#客来吃楽
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滑琴狂走曲 in 秋田!(カッキンラプソディー・イン・アキタ)を開催!
2023/01/15(Sun.)
昨年1月から秋田市に滞在して制作してきた新作「滑琴狂走曲 in 秋田!(カッキンラプソディー・イン・アキタ)」のパフォーマンスを開催しました。この展覧会は滑琴(かっきん)というスケートボードとエレキギターを合体させた楽器を使って冬の秋田を演走しようとするものです。
▲展覧会の記録
午前中に最終のテクニカルリハーサルとパフォーマーとの動きの練習を行いました。会場には記録撮影や取材のカメラが置かれ、グッズ販売所も設置されました。ひとつの大きな空間をこれほど自分の活動で占拠したことがないので公演開始前は緊張しました。12時から客入りを開始して、13時に公演がスタートしました。
▲館内に設置されたグッズ売店
▲会場の風景(撮影:伊藤靖史)
第一部のオープニングトークでは、ピンクのあいつのVtuberモデルがMCとしてイベントの進行管理を行います。ピンクのあいつの呼び出しで僕が登場して自己紹介を兼ねた短いパフォーマンスを実施します。
映像に沿ってパフォーマンスを進行したり、映像と会話する演出は2019年ごろから軽演劇コントへの出演や金沢21世紀美術館でのパフォーマンスから取り組んでいました。パフォーマンスにおいてライブ性や臨場感が重視される風潮を疑う姿勢と、あらかじめ準備された(エンコードされた)映像の硬直した様子を吃音の硬直に投影する意図があります。現場で観客と対峙する演者に比べて、淡々と進行する映像は直線的な時間の流れを感じさせます。映像の流れに翻弄されるパフォーマーの工夫や苦労がパフォーマンスの刺激になるでしょう。
▲オープニングトークの様子
▲オープニングパフォーマンス(撮影:伊藤靖史)
第二部「室内道楽(Street Chamber Music)」では公募したパフォーマー(バンドメンバー)と一緒に滑琴を同時に演走します。これまで街の中で独りで演走していたのに比べて、室内で複数人で演走のははじめての試みです。これまでの街歩き的な演走はフィールドレコーディングのような観察的な視点で取り組んでいましたが、室内での演走ではライブハウスのような観客を魅了する熱量を意識しました。演走の対象が街のカタチから見る人へ意識が変化したような感覚でした。
なかなかバンドメンバーが集まってのリハーサルができず、当日の朝にやっと全員が集まって全体の音のイメージが把握できました。集団で演奏する時はメンバーのスケジューリングも大切であることを学びました。一方で、滑琴は正確な演走を行うための楽器ではなく、どちらかというとノイズ楽器のような側面があるため、どのような奏法(走法)で鳴らしても良い雰囲気があります。メンバーの中には今日はじめて滑琴に触った人もいましたが、自分なりに工夫して本番でもいろんな動きを見せてくれました。ノイズ楽器ゆえに正しさや失敗の境界意識が薄く、滑琴の誰でも演奏できる間口の広さを再認識しました。
▲室内道楽(撮影:伊藤靖史)
第三部「雪中演走(Rhapsody in Snow)」は冬の秋田市を舞台に作曲した走行ルートを滑琴で演走する演目です。この日は秋田市文化創造館をパブリックビューイング会場として、街中での演走の様子をYouTubeとZoomを用いてライブ中継します。コロナ禍にオンラインパフォーマンスや密を避けたイベントを経験してから、野外でのパフォーマンスを中継する練習を重ねてきました。これまでの滑琴の野外演走では観客のアテンドが必要で、街中を大きく移動することが難しかったのですが、映像中継する形式にすることでダイナミックな演走が可能になりました。特に今回は冬の街を歩くパフォーマンスなので、観客の負荷を減らすことができました。
▲中継会場の様子
1年前にSPACE LABO2021の企画で秋田市に滞在した際は、積雪のために滑琴を演走することができませんでした。そこでカンジキにエレキギターの弦を張った楽器「寒耳琴(かんじきん)」を新たに開発して、雪道の秋田でも演走できるよう準備を進めてきました。ただ、この日はあいにく?天気が良く積雪はありませんでした。
今回の雪中演走のルートは、秋田市文化創造館から仲小路を通って中央通りにある「たまご公園」に向かいます。仲小路周辺は融雪舗装されているので滑琴で演走できました。また、たまご公園の一部に雪が残っていたので寒耳琴を使った演走を行いました。この日のために用意した寒耳琴を使うことができてよかったです。
たまご公園から秋田市文化創造館に戻るときには小雨が降ってくるなど、ハードな演走でしたが、館内に戻ると拍手で迎えてくださり、上手く中継できていたんだなと安心しました。
▲秋田市文化創造館から中央通りへ(撮影:伊藤靖史)
▲たまご公園に残った雪(撮影:伊藤靖史)
全ての演目を終えてから観客との交流の機会を設けました。滑琴や寒耳琴を試奏(試走)してもらったり、今日の演走の感想をいただきました。交流会のなかで嬉しかったこととして、私が観客の一人と話していて滑琴の試走対応ができなかったときに、観客同士でアンプや機材の触り方を教えあって乗っていたことです。自作楽器の分野では開発者自身が演奏することが多いのですが、作者の手を離れて人々が自発的に触って新しい奏法を試す姿が見られて嬉しかったです。今後も自作楽器が社会的な道具になるように努力していきたく、この点はイリイチの自立共生的(コンヴィヴィアル)の概念を参考にして、どうすれば人々の社会活動の一部に自作楽器が組み込まれるのか、影響するのかを考えていきたいです。
交流会終了後は取材に来ていたNHKのぶら下がり取材を受けました。取材された内容はニュースこまちで紹介されるようなので、どのような内容になるか楽しみです。
1年間の滞在制作と成果発表を終えて、当初のプランを妥協することなく実施させてもらえたのは館内スタッフをはじめ、パフォーマーやテクニカルサポートの手厚いバックアップがあってこそ実現できました。���ロナ禍以降は密を避けるためにスタッフワークを避けて、自分一人で実現できる作品規模に取り組んでいましたが、今回は一人では実現できない規模での発表機会を持つことができました。自分の頭の中のアイデアを他人に共有するために、打ち合わせを重ねたりスケッチを何枚も描くなど、複数人での制作に必要な経験を積めたことは大きな収穫でした。大きな規模の発表機会を経験したことで今後も同程度の発表に物怖じせずに取り組めそうです。
また1年前の滞在制作では積雪のために滑琴が演走できず、今回は雪対策として寒耳琴を用意して1年越しのリベンジに臨みましたが、雪は積もりませんでした。秋田の雪との戦いは負けっぱなしです。ただ、簡単に勝たせてくれないことが秋田の雪のようにも思います。夜中に除雪車を動かして闘ったり、かまくらを作って日本酒を冷やす冷蔵庫として利用したり。秋田での滞在制作を通して、そんな雪との暮らしの風景を何度も見てきました。思い通りにならない冬の秋田でしたが、たまご公園の隅に少しの雪��残してくれたのは嬉しいサプライ��でした。
思い通りにならない世界で現実だけを見据えて暮らすのは閉塞感で押しつぶされそうになります。それでも音楽や祭りという一時的な時間のなかで、思い通りにならないことを楽しんだり乗り越えたりして人は前を向くのでしょう。滑琴は音高をコントロールすることを目指す楽器でなく、秋田の雪もコントロールできるものではありませんが、今回の作品ではコントロールできないものを楽しむ姿が示せたと思います。今後も思い通りにならない世界を楽しむ音楽活動を続けていきたいと思った秋田滞在でした。
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映画『同級生マイナス』 〜自分はただのニワトリだったのだ〜
2020年 台湾 原題:同学麦娜絲、英題:Classmates Minus 監督:ホアン・シンヤオ 脚本:ホアン・シンヤオ 撮影:中島長雄 音楽:コウ・レンチェン、エディ・サイ 出演:チョン・レンシュオ(鄭人碩)、リウ・グアンティン(劉冠廷)、リン・ナドウ(納豆)、シー・ミンシュアイ(施名帥)
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小学生の頃に想像していた30-40代の大人って、もっとかっこよくて落ち着いているものでしたが、年をとってみるとそうでも無いということを実感してしまうのは僕だけではないでしょう。思春期以降、人格なんてほとんど変わらず、ちょっと社会性が身についた程度で、根幹は中学生からそんなに進歩している気がしない自分。また30-40代って人生も折り返しに差し掛かってくる頃であり、もう自分がしがみつきたいあの頃には引き返せないというタイミングでもある気がします。そんな中年期を迎える手前の気持ちを描いた素晴らしい映画が今回紹介する台湾映画『同級生マイナス』です。
台湾の映画はそんなに見たことがないのですが、太台本屋(tai-tai books)のTwitterでオススメされていたので、何となく観てみたのですが、自分が思っていた以上に刺さる映画でした。
あらすじ
芽が出ない映画監督ミンティエン(シー・ミンシュアイ)、安定した仕事に就けずいつも金に困っているカン(リン・ナドウ)、保険会社へ勤務しているが昇進できないでいるチェン(チョン・レンシュオ)、吃音症があり病気の祖母を養っている紙細工職人のビージエ(リウ・グアンティン)。高校時代から仲間だった4人の同級生たちは、大人になっても変わらず集まる仲である。やがてミンティエンは政治家に推薦されて選挙に出ることになり、カンは役所の仕事を通して高校時代に憧れていた女子と再開する。チェンは突然結���することになり、ビージエは余命短い祖母を喜ばせるため結婚相手を探し始める。中年期を迎えつつある彼らはそれぞれの問題にぶつかる中で、人生の不安や自分の無力さにぶち当たることになる・・・。
引用元
ホアン・シンヤオ監督のユーモラスな味付けが素晴らしい
この映画は非常にユーモアあふれる演出が特徴的です。
冒頭、ホアン・シンヤオ監督自らのナレーションで、前作『大仏+』(2017)の後、どういう経緯でこの映画を作ることになったのかを、軽妙に語りだすところから映画は始まります。どうやら本作は実在する監督の同級生たちをモデルに作られているようです。劇中、適宜監督のナレーションが入り登場人物達の補足説明を行うんですが、そのナレーションが登場人物たちに寄り添うような優しい目線で語られるのは、監督が実在の同級生と重ね合わせているからかもしれません。
映画『大仏+』予告編
幻想的な画作りも特徴的です。すごく生活感のある描写が続くし、観ていて辛い場面もあるんですが、突然、夢と現実の境目のようなファンタジー性のある表現が盛り込まれます。あの世からの使者が見えたり、急にムードに合わせてライティングが変わったり、なんかバカっぽいんだけど、浮いた感じにはならず妙な心地よさがあるんです。ビージエが作る紙細工の作品もどことなくファンタジー性を帯びています。本当に起こっていることなのかどうか曖昧にする表現を敢えて採用していると思われる部分がちらほらあります。それによって人生のハードな現実の中にも、本人だけが感じ���、ふと立ち上がる尊い瞬間を観客が共有できるような気分にさせられるのです。
本作は全体的にこのような現実から乖離しそうな映像表現を介して、監督のユニークな感性と登場人物への温かい視点が感じられるんですよね。ラストの映画と現実の境が崩れるようなメタフィクション演出は笑えるけど、監督の同級生たちへの強い思いも垣間見える演出でした。ちょいちょい挟む軽いギャグシーンもクスっと笑えて面白い。ホアン・シンヤオ監督、かなりボンクラな匂いがプンプンします。
一番強烈だったのは、“とある日本の有名人”が登場する場面ですね。いきなり本人役で登場するので本当にびっくりして、開いた口が塞がらなかったです。ちゃんと日本語で喋ります。気になる方は是非ご覧ください。度肝を抜かれました。
ホアン・シンヤオ監督は、初の長編映画『大仏+』で金馬奨(台湾のアカデミー賞みたいなもの)の新人監督賞をはじめ主要5部門を受賞した、注目の台湾人映画監督。といっても僕は『大仏+』は観たことがないのですが。本作で大変興味を持ったので今後も注目したい監督の一人になりました。ちなみにどうやら監督の作品は過去作合わせてすべて同一世界線上の物語で、同じ登場人物が出てきているようで、ホアン・シンヤオ・ユニバースが形成されているということですね!まるで『アンブレイカブル』『スプリット』『ミスター・ガラス』で自分の作品でユニバース化したM・ナイト・シャマラン監督みたいです。
映画『アンブレイカブル』予告編 映画『スプリット』予告編 映画『ミスター・ガラス』予告編
引用元
面白おかしくも切ない、中年を迎えつつある男たちの物語
中年クライシスという言い方はあんまり適切じゃないかもしれないですが、本作は青春時代を引きずりつつ大人になってしまった男たちが、中年を迎えるに当たり次第に自分の人生の限界を感じ始める物語です。そのあたりも非常に胸に響いた要素です。僕は30代半ばで、この映画の登場人物達に近い世代です。結婚して子供も生まれ、仕事も中堅どころとして色々任せてもらえる一方で、20代の頃はもっと開けていていろんな可能性を感じていたのに、その感覚がだいぶ薄れて自分の到達可能な範囲が少しずつ実感できてくる時期です。そんな僕に向かってズンズン迫ってくるテーマでした。
この映画で僕が特に共感したのはチェンとカンです。
引用元
チェンは保険会社で長く働いているけど、昇進できず、同級生が上司という立場。決して無能だったり要領が悪いわけではなく、むしろ仕事はできる方なんですが、さっさと仕事して定時に帰ると逆に熱意がないと評価をされたりします。また結婚までする心づもりはなかった恋人が、妊娠してしまい突然結婚に踏み切らざるを得ない状況になるなど、彼が進みたいと思う方向や正しいと思う方向が必ずしもうまく行かず、予期していなかった出来事で進む方向が変わってしまうことが続き、自分の意志とは別にだんだん自分の先が決まってしまうような不安感に襲われるのです。結婚披露宴で大勢の人に祝福されているのに、披露宴の裏で物悲しい表情を浮かべるチェンはとても印象的でした。その感覚、理解できます(注:別に自分の家庭に不満があるわけではないですよ!)。
そんなチェンが最後に取る行動に対して監督のナレーションはこのように言及します
(宇宙の始まりが混沌であったと同様に、人生において)時間をかけて求めようとする答えは、それ自体が混沌なのかもしれない。
いろいろ考えるけど、結局何が正解なのかも分からない、混沌としているけどそれが人生だよね、そういうことですね。
引用元
カンは実は高校生の頃に出会ってから、ずっと想い続けてきた、マイナスという呼び名の女の子がいました(変なネーミングですが)。仕事もなかなか安定せず、お金に困っているなか、役所の調査員として市民の住居へ伺って調査を行う仕事を得るのですが、その仕事の過程で偶然マイナスと再会してしまい、再び彼女への想いが全開になって居ても立ってもいられなくなってしまうのです。しかし現在の彼女の状況に複雑な気持ちを隠せないカン。この状態も理解できます。昔好きだった女の子は自分の中で神格化と言ってもいいくらい美化されて思い出に残っていたりするので、僕もカンと同じ状況であれば同じようになるかもしれません。そんなカンがどのような行動に出るのかは、映画を見てみてください。そしてそれがどのように着地したのかは最後まで描かず、本当はどうなったのか、そもそも現実ですら無かったのかもしれないとすら思えるような曖昧な表現にした点も良かった。そしてそれに対して監督のナレーションが語ることも納得。僕はこの場面、号泣してしまいました。花束みたいな恋ではなく、枯れ木に咲いた一輪の花のような恋でした。
思い出は思い出のまま、自分の脳内にそっとしまっておくほうが良いこともあるということです。
引用元
最後に
長々と書きましたが、全員のエピソードが本当に味わい甲斐があって素晴らしいです。中年期を迎えるにあたって、各々が各々でもがいているし、そうやって悪あがきしながらも少しずつ自分を前に進めていくのが人生なんだなと思わせてくれる、人間讃歌の映画でした。
選挙活動に入って以後のミンティエンについては、流石にちょっと解せない部分もありますが、それも含めて人生ってダサくて、かっこ悪くて、それでも素敵だし面白い、そして切ないなあと感じました。最後は決して甘くないビターな着地で、なんとも言えない味わいを残す映画です。
そして最後まで現実と映画の世界とをクロスさせてくるホアン・シンヤオ監督に脱帽。間違いなく、今後も面白い映画を生み出してくれるであろう、楽しみな監督です。
あと音楽も良かったです。一昔前の、今はちょっとダサいと感じるようなロックの楽曲が採用されているのですが、この面白くも物悲しい物語にフィットしていました。少しネット上でサントラ情報を探してみたのですが、今の所見当たらない。。。
最後のナレーションでこんなフレーズがあります
自分の背中には翼があり、努力すれば高く飛べると信じていたのだ。けれど40歳も過ぎれば徐々に気づく。“自分はただのニワトリだった”と・・・。
これは決して諦めに振り切った投げやりな意味合いでは無いと思います。高く飛べないことが人生の意味を低めるわけではない、ニワトリだと気づくことは一つのステップであり、その先も自分なりの素敵な人生は続くんですよという想いが背後にあると僕は感じています。
今後も何度と無く思い出したり、見返すであろう作品になりました。観てよかった、ありがとう!
