#今年も嬉しい再会や出逢いも沢山頂きました
Explore tagged Tumblr posts
tsukishiro-himari · 10 months ago
Text
Tumblr media
「数年前備忘録」
ツアー中数件のインタビューをして頂いた際
自分自身を再確認出来る
素晴らしい機会だなぁと思ったよ
それで
こういう真面目な思考を最近は
もっと軽く変えていきたいと思っています
信念を貫く覚悟を持つ事は
必ず戦わなければならない瞬間が有って
それが何度も続けば辛く
どうして戦っているのか
戦わなければならないのか
絶望の時が有ります
迷いを表に出さず
ひたすら進むペルに私自身鼓舞される想い
逢いに来てくれて本当にありがとう
帰国前
Kineさんが教えて下さった歌を
踊りながら実践しようとすると
想像を軽々越えた難しさで
息が上がり汗びっしょりで
ぶわっと涙が込み上げてきたよ
でも
こうして一緒に創ってくれる
仲間に出逢えた事が本当に嬉しくて
そのことでも泣けて
一人そんな感じの今日のスタジオ練でした
本を読みながら音楽を聴いて
自分が居る場所から
沢山の出逢いがあって
私も表現したいと鼓舞され���
人が生み出すモノって
何でこんなに美しいんだろう
最近少し苦しい日々が続いていたのだけれど
公園に寄ってお散歩してたら
少しリフレッシュ出来て、嬉しい
久し振りの魔界のお稽古
どんな時でも笑顔で頑張る姿って
とても素敵なんだなぁって
気が付くと拍手をしていました
どんなに回数を重ねても
新しい発見や課題に出逢います
頑張ります
帰りの電車では
SNSを通じて応援の想いが伝わって
それにいつもとても支えられています
いつも、ありがとう
ココナッツ
食べる物では苦手だけど
香りとしてだいすき
髪を解く度に良い匂い
今年の母の日もお母さんのだいすきな
マンゴープリンを贈ると
母「ホント律儀なんだから~☆元気で暮らせよ!」
というテンションの高いラインが届いて
笑っちゃった
嬉しいっ
あの、アニメで観てた「もえもえきゅん」を
自分が実際にメイドさんとして出来て
ホントに嬉しかったな…
絵を描く手は一生震えてたけど…
7 notes · View notes
thyele · 1 year ago
Text
2023年6月7日
ZONO:ZIGUEZOY:PANSYさん「私事ですが実は先月、Temple of Loveのリリース日に結婚しました🦇 ってことで友人のVJ AZVSAがパーティー企画してくれました!来月新宿にて! 飲みに来るついでに祝って下さい🥂🍾 地元名古屋編も近いうちやる! 6/24(sat) ”in the Temple of Love“ op/st 20:00-25:00 Entrance FREE :1 Drink Order https://t.co/i9LISj2RtM」https://twitter.com/pansy_romantics/status/1658065507864702976
藤原ナオヒロ / NO-GATEさん「沢山聴いて頂き有難う御座います! 絶賛配信中ですので、まだの方は是非聴いて下さい🙇‍♂️ #dtm #作詞 #オリジナル曲 https://t.co/N0v9XZeyH9」https://twitter.com/naohiro_fuji/status/1666616446674432000
RAN / 最上夜さん「加入に至った経緯とかも書いてあったり、、 ぜひに見て下さいな」https://twitter.com/Ran__MogamiYoru/status/1666395222161649664
RAN 嘘さん「語らせてもらいました。 よかったら読んでみて」https://twitter.com/Ran___Uso/status/1666389463872987136
ジグソウ マルさん「結構ボリューミーなインタビューが公開されました! ぜひ読んでくださいまし!!」https://twitter.com/Maru_jigsaw/status/1666386388571537415
JROCK'N'ROLLさん「Please check out our INTERVIEW WITH RAN 日本語&ENGLISH https://t.co/wrpC3qPT4k @RAN_offi @Ran__taichi @Ran__meiliang @Ran___Uso @Ran__MogamiYoru @Ran__shion 宜しくお願い致します! @Blooml_official https://t.co/mdc7teabNB」https://twitter.com/JROCKNROLL_/status/1666384515814547456
JROCK'N'ROLLさん「Check out our new interview with ジグソウ (JIGSAW) 日本語&ENGLISH https://t.co/EgVTIeZX0k @jigsaw_offi @Bukimi_jigsaw @Maru_jigsaw @Ema_jigsaw @Shiki_jigsaw 宜しくお願い致します! @Blooml_official https://t.co/I8s7r8nY39」https://twitter.com/JROCKNROLL_/status/1666384508764008448
吐き溜めさん「匿名希望の感情、誹謗中傷の連鎖、織り重なる憎悪 【吐き出した君のソレから僕達は生まれました】 …君に渦巻くドス黒いソレが僕達を更に黒く大きなものにする Vo.厭(@hkdm_vo_en) We were born out of your hatred... https://t.co/xRiMJ0MR1G」https://twitter.com/hakidame_info/status/1664255487544639491
馨🌻KAORUさん「[カラオケ懇談交流会] 6/18(日)14:15〜22:15(出入り自由) ¥2500-フリーD フリーおつまみ(多分カレー有) 歌舞伎町BAR.FLARE 私は17:00頃〜います🎤 DM予約(女子¥2000-)」https://twitter.com/KAORU_MamMalian/status/1666498125010464769
Michal 😈 ANCIENT MYTHさん「Twitter、Instagram、YouTube、Facebookにそれぞれ広告を出して感じた事。 Twitter→今の日本で、何かを広めるのに1番適したプラットフォーム。… https://t.co/hLF3nX1wsU」https://twitter.com/michal666jp/status/1666694382135963660
TOBIRA カッキーさん「本日のTOBIRAはこちら💁🏼‍♂️ 住所: 大阪市中央区西心斎橋1-8-16 中西ビル602号」https://twitter.com/tobira_kacky/status/1666566852867420160
Petit Brabanconさん「Petit Brabancon 1st EP『Automata』誤配送のお詫び https://t.co/CJbmxkZOpf」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666709142847750145
桐 heidi.さん「よく対バンさせてもらってた頃はもう10年以上前 その後もメンバーの皆さんとお会いする機会は何度もありましたがお知らせを聞いて驚きましたがとても嬉しいですね。Sadie復活おめでとうございます!」https://twitter.com/heidi_kiri/status/1666650126478376965
ぶいにゃす😺🎀🍓さん「おはにゃ〜🍓 本日はTERUさんのお誕生日にゃんでGLAY「彼女の“Modern…”」弾いてみたをアップするにゃん🎉 おめでとうございますにゃん🎊㊗️ GLAYの音源聴いて過ごすかにゃ〜🎧 #TERU #HappyBirthday 🍓11月26日(日)池袋BlackHole🍓 🍓ぶいにゃすイベント開催決定🍓 https://t.co/upufqMVQD0」https://twitter.com/buinyasu/status/1666631189078360064
Guitarist 剣さん「良い夢見れますよに。 おやすみなさい☺️ #Sadie #RAZOR https://t.co/eaGIm2dgbu」https://twitter.com/tsurugi_brain/status/1666473292532965376
真緒さん「無事復活発表させていただきました!善徳さんのアドバイス力になりました!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666475368239472640
真緒さん「お互いなんとも近い復活やな。戦友同士気合い入れていきましょ!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666475980440088576
真緒さん「店長そして直系の後輩よ、ありがとう笑。」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666478504731643906
宮脇 渉さん「バンドの初期衝動や成り立ちは"こいつらとバンドやりたい"なので再びそう思えるなら大人になりすぎた頭を一旦リセットしてやった方がよい。 一周回ったのかとてもシンプルな時代になってきたと思います! サディー復活おめでとう㊗️」https://twitter.com/wataru_12012/status/1666449390918156298
鋲さん「真緒兄ぃに逢いてー☆」https://twitter.com/khryst_byo/status/1666516157745213441
真緒さん「ありがとう、剣ちゃん!今日は幸せな一日やった!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666518822151688192
ぶいにゃす😺🎀🍓さん「Sadie復活にゃ〜😺🎉㊗️ #Sadie #陽炎 https://t.co/tRSPd6qupc」https://twitter.com/buinyasu/status/1666455475859193858
AKI(亜季)さん「長い間待たせてごめん 約束の場所はなくなってしまったけど、5人で選んだPITとHatchで待ってるよ 改めて真緒お誕生日おめでとう! #Sadie」https://twitter.com/AKI_official_jp/status/1666432776571330561
真緒さん「#Sadie https://t.co/iRuKSnmdeN」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666434949006888960
景さん「今日はありがとう‼️ そして8年間も待っててくれて、 ほんとうにありがとう❗️ ただいまぁ〜😊 8年間いただいた愛❤️ メンバーそれぞれの道も頑張りつつ、この5人で出来る限り倍返ししたいと思います‼️ 改めて宜しくです✨ そして真緒君お誕生日おめでとう🎂 ハニー達、スーパーサランヘヨ❤️ #Sadie https://t.co/lGU3bg1hEk」https://twitter.com/Kei_Sadie_/status/1666438173126193155
猟牙【RAZOR】ワンマンツアー野郎さん「激しい曲を作ってる。 でも煮詰まるとツイートする癖が��る。 今日は凄いツイート発作が起きてしまった。 テンションは高いけど煮詰まってるんです。 畜生、畜生。 この壁を突破したい。 そろそろほんとにほんとになんか食べます。 ザ、ヨーグルト~!(あの猫型ロボットのテンションで!)」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1666438282916274181
真緒さん「Sadie復活します。ただいまを届けさせてください。待っててくれたファンの皆、ありがとう。これからも、真緒、剣、美月、亜季、景のSadieを宜しく!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666443868538019843
常田大希 - Daiki Tsunetaさん「俺らとか関係なく、バンドが続いていくって事は奇跡だ。人々がずっと同じ方向を向いて歩いていくなんて簡単な事じゃ無い。奇跡だ。だから俺はバンドが好きだ。一人で生きるなんて楽しくないぜ。ありがとうマイファミリー。 @KingGnu_JP https://t.co/MRWWlOK3f7」https://twitter.com/DaikiTsuneta/status/1666442503048900611
DaizyStripper 夕霧さん「風呂前にこれだけは言わせてくれ! Sadieさん復活おめでとうございます!! いつかまたご一緒出来た時は迷彩をやらせてください! めでてぇー!うおー!」https://twitter.com/yugiri_Daizy/status/1666427328656994306
Guitarist 剣さん「この度、Sadie活動再開することになりました!本当にお待たせしたね。 今で8年?の活休かな。お前たちとの再会は19周年一日手前になります。 皆の中で生きてる楽曲も、これから生まれる楽曲も、活休中にメンバーそれぞれが得た沢山の経験でより一層のものを届けれると思う。 楽しみに待っててくれ。」https://twitter.com/tsurugi_brain/status/1666417334972719104
猟牙【RAZOR】ワンマンツアー野郎さん「ツイートしてねえで飯食えって話なんだよね。 でも長時間食べて無さすぎて食欲が行方不明。 なめこ汁食いてぇぇとかほざいてたけどわからない。 今僕は何を食べたいのか何をしたいのかどうしたいのかなんなのかわからない。 サーフィンがしたいかも。 でも日焼けしたら肌が老化するって。 困る。」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1666421604946169857
猟牙【RAZOR】ワンマンツアー野郎さん「んなことより。 Sadie復活おめでとうございます。 なめこ汁とかきゅうりとか薬物は置いといて、俺はこれが伝えたかった。 迷彩とかIce Romancerも良いけども obstasle progress、M.F.P、Recallとか凄い聴きたい。 Sadieの剣を観れるのも楽しみだよね。 また金髪の剣が観れんのか? 期待。」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1666413862839787520
mitsuru matsuokaさん「復活FC【Eternal】初のイベント <Eternal presents Dear SOPHIAns>の模様を一部YouTubeにてライブ配信! 本ライブ配信はEternal会員以外の方にもご視聴いただけます。 https://t.co/QT6ZgZuB0l 【配信���時】 6月13日(火) 19:00以降を予定 ※ライブ配信は本YouTubeチャンネルのみの配信となります https://t.co/sWwIzFWk5O」https://twitter.com/mitsurumatsuoka/status/1666390701268176896
DEZERT_OFFICIALさん「– 𝙁𝙤𝙘𝙪𝙨 𝙤𝙛 𝘿𝙀𝙕𝙀𝙍𝙏 – おやすみ -Acoustic live Performance- (千秋 x Sacchan) YouTubeにて公開 🔗https://t.co/PFGXw9Et5k NEXT▷▷06.09 20:00 Ghost (Acoustic live Performance) #DEZERT #FocusofDEZERT https://t.co/oGNwJhNspH」https://twitter.com/DEZERT_OFFICIAL/status/1666399613656485889
LIPHLICH(リフリッチ) 久我新悟さん「暇さえあればひたすら曲作っています いまのところダメな曲がないぜ まだまだアイデアがある」https://twitter.com/LIPHLICH_KUGA/status/1666395934463512576
The Brow Beat Officialさん「【TV】 BARKUP TV テレビ東京/TVQ九州放送 2023年6月オープニングテーマ The Brow Beat 5th Anniversary NEW SINGLE 「ラブレター」 が6月オープニングテーマ決定になりました。 毎週金曜日、第一回放送は、 6月9日(金)26:28より放映いたします。 【LIVE配信】 The Brow Beat Live Tour 2023 "The… https://t.co/WQ9DCHNAIu」https://twitter.com/The_Brow_Beat/status/1666383548922867712
PENICILLIN officialさん「PENICILLIN 30th anniversary tour real final 渋谷公会堂 2023年7月17日(月祝) LINE CUBE SHIBUYA イープラス・プレオーダー受付&ローソンチケット・プレリクエスト受付開始🚩 ■イープラス・プレオーダー受付 6/8(木)12:00~6/13(火)23:59 https://t.co/MuYzZ3iNw6… https://t.co/x0OQ0WuB3G」https://twitter.com/PENICILLIN_info/status/1666360179125014528
millennium paradeさん「AppleMusic(@AppleMusicJapan)のラジオ番組「J-Pop Now Radio」にて 「2◯45」をご紹介頂いています! ぜひチェックしてみてください! https://t.co/L94zOhQtUM #JPopNowRadio #AppleMusic」https://twitter.com/mllnnmprd/status/1666351882460340224
Petit Brabanconさん「新EP発売・全国ツアー開催記念 🐶野犬増殖キャンペーン 第1️⃣弾🐶 このツイートをRTして 野犬を増やせ・・・! from #PetitBrabancon 🔻「Automata」予約受付中 https://t.co/9lv9EdyeA4 🔻全国ツアー🎫発売中 https://t.co/ODgQ8YhhUn 🐶このツイートをRT 🐶300RTごとにEP楽曲ティザー先行公開 https://t.co/GkRldpB8qM」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666369414504255488
常田大希 - Daiki Tsunetaさん「エモシーン多過ぎたので 思い出Insta祭り二���目はじめますぅ https://t.co/Vgdnt8RfYq ㅤ #KingGnuスタジアムツアー2023 https://t.co/0KIjpugajc」https://twitter.com/DaikiTsuneta/status/1666369403083198464
KIRITO OFFICIALさん「KIRITO CHANNEL Vol.17決定 https://t.co/uzSOvJl7oU」https://twitter.com/kirito_0fficial/status/1666354446190936066
The Street Sliders 40th Anniversaryさん「#TheStreetSliders #スライダーズ / collabTシャツ RUDE GALLERY上條 淳士・ハリー Tシャツ \ は6/16(金)より販売致します。 詳細はRUDE GALLERYのサイトをご覧ください。」https://twitter.com/tss40th/status/1666309257673973761
The Brow Beat Officialさん「【TV出演】 The Brow Beat テレビ朝日系列全国24局放送「BREAK OUT」 マンスリーコーナー 「FREAK SCENE」で 本日より"The Brow Beat"が特集されますので、是非、ご視聴ください。 ▼日時 6月7日(水) 25:32〜(予定) 6月14日(水) 25:26〜(予定) 6月21日(水) 25:26〜(予定) 6月28日(水) 25:26〜(予定)… https://t.co/DYR1Wh22vs」https://twitter.com/The_Brow_Beat/status/1666301589504790528
Petit Brabanconさん「6/14(水)発売「Automata」 💿一般流通盤 📸サンプル写真公開📸 MAVERICK STORE GALAXY BROAD SHOP さらに TOWER RECORDS(店舗/ONLINE) ヴィレッジヴァンガード(店舗/ONLINE) Amazonでも購入可能🐶 https://t.co/9lv9EdxGKw https://t.co/5XcPRK973V」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666279059095973890
Petit Brabanconさん「6/14(水)発売「Automata」 💿完全限定盤 👕完全限定盤購入者限定オリジナルTシャツ 📸サンプル写真公開📸 完全限定盤のみオリジナルTシャツの 購入サイト アクセスコードが封入💡 購入はMAVERICK STORE またはGALAXY BROAD SHOP で🐶 ⚠️数量限定 ご予約はお早めに⚠️ https://t.co/9lv9EdxGKw https://t.co/RhqR3x4q0w」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666278819882205189
佐藤 流司STAFFさん「【本日の出演情報】 テレビ朝日📺 「BREAKOUT」 「FREAK SCENE」のコーナーに TheBrowBeat が出演させていただきます 今夜 6月7日(水)25:32~予定(関東地区)です! 是非、ご覧ください!」https://twitter.com/satoryujiST/status/1666239103564922882
Charaさん「#新曲出たよhttps://t.co/qeI6Meu9bC あなたを丸ごと愛してくれる人 あの 私の可愛い人 感じるままに生きて Chara https://t.co/LkfBl20lXy」https://twitter.com/Chara_xxx_/status/1666100957518913537
EX-FIVEさん「ちなみに、某ニューロティカさんは、リンダリンダを聞いて『リンダより一回でも女の名前多く言おうぜ!』ということで、『ナンシー』は『リンダ』より歌詞に多く出てくるとか出てこないとか。検証求む。 【参考音源】 『夏・NANCY・16才』 https://t.co/McD5U9eomN #今日の一曲番外編」https://twitter.com/EXFIVE_official/status/1666233930037723136
真緒さん「ありがとうございます、てかなんちゅう写真やねん笑。これからも宜しく相棒!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666223667347599360
Takさん「そして、久々再会のNightingeiLのスーパーギタリストのカイエ氏と🎸そんなに会う機会がないけれど会うと嬉しくなる方です☆ ベーシスト零くんとはなんと10数年振り?の再会‼️ 知らない方が殆どとは思いますが、昔ちょろっと一緒に演ってたのでこの再会も嬉しすぎた♪ 奇跡は繰り返すGATE OF CHAOS‼️ https://t.co/vbtK0MdvLl」https://twitter.com/Tak_prs_metal/status/1666110669215899652
0 notes
woostenginemeals · 3 years ago
Photo
Tumblr media
