#展示車があったようだけどそれを見ずカフェへまっしぐら
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2024.10.13
映画『HAPPYEND』を見る。父の時代の学生運動のような雰囲気と、街の風景のクールな切り取り、存在感があり重厚な音楽の使い方から愛しいものとしてのテクノの使い方まで大変気に入り、今度会う人に渡そうと映画のパンフレットを2冊買う。その人と行った歌舞伎町時代のLIQUIDROOM、どんどん登らされた階段。小中学生の時に自分がした差別、あの分かっていなさ、別れた友人、まだ近くにいる人たち。
2024.10.14
銀座エルメスで内藤礼『生まれておいで 生きておいで』、ガラスの建築に細いテグスや色のついた毛糸が映える。日が落ちて小さなビーズが空間に溶けていくような時間に見るのも素敵だと思う。檜の「座」で鏡の前にいる小さな人を眺める。「世界に秘密を送り返す」を見つけるのは楽しい。黒目と同じだけの鏡、私の秘密と世界の秘密。今年の展示は上野・銀座ともに少し賑やかな雰囲気、外にいる小さい人たちや色とりどりの光の色を網膜に写してきたような展示。でも相変わらず目が慣れるまで何も見えてこない。銀座にはBillie Eilishもあったので嬉しくなる。
GINZA SIXのヤノベケンジ・スペースキャットと、ポーラアネックスでマティスを見てから歩行者天国で夜になっていく空を眺めた。小さい頃は銀座の初売りに家族で来ていたので、郷愁がある。地元に帰るよりも少しあたたかい気持ち、昔の銀座は磯部焼きのお餅を売っていたりしました。東京の楽しいところ。
2024.10.18
荷造り、指のネイル塗り。足は昨日塗り済み。年始の青森旅行時、2泊3日の持ち物リストを作成し、機内持ち込み可サイズのキャリーに入れ参照可能にしたところ、旅行のめんどくさい気持ちが軽減された。コンタクトや基礎化粧品・メイク用品のリスト、常備薬、安心できる着替えの量。持ち物が少ない人間にはなれそうにない。日常から多い。部屋に「読んでいない本」が多いと落ち着くような人間は持ち物少ない人になれない。
2024.10.19
早起きして羽田空港。8:30くらいに着いたらまだ眺めのいいカフェが開いておらず、とりあえず飛行機が見える屋上に行く。このあと雨が降るはずの曇り空からいきなり太陽が照り出して暑くなり、自販機でマカダミアのセブンティーンアイスを買い、食べる。突然の早朝外アイス。飛行機が整列し、飛び立つところをぼんやりと眺める。飛行機は綺麗。昨夜寝る前にKindleで『マイ・シスター、シリアルキラー』を買って「空港ではミステリー小説だろう」と浮かれて眠ったのに、100分de名著のサルトルを読み進める。実存主義を何も分かっていないことをこっそりとカバーしたい。すみませんでした。
10:15飛行機離陸。サンドイッチをぱくぱく食べたあとKindleを手に持ったまま眠ってしまい、11:55宇部空港着。
宇部空港、国内線のロビーは小さく、友人にすぐ会う。トンネルを抜ける時、窓が曇り、薄緑色の空間に虹色の天井のライトと車のライトがたくさん向かって来て流れる。動画を撮影しながら「綺麗くない?」と言うと「綺麗だけど本当は危ない」と言われる。かけるべきワイパーをしないで待っていてくれたんだと思う。
友人のソウルフードであるうどんの「どんどん」で天ぷら肉うどん、わかめのおにぎりを食べる。うどんは柔らかく、つゆが甘い。ネギが盛り放題。東京でパッと食べるうどんははなまる系になるので四国的であり、うどんのコシにもつゆにも違いがある。美味しい。
私は山口市のYCAMのことしか調べずに行ったので連れて行ってもらう。三宅唱監督の『ワイルドツアー』で見た場所だ。『ワイルドツアー』のポスターで見た正面玄関を見に芝生を横切ったが、芝生は雨でぐずぐずだった。でも全部楽しい。
広くて静かで素敵な図書館があり、心の底から羨ましい。小さな映画館もあり、途中入場できるか聞いたおじいちゃんが、「途中からだからタダにならない?」と言っていたがタダにはなっていなかった。一応言ってみた感が可愛らしい範囲。
YCAM内にあるのかと思っていたら違う倉庫にスペースのあった大友良英さんらの「without records」を見に行く。レコードの外された古いポータブルレコードプレーヤーのスピーカーから何がしかのノイズ音が鳴る。可愛い音のもの、大きく響く音のもの。木製や黄ばんだプラスチックの、もう存在しない電機メーカーの、それぞれのプレーヤーの回転を眺めて耳を澄ませてしばらくいると、たくさんのプレーヤーが大きな音で共鳴を始める。ずっと大きい音だと聞いていられないけれど、じっと待ってから大きな音が始まると嬉しくなる。プログラムの偶然でも、「盛り上がりだ」と思う。
山口県の道路はとても綺麗で(政治力)、道路の横は森がずっと続く。もとは農地だっただろう場所にも緑がどんどん増えている。私が映画で見るロードムービーはアメリカのものが多く、あちらで人の手が入っていない土地は平らな荒野で、日本の(少なくとも山口県の)土は放っておくとすぐに「森」になるのだ、ということを初めて実感する。本当の森の中にひらけた視界は無く、車でどんどん行けるような場所には絶対にならない。私がよく散歩をする所ですら、有料のグラウンドやイベント用の芝生でない場所には細い道を覆い隠す雑草がモコモコと飛び出して道がなくなってゆく。そして唐突に刈られて草の匂いだけを残す。私が「刈られたな」と思っているところも、誰かが何らかのスケジュールで刈ってくれているのだ。
山口県の日本海側の街では中原昌也と金子みすゞがそこかしこにドンとある。
災害から直っていないために路線が短くなっているローカルの汽車(電車じゃない、電車じゃないのか!)に乗って夜ご飯へ。終電が18:04。霧雨、暴風。一瞬傘をさすも無意味。
焼き鳥に挟まっているネギはタマネギで、つきだしは「けんちょう」という煮物だった。美味しい。砂肝、普段全然好きじゃないのに美味しかった。少し街の端っこへ行くとたまに道に鹿がいるらしく、夜見ると突然道路に木が生えているのかと思ったら鹿の角、ということになり怖いらしい。『悪は存在しない』のことを思う。
2024.10.20
雨は止んでいてよかった。海と山。暴風。人が入れるように少しだけ整えられた森に入り、キノコを眺める。
元乃隅神社、123基の鳥居をくぐり階段を降りて海の近くへ。暴風でiPhoneを構えてもぶれて、波は岩場を越え海の水を浴びる。鳥居の上にある賽銭箱に小銭を投げたけれど届くわけもない。車に戻ると唇がしょっぱかった。
山と海を眺めてとても素敵なギャラリー&カフェに。古い建物の改装で残された立派な梁、屋根の上部から太陽光が取り込まれるようになっていて素晴らしい建築。葉っぱに乗せられたおにぎりと金木犀のゼリーを食べる。美味しい。
更に山と海を眺めて角島へ。長い長い橋を通って島。古い灯台、暴風の神社。曇天の荒れた海も美しいと思う、恐ろしい風や崖を体感としてしっかりと知らない。構えたカメラも風でぶれるし、油断すると足元もふらつく風、窓につく塩の結晶。
山と海を眺めて香月泰男美術館へ。友人が見て良い展示だったからもう一度来て見せてくれたのだ。
全然知らなかったけれど、本当に素晴らしい絵だった。油彩なのだけど、質感が岩絵具のようで、フレームの内側に茶色のあやふやな四角が残っているのがとても良い。
フレーミングする、バチッと切り取ってしまう乱暴さから離れて、両手の人差し指と親指で四角を作って取り出したようなまなざしになる。
山口県の日本海側の山と畑と空の景色、荒い波、夜の静けさや月と雲、霧の色を見てから美術館へ連れて来てもらえたから色と色の境目の奥行きを知る。柿はずっしりと重く、花は鮮やかだ。香月泰男やシベリア抑留から帰ってきた画家で、この前読んだ『夜と霧』の暗さと冷たさを思い返した。絵の具箱を枕にして日本へ帰る画家が抱えていた希望、そのあとの色彩。
夕飯は友人の知り合いのハンバーガー屋さんへ。衝撃のうまさ。高校生の時に初めて食べたバーガーキングの玉ねぎの旨さ以来の衝撃、20年ぶりだ。そんなことがあるのか。
2024.10.21
晴天。海は穏やかで、深い青、テート美術館展で見たあの大きな横長の絵みたい。初めて見た海の光。
海と山を眺めて秋吉台へ。洞窟は時間がかかるので丘を散策、最高。
風光明媚な場所にしっかりとした情熱が無かったけれど、「好きな場所だから」と連れていってもらえる美しい場所は、友人が何度も見るたびに「好きだなぁ」と思っただろう何かが分かり、それは私が毎日毎日夕陽を眺めて「まだ飽きない」と思っている気持ちととても近く、感激する。
今までの観光旅行で一番素敵だった。
道々で「このあと窓を見て」と教えてもらい、味わう。
ス��キが風に揺れて、黄色い花がずっとある。山が光で色を変え、岩に質感がある。
山口市、常栄寺、坂本龍一さんのインスタレーション。お寺の庭園が見られる場所の天井にスピーカーが吊るされ、シンセサイザーの音を演奏しているのは色々な都市の木の生体信号だ。鳥の声や風の音と展示の音は区別されない。砂利を踏む音、遠くから聞こえる今日の予定。豊かなグラデーションの苔に赤い葉っぱが落ちる。
宇部空港はエヴァの激推しだった。庵野さん、私も劇場で見届けましたよ。
行きの飛行機は揺れたけれど、帰りは穏やかに到着、家までの交通路がギリギリだったため爆走、滑り込む。
東京の車の1時間と山口の1時間は違う。
何人かの山口出身の友人が通った空と道と海と山の色を知ることができてとても嬉しい。
「好きな場所」「好きな風景」ってどういうものなんだろう。
私が通う場所、好きな建築、好きな季節と夕陽。あの人が大切にしている場所に吹く風、日が落ちる時刻が少し違う、友人のいる場所。
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2023/12/23
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12月23日 どうしてこうなってしまっているのだろう、と生活に悩んでいる日々だったけれど、それに追われつつ、朝30リットル3袋分のいらないものを捨てて家を出かけて、結果クリスマス浮き足だって帰ってきている。
tealでその後会う友人と明後日会う予定の友人へチョコバーとギモーヴを買った。 ギモーヴ、ある時とない時がある!ギモーヴを教えてくれた友人へいつか渡したいとずっと思っている。 クリスマスなのでケーキの受け渡しで忙しそうで、カフェコーナーはお休み中だった。 待ち合わせまで時間があったので日本橋をお散歩。道のマリーゴールドは全部パンジーに変わっていた。
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清澄白河で友人と待ち合わせをして、てらおかさんの展示を鑑賞。足を踏み入れたら崩れてしまいそうな小屋みたいなギャラリーだった。 その後お茶をしたカフェも素敵で、道中も、あれ?こんなお店が、と何年も訪れているのに未だに発見が多い街(いつも駅から美術館の往復しかしないのでデイリーヤマザキとかかしくらいしか見かけない)。
カフェで生活の話やアートブックフェアに行ったお話を聞かせてもらった。そして沖縄のお土産にお皿をいただく。お香受けにちょうど良さそうなので、割らない自信を持てるくらい落ち着いた生活をできる日が来たら使おうと思う。
とにかくたくさん喋ってしまってここに書くことがない!(ありがたくて良いことです。たぶん。)
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そこから何となく彼女と一緒にみることを定例にしたいと思っている、国際フォーラムの干支ツリーを見に行った。 来年の干支のぬいぐるみがツリーになってクリスマスからお正月にかけて展示されている。 辰ってどんな感じかね?と話しながら、ベトナムの干支のラインナップを調べながらツリーまで地下を歩いた。(ベトナムの干支は兎ではなく猫、丑は水牛、亥は豚、とのこと。)
丸の内のイルミネーションを眺めながら東京まで歩き別れた。
やっぱり今年はイベント毎になると人が多い。 夏祭りの時同様に、みんな楽しそうでよかったね、という気持ち。
一先ず年賀状の宛名は書き終えたし、するべき掃除はしているので後は写真を撮ったり日記を更新したりしたい。 朝の掃除に疲れて家を出て電車に乗ったら、毎朝出勤で同じバスになる(電車も多分同じ)、密かに推している方が電車にいて、今日はいつもより小さいカバンを手に耳には大きめのイヤリングをつけていた。
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仙台旅
仙台を旅してきたので旅行log残しときます!🤟
むらさん内田雄馬のコンサートいきませんか?と今年初めくらいに声かけてもらっててそれなら仙台かなあ言うたら本当に仙台に行ってた。仙台に行きたかったので行けてよかったです❕
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四時起きで空港にたどり着いたむらちゃん、実は前日パリライ(あんステのライブのこと)に行っており興奮して寝付けず夜中の2時から荷造りをしている。なんなら頭の中でEdenがまだ踊っている。最高のライブの後ということでテンションも高い。そんな感じで関空に着いた。関空に着いたら朝ごはんや!言うて店入ったらからあげ定食、牛丼、肉うどん、カレーというゴリゴリ飯しかなくて心がそがれた。
このクマちゃんは友達がパリライでくれたので一緒に仙台に連れてって写真バコバコ撮ってやるよ……❕って持ってきた。ちなみに写真はあと一枚しか撮ってない(ごめんね)
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意識が高いので(?)飛行機内では内田雄馬さんを聞いまくり、これからわたくしは内田雄馬さんのライブに行くんだ……という気を高めていた。
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📍仙台駅
という訳でこれは仙台駅ですね。
空港から仙台駅秒な気がしてたけど普通に30分くらい掛かったから全然秒ではありませんでした。仙台と言えばここだから写真撮っときなというフォロワーの助言で撮影。ちなみに早朝の空港までわざわざ何故か迎えに来てくれたのですごく優しかったです。ありがとう仙台フォロワー
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📍青山文庫
地元民のオススメの店に連れてって(嫌な無茶振り)と言ったら駅近くのカフェに連れてきてくれました。私はアールグレイとモーニングのセット頼んだんですがほんとは��シレバターのクレープ?が食べたかったです!朝は頼めないらしいので地元の人がいたらエシレバターのクレープ食べてください。本当に食べたかった。上手くないわけないもんな…
食べてる間に仙台フォロワーはライブに備えて消えていきやきとち先生が迎えに来てくれました。今回の旅行はほぼやきとち先生と一緒です。やった~
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📍ホテルモントレ仙台
とりあえず荷物を預けにモントレにきました。実は生まれて初めてのモントレです!うれしい。ずっと来たかったのでモントレデビューを果たせて感無量でした。また後ほどモントレの話はします。とりあえず荷物を預けてそばでEveちゃんを並べました。
(これは人通りが少なかったから出来たこと)
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うん、Eveちゃんもモントレに来れて嬉しそうだ。
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📍むかでや履物店
ジョジョの4部の作中に出てくるお店らしい(へえ~)ジョジョに詳しくないのですがお店にはたくさんジョジョのサインとかあってオタクだったら嬉しそ~と思いました。キャラクターの名前で領収書くれるらしい(すべてにわかなのでらしいと付けてしまう)あと普通にお店の中がかわいいし落ち着いてて大変良かった…!お財布欲しいな。普通に。
仙台、土日の割に人が少ないし軽やかな演奏が商店街から流れてくるし無料で珈琲くれるし道に木々が生い茂ってるところが多くて長閑で大変いいな…と歩きながら思ってました。ここが土日の大阪スラムタウン難波ならどこかから怒声が聞こえてくるのにそういうのがあんまり無かった、すごいな(そんなんと比べるな)
で、観光したいよね!という話になって仙台と言えば伊達政宗…伊達政宗を見に行こう‼️つって伊達政宗像を目指すことに。そこで利用したのがるーぷる仙台です。
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(公式画像引用失礼)
神戸のシティループみたいでかわい~♡と思いました。これで観光名所の山辺りを回ってくれるらしい。山登るのはキツイからめちゃくちゃ便利‼️これで伊達政宗にだっておきがるに会いに行ける🎶と思って待ってたらもうすげ~~~~~バスがぎゅうぎゅうなんだよ!すげ~の、仙台一混んでた。瑞鳳殿で大量に人が降りたことで座れて座れてからようやく運転手さんが観光スポットについての案内をしてくれてることが耳に入ってきた。
なんかこう…仙台にも方言?あるんですかね。運転手さんがなまってて可愛かったです。可愛いと思える訛り羨ましいなと思いました。あと、瑞鳳殿、いつか行きたいです。今回はたそライブがあるので伊達政宗の面だけ拝んでいきます。
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📍仙台城跡
こ、これは、……伊達政宗……………………⁉️
実はやきとちさんに行きたい��言われるまで伊達政宗が仙台の藩主ということを失念してい���した。仙台城跡地あたりから見る下界広大で空気美味しかったー!!!今年?は閉まってるらしい仙台市博物館にも行きたかったのでまたの機会に行こうと思います。あと伊達政宗像の横でとうもろこし売ってました。仙台名物なんですか?🌽
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伊達政宗のすぐ側には謎の鷲?もいました。かっこいい。
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📍宮城県美術館
画質ガビガビなのはインスタ動画クオリティだから。国際センター駅まで歩いてる時に宮城県美術館の前通って寄ってかね?という話になり見てきました。
伊達政宗と杜の都・仙台展って名前らしい。杜の都……!?確かに!と思った。豊かで素晴らしい。伊達政宗関連の展示~日本の近現代美術名作選とか色々あって普通に見るのに普通に2、3時間かかってた��思う。あとね、ぐりとぐらの作者の方の展示があってすごいかわいかった。絵本ってあんな結構切ったり貼ったりみたいな感じで作られてんだと思いました(説明が下手)
仙台フォロワーに牛タンなら善次郎だよって言われたから善次郎に行ったら100人以上待ってると言われてビビりまくった。な、なに~ッ!?いうて。。全然もうこう…仙台さんが長閑な感じだから舐めきっててそんなに並ぶと思わず滝汗をかく我々。だがしかし、どうしてもたそライブの前に牛タンを味わいたい……!となり仙台駅内の牛タンエリアへと助けを求めることになった。
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📍味の牛たん喜助
わーい!牛タンだー!じつは焼肉以外でタンを食べるの初めてだったんやけど(まあほぼ変わらんやろ)と思ってたけど厚切りの牛タンはうっ~まい……うまいんだ、これ。めちゃくちゃ美味しくてうまーい!!!といってたら横に付いてきた福神漬みたいなんがガチ辛くて泣いた。
美味しい牛タンなので正味あと10切れくらい食べれた。食べれたけど内田雄馬さんのライブに向かうため渋々店を出ることにする。
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📍電力ホール
電力ホール内に着いたらなんかすごいみんな青い服とか髪で驚いた。内田雄馬さんのカラーらしい。内田雄馬さんって青がメンカラなんだ(当方内田雄馬初心者)
電力ホールの凄いところ、7階にある所なんだけどスタッフさんが「基本的に出たら再入場できません!飲み物はなんか…、下のファミマとかで買って上がってきてください!」って言っててすげー、チケット持ってても再入場できない現場初めてだ!?と思った。あと自分で半券もぎってくれってアナウンスにも驚いた。初めて自分でチケットをもぎりました。
感想は割愛しますが楽しかったー!ペンライトふわふわ芸人だったけど内田雄馬さん近くで見るとうわ…内田雄馬さんだ……になれたしあと声が良すぎる。声が良すぎるのに笑い方の癖強すぎて宇宙猫の顔しました。
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内田雄馬さん置いときます
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![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/a5925f04beb59207628d5d8e8dd02e76/69d8df0faf4c96b1-4f/s540x810/432c721d5f19b723a3712fa6a196dacbbbbdc9f6.jpg)
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/75ed3a2680d27fcc477dd6ab2c45579f/69d8df0faf4c96b1-cb/s540x810/9c116698a3e978ae3379e24ff6f30dfb333eac64.jpg)
📍ホテルモントレ仙台
見てくださいこの可愛さを。。❕レトロでかわいいよね~かわいいかわいい😭特にエレベーターが好きです。上のなんか針(?)みたいなのが上あがっていく度に動くのがちょっとアナログで良すぎる……!語彙なし!!
