#優しく振る舞う
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彼に元気がないねどうしたのって聞かれてしまって、どんな顔したらいいかわからなくなってしまった。このまま言わないでいるのも辛くて、気になっている人がいたこと、彼氏がいると言ったら告白されたこと、この先誰と生きていくか迷ってしまっていることを打ち明けた。
打ち明けてどんな反応をされるか怖かったのに、彼が最初に放ったのは「素敵な人なんだね」という言葉だった。そしてすぐ「こんな日が来るなんて思わなかった。俺は✳︎✳︎ちゃんと結婚すると思ってたから。もちろん���き留めるけれど、きっとその人は素敵な人なんだろうね」
もう無理だった。彼の優しさや私達の5年間が言葉に滲んでいて、この1ヶ月の気持ちを言葉にしている私を見る彼の表情は、真摯で慈しみに溢れている。
「ずっと一生好きだし、一生愛してる。でも別れたら一生好きだった。一生愛してたになるかもしれない。俺は君と結婚すると思ってた。君の子供を育てると思ってた」 引っ越してきて1ヶ月も経たない私の部屋を見て「ここでまた新しく初めていくもんだと思ってた」と呟く。ベッドの上で向かい合って話していると、彼が拭ってくれるのも間に合わないほどポロポロと大粒の涙が落ちてきてしまう。「しっかり考えるんだよ。きっとどっちを選んだって選ばなかった方の後悔はしちゃうかもしれないけれど、幸せになれる方をしっかり考えるんだよ」
会えなくなるの嫌だよと言うと、すぐに「それは俺も辛いけど、会うのも辛くなるからちゃんとしなきゃいけないよ」と言われる。どうしてこうも真っ直ぐな人なんだ。この人をずっとずっと私は手放そうとしていた。好きと言ってくれる彼を好きかわからなくなっていた。だから、いつ離れてもいいように準備をしていた。それなのに、それなのにこう終わりが見えた瞬間、どうしてこんなのにもはっきりと2人の間を流れる愛が見えてきてしまうのだろう。
それからは2人で台所に立って、ペペロンチーノとジャガイモのマスタード和えを作る。ぽつりぽつりと話をする。もしかしたら私たちがこうやって一緒にいられるのも少ないかもしれないという実感はあるのに、ただただ愛しさがここにある。努めて明るく振る舞う。「別れるとしても泣かないで別れよう」「その人はどんな人なの」と時々、さっきの話をしてまた私は声が潤んでしまう。
早く結婚しとけばよかった。
そう言われてしまって、私もそう思ってたと返す。早く結婚しとけば良かった。彼と生きる人生だと頑なに信じきっていた日々も確かにあった。「けれど私はまだ早いのかもって思ってた」「早いも何も、周りに反対されたって君を失うくらいなら結婚すれば良かった。俺の人になってもらえばよかった」「もし別れないってなったら結婚しよう」この夜の台所でのことをわたしはずっと忘れない。彼は一度も泣かなかった。
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ちょっと思い出しただけ
池松壮亮×伊藤沙莉と言う時点で観ない理由が見つからなかった作品「ちょっと思い出しただけ」 映画あるあるで事前に期待のハードルを上げ過ぎると大体ハズレが多いです。でもこの作品が気になってる皆様ご安心ください。これはハードルを上げまくってもらって大丈夫です。
クリープハイプのフロントマン尾崎世界観の楽曲「ナイトオンザプラネット」を盟友の松井大吾が映像化した作品です。僕は恥ずかしながらこの作品を知るまでクリープハイプを聴いた事がなかったいわゆるクリープハイプ童貞。しかし、遂に卒業する時が来ました。本当にこの曲が最高過ぎるんですもん。Blogを書いている最中はもちろんのこと、観終わってからもずっとこの曲を鬼リピで聴いてしまっているくらいハマってます。なので、個人的には鑑賞する前に予告編を観るよりもこの「ナイトオンザプラネット」の歌詞を脳内にバッチリ刷り込んでから観てほしいです。きっと思うてる倍は感動します。
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物語は2021年の7月26日から始まります。足の怪我でダンサーの夢を諦めた照生(てるお)とタクシー運転手の葉(よう) この2人が初めて出会った2015年からコロナ禍真っ只中の2021年までの「終わりの始まり」である6年間を照生の誕生日7/26だけにスポットを当てて描かれます。誕生日だけで過去の恋愛を振り返るという設定なのですが、これが僕の思い出にとてもリンクしてしまいました。今から約10年前に同い年で同じ誕生日の彼女が居ました。これってなかなか出会えない確率だったんですかね?付き合ってた期間は短かったですが、自分の誕生日を迎える時にはその子のことを正に"ちょっと思い出しただけ"になってしまいます。
そしてなんと言っても主演の池松壮亮と伊藤沙莉の組み合わせがはっきし言って神。付き合ってた時期の2人の掛け合いやアドリブなどのコンビネーションが抜群すぎ。あと伊藤沙莉の魅力の1つでもある、あの声がやっぱり僕は好きです。
始めに紹��しましたが、この作品は尾崎世界観の楽曲を映像化したものです。なので僕のグッと来た歌詞と好きだったシーンを照らし合わせていくつかご紹介していきます。(軽いネタバレはご了承下さい)
「吹き替えよりも字幕で 二人で観たあの映画」
1992年公開のジム・ジャームッシュ監督作品"Night on Earth" 尾崎世界観はこの映画が好きすぎて作った楽曲が"ナイトオンザプラネット" 劇中でいつの日かの誕生日にお祝いのケーキを食べながら、2人が好きなこの映画を観ます。余談ですが、ジム・ジャームッシュ作品を他の映画で使用出来ることはなかなか稀な事だったみたいです。
ケーキを食べながら葉は「吹き替えと字幕どっちで観るのが好き?」と照生に投げかけます。この掛け合いなんかは自然体すぎて、プライベートで2人が結ばれたらいいのになと思ってしまうくらい(大きなお世話) その後に照生がプロポーズを仄めかす所や、葉が子供が欲しいと思わず本音を吐露してしまう演技なんかは観終わった後にジワジワくるはずです。
「愛とヘイトバイト 明日もう休もう 二人で一緒にいたい」
2人とも休日だった照生の誕生日。照生のバイト先の水族館の休館日にこっそりと忍び込みます。この作品を代表する場面。ほぼ貸切状態の水族館で、まるで2人だけしかこの世界に存在しないような空気感が広がります。マイフェイバリット映画の“エターナル・サンシャイン”で例えるならば、2人が凍った湖の上に寝そべり、夜空いっぱいに広がる星座の見ながらお話をしているシーンみたいな感じ。
葉の会社のタクシーを無断で借りて来て、映画「Night on Earth」のウィノナ・ライダーのチャプターを真似っ子する所もすんごく微笑ましかった。2人にとってのお決まりな“ジム”のくだりも最高だったのですが、「あなた女優にならない?」というジム・ジャームッシュ映画のセリフは頭に入れて鑑賞下さい。この言葉がとても切なく感じます。
「あの頃と引き換えに 字幕より吹き替えで 命より大切な子供とアニメを観る いつのまにかママになってた」
2021年の葉には赤ちゃんが産まれています。そうです。この時には照生ではない別の守るべき存在が居るのです。葉の旦那役の康太を演じたのがニューヨークの屋敷。この屋敷がいいアクセントになってました。今後、俳優として活躍する屋敷を目にする機会が増えそうだなと。
ある日コンパに誘われた葉は、特に盛り上がらない呑み会だけど友達として建前もあり、なかなか抜けられない状態。そんな空気に耐えられず外に一服しにいくと、そこに康太が座っていました。康太のフランクすぎる対応に流されるままLINEの交換をする事になるのですが、その時にアイコンにしていた猫の画像にツッコまれます。その猫は照生と一緒に飼っていた"もんじゃ"だったのです。
ここが照生の事をまだ忘れらていない演出の1つでした。そして2021年の照生誕生日前夜。タクシーの仕事中に乗せたミュージシャンの男に、「トイレに行きたいのですが?」と言われ、たまたま近くを通りかかっただけなのかも知れませんが、向かった先は照生と初めて出会った劇場でした。そこで足の怪我を庇いながら、誰も居ない舞台で1人踊る照生を見つけてしまいます。もしも康太と結ばれいなければ、おそらく葉の性格上、照生に声を掛けていたはずです。でもそうしなかったのは葉に命より大切な存在が出来ていたから。
観終わった後にこの曲を聴いて、1番泣ける歌詞は間違いなくここでした。子供と一緒に見るから"字幕よりも吹き替えで"って、、前半の“吹き替えよりも字幕で”をきちんと回収したグッと来た歌詞です。そして、照生の誕生日を表す時計の時間は決まって何時"7分"になっているのですが、ラストに葉が見たスマホの時間が8分に進んでいる演出も好きでした。時間は待ってくれないし、色々な経験があって誰しもが少しずつで前に進んでいます。
「最高の場面を焼きつけよう 雨に濡れた帰り道は風で乾かそう 久しぶりに観てみたけどなんか違ってそれでちょっと思い出しただけ」