・ 先週末は 貝塚のキタノヴィレッジさんへ@kitanovillage2015 今年最後のお弁当をお届けしました。 . 今年一年、 #おしゃれな大人のマーケット や 素敵なイベントに参加させて頂いたり 沢山沢山お世話になりました。 . いつも、次回のお弁当メニューを 店主のいくこさんがリクエストや相談をしてくださるので、悩むことなく助かってます◎ なんとも心強い〜! . みなさま、この一年も飽きず(苦笑)に召し上がって下さり ありがとうございました。 . 毎回お邪魔した際の キタノでのショッピングも楽しみのひとつです◎ . 来年は、1月7日  #おしゃれな大人のマーケット でWOOST始めをさせて頂きます◎ SALE初日!ですよ! 爆買いの予感。。。💫 いつもの愉快な仲間たちもご一緒です◎ . キタノ詣、いらしてくださいね◎ . . #キタノヴィレッジ #キタノヴィレッジ貝掛オフィス #今年も嬉しい再会や出逢いも沢山頂きました #woostのお便當 (キタノヴィレッジ) https://www.instagram.com/p/CXOJkjuFXSd/?utm_medium=tumblr
0 notes
2022f · 2 years ago
Text
20221122
tannbolab:@bozu_108 レミオロメン・藤巻亮太の出身大学は前橋工科大学 pic.twitter.com/XnQQNkaWdc [https://twitter.com/tannbolab/status/1595059519692099584]
akicorn1977:聴きたかった曲がたくさん聴けて胸がいっぱいです😊 素敵過ぎるライブやったしかっこよかった〜����  #摂津市民文化ホール #藤巻亮太 さん [https://twitter.com/akicorn1977/status/1595055889891069952]
1IJ1HZ0e9m5eG5s:@bozu_108 ・高崎だるまで知らる高崎の少林山達磨寺は、前橋藩を守護する寺院。 ・前橋には特急が停車する駅がない。 ・レミオロメンの藤巻亮太は前橋工科大学出身。 ・ヤマダ電機の創業の地は前橋。 [https://twitter.com/1IJ1HZ0e9m5eG5s/status/1595054576625135616]
hiroko_fujimaki:Acoustic Live Tour 2022 大阪・摂津公演、あいさんのピアノのおかげで全体的にエモーショルなライブだった✨ ハンドマイクで歌った曲、カバー曲、久しぶりのレミオ曲も多く、懐かしくてグッと来たり·· とにかく最高だったから明日も楽しみ‼️(ネタバレにならないように感想書くの難しい💦)#藤巻亮太 pic.twitter.com/IB1TcBjjLJ [https://twitter.com/hiroko_fujimaki/status/1595051261795221508]
Ryota_Fujimaki:【まもなく配信🎧】 #藤巻亮太 🆕配信Single「#この道どんな道」🏃‍♀️💨 日付変わって明日 11/23(水)から配信リリース!  皆さんヘビロテの準備はよろしいですか?👂🎶  「この道どんな道」(TBS駅伝テーマ曲) 作詞/作曲:藤巻亮太  Download / Streaming▼ jvcmusic.lnk.to/konomichidonna… pic.twitter.com/mzREbVcKV7 [https://twitter.com/Ryota_Fujimaki/status/1595039521652887552]
remi_pompom:今日は摂津市文化ホールで藤巻亮太さんののアコースティックライブ行ってきました〜💕 今日も幸せもらった〜❣️ 明日も三重で会えるなんて〜💕 #藤巻亮太 #摂津市文化ホール [https://twitter.com/remi_pompom/status/1595036367599587329]
ririkoko_r_k_:今日は藤巻亮太さんのツアー初日で、摂津市に行ってきました ( *・ω・)ノ 楽しかった♡癒された♡  そしてまた明日も😂 #藤巻亮太 pic.twitter.com/3SFDp87ubZ [https://twitter.com/ririkoko_r_k_/status/1595034429994717191]
picoron_n:耳と目とココロが幸せ〜ってなりました☺️ 短髪亮太くんも最高にかっこよかったし、 今日はフォロワーさんにもたくさん会えて嬉しかったです🫶🏻 元気超回復!! #藤巻亮太 pic.twitter.com/sYBT421rHm [https://twitter.com/picoron_n/status/1595030096028389376]
starNissy:藤巻亮太 Acoustic Live Tour 2022@摂津市民文化ホール、だん🎤🎸  ♪こな〜〜ゆき〜〜! pic.twitter.com/Y4p2W1ZUgc [https://twitter.com/starNissy/status/1595029765056237569]
AYA_WANIMA1023:子育て真っ最中にレミオロメンと出逢い楽しい時も辛い時も毎日聴いて日々を乗り越えました ソロになってもあの頃と変わらず温かい歌声で懐かしい気持ちになりとても素敵なライブでした そして笑顔がとても可愛かった笑 ニューアルバムを引っ提げてのツアーも楽しみにしています ありがとう  #藤巻亮太 [https://twitter.com/AYA_WANIMA1023/status/1595026414843334656]
tomato104161213:藤巻亮太氏のAcoustic Live へ行ってきた 実は生歌を聞くのは初めて シティっぽい小洒落た感じじゃなく、何て言えばいいんだろ、風や土を感じさせるというか地に足がついているというか、軽音というよりフォークソングを感じさせる歌声と日常に寄り添うような楽曲たち いやぁ、満足満足 [https://twitter.com/tomato104161213/status/1595025392355639302]
voiceHolic_:8分前の僕らからの茜空はずるいて… 号泣ょ….˚‧º·(´ฅдฅ`)‧º·˚. 太陽の下もやってくれたしカバーもレミオも新曲も最高に可愛かったし元気貰えた!!! やっぱり亮太くんなんだよなぁ( ´•̥ω•̥`) ソロ10周年おめでとうこれからも一緒応援してくし大好きです(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝) 藤巻亮太しか勝たん!!! [https://twitter.com/voiceHolic_/status/1595022956459073541]
seven_cities:2022.11.22(火)18:30 藤巻亮太 Acoustic Live Tour 2022 at 大阪 摂津市民文化ホール(くすのきホール)  藤巻亮太:vocal&guitar 桑原あい:piano pic.twitter.com/XsqvAPLbZN [https://twitter.com/seven_cities/status/1595021317497147392]
Ryota_Fujimaki:【大阪公演終了!】 「Acoustic Live Tour 2022」大阪・摂津公演。会場にお越し頂いた皆さんありがとうございました!  明日は、三重・名張にて #桑原あい さんとの編成でお届けします!  #藤巻亮太 pic.twitter.com/Il7ww3krOG [https://twitter.com/Ryota_Fujimaki/status/1595019559605788672]
gxfSo6KiAa7nzA4:藤巻亮太「Acoustic Live Tour2022 摂津公演」新潟からはるばる大阪へ🚅 絶対聞きたかった「粉雪」はやっぱり感動で涙涙😢 素敵なLiveに感謝✨ レミオロメンの再結成を強く願う。 藤巻亮太さん、カッコイイ💕 新曲「この道どんな道」いい曲だし、トークも沢山で嬉しかった✨ pic.twitter.com/e0xkPXlF4x [https://twitter.com/gxfSo6KiAa7nzA4/status/1595018932989329410]
iwasyoniwasyon:明日、名張の自宅から歩いて1分のとこに藤巻亮太が来ます😎 てか今日稲垣潤一きてたんや pic.twitter.com/S93c2GYTkv [https://twitter.com/iwasyoniwasyon/status/1594989505769246721]
AYA_WANIMA1023:今日は少し大人なアコースティックライブ😊 楽しみ💕  #藤巻亮太 pic.twitter.com/D8oH0y6Wx1 [https://twitter.com/AYA_WANIMA1023/status/1594986985491693568]
azarasimaa:BUMP OF CHICKEN superfly サカナクション 森山直太朗 秦基博 藤巻亮太 indigo la end Mr.Children  #単独ライブに行ったことあるアーティストを晒せ [https://twitter.com/azarasimaa/status/1594981458023616512]
jt1523:レミオロメンボーカルの藤巻亮太さんのアコースティックLive楽しみ😊⭐️ [https://twitter.com/jt1523/status/1594976529951645696]
Ryota_Fujimaki:【本日開催!】 本日18:30開演の「Acoustic Live Tour 2022」大阪・摂津公演。 本番に向け、現在リハーサル��!  会場にお越しの皆さん、お楽しみに。  #藤巻亮太 pic.twitter.com/yjtHXQfgL0 [https://twitter.com/Ryota_Fujimaki/status/1594965318216343552]
hiroko_fujimaki:今日の会場、大阪・摂津市民会館ホール🎵 あと約2時間で始まるAcoustic Live Tour 2022 初日、楽しみ~❗️ #藤巻亮太 pic.twitter.com/Ha5GeqqrmB [https://twitter.com/hiroko_fujimaki/status/1594953608810082305]
yamano_jpop:✨ #藤巻亮太 ✨ ソロデビュー10周年の節目に5年4か月ぶり通算4枚目のオリジナルアルバム『Sunshine』が2023.1.25(水)発売❗ 初回限定盤には10周年を記念して自身がセレクトしたソロベストをDISC2に収録。「 #3月9日 」や「 #粉雪 」などの名曲もセレクト❗❗  各店にてご予約受付中です😀 [https://twitter.com/yamano_jpop/status/1594917351434379270]
todayjun08123:@cancamjp_info 今度 紙面の方でもよろしくお願いいたします😆💗  #CanCam  #ジェジュン @bornfreeonekiss 🍀 #Fallinbow 🌈 #HYDE 様プロデュース BREAKING DAWN #SUGIZO 様feat. Big Revolution #中島美嘉 様作詞 Our Secret #藤巻亮太 様作曲 僕を見つめて J-JUN pic.twitter.com/hWY3K7lhU6 [https://twitter.com/todayjun08123/status/1594912829529694209]
todayjun08123:ジェジュンの2ndアルバム #Fallinbow 🌈 HYDE様、SUGIZO様、中島美嘉様、藤巻亮太様等々 豪華な方々とコラボしていますが、 なにげに、SPEEDの音楽プロデューサーだった 伊秩弘将氏が多数作詞で参加してるのが凄い👏👏👏  #ジェジュン Big Revolution 僕を見つめて など🥰💖 youtu.be/N5jUJEt9uMA [https://twitter.com/todayjun08123/status/1594907797665112064]
aizumi_bunka:【HP更新のお知らせ】  2/19(日)15:00開演の 「藤巻亮太Acoustic Live2023」の詳細について HPを更新しました❕  公演の詳細についてはHPをご覧ください。 town.aizumi.lg.jp/bunka-h/event_… [https://twitter.com/aizumi_bunka/status/1594884159260196866]
musicmdata:【藤巻亮太 Acoustic Live Tour 2022】本日11/22公演の座席表をチェック 摂津市民文化ホール(くすのきホール)(ホール/452人) zaseki.music-mdata.com/26955/1 #座席表 pic.twitter.com/HZ1nuIkylD [https://twitter.com/musicmdata/status/1594769894008328192]
0 notes
itigo-popo · 3 years ago
Text
Tumblr media
あけおめ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※旧ブログに既出されているものからの変更点が幾つか有りますが変更したので無かった事にしたというよりは、もう一つの世界線として双方見て頂けたら嬉しいなと思います。
――――――――――――――――――――――――
まずは改めて軽く二人のプロフィールを📝
Tumblr media
■ ルイ・R・ソウル (るい・あーる・そうる)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
🍓のメインキャラクター。
〝R〟の箇所はそのまま〝アール〟と読みます。この〝R〟とは本姓であるミドルネームの頭文字であり後述する花夜に自身の過去を見られるまでは〝とある事情〟でミドルネームを隠して生活していました。
彼の本当の名は〝ルイ・ルドベキア・ソウル〟といいます。因みにルドベキアは英語で〝Rudbeckia〟と表記します。花の名前でもあり花言葉は『正義』や『公平』といった前向きな意味合いを含んだものが殆どで、名前からも後述させて頂くルイらしさを感じます。
ミドルネームを隠していた理由に関しましては後ほど。
--------------------------------------------------------------
明朗快活な印象を与える少年で正義感が強く天真爛漫です。
何に対しても前向きで優しい心の持ち主でもあります。
誰とでも分け隔てなく接しお喋りが好きで少々中二病。
-
同時にお人好しであり困っている人を見過ごせず危険な状況下でも手を差し伸べた結果、自身が損をしたり怪我を負ってしまう事も。しかし本人はそれを気にしていない為、騙され易かったり必然的に運が悪くなってしまったり辛くても表や言葉に出さない等傍から見ると危なっかしい面があります。
-
現在は花夜と結婚し徐々に頼り方や甘え方を学んでいます。
--------------------------------------------------------------
異世界で冒険者として花夜と初めて出会った時に十六歳。それから二年経ち現在は十八歳で日本の高校に通っています。
学校での名前は〝狐塚瑠衣〟であり、日本で花夜と入籍した際に改姓と改名をしています。
--------------------------------------------------------------
誕生日は6月5日の双子座。血液型はB型。身���163cm。
-
髪色はシルバーで毛先はタンザナイトのグラデーション。
瞳は左側がラピスラズリ右側がエメラルドキャッツアイ。
-
両眼共に視力良好。至って健康体。利き手は右。
好物は肉とチョコレート。苦手な物は特に無し。
-
黒色の服を好んで着る傾向がある。理由はカッコイイから。
Tumblr media
■ 狐塚花夜 (こづか かや)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
🌻のメインキャラクター。
ルイと出会った当初は〝敵〟キャラクターであり、下記にある本来の彼の気質は身を潜め〝別人格の狂人〟としてルイの前に立ちはだかりました。この別人格とは比喩ではなく実際にそうであったもの��ルイに倒されるまで花夜自身を長年苦しめていたものでもありました。詳細は後ほど。
元々は人間でしたが〝花の女神フローラの末裔※〟の一人であり、区分としては人間よりも神様に近い存在です。
※旧ブログに載ってる以前の設定では〝花の女神フローラ〟ではなく〝義憤の神ネメシス〟の末裔でしたが、より〝花〟との関連性を持たせたく設定の変更を行いました。
--------------------------------------------------------------
色白で儚げな印象の男性で幸薄そうな佇まいをしています。
ルイとは逆に内向的且つ後ろ向きで疑い深く思慮深い。
口数は少なくルイ以外とは要件のみで済ます事も屡々。
-
後述する過去にて一度精神崩壊を発症しており、その後遺症で現在も破壊衝動による残虐性や時折冷酷な判断をする面があり都度ルイに止められています。ルイのおかげでぐちゃぐちゃになっていた精神を継ぎ接ぎし何とか今は普通の人間であった頃の生活を送れるぐらいまで持ち直した状態です。
-
現在はルイと再婚※し元の面倒見の良さが戻ってきました。
※何故再婚なのかは後述させて頂く花夜の過去にて明記。
--------------------------------------------------------------
年齢は後述させて頂く出来事により三十一歳で停止しています。童顔であり外見自体は二十代半ばにも見受けられます。
--------------------------------------------------------------
誕生日は2月7日の水瓶座。血液型はO型。身長173cm。
-
髪色も瞳の色も元々の体質の色素の薄さからの錆利休色。
加えて毛先は後天性の聴色から瓶覗き色のグラデーション。
-
視力は悪く常にコンタクト又は眼鏡を着用。
利き手は左。ピアノがちょっとだけ弾ける。
-
よく着用するのは着物、白衣、白いワイシャツにジーンズ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■ルイの過去
Tumblr media
まず先述させて頂いたミドルネームの件について。
ルイの出生は異世界のとある王国の国王と一般の女性との〝隠し子〟であり正体と本姓を隠す必要が有りました。
国が違えば身篭ってしまった母親諸共その存在を抹消されても可笑しくは無かったのですが国王が自らの手癖の悪さを悔い贖罪により母親の故郷である村で暮らす事となります。
-
こうしてルイは〝ルイ・ルドベキア〟ではなく母親の本姓をファミリーネームとし、父親(国王)の姓のイニシャルをそのままミドルネームとした〝ルイ・R・ソウル〟として生活を送るようになります。もし国王の正式な息子として世間に姿を公表し、王族の一人となっていた場合は第七王子でした。
--------------------------------------------------------------
生い立ちこそ特殊ですが美しくも芯の強い女性であった自身の母親に女手一つで育てて貰ったルイは、彼女から沢山の愛を受け明るくお手伝いが大好きな男の子に成長し、元気いっぱい且つ心身共に無事健康に育っていきました。
母親の故郷である村の人々も優しく出生の境遇こそ悲劇的と捉えれるものでありましたが、暖かい環境で母親と共に穏やかに暮らしていました。しかしルイが六歳前後の年端に母親は病に伏してしまい、まだ幼かったルイの祈りや村の人々の手厚い看病そして医師の治療も虚しく寝室にてルイや村の皆に見守られながら若くして永い眠りに着きました。※
-
※この数年後、花夜に指摘されルイ自身も気付いたのですが恐らく母の死後から自然と物事に対し我儘を言わずに我慢するようになっており、表情筋もルイの快晴のような性格にしては些か固くポーカーフェイスに近い変化の乏しいものとなっていました。表情筋に関しては花夜曰く、幼い頃��ら主に泣く騒ぐ等を我慢していた影響もあるのでは?とのこと。
--------------------------------------------------------------
【余談】 これに関しては作者である🍓が描くの彼に注目して頂くと成程〜!となるのですが如何せん私🌻が描くと表情豊かにしてしまいがちでして…大変申し訳無い!!( ̄  ̄;)
🍓とルイと出会って三年目になるのですが未だに本家ルイの両目瞑った笑顔見たことないのでは…?ルイ…ルイよ…!
--------------------------------------------------------------
母親と死別後、村の人々に手助けして貰いながら暮していたルイですが彼が十歳前後の頃、偶然にも村に訪れた神父・オズウェルと出逢い彼が運営する教会に興味を持ちます。
最も近かった人の死を目の前で経験し、残された自分に皆は優しく手を差し伸べてくれるものの、ルイは無邪気に笑うその裏で自身の無力さ非力さを痛感していました。この機会そして出会いは転機だと思い切った彼は自立の意を込め教会の修道士にさせて欲しいとオズウェルに掛け合います。
最初こそ連れて行くのを面倒に思った躊躇ったオズウェルですが、オッドアイであるルイの右側の瞳から〝大変強い魔力〟を感じ、妙に気に掛かった彼はそれを承諾します。
-
数日後、母親の墓参りを済ませたルイは村の人々に感謝と暫しの別れを告げ皆に惜しまれながら母親の故郷…ルイ自身にとっても掛け替えのない場所となった村を後にしました。
--------------------------------------------------------------
その後は教会内で出会った少女シスター・ラブリーとの交流も交えつつオズウェルの元で修道士として一般教育や学問、その延長線で体術や魔術の鍛錬を積む日々を過ごします。
-
そんな毎日の中オズウェルに「お前は魔術の方が向いている」と呆れて忠告をされつつも格好良いからという理由で独学で剣術を学び始め、その傍ら教会内の図書室に置いてあったエセの黒魔術の本に影響され中二病を発症したりと現在のルイという少年を構成するにおいて欠かす事の出来ない、ある意味とても実りのある十代前半を送っていきました。
-
因みにルイは魔術の才能こそあるものの当時から聖職者が扱いに長けているであろう回復魔術は苦手分野みたいです。
--------------------------------------------------------------
そして十五歳の初空月、更なる鍛錬と修行の為ルイは一時的に教会を離れ海を渡り別大陸に旅に出る事を決めます。旅立ちの前日、故郷を訪れ眠る母親に近況と旅立ちの事を伝えようと墓地に足を運んだルイの目の前に先客が居ました。
そこにはルイが赤子だった数十年前以来の再開となる国王としての正体を隠した装いの父親の、弔う姿がありました。
--------------------------------------------------------------
ルイはこの時、目の前にいる父親の口から直接告げられるまで自身が国王と母親の間に生まれた子である事を知らずに生きて来ました。それもその��で母親が存命していた頃のルイは、その事を打ち明けるには幼過ぎた為に彼女の死後その事実は父親以外知る由の無いものとなっていました。
-
驚きと共に少なからずショックを受けるルイに国王は贖罪の意味合いも込めて王家秘蔵の〝聖剣〟を彼に託します。
これが現在にかけてルイが常日頃から愛用している蒼い宝石が嵌った聖剣で、後に†ダークネス・ファイアー・ソード†という大変に不名誉なクールな呼称をルイから命名されます。因みに、この聖剣は闇属性でも炎属性でもないのでした…。
-
こうして父親から譲り受けた聖剣を背負い、ルイは船で国境を渡り知らないものばかりの大陸へ足を踏み入れました。
--------------------------------------------------------------
大陸での生活は鍛錬や修行という以前にルイにとって大冒険でした。モンスターを討伐し報酬や日銭を稼ぐ日々は新鮮で、上達していく手応えにやり甲斐も感じていました。
-
野宿も慣れっ子になった頃、偶然に立ち寄った宿屋のロビーにて小柄な少女とも少年とも見て取れる子供が荒れくれ者に囲まれているのを見掛けます。このまま連れ去られてしまい兼ねないと判断したルイは、その子供の手を引き一目散にその場から逃げ去ります。彼の名は春本といい、この出会いがルイの今後の運命を大きく変えていく分岐点となります。
Tumblr media
・春本に関するプロフィール等の詳細は記事の後半にて。
彼の名前からして外国籍なのは容易に察していたルイですがルイ自身もこの大陸の生まれでは無かったので差ほど気に止めていませんでした。その他にも〝明らかに冒険者の装いでは無い〟〝十歳前後の子供が一人きり〟〝流暢にこちらの言語を話す〟等、違和感は幾つもありましたが春本から打ち明けてくれるまで深入りしないでおこうとルイは優しさから春本を気遣い、二人は兄弟のように打ち解けます。
しかし後にルイは最悪な形で彼の正体を知る事となります。
