#撮影に夢中で逝きそうになる
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スイスのある施設のベッドに横たわったその男性は、40年にわたる生涯を自ら閉じ、旅立とうとしていた。枕元のスマートフォンからは、自身が最期に選んだ曲「ラ・リベルテ(自由を)」が流れている。医師は点滴に致死薬を投入し、その準備を終えた。 医師:「この病院に来た理由は何ですか」 男性:「安楽死するためです」 医師:「点滴を開けたら、何が起こるか理解していますか」 男性:「静かに眠りに入り、数分後に心臓が止まります」 医師:「そうです。あなたの心臓は止まって死にます」 男性:「はい」 四肢麻痺の男性は、鼻で点滴のストッパーを開けた。致死薬が体内に徐々に投入されていく。やがて、彼は永遠の眠りについた。つい先ほどまで、私に笑顔を見せて話してくれた男性が、わずか数分後に眠るようにして亡くなってしまう現実。目の前で展開された「死」を、私は現実として実感することができなかった。(TBSテレビ 西村匡史) ■交通事故後の耐え難い痛み 「生きるのを諦めた」 「ボンジュール。ジュリアンです。初めまして、よろしく」。2022年6月、フランス南部ペルピニャンの病院に入院していたジュリアン・クレイさんは、初めて訪ねた私を笑顔で迎え入れてくれた。 市役所の職員として森林を管理する仕事をしていたクレイさんは、32歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、首から下の自由を失った。慢性的な痛みに悩まされ、軽減するための手術を複数回受けたが、効果はない。膀胱を除去した手術後はさらなる痛みに襲われた。 「刺すような、燃えるような、電気ショックを受けているような痛みです。2,3日間続けて眠れずに一晩中、泣くこともあり、気が狂いそうになります」 同居する両親に何度も「殺してくれ」と頼んできたという。 「医者は痛みをとると約束したのに、できませんで��た。私は生きることを諦めたのです」 ■安楽死のためスイスへ 移動後も激しい痛み 2022年7月、クレイさんは共にリハビリを続けてきた仲間たちに付き添われて、車でスイスに向かっていた。フランスでは安楽死が認められていないため、海外からの希望者も受け入れているスイスの団体を探し続けた。そして、2か月前にスイスのある団体がクレイさんの受け入れを決めたのだ。 ペルピニャンを発って11時間後、一行はスイスのバーゼルに到着した。 一夜明けてクレイさんの体調が急変した。長時間での移動に伴う疲労から高熱が出て、吐き気を催し、息も絶え絶えになっていく。呼吸不全が起きたため、看護師が腹部を突き上げ、気道を拡げる応急処置を行った。苦痛で顔を歪めたその表情は、痛みを背負いながら生きてきた9年の歳月の重さを私に感じさせた。 ■安楽死へ厳格な審査 団体が定める4条件 翌日、体調を少し持ち直したクレイさんのもとに、安楽死団体「ライフサークル」の代表、エリカ・プライシック医師がやってきた。ライフサークルは、2011年に設立されたスイスの団体の1つで、海外からの希望者も受け入れている(現在は新規会員の受け入れを終了)。ここに会員登録しているクレイさんは、医師による審査の結果、許可が下りれば安楽死することができる。 ライフサークルが定めている安楽死の要件は「耐え難い苦痛」、「回復の見込みがない」、「治療の代替手段がない」、「明確な意思表示」の4つだ。「耐え難い苦痛」は肉体的な痛みである必要はなく、精神的な痛みも含まれる。プライシック医師は、クレイさんとの対面での審査や別の医師の意見も踏まえて、4つの要件を満たしていると判断し、安楽死を許可した。 「本当は安楽死よりも治してあげたいのだけど、治療の方法がありません」 そう話すプライシック医師に対し、クレイさんはこう答えた。 「私を死なせてくれるのが治療なのです」 ■両親への心残り 声を上げて泣いた妹 安楽死の選択に迷いはないが、クレイさんは9年間、献身的に介護してくれた両親を残して旅立つことだけが心残りだった。父は高齢で末期がん、母は父の看病があるため、スイスまで来ることができない。2人は「フランスに安楽死法があれば、息子を看取ることができたのに」と悔やんでいたという。 クレイさんの胸には、両親と、4人兄妹の中でも最も可愛がっていた末妹の名前がタトゥーとして彫られている。その名前の下には「どんなに感謝しても感謝しきれない」というメッセージが入っていた。「一緒に旅立ちたいという思いから、タトゥーを入れました」 末妹のブランディーヌさんは、兄の反対を押し切り、家族の中で唯一人スイスまでやってきた。当初は兄の決断を「自分たちを捨てて旅立つ」と感じ、受け入れることができなかったが、次第に「利己的なのは自分であり、兄の決断を尊重しなければならない」と考えるようになったという。 ブランディーヌさんは平静を保とうと努めていたが、安楽死の許可が下りると堪えきれずに、椅子から立ち上がった。兄の方に向かっていき、抱きしめ、その胸に顔をうずめて声を上げて泣いた。 ■安楽死当日 両親に告げた「愛している」 安楽死当日の朝を迎えた。前日は雹が降るほどの荒れた天気だったが、この日は嘘のように空が晴れ渡っていた。 誓約書への署名を終え、安楽死の準備が整う。ベッドに横たわったクレイさんは、共にリハビリをして励まし合ってきた仲間たち一人一人に対して、最後の別れの言葉を告げた。 フランスに残してきた両親とは、スマートフォンで最後のテレビ電話をつないだ。重い病気と高齢のために、スイスで息子を看取ることができなかった両親の無念さを、クレイさんは十分にわかっていた クレイさん:「もしもし。今、準備しているところ」 父:「そうか」 クレイさん:「さよならだね」 父:「うん」 最後の別れを前に、父は言葉を返すことが精一杯のようだった。 クレイさん:「二人を本当に愛している」 父:「うん。俺たちもだ」 クレイさん:「さよなら」 父:「さよなら」 クレイさん:「本当に愛している」 母:「私たちもよ」 クレイさんは投げキッスを送り、両親に別れを告げた。 ■安楽死の瞬間 目を閉じ、口ずさむ「自由を」 致死薬が点滴に投入された。スイスでは医師が患者に薬物を投与して、死に至らせる行為は禁止されているため、処方された致死薬を、患者本人が体内に取り込む必要がある。四肢麻痺のクレイさんは点滴のストッパーを自身の鼻で開けて安楽死することになる。 妹との別れの時が近づいていた。「大好きだよ。気をつけるんだよ」と、妹の行く末を心配する兄の涙が頬を伝う。クレイさんは妹にトラウマを残さないため、最後の瞬間だけは立ち合わないよう伝えていた。「愛しい妹よ。そろそろ逝かなければ。音楽を聴けるように準備してくれ。音楽を聴きながら死ねるように」 ブランディーヌさんがスマートフォンで音楽をかけて枕元に置く。流れたのは「ラ・リベルテ(自由を)」。クレイさんが苦しい闘病中に何度も聞いていた曲だ。兄妹は別れのキスを交わし、ブランディーヌさんは、振り返ることなく部屋を立ち去った。 ライフサークルのスタッフが、警察に提出するためのビデオを撮影する。プライシック医師によるクレイさんへの最後の質問が行われた。 プライシック医師:「あなたの名前は」 クレイさん:「ジュリアン・クレイ」 プライシック医師:「この病院に来た理由は何ですか」 クレイさん:「安楽死するためです」 プライシック医師:「それがあなたの最後の願いならば、点滴のストッパーを開けてもいいですよ」 クレイさんはそっと目を閉じ、「ラ・リベルテ」を噛みしめるようにして口ずさむ。そして、鼻でストッパーを開けた。致死薬が体内に投入されていく。2分後、「眠くなってきた」と呟き、小さないびきをかいた後、息を引き取った。 ■「妹よ、強く生きろ」 安楽死した男性が残した生きる意味 安楽死を遂げてから1年。クレイさんの死は、スイスで看取った人たちに何を残したのか。2023年7月、私は再びフランスを訪ねた。 全身の筋肉が徐々に衰えていくALS患者のマリンさんは、闘病中のクレイさんと安楽死について、夜を徹して何度も語り合った。 最後の別れの際、クレイさんは「あきらめるな、生き続けろ、強くあれ。ここで人生が終わるわけではないのだから」という言葉を残してくれたという。マリンさんは「彼のアドバイスを聞き、私は最善を尽くして生きようと思っています」と話す。 事故で腰から下の自由を失い、生きることに絶望していたキリアンさん。クレイさんは「絵が上手なお前の才能を活かせ」と、タトゥー彫り師になる道を勧めてくれた。兄貴分のクレイさんに贈ってもらった道具を大切そうに手に取り、私に見せてくれた。 「私が彫り師になって生きがいを持てるように、彼は自分の身体まで実験台として提供してくれました。『頭から足の先、全ての皮膚をお前のために使ってくれ』と。彼が亡くなった時に、自分はもっと頑張って生きなければと勇気づけられた気がします」 クレイさんの末妹、ブランディーヌさんの自宅には、兄の写真立てが置かれ、花が添えられていた。私が訪ねたこの日の前日は、クレイさんが亡くなってからちょうど1年だった。 「兄の安楽死を受け入れることは難しいことでしたが、彼に残された唯一の選択肢だったと、1年経ってやっと思えるようになりました。そう思えるようになってから、四肢麻痺だった兄が元気に歩いている夢を見ることができたのです。私の心が少し落ち着きました。兄は私が強く生きて、幸せになることを、心から願っていました。幸せな人生を謳歌できるよう、私を見守ってほしい。私は兄と二人分、生きていくからです」 ■取材を終えて 「自分のような1人の人間の死でも、日本人に安楽死を考えてもらえるきっかけになるのは嬉しいんだ。命が活かされることになるのだから。あんたに会えてよかった。しっかり伝えてくれよ」 最後の晩餐で、私に託してくれたクレイさんの思い。その時の彼の温かな眼差しは、今も私の心を捉えて離さないでいる。 私がクレイさんと共に過ごしたのはわずか5日間にすぎない。だが、フランスからスイスまでの車中を含め、非常に濃密な時間だった。彼は自身が生きた40年の命を精一杯、伝えようとしていたし、私もその命の輝きを一瞬たりとも逃すまい、と目を凝らし、耳を傾けた。いつしか、5歳年下の彼に対して、友情のような気持ちすら芽生えていたことを覚えている。「明日が彼との永遠の別れになるのか」。胸が張り裂ける思いをしながら、二人でピザを食べたことを思い出す。 クレイさんは幼い頃から、家の外を駆け回って遊ぶ元気な子どもだった。近所の家の郵便物を一か月間、全て抜き取って隠したり、カエルをテープに巻き付けて太陽にかざして眉間に皴が寄るかを実験したりするなど、いたずら好きの面もあり、その度に両親からこっぴどく��られたという。森林を管理する仕事を選んだのも、山中を駆け巡って猟をできるのが楽しかったからだ。そんな彼が交通事故で四肢麻痺になり、自由を制限される生活を余儀なくされた苦しさは察するに余りある。 事故後は、なんとか生きる道を模索して懸命に努力してきた。立ちはだかったのは「痛み」という壁である。夜、眠ることができないのは、彼にとって「逃げる場がない」ことを意味した。 誤解なきように記しておきたいが、彼は「生きる」ことの尊さを信じていた。安易に安楽死を賛美することには加担しなくない、という思いが強くあった。その一方で、安楽死を選択せざるを得ないほどの痛みや苦しみを抱えた人がいるのに、自分事として捉えずに見て見ぬふりして法制化やそれに至る議論さえしない国や社会に憤り���感じていた。 「自分は痛みから安楽死を選択せざるを得なかったけど、お前たちには頑張って生きる道を模索してほしい」。それが愛する妹や友人へ残した最後のメッセージだった。 * * * * * 西村匡史 TBSテレビ「報道特集」記者。2003年入社以来「いのち」をテーマに追い続ける。社会部、NEWS23を経てロンドン特派員として安楽死を取材。著書に「悲しみを抱きしめて 御巣鷹・日航機墜落事故の30年」(講談社)、映画監督として「"死刑囚"に会い続ける男」、「さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年」を制作。TBS NEWS DIGの特集記事「安楽死を考える スイスで最期を迎えた日本人 生きる道を選んだ難病患者」で、LINEジャーナリズム賞(24年2月~4月期)を受賞 ※この記事は、TBS テレビと Yahoo!ニュースによる共同連携企画です
私は生きることを諦めた―― “安楽死”を選択した男性、耐え難い激痛の日々 声をあげて泣く妹へ「強く生きて」(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
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映画『マイ・ブロークン・マリコ』
先日『母性』の感想を書いて、書いたらすっきりする!と気づいたのでもう2か月以上前の『マイ・ブロークン・マリコ』の感想も、印象的な部分の寄せ集めでつぎはぎだけど書いちゃいました。こうして映画の感想を書いたり誰かに対して文章を綴ってみたり、自己満足ではあるけど本当にすっきりする。「この映画見て!」「自分のことについて語って!」そんなリクエストがいつか来ますように、降りてこい文才。そんなこんなで今回も映画を見てから、ながのによるながの視点のながのの為の感想文(ネタバレ含む)を読んでいただけたらと思います。皆さまからの感想もお待ちしております。
マリコみたいに強くいたい人が、シイノみたいに弱さを押し付けられた人が、ながのの人生の中にもきっといる。自分の人生を振り返って感情移入できるかでこの映画の見方は変わる気がする。 〝家族〟〝恋人〟その人にとってたった一つの名称があるのに、女同士の友情にはたった一つの名前がない。どんなに学生時代を一緒に過ごしていても、仕事が忙しいとか彼氏ができたとかめんどくさいと感じて何か理由をつけて会わなくなったり。そんな中でもシイノにはマリコしかいなかった。「一緒に花火やりたいね」「一緒に住みたいね」「彼氏できたら死ぬからね」そんな言葉の端々に見え隠れしていた〝助けて〟を受け取れたから二人は確かに親友にだった。原作を読みながら真っ先に思ったのはそんな二人への羨ましさ。大切だと思っても、寄り添うのって難しい。 大切なことは全部シイノとマリコ二人だけの秘密で、観客が観られるのは二人の時間のほんの一部だけ。人はいつだって綺麗なところだけをみようとするのに、シイノはマリコの〝綺麗なところ〟しか思い出せなくなることに恐れを抱く。思い出は美化されて色んなことを肯定してしまうけど、向き合う時間さえあれば悲しさも痛さも喜びも、糧になったりするのかな。そこに思い出への肯定も否定も無くたっていいのかな。生きるとか死ぬとか、死なないように生きるとか、きっとシイノはずっとそんなことを考えて今日��で生きてきた。否応なく来る明日と来なかった明日がある。マリコは先に逝ってしまったけど、シイノは一人でこんなクソみたいな世の中を逞しく生きていくような気がした。自分を大切に出来ないから他人を思って生きる、それは依存じゃなくて一種の生存戦略のようにも感じられた。