この歌詞のシーンは冒頭の方にやって来ます。劇中で「Night on Earth」を観るシーンは2回ありますが、1回目はここです。時間軸で言えば2021年。照生は日付が変わって誕生日になった深夜に葉との思い出が詰まったこの映画を1人で見ています。でもなんか違うものを感じてしまいます。おそらく葉との思い出が重なったはず。
そして1人で酔い潰れ、ソファの下で寝てしまい朝を迎えます。ストーリーの中でベッドではない所で寝ている描写はここだけだったので、照生の葉に対する未練を表している場面だったのかもですね。元パートナーとの思い出が蘇る映画や場所ってありますよね?でもやっぱりその時のパートナーと経験した良き思い出をその後に更新する事ってなかなか難しいです。そんな消化するに消化できない"ちょっと思い出しただけ"な気持ちが伝わってくるシーンでした。
この映画は2人が既に別れている所がポイントです。なんで別れたのか?などの理由は正直あまり気になりません。2人の思い出をある1日だけで振り返り、関係性は終わったけどお互いに"ちょっと思い出しただけ"で気持ちはスッキリと前を向いて生きている描写を大袈裟な演出もなく描き、このコロナ禍な時代も付加価値になっているからこそ伝わるものがありました。そして主演の2人以外の豪華役者陣も見所の1つ。"Paterson"よろしくな永瀬正敏。床屋の篠原篤。ゲイ役の國村隼。その中でも前回のブログでご紹介した河合優実はやっぱり抜群に可愛かったです笑
予告もなく世界を180度変えてしまったコロナ。まだゴールの見えないトンネルの中にいる状態ですが、そのトンネルを抜けた先は、恐らくコロナ以前の世界には戻らないと思います。働き方、買い物、1人で過ごす時間、新たな人間関係の築き方などなど、現在進行形のコロナ禍での過ごし方がこれからの新しいスタンダードになっていくはずです。
“昔は良かったよね〜”と先輩とのご飯で後輩が聞きたくない話のジャンル上位に位置する様な事柄じゃなくて、コロナ禍前の大事な思い出を“ちょっと思い出しただけ”なタイミングはこれからちょこちょこやってくるはずです。そんなちょっぴりエモい気持ちがやってきた時は大切に思い返したい。いや、絶対にそうすべきな気持ちにさせてくれる素晴らしい映画でした。
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NARI
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長く生きてきても、まだ食べたことのないものってたーっくさん。友人が連れて行ってくれたお店の落花生の炊き込みご飯、お初でした。おかわりしたかった~。おかわりといえば、ミルクレープと一緒に頼んだ紅茶は、何回も注ぎにきてくれて、しかもフレーバーが毎回違う!なんて大盤振る舞いなんだ!!しかし帰る頃にはお腹タプタプ。幸せなタプタプ。30さんのお隣に新しいカフェがオープン。ゴールデンレトリーバーの看板犬ゆうじろうくん。石田ゆり子さんちのゆきちゃんに負けないくらい可愛くておりこうさんで優しい。いつもはちっちゃい犬とじゃれあってるけど、大型犬の包容力に開眼!30スタッフやお客さんの間でもすでに存在感 放っています。(って、肝心のゆうじろうくんの写真がないやないかーい!今度撮らしてもらいます♡)
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祝公開!岡田准一「誇りに思う」と感無量!?公開記念舞台挨拶実施!!
この度、本作の公開を祝して、岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、原田眞人監督が公開記念舞台挨拶を実施いたしました。日本映画界に革命を起こし、のし上がるべくプロモーションに全身全霊を尽くしてきた彼らが、いよいよ映画封切りを迎えたアツい想いを明かしました!!
満員御礼の会場にキャスト&監督が登場すると、場内には盛大な拍手が。笑顔でその拍手に応える岡田は「主演映画の公開初日は嬉しい気持ちと緊張と両方あるんですが、その時間を昨日、坂口さんと一緒に食事をしながら過ごしました。0か100か、好きかどうか、という作品になっていると思いますが、好きだと思ってくださった方はアツく好きだと言ってくれている。そういう作品になった事を誇りに思います」とついに映画公開を迎えた喜びを明かし、感無量な様子。坂口さんは「撮影当時は、濃くて濃密な空気が流れる時間を過ごしました。この匂い、色にいい意味で毒されて欲しいです」と自身のイメージを覆す新境地を切り拓いた役柄に挑戦した作品への想いを明かし、松岡は「本当に目が離せない映画なので、みなさんお疲れでは?」と上映後の観客に向かって冗談を飛ばしながら、「こうして作品が皆さんに届いて嬉しいです」と笑顔を見せた。MIYAVIは「俗に言うヤクザ映画とは違う、多国籍でノンストップな作品。たくさん観に来て欲しいです」と作品をアピールしつつ、原田監督は「20年ぶりにこの劇場にきました。すごくきれいになっていて、この景色楽しませてもらっています」とようやく映画の公開を迎えて感慨深げな様子をみせていた。
映画公開の喜びを語りあう登壇者らの前に突然、全員の㊙エピソードを集めたという“秘密ファイル”が登場!岡田演じる兼高が、劇中、MIYAVI演じる十朱の持つ秘密ファイルを奪取することが最大の任務だったということで、これまで制作、宣伝期間中で各所からタレコミのあった“秘密”が記されている。スタッフが大事そうに抱えるファイルの登場に、岡田も「そんなに!?」と怯む一幕も。
早速、司会から岡田、松岡に対して「兼高が朝食を作っているシーンで恵美裏が後ろから飛んで抱きつきましたが、これはアドリブ!?」と秘密が読み上げられると、岡田は「ドキドキしましたよ!普段おじさんとの共演ばかりだ��ら…嬉しいような緊張するような」と当時を振り返り、松岡は「確か、監督と少しお話しませんでしたっけ?火を使ってるシーンだから危なくない?と聞いたような」と質問が。原田監督は「そうだっけ?」と話しながらも(朝食は)インドオムレツね!」と意外は朝食メニューの裏話が飛び出し「いい匂いでした!」と松岡がすかさず一言。場内には笑いがおきる中「でも、(岡田に)飛びついた感じがもう人間じゃない安心感で…まるで大木のような。“キュン”じゃなくて“おぉ!!”となりました」と岡田の驚異の猛者っぷりを暴露。「私が兼高を台所で押し倒すシーンがあるんだけど、あれも実は岡田さんが片足で持ち上げてくれてて…」と強靭な体を誇る岡田とのエピソードが続々と披露され、原田監督は「岡田流のラブシーンだね」とコメントすると、岡田も「サポートしないと」とアクション振り付けも担う主演としての責任感をにじませていた。
坂口に対しては、「大貧民を行うシーンで、本当に”革命”のすごい手がでていた!?」と言ったタレコミ情報が。それに対し坂口は「これ、実は結構すごい事やっていて。リハで何度かゲームしたのを、撮影部さんが全部記録していて、それを再現しながら本番を撮ったんです。革命の手はリハの2、3回目に本当に出たんですよ!」と撮影裏話を暴露。リハを経て、実は緻密な計算の元撮影されたシーンである事が明かされたほか、原田監督からは「撮影直前に、一緒にゲームする人たちをどう殺すか、室岡として考えながらやってみてと言われていて…時折鋭い目つきが出てたりします」と室岡ならではのエピソードを語��と、岡田は「監督が坂口くんの目つきをすごく気に入ってて。撮影中、みて!って僕に見せてくることありましたよね(笑)」と明かし、意外な原田監督のお茶目な様子も明らかになっていた。
松岡へは、「恵美裏のグリーンヘアは自身が発案!?」と情報が。松岡は「監督に提案したらあっさりOKい��だけました」と役作りのエピソードを明かしつつ、さらに「ラストのラストで私が来ている衣装、首の詰まった黒いドレスは、実は室岡のお気に入りという裏設定もありました。」と細かく作り込まれたキャラクターたちの裏設定を披露し、MIYAVIはというと「十朱がずっとつけていたゴム手袋に苦戦していた!?」という秘密が。MIYAVIは「蒸れるしちょっと臭うんですよ。その大変さに気づいてほしくて、岡田さんとかみんなに言ってました」と関東最大のヤクザ組織〈東鞘会〉のトップに君臨する十朱の地味〜な苦労話で登壇者らと笑顔で撮影を振り返る様子が。原田監督へももちろん情報が上がっており「実は登場人物全員に役名をつけていた!?」と聞かれると、「名前だけじゃなくてニックネームや出身地、性癖なんかも細かくつけていた」と驚きの秘話を告白した。
最後に、原田監督は「映画への熱気がすごくて嬉しいです。ヘルドッグス沼に僕もハマっています。一緒にハマりましょう!」と明かし、岡田も「こうしてここに立てていることを幸せに感じています。監督も“沼”とおっしゃいましたが、本当にハマるとクセになる映画です。咀嚼すればするほど、いい出汁が出て染み込んでくる。0か100か、あなたはどっちですか?試しに観に来てみてください」と濃厚すぎるキャラと怒涛の展開が押し寄せる本作をアピールし、岡田の「この秋は、ヘルドッグス!」の掛け声とともに舞った華やかな金銀テープが降り注ぐ中、舞台挨拶は幕を閉じた。
