#手持ち無沙汰
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手持ち無沙汰を気軽に解消☆ 指先でいじってもやもやストレスを落ち着かせる玩具「フィジェットキューブ」
ー 2023年6月8日 キューブの各面に配置されているスイッチやボタン、ダイヤルなどギミックをいじって手持ち無沙汰のモヤモヤを解消するフィジェットトイです☆ 指先で弄んでストレス解消♪ ( ^ω^ ) 貧乏ゆすりとかペン回しとか、何かとモヤる手持ち無沙汰感覚をこれをいじることで解消〜
意外といける(HelloGO 6in1) 暇つぶし程度にはなるだろうと思って買ったら、意外とはまりました。 6つのギミックがありますが、人によっていずれかを気に入るというパターンが多そうです。 私はロールとブリーズが好きですが、家族はフリップが好きだそうです。 すぐ壊れたという人もいるようですが、うちでは1ヶ月経っても全然だいじょうぶです。 (Amazonカスタマーレビュー)
子供の勉強のお供(12面フィジェットキューブ) 子供に購入しました。 勉強をする際、いつも左手で消しゴムやペンをいじっては落として集中力が途切れていたので、代わりのものをと思い購入しました。 計算をする時などに左手でパチパチいじりながらやっています。落ち着くようです。 子供は雑に扱ってしまっていますが、今のところ壊れる様子はありません。 カラーも選べたので、子供に好きな色を選ばせることもできて良かったです。 楽天みんなのレビュー
(おもしろグッズ&アイテムノート:https://wandering.ever.jp/spinoff/?p=21851)
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ご無沙汰してます。
皆さん、お元気ですか?
なんと、5ヶ月も更新してませんでした。
何かあったとかでは無いですw
相変わらず月1〜2のペースで変態してます🫨
相手は固定のセフレ数名をメインでローション、ちょいちょい新規って感じです。
めっちゃ気持ち良いんだけど、飽きるんだよなーwww
と、思って今回は量を増やしてみた!
20と30詰めて用意。トータル50
まず30からプスっと突いてちゃちゃっと入れて、手際良くお片付け🧹
めっちゃクル〜!!ドピンク下ネタ🏩
呼吸を整えてから、続けて20もプスっと突いてちゃちゃっと入れる!
ふぅ!!どっちも1発でキレイに突けてよかったw
追いの20入れたら全身の毛が逆立つような感覚がして、この感じ懐かしいなぁ💭と思いました。
とにかく掘られたかったので、アプリで近くにいたガチムチ君を呼んで掘ってもらう事に!
部屋に入ると服を脱いでベッドへ。
既にガチガチにフル勃起してたのでちょっとフェラしたらローション塗ってそのままケツマンコにぶっ込んでもらった。
ガチガチの上反り太マラ気持ち良い…!!挿れられただけで潮吹きしちゃったww
気持ち良すぎてチンコから潮とか我慢汁とかいろいろ垂らしながら大股広げてガン掘りされまくり w w
「イキそう」 「中に出して!!」
「中に出すよ!イク!!あっ!!めっちゃ気持ちいい…」
ここでガチムチ君が一発目の種付け。
「もう一発出してもいい?」
そう聞いてからガチムチ君はまた腰を振り出した!
種がクチュクチュといやらしい音を立てながら掘られていると…
「またイク!種付けするよ!!」 と
抜かずの二発目を頂きました✌️
まだギンギンだったからしばらくそのまま
掘られて種を中に擦り付けられてました。
種マン掘られてる最中もめっちゃ気持ち良くて色々な汁漏らしちゃいました…
それから入れ替わりで3人に種付けされました。
合計4人から6発中出しされたけどまだまだ掘られたいとムラムラしていたら
以前ヤった事のある絶倫マッチョからお誘い🫨
俺がギブアップするまで徹底的に掘り倒したいらしい。
追加してド変態マンコ使いたいとお願いされたので20追加する事にした。
プスっと入れて手際よく止血と片付け。めっちゃいい感じ😙
ラも吸ってもうヘロヘロのガバマンwwww
生チンポで早速ガン掘りされてたら追加とラが効いて
気持ち良すぎてぶっ飛んでたwww
大股広げて口半開きで「生チンポ気持ちいい」と連呼しながらチンポから色々な汁を垂らしていた…
色々な体位で掘って合計六発種付けしたらしい。
絶倫マッチョがギブアップという事で終了…かと思ったら
種マンに巨��ディルドを突っ込まれてその後の数時間も犯され続けた…
途中ディルドとチンポで二本刺しされたりしたけどめっちゃ気持ち良くてずっと潮吹き、トコロテンしてたw
絶倫マッチョもさすがに疲れたらしく、最後に一発中出しさせてください!!とお願いされたのでちゃちゃっと種付けされて終了☑️
タフマンすぎてマジ永遠に終わらないwwwww
合計5人から13発種付けされて終わりにしようかと思ったらセフレのマッチョくんからヤりたいと連絡が来たので待機。
種マン気持ち良すぎwwやっぱこのマンコ最高www
と興奮しながら三発種付けされました。
合計6人に16発種付けされて終了☑️
めちゃくちゃ気持ち良かったし、いっばい出してもらててよかった🫨
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’24.3.24 春日大社参道にて
小雨の中、鹿苑前の森を抜けて参道へ。
人通りもまばらで鹿さんたちも何だか手持ち無沙汰。立ち止まって撮影してると、「何かおくれよ」とそっと近づいてきます。
静かな景色が心地よいです・・
#奈良#nara#奈良公園#nara park#日本#japan#春日���社#kasuga tasiha shrine#森#forest#鹿#deer#早春#early spring#photographers on tumblr#natgeoyourshot
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レジの前に並んだおじさんの右手のアトピーのかきむしった跡、小児性愛者と水商売の色恋沙汰の事件、インターネットの心ない言葉、すれ違う人たちの品定めするように身体をなぞる視線、コンビニの自動レジの単調なセリフを聞き流してお釣りを長い爪で掴み取る、満員電車の人の匂い、外の匂いを連れて電車の中の温度を下げていく、吊り革を人差し指と親指のできるだけ少ない表面積で持った。落とした視線の先で揺れる女子高生のスクールバッグの今流行りのキャラクターのキーホルダーがゆらゆら揺れるのを見ながら、青春のコンプレックスっていつまで経っても治らないもんだな、と自嘲する。高校を卒業してから7年経って、大学を卒業してから3年経って、会社員を辞めてから2年が経った。電車の広告を見るたびに、はいはいたいそうご立派ですねと辟易する自分をまた自嘲する。女子高生にしか青春はないのかよ、と清涼飲料水の広告を見ては思い、ロマンチックな恋は美男美女にしかないのかよ、とスキー場の広告を見ては思い、華金は綺麗なお姉さんしかないのかよ、と発泡酒の広告を見ては思う。おじさんにも夏はあって、子育てを終えた夫婦にも青春があって、アルバイトにも守っているなにかがある。自殺志願者にも恋人がいて、無職にも趣味はあって、億万長者にも孤独があって、政治家もきっと家では無口だ。何をベースにしているかわからないアルゴリズムが、金融機関と転職と格安航空の広告を選んで流してきて、知らない誰かに僕の全部が見透かされてる気持ちになって、ヘッドフォンの右側から流れてくるギターのリフに集中してる。
