#嵐の勇者たち
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Meiko Kaji (梶芽衣子) in The Cleanup (嵐の勇者たち), 1969, directed by Toshio Masuda (舛田利雄).
I posted the trailer here: https://youtu.be/PZe4x9dzox4
Ripped from the Japanese DVD.
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Tracklist:
「全部話しておきたいんだ」 ["I Want to Tell You Everything"] • ザナルカンドにて [Zanarkand] • プレリュード [Prelude] • ティーダのテーマ [Tidus's Theme] • Otherworld • 急げ!! [Run !!] • これはお前の物語だ [This Is Your Story] • 不気味 [Creep] • ノーマルバトル [Battle Theme] • 勝利のファンファーレ [Victory Fanfare] • ゲームオーバー [Game Over] • 夢も希望もありません [Out Of The Frying Pan] • 暗躍 [Leap In The Dark] • 海底遺跡 [Underwater Ruins] • チイはアルベド族 [Oui Are Al Bhed] • 敵襲 [Enemy Attack] • ブリッツに賭けた男達 [The Blitzers] • ビサイド島 [Besaid] • スピラの情景 [Spira Unplugged] • 祈りの歌 [Hum Of The Fayth] • 幻想 [Phantoms] • 試練の間 [The Trials] • 祈りの歌~ヴァルファーレ [Hymn - Valefor] • 召喚 [The Summoning] • 大召喚士の娘 [Braska's Daughter] • おやすみ [Good Night] • ユウナのテーマ [Yuna's Theme] • 萌動 [Movement In Green] • 異界送り [The Sending] • 嵐の前の静けさ [Calm Before The Storm] • 祈りの歌~イフリート [Hymn - Ifrit] • ルカ [Luca] • マイカ総老師歓迎 [Grand Maester Mika] • 不撓の決意 [Decision On The Dock] • The Splendid Performance • 対峙 [Face off] • Blitz Off • アーロンのテーマ [Auron's Theme] • ミヘン街道 [Mi'ihen Highroad] • ブラスDeチョコボ [Chocobo Jam] • 旅行公司 [The Travel Agency] • 通行を許可します [They May Pass] • シーモアのテーマ [Seymour's Theme] • 宵闇 [Twilight] • ジョゼ寺院 [Djose Temple] • 祈りの歌~イクシオン [Hymn - Ixion] • シパーフ乗るぅ? [Ridess The Shoopuf ?] • リュックのテーマ [Rikku's Theme] • グアドサラム [Guadosalam] • 雷平原 [Thunder Plains] • ジェク��のテーマ [Jecht's Theme] • マカラーニャの森 [Macalania Woods] • 霧海 [The Void] • 寺院楽隊 [The Temple Players] • シーモアの野望 [Seymour's Ambition] • 祈りの歌~シヴァ [Hymn - Shiva] • 迫りくる者たち [Pursuit] • 灼熱の砂漠 [The Burning Sands] • 危機 [Peril] • 明かされた真実 [The Truth Revealed] • 発進 [Launch] • 結婚式 [The Wedding] • 襲撃 [Assault] • 悲劇 [Tragedy] • 私は飛べる [Believe] • 浄罪の路 [Via Purifico] • 祈りの歌~バハムート [Hymn - Bahamut] • 審判の時 [Moment of Truth] • 父を殺めた男 [Patricide] • 素敵だね [SUTEKI DA NE (Isn't It Wonderful?)] • ユウナの決意 [Yuna's Decision] • ルールーのテーマ [Lulu's Theme] • 勇ましく進め [Bravely Forward] • 祈りの歌~ようじんぼう [Hymn - Yojimbo] • 極北の民 [Servants of the Mountain] • 祈りの歌~ロンゾ族 [Hymn - The Ronso] • 彷徨の炎 [Wandering] • いつか終わる夢 [A Fleeting Dream] • 祈りの歌~ユウナレスカ [Hymn - Yunalesca] • 挑戦 [Challenge] • 深淵の果てに [Beyond The Darkness] • 暗澹 [Gloom] • 祈りの歌~スピラ [Hymn - Spira] • 死人(しびと)が笑う [The Unsent Laugh] • シーモアバトル [Fight With Seymour] • 祈りの歌~マニア [Hymn - Anima] �� 召喚戦バトル [A Contest Of Aeons] • 決戦 [Final Battle] • Ending Theme • 「思い出してください」 ["Please Remember"] • 素敵だね -オーケストラ・ヴァージョン- [SUTEKI DA NE (Isn't It Wonderful?) - Orchestra Version]
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#hyltta-polls#polls#artist: 仲野順也 [junya nakano]#artist: 浜渦正志 [masashi hamauzu]#artist: 植松伸夫 [nobuo uematsu]#language: instrumental#decade: 2000s#Video Game Music#Sequencer & Tracker#Ambient#Choral#Electronic#New Age#Orchestral Music#Cinematic Classical#Modern Classical
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お見かけ通りの若輩者です。大阪公演 アリカさん2着目衣装うろ覚えスケッチ
1着目は若輩者ジャケット衣装でアンコールは紫の特攻服衣装でした
ちなみにセットリストは下記の通りとなります
1.BLACK ROSE
2.Sacrifice
3.反國陰謀ディストピア
4.マダム・ノワール ~Madame Noir
5.CYBER DEVILS
6.若気ノ至リ
7.少女貴族
8.若輩者
9.美しき獣たちの為の
10.含羞草ねむりぐさ
11.schism
12.誰ソ彼パピヨン回廊
13.ドリアンヌ嬢の肖像
14.コッペリアの柩(Noir Ver.)
15.幸福の王子
16.ナルシス・ノワール(月光嗜好症 Ver.)
17.聖少年遊戯
18.神風
19.日本弥栄
20.青嵐血風録
21.爆烈勇侠外伝
22.勇侠青春謳
23.愛と誠
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1月29日、バドミントンの渡辺勇大がSNSで日本代表辞退を発表し、反響を呼んでいる。 渡辺は、東野(五十嵐)有紗と臨んだ東京、パリの両五輪のミックスダブルスで、2大会連続銅メダル。同種目では日本���のメダルを獲得するなど新たな歴史を築いた立役者だ。 ミックスダブルスの認知度も飛躍的に高めた渡辺は、パリ五輪後、東野とのペアを解消し田口真彩と新たなスタートを切っていた。 バドミントン協会が発表していた「辞退した選手もいる」 今年に入り、1月21日に2025年度の日本代表が発表されたが、そこに渡辺の名前はなかった。代表からの落選と捉える向きもあったが、発表会見の時点で日本バドミントン協会側は「辞退した選手もいる」と語っていた。その一人が渡辺であったことになる。 渡辺はこのように綴っている。 「従来(2024年8月まで)の日本代表は協会派遣時、大会負担金(参加料���ようなもの)を日本バドミントン協会に選手(所属チーム)が支払うことで渡航費、宿泊費、現地での諸々の手配等を負担いただいていました。 しかし、日本バドミントン協会の財務状況の悪化に伴い、強化予算の見直し、強化方針の変更が行われ、2024年9月以降は、日本代表であっても世界ランキングの低い選手は自費で遠征をまわらなければならなくなりました。」 協会の強化費“マイナス5億円”の最大の理由 この数年、協会は厳しい運営状況にあった。 東京五輪前と比べると国からの助成金自体が減っていた。輪をかけたのが、2022年に発覚した元職員の横領事件だ。それに対するペナルティとしてさらに減額。2022年度の赤字に続き、2023年度は大幅な赤字が見込まれるほど追い込まれた。その危機にあって企業からの寄附や協賛金などが相次ぎ赤字幅を圧縮、1億円強の赤字におさえることができた。 とはいえ赤字は赤字だ。2024年度は黒字化を期して予算が組まれた。結果、強化費は約8億円から約3億円に大幅に削減された。 その影響は大きかった。昨年6月には前日本代表の朴柱奉ヘッドコーチが、代表合宿が大幅に縮小されたことなどを明かしている。 それでもパリ五輪までは出来得る範囲で強化を図ったが、限られた予算の中でのことだから、反動は訪れる。五輪後、選手は自費で海外遠征に出ざるを得ないケースが増えた。 そして2025年度にあたり、日本代表の枠組みも変わることになった。 主要国際大会に出場するA代表、それ以外のB代表としていたがそのカテゴリー分けを廃止。2024年11月に世界ランキング15位以上だった選手を対象とする「トップコミットメントプレーヤー」を新設。計41��の代表選手中、その対象は全種目合わせて計12名となり、彼らを��心に主要国際大会に派遣されることになった。 「五輪メダリストでも自費で遠征」という厳しい現実 また、協会派遣以外の選手は、日本代表選手だとしても自費による派遣となることも明かされた。 そこに渡辺の事情もかかわってくる。渡辺はこう説明している。 「2025年日本代表は、協会派遣とそれ以外に区分されました。協会派遣から外れると所属チームや選手個人が遠征費用を負担する必要があり、協会派遣選手は年数回見直される予定とのことですが、具体的な時期等は決まっておらず、状況により入れ替えがない場合もあるとのことでした。 今回の代表内定通達の際、日本バドミントン協会から私は協会派遣の対象にならないと通達がありました。 私は2022年4月よりプロ選手として活動しています。そのため、多くの選手は所属先が遠征費を負担するのに対して、自分自身で遠征費を捻出する必要があります。 パリオリンピックが終わって以降多くの国際大会を自費負担しており、実際にかかる金額を目の当たりにして活動を続けていくだけでも大変だなと感じています。」 それでも国際大会に出場しなければならない理由 渡辺は所属企業を持たない。同じ自費でも、所属先が負担してくれるのとは異なる。まさに自費で賄うしかないが、おのずと限界もある。だから、辞退する道を選んだ。 「日本代表としての活動は、ユニフォームやプロパティ等様々な制約があります。 目指す指標が不明瞭なままこの制約を受けるならば、遠征費を捻出するために少しでもメディア、スポンサー露出やスポンサー活動、国内外イベントに参加できるよう、動きやすくしておいた方がよいと考え、今回は辞退という決断をいたしました。」 バドミントンに限らず、企業など所属先の支援あってこそ、という競技は少なくない。 例えばパリ五輪フルーレ女子団体で銅メダルを獲得した宮脇花綸も、海外遠征はたいがい自費であり、所属先の支援で成立していることを明かしている。 バドミントンもフェンシングも、五輪代表などを目指すにあたって世界ランキングが重要な競技だ。国際大会に参加し続けなければならない競技事情もかかわっている。 浮き彫りになった「所属先と協会」の抱える課題 もう1つ浮かび上がるのは、所属先の重要性であり、失えばただちに競技生活の続行が困難になるということだ。かつてスキー・ジャンプの選手、いや選手ばかりではない、同じ所属先にいた日本代表の監督も選手とともに支援を打ち切られ、選手はなんとか競技を続けられたが、監督はやめざるを得なかった過去がある。 所属先の存在の大きさがそこにあり、同時にこれも以前から指摘されていることだが、協会がいかに自立した組織として大きくなれるかという課題もあらため��浮き彫りになる。 渡辺は言う。 「次世代を担う若い選手たちにも平等にチャンスが与えられることが理想ですが、今回の選択がバドミントン選手としての価値や選択肢を広げていく良い機会・後輩へのヒントになればと捉え、前向きに進んでいこうと思います。 自分自身まだまだ成長できると信じていますし、強くなりたいという思いは日々増しています。これからも頑張りますので、今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。」 さまざまな課題を示した今回の件にあって、渡辺は前を向いている。
「強化費はマイナス5億円」バドミントン協会はなぜ追い込まれたか? 渡辺勇大「日本代表の内定を辞退いたしました」異例の声明で浮き彫りになった課題(Number Web) - Yahoo!ニュース
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2024年7月26日に発売予定の翻訳書
7月26日(金)には41点の翻訳書が発売予定です。
ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの

