#子供をサポート決して邪魔しない
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elle-p · 9 months ago
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Persona 3 Club Book Strega pages scan and transcription.
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ストレガ
Strega
主人公たち特別課外活動部の行く手に現れる謎の3人組。同じペルソナ使い ながらあくまで敵対する彼らもまた、彼ら自身の信念でその限られた力を振るっている。
復讐代行屋 Strega
港区全域
自らをストレガと名乗る3人組の表向きの顔は、「復讐依頼サイト」に書き込みされた内容を受けて、自ら手を下せない依頼人の代わりに復��を果たすことだ。人知れず所持する武器を手に、彼らは裏社会を渡り歩いている。
3人はいずれもかつて幾月が、ペルソナ能力者開発のためにグループ内部にすら秘密裏に進めてきた研究の被験者だ。非合法の人体実験で多くの子どもたちが命を落とすなか、幸運にも生き永らえて能力を開花させたものの、悲惨な実態を目の当たりにして研究所から逃亡し、身を寄せ合って生きてきた。
ペルソナ能力の発現と引き換えに心身に過剰の負担を負う彼らは、制御剤の力を以ってすら長くは生きられない。生命としてのルールを逸脱した運命に魅入られ、彼らは刹那的な衝動にのみ突き動かされて生きている。
たった3人だけで影時間に生きてきた彼ら。宵も享楽を求めて夜の街を笑う。
タカヤ Takaya
凶行の担い手
ストレガの実質的リーダー。3人の中では推定年齢が一番高く、研究所から逃亡した当初から指導的立場に立っている。刹那的・虚無的な思考が強く、自分にも他者にもあらゆる物事への執着の愚かさを説く。復讐代行屋として銃の引き金を引くときも、自分の享楽はもちろんだが、相手の生にしがみつく無様な姿を浄化してやろうという思いがあるようだ。
かつて同列の研究対象であったタルタロスは、忌まわしい邪悪なものではなく、甘美な悪夢をもたらす近しいものだと考えており、ペルソナ使いの存在はもまた、タルタロスあってのものだとしている。そのため真意を知らずタルタロス破壊を目指す主人公たちの存在は、愚かな人間がシャドウの恐怖に怯えることへの嘲笑も込めて、抹殺すべきものだと捉えている。
主人公たちの働きではからずも滅びそのものである二ュクスの復活が秒読み段階に入ると、自ら二ュクスの代弁者を名乗り、滅びと破壊の思想で扇動する。
タカヤの救世主思想
• あなたが自覚している悪意と、相手が感じている悪意とは無関係⋯ 人はみな、聞きたいように聞き、信じたい事だけ信じるものです。(6月22日影時間・裏通り)
• 聞けば、人々を守るための、“善なる戦い” だとか。ですが⋯ 今夜はそれをやめて頂きに来ました。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 時の限られたこの体⋯力を失ってまで生き永らえるなど無意味⋯ ならば、 私の生きた証⋯ この地に立てるのみ!(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• 分かっていますね⋯? 君には “居場所” など無い⋯ 私たちと来る以外にはね。君もよく知っている筈だ⋯ 怖いのは死ぬ事なんかじゃない。(11月21日深夜・辰巳記念病院)
• フ⋯亡霊などではありませんよ⋯ 生に “執着” などしなかった我々を、運命はそれでも “生かした”⋯ 私は “選ばれた” のです。(11月22日影時間・タルタロス)
自分たちの思想こそが浄化された世界を作ると信じるストレガのリーダー。痩せこけた体に長い髪、色素の薄い瞳という憂世離れした姿。
欲深き自称メシア
ほぼ同年代のはずのストレガですがタカヤは見るからに老け顔。不精ヒゲを剃って髪を切ったらかっこいいのに。
ジン Jin
知性派の爆弾魔
タカヤの右腕を務める少年。自作の爆弾を持ち歩き、武器として使用している。
社会から隔絶された自分たちだけのコミュニティの中で生きているストレガは、物資の調達の大半を影時間を利用した略奪行為によってまかなっているが、その指揮を担うのがブレーンであるジン。特別課外活動部を脱退してからの荒垣に接触し、ペルソナ能力抑制のための制御剤を提供することになったのも、ジンの情報収集能力あってのことである。またネットでは同名のハンドルネームで知られており、その知名度と情報操作のノウハウが、ニュクス教を一気に広げることを可能にした。
つねにともに生きてきたタカヤを崇拝しているが、それゆえに狂気の思想に囚われる彼を、命を捨てていさめようとする。
物議を醸す髪の構造がよくわかる右からの一枚。身につけているものひとつひとつにもこだわりが感じられます。
ストレガ一家を支える苦労人な屋台骨
実際的な生活能力の欠如したストレガを支える一番の常識人。資金調達から食事の世話まですべてを担う関西弁のミリタリーマニア。
ジンの毎晩大変なんだから
• お前を恨んどるヤツがおんねや。でもって、“復讐” を頼まれとる。(6月22日影時間・裏通り)
• お前らには “個人” の目的しかあらへん。どいつ��本音はその為に戦っとる。お前らの正義は、それを正当化する為のただの “言い訳” や。そんなんは “善” や ない⋯ ただの “偽善” や。そんなもんに邪魔されとうない。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 破れかぶれは、あかん! ⋯すんません。でもこれは⋯ あなたが言うてくれた言葉です。(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• やめときや、タカヤ⋯ アンタには先がある! ここで無理したって⋯意味 あらへん! (11月22日影時間・タルタロス)
チドリ Chidori
手斧の魔女
白いドレスに身を包んだ、虚ろな表情の少女。ストレガのひとりとしてタカヤやジンと行動を共にし、ぺルソナ能力のひとつである索敵能力でふたりのサポートを行なうが、ふたりとともに戦いの場で力を振るうことは少ない。
感情表現に乏しく、とくに喜びや悲しみを表に現すことはほどんどない。それは幾月の下で受けた過酷な人体実験や、逃亡後の寄る辺のない生活によって後天的に身に付けた自衛の手段。また彼女は自身のペルソナを通して、あらゆる生き物に命を分け与えることができるが、これも自分の人生にはすぐ先に死が見えているという揺るぎない事実ゆえ、生きることに対してまったく執着を持たなくなった結果の悲しい力だ。しかしそれでも、ふたりが手を下す殺戮現場に決して目をやろうとしないのは、運命をゆがめて与えられる死への、本能的な嫌悪感を抱いているからかもしれない。
生を放棄した飛べない小鳥
可憐な容姿に似合わず手斧を振るって戦う少女。気の向かない相手とは一切会話せず、自分のペルソナだけを拠りどころに生きている。
冷めた目線はチドリのトレードマーク。豪奢なドレスは彼女の趣味なのか、ジンのお仕着せなのか。
あんたには関係ない私の言葉
• チドリよ。私の名前。順平が訊いたんでしょ? あの絵⋯もうすぐできるから。私の描いたものは、私にしか分からない。でもそんなに見たきゃ⋯来れば? (8月31日昼・ポートアイランド駅前)
• 命より、作戦が大事ってこと? 死ぬ事って、普通の人には一番の恐怖なんでしょ? ⋯ 違うの? (9月5日影時間・巌戸台分寮屋上)
• ⋯言っとくけど、心配してくれなんて、言ってないから。あんたの勝手な早合点でしょ。(9月8日昼・辰巳記念病院)
• なにそれ⋯ なんで、そんな顔してるの? 死ぬなんて怖くないのに⋯ 死なんて、あした目が覚めないってだけ⋯ ただそれだけじゃないの。(9月10日昼・辰巳記念病院)
• そう⋯アイツのせいよ⋯ アイツ��近づいて来てから、私、毎��、苦しくて⋯ 死ぬのが⋯怖くなって⋯ (11月21日深夜・辰巳記念病院)
• 順平と一緒に居ると、怖くなかったものが、なんでも怖くなる⋯ 無くすのが怖い⋯ 死ぬのだって怖い⋯ 一緒の時間が終わっちゃうのが⋯怖い⋯ だから、私⋯ (11月22日影時間・タルタロス)
「チドリ補正」の入った超ナイスガイな順平とともに。幸せになって欲しいカップルNo.1。
順平との出会いと「生きること」
敵同士としての立場にありながらも献身的に尽くす順平と出会って、チドリは少しずつ生きることの意味を知る。けれどそれは自分自身の死の認識と同義。ずっと忘れていた死ぬことの恐怖におののきながら、それでも彼女は愛する彼に生きて欲しいと願った。
頬を染めたグラマラスなチドリの魅力に、すっかり鼻の下が伸ぎ切った順平がキュート。がんばれヒゲ男くん!
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kennak · 2 years ago
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タイトルそのままの内容なので閲覧には注意されたい。一部の人にはつらい記憶を思い出させてしまうかもしれない。女性視点の体験記は数多くある一方で、男性視点のものは少ない。妻が妊娠すると男性も覚悟を決める。しかし、(過去の自分も含めて)何が起こり得るかはぼんやりとしか想像できない。稚拙ながらも自分の体験と後悔を書き残しておけば、その解像度が上がるかもしれない。そう思い投稿する。 分娩室。妻につながれた医療モニ��が歪なサインカーブを描いていた。正確にはサイン波の絶対値のような概形でゼロ区間が長い。波形がピークに近づくにつれて妻のうめき声が大きくなる。これが陣痛発作だ。間欠的な小休止を挟みつつ、数分おきに発作が起こる。モニタの値が妻の痛みを表している。全力で妻をサポートしたいなら、助産師の動きを脳裏に焼き付けて、完全に模倣すればよい。一挙手一投足に意味がある。プロの動きを邪魔しないように、分娩室の俯瞰映像を想像して立ち振る舞う。男性は手が大きいので、より効果的にさすることができる。胎児の心臓が止まっていると分かったのは、6時間前のことだった。 妻がついに妊娠した。待望の我が子だった。出産月のコントロールなどとうに諦めていた。妊娠後の検査は全て正常、胎児の推定体重は発育曲線のど真ん中。横軸を妊娠週数としたグラフに推定体重を書き込み、発育曲線なる2本の曲線の間にあれば正常とされる。何も科学的な説明はなかったが、胎児の体重はおそらく正規分布に従うので、上下の発育曲線は平均±数σを表しているのだろう。曲線の離れ具合から、発育が進むにつれて分散が大きくなると読み取れる。ちょうどそのど真ん中で、初めての我が子は順調に育っていた。早々に名前をつけて、膨れ上がった妻のお腹に毎日のように話しかけた。 無痛分娩に興味があった。背骨と脊髄の間にあるわずかな空間に麻酔薬を注入して、分娩にともなう母体の苦痛を軽減する。一定のリスクはあるが、メリットが大きく上回る。無痛分娩のためには麻酔科医の予定を抑える必要がある(※後で知ったがこれは産院によるらしい)。出産予定日は3月末だった。つまり、無痛分娩を選択することで子の早生まれが確定する。ひょっとしたら4月生まれになる可能性もある。そんな淡い期待を胸に、私たちは自然分娩を選択した。 私は3月生まれであることがずっとコンプレックスだった。早産の早生まれで、背の順は常に先頭、鬼ごっこではいつも鬼、50m走のタイムは肥満児より遅く、ドッジボールではただの的。身体的・精神的な発達の遅れに由来する傾向は「相対年齢効果」と呼ばれ、特に男子の場合は生涯賃金の観点で一生の足���となる。これは歴然たる統計的事実として知られている(ちなみに、女子もしくは学力上位の男子ならばこの呪いの例外となる。興味があればGoogle Scholarで検索してみてほしい)。子の幸せを願う親として、自分と同じ思いをさせてはならないという使命感が、自然分娩の選択を後押しした。 出産予定日に陣痛が起こり、病院に着いてから胎児の心臓が止まっていると分かった。1週間前の検診では何も異常がなかったため、その間のどこかで突然死したことになる。我が子の突然死。目の前の現実を受け入れられず、ただただ夫婦二人でむせび泣いた。 分娩室。妻から我が子が押し出されてきて、一瞬の静寂が広がる。子はすぐに医師がどこかに連れて行ってしまった。分娩室は静まりかえっている。蘇生の可能性はゼロ。突然、遠くから赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえてきた。我が子の声ではない。不快な、怒りに近い感情が湧き上がる。元気な泣き声がナイフのように心に突き刺さる。どうしてうちの子は。心に深い闇が広がる。妻の一言で、自分が強い嫉妬の感情を抱いていることに気づかされた。「向こうの子は無事に生まれて良かったね」妻はいつの間にか、すべてを受け入れていた。 妻と私、そして布で丁寧に包まれた我が子。一晩を一緒に過ごすことになった。「かわいいお顔を見せてくれてありがとう」口ではそう言いつつ、顔が明らかに赤黒く変色し、傷ついた皮膚から血が流れているのに言葉を失った。病室に来る助産師達はしきりにスキンシップや沐浴を勧めてくる。私はこれが全く理解できなかった。腐敗防止のために徹底的に冷やされている我が子を触り、その金属的な冷たさを感じるだけで心が締め付けられる。おくるみの下にはきっとドライアイスがあるのだろう。定期的に交換してくれている。なぜ進んで苦しい思いをする必要があるのか。言語化できない恐怖感があった。あまりにも触らないためか、助産師が手形と足形を取ってくださった。このとき抱いていたのは恐怖感ではなく、エゴ由来のただの現実逃避であったと後に気づく。 役所での手続きは事務的には簡単で、精神的には苦痛でしかない。病院で受け取った死産届に記入し、役所に提出すると火葬許可証が発行される。予め出生届の記入方法を調べていた。死産届の様式が出生届とほぼ同じであるのに気づき、スムーズに記入できたが、子の名前を書く欄はない。様式からも現実を突き付けられた。火葬業者によっては、代理で届けを出してくれるらしい。 火葬場では地獄のような時間を過ごした。赤ちゃんの棺はとても小さい。100サイズの段ボール箱とちょうど同じくらいの大きさだ。棺は私が運んだ。今でも100サイズの同じくらいの重さの段ボール箱を持つと当時の記憶がフラッシュバックして涙が出る。火葬後のお骨上げはただただ拷問のようだった。赤ちゃんの骨は割り箸のように細く脆い。頭蓋骨は割れたプラスチックの破片のようだ。「産道を通るために赤ちゃんの頭は形が変わるようになっている」という知識が目の前の現実と急に結びつく。赤ちゃん用の骨壺はすぐには入手できない。仕方なく、急ぎホームセンターで入れ物を購入した。「こんなのでごめんね」 我が国における年間の自然死産数は約8000程度で推移している。その他、新生児死亡や乳児死亡も含めると、毎年約1万人を超える赤ちゃんが旅立っている。これほどまでにつらく悲しいことがあるのかと、絶望に打ちひしがれていたが、同様の絶望は人知れずそこら中で起こり、大きな悲しみを背負っている人達がたくさんいることを知った。死産を繰り返した人、出産で妻と子を同時に失った人。つらい経験をした家族達が集まって語り合う自助グループが数多くあり、「グリーフケア」という名称で様々な取り組みやビジネスがなされている。関連書籍も多く(「産声のない天使たち」「誕生死」等)、図書館には必ずあるだろう。供養の方法は複数あり、水子供養の場合はずらりと並んだ小さな骨壷を目にすることになる。「天国で友達たくさんできるかな?」 ポジティブに捉えると、妻と一緒に同じ苦難を乗り越えたことで、お互いの心の結びつきが一層強くなったように思う。妻との関係性が、これまでにない、かけがえのないものに変化した。妻の人柄や屈強なメンタルに、改めて敬意を抱いた。 後悔は二つある。 第一に、無痛分娩を選ぶべきだった。出産が遅れるほど分娩リスクは高くなる。無痛分娩であれば、出産予定日よりも前に強制的に分娩させられるため、リスクが相対的に低いのではないか(正確には医師に相談されたい)。本事例では、出産予定日の1週間前には無事であったため、無痛分娩であれば死産を避けられていた可能性がある。「4月生まれになるかも」などという勝手なわがままで我が子を間接的に殺したのでは、という自責の念に駆られている。 第二に、我が子ともっと向き合うべきだった。完全に冷え切った子に触れるのには勇気がいる。スキンシップや沐浴を勧めてくる助産師がサイコパスのようにさえ思えた。これは完全に誤りである。夫婦水入らずで、最後の姿をまともに見られるのは、このタイミングしか残されていない。火葬したら骨になってしまう。家族写真・手形・足形・遺骨だけでいいのか。せめてスキンシップだけでも、精一杯向き合って、家族の思い出を作るべきだった。
出産予定日の死産���つらかったので書く(男性視点)
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shinchan9hara · 2 months ago
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リラックマ最新商品~スリム2WAYスティッククリーナー~サンエックスネットショップ
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はじめに:機能性と可愛さが融合する日常アイテム
現代の消費者は、日々の問題を解決するだけでなく、生活を向上させる製品を求めています。掃除の効率を上げるアイテムから、家に可愛さをプラスするデザインまで、使いやすさと楽しさの両立が重視されています。その理想を実現するのが、スリム2ウェイ スティッククリーナーとリラックマの最新商品です。
これらの製品は、サンエックスネットショップでのみ購入可能で、2024年12月中旬の配送が予定されています。受注生産となっており、注文期間は**2024年10月11日(金)から11月4日(月)**までの限定です。これらの商品は、心のこもった品質で、使う人の生活を豊かにします。
本ブログでは、スリム2ウェイ スティッククリーナーとリラックマの最新商品がどのように異なるニーズに応えるかを紹介します。忙しいビジネスパーソン、若い家庭、高齢者、ペットオーナーに向け、それぞれの生活をどうサポートできるかを見ていきましょう。
第1章:スリム2ウェイ スティッククリーナー – 掃除を革新するテクノロジー
スリム2ウェイ スティッククリーナーの特徴
スリム2ウェイ スティッククリーナーは、その名の通り、2通りの使い方ができる掃除機です。従来の縦型掃除機として広い空間を掃除するだけでなく、手持ちモードに切り替えて細かい隙間や家具の下も簡単にきれいにできます。 このクリーナーの魅力はそのスリムなデザインで、収納スペースを取りません。また、軽量設計のため、誰でも簡単に扱えます。カーペットやフローリングといったさまざまな床材に対応し、ペットの毛やホコリ、小さなゴミも確実に吸い取りま��。
忙しいビジネスパーソンに最適なスリム2ウェイ スティッククリーナー
忙しいビジネスパーソンにとって、時間は貴重です。スリム2ウェイ スティッククリーナーを使えば、限られた時間で効率的に掃除ができます。手持ちモードでは、食事後のテーブルやデスク周りのホコリを素早く片付けることが可能です。
また、小型の部屋やオフィススペースにもフィットするため、邪魔になりません。静音設計なので、ポッドキャストを聴きながらの掃除も快適です。忙しいスケジュールの合間でも手軽に使えるため、オフィスや在宅ワーク環境を清潔に保てます。
子育て家庭の救世主:スリム2ウェイ スティッククリーナー
小さな子どもがいる家庭では、日常的に小さなゴミや汚れが出ます。子どものおやつのカスやおもちゃの散乱など、すぐに片付けたい場面が多々あります。そこで、スリム2ウェイ スティッククリーナーが大活躍します。
軽量設計のため、片手で掃除ができ、忙しい親御さんにも負担がありません。                は、車のシートやおもちゃ箱の中など、細かな部分の掃除に最適です。簡単に切り替えられるため、遊びの後の片付けが楽しくなり、子どもたちにも自然と掃除の習慣を身につけさせることができます。
高齢者にも優しいスリム2ウェイ スティッククリーナー
高齢者にとって、重い掃除機を扱うことは負担です。スリム2ウェイ スティッククリーナーは、軽くて使いやすいデザインで、誰でも簡単に操作できます。家具の間や棚の上など、日常の掃除が負担なくできるのが魅力です。
さらに、コンパクトな設計なので、小さなアパートや老人ホームにもすっきりと収納できます。シンプルな操作性で、自立した生活をサポートする心強い味方となります。
ペットオーナー必見:ペットの毛もお任せのスリム2ウェイ スティッククリーナー
ペットとの暮らしは楽しい反面、毛やホコリの掃除が欠かせません。スリム2ウェイ スティッククリーナーは、ペットの毛をカーペットや家具からしっかり吸引します。手持ちモードでは、ペットベッドや階段の掃除が簡単にできます。
洗えるフィルターを搭載しているため、頻繁な使用にも耐え、いつでも清潔な状態を保てます。掃除がストレスにならず、ペットとの時間をもっと楽しむことができるでしょう。
第2章:リラックマの最新商品 – 毎日を楽しくするアイテム
リラックマとは?なぜ人々に愛されるのか
リラックマは、San-Xが生み出した癒しのキャラクターです。そののんびりとした姿勢が、多くの人々の心を捉え、世代を超えて愛されています。リラックマの最新商品は、この伝統を受け継ぎ、実用性と可愛さを兼ね備えたアイテムを提供します。
新しいコレクションには、ぬいぐるみ、ホームデコ、文房具など、さまざまな商品が揃っています。これらのアイテムは、San-X ネットショップでのみ購入可能で、日常生活に小さな喜びをもたらし��す。
ビジネスパーソン向け:リラックマ商品で仕事に癒しを
仕事に追われるビジネスパーソンも、ちょっとした癒しを求めています。リラックマの最新商品をデスクに取り入れることで、心地よい空間を作り出せます。リラックマのマグカップでコーヒーを飲む時間は、忙しい一日の中でのささやかなリフレッシュになります。
子育て家庭とリラックマ:実用性と楽しさの融合
リラックマの最新商品は、子どもと親の両方に喜ばれるアイテムが揃っています。ぬいぐるみは子どもたちの大切な相棒になり、収納ボックスは遊びながら片付けの習慣を身につけさせます。親子で楽しめるアイテムが、家庭の雰囲気をより温かくします。
高齢者への贈り物としてのリラックマ商品
高齢者にとって、リラックマの癒しのデザインは、日常に心の安らぎを与えてくれます。リラックマのクッションやブランケットは、冬の寒い季節にぴったりです。懐かしさを感じさせるこのキャラクターが、生活をより豊かに彩ります。
ペットオーナーとリラックマの相性抜群
ペットオーナーも、リラックマの最新商品で可愛い生活を楽しめます。ぬいぐるみは、ペットのおもちゃとしても活躍し、リラックマのブランケットは飼い主と
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takahashicleaning · 7 months ago
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TEDにて
コリン・ストークス:映画が男の子に教えること!
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
映画「スター・ウォーズ」は、コリン・ストークスの3歳の息子を一瞬にして虜にしました。しかし、3歳の男の子は、このSF映画の傑作から何を学んだのでしょうか?
ストークスは男の子に、協力することの大切さ、女性を尊敬することが、悪者を打ち負かすことと同様に男らしいことであるという
ポジティブなメッセージを伝える映画がもっと必要であると訴えます。(TEDxBeaconStreet より)
悪者を打ち負かすことに対しての報酬という・・・
英雄ジャーニーモデル(著書「千の顔をもつ英雄」の中で英雄の物語の基本構造を説明している「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」のこと。
ストー��ー有村昆がしつこいから、仕方がない。秘密を知ってるので映画業界の元ネタをバラします。皆様、恨むなら日本の映画業界と「有村昆」を恨んで下さいね)
という男の定義は崩壊してきていて・・・
「メリダとおそろしの森(日本名)」(なお、米国では、「Brave」です!)- ディズニー映画も登場します。
他には「オズの魔法使い」「ハリーポッター」などもベクデルテストに基づいた良い手本だそうです。
テストの内容についても詳細に説明しています。
その後、娘に「スター・ウォーズ」で好きなキャラクターを聞きました。
何と答えたと思いますか?オビ=ワン。オビ=ワン・ケノービとグリンダこの2人の共通点は何でしょうか?
おそらくキラキラの服だけではないでしょう。彼らはエキスパートなのです。
私が思うには2人の共通点は、映画の中で人一倍の知識を持ち、それを仲間の成長のために共有することです。
彼らはリーダーです。2人のような冒険を子供達にも経験してもらいたいです。
こんな冒険がもっと存在してほしい子供達に「一人で戦ってこい」と命令するような冒険は必要ないのです。
子供達に必要な冒険とは、仲間の成長を助けるために女性が指揮をとるチームに加わる必要を感じる冒険です。仲間のための冒険なのだそうです。
権力者が権力を思うまままに振舞うことは硬く禁止しています。
(個人的なアイデア)
男脳と女脳は、構造上、別物なので、自分と同じようにふるまうことをお互いに無意識のうちに相手に期待し、共感しようという思い込みが不幸を招き寄せてしまいます。
なので、極論お互い別の生き物と思えばいい。さらに、共感できる範囲が唯一食べ物や赤ん坊、子供くらいとお互いに狭いことが原因かもしれません。
男と女は違うみたいで、どちらが優れている?劣っている?ということではなくただ違う!両者に共通しているのは、種が同じということだけです。見ている世界も違えば、価値観も役割も違うそうです。
自分の尺度で相手を測ろうとしても、自分と同じ考え方、感覚を求めても必ず男女間の不満は爆発してしまうものと認めてしまえばいいかもしれません。このような前提で、お互いに歩み寄っても不満は無くなりませんが最小限にできる可能性があります。
児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?極端な場合は保護が必要ということを前提にしても問題がある。男女平等が社会システム内では功利主義的には有効?混乱を産み出し憎しみの連鎖を起動させてるだけで果たしてそうなのか?国の歴史によっても異なるし、上記の事例に関しては、法の下の平等は万能ではない!道理に反するということでもあります。
太古からの厳しい自然淘汰を生き抜く上で多少の児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?が良い作用を与えていたのも事実であって数万年かけて培われた本能的な児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?は、犯罪者扱いするんじゃなくて隔離して教育してもいいし、国家が対策マニュアルをオープンソースで公開して男女の特性子供の特性として共有すれば?
極端な男女平等思想が憎しみの連鎖の原因かもしれない?
それを社会システム内で最適化させて一千年単位のスパンで少しずつ改善するほうがいいし、マスメディアも慎重に吟味してセンセーショナルな報道をしないことだ。
本当に殺しては社会システム内ではダメだからテレビ的にはタレント生命、テレビ、ラジオ出演者生命や広告代理店関係者、芸人芸能人生命、俳優生命など。是非、不幸をあおるやつらを殺してほしい
児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?たった数十年の現代版社会システム内では善かもしれないが、数万年単位の大自然内では場合によっては最適かもしれない。強制的に洗脳報道繰り返すマスメディアは潰れたほうがみんなのためにもなる?極端な男女平等思想が憎しみの連鎖の原因かもしれない?
女性は、腹が立つ相手に恋をするし、「感性が真逆の相手に発情する」という特性は、脳科学上の真実
対策として、ケンカになった際は言い募るのではなく「悲しい気持ち」をありのままに伝え感情を共感しましょう。
男性が一日に発信する情報は7000語くらいで、女性は約三倍。この差は、テクノロジーやコンピューター、人工知能を活用しないと絶対に勝てないレベルです。
コミュニケーションツールとして女性脳は認識しているためでもあります。女性の特性上、サポートするような仕事は、太古からの自然淘汰の中で培われたため相性が良いかもしれません。
対策として、何気無い言葉でのメールやチャット、メッセンジャーも良いかもしれません。
つまり、女性はもともと本能レベルで備わってるので機械が使えないのではなく、使う必要性がないから、そんな役に立たないの使わないし興味がないだけです!だって、自分で無料で瞬時にできるのに、わざわざ遅くなる手間とお金かけないでしょ。
「今日は何してたの?」は禁止ワード。具体的に時間がかかろうが一つ一つ90分くらいは1日にかける覚悟は必要です。
「言ってくれればやったのに」は禁止ワード。まず、ごめんね。と言って感情を共感してから手伝うこと。
「おかず。これだけ?」は禁止ワード。次に食べたい食べ物を要望して会話のキッカケにすること。足りない場合は自分で買って後で食べればいいだけです。
マスメディア側の専門的な知識や経験のない勝手な先入観で広告料金をもらうだけのために勝手な報道を垂れ流し、離婚させるよう誘導、偏向報道し、その報道のために児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?と��聴者に誤解させても責任をとらない?潰れたほうがいい。
自らが権力者であることを発信せず視聴者を混乱させ、それに便乗して権力乱用する日本の民法テレビ局。同じことを繰り返さないようにみんなでチェックし見守っていくことだ。
日本で、恋愛結婚が普及したのは、サルトルとボーヴォワールが来日した時に一気に拡大した可能性もあるかもしれない。それ以前は、お見合い結婚が主流でした。
前提条件として、恋愛結婚はサルトル、ボーヴォワールみたいな有名人であること。創作活動が成功していて多額の資金を保有し裕福層であること。
それ以外では、まず不可能。良い結果にはならないことを追加しておきます。日本の高度経済成長インフレ時代には合っていたけど、デフレ経済下に入ってしまうと厳しく破綻しやすくなります。
または
女性特有の支離滅裂な言語。例えば、キモいなど擬態語共感は男性には理解できない。
だから、言葉の定義を決めない場合、リアルタイムに真似して、同じしぐさで中和か、法律で正当防衛的な暴力を情状酌量可能にすれば言葉の表現方法を考えるきっかけになるかもしれない。
大前提として、理想の男性はこの世にいない!本能に任せて男を追い求めるくせに、母親が、幼い男性にもっと小さい頃から女性の善い面や悪い面を覚えさせることが最善。
さらに、将来までのサポートをしない責任もある!女性は、年齢的に心と身体形態を最低三回くらい変えていくエヴァンゲリオンの使徒みたいな特徴もあるから!
後始末しづらい精神分裂者と男性には感じられることが多々ある。
以上の前提条件から考えると
女性は子供を創る天才。男女平等じゃないのに男女雇用機会均等法を誤解したまま流布した政治家、マスメディア関係者をすべての女性は恨みな!
結局女性弱者にツケが回る仕組みなんだよね。お金を分配して償えば?邪悪な悪女が構築?
小池百合子が主犯と見ている
言葉の定義を決めよう!ジェンダー平等の定義は?そもそもの起源は?多神教や一神教。男と女。違いは必ずある!
価値観を数値化できないと定義も決まらない倫理観が欠落することになり権力者に悪用され基本的人権侵害に直結する危険性大
ジェンダー平等?真の男女平等な第二次大戦で社会実験結果がでたでしょ!男が勝利!平等はないと!
だから基本的人権が社会システム内に創られた!外に出たら結果は明白でシステム内の法律で押し付けるといずれ災厄が吹き出すぞ警告だ
女性活躍女性が強い?これは裕福女性がテレビで流布したプロパガンダだから���性弱者はこいつらを恨め!真実は第二次大戦で男性勝利で決着がついてる!
女性の末路は悲惨なものだった!死人に口無しって知ってる?
実務のできない女性を上役にしても混乱するだけ公約を果たさず再選した小池百合子が悪い見本
男女平等と誤認させるなら権力者であるテレビ局に出演する女性の旧姓と結婚後の名前を表示しろ!それで対等だ!
同じ種だが役割が違う!男が勝つのは先の大戦で結果がでた!こうして基本的人権が創設。
だから、男女平等ではなく男女対等。誤訳?平等なら男子女子と分けずに一緒にするよ
男女平等は誤り、男女対等と言え!
トップに立つには、それ相応の女性の良い見本を示すことが重要。
ジェンダーの定義は、古フランス語から共通の特性を持つ集まり、血統が語源。
この後に「平等」が付くと概念上は医療をフラットに提供するための原点に似ている?
