#ユリぺが生きる
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lalunameli · 8 months ago
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MY CABBAGES.
There's a hilarious theory on Japanese Twitter that Yuri's alive and selling cabbages in Karuizawa due to the Summer Heroes Collab.
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Why Cabbages??
Well according to the Stamp Rally, Yuri's location is the Karuizawa City Garden (軽井沢発地市庭), where the Karuizawa Direct Sales Office (軽井沢直売所) is located, known for selling fresh and processed agricultural produce such as cabbage and lettuce.
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It seems like the kind of place a civil servant would work at.
So theories emerged about Yuri's body (after his end in TaiBani 2) drifting in the water to Karuizawa, where he's recuperated and ended up selling cabbage 😂🤣🥬 (Since the Summer Resort Heroes Collab took place from August to October 2023 and TaiBani 2 ended Fall 2022).
I couldn't resist making these for Japanese Twitter, based on the Cabbage Seller from Avatar the Last Airbender.
ユリぺは軽井沢に住んでいる。
「キャベツはしでかす、タナトスの声が聞く!」
YuriPe living in Karuizawa:
"You mess up my cabbages, you'll hear the Voice of Thanatos!"
Original Tweet
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gbwy · 4 years ago
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見たアニメ
輪るピングドラム
愛の物語。2人の兄が最愛の妹の命を救おうと水族館で購入したペンギン帽、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルに命じられ“ピングドラム”を探すが…?ピングドラムとは?妹の命は救えるのか!?
考えれば考えるほど奥が深い。考えるな、感じろ…!そして辛い。可愛いペンギンが癒やし。
少女革命ウテナ
王子様に救われた女の子が王子様になる話。
普通、王子様に救われた���王子様かっこいい!結婚して!となるところが、憧れて王子様のようになりたい!ってなかなかなくて斬新だなと思う。かっこいい。
そして劇中歌が面白い。絶対!運命!黙示録!
私は29話の青より淡き瑠璃色の が一番好き。
ユリ熊嵐
正直よく分からなかったガウガウ
るるかしこ〜い!
さらざんまい
はじめは共感性羞恥を感じるが、慣れてきてくせになる。それぞれの過去や囚われているものを乗り越えていく様が良いかもしれない。
四畳半神話大系
森見登美彦原作。
冴えない主人公が最初の公開から憧れの明石さんと仲良くなるためにタイムリープして繰り返す話。
出てくるキャラクターたちが個性的!世界観に引き込まれます。小津の顔を一度見たら忘れない。夢にまで出てきそう。
ジョジョ
ただただカッコいいんじゃーーーーー!!!!
5部が1番好きです。疾走感溢れるヒヤヒヤバトルが熱い!ずっと熱い!ナランチャが好きです。
弱虫ペダル
主人公は諦めない強い心を持っておるー………
これも熱い!引退するもの、あとを継ぐものの想い、熱い!熱いよ、巻ちゃん!!!
PSYCHO-PASS
難しい話だったなァ。
世界観とキャラクターが好きです。宜野座さんはお顔が良い…
3の続きが気になる
BLOOD-C
女の子が怪物を生身で倒してくよ!展開にびっくりする。グロ注意。
キルラキル
父の形見の鮮血という制服で、生徒会に支配された学校を正していくよ(?)
ギャグ要素強くて、テンポも良いのでストレスなく見れる。キャラの個性の強さ(デザイン含む)も面白い。
ペンギンハイウェイ
おっぱいとペンギン出せるお姉さんの謎
電脳コイル
ちょっと薄暗くて、埃っぽい青春
電脳メガネほしい
鬼滅の刃
有名なのでコメント省略
テニスの王子様
テニスしてないのにテニスの王子様を名乗っ��いる。最初はテニスをしてたんだけどね。
イケメンが沢山出てくる。一人なんて選べな〜い!状態。
ミュージカル���沼。
BANANA FISH
アッシュ、ーーーーーーーーーーーーー😭
最上級の友情。
ゲーマーズ
アンジャッシュのコントみたい。
ギャグアニメなので頭使わず見れる。面白い、
ガンダムユニコーン
なんでッ!最初からッ!沢山人が死ぬんだよォ!
名前覚えられないじゃんよ!
彼方のアストラ
宇宙修学旅行へ行くんだけど、遭難しちゃった!犯人は班のメンバー!?!?
展開がえっ!?!そんなことあんの!?!は!?!ってなる
バッカーノ!
テンポが良い!登場人物が多い!
91Days
復讐の物語
日常
すらまっぱぎー!
少女椿
アングラエログロ好きな人は見ればいいです、おすすめはしない。
怪盗セイントテール
甘酢っぺえんだわ…
カードキャプターさくら
衣装毎回かわいい。知世ちゃん素晴らし過ぎないか!?!これも甘酢っぺえんだわ…
秒速5センチメートル
初恋にとらわれ続ける男の話。胸が痛え!
言の葉の庭
めちゃくちゃ良かった!救われてよかった!
ソウルイーター
健全な魂は健全な肉体と精神に宿る
キャラデザ最高。アニメ中途半端に終わった気がするから、漫画をすすめる。
東京ミュウミュウ
かわいい
▼見たけどあんまり覚えてない
リボーン
ドラゴンボールシリーズ
シュタインズ・ゲート
新白雪姫伝説プリーティア
ちっちゃな雪使いシュガー
ちょびっツ
テイルズオブジアビス
デ・ジ・キャラットにょ
デュラララ
フラクタル
▼途中
魔法少女まどかマギカ
エヴァンゲリオン
コードギアス
プリンセスチュチュ
アイカツ!
さよなら絶望先生
昭和元禄落語心中
東京マグニチュード8.0
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sorairono-neko · 5 years ago
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Yours forever
 勇利は幼いころ、ヴィクトルと会ったことがある。遠くから見かけたというようなかるいものではなく、きちんと対面し、言葉を交わし、ほほえみあって親しくふるまったのだ。ヴィクトルはその逢瀬を「デート」だと表現した。そのころ勇利はデートというなりゆきの特別性なんてまるでわかっていなかったのだけれど、ヴィクトルのその物言いと優しいまなざしには苦しいほどのときめかしさをおぼえ、それから数日はよくねむれなかった。いまでも、そのおりのことをベッドに入ってから思い出せば目が冴えてしまう。勇利にとってあれは、いつまでも色褪せることのない、あざやかですてきな記憶なのだ。  ヴィクトル自身は、もうおぼえていないだろうけれど……。  そのとき勇利はジュニアの選手だった。ヴィクトルはシニアで戦っていたが、まだ髪が長いころだ。あのうつくしい髪をなびかせて氷上で舞うヴィクトルに、勇利はどれほどあこがれたか知れない。ヴィクトルの映像を見てはまねをしてすべり、ヴィクトルならこう、ヴィクトルはもっとジャンプが高い、と彼みたいになりたくて一生懸命だった。あこがれるあまり髪も伸ばしていたし、ようやく結わえられるようになったそれを後ろでちょこんとまとめてすべっていると、ヴィクトルと同じだ、と思��てうれしかった。まだそれほどの長さではないため、激しく踊ればみだれてきて、いくすじも落ちかかってしまうのが悩みの種だったけれど、でも切ってしまおうとは思わなかった。  ヴィクトルの試合をこの目で見たい、といつもねがっていた。画面の中ではなく、すぐそこにいる彼を感じたい。きっとヴィクトルはテレビで見るよりずっと速度があって、もっと迫力のある演技をするのだろう。どうしても彼の演技を同じ空間で見たい、と勇利は、苦しいほどに切望していた。  毎日ねがいをかけたから、神様が聞き入れてくれたのか、勇利は思ったより早くその機会に恵まれた。関係者として観戦してよいとスケート連盟から許可されたのである。グランプリシリーズだったのか、世界選手権だったのか、よくおぼえていない。ヴィクトルに会える、ということがあまりにうれしく、こまかなことは記憶から抜け落ちているのである。  演技のあとは、もちろん花を投げ入れるつもりだった。それから、できれば手紙も渡したい。しかし、花束にまぎれこませることは考えなかった。ヴィクトルに絶対に読んでもらいたいけれど、ヴィクトル以外には読まれたくない。ヴィクトルが贈られる花の数は尋常ではない。そんな中から勇利の手紙をまちがいなく彼が抜き取ってくれるなんて、そんなことがあるはずがないと、勇利は断定していたのである。しかし、手紙は書いた。もしかしたら、廊下で偶然会えるかもしれないではないか。そのときになって、何も持っていないと悔やんでも遅い。できることはしておかなければ。  だが勇利は、そこまでの幸運が起こるはずがないということもまたわかっていた。