#京極サツキ
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📸月照寺庭園 / Gesshoji Temple Garden, Matsue, Shimane 島根県松江市の『月照寺』の庭園が素敵…! 国宝・松江城のすぐ西。「松江藩主松平家墓所」として国指定文化財(国指定史跡)の藩主菩提寺に残る出雲流庭園。その一角、#松平不昧 公ゆかりの茶室/露地には #千利休 #福島正則 から伝わった灯籠・手水鉢も…。6月には紫陽花の咲き誇る“山陰のあじさい寺”🏵 島根・月照寺庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/gesshoji-temple-matsue/ ...... 「歓喜山 月照寺」は国宝・現存十二天守『松江城』🏯の西方にある松江藩主・松平家の菩提寺。 松江藩松平家の初代・松平直政から九代・松平斎貴までの墓所が残り、「松江藩主松平家墓所」として国指定史跡、松平直政と松平不昧こと松平治郷の廟所の廟門が島根県指定重要文化財。昭和時代に再建された本堂・書院“高真殿”から眺められる出雲流庭園があります。 . 2022年5月に1年半ぶりに山陰〜出雲・松江へ。前回見逃していたのが月照寺の庭園。こちらの庭園も素晴らしかった…。 なお庭園よりも約3万株の紫陽花の植わった“あじさい寺”“山陰のあじさい寺”🏵として地元では有名。(見頃は太平洋側よりも遅く6月中旬〜) . 元は『洞雲寺』という禅寺だった月照寺。 堀尾氏、京極氏に次いで藩主となった松平直政(結城秀康の子)が1664年に母・月照院の霊脾を安置するために浄土宗・長誉上人を迎え復興。その際に現在の月照寺と改称(&浄土宗に改宗)しました。 . 以来松江藩主・松平家の菩提寺と定められ、九代目までの歴代藩主の墓所が残りますが、(全国各地に大名の立派なお墓はあれど)松平家の墓所もまた一つ一つの霊廟が大きいのがその特徴。 . 中でも初代・松平直政の墓所は一つの庭のように池で囲まれていたり。松平不昧公の廟門は名工と呼ばれた小林如泥による葡萄の透かし彫りが見事な唐門風だったり。 . そして六代目・松平宗衍墓所の一角には巨大な亀の石像(寿蔵碑)が。なんとも霊的な雰囲気のあるこの大亀、松江でも暮らした小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の随筆にも「夜に松江の街を徘徊した“月照寺の大亀”」として登場🐢 . 立派な墓所が残る一方で、江戸時代にあった本堂は明治時代の廃仏毀釈🏚で取り壊され現在は礎石がその規模を伝えるのみですが、そのスペースを利用して今日には多くのアジサイが植栽されています。 . 現在の本堂は戦後の1954年に再建されたもので、受付や書院“高真院”、松平不昧の庵号から命名された茶室“大圓庵”を併設。 . 庭園は折上格天井の格式高い書院座敷から眺める池泉鑑賞式庭園で、手前に白砂と飛び石が配されたその姿が“出雲流庭園”の趣き。 訪れた5月にはサツキの刈込が花を咲かせはじめ、また新緑にノムラモミジとカラフルな庭園だった🌸 続く。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 【存続のためのお願い】 庭園情報メディア「おにわさん」存続のため、新オーナー(組織)を募集しています。詳しくは「おにわさん」で検索し、ウェブサイトよりご覧ください。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● #庭園 #日本庭園 #ランドスケープ #建築デザイン #日本建築 #島根庭園 #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #landscapedesign #japantemple #matsue #庭院 #庭园 #出雲流庭園 #おにわさん (月照寺) https://www.instagram.com/p/CkGDh7fPBDz/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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京都を愛したデヴィッド・ボウイが涙した正伝寺の日本庭園
NEWS WEEK
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
<訪日外国人にも人気の日本庭園。なぜ歴史に名を残した人たちが日本庭園にたどり着くかを考えると、その見方も変わってくる。デヴィッド・ボウイは日本のテレビCMに起用された際、自ら正伝寺を撮影場所に希望したという>
金沢の兼六園や岡山の後楽園、水戸の偕楽園など、人々を魅了する日本庭園は各地にあるが、訪れるのは日本人だけではない。
実際、Japanese gardens(日本庭園)に関する英語の情報はインターネットにあふれており、アメリカには日本庭園の専門誌まである。今や日本庭園は、日本を訪れる外国人にとって外せない「見るべきもの」となっているのだ。
京都を中心に庭園ガイドをしている生島あゆみ氏はこのたび、「なぜ、一流とされる人たち、歴史に名を残した人たちは、日本庭園にたどり着くのか」をテーマに執筆。『一流と日本庭園』(CCCメディアハウス)を刊行した。
庭園そのものだけでなく、それらを造った人物、深い関わりのある人物の人生を見つめた上で、庭園との結びつきを読み解いた。これ1冊で日本庭園の見方・楽しみ方が変わるというユニークな一冊だ。