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昨日、今日と
シングル✈️ 10ほどを2回
かなりご無沙汰だったからヨクキイタ
1日目
ネットでエロ動画見ながらの
ハリガタぶち込んでケツワレを前後逆に履いてハリガタが落ちるのを押さえつつ
アナニー&オナニー
✈️してしまうと男がみんなチンポに見えてしまう
TVをみてしまうとGMDP系、スーツのおっさんに反応してしまう
国会の解散ニュースなんかスーツのおっさんがいっぱいなので興奮しっぱなし
18時間くらい経ってやっとオナでイク事が出来たそれでやめようと思ったが、なんとなく消化不良だったので追加で✈️10
んで2日目、乳首を弄りながらアナニー
見る動画もチンポがたくさん出て来て種付けモノばかり、ゲイ&ノーマル関係なしに
メスイキを思い出しケツマンイキまくってる
新手の充電型ハリガタ使ったらトコロテンもしちゃった
気持ちイイノなんのって、ケツマンもイキまくるし
一回イッちゃえばハリガタを使ってなくてもケツイキができるので
快楽に溺れているシングル✈️
しかしながらケツマンがこの状態になると
nmチンボ欲しくなってしまうから仕様がない
疼き捲ってしまいますね
そしてしまうとど乱マンコになってしまいますからね
そんな
本日今現在(笑
遊べる方、遊んでいただける方いらっしゃったらご一報どうぞ
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光芒
箱男観た。ちゃんとわからなかった。わからなくてよかった。観る/観られることの倒錯。意外とだらしない永瀬正敏の身体。エンドロール風刺きいてた、笑っちゃった。高校の現代文の教科書に載ってた、『鞄』という短編で安部公房を初めて読んだ。思えばその時に、語りとか、ナラティヴということを(そんな概念は当時知らないにせよ)初めて考えたような気がする。確かGRAPEVINEの田中和将が安部公房をよく読むみたいな話を何かの雑誌でしていて、それで俺もさらに意識して読むようになったんだった。大学の空きコマとかでちょっと手持ち無沙汰な時に生協の書籍部に行って、新潮文庫の棚をざっと眺めて、鈍色の背表紙の中から読んだことないやつを選んでよく買っていた。全部読んだかはわからないけど、ほとんど読んだと思う。安部公房。一番好きな作家の1人。
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仕事疲れの重い足を引き摺って地上に出たら、地下鉄の入口前に自転車を停めようとした小5~6年くらいの女の子が自転車をドミノ倒しにしてしまう光景が目に飛び込んできた。
これはマズいと思って駆け寄ると、同時に四方八方から大人たちが飛んできて、結構な台数が倒れたのにそれを上回る人数が女の子を助けに駆け寄ったもんだから、あっという間に元より綺麗に自転車が整列していった。
私も5、6台は直す気満々だったけど1台しか触れないくらい、みんな行動が早い。 あまりに素早く大人たちが助けに駆けつけたので他の皆さんも1台ずつくらいしか触れず、手持ち無沙汰になった後は絡まった2台の自転車を懸命に解いていた男性達を知らない人同士が「そこ、もうちょっと上げた方がいいかもです」と声を掛けたり、自転車が解けると「おおーっ!」と拍手を送ったりしてた。
その後、女の子にケガがないことを確認してみんなサッと雑踏に戻っていったけど、最後の人の作業が終わるまで解散せずに見守るのとか如何にも日本人って感じでなんだかとても安心したような気持ちになった。
子供に「困った時に誰も手を差し伸べてくれなかった」なんて経験をさせなくて本当によかった。 あの優しい人たちにも今夜いいことがありますように。
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(Xユーザーのmoclo(もくろ)@EXPO両日シャニ横浜day2さん: 「森久保乃々さんとおうちデートで手持無沙汰になった時の久川凪さんですどうぞ https://t.co/qMvq06xOY0」 / Xから)
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road hub for triplet spoking
またしばらく間を開けてしまってご無沙汰しています。<(^_^;
以前、ロード バイク用の車輪のトリプレット スポーキングについて書いた事があります。
少し前、久しぶりにリム ブレーキ用の車輪の相談をいただいた時に使われたハブが丁度トリプレット向きなデザインでした。
比較的安価だったり軽いなどの理由で選ばれる事が多いトライスポーツさんのTNiパーツ類でSix60というロード バイク用ハブです。
入手性が良いというのも大切な要素の一つかもしれません。
このハブ、前用はフランジや中のカートリッヂ ベアリングの径が多少、小さめなくらいで、特別変わったところはあまり感じなかったのですが、後ろ用の寸法を見たところ、なかなか面白いデザインになっています。
The Cycle Clinic UKのBORGやBlackcat Wheelsのトリプレット専用ハブほど振り切ってはいないですが、簡単に言えば左右のフランジ幅が広くとってあり、上手く構成できれば横側の剛性を確保しやすいデザインになっています。
一般的にハブの左右フランジ幅が広くなる程、スポーク ブレーシング角度が大きくとれる様に車輪を構成できる為、同じ構成部材を使うのであれば、横方向からのストレスに対して、より変形しにくい車輪を作る事ができます。
ただ、左右幅の比率が多少極端な寸法の為、普通に構成すると元の個性を活かせず残念な出来上がりになりそうだったので、何通りかのスポーキングを考えてみました。
採用するリムのデザインにもよりますが、まず普通の700cサイズで左右対称の断面構造を持つリムを使う前提で、普通に24穴のハブで左右12本づつのスポークを使って構成するとして、これまた普通に左右どちらも2crossで構成すると���左右の張力比率が凡そ40:100前後になります。
これだと駆動側の張力が120kgfの場合、左側はいいとこ50kgf未満、まぁ正直なところ左右差が大き過ぎてスポークの断面積を左右で極端に変えたとしてもちょっと厳しい感じです。
これでも車輪の形にはできますが、ちょっとバランス良くないので多少工夫して、リムを左右非対称型、スポークの交差も左右でちょっと変えて、それで何とか張力比率が凡そ50:100くらい。
この場合、駆動側張力を120kgfとすると、左側は60kgf前後、左右でスポークの断面積を極端に変えれば、まぁギリでバランス確保できるけど、対応できるサイクリスト体重や出力の範囲が狭かったりするので、そこまでいい感じとは言いにくいかなぁ…。
どうしても左右同本数のスポークで構成が必須などの縛りがあれば、多少リスクのあるスポーキングによって左右差を更に減らす事もできなくはないですが、一般的な車輪とは言い難い構成になってしまいます。
