#固定歯車
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ネオ幕府アキノリ党による100の政策
※内はアキノリ将軍未満による脚注。
🌾 文化・日本語
1. 『双京構想』京都を陪都に。
※ 上皇后両陛下に仙洞御所にお戻り���く案などから上奏。
2. 文章の形式を国粋化。縦書き・漢数字を基礎に、時間や単位や数理や音楽も日本文化圏独特の書式を考案し漸次移行。
※ 漢数字に関しては画数が多く判読もしにくいため,西ローマ・アラビア数字くらい判読しやすく書きやすい数字用の文字を作ってフォントに組み込んだりを検討。
3. 日本語の電子媒体を刷新。
※ イーロン・マスク氏に会いに行ってXの東アジアの言語を全部縦書き漢数字(言語ごと)に直してもらう事を条件に,共栄圏での法人を作ってもいいと約束。ただし,その情報資産は共栄圏のものとし,資本の移動は認めない。 ※ 拡張かなを拡充し電子媒体に組み込む・体制化した際に方言の言語化も視野に。
4. 都内の外国籍労働者・親族等への日本語や法制に係る教育サービスの展開。
※ それぞれの民族に寄り添った親善団体と連携 ※ 裏で世界共栄化に関わる宣伝を行い、本国に情報輸出させる足がかりとする。😈
5. 都内の宗教共同体の実態把握・公的包摂・共生都市社会の推進。
※ 体制化までの中長期的に各宗教の日本化を試みる方針。
🌾 税制・社会保障・経済
6. 税制改革や都債発行を財源に,実質賃金の上昇率の安定向上(最低でも年3%水準)まで一律で都民税半額。
7. 都営ブロックチェーンの創設・ネオ幕府トークンの発行とサーバー維持管理。
※ 全国電子通貨を想定・通貨の名前は「球」読み方は本名が「たま」,「きう」が普及版。NAMが出典。 ※ いずれ日本円にとって代わる。😈 ※ 我々が全国化した折には武蔵国の地域トークンというか藩札を創設を想定。
8. 都債発行・時限的な商品券等の給付による地域経済振興。
9. 都民や都内に通学する学生への一律奨学金免除。
10. インボイス廃止を国政に提言・特に中小零細企業の事務処理負担を軽減。
11. 濫用的な投資や無軌道な開発,オーバーツーリズム等に因る地価や宿泊施設の価格高騰を抑制。
12. 外国企業等による国土の売買規制に係るモデル条例の策定。
13. 都内の特に大企業の法人税の納税率を向上・財源構成の平等化。固定資産税の累進化。
14. 社会保障費用の逆進性緩和・累進課税の推進。
🌾 教育・学術
15. 公営学生寮の確保・増大。
※ 国際法を典拠に一定の自治権を認める
16. 大学院まで教育全面無償化+困窮世帯向けに塾代含め支援検討。
17. 専門学校等の整理統合・総合大学との連携強化・学生や職員の有益な流動化を促進。
18. 図書館民営化の見直し。知識アクセス・公共教育インフラの維持。
19. PTAの有償化や情報共有・可視化の促進。
20. 教育委員会の体質改善・責任体制の明確化。
21. 都立高校の入試改革の見直し・効果的な外国語教育に転換/無益な学習負担の軽減化。
※ どうでもいいけどほんとに外語やるならマッチング実践とかだわ
22. カルト校則の全面廃止・学生の学ぶ権利や表現の自由を守る。
23. 入学しない大学への入学金支払義務の免除・ルール撤廃を東京から実践。
24. 部活動の地域化・民営化等による教員の負担軽減を都から実践。
🌾 交通・公共施設
25. 練馬─中野─杉並─世田谷区や足立─台東─江戸川区を縦断する都営線路の開拓。
26. 東京都-近隣の港湾に集中投資・世界一の港湾大都市圏を構築。
27. 満員電車の終局的な解消・時差通勤の促進(主に企業向け)や代替手段の公的導入検討。
28. 離島との往復費用の低廉化・人材や投資交流の活発化。
※ 将来伊豆諸島は伊豆の国に, 小笠原諸島以南は小笠原国にする。
29. 16歳未満(中学生)に対しての交通インフラ料金を子供料金にする・25歳以下に対してユース料金の公共交通機関・各商業施設での導入。
🌾 防災・戦時体制を想定した防衛
30. 全国のあらゆる自然災害に対し救援・復興の為の物資や人員輸送が可能な体制の整備。
31. 都内のあらゆる公共設備の耐震化推進。
※ 災害をある程��前提とする伝統的な都市デザインの可能性も検討。
32. 核戦争を想定した核シェルター建設・地下経済圏の構築促進。
33. 災害リスクを見据えた都民や隣接県民(都内の勤労者)向けに食料等備蓄・予備的分配。
34. 官公庁・民間企業に対するサイバー攻撃の防衛体制整備。
35. 東京都の空を米軍から取り戻す・首都圏の集団安全保障体制を見直し。
36. 近隣諸国の紛争や破局的災害を想定した都民の命と経済を守る有事法制・モデル条例の策定。
37. 安全保障や軍需産業分野の研究開発支援・学界に蔓延る偏見の改善。
🌾 恋愛・婚姻等の共生生活・性的少数者支援
※ 現在はヘテロが社会の主体である事を公共に認め(右翼を安心させ), その余裕の下に性的少数者への配慮を行う政治指針を宣言化。
38. パートナーシップや相続法制等に係る性的少数者の権利保障モデル条例の策定。
※ パートナーシップに日本語の造語を与えることを目的に研究会を行う、反動保守国学者や左派リベラルの論客もネオ幕府体制の責任もとで幅広く招聘したい。
39. 専門家や当事者の意見を参考に高齢者向けの公的恋愛支援事業を実験的に開設。
40. 既存の公営マッチングアプリ・ブライダル支援等政策の見直しと再構築。
41. ユース(18-25歳を想定)以下に対してのマッチングアプリ補助制度。
🌾 医療・福祉・地域協同・家庭問題
42. 視力矯正器具や歯列矯正等への保険適用・車椅子や補聴器の価格低廉化。ゆくゆくは無償化。
※ 歯を生やせるようになればすぐ保険適用を検討
43. ひきこもり老人を訪問し地域を協同化・社会的包摂を目指す・若年層のアルバイトで高齢者を訪問しスマホ教室とネット普及・生活状況の実態調査。
44. 民間に甘んじた無料塾・こども食堂等の公営化。
※ 都から職員を派遣して実態調査し一定の基準で認可を行い、その場で謝礼。 ※ その後恒久的に経済支援, 半官半民でネットワークをくみ人的支援を拡大 ※ 定期的に児童虐待や裏社会の斡旋等の有無を潜入調査。😈
45. 実態調査のうえ, 都心や下町に関わらず包括的な訪問診療・介護サービス等を拡充。
46. 学校や社内研修に基礎的な救急救命の教育カリキュラムを導入・相互扶助の日本を再建。
47. 地域交流や文化活動を活性化すべく公立小中学校等の空きスペース活用促進。
48. 既にある公園に遊具を拡充・児童の自由と安全を保障。遊閑地の利活用推進。
※ クレーム処理等は我々ネオ幕府が請け負う。
49. 生活保護の取得要件緩和と生活再建・出口支援。給付付き税額控除の試験的導入。
50. 公共施設から迅速・全面・包括的にバリアフリーデザインを実装。
51. 乞食(路上生活者・野宿者・炎上するだろうがこの言葉を使う,いささかの差別的感情を含まない)の住宅支援事業における不合理待遇(いわゆる「タコ部屋」等)の撤廃。
52. 「禁煙」でなく「分煙」。公共喫煙所の増設と依存症支援拡充。
53. 「帰宅困難家庭」の児童のシェルター確保・拡充。
54. 親の孤立防止。財政的支援やシッター利用・保育所等インフラの拡充。
55. 麻酔科医の待遇改善・拡充による無痛分娩・不妊治療等の普及・無償化を都から実践。
56. ヤングケアラーの実態調査・迅速な支援拡充。
57. 一定期間の債務等支払義務の凍結や世間からの隔絶を許容する「隠遁」制度の試験的導入による自殺予防。
58. 共同親権制度移行後の離婚親や子の権利保証に向けたモデル条例案の策定。
59. 犯罪被害者や遺族の情報秘匿や生活再建支援事業の拡充を都から実践。
🌾 環境・公共衛生・都市デザイン
60. 『江戸東京オシャレ特区』構想・ドレスコードの厳格なサービス業種の方でも自分らしい服装等の表現を保障。
61. 炭素繊維等による東京湾浄化・老若男女が利用可能な東京湾に。
※ 一〇年単位の長期計画で研究会に予算をつけて水質浄化に関わる各方面の専門家と企業に助成を。
62. タクシーや通勤通学バスや訪問介護車両や都内を往来する長距離トラック等に向けた電気自動車等の導入支援。
63. 道路にゴミ箱を増設し収集作業も増員・雇用創出。
※ 『乞食』の方々向けに最低でも3日に1度は湯船に疲れる水準の支援体制を迅速に構築。
64. 都内の樹林伐採ストップ・地域経済や文化に無益な再開発の見直し。国土を守る。
65. 引越しや住宅確保等に係る費用分担による近隣県への移住サポート。
※ 漸次地方都市にも移住サポートしたい・全国化したときに地域を蘇らせる。
66. 主に大企業の都外への本社機能移転・人口とリスク分散を段階的に進める。
67. 排除アート・「座らせないベンチ」の全面撤去。小憩できる都市デザインの再建。
68. ユース(12-25最程度を想定)以下に対して公営美術館・芸術施設の入場料無料化。
69. 路上表現・アーティスト等に向けた道路使用許可申請等手続きの簡素化・拡充
70. 官民連携で路上ライブ・イベント等を充実させ,『解放区』の乱立。
🌾 動植物
71. 動物殺処分0の次は都から始める愛玩動物の生体販売全面禁止。
※ ペットショップの店員かわいそうだから動物病院とか生物学研究所に転職もさせてあげて。そのために予算つけよう。 ※ 日本固有種の生物種は緩和したさがある,というかその系統を維持するための研究会や国家機関創設を提唱したい。
72. 特定外来種や有毒の微生物等の実態調査・飼育手段の包括的なデータベースを策定し公開。
73. 生物学系の人材活用・医療分野との連携を強化。
74. 孤立対策に動植物との共生を促進・AI利活用で安全・安定的な飼育体制を提供。
🌾 宇宙開発
75. 軌道エレベーターや公共/民間通信衛星等を想定した宇宙産業への公共投資。
※ 東京から日本〜東南アジアをまたぐ測天衛星網(GPS)を提唱
76. 核融合発電技術への積極的公共投資。
※ 戦時を想定した燃料備蓄
🌾 食糧自給・安全保障
77. 家庭菜園や地域農産・地産地消の促進。
78. 種苗法改正の見直し・食文化の保全。
※ 戦時を想定した食料備蓄
79. 酒税法の見直し・どぶろく文化を再興。
80. 生レバーやユッケ等の規制緩和。
81. 依存症対策や飲酒強制の予防規制を条件に, 飲酒解禁を18歳に引き下げ。
🌾 労働市場制度
82. 新卒一括採用の見直し・企業や経済団体等への協力要請。
83. 官公庁や民間企業の採用基準にポスドク枠拡充。
84. 生涯学習・リカレント教育普及に向けた労働市場改革。職業訓練給付や実施企業への支援等の拡充。
85. 様々な産業分野の企業に対して有給や育休利用の促進。
🌾 汚職・職権乱用の防止
86. 地方議会における縁故的な役職(選管等)の選定過程・給与等の見直し・再編と代替的職務の用意。
87. 刑事収容施設や入管施設内での侮辱や虐待や差別的待遇の実態調査・迅速な改善。
88. 市民オンブズマン制度の創設・拡充による第三者目線の地方議会の監査強化。
89. NPO法人設立や生活保護申請・政治団体含む会計監査の厳格化・責任体制の明確化。
🌾 表現・報道の自由
90. 小池都知事が実施していた様な一部のマスコミやジャーナリスト等の排除に反対・報道と表現の自由を守る。
91. 『表現の自由』の前提として,エンタメ・出版・コンテンツ業界に投資拡充・且つアーティストの食い扶持と表現の場を守り,層の厚さを維持。
92. NHKの過剰な集金を規制・困窮世帯の債務免除・公共の利益となる基礎的なコンテンツは保障するが国民の無償・平等な『知る権利』に配慮。
🌾 スポーツ
93. 『マイナースポーツに光を』・Eスポーツ含む多様な体育会系コンテンツにも積極的に投資。
94. 身体に障害を有する方々が主役であるパラスポーツ分野に投資拡充・宣伝を強化。
🌾 その他
95. 小池都知事の財政調整基金の使途・費用対効果について徹底的に監査。
96. 小池都知事や森本首相も関わる東京オリンピックに関する利権構造や裏金・役員の不審死・作業員の過労死等の真実究明。
97. コロナ禍におけるエンタメ産業や一部の飲食業界・性産業等への差別的待遇の見直し・適切で平等な補償体制の確約。
98. コロナ禍における緊急事態宣言の手続的正当性・費用対効果を徹底再調査。
99. お気持ちベースの『自粛要請』では無く必要な法整備・責任体制を明確化。
100. 多様な業種の方々に配慮し投票所を26時まで開放・且つ開票日を平日にスライドし行政コストを軽減。
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P3 Club Book Junpei Iori short story scan and transcription.