二元性が存在できないプラスサム、共感やワンネスに近い?
参考概念としては、個人の基本的人権や法人の競争に頻繁に登場します。
知ってるつもりで思い違いしてること!で、公平概念というのは「ハンデをつけて上限を公平に!」と言葉であえて説明する。
平等概念をわかりやすく言葉にすると「上限の公平ではなく底上げの平等!」みたいな感じです。
これ以上でも以下でも概念が変わるから拡大解釈しないこと。
個人の基本的人権とは真逆なため、法人の平等な競争はあまり聞いたことない。公平な競争がしっくりくる。
時間をかけて諭していたが・・・
過酷な真実を言わなければ、女性の腑に落ちないから言うけど・・・
男女平等な第二次大戦で男が勝っているのに、東日本大震災、新型コロナ、ミレニアム以降の日本全体に災厄が降り注ぐのは
女人禁制の経験則に男女対等じゃなく、誤った男女平等を持ち込んだからかもしれない。
悲しいことに、ジェンダー平等や女性活躍主張する女性ほど独身、離婚者が多いのはなぜ?
結婚してる女性は幸せだから、慎ましく将来の息子の出世に響くため、そんなこと言わない傾向がある矛盾があるから統計を取るといいかも。
よく考えても見ろ!
自分の息子の将来を現時点で独身女性、離婚者女性が奪うのは、ジェンダー平等かな?
わがままで強欲な女性ほど、早く結婚して自分の分身である子供を産んだ方が、自我欲を均して子供に教育してもらえる。
何十年単位のトポロジー的なトリレンマがあり、すべての母親は、体得してるが、娘は絶対に聞かないし腑に落ちない傾向が強い。
法律全般にアメリカの3ストライク制は危険だがハラスメント全般に限定したら効果的かもしれない?
公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため
男女問わず、美貌も含めて職業の武器にしたら、知名度に応じて罪に段階的なハンデをつけるなど。
多神教の日本では仏の顔も三度という概念をシステム化したら良いかも?日本版は、すぐ起訴ではなく3アウト制にしてファクトチェック含めてはどうだろうか?
ハラスメントなどは、なぜか成長してる国家や法人に顕著に集中する傾向が統計的にあります!
カイヨワの戦争論が言うエネルギーを奪う成長には生け贄が必要なのでしょうか?課題です。
最近の研究によると顔のバランスが整った美人ほど悪女の素養があるらしい事が判明した!芸能関係や女優を公安の対象に入れてストーカーアルゴリズムで透明化することも正当化できそうだ。
美人は飽きるではなく悪女の素養がある。
この根拠は、男尊女卑の根拠にもなる。
実は、プロセスがあって、まず君主制の場合、君主が、美人と言う皮を被った悪魔(悪女)を好む歴史的な傾向あり。
続いて、誰も君主の伴侶。つまり「無意識にバカな男達ね」とせせら笑っているのに悪女の戦略に踊らされて悪女を批判できなくなり君主が暴走する。
立憲君主制、民主主義がある場合、君主であっても批判は許容範囲なため回避できるメカニズムがある。
これが民主主義の歴史的な背景も考慮した良い面です。
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sleepersriver · 10 months ago
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裸の自分
2022年夏、ひとりで石垣島に行ってきた。
その直前に行ったオーストラリアでシュノーケリングにハマり、どうしても夏のうちにもう一度やりたくて、日本に帰ってすぐ往復チケットとゲストハウス、シュノーケリングツアーを予約した。
荷物はリュックの中に着替えの短パン・Tシャツ、小さなタオルとニベアくらい、ビーサンを引きずりながら飛行機へ乗った。
当時は、ずっとしていたジェルネイルもキャットアイが特徴のメイクもやめていて、かろうじて残されていたのは、パーマでつくられた人工的な「ナチュラルウェーブヘア」だけ。あれほど大切にしていた自分の「こだわり」から遠ざかっていた。
「大学生」という肩書一枚だったゆかは、自分にまとわりつく「何かしらの概念を持つレイヤー」をできる限りそぎ落としたかったのだ。
小学生の頃は「お勉強のゆかちゃん」
中学生の頃は「ダンスのゆかちゃん」
高校生の頃は「チアのゆかちゃん」
大学生の頃は、部活を引退するまで「アメフトのゆかちゃん」
部活を引退してからはじめて「ただの学生」になった。
その解放感がゆかと自然を繋ぎ合わせたのだろうか、海の中の世界を自分の居場所のように感じた。
「ゆかちゃん」を象徴するものを手放して、裸一貫、島へ向かった。
台風が来るか来ないかの瀬戸際の時期だったが、当日は快晴。同じ船にはゆか以外に、女の子二人組、ダイビングで参加している数人と会社で来ている10人くらいのグループが一緒に乗り込み3つのスポットを回る。
最初のスポットに到着すると、さっそくみんな海に飛び込んでいく。「どうぞ、自由に泳いでください!」というスタイルのそのツアーではガイドさんによる案内はほとんどなく、写真を撮ってくれたり、個別に声をかけて軽く���り方を教えてくれるくらいだった。
シュノーケリングはオーストラリアで何度かしただけでまだまだ初心者だったが、おさかなと泳いだり、見よう見真似で潜ったり、フィンとシュノーケルをうまく使いこなし、水中の心地よさを楽しめるまで上達していた。
そして、海の中はまさに『海中都市』。
人の手が行き届いていない海こそ、繁栄した都市のように活気に満ち溢れていた。
この世界にもっと近づきたい、受け入れられたい、住人にはなれなくても「おなじみのゲスト」くらいにはならせてもらえませんかね、と海の住人たちに向かって話しかけていた。
次のスポットに到着するとダイビングの準備をするよう促された。シュノーケリングだけのつもりだったので「?」となったが、話を聞くとゆかは間違えてシュノーケリング+2ダイブのツアーを予約してしまっていたそうだ。
ゆかにとってシュノーケリングの魅力は、「裸に近い状態で呼吸を止めて異世界にお邪魔する」というところにあった。地上生物と海中生物の垣根を地上側のより発展した文明に頼らず肉体ひとつで超えていくからこそ海の世界と繋がり合えるのだ。でっかいボンベをがっつり背負って海中に踏み込んでいくダイビングは「ずる」な気がしていた。しかし、その分の料金を払ってしまっているのでしょうがない。初心者のゆかに専属でつくガイドさんに連れられて、初めて深い海の底までお邪魔させてもらうことになった。
ガイドさんはとても優しく、ゆっくり海の中を案内してくれた。途中で気づいたが、全く自分の脚で泳いでいない。ガイドさんに導かれるまま、同じ目線を泳ぎ回るおさかなたちと次々と表情を変える青の中に立ち尽くしていた。
世界全体が「ピュア」だった。
その「ピュア」の中にいるゆかは彼らの目にどのように映っていたのだろうか。
船に戻り昼食の時間になった。提供されたお弁当はカレーで、朝からほとんど食べていなかったゆかは全部平らげてしまった。その後もまたダイビングだ。海中で苦しくならないか心配だったが、食欲には逆らえなかった。
ランチタイムが終わり、最後のスポットに向かう。2回目のダイビングと、もう1回シュノーケリングをする時間もあるらしい。今度はさっきの優しいガイドさんに代わり、若いにいちゃん系ガイドさんが付いてくれることになった。「さっきのように付きっきりで案内してくれるんだろうな」と、甘えた気持ちでいた。
今度はゆかとガイドさんの他にダイビング資格を所有する参加者の2人が一緒に潜るそうだ。慣れてそうなダイバーの2人に迷惑をかけないようにしなければと、少し緊張が走る。
船から海の中に入るはしごに足をかけた。
一段、また一段と下っていくごとに感じる胃への圧迫感。
「ちょっと苦しいかも?」「いやいや、みんなも同じ量を食べてるし、1回目も少し苦しかったからこれが普通なのだろう」と、自分を説得させて、ラストダイ��に挑む決意を改めた。
4人で海の中を回る。他の3人は上手にコミュニケーションを取りながらズンズン進んでいく。パシャパシャ写真まで撮っている。
ゆかは付いていくのに必死だった。「若いにいちゃん系ガイドさん」は「手厚いサポートをしてくれない系ガイドさん」だった。一生懸命脚を動かして前に進む。腰におもりを付けているのにドンドン浮いしまう体にぐっと力を入れて沈めながら、遅れをとってしまわないように頑張って泳ぐ。
胃は先ほどよりも圧迫されていた。1度でボンベから吸���る酸素の量は少なく、さらに水圧と力む体の圧で苦しい。辺りはたぶん絶景。でも全然見れない、楽しめない、苦しい。
「途中で出たくなった時のジェスチャー」は教わっていたから、何度もガイドさんに伝えようとした。でも他の参加者に迷惑がかかるし、せっかくの機会だしと我慢。
が、限界。
遂にゆかはガイドさんに向けてジェスチャーをして、海面に引きあげられた。
海面に着くと、シュノーケリングをしている参加者たちの間を器用にすり抜けて、1回目の時の優しいガイドさんが駆け寄って来た。ガイドさんはどうしたのかと聞き、苦しかったと答えた。「まだ行けそうか、行けそうだったらもう1度海の中に連れていく。」という問いに、ゆかは優柔不断な態度を示した。
「行けるものなら行きたい、苦しかったけどもしかしたらまだ頑張れたんじゃないか」と悩んでいたその時だった。
急に食道を逆流してきたカレーがゆかの口を塞いだ。
ガイドさんはすぐさまダイビングマスクを外す。
クルっとゆかの体を半回転させ、そのまま首根っこを掴んで船まで連れ戻していく。
出てくるカレー
集まる魚
離れる人々
空は澄んでいた。
カレーの代わりに取り込んだ空気によって浄化されていくゆかの体内を映しているかのようだった。
人間じゃない気分だった。
ただの生き物?
ちがう。
『溺れかけた猫』
そんな気分だった。
船に戻って休憩して、体調も落ち着いた。もう1度シュノーケリングをするかと聞かれたが、もう疲れ果てていて気分が乗らなかったから、それでツアーは終了となった。
そんな変な(?)思い出となった初ダイビングだが、また挑戦したいと思う。でもやっぱり、シュノーケリング6回:ダイビング1回くらいのバランスがいいかな。
「裸に近い状態で呼吸を止めて異世界にお邪魔する」というシュノーケリングの魅力。
異世界にお邪魔する時は、できるだけその世界になじむ姿で踏み込みたい。そして、それにともなう苦しみも受け入れたい。
自然が裸ならゆかも裸。
ゆかにとって自然との関わり合いはそれが理想的なのだ。
でも、たまには文明の力を使ってでもより深く自然を知りたい。
深く知り合うことがよりよい関係をつくるのだから。
その時のためにダイビングも練習しよう。
そして次は直前に満腹になるのはやめよう。
地上の生活に戻ったゆかは、ジェルネイルも、キャットアイのメイクも、ピアスも服も、今まで通りこだわりを貫き通すことにした。
あの時のゆかは裸の自分で生きてみたかった。
裸の自分で生きられるのか試してみたかった。
でも、この地上では��を着ないと苦しい。
恥ずかしいし、傷つきやすいし、不安。
服を着ると途端に不安は消える。
今度は不満が現れる。
あれでもない、これでもない、ゆかが着たい服はどこだ。
色んなお店に足を運んだが、結局自分のクローゼットの中にある服が一番しっくりきた。
無理にそぎ落とそうとしていたレイヤーは、唯一無二の勝負服に姿を変えていたのだ。
一生ものの勝負服。つぎはぎだらけになっても大切にしたい。
たまにその服を脱ぎたくなったら、自然と戯れにまた海にお邪魔しに行こう。
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kininaru-text · 1 year ago
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お金
「マネー、マネー、マネー」と歌ったABBAの元メンバー、ビョルン・ウルヴァースはいま、現金を抹殺させようとしている。
対するインターポールの元総裁ビョルン・エリクソンは、紙幣や硬貨を絶滅の危機から救おうとしている。
お金をめぐる議論と混乱が続くスウェーデン。
世界一キャッシュレス化が進むこの国には、いずれ同じ道を進むことになりうるすべての国の「お金の未来」が映し出されている。(『WIRED』US版2016年5月号掲載の記事より翻訳)
月曜午前のスウェーデンの銀行ほど、退屈なものはない。誰もが北欧諸国に特有の有能さで黙々と仕事をこなしている。
外は寒くて、たぶん曇り空だ。ところが2013年4月22日、大手銀SEBのストックホルム・エステルマルムストーリ支店では様子が違った。
朝10時半、黒い帽子をかぶった男が建物に飛び込み、「強盗だ!」と叫んだのだ。
男は片手で行員たちに銃を向けながら、もう片方の手に持った布の袋を差し出した。
「現金を入れろ!」恐怖を感じていたとしても、特に誰もそれを表には出さなかった。
行員たちは侵入者に対し、要求を満たすことはできないと静かに伝えた。
支店に現金は置いていないからだ。
金庫室にも窓口にも、まったくない。混乱した様子の強盗は、壁に貼ってあるポスターを見せられた。
そこにはここが「キャッシュレス」支店だということが明示されている。「申し訳ないのですが、本当なんです」と支店長は彼に伝えた。
うなだれた男は銃を下げて支店をあとにしかけたが、外に出る前に窓口の係員の1人に向かって
「ここ以外、どこに行けっていうんだ?」と尋ねた。
未来が訪れた国
実際のところ、この銀行強盗に与えられた選択肢はかなり限られている。彼が気づかなかったのは、この国は世界的な経済変化の最前線にいるということだ。金融業界における現金は、現代のオフィスでの紙の束のようなものだ。ますます不要になり、視界からも消えつつある。
そして世界のいくつかの国は、こうした未来をより早く先取りしている。米国は、少なくとも道のりの半分に達している。連邦準備制度(FRS:Federal Reserve System)によると、米国の商取引のうち現金での決済は46パーセントにとどまり、残りはクレジットカードや小切手、モバイル決済で行われている。カード���ーダーの「Square」、送金ツールの「Venmo」、あるいは「Apple Pay」や「Google Wallet」、「PayPal」といった電子金融取引のプラットフォームが増えるにつれ、お金を使うことはまるで携帯電話でテキストを送るかのように簡単で素早くでき、また楽しい行為になった。
こうした現状に不安に覚える人もいるだろう。しかし、個人情報の漏洩やなりすましなどのセキュリティー上の懸念が叫ばれる一方で、「現金のない世界」はすぐにとはいわなくとも、いずれは実現するもののように思われる。
しかしスウェーデンは「未来がすでに訪れてしまった」ような国だ。人口はわずか1,000万人(ロサンゼルスの半分だ)。ITインフラが非常に整っているため、新しいシステムや技術の進歩の試験を全国レヴェルで素早く実施することができる。
そして、スウェーデンはサンフランシスコのような“来るべき社会”となった(さらにいえば、サンフランシスコより街は美しくネットワークへの接続状況も優れている)。ストックホルムは今年1月、2018年から世界初となる5Gの提供を開始すると明らかにしたほか、2020年までには国土の大部分で超高速インターネットが利用可能になるとの見通しを示している。
驚くべきことではないかもしれない。スウェーデンは長きにわたって時代の先駆者だった。この国は、350年以上前に欧州初の紙幣を発行した。そしていま、世界で初めてそれを段階的に廃止する国になろうとしている。
もちろんこれは、現金の擁護者たちが邪魔をしなければの話だ。スウェーデンのような国でも、変化は容易ではない。この大きな変革のなか、2人の男が21世紀におけるリアル貨幣の意味をめぐる国家的な議論で対峙をしている。ここはスウェーデンだから、名前はどちらも〈ビョルン〉という。
お金は楽しくない、とそのポップスターは気づいた
マネー、マネー、マネー
楽しいに違いない
お金持ちの世界のなかは
マネー、マネー、マネー
いつだって晴れ
お金持ちの世界のなかは
ABBAの「マネー、マネー、マネー」は1976年にリリースされた。ベニー・アンダーソンとともにこの曲を書いたビョルン・ウルヴァースは、ミュージックヴィデオで長い髪とラインストーンをあしらった着物風の衣装を見せびらかしている。
40年後、ストックホルム郊外の高級エリア、ユルスホルムに居を構える億万長者となったウルヴァースは、結局のところ、お金という��はそれほど楽しいものでもないのかもしれないと思い始めていた。1人目のビョルンを紹介しよう。スウェーデンのキャッシュレス化運動を率いる人物だ。
ウルヴァースがキャッシュレスという思想に取り付かれたのは、息子クリスチャンのマンションに強盗が押し入った2008年5月に遡る。幸いにも被害はなかったがクリスチャンはひどく怯えてしまい、強盗が再びやってこないかと心配して、自宅にいても廊下の角では辺りを見回すようになった。数週間後、彼の不安は的中した。留守中にバルコニーから2人の男が侵入し、カメラとブランドもののジャケットが盗まれた。
被害は少額だったが、恐怖に駆られたクリスチャンは引っ越すことを決めた。父親にしてみれば、憤慨すべき事態だった。「強盗たちはあれこれとモノを盗んで、どこかで金を手に入れたんだろうと想像した。紙のお札だ」。ウルヴァースは自宅近くのデリで昼食を食べながらそう話す。「もし紙幣がなかったらどうだろう?」
影響力のあるポップスター(少なくともスウェーデンではそうだ)のウルヴァースは、新聞やウェブサイトで自分の考えを明らかにした。彼の議論はシンプルだ。犯罪経済は、匿名で追跡不可能な現金の特質のうえに成り立っている。
確かに、地球上の現金の多く(おそらくほんとどすべて)はその詳細が把握されていない。世界銀行は、大抵の国では現金の3分の1は地下経済かブラックマーケット、もしくは違法な労働を通じて流通していると試算する。現金がなくなれば盗品をさばくのに絶対に信頼できる手段はなくなり、麻薬の密売人たちは取引を隠蔽する術を失う。闇経済はいずれ崩壊するだろう。
考えれば考えるほどキャッシュレス社会は理に適ったものに思え、ウルヴァースの怒りは増していった。現金への執着はノスタルジックなばかりでなく、不合理で危険ですらある。彼は2011年に紙幣を使うのを完全にやめた。以来、現金に触れたことはない。
2年後にストックホルムでABBAの公式ミュージアムをオープンしたとき、施設内では現金による支払いを受け取らないと彼は主張した。開館日に入口とギフトショップに貼られた掲示には、こう書かれていた。
キャッシュレス化がもたらす利益を上回る「現金社会を維持すべき理由」を思いつく人がいたら、わたしと議論をしましょう。麻薬取引から自転車の盗難まで、世界は犯罪に苦しんでいます。犯罪には現金が必要です。スウェーデンクローナは主要通貨ではなく、流通しているのは国内だけです。スウェーデンは過去最大となる犯罪防止プログラムを始めるのに最適な場所なのです。わたしたちは世界初のキャッシュレス社会を実現することができるし、またそうすべきなのです。
──ビョルン・ウルヴァース
アタリ、ビージーズ、テスラ
ウルヴァースの活動は、すでに広まりつつあった大きく、かつ組織だった運動に、ちょうどよい分量の有名人のパワーを投入する結果になった。スウェーデンの金融機関は、数年前から犯罪の減少という名目の下、国民を紙幣や硬貨から引き離すという目標に向かって協力体制を敷いていた。消費者を路上強盗のリスクから守るため現金の代わりにカードでの買物を奨励する「公共の安全キャンペーン」が行われたほか、銀行は金庫室から現金をなくし始めた。多くのスウェーデン人は、直感的にこうした活動に魅力を感じた。スウェーデンはすでに十分に安全な国だが、国は犯罪を完全に撲滅するための新しい方法を常に模索しているのだと。
ABBA・ザ・ミュージアムのオープンと同時期に、スウェーデンの銀行は共同で「Swish」と呼ばれるアプリを開発していた。北欧諸国のなかでも現金の使用率が低くハイテク化が進むスウェーデンですら、世間の反応は完全に分かれた。なぜなら、このアプリは人と人とのお金のやりとりという、現金の最後の牙城を崩すことになったからだ。
SwishはVenmoをヴァージョンアップしたようなもので、口座間のお金の移動が瞬時にできる。処理時間はゼロ。必要なのは相手の電話番号だけだ。アプリの登場からこれまでに人口の半分近くがSwishの利用を始め、2015年12月の取引件数は1,000万回を超えた。いまでは小さな会社や路上で雑誌を売っているホームレスですら、Swishによる支払いを受け付けている(ホームレスたちは、アプリを使っていない人のために携帯用のカードリーダーまで持ち歩いている)。
ウルヴァースのサポートもあって、金融業界のアクティヴィズムはわずか数年でスウェーデン社会を変えていった。2010年には小売り分野の支払いの40パーセントは現金で行われていたが、この割合は2014年には約20パーセントに半減している。金融機関の支店の半分以上は現金を取り扱っていない。
キャッシュレス化は「過去最大の犯罪防止策」になるとウルヴァースは主張するが、これを裏付ける統計がある。スウェーデン全国犯罪防止協議会によれば、2014年の銀行強盗発生件数は23件と、10年前と比べて7割も減少した。キャッシュレス化が路上犯罪の減少にどれだけ貢献したかは明らかになっていないが、警察当局は、現金の取り扱いがなくなればバスやタクシーの運転手、および小売店を狙った現金強盗のモチヴェーションは大きく下がると指摘する。就労者もまた、以前より安全に感じるようになったと話している。
しかし、ウルヴァースはまだ満足していない。スウェーデンから現金が完全になくならないことが彼を悩ませている。「どうしてみんな、ただの紙切れを使いたがるんだろう。偽造できるし、闇経済で使われることだってある。まったく現代的じゃない」と彼は言う。「時代錯誤もいいところだ」
「現代的ではない」。これはウルヴァースが何かを痛烈に批判するときのお気に入りのフレーズだ。ある意味では、彼は人生のすべてをかけて現代性を追求してきた。小さいころはエンジニアになりたくて、アタリ社のコンピューターでプログラムの書き方を独学した。音楽界のスーパースターになったためにこの夢が適うことはなかったが、ウルヴァースは自分のこうした一面を忘れたことはなかった。
「ポップミュージックは常にテクノロジーによって変化してきた。新しいサウンドを聴くたびに、例えばビージーズの曲なら、彼らはどうやっているんだろう?といつも考えていたよ。絶対に同じことをやってやるぞ!とね」。彼は懐古主義になって昔のやり方を美化したことは一度もない。レトロなんて時代遅れだと。ウルヴァースが尊敬するのは、イーロン・マスクや進化生物学者で無神論者のリチャード・ドーキンスのように、超現代的で物事の境界線を押し広げる人物である
スウェーデンを含む北欧諸国でキャッシュレス化が進み、その結果として犯罪の撲滅や税収増が実現すれば、世界はこの流れに追随するほか選択肢はないと、ウルヴァースはほとんど狂信ともいえるほどの確信をもって信じている。
彼とかかわりの深いギリシャ(映画化もされたミュージカル『マンマ・ミーア!』の舞台だ)を例に考えてみよう。「本当にもう、キャッシュレスがあの国にどれだけの利益をもたらすことか考えてみてほしい」。汚職、脱税、闇経済。すべてが消え失せるだろう。「必ずそうなるね。わたしはせっかちなんだ。現金の消滅が実現するのを見たいんだよ!」
ランチが終わると、ウルヴァースは自分の魚料理をマスターのブラックカードで支払い、テスラ車を運転して店から去っていった。
スウェーデンの8つの異変
何百年もの歴史をもつシステムをこれほど早く転換するには、課題がつきまとう。社会のあらゆるレヴェルで奇妙なことが起こり始めている。以下に例を挙げよう。
・2014年夏、スウェーデン初となる大規模なキャッシュレスの野外音楽フェスティヴァルが開催された。会場で飲食物などを購入するための特別な機能を備えたリストバンドが配布されたが、電子決済システムは初日にクラッシュし、数千人の参加者はビールを買うことすらできなくなった。一部の報道によると、紙の借用書を使わざるを得なかった屋台もあったという。
・ゴットランド島では昨年7月、「電子強盗���の興味深い事例があった。被害者は、強盗からSwishを使って金を払うよう強要されたと警察に訴えたが、容��者(Swishを利用するには名前と電話番号が必要なため、金の受取人は簡単に特定できた)は金銭のやり取りはビールの支払いのためのもので、合意のうえだったと主張した。立件するための十分な証拠が揃っていなかったため、容疑者は釈放されている。
・休暇でスウェーデンに来た2人のロシア人がバスに乗るために運賃を支払おうとしたところ、ドライヴァーは現金の受け取りを拒否した。「入国したときにATMでクローナを下ろしたんです」と駅まで戻らざるを得なかった旅行者の1人は話す。「結局、使う機会がなくてまだ手元に残っています」
・西部の小さな町オーヴェルリダでは、サードパーティの運営するATMで利用実績が一定数を下回ったため、運営側が銀行に手数料を徴収する方針を伝えてきた。銀行は利用実績を上げるため社員を現場に派遣し、ATMを使ってくれる人に100クローナ(約12ドル)の謝礼を払った。
・ストックホルム北郊のスコーグハルでは、町のATMがすべて撤去されてしまったため、地元住民がスーパーマーケットに新しいATMを設置してもらうためのキャンペーンを行った。設置が決まると、おそらく世界初となるATM設置記念パーティーが開かれた。人々はバンドが演奏するモンティ・パイソンの「Always Look on the Bright Side of Life」に合わせて「新しいATMが来たぞ〜」と歌い、住民たちが歓声を上げるなか屋根からキャンディーが撒かれた。
現金での預金はいまや、疑惑を引き起こす行為となった。聖職者でも事情は同じだ。新たなマネーロンダリング防止法では銀行が預金者に現金の出所について詳細な質問をすることが義務付けられたほか、預金額に上限を設けている金融機関もある。このためクリスマスやイースターなど献金が多く集まるイヴェントのあとでは、教会は処理できないほどの量の現金を手にすることになる。
・磐石と思われていた政府のコンピューターシステムは2012年、ハッカーの侵入を受けた。ハッカーは入手した個人情報を元に、国内最大手ノルデア銀行の口座にアク���スを試みた。犯人の名はゴットフリート・スヴァルトホルム・ヴァリ。ファイル共有サイト「Pirate Bay」の創始者の1人でもあるヴァリはスウェーデンで最も有名なサイバー犯罪者となり、3年半の実刑判決を受けた。
・2014年、セキュリティー分野の研究者が、Swishであらゆるユーザーの取引記録にアクセスできてしまうというバグを発見した。研究者は金融機関に対し、た��ちに不具合を修正するよう通報。幸いなことに、彼が数週間後に自身のブログで問題について触れるまでは、誰もこのバグに気づかなかった。
現金の反乱
犯罪は、世界的なキャッシュレス化の流れのなかで最も重要な検討事項だ。だからこそ、ビョルン・ウルヴァースは公共の安全を訴え続けてきた。インターポール(国際刑事警察機構)の元総裁ならウルヴァースの主張に賛成しそうなものだが、実はそんなことはない。2人目のビョルンは、キャッシュレス化への反対を訴える団体「Kontantupproret」(スウェーデン語で「現金の反乱」の意味)のリーダーだ。
ビョルン・エリクソンは大柄で、羽のように弧を描く眉とふさふさしたグレーの髪をもつ。椅子に座るときは、立ったままか早足でのウォーキングミーティングの方がよっぽどいいとでもいうかのように、しぶしぶと腰掛ける。
彼とウルヴァースの共通点はファーストネームだけではない。2人とも1945年生まれで、今年で71歳になる。ただ年月によってウルヴァースが急進的になったのに対し、エリクソンは保守的になった。
エリクソンはスウェーデンの税関で働いていた80年代初頭に、警察当局が違法な盗聴装置を国内に密かに搬入しようととしていることに気づいた。警察のトップは直後に辞任し、彼が後任に選ばれた。エリクソンはその後のキャリアを通じてずっと警察機構内に留まり、インターポールの総裁に指名されるまではスウェーデン警察のトップを務めている。いまは引退した身だが、働くのを止めることを考えたことはない。彼がこの「現金の問題」にかかわっている最大の理由は、腐敗、詐欺、セキュリティーに関連した懸念が至るところにあるためだ。
消費者は「現金のない未来」というウルヴァースの夢を共有していない、とエリクソンは言う。金融機関やクレジットカード会社はキャッシュレスのユートピアを夢見ている。結局のところ、カードの利用を推奨しているのはSwishをつくった銀行であり、テック系のスタートアップ企業ではないのだ。
銀行にとって、コスト面での利点は明らかだ。カード決済では、目に見えにくい手数料や経費などが収入になる。金庫に眠っている紙幣やコインからは利益は上がらない。それどころか、現金の保有には費用がかかる。現金は受け取って金額を確認し、安全に輸送し、また金額を数える必要がある。スウェーデン王立工科大学の経済学者ニクラス・アールヴィッソンが言うように、「銀行が現金の利用を縮小させたいのは、経済的なインセンティヴがあるため」だ。時は金なり。そして現金を扱うには時間がかかる。
ただ、スウェーデン人の大半はシニカルではない。彼らはテクノロジーが好きで、政府や公共機関を信じている。統計が示すように、ほとんどの人が現金を放棄することに反対していない。またキャッシュレスへの変化が非常に便利だったため、実際のところ、多くの人は現実にい��何が起こっているかについてまったく関心を抱いていないようにすら見える。
エリクソンが最も懸念しているのはこの点だ。銀行がご都合主義なのは不可避だし仕方がないにしても、スウェーデン人の無分別さは(「ダンシング・クイーン」の陽気なメロディーとともに)彼らを不確かな、そして恐らくは危険な未来へ導くのではないかと。
お金がなくなると困る人たち
エリクソンは2015年にKontantupproretを立ち上げた。団体の基本的なミッションは、クローナ札を絶滅させないこと。メンバーの多くは地方の住人や小規模ビジネスのオーナー、退職者たち。つまり、突然のキャッシュレス化によって不便な思いをしたため立ち止まって現状に注目し、心配し始めた人々だ。
文化審議会はキノコ狩りや炭焼きといったイヴェントを主催しているが、昨夏に行われたあるイヴェントのあとで、クリステンソンは2万クローナほどの現金を自分たちの銀行口座に預けることになった。クルマで10分ほどのところにある銀行支店に行くと、なんと預金を断られた。こんなことはいままで一度もなかった。仕方がないので、それからは毎月40分かかる町の支店までドライヴして預けられるだけの現金を預け、残りのお金は家のあちこちに隠すことにしたという。
カミラ・クリステンソンとラース=エリク・オルソンは、スウェーデン南部のガードスロフに住んでいる。家が数軒あるだけで村として認識されるには小さ過ぎるこの集落では、クリステンソンは地元の文化審議会の会計係で、オルソンはその代表だ。
彼女とオルソンは銀行が現金を受け取らなくなったという事実だけではなく、変化があまりにも急速に起こったことに憤慨している。彼らのような人々にどんな影響があるのか、まったく考慮されることがないのだと。「ほとんど一晩でルールが変わってしまった」とオルソンは言う。「物事が変わるのには時間が必要なんだ」
ガードスロフの文化審議会は、エリクソンが主催する活動家たちの連合に属している。彼らはミーティングを開いたり嘆願書を広めるほか、現金へのアクセスに関すること全般に目を光らせている。
エリクソンの考えに我慢のならないウルヴァースは、Kontantupproretのことを「エリクソンと老いぼれどもの先導者」と呼ぶ。まったくの間違いではないが、彼らは巨大な経済変革のなかで、消費者ために声を上げている数少ない団体のひとつだ。政府はエリクソンたちの活動に促され、将来的に現金をどのように規制していくかについてのヒアリングを行っている。銀行に現金でのサーヴィスを提供することを義務付けた法案が議会で審議される可能性もある(驚くべきことに、スウェーデン中央銀行の総裁はこの提案を支持する考えを明らかにしている)。
そしてエリクソンにはもうひとつ、別の役割がある。彼は民間の警備会社のロビー団体の議長を務めているのだ。最近行われたある調査は、現金のない世界では警備業界は「最大の敗者」のひとり��なるだろうと結論付けている。警備員は金庫の番をして現金を守る。現金がなければ仕事はなくなるのだ。皆にそれぞれの言い分があるが、自分の関心は少なくとも消費者のそれと同じところにある、とエリクソンは言う。
新しい技術、新しい危険
エリクソンは、現金こそセキュリティーだと考えている。実際に手に持っていられて、守ることができる。現金を使うために、クレジットカード会社やアプリ開発者、銀行に個人情報を提供する必要はない。