…で、どうせ左側フランジまでの横幅がたっぷりとってあるし折角なのでトリプレットで構成してみると、上記左右張力比率のアンバランス加減がほぼそのまま半減して、左右対称型のリムを使っても左右でスポークの断面積を多少変えるか変えなくてもいいかくらいの張力バランスを得られます。
こういった場合、常にトリプレットで構成する事が最善という事でもないですが、全体として構成するスポークの断面積の選択肢を増やせる様にできる考え方の一つとして使えます。
ただ、トリプレットで構成する場合、モダンな造りの既製品でトリプレットに適したニップル孔を開けられたリムはほぼ皆無です。
必然的に専用のニップル孔角度を全数、前後左右の角度を指定して(いわゆる4D)穿孔する必要がある為、トリプレット スポーキング用のリムを用意しなければなりません。
ニップル孔の角度が全て専用に穿孔されているという事は「ニップルからスポーク ヘッドまでがほぼ一直線にできる」という事なので、ニップルやスポークが局所的に無理な曲げストレスにさらされる事も少なく、折れたり切れたりしにくくなる、という事でもあります。
もちろん全てのニップル孔の穿孔方向を算出、指定する事になるので特注費用が多少余分には掛かりますが、近年いただくご相談では4D穿孔の指定をかけるケースが大半です。
因みに今回の場合は24本のスポークを使う前提だったので、左右で32孔のハブの左だけ半分、8+16孔を使って合計24本のスポークを通して構成する事になりました。
もし左右24孔のハブでトリプレットにすると、左を半分にするとして、6+12孔で合計18本にしかならず、700cであれば相当大きな断面積、あるいはかなり内径の小さなリムを使わない限り、よほど軽量小柄な乗り手でなければ適合が難しい車輪になってしまいます。
言い換えると、一般的に市販されている完成車輪製品では過剰な剛性になってしまって、無駄にしんどい思いをされている軽量サイクリストの皆さんにとっては、より少ない総スポーク断面積の、より小さな体重や出力に最適化した車輪を構成しやすくなります。
ただ、トリプレット18本のスポーク構成をする車輪用リム単体だと、おそらく既製品として存在していないと思うので、必然的に特注になってしまうとは思います。
また、同様に一般的な体格であっても、極端に大きな断面積の700cリムや、ミニベロなどの小径車輪などの内径の小さなリムでも車輪の剛性は高くなりすぎる場合があり、そういったケースでも長時間の快適な乗車に対応させる為に張力のバランスを崩さず総スポーク断面積を減らす事が可能になります。
この様なちょっと変わった車輪にも興味を持っていただける皆さま、よかったらご相談ください。 よろしくお願いいたします。(^-^)
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初めから「事実関係に相違はあるが、不快な思いをされたのなら申し訳ない」で済ませておけば良かった。裁判沙汰にして長期降板したのは大きな判断ミスであり、吉本興業や周囲の関係者で諌められる人物はいなかったのか、あるいは本人が聞く耳を持たなかったのか。 今となってはまず何より記者会見を行うべきだ。もちろん女性のプライバシーに配慮する必要はあるが、一つのケジメとして必要であると思う。 ただマスコミは手ぐすね引いて松本の復帰を待ち構えており、凄まじい追及を受けることだろう。返答や発言によっては再度の降板、最悪の場合実質的引退に追い込まれる可能性も考えられる。 全てはいい年してるのに素人相手のケチな遊びを続けた報いである。自業自得としか言いようが無い。
「会見する勇気もない61歳」松本人志「復帰やめて」嘆願の署名運動まで勃発…元旦番組の地上波復帰も頓挫で吹き荒れる逆風(SmartFLASH)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
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@kei98778182
ジャニーさんは犯罪者じゃないのは当たり前。日本は法治国家。ファンじゃなくても今の日本の証拠なく噂段階で決め付け排除する私刑が多発している現状に危機感。マスコミ既得権益を壊さないと未来はない。政治家誰も突っ込まないがー #記者クラブ #電波オークション #ジャニーズ潰しはマスコミもグル
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@fuji507
「冤罪」で消されたジャニーズと岡田有希子。芸能を殺す人々こそ消えてくれ【宝泉薫】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)
叩く側が時々、錦の御旗みたいに持ち出す裁判の結果にしても、その実態は「週刊文春」の記事をジャニーズ側が名誉毀損だと訴えたもの。セクハラと思われる事実も認定されたが「文春」も損害賠償金を支払わされた。法的な証拠は後にも先にもこれだけなので、現在の叩き方、追い込み方は明らかに行き過ぎだろう。
にもかかわらず、なぜそこまでキャンセルしようとするのか。岡田有希子のときも感じたことだが、こういうとき、人や事務所、作品を消そうとするのは、芸能を愉しめない人たちだ。芸能を好きではないというか、その作品にもスキャンダルにも人間ならではの業がにじみ出ることを思えば、つまりは人間そのものを好きになれない不幸な人たちである。(略)
ちなみに、こうした傾向は1980年代半ばの「ロス疑惑」騒動あたりから始まっている。それこそ「週刊文春」が「疑惑の銃弾」と銘打ち、悲劇の夫と見られていた三浦和義が保険金目当てで妻を殺させたのではと告発。三浦のどこか魅力的なキャラクターもあいまって、大きな注目を浴びた騒動だ。
が、裁判では無罪となった。その後、米国で逮捕され、自殺してしまったものの、法的にはあくまで冤罪である。
筆者は40年近く前、この騒動が好きになれず、同世代の友人に「マスコミは告発なんてしてはいけないと思う」と言ったら、ひどく驚かれた。おそらく、告発こそがマスコミの仕事のひとつだと考えていたのだろう。その友人はその後、新聞社に就職したはずだ。
そして今、当時抱いた思いはますます強まっている。正義を気取り、不公平な報道に走りやすいというか、世間の喜びそうな正義のためならどれだけ歪んだ報道も辞さないマスコミなど、芸能あるいは芸術にとって百害あって一利なしだからだ。
まして最近��、ロス疑惑の頃と違って、大衆が「客」や「野次馬」では満足しなくなっている。今回のジャニーズ騒動では、慰安婦問題、草津町長セクハラ冤罪事件といったものを演出したり、たきつけてきた人たちが旗を振り、一部の大衆が一緒になって叩くという構図がいっそう露わになった。「温泉むすめ」のような萌え絵による盛り上げ企画を妨害する層とも、それは重なっている。
ジャニーズも萌え絵も、日本が長年かけて築き上げてきた文化であり、それを消そうとすることは、宝物を奪ってゴミ箱に捨てたり、燃やしたりするのと同じことだ。
たとえば、KinKi Kidsがジャニー喜多川に捧げた「KANZAI BOYA」という曲がある。ジャニー独特のセンスや口癖を愛情をもっていじったもので、じつに味わいの深い内容だ。こういう曲も当分、披露されることはないのだろう。