お部屋も広くてらぶりーでさいこうだった。。大はしゃぎで部屋でぬい撮影会をしました。駅からも近いしアクセス良すぎるのでみんなもモントレに泊まってください(?)
ホテルでやきとちさんにアイナナのライブを見せてもらってアイナナっていいな……!になった。あとŹOOĻのササゲロを聞かせてもらってからササゲロが離れなくなった。ちなみにササゲロはこれです
youtube
騒いでたらもう2時付近。NAVITAIMUを見て恐ろしいことに気付く。
次の日は福島に行く予定だったのですが、飛行機の時間を加味して余裕を持って帰って来れる理想の出発時間が朝5時30発の電車。つまり、4時起き。
突然地獄のアラームを見せてしまい申し訳ございません。これに出れなかったら死ぬど………………………………のモードになりホテルで音速睡眠会になった。そして二人とも眠りについたのが恐らく2時過ぎ…。
むらちゃんはこの時、3時半に一度起き、寝起きのテンションが元々最悪なのもあって自分でつけたこのアラームを無理やろいうて全部消して二度寝している。戦犯は自分なのに起きた時被害者ヅラしてえ。。。起きれなかった!?と言った。サイコパスすぎる
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おはよう、いい朝だね(寝坊)(10時)
ということで福島に行けなくなってしまったので別のことをすることにしました。そう、かわいいカフェに行く、ということです。
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📍牛タン炭焼 利久
これはたそがライブで食べてた場所です!たそがたべてたにゅうめんが食べたいということでやってきたもののまあ、にゅうめんがない。横浜限定メニューらしい。
ということでむらちゃんは馬刺しユッケと仙台牛ステーキをたべました!!うまい!!🥩
肉ならなんでも美味い!!
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📍Adapt
まんがチーズケーキをたべることが目標だったので果たせて良かったです🧀味は思ったよりあっさりしてて食べやすかった!おいしい!
まっしろの店内でマジで好みだった!!映えカフェだからEveさんをだすのちょっと恥ずかしかったけど写真���えするのでうれしい。かわいいのら。
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ぷりん、おれたち、つぎこそ福島のラッキー公園に行ってやろうぜ……約束だぞ……
あ、そう。牛タンお土産に一万円分ごっそり買った!まだ食べてないけど楽しみにしてる(ᐢᴖ ·̫ ᴖᐢ)👍🏻🌟
はやくたべた~い(お土産なのにおまえもたべるんかい)遊んでくれたフォロワーたちありがとうございます🎶また行きたいと思います🎶🎶🎶
以上
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なんじゃこりゃの先に
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はろうです。 メルボルン滞在も残り1ヶ月を切ってしまった! 最近のメルボルンは、寒いです。 朝は2℃の日もあり、起きられません。 わたしのアパートは古いので、部屋がめちゃ寒い。 (ル��ムメイトは布団をかぶって仕事をしている) 私も家で作業するときは、オイルヒーターを足に挟んで作業しております。 オーストラリアはあったかいというイメージがある人も多いと思いますが、 車で1、2時間走ればオーロラが見れたりするほど南極に使いので、 メルボルンの冬は普通に寒い。 曇りの日が多いので、晴れてると (外に出なくては!写真を撮らなくても良いのかい?) という悪魔のささやきに悩まされ メルボルンに居るうちにできることをやり切らなくては・・・というぼんやりとした焦りに駆られ、最近はいろんな人に会いまくったり さむーいので、カフェにこもって こっちに来て発見したこと、違いを感じたことはなんだろうと ぐるぐるとノートに書いたりしてた。 (こっちは日本語でひとりごとをつらつら書いてても誰にもバレないのがいい) ひとりでぶつぶつ書いていて、 メルボルンに来て良いなと思ったことのひとつに、 アートの敷居の低さがあるなと思った。 自分の理解のために、まじめに書いてみる。 メルボルンは芸術の街というプライドを持ってるだけあって 街をあげた大規模なアートフェスがしょっちゅう行われている。 デザインウィーク、フォトフェスティバル、アートフェスティバル、コメディフェスティバル、、、 年中何かありすぎて、うっかり見逃しそうになるぐらいの頻度で 何かのフェスをやっている。 しかもどれも入場無料のものが多く、会場のスタイルも自由。 美術館だけでなく、いつもの街中にとつぜんアートが現れまくる。 そのたび日本と違うなと実感するのが、作品の選び方。 フェスの目玉になるような作品が わかりやすくて万人受けする物、ではなくて、 挑戦的なものや考えさせるものが多いこと。
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最近のメルボルンのアートフェス、Risingで大きく展示された作品。 先住民とオーストラリアについて、自分たちの歴史への皮肉も入っている。
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前にも投稿したけど、夏にあったフォトフェスティバルでも、一番目立つエリアの写真たちが誰かのプライベートフォトのような、どこか私的な感じの作品で良かった。
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日本では、渋谷にナン・ゴールディンをでかでかと飾ることはできない気がする。
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州立図書館で無料でやってるMelbourne OUT LOUDの写真も 生々しくて、人間くさくて、めちゃくちゃ良かった。
日本だったら、フェスの目玉になるものはおのずと 多くの人に好まれる、最大公約数的な、わかりやすくて華やかなものが多いと思う。 誰にでも愛されると限らない、挑戦的なもの、わかりづらいものをメインに持ってくるのは クレームや集客の観点でまず切り捨てられがちな気がする。 でもメルボルンのアートフェスではそれが違うことが多い。 全員が好むわかりやすいものではなく、違和感をきっかけに何かを考えさせるようなもの。 そういう作品をメインに持ってこれるということは、 受け手の感性を「信頼」してないとできないことだと思う。 カルチャーが好きなメルボルンの市民なら 変化球を投げても、向き合って楽しんでくれる、という信頼関係。 展示作品を見ながら、日本だったら、長ーい会議の末に 「この作品をメインにしましょう」という決断にはならないだろうなあ、と思わされることが多い。 もうひとつ感じるのが、客層の幅広さ。 こっちにくると、アートフェスを見に来ているお客さんは本当に老若男女さまざま。 地元のお爺さんお婆さんみたいな人も、古着来てタトゥーばきばきのおねえちゃんも、 いろんな人が自由に現代アートの展示を眺めたり、パフォーマンスを見に来たりしている。 でかいアートフェスだけでなく、小さいアートコミュニティも多いメルボルン。 最近、自治体が主催するフォトワークショップに行ってきたら 作曲家をやってる女の子から、最近写真を始めたような主婦のおばさまがたまで 定員オーバーで募集締め切りになるぐらい大盛況。 (毎週集まって小説を書くコミュニティ、写真を撮るコミュニティ、デッサンするコミュニティなど メルボルンには小さいアートコミュニティがやまほどある) 日本でアートイベントをやると、 どうしてもまだ、美大界隈のひとや、ちょっと意識高めの人たちのみが集まりがちなイメージがある。 こっちにいると、もっと気軽で開かれたものな気がする。
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歴史ある教会を貸し切ってやっていた、生演奏とへんてこダンスを踊るイベント。
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知らない人たちみんなであつまって、見よう見まねでへんてこダンス。 教会は老若男女��超満員だった。
その違いがなぜ生まれるのか、正確にはよくわからない。 でも多くの移民と共生してきた中で自然と培れた 「自分とちがうもの」や「見たことのないもの」への包容力や 様々な個性を抱える街への「誇り」みたいなものが それを可能にさせている気がする。 さらにもしかして、過去に先住民に自分たちがしてきたことへの 償い、みたいなものも混ざってるのかもしれない。 日本でメディアの仕事をしていると 「もっとわかりやすく」「それで全員にウケるのか?」 が求められることは多い。 一見勢いがあって面白そうなアイデアでも、会議の末に わかりづらすぎる、こんな誤解を生む危険がある、一般的じゃなさすぎる みたいな理由で採用されない、過程もたくさん見てきた。 だからこそ「ん?なんじゃこりゃ?」というものが でかでかと展示されてるのを見ると いったいどんな人たちがどんな会議を経て「これで行こうぜ」になったのか そのプロセスをのぞき見させてくれ、という気持ちになる。 「なんだこれは!」と思わせるのが芸術だと岡本太郎氏も言ってたそうです。 「なんだこれは」にずっと出会いたいし、 「なんだこれは!」を思い切って投げられる信頼関係がうらやましい。 そのなぞ、内側に入って解き明かしたかったなあ というのが 帰国が近づいたいま、ちょっとくやしいことです。 オーロラ見れなかったし、毎日さみいけど 残りの時間を楽しむぞ。アディオス。
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2024年6月2日
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啓文社 尾道の書店ゼロに(読売新聞 6月1日)
新浜店 2日閉店 市民「寂しい」
書籍、雑誌の販売やカフェ運営などを展開する尾道市東尾道の「啓文社」は、同市新浜の新浜店を2日に閉店する。文学の町として知られる尾道で、同社の書店はゼロとなり、市民から残念がる声が上がっている。
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2日に閉店する啓文社新浜店(尾道市で)
同社は93年前の1931年(昭和6年)、同市久保で創業した老舗。新浜店は93年にオープンし、書籍や文具の販売、DVDレンタルなどを手がけてきた。店の入り口に立てかけた「最終営業日のお知らせ」に立ち止まり、じっと眺める客の姿も見られる。
創業の地だった久保店は2006年に、JR尾道駅の駅前ビル内にあった福屋ブックセンター店も13年に相次いで閉店した。市内で生まれ育った自営業男性(56)は「旧市街地から本屋がどんどんなくなり、寂しい」と話す。
同社は新浜店閉店に対し、手塚淳三社長名で「31年の長きにわたりご愛顧を賜ったが、私たちの目指す『地域の皆様にご満足いただける書店』の品ぞろえや利便性の基準を、現在の売り場面積、駐車場台数などでは満たせなくなり、熟考を重ねた上での苦渋の決断だった」とのコメントを発表。「ご利用いただいていた方にご不便をおかけすることを心よりおわび申し上げる」としている。
同社の23年6月期の売上高は46億6000万円、従業員は240人。24年5月現在、新浜店を含め、福山と三原、東広島、呉、廿日市の5市と岡山市に計10店舗を構える。
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日本人の幸福度は「世界ワースト3」、子どもは「ワースト2」…"人並みに"という幸せになれない残念な国民性(プレジデントオンライン )
多くの国際調査で日本人の幸福度が低いことが指摘されている。拓殖大学教授の佐藤一磨さんが「最近の調査で、幸せな日本人の割合はこの13年で13%も下がっていることがわかった。また別の調査では大人だけでなく子どもの幸福度も低水準で推移していることがわかっている」という――。
■日本人の幸せの推移
昔と比較して日本は豊かになりましたが、それに伴って私たち日本人は幸せになってきているのでしょうか。また、国際的に見て、私たちの幸せの水準は高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか。
日本は世界第4位の経済大国であり、他国と比べても豊かな暮らしを享受できます。これに加えて、高い健康度、治安の良さ、町の清潔さ、四季によって移り変わる美しい景色、アニメ・漫画・ゲーム等の独特のカルチャーもあり、日本に住むことの利点は大きいと言えます。ただ一方で、バブル崩壊以降の長い低経済成長や少子高齢化による人口減少、増加��る自然災害、なかなか解消されないジェンダー不平等などの問題も存在しています。
これらの相互関係によって私たちの幸せの水準が決定されると考えられます。
この4月、幸福度を定点調査した結果が発表されました。今回はその調査結果を中心に、私たち日本人の幸せの推移について見ていきたいと思います。
■日本人の幸福度はこの13年間で低下
調査を行ったのは、世論調査会社イプソスです。この調査では、日本を含む世界約30カ国を対象に幸福度を調べています。この調査は、16~74歳の日本人約2000人を対象としており、サンプルの構成が国勢調査による成人の人口動態を反映するように調整され��います。
この結果を見ると、興味深い2つの発見があります。
まず1つ目は、2011年から2024年の13年間で、日本人の幸福度が低下傾向にあるという点です。
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出典=イプソス株式会社(2024)「2024年イプソスグローバル幸福感調査レポート」
図表1は、「幸せである」と回答した割合の推移を示しているのですが、2011年から2019年にかけて低下し、その後は持ち直したものの、2024年にまた低下しています(1)。2011年を基準とすると、その後の13年間で幸せだと回答した日本人が13%減ったことになります。
(1)図中の値は、「すべてのことを総合すると、あなたは「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」「あまり幸せではない」「まったく幸せではない」のうちどれだと言えますか?」という質問に対して、「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」と回答した割合を示しています。
■日本人の幸福度は国際的にみて低い
2つ目の発見は、国際的にみて、日本人の幸福度は低水準にあるという点です。
図表2は2024年に調査された30カ国の幸福度を比較しているのですが、日本人の「幸せである」と回答した割合は、調査対象国の中で下から3番目でした。
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出典=イプソス株式会社(2024)「2024年イプソスグローバル幸福感調査レポート」
実は他の年の値を見ても、日本の幸福度の水準は低い場合が多くなっています。
図表3はイプソス社の調査で2011年から継続して調査対象となっている20カ国のうち、日本の幸福度の高さが何���になっているのかを示しています。これを見ても、日本の相対的な順位は高いとは言えず、下から数えた方が早い場合が多くなっています。ちなみに、2011年から2024年の間で一貫して日本よりも幸福度が低いのは、ハンガリーのみでした。
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■日本は「働く幸せ」が世界で最下位
以上から明らかなとおり、日本の幸福度は低下傾向にあり、しかも世界的にみて相対的に低くなっています。
実は他の調査を見ても、日本の幸福度が低くなりやすいという傾向が確認できます。
例えば、OECDが行っている「より良い暮らし指標(Better Life Index)」では総合的にOECD諸国の暮らし向きを比較可能なのですが、この中で主観的な幸福度を調査しています。2017年の調査結果を見ると、OECD35カ国中で日本は27位となっていました。
また、パーソル総合研究所の『グローバル就業実態・成長意識調査-はたらくWell-beingの国際比較』では、世界18カ国・地域の主要都市の人々の働く幸せを調査しているのですが、幸せを感じている日本の就業者は、調査国中で最下位となっていました。
■日本は子どもの幸福度も低い
このように他国と比較して日本人は幸せを実感しづらいようなのですが、実はこの傾向は子どもでも同様に確認されています。
2020年にユニセフのリサーチ部門であるイノチェンティ研究所が子どもの幸福度を分析しました。この中で生活満足度が高い子どもの割合や自殺率を用いて、精神的な幸福度の水準を各国で比較しています。
生活満足度に関しては、0から10までの数字で生活全般の満足度を聞いているのですが、この質問に6以上と答えた割合を見ると、日本は調査対象となった国の下から2番目でした(図表4)。大人と同じく、日本の子どもも幸せを実感する割合が低いと言えるでしょう。
