#完全無欠コーヒー
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12月11日(日)|200.96 letter
まだまったく陽の気配がない、夜のような朝に起き上がった。夜明け前が一番暗いとは、そういえば手垢にまみれた言葉があった。自分から発される言葉は、ほぼ手癖100%なので手垢にまみれているどころか手垢で構成されているように思う。要は上手ではない。書きたいことを書きたいように書いているだけで、寝起きに書いた文は深夜の文の次に信用ならない。書いていくうちに徐々に覚醒していく。つよく冷え込んでいて、暖房をかけるとどこかから流れこんでくる冷気のほうを敏感に察知する。
昨日を思い出す。早いうちに畑に行って���根を収穫しおえた。土は水分を保ったままでやわらかかったが、この寒さでは先週蒔いた種が土から顔を出しているはずもなかった。ただ昨日は陽射しがずいぶん暖かかった。畑仕事を終えた後で倚子に腰掛けてしばらくぼんやりとしていると陽のあたる部分が明確に熱をおびた。暖かい日は体調が向上しやすい。そういえば思い出したけれども昨日は朝から頭が痛くて、気圧のせいかと思ったら夜から朝にかけての気圧グラフを確認したところまったく関係なさそうで残念がりながら鎮痛剤を飲んだのだった。だから朝から体調は不安だったのだけれど、薬で充分に治まったし、早々に畑に行けたのだから悪くはなかった。そんなわけで体調が普通くらいで安定してくれることを期待して帰宅したら少し休んで絵を描いた。午後に小説を書くかふたたびスラムダンクを観に行くか迷ってどちらも選べるように家から出ようかとぼやぼや検討しながらTwitterを何気なくひらいたら、フォロワーさんがリツイートしていた中日新聞の記事を発見した。防衛省がAIを活用し、ビッグデータとインフルエンサーを利用して、SNSなどを通じて防衛省にとって有利となる世論を人々の間に拡散させ、情報操作し、特定国への敵対心を高め、反戦・厭戦機運の払拭をはかろうしているとの報道だった。こんな重要な情報は本来機密事項として水面下でこっそり行われてナンボではないかとも思ったけれども、これが事実であれば、戦争がいつ起きてもいいように大衆を管理していこうという魂胆があまりに透いてみえる。マイナンバーをはじめ、つくづく行政は、デジタル技術を市民の生活向上ではなく都合よく市民を管理するほうへと使いたいらしい。もうこんなにも見えやすいところまで腐ってしまったのか。あまりに今更な実感だった。そして私が最近強く嫌っている国家権力や極端なナショナリズムが、入り込んできてほしくはない内側の領域にまでどんどん浸蝕を試みていると恐怖した。いや、無意識のうちに侵襲されているのかもしれない。私の心は、生活は、本能は、生理的な流動は、ほんとうに私のものだろうか。誰かが意図的に操作したものではないだろうか。なぜなら私は容易に影響を受ける。疑り深いようで、その実ころりと信用する。権威に噛み���けるほど元気でもない。私は私の見ているTwitterのフォロワーを信頼しているけれども、惰性でトレンドをスクロールするのも嫌いじゃないので、過激な思想に交通事故のようにぶつかってしまって勝手に弱ることはまあまあある。
無意識下に流されていってしまう可能性や、意図的に権力側が心までも支配しようとしている状態に震えた。それは小説を書いたついでに映画を観るかどうかで迷っていた脳天気さを簡単に破壊するような攻撃だった。それはそれとして目の前を楽しむと割り切るだけの強さが私にはなかった。だからしばらく記事を前にして動けなくなり、SNS全体も、国家も恐ろしくなっていく。難民についての本や映画を思い出す。私はその気になったら、日本を飛び出せるだろうか。たとえば今、飛び出せるだろうか。飛び出せるとしたら、どこにいくのだろうか。安直に検索にかけてみる。ワーキングホリデーや留学、なんだかとても心地の良いものとしてデザインされたサイトが並ぶ。アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、フランス、……どれも全くぴんとこなかった。家族について、考える。仕事について、考える。目の前の本棚に並んでいる大量の本について、考える。実際、今、すぐには飛ぶのはリスクと天秤にかけて難しい。
戦争には反対だ。戦争に繋がりうるところから、正反対のほうへと歩いていきたい。それは別段特殊な考えでもなんでもないのだけれど、どうやら本流はそうとは限らないらしい。
こんな腐りつくしてカビまみれの出がらしのような環境をすぐにどうこうできるわけもなく、個人が影響を与えられるはずもない。他者を変えるのは難しい。私ができるのは逃げるだけ。
恐怖に支配されること自体が、もはや防衛省そして政治家の意図ではないか。恐怖でたやすく人を管理できるのは、既にあまたの犯罪が証明してきた。事実、恐怖し、思考は止まった。調子がよく続きを書くのが楽しみな小説も、強く心をゆさぶられた映画も、恐怖の前には停止した。このままではいけないと、ひとまず身体を動かせと、胃を満たせと、理性が声をかけてきて、ポメラを持って家を出た。歩きながら、大事なものは本の中にたくさんあるし、なにもSNSの反射的な情報が欠けていてもぜんぜん生きていける、と思った。それでニュースレターを作ろうと思った。植本一子さんが、Twitterを凍結されてもニュースレターがあったことで現在地をしらせていて、あれはとてもいいなと思っていた。そういったものをやりたいとは考えていたが、正直なところ有料化での発信を検討していて、ただ、お金について考えて足踏みしていた。またお金だ。お金は好きだが、お金のことを多く考えているということはお金に支配されている状態であり、そしてそのお金の悩みで堰き止められている状況が自分事ながらかなりばかばかしくなった。
外で生姜焼き定食を食べ、スターバックスに入ってコーヒーを飲み、Twitterからどんどんずれていくための算段をポメラで打鍵した。ビジネス、価値、お金儲け、サブスクリプション、税金、文明社会コッテコテの、お金をまきあげて作り上げていこうとする経済の流れに疲れた(サブスクが苦手なのはいつのまにか払っている税金みたいだからかもしれない、と今ふと思った)。誰かを疎外して成り立っている豊かさモドキにも疲れた。そして管理しようとしてくる存在にも疲れた。そんなことより私は安心して制作したい。書きたい。とはいえ完全に社会から離れることはできない。だからちょっとずつずれたい。自分を守るために切実にサバイブしたい。自分の感受性くらい、と茨木のり子の声がする。自分で守れ、ばかものよ。そうだ、私はばかものだ。しかし国家もどうしようもないばかたれだ。世界中のばかたれのせいで、経済はめちゃくちゃだし命は危機に晒されるし、深刻に病んでいる。全体的に病気にかかっている。だから元気がないのも当然だ。元気がないままでも、安心したい。どんどんおかしくなりたい。おかしくなって、国家を指差して爆笑したい。しかしぶっちゃけそんなことはどうでもいいので、そっぽを向いて私は書き続けたい。作り続けたい。リアルなてざわりを求めたい。
Twitterからちょっとずつずれていく算段を、文章化することですこしばかり安心して、なんとか多少は小説をすすめようと思ってファイルを開いて執筆した。その後月と六ペンスに向かって、こんな時は坂口恭平だなと思って先日買った『継続するコツ』を読み、なんだかこの方向性は間違っていないと思って少しばかり強くなった気持ちになった。錯覚でもよかった。香山哲の『プロジェクト発酵記』を読んでいる途中で閉店五分前になってお会計した。
帰宅したらニュースレターに着手した。最近みかける日本発ブランド「The Letter」はビジネスパーソンの雰囲気がしこたまに感じ取れて微妙だったので、日本語対応していないけれども見た目にかわいげのある「Substack」でひとまず立ち上げた。作っているうちから、「また新しいことやるの?」「また道を逸れるの?」「何度も飽きてきたのにこりないよね」「自意識過剰もたいがいにしなよ」と内側の声が乱れてとんできて、恐怖心ともまざってすっかり胃が痛くなっていた。ひとまず一晩をこえて考えようと思った。そうして一晩をこえた。書くうちに窓の外が白みだした。���日早起きしたのは、布団の中でまた記事のことを思い出して恐怖に苛まれたからでもあったけれども、自分を制御する面白みを思い出したいのと、これ以上感受性の無駄遣いするのはよそうと思ったから。
風になればいい。自分を風だと思えば、場所をうつろうのも、ここではないどこかを常に求めるのも、同じところに居座るのが苦手なのも、なにもかも変じゃない。今日も外の風はつめたい。雲がぶあついけれども、視線を上げれば部分的にベージュの光がこぼれていて、低空は雲がいっそう薄く、オレンジの長い筋が見える。太陽が近い。
自分をあたためたい。大丈夫だよ、失敗したって途中でやめたっていいじゃない、本当に大丈夫だ。すでに自傷も含めて味わった。あなたは自由だ。なにも問題ない。
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--深海人形-- Q.お前がカミーユになるんだよ! A.嫌だよ!
※クロスオーバーネタ注意
※全体的に閲覧注意
※雑多にネタをぶち込み
※キャラ崩壊注意
※女の名前で悪���ったな!(※ロマサガ3最強体術 タイガーブレイク)。
クワトロ「最近な、私はニュータイプの超感応を封じるには、精神汚染が一番有効では?…との考えに至ったのだ。」
カミーユ「そうですか。じゃ、大尉が実際精神汚染されて実例見せて下さいよ。」
クワトロ(…此のガキィ……。)
…後日。
シロッコ「…私だけ(ry 、一緒に連(ry 」
※「…お前も一緒に連れて行くゥ!!」で主人公を精神汚染して来た系ラスボス(※自分で自分を精神汚染しちゃってニュータイプとしても役立たずにならねぇかな此奴)。
…。
…ニュータイプに匹敵するオールドタイプの実力者のヤザンとガトーは、面白い程まるで気質が正反対なので、「…よくぞ、此処迄、対照的に作ったな……(感嘆)。」…としか言い様が無い(※戦いへ���動機が軽い奴と重い奴、思想が弱い奴と強い奴)。
…。
一部の界隈でソロモンの悪夢がニュータイプと一度も交戦して無いのにも関わらず『ニュータイプに対抗出来る特記戦力オールドタイプ(※…本当にニュータイプと戦って勝ったオールドタイプと同格)』扱いされて居るのは、作中で、試作三号機に乗って居た時のコウは、明らかに擬似ニュータイプか強化人間と化して居たので、其処のシーンが論拠になって居ると思う(※本当にワイでは珍しい真面目な考察)。
…。
※最近のガソダムネタに付いて行けない読者へ。読んでね⭐︎
※明らかに簡単でも分かり易くも無い説明
宇宙世紀は、基本的に激烈な男尊女卑の男社会(然し、実際、現実の宇宙開発分野は、極端に女性が少ない男社会になって居るので、其の延長線上でしか無かったりする)である上、地球至上主義(但し、宇宙戦国時代以降は立場が逆転する)で、特権階級である生粋のアースノイドが、宇宙移民(スペースノイド 宇宙棄民とも)を重税やら産業やらで支配し搾取して居る構図が成り立っています。
…だからこそ、後者を理由に、サイド3のジオン公国は、コロニー落としで地球を虐め、連邦に楯突いて一年戦争をはじめ、其の後、公国が解体されて共和国になった後も、名も無き有象無象のスペースノイド(連邦視点)達、アクシズ、ネオ ジオン、袖付き、デラーズフリート等の、「…一体、何処から、湧いて出て来たんだテメェ等!?(※率直な感想)。」…としか言い様の無い出現の仕方(※作劇とプラモデル販促の都合上やけにポッと出が多い)をするジオン残党が、アースノイド、引き続き、連邦を憎んで、軍事力によるスペースノイドの独立を目指して、テロリズム、反乱を行ったり、其奴等を取り締まる為の軍事組織、ティターンズみたいなエリート()集団が結成されたり、…更に、男尊女卑観点で言うと、紫BBA(キシ姉)が矢鱈他の父と兄弟達に負けない様に頑張ってたり(※ニュータイプ研究へ熱心に出資したり、キマイラ隊、ノイジーフェアリー隊を自らの配下として結成し運用してる。…物の見方を変えれば、長男と末っ子の坊やが軍事面で出来ない、手を回せ無い分、頭が良くない兄弟の頭が回らないのを補完する分を、率先的に請け負って居るとも考える事が出来る)、Zガンダムでレコア辺りが全力で女の惨めさだのと主張し出したり、シロッコの様な不審者が女性解放を謳ったり、もっと、後世になると、マリア主義を謳うザンスカール帝国みたいな何かアレな人達(※言語化難しい)が台頭して来たりする。
…まぁ、未だ、度重なるコロニー落としやらで人類の九割が死滅して皆ドン底のアフター コロニー、そして、我等がコズミック・イラよりかは遥かにマシ。
…と言うか、コズミック・イラは、第一目標が『相手方の絶滅(共存等絶対しない!出来ない!無理!彼奴等は俺達と同じ人間である筈が無い!!)』とか言う双方が絶滅戦争を極めて居る状況ですので……()。
※結論:ガンダムは アニメじゃないけど アニメ見ろ(※外伝含めて本編見ろ)。
…其れでもついていけなくなったり、辛くなったり、何が何だか分からなくなった時は、最悪、機械類だけを、MS、MAだけを見ていましょう(※此れはW、SEED、鉄血、水星等の、アナザー方面のでも同じと言える)。
…。
某弓術素人に負けるks雑魚弓兵話読んで、「…シロッコって中国語分かるの?(※宇宙世紀ってC.Eと違って英語しか使われて無いよね?)」…って思った方へ。シロッコは分からないけど、RXQ-03は分かります。其う言う調整を受けて居るから(※他のEffigy、RXQも調整受ければ、アストラギウス銀河の公用語だろうが、グラドスの言語だろうが、ペンタゴナ星系の公用語だろうが、ククト語だろうが分かる様になる。通訳としても運用出来ますね⭐︎)。
…。
宇宙世紀同じ穴の狢選手権〜罵り合い宇宙
※クロスオーバー?注意
※キャラ崩壊注意
※会議形式
※敢えて名前を出さず寸劇進行
※美形会議のパロディあり
「おい、シロッコが最終話でやった事覚えてるか?彼奴ジオン絡みの痴話喧嘩に入って行った最中にティターンズ艦隊ソーラレイで焼き払われてたぞ?!」
「お、おい……辞めろヤザン。」
「…つか、閣下は、全然、前線に出て無いよな?…自分で参戦せず、遠くから見てるだけ。ティターンズ乗っ取った後に、後ろで見てるだけのリーダーに終始しなかったシロッコを見習ったら如何だ?」
「ヤザン!許さぬ!!連邦兵士の分際で閣下を閣下呼ばわり等と!!」
(コーヒー吹く)
「…かっ、…閣下……!!…ぬぬ!やはりティターンズ!!貴様等は悪辣外道!!」
「うっうっ、コーヒーが喉に詰まった、…だが、お前の言うシロッコが、本当に実戦闘にも参加する(※注:…詳しくは分かりませんが、白兵���徽章は前線のみならず、後方、輸送路勤務でも取れるようです。モデルとなった独逸軍の白兵戦章が其うでした)儂の様では無い(自虐)リーダーであるのならば、あんな痴話喧嘩の見物人などしておらんだろう……。」
「かはっ!!!!!!!!」
「うわー!!シロッコが血を吐いたーー!!ならんかったんだ!前線に出たのは部下に示しが付かないから、…と建前では言いながら、本音では、元から前線に立って戦う気なんて全然無かっただなんて!」
「かはぁ!!!!!!!!!」
「身内が追い討ちをかけて居るな。」
「ティターンズは阿保の集まりと言う事か。」
「そうか……。では、此の問題に答えてみるが良い(急にタブレットから画像出す)。」
**問題:** 関数 \( f(x) = e^{x^2} \) の次の項目を求めなさい。
\( f(x) \) の導関数 \( f'(x) \)
(※注:Chat gptに作らせました。問題に不備があるなら、其れの所為です。責めるならChat gptを責めて下さい)
「…答えは、\[ f'(x) = \frac{d}{dx} e^{x^2} = 2x e^{x^2} \]…だな。」
「 「!?!???!?!?!???」」
「流石だな、ヤザン。…さて、こんな問題も分からないのか?アナベルとやら。」
「…かっ、閣下ァ!!!!(助けて下さいの意)。」
「…うむっ……………何じゃこりゃぁ?!」
「…閣下ァ!この様な問題を解くのは、私には、到底、無理です!」
「フハハハハハッ!どうやらティターンズの方がお前達残党より賢かった様だな!」
「…ぬぬぬぬっ!やはりティターンズは悪辣外道!」
※…何これ???????(※部外者の声)。
…。
ワイと縁のあるおもちゃ達
アスラン・ズラ ほぼ公式公認かがりん大好きかがりん大好きすぎて何て破廉恥な!妄想を普通にする殿堂入りおもちゃ。トゥー!ヘァー(界隈共通の挨拶)!ザラじゃない!ズラだ!
