#各停押上ゆき
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東急8500系8637F 43K 各停 渋谷方面 押上 ゆき Local for Oshiage 37Fが43K運用に入るとの情報を頂き、宮前平〜宮崎台間の某所へ撮影に。 #東急8500系 #東急8500系8637f #ありがとうハチゴー #ありがとうハチゴープロジェクト #各停押上ゆき #localforoshiage (神奈川県川崎市宮前区) https://www.instagram.com/p/CniWT5APKph/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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スマホを解析されて、薬物売買のログを見せられたときのレポ
―逮捕から7日目。この日は2回目の検事調べが予定されており、今回はワゴン車による単独の護送ではなく、護送車での複数人共同の護送になるとのことで、僕は初めて護送車に乗れることを少し楽しみにしていた。
朝8時30分頃、点呼とともに居室から出され、留置場の出入り口扉の前に連れていかれると、扉の前には既に2人の収容者が縦一列に並ばされており、僕はその2人の後尾に立つよう指示をされる。そして例によって身体検査をされると、いつもよりキツく手錠をかけられる。
その後、留置官が先頭の収容者の手錠の間の輪に、通常より長い腰縄を通してから腰に巻き付け、同じ要領で、その長い腰縄を中間の収容者、そして後尾の僕に巻き付け、見事に3人を数珠繋ぎにすると、その長い腰縄を自分の腰につけているフックに括りつけ、後尾に立つ僕の後ろについた。
それから、3人の前後に警官が3人ずつついた体制で、地下の駐車場まで連行され、しばし駐車場で待機をしていると、白色と灰青色のツートーンカラーで、黒色のスモークガラス窓のマイクロバスがやってきて、3人の手前に停車した。
僕はその時まで、護送車とは、青地に白のラインが入っている、窓に金網のついたバス型の車だと思っていたので、実際の護送車がひどく凡庸なことにがっかりした。
上が護送車、下は人員輸送車(警察官を輸送する車)
そうして、3人は連結されたまま護送車に乗せられる。護送車の車内は、右側2座席に左側1座席の3列配置で並んでおり、窓には鉄格子が嵌められていて、運転席との間には壁があって全く見えないようになっていた。
また、護送車は周辺地域の警察署を順繰りにまわり、地検に移送する被疑者らを拾っていくシステムのようで、すでに15人ほどの先客が座っていた。
彼ら15人は、非常に長いロープで数珠つなぎにさせられており、全員が上下グレーのスウェットに茶色の便所サンダルの恰好で、手錠をかけられ、姿勢よく無言で着座しているので、捕虜の集団のようだった。
車内にいた警官らによって、3人は各自指定された座席に座ると、3人を連結していた長い腰縄が外され、今度は15人を連結している非常に長いロープに括り付けられる。
18人の被疑者と1本のロープによる数珠が完成すると、1人の警官が、「車内では会話や目配せはもちろん、足を組むのも禁止する」などという護送車内の規則を、大声かつ歯切りのよい口調で説明していた。
車内に5人ほどいる警官らも、これだけの逮捕者を移送するというだけあってか、非常に緊張感を持った面持ちで、ちょっとでも無駄に声を発したら怒鳴られそうな緊迫感がある。
僕は幸い、右側2座席の窓側の席であったので、外の景色でも見て気を紛らわせていようと思った。なんだったら、前回の単独移送では、両隣に警官が座っていて、窓はほぼ塞がれている状態だったので、久しぶりに外の景色を見られることは楽しみだった。
そうして、護送車が出発する。捕虜同然の惨めな状態というのもあってか、留置場では見ることのない格好や表情をした道行く人々を見ると、外の世界は自分とはもう関係がないように思えてきて、非常にセンチメンタルな気持ちになる。梅雨時で曇天模様だったのがまだ救いであった。
出発からおよそ1時間が経過し、護送車が地検に到着する。護送車のドアが開くと、地検で待機していた警官がドア横に立ち、日本陸軍の点呼のような厳格さを感じる大声で「第三系統! 総員十八名!」と号令をする。車内の被疑者らが数珠つなぎにされたまま、1人ずつ車内から降りていくと、その警官はやはり日本陸軍のように「一!二!三!…」と点呼をとっていた。
数珠つなぎのまま連行され、待合室のある広間に出ると、そこには前回よりもはるかに多い、100人弱の被疑者らがおり、見るからに力士のような者からヤクザのような者まで、前回より威圧感のある男が多く集結していて、全体的に迫力があった。
また今回は人数が多いためか、警官の人数が多く、警官らはみな厳格な号令と点呼を行い、鋭い眼光で被疑者らを監視しているので、今までに味わったことのない張り詰めた空気が漂っている。
それから例によって、待合室という名の牢屋で、座る者の事など考えていない直角の硬い椅子にすし詰め状態で座らされ、時間もわからないままひたすら待ち、昼食時にコッペパンを食べ、いつ自分が呼ばれるか分からないまま、またひたすら待つ。相変わらず地獄。
おそらく3時くらいになってようやくお呼びがかかり、僕は一人の警官に連れられて、検事のいる部屋に入室した。あくまで検事が起訴か不起訴かを決めるので、入室の際、僕は少しでも検事の心証を良くしようと、礼節を重んじている風の挨拶を決め込む。
前回同���、義務的な質問などがされ、黙秘権について告知がされるので、僕はここぞとばかりに、昨日弁護士にアドバイスされた通りに、「担当の弁護士さんから抗議書が送られていると思いますが、昨日、留置担当官の方に「ブチ殺す」などの脅迫を受けて、警察や検察の方を信用できなくなったので、取り調べには協力できません」などと、あくまで被害者ぶった深刻な表情で言う。
すると検察官は、こちらの会心の一撃をまるで意に介さないような表情と口調で「わかりました。その件についてはこちらでも事実確認と調査を行ってまいります」などと流暢に返事をし、「ただ、本日は見ていただきたい資料があるので、応えられるものに関しては応えていただけませんか?」と尋ねてきた。
僕はその見せたい資料とやらが気になったので、「資料は見せていただきたいですが、黙秘はします」と応えると、検察官はそれを了承し、A4サイズの紙が200枚ほど綴じられている分厚いバインダーを取り出して、付箋の貼ってあるページを開き、僕に見せてきた。
そのページには、僕がプッシャーから薬物を買おうとやり取りしていた、Telegramのログ画面の写真が貼り付けてあった。
僕はまず、そもそもスマホの解析承諾をしていなかったので、無断で解析をされていたことに度肝を抜かれたし、露骨な薬物売買の証拠を見せられて、少し動揺が出てしまった。
ただ幸い、今回一緒に逮捕されたプッシャーとのやり取りのログは完全に消去していたし、見せられたログは、僕が「在庫はいかがですか?」と尋ね、プッシャーが「こちらにな��ます」と隠語で書かれた薬物のメニュー表を画像で添付して送り、僕がそれを既読無視しているという、購入の意思を見せていない内容ではあった。
メニュー表のイメージ
ちなみにTelegramにはパスコードロックをかけていなかった。
検察官は僕が動揺している隙に、「これは、あなたが薬物を購入しようとして、売人にコンタクトをとったものじゃないですか?」と単刀直入に質問をしてくる。
僕は、このログについてはどうとでも取り繕って否定できそうだったので、つい否定をしたくなったが、下手に喋ってボロを出しては検察の思う壺なので、「黙秘します」と応える。
それに対し、検察官は無言で頷き、プッシャーが提示していたメニュー表の画像を指さして、「この“罰”っていうのは、コカインのことですよね?」と尋ねてくる。
僕は反射的に、「いえ、罰はMDMAの隠語です」と本当に危うく口走りそうになったが、一呼吸置いて「黙秘します」と応えると、検察官はやはり無言で頷き、再び付箋の貼ってある別のページを開いて、僕に見せてくる。
そのページには、一緒に捕まった友人の吉岡とのLINEでのやり取りの写真が貼ってあり、どう見ても薬物を言い表した代名詞でのやり取りや、それに付随して、「悟ってる時の顔」などと言って、僕がLSDのピーク中に目を瞑って微笑んでいる顔写真を吉岡に送りつけている赤面不可避のログも載っていた。
当然、これらに関する質問にも黙秘を貫いたが、検察官は少し呆れた表情で、「…うん。でもね、小林さん(一緒に捕まったプッシャーの本名)のTwitterアカウントのリンクが、吉岡さんからあなたに送られているんですね」などと言って、今度はそのログの写真を見せてきた。
僕は吉岡とは完全にクロな証拠のやり取りをしていなかったつもりでいたので、これにはさすがに焦りを感じたが、そのメッセージの前後に脈絡はなく、リンクだけが送られているという内容のログではあったので、これだけでは証拠として不十分であろうとは思った。
検察官は続けて、「この小林さんのアカウントにコンタクトを取って、小林さんから大麻を購入したんじゃないですか?」と名推理をしてきたが、僕はなんとか無表情をキープしたまま、「黙秘します」とだけ言っておいた。
検察官は表情を変えず、「わかりました。それでは本日はこれで以上です」などと言って、この日の取り調べは終わることになり、僕は当然、調書への署名・押印を拒否して、部屋を後にした。
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つづく
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この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
#フィクション#エッセイ#大麻#大麻取り締まられレポ
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)11月17日(日曜日)
通巻第8507号
「まっしぐらに走る人々」(トランプ次期政権はタカ派閣僚勢揃い)
米国が驚いた。世界は震撼した。いや、共和党内部も動揺した
*************************
トランプ政権前期(2017=2021)のキッチンキャビネットの主役は長女イバンカと夫君のクシュナーだった。クシュナーはサウジに何回も飛んで中東特使的な役割を果たした。彼自身はユダヤ教徒、イバンカもユダヤ教に改宗した。トランプ政権後半では、クシュナー・イバンカ夫妻は「閣外協力」となる。
トランプ次期政権(2025~)のキッチンキャビネットを率いるのは長男のドナルド・トランプ・ジュニアと次男の夫人ララだろう。
とりわけ副大統領を、想定外だったJD・バンス上院議員の起用を進言したのも、ジュニアである。当選直後から衝撃が連続する閣僚人事はトランプファミリーと、イーロン・マスクら取り巻きが決めている。
顔ぶれを見て、共通するのは「まっしぐらに走る人々」だ。このタカ派強硬派勢揃いには 米国が驚いた。世界は震撼した。いや、共和党内部も動揺した。そしてメディアの攻撃目標になった。
ニューヨークタイムズなど米国左翼メディアはトランプ次期政権の罵倒、罵詈雑言を並べはじめた。
指名された閣僚人事の多くが不適切であり、友人、知人、取り巻きの中から「有能であるより忠誠度」で選抜したエゴイズムと批判した。つぎは各人の攻撃材料探しだ。誰それはいかに無能かというキャンペーンの開幕だ。
マット・ゲーツ次期司法長官は議会下院で議長選出をめぐり、15回も投票することになって議会を混乱させたが、「司法省が標的とした人物がこんどは司法省を標的にしている」と罵声。共和党上院もすんなりと指名承認に踏み切る雰囲気ではないようだ。
「暴れん坊」「無謀な人事」と批判されるゲーツ次期司法長官をめぐって、「議会の破壊主義者は三権分立を破壊する」、「共和党内にも強い反対がある」と批判した。
トランプ次期政権の国防長官に指名されたのはヘグリス(海兵隊OB)で、「FOXニュース」の司会者だった。ヘグセスは2017年に女性への性的暴行の疑いで警察の調べを受けていたと報じた。これは訴追に至らなかった案件で、ワシントンポストは「かれ��は国防そのものが危機に瀕する」と書いた。
RJK(ロバート・ケネディ・ジュニア)は反ワクチンで知られるが、彼の厚生福祉長官は「不適切きわまりなく、そもそも13の枝機関と8万人もの職員を抱えている官庁を医学薬学知識に乏しい人間が牽引するなんて(できっこない)」
矛先はディープステートへの挑戦だが、メディアはその基本姿勢には目をつむっている。
FBI長官に指名されそうなカシュ・バテル(元国防長官代行)には「解体屋」のレッテル貼り。トゥルシー・ギャバード国家情報長官指名には『インテリジェンスの知識に欠ける人材』
こうなるともっともタカ派のルビオ次期国務長官が『穏健派』に見える。
トランプ次期大統領は、ホワイトハウス報道官に若干27歳の才媛カロライン・レビットを選んだ。驚くほどの若さだが、下院議員に挑んだ経験があり、議会スタッフ歴もそこそこあって、そのうえトランプ選挙でもスポークスウーマンを勤め上げた。
内務長官にはノウスダゴダ州知事のダグ・バーガム。ダグは国家エネルギー会議の議長を兼ねる。バイデン政権下で停滞した国内エネルギー開発推進が急がれることになるだろう。
▼「いまの根強い人気がある」という欺瞞の前置詞
他方、民主党贔屓のメディアは「いまも根強い人気のある」という前置詞を必ずつけてオバマ元大統領を比喩し、その無能を批判しない。オバマに人気があるなどとは作為的であり、かれは院政を敷いて、カマラ・ハリスをパペットにするつもりだったのだ。
FOXニュースにでた政治風刺漫画には笑った。ハリス選対本部で電話も鳴らずしょげかえる民主党幹部のうしろの壁にべたべた貼られたプラカードの標語には「大きな政府」「犯罪にやさしく」「規制強化」「極左」「重税」「国境を開こう」「WOKEへ投票を」
これら総てをトランプはぶちこわそうとしているのだ。
左翼メディアは執拗にレトリックによる情報操作を凝りもしないで続ける。
執行部が辞任に追い込まれた民主党全国委員長にエマニエル駐日大使が立候補する。日本で歓迎されなかった同大使だが、日本の新聞は言論が封殺されているのか、岸田政権にLBGBT法を押しつけて日本の主権を侵害した傲慢エマニエルを批判しなかった。
トランプは『20歳以下の性転換���術を禁止する』とするイーロン・マスクの進言を聞き入れ、民主党に仕掛けられた裁判を葬り、不法移民を追い返すと公言している。
ついでにトランプ嫌いで固まるEU首脳部をトランプは「社会主義者」と断言し、防衛分担で徹底的な要求をつきつける構えである。
波瀾万丈の世界。政治は十倍愉しくなる(?)