奈緒ちゃんが演じるのはマリコ、イカガワマリコ。朝ドラ『半分、青い。』の時にした「一緒にまた二人でお芝居をしよう」って約束が、あの時の夢が叶った。奈緒ちゃんは感情をリアルに引き出してくれる人で「お芝居をしよう」と意気込まなくてもこの作品に挑むことができたし、マリコが奈緒ちゃんじゃなかったらながのはシイノになれなかった。奈緒ちゃんは今回も役に求められるものを巧く体現していて、色んな意味でヤバさを感じる雰囲気を絶妙に醸し出していた。例えば、パンケーキを食べようと二人で待ち合わせて喫茶店で喋っているシーンとか〝感受性〟が抜け落ちていてまさに〝壊れている〟ことが如実に伝わってくる、壊れそうだけどしっとりしてる話し方と可愛らしさ、感情ぶっ壊れの目が笑ってない感じ。狂気を孕む役っていうのかな、奈緒ちゃんはピカイチ。 そしてながの演じるシイノ、シイノトモヨ。ながのの中では大きな挑戦で不安と葛藤だらけだったこの役、考えるよりも先に身体が動くシイノという役を考えて演じすぎたことに少し反省。シイノの男勝りな性格を頑張って出しているのが、特に遺骨に話しかける一人芝居のシーンでは目立ってしまっていたなと思いながら、それでもシイノとして生きられたのは奈緒ちゃんのおかげだなんて感謝した。どこかでなにかを諦めている瞳に「これだけはしてやろう」と光が灯る瞬間、そんな瞬間がシイノにはあった。「あんたには私がいたでしょうが」「私がいるから大丈夫だよ」そう言えるくらい強くなりたい、ヒーローになりたい。誰かに包丁を向けてまで守りたい友達が、遺骨を持って逃亡するほど守りたい友達が、ながのにはいるだろうか。そんなことを考えながらリスペクトを込めて、体の芯が熱くなるのを感じながら心から声を出した。
遺書、きっと言えばいいのにっていうような「昨日シイちゃんが夢に出てきたんだよ」とか、そんなことが書いてあったんじゃないかなと、そんなことを書いていてほしいなと願ったラストシーンの撮影。
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麗しきHAPPY
きのうから公開の空音央監督「HAPPYEND」は、「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」ならぬ、「1984vsZ世代 40年目の真実」と言うべき内容で、非常な感動を覚えた。私はSteve JobsがiPhoneリリースからわずか4年後に急逝したころ(2011年)、勤務地のある渋谷の街中を落書きで埋め尽くしたいと思っていた。それが夢だった。しかし、「街なか」に落書きするのは可能だとして、「街じゅう」に落書きするコトはできないと判断した。それはいかなる絶倫であっても限度があり、この世界に残せる子孫の数などタカが知れており、生活に戻れば童貞相手の商売に〝精を出す〟以外にない絶望と同じである。だからヒトは��習し、そういう個体差から解放される〝デジタルネイティヴ〟への道を選んだのだろう。そしてそれを〝装着〟しているのがZ世代なのだろう(マクロからミクロ、ミクロからマクロ)。つまり、ヒトがいなくても神が創ったこの世界を証明できればHAPPY!なのだ。天才でも凡才でも絶倫でも童貞でも、神が創ったこの世界を証明できればHAPPY!と。Steve Jobsの中にある〝感性〟というのはそういうモノで、ある意味で「天皇陛下万歳!」とか回天(人間魚雷)的発想と言えなくもないのだ。日本的感性とデジタルネイティヴは密につながっている。空音央監督「HAPPYEND」の傑作たる所以だ。
1984vsZ世代
1984側の象徴がその1984年に撮られた林海象監督「夢みるように眠りたい」の主役・佐野史郎氏である。本篇をみると準主役級に出番が多く、三島由紀夫的スタンスの味わいがある。iPhoneを開発したSteve JobsがApple社でMacintoshをリリースした1984年とは一体何を意味するのか? そしてその意味を解明するコトなく、ただ漫然とデジタルネイティヴの名のもとにそれを〝装着〟したZ世代とは一体何者なのか? 佐野氏演じるパノプティコン設置の校長もかれらが何者なのか知りたいと思っている(ミシェル・フーコー死去も1984年である)。そこには目にみえない対話があった。この問いはこの時代に投げ掛けられたもっともエキサイティングな「チャンス」だった。「HAPPYEND」は近未来の日本を舞台にしているが、出てくるのは〝日本のZ〟ではない。〝世界のZ〟である。空監督はチャンスを摑んだのだ(1984 Apple’s Macintosh Commercial)。
しかし、フィジカルには〝Z世代〟のメンタルヘルス問題は現代社会に大きな影を落としている。気候変動を語るグレタ・トゥーンベリをみれば一目瞭然だが(コウを演じた日高由起刀氏と同じ2003年生れ)、おそらくこのままだとかれらが人類のヴィジョンだのアイデアだのを想像するコトは難しい(人間魚雷に未来なし!?)。天は二物を与えず、そのHAPPY!が撤回され、別のHAPPY!が創造できるのか? 肉も魚もという世界を選んだかれらは一体「何をすべき運命にある」のか。前述のとおり、それはみずからが何者であるか?を一体一体、独自に創造するチャンスなのだ。その麗しきテンションにこの傑作は包まれている。A24
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麗しきHAPPY
きのうから公開の空音央監督「HAPPYEND」は、「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」ならぬ、「1984vsZ世代 40年目の真実」と言うべき内容で、非常な感動を覚えた。私はSteve JobsがiPhoneリリースからわずか4年後に急逝したころ(2011年)、勤務地のある渋谷の街中を落書きで埋め尽くしたいと思っていた。それが夢だった。しかし、「街なか」に落書きするのは可能だとして、「街じゅう」に落書きするコトはできないと判断した。それはいかなる絶倫であっても限度があり、この世界に残せる子孫の数などタカが知れており、生活に戻れば童貞相手の商売に〝精を出す〟以外にない絶望と同じである。だからヒトは学習し、そういう個体差から解放される〝デジタルネイティヴ〟への道を選んだのだろう。そしてそれを〝装着〟しているのがZ世代なのだろう(マクロからミクロ、ミクロからマクロ)。つまり、ヒトがいなくても神が創ったこの世界を証明できればHAPPY!なのだ。天才でも凡才でも絶倫でも童貞でも、神が創ったこの世界を証明できればHAPPY!と。Steve Jobsの中にある〝感性〟というのはそういうモノで、ある意味で「天皇陛下万歳!」とか回天(人間魚雷)的発想と言えなくもないのだ。日本的感性とデジタルネイティヴは密につながっている。空音央監督「HAPPYEND」の傑作たる所以だ。
1984vsZ世代
1984側の象徴がその1984年に撮られた林海象監督「夢みるように眠りたい」の主役・佐野史郎氏である。本篇をみると準主役級に出番が多く、三島由紀夫的スタンスの味わいがある。iPhoneを開発したSteve JobsがApple社でMacintoshをリリースした1984年とは一体何を意味するのか? そしてその意味を解明するコトなく、ただ漫然とデジタルネイティヴの名のもとにそれを〝装着〟したZ世代とは一体何者なのか? 佐野氏演じるパノプティコン設置の校長もかれらが何者なのか知りたいと思っている(ミシェル・フーコー死去も1984年である)。そこには目にみえない対話があった。この問いはこの時代に投げ掛けられたもっともエキサイティングな「チャンス」だった。「HAPPYEND」は近未来の日本を舞台にしているが、出てくるのは〝日本のZ〟ではな��。〝世界のZ〟である。空監督はチャンスを摑んだのだ(1984 Apple's Macintosh Commercial)。
しかし、フィジカルには〝Z世代〟のメンタルヘルス問題は現代社会に大きな影を落としている。気候変動を語るグレタ・トゥーンベリをみれば一目瞭然だが(コウを演じた日高由起刀氏と同じ2003年生れ)、おそらくこのままだとかれらが人類のヴィジョンだのアイデアだのを想像するコトは難しい。天は二物を与えず、そのHAPPY!が撤回され、別のHAPPY!が創造できるのか? 肉も魚もという世界を選んだかれらは一体「何をすべき運命にある」のか。前述のとおり、それはみずからが何者であるか?を一体一体、独自に創造するチャンスなのだ。その麗しきテンションにこの傑作は包まれている。
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各地句会報
花鳥誌 令和4年10月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年7月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
観音の御手炎天にやはらかく 佑天 跡地へと想ひありしか夏の蝶 三郎 白あぢさゐ少し離れて年尾句碑 和子 病院も看護記録も夏草に いづみ 小さく深き緑蔭が抱く年尾句碑 和子 息荒く仏へ寄りし暑さかな 光子 日盛の祠に生れし真の闇 和子 みづからを菩薩に添うて空蟬に いづみ
岡田順子選 特選句
面影は西日晒しの看板に はるか 夏草や記憶の中のナース服 三郎 朝涼の鎌倉よりの風頰に 慶月 息荒く仏へ寄りし暑さかな 光子 五輪塔とは緑蔭のただの石 俊樹 元禄も享保の墓も灼けをれり 佑天 暑き日を年尾の句碑のふところに はるか 観音は水の色して大酷暑 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月7日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
浮き沈み女三代夏のれん 都 空つぽの香水びんの残り香よ 同 長茄子の悩ましきかな曲線美 同 パナマ帽明治の父の伊達姿 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月7日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
白と云ふ色たゞならぬ半夏生 雪 前山の雪崩るる如く青嵐 同 やゝに老いやゝに夏痩せして在す 同 炎帝のどかりと座りたる越路 かづを 滝音に鳥語人語も呑まれたり 同 九頭竜と対峙し流る天の川 同 静もりて明智が墓碑に沙羅の花 笑 能登半島掻き消してゐる青嵐 千代子 悠久の光を抱へ滴れる 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
子等見つつ弁当番や海の家 宇太郎 屠場へと曳かれるやうに炎天へ 都 死者送り窓に吹き込む青田風 すみ子 川に還す一夜を共にせし蛍 美智子 次の子に少し短かき古浴衣 宇太郎 病窓に影の騒ぎて青嵐 悦子 風紋は海へ傾れて雲の峰 宇太郎 先輩の墓碑に献杯原爆忌 益恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
戦なき広き空欲し雲の峰 三無 風ひたと止んで初蟬響きくる 百合子 夏蝶のげに句碑守のごと飛びぬ 同 雲の峰草の匂ひに樹の匂ひ ゆう子 アルプスを小さく見せて雲の峰 白陶 菜園の胡瓜ピカソの絵に似たり 多美女 句碑に影落し戻り来黒揚羽 三無 供へればくらりと揺るる甜瓜 ゆう子 炎天に浄き閼伽水陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
七夕や竹切る音のとよもせり 時江 夏潮にロシア軍艦越境す 世詩明 うしろから八つ裂きに来る稲光り 信子 鷺草や鎮守の杜を結界に 時江 七変化寡黙な夫のいつもゐて 信子 生きる意義考へてゐる山椒魚 上嶋昭子 花擬宝珠通夜の灯うるみ傾きぬ 中山昭子 青田もう何も映さず靡きをり みす枝 浴衣の娘女工哀史のこと知らず 世詩明 風鈴を気楽な人と聴いてをり 上嶋昭子 黒南風や酒場は白きピアノ置き 同 見馴れたる山を見飽きず端居かな 中山昭子 昼寝人濁世を忘れ仏顔 みす枝 水打つて日本の地震を鎮めをり 信子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
武蔵野の風に目覚めし合歓の花 三無 羅や近より難き気を纏ひ 同 艶やかに羅笑みて同窓会 同 金魚鉢洗ふ役目の誇らしげ 貴薫 金魚掬ひ父の背中の逞しき 有有 旅先で出合ひて嬉し合歓の花 貴薫 慎ましく生きる姿の合歓の花 史空 羅の似合ふ真砂女に恋多き あき子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
七夕の雨に濡らしてハイヒール 登美子 片恋のラジオ相談星の秋 同 玉葱を貰へば娘吊るしをり 令子 夏座布団友の数だけ広げけり みえこ 天道虫後ろ姿の子らを撮る 裕子 たばこ屋の小窓に覗く扇風機 実加 忠霊場若きの墓は盆静か 令子 老いらくの母の見入れる天の川 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月15日 さきたま花鳥句会
炎天の小江戸の街や車夫の愚痴 月惑 老いてなほ一鞭入れて草を引く 八草 空蟬や何も語れず逝きし友 裕章 夏空へ磴駆け上る柔道部 とし江 厳かにお祓ひ後の心太 ふじ穂 紅芙蓉誉め合ふ笑みの立ち話 恵美子
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令和4年7月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
