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#幸せのマンホール
kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年7月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年4月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 春昼や質屋の硝子なないろに 小鳥 伊勢屋質店今生の花とほく 光子 菊坂に豆煎る音や花の昼 和子 一葉の質屋は鎖して春の闇 はるか 本郷の亀を鳴かせて露地住ひ 順子 おかめ蕎麦小声で頼み万愚節 いづみ 文士らの騒めきとすれ違ふ春 三郎 一葉を待つ一滴の春の水 光子 物干に如雨露干したり路地の春 和子
岡田順子選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 金魚坂狭め遅日の笊洗ふ 千種 菊坂の底ひの春の空小さし 光子 坂の名のみな懐かしき日永かな 要 赤貧の欠片も少し春の土 いづみ 本郷の間借りの部屋の猫の妻 同 質店の中より子規の春の咳 俊樹 止宿者の碑のみ残すや蝶の舞 眞理子 本郷の北窓開く古本屋 きみよ かぎろひの街をはみ出す観覧車 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月1日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
花冷の背後より声掛けらるる 美穂 幾年も陽炎追ひて遊びけり 散太郎 濃きほどに影のやうなる菫かな 睦子 化粧水ほどの湿りや春の土 成子 画布を抱き春の時雨を戻りけり かおり 昼月は遠く遠くへ花満開 愛 シャボン玉の吹雪や少女手妻めく 勝利 麗かや砂金三つ四つ指の先 睦子 成り行きの人生かとも半仙戯 朝子 鞦韆の羽ばたかずまた留まらず 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月3日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
花吹雪卍色と云ふが今 雪 花冷に後姿の観世音 同 そぼ降りてひと夜の契り花の雨 笑 観世音御手にこぼるる花の寺 同 お精舎やこの世忘れて糸桜 啓子 逝きし友逢へないままに朦月 同 裏木戸を開ければそこに花吹雪 泰俊 御仏と咲き満つ花の句座に入る 希 愛子忌や墓にたむけの落椿 匠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月5日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
縋りつく女心や桃の花 世詩明 肌寒く母の手紙はひらがなぞ 同 啓蟄や鍬突き立てし小百姓 同 日野河原菜花の香る祭りかな ただし 菜の花や石田渡しの蘇る 同 雛祭ちらしずしそへ甘納豆 輝一 ぽつたりと落ちて音なき大椿 清女 花吹雪路面電車の停車駅 同 大拙館椿一輪のみの床 洋子 花の山遠く越前富士を抱く 同 吉野山日は傾きて夕桜 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月6日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
花の下天をを仰げば独り占め さとみ 春陰やおのが心のうつろひも 都 春耕や眠りたる物掘り起す 同 左手の指輪のくびれ花の冷え 同 園児等のお唄そろはず山笑ふ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
膝をまだ崩せずにをり桜餅 秋尚 登り来て本丸跡や花は葉に 百合子 葉脈のかをり弾けて桜餅 同 桜餅祖母の遺せし会津塗り ゆう子 売り声も色つややかに桜餅 幸子 木洩日の濡れてゐるやう柿若葉 三無 春愁や集ふふる里母忌日 多美女 伍しゐても古草の彩くすみをり 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
心経をとなへ毛虫に火をはなつ 昭子 マンホール蓋の窪みに花の屑 昭子 栄螺売潮の香りを置いてゆく 三四郎 金の蕊光る夕月てふ椿 時江 禅寺の読経流るる花筏 ただし 若者の髭に勢や麦青む みす枝 龍が吐く長命水の春を汲む 三四郎 花吹雪受けんと子等の手足舞ふ みす枝 土器の瓢の町や陽炎へり ただし 海遠く茜空背に鳥帰る 三四郎 紅梅のことほぐやうに枝広げ 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
片棒を担いでをりぬ四月馬鹿 三無 薬草園とふ門古りて松の花 和魚 だんだんと声ふくらみて四月馬鹿 美貴 四月馬鹿言つて言はれて生きてをり 和魚 松の花表札今も夫の居て 三無 白状は昼過ぎからや四月馬鹿 のりこ 一の鳥居までの大路や松の花 秋尚 松の花昏き玄関応へなく 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月11日 萩花鳥会
京よりの生麸草餅薄茶席 祐 不帰のヘリ御霊をおくる花筏 健雄 ただ一本ミドリヨシノの世界あり 恒雄 堂々と桜見下ろす二層門 俊文 猫に愚痴聞かせて淋し春の宵 ゆかり 杵つきの草餅が好きばあちやん子 美惠子
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令和5年4月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
便り待つポストをリラの房覆ふ 栄子 畑打つや鍬を担ひし西明り 宇太郎 軒下の汚れし朝や燕来る 都 桜蕊降る藩廟の染まるまで 美智子 桜蕊降るももいろの雨が降る 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
何氣なく来て何気なく咲く花に 雪 神御座す杜の新樹に聞く鳥語 かづを 老の踏むひとりの音や落椿 ただし 野辺送り喪服の背に花の蕊 嘉和 夜ざくらのぼんぼり明り水あかり 賢一 喝采の微風を受けて花は葉に 真喜栄 生きる恋はぜる恋ととや猫の妻 世詩明 葉ざくらに隠されてゐる忠魂碑 同 眩しさを残して花は葉となれり かづを
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
極大と極小としやぼん玉宙へ 要 穴出でし蟻の列追ふ園児どち 経彦 頰􄼺をつく石仏の春愁 貴薫 酸模を噛む少年の今は無く 要 稲毛山廣福密寺百千鳥 同 瑠璃色を散らし胡蝶の羽ばたきぬ 久 春陰の如意輪仏へ女坂 慶月 棕櫚の花年尾の句碑に問ひかくる 幸風 朴の花仏顔して天にあり 三無
栗林圭魚選 特選句
蝌蚪の群突くひとさし指の影 千種 峠道囀り交はす声響き ます江 美術館三角屋根に藤懸かる 久子 こんもりと句碑へ映るも若葉かな 慶月 微かなる香りや雨後の八重桜 貴薫 朝の日に濃淡重ね若楓 秋尚 落ちてなほ紅色失せぬ藪椿 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
通勤のバスから見ゆる日々の花 あけみ 花馬酔木白き房揺れ兄の家 令子 亡き鳥をチューリップ添へ送りけり 光子 偲ぶ日の重く出たるや春の月 令子 あの頃の記憶辿って桜散る 美加
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
矢車の音きしみ合ふ幟竿 世詩明 風よりも大きく揺れて糸柳 啓子 花万朶この世忘れて花の下 同 あたたかやお守りはねるランドセル 同 甘き香の女ごころや桜餅 千加江 春場所や贔屓の力士背に砂 令子 落椿掃きゐてふつと愛子忌と 清女 春の虹待ちて河口に愛子の忌 笑子 散りそめし花の余韻も愛子の忌 同 城の濠指呼の先には花の渦 和子 花筏哲学の道清めたる 隆司 故郷の深き眠りや花の雨 泰俊 山道の明るさを増す百千鳥 同 ほころびて色つぽくなり紫木蓮 数幸 花桃に出迎へられて左内像 同 瞬きは空の青さよ犬ふぐり 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
忠直郷ゆかりの鬱金桜とぞ 雪 椿てふ呪縛の解けて落つ椿 同 春愁や言葉一つを呑み込んで 同 御襁褓取り駈け出す嬰や麦は穂に みす枝 鶯の機嫌良き日や鍬高く 同 ただならぬ人の世よそに蝌蚪の国 一涓 あの角を曲つてみたき春の宵 日登美 春の果次も女に生れたし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 さきたま花鳥句会(四月二十一日)
清冽な水は山葵を磨き上げ 月惑 連写して柳絮の舞ふを収めけり 八草 天守閉ぢ黙す鯱鉾朧月 裕章 行き先は行きつく所柳絮飛ぶ 紀花 南無大師遍照金剛春の風 孝江 揚浜に春の虹立つ製塩所 とし江 柳絮飛ぶ二匹の亀の不動なり ふじ穂 筍堀り父編むいじこ背負ひ来て 康子 花吹雪ひと固まりの風の道 恵美子 満天星の花揺らしつつ風過ぎる 彩香 夢叶へ入学の地へ夜行バス 静子 啓蟄やピンポンパンの歌聞こゆ 良江
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令和5年4月23日 月例会 坊城俊樹選 特選句
真榊はあをばの中に立つてをり いづみ 水の上の空のその上鳥の恋 順子 掌の中の春の蚊深き息を吐き 炳子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 春の闇より声掛けて写真館 順子 零戦機日永の昼の星狙ふ ゆう子
岡田順子選 特選句
玉砂利の音来て黒揚羽乱舞 和子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 風光る誰にも座られぬベンチ 緋路 緋鯉とて水陽炎の中に棲み 俊樹 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 蜂唸る神の園生に丸き井戸 炳子 佐保姫は夜に舞ひしか能舞台 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
つかまへし子亀に問へり亀鳴くか 美穂 亀鳴くや拷問石にある哀史 ちぐさ 亀鳴ける賓頭盧尊者撫でをれば 美穂 板の戸に志功の天女花朧 喜和 連子窓に卯の花腐し閉ぢ込めて かおり 大人へのふらここ一つ山の上 光子 ふらここや無心はたまた思ひつめ 同 ふらここや関門海峡見下ろして 同 さくら貝ひとつ拾ひて漕ぎ出しぬ かおり 午後一時直射にぬめる蜥蜴の背 勝利 花冷の全身かたき乳鋲かな 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
落城の如く散りたる落椿 世��明 三人の卒業生以て閉校す 同 双葉より学びし学舎卒業す 同 氏神の木椅子はぬくし梅の花 ただし 鳥帰る戦士の墓は北向きに 同 草引く手こんなですよと節くれて 清女 雛あられ生きとし生くる色やとも 洋子 官女雛一人は薄く口開けて やす香 露天湯肩へ風花ちらちらと 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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misttimes · 1 year
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6月25日のツイート
来週はリアタイは難しいかもしれん。 #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:58:39
また来週ノシ #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:58:08
風もー道もー 空にーふたりー #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:56:46
そーれーでーもー #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:56:10
2番 #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:55:42
夢もー 愛もー そばにー ふたりー #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:55:24
\それでも/ #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:54:39
2曲目♪ブルジェオンの薔薇 #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:53:59
親の昔の写真は見たことあるけど、あんまし見たくないな…… #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:53:33
まるたまさんのおばあちゃんは似てるのかな? #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:52:47
振付脳内再生 #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:50:11
1曲目♪Bejewel Escape #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:48:55
踏み絵的な #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:47:00
ゆかりんマンホールは踏まれたくないので作らないw #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:45:53
倉敷は、まあ仕方ないね…… #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:44:06
添付ファイルは開けないので送らないでください #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:43:41
ゆかりんはネギが苦手 #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:42:23
出雲のパワーとか相変わらず面白い表現を使うなあ #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:41:47
長野で割子そばが食べれる店 #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:39:19
ごまいのイントネーションが博多弁ぽかった #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:37:38
ブナシメジみたいなやつw #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:35:05
長野は牛乳パンでしょう #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:34:49
スルメイカはスルメになるイカ?? #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:33:34
ノドグロが無難ですな #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:31:07
海の幸からリンゴへ #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:30:52
ハジマタ #乙女モード #yukarin #joqr
posted at 01:30:14
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RT @rn_ki_alice35: 初入国すごく緊張しました…! が,めっちゃ楽しかったです♡♡ 王国民の皆さんの洗練された動きにただただ圧倒されてしまいました… ゆかりん口からCD音源な歌声なのにもびっくりしました…!ひたすら可愛かったです(*´ω`*) #wm2023金沢 pic.twitter.com/libQRE2LHX
posted at 00:36:38
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RT @MWrwesb: 楽しすぎてなんかもうかききれないから いくつかに分けようと思った…😭 ゆかりんの使用済みティッシュは思わせぶり仕草と舞台袖からティッシュの渡しに全力ストップをかけるとこに笑ってしまった…えぇ、めちゃくちゃ楽しかったよぉ #思い出とか感想 #wm2023八王子 pic.twitter.com/DkpfXg7g6s
posted at 00:32:04
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RT @tobenaitorisan: バルト9のシアター7での火災発生、わたし隣のシアター8に居たんだけど上映中の映画が途中でブツって消えたことも警報鳴ったのも焦ったスタッフが避難誘導しに入室してきたのも非常階段で避難中に突然鳴る大音量警報も何もかも怖かったです
posted at 00:18:49
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RT @NISHINOB: バルト9は9スクリーンなのでシアター13は多分間違い。 でも火災があった事は事実のようです。 twitter.com/ku_on_ji/statu…
posted at 00:14:49
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RT @yzz_tuyoi: バルト9の火災、WFWで気持ちよくペンラ振ってる最中に突然画面消えてサイレンとアナウンスが流れる→避難誘導→階段避難→外にてスタッフさんより本日は休館案内→返金等対応はウェブサイトとツイッターで告知するとのこと 現場からは以上です
posted at 00:14:09
@shirakoooo0003 飛行機でしたら中部空港より近い小牧空港着陸でフジドリームエアラインズがあります。 www.fujidream.co.jp
posted at 00:12:38
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RT @tokyoaccident: 【新宿 バルト9のシアター7で火災】  ーー客が非常階段で13階から避難ーー 新宿区新宿3丁目1番、新宿三丁目駅前、バルト9のシアター7で火災が発生している模様です。映画は中断され、非常階段による避難誘導が行われています。 #火事 #消防車 #サイレン #煙 #緊急避難 pic.twitter.com/iisv1Svkbc
posted at 00:03:07
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musicjpn · 2 years
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あたま空っぽ。笑
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chaukachawan · 3 years
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9月10日の役者紹介
はいどうもこちら9月7日お昼下がりのクオリアです。33期です。野良の幕班員の仕事がないのでこっそり役者紹介していこうと思います。
ウチのマイメン神友ズッ友フォーエバーきびのまきび。何度バ先を聞いても人を殺すバイトと言われ、クオリアだけには家の場所を教えないよう先輩に釘をさしたらしい。それでも君は私のズッ友。
これで何度目か知らないが君のセンス全てが好きさ。でも僕の見ている君はきっと氷山の一角なんだろうね……そんな!氷山の一角だなんて!じゃあ全ての力が解放されたらどうなっちゃうの?!次回「黍、はじめてのモルカー」デュエルスタンバイ!