足利義満は金閣寺を、稲盛和夫は和輪庵を造った。スティーブ・ジョブズは西芳寺に、デヴィッド・ボウイは正伝寺に通った。ここでは本書から一部を抜粋し、3回に分けて掲載する(今回は第2回)。
※第1回:利他の心に立つ稲盛和夫が活用する京都の日本庭園「和輪庵��
◇ ◇ ◇
デヴィッド・ボウイ(1947年〜2016年)と正伝寺(しょうでんじ)(京都)
たびたび京都を訪れていたデヴィッド・ボウイが、その美しさに涙したという正伝寺の庭。白砂に七・五・三の刈り込み、遠方に望む比叡山の借景......。世界的なアーティストは何を感じとったのか。
親日家のデヴィッド・ボウイ
ボウイは、親日家で有名でした。また仏教や禅に造詣が深かったようです。BBCテレビ『デヴィッド・ボウイの日本流への熱情』によると、ボウイが20歳頃、舞踊家リンゼイ・ケンプ氏のもとで、ダンスとマイムを習いました。このケンプ氏が、伝統的な歌舞伎の様式に大きな影響を受けていたそうです。歌舞伎や能という伝統芸能が、ボウイが日本文化を知る入り口になりました。
また、チベット仏教の高僧はボウイと親交があり、彼が仏教の僧侶になるつもりだったと証言しています。もともと、仏教に深い関心があったようです。
アルバム『ジギー・スターダスト』全盛期の頃に、スタイリスト・高橋靖子、写真家・鋤田正義、ファッションデザイナー・山本寛斎などがボウイと親交があったそうです。
鋤田正義はボウイを京都で撮っていますが、ボウイの希望は京都の人々が日常の生活を送るような場所で、というものでした。
ボウイが梅田行きの阪急電車の前でさっそうと立っている姿は、ファンだけでなく京都に住んでいる人達をも魅了します。切符を買っていたり電話ボックスで受話器を持っていたりする写真などもあります。古川町商店街では、当時、創業70年のうなぎ店の名物八幡巻きを買っている姿もありました。
スターダムにのし上がった1970年代後半、プレッシャーなどからドラッグの誘惑に苛まれ、ベルリンに移り音楽活動をしていた時期がありました。名盤「ロウ」「ヒーローズ」「ロジャー」のベルリン三部作を制作しました。この頃、ボウイはツアーの合間を縫うように京都を訪れていました。ボウイにとっては大きなターニングポイントで、自分自身をリセットするために京都に来ていたそうです。
大徳寺の僧侶は、ボウイと親交がありました。日本、そしてその精神の奥にある禅に、ボウイは向き合っていったのだそうです。WOWOWドキュメンタリー『デヴィッド・ボウイの愛した京都』で「禅の中では、自由を得るというのが究極にあり、特に死ぬことからの自由のことだと。変わるというのは自分が死ぬことで、ボウイは、自分が変わることから真の自由を求めていたのではないでしょうか。」と僧侶は話していました。
「新しい自分���本当の自分の姿を京都で見つけたのです。京都の時間の流れを、ボウイは大切にしていたようです。常に今が大事だということです。」と彼は続けます。
ボウイは芸術や文化、歴史を学ぶ才能に溢れていたと言います。美術品のコレクターではなく、その物の精神を自分のものにしていく才能があったそうです。「ヒーローズ」のB面に収録されたインストゥルメンタル曲「モス・ガーデン」では、美しい琴の音色が聞こえてきます。これはファンが、直接本人に手渡したおもちゃの琴の音色です。これを弾きこなして、自分の音楽表現をしている才能に凄さを感じます。
1990年代には、イマンと新婚旅行に京都に来ていますが、滞在したのは老舗旅館「俵屋」でした。また、江戸時代創業の蕎麦屋「晦庵(みそかあん)河道屋(かわみちや)」本店もお気に入りだったそうです。俵屋と河道屋は、スティーブ・ジョブズも好きでした。二人が遭遇した可能性は少ないと思いますが、好みが似ているのが不思議です。
正伝寺の歴史とその庭園
ボウイが愛した正伝寺は、どのようなお寺なのでしょう。正伝寺は、京都市北区西賀茂にあります。五山送り火で有名な船山の南側に位置しています。臨済宗南禅寺派の諸山の格式を持つお寺です。山号は吉祥山(きっしょうざん)。寺号は正伝護国禅寺で、本尊は釈迦如来です。
正伝寺は、1260年、宋より来朝した兀庵普寧(ごったんふねい)禅師の高弟が、京都一条今出川に創建しました。1265年に兀庵普寧禅師は宋に帰りますが、その後、東巌恵安(とうがんえあん)が跡を継ぎ、1282年にこの西賀茂の地に移りました。
応仁の乱で荒廃しましたが、徳川家康が再興します。本堂は、1653年に金地院の小方丈が移築されたものです。伏見桃山城の御成殿(おなりでん)の遺構を移したものとも言われています。方丈の広縁の天井には、伏見城落城時、徳川家臣・鳥居元忠と家臣らが割腹し果てた廊下の板を、供養のため天井に貼った「血天井」があります。
方丈の各室の襖絵は、1605年頃、徳川家康の命により狩野山楽が描いた中国・杭州西湖の風景です。山楽の残した貴重な作品です。
庭園は白砂とサツキ等の刈り込みが並ぶ枯山水です。方丈の東側に造られており、敷地は363平方メートルです。
方丈から見て白砂の奥に、右から、七つ、五つ、三つと、植栽の大刈り込みがあるだけです。これを七・五・三形式と言いますが、通常は石が七・五・三に置かれ、植栽で表されているのは正伝寺だけです。
植栽構成は、三つがサツキのみ。五つがサツキとサザンカ、七つがヒメクチナシ、アオキ、サザンカ、サツキ、ナンテン、ヤブコウジ、チャと組み合わされています。
この庭園は江戸初期に造られました。小方丈が金地院から移築されているので、小堀遠州作とも言われていますが、時期的に見て、別の作庭家との説もあります。