ヤザン ZZで公式におもちゃにされた
ガトー ワイはアナベル・コケコッコーだと思ってる(鶏)。…で、あんな様でも(寧ろだからか?)異様に人気がある所為か、シロッコとは又違う変な弄られ方、コラ、ネタが多い。核条約破る会代表だの、素で頭がちょっと(可也?)弱い子の為、アナベル・ダチョー、ガトー俺恥ずかしいよ、生きてるだけで生き恥の男だのと弄られる。更に公式方面では、登場機の機動力がガタ落ちするだろうに武装マシマシで出撃したり、遺志を継ぐ偽物が出て来たり、スパロボ発のネタもある。…尚、アスラン、シロッコ等とは違い、こうしておもちゃにしてると(丁度0083作中のデラーズフリートの如く)必死に猛抗議して来る狂信的な層が居るとの事。
���ロッコ 公式でも二次創作でも笑かしに来る木星帰り(この時点で木星帰りと言う称号と同じ称号を持つシャリア・ブルさんに失礼)。ガンダム総選挙によれば、75位であり50位であるヤザンよりも低い(※因みに坊やは74位でガトーは8位)。言う程、人気無い(確信)。更には、ヴァルキリプスでは何もせず、ロクに出番すら無かった(※…と言うか、早よ地獄に(ry )。
カミーユ 女みたいな名前しているだけで弄られ(&此奴による反撃)確定と言う大変かわいそうな美男子。まぁ、性格も所業もエキセントリックだから仕方無いんですけどね。ミリ知らさん。
コウ 中の人が野菜王子と同じ、モンチッチとか言うサイコパス上官に虐められる虐められっ子、アンバランスピーキーな実力と意外にあたおかな性格、作中で度々見せる顔芸、紫豚の被害者、お注射等マジでネタに事欠かない漢(でも、見た目は、野菜王子以上に合法ショタ)。
水神七瀬 最近はおもちゃにして無いけど、一応掲載。この娘は公式の時点で中々性能面でも性格面でもやべー奴なのだが、何だかんだ言って公式はその特徴を活かし切れてる気がする。そんな気がする。…ワイは活かし切れて無いけど……(※遠い目)。尚、拙作では館主様()と主頭様()の尊厳を破壊するのが主任務(※他との絡みはあんまり無い)。
ブレア御嬢様 最早R-18要素しか取り柄の無い女。それ故、まともな(?)露出度が愚かしい迄に低い服装となった新作で、人気と支持が大きく失墜した。総合的な実力的には割と弱い方なのだが、それ故に、拙作では、上位ランクを狩って相手に恥をかかせる為に持ち出される事が多い。まるで(ジオン残党やらマフティーと言うより水星に出て来る)テロリストみたいだが。
格ゲー、CAVEシュー、アイレムシュー(特にR-TYPEシリーズ)、サガシリーズ よく此処からネタ取って来る。
ウェイン兄弟 おもちゃではありません。私の兄弟です(でも虐めるし遊ぶ)。
…。
※以下SMネタ注意
…ふーけつと館主様(※出来ればそーけつも)が、もっと、色々な、人間家具か花瓶にされる話描こうかな(※如何転んでも、塾女さんへの嫌がらせ呼ばわりされる奴)。
…。
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冷泉慧鶴 設定と発言まとめ
愛はひとを黙らせる … 硬直させる 変化を禁じる 思考を捨てさせ 自主性を奪い 生存の幅を狭め 反撃の意思を挫き 抵抗する相手を悪者に仕立てる
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作者から割り振った疾患・病名:強迫性障害、摂食障害、複雑性PTSD、毒母(潔癖・拒食・愛を悍ましく感じる)
本名:?????(ローマ字) PN:? あだ名:?
?小学校→?中学校→?高校→?大学入学、同校卒、?学部?科?コース?ゼミ
?歳 ?年(平成?年)?月?日生まれ ?座 身長?㎝ 体重?kg ?型
家族構成:? 実父:? 実母:? (主治医:?)
髪の色:? 目の色:?(虹彩の模様:?) 肌の色:?
趣味:? 好きなもの: 嫌いなもの:
イメージ:? モチーフ:?
体質:?
外見:?
内面:?
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愛すること・愛されること・愛そのものが理解の外にある(という自認?)。知性や理性で了解はするものの、根本的な理解からはどうしようもなく阻まれる。 冷たく透徹した瞳でそれらを流し見て生きるしかない。 愛への凄まじい嫌悪感は、実際にはそれへの渇望から来るものではないかと本人も理性では考える。 が、メタ設定としては、冷泉さんにはそういう捩れはなく、愛への嫌悪や諸々の悪感情は生来のもの。愛憎両儀的でなければ発生しないはずの愛を生来ごっそり欠いた精神構造。 冷泉さん本人も、愛を一概に単純化(例えば優しく暖かく許し抱擁するイメージ、などのように美化されたものなど)して捉えてはいないからこそ、「根本的に他人と情緒面でどのようにも関わることが不可能な自己」を、もう諦めている。 ※イキヤ曰く「諦めてしまった人のように見える、けど諦められないからあんなにもすべてを憎悪している。だから誰のことも嫌わない」 冷泉さん本人があまりにも社会の中に���然に溶け込んでいるのは、本人が自分をごっそり無視しているから。社会と自分が軋轢に晒されて苦しむことは起きない。完璧に作り込まれた社会的な外面には、宿るはずの人の心が乗っていないが、本人が知識と知性で補った人間の情緒にもっとも近いなにかを意図的に纏わせている。そこまで人間に接近してもなお、それを冷泉さんは自分の中に宿った本物のなにかだとは感じない。 根が生真面目なので、人と関わろうと試みすぎて疲れ果てた結果の今の姿。そこまでには、自分にも人並みの精神構造があるはずだとして、無理やり生み出した人工的な苦悩、葛藤、矛盾を手放さずにわざわざ苦しみ続けた人生がある。 例えば母親。冷泉さんは名廊直人にも「結局関われなかった」と思っている。 実は唯一イキヤに対してだけ、人間的な感情を抱いている。幼いイキヤに加害を強要されたことで、イキヤのことだけは本当に嫌うことができている。イキヤのことを気にかけながら生きているのは、他のすべての他者へ分け隔てなくそうすることと表面上は似ていても、実はまったく異なるもの。
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真澄が冷泉さんのこと大事に扱ってくれるから なにを搾取するでもなく、蔑ろにしないでくれる 冷泉さんは自分が大事にされたり報われるような世界が許せない 自分を虐げた世界を肯定するために世界にその在り方を崩すな、一度虐げた者へ最後まで筋を通せ、 みたいな怨念 が、自己として根付いてしまってる 大事にされたり報われると、虐げられた自分をさらに何重にも踏み躙られるようでくるしい この怨念がなきゃ今日まで生きてこれなかった 自分にはどうにもできない
「… ーーーーーー…」 冷泉さんの顔から一気に血の気が失せた… 蒼白 死体みたいになって呆然と表情なくした 「…抑え難い な たしかに これが … 同い年のガキどもに俺を凌辱させた原動力 ………理解を 拒み続けるわけだ 俺が 」 唇引き攣ってうっすら笑んでいる… 真澄「そいつを抑えられるのが愛だ、とする文化もあるくらいですしね」巨大な感情を抱えるほど苦しむことになるわけだ。…相手と結ばれない限り。題材として昔話にも取り入れられてきている 人魚姫がこの文化的傾向を帯びたのも恋愛が横行し始めてからでしょう。ありふれたものだからこそ共感される。それ自体は生理現象だがそいつさえ持て余したなら他者を凌辱する行為などに繋がる …」 「そこまで人間が真摯なモンだったら俺も理解を拒んだりはしなかったろうにな… あれは 遊び半分だ 持て余すほどの感情があったかどうか…」 真澄「ねえよ」違うんだ 真澄「だから凌辱だ それは 許さなくていい」… 真澄「悪いことは無い」あなたに悪いことはない 何も 「やめてくれ それが一番受け入れがたい やめてくれ やめてくれ… 」 ←自分が悪くなかったことが受け入れられない
イキヤ「生き霊 みたいな …。」 本人の体に取り憑いてる怨霊…生き霊… 「…ほぉーん。」 ※冷泉さんかなり核心ついたワードに感心しているし内心グェッてなってるww
冷泉さんのことを「ガラス細工」っつったの稔さんだからな… 透明で 自分自身の内側の屈折でしか見てとれない 触れてやらなきゃ居ないも同然 壊してやらなきゃ面白みが無い
真澄に「今は触れ合いたくない」てふうにだけ言われたり態度取られると、その由来が分からなくて、真澄の心理的な拒絶感とか感情面のほうを拡大してとっちゃう(これは冷泉さんの考え方のクセっぽい)んで、勝手にグサっときて→勝手にグサっときてる自分が浅はかでつけあがってて吐き気がするみたいな自己嫌悪でしぬ、みたいな悪ローテ組まれてる
冷泉さん自分が吐くとなると吐き慣れてるから、逆に今の真澄みたいな嘔吐への正確な対処は知らない
「苦しすぎるって限界のラインでもありゃいいのに… どれだけ苦しくても発狂できるわけでもねえショック死するでもねえ …きっついなあ… 」
どうしても言葉にはならないものを相手に伝えようとするとき 身体を駆使したくて でも相手に伝わるために充分な触れ方をしようとして足掻いてもその100分の一も身動きできない無力な身体がある 全力振り絞って走っても走ってもひたすら追い抜かれて置き去りになってくばかりのような身体に 疲れている 言葉にならないものを示せないならと相手から向けられるものに応えて受け入れようとする悪い癖が付いた
実母が代理ミュンヒハウゼン症候群だた
可愛がられて愛されて構われることで、相手から褒められるその姿かたち以外の選択肢がすべて根こそぎ絶滅してしまう
俗に言われる潔癖症の人が他にも苦手としやすいものとかは、案外平気だったりする 潔癖症でなく強迫性障害 結構ムラっけもある 今日はそれほど強迫強くないから今日中に郵便受けとろう、とか ピッカピカにし過ぎそうになってほどほどにしておく…
「洗いすぎねえように気をつけてんだよ」 強迫体質、丁寧に洗ったり何かしだすとやばいレベルまでいってしまうのでな
ヘアオイルとヘアミルクと高価なドライヤーで毎朝ヘアセットして髪の毛を僅かに切り揃える。時が進むことを忌避・拒絶するかのように。
「俺はあれこれメンテナンスしねえと …縛りがなきゃ生活サボるからな」 逆にいうとかなり放置してもサボっても死なない身体である
冷泉さん基本的にお風呂のお湯に浸からない生活 風呂大嫌い
冷泉さんは肉系を消化できるのか本人にも謎 少量ならいけるのかもだが ベジタリアンな家庭で育った
この人は夜型人間…(°▽°) 朝弱いのをいつも頑張って取り繕ってるが
ほぼ骨だからフローリングとか硬い床と当たった箇所は、ぶつけてなくてもひどい青痣になったり関節グキャッとなったり攣りやすくなる めっちゃあざができやすい
真澄: …僕が する程度の、「何もしなさ」さえ、誰からも与えられて来なかったのか? (その通り) 先生案外コミュニケーション下手ですか?100-0かよ…関わるたってそんな一気に覚悟しなくていいんですよ。 「今更… 俺は拗らせたコミュ障だぞ。自分のコミュニケーション不全の負担を周りに適度に分散させて優位性を相手に感じさせることでうわべの関係を円滑にしてんだ」苦笑…
真澄: 今までの関わりが侵略されてばかりで侵略を伴わないものを深く関係していると思えなくなっている なるほど、侵略がない、って、冷泉さんにとって、「?」だ… そこになにかがあるように感じとりづらい そんなやさしい関わりが成立して肯定される世界が許せなかった…か
真澄の着音にビクッ!としてたみたいに 環境音以外が鳴るとめちゃビビる というか環境音に常時休みなく緊張状態で耳を研ぎ澄ましてる
冷泉さん、コーヒーの匂いがするとご機嫌になる 自覚ないが チョコレート大好き…コーヒーと合わせるともっと好き…
冷泉さん無表情だとめっちゃ神経質で冷たい感じになるから本人も意識して表情豊か
おしゃべりすきなんよ冷泉さん…( ・∇・)そこだけでなら講師は向いてるほうなんかな…??