此の先は教へぬつもり道をしへ 雪 野地蔵も息をひそめる炎天下 英美子 日盛りに息をひそめてゐる地蔵 同 母の影盆灯の後見え隠れ 山田和子 羅やさらりとまとひ香の立つ 真喜栄 バス降りて一人一人の夏終る 世詩明 短夜や夢幻の如くなる 同 めまとひを払ひて無人切符買ふ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
大蟻の車輪のごとく駆け抜けし 久子 炎天の武蔵野の底滑る蝶 三無 変ること厭ふ白紫陽花の白 久 水光り羽黒蜻蛉は神の使者 慶月 古座敷や行くあて知れぬ茄子の馬 軽象 水音を真中に抱きて森涼し 慶月 大蟻も小蟻も参ず地蔵塔 眞理子 夏空を映す水たまりを蹴上げ 久 天牛の角ふりかざす古戦場 眞理子 紫陽花の絞り出したる終の藍 圭魚 甘味屋の蓮を描きし夏暖簾 同 民家古りただ現し身の黒揚羽 千種 森深く闇に添ひゆく黒揚羽 斉
栗林圭魚選 特選句
水音を真中に抱きて森涼し 慶月 ハケの家夏炉の湿る匂ひかな 要 大蟻も小蟻も参ず地蔵塔 眞理子 紅蓮の今日崩れゆく命かな 久子 夏空を忽ち縮め潦 斉 みがかれし床に朝採り茗���の子 久子 式台に雨跡ありて風涼し 同 茅葺きの土間の暗がり死蛾美しき 炳子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月19日 萩花鳥会
みちのくの吾娘��来たるや月見草 祐子 炎帝や必殺狙撃動天す 健雄 一面の葉に見え隠れはすの花 恒雄 夏山はこれで十分梅むすび 俊文 夏料理語り尽くして持て成さる ゆかり 駄々つ子の泣きやんだらし夏の雨 陽子 痛風の足を投げ出し夏の月 吉之 頭垂れ雨乞ひしたるや庭の花 明子 法螺貝の響く城下や雲の峰 美恵子
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令和4年7月20日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
もくもくと九頭竜のぼる雲の峰 千代子 七夕や笹は願ひに撓るほど 千加江 幼きを呼び戻したる天瓜粉 同 かの人の垣根に高く酔芙蓉 昭子 三人の遺影の部屋も梅雨湿り 清女 七夕に女心の糸結ぶ 啓子 小石踏む音の近づく夏館 泰俊 夕立や濡れて礎石の薄明り 同 面も手も己れ矜恃の日焼かな 数幸 穴を出し蚯蚓一糸も纏はざる 雪 裸火に想ひの丈を飛べる火蛾 同 水の如く又火の如く人涼し 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月21日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
風鈴の欲しいと思ふ風が今 洋子 右衛門に隣る左衛門夏構 同 鉈の音山の地肌に万緑に 同 賽銭を打つ音までも黴臭き 同 万緑や山相いよよ文殊山 雪 祭帯器用に結びくれし母 同 その人とカンカン帽に気付く迄 同 盆の月家系図のこと何もしらず 昭中山子 炎天に近道すれば転びけり 同 子が囃す夜空の証や地蔵祭 ただし 鳳仙花姉妹の話途切れ無し みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月24日 月例会 坊城俊樹選 特選句
零戦に少年口を閉ざす夏 和子 靖国へ四方より迫る雲の峰 要 夏蝶は翅で息して歩みたる 和子 空蟬の祈る形に落ちにけり 同 蓮花へと極楽の風触れて過ぐ 政江 静脈の巻きつく手首白日傘 和子 羅を纏ひかの世の話など はるか
岡田順子選 特選句
目の前を突然蟬の木となれり 千種 絵日傘のシスターの行く九段坂 眞理子 大きさの合はざる蟬の殻と穴 千種 礼拝の黙を蓮の解かれゆく 炳子 羅を纏ひかの世の話など はるか 炎帝の子の鉄棒や大鳥居 小鳥 見巧者の折紙付きや泥鰌鍋 幸風
栗林圭魚選 特選句
零戦に少年口を閉ざす夏 和子 熱砂踏む雀らの影ゆらゆらと 順子 横顔の考へてゐる団扇かな 同 病葉となるや社の奥に降り 眞理子 空蟬は拾ひ奉仕の竹箒 順子 最短の空行く鴉街灼くる 千種 大鳥居溽暑の穢土を寄せつけず 月惑 能舞台しづかに進む蝸牛 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大鍋のたぷんたぷんと一夜酒 愛 悪童の頃瓜番に追はれしと 同 瓜番の灯りを返す獣の眼 同 この辺り魔法使ひの夜店らし ひとみ 甘酒のとろみも憂さも呑み込みぬ 久恵 蟬時雨遠くに聞けば海凪ぎて 桂 逆転か球は外野へ峰雲へ 由紀子 夕雲はマグマ色して浜万年青 久恵 咲き疲れてゐるかも知れぬ水中花 ひとみ 丁寧にハンカチ畳み恋語り さえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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一章
1992年12月20日、バブルが崩壊した3ヶ月後、私は祝福ムードの中、四日市市の病院で生を受ける。四日市は工業地帯として知られていて、四日市ぜんそくという公害問題を発生させており、空気の悪い街だと思われるが、私が育った町は鈴鹿山脈近くにある小さな町で、さらに伊勢茶を作る農業を生業とする人が多数いる茶畑に囲まれた緑が豊かすぎる地域だった。港近くの小学校では石油コンビナートが発生させる光化学スモッグにより警報が出て、窓を閉めなければいけない状況の中、私達は春には新茶の匂い嗅ぎながら鈴鹿山脈を見上げ校庭を走り回っていた。コンビナートもコンビニもないこの小さな小さな田舎町の駄菓子屋で友人と塩辛いイカの燻製を噛み、くせーくせーとクサいのを笑い合いながら、秘密の場所を作りに街を歩き回る。秘密の場所、親も近所の大人もクラスの連中も少し年上のお兄さん、お姉さん達も誰も知らない俺とお前しかしらない秘密基地を探しに日々誰も寄り付かなそうな場所をディグをしていた。廃家は俺たちの中では無しだった。俺たちはそれを誰かが所有していて誰かの管理下にあるのを何となくわかっていて、見つかったら殺されると思っていた。初めての性体験、幼稚園、好きな子の裸を見てチンチンが大きくなったあの日。あの日の情熱で秘密基地を探していた。近くの池の側にあった木に囲まれた墓の跡地のような小さなスペースに宝物を持ち寄りそこに隠してそう。そう言って友人と竜の剣のキーホルダーを土に埋めた。結局その場所は大人にバレ、立ち去るように言われ、立ち退いた。そもそも友人が別の友人にその秘密の場所のことを話してしまったので遅かれ早かれその場所は使えなくなっていた。最早秘密でもなんでもないが俺たちは俺の家の一角を使って家を作らないか?と話し合い、親の寝室の一角(なんと大胆なチョイスだろう)にマットレスで屋根を、段ボールで壁を作り、中に懐中電灯を置き、好きな漫画やおもちゃを持ち寄って、その中で特に何をするわけでもなく、何かに熱狂していた。親の寝室に建てれた城は夜には見事に解体され、マットレスは寝具に変わり、段ボールが捨てられて、漫画本は本棚に返された。それが凄く悲しかったのを覚えている。自分には家や寝室以外にプレイベート空間が必要だった。それからは友達との秘密の場所から、自分1人の場所として基地を作るようになった。齢6才や7才でプレイベート空間を求めるような弱い人間だった。常に不安感を抱き、この頃は最も吃りが酷い時期で親の前でも緊張していて、おねしょで朝起き、給食は喉を通らず全て吐いて、先生や親は理解できず不満がっていた。大人たちも友達も皆「お前は恵まれている」と言った。自分にはその意味がわからず「辛い」という気持ちを言語化できず、それを伝えられずにいた。その辛さは15才の時ロックンロールに改宗した時に全て呪詛と涙と言葉の暴力で表現するようになるがそれは10年後の話。周りの友達同じように話せない、ご飯すらちゃんと食べれない、そんな自分恵まれている‥ 俺はそんな矛盾を検証しようとせず、特撮、テレビドラマやポップ音楽に寄りかかった。特撮ではゴジラ、ウルトラマン、戦隊ヒーロー、仮面ライダー、どれが1番好きと言えるまでの熱量は無かったのでわからないが、特撮に惹かれてたのは怪獣、怪人の造形美だった。醜悪でもどこか美しい悪者達が、全てを与えられたようなナイスガイ達を蹂躙していく‥ その様が爽快だった。ウルトラヒーローシリーズにでてきた「ガタノゾーア」という怪獣は衝撃的で、顔が逆向きについてい非常に醜悪でカオス極まれりといった具合の造形でゾクゾクしのを覚えている。そいつがお決まりのウルトラ光線で逝った時の虚しさったらなかった。好きな怪獣達は引き分け、同時死になる事なく必ず負けて、爆破され灰になる。ガタノゾーアの造形を超えるナイスガイに会える事もなくなり特撮からは遠ざかった。小学3、4になりそれからはコメディドラマを好んで観るようになる。現実とは違う、軽快で底の底までシリアスにならないタッチが不安な心を軽くしてくれた。ムコ殿というドラマが特に好きで松任谷由美の7 TRUTHS 7 LIES〜ヴァージンロードの彼方でのメロディには衝撃を受けた。(これは高2で聴いたmy bloody valentineの衝撃に近い‥ )それからドラマやアニメから音楽を知るようになり、音楽も心を癒してくれるように重要なものになった。ロングラブレターの山下達郎/Loveland irand ちびまる子ちゃんのカヒミ・カリィ/ハミングがきこえる(もうすでに小山田圭吾から啓示を受けていたのだ)広瀬香美が歌うカードキャプターさくらのOP、ED、人にやさしくのthe blue herts/夢(ロックンロールの洗礼はまだ受けていない)ナースのお仕事のOPナンバー、ポンキッキーズの楽曲、などポップなものが多かった。逆に暗いマイナー調のフォークやシリアスで真面目で建設的なバラードには拒否反応を示していた。大袈裟で心を不安にさせる音楽だと嫌っていた。親のカーステで聴いたSMAPのポップな曲達は今でも忘れられない。リアルタイムで大流行りしていたらいおんハート夜空ノムコウにより80s昭和アイドル路線、お花畑で能天気なムードに心を置いていた。また、90sに入ってからのサウンド、スタイルカウンシルズ〜渋谷系直撃な小洒落たサウンドも大好きだった。シェイクは今でもアガし、しようよには良質なグルーヴがありノレる。キリンジ作曲の恋の灯には心を大変苦しくさせられた。初恋の感覚それと同じ、いやそれ以上の甘苦しさ‥ SMAPは今の自分のポップスの物差しの重要な一部なっており俺の偉大なるルーツだった。その時のリアルタイムがドリンクSMAPというアルバムで(ナンバーワンより特別なオンリーワン収録)00年代を象徴する80年アイドルソング的能天気さとは違う、いかにもお涙頂戴的で安い感動や、紋切り型のポジティブを歌う不気味な能天気さは俺の心を暗くした。その年友達の家族と自分の親とSMAPのコンサートに行ったのは忘れられない‥ライブの原体験、心の底から楽しかった。小学4、5年になるとテレビから流れる音楽、ドラマは好みものが減ってきて距離が遠くなった。松浦亜弥は好きだった。底抜けにポップだったから。この頃は友達と同じゲームをして、同じおもちゃで遊び、普通の小学生を真っ当していた。真っ当していたが心は貧しかった。ゲームはレベル上げで友達より優位に立ち、承認欲求を満たせた。そしてそのレベル上げという地道な作業は鬱を忘れさせた。ゲームは心を豊かにさせるものではなく周りとのコミュニケーションツールに過ぎなかったのかもしれない。この頃の鬱とと言えば、大きく2つ、進学校に入学するための進学塾入学とサッカー少年団入団、この2つだ。進学校行きは親が決め、サッカーは友達がやっているゲームと同じゲームをするのと同じ感覚で自分から始めた。まず進学塾の授業長さと内容の難しさに驚いた。水曜の放課後バスで1時間かけ街まで行き、17時から20時まで授業受け、また1時間かけ21時に家に帰る‥ そして土曜は12時から18時までという殺人的な長さ、小学生には無限のような時間、さらに学校の成績の悪い自分には恐ろしく難解な授業、これによ「時間」という概念がぶっ壊れ、時間=なんとくなく過ぎ去っていくものだったのが、苦痛で永遠のような時間という種類が存在し、それに耐え、やり過ごさなければならないという問題直面する。同時に初めサッカーだったが、これにも問題があった。単刀直入に全くセンスがなかった。体が硬く、不器用で球技のセンスがなかったのと、体と体で思いっきりぶつかり合う攻撃的な部分にも繊細で鬱気味なメンタルの自分には全くハマらなかった。仲のいい友達が皆同じチームに入っていたので、やっぱり辞めたと言い出せずしぶしぶ続けていた。昨日のあれはいい試合だったねと友達が言って「すごく良かった」と返したが、俺がサッカーで興奮したことは人生で1秒も無い。ある日、練習試合があり、相手チームのやつらが自分の持っているボールめがけて突進してくる。俺は頭が真っ白になり、脱力し、退場した。この時辞めておけばよかったんだ。時間の無駄をした。進学塾ではテストがある度順位が張り出され、それによってクラス分けをされ、自分は最下層の「Sクラス」にいた親から叱られ、自分は親の機嫌を伺い、必死で言い訳を考えた。「今日は調子が特別悪かった、今度はうまくやれる」 それによってどんどん精神がすり減った。今ではお馴染みの精神的苦痛。また同時に肉体的にもやられていた。炎天下で行われる坂道ダッシュ、タイヤ轢き‥ 週の半分が地獄のような時間でついに心がぶっ壊れた。自分より楽しそうなやつを見ると嫉妬したし、そんな自分の事を「恵まれている」という風に言ったやつの喉を裂いてやりたかった。疑心暗鬼にもなり友達は俺を蹴落としにくる(これは人は何時でも足元も見てくるという母親からの教えの影響もあった)と思い込み、ついに緑の田舎町の景色がモノクロに変わった。この時点でもう誰のことも信用しておらず、母親ですら自分を不安にする悪役的な存在だと思い込み、家庭内政治に参加ぜず家にすらいない父親は眼中になく、もうコイツらだめだと思い、自分で自分を守るという人生初めてのモードに切り替わる。汚い言葉で武装して相手を罵り、頭の中で計画する殺人、悪意を持ってありとあらゆる嘘をつき、全員を傷つけた。親の機嫌を伺い媚びるのが嫌になり、テストではカンニングも用いてトップクラスに行き、泣いてる親の顔を見てそれが凄く滑稽で自分は勝ったみたいに満たされた。俺は親を出し抜いた!初めての反抗だった。やり方は卑怯であったが、そんなの関係なかった。理不尽では理不尽でやり返す。友達にも同じような事をしていた、嘘をつき、友達と友達を喧嘩させ、