ニーナ・ネセス/著 五十嵐加奈子/翻訳
フィルムアート社
詩の畝 フィリップ・ベックを読みながら

ジャック・ランシエール/著 髙山花子/訳
法政大学出版局
北東アジア、ニーチェと出会う

金正鉉/編著 文俊一/著 趙晟桓/著 岩脇リーベル豊美/著 柳芝娥/著 金賢珠/著 ほか
法政大学出版局
ソングライターの秘密

フランク・グルーバー/著 三浦玲子/翻訳
論創社
ベルクソン書簡集 II

アンリ・ベルクソン/著 松井久/訳
法政大学出版局
ウェス・アンダーソンの世界 フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

マット・ゾラー・サイツ/著 樋口武志/翻訳 篠儀直子/監修 篠儀直子/翻訳
DU BOOKS
初等整数論9章(第2版) POD版
James J. Tattersall/翻訳 小松尚夫/翻訳
森北出版
難問・奇問で語る 世界の物理
特定非営利活動法人 物理オリンピック日本委員会/翻訳
丸善出版
城砦〈上〉
アーチボルド・ジョセフ・クローニン/著 夏川草介/翻訳
日経BP
城砦〈下〉
アーチボルド・ジョセフ・クローニン/著 夏川草介/翻訳
日経BP
男はクズと言ったら性差別になるのか
アリアン シャフヴィシ/著 井上廣美/翻訳
柏書房
ズィーラーン国伝 I 神霊の血族
ローズアン・A・ブラウン/著 三辺律子/翻訳
評論社
ズィーラーン国伝Ⅱ 王の心臓
ローズアン・A・ブラウン/著 三辺律子/翻訳
評論社
デンマークの産業財団
スティーン・トムセン/著 尾﨑俊哉/翻訳
ナカニシヤ出版
ウィルフレッド・ビオン未刊行著作集
クリス・モーソン/著 福本修/翻訳
誠信書房
なぜガ��なのか : パレスチナの分断、孤立化、反開発
サラ・ロイ/著 岡真理/編集・翻訳 小田切拓/編集・翻訳 早尾貴紀/編集・翻訳
青土社
大規模データセットのためのアルゴリズムとデータ構造
DzejlaMedjedovic EminTahirovic InesDedovic ほか/著 岡田佑一/翻訳
マイナビ出版
「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上
ピーター・ゼイハン/著 山田美明/翻訳
集英社
「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下
ピーター・ゼイハン/著 長尾莉紗/翻訳
集英社
指揮棒の魔術師ロジェストヴェンスキーの“証言”
ブリュノ・モンサンジョン/著 船越清佳/訳
音楽之友社
デッドプール 30th Anniversary Book
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社/監修 齋藤隼飛/翻訳 鯨ヶ岬勇士/翻訳
KADOKAWA
十八歳の別れ

キャロル・モーティマー/著 山本翔子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
ときめきの丘で

ベティ・ニールズ/著 駒月雅子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
愛し子がつなぐ再会愛

ルイーザ・ジョージ/著 神鳥奈穂子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
脅迫された��嫁

ジャクリーン・バード/著 漆原麗/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
炎のメモリー

シャロン・サラ/著 小川孝江/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
心まで奪われて

ペニー・ジョーダン/著 茅野久枝/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
今夜だけあなたと

アン・メイザー/著 槙由子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
ホテル王と秘密のメイド

ハイディ・ライス/著 加納亜依/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
コウノトリが来ない結婚

ダニー・コリンズ/著 久保奈緒実/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
絆のプリンセス

メリッサ・マクローン/著 山野紗織/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
浜辺のビーナス

ダイアナ・パーマー/著 小林ルミ子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
ハイランダーの秘密の跡継ぎ