●余滴●ヘグセスの入れ墨は宗教的な意味合いを持つ。胸に十字軍。そして米国憲法冒頭の「われら人民」、アメリカ独立戦争の「参加せよ、さもなくば死す」という蛇、国旗、所属していた第187歩兵連隊のワッペンなどが刻まれている。
とくにエルサレム十字架の入れ墨が問題視されるのも、十字軍が建国したエルサレム王国を表すからだ。イスラム教徒やユダヤ教徒に対するキリスト教徒の戦争を意味し、たとえば、2019年にニュージーランドのモスクで起きた銃乱射事件の犯人は十字軍のシンボルをつけていた。2021年1月6日の米国議会議事堂暴動、2017年にバージニア州シャーロッツビルで行われた集会にも、こうした入れ墨組が登場した。
また上腕に「デウス・ヴルト」というラテン語の入れ墨。「神の意志」を意味する。ヘグゼス次期国防長官はパレスチナ問題で二国共存案に反対している。そのうえで聖地におけるイスラエルの独占的主権を支持している。それゆえヘグセスはオバマ政権時代のイラン核合意をつよく批判した。ヘグセスの個人的な見解はかならずしもアメリカ外交に反映されないが、強烈なイスラエル支持者なのである。
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京都について3 日目、つーちゃんが京都→東京に引っ越して時にわたしとエクスチェンジするかたちになり、ママチャリを500円で譲ってくれるというので、京都は北区、建勲神社近くのつーちゃんちまでLOOPに乗る。LOOPデビューをしたのは昨年12月のこと。どう乗っても嫌なサラリーマン感のあるLOOP所作に、アイロニーをこめてわたしも直立して乗った年末であったが、2回目ともなるとLOOPとも身体が馴染んで参り、道をカーブする際や、親指で押さえるアクセルを全開にして速度を上げるときには思い切って膝を曲げると、すこしキックボード的なニュアンスが出る(実際には乗っているのでどう見えているかは不明)な気がする。つーちゃんにLINEで(今から取りに行ってもよいかな)と送ると(ぼくはいないけどユミックスがいると思うからいいよ)との返信。ユミックスさんとは話したことがなく、気まぐれで少しむずかしそうなひとだという印象をラジオ屋さんごっこからの情報でキャッチしていたので、少し緊張が高まる。春の夜、寒空の下でLOOPにて道路脇を滑り、緊張も相まって道中尿意が咳上がってくる。コンビニに寄るか迷うが、(コンビニってLOOPどこに停めんのよ) という思考が遮り、つーちゃんが家にいれば、一度は宿泊させてもらった過去もありトイレも借りやすいものだが、初対面のユミックスさんだとトイレを借りることにも気苦労がある。しかし、(だって、トイレにいきたいのだ���の みつを)とわたしの中のリトルあいだみつを。つーちゃん家の近くのステーションにLOOPを乗り捨て、意を決してインターホンを押すが誰も出てこないので、少し戸をあけて「すみません〜、、」 と小声にいるっぽいユミックス呼びかけると「つーちゃんのおともだち? なんか聞いてるよ」 と奥から現れたのは、小柄でなんとなく水泳をやっていそうな流線型の女性であった。わたしは名乗り、玄関先の自転車を指をさして 「これですか?」 と確認すると、「それそれ」 玄関から首を出してくれるあたり、わたしの考えゆるパターンとしては、自分のパートナーがこさえた用などあまり首を突っ込まずに、そそくさと終わらせてはやく生活に戻りたいという可能性は加味していたので、そのような愛想だったときにはママチャリで最寄りのコンビニまで直行し、膀胱の事情を解決しようと思っていたが、思ったより物腰の柔らかく、不思議と親近感の感じた声色とほほえみに魅了され、ここは甘えさせてもらおうと思いトイレの打診を行うと快く承認を得たので、奥に続く土間を進み靴を脱ぐ。以前つーちゃんに泊めてもらったので、トイレを場所は把握しており、最短ルートを進むが、年末のことを知らないユミックスさんは、わたしの先を歩きトイレまで案内してくれた。家に入り気づいたがつーちゃんは先んじて東京に引っ越し、なぜかここに残っているユミックスさん、数日後には彼女もここを去るのだろうというのが一瞬でわかるほど、各部屋には家具や物がなく、縦に長い街屋の家には、案内してくれる声がよく響いていた。
用を足し、自転車を持って帰ることが頭の中ではっきりとした頭のなかだが、前もって補足するとこれはうしろめたいような邪な気持ちではない。わたしは彼女の人間的に質量を感じる魅力、はたまた健康的な意味でなまめかしい印象に惹かれ、もう少し話してみたいと思った。トイレからでると引越しでまちまちになったゴミ袋やお掃除グッズなどがところどころに点在する部屋、明かりはついておらず土間からの光で左だけ半分照らされている彼女に、年末の泊まりにきたことの話をする。おそらくわたしの少し話したいのだろうという気を察してくれたのか(後に引越ししたなにもない家でひとりだと人の存在が恋しくなると言っていたのもあるか) 、コーヒーを淹れることを提案してくれた。搬出後の部屋、カップかどはもちろんなかったが、コーヒーを飲むために紙コップとインスタントのコーヒー、電子レンジだけが残されていて、簡易的なコーヒーが飲める最低限の機構��けが残された部屋 (力尽……)
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昨年7月8日の安倍晋三元首相銃撃事件を契機として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡るさまざまな問題が明らかになりました。教団の持つ顕著な反社会性や被害の凄惨(せいさん)さが広く世間に知られるようになり、同時に政治家との癒着の実態も次々と明るみに出て、旧統一教会問題は大きく社会問題化しました。 政界では昨年夏以降、各政党が旧統一教会との従前の関係性を問うアンケートを実施したり、議員が個別に関係を絶つという表明をしたりしたほか、自民党の行動指針に教団との関係断絶を明記すると岸田文雄首相が国会で表明するなど、教団との関係を見直す動きは一定程度進められました。 このような情勢の中で、旧統一教会の宗教法人解散を求める声が飛躍的に高まりましたが、所轄庁である文化庁は長年にわたり、宗教法人法上の解散命令請求の要件を非常に狭く解釈し、刑罰法規の違反に限るとしており、法人や代表者自体が刑事責任に問われたことのない旧統一教会については要件に当たらないとの立場を取り続けていました。 これはそもそも不合理な解釈でしたが、昨年10月、岸田首相は、世論に押される形で国会答弁でその解釈を変更し、民法違反も含まれうるとしました。 そして、解散命令請求の要件に当たるか否かを判断するためとして、文化庁は昨年11月、旧統一教会に対して宗教法人法上の質問権を初めて行使し、現在に至るまで6回実施しています。同時に、旧統一教会問題に長年取り組んできた全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)から資料提供を受けたり、被害者からの聞き取りをしたりするなど調査を進めています。 被害者救済新法の成立 積み上がる被害者や家族の声と世論の大きなうねりの中で、昨年12月10日の臨時国会で不当寄附勧誘防止法(いわゆる被害者救済新法)が成立しました。同法は、主に旧統一教会による高額献金被害を念頭に国会審議が行われ、わずか1カ月という異例の短期間の議論を経て、しかも土曜日に国会が開催され成立したという点で極めて異例でした。 長年、旧統一教会問題に対して何らの対応もせずに放置してきた国が、わずかな期間に被害者救済を目的とした新しい法律を作ったことは驚くべきことであり、被害抑止・救済に向けた取り組みの第一歩として評価できるものでした。 昨年9月以降、国、日弁連、法テラス(日本司法支援センター)に設置された各相談窓口には、旧統一教会の被害者や家族らからの相談が山のようにあふれていました。これは、長年声を上げられなかったり、諦めたりしていた被害者や家族らの叫び声でした。 これら被害者・家族の受け皿となり旧統一教会被害の具体的な救済活動��当たるものとして、昨年11月、全国の200人以上の弁護士が結集し、全国統一教会被害対策弁護団が結成されました。 弁護団は今年2月、旧統一教会に対して第1次集団交渉の申し入れを行い、損害賠償や献金記録の開示などを求めました。その後、第2次、第3次と申し入れ、被害者数は計99人、請求額は26億円を超え、今後も順次申し入れを行っていく予定としています。 「宗教2世」と呼ばれる、カルト宗教の信仰を持つ親の下で育った子どもたちが受けてきたさまざまな人権侵害は、長年社会問題として認知されておらず、家庭内の問題である、あるいは宗教であるとして、行政も介入に極めて消極的でした。 昨年7月以降、それまで声を上げることができなかった多くの宗教2世たちが勇気を出して次々と声を上げ、報道でも大きく取り上げられるようになり、宗教2世の問題はようやく社会問題として認知されました。 昨年12月、厚生労働省は宗教虐待に関するガイドラインを公表しました。このガイドラインは、宗教2世が受けてきた宗教を背景としたさまざまな人権侵害(宗教虐待)が児童虐待に当たることを明記し、行政に対して子どもの側に立った対応を求めるものであり、現在の児童虐待防止法の枠組みの中で図りうる最大限の対応指針を示したものでした。 世間の「終わった感」 このように、安倍元首相銃撃事件から数カ月間での旧統一教会問題を巡る社会のさまざまな変化は、それまでの「空白の30年」とも呼ばれる長く放置された期間を考えると、まさに劇的なものでした。 しかし、これはまだ被害抑止・救済に向けた取り組みの第一歩というべきものに過ぎず、多くの問題はいまだに解決されずに残ったままとなっています。 ところが、昨年12月に被害者救済新法が成立したあたりから、何となく世間に「やった感」「終わった感」が漂い始め、年が明けると世論は次第に沈静化し、マスコミの報道も大幅に減ってしまっています。これに呼応するかのように旧統一教会は勢いを強めており、表向きの改革をアピールするとともに、今年5月には韓国で数年ぶりに大規模な合同結婚式を開催するなどして活動を活発化させ始めています。 1950年代に日本に入ってきた旧統一教会は、これまでも繰り返し社会問題化してきました。しかし、そのたびにさまざまな手を講じて社会の目をくらませ、ほとぼりが冷めるのを待ち、再び被害が発生するということを繰り返してきました。 このままでは同じ轍を踏むことになりかねず、ここでしっかりと旧統一教会被害の根絶を図ることが絶対に必要です。 世論の沈静化とともに、旧統一教会と政治家との過去の癒着の実態についても、十分な調査・検証が行われずにうやむやにされたままとなっています。 米国では76年以降、フレイザー下院議員を座長とする委員会が「コリアゲート事件」(韓国政府などによる米国政界工作事件)に関する調査を行い、「フレイザー報告書」と呼ばれる調査報告書をまとめました。それを基に、旧統一教会の教祖文鮮明が脱税容疑で告発��れて服役することになり、以降、米国での教団の活動はそれ以前に比べて下火になりました。 他方、日本における旧統一教会は一部の保守系政治家のお墨付きを得て共存共栄し、それが被害拡大に寄与してきたという現実があります。国は、教団と政治家との過去の癒着の実態について、第三者委員会などを立ち上げて十分に調査し検証を行うべきです。 解散命令と財産保全 旧統一教会は長年、国に認証された宗教法人として大手を振って違法な活動を続けてきました。裁判所の解散命令によって宗教法人格を失えば、「宗教団体」としては存続し得ますが、「宗教法人」としての特権を失い、間違いなく組織は弱体化し被害は減ります。そのためには、文化庁が解散命令請求を行い、裁判所が一刻も早く解散命令を出すことが必要です。 同時に大事なのが、財産保全を図るための特別措置法を制定し、早急に財産保全を行うことです。宗教法人法には財産保全の規定がなく、立法の不備があります。 旧統一教会は、これまで毎年数百億円もの資金を韓国やアメリカに送金してきており、組織的に全国の不動産売却を図ったこともあり、解散命令が近づくにつれ財産隠しを図る可能性は極めて高いといえます。 解散命令が確定し清算手続きに移行すると、裁判所から選任された弁護士である清算人が法人の財産を処分し、債権者へ配当を行うことになります。被害者も債権者と認められれば、清算手続きの中で支払いを受けることにより被害救済を受けることができます。しかし、清算手続きに移行した時点で空っぽであれば目も当てられません。 また、全国統一教会被害対策弁護団による集団交渉申し入れに対しては、教団側は基本的に「被害」なるものは見当らないというスタンスであり、不誠実な対応を取り続けています。 そのため、弁護団としては次の段階として集団調停や集団訴訟を検討せざるを得ませんが、被害者や家族らの被害には、既に消滅時効の期間を過ぎていたり、証拠が残っていなかったり、本人が既に亡くなっていたりするなど、困難な事案も多く含まれています。 そのような事案も、元はといえば教団が長年にわたり自らが生み出してきた「被害」に向き合わず、無責任な対応を続けてきたことに起因するのです。教団の責任を認めなければ不法な利益が教団側に残ることにもなり、正義・公平の観点に反することが明らかです。裁判所においては、被害者・家族の適切な救済が図られるべきです。 宗教虐待への対処には 新たに成立した被害者救済新法は、被害抑止・救済に向けた取り組みの第一歩としては評価できるものの、適用対象や範囲が狭いなどのため実効性としては乏しいものであり、特に家族被害の救済にはほとんど役立たないものとなっています。 同法は、施行後2年をめどとして施行状況などを勘案し検討を加えるものとされています。被害者の声に十分に耳を傾けた上で、被害救済に役立つように適切にその内容を見直していくことが必要です。 また、厚生労働省が出した宗教虐待に関するガイドラインは、児童虐待防止法の枠組みの中での対応指針を示したものでしたが、児童虐待防止法が基本的に���子間の虐待を想定しているため、宗教団体が背後にある宗教虐待への対応には限界があります。 第三者虐待防止法などの制定、または児童虐待防止法の改正によって、宗教虐待の禁止を明記するとともに、組織的な宗教虐待へ対処するための国・自治体の権限の明確化を図ることなどが必要です。 このように旧統一教会の問題はまだ緒に就いたばかりです。人権問題であり、被害が根絶するまで多くの方に関心を持ち続けてほしいと思います。 弁護士 阿部 克臣(あべ・かつおみ)/1978年山形県鶴岡市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、2009年弁護士登録。第二東京弁護士会、リンク総合法律事務所所属。全国霊感商法対策弁護士連絡会の事務局、全国統一教会被害対策弁護団の事務局次長を務めるほか、多数の消費者被害弁護団に参加している。共著に「統一教会との闘い 三五年、そしてこれから」(旬報社)。
「特集」 旧統一教��問題を止めるな 安倍元首相銃撃事件から1年 | 株式会社共同通信社
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐��鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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45510; by 赤坂アカ
インターネットのデータベースの中には、 この2、30年の多種多様な文章や画像、動画などが アーカイブとして残っている。
しかし、それはサーバーの停止やサイトのサービス終了、 アカウントの削除などで、このインターネットから、 あるいはこの世界から、永遠に消え去る事も珍しくない。
一度手遅れになったものは、二度と戻ってこない。 復元できない事があるという事を「私」は痛いほど理解している。
「あっ……」
思わず声が漏れる。 人は悪霊と出会った時、こういう声を上げるのだろうか。 普段はぼんやりと、ゆっくり動く事が多くなった感情、心が、 この時ばかりは一瞬ではぜた。
出会ったのは、悪霊であった。 16年前、芸能界から去った伝説的なアイドル。 彼女が行ったライブ配信のアーカイブ。 ファンが不正に保存した動画データだった。
「うわ懐かしい。保存してたファン居たんだ。……まあそりゃいるか」
動画の概要欄に目をやる。そこにはデータ元の日付が書いてあり、それはB小町の最盛期。 アイが休止から復帰したあたりの配信データである事が伺えた。
今でこそアイドルのストリーム配信は当たり前の様に行われているが、 当時は、まだ一般的ではなく、斉藤社長の思いつきで何度か行われた企画だった。
かくいう「私」も何度か配信を行った記憶がある。 どんな話をしたかなんて、もう覚えていない。 アーカイブでも残っていれば確認が出来るけれど、おそらくデータは残っていない。 このストリームのサービスも、スマホの普及に対しての対応が遅れ、 他のサービスに客を取られ、現在はサービスを休止している。 サイトの方にログインできてもデータのサルベージは出来ないだろう。 つまり、この動画は当時ファンが保存したデータという事になる。 私はマウスをゆっくりと画面の中心に運び、躊躇する。 この動画を再生したら、当時の気持ちが蘇ってきそうで。
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私は、「アイ」が大嫌いだった。
私にとって、B小町の活動は決して楽しいだけの物ではなかった。 勿論、芸能界に入って大勢のタレントと出会い、あこがれだった人と食事に行ったり、 テレビに出て注目を浴びたり、どこに行っても割ともてはやされて、楽しかった。 けれど、楽しかったのは���ういうプライベートの事であって、B小町の活動自体が 楽しかったかというと疑問が残る。
毎日毎日リハやレッスンに追われて、イベントやライブで 全国各地を巡るけれど観光する余裕もなく、修学旅行も文化祭も行けなかった。 なにより…… なにより、この動画の主、アイの存在が、私の活動に陰を落とした。 B小町の人気の殆どは、アイによって支えられていた。 ライブの時もセンターはアイに固定で、他のメンバーも���にアイを引き立てる バックダンサーのような扱いを受け、運営も露骨にアイを贔屓していたし、 アイを中心に全ての企画が動いていた。
勿論理解はしている。 アイが居なければ私たちは売れなかった。 アイが居なければ地下アイドル止まりで、あそこまでの脚光は得られなかった。 だからといって感情は納得しない。 贔屓を受けるアイを見て、憎しみが沸かない筈がない。 B小町は弱小事務所の中学生モデルたちの寄せ集めとしてスタートしていた。 低年齢のグループは当時の流行ではあったが、成長期の女子は容姿の変化も激しい。 大抵の場合、あどけなさを失ったジュニアアイドルは、「普通」の女性になっていく。 ジュニアアイドルの資質を見る際は、その親の容姿をチェックする場合があると聞く。 大人になった時にどういう顔に育つのか。 残酷な話。この業界はルッキズムを煮詰めに煮詰め、残酷なまでに才能主義だ。 私をはじめとしたメンバーの多くは、この残酷さの犠牲になったと言える。 中学生向けのファッション雑誌でモデルをしていた頃は、私だって どこに出しても恥ずかしくない美少女だった。 けれど、高校生になって、成人になって、少しずつ、チャームポイントだった丸顔が、 足を引っ張り始めた。童顔で売っていた筈が、ずんぐりとしたあか抜けない雰囲気へと 変わっていった。育成失敗。そういった声も何度か聞こえた。