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初めてのローリングショット📸 ・ #ピント合わない #めちゃくちゃブレる #助手席から狙う #呼吸が苦しくなる #撮影に夢中で逝きそうになる #呼吸困難 ・ #rollingshot #ローリングショット #highway #drive #instapic #instacar #nissan #skyline #r32 #hcr32 #rb20 #jdm #jdmgram #oldschool #superstreet #drift #streetphotography #photooftheday #ファインダー越しの私の世界 #RAMIIIIIpic #ラミピク #くるまバカり
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ひとみに映る影シーズン2 第四話「ザトウムシはどこへ行く」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 最低限の確認作業しかしていないため、 誤字脱字誤植誤用等々あしからずご了承下さい。 尚、正式書籍版はシーズン2終了時にリリース予定です。 (シーズン2あらすじ) 私はファッションモデルの紅一美。 旅番組ロケで訪れた島は怪物だらけ!? 霊能者達の除霊コンペとバッティングしちゃった! 実は私も霊感あるけど、知られたくないなあ…… なんて言っている場合じゃない。 諸悪の根源は恩師の���、金剛有明団だったんだ! 憤怒の化身ワヤン不動が、今度はリゾートで炸裂する!! pixiv版 (※内容は一緒です。) ☆キャラソン企画第四弾 牛久舎登「かっぱさん体操」はこちら!☆
དང་པོ་ 洗面所で顔を洗い、宴会場に戻る。時計は丁度六時をまわった所だ。ふと、窓の外から懐かしい歌が聞こえてきた。 『かっぱさん体操第一ィィィ!』『プッペケプッぺップー』 「うー。何だよぉこんな朝っぱらからぁー!」 「ふわあぁ~」 「ああ、かっぱさん体操の時間……」 朝っぱらから近所迷惑な体操音楽によって、佳奈さん、万狸ちゃん、玲蘭ちゃんが同時に布団から出てきた。玲蘭ちゃんと私はカーテンを開け、大音���で音楽を流しながら体操する河童の家教団を眺める。 「牛久の河童はかっぱっぱーのパァー」 「お皿を磨いてツーヤツヤーのツャー」 「「みんなで腹からワッハッハーのハァー、笑顔に勝るー力なし」」 「は? 二人なんで歌えるの?」 歌詞を暗記している私達を、佳奈さんが訝しんだ。 「佳奈さんの地元にはいませんでしたか? 河童信者」 「ぜぇんぜん」 「北関東から東北あるあるなんじゃない? 私も会津にいた時はほぼ毎朝だったのに、沖縄(うちなー)では一度も聞いた事なかった」 影電話で万狸ちゃんにも聞いてみる。 <木更津はどう?> 「一度だけ布教に来た事はあったね……あの体操で大狸様を怒らせちゃって、追い出されてた」 <あはははは> 河童の家、案外ローカルネタなのかな。 「じゃあ、どの学年にも一人はいる子河童も知らないですか? 佳奈さん地元は京都でしたっけ」 「ううん、両親両方京都だけど東京生まれ東京育ち……そもそも子河童って何?」 「そこからですか」 茨城県に本拠地を置く新興宗教、河童の家。元お笑い芸人の牛久舎登が発足し、『笑顔に勝る力なし』を教義とする。そのため宗教活動では一発芸や話術を磨く修行をし、信者は男も女も子供も、皆河童のように頭頂部を剃り上げる。この教団が近所にあると毎朝『かっぱさん体操』という体操曲が爆音でかかり、また近隣の学校には通称『子河童』と呼ばれるお調子者な学生が何人か生息する。そして彼らは将来、教団が運営する芸能事務所『かわながれ興業』に所属するんだ。でも人を笑わせる、そして人から笑われる事も最上の幸福であるという教えを拡大解釈した信者が、パワハラやいじめ、体罰を起こして時折問題になっている。 「私が知っている河童の家についての情報は、こんなところですかね」 「へぇ……やけに芸能界に影響力がある宗教だと思ってたけど、そんなだったんだね」 「ああ、東北も多いけど、大阪には芸人養成学校があるから日本一信者が多いんだって」 玲蘭ちゃんがスマホで調べてくれた。 その時、トントン、と襖がノックされる。 「おはよぉございます……。お嬢さん方。河童さんが体操終えて食堂混む前に、朝食行きませんか?」 タナカDだ。 「そうしよっか」 カメラが回るだろうから、私達は各々最低限顔を描く。眉毛面倒だから影で作っちゃった。後で朝風呂に入ってからちゃんと直そう。 གཉིས་པ་ 食堂に行くと、奥の席で既にタナカDが朝食を一品ずつ物撮(ぶつど)りしていた。テーブルには全員分のネームプレートと朝食が配膳されている。 「ぅあ~~~~~~~~……」 席につくなり、佳奈さんからアイドルが一番出しちゃいけないような声が漏れた。 「どうしたんですか佳奈さん、まるで深夜バスにでも乗ってたみたいな顔して」 「似たようなもんだよ……ずっとすごい雷鳴ってたじゃん。しかもなんか救急車の音とかしなかった? それで朝はかっぱさん体操。ほぼ一睡もできなかった」 「救急車、ですか」 「はぁ……一美ちゃんは本当にどこでも眠れるよね……昨晩大雨だった事も知らなかったでしょ」 「うーん……」 本当の事を言うと、眠るどころじゃなかったんだけど。それを説明する事もできないからもどかしい。 「雷雨ぐらい気付いてました。私も全然休んだ気がしないです」 「でも寝てただけいいじゃん」 「嫌な夢を見てたんですよ。私は地元のお寺の尼僧になってて、お御堂のバルコニーが浸水して和尚様が馬頭観音になってすっごい怒ってる夢」 この内容は嘘ではない。そういう夢を見たのは事実だ。 「ば、罵倒観音? なにそれカオス……それはうなされるわ」 「おう何だ何だ、お二人共だらしないですなぁ!」 タナカDが物撮りを終えて席につく。彼は朝から声が大きい。 「まあ冷めないうちに食べようじゃありませんか。『じゅんなぎ』もありますよ」 「へえ、じゅんなぎですか」 手元のネームプレートを裏返すと、朝食メニューが書かれていた。 『朝食 おこんだて イシガキダイのちらし寿司 小松菜とかぼちゃのお味噌汁 わかめの辛子味噌和え じゅんなぎ』 おお、朝からなかなか豪華だ。ちらし寿司は大きな鯛のお刺身がどっさり乗っていて海鮮丼のよう。お味噌汁のかぼちゃもほうとうを彷彿とさせる大きなスライスで食べ応えがある。わかめは勿論新鮮な生わかめ。そして、千里が島で一度は食べてみたかったじゅんなぎ! 「皆さん、これはですね。『蓴菜(じゅんさい)で鰻繋ぐ』、つまり『ヌルヌルした野菜でヌルヌルした鰻を捕まえるような行いは無謀である』という諺が由来の、千里が島の郷土料理なんです。蓴菜と冷製の鰻を湯葉で巻いてあるから、『不可能を可能にした縁起物』、すなわち霊力が上がるパワーフードなんですよ!」 「おぉいおいおい、紅さん。台本もないのに詳しいですなあ! ま、僕はじゅんなぎが無くても今日は無敵ですがねぇ……フフン」 「どうしてですか?」 「いやね? お二人が眠れない夜を過ごしていた間に恐縮ですけど。昨夜、狸おじさんのおかげですごぉく縁起の良さそうな夢を見ましてですねぇ!」 「へ?」 何の事ですか? と言いたげな表情で、隣のテーブルの斉一さんがこちらを見る。 「夢に人語を話す化け狸が出てきて、僕にお酌してくれるんですよぉ。なんかご利益ありそうでしょぉ。しかもただの化け狸じゃない、ドレッドヘアのちょいワル狸ですよ!」 「ぶっ!! げほ、げほ!」 斉一さんが辛子味噌和えをむせた。ていうか、その狸、完全に斉二さんの事じゃないか。 「い、いや、わざとじゃないんだよ!? なーんか俺もタナカさんと晩酌する夢を見た気がしてたんだけど、本当わざとじゃないのマジで!!」 当の本人は必死に否定している。要するに寝ぼけてタナカDに取り憑いたまま寝ていたという事らしい。どうりで今朝あんな事があったのに、斉一さんしか迎えに来なかったわけだ……! 「狸おじさん、風水的にはどうなんですか? ラスタな狸って縁起いいんですかね??」 「ん゙っ、ん゙んっ……き、聞いた事ないですね……あれかな! 昨晩私が張った結界が効いている証拠とか! はい、ぽ、ぽんぽこぽーん……ふっくくく……ぽっ、ぽこ……」 斉一さん、完全にツボに入ってしまったようだ。佳奈さんも釣られて肩を揺らしだした。 「ちょっふっふっふ……タナカDが能天気すぎるだけだよそれ! てか狸おじさん困ってるし……なにラスタな狸って!?」 「部屋にラスタな狸がいたら報告した方がいいですか?」 「あっはっはっはっは!!」 何故か玲蘭ちゃんまで佳奈さんに調子を合わせる。じゃあ私も。 「玲蘭ちゃん、ラスタな狸はタナカさんに譲るんで、可愛い女の子狸は私が貰っていい?」 「それなら昨夜ずっと一美の隣で寝てたよ」 「きゃー! アハハハ」 皆で和気あいあいと食事していたら、いつの間にかじゅんなぎを無意識に食べてしまっていた。けどなんか、別にもういいかな……��いう気分だった。 གསུམ་པ་ 食後。手短に朝風呂に入り、軽く荷物をまとめてホテルを発つ。今日はまず主要な観光スポットを幾つか巡って、図書館で資料を見ながら埋蔵金の場所を推理する段取りだ。ロビーを出ると、青木さんが待ってくれていた。 「おはようございます。昨晩は凄い雨けど、ご快眠を?」 「全然だよー。そこの三角眉毛は別だけど」 「おう誰がデブで三角眉毛だとぉ? この極悪ロリータ」 「佳奈さんデブとは言ってないじゃないですか。いいから行きますよ、お二人共。青木さん困ってるでしょ」 手元で地図を見ながら、一行はまず徳川徳松こと御戌神(おいぬのかみ)が祀られる、御戌神社へ。ホテルから海沿いのなだらかな丘を五分ほど登ると、右手に見えたのは『石見沼(いしみぬま)』だ。青木さんが解説をしてくれる。 「中央に大きな岩をご覧で? あれに水切りで石当てるのに成功すると、嫌いな相手が怪我を」 「初っ端から物騒な観光スポットですね!?」 驚く私の背後で、カメラを抱えたタナカDがガハガハと笑った。 「これぐらいで驚いてちゃあ後が持ちませんよぉ紅さん! なにせ千里が島は縁切りのテーマパークですからなぁ。この後はもっともっと物騒な所をお見舞いしていきますよぉ」 「タナカさん、あなた本当にこの島を応援したいんですか? それとも視聴者をドン引きさせたいんですか?」 「ナハハハ、だぶか放送後は調布飛行場に行列が出来ているかもしれませんよ? 『あの紅一美がチビった恐怖の心霊島』と……」 「青木さん、石! 丸い石ください、水切りしやすそうなやつ!!」 「あややや、喧嘩はやめて下さいだぁあ!」 と、こんな所で尺を取っても始末に負えないから、小競り合いを演じたらさっさと移動する事に。暫く進み、御戌神社の鳥居が見えてきた。 「ウゲ……」 それを見た途端、私は絶句。それは鳥居と呼ぶには余りにも不気味な色に見えた。まるで糖尿病で壊疽を起こした脚みたいな……いや、この異常には心当たりがある。 「佳奈さん、この鳥居なんか変じゃないですか?」 「え、普通じゃない?」 思った通り、佳奈さんは平然としている。これは倶利伽羅龍王を討伐した時、地元の神様から聞いた現象だ。倶利伽羅を生み出した邪教、金剛有明団にまつわる物は、信仰心に準じて見た目が変わって見えるらしい。例えば倶利伽羅も金剛信者には美術品のように美しい龍に見え、金剛に恨みがある私には汚物にしか見えない。今回もそれと同じ……つまりこの神社は散減同様、金剛にまつわる領域なんだろう。我慢して入るしかなさそうだ。བཞི་པ་ まずは普通の神社と同様、手を清める。案の定手洗い場も気持ち悪く見えて、正直とてもじゃないけどここの水に触れたくない。ていうか臭い。牛乳を拭いた雑巾みたいな臭いがする。とりあえず口はつけず指先をちょっとだけすすいだけど、後で境外で肌荒れするまで手を洗いたい! 詳しく境内を見る前に、賽銭箱に小銭を入れて手を合わせる。金剛とこれ以上因縁が続いては困るから、小銭がない振りをして五円玉をタナカDからタカった。神様に手を合わせている間は金剛への嫌悪感を読み取られないように、無我を貫いた。 参拝が終わったら、境内を進み御戌神が眠る『御戌塚(おいぬづか)』へ。境内はそこそこ広い割に、随分と殺風景だ。まず社務所がない。青木さんいわく、神社境内に職員が常駐すると現世との縁が切れてしまうからだそうだ。そして狛犬もいない。御戌様が御神体だからだという。 奥へ進んでいる途中、私はふと左手に一際強烈な禍々しさを感じた。見ると竹やぶに覆い隠されるように、傘立てみたいな簡素な祠が建っていた。厳重にしめ縄が巻かれ、星型の中央に一本線を引いたような記号の霊符が貼ってある。 「青木さん、あれは何ですか?」 「大散減(おおちるべり)というオバケを封じた祠ですだ。あまり直視したら良くないかも……ああっタナカさん、撮影など!」 「ダメかい? そんなに恐ろしいオバケなの、そのオオチルベリってやつは」 「モチのロンだから! 体が五十尺もある、八本足にそれぞれ顔がついてて、そのうち本物の顔を見つけて潰さないと死なない怪物で! しかも人間の肋骨食べて、一本足のミニ散減を生み出すとか。だからともかく、大散減は撮っちゃダメですだぁ!」 「一尺って何メートルでしたっけ、なんだか想像つかないですなぁ~」 タナカDは渋々とカメラを逸らした。人間の肋骨から新たな散減を生み出す……昨晩、おばさまの肋骨から散減が生まれた瞬間を私は見た。それに、倶利伽羅龍王も……。 そして私達は御戌塚に到着。平将門公の首塚みたいなお墓っぽい形状の石碑を予想していたら、実際は犬の石像だった。徳松さんご本人は不在のようだ。恐らく既に成仏されたか、どこか別の場所にいるんだろう。 「あれ? 一美ちゃん、これ犬じゃなくない? タテガミがあるよ」 「これはどちらかと言えば狛犬ですね。狛犬は獅子に似ているんです」 「あ。確かに、普通の神社の狛犬も、タテガミ生えてたかも! そういえば、徳川徳松は狛犬の魂を持ってたんだよね。じゃあお犬様の犬種って狛犬なのかな?」 「あはは、そうかもだ。それと、志多田さん。御戌様はわんこの『犬』でなくて、十二支の『戌』という字を」 「へー、どうして?」 青木さんによると、戌という漢字は滅ぶという字が元になっているそうだ。植物が枯れて新たな命に変わる様子を表しているんだ。