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家族とか兄弟、姉妹とか、なんなんだろうね。
心の拠りどころといえる関係ならいいけれど、案外合わなくて、ってこともあるようで。
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『朔と新』 いとうみく
穏和で優しい朔が兄で我の強い新が弟。
バスの事故で視力を失った朔、本来なら乗ることはなかったそのバスに乗ることになったのは、相性の悪い母に新が反抗したから。
罪悪感からか、新は唯一好きだった走ることをやめてしまう。
事故の後、寄宿舎のある盲学校に入っていた朔が1年と少し振りに帰ってきた。朔はある日、新にブラインドマラソンを始めると言い、伴走者になって欲しいと新に頼む。
たぶん同じ息子であっても新より朔の方���かわいく思っているであろう母親と、それを感じている新。
自分のせいで事故が起きたわけではなくても、自分のせいで朔の目が見えなくなったと感じてしまう新。
目が見えなくなったことは、誰のせいでもないというように振る舞うが、重荷になりたくないから彼女と連絡を絶っていたことや、走ることをやめたことを知って、伴走者として走ることを新に頼む朔。なかなか複雑な性格かも?(でも、気持ちはわかる)
本人にもどうすることもできない想いをそれぞれ感じている。
親子だから、兄弟だからと理屈なしに愛情を与えあえるものでもないし、かといって全くの他人のようなわけでもなく。
私も趣味で走る。
新と朔が走る場面は私も一緒に走る。
だから、元々走る人である新が走っているときに感じているものが少しわかる。新のように速いランナーではないけれど。
物語の後半、それぞれの思いをぶつけ合う場面がある。
ぶつけ合ってダメになることもあるけれど、お互いを知るためには、親子も兄弟も恋人同士も言葉にしなきゃいけないんだよなあ、と、あらためて思った。
で、
朔と新、このふたりでずっと走っていて欲しいなあ。走る気持ちよさ、共有するのいいんじゃない?
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Feel da CITY
SixTONESのコンサートツアー、Feel da CITYの振替愛知公演に入ってきた♡ SixTONESのコンサートは初めてで、髙地担の友人、沙織ちゃんと一緒に入った。自名義がやーっと仕事をしてくれて、2階スタンド席だったけれど、スタトロが真後ろを通る席だったため、かなり間近で、6人を見ることが出来た♡ ステージ全体も見やすかったし、アリーナの後方で埋もれるより、多分良かったかな。
謎だったのが10年来の友人である沙織ちゃん、髙地くんが公演の前日にお誕生日だったため、ちゃんとお祝いの団扇を作って持って来ていたのに、近くに来てくれたときに、公式の団扇も含め、なぜかそれらを持っていなかった。せっかくなら、もっとアピールしようよー!と横で思いつつ、コンサートは爆音の中でなので伝えられず。でもマイペースな彼女は彼女なりにコンサートを楽しんでいたみたい。そして私は序盤で至近距離に来てくれた樹くんに落ちかけた。煽り方が、かなりズルい。これは田中担になる気持ちがわかってしまった気がする。そして、全体的に全員、背が高いからか、目視しやすいなーと思った。髙地くん、慎ちゃんはテレビのイメージ���まま、ほっくんは、顔の造りの綺麗さを再確認、ジェシーは、さすが舞台映えしていた。そして、私の大本命のきょもちゃんは、スタトロでのファンサがえぐくて幸せでした… 終盤でやっと京本担に戻れた気がする。
なんやかんやあったけれど、MCを含めファンを飽きさせない曲選だったし、とっても楽しいコンサートだった♡ 1番は選べないけれどペンライトでグラデーションを作る曲があってそれがとても綺麗で心に残った。team SixTONESは最高です。
そして、一緒に入ってくれた沙織ちゃんには、家まで車で送り迎えをしてもらってしまい、色々お世話になりました。優しすぎる彼氏並に対応してくれて、なんだか申し訳ないよ…そしてなんとなく写真を撮ってみたところ、マスクのせいもありますが、お互いどこか雰囲気が似ているような気がする…また機会があったら一緒にコンサート入ろうね◎ とにかく楽しかった!(2022/03/09)
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映画『サバカンSABAKAN』 公開初日舞台挨拶レポート!
公開初日の8月19日(金)にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、本作の公開初日舞台挨拶を実施しました。
番家一路さん、原田琥之佑さん、尾野真千子さん、竹原ピストルさん、番家天嵩さん、金沢知樹監督、そして草彅剛さんが出席しました。イベントでは前回の完成披露舞台挨拶をコロナ感染のため欠席した、主演の番家一路さんが満を持して初登壇!他の出演者と肩を並べてイベントに登壇した喜びを語りました。さらに、それぞれの登壇者がかなえたい夢を語る場面では、子供たちか���意外な将来の夢が発表され、監督が驚く場面や、草彅剛さんより新作映画を作る夢が飛び出すなど、ここでしか聞けない話が満載!終始和やかな雰囲気のアットホームな舞台挨拶となりました。
主人公・久田孝明役の一路さんは映画初出演にして初主演。「今日は『サバカン SABAKAN』を観に来てくれてありがとうございます!」と客席に向けて元気いっぱいに挨拶し、「監督が凄くいい人で僕を選んでくれて嬉しかったです!」と満面の笑み。それに金沢監督は「マジで?ありがとう!」と声を弾ませるも、一路さんから続けて「監督はカッコいいし、頭もいいし」と言われると「あれ?絶対嘘やん!思ってねえなあ!」といった楽しいやりとりも展開されました。
孝明の弟・圭太役の天嵩さんは、実兄・一路さんとの兄弟役共演に「一路がいたから緊張がほぐれた」と言いつつも「でも一路がお兄ちゃん役でなくても大丈夫だったかなあ?」とニヤリとして、兄・一路さんから「最後のその一言はいらないよ?」と優しくたしなめられていました。
孝明の親友・竹本健次役の原田さんは長崎ロケを振り返り「緑豊かでとても綺麗な町でした」と美しい景色を見どころに。孝明の母・良子役の尾野さんは、夫役の竹原さんとの初共演に「手とか口とかが飛び交う夫婦なので、竹原さんがどんなお芝居をされるのかわからず手を抜かないようにと構えて行きました。でもそれが必要ないくらいパン!トン!と行けました」と手応えを口にすると、その竹原さんは「僕の記憶が正しければ、真千子さんとは挨拶や雑談を交わすよりも先に何発もぶん殴られたりして、先にお芝居の方で濃いコミュニケーションがありました。それが最初だったので待ち時間も家族一同自然にいられることができた」と笑わせました。
一方、大人時代の久田孝明を演じた草彅は、他キャストよりも撮影に入るのが遅く「僕が行ったときにはみんな仲良くなっていて…だからなんかつまらなかったです!僕の事なんてみんな気にしてないし。真千子ちゃんなんて僕が行ったらいなくて、竹原さんもいなかった」とすねつつも、金沢監督から周囲を緊張させない人柄を絶賛されると「あら?褒められちゃった~!真千子ちゃ~ん!」とすぐに上機嫌。完成作には「凄くストレートでいい映画。もちろん『犬も食わねどチャーリーは笑う』もいいけれど、『サバカン SABAKAN』にはまた違った良さがあります」と香取慎吾さんの主演作までPRしながら本作に太鼓判を押していました。
これが長編映画監督デビューの金沢監督。公開前から著名人の絶賛コメントが寄せられていましたが「作り手の方々から、泣いたとか笑ったとかこんなに言われるとは思わず…。丁寧に作っただけなので驚きました」と高評価に恐���していました。
また本作の内容にちなんで将来の夢を聞かれた一路さんは「昔は宇宙飛行士になりたいと思っていたけれど、通知表を見て諦めた。今なりたいのはお金持ち!」とシビアな返答。すると原田さんも「僕は映画監督になりたいです!でも、最近気になっているのは投資家かバーテンダー」と大人顔負けの返答で、金沢監督に「すごいな…。みんな何を見てきたんだ?」と驚かれていました。一方、尾野さんは「夢は女優。だんだんと干されていくのではないかと考えると、女優という夢をずっと持っていてもいいのではないかと思った」と心境告白。すると草彅さんは「もう天職じゃん!真千子ちゃん、向上心あるね!」と感動し「僕は真千子ちゃんとまた共演したい。そして新しい地図で映画を撮りたい!」と期待していました。さらに草彅さんは「この夏にやってみたい冒険」を聞かれると「なにもない!というか、生きているだけで冒険!毎日が夏休み!」と名言を発し、拍手喝采となりました。
最後に主演の一路さんは「もう一度もう二度もう三度と何回も是非『サバカン SABAKAN』を観に劇場に足を踏み入れてください!よろしくお願いします!」と座長としてしっかり大ヒット祈願をしていました。
いよいよ公開となった映画『サバカン SABAKAN』の魅力をぜひご自身で味わってください!