夢で逢えたら
「まさか······ウソだろ?」
伊織順平は、己の眼前の光景が現実であると、いまだ信じられずにいた。先ほどまで、確かに自分はタルタロスでシャドウと戦っていたはず。それ��いまは、なぜかポートアイランド駅前広場の真ん中に、ぼんやりと突っ立っているのだ。しかも、影時間のはずだった時刻は、斜め上に見える陽の傾きから考えると、おそらく午後も早いころへとシフトしている。どう考えても、これは幻覚か何かとしか思えない状況だが、肌に感じる風、オープンカフェから漂うコーヒーの香り、雑踏のざわめきの向こうから聞こえる駅の乗車アナウンス、その全てがにじませる存在感は、とても作り物や錯覚とは思えない。��が、それでも、順平は信じることができなかった。否、それが現実でないことを知っていた。
「い、いや······んなワケねえ······こ、これが現実でのワケないじゃん。だ······だってよぉ!」
なぜなら、その場所にいたのはー。
「······お久しぶり、順平」
「チドリ······チドリ?······チドリぃ!!」
一時は敵として立ち塞がりながら、最期には、ストレガの凶弾に倒れた順平に、己の命を与えて蘇生させた少女。順平にとっては自分の恩人であり、それ以前に、何者にも変えがたく全身全霊で愛した相手だ。一時は、彼女を喪ったことで、生きていく気力すら完全に消えかけて、そして逆に、彼女が自分のために犠牲になったことが、順平に生命力を呼び戻した。
その、喪われたはずのチドリが。
彼の掌から零れ落ちたはずの生命が。
いま、なぜか目の前に居る。
「ホントに······お前なのか?な、なあ、これって幻じゃねえよな?いや······幻でもいい、幻でも······また逢えたんだ!」
「幻なんかじゃないわよ」
「!」
ありえない奇跡を、あっさりと肯定する少女。だが、それに続くチドリの言葉は、順平の予想の軽く斜め上を行っていた。
「幻じゃないけれど······」
「けれど······?」
「ーこれは、夢オチです」
「······························へっ!?」
びしっと人差し指を立て、それまで能面のようだった無表情が一転、口の両端をにかっと持ち上げて宣言するチドリ。ただし、その目は相変わらずの三白眼。理解しがたい展開と、いまだかつて見たことがない彼女の表情に、順平の顔面にどっと脂汗が吹き出す。
風が、ひょう~とふたりの間を吹きぬけた。
「これは······いったいどういうことだ!」
広大なタルタロスエントランスに、桐条美鶴の苛立った声が響き渡る。そんな彼女の焦りを、やんわりと受け止めたのは真田明彦。
「落ち着け、美鶴。それをいま調べているところじゃないか。山岸······どうだ?」
話を振られた山岸風花は、自身を包み込むように召喚していたユノを解放し、ほう、と溜め息をつく。額の汗が、彼女の行っていた作業が、いかに大変だったかを示していた。
「とりあえず、命に別状はないようです。ただ、何というか······一種の象徴化のような現象が起こっているみたいで······。いまのままじゃ、順平くんに対する治療は意味がありません」
「ウソ······どうすんのよっ?象徴化って、死んでるのと同じようなもんなんしょっ!?」
「ゆかりさん、落ち着いて。いまは冷静さを保つ��とが肝心です。 辛いでしょうが······」
心配に顔を歪める岳羽ゆかり、冷静にと言いつつ不安を隠せない表情のアイギス。彼らの中心には、壊れた人形のように床に倒れた伊織順平と、その順平の頭部に貼り付いたまま凍ったように固まった······シャドウの黒い姿があった。
一現場にいた者の証言によると、対峙した敵は、何の変哲もないマーヤタイプのシャドウに見えた。だが、普通ならシャドウ討伐隊を見ると、あくまで好戦的に襲ってくるシャドウが、ひたすら逃げを打つ様子を見せたのだ。それを面白がった順平が深追いしたところ、突然、反転してきたシャドウに飛び掛られ、そのまま両者ともに、ピクリとも動かなくなったのだとか。
「わからんな······どういうことなんだ?」
「あの······いいでしょうか?」
ギリッと奥歯を噛み締める様子の美鶴に、風花がおそるおそると声をかけた。
「敵意が······ないんです、このシャドウ。それと順平くん······なぜか喜びの感情が······」
「はぁ?何、この馬鹿、この状況で浮かれた夢でも見てるってコト?」
やや気の抜けたような風花の言葉に、場の緊張感がやや薄まる。浮かれた夢ーそれは、ある意味正しく、ある意味、違っていた。
「正確には······夢とは違うわ」
夢オチという言葉を聞いて、顔中に?マークを貼り付けたような順平に、チドリは薄い笑顔を浮かべたままで説明を続けていた。パニックになりかけた順平を落ち着かせるため、いまはふたりで並んで、ポートアイランド駅前の道をのんびりと歩いているところ。硬質に澄んだ冬の空気が、順平の意識を徐々に覚醒させていく。
「よく······わかんねえよ。チドリは、あのとき確かにオレの目の前で······。だから、これが現実じゃねえってことはわかる。だけど、夢でも幻でもねえって、どーいうことだよ?」
折りしも、ふたりが差し掛かったのは月光館学園前の大通り。ちょうど正面に、ギリシャ建築を模したといわれる、高等部校舎の威容がそびえ立つ。そう。あのとき、この高等部校舎の前、チドリは順平の腕の中で、徐々にその体温を失い······ニ度とその目を開けなかった。
そのチドリが、いまは順平の目の前で、かつての彼女からは想像もつかないような柔らかな表情で歩き、その笑顔もくるくると変わる。まるで、普通の女子高校生のように。このチドリは、あのチドリい出し、順平の顔に再びどっと脂汗が浮かぶ。別とは違う。先ほどのイタズラ好きそうな笑顔を思いに不気味だとか恐ろしいとかという印象があるわけではないが、やはり慣れてないというのが大きい。しかしそれでいて、これはやはりチドリ本人でしかありえない。そういう感覚も拭いきれない。それは、しっ��りと心と心が繋がった相手だからこそ思える、余人には計り知れない―順平だけの確信だった。
「シャドウが······時空に干渉する能力を持っているってこと、順平知ってる?」
ぽつりと、チドリが目線をそらしたまま問いかけてくる。
「ああ、少しは勉強したからな。確か······シャドウはニュクスとかってヤツを復活させるために生きていて、そのために影時間を作り出したり、タルタロスみてえなでかい塔おっ建てたりしてるんだよな?んで、時間をいじる能力で影時間が、空間をいじる能力でタルタロスができてる······ってん だっけ?」
「そうそう。凄いじゃない、順平」
「へへっ、最近ガッコの成績も上がってるんだぜ。なめんなよ?」
「そっか······頑張ってるんだ。順平、偉いな」
順平の頑張りが、自分のことのように嬉しいといった表情で、また柔らかくチドリは笑う。そこで順平は気づいた。その見たことがない笑顔は、決してあり得ないものではなく、“もしチドリが生きていれば” いずれ見せてくれたはずの表情であるということに。そして、その推測を肯定する言葉が、チドリから発された。
「ここはね、そのシャドウの時空に干渉する能力で生み出された、“もしも” の世界。私が死なずに、そのまま生きていられた世界なの。そうね······SF風に言うなら、パラレルワールドって感じかな?ただ······」
「ただ?」
「本物じゃないの」
「!?」
ほんの少し予感していた、心の底から切望していた言葉と、それに続く期待を裏切る言葉とが、順平を混乱させ、絶句させる。
「あの変わり者のシャドウ······順平に飛び掛ったコはね、たぶん自分の存在に疑問を持っていたの。ひたすらにニュクスに尽くすためだけに生きることに。そして、幸せな未来を引き寄せたいと思った······だけど、1体だけじゃ力が足りなかった。引き寄せたのは、同じように幸せな世界の存在を望んでいた、順平が思い描く世界の、単なる影。コピーといってもいいかも」
「世界の······影?」
「時空のどこかに存在する、もしもの世界を、情報として再構成したのよ。 順平の頭の中に、ね。だから、ここは夢の世界。だけど、同時に現実を忠実に再現した世界でもある」
「ってことは······チドリも······?」
「そう、私はただの情報体。向こうの世界のチドリの人格や記憶と、順平の中にあるチドリの思い出からできている。もしかしたら、ここを作ったシャドウの知識も持っているかもね」
ふたりは既に、ポロニアンモールの近くにまで来ている。冬の街並みを眺めながら、チドリは少しだけ、空ろな表情を浮かべる。この顔を、順平は知っている。世界を拒絶し、世界から拒絶されていた。あのチドリの表情だ。
「だから······夢オチ、か」
「そう。いずれ影時間が終わって、シャドウが力を行使できなくなれば、この世界は消えてしまうわ。いまいる私も、同時に」
「そっか······」
「そうね······」
そして、無言のまま、ふたりは歩く。それが1分も続かないうちに、ほぼ同時に口を開いた。
「······順平!」
「······チドリ!あ、わ、悪い。先に言えよ」
「ううん、順平から、聞かせて」
「そ、そうか?あ、あのな······向こうの世界でさ、チドリは······幸せ、なのか?」
不安そうに聞く順平に、チドリはこれまで以上に極上の笑みを浮かべて答える。
「もちろん!もう、周りの人がやってられないってくらいにラブラブ」
「ら······ラブラブ?あ、あはは、そうか。そうなんだ······良かった。安心したぜ。 あ、んでチドリは?何、言いかけたんだ?」
「あ······うん。あのね、シャドウが時空に干渉できるって言ったよね。それは······別に特別なことじゃない、生き物にとって」
「え?」
想像していた甘いものとは違うチドリの言葉に、順平は首をひねる。
「時空に干渉する······それは、生きるということ。生きようとする強い意志があれば、避けられない運命すら、変えられる。もしもの世界は、順平、あなたにも引き寄せることができる。それだけ······覚えていて」
真剣なチドリの視線を、順平は真正面から受け止める。彼女が言いたいことが、心に染みるほど理解できた。チドリのように、未来を断ち切られる想いを、二度と誰にも抱かせることがないように、全力で生きる。それが、チドリの願い。そして、同時に順平の願い。
「って、覚えられないだろうけどね」
「はぁ!?おいおい、そりゃねえよ!」
カッコよく心の中で決めポーズをやりかけていたのに、あっさりチドリに否定され、さすがに順平がえらい勢いで反論する。
「だって、ここって一種の影時間だもの。ペルソナ使いの常識、わかってる?」
「いっ!?た、確か記憶の混乱や欠落······ってウソだろっ!?オレ、もうすっかり影時間には慣れて、もう影時間のプロだぜ、プロ!」
「ここは、いつもの影時間とは違うのよ。初めて影時間を体感したのと、条件は同じ」
「そ、そんなぁ······んじゃ、いまチドリと逢ってるって、この記憶も?」
「消えちゃうでしょうね」
「ウソだろ······」
「だから、いまのうち······」
「え?」
身構えるヒマもなかった。状況を把握する間もなく、正面に接近するチドリの顔。寸前で、彼女はふっと大きな目を閉じ。
ちゅっ。
小さく音が鳴る。
唇に残る柔らかい感触。
軽く触れるだけのキスだった。
そして、抱きしめようとしたときには、既にチドリは順平の腕をするりと抜けて、ゆっくりと遠ざかろうとしていた。
「······それでも、覚えていてね、順平。死んでしまった私も、生き延びてあなたと幸せな二年間を過ごした私も、できる限り精一杯生きたわ。だから、順平も······」
チドリの姿とともに、その声も徐々に遠ざかる。別れの時間がー来たのだ。
「ちょ!ま、待ったチドリ!せ、せめて不意打ちじゃないキスを······!!」
そこで、世界は白く白く輝き、消えた。
「って、アホかーっ!!」
「ぐぎゃはぁ!!」
突然、順平の顔面にとてつもな��衝撃が走った。それが、ゆかりの靴底だと認識する間もなく、順平は盛大に吹き飛ばされる。
「な、何すんだよ、いきなりっ!!」
「そーれーはー、こっちのセリフだっつーの!この馬鹿順平!やっと目覚ましたかと思ったら、いきなり風花に襲い掛かってくるし!しかも、あの表情!唇とんがらせてチューって感じで······あー、マジキモイ」
「あ、あの、ゆかりちゃん······私は大丈夫だから。み、未だし。じゅ、順平くん大丈夫?」
「まったく······どんなエロい夢見てたのよ?」
「え、エロいって······あれ?夢······確かに見てたよーな······あれ?」
「どーせ、大した夢じゃないでしょ?」
ゆかりの言葉に、うーんとひたすら首をひねる順平。ただ、覚えているのは、ほの温かいような、幸せな感覚。
「ま、なんかいい夢だったんじゃねえかな?」
その能天気な順平の言葉に、安心半分呆れ半分で美鶴が言う。
「とにかく決戦は近い。伊織、気を抜いているヒマはないぞ」
その言葉に、気の抜けた顔をしていた順平の表情が、 傍から見てて驚くほどに引き締まる。
「任せてください!オレ、やりますから!」
それは、迷いが消えた、何か決意を感じさせる表情。順平自身、自分でもわからぬほどの激しい意思が、心の底で熱く静かに燃えている。
「だから······見ててくれるよな、チドリ」
喪失感が大半を占めていた、チドリとの思い出。それがなぜか、いまは温かく心強いものとして、順平の心に刻まれていた。そして。
《······見てるよ、順平》
どこか遠くから、柔らかな笑顔とともに返事が聞こえたような。そんな気がした。
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不気味のハードルを越えるコツ
「マッチングアプリで出会えない」
そんな言葉をよく聞く。
原因はいろいろある。マインドの違いやちょっとした技術的な勘違いはある。
でも女性からすると「そうじゃないんだよなー」という声が聞こえてきそうだ。分かっている。
特に中年のおじさんが出会えない理由。
それは、見てくれの問題だ。
気持ち悪いのだ、正直なところ。造形の問題ではない。身長や体型は大切だけれど、それだけじゃない。
雰囲気の問題なのだ。
男性が女性を初めて見るとき、どんな順番に品定めするだろう。
きっとまずはぱっと見の印象だと思う。造形ではなく雰囲気を感じ取ろうとする。
「優しそうだな」
「色っぽいな」
「笑顔がいいな」
「清潔そうだな」
「まともそうだな」
そういう印象を持ってから、細部を確認していくだろう。髪が長いんだな、胸が大きいんだな、身長が高そうだ、歯がキレイだ、服がお洒落だ、後ろに映っている部屋が綺麗そうだ、という具合に。
でも胸が大きそうだから気に入った、なんていうことは男性でもほとんどない。それは付加価値でしかない。
それよりも雰囲気が大切だろう。女性でも雰囲気が最悪のケースがある。
不潔そう、なんでこんな変な写真を見せる気になったのか、老けすぎ、貧乏そう、肌が悪い、加工しすぎ、服装が20年前のギャル、若作りしようとして逆に不気味、幼稚そう、そんな印象を持ったらそっとブロックするだろう。
もちろん話をしたら実はいい人だったということもあるのはみんな知っているけれど、それはごく例外で「人は見てくれ通りの人間性である」と思っている。
そんな例外を求めてはいない。
男性への第一印象も全く同じだ。
写真の雰囲気が悪ければ、会うまでに至らない。
そもそもマッチングアプリでは第一印象のハードルはかなり高い。それは根本に「この人、マッチングアプリを使わないと女性と出会えない人なんだ」という蔑んだ気持ちが女性にはあるからだ。だから日常ではごく普通の外見の男性でも、マッチングアプリ上では気持ち悪く見えやすい。
Twitterの裏垢おじさんであればもっとハードルが高い。エロ画像をリツイートしたり、句読点が過剰なツイートをしているおっさんというだけで気持ち悪いのだから、どんな写真でも基本「吐きそう」となってしまう。
この「バカに見える」という大前提のハードルがある限り、第一印象を乗り越えるのは難しい。
では写真やプロフィール段階での第一印象を乗り越えるためにはどうしたらいいのか。
・自撮りはやめる
・服装を大人っぽくする
・かっこつけすぎない
この三つだ。しかし残念なことになっている人が大半だ。
幼稚な服、時代遅れの服、カッコつけすぎた服、ブランド服で固めてチンドン屋、チンピラみたいな服のセンスのおじさん・・・と、残念過ぎる。
普通にできないのかと思うが、普通が一番難しいのだと思う。
俺は日ごろから服装はUNIQLOで全身を揃えることを提唱している。UNIQLOならおかしなことにならない。「服のセンスに自信がないのでUNIQLOばかりです」と言って、悪い印象を持つ女性は少ないだろう。
「それが無難ですよね、UNIQLOは私も好きです」という会話になる。シンプルで清潔、それに勝るものはない。
まあ、UNIQLOで買ったシャツを、ボタンをはだけて着てしまうような絶望的なセンスだったらアウトなんだが。
UNIQLOなら変なことになりにくい。
出来ることならプロのカメラマンに頼んで撮影してもらうといいが、既婚者で出会いたい方はなるべくそれは避けたいだろう。ならば何百枚も撮影する勢いで、奇跡を狙ってください。
自撮りをするなら、必ず屋外で日中。日差しが明るい日がいい。背景に自分らしさを出せるのであれば、それにすべき。たとえば釣りが趣味であれば海や渓流で、ゴルフであればゴルフ場、オタクであればイベント会場、旅行が趣味であれば観光名所など、話題になる背景にする。
避けた方がいいのは、筋トレ、高級車、高級時計、夜景です。おじさんの四大不気味���ンスと呼ばれている。もちろんそれ自体がダメなわけではない。
筋トレであれば、「筋トレしている自分すげえだろ」ではなく、「自分のトレーナーは昨年のコンテストの優勝者です」がいい。
高級車であれば「頑張って仕事して買ったので自慢させてください」がいい。
夜景であれば「夜景ハンターとして写真が趣味なんです」がいい。
そういう物語を添えることができないのに、ただ自意識をまき散らすような写真であれば逆効果なんだよね。
写真は、
・なるべくシンプルで無難に
・プロに頼む、それが無理なら外で自撮り
・趣味性が強いものは物語を添える
このようにして、第一印象という「不気味のハードル」を超える。
そう、不気味のハードル。マイナスからのスタートだということを忘れてはいけない。
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「人生を、仕事を、キャリアを、家族を選べ。クソでかいテレビを、食器洗い機を、車を、CDプレーヤーを、電動缶切りを選べ、健康を、低コレステロールを、歯の保険治療を選べ。固定金利の住宅ローンを、マイホームを、友だちを選べ。遊び用の服を、バカ高級な生地のスリーピースのスーツを選べ。日曜日の朝にクソDIYをして過ごすことを選べ。カウチに座って、ジャンク・フードを口に運びながらくだらないTV番組を見ることを選べ。腐った体をみじめな家でムダに過ごすことを選べ。未来を選べ。人生を選べ。どうして、こんなことを求めるんだ?俺は求めない人生を求めることを選んだ。何かほかのことを。何でかって?理由なんてないさ?ヘロインをやれば、理由なんていらない」
Renton: [narrating] Choose Life. Choose a job. Choose a career. Choose a family. Choose a fucking big television, choose washing machines, cars, compact disc players and electrical tin openers. Choose good health, low cholesterol, and dental insurance. Choose fixed interest mortgage repayments. Choose a starter home. Choose your friends. Choose leisurewear and matching luggage. Choose a three-piece suit on hire purchase in a range of fucking fabrics. Choose DIY and wondering who the fuck you are on Sunday morning. Choose sitting on that couch watching mind-numbing, spirit-crushing game shows, stuffing fucking junk food into your mouth. Choose rotting away at the end of it all, pissing your last in a miserable home, nothing more than an embarrassment to the selfish, fucked up brats you spawned to replace yourselves. Choose your future. Choose life… But why would I want to do a thing like that? I chose not to choose life. I chose somethin' else. And the reasons? There are no reasons. Who needs reasons when you've got heroin?