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出典=生徒の学習到達度調査 2018(PISA 2018)
また、15~19歳の若者10万人当たりの自殺率を見ると、日本の値は7.5人でした。これは調査対象国の中で上から12番目にあたり、平均よりも高くなっています。
このように、日本の子どもの生活満足度は相対的に低く、自殺率は平均よりも高いという結果になっています。日本の子どもの精神的な幸福に関する指標はあまり良いとは言えません。
■「友達ができにくい」日本の子どもたち
さらにイノチェンティ研究所の報告書では、もう1つ気になる点を指摘しています���それは子どもの交友関係に関する課題です。
報告書では子どものスキルとして、読解力・数学分野の学力・社会的スキルについても見ているのですが、社会的スキルについては、「すぐに友達ができる」と答えた15歳の子どもの割合を各国で比較しています。図表5はその値を比較しているのですが、日本はまた調査対象となった国の下から2番目でした。
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出典=生徒の学習到達度調査 2018(PISA 2018)。ただしキプロスについては2018年のデータが入手不可のためPISA2015。また、イスラエルはデータなし。
日本の子どもは交友関係を広げる面で課題があり、これが幸福度に影響している可能性も考えられます。
■日本の子どもの「自分自身への満足感」は低い
さらに、子どもに関してもう1点気になるデータがあります。子ども・若者の現状を調べた内閣府の「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(平成30年度)」では、日本を含む7つの国の満13~29歳までの男女に対して調査を行っています。この中で、「自分自身に満足している」という質問に対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した割合は、日本が最も低くなっていました(図表6)。
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出典=内閣府(2019)『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成30年度)』
また、同じ調査で「自分には長所がある」という点についても聞いているのですが、日本の「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した割合は、調査国の中で最低となっています。
これらの調査結果から、日本の子ども・若者は諸外国と比較して、自分自身への満足感が低く、自分の長所にも肯定的になれない部分があるといえます。
■日本人の幸福度は低くなるのは「人並み志向」が原因か
これまで見てきたとおり、日本人の幸福度は他国と比較すると相対的に低くなりがちです。この傾向は大人だけでなく、子どもの時点からすでに確認されています。次世代を担う子どもたちが自分への満足感や長所を認めづらいという社会環境にあるのです。
日本は現在さまざまな問題に直面するものの、経済力が高く、健康かつ安心・安全に暮らせる国です。このような多くのメリットがある反面、幸福度が低くなりやすいという点は、やや不可解です。
日本人の幸福度が低くなりやすいという点に関して詳細に分析した研究は少なく、その原因については明確にわからないものの、京都大学の内田由紀子教授は、日本人の「人並み志向」が影響しているのではないかと指摘しています。
日本人は、他者と比較して「人並み」の人生を歩めているかどうかを基準とする傾向があるため、自分の幸福度評価が高くなりにくいと考えられるわけです。
この点は日本という社会の中で醸成されてきた特徴であり、すぐに変えていくのは難しいかもしれません。また、SNS等で成功した一部の人が注目を集めるようになっており、自分と比較してしまうと、どうしても幸せを実感しづらい社会環境にもなっています。
今後の私たちの幸せの感じ方を変えていくためにも、「人並み」ではなく、「自分の尺度」で物事を判断できるようになっていくことが重要となるでしょう。
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5 days ともう1日 お母さん、あの赤いストールどこにいったんでしょうね。
2023年5月の光州滞在に続いて、韓国にいった。3月6日(水)から11日(月)までパジュとソウル。
日曜日10日の夜の便で関空に帰国するつもりが、勘違いして(なのか、購入してから忘れてたのか)翌日に帰国。到着した日から、帰国まで密度の高い滞在だった。
3月6日(水)JEJUairで新千歳空港から仁川国際空港に入る。
ほぼ定刻で到着したけど、パスポートコントロールが長蛇の列で、到着してゲートをでるまで約2時間かかって、ほとんど座れ��くてぐったり。機内からの眺めは野山がちゃいろっぽくうつった、冬の終わり、春の手前の韓国。
Yeonyeonが空港まで車で迎えてきてくれてた、やっと会えて急ぐYeonyeonにひっぱられながら、5日間のSIMカードを交換、現金は1万円のみをウォンに両替して、あとはクレジットカードでなんとかするつもり、前回の現金も70000ウォン くらい残っていたし。それにしても日本円が安い。確か80000ウォン くらいにしかならなかった。
気つけにアイスラテを飲み駐車場へ。Yeonyeonが私に合わせたい人がいるといって、そのままイルサン(高陽/コヤン市)へと走る。図書館で仕事中の大学の教授と会うようだ。目の前に小さな公園がある、運動器具が設置されている。
Kim, Sang Chae教授。家が近いとかでいつもこの図書館で仕事をしているんだとか、歩いてカフェにいく、すごくお腹がすいていたのでカプチーノとベーグルをごちそうになる。Kim教授はギャラリーも運営していて、Yeonyeonはそこで展示をしたのだそう。土曜日にオープニングがあるから来たらどう?とか、南の方の市でKim教授のご友人がディレクターをしているアートフェスティバルのこと、国際AIRを始めようとしているという話を聞いた。札幌とつながるのは面白そう。名刺交換をして、YeonYeonの夫、ミンギが働いているアーティスト(ス・ドホ)のスタジオにミンギをピックアップに急いでウルサンをあとにした。
韓国は車両が右側通行で左ハンドル。Yeonyeonの車はペパーミントグリーンで小さくでかわいい。予想通りだけど、運転がほんとに上手。
時間は19時に近くて、暗くなったパジュの中心部を通り過ぎてヨンヨン一家が住む住宅地に急ぐ。ヨンヨンはずっと急いでいる、会ってからずっと!ラヨンをお友達の家からピックアップしてヨンヨン一家のアパートに到着。アパートの住民には決まった駐車場がなくて、空いているところを使うんだとか。建物内が禁煙で、外で立ちタバコをする、慣れた状況。
ヨンヨンの家!!!すごく素敵な天井の高いアパートだった。なんでもおしゃれだったし、すごく掃除が行き届いている。毎日やっているの?ときいたら、どうぜん(なんで聞くか?)とヨンヨン。室内には、ほかのアーティストたちの作品によるヨンヨンコレクションがある、リビングにはこたつと漫画でぎっしりうまった本棚。どうやらヨンヨンたちの寝室を私が使うようだ、なんだか申し訳ない気分になる。そして床暖房。そして夕飯に。
カルグクスの店にいくよ、と言われて行った先は、どうも地元の人気店だった。けど我々の到着時間が遅かったみたいで、ほかにお客さんはいなかった。鍋のシメは、お店の主人がつくってくれるおじやで海鮮の出汁がでた鍋のおじや、最高なのだった。
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ヨンヨン一家は、今年の年明けから天神山アートスタジオに滞在してて、私の韓国の旅の1週間くらい前までいっしょにいたので、なんかへんな感じ。レジデンス直後のアーティストに会うのは、アーティストが気持ちを切り替えられないだろうから、どうかなと思ったけど札幌の延長戦のようなものかもしれないし、いる間も展覧会をどうするかという話はばかりだったので、ほかのもっとひとりの人として話をしたり聞いたりということができていなかったから、帰国後のアーティストに会いに行くという私の好奇心がまさってしまったし、うちに泊まりなさいというヨンヨンの言葉にすっかり甘えることにしたわけです。いまも、ちょっと帰国直後にいってほんとによかったのかなと心配にはなっているけど。
ヨンヨンは、日本は料理がプライドだけど、韓国は食べることがプライドなんだと教えてくれる。だからともかく食べるよーとどんどんやってくる。満腹なのに、お茶に行こうという流れになって、アーティストヴィレッジのカフェに入る。ミニシアターもあるカフェだそうで、お客さんもちらほらいる。韓国伝統茶(五味子)をいただく。
いったん、ミンギとラヨンをアパートにおろして、私のリクエストにより大きなスーパーマーケットe-martに連れて行ってもらった。買い物するといより、どんな感じなのか興味があったから。果物は安い、あと量が多いという印象だった。結局、ヨンヨンおすすめの韓国のお茶や事務所のみんなにお土産にしようと決めていた朝鮮人参のゼリーなど、初日から買ってしまった。
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ヨンヨンに松尾さんからのプレゼントをようやく渡すことができた。松尾さんは、天神山のご近所さんで、オープニングにお寿司を持参して娘さんと参加してくれた。その後、ヨンヨンともう一度話がしたいといって再訪してくれたんだけど、すでに彼女たちは帰国していたので松尾さんは会えずにとても残念がっていた。その時、持参してらした贈り物をわたしが韓国に運ぶと約束して預かっていたのです。 松尾さんは、ヨンヨンへとその場で手紙を書いてくれた。この気持ちをヨンヨンに贈り物といっしょに手渡すことができて、ほんとによかった。
ようやく帰宅すると、ヨンヨンがはやくシャワーを浴びろという、夜のプログラムもあるらしい。シャワーが終わって、リビングにいくと、すでにヨンヨンがフルーツとおちゃを出してくれて、テレビでは、NetflixでEye love youが流れている。ここで日本製のラブロマンスをみんなでみることになるとは!ドラマの中のラブシーンはやっぱり気まずい雰囲気になるが、まあてきとうにいなす。わやわやあれこれ話して夜が更けてようやく就寝。朝は、ヨンヨンはミンギとラヨンを送り出すために8時に起きるという、アーティストで親で、ほんとに忙しい。
ミンギの働いているスタジオは、アーティストがミンギを含めて2人いて、それ以外に近所のおばさんたちがきているのだとか。ミンギは白ごはんだけを自宅からもっていくと、おばさんたちがおかずをもちよって食べさせてくれるらしい。韓ドラで描かれる景色そのまま、と感動した。
3月7日(木)パジュを廻り、ソウルへ。
天神山アートスタジオでの約2ヶ月の留守で植物の鉢がいくつか枯れているのをベランダでみた。ヨンヨンは天神山の滞在の最後に展示をした。そのタイトルが50 days、ヨンヨンとパジュから始まった私の韓国の旅のリポートはそこからきている。窓の外には、川がみえるその先には北朝鮮。パジュは国境の町なのだ、アパートの隣の敷地は軍施設。去年の9月にリサーチで天神山に滞在した3人(分断イメージセンター:ジェハ、ソルジ、ジェヨン)は、週末にソウルでパフォーマンスをする。札幌で(日本で)北朝鮮の気配と強制労働の歴史をリサーチしたのだった。パジュは、ヨンヨンが一晩の宿を提供してくれたから、行くことになったけど、そこが国境の町だったとあとになってしって、ほんとうに肉眼で「分断」の景色を見ていることが不思議だったし、必然的だった。
ヨンヨンが帰ってきて、さあ散歩にいきましょうといってくれて出発。
ヨンヨンのスタジオ
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地元の会社の社長さんがヨンヨンの支援者(スポンサー)で、社屋の隣の空きビルをスタジオとして提供してくれているのだとか。同じビルの中にミンギのスタジオもある。ヨンヨンの作品もいくつも置かれていて、作業に徹するようなシンプルなスタジオだった。社長は、猫のお母さんだそうで、オフィスに2匹、会社の敷地には野良猫のための寝床や餌場がちゃんといくつもおいてある。なんだかシンパシー。この場所で、レジデンスもできるかもしれないと話すヨンヨン。昨日、京畿道にソウルからアーティストがスタジオを移しているという話を聞いた。
次は、ヘイリ芸術家村。
20年前にアーティストのスタジオとして開かれたエリアが、いまはほとんど全てのスペースがカフェになって観光化している場所。このヘイリの中で、アーティスト村時代からいるカップルの経営するカフェ、オーガニックショップ、ギャラリーはヨンヨンの親しい人たちというので訪ねる。温かいジンジャーミルクをご馳走になる。店の外には鶏小屋がある。think green cafe 「わたしたちはゆっくりいきる」年齢層の高い、このカップルの旧知と思われる人々が次々やってくる、この二人には話を聞いてみたい。とてもいい空間だった。
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なぜ、どういう経緯でここに芸術村ができ、20年を経過して観光地となったのかという話を聞いてみたい。次回かならず。
ヨンヨンは、いま岐路にいるようだ。これまで彼女の実力を評価されてきている女性を描いたシリーズ、抽象的な表現のシリーズをスタジオで紹介してくれながら、これからどこに向かうべきかと独り言のように聞いている。家庭と自分の制作のバランスを取ること、母親である彼女が振り払うことのできない家族への思い、がむしゃらな彼女は創作への意欲もさげず、でも取り組むことも多さや複雑さに疲れきっているようでもある。実際、切り盛りしている姿をみて、やりすぎないようにとか、少し手を抜きなよ、とかそんなヨンヨンには邪魔になるような言葉をいいたくなる、いわなかったけど。でも、こうして記憶を辿りながら、急がなくてもなんとかなる、どっかで辻褄があってくるからと、やっぱりいいたくなっている。ヨンヨンにメッセージしよう。
ソウルに出発するまでの間にヨンヨンがつめこんだスケジュールの次はランチ。ローカルのレストラン、スジェビの店。 入ると、店主のコレクションや植木がどころ狭しとびっしりおいてある、いい感じ。先客に消防士か救急隊員のようなグループあり、不思議とそういう職種の人が顔つきが違う(贔屓目)。昼時なので、席は満席、隣のテーブルで注文されている料理に釘付けになる。
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ここのスジェビと名物のチヂミはともかく素晴らしかった!すごい量だったので、まったく終わらず、チヂミのほとんどを持ち帰りにしてもらった。スパニッシュオムレツのようなチヂミ。再現してみたいけど、できるだろうか、ともかく美味しかったし面白かった。そして、昨日の夜のカルグクスの店��そうだったけど、お店ででてくるキムチが美味しい。
また、満腹。
そして、強制的に次は伝統茶のカフェへ。ヨンヨンは、韓国伝統茶がとても好きなのだという、カフェは古民家空間で、お母さんと娘さんが営んでいるようだった。こんがりやいたお餅が出てきた。お茶は、石の碗でぐらぐらに煮立った状態で運ばれてきた。私のお茶には銀杏の実が入っていたので、それはヨンヨンに、去年のお正月に突如発症した銀杏アレルギーがあるのです、でもお茶自体はその後もなにも起こらなかったし、サジで熱々の甘いお茶をちびちび楽しむのはすごくよかった。70-80年代の音楽がかかっていた。かかっていた曲で、好きだったのが学生による民主化運動の時の女性歌手の曲。
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カフェの庭から北朝鮮が見える。
アパートに荷物を取りに戻り、ラヨンをピアノ教室から拾って、ヨンヨンの車でソウル、法大エリアに出発した。ソウルだけ雨が降っているみたいなおかしな天気。ヨンヨンもかつて法大エリアに住んでいたんだそう、この日からお世話になるソルジとジェヨンのアパートに到着した。ハイソな雰囲気の家賃が高そうなアパート群にちょっとひく。地下駐車場で、すでに親戚のような気分になったヨンヨンと別れ、私は彼らの部屋にエレベータで向かった。暗証番号は教えてもらっていた。 しかし、ドアが開かない。困っているとお向かいのドアから小学生くらいの女の子とお母さんがでてきた。女の子は英語が達者で、どうしたんですか?と聞いてくれたから、すぐに助けを求めた。彼女、ほんとに心強かった。ヒーローです、ドアもあけてくれた。
部屋のドアには、helloというシールを貼ってくれていた。私が使わせてもらう部屋もしっかり準備がしてあって、しんそこくつろいだ。 10分ほど、休憩をしてすでにアパートの下でまっていてくれたKim, Soyoungと会う。ソヨンの車を探して敷地内を歩いたんだけど、ともかく新しくハイソなアパートの雰囲気にたじたじする、どんな人たちが暮らしているのか、若いキュレーターカップルのソルジとジェヨンがなぜここに住んでいるのかとかいくつも質問がわきあがってくる。
アパートの敷地を歩き回ってやっと出口があらわれた、そこにソヨンがいた!