「死人に口なし」でジャニーズ事務所を豊臣家や大日本帝国、安倍晋三にしてはいけない理由【宝泉薫】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)
そして今年、英国のテレビ局BBCと「週刊文春」による「ジャニーズ糾弾キャンペーン」のような動きが起きた。ジャニーが生前にやっていたとされる、タレント及びその予備軍たちへのセクハラの責任を問い、償えというものだ。
しかし、生前も死後も、警察への被害届は出ていないし、被害についての証言もかなり雑。逆に、被害はなかったとする証言は無視された。
BBCや文春に続いた報道も、NHKなどを含め、かなり雑というか、一方的なものが目立つ。にもかかわらず、事務所はジャニーズに好意的でなかった勢力の報告書に乗せられ「法を超えて」救済するなどと公言してしまった。ジャニーを大悪人に、ジャニーズタレントたちを悪の味方に仕立てて叩きたい空気感に抗うより、負けを認めて出直そうとしたのかもしれない。
が、そもそも、そういう勢力を信用したことが悪手だったのだ。その勢力は貪欲で、その後もゴールポストを動かしたりしながら、攻撃の手を緩めない。ジャニーズが出直すために作られた新会社には、社長をはじめ、その勢力の人たちが幹部に居座り、まるで乗っ取られたかのような印象だ。
ちなみに、その勢力には、思想でいえば左寄り���野党的、反日、フェミニストといった傾向の人が多い。それゆえ、SNSでは「#ジャニーズ潰しは慰安婦スキーム」というハッシュタグが生まれ、群馬県草津町の町長がセクハラで濡れ衣を着せられかけた事件と同じだという声も出た。(略)
その性癖については創業当初から噂され、報道もされてきたが、生前に最大の注目を浴びたのは、1988年、元フォーリーブスの北公次による暴露本「光GENJIへ」が出たときのことだった。
仕掛け人は、当時、田原俊彦の女性スキャンダルをめぐり、ジャニーズと対立していたAV監督の村西とおる。糾弾するための材料をカネをかけて集めており、そこにうまくハマったのが、カネに困っていた北だった。彼自身、アイドル時代に作詞をしたり、自伝本を書くなど文学志向だったが「光GENJIへ」自体は彼の告白をもとに出版プロデューサーの本橋信宏が執筆。本橋は村西の友人で、その仕事を手伝いながら、反体制運動などのルポを書いたりしていた。
とまあ、この構図から浮かんでくるのは、この本の信憑性についての疑問だ。ポルノグラフィーとしても恨み節としてもかなりよく出来ているが、逆によく出来すぎている感もある。考えてみれば、村西はもとより、本橋もポルノには通じていたし、北は北で、とにかく面白い話を提供しなくてはならない必要に迫られていた。そんななか、けっこう盛られた内容もあるのではと想像してしまう。
実際、北に続いて暴露本を書き、かなりの成功を収めた平本淳也について、その出版社の社長が「ちょっと虚言癖があったりする」と評してもいる。また、北はのちに暴露を後悔したり、再び暴露をにおわせたりしながら、死の前日にはジャニーやメリーに感謝を述べるなど、その言動には一貫性がなかった。
そして、北や平本、さらには今回の証言者たちの回想がすべて事実だとしたら、ジャニーのプロデュースやマネジメントはどこかで破綻していたのではと思わざるを得ない。質的にも量的にも、バレないはずはないし、警察沙汰にならなかったのが不自然なほどなのだ。
個人的な印象としても、ジャニーの性癖はもうちょっとプラトニックなもので、その傾向は加齢とともに強まっていったのではという気がする。たとえば、ジャニーが元気で可愛い少年を好んだように、薄倖で可憐な少女を愛した川端康成もそうだった。ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」が��題になった際、川端は「あれは汚いから嫌だ」と感想を語ったが、それに似た感覚をジャニーも持っていたのではないか。
ではなぜ、今回のようなことになったかといえば「光GENJIへ」の影響がおそらく大きい。あの本がよく出来すぎていたため、それを下敷きにしたかのような証言が虚も実もないまぜに拡大再生産され、その勢いに事務所が圧倒されてしまったのではと。人間の精神とは脆いもので、大勢から集中的に糾弾されれば、まともな判断もできなくなる。まして、証言者たちは芸能活動については負け組で、その感情は恨みや嫉みといったネガティブなものにあふれているのだから。
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個人的には何故か🇬🇧大英帝国様の📺BBCが出てきた時点でもう充分、陰謀いっぱい、お腹いっぱいゲップップでございました。
浅〜い正義感に踊らされたアホな売国反日国民ばかりだったね、無念。
ちなみに北公次さんは短期間でしたがご近所さんだったことがあり当時奥様とお店もなさっていたのでお会いしたことがあります。合掌。nya
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239:↓名無し:24/12/15(日) 00:02:19 ID:2Z.st.L1 親が仏教系のカルト宗教に入ってて、そこの息子である俺も当たり前の様に幼少期からその手の会合に入り浸っていた。 高校生ぐらいになった頃、俺含めた同年代~20代半ばぐらいの若いのが何人か声かけられて バイトの代わりに(宗教の)お手伝いしないか?って言われた。
240:↓名無し:24/12/15(日) 00:02:31 ID:2Z.st.L1 その「お手伝い」とは、今で言うネット工作で、当時だとガラケーとパソコンそれぞれ一台ずつ持たされて 「◯敵」である人達(有名人とかだけじゃなく、普通の一般の人もいた)の情報を聞かされて、 ネットの掲示板などに悪口を書いたり、コンビ役の人と出来レースでレスバしつつ擁護してる方がヤバい奴、 みたいな感じで荒らしたり(そういうマニュアルもあった)していた。 リーダー格の人は多分出どころ辿れば一発アウトな個人情報とかも渡されてて、それを敢えてぼかす様な形で 晒したりもしていた。
241:↓名無し:24/12/15(日) 00:02:43 ID:2Z.st.L1 バイト代も普通のアルバイトするより貰えたし、何より当時は信じていたというか、 宗教の教え=親の教えで、その教えが自分の中で「当たり前」「常識」だったから 「こんな悪い奴らがいるから俺達が頑張って戦わなきゃ!」ってノリでやっていた。 頑張ってたら会の人の褒められるのも承認欲求が満たされる様でより嬉しかった。
242:↓名無し:24/12/15(日) 00:02:54 ID:2Z.st.L1 そんな感じのまま、大学進学で一人暮らしを開始して、最初は普通にサークル入って普通に居酒屋とかでバイトして、 彼女も出来た���だけど…… まあ、ボロが出たというか、自分の「常識」とか「当たり前」が、普通の人とは全然違うんだよね。 上の方から若い同士を増やしたいとか言われたら、普通に仲良くしてた人達を会合やイベントにも誘ったりしていた。 そんな事してたから、大学生活の1、2年でちゃんと築いていた筈の人間関係は、あっという間に破綻した。