ふう。
やらかすと怖いから同期から先紹介しちゃお。
竹之内かの
雰囲気だけでちゃうかの汚れを浄化し、優しいアロマの香で包み込む。その柔らかな笑顔の前では皆鼻の下が伸びきるため、真剣佑さえ3頭身になるとの噂も。可愛らしい雰囲気とは裏腹に、鼻の底に潜む狂気が沸々と泡立つ。これがパンケーキの泡なのか、マグマなのか私には分からない。しかし、天然かつ一品ものであることは確実だ。
田中かほ  
彼女の笑顔は次世代のエネルギーとして日本中が期待を寄せる。余りにもにっこりかわいいために最近ビリケンさんが自信喪失中とのこと。しかし、ゆるゆるした空気に釣られてなめてかかってはいけない。すぐ様舌先の刃でとどめを刺される。ハニトラにかかった気分だよ全く。そんなとこもす
余談だが大道具の出席率は150%。1ミリも関係ない映像編集を手伝ってくれたしめちゃくちゃ優しい子。努力家な彼女には見習うべき点がおおい。
山根拓己
アラビア山脈の奥底には険しくも厳しい砂漠がある。そこに眠るオアシスを巡り、人々は幾千もの争いを繰り返していた…。争いは熾烈を極めたが、その中でも初回裏敗退を果たし、地区予選に進めなかった一族がいる。かつあげを恐れた彼らはせめて幼き者だけでも、イカダを使って赤子を海に流した。それこそが彼、しあらである。そのため、彼は30歳になったらシカゴに帰らなくてはならないらしい。
ベジ山ハム太郎
なんか野菜がいっぱい入ってる。私はハムサンドよりもたまごサンドの方が好き。多分食べ進めると中にいちごジャムとかはいってると思う。何でいちごジャムなのー?って聞いたらエヘヘへへって笑いながら「だってさー、美味しくない?ジャムってさあ、何にでも合うねんなぁ。エヘヘへへっえ、美味しくない?美味しくない?なあハク、美味しいよなぁ?なぁ?」て言うと思う。絶対。
君安飛那太
可愛い。可愛いけど可愛いと思ってはいけない。なぜなら奴はあざといからだ。前世で橋本環奈の爪の垢とか飲んだに違いない全くもう羨ましいぜ。いいヴォイスでいいキャラが繰り広げられるため君のシーンは飽きの来ない面白さがある。キレッキレな演技には見習うべきところが多い。あと可愛い。
頬張りマスト
最近上野動物園を脱走したパンダ。笹と竹の見分けに苦戦している。
#劇団ちゃうかちゃわん
オペさん
藤丸翔さん
右手にナグリ、左手に灯台、その口うねり出すは鋭きツッコミ。「1人三種の神器」というあだ名が着いたのも納得だ、その全てが一等品なのだから。彼が1人立っているだけで会話の盛り上がりが違う。一見滑りそうなボケだって彼の手に掛かればA級ギャグに早変わりするぜ。これには平野レミもびっくり。
スダチさん
うどんに入れると美味しいが、ちゃうかのちゃわんに入れるともっと美味しい。人々を釘付け、否、インパクト付けにする映像を華麗に作り続ける須田さん、その鋭い眼差しの先には一体何が見えているのか。たまに楽屋裏でお菓子をつまむ様を見かける。有能細身イケメンがお菓子もぐもぐしてるの可愛い。映像余裕持って出したかったごめんなさい
久保勇貴さん
あいも変わらず忙しそう。オムニ期間くらいまでは会う度に印象が変遷していた。今のところはダークブルーで描かれてる3日後ピンクとかになってるかも。制作会計などまとめるお仕事が多そうだけどストレスまで抱えちゃダメよ適度に除いてね。と、言っても頑張ってしまうのがくうやさんなんだろうけど。
私の本名頬張りマストなんで苗字が「ほ行」じゃないですか。そうすると大体最後に回されるんですよ。給食で好きなおかず選べるみたいなのあったんだけど大抵唐揚げとか残ってなくてなんか鯖の塩焼きでがっかり、みたいな。なんで今回はオペさんを間に挟もうと思いました。名付けてオペサンド!すだちうどんの次に美味しそう。
先輩方
敬称は略しませんが敬語は略します。あぶり焼きとかしたら出てくるかもしれないです。あぶり焼きしないでください。
でぃあっ♡さん
でぃあさんが立ち上がると風がお辞儀し、空気が弦をはり始める。その圧倒的なプロポーションの良さに空いた口がマンホールになりそう。だけど何か教えてくれる時はとっても優しい。これは33期への自慢だが私はでぃあさんと柔軟を組ませていただいたことがある。どうだ羨ましいだろうでへへへ。
ひろせんせーさん
CVが豪華とのことでこの夏話題沸騰中。たちまちTwitterのトレンドを掻っ攫い、街にはグッズが溢れかえった。何のとは言わないが演技を始めた瞬間役が憑依して、貫禄まで滲む彼の演技力たるや。因みにアドリブもツョツョっぽい。なんてこったぱんなこった。
島﨑愛乃さん
鈴を転がしたような透明な声と花を摘んだような朗らかな笑顔のこっこさん。こっこさんの歌声を例えるなら夏に雑貨屋で売ってる、ピンク色の小瓶にちょこんと詰まった可愛らしい飴。ついつい手に取ってしまい、時々カランコロンと鳴らして楽しい、でも頬張ったらゆるゆる溶けちゃう、そんな飴。
おはようさぎさん
余りにもいい人。力作業も編集も演技もラップも全部すげぇのにその上いい人だから33期の尊敬の眼差しを掻っ攫ってる。信念に少年漫画をめちゃくちゃ感じる。ぶびさぎょうで理想の恋について(私が)語ってたらいつの間にやらガウスさんが話してた。黒の組織の話に移り変わってた。なんでやねん。髪色なんでも似合ってて凄い。
土下座したい
謝りたい気持ちが先行しすぎたまずい。舞台の上ではエモを、放課後にはハケを自在に使いこなす我らがぶびチの橋本悠樹さん。私は後輩に怒らないことで定評のあるはっしーさんを悉く困らせてしまったため顔向けが出来ない。なので二度とペンキを撒き散らさないことを50回くらい誓おうと思います。私はそうなれないことを知った上ではっしーさんにめちゃくちゃ憧れている。センスもノリの良さも色々。だからなんだって話だけど迷惑かけるかもしれないが見守っててほしい🙇‍♀️
津島ヨモツさん
演出家と役者、2デッキ使いののちぇさん。31期Tシャツもドタイプです。せんびののちぇさん入れたら3デッキかもしれない。後、先輩としても優しいのが伝わってくるしお話面白いし1、2、3…あれ?もしかしてNデッキ使い?のちぇさん最初めっちゃしっかりした人かと思ったらしっかりしてるんだけど偶にふにゃふにゃしてて可愛い。
堀文乃さん
圧倒的な演技力と唯一無二の安定感を誇るカリスマらめるさん。凄すぎる人って周りの人が遠慮して近づけなくなったりしがちだけど(後輩の身分だと悪気なくそうなっちゃう)そうならないのはらめるさんのお人柄ゆえ。私たちにも積極的に絡んでくださってしかもめっちゃ優しいから「らめるさん〜🥺」ってなる。仕事あまり抱えす��ないでお体ご自愛ください🙇‍♀️
中津川つくもさん
よく絡んでくださる優しい先輩。いっぱいお話しできるのめっちゃ嬉しい!舞監としてのしっかりしたつくもさんと、普段の明るく優しいつくもさんどっちもカッコいいんだもん憧れちゃうよねー。あ、あとダンス💃がお上手すぎてポケ〜って見惚れてまう。なんて言うか…美しい。あと立て看の作り方は大体つくもさんに教えていただいた。カフェ行きたいですカフェカフェ。  
なしもとはなさん
あまりにもハマり役。はなさんがセリフを喋る度に関係ない私にまでグッとくるものがある…グッとね…こうグッと…。ぐはっ!
後輩と喋ってくださる時めちゃ優しい。前、稽古で2人になった時私のセリフ読みにめちゃ付き合ってくれた。あとコーナンの場所もめちゃ教えてくれた。めちゃめちゃ美しくて優しい先輩。めちゃっ。
雑賀厚成さん
演技や部署で絡まない人(私)にもお疲れ様〜とか声かけてくれたり兎に角優しいシドさん。この前音響会議のお菓子くれた。やったね!喉にカセットテープ飼ってるタイプの人間。先輩曰くKing Gnuが“よすぎる“らしいので今度リクエストしようと思う。私の目の前で歌ってくれないかな…チラッ(p_-)
杏仁アニーさん  
全部署の裏方における圧倒的ハイセンス、柔らかな微笑みと眼差し、息飲む演技力、悪人のパンダでさえ涙しそうな優しさ…どの角度から見ても完璧すぎてルービックキューブが土下座するレベル。ちなみに後輩の私は頭が半分くらい地面にのめり込んでる。めりめり。センスがハンパないし仕事のキャパもエゲツない。けど無理はしないでほしいよドラゲナイ。
トニーー板倉さん
電車で鉢合わせたため奴は隣にいる。ここらへんから9月10日世界線のクオリアですどうも。魅惑のヴォイスとアフロを武器にちゃうかの奴隷となった男、とにさん。照明しかり稽古しかり全体像を俯瞰するのに長けてる人だと思ってる。面倒見良いし、1番頼りにしてる先輩。だる絡みしてごめんねウザかったら練4から突き落としてもいいよ、怪我のない範囲で。
西田幸輝さん
ゆるゆるとした空気感を醸し出しながら舌先から放たれる言葉は切れ味抜群。ギャップ萌え選手権審査員賞を受賞した経歴は伊達じゃない。ちなみに伊達巻は美味しい。頼もしき大道具の方。なんか大道具上層部って共通する空気感ないですか?え、ないかな。なかったらごめん。ないかも。声のトーン好きです。衣装も似合ってます。ちゅるちゅる。
暁あじろさん
ニトロさん。名前が美味しそうなちゃうかランキング8位くらいを飾る強者。高身長イケメン抜群の運動神経などモテる要素のよりどりみどり風見鶏パック。でもどことなく"こっち側“の雰囲気を持ち合わせてるのがいい出汁になってる。こんな失礼な私にも優しく接してくれたことからも根っからのいい人だと伺える。頼りにしてますニトロさん🙇‍♀️
山内詫助さん
オレオの何がいいってさ、クッキーの間にクリームが挟まってるところだよね。でさ、オレオさんの良いところってさ、その優しさの間に神的なセンスとマグマのような謎が挟まってるところだよね。紹介するならそんな感じの人だと思っている。ちなみにオレオさんの深淵は覗いたことないからわからない、当たり前か。
西岡克起さん
神の経路と書いて神経と読むが、そのことを実感するのがこの方。抜群の運動神経、寸分狂いの無い書、圧巻の演技力、すぐ始まるジャン負け…凄い、あまりにも凄すぎる。彼の身体には神が駆け巡っているに違いない。会話途中で「ねぇクォーリー散歩いこー」とか「自販機行こー」とか思い立ったが即行動って感じの誘い方してくれる。んで着いてくと大体楽しい。西岡さんが楽しい人だからね、これからもいっぱい話してほすぅい
かけうどんさん
誰とも共有できなかったところでシンパシーを感じるため、先祖で交流があったのかもしれない。万屋の店員と客とか仙人と弟子とか。ひねくれてると言っていたが、そのひねくれを真っ直ぐ貫けるのがロッドさんなのだろう。世間に合わせてひねくれを捻じ曲げてしまう方が実はひねくれなんじゃないかうんぬんかんぬん…あと竹川食堂行きたすぎる料理作ってくんで招待してください🙇‍♀️
高井下高井戸店さん
センスいいとか多才とか言われ慣れてるでしょ?でもなんぼあっても困るもんじゃないですからね、何度でも言いますセンスいいし多才かよ。習ってないピアノを練習したりギリシャ神話や日本史の本借りてるところを見た。自分が思う良いものに対して向き合ってどんどん吸収していく人なんだろうな。センス良いって結局はそういうことを言うんだろうなと思ってる。あとお化粧した時のお顔が可愛くて好き。あとロビさんとお話し出来ると嬉しくて心がぴょんぴょこするのでもっと話しかけて良いですか?