横っ面にぶつけたあとのあるソヨンの車に乗り込んだ。
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助手席に座って、彼女の案内にただ従っていく。最初は比較的新しくてソヨンが気に入っているギャラリーに。一軒の家が改装されて複層的なスペースになっていて面白い。そこから歩き始める。このエリアには、ギャラリーもスタジオも多くあったという、でも地下が高騰して減ってきていると。途中、スマホの充電用の韓国使用の電源ソケットを購入。そのままそのほかに二つギャラリーを巡る。ふたつめは、プリント工房が運営する版画がメイン(らしい)新しいギャラリー。二つ目は、アーティスト・ランのギャラリーでこのエリアでは老舗という。
ギャラリーを3軒回って、レンガ構造の建物が残っている古い街区の中のカフェに入った。このあたりはゲストハウス も多いんだとソヨンが教えてくれる、コナーもソウルではここに滞在してたんです、と。旅の前にどこにいきたいのかと聞いてきてくれたので、ソヨンのお気に入りの場所に連れて行って欲しいと頼んでいた、だから、このカフェも彼女が好きでとても落ち着く場所だといっていて、その通りだった。いまどきのおしゃれ優先じゃない、でも粋なカフェで私も気に入った。
キムソヨンはソウルを拠点にしているペインター。天神山アートスタジオには去年の春に2ヶ月滞在していた。ほんとうにコツコツと作品に向き合っていて、ちょうど桜の季節に、毎朝二階から公園の桜を眺めて過ごしている姿がいまでも記憶に残っている。昨日のヨンヨンと似ていて社交的で日本語も勉強を続けてかなり使う。滞在中には、道立美術館の学芸員や同時期に滞在していた札幌や日本のアーティストやWSで知り合ったインテリアデザイナー、同時期滞在の海外のアーティストとしっかりと友好的な関係を構築していた。彼女に再会して聞いたところによると、札幌で知り合った人のうち、何人かはすでにソウルに来て再会を果たしているし、天神山以降、彼女もまた2度日本にきている。特に、奈良を拠点にしているアーティストは彼女と同時期に滞在していたのだが、その人との交流によって、彼女は、彼女自身の次のステップを計画するようになったようだ。それは、ソウルという大都市を離れて、故郷の町で新たに活動をしようとする計画。 また、同じく、彼女と同時期に天神山にいたアメリカの文学の作家コナーとは、ソウルの友達よりしょっちゅうあっているといって笑っていた。たった2ヶ月の札幌での滞在制作、このきっかけをものにすることのできるレジデンスアーティストは実際それほど多くない。ソヨンの天神山のあと、は私の想像を超えていた。
すでにペインターとして長いキャリアをソウルで築いているが、作品を制作するだけでは生計が立たない、自身の制作に並行して美大受験生のためのチューターも務めてきている。そのためか、客観的に思考する性質も持ち合わせていて、だから今後のキャリアをどのように組み立てていくのか、自分の経験や体験をどのように活かしていけるかと冷静に点検することができているように受け止めた。もちろん、葛藤やどうしようもない切なさなんかはあるはずだけど。
アーティスト・イン・レジデンスは、一時的な滞在が前提だから、私たちが知るのは、ひとりのアーティストのほんの一面だし、ほんの一瞬にすぎない。それが面白さであり次へと向かう燃料にもなっているが、天神山アートスタジオのように一度にたくさんのアーティストと同時に対応するような環境では、なかなか深くつきあうことができない。それは、天神山以前は年に3-4人のアーティストを招聘していたレジデンスにいた経験からすると私には物足りない。 作品というより、アーティストという人に興味があるので、よくもわるくももういいです、というくらいまでひとりのひとを知りたいという欲求がある。ただの好奇心なので、あまり警戒してほしくはないんだけど。(むしろそれが無礼なのか?)
トッポキを食べる店を探して、また歩く。
途中で、韓ドラの「コーヒープリンス一号店」のロケ地に使われたカフェの道を通り過ぎる。コンユが好きな私はもちろん静かに興奮しました。そして、このカフェがドラマのロケ地になる前に、常連だったソヨンからちょっとしたホラーストーリーを聴くことになるのだけど、それは怖いから書き残さないでおく。
ソヨンに送ってもらって10時すぎにアパートにたどり着くと、ソルジたちも帰宅していた。パフォーマンスの初日を迎えていた二人だったので、あれこれと喋りたい気持ちがお互いにあったのだけど、ふとおもいだした2000年ごろのflying cityのことをきいて��た。都市の再開発に伴ってとりこわされてしまうエリアとコミュニティのプロジェウトをやっていた反骨系のアートグループがいたと記憶していたのだけど、ひょっとして彼らの暮らしている(私が滞在する)このアパートのエリアは、flying cityがフォーカスしてた場所?と質問したら、ジェヨンが、ここではないと教えてくれた。その流れで、なぜ自分たちがこのアパートに住んでいるのかを説明してくれた。 新しいアパート群の再開発にあたって、元の住民に新しいアパートに住む優先権が与えられたのだとか。ジェヨンの家族は元の住民でもあるし、新しいアパートの入居優先条件に、「新婚」「子供のいる若い世代」もあったから、ソルジとジェヨンは結婚することにしてこのアパートへの入居申請をしたんだという。面白い話だ。リビングには、結婚式の記念写真も飾られている、ドラマでよく見る風景。 まだ喋り足りなかったけどさっさと自室にひっこんだ。普段の生活よりも倍以上歩いていて私も相当疲れている、きっと彼らはもっとくたくただろうと思う、おやすみなさい、翌日のパフォーマンスの成功を祈った。
私が使わせてもらった部屋は、普段、ソルジが仕事部屋として使っているのだそう。四畳半ほどの大きさの部屋に机と本棚と資料が山積みで、その間にシングルベッドがおいてある。子ども部屋のようで、私はなんだか実家の自分の部屋にいるような気分になった。電気の式パットがおいてある、スイッチの入れ方がわからないけど疲れていてそのまま眠った。
3月8日(金)16年ぶりのアービン・シム
思い出そうとするけど、この日、アービンと回った地名・駅名がまったく思い出せない。10:50の待ち合わせも、どうやら地下鉄の乗り方を間違ったみたいで遅刻した。朝、起きれなかったのだ、慌ててアパートを出て、ろくに調べないで待ち合わせ場所に向かった。 なにしろ初めての地下鉄移動だったから、間違っていてもそこそこ楽しんでいる、完全に覚醒しているわけでもないから気分はのんびりしていた。のんびりしていたと思ったら、待ち合わせ場所でアービンを見た途端に、涙腺崩壊してしまった。なぜ?なぜそんなにエモーショナルになったのか自分でもわからないけど、話し始めたら私たちは16年ぶりにあったのだとアービンがいう。ああ、その時間が私をなんだか盛り上げてしまったようだ、気がつかなかったけど!アービンは16年たってもちっとも変わっていなかった。スピリッツがブレてない気がする。私は肥大したけれど。
アービンの好きなカフェにまずはいく。細い路地と階段を登ったところにある。小さなカフェ。ひとしきり、あの人はどうしている、とかそういう懐かしい話をする、フィナンシェとカプチーノ。
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なんとなくミッションなきがして、札幌でアービンとあったS-AIRのふたりと漆くんにアービンの写真を送った。 カフェの向かい側のひだまりで猫がまるくなっていた。
寝坊して待ち合わせ場所に向かったから、お腹がすいていたし昨日の疲れも癒えてなくて体調はあまりよくなかった正直。だけど、アービンとの16年ぶり!に興奮していたのか、しゃきしゃきと歩く早足のアービンになんとかついて行って、去年まで彼女が働いていたギャラリーにいく。 デジタル系の会社の中にそのギャラリーはあって、そこではここ近年で大注目の女性アーティストの個展をしていた。最初の空間は照明の効果で赤く染まって、その中に数点のビデオが上映されている。受付にアーティスト本人がいて、少し話ができた。 メインのスペースに他二つの空間が隣接していて、それは普段展示空間に使っていない場所だという。ひとつは会議室、もうひとつはアイランドカウンターキッチンがあるラウンジ。 その2箇所には、主にセラミックの作品が展示されていて、アーティストのビデオ(アニメーション)作品が3Dになってリアルな空間に存在しているという感じ、ビデオの中にオーディエンスが取り込まれたような感覚もあり面白い体験だった。 作品をみて、ああ、売れそう、というのが最初に思ったことだった。買いたくなる欲しくなるモノを目の当たりにすると、なんかドギマギする欲望が刺激されると妙な背徳感が迫ってくるからかな。慣れてない&気が小さいのかもね。アービンが、最近の韓国の若手アーティストは2D作品の作家たちが次々セラミックで3D作品を発表していると説明を加えてくれた。アーティストにその話をふると、彼女は絵の制作とそこからの立体への展開は自然ななりゆきで、延長上にあるということを話してくれた。
日本でもアートフェアやギャラリーにしょっちゅう行っていればこう言った傾向に出会っていたのかもしれないな。あまりに日頃ご無沙汰である。
アービンは、最後に彼女にあった16年前にもソウルで一番くらいにいけてるリッチなギャラリーで働きながら制作活動をしていた。その時、創作活動に集中したいから近々仕事をやめると話していた。その後、何年かしてまた仕事に戻ったそうだ。そして、またいまは制作以外の仕事も、制作も一年休んでいるんだそう。彼女は私とおおよそ一回り年下だから、40台後半になっている。年齢を重ねても、どんなふうに活動を続けていくか、これで大丈夫かと自問自答しながらキャリアを築いていくのはきっとほとんどのアーティストが同じなんじゃないかなと考えた。そういう自分のめんどくささを引き受けてそれでも制作を続けるってこと、そんな姿はいじましいい誠実だなあと思わされる。こういう姿が20台とか30台の若いアーティストたちに励ましとして、いい意味であきらめとして伝わるといいのになあとも。
お腹がすいた。
地下鉄で移動するよとアービンが交通カードを貸してくれる。ソウルの地下鉄は安い、この乗りやすさはありがたいな。たぶん、一回くらい乗り換えて、アービンのお母さんに会うために彼女の家のある駅の一つ前で降りて、ファーストフードのようなキムパ屋さんに連れて行ってくれた。すでに2時過ぎだったので店内では、スタッフ二人が食事をしている。食券を買って、キムパ、トッポキ、おでんが運ばれてきた。フライドポテト入りキムパが一番人気ということで、それとツナのやつ。ああ、美味しい。コロナの間、最近習い始めたことなんかを話した。
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食べ終わって、お母さんが待っているからと彼女の家に歩き始めた。アービンのお母さんは、私のことをいつも気にかけてくれていたようで、今回もぜひ訪ねてくるようにとアービンに言ったようだ。
16年前には、彼女たちのアパートに一泊か2泊、お世話になった。駅の周りの景色もかなり記憶していた、懐かしい。あの頃から、ここが変わった、うちも道路向かいの別のエリアに引っ越したとアービンが説明してくれる。 お世話になった時、普段アービンが使っている部屋を私に使わせてくれた。明るい室内とピンク色のサテンのきれいな布団を鮮明に覚えている。ベッドを私に譲ったアービンは、その日お母さんといっしょに寝てた。その状況が当時の私には不思議だった、いい大人が!いい大人に親といっしょに寝させて申し訳ないという気持ち。だけど韓ドラでドラマをみ��くったいまなら、彼らがそうしてくれるのはおもてなしの気持ちの表現で、当たり前のことだとわかる。娘と母親の距離感、家の中の雰囲気、お客さんがきた時の対応とか、その当時はまったくの異文化としか思えなかったあれこれのパズルがパチパチとハマっていくような感じで、今目の前の状況もすごくわかる。ああ、見倒しておいてよかった、笑
もう、わかったつもりの私がまた完全に崩壊する瞬間が来るとは予想してなかった。
アービンのお母さん
私を歓迎するために少しおしゃれしているだろうとか、足を悪くされて車椅子や補助器具で行動しているお母さんの雰囲気は、予想がついた。でも、全く覚えていなかったのだけど、すごく無邪気でエモーショナルな人だったということ。再会のとたんの温かい、いや、かなり激しめのハグを交わしながらその様に思わず泣いてしまったし、お母さんも泣いていたし、アービンも泣いちゃってた。日本語も勉強しているの、といって日本語で話しかけてくれる。短い時間の中でもたくさんおもてなしをしてくれようとあれこれ考えてあれこれ準備をしてくれたみたいで、なんというか感動したというか圧倒されて言葉が出ない。日中、お母さんを家でサポートしてくれるヘルパーのおばさんも唖然としながら温かくみててくれている。アービンがお母さんに促されてリンゴを剥いてくれた、韓国のサゴォアはとても美味しいのよ、食べなさいとお母さん。 大谷翔平が好きだというので、帰国したら特集号の雑誌か写真集を送ると約束した。私が大谷翔平とつきあうことになる初夢を今年みたとはさすがにいえなかったが、ちょっと前に大ニュースになった大谷の電撃婚の話題で盛り上がった。楽しいなあ、しかしこの溢れる感情を私は取り扱いできないままでいる。
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帰り際、プレゼントがあるとお金をくれた。トン?トン?トンっ!?!?とほんと驚いた。この習慣もドラマで学習済みだったけど、まさか57歳にもなって贈り物としてお金をもらうなんて、ああ、現実が受け入れられない・・綺麗なパッケージは、ヘルパーのおばさんが手伝ってつくってくれたそう。 今回の韓国旅では、会う人たちからなんだかの贈り物を受け取っていて、ほんとに心苦しいほどだった。私がお世話になっているのに、みな心尽くしの贈り物をくれる、自分が気が利かない人のようにも思えるけど、こういう気持ちの表し方なんだとありがたく言い聞かせる。
ほんとにありがとうございます。
このあと、アービンが10年近く使っているスタジオへと移動した。地下鉄に乗って、確か乗り替えはなかったような気がする。ターミナルの町で、ソウルの人がボルダリングとかをする険しい山の登山口があると言ってた、ソウルの南の方とも・・いま地名が思い出せないけど、最後にまとめて調べよう。元ベルギー大使館の建物を再利用した美術館の分館がある町だったから、検索すればわかるだろう。
この日もハイライトだらけで、長くなりすぎるので別の投稿につづく。
アービンのオンマの愛と引き換えに?なのか、この旅に持参したストールを失くしてしまった。母が(実の)私の二十歳の着物に合わせて買ってくれたもので、30年以上使っていた赤いストール。この冬に、このストールの暖かさを再発見してヘビロテしていたからそのまま韓国に持ってきていた。失くしたことに気がついて、ヨンヨンやソルジたちにも探してもらったけどでてこない。
お母さん、失くしてし���ってごめんなさい。でもあのふんわりした温かい感じ、まだ覚えてます。
忘れないようにする。
忘れたくない。
0 notes
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さるものは おわず きたるものは こばまず
Friday 14 March 2014
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真観は、車で禅寺に行った。そしてすぐに茶畑庵に戻って東京に行く準備を始めた。8時55分、真観は、東名御殿場バス停から高速バスに乗った。バスの中では日記をiPadで書いていた。日記の書き方を小説風にチャレンジしてから文章がどうしても長くなりそれには時間をかなり要する様になっている。しかし真観はこのチャレンジを楽しくやっている。最近は、架空の人物「S子」も登場させている。S子は真観のIDEAL GIRLでありそして女神であり良き真観の理解者の1人という設定。
今日は、学校の卒業式。そして上京した日。真観は東京での1日のスケジュールを組みそれを遂行する考えでいる。さてバスをいつもの新宿駅ではなく一つ前の池尻大橋のバス停で降りると電車で渋谷へ向かった。天気はまあまあ。渋谷駅で下車し長い地下道を通って宮下公園近くの出口で地上に出た。初めての出口だった。渋谷はどんどん進化している。そこから歩いてお世話になっている会社のオフィスまで向かう。途中コンビニの休憩コーナーに寄って簡単なメッセージを書いた。そのメッセージと真観の名刺を紙バックの中に入れる。今日は、ホワイトデー。その紙バックの中にはバレンタインのお返しが入っている。先月のバレンタインデーの時、仕事を一緒にしているグラフィックデザイナーのYさんからチョコレートを頂いた。前回もYさんから頂いてやはりお返しをしている真観。いわゆる義理チョコというやつだが真観は嬉しく頂いた。