アイが妬ましかった。 あの子は最初から最後まで何も変わっていなかった様に思えた。 最初から大人びた顔をしていたし、最後まであどけなさが残っていた。 嫉妬していた。私だけじゃなくて、きっとメンバーの全員が。 表面上は仲良くしようとしていたけれど、きっと妬みの気持ちは滲んでいて、 アイもそれを理解していたと思う。 他のメンバーと明らかに壁があった。 何年も一緒にやっていたが、本当の事を、本心で話した事は一度もなかったと思う。
アイは常に飄々としていて、本心を見せたことがない。 食事も、最初期に数回行ったくらいで、プライベートの付き合いもなかった。 不満が爆発して、アイに嫌がらせをする子も出てきた。 化粧品を盗んだり、メンバー間でアイの話である事ない事 言ったり。 その子はすぐにクビになった。斉藤社長の動きは迅速で、容赦がなかった。 事が発覚して直ぐに声明を出し契約解除。卒業ライブも行わせて貰えなかった。 社長の露骨な贔屓に皆は覚悟を決めた。 アイのバックダンサーとして、B小町の活動をしていく他ないのだと。 くそくらえ。そう思いながら活動を続けていた。
私は心をどこにも繋がず、息を止めるように再生ボタンを押した。
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「あっあー聞こえる?」
アイの声だ。 アイの声。それ以外の形容が必要ない。 私にとって唯一無二が、胃の中を風が吹き抜けるように。
「音量小さい?そっか、じゃあ皆ボリューム上げて」
相変わらずのとぼけた発言。 人に迷惑を掛ける事へ一切の躊躇がない。 人に迷惑を掛ける事そのものが、大事なコミュニケーションだと言わんばかりの潔さ。 そうだ、アイはこれだった。
画面越しに見るアイは美しい。 思い出が、十数年の時が、何かしらの補正で、実物よりも綺麗なアイの像を 作り上げているかと思ったが、何も関係がない。 アイは誰が見ても、間違いなく美しかった。 若き私が、若さ故の思い込みで、アイを過剰に意識している。 そう思いたかった。
「何の話しようか。別に何も用意してないんだよね。社長に雑談でもしてこいって言われて。でも雑談て、どういう事すれば良いんだろ。あっコメント?コメント読めば良いの?」
投稿された動画には当時のコメント欄は表示されていない。 どういったコメントがアイに届いているのか、私からは伺い知れなかった。
「今日 何 食べた?何も食べてない。服のブランド?ユニ●ロだよ。好きな本とかある?内緒ー。遊びに行くなら、どこ?秘密ー。」
アイの答えには秘密が、ちょいちょい混ざっていた。 どこが答えられて、どこが秘密なのかのラインもよく分からなかった。 好きな本くらい教えてあげればいいのに。
アイは昔から秘密主義だったのを思い出す。 何を聞いても、のらりくらり躱わされていた。ファンから見れば、 それがミステリアスに映るのかもしれない。 知りたいという気持ちが、その人のカリスマに繋がるものだから。
「嫌いな食べ物は?」
アイが答えに詰まった。 んー、と上の方に視線をやって、カメラに視線を戻さずに 続けた。
「特にないけど、白米はちょっと苦手かな。」
嘘吐け。って思った。 ロケ弁を誰より綺麗に平らげ、余った弁当も持ち帰っていたのがアイだ。 白米だって綺麗に平らげていたのを私は何度も見ている。 風変わりな回答をすれば良と思っているのだろう。 アイのキャラクターには即していた。
「味が嫌いとかじゃなくて、なんていうんだろ、柔らかいでしょ白米って。たまにさ、砂とか入ってる時ない?ガリッてなるの。あれが怖くて。」
普通 砂なんて入らない。 けれど、言ってい���事は少しだけリアリティがあった。 柔らかい物の中に突然異物があると怖いというのは、一般的な感覚にも響く物はある。
「白米の中にさ、ガラスとか入ってたらどうしようって思う。きっと痛いよね。だから、好き嫌いとかじゃなくて、なんていうんだろ、怖い?うん。白米は怖いから余り好きじゃない。まぁ出されたら食べるんだけど。ちょっと覚悟はする。」
アイの表情は淡々と笑顔だった。 というより、アイはいつも笑顔なので、通常運転といった風だった。 私には、アイの笑顔は無表情に思えた。いつも。
「結婚願望とかある? 無いよ?」
今度は即答だった。
「分かんないけどね。結婚するビジョンて全然見えない。皆は私と結婚したいって簡単に言うけど、それってどこまで本心なんだろ。好きな人が居たら側に居たいって気持ちはなんとなく分かるけど、結婚したいってなるのはどうして?愛情表現なのかな?ずっと一緒に居たいって言う意思表示?なるほどねー。ちょっと分かったかも」
アイの表情は少しだけ隙があるように思った。 純粋に疑問で、何かをチューニングしているかのような。
「でも、ずっと一緒に居たいって思うの。最近ちょっと分かるかな。最近になってようやくだけど」
突然の匂わせに私の肝は少し冷えた。 焦げ臭さに対しては敏感なアイドルとしての本能が私にも少しは残っていた。
「親戚の子供がね、可愛くて。ずっと側にいたいなって思う。」
当時のコメント欄は安堵でざわついていただろう。 アイは一度も異性関係が表に出たことはない。 私たちもアイのプライベートなんて知る由もなかったし、 これは過去のアーカイブであってリアルタイムのものではない。 こういう答えが返ってくると分かっていても、やはりひやりとする。
「好きな男のタイプ?内緒。別に言っても良いけど、自分がそのタイプじゃなかったらイヤじゃないの?ふーん、じゃあ良いか。」
この日の配信は恋バナが中心らしかった。 アイの恋バナ。私も少し興味があった。 少しだけヘッドホンのつまみを捻り、ボリュームを上げる。
「あんまり私を怒らない人が良いかな。いつも私は何かしらやらかすから。細かい事がいちいち気になる人は、私の相手すると疲れちゃうと思うんだ。それってかわいそうだと思うから。そうじゃない人が良いと思う。」
アイのやらかしには覚えがあった。 肝心なところが抜けているというか、社会を生きる上での一般的な教養が欠けている というかアイドルは発達障害を抱える子が決して少なくない。アイはその典型だった。 アイは人の名前を呼ばない。 呼んだとしても間違える事が多い。 斉藤社長の名前もしょっちゅう間違えて注意を受けていたのを思い出す。 アイは人間を区別できないんじゃないかとメンバーが冗談混じりに言っていた。 アイからみた世界は、人間が皆、のっぺらぼうで、村人AとかBとかが喋ってて、 そこに個体認識が無い。 なんなら自分自身も、ゲームのプレイヤーキャラ位に思っていて、 どことなく他人事のように考えている。 なんて事をゲーム好きのメンバーが携帯機でRPGをやりながら語っていた。 その事は印象に残っている。 その通りかもって思ったのを覚えている。
「好きって気持ちは、たぶん信頼の元に成り立ってるんだよ。なんだっけ、へんぽーせー?私を好きな人を私も好きになるみたいな。でも私は結構臆病者だからさ。あんまり好きって言葉を信じられないんだと思う。人をちゃんと好きになった事、無いから分からないけど」
人は自分自身の常識でしか人を測ることが出来ない。 人を好きだと思う気持ちが無ければ、人の言う好きという言葉も信じられない。 これは大人になってから気付いた事。 浮気している人ほど浮気を疑うみたいな。
「変な感じ。私あんまり自分の事、話すの得意じゃないし、変な事、言って嫌われるもイヤだし。でも別に自分の事 話すのって嫌いじゃないんだよね、矛盾してるみたいだけど。知って欲しい。私の汚いところとか、やなところも全部ひっくるめて、それで良いって言って欲しい。」
アイの本心みたいなのを初めて聞いた気がした。 日記みたいな感じなのだろうか、アイはコメントと会話しているように見えて、 結局の所、自分と対話しているように思えた。
私にも覚えがある。コメントを拾って、話をする時は、自分との対話になりがちだ。 コメントの少ない情報量を補完しようとすると、どうしても自分が入ってくる。 次々と来るコメントに追われて、自分の本心と違う所に話が着地しても、 そのまま次の話題に移る事も多いのだけれど。
そもそも配信って視聴者受けを狙うものだし、思っていない事を言うなんてざらにある。 けれど、嘘を言いたくない瞬間というのは必ずある。 自分というものを、定義する時とかは特に。
「私は、ほんとはさぁ」
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そこで配信のデータは途切れていた。 動画のタイトルは「1」。どうやら、これは分割された動画データのようだった。 投稿者のページに飛んで続きを探してみたが、見あたらない。削除されてしまったのか、 はたまた最初から投稿されていないか。 拭いきれない不完全燃焼感に包まれ、私は検索ページを開く。 何か、アイの足跡を見つけられないかと、B小町関連のページを辿る。
動画サイトにあるB小町関連の動画は、殆ど見た事のあるものばかりで、 テレビ用の仮面を被るアイしか、そこにはなかった。
そういえば……
そういえばだ。B小町が結成した当初。 まだ皆が仲良くしてた頃に、共同アカウントのブログを作ろうという話があった。 駅前のファーストフード店で、子供が4人で、無邪気に。明るい未来を夢想しながら。
結局、運営が作った���式アカウントだけ運用するという話��なり、 そのアカウントは放棄された。 たしか、そのアカウントはアイも何度か日記を書いていたはずだ。
ログイン画面に移る。 登録したメールアドレスは、私のサブアドレスだった筈。 パスワードはなんだったか、順番が定かではない。 1が先だったか、55が先だったか。 何度か試している内に、正しいパスワードにたどり着く。
45510
高峯、ニノ、アイ、渡辺。 結成メンバーの頭文字を、フリックで入力した時の数字。
記事の数は7件。 総アクセス数は328。 最新のページには、移転のお知らせがあった。 こんなの古参のファンでも知っているかどうかのレアすぎるブログだ。 ブログサービスのチョイスも悪い。可愛いアバターがブログの横に添えられていて、 いかにも小中学生が作ったブログといった感じだ。 黒歴史を眺めているようで頭が痛くなる。
記事の内容も酷い。 運営に確認も取らず書いたであろう自己紹介のページや、好きな芸能人がどうだの、 絵文字満載で綴られている。 プロ意識の欠片もないクソガキのページだ。 私はひぃと声を上げながら、早く記事を消そうと編集ページに飛ぶ。 すると、そこには非公開になっているページが1つあった。 投稿者はタグで分かった。アイだ。
私はプレビュー画面を開く。 アイの書いた文章を、読む。
「高峯ニノちゃん渡辺」
このページ懐かしいよね。 私も、まだ残ってると思わなかったな。 最初の頃は私たちも、こんな仲良くやってたんだねー…
今は結構、B小町もギスギスしてるじゃない? まぁ私のせいなんだけど。 ほんとはすごく悪いなぁって思ってるし、責任も感じてる。 ほんとだよ? 信じてって言っても難しいかもしれないけど 皆と仲良くしたいって言う気持ちは、ずっと変わらない。 ずっと言えなかったけど、これが私の本心。 皆は私の事 嫌いかもしれないけど、私は皆の事 嫌いじゃないの。 出来る事なら、昔みたいにやりたい。 もっと私の事、バカにして良いよ。 ちゃんと怒って良い。 遠慮なんてして欲しくない。 言いたい事は言って欲しいよ。
もし、このブログを、昔の私たちが良かったって思って、見に来てくれたなら。 今度 会った時に教えて?
おい、アイのバカ野郎って言って。 そしたら私、ごめんねバカでって言うから。
仲直りがしたいです。 皆にずっと言わなきゃって思ってた事もあるの。 ちゃんと皆と
私は、最後まで読まずに、ページを戻した。 このアイが書いた記事を、削除した。 永遠に、手遅れになるように。 二度と誰も、この文章を読まないように。
こんなのは違う。 こんなのは「アイ」じゃない。
誰にも縋らず、奔放で、孤高で、強くて、後悔なんて一度もせず、 無敵で最強で唯一無二なのが「アイ」なんだ。
こんな仲間に縋るような文章を、アイは書かない。 これはアイじゃない。アイはそうじゃない。 私のアイは、そんなのじゃない。
どれが本当のアイなのか、私が知る必要��無い。 あの動画の続きって、どういうのだったのだろう。 私は、確実に一回は、あの配信を見ている。 アイの配信は全て見ているのだから。
思えば一度だけ、アイが配信上で弱音を吐いた回があった。 そうだ。白米とガラスのエピソード。 あれはアイの母親の話に繋がるやつだ。 母親が投げたグラスの破片が、白米の中に入っていて、 そこからアイは、見た事もないくらいに弱音をこぼした。
この動画を投稿した人物もまた、私と同じなんじゃないだろうか。 そんなアイを、認めたくなかったんじゃないだろうか。 私たちの中にある偶像を、守るために。 インターネットのデータベースから消し去った。 永遠に。 二度と巻き戻らず、手遅れになるように。
私は、ブログそのものを削除した。 アイの数少ないSOSだったかもしれないその声を。 もう二度と、誰も見ないように。
PC横の窓ガラスには、私の顔が映っていた。
誰よりもアイを信奉していた 紛れもない信者の顔であった。
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アーリーアクセスから開始した黄金のレガシー
7/7あたりにメインクリアしましてそのあとはギャザクラ上げて装備作ったり新式準備したりとそれなりに楽しんではいました。
しかしながら、上記の新旧比較自キャラ画像の通り見た目が結構変わってしまってやる気が激減。ついには初めてクレジットカードの課金を停止し、休止することにしました。
新しいグラの自キャラも決してブスではないのですが、リアルフレンドに見てもらってもゲーフレに見てもらっても旧のほうがいいねって言われるくらいには新グラは絶妙に微妙です。なんだろうね、不気味の谷につっこんでしまった感のある顔になった とても悲しい😭
グラで激萎えしたやる気ですが、メインストーリーもウクラマトがとてつもなくうざったくて中身ないくせにヒカセンたちより出しゃばってきて本当にキツかった まさかラストバトルまで乗り込んでくるとか思わなかったよ…邪魔だよ、ほんと邪魔
ストーリーそのものも言うなればハンターハンターとワンピースが交互に押し寄せてくる���容で(この2作品は好きなので貶める意図はないです。むしろFFでコレを模倣で見せられてもね…っていう意味)かと思えば後半からはいつものFF14。蹂躙されて、立ち上がって、反撃開始、みたいな。何回同じ流れでやるの??少なくとも連続3拡張こんな感じよね…もう飽きたよ…。まだ漆黒暁月は物語の終盤〜終わりに向けてなので理解はできる。が、黄金はこれからの10年が云々という割には掴みが悪く、流れも過去の終盤と同じなのでここから先のストーリーが全く気にならないという酷さ。もうストーリー無くして各種コンテンツのアプデだけでいいです、7.1以降もウクラマトついてくるのわかってるし…
6.1以降でFF4を題材に使われたときも雑さは目立ったけれどそこまで憤りは感じなかった。おそらく主人公サイドがオマージュされたわけではなく、4原作では特に背景のない四天王が据えられていたからかなぁと思っています。私は4の狂信者を自認しているくらい4が好きですが、幸いにもあのオマージュは受け入れられたと感じています。
しかし今回、FF9をオマージュしているポイントはいくつかあったが崩壊した街や攻めてきた国・死にゆくキャラに題材を重ね、そこをわざわざナンバリングのオマージュにする必要はあったのか??と疑問に思う雑な作りで進めててずっとイライラしました。
個人的には、前半の雰囲気や流れは9というより10を題材にして作っていたのではないかと思ったし、なにかの理由で急遽9をテー��に使い出したんじゃないかと思うほど前半/後半で内容がも雰囲気もチグハグでここも世界観に没頭できなかった要因だと思っています。
これまで(思うところはあってもそれなりに)楽しく遊んできただけに下記要因が許せなくて、今後改善してほしいと思っています。
・ウクラマト出番減らせ(海外フォーラムにウクラマト・マストダイとかいう過激なスレッドができててみんなイライラしてるんだなと思った)できれば退場してほしい、ほんとに
・ナンバリングオマージュを雑に扱うな(今更だけど死に行く・消えゆく素材に使わないでくれ。リンドブルムがアレクサンドリアに攻めてきたというシナリオはマジで許さぬ)
・キャラグラ、ライト、ハウジング、ダメになったところのグラを全部直すか元に戻せ(新旧切り替えさせてくれ)自分はps4なのであまりグラの『向上』は恩恵がないのに顔が変わってしまったり無駄に重くなったエリアがあったりとすごく迷惑してる…(ps5かpcに変えろと言われるかもしれないが、運営が4も対応させて作ってる限り外野に野次飛ばされたくはない)
一番はやっぱり自キャラのグラ切り替えできるようにしてほしいってところかな…このゲーム始めたときからずっとこのパーツを気に入ってプレイしてきてるので(幻想したことなかった)ほんの少しの変化でものすごい違和感生み出してる今の顔ほんとうに嫌です。SS撮らなくなったレベルで本当に嫌…
せっかくFC作ってハウスも買って潜水艦も育てて楽しく遊んでたので、ここまで激萎えするはめになるとは思わなくて
まだまだやりたいなーって思うところはあるので(クラフトも追いついたの初めてでもうちょっとアレコレ作りたいし)引退するには後ろ髪引かれてしまう。
課金を切ることでせめてもの抵抗、みたいなところはあります。ハウス維持のために再課金しなきゃいけないタイミングはありますけどね。基本無料ゲームでもハウジング維持無料とかあるのにハウス人質って考えるとこれなかなか酷いゲームだよな…
まだやめるには踏ん切りがつかないのでしばし別のことをしつつ様子見したいと思います。フォーラムガン無視決め込んで言論統制してる運営と騎士団ばかりのゲームですけど、少しでも報告あげてる方々の声が届いて修正されていけばいいなと願っています。
【追記】
日本ファンフェスはドームでやった!というだけで中身スカスカだったのに海外ファンフェスは展示も力入れて手厚くて、この運営ってほんとに日本が嫌いなんだなーって思う
日本のユーザーばかりがひどいこと言ってると思ってるような発言が以前テレビでありましたけど、単に運営にとって言語が同じな日本語がわかりやすいってだけで、内容を見れば海外フォーラムや海外Xアカウントもめちゃくちゃ辛辣な意��(※そして正論)ばっかりだよ。ちゃんと海外の意見も読んでくれ(※海外フェスも手抜きしろとは言ってない)
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TEDにて
ショーン・エイカー :幸福と成功の意外な関係
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
私たちは、幸福になるために努力し、成功しなければならないと思っていますが、逆だとしたらどうでしょう?k?