ジェニーン・エングラート/著 琴葉かいら/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
プリンスを愛した夏

シャロン・ケンドリック/著 加藤由紀/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
伯爵に拾われた娘

ヘレン・ディクソン/著 杉本ユミ/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
プロビデンス Act3
アラン・ムーア/著 ジェイセン・バロウズ/イラスト 柳下毅一郎/翻訳
国書刊行会
サムライ心得帖 : 戦術・武具から教養・礼節まで
スティーブン・ターンブル/著 風早さとみ/翻訳
原書房
ナチスを撃った少女たち : スパイ、破壊工作、暗殺者として戦った三人
ティム・ブレイディ/著 矢沢聖子/翻訳
原書房
道徳教育
エミールデュルケム/著 古川敦/翻訳
丸善出版
新��� 地図で見るイスラエルハンドブック
フレデリック・アンセル/著 鳥取絹子/翻訳
原書房
貝類図鑑
S.ピーター・ダンス/著 マシュー・ウォード/写真 サイモン・エイケン/写真 黒住耐二/翻訳 山崎正浩/翻訳
創元社
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織田邦男先生の論稿です
現代が見習うべき大正人の精神 麗澤大学特別教授元空将・織田邦男
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、ドラマのような優勝劇に日本国中が沸いた。顔に日の丸を描く人、球場内外で日の丸が振られ、国と選手と国民が一体化したような光景に、思い出したことがある。
国家と個人が一体となり
102歳で天寿を全うした父が90歳の時である。筆者に「もうそろそろ、ええじゃろう」と語り出し「実は、わしは戦艦大和を造ってたんじゃ」と。どうやら父は広島の呉工廠(こうしょう)で戦艦大和の建造に携わっていたらしい。「大和については、家族にも一切話してはならぬと命ぜられていたんじゃよ」と述べ、最後に「わしももう長くないからな」と終わった。大変驚いた。国家(海軍)の命令を、帝国海軍が消滅した戦後60年間も律義に守る。しかも戦後生まれの筆者に対して箝口(かんこう)令を守り通すとは。
父が亡くなる2年前、同じ大正生まれの小野田寛郎氏が亡くなっている。小野田氏は旧陸軍の軍人で、情報将校としてフィリピンのルバング島に赴任した。師団長の横山静雄中将から「玉砕は一切まかりならぬ。3年でも5年でも頑張れ。必ず迎えに行く」と訓示を受けたという。戦後も29年間、孤立無援でゲリラ戦を戦った。
手に入れたラジオで戦争が終結したことは気づいていたらしい。冒険家の鈴木紀夫氏によって発見され、帰還を促された。だが任務解除命令がない以上、任務は放棄できない。結局、元上官である谷口義美氏(元陸軍少佐)による任務解除命令を受けて帰国した。
両者に共通しているのは、国家と個人が一体となった「大正人」ということだ。父は大正3年生まれ、小野田氏は大正11年生まれである。先の大戦では大正人の7人に1人が戦没している。戦後復興の原動力も大正人が主力だった。
父には9歳年下の弟がいた。海軍パイロットとして昭和18年、太平洋のギルバート諸島上空で散華した。父は弟を思い、靖国神社にしばしば参拝した。最後の参拝は90代後半だったと思う。���(つえ)を突きながら気丈に昇殿参拝を果たした。その時、父はポツリと呟(つぶや)いた。「何で靖国参拝に反対するんじゃろうのお」。現役時代、ある懇親会で小野田氏と同席させていただいたことがあるが、その時、小野田氏から同じ言葉を聞いたのを思い出した。
国家意識溶解の懸念
大正人にとって国家と個人は一体で、国家に尽くすことは、自分に尽くすことである。国家に命を捧(ささ)げた場合、国は永遠に死後の面倒をみる。なのになんだと、憤懣(ふんまん)やるかたない思いが感じ取れた。
国に殉じた先人に対し、国民が尊崇と感謝の念を表すのは世界の常識である。米国ではアーリントン国立墓地に、韓国では国立顕忠院に、フランスでは凱旋(がいせん)門の無名戦士の墓に国家のリーダーは参拝する。外国の要人来訪時も、必ず参拝する。これが国際共通の儀礼である。岸田文雄首相は1月の訪米の際、アーリントン墓地に参拝した。だが岸田首相は就任後、靖国神社には参拝したことがない。
いかなる事情があるにせよ、一国のリーダーが自国の為に命を捧げた先人に追悼の誠を捧げないのは異常である。異常を異常と感じなくなる時、国家と個人の一体感は失われ、国家意識は溶解していく。国家は国民一人一人の「義務と責任」から成り立っている。国家意識が希薄化すれば当然「犠牲」「勇気」「名誉」という普遍的価値は喪失し、我欲は限りなく肥大化する。国家あっての人権、人道、社会福祉であり、祖国あっての個人であるという当たり前のことが理解できなくなる。
公に尽くす生き様を忘れず
令和5年度予算が成立したが、国会での議論は見る影もなかった。昨年12月、安全保障関連3文書と共に、防衛費のGDP比2%、反撃能力の保有が閣議決定された。この時、「満足な議論もせず、民主主義の破壊だ」と野党は批判した。だが国会では十分な時間がありながら、「満足な議論」もせず、表層的で枝葉末節な質疑に終始した。参院ではウクライナ戦争や台湾有事もそっちのけで、行政文書をめぐっての「コップの嵐」に終始する体たらくである。
これを見る時、選良たちも国家意識が溶解し、安全保障や天下国家を「議論しない」のではなく、もはや「議論できなくなった」のではと思ってしまう。2021年の国際世論調査では「国のために戦うか」に対し、「はい」と答えた日本人は13・2%で最下位だった。この現実と通底するように思えてならない。
国家という「人」はどこにもいない。国家とは同胞、友人、知人、そして自分自身のことである。自分自身が国家そのものだという事実に戦後日本社会は目を伏せてきた。その結果「国家」の希薄化は深刻なまでに進んでいるようだ。
WBCで日の丸が乱舞する光景と国会の惨状が同じ日本だとはどうも思えない。数年もすれば大正人はいなくなる。国家と自分自身を同一視し、我欲を捨て、公に尽くす大正人の生き様を今こそ見直すことが求められているのではないか。(おりた くにお)
#産経新聞 #正論
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沙羅沙羅
肉体が限界を超えて、破壊され、また再生されようとしているため、痛いし、きつい。これこそが労働の喜び。さて、新しい仕事が始まっています。オー。圧倒的。強襲される、という表現でもってあらわしたいくらい、息つく間もない現場で、非常に自分に合っている。こうでないと生きている気がしない。前職を1ヶ月で辞めたが、それはもう逃れ得ないことだったと思う。死んだ気持ちで働くことに意味がない。勤務初日からコロナ(2年半ぶり2回目)で5日間出遅れたが、なんとか最初の1週を越えた。まあ、なんとかなるような気がしている。フリーターとして新しい職場に入っていくのももう10箇所以上をゆうに超えていると思う。新人としての振る舞いだけは自信がある。それでもだんだん気が抜けてゆるくなってきている、慣れとはすごい。今度の職場はとにかく同僚の数が多い。色んな人がいる。可愛がってくれる人が多い気配を察知してかなり喜色満面(気持ち悪い表現だ)である。歳も歳なので後輩指導に当たることも増えてきた昨今だが、最初は自分が後輩として甘やかされるのでスーパーミラクルご褒美タイムだなと思う。これがおそらく数ヶ月でもう次の後輩に教える立場になる。外見年齢と実年齢に乖離があるため最初はとにかく若者として可愛がられるのだが(8〜10歳程度の誤差がある)、そのうち段々実年齢がばれてくるので、その辺りでやりづらく感じる周りの人も出てくるであろうが、その頃には私も実力でもって先輩たちに並んでいないとな〜と思う。あまり今から考えているのもよくないが。若い人の多い職場であれば、社員側の事情を汲んでそちら側の思考もできるフリーターというのはまあまあ何と言うか、社員と妙な親近感というか連帯感ができる。自分ももうそちら側に行かなくてはと思う。フリーターとしてはこの職場で最後にしたい。体力の問題と持病がなければ、正社員として働く道もあったのかもしれないが、この体と頭ではそれは夢のまた夢でしかないので、ただただ駒として動くことを楽しむに留める。とにかくどんな仕事も嫌がらずに食らいついていくこと。生まれてからそれしかしてこなかった気がする。そもそも別に嫌な仕事というのは私にとっては無い。人の反応を見ていると「面倒くさい仕事」「気が滅入る仕事」「疲れる仕事」というのがあるようなのだが、私は仕事の種類によって忌避感をいだくということはたまたま無いので、何でもできる。優秀という意味の「できる」ではなくて、単にやることができる、着手できる、嫌がらずにできるの意です。駒としてのフリーターにはこの能力がけっこう重宝する。肉体労働も金勘定も接客も単純労働も、どれもこれも特に嫌だと思ったことがない。やればできる。間違えたらやり直す。スピードを求められるのはやや苦手かもと思っていたが、実際のところ、スピードは慣れればあとからついてくるので、あまり気にしなくてもいいのである。そして慣れるまでは急かされても急がなくて良い。そんなことより正確にこなすことが遥かに重要だ。まずもって何事���「正しく」行えない人間は、その後に続く行いもすべて破綻する。
みなさんの長らくの応援とお祈りの甲斐あって、障害年金の申請が通ったとの通知が来ました。これでなんとか生きていけると思います。給付はまだ先のようだけど、とりあえず通ったよということで、心から安堵。ありがとうございます。アルバイトで週4×7時間が限界の身にとって、単純計算で月の収入は最高でも10万程度なので(実際には病欠するためそこまで行かない)、そこに障害年金が加わってくれれば、どうにか、生活(家事)を維持できれば1人で生きていけるかなという感じです。長かった道のりですが、ようやく私も大人としての一歩を踏み出したのかもしれないと思います。
5年分の遡及でどのくらい貰えるのかは分からないけれど、通信制大学で福祉職の資格を取るための勉強をするという夢も現実味を帯びてきました。なんとなく人生の先が拓け、希望が見える。感謝であります。20代から30前半まではとにかく働くことで生き延びようと足掻いたけれども、そしてそれは破綻していたけれども、それでも働くことで生計を立てたいと願って奮起した日々も、それはそれで糧になっていると思います。最初から障害年金をもらいつつ無理のない範囲で働くよりは、1日13時間以上2つの職場で働いて、週休0で、ゲロ吐き散らかしながら筋肉を破壊し続けるという青春をやりたいところまでやったからこそ、今こうして落ち着けているんじゃないかなと思う。
勉強、読書、小説などの趣味は一旦すべて停止し、あんすたを数日おきに叩くに留まっている。とにかく仕事に慣れるまではこの嵐のような(体の痛みに呻く)日々が続くことでしょう。やりたいことは多けれども、実際にやれることは少ない。満足など到底できないが、それでも生きていくより他にない。最近はどうにか熱中症にならずに済む日が続いている。とにかく日中は外に出ない。朝出勤する時も夕退勤する時も、必ず帽子、日傘、サングラス、アクエリアス(2倍薄め)を徹底し、夜寝る時は24℃で毛布をかける。体力が向上すればさらにもう少しましになるはず。ポケ��ンスリープは2時間ごとの睡眠や、休日の寝ては起きるスタイルにまったく合致できなくて時間が勿体なく感じられてきたので、もう消してしまった。続けて6時間寝ることが絶対にできない体質の人間には、睡眠結果を見てさらに疲労を感じるのでおすすめできない。2時間細切れではなく、6時間続けての睡眠ができたら楽だろうなと思う(その体力がない訳だが)。これは使っている抗うつ薬が強力であることも関係していると思う。薬を減らしたりやめたりできれば、きっと眠れるようにはなると思うが、果たしてそれをして生きていけるのかの自信はない。再発が非常に容易な病気のため、減薬は現実的ではない。もちろん、自分の体のことなので、それでも減薬したいというなら協力するけれど、とは医師に言われている。今のところはまだこの10年続けてきた処方を変える勇気は出ない。まだもう少し生きなければ。次の目標は自炊回数を増やすこと。
2023.7.25
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2024年度卒業生を送る会を開催
2025年3月8日(土)17時から、神奈川大学みなとみらいキャンパスの21階にある「light house」で神奈川大学バスケットボール部OB会、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部主催の2024年度神奈川大学バスケットボール部/卒業生を送る会が開催されました。今年度は男子バスケ13人、女子バスケ2人が卒業となる。
送る会には、OB5人(塩塚定雄顧問、髙橋三樹夫会長、勇真一郎事務局長、木村隆監事、落合尚信幹事)、OG3人(萩谷恵里子副会長、綱島佐知子監事、清絵里幹事)と指導者5人(小山智子女子副部長、幸嶋謙二男子監督、尾鷲文生男子コーチ、八幡紀芳Aコーチ、五十嵐雅志Aコーチ)が現役学生と共に参加し、卒業する4年生をお祝いした。
会は、本日のOB・OG、指導者等の参加者紹介、髙橋会長の挨拶、塩塚顧問の乾杯の挨拶。
歓談後、萩谷副会長の卒業生へ記念品贈呈、幸嶋男子監督および小山女子副部長のお祝いの言葉、齋藤秀明男子主将および佐藤美優女子主将の卒業生代表挨拶と続く。
歓談後、三本杉和佳男子主務および渡部菜緒女子主務から来季学生スタッフの紹介、杉原真央男子主将および帆足咲女子主将から抱負が述べられた。
歓談後、勇事務局長から中締めの挨拶があり、全員で神奈川大学校歌および応援歌を斉唱し、19時迄の2時間余りの会を締めくくった。
外はこの冬一番の寒さとなり、雪がちらついてきたが、この会が卒業する4年生にとって思い出に残る会となればと思う。
以下、写真でご紹介します。




