Yさんは仕事の当日、たまたまバレンタインデーだった。男性スタッフは真観を入れて4人いた。Yさんは、全員にバレンタインのチョコレートを用意していた。ここ日本だと「義理チョコ」がまかり通る。他の国でもあるかも知れないがいかにも日本らしいメンドクサイ習慣だと真観は考える。男性側は催促は出来ないものの女性側としては義理チョコでも上げないとまずいかなという雰囲気がバレンタインデーには漂っている。それが女性にとって迷惑だと思う人もいるはず。バレンタインデーの解釈を他に広げることも出来る。例えばお世話になっている方々にいい機会としてお礼をしたい、とか。Yさんの胸中は真観には分らないにせよホワイトデーの今日、しかも上京するのであれば頂いたお返しをしない理由が見付からない。お返しするなら直接渡したい。そのオフィスに到着すると真観は、お返しの品(マカロン)の入った紙バックをオフィスのポストボックスに入れた。直接渡すことを諦めた訳だ。それには理由があった。時間は11時辺り。そんなに早い時間ではないがアポも取らずにオフィスを訪ねるのは気が引けた。よく仕事で徹夜もしていることも聞いている。もしかしたら普段着でゆっくりしているかも知れない。真観は、ポストまでに留めた。それでも真観の目的は達成した。
オフィスから歩いて表参道駅まで。真観はいつもの様にキャリーバッグをコロコロ引き摺りながら歩く。最近手に入れたゼロハリバートンのキャリーバッグはどちらかと言えばスーツケース。今までのキャリーバッグに比べて容量も大きく重さも増した。表参道駅から後楽園駅に向かう真観。卒業式の会場は後楽園から近かった。集合時間よりも30分ほど早く着いたので近くのカフェに立ち寄りコーヒーを飲んで時間を潰した。
卒業式の会場に着いて開会を控え室で待った。同じ学科の講師の方々と挨拶する真観。4年前真観はこの同じ会場で入学式の祝辞を述べたことがある。その時もこの控え室だったなぁと振り返る真観。卒業式が始まると真観は、他の講師の方々共々ステージ上にいた。講師の卒業式参列は任意なのであまり人数が少ないと格好がつかなくなる。それを分っている真観はその理由もあって卒業式に来た。卒業式は約2時間執り行われた。松谷ゼミの生徒のYさんが学科代表で卒業証書を学校長から受け取った。受け取ってからYさんはステージ上からポラロイドカメラで会場の写真を撮るパフォーマンスをした。真観の学校ではこのパフォーマンスは恒例で各学科で趣向を凝らす。先生と抱き合ったり、叫んだり、踊ったりと。他にも松谷ゼミから2人の生徒が皆勤賞を受け取った。皆勤賞、素晴らしい!健康であり精神力がありそして意思が強くなければならない。その2人はカップルだということを真観は知っていた。仲睦まじくいいなと思う真観。
卒業式が無事に終わり会場のロビーで松谷ゼミの生徒たちと会った。記念写真を撮り真観は用意したプレゼントをみんなに渡した。(1人仕事の関係で欠席がいたので6人��生徒たちも喜んでいる様子。生徒たちと記念撮影をする真観。これで平成25年度の生徒とお別れで真観の仕事も全て終了した。真観にも修了式をしてもらってこの一年の偉業!?を祝ってもらいたいものだと思った。
卒業式会場を後にして今度は代々木に向かわなければならない真観。昨日からやり取りで生徒のYさんも一緒に来ることになった。夕方の卒業パーティーまで時間が空いていることも一緒に来た理由だった。水道橋駅まで歩く2人。真観たちが向かうは代々木駅近くのカフェ。このカフェで開催している写真展に行くのが目的だった。この写真展の主は2人で両方とも学校の元生徒。2010年の卒業生。1人が真観の生徒だった。この写真展は先月末で終了予定だったが先月の雪の影響で客足が遠のいたことを理由に会期が延長されていた。通常の会期中だと真観は来ることが難しかった。しかし会期延長のなりしかも今日がその最終日とあれば見に行きたいと思っていたから実行に移したわけだ。一緒に来た生徒もそのことを伝えてある。そして更に真観は知り合いのカメラマンのAさんともこのカフェで会う約束をしていた。Aさんとは彼女のお誘いで年に何回か会う機会がある。今回もAさんと会うタイミングはここしかないと彼女に伝えていたのでご足労をお願いした。今日来たこのカフェは真観には思い出があった。それは今でも友人としてお付き合いしているMとの思い出だ。Mは10年ほど前代々木エリアに住んでいた。Mは真観の最愛のモデルの1人だった。3時30分過ぎにカフェに着いて間もなくAさんも登場した。あいにくカフェに空いているテーブル席はなかったので外のテーブル席で待機することになった。少々寒さも感じたが耐えれる寒さだった。真観は、生徒のYさんをAさんに紹介した。そして卒業式の話をしたり、Facebookの話をしたり松谷ゼミで制作したZINEをAさんに紹介したりした。Yさんは今日の卒業式で学科代表に選ばれた生徒だった。先に書いた様にポラロイドカメラでパフォーマンスをしたわけでそのポラロイドカメラで真観を撮ってくれるというので「Today's Fashion」をお願いした。カメラのシャッターを押した後、今となっては懐かしく思うがポラロイドフィルムが時間が経つに連れて現像され画像が浮かび上がる。気温が低ければその時間は延長される。数分後出来上がった写真はとてもローファイな写真だったが記念になった。
おしゃべりしているとカフェの一番奥のテーブル席が空いたのでそこに落ち着いた。そのテーブル席 を中心として左右に広がる様にカフェの壁に元生徒たちの写真が展示してあった。写真は、女の子が写っていたり風景だったりしていたが今ひとつ表現したことが掴めなかったのが正直な感想。真観は、どうして作家のプロフィールもなければ作品の解説文もないのだろうか?とそのことも不思議に思った。どんな高名な写真家の写真展に行ったとしてもこの2点は必ずある。写真家は「写真で語ればいい」なんていう人もいるかもしれないが真観は腑に落ちなかった。テーブルには感想を書くノートがあったので真観は疑問を投げかけておいた。色々な目的で人は写真展に足を運ぶと思うが真観は「出会い」の目的が強い。人と出会い作品と出会う。真観は、元生徒とも会いたかった。しかしその生徒��カフェに来れるのは夜の8時以降。その時間だと会うのは難しい。しかも今日のカフェの営業時間は5時45分で一旦閉めて貸し切りパーティーとなり夜10時から閉店までの1時間カフェを再開すると言うではないか。作家自身が在廊していない場合、直接会って話すこともない見知らぬ来場者に作品の意図を伝えるのは当然と真観は思う。損得勘定で言えば「もったいない」のである。出来ればメッセージに対して返答が欲しいと思う真観。彼女達にはそれなりの事情があったかもしれない。
生徒のYさんは、5時ごろにカフェを出た。真観は、彼のお茶代を奢ることにした。それは些細な卒業祝いだった。それくらい真観だって出来る。その後Iさんとおしゃべりは続いた。5時45分になると真観はIさんとカフェを出た。元々Aさんと2人で会うことになったいたのだが真観の都合で生徒のYさんを連れて来てしまった。もちろんAさんには昨日の内にYさんが同行することは伝えてる。Aさんには何かプライベートの話があれば後で時間作りますとも伝えておいた。だから真観は、カフェを出た後Iさんにもう一件行きますかと問いかけAさんは応じる形でまた近くのカフェに入ってお茶をした。そのカフェもMとの思い出があったカフェだった。そう代々木と言えばMとの思い出が詰まっているのだ。Aさんとのおしゃべりは、生き方や物事の考え方、写真や他の創作活動の取組み方、親との関係と多岐に渡った。
このカフェも後にして2人は、真観の提案で新宿駅まで歩くことにした。駅前でIさんと別れ真観はヨドバシカメラに向かった。それはお店で働くAさんにお願いがあるからだった。お店の中に入りAさんを探すとなんと!Tがいるではないか!Tとは年末以来の再会。Tはカメラ機材を大量に購入しようとしていたところだった。その昔AさんをTに紹介したのも真観だった。Tは真観の弟子だ。仕事が順調に動いている様でその投資としての機材購入だろうと思う。『この後お茶でもするか?』と尋ねてみたが予期せぬ再会の為その時間はTにはなかった。忙しく他の店員さんと別な売り場に出掛けたTが戻って来るまでAさんとおしゃべりをしてお願いごとも引き受けてもらった。真観は売り場でゼロハリバートンを開けて「出会いのカメラマン」の写真の束からAさんとTの写真を取り出した。Aさんとは20年以上の付き合いになるが真観がどういう意味で「出会いのカメラマン」と名乗っているかは知らなかった。Aさんは『これいつも持っているんですか?』と言った。Tが戻って来るのを暫く待ったが難しそうなのでAさんにTの写真を渡して真観も他の売り場に用事があったのでAさんの売り場から離れた。取り置きしてあったインクジェットペーパーを購入した後、真観は急いで高速バスの営業所に飛び込むとギリギリセーフで8時のバスに乗ることが出来た。しかし席は満員で補助席に座るしかなかった。それでも真観は気にはならず、乗っている間また日記をiPhoneで書き始めた。Yさんからホワイトデーのお礼メールが届いていたのでその返信もした。Yさん喜んで貰えた様でホッとした。
バスが順調に東名御殿場に着いて車に乗り換え茶畑庵に帰る途中、中国人経営の中華屋に寄って一番安いメニューのラーメンを注文した。終始女子店員たちは愛想が無くラーメンも美味しく感じなかった。
「さるものは おわず きたるものは こばまず」これは誰でも知っている諺。 真観もこれに習い生きたいと思っているが中々どうして難しい。
生徒たちよ、卒業式おめでとう!「心」を大切にしてね〜。
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太宰府散策もとい古代メキシコ展に行ってきたよ。
11月3日にて福岡に行ってまいりました。今回の目的は九博で開催される古代メキシコ展を見に行くため。ワクチン接種5回目したあとに行こうかなぁと思っていたのですが、思いのほか早く接種できてそれなら死者の日の時期に合わせて行こうかなぁという形で行ってきたのです。
福岡自体は去年12月のBLEACH展以来だったけど、太宰府はずっと行ってなかったという。(写真のデータや今まで集めたチラシを確認したら最後に行ったのは2015年ぽい。マジか。)
そんなわけで今回の詳細レポをやってまいります。
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用意周到で朝早めに列車に乗って博多駅に着いたものの、思わぬ盲点に気付いた。カメラの中にバッテリーを入れるのを忘れていたことを・・・。前日にバッテリーを充電器に付けたまんまスッカリ忘れていました、はい。
正直ちょっとショックだったし博多から太宰府への直行バスが事故の関係で時間が遅れてしまったりと踏んだり蹴ったりな感じでしたが、まぁ気を取り直して電車の乗り換えで太宰府に向かったという
ちなみにこの記事に載せている写真はすべてスマホで撮ったものです。最近はスマホのカメラ機能が良いし自分の使うカメラはコンデジとはいえちゃんとカメラで撮りたかったのが本音ではあるが←
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そんなこんなで電車に乗って太宰府駅に着いて参道へ。この日は文化の日なだけであって人が多かった。それに七五三の時期でもあるから着物を着た子がチラホラといましたね、可愛い。
参道のお店、最後に行った8年ぐらい前と比べて飲食店に力を入れているなぁと思った次第。オシャレなカフェが新しく出来ていたし、食べ歩きのやつが増えていた。
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当然ながら私も食べ歩きをしました。コロッケ屋さんの金賞コロッケと明太コロッケ、豚角煮まんにスタバの新作フラペ。
コロッケ屋さんとスタバは前からあったけど、豚角煮まんを売っていたカステラ屋さんがずっと太宰府に行ってない間に新たに出来たみたいです。どれも美味しかったよ!やはりこういう食べ歩きは観光の醍醐味ですな。
あと明太子で有名なふくやが今ワンカップ明太茶漬けを売っていることを後で知ったという。あそこで明太茶漬けセットを食べたことがあったけど、食べ歩きするからにはちゃんとチェックすべきだった・・・。
ワタクシ、九博に行く前に必ず太宰府天満宮に参拝するという習慣があるのですが今回の太宰府天満宮はひと味違うのです。
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太宰府天満宮、現在本殿は大改修中でその代わりに仮殿が建っているのですがその仮殿のデザインが面白いんですよね。モダン寄りな建築デザインはもちろんのこと、屋根に木々が生えている・・・!仮殿のは自前に知っていたんだけど、改めて見るとすごいデザインだな・・・!屋根に木を生やすという発想・・・!ちなみに本殿の大改修が終わった後の仮殿の木は境内に植えるそうな。
仮殿は今回のお目当ての一つだったので、これだけ撮りごたえがあるならカメラのバッテリー忘れてなければ良かったぁぁぁ←
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大改修中の本殿。全体がシートで覆われていた。
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雛森ちゃんの斬魄刀のモデルにもなった飛梅もあるよ。
太宰府天満宮の参拝後はいよいよ九博こと九州国立博物館へ向かってきたぞい。久しぶりの九博・・・!この建物に会いたかったんだ私は・・・!
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やっぱりこの建物を見るたびにワクワクしますね。どんな展示品が待っているのかを考えると。8年ぶりだから尚更。
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古代メキシコ展、荒野に獣慟哭すのファンとしては必見のものでもあるんですよね。マヤ文明が絡んだストーリーですし。いざ!
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展示内容はこんな感じよー。マヤ・アステカ・テオティワカンのメキシコで栄えた3つの古代文明のアレソレがいっぱい展示されていた。
当時の人々の生活やら政治やら宗教やらの痕跡が伺い知れる。
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羽毛の蛇だったり赤の女王のマスクだったり鷲の戦士だったり。そういや鷲の戦士のことを君生きバードって呼んでた人おったな←
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てかレリーフの彫り方が繊細な美しさがあるじゃないですか・・・?ただでさえマヤ文字って複雑なデザインなもんだから彫刻となると凹凸の表現がよりハッキリとしますね。そりゃ当時の人も美術的に愛でていたわけだわ。てかよくマヤ文字を解読できたな現代人・・・。
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個人的に最後あたりに展示されていた骨壷が良かったです。テスカトリポカと羽毛蛇が描かれているのですが、細かい部分までちゃんと彫られているのがすごかった!マジマジと見惚れてしまったよ。
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展示品達との別れを惜しみつつも会場へ出ました。いやぁ、見応えがあったわ・・・。
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九博の一階では死者の日にちなんだフォトスタンドが展示されていました。
死者の日は言わばメキシコ版ハロウィンて感じなのですが、ドクロを扱っているのに関わらずマリーゴールドであしらったファンシーな雰囲気となっております。そういやドクロでスパニッシュなあたり、虚や破面のモチーフだよぬ?と思うなど。
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紙でマリーゴールドの花を作るコーナーがあり、自分も作ってフォトスタンドに飾らせてもらいました。死者の日をちょっと楽しめたかな?