#映画#映画レビュー#映画感想#台湾映画#台湾#同學麥娜絲#ホアン・シンヤオ#Classmates Minus#黃信堯#netflix#taiwan#taiwanese movie#映画・ドラマレビュー
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思い出すこと
些細なことをきっかけに、記憶の底に埋もれていたある出来事が思い出され、その瞬間の情景とか、匂いとか、着ていた服の質感とか、そういった事々までが鮮明に芋づる式に思い出されることが稀にある。もう10年近くも昔のこと。
小林くんという友達がいた。友達と言っていいのかどうかはわからない。正確には知らないけれど、たぶん歳は10ぐらい上だし、だから小林くんだなんて、くん呼ばわりしていたのも今となっては失礼な感じがしなくもない。でも、みんな、小林くんのことを小林くんと呼んでいて、そういえば下の名前は知らないから、やっぱり友達と言っていいのかどうかはわからない。
それでも、あの当時、小林くんと顔を合わさない週はなかった。大体は週末、月曜や水曜のときもたまにはあったかもしれない。じぶんがお店に足繁く通うようになったとき、小林くんはすでにそこにいて、いつも膝を抱えてイスに座っていた。小柄なちいさな頭には、必ず大きめのハンチング帽��目深にかぶっていて、帽子をとったところは見たことがなかった。お店の人によれば、昔からの常連さんで、いつもああして膝を抱えているとのことだった。
そのうち、じぶんもお店の人になった。膝を抱えている小林くんの隣にしゃがんで、今日からよろしくお願いします、と挨拶したのを憶えている。小林くんはたどたどしく、よ、よろしくね、と言った。小林くんは吃音ではないけれど、えらく喋り下手で、喋り方がとてものろかった。
そんな小林くんも年柄年中イスで膝を抱えているのではなかった。ごくまれにイスから立ち上がって風変りなステップを刻むことがあった。そんなときの周囲の目は、クララが立ったならぬ、小林くんが立ったという驚きと好奇とちょっとした歓喜にあふれていた。
そんなこんなで、徐々に小林くんの好みがわかってきた。お店はクラブとしては珍しく、1970年代にロック喫茶としてオープンしたときの名残りから、紙切れにペンで曲名やアーティスト名を書いてリクエストができるようになっていた(必ずリクエスト曲がかかる保障はなくて、そのときのDJの気分や采配でリクエストが採用された。放置されたリクエストが忘れたころに別のDJによって流されるなんてこともしばしばだった)けれど、小林くんは基本的にリクエストをしない人だった。ある夜、プレイをしながら寄せられたリクエストを鑑みつつその後の展開を演算しているときに小林くんを立たせるプランを思い付いた。これならいけるのでは。殴り書かれた大量のリクエスト用紙の中から見つけた「スミス ウィリアム」の汚い文字と「超毛深い獣たちwith U」の太く強調された文字。超毛深い獣たちはスーパー・ファーリー・アニマルズを意味していて、お客さんの方もじぶんのリクエストがかけられるよう大量のリクエストの中でも目立つような趣向を凝らしてくる。スーパー・ファーリー・アニマルズといえば、Juxtaposed With Uが当時もクラブ・ヒットとして根強い人気を保ち続けていて、もちろんそのことだった。でも、いつぞやに小林くんがスーパー・ファーリー・アニマルズのNorthern Litesという曲で踊っていたのを思い出した。ちょうど、その時かけていた曲がアズテック・カメラのWalk Out To Winterで、小林くんはいつぞやにこの曲でも踊っていた。そして、どうやら小林くんはスミスが大好きらしかった。Walk Out To Winterのアウトロに合わせて、たたみかけるようにスミスのウィリアムをスピンした。小林くんが立った! でも、ぬか喜びはしていられなくて、ウィリアムはたった2分たらずの短い曲、大慌ててでNorthern Litesの準備をした。あらためてヘッドホンで聴いてみて、これならいけると確信した。ウィリアムのリズミカルな曲調からどっしりした曲調に変わるけども、ダブとドラムンベースのようにテンポ自体は倍率��関係にあって違��感なく、むしろ、それがよい感じのアクセントにもなりそうで、しかも、アズテック・カメラから引き継いでいるトロピカルな雰囲気と、スミスの暗いようで何だかんだ明るいようなコード感を持続できそうだった。ついでに、お気に入りのパーカーを着始めた季節で、ウィンターとノーザンとでも語呂がよかった。再生時間を十数秒のこして唐突に終わるウィリアムのアウトロからNorthern Litesを滑りだした。イントロのホーンが吹かれると小林くんが踊りながら万歳をした!
次のDJに交替してフロアにもどると、小林くんがとぼとぼ近づいてきて、のろまな口調で、す、すごく、楽しかった、と言ってくれた。センパイのDJがお前やるじゃん、と肩をたたいた。すごくすごく嬉しくって、朝、家に帰って寝るときにも興奮が冷めなくて、あの三曲の繋ぎを何度もなんども脳内で反芻した。
それ以来、小林くんとはぼんや���仲良くなって、礼儀としての挨拶ではなく、ふつうに乾杯は欠かさなくなったし、ともに大好きなスミスとかその他が流れればいっしょに横並びで踊ったりもした。たまにリクエストをくれるようにもなった。リクエスト曲はかけたり、かけなかったりした。それよりは裏をかいて、あの時のように、小林くんの想定していないところで不意打ちを食らわせたかった。
ここまでがお気に入りのパーカーに久しぶりに袖を通して、唐突に思い出されたことだった。それで小林くんは元気にしてるかなってことを思った。うる憶えのハンドルネームで検索をかけると小林くんのアカウントがいまもあった。当時から人間関係には難を抱えていたみたいだけど、それはいまも相変わらずのようで、まあ、そのことを差し引けばそれなりに元気にやっているみたいだった。その中にドキッとする投稿をみつけた。レコ屋でNorthern Litesが流れてきて、そういえば、と思い出したらしかった。いつかの夜、今しかない、ここぞというタイミングで出したNorthern Litesのリクエストをじぶんが間髪いれずに拾って流してくれたことが書かれていた。それでまた思い出した。もう、何年の昔のことなのに。あれは、さっき思い出した夜から数年のときが経って、じぶんは年内で引退しますという旨の発表した時期だった。やっぱり冬へと歩きだす季節で、そのときもWalk Out To Winterをかけていた。さて、冬へと歩きだして、次はどうしようかな。そのとき、もうすぐ訪れるであろう年の瀬の忙しなさをヒリヒリとしたギターで体現しているようなスミスのウィリアムが思い浮かんだ。よし、これでいこう。いま思えば、そのときの選択は、無意識下の潜在意識が先祖返りのようなものを起こしたのかもしれない。2分たらずの短い曲をかけるからには、さらにその先の展開も同時に思い描いていた。ウィリアムをスピンすると、すぐに次の準備にかかった。そこに一枚のリクエストが届いた。ちょっといまは忙しいんだよ、と思いながら垣間見たそのリクエストの文字���みて、思い描いていた先の展開を急遽ボツにした。ぜったいにこのリクエストをかけたいと思った。大慌てでNorthern Litesを探した。でも、こういうときに限って見つからない。ジョニー・マーのギターが急ぎ足で駆け抜けた。残り20秒ほどで見つかった。ヘッドホンの中で確認する時間もなくて、ほんとうにギリギリの間一髪のところで間に合った。揺れうごく人たちの群れから小林くんの姿を探した。小林くんはしゃにむにに踊っていた。ウインクをしてみたけども、目深にかぶったハンチング帽のせいで、それが届いたかどうかはわからなかった。急遽ボツにしたその先のプランに替わる新しい展開のためにすぐに次の準備にかかった。
やがて、日々の忙しなさに色んなことを忘れた。小林くんのことも忘れていることからして忘却していた。でも、ひょんなことから思い出した。小林くん! こっちも、まあ、色々あるけどそれなりに元気にやっています! また、どこかで踊りましょう! そのときに今日のとっても嬉しい体験を話させてください!