過去数年で銀行強盗や路上強盗が減ったことは事実だ。しかし、これを裏付ける犯罪統計からは、詐欺の件数が倍増していることも明らかになっている。こうした統計は警察への被害届けに基づいている。ほとんどの場合、銀行は顧客のカード情報が盗まれたりシステムがハッキングの被害に遭った頻度を公表していないからだ。つまり、実際の被害件数は恐らく消費者が望む数字よりも大きいのだろう。スウェーデン人はSwishを使うと同時に、自らを新たな犯罪の危険にさらしているのである。
「サイバー犯罪はより攻撃的になっています」とスウェーデン警察サイバー捜査部門のウルリカ・サンドリング主席捜査官は言う。消費者は一般的にはこうした犯罪の脅威に無自覚で、自身を守るための手段を講ずることに消極的だ。彼らこそがスウェーデンの金融システム全体に不具合を引き起こす可能性のある「最弱のリンク」なのだと、彼女は指摘する。
エリクソンは、金融機関が世論の顰蹙を買うことを恐れて、キャッシュレス化によりかなりの額がサイバー攻撃によって消失しているという事実を隠蔽していると確信している。彼は長年にわたり、この問題をめぐって国内の銀行を追及してきた。株主総会に出席して質問するために、複数の銀行の株式を買ったことすらある。
「彼らはわたしのことを嫌っているよ」とエリクソンはニヤリとしながら言う。銀行側の言い分では、こうした情報を公表しないのは顧客のセキュリティーのためだ。ノルデア銀行のビジネス開発部門で働きSwishの開発にも関わったグニラ・ガルポスによれば、サイバー攻撃や詐欺被害の詳細、またこうした犯罪に対する銀行の防衛策に関する情報を明らかにすれば、「銀行と顧客を危険にさらすことになる」という。
エリクソンの疑惑の対象は銀行だけに留まらない。彼はウルヴァースが現金の廃止にこだわるのは、マスターカードがABBA・ザ・ミュージアムに出資しているからだと信じている。ウルヴァースはミュージアムがオープンするはるかに前からキャッシュレス化を支持しているが、それでもマスターカードがミュージアムに資金参加しているという事実に変わりはない。マスターカードはまた、同国で人気のあるモバイルカードリーダー「iZettle」にも出資を行っている。
2人のビョルンが望むもの
アメリカの小売業界では昨年10月、ICチップ付きのクレジットカードへの切り替えが行われた(その予定だったが、実際の実施状況にはムラがあった。一部の小売店ではまだスライド式の磁気カードの利用が可能だ)。その結果、消費者は段階的に新しいICチップカードを受け取ることになる。
切り替えは、世間の注目を浴びたハッキング事件が次々と起こったことを受けての��置だった。住宅リフォーム用品を販売するホームデポの顧客のカード情報5,600万件が流出したほか、スーパーマーケットチェーンのターゲットでは4,000万件、百貨店のニーマン・マーカスでも数百万件の顧客情報が被害にあっている。“新しいICチップ技術”(EUでは10年以上前から標準化されているが)は、電子決済をより安全なものにするはずだった。
そして今年3月、米国の複数の主要銀行が新たな電子決済サーヴィスのプラットフォームを明らかにした。名称は「clearXchange」(開発段階ではもう少しましな名前になると報じられていた)。遂に米国版Swishが登場したのだ。
こうした動きは、過去数年は大きな進展のなかった米国のキャッシュレス化運動を加速させることになるだろう。ここ数年、電子決済が全体に占める割合は50パーセント前後で変化がなかった。アメリカ人はスウェーデン人に比べ、国の制度を信用しない傾向がある。そしてそれには��ちんとした理由がある。スウェーデンでは消費者は厳格な個人情報保護法で守られているのに対し、アメリカの消費者保護システムはかなり脆弱なのだ。
アメリカ自由人権協会(ACLU)の「Speech, Privacy, and Technology Project」でシニア政策アナリストを務めるジェイ・スタンリーは、現状を「データの嵐のなかで掘っ建て小屋に住んでいるようなもの」だと形容する。さらに、アメリカ人の多くは単純に、自分たちが何にお金を使っているかについて銀行や政府が知ることを望んでいない(だからビットコインのような暗号通貨が人気になる)。
それでも、こうした近年の動きにごまかされないでほしい。経済学者たちは何十年も前からリアル貨幣の終焉を予言していたのだ。そしてスウェーデンで起こっていることは、その時が近いことを示唆している。アメリカはスウェーデンよりもう少し粘り強く、紙幣と硬貨に執着するかもしれない。そうだとしても、スウェーデンの事例を指針に、さらに注意深く変革を進めることができるだろう。
究極的にはどちらのビョルンも同じものを求めている。それは、より安全な社会だ。ウルヴァースの言うように世界的にはキャッシュレスの流れが進んでいるが、エリクソンによれば、消費者は新しい体制下でより守られる必要がある。2人はライヴァルというよりは、むしろ相互補完の関係にあるのである。
もちろん、彼らが互いをそう見ているというわけではない。どちらにも確固とした持論があり、融通がきかない。エリクソンと食事をする機会をつくって、1杯やりながら意見の相違について徹底的に議論してみてはどうかという提案に対し、ウルヴァースは少し考えてからこう答えた。「あまりいいアイデアだとは思わないな。腹を立ててしまうかもしれないからね」
たぶん、その通りなのだろう。2人がディナーの支払い���めぐって揉めているところを想像してほしい。
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. 部屋で音楽を流していて、 サーフミュージックの緩い曲調のトラックが掛かり始めて、 目がとろ〜んとしてきてんなぁ、と思った数秒後、お父さんの膝の上でふわっと、力尽きたみたいに脱力して入眠。 かわいい寝顔、正座のまま動かずにギターを弾いたり会話するお父さん。 そんな父子を愛おしく感じました。 . #30分はこのまま寝てた #ボーイッシュな女の子 #子供をサポート決して邪魔しない #デモクラティックスクール #地球コーヒー #自家焙煎 #手回し焙煎 #備長炭焙煎 #トップスペシャルティ #甘苦深煎りコーヒー #コーヒー生豆を焙煎前に洗う #出張コーヒー屋30杯分の地球コーヒーor30杯以下の場合は焙煎豆をサービス15000円より #誰でも超簡単に煎りたてコーヒーの香味を楽しめる新鮮深煎りコーヒー焙煎体験講座 #太古の森のコーヒーワークショップ #全国のあなたの町の催し物イベント公民館ご自宅職場団体で出張コーヒー屋や各種体験講座を呼んでみませんか? #coffeerostery #roastbyhighgradecharcoal #coffeeinjapan #bestcoffeeisdeeproastedcoffee #coffeeworkshop #japanesestyleofcoffeeceremonymaster
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yuragawa · 6 years ago
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LEC weekly review / week3
はじめに 
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 LECもWeek3を終了、各チーム6試合を終えた。ジャングルの経験値減少に伴いカーサスJGは消え、イレリアもパッチ9.2での弱体化が著���く効果を上げて見かけることはほぼなくなった。変遷する環境の中で各チームどう戦うのか、不敗のチームがある一方で勝利が遠いチームも未だに残る欧州リーグを振り返る。
公式によるLEC Week3 プレイリ���トはこちら
以下試合の結果を含む。
Day1
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SK Gamin(SK) vs G2 Esports(G2)
 Caps選手がプロ試合で初のアーゴットをピックし会場を沸かせる。SKはボットレーンにルシアンをピックし、G2はエズリアルでセーフなレーンを企図する。序盤は各レーン共にSKがゴールドを稼いで微リードしていく展開をみせる。しかし、中盤までに勝ち切らなければいけない構成のSKはタワーを折ってジャングルに入るという形でリードを確たるものにできない。逆に視界をコントロールされ、ルブランやケネンでG2の側面を衝く攻撃を実施できずにカウンターを受けてしまう。レーンは悪くなかったが仕掛けてリードを広げるシーンは見られずG2が中盤以降の主導権を取って勝利した。
Splyce(SPY) vs FC Schalke 04(S04)
 両者を比較した場合、SPYは視界スコアが高く堅実なゲーム展開を好み、S04は集団戦を仕掛けていく攻撃的なチームだ。SPYはヴァルスが終盤にスケールする事に賭け、オーンやセジュアニなど前線から分厚い構成。対するS04はライズ、ルブランと少数戦や1-3-1を仕掛けやすい構成でぶつかり合う。ボットレーンはSPYが若干有利なもののトップとミッドはレンジ差もあってF04が主導権を握る。SPYはガンクから事態の打開を図るがジリジリとゴールド差、レベル差となって現れる。中盤以降はミッドをまず抑えたF04がSPYのジャングルに入って視界を確保。以降はS04がスプリットプッシュで押し込む試合となった。SPYも時間を延ばしてヴァルスの装備を整え、オーンによるアップグレードも行ったがIgnar選手のグラガスが邪魔で狙ったエンゲージができず敗北となった。
Fnatic(FNC) vs Rogue(RGE)
 互いに0-4で是が非でも勝利が欲しい一戦。FNCはエンゲージ能力を持ちつつ、Rekkles選手のカイ=サを守る手段を重視した構成。RGEはノックアップ手段を揃えた上でミッドにヤスオを配置。ボットレーンは終盤に全てを破壊するヴェインで試合に臨んだ。防御的な視界確保で確実にCSを稼いでいくFNCに対し、RGEが先に仕掛ける展開でトップ側はRGEが優勢。ボットレーン側はFNCのモルガナがRGEのアリスターへのカウンターとなることもありFNCが有利に試合を進める。中盤以降は互いにキルを交換し��い、大きな資金のリードを作れないまま時間が進んでいく。それでも視界管理はFNC側が有利に進め、バロン獲得からリードを確保。最後はカイ=サのペンタキルで念願の一勝をFNCが勝ち取った。
Excel Esports(XL) vs Misfits Gaming(MSF)
 1シーズン目で苦戦しているXLが挑み、スターチームのMSFが受ける構図となった一戦。各レーンの基本的なマッチアップはMSF側が五分ないし有利な状況。しかし、XLのCaedrel選手がグラガスで的確にガンクを成功させ、Expect選手のアーゴットにゴールドを供給することに成功する。とはいえミッド・ボットレーンでの有利や視界確保はMSFが主導権を握りXL側がなんとか耐える形で試合は進む。試合が大きく動いたのはMSFがXLのバロン獲得を阻止し、逆にバロンへと取り掛かったタイミング。ここで反転したExpect選手のアーゴットが解放の魔導書で差し替えたスマイトを用い、まさかのバロンスティールに成功。拮抗していた流れを一気にXLに引き寄せ、そのまま勝利を決めた。
Team Vitality(VIT) vs Origen(OG)
 レーンのマッチアップはVITがトップで若干の有利、ミッドはカウンターピック、ボットレーンはルシアンを擁するという形でOGが有利な試合となった。しかし実際の試合ではJiizuke選手のルブランがOGのNukeduck選手あやつるマルザハールを押し込む展開となる。OGは確実に有利なボットレーンにガンクを行う等のリソースを割いてボット側から試合の主導権を取りにかかるが、ゴールド差の形でリードを取れず、一方でミッドやトップのマッチアップはVIT有利に傾いていく。一方でOGもジャングルのファーム差やルシアンによるタワー破壊でゴールド差が広がることを許さず試合が進む。試合が動いたのはバロンを巡る集団戦で、VITの見事な個人技からOGに対して有利なキル交換、そしてバロン獲得を決めた。OGも各ポジションの役割を十分に果たしてはいたものの、最後は力負けという形となった。
Day2
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G2 vs SPY
 SPYはXerxe選手のエイトロクスジャングルが序盤からJG対決に勝ってリードし、少数戦もVizicsacsi選手のシェンが的確にケアしてキルではリードするSPY。ただしWunder選手のジェイスとPerkz選手のルシアンがCS差をどんどんと広げていく。個別のキル状況やゴールドはSPYがリードしているが主導権という点ではリードを感じられないSPYにとっては嫌な展開。中盤に入ってスケールしてくるライズやヴィクターがタンクのいないG2に対して有効に働くものの、それでもG2を攻め切れない。最後は横からMikyx選手のパイクが驚異的なスタンを決めてSPYの最後の抵抗を粉砕。G2が無敗でWeek3を終えた。
XL vs F04
 XLは好調なCaedrel選手のオラフが積極的にキルを回収する展開を序盤から見せてリードを奪おうとする。一方レーンのマッチアップが有利なのはS04側。加えてトップレーンは大きな動きを見せないままにOddamne選手のケネンがねこばばでゴールドを稼いでいく。XLはミッドレーンをまず抑えるためにガンクを重ねるものの、トップ・ボットではF04がゴールドで有利を広げていく。中盤以降はMementoのカミールも適切にガンクを刺しUpset選手は順調にゴールドを集める。サイドレーンが有利になったところでミッドのAbbedagge選手のライズもサイドレーンでCSを回収。ゴールド差を十分に広げたところでバロンを確保し、F04が勝利した。
SK vs OG
 SKがブラッドミア、エイトロクスなど中盤から終盤に強い構成でOGはカリスタ/ヤスオと強気の構成。ノックアップ合わせで一気に刈り取りたい。ただしトップがケネンでタンクは不足。互いにトップを中心にゲームを展開。キルを交換し合う...が、最初の大きな当たりを制したのはSK。しかしミッドのインナータワーを無理攻めして手痛い反撃を受ける。この辺りから全員が重なった瞬間のダメージが強烈かつケネンがねこばばで稼いでいたOG側が有利に。最後はカリスタの装備も整いSKのエズはケネンに消し飛ばされてOGが勝利を収めた。
RGE vs VIT
 ミッドーボットでアカリ・ルシアンと強力な構成を確保したRGEに対してトップレーンのジェイスからゲームを壊したいVITという構図。JGのバフコントロールでRGEが青のスティールに失敗して成長速度が遅れる展開。しかしトップを押し込み過ぎたCabochard選手のジェイスにガンクを成功させてFB獲得、TPでカバーに来たJiizuke選手のライズもキル。それでもVIT側がヘラルドを獲得しジェイスにゴールドが集まり続ける。RGEはアカリやルシアンを軸にキルを重ねるが、VITはボットレーンでジェイスとライズが代わる代わる押し込む動きを続ける。キルを10先行しバロンを取ってなお押し切れないRGEに対してボットレーンのインヒビターに手がかかる。防衛のために戻ろうとするメンバーを阻害し、一斉にTPを使用したVITがまたしても「ラグビー」を決めてRGEを撃破した。
MSF vs FNC
 カイサをRekkles選手に渡しミッドはカウンター(カサディン)、サポートにモルガナで序盤有利という構成のFNCと、カリスタ+アリスターにアーゴット・ルブランと言った強力なチャンピオンを揃えたMSF。ボットレーンはLv6までFNCが有利なもののジャングルとトップはMSFが有利で行動の自由が小さいFNCのザックは成長が遅れてしまう。ボットレーンにおいてLv6になった瞬間のオールインを嫌ったFNCはレーンスワップからタワー交換を狙った少数戦を挑むも、MSFに3-0で一蹴されるという致命的なシーンが発生。ルブランがスノーボールを開始。圧倒的なゴールド差を作り上げる。こうなるとカリスタを擁するMSFがバロンを取りこぼすわけもなく、スティールを狙ったFNCの賭けも実らずタワーを1本も取れずにMSFが圧倒的な勝利を収めた。
チーム評(下位から順
RGE(0-6)
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 Week3を終えて0勝。トリンケットを自陣のバフに設置する動作が被ったりしており、コミュニケーションが不十分のかと心配になってしまう。トップーミッドはそれなりに機能しており、ボットレーンは良くないという状態が続いていたが対VIT戦ではルシアンをピック出来たこともあって戦闘は有利に進められていた。それだけに対VIT戦を勝ちきれなかったのが残念。
FNC(1-5)
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 RGE相手に1勝こそしているものの、対VITで善戦したRGEと比べても勝つ道が見えない状態。ミッドージャングルでゲームを作る様子が無く、カウンターピックで負けなければ良しという消極的な選択が目立つのだが、他のレーン(主にボット)が壊れて結局は上手くいっていないように見える。チームカラーとしてボットレーンを重視しているのは理解できるのだが……。
XL(2-4)
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 下位の2チームがあんまりな状態という事もあるが、アマチュアチームが改編して参戦した1シーズン目としては悪くない戦いを見せている。G2とも接戦を演じ、既にF04戦も終えているので今後の修正次第では順位を上げてくる可能性は十分にあるだろう。個人的にはjeskla選手がチームで勝っていてもファームを十分にできておらず火力が足りなくなる点を埋められれば、Expect選手が純タンクという選択も可能になり選択肢が増えるのではと見ている。
OG (2-4)
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 復帰にあたってLCS経験者や創立時のメンバーを呼び戻すなど陣営を整えては来たものの、3週を終えた時点では奮っていない状態だ。ボットレーンの選択がハイパーレイトキャリー(コグ=マウ)で敗北したりしている点が少々引っかかる。変則的なピックで勝てるのならそれも良いのだが、現時点で勝っているのはFNC戦・SK戦なので今後も勝ち続けられるのかは評価が難しい。
SK (2-4)
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 各レーンの仕上がりは概ね問題なく、ジャングルのSelfmade選手も序盤からプレッシャーを良く出している。しかし、中盤以降のミスから勝ちきれない、こぼすという試合が続いている。コミュニケーションが改善すれば序盤にリードを掴んで勝ちきれるはずなのだが、勝ちを急ぐあまりの孤立といったミスが散見されるのは苦しいところ。
SPY (3-3)
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 LEC参加発表が一種の復帰だったため、スタメンは再編という状態で現在中位に付けているのはまずまず。新人のHumanoid選手は申し分ない働きをしており、各プレイヤーで特に目立った不安要素は見られない。とはいえそれだけでは上位陣に勝てるわけではなく上位の3チーム相手に負けている。今後下位チーム相手には勝ちきってプレイオフまでにチームを仕上げていきたいところだ。
MSF(4-2)
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 スーパーラインナップという事で期待も大きかったMSFだが、現時点で2敗している。各プレイヤーが得手不得手がはっきりしているフシがあり、対するチームは今後もGorilla選手からはエンゲージ手段を取り上げようとすることが容易に想像できる。まずレーンが勝つという組み立てを意図しているようなのだが、ジャングル込みでの動きで後れを取った試合を落としているので上位陣と当たる前に修正が必要だろう。
VIT (5-1)
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 昨年のWCSを賑わせたチームとして今シーズンも猛威を振るっているVIT。とはいえ序盤の展開で不要なデスを渡したり、バロン前でダンスを長く踊り過ぎて機を逸するといった判断が不安定な部分も見られる。ラグビーと称されるサイドレーンを強烈に押し上げる勝ちパターンにつなげるためにも必要な動きではあり、時に強引過ぎるプレイはこのチームの魅力ではあるのだが、さらに勝ち続けるためには精度を高めていって欲しい。
S04 (5-1)
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 個人的には2018のプレイオフ決勝まで進んでいたこともあり、上がってくるはずと期待していたのでこの結果には満足。新人のAbbedagge選手が非常に良く働��ており、リサンドラ、ルブラン、エイトロクスといずれも素晴らしいパフォーマンスを見せている。ボットデュオも攻撃的なコンビが機能しており強力だ。問題はこのチームがG2に対して通じるのか?でありWeek6にその結果を見ることができる。
G2(6-0)
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 チームとしての動きや判断が一見して不安定なように見え、あるレーンでビハインドを背負っているような状況でも何故か勝つためのミッションだけは遂行して勝ってしまう剛腕状態。大抵はCaps選手が相手の価値を阻んで誰かが最後にアウトプレイしていたが今週はPerkz選手のルシアンにひたすらゴールドを集める形でも勝利している。試合の展開を都度柔軟に修正しながら勝てているので、現状のLECでG2に勝利するのはかなり難しいだろう。
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xf-2 · 6 years ago
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ウイグル人の人権活動家として知られる女性が、乳児を含む大規模失踪事件を糾弾した6日後、彼女の妹と叔母が失踪した。
マルコ・レスピンティ(Marco Respinti)
国連人権理事会が 普遍的・定期的レビュー(Universal Periodic Review)で中国について審査した日、私は初めてジュネーブでルシャン・アッバス(Rushan Abbas)に会った。印象深かったのは、彼女が中年の ウイグル人 女性の写真のプラカードを持っており、そこには次の言葉が書かれていたことだ。「妹はどこにいるの?妹は医者なので、職業訓練は必要ありません」。新疆ウイグル自治区 で多数の人を収容する強制収容所は、実のところ、公式名称を 「教育による改心」のための強制収容所 としており、そこに収監されている人々は拷問を受けて死んでいくにもかかわらず、中国共産党 は収容者の宗教的な過激思想を治癒するための「職業訓練」を提供しているのだと主張している。
ルシャンは過激派でも何でもない。彼女はウイグル人のイスラム教徒で、現在、西側諸国に暮らし、その欠点にもかかわらず西側諸国を高く評価している。西側諸国において、ルシャンは同胞の人々の 人権 の擁護者である。祖国でもかつては人権活動家であり、米国では世界的な名声を博した。けれどもそれには、高い代償がついてしまった。
アッバスは1985年から1988年にかけて新疆大学で民主主義を推進するデモを行っていた元学生運動家で、1987年には大学で学生科学文化連合の副会長を務めた。学生連合は、現在の 世界ウイグル会議(World Uyghur Congress)の会長、ドルクン・エイサ(Dolkun Isa)によって設立された組織で、彼女はそれ以来、ずっとエイサと密接に協力してきた。米国では、アッバスはカリフォルニアに拠点を置く天山海外学生学者協会(Tengritagh Overseas Students and Scholars Association)の共同設立者である。同協会は1993年に設立された米国初のウイグル人の組織で、アッバスはその組織の初代副会長を務めた。彼女が後に草案作成に寄与した憲章と規制は、1998年にウイグル米国協会(Uyghur American Association、UAA)設立の青写真となり、重要な役割を果たした。UAAは全米民主主義基金(National Endowment for Democracy)から資金の供給を受けている。アッバスはその後2期にわたってUAAの副会長に選出された。1998年に米国議会がワシントンDCに拠点を置くラジオ・フリー・アジア(Radio Free Asia)でウイグル語サービスの資金援助を決めたとき、アッバスは最初のウイグル人レポーター兼アナウンサーを務め、毎日ウイグル地方へ向けてラジオ放送を行っていた。
2002年から2003年にかけて、アッバスはキューバのグアンタナモ湾で通訳として不朽の自由作戦(Operation Enduring Freedom)に関わった。また、米国議会のメンバーと国務省の関係者に対してウイグル人の人権状況とその歴史と文化について幾度となく説明し、議会の委員会と人権委員会(Human Rights Commissions)における証言を手配した。彼女は自分の専門知識を他の連邦・軍事当局にも提供し、2007年に当時のジョージ・W・ブッシュ大統領と、プラハ在住でウイグル人の世界的に有名な道義的指導者であるラビア・カーディル(Rebiya Kadeer)との間の会議をサポートした。その年の後半、彼女はホワイトハウスで当時のファーストレディ、ローラ・ブッシュとも会い、新疆(中国の地名だが、ウイグル人は「東トルキスタン」という名称を好む)の人権状況について説明した。
新疆の状況の悪化に伴い、アッバスはウイグル人のためのキャンペーンを起ち上げ、人権と民主的自由を推進する運動を展開している。
グアンタナモ湾という地名からは、テロと拘留を想起させます。どうやってそこに関わるようになったのですか?
キューバ沿岸の米海軍基地にある軍の刑務所であるグンタナモ湾収容所(一般的に「Gitmo」(グアンタナモ基地)として知られている)に関わるようになったのは、「グルジャ事件」の後に22人のウイグル人が、この収容所に拘禁された件とつながりがあがります。1997年2月上旬、独立を求めた30人の唱道者が処刑され、ウイグル人としてのアイデンティティが抑圧されたことがきっかけで、新疆ウイグル 自治区 の 県級市 であるグルジャ市で抗議運動が連続して発生しました。2日間にわたるデモの後、2月5日に警察はデモの参加者に暴力をふるい、発砲することで解散させました。その日に撃たれて死亡した人の数は、政府当局の公式発表では9人ですが、私たちは100人以上が殺害され、最大で167人に上るとみています。1,600人ほどが逮捕されたという説もあります。私の話と関わってくる22人のウイグル人は、中国から脱出し、国境を接する中央アジア諸国に逃れることに成功しました。
けれども、国境を越えても新たな魔の手が彼らに迫っていました。上海協力機構(Shanghai Cooperation Organization、SCO)です。2001年6月15日、中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの指導者たちは、中国の上海で、ユーラシアの政治的、経済的および安全保障上の同盟の創設を発表しました。その後、2002年6月にSCO協定が調印され、2003年9月19日から活動を開始しました(2017年6月8日にインドとパキスタンも参加)。その協定にはテロに協力して対峙することが含まれています。つまり、「テロ」は他の国々に押し付ける力を持つ国が定義することになるのです。基本的にこの協定があることで、中国政府がウイグル人に関して要求していることを、中央アジア諸国も常に実行することを意味します。それはつまり、ウイグル人を逮捕し、強制送還することです。
そのため、「グルジャ事件」から難を逃れた22人のウイグル人は、再び逃走しなければなりませんでした。彼らは保護を約束してくれ、さらにトルコ、カナダ、米国とは異なりビザを必要としない、パキスタンとアフガニスタンに到着しました。22人の悪夢が始まったのは9月11日の同時多発テロ事件後、米軍がアフガニスタンを急襲した時です。戦争地帯を脱出しようとしているとき、パキスタンの賞金稼ぎに囚われて、外国人戦闘員として米国当局に一人あたり5,000ドル(約55万円)で売り払われてしまったのです。けれどもそれは、(間違っていますが、)中国が彼らをテロリストと宣言したことが端緒でした。結局、22人のウイグル人は、グアンタナモ基地に収監されることになり���した。その後、2002年から2003年にかけて包括的に調査をした結果、米国政府は、22人に対するテロ容疑が間違っていたこと、米国やその同盟国に何も脅威を与える者たちではないことをはっきりさせました。しかし、釈放後にどこの国に向かうのかは、新たな大問題でした。中国政府は、グアンタナモ基地から解放されたウイグル人の再定住を受け入れないよう各国に圧力をかけていたからです。その結果、潔白の22人は囚人として4年間から11年間、グアンタナモ基地にとどまることになりました。
私は米国在住のウイグル人として、アフガン戦争に関わっていた国防総省の請負業者の1社から連絡を受けました。2002年初めから12月にかけて、グアンタナモ基地で通訳として働かないか、と持ちかけられたのです。通訳の仕事を終えて基地から離れた後の2003年4月、もう2か月間戻って通訳をしてほしいと頼まれました。結局、基地には合計で11か月間、フルタイムで働いていました。2006年、収監期間が無期限に延長されたとき、私は22人のウイグル人を擁護するチームに加わり、人身保護令状の申請を行いました。弁護士と私は、オバマ政権と密接に協力して彼らが再定住できるように尽力し、最終的には、アルバニア、バミューダ、パラオ、スイス、エルサルバドル、スロヴェニアに送られることになりました。正義が勝ち、彼らは晴れて自由の身になったのです。カナダを拠点として活動する、受賞歴のあるチリの映画制作者、パトリシオ・アンリケス(Patricio Henriquez)監督は、この話を基に映画を制作しました。『Uyghurs: Prisoners of the Absurd』(仮訳:『ウイグル:不条理な囚人』)です。この映画は、2014年10月10日にモントリオールのフェスティバル・デュ・ヌーヴォー・シネマでプレミア上映されました。私も台本づくりにかかわり、その場面では、私自身も映画に出演しました。この映画は後に英国、オランダ、チェコのプラハの国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、さらにトルコと台湾のドキュメンタリー映画祭のオープニング作品となりました。
あなたは新疆で生まれ、そこで勉学に励みましたね。ウイグル人として暮らしていた当時の思い出にはどのようなものがありますか?
私は新疆のウルムチ 市 で生まれ育ち、1989年5月に祖国を離れました。子供時代、青春時代の思い出は、豊かでカラフルな民族的なウイグル文化で彩られています。毛沢東 の 文化大革命 の暗黒時代が過ぎ去った後のことで、約10年間、とても楽しい時を過ごしました。
米国に来た理由と、そこに留まろうと思った理由は何ですか?
米国へは修士号を取得するために、1989年5月9日にやって来ました。最初に、私はワシントン州プロッサーにあるワシントン州立大学の灌漑農業研究普及センターに客員研究員として所属し、後に大学院生として植物病理学部に入学しました。米国に留まることにしたのは、米国に到着してすぐの1989年6月4日、共産党の命令が引き金となって天安門事件が起きたからです。戦車が市内を走行し、砲撃しているのをテレビで観ました。帰国しないことを決心するには十分な理由でした。
迫害を受けるウイグル人のための人権活動を始めたのはいつからですか?
ウルムチの新疆大学の学生だった頃から、人々の代表として活動していました。米国で活動を始めたのは、新疆でウイグル人の死傷者を出した暴動や事件が1990年代に頻発した頃からです。
「One Voice One Step」はアッバスさんが提唱された偉大なキャッチフレーズですが、それについてお話をお聞かせいただけますか?