早逝して祟り神になった徳松さんをよく表していると思う。 「御戌塚から伸びる道は、竹やぶで薄暗いのが『亡目坂(なきめざか)』、奥の見晴らしいい方が『足失坂(あしないざか)』で。いずれも嫌な奴を思い浮かべながら歩くと、それぞれ���ったご利益がとか。ちなみに足失坂を途中で右に下ると『口欠湿地(くちかけしっち)』が……」 「青木さん、今は特に切りたい縁はないんで大丈夫です!」 さすが御戌神社周辺は地名が物騒だ。昨晩斉三さんが言っていた、『気枯地』という言葉がしっくり来る。これ以上ここにいても千里が島のネガティブキャンペーンにしかならなさそうだから、私達は次の場所へ移動する事にした。ལྔ་པ་ 足失坂を下り、ザトウムシ記念碑がある『千里が島国立公園』へ。物騒な地名とは裏腹に本当に見晴らしが良い。閉塞的な御戌神社から出た瞬間、空がばっと広が���たような感じだ。麓に見える口欠湿地も空の青を反射して美しく輝き、それをタナカDが嬉々としてカメラに収める。千里が島の縁切りや祟りといった暗い側面だけじゃなくて、こういった絶景も収録出来たのは本当に良かった。 国立公園は坂中腹からふもとまでの広い敷地を有する。地面は芝生とシロツメクサで覆われ、外周は桜並木に囲まれている。ただ、やはり気枯地だからか、桜はどれ一本として真っ直ぐ生えていなかった。 ザトウムシ記念碑は簡素な作りで、歌詞と小さなイラストだけ書かれた石碑だ。歌い継がれてきた民謡のため、作詞作曲者は不明らしい。また隣にはザトウムシの生態を説明するパネルもあった。 「ええと、『ぼくはクモに似てるけど、ダニの仲間なんだよ! 八本足に見えるけど、そのうち一本は杖なんだよ! 一人ぼっちよりも、みんなで集まるのが大好きだよ!』なるほど……ザトウムシがワサワサ密集してたらなんかちょっと嫌ですね」 「僕前に公園のベンチで、黒いタワシみたいな塊落ちてて……触ると大量のザトウムシがブワササーと」 「やだー! 青木君やめてよ~」 「わはははは!! それは最悪ですなぁ!」 公園を抜けて市街地へ降りていくと、月蔵(つきくら)小学校と併設する町民図書館が見えてきた。カメラに群がる小学生達に軽くファンサービスしながら、図書館へと急ぐ。私がお目当ての子はみんな「ドッキリ大成功! したたびでーす!!!」と絶叫しながら全力疾走で追いかけてくる。佳奈さんの影響だ。私も期待に応えて校庭をダッシュしたら、地面から急にスプリンクラーが出てきて水を撒き始めた! 「ぎゃー! また騙されたーっ!!」དྲུག་པ་ 何とか濡れずに済むも、息絶え絶えで図書館に入る。トイレを借り、やっと手を洗えた! と安堵して戻ると、皆は既に資料が並べられたテーブルを囲んでいた。太っているタナカDと大柄な青木さんは、小学生向けの低い椅子で収まりが悪そうにモゾモゾ蠢いている。私も着席するとカメラが回り、タナカDが進行を始める。 「実際に歩かれてみて、お二人何かお気付きになった事はありますか?」 気付いた事か。幾つかあったけど、金剛有明団や霊にまつわる情報は直接共有できない。少しぼやかして話そう。 「斉ぞ……ええと、狸おじさんから伺ったんですが、植物が曲がって生える土地は風水的に不吉らしいんです。それで今日気にして見ていたら、御戌神社がある坂の上に近づくほど木がねじれたりしてて、海沿いの石見地区や市街地である月蔵地区はそうでもないんです」 「御戌様が埋蔵金を守ってるからかな? じゃあ神社の近くが怪しいね!」 佳奈さんが消せる蛍光ペンでコピー地図を囲んだ。 「不吉な場所ですかぁ。だぶか神社から一番遠い南側、竹由……こりゃ『たけよし』で合ってるかい?」 「ですだ」 「竹由地区ね。この辺はまっすぐ生えてるんですかねぇ」 確かに地名に『よし』が入っていて、島の南側は縁起が良さそうではある。私達はまだ行っていない竹由地区の資料を見ると、小さなお寺が一つあるだけで後は住宅街のようだ。 「志多田さんはどうだい?」 「うーん、埋蔵金については何もなかったかなー。ところで青木君、この地図のここ、誤植じゃない?」 「え、誤植で?」 全員で地図を確認する。佳奈さんが指さしている箇所には、『新千里が島トンネル(旧食虫洞)』と書かれていた。昨日、私と青木さんが行ったコンビニの所だ。 「食虫……洞? 確かに変ですね。『虫食い洞』なら虫がトンネルを掘ったような感じで意味が通じるけど、食虫洞じゃ洞窟が虫を食べちゃうみたい」 「でしょでしょ? それともウツボカズラがいっぱい生えてるのかな」 「いえ、『食虫洞(くむしどう)』が正解で。ウツボカズラは生えてねぇけど、暗いから虫を食うコウモリが住んでるかもだ」 「うーん、そういう問題なのかな……? まあ関係ないからいっか……」 佳奈さんは煮え切らない顔のまま、地図を机に置いた。タナカDが仕切り直す。 「じゃじゃじゃあ、まずは今まで埋蔵金探しに失敗した方々の仮説を見てみましょうよ! 青木君」 「はい、こちらを」 タナカDは青木さんが差し出した資料を私達側に向ける。インターネット上で日本各地の徳川埋蔵金に関する情報をまとめたサイト、『トレジャーまとめ』さんの記事コピーだ。これまでザトウムシの歌詞をもとに埋蔵金のありかを探索した人々のレポートらしい。上からざっと目を通す。 ・その一 ザトウムシは座頭、盲目の暗喩だ。歌詞の『ザトウムシ』という言葉の総文字数を歩数として、記念碑から亡目坂を登る。そして到着地点の地面を掘ってみた。 結果 何も出てこなかった。これを試みた探索者の一人が島を出た後(以降は修正液で消されている) ・その二 『水墨画の世界』は白黒、あの世を表している。竹由地区には名前に『虫』がつく虫肖寺(ちゅうしょうじ)があり、そこには墓地が隣接している。その墓地で、黄昏時に太陽が見える西側の井戸内を調べた。 結果 何も出てこなかった。これを試みた探索者全員が数日後、(以降は修正液で消されている) ・その三 ザトウムシが埋蔵金を表しているなら、食虫洞は金を蓄える隠し場所に違いない。歌詞の通り、黄昏時から逢魔が時にかけての時間、トンネルを調査した。 結果 翌々日、(以降は数行にわたり修正液で消されている。塗りこぼしから微かに『トンネルが永遠に続いて外に出られ』という一文が垣間見える) ・その四 『口欠』『足失』『亡目』など体の欠損にまつわる地名は心霊現象や祟りが多いという。その三箇所いずれかに宝があるとみて、調査した。 結果 それらの地点には共通して護符の貼られた祠があり、護符を剥がした探索者は肋(次の行以降は紙ごとハサミで裁断されている) 「「いや怖いわ!!」」 全部読み終わる前に佳奈さんと異口同音! 「ちょっと青木君、これ元は何て書いてあったの!?」 「すいません、あんまりにも酷いデマなどが。根も葉もねぇので僕が修正を!」 「本当にデマなんでしょうね!?」 「嘘こいてねぇです、本当に事実無根なので! 大体、コトが事実なら普通新聞に載るなど……」 事実なら新聞に載るほどの事が書いてあったのか。これは下手に島を引っ掻き回すと、またとんでもない事になりそうだ。 「まあまあまあ、お嬢さん方。要はあなた方がね、埋蔵金を見つけちゃえばいいんですよ」 「なに他人事みたいに言ってるんですか、この三角眉毛は。祟られる時は全員祟られるんですよ? わかってんですか?」 「そーだそーだ、デブちん三角眉毛!」 「おう遂にちゃんとデブって言ったな!? 今日の僕にはラスタな狸がついているんだ。一人でもしぶとく生き残ってやるぞぉ」 「一美ちゃん、ちょっと今夜御戌神社で丑の刻参りしよっか」 「了解しました。加賀繍さんのぬか床に五寸釘入ってるから分けてもらって……」 ん? 「佳奈さん、今の言葉もう一回いいですか?」 「え? だから、『御戌神社』で『丑の刻参り』」 「……それだ!」 ラッキー! 今の超下らないやり取りで、歌詞の謎が一つ解けたかもしれない! 「おぉ何だい、そんな聞き返すほど僕を呪いたいのか小心者」 「違いますよ。見て下さい、歌詞の一番と二番の冒頭……」 ザトウムシの一番、二番の歌い出しは、それぞれ『たそがれの空を』『おうまが時の門を』だ。 「いいですか? 昔の日本は十二時辰(じゅうにじしん)、つまり十二支で時間を測る単位を使っていました。その単位では、『逢魔が時』と『黄昏時』……つまり夕方から夜に変わる時間帯は、『酉の刻』と『戌の刻』になるんです」 「じゃあ歌詞に当てはめると、一番は『戌の刻の空を』、二番は『酉の刻の門を』に変換できるって事?」 「はい。ここで思い出しませんか? 御戌塚から伸びる二つの道」 「薄暗い亡目坂と、見晴らしがいい足失坂……あっ、『戌』から『空』が見えるのは足失坂だ!」 「そうです。しかも続きの歌詞が『ふらついた足取りで』、足って言ってるんですよ! 一方二番……酉の門といえば?」 「神社の『鳥居』! 坂からまた神社に戻っちゃってる!?」 「そうなんです!」 つまり、私の説はこうだ。この歌は埋蔵金のありかを一箇所漠然と示しているんじゃなくて、そこに至る道順のヒントが歌詞になっているんだ。御戌塚から始まり、足失坂を通って何らかのルートを経由。やがて神社に戻って、そこからまたどこかへ行く……こうして遠回りをする事自体が、埋蔵金を発見するために必要なのかもしれない! 「なるほど、道順を! それは今まで誰もやらなかったかもだ……それにしても、お若いのによく十二支の時間をご存知で?」 「あはは、青木さんより若くはないですよ~。小さい頃ちょっとだけお寺に住んでた事があって、こういう歴史っぽい雑学にちょっと明るいだけです。ただ……」 残念ながら、歌詞に干支にまつわる描写はそれしかないんだ。そこから先の謎はまだわからない。私が自説をフリップに書き終えると、タナカDが佳奈さんに話を振る。 「志多田さんどうですか? 紅さんがワンアイデア出しましたよぉ」 「急かさないでよー。私まだ食虫洞の謎が頭から離れないんだから。そーいうタナカDこそ何かないの?」 「僕かい? そうですな……このサビの、『月と太陽が同時に出ている』って、日蝕か月蝕って事でしょ? 千里が島で日蝕月蝕が観測された事って歴史的にあるんですかねぇ?」 「え? この歌詞って単純に黄昏時の事じゃないんですか?」 「あ、そうか。そりゃ黄昏時には月と太陽が両方見えますな」 すると今度は佳奈さんが閃いた。 「ちょっと待って、日蝕……?」 佳奈さんは私の手元から地図を取り上げ、食い入るように見つめ始める。 「……しょく、ふき、ぞう、すずり……」 「佳奈さん?」 「あー、そういう事かあ! これ、千里が島の地名ってさ、繋げるとみんな漢字一文字になるんだ!」 「え、そうなんですか?」 「どういう事で?」 青木さんも知らなかったようだ。全員興味津々で佳奈さんの指さす地図に見入った。 「例えばこれ、食虫洞はさ、食と虫を繋げて書くと日蝕の『蝕』になるでしょ。亡目坂は盲目の『盲』、月蔵は臓器の『臓』」 「すごい、本当ですね! 石見は書道の『硯(すずり)』、竹由は『笛』ですか。あれ、でも足失坂は……」 「『跌(つまずく)』。常用漢字じゃないけど」 「つまずく?」 タナカDは自分のスマホで『つまずく』と入力し、跌と変換できるか試みた。 「ああ、跌(つまずく)だ! 確かに跌ですよ跌! いや、よく読めますなあ。ところで佳奈さん、最終学歴は?」 「いちご保育園だってば。何度も聞くなー!」 佳奈さんは国文学分野で大学を卒業しているけど、年齢不詳アイドルである彼女にとってそれは公然の秘密だ。タナカDはそれを承知の上で度々ネタにしているんだ。 「あれ、佳奈さん。それを当てはめたら歌詞解読できるかもしれませんよ!」 「え本当? よーし、やってみよう!」 こうして数十分試行錯誤しながら、私達したたびチームの歌詞解釈はほぼ完成した。それが、こうだ。 たそがれの空を ザトウムシ ザトウムシ歩いてく (御戌塚から始まり、空が見える方向へ進む) ふらついた足取りで ザトウムシ歩いてく (そのまま神社境外に出て、つまずきやすい道、つまり足失坂へ進む) 水墨画の世界の中で 一本絵筆を手繰りつつ (足失坂のふもとから水墨画の世界、硯と水を象徴する石見沼へ進む) 生ぬるい風に急かされて お前は歩いてゆくんだね (石見沼から風が吹く方向、口欠湿地方面へ進む) あの月と太陽が同時に出ている今この時 ザトウムシ歩いてく ザトウムシ ザトウムシ歩いてく (口欠湿地から月が太陽を蝕む場所、旧食虫洞へ進む) おうまが時の門を ザトウムシ ザトウムシ歩いてく (食虫洞を抜けた所から丘を登り、御戌神社の鳥居をくぐる) 長い杖をたよって ザトウムシ歩いてく (神社境内から視覚障害者が杖を頼りに歩くような暗い道、亡目坂へ進む) ここまで考察した段階で、地図に道順を引いていた佳奈さんがペンを止めた。 「何これ……星……?」 蛍光ペンで地図に書かれた道筋は、島の中心に魔法陣のような模様を描いていた。五芒星の中心に一本線を引いたような、シンボルを。 「佳奈さん。まだ、解読できてない歌詞は残ってますけど……これはこの形で完成だと思います」 「一美ちゃんもそう思う? これ以降の歌詞って、対応する地名が見当たらないんだよね……」 「青木さん」 私はさっきの埋蔵金探し失敗談を手に取る。 「この消されている箇所、要するに全部『祟りがあった』って事ですよね?」 「はい……あ! いえ、そんな事は……」 「そうなんですね。つまり余所者が千里が島を検めるためには、正しい儀式か何かを踏まないと祟りに遭う。その儀式の方法こそが、この民謡ザトウムシに隠された暗号の正体だった」 「……」 「私、さっきこのシンボルを見たんです。御戌神社の、祠で……」 もう私の中で謎は核心に迫っていた。霊能者達は今それぞれ除霊活動に励んでいるけど、『ザトウムシ』……恐らくは、怪物の親玉であるそれを倒さなければ島の祟りは終わらないのだろう。 「結論が出ました、青��さん。ザトウムシは、徳川埋蔵金のありかを示している歌じゃありません。私はこれを……八本足の怪物、大散減を退治するための手順を示した歌だと思っています」 衝撃的な結論に全員が呆然としていると、窓の外で何かが破裂するような音がした。更に間髪入れず、河童信者が一人血相を変えて図書館に飛びこんでくる。 「たた、た、大変です! 大師が……大師が……紅さん、ともかく来てください!」 「え? どうして私が……うわあ!?」 河童信者は乱暴に私の腕を掴み、外へ連れ出した。他の皆も続く。牛久大師が私を指名したという事は、また散減が現れたのだろう。けど今はカメラが回っている。玲蘭ちゃんや万狸ちゃん達は別行動だし……私、どうすればいいの!?