このTEDxBloomingtonでの目まぐるしくも楽しい講演で、心理学者のショーン・エイカーは、幸福は、実際に生産性や成功の可能性をプラスに押し上げるのだと言っています。wave?
これで分かるのは、必ずしも現実が私たちを形作るのではなく、脳が世界を見るレンズによって私たちの現実は形作られるということです。
そのレンズを変えれば、自分の幸福を変えられるばかりでなくあらゆる学習や仕事の結果を変えることもできるのです。
人間は、衣食住という生活をしてます。日本国憲法で生存権が保障されているので、生活費のため最低年収以上が必要です。
人間は、衣食住という生活をしてます。日本国憲法で生存権が保障されているので、生活費のため最低年収以上が必要です。
人間は、衣食住という生活をしてます。日本国憲法で生存権が保障されているので、生活費のため最低年収以上が必要です。
現状へのポジティブさの度合いを引き上げられれば、その人の脳は「幸福優位性」を発揮し始めます。
つまり、ポジティブな脳は、ネガティブな脳やストレス下の脳よりもずっと良く機能するということです。知能が上がり、創造性が高まり、活力が増大します。実際、あらゆる仕事上の結果が改善されることがわかりました。
テレビのニュースがネガティブなものばかり取り上げる危険性と平均値ばかり追いかける弊害についても語ります。極端ばかりでも良くありません。日本も同様です。
特に日本のマスメディア、テレビ局など、顕著な傾向で、構造的な問題もあるかもしれません。
国民にマスメディアを使用して巧妙に情報操作している可能性が色濃くあります。再編して改善かな?
テレビなどは、アーカイブで追跡調査できるから倫理委員会に依頼するのも東京地検が抜き打ち調査しても良いかも知れません。
今ではテレビ局も権力者!日本のテレビ局は再編すべき!
���度、国に返上して、車と同様に放送免許停止や放送免許取消を導入すべきです。
もう一度言います!
テレビ局も今では権力者!再び、過ちを���り返すかもしれません!
影響力の巨大な政治家、役所、警察、テレビ局や大中企業などの権力者以外なら規模も小さいので
表現の自由も良いでしょう。弱者にこそ自由!
世の中の影響力や権力が大きくなるほど言論の自由は制限されるのがこの世の真理。
今や、テレビやこれに出演している人間は、言論や表現の自由ではなく情報操作の自由。
テレビ局は解体、再編を!日本のテレビ局は再編すべき!一度、国に返上して、車と同様に放送
免許停止や放送免許取消を導入すべきです。
東日本大震災の際に放送無用でも、庶民生活に支障はなかったことですでに証明されています。
そして、裁判所の令状なしに監視カメラに人工知能を使用するのはプライバシー侵害です。
もしかして、日本国憲法の通信の秘匿にも?弱者である庶民への圧力?自動車のナンバーも無許可で読み取っています。
まず、影響力の巨大な政治家、役所、警察、テレビ局や大中企業の内部通報用として搭載して
手本を示してはいかがでしょうか?
「スタンフォード実験(1970年代)?ミルグラム実験(1960年代)?マスメディアを悪用した戦前の日本の空気(1940年代)?似ている?同じことを繰り返さないようにみんなで見守っていくことだ。
日本では、適用されていないから令状申請を法律で義務化すればいいかもしれない。
特別に、日本の場合は、テレビに関係する放送内容、広告については、巧妙に情報操作している可能性が色濃く、出演料も高額な出演者、放送関係者も含めて全員、巨大な権力者は疑って観ることが重要です��
なお、日本の全テレビ局は超裕福層に入ります。
自らが権力者であることを発信せず視聴者を混乱させ、それに便乗して権力乱用する日本の民法テレビ局。同じことを繰り返さないようにみんなで見守っていくことだ。
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満た��ていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
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さるものは おわず きたるものは こばまず
Friday 14 March 2014
真観は、車で禅寺に行った。そしてすぐに茶畑庵に戻って東京に行く準備を始めた。8時55分、真観は、東名御殿場バス停から高速バスに乗った。バスの中では日記をiPadで書いていた。日記の書き方を小説風にチャレンジしてから文章がどうしても長くなりそれには時間をかなり要する様になっている。しかし真観はこのチャレンジを楽しくやっている。最近は、架空の人物「S子」も登場させている。S子は真観のIDEAL GIRLでありそして女神であり良き真観の理解者の1人という設定。
今日は、学校の卒業式。そして上京した日。真観は東京での1日のスケジュールを組みそれを遂行する考えでいる。さてバスをいつもの新宿駅ではなく一つ前の池尻大橋のバス停で降りると電車で渋谷へ向かった。天気はまあまあ。渋谷駅で下車し長い地下道を通って宮下公園近くの出口で地上に出た。初めての出口だった。渋谷はどんどん進化している。そこから歩いてお世話になっている会社のオフィスまで向かう。途中コンビニの休憩コーナーに寄って簡単なメッセージを書いた。そのメッセージと真観の名刺を紙バックの中に入れる。今日は、ホワイトデー。その紙バックの中にはバレンタインのお返しが入っている。先月のバレンタインデーの時、仕事を一緒にしているグラフィックデザイナーのYさんからチョコレートを頂いた。前回もYさんから頂いてやはりお返しをしている真観。いわゆる義理チョコというやつだが真観は嬉しく頂いた。
Yさんは仕事の当日、たまたまバレンタインデーだった。男性スタッフは真観を入れて4人いた。Yさんは、全員にバレンタインのチョコレートを用意していた。ここ日本だと「義理チョコ」がまかり通る。他の国でもあるかも知れないがいかにも日本らしいメンドクサイ習慣だと真観は考える。男性側は催促は出来ないものの女性側としては義理チョコでも上げないとまずいかなという雰囲気がバレンタインデーには漂っている。それが女性にとって迷惑だと思う人もいるはず。バレンタインデーの解釈を他に広げることも出来る。例えばお世話になっている方々にいい機会としてお礼をしたい、とか。Yさんの胸中は真観には分らないにせよホワイトデーの今日、しかも上京するのであれば頂いたお返しをしない理由が見付からない。お返しするなら直接渡したい。そのオフィスに到着すると真観は、お返しの品(マカロン)の入った紙バックをオフィスのポストボックスに入れた。直接渡すことを諦めた訳だ。それには理由があった。時間は11時辺り。そんなに早い時間ではないがアポも取らずにオフィスを訪ねるのは気が引けた。よく仕事で徹夜もしていることも聞いている。もしかしたら普段着でゆっくりしているかも知れない。真観は、ポストまでに留めた。それでも真観の目的は達成した。
オフィスから歩いて表参道駅まで。真観はいつもの様にキャリーバッグをコロコロ引き摺りながら歩く。最近手に入れたゼロハリバートンのキャリーバッグはどちらかと言えばスーツケース。今までのキャリーバッグに比べて容量も大きく重さも増した。表参道駅から後楽園駅に向かう真観。卒業式の会場は後楽園から近かった。集合時間よりも30分ほど早く着いたので近くのカフェに立ち寄りコーヒーを飲んで時間を潰した。
卒業式の会場に着いて開会を控え室で待った。同じ学科の講師の方々と挨拶する真観。4年前真観はこの同じ会場で入学式の祝辞を述べたことがある。その時もこの控え室だったなぁと振り返る真観。卒業式が始まると真観は、他の講師の方々共々ステージ上にいた。講師の卒業式参列は任意なのであまり人数が少ないと格好がつかなくなる。それを分っている真観はその理由もあって卒業式に来た。卒業式は約2時間執り行われた。松谷ゼミの生徒のYさんが学科代表で卒業証書を学校長から受け取った。受け取ってからYさんはステージ上からポラロイドカメラで会場の写真を撮るパフォーマンスをした。真観の学校ではこのパフォーマンスは恒例で各学科で趣向を凝らす。先生と抱き合ったり、叫んだり、踊ったりと。他にも松谷ゼミから2人の生徒が皆勤賞を受け取った。皆勤賞、素晴らしい!健康であり精神力がありそして意思が強くなければならない。その2人はカップルだということを真観は知っていた。仲睦まじくいいなと思う真観。
卒業式が無事に終わり会場のロビーで松谷ゼミの生徒たちと会った。記念写真を撮り真観は用意したプレゼントをみんなに渡した。(1人仕事の関係で欠席がいたので6人)生徒たちも喜んでいる様子。生徒たちと記念撮影をする真観。これで平成25年度の生徒とお別れで真観の仕事も全て終了した。真観にも修了式をしてもらってこの一年の偉業!?を祝ってもらいたいものだと思った。
卒業式会場を後にして今度は代々木に向か��なければならない真観。昨日からやり取りで生徒のYさんも一緒に来ることになった。夕方の卒業パーティーまで時間が空いていることも一緒に来た理由だった。水道橋駅まで歩く2人。真観たちが向かうは代々木駅近くのカフェ。このカフェで開催している写真展に行くのが目的だった。この写真展の主は2人で両方とも学校の元生徒。2010年の卒業生。1人が真観の生徒だった。この写真展は先月末で終了予定だったが先月の雪の影響で客足が遠のいたことを理由に会期が延長されていた。通常の会期中だと真観は来ることが難しかった。しかし会期延長のなりしかも今日がその最終日とあれば見に行きたいと思っていたから実行に移したわけだ。一緒に来た生徒もそのことを伝えてある。そして更に真観は知り合いのカメラマンのAさんともこのカフェで会う約束をしていた。Aさんとは彼女のお誘いで年に何回か会う機会がある。今回もAさんと会うタイミングはここしかないと彼女に伝えていたのでご足労をお願いした。今日来たこのカフェは真観には思い出があった。それは今でも友人としてお付き合いしているMとの思い出だ。Mは10年ほど前代々木エリアに住んでいた。Mは真観の最愛のモデルの1人だった。3時30分過ぎにカフェに着いて間もなくAさんも登場した。あいにくカフェに空いているテーブル席はなかったので外のテーブル席で待機することになった。少々寒さも感じたが耐えれる寒さだった。真観は、生徒のYさんをAさんに紹介した。そして卒業式の話をしたり、Facebookの話をしたり松谷ゼミで制作したZINEをAさんに紹介したりした。Yさんは今日の卒業式で学科代表に選ばれた生徒だった。先に書いた様にポラロイドカメラでパフォーマンスをしたわけでそのポラロイドカメラで真観を撮ってくれるというので「Today's Fashion」をお願いした。カメラのシャッターを押した後、今となっては懐かしく思うがポラロイドフィルムが時間が経つに連れて現像され画像が浮かび上がる。気温が低ければその時間は延長される。数分後出来上がった写真はとてもローファイな写真だったが記念になった。
おしゃべりしているとカフェの一番奥のテーブル席が空いたのでそこに落ち着いた。そのテーブル席 を中心として左右に広がる様にカフェの壁に元生徒たちの写真が展示してあった。写真は、女の子が写っていたり風景だったりしていたが今ひとつ表現したことが掴めなかったのが正直な感想。真観は、どうして作家のプロフィールもなければ作品の解説文もないのだろうか?とそのことも不思議に思った。どんな高名な写真家の写真展に行ったとしてもこの2点は必ずある。写真家は「写真で語ればいい」なんていう人もいるかもしれないが真観は腑に落ちなかった。テーブルには感想を書くノートがあったので真観は疑問を投げかけておいた。色々な目的で人は写真展に足を運ぶと思うが真観は「出会い」の目的が強い。人と出会い作品と出会う。真観は、元生徒とも会いたかった。しかしその生徒がカフェに来れるのは夜の8時以降。その時間だと会うのは難しい。しかも今日のカフェの営業時間は5時45分で一旦閉めて貸し切りパーティーとなり夜10時から閉店までの1時間カフェを再開すると言うではないか。作家自身が在廊していない場合、直接会って話すこともない見知らぬ来場者に作品の意図を伝えるのは当然と真観は思う。損得勘定で言えば「もったいない」のである。出来ればメッセージに対して返答が欲しいと思う真観。彼女達にはそれなりの事情があったかもしれない。
生徒のYさんは、5時ごろにカフェを出た。真観は、彼のお茶代を奢ることにした。それは些細な卒業祝いだった。それくらい真観だって出来る。その後Iさんとおしゃべりは続いた。5時45分になると真観はIさんとカフェを出た。元々Aさんと2人で会うことになったいたのだが真観の都合で生徒のYさんを連れて来てしまった。もちろんAさんには昨日の内にYさんが同行することは伝えてる。Aさんには何かプライベートの話があれば後で時間作りますとも伝えておいた。だから真観は、カフェを出た後Iさんにもう一件行きますかと問いかけAさんは応じる形でまた近くのカフェに入ってお茶をした。そのカフェもMとの思い出があったカフェだった。そう代々木と言えばMとの思い出が詰まっているのだ。Aさんとのおしゃべりは、生き方や物事の考え方、写真や他の創作活動の取組み方、親との関係と多岐に渡った。
このカフェも後にして2人は、真観の提案で新宿駅まで歩くことにした。駅前でIさんと別れ真観はヨドバシカメラに向かった。それはお店で働くAさんにお願いがあるからだった。お店の中に入りAさんを探すとなんと!Tがいるではないか!Tとは年末以来の再会。Tはカメラ機材を大量に購入しようとしていたところだった。その昔AさんをTに紹介したのも真観だった。Tは真観の弟子だ。仕事が順調に動いている様でその投資としての機材購入だろうと思う。『この後お茶でもするか?』と尋ねてみたが予期せぬ再会の為その時間はTにはなかった。忙しく他の店員さんと別な売り場に出掛けたTが戻って来るまでAさんとおしゃべりをしてお願いごとも引き受けてもらった。真観は売り場でゼロハリバートンを開けて「出会いのカメラマン」の写真の束からAさんとTの写真を取り出した。Aさんとは20年以上の付き合いになるが真観がどういう意味で「出会いのカメラマン」と名乗っているかは知らなかった。Aさんは『これいつも持っているんですか?』と言った。Tが戻って来るのを暫く待ったが難しそうなのでAさんにTの写真を渡して真観も他の売り場に用事があったのでAさんの売り場から離れた。取り置きしてあったインクジェットペーパーを購入した後、真観は急いで高速バスの営業所に飛び込むとギリギリセーフで8時のバスに乗ることが出来た。しかし席は満員で補助席に座るしかなかった。それでも真観は気にはならず、乗っている間また日記をiPhoneで書き始���た。Yさんからホワイトデーのお礼メールが届いていたのでその返信もした。Yさん喜んで貰えた様でホッとした。
バスが順調に東名御殿場に着いて車に乗り換え茶畑庵に帰る途中、中国人経営の中華屋に寄って一番安いメニューのラーメンを注文した。終始女子店員たちは愛想が無くラーメンも美味しく感じなかった。
「さるものは おわず きたるものは こばまず」これは誰でも知っている諺。 真観もこれに習い生きたいと思っているが中々どうして難しい。
生徒たちよ、卒業式おめでとう!「心」を大切にしてね〜。
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パレスチナ料理を食べてきました(前編):申しこみから入店まで
前回の投稿 から、あっという間に一ヶ月以上が経ちました。