春本もとい茶屋春本は〝ある人物〟から行方を晦ます為に現代日本からルイが住む異世界に命辛々逃げて来たのです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■花夜の過去
Tumblr media
狐塚花夜は狐塚家の次男として生まれた普通の男性でした。当然この頃は髪や瞳も上の画像のように聴色から瓶覗き色には染まっておらず本来は従来の日本人らしい黒髪ですが、生まれつきの色素の薄さ所以に錆利休色の髪と瞳でした。
--------------------------------------------------------------
長男である六つ年上の兄、下に妹がいましたが妹は種違いの子供であり彼女を母親が妊娠した事を切っ掛けに両親は離婚。兄とまだお腹の中にいた妹は母親と共に再婚相手の元に。花夜は父親に引き取られ、その後は亡き祖父の家※で父子家庭で育ちました。当時花夜は小学三年生でした。
※この祖父の家は狐塚家の先祖代々から受け継いだ物であり老朽化が進んだ現在も花夜が自身の結界内に再構築し暮らしています。外観は古き良き日本のお屋敷といった造形です。
-
当時から大人しく内向的で父親の言い付けを良く聞く子供でしたが一人になった事により塞ぎ込みがちな性格に拍車が掛かってしまいました。母親に連れられた兄との仲は特別良かった訳ではありませんでしたが彼がいなくなってしまった後の数日間は花夜にとって大変心細いものでありました。
--------------------------------------------------------------
やや脱線しますが、この過去の家庭環境からか花夜は洗濯や掃除等はそれなりに出来ますが料理はからっきしで要因の一つとして両親が離婚してからの食生活があり、小学生時代は給料以外の主な食事は外食や父親がコンビニで購入した弁当やカップヌードルであり、後述する中学生以降からは留守番が多く一人で食事する事が多くなり父親から貰った小遣いや、高校に進学した際は自身がバイトで得た給料で近隣のスーパーから購入した値引き品や惣菜が主食でした。
--------------------------------------------------------------
中学に入学した頃には父親の帰りも段々と遅くなり、最初こそ仕事で遅いのだろうと純朴に考えていましたが高学年に上がる頃には父親も母親では無い新しい女性との密会をしているのだと少年ながらに気付いていました。
花夜が高校生を卒業し大学に入学する頃には父親は急死してしまいますが、最期まで相手女性と再婚まで至らなかったのは女性が複数人いたか、女性側の不倫相手が父親だったからなのではないかと花夜本人は推測しています。とはいえ当時は学費を出してくれた事に感謝していた為、余計な詮索は時間の無駄と考え干渉しなかったので真相は闇の中です。
この様に寂しい少年期を過した経験からか青年期になる頃には物事に対し俯瞰めいた冷めた見方をする様になります。
-
因みに父親の葬式の際に母親とその再婚相手、そして義妹と会いますが腫れ物を扱う様な態度に嫌気が差し、それきり花夜からも連絡を取っておらず疎遠です。顔を出さなかった兄の方はというと、とっくの昔に母親の元を離れており母親の手が届かない海外で自身の家族と暮らしているようです。
--------------------------------------------------------------
その後、花夜は医療系の大学に通い卒業しますが医療機関への就職はせず一般的な中小企業の子会社に勤め慣れない営業の道に進んでいます。これには彼なりの理由があり
前述の通り花夜は大学に進学して日���浅い頃に実の父親の死を経験していますが、その時に自身の最も近い身内であったにも関わらず感情が揺さぶられなかった事や葬式中も一切涙を流さず父親の遺骨を拾い上げた感覚すら他人事の様に思えて仕方が無かった花夜は、自身は人の命に携わる仕事に就かない方が良いと判断したのでした。
-
新入社員として働き出した二十二歳の春、自分と同じく新入社員として入社した同期の女性がいました。花夜より覚える速度はゆっくりで先に覚えた花夜が仕事を教える事も多くなり同期というよりは後輩のように感じる女性でした。
しかし不器用でも挫けず前向きにひたむきに取り組む彼女の姿に花夜は不思議に思うと同時に強く惹かれていきます。
境遇からして今まで異性に余り良い印象が無く深く関わりを持つ事を避けていた花夜ですが彼女を通し偏見を改めます。
そして二十五歳の夏に他の同期や職場仲間、嫌味たらしいが悪人ではない上司の後押しもあり晴れて花夜はこの女性と結婚と相成りました。後に女性もとい花夜の妻は彼との娘をお腹に授かり円満退社しましたが、花夜は妻と生まれて来る娘の為にと意欲的にその会社で働き続けていました。
-
この頃は本来の気質である内向的な面は鳴りを潜めており男として又は〝父親〟として護るべきものが増えた為、今の花夜では想像が難しい程に人並みに明るく積極的でした。
この時の花夜の変化に関しては自身の両親を反面教師とした〝普通の家庭への憧れ〟〝自分は両親のようにならない〟といった少年時代に抱いた自身の家庭へのコンプレックスや劣等感を払拭したい強い気持ちの表れでもありました。
--------------------------------------------------------------
ここからは昔某所で公開していた花夜の回想と共に触れていきます。こちら回想①には②と③と続きがあるのですが、それに移る前に①以前の出来事や過程や経緯を下記にて。
-
無事に娘が生まれ夫婦生活も一層に賑やかになり、仕事も軌道に乗り始め順風満帆かのように思えた頃の事でした。
花夜が三十歳を迎えた年の春、久しく新入社員が増えます。
花夜よりも若干年下と上司から聞かされましたが、風貌は窶れ眼光は鋭く深々と刻まれた隈が特徴的な男で職場仲間でなかったら関わる事を躊躇うような怖さを感じました。
--------------------------------------------------------------
男は覚えが早く、あっという間に研修期間も終わり以降は必要最低限または最低限以下の会話と愛想の無さでした。
仕事自体に差し支えは無かったものの上司や花夜の同期達や先輩達にとって協調性の無さ態度の悪さが不快でしかなく男が職場で孤立してしまうのに時間は掛かりませんでした。
-
男の悪手の為とはいえ花夜は虐めを想起させるような環境になってしまった職場が苦手でした。それと同時に男に以前の後ろ向きであった自分の面影を重ねた花夜は、男に対し刺激しない言葉を選びながらも積極的に声を掛けました。
-
当初は警戒していた男も花夜に対し本当に少しだけ気を許すようになり身の上話や雑談こそしなかったものの一時期だけは一般的な職場の先輩後輩として遜色ありませんでした。
--------------------------------------------------------------
同年の秋、花夜は男が食後に服用している抗鬱剤の数が日に日に増えている事に気付きます。男が抗鬱剤を服用している事自体は男が入社した当初から知っていましたが減るどころか増えていくそれに不安を感じました。薬が増えていく度に口数は入社したての頃の以下に減ってしまっていました。
-
流石に見ていられなくなった花夜は意を決し極力穏やかに務めながら彼に心配の旨を伝えましたが結果は逆上させてしまい、踏み入ってしまった事に謝罪を伝えたものの以降は邪険に扱われる又は無視をされるようになってしまった為、男から完全に拒絶されてしまい一時期の関係が嘘のように離れてしまった距離は最期まで戻る事はありませんでした。
--------------------------------------------------------------
その年の冬は酷く凍てついた寒いものでありました。男の症状は悪化し、苛々とした面持ちで聴き取れないぐらいの声量で何かを早口に呟いたかと思えば次の瞬間には上の空で譫をぶつりぶつりと呟いたりと尋常ならざる程に症状が進行していました。その不気味な様子に職場では腫れ物以上に触れてはならない存在になってしまい、花夜以外の面々は口を揃えて早く辞めないかと男に隠れて吐��していました。
居た堪れない気持ちの花夜でしたが男を逆上させてしまった件の日以来どの行動が正解か、もう分かりませんでした。
-
この頃の花夜にとって癒しは自身の家庭でした。妻の手料理を頬張りながら娘から聞く幼稚園での出来事は花夜の心を暖かくほぐし、職場での徒労を忘れさせてくれました。妻は察しの良い人で以前に比べ仕事での話を全くしなくなった夫に対し特に言及せず彼の気持ちに寄り添ってくれました。
--------------------------------------------------------------
そして三十一歳を迎えた年。娘が五歳の誕生日を迎えた年。
・回想の方では、件の男の事を〝同僚〟と表記しています。
-
-
結婚記念日も近かった真夏日。蝉時雨が耳を劈いた猛暑。
この日は久々に残業も無く花夜は定時過ぎに帰宅しますが…
--------------------------------------------------------------
「今も色濃く憶えているのは男の姓が〝茶屋〟であった事。」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■〝邂逅〟
Tumblr media
数多の冒険や討伐を経てルイと春本は互いに絆を深め大切な友人…それ以上に本物の兄弟のように親しくなりました。
この頃には高額報酬の討伐も熟せる程に各自大人顔負けの実力を身に付けており台所や個室の風呂がついた長期滞在可能の宿屋の一室を借りて拠点とし日々活動していました。
--------------------------------------------------------------
いつものように身支度と春本が作った夕食を済ませ、感謝と就寝の挨拶を終えたルイが深い眠りについた翌日の事。
その日は討伐の予定こそ無かったもののルイにしては珍しく夕方頃まで寝てしまいました。まるで前夜に〝睡眠��〟でも盛られていたかのような…?一先ず、とっくに起きているであろう春本に声を掛けようと寝過ぎて怠い脚を引き摺りながら美味しそうな香りが漂う台所に向かいます。すると…
そこには料理が好きだった彼の作り置きの数々、その傍らには申し訳無さそうに添えられた手紙が数枚ありました。
-
手紙には最初に作り置きの保存方法。その次にルイに対しての感謝の言葉や励ましの言葉。そして一番最後に自分の事は心配しなくて大丈夫という旨の内容が綴られていました。
しかし僅かではありますが震えた手で執筆したのであろう痕跡があり酷く胸騒ぎがしたルイは急いで春本を探し回り必死の思いで遂に街外れの廃墟内部に彼の姿を見つけます。
--------------------------------------------------------------
この時、実はルイが旅立つ際に国王から託された〝聖剣〟の力によって春本の居場所まで導かれたのですが現時点ではルイは特別な剣である事を知らずそれに気付いていません。
--------------------------------------------------------------
春本を発見したルイですが同時に彼の前に見知らぬ不気味な人影を見つけます。血色の悪い…まるで化狐のような男。
問い掛ける間も貰えず、もう一度、春本と話��事も叶わず、ルイの目の前で春本は謎の人影もとい〝狐塚花夜のような何か〟によって四肢と頭を捥がれ惨殺されてしまいます。
Tumblr media
唐突に訪れた悪夢のような現実。放心状態のルイに謎の男は悪趣味にも彼の反応を愉しむ延長戦で追い討ちを掛けるように、これまで素性を隠して生活して来たルイに対し国王の隠し子である事を知っている様子で見下し嘲笑いました。
心臓が凍てつくような恐怖と身の危険を感じたルイですが自身の命以上に大切な人が殺された怒り、そして初めてルイの心に芽生えた憎しみという感情に一瞬にして苛まれます。
酷く揺さぶられた気持ちに任せ聖剣を振り下ろしました。
-
しかし謎の男との力の差は歴然で、一方的に蹂躙される中でルイが辛うじて分かったのは男の使う魔術が時間または時空に干渉する魔術である事。根拠としては振り下ろした筈の聖剣が鞘に戻されていたり、目の前に捉えた筈の男が一瞬にして離れたかと思いきやルイ自身が数秒前の立ち位置に戻されていたりと、文字通り手も足も出ない状況に陥るもルイは諦めず聖剣の加護に守られながら立ち向かいますが、飽きた男に廃墟の屋上から蹴落とされてしまいます。
--------------------------------------------------------------
崩れ落ちる廃墟と意識の中、ルイは虚ろな視界の先に倒壊に巻き込まれ埋もれていく春本の遺体が眼に映りました。
助けるどころか墓を作り花を添えてやる事すら叶わなかった現実。こんなのは死んでも死にきれない。死んでたまるか。
自身の死を目前にして尚、他者を想いやり悔やむ事が出来る少年の優しくも強い願いに応えるようにして遂に〝聖剣〟本来の力が発動し〝巻き戻し〟が発生します。
--------------------------------------------------------------
何と皮肉にもルイ側も謎の男と同じく時間に干渉出来る術を持っていたのです。聖剣から発せられる希望に満ちた光に包まれて、朦朧とした意識を手放す直前この世界線でのルイの最後の記憶は、見上げた先の屋上で自身を見下ろしていた男の〝別人〟のように狼狽え今にも泣きそうな顔でした。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
巻き戻されたのは旅立ちの前日。母親の眠る墓地の前で件の〝聖剣〟国王もとい父親からを譲り受けた直前でした。
意識を引き戻された衝撃で膝から崩れ落ちそうになるルイを国王は咄嗟に支えます。焦燥しきった様子で明らかに先程まで会話していた〝ルイ〟とは様子が違うと判断した国王はルイに何「が」あったのか極力落ち着かせる様子で訪ねます。
真実を話すのを躊躇うルイですが、国王は寧ろルイの身に〝何か��起こったのを分かっていて続く言葉を待っている〟ようにも思えたルイは国王に…今の自分の唯一の肉親である父親に現実とし体験した悪夢のような未来を打ち明けます。
-
静かに事の顛末を聴き終えた国王は、ルイが危機に瀕した際に巻き戻しを引き起こした聖剣の実態を話していきます。
--------------------------------------------------------------
先代の国王が語るに聖剣の出処は「遥か昔かつて弱小国であった時代〝神〟※が国の繁栄を願い創造した剣」である事。
話中の〝神〟に関しては神話のような例え話の一つではないかと語り継がれている。そして、この聖剣は見初められた者のみ開放する事が出来る〝特殊な力〟が宿り眠っているとも伝えられてきたのだが、数百年間経っても尚、現国王である自身を含め聖剣の適合者は今まで一人としていなかった事。
――――――――――――――――――――――――
※実際この〝神〟は神話や創り話の人物ではなく、初代国王の目の前に本当に降臨し聖剣を授けています。因みにクランちゃん・グレンくん編に登場した〝神様〟と同一人物です。
――――――――――――――――――――――――
宝の持ち腐れとはよく言ったもので件の宿り眠る力も含め神話なのでは?という冗談めかした謳い文句も添えられて現国王である自身の手元に渡った時、精巧で美しい造形を未だ衰えること無く保っている聖剣を見て「国も大いに繁栄し願いの依代としての役目も終えた今、ただのお飾りとするには余りにも忍びなく罰当たり」と国王が考えていた矢先、自身の元妻でありルイの母親の訃報が秘密裏に届きます。
-
死の間際さえも立ち会えなかった事に対しての後悔。自身の不甲斐無さや、先立ってしまった元妻と一人にしてしまったルイへの申し訳無さ。ふと国王は思いました。このような自分の性根では、当然〝聖剣〟も目醒め応える筈が無いと。
ならばせめて、すっかり置き物となってしまった運命を自分が王を終えるまでの数十年間を含め、このまま王室の秘蔵庫の隅で腐らせるくらいなら希望に溢れた…いや希望に満ち満ちて欲しい者のところに今一度、願いを込めて託すべきだ。
--------------------------------------------------------------
こうして国王は、まだ大人と呼ぶには未熟ではあるが心身共に成熟し始めたルイ…もとい大事な息子へ聖剣を届け渡す為、ルイが保護されていると聞いた教会を統じる見るからに気難しそうな神父の元へ訪れ、訳を必要以上に内密に���し何とか納得して貰えるように説得※し、やっと得た情報を元に偶然を装ってルイが旅立つ前日に、以前から身を隠しつつ足を運んでいた彼の母親乃至(ないし)自身の元妻が眠る墓地にてルイと十数年振りに再会し、無事に彼の手元へ聖剣を託しました。
――――――――――――――――――――――――
※この時、神父もといオズウェルが国王に対し警戒を中々解かなかったのは当然といえば当然で如何せんルイが生まれながら〝隠し子〟となっている現状にしても顔を顰めていますのでルイを護るという意味合いも含めて彼の事を話そうとしませんでした。しかし国王でもある男が、実態は天使とはいえ正体を隠している為ただの一市民でしかない自分に対し態々許可を得てルイに会おうとしている姿勢や裏を感じられない謙虚な物言い、そして亡くなった元妻に対しての想いや着飾った言葉を投げ捨ててしまえば、二度ともうルイには辛く悲しい思いをして欲しくないという願いを込めて聖剣を渡したいという懺悔のような吐露を聞き〝天使〟として『愚かな人間』という認識は変わらなかったものの〝神父〟として国王の罪を赦し、ルイの近況と近々旅に出る事を伝えたのでした。
――――――――――――――――――――――――
幼き頃のルイに聖剣を渡していれば母親を助ける事が出来たかもしれない。
国王の脳裏に後悔の言葉が浮かびます。しかし当時のルイは聖剣より背丈が低い程に幼く、聖剣自体も数百年間お飾りのようになっていたうえ、覚醒した際の聖剣の力の正体も分からない状態であったが為に中々難しい話でありました。力の正体を知った後に項垂れる父親を、ルイは責める訳でもなく「仕方が無かった」と優しく諭します。
息子の慈悲に応えるよう国王は崩れ落ちた膝と首を今一度しっかりと上げ、ゆっくりとルイに向き直り、彼の真っ直ぐな瞳に臆する事も視線を泳がす事も無く見詰め返し「今度こそ、お前にとって大切な人を…仲間で��あり親友でもあった、その子を救けなさい」と決意を新たにするルイを激励しました。
-
送り出す前に、巻き戻ったと雖も息子の目の前で友を殺害し挙句に息子自身も蹂躙した件の化狐のような化物のような男を国家機密の兵器や兵力を用いて抹殺したいのが本心とも伝えており、憤慨する国王もとい自身の父親を見て逆に冷静になったルイに気持ちは嬉しいが当事者達では無い外部の者が未来に干渉し過ぎると良い未来まで掻き消してしまうかもしれない、と宥められ落ち着きを取り戻した国王は代わりにと渾身の魔力を聖剣に込め今一度ルイに託し見送ったのでした。
--------------------------------------------------------------
因みに勘が働いているのか花夜は未だルイの父親に挨拶が出来ていません…。
--------------------------------------------------------------
ルイにとっては二度目となる旅立ちの当日。今度こそ絶対に救うという強い気持ちを胸に春本との再会を急ぐルイをオズウェルが引き止めます。出会う前の春本が輩に絡まれていた事も思い出し焦燥したルイは彼にしては珍しく声を荒げますが、無策のまま行っても同じ結末を迎えるだけだと厳しい口調で叱咤されます。驚いた事にオズウェルはルイの身に〝何が起きたのか〟知っている様子でした。それもその筈オズウェルの正体は上位階級の生命を司る天使であり普通の人間の神父ではありませんでした。その事実をルイに伝えたうえで彼が案じている春本の身に対し、まだ大丈夫だと教えます。
大丈夫だと断定出来る根拠は…と流石に疑心暗鬼になっているルイが尋ねる前に、オズウェルは春本に絡んでいた輩の一人が身に着けていたピアスをルイにちらりと見せます。ルイの目が確かなら恐らく返り血が着いていたそれをオズウェルは「懲らしめただけだ」と普段通りの涼しい顔で修道服のポケットに仕舞うのでした。彼曰く春本に絡んだ日よりも前に手を下したようで、今後ルイと春本が織り成す因果には差ほど影響は無いとの事でした。
-
本当に俗に言う「懲らしめる」と同じ度合いだったのか…?と思ったよりも物騒な事をする神父の皮を被った天使に目を丸々とするルイに、のんびりしている暇は無いとオズウェルは奮い立たせます。この後、最短で約一ヵ月を目安にルイは、前々からオズウェルが気に掛けていた〝ルイ自身の潜在能力〟である右眼に秘められた膨大な魔力を活かす為の剣術ではなく魔術に重点を置いた特訓の日々を開始します。
普段は必要以上に他者に肩入れしないオズウェルですが、彼も過去に大事な人を亡くしており〝救いたいのなら本気でやれ〟と熱意を持ってルイを指導しました。その甲斐と全力で応��たルイの頑張りによって一ヵ月を目安としていた特訓は、日程を繰り上げた二週間目にして全ての教えを身に着け完遂させる事が出来たのでした。
-
いよいよ持って訪れた再度となる旅立ち当日。これからルイを待ち構えている世界線の内容を掻き乱さない程度に裏で手助けするとオズウェルに伝えられ、今までを含めた感謝を述べたルイはオズウェルと彼との訓練中にサポートしてくれたラブリーちゃんに見送られながら最早ルイにとって第二の故郷である教会を後にしました。
--------------------------------------------------------------
因みに、この二度目の世界線から春本は初めてオズウェルそしてラブリーちゃんと後に面識を持つようになります。
--------------------------------------------------------------
ルイ、国王もといルイの父親、オズウェルの三人の共通点は過去に大事な人を失っている事でありルイの場合は母親と春本の死で二回経験している事となります。
――――――――――――――――――――――――
この時からルイの戦闘スタイルは剣術のみから魔術単体または剣術と魔術を組み合わせた〝魔法剣士〟のスタイルとなります。ルイ自身の素質からの魔術属性は〝光〟であり加えて聖剣のを応用した場合は〝時〟の魔術属性も従え操れるようになりました。但し並大抵の努力で素質外の属性適合は難しく、それこそ血反吐を吐く事を前提とし取り組まねばなりませんでしたがルイは挫けませんでした。全ては春本を助ける為に。
――――――――――――――――――――――――
ルイにとって二度目の旅立ちの地である大陸。そこで〝生きている〟春本と再開した際には思わず感極まって泣き出してしまいそうになりますが、こちらではまだ初対面である春本に怪訝に思われぬよう嘘や誤魔化しが大の苦手のルイは内心それはもう一生懸命になりながら巻き戻し前の世界線を思い出しながら立ち振る舞うのでした。
--------------------------------------------------------------
穏やかに繰り返しをやり直す日々の中、遂に訪れた春本が失踪してしまう日の前夜。ふとルイは春本が用意した料理を口に運ぼうとした手を止めます。このまま目の前に出された美味しくも温かい夕飯を食べれば…その優しい味に忍ばされた恐らく〝睡眠薬〟も食してしまい、また深い眠りについてしまって春本はその間にきっと死地である例の廃墟に行方を眩ませてしまう……それを分かっていて食べるのか?もし今からでも件の男の前に春本を歩ませるのを止める事が可能ならば、酷く怪しまれようが構わない。今直ぐに彼の手を引いて安全な場所に…そうルイが逡巡していた矢先でした。
妙に〝丁寧〟且つ〝丁重〟な調子でルイと春本が滞在している宿屋のドアがノックされたのです。
--------------------------------------------------------------
〝何者〟が訪問しに来たか大方分かっている様子で先んじて玄関に出ようとした春本を制し、ルイは聖剣を握り��めて最大限の注意を払ってドアをゆっくりと開けます。すると、そこには予想通り、春本をルイの目の前で殺した男の姿が有りました。悲鳴を喉に押し殺し咄嗟に斬り掛かろうとしたルイですが逃げようともせず酷く項垂れた様子の男に気付き刃を首を掠めるぎりぎりの箇所で止め、どういう訳か男が戦意を喪失しているのを確認すると一度ルイは聖剣を引き下げました。
目に見えた変化は男の頭髪の色味が以前と違う事。そして何よりも何かに怯えながら苦しそうに佇むその姿は化狐ましてや化物と形容するには程遠く別人のよう…いや、恐らく本当に別人もしくは〝別人格〟なのではないか?そして何よりもルイは男の異変に見覚えがありました。確か前の世界線から転移する前も、こんな弱々しい顔をしていたような…?