冷泉さんの服は武装であり拘束具であり…てかんじだから、自分が楽で過ごしやすいように自分に合った服を自由に着てる人のことは好きだぞ だらしないとかダサいってふうにはあんま思わない
「椅子は椅子だ… 擬人化して貶める趣味はねえし、こっちから触れるほど孤独が身に突き刺さる」
「言葉そのものにそれほど重心置いてねえからな…」←タルムード的な、内容ある議論や結論ありきの会話ではなく、対話し続けること、終わらせないこと、問い続けあうことと、その間に発生する言葉ではないものを重視する 「その辺は師匠の受け売り」 「大学での恩師…つっても教授ってわけじゃねえ…絵描き、かな 今はペンネーム使ってあやしげな漫画家やって���」 自分となるべく遠そうな人を師に選ぶ冷泉さん、うかいさんのこと。
長身だった父親、もっと伸びるはずだったかもしれない事件後にピタッと伸びの止まった自分の身長
床に直座りだと正座が一番楽 というかそういう育ち… 背筋きれいに伸びてないと相手を軽視してるみたいな…ふうに
なんか もっとしんどい 内臓ぐちゃぐちゃに引き出されて尊厳を地の底まで落とされてさらに汚れた靴底で開かれた内臓の底までかかとでグリグリ踏みつけられるみたいな体感が長かった
布団握りしめた手が震えて内臓しんどいのが全身にひやあああああって 自我ごと吹き飛ばされて無くなりそうな体感に襲われる… この冷泉さんが公式設定通り性的不能だとすると、身体的にどうあるのかで事情が変わってくるのかな… この体感きたら問答無用で射精して服汚してしまった可能性もある…? ひやあああああああああああああ っていう体感、強すぎる性的な絶頂かもしれない、けど冷泉さんはきもちいい自慰も射精もセックスも体験がないので知りようがない、唯一思い出せる近い感覚は高校生の頃にクラスメイトたちにレイプされたときの…… 強制射精してるか、してなくても冷や汗で全身べったり…べっとり濡れた服に全身纏わりつかれて汗はすぐ冷えるしさらに体冷たくなって歯の根も合わないくらいに寒くて凍えだす…
「嫌悪感、拒絶感、抵抗感、絶え間ない屈辱と敗北と無力感、そんなんばっかだぞ。うわべだけへらへら取り繕えるってだけで」
相手の名前よく呼ぶキャラと呼ばないキャラといる 冷泉さんは呼ばないほう 暗に他人と距離をとりたがる
お湯で濡れたんで服の上からでもめちゃめちゃ病的に痩せきった骨と血管だけみたいなガイコツみたいな体型もバレた 痩せてるけど随所に極端に浮き出た血管がやけに太くて逞しくて脈うつかんじ
美形。について。この外見なんだから当然こういうことが起きる、みたいな 冷泉さん自分の外見に現実ほどには自覚がないんだが、大人になってから自分が中身グッチャグチャでも見た目がこれなだけで見た目のほう優先で好評価されたりしてきて、そーゆーもんなんだな…?と 子供時代は生まれ育った閉鎖的な地域で「外人」みたいに言われて友達できなかったりいじめられたり だから冷泉さんの自分の容姿へのイメージはマイナスからスタートしてる 創作内での位置付けは公式美形だが 認知が歪むしかない
好かれて想いあえたら もちろん嬉しい でもそんなことは起きるはずがない、起こりようもない不可能なことだと 認識してた 実現してるし だからセックスもできたのに 自分を人間より一段低い生き物みたいに思ってた? 自己肯定感が低いとかではなくて、冷泉さんは���泉さんなりの自己肯定感と自信とかもあって でもなにか 対等ではない ? …自分が報われるような世界が許せない、あってはならない、みたいなやつと地続きなんだろうか……? 「恋人や夫として連れ歩くぶんには最適」な「ちゃんと身綺麗にしてるし整ってる」、「人間としてはつまらないけど中身はべつにたいした問題ではない」、ひと
幼い頃から愛されることが苦しかった冷泉さんにとって、愛する人に自分の愛し方を向けることほど怖いことないからな
冷泉さんお湯に浸けられたときこのまま真澄に殺されると無意識に感じたしそれを覚悟?して死も受け入れた けどそうはならなかった… そこで、無事な自分と真澄の状態に(……なんで死ななかった…??)てキョトンとなってるし、それまでの冷泉さんが前提にしてきた世界観が壊れた それで、これまでの本人も吐き気を催すような無意識下の自傷的自虐意識と認知の歪みを、一人で開き直ることを、改めようとおもった
冷泉さん、恋人できてたやん あのままその恋人と添い遂げようとする可能性もかなり 高かった 自分が報われることが許せない そういう苦しみに染まった自分は 真澄は 今の自分を打ち壊してでも「健全で健康的」な幸せを目指すべきだと …それも歪んでる 真澄がまだ守られるべき幼い子供なら話は違うかもしれない 実際真澄はまだ子供だ でも立派な一人の大人でもある 真澄がこれまで生きてきた人生を丸ごと否定されるような救済は、ーーー侮辱だ ( ・∇・)…こういうとこあるからがんじがらめになってた自分を真澄が救ってくれた… てとこまで自覚あるので、ここまで関わってるのだと思う…
「そのひとが自分の身のうちがわのように想い、重視するだれか」 みたいな イキヤにとっての身内 イキヤからみて冷泉さんにはずっとそれがなかった(から楽だった)わけだな
「兄貴にリスクごと返してやれねえのか それで何が起きたとしても、それがおおかた予想できても、それでもだ」 「予測可能な悲劇を片っ端に弾いて守るのは 暴力だ」←過干渉への恨み
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完全無欠コーヒー18日目 緩やかに体重が減り始める 思わぬ副作用としてはドリップが格段に上達した #完全無欠コーヒー #ギー #mctオイル https://www.instagram.com/p/CLfuHCBg-bE/?igshid=2bx13vtn7eer
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今更だけど完全無欠コーヒーでダイエットを試みるっ!バターコーヒーが単純に美味しいので一通り材料揃えてバター切り刻んでMCTオイルと混ぜで飲みまくるぞぉ。#完全無欠コーヒー #バターコーヒー #グラスフェットバター #ダイエット https://www.instagram.com/p/Bz5_IlLgRMQ/?igshid=qd80xffaexgs
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#比較 #完全無欠コーヒー #完全再現アイテム #supreme_fx #tシャツコーデ #リアルコピー #エコブランド https://www.instagram.com/p/Bx4GGQfgp4P/?igshid=1gph778xivnyv
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ファミマの完全無欠ココアを買ったので、試しにダイエットで飲んでみます コーヒーの方も買った #完全無欠ココア #完全無欠コーヒー #ダイエット #妊活 https://www.instagram.com/p/Bv7h3ciAAJ_/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=kct9b64aebcj
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マツコデラックスさんで 紹介された、 なかほら牧場 さんの グラスフェッドバターを いただきました🙏 完全無欠コーヒー☕️ で 🤗 いただきます‼︎‼︎ @nakahora_bokujou #マツコデラックス #なかほら牧場 #完全無欠コーヒー #mtcオイル #バターコーヒー #グラスフェッドバター #中鎖脂肪酸 #amazing #favorite #smile #love #happy #fun #cool #hot #lol #swag #wonderful #photooftheday #yolo #family #fantastic #instagood #instalike #heart #tbt #followme #awesome #precious #instafollow https://www.instagram.com/p/BupadPEletG/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=u8dh7g6t019i
#マツコデラックス#なかほら牧場#完全無欠コーヒー#mtcオイル#バターコーヒー#グラスフェッドバター#中鎖脂肪酸#amazing#favorite#smile#love#happy#fun#cool#hot#lol#swag#wonderful#photooftheday#yolo#family#fantastic#instagood#instalike#heart#tbt#followme#awesome#precious#instafollow
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おはようございます😃 連休中の暴飲暴食もあり、 朝ごはんは #完全無欠コーヒー にしてみる。 ほのかにキャラメルっぽい味で美味しい☕️ 今週も頑張りましょう! #間欠的ファスティング
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The second half of May reading (5/16~5/31)
みなさん、こんばんは☾·̩͙
今日5月16日は蠍座満月の日、しかも皆既月食の日でもあります!月の満ち欠けにより、身体に影響が出る方もいらっしゃるかもしれません。どうか無理せず、お過ごしくださいね🫖
さて、前回からラッキーカラーとラッキーナンバーを出すようになりましたが、みなさんいかがですか?いかがですかって言われても困るよ〜という声が聞こえてきそうですが、、、笑 あのですね、わたし気づいちゃったんですけど、せっかくリカちゃんのカードで出してるんだからファッションもいけるんじゃね...?と、、、ということで、今回から1枚お出ししたリカちゃんトランプカードから、ラッキーカラー/ナンバー/ファッションをそれぞれ読んでいきたいと思います⸝⋆
そしてリーディングしていく中でみなさん、前回、前々回と引き続き、何か次の一歩を踏み出す方が多いのかなあと感じたので、タロットクロスを元気の出るものにしました✊✊それに合わせて、タロットもMUSE Tarot(キングがなくすべて女性で描かれているところがすきなタロット!)から現代的な絵柄のModern Witch Tarotにして、パワーを少しでも感じていただければ幸いです〜!
それでは5月後半のリーディングをお届けしたいと思います💌
いつものように、アイスでもホットでもお好きな飲み物を手にとっていただいて、少し香りをかいでみましょう☕️
最近わたしはルイボスティーを飲んでいます🐘いつも朝は熱い紅茶からはじまるんですが、わたしは大のコーヒー好きで1日3杯以上ブラックを飲んだりするんですけど、朝くらいはカフェインを取らないでいたいなというのと、飲んでる漢方が利尿作用のあるものであることから、朝のカフェイン断ちをはじめました!朝って言っても大体わたしは何もない日、��たは夜から仕事のある日は昼過ぎまで寝ているロング���リーパーなので、起きて1杯目という感覚なのですが......笑 そしてノンカフェインの中でも身体にいいものないかなあと思ってたところ、ルイボスティーにたどり着きました!よく飲むようになってからいろいろと調べましたが、ルイボスティーは南アフリカでしか取れないお茶だそうで、古くから南アフリカでは身体のために飲み続けられてきたそうです🇿🇦自分を労わる時間に少しでもなれていたらいいなあ、、、、
ささ!深呼吸してリーディングに戻りましょう!
ふう............
さて、わたしも深く息を吸ったところで選択肢をお見せしたいと思います💫
左から
1. THE VISION
2. THE CAVE
3. THE FLAME
以上の3つの中から、ピンとくるものを選んでみてください🌛
⋆
⋆
⋆
⋆
⋆
⋆
⋆
それでは1番から順にリーディングしていきますねᝰ✍︎꙳⋆
1. THE VISION
選択肢1番左の絵柄を選んだあなたへのメッセージです!
まずは、あなたの現状をカードたちに教えてもらましょう➴⡱
・The World(逆)
・Page of Wands(逆)
そうですね、今あなたは何か"不完全"だと感じていますか?もちろん、わたしたちは不完全な存在なのですが...「何かが足りない」「日々がなんとなく過ぎていくような気がする」など、何かが欠けていると感じているのではないでしょうか?それはご自身の中で漠然と抱いている思いなのかもしれませんが、カードを見る限りでは"情熱"と見受けられます。ワンドはインスピレーションのカードでもあるので、「これをやりたい!」と思ったのになかなか出来ないでいるなど、あなたが抱く情熱をうまく行動にできていないようです🔥
では、そんなあなたに向けて5月後半の流れは一体どのようになるのか、カードたちに聞いてみましょう🃏
・Temperance(逆)
・Page of Cups(逆)
・Queen of Swords
うん、あなたのエネルギーバランスが偏っていたり流れが滞っていたところが改善されていくようです。そしてあなた自身のこころの中にある小さな声をうまく掬い上げることができるようになり、「わたしはこうする」「これをやってみたい」「今やるべきことはこれだ」「こうなりたい」と今まで混濁していた気持ちの中から一本の強い光柱のように、自分のこころに対して実直な姿が見受けられます⚔きっとご自身が抱いていた「これをやりたい!」という気持ちに沿って、そのエネルギーを注いでいくことでしょう。
それでは、そんなあなたへの5月後半に向けたアドバイスを聞いてみましょう🧚♂️
・A NEW EARTH
・GRACEFULLY AGING
先ほど、あなたは「これをやってみたい!」と思っていたことを行動していくとお話ししましたが、もしご自身のお気持ちに沿ってやっていく中で「でもこれは実現しないかもしれない」と思うようなことがあっても、そのままその願い、(選択肢の通り)ビジョンを抱き続けていただきたいです。それは然るべき時に実現します。物事にはタイミングというものがあります💫そしてGRACEFULLY AGING、前回も出た方いらっしゃいますか?もしそのような方がいらっしゃったら、きっと急がないでほしいと強く言われているのだと感じました。何事も早くできるようになってほしいし、早く結果が欲しいと思いがちですが、すべてのステップには重要な順序があります。もちろん負担や苦痛はなるべくなくあってほしいですが、しかしきっとそこから得ていくものがあるのでしょう。とはいえ、無理せず、ですよ!
最後にラッキーカラーとラッキーナンバー、そしてラッキーファッションはこちらです!