 
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liliyaolenyeva666 · 3 years
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🎼 01343 「男のエレジー」。
モノクロームな映像の中、手袋をはめながら線路を歩くひとりの男が 線路の隣に広がる港で 4人の男に暴力を受けているところから始まります、とある組織から離れた凄腕の殺し屋のそれからを、組織の派閥争いや身内の裏切りなどを交えながら描いた 日活アクション映画 「東京流れ者」 を久々に観ています。わたしの遠い恩師 鈴木清順監督作品。鮮やかな東京タワーの近所か そのどこかで、まんまと罠に嵌められた 渡哲也さん似のテツヤこと 不死鳥のテツは、いまは金と力の世の中だ 仁義なんて通用しねえようといった世の中から 消し去られさうになるのですけれど、命からがら 敵対する組織の事務所 (兼 喫茶マンホール) から逃げ出して、汽車に飛び乗り 東京から離れます。とある雪国で下車したところ、追っ手と警察に追われて万事休すといったところで わたしのラブリー ニタニ (オオツカの流れ星) が颯爽と登場してテツの危機を救ったりして わたしの胸をきゅんとさせる この映画、すべての色合いが絶妙で 惚れ惚れさせられます。
つづいて
都電が右往左往する街中 (たぶん銀座界隈) にあります とあるお店の2階 (銀座1120) で、恋の話で盛り上がる若い女性たちの姿から始まります、親の言いなりで 嫁いだ娘が えらい目に遭う 東宝恋愛映画 「女人哀愁」 を久々に観ています。成瀬巳喜男監督作品。従兄弟と 日比谷公園で歩きながら それなりにお金持ちな方とお見合いをするのって話をしているヒロコは そのまま それなりにお金持ちな方のところに嫁いで行きます。と、そこから先は不幸の大連続で、日本髪を結いながら 家の隅々までを世話しなければならなくなったヒロコは、それなりに広い部屋の中で いいお嫁さんが来たわって姑さんに喜ばれたり、妹さんに 10円貸してと強請られたり、誰も見向きもしない弟さんの宿題を見てあげたり、旦那さんからは 今日も仕事で遅くなる、頼むよ (と飲み屋から電話をしていたり) なんて言われたり、日々のお料理が掛かりすぎると姑に言われたりと、良いんだか悪いんだか良く分からなくなってしまったセーカツの中で ひとりギッと奥歯を噛み締めます。ある日、息抜きにと 従兄弟と久しぶりに銀座で落ち合っていたところを うちの人に見られてしまってブツクサプンスカ言われてしまってモー大変!なんて感じで 夢も希望もない結婚生活の中で悶え苦しむこの映画、会社のお金を持ち逃げした義理の妹のヨウコの亭主マスダが逃げ隠れしていたのは 上野駅の側のアサヒホテル (電話は 下谷の3649番) でしたけれど、外の景色ががちらっとしか映らなくて どの辺りにあるのかは分かりませんでした。
つづけて
"この作品は 家田荘子の原作をもとにフィクショナルに作られたものであり、登場する人物及び団体等の名称は架空で、実在するものとは何等関係ありません" という前書きと、エキスポランドと書かれた大観覧車の下で 岩下志麻さん似の女性が "凶" のおみくじを引いたところから始まります、シリーズ8作目な東映映画 「極道の妻たち 赫い絆」 を観ています。関本郁夫監督作品。突然に 古田新太さん似の男に襲われた 岩下志麻さん似の女性クムラ・キワは、割れた鏡の破片を握り 返り討ちを喰らわせたことで 5年の懲役刑を受けます。5年後、亭主とも別れ、総武線を降りた新宿近くのあたりで一人暮らしを始めたキワは スーパーで働きはじめるのですけれど、次から次へとお客さんが現れたりして なかなかしずかに働くことが出来ません。ある日なんて命を狙われたりして これではいけないと 東京を離れます。そんなところに 父が何者かによって暗殺され、葬儀に駆けつけた そんな中で 元亭主の夢の事業 (ドリームランド建設) が頓挫して 煙草を吹かす余裕も無くなりますといった感じのこの映画、物語よりも何よりも スーパーマーケットでせっせと働く岩下志麻さんの場面が見どころかなって感じです。
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madeggbone · 3 years
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今んとこの設定
地下世界:ある日の戦争でモンスターが負け地下世界に封印される 地下の教育で人間=悪とされている トリエル女王があの事件以来怠惰で暴力的になり何もしなくなった その代わりアンダイン署長率いるA警察が市民を統治している 
キャラ説明
人間:地上は金暴力セ○クスという犯罪まみれの世界で生まれた郊外に住む貧乏な家庭の少女 盗まなきゃ食っていけないくらい貧困 両親は物心ついた時には亡くなっていた ある日街中で泥棒を行い大人から逃げていた時近くで開いているマンホールを見つけそこに入って間一髪で大人から逃げ切った しかしそこは掴めるところが何も無くそのまま落下して地下世界に落ちていった…
テミー:UTのフラウィーポジション 人間と初めて会ったモンスター 悪戯好きでアホ 人間にこの世界の生き方を教えてくれる テミーフレークスを投げてくる 当たると1ダメージ いつも説教してくるアズゴアが嫌い アホそうに見えるが何かを企んでいる…
アズゴア:遺跡の管理者 UTのトリエルポジション 元U警察の署長であり警察を初めて作った人 トリエルと夫婦だったがあの事件以来トリエルが病みそれを止めようとした時に女王命令で遺跡へ幽閉されてしまった 遺跡の出口の扉の鍵がとっくの昔に壊れているのは知ってるが外に出る様子はない 性格は温厚で優しい 人一倍正義感が強く現役時代は早撃ちの名人と言われていた 格好はチェック柄のTシャツと緑のズボンでいかにも休日のおじさんみたいな格好をしている
あの事件:トリエルとアズゴアの間にアズリエルが生まれる前の話 親がいないモンスターの子供(名前は考え中)をトリエル達が我が子のように育てていた そこに1人の人間が落ちて来た モンスターの子供と人間はすっかり仲良くなり仲良く4人で暮らしていたしかし幸せもそう長くは続かずに終わった 地下世界のみんなは人間が嫌いで人間はいろんな嫌がらせを受け自殺してしまいモンスターの子供は嘆き悲しみ怒りで魔力が暴発し人間の死体を魔法の力で作った手で優しく包んで外に飛び出て行ってしまいました トリエルは狂いました…
パピルス:UTのサンズポジション悪をかっこいいと思ってる18歳のスケルトン 悪戯が生きがい Bloodinに住む骨兄弟のお兄ちゃん 好きなものはタバスコ めっちゃ陽気だけど怠惰で暴力的な<UnderFell>って本に出てくるスケルトンに憧れてる 下の歯が2本が異常発達して少し前に出ながら鼻のしたくらいまで伸びている 片方の歯が一回折れて金歯にする時に本当は普通の歯と同じようにできたがパピルスの希望で元の歯と同じ形になった ギャグは好きだけどあんまり思いつかないので本家UTサンズとは違ってあんまり言わない バイクに乗れる 悪知恵が働く ショートカットが出来ることを知らない 喧嘩強いらしい 目は今のところ光らない(Gではあるキャラの助けにより開花する) 人間=悪が地下世界の常識なので人間を自分の仲間と思っていて優しく接してくれる 服は赤いパーカーに焦げ茶のパーカーを羽織っている ズボンや靴に所々稲妻模様が入っている 身体能力は化け物級であり銃の弾良けれるらしい…
サンズ:警察官に憧れたUTのパピルスポジション Bloodinに住む骨兄弟の弟 Bloodinに引っ越してきた時に町にいるならず者に襲われ殴られそうな時に警察官のアルフィーが助けてくれたのでそこで警察官に憧れるようになった Bloodinに来るまでは兄と一緒にイタズラしてた 今ではアルフィーの所に毎日訓練してもらってる 黄色い目で片方が六芒星の方をしている また歯がギザギザで左側の歯が1本金歯になってる 人間を捕まえて部長になりたいと考えてるがまだ警察見習いで警察官にさえなっていない ギャグは嫌いじゃない トリエルと扉越しに時々世間話をするらしい 私服は警察の制服
Bloodin:無法者だらけの街 喧嘩とかが頻繁に起き血が沢山色んなとこに落ちてるって意味で血溜まりつまりBloodinって名付けられた 人間=悪なので人間には優しいところがある みんな警察が嫌いである マフェットが営むBARはパピルスが大好きである BARってのは表向きの話で武器の取引やクスリの取引などが裏で行われているマフェットは腕が2本無くなっている どうやら子供の頃の借金を返すために売ったらしいのだがマフェットは邪魔くさいのが2本なくなって最高と言っていた…
今んとここんな感じどんどん作ってく
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fujiitouta · 4 years
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2020.12.23
 元気でいられる時が限られてる人がいて、でも俺は何もしてあげることはできないのだけれど、毎日その人のために祈っている。俺は俺の手の届くところで生きている人たちのことを、なるべく幸せにできるように元気に生きていく。俺が元気じゃないと、その人の元気と幸せを祈ることもできなくなるので。
 近づけば夜のマンホールさざめいていつかは海になりたい汚泥
 (工藤吉生『世界で一番すばらしい俺』「仙台に雪が降る」)
 夜のマンホールのさざめきを聞いてからの、汚泥への心寄せのスピード感が半端ないなって思った。汚泥のような思念はすでに主体の心の中にすでにあって、マンホールの中のさざめきからそこが海につながることを感じ取った時に、下水の汚泥と主体の汚泥はありえん速度で結合したのだと思う。それが、そうだとしてもしなくても、読み手である俺の心ともありえん速度で響きあった。ということです。夜のマンホールから聞こえるさざめきに、誰が何を感じるだろう。普段なら見過ごしてしまうようなことに、五感を研ぎ澄まして対峙した時に、生まれてくる感情に耳を澄ましてみたい。
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natukusa · 4 years
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ウーユリーフの処方箋|公式サイト
いい感じの世界観にみえてふらふらとインストールし、今日公開された3章ラストまで一気に遊びきりました。ミト押しです。
このゲームの所感は、クリアしたときに読み返したら面白いかなあと思って長々まとめておきます。
早速ちょっと整理ができていないのだが、ゲーム内ゲームである乙女ゲーム版ウーユリーフの処方箋(ややこしい)とは、「異世界から召喚されたヒロインが、その世界の乙女ゲーム専門制作会社に勤めつつ、従業員のイケメンたちと恋をはぐくむゲーム」という理解でいいんだろうか。キリオじゃないけど設定盛りすぎである。
さておき。
「イケメンたちを襲う異形のモンスターとなり果てた、乙女ゲームのヒロイン」という、一般に流布する「乙女ゲームなるもの」をメタにパロディしまくった強力パンチから始まるプロローグ。