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明けない夜は無いとしても、ゴーストタウンの朝にドトールは開店しているのだろか
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マスク探しは止めて家へ帰ろう一緒に(午後10:08 · 2020年3月2日)
いつ死ぬかは教えてあげられないけど僕のことも毎日見届けてほしい(午後8:12 · 2020年3月12日)
死んだら葬儀の間じゅう『フンフンフン♪だよ、らき☆すた』を流しておいてほしい ★ (午後8:22 · 2020年3月23日)
「出勤してるほうが圧倒的にさぼれる」を実感する日々(午後0:51 · 2020年4月10日)
自宅で飲む習慣がない上、昔からテレビ電話の類がどうも苦手なので、時代の欲望についていけない(午前0:06 · 2020年4月11日)
学会ぜんぶ無くなっても、全然博論書くことでいっぱいいっぱいなのに、ふつうに学会あった場合どうしてたんだろうか不思議で仕方ない(午前1:46 · 2020年4月14日)
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床屋で吐瀉物みたいな差別発言こぼされてガッカリだよ、疫病は他人の見たくないとこを暴きたててしまうな(午後8:17 · 2020年3月12日)
このクソみたいな問題だらけの10年間にさんざん割りを食った20代のわたしがひとつでも多くを学び考え、絶対に次世代の社会でいまを再生産してはならない。いま自分が上の世代の考えなし具合に対して抱いている怒り・恨み・呆れを、下の世代から自分に向けられる未来は考えたくもない(午後1:21 · 2020年3月18日)
安倍晋三の肩を持つ気は毛頭無いが、聞こえだけよくて内実を伴わない言葉が横溢するスピーチは、ここ10〜20年の社会が望んだ結果の末期だと思う(午後6:31 · 2020年3月28日)
ミッドサマーとパラサイトを通しで観て、ふつうに満足した気分で携帯の電源入れたら「布マスク2枚」の現実のほうが上出来すぎて脱力(午後8:47 · 2020年4月1日)
「責めるな。じぶんのことをしろ。」とは吃驚した。言ってることの間違いぶりはさておき、まずなんでそんな偉そうに物が言えるのか?(午後8:53 · 2020年4月9日)
貧乏人がより貧乏させられる社会構造上の欠陥を、個人の暮らしレベルの話に矮小化した上責任を押し付けようとしている。クリエイター社会のど真ん中みたいなところに居そうなものなのに、あなたはもう周りの誰からも本当のことを教えてもらえないのだろうか(午後9:02 · 2020年4月9日)
「他の国には出来て何故日本はできない?」系の揶揄も、けっきょくあの唾棄すべき「日本スゴイ」の反転でしかない。いまここを���け入れることから考え始めようよ(午後5:11 · 2020年4月20日)
しかし「1ヶ月や2ヶ月収入が止まったら立ち行かなくなる」企業ばかりで構成されてる社会は、根本的に間違っていないだろうか…(午後2:39 · 2020年4月21日)
その前提を自明として受け入れていたら、いつまでもそういう地獄で生きていかなきゃならないし、それはゴメンだ(午後2:40 · 2020年4月21日)
働かず生きていたい、という希望にもっと真剣にならなきゃ(午後2:47 · 2020年4月21日)
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本当に「お客様の安全を第一に考え」るのなら、いつだってライブしない事が最適解では…。「リスクが高すぎて負えない」からって正直に言ってもいいと思うのだけど(午後7:39 · 2020年3月21日)
稀代の貧乏くじを引かされた、星野源とおねロリキメセク天皇(午後3:13 · 2020年4月12日)
ネットの音楽ファンが阿呆みたいな二項対立を生み出そうとしてる(午後8:19 · 2020年4月12日)
最近続けて見た『エイリアン9』の大谷ゆり、『スタドラ』のアゲマキワコ、『まどマギ』の鹿目まどかを並べて、躊躇し続けることのポジティブな可能性について考えてる(午前7:50 · 2020年4月14日)
躊躇し続けること、緊張し続けること、流れに乗らないこと、違和感を表明し続けること、弱さを権利として持ち続けること(午前7:54 · 2020年4月14日)
この態度は傍から見たら、たぶん、相当格好悪い。ちっともスマートじゃない。でもこれをスマートにやろうとすると此度の星野源のように付け入られる。だからスマートさを諦めなければならない(午前8:08 · 2020年4月14日)
高橋健太郎が言っているおかしさも分かるけど、高橋健太郎のツイッターも相当おかしいよ(午前1:01 · 2020年4月19日)
政治腐敗への批判や内面化された差別意識への批判を、専門家の対応判断に対する不信感と短絡することを煽るのって、だいぶ粗暴なのでは(午前1:12 · 2020年4月19日)
聖人でなければ専門家ではない、みたいな素朴すぎる思想は、処女信仰と何が違うんですか。そういう人達を引き連れて歩きたいんですか(午後9:54 · 2020年4月19日)
此度大変多くの音楽関係者とその取り巻きに失望させられたおかげで、自分は何を信じていて何が大嫌いなのか、かなりクリアーになったわ(午後5:20 · 2020年4月20日)
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演劇が死ぬわけないよ(午前0:06 · 2020年3月8日)
お金無かったり都合つかなかったりで行けなかった舞台とかライブも、「何処かで上演されて、誰かを楽しませている」と想像するだけで、胸の奥に火が灯るような感覚がするもので、だからあらゆる中止というニュースが少しずつ苦しい(午前1:48 · 2020年2月28日)
無観客公演だったけど、入場できない扉の外で地元の友人が待っててくれたこと、すごく嬉しかった(午後11:34 · 2020年3月8日)
この状況下で運営の判断を待ちながら稽古続ける��しんどい…。ひと月やふた月で収束するとは思えません、なる早で延期か中止の判断を下さいと直訴するしかないのか(午後8:57 · 2020年4月3日)
退屈しのぎのコンテンツを供給し合う現状も、だんだん過剰に思えてくるし結局笑いながら奴隷になってるだけではないのか(午後8:33 · 2020年4月4日)
勿論必死にハコを守ろうとしてる人達を応援する気持ちはある、その一方でパラダイスガレージやハシエンダが無くなろうとも音楽は今日までずっとエキサイティングであり続けるわけで、それはおそらく他の芸術にも同じことが言えて、だから正直文化が死ぬみたいなことに全然ピンとこない(午後10:12 · 2020年4月7日)
個人の生活と同じ位相で芸術文化が揺らぐ筈ない(午後10:17 · 2020年4月7日)
「"こういう風に役に立ってるから、一見、生活に影響しないように見えて実は大事なんですよ"みたいなエクスキューズってのは、そもそもからして必要がない」「あらゆる文化、表現活動は、一切誰の何の役にも立たなくたって存在していいんです」 ★(午前1:01 · 2020年4月20日)
「ある問いがひとたび立てられると、それは私たちの思考を拘束してゆく���・・「芸術は何の役に立つのか?」という問いは、暗黙のうちに「どんなものでも何かの役に立たねばならない」という考えを前提していますが、この前提は・・・致命的な障害になります」★(午前1:06 · 2020年4月20日)
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毎日 Blue Monday 聴いてる(午後5:39 · 2020年4月3日)
ヴィレヴァンに店員と俺しかいない(午後1:06 · 2020年4月9日)
無人のヴィレヴァン、すごい居心地いい(午後1:15 · 2020年4月9日)
オンラインミーティングが始まるまで、まどマギの感想書こうかな(午後1:14 · 2020年4月14日)
非常によくできたアニメだったけど、これは無いな~と思ったのが「ワルプルギスの夜」。魔法少女の希望・祈りの反転としての「呪い」を、「天災」と結び付けるのは悪手というか悪趣味。天災に物語的因果を仮定するって危険だし、そこへ魔法少女を差し出して鎮める生贄文化の無批判的反復に陥ってる(午後1:21 · 2020年4月14)
でも、全ての魔女をなくさせるために魔法少女一人が宇宙の理を外れる(そして新たに理が書き換えられる)ことで、「希望を持つことが間違い」論を根こそぎ���定する、という構造は正直好き。いまここが既に魔法少女に救われた世界だと考え直す契機が、フィクションの醍醐味だと思うので(午後1:27 · 2020年4月14日)
明けない夜は無いとしても、ゴーストタウンの朝にドトールは開店しているのだろか(午後5:03 · 2020年4月21日)
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1001ブランドストーリー| Lotus Speech 莲花演说
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writen by ZHOU Junjun
第一个故事
男人拖着疲倦回到家,妻子问:“怎么这么晚回来?是不是外面有人了?”
男人忽然感到非常愤怒地对妻子说:“你怎么这么不理解我?”
第二天,他们去民政局换了一本证……
最初の話
男は疲れて家に引きずり、妻は尋ねた。
男は突然怒って、妻に言った。「どうしてそんなに理解してくれないの?」
翌日、彼らは民事局に行って証明書を交換しました...
第二个故事
课后,老师对学生说:“如果再是这个成绩,我会劝你转校了,跟上你会很吃力。”
回家,母亲拿着试卷恨铁不成钢地指责孩子说:“再过一年高考了,你看你该怎么办,你看考得上哪个学校,你看你将来该怎么办!怎么这么不争气呢。”
晚间补习,补习老师说:“怎么教了这么多遍,你就是做不对呢?”
当晚,学生从补习老师家一跃而下,当场死亡,他才十六岁……
セカンドストーリー
授業の後、先生は生徒たちに「もしこの学年だとしたら、学校に転校するようにアドバイスします。あなたについていくのは難しいでしょう」と言いました。
母親は家に帰ると、鉄鋼を嫌う試験紙で子供を非難し、「大学入試の1年後、あなたは何をすべきだと思いますか、あなたはどの学校を受験できますか、そしてあなたは将来何をしますか? それのために戦います。」
夕方、家庭教師は、「なぜあなたはそれを何度も教えたのに、あなたはそれを正しくしなかったのですか?」
その夜、学生は家庭教師から飛び降りてその場で亡くなりましたが、彼はわずか16歳でした...
第三个故事
十年寒窗苦读,他是有名的学霸,名企招聘会上,面试官对他说:“介绍下你自己。”
他说:“啊……嗯……我……我叫……”
面试官说:“对不起,请下一位。”
走出门,他靠着墙蹲下,把简历撕得粉碎……
第三話
10年間の熱心な研究の後、彼は有名な学校の雄牛でした。
彼は言った、「ああ...えーと...私は...私は...」
インタビュアーは「ごめんなさい、次にお願いします」と言った。
ドアから出て、彼は壁にしゃがみ、履歴書をバラバラに引き裂き......
第四个故事
团队准备整整一月,精心编制各种节目,终于迎来了万众期待的年会。
董事长在员工热情的掌声中缓步走上讲台,举起话筒方才发觉演讲稿落在座位上,他望着台下黑压压的人群,一双双亮晶晶的眼睛,忽然觉得呼吸急促,头冒冷汗,双脚发抖……
他不禁往讲台中间挪了挪,这一挪,却不小心把话筒掉到了地上,台下一下子热闹起来,传来闷声的笑声。
他完全慌了神,已不记得演讲稿的内容,有些尴尬地弯下腰捡起话筒咳了两声说:“哈哈,大家,吃好,喝好!谢谢!”
然后像逃荒般地窜下台回到座位,连忙拿起纸巾擦拭满头汗水,剧烈的心跳声在耳畔久久不能散去……
第四話
チームは1か月間準備し、さまざまなプログラムを慎重に編集し、最終的に非常に期待されていた年次会議を開きました。
議長は従業員の温かい拍手で表彰台までゆっくりと歩き、席でスピーチが落ちていることに気づく前にマイクを上げました。あなたの足が揺れています...
彼は表彰台の真ん中に移動せざるを得なかったが、誤ってマイクを地面に落としてしまい、観客は興奮して爆笑し、笑い声を聞きました。
彼は完全にパニックに陥り、スピーチの内容を思い出すことができませんでした彼は少しぎこちなく曲げて、マイクを��い、2回咳をしました。
その後、逃げるようにステージから逃げ、座席に戻り、すぐにティッシュを取り上げて汗を拭き取りますが、激しい鼓動は私の耳の中では長い間消えません...
第五个故事
商业路演现场,他拿着一个团队整整一个月不眠不休做出的商业计划书,已经有20万高粘度粉丝,信心十足。
当话筒递到他手上,投资人说:“请用三句话说明你的项目。”
他说:“呃……我们做的是……是……”
投资人说:“谢谢,请下一位。”
他黯然坐下,合作伙伴们都黯然低下了头,拍了拍他的肩膀,起身离去……
第五話
商業ロードショーで、彼は1か月間取り組んでいたビジネスプランのチームを開催し、20万人の高粘度ファンに大きな自信を持ってもらいました。
マイクが彼に渡されたとき、投資家は「プロジェクトを3文で説明してください」と言った。
彼は言った、「ええと...私たちは...はい...」
投資家は、「ありがとう、次にお願いします」と言った。
彼���悲しげに座った、パートナーはすべて悲しげに頭を下げ、肩を軽くたたき、立ち上がって去った...
第六个故事
古有贾诩一句话引起百年战乱,亦有张仪三寸不烂之舌抵百万雄狮。
历史由人演绎,社会由人诠释,生活由人改变。
今天,当我们面对各种繁琐,各种误解,各种质疑,各种矛盾,各种委屈,我们都说,这是人造成的。
蓦然回首,三省吾身,这是——沟通——造成的!
第六話
古代では、ジアイーの言葉は100年の戦争を引き起こし、チャンイーの3インチの腐らない舌は100万匹の雄ライオンに到達しました。
歴史は人によって解釈され、社会は人によって解釈され、人生は人によって変えられます。
今日、あらゆる種類の退屈な、あらゆる種類の誤解、あらゆる種類の疑い、あらゆる種類の矛盾、あらゆる種類の不満に直面するとき、私たちは皆、これが人々によって引き起こされていると言います。
突然振り返ると、3つの州は私の体です。これはコミュニケーションが原因です!
第N个故事
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N話
..........
“莲花演说”源自“舌灿莲花,口吐莲花”,主要形容人口才好,口齿伶俐,能言善道,有如莲花般的美妙。莲花,也有纯洁,正直,吉祥之意。古月今心取“莲花演说”,意其一是人若有纯洁正直的心,逢人多说吉祥的话,这样人们便会心生欢喜,人事顺利,性格也就乐观包容,命运也就更加舒顺。意其二,公众演说,能够能言善道,��如莲花般的美妙。
「ハスのスピーチ」は「舌ハス、唾を吐くハス」に由来し、主に人口を表し、明瞭で、上手に話すことができ、ハスのように美しい。ロータスはまた、純度、整合性、および縁起の良いことを意味します。 Gu Yuejinは「ロータススピーチ」を取りました。理由の1つは、人々が純粋で直立した心を持っており、毎回縁起の良い言葉を言うと、人々は心に喜び、物事はスムーズになり、人格は楽観的で寛容になり、運命はさらに大きくなることですシュシュン。第二に、スピーチはハスの花のように優しく話すことができます。
在这个科技日新月异的时代,移动互联网深入到我们生活的方方面面,改变了我们的社交方式,看似缩短了人与人之间的距离。恰恰相反的是,而今“人际交往”却成为大家津津乐道的话题,人们热衷学习“情商”,“智商”,“处理人际关系”。
この急速に変化するテクノロジーの時代に、モバイルインターネットは私たちの生活のあらゆる側面に浸透し、私たちの社交の方法を変え、人々の間の距離を縮めているようです。それどころか、「対人コミュニケーション」は誰もが話題にしているトピックであり、人々は「EQ」、「IQ」、「対人関係の取り扱い」を学びたいと考えています。
古月今心说,从他帮助的几千位因公众演说有障碍的学员,他发现经常用正确的方式进行演说训练,不仅让更多的人成功的解决了公众演说障碍,还更加提高了沟通和谈判能力,连同日常人际关系也有积极改善。而今,古月今心已经帮助几千人因为沟通,因为演说问题而遇到困惑的人。而今,莲花演说遍布全国多个一线城市,成为中国极具影响力的互动演说训练机构,收获学员大量赞誉。
Gu Yuejinxinは、人前で話すのが困難な何千人もの研修生から、多くの場合、正しい方法で話すことでより多くの人が人前で話すことの障害をうまく解決できるだけでなく、コミュニケーションと交渉のスキルは、日々の対人関係とともに改善されました。今日、Gu Yuejin Xinは、コミュニケーションと音声の問題のために混乱している何千人もの人々を助けてきました。今日、ロータスのスピーチは全国の多くの一流都市に広がり、中国で最も影響力のあるインタラクティブなスピーチトレーニング機関になり、学生から多くの賞賛を受けています。
古月今心过去十二年,把自己的全部心血和精力专���于沟通、演说事业,未来,他将一如既往……他只是希望能够帮更多人解决沟通问题,让他们不会再因为沟通问题失去家庭,不会因为沟通问题失去机会,不会因为沟通问题失去自信,不会因为沟通问题铸就大错后悔终生。
過去12年間、Gu Yuejinxinはコミュニケーションとスピーキングのすべての努力とエネルギーに専念してきました。将来、彼はいつものように続けます...家族を失っても、コミュニケーションの問題で機会を失うことはありません。コミュニケーションの問題で自信を失うことはなく、コミュニケーションの問題で人生を後悔することもありません。
沟通,让你学会怎么好好生活;沟通,让你学会怎么面对他人;沟通,让你学会怎么认识自己;沟通,让你学会怎样把握机会;沟通,改变命运,演讲,改变人生……古月今心说:人一生,学会好好说话,你会发现满是惊喜 。 提升演讲,做一个懂得一对多、一对一沟通的人。
コミュニケーションはあなたがうまく生きることを学ぶことができます;コミュニケーションはあなたが他の人と向き合う方法を学びます;コミュニケーションはあなたがあなた自身を知る方法を学びます;コミュニケーションはあなたが機会をつかむ方法を学びます;コミュニケーション、運命を変えます、講義、人生を変える... Gu Yueジンシンは言った:あなたの人生で、うまく話すことを学ぶ、あなたはそれが驚きに満ちていることに気づくでしょう。プレゼンテーションを改善し、1対多および1対1のコミュニケーションを理解できる人になる。
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明後日2/6開催!八代嘉美×東浩紀のiPS細胞イベント/明日初放送!さやわか式☆ベストハンドレッド2019/伊藤亜紗×斎藤環×與那覇潤(2/14)/万城目学×小川哲(2/15)/ブックデザイン、非イスラム圏、映画論イベント視聴期間中!
いよいよ明後日2/6に八代嘉美さんと東浩紀による再生医療の現状をめぐるトークイベントを開催します。
さらに2/14には前回大好評だった斎藤環さんと與那覇潤さんの第2弾イベントを伊藤亜紗さんをゲストに開催! 2/15は『鴨川ホルモー』、『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』などを生み出した作家・万城目学さんをお迎えし、「小川哲の文学BAR」を開催いたします。 山本直樹さんが登壇される「山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか」(2/21開催)もお楽しみに!