・グリーン
・5
・オーガンジー素材のもの
ぜひ何かに役立ててくださいね🌼
あなたに愛を。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
3. THE CAVE
選択肢真ん中の絵柄を選んだあなたへのメッセージです。
カードを引きながら、この洞窟の中から見つめる瞳と目があって仕方なかったんですが(笑)これはあなたがあなた自身を見つめているような、そんな気がします👀
まずは、あなたの現状をカードたちに教えてもらましょう➴⡱
・Ace of Cups(逆)
・4 of Wands(逆)
すごく感じたのは、あなたはとても愛の深い方なのだなあということです。しかし、愛が深いだけに(決して悪いことではないですよ!)、自分が相手に抱く愛の深さに見合った相手の反応がないと感じることが多いのではないでしょうか?たとえば、自分は相手が忙しいときに気を利かせて相手の分まで仕事をしているけれど、自分が忙しいときには誰も自分の仕事を手伝ってくれないなど。。。そのたびに、決してあなたはいつも損得勘定で動いているわけではないけれど、どこか喪失感というか、誰も自分以上には自分へ愛を注いでくれないと感じているのかもしれません🩹
では、そんなあなたに向けて5月後半の流れは一体どのようになるのか、カードたちに聞いてみましょう🃏
・The Tower
・Everything is fine/ 10of Swords(逆)
・9 of Cups
カードを引きながら、わあ〜!って思わず、声が出てしまいました。笑 終わるんですね、きっと今までのあなたが。。。何かをきっかけに、「わたし以上に愛の深い人はいない」「だけどそれは、わたしが愛されていないということとイコールではない」と気づくのだと思います。もしかしたら、元々愛の深い方だとは思いますが、どこか相手も自分と同じだけ愛してほしい大切にしてほしいと感じていた理由は、「自分は愛されていないのではないか」という不安からだったのかもしれません。しかし、あなたが身を削るようなことをしなくても、心折れるようなことをしなくても、あなたは愛されているのです。あなたが誰かを愛するように、わたしもあなたを愛しています。そう気づいたあなたは正直無敵です!今までの(選択肢に選ばれたカードと同じような)暗い洞窟のような状況から9 of Cupsのウィッシュカードが出ていますから、願いが叶うとされていますね🌈あなたは愛されていて、そして愛する人なのだとご自身が深く知ったとき、きっと大きな大きな虹がかかるのだと思います。
それでは、そんなあなたへの5月後半に向けたアドバイスを聞いてみましょう🧚♂️
・BABY STEPS
・WELCOME THE NEW
先ほど言ったように、あなたが今まで自分は不安から行動していたと気づいたとしても最初はなかなか今までの状態から変化していくのはむずかしいと感じるかもしれません。でも、小さい変化で大丈夫なのです。人から見えなくても、大胆な変化でなくてもいいのです。そして、そこから開かれる新たな景色をぜひ心いっぱいに感じてほしいです!もしかして、WELCOME THE NEWのカード、前回も出た方いらっしゃいますか?"新しい"ということには不安がつきものです。しかし今までの不安から行動していたときの不安とは、一味違うのではないでしょうか。きっと今のあなたなら、早朝の空のような、しんとして少しワクワクするような空気を楽しめることができるのではないかと感じます🌅
最後にラッキーカラーとラッキーナンバー、そしてラッキーファッションはこちらです!
・オレンジ
・5
・ふわふわした素材
ぜひ何かに役立ててくださいね🌼
あなたに愛を。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
3. THE FLAME
選択肢1番右の絵柄を選んだあなたへのメッセージです。
まずは、あなたの現状をカードたちに教えてもらましょう➴⡱
・9 of Swords(逆)
・9 of Wands(逆)
5月前半、すごく大変な状況だったんでしょうか?もしくは今の現状で、何もかも手一杯!という感じ、やっとのことで今息を吸っているんだというのが伝わってきます。。。おつかれさまです🥲そして十分あなたはよくやっているとお伝えしたいですし、(選択肢のような)あなたの火、灯火が消えてしまわぬようにと思います。しかし、どれも逆位置で出てきていますから、5月後半そのお疲れの状況から抜けていくのではないかと感じます!うう、ほんとうにおつかれさまです...(カードから感じるエネルギーに共振して感じたので、重ねてお伝え��せてください)
では、そんなあなたに向けて5月後半の流れは一体どのようになるのか、カードたちに聞いてみましょう🃏
・Ace of Pentacles
・Queen of Cups
・Knight of Wands(逆)
そうですね、あなたが今まで抱えていたお仕事やタスクが一度ひと段落して新しいものが始まるのではないかと感じました。それは、今までのようにスピード感が求められたり、体力や気力を消耗するようなパワー系ではなく、じっくりと物事が作り上げられていく様を待つような、"向き合う"ということに重きを置いたものになるのではないかなあと思います。なので、進行状況が遅く見受けられてはやる気持ちがあるかもしれませんが、今はそのような焦りとは無縁である、といったメッセージを受け取りました🫧
それでは、そんなあなたへの5月後半に向けたアドバイスを聞いてみましょう🧚♂️
・I’M SORRY
・HEALTH-CARE CHANGE
あなたは今まで、「自分だけ休んでいたら申し訳ない」と感じていたり「相手に迷惑をかけないように」と自分の身を削って対応していたところがあるかもしれませんが、5月後半はあなたの灯火を消さないよう尽くしてほしいです❤️🩹忙しいとついつい出来合いのものばかり食べてしまったり、簡単に��事を済ましてしまいがちですが、少し温かいものを召し上がってほしいなと思います。長く長くあなたとともにある���体だからこそ、先ほど話したように携わるものが変化した今だからこそ、じっくりと労ってほしいなと感じました🛀
最後にラッキーカラーとラッキーナンバー、そしてラッキーファッションはこちらです!
・グリーン
・3
・蝶々のモチーフ
ぜひ何かに役立ててくださいね🌼
あなたに愛を。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
いかがでしたか?
このリーディングは当たるか当たらないかに念頭を置いていないので、思い当たる節がない方もいらっしゃるかと思いますが、究極的に言えば日常的に耳に入る言葉や音、目にする文字はすべて何かの象徴です。それにひとつひとつ対峙し向き合うのはとても骨の折れる作業ですが、この場所が少しでもそのお手伝いになることを願っています◡̈
今回のリーディング、はじめに話したようにちょうど満月付近に書いているので少し頭がぼうっとしているところがあり、やや何を言ってるんだ感が強め(いつものこと)なものとなっているかと思いますが、4月5月とみなさんすごくエネルギーを注いでがんばってらっしゃるんだなあと感じました。そのエネルギーをすごくカードから感じるリーディングで、なんていうか、みなさんハグです......🫂(語彙力)
5月は1日と30日に新月となり、1ヶ月に2度の新月が重なるタイミングで心境や環境の変化といったことが度重なる可能性がありますので、残りの半月もゆるりとお過ごしいただければと思います☁︎︎*.
わたしは、いつもここから応援と愛を送ります🌬〰️🤍
また、この場所で会いましょう!
それまでどうか、健やかにお過ごしくださいね♡⃜
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今回使ったカードはこちらです𓅯
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❁The Modern Witch Tarot
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❁Butterfly Oracle Cards for Life Changes / Doreen Virtue
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❁リカちゃんトランプカード(CanDoで購入)
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Aさんへ 22
Aさんへ
Aさんこんにちは
先日のパワームーン……スーパームーンでしたでしょうか?
ご覧になられましたか?
美しかったです
ムーンの周りをぐるりと雲が囲い、その雲がわたしにはドラゴンにしか見えず……オレンジみのムーンに、ドラゴン
心中で「この世はでっかい宝島……シェンロン……」と呟いたのは言わずもがなです
Aさんにもスーパームーンのパワーがどうか届きますように
Sより
*********
『正常性バイアス vol.ティラミス』
多分、男はガトーショコラ。いや、さてはあのフォルムはフォンダンショコラか。底辺に血の色に近いソースが見える気がする。リョウは目を細める。夜は乱視の乱れが強くなる。ともあれ女はかき氷。
ラーメン丼と見紛うほどの、しかし、ラーメン丼とするには底の浅い、小ぶりな乳房のようにゆるやかな曲線の大きな純白の陶器に盛られたかき氷は緑色であるから恐らくは抹茶であろうと見当をつける。
それがもし、万が一、ピスタチオかもしくはずんだであるならば自分もタカシも潔くイチゴにするであろう。
リョウは、隣のテーブルの男女のそれらを数秒ながめたあとラミネートされたメニューの
『復活!台湾風かき氷♪フワッフワ!♪夏だけの期間限定!こだわりのフレーバーは全8種類♪』
をひととおりをその細部までをながめながらコーヒーカップに手を添える。イチゴもいいが、
『今夏から♪新登場~♪』
らしいティラミスが捨てがたい。かき氷でティラミスを味覚表現する攻めの姿勢に俄然興味が湧く。
ふつふつ湧いた興味のあと、呼び水的必然さでソノコのティラミスを思い出す。容赦なくティラミスのフォルムが、白い楕円の皿が、華奢なデザートフォークが、味覚の記憶が鮮明によみがえる。
(あいつはうまかった。)
3人の夜。ソノコがつくった
「はじめてつくったの。試作にして集大成。大成功。」
春がふんだんに盛り込まれた炊き込みご飯をおかわりし満腹をかかえてソファーに転がると、
「これは常連。常連史上最高の出来よ。」
とティラミスがのった皿を、芸術品を扱う所作で丁寧にテーブルに置いた。
ロングタイムアゴー。かなり、もう何年も何十年も前のことに思えるほどとても昔の、また、���カシが生きていたころの3人のグッドメモリー。タカシの人生に必要不可欠かつ必然的な最後のピースとしてソノコがパチンと加わった日々の最中、いつかの夜。
そのピースは、リョウが自分のなかにある唯一の空白を埋めるべくピースであることに気づきはじめてしまった最中、いつかの夜。
彼女史上最高のティラミスを満腹直後に早食いファイターの勢いで完食し、締めに、皿の隅によけておいた彩りのミントを噛み砕いた。想像通りの青臭い清涼感が口内を充満した。ティラミスの余韻はあっけなく消えた。とっぷり浸っていた余韻の消滅があまりに淋しく、口直しの口直しをすべくティラミスのおかわ���を依頼した。無論、ミント不要の旨をソノコにきっちり伝えた。
丁寧に抽出されたのであろう香り高いコーヒーのフレーバー。生クリームとマスカルポーネ。には
「秘密の配合」
でサワークリームを混ぜていること。アルコールを一切摂らないリョウが
「酔っぱらわない程度」
ほんの気持ち程度のリキュールが含まれており、その正体はコアントローで
「オレンジとコーヒーのタッグは最強であることを数年前に発見した」
と、誰からも聞かれていない秘密を自ら暴露していた。全粒粉にめがないという彼女がつくるティラミスはボトムがスポンジではなく、全粒粉ビスケットだった。
ソノコが作るデザート類の共通項であるごく控えめな甘さ。食べる度に丼で食べたいと思った。ソノコの料理の最大の特徴は「食べはじめると改めて食欲が増す。」で「食べれば食べるほど、もっともっとと食欲を刺激する。」であり、食べ終わる頃には「またこれ食べたいからまたつくって。」の腹になるのだった。つまり、ソノコの手料理はひとを元気にした。
かき氷のメニューを見つめながらコーヒーカップを唇に当て喉を潤すだけのためにひとくち飲み込む。ぬるい。そしてただぬるいだけではない。くそまずい。
コーヒーの真価はひとくちめではなく残りわずかになった終末に問われるのだとつくづく思う。
*
ナッツ類はギリギリ、豆類は完全アウトとし、唯一、枝豆の塩ゆでをビールのあてにする(噛むとガリガリ音をたてるほどの塩味つよめ。しかも茹でたてではなく一度きちんと冷やしたもの。)のだけは好んでいたタカシが豆由来のずんだ団子を、
「江戸時代の民衆はなぜ茹でてわざわざ潰してこれをわざ、わざ甘味に。」
と、鮮やかな緑と白の連結を忌々しげに見下ろしていた風景を思い出す。
定番��あんこやごま、みたらしの他に、色とりどりのトリッキーとしか言いようのないカラフルな団子を山ほど買い込んできたソノコがダイニングテーブル��っぱいに
「今日はおだんごランチよ。」
と団子を並べ、飲むように頬張り、嬉々としてモグモグする彼女の横でずんだの発祥を調べはじめ
「ごはんのときに携帯やめて。」
と注意されていた兄を思い出す。
大人しく携帯電話をテーブルに置き苦笑する兄の表情までを思いだし、そして、それ以降の三人の風景を思い出すことはやめる。過去ではなく今現在の、ぬるくまずいコーヒーに意識を集中させ思い出を消す。現実に軸足をおく。ハートフルなグッドメモリーが現在の自分を支え、温め、前進する活力となるにはそれなりの時間を要する。もしくはグッドメモリーを上書きすべくベリーグッドメモリーをクリエイトする必要がある。当然、思い出すことをやめようとする抗いの力が働いているうちは自分を支えず温めず活力とはなり得ないし、そもそも自分の脳内か、もしくは心中ではひとつひとつのメモリーごとひとつひとつのフォルダに保管されている。それらはPDFして完結している。だから上書きのしようがないことをリョウはちゃんと認識している。すなわちお手上げ。上書きではなく新たなフォルダをクリエイトするしかない。
(クリエイトしたところで……)
吐き出したため息でぬるい琥珀の水面が揺れる。
(ケーキ。)
腕時計で時間を確認し、この時間なら選択の余地はなくコンビニで手にいれるしかないとおもう。
(だいぶ増えたな。)
いつも仕事帰りに寄るコンビニのデザート類が陳列する場所。
ショートケーキが真夏に売っているのだろうかと、シュークリームやあんみつなども思い浮かべてはみるもののやはり誕生日といえばショートケーキであろうと、純白と赤のコントラストのあと、再度腕時計を見下ろす。いたわりの気持ちで銀色の無数の傷を見つめる。
久々、改めてまじまじ観察してみると細かな傷がずいぶん増えたことに気づく。タカシから贈られたタカシとお揃いの、銀色の、文字盤が白の日付が時々狂う日本製の腕時計。今夜の日付は◯月◯日。正確な日付を確認する。世界で一番大切だったひとの誕生日。
大切なものを大切なものとしながら、そのくせ扱いが雑、気遣いは皆無であるとかつて「つった魚に餌をやらない。」と非難してきた女がいたが、そうではない。しかし、それは違うそうじゃないと反論したところで反論を理路整然と正論まがいの暴論に仕立てたところで納得してくれる女はこの広い世界のどこにもいないとおもう。いるはずがない。ここは荒野なのだから。荒野なのだから仕方がない。
(荒野。)
胸のなかだけで言葉にした荒野。の、ひび割れた枯渇の響き。なのにどうしても心には火が灯る。否応なしに温まる。たったひとつの些細なグッドメモリーによって。些細でありながら枯渇をいとも簡単に超越する。おき火となる。
「甘えてるのよねー。
すきなひとに自分をぜーんぶさらけ出して全身全霊、全力で甘えてる。
甘えることはリョウくんにとってきっと最上級の愛情表現なのよね。
さあ包容して許容してって。これが俺なんだからって全力で甘えん坊してる。
リョウくんみたいなひとを子供みたいなひとねって片づけてしまえば簡単だけど子供って賢くて打算的よ。愛されていることを知っている子供の甘えは確信犯的なただの確認作業に過ぎないから。