江戸初期には、滋賀県の大池寺庭園や奈良県大和郡山の慈光院庭園など大刈り込みの庭園が他にも存在しています。龍安寺の石組が「虎の子渡し」と言われるのに対し、正伝寺の七・五・三とする刈り込みは「獅子の児渡し」と言われています。ゴツゴツした石が虎で、ふわっとした植栽の刈り込みを獅子と見立てたのでしょうか。
明治維新以降、寺領・社殿の召し上げなど苦しい時代になります。正伝寺の明治期の写真が残っていますが、高木が増え、刈り込みも乱れた様子です。
戦前の1934年、重森三玲を中心とした京都林泉協会の会員有志が、後から加えられたであろう石を取り除くなど荒れた状態を整えました。こうした努力により、かつての姿を取り戻した現在の庭園は、京都市の名勝に指定されています。
庭に敷き詰められた白川砂と緑の刈り込みの植栽、下界を遮断する漆喰塗りの塀の構成の向こうに、遠山として望めるのが比叡山です。遠くにポツンと比叡山だけを見渡せる巧みな借景の取り方が、正伝寺の庭をより特別な存在にしています。
正伝寺とデヴィッド・ボウイ
京都の北に位置する正伝寺は、最寄りのバス停から歩いて20分ほどかかりアクセスが良くありません。山門を抜けると登り坂の山道が続きます。本堂まではおよそ250メートル。静かな山道はやがて、下界と離れた特別な禅の庭へと誘ってくれます。
実はこの人里離れた禅寺���正伝寺の庭は、知る人ぞ知る名勝なのです。どうしてボウイがこの庭のことを知っていたのでしょうか。おそらく、彼の友人だった米国出身の東洋美術家・デヴィッド・キッドの存在が大きかったのだと思います。
デヴィッド・キッドは、九条山に邸宅を持っており、「桃源洞」と名付けていました。ボウイはここをよく訪れたそうです。ボウイは、桃源洞の居間にあった平安時代の地蔵菩薩を眺めて時を過ごしていたそうです。菩薩の控えめな様子から深い哀れみを感じていたのではないでしょうか。
1979年の年末、広告代理店が宝焼酎「純」のコマーシャルにボウイを起用する提案をしました。アーティストとして非常に高い純粋性を持った人として、彼以外にいないということでした。
ボウイはお気に入りの俵屋に泊まり、撮影は嵐山にある松尾大社近くの公園や正伝寺で行われました。正伝寺を希望したのは、ボウイ本人だったそうです。宝ホールディングスの��会長・細見吉郎は、学生時代からずっと京都に住んでいましたが、当時、この寺の存在を知らなかったそうです。整然とした枯山水庭園と比叡山の眺めに感動し、訪れる人も少なく、静寂に包まれていたので「ボウイさんが正伝寺を指定した理由が分かった」と語っています。
――「撮影中にボウイさんは庭園を見つめ、涙を浮かべていた」と細見さんは振り返る。「景観に感動したのか、何か悲しい思いをしたのかは聞けなかった。繊細で純粋な人だった」と記憶をたどる。――(日本経済新聞「D・ボウイが涙した静寂」/2016年2月19日)
宝焼酎「純」の販売数量は、1980年からの5年間で11倍に増えたそうです。
コマーシャルには、ボウイ自身が作った「クリスタル・ジャパン」という、雅楽を意識したインストゥルメンタルの曲が使われました。正伝寺の庭の白砂の上に、グラス片手に座っているシーンはとても印象的です。
私がこの庭を訪ねたのは、紅葉が始まる頃でした。デヴィッド・ボウイが愛した庭を鑑賞しようと、海外からの観光客の姿もありました。
刈り込みが美しい庭の方丈前には数人がいましたが、みな庭を観ており、沈黙だけが心地よい空間を作っていました。しばらく静観していると、心が洗われたような気持ちになりました。
ボウイもまた、心を清めるように真の美を前にしていたのかもしれません。庭には、自分をリセットするとともに、自由にしてくれる作用があるのかもしれません。
※第3回は5月23日に掲載予定です。
※第1回:利他の心に立つ稲盛和夫が活用する京都の日本庭園「和輪庵」
『一流と日本庭園』 生島あゆみ 著 CCCメディアハウス
正伝寺 京都府京都市北区西賀茂北鎮守菴町72
http://shodenji-kyoto.jp/
正伝寺は、京都市北区西賀茂にある臨済宗南禅寺派の諸山の格式を持つ寺である。山号は吉祥山。寺号は詳しくは正伝護国禅寺という。本尊は釈迦如来。
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ネガティブな話ではなく、あくまでも笑い話として記しておこうw 昨晩、夜のスイーツタイムに訪れた紀尾井町の一流ホテル。 日本が誇る元祖御三家の一角をなすホテルならそれなりのイキフンやサービスの質を期待しても間違いではあるまい。 これは流石!とら唸らされたフットワーク良いベルスタッフに案内されて入ったメインロビーにあるコーヒーショップ・サツキ。 良く言えば昭和の香りを残したカフェダイナー。ちょっと意地悪な言い方をすれば何処ぞの大���観光ホテルのお好み食堂。テーブルも椅子も設えも平板で特に気分もアガらない。 そして驚いたのがホールスタッフが持ってきたメニュー。なんだか安食堂みたいなクリアケースに入れたものを出された時には驚いたけれど、店の雰囲気にあまりにもマッチしていたので違和感はなかった。 そこにはこちらのホテルイチオシの「スーパースイーツ」シリーズがあれこれ載っていたのでそれぞれにスーパーあま王ショートケーキだ東京スーパーチーズケーキだ、スーパークラシックツインロールケーキだと思い思いに発注した。それぞれ、1500円、1000円、800円という流石一流ホテル価格。どれだけ贅を極めたスイーツと対面できるかとわくわくしていたところに先ほどのホールスタッフが戻ってきて曰く「スーパーあま王が品切れで、普通の苺ショートになります〜。