ヴィクトルの演技を間近で見られるだけでもす���らしいことなのだ。そんな偶然まで神様が気遣ってくれるはずがない。けれど、想像するのは自由だ。勇利は幾度も、勇利が差し出した手紙をヴィクトルが受け取り、「どうもありがとう。とてもうれしいよ」と礼を述べてくれるのを思い浮かべ、しあわせを味わった。  東京の会場まで行き、関係者席で勇利はヴィクトルの演技を見た。付き添いは誰もいなかった。許可証は首からさげているし、いつも自分が試合に出るときみたいにふるまえばよいのだとわかっていたので、不安はいっさいなかった。そんなことより、ヴィクトルを見られる、ということで勇利は興奮していた。ヴィクトルの演技はすばらしく、優美で、華麗で、勇利はすっかり感激してしまった。いままで、きっと生で見られたらこんなふうなんだろうな、と思案をめぐらせたどんな演技より、彼は麗しかった。見ていて泣いてしまったので、まわりの人たちに「大丈夫?」と心配されたほどだった。  ショートプログラムが終わると、あまりに胸が苦しくて何も喉を通らず、勇利はホテルに帰って早々に寝てしまった。夢でヴィクトルと会った。勇利は目を輝かせて言うのだ。 「今日のショート、すっごくすっごくすてきでした!」 「そう? どうもありがとう」  ヴィクトルはにっこり笑ってうなずく。 「見てくれたんだね。うれしいな。勇利のためにすべったんだよ」 「ほ、本当?」 「本当……」  ヴィクトルは優しい瞳をして勇利の髪にふれ、 「黒くて綺麗な髪だね。俺みたいに伸ばすの?」  とささやいた。勇利がまっかになって答えられずにいると、ヴィクトルは身をかがめて、勇利のくちびるに──。 「わっ」  勇利はぱっと目を開けた。カーテンの隙間からきらきらとひかりが差しこんでいる。もう朝か、と身体を起こしたが、胸がどきどきしていて頬が熱かった。  ぼ、ぼく、ヴィクトルとちゅーしそうだった……。  頬に手を当ててうつむく。どうして? そんなふうに一度も考えたことないのに。キスって恋人同士がするものだ。ぼく、ヴィクトルと恋人になりたいのかな。──ヴィクトルと恋人? 「むりむりむりむり!」  なれるとかなれないとかいうことより、そんな次第になったら心臓がいくつあっても足りない。絶対にできない。 「……まあ、心配しなくてもそんなことは起こらないけど」  勇利は息をついた。でも、恋人にはなれなくても、まだフリーの演技がある。そのことを考えると、胸が痛くなるくらいどきどきした。  一日おいて、フリースケーティング当日、勇利は朝から緊張しきっていた。自分の試合より緊張してるかも、と思った。ヴィクトルのフリーを見られる。あのフリー。シーズン当初からみつめてきたプログラムを思い浮かべる。あれが目の前で起こるなんてうそみたいだ。夢のよう……。これは夢じゃありませんように、と勇利はいくたびも吐息をついた。ずっと顔はまっかで、気持ちが高揚していた。  フリースケーティングでのヴィクトルの演技のあと、勇利は席から動けなかった。感動して泣いたし、泣きすぎて頭が痛いし、朝から興奮していて気持ちが疲れていたし、遠出をしてきたことで身体にも疲労があったし、ほとんど何も食べずにいたので、とにかく力が出なかったのだ。ずいぶんと時間が経って、人がだいぶいなくなってから、勇利はよろよろと立ち上がった。帰らなくちゃ、と廊下を歩いていった。でも気持ち悪い。吐き気かな。ちがう気がする。貧血かも。視界が暗い。ここ、もっと明るかったはずだけど。なんだかもやがかかったみたいで……。 「あぶない!」  突然後ろから腕が伸びてきて支えられ、勇利はびくっとして身体をかたくした。 「大丈夫? ふらふらしてると転んじゃうよ」  ものすごくいい匂いがした。すこしだけ汗の匂いが混じっている。選手かな、迷惑かけちゃった、と振り返った勇利は、きらきらと輝く銀髪と、おそろしいほどに整った面立ちを見て息をのんだ。──ヴィクトル。 「どこの子? ジュニアの選手かな?」  ヴィクトルは勇利の着ているナショナルジャージを見てほほえんだ。 「ああ、ジャパン。地元の選手だね」 「…………」 「後ろから見てたら、なんだか足元がおぼつかないみたいだったけど、平気? もしかして具合が悪い?」 「…………」 「誰か一緒に来た人はいないのか��?」 「…………」 「ねえきみ、聞いてる? 英語わかんないのかな……」  ヴィクトルが困ったように髪を後ろへ払った。英語はちゃんとわかっていた。いつかヴィクトルと話したい、と思うようになってから、一生懸命勉強したのだ。ヴィクトルは意識してか、ゆっくりと発音してくれるので、聞き取りやすく、言っていることはすべてわかった。にもかかわらず、勇利は返事ができなかった。口をひらいたら涙がこぼれてしまいそうだったのである。ヴィクトル。ヴィクトルだ。本物のヴィクトル・ニキフォロフ……。 「困ったなあ……」  ヴィクトルがつぶやいた。勇利ははっと我に返り、背負っていたかばんを急いで下ろした。ヴィクトルが目をまるくする。 「あっ、あの、あのあのあのあの、ヴィクトルっ……」  中から、一生懸命書いた手紙を取り出した。ヴィクトルの瞳みたい、と思って選んだすてきな色の封筒だ。 「ぼ、ぼく、ぼくファンですっ……」  勇利は深くつむりを下げ、両手で捧げ持つようにして手紙を差し出した。 「大好きです! 大好き……!」 「…………」  ヴィクトルは何も言わなかった。勇利はぎゅっとまぶたを閉じていた。早く何か言ってよ、と思い、もしかして頭のおかしい子と思われたのかな、と不安になった。どうしよう、変なやつがいるって警備員呼ばれたら……。 「……ありがとう」  すっと手から封筒が抜き取られた。勇利はぱっとおもてを上げる。ヴィクトルは片目を閉じ、くちびるに指を当ててにっこりした。 「日本にこんなにかわいいファンがいたなんて、感激だね。うれしいよ」 「あ……」 「いつか大会で会えるといいね」  かあ、と勇利の顔がまっかになった。勇利はぺこんとお辞儀をすると、「さ、さよなら!」と叫んでいきなり駆け出した。ヴィクトルのもとから逃げ出したのである。ものすごく失礼なことしちゃった、と気づいて落ちこむのは、ホテルの自室に戻ってからだった。 「ああ……ヴィクトル、おかしなやつだと思っただろうなあ……ヴィクトルはファンには優しいからそんなこと口には出さないけど、内心では不審者扱いしてたかもしれない……」  勇利はその夜、疲れからすぐ眠ってしまったが、うれしいのにかなしくて、浮かれているのに落ちこんでいて、奇妙なこころもちだった。目ざめると目元が引きつっていたので、寝ているあいだに泣いたのだろう。  しかし、そんな失敗はあったけれど、勇利にとってはやはり夢のようなひとときだった。ヴィクトルのあの優美な演技を見ることができ、当人にも会えたのである。ほほえみかけてさえもらえた。勇利は長谷津へ帰ってから、そのときのことを思い出してはひとりで赤くなり、ヴィクトル、大好き、大好き、と思って上機嫌で過ごした。ときおり、礼を失してしまった、ということがこころに強く浮かび上がってき、そのときはしょんぼりした。浮かれたりしゅんとしたり忙しかった。  それが届いたのは、勇利がまた「ヴィクトルに向かってあんなことして……」と沈みこんでいるときだった。  リンクへは、学校から直接かよっている。だから勇利が帰宅するのは夜遅くなってからだ。部屋へ入り、おなかすいたな、とかばんを下ろしたとき、机の上に封筒が置いてあるのに気がついた。 「なんだこれ……」  手紙をもらうことなんてまずない。ファンレターは届くことがあるけれど、それは自宅へは来ず、スケート連盟からまとめて受け取るのである。いったい誰からだろう?  取り上げると、エアメールだった。海外のスケート友達かな、でもそんなに親しい人いないしな、そもそも住所知ってるスケーターなんていないし……。  差出人の名を見た瞬間、勇利は目をみひらき、全身から力が抜けた気がした。実際、彼はその場にへたりこんだ。力が入らず、立っていられなかったのだ。信じられない。差出人の名前はこうだった。Victor NIKIFOROV。  勇利の頭は混乱した。なんで? なんで? なんでヴィクトルが? どうしてぼくのうち知ってるの? 手紙を持つ手がふるえた。一生懸命思い起こす。そうだ。ヴィクトルは知っている。書いたではないか。手紙に。べつに返事を期待してのことではない。ただ、どこの誰ともわからない相手から手紙なんてもらったら気持ち悪いのではないかと、そう考えてのことだった。まさか返事をくれるなんて。なんで? どうして?  勇利は封を切ることができなかった。三日ほど、何かのまちがいではないか、と思ってそのままにしていた。しかし四日目に、もしかしたら消えてしまうんじゃないか、夢かもしれないから、目がさめる前に読まなくちゃもったいないんじゃないか、と気がついて、やっぱりふるえる手でようやく開封した。中身は丁寧な文字で書かれた、礼儀正しい返信だった。手紙をありがとう、うれしく読みました、すてきな言葉ばかりでした、という短い文句だったけれど、お愛想で書いたのではなく、まじめに、こころをこめて綴っていることがよくわかる文章だった。それから、きみのことを教えて、ということが最後に付け加えてあった。勇利は仰天した。これって、ぼくがまたヴィクトルに手紙を書いていいってことなの? ちゃんとヴィクトルの所在が記してある。スケートクラブの住所のようだが、それでも勇利は感激した。  これで書かなかったら失礼だよね? でも本当に書いてもいいのかな。社交辞令だったのにまた手紙を送ってきた、っていやがられたらどうしよう。ストーカー扱いされちゃったら? ──でもヴィクトルはそんなこと思うひとじゃない。優しいもの……。だけどだけど、ヴィクトルにはファンがたくさんいるんだ。その中でぼくだけ特別扱いしてくれるはずないから、やっぱりこれは送ったりしたらずうずうしいのかもしれない。  勇利は悩みに悩み、結局、返事を書いた。いろいろ考えながら書いたので、二週間もかかってしまった。そしてまた、出すまでに二週間かかった。本当に送ってもよいのか、と苦しんだ。最終的には、迷惑ならヴィクトルは無視するだろうから大丈夫、と自分に言い聞かせて実行した。そのあとしばらくは落ち着かなかったけれど、だんだんと、あれはヴィクトルの気まぐれだったのかもしれない、と思えて気持ちが静まってきた。雑誌などで見るヴィクトルは奔放な性質のようである。たまたま何かのはずみで勇利のことを思い出して、なんとなく手紙を送ってみたのだろう。