リョウくんの甘えは打算も計算もない。損得勘定もない。
純度100%の甘え。
そんな風に甘えられて受け入れることができたら女性はきっと女冥利に尽きるでしょうね。でも、
こんなおれをいらないならこっちから願い下げだー、くらいに強がって。ほんとはそーんなに強くないんでしょうしデリケートでナイーブなのにねー。
でもきっと、それらをぜんぶぜんぶひっくるめてリョウくんなのよ。」
***
ロングロングタイムアゴー。タカシに、
「リョウくんさ、いい加減にしなさいよ。わがまま過ぎやしないか。」
と、声音とは裏腹に笑みのない兄らしい表情で男を隠しながら、なにかしらの言動か行動を叱られたときだ。
深夜。化粧をおとしパジャマ姿でアイスクリームを食べながら寝しなにダイニングテーブルで新聞を読んでいたソノコの声。歌うような、滑らかな柔らかな声、言葉。
(そうだ。あのときだ。)
思い出す。口の内側を強く噛み笑いを堪える。
タカシの部屋でいつものように、ソノコがつくった夕食をたべソノコが当時気に入っていたイランイラン含有の入浴剤が大量に投入された乳白色の風呂につかり、危うく溺れそうになるほどの長風呂からあがり、放出した汗に比して唾でさえ一滴も残っていない喉のまま髪を乾かす余力もなく、仕方ないそろそろ帰るか。とごく軽くソファーに座った。ソノコが、
「はい、どうぞ。」
冷えたジャスミンティーを差し出した。
一息に飲み干した。底を天井に向けると氷が雪崩れた。
「いっきのみ。もう一杯のむ?」
無言で首をふり、結露したグラスをソノコに戻した。グラスを受け取り、ダイニングテーブルに戻ると新聞の続きを眠そうに読み始めた。
体験したことのない快適さが極まると、未知と遭遇した衝撃が高じて非日常に感じるのだと知った。
山奥の滝とか、神社や教会。湯気のたつ生まれたての赤ん坊との対面。だいすきな人の腕のなかでウトウトしてそのまま眠ること。入眠の直前「もうこのまま死んでもひとつも後悔はない。」と思うこと。限りなく透明に近いもの、こと、ひと。
見るものの濁りや淀みを一掃する存在感を、風呂上がりのそばかすが丸見えの素顔を、つるつる光る額と目尻近くのほくろを、兄を、兄のうしろのキッチンカウン���ーに置かれた
『みみまでふ~んわりのしっとりやわらか生食パン』
8枚切りをみた。2袋。
*
風呂にはいる前リョウは眠気覚ましにジャスミンティーを飲むため冷蔵庫をあけた。
黄色と橙色の(橙色のほうをみて「トムとジェリー。」とつぶやいた。食器を洗っていたソノコは背中を向けたまま真摯な声で「それね。わかるわ。」と応答した。)チーズ、トマトときゅうり、(水槽のやつ。)と思いながら水草のような草が入ったプラスチックパックを手に取り確認するとディルとあった。レタス、サワークリーム。生クリーム、こしあんの瓶、未開封の粒マスタード、未開封のほうじ茶バター、ボールにはいった卵サラダとポテトサラダたちが明朝の出番を待ち鎮座していた。
*
食パンと、冷蔵庫にスタンバイする食材に気持ちを奪われたまま、新聞を読むソノコをソファーから見つめた。帰りたくないと地団駄をふむ代わりに、ソファーに転がるとリョウは長く息を吐く。
明日の朝はサンドイッチ。
とても久々で懐かしくもあるワクワク感にリョウは包まれた。そのワクワク度合いはたとえば、
遠足の前夜
夏休みが始まる日。ではなく夏休み初日の前夜。でもなく夏休み初日の前々夜。つまり「明日は終業式。給食ないから午前中でおわり。そして明後日から夏休みだ。」
とても久々に腹の底からなにかしらの力強い、とはいえ名前をしらないワクワク感が吐き気をもよおすほどにわきあった。衝動的なワクワクに覆われた。ワクワクにひとしきり包まれたあと本格的に急速に眠くなった。
眠くなったことを口実に、
「やっぱり泊まるからソファーをベッドにしてくれ。」
と、俺にもアイスをくれと、アイスじゃなくて愛でもいい。やっぱりジャスミンティーもう一杯と軽口を叩いた時だった。タカシが珍しく苛つきを隠しきれぬ表情で「リョウくんさ、」と口をひらいた。夕飯のとき、
「お泊まり久々。忙しかったものね。」
とソノコが嬉しそうに隣のタカシに笑ったことを、ソノコの嬉しさの何十倍かの嬉しさであろうタカシが、思慮が深そうでいてわかりやすい男の浅はかであろう意味で何百倍もの嬉しさを控えめに、
「うん。」
だけで表現し微笑み返したことを、久々のお泊まりに相応しい湿度の高い艶のある笑顔であったことをリョウは「やっぱり泊まる」と発した時にはすっかり忘れていた。
*
忘れたふりをしたことを思い出す。
再度口の内側を噛む。眉根をひそめる。カップの底が透けて見える残りわずかのぬるい琥珀色を一口すする。ぬるくてまずくてとても苦い。そして残少。まるで俺の人生そのもの。目の前の女は息継ぎもせず喋り続ける。きっとこの女はクロールが早いだろうと、リョウは呆れではなく尊敬を込め女の話に頷く。
頷きながら隣の男女がガトーショコラらしきものとかき氷を交換し、楽しそうに幸せそうに笑っている様をみる。あっちの女も息継ぎなしにクロールを早く泳ぎそうだと思う。溶け始めたかき氷を見る。羨ましいと妬む気持ちさえ枯れている。ぬるくてまずくて苦い。自分には最高にお似合いだと思う。
*
急遽、1グラムも空気を呼まず「やっぱり泊まるから」とわずか1トンほどのわがままを告げた弟への兄からの至極当然な指摘を「わがままじゃないし。」と口には出さず触れ腐れていたリョウは
「甘えてるのよねー。」
から始まったソノコの言葉を息を止めて聞いた。
言葉を発することはできず、ただ、寝そべった姿勢のまま顔だけを捻り、兄を素通りして、ダイニングテーブルで新聞を読むひとの横顔だけを見つめた。
柔らかく滑らか。清らか。
兄弟が作り出す尖った空気を和ませるためかそれともただの、まっさらな、ソノコの。
リョウは、ソノコを見つめながら日本酒の瓶を思い出した。2日ほど前、岩手へ旅行にいってきたという一回り以上年齢が上の先輩から「なかなか手に入らない希少品。」だと、恭しく渡された土産の日本酒の瓶。ほとんど透明に近い水色の瓶。ラベルの大吟醸の文字。
ソノコを見つめ声と言葉を聞き、なぜか思い出した。
タカシの最後のピースは、そのひとは、自分にしてみても最後のピースで、ただのなんて���とのない事実としてそれは荒野に凛と咲くたった一輪だった。
***
年季のいった兄とお揃いの腕時計をそっと指で撫でる。傷をなで、ごめんなと胸のなかだけで呟き、しかし、誰に対しなんのための謝罪であるのか、ごめんと謝るわりに許されること願っているのか、決して許されるわけがないと諦めているのか自分の真意は一瞬で蒸発する。
「ねえ。大丈夫?聞いてる?ていうか笑ってるよね。大丈夫?お疲れです?」
向かいに座る女の尖りを含有する声にハッとし、
「ごめん。」
慌てて指を腕時計からコーヒーカップに移す。空っぽ。ため息を辛うじて飲み込む。疲れる。とても疲れる、疲れた。どうやら自分は生きることの全てに疲れているのではないかとおもう。しかしまさか「大丈夫?」と問う女に「大丈夫だけれど疲れた。」と答えるわけにもいかずリョウは、
「大丈夫。」
とだけ答え頷く。
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Never Ending Playlist
「賢い刑務所生活」に続いた「賢い医師生活」。
あまりにも愛溢れるドラマの場合、終わりというものが来るのが一年の早さほどに信じられずとりわけ悲しくなる。大好きな登場人物たちに会えなくなるから。それでも終わりを迎えてしまいました。
賢い医師生活を最初に見たシーズン1の1話、いつものように登場人物の顔と名前を一致させつつ物語を楽しむことにした。あの頃は一斉配信だったので割と早い段階で完走した組で、周りで共有できる人が少なかった。なんだかいいドラマだな、そう思って見終わってすぐなのにまた再生して、気づかぬ間にとびっきりの物語、構成、演出、音楽、その全てに魅了されました。ロマンスありきの韓国ドラマも胸に来る切なさや夢見るようなシチュエーションが詰まって最高なのに、賢い医師生活は完全に一線を画していました。これは大変なものに出会ってしまった。
ドラマはまさに、ヒーリングでした。
物語の最初で同じ病院に勤めることになった医大時代の同期5人。イクジュン、ソンファ、ジュンワン、ソッキョン、ジョンウォン。それぞれ違う分野の科を担当し、目も回るほどの忙しさの中で、一人の提案から大学時代にやっていたバンド活動をまた始めることになる。一人が選んだ月ごとの練習曲が、出会う患者と自分たちの生活とリンクするかのように、ときに背中を押し、ときに過去や未来を慰めてくれる。
ドラマを見ているとき、誰かに感情移入したり羨ましくなったりして次が見たくなる、という訳ではなかった。ただただ主演の5人(1999年大学入学組なので99ズと呼ばれている)の関係性、ゆえに繰り出される会話と空気があまりに暖かくて、ずっと見ていたいだけなのだ。もう彼らを知らない人生に戻れないという感じ。物語に特別な事件は起こらない。不条理な会長も、お金絡みで怪しいヤクザも、裏がありそうな患者だって現れない。今までの韓国ドラマで慣れている視聴者側が「何かあるはず」と思えば思うほど、このドラマの良さに気づくことになり呆れてしまうほど。そうだこれは今までのドラマじゃない、「賢い医師生活」だったんだ、と。医師と患者、取り巻く家族、出てくる人物たちの、確かにそこに存在する人生をゆっくりすくい上げるように描いた物語である。
毎度のように泣いてしまうのは、ドラマに対して情が深すぎるのは抜きにしても、人間の心の琴線に触れるのがあまりに上手すぎる脚本の完成度が大きい。どっと目頭から涙が溢れる体験はそうそうないのに、このドラマを見ていると自然と湧き上がる感情に幾度も遭遇する。誰かの言葉に、誰かの表情に自分の心が揺れ動いては抑えられない。そんな脚本を体現する出演者の俳優さんたち、通常フューチャーされる主演陣以外にも丁寧な配慮が物語を通して当たり前に感じれるドラマはこれが初めて。まず99ズの演技力と団結力は言うまでもない。見たらわかる。なるべく素に近いキャラクター設定はメイキングを見たら明瞭で、キャスティング時点で完璧。出会うべくして出会ったような5人がだんだんと砕けて役そのものの関係性のように近づく姿は動物の動画より癒しになる。やっぱり土台がないと役の膨らみには限界があるんだな、と改めて実感する。土台が固まれば固まるほど、上に乗せれるものは多くなる。経験豊富な主演陣を支えるようにとても多くの俳優さんがインターンや外科生、教授や同期役で出演されている。医療モノは登場人物や関わる人がとにかく多いイメージだったので、どうやって全てを配役してキャラクターを肉づけるんだろう、あまりに真ん中の人たちのクオリティが高すぎるし…と思っていたシーズン1序盤、これまた私の中のドラマ常識が崩れる。
とにかく、全員、上手い。余すことなく全員の演技がうますぎる。特に悲しい結末を持つ患者側の家族の方々は表情や空気の作り出し方が只者のそれではなく、完全に領域が桁違いというか、ここのこんな役で、ここまでの深みを出せるの…?と毎回衝撃。そのおかげで一切の緩みのない、本当に真摯なシーンが作られているんだなと感激でした。こんなに丁寧に作られるドラマは、本当にない。そして何と言っても豪華なゲストの数々。流石のシン・ウォノ監督、配役に一切の無駄も手加減もない。大御所ー!あの人だー!誰この人知らないけどめちゃめちゃ素敵!!そんな感想が湧き上がる中、画面からは「喜んで!」と俳優さんから伝わるような愛を感じる友情出演の多さ。韓国ドラマファンとして大興奮でした。たまらない。生み出される登場人物と彼らが持つ無数の感情が、流されることなく積み重なって一つの物語を豊かにしているんだな、と感動します。
さらなる醍醐味は、人生において欠かせない幸せの瞬間、「食べる」!三度のご飯は元気の源、誰かが美味しそうに食べている姿はなんだか胸がほっこりするはず。賢い医師生活でも食事シーンは必見。ぽんぽん飛び交う身内ネタ混ざりの会話にサムギョプサルの焼ける音、麺をすする音、鍋いっぱいのラーメン、疲れた時に沁みるトッポッギとビール。ご飯は一人より、誰かと食べる方があったかい。韓国ドラマは何故か毎回コーヒー頼んだばっかなのに「もう行こうか」とお店を出たり、フォークを刺してもないパスタを残してお腹いっぱいと言ったり、ご飯好きには心が痛い演出が多くて何かと気になっていました。(関係ないけど、あとはニット着たまんま寝たり)ちょっとしたことで 「ああ、これは作り物だもんな」 と割り切ってしまうシ場面が多かったのです。賢いにはそれがない。どれほど嬉しかったことか!!!リアリティに忠実で、役としてのリアルを追求してくれるおかげで、物語以外に気になる暇もない。純粋に話を楽しめることが幸せ。
そうしてコメディな要素も満載なため、まるで友達との会話を思い出し笑いするかのように普段からシーンを思い出してしまうのです。あのネタ面白かったな、あんな言い方最高だったな、と。面白い友達の話を誰かに共有したくなるような気持ち。「昨日イクジュンがさ〜〜、あっ賢いの話なんだけど。」
そして、賢いシリーズに欠かせない「音楽」という大スパイス。選曲から流すタイミング、全てが完璧。「はじまりのうた」や「シング・ストリート」を思い出すような、韓国作品昇華版。どうしてこんなにぴったりな曲を、慄く。映画やドラマでも雨はいつもキーポイントになりますが、賢いでも同様。「雨」や「涙」が歌詞に多く出てきました。私が大好きなのは、「With my tears」 「Already one year」 「I like you(チョ・ジョンソクバージョン)」です。シーズン2の選曲がドタイプでした。ジュンワン恋物語曲は胸が締め付けられて聞くたびにあの眼鏡の奥のおぼろげな瞳思い出して泣きます。シーズン2の1話のギョ���ルとヨヌオモニ with 「Rain and You」 、正直過呼吸なるかと思いました。夕焼け見ながらの 「Already one year」 は滝涙。未見の方、涙の枯れない私をここに置いて、今すぐNetflixを開いてもらいたいです。
ビハインドを見るたび、出演者のインスタを見るたび、インタビュー記事や動画を見るたび、その顔色の良さ、監督の演出する姿、全部に「愛」が見える。愛の具現化=賢い医師生活。
迎えた今回のシーズン2は前と同様、各回放送終了後ツイッターで賢医ヲタクの皆さんが繰り広げる考察大会を私も血眼になって追いながら全力で共感しつつ、同じ温度で賢医が好きな友人に怒涛のラインをする。前シーズンの膨大なメイキングと番外編(主演5人がキャンプをするというこの世で一番平和なバラエティ動画)をYouTubeでBGMかのように再生しながらご飯を食べ、服を選び、メイクをして、仕事へ向かうのが定番。そうしていつの間にか迎えた毎週木曜、私は早寝なので23時の配信を眠らせた金曜の午前中に見て、同日二回再生して復習をするのがルーティーンでした。これからも何度だって見れるし何度も会えるけれど、たった今あの5人は何を食べてどんな患者さんと向き合ってそれぞれがどんな道を歩んでいるか、それを追えないのが悲しくて仕方がない。
偶然にも窓の外は強めの雨が降る中で、室内の私はベッドシーツを涙の跡で濡らしましたが、物語が一度終わったからといって冷める愛で2年間過ごしていません。いつか賢い医師生活がまた始まることを祈って、信じて、また明日からの私の人生を軽やかに歩むつもりです。あー悲しい!寂しい!もう会いたい!でも再履修のしがいがある!全てのキャストさんの次回作が楽しみ!ミドヌナとイェジン様らのドラマも、ギョンホさんの舞台続報も、追う情報はたくさんあるし、これからもきっとずっと仲の良い99ズが存在しているだけで良い。このドラマに出会ったおかげで私自身も大きく成長できる気がしてならない。いつかもしも私が大成して、賢いキャストの皆さんとお会いできる世界線を目指します。日本を代表する賢いヲタクの一部でありたい。
人生で一番好きな「賢い医師生活」というドラマについて少し語って見ましたが、再度、見ていないという方は、ぜひ見てもらいたいです。必ず幸せな気持ちになれます。離脱した方もいつか戻ってきますように。このドラマを作ってくださった全てのスタッフ陣、キャスト陣、制作の方々、本当にお疲れ様でした。大きな感謝と愛だけ抱えて。
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20211126
8:40
最高の気分だ。
7:30の電車に飛び乗るために5:30にアラームをセット、5:32くらいに気付き起きる、寒い!
