#ナレーション渡辺真理
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TRUSCO知られざるガリバーエクセレントカンパニーファイル凄く勉強になる番組ですよね
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このコメントはやばいね。いいね👍も30も付いてしまっている。まず、コメントした人はテレビ局や関係者が簡単なロシア語も分かっていないと思い込んでいるけど、そんなことがありえるだろうか?つまり、演出というものに気付けず、真に受けてしまっている。言葉通りに受け取ってしまうところはいかにもASDという感じがする。
そもそも、このニュースでは被告の判決前の余裕の表情と、判決を言い渡された後の絶望の表情を対比させることに重点を置いて映像を作っているのは明らかで、それであえてナレーションは「何か」と���っているのに、こんな単純なことも理解できていない。
これに対するASD側の反応は、ロシア語を理解できているのなら、「何か」とか書くんじゃなくて、ちゃんと日本語訳の字幕を最初から入れておけよ!(激怒)…という感じかな、たぶん。
しかし、どうして世界の出来事を報道するテレビ局にロシア語が分かる人材がいないと純粋に思ってしまったの��…。発音がすごく似ている単語を誤訳したとか、発言には裏の意味があるのにそれを理解できていないとかならまだあり得るかも知れないけど。
青春18x2という映画の中で、主人公たちが台湾語で叫ぶシーンがあるのだが、日本語版では字幕が付いていない。それはわざと字幕を付けなかったと私は理解しているが、もし台湾語もできる日本人が「あのシーンは台湾語で気持ちいい!最高!って叫んでるのに日本語字幕を付けていない。字幕翻訳家は不勉強だ。この程度の台湾語も分からないのか!」と文句を言っていたら、それは非常識だろう。世の中の仕組みを知らなさすぎる。ASDが幼稚だと言われてしまう理由もこの辺りにある。
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いかがだったでしょうか? 魅力がつまったチケットばかりで、どれも買いたくなってしまう…!!! 気になったチケットがございましたら、ぜひ各チケットのページをご覧ください(^^)★
そして!ランクインすると、チケット購入数を増えることが見込めますよ~! ホストの皆さん、ランクインを目指して頑張っていきましょーー!!
9月も多くの販売&購入、ありがとうございました! 引き続きタイムチケットをよろしくお願いします✨
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TimeTicket[タイムチケット]
明日の価値をつくる時
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映画『囚われの美女』
Amazon Primeでアラン・ロブ=グリエ監督の映画『囚われの美女』(La Belle Captive, 1983)を見ました。ロブ=グリエのシネ・ロマン第7作です。
主人公はヴァルテールという男で、何かのエージェントをしているようです。ヴァルテールはある夜、マチウ・クラブというところで見知らぬ女と踊ります。女は名前も住んでいるところも言おうとしません。ただ、彼女が腰に巻いている金の鎖にはマリー=アンジュ・ヴァン・レーヴと書いてあります。
ヴァルテールはサラという女から呼び出されて手紙を渡され、コラント伯爵という人物に届けるよう言われます。ヴァルテールはコラント伯爵の元に向かう途中、道路に倒れている女性を見つけます。
先ほどマチウ・クラブで一緒に踊った女です。女は後ろ手に縛られ、怪我をしているのか太ももから血を流しています。
ヴァルテールは彼女を介抱するために近くの邸宅に入ります。そこには礼服を着た男たちが大勢います。男たちはヴァルテールの話を聞かず、ヴァルテールから女を買い取ろうとします。
ヴァルテールが怒り出すと、モルゲントッドと名乗る医者が現れ、ヴァルテールと女を2階の寝室に案内します。しかし、この医者はどうも怪しく、二人が部屋に入ると外から鍵を閉めてしまいます。
女はベッドの上に横たわりますが、着衣から全裸へとシーンが切り替わるたびに姿を変えます。ヴァルテールが彼女のそばに横たわると、女は彼に抱きつき首筋に歯を立てます。
翌朝、ヴァルテールが目を覚ますと、女はいません。部屋の様相もすっかり変わり、窓や壁には新聞紙が貼られ、床にも新聞紙が散乱しています。部屋から出ると、屋内には誰もいません。それどころか前夜のことが嘘のように廃墟と化しています。
ヴァルテールは車に乗り込み発車しますが、道に迷ってしまいます。たまたま入ったカフェで新聞に目をとめると、そこには前夜の女の写真が掲載され、コラント伯爵の婚約者が誘拐されたと書いてあります。
ヴァルテールは前夜の邸宅に戻りますが、門は固く閉ざされています。ヴァルテールはそこで血のついた青い靴を拾います。
情報を得るために隣家に入ると、車椅子に乗った若い女がいます。彼女に邸宅の住人のことを聞こうとしますが、女はヒステリックに叫ぶだけです。
叫び声を聞いて、モルゲンドット医師そっくりの中年の男が現れ、ヴァルテールに「帰ってくれ」と言います。
ヴァルテールはコラント伯爵の館に行きますが、コラント伯爵は心臓発作か何かで死んでいます(私の目にはコラント伯爵はヴァルテールそっくりに見えましたが、私は顔識別能力が低いのであまり自信がありません)。
コラント伯爵の事務机の上に絵葉書が一枚乗っています。海辺にイーゼルが立てかけてあり、血のついた青い靴が落ちているというマグリット風の絵が描かれています。
ヴァルテールは絵葉書をポケットに入れます。フランシスという刑事がそれを見咎め、ヴァルテールを尋問します。
ヴァルテールは前夜女と一緒に踊ったマチウ・クラブに行き、バーテンに「昨日の女を知らないか」と尋ねます。バーテンが「客が多かったのでわからない」と言うので、ヴァルテールは新聞の写真を見せます。
「その女なら知っている。心霊学者のヴァン・リーヴ教授の娘だ。しかし、彼女は数年前に事故で死んだ」とバーテンは言います。そこに突然、刑事のフランシスが現れ、ヴァルテールにヴァン・リーヴ教授の住所を教えます。
ヴァルテールはヴァン・リーヴ教授に会いに行きます。教授は「娘はコラント伯爵と付き合っていて、婚約者も同然だったが死んだ」、「死者と出会うことは珍しいことではない。この間も映画館で私の隣にプルーストが座っていた」と言います。
夜も遅いということでヴァルテールは教授の家に泊めてもらうことになります。彼はマリー=アンジュの部屋だったと思われる部屋に通されます。幻影なのか、幽霊なのかわかりませんが、裸体に薄衣をまとったマリー=アンジュが現れます。
ヴァルテールは夢を見ます。浜辺でやはり裸体に薄衣をまとったマリー=アンジュがいます。すると昔のファシスタ党員のような黒服を纏った男たちが現れ、マリー=アンジュを取り囲みます。さらに男たちはヴァルテールを捕まえ、杭に縛り付け銃殺します。
ヴァン・リーヴ教授はベッドで寝ているヴァルテールの頭に電極をつけて、ヴァルテールの夢を可視化して見ています。
ええっと、それからどうなるんだっけ……ヴァルテールがコラント伯爵に渡すはずの手紙を開けると、浜辺に血のついた青い靴が転がっている写真が入っているというシーンがあったり、ヴァルテールがサラに会って「あの写真はどういう意味だ」と問いただすシーンがあったりするのですが、それはともかく、翌日ヴァルテールはヒステリックな女とモルゲンドット医師に瓜二つの男がいた家に戻ります。
家には誰もおらず、廃墟のようになっています。家のある一室に入ると、刑事のフランシスがいて、黒服の男たちにヴァルテールを捉えさせます。ヴァルテールは叫び声をあげます。
はっと気づくと、ヴァルテールは自宅のベッドにいて、隣にはサラ(コラント伯爵に手紙を渡すようヴァルテールに命じた女です)がいます。二人は夫婦か恋人同士のようで、ごく日常的な会話をします。
え? ということはここまでの物語は全部ヴァルテールの夢だったということなんでしょうか。
ヴァルテールが家から出ると、道路にマリー=アンジュが倒れています。太ももから血が出ています。
ヴァルテールがそばに寄ろうとすると、一台の車がやって来て、中から黒服の男たちが降りてきます。
ヴァルテールが叫び声を上げるところで、「死の天使」がどうしたこうしたというナレーションが入って、バ���クに乗って疾走するサラの姿が映ってオシマイ。
この映画はヴァルテールという人物の死を描いたものである、サラはヴァルテールの「死の天使」であるということなんでしょうか。
私は昔、ヌーヴォーロマンというのは謎解きのない推理小説のようなものだと思ったことがありましたが、この映画はまさにそれです。
「なめとんのか」と怒る観客もいるでしょうが、決して面白くなくはありません。
謎解きや合理的なストーリー展開を期待するからいけないのです。ファンタジーやファンタスムのままに物語に身を委ねる、ヴァルテールがマリー=アンジュやサラやモルゲンドット医師やフランシス刑事に翻弄されるように、我々もまた物語に翻弄される……それを面白いと感じるかどうかですね。
私は好きですよ、この映画。ストーリー展開の関係なく随所に挿入される海のイメージや、いかにもロブ=グリエ的な反復や、マリー=アンジュやサラが放つ強烈なエロスも含めて、とてもいい映画だと思いました。
日本で今ロブ=グリエの映画を見ようという人は少ないかもしれませんが、もっと大勢の人に見られて然るべき映画だと思います。
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かつてなく老いた涙目の短歌のために
「目は口ほどに物を言うからな」の一言で自分の言葉を信じてもらえなかったら憤慨するだろうけれど、同時に、「じゃあしかたない」とも思ってしまうかもしれない。ことわざを本気で使ってくる人を相手取るとき、そのことわざの力強さに対して自分の正直な心の力は、頑張っても引き分けか根比べ競争に持ち込めるかくらいのものかもしれない。そんなことでいいのか。「口」を信用することなく、「目」に権威を求めてしまうのはなぜだろうか。
わたしの視野になにかが欠けていると思いそれは眼球めだまと金魚を買った
/斉藤斎藤『渡辺のわたし』
「わたし」=「それ」=「作中主体」が「視野になにかが欠けていると思い」、「眼球と金魚を買った」。眼球の有無は「わたしの視野」の信頼にかかわるだろうか。
「わたしの視野」の信用問題。それは「わたしの視覚」の問題には回収されないだろう。「わたしの視野」を再現すること、報告すること。それは、語りの問題でもある。「わたしの語り」あるいは「わたしについての語り」。
「わたしの視野になにかが欠けていると思い」 「それは眼球めだまと金魚を買った」
と語る者がいる。一人称の「わたし」と三人称の「それ」を使い分けながら〈わたし=それ〉について語る者。あたかも三人称の「それ」に言及するように一人称の「わたし」について語ることのできる、「わたし」でも「それ」でもない語り手。
その語り手は眼球を使って〈わたし=それ〉を見たのだろうか。うーん。語り手として、わたしたちは見たことも聞いたこともないことを語ることができるけど。
それはメタ視点の〈わたし〉だろうか。メタ視点の〈わたし〉と思いたがる態度は、なんとしてでも〈わたしの視点〉を死守しようとする心に由来しないだろうか。もしも、〈わたしの視点〉が〈わたし〉の意識の圏内になかったら、どうするのか。〈わたしの盲点〉が無意識の視点として〈わたしの視点〉になりかわるとき、目が口ほどに物を言い始めるチャンスだ。目だけではない。様々な物たちが物を言い始める。指、髪、鼻、表情、性器、身長、体重、性別、世代、口癖、言い間違い、ファッション、スマホの機種、アクセサリー、食生活、��ンテリア、嗜好��、社会階層、家庭環境、トラウマ。〈わたしの視点〉を死守する心が〈わたしの盲点〉を前にして挫折するどころか〈無意識のわたしの視点〉をそこに見出すとき、〈わたし〉は言っていないことを言っていて、思っていないことを思っている。ヤバすぎる。無意識の解釈は信頼できる人や権威ある人にやってもらいたい。と、わたしは思うだろう。「と、わたしは思うだろう」と回収する〈わたしたち〉の法。
こんなにインクを使ってわたしに空いている穴がわたしの代わりに泣くの
深ければ深いほどいい雀卓がひそかに掘りさげていく穴は
/平岡直子「鏡の国の梅子」(同人誌『外出』2号)
〈わたし〉の個別性は〈わたしたち〉の法に抵抗できるはずだ。という主張は、きっと何度も繰り返されてきた。〈私性〉はしょせん共同体の一員としての制限された〈わたし〉のことだ、と言ってみたところで、かつての「共同体の一員」たちのなかにも、そのような意味での〈私性〉に回収されない〈この・わたし〉たちが次々と発見されるはずだ。それが本来の意味での〈私性〉だ。話は決まっている。その都度、うまく解釈を施せば、法文を変える必要はない。解釈できないものについては、例外事項として扱えばいい。例外的な〈わたし〉たち。動物、魔法使い、「ミューズ」、など。「穴」はどうしようか。
さいころにおじさんが住み着いている 転がすたびに大声がする
はるまきがみんなほどけてゆく夜にわたしは法律を守ります
/笹井宏之『てんとろり』
あるいは、〈わたし〉など言葉の遊戯の一効果にすぎない、と言ってみたとして。それが〈わたしたちの言葉の遊戯の法〉ではない、と言い切れるだろうか。ヴァーチャル歌人・星野しずるの作者・佐々木あららは次のように語る。
Q.これ、そもそもなんのためにつくったんですか?
僕はもともと、二物衝撃の技法に頼り、雰囲気や気分だけでつくられているかのような短歌に対して批判的です。そういう短歌を読むことは嫌いではないですが、詩的飛躍だけをいたずらに重視するのはおかしいと思っています。かつてなかった比喩が読みたければ、サイコロでも振って言葉を二つ決めてしまえばいい。意外性のある言葉の組み合わせが読みたければ、辞書をぱらぱらめくって、単語を適当に組み合わせてしまえばいい。読み手の解釈力が高ければ、わりとどんな詩的飛躍でも「あるかも」と受けとめられるはずだ……。そう考えていました。その考えが正しいのかどうか、検証したかったのが一番の動機です。
/佐々木あらら「犬猿短歌 Q&A」
読み手の解釈はそんなに万能ではないだろう。「わりとどんな詩的飛躍でも」、〈わたしたち〉に都合よく「あるかも」と解釈できるだろうか。現在、そのようなことは起きているだろうか。「わからない」「好みではない」「つまらない」「興味がない」「時間がない」といったことはないだろうか。それが駄目だという話ではない。〈理想の鑑賞者〉という仮想的な存在を想定した読者論はありうるが、短歌はそれを必要としているだろうか。AI純粋読者。
「雀卓がひそかに掘りさげていく穴は」「穴がわたしの代わりに泣くの」
「わたし」は泣いていないのだとして。「穴」があるかも。泣いているかも。
誰の声?