イスラエルによるパレスチナへの攻撃はいまだに止まらないどころか、この瞬間も最悪が更新されつづけています。停戦しろ。虐殺をやめろ。民族浄化をやめろ。封鎖と占領を終わらせろ。同じ言葉を繰り返しながら、まとわりついてくる無力感をどうにかこうにかふりはらい、自分にできることに取り組む日々です。
この文章も、そうした試みのひとつとして書きました。
少し長いのですが、
・「パレスチナ料理を食べてきました(中編):高橋美香さんのスライドトーク」
・「パレスチナ料理を食べてきました(後編):いただきます!」
と併せてお読みいただけますと幸いです。
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●きっかけ
今から三週間ほど前のことです。友人のフェリックス清香さんのツイート で、「ランチトリップ」というNPO法人と、同名のイベントの存在を知りました。なんでもこのたび「パレスチナ西岸地区便」が出るとのこと。
“食と旅を通して、知らなかった世界を楽しく学び、自分のこととして考える体験を提供するNPO法人LunchTrip。10月7日以来、私たちはガザで起こっている人道危機を連日目の当たりにしています。ガザ地区だけではない、パレスチナで起こっていることをより身近なこととしてとらえるきっかけにするため、緊急開催します。パレスチナに通って20年以上、人々と交流して撮り続けてきた写真家、高橋美香さんをガイドに迎え、報道が少ないヨルダン川西岸地区の町にスポットをあて、人々の暮らしの実態について聞きます。 トークの後は、2011年から十条で営むパレスチナ料理店・ビサンの店主おすすめスペシャルコースで、本場の味をゆっくり楽しんでいただきます。目と耳と舌でパレスチナを体感する。ご搭乗をお待ちしています。” (https://peatix.com/event/3767575 より)
参加したい。すぐにそう思いました。
これだけ毎日パレスチナの情報を目にしているにもかかわらず、パレスチナの人たちが日頃どんなものを食べているのか、私にはまったくイメージがわきません。写真家の高橋美香さんがいらっしゃるのにも惹かれました。
高橋美香さんは、パレスチナの人々の暮らしを長年にわたって写真と言葉で伝えつづけてきた方です。私がパレスチナについて知るために頼りにしている本のリストにもご著書が複数入っており、信頼のおける方だと伺っていました。直にお話を伺える機会は貴重です。
ただ、申し込みをするには勇気が必要でした。
まっさきに頭をよぎったのは「今日の一日分の食糧はこれ」という言葉ともにSNSにアップされた、手のひらほどの小さなパンの写真です。現地の人たちが飢えに苦しむさなか、爆弾が降ってくる危険のない、銃を持った兵士が押し入って来る恐れもない、安心で安全な屋根の下でパレスチナのごはんを食べる? 今回の大虐殺がはじまるまでパレスチナに対してなんの関心も払ってこなかった私が? それは都合のよい消費ではないか。ひとたびそんな考えが浮かぶや、拭うことができなくなりました。(この批判はあくまでも私自身に対するものであり、ランチトリップに向けたものではありません。念のため)
そもそも、この期に及んでようやく「興味を持った」こと、それ自体が暴力にほかならないのではないか。自分が現在パレスチナに向ける視線を、私はそのように感じています。パレスチナの人たちは、シオニストによる追放と占領がはじまった1948年から今日に至るまでの75年間、ずっと声を上げつづけてきた。なのに私は無知と無関心からそれに気づかず、毎日毎日夥しい数の人が殺される異常事態になってから、ようやく目を向けるようになった。あまりにも遅すぎます。
そんな自分が、今起きているような事態を阻止しようと発信をつづけてきた高橋美香さんや、おそらくパレスチナ出身であろうお店の方に、どんな顔をして会いにゆけばよいのかが、わかりませんでした。
それでも最終的に参加しようと決めたのは、遺体や瓦礫ではない、生きているパレスチナの人たちとその暮らしを知ることが、自分には必要だと感じたからです。
どうしたらパレスチナの人たちが数でも記号でもなく名前と顔のある一人一人の人間であることを、実感をもって受けとめつづけることができるだろう。先日の”Lights for Gaza”をきっかけに抱くようになった問いに対し、ランチトリップはひとつの答えとなり得るように思われました。
●美香さん
そうして迎えたイベント当日。十条にあるパレスチナ料理店Bisan(ビサン)のドアを開けると、溌剌とした声が飛んできました。
「こんにちは!」
満開の笑顔を向けてくださったのは、なんと高橋美香さんご本人。参加者一人一人を「こんにちは」と「ありがとうございます」で出迎える表情はにこにこ明るく、スタッフの方と話す声もほがらかで、緊張気味だった肩からすぐに力がぬけました。オーガナイザーのKazueさんをはじめとする関係者のみなさんが、美香さん、美香さん、と呼ぶのを聞くうちに、私もおのずと美香さんとお呼びするようになっていました。
こんなにもやわらかく温かい空気をまとった方だったのか。胸を突かれるようにそう思ったのは、最近になってTwitterで美香さんを知ったばかりの私の目に、美香さんは常に怒り、苦しみ、悲しんでいる人として映っていたからです。
この二ヶ月のあいだ、パレスチナに友人や家族を持つ人たちが、SNSでリアルで、必死に叫びつづける姿を目にしてきました。かれらは常に怒り、苦しみ、悲しんでいる人として私の前に現れ、以降ずっとそうありつづけている。だけど違う、そうじゃない。そんな当たり前のことを、美香さんとお会いして思い知りました。本当は一人一人に喜びや楽しみがあり、大小さまざまな関心事があり、パレスチナに目を向けてと発信しつづけるかたわらで、上手にできたごはんの写真をアップしたり猫を吸ったり詩を綴ったりしながら、各々の日常を送っていたはずなのです。なのに今のこの状況が、そうしたすべてを塗り潰している。
悲しいです。やりきれないです。せめて、当事者にかぎりなく近いところに立つ人たちが血を吐くようにして上げる声を、少しでも遠くへ届けたい。
そんなことを考えているうちに、スライドトークがはじまりました。
▶︎「パレスチナ料理を食べてきました(中編):高橋美香さんのスライドトーク」へつづく
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フームその7
61話 ・「デデデを最近見た?ママ?」 ・「おはよ!カービィ!」 ・「カービィ、太り過ぎると、社会的ハンデをしょいこむ恐れがあるのよ!」 ・「(太ったデデデを見て)これ本当にデデデなの?だからってこんなになれる?でも(太り過ぎると)心臓がやられるわ!」 ・「カービィ(デデデのお腹でトランポリンするのは)よしなさい!」 ・「太り続ける!?アレに秘密がありそうね…。」 ・「とにかくサンプルをたくさん集めるのよ!うん、まぁこれだけあればいっか!じゃあ私の部屋に帰って研究開始!」 ・「カービィ?そういえば…。あ~ん!かーびぃにかまってらんないわ!とにかく急ぎましょ!」 ・「これでどんな成分が入っているか分かる…。これは…『デブリチン』!味を良くする代わり、限りなく太らせる危険な添加物質…どこで買ったのかしら?」 ・「(タゴに対して)ここでは売ってないのね?…となると考えられるのはただ一つ!」 ・「(あのポテチの製造元は)間違いなく、ホーリーナイトメアよ!たぶん吸いこみできないほどカービィを太らせようとしたんだわ!」 ・「(カービィは)お城に来るまでは一緒に居たけど…。」 ・「(太ったカービィを見て)見てらんないわぁ…。」 ・「ついでにこっちも治療しなさい!スナックの正体は恐るべき合成添加物よ!2人とも命が危ないの!」 ・「インストラクター?」 ・「(デデデに対して)太るだけ太って今度は痩せるためにお金を使う気!?」 ・「[[もうやめて!>もうやめて!]]これ完全にリンチじゃない!」 ・「これって拷問よ!」 ・「分かった…!吸いこみ出来なくしたところに魔獣を送りこむつもりだったのよ!」 ・「カービィ!吸いこみよ!」 ・「あらゆるものを破壊する、マイクカービィ…。」 ・「この技だけは何とかならないの?」
62話 ・「デデデは自分の宣伝しかしないもの…。」 ・「(6枚の絵柄を見て)じゃあ私は花。」 ・「やだな~、パパもママも真剣に~。とはいえ…占いなのよね~。」 ・「(ガキ共がカワサキを溺れされた様子を双眼鏡で観察する)ふ~ん、そういうことか…。」 ・「いいえ!これ以上は私が許さない…。サモ!あなたどういうつもり!?」 ・「え?メーベルの評判を良くしたい?あなたってメーベルの何なの?」 ・「じゃあ…彼女が喜んでいるかどうか聞きましょ?」 ・「(メーベルに対して)とにかく…この子たちのイタズラだったワケ…。まだ続けるつもり?」 ・「皆すっかりメーベルの信者になった。ブン!アンタたちのせいで!(安定の威圧フーム)」 ・「変だわ…デデデの本当の狙いは何?」 アニメ中盤、上記のイタズラをしたサモや弟たちに文句を言っており、謝罪させている。 ・「なんですってぇ!?」 ・「許せない…これは神権政治よ!神様の名を借りて、勝手なことをやる大昔の政治!独裁主義よりひどいわ!(どっちもクソ)」 ・「こんなことってある?行くっきゃないわね…(メーベルの占いに根拠はないけど)。」 ・「カービィ!トッコリ!カービィに最後に会ったのはいつ?」
63話 ・「良いわねカービィは元気で…。」 ・「(デデデを盗み聞きして)風邪をひいていないカービィをいじめるつもりね…。そうはさせないわ…。」 ・「あらデデデ元気そうねぇ…。大丈夫カービィ…?カービィベッドに戻りましょ…風のときは栄養のあるものをいっぱい食べてあったかくしてぐっすり休むのが一番よ…。じゃあねデデデ…。」 ・「うふふ…面白いことになりそうね~。」 ・「(風邪をひいたデデデに対して)さぁ…こっちはそれどころじゃないわ…。」 ・「気持ちの良い朝ねぇ…。あら?風邪が治ってる…。」
64話 ・「わぁ!びっくりした!…デデデね。」 ・「やはりそうきたか…仕組まれた抽選ねぇ…。」 ・「(カスタマに対して)何よ…こんな悪者に司会させる気…?」 ・「忘れたの?ファイアカービィに決まってる!」 ・「忘れはしないわ…ね、カービィ?」 ・「(アイスドラゴンは)ちっともステキな魔獣じゃなかったわ…。」 ・「皆アイスドラゴンを倒すにはファイアカービィだと思ってるんでしょうね~(※ファイアを選択したのは花組だけです)。」 ・「(デデデに対して)覚えてないのかしら?(煽り)」 ・「これも楽勝ね。」 ・「誰でもカービィを狙ったと思うでしょうねぇ…。」 ・「ファイアカービィ!」 ・「そうだった…カービィあなたが忘れちゃダメよ~。」 ・「わざとやったわね!カービィの歌は2度とごめんよ!」 ・「村長さん!」 ・「まぁ女性を忘れないところは…(※タダのイジワル問題です)。」 ・「ナックルジョー!」 ・「ライジングブレイク!」 ・「カービィ!すみません、ちょっとカービィが…。」 ・「カービィ!何してんのよ!あの連中何するか分かんないんだから!」 ・「分かったわ!これで私たちの答えが間違うようにしてたのね!」 ・「今年も面白くなりそうね、カービィ!」
65話 ・「でもいつもと違う感じ…。」 ・「久しぶりに会えたわね、ジョー…。ソードとブレイドがあなたをここへ運んできたのよ。」 ・「誰かに追われてるのね…。」 ・「舐めてんのはあなたでしょ?ホントは動けるような身体じゃないのよ~。」 ・「パワードマッシャー…でも!アイツはあなたが…。」 ・「分かったわ!来て!ワープスター!」 ・「ど…どうなってるの…。誰かー!返事してー!」 ・「カービィ~!ブン~!みんな~無事だったのね~!」
66話 ・「忘れやしないわ…あのときは確か…(デデデが魔獣を呼んだせいだったのよ)。」 ・「(デデデに対して)何か怪しい魔獣を買ったでしょう?」 ・「デデデのせいじゃないとなると…(誰かしらね)。魔獣もいないのに…雪…。」 ・「(エスカルゴンの出した魔獣取引停止書を読んで)え?代金未払いにつき、魔獣配信は控えさせていただきます?」 ・「だって変だと思わない?これにはきっとワケが…。」 ・「(弟に対して)ペンギンよ!私も本物見るの初めてよ!」 ・「これ、氷山よ。氷の塊よ。寒い極地から流れ着いたんだわ。」 ・「(トッコリに対して)それが分かったら苦労しないわ!」 ・「(ペンギーに対して)また一段と寒くなったと思わない?この村は元々暑いぐらいなの!急に寒くなったと思ったら、あなたの氷山が現れた。関係あるのかしら?」 ・「ヒミツはきっとあの氷山の中よ…。」 ・「あら…行き止まりだわ…。」 ・「原因はこれよ!この冷気で氷山が溶けないようにして、おまけに私たちの村を凍らせたのよ!」 ・「この寒冷化はペンギーの仕業よ!」 ・「(原因は)私たち?」 ・「ひどい!やめて!」 ・「バレないようにね…。」 ・「(ペンギーに対して)大人しくここから出ていって!」 ・「カービィ!吸いこみよ!」 ・「来て!ワープスター!」 ・「カービィ!これをギラウエア火山に!(『ボルケーノン』を投げ渡す)」 ・「分かったら早く出ていって?」 ・「確かに好きでさまよってるワケじゃないのよね…。」 ・「ペンギー達のことを思って少しは節約しましょ!(だからと言ってモノを壊したら余計エネルギーがかかるため、普通にサイコパスである)」
67話 ・「…というワケで、この公式が成り立ちます。いいわね?二乗というのは、同じ値の数字をかけることよ。すなわち、求める答えは…(居眠りする子供たちを見て)無理なのかなこの授業…。」 ・「でも勉強しなくちゃ!知識や教養を身につけないと…。」 ・「(デデデに頼まれて)なんですって~?私が先生~?」 ・「ホント?何を教えるか、どんな教科書を使うか私が決めて良いの?」 ・「生徒達を無料で入学させたいんだけど~?」 ・「どう思う?メタナイト卿…。気の毒な生徒を立ち直らせるなんて、何か企んでいると思うの。」 ・「何よ~いつも分かりにくいんだから~。いいわ!やってやる!今度こそここに教育を根付かせるわ!」 ・「(黒板消しを頭に落とされて)初めから手厳しい歓迎ね…のびのびして結構…その代わり!生徒の皆さんはそれぞれ責任を果たしてもらいます!(流石責任押しつけの権化)」 ・「オホン…皆さん入って~!各科目の先生を紹介します。私は算数を担当…。ガングさんは理科を…キュリオさんは歴史を…ボルンさんは社会を…モソさんは体育(明らかに人選ミスだろ…)…メーベルさんは…(不良生徒達が教師に食べ物をぶつける)。」 ・「そこの!やめなさい!『ヨタ』…卵をわざわざ用意するなんてマメね。『グレ』…美味しそうなトマトね、皆に分けてあげて。」 ・「えぇ…でも私はその前に、礼儀知らずな生徒の掃除をしなくちゃなんないの!何か文句ある?」 ・モブ子供「先生カッコいい…。」 ・「いい子ね、では教員の皆さんはあとでお願いしまーす!」 ・「では算数から!算数なんて何の役に立つのかと思うかも知れないけど…古代プププ時代の数学者『ピテカンゴラス』は言いました(不良生徒に靴をぶつけられる)。」 ・「(弟に対して)分かってる…暴力はなしよ…。」 ・「グレ!机に脚を乗せなさい!ヨタも!バン!…ではこれは寄付として学校がいただきます、ありがとう。」 ・「あ…そうそう、ごめんなさい。皆さんの教科書はこれ!ホッヘ!イロー!配ってください!」 ・「では教科書の5ページ目を開いてください(1冊余分に教科書をとったグレに本をぶつけられる)。全員教科書を持って見せなさい!」 ・「なんて書いてあるかブン読んで…。(足し算と引き算)これができないと買い物もできません。いくつかリンゴが描いてありますが、カゴの中のリンゴと、カゴの外のリンゴは同じかしら?イロー!」 ・「(ヨタに釣り竿で遊ばれるカービィを見て)カービィ!あなたは指してないわよ?カービィやめなさい!も~アンタまで~!許さなーい!(※悪いのはヨタです)」 ・「カービィ…あなたまでいったいどうして…(ヨタのせいだと気づかない無能)。」 ・「悪い生徒がいるの!それをほっといて教育ができる~?」 ・「えぇ、あのナックルジョーがいてくれたら頼みたいところよ。」 ・「身を守るためよ!イエス、それともノー?」 ・「用があるから来たのよ!この不良!」 ・「あらそう?悪いけどアンタらにクチの聞き方なんて構ってられないわ…。」 ・「(バンチョーに対して)可愛いわね…脅してるつもりのようだけど…オネショは直った?まだオムツしてるから大丈夫?(煽り)」 ・「やめて!あたし…先生じゃないわ…。教室でこんな暴力を引き起こしたのよ…(※自滅です)。」 ・「聞いて…熱血先生がいれば、解決すると思ってるのね…。でも…現実はドラマとは違う…。先生って弱い立場なの…(今の時代だと違うけど)。皆のためと思って叱らないようにすると、やる気がないと言われ…反対に頑張りすぎると暴力教師と呼ばれる…。先生はどうすれば良いの…?先生も力不足かもしれない…。でも立場を理解して欲しい…。もちろん私はこんなこと言う資格はないわ…。でも!先生ばかりに責任を押しつけないで…(いつも押しつけてるのはお前じゃん)。お願いよ!じゃあ…さようなら…。」 ・「(デデデに対して)クビにしたのはアンタでしょ!」 ・「カービィ!吸いこみよ!」 ・「良いわね?二乗というのは同じ値の数字をかけること。すなわち求める答えyは…。(彼らが居眠りしている様子を見て)まぁ、デデデの学校よりはマシよね。」