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Windows10 IPアドレスの固定設定 ~ 私的メモ
何度やっても忘れてしまうので、
歯車マークの「設定」→ 関連設定の「アダプターのオプションを変更する」… ここから入る
IPアドレスの設定後、ルーターが新しい設定を認識するのに若干のタイムラグがあるので少し待つと接続される。
2023.9.18
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追記:Wiiデラ100%…いちご100%…この二つに共通する点…恋の歯車が回り出すコト…カナ❓
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漢のピンクパーティを作りたい‼️①️ ネコチャン編🐈🚿
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ミーくんのパーティを可愛げない&雄々しいピンクパーティにした〜い‼️‼️ヾ(:3ノシヾ)ノシ”と目論む俺
ブロロロロは確定枠として、色違いオーロンゲ、色違いストリンダーは捕まえた…あと三枠だが、色違いスリーパーと色違いヘラクロスが欲しい…🙄💭
善?は急げ‼️いつも通り大量発生➕かがやきlv3➕でかパlv3➕二つの名lv3の証狙いで!行くぞ‼️
なんだこの可愛い命は????
おかしいな…俺は催眠プレイ用スリーパーと、男の子はみんな大好きカブトムシヘラクロスを探していたはずだが…?こんなプリプリプリチーポケモン…
我が猛々しい(予定)ピンクパーティに招く訳には…
わーい♡!!!!!!!!!!!!!!!!!😍😻🤪
俺の気持ちを代弁するな少年(やれやれ😓困った子猫ちゃんだ🤷♂️👈長身👈イケボ👈CV中村悠一)
シャワーズ大量発生の時には証持ちの子は未発見で終わってしまったので、イーブイの大量発生の時にチョット粘ってイイカンジの証持ちの子を招く🌧
予定には無かったが…まあいいか‼️キミは男の娘枠担当だ‼️よろしくなあ❗️そこで事件は起きた…
おや?🙄この子…😲挙動がとても…😮
ネコチャンでは??????????????
パオジアン🐈❄️捕まえた時と似たときめき♡メモリアル(NOT藤崎詩織)を感じる🤦🐈🚿そんなこんなでダイナミックネコチャンが仲間になりましたとサ
妹分みたいでイイネ‼️😆👍(男だっッてんだろ😅)
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そういえば期間が割かし一瞬だった件のピカ様お招きしたりしてました🐭⚡️ドゾ…コチラヘ…ペコペコ
★7の子たちは捕獲後取り返しつかないんでラブボに入れるか一万年と二千年経つレベルで迷ったんですがスピードボールの⚡️あの柄⚡️って絶ッ対ピカ様の為にあるようなもんジャン!と自分の心に証明終了QEDしてスピボに招く。でんきだま持っててエラい
これはオマケのギャップ萌え用ミーくん(これいる❓❓❓😅)(いる😠)(いる😡)(確固たる意思)
youtube
DLCも来るしサ、まだまだ熱ィ🔥🔥🔥ネッ‼️ポケモンSV‼️‼️✌️😄✌️♪♪
甚平嬉し過ぎる〜ッッ💥❣️❣️👘🎆🤦🎇欲を言えば足が隠れる浴衣もほちい🥹が!うれちい!後編のエリート感ある白い制服もスラッとしてて好きだ♡;;✨ミー太郎に早く着せてやりたいぜ…!
はよ特典のヒスイゾロアちゃんと邂逅したい🦊❄️&🍊アカデミーくんの制服センスさ…😅😅😅いや何でも…(女の子&可愛い男の子アバターだったら似合いそうなのが増えるのは◎💕尚ニュー冬服)
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こっからチョットだけ⚙️wiiデラの話
🎀✨まるそま𝐟𝐨𝐫𝐞𝐯𝐞𝐫…✨💜
下の記事に追記で書いてたのの加筆と修正版▼
🥚⚙絶賛Wiiデラ冒険中♪♪!️🌠✨
��りきりお面で魔法少女そちゃちゃ♡inかびちゃ♡で遊ばせてもろてます♪♪🤪💕😅上の画像みたいに定期的にまるきゅ♡にもなってる♡ソロでも2CPU出させて♡♡♡😭👊💥(血涙)(血涙)(血涙)
極力ド直球ネタバレせず軽くマホロア♡について感想を書くとスタアラで邂逅し可愛さと雄みを知り、つばさ文庫で所業と人柄を知り、そして待ちに待った今作で件の豹変からの最終戦を身をもって体験し感慨深いものがある😇 そっからのマホエピな。
ひとつ〝解った〟事がある……
マホロアは俺たちの〝息子〟なんじゃないか…?((暴れ出す母性と父性))(確定演出)(水の様に優しく花の様に劇しく)
🥚⚙️<お断りダヨォ
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wiiデラに関してはちゃんとプレイし終わってからちゃんとした記事を書きたい気持ち🥹💘いま通常ストモ(スフィア全回収済)➕EX3-5まで➕マホランド(ミッション55個済)➕マホエピ(ラスボス戦&全強化済)で全体のパーセントゲージ55%なんだけどボリュームどうなってんの??コレ終わるんか???😂🤯🎊
(2023/03/04 18:08:01) 💕🐈
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2023年1月25日(水)
大雪から一夜明けたが、今朝もよく冷えている。車の屋根には10cm以上の積雪、前の道路はもちろん凍っている。普段はツレアイ(訪問看護師)の職場まで車で送るのだが、彼女は混雑を見越して15分早くバスで出勤することにした。とは言え道路はどこもノロノロ運転、普段の倍以上時間をかけて到着したとのことだ。その上、午前中は自転車が危険ということで、バスと徒歩を使っての訪問業務だったそうな。お疲れさま、温かい夕飯用意して待ってます。
5時30分起床。
いつものそば定食を頂く。
2男は雪のためにデイサービスを休むことにした。
ツレアイの珈琲と弁当を用意、早めに自宅を出てバスで出勤した。
日誌書く。
洗濯する。
成績評価作業、今日は「情報機器の操作Ⅱ(食物栄養学科)」2クラス分、まだ<公欠届>が出る可能性があるので、最終的には週明けに決定する。
ランチ、息子たちには肉そば、これで暮れにいただいた出石蕎麦を完食した。私はお気に入りの鍋ラーメン。
軽く午睡。
夕飯用に、無水野菜煮込みを仕込む。ストウブ(24cm)に、タマネギとベーコン、そこへ白菜・カリフラワー・トマトを入れて余熱調理。
年末に入れ歯の一部を破損して困っていたのだが、今日はようやく歯医者、西村歯科の予約時間は16時45分、10分前に着いたがすぐに呼んでくれた。
主治医があれこれ検討した結果、金属部分を外して歯茎の部分を接着剤で固定することに。しばらくあれこれ作業していたが、見事に収まって安堵。後はいつものクリーニング、次回は2/22(水)16時30分。
帰宅が遅くなったが、すぐにツレアイも戻ったので2人で夕飯準備。おっと、写真を忘れてしまった。
片付け、入浴、体重は2日前から800g増。
歩数をクリ���しての3つのリング完成は納得、水分は1,400ml。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵���請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳���偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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【小説】非・登校 (下)
※『非・登校』(上)はこちら (https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/766014791068319744/)
※『非・登校』(中)はこちら (https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/766015430742736896/)
と、いうのはすべて、僕の妄想だ。
現実の僕は、ベッドの上に横になったまま、目覚まし時計のアラーム音を聞いている。アラームが鳴る前から目は覚めていたものの、身体を起こす気にはなかなかならなかった。結局、布団から出るのはいつもと同じ時間になってしまう。僕はアラームを止めて、起き上がった。
部屋を出て、階段を降りる。一階のダイニングは静まり返っていた。昔、朝起きて来ると、僕の父親がここでコーヒーを飲みながら新聞を読んでいたっけ。母親はトーストとハムエッグを朝食に作ってくれていた。そんな記憶が一瞬、目の前の景色に重なるように思い出される。でも今は、���の家には僕以外誰もいない。
棚のコーンフレークの袋を手に取ったところで、昨日の朝で牛乳を切らしたままになっていることを思い出し、そのまま袋を棚に戻す。僕は引き出しを開けて栄養調整カプセルのケースを取り出した。ケースの後ろに記載されている長ったらしい説明書きに目を通さなくても、一日の活動に必要なカプセルの種類と数量の組み合わせをもう完璧に覚えている。台所の水道からコップに水を注いで、識別のためにカラフルに着色されているカプセルたちを飲み込んだ。
洗面所で顔を洗う。昨夜就寝前に歯を磨いて以降、何も咀嚼していないが歯も磨く。今日着るべき制服は昨日のうちに脱衣所に用意しておいた。それに着替え、今まで着ていたTシャツとスウェットは洗濯機へと放り込む。
シャツの襟が折れていないかを確かめるため、鏡へ顔を近付けた時、髪がずいぶん伸びているな、と改めて気付いた。そろそろ散髪した方が良いかもしれないな、と思う。特に、この目にかかりそうな前髪は。
ふと、僕は思い出して、洗面所の棚を探る。使い残りの整髪料を見つけ出し、まだ使用できることを祈りながら、容器から指ですくい、前髪へと塗りたくった。今まで前髪をセットしたことなんてない。やり方もよくわかっていない、見様見真似だ。前髪をオールバックにするのは、僕の父親が今日という日に特別の気合いを入れていることの表れだった。鏡の中の僕の前髪は、父親に比べると稚拙でしかない出来栄えだったが、僕の気合いは十分だった。
玄関で念入りに靴紐を締めて靴を履く。幼い頃、出掛ける僕をハグしてキスしてくれた母親のことを思い出す。もう見送ってくれる家族はいない。それでも、誰もいない家に向かって、行ってきます、と小さく口にして家を出た。
指定場所で待機していると、指定された時間に一台の大型トラックが走行してきた。荷台に背の高い幌屋根が付いた、兵員を乗せて運ぶためのトラックだ。目の前で停車したトラックの荷台に、僕はよじ登るようにして乗り込んだ。
トラックの中にはすでに十一人、兵員たちが座っていた。
「おはよう、ケイタ」
僕にそう挨拶をしてきたのはボーロだった。狭い荷台の上で、彼は大きな身体を狭めるようにして腰を降ろしている。僕のふたりいる幼馴染みの片割れが彼だ。もうひとりの幼馴染みであるキョウイチロウ博士は、今は本部の作戦会議室にいる。ふたりとも、僕にとってはかけがえのない友人だ。
「おはよう、ボーロ」
ボーロの隣に座っていた兵員がわざわざ立ち上がり、僕が座るための空間を空けてくれたので、名前も知らない彼に会釈をしてボーロの隣へと腰を降ろした。
僕以外の十一人の兵員の中で、知っているのはボーロだけだった。あとの十人は顔も名前もわからない連中だ。今回の「任務」では他地域から応援を募ると聞いてはいたので、恐らくは他支部から派遣されてきたのだろう。
僕が腰を降ろしてすぐ、トラックは再び走り出した。座席もクッションもないトラックの荷台では、振動で尻が痛くなりそうだったが、目的地はここからそう遠くない。短い間の辛抱だった。幌屋根に遮られて外の様子はよく見えないが、僕たち十二人の兵員を乗せたトラックは、葉桜となった桜並木を北上しているはずだ。
「おい」
チームのリーダーであることを示す、赤い腕章を付けた兵員の男が僕に端末を手渡した。僕は端末を受け取ったのとは反対側の手を軽く上げて、礼を示したつもりだが、リーダーの男は眉ひとつ動かすことなく、じっと前を見つめるだけだった。兵員たちの間には妙な緊張感が漂っていた。ほとんどの兵員は自らの膝を抱えるように座り、目線は下を向いていた。お互いに目を合わせることも、言葉を交わすこともしない。
命の危険が伴う「任務」の前には、こういう光景は決して珍しいことではない。僕も無理に他の兵員とコミュニケーションを取ろうとは思わなかった。黙ってリーダーの男が渡してきた端末を操作する。
端末の画面には今日の「任務」の要項が表示されている。どうということはない、事前に知らされていた内容と相違なかった。最後までスクロールすると、武器を選択する画面が現れた。十二種類の武器が用意され、兵員は自由に種類を選ぶことができる。
「ボーロは何を選んだんだ?」
僕は小声でボーロに訊いた。彼の左腕に装着されている腕時計型の端末は、青い光を発している。それは選択された武器の用意がすでに整っていることを示している。幼馴染みはどこか得意気に笑って答えた。
「俺はいつものあれだよ」
「そうか、あれか」
ボーロは昔から、使用する武器をほとんど変更していない。今日もガトリング砲か、モーニングスター――今回、ボーロが選んだのは後者だろう、と僕は思った――だろう。
「ケイタは? 何にするんだ?」
「僕も、いつもと同じだ」
そう答えた僕を見るボーロの表情が、少しばかり曇った。そこには微かな軽蔑の色が混ざっていた。しかし、幼馴染みのそんな表情にももう慣れっこだった。
「ケイタはいつも、そればっかりだな」
目元に嫌悪の色を滲ませたまま、幼馴染みの口元がいびつな笑みを作る。僕は笑い返さなかった。
使用武器を固定化する���員は決して珍しい訳ではない。十二種類すべての武器をまんべんなく使いこなす兵員の方がよっぽど稀有だ。これは他のことに関しても当てはまるかもしれないが、多くのことに手を出すよりも、どれかひとつに絞って鍛錬した方が、より習熟した技術を得ることができる。だからたいていの兵員は、使用武器種はひとつかふたつ、多くても三つというところだ。
僕は端末の画面に表示された十二種類の中から、愛用している唯一の武器種を選択する。表示された確認のメッセージをタップすると、すぐに僕の左腕に装着してある端末が同期する。青い光が灯った。
改めて荷台を見回すと、兵員は全員、左腕に青い光を灯している。準備は整っているようだ。
「そろそろ、目的地に到着するぞ」