「なんでそんなことするんだよ」で笑いたいし、なんでそんなことするんだよ、を言いたい。〈なんでそんなことをするのかが分かる〉に安心するのは、それがもう「自分」だからだ。「自分」のように親しい安心感なんて、いくつあったっていい。 でも〈なんでそんなことをするのかが分かる〉でばかり生を満たしているとどうだろう、人はそのうち、AI美空ひばりとかで泣くことになるんじゃないか。
/伊舎堂仁「大滝和子『銀河を産んだように』」
やさしくて、人を勇気づけてくれる言葉だ。そう思う。
「雀卓がひそかに掘りさげていく穴は」「穴がわたしの代わりに」「AI美空ひばりとかで泣くことになるんじゃないか」
「わたし」の代わりに泣いているのは何だろう。〈わたしたち〉の法はその涙を取り締まれるだろうか。「泣くことになるんじゃないか」は「泣くな」ではない。「じゃないか」の声の震えは何だろう。もしかして、泣いてるんじゃないのか?
ころんだという事実だけ広まって誰にも助けられないだるま
もう顔と名前が一致しないとかではなく僕が一致してない
あたらしいかおがほしいとトーマスが泣き叫びつつ通過しました
/木下龍也『つむじ風、ここにあります』
機関車のためいき浴びてわたしたちのやさしいくるおしい会話体
/東直子『青卵』
ナレーションのような声によって、かわいそうなものがユーモラスに立ち上がる。ナレーターの「僕」もなんだかかわいそう。「だるまさんが転んだ」という遊びはだるまを助ける遊びではない。そもそも、鬼に自分から近づいていくような酔狂な者たちは、自身がだるまである自覚があるのか。いや、このゲームにだるまは存在するのか? 助けるに値しないだろ。「顔と名前が一致しない」は、通常、自分以外の誰かに向けられる言葉だが、歌を読み進めていくとそれが「僕」に向けられた言葉であることが判明する。読者はそれに驚くだけではない。「顔と名前が一致しない」という言葉に含まれる攻撃性が「僕」自身に向けられることで、途端に空気がやわらぐのを感じて、ホッとする。笑う。あ、よかった、大丈夫だった。「僕が一致していない」と言う「僕」のユーモラスなかわいそうさは、このような言葉のドラマによって作られている。お前、かわいそうだな、でも大丈夫そうだ。〈立てるかい 君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ/木下龍也〉。アンパンマンとトーマスのキメラが泣き叫んでいるらしい。「ためいき」の向こう側で。「ためいき浴びてわたしたちのやさしいくるおしい会話体」。こちらだって、くるおしい。
「ためいき」の向こう側に、言葉が無数の涙を作れてしまうとして。〈わたしたちの言葉の遊戯の法〉を超えたところに涙を作れてしまうとして。〈わたし〉の涙は計算不可能な可能性の中で生じた一効果なのだとして。涙に理由はないのだとして。やっぱり、本当に泣いている〈わたし〉もいるでしょう? 泣いている〈わたし〉を助けてあげたい? 「なんで泣いているんだよ」。
止まらない君の嗚咽を受けとめるため玄関に靴は溢れた
/堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』
アガンベンの直感はこうである。すなわち、法にとって「思考不可能」なはずの生〔=既存の法では取り扱えない種類の「生」〕、この「生」は法にとって法の空白をなしてしまうものであるが、しかも仮にそこで留まれば、「生」は単なる法外・無法として放置されるはずであるが、しかしそういうことは決して起こることはなく、法は、「生」が顕現するその状態を例外状態や緊急事態として法的に処理しようとする。ここまでは、よい。その通りである。しかし、アガンベンは続けて、そのように「生」が法に結びつけられると「同時」に、「生」は法によって見捨てられることになると批判したがっている。今度は、「生」は、法的に法外へと見捨てられ、あまつさえ無法な処置を施されると言いたがっている。しかし、その見方は一面的なのだ。主権論的・法学的に過ぎると言ってもよい。というのも、「生」の側から言うなら、今度は、「生」が法外な暴力を発揮して、「生」を結びつけたり見捨てたりする法そのものを無きものとし、ひいては統治者も統治権力も無力化するかもしれないからである。そして、疫病の生とは、そのような自然状態の暴力にあたるのではないのか。
/小泉義之「自然状態の純粋暴力における法と正義」『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』、161-162頁、〔〕内注記は平
実状に合わせて、法文書の中に例外事項をひたすら増やし、複雑にすること。その複雑な法文書を読み解ける専門家機関を作ること。それを適切に運用すること。そういった法の運用では〈わたしたち〉の生を守ることができないような事態に直面したとき、法よりも共通善が優先され、法が一時的に停止される。「例外状態」。法の制約から解放された権力が動き出すだろう。法が停止した世界において、それでも法外の犯罪(という語義矛盾)を統制するため。法の制約から解放されたのは権力だけではない。〈わたし〉たちだって法外に放り出されたのだ。「ホモ・サケル」。そこには、〈わたし〉ならざる者たちが、〈わたしたち〉の法を無力化しながら、跋扈することのできる世界があるだろうか。(穂村弘が「女性」という形象の彼方に夢見た世界はそういうものだったかもしれない。��注1)
法外に流されている暴力的な涙はあるだろうか。理由のない涙の理由のなさをテクストの効果に還元して安心しようとするテクスト法学者を、その涙が無力化するだろうか。涙する眼は、見ることと知ることを放棄する。両眼視差と焦点を失いながら、けれどもたんに盲目なのではない涙目の視点。
それは哀願する。まず第一に、この涙はどこから降りてきたのか、誰から目へと到来したのかを知るために。〔…〕。ひとは片目でも見ることができる。目を一つ持っていようと二つ持っていようと、目の一撃によって、一瞥で見ることができる。目を一つ喪失したり刳り抜いたりしても、見ることを止めるわけではない。瞬きにしても片目でできる。〔…〕。だが、泣くときは、「目のすべて」が、目の全体が泣く。二つの目を持つ場合、片目だけで泣くことはできない。あるいは、想像するに、アルゴスのように千の目を持つ場合でも、事情は同じだろう。〔…〕。失明は涙を禁止しない。失明は涙を奪わない。
/ジャック・デリダ『盲者の記憶』、155-156頁
涙目の視点。
振り下ろすべき暴力を曇天の折れ曲がる水の速さに習う
噴水は涸れているのに冬晴れのそこだけ濡れている小銭たち
色彩と涙の国で人は死ぬ 僕は震えるほどに間違う
価値観がひとつに固まりゆくときの揺らいだ猫を僕は見ている
ゆっくりと鳥籠に戻されていく鳥の魂ほどのためらい
/堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』
「振り下ろすべき暴力」などないと話は決まっている。合法の力と非合法の暴力とグレーゾーンがあるだけだ。倫理的な響きをもつ「べき」をたずさえた「振り下ろすべき暴力」などない。語義矛盾、アポリア。けれども、「法外の犯罪」などという語義矛盾した罪の名を法的に与えられるその手前、あるいはその彼方での〈わたし〉たちの跋扈を、「振り下ろすべき暴力」という名の向こうに想像してみてもいい。
語義矛盾のような〈わたし〉は語義矛盾のような言葉を聞くことができる。「世界の変革者であり、同時に囚獄無き死刑囚である人間」(塚本邦雄)。
短歌に未来はない。今日すらすでに喪っている。文語定型詩は、二十一世紀の現実に極微の効用すらもちあわせていない。一首の作品は今日の現実を変える力をもたぬのと同様に、明日の社会を革める力ももたない。 私は今、その無力さを、逆手にもった武器として立上がろうなどと、ドン・キホーテまがいの勇気を鼓舞しようとは思わない。社会と没交渉に、言葉のユートピアを設営する夢想に耽ろうとももとより考えていない。 短歌は、現実に有効である文明のすべてのメカニズムの、その有効性の終わるところから生れる。おそらくは声すらもたぬ歌であり、それゆえに消すことも、それからのが���ることもできぬ、人間の煉獄の歌なのだ。世界の変革者であり、同時に囚獄無き死刑囚である人間に、影も音もなく密着し、彼を慰謝するもの、それ以上の機能、それ以上の有効性を考え得られようか。 マス・メディアに随順し、あるいはその走狗となり、短歌のもつ最も通俗的な特性を切り売りし、かろうじて現実に参加したなどという迷夢は、早晩無益と気づくだろう。
/塚本邦雄「反・反歌」『塚本邦雄全集』第八巻、28頁
「現実を変える力」を持たぬ「世界の変革者」は、通常の意味では変革者ではない。有罪と裁かれる日も無罪放免となる日も迎えることはない。ということは、その「変革者」は囚獄の中にも現実の中にも生きる場所を持たない。そんな人間いるのか。もしも批評家がその変革の失敗を裁くことでその人間に生きる場所を与え、歴史に刻むならば、その失敗がそもそも不可能な失敗であったことを見落としてしまうだろう。なんて無意味なこと。けれども、目指されていた変革も失敗の裁きもなしに、まったく別の道が開かれることがある。そういう想像力は必要だ。
短歌に未来はない。今日すらすでに喪っている。
マス・メディアに随順し、あるいはその走狗となり、短歌のもつ最も通俗的な特性を切り売りし、かろうじて現実に参加したなどという迷夢は、早晩無益と気づくだろう。
これらのメッセージを、塚本邦雄がそう言っているのだから、と素朴に真に受けてはならないだろう。マス・メディアに随順するのか、塚本邦雄に随順するのか、そういった態度。
筋肉をつくるわたしが食べたもの わたしが受けなかった教育
/平岡直子「水に寝癖」
洗脳はされるのよどの洗脳をされたかなのよ砂利を踏む音
/平岡直子「紙吹雪」
「そうなのよ」「そうじゃないのよ」と口調を真似て遊んでいると「砂利を踏む音」にたどり着けない。どんな人にも「わたしが受けなかった教育」があるし、なにかしら「洗脳はされる」。だからなんだよ。今、口ほどに物を言っているのは何。「砂利を踏む音」。くやしい。
リリックと離陸の音で遊ぶとき着陸はない 着陸はない
/山中千瀬「蔦と蜂蜜」
気付きから断定、発見から事実確認、心内語的つぶやきから客観的判断へと、フレーズの相が転移するリフレイン。「リリックと離陸の音で遊ぶとき」、その「とき」に拘束されて、ある一人の人が「着陸はない」と気づいた。気づいてそう言った。けれども、二度目の「着陸はない」からは、「とき」や〈気付きの主体〉の制約を受けないような、世界全体を視野におさめているかのような主体による断定の声が聴こえてくる。聴こえてきた。
「着陸はない」世界に気づいた主体が、一瞬にしてその世界を生ききった上で、振り返り、それが真実であったと確かめてしまった。一瞬で老いて、遺言のような言葉を繰り出す。事実と命題の一致としての真理は、その事実を確認できる主体にだけ確かめることができるのだ。〈わたしたち〉にとって肯定も否定もできない遺言。「だってそうだったから」で提示される身も蓋もない真理は「なんで」を受け付けない。
世界の真理がリフレインの効果によって、身も蓋もない仕方で知らされること。説明抜きに、真理を一撃で提示するという暴力からの被害。それは、爆笑する身体をもたらすことがある。自身の爆笑する身体に「なんで爆笑してるんだよ」とツッコミをしようと喉に力を込めながら、その声を捻り出すことはできずに、ひたすら身体を震わせて笑う。「アッ」「ハッ」「ハッ」「ハッ」と声を出しながら息を吸う。呼吸だけは手放してならないのは、息絶えるから。「着陸はない」と二度繰り返して息絶えてしまうのは、歌の主体だけなのだ。
もちろん、「着陸はない⤵︎ 着陸はない⤵︎」のような沈鬱な声、「着陸はない⤴︎ 着陸はない⤴︎」のような無邪気な声を聞き取ってもいい。「着陸はないヨ」「着陸はないネ」「着陸はないサ」のように終助詞を補って聞くこと。リフレインの滞空時間が終わるやいなや一瞬にして息絶えてしまうような声が〈わたしたち〉に求められていないのだとしたら。
「終」助詞というのは、近代以後の命名だが、話し言葉の日本語の著しい特徴であって、話し相手に向かって呼びかけ、自分の文を投げかける働きの言葉である。だから見方によれば、文の終わりではないので、自分の発言に相手を引き込もうとしている。さらに省略形の切り方では、話し相手にその続きを求めている、と言えよう。このように受け答えされる文は、西洋語文が、主語で始まって、ピリオドで終わって文を完結し、一つ一つの文が独立した意味を担っているのとは大きな違いである。
/柳父章『近代日本語の思想 翻訳文体成立事情』、91頁
近代に、西洋の文章を模倣するように、「〜は」(主語)で始まって「た。」(文末)で終わる〈口語文〉が作られた。それ以前には、日本語文には西洋語文に対応するような明確な〈文〉の単位は存在しなかった。句読点にしても、活字の文章を読みやすくするための工夫(石川九楊、小松英雄の指摘を参照)と、ピリオド・カンマの模倣から、近代に作られた。
言文一致体=口語体が生み出されてから100年が経つ。けれども、句読点をそなえた〈口語文〉を離れるやいなや、「着陸はない」が「。」のつく文末なのか終助詞「ヨ・ネ・サ」を隠した言いさしの形なのか、いまだに判然としないのが日本語なのだ。
ところで、近代の句読点や〈文〉以前に、明確な切れ目を持つ日本語表現として定型詩があったと捉えられないだろうか。散文のなかに和歌が混じる効果。散文の切れ目としての歌、歌の切れ目としての散文。
句読点も主語述語も構文も口調や終助詞も関係なく、なんであれ31音で強制的に終わること。終助詞を伴いながらも、一首の終わりに隔てられて、返される言葉を待つことのない平岡直子の歌の声。「着陸はない 着陸はない」のリフレインの間に一気に生ききって、どこかに居なくなってしまう声。