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【中逝きスレンダークイーン】どんなでも中逝きしまくるドスケベマ〇コの持ち主のスタイル抜群女優のたまごの永遠中逝き天国映像は未来のお宝映像!? - 無料動画付き(サンプル動画)
【中逝きスレンダークイーン】どんなでも中逝きしまくるドスケベマ〇コの持ち主のスタイル抜群女優のたまごの永遠中逝き天国映像は未来のお宝映像!? - 無料動画付き(サンプル動画) スタジオ: FC2 更新日: 2023/05/05 時間: 94分 女優: 大人っぽい落ち着いた雰囲気のゆうこちゃん。でもまだ若いんです。今は夢を追いかけて劇団員をしてるんだとか将来売れたらこの動画は間違いなくお宝映像ですよwそんなゆうこちゃんの活動を支援しているパパさんからイキまくるのはええけど、性欲あり過ぎて身体もたんわ。ホンマこの娘は中逝きクイーンやで頼むからひのまるで世話したってくれみたいな感じで預からせていただきましたwそんな性欲全開娘の相手を出来る漢といえば……マグナム師匠しかありませんわなwいつまでもイク女vs誰でもイカせる漢もう勝負にもならないですよねwしかしさすがに女優を目指して活動しているだけあって見目麗しいルックスでスタイルも抜群もう話はついてる ***********************************
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五十音字連想ゲーム
周りの人間が続々とやっているのでやってみようとしたのだがどうしても「自分をこう見せたい」みたいな意図と打算が抜けなくて困った。抜ききれなかったけど投稿。
あ アデリーペンギン:当アが好きな動物。目が逝っててかわいい。
い 池田モンキーパーク:全国で唯一高校の卒業資格が得られる猿山。授業中にパイ投げが始まったり土曜講習やってる2つ隣の教室で交尾が行われていたりする。
う 宇佐見蓮子:当アの人生を狂わせた女。実在する。実在しないと困る。そのうち個別でなんか書く。
え SF研:当アの巣。パイセンをしばけたり税金と学費で沸かした湯でコーヒーをしばけたりする。
お 女女新しい女:当アの脆弱性。ずっと存在する概念のはずなのに語彙が振られていない。おかしい。厄介オタクなので百合のことを百合と言えず女女と言うらしい。
か 廻想体:当アが好きなフォント。推しのVが(社会の女と)ゲリラ配信を行うときのサムネが黒字に白い廻想体で「ゲリラ」だけなので推し始めてからすこし怖くなってしまった。
き 京都:当アが好きな都市。宇佐見蓮子を追い求めてさまよう。京都中の喫茶店を回りきるのが人生の目標。
く 靴べら:当アが最近ぶっ壊した。いきなりバキッと音を立てて崩壊したのでビビった。まだ使えるので買い替えていない。
け 原稿:当ア最大の敵でありアイデンティティ。最近本当に書けないので申し訳無さを感じるとともにアイデンティティの拡散に苦しんでいる。救済けな?
こ 理原ひなり:推しのVtuber。生きる意味その1。「やべー女女があるらしい」との噂を聞きつけて通っていたら本人の人間性に惹かれていた。そのうち個別でなんか書く。
さ 最高人生:当アが鬱でマジヤバだったときに鬱のことを鬱というと鬱になるので鬱のことを言い換えるために用いた語彙。
し 除湿:当アの今月の標語。フォロワーに決めてもらった。先月は「蛮勇」。
す 睡眠:当アが非常に苦手としている行為。寝付きが悪く世界からの孤立感を感じるのが原因っぽい。
せ セーラームーン:推しのVの人生のバイブルとなっている漫画/アニメ。LOVEに満ちており最高。世界を信じられるようになる。
そ ソースカツ丼:さまざまな県が名物と主張している食べ物。福井県のやつが当アの好物。カツカレーも好きだしカツが好きなのかもしれない。
た 卓球:当アが中学と猿山に通っていたときに打ち込んでいた競技。現代では絶滅しかけた日ペンの使い手だった。部活の同期とは誰ひとりとして連絡がつかない。
ち 築抄:当アが主宰を務める大阪大学コウメ太夫研究会の会誌。「こ」の項はコウメ太夫と死ぬほど迷った。第二号は当アが原稿を書けるようになり次第出る。
つ Twitter:当アを含むさまざまな人間の人生を喰らって生きる怪物。やめようね。
て Discord:当アがフォロワーと通話するために導入したツール。おしゃべりが楽しい。ただ寝なければいけないのに切りがたくてズルズル話してしまうのは改善すべき点。
と 当アカウント:最近の一人称。「当ア」と略すことができる。インターネットっぽくてお気に入り。
な 名前もない怪物:当アが大好きな楽曲「crazy sunshine」に登場する。飲もうとしてくる。カラオケで歌うと超気持ちいい。
に 人間:当アが愛しなおかつ嫌う生物。そろそろ人間2とかにアップデートしてほしい。
ぬ ぬりえ:ぬとかこれくらいしか思いつかない。当アはちょっとでもはみ出したりすると萎えるのでやりたくない。
ね ねこ:当アが好む動物。でも飼うのはめんどくさいので概念としてのねこを飼いたい。
の 野原美奈子:当アが小学校2年生のときの担任教師。極悪非道にして人間のクズ。そろそろ死んでそう、死んでてくれ。
は バーチャルyoutuber:ネットで話題の某記事を見て当アはもはや好きではないと気づいた存在。星の軌跡を辿る旅路に 夢を見れる時代は終わった
ひ 人の心:2018年初頭以降当アが取り戻すべく奮闘しているもの。どうやらデパートやホームセンターには売ってないことが最新の研究で分かった。
ふ フォロワー:生きる意味その2。かわいいし優しいし愛しい。FUCKIN' HUGE LOVE……。
へ 癖:太ももと尻の境界。膕。
ほ ポリゴンZ:当アが好きなポケモン。目が逝ってるしインターネットっぽいし特殊火力最強で最高。剣盾に登場し次第復帰する。
ま マツモトキヨシ:独特の感性(グレープ味を「スポーツドリンク」と評すなど)から繰り出される個性的味わいが持ち味のエナジードリンク屋。缶と中身の色が違うのも高得点。
み 道端:当アのInstagramの主な撮影対象。道端に落ちてるゴミに謎のキャプションを付けるスタイルがウケ、妹にフォローされるなどした。
む 無:中学時代の友人に「無って何?」と聞かれ「身の次で目の前」と咄嗟に答えたのが人生のハイライト。
め 眼鏡:当アの本体。最近新しいの(性懲りもなく宇佐見蓮子イメージモデルを買った)が届いたが度を入れてない。コンタクトと併用していこうと思う。
も モンスターハンター:当アが最もやり込んだゲームシリーズ。未だにド下手。狩猟笛が好き。
や 焼畑農業:当アが大学に入ってから関心を持っているテーマ。お前らは焼畑を何も理解していない。当アも理解していない。
ゆ ゆるキャン△:当アが人の心を失った原因であるところの漫画/アニメ。みんなも斉藤恵那に感情移入してアニメを見て狂おう。
よ 予備校:猿山3年目に初めて塾っぽい場所として東進衛星予備校に通った。ずっと寝てるのに好成績を叩き出し続けていたので「眠り姫」と呼ばれた。連絡がつく友達は1人。
ら ラーメン:当アの好物。つけ麺が好き(つけ麺をラーメンに含んでよいかは議論の余地がある)。元は別に好きでもなかったがとある人のせいで狂った。彼女とは連絡がつかない。
り 理学部物理学科:当アが宇佐見蓮子の影響で志望していた学部学科。どうして今文学部にいるんですか?
る ルー���プラザホテル:しりとりの強カード。長崎市に存在するらしい。
れ レールの敷かれた人生は嫌だのレ:どこかで聞いた芸人のネタの一部。ドはどつきまわすぞのドで、ミ以降は存在しない(レールの敷かれた人生は嫌なので)。
ろ ロボット:インドの映画。SF研の新歓で見て中毒になった。続編はあまり良くないっぽいので見てない。
わ 笑い:なんだかんだ当アが好むテーマ。人を笑わせたくて人生をやっているフシがあるっぽい。
を ヲタク:当アの宿敵。しね!
ん ンゴロンゴロ:タンザニアの地域。コーヒー豆が美味しい。
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町田に現れると言ったな。
あれは嘘だ。
ということで、今日の目的地は新宿です!
恐れ多くもインリビングパーカーを着て行ったよ…!
誰にも声かけられなかったけどね!(笑)
朝、8時には起きていました。
思ったより早く起きられたので、色々身支度。
荷物だけは昨日仕込んであったので、それ以外を進めました。
朝食にTKG頂いて、行ってきます!
相模大野のスタバに立ち寄り、
ロマンスカー車内でいただくドリンクを注文しました。
その際「マイスリーブあります!」と言ったら、店員さんびっくりされてて。
どこで買えるんですか、とか、色々お話しできて楽しかったです。
何より、お客様をおもてなしするのが我々の役目なのに今日はお客様に素敵な情報を頂けました!って喜んでもらえたこと、私も嬉しかったです。
minneで買ったマイスリーブが、話のネタになりました。
ロマンスカーが、相模大野からだと勘違いしていて、
まさかの町田発だったことが発覚して、慌てて移動しました。
間に合ってよかったー…。
今日の行きはVSE。白いのです。
ちなみに帰りはGSE?だっけ、一番新しいやつです。
お値段変わらず乗れるのであれば、できれば新しいのに、時間がかかってでも乗りたい精神です。(笑)
今日の目的は「新宿へ行くこと」でした。
つまり現地に到着した時点でほぼほぼ私の目的は達成でした。
でも、それじゃ交通費がもったいないので、
Aesopさんでお買い物。
ヘアケア系と、ハンドケア系を中心に買い物しました。
もう実は家の中に配備済みです…母は気づいていないけど…ヌフフ。
そのAesopさんの買い物が思ったより重たくて、
出鼻を挫かれたというか、なんかもう、移動が辛くて。
いつものことですが…あぁ、なんでこう重いものを先に買ってしまうん。
でもルミネエストとルミネ1は見てきました。
本当は世界堂や包むさんを見たかったなぁ。たまにはちょっと歩いて。
でもそれも出来ませんでした。
お昼は、写真を撮り忘れたけどいつものだし茶漬け屋さんです。
鯛出汁茶漬け美味しかったー(*´◒`*)♡
ほぼ体力を使い果たし、
帰る予定を立てて、時間が余ったのでロマンスカー乗り場近くのカフェに鎮座していました。
あのオレンジのカフェ、気になってたけど入ったのは初めてかな?
ずずず、とアイスティー啜ってました。
地元駅まで戻って、また移動して。
帰宅して、母も出掛けていたので、帰ってくるまでに石鹸類をセッティングして。(笑)
ミノンのシャンプーも届いていたので配置済みです。
少しでも痒み無くなるといいんだけどなぁ。
今夜のお風呂が少し楽しみになりました。
楽しみを作っていかないと、お風呂苦手なので…うん。
昨日、3時に悪夢で目が覚めてしまって、
その時YouTubeを1時間だけ見ていたんです。
リアルな一人旅の動画でした。
私もそのうち一人で京都とかその辺に行く予定なので、
実際いくら掛かるんだろうかとか、その動画の影響で調べてしまいましたよね。
で、意外と現実的なお値段で行けそうなのでよかったです。
ホテル選びの基準とかはよくわからないけど、部屋にシャワーがついてて眠れればそれでいい…。
ぼっちで行くと思います。今のところ一緒に行こうとのお声はかかっていないし、私一人で立てた作戦なので。
京都ではなくても、もうちょっと遠くでも、近くでも、何なら都内でも(憧れはMUJIホテルあれは高い)どこか旅に出てみたくて。
昔は行きたいイベントがたくさんあったのですが、遠征が可能になった今オタク卒業しかけているという…
そして、出不精になってしまったので、全然旅行とか興味がなくて。
このままではいかん、と、せめて興味ある場所を、と選んだのが京都でした。
新幹線で移動、憧れる。修学旅行と曽祖母の急逝ぐらいでしか乗ったことない。
目指すは秋頃なので、もうちょっと貯金しつつ情報収集します!
あれなんだよねー、一人旅にこだわるのは単に人見知りとかそうじゃなくて、
イビキとかね、気にしちゃうんですよ。私がしちゃう人間だから、きっと一緒にいる人は居心地悪くなってしまうだろうし…。
そういう感じです。
インリビのグのパーカー、とってもとっても着心地がいい!
袖も長くて、フードもフカフカで暖かい(*´◒`*)♡
幸せだ…
色味も白にして正解でした。
本当は大人の力で2着欲しかったけど、黒白お迎えしたところで絶対どちらかに偏って使う未来が見えていたので、どうせなら片方をとことん愛そうと希望色白でいきました。
XLが男性用ってりりかさんおっしゃってたけど、167cmあるので私は実質男性…!と思ってXLに。実際正解でよかったです。
届くまでサイズが合うか不安でした…よかった…!