そうにきまっている。  勇利はヴィクトルからの手紙をおまもりとしてずっと持ち歩いた。試合のときも、それがあると元気になれる気がした。しかしだからといって緊張しないわけではなく、失敗したときは、ふとんの中で手紙と愛犬のヴィクトルを抱きしめて泣いた。そんな日々をくり返していると──、また、エアメールが届いた。  さすがにこのほどは、ヴィクトルからかもしれない、という期待を持って確かめた。まさにその通りだった。すぐに読んだ。文面は、楽しい手紙をありがとう、きみのことを知られてうれしい、ということと、俺のことも話すね、とヴィクトルについて書かれたものだった。勇利は、これは本当に現実なのだろうかとしばし悩んだ。ぼく、ヴィクトルと文通してる。ほんとに?  最初はおずおずと、やがてはすこしは落ち着いて、勇利はヴィクトルと手紙のやりとりをした。どうしてこんなことをしてくれるのかはよくわからなかった。ファンサービスの一環だろうと想像したけれど、ヴィクトルには何千何万というファンがいるのである。その全員と文通するわけにはいかない。勇利とだけこんなことをしてくれる理由は思い当たらない。しかし、そのことを彼は口に出さなかった。尋ねて、そのせいで「そろそろやめよう」と言われたらかなしい。ときおり、これはヴィクトルではなく、彼以外の誰かがいたずらで勇利の相手をしているのではないかと思うこともあったが、手紙で言ってくることと、インタビューに答える彼の言葉とは確かに重なっており、勇利にはどうしても別人に思えないのだった。  まことにしあわせな日々だった。ヴィクトルからの手紙は、返事を出したすぐあとに来ることもあったし、二ヶ月も間が空くこともあった。しかし、いつでも彼は陽気な文句で勇利を元気づけ、楽しませる。勇利は郵便受けをのぞくのが楽しみだった。中にエアメールを発見すると、たちまち異様なほど動悸がし、胸が躍る。彼は急いで二階へ駆け上がって、大急ぎで封を切るのだ。最初は正座をして、精神を落ち着かせて、とやっていたのだけれど、すぐにそんなとりつくろいはできなくなってしまった。勇利はヴィクトルからの手紙を受け取り、それに返事を書くたび、彼への愛情がどんどん深くなるのを感じた。  けれど──、そのうち勇利は、違和感をおぼえるようになった。いや、もともとそんな気はしていたのだけれど、ヴィクトルと文通できることがうれしく、そのことばかりに気持ちが向いていたので、なかなかみとめられなかったのだ。だが、それはだんだんと色濃く、不安な疑いとなって勇利のこころに影を落とした。勇利の心配はこういうことだ。つまり──。  ヴィクトルは、勇利のことを女の子だと思っているのではないか?  普通では考えられないことだった。ヴィクトルは勇利と直接会っているのである。けれど、彼はロシア人だ。日本人を見慣れているわけではない。海外の人から見ると、東洋人はひどく幼く思えるというし、勇利くらいの年頃の者なら、男女の区別がつかないかもしれない、という気がした。それに勇利は、ずっと髪を伸ばしているのだ。後ろ髪を結わえている子がいたら、普通、人は女の子だと思うだろう。何よりも、「勇利」という名前。英語表記すると「Yuri」だ。もしかしたらヴィクトルは「ユリ」と読んでいるかもしれない。ロシア人の彼が、日本の名前で男女の区別がつくかどうかは難しいところだが、そんなことは調べればすぐにわかる。  ヴィクトルは手紙によく、「髪はどのくらい伸びた?」とか「勇利は華奢だから」とか「試合会場で人に声をかけられても、簡単についていっちゃいけないよ」とか、そ��いうことを書いてくる。男子を相手にそんな話をするだろうか? それに──、ヴィクトルがこうして勇利と文通しているという事実。最初から変だと思ってはいたのだ。ヴィクトルはあのとき、勇利を女の子だと思い、好きになってしまったのではないだろうか。あのヴィクトル・ニキフォロフが、とは思うけれど、そんなことを言えば、あのヴィクトル・ニキフォロフが名もないスケーターである勇利と文通しているという事実がすでにおかしいのである。たいしたことのない男子と仲よくしたがっていると考えるよりは、女子として好きになってしまったのだと受け止めるほうがまだしも実際的ではないだろうか。人の好みはわからない。勇利はごく普通の容貌をしているが、ロシア人の彼から見れば何か珍しいものがあったのかもしれない。 「ど、どうしよう」  勇利は悩んだ。ぼく女の子じゃないです、と伝えるべきか。でも、そんな話題になっていないのに、いきなりそういう話をするのも妙だ。それに、もしそう告白して、「あ、そうなんだ。がっかりだな。じゃあもう文通はやめよう」と言われたらどうする? 女の子じゃないなら興味はないと言われたら? 「あ……」  ヴィクトルと手紙の交換ができなくなる。そう思っただけで勇利の目にはいっぱいに涙が溜まり、あっという間に頬にこぼれ落ちた。いやだ。ヴィクトルと離れてしまうなんていやだ。かなしい。そんなこと、耐えられない……。  勇利は結局、ぼくは男子です、と言えないままヴィクトルとの交流を続けた。常に罪悪感がつきまとい、苦しかった。でも、うそはついていない。勇利は一度も「ぼく女の子です」なんて言ってはいない。 「ぼくはヴィクトルを騙してるわけじゃないんだ。騙してないんだ……」  それでも勇利はせつなかった。  夏は合宿の時期だ。勇利も去年は国内の合宿に参加した。シニアの選手に混じって練習したのだ。それはひどく刺激的で、すばらしい時間だった。今年もそういう合宿に行きたいものだと思案していたら、スケート連盟から国外の合宿練習に参加しないかという通知が来た。その内容を見て勇利は仰天した。行き先はロシアだ。ヴィクトルのいるクラブだったのだ。  勇利はひどく迷った。ヴィクトルに会いたい。しかし、会えば男子だということが露見してしまう。だが、この機会を逃すのはたいへんもったいない。甚だしく有名なクラブなのだ。練習に参加できる機会なんてもうないかもしれない。どれほどそれが自分の力になることか。あきらめてしまうのは惜しい。  結局勇利は、その提案を承諾した。そもそも、ヴィクトルは世界の頂点にいる選手なのだ。ジュニアの選手が参加するような練習に来るはずがない。会えるわけがないのである。それなら、ヴィクトルのことは頭から無理にでも追い出して、ただ稽古に没頭するのがいい。  そのあとも一度手紙のやりとりをしたけれど、ロシアに行くことを、勇利はヴィクトルにはひとことも漏らさなかった。合宿に行くということだけは書き送ったが、そんなことは誰にでもある話なので真実がヴィクトルに伝わるわけがない。  勇利はロシアへ、練習と、ヴィクトルがいる場所だという感激のためにおもむくことにした。  チムピオーンスポーツクラブの練習は、それはそれは厳しかった。まず、バレエのレッスンが過酷だ。勇利は最初、ついていけないのではないかと動揺した。ミナコのもとでしごかれた時間を思い出し、どうにかこうにか乗り切りはしたけれど、ひどく疲れてしまった。こんなことで明日からやっていけるのだろうかと泣きたくなった。しかし、二日、三日と経��うちに、環境に慣れ、緊張もほぐれ、ずいぶんと自然にふるまえるようになった。落ち着けばできるんだ、と思うとゆとりが生じ、コーチに実りのある助言をしてもらえた。するとだんだん楽しくなる。勇利は夢中で練習をした。  氷の上に立つと、まわりにいるすべての選手が自分より上手に思える。とくにロシアの選手はすばらしい。まず、もう見ただけでいかにもすべれそうだし、観察していると実際よい動きをしているし、容貌もたいへん大人びているのだ。この人はシニア選手なのでは、と思った相手と口を利いたとき、おずおずと年齢を尋ねてみたら、勇利よりみっつも年下だった。勇利は落ちこんだ。相手の男子にも、「ノービスの子にしては上手だね?」と言われたのでますますしょんぼりした。 「あと、君は女子じゃないの?」 「ぼく男だよ……」 「そう。かわいい顔だし、髪が長いから……」 「これはヴィクトルにあこがれてるから、まねして……」 「ああ、そういう子多いよね。わかる」 「あの……、ヴィクトルに会ったことある?」 「ないよ。もちろん遠くから見かけたことはあるけど」 「そっか」  やっぱりここで練習していてもヴィクトルには会えないんだな。ほっとしたような、がっかりしたような、奇妙なこころもちだった。それにしても、やはり勇利は女の子に見えてしまうらしい。衝撃だ。髪、切っちゃおうかな。でもせっかく肩まで伸びたのに。だけど、ヴィクトルみたいに綺麗じゃないからな……。  合宿の日々はあっという間に過ぎた。最終日には、ヴィクトル・ニキフォロフの演技を見せてもらえることになり、幼いスケーターたちは歓声を上げた。勇利も顔を輝かせて手を叩いた。  ヴィクトルは、昨季のフリースケーティングを演じてくれた。髪を結わず、そのままさらっと下ろしてすべった。勇利はけっして前には行かず、みんなの後ろのほうでちいさくなっていたが、近いとか遠いとかは関係がなかった。彼は両手を握り合わせ、瞳を星のように輝かせて、うっとりしながらヴィクトルをみつめていた。恍惚の時間だった。とろりととろけた彼の表情は、ここにいる誰よりもヴィクトルに恋をしているようだった。目の表面は陶酔にうるおい、くちびるはわずかにひらいてほほえみのかたちになって、視線は常にヴィクトルに釘付けだった。  もう、死んでもいい……。  そう思えるほど勇利は感激した。  演技が終わると泣き出してしまい、彼は、勇利を女子とまちがえたあのロシアの選手にからかわれた。  明日は日本へ帰る日だ。勇利はその夜、一生懸命に荷造りをしていた。どうにかトランクに必要なものを詰めこんでしまうと、もう大丈夫だろうかと部屋の中をひとわたり調べた。忘れ物はないようだ。  勇利が泊まっていたのは、クラブ所有の寮だった。本当はふたり部屋なのだけれど、参加者の数が奇数だったのでひとりあまり、勇利は悠々と部屋を使うことができた。これは幸運だった。彼は人との付き合いが苦手なのである。もしふたり部屋だったら、もっと憂鬱な毎日になっていたかもしれない。  時計を見た。そろそろ夕食の時刻だ。食堂へ行こうかな、と思ったとき、ノックの音がした。勇利は困惑した。ほかの選手が食事に誘いに来たの��と思ったのだ。いやではないのだけれど、気���遣うので困るなあ、とためらった。しかし、ごそごそと動きまわっていたので、部屋にいることはわかっているだろう。無視するわけにもいかない。 