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伊達みきお:爆笑の太田さんに、「いや、なんかもう色んな番組に呼ばれてて、どうやって振る舞ったらいいか分からなくて」って。
土屋伸之:うん。
伊達みきお:「困ってます、正直」って。「相談する人もいなくて」って言ったら、太田さんが「いや、今お前らM-1で優勝して、誰だか分からない状況の中で優勝して、色んな番組出させてもらってるだろ?」って。
富澤たけし:うん。
伊達みきお:「踊らされるだけ、踊っときゃいいんだよ」って。
塙宣之:うん。
伊達みきお:「まだ分からないんだから、お前らのこと全然誰も」って。「踊っときゃいいの。その後、どういうふうにサンドウィッチマンを使うかっていうのは、テレビ局側が考えてくれるから、今いいんだよ。普通にニコニコやってりゃいいから。そんなの重く考えんな」みたいな。それで凄く気が楽になって。
サンドウィッチマン伊達、爆笑問題・太田とくりぃむしちゅー上田の言葉にブレイク時の多忙な時期を救ってもらったと告白「肩の荷が下りた」 | ラジサマリー
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生コメンタリー付き!無発声“狂騒”応援上映 イベントレポート
7月29日(金)に新宿バルト9にて「生コメンタリー付き!無発声“狂騒”応援上映」を実施し、犬王役の声優を務めたアヴちゃん(女王蜂)、湯浅政明監督、脚本の野木亜紀子さんが登壇しました。
上映前、満席の観客を前にステージに立ったアヴちゃんは「公開から2カ月たって、まだ盛り上がり続けていることに感動しています。今日来てくださっている方は何度も観てくださっているヘビーユーザーの方が多いと思いますので、すばらしい会になると確信しております」と挨拶。続く野木亜紀子さんは「劇場で聞けるオーディオコメンタリーというと、(専用アプリHELLO!MOVIEで配信している)監督とアヴちゃん、森山さんがやっていたものがすごく面白くて、大切なことを言っていたので、今日は逆にゆるい感じでやろうかと思います」とコメントすると、アヴちゃんが「だったら深夜のファミレスみたいな感じで、関係者が大事なことをしゃべっているのを、(観客の皆さんが)ずっと横で聞いている感じにしたらどう?」と提案。すると観客からは大きな拍手が巻き起こりました。
さらに湯浅政明監督が「公開から2カ月たってまだ、お客さまがたくさん観てくださっているのを大変ありがたく思っております。皆さんが思い思いに楽しんでいる姿をSNSで見ることが楽しみとなっております」と観客に感謝の思いを述べつつも、「ファミレストークは難しいかも…?僕は応援するか、ゆっくりしゃべるかしかできないので(笑)だから今日は応援したいと思います」と冗談めかし、会場を沸かせました。“ファミレス”というキーワードが象徴する通り、この日は気心知れた者同士、終始リラックスムードが会場を包み込んでいました。
かくして舞台挨拶を終えた3人は、マイク片手に最前列の客席に移動してスタンバイ。場内が暗転し、いよいよ上映開始となるとアヴちゃんが「これより開幕、犬王の巻!」と高らかに宣言。場内は一気に『犬王』の世界に変ぼうします。「オーディオコメンタリーがある上映を観てくださった方なら分かると思いますけど、声をあてている人間さえも分からないこと(制作の裏側)がたくさんあった。だから今日は新しく気づけることがたくさんあるんじゃないかと期待をしています」とアヴちゃんが語る通り、湯浅監督、野木さんが解説する作品への思い、裏設定、制作秘話の数々を聞いたアヴちゃんは、「先に言ってほしかった!」「聞けてよかった」と返すなど、二人の解説コメントのひとつひとつを楽しんでいる様子でした。
この日は“無発声”での応援上映となりましたが、カラフルなペンライトを持参する方、犬王・友魚への応援メッセージを記したボードやうちわでアピールする方など、思い思いのスタイルで楽しんでいる様子の会場。そして音楽が流れると、自然発生的に手拍子が。その後も、映画を何度も観たお客さんだからこそ分かる当意即妙なタイミングでの手拍子が次々と繰り出されるたびに、「ここで手拍子できる!と思ったらみんないくんだね。めっちゃいい!」とアヴちゃんも感心した様子。野木さんも時おり後ろの客席の方を振り返りながら「古い面が出る時はペンライトが紫になるんですよね」「今は青と赤のペンライトが!」等々、思い思いに楽しむ観客の皆さんの様子に興味津々の様子でした。
子ども時代の声から大人の声まで、場面に合わせて声色を使い分けて表現し、W主演の森山未來さんから「七色の声」と絶賛されたアヴちゃんはところどころでスクリーンのセリフに合わせて生セリフを披露。あらためてスクリーンでその声を聞いた湯浅監督は「���の幅がすごいなと思いましたよね」と感服した様子。さらに森山さん���じる友魚が歌うシーンでは、レコーディング時にアヴちゃんがディレクションした箇所もあったとのことで、「本当に(森山)未來氏をディレクションするのは楽しくて。『これやってみたら』と言ったことは、全然怖がらずに全てやってくれた」と述懐。野木さんも「そう言われて、できることがすごいよね」と感心した様子でした。
湯浅監督、野木さんによる貴重な制作秘話を浴びるように聞き、さらに声援の代わりに手拍子で楽しんでいる客席のグルーヴを全身に浴びて、徐々にテンションが上がってきた様子のアヴちゃん。「腕塚」や「竜中将」といった自身が演じる犬王の歌う劇中歌に合わせてなんと生歌を披露。伸びのある歌声、ファルセット、低音など、七色に変化させて歌いあげるアヴちゃんの生の歌声を聴きながら映画を観るという贅沢なひとときに、観客の手拍手も一気に熱を帯びてきます。「鯨」のシーンでは、声色を使い分けて“ひとりコール&レスポンス”をエモーショナルに披露。劇中の歌を受けて、生歌でレスポンスする会場のアヴちゃん。その驚くべき表現力の豊かさで会場を大いに盛り上げました。
そんなアヴちゃんの熱唱は自身の曲だけにとどまりません。森山さん演じる友魚が歌う劇中歌シーンでは、アヴちゃんも一緒になって歌唱。思いがけないコラボレーションに湯浅監督や野木さんも「デュエットみたい」と大喜び。「いつかみんなで大合唱したいですね」というアヴちゃんの言葉に「屋外で、野外フェスみたいにやりたいね」と提案する野木さん。アヴちゃんも「したいですね、犬王フェス」と新たな夢を掲げるひと幕もありました。
あらためてこの日のイベントを振り返り、「あっという間でしたね。お楽しみいただけましたでしょうか?」というアヴちゃんからの問いかけに、会場からは割れんばかりの拍手が。「まさかアヴちゃんの歌声まで聞けるとは」と野木さんが感激した様子を見せると、湯浅監督は「僕は期待していました」とニヤリ。「またやりましょう!」というアヴちゃんの誓いの言葉に、会場からは期待を込めて、大きな拍手が鳴り響きました。
イベント終了後は、「すごく楽しかった!」「生歌が聴けるなんてぜいたくな時間!」等々、興奮した様子で会場を後にする観客の皆さんの姿がそこかしこに。まさに会場が一体となって盛り上がったこの日は“狂騒の一夜”となりました。
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花を愛でる気品あふれる彼女は甘い瞳と声で僕を誘う・・・白い美脚を開脚しびしょ濡れの性器を露わにし快楽をねだるお淑やかな清楚美女に生!! - 無料動画付き(サンプル動画)
花を愛でる気品あふれる彼女は甘い瞳と声で僕を誘う・・・白い美脚を開脚しびしょ濡れの性器を露わにし快楽をねだるお淑やかな清楚美女に生!! - 無料動画付き(サンプル動画) スタジオ: FC2 更新日: 2022/06/05 時間: 46分 女優: 彼女とは久し振りに会うことが出来た。以前は誘うまで色々と苦労をしたが、今回はすんなり僕の誘いに乗ってくれた。何かの心境の変化なのか、それとも・・・。下心全開で待ち合わせ場所に向かうと、先に着いていた彼女は清楚なワンピースを着ていた。今日の天気に彼女の服装がぴったりで、彼女の甘い話し声も加わり二人の間に穏やかな空気を生んでくれる。テラスの花を可愛いと言いながら眺める彼女。その仕草を見ているだけ心が癒される。こんなことを幸せっていうんだろう・・・。彼女の持つ癒しのオーラと、品のある立ち振る舞い。僕はすっかり彼女に魅了されていた。こんな可憐な女の子がどの様に乱れるのだろうか・・・。買い物を早々に切り DVD・DVD販売のDVDハッピー DVD・DVD販売のDVDハッピーは、DVDを大量に扱っています。一律$1.95 懐かしいDVDから最新のものまで豊富な品揃えで販売しています。
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『さかなのこ』9/11(日) 実施 大ヒット御礼舞台挨拶 レポート
SNSでは、「早くも下半期邦画のベストに相応しい傑作。」など絶賛の嵐が吹き荒れている本作。
この度、映画の大ヒットを記念して大ヒット御礼舞台挨拶の実施いたしました!