それから東京スーパーチーズも売切れなので他のケーキでどうぞ〜」 もうこの時点で一同ポカーン♪ ねえねえ、一流ホテルならそれらしくオーダーストップの情報共有とかしておきなさいよ。マシーンで淹れたコーヒー、一杯千円取って更にサービス料も取るんでしょ? しかし笑い話はここでは終わらなかった。 極め付けにスタッフが悪びれることなく伝えてきたのが驚きの事実。 「あのー、スーパークラシックツインロールケーキなんですけど、メニューには800円て書いてあるんですが、値上がりして1000円になったんですけど良いですか?」 「(´⊙ω⊙`)?????」 いやいや、町の喫茶店でも遭遇したことがない様な話に一同ポカーンである。 流石、元祖御三家。一流ホテルは凄い技で笑わせてくれる(^-^) (ホテルニューオータニ Hotel New Otani Tokyo) https://www.instagram.com/p/BvSlBBjASggWwLAIIYZdDDY__we_S9rsFWAfCY0/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=17egyki8rwmln
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【劇評】若者たちの戦い方
東京学生演劇祭2017
友田 健太郎
東京学生演劇祭を見た。昨年は審査員だった。今回は一観客として見たが、やはり面白かった。 若い人はいつの時代も大変なものだが、最近では特に日本社会の劣化がひどく、政府の政策も企業の扱いも、若い人を敵視し人口を減らし、究極においてこの社会を滅ぼそうとしているのではないかと思わなければその意図が理解しがたいようなひどいものになっている。そんな自滅的な政策を、意図的でなく、あれやこれやの部分的・短期的な利益や非合理的な感情の積分の結果として実施してしまうというのがこの国の計り知れない愚かさだが、その結果当然のように人口は激減し、「最後のお祭り騒ぎ」東京オリンピックの後、しんどい未来がこの国を待っているのはほとんど確定している。
そんなこととこの演劇祭にどんな関係があるのかと言われそうだが、会場の王子小劇場で一日学生たちの作った作品を見ていると、この社会にある様々な不合理なもの、悪いもの、ダメなもの、余計な憎しみだったり、偏見だったり、に、若い人たちは、正面から立ち向かうというのではないけれども(それ��この世代の人たちのスタイルではない)、やはりその存在を敏感に察し、その存在を徐々に溶解し、無化していこうとしている、そういう風に、私には見えたのである。日本社会の再生がいつ果たされるのか、三十年後なのか、五十年後なのか、百年後なのか、分からないが、それは結局、その場その場の、少しずつの模索の積み重ねの結果でしかありえない。そうした、遠い未来に向けた祈りを込めた一つの供物としてこの演劇祭を見た。 以下に各演目の短評を掲載する。
【Aブロック】 喜劇のヒロイン『べっぴんさん、1億飛ばして』 カオリは実家で弟・大五郎が別人に入れ替わっていることに気づくが、母や妹はそれを認めない。そうするうち、カオリが連れて行った探偵が父親に入れ替わり、飼い犬も猫に入れ替わってしまう。カオリは元の家族を取り戻せるのか。 テンポのいい喜劇。見やすく面白い。他愛のない話のようで、わずかに仲良し家族の深い亀裂を覗かせるところがミソだ。最後は「全部夢でした」というオチなのだが、探偵の「父親」は相変わらずその場におり、不整合になっている。おそらくわざと違和感を残したのだろうが、それが突き詰め不足にも感じる。ラストの直前に、カオリが偽家族らと写真を撮り「ま、いっか」とつぶやく場面があるが、これが作品の精神を象徴している。あえて突き詰めない精神。だが、この作品の作り手には「ま、いっか」では済まないものが色々ありそうで、それをこそ見たいという気がした。
劇団リトルスクエア『愛は失敗をしない』 七人で構成するアイドルグループのエース・サツキが卒業するコンサート。その後の楽屋を舞台に、メンバーどうしの愛憎が噴出し、グループは崩壊状態に陥る。カラフルなセーラー服(のようなもの)を着たメンバーたちと、裏方の男性三人の合計十人で展開される息詰まる会話劇。 年齢が高い初期メンバーと元々彼女らのファンだった二期メンバー、売れているメンバーとそうでないメンバー、裏方男性を巡るさや当てなどてんこ盛りの要素をうまく組み合わせて展開させ、最後のクライマックスまで持っていく手際がよく、完成度は高かった。制服を身にまとい、「卒業」を通じてメンバーを更新していく女性アイドルグループというのは、冷静に考えればかなり特異なシステムなのだが、この作品を作った人たちは物心ついた時からこのシステムに馴染んでいるわけで、だからこそ暴露的な内容でありながらアイドルという存在への揺るぎない愛情も感じさせる作品となっている
しあわせ学���崩壊『禁煙/ドリル/オワリの国』 転換中、つなぎを着た男女が一辺約三メートルの鋼材を立方体状に組み立てる。そこから既に作品の世界が始まっているようだ。舞台は工場のような仕事場の喫煙所で、そこにつなぎを着た女性シロタと男性ハタナカが現れ、とりとめない世間話と思いきや「どうやって死にたいか」や麻薬の話など、何やら物騒。更に女性サエヅキも加わり、たばこを吸いながら会話を続けるが、来るはずの「主任」がバイクで事故死したことが明らかになると、そこからもう一つの現実が現れてくる。 赤い照明と爆音の音楽の中でつぶやかれるもう一つの現実では、三人は虐待を受ける幼いきょうだいであり、暴力をふるう父親の帰宅を恐れながら待っている。姉であるシロタは他の二人を必死で勇気づけているのである。もう一つの現実の突然の出現は深層心理に手を突っ込まれたような怖さがあり、見る人の感情を激しく揺さぶる。来るはずなのに来ない主任=父=神を待つドラマは『ゴドーを待ちながら』を下敷きにした節もある。作り手の才能を生々しく感じさせる作品。ただ、感情に訴える才能は強靭な知性を伴わないとうまく開花しない傾向がある。作り手は粘り強く学んでほしい。