老いについての第一の考え方は、世論においても科学者の世界においても広く共有されている目的論的な考え方で、それによれば、老いとは生命の自然な到達点で、成長のあとに必然的に訪れる衰えである。老いは「老いてゆく」という漸進的な動きから離れて考えることはできないように思える。〔…〕。飛行のメタファー〔上昇と下降〕はまさに、老いをゆっくりと少しずつ進んでゆく過程として性格づけることを可能にする。それは、人生の半ばに始まり、必ずや直線的に混乱なく進むとは限らないとしても、段階を順番に踏んでいくのである。〔…〕。第二の考え方は老いを、漸進的な過程としてだけでなく、同時に、また反対に、ひとつの出来事として定義する。突然の切断、こう言ってよければ、飛行中の事故アクシデント。どれほど穏やかなものであったとしても、すべての老化現象の内には常に、思いもよらなかった一面、破局的な次元が存在するだろう。この、思いもよらなかった出来事としての老化という考え方は、第一の図式を複雑なものにする。老化について、老いてゆくというだけではどこか不十分なのだと教えてくれる。それ以上の何か、老化という出来事が必要なのである。突然、予測のつかなかった出来事が、一挙にすべてを動揺させる。老いについてのこの考え方は、徐々に老いてゆくことではなく、物語のなかでしばしば出会う「一夜にして白髪となる」という表現のように、その言葉によって、思いがけぬ、突然の変貌を意味することができるとすれば、瞬時の老化と呼びうるだろう。〔…〕。かくして、その瞬時性において、自然なプロセスと思いもよらぬ出来事の境界が決定不能になるという点で、老いは死と同様の性格をもつだろう。人が老いて、死んでゆくのは、自然になのか、それとも暴力的になのか。死とは、そのどちらかにはっきりと振り分けることができるものだろうか。
/カトリーヌ・マラブー『偶発事の存在論』、76-80頁、〔〕内注記は平
徐々に老いてゆくことと瞬時に老いること。それはたんに速度の問題なのではない。同一性を保ちながら徐々に老化することと、他なる者になるかのように突如として老化すること。衰えること、老成すること、年齢に見合うこと、若々しいこと、老けていること、大人びていること、子供っぽいこと。幼年期からの経験や思考の蓄積からスパッと切れて無関心になってしまうこと、来歴のわからない別の性格や習慣を持つこと。長期にわたって抑え込まれていたものの発現や変異、後から付け加えられたものの混入や乗っ取り。
自分の周りで生きている人々が老いてゆく過程に、私たちは本当に気づいているだろうか。私たちはたしかに、ちょっと皺が増えたなとか、少し弱ったなとか、体が不自由になったなと思う。しかし、そうだとしても、私たちは「あの人は今老いつつある」と言うのではなく、ある日、「あの人も老いたな」と気づくのである。
/カトリーヌ・マラブー、前掲書、80-81頁
内山昌太の連作「大観覧車」では、肺癌を診断された「父」の、余命一年未満の宣告をされてから死後までが描かれる。
父のからだのなかの上空あきらかに伸び縮みして余命がわたる
巨躯たりし父おとろえて��くらはぎ一日花のごとくにしぼむ
父も死に際は老いたる人となり寝室によき果物を置く
壊れたる喉をかろうじて流れゆくぶどうのひとつぶの水分が
/内山昌太「大観覧車」(同人誌『外出』三号)
「父も死に際は老いたる人となり」。あっという間の出来事だったのではないか。おそらく、「父」はもともと老人と言ってもいい年齢だった。けれど、「死に際」に「老いたる人」となったのだ。
定型と技巧を惜しみなく使って肉親の死を描くこと。「死」は定型と技巧かもしれない。「かもしれない」の軽薄さを許してほしい。定型の両義性。自然であり非−自然であるもの。なんであれ31音で強制的に終わることは人間が作り出した約束事に思われるかもしれないが、それは〈わたしたち〉が自由に交わせる約束よりは宿命に近いだろう。約束は破ることが可能でなければ約束ではない。あるいは、破られる可能性。偶然と出来事。宿命に対する技巧とは約束を作ることだろう。そこに他者がいる。あるいは〈わたし〉が他者になる。
〈作品化することは現実を歪めることである〉という考え方がある。事実と表象との対応に着目する立場。もしも〈父のふくらはぎが「一日花のごとくにしぼむ」かのように主体には見えた〉〈見えたことを「一日花のごとくにしぼむ」とレトリカルに書いた〉とパラフレーズするならば、作品は現実を歪めていないと言える。「見えた」「書いた」のは本当だからだ。けれど、そんな説明でいいのだろうか。また口よりも目を信用している。「一日花のごとくにしぼむ」を現実として受け入れられないだろうか。作品をそれ自体一つの出来事として。
「しぼむ」という動詞の形。活用形としては終止形だが、テンス(時制)やアスペクト(相:継続、瞬時、反復、完了、未完了など)の観点から、「タ形」(過去・完了)や「テイル」(未完了進行状態・完了結果状態などさまざま)と区別して「ル形」と分類される形である。西洋文法に照らし合わせるなら、「不定形」あるいは「現在形」だ。(日本語では〈明日雨が降る〉のように「ル形」で未来を表現することもある)。
「しぼんだ」(過去・完了)や「しぼんでいる」(現在・進行)と書かれていれば、〈主体の知覚の報告〉として読めるかもしれない。時制についても、相についても、語り手の位置に定位した記述として読める。けれども「しぼむ」はどうだろう。西洋文法において「不定形」とは、時制・法(直接法、仮定法、条件法など)・主語の単複と人称といった条件によって決められた形(=定形)ではない、動詞の基本的な形のことである。
この不定形的な「ル形」を、助動詞や補助動詞を付けずに、剥き出しにして「文末」にすること。そのような「ル形」の文末は、語り手の位置に定位した時制や確認判断を抜きにした、一般的命題、あるいは出来事そのものの直接的なイメージを差し出すことがある。
柳父章によれば、近代以前にも「ル形」の使用はわりあい多いという。けれども、それは標準的な日本語の用法ではなかった。古くは和文脈の日記文でよく使われていた。漢文体や『平家物語���でも一部使われている。そして、「おそらく意識的な定型として使われたのは、戯曲におけるト書きの文体」(97頁)である(*注2)。日記文やト書きは、原則として読者への語りを想定しない書き物であるため、語法が標準的である必要がないのだ。
文末が「ル形」で終わる文体は、脚本とともに生まれたのだろうと思う。脚本では、会話の部分と、ト書きの部分とは、語りかけている相手が違う。会話の部分は、演技者の発言を通じて、結局一般観客に宛てられている。しかし、ト書きの部分は、一般観客は眼中にない。これは演技者だけに宛てられた文である。〔…〕。 文法的に見ると、ト書きの文には、文末に助動詞がついてない。〔…〕。 すなわち、ト書きの文末には、近代以前の当��の通常の日本文に当然ついていたはずの、助動詞や終助詞が欠けている。「ル形」で終わっているということは、こういう意味だった。 逆に考えると、まともな伝統的な日本文は、ただ言いたいことだけを言って終わるのではない。読者や聞き手を想定して、文の終わりには、話し手、書き手の主体的な表現を付け加える。国文法で言う「陳述」が加わるのである。「ル形」には、それが欠けているので、まともな日本文としては扱われていなかった、ということである。
/柳父章、前掲書、99−100頁
このような来歴の「ル形」は、その後、西洋語文の「現在形」や「不定形」の翻訳で使われるようになり、より一般化した。それをふまえた上で、読者を想定した日本文の中で「ル形」を積極的に使ったのは夏目漱石だった。歌に戻ろう。
巨躯たりし父おとろえてふくらはぎ一日花のごとくにしぼむ
「しぼむ」のタイムスパンをどう捉えるか。ある時、ある場所で、「一日」で「しぼむ」のを〈見た〉のだろうか。おそらくそう見えたのだろう。けれども、他方で、この歌は「その時、その場」の拘束から逃れてもいる。「しぼむ」には「文の終わり」の「話し手、書き手の主体的な表現」が欠けているのだ。ト書きを読めば、ある時ある場所に拘束されずに、何度でもそれを上演し体験できる。それに似て、この「しぼむ」は読者に読まれるたびにそこで出来事を起こすだろう。
「しぼむ」について、今度は「話し手、書き手」の位置ではなく、「言葉のドラマ」を参照しよう。
「巨躯たりし父おとろえてふくらはぎ一日花のごとくに」
「ふくらはぎ」と「花」は決して似ていない。「花」と言われると、人は通常〈咲いている花〉を思い浮かべるだろう。「一日花」は一日の間に咲いてしぼむ花のことだが、だからこそ、咲いているタイミングが貴重に切り取られるのではないか。「ふくらはぎ」と〈咲いている花〉は形状がまったくちがう。にもかかわらず、〈ふくらはぎ・一日・花の〉のように、「が」や「は」といった助詞を抜きに、似ていないイメージ・語彙が直接に連鎖させられている。意味的にもイメージ的にも、この段階では心許ない。結句にいたっても、「ごとくに」に四音が割かれており、一首全体が無事に着陸する望みは薄いだろう。〈ふくらはぎ・一日花の・ごとくに〉と言われても、「ふくらはぎ」はまったく「花のごとく」ではないのだから。
最後の最後で、「しぼむ」の突如の出現が一首に着陸をもたらす。「突如」として「着陸」が訪れる。「花のごとく」なのは「ふくらはぎ」ではなくて、それが「しぼむ」ありさまであったことが、最後に分かる。
うまく着陸したからといって、〈ふくらはぎ・一日花の〉における語と語の衝突の記憶がすぐに消えてなくなること��ない。でなければ、「しぼむ」がこのように訪れてくれることはない。衝突事故をしても着陸すること。「ふくらはぎ」にまったく似たところのない、異質なものとしての「花」が、助詞抜きで直接的に連鎖させられることによって生じる読者の戸惑い。その戸惑いが、結句未満の最後の三音で解消されるという出来事。
「話し手、書き手」から遊離した「言葉のドラマ」の中の「しぼむ」は、もちろん書き手の感性の前に現れた「しぼむ」でもあっただろう。〈見えたことを「一日花のごとくにしぼむ」とレトリカルに書いた〉は間違いではない。「父」と〈わたし〉のドラマを「言葉のドラマ」へと還元して、蒸発させてしまってはいけない。それは単純化だ。「社会と没交渉」になってたったの二歩で「言葉のユートピアを設営」してしまうような、一般論として振りかざされる「作者の死」は心が狭い。
靴を脱ぎたったの二歩で北限にいたる心の狭さときたら
/平岡直子「視聴率」(同人誌『率』9号)
内山の作品には、「老い」について「ル形」を使いながら〈語り手=書き手の声〉を聞かせる作品が他にもある。
読点の打ちかたがよくわからないまま四十代、中盤に入る
/内山晶太「蝿がつく」(同人誌『外出』二号)
「ル形」の効果だろうか。歌の語り手はあきらかに書き手だが、仮に書き手である内山昌太が嘘をついていたとしてもこの歌は成り立つだろう。歌のなかでの語り手=書き手=〈わたし〉は「内山昌太」から遊離している。だからといって架空のキャラクターを立てる必要もない。〈書き手の声〉が〈書くこと〉について語っているという出来事が確認されれば、ひとまずはいい。
結局のところ、「読点」は適切に打たれたのかわからない。「三十代」「四十代」という十年のサイクルは規則的に進むが、内山はそこに不規則性、あるいは規則の曖昧さを差し込もうとしている。不規則はどこから生まれるのか。規則が明文化されているかどうか、規則がカッチリしているかどうか、ではない。規則を使うとき、従うときに、不規則が生まれる。「使う」「従う」といった行為。そこには、うっかりミスや取り違え、愚かさや適当さがある。
内山自身による先行歌がある。
ペイズリー柄のネクタイひとつもなく三十代は中盤に入る
/内山晶太『窓、その他』
「四十代、中盤」や「三十代は中盤」というふうに、「◯十代」と「中盤」の間に何かを差し込もうとする手がある。
十年のサイクルについて、あらかじめ目標を立てるのであれ、後から反省するのであれ、「◯十代」という表記はその十年の全体を一挙に指示する。自動的で、明快で、有無を言わせない〈十年の単位〉に対して、「中盤」という曖昧な幅を当ててみること。
「三十代中盤」や「四十代中盤」という表記であったなら、「中盤」は〈十年〉の中の一部として回収されてしまうかもしれない。けれど、「三十代は中盤に入る」、「四十代、中盤に入る」という表記によって、徐々に進行しながら曖昧にその意味や価値を変質させていく、一様ならざる時間の幅へと〈十年〉が取り込まれていくかのようだ。「中盤」っていつからいつまでなんだ。きっと、サイクルごとに「中盤」の幅は伸び縮みするだろう。3年、5年? 8年くらい中盤で生きる人もいるのかな。
眠ること、忘れることを知らない��、昼的な覚醒を模範とする精神には、決して捕捉されること���ない曖昧な時間。その時間のうちに〈十年の単位〉を巻き込んで、一身上の都合から伸び縮みするリズムの個人的な生を主張する視点。〈君の死後、われの死後にも青々とねこじゃらし見ゆ まだ揺れている/大森静佳〉と好対照だ。というのは、「リズムの個人的な生」の主張は、それを意識すればその都度タイムリミットのように減っている〈十年〉への不安とペアなのだから。
「中盤に入る」は淡々とした地の文の語りのようでもありながら、規則的に進行する〈十年〉のテンポに従うことのない「中盤」の速度を確保しようとする〈わたし〉の主体的な決意の言葉のようでもある。歌から聞こえてくる声が、三人称視点的な叙述なのか一人称的な心内語やセリフなのかの微妙な決定不可能性は、〈十年の単位〉について社会に語らされている主体と「中盤」を能動的に語っている主体のせめぎ合いに似る。
十年のサイクルは自然的な所与なのか、社会的な構築物なのか。絶対に無くなる時間の宿命を約束と取り違えること。それから、その約束を破ってしまうこと。二重のうっかりだ。だから、うっかりと変な歳のとり方をする。年齢相応じゃない。うっかりはポエジーだろう。
二つのタイプの老化、漸進的な老化と瞬時の老化は、常に強く絡み合っており、互いに錯綜し、巻き込み合っている。だから、常になにがしかの同一性が、毀損した形であっても存続し、人格構造の一部分が変化を超えて持続するのだと言う人もいるだろう。そうだとしても、どれだけ多くの人が、死んでいなくなってしまう以前に、私たちの前からいなくなり、自らを置き去りにしていくことだろう。
/カトリーヌ・マラブー、前掲書、93−94頁
〈わたし〉という語り手はうっかりと〈わたし〉から離脱してしまうことがある。深い意味もなく。身も蓋もないものの神秘を生み出しながら。その神秘を新たに〈わたし〉の神秘へと統合できるのか、そうではないのか。
君の死後、われの死後にも青々とねこじゃらし見ゆ まだ揺れている
/大森静佳『てのひらを燃やす』