SNSにて事前に募集した質問にのんさん&沖田監督がお答えするQ&Aコーナーやイベントの模様をギョギョッとご紹介いたします!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【イベントスタート】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チケット即完売・満員御礼で、上映後の余韻冷めやらぬ観客が待ちわびる会場に、のんと沖田修一監督が登壇すると盛大であたたかな拍手に包まれました。
のんさん:「おかげさまでたくさん観ていただいていると聞いて、とっても嬉しいです!」と笑顔で挨拶。
沖田監督:「観ていただいた方から、色々な嬉しい声を聞いています!」と嬉しそうな様子で幕開け。
事前に公式SNSで2人への質問を募集し、用意された質問BOXから2人が質問を引いて、時間の許す限りどんどん答えていくことに。沖田作品と言えば、実にユーモラスで魅力的キャラクターがたくさん登場し、映画を観終わった後にも心に残るシーンが数多いことでファンが多く、本作もそんな印象的なキャラやシーンがたっぷりで、読み上げられた質問には会場も共感があふれるように笑いが何度も沸きあがりました。
Q&A全文はこちら▼
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●1問目:この映画が、のんさんの演技や創作意欲にどんな刺激・影響を与えましたか?
さっそく濃厚な質問を引き当てたのんさんは「ほう!」と一言。「主人公のミー坊は好きなおさかなさんを追い求めてまっすぐ突き進む、何にも影響されない“好き”を持っている姿にすごく勇気づけられました。私もミー坊と似たところで、猪突猛進にやりたいことへ突き進む傾向にあるので、ミー坊のように生きていいんだな、そういう風になりたいな、という気持ちになりました。背中を押してくれる役柄だと感じてます!」と今回演じた主人公・ミー坊への思い入れを語りました。
●2問目:沖田修一監督に聞きたいです。床屋の店主は何者なのでしょうか? モモコの裏設定、シングルマザーになるまでの人生があれば教えてください。
みんなが気になっていたキャラがさっそく質問に上がって会場からも笑いが起こるなか、沖田監督は「ロケハンであのアパートがいいね、となったときにもともと横にあの理容室があって無視することができなくて。上京したミー坊が新しい“愛の巣”に帰っていくような設定だったので、隣の床屋の主人を“愛の象徴”みたいにしてみたらミー坊たちが家族のように見えるんじゃないか、床屋のクルクル回るところもミー坊の新しい生活が始まった、人生の始まりみたいになったら、と思って裏設定にしてみました。
演じているのは『キツツキと雨』で一緒に脚本を書いた守屋文雄くんで、渋い方なんでメイクをさせて「ウン」しか言わない人としてやってもらいました(笑)」と話し、モモコについては「台本には最初タカナシという悪い男がいて、酷いことをされてシングルマザーになる話を書いたんですが、あんまり面白くなかったんで思いっきりハショりました(笑)」と知られざるエピソードを明かしました。
●3問目:ミー坊&ヒヨ、幼いころから右手をくるんくるんさせています。この仕草を2人が始めたエピソードを知りたいでギョざいます。
子ども時代から2人がやっている仕草についての質問に、沖田監督が「走るときにあれをやると速くなる、という��うな話を大人になってもやろう、とミー坊とヒヨでやってくださった。大人になって最後にものんさんがやっているのを最初は気づかなくて、「あ、そっか!」と編集してて気づいたんです。やろうと決めてたんですか?」とのんに聞くと、「そうですね、子供たちと皆で走るシーンだったので、走るときはこれをやらなきゃ!と思って」と振り返りました。
●4問目:サンマを頭から食べるシーンはヒィーとなりました。実際にはどこまで食べられますか?
衝撃的シーンについての質問にのんが「さかなクンが、本当に背骨が後ろに伸びているから頭から食べれば骨は刺さらない、と言うので沖田監督が試してくださったんです」と話をむけると、体を張って試した沖田監督は「大丈夫だったんですけど、さかなによっては危ないなと思います(笑)」とトロ🐟(吐露)。
実際の撮影にあたっては、のんが「本当に食べてるんですけど、ちょっとズルを…背骨をちょっと抜いてもらってすごく柔らかくしてもらいました。(笑)」と裏話を披露。沖田監督も「(母役の)井川遥さんもめちゃくちゃ食べてましたよね」と続け、のんさんも「美味しくてカットかかっても2人でばくばく食べました」と満足そうな様子でコメント。
●5問目:ミー坊の口元に食べかすがついているのをお母さんのミチコが指摘するセリフはアドリブですか?
のんさんは少し照れくさそうに「あれは…勝手に私が口元につけてたんですよね?」と聞くと沖田監督はすかさず「そうだと思いますよ!井川さんがサっとやってくださんだと思います」と即答。続けて「いつもついてて何度も井川さんがやってくださって、独り立ちさせたいけど母はどこかでまだ子供だよ、と思っている名残にも思えて良かった。井川さんは狙ったのかな?とも思い最後までわからなかったけどそのままにしました」とアドリブをそのまま採用したそうで、のんは「私よ��口の周りに食べかすがつくんですよ…この間はおでこにドーナツのお砂糖が張り付いていて…(笑)」と普段のおっちょこちょいな一面を明かし会場を沸かせました。
●6問目:居酒屋でししゃもを注文したのにカペリン(カラフトシシャモ)が出てきて怒って店員に絡むシーンが、酔っぱらった昭和のおっさんぽくて大好きなのですが、監督からはどのような演技指導があったのですか?
のんさんは「私もあのシーンすごく好きです!監督が酔っ払いの演技を目の前でやってくれたんです。それがすごく面白くてマネしました。監督が“酔っ払いの師匠”です!」と宣言、沖田監督も「2人で、酔っ払ってくだをまく練習をしましたね、昭和のおっさん感は僕がやったからですね(笑)。本番を撮っているときは、お猪口のお酒がめちゃくちゃこぼれてるのを見て大笑いしちゃいました。あそこまでならないけどな、と(笑)」と振り返り大きな笑いに包まれました。
●7問目:のんさんは、『さかなのこ』でミー坊役以外にやってみたい役はありますか?