68話 ・「(カワサキに対して)ちょっと!愚痴なんかこぼして企業努力はしたの?」 ・「もっと儲かるよう工夫することよ。値下げするとか…。お客さんに料理を届ける出前サービスとか…。」 ・「アルバイトを頼めば~?儲かれば賃金を払えるでしょ?」 ・「そこで皆の力を借りたいの!出前サービスのアルバイトよ!」 ・「(デデデに電話をかけたカワサキに対して)そんなんじゃダメ!こうやるの!(もっとかける場所を選ばないと…)」 ・「(レン村長に電話をかける)レストラン・カワサキです!今、カワサキの店でアルバイト中なの!今日から当店は出前サービスを始めました!お店に見えなくても電話1本でOK!アツアツお料理をすぐお宅までお届けします!それではご注文をどうぞ?ラーメン1丁!毎度ありがとうございます!」 ・「何ボケっとしてるの?ラーメン1丁よ。この調子でどんどん注文とるわよ~。」 ・「(ボルン署長に電話をかける)あぁ、署長さん?レストラン・カワサキです!」 ・「ボルンさんにカレー1丁!メーベルさんにステーキ定食!キュリオさんにレバニラ炒め定食…ガングさんカツ丼1丁!ヤブイさんがハヤシライスと餃子!それから…。」 ・「メニューを配ったから、これからはお料理を選んで注文してもらえるわ!」 ・「あ~忙し…なんで私がこんな…まぁでも資本主義経済の勉強にはなるか!(子供がそんなこと言うなよ…)」 ・「(ワドルドゥ隊長からの電話)はいお待ち~!あ、はい…はーい!分かりました!」 ・「ワドルディ様!カツサンド2000人前~!」 ・「(デデデからの電話)はい!レストラン・カワサキで…全く…。」 ・「デデデに大至急チャーシューメン1丁!」 ・「あ…まずい…ブン達出払ってる。デデデだから~早く届けないと怒るわ…。でも…。」 ・「これ!私が届けるわ!(電話がかかってくる)んも~…はい!レストラン・カワサキ!あ、出前ですね?ちょっと待って!」 ・「カービィ!これをデデデに届けて欲しいの。カービィ?いいこと?これはお仕事なのよ?だから、みちくさやつまみ食いは絶対ダメ!分かったわね?」 ・「大丈夫かな…あ!いけない!お待たせ!ご注文をどうぞ~?」 ・「(デデデからの電話)はい!レストラン・カ…あ、たった今出ました!」 ・「(デデデからの電話)はい!レストラン・カ…さっき出ました。もうつくはずよ?嘘じゃない!本当に出たの!」 ・「おはようございます!はい!ラーメンと餃子1人前ですね!まいど~!」 ・「はい!チャーシューメン1丁!まいど~!(今後の展開から、恐らく電話の相手はエスカルゴンである)」 ・「さぁみんな![[今日も頑張って!>今日も一日がんばるぞい!]]」 ・「あ…忙しすぎて、(カービィのこと)忘れてた…。(デデデは)催促してこないわ…。」 ・「(デデデからの電話)はい、レストラン・カワサキです!デリバリーマン!?こんな人いらないわ!チャーシューメン2つ…?」 ・「でも変じゃない?みんな食べきれないほど注文して…おかしいと思わない?あ!まさかブンたちのイタズラ…。え…それって…。」 ・「(ボルン署長からの電話)はい!レストラン・カワサキ…え!注文してない!?」 ・「カワサキ…私…あなたの商売に熱心になり過ぎた…。」 ・「心配なの…カービィが…。」 ・「カービィ!探したわ!ごめんなさい…あなたにはツラい仕事をさせちゃったわね…。」 ・「さ、帰りましょ…あら?カービィ!あなた…我慢して食べなかったのね…。偉いわカービィ…(できなかったのに褒めちゃダメでしょ…)。」 ・「魔獣!カービィ!逃げて!」 ・「カービィ!吸いこみよ!」 ・「ジェットカービィ!」
69話 ・「まぁ!ゴミを捨ててたのはカワサキだったの!?」 ・「あ~最悪…自然を大切にしようって気持ち、まるでないのね…。」 ・「せめてもの罪滅ぼしよ…。」 ・「ウィスピー!こうなったら、誰も入れないように(森を)立入禁止にした方が良いかも!」 ・「(弟に対して)ちょっと見て!『森のエコツアー参加者募集』。自然を楽しみながら、その保護を考える旅、エコロジーツアーのことよ。」 ・「ウィスピーウッズが協力してくれるから楽しいハズよ?ね、カービィ?」 ・「(デデデに対して)待ちなさーい!ちょっと!この企画どういうこと?私たちの計画を横取りしたのね。」 ・「断られてもついてくわ。」 ・「見てなさい…すぐに化けの皮が剥がれるから…。」 ・「ダメよ!ポイ捨てなんかしちゃ!このツアーは自然保護が目的じゃないの?」 ・「(村人たちは)何測ってんの?」 ・「なんてことするのー!どうして(木に)傷なんかつけるの?最低!なんにも分かってないのね。」 ・「エコツアーのルールを守らないからでしょ!」 ・「ハニー!花は摘まないでね!(トイレに行くなという意味ではない)なるべく自然に影響を与えないよう、観察するだけにして。その方がお花も嬉しいでしょ?」 ・「(木の実を取ろうとするレン村長とカービィに対して)村長さん!エコツアーですから!カービィもダメ!」 ・「(レン村長に対して)止まって!もう少しで(花を)踏みそうだったわ…。」 ・「ボルンさん、エコツアーはハイキングと違います。」 ・「コラ!生き物は観察するだけにしなさい!」 ・「サトさん…落ち葉は森の大事な栄養源なのよ。」 ・「はい!カービィの分!(おにぎりを渡す)」 ・「ボルン署長!お魚逃がしてあげてね~!」 ・「ゴミは持ち帰るのが基本よ…。皆ダメじゃない…。」 ・「うわぁ!何やってるの!?ゴミ捨てて…木伐って…火焚いて…こんなのエコツアーじゃない!」 ・「ちょっと!それ皆が運んできた食料やテントでしょ?」 ・「何とかなるわ。ね?ボルンさん?」 ・「枝が茂ってる方が南だから、こっちでいいハズ…。」 ・「これ以上動き回るのは危険よ…暗くなる前にキャンプの準備!」 ・「キノコがあったわよ(自生したキノコはアカンでしょ)。仕方ないわ…火を焚くから手伝って。残念だけど現実を直視しなくちゃ!サバイバルのときよ!ボルンさん!川からお魚捕ってきて!カービィは木の実よ!(さっきは捕るなって言ったのに…)」 ・「はぁ…ホントにどうしよう…。」 ・「あそこ!この川を下ってゆけば、外に出られるハズよ!」 ・「地図のほかに、ゴルフ場の図面がある…。」 ・「とにかく!この地図を頼りに戻りましょ!」 ・「カービィこっちよ!あ…この地図が落ちてたってことは、デデデ達も遭難したんじゃないかしら!」 ・「(森林火災が起こったので)水があるところに避難よ!」 ・「(ホッヘに「カービィに火を吸いこんでもらおう」と聞かれて)それは無理よ!」 ・「(トルネイドカービィに対して)水をまきあげて!」 ・「(デデデに対して)自然のために頑張るのよ~!」
70話 ・「トッコリ!トッコリってば!カービィ見なかった?」 ・「分かった知らないなら良いってば…。分かったってば!さよなら。」 ・「はぁ…ったく…ひねくれもんなんだから…。トッコリってどうしてこうなのかしら~。」 ・「(子供たちに対して)え、トッコリが?あんまり悪口言うからよ…いくら厚かましいトッコリだって傷つくわ(※因果応報です。てかお前も言ってるじゃん…)。」 ・「(キュリオに対して)私たちも(トッコリを)心配してるの。なにか?」 ・「あなたのルーツが分かったの!先祖のこと!」 ・「(トッコリの先祖は)由緒ある立派な家系…。」 ・「ともかく伝説は裏付けられたワケねぇ…。」 ・「ちょっとトッコリ!あんまり煽てに乗らないで…。」 ・「(カブーに対して)『キャプテン・キック』が隠した宝よ!」 ・「(トッコリに対して)やっぱりここだったの!どうしたの?顔色が悪いけど?」 ・「なーに?うわ!ガイコツ!でもあれは…(キャプテン・キックね)。」 ・「なにこれ…うわぁ!ジム・コリート卿ってホントはオウムだったの?」 ・「そうだったのか…じゃあトッコリは真相を知ったのね…。とにかく行きましょ!」 ・「待って!デデデ!勝手なマネはカービィが許さないわよ!」 ・「カービィ!吸いこんで!」 ・「(魔獣『[[モギー>モギー(アニカビ)]]』は)どこから攻めてくるか、分からない…。」 ・「ここは頼んだわ!(デデデを追いかける)」 ・「ありがとうカイン…でもこのままでいいわ…。」 ・「カービィ!吸いこみよー!(手鏡を投げる)」 ・「さぁトッコリ…あなたの宝よ…開けて…。」 ・「良いじゃない、トッコリはトッコリなんだから!」
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世界の中で日本だけ賃金も物価も上がらない理由 | ニュース・リポート | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
消えないうちに全文引用しておく。
突っ込んだ議論ではないが、日本の労組が機能していないことと賃金が伸びないことの関連を論じており、重要な指摘である。
個人的に補足したいのは、労使協調路線は雇用者側有利に歪められてきたということである。橋本政権あたりからリストラと称した整理解雇が増加し、失業者が増加した。同時に当時は就職氷河期であり、氷河期世代が正社員の座をめぐって熾烈な競争を強いられた。小泉政権では派遣労働の範囲が大幅に拡大され、その結果、リストラされた元正社員と新卒の一部が非正規雇用の座をめぐって熾烈な競争を強いられることになった。
この状況で労組は、非正規労働者まで含めて団結を呼びかけるべきだった。しかしもともと労働者の労組への参加率が低く、労組どうしの組織率も低い日本ではそうはならなかった。労組は既存の正社員を守ることに手一杯で非正規雇用には手が回らず、また日本の労組は企業別組合であるがゆえに経営者の方針には逆らえず、不利な条件を提示されても飲むしかなかった。
記事中にある労使協調は、
○企業は終身雇用、年功序列によって労働者の生活を保証する
○労働者は賃上げ要請を春闘だけにとどめ、ストライキを控えて企業に協力する
という意味だったはずだ。
ところが終身雇用も年功序列も崩れた現在において協調など存在しない。多くの経営者にとってはむしろ、「労働運動するようなやつはクビにしてやる」くらいの気分なのであろう。実際、飲食大手コロワイドの会長が社内報で「生殺与奪の件は私が握っている」などと言って炎上した。これは冗談でも何でもなく事実であり、雇用者が労働者の生殺与奪を握っているのである。要するに解雇規制の緩和、派遣法の緩和で雇用者(経営者)が一方的に有利な環境が出来上がってしまったのだ。
これに対し、労働者は団体交渉するどころか、クビにならないようひたすら上の顔色をうかがうばかりだ。仮に労働運動をしようものなら同僚から「空気読め」「余計なことするな」などと言われて足を引っ張られるのがオチであろう。消費者のほうも労働運動に冷淡である。だがこれはなんだかおかしな話である。日本国憲法には団結権、団体交渉権、団体行動権の労働三権が明記されているというのに。
この記事が指摘するように、リフレ派の議論では金融緩和の是非に議論が矮小化された結果として事態が迷走した。結果として日本は株価だけが上がり、2%に届かないわずかな経済成長と、凄まじい格差社会が残った。アベノミクスを未だに成功と言い張っている連中が多いのは呆れるばかりだが、利益を得た経営者側の人間にとっては確かに成功だったのだろう。一方でパイが拡大せずに格差が広がった結果、中間��が貧困層に転落し、消費は冷え込んだまま復活しなかった。リフレ派はその事実を認めず、「デフレマインド」という心理的要因でお茶を濁すばかり。経済政策の目標は景気を良くすることであり、GDPが多少増えても消費が冷え込んでいるのであれば経済政策としては失敗なのだということを認めるべきである。
以下引用
世界の中で日本だけ、なぜ賃金や物価が上がらないのか。「ジョブ型雇用」の生みの親に聞いた新しい日本経済論。
スーパーで値札の脇の文字に目がとまった。「この商品は9月×日にメーカーが値上げします」。保存が効くものだから、と思わず2つとってカゴに入れた。
値上げ、値上げ、値上げーー。
エネルギー価格の高騰に円安があいまって原材料コストが上昇し、食品をはじめとして値上げが広がっている。日本は長年、インフレ率(消費者物価指数の前年同月比)がプラスマイナス1%程度の間で推移してきたが、2022年4月から2%台が続いている。
物価が上がっても賃金が上がらなければ、「安いうちに買う」では済まなくなる。日本は賃金も長らく停滞してきた。物価が上がれば賃金も上がる、とは到底楽観できない。
賃上げを阻むオイルショックの「呪縛」
では日本だけがなぜ、賃金も物価も上がらない状態が続いてきたのだろうか。
「それはオイルショックの時の成功体験が呪縛となっているからです」
こう見立てるのは、労働政策研究・研修機構労働政策研究所長の濱口桂一郎さんだ。最近取り沙汰される「ジョブ型雇用」という言葉の“生みの親”でありながら、ちまたのジョブ型推進論の誤解を解くのに忙しい。濱口さんは日本の雇用システムを「メンバーシップ型」と名付け、他国の「ジョブ型」との違いを整理している。
オイルショックといえば1970年代の出来事。もはや歴史の領域だが、今とどうつながるのか。
「当時、世界中がインフレと賃上げの悪循環に苦しみましたが、日本は『賃金を上げない分、価格も上げない』ことを労働者と経営側が社会契約とすることで悪循環を断ち、いち早く経済を安定させることができました。ただ、成功したゆえに、賃上げを我慢することが呪縛と化してしまった。賃上げは、1人で『賃金を上げろ』と要求しても負けるだけ。だから、みんなで引き上げさせる。これが賃上げの出発点です」
勇気ある人物が「私の賃金を上げないなら仕事はしないぞ」と声を上げたとする。経営側は余裕だ。「はい、どうぞ。代わりはいくらでもいる」とスルーすればいい。
「そこで、代わりがいなくなるように労働者は労働組合を作って団結し、『賃金を上げないのなら誰も働かない』と経営側に圧力をかけるのです。言ってみれば、徒党を組んだ恐喝ですね」(濱口さん、以下同じ)