【Bブロック】 ハラカラ『夏の夜とエロ本』 ロールプレイングゲームをモチーフにした作品。出演者は全員、詰襟の学生服を着た男性。主人公シュンは列車に乗って旅に出るが、その列車を爆破するという使命をあたえられる。それを防ごうとする敵と、シュンを助ける仲間がおり、くじけそうになるシュンを助けるアイテムはエロ本。途中で手に入れたほしのあきの抱き枕をある箱にはめ込むと列車が爆破するという設定で戦いが展開される。 意図的に馬鹿らしさを前面に出して笑いを取ることを狙った作品だが、自分たちを取り囲むものを爆破して抜け出したいという思いを下敷きにしているところが、共感性の高さを生んでいる。爆破に成功して「外部」へと抜け出した結果が、エロ本に素直に感動できた小学生時代への復帰だったりするのも、まあいいかとは思う。そういえばこの作品にも『べっぴんさん、1億飛ばして』と同じ「ま、いっか」というセリフが最後にあった。
フライハイトプロジェクト『今夜、あなたが、眠れるように』 一辺一メートル八〇センチぐらいの立方体の枠を組み、その周りに白く透けるカーテンを下げて、中に白いベッドを置いた。この舞台でヤエ、ユリコ、ワカバの母娘三代のドラマが展開される。透明感ある静謐なたたずまいの中で、愛情をもって娘を育て、娘の結婚と出産を見守り、やがて老いて病み、死んでいくヤエの思いがユリコ、そしてワカバへと手渡されていくようすが丁寧に描かれる。 繊細な美しさと日常の輝きに満ちた世界である。時の流れへの着目とセットの周囲を駆け回る表現などは柴幸男の影響が露わだが、完成度は高い。『夏の夜とエロ本』と「男性の世界」と「女性の世界」として対比してみるのも面白いかもしれない。
かまどキッチン『光をまとう一点のそれも光』 一人の若い男性の住む四畳半の部屋を宇宙に、その中を舞うチリを人間に見立て、宇宙と人間の本源的なつながり、大きな世界への憧れをうたったダンス劇。『今夜、あなたが、眠れるように』と同様、柴幸男の影響が明らかである。 きれいではあるが、想像力の働きがやや類型的だったようにも感じられた。
【Cブロック】 天ノ川最前線『アイと死を見つめて』 母を虐待していた父を殺す若い男性、夜の街で男性が出会う旧友たち、死んだ両親の生まれ変わりらしい赤い鳥と青い鳥の精、日本を守ろうとしている兵士とその上官。これらがそれぞれのモードに乗って舞台上に現れる。 旧友たちは耳に快いリズムを刻むラップ合戦。赤い鳥と青い鳥の身のこなしとセリフは野田秀樹調。上官は哲学めいた箴言を口にする。そうした色とりどりの言葉で紡がれる劇は、芝居を「聞く」楽しさに満ちている。作り手の洗練されたセンスを感じることは確かである。ただ、その割に、ラストで唱和される「生きろ、アイと死を見つめて」のメッセージは真っすぐすぎるかも。
劇団歩くハロゲン『蝉か、糞か、』 犬に生まれ変わった中年男性と少女に生まれ変わった犬の友情劇。発達障害を思わせる少女に犬は優しく寄り添い、勉強を教え、成長を助ける。やがて犬に寿命が来て、死ぬ。その後少女は中学生時代からの恋を実らせ、結婚しようとするが……。 ほのぼのとした「いい話」のように見えて、突然暗転し、少女は継母に射殺される。その際、死んだ犬が弾丸に生まれ変わっていて、少女と再会するという趣向は面白いが、全体にご都合主義のそしりは免れないだろう。
創像工房 in front of.『HYPER MAN』 仮面ライダーのようなヒーローもののフォーマットに則った作品。悪役である「迷獣」たちのおどろおどろしいコスチューム、高さを生かしたセットなど、手作りの工夫が楽しい。上手と下手に張られた黒い幕から顔を出す役者がコロスのように観客の気持ち���代弁するのも面白かった。 ヒーローものへの愛とリスペクトが感じられるが、それゆえに、このジャンルのいびつさ、特異性が浮き上がって見えて、とても興味深かった。主人公ハイパーマンに寄り添うヒロイン・アイコのエゴのない自己犠牲は、どこか痴呆めいたものを感じさせるまでになっているし、最大の敵が「もう一人の自分」であるというありがちな設定は、苦悩と愛の力を強調し大声で叫び続ける演技も相まって自閉的な空回りの印象を強めていた。主人公は最後にアイコとの絆さえ断ち切り「自分は最強で最高だから最強で最高である」というトートロジーに陥っていくのだが、おそらくは作者の意図を超えて、現在の日本社会に対する鋭い批評になっていると感じた。
なお、審査結果は以下の通り。 審査員部門大賞 フライハイトプロジェクト 第二位 喜劇のヒロイン 第三位 しあわせ学級崩壊 実行委員部門大賞 喜劇のヒロイン 観客賞 創像工房 in front of. カンフェティ特別賞 天ノ川最前線 大会MVP 沼野匠哉(ハラカラ) フライハイトプロジェクトと喜劇のヒロインを第3回全国学生演劇祭に推薦。
●友田 健太郎(ともだ・けんたろう) 文芸・演劇評論家。WLスタッフ。旧筆名・水牛健太郎。
上演記録 東京学生演劇祭2017 8月31日(木)-9月4日(月) 花まる学習会 王子小劇場
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日光天然氷を使用した”究極のかき氷” ホテルニューオータニ(東京)で提供