のんさんは少し考えてから「(柳楽優弥演じる)ヒヨかな。“狂犬”とあだ名の付いた不良で鎖を付けていて、アウトローで暴れそうなのに縛られている、飼い主がいる、その矛盾した魅力が味わい深いなと面白かったです(笑)」と語ると、沖田監督もうなづきながら「似合いそうですね。コンパスで左手を刺さなきゃいけないですよ?(笑) ヒヨとミー坊のやりとりは微笑ましくてこっちが笑っちゃいました。柳楽さんが昭和の不良がすごい似合う、まさに昭和のスターみたいでした」と重ね、ちょっと世界線の異なる『さかなのこ』アナザーバージョンに期待も膨らむ(?)一幕も。
●8問目:お互いにここがスゴイ、こんなところを尊敬している、というところを教えてください。
のんさんは「もともと沖田監督のファンで大好きだったので、沖田組で役を演じられて本当に幸せでした。映画へのすさまじい集中力で、それが明るいパワーでいい空気が流れていて、私も乗っかるといい演技ができる、そんな威力のある監督でした。今日お話を聞いていても、映画の随所にちりばめられた沖田監督の演出がすべてキーになる、それを直接見せていただいて凄い方だなと、本当に勉強になりました。あと、酔っ払いの演技も(笑)。現場では、ファンだとバレないように、私は役者です、演技しに来ました、と舞い上がらないよう頑張ってました。」と照れながら笑顔に。
対する沖田監督は、少し照れくさそうに「そんな冷たくならなくても!(笑) 後から(ファンだと)聞いてビックリしたんです、気づかなかったです。ありがとうございます。この映画はのんさんがミー坊をやっているから成立しているし、他に誰ができるのかと思っていたので、やってもらえて嬉しかった。(役について)一生懸命ずっと考えて練習しているはずで、でも現場でそういうところを見せないようにしているんだと思うんですが、現場でズバっと表現してくれて様になっていく。すべてOKを出してしまいそうになる、こんなことは初めてで、のんさんの凄さ。のんさんだから上手くいくことが沢山ありました。感謝です。僕もそういうことをあんまり現場では言わないように、まあ頑張ってますね、みたいな顔しているようにしてました(笑)」と振り返り、のんさんは「2人とも現場ではスカしてたんですね(笑)」と笑いながら話しました。
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時間いっぱいまで話しつくした2人から最後に一言。
沖田監督:「自分でも気に入っている作品で、また度々ミー坊に会えたら良いなと思うくらい好きな作品です。沢山の方に観ていただきたいです」と改めて語りました。
のんさん:「この映画でミー坊を演じられて、本当に嬉しくて、これから自分の宝物になっていくと感じています。“好き”を追い求めるミー坊のまっすぐさは、皆さんにも大切にして欲しいなと思いますし、皆さん一人ひとりの映画になっていくと嬉しいです。」と力を込めてイベントを締めくくりました。
撮影秘話たっぷりで、注目シーンばかりの『さかなのこ』をまだ観ていない方は劇場へと急ぎたく���る、一度観た方もミー坊と皆の物語にまた会いたくなる、笑顔と多幸感(タコ🐙)にあふれたイベントとなりました!
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愛なのに
まずはじめに「その着せ替え人形は恋をする」を皆さん見てますか?2022冬アニメのラインナップで、ぶっちぎりで1番面白いです。まだ未見の方は是非第3話までチェックしてほしいですが、第8話が神回だったのでもう一気に全話見て下さい笑 アニメ化から原作コミックスの売れ行きをいかに伸ばせるかがここ最近のアニメのバズってる指数になってますが、特に"着せ恋"の売れ方は半端じゃなくて、1ヶ月で100万部伸びたらしいです。騙すつもりはないですが、騙されたと思って一度見てみてください。
さて、今回は先月末から公開された「愛なのに」について。城定秀夫と今泉力哉がタッグを組み、お互いが書いた脚本をお互いが撮影するという企画"L/R15"より生まれた作品です。今作は監督が城定秀夫で脚本が今泉力哉。まずは城定秀夫について。数多くのピンク映画やVシネを世に生み出してきた城定秀夫の作品の中でも「アルプススタンドのはしの方」はすごく良い作品なのでこちらもチェックしてみて下さい。そして今泉力哉と言えば世間的には「愛がなんだ」が代表作とされていますが、個人的には違います。僕は下北沢を舞台に男1女4の設定で描いた青春群像劇の2020年公開の「街の上で」が1番だと思います。
若��竜也が演じた主人公の荒川青も最高でしたが、ストーリーの中で1番心を惹かれたのは中田青渚演じるスタイリストの"城定イハ"でした。穂志もえか、萩原みのり、古川琴音よりも圧倒的に中田青渚に1票でした。劇中で映画の撮影を終え、下北での打ち上げ後にイハちゃんの家に行って、ただ談笑する長尺ワンカットシーンは本当に良いので見てほしい。関西弁の女の子ってやっぱりいいよな〜とも思わされるし、なんといってもイハちゃんが可愛すぎます。このシーン以外にも全編通して散りばめられている今泉節も最高の作品です。
あれ?城定? 気になった方は流石です。この役名は今泉力哉が城定秀夫をオマージュした役名なのです。それくらいリスペクト強めな先輩後輩の2人が作る映画がつまらないわけがないのです。単調な流れでも会話劇が抜群に面白い今泉力哉の脚本力と城定秀夫のカット割がとてもいい塩梅でした。見終わっての感想を軽く伝えるならば、予告編を見て抱く期待値を余裕で超えてくる位面白かったです。
ここからは毎度お馴染みのネタバレ有りな感想で作品を振り返ります。多少のネタバレは気にしない方向けです。嫌な方は鑑賞後に読んでもらえたら嬉しいです。
主人公は瀬戸康史演じる古本屋の店主の多田(ただ)。年齢はもうすぐ31歳。その多田を一方的に好きになり、しつこく求婚を迫る女子高生の矢野岬を演じたのが、今ブログで三回連続登場の河合優実(もう確実にファンです) 岬が店内から一冊の小説を万引きするところから物語は始まります。万引きの理由は自分の名前を覚えてほしかった事と、多田が読んでいる本が欲しかった為。間違いなく可愛くないと絶対に許されない理由でした笑 その日を境にして店に来る度にラブレターを持ってきては求婚を迫る岬。そんな彼女を邪険には扱えない性格の多田。犯罪になりかねない歳の差がもちろん壁になってますが、もう一つの壁が多田の過去の恋愛でした。この微笑ましい冒頭の2人のシーンでがっつり心掴まれました。
瀬戸君はアイドル俳優とばかり思ってましたが、歳を重ねていい味が出てきてますよね。この作品でその先入観は払拭されました。それよりも、河合優実に言い寄られる多田よ、、ただただ羨ましいぞ笑
多田の忘れられない女性の佐伯��花(いっか)を演じたのが、ゲス極のドラマーであり最近は女優としても活躍中のさとうほなみakaほな・いこか。佐伯は多田が岬と出会った頃には結婚式を控えていました。その相手である亮介は、2人を担当してくれているウェディングプランナーの美樹と結婚式が終わるまでの期間限定な不倫関係にありました。この亮介が不倫をしている事は予告を見た時点で既にネタバレしていたので、こっちの話はどうでもいいから、もっと多田と岬のシーンを見たい!と思ったのが序盤の感想です。でも、一花が亮介の不倫の尻尾を掴んでからが、この映画の始まりと言っても過言ではないです。
不倫をした事をあっさりと認める亮介。相手は美樹でなく、過去に自分の事を好いていた人物であると嘘をつきます。謝罪されても腹の虫がおさまらない一花が出した結論は「私も同じ事していい?」でした。つまり一花も過去に自分の事を好きだった多田と寝てくると。ここら辺から亮介を演じた中島歩のポンコツぶりを発揮する演技は思わず笑ってしまう事間違いなしです。
多田をホテルに呼び出した一花。結婚式を控えた花嫁である事を多田は知っていて、「こんな事は絶対に間違っている」と一花の決意を受け入れません。そんな多田に痺れを切らし「じゃあ違う男とやる」と洋服を着始める一花を見て、男としてのプライドが勝ってしまい遂に決意が固まった多田。ちなみにこの時のコンドームの件は最高でした笑 エロVシネを沢山撮ってきた城定監督の濡れ場に対するこだわりは半端じゃなかったです。並の濡れ場シーンとは比べ物にならない位に。そして、その城定監督の期待に間違いなく100%応えたであろうさとうほなみの演技は必見です。
これで亮介とウィンウィンな関係に戻れると思っていましたが、一花は多田と会ってから表情が晴れないまま。あーやっぱり罪悪感が勝ってしまうパターンねと思いましたが、悩みの原因はそんなありきたりなものではなかったです。一花は多田とのSEXがあまりにも気持ち良すぎて忘れられなくなっていました。これだけ聞くとビッチで尻軽な奴ねとか、多田がとんでないテクニックの持ち主だったのかと考えてしまいます。でもそうじゃないのがこの脚本の面白い所。結論から言うと原因は亮介にあって、彼は超がつくほどSEXが下手クソだったのです。
その確信に触れるシーンは美樹との行為を終えた後にやってきます。男たる者、異性に言われたらずっと引きずってしまう「SEX下手くそですよね?」を美樹にマジなトーンで言われてしまいます。ここの掛け合いの亮介のポンコツっぷりは絶対に笑ってしまいます。その後、一花は多田との行為をアゲインしたくなり、もう一度だけ体を交わします。このシーンを見て僕はいやらしだけとは違う感情になってしまいました。鑑賞前の予想を大きく覆した中盤は完全に一花と亮介に話を持って行かれた展開でした。でもご安心下さい。ラストはちゃんと多田と岬のターンで幕を閉じます。