例えばライトノベル分野で現在流行している「乙女ゲームのキャラに転生する」形式もこれらの仲間なのだが、このように文化が認知・成熟すれば、自然とお約束というものは生まれるし、お約束というものが生まれればそれをあえて解体して、新たな知見を生み出す行為も往々にして行われるわけで。乙女ゲームもその段階なんだなあと、まあまあ乙女ゲームを遊んできた一プレイヤーとしても思ったりしながら進めていく。
(ところで本日公開された三章では、登場人物の一人であるノゾミが乙女ゲームの現状を、約20年前にもなる美少女ゲームブームになぞらえて語るオタクの姿に「俺俺、俺だよ俺!」とデジャヴュを感じたりなんだりしなくもない)
「好みでも何でもない女とキスなんかしたくない」と、キリオのヒロインに対する評価は辛らつだ。もし彼をはじめとしたゲーム内キャラクターたちに自由意思に見合った裁量権があれば、好みじゃないヒロインとも無関心でいられただろうが、攻略対象とヒロインという強制的な関わりを運命づけられたことにより、個人間ではかえって嫌悪……なんなら憎悪を抱いてしまったのがキリオというキャラクターなのだろう。
キリオのヒロインに対する言葉には、乙女ゲームを嬉々として遊びイケメンたちを消費する、現実(この場合はマツリのいた世界ではなく、我々の世界のこと)のプレイヤーへの風刺も多分に含まれていると感じる……そう思っていたら、三章ではメーカーに入り込む談で、早速このあたりのことにも触れている。思ったより早かった。やはり、このゲームにおける乙女ゲーム・乙女ゲーム市場��の批判性とは、もったいぶって引っ張るのではなくあくまで序盤のジャブ程度の要素なのかも。
そんな消費構造に思いをはせる一方で、2章でナビゲーション役の大樹ウーユリーフの明かしたゲームキャラクターのコンセプトを聞く限り、この物語の目的とはどうもそういった「ゲームシステムとい虎の威を借りた横暴なプレイヤー」を断罪するだけのものでもないように感じている。
大樹ウーユリーフのいう、乙女ゲームの攻略対象たるもの・乙女ゲームのヒロインたるもの論は、端的にいえば我々の世界にもまだまだ蔓延る「男たるもの」「女たるもの」という旧来的な規範意識に近似している。実際に、我々の世界とそう変わらない価値観で生きてきただろうマツリも「いつの時代の話だ」と聞いて呆れる始末。ゲーム世界における男女の規範意識がどの程度なのかは確証は得られないが、マツリとキリオでその点においてはそう違わない価値観であるように見える。
ここでふと、ヒロインから見たこの世界とはどんなものだったのだろう、と想像をめぐらす。
ヒロインと恋することを運命づけられたキリオが内心でヒロインのことを嫌っていたように、ゲーム世界の住民であってもゲームシステムに沿った価値観で生きているとは限らない。
モンスターになる前のヒロインの人物像は、たいてい地味で垢ぬけない人物として語られる。一方の攻略対象たちは、大樹ウーユリーフの言葉から察するに高い社会性と資質と自負をもった人物であると想像できる。
スペックと自立心の高い男性たちの中で、地味で受け身の女性が一人……その構成員の一人であったキリオは、ヒロインがモンスター化する前から内心で好みじゃなかった全く関心がなかったと吐露するし、もしかしたらそこには軽んじた感情さえあったかもしれない。
異世界から飛ばされ見知らぬ世界で、斜陽産業に差し掛かったメーカーに就職し、自分に対して複雑な感情を抱く高圧的な男性に囲まれている。唯一の味方になってくれるだろう補助キャラクターの大樹ウーユリーフは、穏やかな顔で「男性とはそんなもの。女性とはこうあるべき」という価値観を隠さない。ヒロインからみたこれらの人間関係とは、「嬉しいハーレム世界」というよりは「肩身の狭い状況」なんじゃなかろうか。それもかなり強烈な。
ヒロインはそんな世界で殺人を犯したという。そこまで至ってしまった経緯が私の想像の通りであれば、(決して殺人行為の罪を無効としないことは前提に)その心中を全く理解できないわけではない。
あと個人的にあのモラハラ大樹は燃やしたい。今すぐ燃やしたい。大樹を燃えカスにするミニゲーム頼んますよSEECさん。
話変わって。
ウーユリーフから罰を受けたヒロインは、逆に大樹の召喚能力を奪い、現実世界からイケメンたちを呼びだし続けているという。そんな行為は、マツリのいた現実世界では「男たちが特定のゲームをインストールした途端に失踪する」という形で現れる。
ゲームに興味のある男性ばかりではないし、女性向けとうたわれたゲームを自発的にインストールするケースは限られるだろうが、それでもゲームは常にインストールされているという。ということは、現実世界における彼らの端末にゲームをインストールする別の存在がいる可能性は高いし、いるとすればゲーム世界のヒロインが放った刺客であろう。この刺客とは、ゲーム序盤に登場したキャラクター「更紗」ではないか。
普段からゲームに限らず物語コンテンツに興味の薄いマツリに、更紗はわざわざ「乙女ゲーム版ウーユリーフの処方箋」の存在を教え込むし、実際にマツリがゲームをインストールされる直前に連絡を取ってきたのは更紗(の番号)だった(ここの演出怖くてよかったね~~)
現実世界からイケメンを呼び込む手段として、現実世界を自在に動き回る更紗を送り込む。攻略対象にふさわしい人物をみつければ、それとなく近づいて交友関係を築いて連絡先を得て、機会を見てゲームデータを送りこむ……というのが、更紗というキャラクターの役割なのではないだろうか。
そういえば、キリオ本来の女性の好みは「都会的で自立した女性」だという。基本的に女性キャラクターがいない本作だが、ほとんど唯一の固有キャラクターとして登場する更紗は、垢ぬけた容姿を持ちながらも男性とも友人関係を築ける、まさにキリオの好みと一致するような人物だ。
もし、ゲーム世界のヒロインがキリオたち攻略対象らに対して殺意を持つほどに追い詰められていて、さらに自在に外見を操れるアバターを得たとしたら、地味で受け身な自分とは全く異なる、更紗のようなキャラクターを作る可能性は高いんじゃないだろうか。
また発想を少し飛躍させると、この更紗こそが黒幕である可能性もあるだろう。いまでこそ艶やかな女性のように見えるが、その過去にはゲーム世界のヒロインのようにルックスの良い男性全般に鬱屈した感情を抱いており、その復讐心の発露として呪いのゲームをばらまいている……というのもありえる筋ではないだろうか。
このあたりは色々想像(妄想)が働く個所だが、最終的に外れることも含めて今後の楽しみということで。
話を変わって。2章終盤に見たヒロインの行動範囲の変化についても考えをまとめたい。
2章終盤で、それまでロビーには出現しなかったヒロインが、ロビーの中まで追いかけてきたという描写がある。これまでの決まった行動が変化するということは、その前段階で別の変化があったと思われる。展開からいえばこれは直前にマツリと失業ロボが、ロビーの大モニタを修理したことだろう。
まだはっきりとしたことは言えないが、「困ってるロボを助けてハートを得ること」もしくは「その場にある大きなものを修理したこと」のいずれかがフラグになり、ヒロインの行動範囲を広げる要因になっている可能性は高い。マツリたちが今後ロボを助けていくにつれて、最終的にはビルの外まで出歩き、彼らの居住区にまで至る展開もあるかもしれない。
そこまで考えて、そもそもヒロインはなぜあのビルの廊下ばかり出現するのだろう。2章まではロビーにも出てこなかったし、食堂にも出現しないという。もし彼女の目的が効率よくイケメンたちと遭遇し好感度を上げることだとすれば、食糧庫でもある食堂や、往来の激しいロビーこそ重点的に見張りそうなものだが。
ここでヒロインの行動原理について整理してみる。振り返ってみれば、彼女の選択肢はイケメンたちに親切に挨拶したりなんだりしているだけの行動だ。あのヒロインからみた世界とは、まだ普通の乙女ゲーム世界そのものであり、ゲーム世界を楽しんでいる=イケメンたちとの交流を楽しんでいる認識である可能性は高い。
さらに三章のヒロインは「ときめき」を探しているかのように言葉を発したことから、彼女はあんな姿にな��てもまだメーカー勤務者の職務として、より良い「ときめき」を探すために、イケメンたちとの交流()を重ねているのかもしれない。
余談だが、このあたりの設定は、ホラーゲーム「SIREN」の屍人を思い出す。SIRENシリーズの屍人とはいわゆるゾンビ型モンスターなのだが、実は彼らにも一定の自我があり、彼らの視点では屍人こそ美しく幸福に満ちた世界に生きている存在だ。屍人からは常人こそが屍人のように見えていて、そんな常人を屍人世界に親切心で導こうとしている。しかし常人からみれば、これらは攻撃行為に他ならない(シリーズ作によってこのあたりの設定は差異がある)
ともあれ、ヒロイン自身はあんな姿になった後も(もしくはあんな姿になったからこそ)、いまでもゲームを楽しんでいるのだ。
三章に入ると、ロビーにもいけるようになったことから、ロビー内のマンホールから侵入できる秘密の水路にも行動範囲を広げている。一方で、エレベーターでしか行けない10階には現れないという。確かに、あの体躯と手足では、暗号コードの入力なりエレベーター内への侵入なりは難しいのかも。
ヒロインの体躯が通り徒歩で行ける場所であればよいなら、やはりビルから飛び出して、外を出歩くイケメンたちとの交流()に勤しみそうなものだが、そういうことはしない。
思うに、彼女が行動できる範囲とは、物理的に歩いていける距離である以上に、ゲームとして安定した空間なのではないか。2章のとある分岐では、あの世界に「バグ」の概念があり、マツリたち呼びだされた人物たちも影響しうることが示唆されている。あのロビーの壊れた大モニターとはゲームにおけるバグ=本来意図しない動作をしている個所であり、それを直すことによってゲームは本来の姿を取り戻し、プレイヤーキャラであるヒロインも広々と行動できるようになっていくのでは。
となると、ヒロインが出現しないという食堂も、一見普通にみえて実は何かのバグを抱えた個所なのかもしれない。もしくは、プレイヤーには開示されない領域、システム裏の扱いなのではないか…。
発想を変えてみる。ヒロインは、明確な目的をもってビル内部の一部にだけ立ち歩いているのではないか。
大樹ウーユリーフから罰を受けたと同時に、ウーユリーフに対して厳重な封印を施した彼女は、つまりはその時点まではビルの外にいたはずだ。ゲームシステムというあの世界における物理法則に縛られてビルから出られないなら、大樹のふもとにいた話は矛盾が生じる。彼女は何か明確な動機があってビル内部にとどまっているのかもしれない。その動機が、ロビーの大モニタ修理に伴って方針転換されて、ロビーにまで進出するようになったのではないか。
……とまで考えるも、今の段階はビルの中がどうなっているのかも不明なので、具体的な動機を想像するのは難しい。このあたりも、今後の開示を楽しみに待つつもり。
最後に、ラストレジェンドについて。
露骨にマツリとの関係性が暗示されているし、イメージカラーや名前のロジックからいってもマツリ以外の4人のメインキャラクターたちとも関係ある可能性は高い。
例えば、彼ら5人は過去に現実世界で出会っており、ラストレジェンドの展開はその当時を暗喩する……とも考えられるが、それにしては5人とも全く面識がない風だし……記憶をなくしているのもありそうだが、そうだとしても経歴が結構ばらばらっぽい。
またキリオの問題もある。彼自身は純ゲームキャラクターであり、マツリのいた現実世界とは関係がないはず……と思っていたら、三章ではそんな彼が過去に現実世界にいたことが示される。マジで?