まだ誰も起きてなかった、一番乗り、窓から朝焼けの兆しが見えた
昨日は23時までバイト、なんやかんや忙しい日で、大変だったけどちょっと楽しかった、米切らしたし、半袖制服のままチャリ漕いでセブンに駆け込んだのは忘れないだろうな、23:30頃帰宅、父のもつ鍋、私の分が小さな鍋に分けて取っておいてある、ニラは別のボウルに分けて。、、、さすがにこの時間は…しかも牛サラダ食べたし…と思いながらとりあえず火をつけてみた、グツグツ言い出したので蓋を開けると、あぁ、ニラを入れてみた、クタクタになっていくキャベツ、グツグツの音がより美味しくなる、一口…一口だけ食べてもいいですかね…以前の私なら少し迷って、まぁいっか!と構わず食べてただろう、けど今回はそうはいかないのである、なんてったって、ね、ついでに卒業写真も撮るし、だからもつ鍋と一緒に!と買った金麦は絶対我慢だ!これだけは我慢!最近少しの量でも次の日目が腫れ易いんだけど、なんだろうね、結論、金麦の誘惑には打ち勝ちましたがもつ鍋には負けました、キャベツだけならいいだろう…もつも一つなら……とやっていたら四分の三は平らげてしまいました。ここまできたら全部食べろよという声も聞こえましたがごめんなさい、残させていただきます…美味しかった…
乙女はもう寝る時間なのに!とか思い呟きながら支度支度
2:30就寝
5:35に戻る、母が起きてくる、「あれ?あんたなんだっけ?」学校だよ〜あとね、今日ライブ行ってきます……!待ち望んでいた企画なんだよ!ということを手短に熱く喋る、気付いたら6:07!しっかり支度する時は一時間必ずかかるのでまずは脳内で運動会の曲を流し始める、天国と地獄、途中ハムチーズからしマヨパンを頬張りコーヒーを飲み、とやっていたら時は一刻一刻と迫る、7:06の時点でまだマスカラを塗ってた、家を7:20には出ないといけない、天国と地獄は脳内再生だけでは足りなくなってきたのでセルフBGMとして歌う、奮い立たせる、ラストスパートの部分を、「好きだよ〜そのポジティブ」と母、急いでる朝は(朝はだいたい時間に追われてる)毎回歌って急ごう!という気持ちに仕向けてる、「ちょっと諦めてない?」と痛いとこ突かれた、諦めてはないけどちょっとどうにでもなれと、思ってる、ふざけて「いっそげ〜いっそげ〜げ〜んき〜よく〜♪」とドラえもんの替え歌を歌う、きゃはきゃは言いながら髪の毛整えて7:20!着替えてない!「駅まで送ろうか?」やったー!ありがとう、全力疾走しなくて済むしなにより服を着れる
ここまで朝の電車に揺られながらポチポチした文書、あったことをただ並べた、しょーもない!
今は23:08
帰りの電車に揺られているところです、さっきまで満員電車だった、皆さんお疲れ様
ところで恐ろしく眠いんですよ、駅のホームで寝そうになった、なんで?と思ったら単純に一日の推測活動可能時間を超えている、これはしょうがない
前置きを恐ろしく長く、これでいい
脱線しながらもこれの核について話そう
電車に揺られながら、あぁ、確かにPaleveinの企画だ、としっくり思った、どのバンドも、吉村さんの好きな曲を演奏したから、だけじゃなくて、セットリストが、今思い返すと「あ〜確かに〜」と思う、Paleveinの企画のセットリスト、としてしっくりきた、勝手にね
C Case、デイリーと人間最低論、あと1999'sだっけ、違かったら失礼極まりない、(モラリズムだった、殺してくれ!)これらがなんとなく、お〜これ来たか〜と思った、彼らの定番曲をズバリ当てられるほど回数観れていないので、定番曲とは、という感じだけれど、Tokyo2もプリクラもダラダラもPeaseもやっぱり楽しくなってC Caseだ〜となった、グッド・バイは個人的に久しぶりに聴いた気がして、良かった、というか、昨日出演全バンドの曲を順に全部聴いてた時にグッド・バイが流れてこのイントロドキドキしながら聴きたいな〜と思ってたから、最後にやってくれて嬉しかった、落とせば落とすほど気持ちいい、ひばり君も、蹴っ飛ばしたかったけど、蹴っ飛ばさなくてもよかった、蹴っ飛ばすっていうのは、タイムスリップボーイフッド、あそこ、蹴っ飛ばしたくなりますよね?という話、ギターの神崎さんが代わりに飛んでくれるので私は毎回周囲の人を飛び蹴りしなくて済んでいるところは、ある
今日は、はっちゃける!という感じでなかった、C Caseは毎回、こっちが煽るくらいの気持ちで爆踊りしてしまうけど、ちょっとなんか、いつもとは違う感じ方楽しみ方をしてたなぁと、思い返してます
透明受胎、足音、かなり好きだ!と自覚してから初めて観た気がする、私が初めて透明受胎を観たモナレコのライブで初めて足音を聴いたな〜と思い出した、平行線の話が好き、名のない病(病気?)聴けるとは思わなかった、警報!歌詞を読んだ時苦しくなったの思い出す、Good(bad)bye、より聴き入るモードに入る、心が欠けていると思う、優しいと言ってくれる人が一人でもいるならばそれを素直に受け止めていいというMC、
優しいに関して、ここで脱線するんですけど、優しいって、比較的表面穏やかで特にこれといった特徴がない人に対して、つかわれたことないですか?周りの人の印象を伝え合おう!という授業の時とか、さほど親しくない人たちとの会話で、「ほら〜、○○さん優しいからそんな無理なこと言っちゃダメでしょ〜いいって言うしかないじゃん〜」みたいな、分かりにくい?うん…私もまぁ、こんなニュアンスでの使われ方をしたこと少なからずあるんですよ、だから優しいってあんまり褒め言葉だと思えなくなってしまったと言うか。
今日もちょうど、優しいという言葉じゃ無かったけど、同じような使われ方で可愛い〜ってのを言われて、そういうのいいよ、と思って、連鎖して優しいについてぼんやり考えながら歩いてたから、なんか、ハッとなった、植木にぶつかりそうになって可愛いわけないだろ、ただの前方不注意野郎である
けれど一方で、優しい、という言葉にも自分なりの意味を持って言ってくれる人はいて、それがなんか、痛いほど嬉しいんだよね、優しいって、素直に受け取って良いんだと思えるきっかけになって、親しい人からの優しいという言葉、その人が優しいという言葉をどう使っているかは分からないけど、ありがとう、と思えるようになった
そのMC明けの曲、それは聴き入りますよね、名のない病気、Good(bad)byeと、動けなくなった、ここで、密かに聴きたかった曲は、むしろこの流れでやらないでくれ!と思った、いつかまた、聴けたら嬉しいね、四月のサガン!久しぶりだ〜と思う、この曲も好きなんですよ〜、ベースがブリブリで良かった、名のない病気からの流れもよかった、体温欲望鬱性衝動 白濁回想マイナーコード肉体貞操劣等感 もういいよ〜って、日常で頭流れてきません?私は流れてきますって話
痛みの中で僕たちは、音源と同じ入り方!吉村さんがストーリーでそこのスネアが好きみたいな事言ってたな〜と思って、うぉぁ〜と思った、私もそこ好きだから覚えてる、気持ちいいよね、毎回?の入り方のメロディーも今頭の中で再生できるのがなんか愛おしいね、この曲が始まると、終盤だなぁと思う、着地する感じ、心の準備、不完全燃焼ということが無い、この曲をやらないセトリが想像できないな、どうなるんだろう
また聴きながら眉間に力入ってることに気付く、単純な苦しさによるものでは無いしこれが嫌だという訳でもなく、気付くと力が入ってるというだけで、なんて言えばいいんだろう、、何がそうさせるんだろうなぁと、ぼんやり
セトリをボヤけた頭で手帳に残す、スマホを開きたくなかったので、あと、書くって良い、邪魔にならないように端っこで手早く
GLASGOWは観るの二度目。純粋にカッコイイな〜と思う、out sider、好きな歌詞があるのでニヤニヤしていました、前回よりもいいなと思ったのは聴くようになって耳が慣れてきたからかな、それだけじゃないと思うんだけど、新曲も良かった
Palevein、この企画の首謀者、まずは本当にありがとうございますの気持ち。
ビックリするくらいカッコよかった、Paleveinもそうだ、観るのは二度目だけど、明��かになんか凄くなってた、この企画を経て新たに進んでいくということを言っていて、なんかそのMCをしてから、よりすごくなった気がして圧倒された、最後の曲もかなり良かった、終わり方も最高だな〜と思って、アンコールはいらないと思った
出演順の予想が当たった、というか見たい順番で見れたという方が正しい
私の好きなバンドを好きな人たちが集まってるってすごいな〜と、改めて思ったりした、あの場に居れたのは一部だと思うけど、すごいよね、集まれる場所があるって素敵だなと思う、やっぱり、好きなことって話したくなるんですよ、けどなかなか日常でそれを人と話すことって難しくて、私はライブは基本一人で行くし、存在は知っててもみんな話したことはなくて、ちょっと寂しいけどそれでいいやと諦めていたんだけど、先週のライブでほぼ初めて人と話して、今日もまたひとりほんの少しだけど話すことができて嬉しかった、ちゃんと人として存在してるんだよみんな、私も含めて、今日はなんかいつも以上にうまく喋れなかったので不甲斐なさが残ったけど、またいつか会えると思う、話せるかどうかは置いておいても、そう思えるのが嬉しい
これを書いてから寝るぞ!と思ったら寝ちゃってた、電車の中だけだと時間足りなかった、うつらうつらしながら3:00頃まで起きてた記憶はある
11/26はちゃんとやってきたし、私はちゃんと生きてたし、心待ちにしてた時間を過ごしてたのは確かなんだよなぁ、まだ寝ぼけてるせいか、強いはっきりした夢みたい、
またなんか色々思い出すのも楽しみだな、26日26日って悶々と過ごしてたから、昨日のこと、2021年11月26日金曜日下北沢Daisy Barで目撃したって、忘れないだろうな、企画名はOutsiderということも
言わなくていいことは言わなくていいけど、こう思うべきだというのはいらないね、逆も然り
昨日があってよかったと思ってる人が多分私だけじゃないのも嬉しい、ありがとうございました。
(編集したくてダブルタップしたら自分の投稿にスキ!押しちゃったんだけど、解除できない!恥ずかしい!)