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ワンピース
ユニ��ース33
「メシア、果てなき航海を見つめる」
広大な海が惑星を覆い、波が果てしなく続いていた。この世界では、自由と夢を求める者たちが大海原へと飛び出し、大海賊時代が幕を開けていた。
メシアは静かにその光景を見つめていた。一人の青年が、仲間とともに海を渡り、成長していく姿を。彼の笑顔には、揺るぎない信念と強き意志が宿っていた。どんな苦難に直面しても決して諦めず、仲間を信じ、前へと進み続ける。その姿は、やがて世界を揺るがす嵐となってゆく。
初めは小さな船出だった。しかし、彼は強敵と戦い、困難を乗り越え、仲間を増やしていく。彼の力は目覚め、その存在は海の覇権を巡る戦いの中心へと進んでいった。やがて、世界政府すら無視できぬ存在となり、彼の名が轟くたびに、支配する者たちの均衡は崩れ始めた。
メシアはその姿にかつての英雄たちを思い出していた。だが彼は知っている。どんな力を得ようと、この青年は決して独りではない。仲間とともに進み、運命に挑む者だからこそ、彼の航海は止まることがないのだ。
遥かなる水平線の彼方、まだ見ぬ冒険が待っている。メシアはそっと目を閉じ、その未来を静かに見守るのだった。
ユニバース2
『ワンピース』徹底解説! 世界中で愛される理由とその魅力とは?
こんにちは、アニメ・漫画ファンの皆さん!今回は、世界的な人気を誇る超大作**『ワンピース』**について深掘りしていきます。1997年に連載がスタートし、今なお多くのファンを魅了し続けている本作。その壮大な物語、魅力的なキャラクター、そして読者を引き込むテーマとは一体何なのでしょうか?
『ワンピース』とは?
**『ONE PIECE(ワンピース)』は、尾田栄一郎による日本の漫画で、1997年から『週刊少年ジャンプ』で連載中。“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”**を求め、海賊王を目指す少年・モンキー・D・ルフィとその仲間たちの壮大な冒険を描いた作品です。
基本情報
作者:尾田栄一郎
ジャンル:冒険���ファンタジー・バトル・ドラマ
連載開始:1997年
アニメ開始:1999年(フジテレビ系)
単行本:100巻以上(現在も連載中)
『ワンピース』の魅力とは?
① 魅力的なキャラクターと仲間との絆
『ワンピース』の最大の魅力は、個性豊かなキャラクターたちです。主人公のルフィをはじめ、彼の仲間「麦わらの一味」はそれぞれ異なる夢を持ちながらも、強い絆で結ばれています。 キャラ名 夢・目標 特徴 モンキー・D・ルフィ 海賊王になる ゴムゴムの実の能力者、自由を求める ロロノア・ゾロ 世界一の剣豪 三刀流の剣士、仲間を絶対に守る ナミ 世界地図を描く 天才的な航海士、過去の悲劇を乗り越える ウソップ 勇敢な海の戦士 狙撃の名手、成長が著しい サンジ 伝説の海「オールブルー」を見つける 料理人、蹴り技が得意
彼らの夢、過去、仲間への想いが織りなすストーリーは、多くの読者の心を揺さぶります。
② 圧倒的な世界観と冒険のスケール
『ワンピース』の世界は広大で、海賊、政府、革命軍、王国、魚人、巨人族など、さまざまな勢力が入り乱れる壮大な物語です。
イーストブルー編:冒険の始まり、仲間集め
グランドライン突入:偉大なる航路での戦い
空島編:空に浮かぶ島での壮絶な戦い
ウォーターセブン編:政府との衝突、ロビンの過去
頂上戦争編:ルフィ最大の試練、兄・エースの運命
ワノ国編:四皇との決戦、新たな時代の幕開け
各エピソードが緻密に構成され、伏線が長年にわたって張られているため、何度読んでも新たな発見があります!
③ 感動的なストーリーと熱いバトル
『ワンピース』には、数多くの名シーンがあります。
📌 感動の名シーンTOP3
「ウソップvsルフィ」 – メリー号との別れ(ウォーターセブン編)
「エースの最期」 – 頂上戦争編での衝撃展開
「ナミの涙」 – 「助けて…」とルフィに叫ぶ(アーロン編)
また、悪魔の実の能力バトルや、覇気を使った戦闘など、独自の戦闘スタイルも見どころの一つ。
『ワンピース』の社会的影響
① 世界的な人気と記録的売上
ギネス記録:「最も多く発行された単一作者のコミックシリーズ」
累計発行部数:5億部以上(2023年時点)
海外でも人気:アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国で愛読される
② 実写ドラマ化も決定!
Netflixによる実写版『ワンピース』が世界的に配信され、大きな話題を呼びました。アニメとは違った視点で楽しめるため、新たなファン層を開拓しています。
まとめ:『ワンピース』が世界中で愛される理由とは?
個性豊かなキャラクターと感動的なストーリー
壮大な世界観と伏線の多さ
熱いバトルと仲間との絆
社会的メッセージを含むテーマ性(自由、差別、権力)
『ワンピース』は、単なる少年漫画の枠を超え、**「夢とは何か」「自由とは何か」**を読者に問いかける作品です。
あなたはどのエピソードが一番好きですか?ぜひ、コメントで教えてください!🌊🏴☠️
「海賊王に!!! おれはなる!!!!」
それでは、次回の考察記事でお会いしましょう!
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Photo