「ねこじゃらし見ゆ」を受ける視点。それは「君」でも「われ」でもなく、「君の死後、われの死後」に、「まだ揺れている」と言うことのできる語り手の視点だ。語り手の案内を受けて導かれた読者の視点だ。読者の〈わたし〉はいったいどこに案内されたのだろうか。「まだ揺れている」と語る「われ」ならざる〈わたし〉はどの〈わたし〉で、「それ」はどこにいるのか。
この歌の視点について、ひとつ現実的に想像してみよう。
現実に、ある時ある場所で、「君」と「われ」が青々としたねこじゃらしを見ている。会話はなく、ねこじゃらしが揺れるのをぼうっと見ている。注意して観察しているのではなく、なんとなく、その青々とした緑色の揺れるのが目に入るがままだ。受動的で反復的な視覚体験によって、体験の主体は動くモノの側に移っていく。ねこじゃらしが揺れれば〈揺れ〉を感じ、こすれれば〈こすれ〉を感じるような体験のあり方。その時、ねこじゃらしの「青々」や「揺れ」は、「君」や「われ」が見ていようが見ていなかろうが、それとは独立に持続する運動のように現象するだろう。
持続するそれは「われ」の主観から独立してイデアルに永続するナニカというよりは、「われ」が〈意識的に見る主体=見ていることを意識する主体〉ではない限りにおいて成立するかりそめの現象だ。その現象に身を���せている間、「われ」は変性意識的な状態かもしれない。意識の持続は、見ていることの自覚ではなく、「ねこじゃらし」の「揺れ」の運動と一致する。「われ」の肉体も〈君とわれ〉の関係もそっちのけで、ねこじゃらしが揺れる。
魂がそのように「われ」から遊離していきながら、やっぱり振り返る。「われ」から遊離した、ほとんど死後的な魂の視点は振り返る。きっと、そうでなくちゃ困るのだ。振り返る視線によって、「君」と「われ」が「視野」に入る。「視野」に入れるという肯定の仕方だ。というのは、ねこじゃらしを見ている限り、「君」と「われ」は互いに「視野」に入らないはずなのだ。
〈君とわれ〉というペアの存在が、「君」も「われ」もいつか死ぬという身も蓋もない事実を絆帯として、常軌を逸した肯定をされてしまった。
「君とわれの死後にも」ではなく「君の死後、われの死後にも」と書き分けられている。「君」と「われ」のどちらが早く死ぬか、死ぬまでにどのような関係性の変化があるか、どのような経験の共有があるのか。そういったことに関心を持つ生者の視点はない。その視点があるならば、たとえば次の歌のように二者の断絶が描かれてもいい。
その海を死後見に行くと言いしひとわたしはずっとそこにいるのに
/大森静佳『カミーユ』
断絶の構図を作らずに、〈、〉で並列させられる形で肯定される関係は何だろう。生前から死後までを貫くような、〈君、われ〉の関係の直観。〈君とわれ〉の「君の死後、われの死後」への変形。その変形による肯定は、〈君とわれ〉の圏内においてはナンセンスだ。〈「君」が死んでも、「われ」が死んでも、ねこじゃらしは変わらず揺れているだろうね〉ならば、それは〈君とわれ〉の相対化だ。それで心身は軽くなるかもしれない。その軽さに促されるように〈生〉のドラマは展開するかもしれない。けれども、生前から死後までを貫く二者の並列関係の肯定にはなりえない。
〈生前から死後までを貫く二者の並列関係〉はナンセンスなフレーズだ。だからこそ、その肯定は常軌を逸している。ナンセンスな肯定が、常軌を逸した視点から、すなわち、「われ」の魂が遊離して別の生の形をとっている間にだけ持続するかりそめの語り手の視点からなされた。
語り手の視点を「死後の視点」と一息に言ってはならない。そう言ってしまうなら、語り手の位置の融通無碍な変化を見落とすことになる。「君の死後、われの死後にも青々とねこじゃらし見ゆ」から「まだ揺れている」の間には、語り手の視点にジャンプがある。山中千瀬の「着陸はない 着陸はない」のリフレインと似た効果がこの歌の一字あけにおいても生じているのだ。
「君の死後、われの死後にも青々とねこ���ゃらし見ゆ」という言い切りの裏には、〈見えるだろう〉という直観が働いている。〈直観の時〉があり、〈時〉に拘束された「言い切り」がある。
直観された真実がそのままで場を持つことは、しばしば難しい。けれどもこの歌において、その直観は、一字あけのジャンプを経て、「まだ揺れている」を言うことのできる死後的な主体によって確認されることで場を持つことになる。「まだ〜ている」においては、「ル形」とは異なり、明らかに主体による確認判断が働いているだろう。直観を事実として確かめることのできるような不可能な主体へのジャンプ。
歌が立ち上げる〈不可能な声〉がある。
直観した時点から、それを確認する時点へのジャンプ。そこには、他なる主体の声になるかのような突如の変化と、同じ一つの〈歌の声〉の持続の、二つの運動の絡み合いがあるだろう。一首は一つの声を聞かせる。言葉を強引に一つの声へと押し込めることによって、通常では不可能なことを言うことができる。通常では、ナンセンス、支離滅裂、分裂した声、破綻した言葉のように聞かれてしまうかもしれないものたちが、一つの歌となるときに、〈不可能な声〉を聞かせてくれる。どうして〈不可能な声〉を使ってまで〈君とわれ〉を視野に収めたのだろうか、という問いから先は読者に任せた。
わたしたちに不可能な声が聞こえてくるとき。
「それは眼球めだまと金魚を買った」 「穴がわたしの代わりに泣くの」 「はるまきがみんなほどけてゆく夜」 「僕が一致してない」 「機関車のためいき浴びてわたしたちのやさしいくるおしい会話体」 「振り下ろすべき暴力」 「着陸はない 着陸はない」 「ふくらはぎ一日花のごとくにしぼむ」 「まだ揺れている」
どんな声でも「あるかも」と思えるように解釈することができるのだとして、わたしたちはどんな声でも、なんであれ聞いてきたのではない。いくつかの不可能な声を聞いてきた。
「不可能な短歌の運命」を予告しつつ、あらかじめそれを過去のものにするために。不可能なものの失敗がそれを過去へと葬ったあとで、そのナンセンスな想起が不可能なものを橋やベランダとして利用できるようにするために。
/平英之「運命の抜き差しのために(「不可能な短歌の運命」予告編)」
2年前に僕はこんなことを書いていた。短歌を書くことも、文章を書くことも、僕にはほとんど不可能なことだった。なにが不可能だったのか。
分母にいれるわたしたちの発達、 くまがどれだけ昼寝しても許されるようなわたしたちの発達、 しかも寄道していてシャンデリア。 青空はわけあたえられたばかりの真新しくてあたたかな船。 卵にゆでたまご以外の運命が許されなくなって以来わたしたちは発達。 教科書ばかり読んでいたのでちっとも気のきいたことを言えなくてごめんなさい。 まったく世界中でわたしたちを愛してくれるのはあなただけね。 ベランダから生きてもどった人はひとりもいないっていうのにさ。 〔…〕
/瀬戸夏子「すべてが可能なわたしの家で」(連作5首目より、一部抜粋)
ベランダから生きてもどった人はひとりもいないっていうのに、ベランダから生きてもどろうとしていた。それが僕の抱えていた不可能なことだった。
*注1 穂村弘「〔…〕。それでたとえばフィギュアスケートだったら、スケート観よりも実際に五回転できるってことがすごいわけだけど、短歌においては東直子とかが五回転できて、斉藤斎藤が「いや、俺は跳びませんから」みたいな(笑)、「俺のスケートは跳ばないスケートですから」みたいなさ。僕は体質的には、本当は自分が八回転くらいできることを夢見る、跳べるってことに憧れが強いタイプでね、だから東直子を絶賛するし、大滝和子もそうだし、つばさを持った人たちへの憧れがとくに強い。だからある時期まで女性のその、現に跳べる、そしてなぜ跳べたのか本人はわからない、いまわたし何回跳びました? みたいな(笑)、「数えろよ、なんで僕が数えてそのすごさを説明しなきゃいけないんだよ」みたいな、そういうのがあった。」 座談会「境界線上の現代短歌──次世代からの反撃」(荻原裕幸、穂村弘、ひぐらしひなつ、佐藤りえ)、『短歌ヴァーサス』第11号、112頁
*注2 柳父章『近代日本語の思想 翻訳文体成立事情』では、ト書きの比較的初期の用例として1753年に上演された並木正三『幼稚子敵討』の脚本から引用している。参考までに、以下に孫引きしておく。 大橋「そんなら皆様みなさん、行ゆくぞへ。」 伝兵「サア、おじゃいのふ。」 ト大橋、伝兵衛、廓の者皆々這入る。 …… …… 宮蔵「お身は傾城けいせいを、ヱヽ、詮議せんぎさっしゃれ。」 新左「ヱヽ、詮議せんぎ致して見せう。」 宮蔵「せいよ。」 新左「して見せう。」 ト詰合つめあふ。向ふ。ぱたぱた と太刀音たちおとして、お初抜刀ぬきがたなにて出る。 『日本古典文学体系53』岩波書店、1960年、112頁 本文で言及できなかったが、ト書き文体と口語短歌について考えるなら、吉田恭大『光と私語』(いぬのせなか座、2019年)を参照されたい。
【主要参考文献】 ・短歌 内山昌太『窓、その他』(六花書林、2012年) 大森静佳『てのひらを燃やす』(角川書店、2013年) 大森静佳『カミーユ』(書肆侃侃房、2018年) 木下龍也『つむじ風、ここにあります』(書肆侃侃房、2013年) 木下龍也『きみを嫌いな奴はクズだよ』(書肆侃侃房、2016年) 斉藤斎藤『渡辺のわたし 新装版』(港の人、2016年/booknets、2004年) 笹井宏之『てんとろり』(書肆侃侃房、2011年) 瀬戸夏子『そのなかに心臓をつくって住みなさい』(私家版歌集、2012年) 塚本邦雄「反・反歌」(『塚本邦雄全集』第八巻、ゆまに書房、1999年)(初出は『短歌』昭和42年9月号、『定型幻視論』に所収) 堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』(港の人、2013年) 東直子『青卵』(ちくま文庫、2019年/本阿弥書店、2001年) 平岡直子 連作「水に寝癖」(『歌壇』2018年11月号) 平岡直子 連作「紙吹雪」(『短歌研究』2020年1月号) 山中千瀬『蔦と蜂蜜』(2019年) 同人誌『率』9号(2015年11月23日) 同人誌『外出』二号(2019年11月23日) 同人誌『外出』三号(2020年5月5日) 『短歌ヴァーサス』第11号(風媒社、2007年)
・その他書籍 石川九楊『日本語とはどういう言語か』(講談社学術文庫、2015年) 沖森卓也『日本語全史』(ちくま新書、2017年) カトリーヌ・マラブー『偶発事の存在論 破壊的可塑性についての試論』(鈴木智之訳、法政大学出版局、2020年) 小泉義之「自然状態の純粋暴力における法と正義」(『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』、河出書房新社、2020年) 小松英雄『古典再入門 『土佐日記』を入りぐちにして』(笠間書院、2006年) ジャック・デリダ『盲者の記憶 自画像およびその他の廃墟』(鵜飼哲訳、みすず書房、1998年) 柳父章『近代日本語の思想 翻訳文体成立事情』(法政大学出版局、2004年)
・ネット記事 伊舎堂仁「大滝和子『銀河を産んだように』 」 佐々木あらら「犬猿短歌 Q&A」 平英之「運命の抜き差しのために(「不可能な短歌の運命」予告編)」
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国境がまだ閉じられていなかった2月16日、横浜の老舗のホールでソウルのドラッグ・クィーン、MOREさんとプロデューサーのコ・ジュヨンさんと一緒に作ったパフォーマンスのレビュー。正確に意図を汲んでいただいて��て、うれしい。本当に本当に光栄だ。
국경이 아직 닫히지 않은 2월 16일 서울의 드래그 퀸, MORE와 프로듀서 고주영 씨와 같이 만든 공연의 리뷰.정확하게 의도를 길어 주시고 있고 기뻐서 눈물이 나온다.
http://choomin.sfac.or.kr/zoom/zoom_view.asp?type=OUT&zom_idx=514&div=03
去る2月9日から16日まで、日本の横浜に宿泊しながらTPAM2020(Performing Arts Meeting in Yokohama 2020)参加公演の数々を見ることが出来るという「あまり見慣れない」機会が与えられた。
公演観覧することを目的に海外に出て行ったことも、1日に一回以上の公演を毎日見ることも私には全て初めてのことだった。
不慣れなことだったので、普段よりも公演を見ることにより集中しようと努力した。しかし、目を閉じれば韓国で片付けられない数々の仕事と帰ってからやらねばならない仕事たちが頭の中でぐるぐる回り、インターネットで触れる韓国の事件とニュースは韓国にいる時よりもずっと大きく迫って来た。
その渦中に解決することができない悩みに向き合っている友人の日常が心配でもあった。そして、当時横浜にはコロナ19ウィルス感染の拡散防止を理由に3700余名の乗客と乗務員が隔離された旅客船が停泊させられていた。
とても近い所で起きていたけれど、一番非現実的に感じたことでもあった。��が歩いて通った道は穏やかで小綺麗で、公演は決められた場所で定時に始まり終わるというそんな繰り返しだった。私はぎこちない顔をして街を歩き公演を見て酒���飲んで睡眠を取る日々を送っていた。
振り返って見ると横浜での私の様子は見慣れないものではなかった。知らない建物の窓に照らされる私の顔をしばしばまるで違う人の顔のように錯覚するくらいだった。体も心もしっかり足を地面に踏みしめたいけど、実際にいざ自分がいたい場所がどこなのか、よくわからない気分。行かなければいけないのは何処なのか、そしてどこに行きたいのか。それらを確信出来ずにキョロキョロしながらを心許なく歩いているいつもの私の姿を、知らない場所でもっとはっきりと感じていた。
そんな状態で私はTPAM2020の最後の公演となる「ねじロール」と「オギヨディオラ」に出会ったのだ。それぞれ三十分あまりの二つのパフォーマンスが立て続けに上演されるこのプログラムは、TPAMディレクション(プログラムディレクター達によって紹介または企画されたプログラムが束ねられているセクション)の最後の公演でもあった。公演場所であるクリフサイドは外観から、廃業して随分経ったナイトクラブの気配をぷんぷん匂わせる場所だった。