そもそもあの現実世界が真に「現実」なのかどうかも疑うべきかもしれない。ゲーム世界と現実世界とは、同じ時空に存在する同一世界の一地域でしかなく、彼らは単に2地点を移動しているだけ、ということもあり得るのか。キリオはかつてゲーム世界地域から現実世界地域へと移動し、そちらの地域で芸能人として活躍するべくラストレジェンドの誰かとして参加していた……とかね。
またもう一つ考えられることとして、一見ラストレジェンドが現実世界におけるなんらかの暗喩であり、ゲーム世界に迷い込んだ登場人物たちに関係があるように見えて、その実キリオだけは現実世界に根を下ろした人物ではなく、ここの座席が一つ浮く。イケメンは次から次へと投入されているので、キリオ以外のまだ見ぬ登場人物が鎮座する可能性はあるが、もう一人だけ異世界からやってきた名前を持った登場人物が存在している。つまり、ヒロインだ。
ヒロインもまたゲーム世界においては異世界からやってきた存在であり、彼女が本来トゥルーエンドで帰るはずだった現実世界とは、マツリたちがいた現実世界であると説明されている。であれば、現実世界におけるヒロインがラストレジェンドの関係者であり、最初にこの世界に呼び出された登場人物である可能性もまたあるのではないか。
そうなると、ヒロインとは本当に女性なのかどうかもちょっと怪しいんじゃない…? キリオは折に触れて「男だから抱っこしたくないわけじゃないからね」と、なんとなーくジェンダー規範に関する価値観を口にするし、ロボットたちに性別はなく好きな口調で好きにふるまっている様に祭りは「自由だな」と口にする。ここから垣間見える、このゲームにおける性規範意識とは「ヒロインだからといって女性であるとは限らない」ということもありえるのではないかなあと。
ちょっとこの辺りは自分の中でもふわふわしており、だいぶ隙のある論になっているので、また折に触れてみ返したい。
続きの感想記事はこちら。
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skf14 · 4 years
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03300151
結局この世界に救いも希望もない。それは、救いや希望を持ってしまった僕がただ愚かだっただけのことで、ハッピーな脳味噌を往来にぶちまけて高笑いしたい気分だ。ああ、ははは、ご安心を。僕は至って正常だし、僕は何も間違っていないし、僕はただ、幸せになりたかった。
始まりはいつだっけか、もう覚えてない。知らない間に出会って、知らない間に仲良くなったんだ。確か、誰かからの紹介だったかな。人伝に紹介されたんだ。俺の前に現れたお前はちょっと抜けてて、でも可愛くて、他の女にはない魅力を持ってた。だから、俺は夢中になったよ。大して女を知らないような年齢だった。まだ若かったから、そりゃもう面白いほどにのめり込んだ。
住んでる場所、趣味、好きなもの、好きな本、好きな色、季節、花、全部知りたかった。データベースのようになりたかった。知識欲を満たすことで、お前を知ることで、俺の心にあった空のHDDが満たされてくような感覚がした。
お前と交わす会話を一つ一つ端末に保存しては、流れるように過ぎていく時間を噛みしめた。君の何気ない日々の挨拶も、ただいま、の一言も、何を食べただの、何を飲んだだの、そんな些細な報告も、出勤途中に見つけた面白いマンホールだの、日々の光景だの、冬景色の中の桜の大木だのも、全部輝いて見えた。世界がにわかに色づいて、鮮やかになったんだ。今まで自分が生きてきた世界がまるで虚構だったかのように、色褪せて見えた。もう戻れない、と思った。今まで当たり前だった世界が、途端に地獄に見えて笑いが止まらなかった。天国がここにある、生きていても辿り着ける楽園を手に入れた。嬉しさと、幸せで満ち溢れて、部屋で一人転げ回ってたんだ。
これが所謂恋愛感情なんだ、と知ったのは、お前の、裸で俺を誘う姿を思い浮かべて自慰をした時だった。慕う気持ち、焦がれる気持ちと肉欲が結びついた瞬間、俺は思わずトイレへ駆け込んで嘔吐したよ。濁った色の胃液が流れる光景を見下ろしながら、自分が汚くて仕方がない存在だと思った。この気持ちは、君が対象である限り、存在してはいけない汚れたものだと思った。
ああ、そうか。
君に汚されたんだ、僕は。
受胎告知を受けて子供を産む、と信じて疑わなかった僕が、自分の性器を必死こいて掴んで扱いている日々を、想像したことはあったかい?コウノトリが赤ちゃんを運び、愛の結晶として子供が生まれると信じて疑わなかった僕が、君の子宮に、精子を流し込んで、そして卵子の元へそれらが泳いでいく姿を想像している日々を、想像したことはあったかい?きっとないだろうな。君は知らない。僕のことは、何も。
僕の趣味で執筆していた小説を、君は酷く気に入ってくれた。どんな話でも、好きだ、素敵だ、綺麗だと、歯の浮くようなお世辞と共に褒め称えてくれた。嬉しかったよ、僕は承認欲求に飢えてた。誰かに認められたくて、誰かの心に自分を刻みたくて、ただその一心で毒にも薬にもならない話を日々生み出しては世界に垂れ流して悦に浸ってた。
ある時は視力を永久に奪った。話に出てくる少し抜けていてでも勝気な女は、勿論君のことだった。困らせるつもりも、支配するつもりもない。ただ、僕の手を取って歩く君と、ずっと共に歩いて行きたかったからだった。
ある時は、四肢を破壊した。話に出てくる女神じみた女は、勿論君のことだった。理由なき破壊でも、性癖の擦り付けでもない。不自由の中の自由、それが愛だと思ったからだった。
ある時は君を殺して食べた。話に出てくる食いしん坊で笑顔の素敵な女は、勿論君のことだった。欲望でも好奇心でもない。君と一つになって自由意志の元、揺らぐことなく生きることに永遠を感じたからだった。
本当だよ。
君が僕に好きだと言った日、あれは忘れられない。11月25日。午後8時36分。君は確かに僕宛てに、『貴方の世界が好き。』と言った。好き。その響きを僕は一生忘れないでおこうと誓った。20:36を腕に刻み、カレンダーを買いあさって切り貼りし、すべての日付を11/25に変えた。その日からありとあらゆるパスワードが、君の誕生日から、その4桁、もしくは8桁になった。
例え温度を知らなくても、声を知らなくても、愛情は生まれるんだと思った。貴方の世界が好き。すなわちそれは、僕の生み出す世界が好き、僕が君を思って書いた数多の世界を全て受け入れ、現実がそうなることを望む、という意味だ。己の妄想が形になる、しかもそれがそこらを歩いている売女じゃなく、君で叶う。なんて幸せなんだ。噛み締めすぎて頬が千切れるほど、笑いが堪えきれなくて僕は叫んだ。幸せだ!世界で一番、僕は幸せだ!と。
でも現実を考えると、そう上手くはいかない。君が良くても、世間が許さない。君と二人きりの世界なんて、核がいくつあっても足りない。そう思って、暫く考えた僕はある日、僕はありのままを手紙に書いたんだ。
今まで書いた小説たちを、どんな思いで、どんな君を想像しながら書いたか。君のせいで汚されてしまった僕のプラトニックな愛情を、どうやって処理してきたか。君の美しさ、無防備さ、想像してきた肌の柔らかさに、きめ細やかさ。味。
ありったけを詰めた分厚い手紙に何度もキスを落として、ポストへ投函した。届くかどうか、ずっと不安だった。住所も名前もほぼ100%合ってるはずなのに、なぜか不安になってしまうのは人間のサガなのかもしれない。
そして、偶然か僕が手紙を送ってから数日後、君はSNS上から姿を消した。ここ数ヶ月間、誰かに付き纏われていたり、悩んでいる様子を見せてはいたけど、気丈に振る舞っていたのに。悲しくて、胸が張り裂けそうで、辛くて、死んでしまいたいと思った。君にもう会えない。会いに行く勇気なんてない。むしろ、今誰かのせいで傷付いている君に、付け入って支えるような人間だなんて、僕は思われたくない。ずるい人間だ、と思う。僕はどこまでも、君の全てでありたいからこそ、卑しい人間の部分は極力出したくなかった。
準備した冷蔵庫や器具は、また機会があれば使えばいい。君の傷だって、きっと時間が解決してくれる。時が来れば、君が僕の手の中に、腕の中に、胃の中に収まる日が来る。
幸せになりたいのは、皆同じだろう?
正しい形なんて誰が決めたんだ。
ああ、ははは、ご安心を。
僕は至って正常だし、僕は何も間違っていないし、僕はただ、君で幸せになりたい。
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mark311text · 6 years
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mark=311
私は宮城県名取市閖上(ゆりあげ)出身です。
今日は2011年から7年。2018年3月11日、午後2時46分から1分間の黙祷を終えたところです。
2011年3月11日
私は中学2年生で、卒業式の予行練習で午前授業だった。お昼過ぎには家に帰って、両親の部屋でテレビを見ていた。高校生だった兄も帰宅していて、家には私と兄と猫の太郎がいた。
こたつに入って横になっていると、突然、「ゴーーーー」というものすごい音がした。長かった。びっくりして固まっていると、次は激しい地震がおこった。体がゆさぶられるような揺れだった。太郎は驚いてこたつの中にとびこんだ。見ていたテレビが倒れ、画面が割れ、ここにいては危ないと思った私は、ベッドの上にあがり、上になにもない部屋のすみに避難した。クローゼットの扉は全開になり、中の荷物が全て床に落ちた。お母さんが使っていた、普段はうごかせないほど重いドレッサーも、揺れに合わせて生き物のようにズ、ズ、と前に動いていた。ガタガタと揺れる音や、ガシャーンと1階の台所からか食器の割れるような音が聞こえ、すごく怖かった。揺れはなかなか収まらず、もしかしてこのままずっと揺れているんじゃないかと怖くなり、耳をふさぎながら「あーあー!」と大きな声で叫んでやりすごした。
しばらくして揺れがおさまったので、自分の部屋に戻ろうとすると、ふた間続きになっている手前の兄の部屋は、タンスの引き出しや勉強机の上にあったものが全て落ち、足の踏み場がなくなっていた。地層みたいだった。物を踏みながら奥の自分の部屋に行くと、そこも同じように物の海になっていた。
兄に「とりあえずお父さんのところに行こう( お父さんは家の近くの公民館職員)。」と言われ、部活で使っていたエナメルバッグに持ち出せそうなものを入れ、ラックの上にひっかかっていた薄手の黒いジャンパーを着た。
もしかしたら役に立つかもしれないとお母さんドレッサーの引き出しに入っていた、カード会社や保険会社からの郵便物もカバンに入れた。無意識だったけど、もう家に戻ってこられないかもしれないと思ったのかもしれない。
兄が「避難所では猫の食べるようなものはもらえないと思う」と言うので太郎のご飯が入ったタッパーも鞄に入れた。太郎が怖がってこたつの中から出てこなかったので、兄に頼んで無理やり引っ張り出してもらった。このとき、兄は膝を悪くしていて、無理をすると膝の皿がずれてしまう状態だった。太郎を無理にだしたので膝が痛んだようで、少し休憩してから家をでた。その間も何回か揺れがきていて、家の壁には亀裂が入っていた。
外にでると、道路はでこぼこになっていて、マンホールからは水が溢れていた。家や電柱は傾いて、いつもの景色がゆがんでいるようだった。私たちと同じように、みんな近くの避難所へ移動しようとしている様子で、公民館に向かった。公民館のグラウンドでは小さい子たちが楽しそうに遊んでいた。状況がよくわかっておらず、興奮しているようだった。
公民館の中で誘導をしていたお父さんに会いに行くと、「津波がくるそうだ。公民館は津波の指定避難所ではないから( 公民館は二階建てで低い建物) 小学校か中学校に誘導するよう連絡がきたから、お前たちもそっちに早く避難しろ。」と言われた。
お父さんに話しかけるまで舞台の上で座っているときに、自分の膝から血が出ていたことに初めて気づいた。どこかにこすったようだったけど、不思議と痛くなかったことを覚えている。
お父さんから、津波がくると言われたけど、いつも津波がきても何センチかで結局大したことなかったので、今回もそんなもんだろうと思っていた。いつだったかのチリ地震の際もそうだったからだ。同じようなことを話している人もたくさんいた。私たちは2キロ先の小学校に向かった。
小学校に向かう途中、生協の前でNちゃんに会った。お兄ちゃんとはぐれたらしく、家に一回戻ると言っていた。私は津波が来るらしいから戻らないほうがいいと言ったが、大丈夫だからとNちゃんは戻ってしまった。
Nちゃんは津波にのまれて死んでしまった。
もっと強く引き止めていればよかった。
消防車が走って避難を呼びかけていた。
いつも何かあると鳴る、町のサイレンはこの日、鳴らなかった。
中学校の前で兄の膝が痛み出したので、予定を変更して中学校に避難することにした。中に入ると誰かが「3階か屋上へ!」と叫んでいた。兄と私は上へと向かった。外階段から中へ入られるドアをガンガン叩く音が聞こえ、見ると女の人が必死にドアを叩いていた。ドアの前に机が置いてあり、開かないようだった。でも、みんな自分の避難に必死で誰もどかそうとはしなかった。兄と机をどかし、ドアを開けた。「津波だ!」と、窓の外を見た。黒い水がじわじわと学校の駐車場に流れてくるのが見え、おじいちゃんが一人、まだ外にいるのを見つけた。「逃げて!」と叫んだけど、そのおじいちゃんが助かったかはわからない。
少し遠くを見ると。ず……、と、景色がそのままゆっくりゆっくりと動いた。町の中に船が見えた。船が家にぶつかり、家はぼろぼろになって崩れていった。あちこちに水の上なのに火が見えた。町全体が濃い灰色だった。兄と三階の教室から、水没したグラウンドを見た。水でいっぱいで、まるで映画を見ているようだった。夜になるにつれてどんどん暗くなり、懐中電灯を教室の真ん中あたりに置き、壁や周りにアルミホイルを貼って反射させて明かりを作った。持ってきたラジオからは、「絶対に水辺には近寄らないでください。被害の状況は­———」というような声が繰り返し聞こえていた。私は湿った教室の床に横になり、太郎を抱いていた。何も食べていないはずなのにお腹は空いていなかったし、眠気も全く来なかった。気づいたら朝になっていた。