Meiko Kaji (梶芽衣子) in The Cleanup (嵐の勇者たち), 1969, directed by Toshio Masuda (舛田利雄).
Scanned by me.
I don’t think she ever wears this outfit in the movie, but it’s what she’s wearing on the poster, too.
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歴史の目撃者の証言
カロルディアにある十字の世界。比較的温暖な気候であるが、火山が数ヶ所にある危険地帯でもある。日照時間が長く、海やビーチに来る人達が後を絶たない。砂漠や花畑、火山、海岸の多いリゾート地となっているのが特徴。
誰なんだろう、この女の人………。
大きなビル街のある場所で聞き込み調査をするリベティーナ、アイヴァンヌ、サンディエゴ��3人。しかし、やはりと言うか誰に聞いても収穫はなかった。
先にこっちから聞いてみる?
方針転換して、3人はこの世界にいるとされる火のムササビの生物と、尺蛾の生物を先に探してみる事にした。
あー…そいつならいたなぁ。ムササビの方は、火山公園にいたと思うぜぃ。 本当ですか!?有難う御座います。 あいよ。
市民の情報をもとに、3人は火山のある公園へと向かった。尺蛾の方は恐らく花畑にいるのでは無いか、と推測しつつも、先に確かな情報を手にした火のムササビの生物を探しに向かう。
あ、あっつい………。 ひぃ……。 と言うか、何でサンは何とも無いの。 元々火山地帯の生まれの個体だからな。環境に適応しているだけだ。
先祖がヒスイの環境で育った方と言う事もあってか、メレンジアとなり先祖返りした姿で生まれたサンディエゴはそんなに火山地帯の暑さを苦にしていなかった。逆に、寒冷地に慣れているアイヴァンヌはとにかく、リベティーナの方は露出が多いにも関わらず、汗が流れていた。
一応俺の上着は防炎だから問題無いが、2人の上着は脱いだ方が良い気はする。 いや、無理ですって!イヴさんはとにかく、私は上がキャミソール1枚だけなので相応に肌を出す事になりますよ…! まあ、それはそうかも。火山地帯��から熱風と火の粉が凄いからね…体が焼けそうだわ。
その肌を焼く程の熱風の所為で、リベティーナが上着を脱ぐのを躊躇わせる。だが、そんなに考えてる暇など無い。上着の首筋辺りにある毛皮の所為で、暑さが体に相当来ている。
でも…!えーいっ!
思い切って上着を脱ぎ、ワンピース1枚の姿になったアイヴァンヌとキャミソールだけの姿になるリベティーナ。
と、とにかく早く行こう。これ終わったら私、海入りたい。 確かこの辺だったはず。 この草むらにいるんですかね………あ、いました!
写真を撮るアイヴァンヌ。目の前にいる被写体は、火のムササビの生物だった。彼女が休んでいる所を撮っていると…
いやっ!?だ、誰ですか!?
シャッターの音にビビり、思わず逃げようとする。しかし、そんな彼女をサンディエゴが説得した。
突然で申し訳ない。俺達は特に怪しい者では無い。少しこの辺の事で行き詰まってて、君を探して此処まで来た。少し、話を聞いてくれないか。 え?そ、それは………。
いきなり撮られて、話を聞いてほしいと振られる彼女だったが、人助けだと思い聞いてみる事に。
わ、分かりました。少しだけですよ? ああ、助かる。 実は、私達は今この人の事を調査しているのですが、この『カロルディア』にこの人を知っている人がいるのではないかと聞いてまして………。 そ、それで私ですか? はい。バジルの生物の方なら、向こうの方で会いましたので。彼女も詳しく知っていたのですが、他にも知っている人がいるかどうかと… あー…はい。草と電気のあの人ですね。私は知ってます。でもその…写真に映っている鬼の人はどっかで見た様な気がしますけど、思い出せないですね。
アイヴァンヌとリベティーナは火のムササビの生物に、キタカミの里の事を教えた。そして、その緑の鬼…アルゼリアンについて知っている事を聞くと………
あっ、そうなんですね。私達が以前いた所は、今は『キタカミの里』と呼ばれていると。アルゼリアンさんについては…確かかなり強かった事だけは覚えてます。今は仮面を付けて戦っているみたいですけど、私の知る限りだと仮面の無い姿でも普通に圧倒してました。流石に神様相手には敵いませんでしたけど…鬼の武勇伝?と言いましょうか…私が知っているのはそこまでです。 貴重な話を有難う。 私達は今、旅をしてまして。貴方とはまた、会うかもしれません。では。 は、はい。
火のムササビの生物から知っている情報を聞き取り、改めて写真を撮り目的地を後にした。
ふー…暑かったぁ。 はい。
鞄にしまっていた上着を取って着直し、3人は次の目的地へ。だがその先は………。
さあ。海行こう! ええ!アイヴァンヌさんも、サンディエゴさんも是非! おい、お前らちょっと待て…
さっきの火山と空気の暑さで肌が焼けたのかどうかはさておき、アイヴァンヌとリベティーナは服を脱いで水着に着替える。サンディエゴ���2人に振り回されつつも、渋々だがポニーテールを解いて、水着に着替えた。
いやー!温い水が気持ち良い!! 良かった。焼けてなかったですね。…あれ?そう言えばサンディエゴさんは? いや、あのさ…2人とも、俺が海苦手なの知ってるよな? うん。私の代わりに、写真頼んで良い? ああ………
浮き輪を手に、砂浜でじーっとするサンディエゴ。そう、実を言うと彼はカナヅチなのだ。泳げないならばその代わりと言っては何だが…と言わんばかりにアイヴァンヌに頼まれ、携帯で海と水着の写真を撮る事に。タンクトップと丈が長めの海パンを着ているとは言え、強い日差しには全く抵抗の無いサンディエゴ。
まあでも、俺は日焼けしねぇとは思うけどよ… ねえ、サンも早くおいでよ〜! ああもう!分かったよ。行くぞ!
飛沫を上げ、海にダイブするサンディエゴ。浮き輪にしがみ付き、海水浴する3人。そして携帯を見ていると、アイヴァンヌがある事に気付く。
そいえば、ジニィも水着で海水浴する写真撮ってたね。私達もやろ! はい。 これ、全員映るのか…?一応、棒取ってくる。
自撮り機能で写真を撮る。青いリボンで赤い髪の毛をポニーテールに縛り、フリルがある白と赤の水着を着ているのはアイヴァンヌ。長い髪をそのまま濡らし、薄紫の水着をパレオに包むのはリベティーナ。そして浮き輪にはまりながら、棒を使って3人が映る様に工夫して撮影するのはサンディエゴ。
よし!撮れたね。 悪い、俺そろそろ上がる。溺れたらアレだろ? えー…そうですか。仕方ないですね、アイヴァンヌさん。もうちょっとだけ泳ぎませんか? そうだね。
ビーチパラソルで日陰に隠れ、写真を確認するサンディエゴ。そして、とある1人の男性が砂浜に近寄ってきた。
いや〜…可愛い女の子もいるんだね。僕も泳いで行くかなぁ。 ん?誰だ? おーい!そこの君達!僕も混ぜてくれないか。 うーん、どう?サンディエゴ。 いや、別に良いけど…
アイヴァンヌと、リベティーナと泳ぐ男性。そしてフォーカスをその男性に向けるサンディエゴ。だが同時に彼は、別の事を考えていた。
(ま、まさかあいつが…んな訳無いよな?)
遠くからアイヴァンヌの携帯で写真を撮り、ジニーエイラに送ったサンディエゴ。それから30分後、3人が砂浜に上がってきた。
はぁ〜…楽しかった。 疲れちゃったね。 この髪型…違うよな? え。どうしたの?
リベティーナとアイヴァンヌに現存の写真を見せ、十字の世界にいると言われている尺蛾の生物を確認する。
そう言えば貴方は…この人ですか? んー?うん、そうだよ!何で知ってるの? 実は、私達はこの人を知ってるか聞いてまして…この辺の海にはいなかったので、後で花畑を調査しようと思っていたんですが…まさか貴方が、此処に来るとは思いませんでした。 そっか。確かに僕も花畑には来るから、間違ってはないけどね。 そしてもう1つ聞きたい事が。 うん、良いよー。 この女の人を知ってますか? え?あー、鬼様か。確かにこの人は鬼だったね。強過ぎるよ。 その時お面は使ってました? お面?いや…そんな物持ってなかったよ。どんなの? お面はこれの事よ。 えー…それじゃ、もしかしたら今の鬼様は僕達がこの世界に来た時より強い、って事だよね? かもしれないです。 そうかそうか…所でイヴ。 どうしたの? 写真…撮っておいたけど、ジニィに伝えた方がいいか? あーそっか。じゃ私に任せて。