2017年4月から新疆の状況は急速に悪化したのですが、国際社会、メディアや各国政府は沈黙を続けました。恐ろしい残虐行為が起こっているにもかかわらず、国際的には関心をもたれていませんでした。ウイグルアカデミー(ウイグル国家の科学と教育を推進するために2009年9月9日にイスタンブールで設立)と、私の兄である米国フィラデルフィアのドレクセル大学のリシャット・アッバス博士(Dr. Rishat Abbas)(ウイグルアカデミーの名誉会長であり、世界ウイグル会議の上級顧問を努めるとともに、在米ウイグル人協会(Uyghur American Association)と、ウイグル人権プロジェクト(Uyghur Human Rights Project)の共同設立者の1人)の助けを借りて、2017年10月に学術会議を開催しました。そこで、私はパネリストの1人として紹介されました。その目的は、今でこそ正式に「教育による改心」のための強制収容所と呼ばれる新疆の拘留所について、主要メディアの注目を集める方法を見つけ、世界中のウイグル人を導いて人権運動を巻き起こすことでした。2018年1月、私は海外のすべてのウイグル人の組織や活動家を巻き込み、世界規模で抗議活動を行うことを思いつきました。女性たちがこれらの抗議行動を率いれば、国際的なメディアの注目を集められるかもしれないと考え、私は世界中のウイグル人女性に連絡し、詳細な計画を練るために小さな諮問グループをとりまとめました。それは結局、「One Voice One Step」(OVOS)と呼ばれるWhatsAppグループに発展し、私たちの組織である「ウイグル人のためのキャンペーン」(Campaign for Uyghurs)のイニシアティブの名称になりました。「OVOS」は非常に明確なメッセージを持っていました。それは「私たちの故郷で行われている残虐行為に対して、皆の声を合わせ、海外のすべてのウイグル組織やウイグル人活動家と一緒に前に一歩踏み出すこと」です。その努力が結実して、3月15日、ニューヨークで開かれた第62回国連女性の地位委員会(UN Commission on the Status of Women in New York)の会合に合わせて、国連本部の前でデモを行い、続いて国連の中国代表団に対して抗議活動を行いました。世界中で同じ日に、オーストラリア、ベルギー、カナダ、フランス、フィンランド、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、トルコ、日本、イギリスの計14か国18都市で22時間にわたって、一致団結して抗議活動を行いました。
新疆に住んでいる親戚の何人かが姿を消しましたね・・・
ホータン市に暮らす夫の親族が忽然と姿を消しました。69歳と71歳の農家を営む夫妻、その娘のうち3人と義理の娘1人、4人の娘の夫たちがいなくなってしまいました。私と夫のアブドゥルハキム・イドリス(Abdulhakim Idris)は、2017年4月以来、彼らと連絡が取れない状態が続いていて、彼らが全員、悪名高い強制収容所に連行されたのではないかと危惧しています。夫の3歳から22歳の14人の姪と甥が今日どこにいるのか、私たちには見当がつきません。中国内陸部の児童養護施設に送られたのかもしれません。夫の弟、アブドゥルヒム・イドリス(Abdurehim Idris)が20年の懲役刑を宣告されたとも聞きました。この出来事を受けて、2018年9月5日、私はワシントンD.C.で開催されたハドソン研究所(Hudson Institute)の会議にパネリストの1人として参加し、新疆で中国政府が犯している残虐行為、私の夫の親族が置かれているだろう境遇、そして強制収容所の状況を公にすることにしました。この会議から6日後の9月11日、私の叔母と妹のグルシャン・アッバスが姿を消しました。遠い親戚からは叔母が釈放されたと聞きましたが、妹とは音信不通の状態が続いています。
信教の自由と人権を支持するご自身の活動が原因で連行されたとお思いですか?
妹と叔母が標的にされたのはおかしなことです。2人は有名人ではなく、作家や詩人、教育者というわけでもありません。どちらも国外のイスラム教の国を訪れたことはなく、流暢に中国語を話します。標的にされるウイグル人は、海外渡航歴のある人(「テロ」や「外国勢力」との「共謀」の嫌疑をかけられる)や、中国語(北京語)が話せない人(話せない人は、中央政府から、無知な不具または独立主義の反乱者の兆候として見られる)であるケースが大多数だからです。妹は政府が経営する病院で医師として働いていました。妹も叔母も、いわゆる「職業訓練センター」(すなわち強制収容所)に送られる人の通常の基準もあてはまらないのです。そのため、彼女たちが拉致された理由は、「連帯責任」しか考えられないと断言できます。彼女たちは、米国で活動している私に対する共産党による報復の犠牲者です。
習近平国家主席のすべての宗教に対する戦いは非常に冷酷です。このやり方は最近始まったのでしょうか、それとも以前から行われているのでしょうか?
ウイグル人とイスラム教徒を同時に、強烈に敵視するのは、習近平 が初めてです。その根底にあるのは、世界で支配的な地位を得たいという彼の圧倒的な夢です。今日、東トルキスタンの全人口が習近平の一帯一路構想の犠牲になっています。一帯一路構想というのは、アジア、ヨーロッパ、アフリカ全体でインフラを構築し、投資を行う壮大な開発戦略で、「新シルクロード」という名称でも知られ、帝国主義的な中国の夢である「中国製造2025」(Made in China 2025)の最終解決案です。「中国製造2025」というのは、2049年までに中国を世界をリードする製造・技術強国にするという3段階計画のうち、グローバリゼーションを「中国的に」定義しなおす最初の段階です。ハドソン研究所の中国戦略センターの所長であるマイケル・ピルスベリー(Michael Pillsbury)博士は、著書『The Hundred-Year Marathon: China’s Secret Strategy to Replace America as the Global Superpower』(仮訳:百年マラソン:米国に代わり世界の超大国となる中国の秘密戦略)(ニューヨーク: St. Martin’s Griffin、2015)の中ではっきりと述べており、占領された東トルキスタンは、世界を統治する青写真の戦略的中心にあります。
1949年の毛沢東国家主席による東トルキスタンの占領以来、政府はウイグル文化と宗教を容赦なく破壊しようとしてきました。ウイグル人は「民族主義者」、「反革命者」、「分離主義者」というレッテルを貼られ、迫害されてきたのです。9・11の悲劇の後、共産党当局はその取組みを「テロとの戦い」と改名しました。新疆地域全体が、このように色塗られたのです。処罰は文化に対して、集団規模で行われています。何百万という人々が、犯罪を行った嫌疑なしに逮捕され、拘束されています。県や地区、近隣のコミュニティが、割り当てられたノルマを達成することに必死です。中国はすべての抵抗を「イスラムによるテロ」と特徴付けており、それを口実にして、DNAの収集、あらゆる場所への監視カメラの設置、顔認識ソフトウェア、車両へのGPS追跡装置搭載を基礎に監視体制を敷いています。新疆全域が、警察国家になったのです。
米国ではウイグル人に多くの同情が寄せられています。マルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員が議長を務め、クリストファー・H・スミス(Christopher H. Smith)下院議員が共同議長を務める、中国問題に関する連邦議会・行政府委員会は、中国の現状をさらけ出し、迫害されている新疆のイスラム教徒の証言を聞くための公聴会をしばしば開催しています。これに何を期待しますか?
私が見るところ、米国が寄せる同情、そしてウイグル人に対する米国の政治家の支援は、本物の人権の観点から来ています。ウイグル問題に関して、米国は常に正義と正しい行いをする側についています。そのため、力強く意義深い行動を取るところを見たいと思っています。例えば、そのような恐ろしい残虐行為や人道に対する罪を犯した中国当局者に対して、グローバル・マグニツキー法に基づく制裁を発動することが挙げられます。また、2018年11月中旬に上院外交委員会の有力メンバーであるルビオ上院議員とロバート・メネンデス(Robert Menendez)上院議員、それにスミス下院議員が法案を提出した、ウイグル人権政策法に支持が集まるところを見たいと思っています。また、この地域に調査団を派遣したり、ラジオ・フリー・アジアのウイグル語サービスの放送時間を拡大したりすることも希望しています。このような行動は、ウイグル人の大規模拘束などを白日の下に晒し、世の中に伝える上で不可欠です。地域の実情を伝えることは、世論を操作する北京の共産党政権が仕組んだ情報封鎖とメディアの検閲によって妨げられているからです。
米国では多くの人がイスラム教徒と米国との間には自然と敵対的な関係があると見ているようですが、ウイグル問題の場合はその逆の反応を示していますね。
米国政府と国会議員は、前述した1998年のラジオ・フリー・アジアのウイグル語サービスへの資金拠出に始まり、22人のウイグル人をグアンタナモ基地から解放する取組みを続け、ウイグル人の民主運動をいつも力強くサポートしてくれています。これらの出来事は、安心できる関係を築くためのターニングポ��ントでした。私は、米国政府と米国国民が、中国共産党政権の邪悪な目的にようやく気づき始めていると思います。中国のナショナリズムは、米国を世界の超大国から引きずり落とすことだけを目指しているのではなく、世界の民主主義と自由を中国の全体主義的な哲学と体系で置き換えることを目指しています。今、新疆は前例のない危機的な状況に置かれています。世界がこのひどい状況を前にして共産主義の中国と対峙しないなら、大規模監視、抑圧と蛮行のために、世界は闇に覆われ、私たちが今日享受しているような自由な世界に終止符が打たれてしまうことでしょう。
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yoshi-finswim · 2 years ago
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【世界選手権コロンビア🇨🇴】 ⁡ 14時間の時差のなか たくさんの応援ありがとうございました❗️ ⁡ 今回は選手ではなく日本代表チーム『監督』として 選手11名と世界選手権に参加! たくさんの感動と経験をくれた選手たちに感謝です🥲 ⁡ 選手の輝く邪魔をしないようあくまで黒子として できる限りおとなしくしてきた(つもり)なので色々書き残しておきます🤫 ⁡ ⁡ ジュニア代表監督としての遠征が2.5回 学生代表引率が2回 ワールドカップ引率が1回 体育会TVのコーチ帯同が1回 選手としての遠征が12回 ⁡ たくさん遠征をしてきましたが コロナ禍という状況 コロンビアという危険地域 4年ぶりの海外 普段から命を掛けて競技をしてる選手たちのレースと命 すなわち人生を多少なりとも預かるということで 不安も責任も最も大きな遠征でした… ⁡ ⁡ 経験を振り返って ・どんな選手ファーストが必要か? ・どうしたら最大限のパフォーマンスを発揮できるか? ・自分なら何をして欲しい/欲しくないか? ・どうしたら選手の負担を最小限にできるか? ・どう安全を確保するか? ・チームとして行く意味は何か? ・どう今後に繋げるか? ・自分が監督として提供できる価値は何か? など事前準備から色々考えさせてもらいました ⁡ ⁡ 幸い『選手への負担がとても少なくレースに集中できた!』 という声をもらえて自己満にならずに良かったなぁと嬉しい気持ちです☺️ ⁡ ⁡ また『チームで戦う❗️』というテーマを掲げ ⁡ 自分のレースを優先に集中する! それ以外はチームとして支え合う! 日本のスタッフにも現地を共有する! ⁡ ということを大切に 一人ひとりがチームの重要な1人として感じてもらい 各々関わり合うことで ひとりでは発揮できない力を出せるようにと 個人競技ながらチーム作りを意識🤝 ⁡ 年齢層も雰囲気もガラッと変わった中 遠征後半は疲労もストレスも倍々になっていくにも関わらず チームワークも良くなり,会話も笑顔も増え 仲間の前ではリラックスできているように感じました ⁡ ⁡ 最終日のミーティングでチームを包む雰囲気がとっても柔らかくて みんな良い遠征だったと感じてるんじゃないかなぁ〜と勝手に思ってました笑 (実際どうかはわかりませんが…🤣) ⁡ 主な結果として 🌟リレー全種目決勝進出❗️ 🌟個人種目2種目決勝進出‼️ 🌟男子4×100mリレー日本新記録㊗️ という素晴らしい成績を皆で喜べたのはそれを物語ってるんじゃないかなと🙃 ⁡ ⁡ また10年前とは状況も変わってきた『日本代表チーム』 新しいスタンダードを作れるようルール作りや取組みも実施 ⁡ その面では自由度が低くなったり負担になった部分もあるかもしれませんが 『フィンスイミング日本代表の価値』を磨くために一歩ずつ組織作りしていきましょう ⁡ ⁡ ここからは私事… ⁡ 本当はこの世界選手権 『400mサーフィス3.05.82で泳いで世界と戦うステージに立つ!』 と昨夏に奮起し,レースの目標ラップも細かく定めて逆算し フォームを全て見直し,新しいトレーニング・コンディション方法を取り入れ 大会本番までの月次・週次計画も全て作り 順調にトレーニングを重ねてました ⁡ しかし ⁡ 順調に進んでいた年末 左足に違和感と痛みを覚えついには 『モノフィンを履くことができない足』に ⁡ 痛みを我慢すれば…というレベルではなく これ以上泳ぐには手術が必要なレベルに💔 ⁡ ⁡ 仕方なく人生で初めて日本選手権を欠場 ⁡ 世界選手権への道は閉ざされ1年計画は志し半ばで終了 ⁡ 3日間役員をしながら一緒に練習・指導している選手たちが 結果に一喜一憂する姿を見れて嬉しかったものの 泳ぎたい気持ちや虚無感は選手権終了後もずっとあり… ⁡ ⁡ でもこんな状態で中途半端に練習するより泳ぐのを諦めて指導に徹して 1ミリでも他の誰かの役に立つ方が同じ2時間の価値は高いだろうと決めた ⁡ こんなに練習してないのは人生で初めて🙁 ⁡ ⁡ ただ自分がトップレベルの練習をし続けて得られる気づきが 最先端の指導につながることは明白だなと感じたのでぼちぼち再開したい ⁡ 実際に世界選手権トップの泳ぎを観察��ると 1年前に考えた新しい泳ぎと一致するポイントが多く その点 『やっぱり自分の研究と洞察力はセンスあるな〜😎』 と自画自賛しつつ安心した笑 ⁡ ⁡ 手術は仕事にも影響するのでまだ検討中 ⁡ 選手としての生活をしなくて済むならこんなにラクなことはない! が やりきれてないモヤモヤとやりたい気持ちがそれを凌駕している というのが面倒なところ😕 ⁡ ⁡ 世界と戦うことの難しさを 改めて感じることができたこの1年は大きかったと思うので 左足の変形した無駄な骨にも感謝しておこう🦶 ⁡ ⁡ もうキリがないので… ここまで読んでくれた方がもしいたらありがとうございます🥺 続きはご飯やインタビューのお誘い待ってます❤️ ⁡ ⁡ まだまだ次世代のためにも自分のためにも フィンスイミング界を盛り上げていきますので 応援・サポートよろしくお願いします! ⁡ ⁡ #フィンスイミング #チームで戦う #Finswimming #TeamJAPAN (Cali, Colombia) https://www.instagram.com/p/Cgr8ot4v_61/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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usickyou · 3 years ago
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宝石
 天井から落下した照明が君の右足をおし潰すと、不気味なほどの静寂があたりを満たした。君は何も言わず、ただ自分の足を見つめる。すねくらいから下を壊れた照明が潰していて、その形を見ることはできない。ただ、血だまりは広がっていく。小さな体のどこに、と僕は思う。  救急車、と誰かが叫び声をあげた。それを合図にして、舞台を悲鳴や騒音が汚していった。  君は、どこかぼんやりとあたりを眺めて、僕を見つける。僕は、君を見つめ返す。君は僕を見つめると、ふっと笑った。僕は、君が意識を失ってやっと、その笑顔に見とれていたことに気付いた。  ほたる。君があまり穏やかに笑っていたから。
 右ひ骨遠位端及び脛骨遠位端の開放骨折、距骨及び踵骨、舟状骨、立法骨の粉砕骨折、楔状骨、第一第二第三中足骨、第一第二基節骨、第一第二末節骨の単純骨折。つまり、すねの下あたりから足首までは潰れて、足の真ん中くらいまでは折れている、ということらしかった。ところが全然ぴんとこなくて、「復帰までどれくらいかかりそうですか」と僕は主治医に訊ねた。彼は諭すように(もしかしたら呆れて)こう言った。「日常に支障するような後遺症が残るでしょう。ステージは、残念ですが、諦めた方が良い。幸い彼女はまだ若い。新しい夢を見つけることだって、できるはずだ」  僕は、君のご両親から少し遅れて彼に頭を下げた。それから病室へ行って、君の様子を眺めた。麻酔は覚めているはずなのに、君はよく眠っている。鎖みたいな酸素マスクや分厚く覆われた足を見て、なるほどこれじゃ歌もダンスも難しいな、そう思った。  君のご両親に挨拶をして、僕は病院を後にする。寒々しい風が吹いてきて、買ったばかりのコートを会場に置いてきたことを思い出す。そういえば、荷物は全部事務所に運んだと連絡が入っていた。僕は振り返って、最寄りの駅へ向かう。それまで僕は、どこに行こうとしていたのだろう。  課内に誰の姿もないことに、安堵した。荷物は机の上に無造作に積まれていて、そこに特別なメッセージはなかった。ありがたいと思いながら、冷え切った指先でノートパソコンを立ち上げる。デスクトップの『161220』フォルダ、『stage_2』ファイルを開くと、君が踊り出した。チェックの〆切はもう明後日に迫っていたはずだ。あまり猶予はないし君に確かめてもらうことはできないから、僕がしっかり見ないといけないな、と思う。  この日のカメラマンは、たしか君の現場は初めてのはずだけど、とても優秀だった。カメラマンだけでなくスイッチャー、編集も、照明も衣装やメイクも、観客も、そして君も、皆が良い仕事をするものだから、僕は作成した『161220_stage_2_check』のテキストファイルに触れることなく、ただこの日のステージを眺めた。  結局、注文をつけることは一度もなく、ステージは終わりを迎えようとしていた。最後の曲を前にして、君は言う。「……もう、終わっちゃうんですね。みなさん、今日は楽しんでもらえましたか……」両手でしっかりと、決して離れないようにマイクを持つ君の目には涙さえ浮かんでいるのに、言葉を詰まらせることは一度もない。「……うん、私も、本当に嬉しいです。また、きっと……」スポットライトに浮かび上がった君は、少し考えるような仕草をした。「本当にありがとうございました」そして、こう言った。「私、幸せです」  その声を最後に、君が姿を消す。それは、僕がノートパソコンを閉じたからだった。僕は立ち上がって椅子を持ち上げると、床に叩き付ける。照明が落ちた時によく似た、ひどく残酷な音がして、椅子は半分に折れてしまった。  それから、座る場所をなくした僕は床にへたり込んだ。空調が切れてしばらくしていたのだと思う。冷え切った床からは、痺れや痛みが伝わった。  僕は、しばらくそうしていた。  転がった椅子の車輪がやがて動きを止めると、本当にいやになるくらいあたりは静かになった。
 警察からの聴取や事務所への説明、家族への正式な謝罪と補償の相談、それから壊した椅子(ノートパソコンも)についての手続き。そういうことで日々は忙しくなったから、君に会いに行けたのはそれから数日が経ってからだった。  病室に入って、僕は「痛みは、どう?」と訊ねた。  君は「まだ、痛みます」と答えると、いつもみたいに、少し困ったように笑ってみせた。その表情は、こんな場所にはひどく不似合いだったけど、僕はかすかな安心を覚えた。君は、少なくとも笑うことはできる。  それから、用意した話を済ませた。事務所には籍を残したままにしておくこと。復帰まで(そういう言い方をした)可能なサポートを継続すること。そして、僕は引き続き君の担当であるとか、そういうこと。  ありがとうございますと言って、君はまた笑った。それきり黙ってしまったから、病室には重苦しい沈黙が広がる。僕は君に何かを言うべきだった。言いたかった。だけど、ノックもなく看護師が入ってきたことで、生まれなかった言葉は君に渡されず消えていった。  リハビリの時間だと、ほとんどおばあちゃんくらいの(実際、君が退院する前に彼女は病院を去った)看護師が告げる。僕は、もうそんなことをするのかと驚いたけど、なるべく早くから動かすことで状態を少しでも改善させると言われて、頷くよりほかなかった。僕は知らない。君の足のことも、君が「休ませてください」と首を振った理由も。  僕はその、おばあちゃんじみた看護師にほとんど追い出されるようにして病室を後にした。扉の向こうからの「がんばらなきゃ」とか「諦めちゃだめ」とか、そんな声を聞きながら僕は窓の外を眺める。そうして、こんなに寒いんだから休みたくもなるな、と思う。
 君は友達が来ることを喜んだ。事務所の子たちは君の本当の状態を知っている子、知らない子、ぼんやりと気付いている子、色々な子がいるから誰が来るかによって病室の空気はまるで違うものになった。小さい子は「早く一緒に歌おうね」とカラフルな折り紙やきらきら光るアクセサリーを持ってくる。大人たちは「いつでも帰ってきてね」と君の髪を撫でたり、落ち着いた色合いの花を飾ったりする。子供と大人の真ん中(事務所にはいちばん多い)の子たちは色とりどりで、「待ってるよ」と明るく言ってみたり、たどたどしく今日の出来事を話したり、果物を切っていたと思えば突然病室を後にして、声を押し殺して泣いたりした。  だけど、君は変わらなかった。誰にどんな言葉をかけられても、君はあの、困ったような笑顔を返すばかりだった。話さない、というわけではない。嬉しそうにしていたと思う。それでも君をよく知るみんなだから、その様子には一様にショックを受けていた(それでお見舞いが減るとか、そういうことはなかったけど)。  一度だけ、君が涙を見せたことがあった。入院から半月くらい経って、ある男性が訪れた日のことだ。  彼が差し出した名刺には(申し訳ないけど)聞いたことのない番組制作会社の名前があって、それから、君の元担当プロデューサーだと名乗った。邪魔になるだろうなと、僕は部屋を出る。しばらくぼうっと時間を潰して戻ったとき、僕には泣き声が聞こえた。それは彼のもので、一緒になって「ごめんなさい」と謝る君の声が聞こえてきた。  聞くつもりはなかったのに、どうしようと部屋の前で立っていると、不意に扉が開いて彼が姿を現した。彼は僕をラウンジへ連れて行くと、真っ赤になった目を隠すこともなく君のことを訊ねた。何かを話すたびに彼は涙を流して、僕はそれをひどく羨ましいと感じた。  エレベーターホールで彼を見送って病室へ戻ると、君はぼんやりと部屋の壁を見つめていた。外には冷たい雨が降っていて、これなら壁を見ていた方がましだな、と僕は思う。 「あの人は、帰りましたか」  その質問に僕が答えると、君は涙を流した。たったの一すじだけ、涙は君の頬を伝って白いシーツにこぼれた。  僕は、君も彼もどちらも同じように綺麗だと、そう思う。
 久しぶりに、よく晴れた日だった。僕は君を車いすに乗せて散歩に出た。空気はとても冷たくて、毛布にくるまったまま君は「寒いですね」と口にした。「そうだね」と答えて、僕は中庭へ向かう。申し訳程度に立った木立はどれも冬枯れていたけど、小さな植木にはかすかな緑があった。それが残ったものなのか新しく生まれたものなのか、僕にはまるでわからなかった。 「いい日ですね」と君はこぼした。 「本当に」と僕は答える。いい日である理由を拾い集めようとしたけど、それはどこにも落ちていなかった。 「最近は、すごく落ち着いてて」よく晴れた空に雪を待つみたいに手を広げて、君は続ける。「私の不幸、きっとあの日にぜんぶ使っちゃったのかなって、思うんです」  僕は、少し悩んで答える。 「なら、たくさんの幸せが待っているね」  君は頷いて、「冷えてきましたね」と言った。僕は車いすを押して、君を病室へ連れていく。温かいものを買ってくるよと残してラウンジへ向かう。ミルクココアとホットレモンティーを自販機で買った、ちょうどそのときに何かが割れるような音が聞こえた。  僕は走る。病室の扉を開くと冷たい風が吹き出して、割れた窓枠の外に君は立っていた。  君は僕を見て笑うと、「見ててください」と言った。  そうして、姿を消した。  僕は、君の名前を呼んだ。窓の外を見下ろすと、冬枯れた木が折れそうに揺れていて、その遥か下に君の体があった。  飛び降りようとした僕を引き止めたのは駆けつけた職員だった。彼らは僕をおさえつけて、それから君のところへ走っていった。  僕は、床に座り込む。それから、君の言葉はまるでステージに出る前みたいだったなと思う。
 空色をした路線バスを降りると、春風が肌をくすぐった。空気はずいぶん暖かくて他に降りる人もいなかったから、しばらくそうしていた。  いつまでも取り囲む緑や透明な日射しを眺めていると、「あの」と遠慮がちに君がつぶやいた。  それでやっと僕は気付いて、支えたままでいた君の手を離す。君は杖をついて、アスファルトをしっかりと踏みしめると、「行きましょう」と言った。  十二階の窓から飛び降りた君を救ったのは、枯れ果てた木の枝やその下に放置されていた古い物置だった。全身に数え切れない、決して軽くはない傷を作りながら君は、幸運にも、生きた。  君はその日から、生まれ変わったようにリハビリに取り組んだ。僕は、君が一世一代のステージを成功させたのだと思う。 「私を、信じています」  君はいつかそう言った。僕は君を信じる。杖をついて懸命に坂を登る姿も、ずいぶん細くなった右足も、決して僕たちの信仰を妨げない。  一瞬の強い風が吹いた。降り注いだ若木の葉に弄ばれて、不幸にも、バランスを崩そうとした君を僕は支える。  僕はからっぽの車いすを指さして、「押そうか?」と言った。  君は「平気です」と答える。「でも、少し休ませてください」と、困ったように笑ってみせる。その表情がこの場所によく似合っていて、僕は心から安心した。  君が笑う。それだけで、日々のすべては優しい色を帯びる。  楽な坂道ではなかった。それでも、三十分も歩けば頂上が見えてくる。君は急いだ。僕は無理をしないようにと言いながら、真逆のことばかりを考えていた。  やがて君は頂上にたどり着く。そうして振り返ると、「見てください」と僕に言った。  そこからは、海が見えた。君は背中いっぱいに海の光の乱反射を集めて、嬉しそうに笑った。 「ほたる」と僕は呼んだ。君を綺麗だと思った。ずっと、永遠にだって君を見ていたかった。だけど景色は光でくらんで、滲んで、すぐに何も見えなくなった。こらえ切れず瞼を閉じると、君が浮かんだ。君はきらめきの光の園から、僕を見つめた。だから、僕は「大丈夫」と言った。君に言ったのか僕自身への言葉だったのかは、わからなかった。  僕はとうとうへたり込んでしまった。地面はずいぶん温かくて、君が「大丈夫です」と答えたから、大丈夫だとわかった。そうして、もうすぐにやってくる夏のことを考えはじめた。
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takahashicleaning · 3 years ago
Link
TEDにて
コリン・ストークス:映画が男の子に教えること!
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
映画「スター・ウォーズ」は、コリン・ストークスの3歳の息子を一瞬にして虜にしました。しかし、3歳の男の子は、このSF映画の傑作から何を学んだのでしょうか?
ストークスは男の子に、協力することの大切さ、女性を尊敬することが、悪者を打ち負かすことと同様に男らしいことであるという
ポジティブなメッセージを伝える映画がもっと必要であると訴えます。(TEDxBeaconStreet より)
悪者を打ち負かすことに対しての報酬という英雄ジャーニーモデルという男の定義は崩壊してきていて
「メリダとおそろしの森(日本名)」(なお、米国では、「Brave」です!)- ディズニー映画も登場します。
他には「オズの魔法使い」「ハリーポッター」などもベクデルテストに基づいた良い手本だそうです。
テストの内容についても詳細に説明しています。
その後、娘に「スター・ウォーズ」で好きなキャラクターを聞きました。
何と答えたと思いますか?オビ=ワン オビ=ワン・ケノービとグリンダこの2人の共通点は何でしょうか?
おそらくキラキラの服だけではないでしょう。彼らはエキスパートなのです。
私が思うには2人の共通点は、映画の中で人一倍の知識を持ち、それを仲間の成長のために共有することです。
彼らはリーダーです。2人のような冒険を子供達にも経験してもらいたいです。
こんな冒険がもっと存在してほしい子供達に「一人で戦ってこい」と命令するような冒険は必要ないのです。
子供達に必要な冒険とは、仲間の成長を助けるために女性が指揮をとるチームに加わる必要を感じる冒険です。仲間のための冒険なのだそうです。
権力者が権力を思うまままに振舞うことは硬く禁止しています。
その他に・・・個人的なアイ��ア
男脳と女脳は、構造上、別物なので、自分と同じようにふるまうことをお互いに無意識のうちに相手に期待し、共感しようという思い込みが不幸を招き寄せてしまいます。
なので、極論お互い別の生き物と思えばいい。さらに、共感できる範囲が唯一食べ物や赤ん坊、子供くらいとお互いに狭いことが原因かもしれません。
男と女は違うみたいで、どちらが優れている?劣っている?ということではなくただ違う!両者に共通しているのは、種が同じということだけです。見ている世界も違えば、価値観も役割も違うそうです。
自分の尺度で相手を測ろうとしても、自分と同じ考え方、感覚を求めても必ず男女間の不満は爆発してしまうものと認めてしまえばいいかもしれません。このような前提で、お互いに歩み寄っても不満は無くなりませんが最小限にできる可能性があります。
児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?極端な場合は保護が必要ということを前提にしても問題がある。男女平等が社会システム内では功利主義的には有効?混乱を産み出し憎しみの連鎖を起動させてるだけで果たしてそうなのか?国の歴史によっても異なるし、上記の事例に関しては、法の下の平等は万能ではない!道理に反するということでもあります。
太古からの厳しい自然淘汰を生き抜く上で多少の児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?が良い作用を与えていたのも事実であって数万年かけて培われた本能的な児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?は、犯罪者扱いするんじゃなくて隔離して教育してもいいし、国家が対策マニュアルをオープンソースで公開して男女の特性子供の特性として共有すれば?
極端な男女平等思想が憎しみの連鎖の原因かもしれない?
それを社会システム内で最適化させて一千年単位のスパンで少しずつ改善するほうがいいし、マスメディアも慎重に吟味してセンセーショナルな報道をしないことだ。
本当に殺しては社会システム内ではダメだからテレビ的にはタレント生命、テレビ、ラジオ出演者生命や広告代理店関係者、芸人芸能人生命、俳優生命など。是非、不幸をあおるやつらを殺してほしい
児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?たった数十年の現代版社会システム内では善かもしれないが、数万年単位の大自然内では場合によっては最適かもしれない。強制的に洗脳報道繰り返すマスメディアは潰れたほうがみんなのためにもなる?極端な男女平等思想が憎しみの連鎖の原因かもしれない?
女性は、腹が立つ相手に恋をするし、「感性が真逆の相手に発情する」という特性は、脳科学上の真実
対策として、ケンカになった際は言い募るのではなく「悲しい気持ち」をありのままに伝え感情を共感しましょう。
男性が一日に発信する情報は7000語くらいで、女性は約三倍。この差は、テクノロジーやコンピューター、人工知能を活用しないと絶対に勝てないレベルです。
コミュニケーションツールとして女性脳は認識しているためでもあります。女性の特性上、サポートするような仕事は、太古からの自然淘汰の中で培われたため相性が良いかもしれません。
対策として、何気無い言葉でのメールやチャット、メッセンジャーも良いかもしれません。
つまり、女性はもともと本能レベルで備わってるので機械が使えないのではなく、使う必要性がないから、そんな役に立たないの使わないし興味がないだけです!だって、自分で無料で瞬時にできるのに、わざわざ遅くなる手間とお金かけないでしょ。
「今日は何してたの?」は禁止ワード。具体的に時間がかかろうが一つ一つ90分くらいは1日にかける覚悟は必要です。
「言ってくれればやったのに」は禁止ワード。まず、ごめんね。と言って感情を共感してから手伝うこと。
「おかず。これだけ?」は禁止ワード。次に食べたい食べ物を要望して会話のキッカケにすること。足りない場合は自分で買って後で食べればいいだけです。
マスメディア側の専門的な知識や経験のない勝手な先入観で広告料金をもらうだけのために勝手な報道を垂れ流し、離婚させるよう誘導、偏向報道し、その報道のために児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?と視聴者に誤解させても責任をとらない?潰れたほうがいい。
自らが権力者であることを発信せず視聴者を混乱させ、それに便乗して権力乱用する日本の民法テレビ局。同じことを繰り返さないようにみんなでチェックし見守っていくことだ。
日本で、恋愛結婚が普及したのは、サルトルとボーヴォワールが来日した時に一気に拡大した可能性もあるかもしれない。それ以前は、お見合い結婚が主流でした。
前提条件として、恋愛結婚はサルトル、ボーヴォワールみたいな有名人であること。創作活動が成功していて多額の資金を保有し裕福層であること。
それ以外では、まず不可能。良い結果にはならないことを追加しておきます。日本の高度経済成長インフレ時代には合っていたけど、デフレ経済下に入ってしまうと厳しく破綻しやすくなります。
または
女性特有の支離滅裂な言語。例えば、キモいなど擬態語共感は男性には理解できない。
だから、言葉の定義を決めない場合、リアルタイムに真似して、同じしぐさで中和か、法律で正当防衛的な暴力を情状酌量可能にすれば言葉の表現方法を考えるきっかけになるかもしれない。
大前提として、理想の男性はこの世にいない!本能に任せて男を追い求めるくせに、母親が、幼い男性にもっと小さい頃から女性の善い面や悪い面を覚えさせることが最善。
さらに、将来までのサポートをしない責任もある!女性は、年齢的に心と身体形態を最低三回くらい変えていくエヴァンゲリオンの使徒みたいな特徴もあるから!