リーダーの男が低くそう告げる。途端に、兵員たちの間に漂う空気がより重たくなったように感じる。「任務」が始まろうとしていた。
僕たちはこれから、トチコロガラドンを倒さなくてはいけない。
停車したトラックの荷台から降りると、そこは校庭だった。目の前には小学校の校舎と、隣接する体育館があった。通常ならば、児童が登校してくる時間帯のはずだが、校庭にも校舎にも、どこにも人の姿は見当たらない。どの窓を見ても灯りはない。この学校は半月前から無人になっている。避難指示が出されているからだ。この都市に暮らす住民はすべて、近隣の都市へ避難するように指示が出されている。残っているのは僕のような「任務」に就く兵員だけだ。
無人の学校はどこか不気味だった。あまりにも静かすぎる、そう感じた。誰もいないのだから、それは当然なのかもしれなかった。否、誰もいない訳ではない。トチコロガラドンがいるはずなのに、なんの音もしなかった。そのことを不自然に感じているのかもしれなかった。
リーダーの男が指示を出した。事前に知らされていた内容通り、まずは校舎の中を探索する。十二人の兵員は三つのグループに分けられ、それぞれ校舎の一階、二階、三階を探索することになった。僕とボーロは違うグループに分けられた。僕は三階、ボーロは一階を探索することになる。僕はボーロと無言で目配せをした。
違うグループになったことは、特別残念なことでもなければ、嬉しいことでもない。各兵員が選択した武器種が近接攻撃に特化した武器なのか、それとも援護が可能な遠距離攻撃の武器なのか、あるいは、兵員がベテランなのか新人なのか、そういったバランスによって各グループに分けられただけだ。誰も異を唱える者はいなかった。
僕たちは昇降口から校舎へと足を踏み入れた。主に遠距離武器を選択した兵員たちの手には、すでに武器が握られていた。左腕に装着した端末を通して、兵員は任意のタイミングで本部の武器庫から自らの武器を異空間移動で呼び出すことができる。基本的に、大型の武器は持って歩くだけで体力の消耗や機動力の低下に関わるので、戦��が始まるその瞬間まで装備しない兵員が多い。ひときわ身体の大きな男が、ハンマーソードを肩に担いだまま二階への階段を登って行っ��が、彼は体力に自信があるのだろう。僕は丸腰のまま、土足で下駄箱の前を通り過ぎる。
ふと、下駄箱に一足の靴が残されているのが目に入った。黒いエナメルのスニーカーだ。デザインからして、女児の物だろう。忘れ物だろうか。下駄箱にスニーカーを忘れて帰るなんて、上履きのまま下校したのだろうか?
ボーロたちのグループとは階段の前で別れた。階段を登って行く。土足のまま校舎の中を歩き回るというのは奇妙な感覚だった。避難訓練の時、上履きのまま校庭へと走り出したことを思い出す。あの時と、今は状況が真逆な訳だが。
二階を探索するグループと別れてさらに階段を登る。校舎の中は静まり返っていた。本当にここにトチコロガラドンがいるのだろうか。この都市を壊滅状態にまで追い込むかもしれないと噂されている、宇宙からの侵略者が、ここに。
「手分けして探そう」と、同じグループに配属された金剛鈴使いの男がそう提案した。僕たちはそれぞれ、三階の教室を探索することになる。僕が宛がわれたのは五年二組の教室だった。灯りの消えている室内は薄暗く、廊下からでは中の様子はよくわからない。僕は慎重に、教室のドアを開けた。
教室には誰もいなかった。五年二組に所属している児童、三十二名分の机と椅子が並べられているだけだ。一歩、二歩と教室の中へと踏み込む。これといって異常はない。ごく普通の教室だ。五年二組、異常なし。左腕に装着している端末からそう連絡し、廊下へと引き返そうとした、その時だった。
目の前で、音ひとつ立てずに教室のドアが閉ざされた。まるで、僕をこの教室から逃がさないようにしたかのように。
「おはよう、ケイタくん」
声がした。凛とした声だった。教室には誰もいないはずだった。しかし、振り向くとそこにいた。教卓の陰にでも隠れていたのだろうか。誰もいなかったはずの教室に、まるで遥か昔からずっとそこに存在していたかのように、あるいは、たった今魔法でその場に現れたかのように、「彼女」が降臨していた。
「ケイタくん、どうしたの。もしかして、日直の当番の日、間違えちゃったの?」
透き通るような白い肌。艶やかな長い黒髪。髪と同じか、それよりももっと深い闇を湛えたような、大きな瞳。「彼女」――トチコロガラドンだった。トチコロガラドンが、そこにいた。
僕は瞬時に左腕の端末から自らの武器を異空間移動させて召喚し、彼女に襲い掛かる――はずだった。しかし、現実の僕は咄嗟に動くことなどできず、ただその場に立ち尽くしているだけだった。否、立っていることくらいしかできなかった。僕はトチコロガラドンを見つめていた。見つめるしかなかった。彼女から目を離すことができなくなった。
それは鱗と羽毛に覆われているはずだった。手には鉤爪が生えているはずだった。だが、目の前のトチコロガラドンには、二対の翼も、八本の手足も、五つの目玉もなかった。彼女は美しかった。眼差しは優しげで、口元は柔らかな曲線を描いていた。彼女は微笑んでいた。僕に微笑みかけていた。僕たち十二人の兵員を全員抹殺し、この第八都市を滅亡させるはずの破壊者は、それでも美しい笑みを僕に向けていた。
僕が咄嗟に動けなかったのは、突然目の前に敵が現れた恐怖心からだったのか、それとも彼女の美しさに呆気に取られてしまったからなのか、もしくはそのどちらともだったのかもしれない。
その場の空気を切り裂くような鋭い金属音が鳴り響いたのと、トチコロガラドンが僕に向かって手を伸ばしてきたのはほぼ同時だった。その金属音は金剛鈴の音色だった。廊下で別れたはずの金剛鈴使いの男が、いつの間にか僕がいる五年二組の教室の前に立っていて、その音色で閉ざされたドアを開け放ってくれていた。
「大丈夫か!?」
僕に向かってそう叫んだ金剛鈴使いの男を、トチコロガラドンは変わることのない優しい瞳で見つめる。彼女はその声までも、優しい響きをしていた。
「――ケイタくん、いつも置き勉してるんだ、いけない子だね」
逃げろ。そう言う暇さえなかった。次の瞬間、金剛鈴使いの男は真っ赤な飛沫となって廊下に飛び散った。彼が立っていたはずの場所に、もう人間の姿はなく、骨も肉も装備品も武器も何もかもなく、ただ赤い飛沫だけが廊下に残されただけだった。
殺される。
情けない僕の足はそこでようやく走り出した。教室を飛び出し、廊下を駆ける。端末で通信するなんて余裕はなかった。トチコロガラドンが追って来る気配がしたが、後ろを確認する勇気もなかった。
廊下に面した教室にいた兵員たちが僕を追うトチコロガラドンの存在に気付き、悲鳴を上げる。武器を向けた兵員が赤い飛沫となった。本部で通信しようとした兵員も赤い飛沫となった。振り向かなくてもそれがわかった。誰かが飛沫となる前に緊急事態を知らせる左胸のボタンを押したようだ、僕の左腕の端末が赤い光を放ち始めた。一階と二階を探索している兵員たちにも、この異常事態が伝わるだろう。
これで、三階にいる兵員は僕ひとりになった。
僕は廊下を一度も振り返ることなく走り、迷わず屋上へと階段を駆け上がることを選んだ。トチコロガラドンは僕を追って来ているはずだ。下階へ行けばより多くの犠牲を出すことになる。
事前の「任務」内容の確認や日頃の訓練の効果も、今は空しいだけだった。僕は今、誰のことも救えずにただ逃げ出しているだけだ。それでも屋上へと迷わず走ることができたのは、一階を幼馴染みのボーロが探索しているとわかっているからかもしれない。
『ケイタくん、思い出して』何か、階段の壁にそんな内容の文章が書かれていた。誰かがスプレーで書き殴ったかのような文字だった。でも僕は階段を登ることに必死だったから、何かの見間違いかもしれない。
「ケイタくんは、強い?」
後ろからトチコロガラドンの声がした。僕を追って来ているのは間違いない。ある程度の距離を保っていることはかろうじてわかるが、背後にどのくらい迫って来ているのか、正確な距離は測れない。
屋上へと続く扉は鍵が閉まっていて開かなかった。それでも錆び付いて古ぼけた扉に一縷の望みを託して、僕は扉を蹴破ろうとする。
何度も何度も扉を蹴った。狂ったように扉を蹴った。もう足が折れているかもしれなかった。それでも僕は扉を蹴り続けた。
開け。開け、開け、開け、開け。『戦って。ケイタくん』扉にはそんな言葉が書いてあった。スプレー缶で落書きされたような文字。校舎にこんな落書きをするのは一体誰なんだろう。僕はその扉を蹴って蹴って蹴って蹴って、蹴り続け��いた。しかし、扉は頑として開かなかった。
「ねぇ、ケイタくんは強いの?」
声がした距離が近かった。僕は振り返った。階段の踊り場に、こちらへと登って来るトチコロガラドンの影が見える。もうすぐそこまで、彼女は迫って来ていた。もう逃げられない。どうやら、ここまでのようだ。
僕は扉を蹴ることをやめた。階段を登って来る、トチコロガラドンの頭が見え始める。一段一段、踏みしめるように彼女は近付いて来る。
『ケイタくん、お願い』階段にはそんな文字が書いてあった。誰か落書きした人がいるのだろう。壁や扉のみならず、階段にまで書くなんて。さっき駆け登って来た時には、まったく気付かなかった。そんなメッセージを残す人を、僕は知っているような気がした。でもそれは、妄想なのかもしれなかった。
死にたくない。
僕は左腕の端末を操作した。僕の武器を異空間移動で呼び出す。
青い光の輪が広がった。僕の武器が突如として足下から出現する。冥府より蘇りし六角形をした金属製の箱。コフィンは、兵員たちの中で最も忌み嫌われている武器だ。僕がこの武器を選ぶ度にボーロが嫌な顔をするのには理由がある。それはこの棺桶(コフィン)の中に納められている存在が、時として敵よりも邪悪な存在であるからだ。
階段を登って来たトチコロガラドンは、突如として出現したコフィンを目の前にしても、驚きの表情ひとつ浮かべない。変わらず優しい笑みだった。
「リスコ、起きてくれ」
僕の声に応えるように、棺桶の蓋が突然開く。途端、辺りをひどい悪臭が立ち込めた。獣のような呻き声。汚れきった頭髪が棺桶の中から覗いている。あの世から蘇ってくる。この世へと腕を伸ばし、足を降ろし、その姿を現す。それは邪悪な死者。寝起きがあまり良くなくて、永遠の眠りから自分を呼び起こしたすべての者を噛み殺そうとする、気性が激しい怪物。
リスコ。それは僕の妹。死してもなお、幾度となく眠りを妨げられる、僕のたったひとりの不憫なきょうだい。
棺桶から出て来たリスコは、しばらく目の前のトチコロガラドンを見つめていた。否、本当に彼女を見ていたのかはわからない。妹は、もう僕が知る生前の姿とは異なっている。黄色く濁った瞳では、対峙している相手が見えているのかは不明だった。
対するトチコロガラドンも、リスコをじっと見つめていた。リスコは低い呻き声をときおり上げはするものの、微動だに動こうとしない。そんなリスコを見つめる彼女の姿は、教室の中で大人びた女子児童がクラスメイトたちの他愛のない雑談に耳を傾けている時のような、そんな様子に見えるかもしれなかった。
ただ、ここはもう逃げ場がない階段の踊り場で、トチコロガラドンはこの都市を壊滅させる侵略者で、僕は彼女を討伐する「任務」を課せられた兵員で、リスコはその死によって武器として利用されている可哀想な死者だ。
「リスコ、食い尽くせ」
ふいにトチコロガラドンの右腕が動いたように見え、僕は咄嗟にそう命じていた。今までぴくりとも動かなかったリスコは突然、トチコロガラドンに飛び掛かる。
一瞬、何が起きたのか理解が追いつかなかったが、僕の左頬を何かが掠めた。背後にあった扉に激突して僕の���元に転がったそれは、妹の左腕だった。肩の辺りから捩じ切られたように切断されている。恐らくは、トチコロガラドンの攻撃が被弾したのだろう。他の兵員たちのように赤い飛沫にならずに済んだのは、上手く躱せたからなのか、もしくはリスコがもう人間ではないからかもしれない。腕の切断面は妙に白茶けていて、血も流れ出なかった。マネキンの腕みたいだった。
腕を一本吹き飛ばされたにも関わらず、リスコの勢いは止まらなかった。未だに痛覚が備わっているとは思えない。僕の不憫な妹は、かつて僕の妹であった哀れな死者は、自分の片腕が失われたことに気付いてさえいないのかもしれない。リスコはトチコロガラドンに飛びついた。そして頭からバリバリと、彼女を食べ始めた。
僕はもう、自分が見ている光景が現実だとは思えなくなっていた。トチコロガラドンはなんの抵抗をすることもなく、リスコにバリバリと食べられていた。それは何かのテレビ番組で見た、クマに食される魚の映像に似ていた。まだ残されていた彼女の右目が、僕のことを見ていた。最後まで、その瞳は微笑んでいた。トチコロガラドンは、顔の表情を変えることができないだけなのかもしれない。そうでなければ、こんな瞬間まで、笑っていられないだろう。やがて頭部をすべて食べられその表情が完全にわからなくなるまで、トチコロガラドンは顔色ひとつ変わらなかった。
リスコは僕の命令通り、トチコロガラドンを食べ続けた。頭から、胴体、腕、足、すべてを食べ終えるまでにどのくらいの時間が経ったのか、よく覚えていない。僕はどこか夢でも見ているかのように呆然と、妹の裁断機のような歯が口の中で幾重にも連なり、それらが機械的に開いたり閉じたりするのを見ていただけだった。
やがてリスコはトチコロガラドンを完食した。何を言っているのかわからないほど低く唸りながら、あたかも自分の成すべきことはすべて終わったのだとでも言うように、自ら棺桶の中へと帰って行く。
「……リスコ、ありがとう。助かったよ」
僕は夢見心地のまま、かつて妹だった者に、なんとか言葉を絞り出してそう声をかけた。ひときわ大きな唸り声が返ってくる。とっくの昔に人語を理解できなくなったはずだから、僕の言葉に返事をしたように聞こえただけで、偶然に過ぎないだろう。コフィンの金属製の扉は音を立てて閉ざされる。召喚した時と同じように、冥府から運ばれし棺桶は僕の足下で回転する青い光の中へたちまちに消えた。
左腕の端末からは、敵の信号が完全に途絶えたこと、すなわち、トチコロガラドンの討伐に成功したことを伝える通信が入っていた。僕はそれを、やはり夢を見ているような気分のまま聞いていた。トチコロガラドンがこんなにもあっさりと、討伐されてしまって良いのだろうか。否、すでに兵員は三名の死者を出している。決して少ない犠牲ではない。だが、そうではなくて、僕が召喚したリスコを前に、彼女はあまりにも無抵抗ではなかったか? 彼女はこの都市を壊滅させるはずではなかったのか? それだけの脅威だったはずだ。何かがおかしい、何かが……。これではまるで、ゲームのバグのような……。