――――――――――――――――――――――――
「お前は一体〝何者〟なんだ」 そうルイが問いかける前に男はルイと彼が庇うようにして後ろにいた春本に頭を下げ 「すまなかった」 と一言ルイの聞き間違いでなければ絞り出したような、か細い震えた声で謝罪を吐き出したのでした。
――――――――――――――――――――――――
先程から余りにも予想外且つ前回には無かった展開で困惑し立ち竦むルイの意識を覚醒させたのはパンッ!という人の手が人の肌を手の平で叩いた乾いた音と勢い余って誰かが倒れた鈍い音でした。慌ててルイが視線を上げると、そこには憤慨した様子で普段の可愛らしい顔を怒りで引き攣らせた春本と、赤く腫れ始めている頬に手を添え倒れている男の姿がありました。
--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------
普段は言動こそ子供らしく振舞ってはいるものの根の部分は見た目不相応に大人びている春本が謎の男…後に〝花夜〟と名を知る男に対しルイ自身が慌てて止めに入る程に上記のように取り乱す姿を見たのはルイは今回が初めてでした。
-
抵抗しようと思えば止めに入ったルイの腕を振り払うのも造作も無かったであろうにルイ相手だからこそ春本も強く抵抗が出来ず、そして〝何か〟を思い出したのか男に暴力を振るってしまった自身の手足をショックを受け���ような表情で見つめ、そのままルイの腕の中で力なく項垂れた春本は大きな瞳を潤ませて遂には泣き出してしまうのでした。
――――――――――――――――――――――――
直ぐ分かったのは二人が以前から面識がある仲という事。
思えばルイからしたら異様な光景でした。前の世界線では惨殺された被害者と惨殺した加害者であった二人でしたが今ルイの目の前にいる彼らは、立場が逆転…というよりは、まるで反抗期の子供とその父親のようにも見えました。
-
とはいえ最初の平手打ちだけなら兎も角、激昂した後に足まで出てしまった春本からは〝反抗期〟という言葉だけで片付けてはならない並々ならぬ怒りを感じました。何より春本と実の兄弟のように仲睦まじい信頼を築き、旅の最中彼を傍で見て来たルイは春本が普段からこのような暴力を日常的に振るっていたようには到底思えなかったのです。
では何故これ程までに怒っているのか?そしてルイとしては先程から怒涛の身に覚えの無い新しい出来事の連続で、春本や倒れている男の身を案じている内心ひっそり冷や汗が滴り落ちるのも禁じ得ない心中でした。と言いますのも…
――――――――――――――――――――――――
もしかして世界線の内容を大きく書き換えるような事をしてしまっただろうか?!と一瞬血の気が引いたルイでしたが今この状況下になるまでは前世界線と違った部分と言えば春本と出会った時に彼が件の輩連中に絡まれていなかった事ぐらいであり、世界線の内容を書き換えない程度に裏で協力すると言ってくれていたオズウェルもヘマをするような男ではない為、では何が〝要因〟として状況が変わったのだろうか?思い当たる節を消去法で考えていってしまえば、それはもう呆気ない程あっという間に分かることでした。
-
花夜という男の方は訪問してきた際の挙動と前世界線で戦闘をした際に時間を操る能力の使い手だった事を考えると巻き戻し前の記憶を〝憶えている〟のであろう事は本人に問い聞く前から察しが着いていました。しかし驚いた事に春本もルイや花夜と同じく〝憶えている〟側だったのです。
但し今この状況になるまでは〝巻き戻し〟が起きた発端がルイの〝聖剣〟によるものと春本は気付いておらず、「花夜の能力によるものなのでは?」と仮説を立てて、後は図らずしも前世界線と同じよう振る舞うルイと同じく春本も同じように振る舞っていたのでした。
――――――――――――――――――――――――
前世界線の春本は、自身への強い殺気に導かれるように��て廃墟に足を踏み入れていました。そもそも春本が生まれた土地(日本)から随分と離れたこの大陸(異世界)に身を潜めていたのは殺気を放つ男…つまり花夜から逃げ切る為でした。
春本には自身が何故このような異世界まで逃げても花夜?に執拗に追われ、挙句の果てに殺されなければならないか〝訳〟が有りました。理不尽だが諦めすら感じる理由が。
-
そのような複雑な事情を抱えた身であった為、本来は単独で行動する予定だったのでルイと行動を共にする気は更々無かったのですが、彼の優しさに触れて人の温かみを思い出した春本はルイを無碍に扱えず、しかし遠く離れていても色濃く感じられていく自身に向けられた殺意にルイを巻き込む訳にいかないと前世界線では作り置きした料理と手紙を置いてルイの元を去り、帰らぬ人となったのでした。
--------------------------------------------------------------
「しかし妙だな?」と巻き戻し後の世界の春本は頭を捻っていました。前世界線では悪夢もとい〝白い悪夢〟として花夜の怨念と呪詛が頻繁に夢を支配しては魘され日に日に濃く感じられた自身への殺気が今の世界線では感じられないのです。
※〝白い悪夢〟は花夜の能力の一つで退廃的な風景の中で死や虚無を連想させる夢を対象が睡眠時に強制的に見せます。
--------------------------------------------------------------
そして迎えた前世界線の春本自身が死地へ赴いた日の前夜、突如として訪れイレギュラーな行動を起こした花夜を前にしてもう一度自分を嬲り殺す為に巻き戻したのではないか?という恐怖心は蓋を開けてみれば呆気無く謝罪を告げられてしまった現状に張り詰めきっていた緊張の糸は解れ、同時に今まで積もりに積もったストレスが爆発するのも無理も無く春本は激情のまま花夜に粗暴を働いてしまったのでした。
――――――――――――――――――――――――
ルイは倒れた花夜に手を伸ばし春本が平静を取り戻した頃を見計らって二人の関係、そして明らかに前世界線と様子が違う別人のようになっている花夜に対し説明を求めました。
-
ルイ自身も〝巻き戻し〟の発端が自分の願いと〝聖剣〟によるものである事を打ち明けます。やはり花夜の方は知っていたようで静かに聞き入り逆に春本は終始困惑した様子でルイの話を聞いていました。しかしルイが春本を助けたくて起こした巻き戻しである事と花夜の殺意からでは無かったという真実を知り安心した春本は同時に溜まっていた心身の疲労が一気に押し寄せ気を失うように眠りに着きました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■花夜と春本■
※ 以下発禁する程では無いがショッキングな表現多め注意
--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------
この先は上記のURL先の記事の読後前提で進めていきます。
話を聴き終えたルイは、海沿いに蹲りながら春本に背中をさすられていました。当時まだ十六歳の少年には親しい人が受けていた悪魔のような所業は聞くだけでも余りに過激で、悲しく悔しい気持ちで一杯になりました。涙と一緒に生理的に少々嘔吐してしまったルイに対して春本は少し嬉しそうに「ルイくんは優しいね」と柔和に声を掛けるのでした。
-
見兼ねた花夜は持参してきたミネラルウォーターを肩掛けの質素なショルダーバッグから取り出し二人に差し出します。
ルイが感謝を告げた直後に春本が花夜から奪い取り危険性が無いか確かめる為に毒味をした後ルイに渡します。花夜と春本に今一度礼を告げるとルイは口を濯ぎ、春本は長々と話した喉の乾きを潤しました。飲み終えた後わざと怪訝な顔をする春本に対し花夜は普通の水だと慌てるのでした。
その様子を見たルイは二人に「親子みたいだな」と零した後、しまったなと口を閉じました。迂闊だと思ったのです。理由こそ真逆であるものの両者本物の家族を失っているのに…と大人しくなるルイに対し春本は「ほぼほぼ大正解〜」と心配は要らないという意味合いも込めて彼を明るく茶化します。
「あの時瀕死の僕を救けてくれた〝神サマ〟が花夜さんだよ」
--------------------------------------------------------------
「…〝最初に〟春本が亡くなったのは〝十年程前〟の話だ」
そして〝現在〟の俺と春本は人間では無いと花夜は話を続けます。先程の話で春本は恐らく蘇生術に近いものを施されているのはルイも分かりましたが花夜側も今は人間では無いというのは多少なりとも驚き…よりルイとしては前世界線の人間離れした戦力を思い返せば寧ろ説得力がありました。
〝器〟となった春本の姿は義父と叔父に惨殺された年齢で顕現しており生きていたとしたら二十歳前後の青年だと花夜は続けます。先程の〝最初に〟という言葉選びに対し不思議に思ったルイですが、春本は前世界線でもう一度殺されている為だと理解すると鎮まっていた怒りの感情を、二度春本を殺した張本人であろう目の前の花夜に今直ぐにでも殴り付けたい気持ちが湧き上がりましたが、ぐっと堪えます。
その様子を無理も無いという面持ちで見据えていた花夜は、堪えたルイに申し訳無さそうに謝罪を零すと話を巻き急いでいる様子で続けます。まるで〝制限時間〟が存在するかのような花夜の言動にルイは首を傾げ、同時に得体の知れない〝正体不明の胸騒ぎ〟を、この時ふと感じていました。
--------------------------------------------------------------
一先ず先程まで聞いた話中では花夜が何故春本と同じく人で無くなったのか切っ掛けを聞けていません。花夜本人も気付いたのか思考を逡巡しルイに困り笑顔を向けました。
「妻と娘の葬儀を終えた後…元同僚に住所を教えてしまった事に対し謝り続ける上司や仕事仲間だった皆の制止も振り切って、会社に辞表を出した後…睡眠薬を丸々瓶飲んでな」
「そのまま、警察が貼って行ったのであろう立ち入り禁止のテープや看板を押し退けて…妻と娘…そして彼女達を殺した元同僚…殺人犯と同じ…雑木林に埋もれた〝廃神社〟の神木で…殺人犯と同じように首を括って、俺は後追い自殺した」
――――――――――――――――――――――――
「何か…嫌だったんだよな。妻子と…妻子を手に掛けた男が、同じ場所で亡くなっているのが。あの世でも会ってしまっているのではないかと心配で。だから二人を護りたくて、あの男に一番近い所で死んだ。この世では護れなかったから…」
「上司には悪い事をしてしまった。個人情報を漏らした彼が悪いとはいえ間接的にではあるが俺ら一家を丸々殺してしまう手網を引いてしまったからな…今頃どうしているのやら…」
――――――――――――――――――――――――
当時の花夜は三十一歳。彼もまた凄惨なる思い出と共に時が停止したように、その時の姿のまま顕現していました。
-
と言っても、この訳の分からない髪色は当然当時のものではなく後天性のものだと花夜は話します。因みに春本の頭髪も同様でこの子も元々は日本人らしい黒髪だったと続けます。
一方、当の春本は花夜の話には興味が無いのか砂浜に木の棒で絵を描きだしたり砂のお城を作り始めてるのでした。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■〝トケイソウ〟
自身と春本の身に起こった変化は後天性の〝転生〟であると花夜は続けます。転生とは元々死した者が新たなる生命を一から、つまりは新しい母親の母胎内にて授かる場合や死した姿のまま全くの別世界に生まれ落ちたりとその概念は様々であるが、花夜と春本の場合は双方共に死んだ直後に〝前世〟に値する自身の肉体を〝器〟つまりは媒体として、現世に顕現している〝花の女神フローラの末裔〟の一人である。そして一人であるという事は花夜と春本の他にも、その〝末裔〟にあたる人物が複数人いるという事なのだが今回の件に彼らが絡む事は無いうえ特に重要性が有る事でも無い為これに関しては「他にもいるのだな」という認識だけで良いと頭が痛くなって来たルイに花夜は申し訳無さそうに伝えるのでした。今、早急に触れるべきはそちらでは無く…
-
前世界線で春本を殺しルイも命の危機に貶められかけた、花夜に酷似した〝狂気〟の実体化したような人物の正体。
それは死した花夜が花の女神フローラの末裔の一人として〝転生〟した際に花夜を媒体とし芽吹いた〝トケイソウ〟(時計草)という花に宿った〝言霊〟が原因だと話します。
--------------------------------------------------------------
従来、【言葉】には〝霊力〟が宿ると言われている。それを人々は〝言霊〟と言い、その霊力は魔力と言い換えても過言では無い。そして花の場合その【言葉】は〝花言葉〟に当る。
本来、トケイソウとは派手で且つ独特な花弁が特徴的ではあるが実る果実が美味しく香りも良い花なのだが言い伝えられて来た〝花言葉〟による〝言霊〟が〝花護〟※として、芽吹いた媒体の末裔に付与され〝開花〟させてしまった。
※花護=造語。加護と同義。
――――――――――――――――――――――――
〝花言葉〟とは、花からしたら人々から受けた祝いの言葉または呪いの言葉ようなもので言葉に込められた意味合いにより含まれた〝霊力〟も高まります。以上を踏まえた上で
トケイソウの花言葉は〝受難〟そして〝狂気〟です。
他にも〝聖なる愛〟や前向きな意味合いを含む言葉も在るのですが〝信仰〟や〝宗教的な情熱〟という花言葉も在ります。そしてトケイソウがそう呼ばれる大前提に、これらの花言葉はトケイソウが某有名な神の子の処刑を象���する花であると言い伝えらている事に関連付けられての言葉です。
よって〝花言葉〟に関連又は紐付けられた〝解釈〟や〝言い伝え〟も〝言霊〟とし霊力と成り実り、それは一輪の脅威と変貌し宿主となる花の女神の末裔の心に芽吹きました。
――――――――――――――――――――――――
要は、この芽吹いた媒体の末裔こそ花夜であり死して尚閑かに燈る強い復讐心から〝言霊〟としてのトケイソウ(時計草)を惹き寄せてしまい亡骸に僅かに残る殺意そして〝狂気〟を媒体という名の苗床に実らせ花の女神の末裔として転生し目醒めた花夜の中で禍々しく〝開花〟してしまいました。
-
更に厄介な事に花夜は元々穏やかな性質からアマチャ(甘茶)という花に魅入られており本来適性が有るのもこちらです。
しかしトケイソウ(時計草)を惹き寄せてしまった事により、二つの真逆の〝言霊〟且つ〝霊力〟が花夜の中で常に反発し合っている状態に陥り、一時は廃人化寸前となります。
その結果、脳が心身の負荷を緩和させる為の信号出し〝二重人格〟となってしまい、攻撃的な人格である〝トケイソウ〟が花夜の中に誕生してしまいました。
――――――――――――――――――――――――
【補足①】
アマチャ(甘茶)の花言葉は〝祝杯〟そして〝至福〟であり、生態も小さな花が愛らしく葉を煎じて飲むと甘く美味しい茶となる為この名称が付けられているそうな。因みに花夜の髪先からふわふわと光漂よっている小さな空色の花や花弁はこのアマチャであり、本来の花夜にとって適正且つ素質が有るのもこちらの為〝トケイソウ〟に人格を取り変われている際も、抵抗でもするかのように花弁が漂っていました。
――――――――――――――――――――――――
【補足②】
因みに春本は〝ヒガンバナ〟(彼岸花)に魅入られています。その花言葉が持つ言霊は〝トケイソウ〟に引けを取らない呪いのような霊力なのですが、春本側の適性が高く自我も強かった為、支配もされず逆に支配している状態です。かと言って服従させているのかと言うと違いヒガンバナの花言葉は〝悲しき思い出〟〝諦め〟といった言葉の他に〝情熱〟〝再会〟といったプラスの意味合いの言葉も存在し春本自身の性質とも相まって互い意気投合し手懐けている状態です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■〝三人目のお父さん〟
「トケイソウの持つ〝受難〟の花言葉は、俺が苦悩する程に神化を発揮する。そして、もう一つの花言葉である〝狂気〟は俺の些細な負の感情を種とし芽吹き咲き開花してしまう…
要は一度でもまたは一瞬でも、何かに対して〝負の感情〟を抱いてしまったら、まるで頭の中や心の中が逆時計回りするかのような不安感と不快感に襲われ自身の中の狂気が暴走し意識を失う。その際に出てくる人格が〝トケイソウ〟だ」
-
そこまで話し終えた花夜は、膝から崩れ落ちました。ルイは慌てて駆け寄り彼に目をやると、元から��かった顔色は更に青白くなっており呼吸は荒く冷や汗が浮かんでいます。
今までの話と、この状態の彼を見てルイは確信しました。花夜は今、自身の中で暴走しかけている〝トケイソウ〟を抑え込んでいる。そして、それはもう長く持たない事も…。
--------------------------------------------------------------
そんな花夜を横目に春本の方はと言えば未だに興味無さ気に黙々と浜辺の砂で城を作っていました。確かに前世界線で春本が受けた仕打ちを考えれば苦しむ花夜に対しての塩対応以上の現状の対応も理解出来るものではあるのですが花夜が二重人格である事が分かった今、流石に春本を少々窘めようとしたルイに対し花夜はやんわりとそれを制します。
そこでルイは花夜から聞いた例の言葉を思い出しました。
――――――――――――――――――――――――
「〝一度〟でもまたは〝一瞬〟でも、
 何かに対して〝負の感情〟を抱いてしまったら…」
――――――――――――――――――――――――
つまりは別人格の方ではない花夜〝自身〟が一度は春本に対し〝殺意〟に繋がる負の感情を抱いてしまった。
そして、それが引き金となって〝トケイソウ〟が花夜の中で芽生えてしまい結果、春本を虐殺してしまったという事実。
「狂気は俺の些細な負の感情を種とし芽吹き咲く。一度でもその思いを抱いてしまった時点で俺は春本に謝る他無い」
--------------------------------------------------------------
春本も元々は花夜対し今のような辛辣な態度ではなく冗談を言い合えるような、時にはちょっと甘えてみるような互いに義理の親子として〝義理の父と息子〟として良好な関係を築けていました。特に春本は家庭環境に恵まれなかっ為、殊更花夜を〝本当の父親〟の様に信頼し信用していました。
だからこそ大変ショックを受け、自身を虐待していた実父や以前の義父の事を思い出してしまい開いていた心を鍵を幾つも固く施錠するように今度こそ閉ざしてしまったのでした。
--------------------------------------------------------------
ルイは、どちらの気持ちも正しく思えました。もし自身の母親が他殺…それも単に殺されるのでなく弄ばれた上で惨殺されたとして、その犯人が自殺していて怒りの矛先をどうしたら良いか分からなくなってしまった時その親族を1mmも怨むなというのは頭では関係無いと分かっていても難しい。
それでも手を出すことは生涯通して絶対に無いと誓えるのに別の人格が生まれ気持ちを暴走させられたらもう逃げ場は無いじゃないか。だとしても春本の気持ちに至っては言わずもがな怒って当然である。別人格とはいえ発端が本人に有ると言うのならば、信頼していた人に裏切られ、理不尽な目に遭わさられ挙句の果てに離れてる暮らしていた実父の代わりに殺されるなんて絶対に絶対にあってはならない事だから。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
不意に花夜の口から、まるで神父に希望を乞う罪人ような…祈りのような願いのような…懺悔にも似通った掠れた言葉。
「…君の力で、妻と娘が殺される前に帰る事は出来るか」
ルイは自身の聖剣に視線を落とします。〝時間〟を操る魔力を手に入れオズウェルとの特訓によって多少は過去への干渉が出来るようになったとはいえ、それは戦闘において応用する場合の話であり〝本格的に時空を超える〟規模になって来ると、前世界線の時のように〝聖剣が起こした奇跡〟に頼らざるを得ず、ルイ自身にはやり方すら分からない。
言い淀むルイに花夜は分かっていた様子で寂しげに笑むと、
「絶対的な切っ掛けが無いと…例え、どんなに諦めた振りをしても心身内を蝕んだトケイソウによって暴走させられる」
そのまま今にも倒れてしまいそうな足を春本の元まで運び、痩せ細った白い指先を震わせ彼の頭を優しく撫でました。
……………………………………………………………………………………
春本は黙っていたが、抵抗し無かったのが彼なりの答えなのだろうとルイは目の前の〝不器用な義親子〟を見て思う。
……………………………………………………………………………………
その春本の様子に花夜は少しだけ救われたような安心したような表情を涙と共に零すと、真っ直ぐにルイへ向き直り深々と頭を下げました。その深い一礼にはこれから春本の事を頼むという意味合いと今から花夜がルイに頼む〝ある願い〟の身勝手さ、厚かましさ。何より藁にも縋る思いでルイに頼らざるを得ない申し訳の無さが含まれていました。
そして…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…また春本を泣かせてしまう。だから、君にお願いがある」
   殺し
「俺を止めてくれ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
その願いを…どうしようも無い思いを、ルイに託した瞬間、春風の如く突風が吹き同時に視界を遮るように空色の花が舞い吹雪き、反射的にルイは思わず目を瞑ってしまいます。
瞼を開けると花夜の姿は、もう何処にもありませんでした。
--------------------------------------------------------------
愕然としていたルイを現実に引き戻したのは、春本が出来たばかりの砂の城を退屈そうに蹴っ飛ばし崩した音でした。
視線を落とし春本に目を向けると、そのまま砂の城の横に描いたばかりの春本と誰かの似顔絵のようなものも摺り潰すように足で消しながら地面に吐き捨てるように呟きます。
「…ねぇルイくん知ってる?一説では自殺した人ってさ天国に行けないんだって。酷い話だよね。きっと皆たっくさん!悩んで悩んで、自分で自分を手に掛けたのに、死んだ先までまた苦しい思いしなきゃいけないなんて。あんまりだよね」
「花夜さんにとって、今の人生は地獄と変わらないだろうな」
--------------------------------------------------------------
その春本の言葉にルイは確かに彼から花夜への〝慈悲〟を感じ取れました。同時に、この二人の関係は再修復出来るのではとも思いました。花夜は春本の実父に妻と娘を惨殺されている。そして、春本は理不尽にもやり場の無い復讐心から花夜に殺されている。それでも、そんな経緯を経たにも関わらず二人の仲が地の底に堕ちたように見えなかった。
そう思えたルイにはもう迷いも躊躇いの感情も無かった。
「花夜を助けよう」
--------------------------------------------------------------
しかし、ルイの言葉を聞いた春本の反応は芳しく無いものでした。静かに首を振り大きな瞳でルイを見上げ告げます。
「…もう〝さっきまでの花夜さん〟は戻って来ない。
 次に会う時は〝別人〟だ。
 次に会う時は…〝ただのトケイソウ〟だよ」
言葉の意味に気付いたルイは慌てて花夜の跡を追おうとしますが如何せん場所が分からない。春本に目をやっても静かに首を振るのみでした。止めに行けるのならば止めに行きたい。その気持ちはルイだけでは無く春本も同じでした。
--------------------------------------------------------------
花夜の行方は分からずとも、ルイそして春本にも向かうべき場所の心当たりが有りました。前世界線にて春本にとっては自身の死地、ルイにとっては春本の仇討ちの為に死闘を繰り広げた例の廃墟に今度は二人で一緒に乗り込みます。道中、何かを感じ取ったのか春本が淋しげに小さく呟きました。
「…さよなら、僕の〝三人目のお父さん〟」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■平凡だった少年と平凡だった父親の最終決戦■
Tumblr media
廃墟に到着したルイと春本を迎えたのは〝花夜〟ではなく〝トケイソウ〟でした。ルイや春本の脳裏に、トラウマのように焼き付いた男の顔は肉体の持ち主である花夜と同じ顔なのに全くの別人に見えました。不気味に面��可笑しく嘲笑する目元と口元は引き攣りまるで〝化け狐〟のような男に花夜に身体を返せとルイは聖剣を構えて捲し立てます。
そんなルイに〝トケイソウ〟は、わざとらしくキョトンとした表情を浮かべた後ケタケタと嗤って言い放ちました。
先程お前と話していた男は、もうこの世に居ないと。
--------------------------------------------------------------
「殺してくれ」という願いを託しルイと春本の元を去った後〝トケイソウ〟を抑え込むのに限界を感じた花夜は、二人が恐らく最初に足を運ぶであろう彼らにとって因縁の地でもある廃墟に降り立つと、同時にまるで喰い破るかのように花夜の精神を〝トケイソウ〟が蝕み支配していましました。
抑制から解放された〝トケイソウ〟にとって衰弱した宿主は完全に支配出来る絶好の機会でしかなく本格的に自我を支配されてしまった花夜は、身体こそ器として機能しているものの〝花夜だった頃の感情〟は殺されてしまいます。
つまりそれは、〝今までその身体で人生を送ってきた狐塚花夜という人物の死〟を明確に意味しました。
-
皮肉な事に花夜も春本と同様に二度殺された事となります。
--------------------------------------------------------------
ルイは間に合わなかった悔しさ、無力感に打ち拉がれると共に花夜の死にショックを受けながら改めて思い知ります。
「俺を殺してくれ」という花夜の願いは、花夜自身の肉体を苗床にし芽生え咲いた〝トケイソウ〟を苗床である自分諸共「殺してくれ」という意の〝遺言〟だった事を。
――――――――――――――――――――――――
途端、春本目掛け〝トケイソウ〟の攻撃が空気を劈き飛んで来ます。我に返ったルイは、唐突な事で反応し切れなかった春本を庇って聖剣で攻撃を斬り裂くようにして防ぎました。
その様子を見た〝トケイソウ〟は不気味な嘲笑を響かせて間髪入れずに立て続けに春本を、そして彼を庇うルイに対し容赦の無い攻撃を浴びせます。〝時間〟と〝時空〟を支配し操る彼奴の攻撃は一切の隙を赦さず二人に襲い掛かります。
-
しかし負けじとルイも、オズウェルの元で必死に習得した光属性の魔術、そして聖剣を応用した〝時間〟と〝時空〟を従え操る魔術で彼奴の神々しく禍々しい猛攻に応戦します。
また都合良く〝巻き戻し〟が発生する保証は何処にも無い。ここで〝トケイソウ〟を食い止めなければ自由の身となった目の前の狂気による被害は外部にも及んでしまう。
-
負けられない。前世界線での惨状を繰り返してやるものか。
強い意思がルイを奮い立たせます。今度こそ春本を守る為。
そして己に思いを託した悲しき男の末路に終止符を打つ為。
今一度ルイは聖剣を〝トケイソウ〟に向け構えます。
「〝お前〟の顔は、嫌という程とても鮮明に覚えている」
――――――――――――――――――――――――
呼吸をも許さない目が廻るような激しい攻防。互いに身体中を刻まれては負傷する直前に〝時間〟を〝逆再生〟し、傷痕を塞ぐ為に血肉を〝戻して〟再び立ち向かって、今度は背後や目の前に回り込まれては〝時空〟を操り逆に背後を取り、そうやって繰り返しては死にかけて、また血飛沫や激痛を〝無かった〟事にするかのように〝時間〟を〝戻して〟は戦って、戦って…
-
〝トケイソウ〟にとっては愉しい殺し合い、ルイにとっては春本を守る為…そして前世界線の春本と、〝トケイソウ〟に支配されてしまった花夜の仇を討つ為の最終決戦が廃墟を崩壊させる勢いで繰り広げられます。いえ、本来ならとっくに崩壊しているはずなのです。しかし崩壊せずルイの足場を保てているのは裏で動いていたオズウェルが駆け付け防衛結界を展開していたからでした。町外れの廃墟とは言えど、これだけ騒々しければ外部から様子を見に来る者が絶対に訪れる。被害を最小限に抑える為、結界を展開して状況や音が外に伝わらないようにしたのです。これらの心配は要らないという意味と、ルイを激励する為にオズウェルは抗争の渦中にいるルイにも聞こえるように、滅多に張り上げる事の無い自身の声を大にして叫びました。「全力でやれ!!」
-
オズウェルに着いて来たラブリーちゃんも防衛結界を展開し続ける彼のサポートに回り、オズウェルの魔力を少しでも補うように自身の魔力を注いだり結界を発動し続ける負担により負傷し始めたオズウェルの掌を、微弱ながらも回復魔法で塞ぎながら彼女も祈るようにルイを応援しました。
――――――――――――――――――――――――
この時にオズウェルとラブリーちゃんとの初の面識となる春本も、ルイの知人である彼らの協力に感謝を述べ自身も全身全霊を込めてルイの一番傍でサポートに徹しました。
-
前世界線の自分は何処か諦めていた。生きる事を放棄し〝父親〟とよく似た彼奴の手により命を落とした。
〝嘘〟や〝裏切り〟幼い頃から〝人間の闇〟に触れ続け、この世界に〝光〟なんてものは無いと春本は思っていた。
しかし今は〝ルイ〟という少年の小さくも大きい背中を見て強く強く思う。「絶対に生き延びてやる!」と。
――――――――――――――――――――――――
そんな果て無い地獄のような闘いも佳境を迎えます。
決着をつける為〝トケイソウ〟はルイだけを攫い、自身が創造した異空間に彼を強制的に転移させました。春本達のサポートも、ルイの名前を叫び無事を祈る声も届かない…。
その連れ込まれた空間は真夏のような暑さ、そして暑苦しさを増長させるような喧しく響き木霊する蝉の声…
--------------------------------------------------------------
「結婚記念日も近かった真夏日。蝉時雨が耳を劈いた猛暑。」
--------------------------------------------------------------
そこには、かつて花夜が妻子を失った日を思わせる景色がルイの目の前に広がっていました。しかし見渡す限り恐らく花夜の出勤先であったであろう会社が含まれているビル街を始め建物の殆どは倒壊しており、不自然に中心部に佇む〝廃神社〟からは一際目立つ巨大な白い鳥居が不気味に…それ以上に悲壮感を漂わせ朧気に傾き聳えていました。
何処か物悲しく退廃的で現実味を感じない景色は〝花夜〟が遺した精神世界を走馬灯のように創り出していました。
――――――――――――――――――――――――
しかし感傷に浸る間もなく〝トケイソウ〟の最期の切り札がルイに襲い掛かります。敵の手中である異空間内で始まる正真正銘の一騎討ち。霊妙で神秘的でありながらも禍々しい悪夢のような超巨大な一輪の妖花を〝器〟としての役目をも終えた花夜の遺体から開花させて捕食するようにして取り込み、本性を現わにして咲き誇り舞い狂う姿は〝邪神〟を彷彿とさせる形貌でありました。
雌蕊の箇所を秒針、雄蕊の箇所を時計数字として開花した超巨大な時計塔のような其れは、崇高で神聖且つ荘厳で邪悪な霊力を纏い咲き後光を満開の花弁に煌々と注いでルイを抹殺する為に全霊力を解き放ちます!