243:↓名無し:24/12/15(日) 00:03:05 ID:2Z.st.L1 バイトは店長に呼ばれてかなり真剣かつキツイ説教されて、 警察沙汰とかにはしないし給料も今月分は全額出すから 頼むから今すぐ辞めてくれ、って言われてクビになったし 友達や彼女、サークルの仲間にも異常者、頭おかしいって言われて、関係切られて大学でも浮いて、 大学生活後半は完全に孤立してボッチだった。
244:↓名無し:24/12/15(日) 00:03:18 ID:2Z.st.L1 そこで初めて、自分の親というか、育ちがおかしいって自覚した、というかさせられた。 ネットで出会った全然関係無い知人に、どこがおかしいのかと客観的に指摘もしてもらったけど、 その人の指摘を自分で読んだら改めておかしいって思わされた。 (その知人とか今でもネット上で仲良くしてるし、オフ会でも年1ぐらいで会う仲)
自分はたまたま、真剣に説教してくれた人や、おかしい所を冷静に指摘しれくれた人が回りにいて、 ある意味人の縁に恵まれていて、まともな人生に戻れたけど (就職してからは一切カルトの活動からは手を引いて、親とも完全に疎遠にしている) 感情的に反発されてたら、ますますこじらせてガチのカルトから戻れなかったと思う。
245:↓名無し:24/12/15(日) 00:03:49 ID:2Z.st.L1 不思議なのはオ◯ムの事件も何となくは知っていたんだけど、何故かは分からないんだけど 「あれはカルト、信じてる奴ら頭おかしい」って思ってた事なんだよね。教えとかも矛盾だらけでおかしいと。 傍から見たら完全に同類なんだけど、何故「あれは違う」と思ってたのが謎すぎる。 我ながら神経分からんどころか頭が完全におかしかったと思う。
今なら「どうしてあんなの信じていたんだろう?」「どうしてあんな事を平気でしていたんだろう?」って思えるけど 産まれた時からズブズブだと、マジで疑問が浮かばないんだよね…
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)5月30日(木曜日)
通巻第8271号
未入居の、幽霊マンションを地方自治体が買い取り転売か、公営住宅に
工事途中の物件は完成を急がせる、って掛け声はかけられたが。。。。。。。
*************************
中国全土が幽霊屋敷状態となって、このバブル破裂の後始末をどうするか。
鬼城(ゴーストタウン)はすっかり日本でもおなじみの語彙になった。ゾンビマンションは、じつに30億人分だという実態を日本のメディアも報じ始めた。
筆者が鬼城の典型を撮影に行ったのは、もう二十年は前だ。内蒙古省パオトオ市の南オルダスの郊外、カンバシ新区にタクシーをチャーターして撮影した。あのときの凄まじい光景をわすれることが出来ない。
中国経済は破綻しますよと警告を発し書籍も出したが、日本の経済論壇はひややかで、中国経済の足を引っ張るな、おまえはどこを見ているのだと酷評を受けた。
そのカンバシ市に最近も日本のテレビが入った。
セメントが黴び、鉄骨が腐り始め、なにしろ百万都市に二万数千人しか住んでいない。土地を明け渡した農民が代替物件をもらって「ほかに行くところもなく住んでいる」という人がすこしいるだけ。
ところがバブル沸騰当時、このマンション群、中央部分の物件は完売だったのである。すべてを投機で、現地をみることもなく、ベンチャー企業の株を買うように投機好きな人達が争って買った。そのうえ2008年頃まで値段は上昇していたから目先の利くひとはさっと売り逃げただろう。
別荘ブームも凄かった。雲南省の山奥に突如、数千戸の別荘群、とまったホテルから全貌を撮影したが、だれも住んでいないわびしい風景。遠隔地であり、購入したのは投機目的であって、物件はすでに草ボウボウ、ヴィレッジ入口にあったコンビニも当てが外れて手持ち無沙汰だった。
中国当局は、第一に未完成物件の完成をいそがせる。第二に未入居マンショなどは地方自治体が買い取り、中産階級に適正な価格で転売する。あるいは公営住宅とするという。
簡単に言うが、中途で工事中断の物件はタイルがはがれ、壁は変色し、電気は来ていないし、フロも湿気で新品と取り返す必要があり、押し入れは蜘蛛の巣。入口は建材が投げ捨てられており、床は泥だらけ、庭は草ボウボウ。工事に携わった労働者への賃金未払いが多い。建設労働者が集まらないだろう。
▼砂漠に水をまくような財政出動という愚策
このために財政出動が6兆円強、国債を21兆円起債して、人民銀行が買いとり原資とするなどが決められた。
どの物件を選ぶのか、適正価格とはいくらか、住宅ローン破綻者はおいだされているが、この問題をどうするのか?
具体的なことは何一つ決まらず、基本の方向が示された。もし全額が支給されても28兆円程度。恒大集団の一社の負債だけで34兆円。地方政府の債務がすくなく見積もっても1200兆円、つまり砂漠にバケツで水をやるていどの綻び修理でしかない。
問題はなにか。住宅購入者の救済ではない。銀行救済の方策なのである。
住宅ローン不払いは銀行の���げ付きになる。率直に言って不良債権だ。適正価格というのは値崩れのことを意味する。要するに「担保割れ」となる。銀行の不良債権が暴発すれば中国の経済は命脈を喪う。中国共産党の脅迫観念とは国有銀行をつぶせないのだ。
一方、オフィスビルやビジネス複合ビル、シッピングモールにテーマパークなど、救済使用にも民間プロジェクトはほったらかしになるだろう。
バブル破綻の象徴となったのが天津に建てた「金融117ビル」。「チャイナ117タワー」ともいう。597メートル。多くの銀行、証券、保険企業が入居予定だった。総工費1兆円。2008年に着工し、2015年に工事中断、外壁が錆び付いている。117階屋上にクレーンが取り残されている。ほぼ廃墟とみて良い。嘗て北朝鮮が建てた101階の残骸幽霊屋敷を上回ることになる。
天津は国際金融都市の条件をえられず、上海と深センに市場を取られてしまった。
さて習近平が政治生命をかけて建設途次は雄安都市で総工費10兆円。まもなく砂漠に廃墟という鬼城が誕生することになる。
夥しい空のマンションはホームレス収容所、刑務所に転用したらどうか。
アクセルのよい物件はネットカフェ基地とか、長期滞在ホテルに、またテーマパークの再利用の妙案は農地転用だろうか。
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dinlukeの小説
season3の後のディンさんとルークです。
「Adelphi」
時々無性に人肌が恋しくなる時がある。そういう時は理解ある友人のところまで出向くか、そこそこ規模の大きな繁華街を持つ惑星に足を運び一晩の相手を探す。でもそう言うことをしている余裕がない時もある。むしろそう言う瞬間の方が多い。
燃料補給のために訪れたアデルファイ基地で、ふと人肌が恋しくなった。
この衝動は何か月も音沙汰がなく静かにしているかと思えば、猛烈な勢いで僕を突き動かす時もある。今回の衝動はいつも以上に強烈だった。基地には沢山のパイロットや戦闘員や基地スタッフがいる。彼らの多くが僕が何者かを知っているから、もし人肌を求めて声を掛ければ、そのほとんどが断りはしないだろうが、でもどうにも気が乗らなかった。僕はもう現役のパイロットではないが、幸か不幸かそこそこ名の知れた元軍人で彼らとは力関係が不均衡だ。話しかけるだけで相手を断れない状況に追い込む可能性があったし、何より新共和国軍の軍人に手を出せばあっという間に噂が広まりかねない。それは僕だけでなく、身内、特に元老院で議員として活躍する妹に悪い影響を与えてしまうかもしれない。