後始末しづらい精神分裂者と男性には感じられることが多々ある。
以上の前提条件から考えると
女性は子供を創る天才。男女平等じゃないのに男女雇用機会均等法を誤解したまま流布した政治家、マスメディア関係者をすべての女性は恨みな!
結局女性弱者にツケが回る仕組みなんだよね。お金を分配して償えば?邪悪な悪女が構築?
小池百合子が主犯と見ている
言葉の定義を決めよう!ジェンダー平等の定義は?そもそもの起源は?多神教や一神教。男と女。違いは必ずある!
価値観を数値化できないと定義も決まらない倫理観が欠落することになり権力者に悪用され基本的人権侵害に直結する危険性大
ジェンダー平等?真の男女平等な第二次大戦で社会実験結果がでたでしょ!男が勝利!平等はないと!
だから基本的人権が社会システム内に創られた!外に出たら結果は明白でシステム内の法律で押し付けるといずれ災厄が吹き出すぞ警告だ
女性活躍女性が強い?これは裕福女性がテレビで流布したプロパガンダだから女性弱者はこいつらを恨め!真実は第二次大戦で男性勝利で決着がついてる!
女性の末路は悲惨なものだった!死人に口無しって知ってる?
実務のできない女性を上役にしても混乱するだけ公約を果たさず再選した小池百合子が悪い見本
男女平等と誤認させるなら権力者であるテレビ局に出演する女性の旧姓と結婚後の名前を表示しろ!それで対等だ!
同じ種だが役割が違う!男が勝つのは先の大戦で結果がでた!こうして基本的人権が創設。
だから、男女平等ではなく男女対等。誤訳?平等なら男子女子と分けずに一緒にするよ
男女平等は誤り、男女対等��言え!
トップに立つには、それ相応の女性の良い見本を示すことが重要。
ジェンダーの定義は、古フランス語から共通の特性を持つ集まり、血統が語源。
この後に「平等」が付くと概念上は医療をフラットに提供するための原点に似ている?
二元性が存在できないプラスサム、共感やワンネスに近い?
参考概念としては、個人の基本的人権や法人の競争に頻繁に登場します。
知ってるつもりで思い違いしてること!で、公平概念というのは「ハンデをつけて上限を公平に!」と言葉であえて説明する。
平等概念をわかりやすく言葉にすると「上限の公平ではなく底上げの平等!」みたいな感じです。
これ以上でも以下でも概念が変わるから拡大解釈しないこと。
個人の基本的人権とは真逆なため、法人の平等な競争はあまり聞いたことない。公平な競争がしっくりくる。
時間をかけて諭していたが・・・
過酷な真実を言わなければ、女性の腑に落ちないから言うけど・・・
男女平等な第二次大戦で男が勝っているのに、東日本大震災、新型コロナ、ミレニアム以降の日本全体に災厄が降り注ぐのは
女人禁制の経験則に男女対等じゃなく、誤った男女平等を持ち込んだからかもしれない。
悲しいことに、ジェンダー平等や女性活躍主張する女性ほど独身、離婚者が多いのはなぜ?
結婚してる女性は幸せだから、慎ましく将来の息子の出世に響くため、そんなこと言わない傾向がある矛盾があるから統計を取るといいかも。
よく考えても見ろ!
自分の息子の将来を現時点で独身女性、離婚者女性が奪うのは、ジェンダー平等かな?
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recordsthing · 4 years ago
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限りなく桎梏に近い辛苦
晴ちゃんが酷い目にあうお話。普段と作品の毛色が違うから一応閲覧注意で。 
 決して油断していたわけでも慢心していたわけでもなかった。ただ災害というものは、唐突かつ無作為に起こるものだということを起こってから思い知らされる。たとえそれが人災であったとしても。  今になって思えばその兆候は初めからあったのかもしれない。ランドセルの右側つけている防犯ブザーはキーホルダーなんかも一緒についていて、とっさに右手じゃ触れない。それに、普段から仕事で大人と交流があるせいかそういうことに関して危機感が薄い。明朗快活な性格は裏を返せば無防備であるということだ。 「最近防犯ブザーの誤作動報告が多くてさー、いざという時に大事なんだからそういうことされるの困るよな」 あれは誤作動なんかじゃなくて、防犯ブザーが鳴らされたとしても関心を沸かさないようにするためだ。せめてその話が出たときに言っておくべきだった。いや、そういうことは毎回毎回言っていたはずだ。ただその度にあの眩しい笑顔で、心配しすぎだって!って返されていた覚えがある。 後悔はしてもしきれない。だからこそ、未来のことを考えなければならないとわかっているのにあまりにも深く痛く刻み込まれた傷口が許してくれない。傍観者の自分ですらこれなのに、当人はいったいどれだけの痛みを背負ってしまったのだろう。許されるのであれば、自分が全部肩代わりをしたいのに運命というのはあまりにも無情だ。  深夜の病院の廊下はあまりにも静かだ。手術が終わったのは夕方と夜の間だったはずだが、ずっとここから動けないでいる。目の前の病室は個室用で、新しい表札には「結城 晴」と書かれている。ただただそれを眺め続けて、起きてしまったことがどれ程重いことなのかを実感する。色んなアイドルや関係者が言葉をかけてきたものの、何を言われたかも覚えていない。彼女の家族の怒声と泣き声混じりの声も、彼女と一緒に仕事をしていたアイドルの絞りだす祈りのような言葉すらどうでも良かった。ただ医者の言った言葉だけは覚えている。 「手術は上手くいきました。しかし……受けてしまった傷は身体より精神的なものの方が大きいです。こればっかりはどうしようもありません……」  そんなことはわかってる。わかってるから、わざわざ言わないでくれ。手術が終わって、病室で眠っている様子を確認したが頭や腕に巻かれた包帯があまりにも痛々しくて見ていられなかった。願うことなら、ずっとこのまま眠ってすべてを忘れていてほしい。起きた彼女になんて声をかけていいのか見当もつかないから。  どうにかなりそうな気持ちを抑えたいのか発散したいのかもわからないままでいると、不意に足音が聞こえた。目線だけ足音がする廊下の方に向けると、白い白衣の人物が歩いてくる。一瞬だけここの医者か?と思ったが、こんな時間に巡回する医者などいない。医者でもないのに白衣を着てこんな夜中に来る人物の心当たりなど、一人しかいない。 「……容体は?」  一ノ瀬志希……最初に晴が仕事した相手で、良くも悪くもアイドルとして初めて関係築いた相手ともいえる。しかし、わざわざこんなところに見舞いに来るのは意外だ。自分以外に興味がないタイプだと思っていた。 「頭に七針、腕と足に三針ずつ縫って今は眠ってるよ。ケガ自体はなんとかなるらしいが……」 「わかってる、だからあたしが来たの」 「……?」 「あたしがどうにかするから、邪魔しないで」  こちらが静止する前に、晴のいる病室に入っていってしまった。面会謝絶の札も気にしない彼女は、いつもと違う冷えた表情をしていた。薄暗い廊下で顔は見えなかったのにそう言い切れるのは、彼女の言葉があまりにも冷え切っていたからだ。  いや、それだけじゃない。どうにかするから、という言葉にすがっている自分がいる。できることなら、こんなことが起こる前の結城晴に帰ってきてほしいのだ。ガラにもなく、両手を組んでその場に跪く。  神でも悪魔でもなんでもいい。また彼女の笑顔を見せてくれ。
 第3芸能課の小学生アイドル、結城晴が学校の帰り道に襲われたというニュースは瞬く間に広まった。事件の概要はこうである。学校からの帰り道で、友達と別れて一人になったところを20代後半のスーツの男から話しかけられた。この時に、俺の名刺を取り出せたことで信用を得たらしい。その後は仕事の打ち合わせとかで近くの喫茶店まで案内されたそうだが、途中で遠いから車でどう?と誘われた。そこで怪しいと感づいて逃げたが、待ち伏せしていた別の仲間に取り押さえられた。その後、必死に抵抗した晴は男が服を裂くように用意していたナイフで傷つけられた。ただ、斬りつけられた悲鳴を聞いた通行人に発見され、男たちは晴を置いて逃走したとのことだ。通行人は誤解されることか拘束されることが嫌だったのか、警察と救急車だけ呼んでどこか行ってしまったらしい。現場にかけつけた警察から話を聞いたが、服はズタズタにされ、出血した個所を抑えながら小さく震えていたとのことだった。アイドルが襲われたというこれ以上ない事件にマスコミや報道は好き勝手に囃し立て、事務所のアイドルや家族に強引な取材を行っている。数少ない救いなのが、この騒動を晴が知らないということと病院までは騒がしくないことだ。  ただ、今の自分にはそんなことは二の次三の次だった。夜が明けて朝になって昼過ぎになっても、一向に志希は病室から出てこない。防音になっているせいか、何をしゃべっているのかも聞き取れない。  もうすぐ医者か看護士がくるぞ……、と思った直後に病室のドアが開いた。そこには疲弊しきった一ノ瀬志希と病院患者用の青いガウンを着た結城晴が立っていた。 「よお、プロデューサー……って死にそうな顔してるぞ!?大丈夫か!?」 「あ、ああ……いや、俺のことはいいんだ。晴……お前、その……」 「オレ?いや、どうもここ数日の記憶がなく���てさ……志希が言うには交通事故に巻き込まれて気絶してたって……」  志希に目線を移すと、小さく頷いている。口裏を合わせろということだろう。 「そう、だが……大丈夫か?本当に?」 「心配かけて悪かったって、でもすぐ退院してアイドル活動とサッカー活動すっから楽しみにしとけよ!」  握手をしようと晴が手を伸ばしてくる。良かった、本当に良かった。これでまた元通りの日常が帰ってくるんだ。眩しい笑顔はいつもの晴だ。晴からさし伸ばされた手を掴もうとこちらも手を伸ばした。しかし、その手は握り返されることなく、晴は小さな悲鳴と共にドアの裏側まで引っ込んだ。 「あ、あれ?おかしいな……なんか怖くて、調子悪いのかな……悪ぃ、もう一回寝る」  そのままそそくさとベッドまで戻っていってしまった。志希が後ろ手にドアを閉めたのを確認して問い詰める。 「どういうことだよ……」 「どうもこうも、あれが限界。なんとか事件の記憶は無くせたけど、身体が辛いことを覚えちゃってるんだろうね」 「なんとかならない……のか?」  俺が手を伸ばして拒否をしたものの、志希の側にはいた。無自覚な男性恐怖症とでも言うのだろうか。それならアイドル活動もサッカー活動も絶望的だ。 「無理じゃないけど、記憶を消すのって相当重いことなの。これ以上やったら大事な記憶が消えて、晴ちゃんの人格すら危ういかもしれない」 「なんで、そんなっ……!」  わかってる。これだけでも充分ありがたいことだって。完璧なことなんてありはしないって。それでも、一瞬だけ見えた光明がすぐに塗りつぶされるのはきついものがある。 「……あたしはもう疲れちゃったから帰るけど、アフターケアは任せるよ。もし事件のこと思い出したら、今度こそどうなるかわかんないから」 「ああ、……ありがとう」  志希は人にぶつかりそうになりながらもふらふらと廊下を進んでいった。何をしていたのかはわからないけど不眠不休でここまで晴のことを回復させてくれた彼女には感謝の気持ちしかわかない。  今の自分には晴のためにできることがある。それがどれだけ嬉しいだろう。この先どうすればいいかを考えながら、一度事務所に戻って相談することにした。
 
 あれから二か月が過ぎた。世間の関心もその頃にはすっかり収まって、対応に追われることはなくなった。ただ、晴の男性恐怖症はどんどん酷くなっていった。本人からの強い希望で、サッカークラブへの復帰は一時中断しているものの、アイドル活動は続けてくれることになっていた。しかし、レッスンはまだしも営業は身体が震えて出来ないし、ライブも歌い終わると視線を意識してしまいその場に蹲ってしまう。 「大丈夫……大丈夫なのに、なんだよこれ……」  そう呟く言葉が痛々しすぎて、聞いていられなかった。何度も止めるように説得したが、原因がわかんないからやるしかないだろ!と言われたら言えることがなくなってしまう。  晴は今家族と離れて暮らして女子寮にいる。男所帯の家族ですら拒否反応が起こってしまうらしい。それを考えると、もし晴がここでアイドル活動をやめてしまったら、なにが彼女の支えになるんだろうか。彼女の世間との繋がりは全く何もなくなってしまう。しかし、このまま無理して活動を続けさせるとこうなってしまった原因を思い出すのは時間の問題だ。  どうしたものか、と一緒に事務所の廊下を晴と歩いていると……いや、3メートルも離れている状況を一緒に言っていいのだろうか。それはそうとして、反対側から歩いてきたアイドルはあの時晴のことを助けてくれた一ノ瀬志希だった。 「……どう?」 「どうもなにも、ずっと酷くなってる」 「そう、じゃああたしに任せて」  俺の横を通り過ぎて、晴を抱え上げる。お姫様だっこのような体勢でそのまま歩いて去ろうとする。 「どこに行くんだ?」 「どこか遠いところ、晴ちゃんが落ち着くまでね」 「待てよ!そんな身勝手が……」 「許される。だって、あたし以外にこれ以上任せておけないから」  その言葉はあまりにも響いた。色々サポートしたとはいえ、結局誰も一ノ瀬志希以上の成果を挙げられた人なんていない。この俺も含めて。誰よりも結城晴を救った彼女を、一体誰が止められるというのだろう。二人が去っていくのを、歩き方を忘れたかのようにその場で立ち尽くすしかなかった。
 あたしはなんにもなくて退屈な地元に戻ってきた。二度と戻ってくることはないと思っていたけど、ここより静かで優しい場所を他に知らなかった。実家はとっくの昔に売り払ってしまったため、旅館とホテルを転々としながら二人で住める場所を探している。  できるだけ静かな場所がいいかな、と思って探してはみるけどやはり何かと不便で結局山奥の静かな旅館で今日も気ままに過ごしている。二人ともアイドルを止めちゃったから、仕方なしに新しい論文を書いたりアイデアや特許を提供したりして収入を得ている。 「なあ、志希」 「な~に?」 「サッカーしたい……」 「ん♪これが終わるまで待っててね~」  ノートパソコンで実験の依頼するメールを素早く打ち込んで畳む。晴ちゃんからの要望であれば、何があっても優先するのが一緒に暮らすために決めた自分なりの最低限のルールだ。  旅館から外に出ると、歩いて五分で公園にたどり着く。公園といっても遊具もなければトイレもない。ただただ芝生が広がってるだけの土地だ。そのお陰か人が全然いなくて、二人でこうやって遊ぶにはちょうどいいのだけれども。  サッカーなんてほとんどやってこなかったけど、晴ちゃんとやってるうちに上達してしまって今ではすっかりあたしが教える側だ。晴ちゃんは悔しそうにしてたけど、PK戦でわざと負けてあげるとすぐ機嫌が直るのがかわいいところだ。  一通り遊んだ後は、旅館に戻って一緒に部屋の温泉につかる。最初はあたしが晴ちゃんの頭や身体を洗おうとしたらすっごい恥ずかしそうにしてたけど、今では頭を洗う時は任せてくれるようになった。……身体は未だに抵抗されてしまうけど。  お風呂でさっぱりした後は、一緒のベッドにはいってなんでもない会話をする。この生活をしてからというものの、一日が酷く長く感じられる。晴ちゃんといられるから決してつまんないわけじゃないんだけど。 「なあ、志希」 「うん?」 「どうしてこんなにオレに優しくしてくれるんだ?今のオレはもうアイドルじゃないし、二度と一緒のステージには立てないのに……」 「……モノは壊れるから美しい。でも、壊れない美の方が、当然、上なわけ」 「だったら!」 「そう思ってたんだけどね、晴ちゃんの美しさがまた見たいと思っちゃった。それっぽく言うなら生きる理由……人生賭けてもいいくらい証明したい実験なの。だから気に病まなくていいよっ♪」 「そっか、じゃあ一緒だな!オレも志希が生きる理由だからさ!」  そう答えてくれることはなによりも嬉しいのだけれど、同時に罪悪感もわいてくる。はたして自分は本当に晴ちゃんが元通りになってほしいと思っているのだろうか。今のような生活がずっと続いても構わない自分を、少しも否定することができない。両手で包み込める温かさを捨ててしまうことなどできないから。  返事の代わりに触れるだけの優しいキスをする。それと同時に翼をもがれた天使と一緒の鳥籠はこんなにも心地いいものなのか、と思ってしまう。
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trumpq · 4 years ago
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ヴィガノ大司教からトランプ大統領への書簡
※リンウッド弁護士が1/24に紹介していたオープンレターの和訳。  2020年6月、10月の2通。
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2020年6月7日 聖三位一体の主日 
大統領閣下 ここ数ヶ月、私たちは、私が“聖書的”なものと呼ぶ二つの対立する勢力の形成を目の当たりにしています:光の子らと闇の子らです。光の子らは人類の最も目立つ部分を構成していますが、闇の子らは絶対的な少数派が代表しています。しかし、前者(光の子ら)は一種の差別の対象であり、政府、政治、経済、メディアで戦略的な地位を占めることが多い敵対者(闇の子ら)に対して現実的には劣勢な状況に置かれています。善良な人々は、一見したところ不可解な方法で、邪悪な者達や自らの利益や臆病さから自らを援助する者達によって人質にされています。
“聖書的”性質を持つこれらの二つの勢力は、マリアの末からと、蛇の末からとで分かれていったものです。 一方は、数多くの欠陥や弱点を持っているけれども、善行に努め、正直であり、家族を持ち、仕事に従事し、祖国に繁栄を与え、困っている人々を助けたいという欲求に動機付けられている人々、そして神の法に従って天国に入ることを望んでいる人々がいます。 もう一方は、自分自身に仕え、いかなる道徳的な原則も持たず、家族と国を破壊し、自分自身を不当に裕福にするために労働者を利用し、内部の分裂と戦争を煽り、権力と金を蓄積しようとする人々です。彼らにとって、一時的な幸福の虚像はいつの日か(彼らが悔い改めなければ)神から遠く離れた永遠の滅びで彼らを待つ恐ろしい運命に屈するでしょう。 大統領閣下、神とサタン(悪魔)が永遠の敵であるように、社会ではこれら二つの対立は永遠の敵として共に存在しています。そして、闇の子ら - ディープ・ステイトとして簡単に識別できるもの、あなたが賢明に反対し、最近あなたに対して猛烈な戦争を繰り広げているものといえば、それがディープ・ステイトであることは容易に認識できます - は、彼らの計画を明らかにすることによって、いわば、彼らのカードを見せることに決めました。 彼らは既に全てを制御下に置いていると確信しているので、今まで彼らの真意を少なくとも部分的に隠していた用心深さを脇へ置いたように思われます。既に進行中の調査は、医療の領域だけでなく、政治、経済、メディアにおいてもCOVID(=新型コロナウイルス)の緊急事態へと導いた人々の真の責任を明らかにするでしょう。 このソーシャルエンジニアリングの大規模な運用の中には、人類の運命を決定し市民や国家の政府における市民の代表者の意志に反して行動する権利を、不当に我がものとしている者達がいることを、私達はおそらく見出すでしょう。 また最近の暴動は、ウイルスの不可避的な衰退やパンデミックの社会的警戒の弱まりを見て、必然的に市民の騒乱を引き起こさなければならなかった人々によって引き起こされたことに、私達は気がづくでしょう。暴動は合法ではあるが人民に対する不当な攻撃として非難され得る鎮圧を伴うであろうからです。 ヨーロッパでも同じことが完全に同期して起こっています。路上の抗議の利用が、ディープ・ステイトの目標を体現し彼らの目標を忠実にそして確信を持って表明する者が次の大統領選挙で選出されることを望む者達の目的のための道具となっていることは極めて明らかです。 数ヶ月後に、これらの破壊行為や暴力の背後に��自由のない世界を構築するために社会秩序の解体から利益を得ようとする者達‐フリーメーソンの格言が教えるように、溶解しそして凝固する者達‐がいることを私達が再び学ぶことがあったとしたら、それは驚くべきことではないいでしょう。 当惑させている訳ではありまえせん。私が説明した対立する二つの同盟は、宗教界にも見られます。キリストの群れを世話する忠実な羊飼いがいますが、群れを散らして、貪欲な狼にむさぼり食われるために羊を引き渡そうとする傭兵の不信仰者もいます。 これら傭兵が闇の子らの同盟者であり、光の子らを憎んでいることは驚くべきことではありません。ディープ・ステイトがあるように、その義務を裏切り、神の前でのその本来の約束を放棄するディープ・チャーチもあるのです。このように、見えない敵に対して、善良な統治者が公的事項において戦っているように、教会の領域で善良な羊飼いも戦っています。それは霊的な戦いです。そのことについて私は5月8日に公開した“アピール”でお話しました。 アメリカ合衆国は初めて、 生命への権利を勇敢に擁護し、イエス・キリストと市民の礼拝の自由の権利について語り、世界中のクリスチャンへの迫害を非難することを恥じない、あなたという大統領と共にいます。 マーチフォーライフ(中絶についての平和的抗議活動)へのあなたの参加、および最近の、四月を国民虐待防止月間としたあなたの宣言は、あなたがどちらの側で戦うことを望んでいるかを確信させる行動です。そして、持っている武器は違うとしても、この戦いで私達二人は同じ側にいると信じます。 このため、聖ヨハネ・パウロ二世国立聖堂への訪問後にあなたが受けた攻撃は、人種差別と闘い社会秩序をもたらすことではなく、人々の気分を悪化させることを目的とする組織的なメディアによる物語の一部であると思います。正義をもたらすためではなく、暴力と犯罪を正当化するための。真実に仕えるのではなく、ある政治派閥を支持するためのものです。そして、私が最近非難した司教達のように、彼らが敵対者側に並んでいることを彼ら自身の言葉で証明する司教達がいることは人々を当惑させます。 彼らはディープ・ステイト、グローバリズム、統一された思想、普遍的兄弟愛の名の下に彼らがこれまでより頻繁に言及している新世界秩序に服従しています。 それはキリスト教的なものを何も持たず、法廷から、学校から、家族から、そしておそらく教会からさえ、神を追い出して世界を支配することを望む者達のフリーメーソン的理念を呼び起こします。 アメリカの人々は成熟しており、主流メディアが、真実を広めることを望まず、彼らの主人の目的に役立つ嘘を広め、沈黙させ真実を歪めようと躍起になっていることを理解しています。しかし、大多数の善良な人々がその無気力から目を覚まし、隠された目的を持つ少数の不正な者達に騙されることを受け入れないことが重要です。光の子らである善良な人々が集まり、彼らの声を聞かせることが必要です。 大統領閣下、これを行うのに、祈りをささげるよりも効果的な方法はあるでしょうか。あなた、米国、そして全人類を、この敵の巨大な攻撃から守るように主に求めることよりも?祈りの力の前に、闇の子らの欺瞞は崩壊し、彼らの計略は暴かれ、彼らの裏切りが示されるでしょう。彼らの恐るべき権力は明るみに出され、ありのままの姿を晒し、無に帰するでしょう。それは地獄の欺瞞なのです。 大統領閣下、私は愛するアメリカの国のためにいつも祈っています。私は教皇ベネディクト十六世から教皇大使として、このアメリカへ派遣される特権と名誉を受けました。 全人類にとってのこの劇的で決定的な時に、私はあなたと米国政府であなたの側にいる全ての人々のために祈っています。全能の神への祈りのうちにアメリカ国民が私やあなたと団結することを信じます。 全人類の見えざる敵に対して団結し、私はあなたと大統領夫人、親愛なるアメリカの国、そして善意の全ての男女を祝福します。 + カルロ・マリア・ヴィガノ ウルピアナの名義大司教 元在アメリカ合衆国教皇大使
translated by 教会の栄光, twitter @ glory_of_church ttps://twitter.com/glory_of_church/status/1269561985449906176
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2020年10月25日(日) 厳粛な王、キリストの使徒より (Solemnity of Christ the King)
大統領閣下
神と人類に反する世界的陰謀により、全世界が脅威にさらされていることについて報告させて頂くことをお許しください。私は前米国ローマ教皇大使であり、使徒の後継者として、そして大司教としてここに書かせていただきます。市民と宗教両方の代表者たちが沈黙を続けている中で発言させていただこうと思います。
6月の手紙にも書きました通り、この歴史的な瞬間は、悪の力(フォース)と善の力が戦っている光景を現出させており、そして悪の力は光の子たちに立ち向かうためにはパワフルで良く練られた戦略であるかのように見えていますが、実際には乱れており、それに加えて、正しい判断ができない状態にあることにより、精神的な指導者たちからは見放されています。
彼らは日々攻撃を増し、社会の安全や人々の自由や人生を乱しており、彼らには敬意というものがまったくありません。国家の政治家や宗教家のリーダーたちも西洋文化やキリスト的な魂を脅かすような発言を続け、健康を守るための緊急対策という名の下���実際には暴政により大衆は市民権さえ否定されている状態となっています。
現在、世界的な計画である「グレートリセット (Great Reset)」が進行しています。
その計画の構造は、世界のエリート集団が人類を支配し、大規模なスケールで個人の自由を奪おうとする内容です。資金の準備も出来ており、すでに数カ国ではこれは承諾済となっています。しかし、他の国々では、まだ計画初期の段階です。
世界のリーダーたちで、この悪魔的なプロジェクトの共犯者や実行者たちは、世界経済フォーラムの Event 201へ資金提供をしており、その内容を実行している悪辣な集団です。
このグレート・リセットの「目的」は、表向きにはベーシック・インカムと、これまでの負債・借金を帳消しにするという魅力的な約束がありますが、その背後に、健康と自由を完全に支配するという目的があります。
国際通貨基金 (IMF)が行うこの条件には、個人の資産所有権の放棄とビル・ゲイツと大手製薬会社の協調による新型コロナウイルスのワクチン接種を必ずおこなうという代償があります。
このグレート・リセットを実施している人々は、巨大な富を得る事が動機であり、ヘルス・パスポートとデジタルID が義務化され、世界全体の人々をデジタルで追跡できるようにしたいと考えているのです。それに応じない人たちは拘束施設に入れられるか自宅軟禁状態となり、資産を没収されるという計画です。
大統領閣下、すでにご存知かと思いますが、グレート・リセットは、数カ国においては、今年 2020年の終わりから来年 2021年の第三期の最初あたりに始まります。
公的には第二あるいは第三のパンデミックという口実を用いて更なるロックダウンが実施されます。パニックの種を撒き、個人の自由を奪おうとし、世界的な経済危機を正当化するドラコニアンのこれらの思惑は大統領はすでにご存知のことと思います。
グレート・リセットを計画している人々は、もう後戻りすることができない世界を構築しようと企ています。
しかし、世界の人々は感情、信仰、文化、伝統や思想を持っています。単に自動的にそのようなことに従いはしません。人間は心と魂を持っており、それは「精神的な糸」で高次元とつながっており、またそれは神ともつながっています。その使徒として、私たちは挑戦します。ルシファーが最初にやったように。
悪魔的集団である敵は、今最終段階に入っていますが、静かに移行できると思っていたところに邪魔が入ったことで怒っているのも不思議ではありません。
ディープ・ステイトは、彼らを非難する人々に対しても一貫性のない反応を示しています。それも理解できます。主流メディアの多くが何の痛みも伴わずに気づかれずにスムーズにニュー・ワールド・オーダーに寝返った時点で裏切り行為やスキャンダルや犯罪が明るみになってきているのです。
数ヶ月前までは、真実を語る人々を陰謀論者として中傷する事は簡単でした。しかし今では詳細が明らかになっている事態となっています。
今年の 2月末くらいまでは、路上を歩いているだけで逮捕されてしまうというような状態を想像していた人はひとりもいませんでした。自分のお店を開いているだけで逮捕される、教会に行っただけで逮捕される、そんな社会が訪れるとは誰も思っていませんでした。
しかし、今、それが今世界中で起きています。
絵葉書にあるような美しい光景のイタリアでさえもそれが起きてしまっています。政治家たちが宮殿にバリケードを張って守られている中、多くの人がビジネスを失い、普通の生活を奪われ、旅行もできない、教会で祈る事もできない状態となっています。この悲惨な心理的状況の結果はすでに現れており、社会やクラスメートから離された子どもたちの多くが自殺しています。
このエリート集団は、ディープ・チャーチが持っている課題もサポートしており、(カトリック)教会のトップたちも最初からエリート集団と共にこの計画を実施しています。
カテコン(kathekon / 紀元前のギリシャの哲学者ゼノンによってつくられた概念)あるいは「完全に正しい行為」の中で聖ポールが「反対する者」の存在を語っていました。この「反対する者」とはトランプ大統領閣下、あなたのことです。
あなたは、闇の子たちの最後の暴力行為であるディープ・ステイトに「反対する者」なのです。
あなたは、はっきりと基本的な自由を尊重し、妥協することのできない価値を尊重するとし、そして、「神の元にあるひとつの国」を守ると宣言しました。
この理由から、善である人々は、これが史上最も重要な大統領選挙であることを理解しなければなりません。ロックダウンにより私たちの今ある世界が抹消されてしまわないためにです。
あなたの周囲には、信心深い人々と勇気のある人々が集まっており、あなたこそが、世界の支配者たちに「立ち向かう最後の人」と彼らは考えています。
もう一方の候補に投票するということは、ディープ・ステイトに支配され、多くの犯罪とスキャンダルにまみれた人物を選ぶということであり、コンテ首相が自国のイタリアに対して行っていることや、マクロン大統領が自国のフランスに対して、サンチェズ首相が自国のスペインに対して、そして、ローマ教皇フランシスコがカトリック教会に対して行っていることと同じことをアメリカにやろうとしている人に投票する事になるのです。
いくらでも脅迫され得る過去を持つバイデン氏は、バチカンの高位聖職者たちによる「マジック・サークル」と同様に、無制限に利用され、そして操られるでしょう。国内の政治も国際的な政治にも違法のパワーが干渉できる状態になります。
彼を操っている存在たちは、彼に問題が起きた場合には即座に替わりの人物を用意しており、入れ替える準備も進行しています。
現在、この「目に見えない敵」による暗黒の最中ではありますが、しかしながら、希望というものも生まれつつあります。
敵の存在たちは「愛する」という概念を知りません。ベーシック・インカムを与えることやローンの返済を消滅させることだけで、大衆を牛の様に扱い、そして征服することはできないのです。
長い期間、暴君たちからひどい扱いを受けていることに、多くの人々は気づき始めています。魂があることに気づき始めています。
すべての均質化とアイデンティティーの抹消が自由と引き換えに起きることを理解しており、それを拒否しています。実直な人々は、社会の繋がりの大切さ、家族というものの大切さ、信じ合える仲間との絆の大切さに気づき始めているのです。
グレート・リセットは、失敗に終わる運命にあります。
なぜなら、自分の「人間としての権利」を強く訴える人たちがいるからです。愛する人々を守り、子どもや孫たちに未来を与えようとする人たちがいるからです。
勇敢で強い意志力を持つ光の子たちの前で、非人道的なグローバリストたちは惨めに敗北することとなるでしょう。
敵にはサタンが背後にいますが、彼らは嫌悪しか知らないのです。
しかし私たちの側には、全知全能の神がついています。最も聖なる聖母���古代のサーペント(蛇の象徴 / 悪魔)の頭を揉みつぶすでしょう。「もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。」(新約聖書 ローマ人への手紙 8章31節)
大統領閣下、すでにご存じかと思いますが、この最大の危機において、アメリカ合衆国がこのグローバリストとの戦いで防波堤となることが期待されているのです。
神の力をどうか信頼して下さい。
「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。(新約聖書 ビリピ人への手紙 4章13節)」
神の摂理の使い手となることには大きな責任を伴いますが、それと同時に必要な力はすべて与えられるのです。多くの人々が祈りを通じてあなたを熱心にサポートしているのです。
天なる希望を込めて、あなたと大統領夫人 、そしてあなたの協力者たちに私の心からの祝福の祈りを捧げたいと思います。
アメリカに神の祝福を!