-
気持ちを逸らせる秒針が地を囃し空間内を揺らす中、ルイも己が引き出せる全魔力を解放し全身傷だらけになりながらも、沢山の想いを込めて握りしめた聖剣を決してに手離さず〝トケイソウ〟と対峙し��す。聖剣もルイの想いに応えるように王冠の如く光瞬きます!
少しの隙でも与えれば解き放たれた霊力に貫かれ、足を止めれば背後から迫り狂う無数の根子に捕まり四肢を捥がれてしまう。ルイは漆黒のマントを翻しながら素早く空間内を駆け巡り、当たれば致死量を超え即死であろう攻撃を幾度となく振り切り避け続けて遂には〝トケイソウ〟本体をも駆け昇ったルイは、彼奴の〝核〟となる花弁の中央…雌蕊と雄蕊が、時計の如く不気味に変化し蠢き開花する頂点へ達し、そして…!
これまでの〝全て〟を聖剣に込め、想いを乗せたルイは〝トケイソウ〟に裁きの刃を突き立て〝核〟を破壊し永遠とも思えた永き死闘に終止符を打ったのです。
――――――――――――――――――――――――
壊れた目覚まし時計のように、絶叫を喧騒に響かせながら朽ち逝く〝トケイソウ〟の最期を、主を失い崩壊し始めた空間の中でルイは瞬きせず最後まで粛々と看取りました。
その少年の背は〝第七王子〟の風格が確かに在りました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
花弁が舞い散り降り注いでは淡い光を放って消えていく中、最終形態となった〝トケイソウ〟に取り込まれいた花夜の遺体も解放され、光と共にゆっくりと地面に横たわります。
すぐさまルイは駆け寄り、もう心音も呼吸もしない花夜の片腕を自身の肩に担ぐように引っ掛け、空を斬るようにして聖剣で空間内の時空を切り開き崩壊に巻き込まれる前にと満身創痍の体で最後の力を振り絞り急いで脱出を図ります。
-
しかし、どれ程に頭で分かっていても体は限界を迎えておりルイは足が縺れ、激しい崩壊が止まらない空間で倒壊した建物の下敷きになりそうになってしまいます。花夜の遺体を庇いながら自身の死を覚悟してルイは強く目を瞑りました。
――――――――――――――――――――――――
ですが次の瞬間ルイが体に受けた衝撃は予想外のものでした。圧死する激痛では無く、軽い痛みと浮遊感…
――――――――――――――――――――――――
体力の限界から気を失いかけている朦朧とした意識の中でルイが最後に見たのは、先程まで確かに遺体だった花夜が支えていたルイの元を離れ、崩壊を背に立つ光景でした。
不機嫌そうな…しかし何処か困ったような表情をした彼は、開かれた時空に向けルイを蹴っ飛ばし文字通り重荷となっていた自身は空間内に残る形で半ば強引に有無を言わす隙も与えず脱出させ逃がしたのでした。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■エピローグ■■
気絶した状態から目醒めたルイの視界に先ず飛び込んで来たのは、目尻を赤らめ大きな瞳をうるうるとさせルイに抱きついてきた春本の頭でした。嬉しそうにルイの名前を呼ぶ度に揺れる柔らかな髪を優しく撫でてやると、春本の声に継いでルイの元に駆け寄ったラブリーちゃん、その様子を見守っていたオズウェルもルイに優しく声を掛けました。
暫くの間、皆ルイが生きて帰ってきた事を喜びルイも手当を受けながら彼らに感謝の言葉を述べました。
それぞれが落ち着いたところで、ルイは〝トケイソウ〟に連れ込まれた空間を脱出する際に花夜?が助けてくれた事を皆に伝えます。素直に驚くラブリーちゃん、驚いた後に怪訝な表情を見せる春本、顎に手をやり何か考え出すオズウェルといった具合に各自が見せた反応は様々なものでした。
-
念入りに花夜の霊力の残滓を確かめた春本とオズウェル。
春本は何かを察した後、それ以上確かめる手を止めて外の空気を吸ってくると告げ廃墟から出て行ってしまいました。
ルイは心配そうに出て行く春本の顔を伺いましたが、意外にも彼は吹っ切れたかのような何処かスッキリとした表情をしていました。春本が出て行った後、夜風に紛れ運ばれた煙草のライターが灯る音が微かにルイの耳に届きました。
-
一方、同じく何か察した様子のオズウェルは腕を組見直し〝トケイソウ〟のような脅威は感じられないと断言した後、何とも言い難いといった顔で眉間に皺を寄せ、溜息を一つ零してルイに向き直ると彼に一言忠告するのでした。
「 些か〝面倒な事〟になるぞ 」
--------------------------------------------------------------
実際この後面倒な事になり〝花夜?〟が再構築した空間内に強制的に招かれたルイは約半年ほど、魔力を制限されてしまった状態で花夜の住む屋敷に監禁されてしまいます。
最初こそ手足を鎖で繋がれたり散々でしたが一ヶ月のうちに和解し軟禁に変わりました。そういう問題ではない。
-
後にブチ切れた春本が無理矢理空間内に侵入し執拗に展開された結界を蹴り倒すようにして破壊して迎えに来ました。
しかし、この数ヶ月後にルイと花夜が入籍する為、春本は更に引っ繰り返るのでした。しかし何処か嬉しそうに。
--------------------------------------------------------------
最終決戦後の花夜?の正体は器であった〝狐塚花夜〟と彼を苗床にし狂い咲いていた〝トケイソウ〟の意識が混合している状態であり、二重人格の時とは似て非なる一つの人格に二人分の意識が混同している状態です。最初の頃は〝トケイソウ〟の面が強く感情の起伏が大変激しい状態が多く、傍から見れば精神的に不安定に見える行動を頻繁に起こしルイに対しても辛く当たる事が有りましたが、彼の優しさに触れ絆され段々と本来の〝狐塚花夜〟の面が色付き開花するように戻り咲き現在の花夜に至ります。
-
因みに今でも〝トケイソウ〟の面が強く出ているとルイの事を「餓鬼」や「クソガキ」と呼びます。名前も素直に呼ばずにルイの旧姓である「ルドベキア」と呼びます。〝花夜〟曰く、照れ隠しであるとの事。和解後のトケイソウは所謂ツンデレであり、意識を共有している花夜と同じくらいルイに惚れている又は僅差でそれ以上に好きなのですが、比較的ルイには素直に気持ちを伝える〝花夜〟と違い、こちらは思春期の青少年の如く完全に拗らせている為ルイと愛し合う時等は大体〝花夜〟に交代しており自身は意識の隅っ子の方で寝てるらしいのでした。本当に寝てるのかは神のみぞ知る。
--------------------------------------------------------------
因みに春本は今の花夜≠以前の花夜の認識で接しており些か素っ気無いのもその為。花夜の方も〝トケイソウ〟に近い面では、春本への憎悪に近い感情が未だ根強く残っている為か厳しい態度をとりがち。とはいえ本来の〝花夜〟である部分もしっかり残っており、鎮具破具ではあるものの優しく接しようともしているのでした。しかし優しくしたらしたで春本に気持ち悪がられるので理不尽というのか何と言うか…現在は軽く口喧嘩出来るくらいの仲になった二人です。
-
余談ですが決戦前夜に浜辺で春本が作っていた〝砂の城〟は〝自分の家=家庭〟を現し模して作っていた物。蹴っ飛ばし崩したのはそれが無くなったからでした。しかし、ルイが十八歳を迎え花夜と正式に入籍し結婚した現在、春本にも〝新しい未来=彼らの養子〟がひっそりと加わりました。
Tumblr media
この辺に後ほど春本のプロフィールを追記します!!(時間切れ)😭🙏
--------------------------------------------------------------
画像だったりリンク先だったりと行き来させてしまい申し訳ない;本当は全部画像にしたいのですが転載の枚数制限が一つの記事にて10枚でして、リンク転載の際にで写るサムネで何とかそれっぽくしてる感じですorz(リンクも同様に10が転載の制限なので実質20)有難うtumblr…!最近めっきり忙しくなり、なかなか創作に手を付けれなくて先延ばし先延ばしになってしまいました…誤字脱字とにかく酷い😱と思いますが一旦はこれで載せたいと思います!ではでは〜!
(2022/01/31)🌻
1 note · View note
angrypursehumanhairdo · 4 years ago
Text
Grateful 4.11
寒い冬がようやく終わりを告げ、心地よい春の始まり、、、
太陽のエネルギーが沢山降り注ぐ中、久しぶりにフラッと大好きな海に出かけた。
トンネルを抜け、日の当たる場所に心も身体も抜けた感覚。
ありがとう。。。
到着して海を眺めていたらPeace Room ユースケ君とまさかの再会。
自分のVideがMaxに震える。
しかるべきタイミングでしかるべき事が目の前にやってきてくれる。。。
そんなに時間を共にしてきたワケではないが、なぜかすごく深〜い所で繋がっている、自分が幸せになれる魅力を持ち合わせているカッコいいブラザーだ。
ほんの30分位の陸上sessionだったが、今のお互いの近況をやりとりし、次逢う時までに進もうと約束しその場を後にした。
1人の帰り道、色んな幸せなインスピレーションが降りてくる。
幸せな気持ちでいる事がどれだけ大切な事なのか。
少し前のトンネルにいた感覚だった時、余裕がなくなっていて、自分の持っていない”モノ”ばかりに焦点を合わせてしまっていて、それを引き寄せていたのだと認識した。
そうではない、、、
どんな状況でも愛するMaicoが隣で支えてくれていて、大事な家族、沢山の仲間が気にかけていてくれていて僕は大事な”モノ”を沢山持っているのだ。。。
僕は本当に幸せ者でラッキーな人。
そんな大事な事を忘れてしまっていただけ、、、
家に到着し、愛するMaicoと僕達2人をいつも沢山の愛で包んでくれるMaico mamを食事に誘い、この幸せな気持ちと気付きをシェアさせて頂いた。
必要であったこの経験を糧に、次見据えているいる事に向け、気持ちを整え準備していく、、、
4.11(良い日)をありがとう。有難う。アリガトウ。           Kazu...
Tumblr media
Ps.Peace Room Yu-suke.
2年ぶりの再会めっちゃ嬉しかったっす♪
そんなに多くない時間でしたが、思いの丈を話できて最高の気分になりました*
次の再会の時までにやる事やっておきますね♪
Maico&Mam Norico.
いつもどんな状況でも応援してくれてありがとう♪
幸せなVibeでこの4.11に華を添えてくれてありがとう✴︎
Challengeする度何かとあると思うけど、これからもよろしくお願いします♪
この記事を読んでくれているみなさん!!
いつもありがとうございます。。。
まだまだ続いていくこの旅路、どうぞ気長によろしくお願いします♪♪♪ From Kazu...
0 notes
yrkhang · 7 years ago
Text
「道の先」について
なんか内容については書かないようにって話らしいので、感じたこととか思った事をつらつら書いておこうかな。
お天気が良くてねえ。快晴!気持ちが良かった。
曳山祭を初めて見てきて。秋の祭りとは結構違うんだなっていうことを感じた。秋は子供や女性も多くて「老若男女」っていう印象が強いのだけど、春のこれは少し違くて。「大人の男の祭り」という感じがした。
山車をどうやって回すのかなって思っていたら意外と力技でびっくりしたりだとか。唄宿って言ったかな?建物の凝った意匠の中に僕も知ってるこの地方の技巧の足跡が見えたりだとか。そういう端々に「男の業」みたいなものを感じたような気がする。春がこういう感じで、秋がああいう感じで、だからこそ其々に際立つ部分もあるのかな、と、そんなことを思った。
一方で、やっぱりこれもまた「地元の祭り」であって。秋よりも「見せる」というところに重きが置かれているようにも感じたのだけど、それでもやっぱりこれは地元の人々の為の祭りという側面が強くて。そういうのって、なんかこう、そこに居て色々やっている人々の横顔に表れて���る気がする。見せる為の祭りである一方で、そこに居てそれをやっている人たちは日々の延長線上に居る人々の姿に見えた。
ここに来ると僕は毎度肉屋さんで揚げ物を食べて帰るのだけど、今回お店に伺った時に面白い話が有って。僕と友人が二人で伺った時、先に袴の若いお兄さんが来ていて、どうもなんか大量にコロッケを頼んでいたみたいなんですね。「えっ何事」と思っていたら、後から年配のやっぱり袴のおじさんがやってきて、やっぱりコロッケを大量に頼んで帰っていって。何でも地区のお子様たちに配って回る用なんだそうで、毎年恒例みたいな口ぶりだった。で、僕らはもうこれ明らかに今頼むのは忍びないので、また後でと言ってお店を後にした。
なんか、そういう感じって不思議に面白くて。僕はやっぱり余所者だから、その土地の事を想像でしか捉えられない。だけれども、こうした場面に居合わせると、そこに生きている人たちの当たり前の日常に触れたみたいな、そんな驚きがあったりする。このお店には後で改めて伺ったのだけど、この時の事を覚えていてくれたみたいでとても良くしてくださった。このお店のこういうところが以前から大好きなのだけど、それはこのお店だけに限らなくて。
「祭り」という非日常の中に流れる、そこで生活している人々の日常の手触りみたいなものをこの街では感じる事が多くて。その外側からそれを眺める僕としては、そういうところに手を伸ばすことを忍びなくも思うのだけど、ここの人たちはそういう自分たちの日常の中に、僕ら外の人間を受けれいてくれている感じがする。それはとても不思議な感覚なのだけど、ここに来る度、そういうことを最も有難く思うし、面白く幸せに思う。
この日ここに来た目的は、曳山祭を観たかったという事もひとつには在るけれど、もうひとつ大事な目的があって。
自分にとっては10年目。大好きな作品を創ってくれた人たちが、記念の場所を創ってくれたという。だもんで、行かないわけにはいかなかった。
SA近くの公園は、GWでイベントでもやっているのか賑わっていた。家族連れも多くて。楽しげ。
そこから少し下って三角屋根。最早見慣れた建物だ。
駅で自転車を借りて、お昼の割と早い時間にえっちらおっちらやってきたのだけど、聞くと中は満席とのこと。まあ時間は有るのでのんびり。
暫く待って中に入ると、知っている顔もちらほら。オタクだなー。色々貴重な展示もしてくれていて、あれやこれやと眺めて過ごす。見ていると色んなひとが思い思いに見て回ったり談笑したりとアットホームな感じで、これはアレだな。同窓会の雰囲気だ。出てゆく人は少なく、道理で待たされたことにも納得がいった。
飯がうまくてねえ。えびドリア食べたんだけど、先日来たときは白エビ食べ損ねたので「やったぜ」という気持ち。友人の豚ひつまも一口頂いて。これ割といろんなとこで流行ってるけど、美味しくていいよねえ。懐かしいグッズの中には僕が買えなかったものも多くて、いいなーいいなーと羨ましがっていた。再版されたりしないのかな?買えるなら買うんだけどなあ。
宿帳代わりのスケッチブック、僕は絵はうまくないのでびびりつつ開いてみたら、文字だけの人も多くてほっとしたり。つらつら見ていると、遠くは大陸からはるばる来ている人なんかもいて驚かされた。10年やで。…でもその気持ちもちょっと分かる気がする。壁には例の県地図。社長が貼った附箋がそのままになっているのが何だか可笑しい。やー、他にももっとあるでしょう!色んなことがぽこぽこ出てくる。それは、自分にとってもこの10年大切な場所に在り続けたこの作品との思い出だったりもしていたように思う。
まあまあ。内容については極力伏せるとして。
そうだなあ。慎重に書くけれど、以下怒られたら消します。
思ったのは、「10年ってやっぱり長いな」っていう事と、「その10年も立場によって感じ方は違うのかもな」ということで。
印象的だったのは、ナガッチョさんの髪が黒かったことで。(ぉ あんなに黒かったかなあ…。いや、全然いいと思うんですけど。
ただ、そのナガッチョさんにしたって僕よりも一回り以上の先輩であって。当時とは立場も違って。色々あったけど、今もここに居てくださることがとても嬉しかった。
SHIROBAKOのときの話だったかな、終わっていてもおかしくなかったという話をされていたことを印象的に憶えていて。この日のナガッチョさんは、相変わらず軽口ばっかりだったのだけど、その冗談めかした口調の中に、10年という時間の質量みたいなものがあって、その質量の上にこの先に向けた言葉を乗せてくれていた事がとても嬉しく、頼もしかった。個人的にはP.A.という会社とは独立したところで「インフィニットが携わっている作品」には注目しているところがあったりもする(やっぱりこの人が関わっている作品は面白いものが多い)ので、これからも奮戦していただけたらと思う。
それにしても、10年目にして語られたあの話は、正直ほっとした(笑) やっぱりあの辺り、気になる人は僕を含めて少なくないと思うので。時代感などもあったのかなと思うけれど、それでも、そういう風に預けてくれた方々にも感謝しなければいけないなと思う。
一方で西村監督。正直「若過ぎんだろ…!」みたいなことを感じたりもした。お話を聞けば聞くほど、氏の感性は「昔気質」であって、なんというのかな、容赦がない。だけれども、その容赦の無さと飽くなき追求心がこういう「作品」という居場所を得たことで(これは構成の岡田さんもそうなのかな)、初めて生まれることが出来たのが『true tears』であったという事は明確に主張することが出来ると思っている。冗談めかして本気。そういうエネルギーこそが作品をこの世に産み落とすのだなと強く感じた。また、氏の話の中で最も面白かったのは、氏自身が好きな作品達の話であって。まあえっちな話なので割愛するけど、そういう感性もまた大事なのだなということは自分にとってとても勉強になった。そしてそういうことを踏まえた上で、氏が作品を通して表現しようとするものは、氏がこれまでに見て愛してきた作品たちの中に氏自身が見てきたものであって、そうしてそれは、氏が作品を通してそれを見る人、氏が得てきた関係性と相似の先にある我々へと預けようとしている何かである、ということに、僕はハッとさせられた。作品を通して何かを託されている、ということは、重いことでもあり、身を奮わされるようなことでもある。氏のすごいところは、そういうことをさらっとなんでもないように言えることなのかも知れないなと思った。
それにしても、岡田さんとのアレの話は控えめなようでめっちゃやる気満々に感じられて笑ってしまった。これからの氏の作品にも期待したい。
そして、堀川P。
うーん、そうだな。率直に言えば、「10年」という時間の存在を最も強く感じさせられたのは社長のお話だった。
社長、好きなんですよねえ。いつもニコニコしてるみたいで、その奥の眼光はいつも鋭くて。僕が富山に度々来る理由の4割くらいは社長のせいだと思っている。「歳を重ねたら自分もこうなりたい」という、ひとつの理想だ。
この日の社長のお話は、昨年春に伺った話の先にある話でもある、と感じていて。
「10年ってやっぱり長いなあ」って話で。その長さは西村監督のものの見方とすごく対照的で。
思ったのは、「時間の重ね方も立場によって変わり得る」ということで。制作現場のど真ん中に居る監督と、その外側に居るプロデューサーという立場の違い、と書いたら端的に伝わるのかなあ。監督のお話を聞いていると、あくまで「作品は作品」で、創ることが総て、みたいな価値観が見えるようで。そしてそれはだからこそ先に書いたような託し方にも繋がっているようにおもうのだけど。でも、プロデューサーという仕事の立場はそれとはやはり異なる。この立場においては、恐らく「出来てから」が本番なのだと思う。
この日の社長のお話からは、そういう「作品が世に出てから」の長い時間、それを生かそうと奮闘してきた、制作現場とは別の闘いの場に身を置いてきた人の言葉がたくさん見られたように思う。そしてそれは、作品が世に出てから長く永く経つほど、大変な事でもあったのかなとも感じた。
true tearsは特異な作品だ。けれども、その特異性は作品の中だけではなく、外にもある。この間本作を取り巻いてきた様々な出来事、繋がり、そうしたことを結んできたのがプロデューサーという立場にある人々だと僕は思っている。変な話かもしれないけれど、彼ら無くして現在の本作の在り方は無かった、とさえ思う。
ほんとに沢山、お世話になってきたなあ。有難い、としか言えない。
その、それぞれ��10年のお話を伺って。
そこに在る道の長さを想ったりしていた。
自分の中にも確かに自分が観てきた作品というものはあって。けれど、それは他人とはやっぱり異なるもので。
この日の色んな質問とかを聴いていても「あーそこかー」というビックリめいたものがあったりもして。
時間という尺度は同じはずなのに、その違いみたいなものがすごく面白くて。不思議だよなあ。
創り手の方々の中にも、そういうものは明確にあるんだなという事を感じたのがこの日の話で。ある人にとっては完成が終着点でそれが総てであり、一方で同じ作品に関わる人でも、立場が違えば寧ろその終着点から歩んできたみたいな時間でもあって。
面白いなあと思う。し、それが”作品と共に生きる”ということでもあるのかな、みたいなことを思ったりもした。
時間というものを捉えようとしたときに、個人的には「道」みたいなものを思い浮かべる。その道は、人によって全く異なるもので、その人だけの道のようなものだ。多分だけれど、それがどういうものかということは、その人にしか分からないのだと思う。
だけれども、その道がふとしたときに交わることがある。その交わる瞬間、人と人とは同じ道に立ち、同じ景色を見る。アニメーション制作という現場に在っては、まさにその「作品を創る」という行為の中にそういう場所があるように感じる。アニメは色んな立場の人が色んなかたちで関わりながら、ひとつのものを生み出してゆくという行為だ。だから、その一人一人は観ているものが違うのかも知れなくて、それは作品への関わり方が異なるからこそ当然だとも思う。本作にとっての10年後は、その道の交わった瞬間の先にある場所で、だから、そこに見えたのは(個人的には)その個々の違いだった。
でも、その違いもまた、その道が交わったあの瞬間の先にあるもので、だから、その個々の立つ現在の在り方の中に、ふと振り返って見える同じ場所の存在が感じられたりもした。それは、違いがあるからこそ嬉しくも感じられるような景色でもあった。
うーん。10年。ちょっと信じられなかったりもするのだけれど、僕も僕なりに歩んできたなと思う。色んなひとが其々の想いに基づいて、あそこから歩んできた10年であるとも思う。全然関係ないみたいに上に書いた「同窓会みたい」っていう感覚は、そういう想いに基づいていたような気がする。今いる場所も観ているものも違っても、あの日観た同じ景色がみんなの中に在って、その存在が僕らをこの場所に惹きつける。異なる周期で上下する波が再び交差するように。異なる軌道を描く星々が再び交わるように。「今」を生きる僕らの中に在る、同じ「あの日」がもう一度ぼくらを出逢わせる。誰もがあの時とは違う。でも、その中に同じものを持ってる。そういうことを僕はとても幸せに思う。今居る場所も、そこに至る軌跡も異なるから、この先ぼくらが向かう先もまた異なるものであると思う。だけど、それでもぼくらはまたこうして同じ場所で同じ景色を見ることが出来るのではないか。そんなふうに僕は思う。10年を経て、笑い合いながら、そんなことを僕は思う。
しっかしみんなどんな質問送ったんだろうなあ。
自分はどうだったかなと下書きを見たら、最終的に書いた話が載ってなかった。こういうとこだよなあ。
なので、これは自分向けメモとして。
& 以前何かの話で本作について「奇跡や偶然」という言葉で表現されていたことを良く覚えている。今、そういったことについてどんなことを思われるか。
& 観る立場や経験によって感じること思うことが異なる作品だと思うが、10年が経って今、作品の中の人物達に語りかけるとしたら、誰にどんな言葉を伝えたいか。
最終的に残ったのがこれだった。作中の色んな気になる話も訊きたかったのだけど、それでも今、訊けるとするならば。これ以上に訊きたい事はない。
この先、また何か新しい想いに巡り会うのかな、新しい景色を見るのかな。ふと想う。さりげなく、そういう確信がある。
そういう気持ちを抱ける程度、僕はこの作品と、この作品に携わってきてくれた人たちの事を深く信頼している。
1 note · View note
kiiman27 · 4 years ago
Photo
Tumblr media
大阪の展示でずっとお世話になっていた @shovel_official さんが閉店しました事をシェア含めご報告します。 ・ 大阪阪急百貨店のshovel shopにいつも楽しみに駆けつけてくださってた皆皆様、本当に素敵な時間をありがとございました。 年に2回、私にとっては唯一大阪にも帰省できる特別な場所でした。 ・ 書いてると堅苦しくなりそうなんでこっからは自分の言葉で▼ ・ まずはオーナーのわかもっさん、ようくん、毎日ゲラゲラ笑わしてもうた店舗スタッフの個性派揃いの女子達、お客様も作家様もアーティストもshovelでの展示があって出逢った縁はホンマ数知れず。 昨年の4月を最後にスケジュール上折り合いがつかず、一年ぶりに予定してた3月の展示はコロナの影響で延期か中止判断。 ・ "いつ展示再開しますか?" "いつ帰ってきますか?" “延期日いつ頃なりますか?" 頂くメッセージ読んどってホンマにshovel展示が定着していたのが嬉しい感じてました。 連絡くれたお客様、ホンマにありがとうございました! ・ 大阪は地元やのに、元々大阪で自分はあんまり活動的やなかったし、大阪に縁も殆ど無いまいま東京出てきたもんで、shovelさんから、お世話させてくれへんかって企画の声をもうた事がめちゃくちゃ嬉しかったんを今でも覚えてます。 そこで組まされる事になった @record_mageya とのコンビ展示はピン芸人��たいな動き方してた自分にとっては、シンクロする事で見える発見があったり、新しい可能性 が産まれたりの最高な時間でした。 ・ 公私混同したあかんのやけど、なんやろう、お客さんやとか関係なく“全員親戚!”に感じるくらいココで会える人やひと時が、ホンマ贅沢な時間でした。 ・ shovel shopはお店の名前。 母体は @accident_instagram です。 お店は閉店されましたが、オンラインの展開が始まり、KIIMANも引き続き関わらせてもらいます! 賑やかなってるaccidentのショップ是非お買い物楽しんでください。 ・ 関係者全員タグ付けしたらえらい事なるけど、この投稿にshovelで出会った人達全員の事を思い浮かべながら気持ち込めて! ・ 今後、新しい形でお会いしましょう😊 ・ KIIMANより心より溺愛を込めて。 ・ ・ #Repost @shovel_official with @get_repost ・・・ . 【shovel 閉店のお知らせ】. . いつもACCIDENT、shovelをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。突然ではございますが、諸般の事情により、阪急うめだ本店10Fうめだスーク中央街区にて展開させて頂いておりましたショップ「shovel」は、5月31日で閉店させて頂きました。 . 長きにわたって沢山のお客様にお越し頂きましたこと、また、お世話になった多くのブランドのみなさまにもスタッフ一同、心から感謝致しております。. . 今後のACCIDENTにつきましては、引き続きポップアップショップを全国各地にて開催していきます。ACCIDENTオンラインショップでは、今後更にお楽しみ頂けるように新たな企画・新入荷を展開して参ります。. . また皆様と様々な場所・形でお会いできる日を楽しみに致しております。. 今後ともどうぞよろしくお願い致します!. . . #accident_instagram #shovel_official #阪急 #阪急うめだ本店 #うめだスーク https://www.instagram.com/p/CBP1uSoleUR/?igshid=1bqp92n9qltvo
0 notes
erikamusica2you · 5 years ago
Text
2019.06.27 (※長文です)
今年2019年は、オーストリアと日本友好150周年という記念すべき年。
今回はオーストリアから16社のワイナリーの方々がいらっしゃるオーストリアウィークで、オーストリアワイン解禁・ホイリゲのパーティーでもお世話になっている、亀岡のすみや亀峰菴さまにて演奏をさせて頂きました。
コンサートについての前に…
目に少々トラブルが発生してしまい、眼帯をつけながらという大変見苦しい姿をお客様にお見せする事になり、とてもとても申し訳無かったです。申し訳ございませんでした!