モーテルで通常の服に着替え直した所で、3人と尺蛾の生物は次の目的地である花畑に足を踏み入れる。
此処はね、常に同じ色の花が咲いているのさ!白に黄色に、ピンクに、赤に、紫!そして青! うぇー…色とりどりだ。 まるで、サイユウシティを思い出すな… えっ、知ってるのかい?
温暖なホウエンとアローラの環境。十字の世界にはその2つが混ざり合っているので、花畑があるのも自然であろう。
白はまだ分かるとして、青は…アローラにはなかったはず。確かね。 それは多分ホウエンの方だろうな。俺が知ってる限りだとヒスイにある、花が咲き誇った後の園生の開墾地には、確か青か水色の花があった。幼い頃に俺の先祖が、それを教えてくれた。花の楽園にも、確か同じ花がある。 君も、詳しく知ってるんだね。 伊達に先祖の血は流れてない。
昔話も程々に、3人はジニーエイラに送る為、色々な花の写真を撮りまくった。そして此処で、尺蛾の生物とは一通り話を終えたので、此処で別れる事に。
またね。 うん、有難う。 協力してくれて、有難うございます。 じゃあ次は砂漠で。なんでも、砂嵐の吹き荒れるスポットがあるって聞いたな。 えー!また暑い所ですか? 文句言うな。これも任務だからな。 そ、そんなぁ…。
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お見かけ通りの若輩者です。東京公演 アリカさん2着目衣装うろ覚えスケッチ
1着目は若輩者ジャケット衣装でアンコールはコント風のスケバン衣装でした
ちなみにセットリストは下記の通りとなります
1.BLACK ROSE
2.Halation
3.反國陰謀ディストピア
4.マダム・ノワール ~Madame Noir
5.CYBER DEVILS
6.若気ノ至リ
7.少女貴族
8.若輩者
9.美しき獣たちの為の
10.含羞草ねむりぐさ
11.schism
12.誰ソ彼パピヨン回廊
13.血の断章
14.白堊病棟
15.幸福の王子
16.聖少年遊戯
17.芸術変態論
18.神風
19.日本弥栄
20.青嵐血風録
21.昭和B級下手喰い道
22.爆烈勇侠外伝
23.勇侠青春謳
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2024年ベストエロゲソング投票 結果
旧Twitter (X) で開催されました2024年ベストエロゲソングの結果を発表いたします。投票者数は72名・有効票数381票、得票のあった曲数は86曲でした。ご参加くださいました皆様ありがとうございます。
・順位 票数 加点込み得点 曲名 / 歌手名 / 作品名
01位 23票 32点 Blue Skies / 夢乃ゆき / スカイコード 02位 15票 26点 Various Sky / 佐咲紗花 / アンラベル・トリガー 03位 15票 23点 葬送の旋律 / 紫咲ほたる / ムーン・ゴースト 04位 14票 21点 Unravel Sky / 佐咲紗花 / アンラベル・トリガー 05位 14票 20点 きみがいちばんばんばんざ~い! / 涼 / ラブピカルポッピー! 06位 13票 17点 Guilty bride / Duca / 旭光のマリアージュ 07位 13票 16点 Fantasic Capricious / 小春めう / きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚 08位 12票 19点 lip ripples / 橋本みゆき / リップリップルズ 09位 10票 14点 ヒミツプラネット / 久野藍 / シークレットラブ(仮) 10位 9票 15点 Path to glory / Faylan / セレクトオブリージュ 11位 9票 12点 双ノ軌跡 / 冬乃桜 / 刹那にかける恋はなび 12位 8票 18点 ギフト / 優莉 / スカイコード 13位 8票 13点 トウメイパズル / 綺良雪 / リップリップルズ 13位 8票 13点 シンデレラ / 八花 / スカイコード 15位 8票 10点 希望の詩 / Ceui / 夢幻のティル・ナ・ノーグ 16位 7票 12点 ideal world / 小春めう / はじめるセカイの理想論 -goodbye world index- 17位 7票 8点 COMPLEX×SYNERGY / ���原ゆい / 僕の好きな人の好きな人は、女装した僕でした 18位 7票 7点 超弦理論のホログラム / 遥 / アキゾラのメモリーズ ─特異点の奇跡─ 19位 6票 14点 Loop iii -three- / Rita / はじめるセカイの理想論 -goodbye world index- 20位 6票 11点 ダ・カーポ5 ~メグリメグル世界~ / yozuca* / D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~ プラスハピネス 21位 6票 10点 サマータイムメモリー / 夢乃ゆき / アマナツ+ 21位 6票 10点 死命 / 蒼乃むすび / 八剱伝 21位 6票 10点 終わりなき罪の交響曲 / 紫咲ほたる / 死に逝く騎士、異世界に響く断末魔 24位 6票 9点 華嵐 / 歩サラ、松岡侑里、逢真井もこ / オトメ世界の歩き方 24位 6票 9点 夜明け前のグラデーション / 藤白えんり / 美少女万華鏡異聞 雪おんな 26位 6票 8点 フィードバックサマー / 夢乃ゆき / アマナツ+ 27位 6票 6点 KIRArin☆streaming☆LOVE / 夢乃ゆき / きら☆かの 28位 5票 6点 天命 / AiRI / 双天†恋姫 -至源の王- 29位 4票 8点 Sweetest Doubt / 美郷あき / はじめるセカイの理想論 -goodbye world index- 29位 4票 8点 最強→最弱☆メタモルフォーゼ♂♀ / まるもこ / 転性魔王さまは勇者に勝てない! 31位 4票 7点 Shangri-La… / 佐咲紗花 / 遥かなるニライカナイ 31位 4票 7点 らしくない恋 / 小日向千虎 / コイバナ恋愛 ミニファンディスク アフターフェスティバル 33位 4票 6点 Love to Hate You / Tiguan Jones, Grayson Voltaire / 鏖呪ノ嶼 34位 4票 5点 始まりと終わりのスーサイド / 小春めう / 望却のエディシウス 34位 4票 5点 過去は灰に、未来は塵に / 桐島愛里 / 鏖呪ノ嶼 34位 4票 5点 Maybe We Crazy!!! / 逢瀬アキラ / 先輩が私の妄想にドージンする?! ~ボディータッチにご用心~ 37位 4票 4点 Genuine world / 燈華いのり / セレクトオブリージュ 37位 4票 4点 Life Initialization / 橋本みゆき / クリミナルボーダー life sentence 39位 3票 7点 君懸草 / 片霧烈火 / 旭光のマリアージュ 40位 3票 6点 キャンディセンチメンタル / 綺良雪 / オトメ世界の歩き方 41位 3票 5点 プロローグ / hana / スカイコード 41位 3票 5点 無上ノ刃 / 冬乃桜 / 刹那にかける恋はなび 41位 3票 5点 コトリウタ / 霜月はるか / 贄の匣庭 41位 3票 5点 久遠の証 / Poston. / 戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~ 41位 3票 5点 Innocent fate / 綺良雪 / オトメ世界の歩き方 41位 3票 5点 雛罌粟の午睡 / 新海雅代 / 双天†恋姫 -至源の王- 47位 3票 4点 もあもあスウィート / 久野藍 / 恋にはあまえが必要です ~もっとあまえてもらうだけミニファンディスク 47位 3票 4点 Once again / 河奈ナミ / 僕の好きな人の好きな人は、女装した僕でした 47位 3票 4点 ファムファタル / 佐咲紗花 / 悠刻のファムファタル 50位 3票 3点 illuminate / 茶太 / 同級生2リメイク 51位 2票 4点 Dream of Love / S☆猫 / あの日の君を振り向かせて。 