カルロ・マリア・ヴィガノ 前駐米教皇大使 Carlo Maria Vigano
translated by  Oka In Deep ttps://indeep.jp/battle-between-the-children-of-light-and-the-children-of-darkness-has-already-begu/
※語彙など一部修正、統一しました。
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monqu1y · 4 years ago
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索引
 
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高校生が描いた夢の施設Homedoorが作る、ホームレス状態脱出の仕組み  ICC サミット FUKUOKA 2019に登壇する企業のひとつ、Homedoorは、大阪市北区を拠点にホームレスの人たちへの生活支援を続けています。14歳の頃からホームレス問題に関心を抱き、川口加奈さんが2018年に設立した施設「アンドセンター」を、今回ICCサミット運営チームメンバーとともに初訪問。活動の内容と、実際に施設に暮らし、再出発を目指す方にお話をうかがいました。  ICC サミット FUKUOKA 2019のカタパルト・グランプリで登壇する川口加奈さんが、19歳で設立した Homedoor は、今年で9年を迎える。  誕生から現在までの道のりは、ぜひ当日のプレゼンテーションやホームページをご覧いただきたいが、大阪市北区を拠点とし、「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくる」をビジョンに、ホームレスの人や生活困窮者への就労支援、生活支援を行っている。  2018年は、ホームレス状態で危険な生活を続ける人たちが駆け込める「アンドセンター」を設立した。この宿泊機能を備えた、ホームレス状態からの脱出をサポートする施設は、14歳の頃からホームレス問題に関心を抱いていた川口さんが高校3年生のときに描いた絵が基になっている。   ICCパートナーズ と運営スタッフメンバーは、「アンドセンター」を訪問し、川口さんや実際に住んでいる方にお話を伺った。 川口さんが高校3年生のときに描いた、夢の施設の間取り図  
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「アンドセンター」の外観
 大阪市北区の「アンドセンター」入り口から入ると、冷蔵庫、キッチン付きのリビングルームのようなスペースが広がる。川口さんは、ホームレスの人たちを親しみを込めて”おっちゃんたち”と呼ぶが、おっちゃんたちが訪れて、食事をしたり、交流したり、ゲームを楽しんだりすることができる場所だ。訪問したときには、インターネットをしていたり、お湯をもらいにきたおっちゃんがいた。  
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正面ドアから入ったところ。温かいお湯やお茶、軽食が用意されている  「ここでは、ごはんを作って食べてもらえます。今日はおっちゃんが鴨そばを作っていましたね。食品は企業から賞味期限が迫ったものをいただいたり、一般の方からご寄付でいただいたりしています」  奥にはこじんまりとしたキッチンがあり、さまざまな備品が部屋を囲むように収納されている。生活感のあふれる食卓テーブルのある空間は、この時期、寒い外から入ってくると、温かく感じられる。  川口さん「ずっと施設を作りたいという目標があり、土地を探していました。2年前にこの物件は一度空いたのですが、そのときは私たちも準備ができていませんでした。それに一度、住居提供をトライアルしてみて、本当に宿泊施設が必要かどうか試したかったのです。  それでやっぱり住居提供が必要だと判明し、物件を探していたのですが、2年前に見たこの物件以上のものがなく、悔しがっていたところ、昨年(2018年)の2月にまたここが空いたので、逃すまいと思いました。  一般的にNPOはこういう場合に助成金を取るのですが、間に合わず自費です。1970年に建てられたビルなので暖房が古く、使い物にならないので改めて設置しています。完備できた部屋から入居していただいています。  現在、年間で300名ほど新規で、路上で生活している方をはじめとする生活にお困りの方々からご相談いただいています。今日も1人入居して、3人が次のステップにと退去されました。部屋は多めに用意しているので、待機が生じることは今のところありません」  
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衣類や防寒具、救急箱や食品の備蓄など  この建物は5階建て。隣の敷地と合わせて借りた家賃は月100万円だ。以前は韓国人留学生用の寮で、全室が同じタイミングで空いたため、一般のアパートよりも借りやすかったという。1階と2階の共有スペースはリフォームし、個室は短期利用が5室、長期利用が15室用意されている。ベッドや布団は一般の人からの寄付によるものなので、各部屋ばらばらだ。  
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現在空室のある3階。階段の奥には共同利用の洗濯機がある  うかがったときは10室に入居者がいて、そのうち長期利用している方が半数。長期利用については、その人の収入に合わせて家賃をもらっているという。その一人、4階に住む吉岡さんの部屋を見せていただいた。 長期利用者に聞く  
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お話をうかがった吉岡さん  吉岡さんが住んでいる部屋は、4.5畳程度の居住スペースに、シングルベッド、小さな棚、テレビ、冷暖房にユニットバスがついている。整頓された部屋からは、几帳面に暮らしている様子が伝わってくる。  吉岡さん「ここに来るまでは西成のドヤ(簡易宿泊所)にいました。1泊1,000円でしたが、暖房もなく、お風呂も別だったのですが、ここは暖房、ユニットバス付き。居心地は最高です」  吉岡さんは西成からHomedoorまで往復540円かけて通い、自転車の啓発員として働いていた。そのうち上に住んでもらうのはどうかということになり、2018年9月から長期利用第一号として住み始めて半年近くになる。  吉岡さん「ぶっちゃけの話、西成のドヤにはおりとうなかった。  1000円はそんなに高くなかったから、金だけのことを考えたらいいけど、環境がよくない。隣がやかましいし、部屋はこれより狭く、汚い。あげていったらきりがない。  啓発員としての仕事は、自転車が道路にはみ出ていたら、通行人の邪魔にならないよう片付けたり、不法駐輪があったら警告の紙を貼ったりします」  
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個室にはユニットバスや石鹸類が備えられ、すぐ生活をスタートできる  吉岡さんは72歳。岡山県出身で、技術系のサラリーマンを3年、パチンコ店勤務を10年などずっと働いてきた。最後の10年は住宅リフォームの営業マンとして勤務し、最終的に支店長を務めた。家族もいたが、現在は一人。ホームレスになってもうすぐ2年になる。  Homedoorを知ったのは、川口さんたちが行っている夜回りでチラシを見たことから。夜回りは冬の間は毎���2回、ボランティア、Homedoorのスタッフ、元ホームレスの人など約20人で4つのルートを回る。路上に暮らしている人に声をかけ、お弁当と、路上からでも仕事があることを知らせるチラシを渡す。  
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冬は毎月2回、お弁当や寝袋を持って夜回りを行っている  吉岡さんは、お弁当をもらった翌日にHomedoorを訪れた。その頃、路上で生活するようになって1ヵ月ほどたっていた。吉岡さんのいた梅田は、大阪市で2番めにホームレスが多いが、とくになりたての人が多く、そういう人たちに訴求したいと川口さんたちは夜回りしている。  吉岡さん「私はまだ短いけれど、もう10年近く無職で路上生活の人もいる。なかにはもう自分はいい、普通の世界の人と関わりを持たないといって、声をかけても逃げていく人も多い。そういう人は心を開くのは難しい。  西成のドヤには半年いたけれど、隣の部屋のおっちゃんとは交流が一切なかった。お互い避けるというか、挨拶すらない。ほかの階の人の顔もようわかりません。  三畳一間の汚いところで、生活保護をもらいながら生活するだけです。仕事もやることもないから、結局飲むか、ギャンブルに行くしか楽しみがなくなります。生活の向上自体が絶対ありえない」  路上のコミュニティのほうが実際仲がよかったりするそうで、一旦生活保護を利用してドヤに入っても、孤独を理由に半分ぐらいがホームレスに戻るそうだ。  「アンドセンター」では、忘年会、餅つき、節分など季節のイベントが企画され、再出発を目指す利用者たちの間で交流がある。吉岡さんも、30代や50代の入居者と仲がいいそうで、夜回りのお弁当を作ってくれるおっちゃんに、一緒にごはんを作ってもらって食べることもあるという。  吉岡さん「なんとか、2月いっぱいには出られるようにします! もう年ですから、これからはなんとか年金内でやっていこうと思います」  
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2階にある入居者たちが共有するキッチン&冷蔵庫  快適に暮らすことができ、交流もある。すると、この場所から出たくないとはならないのだろうか?  川口さん「一応最初に2週間が期限だと決めるのと、���談員が何度も面談を重ねていって次の進路を見つけていくことになるので、あまり出たくないということはないですね。むしろ、早まったりする人のほうが多いです。  ただ職員が5名と少ないので、キャパ的にも年間300人が精いっぱい。もう少し体制が整ってきたら、宿泊数がもっと増えるのではと思っています。  出戻りはまだないですが、一度うちで働いて次で働いたけどうまくいかず、戻りたいという人はいます。プライドもあると思いますが、気にせず戻っておいでよということにしています」 6つのチャレンジでよりよい支援を目指す  
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施設を一通り見学したあと、Homedoorの取り組みをさらに詳しく伺うことにした。現在は5割がネット検索、3割が夜回り、2割が口コミでHomedoorの存在を知り、ドアを叩く。  川口さん「私たちは6つのチャレンジと読んでいますが、ホームレス支援を6段階に分けていて、毎年アップデートしています。  よりよい形を模索して、ゆくゆくは行政に制度として取り入れてもらうようになる支援のあり方を考えていきたい。  1つ目のチャレンジは『届ける』。  存在を知ってもらうために、従来は夜回りを行っていました。昨年度の新しい取り組みとしては、電通さんと新しいキャッチコピーを考えていただいています。  電通でコピーライターとして活躍されている並河 進さんたちが手がける、人工知能の コピーライターAICO というのがあります。AIは人の仕事を奪うといわれがちですが、その逆はできないだろうかというコンセプトで一緒に考えてくださっています。  ネット検索のリスティング広告や、ネットカフェにポスターやバナー広告を掲示いただいたり、イートインスペースのあるコンビニに地道に営業に行ったりしています。  
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いろいろな質問に答えてくれた川口さん(写真右)  2つ目のチャレンジは『選択肢を広げる』。  Homedoorに来てくれれば、路上生活を脱出できるいろいろな選択肢があります。さきほどの吉岡さんのように、ここに住まれながらお金をためて次の家を探すとか、生活保護を利用するとか、年金を受けられるように住民票を設定するなど、その人に応じた選択肢を提供します。  最近は、女性や親子での相談者もおられました。  昨年は289名が新規で相談に来てくださって、平均44.6歳。女性が全体相談者の11%ぐらいです。  ちなみに厚労省が出しているホームレスの人の平均年齢は、61.5歳です。日本だとホームレスの定義にネットカフェ難民、24時間のファストフード店で夜を明かす人などは含まれていません。  ▶ ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査):結果の概要 平成28年 – 厚生労働省  私たちはそういうところにアプローチしているので若くなっています。諸外国と比べると、日本のホームレスの定義は狭く、路上で寝泊まりしているのを確認されないと、そう認定されないのです。  行政がテントを撤去しているので、わかりづらくもなっています。それで余計支援の手が届かなくなるというのがあります」 HUBchariなど4種類の仕事を提供  取り組みの幅の広さと、問題の深さに驚かされる。川口さんの説明は続く。  川口さん「3つ目は『暮らしを支える』。生活の形を整えていくということで、イベントを実施しています。衣服や食事、シャワーの提供をやっています。  人気なのがカットモデルの生活支援。近くの理容師の専門学校にご協力いただいて、専門学校生のカットモデルになってもらい、モデル料ももらえるので人気です。  
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カットモデル募集の告知などが1階の冷蔵庫に貼られている  相談には来ていないけど、カットモデルには行きたいとか、シャワーは使いたいとか、そういうことでうちを知ってもらえるので、関係性がスタートするきっかけになります。  4つ目は『”働く”を支える』。  就労支援として現在、4職種を提供しています。吉岡さんのような啓発員と、商業施設の駐輪管理の受託、大阪市内86箇所で展開しているシェアサイクル HUBchari (ハブチャリ)のメンテや再配置、内職などの軽易な作業です。相談に来た人全員が働くわけでなく、働きたいという方にご提供しています。  
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自転車修理講習なども行っている  仕事の合う合わないは必ず出てくるので、配置換えもしやすいように、いろいろ職種は広げていきたいと思っています。  一方、有料の職業紹介の資格も得ているので、次の職業へのマッチングもしています。ただ、有効求人倍率が上がっているので、うちもおっちゃん不足で悩んでいます(笑)。若いホームレスの人が増えていますが、家族関係が原因の人がほとんどです。虐待を受けてきて、精神疾患を抱えてしまい、すぐには就業できない状況にある人も多いです。  
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「アンドセンター」の隣にあるHUBchari拠点  5つ目は『再出発によりそう』。  家を探すお手伝いをし、引っ越しのサポートもしています。相談者は、家賃や初期費用をためることで精一杯なことも多く、家具家電は極力プレゼントやレンタルできるように、リサイクルショップさんと提供して モノギフト というサービスをしています。ボランティアさんに手伝ってもらいながら、引っ越しのサポートもしています。  また、うちの特徴としては、Homedoorを卒業した相談者たちが、ボランティアで夜回りなどのサポートを支えてくれています。季節のイベントに、卒業後は顔を出してもらい、ゆるやかな関係性を継続して築いていきたいと思っています」  6つ目は、「伝える」。  川口さんは講演やワークショップで全国を飛び回っている。こうして訪問した私たちのさまざまな問いに答えてくださることも、現場を知る人が正しく伝えるという意味で非常に大きい。 過酷な生活環境を支える  
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アンドセンターでは、元料理人のホームレスの人が夜回り用のお弁当を作る  ホームレスの人の6割近くが、精神や知的障害を持っている方が多いことから、路上生活者が「アンドセンター」を訪れたときの相談員として、精神病院に勤めていた専門家をスカウト。他の団体とも連携しながら、相談者に向き合っている。  川口さん「毎月第3木曜日に健康相談会をやっていて、訪問看護の看護師グループにきてもらい、必要であれば病院につなぐこともしています」  環境を整えても、夜回りでいくら顔見知りが増えても、みんながすぐに利用してくれるわけではない。はじめはシャワーや仮眠室だけの利用から関係を築き、ふと会話の中で出た体調不良の言葉などから、相談につながるケースもあるそうだ。この冬、毎日お湯をもらいにだけやってくるおっちゃんは、知り合ってから通うようになるまで3年かかったという。  
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川口さん「70〜80歳ぐらいの人で、公園で寝泊まりしている方の中で、足は骨と皮のようなおっちゃんがいます。寝ているそばで炊き出しがあるので食いつないでいるのですが、先日寝床を撤去されてしまいました。うちから提供していた寝袋もすべてです。  そのあと夜回りで会ったときは、公園の奥のスロープで、冬だというのにダンボールだけで寝ていました。認知症を患われているようで、意思疎通はほとんどとれません。  
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夜回りの様子  現在、看護師さんにもボランティアで夜回りに参加いただいていますが、いずれはお医者さんにも関わってもらい、もっと医療体制も整えられたらと思っています」  公園だけでなく、他の場所でも路上生活者の寝床を撤去されることは多い。時間がたって廃棄される弁当を目当てに集まられないように、薬剤を撒く店もある。かくいう自分も、路上でホームレスの人を見ると、反射的に目を反らしてしまう。  淡々と話す川口さんだが、活動を続けるなかで、憤りを感じることも当然あるだろう。しかし、40代の女性が病気のために就業が難しく、翌日の生活費も尽きたため生活保護を申請すると「女性ならできる仕事がある」と窓口の人に告げられたエピソードを話した時が、唯一わずかに感情の揺れがうかがえた時だった。  結局、川口さんは弁護士を呼び、その場を解決したという。個人の感情よりも、自分の責任ではないのに大変な現実に向き合っている人たちがいるという意識のほうが強いのだろう。  
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おっちゃん手作りのHUBchariの看板。手先が器用な人も多いという  お話をうかがったあと、別の席で川口さんとお会いした。Homedoorでやるべきこと、実現したいことをたくさん伺ったが、あえて、今の仕事でなかったら、何をやりたかったかを尋ねてみた。  「私、スタジオジブリが大好きなので、大学を卒業するときに、就職しようかと思っていたんです」  意外な回答。実際応募はしたのですか?と聞くと、  「どう思う?と、おっちゃんに聞いてみたら、『ハヤオはスタジオジブリに入りたがる奴は採用したくないと思うで』と言われて『それもそうだな』と思ってやめました」  「知り合いでもないのに、呼びすて」と笑いながら、あっさりとそう答えた川口さん。この見極めの速さ、そしておっちゃんたちと築く信頼関係が、Homedoorをより強固なものにしていくのだろう。  ホームレス問題は、海外の問題や子ども関連の支援活動に比べると、人気や注目度も低く、本人に問題があると考えられがちで、世間からの風当たりも強い。そんな「誤解と偏見」を「理解と関心」に変えるべく、川口さんたちはひとつひとつ課題に取り組み、再出発する人たちを増やしていく。  「 アンドセンター 」が初めて迎える冬。「 家賃に加え、光熱費がどれだけかかっているか怖い 」とのこと。
 
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 「最近、このあたりからおっちゃんたちが、一掃されたんですよね」  人気のない広い公共施設のエントランスをぐるりと��周し、隅々まで目をこらした。駐輪場の端や建物の裏側などで暖をとっているおっちゃんがいないか、確認するのである。「おっちゃん」とはホームレスの人のことだ。
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 焼き鳥屋、居酒屋、百均ショップにたこ焼き屋。庶民的な店が軒を連ねる、大阪の中心部から歩いて20分の商店街。  週末の夜、安く飲ませる店の軒先はくつろぐ人たちで賑わうこ��商店街から、脇に抜けた公共施設の前でのことだ。  現在、路上で暮らす人の数は全国に4555人(2019年1月、厚生労働省調査)。  病気、人間関係のトラブル、家族の介護などで仕事を失うことは珍しくない。現金収入が途絶え、家賃が払えなくなり、住む家を追われ、路上に居場所を求める —— 。それは誰にでも簡単に驚くほどあっけなく起こり得る。  そしてこの人は、路上生活に陥った人が再び生活を立て直すまでを、5つのステップによって支える活動を行っている。川口加奈、29歳。 就職せずにホームレス支援の道を  
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川口がホームレス支援に関わって15年になる。  川口がホームレス支援を始めたのは14歳のときだ。  中学から私立ミッションスクールに通うような恵まれた家庭に育った女の子が、大学卒業後も就職せず、ホームレスの人たちと関わり続けている。  19歳、大学2年で任意団体「Homedoor(ホームドア)」をつくった。大阪駅やその周辺など、北区に暮らす路上生活者を支援する。  現在は認定NPO法人となり、事務局スタッフが6人、当事者スタッフが20人、相談ボランティアは15人、ボランティア登録者は1158人にのぼる。ビジョンは「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくる」だ。  川口はいつものように、弁当を持って夜回りを始めようとしている。  本格的な冬を迎えようとする、夜9時。 「よかったら遊びに来てください」  
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川口はボランティアとともに早足で大きな公園に向かった。東京ドームがすっぽり収まる広い敷地にはジャングルジムや長い滑り台などの大型遊具、卓球場、充実した施設に、芝生、噴水まで備える。  商店街の喧騒とは裏腹に静かな公園内をひんやりとした夜露が覆う。  ずんずんと歩いて行く川口の前方に、荷台にこんもりと荷物を積み上げた自転車が見えた。自転車の脇のベンチで中年の男性が仰向けになって文庫本を読んでいる。  「お弁当、渡しましょう」  川口がささやき、ボランティアがバッグの中から弁当とスナックを小分けに入れた袋をそっと取り出した。  「こんばんは」  ゆったりとした関西弁で川口が声をかけ、男性が身を起こした。がっちりとした肩は、50代に差しかかった頃だろうか。  「何の本、読んではるんですか?」  穏やかな川口の口調につられるように、  「東野圭吾は全部読んだよ」  と返した男性の言葉には南国の訛りがあった。  ひとしきり言葉を交わし、「Homedoor」の案内を書いたニューズレターを手渡した。  「体に気ぃつけてくださいね。よかったら、うちにも遊びに来てください。推理小説とかいっぱいあるし」  「ありがとう。寄らせてもらいます」 弁当は知ってもらうための手段  
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公園の内外のどこに誰の棲み家があるのか、川口の頭の中には顔と名前と場所が一致する地図ができあがっている。  歩道橋のたもとや商店街の端に寝床を敷いて暮らす人たちは、川口を見ると笑顔になった。  「今日のおかず、何?」  と、ヤマさん。路上生活歴は10年を超える。  「ヤマさん、爪伸びとるなあ。お風呂、入りにきてくれたらええなあ。爪切りもあるし」  噛み合わないかけ合いが、どこかあたたかい。  「もうすぐ、カレーが食べられる忘年会なんで、よかったら来てくださいね」  安否確認をしながらこうして弁当を配り、声をかけ、別れ際にはHomedoorに来てみないか、と誘いの言葉は忘れない。  出発して1時間半、夜10時半を回る頃、20個の弁当はすっかりはけた。これからの厳しい寒さをどのようにしのぐのか。2時間の夜回り「ホムパト」は路上生活者の立場を具体的に想像させる体験だった。  弁当はおっちゃんたちにHomedoorを知ってもらう手段だ。  食事、寝る場所、仕事、人との関わり。Homedoorにはホームレスが生活を再建するために必要な手段がさまざまな形で用意されている。この仕組みを川口は8年かけて整えた。ホームレス支援の団体がさまざまあるなか、トータルな仕組みはホームドア独自のものだ。  だが、Homedoorとつながって生活を変えるかどうかは、本人の意思に委ねられている。 それぞれに事情ある人たち  
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キビキビと弁当づくりの場を仕切る弦さん。  玉子焼き、煮物、魚の切り身の唐揚げ。テーブルいっぱいに並べられたおかずとバットに広げられた白飯を、10人ちょっとのボランティアが流れ作業で詰めていく。米は寄付、食材はフードバンクからの提供だ。ごはんにシャケのふりかけをかけて、焼き海苔を被せると完成する。  ホムパトに出かける1時間ほど前、Homedoorの事務所にはこんな風景があった。  おかず作りに腕をふるった弦さん(仮名)は、60代の後半、元料理人だ。  関東のある町で生まれ、中学卒業後に都内で料理の修業をした。結婚して名古屋に移り住んだが、愛妻を亡くし50歳目前でひとり大阪へ流れた。興した事業がうまくいかず、数年前から川に近い路上に生活の場が移った。  「ホムパト」中の川口に出会ったのは2年前。弦さんは、後日Homedoorの事務所を訪ねた。そこで路上生活から抜け出るための「相談」をするようになり、Homedoorに「居場所」を得て、また、食事のサポートを受けた。ほどなく、自転車整理やビラ配りの仕事を紹介され「働く」ことが可能になった。住民票登録や保証人のサポートを受けて、現在住むアパートの契約にこぎつけ��。  ホムパトのある日、弦さんはアパートから45分かけて電車を乗り継いで事務所へやってくる。Homedoorに集まる人たちと冗談を言い合い、料理に腕をふるって感謝されるひとときは、弦さんにとって大切な時間だ。  川口のそばでホームレスの人たちを眺めていると、それぞれのホームレスがひとりの人として立ち上がってくる。「ホームレス」という単語ではくくることのできないそれぞれの事情や生い立ちの物語があることが、ぐっと身近に思えてくる。
ご批判、ご指摘を歓迎します。 掲示板 に  新規投稿  してくだされば幸いです。言論封殺勢力に抗する決意新たに!