その後はお土産を買ったりして帰りは太宰府から博多の直行バスに乗って博多からいつもの特急列車で大分に帰宅。家に着いたときは20時半過ぎていた。
そんな感じで久しぶりの太宰府とても楽しかったです。面白いものを見て美味しいものを食べてすごく充実した〜。
次に行けるのはいつだろう・・・。芦雪展も気になるしいまのワクチンの抗体が効いている間に行きたいところだけど、福岡行くための費用がなぁぁ。
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ちなみにこちらな古代メキシコ展で購入した図録とククルカンのペンケース。
図録は赤の女王・鷲の戦士・死のディスクのカバー3種類用意されていて、自分は死のディスクを選んだ。ククルカンのペンケースはバズっていたのを見て気になって買ったんだけど、改めて見ると可愛いよククルカン。
以上、太宰府散策もとい古代メキシコ展レポでした。
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2023/09/17
一日だけ京都にいた。京都国立近代美術館の展示を見たいと思ったからだった、あまり深いことは考えずに、なんとなくでも興味が湧いたら、それを単なる錯覚だとか抑えずに、とりあえず軽い気持ちで見に行ってみようというモードにあり、それを実行したかった。職場にコロナに感染した人がいて、自分のデスクに近い人だし備品を共用してた人だったので、最近の体調不良からして自分はグレーだと思われるし、今までにあまりない感じの深刻な頭痛がきていつもの薬が効かないということでいよいよこれは、と暗い気分になって仕事を早退した日の夜、22時くらいの夜行バスで向かった。どうもお腹の調子が悪い。でもバスに乗ったら平時の感覚が戻ってきた、たっぷりある移動中に山本精一の本を読もうと思って、財布とかと一緒にリュックに入れた。途中の鮎沢SAは涼しくていい匂いがした、自分の知っている少し昔の夏休みの匂いに近く、下界とは違ってさわやかだった。人の気配がなく、私にはまだ逃げ場があると思える、曇っていて星は見えないけど、この場所は多分自分の味方であり続けてくれるはずだ。途中で酔わない程度に本を読む、やっぱりこの人は頭がおかしい。お腹の調子が悪いしこんな寝不足じゃ、小学生の頃なら吐いていただろう、あんまり眠れないまま5時半に京都駅前に着き、時間的にまだ真っ暗だったら嫌だなと思っていたが思いの外明るくなっていて安心した。国道1号を北へすすみ、日がのぼる頃の鴨川を見たいということでどんどん歩いていった、くるりの「ロックンロール」を聴きながら歩くと歩くスピードと合ってて、人も全然いないし人の匂いも全然なく、��気はすずしく、なんとなく自由って感じがあり気分が良かった。高瀬川を渡り、左にカーブするコンクリートの橋を渡る、急に開けて広い川が見える、東側の山の稜線が朝靄と朝日でぼんやり霞んでいる、いいなあと思う、だんだんお腹が空いてきたけどそのままお寺とか神社に行くのがいいかもと、近くにあった豊国神社を参拝した。そのまま川の東側の小道を北へ進むと良さそうな和菓子屋さんがあったけど朝早すぎてやっていない。五条まで来て、川縁に降りてたもとを歩いていった。白鷺とかゴイサギとかカモとかカラスとかがいる、朝の方が川の水もきれいに見えて断然良い。とにかく朝が早すぎて落ち着けるところがそんなになく、疲れない程度に歩くしかなかった。8時半くらいまでぶらぶらして、期待外れだった朝ご飯のお粥をお腹に押し込み、地下鉄に乗って蹴上まで行き、今度こそ「インクライン」を見るんだと思っていたのに、結局やっぱり「インクライン」がどこにあるかわからず、以前来たのと同じルートで南禅寺に行き、水道橋と、本堂の龍の天井画を見た。もうこの辺りで気温が上がってしぶとい暑さに疲れ始めていた。やっぱり同じルートでそのまま平安神宮の方に琵琶湖疎水の脇を歩いて、美術館についたが微妙に開館まで時間があったので、その辺を一周してから入館。朝早いのに若者が結構きていて京都ヤングの文化程度の高さを感じた。眠すぎて時々急に電池が切れたように意識がブラックアウトする。工芸品が所々ケースなどに入れず直に展示されているので万が一そっち側に倒れ込んじゃったりしたら非常に危ない。何度か前や後ろに倒れそうになりながら、そのため監視員にうっすらマークされながら一個一個見たんだけど、やっぱり時代が新しくなるにつれてつまんないというか、何をこいつらはしたかったんだろう、みたいな気持ちが湧いてきて飽きてしまった。60年代までは工芸品とオブジェの境界に迷うような姿勢が見えて、それが作品に直結してる感じがして良かったけれど。最後の部屋まで来てやっと意識が安定してきたので、また最初の方の部屋に戻って展示のストーリーを確認しながら見た、まあ話は分かったがなんかやっぱりつまらないので、単純にいいと思った展示物だけを見て終了し、コレクション展の階に行くと、やっぱりいい絵があったので、安心した。山崎隆の屏風絵《神仙》、《歴史》、村山知義のリノカット、伊藤久三郎の《人々》。これらを見られただけでも収穫だということにする。広くて明るくて客もあんまりいない、すいすいと自分のペースで回って、気分がいい。正常な空腹を感じたので、ああ自分は元気になったんだと安心し、東山からまた地下鉄で二条城前まで行き、頑張って微妙に体力を消耗する暑さの中を歩いていったのに、ちょっと一人で入るのに勇気が必要なカフェでは、狭い待合スペースにイケイケの若者、いや、文化に明るそうな高踏そうな?若者たちが鮨詰め状態なのが見え、すぐに心が閉じてしまって踵を返した、東西の太い道路を横切って、写真のギャラリーに行って、展示を見て、川崎祐という人の写真集を買った、東京で今個展開催中らしい(知らんかった)。最後にまた鴨川を見たかったけれど東海道新幹線の遅延の報を知り、しょうがないのでもう駅に向かう。やたら店内の暗いコンビニで適当に買ったアイスを食べながら日陰を歩く、どこもめちゃくちゃ混んでいて全ての人を黙らせたい衝動が起こったがナチュラルな関西弁は聞いていてそこまで気分が悪くない。京都駅で家にお土産を買って、結局定刻通りに運行しているらしい「ひかり」に乗る、名古屋まで30分くらい、忙しなさすぎてあんまり感傷?に浸ることもなく、でも夕方の車窓はやっぱり美しく、斜め後ろの座席の家族連れがうるさいな~ってことすら流せるくらい順調、定刻通り名古屋について颯爽と下車したら名古屋はまた死ぬほど人がいて、面食らった。改札近くのトイレも駅ビルのトイレもどこも全然空いてなくて、夕ご飯を買いたかった売店も観光客らしい人たちで大混雑していて、たかが名古屋のくせにと軽くイラついた。やっとのことで名古屋屈指の古い地下街の、そのまた地下(地下駐車場の)のお手洗いで用を足し、普通にバスにも間に合った、隣席は発車時刻ギリギリで乗り込んだ黒人の若いお兄さんだった。一瞬、バスジャックされたりしたらやだなとほんの一瞬思ってしまった(彼は終始、携帯などには一度も触れることなく、黒いリュックを抱えて多分寝ていた)。窓がでかいバスで、サッサカ暮れていく空と、高速の防音壁と、一瞬だけ帰ってきた名古屋の街とをゆったりした気分で眺めた、高速に乗る、というのはどこか、挑むみたいな気持ちになる。これからのとてつもない長い距離と時間に、後ろに去っていく風景に、空の色に、それがすごい好きだった。とてつもなく長い距離、というのが私にとっては重要なのです。とてつもない距離とそれが抱えている時間に次第に倦んでいく感覚さえ自分にとっては。こんなにも離れていたということ。これから離れていくということ、小さくなっていくことの寂しさと安心。夕方の名古屋高速はいい。伊勢湾岸道に入り、羅針盤のアルバムを聴きながらうとうとしていると、早々に「足柄から大井松田まで渋滞25キロ通過60分」の表示を見かけた。終電には間に合うかなと思って途中のSAで悠長にソフトクリーム(静岡茶味)を食べてたら、どんどん渋滞が伸びて40キロとかになっていた。横浜から首都高の入り口までも渋滞が始まってるということで地獄が待ってるらしかった。終電に間に合わなかったら交通費をいっぱいにケチった旅行が丸潰れになる~とか焦り始めていると、いざとなったらなんと父が東京駅まで出動してくれるという連絡が。ありがて〜けどそれもまた問題だよと思う。こんな年齢になった娘などもうどこで痛い目にあっていようがのたれ死んでようが放っておけばいいのにと思う。バスの運転手さんは非常に優秀な人と見えて、比較的空いている道ではちゃんとそれなりのスピードで走っていく。特に工事で端っこの車線が慢性的に通行止めの道でも、ガンガン右車線で飛ばしていき、どんどん後ろへ車が抜かされていくのが面白かった。この快調なスピードの上にいないとわからない音楽ってあるよね、ということで、くるりやスピッツやフジファブリックや奥田民生を聴いた。絶対そうなのだ。おなじみの足柄SAにたどり着くと、またものすごい数の車が集まっていて駐車場はごった返していて交通整理をする警備員さんが怒号ともつかない叫びで駐車できずあぶれた車、というかドライバーをさばいていた。御殿場を過ぎて雨が降ってきたけど、いつの間にか雲が切れて止んでいて、夜空はすごく澄んでいて星がいくつも見えた。こういう経験も、夏休みとか冬休み特有のものだった。渋滞でノロノロ進む車内でまた例の本を開く。人や動物に簡単にすぐ殺意を抱いたりしていて忙しそうで笑える。そもそも自分はこういう文体ににハマるたちだし、かなり真理らしいことを言ってたり考え方の極端さには共感すらしてしまうが、憤りとかマイナス?の力が増大した時の思考の飛躍と行動・言動が怖すぎて(ときどき時代錯誤感もあるし)、この人が父親でなくて本当によかった。歌声がいい、歌詞もいい、ギターもすっごいカッコいい、しかし。で、そんなこんなで終電に間に合うか、間に合わないか本当に微妙な時間になってきていたが、運転手さんの的確でメリハリある優秀な運転のおかげで遅れは1時間弱だった。心身ともにきついこともめちゃ多い仕事とは思うがやっぱり運転がうまい人はかっこいい。あと夜行バスは疲れている時はもちろん基本的には交通手段の選択肢から外すべきだ。どうせ眠れないから。ふらっとどこかへ消えたいと思った時、忙しない旅程を組むと感動する余裕も大して持てず帰ってきたときに何も変わっていない自分にただ、ただただ絶望する。0時前の混んでいる中央線快速、火でもつけたい気持ちに駆られつつ、急に疲労が襲ってきてまた意識がガンガン途切れて忘れたはずの吐き気も出てきて、薄めた地獄みたいだった。
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2023.8.29tue_tokyo
心が最近ざわつくなぁと思ったら もうすぐ満月か。しかもスーパームーンらしい。 そういえば、満月を"なんとかムーン"って呼ぶの当たり前になったの、いつからなんだろう。
この記憶はいつのだ? この会話って、誰とした? 前に会ったのいつだっけ? なかなか脳みそに想い出が定着されないままに 毎日毎日がまばたきする間に終わっていく。
比較的いろんなミラクルが起こる方なのに それを書き留める暇もない。 これは、一度一呼吸おきなさいって啓示なんかもと、 今日見かけた故障中の時計が教えてくれた。
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もうすぐ9月だというのに相変わらず暑くて 地球はどうやら沸騰化のフェーズに入ったとニュースでやっていた。 こんな待ったなしな状況でも大きく変わろう、変えよう、とできないのが人間だなとも思う。
今朝、友達と池尻のカフェでモーニングした帰り道、 まだ午前中だというのに、帽子を被らず自転車漕いだせいで目の前が暗くなり、思わずキンキンに冷えたコンビニへ駆け込んだ。 帰りの緑道で見たひまわりも、こんなにお疲れモードで、この夏の異常な暑さを物語ってるよう。
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地球がこんなにピンチでも、海に汚染水垂れ流し、隣国から迷惑電話が鳴り続け、戦争は終わらず、物価は上がりっぱなし、AIが台頭し、コロナが落ち着いても相変わらずフィクションのような現実は続いてる。
今を生きるこどもたちは、一体こんな日々からどんな未来を描いてどんな夢を持つんだろう。 日頃こどもたちと接する仕事の中で、何か大きく変わったことはそこまで感じないんだけど それがいつどうこどもたちに影響するかは もう少し時間が経たないとわからないことなのかも。
帰宅してから見てたNetflixで、 "自分は未来を見据えてない、どうなるかわからないからある意味、未来はお先真っ暗なんだけど、ルーティンの居心地良さに慣れたらダメになるから、自分に飽きないために、いつも自分の知らない新しい自分になる努力はしてる"とちょうど星野源が話してた。
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わたしもどうなるか分からない未来にプロットするのが苦手なのと、日々忙殺されて気づけばルーティンな生活と自分自身に飽きてたところだったので、刺激求めて行きたかった展示巡ろうと考えてたのに、結局暑さをせいに一日家で引きこもってしまった。
ここ最近休みらしい休みがなかったので、まーいっか、と徹底的に掃除したり、Netflix見たり、ゴロゴロしてたら小腹が減ったのでコンビニにいくため外に出た。
もうすっかり夜。リーリーリーと鳴く虫の声と、まろやかな空気が、少し秋を想起させてくれてうれしい。
この胸のざわつきが、 単純に満月のせいだけだといいな〜と まだ完璧でない できそこないの満月を眺めて ぼんやりと祈った。
今年もあと3ヶ月。 何か起きようとも、何も起きなくとも、 いつでも柔軟に動ける体と頭と心を、整えておこう。
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-プロフィール- 岡 磨理絵 東京 mother dictionary / 代官山ティーンズ・クリエイティブ 副館長 https://www.instagram.com/nan_4/ https://www.instagram.com/hello.marby/
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二年前日記30(2021年7/23日〜7/29)
7月23日 結婚式のプロデュースをしてもらったプランナーさんのウエディングフェアーにお邪魔しに大阪へ。お昼は大正駅の近くの沖縄料理屋さんで食べた。沖縄そば、タコライス、ジーマミー豆腐。美味しかった。南港へ移動。CASOというギャラリー。ホワイトキューブで、天井が高くて。こういうところがないかなぁと会場を探すときに自分も思っていたなと思う。パーティーのスペースは、春、夏、秋、冬のそれぞれのテーブルコーディネートが。結婚指輪を作ってもらったアトリエエルさんのスペースもあって、懐かしいお話が色々とできた。カメラマンのコーナーもあり、20分3000円で撮ってもらえるということで、撮ってもらうことに。二人の写真なんてなかなかないから、良い記念になった。夫もなんだか乗って来て、結構激しくはしゃいでしまったけど大丈夫だったかな。1時間ぐらい撮ってもらったんじゃないかな。よかったのだろうか。Sさんともいろいろお話できて来てよかったなと思った。帰り夫がせっかくなので建築が見たいと言い出し、国際展示場へ。ワクチンの接種会場になっていたので、物々しい雰囲気だったが、カフェはとても落ち着けた。晩ご飯は、ロイヤルホスト。誕生日月なので20%オフなのです。私は、ブランチメニューのビーフシチューとサラダのやつを、夫は五穀米のカレーを、パフェ���食べた。疲れたけど、楽しい楽しい一日だった。
7月24日 朝から洗濯。Mさんと電話する。Mさんにオリンピックの見どころを聞くと全部と言われる。夫は義実家へ。火曜日からお義父さんが入院するそうで、書類を書かなきゃいけないみたい。大したことはないようなので良かった。私は昨日の疲れもあったのでごろごろしていた。お昼前に来客あり。あわてて少し片付ける。昼はそうめんチャンプルー。がっつり昼寝をするともう夕方。夫も帰ってきた。少し散歩に行って、晩ご飯を作る。麻婆豆腐、海藻サラダ、冷やしピーマン、トマト、きゅうり。
7月25日 ふたりしてごろごろする。朝、パンもなかったのでクレープを焼いた。昼は納豆ご飯。野菜を料理しなきゃななんだけど、なかなかやる気にならなかった。夕方、実家に野菜を持っていく。母と会うのは、夫は久しぶり。直接、妊娠の報告ができてよかった。今はそれだけを祈っていると言っていた。帰りにスーパーに寄って買い物。晩ご飯は、モランボンの参鶏湯など。土曜日から、結婚式のことなんかをぼーっと考えがちだ。仕事への熱量にぼーっとさせられてしまう。そうだったそうだったと思い返す。
7月26日 検診の日。今日は夫も休みだったので2人で行く。元気なのかどうか心配で仕方なかったが、順調に大きくなってくれているようでほっとした。350グラムらしい。実習生もいて初々しかった。性別は8割がた女の子らしい。なんとなくそうだろうなと思った。ここまで母娘問題について考えてきた意味みたいなものを何となく感じているので。隣町の住宅建築を見に行って、焼肉屋さんのランチを食べた。私は赤身で、夫はホルモン。慢性的な貧血なので夫こそ赤身だろと思うのだけど。久々に、お風呂に行きたいと思い三木の温泉へ。帰りに産直スーパーとワイン城に行き、ちょこちょこと買い物をした。4時過ぎに帰宅。横になる。晩ご飯は、ツナとオクラのコーングラタン、ゴーヤとクリームチーズのおかか和え、きんぴらごぼう。
7月27日 仕事の日。上司はちょっとややこしい人の対応が大変そうだった。私もミスをしないように気をつける。最近、数字の見間違いなどが増えてびっくりする。やっぱり潮時なのかもしれないなとあらためて思う。Rちゃんと会ってお茶。2時間ぐらいいろいろ話して、パン屋さんに寄って解散した。7時ごろ帰宅。オリンピックはソフトボールを見た。ダブルプレーがあったり、ホームランキャッチがあったりとても面白い試合で日本は金メダル。わからないルールは夫に教えてもらう。野球ぐらいはわかってるつもりだったけど、全然わかってなかったな。スポーツ観戦、ちょっと面白くなってきたかも。いろいろ忘れてボーッとできるのがいいね。晩ご飯は、餃子、トマトの紫蘇サラダ、キューちゃん漬け、ゴーヤとクリームチーズのおかか和え、きんぴら。