気が付くと、屋上へと続く扉が開いていた。僕があんなに蹴り飛ばしても開かなかった扉が、今は開いている。僕は誘われるように、扉の向こうへと踏み出した。
屋上には湿気た風が吹いていた。曇天からか細い陽が射している。屋上のアスファルトは濡れていた。そこにスプレーで書いたような文章があった。
『ありがとう、ケイタくん。トチコロガラドンを倒したんだね。君はついに見つけたんだ、誰も見つけることができなかった、第八都市を壊滅させずにトチコロガラドンを倒す方法を。君によって世界は救われたんだ』このメッセージを書いたのは、一体誰なんだろう。でも僕は、そんな落書きにも、それを書いた人物にも、もうたいして興味を持てなかった。
屋上にできたひときわ大きな水溜まりに、何か落ちている。僕は近付いた。それはヘアピンだった。水色の水玉模様が付いている。指先で摘まみ上げてみる。僕はそのヘアピンをしばらく見つめ――、しかし、何も思い出せなかった。
それは、僕にとって大切な記憶だったような気がした。でも気のせいかもしれなかった。妄想なのかもしれなかった。今までずっと僕の妄想が繰り返されてきたように、今こうして見ている景色も、現実ではないのかもしれない。この記憶も妄想ということで片付けられ、また違う世界の、僕の物語が始まるのかもしれなかった。そしてそれもまた、僕の妄想なのかもしれない。
僕はずいぶん長い間、そうやって妄想の中で生きているような気がする。まるでテレビゲームの中のような世界を、映画の中のような世界を、どこかで見たような誰かから聞いたような何かで読んだような世界を、ありふれた、当たり前のようにありきたりな、決まりきった世界を眺めているだけのような気もする。
本当は、こんなはずじゃなかった。こうなる予定じゃなかった。トチコロガラドンは倒せないはずだった。第八都市は壊滅するはずだった。この都市を犠牲にして、あの怪物を倒す。それが僕たちの任務のはずだった。そう、あれは怪物でなければならなかった。僕が倒した「あれ」は、怪物なんかじゃなかった。優しく微笑み続ける「あれ」は、「彼女」は、倒すべき敵なんかではないはずだ。
僕は探しているはずだった。怪物を倒す方法を。第八都市を滅ぼすことなく、宇宙から飛来した侵略者を倒す手段を。「彼女」は探していたはずだ。僕たちが助かる方法を。僕たちが現実の世界で、生き延びるための手段を。
僕たちはそれをずっと探していた。僕たちは、こんなバグみたいな、偶然の産物みたいな、百万回に一度だけ起こる奇跡のような、そ���な確率論の成れの果てを求めて、挑戦していた訳ではなかった。僕たちは――「僕たち」って、一体、誰のことなんだろう?
僕はこのヘアピンを、誰に返さなくちゃいけないんだっけ。
突然、青い光の輪が、僕の足下に広がった。咄嗟に手を伸ばしたが、光の出どころは僕の左腕の端末ではなかった。僕が武器を異空間移動させようとした訳ではない。当たり前だ、そんな操作をしていない。では、この光は。一体、何が召喚されようとしているのか。
光の輪が幾重にも広がる。ひとしずくの水滴が波紋を起こしていくように、光の波がアスファルトの上を伝わっていく。『ケイタくん、思い出して』いつの間にかそんな落書きで屋上のアスファルトは埋め尽くされていた。光の輪はその文字の上も走り続け、たった今スプレーで噴射されたような落書きたちはみるみるうちに霞んでかき消されていった。
気が付くと、青い光の波の中に僕は立っていた。光は風にそよぐ夏草のようにゆらゆらと揺れていた。一面の波だった。もうそこには屋上も、学校も、この都市も存在していなかった。何もかもが消えていた。ただ、光の海が広がっていた。海の外側は深い闇だった。
膝の辺りまで波は来ていた。波ではあるが、水ではないから濡れないことが不思議だった。ふいに、水面が盛り上がった。何かが下から、この光の大海原の奥底から、姿を現そうとしている。それは人のようだった。人の姿をしているように、僕には思えた。それが誰なのか、知っている気がした。けれど、どうしても思い出すことができない。僕にとって、とても大切な人だったような気がするのに、名前すらわからない。
ばしゃんと、光の波が跳ねて飛沫が飛んだ。その人は水面から顔を出し、振り返って僕を見る。そして立ち上がる。僕の方へと、光の波の中をかき分けるように歩み寄って来る。
「ケイタくん」
その人は、僕の名を呼んだ。優しい声だった。もう何度も聞いた声だった。もうずっと、耳にすることを待ち望んでいた声だった。
「ケイタくん、泣いているの?」
僕は泣いているんだろうか。
「泣かなくていいんだよ」
僕は泣いていたんだろうか。
「私がケイタくんを守ってあげる。だから大丈夫。何も心配いらないよ」
その人がそう最初に言ったのは、僕の妹が死んだ時だった。
寝起きは特別機嫌の悪い僕の妹は、ある日、父に殴打されて二度と目を覚まさなくなった。もう目を開けることはないとわかっていても、横たわる妹に触れるのは怖かった。いつか起き上がって、毎朝お決まりの癇癪が始まるような気がした。妹が棺桶に詰め込まれて火に焼かれ、地中に埋められるまで、僕はひそかに怯え続けていた。そうして妹が死んでから、眠ることが怖くなった。可哀想な妹と同じように、僕も眠ったっきり、二度と目を覚まさなくなってしまうような気がした。
「私がケイタくんを守ってあげる。だから大丈夫。何も心配いらないよ」
僕の母親が失踪した時も、その人は僕にそう言った。
日に日に酒の量が増えていった母親は、次第に料理を作ることをやめ、洗濯機を回すことをやめ、掃除機をかけることをやめた。冷蔵庫が空になり清潔な衣服が何ひとつなくなり、家じゅうにゴミが散らかるようになった頃、ビールを買いに出て行ったっきり、母は帰って来なくなった。それから三ヶ月経った頃、海に浮いているのが見つかった。一緒に漂っていた鞄の中に仕舞われていた財布には、所持金が二円だけ入っていた。
「私がケイタくんを守ってあげる。だから大丈夫。何も心配いらないよ」
僕の父親を殺した時も、その人はそう言った。
台所の薄暗がりの中、こちらに右手を伸ばしたまま、目を見開いたまま死んだ父親。背中から突き抜けていた包丁の切っ先が、鈍い光を反射していた。床に広がっていく血溜まり。父の瞳から命の灯が消えていく。まるで助けを求めるかのようにその右手が伸ばされた時、薄情な僕は後ずさったのだ。助けるどころか、叫ぶことさえしなかった。その人が父を殺すのを、僕はただじっと見ていた。見ていることしか、できなかった。
それらは、僕にとって大切な記憶なのかもしれなかった。でも、すべて僕の妄想のような気もした。テレビゲームをしている間は楽しかった。どこかで見たような、誰かから聞いたような、何かで読んだような、そんな世界に浸っていられる間は、現実のことを忘れていられた。
だから僕は妄想をした。妄想し続けた。トチコロガラドンが宇宙からやって来てこの都市を破壊していく姿を思い描いた。トチコロガラドンが宇宙からやって来て、僕の家族を破壊していく姿を想像した。たとえ本当にこの都市が壊滅しても、僕の家族が崩壊しても、それは妄想なのだと思えば、その苦しさを忘れることができる。
いや、それは嘘だ。忘れることなんてできなかった。僕はずっと苦しかった。苦しくて苦しくて、それでもどうすることもできなかった。僕は見つけられなかったのだ。怪物を倒す方法も、僕たちが助かる方法も。
光の波が僕の頬を撫でた。ずいぶんと高い波だった。水じゃないから濡れなかった。
その人は光の海の中を歩いて来て、僕の前で足を止めた。少し困ったような表情で僕を見ていた。やっぱり、微笑んでいた。
「ついに、ケイタくんに倒されちゃった」
その声は、どこか嬉しそうに聞こえた。でもそれは、そうであってほしいと僕が思い込んでいるだけかもしれない。
「すごいね、ケイタくん。やっぱり、ケイタくんは強いんだね」
――トチコロガラドンが倒せないの。
いつだったか、その人は僕にそう言った。そのトチコロガラドンは、今はもういない。僕の可哀想な妹が、すべて食い尽くしてしまったから。
「私が守ってあげなくても、ケイタくんはもう大丈夫だね」
これも僕の妄想なんだろうか。僕はこの人に、こんな風に言葉をかけてもらいたいと、思っていたのかもしれない。ずっと僕の側で微笑んでいてほしいと、そう願っていた頃があったように。
僕はこの人の笑顔をいつまでも見つめていたかった。それが許される存在でありたかった。ずっと見つめていたいのに、見つめ返されると胸が苦しくなった。自分が許された存在ではないということを、突き付けられているような気がした。自分なんかが憧れてはいけない相手のように思っていた。
僕は許されたかった。
この人に許してもらいたかった。
この人を許してあげたかった。
この人が許されてほしかった。
「もう、大丈夫だね」
それが、僕が聞いた最後の声だった。その人は光の波に飲まれて、光の渦の中へ吸い込まれていって、光の海の中の、光に満ちた奥底へと沈んでいった。海底は眩しかった。どんなに目を凝らしても、もうその人の影も形も見つけられなかった。
僕はいつまでも、光の波の中に立っていた。ゆらゆらと揺れる光を見ていた。
光の波が僕の頬を撫でる。水じゃないから濡れないはずだった。僕は泣いていたのだろうか、水じゃないのに頬は濡れていた。
と、いうのはすべて、僕の 。
僕は、目覚まし時計のアラームを止めて起き上がった。
朝の支度。棚のコーンフレークの袋を手に取り、皿に出して牛乳を注ぐ。洗面所で顔を洗う。歯を磨く。服を着替える。寝間着代わりにしていたTシャツとスウェットを洗濯機へと放り込む。
リュックサックは玄関先に置いてある。新調したスニーカーも出してある。ひとりで暮らしているから、見送ってくれる家族はいない。それでも、行ってきます、と口にする。
葉桜となった桜並木を歩いて行く。登校途中なのであろう、小学生たちとすれ違う。ひときわ身体の大きな男の子と、ひょろっとした眼鏡の男の子が仲良さそうにおしゃべりしながら歩いていて、僕は昔いた友達のことを思い出す。僕も彼らみたいに、友達とスニーカーの話やテレビゲームの話をしながら、学校へ向かうのが好きだった。
懐かしい記憶を思い出しているうちに職場に着く。店長のヨモギダさんは、僕が面接で出会った人間たちの中で、やたらと空白ばかりでなんの資格も免許もない僕の履歴書を見ても、唯一顔をしかめなかった。断られた回数を数えることを諦めてからもしばらく無為に数を重ねることしかできなかった僕のしがない就職活動の中で、唯一採用してくれたのもヨモギダさんだった。採用してくれた理由が、二十四時間営業の居酒屋のアルバイトというのはそれだけ人気がない仕事なのか、「俺も昔、三年くらい引きこもってたよ」と休憩中に煙���を吸いながら言った彼の琴線に僕の経歴が触れたからなのかは、未だにわからない。
「おはようございます」
「おー、おはよ」
店の裏に回ると、副店長のミシマさんとバイトリーダーのサキハラさんが従業員専用出入口の側で煙草を吸っているところだった。
「あ、ケイタくん、良いところに」
「今ちょうどミシマさんとスタストの話してたとこなんだよ」
「ケイタくん知ってた? 来月発売の新型ゲーム機、あれにスタストの新作が出るんだって」
「八年ぶりの続編なんて、テンション上がるなぁ、おれ絶対買うよ」
「ケイタくんも買う? そしたら三人で遊ぼうよ」
ふたりの会話の勢いに僕はちょっと面食らって、「金、貯めておきます」とだけ答えて店の中へと入った。
「スタストと言えば、なんだっけ、なんとかドラゴンがさぁ……」
「あー、ありましたね、都市を壊滅させる代わりに倒せるやつ……」
「あれ、地味にトラウマになったよなー」
ふたりの会話が続いているのが聞こえてきたが、僕は構わず更衣室に入り、制服に着替える。
更衣室を出た時、店長のヨモギダさんとすれ違った。
「店長、おはようございます」
「おー。今日もよろしくな」
今日も目の下の隈がひどいヨモギダさんは僕の挨拶に覇気のない声で返事をしてから、裏口の扉を少しだけ開けて、「おーい、いつまで煙草吸ってんだー、仕事しろー」と、外に向かって怒鳴った。
ミシマさんとサキハラさんは、ふたり揃って「すんませーん」と頭をぺこぺこ下げながら裏口から入って来て、それでもヨモギダさんが店の奥の事務室へと消えると、スタストでどの武器を愛用していたか、まだ話していた。
僕が小学生の時に友人たちとハマっていたテレビゲーム、スタストこと、スターストレイザーの新作の発売が発表されたというニュースを、僕はすでに知っていた。先週、ヒナカワから送られてきたメールにそう書かれていたからだ。
ヒナカワは僕の小学校の同級生で、彼女はその頃からすでに、筋金入りのオタクだった。女子よりも男子に人気があったスタストを、クラスの誰よりも、いや恐らくは学校じゅうの誰よりも、熱心にプレイしていた。もともと、僕とヒナカワは特別仲が良いという訳ではなかったが、同じゲームに夢中になっている者同士、何度か一緒に敵の攻略方法を模索したことをきっかけに、ときどきメールでやり取りをするようになった。
僕は小学五年生の時に諸事情から学校に行くことをやめてしまい、それから六年間ほど、半ば引きこもりのような生活を送っていたので、実際に顔を合わせる機会はほとんどなかった。それでも定期的にヒナカワからは「お願い、一緒に戦って」というメールが届き、インターネットを介したマルチプレイで一緒にゲームをしていた。彼女も彼女で、中学生に進学した頃には不登校になり、一日じゅう部屋にこもってオンラインゲームばかりしていたようだが、僕がそのことを知ったのはずいぶん後になってからだ。
中学校の門をくぐったことが一度もなく、高校卒業資格も持たない僕が、今こうして二十四時間営業の居酒屋で働いているように、どうやらヒナカワもアルバイトをしているようだが、自身のことを語る内容をメールに一切記載してこない彼女が、今どこに住んでいて何をしているのか、本当のところはよく知らない。知りたいと��、会いたいとも特別思わない。
ただ、僕が引きこもっていた六年間、毎日毎日、現実から目を背け、妄想の世界に閉じこもっていたあの時期に、ヒナカワが、彼女だけが、僕に現実と向き合うよう、何度も訴え続けてくれた。そのことだけは、僕は一生、彼女に感謝し続けるだろう。
月日が経って、スタストもずいぶん古いゲームになってしまい、僕もヒナカワもいつの間にか一緒にゲームをすることはなくなったが、それでも今でもときどき、彼女からは簡素なメッセージが届く。
『スタスト新作、買う?』とだけ記されていたそのメールに、僕はまだ、返信をしていなかった。