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2021.3.29mon_kanto
3月29日。何も手がつかなかった。まあ、そんなこともあるでしょう。明日がんばろう。
今日は基本的にソファの上にいた。
ネットフリックスで『攻殻機動隊』を見てから昼寝をし、喉の乾きで目が覚めてコーヒーを飲んだ。メールをチェックし、ネットフリックスに戻って、そうしてまた睡魔が襲い……
というような感じで、気がつくと20時である。起きたのが昼過ぎなので、半日ほどスマホを眺めてゴロゴロしていたことになる。「ネットは広大だわ」という攻殻機動隊の名台詞が頭に浮かぶ。
食事をとると、今月から始めたフィンランド語の歌作り。毎日やると決めたので、これだけは歯磨きと一緒で、どんなにダラけた日でもやる。別にフィンランド語ができるわけでもない。今はひとまず辞書をランダムに開き、気に入った単語を見つけたら簡単な歌にする。今日は
kylmä(キュルマ)冷たい
kahvi(カハヴィ) コーヒー
の二つを使って
kylmä kahvi アイスコーヒーという曲を作った。
言うまでもなく、言葉の海は広大だ。フィンランド語は英語などと違い、格変化が独特なので、なかなか最初は取っ付きづらい感じがあるが、きっと慣れてしまえば、サーフィンのように言葉の波の上をすいすいと進んでいけるような予感がしている。(サーフィンをやったことはないけれど🏄♂️)
そうこうしているうちに、深夜0時。まあ、最近は毎日早朝5時ぐらいに寝るので、感覚的には"そろそろ夜か"という感じだ。Facebookのメッセンジャーを見ると、広州のデビッドからチャット会議のメッセージが届いていた。デビッドも完全な夜型なので、僕らにとってはこんな時間のやりとりがすっかり当たり前になってしまった。彼のいる広州とは時差が1時間だから、今向こうは23時か。
ちなみにデビッドは僕の中国のマネージャー。チャット会議で中国でのリリースと今後の話をする。いつもバタバタしていて、あまり深い話ができていなかったが、今日はお互い若干余裕があり、雑談も盛り上がった。向こうの音楽業界も変わらず盛り上がってる様子。一年半前に僕がいた広州、特にその近所の深センは、まさに攻殻機動隊さながらのサイバーパンクな世界(それはさすがにいいすぎか)が広がっていたけれど、きっと今ではさらに凄まじいことになっているに違いない。想像を超えた中国のハイテクぶりが僕を中国SFの世界にどっぷりとハマらせ、僕を中国SF翻訳者にまでしてしまったのだから、我ながらよっぽどの衝撃だったのだなあと、人ごとのように思い返す。「落ち着いたら早く広州に行きたい、また深センでもライブしたい」とデビッドに伝え、会議を終えた。
この一年、数えるほどしか外出らしい外出をしていない。家にいるのは一向に苦にならないが、とにかく飛行機だけは無性に乗りたくてたまらない。
飛行機は僕にとって”外出”というよりも、窓付きの”空飛ぶ密室”という位置付けだと最近気づいた。フライト中、特に窓から雲を眺める時間は、決まって自分を見つめる時間になる。短い空の旅もいいが、やはり5、6時間以上のフライトが望ましい。雲を眺め、疲れてきたら機内映画を見て、ウトウトする。喉の渇きで目が覚めて、コーヒーを飲んで、また雲を見て……僕には今、雲だけが欠けている。次に飛行機に乗る機会があれば必ず窓側の席を取ろう。どこまでも広がる雲海を見たら、感動で泣いてしまうかもしれない。
深夜4時にお風呂に入り、5時にベッド。枕に頭を沈める。これまで自分が見てきた夢の内容は基本的に覚えていない。けれども子供の頃に見た、気球に乗った夢だけはなぜか強烈に覚えている。特に空の色が印象的だった。パレットで混ざり合う水性絵具のように、赤や黄色や紫色が自由気ままに空に広がり、やたらとサイケデリックな夢だった。あの色はもしや遠くまで続く雲の色だったのかとふと思う。
スマホを置いて目を瞑る。今夜、雲海の夢を見られたらいいなと思う。心の海は広大だ。
-プロフィール- 小島ケイタニーラブ 関東 音楽家・作家・翻訳者 楽曲『毛布の日』(NHK みんなのうた)、著書『こちら、苦手レスキューQQQ!』(文・小島ケイタニーラブ 絵・木下ようすけ/白水社)』、訳書『中国・アメリカ 謎SF』(柴田元幸・小島敬太 共編訳/白水社)ほか
https://www.hakusuisha.co.jp/qqq/ @keitaney_love
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【小説】氷解 -another- (上)
誰かを傷つけた後は、自分も傷を負う。
殴った後にその手が痛むように、それは代償として、必ず負うことになる。一方的に相手を痛めつけるなんて芸当はできない。そんな勝手は許されないのだ。傷つけた分は、傷つかなくてはいけない。たとえその痛みが、平等ではないにしても。
傷つけるとわかっていて手を下した時は、なおさら性質の悪い傷が残る。その音が聞こえてきそうなほどに心が軋んだのを感じたり、予想通り、耐え切れなくなった涙が溢れ落ちていくのを見たりするのは、そんな風に誰かを傷つけるのは、堪える。
いつだってそうだ。特に、怒りに任せて部下を怒鳴りつけてしまった後は。
「やっぱり、ここにいたのか」
窓辺に腰かけ、眼下に広がる灰色の街を見下ろしていると、そんな声と共に、缶コーヒーが現れた。手に取ったそれは温かく、俺は咥えていた煙草を口元から離す。
「貝塚……」
目線を上げて顔を見やると、その男は自分の煙草に火を点けるところ��った。
「お疲れさん。さっきはすげぇカミナリ落としてたなぁ。聞こえてたぞ、こっちのブースにまで」
貝塚はそう言って、わざとらしく笑って見せる。俺は思わず、大きな溜め息をついた。
「……一週間前に、会議の資料を作るように頼んだんだよ。今日の、重要な会議に使うやつを。それが昨日になっても出来上がってこなくて、ギリギリになってやっと持って来たと思ったら、印刷はめちゃくちゃで、おまけに、数字は一年前のデータだった」
「高倉さんかぁ。可愛いし愛想もいいんだけど、仕事がいまいちなんだよねぇ」
「資料を全部作り直すには時間がなかった。そのまま使うしかないと断念したが、数字が間違ってるんじゃ、先方だってこちらを信用できないだろう。だから耐え切れず、高倉を責めちまった。『重要な会議だって言ってあったのに、どうしてこんな』ってな」
重要な会議の資料なんて、部下に任せず自分ひとりで作成すればよかった。もっとこまめに資料作りの進捗を確認しておけばよかった。前日のうちに残業させてでも資料を完成させて、修正する時間を今日に残しておくべきだった。
そんな後悔が、喫煙室に紫煙となって立ち込める。
「……そしたら、あいつ、なんて返事をしたと思う?」
貝塚は煙草を咥えたままで返事をしなかった。俺は続けて言う。
「『だって、私にとっては重要なことじゃないですし』、だとよ」
「……それで、高倉さんのことを思いっきり怒鳴りつけちゃったってことか」
そう言う貝塚の口元は笑っていたが、その目は少しも俺のことを馬鹿にしてなどいなかった。
「あんな怒鳴られたら、高倉さん、泣いちゃったんじゃない?」
「……泣いてたよ」
俺は力なくそう答える。
さっき見た光景が、まぶたの裏から焼き付いて離れない。高倉はまるで子供のように、大粒の涙を零して泣いていた。私は悪くない、とでも言うように、俺のことを睨んでいた。ぽろぽろ、ぽろぽろと泣きながら、本当は文句を言いたいのであろう唇から、絞り出すように「すみませんでした」とだけ言って、それでも眼光は鋭かった。俺を非難する目だった。
「可愛い女の子を泣かせちゃったら、そりゃあ、後味悪いよねぇ」
貝塚の苦笑に、同情の色を感じ取る。
所属する部署も役職も異なるが同い年の貝塚は、社内で気兼ねなく話せる同僚のひとりだ。ライターを貸してやったのがきっかけで、喫煙室で言葉を交わす仲になった。
「まぁ、そんなに落ち込まないで。縞本だけが悪い訳じゃないだろ」
「……そうだな」
どうやら、俺を励ましに来たつもりらしい。それをありがたいと感じる反面、隣の部署のやつに気を遣わせるほど部下を怒鳴りつけるなんて、と、また後悔が生まれる。放って置くとどこまでも、俺の内側から後悔ばかりが滲み出てくるような気がする。
「高倉さんの方には、井荻さんが行ってくれたから、大丈夫だと思うよ」
缶コーヒーのプルタブを開け、一口飲もうとしたところだった。俺は思わず、動きを止めていた。
「井荻が……?」
「ちょうど定時だったから。更衣室で高倉さんと一緒になるだろうと思って、残業しないでもう帰るように伝えたんだ。あのふたり、大学時代の先輩と後輩なんだろう?」
「ああ…………」
井荻。
井荻沙織。
俺は、あの澄んだ瞳に見つめられると、なんて呼べばいいのかわからない、複雑な感情を抱かずにはいられない。
だが貝塚からその話を聞いて、多少、安堵できた。あいつが高倉の面倒を見てくれるなら、安心だ。
「そういえば高倉さん、春までに辞めちゃうんだって?」
コーヒーを飲んでひと息ついていると、貝塚が思い出したようにそう言った。
「そうらしい。俺も次長からそう聞いた」
「高倉さん、辞めるってことを直接次長に伝えたのか。直属の上司は縞本なのに、それを飛び越して」
「『もうあんな人の下で働きたくないです』だとさ」
「ははは、そりゃあ確かに、縞本に直接は言えないよなぁ」
貝塚は煙を吐き出しながら、朗らかに笑った。それから妙に意地の悪い笑みを浮かべると、声を落としてささやくように言う。
「高倉さんが辞めるんだったら、うちの課の井荻さん、そっちに異動させちゃおうか?」
「余計なことしなくていいぞ」
コーヒーをあおる。缶コーヒーは、飲めないほど不味くもなければ、また飲みたいと思わせるような美味さもない。
「ああ、そうか。縞本も、春で異動なんだっけ」
「九州にな」
「大出世じゃないか」
「正直、あまり嬉しくはないな」
「寂しくなるね」
「……そうだな」
貝塚が灰皿に煙草をこすりつけ、口から最後の紫煙を吐いた。俺はすっかり短くなった煙草を灰皿の中へと落とす。
吹きつける風に、ガラスが小さく揺れる音がした。窓の外は曇天で、今にも雪がちらつきそうな、重たい雲で埋め尽くされている。風が強いのだろう、雲の流れが速い。
すっかり暗くなった街を行く人々は、皆黒っぽい装いに見えた。春の訪れなど、微塵も感じさせない景色。
だが、春は必ずやって来る。そしてその時、俺はもうここにはいない。
「コーヒー、ありがとな」
礼を言うと、貝塚は目を伏せたまま片手を挙げて俺に応えた。もう一本吸ってから仕事に戻るつもりらしい、次の煙草を咥えていた。俺は喫煙室を出て、三階の営業部フロアに戻るため、階段に向かって歩き出す。
「――正直、もうあんな人の下で働くことに耐えられないっていうか」
廊下を歩いていたら、そんな声が聞こえた。ちょうど、女子更衣室の前だった。
「縞本さんって、正直、人の心がわからないんだと思うんですよね。……あ、」
更衣室の扉が開くと同時に、声の主は口をつぐむ。見れば、高倉志保だった。制服から着替え、今から帰社するところのようだ。まだ泣いていたのか、その目は赤く、潤んでいる。
高倉は俺の顔を見て咄嗟に、もうひとりいた女子社員の後ろへと隠れた。そのもうひとりは、井荻沙織だった。
ふたりは、今日俺が叱責したことについて、話をしていたのだろう。俺は思わず、足を止めていた。高倉は井荻の陰で動かないまま、こちらを見ようとしない。何か言葉を発しようともしない。
俺は彼女にとって、顔も見たくない相手なのかもしれない。口にした言葉が俺を非難する内容であっても、それを即座に謝罪する気にもならないのかもしれない。上司の陰口を叩くのは良くないことかもしれないが、それは恐らく、高倉の本心であるに違いない。
こんな人間の下で働きたくないと、そう言って泣く彼女を否定するのは、間違っている。退職を決め、次長にそう告げた彼女の感情は、本物だ。それをあれこれ言うのは間違いだ。少なくとも俺に、そんな権限はない。
だがこの苛立ちは、どこへ向かわせればいいのだろうか。
俺は小さく息を吸い、波立つ自分の感情を抑制する。
「井荻、」
「あ、はい」
呼ばれた井荻は一瞬、きょとんとした表情をしたが、すぐに返事をした。
「今日、行くのか?」
「はい。行きます」
どこに、と言わなくても、井荻はそう返事をした。ちゃんと通じたよう��。
「あっそ」
高倉のいる前で、それ以上の長話をする気にはなれなかった。俺は再び歩き始める。階段を登り、定時を過ぎたがまだ半数近い社員が残っている営業部フロアへと足を踏み入れる。
俺の机の上には、まだやらなければいけない仕事が積んであった。目の前の書類に集中しろ。自分にそう言い聞かせる。とりあえずは、今日の会議の大失態の後処理だ。どうやって先方の信頼を回復するか。まずは、それから考えよう。
「……人の心がわからない、か」
仕事に取りかかろうと思っているにも関わらず、先程の高倉の言葉をつい反芻してしまう。誰かからそう言われたのは、これが初めてという訳ではなかった。思い出す。土下座して、額を畳にこすりつけて頭を下げていても、罵声を浴びせられ続けたあの日のこと。
――あなたは自分のことが、図々しいとは思わないんですか。私たちの心なんて、あなたにはわからないんでしょうね。
そんな風に言ったあの人の言葉を、今でもときどき、夢に見る。その言葉は後悔となって、感情を掻き乱し、俺のことを痛めつける。
俺は誰の心もわからない。わかりようがない。たとえばそれは、上司に叱責された部下の、責任を逃れたいという甘い言い訳であり、あるいは、息子の自殺を止めることができないでいた、ふがいない親である自分たちへの怒りであり、もしくは、素直に感情を口にすることができなかった、恋人に対しての猜疑心だ。
俺はそういった誰かの感情を、わからないままでいる。わからないから他者を傷つけ、そうして、俺自身も傷を負ってきた。傷つけたのと同じ数だけ、痛みを感じた。
そしてそんな俺の心も、誰にも理解などされない。
だが、わかってなんてくれなくていい。共感も同情も、必要とは感じない。ありふれた安易な言葉で癒されたいと思うほど、俺はまだ堕ちてはいない。
「……わからなくって、結構だ」
そう、独り言をつぶやいたら、やっと仕事に取りかかる気になった。
今の俺にはすべきことがあり、それは誰かの傷を癒すことではない。
たとえそれが、自分自身の傷なのだとしても。
人間が自殺するきっかけなんて、ほんの些細なことにすぎないということを、俺は知っているはずだった。
ある年の、気が滅入るような雨と湿度の高い日々が終わらないでいた七月の初め、前職の会社で働いていた俺は、この春に入社した新入社員のひとりが自殺をしたという報告を部長から受けた。自殺した井荻公介は、俺が初めて受け持った部下のひとりだった。
その報告を受けた時、「一体、どうして」という疑問が湧き、そして同時に、その疑問を掻き消すかのように、「人が死ぬ理由は、大層なものとは限らないよな」と思う自分がいた。
井荻公介が自殺した理由を、俺は知らなかった。だが、彼が時折、暗い顔をして机に座っているのを見たことはあった。かと言って、死を覚悟して思い詰めているという風にも見えなかった。俺と話をする時はいつだって朗らかであったし、冗談を言って周囲を笑わせることだってあった。時間の空いた時や飲み会の席では世間話をすることもあったが、プライベートなことを深く聞いたことはなく、たとえばまだ独身だった彼に恋人がいるのかとか、両親や家族と上手くやっているのか、そういったことは知らなかった。