ただいま視聴期間中のイベント生放送は、祖父江慎さんのブックデザイン、非イスラム圏のイスラム教徒について、そしてポスト映画論講義など豪華なラインナップ。ぜひお見逃しなく!
☆**:..。o○o。:..**☆
<1>【明後日2/6(木)19時 開催】 八代嘉美×東浩紀「再生医療は結局どうなっているのか?」 https://genron-cafe.jp/event/20200206/
<2>【明日2/5(水)19時 初放送!】「さやわか式☆ベストハンドレッド2019:めぐりあい宇宙(そら)編」 【ゲンロン友の会第10期総会】(2019/12/21収録) https://live.nicovideo.jp/watch/lv324054183
<3>【2/14(金)19時 開催】 伊藤亜紗×斎藤環×與那覇潤「当事者研究はどこへ向かうのか」 https://genron-cafe.jp/event/20200214/
<4>【2/15(土)19時 開催】 万城目学×小川哲「万城目学ともろざし読書会」 https://genron-cafe.jp/event/20200215/
<5>【2月後半のイベントお知らせ】 山本直樹×さやわか×東浩紀 https://genron-cafe.jp/event/20200221/ 濱野ちひろ×二村ヒトシ https://genron-cafe.jp/event/20200225/
<6>【ご視聴期間中の生放送】 祖父江慎さんのブックデザイン/非イスラム圏のイスラム教徒について/ポスト映画論講義 https://genron-cafe.jp/event/?q=event_archives
<7>五反田アトリエからのお知らせ ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第5期生 最終選抜展・落選展(仮) http://chaosxlounge.com/archives/category/news
☆**:..。o○o。:..**☆
<1>【明後日2/6(木)19時 開催】 八代嘉美×東浩紀「再生医療は結局どうなっているのか?」 https://genron-cafe.jp/event/20200206/
昨年11月、山中伸弥氏が進めていたiPS細胞備蓄事業への補助金打ち切りが報道され、話題となった。 いったい、日本の再生医療は結局どうなっているのか? この度ゲンロンカフェでは、2014年にSTAP細胞騒動の際にもご登壇いただいた八代嘉美さんをお招きし、再生医療の現状をめぐって東浩紀と議論していただきます。 ぜひご来場ください!当日は19時より生放送もございます。
☆会場参加チケット: https://peatix.com/event/1408502 ☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv323826383
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<2>【明日2/5(水)19時 初放送!】「さやわか式☆ベストハンドレッド2019:めぐりあい宇宙(そら)編」 【ゲンロン友の会第10期総会】(2019/12/21収録)
昨年末のゲンロン友の会第10期総会で行われた「さやわか式☆ベストハンドレッド2019」を初放送! さやわかさんが2019年を通して目にしたあらゆるコンテンツから100個を選び、ランキング形式で紹介する充実の企画。 リクエストにお応えして、明日19時より放送いたします。
こちらの放送は都度課金1,000円でご視聴いただけます。冒頭15分ほどは無料でご覧いただけます。お楽しみに!
☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv324054183
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<3>【2/14(金)19時 開催】 伊藤亜紗×斎藤環×與那覇潤「当事者研究はどこへ向かうのか」 https://genron-cafe.jp/event/20200214/
2019年5月8日ゲンロンカフェにて、斎藤環×與那覇潤「身体優位の時代の先へ──『平成の鬱』とその処方箋」を開催。 観客からの熱いリクエストにこたえて、第二回の開催が決定!!
今回はゲストに、前回のイベントでも言及のあった『どもる体』(医学書院)、そして近刊の話題書『記憶する体』(春秋社)などを通し、従来の医学的・心理的アプローチとはまったく違う視点から、吃音や視覚障害、麻痺や幻肢痛、認知症などについて言葉を紡いできた伊藤亜紗さんです!
たくさんのご来場をお待ちしております。当日は19時より生放送もございます。
☆会場参加チケット: https://peatix.com/event/1408885 ☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv323881159
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<4>【2/15(土)19時 開催】 万城目学×小川哲「万城目学ともろざし読書会」 https://genron-cafe.jp/event/20200215/
『ゲームの王国』で日本SF大賞と山本周五郎賞をダブル受賞、『嘘と正典』が第162回直木賞にノミネートされるなど話題を集め、トークイベントでも人気の新鋭作家・小川哲さんによる新イベントシリーズ、【小川哲の文学BAR】がゲンロンカフェにオープンいたします!
新シリーズの記念すべく第1回にお招きするゲストは、『鴨川ホルモー』、『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』など数々のヒット作を生み出したゲンロンカフェ初登壇の小説家・万城目学さん!
当日扱う課題図書は以下の5冊です。お楽しみに! ▼小川さんから万城目さんへ【SF課題図書】 ・『嘘と正典』小川哲 ・『スローターハウス 5』カート・ヴォネガット ・『息吹』テッド・��ャン
▼万城目さんから小川さんへ【歴史小説課題図書】 ・『悟浄出立』万城目学 ・『豊臣家の人々』司馬遼太郎
☆会場参加チケット: https://peatix.com/event/1408886 ☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv323881507
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<5>【2月後半のイベントお知らせ】 ★【2/21(金)19時 開催】山本直樹×さやわか×東浩紀 「山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか──エロ、暴力、政治」 https://genron-cafe.jp/event/20200221/
漫画「レッド」の著者・山本直樹さんがついにゲンロンカフェにご登壇いたします! 山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか... 会場チケットは売り切れ必至ですので、ぜひお早めにお求めください。お見逃しなく!
☆会場参加チケット: https://peatix.com/event/1415730 ☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv324051687
★【2/25(火)19時 開催】濱野ちひろ×二村ヒトシ 「人間、セクシュアリティ、愛 ──『聖なるズー』開高健ノンフィクション賞受賞記念イベント」 https://genron-cafe.jp/event/20200225/
「ズー」と呼ばれる動物性愛者たちを描いた話題書『聖なるズー』刊行記念イベントを開催します。 登壇者は『聖なるズー』の著者であるノンフィクションライターの濱野ちひろさん、 そして同書をTwitterで激賞されていたAV監督の二村ヒトシさんをお招きします。
人間について、セクシュアリティについて、愛について、存分に語り合っていただきます。 たくさんのご予約をお待ちしております!
☆会場参加チケット: https://peatix.com/event/1414874 ☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv324051785
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<6>【ご視聴期間中の生放送】 祖父江慎さんのブックデザイン/非イスラム圏のイスラム教徒について/ポスト映画論講義 https://genron-cafe.jp/event/?q=event_archives
【2/7(金)23:59までご視聴可能!】祖父江慎×川名潤×水戸部功×長田年伸 「ブックデザインはあります!」(2020/01/30収録)
装丁家・祖父江慎さんをお招きし、ブックデザインイベントを開催しました。 <うまくいかないことを楽しむ!>がモットーの祖父江さん。その数々のデザインも紹介! 本好きの人は見逃せない放送となっております!
☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv323716062
【2/7(金)23:59までご視聴可能!】安達智史×久志本裕子×松山洋平 「非イスラム圏のイスラム教徒」(2020/01/31収録)
松山洋平さんによる『ゲンロン10』掲載の連載エッセイは、ヨーロッパにおけるイスラム・ポップソングにみるムスリムたちのアイデンティティを扱ったものでした。 今回はその連載を記念し、イギリス、マレーシアそれぞれのムスリム事情に詳しい安達さん、久志本さんをお招きし、 各国のイスラム教徒のアイデンティティ問題、そして日本におけるイスラム教徒の存在について深掘りしました。 緊張感高まるイラン情勢。そんな現代に、ムスリムたちの存在を<非イスラム圏>から考える、必見の番組です!
☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv323716292
【2/11(火・祝)23:59までご視聴可能!】土居伸彰×三輪健太朗×渡邉大輔 「ポスト・シネマ・クリティーク2020」(2020/02/03収録)
ゲンロンカフェの人気シリーズ「ポスト映画論講義」の第8回は、『ゲンロン9』にアニメとゲームをめぐる論考をご寄稿された土居伸彰さん、マンガ研究者の三輪健太朗さんをお招きしました。
2019年の映画ベスト5をそれぞれピックアップしていただき、2010年代におけるマンガ、アニメ、映画の総括が行われました。 イベントは批評家、研究者としてマンガ/アニメーション/映画といかに向き合うか?まで話題は広がりました。 映画、アニメに関心のある方には必見のイベントです。ぜひご覧ください!
☆番組視聴ページ: https://live.nicovideo.jp/watch/lv323825711
上記3本の生放送は都度課金1,000円、冒頭15分ほどは無料でご覧いただけます。 ご視聴期間を過ぎ���すとご購入いただいた番組もご覧いただけなくなりますのでご注意ください。
<7>五反田アトリエからのお知らせ ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第5期生 最終選抜展・落選展(仮) http://chaosxlounge.com/archives/category/news
◆2020年2月29日(土) - 3月2日(月) ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第5期生 最終選抜展・落選展(仮) ※2月29日(土)は講評会が予定されています、一般公開の詳しい開催日程や最新情報については公式アナウンスをお待ち下さい。
最終選抜展参加作家:ユゥキユキ、三浦かおり、繭見、鈴木知史、小笠原盛久、藤井陸、小山昌訓、タケダナオユキ、菊谷達史、平山匠、山崎千尋
新芸術校第5期生による展覧会は、グループAからグループDまで4つのグループによる展示を終え、いよいよ最終選抜展・落選展を迎えます。 現在展覧会の準備が行われています、受講生たちによる一年間の成果展をどうぞお楽しみに! 配信も行われる最終講評会も、必見です!
展示の最新情報についてはカオス*ラウンジ公式webサイトをご覧ください。 http://chaosxlounge.com/
(藤城嘘)
☆**:..。o○o。:..**☆
▼ そのほか、今後のイベント最新情報はこちらから! https://genron-cafe.jp/
☆**:..。o○o。:..**☆
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2021年の総まとめ!しのわくフェス開催🚩
こんにちは!しのわスタッフです!
4月になり、だいぶ温かくなってきました。新1年生のしのわく利用も始まり、新しい顔ぶれで毎日にぎやかに活動しております🌸
さて、少し遅くなりましたが3月25日(金)に開催したイベント『しのわくフェス』の様子をお送りします🚩
今回のしのわくフェスでは、子どもたちが2021年度の1年間しのわくスクールを舞台に取り組んできた活動の集大成として、発表やお店屋さん、アトラクションなどを子どもたち中心に行いました✨
晴天の下、オープニングは校庭で行いました!どきどきワクワク💓
2時間に渡るイベントの幕を開けてくれたのは、ダンスの定期プログラムに参加してくれた子たちによるHIPHOPダンス発表💃 50名近くのお友達・保護者の方々・先生方の前で精一杯3か月間の成果を披露しました♬とってもかっこよかったです✨
ダンス発表で盛り上がったところ、今日のイベントの説明がありそれぞれ行きたい場所へ散り始めます📢手にチラシを持って、「さあどこへ行こう?」
まず多目的室の一角では、『アトモン』というポケモンと化学の知識を融合させたちょっぴり難しいカードゲームの大会が開催されました♣ アトモンがとても得意な1年生男子たちが主催してくれ、トーナメント形式で白熱した対決が繰り広げられていました🌟優勝者には素敵な景品も♡
多目的室のもう一角では、おなじみのScratchで作ったオリジナルのゲームセンターと最近盛り上がりを見せているタイピングゲーム『寿司打』の大会が💻 他の所を回る隙間時間にちょっと寄って楽しんで行く子もたくさんいました!
隣の図書室では、子どもたちによるお店屋さんが開かれていました。まずは編み物大好き&大得意な1年女子たちによる「あみものくらぶ」☆
色とりどりの毛糸を使って、3種類の編み物の中からお客さんが選んだものを店員さんが教えてくれました💖
少し時間はかかりましたが、店員さんたちの教え方がとても優しく上手でみんな素敵な編み物作品を完成していました🍎
図書室にはまた「漢字マイスター」による「漢字クイズコーナー」も!! 「漢字マイスター」たちは、ハードな条件をクリアしてマイスター称号を獲得した漢字の強者たち。 小学生とは思えない難しい漢字をたくさん知っていて、大人も舌を巻いてしまいます👀 そんな彼らは今回、お客様向けに激ムズ漢字よみかたクイズを作って楽しんでもらいました⚡
「吃逆」「海豚」「時雨」、、、皆さん、何と読むか、分かりますか??? 辞書まで持ってきて真剣に取り組む3年生の姿も…ほほえましいです^^
多目的室と図書室の間の廊下には、子どもたちがコツコツと作ってきたLaQやレゴの作品展示がありました✨マイクラの村人やゾンビ、鬼滅の刃の煉獄さんまであります👀この1年で工作も、レゴも、LaQもびっくりするぐらい上手になりました!
さてさて、少し離れたランチルームでは「ヘアアレンジマイスター」の5年生女子と元美容師のスタッフによる「ヘアアレンジコーナー」が🎀
マイスターの女の子は、忙しい中時間を作って毎週しのわくに来てくれ、メニューの中身を考え、マネキンを使って練習したり、メニュー表やポスターを作ったりしてくれました💖 編み込みやスプレーでのちょっとしたカラーリング、リボンでの飾り付けなど盛りだくさんでそれはそれは大繁盛!!!