「ホテルニューオータニ(東京)」は、日光天然氷を使用した究極のかき氷サツキ江戸スイーツ「サツキ江戸かき氷」を、日本料理「KATO’S DINING & BAR」で夏季限定で提供する。 味は和三盆、抹茶、マンゴー、メロン、いちごの5種類。それぞれ、あんこ、黒蜜、ようかんなどの和素材や葛と果物の果肉や天然果汁を使用した特製ソースとともに提供される。天然氷は綿菓子のような柔らかさで、頭がキーン Source: 新製品のニュースまとめ
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📸随心院庭園 [ 京都市山科区 ] ② Zuishinin Temple Garden, Kyoto ーー平安時代の女流歌人 #小野小町 や“五摂家”九条家/二条家 / 一条家ゆかりの門跡寺院の苔の美しい庭園。国指定史跡。 ...... 続き。書院では狩野派の襖絵(※撮影禁止)や2009年に現代の絵師(絵描きユニット)だるま商店により描かれた『極彩色梅色小町絵図』(※こちらは撮影可)を鑑賞することができます🎨 . 庭園はそれぞれのお堂の前や中庭として幾つかあるのですが、主庭と��えるのが表書院と本堂の間には一面の苔庭、そして本堂の奥の池泉鑑賞式庭園。派手な石組はないですが、池を囲むようにサツキやモミジ、シャクナゲが植わっていて春や秋に彩りを見せてくれる庭園🍁🌸 . そして奥書院の前にも同じように苔と刈込を主体とした庭園があります(歩くのは不可)。今回の紅葉の色づきはじめの時期も良かったけど、ツツジやシャクナゲ、サツキが花を咲かせる春も良さそうだな~。 . そして、総門を入ってすぐの場所には約200本の梅の木による『名勝 小野梅園』も🌸 例年3月中旬頃に見頃を迎えるということで2022年も3月12日~27日に公開が予定されています。後半には遅咲きの梅“はねずの梅”の開花も。次回は春に訪れてみたい! ・・・・・・・・ 🔗おにわさん紹介記事: https://oniwa.garden/zuishinin-temple-kyoto/ ーーーーーーーー #日本庭園 #庭園 #庭院 #庭园 #京都庭園 #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #japanarchitect #japanesearchitecture #japanarchitecture #kyotojapan #beautifulkyoto #beautifuljapan #jardinjaponais #japanischergarten #jardinjapones #jardimjapones #kyototemple #枯山水 #枯山水庭園 #karesansui #建築デザイン #そうだ京都行こう #京都紅葉 #五摂家 #国指定史跡 #おにわさん (随心院) https://www.instagram.com/p/CZ0mYxwvnuH/?utm_medium=tumblr
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\おにわさん更新情報📸/ [ 京都市西京区 ] 松尾大社庭園 Matsunoo-taisha Shrine Garden, Kyoto の写真・記事を更新。 ーー #重森三玲 、最晩年の遺作。“京都最古の神社”に作庭した傑作庭園“松風苑(蓬莱の庭・曲水の庭・上古の庭)”。 . ・・・・・・・・ 松尾大社は世界遺産『下鴨神社』『上賀茂神社』と同じく #京都最古の神社 といわれる神社⛩で、境内には重森三玲の最晩年の傑作庭園“松風苑”(蓬莱の庭・曲水の庭・上古の庭)があります。 この春に3度目の訪問。初めて雨の日☔️に訪れたので、その #乱張り の石が輝いて見えた! その歴史で年代が出てくるのは飛鳥時代終わりの701年。大陸からの渡来人・秦氏の一族出身の #秦都理 が松尾山の山頂近くにある磐座をまつった社殿を建立。 なお伝説では保津峡を開拓し、現代へと続く嵐山・亀山⛰の景観を作ったのはこの秦氏なんだそう。はたし~。平城京から長岡京、そして平安京への遷都🚚も秦氏の財力含めた力も大きかったとされ、その氏神様である松尾大社は平安時代には特に歴代の天皇も度々参拝されたそう。 現在残っている本殿は室町時代の作で、その“松尾造り”と言われる建築様式も貴重で #国指定重要文化財 。その他拝殿、楼門、中門、そして釣殿・中門・回廊などの社殿が江戸時代の建築で #京都府暫定登録文化財 。 国重文の神像を所蔵し、庭園内にある「神像館」で公開されているほか、お酒の神様🍶としても信仰されている背景から「お酒の資料館」も。 そして重森三玲の作庭により1975年(昭和50年)に完成した日本庭園“松風苑”は氏の最晩年の遺作にして最高傑作の一つとも言われます。 古代~平安時代~鎌倉時代と各時代の庭園様式や宗教観を、現代的に表現した三つの庭園。代名詞でもある“阿波の青石”の数は200以上、総工費は一億円! . ■曲水の庭(1〜3枚目��� 奈良時代~平安時代の貴族・王朝の庭園で用いられた曲水庭園を極めて造形的に表現している、現代的な曲水庭園。 なんか違和感あるなと思ったのは、前回訪れた時と比べて苔の付着が目立つ🌿“苔むした庭園”は味があって好きなのですが、このお庭は無機質な方が似合っている――って今は思うけど、もっともっと苔むしたらまた印象が変わるのかも。庭園は「何がベスト」という答えを出すのが難しい。それが良いところ。 . ■上古の庭(4枚目) 松尾大社の古代の磐座信仰から #磐座 を表現したのがこの庭園。