挨拶をしてくる軍人たちを横目に、僕はXウィングまで足早に基地を横切っていた。この星系に人の出入りが多い大型都市のある惑星はないか頭の中でぐるぐる考えていると、不意に呼びかけられた。
「スカイウォーカー」
振り返ればマンダロリアンのディン・ジャリンがこちらへ歩いてくるのが見えた。彼は一人だった。
「やあ、マンダロリアン、久しぶり」正直そわそわと落ち着かなかったが、彼の前ではどうにか衝動を抑えていつものようにジェダイらしく振舞った。「こんなところで再会するなんて思いもしなかった。ここで何を?」
「仕事だ。もう終わったが」
「へえ、新共和国の仕事をしているのか。いつから軍に?」
「……あー、軍には所属していない。ただ協力してる」
もし僕がここの責任者なら聞き捨てならない言葉だ。ここは民間人がうろつき回っていい場所じゃないし、新共和国の防衛軍が民間人に協力を要請するのはかなり珍しいことだ。モン・モスマ政権のもと軍縮が進む中、軍における規則や権限はかなり厳粛なものとなったはずだ。だが僕はもう軍人ではないし、何よりも急いでいた。
「そうか。お勤め御苦労」
「あんたはどうしてここに?」
「燃料補給のために寄ったんだ。元軍人だから、燃料代を割引してもらえる」ちょっとケチ臭いだろうか。でも事実だ。それに組織の後ろ盾なく一人で生きていくには節約が必要だ。ああ、どうでもいいことを考えるのを止められない。「ところで、グローグーは元気にやってるかい?」
「ああ、有り余るほど元気だ。仕事の間だけ友人に預けてるが、定期的に友人から彼の様子が報告されてくる。ホロ写真を見るか?」
マンダロリアンはリストバンドを操作して青白いホロ動画を再生させた。きっと見せたかったのだろう。それはグローグーがキッチンかどこかの高いところに置いているお菓子の缶をフォースで引き寄せようとする動画だった。周囲のものまで薙ぎ倒しつつ、彼は目当ての缶を掴んで嬉しそうに笑っている。
「彼は時々言う事を聞かなくて、おまけにフォースで動き回れる範囲が広まったし、ものを引き寄せたり壊したりして、家と俺の感情を滅茶苦茶にするが、それでも可愛いし日々成長しているのを感じる」
「……大丈夫?」
表情は見えないが、疲れた声音からこのマンダロリアンがかなり子育てに参っているように感じた。もしかすると今回の仕事は稼ぐためと言うだけでなく、気分転換のために受けたという面もあるのかもしれない。
「俺は大丈夫だ。でももう少し彼が落ち着いてくれたら、もっと大丈夫になれる」
「あの子は瞑想とかは……」
彼はいささか食い気味に首を横に振った。
「フォースの制御は……」
「気の赴くままに使ってる。遣り過ぎてる時もあるように思う。でも他人を傷付けたりはしていない」
「もちろん分かってるよ。彼はそんな子じゃない。でも、我慢する術を教えないと。心を���静に保つ方法も。瞑想は気持ちの整理に繋がるし、定期的にするといいよ。やり方は知ってるかい?」
マンダロリアンは僅かに肩を落とした。
なんだか無性に哀れに思えた。「……良かったら、教えようか?」
「本当に?そうしてくれたら助かる」彼の手が僕の肩にポンと触れた。
たったそれだけのことだが、何かのスイッチが入るような音を耳の奥で聞いた気がした。
ディンの出現で大人しくしていた衝動が唐突に舞い戻ってくる。この目の前の男。このマンダロリアンならいいんじゃないか。いや、何を考えてる。彼の子どもを教え導く立場を相手は求めているんだぞ。もちろん良くない。
「それでいつからにする?今から一緒に来てくれるか?」
「……すまないが。今は都合が悪いかな」
「何か差し迫ったジェダイに関する用事か?」
「あー、差し迫ってはいるけど……その……」
「俺でよければ手を貸す。あんたの力になりたい」
「手を貸してくれるのは嬉しいけど、君には少し難しいかも……」
「そんなことない。なんでも言ってくれ」
真正面から驚くほど近い距離で相手が自分を見つめている。顔は見えない。でもその距離のせいで、初めてこのマンダロリアンの匂いを感じた。オイルと鉄、衣類用の洗剤、それから微かに汗の匂い。
「じゃあ、私とセックスしてくれる?」
彼はまるでホロの静止ボタンを押したように固まった。
こちらも微動だに出来なくなった。口に出すつもりはなかった。何日も前からずっとシたいという単純な欲求が僕の中で渦巻いていて、それをどうにか無視してきた。しかしとうとう、今日こそは誰かと繋がらないと気が収まらなくなっていた。優しく、あるいは激しく抱かれたくて仕方がなかった。ベッドの上では英雄だとかジェダイだとか、重要人物として扱われることはなく、ただ一人の男として誰かと欲を育み、高め合い、そして吐き出したかった。でもそれを求めるのはこの彼じゃない。
「すまない」僕は慌てて彼に謝った。
しかし相手はまだ固まっている。不審に思って、バイザーの前で指をパチパチと鳴らすと、ようやくディンは反応して軽く首を振った。
「さっきは血迷った。忘れてくれると助かるよ」
なんとか肩を竦めて誤魔化した。だが彼は誤魔化しなど一切無視して僕に頷いてみせた。
「わかった」
「え?」
「セックスしよう」
爽やかな風が窓から吹き込み、僕の髪を撫でる感触で目が覚めた。淡い光が窓から差し込み、緩やかな風が薄い色のカーテンを揺らしている。ぼんやりとした視界が、瞬きすることで少しずつ輪郭を得ていく。眠りの世界から現実に引き戻されていく、時に耐えがたい瞬間だというのに、柔らかなクッションやマット、温かい毛布があまりにも心地よくて、しかもまるでフォースが祝福を与えてくれているような優し��感覚が体中を取り囲んでいて、滅多とない最高の目覚めを経験した。
僕は寝返りを���ち、自然と満足気な溜息が漏れるのを止められなかった。手足や口や尻や股がほんの少し怠いけれど、それはこの清々しい気持ちを邪魔するほどではなかった。
「目が覚めたか」
「うぉ!」
まさか誰かがいるとは思っておらず、つい驚いて変な声が出た。飛び起きて声がする方へ振り返れば、全身ベスカーアーマーを身に纏った男がベッドサイドの椅子に腰掛けているのが視界に入った。
「……おはよう」
つい「なんでいるんだ?」なんて最低な疑問が口から飛び出しそうになったが、どうにか気持ちを切り替えて、無難な朝の挨拶をすることが出来た。
ディンは「おはよう」と聞いたこともないほど優しい声で返事をした。
「あー、私は寝過ごしたかな?」
「いや。そうでもない。ただ俺がずっと起きてただけだ」
「どうして?」
「あんたを見張る必要があった」
一瞬肝が冷えかけた。なんせ僕はジェダイだ。疲れていたとはいえ、他人の気配を感じながら呑気にも寝扱けていたなんて修業が足りない。そもそも危険だ。
「あんたに何かするつもりはないし、何もしていない」ディンは慌てて説明した。「ただ、俺は顔を晒せない。だからもしあんたが先に起きて俺の顔を見てしまうと困るから、ずっと起きている必要があった」
「そんなことしないよ。昨夜も顔は見なかっただろ?」
「ああ……あんたは俺のために目隠しをしてくれた」