2時間弱で20名以上のお客様に素敵なヘアアレンジをプレゼントしてくれました💓
同じくランチルームでは、「ピアノマイスター」らによるピアノの発表もありました🎹子どもたちお手製のポスターもお見事✨
少し恥ずかしそうでしたが、思い思いの曲を演奏してくれました♬ 飛び入り参加もたくさんいましたね。隣のヘアアレンジコーナーのBGM的な感じで相性も抜群でした🎵
この1年間校庭遊びの時にひたすら異学年でやっていたドッジボール⚽ いつもはマイルールもありで自由にやっていますが、今日は競技ドッジボールの公式ルール・公式ボールでのドッジボール大会を開催しました✨
公式ルールでは1チーム12人らしいのですが、集まってみたらなんとちょうど24人!2チームに分かれて思う存分楽しみました🚩
盛りだくさんのお店&アトラクションの時間はあっという間に終わり、興奮冷めやらぬままではありますが、図書室に集まってエンディングの時間です🏳
エンディングではまず、「ぼくとしのわく」というテーマで1年間しのわくに通い続けてくれた1年男子からプレゼンテーションがありました🎤 緊張した様子でしたが、しのわくが好きな理由について、とってもハキハキと自信を持って発表してくれ、他のみんなもとても真剣に聞いてくれていました✨
続いては「キミの夢は?」プロジェクトの成果発表です✨ このプロジェクトでは、子どもたちの夢の共通項である「動画制作」に1月から3か月間毎週取り組んできました。記念すべき第1回目の動画は、子どもたちがネタ出しから出演、撮影まで自力で取り組んだ『小学生あるある』です^^
「確かに~!」「ある、それある~!!」と観客からの反応も素晴らしく、上映が終わってからは「アンコール!!」の声まで上がったくらいです💖
最後には責任者の岳先生のスライドと一緒に「こんなことあったね~」「これ楽しかったね~」 と1年間のしのわくの活動を振り返った後、恒例の「いいね投票!」結果発表とスタッフが贈るしのわくオリジナル賞の表彰式がありました👍
「心があたたまりましたで賞」や「グッドゲームデザイン賞」「グッドマイスターデザイン賞」「ベストプロジェクト賞」などなど、子どもたちの頑張りを色々な形で認めてあげられるような表彰式だったと思います💛 他のお友達の受賞を皆で認め合う雰囲気もあり、1年間での成長と一体感の芽生えを感じられて感激でした✨
こうして幕を下ろしたしのわくフェス。1年間子どもたちと本当にたくさんのことに取り組んできたなと改めて感じます。 2022年度の終わりに行う『しのわくフェス2023』はまたどのような姿になるのでしょうか?今から楽しみでなりません。 今年度も子どもたちが好きなこと、得意なこと、挑戦してみたいことに一緒に打ち込みながら一緒に創っていくいくしのわくでありたいと思います💛
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まだ、ありますか?
前回の降雪から三日目。麓は春の気配。いいほうていはどこにあんのよ〜??
ど平日にお集まりいただいたほうてい野郎、女郎の皆様。果たしてえんでかしは彼らを昇天させることが出来るのだろうか!?後ろから4番目の人、えれえ歌舞いてるじゃん。
今日もテールガイドは川上豪君!
今日は色々いましたよ〜。まずはチャレンジ君&藤田カズシゲ。
EPIC JAPANのアッコ姐。絶対被ると思った〜だって。
チャラバンさんも!きんなのお祭りの後で、みんな考えることは一緒ですね〜。
サンヒル店長率いる水曜チームも!!皆さんおはるかです!!
今日も暑くなりそうだな〜。こんな日には手拭いないときっと大変な事になるな〜、しかもオコゼを身に付けてないと山の神様になにされるかわかんないな〜なんつってったら、二枚売れました。毎度あり!
高気圧ど真ん中。雪も安定してきてアルパイン日和です。
いや〜しかし、汗かくな〜。手拭い買っといて良かった。いや〜こんな日には手拭いないとね〜、話になんないすよね〜
なんつってたらもう一枚売れました。まいど!
あたりを見渡すとそこら中に破断面が。まー単純にこないだのストームは降りすぎでしたよね。
絶景の尾根散歩。
The North Faceはうんまそ〜ですぞ。
今日のゲスト達は気品溢れる方々ばかりで口を開けばお下ネタが聞こえてきました。それをもはや環境音のように聞き流す一緒にいた嫁さんもたいしたもんだと思います。
下りのスキーモードは長くて怖いので滑走モードで。絶景バックにワンターン。
着々と歩みを進めます。
チャラバンさんのドロップを見送り雪の良さも確認。連れていたお客さんのドロップもフォーフォー言ってはしゃぎながら見送る。多分、すげ〜やりづらかっただろうな〜。
実家で生麩屋さんを営んでいらっしゃるというゲストが生麩の団子をくださいました。
ダイダイという柑橘が練りこまれているそうで非常にもっちりフルーティーでボーノでした。
こちらもボーノなイキフンですぞ。
まずは���君が味見。ここ三日で斜面の安全チェックをしながらも、お客さんにいいとこはとっておくという滑りを覚えました。それではどうぞー!
Buono!
C’est bon!
Lecker!
νόστιμο!
خوشمزه!
好吃!
맛있어요!
え?なんて言ってのかわかんねえって?あー、みんな、美味い!って言ってんすよ。
右に左に当て込みまくりのパラダイス イズ ヒア。
なんか複雑なバンクだけどおーーっと!突っ込んだー!!
どかーーーん!!ぎゃははははは。
いや〜やっちまいましたね〜。あれ?何咥えてんすか?え?ゴープロ!?たくまし��スタイル!
鋭いターン。光と陰がいい感じっすね!
どうやら皆さんの魂は無事にSHOW-TENGしたようです。
本流の最初にはデブリがゴロゴロ。ここが楽しいのに〜!
谷が広くなってきたら楽しめました!
テキトーに景色とか撮っといてテールガイドにカメラを預けたらこれ。ったくよ〜⬅︎棚上げマイセルフ。
今年は雪が多いので堰堤の乗り越えや渡渉がめちゃスムース。安全地帯でりんごを食らってまどろんでいると、反対斜面からカモシカのように颯爽と降りてくる男が。えらい身軽だぞ?スキー場から分からず降りてきたんじゃない?いやいや一時間は歩かないとあそこには出ないはずだよ。むしろ、分かり切ってる動きじゃない?なんて話してると、
あ、なんだ南浦タカシマンかよ!なんでもツボ足で30分(!)でドロップポイントまで行きトップtoボトムでどこまでトリックを入れられるかチャレンジなんて変態的なことをしていたそう。流石としか言えません。ポールも持たず、颯爽とワンフッドで過ぎ去って行きました。カモシカよりレアなもん見ましたね。
さーてオレらも帰りますか。ポールボーディング頑張りましょー!
スタートした直後。衝撃的な景色が。上の吹き付けに載ってた雪が崩壊しとる〜!!トラバースする面はカチカチ。
通りかかった人曰く、一時間ほど前に崩壊するのを見ていたそう。落ちたてかよ!グーフィーフッターはまだマシだけどレギュラー陣には命がけのトラバース。慎重に行ってなんとかクリア。
斜面から落ちてくるデブリが容赦なく我々の行く手を阻む。
オレらが必死こいてんのに空からいいご身分だなおい!
滑りでも昇天しましたが帰りの林道でも昇天したみたいですね!いや〜でもいいほうていでしたね!!あれを思い出してしばらく人に優しくしてくださいね!
それではお疲れ山でした!&おしょっ様でしたー!!
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June Target Language Writing Challenge (5/30 - List 5 or more things that make you happy)
Let’s just...pretend I didn’t only see this yesterday. I’ll do the first four days next month :’) Also, I’m sorry for any mistakes. I’m still learning :(
Language 1: Mandarin
1. 音乐 听音乐是我最喜欢的事。我很累的时候,很不高兴的时候,我总是听音乐。我现在最喜欢韩国的BTS,可是我还很喜欢日本、美国、澳大利亚的音乐家。我觉听很多不一样的音乐很有意思。另外,我会弹钢琴、吹单簧管、弹吉他,还喜欢写音乐。
2. 食物 我妈妈烧的东西是最好吃的!从我搬到墨尔本的时候,我很想她做的食物。我妈妈是上海人,所以她会做很多不比样的东西,像土豆沙拉、红烧鸡蛋和牛肉、馄饨。我还很喜欢甜的食物、日本菜、韩国菜、意大利菜,都喜欢吃的。
3. 学习 我不喜欢学习的话,我为什么有学习的博客呢?考试的时候很强调,不过我很喜欢去上课、听老师说的东西,很有意思。因为我可以学我喜欢的东西,我觉大学比高中很好得多。我现在学习汉语、生物学、心理学和统计。我最喜欢心理学。
4. 读书
5. 打篮球
Language 2: Japanese
1.音楽
音楽は私の一番好きな趣味だ。疲れた時や悲しい時に、いつも音楽を聞いて、まった元気になる。今私の一番好きなバンドは韓国からのBTSだ。でも、沢山の日本、アメリカ、オーストラリアからのアーティストが好き。色々な音楽を聞いて事が面白いと思う。さらに、私はピアノとクラリネットとギータが出来る。そして、曲を作る事が出来る。
2.食べ物
私のお母さんの料理は一番美味しい!私はメルボルンに来た時から、いつも「お母さんの料理を食べたいー」っと思うww。お母さんは上海人から、沢山色々な食べ物が作る事が出来る。じゃがいとサラダとか大豆卵と牛肉とか中国の団子とか。私は日本食、韓国食べ物とイタリア食も大好き。全部大好き!
3.勉強
もし勉強が好きじゃないならなんでこのブログがあるのか?試験の時はストレスの時けど、受験が好き。とても面白い事を勉強する事が出来るからね。だから私は大学のほうが高校より好きだ。今私は中国語と生き物学と心理学と時計を勉強する。一番好きの教科は心理学。
4.本を読む事
5.バスケットボール
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音樂, 來自生命體悟堅持, 是他們向偶像致敬的方式。
其實每次都覺得快走不下去,都有快掛掉的感覺,怪形容。去年出新專輯《後青春期的詩》時,阿信五天只睡两小时,而且是在桌上趴睡,大家把音樂做完都在等他寫的詞,「但他們不會催我,只會在音室外走走去,詞出來後,瑪莎和怪獸就拿去合音,石頭因為有家庭,晚上一定回家,早上看還缺什麼再補上。就是這樣的關係,讓我們能面對每一次看似就要過不去的關卡。」
阿信說,人會覺得過不去,是因為只看到自己。但如果想到朋友、家人,其實是所有的人都在陪著自己過不去,「当我想到他們,就會覺得很温暖、很有力量,一咬牙,就過去了。」
樂觀幽默的個性、長期深厚的友誼,讓五月天不但在音樂創作上合作,也是彼此支持的重要力量。
0三年,怪獸的母親生了重病,每天加護病房、錄音室兩頭跑。發片日期追近,石頭就回回把所有的音器材,都搬到醫院旁旅館,等怪獸錄好音再搬回去。
「我媽生病之前,我可以大言不情地說音樂是我的全部,我為了音樂做一切的牲。但媽媽生病後,你就覺得音楽什麽都不是,只有你的生活、你的生命才是最重要的,」有了這樣的體悟,而讓怪獸對音樂有一種更客觀的角度,變得不再那麼急切地要把音樂做得很酷很炫有花招,「反而是要很誠實很努力的去過你的生活,然後把自己感受放在音樂裡,那才是有生命力、真正屬於自己的音樂。」
怪默就是從那时開始作曲,對他而言,這輩子最棒的不是出唱片開演唱而是有這四個難得的超級好朋友。高中畢業,石頭曾在畢業寫:「如果我無法說话,音會是我的語言。」他比怪獸還早認定,自己的音樂就是要記信生命中的喜怒哀楽、悲歡離愁。「這個世代讓很多人的情感楚得根速食,我很怕自己會變成那樣的人,因為認真體驗生活中的大小事,才是最重要的。曾是热血青年火爆浪子的石頭,如今是五個人裡事業與家庭最成熟平衡的一位。
用音樂說人生的故事,五月天的搖滚裡有一種厚的贼,他們待世界,靠近世界、拥抱世界,也得到世界的摊抱。不過,台灣過去沒有成功的搖滾樂團,可以想見,五人當初堅持理想所受的社會壓力。
「我們五個人的個性,都是比較樂觀又不服输,一開始,周遭給我們的壓力全是『道不能当成你們的未來』,冠佑解釋為什麽五月天一直嘗試告訴年輕人:只要是對的事、沒有違背整個社會,「去做就對了。」
当年玩樂團,石頭的奶奶還很高興孫子不再打架,拿錢幫他買第一把電吉他。「記得出第一張專輯前,我很認真考慮要把家裡有電的線剪掉,不要護我媽發現,」阿信說。現在媽媽還是會嘮叨,只不過内容已變成「要好好寫歌、要讓人家來聽演唱會很滿意的回家」之類的話。
怪獸當初承受的壓力更大,爸爸是律師,念的又是台大,按理是要接下我的事務所、但怪獸爸第一次聽完五月天演唱會後,就決定放手。如果我爸来她道喝,就會想要表现得特別好,」怪獸說,現在工作忙,海唱反而成了父子間的見面時間,唱完再一起去吃飯聊天。
#五月天#Success#Music#Hard work#Inspiration#Balance#Suffer#Suffer advantage#Family#Mother#Sick#Hospital#Team work
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暗闇の中に一つの窓を ―香港のコミュニティスペース「黒窗里」が再建に向けてクラウドファンディングを実施中―
2021年7月7日