朝になると水は引いていた。町を見たくて屋上にいった。それと、太郎がトイレをするかなと思って。屋上から見た景色に、町はもうなかった。グラウンドには車や船や瓦礫のようなものがぐちゃぐちゃになっていた。目の前にあった生協もなかった。今度は町が茶色だった。
あのときのトイレは今でも思い出すと吐きそうになる。人の用を足したものが積み重なり、ひどい臭いだった。吐きそうになりながら用をたした。学校には知ってる人がたくさんいて、Sちゃんに会った。Sちゃんは学校のジャージで、お腹から下は泥まみれだった。津波に少し飲まれたらしい。Sちゃんはお母さんとまだ合流できてない、小学校の方にいるかなあと言っていた。あとから知ったが、Sちゃんのお母さんは津波で死んでしまっていた。
お昼前ぐらいに兄が自宅の様子を見に行くと言って、少しして戻って来た。うちがあった場所には、うちの二階の屋根があっただけだったようだ。まだ実感がなく、そうなんだうちはもうないのか、と冷静に思った。
そのうちに大人の人たちが崩れてしまったお店から、食べ物や飲み物を持ち出してきた。避難した時に食料を持ち出すことのできた人たちから少しだけお裾分けをもらった。でも全員分はもちろんないので、たしか私はベビーチーズのようなものを一口分食べた。太郎にはお水を少しだけもらえたのでそれをあげた。
安全な内陸の避難所に全員移動することになったが、中学校の出入り口やバスが迎えに来てくれるおおきな道路にでるまでの道には、船や車や瓦礫などがたくさんあって、大勢の人が移動できるような状況ではなかった。なので自衛隊が道を作ってくれるまで待機するように言われた。
暗くなる前に作業は終わり、みんなでバスのところまで歩いた。海水のようなにおいと、ものが燃えたこげたにおいとガソリンのようなにおいがした。いたるところに車や船があって、きっと中には人がいたかもしれない。水は引いていたけど泥がすごくて、靴はすぐにぐしゃぐしゃになった。靴にビニールをかぶせていた人もいたけど、結局みんなどろどろになって歩いていた。
私と兄と太郎は、内陸の小学校の体育館に避難することになった。着くとすでに近隣の地域の人も避難していて、人がいっぱいいた。入り口でおにぎり一つと使い捨ておしぼりを一つずつ配られた。どこか寝る場所を確保しようとしたけど全然場所がなくて、体育館の中のゴミ回収のスペースの前が少し空いていたのでそこに落ち着いた。おにぎりを食べて、おしぼりで足を拭いた。毛布やシートも物資で配られたりしたようだったけどわたしたちがついた頃にはもうなかったので、余っている段ボールをもらって、段ボールを床に敷いて横になった。近くから避難してきた人たちは、自分の家から持ってきた毛布や服などであたたかそうで、わたしたちみたいな海から逃げてきた人たちとはギャップを感じた。目も怖かった。太郎も不安なのか、私のジャンパーの中から出てこようとしなかった。でもそのおかげで、すごく寒かったけど、お腹はあったかかった。中学の先生が状況把握のため点呼をとっていて、太郎をお腹に抱えた様子をちょっと笑われた。
夜、暗い中で何回か余震があって、そのたびに体育館の照明が大きく揺れて、ざわざわした夜だった。
朝になると支援物資が届いた。飲み物はコップがないともらえないと言われて、考えて、ひとり一個もらえるパンの中からサンドイッチ用のパンを選んで、その空き容器で飲み物をもらうことにした。兄はマヨネーズ入りのカロリーの高いロールパンを選んで、とにかく栄養を確保するように2人で食べた。トイレは、プールの水をバケツでくんで流せたので困らなかった。古着も物資で届いたので、パーカーなどの着られそうなものをもらった。わたしたちの隣にいた老夫婦が小さな犬を連れて避難していて、太郎は犬に懐かれていて面白かった。
兄と座っていると、名前を呼ばれた。お母さんとお姉ちゃんが走ってこちらに向かって来ていた。
生きててよかったと抱きしめられた。みんなで号泣した。
お母さんは仕事で内陸にいて、お姉ちゃんもバイトで海からは少し離れたコンビニにいて、津波が来る前に東部道路に避難して助かっていた。2 人は違う小学校で合流できていたようで、わたしたちの地域の人たちが避難している場所を探していてくれたようだった。お母さんが働いていた保育所の休憩室を間借りしていいといわれたらしく、そこに移動することにした。車できたからそれでいこうと外にでると、血の繋がっている方の父がいた( 私の両親は離婚していて、お母さんは再婚して、新しいお父さんがいます)。私は父のことを嫌っていたし、何年も会ってなかったけど、そのときはなぜだかとっても安心して、頭を撫でられて肩を抱かれると泣いてしまった。非常事態だったので、お母さんも連絡をとって食料や布団などをわけてもらったらしい。
車に乗り、保育所に向かう途中、太郎が安心しておしっこをもらした。避難所では粗相をしなかったので、太郎もがんばっていたのだなと思った。
保育所の休憩室は、5畳ないくらいのスペースで小上がりの畳になっていた。畳の上に段ボールを敷いて、布団を敷いて、家族で川の字になって眠った。やっぱり寒くてなかなか寝付けなかったけど、お母さんが抱きしめてくれたおかげで、よく眠れた。
次はお父さんと合流しようと、情報を求めて市役所に向かった。市役所の中に入ると、壁いっぱいに「◯◯に避難しています◯◯みたらここに連絡をください」といったような内容の紙がびっしりと貼られていた。その中には知っている名前も幾つかあって、ああ無事だったのだなと安心したこともあった。お父さんの名前を見つけたけど、けがをしている、というようなことが書いてあったので焦った。とりあえずお父さんがいるという避難所へ向かうと、お父さんは元気そうに出入り口近くの椅子に座っていた。安心したお母さんはへなへなになって笑った。あのときは情報が錯綜していたので、間違ってそう書かれてしまったらしい。すぐに同じ場所にお父さんも移動したかったけど、お父さんは公務員なので被災者の誘導等の仕事があったのですぐには保育所に一緒に戻れなかった。
保育所での生活は体育館にいるときよりずっと過ごしやすかった。狭かったけど、家族がみんないて、人の目を気にしなくていいのはすごく救われた。電気はまだ復旧していなかったけど、水道が使えて嬉しかった。ごはんも、お母さんの仕事仲間の人が炊き出してくれたりして、あたたかいものを食べられた。ずっとお風呂に入れてなかったので気持ち悪くなって一度、水で頭だけ洗ったけど、寒すぎて凍えた。被災してから一週間たたないくらいに、電気が復旧し始めて、近くの家に住んでいたお母さんの職場の人の好意でお風呂に入らせてもらった。久しぶりのお湯はあったかくてきもちよかった。
お店もすこしずつものを売られるようになって、学校もない私と兄と姉はそれぞれ生活に必要なものを行ける範囲で探し回った。持ち出せたお小遣いをもって、とにかくいろんなお店でなにか買えないか歩き回った。個数制限で、ひとり3個までしかものが買えなかったり、なにも残ってなかったり、3時間以上並んだりした。
あるとき、ひとりでお店の列に並んでいると、知らないおじいちゃんに話しかけられた。どこからきたのかなんでひとりなのか聞かれ、答えると「大変だったね」と自分が買ったバナナを分けてくれた。少し泣いてしまった。いろいろなところで食べ物などを買えてうれしかったけど、そのころは物資不足で窃盗や空き巣が多発していたので、ビクビクしながら保育所に帰る道を早歩きでいつも帰っていた。
銀行でお金をおろせるようになり、保育所も再開するので長くはいられないと、アパートを借りることになった。お父さんががんばって見つけてくれた。引越して、いろんな人の好意で家電や家具をもらって、なんとか避難所生活はひとまず終わった。
アパートで炊飯器をつかって炊いた、炊きたてごはんをたべたときはすごくすごくおいしくて、おかずは缶詰の鯖だったけど、何杯もおかわりをした。あのとき食べたごはん以上に美味しいと感じたものは今もない。
アパートで暮らし始めて少しして、携帯の電話番号を覚えていた友達に電話をかけてみた。その子は飼っていたペットたちは犠牲になってしまったけど無事だった。ただ、その子との電話で「Aちゃん残念だったね。」と言われた。Aちゃんは私のすごく仲良しの女の子で、どういうことなのか理解できなかった。
Aちゃんの妹の名前と避難先の書かれたメモを市役所でみていたので、Aちゃんもきっと無事だろうと思っていた。「新聞の犠牲者の欄に名前が載っていた」そう言われて、後の会話は覚えていない。電話の後に新聞を読み返して犠牲者の欄を探したら、Aちゃんの名前を見つけてしまった。新聞に名前が載っている,という証拠のようなものをつきつけられて、一気に怖くなり、悔しくて信じられなくてまた泣いてしまった。
兄もその欄に仲の良かった友達の名前を見つけてしまったようで、リビングのテーブルに突っ伏して、「なんでだよ」とつぶやきながらテーブルを叩いていた。
4月のある日の夜、また大きな地震が起こった。また津波が来るのではないかと家族全員で車に乗り、指定避難所に急いだ。幸い、なにもなかったが、その日の夜は怖くて車から降りられず、朝まで起きていた。
通っていた中学校から一度学生も職員も集まるよう連絡が来た。当日は市の文化会館に集合し、そこからバスで市内の小学校に移動した。久しぶりに同級生と再会して、今どこに住んでいるのか家族は無事だったのかたくさん喋った。そしてみんなが集まった前で先生が、犠牲になった同級生の名前を読み上げた。Aちゃんの名前も呼ばれた。先生の声は震えていて、最後は泣きながら私たちに向かって話していた。7人の友達が死んでしまった。学校全体では、14人の生徒が犠牲になった。
私はすごく後悔していることがある。遺体安置所に行かなかったことだ。市内のボーリング場が安置所になっていて、そこにAちゃんがいることもわかっていたが、怖気づいていけなかった。私とAちゃんともう一人とで三人で仲良くしていて、そのもうひとりの子は会いに行っていた。顔中があざだらけでむくんでいた、と言っていた。お化粧をしてあげたよと聞いた。私も会いに行けば良かった。
学校は市内の小学校の旧校舎を間借りして再開した。歩いて行ける距離ではなく、駅から毎日臨時のスクールバスが出ていたので、私はそこから毎日学校に通った。文房具や教材は支援物資が届いて、しばらくは制服もなかったので私服登校だった。何週間も字を書いてなかったので、文字が下手くそになっていた。遠くに避難して、転校してしまった子もいたけど毎日家族以外の人とも会えるのは嬉しかった。でも、間借りしていることは肩身が狭かった。間借り先の小学校の子とは話した記憶がない。支援物資や有名人がきた時は「ずるい」、「 そっちばっかり」と言われるようなこともあった。自分は生徒会役員だったため、お礼状や物資管理を手伝っていたけど、千羽鶴や「頑張って!」、「絆」などのメッセージを見るたびに複雑な気持ちになった。無理やり前向きになれと言われているようだった。
学校も落ち着いた頃、同級生の一人のお葬式に参加した。小学校の頃から係活動で仲良くなった子だった。その子はお母さんも亡くなって、その子のお父さんから良かったらきてほしいと連絡があった。とても天気のいい暑い日で、田舎の方の緑がたくさんあるところでお葬式が行われた。久しぶりに会ったKちゃんは小さな箱になっていた。焼かれて骨になって骨壷に入ったKちゃんは、軽くて白かった。お墓にお箸で骨を一つ入れさせてもらった。「ああ、Kちゃんはもういないんだ」と、「こんなに小さくなってるなんて」と、脱力した。
私は夢を見るようになっていた。夢の中で津波から逃げたり、友達と会ったりしていた。その中でも強烈だったのが二つ
ある。一つは、どこかのホテルに友達と泊まりに来ていて、ホテルのベッドで飛び跳ねて遊んでいた。途中までは私も遊んでいたけど、何か変だと感じて、だんだん飛び跳ねている音がうるさくなってきて、「ねえもうやめようよ」と声をかけた。するとその音は「ゴーーーー」という地鳴りの音に変わって、私は耳を塞いでしゃがみこみ、叫んだところで目が覚めた。自分の叫び声で起きた。
もう一つは、なぜか私は小学生で、小学校の帰り道をAちゃんと何人かの友達と歩いていた。夢の中では納得していたけど、不思議なことにみんなでAちゃんのお葬式に行こうとしていた。道の途中で、2本に分かれているけど少し行くとまた繋がる道があり、そこで私はAちゃんをびっくりさせようと「また後でね!」と違う方の道を走って待ち伏せしていた。でも、だんだん不安になって、泣きながらAちゃんを探した。立ち止まっているAちゃんを見つけて、「 行かないで!」と抱きついた、Aちゃんは静かに「なんで私のお葬式があるの?」と、聞いてきた。
そこで目が覚めた。しばらく体は動かず、寝ながら泣いていたようで、頬が涙でカピカピになっていた。
冬になって、12月11日の早朝、お母さんとお姉ちゃんの声で起きた。どうしたのかとリビングに行くと、2人が「お父さん!」と声をかけて、体を揺すっていた。後から聞いた話によると、朝、お姉ちゃんがバイトの支度をしているときに、お父さんから寝息が聞こえず、お母さんに「変じゃない?」と言って、2 人で起こそうとしたようだった。私も声をかけたが起きず、お母さんは「かなこ!( お姉ちゃんの名前) 救急車!」と叫んで、心臓マッサージを始めた。バキバキと骨の折れる音が聞こえた。お父さんの胸はベコベコにされていたが、起きない。私も交代でマッサージをして、救急車を待った。救急車が到着して運ばれる直前、そっとお父さんの足を触った、氷のように冷たくて硬かった。救急車を後ろからお母さんの車で追いかけ、病院についた。ドラマで見たような部屋に運ばれ、看護師に心臓マッサージをされていた。心電図はまっすぐで、「ピー」という音がなっていた。何分間かどれくらい経ったか、マッサージが止まり、瞳孔を見られていた。「すいません」と看護師の方が言い、「ご臨終です」と、初めて聞く言葉を耳にした。病室には「ピー」という音とが響いていた。
みんな無言で家に戻り、お母さんがリビングに座ったところで、「どうして!」と泣き叫んだ。お母さんがそんなに泣いているところを初めて見た。お父さんのことはまだショックでよくわかっていなかったけど、その��がどうしようもなく悲しくて、お姉ちゃんと抱き合って泣いた。