ディンはそっと僕からの視線を避け俯いた。顔は見えないが、彼が恥ずかしがっているのがわかる。意外にこのマンダロリアンは表情が豊かだ。彼は僕が彼に配慮したことを喜んでいるようだった。もっとも、ディンには悪いが、目隠しがあろうがなかろうが僕には大きな違いはなかった。確かに直接的に顔を見ることは出来ないかもしれないが、フォースを通せば相手の存在や動きや時には考えさえも読むことが出来る。昨夜も目隠し越しでさえ、ディンの感情がよく分かった。
「昨夜は……最高だった」
熱に浮かされたような相手の口調に、少しばかり居心地の悪さを感じる。
「俺たちはまるで一つの生き物みたいで、肉体という隔たりが存在していないみたいに混ざり合っていた。あんなに息の合った行為は初めてだ。何度も絶頂したのも初めてだ」
「それは良かった」ディン・ジャリンは案外明け透けな性格のようだ。あまりに素直に昨夜のセックスを喜ぶ姿に、こっちが気恥ずかしくなってしまう。
「全くの裸になって誰かと抱き合うのはあんなに気持ちが良いなんて知らなかった」
「そうか」
「何もかもが初めての体験だった」
「君のいい思い出になれたようでよかった」なんだか落ち着かない。
僕は周囲をざっと一瞥した。ベッドはぐちゃぐちゃだし、水差しが倒れているし、部屋中に服が散らばって妙に雑然としている。床に落ちていた自分の下着や服をフォースで引き寄せる。それだけでディンは���こか尊敬のまなざしで僕を見る。やめてくれ。ただのセックスだ。
「俺たちが最後の絶頂を迎えた時のこと覚えているか?周りの物が浮いたんだ。椅子も小物も、ベッドまで浮いていた。超自然的な空間で、俺たちは浮かびながら、深く繋がっていた。あの浮遊感は、なんと言ったらいいか……とにかく、本当に、凄まじかった」
「わかった」最悪だ。あまり良く覚えていないが、フォースをコントロールできずに浮かんでしまったようだ。「わかったからもういいよ」
「ジェダイは皆そうなのか?それともあんたが特別なのか?」
僕はもう答えなかった。熱心に昨夜の感想を語る彼の姿から、今さらながらこのマンダロリアンにセックスを申し出るんじゃなかったと後悔した。どこかの街で適当な男を引っ掛ければよかった。例えリスクがあろうとも、僕はそうすべきだった。
ブーツを履き、ベルトを締め、ライトセーバーを腰に下げて、それからローブを掴む。少し皺が出来ている。
「出るか?」
いつの間にかディンが僕の傍まで来ていた。僕は頷くことも返事をすることもなく、部屋のドアを開けた。背後のマンダロリアンに出るよう促すと、彼は大人しく従った。
僕らは昨夜アデルファイ基地から三〇分ほどスピーダーで移動した先にある寂れた宿で部屋を借りた。既に夜遅かったが、幸いに殆どの部屋が空き室になっていて、パーキングスペースにも二、三台スピーダーバイクが停まっているぐらいで、人影はほぼなかった。それは僕にとって非常に都合が良かった。アデルファイは軍関係者が多いから、僕は時々人目を引いてしまいがちだ。しかし昨夜は誰にも邪魔されず夜を過ごせたおかげで、いささか羽目を外しすぎたようだ。
部屋の管理は全てオートになっており、ドアを閉めると直ぐに利用時間から割り出した宿泊料を請求された。ディンが払おうとしたので、彼を押しとどめて先に会計を済ませた。部屋を離れると直ぐに清掃ドロイドが飛んでくる。「ご利用ありがとうございます、またのお越しお待ちしております」なんて言われてまた居た堪れない気持ちになった。
直ぐにでもXウィングに飛び乗ってこの場を離れたかったが、生憎と船は基地の中に置いてきた。ファイターは目立つし、何よりも詮索好きの相棒に邪魔されたくなかった。R2-D2は最後まで渋っていたから、戻ればきっと小言をぶつけられるだろう。
来た時と同じように配車サービスを頼むしかない。ふとディンに振り返ると、彼もそれがいいと思っているようで、頷いて見せた。
「今度は俺が払う」
断るのも妙だったから、大人しくその申し出を受けた。
基地の前では直ぐに有人タクシーを拾えたが、ここは辺鄙な場所だからか、なかなか頼んだスピーダーがやってこなかった。ドロイドによる配車なら数も多く昼夜問わず活動しているので到着が早いのに、ディンはどうしてかそれを良しとしなかった。彼曰く見知らぬドロイドは信頼できないらしい。人間の方が頼りにならないし、信用もできないとは思うのだが、金を出すのは彼だ。彼のしたいようにすればいい。
スピーダーを待つ間、段々お腹が減ってきた。ディンはどう思っているのか、何も言わずただ道端に立ち、どこまでも続く道路の先を見つめている。僕はパーキングエリアの端にある自動販売機でショートブレッド型の栄養食やゼラチン・チューブ、水などを購入した。割高だがないよりましだ。
「マンダロリアン」
話しかけると彼が振りかえる。栄養チューブを投げてやると、彼は難なく掴んだ。
「お腹空いてるだろ。何か食べたほうがいい」
彼はジッと僕を見つめている。おそらく人に見られていると食べられないのだろう。
「このタイプならヘルメットを取らずに食べられるかと思ったけど、やっぱり私は君に背を向けた方がいいかな?」
「……ディン・ジャリン」
「なに?」
「俺の名前だ」
彼のバイザーにこの星系の黄色い太陽が当たってキラキラ輝いている。中身は見えない。でも彼が僕を見つめているのは、やはり手に取るように良く分かる。
「昨日は何度も呼んでくれた」
「……そうだったね」
僕は真顔になるのを止められなかった。代わりに、手の内の栄養食に気が向いてるふりをして、彼の視線を避けた。包装を剥がしオレンジ色の固形物をほんの少し口に含む。甘いような塩っ辛いような、微妙な味付けだ。
「俺と寝たことを後悔しているのか?」
一瞬ドキッとした。「まさか。後悔なんてしてないよ」
「でもさっきから、あんたは緊張してる」
「そんなことないさ」
「俺の視線を避けているし、昨夜のことを話題にすると気まずそうにしてる」
「……」
僕はマスター・ヨーダやオビ=ワン・ベン・ケノービに散々指摘されて以来、ここ数年は努力して平静を装ってきたが、昔から感情を隠すのは下手だ。特にこのマンダロリアンには時々うまく対処できなくなる。自ら禁じたはずが彼の熱意に負けて結局アカデミーの場所を教えてしまったり、昨夜のようにプライベートな部分をついつい晒したり、何故か自分を制御できなくなる。これは良くない兆候だ。
「昨日あんたにヘルメットを取るように提案された時、俺は少し警戒した」
ディンはぼそぼそと続けた。
「でも、あんたは無防備になるかもしれないのに進んで目隠しをしてくれた。こんな風に気を遣われたことは今までなかった」
「そうなのか?」
「セックスなんてお互いの局部さえ晒していればこと足りる。入れたり出したり、擦ったり、握ったり。そう言うことをするだけなら態々ヘルメットを取る必要はないだろ」
「確かに」
「今まで俺に顔を晒せと言ってきた連中は俺を辱めるために強引にヘルメットを取ろうとした。そうなるとセックスどころじゃなくなる。相手を倒すか、場合によっては殺さなきゃいけない」
物騒だなとは思ったが、言わずにおいた。アソーカから彼は厳格な宗派のマンダロリアンだと聞いていた。今の時代マンダロリアンはただでさえ数が少ないが、彼の派閥はその中でも少数派らしい。それにマンダロリアンはジェダイと同じように、無理解で攻撃的な態度を向けられがちだ。彼の苦労が僕にも少しは分かる。
「正直に言うが、あんたが最後まで目隠しを取らなかったことも、俺が見ている傍で安心して寝ていたことも、とても嬉しかった」