ドアを開けると、年月を経た木と布の匂いが嗅覚を刺激した。過去の栄光が古いテーブルクロスとカーペットの染みの痕跡に記憶された場所だった。ロビーや階段にびっしり埋まった人々がいなくなってしまい今はもう空っぽになった空間が、ようやくブルースの音楽とともに「今にもマジで」ショーが始まりそうな空間だった。
客席の入場が始まると、観客達はロビーから相次いで階段を上り始めた。階段を上り切って到着した二階にはクリフサイドの一階のダンスホールとは区分された空間が設けられていた。ライブ公演を見ること、もしくは舞台に立つことには関心のない人々がそれぞれ集まってわいわいがやがやと酒を飲んでダンスを踊る物語を紡ぐ言葉を交わしそうな空間だった。
その空間で「オギヨディオラ」のパフォーマーであるモア・ジミンとアキラ・ザ・ハスラーが、ドラァグの扮装をし準備をしていた。二人のパフォーマーは、散らかった荷物衣装や小道具の間でまるでそこが自分の家であるかのように気楽な様子でメイクをしていて、観客たちはその姿を見ながら客席に通じる狭い通路に向かって相次いで歩いて行った。
私はその二人の姿を交互に眺めながら既に公演が始まっていたことにはっと気づいた。そして狭い通路の前に着くと、その通路の横のコンセントに携帯電話の充電器を差し込んだまま、しゃがみこんで座って、通話をする一人の男性の後ろ姿が見えた。「公演開始まであまり時間がないのにあの人はどんなに急な用があってああしているんだろ」
過去の���こかで、私も何回かは経験した、「緊迫した」行動も時空間を割るひとつのパフォーマンスのよう��った。私は二階の狭い通路(下に一階のダンスホールが見下ろせるテラス)を通過して舞台(ダンスホール)が正面に見える一階のディナーテーブルに席を取った。
<ねじロール>
観客たちが席を取る時に生じる騒音と騒がしさは公演の開始時間が過ぎても続いた。おそらく舞台に設置されたスピーカーとサウンドシステムを通じて出て来る吃るような話し方の男性の声に神経が持っていかれるが、ぜんぜん無視もできるくらいの喧騒の中で観客たちのおしゃべりも継続された。
入場のさいに受け取った公演パンフレットをいじくり回す音と、バーに行ってドリンクチケットをビールやワインに変えてくる人たちが動く音で空間が散漫に満たされた。 <ねじロール>の梅田哲也(Umeda Tetsuya)と同僚のパフォーマーが舞台に登場して、サウンドシステムの前に座る動作も特別な気配もなく進行された。
二台の大型スピーカーの間に位置したサウンドシステムは、楽器を変形したものなのか変形して楽器になったものなのか分からない物体と、マイク、オーディオ・コンソール、そしてそれらを連結するラインで構成されていた。 パフォーマーが登場したから、もう何かが起きるのかなと思った瞬間、システムの合間に置かれている黒い旧式の電話機のベルが鳴った。 このベルは私がこの公演で明確に認知した二つの音のなかの一つだった。
ベルは鳴るが、受話器を取る人はいなかった。 梅田哲也が受話器を取り上げて、電話機の横に置いた。 まるで受信者はこの空間だとでもいうように。 そのため、さっきも流れたどもるような話し方の男性の声がもう少しよく聞こえるようだったが、依然として内容は分からなかった。 そして何を見なければならないのか聞かなければならないのか不明なこの状況を経験しているのは(おそらく)私だけではないようだった。
舞台の両側に見える、観客の視線もその焦点を失ったまま、それぞれ漂っていた。と、その時さっき通路にしゃがみ込むように座って電話をしていた男性が舞台の領域に歩いて入り、マイクの前に立ち泰然と通話を続けた。 やっと私はその人がもう一人のパフォーマーである捩子ぴじん(Neji Pijin)であり、これまで流れていた吃るような声の主人公であったいう事実を知ることになった。
若干の追加パフォーマンス(スプレームースを舞台の床にまいたり椅子の高さの構造物の上に立つアクション)がなかったわけではないが、彼は公演が終わるまで終始一貫してマイクを握り、言葉を「叫ぶ」行為を繰り返した。 そして他のパフォーマーたちによって作られた(あらかじめ計作ってあった)様々なサウンドが、彼の叫びをめぐって増幅された。 パフォーマンスが終わる頃に喉が裂けるほど繰り返して何かを訴えていた彼の声から「笛の音」がした。彼の声が裏返ったのだ。
その笛の音が私がこの公演ではっきりとはっきり認知した二番目の音だった。 最初に認知したベルの音が発信の始まりだったら、笛の音は重ねて滑ってしまう発信、あるいは、受信のずれを暗示するようだった。 彼の���びのなかで、私がわかった内容は遂に一つもなかったが、後で彼が叫んだ言葉のなかに"Can you hear me?(私の話が聞こえるの?)"という言葉があったという事実を知ったとき、笑みがこぼれた。彼の数多くの叫びの中で、私は笛の音だけを受信したんだね。<ねじロール>は、対象と目的がなめらかに収束しない叫びと音をすべての空間にまき散らしながら終わった。 明確な受信させることは当初から発信する目的ではなかったというかのように。
<オギヨディオラ>
空間のあちこちにばら撒かれたエネルギーは、<オギヨディオラ>のパフォーマンスで一つずつ拾い集められた。 <ねじロール>の音が止むと、客席に入場した時から配備されていた、小道具や大道具たちが再び目に入って来た。サウンドシステムが置かれていた舞台の反対側、古いグランドピアノが置かれている空間(社交ダンスの交流の場だったクリフサイドで、ライブバンドの定位置だった空間)の両側に、約1.5×1.5メートルの段ボールに描かれた二つの山(mountain)がそびえ立っていた。 そしてグランドピアノの周辺には華やかな衣装やウイッグ、鏡などの小道具とバレーレッスンのためのバーが設置されていた。 私は前日に<オギヨディオラ>公演のために用意された練習室で、部分的にではあるけれど覗き見たパフォーマンスが、今日この空間でどのように実行されるのか期待しながら舞台まわりをもう一度ゆっくり見渡した。 その時、モアが舞台にフッと入ってきた。 ライブでドラァグクイーンの舞台を見るのははじめてだったので、彼が登場しただけで訳もなく胸騒ぎがし始めた。 彼は舞台にのぼり、精巧に描かれたラインと色が調和を成した自分の顔を鏡に映してみたり、靴や衣装といった小道具を手にするように動き、また舞台の外に出て行った。
ほどなく<オズの魔法使い>の挿入曲<Over the rainbow>の前奏が流れた。 そして白いショートカットのウイッグと白い木綿材質のオフショルダー・ドレスを着た、濃く厚いアイラインと彼のものよりさらに厚く赤い唇のアキラ・ザ・ハスラーが、はにかみながら舞台に登場してきた。 彼が歌の始まるポイントに合わせて唇を開いた瞬間、散漫だった空間の空気が彼の周辺に集まるのが感じられた。 彼のリップシンク、手ぶり、歩み、いたずらにスカートの下に隠しておいた、歌のラストに天井にバラバラに飛ばした半透明の黄色い風船まで私にはとても「リアル(real)」であるように感じられて、軽く狼狽するほどだった。
私は誇張されたジェスチャーや内容の公演をまっすぐに見ない方なのだが、アキラ・ザ・ハスラーのショーはもちろん、それに続くモア・ジミンの<It's oh so quiet-Bjork>の舞台も、動作や表情を一つも逃さないようにじっと見つめていた。モアの真っ赤な唇と同じくらい濃いチーク、白い巻き毛のショートカットのウイッグ、小さな白いドット柄��散りばめられた赤い水着。そして赤い靴、そのすべての扮装が本来彼の身体の一部であるかのように自然に感じられ、それでいて美しかった。 私が感じたリアルさと美しさは、舞台の特性を活用し、着飾った二人の華やかさに由来するものでもあったが、何より二人が表現しようとした感情、情緒そして歌の歌詞以上のドラマが、各自に与えられた3分弱の時間の中で、極めて具体的に作られたためだった。 私はにわかに二人の世界をそっとのぞいたような気さえした。
ⓒRody Shimazaki, TPAM - Performing Arts Meeting in Yokohama, 2020
各自のショーが終わるやいなや、すぐに次のパフォーマンスが続いた。 余韻を感じる間はなかった。二人はもうすでに一緒にやるショーを準備するかのごとく「突然」モアによるバレエのレッスンが始まった。バーを使って開始された「講習」は舞台の中央へとつながって行った。 プロのバレエダンサーであり、振付師のモアジミンが見せてくれる動作を真似するアキラ・ザ・ハスラーの姿はまるで大人の真似をしはしゃぐ子どものように見えたりもした。 二人の遊びは、チャイコフスキー(Peter I.Chaikovskii)の<白鳥の湖>の音楽に合わせて最高潮を迎えて、二羽の白鳥のように舞台裏に退場してショーはそのまま終わるかのように見えた。
しかし、すぐに二人は白とピンク色の白鳥の形をした浮き輪に乗って(正確に表現すると両足で引っ張って)オールを漕ぎながら舞台に出て来ると、客席の笑い声とともに異なる次元の遊びが再開された。その後に続いた二つの韓国語の歌に合わせた二人のパフォーマンスは、二人が一緒にドラァグショーを作る、その過程のように見えた。 観客の視線と流れる歌に合わせて二人はショーの場面を一つずつ作って行っていた。
"…天空の星も 大地の花も ひそやかに わが道を 生きてゆくように ふと気がつけば 河が微笑みかけている 私たちも 微笑みがこぼれる…"-<オギヨディオラ>
李尚恩の歌<オギヨディオラ>の穏かなメロディーに会場全体の雰囲気が敬虔になったのか、それともそっと互いに心を配るかのように、それぞれの船に乗って水路の上で出会った二人の動きは、終始一貫して軽くて愉快だった。 "オギヨディオラ"のフレーズがリフレインされると、二人はそれぞれの船から降りて一緒に通ってきた水の流れに白い布を広げた。 そして二人はまるで白い布の上に新しい水路を描くような感覚で空色の絵の具を塗り、撒いた。 そして空色の絵の具が塗られた川(水路)は2階のテラスの高さまで引き上げられて、舞台の正面であり、両側にそびえる山の間に(流れるように)置かれた。 そして間髪を入れずに二人のパフォーマーはすぐに始まる次のショーのために衣装をチェンジし、順次舞台の両脇に置かれた山(山の絵が貼りつけられた構造物)の上に上がった。 二人がそれぞれの峰に上がると、二つめの歌である楊姫銀(ヤン・ヒウン)の<私たちが登る峰は>のナレーションが始まった。
ⓒHideto Maezawa, TPAM - Performing Arts Meeting in Yokohama, 2020
モア・ジミンは明瞭な表情と口の動き、そして手振りで、自分が登った峰にまつわる話を聞かせ始めた。 その場に韓国語の歌詞を聞き分けることができる観客は多くても5人程度だったため、ほとんどの観客は英語/日本語の歌詞が書かれたパンフレットや、モアのジェスチャーを交互に眺め���がら彼の話に耳を傾けた。それは孤独に自身の峰を登っている友達に手渡す励ましだった。 そんなふうに各自の峰で始まった慰めだが、「友達よ」のフレーズのリフレインが始まる頃には二人のパフォーマーは各自の山から降ろし、出会わせ、今度は共に他の山(2階のテラス)を登らせた。
歌がクライマックスに近づくと、二人のパフォーマーは、観客らが公演前に通って来ていた2階テラスの両側の通路を通り、先ほど二人が共に描いた水路の上に並んで立ってプラカードを広げた。 プラカードには、まさにそのときに流れていた歌詞の内容の文句が書かれていた。 "だから友よ 私たちが登る峰は すぐ今のここかもしれないよ"
公演は「まさに今ここ」に集まった人々の耳目を二人のパフォーマーが到着した地点に集中させ、終わった。
驚いたことに<オギヨディオラ>のすべてのパフォーマンスを見るのにかかった時間はわずか30分だった。 二人のパフォーマーは停泊するまで延々とオールを漕いで行かなければならない船頭のようにせっせと、そして休む間もなくパフォーマンスを遂行した。 プログラムディレクターと2人のパフォーマーが公演に込めようとしたメッセージと「こうすれば面白そうだ」と想像した要素が決められた時間内に舞台の上で一つずつクリアになった。 パフォーマンスを一つずつクリアする度にモアが息を切らしながら吐き出した息の音、まるで合いの手や囃し言葉のようだったハイトーンの「はっ!」という音が、私がいま見ているものが何なのかをその度に想起させてくれた。 <ねじロール>での「笛の音」がそうであったように。
ⓒHideto Maezawa, TPAM - Performing Arts Meeting in Yokohama, 2020
公演場で、不慣れな場所で、そして日常でも私はしばしば「まさに今ここ」という感覚を失ってしまう。それは私を取り巻く状況と関係が、たとえどこにいても私に影響を与えているためでもあるが、しきりに今ここにないもの、あるいは私が望んでいないことを欲する真似をするからでもある。 私は今ここに無いものについて話す時、不安な気持ちになり、今踏みしめている地面も,そばにいる人もリアルに感じられなくなったりする。 そんな私に見知らぬ場所での最後の公演であった<ねじロール>と<オギヨディオラ>は、足元に感じられた古いカーペットの感触、そして私が見ているものの表面と裏面を感じられる時空間をその瞬間、開いてくれた。
公演が終わって宿所に戻って、次の日に韓国に発つ準備をしながら李尚恩の"オギヨディオラ"をもう一度聴いてみた。 すると他のどの歌詞より"さあさあ 船を漕いで"というフレーズが耳にすっと入ってきた。 私が漕いできた、そしてこれから漕がなければならないオールのことについて、そして一緒にオールを漕いでいる人たちについて考えた。 私はまた見知らぬ気持ちに酔って、どこか分からないところをうろうろするだろうことは明らかだが、少なくともその瞬間だけはせっせとオールを漕いで向かうべきところがどこなのか、少し鮮やかにはっきりしたのだ。
テ��スト: シン・ジェ (演出家・韓国)
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プロパガンダ映画『主戦場』の偽善 山岡鉄秀
2019.07.08
月刊『Hanada』2019年7月号に掲載され大反響!
山岡鉄秀「プロパガンダ映画『主戦場』の偽善」を特別公開!