時は一花から連絡が来る前に戻ります。多田はいつもの様に岬から手紙を受け取りますが、その時は少し雰囲気が違いました。封筒の中には白紙の便箋だけが入っていて「多田さんの言葉が欲しい」と岬言われ、返事を書く約束を交わしました。でも16歳の女子高生に改めて何を書けば良いのか分からず筆が全く進みません。そんな時に一花からの連絡がありました。ずっと忘れられなかった相手と決着をつけた結果、多田は“愛”についての価値観が変わりました。岬に宛てた内容は、"これからも手紙を書いて欲しい。求婚をし続けてほしい。いつか岬の事を好きになれる気がする" その後、なんだかんだありながらも結婚する事を決めた一花から招待状が届きます。そして岬の両親が多田の家に怒鳴りにくる(当たり前)などあって迎えるラスト。
いつもの日課であるノラ猫のカンタにエサをあげている多田の所に手紙を持った岬がやってきます。親御さん問題は解決してないですが、こっそりとお店で会い続ける2人。一花の結婚式にはもちろん参列しなかった多田に友人が引き出物を渡しにやってきます。その中身は夫婦茶碗。その片方を岬にプレゼントし、「やった!」と岬が喜び幕は閉じます。
この後の展開は見た人に委ねる的な終わり方でしたが、僕はこの2人が将来結ばれる事はないのかなと。岬がこれから大人になっていく中で、色々な人との出逢いや価値観、世界観の変化が押し寄せてくるはずです。そして多田ではない別の誰かと結ばれた時には良き思い出の1つとして“ちょっと思い出しただけ”になるかもしれませんよね。この映画のキャッチコピーである「真っ直ぐで厄介で、否定できないこの想い」はとても素敵な言葉だなと見終わった後に思わせられました。
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NARI
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2代目ルパンとして数年経過したある作品の打ち上げの際、納谷からは「これはお前の作品だからな」と言われ、他の声優陣にも「俺たちはお前についてゆく」と激励されたという[47]。また、栗田のルパンを演じる姿勢について、小林は「栗田君は勉強家だからね」と評価する一方で、「そろそろ山田康雄の亡霊を振り払って、栗ちゃんらしさを付け加えてもいいんじゃないか」とコメントしている[48]。 あるルパン作品でのアフレコ時、絵が全然なく「これでは収録できない」という空気になり[注 3]、栗田も経験が少ないためどう振る舞っていいか分からなくなったことがあった。すると、納谷は栗田に「これはお前の作品なんだから、お前が決めろ」と発言。その時から「僕はルパン三世を自分の作品にしなきゃいけないんだ」と作品の主役を演じることへの責任感を感じるようになったという[49]。 2011年放送のTVスペシャル『ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜』で石川五ェ門、峰不二子、銭形警部の配役が変更されたため、栗田は先輩格となったが「これまでの歴史があるので、新キャストの方々は『オリジナルと違う』と言われることもあるだろうから、大変だと思います」と新キャストに配慮するコメントをしている[50]。また、新作アフレコ前に新キャスト陣と顔合わせ、親睦のために一席を設け、結束を深めたことも明かしている[33]。 2019年以降は、ルパンを演じる期間が山田が演じた24年より長くなっている。このことに関して栗田は、一年に一度のテレビスペシャルだけ出演する状態が長年続き、実質的な出演期間は短いことから「お恥ずかしいっていう気持ちしかない」と語っている[6]。
栗田貫一 - Wikipedia
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映画『ドライブ・マイ・カー』(※ラストシーンの解釈について)
twitterより転載
引用元
『ドライブ・マイ・カー』(2021年 日本)
一生拭えない傷を負うこと、自分が見えてなかった(見ようとしてなかった)他者の一面を見つめ直すこと、それを背負って自分を生きるということ😔
そういった辛いけど生きるってこういうことだよねと思うテーマを、リッチな時間と演出で豊かに描いた素晴らしい映画でした🚘
会話の"間"が巧みでした‼️
話し出すまでの間をしっかり使うし、無言でも場の空気感が伝わる演技・演出が素晴らしい👌
構造上、演技をする演技をしているのですが、リアルな生身の人間の移ろいが感じられドキュメンタリーでも観たかのような感覚がありました😦
上映時間長くないとこれはできない💦
後半はずっとハラハラ、ヒリヒリさせられっぱなしでした😣キツイ💦 でも見終わった後、自分も前を向いていられる映画👌
外国人キャスト陣(特に手話の人)は素晴らしかったですが、なんと言っても岡田将生が良い‼️ 彼の不安定でたまにタガが外れる危うさみたいなものが染み出した演技が見事👍
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twitterより転載
大部分を広島でロケしてるので、広島に住む自分としては不思議な気持ちでした😓
というか、途中彼らが車で通ったとこ、僕んちの超近所でいつも通勤で歩いてるところでしたからね😅
大体場所わかるから、同じシーンを別の場所で撮って繋げてるのもすぐ気づいてしまいます💦
『ドライブ・マイ・カー』デジタルロケ地マップ
引用元
あの不思議なガラス張りのゴミ処理場は、横の公園も含めて結構いいところで、僕も学生の頃とかなんとなく訪れて音楽聴きながら黄昏てたりしました(暗いな🙄)
こんな豪華な建物を税金で作りやがって!という批判があったみたいですが、こうやって映画に登場して有名になったので良かったです👌
引用元
それとみんな結構遠くに住んでますね💦
主人公が広島で住む家に行く途中、安芸灘大橋を通りますが、平和公園からあそこまでは呉市内で結構混むので、1時間以上かかる気がします😅
ちなみにあのあたりは沖田修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』の舞台になった場所です👍
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twitterより転載
石橋英子による劇伴も素敵で、このサントラは映画と関係なくアルバム単体としてとても良いです👌
ゆったりしたスイングを土台に、メロディはあるけど主張が強すぎず、アンビエント・ミュージック的な一枚として良作🎶
※以下、ラストシーンについての解釈について記載しました。映画の重大なネタバレ部分があります。映画をご覧になった人向けに記載していますので、ご注意ください。
映画のラストシーンで、みさきはコロナ時代の韓国に住んでおり、家福と同じ赤のサーブ900に乗り、車内にはあの韓国人夫婦の飼い犬に似た犬が乗っています。彼女はスーパーで買い物を終えて、これまで見せなかったような明るい顔つきで運転しながら映画は終わりを迎えます。
なぜ彼女は韓国にいるのか?なぜ赤のサーブに乗っているのか?なぜ犬を買っているのか?このラストシーンは明確な説明が無く、文脈から推察すべき場面なので、見る人によって解釈が異なると思いますし、意図的にそのように終わらせているのは間違いないでしょう。みさきは家福と恋愛関係になり一緒に暮らしている、韓国人夫婦と一緒に韓国へ帰国したなどの意見をちらほら見かけたのですが、この映画を2回観たあとの僕の解釈を以下に書き記します(あくまで僕個人が映画を観て理解したエンディングの解釈です)。
おそらく、みさきの母親は韓国人なのです。みさきは自分のルーツである韓国に移住して新しい生活を始めたのだと思います。それを劇中ずっと隠していたのです。
ラストシーンのスーパーでみさきは普通に買い物をして、店員と何の抵抗もなく韓国語でやり取りをしていました。学歴はなく運転で生計を立てていた彼女がいきなり韓国語を喋っているのはなぜか。彼女は韓国語ネイティブなのでしょう。
思い出してほしいのですが、家福と一緒に韓国人夫婦の家で韓国料理を振る舞ってもらったときの場面、夫のコン・ユンスが妻の演劇俳優への応募を家福に黙っていたことを説明するときに「沈黙は金です」と表現するのですが、その時に明らかにみさきの表情が変わります。多分みさきは自分が韓国系であることを隠しているのです。そしてコン・ユンスが「辛い食べ物大丈夫ですか?」と問いかけるときの眼差しから察するに、彼はみさきが韓国の人間であると気づいているのかもしれません。
みさきの母親は韓国人で、日本人の夫と結婚して、みさきを生んだが、夫は離れて母子家庭になってしまった。みさきは韓国人の母親に育てられたので、日本語と韓国語のバイリンガルに育った。韓国人であることから差別を受けたりなどして、北海道の片田舎で不遇な生活を続け、母親は次第にみさきに対して暴力的になった。母親との死別後、みさきは心のわだかまりを持ったまま広島での生活を続けていたが、家福や韓国人夫婦たちとの交流の日々、そして家福たちが完成させ公演した演劇を観たことによって、母親との死別や自分の生き方に折り合いがついて、前を向いて進み始め、自分のルーツである韓国へ移住して暮らすことを選んだ。
あくまで映画を観た僕が行間を読みまくった推測によるストーリーですが、大体こんな展開が背後にあるのではないかと考えました。