なんだか物騒だが、19世紀のヨーロッパでは、労働者たちが賃上げを要求して一斉に働かない行為、つまりストライキは犯罪とされ、民事的な責任も問われたそうだ。それが20世紀にかけて労働者の権利として認められてきたという歴史がある。
アメリカでは、労働組合による団体交渉は、労働者が談合して自分の売り物である労務の単価=賃金をつり上げる行為であるがゆえに、独占禁止法違反とみなされた。労働組合を独禁法の適用除外とするまでには苦闘があった。
「団体交渉とは価格のつり上げ。経済原理に任せていたら起こらない行為が賃上げなんです」
労働を流動化しても賃金は上がらない
一方、自分の成果をアピールして会社と交渉し、上げてくれないのなら待遇のいい会社に転職する。それが可能になるよう、労働市場の流動性を高めるべし、という賃上げ論がたびたび提言される。そう聞くと、賃金が上がらないのは自分のせいのように思えてくるが、濱口さんは冷ややかにみる。
「そんなふうに語る人は、自分に自信があるのでしょうね。『自分がいなければ会社は困るだろう』と個人で交渉して賃金を上げることのできる人間なんて、ごく一部です。圧倒的大部分は替えがきく。流動化が進んでも全体の賃金が上がることはなく、むしろ下がるでしょう」
世界的に労働組合が力を持ち、賃金上昇率が高まったのは1970年代のこと。賃金が上がれば、コスト増となった企業は商品やサービスの価格を引き上げざるをえない。すると、労働組合は物価上昇以上の賃上げを要求する。企業はさらに価格を引き上げる。この「賃上げとインフレのスパイラル」にダメを押したのがオイルショックだ。
1973年秋に中東戦争が起こると原油輸出が止まり、石油価格が高騰した。各国の労働組合はさらなる賃上げを要求し、インフレが加速。政府が賃上げの抑え込みに苦慮する中、日本だけが別の道に向かう。
「オイルショックを受けて、日本でも狂乱物価と言われるほど物価が上がりましたが、労働組合は賃上げ要求を我慢したのです。われわれが我慢する分、会社にも価格引き上げを我慢してもらい、日本経済を安定させる、と。その結果、日本は賃上げとインフレの悪循環を断ち切ることができ、世界から褒めたたえられました」
日本の労働組合が賃上げを要求する主戦場が春闘だ。メンバーシップ型ゆえに労働組合は企業別に組織されるが、春闘は各企業で一斉に交渉が行われる。1社だけが賃上げして製品の価格も上げれば売れなくなってしまうが、同業他社もみんなで上げれば怖くない、というわけだ。
欧米はスタグフレーションに苦しんだ
1974年の春闘は32.9%(主要企業平均)の大幅賃上げとなり、インフレ率は、1973年の11.7%から1974年は23.2%まで加速する。それが一転、1975年の春闘は賃上げ率が13.1%に収まり、物価は沈静化に向かった。
1979年の第2次オイルショックでは、物価、賃金とも上昇率が2桁に届かない程度で済み、1980年代にかけて日本経済は世界がうらやむ繁栄を謳歌する。
かたや他国は、インフレと景気後退が同時進行するスタグレーションに苦しんだ末、アメリカではレーガン大統領、イギリスはサッチャー首相が登場。労働組合の力を削ぐ政策に転換し、なんとか経済を立て直した。
オイルショック当時、日本の労働組合だけがどうして賃上げを我慢できたのだろうか。その要因こそ、日本のメンバーシップ型雇用にあると濱口さんはみる。
職務(ジョブ)ごとに賃金が決まっていて、そこに人をあてはめるジョブ型と違い、メンバーシップ型では職務は特定されず、異動もある。人に仕事を割り振るために賃金はその時々の仕事によらず、年功賃金が基本となる。若い時の賃金が低い分、後から取り返す仕組みだ。
「目先の賃上げを我慢すれば、危機が去った後は賃金が上がっていくと思える。だから労使協調が成り立つのです。一方、ジョブ型社会は、賃金がだんだん上がる仕組みはなく、そのジョブがなくなったら雇用も終わり。いま賃上げを我慢したからといって、後から会社が報いてくれる保証はありません」
オイルショックを乗り切るための「賃金を上げない代わりに、価格も上げない」という労使の社会契約は、次第に呪縛と化した。
「緊急避難策だったはずが��なまじ世界からほめられたばかりに逃れられなくなりました。経済全体のことを考えて『賃上げを求めず、物価が安定する』という好循環を作り出したはずが、賃金が上がって消費が拡大し、経済が活性化するという回路を閉ざしてしまったのは皮肉なことです」
1990年代は「高い日本」が問題視された
呪縛を強化する出来事が1990年代前半にあった。キーワードは「内外価格差」だ。当時は日本の物価が世界と比べて高すぎることが経済の課題と目された。「安い日本」と言われる今からすると隔世の感があるが、30年前には「高い日本」だったのだ。
「当時、連合(日本労働組合総連合会)の会長は、日経連(日本経営者団体連盟、2002年に経済団体連合会と統合して経団連)会長と連名で『物価引き下げで真の豊かさを実現すべき』と訴えていました。企業にとって値上げはタブーとなり、労働組合は賃上げを求めることに後ろめたさを感じるようになったのです。賃金も物価も上がらないなかで、消費者としては『安くて良いもの』を享受し続けてきたのがこの30年間です」
ところがその後、事態は迷走する。
物価の低迷を問題視し、その原因を金融緩和の不足に求める「リフレ派」が台頭したのだ。もっぱら矛先を向けたのは日本銀行だった。2012年に大胆な金融緩和を掲げた安倍政権が誕生すると、日銀は2%のインフレ目標を実現すべく、国債を買って世の中にお金を大量供給し始めた。
「『物価が上がらないのは良いこと』という価値判断を変える可能性がリフレ派にはあったはずなのに、賃上げをはじめ、金融政策以外の手段をすべて否定したことで、呪縛を脱する芽を摘んでしまいました」
議論は、「リフレ政策の是非」に矮小化された。そして、日銀が大量の国債を買い続けても、物価は上がらないことが明らかになってようやく、「上がらない賃金」に目が向き始めた。
ウクライナ危機で世界インフレが加速
そこで勃発したのがウクライナ危機だ。世界的にインフレが加速し、7月のインフレ率はアメリカが8.5%、イギリスは8.8%なのに対し、日本は2.6%。オイルショック時のように、日本だけスタグフレーションを逃れることができるのか。
「賃金と物価の関係は、上がるにしても上がらないにしても、好循環となるか悪循環なのかは状況次第。ただ、日本では賃上げを求めることを我慢してきたために、『自分たちの利益を要求することは悪』となってしまいました」
「みんな��ための我慢」から「自分たちのための要求」へ。それは、賃金と物価の停滞にともなう閉塞感を脱する一歩でもあるかもしれない。
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【7話】 「大麻所持は不起訴を狙える」と弁護士に助言されたときのレポ 【大麻取り締まられレポ】
居室で天井を眺めていると、留置官の一人が「5番、病院に薬もらいに行くから出て」と言うので、留置官が鉄格子の扉を解錠した後、僕は居室から出て便所サンダルを履き、留置官の後をついて留置場の出口まで歩いて行った。
留置場の出口の前には留置官が2人待機しており、出口まで案内してきた留置官が「身体検査ーッ!」と大声で号令をかけると、待機していた2人も「「しんたいけんさー!」」と大声で復唱し、3人によって身体検査をされる。
検査が終わり、留置官の1人が「身体検査ーッ、異常なしッ!」と大声を出し、もう2人も「「しんたいけんさー!いじょーなし!」」と大声を出すと、僕は手錠と腰縄をかけられた。
それから、解錠時の号令の後に大扉が開かれると、大扉の先には4人の刑事が待機しており、1人の刑事に僕の腰縄が受け渡される。大扉が閉まると、今度は刑事たちによって再び身体検査が行われた。
検査後、4人の刑事に囲まれながら、エレベーターに連れて行かれると、腰縄を握った刑事が「壁を向いたまま、奥の右角に立って」などと言うので、僕はそのように立った。
エレベーターが地下1階につくと、今度は「ゆっくりと時計回りで前を向いて」と指示をされたので、僕が時計回りに身体を動かすと、背後で腰縄を握っている刑事も、僕の背後をキープするように時計回りに動いていた。
それから刑事らに連れられ、警察署の地下にある薄暗い駐車場に出た。目の前には、一般車両のように見えるミニバンが停まっており、その奥には15人程度の警察官が並んで立ち、こちらを見張っていた。
前に2人の刑事が乗り、僕は残りの2人の刑事に挟まれる形で後部座席に乗ると、車は警察署を出発し、病院へと向かった。移動中、運転していた若い刑事が「ほんとは大麻やってたんでしょ?」などと聞いてきていたが、僕は「本当にやってないです」などと条件反射のようにシラを切っていた。
しかしその刑事は、その後も何度も尋問してきたので、「ここで取り調べしても、調書に残せないんで意味ないと思うんですけど」などと鬱陶しげにぼやくと、助手席に座っていた中年刑事が「たしかに意味ねぇからやめろ」などと言ってケラケラ笑っていた。
病院に着くと、手錠と腰縄をつけられたまま、病院の裏口から診察室まで連れて行かれ、問診が始まる。医者は、僕が睡眠障害を患っていて、娑婆では睡眠薬を処方されていた旨を刑事から聞くと、「処方されていた睡眠導入剤は何ですか?」と僕に尋ねてくる。
当時、僕は本当は睡眠薬を処方されていなかったが、「マイスリーです」と過去に飲んでいて好きだった睡眠薬の名前を答えた。続けて医者は「何ミリですか?」と聞いてきたが、僕は何ミリだったかは忘れていたので、「一般的な容量だったと思います」などといい加減に答えた。
しかし医者は訝しがることもなく、「5ミリか10ミリですが…では一応10ミリで出しておきますね」などと気前のいいことを言っていたので、僕は図に乗って、「あと、一応デパス0.5ミリもお願いします」などと言って、ついでに抗不安薬もゲットしておいた。ちなみに医療費はタダであった。
警察署に着き、留置場の自分の居室に戻されると、ちょうど夕食の時間��ある18時前になり、留置官が各居室をまわって、食事をする際に下に敷くための丸めたゴザを配っていく。
鉄格子には“配膳口”と呼ばれる、廊下側に開き、そのまま物を置く台となる仕組みになっている小さい扉があり、食事等々の物はこの配膳口を介して受け渡しされていた。
ゴザを敷いて待っていると、留置官でない一般のおじさんが配膳カートを押してやってきて、各居室にプラスチック容器に入った冷たい弁当と箸を配っていく。続いて、留置官がやかんを持って、各居室にプラスチックのお椀にやかんから味噌汁を注いでいく。
僕はゴザの上に弁当と味噌汁のお椀を置くと、まずは味噌汁をすすってみる。味噌汁の味はかなり薄く、味噌汁というより味噌風味のお湯が適当だと思う。続いて弁当を食べる。
この日の弁当の中身は、主菜として“塩味の低級豚肉の切り身1枚”とその下に申し訳程度に敷いてある“ほんのりケチャップ味のするスパゲッティ”、副菜として“大豆と千切りされたこんにゃくを異常にしょっぱく和えたヤツ”とその隣に“半分以上片栗粉の餡が占めている肉じゃが”、お新香として“桜大根少々”に、白米であった。
弁当のおかずは全体的に味が薄く、白米が進まなかったが、食べている途中で配膳口から醤油とソースが入れられたので、豚肉に醤油をかけて無理矢理味を濃くして白米と一緒に食べた。
弁当と味噌風味のお湯を完食し、空の容器とお椀を配膳口台に置いておくと、一般のおじさんと留置官が勝手に回収してくれた。回収が終わると、一般のおじさんが、味噌風味のお湯が入っていたお椀にお茶を入れてまわっていたが、お茶もお湯寄りの味だった。
食事が終わると、僕は床にごろんと寝転がった。ぼうっと考え事をしていると、そういえば職場に出勤の連絡をしてから、パッタリ連絡が途絶えている状態になっていることを思い出し、慌てて近くに居た留置官に外部との連絡手段はあるかと尋ねた。
留置官は“警察の検閲を介して手紙を送る”か“弁護士伝いに連絡を取ってもらう”しか方法はないと言う。しかしそうなると、病院に行く前に来ていたヤブ弁護士は追っ払ってしまったので、手紙の手段しか残されていないことになる。
僕は留置官に頼んで、便せんと封筒、切手を購入し、父親宛に『突然だけど、大麻取締法違反の容疑で捕まったから、会社の人には「詳しい事情は私も分かりませんが、息子は知人のごたごたに巻き込まれ、冤罪で捕まっているようです」みたいなこと言っといて』という趣旨の文章を綴り、留置官に渡した。手紙が届くのは最短で明後日になるそうだ。
手紙を渡した後、(一般的な日本人は、仮に不起訴になったとしても、逮捕されて留置場に入ってたってだけで犯罪者と誤解するんだろうな…)などと少し悲観的な妄想をしていたが、(不起訴なのに解雇するのは不可能だろうし、悪びれず堂々としていればいい)と気を持ち直し、一旦、未来のことを思案するのはやめておいた。
それから、本を読んで時間を潰していると、就寝時間の1時間前、20時になり、ボールペンと本が回収される。また、20時30分になると、就寝準備のため、居室から歩いてすぐの場所に布団置き場から順番に自分の布団を居室に運び、歯磨きを行う。
運んだ布団を広げようとしていると、突然、留置官が「5番、接見。当番弁護士さん」と言う。僕はなぜ当番弁護士が来たのか分からず、「弁護士ですか? 今日断ったんですけど、どなたですかね?」と聞いたが、留置官は「分からないけど、とりあえず行って。これ、ボールペンと便せんね」と言い、僕を面会室へ連れて行く。
面会室のドアを開けると、その当番弁護士はすでに椅子に座って待っていた。弁護士はロバートの秋山似の顔で、ずんぐりした体型をしており、前に来た弁護士とは対照的に、野暮ったいスーツを着ていた。
お互いに挨拶を済ませると、弁護士は「今日、当番弁護士が来たと思いますが、その人がこの件について『弁護士倫理に反する案件だったので、お断りしました』というメッセージを残していて、私は次の当番として待機していたんですが、どういうことか気になって来たんです」などと言う。
僕はこの弁護士に期待できる気がして、『前の当番弁護士に、「売人と友達の3人で共謀の上、大麻を所持した容疑で捕まった��、大麻は売人の車に放置された状態で見つかっており、他の証拠は見つかっていないはずなので、罪を犯しはしたが不起訴を狙いたい」と話したところ、弁護士倫理に反すると言って、引き受けを拒否された』という内容を詳細に伝えた。
弁護士は僕の話に真剣に相槌を打ちつつ、事件の内容をメモに残し終わると、「はーなるほど。それは前の弁護士が悪いですね」とはっきり言い切っていた。僕はその言葉を聞き、胸のすく思いがして、「そうですよね!いやーよかったです」などと少し興奮しながら応える。
弁護士はさらに、メモを確認しながら、「うん、なるほど…。こう言ってはなんですけど、おもしろい事案ですね。たしかに、これは不起訴を狙えると思いますよ」と嬉しいことを言うので、僕は「ありがとうございます!ちなみに、不起訴勝ち取れる確率は結構高そうですかね?」と意気揚々と尋ねると、弁護士は「まあ、50パーセントですかね」と言っていた。
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つづく
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この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