彼は僕の顔を覗き込んだ。銀色のベスカーに眉を寄せた自分の顔が写っていて、そのせいか妙に落ち着かない気分になった。
「あんたを一族に紹介したい」
「……は?」
「俺たちのアーマラーに会ってほしい」
「〝甲冑師〟?」
「彼女は俺のこのアーマーやグローグーの鎖帷子を作った鍛冶職人だ。そして俺の指導者であり相談役でもある。俺たちの一族にとって欠かせない存在だ」
「なぜ私がその人に会う必要が?」
「彼女にあんたとの関係を見極めてもらいたい」ディンはスッと背筋を伸ばし、姿勢を正した。
僕はそんな彼を見つめ、彼が手に持っている栄養チューブのけばけばしい包装が彼の重々しい雰囲気と全くそぐわないなんて、どうでもいいことを考えていた。
「一晩中、椅子に座って考えていた。俺たちが昨日アデルファイ基地で再会し、そして体を重ねたことには意味があるんじゃないかと」
「あー……それはどうかなぁ……」
「あんたは俺を選んだ。そして俺もあんたを選んだ。俺たちの間には絆があり、今後もその繋がりがどう発展していくか見守っていくべきだと思う。その為にはアーマラーから、ジェダイとマンダロリアンの性的関係は掟に反しないのか確認してもらう必要がある」
色々と理解しがたいことが次から次へと出てくる。
「そこまでする必要あるかな?私達がこれからも関係を続けるかはわからないだろ?」
「なぜ?」
「昨日のは成り行き上そうなっただけのように私は思う」
「……」
「もちろん最高だった。それに久しぶりに泥のように眠れたことには感謝している」
ここ数日忙しくて色んなものが溜まっていた。だからこのマンダロリアンに無防備な姿を晒してしまったのかもしれない。それ以外に寝扱けてしまった理由が思いつかない。
「でも、今後はどうかな。はっきり言って一度寝ただけの相手を一族に紹介するのは時期尚早だと思うよ」
ディンは僅かに斜め上を見上げて、首を傾げ、それから僕へ視線を戻した。
「じゃあ、後何度かセックスすれば、一緒にマンダロアに来てくれるか?」
一瞬思考が止まった。ディンは変なことは言っていない。ただ僕の遠回しの辞退に気付いていないだけだ。今のは僕の言い方が悪かった。
どうしたものかと考えを巡らせていると、丁度その時、道路の向こうにスピーダーの影が見えた。それは遠くからクラクションを鳴らしている。ディンはもう既に僕に顔を向けていない。道の端に立って、運転手に向かい軽く手を振っている。旧式の車体はガタガタと騒がしい音を立てて僕らの前に停まった。
「ルーク、行こう」ディンはさっさと後部座席に乗った。律義に僕が座りやすいよう、場所を空けている。
僕に振り返り待っている彼を見て、不覚にも動揺してしまった。
彼は〝何度かセックスをすれば〟と言った。そして��そらく僕らは今日を境に、今後も何度か体を繋げることになるだろう。どういう結果が待っているかは別として、少なくとも彼はその気だ。いや、彼だけじゃない、断るべきとは分かっていても僕は悪くないかもしれないと悩んでいる。
ディンが僕を最高と評したように、僕も昨日の彼を最高だと思っていた。悔しいが、僕らの体の相性は抜群だ。
止めたほうが良い。彼は元教え子の保護者で、僕らはまだお互いをよく知らないし、僕はジェダイで彼はマンダロリアンだ。生き方が全く違う。おまけに彼は直ぐにでも一族を紹介しようとする男なんだぞ。面倒なことになるのは目に見えているだろ。
「はぁ……ダンクファリック」小声で悪態を吐き、僕は殆どやけくそな気持ちで彼の隣に飛び乗った。
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愛のふりだし
「いかにして役立たずを愛するか?」
最近読んだ小説に書いてあった。物語は、酔狂な慈善家が、不具者、醜女、老人、性的少数者その他あらゆる「役立たず」の救済に立ち回る、というもの。
私たちは基本的に物事を役に立つかどうかを見ている。最新家電や、有用な資格や、いかした服が欲しい。それは人間に対する視点もそうで、気の利く後輩や、頼れる上司や、賢い友達や、身持ちのいい恋人や、太い実家が、役に立つなら、そばに置いておきたい。もっといえば、役に立つなら愛せるし、役に立たないなら、愛するのは難しい。これは露悪でも優生主義でもなくて、我々はそういうスカウターみたいな色眼鏡をかけさせられて生きている。
他者を愛せないことは怖い。そして他者から愛されないことはもっと怖い。先天的な障害は誰にとっても「そうだったかもしれない自分」であり、後天的な障害は誰にとっても「そうなるかもしれない自分」である。誰かを役に立たないといって断じるとき、いま現在たまたまそうじゃない自分があぐらをかいて嗤っている。
我々は役に立ちたい。一見美しい情動だ。役立って愛されたい。その実、役立たないと愛されないのを知っているから。勉強して知識を蓄え、運動して体力を養い、気を遣い、冗談を言い、口淫をし、席を譲り、金を払い、常に自分を役立たせたい。自己愛に置き換えても同じだ。自分が自分の役に立っている。その実感が自己を愛させる。
機械化によって人間の仕事が奪われる、といわれて久しい。農業も畜産も漁業も林業も建築も金融も小売も卸売も教職も医療もマスコミも司法も行政も戦争も性欲処理も芸術さえも、全ての仕事が機械化されたら、全ての人間は役立たずだろう。
役に立とうとすることがダメだと言いたいわけではなくて、だから、愛されるために誰かの役に立ったり、愛するために誰かを役立てたりしていたら、いずれ誰も愛せなくなるし、誰からも愛されなくなるんじゃないかってことがいいたい。
そもそも愛って何だ。
高校生の時から使っている市営の駐輪場に、おっさんたちが働いている。定年後と思われるおっさんたちは、高年の男性特有のどこかぶっきらぼうな気さくさでいつも我々利用者を迎え入れ、見送ってくれる。この4月から、その駐輪場に機械式のゲートが導入された。利用者にはICカードが発行されて、契約期間の更新の管理もそれで行うことができる。だからといって、おっさん達が仕事を追われたというわけでもないようで、人員もどうやら以前と変わっていない。ただ、おっさん達はどこか手持ち無沙汰な様子。出入りするゲートには、ICカードの読み取り機が設置されている。見ればわかるのに「←ここにカードをかざす」なんてわざわざ手書きの貼り紙がある。おっさんたちの仕業だろう。四方をセロハンテープで補強されたポストイットに、そこに書かれたおっさんの筆跡に、その人間臭い承認欲求に、俺は親しみを覚える。これは愛だろうか。多分違う。でも少しは近いかもしれない。
「いかにして役立たずを愛するか」
だから、たぶん、私たちにいずれ必要なのは、無償の愛ではなくて、愛着だと思う。手垢のついた古道具みたいな。できれば、わたしとあなた、双方向の愛着。愛着が生まれるには、ひどく時間がかかる。とっくに時代遅れで、とっくに型落ちで、とっくに役に立たなくなって、それでもなぜか手放せない、しみったれた未練とも違う、あのあたたかい気持ちの正体を、俺たちは見極めていかないといけない。愛着って言葉に愛って字が入ってるのは、なんて皮肉だろう。
もっと個人的なことも書けるけれど、これでやめます。
*
成田悠輔氏の言動によせて。5年前に書いたものを少し書き直しました。
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