さて、話を戻し…
今回は、150周年の上に、オーストリアのピアノ・ベーゼンドルファーリミテッドモデルのシュトラウスと共に演奏をさせて頂きました。
私はピアノには詳しくないですが…このベーゼンドルファー・シュトラウス、めちゃめちゃ暖かい丸い音を出す聞いていて心地よいピアノ。
本番中も思わずうっとり💕
コンサート後は皆様とディナーをご一緒させて頂きました。総勢70超名様!
ディナー前に私1人の演奏もあり、皆さまにはとても楽しんで頂けた様でした😻
お食事中も沢山の方々がお声をかけてくださり、コンサートの話や音楽の話、ウィーン、ワインの話。沢山沢山話して笑いました。
中にはホイリゲの際に仲良くなったワイナリーの��々もいらして、久しぶりの再会にとってもとっても嬉しくなりました😊
新しいお出逢いも沢山頂き、本当に感謝の一夜でした。
150周年という記念すべき年にこうして音楽を通して関わらせて頂きお祝い出来る事は本当に幸せな事です。
すみや亀峰菴の皆様、本当にありがとうございました!
聴いてくださった皆様、ありがとうございました!
そして、演奏をご一緒くださった愛子さん、ありがとうございました!!!
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
0 notes
shirubesendai · 6 years ago
Text
出逢いと
ブログを更新していくのも面白いですね。
正直ここ最近のSNSの流れから、ブログを見ている人ってかなり少ないと思うんです。
でも1周年のブログを更新してから、今日で3つめ。
意外と見てくれている方って少なからずいたんだなと再確認。
とても嬉しい事だなと思います。
思ったことを直ぐ吐き出すTwitter、写真に重きを置くinstagramとはまた違い、
頭の中を自分で整理して、丁寧に吐き出すブログ。
文字でしか伝えられない世界をここに綴れるって素敵だなと思います。
それを一文字一文字読んでくれる、読んで飲み込んでくれる。これも素敵。
ありがとうございます☺
こういうアナログなところでの出逢いが新しい道に導く標になれば嬉しいなと思いながら、これからも書いていこうと思います。
今日は長くなると思います(笑)
2か月前に、ご縁があって、イベントでDJをさせていただく機会がありまして。
NIGHT VACATIONというイベントでした。
個人的にすごいチェックしていたイベントでした。
毎回ゲストが豪華だなぁ、、、
やった仙台で見れるのか、、、って感じ。
当店では洋服がメインではあるのですが、一部でインディーズの音源を取り扱わせてもらってまして、趣味というか、
触れたことのない服だったり触れたことのないモノにもっと興味を持って少し掘り下げてみようって感覚が根本で、その出逢いを大切にしたいなと思っています。
こういうカルチャーだからこの流れでこれを、、
これが流行っているからこれを、、
ってよりだったら、
ここでコレと出逢ってしまった、、
知らなかったけれど、なんか気になるし、折角ここで出逢えたし、、
そんな感覚がどこかにあって。
昨年の秋くらいにお薦めされて聞き始めたGroup2ってバンド。
Y.M.C.K.って曲をずっとYoutubeで聴いていて、
Apple Musicでプレイリストを作って移動中聴いて。
そんな時に話を頂いたのがNIGHT VACATIONの出演の話。
たまたま出向いたクラブイベントで偶然会ってお話をしていた時。
まさかのタイミングで、仙台で観れる!!って気持ちと、是非出させてください!って気持ちで、出演をお願いしました。
気が付いたら深く聴いていて、
イベントでお話しさせていただいたときに、
同世代、仕事と両立しながら活動しているという事が分かって。
ライブも最高にサイケで、ハイセンスで。
アトラクションに乗る前のあのドキドキとワクワク感ってあるじゃないですか?
ライブ中、ずっとそんな感覚。
幽体離脱的な感覚。(なったことないけど)
印象的だったのが、ライブ終わり早々にメンバーみんなでテキーラを乾杯していたこと。
なんか分かんないけれど、それを見てめっちゃ良い人たちだなと思いました。笑
Tumblr media
オールナイトのイベントだったのに、明けにはお店も来てくれて。
余韻に感動が上乗せされて、何か一緒に出来ないかと僕からお願いして始まったフルアルバムの取り扱い。
Tumblr media
ONLINE SHOP
https://shirube-sendai.shop-pro.jp/?pid=141662579
僕からお願いしたサイン入りの限定盤と、
ステッカー付きの限定。
Tumblr media
1か月後、たまたま出張とバッティング。これは見なければ!!
1月に見たpolly、これまたずっと見たかったNo Buses。
他は時間の関係で観れなかったけど、
この日もまたあの時の感覚の余韻が夜行バスの中でずっと残ってました。
出逢いまでのことで話すこと沢山なのですが、
これ以上話すと長ったらしい愛しか出てこなそうなので、
Youtubeから
→https://www.youtube.com/watch?v=0taHkd2wtaw
→https://www.youtube.com/watch?v=RpVtVbhKwvA
なんか気になるなと思った人は是非上記リンクから聞いてみてください。
Tumblr media
Group2の7inchシングルカット
PEAK TIME、本日店頭発売です。
2018年リリースのファースト・アルバムからの7インチ・シングル・カット。 シューゲイザー、サイケ、ポップス、ヒップホップなど、様々なジャンルを吸収し、独自のハイセンスなサウンドを作り出す4人組バンド、Gropu2。 ファースト・アルバムから、アナログ化の要望の多かったチルアウト・ヒップホップ・アーティストMaco Maretsをフィーチャリングに迎えた楽曲、「Peaktime Feat. Maco Marets」と人気曲「セレモニー」をメンバーによるDance Remixで再構築して収録しています。
フルアルバムと合わせて聴いても面白いです。
洋服も音楽も新しい出逢いを大切に、
ここが新しい道を見つけられる場所になれば嬉しいです。
0 notes
thyele · 2 years ago
Text
2023年5月21日
上入佐 秀平(りさ、さりい)/朗読劇『カラッといこうぜ!』6/3-4@下北沢ArkBoxさん「✦出演情報✦ この度御縁がありまして、 朗読公演に出演させて いただく事になりました。 言葉に重きを置いた 朗読という表現を演りたいと、 ずっと想っておりました故、 願ってもない御縁。 しかも主演です…! 何卒、御来場くださいませ。 👇御予約【上入佐扱い】何卒。 https://t.co/YB6zZ9vzYW https://t.co/s8LPyqDjlx」https://twitter.com/sariixiiras/status/1653006716433469441
高橋直渡さん「昨晩は新宿LOFT"LIVE to LIVE"最高でした!!! 首振りDolls & THE BOHEMIANSとのスリーマンがヒリヒリしてて滅茶苦茶良かった!!! 目撃してくれた皆様本当に有難うございました!!新しい一歩を踏み出すのだ!! 首振りとは7/29宇都宮でツーマン!! ボヘミアンズは6/25宇都宮でワンマン!平田さんに会いに行こ https://t.co/IEEBPY6WEJ」https://twitter.com/BeeBeeKingon/status/1659541337564385283
MIMIZUQさん「ヘヴンのお祭り☆天まで飛ぼう!!~音楽の絆編~ 5月19日(金)池袋EDGE Thank you for coming!! next→5/20池袋EDGE 「アイラブユーの世界」MV https://t.co/vUMWK15Ri8 MIMIZUQ 5th ANNIVERSARY LIVE 6/17渋谷PLEASURE PLEASURE https://t.co/z6GWDymJMF https://t.co/IgBNNhSYP3」https://twitter.com/mimizuq_staff/status/1659553158132285440
seekさん「MIMIZUQ ヘヴンのお祭り☆天まで飛ぼう!!~音楽の絆編~ 5月19日池袋EDGE 本日イベントのトリをつとめさせて頂きました。 ヴィジュアル系シーンを長く作ってきたhévnの世代を超えたステージに立たせてもらえて嬉しかったです。 最後まで残ってくれてありがとう。 https://t.co/G7H3cEHqRU」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1659554510875004929
相佐有嬉🍀渋谷愛8サポーター木曜担当/13時渋谷愛ビジョン愛9TIME🎶/土曜13時FM川口📻さん「毎週金曜は,#渋谷愛ビジョン MV更新✨ 5/19(金)~25(木)の予定 ▶13時 #相佐有嬉の愛9TIME 引続き #直塚光弘 🎸 ▶13:05~不動の #内航船 伝言板 🌟23:10~23:15 #直塚光弘 スペシャルMV、延長決定❣ #宍戸留美 さん,#荒井まい さん,#首振りDolls さんも延長決定❣(添付参照) https://t.co/f8KchQwEtS https://t.co/rXQJGPTSYi」https://twitter.com/yuuki168a/status/1659253305066012672
DÄLLEさん「[news] DÄLLE 1st album "ambivalence to violent". Streaming distribution will start! Streaming will start soon! We will make an announcement as soon as possible. We will be streaming each album in order from now on! Please look forward to it! https://t.co/tv7CkGTna9」https://twitter.com/DALLEofficial/status/1659555292030582785
西邑卓哲 | 𝗔𝗖𝗠:::さん「今日はうちにあるアンティークの襖(推定価格:15円)を家から持ち出してスタジオに向かった。徒歩かつ雨だったので濡れた。明日から某公演の撮影開始!!! https://t.co/omNtMHPtnK」https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1659555569332813824
kjmonmonさん「首振りDOLLSとのKiNGDOLLSツアー リベンジ宇都宮編 7/29はジョニーの誕生日でもあります🎂 ハッピーバースデーだね チケット🎫はこちらから https://t.co/5iYlOiMiDo お待ちしてます🌠 https://t.co/opcnw094sL」https://twitter.com/KJmonmonKiNGONS/status/1659554962874191874
西邑卓哲 | 𝗔𝗖𝗠:::さん「🪬ACM:::ライブ情報🪬 ・5/31池袋手刀 W.A.R.P.、亀人間、THE DIGITAL CITY JUNKIES ・6/11新宿ACBホール PHAIDIA、E//+Z、BACTERIA、D=fate ・6/28新宿アンチノック 流血ブリザード、MAD3、超ジャシー、GURU、GARUDA ・8/23都内 ・10/08都内 🤡ACM:::前売予約フォーム🤡 https://t.co/OJvfoXG8U7 https://t.co/tt6xzkyBBv」https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1659557678904152065
こもだまり𓃦昭和精吾事務所さん「仕込みしてきた🔥 コンパクトに作る意図で #糸地獄抄 ってタイトルにしたのに、おかしいな(笑) 昭和精吾事務所の二代目は無茶ばかり言うけど、仲間に恵まれてるおかげで実現しています。感謝… どうぞ楽しみにしていてください。 #リオフェス #糸地獄 https://t.co/MeHFGbITnD」https://twitter.com/mari_air/status/1659557858697154560
gibkiy gibkiy gibkiyさん「【レコ発ワンマンツアー"反吐"チケット明日発売】 明日、5月20日(土) 10:00 一斉発売!!! 6月6日(火) 大阪・寺田町 Fireloop 購入URL https://t.co/WsQPiZcw3h 6月8日(木) 愛知・新栄 HeartLand 購入URL https://t.co/KL4CjgaPBv 6月20日(火) 東京・下北沢 SHELTER 購入URL https://t.co/ObXd7mEx5Y」https://twitter.com/gibkiy_official/status/1659542026063593473
gibkiy gibkiy gibkiyさん「【訂正】 6/6(火)大阪Fireloop公演について、 e +での発売が5/20(土)21:00となります。」https://twitter.com/gibkiy_official/status/1659560274268139523
yura 🌠Lem「Quintet」6/5 Release🌠さん「お気に入りの小部屋なんです 謎の病気みたいになってしまったミッキーケーキを作って待ってます⭐ 代わりと言ってはなんですが、、どなたか湿布貼ってください✋ https://t.co/LS33ePH5n5」https://twitter.com/yura_voxxx/status/1659560790318551040
こもだまり𓃦昭和精吾事務所さん「「昭和精吾事務所の二代目は」って言ったけど、初代ボスがそうだったからなんじゃないかと思い至りました。 まさしく昭和の精神 吾にあり…! (萩原朔美さん命名、昭和精吾の名前の由来です)」https://twitter.com/mari_air/status/1659563185614229504
Köziさん「視聴&観覧して下さった皆様ありがとうございました! ニューアルバム 十十(シンジュウ)夜露死苦の哀愁!」https://twitter.com/Kzi_official/status/1659564905190793218
seekさん「MIMIZUQまもなく5周年 今日のライブは改めて森 翼というボーカルが頼もしかった MIMIZUQは5年で出逢ったライブハウスのスタッフ、関係者のみなさん、そして何よりファンのみんなから沢山の期待をしてもらえているバンドやと思う その期待にしっかり応えていかなあかんと思った そんなEDGEの帰り道 https://t.co/2IcbxpaNtf」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1659564993778704386
hévn編集部さん「🍄御礼🍄 本日は、お足元が悪い中、ご来場いただいた皆様、ご出演いただいた皆様、ありがとうございました。 やっぱりV系が大好きだと再確認できた時間でした。まだまだ頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。 https://t.co/jtvRGL1yOc」https://twitter.com/HevnInfo/status/1659551180895420428
森 翼Tsubasa Mori/MIMIZUQさん「偏った未来地図 強がりはビブラート 拗らせた流星群 気付かれぬ反抗期 似通った夜に集う 臆病な獣たち 目に見えぬパスポート 慰めもパスワード 争った形跡と 絡まった糸電話 散らかった思い出は ドレミファで片付ける 五月雨の自問自答 わだかまりの塊 百合よりも白い雨 僕らは確かにここにいた」https://twitter.com/mori_tsubasa/status/1659567499728543745
ジョニーダイアモンド首振りDollsさん「いい写真❗️ 宇都宮でのKiNGDOLLS楽しみにしてるよ🔥」https://twitter.com/Tracisixteen/status/1659571049690963972
恐さん「贖」https://twitter.com/bpmkyou/status/1659583498850828288
小美玉たかしさん「昨日から某巨大オーロラビジョンにて小美玉たかし1stシングルCD『花の天下獲り』CMが流れはじめました†毎日約3分置きに流れてます†」https://twitter.com/TAKASHI_OMITAMA/status/1659584186922205184
キリ(luin)🥁さん「@lucy_peter どうもありがとう〜!引用もありがとう〜!笑」https://twitter.com/kiri_drums/status/1659586460125925376
キリ(luin)🥁さん「マジ皆優しい。。幸せにしてくれてありがとうございます。」https://twitter.com/kiri_drums/status/1659590212274761735
キリ(luin)🥁さん「明日はIOLITE-アイオライト-池袋手刀◎ 18:55〜登場です⏰ https://t.co/geU0YFDqed」https://twitter.com/kiri_drums/status/1659591241728917505
Köziさん「またまたまたまたお邪魔します〜」https://twitter.com/Kzi_official/status/1659591702594867200
lucy+peter=esolagoto / 中村真悟さん「5年前だそう。 恰好良いドラマーには恰好良い背中を見せ続けていたいね。 https://t.co/yw0H47zQ0N」https://twitter.com/lucy_peter/status/1659602699506286594
yura 🌠Lem「Quintet」6/5 Release🌠さん「変なことを呟いてたらDさん活休なんですね… ラジオの番組でもとてもお世話になって、取材で初めてライヴを観たときは衝撃だったなぁ🚩 ラストを観に行かれないのが悔やまれます😔 【Lem情報】 今夜20:00第2弾トレーラー解禁です! よろしければ聴きに来てくださいね♪」https://twitter.com/yura_voxxx/status/1659671384363237376
yoshikittyさん「Please support #yoshikitty in the 2023 #SanrioCharacterRanking! VOTE EVERY DAY from all your devices until May 26! https://t.co/OpppEM7eSS #HelloKitty x #YOSHIKI #teamyoshikitty #チームyoshikitty #Sanrio @yoshikiofficial https://t.co/1EHbNWLouY」https://twitter.com/yoshikitty/status/1647132921961263105
Yoshikiさん「Come see me! World Tour announced! Tokyo - London - LA - NYC.  https://t.co/4yjq48SRkz @AP https://t.co/ocmUySKKyc  #YoshikiClassical #RoyalAlbertHall #DolbyTheatre #CarnegieHall #YoshikiRequiem」https://twitter.com/YoshikiOfficial/status/1659690864204222464
Recording Academy / GRAMMYsさん「The multi-hyphenate rock and classical musician @YoshikiOfficial dropped by the @GRAMMYMuseum for an intimate chat with the Museum’s curator, as well as a performance of some stripped-down songs. 🎹 https://t.co/JRlHDngcSD」https://twitter.com/RecordingAcad/status/1659626225088774157
詩那(NOi'X-ノア-)さん「先日5月17日(水)のNOi'X-ノア-公演『ハルカマニア2023』in池袋手刀ドームで華麗に共演し、この日の主役ハルカ(MAZOHYSTERIA/川越 髏血吐死舞/アンミュレ)と詩那様(NOi'X)で記念の竹馬の友パシャリ☆ 本日はハルカのガチ誕生日…マジおめでとう♪素敵な歳になります様に♪ https://t.co/2YpCZJ9qEl」https://twitter.com/shina1147/status/1659709570523054083
gibkiy gibkiy gibkiyさん「【本日チケット発売日】 6.6 (火) Fireloop 購入URL ※発売は5月20日21:00となります https://t.co/WsQPiZcw3h 6.8 (木) HeartLand 購入URL https://t.co/KL4CjgaPBv 6.20 (火) SHELTER 購入URL https://t.co/ObXd7mEx5Y 東京・名古屋公演 10:00 発売/大阪公演 21:00 発売 https://t.co/mp0xeLv4JF」https://twitter.com/gibkiy_official/status/1659712365775175680
タカツキさん「おはようございます〜! このあと10:00から『おとぼけド〜ルズ』東京・大阪公演同時発売です! 誰かによって誘われたものではありません、首振り自らによって生み出しているものです。ですのでさぞ気合も入っていることでしょう!ロングセットでお届けしますので是非色々な人を誘ってご来場ください!」https://twitter.com/attsu_of_death/status/1659717596403597312
森 翼Tsubasa Mori/MIMIZUQさん「おはよう!本日はこちら🦉✨ 5月20日(土) EDGE Ikebukuro ※声出し不可 LIPHLICH presents 2 MAN SHOW「LIPHLICH × MIMIZUQ」 OPEN 17:30 / START 18:00 前売 ¥5,000 / 当日 ¥5,500 (税込) https://t.co/LDE3PnxmlQ」https://twitter.com/mori_tsubasa/status/1659722777597825024
H.U.Gさん「📢Luv PARADE主催 DEVIL’S PARTY #3 2023年7月9日(日) 新宿BLAZE 開場16:00 開演17:00   【ACT】 Luv PARADE Moi dix Mois H.U.G  [サポートメンバー] Bass:MASASHI (Versailles) Drums:TAKEO (PIERROT/Angelo) NoGoD   一般発売開始! 5月20日(土) 10:00~ https://t.co/fz1C2l6Sm1 https://t.co/Tllj6sAbCo」https://twitter.com/hug_official89/status/1659725634292322304
横山企画室さん「お待ちしてます^^/」https://twitter.com/yokodile01/status/1659726411010277376
小美玉たかしさん「遂に超大物のYouTube【歌ってみた~第一弾~】が鮮烈にドロップ† グッドボタン・チャンネル登録を宜しくね♪ これから続々と【歌ってみた】アップされます† 第二弾…お楽しみに♪ 震えて待て† #拡散希望 #小美玉たかし」https://twitter.com/TAKASHI_OMITAMA/status/1659726603419779072
ryoさん「一般発売🙌」https://twitter.com/ryo_dalli/status/1659728007450476544
真矢さん「今日は隆ちゃんの祝いや❣️ そしてうちの兄ちゃんも誕生日や❣️」https://twitter.com/331shinya/status/1659728931925417984
Karyuさん「一般チケット開始です💪」https://twitter.com/karyu_official/status/1659729859474759682
Karyuさん「こちらでも出ます🤘」https://twitter.com/karyu_official/status/1659730318067372032
猫好きYOU_THE SOUND BEE HD☠️MARY RUE☠️Lemさん「アメブロを投稿しました。 『Good morning‼️』 #アメブロ #猫好き https://t.co/YiX416zZma」https://twitter.com/YOUsoundbee/status/1659731066859708419
nao 首振りDollsさん「取れました?」https://twitter.com/kubihuri_nao/status/1659731633736671233
朋さん「昨晩、気心の知れた仲間たちと。 ��たちは飲み過ぎないことができないのかもしれない…。 https://t.co/pCojp9LWEc」https://twitter.com/manicure_ojisan/status/1659733046587969537
舜6/3我輩生誕祭@池袋手刀さん「あと2週間!! お待ちしておりますっ🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🎸✨ 6.3(土)池袋手刀ドーム NEiN主催企画 ~舜生誕祭 No にゃんこ、No LIFE 2023~             出演 NEiN Vagu*Project bastard MUNIMUNI O 17:00 / S 17:30 前4,000円(+1D)/ 当4,500円(+1D) チケットはこちら↓ https://t.co/4wmqWBIoFX https://t.co/BWzzydkfca」https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1659736346913800192