だから部長から、「縞本、最近、井荻くんに何か異変とかなかったか?」と尋ねられた時、正直に、「少し沈んだ様子の時もありましたが、深刻そうな様子ではありませんでした」と答えた。
その時、部長が妙に神妙な顔つきになり、「そうか……」と、独り言のようにつぶやいて深く頷いていたことに、俺は違和感を覚えたが、部長の様子が何を危惧しているのかはわからなかった。後になってから思い返してみると、恐らく部長は、この時すでに、この先に起こり得るであろう未来を予想していたに違いなかった。
井荻公介が自ら命を絶ったということはショックではあったが、それはどこか、俺の手が及ばない、遠くの出来事であるようにも感じられた。実際、その後の俺にできたことは、彼が受け持っていた仕事を整理し、他の部下たちに割り振ることだけだった。
仕事を片付けているうちは、彼がすでにこの世にいないという事実は実感できなかった。それは葬儀に参列している時だけは別であったが、結局、社内の自分の机に座っている間は、井荻公介は病欠で長期休養しているのと変わらない気持ちでいた。彼が突然の不在となって混乱したのは最初の一週間程度で、それを過ぎてしまえばいつも通り、机に積まれていく書類を右から左へと処理していくだけだった。
その状況が一変したのは、彼の両親が、彼の遺書を手に会社を訪ねて来た時で、そしてその時初めて、井荻公介が「上司からパワーハラスメントを受けていることが苦痛でたまらない」ということを理由に、自らの手で命を絶つと、そう書き残していたことを知った。
俺を含め、井荻公介と同じ課に所属する社員たちは、常務と役員が待つ会議室にひとりずつ呼び出され、面談を受けた。二週間にも及んだ聞き取り調査の結果、井荻公介に嫌がらせをしていたのは課長であったということが判明し、これには多くの社員がそう証言したことによって、ほぼ確定だと判断された。
確かに、入社直後から、課長と井荻公介は折り合いが悪かった。それは恐らく、ふたりの性格が真っ向から正反対であったということと、自身の学歴を鼻にかけている節があった課長より、さらに有名な大学を井荻公介が卒業していたということが、そもそもの原因であるように思われた。
俺は何度か、課長が井荻公介を指導しているところに居合わせ、時に過剰なのではないかと思うほど叱責をされている時、間に入ってそれを止めたことがあった。仲裁に入ると、課長はそれ以上彼を叱ることはしなかったが、「そもそも、井荻がこんな体たらくなのは、直属の上司であるお前がしっかりしないからだ」と、怒りの矛先を俺へと向けた。
「井荻には、俺からよく言って聞かせますので」と頭を下げても、俺に対する課長の文句はすぐには止まなかった。十五分以上にわたる説教から解放され、自分の席へと戻った時、隣の席の井荻は少しほっとしたような顔をしていた。課長にはわからないように、声を出さないまま「ありがとうございます」と井荻の口元が動いた時、俺は小さく苦笑して、「別に、気にすんなよ」と声をかけたものだ。
そうやって気にかけてはいたが、結局のところ、井荻公介は俺の目が届かないところで課長から嫌味を言われ、嫌がらせをされ、日々少しずつその心に傷を負っていっていたのだった。
同じ課の社員たちは、自らの上司を糾弾することを恐れ、「これは同じ課の人から聞いた話なんですが……」などという前置きを挟み、あたかもそれが、直接自分が見たり聞いたりしたのではないとしながらも、課長がどんな回りくどい手を使って優秀な新入社員をいたぶっていたのかを話した。それは、まるでクラスの悪ガキが考えつきそうないかにも幼稚なものから、思わず耳を疑いたくなるようなものまであったが、結局のところ、課長からパワーハラスメントが行われていたことには違いないと、役員たちには判断された。
そこで、ひとつの問題が持ち上がった。いけ好かないこの課長は、社長の遠い親戚筋に当たる人物だった。そういった後ろ盾があるにも関わらず、いつまでも課長のまま昇進しないのは、それだけこの課長が無能であるということの何よりの証明であったのだが、役員たちはこの課長を庇うことを決断したらしかった。課長が新入社員にパワーハラスメントをして自殺にまで追い込んだという事実は、会社の信頼の大きな損失に繋がり、ただでさえ低迷している直近の売上額がさらに低下するのは避けられない。そう考えた役員たちは、俺に貧乏くじを引かせた。
井荻公介に対するパワーハラスメントは存在しなかった。だが、直属の上司である俺には、監督不行き届きなところがあった。
結局、社内では「そういうこと」として処理がされた。
俺はその責任を負い、退職勧告の処分を受けた。それはつまり、俺が井荻を死に追いやったのだと、そういう解釈になってもおかしくはない結果だった。
その話を部長から告げられた時、いつも頼れる上司であったはずの部長が、なんとも悲痛な面持ちでうつむいていたことを、まるで昨日のことのように思い出せる。
「役員たちには抗議したんだが……。すまんな、縞本。俺の力不足だ」
「いえ……。井荻のことをもっとちゃんと見てやれなかった、俺にも責任がありますから……」
「すまんな……本当に、すまん」
「部長、もういいですよ」
「すまん…………」
部長はこのことがよっぽど後ろめたかったのだろう、「知人に会社を経営している人がいて、その人にお前のことを雇ってもらえないか、なんとか頼み込んでやるから」と、次の就職口の世話までしてくれた。俺の処分も、懲戒解雇にならずに勧告で済んだのは、この人の尽力があったからだった。
途端に、俺の両肩に、井荻公介の死は重くのしかかってきた。不思議な話だが、その重量を知って初めて俺は、井荻の死を実感として受け止めることができたのだった。つまりそれは、取り返しのつかない、拭い去ることのできない現実で、それは過去のものではなく、未来にまで影響を及ぼす絶対的な事実だった。
井荻公介の両親のもとへ、謝罪のために訪ねた頃、長かった梅雨はようやく明け、代わりに俺は、容赦のない日射しに焼かれ続けていた。
週末の昼下がりに訪れた井荻家は、外の熱気などまるで嘘のように、空気は重く凍てついていて、それは最愛の息子を突然失��た両親の、怒りと悲しみが入り混じって吐き出される冷気だった。
異様とも思えるほどの存在感を放つ真新しい仏壇が置かれた和室で、俺は井荻公介の遺影と並んで座ったその両親の前、自分が彼の直属の上司であることと、社内にパワーハラスメントの事実はなかったということを伝えた。
その途端、ふたりは激昂し、俺のことを非難した。
「そんな言葉は嘘だ、公介は上司からのパワーハラスメントを苦に自殺したのだ」、と。
「公介は、私たちの最愛の息子は、あなたのせいで死んだのだ」、と。
「あなたが、殺したのだ」、と。
そうだ。俺の言葉は、真っ赤な嘘だ。井荻公介を苦しめていたパワーハラスメントは実際にあった。だが苦しめていたのは俺じゃない。課長だ。俺は以前から、あの課長が気に食わなかった。俺だけじゃない。社内で課長を好いている人間なんて、恐らくいない。皆、表立って声や顔に出さないだけで、あの人のことを嫌っている。なのに、誰も口出しできなかった。だから井荻公介は死んだ。俺が、俺たちが殺したのも同然だ。見ていたのに。聞いていたのに。誰も止めなかった。誰も助けなかった。だから、井荻公介は。自らの手で、命を――。
「沙織、そこで何をしているの」
井荻公介の母親がそう言った声で、俺は思わず、下げ続けていた頭を上げそうになった。目線だけ動かして仰ぎ見る。
和室の入り口に、ひとりの少女が立っていた。黙ったまま、こちらをじっと見ている。高校の制服を着て、エナメルのスポーツバッグを肩から提げていた。日焼けした額に、汗で前髪が張り付いている。今日は土曜日だから、学校は休みなんじゃないのか。部活動の練習でもあって、その帰りなのだろうか。
「帰ってきたら、ただいまって言いなさいって、いつも言ってるでしょう」
少女は俺と目が合っても、挨拶の言葉を発しないどころか、会釈のひとつもしなかった。ただ、何かを探ろうとしているような深い瞳で、俺のことを見つめていた。その仕草は、死んだ井荻公介に似ていた。それからやっと、井荻には妹がひとりいるらしいことを思い出し、この少女こそが、その妹なのだとわかった。
「もういい、二階へ行っていなさい」
父親がそう言うと、少女は返事もしないまま、俺からふっと目線を逸らして、廊下の向こうへと歩いて行った。やがて、階段を登って行く音が聞こえてくる。
「……すみません。今のが、娘の沙織です」
どこか落胆したような声音で、父親がそう言った。
「以前から、あまりおしゃべりな子ではなかったのですが、公介が亡くなってからは、口数がほとんど……」
肩を落として言う父親の姿は憔悴しきっていた。ついさっき、「出て行ってくれ。もう二度と、この家の敷居を跨がないでくれ」と、菓子折りの箱を投げつけてきたのが嘘のようだ。
だがそれは、そのひと時だけだった。父親はそう口にしたことで、息子が死んだのは、今目の前にいるこの男のせいだということを思い出したようだ。ぷつぷつと汗が噴き出していくかのように、俺への非難が始まっていく。
俺はふたりの前で頭を下げ続けた。何を言われても、会社から言われた通りのことを、言われたように繰り返した。パワーハラスメントはありませんでした。そういった事実は確認できませんでした。
井荻の両親はそれを否定し続けた。嘘つき、嘘つき。人殺し人殺し人殺し。息子を返して。私たちの息子を返して。
「あなたは自分のことが、図々しいとは思わないんですか。私たちの心なんて、あなたにはわからないんでしょうね」
母親が吐き捨てるようにそう言って、それから、わっと泣き出した。今日何度目かになる嗚咽を漏らしながら、不明瞭な声で息子の名を呼ぶ。
呼ばれた息子は遺影の中で、穏やかな笑みを浮かべている。その笑みは、もうこの先、絶えることがない。彼はずっと微笑んだままだ。実際の井荻公介は、もう二度と笑うことも、母親に返事をすることもできないのに。
「もう、お引き取りください」
父親が、耐えかねたようにそう告げた。
「あなたが来ることは、公介の供養にはなりませんから。もう、結構です」
窓の向こうから、蝉の鳴き声がする。母親はおいおいと泣き崩れている。俺が持参した菓子折りの箱が、ひしゃげて畳に落ちている。蛍光灯の点いていない、昼間でも薄暗い部屋で、仏壇の蝋燭の火がゆらゆらと揺れる。
ああ。
俺はこんな光景を、以前にも見たことがあった。
真奈が死んだのも、こんな暑い日のことだったっけ。
あんな風に遺影の中で、ただ静かに笑っていたっけか。
※『氷解 -another-』(下) (https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/634221127908098048/) へと続く
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住めば都。 そんな言葉は何処か他人事のように、身の回りにはあるが自身が体感することは無い言葉だと思っていた。
そう、思っていたのだった。
しかしどうだ、家も建て家族も持ち自分は愛知は名古屋に根を下ろし生きていくんだ、きっとこの先生活圏が変わることは無いんだろうな。 と漠然と思っていたのだが、プライベートと仕事は完全に切り分けて過ごしていた小生は、自身の業務に限界を感じ新しい分野へ飛び込んだ結果、足を下ろした地は関東は東京であった。
はい、引っ越ししました。でした。※上野のパンダはいつでも見に行ける。
サラリーマンである自身ではあるのだが仕事に関して新しい取り組みをしたいと常々懇願していた私としては、日本の一大イベントであるオリンピックパラリンピック(通称オリパラ)に関わる自動車関係のプロジェクトに関わるチャンスがあり、社内根回しと上司への懇願が長年に渡り提出し続けた異動申請により勝ちとり、晴れて一大プロジェクトに関われることになった。
その結果、愛した名古屋を離れ東京は品川に拠点を移したわけである。
いつも通過するばかりであった品川に初めて新幹線を降車して、生活拠点となるわけだが、住めば都とは良く言ったもんだ。
東京に持ってきた自転車はとりあえず2台。 シクロクロスのeddymerckx eeklo70と街乗り用シングルシクロクロスのHunterCXである。 今月末には組み上がったロードバイクEddymerckx525が戦力復帰予定である。
自転車生活に関しては関東のサイクリングメッカである多摩川&尾根幹そして奥多摩、さらには北の荒川河川敷を経験した。 こと品川からの各サイクリングメッカへのアプローチはお世辞にも良いとは言えないが、どこを走っても東京お登りさんの私にとって刺激的な街並みばかり。 私にとって自転車不遇の地(要は走りにくい、走る場所が限られている)と思っていた東京とその周辺は、以外や以外、車絶対主義愛知県に比べて自転車へのリスペクトは格段に高く、自転車が街を構成する移動手段としての地位を確立していることに感動すら覚える。
愛知は自転車修羅の国である事については確信した。
この辺の私の細かい感想はPodcastプログラムであるRadioRuedaにて配信していますのでそっちを参照いただければ幸いです。
そして毎週、元全日本チャンピオンである西園氏によるSXS_Radio主催の練習会などフィジカル向上への土台もあるし、エピックな道は奥多摩や飯能にも多くありそうである。まだ奥多摩にしか行けていたいのである。 ※血の味ライドの後のコーヒーは格別である。
本当に恵まれている。
本当にありがたい事に前述の西園氏のSXSRideにはJプロツアーのザイコーさんや、私がまだまだ存じていない強脚の方が多数参加している。 そしてこの会に導いてくれたLDK_FM高田くんさんには感謝している。さらに高田くんさんとの場を作ってくれた旧来の友人であるマツドに至っては同じ地に住めて良かったと思う。
※呑みに関しては尋常じゃないストイックさを発揮する蝉の面々
ショップで言えばAbove Bikeの須崎さんを始めとした全ての方や、チータマや多摩湖朝練部。そして蝉の方々など言い出したらキリがないほどのサイクリストの方に助けられている。 自転車を通じて多くの方に助けられ住めば都を実現できている。
メインであるシクロクロスも茨城にシリーズ戦が開催され、東京でもCX東京は来シーズン復活予定など事に欠かかない。 自転車に乗る環境としてはインフラはともかく友人知人に本当に助けられ、楽しく乗ることができている。
だから私は自転車が好きだ。
この歳になってもまだ知り合いが増えるということが、どんなに嬉しいことかと痛感している。 そしてこの地に住むことで新しい文化を発見し、改めて今まで腰を据えていた地(東海)を外から見る事により気づきも大きく、何が発展のために必要か、何が欠けて何が飽和しているのか。それを客観的に見ることができている点も非常に有意義である。
もちろん家族を名古屋においてきてしまっている事に関して、申し訳なさもあるが基本である仕事へのチャレンジに対して応援してくれていることは本当に感謝している。
今のところ最短でオリパラ終了の2020年9月での帰任(多分これは可能性が極端い低い)か2022年3月の帰任、そのまま海外(北米)という道筋も希望としては出している。 この先どうなるかは私自身わからないが、充実している日々を過ごすために自転車が繋いだ人たちによって支えられているんだなと、痛感しながら感謝しています。
始まったばかりの東京生活、テキストの当tumblrと新しく昨年末から始めたPodcastにて発信していきますので、今後ともよろしくお願いします。
Podcast RadioRueda
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