「はい……」  勇利は扉を開けた。そして息をのんだ。目の前ににこにこしながら立っているのは、ヴィクトル・ニキフォロフだったのだ。 「ハイ」  彼は笑顔で手を上げた。 「久しぶりだね、かわいこちゃん。どうしてここへ来るって教えてくれなかったの? 知ってたら、最初の日から連れ出して、いろいろ案内してあげたのに」 「あ、あ、あ、あの、あの……」 「さあおいで。明日帰るんだね。さびしいな。今夜は忘れられない夜にしてあげる」 「あのっ……」  口も利けない勇利を、ヴィクトルは部屋から連れ出した。 「ヴィ、ヴィクトル……!」 「ほらこっち。ごはんに連れてってあげる。外へなんか出てないんだろう? デートしよう」  手を引かれながら、勇利は、果たしてこれは現実だろうかと思い惑った。ヴィクトルがぼくと手をつないでる。こんな異国の地で! すべてが非現実的で、夢のようだ。 「ヴィクトル……」  つぶやいたのはささやかな声だった。しかしヴィクトルは聞こえたかのように振り返り、いたずらっぽく勇利に笑いかけた。きらめく髪。深く澄んだすばらしく青い瞳。勇利の手をつかむしなやかで長い指。本物のヴィクトル・ニキフォロフだ。 「何が食べたい?」  ヴィクトルが気軽に尋ねた。 「ぼ、ぼく、なんでも……」  実際、胸がいっぱいで、何も喉を通りそうになかった。ヴィクトルは微笑して勇利の手を握り直し、表通りへ出たところで足をゆるめた。夏という季節でも、夜ともなれば寒さを感じることも多い。ロシアの夏は白夜のため明るいが、気温は日本のように高めというわけにはいかない。おまけにこの日はひどく曇っており、いまにも雨が降り出しそうという天候だった。 「寒い?」  ぶるっとふるえた勇利を見て、ヴィクトルが心配した。 「そのままぐいぐい引いてきちゃったからな……、これを着て」  ヴィクトルが、彼しか着こなせないような上品な上着を脱いで勇利に着せかけた。勇利はびっくりして、「い、いいです!」と拒絶した。 「でも、寒いんだろ?」 「大丈夫です」 「風邪をひかせるわけにはいかないよ」 「そんなの、ぼくだってヴィクトルに風邪をひかせるわけにはいきません。ぼくよりずっと貴重なひとなのに……」  ヴィクトルは目をまるくし、にっこり笑うと、身をかがめて勇利の耳元にささやきかけた。 「いいから、着て……」  勇利は断固として拒否するつもりでいたのに、そのひみつめかした声音と吐息で、もうわけがわからなくなった。 「は、はい……」  彼は打って変わって従順にヴィクトルの言うことを聞き、服に腕を通した。すてきな匂いがした。胸がどきどきと高鳴り、頬が熱くなる。ヴィクトルだ、といまさらながらに思った。  すると周囲から、同じようにヴィクトルだ、ヴィクトルだ、という声が聞こえた。ロシア語だったけれどわかる。ヴィーチャ、という声も聞こえた。勇利はうつむいた。ヴィクトルは、サインが欲しいと言ってきた女の子たちに笑顔で応じ、話しかけられるのにも優しく答えた。彼女らは、勇利のほうをちらと見て、何なのこの子、というような目をした。勇利は泣きたくなった。彼女たちがこわいというより、ヴィクトルのそばにいるのがこわい。この女の子たちの気持ちは理解できる。自分だって、よくわからない子どもがヴィクトルに���ったりくっついていたら、いったいどういう子だろう、と思うはずだ。自分なんかが一緒にいてよい相手ではないのだ。 「あ、この子?」  しかしヴィクトルは明るい様子で笑い、勇利のことを抱き寄せた。 「俺のすごく大事な子なんだ。日本人なんだよ。かわいいでしょ? ジュニアの世界大会に出てくる子だから、注目しててね」 「ヴィ、ヴィクトル!」  ヴィクトルはそれを英語で言ったので、勇利は仰天しておもてを上げた。女の子たちは、聞き取れなかったのかきょとんとしている。するとヴィクトルはロシア語で言い直した。勇利はまっかになった。あきらかに、勇利に聞かせるために言ったのだ。勇利がせつない思いをしているのに気がついて……。 「俺、目立つね」  ヴィクトルはファンたちが去るとほほえんだ。 「そういうの、嫌いじゃないんだけど、いまは困るな……」 「あの、ぼく、もう……」 「外で食べるのはよそう」  ヴィクトルはもっともらしくうなずいた。 「持ち帰ってきみの部屋で食べようよ。ほらおいで」  ヴィクトルは時間がもったいないと言い、近くの店にさっさと入ると、夕食にできそうなものを次々と買いこんだ。 「特別に美味しいものを食べさせてあげたいけど、今日はゆとりがない。それはまた今度ね」 「…………」 「まったく、もっと早くに言ってくれればいいのに。俺は今日きみがいることに気づいたんだぞ。どういうことなんだ?」  ヴィクトルはぶつぶつ言っている。あんなにすみのほうにいたのに、こんなに冴えない容貌なのに、ヴィクトルは勇利に気がついたというのだろうか。だって、たった一回会ったきりだ。  やっぱり「好きな女の子」のことだからわかったのかな……。勇利はずきりと胸が痛んだ。どうしよう。いまきっとヴィクトルは、ぼくのこと女の子だと思ってるんだ……。  うつむいて、無造作に結った髪にそっとふれる。前髪が眼鏡にかかった。ぼくこんなにみっともない。もうちょっと綺麗にしておけばよかった……。 「どうしたの?」  ヴィクトルが不思議そうに尋ねる。 「そんなにうつむかないで。かわいい顔なんだから、俺に見せて」 「あ……」  ヴィクトルの指がおとがいをすくい上げた。勇利は首をもたげ、ヴィクトルと目が合った瞬間、頬をまっかにした。 「うん、かわいい」  ヴィクトルが目をほそめる。 「美味しそうだね」 「ど、どれがですか?」  ちゃんと話をしようと、ヴィクトルの買ったものに視線を向ける。ヴィクトルはくすくす笑うばかりだった。  外へ出ると、雨が降っていた。ヴィクトルは店に戻り、何か声をかけて傘を借りた。 「店主と知り合いなんだ。さ、こっちおいで」  傘からはみ出さぬよう、勇利を抱き寄せて入れてくれる。勇利は同じほうの手と足が一緒に前に出そうだった。 「風が強くなってきたね。寒いかな?」 「いえ、平気です。上着貸してくれたから……」 「きみはジャージなんだね。普通の服持ってないの?」 「あんまり持ってきてません……練習しに来たんだし……」 「それはそうだけどね。部屋着もジャージっていうのは感心しないなあ。でもジャパンナショナルのジャージは変なデザインじゃなくてよかったよ」 「そ、そうですね」  勇利はよくわからなかったけれど、とにかくうんうんとうなずいてあいづちを打った。ヴィクトルがくすっと笑う。 「いまのきみって、なんでも俺の言う通りって感じだね。ノーと言えるようにならなきゃだめだぞ」 「え?」 「日本人はそうだからなあ。でも、好意は感じてるよ。きみは俺のことが好きだよね?」 「え? え?」  勇利は首まで赤くなった。 「ね?」  瞳をのぞきこまれ、片目を閉じられてはどうしようもない。勇利は夢見ごこちでこっくりとうなずいた。 「そうだろう」  ヴィクトルが満足げに目をほそめる。勇利の足元がふらつく。 「おっとあぶない」  ヴィクトルは勇利をより強く抱き寄せた。 「早く帰ろう」 「はい……」 「早くふたりきりになろう」  勇利はうつむいた。本当のことを言わなくちゃ。ぼくは男の子なんだって……。  しかし何も言えないまま勇利は寮まで導かれ、ヴィクトルはまるで自分の部屋にでも案内するかのように勇利の私室へ入りこんだ。ちいさなテーブルでささやかな夕食をとる。勇利は胸の苦しさとうっとりした気持ちとで感情が定まらず、混乱していた。 「このピロシキ、美味しいよ。俺がいつも食べてるやつ」 「はい……」 「あとはボルシチと、サラダと、チキンと、パイと……食べられないものはある? いまさら訊いても遅いね」 「はい……」  勇利は何も食べられないと思ったが、ヴィクトルが美味しそうに食事をしているのを見ると、それに釣られ、どうにか口を動かすことができた。ヴィクトルがぼくのために選んでくれたんだ、と思えば、味もちゃんとわかるようになった。 「ね、なんで言ってくれなかったんだい?」  ヴィクトルがおおげさに眉を寄せて勇利をとがめる。 「前の手紙のときには、もうこの合宿のことはきまってたんだろう?」 「あの……、ヴィクトルに会えるかわからなかったし……」 「言ってくれたら会えるようにしたよ」 「それならなおさら言えないし……」 「なぜ?」 「なぜって……」  勇利は困った。 「すべりながら、なんだか見たことある子がいるなあって思ったんだ。まさかってあとで急いで名簿を確認した。きみの名前があった。思わずそばにいたヤコフを締め上げちゃったよ」 「な、なんで」 「なんでって?」 「なんでそんな、ぼくのこと……」 「そんなの、会いたかったからにきまってるだろう?」  ヴィクトルは、何を言っているんだこの子は、というように勇利を眺め、口元についたドレッシングを舐め取った。 「きみは俺に会いたくなかったの?」 「そんなことは、ないですけど……」  でもぼく女の子じゃないし……。勇利は泣きたくなった。 「ねえ、ところで」  ヴィクトルがふいに声をひそめ、勇利の目をのぞきこむ。勇利はどぎまぎした。 「あの、やたらときみに話しかけてたロシアの男子」 「え?」 「友達になったのかい? 彼のことが好きなの?」 「え、ええっと」  勇利は、誰のことについて言われているのかよくわからなかった。ただ、ヴィクトルの指摘していることはちがう、という気持ちだけはあったので、大きくぶんぶんとかぶりを振り、否定した。 「ぼくが好きなのは、ヴィクトルです……」  ヴィクトルは目をまるくした。それから彼はにっこり笑い、「そうだよね」と大きくうなずいた。  食事を終えると、ふたりは並んでベッドに座った。ヴィクトルが陽気にいろいろな話をしてくれたけれど、勇利は緊張と不安と申し訳なさで上手く返事ができず、終始上の空だった。 「どうしたの?」 「なんでもないです……」 「さっきからこのやりとり、五回はくり返してるけど。もしかして、俺といるの、つまらない?」 「そんなことない!」  むきになって言い張ったら、ヴィクトルがくすっと笑い、勇利の頬にかるくキスした。勇利はそこを思わず押さえ、まっかになってヴィクトルをみつめた。 「きみって本当にかわいいね」  ヴィクトルが歌うように言った。 「初めて会ったときから、そうやって何かを秘めた目で俺を見るんだ。どうしてそんな忘れられない目をするの?」  彼の言っていることが、勇利にはよくわからなかった。ただ、頬に手を添えてぼんやりしていた。 