みさきにとって家福や韓国人夫婦との日々はとてもかけがえのないものになったので、家福が大切にしていた赤のサーブを韓国でも手に入れ、韓国人夫婦と同じような犬を飼っているのだと思います。
以上が僕の考えた、ラストシーンの解釈とその背景です。いかがでしょうか?とはいえこの場面は明らかに余白を多く残して観る側に解釈を要求してくるような部分ではあるので、いろんな意見があって当然と思いますし、それを語り合うのもこの映画の面白さかもしれません。
何れにせよこの映画は、大きな喪失を背負ったままであっても人との関わりの中で再生する機会��得るという物語であることは間違いないでしょう。最後の最後にハンドルを握ったみさきが見せる表情は明らかに前に進もうとする意思を感じるものであり、自分の道を自分が運転して進む、つまり「Drive my car」という意思を、静かに、しかし力強く示すエンディングであったと思います。
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中秋の名月だったので、ココアを片手にお月見しました🌕✨
今日は買い物帰りに危うく事故になりかけたけど、地元の学生グループさん達が助けてくれた……😭
ほんと、本当に命の恩人…😭
残念ながらお名前は分からなかったけど、学校名把握できたので帰宅後すぐにお礼の電話を学校の方へさせて頂きました📞
マジで泣きながら電話してた😭
重たかったろうに、率先してわざわざ自転車もち上げてくれて本当に優しかった……😭優しさに触れると泣いちゃう、感謝😭
描いてます!画像は🇮🇸と🇸🇪✍️😊
改めてスーさんの格好いいのにお茶目な可愛さの一面にきゅ〜〜んってなります☺️
なんとな〜くエスティに通じるものがある……と思っている。
エスティの格好いいの理想って絶対スーさんだよね…可愛いの理想がフィンちゃんだったら面白いなぁと思いました。
子どもってパパとママの背中見て育つからね……☺️
エスティはスーフィンの擬似の子どもみたいなところある。本人は兄弟になりたがってるけど、振る舞いが完全に可愛がられたい甘えん坊の子どもなんですよねぇ…可愛いね☺️
エスティがバルト格好いい僕とバルト可愛い僕を手に入れたら、ラトちゃんに正式にプロポーズするのが私の脳内方程式です💪😄
まぁラトちゃんは飾らないエスティが一番好きなんですけどね☺️
それにしても、5人描くのってって大変だ〜!明日か明後日できたらいいなーっていう予定の希望。
2022.9/12
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正のライフイベント
ということばを唐突に考えた。私はいつまでも心が幼いままで「これからなんでもできる」と考えがちだがそれは普通に考えればおかしいことでしかし作家や音楽家、画家など、いつまでもとにかく一意専心にやっている人はいつでも新しいことをずっとやり続けている感覚があるので(職人仕事として同じことを丹念に続けているのとはまた別次元の捉え方で)まあとにかく大人になれない(他の人と較べて、相対的に)人種というのが一定数いるんじゃないか?という曖昧なことを考えながら、そう、私にはライフイベントなるもの(どこかのメーカーが作り出した言葉)が起こっていないからいつまでも中学生なんだよなと思いつき、つまり、昇進、結婚、出産、育児、子の成長など、というものを経験せず、20年前と変わらない役割をそれぞれが担う、社会と断絶された生家で暮らしているので時間感覚も狂っている、というのは話がそれたが、ともかくそうした正のライフイベントを経験することがないとしても、これから負のライフイベントを経験していったら変わるのだろうか、などと考えた。親や兄の病気や介護や死、自分の老いのことである。そんな。正のライフイベントを全然経験できていないのに負のライフイベントだけは降り掛かってくるなんて不安すぎる。「その時」、何も受け止められなくて崩壊して発狂して自殺するかもしれない。まあ落ち着けよ。とにかくもそれが私の人生でやり直しは効かないので今の1秒ごとの貴重な時間をよく考えて使うように、ということだ。私は仕事が好きで、仕事で人に頼りにされたり褒められたり、とにかく仕事を通じて人と関われたらいいなと常に思っているが、びっくりするほど仕事ができなくて、できるようになったと思っても病気のせいにしてまったく長続きせず、結局この歳にこの程度の職歴ではもう雇われるのは不可能というところまできてしまった。わーー。仕事が好きなのに…。だったら仕事の選り好みをせずなんでもやればいいのだが、好き嫌いを考慮しないと本当に続かないので、できるだけ好きな仕事に就こうと今後を考えている。本当に元気でいるっていうのはいいことだ。元気で仕事ができるというのはすごい。むきむきになれなくても、自分に可能な範囲で、自分をいちばん有効活用できそうな職に就けばいいのではないかと思う。「先送り」をせず、明日はやるべきことをやる。自分の未来のために自律をする。とくに体調が悪くなければできるはずだ。不眠はクエチアピンなしで眠るチャレンジをしているので難しいが、偏頭痛はほとんどない、緊張型頭痛もほとんどないか、あっても対処すれば数時間で治まる。PC作業を主にするに当たって、ローテーブルの位置を変えなければと思う。明日はまずそれ。テーブルの位置全部がホットカーペットに乗るようにする。なんかカーペットを微妙な位置に敷いてしまったな…そもそも…コンセントの向きも変えた方が良くないか…?ということで明日は午前から模様替え。そのためにも数時間でも眠れるといいが…。最近は朝晩冷えるので雨戸を閉めて寝ていて、日の出とともに起きなくて済むので(遮光カーテンくらいだと体が太陽に引き摺られて起きる)、それなりに温かいし長く眠れている(平均6時間)。高校生の頃も雨戸を閉めていればあそこまで辛いこともなかったのでは?と思ったが、そもそも雨戸を閉める発想が出たとしても、閉める気力があったかと考えると難しい。できなかったことはできなかったことで、与えられなかったものは与えられなかったもの。私の頭が悪く、改善行動に出るよりも、怠けて悪い状態にとどまることをしがちなのも、やはり自分が悪いことを多くしたなと思う。大人になって、ああすればよかったということがたくさん出てくるが、その時に頭が悪くてまったくわからなかったので、別にどうしようもない。今の私はせいぜいよく考えて工夫のもとに、できるだけ現状改善の努力をすることだ。
ミュージカル「ジャージーボーイズ」(日生劇場)を観に行ったが、感想はだいたい友人に言ってしまって、全体として文章にまとめたい程のものはなかった。ただとてもいいミュージカルでした。フォーシーズンズというアメリカのポップスコーラスグループの結成から解散まで、4人の生涯を絡めて作劇されていたのだけど、やはりトミーの悲哀が私にはいちばん近しく感じるものだった。トミーが(自分たちを選んだのは)「一般大衆だ」と言ったこと、いわゆる労働者層が彼らを支持したこと、いちばん誇りに思ったのはトミーだと思うし、いちばん報われたのはトミーだと思う。ヴァリの役の俳優さんが本当に本当に天才の歌声を再現していてすさまじかった。こんなに歌が上手い人の舞台を観られるなんて人生でなかなかないことだと感じた。アメリカ史を感じる時に、いちばんいいのはその暗さ、水がひたひたと迫り来るあの涙の感じ、そしてお決まりの破滅、わびしさ、栄光の反対側の暗く濃い影、というのが音楽と結びつく瞬間、なんていいんだろうと思わずにいられない。だってそれでもあいつには音楽の才能があるんだ。それだけはどうしようもない事実なんだ。才能、才能、才能!みんな才能に振り回されている。そんなものがなければここまでの悲劇や苦しみ、つらさは、そうまさにアメリカという国の哀しさを一心に背負うことはなかっただろうに、と思うが、そうなってでも、彼らにやはり才能があってよかったと思う。音楽の喜びは人間の生きているという喜びそのものだから。アメリカはとにかく人が多い。なんでも規模がでかい。すぐに周りを巻き込んで他の国にも波及する。アメリカで流行ればとてつもない世界の流行りに巻き込まれていくことになる。たった1人の人間の身に、その全ては重すぎる。潰れないだけで凄いことだと思った。人間の耐久性。ある程度、世界と自分を切り離すこと、自分は公共の持ち物でなく、自分自身の私的な持ち物であるという意識を持たなければやっていけない。現代日本では後者の考え方をする人しかほぼ見かけないけれど、明治時代以前、まあ、戦前くらいまでは前者の意識を持ち、かつまったく潰れない、耐久性の高い人間が多かったのだろうと思う。そういう人々を作り上げた江戸時代までのこの国の風土というのは私はかなり好き。戦後の、狂乱と衰退のアメリカに自由民主主義をどくどくと飲まされてぶくぶくと思考停止で労働し続けた先にある今の日本は、果たして自分の命を捧げるほどのものだろうかとふと思う。思うが、別にそういうことじゃない。私はこの国が好きだし、まず身の回りの人から力になっていきたいと思う。考えることはいつでもできるので、もちろん何をか考え続けてもいいとして、体や労働は、やはり近くに生まれた人々、これからを生きる日本の人々のためになることに使いたいと思う。その範囲を広げればこの地球で生きる人々ということになるが、私の耐久性の低さからして、まあ国民国家くらいがせいぜいの範囲だと思う。
2022.10.28
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