宍戸友紀 2019年夏、私は友人に誘われて香港を訪ねた。「反送中」の運動が盛り上がっている最中で、その中で見聞きし印象に残ったことはたくさんあるのだが、それよりも今紹介したいのは、その時にお世話になった人たちが現在、コミュニティスペースの再建に向けて活動中ということである。 そのスペースは「黒窗里」という。 「黒窗」は「暗い窓」という意味だ。 進行中のクラウドファンディングのページを見ると、「黑暗中開一口窗吃一頓飯」(暗闇の中に一つの窓を開き、一度のご飯を食べる)と書いてある。 香港のメディア『明周文化』に、そのメンバーたちへのインタビューが載っていたので、以下に翻訳して紹介したい。黒窗里の理念や活動、関わっている人たちの雰囲気が伝わってくると思う。自由定価(投げ銭)という試み、集まれる場所があることの意味など、共感できたり参考になったりする点が多いのではないだろうか。 クラウドファンディングには下記のサイトから参加できる。今のところ目標額にはまだ遠いようだ。記事を読んで応援したいと感じた方は、少額でも構わないのでぜひ参加してみてほしい。 「黒窗里」のクラウドファンディングページ https://www.indiegogo.com/projects/at-midday-a-window-opens-into-the-night 『明周文化』2021年5月26日 「蘇波栄」2.0 黒窗里が募金再開 共同生活の陣地を作る 記者: 何桂嬋・周耀恩 まだ内装工事中の新店で待ち合わせた。室内は暗い黄色の明かりが灯り、埃の積もったタイル張りの床と壁を照らしている。店の入り口はとりあえず木の板で囲っただけで、日没後も大通りにはまだ時々車が走り、がたがたと鳴る。一つの「陣地」が、今こんな荒涼とした所で立ち上がろうとしている。 この「陣地」を黒窗里1)という。 ★心を許せる「団欒」2)空間 2011年、アメリカでウォール街占拠運動が始まって大きく広がり、金融覇権と社会の不公正を告発した。同年、一部の香港市民もこの運動に呼応し、「中環占拠」を開始した。中環の香港上海銀行本店に集まって座り込み、十か月近く続いたが、最初の勢いは続かず次第に参加者も減り、中文大学で反国教3)ストが始まったその日に「中環占拠」は強制排除された。そのうち一部の人々は油麻地徳昌里2号3号、名前もなく住所しかない実験空間に転戦し、その数年に起きた大小の抗争、港湾労働者のストライキ4)支援、新界東北開発反対5)、観塘海浜高架下再開発への抗議6)などに引き続き参加した。その後、ある仲間が隣の店舗で「蘇波栄」7)という串焼き屋を開いたが、自分では家賃を払いきれず、そこで徳昌里素食8)合作社と「活化星期日」9)が経営に加わり、自由定価(投げ銭方式)を導入した。その間参加者はしばしば入れ替わったが、最終的に「蘇波栄」は徳昌里素食合作社が主に経営することになった。 八年営業した「蘇波栄」は去年正式に閉店したが、これはしばしの別れだと実はみんなわかっていた。Yentlは言う。「八年やってちょっと惰性になりかけていたから、変わるべき時だと。」メンバーはそれぞれ働いてお金を稼ぎ、さらにネットで寄付を募って、現在の場所を借り再起の準備を始めた。 どんな思想や理念よりも先に、かれらは真摯にこう語る。「まず私たち自身が集まれる場所を求めていた。以前まだ店舗があった時は、用があってもなくても必ず店に戻ってきて喋って、いつも顔を合わせていた。私たちの他にも、この数年でみんなが大きな傷を負って、完全に心を許せる場所での「団欒」を求めている。みんな人と会って話して、思いを分かちあいたいのだ。」 黒窗里はもともと徳昌里素食合作社の上階にあるインフォショップの名前だった。当時黒窗里のメンバーは約十五人で、この新しい空間では共同意思決定の原則を守っていた。階下はベジタリアン食堂で、食べ物には定価をつけているものの、そのうち一つの主食メニューは投げ銭方式にしていた。また食べ物を媒介にして、世界で今起こっていること、たとえば海外の抗争を知ってもらいたいと考えていた。屋根裏はインフォショップで、版画作業室、図書室があり、上映会、読書会、音楽会、講座……気の合った人たちを集められるようなイベントは何でもできた。「この空間がいろいろなイベントを醸し出す培地になった」とYentlは言う。 徳昌里と蘇波栄に比べ、黒窗里はもっと「大衆化」しているようだ。Deniseは笑って言う。「今は食事の前にまず写真を撮ってSNSに上げますよね。こういうことを私たちもがんばってやっています。」かれらが新しく求めているのは、もっと広い受け手とつながることだ。「新しい空間はもっと外向きに、対象も前より広げたい。たとえば私は中学生に来て交流してほしいと思っています。」 ★四十歳はまだ「アナーキー」でいられるか? 黒窗里は一つの空間というより、一つの生活方式という方がふさわしい。その宣伝動画にはこんな言葉がつけられている。「私たちは一つの陣地を作りたい。近くの人と集まって策を練り……友人たちと一緒に暮らし、互いに守り、支えあう。」十年前の「中環占拠」から開店まで、メンバーは共同意思決定の原則を尊重し、上司と部下の区別はなく、仕事も明確な分業はせず、メンバー間の自発的な相互補助に任せてきた。給料も均等に分けるとは限らず、それぞれの必要に応じて、余れば削り足りなければ増やす。すべてのやり方が私たちの知っている「現実」とは大きく違っている。 しかし、新店への経済的圧力は前より大きい。こういう信念は揺らいだりしないのだろうか? するとNinは冗談っぽく言う。「ある研究によると、自称左翼やアナキストの多くが三十過ぎると普通の勤め人に戻っているそうですね。でもここのメンバーにはもう四十過ぎてるのが何人かいるんですよ。(一同大笑い)」年齢を重ねるにつれて、人は多くの「現実」問題に直面する。家族が年をとってきたら安定した収入があるべきではないか? そろそろ責任というものを負うべきではないか? Ninについて言えば、徳昌里から蘇波栄、黒窗里と続けてきたことが、自分の信念に責任を負うことだった。「蘇波栄が始まった時、誰もこんなに長く続くとは予想しなかった。いわゆる信念は自分から来たものではなく、みんなが私たちにくれたものだ。私たちはこの道で出会った人と共にあり続けないといけない。」Deniseが補足して言った。「もっと重要なのは、私たち��信念をどうやってこの時空、この環境につなぐかということかもしれない。」 Yentlはこう指摘する。「私たちは一人一人大きく違っていて、それぞれ違う段階で人生のクライシスに出会う。仲間たちの重要性は、何かあれば私たちが相手を『受け止め』、感情面で支えたり、単に食事や一夜の宿を提供したりできるということ。私たちが『一緒に』いれば、それ自体がこの世界での一種の抵抗になる。これが私たちの作りたい空間です。」 Deniseは以前、強積金10)の仲介業者に投資や保険を勧められ、そうしないと生活に保障がない、「手術でもすることになったらどうするの」云々と言われたことがある。彼女は友人たちの間で急な出来事に見舞われた人がいた時、仲間たちがすぐに音楽会を開いて募金を集め援助したのを思い出した。「このコミュニティの中ではこんなことも起こりうるというのを目の当たりにして、何かあったらどうしよう?という心配がなくなった。���して私たちはこういうネットワークをもっと広げて、もっと多くの人を『受け止め』られるようにしたい。」 ★抵抗としての「私たち」 十年前の「中環占拠」から黒窗里まで、かれらはずっと「私たち」を強調してきた。この概念は単純で簡単だが、強力なものでもあった。「『中環占拠』の時、私たちはいつも他の人に私たちに加われと呼びかけていた。私たちは世界を変えたいと強く思っていたけれど、『私たち』がいったい何かというと、抽象的イメージでしかなかった気がする。具体的な空間を手に入れてようやく、『私たち』は形のある、血肉のあるものになり、真の交流が生まれた。」 哲学を学んでいるNinはしばらく考えて、こんなふうに続けた。「『私たち』は一つのアイデンティティではなく、このコミュニティの仲間を指すのでもない。『私たち』の意味を広げると、香港だけでもなく、世界各地で起きている抗争も含む。香港では一連の社会運動の後、街頭活動は下火になり、人々は元の生活と仕事に戻り、それぞれ違う職責を果たすように迫られている。人々が作り出していたネットワークも緩み始め、もうこういう関係やつながりに人を引き止めることはできないように見える。資本主義に抵抗すると言う時、資本主義の核心は分離(separation)だ。誰もが独立した個体で、どんな問題があってもすべて個人の問題になる。でも『私たち』はまさに資本主義システムにおける人と人の基本的関係を転覆しようとする。」 かれらはこの空間を「陣地」と呼ぶ。陣地とは困難な時にこそ守り抜かなければならない場所だ。そして「私たち」が一緒にいることこそが、この陣地の最強の武器なのだ。近年こうした陣地はますます増えていて、黒窗里もその地図上の一点にすぎない。南涌で農夫をしているBrianは言う。「大きな政治には絶望しても、この数年ますます多くの人が隙間に入り込み、違う生活方式を試そうとしている。」 Ninは最後に言った。「インタビューの中で私たちはポジティブなことをたくさん言ったけれど、こういうことは愛だけではなく、怒りや恨みからも来ている。毎日目にすることには本当に怒りが湧く。これは認めないといけない。私は何度も自殺しようとさえ思ったし、もうだめだ、坊さんにでもなろうとも思った。もし私がこの友人たちに出会っていなかったら、本当にどうなっていたかわからない。そして私は運動の後、こういう人がたくさんいて、怒っていて、どうすればいいのかわからないのを知っている。この新しい空間は、私たちの怒りと恨みに形態(form)を与え、みんなで一緒に絶望に向き合い、絶望の中から何かを立ち上げようとするもので、一緒に悲しんだり、喋りあったり、顔を合わせたりできる空間になる。みんな一緒にいていい、一人ぼっちではないんだと。」 訳注 1)このスペース及びコミュニティの名前で、「黒窗」は「暗い窓」という意味。英語名はBlack Windowとなっている。 2)原語は「圍爐」、炉を囲むということ。年越しの会食など、親しい人々が集まって食卓を囲むことを指す語とのことで、ここでは「団欒」と訳した。 3)反国民教育運動。2012年、香港政府が学校教育に「徳育及び国民教育科」を導入したが、その「愛国心」を強調する内容に対して広汎な反対運動が起きた。 (参考記事) https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPTYE86T02Z20120730 4)2013年3月に始まった葵青の港湾労働者によるストライキ。賃上げ等を要求して一か月以上続き、大規模なデモも行われた。 (参考記事) http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/intl/1367421202037Staff 5)新界東北開発(原文は「新界東北發展計劃」)とは、香港政府が進めている開発計画で、香港の新界東北部に位置する農村地域を住宅地などに整備しようとするもの。この計画は多数の住民の立ち退きを伴うこと、現地の生活や環境に影響を与えること、大陸側の深圳との「融合」を図る計画で「一国二制度」を損なう懸念があること、などの理由から反対運動が巻き起こった。2014年6月には準備工事の予算案提出に対して抗議者が立法会に突入、機動隊が出動し逮捕者が出る事態にもなった。予算案は結局強行採決され、この開発計画は現在も進行中である。 6)原文は「觀塘海濱橋底發展抗議」。九龍半島東部に位置する観塘の海浜地区に高架があり、その高架下(橋底)が人々の生活の場やライブなど表現活動の場として使われていた。しかし2012年に政府当局がこの高架下を「起動九龍東」という再開発計画の対象に含め、従来の使用者を排除して公園や消費施設にする「反轉天橋底」計画が持ち上がった。これに対して起こされた抗議運動。 7)店名。「蘇波榮」は英語の「So Boring」の音訳。英語名はそのまま「So Boring」。 8)「素食」は菜食、ベジタリアンという意味。 9)店名。「活化星期日」は直訳すると「日曜日を活性化する」という意味。 10)強制性公積金。香港で2000年から実施されている制度で、18歳から65歳までの住民が全員加入し、雇用者と被雇用者で分担して基金を積み立て、65歳になると年金が受けられるというもの。しかし実際には仲介する金融機関への利益保障ではないかという批判があるとのこと。 原文 「蘇波榮」2.0 黑窗里眾籌重開 建立共同生活的陣地
https://www.mpweekly.com/culture/%e9%bb%91%e7%aa%97%e9%87%8c-%e8%98%87%e6%b3%a2%e6%a6%ae-%e7%b4%a0%e9%a3%9f-180967
写真1 黒窗里のメンバー(左から)Karena、Nin、Denise、Yentl 。
写真2 黒窗里の前身、ベジタリアン投げ銭食堂「蘇波栄」。
写真3 新店は主にベジタリアン料理を出し、每日のメニューのうち主食一つを客の自由な価格設定に任せる。
写真4 先日、内装工事中の黒窗里で行われたオンラインライブ。
写真5 それぞれが自分の興味と才能を持ち寄って新空間の用途を考えたが、その中に版画工作室があった。
写真6 以前徳昌里の上階にあったインフォショップ。書籍、漫画、小冊子、インディペンデント作品などを並べていた。
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2021.6.23. 石橋静河 KAAT 大スタジオ 「未練の幽霊と怪物」 シテ/後シテ たまたま観劇直前にルッキズムへの怒りあふれるwezzyの記事を読んでたため、あの石橋静河さんを手放しで「美しい」と言ってしまうことに抵抗あったけど、 栗原類くんが淡々と語った後、舞台上にスッと現れた石橋さんがただ手をまっすぐ前に伸ばしただけで世界の水平線が生まれたかのような瞬間、 類くんが「もんじゅの白い壁も、夕焼けでピンク色に染まる」と言った直後にまさに夕焼けのような薄ピンク色のワンピースでフワリと現れた瞬間、 美しいという言葉以外で表せない…。 人が美を求めるのは、死から最も遠いものだからとどこかで読んだ気がするけど誰の言葉だったか思い出せない。 「自分以外の人間」を「演じる」という役者の仕事っていつもほんとーに不思議な仕事だと思うけど、今回はそれが人間ですらなく特定の人格ではない「概念」(ついえた夢への未練)で、演劇という芸術の奥深さを体験した。 能のフォーマットを使い、衣装と台詞と歌詞(謡)は現代の言葉、舞台装置はシンプルだったけど、構成は完全に能の舞台だった。そして特殊な照明によって舞台上の人たちは全員「影」が無かった。 謡の七尾旅人さんは完全に吟遊詩人と化してた。 歌も動きも即興性が高く、役者と囃子方と旅人さんのやり取りは常に極限までの緊張感で、手に汗握るけれどこちらは只じっと見ていることしかできない。 囃子方の内橋和久さんらのダクソフォンを中心とした様々な楽器による演奏は、時に耳をつんざく激しい音(まじで吃驚して椅子から落ちそうになった)が鳴り雷のようでも叫び声のようでもあった。 観光客という「その土地に直接関係のない傍観者」を演じる栗原類くんと太田信吾さんの徹底して冷静で朴訥とした物言いが、そのまま舞台を今この瞬間観ている観客の心情を写しているようでぞっとした。客席の全員が、いつのまにか観客という「傍観者」役にされてしまい、知らない内に芝居に取り込まれていた。 森山未來くんが舞台上に呼び出した「ザハ氏の造った国立競技場があり得たかもしれない未来」への未練は、そっくりそのまま今この日本で全国民が抱いてる「有り得たかもしれない安全で健康的な未来」への未練に繋がる。でももうそんな未来は来ないと多くの人が諦めてしまった重苦しい空気の中、この舞台を観ることの意味よ…。 片桐はいりさんの明るさと、現れただけで空気を一変させる強さが救いだった。 このような社会状況なので行かれなかった人も沢山いるし、WOWOWなどで放送されるといいな…と思いつつも、やはりあの「目の前で凄いことが起こっているのを大勢の人間が黙って見ている時間」の異様さは、生で舞台を体験しないと味わえないなと思った。でもその体験を、今まさに私たちはこの日本でしているのかも。 長々ととりとめもなく書いてしまった! 絵は、高速増殖炉「もんじゅ」へ思い馳せる人間の女性と、核燃料サイクル政策の亡霊を演じた石橋静河さんの記憶スケッチ。 #未練の幽霊と怪物 #未練の幽霊と怪物挫波敦賀 #石橋静河 #七尾旅人 #森山未來 #内橋和久 #岡田利規 #チェルフィッチュ #kaat神奈川芸術劇場 #ShizukaIshibashi #japaneseactress #drawing #art #illustration https://www.instagram.com/p/CQvb5o7HUxa/?utm_medium=tumblr