スターストレイザーの続編を購入するかどうか、決めかねていた。新型のゲーム機と新作ソフト、インターネット環境や周辺機器を整えることを考えると、決して安い出費では済まされない。それに、僕はもう何年も、テレビゲームをしていなかった。電器屋のゲームコーナーで「新作」のタグが付けられたゲームソフトを眺めても、遊びたいという気持ちになることさえなかった。欲しいゲームソフトを何本も買ってもらえる訳でもなかった子供の頃は、店頭に並んでいるパッケージを眺めるだけで心が弾んだのに、今はなんの感情も湧き上がってこない。もう今さら、テレビゲームを楽しむことなどできないのかもしれない。
それでもヒナカワからのメッセージに『買わない』と即答しなかったのは、夢中になって敵を倒そうと奮闘していたあの頃を思い出して、懐かしい気持ちになったからだった。もう一度あの頃の楽しさを体験できるのであれば、プレイしてみたいと思ったからだ。そして恐らく、それは多くのスタストファンが抱いている感情だろう。ミシマさんも、サキハラさんも、そして、たぶんヒナカワも。
しかし、そんな僕の前に立ちはだかる、金銭問題という壁は巨大だった。両親を亡くした僕を引き取って面倒を見てくれていた祖母が亡くなり、ひとりで生活するようになってもうすぐ二年が経つ。しかし今の僕には、テレビゲームを遊ぶ余裕はなかった。
あと何回、客のテーブルまで生ビールの大ジョッキを運び、あと何枚、汚れた皿を洗い場の片隅で洗い続けたら、スタストの続編が買えるようになるんだろう。そんなことを考えながら、客がはけたタイミングを見計らってフロアにモップ掛けをしていると、八時間の今日の労働が終わった。
更衣室でリュックサックをロッカーから取り出し、制服から着替える。まだ残っているスタッフとこれからシフトに入るバイト仲間たちに「お疲れ様でした」と声をかけ、来た時と同じ、裏口から店を出る。
「おー。お疲れさん」
帰ろうとする僕に声をかけてきたのはヨモギダさんだった。彼は従業員専用出入口の横で、ひとり煙草を吸っていた。一体、何時から出勤していて、何時まで店にいる予定なんだろう。ときどき、この人は本当に寝ている暇があるのか、心配になる。
お疲れ様でした、と挨拶をして通り過ぎようとする僕を、ヨモギダさんは煙草を持っていない方の手で引き留めた。
「ちょっと、これは皆には内緒の話なんだけど」
そう言って、ヨモギダさんは手招きをする。僕が煙草臭い彼の顔に、内心嫌々、耳を近付けると、彼は相変わらず疲れ果てた口調のまま、囁くように言った。
「ケイタくんは真面目に頑張ってるよ。給料、前貸ししてほしい時はそう言いな」
その言葉に、驚いて彼の顔を見ると、ヨモギダさんは少しだけ笑って、「皆には内緒な」と、もう一度念を押すように言った。ミシマさんとサキハラさんと、スタストの話をしていたのが聞こえていたのだろうか。それとも、僕の顔にはそれほどまでにはっきりと、「金が欲しい」とでも���いてあるのだろうか。目の前に希望の光が見えたような気がするのと同時に、自分の懐事情を把握されているような恥ずかしさに、思わず何も言葉を返せないでいたが、ヨモギダさんはそんな僕にはお構いなしで、もう用は済んだとでも言うように、煙草を吸い終えてさっさと店の中へと消えてしまった。
来た時と同じ道のりを歩いて家まで帰る。下校中の中学生たちが、自転車で僕を追い越してみるみる小さくなっていく。夕暮れの街には、ひとつ、またひとつと灯りがともり始め、どこかの家からは今夜の夕飯なのであろう、良い匂いが漂ってくる。
そう言えば、冷蔵庫にもう何もないんだった、と思い出し、夕飯もコーンフレークで良いかな、と考える。居酒屋で働いて最も良かったことは、客の注文と間違って調理された料理を食べさせてもらえることだ。それがなければ、僕は今よりもっとひもじい思いをしていたかもしれない。
アパートの郵便受けには、珍しくチラシが挟まっていた。それを引き抜き、鍵を開けて自分の部屋へと帰宅する。リュックサックを玄関先へと降ろし、たいして読む気力も起きないチラシを四畳半の中心に鎮座しているミニテーブルの上に放った、その時、僕はチラシだけだと思っていた郵便物の中に、一通の封筒が紛れていることに気付く。
切手が貼られ、消印が押されたその封筒には、見覚えのあるボールペンの字で宛先のところに僕の名が記されていた。封筒を裏返すと、差出人のところには、やはり見覚えのある字で――。
ああ。
やっぱりそうだ。
彼女だった。
それは彼女が、僕に宛てた手紙だった。
今までも何度か、こういう風に、彼女は僕に手紙をくれた。
力強くも整った、この字で。
それは、ナルミヤからの手紙だった。
ナルミヤ。
僕は彼女のことを、なんて説明すれば良いのかわからない。
彼女はヒナカワと同じく、僕の小学校の同級生だ。そして彼女は十歳の時、僕の父親を殺した。それから十六歳までの六年間――僕が不登校になり、ほとんど家に引きこもって生活していた六年間を――、ナルミヤは少年院で過ごしたはずだ。
少年院を出てからの彼女がどこでどういう生活をしているのか、僕は知らない。ときどき送られてきた手紙には、差出人であるナルミヤの住所は記されていなかった。だから彼女が少年院を出てから、手紙に返事を出せたことはない。恐らくは、どこか遠い土地で暮らしているのだろう。
人を殺した罪を、償い続ける人生。
僕にはそんなナルミヤの生活のことが、まるで想像できない。
彼女は僕の父親を殺した。しかし、そのことでナルミヤを恨んだことは一度もない。父は日常的に僕や母に暴力を振るう人間であったし、可哀想な妹は父に殴り殺されていた。ナルミヤが僕の父を殺さなければ、いずれは僕が死んでいただろう。だから、彼女は命の恩人のような存在と言えるのかもしれない。
でも、誰もそんな風には、ナルミヤのことを捉えない。
小学五年生の女の子が同級生の父親を刺殺した、というニュースは、世間に大きな衝撃を与えた。ナルミヤの実名も顔写真もあっという間にインターネット上に出回った。彼女の生まれながらにして持っていた美しさがまた、人々をさらに騒がせた。さらには、彼女が援助交際をしていただとか、万引きの常習犯であっただとか、そんな噂も広まった。
ナルミヤの家族や親戚たちの情報も流出して、彼らはずいぶん肩身の狭い思いをしたはずだ。彼女の両親は離婚して、父親はその後亡くなった。自殺だった、と噂で聞いた。旧姓に戻ったナルミヤの母親は、過去を詮索されずに済む場所へ移り住んだらしいが、少年院を出所して来る娘と一緒に生活することは拒んだらしい。
だからナルミヤは――彼女の名字も母親の旧姓に戻ったはずなので、もうナルミヤではない訳だが――、どこかでひとり、生活しているのだろう。彼女が少年院を出て、もう二年になる。
僕はナルミヤのことを、どう考えればいいのかわからない。彼女はきっと、僕を助けたかった。そのために罪を犯した。一生、消えることのない罪を。そうしてまで、彼女は僕を救いたかったのだろうか。それが正しい選択だと、そう思っていたのだろうか。
そんな選択をした彼女に、僕は何をしてあげられるのだろう。僕はずっと無力だ。子供の頃からずっと、無力のまま。
手紙の封を開ける。便箋には見慣れたナルミヤの端正な字が、最近の彼女の生活の様子をすらすらと語る。肝心なところには触れられていないが、文章からはなんとなく、ナルミヤが田舎の方に暮らしているのだということがわかる。仕事帰りに見た星空が綺麗だったこと、部屋の窓から見える山が四季の移り変わりに伴って変化していくこと、職場の裏庭で育てている野菜が変な形ばかりに育ったのに食べたら美味しかったこと。他愛のない内容だ。でもきっと、今の彼女にとって、それは大切な日常なのだ。
手紙の最後に差し掛かった時、僕は思わず、目も見張った。そこには、『スターストレイザーの続編が、今度発売になると聞きました。ケイタくんは買いますか? もし良かったら、また一緒にプレイしない?』と、書かれていた。
そう、僕たちが小学生の頃、ナルミヤもスタストをプレイしていた。クラスの女子の中ではかなり珍しいことだった。僕とナルミヤは同じゲームをプレイしているのを知ったことで仲良くなり、強敵を攻略するために僕の家に招いた。
それがきっかけだった。ナルミヤは僕の家の、壁に残された拳の跡や、ひしゃげた家具、割れたままになっている窓、そして、僕と妹の、学校では見えない位置に残された痣を見て、知ったのだ。僕の父親がどんな人間で、僕がどんな仕打ちを受けているのかを。そして後々、そのことが、彼女を殺人者へと変えることになった。ナルミヤの口から聞いたことはないが、僕はずっとそう思っている。あの時、家に招いたりしなければ、ナルミヤの未来は違っていたかもしれない。
だけれど、ナルミヤと一緒にゲームをしたことは忘れられない大切な思い出だ。あの頃のナルミヤは、強敵を倒すための方法を模索していた。第八都市を壊滅させることなく、トチコロガラドンを討伐する方法を。当時、まだ世界の誰も、その方法を発見できていなかった。よくふたりで、何時間も費やして、その方法を探したものだ。けれど、結局いくら検証しても、それは見つからなかった。そして恐らく今も、その方法は見つかっていない。
それでも、ふたりで探し続けた時間のことを無駄だったと思わないのは、それはゲームをしている時のナルミヤが、学校で見せる姿とは違って、少し子供っぽい様子で、無邪気で、本当に楽しそうに笑っていたからだった。本当は、僕はトチコロガラドンも第八都市もどうでも良くて、ただ、そんな風に笑っているナルミヤを隣で見ていたかっただけなのかもしれない。
そんなことを、取り留めもなく思い出す。
もし、ナルミヤとまた一緒にゲームをプレイすることができたら、何か変わるのだろうか。僕にとって大切な思い出になっているように、彼女にとってもあの頃一緒に戦ったことは楽しい思い出になっているのだろうか。もうその笑顔をこの目で見ることはできないのかもしれないけれど、楽しい時間を共有することができたら。あの頃の楽しさをもう一度、ふたりで思い出すことができたら。今度こそ、僕とナルミヤふたりだけの、攻略方法を見つけ出すことができるかもしれない。
僕は便箋を元通りに折りたたんで封筒の中へと仕舞う。ヨモギダさんになんて言って給料の前貸しの相談をするべきかを考えながら、僕は携帯電話を開く。まだ返信していなかったヒナカワからのメールに返事を出した。
もう一度、戦おう。
それはゲームの話かもしれない。でも決して、僕の妄想なんかじゃなくて、現実の話だ。
僕はもう一度、この現実で戦う。
何度でも、方法を探して、もがきながら、あがきながら、生きていく。 どうか今度は何も犠牲にせず、僕たちが救われるために。
了
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トンネルを抜けると越後妻有だった。
越後妻有に行ってきた。もちろん、北川フラム主催の大地の芸術祭を見に行くためだ。同行者は例によってAとI。あらかじめ指定席を予約しておいて新幹線の中で待ち合わせた(9号車9番ABC席)。わたしが新幹線に乗るとAとIは先に指定席に座ってお菓子を食べていて、わたしがキヨスクで買ったコーラアップ THE HARD(その名の通りとても固くむっちりとしていて歯ごたえがあり噛んでも噛んでも噛み切れないコーラ味のグミ)を差し出すと、今明治のアーモンドチョコ(濃くつややかな焦茶いろの楕円球の形状をしたチョコレートが平べったい内箱に入っていて抽斗のように外箱から内箱を引き出せるようになっている)を食べてるからいい、とAは言い、じゃ、これと交換しましょう、とIは言って UHA 味覚糖の忍者めしラムネ味(手のひらほどの大きさの四角いビニール製のパッケージに入っている一見ガムによく似た形状をしたお菓子で、薄甘い糖衣を歯で割るとその下からぐにぐにとした濃厚なラムネの味がするグミが現れる)をひと粒くれる。その頃(といってもほんの一週間前のことだけど)サカナクションが新曲『怪獣』を発表したばかりだったからふたりにもう聴いたかと訊ねると、もちろんとIは答え、『チ。』のオープニング曲なんだっけ? ��Aが言うと、あれっ、もしや、まだ聴いてねえんすか? とIが煽る。はっきり言っておくが(というのはイエスの口癖で、わたしはいくらかのユーモアを込めてよく使うのだけど)『怪獣』は『Aoi』や『ミュージック』級の数年に一度の傑作だと思うとわたしが言うと、いやいや他にもいい曲たくさんありますから、でもまあたしかにエモい曲ではありますよね、おれのゴーストリリック理論(歌謡曲における日本語詞は必ずしも「一文字=一音」ではなく幽霊のように母音のうちに溶け去る子音があるとするI独自の理論)にも適合していますし、とIは言う。何度でも、何度でも、くり返し叫ぶ、この暗い夜の怪獣になっても、とIがくちずさんで、A音のアリテーション(頭韻)と O音の脚韻かな、とわたしは思いつくままに指摘する。サビのフレーズ、なんでしたっけ? この世界は好都合に未完成。その次は? だから知りたいんだ。ふうん(Iの口癖。無数のニュアンスがあり、必ずしも無関心を意味するわけではない。懐疑を匂わすこともあれば詠嘆を感じさせることもある)、なんていうか、意外と凡庸なところに着地するんすねえ。まあきっと『チ。』がそういう話だからじゃない? たしか山口一郎(言わずと知れたサカナクションのボーカルであり、近年は鬱病に罹り休養していた。AとIはなぜかこの人のことにやたら詳しい)はこの曲をつくるために大量の参考文献を必要としたんじゃなかったっけ? なんで曲そのものは聴いてないのに曲の背景情報は知ってるんだよ。でもさあ、サカナクションってアニメのために曲をつくるの今回がはじめてなんすね。なんか意外でした。えっ、『新宝島』は? いや、あれは漫画の実写化だから、アニメじゃないから。ほえー(Aの口癖。基本的に単なる話の接ぎ穂に過ぎないが、都合が悪くなって馬鹿のふりをするときにもよく使う)。山口一郎といえば、この世界にはライフワークとライスワーク(めしを食うためにする仕事、つまりライフワークではない仕事)があるって持論はあまりにも有名だけど(というのは、もちろんそんなことは全く知られていないという意味で、Aお得意のアイロニーというか自己戯画化なのだが)、『怪獣』はライフワークなんですかね、それともライスワークなんですかね。
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mRNAの詳しい解説
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【緊急】秋接種前に知りたい:250人以上の後遺症患者を診てきた医師の訴え”レプリコンワ⚪︎チン”とは?