51位 2票 4点 遺り火 / Rita / 蛟の巫女 53位 2票 3点 カラフル / 茶太 / メイドさんのいる暮らしS 53位 2票 3点 battle butterfly / 華憐 / 鏖殺ノ乙女. 53位 2票 3点 哀しみリフレイン / rino / D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~ プラスハピネス 56位 2票 2点 暁に祈りを / yozurino* / D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~ プラスハピネス 56位 2票 2点 スノウドロップ / 柊木環希 / アンラベル・トリガー 56位 2票 2点 朧影 / Duca / 夜勤病棟リメイク 56位 2票 2点 Warmth of the eternity / 塚本のべる / セレクトオブリージュ 56位 2票 2点 超弦理論のシックザイル-Re:define- / 遥 / アキゾラのメモリーズ ─特異点の奇跡─ 61位 1票 3点 Dark&Right / Duca&Rin'ca / 双天†恋姫 -至源の王- 61位 1票 3点 Magfilia / 青葉りんご / Magfilia 63位 1票 2点 わたしだけのPromise / Sennzai / セレクトオブリージュ 63位 1票 2点 Contract Trigger / 新海雅代 / アンラベル・トリガー 63位 1票 2点 Lost and found / ななひら / 遥かなるニライカナイ 63位 1票 2点 叛逆のリベリオ / MAMI / GEARS of DRAGOON 3 ~竜刻のレガリア~ 63位 1票 2点 そらとうみとエトセトラ / isle / ラブピカルポッピー! 63位 1票 2点 うたかた / 紫咲ほたる / 人妻天国2 ~繁殖マンション、人妻の子宮を子種で満たす~ 63位 1票 2点 Just like rain / 榊原ゆい / 僕の好きな人の好きな人は、女装した僕でした
以下70位 1票 1点
My Precious…? / 鈴湯 / リップ・トリップ ~編集長はわたしの解熱剤~ Deciding the future / Ayumi. / アンラベル・トリガー Everyday LOVE! / Daisy / 流る星 -a Wish Star- アイノキオク / yozuca* / D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~ プラスハピネス 火華神楽 / 榊原ゆい / 神楽創世記 -久遠- Merry-Go-Love / Ayumi. / ガルドマ -女子寮の管理人- After A night comes! / 豊田瀬莉香 / 夜が来る!-Square of the MOON- Remastered キミが微笑むから / Rin'ca / D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~ プラスハピネス キミがいる世界 / Rin'ca / 年上彼女 咎人の夢 / 小春めう / 取られん母 ~夏のある日、母さんは僕の親友の子供を身籠った~ prey / 小春めう / 人妻天国2 ~繁殖マンション、人妻の子宮を子種で満たす~ キミ=ボク / 天音まりか / 夏への方舟II 花詞 / 逢真井もこ / 八剱伝 Riot crimson / 佐咲紗花 / 百千の定にかわたれし剋 キミノトナリ / 冬乃桜 / 刹那にかける恋はなび ヒカリノカナタ / 羽澄愛 / 流る星 -a Wish Star- Recollect you / 仲村芽衣子 / ダスクパブ
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海上保安庁のこと、どれだけ知っていますか?
法の執行機関であり、警察機構であって、しかし軍隊ではないことを
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奥島高弘『知られざる海上保安庁 安全保障最前線』(ワニブックス)
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羽田空港の衝突事故はJALの乗客乗員全員が奇跡的に助かったが、海上保安庁の飛行機は五人の痛ましい犠牲者をだす惨事となった。
この不慮の飛行機事故で不思議に思ったのは、海保がなぜ羽田空港を利用しているのか、海保専用の飛行場はないのかという初歩的な疑問だった。
海上保安庁って、何故、海上自衛隊と共同して中国の不法船排撃作戦を展開しないのかと不満を抱く国民が多い。というよりは、このお役所に対して、国民の基礎的な知識に乏しい。
本来、海保の役割は海難事故の救援、救助と密輸の取り締まりだった。不審船の監視、排撃(典型は2002年の九州南西海域工作船事件)では、北朝鮮の密輸船(武装していた)を追跡し、警告後、遂に銃撃となって北の船は自爆沈没した。
直後の小泉訪朝で、北の独裁者は、日本に抗議どころか謝罪に近い言葉を注いだ。金正日は一切抗議しなかった。彼も一応「国際法」を知っていたのである
尖閣周辺に毎日のように現れる中国海警は大型化したうえ、76ミリ機関砲で武装しており、わが海保は40ミリ機関砲だから、もはや太刀打ちできないとされるが、果たしてそうか。
海保とは法の執行機関であり、非軍事組織であり、国境警備が主任務である。
自衛隊装備と互換性がない。「有事には軍事力にならないのは国防上ふさわしくない」との批判が多い。
自衛艦船はガスタービンで駆動する。海保はディーゼルである。
それなりに理由があってそれぞれの仕様に基づく。海難救助では故障船を曳航するし、任務中はスピードをたびたび変速しなければならない。したがって高速、高出力が必要な海上自衛隊の艦船はガスタービン駆動だが、海保は目的がことなるから燃料も違う。そんなこと、評者(宮崎)も知りませんでした。
「中国は、急速な船艇の増強を図り、2014年には82隻まで数を増やして海上保安庁の62隻を逆転。2022年末時点では、日本の巡視船71隻に対して海警局所属の船舶は157隻」と陣容を整えた上、海警、海監、漁政、海関、海巡の五つの組織を、海巡をのぞき新しく「海警局」とした。
さらに国務院隷下から2018年7月に中央軍事委員会所属の武警の隷下に転属させた。これは「政府配下の組織から軍配下の組織」と変質させたことを意味している。
まして中国海警局の規定は国際法に基づかず武器の使用規定を勝手に定めるなど、警戒すべき変化が多いとする。
かくして中国海警はここ数年で操船の腕を格段に上げた。これは尖閣を巡って、先方が日本の海保の操船技術を見習ってのことで、時化になるとさっさと引き上げていた中国が、このところは嵐の日でも尖閣海域に残っているようになった。
だが、「まだまだ海保の力のほうが強い」と著者の元海上保安庁長官は言う。
中国海警はベトナムやフィリピンの沿岸警備隊をおちょくるが、決して日本の海保に手を出さないのは、実力を知っているからだと筆者は力説する。
本書には一色正春氏の勇敢な愛国行為について一行の言及もないのが気になった。
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映画「ムーンライズ・キングダム」をモチーフにした料理レシピ『ムーンライズ・キャンプパイ』|あらすじ・キャスト・原作の情報も
映画「ムーンライズ・キングダム」のあらすじ 映画「ムーンライズ・キングダム」は、1960年代のニューイングランドを舞台にした、ウェス・アンダーソン監督の独特な世界観が光る作品です。br>物語は、少年サムと少女スージーが愛し合い、予定調和を破る冒険に出ることから始まります。br>二人はそれぞれの家庭やキャンプでの居場所を見つけられずにいましたが、共に真摯な絆を育んでいく過程が温かく、時にコミカルに描かれています。br>不器用な大人たちと子どもたちの世界が交錯し、スージーの本棚から飛び出したかのような冒険が展開します。br>嵐の中、サムとスージーは自分たちの運命を自分たちの手で切り拓いていく勇気と決断を見せ、観る者に強い印象を残します。 今夜の映画レシピは「ムーンライズ・キャンプパイ」 レシピの詳細 このレシピでは、映画内でキャンプ中のサムが作った野外料理から着想を得ています。アウトドアで…