7月28日 県がやっているマネープランのセミナーに行く。期待以上に充実した内容でよかった。とりあえず一生働かないといけないのだなということはよくわかった。お昼を食べて、無印でワンピースを買い、西松屋を少しのぞき、ドトールでお茶をする。帰りに食材を買って帰ろうと思い、トーホーに寄ると声をかけられたので誰だろうと思ったら母だった。びっくり。「どうやって来たの?」と聞くとこの暑い中、自転車だとか。えー。ユザワヤに行くそうなので、ついて行く。ファスナーを買っていた。しっかりしていたので帰れるだろうと思うけど、心配。一時間後ぐらいに、家に電話したらちゃんと帰れていた。まだそんな体力があるんだなぁ。よくばったり出会えたものだ。晩ご飯は、唐揚げと夏野菜のケチャップ炒め、きんぴらの残り。
7月29日 朝、野菜を持って近所の人に持っていく。今日も暑い。帰りに買い物をしてから、午後からは料理。4時から歯医者の妊婦検診。特に虫歯はないけど、掃除してもらうことにして来月に予定を入れた。その後、鍼に行く。先生は最初に赤ちゃんに挨拶をしていた。調子は良い感じ。夫が迎えに来てくれた。明日は休みだそうなので、行ってみたかった中華料理屋さんへ。ポテサラ、水餃子、ハラミクレソン、春巻き、杏仁豆腐。夫はハイボールを、私はウーロン茶を飲んだ。一回一回の外食が貴重。しっかりと噛みしめよう。
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2023.07.12
Newham
Maryland
North Greenwich
"The Line"
-Alex Chinneck A Bullet from a Shooting Star
-Thomson & Craighead Here
-Richard Wilson A Slice of Reality
-Gary Hume Liberty Grip
-Antony Gormley Quantum Cloud
-Laura Ford Bird Boy (without a tail)
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テムズ川沿いに野外展示が並ぶ"The line"を見に行った日。
ホテルの朝食を食べて徒歩で最寄り駅へ。工事現場を撮ったらおっちゃんが手を振ってくれていた。
Maryland駅からJubilee線でNorth Greenwich駅まで行き、O2アリーナをぐるっと囲むように展示されている5つの野外展示および、そこからケーブルカーで渡った先にある1つの計6つを見ることが出来た。The line自体はもっと多くの展示があるのだが、回っている途中で既に体調がおかしいことに気付いていたので、なんとかどうしても見たかったBird Boyまで会いに少し無理をした。
最初はAlex ChinneckのA Bullet from a Shooting Star。逆さまの鉄塔が地面に突き刺さっている。以前は近づけたようだが、周囲の開発が行われている関係でほぼ封鎖されてしまっていた。しかしNorth Greenwich駅を降りたらすぐに見えるその存在感。非情に異質というわけでもなく、周囲に溶け込んでいる流れ星はとても魅力的だった。
そのままHereを通過してA Slice of Reality。輪切りにされた船。実際にあった船だか、それのレプリカだか。船の内部には何かの缶やら板やらが残っていて、今にも中から人がひょこっと顔を出しそうだった。船に打ち付ける水の音を聞きながら、彼が語る止まった時間を眺めた。ここには何があったのだろう。
次はLiberty Grip。マネキン3体の腕をモチーフにしたよくわからない滑らかなシェイプを、記念像のようにブロンズで塗装。いたずら心として切り口をピンクとグリーンで塗ったらしい。とても可愛らしい作者だと思ったし、ステートメントを読む前はなんとなくエロチックな雰囲気だなと思っていたのだが、読んだ後は作者が二ヒヒと笑っているような、楽しい印象を抱いた。よくわからんけど好きという芸術鑑賞で一番楽しいやつ。
Quantum Cloud。でっけー。下半分は規則正しいが、上半分はカオスな渦が巻いている。量子だとかエネルギーとか質量とか、そういう科学的な何かを表現した何からしい。なるほど分からん。
ロンドンケーブルカーに行く途中に何かでっかい像を発見。The Lineとは関係ないものらしい。体には枝が生え、足元には珊瑚。海なのか山なのか。呪術廻戦の花御みたいだった。
ケーブルカーに乗る前にカフェに行き、くそでかチョコクロワッサンとラテを頼んだ。ここでも無事英語で詰む。「レギュラーミルクでいい?」って聞かれてんのにノーサンキューって言っちゃって怪訝な顔された。当たり前だ。(その後ちゃんとなんとかなった)
ケーブルカーはオンラインでチケットを買って乗車。揺れるし怖いしヒーヒー言いながら10分ほどでテムズ川を横断。上から見る景色は楽しかった。
最後に、Bird Boy (without a tail)。彼の写真を見て一目惚れし、絶対に会いたいと思っていたので感激だった。ケーブルカーの真下にあったので、近さに笑ってしまった。
"Laura Ford's sculptures present a complex interplay between vulnerability and menace. She uses humour and an acute observation of the human condition to engage with wider social and political issues. 'Bird Boy' is a figure of a lost child wearing a bird costume, which could appear as a protective disguise or a demonic curse. Standing motionless on the edge of a pontoon in the Royal Docks, 'Bird Boy' hopes he will go unnoticed but, despite his scale, his presence is powerful and commands attention."
(ローラ・フォードの彫刻は、脆弱性と脅威の間の複雑な相互作用を表現しています。 彼女はユーモアと人間の状態に対する鋭い観察を用いて、より広範な社会的および政治的問題に取り組んでいます。 「バードボーイ」は鳥の着ぐるみを着た迷子の姿で、身を守るための変装や悪魔の呪いのように見えます。 ロイヤルドックのポンツーン(海上に人工的に作った平底の浮桟橋)の端にじっと立っている「バードボーイ」は、気づかれないことを望んでいますが、その規模にもかかわらず、その存在は強力であり、注目を集めています。)
天気も良かったし周囲にはベンチでくつろぐ人が大勢いるし、肝心のバードボーイの足元には永遠に鳥が2羽鎮座している。想像の500倍はなごやかな雰囲気だったので少しぽかんとしたが、これはこれで、彼が幸せそうで良かった。
その後Canning Town駅まで歩き、Stratford駅へ。電車の中に犬が居た。この時点で相当に体調のヤバさを感じる。Bootsで水とマスクを購入。バスでホテルまで帰った。
その3時間後ぐらいに頑張って最寄りの薬局まで行きコロナ簡易検査キットを購入(高かった)。薬局までの道のりで、黒人の兄ちゃんが窓から叫びまくってるのを見て「多分私は今日撃たれて死ぬ」と本気で思いながら超速足で、しかも黒人のにーちゃんを避けるため回り道までしてホテルへ帰った。撃たれなかった。
そうして無事に陽性が判明。結局この日の外出移行、Playoff3日目まで一切ホテルを出なかった。
PCRを受けたほうがいいのか、大会を見に行けるのか、ロンドンまで来て何でこうなったのか、わりと精神的にゴリゴリ落ち込む中なんとか乗り切れたのは、スーツケースに詰められるだけ詰めたインスタント食品と、Hellotalkという言語交換アプリで知り合ったロンドン在住の日英カップルさんのおかげ。丁度彼らがStratford近くに住んでいるということで、この辺りでPCRを受けられる場所を教えてもらったり、ロンドンにおけるコロナの扱いなどを聞いた。(日本人の彼女さんから「簡易キットで陽性ならPCRも陽性だと思う」と言われたので冷静になり、結局PCRは受けなかった。8000円ぐらいするんだもの)
人生初海外旅行、ツ���ーなども無く完全ソロ、でコロナ。ついてないにもほどがあったが仕方がない。ロンドンでパン屋に行けなかったことへの後悔が今も体中に染みついている。
13日・14日しっかり休み、15日のBracket stageから大会を現地観戦。あまり人が居ないあたりに座り、1席分は必ず開けて、マスクもしながら観戦はしたが、おそらく誰かしらには移してしまったと思う…。でも私もこのために日本から来てるから許してほしいと心で思いながら静かに過ごした。
大会は9時から22時まで続くので途中でご飯調達をしなきゃいけなかったけど、会場周辺に何があるのか分からず、試合間のインターバル時間が短かったから探す時間もなかったので会場の売店をうろうろ。(飲食物の持ち込みは禁止だった)
売店はホットドックが7ポンドというイカれた値段。それでも何かしら食べておかなきゃと思い選んだソーセージロール(5ポンド)がヤバかった。ソーセージの味が濃い。濃いっていうか岩塩。これを食べきったら俺は脱水症状で死ぬ。ここまでの滞在中ほとんど日本から持ってきたインスタント飯しか食ってなかった自分に対して、海外に来たことを改めて実感させてくれる忘れられない味となった。(結局、他の売店でチキンラップを発見したことでなんとか難を逃れた。)
選手に会うのも控えたが、連絡をくれたMoist esportsと、彼らと一緒に居たOnic esportsの選手たちには会うことができた。約3年半前、私が競技シーンを見始めた頃から知っている選手たち。当時とは比べ物にならないほど成長を遂げた彼らにやっと会うことが出来て本当に嬉しかった。
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2023/8/13
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8月13日 家を出た時に降っていた雨は、乃木坂を下りたらや止んでいて、長傘を預けて待ち合わせへ。 恐る恐る職員証をチケット売り場で見せると、ちゃんと割引になった!この4年間ちょっと損していた!
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友人と合流してテート展を鑑賞。 テートモダンから来た作品たちかと思っていたら、テートブリテン(?)と言う美術館所蔵作品の展示だった。行ってみたいなテートモダン。 宗教画のモチーフとして大洪水がよく描かれていたり、思いがけずリヒターやタレルやアニッシュカプーアを観ることができて大満足。 その後のショップもグッズ展開が充実していたし、ミッドタウンですんなりカフェに入れてお話ができて楽しかったのに、なんだかずっとやりきれなさと不完全燃焼感でもやもやイライラしてしまった。
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その時は何とも思ってなくても、振り返ると人の買い物に付き合ったのがだめだった気がする。
帰り、友人と途中で別れ、いつもの日比谷から大手町を散歩しようと地上に出ると、ちょうど豪雨に見舞われてしまう。思い返せばお茶の席で最近のついてなさの連続を話したところで「これからは良いことあるよ…」と励ましてもらった矢先の更なる不運。これは珍しすぎる…と、気をつけないと死んだりするのでは?とか思い始める。
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帰りに読んだ長島先生のエッセイ(日記)に、掃除をすることで復活すること、を思い出させてもらい、いらないものを捨てたり、売りたいものを用意したり、とにかく掃除をした! 少しスッキリしてたまっていた写真の整理(SNSへの投稿)もできた。
明日は行けたらソールライターか新美のもう一つの展示に行って、明後日はガウディに行って、その次の日は吉祥寺と高円寺に行って、その後まだ予約が空いていたら東京の泊まってみたかったホテルへ行ってみよう。 (帰りの電車で勢いで予約して、もやもやが募ってすぐキャンセルしてしまった。)
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程よく人と会って、きちんと自分も保てるスケジュール管理をしたい。 そして気を抜いて死んだりしないようにしたい。
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2022建築レビュー#5
-建築レビュー#5(設計者:Carmody Groarke)発表者:池部(M1)講評者:伊藤-
建築レビュー第5回はCarmody Groarkeを取り上げた。
Carmody Groarkeは、ケビン・カーモディとアンディ・グロークらによって2006年に設立された建築事務所であり、それぞれの名前を組み合わせた事務所名となっている。
ロンドンに拠点を置き、数々の建築賞暦のある建築家達です。
彼らのコンセプトは、「都市が抱える文化的問題を、空間・光・素材などの様々な文脈から意図的に追求し、解決するための建築デザイン」である。
今回は、彼らの建築作品を4つ取り上げて紹介する。
事例1『Manchester’s Science and Industry Museum』Manchester(2021)
ギャラリーは、1880年代に建てられた建築物であるニューウェアハウスの1階部分にある。今後数年間で、博物館は、既存の歴史的建造物やスペースと、ヴィクトリア朝の鉄道高架橋のネットワークとの間に、敷地全体の方向性とアクセスを強化することを目指している。
美術館のロウアーヤードからの新しいエントランスは、「パイナップルライン」とも呼ばれる新倉���に線路が通っている歴史的な高架橋のアーチ型の下屋を修復し、このエリアを明るく心地よい空間に変え、来館者の方向性を明確にし、到着の気分を盛り上げるものとなっている。
新しいギャラリーは、グレートウェスタン鉄道によって1882年に建てられたニューウェアハウスのアーチ型の地下室の西端に位置する。一連の操作により、古いただの保管スペースであった空間は1つの空間に合併され、世界クラスの科学展示物を展開し、さまざまな巡回展を開催する博物館としての魅力を高めている。
ガラス繊維でできた高さのある壁は、外から内へと訪問者を迎え入れる。また、「頭上の貨物車の重量を支持するために設計された、ヴィクトリア朝の重い構造物の重さ」を軽減し、さらには歴史的建造物を永続的に維持していくためのメンテナンス作業をするために取り外しが可能になっている。新しいグラスファイバー製のパネルは一つ一つ手作業で鋳造され、周囲の風化したヴィクトリア朝のレンガ造りを引き立てるためにテラコッタ色に着色されている。
この新しいギャラリーは、広大な倉庫の1階部分の広さと特徴を生かして、鋳鉄とレンガの複合構造、高さ5mのアーチ型天井、そして上部の歴史的な鉄道路線とプラットフォームの形状に沿うように配置されている。ギャラリー内の歴史的建造物も復元され、元の倉庫の壮大さとスケールを体験しながら、新しい展示体験ができるようになっている。
事例2『The Hill House Box Museum』London (2019)
ヒル・ハウスは、チャールズ・レニー・マッキントッシュの最も重要な作品の一つで、スコットランドで最も高く評価されている建物の一つであり、20世紀初頭のヨーロッパの代表的な建築でもある。グラスゴーの西30kmに位置するヘレンズバーグにあるこの建物は、1902年に出版社のウォルター・ブラッキーとその若い家族のために建てられ、クライド川河口の南のパノラマビューを見渡すことができる。
★チャールズ・レニー・マッキントッシュ
スコットランドの建築家、デザイナー、画家。アーツ・アンド・クラフツ運動の推進者であり、スコットランドにおけるアール・ヌーヴォーの提唱者の一人でもある。
この住宅は先鋭的なレイアウトと3次元的な空間進行を提案し、建築はスコットランド・バロニアルの絵画的な伝統の中に組み込まれながらも、マッキントッシュはヨーロッパの他の地域で起こっているモダニズムの現代技術の進歩にも明らかに影響を受けている。このように伝統と発明が混在した珍しい建築であったため、長期にわたる水害という根本的な問題が発生し、この家を存続させるために大規模な保存修復プロジェクトが必要となっていた。
修復の間、この家を視界から遠ざけるのではなく、より積極的な保存へのアプローチがとられている。最大15年かかるとされるこの保存修復の不可欠な要素として、このプロジェクトは、ヒルハウスを「芸術品」として収め、保護するための「大型の」仮設博物館を提案し、同時に、訪問者がこの家にアクセスできるよう維持することを提案している。
この安全で保護された建築作業の領域で、「博物館」は、ヒルハウスの周囲を高い位置からぐるりと囲む高架歩道によって、進行中の保存修復を一般の訪問者に体験してもらう仕組みになっている。博物館の囲いには、独立した木造の建物にビジター用の施設も設置される予定である。
新しい美術館の建築的アイデンティティは、抽象化された巨大なガーデンパビリオンで、その壁はステンレススチールのチェーンメイルメッシュで全体が覆われている。この半永久的な囲いは、雨に濡れた既存の建築がゆっくりと修復される間、元の家の基本的な「乾燥室」のシェルターとなる。この繊細な囲いは、昼夜を問わず、マッキントッシュの建築の象徴である風景を遮ることなく眺めることができるようにするものでもある。
事例3『Windermere Jetty Museum』Windermere(2019)
蒸気船博物館といいます。この新しい博物館は、湖水地方国立公園ウィンダミアの海岸に、国際的に重要な船のコレクションを収蔵している。蒸気船、モーターボート、ヨットなどの展示スペースがあり、その建築と湖に関するストーリーが語られています。この場所は、歴史的な砂利採取工場を再利用しており、船の積極的な保護プログラムによって、この場所の活動を継続している。人、船、水、そしてこの場所の絵のように美しい産業遺産の再解釈を提供する公園の風景の中で、訪問者が建物の中で体験することに重点を置いている。