youtube
ここまで詳しく、mRNAワクチンを解説してる人は、いないね🙂✨
悪党とは、堂々としたもんです。
なぜなら彼らは罪悪感でやっておらず、
庶民という名の、害虫駆除だと、本気で思ってるから。
これは、非常に複雑で、難しい問題です…
努力し、選民の仲間に入ったら、本気でこんな思考になってしまう。
私は、ドロップアウトした人間です。
まだ先のある18歳で、家族から逃げ、住み込みの新聞奨学生を始めた。
とにかく、お金の事ばかり言われるのに、真剣に辟易し、親に殺意が生まれた。
まずい!、と思った。
親は善意だと信じ、色々勧める、私はそれは間違いであると、直感で感じる、だが食わしてくれるのは親、自分を殺しそのレールに乗れば、何も事件は起きない。
でも私は、自分を殺せ無かった…
だから18歳で出した答え、
逃げるw🤣
親を殺したくない、自分を殺したくない、であれば、逃げるしかないw🤣✨
まあそんなんで、56歳、もはや40年近くアウトサイダーだw🤣
学歴なき18歳は、生きるには、肉体労働だった。
人を騙す詐欺会社に、捕まった事もあった。
愛枯れた日本で生き抜��には、自らの肉体に鞭打つのが、唯一愛ある生き方。
親元に居て大学出たとて、私の疑問と怒りは、全く解消されないのは、わかっていた。
だから、今の状況は受け入れている。
でも、常にお金はギリギリw🤣🤣🤣✨
だが、アウトサイダーだからこそ見える位置、アウトサイダーだからこそ言える意見が、ある!
これは、選民(大卒)には、見えないし、言えないw
選民の中の、更なる選民、それが支配層だ。
彼らは、必ず宗教に関わる。
創価学会、生長の家、統一教会、幸福の科学…
まあ、全ては大本教から発生した団体であり、CIAと深く結びついており、世界紅卍字会、イスラム系とは、ハラールなどの規定、これらはいわゆる、《グローバリスト》たちだ。
彼らは、彼らこそが地球の正義、彼らこそが神の子、
庶民は失敗作の害虫と考える。
庶民とは、選民に入らない全員だ。
私も分類上の庶民、だがドロップアウトにより、色々な事がわかった。
本当の阿呆は、意外に少ない。
つまり、選民を選ばなかった人間は、《馬鹿のフリ》を演じているだけだ。
選民側に立つ人間は、それをわかっていない。
顕著なのが、モノタロウのCMだ。
《防護服を着た作業員が��しりとりをして遊ぶ。何だか少しなまった言葉、決して見目麗しくない容姿…》
このコマーシャルを見ても、選民らが、いかに庶民を馬鹿にしてるか、わかる。
〚おまえらの仕事を理解し、おまえらの行動パターンはわかっている。だから、我々の売る商品を買え!〛
モノタロウは、住友商事だ。
いわゆる、炭鉱で庶民を奴隷労働させ、何万人も死者を出した、日本の財閥だ。
つまり、《選民階級のトップ》なわけだ。
以前モノタロウと揉めて、記事を書いた↓↓↓
彼らは、大人しい庶民をあまりに馬鹿にして、粉飾決算の、エサにした。
買ってもいない商品を、強引に宅配させ、後にお金は返すものの、一旦料金を支払わせるという…
まあ、選民にしたら、庶民はペットの犬だ。
犬を蹴り殺そうが、
「あ、ごめん、ごめん。」
で、終わりだ。
ワクチンも、同じだ。
害虫駆除して、何がいけない?w🤣
だから、罪悪感なんか、無い。
私は40年あえて庶民をやり、わかった。
歯のぬけたじいさん、食ってばかりのおばさん、馬鹿に見せかけてるだけ、馬鹿のふりをしているだけ、本物の馬鹿なんて、岸田文雄とか、図に乗った2世くらいしかいないw🤣
それは身を持って、経験してきた。
明治製菓の内部告発は、それに風穴を開けた。
我々からしたら、選民層は悪党、選民層からしたら、我々は害虫…
本当は、皆同じ人間なのに。
それこそが、それを知るのが、真のグローバリズムではないだろうか?
選民も庶民も、同じ人間。
だがしかし、人間皆同じでは、無い!…
食い違いはそこから生まれ、墓場鬼太郎が諦めきった庶民を描き、YouTuberが金信仰を推進する…
デモも結構なんだが、選民らは何をしようとしてるのか?
そして私たち庶民はどう対処してゆくか?
それは、正しい情報を知る事だ。
選民らは、害虫駆除薬の開発に、歓喜し、ノーベル賞を与えた。
↑↑↑陰謀論や、Rapt理論ではありません。はっきりと、Newtonという有名雑誌が、mRNAワクチンのノーベル賞受賞を、絶賛してます。
残念ながら、事実なのが、めちゃくちゃ裏切られた気持ちになる…
若い時、Newton好きで、よく読んでた。
ま、彼ら支配層は、悪気はない。
そもそも、我ら庶民は、彼らには、人間に見えていないんだから。。。😮💨。。
で、我ら庶民が、彼らの思考知らぬまま、戦ったり、デモばかりし、しまいに選民らを惨殺して周るなら、
文化大革命と全く同じになる。
あれは毛沢東が6万人を殺したわけではない。
富裕層を庶民が惨殺し、資産を奪い、分け合った、それが文化大革命だった。
毛沢東は貧しい農村出身、庶民を焚き付け、毛沢東は素晴らしいリーダーとして、中国共産党という、選民団体が完成したのだ。
同じ間違いを、我々は起こしてはならない。
正しい事を、知る、これが大事なんです。
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時計メカの裏ぶたは左右2個の爪と電池ケースの2個の爪でとまっているが、いきなり開けると歯車や部品がパーンと四散して一巻の終わりになる。一つの爪をはずしたらテープで隙間を固定し、次の爪をはずす感じで穏やかに開けるのがコツだ。なくなりそうな微細なパーツがある時はビニール袋の中で作業するのも一つの方法である。作業中には頻繁に写真をとり、歯車にマジックで点などの印をつけておくのも良い。
.- TODAY'S REMARK - 今日の必ずトクする一言
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犬が熱中症になるとどのような症状が現れるのか?その程度にもよるが、以下のような症状が現れたら注意が必要だ。 ・よだれが止まらない ・呼吸が荒い(ハアハア) ・心拍数が上がる ・身体が熱い ・目や歯ぐき、舌などが赤くなる ・ぼーっとしている ・足元がふらつく ・食欲がない ・自分で水を飲もうとしない ・横になったまま起き上がれない このような症状が現れたら緊急手当てが必要だ。だが誤った処置をしてしまうと、かえって具合が悪くなってしまうこともある。 751952_s image credit:photoAC 急激に身体を冷やすのはNG アメリカのテネシー州で活動している保護団体Russell Rescue TNでは、犬の熱中症への誤った対応の危険性に対し、まず次のように注意喚起している。 人間は本能的に、その状況に対する反対の力で対処しがちです。つまり、暑ければ冷やそうとするわけです。 しかし犬の体温が上がっている時に急激に冷やすと、逆にダメージを与えてしまい、命にかかわることさえあるのです。 冷たい水を全身にかけたり、冷やした濡れタオルを背中に置いたり、氷の上に乗せたりするのはやめてください 急激に身体を冷やし過ぎると、低体温症を引き起こす恐れがあるそうだ。身体を冷やしてあげるために水をかけるなら、冷やしていない��にしよう。 血管は冷水を浴びると寒さで収縮し、高温(42度以上)にさらされると血中のタンパク質が凝固して、血液が濃くなってしまいます。 この2つの要因が組み合わさると、血液が心臓に送られなくなり、酸素不足で臓器が次々と機能不全を起こします。その結果、ゆっくりと痛みを伴う死を迎えることになります 475608_s image credit:photoAC 熱中症かな?と思った時の正しい対処法とは それではいったいどうするのが正解なんだろう。ニューヨークのスモールドア獣医クリニックの獣医師、エリザ・オキャラハン博士は次のように説明する。 まず犬を涼しい日陰に移動させましょう。脱水を避けるために少量の水を飲ませることもお勧めします。 次に腹部や首、鼠径部(太ももの付け根)に濡れたタオルを優しく当てて、体温を徐々に下げてあげてください また、オキャラハン博士は予防の大切さにも言及している。この時期はこまめに水分補給できるよう、散歩中も水を持参し、定期的に飲ませるようにしよう。 犬は体温調節が苦手、常に気を配ろう 犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができないので、身体の熱を下げるために舌を出したり、口を開けてハァハァと浅い「パンティング」という呼吸をしたりする。 だがあまりに気温が高いと、この程度では身体の温度を下げるにはとても間に合わない。 これからの酷暑の時期は、暑さの中で過度な運動をさせたり、車の中で待たせたりしないよう気をつけよう。 また、真夏のアスファルトの表面は55~60℃と高温になる。犬は地面までの距離が人間よりも近いため、体感温度は気温プラス10度くらいになるそうだ。 酷暑の間は気温の上がる時間帯の散歩は避け、適度にエアコンの利いた室内でまったり過ごしてもらって、元気に夏を乗り越えられるよう気を配ってあげよう。 早いうちに気が付き、適切な手当てをすれば回復が見込めるが、発見が遅れると、下痢や嘔吐を引き起こし、歯茎が青みを帯び、意識を失ってしまう場合もある。 もしそのような症状になったら、早急に動物病院を受診しよう。
もしも愛犬が熱中症になったら?誤った対応をしないよう動物救助団体が呼びかけ : カラパイア
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240622 土
大きめの公園を散歩し野鳥の声を聴き、餌を探して歩き回ってる鳥を観察する。それだけでも随分とストレスは軽減される
ストレスが溜まっている時は感受性が下がっており普段見ている景色や耳に入る情報に何の価値も魅力も感じられなくなっている
競争の脅迫や疎外感のない「無関係な土地」で休むことで感受性は回復し、日常の中に潜む可笑しみに再び気付けるようになる
--- 「不本意、気に入らない、馬鹿馬鹿しい」という気持ちが「苦しい、寂しい、切ない」に変われば感受性が戻ってきている証拠。固定化された不信感が解け「狩猟スイッチ」がオフになる
「鬱になれる時間」とは贅沢なものだ。これから基本自分と娘の二人で暮らしてゆく時間が長くなると考えると「落ち込んで人間性失っている時間」など許されなくなるわけで。そもそもその要因となる無茶なチャレンジが出来なくなる。鬱リスク孕む危険にそもそも近づけなくなる。それが親の責務ってもん
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落ち込んだり過去を振り返り凹む事ができるのは無責任さ謳歌できる孤独者だけの特権だ。そんなもの、老後に存分に味わえばいい
母は晩年、ただただ緩和ケアのヘルパーさんへの感謝だけを口にしていた。過去を悔いたり誰かを他罰するような事は決してなかった。「最後まで自分を自分と認知し続けられる理性があってよかった」と言っていた。そう、母はとにかく理性の人だった
人は本能的に「理性を失いたい欲求」を持っている。しんどい現実から目をそらし責任を棚上げし自分を不幸だと嘆きたい欲求を持っている。その欲を封じ理性で己を縛り続ける事の尊さを、母は身を持って教えてくれた
・
自分は人間関係に恵まれている。幼少期に罵詈雑言飛び交う環境で過ごし「要らない強さや意地悪さ」獲得したりせず済んだ。カイカイでの経験でだいぶ心をすり減らしたが、ある程度歳をとると人は良くも悪くも変わらなくなるんで結局僕も本質は変わらなかった
30代で手に入れた根性はどうやら「揮発性の強さ」だったな。なんかもう使い切ったっぽい。もう一度カイカイに戻ったとしても社長も歳取りすぎてボロボロで昔ほどのメチャクチャさはない
否、僕が入った時点で「枯れてた」と評されてるくらいなんで、彼も宮崎駿やジョブズ等の狂った偉人の物語消費して無理やり怒りを保持してたのだろう(だからあの根性はもうKK経由では得られない)
ああ、娘の人生を善いものにする為に僕はいい加減「個」を棄てねばならない
無害で退屈なNPCに、目がテンの能天気なモブキャラになっていかねばならない
この自戒も定期的に忘れてしまうが、忘れられるのは現状自分が仕事の為に自分の持ち時間をフルで使える贅沢な立場だからだ
この贅沢は遠からず終わる。贅沢が終わる事で、自分は当たり前に救われるだろう
社会が要求する不自由さ甘んじて受け入れる事で、人は個を失い無害で透明な存在になってゆく。歯車や囚人になった経験がある者ならばその安寧の価値も分かるだろう 親というのは本質的に子育ての歯車であり囚人だ。その責務や罪を放棄し個であり続けようとする人間こそが「毒親」なのである
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TEDにて
ケネス・ツーケル:ビックデータはより良いデータ?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
自動運転車は始まったばかりです。ビックデータが牽引するテクノロジーやデザインの未来は、どうなるのでしょうか?ワクワクする科学的なトークで、ケネス・ツーケルは機械学習や人間の知識などの今後を検証します。
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジーサイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
科学技術は多くをもたらしてくれました。月面着陸、インターネット、ヒトゲノム配列の解析などです。
ビッグデータは重要で新しいものです。ビックデータについて考えてみると地球規模の課題について食糧問題や医療の供給。
エネルギーや電力の供給などに対処する唯一の方法であり。地球温暖化の影響でカリカリに焼けることがないようにデータを効率的に使うことが必要なのです。
ビッグデータの新しいモノとは何で重大事とは何でしょうか?その問いに答えるために情報がどのようなもので、過去には物理的にどう映っていたのかを考えてみましょう。
1908年。クレタ島で考古学者が粘土の円盤を発見しました。4.000年前の紀元前2,000年のものです。
この円盤には文字が書かれていますが、実質的には解読できません。完全に謎なのですが、4,000年前の情報がどんなものだったのかを言いたいのです。
これが社会システムが情報を保管して伝えたやり方です。���て、社会システムはそれほど進歩しませんでした。今でも、ディスクに情報を保管しています。
でも、以前よりもずっと大量の情報を保管できるのです。検索やコピーもより簡単です。共有や処理もより簡単です。情報を収集する時、かつては想像だにしなかった情報の再利用もできるのです。