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y24klogs · 4 years ago
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『ドラゴン退治の依頼』
実質バード4人といっても過言ではない。
アドラさん、ジーンさん、ノエさんといっしょ
アルマ:おかえりなさい。  今日はどうするの? クエストを開始します。 当クエストは難易度の調整が可能です。 難易度の設定をしてください。 ノエが[各難易度について]を選択しました *easy ロールやお話重視で遊ぶ場合はこちらでお願いします。 少人数や低レベルの場合はこちらがオススメです。 *Normal 今回のクエストは当社比ですが結構難しいです。 Normalでも結構難しい気がします。 チャレンジャーな方にオススメです。 *Hard かなりのバフがかかる当クエストに、 ほぼ生身で挑むという酔狂な方向けです。 *Extreme バフ?俺の拳で挑みたいからそんなもんいらねーぜ! みたいな方にオススメです。たぶん死にます。 当クエストは難易度の調整が可能です。 難易度の設定をしてください。 サイアムが[easy]を選択しました 難易度『easy』に設定されました。
クエストを開始します。 あなたは依頼書の一枚を手に取ると、アルマに差し出した。 サイアム : ではこれでお願いしましょうか♪ アルマ 「この依頼を受けてくれるのね。」 アルマ 「この依頼は、遠くの村に出たドラゴン退治の依頼ね。」 アルマ 「ドラゴンは普通に強敵ではあるけれど、  特に変わった点が無いって意味だと素直な依頼ね。」 アルマ 「詳しくは現地で聞くことになると思うから、  ついたら依頼人の村長さんあたりに聞いてね。」 アルマ 「さすがに移動は馬車になるから、  準備が出来たら馬車に乗ってね。」 ノエ : ……そう。 アドラ : ドラゴン倒せって時点で普通じゃねぇんだよ。素直なワケあるか ジーン・デュポン : え、ええ……本当に行くんですか だってドラゴンですよ ノエ : ……強い? サイアム : 物語の英雄に倒されることが多いくらいですから、もちろん強いと思いますよ ノエ : ……そう。 ノエ : ……ノーネスが壊れなければいいけど(と、傍で浮かぶタレットに首を傾げてみせた) アドラ : ん、そういやお前らは前に仕事したっけな(どうしようか、と思案しつつもジーンとノエに視線を向ける) アドラ : ……(まじまじとノエを見つめる。主に上半身) サイアム : おや、それでは俺だけ初対面でしょうか。申し遅れましたが詩人のサイアムです。よろしくお願いしますね♪ ジーン・デュポン : あ、その節はありがとうございました。俺はジーンと言います。どうぞよろしく…(ぺこりと頭を下げればつられてノエの方を見て) ノエ : ……覚えてるよ、アドラ……。僕の位置が悪くて、貴方の術を邪魔したの……。 アドラ : いや……あれはどう考えても雑に術発動させた俺が悪いから気にすんな…… ノエ : ……サイアムとアドラは知ってるけど、ジーンは……初めまして? ジーン・デュポン : えっと、はい。初めましてかと… ノエ : うん、ノエ……よろしく。 ジーン・デュポン : ノエさんですね。こちらこそ ノエ : うん……(と、アドラの視線にそちらへ視線を向けて) ノエ : ……無くなったけど、ノーネスがいるから大丈夫だよ。…足は引っ張らない、から…。 サイアム : 無理はなさらずに。 ノエ : うん……。 ジーン・デュポン : 大変そうですね……って、無くなった…というのは…… アドラ : …………やっぱねぇのかそれ…………………(絶句と呆然の中間みたいな表情を顔に貼り付けて目を逸らした) ノエ : ……覚えてないの。 サイアム : おや、てっきり何か大怪我をするようなことになったのかと。それは不思議ですね。 ノエ : ……うん……瓦礫の下にいて……何かに巻き込まれたのかな……。 ジーン・デュポン : 不思議で済ませられることなんですかそれは。 サイアム : 事件かもしれませんが……ともあれ覚えていらっしゃらないのであればどうしようもないかと。フフ アドラ : まあ冒険者にゃ危険は付きモンだしな。生きてて依頼に出れんならいいんじゃねぇのか ノエ : ……そう……お金が貯まれば、義手だってつけれるし、大丈夫、だよ……。 ノエ : ……話を聞いていたら、ドラゴン相手……は、ちょっと大変かもしれないけど。 アドラ : …………(気まずい沈黙) あー……と。そうだった��。話逸れた。そんでどうすんだよこの依頼 ジーン・デュポン : そうですか…… 俺はまあ…皆さんが行くなら… サイアム : 話を聞いてから決めるのも有りかもしれません。 ノエ : ……だと、移動の馬車にのらないと、だよね……。 アドラ : んじゃまず行って話聞く。無理そうだったら観光して帰る。受けてもし強かったら追加報酬貰う。これでどうだ サイアム : アドラ様賢いですね。それであればお得に報酬を得られそうです。そうしましょうか。 ノエ : ……うん、それで、役に立つなら使って……。 ジーン・デュポン : はい、それがよいかと。無理だった場合に観光が挟まってるのがいいと思います ノエ : ……観光、好きなの……? ジーン・デュポン : 旅行は好きな方ですね。日頃あんまりいけませんから ノエ : ……そう、僕も好きだよ……知らないとこに行くの……。 ノエ : ……最近は、あまりどこにも行けなかったけど……。うん……少し楽しみ……。 アドラ : うし、んじゃ決まりだな サイアム : では行きましょうか(チェンバロを担ぎ直し、馬車の方へ歩いていった) アドラ : (「あれ持ってくんだ……」) ノエ : …… ジーン・デュポン : ……あれ、担げるんですね……すごいな……(呆然と後姿を見ていたがハッとして自分のチェロを手に持ち、後を追いかけた) ノエ : (……サイアムのことを話したときに「チェンバロは持ち歩く楽器じゃないように思う」と言われたことを思い出し……そのままタレットを引き連れて追いかけて行った
冒険者達が馬車に乗り込むと、 馬車は軽快に走り出す。 しずかに、たまに激しく、ごとごとと。 目的の村は結構遠くにあるらしい。 結構な長い間揺られても、まだつかないようだった。 まだまだのほほんとしていてもいいし、 そろそろつかないですかと催促してもいい。 あなた達は、そんな、馬車の旅の中だ。 サイアム : これくらい時間がかかるのであれば観光の方は期待できそうですね。 アドラ : 帰りの道はちょっと楽しみだな ノエ : ……(幌の隙間から見える景色をじ��と見ている…… ジーン・デュポン : …しかしこれだけ長いと…本当に到着するのかちょっと不安になりますね…… サイアム : 御者の方に聞いてみましょうか。あとどれくらいなのか アドラ : いや~流石に着くだろ。騙されて変な場所に運ばれでもしねぇ限りは ジーン・デュポン : ……(騙されて、と聞くとより不安そうな顔になる。身を乗り出せば御者に声を掛け) あなたが御者に声をかけると同時、 進んでいた森が開けて、寂れた村が目に入る。 御者が、あなたの方に微笑んだ。 どうやら、到着したらしい。 ノエ : ……よかったね?ジーン……。 アドラ : な、着いたろ? ジーン・デュポン : あ、良かった!本当に良かったです よかった~………
サイアム : (ひらりと馬車から飛び降りた) ノエ : (飛び降りると、少しよろめく……後ろからタレットがついてきた) アドラ : (馬車から降りると、大きく伸びをしながらゆっくりと歩き出した) ノエ : ……羊…。 サイアム : おや、たくさん居ますね。長閑で良い村のようです。 ジーン・デュポン : (楽器のケースを馬車から引きずり出すと、景色へ目を向けて)ほのぼのとしていますね~かわいいです アドラ : 酒場とかねぇのかな(かわいい羊には目もくれず辺りを見回す) サイアム : 依頼人は村長さんでしたっけ。村長の家であれば目立つ場所にあるでしょうし、酒場で聞き込んでも良いかもしれませんね 村人 「あら、あなた、もしかして冒険者さん?」 村人 「それならこの先にある商店には絶対に行った方がいいわよ。」 村人 「とっても腕利きの薬師さんがいるの。  遠くから買いに来る人だっているくらいなんだから!」 村人 「………その分、物凄い苦いみたいだけど。」 村人 「こんな辺境の村までお疲れ様。  ここはポロモの村、特に覚えなくていいよ。」 村人 「村長が言ってた冒険者だろ?  まっすぐいった先が村長さんの家だよ。」 アドラ : 聞き込みはしてぇけどな。村長の家ならここ真っ直ぐ行くとあるってよ。さっきそこにいた奴から聞いた サイアム : おや!話が早いですね!では行きましょうか? ノエ : ……うん、ついてく……。 アドラ : おう、んじゃさっさと話済ませて来るか ジーン・デュポン : お話はすぐ済む方がよいですもんね 羊 「めうめうめー」 門番の兵士 「おや、あなたは……。」 門番の兵士 「見ない顔、ということは、  あなたが依頼を受けた冒険者さんでしょうか。」 門番の兵士 「……小さい村ですから、顔なんてすぐ覚えちゃうんです。」 門番の兵士 「まずは村長にお話を聞くといいでしょう。  ………ご案内いたしましょうか?」 ノエ : (白いもふもふを一瞬振り返って、すぐに前をむいた アドラ : おう、頼まぁ アドラが[はい]を選択しました 門番の兵士 「では、ご案内いたしましょう。」
サイアム : お邪魔致します。 アドラ : 邪魔するぜー ノエ : ……お邪魔、します……? ジーン・デュポン : え、あ、失礼します… 村長 「改めて、冒険者様がた。  まずは遠い所から来てくださった事に感謝を。」 村長 「早速依頼の内容を説明したいのじゃが……。」 村長は、小さく咳ばらいをすると依頼内容を語り始める。 村長 「数日前の事ですじゃ……。  村に1匹の竜がやってきて、こう言ったのです。」 村長 「『若い娘を一人よこせ』と。」 村長 「そう言われては、わしらには差し出すしかありませぬ、  村人の中から、娘を一人選ぶこととなったのですが―――。」 サイアム : (うんうんと頷いている) アドラ : 人語使えんのかよ……。随分知能高ぇな……(小さく呟くと話の続きに耳を傾けた) 村長 「ある娘が『自分が行く』と、言いだしましてな……。」 村長 「その娘、というのが、何の因果か、  孫の婚約者だったのですじゃ。」 村長の視線の先を追うと、 若い男が、沈んだ顔で立っている。 村長 「………まぁ、見ての通りの様子での。」 村長 「じゃから、冒険者様方には、  娘とその護衛に扮して、竜の巣へ行っていただき、  そして、竜の討伐をお願いしたい。」 アドラ : (「ん?」) サイアム : 娘、どなたがやります? アドラ : ん? ジーン・デュポン : 俺はやりませんよ。 アドラ : 受け入れるの早くねぇか? サイアム : 英雄譚では良くありますからね。娘に扮しての戦闘。 ノエ : ……えと、騙す……の?ドラゴンを……。 アドラ : いやまあ、俺も仲間にさせた事あるけど。生きてるうちにそう何度もあるかこういうの? アドラ : まあ、端的に言うとそれを今求められてる(ノエの問いかけに視線を落として答える) サイアムが[娘と]を選択しました 村長 「うむ、幸いにして竜の塒とする洞窟は薄暗い、  ベールで顔を隠せば、見分けは付かないでしょう。」 サイアム : 存外楽観的ですね。 ジーン・デュポン : 人語を解す程知力は高いのに視力は超悪いってことあります…? アドラ : こういう作戦ってなんで毎回そういう超杜撰な感じでいけると思うんだろうな ノエ : ……そう。(アドラの言葉に小さく頷いた) ノエ : ……でも結局……これが依頼、なんだよね……? ノエ : どうするの……? サイアム : であれば完璧な女装をするしかないでしょう アドラ : 正直どうもしたくねぇけどどうにかしねぇとなんねぇよなあ…… 村長 「………何か問題でも?」 ・・・・・・・・・・・・・・���・。 ジーン・デュポン : この人本気で言ってるんですか?(村長をこそっと指差した) サイアム : (口元に人差し指を立てて静かにの仕草をした) 仮に討伐できればそれでよし、 ダメでも村への被害は全く無い。 ………だからこそ、村長は落ち着いている。 ジーン・デュポン : (不満げな顔をしつつも手を下げて体の前で組みなおした) その思惑を、あなたは感じ取ったかもしれない。 感じ取れなかったかもしれない。 あなた達を見ている村長の瞳が平べったく細まった。 村長 「して、受けてくださりますかな。」 ノエ : ……(碧い眼が3人の顔をさ迷った) サイアム : 俺は見ての通り、背が高いので向かないでしょう。護衛であれば自信がありますが…… アドラ : 女装云々より作戦自体のリスクの方が気になるんだよな。それでも構わねぇなら、あ、俺はやらねぇぞ ジーン・デュポン : 俺も背が高いので……… サイアム : であれば、ノエ様にお願いしましょうか。小柄ですし。 アドラ : 子供顔っつーか、まあ一番誤魔化し効くのはコイツしかいねぇだろうな ノエ : ……役に立つ……?それなら、何でも使って……。 ジーン・デュポン : 使うという表現はちょっと……ですけどお願いできますかね? ノエ : うん……大丈夫……。 アドラ : 決まりだな。この依頼人には色々言いてぇ事あるけど全部終わってからにしとくわ サイアム : では、受けることに致します。 サイアムが[はい]を選択しました 村長 「ありがとうございます、冒険者様がた。」 村長 「今日はもう遅い、一晩は村に泊まり、  明日、竜の住む森へと向かうといいでしょう。」 村長 「わしの家を出て右手の家の者が、  冒険者様方を泊めてくださる事になっておりますじゃ。」 話を終え、踵を返そうとするあなた達を、 傍らにいた男が呼び止める。 村長の孫 「………冒険者様方、これを。」 村長の孫 「それは、村に伝わる伝説のお守りです。」 村長の孫 「なんでも、この村は昔から竜に襲われる事が多く、  それを討伐する戦士達を多く輩出したとか……。」 村長の孫 「あなた達の泊まる家の主も、  元々はそんな戦士の一人で、  そして、彼女の父親でもあるんですが。」 お守りだというそれを、ぎゅっと握りしめる。 その父親から、託されたのかもしれない。 ………自分の後を継げと。 しかし、やがてそれを手放すと、あなた達の手に握らせる。 村長の孫 「僕が持っていても仕方のないものです。  竜に立ち向かうあなた達にこそ、  このお守りは相応しいでしょう。」 サイアム : 御自分では行かれないのですか? サイアムが[自分では助けにいかないのか]を選択しました 村長の孫 「そりゃ、行きたいですよ。」 村長の孫 「けど、僕が行ってもただ死ぬだけです。」 村長の孫 「竜は、花嫁の返還を求める者に勝負を挑むんです。  ………毎回、そうだったと聞いています。」 村長の孫 「竜種特有の価値観なんでしょう。  強き者こそが、花嫁を勝ち取る権利がある。と。」 村長の孫 「だから、あなた達に託します。  少しでも、竜に勝てる可能性のあるあなた達に。」 ジーン・デュポン : はあ。先代の戦士もわざわざ女装して行ったんですかね? サイアム : 流石に毎度ということは無いでしょう。 サイアム : であれば受け取りましょう。使わなければお返ししますね。 村長の孫 「………どうか、がんばって。」 村長の息子は、そう言って微笑むと、 あなた達を見送ってくれた。
サイアム : 先に少しだけ観光でもしますか? ノエ : (もふもふをつつく……腕は無いのでじっと見ている……) アドラ : おう、まだ時間あるしな。いいんじゃねぇか? ノエ : ……うん、明日は……朝から向かうことになりそうだし……。 ジーン・デュポン : いいですねそれ!俺はしたいです ノエ : ……めう? サイアム : では決まりですね♪見て回りましょう 羊 「めうめうめー」 羊 「めう」 ノエ : あ……わかった…… アドラ : おう、んじゃ行くか 村人 「おお、お前が依頼を受けた冒険者か!」 村人 「ここは村の奴らが皆食べにくる……  レストランってほど洒落ちゃいないな……。  なんていうんだろうな、そういうとこ。」 村人 「仕事前にゃみんなここで腹ごしらえするんだ。  お前さんも仕事前にはここに食べに来るといいぜ!」 村人 「しっかし、ドラゴンを倒そうなんてすっげぇよなー  流石冒険者、命知らずにもほどがあるぜ。」 アドラ : (ひつじの近くを通過)(ひつじがにコートの裾に興味を示す)触んな!シッシッ! サイアム : フフ、アドラ様の服が物珍しいのかもしれませんね。
仕事前の腹ごしらえはぜひここで!! アラセンブルのお任せキッチン!!!
メニュー等はかかれていない。 一体何のお店なのだろうか。 アドラ : 大人しく草食ってろってんだ。あーヤダヤダ ノエ : ……��任せキッチン…? サイアム : こちらはお食事処だそうで。メニューは無さそうですが。 ノエ : ……チョコアイスあるかな…。 アドラ : こういう場所のご当地料理みてぇなのって結構当たりが多かったりするんだよな サイアム : お好きなんですか? ノエ : うん……ガリアイスでもいいよ……。 ジーン・デュポン : ガリ? アドラ : 何て?ガリ? サイアム : 珍しい組み合わせですね ノエ : ガリ……美味しいよ……バルドラでも売ってる……。ああ……でも、氷のお菓子は難しいかな……。 ジーン・デュポン : ガリってあの…いわゆるショウガですよね?あれアイスになんてなってたんですね。俺はクッキーくらいしか知らないので… ノエ : バルドラに行ったら、食べてみて……気に入ればいいのだけど……。 アドラ : 酢に浸けたやつで合ってるよな?東方の。味の想像が付かねぇ…… ジーン・デュポン : バルドラ、ですね。では気になるので行った際に…… サイアム : 面白い味ではありそうですね。いずれ食べてみましょう。 木には綺麗な花が咲いている。 あたりに漂ういい香りは、この花の香りだったようだ。 ノエ : ……何の花だろう……。 アドラ : そんな際どいモン売ってたのかあの街……今度食ってみっか…… サイアム : 綺麗ですが何の種類かまでは。良い香りですね ノエ : ずっと何かの匂いがしてると思ってたの……この樹がたくさんあるからだね……。 アドラ : 俺も見た事ねぇやつだな。今度図鑑でも借りて来るかな ノエ : ……分かったら教えてね……。 アドラ : おう、調べとく [スローイングキノミ]を覚えました。 アドラ : ? 何やってんだ? 木の上には鳥が巣を作っているようだ。 ノエ : ……あれ、何か生ってる……。 木には真っ赤な実がついているようだ。 潰すと真っ赤な色を噴き出すその木の実は、 食べる事はできないけれど、子供の遊び道具にぴったりだ。 あなたはそれを知っていてもいいし、知らなくてもいい。 [スローイングキノミ]を覚えました。 ノエ : 食べられる……? サイアム : 鳥の巣があちらにありましたが、此方のは食べられていませんし、食べるのはおすすめしませんよ [スローイングキノミ]を覚えました。 ノエ : ……そう。 アドラ : うわ危ねぇ!汁服に付くとこだったじゃねぇか サイアム : なかなか落ちないかもしれませんね ジーン・デュポン : 結構きつい色してますもんね、それ… アドラ : (うっかり潰してしまった木の実の汁が付いた指の先をぴっぴと払い) 村人 「あら、あなた、もしかして冒険者さん?」 村人 「それならこの先にある商店には絶対に行った方がいいわよ。」 村人 「とっても腕利きの薬師さんがいるの。  遠くから買いに来る人だっているくらいなんだから!」 村人 「………その分、物凄い苦いみたいだけど。」 サイアム : 此方の先の商店がおすすめだそうですよ。薬があるとか。 アドラ : ガキは潰して遊ぶの好きそうだな~ ノエ : ……そんなに簡単につぶしちゃうなら、ノーネスも取るのは大変そう……。 ノエ : ……薬? アドラ : 薬(苦々しい顔) ジーン・デュポン : 俺もそう聞きましたが…かなり苦い薬らしいですね。 サイアム : もしやアドラ様はお薬は苦手で? アドラ : ……粉と注射以外なら平気 ノエ : ……いい薬ほど、苦い、っていう……? サイアム : 苦いのであれば粉かもしれません。竜に挑むことですし、見ていく価値はあるかと。 ノエ : ……塗り薬もあれば、いいね……アドラ…。 アドラ : 飲みたくねぇな……出来たら竜退治と何も関係ねぇやつだといい…… アドラ : (気が進まないといった様子で後を付いて来る)
何に使うか分からない謎の機材が並んでいる……。 魔女ニニム 「おやおやおやおやぁ~~~?  なかなか珍しいお客さんが来たね。」 魔女ニニム 「僕は魔女ニニム。  魔法薬の調合と実験が趣味のイカした魔女さ!!」 魔女ニニム 「今イカれたの間違いとか思わなかった?  失礼なやつだなぁ、君は~~~~。」 魔女ニニム 「まぁいいや、君、ドラゴン退治だとかに来た冒険者君だろ?  僕の所で薬を買っていきなよ、効果は保証するからさ。  ……味は保証しないけどね。」 魔女ニニム 「ちゃあんと効果がある薬なら味が酷くても飲むだろう?  味が甘い方やつは甘くしないと飲んでもらえないような薬なのさ。」 魔女ニニム 「まーまー、そんな甘い薬がご所望なら  甘い薬もあるけれどね。」 魔女ニニム 「作り置きは惚れ薬しかないけど、  ご所望とあれば夜のアレヤコレを  力強ぉくサポートする一品までお任せさー。」 魔女ニニム 「ほらぼさっとしてないで、  なんでもいいから買って行きたまえ。  僕の本代と実験機材代の為にね。」 取引をしました。 魔女ニニム 「はいはい、まいどありー、  お金はそのへんの天秤の上にでもおいといてよ。」 100ルド失った。 [ニニムの特製薬・赤] を手に入れた。 サイアム : (回復薬を一つ買った) ノエ : ……(きょろと見渡して、瓶を引っ掛けかねないタレットを呼び戻した) アドラ : (苦々しい顔をしながら薬瓶を受け取ると硬貨を机の上に置いた) ジーン・デュポン : (薬を一つ買うと適当なポケットに突っ込み) ジーン・デュポン : 結局皆さん買いましたね。苦いやつを… サイアム : フフフ、効果には抗えませんよ。 ノエ : ……惚れた…?よくわからないけど、もう一度薬の瓶、見せて……。 アドラ : いざとなったら味とか気にしてらんねぇからな、冒険者稼業。使いたくねぇけど サイアム : 意中の方でも居るのですか? ノエ : ……意中……? サイアム : 好きな方、ということですよ。 ノエ : 好きな人……?それは、よく分からないけど……この人、ニニム……もう一度見せてもらおうとおもったら、僕に惚れたのか?って……。 ジーン・デュポン : わあ………それはなんというか… サイアム : であればノエ様にはまだ早いかもしれませんね。 ノエ : うん……ニニムも、見た目以上に年上だからやめておけって……。 ノエ : とりあえず……ノーネス、この薬瓶、持っててね…。 ノエ : でも、粉じゃなくて…よかったね、アドラ…。 アドラ : ひとつ教えといてやる。液でも粉でも変わりねぇわ!! サイアム : 飲まずに済むよう祈りましょうね♪ ノエ : ……そうなの?覚えておくね…。 ノエ : こっちは…なんだろう。 サイアム : せっかくの観光ですし、見ておきましょうか ジーン・デュポン : 人の家だったらちょっと困りますけどね~
ノエ : …あってたね、ジーン……。 男性 「おう、来たな!!冒険者!!」 その妙齢の男性は、興味深そうにあなた達を眺める。 男性 「俺はランダル、昔は破竜なんて言われてた、  いまじゃあただのおじさんよ」 アドラ : 人んちだった。ごめんなー ジーン・デュポン : 嬉しくないクイズでしたね…… 破竜のランダル 「明日はいよいよ竜に挑もうってんだ、  たらふく食って、ばっちり寝て、体力全開で挑んでくれよな!」 破竜のランダル 「今日はちゃんと釣れたしな!!  狩りなら自信があるんだが、この足じゃあな……。」 彼が指し示す足は、片足が欠けている。 ……もう片足も万全ではないように見えた。 それでも彼は、ニィ、と笑う。 ノエ : 片脚だと、大変だよね…。 ノエ : バランス、取りにくい、し…。 アドラ : (「かける言葉が見つからねぇ」) 破竜のランダル 「自慢じゃないが、俺の嫁の飯は世界一ウマいぞ!!!  ハッハッハッハッハ!!!!」 存分に自慢してもよさそうな美味しい料理の数々を食べつつ、 あるいは、食べずとも、あなた達は長旅の疲れを癒す。 破竜のランダル 「っと、もうこんな時間か。」 アドラ は全回復しました。 ノエ は全回復しました。 サイアム は全回復しました。 ジーン・デュポン は全回復しました。 破竜のランダル 「明日は気合いれねぇとなんだ、  早く寝た方がいいぜ。」 破竜のランダル 「そっちが冒険者さんがた��部屋だ、  普段は俺と世界一の俺の嫁が使ってるんだが……。」 破竜のランダル 「ま、一日くらいリビングで過ごすのも悪かねぇ。」 破竜のランダル 「そっちは娘の部屋だが……。  こんだけわざとらしく騒いでも一度も出てこなかったな。」 破竜のランダル 「まぁ、責任の一つや二つ感じてるんだろう  ………いい子だからな。」 破竜のランダル 「身勝手に身勝手を重ねる願いだけどよ、  娘の為にも竜の奴にちゃんと勝って帰ってきてくれよ。」 破竜のランダル 「そりゃ、どっちにしても娘��助かるけどよ。  誰かを犠牲にして生きるってのは、辛いからな。」 ノエ : 別にこっちで休んでも、よかったのに…。 アドラ : な。雑魚寝くらい慣れてるしよ サイアム : 屋根があるだけ有難いというものです ノエ : うん……。 アドラ : ま、飯と寝床と報酬の分くらいは頑張って来てやるよ アドラが[任せろ]を選択しました 破竜のランダル 「はは、こりゃ頼りになるな」 破竜のランダル 「俺の部屋にゃ、竜に関する資料がいくつか置いてある。  村長のとこのに任されたっていうお守りの使い方も調べりゃ書いてあんだろ。」 破竜のランダル 「戦闘の前に不安だってんなら参考にしてくれや。」 破竜のランダル 「まぁ中にゃ御伽噺めいた話もあるが……。  それは別に読まなくてもいいぜ。」 破竜のランダル 「娘は結構好きでな、昔はよく―――。」 また話の長くなりそうな彼を適当にやりすごすと、あなた達は歩き出した。 ジーン・デュポン : (ニコ!愛想笑いをして離れた) 話しかけると長くなりそうだ、早く寝室へ移動してしまおう。 女性 「いっつも話が長い人で……ごめんなさいね。」 女性 「前はね、彼が竜から私を助けてくれたの。  たぶん私が娘と同い年くらいの時だったかしら。」 女性 「ふふ、彼にもなんとかなったんだから、  きっと冒険者さん達も大丈夫よ。」 ノエ : えと、あの……おやすみ、なさい…。 アドラ : (ふわあ、と欠伸をして寝室のほうへ)資料見たら寝るわ。飯ごっそさん サイアム : そうですね。おやすみなさい。良い夢を。 寝室へ移動しますか?
◇机の中を探ると、誰かの冒険手帳がしまい込まれていた。 魔女のニニムはすぐ変な薬を試しやがる。 甘い薬の時は要注意だ、ろくなものだった試しがねぇ。 この前のゴブリン討伐の時なんか、顔だけ象になっちまった。 確かに長い鼻は便利だったけど、そういう問題じゃねぇんだよな。 策士のじじいと一緒に野盗の討伐に行った。 あいつの性格の悪さは筋金入りだけど、 あいつはあいつなりに仲間を守ろうとしてるんだよな。
……ちょっと他人に冷たすぎるのが���点だろうが、 それだけ身内が大事って事なんだろうな。
でも平気で建物に火をつけるのはやめてほしいな。 アラセンブラっていう弓術士がパーティに加わった。 でも弓術に惚れたんじゃない、料理の腕が良すぎたんだ。 お前はさっさと引退して料理屋でもやったほうがいいよ。
とまぁ、森で野営しながらそんな事を言ったら怒られたが、 まぁ歳を食ったら悪くないかもなと言っていた。 一番信頼できる仲間を集めた。 魔女ニニム、策士のじじい、そんで弓術士のアンセンブラ。 この4人なら、きっとドラゴンだって倒せる。
……ああ、きっとなんとかなるさ。
きっと。 竜との戦いで俺は片足を失った。 もう片足も、満足に動きやしねぇ。
けど、その分大事なもんを守れたから、それでいい。
仲間だったやつらまで付き合う必要もねぇのに、 皆すっぱり引退して、村でそれぞれに暮らし始めた。
俺達の冒険はこれで終わりだろうけど、 それでも、悪くない結末だ。
『膝に矢を受けちまったから』ってな。
◇巨大な相手と戦う際の戦術について書かれているようだ。 巨大な敵ともあれば、 もはやその一撃一撃が必死の威力を持ち、 攻撃の範囲はもはや範囲を考えるのが馬鹿らしいほどである。
しかし、その巨体故、相手の動きには必ず予兆がある。 爪を振り上げれば振り下ろす、 尻尾を振り上げれば振り回す、 口を広げればブレス攻撃だ。
当たり前ではあるが、そういった予兆を見逃さない事で、 巨大な相手とも有利に戦う事ができるだろう。 後の先が取れるものなら関係ないが、 特に戦術師ならばこの隙を存分に生かす事ができよう。
とにかく『攻撃の予兆を見逃さない』事だ。 常に相手の攻撃が来るまでには猶予がある。 それまでに備え、被害を最小限に抑えれば、勝機はある。
◇『不器用な竜のおよめさん探し』 ……という御伽噺の本が置かれているようだ。 昔々の事。
あるところに、不思議な竜の住む街がありました。 竜の住む街なのに、そこに居るのはほとんど人間と変わらない竜たち。 そう、なんと彼らは、人間になる事ができるのです。
言の葉を操る竜、葉竜と呼ばれる彼らは、 大人になると、大好きな人間を一人見つけて、 自分のお嫁さんやお婿さんとして、一生大事にするのです。 そんな街に、一匹の竜が居ました。 竜はとても口下手でした。
誰かと一緒に居たいと思っても、 そういったら迷惑なんじゃないかと考えて、 何か思う事があっても、 そういったら誰かが傷つくかもしれないと考えて、
そうして、自分の気持ちをひた隠して、 寂しいと言えば、誰かと一緒に居たいと言えば、 辛いと言えば、誰かが嫌な思いをすると考えて、
ただただ明るく、楽しそうに、振舞い続けたのです。 そうやって強がり続けていれば、 皆は「あいつは一人でも楽しそうだから」と、 誰も寄って来ることはありません。
1人が好きというわけではない竜は、 いつだって寂しかったけれど、それを口にすることはなく、
大人になったら探す、たった一人の『お嫁さん』を、 そのただ一人を心から大事にしようと、 ずっとそれだけを楽しみに、ずっとずっと生きてきました。 [スローイングマクラ]を覚えました。 そうして竜は、ようやく大人になります。 1人だった分、いっぱい訓練をして、 誰よりも賢く、強い、立派な雄になりました。
……竜は強ければ強いほど偉いのです。 だからきっと、こんなに強くて立派なら、 上手くしゃべれなくても、きっと『お嫁さん』も見つかるはずです。 竜はウキウキと人間の街へ行くと、一言こう言いました。
『娘を一人よこせ。』
緊張のあまり、上手に話せず、 唸り声のような声になってしまいましたが、 最低限伝えたい事は伝えられたはずです。
竜は近くの洞窟に居た魔物をやっつけて、そこに巣をつくりました。
やってくるお嫁さんと、ずっと幸せに暮らすのです。 やって来たお嫁さんを見て、竜は大喜びしました。
『これでようやく独りぼっちじゃなくなるぞ。』
そう思った矢先の事です。 お嫁さんを連れて来た一人の人間が、 自分めがけて剣を突きつけて何かを言っています。
竜は、笑いました。 1人ぼっちで訓練を続けていた竜は、 人とその力を競ったことはありません。
他のみんなが力を競い合い、笑っている様子を、 いつだって独りぼっちで眺めながら、 でも独りだからこそ集中できるのだと信じて、 自分独りで訓練を続けていたのです。 お嫁さんが出来るだけじゃなくて、 力比べまで出来るなんて、大人ってすごい。
竜は大喜びで、その人間の挑戦を受けました。
いつでも止めは刺せたのです。 けれども竜は、そうして遊べるのが嬉しくて、 いつまでもいつまでも、立ち上がってくる限り、 その人間の相手をし続けました。 最後には竜は、人間に負けてしまいました。 より強い雄が、お嫁さんをもらう。 竜はお嫁さんを貰えませんでした。
けれども竜は人間を称えると、満足して帰っていきます。
竜はお嫁さんが欲しいのではなく、 ただ一人で居たくなかっただけなのです。 遠くの空から、村で結ばれる二人を、 竜は眺め、祝福しています。 お互いの事を心から大事に思っている二人を、どこか羨んで。 けれども次はきっと負けないと、やはり一人で爪を研ぎ。
そしてその子供が大きくなった頃。 竜は再び村へやってきて、 いつだって緊張した声で、こういうのです。
『娘を一人よこせ』と。 不器用な竜は、きっといつまでも独りぼっちで。 いつまでもいつまでも、 誰かに大切にされる誰かを見ながら、 自分の大切にする誰かを、夢見ているのです。
◇破竜の護符について書かれているようだ。 巨大な竜種の攻撃は凄まじく強力であり、 防御力に優れた者であってもただでは済まない。 よほど身軽であれば避ける事も可能であろうが、 それほど身軽とあれば彼らの竜鱗を貫けない事もあろう。
そこで生み出されたのが『破竜の護符』である。 大量の魔力を込めて編んだ布に、 さらに魔力を込めて刻んだ文字を持つそれは、 量産する事はどうあがいても難しい。
その為、戦士たちは数人で組み、 そのリーダーにこの護符は手渡された。 護符は、周囲に結界を張る効果を持つ。 結界内では防御力が向上する。 安全地帯がないのならば作ればいいのだ。
しかし、結界の範囲はあまり広いとは言えない。 しっかりと集まって攻撃を受ける必要がある。
また、それぞれの防御力を併用する事で、 さらに効果を高める事ができる。 集まるだけでなく、しっかりと防御を固めるのだ。 注意としては、集まっていれば当然、 竜のもう一つの武器であるブレスによって 壊滅する危険があるということだ。
結界内も、絶対に安全とはいいがたい。 ブレス攻撃の際には、一人だけを残し、 残りの者は散開してブレス攻撃を受けないようにしなければならない。 以上が、破竜の護符の使い方である。
後輩の破竜の戦士たちに届かんことを。
サイアム : なかなか興味深い資料ばかりですね アドラ : んー……(頁を捲りながらの生返事) ふかふかの枕が沢山つまれているようだ。 [スローイングマクラ]を覚えました。 ノエ : ……(タレットに取らせた本を床に広げて読んでいる…おとぎ話だ) 整えられたベッドだ! 机の上には蜂蜜入りのホットミルクが置いてある。 どうやら奥さんが気を使ってくれたようだ。 ジーン・デュポン : はあ~…難しい内容ばかりですね 不安になってきました。 サイアム : (少し離れた場所で楽器の調律をし始めた) ノエ : (……じ、と机を見ている) アドラ : ただの願掛けかと思ったが結構使えそうだな、この護符。やっぱ持って行くか ジーン・デュポン : (机の上に手を伸ばせば置いてあったコップを手に取り) アドラ : ……(少し考えるように身に付けているものを確認する) アドラが[アクセサリー2]の装備を解除しました。 アドラが[アクセサリー2]に[お気に入りのリボン]を装備しました。 アドラ : ……駄目だな(一度は外したそれを、また結び直す) アドラが[アクセサリー3]の装備を解除しました。 アドラが[アクセサリー3]に[破竜の護符]を装備しました。 アドラ : ん、(納得した、というように一人で小さく頷いた) サイアム : (数回和音を鳴らし、満足したようにチェンバロを畳んだ) [スローイングマクラ]を覚えました。 ノエ : (ふらっと机から立ち去ると、ぽすと布団に転がった。タレットも床に着地すると、頭上におさまる) サイアム : もう休みますか? アドラ : (なんとなく積まれた枕をひとつ手に取ると、空いているベッドに寝転がってぽすぽすと叩いたりして遊び——飽きたのか、頭の傍に置いた) アドラ : んー、だな。もういい加減眠ぃわ ノエ : ……うん、こんな遠出は、久しぶり……。 サイアム : 良い時間ですからね。(チェンバロを壁際に置いた。重そうな音が鳴った) ジーン・デュポン : 明日は体力仕事ですからね。いっぱい休んでおきましょう サイアム : では皆様おやすみなさい。 アドラ : …………(既にスースーと寝息を立てている。おやすみ3秒) ノエ : ……いい夢を……。 ジーン・デュポン : (寝るの早!!!人々を見てから自分の寝場所を探して辺りを見渡す) サイアム : (そっと避けて空いている場所を示した) ジーン・デュポン : (そちらに会釈すれば空いている場所に収まり…) 今日はもう休んで、明日に備えますか? サイアムが[休む]を選択しました ジーン・デュポン は全回復しました。 サイアム は全回復しました。 アドラ は全回復しました。 ノエ は全回復しました。