一棟の大きな建物ではなく、平面が正方形の小さな建物たちは、そのコンテクストによりふさわしいスケールを生み出している。そのため、美術館は土地や水と地形的な関係を強く持っている。波止場は博物館の中心的存在で、湖を体験の中心にすえ、水面下でコレクションを展示する。メインエントランス、保存ギャラリー、解説、教育、カフェなど、来館者の動線を構成する他の建物は、すべて波止場の周りに集まっているが、洪水の危険性から逃れるために、基礎が高くなっている。保存修復工房は、作業船渠の水面近くに設置された独立した建物である。
この美術館の建築言語は、ウィンダミア湖周辺にあるヴォイジーの豪邸やブロードレイズハウスやチャールズ・ヴォイジーのブロードレイズハウスの大きく張り出した軒や、湖水地方の典型的な農業・工業建築から引用した、ヴァナキュラーな屋根の型式によって特徴付けられている。建物の形態はどこか親しみやすいものですが、張り出したキャノピーによって、建物の内部空間が全天候型のシェルターとして景観に溶け込み、特別なものとなっている。内部は、湖���に面した大きな主室を中心に、付属空間と外部キャノピー空間が左右対称の断面構成でバランスよく配置されている。
美術館は、陸上と水上、さまざまな高台から四方八方から見られる。そのため、屋根と壁が形式的な構成において重要な地位を占めている。これらの要素に建築的な一貫性を与え、美術館の建物が全体としてまとまったものになるように、酸化銅が決定的に重要な素材として使用される。銅を折り曲げ、真鍮の留め具で規則正しく留めることで、高層部に独特の質感を与え、さらに時間の経過とともに風化していくことでその質感を高めている。非常に大きな窓とドアによって、ボートは容易に外と中を行き来することができ、建物と建物の間のミュージアム・ルートも明確に読み取ることができる。
自然な銅の外観は、モノリシック(巨大)なコンクリートの基壇とは対照的に、建物に軽快さを与えている。また、外装を包むじゃばらが水平方向に繰り返されることにより、美しい湖のコンテクストを表現している。
事例4『7 July Memorial』Hyde Park(2005)
2005年7月7日、午前8時50分頃、ロンドン地下鉄トンネル内の3カ所でほぼ同時に地下鉄の車両が爆発し、同日午前9時47分頃ラッセル広場近くのタビストック・スクエアを走行中のダブルデッカーバス、デニス・トライデント・2型1台が爆発した。
カーモディ・グロークは、この最悪な同時爆破テロによって亡くなった犠牲者の遺族と協力し、恒久的な追悼記念碑を設計した。
ハイドパークに位置するこの記念碑は、新しい公園の小道にあり、ロンドン最大の公共の場所の1つで静かな熟考の場を提供する。爆撃によってもたらされた唯一無二の集団的損失は、記念碑の性格を物語っている。
52本の850kgステンレス鋳造の���直柱は、それぞれが失われた52人の命のうちの1つを表し、爆弾の4つの場所を表す4つの連結されたクラスターの開いたパターンに配置されている。
各石碑は、オープンキャストプロセスによって引き起こされた表面のユニークなマークと、失われた各生命の日付、正確なタイミング、場所を説明する目の高さで運ばれた碑文によって特徴付けられる。
問者は石碑の間を歩き、その意味を深く考えるように勧められる。プラークは道の端にあるバームにあり、各犠牲者の名前を記録している。
抽象的な建築の言語を通して、記念碑は家族のための和解の象徴であると同時に、爆撃の壊滅的な影響を何世代にもわたって恒久的に思い出させることを意図とする。
私はCarmody Groarkeの設計について、コンセプト(文化的問題を、様々な文脈から意図的に追求し、解決するための建築デザイン)からは分からなかった、人が建築の重要な部分に介入し視線を大切に設計している建築家であると感じた。非日常を体験する空間として既存の壮大なスケール感を生かした新規部分の挿入が行われていると感じる。また、既存部分を生かした新旧の差がはっきりとわかる新たな素材の挿入も魅力的に感じるが、それだけでなく考えられた構造デザインがより既存を引き立たせているのではないかと感じる。
山中は、写真の良さを差し引いて何が印象深さに繋がっているのかを疑問視し、既存の部分と新規の部分が常に同時に存在している点が面白いと述べた。また、元の建築により少ない手数で新しいものを共存させることで洗練されたものになっていると捉えている。
『Manchester’s Science and Industry Museum』では蒲鉾状のアーチ状の天井の造形を新しい建築が引き出していること、カートディの操作がシンプルであり、このような操作を行うことにより、元々の既存の時より特徴的な部分の魅力を感じさせると述べた。
The Hill House Box Museumはマテリアルの数が増えないということが重要であり、コンバージョンなどではなく、自分達の中で二項対立の関係を作り出していると捉えた。
Windermere Jetty Museumに関しては、屋根の高さ勾配、窓の高さが一緒という同じ操作しかしていないことによって湖畔の魅力を引き立たせている。また、最少の建築操作しか行っていない、
つくり切らないという設計が魅力的であると述べた。
引用
Carmody Groarke HP https://www.carmodygroarke.com/
Archi Daily Carmody Groarke | ArchDaily
Carmody Groarke: Architects of the Moment Carmody Groarke: London's Architects of the Moment | PORT Magazine (port-magazine.com)
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♡ #レクサスって高級車なの? てなくらい車のことはよくわからないけど。 スタイリッシュなカフェだったので入ってみた。 #lexusmeets #thespindle 日比谷や有楽町ってカフェは多いけど 混んでること多いし、ゆっくりできないとこ 多い気がするのでここはのんびりできて明るくて広いので私好み♡ また海外みたいなデリカテッセンスタイルも またまた良き♡ フリーウォーターも炭酸水があるし これも良きっ♡ #展示車があったようだけどそれを見ずカフェへまっしぐら #お気に入りカフェを見つけた時はやたら嬉しい ✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧ #カフェ #カフェ巡り #日比谷カフェ #カフェ活 #カフェスタグラム #カフェ記録 #カフェさんぽ #グルメスタグラム #グルメ好き #グルメ女子 #グルメテロ #グルメ記録 #美味しいもの好きな人と繋がりたい #美味しいもの巡り #おいしい #美味しいもの #insta #instagood #instafood #instagramjapan #japan #instadaily #ドラゴンズファン #ドラゴンズファンと繋がりたい #ドラゴンズ大好き (THE SPINDLE) https://www.instagram.com/p/CndrTv-vnNk/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#レクサスって高級車なの#lexusmeets#thespindle#展示車があったようだけどそれを見ずカフェへまっしぐら#お気に入りカフェを見つけた時はやたら嬉しい#カフェ#カフェ巡り#日比谷カフェ#カフェ活#カフェスタグラム#カフェ記録#カフェさんぽ#グルメスタグラム#グルメ好き#グルメ女子#グルメテロ#グルメ記録#美味しいもの好きな人と繋がりたい#美味しいもの巡り#おいしい#美味しいもの#insta#instagood#instafood#instagramjapan#japan#instadaily#ドラゴンズファン#ドラゴンズファンと繋がりたい#ドラゴンズ大好き
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旅の記録
12月3日~4日、友人と鎌倉・江ノ島旅行をする。
鎌倉文学館で没後35年特別展、澁澤龍彦・高丘親王航海記の展示があったので、鎌倉へ行こうと計画をしていたところ、友人が声をかけてくれて、ひとり旅でなくなった。
ひとり旅だと、どうしても鳥を探したくなって重いカメラを担いで、ワークマンの服を着て出かけることになる。鳥を撮影するようになってから、文化財を巡るような「旅」とは疎遠になっていた。
旅のルートは、 一日目 北鎌倉・浄智寺(澁澤龍彦の菩提寺)―鎌倉・鶴岡八幡宮/大河ドラマ館/鳩サブレーで有名な豊島屋のカフェ「置石」/クルミッコ/桜貝アクセサリー店/鎌倉文学館 二日目 江ノ島(特にどこという予定は決めずに江ノ島とだけ決めていた)
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・北鎌倉 浄智寺 北鎌倉で待ち合わせをした。そのまま浄智寺へ。地図を見なくても、なんとなく歩いて行けばたどり着けた。 人生で一番通っている寺というのは、どう考えても地元の檀家になっている寺だが、そのつぎがたぶん、東大寺だろう。地元の友人とよく奈良へ行くし、奈良は鳥がたくさんいるので、バードウォッチングを始めてからも何かにつけて出かけている。だがその次は?となるとおそらく浄智寺ではないかと思う。 そんなに通っているのに、じつは一度も澁澤龍彦の墓にたどり着いたことがない。浄智寺は、拝観料が必要な文化財としての寺だけれど、檀家もいて、お墓があるのだ。それはつまり、地元のひとびとの暮らしと地続きの場所で、そこを、ただ澁澤龍彦のファンであるというだけの自分が「墓参りに来ました」と言っていいものか、というのをずっと迷っていて、聞けずにいて、見つけることができなかったのだ。 だが今回、どうしても澁澤に報告したいことができたので、澁澤の墓前に立ちたかった。寺の受付のひとに聞くと、わかりづらい場所にある、と言いながら親切に教えてくれた。いままでたどり着くことのできなかった墓前にたどりついて、いろんな報告をした。 澁澤にしてみれば赤の他人が急に墓にやってきて、あなたのファンです、やっとここまで私の人生がたどり着きました、なんて報告をされても知ったことではないだろうと思ったが、人生の一つの区切りとして訪れることができてよかった。矢川澄子は岩波の校正員時代に、龍子さん��芸術新潮の編集者のときに、澁澤と出会っている。 御朱印をもらって帰るとき、そのふたつ前のページが、以前訪れたときの浄智寺のものだった。文化財から足が遠のいている自分を発見してすこし苦々しく思う。
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/2b14a95d7a6003f328ac70c4f6e35d6c/c0d7760151da9246-80/s540x810/4787e9316f3ad13443a5b2bd80c40a987d290a89.jpg)
・鶴岡八幡宮/大河ドラマ館 カモメが群れになって飛んでいた。七五三の子供がたくさんあるいていて、成人式の前撮りの人たちもいた。 今期の大河ドラマを見ていないのでついていけるかどうか不安だったが、楽しそうにする友人を見ているだけで楽しかった。映像資料やジオラマ、体験コーナーなど、ドラマを見ていない人間でも楽しめた。舞台セットの時代考証の映像がとてもよかった。 ハトがたくさん歩いている。
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/18cef7f5cfc63180130ec8ae1dc88a56/c0d7760151da9246-67/s540x810/20878fdda1c53a84e487702a217f7fc40e56044b.jpg)
・クルミッコ/置石/桜貝のアクセサリー店 前回鎌倉旅行をするときに、地元の友人に「クルミッコ」というお菓子がおいしいと教えてもらった。そのときはお昼過ぎに店舗に立ち寄ったのだが、行列ができていてなかなかお店に入れなかった。「並ぶんだよ~」と言いながらお店にいくと、列ができていない…。もうクルミッコブームは終わったのか? とお店に入ると……クルミッコ、売り切れていた。まだおひるすぎだというのに。 置石へむかう。エクレアサンドとチョコレートパフェをたのむ。紅茶がとてもおいしいと友人が教えてくれたのでそれも注文する。紅茶はとてもおいしかった。そして……チョコレートパフェ、800円という金額なのにとても巨大だった。エクレアサンドを食べたあとに食べるサイズではなかった。ふつう、コーンフレークがいるところにおそらくは粉砕されたハトサブレが陣取っていて、それがとてもおいしかった。巨大だったが、おいしかったのでつるっと食べられた。 その後、桜貝のアクセサリー店へ行くまでに、鳩サブレー本店にたちよる。鳩サブレーグッズを買う。ここも行列。宿で食べるおやつに矢口餅を買う。大河ドラマに登場した餅らしい。何も知らずに求肥に釣られて買った。 桜貝のアクセサリー店も長蛇の列だった。列に並んでいるあいだ、「桜貝ってわれわれでも拾えるのかな」「由比ヶ浜にいくから打ち上げられてないかな」などと話をしていたら、前に並んでいた人が、「六時半くらいに行くと拾えますよ」と拾った桜貝の写真を見せてくれる。早起きして桜貝探しをすることを誓い合う。 どれもかわいくて迷いに迷って、桜貝のヘアピンを買う。
・鎌倉文学館 鶴岡八幡宮の門前町を楽しみすぎて、文学館が16:30閉館なのにたどり着いたのは16:00だった。高丘親王航海記の展示を見る。こぢんまりとした展示だったし、見たかったのは創作メモだけだったので、そこだけ重点的にみる。三島の影響を感じる部分などある。 リスが木を歩いていた。鎌倉にはたくさんリスがいると警備員さんに教えてもらう。宿までの道すじでもリスがいて、うんこされる。
二泊目
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/6e77674c3f0ed014a2423e98b7361b84/c0d7760151da9246-9f/s540x810/b76da85ebde586363c6788d9cc4e3535132923ca.jpg)
・由比ヶ浜 約束通り6時に起きられたので、6時半に由比ヶ浜に到着する。もうサーファーが海にたくさん入っていておどろく。 桜貝を探す。海で貝を探すときは、一点を見ない方がいい。とはいえ、タカラガイを探すことは得意でも、桜貝用の「目」ではない。一つ目を探すのに苦労する。それでも一つ見つけると目が慣れてぽつ、ぽつと見つけられる。メダカラを一つだけみつけるが、擦れていたので拾わずおいてゆく。桜貝に孔をあけるツメタガイも打ち上げられている。 「朝日曇っているから見えないのかなあ」と言っていたら、背後の山のほうから日が昇る。朝日はいつでも海からのぼると思っていたが、そうでもないらしい。
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・江ノ島 江ノ島へ行く前に、クルミッコへもう一度。開店直後にお店に到着したのに、お店のかげまで行列ができていておどろく。ほしかったカンカン入りのクルミッコが買えたので満足する。 江ノ電に載り江ノ島へ。 江ノ島までの道にたくさんお店が並んでいる。家族には「わざわざ江ノ島まで行ってしらすを食べなくても地元で食べればいいじゃないか」と言われながら出かけたのだが、しらすピザは地元にはない。絶対しらすピザをたべたいと言い続ける。 弁天橋から鳥を見る。見たことのない鳥だったのでコンデヂだったが撮影する。帰ってから調べるとカツオドリで、どうして重いからという理由でミラーレス×超望遠を置いてきたのかと後悔する。 江ノ島神社への参道には、貝を売る店がおおくある。夜光貝やナンヨウダカラを見てはほしいほしいと騒ぐ。 江島神社へ到着する。弁財天をまつる神社もある。わたしは弁財天を見つけると必ずお参りするようにしている。弁財天は芸能の神様なので、小説の上達を必ず祈ることにしているのだ。弁財天のお守りももらう。新しい仕事の鞄につけようと思っている。 山頂まではエスカーにのる。エスカー、ケーブルカーのようなものだと思っていたらエスカレーターだった。だからエスカーか……。 参道で行列ができていたタコせんべいのお店が山頂にもある。そこも行列ができていたが、参道ほどではない。生のタコをまるまる一匹、プレスして作るせんべいは、タコをおしつぶすとき、悲鳴が聞こえる。あつあつのを、トンビに狙われながらたべる。 シーキャンドルという展望塔に向かう途中、鳥のような鳥じゃないような鳴き声が聞こえる。近づいていくとリスだった。至近距離でも逃げない。奈良の鹿のように、鎌倉にはリスが多い。クルミッコにリスが描かれていることに納得する。 シーキャンドルにのぼる。眺めがよく、ずっと見ていられそう。富士山がとても近い。わたしたちの住んでいるところでは、富士山は条件のいい冬にしか見られないが、関東では天気がよければそうめずらしくないらしい。 念願のしらすピザをたべる。めちゃくちゃ大きい。鎌倉野菜としらすのピザだった。とにかく大きい。おなかがいっぱいになりながらそれでもおいしいので完食する。はじめてクリームソーダを食べる。おいしかった。窓からは湘南の海だろうか、海と富士山が見える。SUPのひとたちがときどき通り過ぎてゆく。
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電車に乗り、友人と別れる。 先週の横浜行きでは売り切れていた崎陽軒のシウマイ弁当を食べる気満々でいたものの、しらすピザが大きすぎて全然おなかがすいていなかった。崎陽軒のチャーハン弁当(シウマイが2コ入っている)と、真空パックじゃない方のシウマイを買う。新幹線で食べるつもりだったが全然おなかがすかなくて、帰りの近鉄電車で食べた。おいしかった。
コロナ禍に入ってからバードウォッチングをはじめ、神社仏閣をまわったり、博物館へ行ったり、素敵なカフェやお土産を探したり、観光地をぶらぶら歩く旅から遠ざかっていたので、今回の旅ではそれができたことがとてもうれしかった。 いつのまにか、旅=探鳥になっていたけれど、こういう旅を好んでしていたなあ……旅といえば、博物館や美術館を探し、神社仏閣を巡っていたのは、つい二、三年まえのこと。それなのに、なんだかはじめての旅をしたような心地だった。
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