詩那(NOi'X-ノア-)さん「殯-モガリ-† ⇒ https://t.co/CGA6jzEWJB #アメブロ @ameba_officialより」https://twitter.com/shina1147/status/1659738610680360961
0 notes
mashiroyami · 6 years ago
Text
Page 102 : 地を這う者たち
 アーレイスでポケモンを従える人間は限られている。誰もがポケモンを持ち、連れ歩き、共に生活をしているわけではない。多少の地域差はあれど人とポケモンの線引きはむしろ強く、それは野生と社会の境界線そのものでもあった。故に、どの町にもポケモンを扱える医者が居るわけではない。ポケモンと一口に括っても、その種族は何百と報告されており、千を超えるとの説もある。全てのポケモンを一律に診ることのできる者はそういない。簡単な治療や体力回復ならば大きな問題は無いが、重症度が高くなるほどそうはいかないのは人間と変わらない。  キリに向かう途中で立ち寄ったフラネの町にて真っ先に診療所に足を向けると、虫ポケモンは専門外だと言われラーナーは眩暈を覚えた。頼み込んで包帯を換えてもらい痛み止めである水剤を貰い、門前払いにされなかっただけ御の字だったが、考えてみれば当然なもののどこでも治療を受けられるとは限らないというのは思いがけない重石だった。  出入り口の屋根の下で曇天を仰ぐ。しとしとと降る雨は、正午から降��出したものだ。雨の気配は朝から漂っており長く危惧していたが、結局この町、フラネに辿り着くまで雨粒が落ちることは無かった。  ラーナーは怯えるような深い溜息をつく。心の澱みは一色に限らない。アメモースの傷口を実際に目にしたのは初めてだったが、それ以上に衝撃的な出来事が焼き付いている。壁にもたれ掛かりながら、欠片を拾うように思い返す。  水風船のような弾力のある身体に入った忌まわしい亀裂、そこを白い糸が幾度も往復していた。内包された繊維や肉体が鮮明に露出していたのだろう部分は縫われ息を潜めていたけれど、大きく腫れあがり、決定的に足りていない何かが存在していた証である傷だった。  包帯を取り、傷の具合を確認しようと患部周辺に医師の手が触れた瞬間、アメモースは決壊したように叫んだ。悲痛な金切り声はラーナーが耳にしたことのない類だった。  たまらず名を呼び近付いたが、目玉を模した触角が力任せにラーナーの頬を弾き、突き飛ばした。歪な羽ばたきでその場を飛び、しかし壊れたように予想もできぬ不安定な軌道を描いたかと思えばすぐに頭から墜落してしまう。床に叩きつけられた音が処置室に響き、そして尚も触角は揺れ、小さな翅は激しく震えた。床を転がるように暴れ回る姿は、悠々と空を滑空していた姿とはまるで対照的で、羽虫が最期に死に物狂いで足掻いている姿と重なった。そしてその目は、抉り出すようにぐるりと向いたその目は、座り込んで呆気にとられているラーナーを捉えた。つぶらで純粋な漆黒の双眸が、はっきりとラーナーを視た。声と視線で訴えかける、なにか強い意志が、彼女を槍の如く貫いた。  アメモースは、嗚咽を漏らしていた。  抑えつけられながら即効性の鎮静剤を投与されその場は沈黙したが、ラーナーはアメモースから発せられた衝撃に戸惑っていた。既に痛みなど無いはずなのに、叩かれた頬がまだ熱を帯びているようだった。  掌に収まっている小さな紅白に視線を落とす。細い手では抱えられないだけのなにかが、無理矢理この中に詰め込まれているのだ。  途方に暮れるとはこのことだろう。焼き尽くすような烈しさを前にしながら、尚も膜を張っている自分の心が虚しかった。  不透明な感傷を抱えたままラーナーは傘を差し、エーフィと共にその場を後にした。  フラネの町は長い草原帯を抜けた場所にある町で、白い壁と色とりどりの屋根が特徴的な町並みだ。それまで続いていた閑散とした風景の中にぽっかりと浮かぶような町は、田舎町だが愛らしい情緒がある。煤汚れたような深い色をした煉瓦造りの道路が町全体に張り巡らされているが、濃縮したように建物が連なっているためにどこも道が狭い。ラーナーは入り組んだ迷路のような町だという印象を持った。見た目は可愛らしいが、気を抜くとどこにいるのか解らなくなってしまいそうだった。だが、人口が少なく路地が狭い分人目には付きにくい。隠れ場所が多いようで、そのことはラーナーを安心させた。  音も無く降る雨の中を進んでいると、思考が明滅する。アメモース。宿。服装。食事。それから、じゅくじゅくと泡立つ音を立てている足下。雨の中を進んでいれば尚更だ。気になって仕方が無い。  町をぼんやりと彷徨っていると、青果店、肉屋を始めとした商店の集まる広場に出た。中央には巨大な樹が枝を伸ばしており、象徴的な佇まいをしている。樹を中心とした花壇は季節の花が植えられており、柔らかい桃色や紫色がしっとりと初秋を彩っている。雨に濡れる様は艶やかでもある。広場には買い物籠を手に品定めをしている者もいれば、浮き足立った表情でカメラを構える者もいる。全体に漂う和やかな賑わいは鬱屈とした雨模様を感じさせない。  霧雨のような人々の他愛もない会話を横にラーナーは壁を沿うように広場を歩き、どこにも立ち寄らなかった。店先に並���彩色豊かな食べ物が目に付いたが、視界が濁っているように見ただけでうんざりした。首都を出てから、結局まだまともな食事をしていない。腹を空かしているはずなのに、全身が静かに拒否をしている。  広場から幾つも伸びている道の一つに足を踏み入れた。  再び狭い路地に入り声が遠くなったところで、ラーナーはひたと足を止め顔を上げた。  こじんまりとした白壁の建物だが、店頭に貼り出された一枚の大きな写真が目に入ったのだ。  険しい岩肌と真っ白な雪。辺りを薄らと漂っているのは霧のようにも雲のようにも見える。そしてあまりにも鮮やかな青い空。上空ほど濃い色になり、繊細なグラデーションが一切の汚れを知らぬ澄んだ空気を想像させた。雪山の写真だった。それも山頂だ。中央には、爽快な表情で高々と両拳を突き上げている男性の姿が写されている。  ラーナーは何故だかその写真に釘付けになってしまう。  山などまともに登ったことは無いが、雪山の険しさは言われずとも納得できる。切り立った岩肌は大自然の牙そのもので、美しさと同時に畏怖を感じさせる。凍える世界なのだろう、写真で満面の笑みを広げガッツポーズをしている彼も、背中を覆い尽くすような巨大なリュックサックを背負い、顔が埋もれているような防寒具を着込んでいる。  どこだろうか、素直に疑問が浮かび上がり目を凝らすと、写真の隣の扉が開き危うく声をあげそうになった。  写真よりもやや丸みを帯びた男性が、店内から顔を覗かせた。 「お客さん?」  尋ねられ、ラーナーは心臓を高鳴らせながら思わず曖昧に首肯した。そうか、と彼は笑う。笑窪が深く、ほっとするような笑い方をする人だった。がっしりとした体つきだがどこか草臥れ、三十か四十代程の外観に見える。 「いやね、あんまり夢中になってるようだったから、ちょっと気になりまして。僕も入り口近くにいて、たまたま見えたから」  そう言って顎で入り口を指す。扉は全面硝子張りになっていて、室内がよく見えた。中にも同じような山の写真が何枚か壁に飾られ、棚に並べられている商品も登山を想像させるものばかりである。 「ご迷惑でしたか」 「まさか。単に珍しくて」男性は腰に手を当て、隣に立つ。「山、登るんですか?」  ラーナーは即座に首を横に振った。 「そうじゃないんですけど、目に入って」 「そうですか、ここは登山向けの物しか置いてないけれど」  不意に、はっと彼は目を丸くししゃがみ込んだ。 「驚いた……エーフィだって」  男性の顔が興味深げに輝く。まるで新しい発見をした少年のような純粋な表情だ。  顔を近付けられたエーフィは二叉の尾を揺らし、動揺している様子が無い。エーフィは感情の機微を繊細に感じ取れるポケモンだ。彼から向けられた感情に悪意が混ざっていないことが見て取れる。 「君のポケモンですか」 「はい、一応」 「トレーナーとは恐れ入るな。良かったら、触っても?」  どうぞ、と促すと、男性は優しい手つきでエーフィの巨大な耳の後ろをさすり、それから頭全体を掴むように大きく撫でた。大きな手だった。甲の隆起が荒々しく、一本一本の指が太い。 「まさか生きていてエーフィに会える時が来るとはなあ」  大袈裟だと思いラーナーはくすりと笑った。けれどそうなのかもしれない。エーフィとブラッキーはどこに行っても物珍しい視線を集める。当然のように自分はこの二匹を連れているけれど、自分の方が異端なのかもしれない。正確には、彼等に出逢い育て上げた両親の方が。 「ありがとうございます。急に悪かったね」  長い胴体をゆったりと撫でてから、満足げに男性は笑い、徐に立ち上がった。ラーナーとは頭一つ以上の差がある。見上げた勢いで写真が目に入り、気になった。 「この写真の人は」 「ああ、僕です」  やはり。ラーナーは達成感に満ちている写真と現実の男性を無意識に見比べる。照れ臭そうに男性は苦笑いを浮かべた。 「結構前の写真ですけど。五年以上前かな」 「どこの山ですか」 「シルビア山脈。西に連なっている山脈の中でも険しい山です」  ラーナーは唾を呑み、改めて写真を見る。  険しくも美しい山並み。白い断崖絶壁の向こうには、遙かなる青が、絵の具で一気に塗りたくったように広がっている。白と青で構成された中で高々と拳を突き上げている一枚が、なんとも爽やかだ。どんよりとした雨が降っている今、余計に華やかに浮かび上がっている。 「最近は小さな山ばかりだけど、この山を登頂できたのは今でも誇りでね、でかでかと主張してしまうんですよ」  でも、と前置きをする。 「自分で言うのもなんですが良い写真でしょう。アピールするには良い一枚です」 「じゃあやっぱりお店も」 「そうですね。見ていきますか?」  ラーナーは自然と頷いた。  招かれた店内はアウトドア向けの商品が所狭しと置かれ、棚と棚の間は人ひとり分でいっぱいになる狭さだった。男性は身体が大きいので、余計に窮屈のようだった。  入り口正面の壁際にはずらりと服がかけられている。レインウエアから下着の類まで、僅かな隙間も埋める品揃えであった。部屋を仕切るような棚にはヘッドライトやコンパスなど細々とした商品が並べられ、ラーナーはしげしげと眺める。 「あ」  店内を移動しながら、ラーナーは声をあげる。部屋の奥にはトレッキングシューズや本格的な登山靴が並べられていた。 「靴を探してるんですか」 「あ、いえ……はい」  狼狽えながら辛うじて肯定すると、男性は嬉しそうに靴の商品棚の前に立つ。 「女の子だからなあ。むさ苦しいデザインばかりで申し訳ないんですが」 「あの、私、山は登らないんですけど」 「わかってます。でも、しっかりした靴が欲しいんでしょう」  胸の奥が引っ込むような感覚がした。  僅かな狼狽を見て、男性は豪快に笑った。 「なんとなく只者じゃないような気がしたんですよ。間違っていたかな」  これだけのやりとりで、何を感じ取れるというのだろう。ラーナーは疑問に思いながらも、曖昧な表情を浮かべた。 「修行の旅かと」 「修行」  思わず繰り返してしまい、その雰囲気から間違っていたとすぐに判断したらしい。 「漫画の読みすぎか」 「いえ……でも、旅はしています」 「あ、やっぱり?」  随分と年上だろうに、ぱっと華やいだ顔が何故か子供らしい。 「エーフィなんて珍しいポケモンを持ってるし、プロトレーナーの中には強い野生ポケモンとの出会いと自らの鍛錬を求めて修行の旅に出たっていう話もあるから。他の国では、そう珍しくもない所もあるらしいしね。とはいえ、アーレイスでは確かに聞かないし、現実離れした浪漫だからなあ」  親密な雰囲気でまくし立てる男性の前で、平然とした顔を繕いながらラーナーはどきどきしながら話を聞いていた。旅をしていると正直に話してしまったことを後悔した。どこかするりと自然な物言いで懐に潜り込んでくるような雰囲気が、突いてほしくない部分に触れてしまうのではと気が気ではなかった。 「それほど重装備じゃない方がいいかな。かといって、ウォーキングシューズだと心細いだろうか」  ラーナーの心配をよそに、彼は熱心に勤しんでいる。  独り言なのか話しかけているのか判別のつきづらいような口振りで、男性の頭より少し高い位置に掲げている靴を一足取る。スニーカータイプだが生地が厚く、今ラーナーが履いているカジュアルなデザインよりもずっと無骨だ。しかし黒地に白いラインが二本入っているのがアクセントになっていて、小洒落てもいる。 「どこでも歩けるものがいいだろうな。サイズは?」 「……三十七です」 「あるかなあ。ちょっと待ってて」  靴を足下に置くと、男性はレジカウンターの奥の部屋へと入っていった。  残されたラーナーは軽くなった肩を落とし、壁一面に整然と並べられた靴を眺める。黒、灰色、茶といった落ち着いた色合いのものが多いが、中には蛍光色が全面に出された主張の強い種類もある。ラーナーにはデザイン以外の細かい違いが解らない。スニーカーデザインもあれば、ベルトで締めるタイプもあり、ブーツもある。試しに男性が床に置いていった一足を手にとってみると、今自分の履いているものより重量感があり、靴底が殆ど曲がらず驚いた。こんなもので長距離を歩けるだろうか。勿論歩かずに電車などの乗り物を駆使する方法もあるが、町で人との擦れ違いすら怯えることがあるのに、密閉空間で他人と暫く同じ空間を共にしたら、と考えるだけで背筋が震える。  それに、これではいざという時走れるかどうか。 「おまたせ」  扉が開き、男性はいくつか白い箱を抱えて戻ってきた。 「履いてみた?」 「いえ。でも、ちょっと重そうだなと」 「最初はそうかも。履いてみるとまた印象が変わると思うよ。サイズあったから試してみる?」  なんだかあれよあれよと流されているようだ。ラーナーはエーフィに一瞥すると、彼女は涼しげな顔をしていて、むしろ何故か楽しそうな印象がある。  ラーナーは提案に乗って近くの木椅子に座り、スニーカーを脱ぐ。雨中を歩いていたからだろう、穴が出来た影響で中までびしょ濡れで靴下も足首まで水が浸透していた。見るも無惨な姿に言葉が出ない。人目に晒しているのだから尚更たちが悪い。  だが、それほど気に留めてないように男性はしゃがみ込んでせかせかと箱から真新しい靴を出し、準備を進めている。  とはいえ、少なくともこんな足で試し履きをするのは憚られ���。ラーナーは鞄から使い古したビニール袋を取り出し濡れた靴下を放り込んで、急いで予備を履く。 「随分履き込んだんだね」すっかり汚れたスニーカーを一瞥し、男性はゆったりとした表情を浮かべた。「その靴を見て、きっと靴が欲しいだろうなあとか、随分と歩いてきた人なんだろうなあとか思った」 「それだけで?」  ラーナーは目を丸くする。 「勿論靴だけじゃない。エーフィもそうだけど、膨らんだ鞄とか、服もどことなく着古している感じとか……あ、気を悪くしたなら申し訳ないけど」  慌ててラーナーは首を横に振ると、男性は肩を揺らして笑った。 「まあ、一番はなんとなく同業者の匂いがしたってとこかな。さ、どうぞ」  足下に差し出され、ラーナーは僅かに胸が高鳴った。  するりと足を入れると、新品独特の、足を引き締めながらもぱりぱりと弾き返すような質感がした。そこで改めて、自分がどれだけ今の靴を履き潰してきたかを実感する。  両足を揃え、すうっと立ち上がる。やはり靴底が堅く、厚い分背が伸びたような気になった。試してみると案外重みは感じない。膨らんでいる分、急に足が大きくなったようなアンバランス感が可笑しかった。 「いいね」  満足げに言いながら、彼は素早い手捌きで靴紐を締める。一つ一つの動作が早いが、急いでいるというよりも、最初の一歩を躊躇せずに踏み込める性格なのだろうとラーナーは思った。自分に自信を持ってて、その自信に揺らぎの無い確信を得ている人。  促され歩いてみると、重みが安定感を生み出しているような気がした。数歩離れ、また戻る。確かめるように、じっくりと一歩一歩を踏みしめる。 「どう?」 「思ったより歩きやすいです」 「それは良かった」  また少年のように笑った。表情だけを見ると、気軽で隙のある雰囲気が、彼が一回りも二回りも年上であろうことを忘れさせる。 「でも、底が堅いのがやっぱり気になります」 「こんな平らな床だと余計ね。でも、たとえば岩道とか滑りやすい道だとやはり違う。元々履いていたこのスニーカーだと地面のでこぼこが直接伝わるから、足が疲れやすくなる。それでなくとも足は体重に耐え全身を支えているものだからね。これだと底が衝撃を吸収してくれるから足に疲労が溜まりにくいんだ」  熱の籠もった説明を聞きながら、ラーナーは相槌を打つ。元々疲れやすいのは体力が無いこともあろうが靴のせいでもあったのだろうか、などと考えるが、そもそも比較対照は無尽蔵の体力をもっていたことを思い出し、すぐに自ら消し去った。 「それに生地が厚く防水加工もしてあるから、雨や雪にも強い。うん、悪くないと思う。まあ、一番は君が気に入るかどうかだ」  ラーナーは逡巡して、顔を上げる。 「他も履いてみていいですか?」 「勿論」  靴を脱ぎながら棚を���ぐ。基本的には男性を対象としている品揃えなのだろう、一目で大きいと解るサイズばかりが揃っている。こじんまりと左側に女性向けの靴が寄せられていた。  いくつか履いてみたが、これで良いと踏ん切りがつかない。値段もそう簡単に出せるようなものではなく、彼女を萎縮させた。  想定外に真剣に打ち込むうちに独特の疲労感が押し寄せてきて、方角を見失ったような気分に陥る。 「ちょっと考えてもいいですか」  出直したい、という意を込め、苦い思いでそう切り出すと、男性は嫌な顔一つ見せずに頷いた。 「まだこの町に?」 「とりあえず、今日はフラネに泊まるつもりです。でも……明日雨が止んだら出ようかと」 「そうか」  男性は少し残念そうな表情を見せ、やや考え込む。 「明日、出る前にもう一度来ないか?」  引き留める提案に、ラーナーは睫毛を伏せた。  彼の柔和な言動や雰囲気には、無理矢理売り込もうという強い下心も絡みつくような強制感も滲んではいなかった。しかし却ってそれが小さな違和感を抱かせる。が、正面から向けられる期待の視線もあって熟考する間もなく、ラーナーはふらりと一つ頷いていた。 「そうか」あっさりと嬉々とした表情を見せた。「明日までに店の奥に掘り出し物がないか、探しておこう」  ラーナーは目を細めた。  別れの挨拶を簡素に済ませ、店を出る。不思議だった。べたべたと付き纏ってくるような粘着感は無く、適度な距離感で接してくる。居心地が良いとは言い切れないが、悪くもない。出来るだけ人に会いたくなかったはずなのに、再訪問の約束まで交わしてしまった。  そういえば名前を聞いていなかったし、あちらも尋ねてはこなかった。が、大した問題ではないだろう。そのぐらいの距離感が良い。あまり自分をどこにも残したくない。  再び傘を差し、店の正面に堂々と飾られた写真をもう一度背中越しに振り返る。  西の山脈。  彼はそう言った。胸に針が刺さったようだった。  狭い路地を歩き、町で一番大きな広場へと戻る。交通の便は悪いが、可愛らしい町並みが人気を呼ぶのか、土産物を全面に押し出した観光向けの店も並んでいる。そういう場所に行けば、宿の案内をしてくれる場所もある。嘗て教えられたことだ。できるだけ安い場所、と釘を刺すように言われた記憶が蘇る。  素泊まりで一泊。町のはずれでひとまず宿を取ると、肩の荷が下りたように安堵する。築年の長い宿独特の古びた小汚さがあり、小さな一人部屋は簡素なベッドが部屋の大半を占領しているが、野宿に比べれば充分贅沢だ。寒さと雨を凌げればそれ以上は望まない。ラーナーはベッドに頭から倒れ込んだ。どっと疲れてしまった。  どうして明日も行くと約束してしまったのだろう。苦い後悔が広がっていく。  あの男の、不思議な吸引力に惑わされてしまったのなら、こんなことではいけないと思う。簡単に流されても、簡単に懐に入り込まれてもいけない。  だらだらと時間を弄ぶうちに窓の外は暗くなり、電気も点けずにいたので部屋も丸ごと黒く塗りつぶされていく。あまりにも自然と暗くなっていったので、ラーナーは暫く暗闇に気付かずに時間を過ごした。  靴。服装。食事。そしてアメモース。  追い立てるように頭の中で流れていくけれど、総じて怠くて仕方がない。  結局そのままラーナーは眠りに落ちた。ポケモン達も、今度は誰も起こさなかった。彼女から迸る不可侵の膜を破ることはできなかった。  早朝に目を覚まし、窓から差し込む薄明に彼女は眉を潜め、時刻を確認しまた倒れ込む。  夜も降り続けていた雨は止んだようで、風の音も無い。  無為に数分を過ごしたラーナーは、よろめきながら堅い窓を開け放つ。雨は止んだが上空は分厚い雲に覆われている。幾分冷えた空気が肌を刺し、いよいよ目が冴えた。正面はすぐに他の建物があって、身を乗り出して周囲を見渡す。細い道に面し、左の方に行くと確か階段があって、町の中心部へと続いていく。湿った朝の空気は霧がかかったように静かだ。ひっそりとまだ眠っている町。自分だけが息をしているようだった。  今なら誰にも気付かれることなく町を抜け出せる。過ぎった思いつきに、ぎゅっと窓枠を握る。  しかし、あの写真の突き抜けるような青空が過ぎって、ラーナーの足を掴んだ。  シャワーを浴び、髪をタオルで挟み込むようにして乾かした。朝に清めると全身の細胞が起きあがるようだった。これから始まる一日を生きる気合いのようなものが泡のように浮かんでくる。頼りないけれど、ちょっとだけ前を向くような泡。  部屋を出て階段を降り、宿の玄関に出ると既に従業員の姿があり、宿泊費を払い宿を出た。  ポケモン達をボールで休ませたまま、冷ややかな朝のフラネを歩く。宿を出て左の道ではなく、右の道を選び、なだらかな坂を昇っていく。まだ乾かない靴の裏から煉瓦道のおうとつが伝わり、昨日店で聞いた話を思い返した。  長い階段を昇っている途中でふと振り返ると、左右に壁に挟まれながらも色鮮やかな屋根が立ち並ぶ町並みが奥の方で広がっていた。縦に長い額縁に飾られた絵のようだ。もう少し高台へ行こうと思い、階段を登り切り、左の方へ。当てもなく歩いていたが、偶然建物が途切れて町を見下ろせるような空き地に辿り着く。急に視界が開けて、ラーナーは朝に眠るフラネを眺望した。  石造の欄干にもたれ掛かる。  綺麗な町だ。  素直にそう思った。灰色の曇天だからこそ、カラフルな屋根の色がそれぞれ強調されるようだった。あらゆる色が町中を彩っている風景は立体的な絵画のよう。子供が思いつくままにクレヨンで塗ったような愛らしさもある。  こんな町もあるのだ。まだ知らない空があって、知らない場所がある。  もうじき町は起き上がるだろう。溶け込む間も無く自分は出て行く。キリへはフラネから更に西へ進む必要がある。  気が熟すまで暫し堪能していたラーナーは、ふとした勇気でアメモースを外に出した。  閃光を払い、地面に着地したアメモースは眠たげだ。昨日の荒れた行動の気配を微塵も感じさせない。いつものアメモース。マイペースで、気ままで、悠然としていて、誰にもとらわれない自由なアメモース。  ラーナーは彼を抱き立ち上がると、共に凪いだ町を見渡した。  烈しく暴れ鋭く睨みつけた姿が彼の本性だろう。彼は元々野生で生まれ育った。詳しい経緯をラーナーは知らないが、何かがきっかけで旅を始め、それでも尚アメモースは大空に解き放たれ、また戻ってきた。時に血生臭い炎の中を翔けた。あの間にある繋がりを、モンスターボールを通じた主従関係のみで片付けることは難しい。  誰かが消えて、多くの糸が途切れた。ラーナーもアメモースも等しく。そうして生まれた希薄な繋がりにどんな名前を付けたら良いのだろう。  黙り込み物思いに耽っていた、次瞬。  三枚翅が震え、前に乗り出したアメモースは緩んでいるラーナーの腕を突き放した。  え、と、彼女が声をあげる間も無く唐突に腕の中から離れる、翅をばたつかせて、空を、飛んだ、飛ぼうとした。背中。薄い逆光。高台では、青白い陽光に照らされた町がよく見える。遠くまで見える。硬直した。下まで、一体、どれほど。  こんなの一瞬だよ。  一瞬で、ぜんぶ終わる。  ぞっとするような透明な顔が、笑って、透明な声が、近い場所から聞こえる。  咄嗟にラーナーは腕を伸ばした。指が辛うじて触角を掴む。 「だめ! だめ!!」  悲鳴のような叫びと共に、体重を背中にかけて引き戻した。後ろから倒れ込み尻餅をつくと、アメモースは縫いぐるみのように手から滑り落ちて後方へと転がっていった。  翅を素早く震撼させるけれど、壊れた動作は不気味ですらあった。三枚翅の羽ばたきは収まらず、鋭い風の群れを呼ぶ。銀色に輝く歪な旋風が巻き起こり、乱雑に煉瓦の表面を抉った。ラーナーは思わず顔を覆う。その隣で、銀の鱗粉に紛れ込むように白い閃光が鞄から飛び出し黒獣がアメモースに襲いかかった。風を切り裂き、一瞬で四つ脚が相手の体を地面に縫いつけ、同時に風は収束する。 「ブラッキー! 落ち着いて!」  喉を低く唸らせ組み伏せたアメモースを威嚇するブラッキーだったが、主人の声にハッと血眼を見開く。踏み潰しているのが仲間と解るやいなや、息を留めた。  気まずい余韻に冷や汗が流れる。  ラーナーの耳元では荒々しい鼓動が鳴り止もうとしない。迂闊だった。あまりにも軽率だった。ずっと遙か奥に霞むまで続いている町の光景は、自由な飛翔を最上の喜びとするアメモースに突き付けるには残酷だと何故気付けなかった。  ブラッキーは恐る恐る離れたが、殆ど不発に終わった銀色の風をもう一度起こす気は無いようで、アメモースはその場に倒れ込んだまま動かない。それぞれの息遣いが随分遠い。唾を呑む音すら躊躇われるような冷たい沈黙に誰もが痺れてしまったようだった。  飛べないんだよ、アメモース。  私達は、飛べないんだ。 < index >
0 notes
asl2017interviews · 7 years ago
Text
山ノ上ギャラリー
Tumblr media
インタビュイー:東田由美(山ノ上ギャラリー オーナー)
山ノ上ギャラリー 金沢市山の上町25-8 金沢市の卯辰山中腹にある山ノ上ギャラリーは、四季の季節が感じられ感性豊かで落ち着ける空間が魅力です。展示スペースは変化に富み、平面作品や立体作品、工芸作品などあらゆるジャンルのアーティストにチャレンジしていただけるギャラリーです。
  ■そこでの経験で色々な作家とも出会えました。
それにどっちが楽しいかっていったら、デザインで追われるよりもギャラリーを自分でやりたいと思いました。
山の上町にあるから”山ノ上ギャラリー”ということなんだと思いますが、ギャラリーをオープンされるまでの経緯を教えて下さいますか?