「言ってくれればよかったのに。そうしたら俺、きみと一緒にすべれたのにな」  ヴィクトルはふいに勇利を抱きしめ、甘やかな吐息を漏らしてうっとりとささやいた。 「でも、帰る前にすこしでも会えたのは幸運だ。気がつけてよかった。知ってた? みんなの前でした演技、あれはきみに見せるためだったんだよ。ほかの子たちには悪いけど」  勇利の頭はぼうっとなり、なんだか上手くものが考えられなかった。ヴィクトルの匂いがする。髪が頬に当たってくすぐったい。 「この気持ちは何なんだろうな……よくわからないけど……」  ヴィクトルが溜息をついてつぶやいた。 「大人になったらわかるんだろうか……」 「……ヴィクトルは、もう大人じゃないの?」 「俺はまだ子どもだよ」  ヴィクトルがかすかに笑った。 「まだまだ子ども……、自分の考えていることも理解できない、どうしようもない幼子だ」  こんなにすてきなのに、と勇利は思った。ヴィクトルが子どもだなんて、そんなこと、あるはずがない……。 「……教えてくれる?」  ヴィクトルは勇利の瞳をじっとのぞきこみ、その奥にある感情をすくい上げようとでもするかのように熱心にみつめた。 「……何を……?」  勇利は熱に浮かされたように答えた。 「俺のいまのこの……」 「……?」 「…………」  ヴィクトルは苦笑を浮かべた。彼は勇利のとろんとなったまぶたにかるくキスすると、後ろへ手をやり、結わえていた髪をするっとほどいた。やわらかく勇利の髪が落ちて、それにヴィクトルの指がからんだ。 「……髪、伸びたね」 「……はい」 「かわいいな……」  勇利は胸が痛くなった。言わなくちゃ。言わなくちゃ、女の子じゃないって。ヴィクトルが好きって思う気持ちはまちがいなんだって……、言わなくちゃ。 「ああ、なんだかいい気持ちになってきた」  ヴィクトルがはにかんだように笑って首を傾けた。 「きみといるからかな……すごくどきどきしてるよ。これはいったいどうしたことだろうね」  勇利はうつむいた。こんなふうに幸福そうにしているヴィクトルに、その幸福を打ち破ることを告げるなんて、勇利にはとうていできないことだった。 「ね、今日はここで一緒に寝よう」  ヴィクトルが指を一本立て、うれしそうに提案した。 「いいだろ?」 「え、えと……」 「いいんだよ。ほら、そっちへつめて」 「え、もう……?」 「まだ起きてたい?」  ヴィクトルがくすっと笑った。 「起きてて、俺と何したいの……?」 「な、何って……」  勇利はよくわからない気恥ずかしさがこみ上げ、まっかになった。 「きみはいまいくつだっけ? どうも日本人は子どもっぽくて。でも、そうだな、十代なかばならできないこともないけど……」 「な、何が?」 「でも……、ちょっと早いかもね」  ヴィクトルが片目を閉じた。 「きみも、……俺もね」  彼はうつくしい横顔を見せ、憂いを帯びた表情でつぶやいた。 「この気持ちの正体がわかるまでは、まだ……」 「?……」  彼は落ちかかる髪をゆっくりとすくい上げ、耳にかけた。たったそれだけのしぐさなのに、勇利はものすごくどきどきして見ていられなくなってしまった。これが色っぽいということなのだな、と初めてよく理解した。 「そういうのは、大人になってからしようね」  ヴィクトルがぱっと振り返り、すこしだけはにかんで明るく言った。勇利はわからないながらも、ヴィクトルの言うことはなんでもその通りにしたかったので、「はい」と素直に答えた。  ふたりしてベッドに横になり、するとヴィクトルにぎゅっと抱きしめられた。勇利は身体をかたくし、こんなんじゃねむれないよ……と緊張しきった。 「……あったかいね、きみは」 「そ、そうかな……」 「うん。ものすごく安心するぬくもりだ。それに俺が抱きしめるとぴったりだよ。ちょうどいい。きみも具合いいだろ?」 「は、はい……」 「パズルみたいに……」  それきりヴィクトルは黙りこんだ。寝たのかな、と思い、勇利は、ぼくはひと晩じ��うきっと寝られない、と断じた。けれど、ヴィクトルの深い呼吸に合わせて息をしていると、だんだんと気持ちがほぐれ、目つきはとろけ、やすらいだこころもちになってきた。  あ、寝そう……。  勇利はほとんど夢うつつになった。──と。 「…………」  名前を呼ばれた気がした。  勇利は返事をしたつもりだったが、「んん……」という声にしかならなかった。ヴィクトルが、もぞ、と動く。あ、離れちゃう、と思った瞬間、彼は真上から覆いかぶさってきた。 「ン……」  くちびるをふさがれた。え、なにこれ、やわらかい……と勇利はうっとりした。優しく甘噛みされて、抱きしめられて、撫でられて……。  抱き返したい。  そう思ったのに、もう勇利には意識がなかった。  翌朝、勇利が目ざめたとき、ヴィクトルはまだすやすやとねむっていた。出発の時刻が迫っている。勇利は急いで起き上がり、身支度を整え、それから短い時間で手紙をしたためた。夕食と、一緒にいてくれたことへの礼、それからうれしかったということ、大ファンで大好きだということ、そして。  黙っていてごめんなさい。ぼく、女の子じゃないんです。男です。  もう手紙は書きません。でもいつか、貴方と同じ氷の上に立ちたいです。そのために、ぼく、がんばります。そのことだけ考えて、スケートします。  本当にごめんなさい。大好きです。大大大好きです。さようなら。  Yours forever.  Yuri KATSUKI * * *  ロシアに来て、一ヶ月が過ぎていた。勇利の感想は、なんて寒い国なのだろうというひとことに尽きた。試合で幾度か来たし、幼いころにはここで合宿だって──もっとも、あれは夏だったが──経験した。しかしそんな記憶はいっこうに役に立たず、春だというのに寒いことに勇利は溜息をついていた。  だが、近頃では、「寒い」と言うのを彼は控えている。なぜなら──。 「オハヨー勇利。今日も寒い?」  こうしてヴィクトルが抱きついてきて、「寒いならあたためてあげる」「俺といれば寒くないよ」「人肌がいちばんぬくもるって知ってた?」と隙あらば勇利に何かしようとするのである。勇利だって、ヴィクトルが純粋な思いから体温を分け与えようとしてくれているなら素直に受け取るけれど、彼の頭の中は感心しないことばかりなので辟易している。ぼくなんかの何がいいんだろうと、ずっと悩んでいた。  勇利だって、ヴィクトルが嫌いなわけではない。むしろ好きだ。大好きだ。セックスだって、彼が望むなら、いくらでも応じたいのである。けれど、やはり心配もある。そんなことをしたら自分たちの今後の関係が変わってしまうのではないかとか、ヴィクトルが飽きたらもとに戻れるのだろうかとか、そもそもヴィクトルはどうしてそんなことをしたがるのかとか、とにかく憂鬱だ。結局、いろいろなことを考えなければならない、そしてふたりの将来に影が落ちるくらいなら、しないほうがよいのではないかというところに落ち着くのである。 「俺は勇利としたいよ?」  どういうつもりなのかとか、本気で言っているのかとか、とがめるように尋ねれば、ヴィクトルはそんなふうに答える。うそではないと思う。しかし、その様子があまりにもあっけらかんとしているので、このひとあんまり深く考えてないな、と思うのである。ヴィクトルは自分の感覚に従って好きに生きている男だから、勇利のほうで気をつけなければならない。その瞬間その瞬間の思い��すべて身をまかせていたら、あとで苦しいものが跳ね返ってくることになる。ヴィクトルはそういう生き方が似合うし、彼なら失敗はないだろうけれど、これはヴィクトルだけの問題ではない。ふたりですることな���だからな、と思うと、いつものように、「ヴィクトルの好きにしたら」とは言えないのである。 「寒くない。もう慣れたよ」  背中にぐっとのしかかってくるヴィクトルを押しのけて、勇利は朝食の支度をした。 「だいたい、家の中は適温に保たれてるじゃないか。おおげさなこと言ってないで座って。今日はリンクに行くんでしょ?」  まだ急いで練習を始める時期ではない。なまらないように身体を動かしながら、曲を選んだり、どういう振付がよいかと話しあったりしているところだ。メディアからの仕事なども入るが、ふたりはいま、比較的自由の身だった。 「そのつもりだったんだけど、起きたらやる気がなくなってた」 「あのね……」  勇利はヴィクトルをにらみつけた。ヴィクトルはにこにこして、「家でゆっくりしようよ」と提案する。 「ゆっくりなんかしない。家にいるならやることがあるでしょ」 「なになに?」 「掃除とか、整理とか、洗濯とか」 「うーん……」  掃除と洗濯は日々の仕事だけれど、整理は別だ。ヴィクトルは勇利を迎えるにあたり、とくに家の中を模様替えしたりはしなかった。勇利が来てから、ふたりで使いやすい家にするために、いろいろ手を加えたのだ。それはあらかた済んだが、済んだからこそ、勇利はヴィクトルの私室が気になっていた。散らかっているということはないのだけれど、余計な書類をいつまでも置いているのである。ヴィクトルには完璧でいてもらいたい勇利は、「これ、ぼく整理していい?」と了解をとりつけようとした。ヴィクトルはそういうことに積極的ではなかったが、いやがってもいないようで、「時間があるのならね」と気のない返事だった。家にいるのならその仕事を進めたい。 「べつにヴィクトルはしなくていいんだよ。ぼくがひとりでやるから」 「勇利が働いたら、俺はつまらないじゃないか」  ヴィクトルはおおげさにかなしそうな顔をし、「俺と掃除と、どっちが大事なのっ!?」と芝居がかって言った。 「ヴィクトルは買い物してきて。足りないものがたくさんあるでしょ。洗剤とか、トイレットペーパーとか、ティッシュとか」 「そうだね、ティッシュはふたりでたくさん使うもんね」 「ぼくヴィクトルがそういうこと言うの好きじゃない」 「そういうことってなに? 何を想像したのかな、勇利は」 「お昼ごはんいらないんだね」 「悪かった。愛してるよ勇利」 「さっさと行く!」 「はあい」  食事を済ませたヴィクトルは、「勇利と一緒に買い物行きたかったな……」としょんぼりしながら着替えた。勇利はほほえみ、玄関口まで彼を送ると、抱き寄せられるままになり、キスされたらかるく返して「いってらっしゃい」とささやいた。 「おみやげ買ってきてあげる」 「そっちに気を取られて買うべきものを忘れないでよ」  勇利はヴィクトルを送り出すと、ソファで寝ているマッカチンのつむりを撫で、ヴィクトルの私室へ行って仕事を始めた。 