今日は難病の日。難病の患者さんに対する医療などに関する法律、難病法の成立を記念し5月23日を制定したそう。患者さんや家族の思いを知ってもらう機会とするのが目的です。
恥ずかしながら、私は今まで知らない世界でした。傍らで人知れず苦しんでいる方もいる、とまずは知ってもらうことが、大切な一歩だと思います。
Today is Intractable Disease Day. May 23rd was established to commemorate the passage of the Intractable Disease Act, a law on medical care for patients with intractable diseases. The purpose is to make it an opportunity to let people know about the feelings of patients and their families.
Embarassingly, I’ve never known about it until now, become a patient. I think that it's important step to first let people know that there are those who are suffering in secret next to them.
With Rough sketch in early stage for working in progress for publication ©️ maya miyama 2023
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Vol.155 治療中の再発不安を「スマホ心理療法」で軽減〜世界初の取り組みの結果
紅葉もだいぶ進み、そろそろ冬支度の気配です。
例年の傾向通り、我が家のワンコの散歩時間もぐんぐん伸びてきて、最近は調子に乗ると1回あたり2時間を超えるようにまでなってきています。
飼い主の健康維持には貢献してくれているとは思いますが、時間のやりくりはなかなか悩ましいところですね(笑)
4年に一度のサッカーW杯も開幕し、日本は初戦でドイツに見事に勝利。
フロック勝ちとかではなく、選手層の厚みやチームとしての熟成度もしっかり感じさせる、素晴らしい勝ち方でした。
今後の快進撃に期待しましょう!
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【記事1】群馬大学病院の取り組みに見る「患者参加型医療」の未来
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群馬大学病院と言えば、2014年に発覚した腹腔鏡手術での死亡事故を覚えていらっしゃる方も多いかと思います。
2010年から2014年にかけて、同一医師が執刀した腹腔鏡を用いた肝臓切除手術で、相次いで8人の患者さんが死亡されました。(この医師は、開腹手術でも死亡事故を10件起こしていました)
この事件をスクープした読売新聞取材班のリーダーの方が著した本がありますので、ご興味ある方はご一読ください。
■「大学病院の奈落」(高梨ゆき子 講談社)
群馬大学病院はこの事件が原因で、2015 年から2019年の間、特定機能病院としての指定を取り消され、がん診療連携拠点病院としての指定も取り消されました。
その群馬大学病院で、患者医師関係において極めて画期的な取り組みが定着していることを、先日参加した癌治療学会のセッション「患者参加型医療の明日」で知ることができました。
具体的な取り組みの中で非常に驚いたのが、以下の3つです。
1)電子カルテの情報を患者さんに共有
2)IC(インフォームド・コンセント)の際は録音が可能
3)同じく、ICの際はナースが必ず同席
1)のカルテ情報は、通常は病院内での情報共有と記録を目的としており、患者さんに開示・共有されることはなかなかありません。
とはいえ、患者さんにとっては自分の診療記録の全て(検査、診療方針、投薬歴、医療者の判断や見解等)がそこに集約されているのですから、少なくとも閲覧する権利はあって良いはずです。
また、他院に転院したり、かかりつけ医とコミュニケーションを取ったりする上で、カルテ情報を電磁的に持ち出せれば、他院やかかりつけ医での医療の質も効率も上がるでしょう。
2)3)の「IC(インフォームド・コンセント)」は、例えば手術のような重要かつリスクを伴う治療方針を決定する際に、医師が患者/家族に対して十分な情報を提供した上で取る”同意”のことです。
患者/家族としては医師の説明を聞いた上で、同意した旨を署名等の形で書面上に残すわけですが、本当に説明内容を十分に理解・納得できての同意になっているかというのが問題です。
医療の場合は「情報の非対称性」が大きいので、素人でもきちんと理解できる説明がされなければいけないのですが、医師がここのトレーニングがされているかというと、心もとないので…
ICがおざなりで形式的にしか行われていないと、患者/家族はなんだか内容はよくわからないままに署名せざるを得ません。
このICのプロセスが録音されることで、本当に患者/家族が”わかる”言葉で説明され、納得の上同意してもらっているかどうかの検証が可能になりますので、ICの質が上がることが期待できます。
また、看護師が同席することで、患者/家族として聞きづらかった質問ができるとか、医師の話で理解しづらいところを確認できるような効果が期待できます。
群馬大学病院の取り組みの詳細は、こちらのページで出ています。
■「患者参加型医療について」(群馬大学医学部附属病院)
「あってはならない」大きな事件を起こした群馬大学病院ですが、それを糧に実のある患者参加型の医療を考え抜いて、ここまでのレベルで実践されているというのは素晴らしいことで、この取り組みが日本全体に広がっていくことを期待したいと思います。
※本項執筆時点(2022年11月23日)で、筆者は群馬大学附属病院に関して、特筆すべき利益相反はありません。
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【記事2】治療中の再発不安を「スマホ心理療法」で軽減~世界初の取り組みの結果
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がんの治療成績が向上するにつれ、「サバイバー」の数も年々増えています。
それ自体は良い変化ですが、再発の不安を抱えて生活している方も数多く、サバイバーの精神面でのサポートが新たな課題となってきています。
そんな状況の中で、再発不安をスマホアプリを通じた心理療法的な介入により軽減できるかを検証した、世界初の臨床試験結果が日本から出てきました。
■”Smartphone Psychotherapy Reduces Fear of Cancer Recurrence Among Breast Cancer Survivors: A Fully Decentralized Randomized Controlled Clinical Trial (J-SUPPORT 1703 Study)”「スマホ心理療法が乳がん体験者のがん再発不安を軽減:完全分散型ランダム化比較臨床試験(J-SUPPORT 1703試験)」(Journal of Clinical Oncology)
実は、この治験の参加者募集を本メルマガでも2回ほどしましたので、古くからの読者の方は覚えていらっしゃるかもしれません。
本試験では、20代から40代のサバイバーの方447人を、スマホアプリを利用して心理療法的介入を行なう群(介入群)と行わない群(非介入群)に分けて、その後の経過を見ました。
介入の内容は、スマートフォンによる問題解決療法と行動活性化アプリで構成されています。
また、非介入群の方も、治験開始8週間後から24週間後までは心理療法的介入を受けられてます。
主要評価項目は、「8週目における”再発懸念尺度(CARS)”」。
8週目時点では、介入群が非介入群より再発懸念尺度(CARS)の改善幅が1.39ポイント大きい結果となりました。
その他の心理的状態を示す複数の尺度でも、介入群が非介入群より改善幅が大きいことが示されてます。
24週後のスコアは、介入群の不安軽減度は変わらず維持されていた一方、非介入群の方は8週後以後は心理療法的介入を受けられたためか追いついてきて、統計的な有意差は出なかったということです。
いずれにしろ、この試験で世界で初めて、スマホアプリでの心理的介入の臨床的な意義が示されたことになります。
今後さらに研究が重ねられる必要はあるでしょうが、スマホアプリであれば、実際に対面で心理療法を受けるより遥かに効率的かつ気楽にできますので、大きなイノベーションになり得ると考えます。
臨床への実装の日が早く来ることを、期待しましょう!
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