※今月号(2019年8月号)に掲載されている藤岡信勝「慰安婦ドキュメント『主戦場』デザキ監督の詐欺的手口」と併せてお読みください。
■上智大学の思想環境
私の元に興味深い報告が届いた。4月上旬、北海道のある小さな映画館に、ひとりの女性が映画の宣伝に訪れた。
「東京でたいへん話題になっていて人気だから、こちらの映画館でも上映していただけませんか?」 と言いながら示した映画が、『主戦場』だった。
その女性の名は石純姫(ソク・スニ)。苫小牧駒澤大学助教授だった。石氏は、2017年に『朝鮮人とアイヌ民族の歴史的つながり』という著書を出版している。「強制連行されて日本国籍を持たない在日朝鮮人には平等な機会、権利は保障されておらず、生存が脅かされている」と主張する方だ。
4月13日には映画『主戦場』のデザキ監督のロングインタビューが、朝日ファミリーデジタルに掲載された。
「僕はもともとユーチューバーで『日本における人種差別』という動画を自分のチャンネルにアップしたところ、日本の“ネトウヨ”と呼ばれる人たち(ネット上で活動する右翼)に見つかり、オンラインでものすごく叩かれた。 その後、元朝日新聞記者の植村隆さんが慰安婦について書いた記事で同じように叩かれているのを知り、慰安婦問題に興味を持った」
「植村さんと僕のケースは『ある人が語ろうとしている問題を語らせまいとしている』という点で共通していると感じた。 アメリカ人としての自分は、誰かが語ろうとする言葉が遮られようとしたら『それはいけない!』と反応する。なぜなら告発や発言の背景には、苦しんでいるマイノリティー当事者が必ずいるからだ。彼らはただでさえ差別を受けているのに、告発の声を遮られることで二重に苦しむことになる」
インタビュー映像が撮影された上智大学には『主戦場』のポスターが誇らしげに貼ってある場所があった。「上智大学グローバル・コンサーン研究所」だ。映画に登場する中野晃一氏がかつて所長を務め、現在も所属している。
当該研究所のホームページに行けば、思想的傾向が明確にわかる。たとえば、雑誌、新聞、メディア関係のリンクをクリックすると、各種刊行物のリンクがリストされている。岩波書店『世界』、『週刊金曜日』、人民新聞(天皇制廃止を主張)等々である。
デザキ氏がどのような思想環境に身を置いてきたか、どのような人々と繋がっているかを見れば、『主戦場』があのように偏向した映画になることもうなずける。最初からそういうスタンスだったのだ。 映画のナレーションで、デザキ氏は言う。
「驚いたことに、私に付けられた反日的なイメージにもかかわらず、多くの保守系論者が取材要求を受け入れてくれた」
朝日ファミリーニュースのインタビュー記事のなかでデザキ氏は、「自分が日系アメリカ人であることがポジティブに影響した」と考える旨の発言をしている。
またもや完全な勘違いで��る。彼が日系アメリカ人であることは100%無関係だ。インタビューに応じた保守系論客たちは全員、「慰安婦の証言も矛盾しているんですよねえ」などと言うデザキ氏が「慰安婦性奴隷説に疑問を抱き、公正中立なドキュメンタリーを作ろうとしているまじめな大学院生」だ、と単純に信じ込んでいたのである。
ケント・ギルバート氏は、試写会に行って驚愕したという。それほどまでに皆、人が良いのだ。
彼らがなぜデザキ氏を信用したのか? それは彼の国籍などではなく、彼が上智大学の大学院生だったからだ。「学生なら協力してあげなくてはいけない」という道徳観に従って動いたのだ。それにまんまと付け込まれてしまった。
■取材せずに虚偽を流布
それにしても、特に災難だったのは櫻井よしこ氏だろう。ギルバート氏の紹介だったので、うっかり取材依頼を受けてしまったが、ひどい扱いを受けた。
突如、映画に登場し、慰安婦性奴隷否定派から肯定派に転向したと紹介されるケネディ日砂恵(ひさえ)氏は「深く考えずに米国人ジャーナリストに6万ドル支払ったことを後悔している」と語るが、この部分で登場回数が少ない櫻井よしこ氏にインタビューが飛ぶ。
「あなたもそのジャーナリストと関係があったと聞いたのですが?」と訊かれ、櫻井氏は表情を曇らせて「その件には触れたくありません。複雑なので」と短く答える。
デザキ氏は、この櫻井氏の反応を、いかにも都合が悪くて言葉を詰まらせているかのように映画の宣伝バージョンに使用している。
しかし櫻井氏が言葉を濁したのは、自身に後ろめたいことがあるからではなく、ケネディ氏のプライベートな問題(人間関係・金銭関係など)に触れたくなかったからである。ケネディ氏が様々なトラブルの果てに姿を消したのは、彼女を支援した人々にとっては苦い思い出だ。
そして櫻井氏こそ、ケネディ氏に相談を受けてサポートしようとした人だ。コメントを避けるのは当たり前なのである。 櫻井氏の発言は少ないのだが、映画の後半ではさらに「明治憲法復活を目指す日本会議という恐ろしい軍国主義集団」の宣伝塔だとしてレッテルを貼られてしまう。
日本会議はすでに「映画は事実無根の妄想だ」という抗議の声明を発表している。取材もせずにこのような虚偽を流布するに至って、『主戦場』はもはやドキュメンタリーではなく、プロパガンダ映画の正体を晒す。
それにしても奇妙なのは、ケネディ日砂恵氏の名前が映画のパンフレットのどこにも書かれていないことだ。出演者一覧のなかにも含まれていない。左派に転向したケネディ氏こそ、デザキ氏の最終兵器だったのだろうか? ちなみに、彼女が接触し、現金を渡したとする米国人ジャーナリストは「彼女に騙された」と激怒している。
オウム真理教ウォッチャーで有名なジャーナリストの江川紹子さんが、『主戦場』を見て次のようにツイートしている。
〈《主戦場》見てきた。最初は面白いなと思ったし、よく���あこれだけの否定論者を引っ張り出したなあと感心しながら見ていたが、作りのあまりのアンフェアさにうんざり。一人一人が考える機会をくれる作品かと期待していたけど、むしろ分断と対立を煽る作りに、かなり落胆した〉(6:20 - 2019年5月7日)
慰安婦問題に関する知識の多寡や立場に関係なく、冷静な人が客観的に見れば、極めてアンフェアなプロパガンダ映画なのが明白なのである。
■慰安婦の涙を政治利用
後半、荒唐無稽になってしまう『主戦場』だが、最後の最後にデザキ氏が登場させるのが、生前の金学順さんだ。幼い頃、初めて客を取らされた時の驚きと恐怖と苦痛を思い出して涙する金さんの姿を見て、「日本人は反省しろ」というわけだ。
私は、このような手法は苦難の人生を生きた女性への冒瀆であり、偽善の極みだと思っている。
金学順さんは基本的に正直な方だと思う。だから、これまでにも最初から包み隠さず、自分が幼くして親にキーセンに売られたことも、キーセンのオーナーに中国へ連れて行かれたことも率直に話している。長いこと日本でも、貧困から娘を遊郭に売る悲劇があったし、さらに貧しかった朝鮮半島ではなおさらだった。
幼くして親から離された少女たちはどんなに不安だっただろうか。また、芸人として生きていくと思って修行していたら売春をさせられてしまった彼女たちは、どれほど傷ついただろうか。金学順さんの悲しみを他人が推し量ることは難しい。しかし、彼女の涙は本当の心の叫びだと思う。
だからこそ許せないのが、金さんのような人を利用しようとする人々だ。朝日新聞の植村隆記者は金学順さんについて初めて報道したが、彼女がキーセンに売られた事実を書かなかった。植村氏の韓国人義母が会長だった太平洋戦争犠牲者遺族会は「日本政府を訴えれば賠償金を取れますよ!」と嘯いてお金を集め、本人を含めて詐欺罪で逮捕者を出し、有罪判決を受けた者もいる。
当時、慰安婦問題が国際問題にまで発展したのは、単純に慰安婦が存在したからではなく、日本軍が組織的に人間狩りのように女性を駆り集めて慰安婦にしたとか、勤労奉仕の女子挺身隊として集められたのに慰安婦にされたとか、朝日新聞が流布した虚報を日韓の国民が信じて衝撃を受けたからだ。
西岡力氏は、金学順さんがキーセンに売られた女性で、軍隊に拉致されたわけではないことを『文藝春秋』誌上で指摘した。 これを受けて、吉田清治の慰安婦奴隷狩り証言の検証をすべく済州島に向かう準備をしていた秦郁彦氏が、金学順さんの弁護士である高木健一氏に電話をして「金さんは親にキーセンとして売られた人ではないのか?」と訊いた。
高木弁護士は「あれは玉が悪かった」と言い、「いま、次のいいのを準備している」と答えたという。彼らにとって元慰安婦��、反日活動と金もうけのツールでしかないのだ。
西岡氏はソウルで金学順さんに会おうとするが果たせず、代わりに日本語通訳を務めていた韓国人女性に会って話を聞く。 彼女によれば、彼女が「おばあちゃん、なんで出てきたの?」と訊いたら、金学順さんはこう言ったという。
「寂しかったんや。親戚も誰も訪ねてこない。食堂でテレビを見ていたら、徴用された人が裁判を起こしたと報じられていたから、私も入るのかなと思った」
■壮絶な人生を歩んだ女性
日本人として初の従軍慰安婦被害者として祭り上げられたのが、城田すず子さん(仮名)だ。城田さんは下町でパン屋を営む裕福な家庭で育つが、切り盛りしていた母親が急死すると家は急速に困窮化し、神楽坂の芸者置屋に奉公に出される。最初は雑用をしていたが、やがて座敷に上げられるようになる。
彼女はあとで、父親が置屋から多額の借金をしていたことを知る。近所の学生との初恋もつかの間、遊び人の男に水揚げされて、いきなり淋病をうつされる。その後は台湾、サイパン、トラック島、パラオと転々とするが、南洋諸島には自分の意思で行き、内地とはうって変わった伸び伸びとした生活を送る。
米軍の攻撃が迫ると内地に返されるが、恋人に会いたくて無理やり舞い戻り、激しい空襲を体験する。 日本軍人との恋、米軍兵士との恋と彼の帰任に伴う自殺未遂、学徒動員から帰国した男性との駆け落ちと流浪の果ての心中。自分だけ蘇生して知る恋人の死。
途中、何度も彼女を救い出そうとする人も現れるが、恋は成就せず、覚醒剤、賭博、たばこ、飲酒に溺れて立ち直ることができない。最後の最後に、奇跡的に知り合った赤の他人に助けられてキリスト教団体が運営する支援施設に転がり込み、やっと更生するが、作業中に腰骨を折って寝たきりとなった末に他界する。
私は、彼女の自伝である『マリヤの讃歌』(日本基督教団出版局、1971年初版)を読んで何度も目頭が熱くなった。裕福な家庭に育ったおきゃんな少女が、母親の死を境になんと壮絶な人生を生きなくてはならなかったことか。彼女は自分の境遇を嘆きながらも、「貧乏が悪い」と人を責めず、苦労する兄妹のために借金を繰り返す。
しかしひとこと、「父親はなんと無慈悲な人だろう」と本音を漏らすシーンが胸を打つ。もし、彼女の父親に命がけで娘を守る気概があったら、きっと彼女はここまで悲惨な人生を生きなくても済んだだろうに、と思わずにはいられない。
■碑文にある虚偽の一文
だが、自伝を読んではっきり言えることは、彼女は人生のかなりの部分を売春婦として生きたとはいえ、従軍慰安婦ではなかったということだ。軍隊によって強制連行されたわけでもない。日本軍人も米軍兵士も相手にしたし、恋愛関係に陥ったりもした。
せっかく借金を返してまとまったお金を得ても、贅沢三昧で散財したりもした。親切にしてくれる人もいたが、守ってくれる親や親戚がいなかったばかりに、社会の底辺をひとりで彷徨わなければならなかったのだ。
まだ貧しかった日本が大戦争を経て焼け野原に帰した時代、彼女のような人生を歩まざるをえなかった人も少なくなかった。心から哀悼の意を捧げたい。
彼女の写真が、北米で初めて慰安婦像が建てられたカリフォルニア州グレンデール市の図書館に掲げられた。2013年、韓国人反日活動家たちが開催した慰安婦関連パネル展に、唯一の日本人女性として登場したのが城田さんだったのだ。
彼女の写真の下には「I was their slave. 私は彼らの奴隷だった」と書かれ、英文の説明が続く。
〈1938年、城田すず子さんは17歳の時、父親の借金返済のため日本軍に身売りされた。戦争が終わるまで城田さんは台湾やサイパンの慰安所で働き、日本軍の性奴隷となった〉
完全な虚偽である。 そして、慰安婦像の脇にはめ込まれている碑文には次のように書いてある。
〈1932年から1945年まで、日本帝国軍によって、朝鮮、中国、台湾、日本、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、東ティモール、インドネシアで家から連れ出され、性奴隷にされた20万人以上のアジア人とオランダ人女性に捧げる〉
これもまた虚偽である。前述の弁護士といい、韓国人活動家といい、女性の人権を云々しながら、女性たちを政治的ツールに利用しようとする人々を私は心から軽蔑する。
このような碑文とともに像が建ち、故人を虚偽の経歴で利用されたら、当然コミュニティに悪影響を及ぼし、侮辱されたり嫌がらせをされる日系人も出てくる。日本のブランド力低下にもがる。
韓国人の反日メンタリティは中国共産党の「超限戦」にとことん利用される。豪州ストラスフィールド市のケースでも、突然、中華系の「日本の戦争犯罪を糾弾する会」が結成されて、韓国人会に慰安婦像設置をけしかけたのだ。日本政府が謝罪したり補償したりすればするほど、「弱さ」と捉えられて激しく攻撃される。
■問題が解決されない構図
そのような事態になってしまったから、学者ではない者まで反論せざるを得ない状況に追い込まれてしまったのが現状なのだ。だから、『主戦場』に登場した保守派の人々は総じて、前述した反日団体のプロパガンダに反対意見を述べているのだ。
たとえ左派でもまともな学者なら、反日団体の主張は学術的にも虚偽が多いことはわかるはずだ。デザキ氏でもある程度は気付くだろう。しかし、「反日団体の主張は学術的に正しくないし、強引に無関係な土地に慰安婦像を建てる行為は非生産的だからやめるべきだ。慰安婦をめぐる議論は自分たち学者に任せるべきだ」と主張する左派の学者を私は見たことがない。
それどころか、「性奴隷」や「強制連行」の定義を拡大して、反日団体や活動家を後押ししているようにさえ見える。それは偽善的で、問題の解決を遠ざけるだけの行為だ。だから、いつまでたっても議論がみ合わないのだ。
ちなみに、『主戦場』の慰安婦性奴隷派のメイン話者の吉見義明氏は著書にこう書いている。
〈「官憲による奴隷狩りのような連行」が朝鮮・台湾であったことは、確認されていない。また、女子挺身勤労令による慰安婦の動員はなかったと思われる。(中略)しかし、「官憲による奴隷狩りのような連行」が占領地である中国や東南アジア・太平洋地域の占領地であったことは、はっきりしている〉(『「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実』大月書店)
つまり、法律が存在し、統制が取れていた朝鮮半島や台湾では権力による強制連行は行われなかったが、それ以外の前線では統制が崩れて犯罪行為も散見され、記録にも残っている、というわけだ。
しかし、前述の碑文を予備知識のない人が読めば、当然、「武装した日本軍が組織的に民家に押し入って、一般女性を拉致して性的目的で奴隷のように酷使した」と理解するだろう。これは吉見氏らの学説とも明らかに異なる。明らかな虚偽なのだから、反論せざるを得ない。
すると、デザキ氏のような活動家が現れて「歴史修正主義者」 「否定論者」と侮蔑的な表現でレッテル貼りを行う。それを吉見氏や林博史氏らが後押しするという構図になっている。
吉見氏も林氏も、慰安婦制度とは日本軍が単独で創り上げていたわけではなく、女性の人権を完全に無視する朝鮮半島の儒教的な封建制と徹底的な男尊女卑文化が背景にあったことを指摘している。
今日的価値観からすれば、日本軍や日本政府にも道義的責任があると主張するのは自由だが、現実には娘を売る朝鮮人の親がいて、女衒がいて、客としての朝鮮人もいたわけで、それが当時の朝鮮社会における現実の一部(fact of life)だったから、ただの一件も暴動が起きなかったし、日本軍に所属していた朝鮮人兵士も反乱を起こさなかった。
また、反日の李承晩政権でさえ、日本の責任を追及して賠償を求められるものとは考えなかったのである。それもまた現実なのだ。
にもかかわらず、ことさらに慰安婦制度は「日本軍性奴隷制度だった」と強調し、政治的目的を持って明らかに事実に反するプロパガンダを展開する反日団体を容認する姿勢は独善的で、学者としての誠意(integrity)を疑わざるを得ない。
吉見氏や林氏がその時代に生まれ、目の前に金さんや城田さんのような女性がいたとしたら救うことができたとでも言うのだろうか? 金さんや城田さんの境遇に胸を痛めるのであれば、困窮した元慰安婦がいたら労り、政治活動に巻き込むようなことをしてはいけない。
それどころか、現在も存在している女性の人権侵害問題に取り組むべきである。韓国で売春が違法とされたあと、大勢の韓国人女性が世界中に進出して売春をしている。悪質な業者に拘束されている女性も多い。
シドニー空港の税関で止められた若い韓国人女性はテレビカメラの前で、「私は韓国にいたら気が狂う」(Korea drives me crazy)と泣きながら訴えた。北朝鮮から命からがら中国へ脱出した朝鮮人女性は、文字どおりの性奴隷にされていると報告されている。
それらの、いまそこにある問題に取り組むこともせず、慰安婦像を建てたり、偏向した映画を作ってあたかも女性の人権を擁護する善人のように振る舞う人々とそれを応援する人々は、極めて独善的で偽善的だと言わざるを得ない。
■今度は植村隆記者の映画
驚くべき情報が飛び込んできたので、最後に報告しておく。なんと、元RKB毎日放送社員で映画監督の西嶋真司氏が起案者となって、植村隆元朝日新聞記者を支援する映画の製作が企画されているというのだ。タイトルは『標的』。植村氏が不当な言論弾圧の標的にされているという主張を展開する映画だそうだ。
チェックしてみると、A-Port という朝日新聞社のクラウドファンディングサイトで資金集めをしていることが確認できた。反日急先鋒のテッサ・モーリス=スズキ(オーストラリア国立大学教授)も絡んでいることがわかる。
資金調達達成率は、残り約100日を残して56%とのことだが、すでに完成している部分があり、プロモーション動画の冒頭には「日本の正義が問われている」と書かれている。うんざりだが、裁判では飽き足らず、情報戦まで仕掛けてくる執念は見習うべきか。
貧しい時代の不条理を生き抜いた、同情すべき女性たちを政治ツールに利用する反日勢力からの攻撃は止むことがない。彼らは慰安婦問題を円満に解決したいとは考えていない。どんな手口を使ってでも日本を世界史上に例を見ない犯罪国に貶め、永遠に日本人と日本政府を糾弾し続けたい��だと見做されても仕方がない。デザキ氏と『主戦場』が、そのことを改めて教えてくれた。
彼らが「標的」にしているのは日本の名誉だ。
(初出・月刊『Hanada』2019年7月号)
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イザベル・コイシュ監督『マイ・ブックショップ』 原題:The Bookshop 制作:イギリス、スペイン、ドイツ, 2017. 本屋を志す人は、本のどのような魅力に取り憑かれているのだろう。そんな気持からこの映画を観ました。 しかし、観終わって心に浮かんだのは、主人公の本への思いというより風景の美しさ、そして本が好きではない人々との深い溝でした。映画の重要な構成要素となる、レイ・ブラッドベリの『華氏451度』と、視点が似ていることも印象的でした。さて、その中身は・・・