#未練の幽霊と怪物#未練の幽霊と怪物挫波敦賀#石橋静河#七尾旅人#森山未來#内橋和久#岡田利規#チェルフィッチュ#kaat神奈川芸術劇場#shizukaishibashi#japaneseactress#drawing#art#illustration
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thin
「遅い」
穏やかな深夜に沿うように、らしくもなくそっと鍵を回す がちりという音がする。そうして静かに玄関を閉めた相手へ なるべく厳しい声を作って掛けた。
かつかつという、雨つぶが屋根を打つ音がする。
仕事から帰った夕方にべそをかき始めた空は今もずっと泣いている。
影は暗い部屋の中で一瞬止まったが、ぎくりとした様子はなくいつものようにふてぶてしい。
ぱっと玄関の灯をつければ、全身をしっとりと濡らした姿が浮かび上がる。色素の薄い瞳をまぶしそうに細める。あわい色の金髪と、そこに散った水玉に強い光が跳ね返り、いっそ白さを放ってこちらもまぶしい。
「起きてんなら普通に待っとけよ、ジミー」
不気味な奴。
そう言って、額に張り付いた髪を手のひらで書きあげると、口の端を吊り上げて笑う。鈍色のタンクトップに、黒のパーカーをだらしなく肩で着て、むき出しになったその肩が、ほのりと赤かった。酔っ払いめ。
「シャワー言って来い」
言いたいことは他にもあるけど、部屋に水滴を撒かれるのも嫌なのでしかたなく促すと、そうするわ、と左手に持った、革製の赤いキーケースを投げてよこした。
俺の知らない鼻歌を歌いながらバスルームに向かう足取りはしっかりとしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
洗いざらしで、やっぱり毛先から水をこぼしてソファにどかりと座った彼は、もう一人の同居人をわしわしと構う。しょうがなくて、首にかかったまま使われる気配のないタオルで、後ろから乱暴に拭いてやる。
俺の爪がうっかり彼の耳を引っ掻くと、いてえ!と噛み付くように怒鳴られた。悪かったと謝る気はない。
まったく。
「どこ行ってた」
「知り合いと飲み行くって言っといたろーが」
「だからどこ」
「お前は親か」
なるべく冷静に話をしたいから、用件だけで問うとなんだか逆に不機嫌になってしまった。それが気に入らないようで、彼の声にも苛立ち乗っていく。
「前にお前とも行ったとこだよ、テーラーズ。」
やっぱりな、と思った。
「こんな時間までか」
「文句あんのかよ!イラつく ハッキリ言え!」
長い足が勢いをつけて木製のローテーブルを蹴った。派手な音がしてひっくり返ったこげ茶のそれは、俺が選んだものだけど、彼には趣味が悪いとひどく反対された。俺の部屋なんだから結局買ったけど。
その勢いでソファを挟んで立つ俺を、座ったままの姿勢で強烈に睨んでくる。頭にかかったタオルから除く顔は、雪山で獲物を狙うオオカミみたいだ。今にも首筋を噛んで息の根を止める気かもしれない。
大通りから外れたところにあるその店は、お世辞にも治安がいいと言えない場所にある。そしてそういう場所には、そういう奴も集まる。
「あんまり、いい噂をきかない店だろ。警察官のお前が、そういう所に居るのはどうなんだ」
忘れてはいない。一度ケンカの通報があって、俺たち二人も立ち会ったのだから。その後、客の間で薬が回されていることが明らかにもなった。
一瞬の間の後、気が付いたら体が床板とぶつかって、遅れて右頬の強烈な痛みを自覚した。
「お前俺の事疑ってんのか?俺があの店でジャンキーどもの仲間入りしてるって?殺すぞ!」
あおむけになった体に馬乗りになった彼が、襟首を締め上げて烈火のごとく吠え立てる。
「違えよ、ただ少しは自粛しろって言てるだけだろ!」
堪らずこちらも膝で相手の腹を蹴った。ぐ、と籠った声がして、髪から霧のような水分が顔にかかる。
――あ、と思ったが、すぐに頭突きをもらう。
「俺はお前や他のバカどもと違って、他人の目ェ気にして飲みたい酒も飲めないような腰抜けじゃねえんだよ!」
「だっから…なあ!」
無理やり頭の痛みを振り払って、こちらも負けじと上体を起こし、Tシャツの襟を引くと、びっと布がすこし割ける嫌な音がした。
彼のお気に入りの、俺はすきじゃない、白地に裸の女同士が絡み合うさまがプリン���されたもの。
「…てめ」
それまで爆竹のようだった声がすうっと冷え、静かで無機質なものに変わった。本当に怒った時だ。
こうなったら、あとはもう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空はまだ泣きやまず、かつかつという、雨つぶが屋根を打つ音がする。
殴って殴られて、身体のあちこちが痛い。汗もかいて最低だ。
一度スイッチが入ってしまったら殴り合わないわけにはいかないから、思う様体で語り合って、落ち着いた。
散らかった部屋を俺が一人で片づける間、彼は黙って、怯えてしまった毛深いもう一人の同居人を無造作に撫でながら、やっぱりソファでご主人様のように座っていた。
ペットボトルのコーラを2本持って来て、無理やり隣に腰かける。ひとつ差し出すと、ものすごい速さでひったくられる。ばきっと蓋をちぎってひと口煽った彼は、切れた口の中に沁みたらしく、思いっきり顔を歪めた。
「ごめん」
儀式のように謝った。俺が悪くても悪くなくても、謝るのはいつも俺だ。
「許さねえ」
お手本のようにそう言った。許していてもそうでなくても、彼はいつもこうだ。ちょっと笑って、もう一度小さくごめんと言ってから。
「お前が自分からバカやらないのは流石にわかるよ。疑ってない。」
「当たり前だ、千回詫びろアホ、短小」
場所に問題があったからといって、そこに集まるすべてを否定することは正しくない。どこだろうが、自分の好きなものは好きという強さは正しい。
だから彼のいう事は間違っていないけど、でも、「他人の目」というのは本当に、正しいことを救わないから。
普段からあまりいい目で見られていない彼が、ある事ない事言われはしないかと不安になる。それを、俺が庇いきれるかが、不安になる。でも、それをどういうふうに伝えたら彼に分かってもらえるか全然わからない。
「てーか、知り合いって、誰だよ…」
友達じゃなく、知り合いという言葉が引っかかっていた。話をそらすようにぼやくと、彼は動きを止めて、まじまじとこちらを見る。
吃驚したようなまんまるの目はソーダキャンディみたいで、オオカミの目とはぜんぜん違う。叩いたら落っこちてしまいそう。
キャンディは嬉しそうにだんだん溶けていった。
「んだよ!そんな事言って、妬いてただけか?ジンボ!」
「え、」
違う、と口から出る前に、胴体に重い感覚。ぎゅうっと抱き着いて嬉しそうに頭を俺の胸にこすりつける。布越しの体温があたたかい。
「店の近くで知り合ったから、知り合いだよ。それ以上でも以下でもねー!心配すんな!」
面白くてしょうがないと、にやにやしながら顔を覗きこまれる。
「いや、別にそういうわけじゃ」
「あ?誓えるか?100%?」
「…」
その聞き方は狡い。全く嫉妬がないかと言われたら嘘になる。でも、どちらかと言えば「相棒」として「仕事の話」をしたつもりだった。
「ちょっとは、妬いた」
「めんどくせえ照れ方すんなよクソガキ!」
少し考えてから正直に答えれば、不機嫌が一変した彼は、反り返って大声で笑う。その背を支えてやりながら。
嘘をついた、と思う。
こういうことで嘘をつくのは本当に、良くない。
なのに、彼と相棒を飛び越えて恋人になってから、食い違いは徐々に大きくなっている。
相棒として話すことと、恋人として話すことの区切りが上手くできなくて、大事なところが有耶無耶になってしまう。
「自分の立場を考えて行動してくれ」が俺の一番言いたいことなのに、「他の男と遊んでいたことへの嫉妬」としてしか彼には伝わっていない。
このままでは、なにか決定的なことが起こってしまいそうで、怖い。
「お前を誘ってやってもよかったけど、ビビって来ねえだろうと思ってさ!」
俺の首に腕をまわして、至近距離で得意げに笑うその顔はかわいいけど。
「うん、そうだな…」
ビビってる、確かに、ビビってるのかもしれない。彼に言わせれば。
もし誘われたら、絶対に止めただろう。そして彼も、俺が何を言っても彼は結局一人で言っただろう。
きっと彼は、これからも、俺の目の届かないところに、自分の正義でもって他人を蹴散らしても進むだろう。
相棒のままでいたほうが、俺の言葉は素直に彼に届いていた。
そのまま、ゆっくりと近づいてきた唇に右手で蓋をして、やんわりと制する。
なんだよ、というふうに薄い眉を寄せて怪訝な顔をするのを無視して。
「お前は明日出勤だろ、いいかげん寝ろ」
「この流れでいうか?」
空気読めよ童貞か?という挑発には乗らない。誘うように膝で股の間を刺激して来るのもやめさせる。
「こんどはケンカじゃないほうのスポーツしたいだろ」
いやらしくかわいく下を見せながら自分の唇を舐める彼。俺の唇をなぞる指先が冷たくて、少し驚いた。さすがに、冷えたかな。風邪をひかれたら困る。
「明日は俺も出かけるからだめ」
指先をあたためるように自分の手で覆って、握手するみたいに揺らす。
今度は彼が出勤で、俺は休み。
「はあ?くたばれインポが!聞いてねえぞ!」
「言ったよ。明日は海に行くって。」
めげずになんども伝えてるけど、彼が俺の予定を覚えてる事なんか一度もなかった。一回くらい聞いてくれてもよかったのに。
「じゃあ今度は一緒に行く?」
寝起きの悪い君に文句を言われても気にしないで、無理やり助手席に乗せて、陽気な音楽をかけて。一度くらいは。
「嫌だよ」
「だろ」
いつだって迷ったりしない。嫌なものは嫌。そんなところが、いいけど。
相棒だったらそれでよかった。潔く断ってくれてかまわないけど、恋人だと。
寂しくなる。俺がどんなに彼に付きあっても、彼が俺に付きあってくれることは、ない。
あの店にはなるべく行くなといっても、きっとダメだ。恋人だから。
相棒だったら、きっと楽しい話ばかりしていられた。
鯨に水槽は狭すぎて、きっと息がしづらい。
しつこく俺を誘う次の手を探している体を力任せに押し返した。
「…ブライアン」
「あ?」
「俺が寝るまではちゃんと居ろ」
「その後は、どこに行ったっていいから」
きちんと乾かさなかったから、ウェーブがかってしまった彼の前髪を梳いて、こちらからそっと顔を近づけた。受け入れようとした唇を通り過ぎて、額に口付ける。
まだ妬いてんのかよ、言ってくすぐったそうに笑った。
別れそうなストギャン
スピッツ/「さらさら」 より
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11月の語り
11/2
少なくとも八百鼡ちゃん、人間に化けてお店で働いてた時に、人間のおっさんにお尻触られた時は下衆とか思ってそう
このシーンは下種って思われても仕方ないかな〜と思ってるw 你博士に拐われた時にナニを噛みちぎる宣言したりする気丈さがあるし、気の強い部分があったりするのかなーと思ったりもしている。 …人間の男は下衆と思われてても仕方ない気がしてきたぞw 八百鼡はライバルポジとしては八戒と対になるキャラだし、八戒と同じく二面性を含んでいる可能性もあるのかな? 百眼魔王のところに行く時は泣くしか出来なかったけど、独角兕を叱咤激励したり心がたくましくなったよね…!
烏哭、カミサマのことベタベタに甘やかして育ててるんだよね。育てたことも育て方コントロールできるのもやっぱ器用だよなぁ
11/3
5と8に関しては雨の日シチュは結構お見かけするし、みんなガンガン書いて欲しい。3も確か雨苦手なんだよね。雨が苦手じゃないのもしかして9だけ!?
君は一行の太陽だね!
11/5
リロブラ借りてきて見てるんだけど、石田さんの声低くなってますな! 幻想魔伝の声で印象止まってたから不思議な感じ。
11/6 リロブラ視聴
哪吒が急に動き出したのって天界の誰かが操ってるってことでいいのかな?
敵対相手に対してどうしても非常になりきれない紅孩児だけど、一度目は封印されて、二度目は独角兕を奪われた哪吒に対してどんな反応をするのか楽しみ。憎しみをぶつけるんだったら殺気がこもった本気の戦いを見られそう。
でもなー操られてた子供だって分かったらまた手加減しちゃうんだろうなーお兄ちゃんだからなー!!
八百鼡ちゃんと李厘ちゃん全然出てこないなって思ってたらサービスでちょこっと出してくれて一ファンは大変喜びましたどうもありがとう!
リロブラ面白かったし綺麗にまとまってた。原作の雰囲気には一番近いんだろうけど、特殊効果はリアル寄りな色のスプラッターだったので精神年齢が子供な私には幻想魔伝の方があってたかなぁ。 アニメのリロードまだ未視聴なんだけど、こっちもスプラッターだったりする?
悟浄ってお父さんもお母さんもいなくて、義母に縋るしかなくて、お兄ちゃんはいたけどそのお兄ちゃんが自分のために義母を殺めて行方不明になった…ってだけでも不便極まりないのに、お兄ちゃん生きてて自分の面影がある子のために命を落としたって事がしんどいのにその事実を知らないのとても残酷だわ 妖怪化して暴走する引き金になりそうだし、紅孩児とバトったりするのかな?紅孩児も自責の念があるから苦悶しそう。まだ紅孩児悟浄ってしたことないよね?見境無しになって普段なら絶対しない八百鼡や李厘に襲いかかったりするのかな?八戒止めてくれるかな? 桃源郷には紅い髪の子は不幸になるジンクスでもあるのぉ!? 痣をわざわざ出してきたからシナリオ的に妖怪化はすると思うけど、それまでお腹暖かくして健やかであって欲しい。 悟浄知らないところでみんなに先立たれすぎじゃない?って思ったけど鷭里がおった!原作で首にかけてた髑髏の数(あれ食べた三蔵だったはず)だけ先立たれたりするの?
観世音菩薩が哪吒の世話を任されてるのかな? 公に任されているのか、はたまた秘密裡に残しているのかは分からないけど、天界での騒動後に処分対象になってないのはまだ利用できると考えてる人たちが居るってことでだよね? 李塔天の残党とかまだいるのかなぁ? 死体処理も不浄行為にカウントする? 実は哪吒もどきたちもそのままになって何体か生きてたり、増え続けてたりする?誰かが哪吒実験を引き継いで続けていたりするのかも。 神×妖怪らしい哪吒だけど、精子提供が李塔天?母体が妖怪なのかな? 禁忌の子供たちがどういう結末を迎えるのかも気になる。
西のさいゆーきベースで考えるとカニバ的に3のこと食べてるから納得して描くなら5×3かな。創作だから3×5でも全然良いのだけども! 妖怪化して暴走状態になったら真っ先に食べようとするの人間の3の可能性高そう。 5の妖怪化デザイン確定したら5×3でおまえ うまそうだなパロして欲しい。 押さえつけて噛みつこうとしたら真正面から紫暗の瞳に見つめられる。昔熊を怯ませた時みたいに5が怯む。 我に帰った後で「うな丼食い損ねた気分」「お前には吉●野の牛丼で十分だろうが」とかいつもみたいに軽口叩き合って欲しい。
11/7 ~ 81オナホアンソロ~
1×8は支部に何件かあるから書く人も需要もあると思うんだ。 8×1は需要ないの?どうしたら増えるんだ…?