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韓国の群衆事故を見て「日本の満員電車で事故が起きないのって凄いんだな」という意見が見られるが、実は「満員電車のプロ」であるはずの電鉄会社も甘い見立てでとんでもない失敗をした事があるんだな。小田急にドアがデカい変な電車がいるが、あれの話である。自分は鉄オタじゃないからそんなマニアックな話じゃないので安心してくれ。因みに2014年に相模大野駅で脱線事故が起きて小田急全線不通になったが、その脱線した電車というのはこれだったんだな。 あの電車は混雑解消と遅延防止の為に作られたが、そのせいで小田急線は大混雑と遅延続出とケガ人の走る地獄エクスプレスと化したのだった…。 構造的欠陥と転倒事故の続出以前Wikipediaを確認したところ、これは停車駅が多い各駅停車用に作られたと書かれていたが(今は削除)、これは間違いで、混雑が酷い急行に使われていた。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%94%B0%E6%80%A51000%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8Aところが混雑と大遅延を惹き起こし乗客に大顰蹙を買って混雑なんて殆どない各駅停車専用に左遷されたのだな。 座席を縮小させてドアを広くすれば立客のスペースが増えるから余裕が生まれるじゃん、ドアが広いから乗降も早く終わるじゃん、というのがデカドアのコンセプトだ。ところが、バカな工業デザイナーはそのドア前の広大な空間につり革も手すりも付けなかったのだ。しかもドアの上もドア自体もまっ平らなデザインにした。だから普通の電車の2倍以上、面積と収容されている人数的には4倍以上の広大な空間に、手すりにもつり革にもつかまっていない乗客が詰め込まれることになった。ラッシュ時に電車が揺れると手すりのない客の揺動というのは手すりにつかまっている客がブロックしている。でも広大な空間に誰もどこにもつかまっていないのだから、客はずっとつま先で全力で踏ん張り、揺れでよたよたし続ける事になった。強烈な苦痛だ。 当然こういう状態だから雪崩が頻繁に発生する。普通の電車なら一瞬ドドッと動く程度が、この電車の場合は人が大勢倒れるまで行ってしまう。そういうわけで、この電車が終点新宿に着いた後というのは悲惨で、千切れた腕時計、腕時計の金属バンドコマ、メガネ(踏まれてぐちゃぐちゃ)、千切れたボタン、カフス、パンプス、ハイヒールのヒール、血痕などが散乱するという状態になっていた。暴動でもあったんですか?座っていても安心できない。乗客雪崩がロングシートの方に逸れて人が降ってくる事があるからだ。メガネをしていたらイチコロである。金属フレームであったら眼窩を大きく切って出血する事を免れない。吹っ飛んだメガネも拾うのは無理で、向こう側のドア間で苦闘する乗��に蹂躙されてグチャグチャになるのを座視するしかない。雪崩に押し出された小学生は座席下のヒーター付近に押し込まれ、降車駅まで男性客の股間に立っていた。自分の場合はペンチでしか開かない鍵束の鉄リングが伸びて6の字になっていた事がある。転倒した誰かの時計のバンドが入って引っ張ってしまったのだろう。また言語学習で支給された頑丈なバインダーが二つに折れ&押されてぐちゃぐちゃになり買い直した。更に誰のだか知らぬ血がカバンや服についていた事もあった。 90年代前半は混雑が今より酷く、他の路線でもボタンや時計が落ちているという事はままあった。しかしこの電車は頻度が異常というか終点で人が捌けると必ずという頻度であった。また、ドア前の空間につり革を付けないのというのは当時は当たり前で、他の電車も同じだった。だがこの電車は構造が特殊なんだから同じように付けないと雪崩が続出するのは当たり前だ。何故こんな事をデザイナーは考えなかったのか? 遅延防止のつもりが大遅延続出混雑時に大きな駅に電車が到着すると、下りる客の邪魔になるのでドアの前の客は一旦ホームに降りなきゃいけない。この下りる人数というのは普通の電車なら2~4人程度だ。だがデカドア電車ではこれが6~10人程度になってしまう。するとこれが邪魔になって降車がなかなか進まない。更に、��田急には下北沢、登戸という、乗降客が多くてホームが狭い駅があった。(現在は建て替えで両方とも解消)下北では狭いホームに井の頭線の橋脚がそびえるという無茶な構造、登戸は南武線乗り換え駅なのに駅が鉄橋の上にあるという造りでホームが狭い。客が多いので階段を大きくせざるをえず階段ケース横のホームがとても狭い。ここで「一旦降り」客が多いと橋脚の向こうや階段ケースの裏側から階段にくる客の流れが詰まってしまっていつまでも降車が終わらないという事になった。そして電車が出て行った後にも乗客の移動が続き、そこに次の電車が入ってくるので大変危険である。 更に乗車忌避の問題が発生した。デカドア電車では頻繁に乗客雪崩が発生して、転倒に至る事も多い。それ以外の時間ではずっと何にもつかまれずに乗客の大きな揺動に耐えて踏ん張る事になるので非常に苦痛だ。特にヒールやパンプスの女性の苦痛は余りある。更にヒールのある靴では転倒したりヒールがもげるリスクが大きくなる。ヒールがもげたら百貨店の靴修理店が開く時間まで待たねばならないから出勤できるかという問題にもなる。その為にデカドア電車が来ても乗車を見送る客が続出したのだ。この客らは降車客の移動の邪魔にもなるし、次の急行にまとめて乗るので次の急行が大混雑になる。混雑が酷いと乗降に時間が掛かるので遅れてしまう。遅れるとホームにその分乗客が溜まるので更に混雑→遅延というフィードバックが加速されてしまう。 こういう感じで、デカドア電車を先頭に遅延が常態化してしまった。「次の電車は5分遅れです」とアナウンスがあると果たしてデカドア電車で、その電車に乗って数十分デカドアサーフィンエクササイズ(転倒出血付き)するか、その後の急行で大混雑&遅刻するかを選択せねばならない。またこの為に途中駅では入場制限もしばしばしかれるようになった。 You are firedこうして多くの乗客、駅員に怨嗟と絶望と遅刻を、ミスターミニッツには靴底修理の商売繁盛を齎したカサンドラエクスプレスことデカドア電車だが、終わりは突然にやってきた。ある日を境に急行でデカドア電車が来なくなったのだ。戦力外通知、三行半である。彼は各駅停車専属に転属となっていた。小田急では各駅停車は全然混まないので、使えねー奴でも何でもいいのだ。新規投入から半年も経っていない。 小田急では大混雑する急行対策が全てであって、そんな路線で各停にしか使えない縛りの資材を抱え込んでしまった同社の悩みは幾ばくかとも思うが、見立てが甘かったのだから仕方がない。怪我したりメガネや服や時計を破壊された人の身にもなってみろと言いたい。混雑対策にはノウハウの蓄積とその参照が必要なのに銀の弾丸求めてコンセプト優先で足元をおろそかにした工業デザイナーのせいである。3日占領目指して引っ込みつかなくなった頭プーチンかよ。 その後この思い付きだけで出来た愚劣な電車はずっと各停だけで使われていたのだが、今どうなってるのかというと、つり革を付けてドアがあまり開かない改造をされて走っているようなのだ。阿呆である。完全に最初からコンセプトが破綻していたってこった。最初からやるな。 デザイナーのリサーチ不足のせいで多くのケガ人と憤怒と遅刻とふくらはぎの筋力とミスターミニッツのインカムと各停にしか使えない不良資産を産んだのがこのデカドア騒動だった。だが我々の社会はまた過去のノウハウの蓄積を軽視するようになっているように思える。失敗データベースなどにこの失敗は収録されて参照されるようにもなっていない。ゆえにまたいつ次のデカドア電車が現れるやも知れぬ。そういう時我々は声を大にしてこう言うべきである。「おめぇヒールはいてこれに乗ってみろ」
満員電車での対群衆ノウハウを忘れた鉄道会社
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(※追記あり)【声明第8弾】世田谷警察署・公安警察の度重なる出頭要請に抗議する & 11.13世田谷署に行って来た!
オリンピック・パラリンピックが閉幕しても、オリパラ弾圧は続いています。 2020年2月に不当な家宅捜索を受けたAさんの元にまたしても出頭要請が送り付けられてきました。オリンピック・パラリンピックに反対するAさんへの執拗な監視、付きまといは実に2年にも及びます。 昨日11月13日、以下の抗議声明第8弾を携え不当な捜査をやめるよう世田谷警察署に行ってきました。しかし、世田谷署はこの文書の受け取りを拒否するという暴挙に出ました。当初の抗議声明と併せ、昨日の一連の経緯についても抗議する旨、改めて警視庁、世田谷警察署に文書を送付したのでこちらも併せて掲載します。
【抗議声明第8弾】 世田谷署・公安警察の度重なる出頭要請に抗議する
内外のたくさんの人びとの反対の声を押し切って、東京オリンピック・パラリンピックが強行されました。それはすでに過ぎ去ったイベントとして、人びとの記憶から遠ざかっているかのようです。けれども、それが何をもたらしたのか、今後何をもたらしていくのか、本格的に検証されなければならないのはこれからです。
オリンピック・パラリンピックの強行は、大資本とスポーツ・エリートたちのための巨大イベントを、人びとのいのちと暮らしを脅かすことなどお構いなしに実現していこうという、この国の強硬な政治意志を、改めて示しました。各地のトーチリレーや、開会式などのイベントは、大量の警察権力を動員した戒厳体制のもとで、抗議の声を暴力で排除する中で行われ、警察による暴力行為、人権侵害、不当逮捕などの弾圧が繰り返されました。このことを、私たちは絶対に忘れません。
こうした弾圧の一環として、警視庁世田谷警察署によって、オリンピック・パラリンピック反対運動を闘ってきたAさんに対する出頭要請攻撃が、しつこく続けられています。
Aさんの暮らすテントに、「免状不実記載等」を理由として、世田谷署・警視庁公安2課による不当な家宅捜査(ガサ)が行われたのは1年半以上も前の、2020年2月18日のことでした。「事件」そのものがでっち上げでした。押収物も「毛髪3本」以外はすべて返還されており、「捜査」などとっくに終結しているはずです。しかし、世田谷警察署・公安警察は「取り調べのため」の出頭要請を執拗に繰り返しています。今回世田谷署は、11月1日付けで、今年だけでも3度目となる出頭要請の文書を送りつけてきました。
Aさんは一貫して出頭要請に応じず、また、警察が突然テントに登場して、書類を直接手渡そうとした際には、受け取りを拒否しています。「任意捜査」の出頭要請など応ずる義務はありません。はっきりと自らの意思を示し続けているAさんに対して、何度も出頭要請を繰り返し、つきまといや監視を続け、その平穏な生活を侵害し続けることは、不当な行為であり、その継続です。Aさんに対するガサは、オリンピック反対運動を圧殺しようとする弾圧でしたが、度重なる出頭要請もまた弾圧です。
私たちは繰り返される警察の人権侵害に対して、Aさんとともに何度でも声をあげます。世田谷署・公安警察はしつこい出頭要請をやめろ! 監視・「捜査」もやめろ! 反オリンピック運動に対する弾圧を許さない!
2021年11月13日
反五輪の会 NO OLYMPICS 2020
2020「オリンピック災害」おことわり連絡会
【世田谷署が文書の受け取りを拒否したことについて、警視庁及び世田谷署宛に送付した文書】
私たちは、本日(11月13日)、別紙申し入れを警視庁世田谷警察署に対して行いました。
これは、世田谷警察署ならびに公安警察によって引き起こされ続けている人権侵害に対して、その行為の停止と是正を求めるもので、法的に言えば請願権に基づく執行機関への申し入れであり、それは憲法16条で保障された正当な権利です。当該機関は当然、請願を無条件で受け付ける義務があります。しかし全く信じられないことに、世田谷警察署はその受付を拒否するという暴挙に出ました。
私たちはこれまで、同署に対して何度も同様の申し入れをしてきました。書面を受け取らせるとともに、受け取りの署名捺印も求めてきました。しかし、本日窓口で対応した当直責任者の佐々木軍警部、窓口係の中村行宏警部補は、来庁者カードに名前を記入せよ、代表者2名に絞って、あとの人間は退出せよ、そうでないと話は聞かない、などと初めから強硬に主張してきました。いずれも、これまでの世田谷警察署の対応とは異なるものです。
そもそも私たちは、窓口の人間が請願書を受け付けて、然るべき担当者に届けるよう求めているだけであって、この人権侵害事件は管轄外であるだろう彼らと交渉したり、話し合ったりすることを求めていません。当直・窓口の担当者として果たすべき職務を、彼らは粛々と果たせばいいだけです。
しかし彼らの態度は、窓口での膠着状態を作り出しました。これまでと対応が違うのはなぜかと問うと、「以前のことは知らない。ルールが変わった」と言います。いつ、どのように決まったのか、ルールなるものを明記した文書を見せろと要求しても答えません。
請願権の行使を奪うものではないか、という問いに対しては、「この文書が請願かどうかわからない」。請願であるかどうかは自分が判断すると公言しました。
さらに、隈田直樹警部補なる人物が、警棒をちらつかせながら威圧的な態度でやり取りに介入。「平日来い」などと意味不明の発言をし、その意味を尋ねても答えず、ただ「来庁者カードを書け」と繰り返すばかりでした。公務執行中の警察官でありながら、当初は身分も明かさないままでした(抗議の末、やっと警察手帳を提示しました)。
このように、彼らは全く、強硬かつ不誠実な態度に終始しました。以上のような事態が1時間以上続きました。結局彼らが主張していたのは、勝手に作り出した根拠のない「世田谷署のルール」なるものを受け入れない限り、文書は受け付けないということに尽きます。こうした行為は、請願権の侵害に他なりません。無理解のゆえか、確信犯的な行為なのかは知りませんが、司法警察員として決して許される行為ではありません。
私たちは、本日行われたこうした行為に抗議しつつ、改めて別紙の申し入れ書を送付する次第です。
(※写真)文書の受け取りを拒否しながら、警察署の外まで私たちを追って監視する世田谷署中村行宏警部補(右)。
<これまでの声明>
2020年2月 反五輪運動の仲間への不当な家宅捜索に抗議する! 反五輪運動の仲間への不当な家宅捜索に抗議する! <第二弾 世田谷署への抗議とAさんへの激励メッセージを!>
2020年3月 【声明第3弾】 東京地裁は準抗告棄却! しかし、毛髪3本以外の押収物すべて取り戻す!けれども、不当な捜査は継続中、引き続き支援と注目を!
2020年9月 【声明第4弾】世田谷警察署は出頭要請・取り調べを断念しろ!コロナ禍の東京五輪強行のための不当弾圧やめろ!
2021年1月 【声明第5弾】世田谷警察署、Aさんのテントで直接の出頭要請。たび重なるいやがらせ弾圧はやめろ!
2021年4月 【声明第6弾】世田谷警察署はしつこい出頭要請をやめろ!
2021年7月 【声明第7弾】オリンピック開幕直前に度重なる出頭要請!監視つきまとい目的の捜査継続は人権侵害だ!世田谷署・公安警察は反五輪弾圧ヤメロ!
<五輪反対運動の弾圧に抗議する言論人の会による声明(2020年3月)>
オリンピックに反対する市民の生活破壊を目論む警察・公安の暴力的捜査に抗議する Statement against the police raid on private lives of those who resist the ‘Olympics’
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