この点においてデータは、固定的なモノから流動的なモノへ。変化のない静的なモノから変わりやすくダイナミックスなモノへと変化しているのです。いうなれば、情報には流動性があります。
クレタ島で発見された4,000年前の円盤は重く、情報はたくさん書かれていませんし、書き変えることはできないのです。
対照的にエドワード・スノーデンがアメリカの国家安全保障局から持ち出したファイルは、すべて指の爪サイズのUSBに保存でき、光速で共有できるのです。
データは膨れ上がっています。さて、今日の世界に大量のデータがあるのは、常時、情報を集めているモノを収集しているからです。
別の理由は、常に情報を含みつつもデータ形式にレンダレングされていないものを集めているからです。そして、データに置き換えます。例として、場所について考えてみましょう。
マーティン・ルターを例に挙げます。1,500年代にマーティン・ルターの居場所を知りたいのなら、常に彼の後をついて行き、羽ペンとインク入れを持ち運び居場所を記録しなければなりません。
でも?今日ではどうでしょうか?電気通信業者のデータペースにより居場所が分かります。常に、あなたの居場所に関する情報を記録するスプレッドシートやデータベースへの登録などがあります。
携帯電話を持っているならGPS機能があります。GPS機能のない機種でもあなたの情報を記録できるのです。つまり、場所はデータ化されるのです。
ビックデータの価値とは何でしょうか?考えてみてください。あなたは、より多くの情報を持っており、以前にはできなかったことができるのです。このコンセプトが生じる最も印象的な領域の1つが機械学習の領域です。
機械学習とは、人工知能に含まれコンピューター・サイエンスの1つです。その概念は、コンピューターに何をするかを教える代わりに単純に問題となるデータを投げるとコンピューターが独自に解明してくれるのです。
さて、ビックデータにも負の側面があります。私たちの暮らしを向上させますが意識しなければならない問題もあります。
最初の問題は「マイノリティ・リポート」のように、警察が目的のためにビックデータを使って予測に基づいて罰するかもしれないということです。
歯止めがないと、場所のデータだけで止まらず、個人レベルにまで下りていってしまうことです。
個人の高校の成績証明書のデータを使うのはどうでしょうか?失業しているのかどうか?信用情報。ネットサーフィンの行動パターン。夜更かしするのかどうかなどを使うかもしれません。
スモールデータの時代では、プライバシーが中心的な課題でしたが、ビックデータの時代では、課題は、自由意思や道徳基準の選択。人間の決断力や行為主体性などを保護することです。他にも大量にあります。
この技術の召使ではなく所有者にならなければなりません。ビックデータの時代は始まったばかりなので、正直言って今集められた全データに私たちはあまりうまく対処できていません。
国家システムだけの問題ではありません。
企業も多くのデータを集め乱用しています。うまく使えるようになるには、時間がかかります。原始人と火が直面していた課題にちょっと似ています。これはツールですが注意しないと私たちを焼いてしまうツールなのです。
何十年もかけて議論する必要があります。
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
キャシーオニールによると・・・
思考実験をしてみましょう。私は、思考実験が好きなので、人種を完全に隔離した社会システムがあるとします。どの街でも、どの地域でも、人種は隔離され、犯罪を見つけるために警察を送り込むのは、マイノリティーが住む地域だけです。すると、逮捕者のデータは、かなり偏ったものになるでしょう。
さらに、データサイエンティストを探してきて、報酬を払い、次の犯罪が起こる場所を予測させたらどうなるでしょう?
あら不思議。マイノリティーの地域になります。あるいは、次に犯罪を犯しそうな人を予測させたら?あらら不思議ですね。マイノリティーでしょう。データサイエンティストは、モデルの素晴らしさと正確さを自慢するでしょうし、確かにその通りでしょう。
さて、現実は、そこまで極端ではありませんが、実際に、多くの市や町で深刻な人種差別があり、警察の活動や司法制度のデータが偏っているという証拠が揃っています。実際に、ホットスポットと呼ばれる犯罪多発地域を予測しています。さらには、個々、人の犯罪傾向を実際に予測しています。
ここでおかしな現象が生じています。どうなっているのでしょう?これは「データ・ロンダリング」です。このプロセスを通して、技術者がブラックボックスのようなアルゴリズムの内部に醜い現実を隠し「客観的」とか「能力主義」と称しているんです。秘密にされている重要で破壊的なアルゴリズムを私はこんな名前で呼んでいます「大量破壊数学」です。
民間企業が、私的なアルゴリズムを私的な目的で作っているんです。そのため、影響力を持つアルゴリズムは私的な権力です。
解決策は、データ完全性チェックです。データ完全性チェックとは、ファクト(事実)を直視するという意味になるでしょう。データのファクトチェックです!
これをアルゴリズム監査と呼んでいます。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
(個人的なアイデア)
データに向き合う別の方法として
「Appleでサインイン」
これに切り替える方法!!
Facebook、Google、Twitter、Lineのアカウント(日本他企業含む)を使って、ワンクリックでサインインできるようになる画面がよく登場します。
このソーシャルサインイン(ソーシャルログイン)方式にAppleが非常に魅力的な提案を2019の秋からしています。
Introducing Sign In with Apple - WWDC 2019 - Videos - Apple Developer
これはアプリなどからサインインする際に、ソーシャルメディアに登録しているアカウントの情報を自動的にサードパーティのサイトやサービスに提供してしまうことをコントロールする方法です。
「Appleでサインイン」(Sign In with Apple)ボタンは、アプリへの実装が義務化されて数年かけて普及してます。2021年時点ですべてに適用済み。
こちらは、Apple IDに登録しているアカウント情報からサービス側に提供する形にしてします。
使い方の簡単な説明は以下から
まずソーシャルサインインボタンから「Appleでサインイン」を選ぶ。
次に、名前とメールアドレスを登録する。ここで「メールを非公開」を選ぶと、Apple ID内に登録してるメールアドレスを公開せず、転送用のアドレスがサービス側に登録される。
最後にApple IDのパスワードを入力して登録を完了する。
次回からワンクリックで「Appleで続ける」ボタンから再ログインできるようになる。
転送用のアドレスは「設定」→「Apple ID」→「パスワードとセキュリティ」→「Appleでサインイン」から確認可能です。
他のソーシャルメディアアカウント情報から切り替えると、万が一、漏洩してもメールアドレスは非公開で保護できます。
そして
Appleは、プライバシー保護を目的とした「AppTrackingTransparency(ATT、Appのトラッキングの透明性)」を導入
高度なセキュリティーや高いプライバシーに投資を積極的に行います。
Appleはこれらの対策として提案した内容がこれ���
データミニマイゼーション!
取得する情報・できる情報を最小化する。データが取れなければ、守る必要も漏れる可能性もない!
オンデバイスでのインテリジェンス!
スマートフォンなど機器のなかで処理を完結させることでプライバシーにかかわる部分を端末内に留める。
クラウドにアップロードして、照会プロセスを最小化することで、漏洩や不適切な保存の可能性を排除する!
高い透明性とコントロール!
どんなデータを集め、送っているのか、どう使うのかを明示し、ユーザーが理解したうえで自身で選んだり変更できるようにする!
セキュリティプロテクション!
機器上などで、どうしても発生するデータに関しては指紋認証や顔認証などを使ったセキュリティ技術で、漏えいがないようにしっかりと守るセキュリティプロテクション!
機器上などで、どうしても発生するデータに関しては指紋認証や顔認証などを使ったセキュリティ技術で、漏えいがないようにしっかりと守る
202012のApp Storeプライバシー情報セクションは、3つ目「透明性とコントロール」の取り組み。
位置情報などは自己申告だが、アップルとユーザーを欺いて不適切な利用をしていることが分かればガイドラインと契約違反になり、App Storeからの削除や開発者登録の抹消もありえます。
このプライバシー情報の開示は12月8日から、iOS、iPadOS、macOS、tvOSなどOSを問わず、新アプリの審査時または更新時に提出が求められるようになっています。
続いて
iOSのメッセージングアプリ「iMessage」に量子暗号を用いた「PQ3」を導入する
と2024年3月に発表し、年内にも全世界に展開するかもしれません。
量子暗号の先端を走る日本が行政府に先行導入すればよかったが、さすがAppleです!!
マイナポータルは中身が行政府に読み取られ悪用される危険性が高い?
かもしれないので(利用規約にもしっかり書いてあります)慎重に様子を見ていましたが改善されるような発表は見えない。
改善案として申請や令状を取らないと本人以外はマイナポータルの中身を見ることができないとか・・・
中の人がアクセスした履歴を記録しておくとかなどの対応をAppleを見習って欲しいものです。
Appleによると
「PQ3」という量子コンピューター対応の暗号プロトコルにより、高度に洗練された量子攻撃にも耐えうるとのことです。
つまり、最先端の量子コンピューターでも解読できなくなります。
妥協弾力のある暗号化と高度に洗練された量子攻撃に対する広範な防御を備えた「PQ3」は
Appleが定義するレベル3セキュリティと呼ばれるものに到達する最初のメッセージングプロトコル
であり、他のすべての広く展開されているメッセージングアプリを上回るプロトコル保護を提供します。
私たちの知る限り「PQ3」は世界のあらゆる大規模なメッセージングプロトコルの中で最も強力なセキュリティ特性を持っています。
でも、量子コンピューターはまだ存在しないのに、なぜこのことが問題になるのか?
Appleは「前提は単純で、そのような攻撃者が暗号化されたデータを今のうちに大量に収集しておいて、将来、解読するために保管しておく可能性があるから」と説明している。
「今は、データを解読できなくても、解読できる量子コンピューターが将来手に入るまで保管しておくことはできる」
Appleは、今やりとりされているiMessageのやり取りを、将来のコンピューターや攻撃者、特に「Harvest Now, Decrypt Later」(今から収集しておき、後で復号する)と呼ばれる攻撃シナリオから守れるようにしようとしている。
このシナリオは、量子コンピューターなどのデータを解読できるだけの高度なデバイスが作られるまで、何年もデータを保管しておくというものだ。
量子コンピューターの近年の進歩から現実的に可能になり始めているためです。
Appleの説明では、メッセージングサービスの中でレベル3の「ポスト量子安全性」を持つものは2024年時点ではiMessageのみになります。
また「ポスト量子安全性」とは、将来、登場する量子コンピューターを使った暗号の解読にも耐えられることを意味します。
「PQ3」は、各デバイスがiPhoneデバイス内で生成し、iMessage登録の一環としてAppleサーバーに送信する公開鍵のセットに新しい量子暗号化キーも組み合わせて導入します。
この仕組みは、送信者デバイスは、受信者がオフラインであっても、受信者の公開鍵を取得して、最初の鍵確立時と鍵の再構築時の双方に量子暗号化キーが生成されるようになります。
「PQ3」は、2024年3月に公開されるiOS17.4、iPadOS17.4、macOS 14.4、watchOS10.4からiMessageで順次展開されていき、今年後半にはiMessageのすべての暗号プロトコルが置き換えられます。
最後に
背景として米国国立標準技術研究所(NIST: National Institute of Standards and Technology)は、既存の暗号を短時間に解読可能な量子コンピュータが実用化されると想定し
量子コンピュータでも解読困難な「耐量子計算機暗号(PQC)」の標準化を進めています。
さらに・・・
勝手に警察が拡大解釈してしまうと・・・
こんな恐ろしいことが・・・
日本の警察は、2020年3月から防犯カメラやSNSの画像を顔認証システムで本人の許可なく照合していた!
憲法に完全違反!即刻停止措置をみんなで要求せよ。
日本の警察の悪用が酷いので、EUに合わせてストーカーアルゴリズムを規制しろ!
2021年に、EU、警察への初のAI規制案!公共空間の顔認証「原則禁止」
EUのAI規制は、リスクを四段階に分類制限!
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
禁止項目は、行動や人格的特性に基づき警察や政府が弱者個人の信頼性をスコア化や法執行を目的とする公共空間での顔認識を含む生体認証。
人間の行動、意思決定、または意見を有害な方向へ操るために設計されたAIシステム(ダークパターン設計のUIなど)も禁止対象にしている。
禁止対象の根拠は「人工知能が、特別に有害な新たな操作的、中毒的、社会統制的、および、無差別な監視プラクティスを生みかねないことは、一般に認知されるべきことである」
「これらのプラクティスは、人間の尊厳、自由、民主主義、法の支配、そして、基本的人権の尊重を重視する基準と矛盾しており、禁止されるべきである」
具体的には、人とやり取りをする目的で使用されるAIシステム(ボイスAI、チャットボットなど)
さらには、画像、オーディオ、または動画コンテンツを生成または操作する目的で使用されるAIシステム(ディープフェイク)について「透明性確保のための調和的な規定」を提案している。
高リスク項目は、法人の採用活動での利用など違反は刑事罰の罰金を売上高にかける。
など。他、多数で警察の規制を強化しています。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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