本をめぐる希望と悲劇、そして再び希望へ 時代は1959年のイギリス。海辺の小さな町サフォーク1) に残された、一軒の古びた家が舞台です。未亡人のフローレンスはこの家で、かつて夫と夢見た念願の本屋を開きます。町でただひとつの本屋はものめずらしさもあり、次第に人気を集めるようになります。 しかし、本屋が人々の関心を集めることは、本を読まない人々にとって快いものではありませんでした。町の名士ガマート夫人は、古い家には当地の芸術センターこそがふさわしい、私は以前からそう思っていたと、フローレンスに本屋を諦めるように促します。 そんなとき、本屋の手伝いで小遣いを得ようとする少女クリスティーヌと、町でただ一人の読書家で退役軍人の老人、ブランディッシュが現れます。二人に支えられ、逆境のなかフローレンスは何とか本屋を続けます。しかし、ガマート夫人は悔しさを募らせ、町議員の甥を利用し、条件を満たさない家には居住を認めず町の所有とする町則を成立させます。 フローレンスが店を留守にしていたある日のこと、住宅を調べる役人が店を訪れます。その際、店を手伝っていた男ノースが役人に、とても住めた家ではないと告げたことから、フローレンスは町則により古い家からの退去を余儀なくされます。法に行く手を阻まれたフローレンスは、失意のうちに書店をたたみ町を去ります。 その最後の場面で、クリスティーヌが思いもよらない行動に出ます。フェリ―に乗り込み町を離れていくフローレンス。その目前で、ブックショップから立ち上る黒煙が目に映ります。フローレンスを追うようにクリスティーヌが駆ける姿が見えます。岸壁に立ち止まった彼女の胸には、一冊の本が抱かれていまいした。 それから数十年後、大人になったクリスティーヌは、かつてのフローレンスのように本屋を切り盛りしています。フローレンスの夢は悲劇に終わりましたが、本を愛する者の意志は本の静かな力に導かれ、あらたな希望へと引き継がたことを示唆して映画は終わります。 本や調度品がつたえる穏やかな感性と知性 この映画には、いまでは目にすることが少ない風景や調度品がいくつも登場します。例えば、中国のお盆、英国式の茶器、名士らの服装、応接の内装、クラシカルな車、アラジンの石油ストーブなど。街並みや海岸の様子も、単に古風なだけではなく、どこか雑然とした昔の田舎を感じさせるものです。 本屋の店内も、ゴツゴツとした灰色の包装紙、本を束ねる丸紐、本棚や黒光りする木の床など、半世紀前の英国がかもし出す雰囲気がとても印象的です。これらは時間の産物である本と同様に、時によって刻まれた美しさという意味で、本との馴染みを思わせます。 これらの調度品への愛着を思わせる場面があります。クリスティーヌは本を読むのが嫌いな少女です。しかし、彼女は本屋やフローレンスの身の回りの品々、中国のお盆、ティーポットを包む毛糸の保温カバー、アラジンの石油ストーブがお気に入りです。クリスティーヌはこれらのお気に入りをおねだりし、ことあるごとにフローレンスから譲り受けます。 これらの器物には、ときに言葉が添えられたりします。石油ストーブを譲られるときクリスティーヌは、「燃やしながら給油してはダメよ。危ないから」2) とフローレンスに念を押されます。これは、後にクリスティーヌが本屋に火を放つ場面への伏線です。 本もそうです。クリスティーヌは店を手伝いながら一冊の本に目を留めます。関心があることに気付いたフローレンスは、「いつか読んでね」と言葉を添え、その本をクリスティーヌに手渡します。これもまた、映画の最後で示される重要な意味へとつながります。 しかし、本が言葉として機能しない場面もあります。フローレンスはブランディッシュの後押しを受け、当時世間を騒がせていた、ウラジーミル・ナボコフの『ロリータ』の販売をはじめます。この本は「出版当時ポルノまがいの作品との評価も受けた」3) いわくつきの本です。『ロリータ』は町の人々の関心を集めます。 しかし、ガマート夫人が難癖を付けたのはその内容ではなく、本を求める人々が店の前に溢れて通行の妨げになるというものでした。この描写は、保守的で権威的なガマート夫人が『ロリータ』を読んでいれば、おそらくは内容を問題にしていたはずなのにと思わせることで、本を読まない人々を皮肉ったように思えるのは、わたしだけの邪推でしょうか。 このように、『マイ・ブックショップ』は、物や風景に本につながる意味を被せながら、ときに映画を理解する言葉の手がかりを与え、さらに本は読まれなくてならないというメッセージも忍ばせているように見えます。こうした細やかな手続きにより、本作品は外観や手触りなどの感性だけでなく、文字や言葉を通じて伝えられる知性が穏やかに表現されていたと思います。 読書しない者たちへの批判的な眼差し 『マイ・ブックショップ』の主要な登場人物は7人ほどです。主人公フローレンス、少女クリスティーヌ、老人ブランディッシュ、名士ガマート夫人と夫の退役軍人、本屋を手伝う新聞社(放送局?)の男ノース、そして弁護士。 このうち、読書好きなのはフローレンスとブランディッシュの二人。仲間ですが自称読書嫌いのクリスティーヌ。あとの4人は仲間とも本とも縁遠い人物です。役人二人、マガート夫人の甥も含めれば、町の有力者のほとんどは本に興味がなく、フローレンスはもちろん、彼女のまわりで起こっていることも理解していません。 マガート夫人は読書好きのフローレンスに嫉妬し、追いやろうと画策します。その執拗さに、ブランディッシュは正面から抗議するため、マガート夫人と面会します。「芸術���センターなどない。フローレンスに干渉するのは止めなさい」と。その行動からの激昂のせいでしょう。面会を終えたブランディッシュは自宅の近くで倒れ、息を引き取ります。 しかし、マガート夫人の退役軍人の夫は、ブランディッシュへの哀悼をフローレンスに伝える際、芸術センターへの彼の好意が無駄になり残念だと口にしてしまい、フローレンスを激しく悲しませます。彼は妻のバイオレット(ガマート夫人)から、ブランディッシュは抗議に来たのではなく、芸術センターの支援を申し出たと聞かされていたのです。 新聞社の男ノースは、町の役人に本屋は人が住むに値しないと伝え、結果的に雇い主であるフローレンスを裏切ります。彼にその自覚があったかどうかはわかりませんが、その程度にしか状況を理解しない能天気で口達者な男として描かれています。 このように多くの場面で、本を読む人とそうでない人との軋轢、読書しない人からの嫉妬、あるいは知人への鈍感さなど、さまざまな姿が有力者の特徴として描かれています。これはイザベル監督の、読書から縁遠い人たちへの批判的な眼差しの現れのように見えます。
イギリスの港町に姿した『華氏451度』の世界 映画のなかで『華氏451度』が最初に登場するのは、「何でもいいから」というブランディッシュの求めに応じて、フローレンスがこの本を選ぶ場面です。本の概要を少しだけ整理しておきたいと思います。 『華氏451度』は、レイ・ブラッドベリが未来社会を舞台に、本の所有が禁止され、ラジオ・テレビの情報だけで覆われた反知性的な監視社会に批判を込めて描いた1953年の作品です。本は発見されるとすぐさま昇火士により燃やされます。昇火士は「451」のマークが入ったヘルメットを被った、本を燃やす専門署員です。華氏451度は、紙が燃えはじめる温度(=摂氏233℃)を表しています。 小説の主人公は昇火士のモンターグです。はじめ彼は従順に任務をこなします。しかし、仕事で手にした本を読むうちに、本について考えるようになります。
本のうしろには、かならず人間がいるって気がついたんだ。本を書くためには、ものを考えなくちゃならない。考えたことを紙に書き写すには長い時間がかかる。ところが、ぼくはいままでそんなことはぜんぜん考えていなかった。 人が世の中や人生をながめて、考えたことのいくらかを紙に写すのに一生かかっても、ぼくがたった二分で駆けつけて、ドカーン!おしまいだ。4)
本は意外と燃えにくく二分で燃える本は限られそうですが、昇火士が装備するケロシンなら簡単に燃えてしまうのでしょうか。それはともかく、彼が抱くようになった「本のうしろには、かならず人間がいる。本を書くためには、ものを考えなくてはならない。本を燃やしてはならない」という思いは、いまではごく当たり前の話です。しかし、モンターグは昇火(焚書)によってはじめてそのことに気付き、フローレンスやブランディッシュは本屋によって、当たり前の継続がいかにむずかしいかを知ることになるのです。 そもそも『華氏451度』は、読書の禁止と昇火を通じて反知性を批判した作品です。1959年の英国の港町と近未来社会、それぞれに舞台は異なりますが、どちらの作品にも本が好きとは思えない人々が権威や権力をまとい、一方で本に執着する主人公が権力から退けられ追われる姿が描かれています。 反目する両者の、映画での極めつけといえるのが、最後の場面でクリスティーヌが見せる本屋への放火です。クリスティーヌは本屋を焼くことで、法律により町が所有することになった古い家を名士と権力から引き離します。これは、自分たちで本屋を築き上げたことへの自負であると同時に、本屋を奪ったマガート夫人への復讐でもあるのでしょう。一方、『華氏451度』のモンダーグは、自らの業務に反して本を昇火から守ろうとします。 本屋を焼くのと本を守るのは正反対の行為ですが、クリスティーヌとモンターグはそれぞれの行為を通じて権力に対抗しようとしています。クリスティーヌが読書嫌いなことと、モンターグが本を読もうと奮闘することも、これから本を読むことになる二人の共通点でしょう。また、名士や権力がともに本から遠ざかり、人々を本から遠ざけようとするのも同じです。映画と小説、この二つの作品には多くの共通点があります。
映画に追加された『華氏451度』がもたらしたもの こうして『マイ・ブックショップ』をたどっていくと、この映画は1959年の英国の港町を舞台にした本屋の物語でありながら、まるで『華氏451度』の未来社会の翻案のように思えてくるのです。そこでは昇火士モンターグは、本屋を燃やす少女クリスティーヌに置き換えられています。 これほどの類似性を思わせる本作と小説ですが、実は、ペネロピ・フィッツジェラルドが書いた原作にはブラッドベリの『華氏451度』は登場しません。「好書好日」のインタビューのなかでイザベル監督は次のように述べています。
私が大好きなレイ・ブラッドベリの『華氏451度』を新たに足したんです。この小説は、今の時代を表すメタファーともいえると思うほどお気に入りの作品です。(…)映画「マイ・ブックショップ」の中で、大人になったクリスティーンによるナレーションの声は、ジュリー・クリスティという役者が担当しています。彼女は映画「華氏451」の主演でもあるわけなんです。ですから、すべてつながっているんです。5)
お気に入りの小説を映画に組み込んだことで、イザベル監督の映画への思いにブラッドベリの世界観が交わり、二つの作品が共有する要素の「関係の描き方」にもまた「つながり」が生まれたのでしょう。二つの作品を構成する権威的な人々や社会、そこから排除される個人、そして考えることや知性を生み出す本と読書。これらの要素はいずれの作品においても、本をめぐる個人と集団の対立、そして個人の知の回復に関係づけられています。 イザベル監督の思いが込められたエンディング 本作品を観ていてわたしがもっとも印象深かったのは、なんといっても結末部分、クリスティーヌが本屋に火を放つ場面からラストまでの数分間です。この展開は、実に意表を突いたものです。この場面の切替の妙と意味の伝え方の鮮やかさには、見ていて思わず唸りました。 まさか、クリスティーヌが本屋に火を放つことになろうとは! しかも、放火に使われたのは、フローレンスから「危険だから扱いに気を付けて」と念を押された石油ストーブなのです。 燃えあがる本屋を後にしたクリスティーヌは岸壁に立ち、フェリーで去っていくフローレンスに『ジャマイカの烈風』の表紙を見せつけます。それはかつて、フローレンスから「いつか読んで」と手渡された本です。この場面で描かれているのは、「わたしが焼いたのよ。これは持ち出したけど」という無言のメッセージだけではありません。フローレンスから授けられた本を抱えるその姿から、彼女の意思を引き継ごうとする強い気持ちが伝わってきます。引き継ぐのは本屋であると同時に、読む人になる宣言でもあるでしょう。短いカットのなかに、フローレンスのように生きるという決意が濃厚に描かれています。 この顛末は実に意外なものでしたが、それもそのはず。先の「好書好日」によれば、『華氏451度』と同様にこのシーンも原作にはなく、イザベル監督が原作者の了解のもとで付け加えたものだとあります。その動機についてイザベル監督はつぎのように述べています。
私は映像作家の義務として、リアルを描写しながらも、希望のある物語として描きたいと感じました。なぜなら、希望なくして人はどのように生きていったらいいのかって思ってしまうから。フローレンスが自分の住む小さな社会で立ち向かった姿を通し、戦う勇気を描きたかったのです。5)
イザベル監督のこのねらいは、原作に追加されたエンディングと、成人したクリスティーヌが本屋を切り盛りする最後の挿入シーンによって、実に的確に表現されていると思いました。 それにしても、『華氏451度』と映画の結末は、いずれも原作にはないものです。これをどう捉えればいいのでしょうか。追加された二つの要素が、映画の核心であるだけに気になります。このことについてイザベル監督は、先のインタビューのなかで、原作者の家族に真摯な配慮を示しているように見えます。5) もちろん、原作の改変を問いたいのではありません。情報がデジタル化され容易に過去の文字や映像の記憶が取り出せるいま、過去の記憶にあらたな文脈を追加することは、かつて語られたことの意味の再発見へと人々を誘う、現代的で有効な手段なのかもしれません。 本を読むという面倒な手続き ともするとわたしたちの社会は、『華氏451度』が警告するような世界へと、知らず知らずのうちに歩みはじめているのかもしれません。インターネットやSNSは世代や地域を超えて物事を知るための便利なツールです。その一方で、情報の表層ばかりをなぞり、真実や本質からわたしたちを遠ざける傾向を助長しがちです。表層を手がかりに内実に向かうには、文字を辿り、言葉を理解する必要があります。本を読むには時間と忍耐、何よりも集中力がいります。面倒といえば面倒です。しかし、これは事実を知るには避けて通れない、手続きなのだと思います。 現代の読書について、イザベル監督は次のように述べています。
夜ベッドに入ってから眠りにつくまでの間に、ついスマホでくだらない記事を読みふけってしまうことはない? まさに私もその1人なんだけど(笑)。寝起きに「今朝はトルストイを読んだわ」なんて言う人も、ほとんどいないでしょ。6)
確かにイザベル監督のいうとおりです。日本人の読書量は、主要国のなかでもひときわ少ないとする調査結果もあります。7) 透明な昇火士にわたしたちの知識が焼かれてしまわないうちに、本を読む時間を積み上げていく必要があります。人間関係や身体と同じで、面倒なことなんですけどね。 でも、面倒くさいことを避けていたら成長できない、そのように設計されているのが人間なのでしょう。近い将来、人類がケロシンを装備したモンターグにならないために、ケロシンを捨てたモンターグのような苦労を背負わないために、周到に考えられた仕組みなのだと思います。誰が考えたかは永遠の謎だけど。 終曲が伝えるその後のフローレンス 最後にもうひとつ、エンドクレジットとともに流れる ”Feeling Lonely on a Sunday Afternoon” が実にすばらしかった。 この歌をエンドクレジットに収めたのは、きっとフローレンスのその後を伝えるためでしょうね。映画のなかにもあったような気がしますが、海辺の草むらでフローレンスが本を広げるシーンが挿入されています。あれは、時間軸を超えた風景で、映画のどこにあっても変わらない風景なのでしょう。たとえ、本屋を去ろうとも、フローレンスの本への永遠の夢なのだと思います。そのことに、少し涙しながらさよならをいう。心憎い演出だと思いました。 演奏は、アルフォンソ・デ・ビラリョンガ。興味のある方はぜひ、下記のYouTubeで映像とともにお楽しみください。イザベル監督の姿も見えます。
youtube
1)サフォーク州は現存するが、サフォーク(Suffolk)という町は検索したが見つからなかった。架空の町かもしれない。 2)たぶん、こんなことを言っていたと思う。「危ないから」と言ったか定かでない。 3)Wikipedia『ロリータ』 4)レイ・ブラッドベリ『華氏451度(新訳版)』伊藤典夫訳, 早川書房 , Kindle の位置No.814-818. 5)好書好日「本を発見することは最高のアドベンチャー 映画『マイ・ブックショップ』のイザベル・コイシェ監督」, 2019.3.7. https://book.asahi.com/article/12169448 6)wampインタビュー「私の前世は日本人だったのかもしれないわ 『マイ・ブックショップ』イザベル・コイシェ監督インタビュー」2019. https://swamppost.com/enta/eiga/3607/ 7)ChartsBin “World Culture Score for Reading” 2015. http://chartsbin.com/view/32136 8)冒頭の写真は下記から引用し、文字を追加した。 YouTube “THE BOOKSHOP Bande Annonce (2018) Bill Nighy, Drame” 2018. https://youtu.be/YylV5yVvRyg