「よし、やるぞ」  人の部屋を勝手にいじるなんて、という気がしないでもなかったけれど、ヴィクトルが勇利に「してはいけない」と禁じたことなどひとつもない。何をさわられても、何を見られても構わないといった具合である。ヴィクトルには私生活のひみつというものがないのだろうか、と勇利は首をかしげた。  黒光りするほど格調高いデスクに向かい、ひきだしを開ける。いっぱいに紙がつまっている。いらない書類だ、ということはわかっているのだけれど、つい逐一調べてしまう。雑誌��刷り出しやヴィクトルに関連する商品についての資料、ためしに撮ったポラロイドなどである。見ていると、これは捨てるのはもったいないのでは、という気がしてくる。いらないならこれ、ぼくにくれないかな……。  それでも、本当に必要のない書類も混じっているので、勇利はひとつひとつ確かめて選り分け、捨てるものと捨てないものに分類していった。なんだか楽しくなってくる。ヴィクトルは帰ってこない。静かな部屋で、ずいぶんとはかどった。 「ん……なんだこれ……」  いちばん深いひきだしの底に、綺麗な箱がしまってあった。茶色い木目調の、映画に出てくる宝箱みたいなちいさなものである。鍵がかかっていそうだな、と思いながら手をかけたら、簡単にひらいたのでびっくりした。なんとなく、見てもいいのかな、とひるんでしまう。なんだかヴィクトルの大切な思い出という感じがするではないか。だって、ほかのものは、乱雑ではないけれど無造作にひきだしに押しこんであったのだ。それなのに、これは……。  勇利はためらった。見てはいけないと言うのをヴィクトルが忘れたのかもしれない、と思った。けれど、見られたくないものがあるのに、注意するのを失念するだろうか? そういった大事なひみつは、まず最初に思い浮かべるものではないだろうか。  勇利は考えこみ、結局、すこしだけ調べてみることにした。いかにもヴィクトルの極秘の情報という感じだったなら、見なかったことにすればよい。  おずおずと中をのぞきこんだ。手紙がいくつか入っている。私的なものだろうか? ためらいつつも封筒をひらいた。宛名書きは下手くそな英語文字だったが、中を見たかったのでよく確かめなかった。昔の恋人の写真なんかが出てきたらどうしよう、とどきどきした。もちろんぼくには腹を立てる権利なんかないんだけど。腹が立つっていうより、むしろ、こんな美人と付き合ってたのか……って感慨深くなっちゃいそうかも。それにしても、なんだかこの封筒、見覚えがあるような……。  勇利は便せんを取り出してゆっくりと読みくだしてみた。ずいぶんと畏まった、まるで教科書から書き写してきたみたいな表現の英文である。ぼくも昔こんなだったな、と可笑しくなった。もっとくだけた表現でいいのに、と海外の友人に言われたことがある。  手紙の文字は稚拙だ。けれど、一生懸命、丁寧に書いたということだけは伝わってきた。ヴィクトルのファンのようだ。きっと幼い子だろう。彼は昔、子どものファンと交流していたのだろうか?  勇利は、ヴィクトルへの熱情を一生懸命に語っている文面をほほえましく感じ、これがヴィクトルの極秘の情報? と笑ってしまった。この子はいまごろどうしているのだろう。スケーターだということは読み取れるけれど、いまも続けているだろうか? 名前は……。 「え」  勇利は目をみひらいた。署名に信じられないものを見た。まさか。え? どうして? 「ユウリ・カツキ……?」  一瞬のうちに呼吸がみだれた。ぼく? ぼくの手紙? ぼくが送ったやつなの? ���ィクトルは大事に取っておいてくれたの?  もちろん勇利は、昔、ヴィクトルと文通をしていた時代があったことをおぼえていた。おぼえていたけれど、何を書いたかまではおぼえていなかった。記憶はうすれ、あれは夢だったのでは、と思うようになっていた。ヴィクトルの手紙はいまでも大切に持っているけれど、みっともないすべりしかできなかった時期に、つらくなって机の奥に片づけてしまった。ぼくはヴィクトルに一生近づくことさえできない、と泣いてばかりいたころだった。  ヴィクトルがこれを持っている。なぜ? おぼえてたの? それとも、しまったまま忘れてただけ? そうだよね。そうにきまってる。こんなの宝物みたいに取り扱うわけないし。ヴィクトルってすぐになんでも忘れるし。ぼくのことだって……。 「──勇利」  突然後ろから抱きしめられ、勇利は息をのんだ。ヴィクトルが勇利の持っている便せんを指ではじき、くすっと笑って「何してるの」ととがめる。 「な、なにって……、あ、あの、おかえり……」 「ただいま、俺のかわいこちゃん」  ヴィクトルが勇利の頬にキスした。 「おみやげはケーキだよ。でも食べたらそのぶん消費させるからね。さきに消費してから食べるのでもいいけど。ところでもう一度訊くけど、何をしてたの?」 「あ、あ、えっと……」 「…………」  ヴィクトルが手紙をつまみ上げ、机の上に丁寧に置く。彼は勇利の座っている椅子をくるりとまわし、自分のほうを向かせた。 「俺のひみつを知ったからには……」  ヴィクトルが腰をかがめて上品に笑う。 「ただで済ませるわけにはいかないなあ……」 「あっ、あっ、あの、あの、ごめ、ごめん……なさ……」 「口封じかな?」  ヴィクトルが、彼のくちびるで勇利のくちびるをふさいだ。勇利は目をみひらいた。 「……勇利はすぐに俺とのことを忘れる」  ヴィクトルが可笑しそうにささやく。 「バンケットのことも、このことも忘れてしまったんだろう……」 「忘れてない!」  勇利はむきになって言い返した。 「バンケットのほうは……ちょっと、あれだけど、手紙は……」 「そう?」  ヴィクトルが前髪をかき上げ、余裕ぶって勇利を見下ろす。 「おぼえてるのかい?」 「お、おぼえてるよ……ヴィクトルと試合会場で会って……それで手紙を渡して……」 「そう、そこからやりとりしたんだったね。それから」 「ぼくがロシアの合宿に参加して……そして……」 「一緒に寝た。そのこともおぼえてる?」 「……うん」 「じゃあ、そのときに俺が言ったこともおぼえてるんだね。オーケィ。だったら問題ないな」  ヴィクトルはいきなり勇利を横抱きにしてさらい、大股で彼の私室から出ていった。勇利はわけがわからず、「なに、なに、えっ、なになに」と騒ぐ。ヴィクトルはそんな彼を気にかけることもなく、寝室へ踏みこみ、大きなベッドに勇利を下ろした。 「おぼえているなら話は早い。だったらどうして俺をずっと拒んでいたんだ? じらしてたの?」 「な、何を言って……」 「大人になってから、しようね」  ヴィクトルはベッドに片膝をつきながら上がり、にっこりと笑った。 「そう言っただろう?」  勇利が口をあんぐりとひらく。 「勇利、俺はね……」  ヴィクトルが、みずからのシャツのボタンをひとつひとつはずしてゆく。そのしぐさがすべてかっこうよくて、勇利はぼうっと見蕩れていた。 「もう、自分の気持ちはわかっているよ」  彼はシャツを投げやると、勇利の両側に腕をつかえておとがいを上げた。 「俺は子どもじゃない」  ヴィクトルのくちびるが勇利の首筋にふれ、手がシャツの下へ入りこむ。 「きみも子どもじゃない」  すこし力をこめられただけで、わず��に浮いていた背中が敷布にくっつき、もう起き上がれなくなってしまう。これはいったいどうしたことだろう。 「勇利……」  ヴィクトルがつやめかしい吐息に混ぜて勇利を呼んだ。これはとても逆らえない魔法だ……。 「俺のひみつをあばいたんだから、ただでは済まさない。もうめろめろにして、俺から離れられなくするしかないな……」  勇利はまぶたを閉ざした。もうなんでもいい、と思った。好きにして……。  ヴィクトルが勇利の衣服をみだし、はしたないかっこうにさせてゆく。勇利は、彼と素肌がふれあったとき、ぞくぞくっとして身震いした。 「髪、切っちゃったんだね……」  ヴィクトルが勇利の髪にキスした。 「俺もそうだから、おあいこか」  勇利はそこではっとした。髪──髪? 「ヴィ──ヴィクトル!」  ぱっと目を開け、ヴィクトルをみつめる。湖と星と宝石を閉じこめたような、はかりしれない深い瞳が、優しく勇利をまっすぐ見ていた。 「なに……?」 「ぼく……、女の子じゃないよ!?」  ヴィクトルはきょとんとし、ぱちりと瞬き、それから陽気な声を上げて笑い出した。 「──そんなこと、最初から知ってたさ!」  彼は勇利の脚を押しやった。 「ね? 大人だっただろう?」  あたたかい上掛けの内側で、ヴィクトルがいたずらっぽくささやいた。 「ぼくは?」 「大人じゃなかったら、ただじゃ済まさないなんて言わないさ……」  勇利はヴィクトルの腕の中でもぞもぞと身じろいだ。全身がけだるい。しかし、こころよい疲労が身体のすみずみにみちている。 「気持ちよかった?」 「なんだか……」  勇利はぼんやりと答えた。 「最高の演技をして、満足してるときみたい……」  ヴィクトルは楽しそうに笑った。 「すてきな感想だね」 「ヴィクトルは?」 「俺は、そうだな……」  ヴィクトルはいたずらっこのように目をほそめた。 「あのときこうしていたら、きっともっとわけがわからなくなっただろうから、十年待ってよかったかな、っていう気持ちだね」 「ヴィクトルは子どもっぽいから……」 「きみは大人っぽいの?」 「ぼくはあのときしててもよかった」  ふたりは黙ってみつめあい、それから同時に噴き出した。 「勇利、ケーキふたつ食べてもいいよ」 「えっち」 「それから……」 「なに」 「これからは、もう断るのなんてだめだからね」 「そんなわがままは聞き入れられない」 「なぜ? もう大人なんだろう? 俺よりもさ」 「大人は、自分の意見をはっきり言うものです」  勇利はとりすまして断言した。 「あのときしてたら……、もう、断るなんて思いもよらなかったけど……」 「日本へ帰っちゃったくせに。俺があのあと、どれだけしょんぼりしたかも知らないで……」 「あのときしてたら、離れたくない、ロシアにずっといる、ってヴィクトルに泣いてしがみついてたよ」 「抱いておけばよかった」  ヴィクトルがきまじめに言うので、勇利は彼がいとおしくてくすくす笑った。ヴィク��ルもすぐに笑い、勇利の頬にくちびるを寄せる。 「でもわかってるよ。きみはもう断らないさ」 「ずいぶんな自信だね。どうして?」 「だってきみ、永遠に俺のものだって自分で言ったじゃないか」  勇利はヴィクトルが何を言っているのかわからず、とっさにやり返そうとした。しかし、声を出す前に理解してしまった。頬があっという間にまっかになる。ヴィクトルが、もがく勇利をあざやかな手並みで抱きしめ、ちいさく笑ってから、色っぽい、不届きなほど���美な声で宣言した。 「Yours……、forever.」