ずっと欲しかった壺のAesopのハンドクリームが手に入ってルンルンです!
チューブもおしゃれなんだけど、どうしてもどこかに穴が開いてしまうから、
ちょっと量は多いけど壺のが欲しくて、でも通販では売っていなくて…。
売り切れ、って書いてあったからもう2度と手に入らないのかな、と思っていたら、直営店では販売しているとのこと。
行ってみてわかることもあるもんだ。よかった。
他にもジェルハンドウォッシュって、よく言う除菌ジェルみたいなのも購入できたし、
洗面所用のハンドソープ他も手に入ったし…♪
ちょっとびっくりしたこともありました。
現在まだ中身があるボディスプレー、色々な場面で使っても差し支えない香りだから今日もう1本購入したんですね。
よく見たら、サイズが一回りぐらい小さくなってる…涙
と、思って表記を見てみると、中身の量は一緒。あれ?
容器のサイズがコンパクトになっただけのようでした…!
減っちゃったのかとばかり…心配したよーよかった(><)
ハーバルボディスプレー、私は24番の香りを愛用中です(*˘︶˘*).:*♡
千と千尋の神隠しを、
何回目か分からないけど見ています。
幼い頃DVDを父が買ってくれて、カーナビ付きの車でよく観ていた覚えがあります。
なので内容はよく覚えていて、テレビ放送好例のカットシーンもよく分かります(笑)
今観ているのは去年かな?にテレビ放送されたものです。
DVDが出てきたら、CMなしで連続で観られるのになぁ。
チャプター編集すればこのテレビ録画でも可能なのですが、それも面倒で(笑)
さっきまで眠かったのですが、
眠い目を擦ってiPhoneのアプリの見直しとバックアップを済ませました。
新しいPCが来てからまだ一度もバックアップ取ってなかったので、そろそろ危険かな…と思って、アプリも整理したし、と。
新しいPCはサクサク動いてくれるので本当にありがたい…。
でも今でもPCからはブログを更新しないし、
主たる活動はiPadで済ませます。
PCいらないぐらいの生活でありたかった…。
父曰くグラボも積んでるからネトゲもサクサクとのことですが、
色々怖いので、ネトゲの類は入れません。
ゲームはSwitchがあるしね。
いざと言う時、役に立つことがあるかもしれないですね。
作業が終わってやっぱり眠たい…。
今夜も早く眠りたいけど、
昨晩少し早く眠ってしまったら悪夢を見て夜中起きてしまったので、
その再来は嫌だなー。
かと言って仮眠や昼寝のタイミングではないし…。
どうしたものか。タイミングを逃してしまった。
明日の予定は決まっていません。
天気が悪そうですが暇で駄々をこねそうです。
笑えない。
では。
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無慈悲な光
BADENDversion
今回のBADENDversionはM05が科学者を羽交い締めにしてルームキーを奪う所です。
台本を持ってる人は28~29ページです。
本編では扉は開きませんでしたが、もし扉が開いたらどうなったのだろう?と考えた人も居たと思います。
今回はそのもしもを自分何りに考えた内容です。
ただM05は仲間達に見送られず1人で死んで行く、少し悲しい。
科学者も部屋に閉じ込められほぼ出番無し(^_^;)
部屋を出た後は、良くありそうな内容なので簡単に想像出来てしまうかも知れない(^_^;)
何一つ捻ってもいないꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あははは
では、始まり始まり。
M02はルームキーを使い「ピッ」と音が鳴り鍵が開き扉を開け部屋の外に出るマウス達。
扉を出ると左右に警備員が立っていた。
警備員と目が合うM04。
左側の警備員A 「お、お前達は?」
言い終わる前にM04が飛び掛り警備員Aを取り押さえる。
右側の警備員BにM03が飛び掛ろうとするも警備員Bは咄嗟に腰から拳銃を取り出しM03に突き付ける。
警備員B 「う、動くな、お、お前達どうやって出てきた。」
警備員Bは拳銃を突き付ける手が触れえている。
M03は両手を広げ警備員Bの前に立つ、その後ろに怯えるM02、怯えるM02を宥めるM01がいる。(M01とM02を守る感じで)
M03 「お話し、しませんか?」
警備員B 「話し?私はマウスと話す気は無い。科学者はどうした。」
M03 「科学者さんは無事ですよ、部屋の中に居ます。」
警備員B 「ならお前達も部屋に戻れ、さもないと撃つよ。」
警備員A 「何してる、さっさと撃ち殺せ。」
M03がM04の方を見る、苦悶の表情で取り押さえてるM04、余り持ちそうにない、焦るM03
M03 「お話し、しましょう、話せばきっと分かり合えます。」
焦ってるM03は少しずつ近ずいて行く。
警備員B 「う、動くな、マウスとは話さない。」
M03 「いいえ、私達は人間です、その証拠に私達は言葉が使えます。」
警備員B 「に、人間?君達は人間なのか?」
警備員A 「騙されるな、コイツらはマウスだ、私達の敵だ。」
M03 「違います。私達は人間です、それに私達は貴方の敵ではありません、ね、私とお話ししましょう。きっと分かり合える筈です。」
M02 「そうだ、僕達は人間だ、人間が人間を殺したら駄目なんだ。」
M03の脇からM02が飛び出し警備員Bに詰め寄る。
警備員B 「なんだお前は、止まれ、止まらないと撃つ」
警備員Bが驚いて拳銃をM02に向ける。
M02 「たから僕達は人間なんだってば。」
M02が警備員Bに向かって怒鳴る。
M03 「あっ、M02待って、動いては駄目。」
M01 「M02危ないから戻って。」
M01とM03がM02に駆け寄る。
警備員B 「う、動くな、来るな~」
警備員Bが目を瞑って拳銃の引き金を引く、「パンッ」と乾いた音が響く。
マウス達は音に驚いて一瞬動きが止まる。
M02 「あ、あれ?う、うぅぅぅ」
M02がお腹を押さえ膝から崩れ落ちる。
M01 「M02?M02どうしたの?」
M03 「M02大丈夫?」
M01とM03が駆け寄る。
M02 「う...うぅ..えへへ....ハァハァ僕どうしちったのかな?ハァハァ...身体が動かないんだ。」
M01がM02を抱き起こす。
M02のお腹から血が滲み出てる。
M01 「そんなM02、血が出てる」
M02 「ハァハァ...血が出てるけど...痛くないんだ...きっと..ハァハァ....大した事ないよ...ハァハァ....ちょっと寝たら...治るよ僕は大丈夫だから...心配しないで...えへへ」
M02は笑顔を作りそのまま意識が無くなる。
M01 「M02?M02目を覚まして、M02・・」
M03 「M02・・・死んだの?」
M01 「ううん、まだ息してる、たぶん寝てる、でもこのままじゃM02は・・・」
M01は強く抱き締めすすり泣く。
M03 「M02私のあやとり持っていて��
M03はあやとりをM02に託し、立ち上がると真っ直ぐ警備員Bへ歩み寄る。
M03 「どうして、どうして話しを聞いてくれないんですか?話しを聴こうとしなければ伝わらない、理解しようと思わなければ理解出来ない。私達は言葉が使えるそうでしょう?」
警備員B 「と、止まれ、来るんじゃない。」
警備員Bはかなり動揺して手が震える。
M03 「私達は、産まれた時から死を与えられたマウスです、実験で意識が飛ぶ程の痛みや、息が出来ないほどの苦しみも、ただ耐えるしかなくて、私はこのまま死ぬかな、て何度も思ったし、一層の事このまま殺して下さい、て何度も心の中で叫んでた。でも死ぬ事が出来なくて、ただ毎日が辛くて、こんな真っ暗な、先の見えない毎日で夢を見る事なんて無かった。」
警備員Bの前で止まり再び両手を広げ、涙を流しながら笑みを浮かべ話しをつつける。
M03 「でもね、M02は夢を見るんです、あの子も私達と同じ様に辛い実験をして来たはずなのに、あの子は笑顔で夢を語るんです、だから私達はその夢を見��みたい、外の世界を見てみたいんです、そんな些細な夢も見てはダメなんですか?教えてください」
泣き崩れるM03、それを見た警備員Bは拳銃を突き付けていた腕をだらりと下げ地面にへたり込む。
警備員B 「すまない、撃つ気は無かったんだ、ただ怖くて仕方なくて、私は君の大切な友達を・・・、う、うう、」
警備員BはM03に泣きながら何度も何度も頭を下げた。
警備員A 「おまえ何してる、マウスは私達の敵だ、さっさとコイツらを殺せ。」
M04 「黙れ、私達は人間だ。」
警備員A 「お前達はマウスだ、敵だ、いい加減放せ。」
警備員Aは、力ずくでM04から逃れようとする。
M04 「も、もう持ち堪えれない」
M04は持ち堪えれずに警備員Aを離してしまう。
警備員A 「やっと自由になれた、覚悟は出来ているんだろうな、おまえ~」
警備員Aは罵声を浴びせながらM04のお腹辺りを蹴る。
M04はお腹を押さえ倒れ込む、更に警備員Aは2回、3回と蹴る。
警備員A 「マウスの分際で、人間様に逆らうじゃないよ。」
警備員Aは横たわるM04の背中に向けて「パンッ、パンッ」と2発、発砲した。
M04 「あ゙あ゙、ぐう、う」
M04は痛みでのたうちまわっている。
警備員A 「アハハ、いい光景だな、肺を撃ち抜いた、肺に血が溜まり、いずれ窒息死する、簡単には殺さねぇよ、苦しみながら死ね」
M03 「M04!!」
M03がM04の元まで行こうとするが警備員AがM03に拳銃を向ける。
警備員A 「今度はお前か?」
M03 「何故貴方はこんな事をするんですか?私達は敵ではありません、その証拠に貴方は怪我してないじゃないですか?」
警備員A 「お前達は敵だ、私の兄はお前達に殺されたんだ、兄は私のたった1人の肉親なんだ絶対に許さない、マウスはみんな殺してやる」
警備員B 「もう辞めよう、ここに居るマウス達は敵じゃない、君の兄を殺したマウスは既に死んでいる」
警備員Bは警備員Aに拳銃を向ける。
警備員A 「何の真似だよ、私に拳銃を向けるな、お前は私達を裏切る気か?」
警備員Aも警備員Bに拳銃を向け、対峙する。
警備員B 「私は誰も裏切ってない、もう辞めよう、幾らマウスを殺しても君の心は癒されない、君も気付いてる筈だ。」
警備員A 「五月蝿い、お前に何が分かる、マウスは敵だ、兄の仇だ、許す事は出来ない」
警備員2人が睨み合ってるすきにM03はM04の元に駆け寄る。
M03 「M04大丈夫?」
M03は横たわるM04を仰向けに起こし抱き抱える。
M04 「ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...話が...長いよM03、ゲホゴホ」
M04は血を吐きながら話しをする。
M03 「御免なさい、M04」
M03は溢れる涙を手で拭いながら話しを続ける。
M04 「なぁ...M02は大丈夫...なのか?ゲホゴホ...」
M03 「うん、大丈夫だよ、M02は今寝てるの」
M03はめいいっぱいの笑顔で答える。
M04 「はは...寝てるのかゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ..ハァハァ..この状況で....寝るなんてM02らしいな...ねぇ..この本を..M02に...あ..新しい..世界に...」
M04は本をM03に差出し涙を流しながら息を引き取った。
M03は本を抱き締めM04をそっと床に寝かさせる。
M03 「新しい世界に行こうね、M04」
M03はゆっくり立ち上がり涙を手で拭い再びM02の元に歩いて行く。
警備員A 「マウスは敵だ、マウスは兄の仇だ、私の前をウロウロするな。」
警備員AがM03に拳銃を向ける。
警備員B 「やめろ。」
警備員Aは無視してM03に発砲した。
M03はその場に倒れ込む。
警備員B 「君はいい加減に」
警備員Bが警備員Aに向けて発砲し、肩に命中する。
警備員A 「うっ、お、おまえ〜」
警備員Aも警備員Bに向けて発砲し、お腹に命中した。
警備員Bはお腹を抑えながら更に発砲、警備員2人はお互いに向かい合いながら2発、3発と撃ち続け、2人は倒れ込み動かなくなる。
警備員B 「すまない、すまない...」
警備員BはM03にそう言い息を引き取る。
警備員A 「兄ちゃん...仇は...取ったよ」
警備員Aは天を仰ぎ息を引き取る。
M03 「M02、い...今..行くから..ね...ハァハァ..新しい..世...界に...みんなで...行こう」
M03は這いつくばってM02に向かい、精一杯手を伸ばし本を届けようとするも途中で息絶える。
M01 「M03、M04まで、どうしてこんな事に、神様、私達は何か悪い事したのでしょうか?逃げては駄目だったの?夢を見ては駄目だったの?私達は微かな夢も許されないんですね」
M01は周りを見渡すと、後ろに、M03とM04の本を見つけ、手を伸ばし本を受け取る。
M01 「M03ありがとう、M04の本ちゃんと受け取ったよ」
M01は本をM02の胸に置き本の上に腕を組んで乗せる、それが合図かの様にM02が目を覚ます。
M02 「ねぇ...M01そこに居るの...」
M02は焦点が合っておらず、もう目は見えていない、息も絶え絶えで今にも止まりそう、声も殆ど出ておらず言葉になっていない、それでもM02は必死に何かを伝えようとしている。
M01はそんな言葉にならない言葉に耳を傾け一言一句漏らさず言葉を汲み取って行く。
M01 「うん、ここに居るよ」
M02 「よ...かった...僕達....外に...出れたんだね...みんな...いるの....」
M01 「うん、みんな居るよ、今ね、あやとりの船の上に居るの、みんな笑顔でお話ししてるよ」
M02 「ほんとだ...みんな...笑っ..てる...えへへ...楽しそう」
M02には皆がはしゃいでる姿が見えているのか微かに微笑む。
M02 「そろそろ...ノアの方舟...造らなきゃ...出来たら...僕が...新しい....世界に...連れてってあげる....ねぇ...新しい世界は...どんな....所かな..」
M01 「きっと皆が幸せに暮らせる、ステキな所よ」
M02 「みんなが.....笑って暮らせる....そんな世界が....いいなぁ...えへへ」
M02は微笑み、静かに息を引き取った。
M01 「M02!!・・・M02私も新しい世界に行くから、待っててね」
