSI 2144。どち らのIC開発にも噛んでいるはここにもやはりデイヴ・ロッサム。二人のデイヴの合作Prophet Xでは、そのSSI 2144でサンプルを加工できるので試していただきたい。同じフィルターICはUDO Super-6にも搭載され、やはり天才デイヴ・ロッサムは再びの影の功労者として、影に潜み、影で暗躍する謎のテクノロジカル小僧に戻った部分 もあるのかもしれない。
デイヴ・ロッサムには電子楽器の基礎技術開発に軸足を置いた前半と、コンテンツでもってビジネスをけん引するモデルとなった後半とがあった。そして両者に共通するのはインフラへの理解。 昨今、とかくコスト重視、大学ですら経済効率、科学誌『Nature』ですらセンセーショナルな話題性を求められすぎて、功に焦ってしまったのがちょっと前にあったほにゃらら細胞事件の深層。それくらいちょっち前の話だけどオバマも言ってたよね、 「不景気な今だからこそ将来への先行投資として、応用研究ではなく基礎研究への予算を倍増する」 って。何でもかんでも分かりやすくてセンセーショナルな話題ばっか探し求めない、地道な基礎技術への理解、さすがです。山というものは裾野が広いからこそ高く成長できるわけで、厚い基礎技術の底力、これ大事。
そしてその影の革命家として天才遊撃隊長デイヴ・ロッサムが夢想するもの。それはツウな逸品やツウなテクノ ロジーを音の宇宙に送り出すこと、電子楽器のツウなる仕出し屋さんとなることなのか��� 次回はその彼をして驚かしめたもう一つのメーカー、そう、E-MUとくりゃもう一つのEについても語らない���ね。
(2022年8月1日Sound&Recording公式サイト初出)
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
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“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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