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boskflowers · 6 years ago
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2019.2.10 森への定期便vol.10/森の生活者 階段室
球根オンパレード。左から、根付きチューリップミニ/フミリスビオラセア、宿根スイトピー、��ケナリア/ムタビリス、グレビレア/ヨヴェル、ラナンキュラス/シャルロット、スターチス/ヴィンテージグレープ、フリチラリア、アネモネレッド、チューリップ/ミステリアスパロット
シャルロットと言えばイギリス王女。と思ったら、シャルロットはフランス語でした。(王女はシャーロット)でもロイヤル感。フリルの大きめのラナンキュラスです。どっさりと花を買えなかったり、花もちが気になっても、一緒に入れているグレビレアやユーカリなど、持ちの良い強いグリーンを持っておくと、花の交換だけですみます。ちょっと高いなとか、いつもと違う花に挑戦するときのお助けになってくれると思います。でも1本でも花を買うという方が増えてきたと感じてます。
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飛ばして、根付きムスカリ/ピンクサンライズ、チューリップ/アルマーニ
アネモネの赤とチューリップ/アルマーニの赤。どっちもいい赤です。アネモネは覗きこむと中心に紫が見えます。アルマーニは暗い場所だと黒赤、日が当たるとルージュレッドのようで、見る場所でも変化が大きく感じられます。 今回のラケナリア/ムタビリス、めちゃかわです。咲きはじめはてっぺんにぎゅっとまとまっていた花々は、次第に離れていきベルのような形が際立ちます。黄色も混ざってステンドグラスみたい。
階段上は、それぞれの花をどんな花瓶でどんな風に飾るか、創造してもらえるようなディスプレイにしてみました。ほとんどが1本から3本で成り立っています。
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フリチラリア。ユリ科。自由な葉っぱと毒気のある花。
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根付きでもチューリップは球根がマットな茶色。チューリップはムスカリやヒヤシンスに比べると花はあっという間だけど、朝晩で開いたり閉じたりします。根っこさえ水がついていたら大丈夫。バスソルトのフタにのせてみました。瓶には宿根スイトピー。伝票に「豆ピー」と書いてあって可愛かった。一般的なスイトピーに比べると花が、ザ・豆、です。
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小さな花は柄付きのもので飾るとインパクトも出ます。これなら1本でも存在感。この盃は、親戚の蔵を取り壊す時に、おじいさんが持たせてくれたもの。何かで継いで��ります。
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rokujyu-coltd-blog · 6 years ago
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信じる信じないはアナタ次第
東京・池袋parcoの「月刊ムー 創刊40周年記念展」に行ってきました。
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皆さんは「ムー」をご存知でしょうか?
この世の不可思議なことを解明していく雑誌です。 UFO、幽霊、UMA、超能力、古代文明、世紀末予言 などなど。。 はては政府やNASAが隠ぺいしている機密情報だって暴く、 それが「ムー」なんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ ;)
入場すると、けっこう人で賑わってました。展示物も個性的で、
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たとえばこれ、ユリ・ゲラー氏が 超能力で曲げたスプーン。むかしの子は こぞってユリ・ゲラー氏にならいスプーン曲げに挑戦しました。
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「ムー」のこれまでの記事も展示されてます。 かつて、未来が視える?預言者ノストラダムスが、1999年に世界が滅びそうな 恐ろしげな予言を残しました。 日本中が騒然とするなか、「ムー」は あくまで冷静に「べつに滅びないんじゃね?」という記事を書いてたのです。 こと予言に関しては ノストラダムスより「ムー」のほうが合ってたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ ;)
あと、生物学的に けっこう貴重そうなのも展示されてました。 これは撮影禁止なので画像はなし、来場して真相をお確かめください。
展示は10月29日までです。君も東京・池袋parcoにレッツゴー! https://art.parco.jp/parcomuseum/detail/?id=46
なおparco内のカフェが「ムー」コラボメニューを出してました。具体的には、
・墜落したUFOワッフル ~謎に包まれたロズウェル事件~ ・恐怖のチュパカブラドリンク ~ヤギの血ミルク~
とか、すんごいメニューでした。で、けっこうカフェ混んでました。すんごい。
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times-pixiv · 7 years ago
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「Fate/Grand Order イラストコンテスト」結果発表
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pixiv事務局です。 2017年6月9日(金)~2017年6月25日(日)まで開催された「Fate/Grand Order イラストコンテスト」の結果発表を行います。 このたび投稿件数は3,000を超え、きわめてたくさんのご応募をいただきました。これに対する感謝としまして、当初予定していた2つの賞に加え「フォウ賞」を追加いたしました。 受賞作品はpixivが発行する画集「Fate/Grand Order×pixiv illust collection」へ掲載いたします。 ���Fate/Grand Order×pixiv illust collection」は8月11日(金)より開催となります「コミックマーケット92」pixivブースにて販売予定です。 それでは気になる受賞作品を発表いたします。 ■TYPE-MOON賞(3作品) ・武内崇サイン入り「マシュタペストリー」進呈 ・pixivが発行する画集「Fate/Grand Order×pixiv illust collection」への掲載・進呈
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『Game Start!!!!!』 Namie さん
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『酒の宴』 野崎つばた さん
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『色彩』 名乗る程ではない さん ■フォウ賞(5作品) ・「フォウハンドタオル」進呈 ・pixivが発行する画集「Fate/Grand Order×pixiv illust collection」への掲載・進呈
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『夢』 luckyia/祺 さん
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『先輩!』 mo@お仕事募集中 さん
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『闇』 saberiii さん
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『無題』 裏方 さん
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『証は此処に。』 倖月蛍 さん ■pixiv賞(94作品) ・pixivオリジナル電子マネーカード(1,620円分)を進呈 ・pixivが発行する画集「Fate/Grand Order×pixiv illust collection」への掲載・進呈 『Artoria Pendragon (Alter)』 / 久 さん 『嫁セイバー』 / 大気KEN さん 『嫁王』 / 汐王寺 さん 『赤セイバー』 / 佑りん@1日目東K-45a さん 『騎士ユリ』 /  镜中音さん 『武蔵』 / 119 さん 『愛刀』 / ねむむ(´-ω-`) さん 『-桜セイバー-』 / 華野- さん 『アルテラ』 / Shigure さん 『涙』 / ぺっそ さん 『無題』 / 十九 さん 『Artoria Pendragon』 / 氷室@3日目東キ-14a さん 『セイバー���ブライド』 / Duto さん 『貴方に生きていて欲しかった』 / creat さん 『リリィ』 / 4B@お仕事募集中 さん 『沖田総司』 / Xin&obiwan さん 『リリィ』 / famepeera さん 『カルナ』 / 凪花 さん 『アナ』 / fal@3日目東フ-27a さん 『【FateGO】邪ンタリリィ』 / とりあのん さん 『エリザベート・バートリー』 / zenyu さん 『アタシの歌声、聞きたいのね!?』 / ユウズィ さん 『イシュタル』 / 9水 さん 『流星一条』 / ユウナラ さん 『なかないで えう りゅあれ』 / necömi@絵仕事募集中 さん 『三千世界』 / triA さん 『Ishtar』 / 大爷别掐脸 さん 『フェイト/グランドオーダーアルジュナ』 / dark さん 『授かりの英雄』 / 琴吹みつる@3日目東し06b さん 『オルタ』 / Jam さん 『犯罪幻想』 / 春風卯 さん 『· えがお · 』 / HxxG / ホン さん 『· 嫉妬心 · 』 / HxxG / ホン さん 『イスカンダル,さようなら。』 / nekoSama 修行中 さん 『メアリー』 / ビョルチ⋆お仕事募集中 さん 『百合の王冠に栄光あれ』 / 水溜鳥 さん 『牛若丸~!』 / PINTA さん 『太陽王』 / 煮たか さん 『牛若丸』 / i-パン さん 『ケツァルコアトル』 / 鮫井☀ さん 『玉藻の前』 / Mi'yuki さん 『千里眼』 / 裕 さん 『あんでる』 / そうひ さん 『もう…マスター♪』 / シロン@練習中 さん 『キャスニキ』 / 半田96@お仕事募集中 さん 『無題』 / 19 さん 『チャールズ・バベッジ』 / あぽかり さん 『ニトクリス』 / 芹野いつき さん 『"山の翁"』 / ダイエクスト(DAI-XT.) さん 『あの鐘の音が聴こえるか?』 / ロルベイ:お仕事募集 さん 『ジャック・ザ・リッパ―』 / あぶそる さん 『無題』 / mo@お仕事募集中 さん 『酒呑童子』 / 鳥海はるみ さん 『ナイチンゲール』 / 茶餅 さん 『ナイチンゲール』 / Gendo0032 さん 『えっちゃん本気もーど』 / necömi@絵仕事募集中 さん 『ヴラド三世』 / Moon Mori さん 『源頼光』 / 卧龙先生喵 さん 『牛王招雷』 / めふぃすと/三日目フ-57a さん 『茨木童子』 / Morin さん 『ご主人!食料調達はキャットにお任せだ!』 / ひな丸中将 さん 『Resentment』 / rimuu さん 『パッションリップ』 / 濱田ぽちを@お仕事募集中 さん 『CCCコラボお疲れ様でした』 / またのんき▼3日目ラ-35a さん 『キアラ』 / ギザン さん 『【光の聖少女】』 / King.c@仕事募集 さん 『Poinsettia』 / 荻pote@2日目東A-03b さん 『ジャンヌオルタ』 / オウカ@3日目ミ-13b さん 『Gyre:melting romance.』 / 日色さん さん 『マシュ』 / 険持ちよ さん 『マシュ』 / 草草饅 さん 『雨』 / Rosuuri さん 『マシュと海』 / 林けゐ さん 『聖女』 / かがちさく@3日目東フ59a さん 『クリスマスの思い出』 / 琥夢 さん 『ヒロイン×ヒロイン』 / いがくせい さん 『春風遊歩道』 / 燐人(りんど)@お仕事募集中 さん 『ぐだ子とマシュ』 / pon@お仕事募集中 さん 『ファラオの御前』 / ひつじ さん 『戦いに行こうぜ。マスター』 / 優 ぐる子 さん 『エリちゃんてんこもり』 / 葉山 さん 『⸍⚙̥ꇴ⚙̥⸌』 / weed さん 『円卓の騎士』 / MONO さん 『未来を取り戻す物語』 / 花ヶ田 さん 『ALTERS』 / 月色 火焔 さん 『Grand Order』 / kakotomirai さん 『ぐだぐだ縁日』 / rioka@C92日/く02a さん 『blue』 / くろぎり さん 『ムーンキャンサーとアルターエゴ』 / cyawa さん 『グランドオーダー!』 / ミーたろう さん 『王たちの狂宴~FGO~』 / Aora@朱 さん 『一時撤退~!!!』 / ちょこ庵 さん 『カルデア一年生』 / 眠介 さん 『新宿ピックアップ』 / いもこ さん 受賞者のみなさま、おめでとうございます。 たくさんのご応募ありがとうございました。 受賞作品が収録された画集「Fate/Grand Order×pixiv illust collection」詳細情報は特設サイトにてご確認いただけます。
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◆企画目録 ◆応募作品一覧ページ ◆「Fate/Grand Order」公式サイト
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kusakido · 8 years ago
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【1/16週の野菜状況】 昨夜から降り出した雪で、所によっては雪景色の群馬です。そのため、リストにあっても入荷の無い野菜が出てくる可能性があります。ご了承下さい。 . 1/16(月)&1/19(木) 東長崎店:豊島区南長崎5-22-8/14:30~19:00 西永福店:杉並区永福3-35-9/13:00~20:31 . 1/18(水) 神楽坂店:新宿区神楽坂6-22(うえぐも内)/14:00~18:31 . 【葉物・果菜など】 ・スナップえんどう ・きぬさや ・ミニ白菜 ・国府白菜 ・ロシアンケール ・黒キャベツ ・キャベツ ・ウィッキー ・ブロッコリー ・スティックセニョール ・カリフローレ ・ターサイ ・玉レタス ・ホワイトセロリ ・クレソン ・セリ ・かつお菜 ・ルッコラ ・紫水菜 ・水菜 ・春菊 ・ほうれん草 ・小松菜 ・ミニちんげん菜 ・下仁田ネギ ・ちゃんこネギ(軟らかい長ネギ) 【根菜】 ・ごぼう ・しょうが ・にんにく ・ユリ根 ・山芋 ・たけのこ芋(京芋) ・さつまいも(べにまさり) ・日野菜かぶ ・大根 ・練馬大根 ・辛味大根 ・かぶ ・赤かぶ ・レンコン ・里芋 ・にんじん ・白にんじん ・カラーにんじんミックス ・じゃがいも:メークイン ・じゃがいも:とうや ・玉ネギ 【きのこ】 ・しめじ ・えのき ・なめこ ・エリンギ ・しいたけ ・ブラウンマッシュルーム ・生きくらげ ・舞茸 【果物】 ・イチゴ ・レモン ・みかん(無茶々園) ・りんご:ふじ、しなのほっぺ、グラニースミス 【加工品、他】 ・お米(特別栽培、農薬不使用) ・大豆 ・雑穀ミックス ・平飼い有精卵 ・スリーブラウンさんのチーズ各種 ・農園めぐるさんのプリン、シフォン(水&木曜日) ・馬馬さんのチヂミ、キムチ各種 ・手作りこん��ゃく ・手作りたくあん
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kusakidoblog · 8 years ago
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. 【1/9週の野菜状況】 . 年が明けて早くも1週間が過ぎました。 暖かなお正月でしたが、今日あたりから寒さが戻ってきましたね。 明日は祝日ですが、新年最初の営業となりまーす! 本年もどうぞよろしくお願い致します。 . 1/9(月)&1/12(木) 東長崎店:豊島区南長崎5-22-8/14:30~19:00 西永福店:杉並区永福3-35-9/13:00~20:31 . 1/11(水) 神楽坂店:新宿区神楽坂6-22(うえぐも内)/14:00~18:31 . 1/12(木) もりのねこぐみ:高崎市紺屋町9(モトコンヤ)/13:00〜19:00 . 【新着・再開】 ・ホワイトセロリ ・玉レタス ・グリーンカール ・紫水菜 ・赤軸サラダほうれん草 ・たけのこ芋(京芋) ・練馬大根 【葉物・果菜など】 ・パプリカ:ガブリエル ・こどもピーマン ・スナップえんどう ・きぬさや ・ミニ白菜 ・国府白菜 ・ロシアンケール ・黒キャベツ ・キャベツ ・ウィッキー ・ブロッコリー ・ターサイ ・フリルレタス ・ハンサムレタス ・クレソン ・セリ ・かつお菜 ・ルッコラ ・紫からし菜 ・水菜 ・春菊 ・ほうれん草 ・小松菜 ・ミニちんげん菜 ・下仁田ネギ ・ちゃんこネギ(軟らかい長ネギ) 【根菜】 ・にんにく ・ユリ根 ・山芋 ・さつまいも(べにまさり) ・日野菜かぶ ・大根 ・辛味大根 ・かぶ ・赤かぶ ・レンコン ・里芋 ・にんじん ・白にんじん ・カラーにんじんミックス ・じゃがいも:男爵 ・じゃがいも:とうや ・玉ネギ 【きのこ】 ・しめじ ・えのき ・なめこ ・エリンギ ・しいたけ ・ブラウンマッシュルーム ・生きくらげ 【果物】 ・イチゴ ・レモン ・みかん(無茶々園) ・洋梨:シルバーベル ・りんご:ふじ、しなのほっぺ、グラニースミス 【加工品、他】 ・お米(特別栽培、農薬不使用) ・大豆 ・雑穀ミックス ・平飼い有精卵 ・スリーブラウンさんのチーズ各種 ・農園めぐるさんのプリン、シフォン(水&木曜日) ・馬馬さんのチヂミ、キムチ各種 ・手作りこんにゃく ・手作りたくあん
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lalunameli · 9 months ago
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Bathing YuriPe!
From Picrew, here is more fun with YuriPe 🥰🥰🥰
A Bathing YuriPe
On Twitter/X I wrote:
ユリぺは入浴します。「あいつ」はむき出し😅🥵👺
「あいつは素っ裸で寝てるわ!」 - 桂先生は言えましたのAFFT2017
YuriPe is bathing! He's exposed!!
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I used "aitsu" (that guy - rude) in homage to Katsura-sensei's "He sleeps naked!" comment during AFFT 2017.
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And ToraTsuki! They really gave me no excuse not to make a good one!
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