中学校には、お母さんが色々な手続きで忙しそうだったので、自分で電話をした。担任の先生に繋がり、ほぼ文章になっていなかったけど泣きながら事情を説明した。先生はゆっくり聞いてくれて、学校のことは心配しなくていいよと言ってくれた。
お葬式までの間、斎場でお父さんと過ごした、ドライアイスで冷やされて、冷たかったけど、箱の中にはずっといて、怖くもなかったし、もしかしたら起きるんじゃないかなんて思ったりもした。まあ、当たり前にそんなことはなく、火葬の日がきた。
お父さんが焼かれる場所へ、親族一同で向かった。炉の中へ入れられるとき、もう体さえもなくなってしまうんだと、お父さんに会えなくなるんだと理解した私は一気に悲しくなり、「お父さん」とつぶやいた。涙が止まらなくなり、「行かないでよ」とつぶやいた。お母さんが私の背中をさすった。兄が私の頭に手を添えた。
お父さんは焼かれた。ちゃんとお骨を拾い、壺の中にお父さんは収まった。
お父さんは公民館職員で、そして糖尿病を患っていた。震災の日、公民館は建物が低いので、違う避難場所に誘導している途中で津波が来た。目の前で他の職員が流されるのを見たそうだ。公民館にいた人はギリギリ二階に登り助かったものの、船が建物にぶつかって半壊し、もう少しでみんな死んでしまうところだった。でも、避難途中で犠牲になった人の遺族からすれば、いたら助かったじゃないか! とひどく責められていたらしい。
避難場所でも、公務員はずるい優遇されていると同じ被災者なのに責められ、ストレスで体がおかしくなっていた。持病の糖尿病が悪化し、20キロ体重が増えていた。お母さんから後から聞いた話によると、毎晩のように公民館のグラウンドいっぱいに遺体が並び、こっちに来いと呼ばれる夢を見ていたそうだ。死因は無呼吸からの心肺停止だった。
お父さんは震災に殺された。
お父さんの死と、自分の受験のシーズンが重なり、私は少しおかしくなっていた。受験している場合なのかと悩んで、身が入らなくなっていた。トイレで隠れて手首を切るようなこともあった。今思えば、なにも考えたくなかったからそういうことをしてしまったのかもしれない。様子がおかしいと思われたのか、スクールカウンセラーの先生に、週1回、カウンセリングを受けることになった。行きたくなくてサボった日もあるけど、先生は怒らなかった。優しくいろんな話をしてくれた。友達にも支えられて、なんとかいつも通りに過ごせるようになった。
高校受験もおわり、合格発表の日、私は1人で受験した高校に結果を見に来ていた。無事番号を見つけてお母さんに連絡すると、すぐにメールで返事が帰ってきた。メールが2通届いて、確認してみると、もう1通はお父さんの携帯からだった。「合格おめでとう!」と、本当にお父さんからきたかと思って嬉しかった。すぐにお母さんがお父さんの携帯で送ってくれたのだろうと気づいたけどとっても嬉しかった。
高校では美術科に在籍していたため、常にコンペに向けて制作をしていた。一度だけ、Aちゃんを描いたことがあったけど、周りには誰ということはなにも言わずにただ描いた。それっきり震災関連で制作をすることはなかった。
高校生活の中で辛かった授業がある。保健体育の授業だ。心肺蘇生の心臓マッサージを学ぶ授業の時は、お父さんの感触を思い出して辛かった。避難について学ぶ授業では、ふざけた男子生徒が、避難のシミュレーションを発表するときに「津波だー!」とヘラヘラしながら津波のモノマネをしていて腹がたった。そういう授業があった日は、その日1日は震災のことなどで頭がいっぱいになり、帰ってからいつもお母さんやお姉ちゃんに慰めてもらった。
そして何度か震災復興のためのアートプロジェクトに参加した。被災者として何かしなければと義務感に駆られて、割と積極的に参加した。でも、いつも心の隅には、こんなことをしてなにになるのだと皮肉な自分もいた。震災の時のことを公演してくれ、文章にしてくれ、という依頼は全て断った。語ったりはしたくなかった。
高校の卒業制作展で、ゲストを迎えたパネルディスカッションを行った。ゲストは有名な大学の先生で、私は卒展の実行委員長としてトークをした。その中で、「地域復興」の話題を担当し、いろいろなことを話したけど、「私もゆくゆくは自分の地域をなにかしら盛り上げたい」と口にした後は「本当にそう思っているのか?」と、苦しい気持ちになった。立派なことを言わなければ、というプレッシャーがあった。
いつも3月11日は家で家族と過ごすようにしていたけど、2015年のその日は、震災以来初めて閖上にいた。
京都に引っ越す前にみんなに挨拶がしたいと思ったからだ。お花を持って友達と待ち合わせをして、久しぶりに来た日和山は、前はみんなで鬼ごっこをして遊んだ場所だったけど、今は慰霊の場所になっていて、上から街を見渡すと、何にもなかった。まっさらでたまに草が伸びている、そんな景色だった。
中学校に移動して、2時46分を待った。鳩の形の風船が配られて、メッセージを書いた。「行って来ます。」と。そして2時46分、みんなで風船を飛ばした。
でもその瞬間はひどいものだった。多くの人がスマホを構えて、風船を飛ばす瞬間を撮っていた。カメラの音がたくさん聞こえて悲しくなった。なんのためにやっていることなのか、気持ち悪かった。一緒に来ていた友達も怒っていた。イベントじゃないんだ、と叫びたかった。
京造に進学してからは、震災の話題に触れることは少なくなった。し、自分でも避けるようになった。
宮城出身です、というと大体「震災大変だったでしょ?」と言われた。「そうですね」と正直に言うと、気まずそうな申し訳なさそうな対応をされた。それが嫌で、出身は言いづらくなって、「震災大変だったでしょ?」と言われても、「大丈夫でしたよ」と言うようにした。一回生の授業である先生が、どんな内容で言ったのかは忘れてしまったけど、「津波はあっけなく人を殺すからね〜。」と、さらっと言ったことがあった。私はショックで涙がとまらなくなった。俯いて、寝てるふりをした。周りの子にはバレていたかもしれない。その日はずっと気分が上がらず、帰ってからお母さんに電話をした。当時一緒に住んでいたルームメイトに抱きしめてもらった。
二回生の時は、授業中に阪神淡路大震災の映像が流されて、震災の時の記憶がフラッシュバックしたこともあった。イヤホンをつけて目をつぶってやり過ごして、大階段を登ってすぐ横の芝生のベンチで家族に片っ端から電話をかけた。午前中でなかなか繋がらず、体育すわりをしながらずっと待っていた。お姉ちゃんとつながって、落ち着かせてもらって、その日は授業があったけど、一度家に帰った。夜は眠れなかった。
7年経った今でも、津波の映像や写真は見ることができない。彷彿とさせるようなものも苦手だ。3月はいつものように睡眠を取ることもできなくなる。11 日は家族と実家で過ごすようにしている。閖上の方向を向いて必ず黙祷をして、黙祷している時は、悲しい、悔しい、いろんな感情が混ざったように涙が出る。
私はずっと震災に潰されている。それが、とても嫌だ。
——
でも、このままでいるのはもっと嫌だ!
だから私は向き合うことにした。
制作をはじめると同時にひまわりの種を植えた。ひまわりは、お父さんの1番好きな花だったから。
だけど、ひまわりは咲かずに途中で枯れてしまった。
私にはもう少し、時間が必要なようだ。
もうすぐ、8年目の3月11日がくる。
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at-ht-2111 · 6 years
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雪へんげ
 小寒に一昼夜ほども降り続いた雨が敷き詰めた雪面を溶かし、長い下積みで凍結した雪が固い氷となって露出し、歩く者たちを嘲笑うかのように道を覆う。早朝にゴミ置き場まで歩いてきた妻は「道がまるでスケートリンクみたい。ツルツル滑って怖かった」と話し掛けるのを聞いて「面白そう。食後に歩くよ」私が言うと「とても危ないから、歩くのは午後にして」と言う。数日前にマンホール蓋の凹みに足を取られて転倒していた私は、窓から溢れ入る陽光に掻き立てられた思いと危険を試したい思いを諦めて「はい」と答える。
 午過ぎの陽光は固い氷面を緩ませて接地面から溶けて流れ出し、所々にできた水溜りを避けながら「スケートリンクを歩きたかったのに」と無い物ねだりを呟く。その日から四日間も続いた晴天が道の氷面をことごとく消し去って、車道も歩道も乾いた舗装面が剥き出して続き、雪に閉ざされていた米代川の堤防までが通行を許可するように路面を露わにし、土手端の草たちも早過ぎる雪解けに驚いたように顔を出している。これ幸いと雪が降り積もる以前のウォーキングコースを歩き、めったに見られない真冬の山並みを目に焼き付けた。
 風に乗って通り過ぎる雲が舞い散らせる雪は、着地する寸前で消えてしまうかのように見え、路面に届いても瞬く間に姿を亡くし、足元からシュン、シュンと悲しげな溶け音が聞こえるようだ。この日は特別に視界が良好で盆地を取り巻く四周の山々の向こうに、田代岳に連なる白神の峰々や森吉山、遠くの八幡平が雪に包まれた山容をくっきり見せている。八幡平から続く南方の凹凸が目立つ山頂は駒ケ岳で、北側に続く山々は岩手山に連なる峰々と思われるが、遥かに手前の山並みが南部富士の眺望を隠しているのが惜しい。
 日々の春めきが嬉しくて「このまま春になるなんてことはないよな」と妻に漏らすと「まさか、これからが本番でしょう」の応え「そうだよなー、それは甘すぎるね」などの思いが雪を招き寄せたように、その後は最低気温がマイナス10℃近くを示して連日雪が降る。朝に夕に時には昼にも雪かきをせがむ。胸高のブロック塀の前に運んだ雪を積み上げた山は、雨と晴天続きで腰ほどの嵩高に減っていたのに、数日の降雪で塀の天端に迫ったかと思う間もなく背丈を超えた。妻がママさんダンプで運んできた雪を、私が雪跳ねで頂上を目指して跳ね飛ばしていると「随分高く飛ばすのね」と妻が感心するから「アルプスを作ろうと思ってね」と答えたが、大寒に入ってから急に量を増して降る雪は、私をエベレストに挑戦させるかのようだ。2019.1.25
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kachoushi · 2 years
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風月句会
2022年2月20日
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多摩市民館4F6会議室
坊城俊樹選 栗林圭魚選
坊城俊樹出句
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坊城俊樹出句
梅の香は観音の指すり抜けて 花は見えねど観音の花衣 観音の御手匂はせて春の雨 ふらここの隣りお狐様が乗る もののふの五輪塔とは春の土 地蔵らの前垂れを染め藪椿 枡形の木の芽は太郎だらけかな
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坊城俊樹選 特選句
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坊城俊樹選 特選句
あした咲く梅のさゆらぎ年尾句碑 慶月 やはらかく錆はゆるみぬ春の雨 和子 春の雨メタセコイヤはまだねむる ます江 観音の背ナに広ごる大椿 慶月 紅梅を大悲の色と思ひけり 三無 春きざす風こそばゆき母の塔 幸風 マンホールの苔より生ゆる春の草 和子 木々の枝赤らんできて梅となる 千種
坊城俊樹選 入選句
句碑裏の流れやはらか蕗の薹 亜栄子 春雨や野路に相寄る五輪塔 久子 売られゆく土手の草々ひばり待つ 和子 白梅に寄り添ふやうに梅紅き 秋尚 啄みて春の足音聞いてをり 斉 空色のワーゲン包む春の雨 和子 蝋梅に風固きとも柔きとも 斉 去りゆく背礫の道の陽炎へる ゆう子 遠目にも力溢れる辛夷の芽 三無 蕗のたうあれば毟れる衆生かな 千種 段々の信士信女へ梅の東風 慶月 宿木や芽吹く欅の天辺に 久子 春寒や句碑の半分雨に濡れ 秋尚 傍らに堆肥の山や耕せる 芙佐子 隠沼にけあらし生るる余寒かな 幸風 春の雨天使は土に還りたる 和子 観音の指先つたふ春の雨 文英 寺の猫伸び一つして蕗の薹 圭魚 女らが積むに姦し蕗のたう 眞理子 坂東の武士へ鎌倉よりの東風 慶月 亨保墓美しき顔あり下萌ゆる 慶月 水筒の水のぽこぽこ野に遊ぶ 和子 まばたきの動かしてゐる春の鳥 千種 観音に残る寒さを預けたし 三無 堂裏の雨に洗はれ蕗の薹 圭魚 
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栗林圭魚出句
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栗林圭魚出句
梅蕾の枝先太き雨滴溜め 春の雨しっとり滲む年尾句碑 蠟梅や片開きなる脇寺門 山寺の梅のくれなゐいと淡く 堂裏の雨に洗はれ蕗の薹 寺の猫伸び一つして蕗の薹 細やかな白梅今朝の雨に濡れ
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栗林圭魚選 特選句
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栗林圭魚選 特選句
武蔵野を眺む枡形木の芽風 幸風 遠目にも力溢れる辛夷の芽 三無 蕗のたうあれば毟れる衆生かな 千種 観音の背ナに広ごる大椿 慶月 早春の光をのせて町眩む 斉 さえづりやプラネタリウムの小さき屋根 千種 開かんと枝垂るる梅の年尾句碑 秋尚 枡形の木の芽は太郎だらけかな 俊樹   
栗林圭魚選 入選句
老の身に余る畑や茎立ちぬ 芙佐子 剪定のその切口の清さかな 久子 敷石の隙間の息吹下萌ゆる ます江 春雨や野路に相寄る五輪塔 久子 枝垂梅花びらきらっと雨滴溜め 三無 白梅に寄り添ふやうに梅紅き 秋尚 人呼ぶ子春を呼ぶ子もTAROの子 千種 白杖の妻の腕引く春時雨 眞理子 梅が香や磴を渡りて陽子墓碑 幸風 門川の流れは細し枇杷の花 芙佐子 剪定の切り口あらは寺の空 眞理子 春寒や句碑の半分雨に濡れ 秋尚 紅梅の寺の静寂に浸りけり 亜栄子 参道に光の濡るる梅の宮 斉 春きざす風こそばゆき母の塔 幸風 下萌の息吹は谷戸の水辺にも ます江 陽子墓所移りゆく刻春時雨 亜栄子 下萌や河原の泥の黒々と ゆう子 春雨の薄絹かかる年尾句碑 三無 三椏の小さき蕾の道標 ます江 昨夜の雨雫宿して梅ふふむ 眞理子 牡丹の芽五輪塔にも寄り添ひて ます江 白椿暗闇坂へ灯しをり 眞理子