ちなみに神像館と葵殿と間にあるのは重森三玲の息子 #重森完途 さんによるもの。 上古の庭にはあじさい園も隣接しているので、またサツキの花や紫陽花💐が咲く季節にも訪れたい! 後半、“蓬莱の庭”の話に続きます。 〜〜〜〜〜〜〜〜 🔗おにわさん記事URL: https://oniwa.garden/matsunoo-taisha-shrine-garden-%e6%9d%be%e5%b0%be%e5%a4%a7%e7%a4%be%e5%ba%ad%e5%9c%92/ ーーーーーーーー #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #garden #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #京都 #京都府 #京都市 #kyoto #西京区 #saikyoku #枯山水 #karesansui #kyotoshrine #石庭めぐり #rockgarden #shigemorimirei #mireishigemori #おにわさん #oniwasan (松尾大社) https://www.instagram.com/p/CAMoBXUHnyT/?igshid=1ujq2vrq40op5
#重森三玲#京都最古の神社#乱張り#秦都理#国指定重要文化財#京都府暫定登録文化財#磐座#重森完途#庭園#日本庭園#京都庭園#garden#japanesegarden#japanesegardens#kyotogarden#京都#京都府#京都市#kyoto#西京区#saikyoku#枯山水#karesansui#kyotoshrine#石庭めぐり#rockgarden#shigemorimirei#mireishigemori#おにわさん#oniwasan
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\おにわさん更新情報📸/ [ 京都市左京区 ] 大原三千院庭園 Sanzenin Temple Garden, Ohara, Kyoto の写真・記事を更新しました。 ーー武将&茶人 #金森宗和 が手掛けた“聚碧園”と国重要文化財の往生極楽院から眺める“有清園”。京都市指定名勝。 ・・・・・・・・ 三千院は古くは平安時代に #最澄 👨🦲が開き、その後は皇族出身者が住職を務めた #門跡寺院 。2つの池泉庭園が“三千院有清園庭園及び聚碧園庭園”として #京都市指定名勝 となっており、うち聚碧園の作庭…ではなく修築を手掛けたのは桃山〜江戸期の武将&茶人・金森宗和🍵と伝わります。 京都・大原の代表的な寺院…であり観光名所。庭園巡りで何度も何度も京都に足を運んでいたけど、基本行動が市内をレンタサイクルすること…🚲だったので、実は大原には足を運んだこと���なく…2019年の夏に初めて訪れました!今更ながら幾つか紹介。 それにしても超暑い8月の平日でもものすごく賑わっていて――今思えば“過熱ぶり”がすごかった。 三千院は最澄が比叡山延暦寺を建立する際に作った草庵“円融房”が起源で、『青蓮院門跡』、『妙法院門跡』とあわせ #天台三門跡 と呼ばれる格式の高い寺院。比叡山坂本の穴太衆による石垣がその格式の高さを感じさせます。 一方で、現在の三千院の中で最も古い「往生極楽院」は986年(寛和2年)に天台浄土教の恵心僧都源信により建立された「極楽院」がルーツ。平安時代末期に建てられた阿弥陀堂が国指定重要文化財、内部に鎮座する阿弥陀三尊坐像(阿弥陀如来像、観音菩薩坐像、勢至菩薩坐像)は #国宝 に指定されています。明治時代初期の1871年に三千院がこの地に移転したことでその境内の一部に取り込まれました。 客殿の周囲に広がるのが“聚碧園”(しゅうへきえん)。金森宗和が作庭ではなく修築を手掛けたということは、年代的には桃山よりもっと古いのかも。 石橋まで苔むした一面の緑🌿と小さなサツキの刈込たちによる池泉鑑賞式庭園。西行法師または陵阿上人のお手上の桜は近年5月初旬に白い花を咲かせるとか。 宸殿から往生極楽院へと向かいながら鑑賞できるのが、自然の斜面を利用した池泉回遊式庭園“有清園”(ゆうせいえん)。作庭年代は書かれていないけど、極楽院の歴史から考えると書院庭園よりもっと古いのかもしれませんね…(刈込が全然植わってないし庭園のタイプも全く違う感じがする)。 春にはヤマザクラ🌸とシャクナゲ、秋にはモミジが美しい庭園になるそうですが、真緑の夏の庭園も良い。…でも日当たりが良すぎてちょっと苔は焼けてる感じ。 そして大原三千院で有名なのは #わらべ地蔵 。彫刻家 #杉村孝 さんによる小さな地蔵さんが有清園と往生極楽院から進んだ先の苔エリアの中にたたずんでいます。京都以外のお寺でも見ることができますが(静岡『宝泰寺庭園』など)、一番写真を見る機会が多いのはこちら。 真夏でこれだけ人が多いのだから、まともなら“人が少ない時期”なんてないのかもしれないけど――また季節を変えて訪れてみたい! 〜〜〜〜〜〜〜〜 🔗おにわさん記事URL: https://oniwa.garden/sanzenin-temple-%e5%a4%a7%e5%8e%9f%e4%b8%89%e5%8d%83%e9%99%a2/ ーーーーーーーー #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #garden #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #京都 #京都市 #京都府 #kyoto #左京区 #sakyoku #大原 #京都大原 #ohara #京都寺院 #寺社仏閣 #kyototemple #おにわさん #oniwasan (京都大原三千院) https://www.instagram.com/p/B-6K3mwnGT0/?igshid=jdydwywy8rtb
