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#ブッカーリトル
kari3622-blog · 7 years
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"Booker Little 4 and Max Roach" ブッカー・リトルの初リーダー作! 録音評から...まず、原盤は #UnitedArtistsRecords レーベル(1957年映画のサウンドトラックを配布するために設立、多数のジャンルの音楽を録音)からと言うのが珍しい。本盤は、 #LibertyRecords レーベル、UA JAZZ SERIES 東芝EMIからの日本再発盤。 #NolaStudios , New York City、1958年11月録音。Sumico Pearlがリトルのスタイルに合うようだ。若干軽いが、均整の取れた安定感、分解能が素晴らしくダイナミック・レンジも広い。各楽器のバランスの良さがアルバム全体を高品位にしている。メンバーの演奏の特長が良く表現されている。特に左側から聴こえるローチのドラミングの音色は、決して音圧は他の楽器と比べて強くはないのだが、存在感が凄い。このエンジニアの力量が本作のクオリティを決めている。幅広いジャンルを手掛けたレーベルならではの仕上げではないかと思う。あっという間に聴き終えてしまう。 演奏は、やっぱりリトルが格好いい。イカす。いかにも彼らしい哀愁漂うマイナー調と、軽快さとメロディアスな演奏。若く初々しく温和な分ちょっと地味だが、リトルを知るには避けて通れない名盤との評価。 彼のアドリブは変に音を歪ませたりすることはなく、高音はスパッと抜けが良くシャープで切れがいい。同時に丁寧にじっくりとメロディを吹く誠実さも。そして、時折差し挟まれるマイナーのフレーズが独特の哀感と旋律的な魅力を感じさせる。 また本作はピアノのトミフラに支えられたムーディーでロマンティックな演奏も聴き処、ローチとリトルに負けじと跳ね捲る場面も。 ローチは、いつものように裏方に回り、リトルのトランペットを上手に引き立てる。クリフォード・ブラウンのバックで叩いている時のローチと同じ。リトルのトランペットにクリフォードの面影を感じたのかなぁ。似てはいるが、リトルは柔和でエッジの丸いフレージングと音の芯が太い。 リトルは、シカゴで1958年6月にソニー・ロリンズに見出だされ、その話を聞いてバンドに誘ったのがブラウンを亡くしたマックス・ローチ。同じシカゴ出身のジョージ・コールマンも加えて"Max Roach + 4 On The Chicago Scene"がリトルの初レコーディング。その後、ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出場、NYへ進出。と言う深い関係の二人。本作は、ローチ+4のレギュラー・メンバーが、新しいヒーローを全面サポートした秀作である。 #BookerLittle (tp) #GeorgeColeman (ts) #FrankStrozier (as) (#7-8) #TommyFlanagan (p) #ArtDavis (b) #MaxRoach (ds, timp, vib) #TomWilson (producer) #jazz #fuzey #jazzrecords #ジャズ #ブッカーリトル #マックスローチ #トミーフラナガン #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzalbum #スイングジャーナル
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decnonet · 4 years
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Eric Dolphy Far Cry with Booker Little エリックドルフィー入門用に最適なアルバムだと思います。 ブッカーリトルという、ドルフィーにとって最強のパートナーと出会うことができた、彼の生涯において最高に音楽を楽しめたアルバムと言って良いでしょう。 Eric Do
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kari3622-blog · 7 years
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Booker Little "Booker Little and Friend 本作、「新主流派」過渡期。チャレンジであり、何か変えよう、変えたいと言う意思を感じる。1961年8月か9月、Stereo感の強い録音、洒落た新しい感覚のハードバップ。61年なので、まだバリバリ「モード・ジャズ」まではいかないが、明らかにハードバップの成熟型というか、そのすぐ先に「モード・ジャズ」を見据えた、当時としては最先端の自由なハードバップでは。 そして、23歳で夭逝してしまった伝説の天才トランペッター、ブッカー・リトル最後のアルバムである! #BethlehemRecords レーベル。たった4枚のリーダー・アルバムの中で最も人気の高い名盤で、死の数週間前にレコーディングされたもの。 「クリフォード・ブラウン」のスタイルをベースに、バランスの取れた、柔和で少しエッジの丸いフレージング。ブッカー・リトルのプレイ・スタイルは、このアルバムで完成されている。この時点で23歳であったというのが、信じられないほどの完成度。だからこそ、誰もが彼の早逝には「無念」の想い。聴いてその完成度に感嘆し、やがて悲しき好盤。 #BookerLittle (tp) #JulianPriester (tb) #GeorgeColeman (ts) #DonFriedman (p) #ReggieWorkman (b) #PeteLaRoca (ds) このパーソネルにも期待が膨らむ。当時サイドメンとしての録音も多く将来の活躍が期待されていた新進気鋭の若手ミュージシャンたち。ハード・バップのエッセンスを持ちながらも新たな時代に目を向け、新たな音楽を創造していこうという演奏。 1960年代のいわゆる「新主流派」初期を代表する1枚。従来の形にとらわれないスタンダードではないスタイル、フリージャズに確実に向かっている。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzrecords #ジャズ #スイングジャーナル #ブッカーリトル
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