翌朝、冒険者達は、 非常に重要な事を決めなければならなかった。 誰がこの『村娘の服』を着るかだ。 今回の依頼は、誰か一人が彼女のふりをして、 残りの者はその護衛として同行する事になる。 故に、誰かは絶対に着なくてはならないのだ。 このきらびやかで可愛らしいながらもどこか素朴な ………『村娘の服』を!!! 誰が着ますか? ノエ : ……着替えないと駄目なの……? ジーン・デュポン : (服を見た。可愛い服だな~)それではこれはノエさんに…… サイアム : ノエ様。お願いしますね。 アドラ : んじゃあ手筈通り……(ノエへ視線を向ける) ノエ : ……うん……。 ノエが[ノエ]を選択しました ノエは村娘の服を身につけると、ベールをかぶる。 これで準備は整った。 あとはドラゴン退治へと向かうだけだ。 サイアム : では、行きましょうか。 アドラ : おう ノエ : ��ベールをかぶるというより、タレットが落としたに近い…) サイアム : (チェンバロを担ぎ直し、さっさと歩いていく) [スローイングマクラ]を忘れました。 ノエ : ……うん…。 [スローイングマクラ]を忘れました。 アドラ : (手伝えば良かったなあ、などと思いつつも後の祭りだ。部屋を後にした [スローイングマクラ]を忘れました。 ジーン・デュポン : (楽器のケースを手に持つと急いで後を追う) サイアム : お世話になりました。良い知らせを持って戻れるようにしますよ。 女性 「あの人ならもう森の方へいったわよ。  足が悪いから、先に行かないとどうしても遅れちゃうからって。」 女性 「……途中までくらいは付いて行く気なんじゃないかしら。」 アドラ : 飯美味かったぜ。んじゃ行ってくるからよ ノエ : ……ありがとう……じゃあ、ね…。
破竜のランダル 「おお、お前ら、来たか……。」 破竜のランダル 「見ろ、竜に追われて、  オーガが一匹外に出て来てる。」 破竜のランダル 「丁度いい機会だ、  あいつでのろまででかぶつな奴との  戦い方を練習してみるといい。」 破竜のランダル 「ついでに、破竜の護符の使い方もな。」 破竜のランダル 「そいつはオンボロの骨董品だが、  オーガー程度に壊されるほどやわでもない。  まぁ、竜と戦ったら壊れるだろうが……。」 破竜のランダル 「なんだ、練習するならいまのうちってことさ。」 破竜のランダル 「本を読んだかは知らないが……。  予兆を見逃さずに隙をつけば大丈夫だ。  相手がでっかくても、落ち着いてな。」 破竜のランダル 「そんじゃ、俺は邪魔にならないように隠れとくよ。  ……現役なら一緒に戦たんだが、残念だ。」 サイアム : おや、練習させてくださるなんて親切ですね。 ノエ : ……殆ど、アーティファクトに近いものね……。 アドラが[右手]の装備を解除しました。 アドラは、凶運のカルティアを使った。 シャカシャカパチパチ…… アドラが[右手]に[凶運のカルティア]を装備しました。 サイアム : では、道を開けて頂きましょうか。 アドラ : っし、手負いだろうが手加減しねぇからな(言いながら金装飾の短剣を手首に押し当てる) アドラ : 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る アドラは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 アドラ : 我が心霊を糧にその虚を満たすがいい。開け、 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る([6,6,6]+10) アドラのクリティカル! アドラは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 アドラ : 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る アドラは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 アドラ : 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る アドラは[ネクロカウンター]を1つ獲得した。 全道通じる者、オーガ 「ウオオオオオオオオオオン!!!!!」 オーガが咆哮を上げ、武器を構えるのに合わせて、 冒険者達も武器を構えるッ!!! Round 1 サイアム : では遠慮無く。 ノエは移動した。    ノエは[7,9]へ移動した。 ジーン・デュポンは移動した。    ジーン・デュポンは[5,9]へ移動した。 サイアムは移動した。    サイアムは[6,8]へ移動した。 全道通じる者、オーガ : *薙ぎ払いの構え! 全道通じる者、オーガは薙ぎ払いの構え!    全道通じる者、オーガは[薙ぎ払いの構え]になった アドラは移動した。    アドラは[6,9]へ移動した。 ノエ : Initiator! 把握したエーテルを、戦場に適合するように変化させる。    ノエは[演奏]になった ジーン・デュポンは移動した。    ジーン・デュポンは[5,8]へ移動した。 サイアムは移動した。    サイアムは[6,6]へ移動した。 アドラは移動した。    アドラは[6,7]へ移動した。 アドラ : 我が心霊を糧にその虚を満たすがいい。開け、 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る
アドラは2のSPを回復した。  ([]+7)/3 サイアムは[破竜]になった アドラは[破竜]になった ノエは[破竜]になった ジーン・デュポンは[破竜]になった アドラは[ネクロカウンター]を1つ失った。 サイアムは[音楽]になった アドラは[音楽]になった ノエは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった Round 2 ジーン・デュポンは待機した。 ノエは待機した。 アドラ (long long arm) サイアムは移動した。    サイアムは[6,4]へ移動した。 サイアム (演奏は死んだ) アドラは待機した。 全道通じる者、オーガ : 振り回し! オーガが激しく武器を振り回す、目の前にあるすべてに邪魔と言うように。  達成値:8 ([4,2,2])    ジーン・デュポンは防御した。    ノエは防御した。    サイアムは防御した。    アドラは防御した。 ジーン・デュポン (演奏交換すっか~)        ダメージを15軽減!  ([]+30)/2        ダメージを14軽減!  ([]+28)/2        ダメージを17軽減!  ([]+33)/2        ダメージを15軽減!  ([]+29)/2    サイアムに0のダメージ  ([2,4]+22)    アドラに0のダメージ  ([2,4]+22)    ノエに0のダメージ  ([4,1]+22)    ジーン・デュポンに0のダメージ  ([2,3]+22) ジーン・デュポンの攻撃は距離が合わず失敗した。 ノエの攻撃は距離が合わず失敗した。 アドラは移動した。    アドラは[6,6]へ移動した。 サイアムの攻撃はAPが足りず失敗した。 アドラ : 煉獄の惨歌! 火球が生じ、熱風が吹き荒れる!  達成値:21 ([2,3,4]+12)    全道通じる者、オーガに34のダメージ  ([5,1]+33)    全道通じる者、オーガは[覆影]になった ジーン・デュポンの攻撃はAPが足りず失敗した。 全道通じる者、オーガ : *振り上げる! 全道通じる者、オーガは武器を振り上げた!    全道通じる者、オーガは[薙ぎ払いの構え]でなくなった    全道通じる者、オーガは[振り上げた武器]になった
アドラは2のSPを回復した。  ([]+6)/3 サイアムは[破竜]になった アドラは[破竜]になった ノエは[破竜]になった ジーン・デュポンは[破竜]になった アドラは[ネクロカウンター]を1つ失った。 アドラは[音楽]になった ノエは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった サイアムは[音楽]でなくなった Round 3 サイアム : (拳を振り被り、叩き付ける サイアムは攻撃した。  達成値:21 ([5,2,3]+11)    全道通じる者、オーガに36のダメージ  ([6]+35) ジーン・デュポンは移動した。    ジーン・デュポンは[5,6]へ移動した。 アドラは移動した。    アドラは[6,5]へ移動した。 ノエは移動した。    ノエは[7,8]へ移動した。 全道通じる者、オーガ : 振り下ろし! オーガは激しく武器を振り下ろす、全てを壊す為に。  達成値:10 ([2,3,5]) サイアム : (腕を構え、防御の姿勢を取る    サイアムは防御した。        ダメージを17軽減!  ([]+33)/2    サイアムに4のダメージ  ([3,6,3]+42)    アドラに24のダメージ  ([4,5,2]+42)        アドラは[重傷]になった        アドラは[気絶]になった アドラ : クソ、だっせぇな…… ジーン・デュポンは攻撃した。  達成値:27 ([2,6,2]+17)    全道通じる者、オーガに27のダメージ  ([2,3]+27)        全道通じる者、オーガは[重傷]になった
アドラは[音楽]になった ノエは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった サイアムは[破竜]でなくなった ノエは[破竜]でなくなった ジーン・デュポンは[破竜]でなくなった Round 4 サイアム : っと! ノエ : アドラ……! ジーン・デュポン : …っアドラさん! アドラ : っ、クソ……!(勢いよく吹き飛ばされ、上手く起き上がれない) サイアムは攻撃した。  達成値:27 ([4,6,6]+11)    全道通じる者、オーガに18のダメージ  ([3]+20)        全道通じる者、オーガは[気絶]になった ジーン・デュポンは攻撃した。  達成値:30 ([2,6,5]+17)    全道通じる者、オーガに13のダメージ  ([5,1]+12) ノエは移動した。    ノエは[7,7]へ移動した。 ノエ : Initiator! 把握したエーテルを、戦場に適合するように変化させる。    ノエは[演奏]になった ジーン・デュポンは攻撃した。  達成値:22 ([2,2,1]+17)    全道通じる者、オーガに14のダメージ  ([1,6]+12)
サイアムは[音楽]になった アドラは[音楽]になった ノエは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった オーガが轟音と共に地面へと倒れ伏す。 それはもはや動かず、ただ木根と朽ちていくばかりだ。 冒険者達は武器を収め、そして進む。 本命は、まだこの先にいるのだ。 サイアム : 片付きましたね。 ノエはアドラを応急手当した。    アドラは[気絶]でなくなった ジーン・デュポン : ああ、びっくりしました。大丈夫です…? ノエ : ……アドラ、アドラ……平気……? サイアム : ご無事ですか?俺だけかと思っていました。周りを見れなくてすみませんね。 アドラ : ってて……。悪ぃ、油断した アドラ : (薬瓶とオーガの死体を何度か見比べ)まだ使えるか……。ちょっと離れとけよ サイアム : ええ。わかりました。 アドラ : 煉獄の怐物! 昏い炎が襲い掛かる!  達成値:21 ([5,3,4]+9)    全道通じる者、オーガに26のダメージ  ([4,5,4]+18)    アドラは26回復した。  
サイアム : なるほど、そう使いますか。 アドラ : 死体だしこんなモンだな。あとは普通のポーションで間に合う アドラは、ポーションを使った。    アドラは7回復した。  ([4]+3) アドラは、SPポーションを使った。 アドラはSPポーションを飲んだ。    アドラは9のSPを回復した。  ([6]+3) サイアム : では行きますか。 ノエは、SPポーションを使った。 ノエはSPポーションを飲んだ。    ノエは4のSPを回復した。  ([1]+3) アドラ : おう、手間取らせて悪ぃな サイアム : いえ。面白い物が見られて嬉しいですよ。 破竜のランダル 「ここが奴が根城にしてる洞窟だな。」 破竜のランダル 「……悔しいが、俺はここまでだ。」 ノエは99回復した。   ノエは99のSPを回復した。   破竜のランダル 「……悔しいが、俺はここまでだ。」 サイアムは99回復した。   サイアムは99のSPを回復した。   破竜のランダル 「足が悪くても、回復魔法くらいはかけられるからな。」 ジーン・デュポンは99回復した。   ジーン・デュポンは99のSPを回復した。   破竜のランダル 「足が悪くても、回復魔法くらいはかけられるからな。」 破竜のランダル 「頑張れよ、冒険者。  奴は、強いぞ。」 アドラ : 面白いってお前なあ…… アドラは99回復した。   アドラは99のSPを回復した。   サイアム : フフ、興味深いと言った方が良かったかもしれませんね。 ノエ : じゃあ、この先……? サイアム : そうですね。ノエ様、ベールがずれないようにしてくださいね。(服の乱れを少し直した) アドラ : はいはい……(サイアムの話を適用に流しつつ) さて、気合い入れてくか ノエ : うん……頑張るね……。 ジーン・デュポン : そういえば村娘と護衛って設定でしたね…忘れてました。 サイアム : では行きましょう。
竜の住処、オーガより力にて奪い取った、征服者の洞窟。 その最奥に、ありえないはずの人影がある。 ??? 「ククク、ついに来たか……。  我が花嫁よ、待ちわびたぞ――。」 ??? 「少しばかり背格好が違うような気もするが、  まぁ良い、強大なる我に比べれば、  遍く人の子は愛き庇護すべきものよ。」 ??? 「さぁ、至高の葉竜である我、ヴァレルの妻となれること。  心より喜び震えるがいい、人間―――。」 ヴァレル 「ああ、他の者も送迎ご苦労、もう帰ってもよいぞ。  さぁ、此度こそ、だ、来い、花嫁―――。」 ノエ : ……ええ、と……。 サイアム : 行く必要はありませんよ(小声で ノエ : ……そう、よかった……。 アドラ : (んー、と一瞬遠~くに視線をやると) アドラ : ……悪いがコイツはお前にゃやれねぇな アドラが[断る!!!]を選択しました ヴァレル 「む―――?」 ヴァレル 「クク、ククク、ハハハハハ!!  此度もこうなるか、よい、受けて立つぞ人間!!!」 ノエ : ……。 サイアム : 良いんですか?俺は強いですよ。 アドラ : やべぇ、マジで乗って来た(不敵な表情を崩さないまま、小声で) ヴァレル 「より強き雄が花嫁を娶るは自然の摂理よ、  送迎ではなく我と花嫁を賭け競う人間の戦士であると、」 ヴァレル 「我ではなく汝とラヴラヴであるとッ!!!!!!!  そう言うのだなッ!?!?!?!?」 ノエ : ……?? ジーン・デュポン : そうなんですか? サイアム : ええ。彼女はまさしく俺の物です。 ノエ : ……そうだっけ……? アドラ : (一瞬遠~~~~~くを見て) サイアム : そうですよ♪ ノエ : ……そう。 ジーン・デュポン : (そうなんだなあという顔になった) アドラ : そうだぜ!!!俺達はコイツ等の為にここに来てるんだからな!!! ノエ : ……そう? サイアム : ささ、ジーン様も(催促した。無茶ぶり) ジーン・デュポン : え……これ俺もノったほうがいいやつですか ええと…… アドラ : いや無理しなくていいぞ ジーン・デュポン : そ、そうだ!俺たちのマドンナを あ、言わなくていいならやめます。 サイアム : フフ、ということですので。渡すことは出来ないんです。 ヴァレル 「クハハ、そうであるならば構わぬ、  このヴァレルを打ち倒し、  某こそ花嫁に相応しいと示してみせよッ!!」 その竜は、一歩、踏み出す。 その一歩は果てしなく大きくなっていき、そして。
咆哮を、上げるのだ。 我こそが、全ての力の頂点であると。 ヴァレル 「我が力��見て、我に惚れるが良いッ!!!人間ッ!!!」 ノエ : ……。 ノエ : ……惚れるって言葉、好きなのかな……。 サイアム : 好きなんでしょうね。 ジーン・デュポン : 竜の間で流行なのかもしれませんね アドラ : なんだか分かんねぇけど上手く行ってしまった アドラが[アクセサリー2]の装備を解除しました。 アドラが[アクセサリー2]に[真紅の爪紅]を装備しました。 ノエ : ……ノーネス、いくよ……。 アドラ : 好きなんじゃねえの。��あなんでも……いいけどな……っと アドラ : 我が心霊を糧にその虚を満たすがいい。開け、 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る アドラは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 アドラ : 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る アドラは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 アドラ : 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る アドラは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 アドラ : 我が心霊を糧にその虚を満たすがいい。開け、 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る([6,6,6]+12) アドラのクリティカル! アドラは[ネクロカウンター]を1つ獲得した。 Round 1 アドラは移動した。    アドラは[8,11]へ移動した。 ノエは移動した。    ノエは[9,11]へ移動した。 ジーン・デュポンは移動した。    ジーン・デュポンは[7,11]へ移動した。 サイアムは移動した。    サイアムは[8,10]へ移動した。 残されし葉の竜、ヴァレル : 龍の咆哮! 龍の咆哮が響き渡る―――。  達成値:21 ([2,1,2,6,5]+5) ノエ : ハウリング! サイアム : ハウリング!    アドラは抵抗しようとした。    ノエが発する音波で抵抗する!    サイアムが発する音波で抵抗する!        アドラは抵抗に失敗した。  達成値:9 ([4,1,3]+1)        ノエは抵抗した。  達成値:28 ([1,3,4,6]+14)        サイアムは抵抗した。  達成値:22 ([6,2,3]+11) ジーン・デュポン : わかったよ、やってやろう。 ラプソディ!    チェロの音が轟轟と響く…!        アドラは抵抗した。  達成値:29 ([3,5,2]+19)    サイアムに0のダメージ  ([3]+3)    ノエに1のダメージ  ([6]+3)    アドラに3のダメージ  ([3]+3)    ジーン・デュポンに0のダメージ  ([1]+3) 残されし葉の竜、ヴァレル : *尻尾を振り上げる! 残されし葉の竜、ヴァレルは爪を振り上げた!    残されし葉の竜、ヴァレルは[振り上げた尾]になった アドラは移動した。    アドラは[8,9]へ移動した。 ノエ : Initiator! 把握したエーテルを、戦場に適合するように変化させる。    ノエは[演奏]になった ジーン・デュポンは移動した。    ジーン・デュポンは[7,9]へ移動した。 サイアムの移動はAPが足りず失敗した。 アドラは移動した。    アドラは[8,7]へ移動した。 ジーン・デュポンの攻撃はAPが足りず失敗した。
サイアムは[音楽]になった ノエは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった 残されし葉の竜、ヴァレルに30のシールドが付与された  ([]+30) アドラは2のSPを回復した。  ([]+7)/3 サイアムは[破竜]になった アドラは[破竜]になった ジーン・デュポンは[破竜]になった アドラは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 2 サイアム : のんびりしすぎてしまいましたか。 アドラ : っと、前出過ぎたか? アドラ : まあいい、このままちょっと遊んでやるよ アドラの煉獄の怐物は距離が合わず失敗した。 サイアムは移動した。    サイアムは[8,8]へ移動した。 ノエは移動した。    ノエは[9,10]へ移動した。 ジーン・デュポンの攻撃は距離が合わず失敗した。 残されし葉の竜、ヴァレル : 龍の咆哮! 龍の咆哮が響き渡る―――。  達成値:22 ([1,6,5,1,4]+5) ジーン・デュポン : ラプソディ!    アドラは抵抗しようとした。    ノエは抵抗しようとした。    チェロの音が轟轟と響く…!        ノエは抵抗に失敗した。  達成値:15 ([4,3,1]+7)        アドラは抵抗に失敗した。  達成値:11 ([1,4,5]+1)        アドラは抵抗した。  達成値:27 ([4,3,1]+19)    サイアムに0のダメージ  ([5]+3)    ノエに0のダメージ  ([1]+3)    アドラに0のダメージ  ([3]+3)    ジーン・デュポンに0のダメージ  ([1]+3) 残されし葉の竜、ヴァレル : 振り回し! 龍尾が唸る、洞窟中に響く残響が、吹き荒れる豪風が、その威力を物語る。  達成値:25 ([3,1,5,6,5]+5)    アドラは防御した。    ノエは防御した。    ジーン・デュポンは防御した。    ジーン・デュポンはWillを使用した!        ダメージを15軽減!  ([]+29)/2        ダメージを15軽減!  ([]+30)/2    サイアムに0のダメージ  ([4]+16)    アドラに0のダメージ  ([2]+16)    ジーン・デュポンに0のダメージ  ([1]+16) サイアムは移動した。    サイアムは[8,6]へ移動した。 ノエの移動はAPが足りず失敗した。 アドラの煉獄の怐物はAPが足りず失敗した。 ジーン・デュポンは待機した。 ジーン・デュポンの攻撃はAPが足りず失敗した。 残されし葉の竜、ヴァレル : *爪を振り上げる! 残されし葉の竜、ヴァレルは爪を振り上げた!    残されし葉の竜、ヴァレルは[振り上げた尾]でなくなった    残されし葉の竜、ヴァレルは[振り上げた爪]になった ジーン・デュポンの攻撃はAPが足りず失敗した。
ノエは[音楽]になった アドラは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった 残されし葉の竜、ヴァレルに30のシールドが付与された  ([]+30) アドラは2のSPを回復した。  ([]+6)/3 サイアムは[破竜]になった ノエは[破竜]になった アドラは[破竜]になった ジーン・デュポンは[破竜]になった アドラは[ネクロカウンター]を1つ失った。 サイアムは[音楽]でなくなった Round 3 アドラは移動した。    アドラは[8,6]へ移動した。 サイアムは移動した。    サイアムは[8,5]へ移動した。 ノエは移動した。    ノエは[9,9]へ移動した。 ジーン・デュポンは移動した。    ジーン・デュポンは[7,7]へ移動した。 残されし葉の竜、ヴァレル : 龍の咆哮! 龍の咆哮が響き渡る―――。  達成値:20 ([4,6,1,2,2]+5) ノエ : ハウリング! ジーン・デュポン : ラプソディ!    ノエが発する音波で抵抗する!    チェロの音が轟轟と響く…!        ノエは抵抗した。  達成値:27 ([4,3,5,1]+14)        アドラは抵抗した。  達成値:32 ([6,4,3]+19)    サイアムに0のダメージ  ([4]+3)    ノエに0のダメージ  ([3]+3)    アドラに0のダメージ  ([3]+3)    ジーン・デュポンに0のダメージ  ([3]+3) 残されし葉の竜、ヴァレル : 断爪! 風が唸り、風が退き、やがてその絶爪は全てを断つ―――。  達成値:26 ([6,5,5,1,4]+5) サイアム : さて、見せて貰いましょうか    サイアムは防御した。    サイアムはWillを使用した!        ダメージを23軽減!  ([]+33)/2+([6])    サイアムに0のダメージ  ([5,1,4]+37) アドラ : 煉獄の門! ——昏い炎がその身に宿る アドラは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ジーン・デュポンの攻撃はAPが足りず失敗した。 アドラ : 煉獄の怐物! 昏い炎が襲い掛かる!  達成値:23 ([5,1,4]+13)    残されし葉の竜、ヴァレルは防御した。        ダメージを3軽減!  ([]+5)/2    残されし葉の竜、ヴァレルに36のダメージ  ([5,4,2]+33)    アドラは36回復した。   残されし葉の竜、ヴァレル : *大きく口を開く! 残されし葉の竜、ヴァレルは口を大きく開けた!    残されし葉の竜、ヴァレルは[大きく広げた口]になった    残されし葉の竜、ヴァレルは[振り上げた爪]でなくなった
ノエは[音楽]になった アドラは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった 残されし葉の竜、ヴァレルに30のシールドが付与された  ([]+30) アドラは2のSPを回復した。  ([]+7)/3 サイアムは[破竜]になった ノエは[破竜]になった アドラは[破竜]になった ジーン・デュポンは[破竜]になった アドラは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 4 ジーン・デュポンは攻撃した。  達成値:30 ([2,5,6]+17)    残されし葉の竜、ヴァレルに26のダメージ  ([3,1]+27) サイアムは移動した。    サイアムは[9,4]へ移動した。 ノエは移動した。    ノエは[9,8]へ移動した。 アドラ : 煉獄の怐物! 昏い炎が襲い掛かる!  達成値:23 ([2,6,3]+12)    残されし葉の竜、ヴァレルに39のダメージ  ([1,5,5]+33)    アドラは39回復した。   残されし葉の竜、ヴァレル : 龍の咆哮! 龍の咆哮が響き渡る―――。  達成値:25 ([2,6,5,3,4]+5) ノエ : ハウリング!    アドラは抵抗しようとした。    ノエが発する音波で抵抗する!        アドラは抵抗に失敗した。  達成値:11 ([6,1,3]+1)        ノエは抵抗した。  達成値:30 ([2,3,6,5]+14)    サイアムに0のダメージ  ([3]+3)    ノエに0のダメージ  ([1]+3)    アドラに0のダメージ  ([3]+3)    ジーン・デュポンに0のダメージ  ([4]+3) 残されし葉の竜、ヴァレル : 紅炎弾! 空気が歪む、その紅蓮の為に。  達成値:31 ([6,6,5,3,6]+5)    サイアムに13のダメージ  ([3,4]+31)    残されし葉の竜、ヴァレルに35のダメージ  ([5,4]+31) サイアムは攻撃した。  達成値:21 ([1,6,3]+11)    残されし葉の竜、ヴァレルは防御した。        ダメージを3軽減!  ([]+5)/2    残されし葉の竜、ヴァレルに30のダメージ  ([3]+35) ノエ : もう、理解してる…… Initiator! 把握したエーテルを、戦場に適合するように変化させる。    ノエは[演奏]になった ジーン・デュポンは攻撃した。  達成値:31 ([6,4,4]+17)    残されし葉の竜、ヴァレルは回避しようとした。        残されし葉の竜、ヴァレルは回避に失敗した。  達成値:15 ([3,4,1,4,3])    残されし葉の竜、ヴァレルに33のダメージ  ([5,6]+27) アドラ : 煉獄の怐物! 昏い炎が襲い掛かる!  達成値:24 ([3,6,3]+12)    残されし葉の竜、ヴァレルに39のダメージ  ([3,2,6]+33)    アドラは39回復した。          残されし葉の竜、ヴァレルは[重傷]になった 残されし葉の竜、ヴァレル : *尻尾を振り上げる! 残されし葉の竜、ヴァレルは爪を振り上げた!    残されし葉の竜、ヴァレルは[振り上げた尾]になった    残されし葉の竜、ヴァレルは[大きく広げた口]でなくなった
ノエは[音楽]になった アドラは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった 残されし葉の竜、ヴァレルに30のシールドが付与された  ([]+30) アドラは2のSPを回復した。  ([]+6)/3 サイアムは[破竜]になった ノエは[破竜]になった アドラは[破竜]になった ジーン・デュポンは[破竜]になった アドラは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 5 サイアム : チャージ! サイアムは力をためた!([2,2,2]+11) サイアムのファンブル! ノエは攻撃した。  達成値:26 ([6,5,1]+14) ノエはWillを使用した!    残されし葉の竜、ヴァレルは回避しようとした。        残されし葉の竜、ヴァレルは回避に失敗した。  達成値:13 ([3,1,3,3,3])    残されし葉の竜、ヴァレルに39のダメージ  ([4,6,6]+28) サイアム : おっと。 アドラ : 汝は徒花 巡礼の果て、その咎を知るがいい  煉獄の惨歌! 火球が生じ、熱風が吹き荒れる!  達成値:20 ([1,1,6]+12)    残されし葉の竜、ヴァレルは防御した。        ダメージを3軽減!  ([]+5)/2    残されし葉の竜、ヴァレルに33のダメージ  ([5,3]+33)    残されし葉の竜、ヴァレルは[覆影]になった ジーン・デュポンは攻撃した。  達成値:24 ([2,4,1]+17)    残されし葉の竜、ヴァレルは回避しようとした。        残されし葉の竜、ヴァレルは回避に失敗した。  達成値:20 ([6,6,1,6,1])    残されし葉の竜、ヴァレルに30のダメージ  ([4,4]+27)        残されし葉の竜、ヴァレルは[気絶]になった サイアムは攻撃した。  達成値:19 ([1,3,4]+11) サイアムはWillを使用した!    残されし葉の竜、ヴァレルに45のダメージ  ([3,6,6]+35) アドラ : 天火の余燼 供犠の時来たりて示すは汝が名  煉獄の怐物! 昏い炎が襲い掛かる!  達成値:24 ([4,5,3]+12) アドラはWillを使用した!    残されし葉の竜、ヴァレルに50のダメージ  ([4,4,3,6]+33)    アドラは50回復した。   ジーン・デュポンは攻撃した。  達成値:34 ([6,5,6]+17)    残されし葉の竜、ヴァレルに31のダメージ  ([4,5]+27)
ノエは[音楽]になった アドラは[音楽]になった ジーン・デュポンは[音楽]になった アドラは1のSPを回復した。  ([]+5)/3 サイアムは[破竜]になった ノエは[破竜]になった アドラは[破竜]になった ジーン・デュポンは[破竜]になった アドラは[ネクロカウンター]を1つ失った。 ヴァレル 「くふっ……。」 サイアム : 手が滑ってしまいました。 長きにわたる死闘の末、竜は地面へと倒れ伏す。 アドラ : (素手ですよね?といった感じでまじまじとサイアムを見ている。……眉間に皺を寄せて) ヴァレル 「此度も、我の負け、か―――。」 ヴァレル 「そうであるのならば、仕方がない。  その花嫁は、人間、汝が持って行くがいい。」 ヴァレル 「―――また、修行のしなおし、であるな。」 やがて竜はそのまま瞳を閉じる。 ……けれども、死んだわけではないようだった。 アドラ : まあ、物分かりがいいのは助かるんだけどな ノエ : (戦闘で薄汚れたベールをずると落とし……て、なんとも言えない顔をした……) サイアム : 実際に竜と戦うのは初めてでしたが、存外やれるものですね。 ジーン・デュポン : 初めてであれですか…すごいですね…… アドラ : 人間の可能性を見たな…… サイアム : 鍛えていますからね♪ アドラ : (つっこむのを、やめよう!竜のほうへ視線を戻した)
冒険者達は竜を倒し、村へと帰った。 目を丸くする村長、頷く料理屋の店長、 ニマニマと笑う、魔法道具屋の店主。 そして、豪胆に笑う、かつての英雄。 『ここに、新しい破竜の戦士が生まれた!!!』 誰かの言葉と共にはじまった宴は、 そのまま夜まで続くこととなった。 娘 「冒険者さん。」 眠る準備をしている冒険者達、 その部屋に、件の娘が訪ねて来たようだった。 俯きがちの表情は、髪に隠れてうかがい知れない。 けれど、その手には、御伽噺の本が抱かれている。 娘 「お父さんに聞いても、きっと、本当の事は教えてくれない。  だから、冒険者さんたちに聞きます。」 娘 「あなた達の倒した竜は  ………御伽噺の通りの竜でしたか?」 冒険者達は、少しだけ相談すると、答える。 サイアム : …… サイアム : 少なくとも、あまり口下手な方には見えませんでしたが……(仲間内に聞こえるように) ジーン・デュポン : そうですねえ。饒舌でした アドラ : だよなあ(小さく溜息を吐くと、視線を少し上に上げて後頭部を掻いた) ノエ : ……御伽噺の通りかって聞かれたら……。 サイアム : ですが悪い方ではありませんでしたね。フフ。 ノエ : ……多分、ちょっと……変わってる……よね? アドラ : ちょっとっつーか…………相当? サイアム : 御自分で確かめに行かれるのが一番いいかと。 ノエ : ……そのままを伝えるのも、ちょっと、難しい、ものね……。 アドラ : 行ったところで何もしねぇだろうしな サイアムが[自分で確かめにいきなよ]を選択しました 娘 「………そっか、」 娘 「ありがと、冒険者さん。」 娘 「おやすみなさい。」 そう言い残して、彼女は部屋から出て行った。 ――彼女の今後は、きっと竜が見守ってくれる。 なんとなく、そんな気がしたかもしれない。 サイアム : ええ。おやすみなさい。 アドラ : (無言で手を振って後ろ姿を見送った) 行きと同じく、馬車にゆられる。 静かに、ごとごとと。 ありふれた竜退治の依頼は、こうして終わっていく。
次の依頼は、どんなものになるだろうか。 クエストをクリアしました。 50ルド 手に入れた。 85経験点 を手に入れた。 1名誉点 を手に入れた。 初見ボーナス 1名誉点 手に入れた。 ノエ : 次は何…?終わり…? アドラ : ま、俺がいりゃ当然なんだよな ジーン・デュポン : ああ、夜が明けたぞ。 サイアム : お疲れ様でした 5経験点 を手に入れた。 レビューを送信しました。 [報酬袋] を手に入れた。
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