(順不同特選句のみ掲載)三無記
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a2cg · 2 years
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失敗と私 ・ 普段からバイクに乗って都内を移動しているのですが、気をつけなくていけないのは夜の時間帯や雨が降った後などです。 ・ 夜は相手からも自分からも周りが見えづらいため、急に飛び出して来た歩行者にハッとさせられた事が何度かありました。雨上がりは路面が滑りやすいので注意が必要です。 ・ 特に交差点付近に濡れたマンホールがあったりすると左折する際に後輪を取られて転んでしまいます。実際に横転事故を起こしたことがありますが、自分だけでよかったです。 ・ とは言え、まぁまぁの音がするので周囲の人から注目を浴びているのがわかると、痛いのと恥ずかしいのとが混ざりつつ、早くこの場を去りたい気持ちでいっぱいになりますね。 ・ 失敗して恥をかくことは別の表現で、こう言いますね。と言うわけで本日のディナーは味噌をつけて食べる #焼肉 の #たれ山 です。 ・ 当初、別の店を予約して頂いていたのですが真っ暗な、もぬけの空。幸いお金は払っていなかったので急遽近くの、こちらの店に変更し無事に入店できました。 ・ 古民家の一軒家を改装した店内は昔の祖母の家に遊びに来たような雰囲気でいい感じです。まずはビールで乾杯し #タン #カイノミ #キムチ #ナムル で頂きます。 ・ #タン塩 は何もつけなくてもそのままで美味しい味わいです。カイノミは数える程しか食べる機会がありませんでしたが、程よくサシが入って柔らかくて、これまた美味しい。 ・ 最初から味噌だれがついた焼肉と言ったらホルモンのイメージが強いですが #上リブロース を焼いて #サンチュ やキムチなどと一緒に食べると無限に頂けますね。 ・ ハラミやツラミの違いがわからない素人な自分にお店の人から肉の繊維の方向で違いがわかることを教えてもらいました。 ・ 美味しいお肉とお酒でお腹いっぱいになれましたが、最後にデザートが食べれなかった先輩は少し残念そうでした。 ・ #高田馬場ディナー #高田馬場グルメ #高田馬場焼肉 #高田馬場ホルモン #とa2cg (たれ山) https://www.instagram.com/p/CeBA5QoPIKh/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tmtakino-photo · 2 years
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佐賀旅行1日目(後編)
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午後に特急で佐賀市に到着し、バスでまず向かったのは、
生前、リリィがパピィと憩いの場として歩いていた神野公園です。
丁度良い桜シーズンでしたが、晴れてほしかったです…
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佐賀駅に戻った後、衣類メインのリュックをコインロッカーに預け、
ゾンサガマンホール探索&ゆかりの場所を歩きます。
Cygamesの佐賀ビルにある
ゆうぎりマンホールは随一見つかり辛かったです。
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劇中、フランシュシュが頻繁にライブを行うGEILSにも寄りました。
観光名所の少ない駅北口にあって、
距離もあるので寄らない人も多いのではないかと。
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駅南口から佐賀城跡まで歩いていきます。
さくらのマンホール捕捉。
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1期8話でリリィが『To My Dearest』を歌った656広場。
そちらにはリリィのマンホールがあります。
ただ、今回はイベントが行われていて、
写真資料をあまり揃えることができませんでした。
いや、佐賀市街を撮影する余裕もありませんでした。
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やっと佐賀城跡まで歩いてきました。
1期2話で紹介されていた歴史館も早々と駆け抜けます。
荷物を減らしたとは言え、脚をくじいて常に痛かったです。
ここでサキのマンホールを発見し、佐賀市のは全て撮り収めました。
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一番の問題は帰りのバスでした。
少しでも乗り遅れると計画が狂うというタイトなスケジュール。
バスを拾うのも大変で間に合わなければタクシーを使う苦渋の選択もありました。
何とかバスで佐賀駅まで戻り、コインロッカーからリュックを取り出し、
丁度来た特急で鳥栖市のマンホール捕捉に向かいます。
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新幹線が通るためか、近未来的で大きく見える新鳥栖駅。
ここを拠点にレンタカーを使って、佐賀周遊するのも悪くないかも。
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すぐに電車に乗り、お隣の鳥栖駅へ。
生前の愛が亡くなった場所でもあり、
2期1話で大爆死した因縁の場所でもある、駅前不動産スタジアムです。
ここまで行くには大きな歩道橋を渡る必要があり、
挫いた脚がパンパンで痛くてたまりませんでした。
これで一日目のゾンサガマンホールと聖地巡礼は終了しました。
電車で北上し、福岡県の博多に向かいます。
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ホテルにチェックインし、博多名物の屋台文化に触れます。
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開店10分前に元祖・焼きラーメンの屋台でスタンバイ。
開いたらすぐさま着座して、当然焼きラーメンを注文しました。
ソースを使うので、焼きそばに似ているようで全く違う味。
豚骨スープと細麺の組み合わせが絶妙でここでしか食べられない味でした。
めんたい玉子とマヨネーズの組み合わせもなかなかで、
カルピスサワーと併せて幸せなひとときでした。
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続いて、ちょっと歩いたところのフランス家庭料理の屋台へ。
こちらもかなりの人気で40分ほど待ちました。
明日のお腹の調子も考えて、野菜のキッシュとラタトゥイユを注文。
キール・ロワイアルと一緒に満足・満腹でした。
できれば、もっとハシゴしたかったです。
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roadbikejp · 4 years
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【 #清野とおるマンホール 】 「 踏むと幸せになれる #赤羽のハッピーラッキーマンホールだよぉ❤︎ 」 漫画『 東京都北区赤羽 』の原作者 #清野とおる 氏。 せんべろの街赤羽を一躍有名にした立役者を讃え、デザインマンホールを赤羽の地に。 .. #ロードバイクJP
【 #清野とおるマンホール 】 「 踏むと幸せになれる #赤羽のハッピーラッキーマンホールだよぉ❤︎ 」 漫画『 東京都北区赤羽 』の原作者 #清野とおる 氏。 せんべろの街赤羽を一躍有名にした立役者を讃え、デザインマンホールを赤羽の地に。 .. #ロードバイクJP
@plus.ultra_cff この投稿をInstagramで見る 🅿‌🅻‌🆄‌🆂 🆄‌🅻‌🆃‌🆁‌🅰(プルスウルトラ)ざっきー(@plus.ultra_cff)がシェアした投稿 【 #清野とおるマンホール 】 「 踏むと幸せになれる #赤羽のハッピーラッキーマンホールだよぉ❤︎ 」 漫画『 東京都北区赤羽 』の原作者 #清野とおる…
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loveandco-journal · 7 years
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Hi, guys.
アタシの名前はキョロ。
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ラブコの保護猫よ。ラブコきってのスターねこなのに、紹介が後回しってことに憤慨してるわ。
アタシはね、ラブコで唯一個人のインスタアカウント持ってんのよ。
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キョロちゃんグッズやクラウドファンディングにも登場して、泣く子も黙るキョロ様って覚えておいてちょうだい。
身の上話話すのもかったるいんだけど、かいつまんでアタシのこと紹介してあげる。
アタシはね、外で生まれて、厳しい世の中サバイブしてきたの。
今から4年前、まだラブコができる前の話なんだけど、アタシの妹のドロップっていうねこがいてさ、その子がマンホールの下に落ちたのよ(どんくさいったらありゃしないわ)。そんで出れなくてピーピー鳴いてたら、ラブコのスタッフに見つかって、救出されたのよ。
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(これがドロップよ。今は嫁に出て、ぬくぬく幸せにやってるわ)
救出劇は大変だったわ。マンホールのふたが開かなくって、消防車も呼ばれちゃってさ。消防車2台と5-6人の隊員がやってきたんだけど、その消防隊員がニンゲンじゃなくてネコだから助けらんないとか言っちゃって、結局ラブコの人間がマンホールの下に潜ってレスキューしたのよ。
その救出劇の最中にアタシを始め、アタシのママや姉妹の存在が見つかっちゃってね。子供生まれたらまた落ちちゃう、って心配したラブコの人間に全員捕獲されて保護されたってわけ。
そうは言ったって、アタシはずっと外で生きていくために、トレーニングにトレーニングを重ねて生きてきたわけよ。
人間に見つかったら、ひどい仕打ちに合うこともあったし、アタシの生まれた場所はカラスもいっぱいいたから、襲われて死んでった友達もいっぱい見てる。だから誰も信用しないし、高速キョロ様パンチとカラスも撃退する威嚇の迫力も身につけてきたわ。
保護されて数年はラブコスタッフの自宅で生活してたんだけど、戸惑ったわ。
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キョロ」なんて変な名前つけられて猫なで声出されて気持ち悪いったらありゃしない。ご飯出てくるし、ぬくぬくベッドもあるし、カラスもいないし、凍える寒さや台風なんかもこないし、ちょっと話ができすぎてるのよね。
ここんちのネコたちったら、すっかり人間のこと信じきちゃって、「大丈夫だよ」なんて言ってくるのよ。騙されてたまるもんですか!って思ったわ。
そんでそのうち、ここの人間がラブコっていうカイシャ作ったから、そっちにお引越しするとかで、世田谷までつれて行かれて今に至ってるってわけ。
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アタシのママも姉妹もみんな家族が見つかったとかで、いつのまにかぴーちゃんとアタシだけが残ったわ。
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これがアタシの相棒、ぴーちゃんことピーナッツよ。出っ歯とも呼ばれてるわね。
ラブコは、でっかい前髪短いおっさんの猫とか、ちっこい猫とかいっぱいいておかしな場所だけど、まあ悪くないわよ。
タワーのてっぺんがアタシの場所。
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アタシとぴーちゃんも家族募集されてんの。まだ誰も立候補してないみたいだけど。
当然よ、キョロ様をてなづけようだなんて100年早いんだから。
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ちょっと、ゴミがついた写真載せないでよね!
どうしてもアタシと暮らしたいっていうニンゲンがいたら考えてあげないこともないけど。
条件はいっぱいあるわよ。
まず、ふかふかの専用ベッドを用意すること。窓が見えるキャットタワーを用意すること。ご飯はカリカリと高級缶詰を用意すること。アタシに干渉しすぎないこと。ベタベタ触ろうとしないこと。猫じゃらしとレーザービームでたっぷり遊ぶこと。名前はキョロから変えないこと。アタシがいるっていうだけで満足すること。ビンボーな生活させないこと。ヤブ医者につれていかないこと。うるさい子供がいないこと。アタシが生活の中心になること。アタシのためなら色々諦めること。キョロ様の部屋は日当たりのいい落ち着いた場所にすること。専用のお皿と水入れを用意すること。
とまあ、こんな感じ。
相棒の��ーナッツと一緒だと尚良しだわね。条件をクリアする上級なニンゲンしかキョロ様と暮らすのは無理よ。ふふん。
もし我こそはっていうニンゲンがいるならラブコに連絡しなさい。
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