M01は顔を顰めて脇腹を押さえる、M01も流れ弾に当たり怪我をしていた、致命傷の傷ではないがマウスは治療されない事を知っている、このまま死を待つしかないのだと。
不気味な程静まり返ったこの通路で話しをする者はいない、聞こえて来るのはブーンと鳴る何かの機械の音とM01の早くて浅い息遣いのみ、M01は今はもう動かなくなったM02の頭を撫でていると走馬灯の様に今までの出来事が浮かんでは消えて行く、辛い実験の日々、M02と過ごした日々、短い間だったけどこの施設で仲間と過ごした日々、ただ涙が溢れるばかり。
どの位泣いていたのか、どの位時間が経ったのか分からないけど死が確実に近付いてる事は分かった、もう直ぐこの命が尽きるのだと。
一方マウスの部屋
科学者 「おい、まだ扉は開かないのか?」
防犯カメラ 「もう少し待って下さい、遠隔操作で扉開けた事ないからマニュアル見ながら操作してます」
科学者 「早くしてくれ」
科学者はイライラしながら部屋をグルグルと歩き回った。
防犯カメラ 「あ、鍵のロック解除出来ました。」
科学者 「良くやった。」
科学者は防犯カメラに礼を言い扉は開ける、目の前に映る光景に唖然とした。
科学者 「何があった、おい、しっかりしろ」
科学者は目の前に倒れているM04の首に指を当て脈を測る、科学者は首を横に振る。
次に警備員を見つけ近寄る。
科学者 「おい、何があったんだ」
警備員も同じ様に首に指を当て脈を測るが既に死んでいるのが分かり首を横に振る。
科学者 「誰か生きてる者は居ないのか」
しかし、返事は返って来ない。
科学者 「なんて馬鹿なことしたんだ、君達は、苦しかっただろうに」
科学者はその場にへたり込んでしまった。
M01 「お姉...ちゃん?」
科学者 「M01生きていたのか?」
科学者はM01の元に駆け寄る。
科学者 「良かった無事だったのか」
科学者はM01を抱き締め、M01の状態に気付いた。
科学者 「撃たれたのか?早く治療しないと」
立ち上がる科学者の手をM01が掴み首を横に振る。
M01 「そんな事したら、お姉ちゃん、バレちゃうよ、それにもう手遅れだから、私は最後までお姉ちゃんの話が聞きたい。」
科学者 「私の話し?私に話す事なんか」
M01 「聞かせて、お姉ちゃんはどうして科学者になったの?私が売られてからお姉ちゃんはどんな暮しを送ってきたの?」
科学者 「・・・君は覚えてないだろうけど貧しくて生活は大変だったよ、でもどんなに貧しくても、両親と妹の君がいれば私は幸せだった、ところがある日、母と2人で出かけて帰ってくると君は居なかった、必死で探したよ、両親に聞いても何も答えてくれなかった、それからの生活は変わり裕福になって行った。」
科学者はM01の手を取り握りしめる。
M01 「お姉ちゃんは幸せに暮らしてたんだね」
科学者 「幸せなものか、高価な服や料理なんか要らない、君がいなければ楽しくない。」
M01 「お姉ちゃんも辛かったんだね、私も辛かった、泣いてばかりいた時にM02に出会ったのM02は一生懸命私を笑わせようとしていた、元気付けようとしていた。」
科学者 「そんな前からM02と一緒に」
M01 「うん、M02は私のもう1人の家族、妹みたいな存在だった」
科学者とM01はM02を見つめる。
科学者 「M02は特別な存在か・・・」
科学者はM02を見つめ微笑んだ。
M01 「お姉ちゃん、どうしたの?」
科学者 「私は猛勉強して科学者になり君を探す為に自分のDNAで検索したんだ、でも見つける事が出来なかった、政府は人間をマウスにする時、DNAのデータを書換えていたんだ、人間だとバレないように、そのせいで君を見つける事が出来ずに途方に暮れていた、そんなある日、初のメラニン色素の遺伝子をノックアウトに成功したマウス、つまりアルビノM02が20歳を迎えたと私の所にデータが送られてきた、そのデータを見ている内に同じ部屋にいるマウスも20歳になって居るのに気付いた、つまり君だ。」
M01 「それって、M02のお陰で私はお姉ちゃんに会えたって事?」
科学者 「ああ、そうだ、M02と一緒に居なければ君とは会えなかったかも知れない、M02は本当に特別な存在なのかもしれない。」
科学者とM01は再びM02を見つめる。
M01 「M02ありがとう、お姉ちゃんに会わせてくれて、一緒に居てくれて、これからも一緒だよ新しい世界に行って、もし生まれ変わる事が許されるなら、お姉ちゃんと私とM02の3人で暮らしたいな、いいでしょお姉ちゃん」
科学者 「ああ、良いとも3人で暮らそう、今度こそ離したりしないから」
科学者はM01とM02を抱き締めた。
M01 「ありがとうお姉ちゃん、最後に話が出来て良かった、そろそろ逝くね、M02待たせちゃったね、新しい世界に行こう」
M01は苦しむ事無く静かに息を引き取った。
科学者はゆっくりとM01を寝かすとポケットから小瓶を取り出し見つめる、この小瓶は本来、M03とM04に使う予定だった薬。
科学者 「御免なさいM01、私は1つ嘘を付きました、本当は旦那や娘はいないの、ううん、かつては居たが正解、でももういない、私にとって君が唯一の肉親それも、もう・・・ねぇ、私も私の家族もノアの方舟に乗れるのかな?新しい世界に行けるのかな?もし許されるのなら」
科学者は小瓶を開け一気に飲み干した。
科学者 「これで会いに行ける・・・」
科学者は苦しみながら息を引き取った。
ここでプロジェクターでノアの方舟登場、ノアの方舟に誰が乗っているかは皆さんのご想像にお任せします。
BADENDversion
~完~
終わりに
今回も長くなった(^_^;)
BADENDversionでは科学者の設定が微妙に違います。
HAPPYENDでは両親が科学者でしたが今回は貧乏人の設定で旦那と娘の設定は一緒、で既に他界してる。
M02も微妙に違う、どんなに辛くても笑ってる子、少しでも皆を安心させる為に笑顔を絶やさない、自分が死んでしまう時も笑顔を見せる子。
M02の最後はあべちゃんの得意分野?(笑)
台詞は殆ど聴こえない、カスカスの小さい声です、M01は顔を近ずけ微かな声と口の動きで判断する、そんな感じです。
舞台では無理な演技ですね何やってるかわからん(^_^;)
ドラマや映画ならアップで撮影出来るから問題無いけど(^_^)
その他は変化無し(笑)
しかし、最後にちょっと出ただけなのに科学者の台詞量が半端ない(^_^;)
M03もエグいけどꉂꉂ(๑˃▿˂๑)ァ,、'`
て、山岸逢花さんが演じる訳ないけどね(笑)
警備員2人は女性ですよ、最初は男性を考えたけど女性のM04が訓練された警備員を取り押さえるのは無理かと。
HAPPYENDもBADENDも書きながら涙が止まらない(^_^;)
どちらも舞台では無理そうな内容になってしまった(^_^;)
て、舞台意識してないけど(^_^;)
で思ったんだがエロくない舞台やったならエロくない映画もありかと(^_^)
そこで無慈悲な光The movieどうでしょう?
て、考えたがかなり難しい、演技も演出も1から作り直さないとだね(^_^;)
て、自分何考えてんだろꉂꉂ(๑˃���˂๑)ァ,、'`
でも映画面白そう
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Text
『回復する人間』ハン・ガン
周囲四キロに満たない小さな島で暮らしていたことがある。そこの子どもたちは年上の子の名前の下に兄(にい)や姉(ねえ)をつけて呼んでいた。初めは島中が親戚なのかと思っていたが、血縁とは関係なく、年長者への敬意を表すためのもので、大人の間でも親しい間柄ではそう呼び合うのだ。お隣の韓国にもそういうことがあるらしい。
表題作を含む七篇からなる短篇集である。その冒頭に置かれた「明るくなる前に」の「私」は、同じ雑誌社の先輩をウニ姉さんと呼んでいる。過失ともいえない不幸な巡り合わせで弟を亡くしたその人は、雑誌社を辞めてから、一年の大半をネパールやチベットの山地やタクラマカン砂漠やゴビ砂漠で過ごすようになった。
そのウニ姉さんの唐突な死を受けて、作家である「私」が彼女とのそれまでの会話を思い出す。二人が抱えていたそれぞれの悪夢について。ウニ姉さんが弟の死について自分を責め続けているように「私」には娘を連れて家を出るに至った経緯がある。怪我や病気、別離の経験を通して、大きな何かを失った者の、もがくような苦悩を潜り抜けての回復が全篇を貫く主題になっている。
表題作は未来から過去と現在を語る二人称回想視点で語られる。「あなたは」と語る話者は未来の「私」。ある喪失を起因として疎遠になった姉妹の妹が主人公。その姉の死が「あなた」を追い詰める。両親にも言えない秘密を共有した結果、姉は妹に心を開かなくなる。過去は変えることができない。ましてや相手が死者である場合には。過去と現在と未来、三つの時系列を往還して、二人にとって桎梏となった取り返しのつかない確執が語られる。生きる喜びに溢れた過去の「あなた」に語りかける未来の「私」の言葉が辛い。
「エウロパ」は、恋人関係にない男女の捻れた関係を描く。会社勤めの「僕」には、イナという女友だちがいる。なぜ、恋人になれないか。それは「僕」が女の子になりたい男の娘(こ)だからだ。「僕」にとってイナは自分がなりたい女の子だった。男として女に欲情はするものの、女のなりをしたい男。たぶん「僕」を愛しているが、過去の何かがそれに蓋をして、一歩を踏み出せない女。イナの歌う「エウロパ」の歌詞が二人の緊張感を孕んだ関係を象徴する。
「フンザ」は、非常勤の大学教師の夫と一人息子との暮らしを支えるため、睡眠を削って働く女の物語。「私」は通勤に使っている高速���路上でパキスタンにある桃源郷のような村、フンザについて考えている。逃げられない現実からの束の間の現実逃避。しかし、時が経つにつれ当のフンザが変貌してゆく。最早「私」が夢見るフンザは存在しない。二進も三進もいかない暮らしの中で夢見ることすら許されない「私」を圧し拉ぐ絶望的な状況。
年の離れた画家への思慕を、同い年になった「私」が、先に逝ってしまった「あなた」に優しく語りかける「青い石」。しみじみとした語りであるのに、ここにも日常の中に待ち受けている暴力の陰が潜んでいる。血が止まらない病気を持つ「あなた」が怪我をしないように気をつける所作をそっと見つめる「私」の中にもある残忍な心。死とは何か、生とは何かを静かに問う一篇。
「左手」は、この短篇集の中では異色作。平凡な会社員である「彼」は、ある日執拗に自分を罵る上司の口を押えていた。左手が勝手に動いたのだ。左手の暴走はそれだけにとどまらなかった。かつて憧れていた女性との出会いも、左手がお膳立てした。どうやら「彼」の左手は心の裡に押し隠されていた内的欲求の発露らしい。人は衝動に従って生きれば身の破滅を招く。だから誰もが内心を秘し隠し、社会通念に従って生きている。しかし、果たしてそれが本当に生きるということなのか、と逆説的に問いかけている。
掉尾を飾るのは回復の主題に正面から迫る「火とかげ」。「私」は、交通事故で左手が動かなくなる。それをかばって無理をした右手も傷めてしまう。家事のできなくなった妻に夫は冷たい。そればかりではない。腕の動かない画家など幽霊と同じ。そんな時、昔の友人から、写真館で「私」の写真を見た、との電話。身に覚えのない写真が気になって、写真館を訪れた「私」は、その写真を撮ってくれた男のことを思い出す。過去との思いがけない遭遇が「私」を蘇らせる。蜥蜴の尻尾が切られても元通りに生えてくるのを思い出した。
主人公は女性。誰もが現実の生活の中で傷つき、苦しんでいる。個人的な原因の背後に子どもを生み、家事をするのは女性だという考えがある。家庭内暴力の影も見え隠れする。年上の相手を呼ぶときに「姉さん」をつけるという習慣は年長者を敬う「美風」なのかもしれない。しかし、社会的な慣習は当事者が望む望まないにかかわらず一方的に服従を強いるものにもなる。それは韓国に限らない。教育勅語をありがたがる日本にも根強く残っている。
恢復期というのは、病や傷が癒えてくるころのことで、さすがに痛みも薄れ、熱も退いてくる。しかし、まだ本復には遠い、けだるいような日々の、あの原状復帰を待つ日の楽しさを期待すると裏切られる。『回復する人間』という表題には、むしろ、人間は回復するはずであり、回復されなければならない、という祈りにも似た強い思いが込められている。絶望的な状況の中、必死に生きる者たちの語られない闇にどこまで近づけたのか、と厳しく問われている気がする。
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Photo
自炊:アボカド塩ラーメン
初夢は観ないし。
スーパー開いてるけど、買物行かないし。
Evernoteの過去のノートをゴミ箱入れて。
駅伝もバラエティもやかましくて、夕寝してた。
タイムラインで、インスタントラーメン観たら、食べたくなって。
18時前に、
普段3食100円くらいのゆでうどんや焼きそばより、贅沢品になってしまった袋麺を茹でて食べた。
マルちゃん正麺の塩味に、アボカドと野菜、お正月かまぼこセットについてた姫なると(小さい)を浮かべて。
アボカドがぼやけてるので、なにかもう少し足したら良かった。トマトケチャップとか?
若干、口の中やけどした。
***
仕事やめてから暇で、毎日のように書いてたブログだけれど。
アクセス上がっても、名前検索されても、なにが起こるってわけでもなかったし。
なにか宣言したり妄想しても、約束しても、守れるようなことはなんもない。
別に、顔も知らない他人に、義理立てる必要も、罪悪感感じることもないんだけれどさ。
どうしたって、今年も不毛である気がしてならないし。
ネット環境も、家も、そのうち失うと思う。
復活した時には、使えるんだから残しておいても良いかも知れないけれど。
死ぬ時くらい、整理して逝きたいよね。
たぶん、やめる時は、いきなり消すと思うから。
早めに言っておきます。
今まで、写真観たり、くだらない文章読んでくれて、
ありがとうございました。
【撮影日:2017年1月2日、使用機材:AQUOS ZETA SH-01H】
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