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\おにわさん更新情報📸/ [ 福岡県福岡市 ] 妙福寺庭園 Myofuku-ji Temple Garden, Fukuoka の写真・記事を更新しました。 ーー1年間で8時間だけ拝観のチャンスがある“雪の庭”。江戸時代初期以前に作庭された庭園。福岡市指定名勝。 ・・・・・・・・ 妙福寺庭園は #福岡市指定名勝 の庭園で、作庭年代は記録がないそうですが調査上の推定では江戸時代初期を下らない(寺伝では室町時代の作庭と伝わる)古庭園で、公開日は『1・5・8・12月を除く毎月1日の13時〜14時の1時間』のみ。 このレアな庭園の存在は一昨年ぐらいから認識はしていたけど――なかなかこの日程条件に福岡に来るのって難しい。まして年末年始は空いていないわけだし。 そして。2020年も『推しのサッカークラブのアウェー遠征に引っ付けて庭園を観に行く』スタイルは変わらない中で――3月1日、アウェー開幕・福岡。願ったりかなったり…!!! …しかしご存知の通りコロナウイルスの影響でJリーグ⚽️も中断。旅の目的がなくなった――でも取った旅行社はキャンセル費がかかる――であるならば、この機会を逃したくない気持ちが勝ってしまいました。��ともとインフルエンザが怖くて手洗いうがいマスクは欠かせない方なので――😷対策は万全にしつつ、数日前に拝観を電話で申し出、行ってきました。 浄土真宗西本願寺派の寺院で、本堂前には親鸞聖人の銅像も立ちます。 戦国時代の織田信長による石山合戦⚔️の際にはこの地から加勢したそうで、当時与えられたという扁額や当時の薙刀が寺宝として残るそう(非公開)。現在の本堂は明治時代末期〜大正年代に建てられたもの。 そして庭園です。なんでこんなに白いの?? ・正体は川砂(白砂)。 ・この庭園は元々、自然の河川を利用した庭園だった。眼下に見る小川はかつてはもっと流量があった(それこそ昭和年代までは。現在は近隣の団地開発により流量が減った) ・昔から川の上流から白砂がどんどん流れ着いていて、その堆積したものを逃すために造られたのが前方の築山。 ・築山も砂でできているから、足を踏み入れると膝とかまで埋まってしまう場所がある(うっかり歩けない) ・この昭和〜平成年代だけでも砂の堆積が進んでいて、対岸の護岸ももっと見えていたし手前の赤い石も実はもっと高さがある。 ・そんな具合に白砂による築山だからハシゴを置くことができず、木の剪定がままならないのが���み…最近は伸びっぱなし。結果的に団地を隠す効果を生んでいるけれど、昔は借景として山が見えたらしい などなど。自然に堆積した白砂による庭園の造形物…と言えば京都『銀閣寺庭園』の向月台🍮ですが、こんな築山を白砂で作っちゃった、みたいな庭園は初めて見た! そして建物(書院)からこんな風に見下ろす庭園も珍しい。寺社仏閣系だと滋賀の『多賀大社庭園』(桃山時代・国指定名勝)とかですかね。江戸時代には福岡藩主・黒田公もこの高さにあった書院からこの庭園を眺めていたそう。 その石組も特徴的。左手側の築山の上にある青い石はお釈迦さまを表し、庭園中央のくぼんでいる石は船石で、鎌倉時代に流罪となった法然、親鸞を乗せた船🚣♀️を表しているそう。 …それ以外の石についても色々と言われがあったそうですが、先代のご住職がそれを書き残さずに亡くなられてしまい、寺伝にも残っておらず今となってはわからないと。中央の大きな白い石もめちゃめちゃ意味ありそうだしなあ…(その白い石の向こうにも窪んだ岩があるのです) そしてなぜ公開時間をこれだけ限定しているのかという点では、元々観光寺院ではないので積極的な公開はしたくない。また昔マナーの悪い見学客が多い時期があり、対応に苦慮された…とのことで超限定的な公開になったそう。 …複雑な気持ち。本当に造形物として美しいので地元・福岡の若い芸術好きにも是非体験して欲しい、けどマナーが悪い休日カメラマンとかも実際居るわけじゃないですか…。寺院はあくまでご厚意で開かれている、ということを忘れてほしくないもの。 今回は白砂の上の落ち椿🌺の姿が映えたけれど、6月の公開の頃には花を咲かしたサツキとこの白い庭園の組合せが見られるそう。なかなかそうタイミングよく来られないと思うけど、またいつか再訪したい。 結果的にその限定も心を揺さぶられる――言ったもん勝ちなので一言評しておくと、“幻の雪の庭”⛄️という言葉が思い浮かぶ。 〜〜〜〜〜〜〜〜 🔗おにわさん記事URL: https://oniwa.garden/myofukuji-temple-%e5%a6%99%e7%a6%8f%e5%af%ba%e5%ba%ad%e5%9c%92/ ーーーーーーーー #庭園 #日本庭園 #garden #japanesegarden #japanesegardens #福岡 #福岡県 #福岡市 #fukuoka #早良区 #sawara #野芥 #noke #九州 #kyushu #寺院 #九州寺院 #寺社仏閣 #temple #枯山水 #karesansui #おにわさん (妙福寺) https://www.instagram.com/p/B9O_2mDpJeI/?igshid=pti9fon0rk1r
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