小さい頃からものづくりや絵を描くことが好きで、高校は美術部でした。その後、京都で油絵を学び、卒業後は美術とデザイン会社が合併している専門学校が野々市にあって、そこで実践的デザインを始めました。それから印刷会社に転職して、そこから独立しようと思いました。 「山ノ上スタジオ」としてデザイン事務所を今のギャラリーのある卯辰山に構えました。 仕事はどうしても室内でコンピューターでの作業が中心になるので、景色が見渡せる高台がいいと思い、今の場所になりました。
最初はオフィスとしてこの場所を使われたんですね。
そうです。現在の山ノ上ギャラリーは、オフィスっぽい空間を使っていると思われる方もいるかもしれませんけど、普通の家の壁を取っ払って改装しました。
Tumblr media
デザイン事務所の時点で、ゆくゆくはギャラリーをやろうと思っていたんですか?
いや、思ってはいなかったです。でも色々なギャラリーや美術館に行くのは好きだったんです。浅野川画廊に友人が勤めていたんで時間があるときによく行っていたら、オーナーに土日だけでも手伝いにきてくれないかって言われて。その頃金沢美大の学生が土日にいつも入っていたんですが、搬入搬出がいつも土日で結構忙しかったんです。なので平日はデザインの仕事をして土日は浅野川画廊に入ってたんです。2009年の閉廊まで5年ほどスタッフとして勤務しました。
それはお忙しい!
でもとても楽しかったんです、それが。そこでの経験で色々な作家とも出会えました。
それにどっちが楽しいかっていったら、デザインで追われるよりもギャラリーを自分でやりたいと思いました。
今ではもうデザイン事務所はされていないんですね。
そうです。でもDMやポスターを作ったり企画能力みたいなのは活かされていると思います。ただホームページとかウェブは苦手なんです。もうちょっとできるようになっていたらよかったんですけど。  ギャラリーを始めたのは私の師とも言える、小野木裕先生との出会いも大きなきっかけでした。小野木さんは90歳まで現役で働いていてその後、絵と陶芸で画廊で個展をされてました。何事にもポジティブで、100歳になられた今でも新しいことに前向きにチャレンジしていっている、小野木さんとの出会いがあったからこそ今のギャラリーがあるといっても過言ではないです。
どこで出会われたんですか?

浅野川画廊です。ロスにいた娘さんと2人で陶芸の展示をしてたんですけど、娘さんは病気で亡くなられてしまって。その後、建築家でもあった小野木先生のアドバイスのおかげで、今いるこの光の入る1階スペースとこの下の地下のイメージのスペースという、2階層のコントラストが効いた空間が生まれました。1年間準備し、2011年4月にギャラリーをオープンしました。
それは強烈なタイミングでしたね。震災の後遺症さめやらぬ時期だったと思います。
そうです。日本中が自粛ムードで、アートを買うなんて…チャリティーの展覧会はたくさん開催されていましたけど。1年伸ばそうかとかオープンさせてもいいのだろうかと悩みました。4月のオープニングの展示を計画していた小野木先生に相談したところ、「どんどん作品も描けてるし待ってるよ」と言ってくれ、実際意欲的な作品が出来上がっていて。逆に元気を頂き、ギャラリーを開くことに踏み切ることが出来ました。生き方そのものが私の師でもあります。
Tumblr media
ちなみに、そもそもこの辺以外にも物件を探されたんですか?
卯辰山が好きで、スカイアンドブルーって喫茶店があるんですけど、ちょっと疲れたりすると景色も見渡せて、夕日を見ながらコーヒーを飲みに行くというのをしていて…こういうところで仕事ができたらいいなとずっと思っていたところ、行く途中に売り物件があり購入しようと思いました。
なるほど、あそこが1つお手本としてあるんだ。スカイアンドブルーは私も県外から人が来た時に時間が来たら連れていくところの1つですね。運営はどのようにされていますか?
貸しギャラリーもしていますが、ギャラリーをみて自分の作品をどう飾ろうかイメージし、納得頂いた方が展示されています。
ジャンル問わずいろいろやってきた感じです。こういうのしようとかじゃなく、音楽をしている人が急にやってきてここ借りられませんかと相談に来たこともあります。1週間借りて頂き、下のスペースで演奏をして、上では写真とかアートみたいなものを飾って。お客様が来たら1人でも下で演奏をしたりとか。
Tumblr media
                             下のスペース
■企画の個展を行っている作家は基本、作品の第一印象で決まります。いわゆる一目惚れです。履歴とかは関係なく好きか嫌いか自分の感性だけです。私自身がその作品にときめきを感じるかです。

1週間のプレゼンテーションの場として・・・それは新しい使い方だなあ、面白い。カテゴリーがない感じがいいですね。なるほど。
壁が少ない事もあり工芸の展示が多いです。でも美大生が、平面を展示しようというのでどうしようかとなった時に床に置いて展示したこともありました。宙から吊り下げたり、なんとかこの空間を生かして展示してくれます。
やはり何らかの工夫をしますよね。作家は基本的にはご自分で選んでいらっしゃるんですよね。
いいと思った方を選んでいます。企画の個展を行っている作家は基本、作品の第一印象で決まります。いわゆる一目惚れです。履歴とかは関係なく好きか嫌いか自分の感性だけです。私自身がその作品にときめきを感じるかです。
 あとは卯辰山工芸工房が近いので、こちらから行く事もありますが、自然と遊びにきてくれる作家もいます。積極的に作品を持ってきたりファイルを持ってきたり、その中で話しをしているうちにグループ展から始まり個展に発展するケースもあります。
ちなみに好きな作家は、先ほどの小野木さんのほかにはいらっしゃいますか?
神戸在住のうえだきよあきさんです。画家から独学で陶芸家なりました。九谷焼の山下一三さんの作品も好きです。好きな作品に出会うと、その作家に会いに行き交渉することもあります。 遊び心のある作品が好きで、金工作家の藤田有希さんもそうです。金沢美大の頃の21美での卒展の作品に衝撃を受けてからの出会いで、オープンより毎年個展をしています。
Tumblr media
                               藤田有希
この作家たちはきっと一生好きなんだろうなと思っています。この人たちの展示をしたいがために何らかの形でずっとギャラリーはしているのかなとも思います。
■作家には打ち合わせのときに、頑張るより楽しんで制作をしてくださいといつも言っていますね。好きなものを展示したいですし、でも売れなくてもだめだし… そのあたり葛藤はあります。取り扱い作家という言葉は、作家を囲ってしまう気がしてあまり言いたくないですし。
そういう出会いが作ってきたスペース、という気がしますね。 どういったお客様が多いですか?
私が好きな作家が好きな人が多いです。7年経つと常連のお客さまもどんどん増えてきました。DM出す時もただ出すだけじゃなく、言葉を添えて出しています。
 それで2、3回来てもらえると次は、この作品が好きだろうなという顔が浮かぶようになるんです。昔の画商ってそうだったと思うんです。あの人はこういう作品好きだなと思うものを家まで持って行ってどうですかっていう。お客さんが本当に好きな作家に出会って、ずっと好きだと言ってもらえるとすごく嬉しいですよね。「買ってあげた」じゃなくて「出会わせてくれてありがとう」と言われた時は嬉しいです。かっこよく言うと架け橋になれたかな、というか、こういう仕事やっててよかったなと思います。
買う側も本来そういうものだと思いますけどね。いい作品に出会えてよかったというか、買うってきっとそういうことですね。
卯辰山の散歩の途中や犬の散歩のついでに前につなげて入ってくる人も多いです。美大生の展示のオープニングパーティーをしたときに前の駐車場スペースで町内の人と作家やお客様と一緒に流しそうめんをした事もありました。

運営の面では作品販売をベースにしているんでしょうか?
そうです、販売しているんですが、ほとんどその売れた金額で私は作品を買っています。なのでプラマイゼロ(笑)。マイナスにならないようにだけ考えています。 儲けようと思うともっと違うやり方があると思うんですけど、どうなんだろうと思って。そうすると作家にも要望するようになるじゃないですか。売れるようなもの作れ、売れないような作品は展示しないとか…そういうことは言いたくないし。作家には打ち合わせのときに、頑張るより楽しんで制作をしてくださいといつも言っていますね。好きなものを展示したいですし、でも売れなくてもだめだし… そのあたり葛藤はあります。取り扱い作家という言葉は、作家を囲ってしまう気がしてあまり言いたくないですし。
Tumblr media
なるほど。生計は別にあるけれど楽しい場所を作っているということですね。金沢はコレクターとアーティストが近いので、ギャラリーを通す/通さない問題はローカルな業界のトピックとしてありますよね。
そうですね…でも作家も売らなかったら食べていけないので、なるべく売ってあげたいとは思います。
それはプロモーションをもっとしないとという意味ですか?
そうです。東京で企画をするなどお声かけ頂いたこともあったんですが、でもここだけでも精一杯に毎日一人でやっていて、かといって誰かを雇うという気持ちもあまりなく。勿論、たまに手伝ってくださる方はいますけど。
■(津幡町にある自宅の)古い家の方を壊さないで自分達で改装してます。いずれはアートスペースにしたいという思いがあります。蔵もあるので面白いスペースになると思います。
なるほど。今後計画していることはありますか?
いま津幡町に自宅があるんですけど、古い家と新しく追加した家があるんですが、古い家の方を壊さないで自分達で改装してます。いずれはアートスペースにしたいという思いがあります。蔵もあるので面白いスペースになると思います。陶芸もやっているので窯も設置しています。周りが田んぼなので自然と一体感のある居心地のいい空間にしたいです。皆が集まる場所みたいなイメージで、基本楽しむことをモットーに音楽演奏をしたり作家が泊まれたりしてもいいかなと。
津幡とダブルになると大変かもしれませんね。一方でここを次どういう風にやっていこうか考えるのは楽しみでもありますね。
卯辰山がギャラリー通りになったら面白いね、ともずっと言ってるんです。もうちょっとギャラリーとかお店とか色々なものができたら楽しいですよね。 昔ここバスが通ってたんですけど、今は通ってなくて町会長と街の代表の方達と以前、市に直談判しにいったこともあります。
卯辰山は再開発できそうな魅力がある場所ですもんね。 先ほどご自身で木版したり陶芸をしたり絵をかいたりされているっておっしゃっていましたが発表はされないんですか?
作家の大変さもわかっているので、自分で自分の作品を面白いなとは思うんですけど、そこを超えることはしたくないんです。皆ある程度作れるようになって楽しむことはできるじゃないですか。そこからもっと人と違うことを、と思うとものすごい努力が必要で、それらは楽しいところで広く浅く、止めておきたい。水彩画も陶芸も木版画もしていますが、やってるとは言えません。楽しいところまでで(笑) 私が美術の世界に興味を持ったきっかけの中で、中学生の時に宮本三郎の展覧会を金沢の美術館に学校の団体鑑賞で観に行ったとき、一枚の大きな裸婦の油絵の作品の前にくぎずけになりました。背筋に電流が走ったような感覚をうけた感動は今でも鮮明に覚えています。 そして今そういう感動やアートのストーリーを創る場所として、少しでも関われている事に喜びを感じます。一人一人の訪れるお客様、作家、作品の出逢いを大切にしていきたいと思います。 世の中が変わっていくように、感動する物も変わっていきますよね。 でもその時に感動した事は一生忘れない出来事にもなります。 盛り上がりは一時でもそれを常に考え、やっていき続けてパワーアップしていかなくてはいけないと思います。チャレンジ的な展示も必用だと感じてます。 それがきっかけになってギャラリーもみなさんに身近に感じてもらえればいいと思います。
金沢の文化状況についての思いや考えってありますか?
そうですね…以前は、美術品や工芸品を展示しているギャラリーではものを買わなくちゃいけないという空気があり、お客さんにプレッシャーがあったような気がします。
はっはっは。確かにそういうことはあるかも。
なんて言ったらいいんでしょう。他県から友人が金沢に来たときに金沢の文化は「すごいね」って言ってくれるんですけど。 今はちょうど変わり目というか。コレクターや作家たちも以前とは今は違う感じがします。作品の表現も変わったし、コレクターも有名な作家っていうよりは自分の目で気に入った作品を購入しますね。
変わり目ってある意味で右往左往するときだからどっしり構えてという状況ではないのかもしれない。そんなことよりもとりあえず実験してみるとか、そういう時期なような気がします。
いかにそういう人たちに目をむけてもらうかっていうのは課題だと思います。 変わってきているけど、いい風に変わってきているのかなと。
スキーでも、方向転換するときって身体の重力を抜くじゃないですか、宙に浮く、というか。今はやっぱりそのような過渡期なんじゃないかな。そういう意味では。 アートスペースリンクでつながっているのはいいですね。あとはギャラリーをめぐる人がもっと出てくるといいですよね。
うちの前にバスが通るといいんですけど(笑)。


もう一度卯辰山に金沢サニーランド作ればいいとは言いませんが、確かにバスは通るといいですよね。 今日は楽しいお話をありがとうございました。
0 notes
spunking-dummy · 7 years ago
Photo
Tumblr media
#続チャタロウニッキ チャタロウの11回目の月命日に、今月もお花🌷やオヤツを贈って頂きました。 本当にありがとうございます。 はやいなー チャタ君。 もう直ぐ チャタ君と一年も触れあっていなくなってしまうんだね。 チャタロウニッキ再放送を見て頂いているフォロワーさん、ありがとうございます。 一年前のチャタ君は、もう日に日に体調の浮き沈みが激しく感じられるようになっていました。 毎日、チャタ君をお迎えにお部屋のドアを開くのが怖かったほど。 ドアを開くと死んでしまったチャタ君がそこに横たわっているのでは? そんな風に思っていた時期です。 チャタロウニッキでは、努めて元気で活発な様子に見える画像を使ってお知らせしていました。 スカイツリーのチャタ君の集いも、もう藁にもすがる思いでした。 もう私の頑張りだけでは、チャタ君は、どんどん気持ちが沈み、食事も取らなくなってきてました。 同じ物は2度は食べなくなり、お店にあるオヤツやフードを端から試して与えたり。 でも、お出掛けするのは、本当に楽しみにしてくれて、出先で誰かに誉められたり、撫でられたりすると、とっても嬉しそうでしたね。 病は気から、きっと沢山の人に『チャタロウ大好きよ』って思いを伝えてあげたら、チャタロウの病気の進行が、ほんの少しでも、ゆっくりになるんじゃないのか? そして、チャタ君もだけれど、自分も頑張れるんじゃないかな? そんな思いからの発案でした。 この当時は、まだアンチ・チャタロウの動きも強くて… こうして行き先を公開して集いをすると、もしかしたら、そこで危害を加えられるのでは? そういう心配を実情を知る方からはされる程でした。 チャタロウを護る気持ちや、自分が何かされるのは、さておいて、なにも知らずに参加されたフォロワーさんに何かあっては… そんな心配があって、開催するかどうかを悩みました。 フォロワーさんの中には、シドさんは襲われるのでは? と本当に心配される方が一人 二人ではなかったです。 それとチャタ君の実際の容態も隠していました。 毎回、本当に当日のギリギリまで、行けるかどうかが分からない状態でした。 来週の事が全く見えない状態。 幕張公園、スカイツリーで会ってくれた方が、また逢いたい。 次はいつ機会がありますか? と聞かれる事が嬉しい反面、とっても苦しかった。 私の中のでは、本当ならば、告知でも『これが最後の機会』と伝えたかった。 私の中のでは、年は越せないだろうというのは感じていたし。 来月も、こういう機会を設けてください!と言われた時にも、来月はきっとチャタ君は、もう…という覚悟がありました。 本当は、行こうか迷っているという方には、チャタ君は、もう、『そう長くないと思います。なので最後のチャンスになるかも知れないので、もし都合がつくようでしたら、大好きを伝えてあげてください。』と伝えたかった。 でも、それを言ってしまったら… 現実になってしまう気もして、とっても苦しかった。 母親と話し、チャタロウのそういう状況を集まって貰った人に黙っているのか伝えるのか? 相談しました。 母親は自分と変わらない年配の方も居ると思うと本当の事を集ってくれた人には話して欲しい。 もう次に会えないかも知れないと分かって過ごすのと、また来月ね!と思って過ごすのでは、全然、違うと。 なのでスカイツリーに集って下さったフォロワーさんには、チャタ君の命の砂時計が、もう殆ど残ってない事を告げました。 それでもチャタ君の頑張り、みなさんからの『大好き』の思いが奇跡を起こすかも知れないとすがる思いからの集いでした。 幕張公園、スカイツリー、河口湖、成田山、そして、容態の急変により実現できなかった茅ヶ崎海岸。 本当にチャタ君は、最高の愛されワンコになりました。 ほんの少し前までの、捨てられ、虐げられ、命までも奪われる寸前まで追い詰められた存在からは、想像もつかなかったです。 大好きで、大好きで、堪らないチャタロウ。 わが身の半身でありました。 甲斐犬の仔犬の画像をみるとチャタ君のこんな時代も見たかったなと思います。 でも、この出逢いが無かった事を考えたら、短い時間でしたが最高の出逢いに感謝します。 そして、もっともっと時間があったら、一体、どれほどチャタ君を愛してしまっただろうか?という心配も強く感じます。 人生には、色んな出逢いがあり、人であったり、動物であったり車だったり、音楽だったり、その人に強く影響を与える出逢いがあると思います。 間違いなく、私の中でもっとも強く足跡を残した出逢いは、チャタロウだろうなと思います。 そして一年近くの時間を経ても、こうしてお花やオヤツなどを捧げてくださる人が居る。 なかなか人間でも、こんな風に思われて献花が毎月届く存在も聞かないです。 ともすればノラとして野たれ死に。 または殺処分されていたチャタロウです。 この犬に『生を受けて良かった!幸せだったなー』と最後に思わせてあげたい。 そう思って迎えましたが、そう思わせて貰ったのは、気づけば私の方だったのです。 ありがとうチャタロウ。 チャタロウのフワフワの毛並み。 クリクリのお目め。 甘える時に押し付けてくる腰。 ずっと大好き。 (Kamisu, Ibaraki)
0 notes