よくよく考えてみたら1は原作で8に抱かれて逝ったんだから8×1はありなんじゃあないかなぁあ?????
アオヤギ → 81なんで無いんですかね…っっっ ………増やすか(腕まくり
(^ω^ ≡ ^ω^)おっおっおっおっお〜!?!?!?!? これは!?期待しても良い感じですか!?!?!?!?
そういち→イライラが溜まると式神をオナホにする鬼畜八戒?
8だってフラストレーションとか…溜まるものはいろいろ溜まるから…
アオヤギ → いろいろと取り外せますしねえええええええ(痛みを伴わない)
そういち → 81オナホアンソロ
R18Gアンソロになりそう
アオヤギ →それはそれで見たい
注文とって限定生産する貴重なご本になりそう!
アオヤギ → 10部いかないかもしれないチャレンジ!
そういち → (くだしゃいな)
アオヤギ → こっちは読む用保存用布教用で3部お願いしまーす!!
8だってフラストレーションとか…溜まるものはいろいろ溜まるから…
とろろ→ 小説サイトさんで昔、1総受けサイトさんありました
心臓ギュってなりました…ホントですか!?まだ残ってたりするかなぁ…すごく読みたいです!!サイトの名前とかうろ覚えでもよいので…何かヒントになりそうなこと覚えていらっしゃることってありますか?
おっ、おっ…目次見ただけで動悸がしてきた… ゆっくり、ちょっとずつ読ませてもらいます…
うっうっ…まだ全部読めてないけど解釈が一致してる…思ってたこと考えてたことが物語になって綴られてる…楽園がここにあった〜!!
普段はほとんど好き嫌いないのですが、実は最近「流石にこれは酷くて地雷だぁー!!」と叫びたくなるような夢主の話を読んだばかりだったんですよ… 夢主に非道い踏み台にされた推し(まぁ敵役だしね…)の話を見た時は憤慨してもんどり打ちましたが大分心が癒されました。ありがとう、ありがとう…
11/8
空×清もあった…なんていうか… 甘ーーーーーい!!!!!(��)
私なんて空が清にアイスの蓋舐めろよって詰め寄る話描いてたのに!この差!!すごい…八に惚気てた…どうしたらこんなシチュ思い付くんだ…ちゃんと虫のことネタとして組み込んである…天才の所業じゃん…
清一色が出てくる話がバイキングみたいに沢山あってすごく楽しいですw すばらしいブックマークを残してくれていたとろろさんグッジョブです おかげさまで今日も幸せです、ありがとうございます
11/10
教えていただいたサイト全部読んだけど何回も読み直しに行ってる…幸せだ…リンクの切れたイラストに残されてるコ��ントもいろいろ想像できて楽しい。…
たまに、ほんとにたまーに!!イラストのリンクが残ってるやつを見つけると「Hoooooo!!!!!」ってなる。
閉鎖された空間に作品が残されているのなんだか美術館みたいな趣があっていいな。読み物が置いてあるし静かな図書館の雰囲気って言った方がいいのかな。静かな場所で作品に向き合ってるみたいでとてもいい。
11/11
独角兕飛んで你…というか烏哭の誕生日が設定されてるとしたら、誕生日設定がある子たちが主役級のキャラってことになったりするのかな?
え…悲しい!他の子の誕生日知りたい!
清さん2月とか寒い日に生まれたのかな?地下みたいにジメッと湿気が多い6月生まれかも?猪姉弟と奇跡的に同じ日でも面白い。
読んでた話の比喩でよく銀糸って出てきてたんだけど、これ色のことじゃなくてなんかこう、ツヤのあるキューティクルな長い髪の毛の比喩っぽかった。よしよし、またひとつ賢くなれたな!
イベント当日にこの画像見せてくれたらオマケつけます!とかフリートしたらいい?24時間限定クーポン
11/13
自分の推しカプに興味がある人が自分だけに分かるのってこっそりアンケートとってるみたいな使い方できそうで楽しそう。 …あっ!あなたこのカプに興味がおありだったんですか!?あぁっ?あなたも!?隠れなくてもいいんですよ!一緒に沼の淵で小躍りしましょうね…!
十数年前の先輩方、清さんのこと儚げなキャラとして扱ってたりしてそういう味付けもアリだな!って新鮮だった。確かに三蔵たちについて行ってもいつ壊れてもおかしくない感じするものね。 …儚げなイメージだから石丸清さんはイメージに合わずに阿鼻叫喚だったっぽいことが分かったのも面白かったw
二又清さん派の人が多いっぽいのもうなづけましたわ。 石丸清さんは中の人ジャッキーだし、冷んやりより熱っぽい感じするよねw 手を握ったら体温ありそう。 演者が石丸さんだと分かった時の三蔵一行の中の人たちのエピソードも好き。みんな違ってみんないいのだ。
石丸さんが抜擢された経緯を知りたい。先生にキャラの声のイメージとか聞いてこら選ばれたんだろうか?スタッフは石丸さんにどんな演技してって指示したんだろう?教えて当時のスタッフの方〜!!
三蔵の誕生日が分かるとは思わなかった。死亡日まで分かるの!?
お昼は汁なし坦々麺! 温玉トロ〜リ、花椒が効いてて好吃〜!
11/18
清ハベストシーンどれか一つって選べないんだけど、最初に八戒を壊すつもりだって気づいた三蔵の回想シーンも好きです。 …あれって三蔵の想像する人間を壊すイメージなのかな?結構ロマンチックなとこあるじゃないの〜!
11/19
猪八戒に往復ビンタできるのもしようと思うのも世界で清一色くらいなんじゃない?…ヤバイな!!
11/20
最期ムッキムキになってた呉道雁も神経敏感になってたんだろうな。 阿羅琊の呪が完全に根を張ってたから常時長期間痛みに苛まれてたと思うんだけどその辺も狂気が加速する要因の一つになってそう。
11/21
光明に煙を吹きかけられて上司から部下の場合の意味なのか、同格の男同士という場合の意味なのか困惑する烏哭 (この時の光明はなんとなく吹きかけてみただけで特に深い意味はない。若い子がなんか眉間にしわ寄せて考え込んじゃってますね~そうだイタズラしてやろうくらいのスタンス)
シュガー×ドッグのイベント用に作ったアバターです。 イベント限定になりますが、よければ使ってみてください。
以前投稿したpngがjpgに変換されてた原因、容量の問題らしい。アバター用の容量が小さいpng画像ならpngで投稿できるみたい。
11/22 シュガードッグ開催日
イベント会場重たくなってて入れないwww
自分がログイン状態の時にお客さんが来るとベルが鳴るの初めて聞いた。ポン!とチン!の間みたいな音?
こうりゅうちゃんは絵本みたいですごくかわいい本なんですよ!印刷のやり方も面白い。毎ページ見開きで刷り色変えてあるから印刷大変だったんじゃあないかなぁ?私はたまに出てくるこうりゅうちゃんの顔芸が好きですw
ブロックされてる人のところに遊びに行っちゃった☆
話しかけるタイミングむずかしいなwww 打ち込んでるう���に相手がさってしまうw 「あああああ」とか打ち込んでとりあえず意思表示した方がいいのかな?
11/29
三蔵って男らしい立派な眉毛してますよね。年取ったら待覚さんタイプのおじいさんになるのかな?
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塔爾寺(タールスー)
中国語で赤ん坊のことを「宝宝-パオパオ-」と言う。 日本でも子宝と言われるわけだが、子供というのは、どの国でも、どの時代でも宝だ。 旅先で出会う子供たちの笑顔は本当に良いものだ。 特に素朴な田舎や辺境の地で暮らす子供たちの笑顔、表情には惹かれるものが多い。 一つには自分がもう既に無くしてしまった純粋さを彼らが持っているからだろう。 そして何より、その表情に彼らの前途へのいろんな可能性が映し出されているように見えるからだと思う。 年を重ねると、皆が等しく幸せになることなどできないという現実を思い知らされる。 それでも一人でも多くの子供たちに、少しでも輝かしい未来を勝ち取ってほしいと、ちょっと腹黒くなった中年は思うのだ。
8月20日(木) 15日目
チベット仏教の寺、塔爾寺(タールスー)へと一日観光。 部屋で日本に住む何人かの友人に絵葉書を書き、出かけた。滞在が長くなった西寧の街も、もう自分の庭のように感じ、肩で風切って歩く。 塔爾寺(タールスー)は西寧から30キロほど、バスに乗って行くのだが、これまた切符購入も修羅場。バス停車場にある切符売り場は長蛇の列。窓口が開くまでは整然と並ぶも、窓口が開くと人民は人民元を握った手を我先に窓口に 突っ込む。 傍観したほうが身のためではあるけれど、永遠にバスに乗れなくなるのも困るので、こちらもこの修羅場に参戦。人民元を握って手を伸ばすと、後ろから人波が押し寄せてきて将棋倒し一歩手前の状況になる。自分の肘関節が一度、逆向きで壁に押し付けられ、やばいやばい、このままだと折れる!!という危機が到来、こちらも負けじと日本語で「どけ~~~!!!このクソババァ~~~!!!!」と叫び、後ろからごり押ししてくる人民ババアを逆腕の肘で思いっきり押し返す。その刹那、押し付けられた腕を素早く抜き、販売小姐が座る窓口に手を突っ込み、バス切符を獲得。 ふ~~~、こんなところで骨折して治療なんてことになったら、最悪。ほんとに気を抜けない♪ 苦行はこれだけでは終わらない。 バスの乗車率は悪夢。。。ようやく来たバスは誇張ではなく約300%。運ちゃんも乗せなきゃいいのに、どんどん乗せる。こちらが乗った時には既に満席。 たまたま僕が立った前に座っていたチベット仏教の年老いた僧侶の目の位置に、僕のウエストバッグがあった。ダライ・ラマと同じ、オレンジと赤茶けた袈裟を身に着けたこの老僧は、おもむろに僕のウエストバッグを上から鷲掴みにしてきた。中身はカメラや財布と大事なもの。こちらは一瞬ひるんだが、老僧は中身を外側から何度か掴んだ感触で確かめると、僕を見上げ、仏のような慈悲でニヤっとほほ笑んだ。 その間にも乗客はどんどん乗ってくる。僕は後方に追いやられ、出発時には既に腰も痛い。押し入ってくる人民も必死の形相、こっちも必死の形相で押し返すと、彼らは歯をむき出した笑顔を返してきて、思わずこっちも笑ってしまう。 塔爾寺(タールスー) まで、この状況が1時間半も続いたが、この人民笑顔に魅せられ、不思議と苦痛はその後感じなかった。仏さまの思し召しか!? 塔爾寺(タールスー) へ辿り着くと、豚たちが出迎えてくれた(下の写真)。 「未来少年コナン」のジムシーが見たら、寺どころでなく「うまそ~」と言ったに違いない。
この寺はバスの混雑ぶりが示すように拝観者が多く、門前市も賑やかでいろんな店があった。 まずはトウモロコシを食べ、次いで愛想のよい小吃(軽食)屋で、牛肉麺にビール、大きめの茶葉をそのまま湯に注いだお茶を楽しむ。日本人客が珍しいのか、人民の皆さんにジロジロと見られながらの昼飯も、もうだいぶ慣れてきた。 昼ビールに少し酔い加減で、いざ拝観。
↑仏舎利塔 色も形も特徴的
↑美しい色彩の木造建築
↑読経しながら歩く若いチベット僧 右手の円柱はマニ車、 マントラを唱えながらマニ車を時計まわりに一回まわすと一回経文を読誦したのと同様の功徳を得るとのこと
↑燈明を作る家族らしきグループ チベット仏教は仏像も燈明もバターやその油を使うので良いニオイ
↑兄妹?? 女の子はカメラを、または僕を怖がっていた
↑マニ車 独特なチベット文字
↑天真爛漫 いい笑顔
↑チベットの民族衣装を着た女性グループ 石を積み上げた独創的な塀
↑老僧
↑老僧の後ろは五体投地で祈りを捧げる信者か 壁のタイルが美しい
↑ 塔爾寺(タールスー)は高山の谷の広大な敷地にあった
↑拝観に訪れた三世代親子らしきグループ
↑少年のチベット僧 右から2人目の大柄な男性は西洋人観光客。何を意味しているのか不明だが、 ブッダは喜んでいない、と言っていた。
↑門前市、土産店の若旦那と妹 きりっとした表情 いい面構えだ 手前にあるのは土産品で何故か「ロバの足」
↑観光客向けカメラマンが撮影販売する写真を品定めする観光客たち おんぶされた女の子は中国式股割れズボンでオケツ丸出し 西寧の街へ戻るバスもめちゃ込みだった。 早めに順番を取り、座席を確保したが、目の前をお婆さんに立たれれば席を譲らないわけにはいかない。 到着後、空腹を我慢できず、自由市場でシシカバブを楽しんだ。宿への帰り道にはSWANの常連客のオジサンに偶然会って握手を交わした。もう、こちらもこの街の住民のような気分だ。 北京へ戻る明日の切符が取れたと、あの子たちが教えてくれた。大変な切符購入手配もトシコちゃんと柴田さんが親切でしてくれたのだ。ありがたや、ありがたや。 最後の晩餐は、羊肉シャブシャブ屋。 トシコちゃん、柴田さんと3人なら良かったが、同室になったロン毛の日本人も何故か一緒だった。和光大の学生だと言うこの男は、今回の旅で唯一、嫌な野郎だった♪ 何度も通ったシャブシャブ屋は、こちらがビール、ビールとうるさいので、来店すると近所の子供を走らせて瓶ビールを調達してきてくれた。冷えてはいないので、湯飲み茶わんに氷を入れてビールを注いでくれたのは、この中国にあって感動レベルだ。 食い収めも感動的な美味さで、この店を後にする際には、店のお兄さんと固く握手を交わした。ステキな美味しい思い出を有難う。 宿に戻り、熱いシャワーを浴びてベッドにもぐりこんだ。夜は温水が出たのである(^^♪。 そんな最後の西寧の夜は、この日出会った幾つもの子供たちの笑顔が思い出された。
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