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ある美術大学に通っていた。東京の西である。「美大なんて学費が馬鹿高いのにさ、贅沢な」と思われるかもしれないが、それはそれとして、四年遅れた大学進学は途中で結局失敗に終わった。大学院生より年上という不思議な環境だった。歳が若い奴らは無邪気に邪気を放ち、同い年周辺は「勝つためのやり方」を会得して、助手さんや教授はそれを守りつつちゃんと育てようと考えていたように思う。留学生も多い、というか隣接している学校が非常に難しい学校だった。交流して、別にそれぞれの個人は全く普通の友人だが、シチュエーションがシビアすぎる。そんな学校。
共通彫塑の教授がいた。弁が立ち、英語もだいたいわかる。インドからの研究生の話を通訳して、そのサポートに自分は回った。助手さんは、ざっくばらんとした女性と、少し鬱手前みたいな男性だった。そのほかの教授は、あまり覚えていないが、講評のときにある少しぽっちゃりした女性の教授が、全くの線画でしかない羊の絵を見て、次のページをめくって、またそのページを見て、を繰り返していた。その授業で、この大学とは通じ合える、と思った。インドの研究生との通訳で、「Worship crowd」という単語が出た。その通訳に困っていた。「まあおれは勇者ヨシヒコの仏さんみたいなもんだと思うけどな!」と明るく笑っていた。一回、その研究室で学生がいない環境で話したことがある。
所属する学科の教務室で、学生のいない時間に教務や教授と話したことがたくさんある。こう、美人なのになんかスパイシーな平田さんと、星野源みたいな男性(名前を失念した)と、鮫島さんと、あと自分の事務所を経営しながら来た男性(すまないがこちらも名前が)。それぞれが、あたう限りのサポートをしてくれた。学生が届かない領域に届いたらしく、あらゆる教授が(高橋教授さえ!)甘やかしてくれたように思う。まあでも、模型ありきの評価をするので、あの学校で無理が生じたのは仕方がない。模型作りほど嫌いな作業がなかった。あとは、教務補助の方々には強めのサポートをしていただき、最後の一年に、おそらく同い年の教務補助と、喫煙所で話したのは鮮烈に覚えている。中退のタイミングで、「おそらく、あなたほど助手や教務補助と話した学生はいません」とのことだった。
あとは共通絵画。五十嵐ちゃん、助手の方がすっごい癒し系というか、ポヤポヤな感じの方で、まあ別に好きとかじゃないけど、息抜きに絵画棟の下に行って喫煙しようと向かうと、彼女が喫煙していた。しんどいっすよねえ。と思いながらタバコを吸っていると、「あ、ダメじゃない!」と言われた。思いっきりの苦笑いで誤魔化した。その課程の教授と院生と助手さんに、「君、一時間ぐらい抜けるけど、何してるの?」と言われた。ある程度マイルドに伝えた。なぜか講評では、「よく頑張った!」と言われた。「目が悪いのかな?」と講評でつぶやくと、「いや、君はちゃんと見てると思うよ」と言われ、その返答に、「いや、メガネが合ってないというか……」と言うと少しウケたのでよしとする。
保健室。二回目までは、非常勤だと思われていた。数回通ううちに、顔見知りになった。そうね、中学生で大学院生かと思われる顔だったからね。
あと、舞台芸術とかの助手さん。割とキツめのヤンキーがマイルドになった人だったかと。恋人とぐだぐだ喋りながら、ちょいと一服、と喫煙所にいると、助手さんの履いている靴が自分と色違いだった。機動力が高いのにあらゆる場面に対応できる靴。
その靴が新たに欲しいが、さて、もうしばらく様子を見よう。
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