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ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:03 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269600788868816896 : https://archive.vn/aOK4j ツイッターにログインしたらいつもの安倍政権以外にも電通バッシングのツイートだらけになってて草生えた。折角なので、というかタイミングがいいので電通が20年前に行なっていた印象操作を暴露しようかと思う(多分今も行なっていると思うけど)。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:05 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269601452613201922 : https://archive.vn/9tmZg フリーランスになって20代後半からテレビ東京の番組制作をやってて、途中からテレビマンユニオン側について任天堂のゲーム番組を作ってました。任天堂の山内社長(当時)の息子は「ジュニア」とアダ名がつけられてて電通で働いていたこともあり、任天堂から電通関西は製作費を貰っていたんです。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:09 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269602317642289152 : https://archive.vn/kWD6T うちら制作スタッフは電通関西からの下請けなので直接任天堂へ話ができず真ん中に入られて企画とかダイレクトに通せないから=融通効かない電通マンに不満を抱きながら現場で仕事していたんです。面白い企画出して進めても「山内さんが面白くないとのことでダメ」と毎回却下される。それがいつも疑問に ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:13 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269603310278868993 : https://archive.vn/52ESP しかも電通関西から降りてくる予算は毎週木曜の18時半~19時までの放送時間ではあるが驚くほど少ない。当然電通関西が中抜きしているのはわかっていたが、任天堂と直通なのでそれも仕方がない。一番費用掛かっていたのが五反田のCG合成会社のスタジオと渡辺徹さんと声優の石川英郎さんだったかな。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:18 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269604602296467456 : https://archive.vn/TFcx8 ゲームボーイアドバンスやゲームキューブの発売を見越して番組名を新たに名前を変え、徹さんのアシスタンも変えると電通関西から話が来た。そしたらこずえ鈴さん(現在はフリーディアって名前でYouTuberになってる!)を起用してくれとかなりゴリ押しされ、芸能界まで、というかキャスティングにまで ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:21 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269605459876405248 : https://archive.vn/xsAfd 口を出してくるのかよってうちらスタッフは不満抱きながら電通関西の強引なやり方に屈するしかなかった。それはそれで仕方がない。任天堂一社スポンサーの30分枠だったのでテレビ東京側ですらエクスキューズできない。当時小学生だった現在は声優の平野綾さんを発掘してきたのだけは電通関西を評価。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:22 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269605631478005760 : https://archive.vn/N0GCG あ、すんません。長くなりそうな仕事の電話が入ってしまったんで続きは後で書きます! ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:32 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269638256653557760 : https://archive.vn/dD012 丁度この頃は任天堂自体がソニーのプレイステーションの勢いに押され、NINTENDO 64の敗北から株価も下がり、と同時に番組の視聴率も伸びず最悪の暗黒時代。そういう背景もあった���ら製作費も少ないと思い「極力お金掛けない番組作りを」といつも電通側から言われていた。そんなある日…… ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:33 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269638583364673539 : https://archive.vn/UgEGQ 毎週水曜に番組会議をしていた際、電通関西のI氏が書類関係を椅子の上に忘れていったことがあった。ブリーフケースからおそらくコンフィデンシャルと思われる書類が剥き出しのままだったので覗き見しなくても何が書かれているか分かってしまった。ここで知りたくない事実を知る。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:34 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269638917436739584 : https://archive.vn/QPWAp 任天堂から電通関西が貰っている予算のうち、うちらのところにはたった3割しか制作費を落としていなかったことが判明。7割も中抜き。せいぜい5割の半々だろうと思っていたがそれが違った時のショックはまだ業界青二才な吉田には相当大きかった。オトナの世界の汚さというか電通……か ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:36 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269639358090342402 : https://archive.vn/gaxVp 収録現場に毎回来るわけでもなく大して仕事もしてない電通関西なのに7:3の割合にはどうしても納得が行かず……むしろ3:7だろと。それ以降、大手広告代理店のやり方に疑問を抱くようになったのは説明するまでもないかな。任天堂が番組にこんな予算出してくれていたのに予算ないとの嘘! ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:37 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269639733568659457 : https://archive.vn/RSBA6 番組リニューアルして3カ月経っても視聴率が伸び悩んでいることで「山内さんの意向で視聴率5%切ったら番組打ち切りですから」と電通関西から通達が来る。心の中では「お前らが7割も中抜きしてるからゲストに予算掛けれず呼べねーんだよ」と不満を抱きながら淡々と番組作りするはめに。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:38 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269639968026062853 : https://archive.vn/6MAPa 電通関西の者が参加する全体会議は月イチぐらいなんだけど「視聴率が伸びないのは番組の企画が弱いからではないか?」とまさに吉田を名指しするかの如く批判してくる。山ほど企画書出しているのにあれもこれも「山内さんが面白くないと仰ってる」とダメ出しをしてきてたくせに何を言うか。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:40 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269640460298907650 : https://archive.vn/VjjHx 完全に他人事のように上から目線で視聴率上がらない責任を我々に押し付けてくる電通関西に対抗するべく予算使わない番組展開へと変更。スタッフの吉田がドンキー吉田としてゲームのお兄さん役演じたりナレーションまでやったり、ある時はピョコタンをスタジオへ呼んだりとか勝手し放題。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:41 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269640710224875520 : https://archive.vn/Dhlro ゲストも自分で呼びたい人(ピコ太郎こと古坂さんのファンだったので底抜けAIR-LINEとか)を番組で招いたり、任天堂とは関係が劣悪だった三才ブックスのゲームラボへカラー見開きで現場取材させたりなど電通関西から文句言われるもやりたい放題。中抜きに対するカウンターのつもりだった。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:42 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269640989141987329 : https://archive.vn/2jdH2 電通の人が全員悪ではなく、とても親しくさせて頂いていた善人もいまして、その方から「山内さんが東京へ来るのですき焼き会食に参加しないか?」とお誘いを受ける。赤坂の高級すき焼き店で合計20人ぐらいの食事会へ参加。任天堂の山内さんとメシが食えるチャンスなんて最初で最後だろうと。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:44 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269641334903590912 : https://archive.vn/fJk3q 幸いなことに山内さんと同じ6人掛けのテーブルに付くことができたからか、色々とこちらから質問をし回答してもらったり、逆に視聴率落ちている番組に関して怒られたりもした。視聴率問題で叱咤された際「キミたちから上がってくる企画が少なすぎるんだよ。もっと沢山出さないと!」と。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:46 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269641765901881345 : https://archive.vn/zQDkX 山内さんのその言葉に疑問を抱いたことで吉田からは「僕らはこれこれこういう企画を自信持って沢山出していたんですけど山内さんがお気に召さなかったようで」と、昼間に番組の会議があったのでたまたま今まで作っていた企画提案書など持参してたので山内さんへ見せることができた。すると……。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:47 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269642114440163328 : https://archive.vn/rWx7o ビンゴ。電通関西側に出した企画提案書は山内さんへ殆ど回されておらず「山内さんが面白くないと言ってる」発言そのものが嘘だったと判明。しかし、その食事会には電通関西の担当者もいたので(彼は真っ青な顔してたが)彼の顔もさすがに潰すわけいかないから渋々フォローするしかなかった。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:49 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269642527851679744 : https://archive.vn/dlhXG 「何かの手違いで企画提案書が提出できてなかったようですみません」と逆に番組の企画を任されていた吉田から謝る。それらの企画書を山内さんは読みながら「これぐらいならば成立する予算はうちから捻出しているんだからボツになったのが勿体ないのばかりじゃないか!」と再び説教される人柱。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:50 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269642899655782400 : https://archive.vn/JrZmr 電通関西側が任天堂から貰った予算の7割も中抜きしていることはうちら制作スタッフも知らないことになっているので何も答えられず、発言したくて仕方ないものの我慢して耐えまくる。最初に電通と仕事して彼らのブラックすぎる闇を味合わされた最初の出来事がこの嘘でした。カネは人をダメにする! ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:52 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269643423092404230 : https://archive.vn/AAzhi その食事会で山内さんからは「視聴率5%を3月の初週で達成しなかったら打ち切りにするけど次はゲームの番組をやめて私の大好きな手品の番組にするから」と告げられたので、吉田はもうこの時点でリストラだろうと。山内さんのやりたい番組とかワンマン経営っぷりなお金の使い方の凄まじさを実感する。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:55 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269644077126959105 : https://archive.vn/tAFgN あああ、また仕事の電話が入ってしまったので一旦ここで小休止。丁度ここから折り返し地点なんですが(印象操作していく確信に触れていく部分)、続きは後で! っていうか明日夜になっちゃうかな。明日〆切の原稿等もあるんで途中でスンマセン! 忘れちゃう前に備忘録大事大事♪ あくまでも独り言w ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午前11:58 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269826143437197312 : https://archive.vn/onmdk こんなバカで頭悪いオッサンの独り言のはずが、バズりまくっていて大変なことになってますけども、DMでツリーのやり方を教授してくれた方がいらっしゃったので、今夜帰宅しましたら後半の印象操作に至るまでの話をツリー形式で呟きます(今頃知ったバカです……)。 あくまでも独り言として! ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:50 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269990243056234502 : https://archive.vn/Zymc9 とりあえず自宅へ帰ってきたので昨夜の続きをば。 ってかSNSにはそこまでチカラ入れてないんでようわからんのだけど、ツリー形式っていうのはこの書き込みからくっつければエエのかな? まぁ、あくまでも独り言暴露ネタなので大変申し訳ないんですが返信しないという前提で続きの駄文を(;´Д`) ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:52 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269990664567025666 : https://archive.vn/PRF2y 山内さんはうちらがそれなりの制作費を電通関西から貰っているとあきらかに勘違いしていた雰囲気。そして「爆笑問題の太田だけはどんなことがあってもゲストで起用するなよ!」と釘を刺して来た時の怖い表情の山内さんは忘れられない。太田さんNGの理由は申し訳ないんですがご本人に迷惑かかるので割愛 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:53 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991030331281410 : https://archive.vn/tmkFh マリオスクールを代表してTVチャンピオンのゲーム王選手権に出演した放送日が皮肉にも番組の最終回になったが、翌週からマジック王国なる初めてマリオの冠を外した30分番組がスタートする。スタッフそのままでこの手品番組を作ることになり、吉田は毎週3分ぐらいに縮小された枠でゲーム紹介を担当。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:55 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991399224573955 : https://archive.vn/6QZh0 山内さんはゲーム番組は終了すると言ってたから新作紹介枠を設けることに違和感しかなかったが……それにも理由があった。電通関西は山内さんのご機嫌取りするべく、ジュニアが初プロデュースするゲームボーイアドバンス専用ソフト『伝説のスタフィー』を強固なIPにするための目的で枠を作った背景。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:56 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991670013063170 : https://archive.vn/V7D6I このスタフィーはドンキーコング、マリオ、ポケモンなど任天堂が世界へ打って出るために電通側が仕掛けた21世紀に輝かせる次のIPにするつもりで水面下で動いていた関係者オンリーのコンフィデンシャルなプロジェクトで(結局大爆死したけど)一切外部に漏らさず星型のキャラを先行で披露していく。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:57 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991941178966019 : https://archive.vn/LoiVq 番組の中ではさりげなくスタフィーをスタジオ内に置かねばいけなかったりとか、山内さんのご機嫌取りにうちらも加担させられる始末。ちなみにゲームボーイアドバンスの販促PRは電通でその後に出るゲームキューブは博報堂と任天堂側はセパレートにしていた。ら、電通側は欲張って両方やらせてくれと。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:59 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269992407719788545 : https://archive.vn/d9CmR 山内さん的には似たようなPR戦略になったりするのを嫌がっていたこともあってゲームキューブのPRだけをイレギュラーに博報堂へ任せた。GBAもGCも任天堂が出した予算は数億円と一緒だったの��電通はどうしても抱き合わせで両方請け負いたかったからギリギリまで食らい付いていた。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:00 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269992704122863616 : https://archive.vn/7AVel まぁ、その電通がGBAを扱ってくれていたおかげで2001年3月の発売よりも4カ月ぐらい先行してGBAを借りてマリオなどプレイさせて貰っていたが(マリオスクール番組内で紹介するため)この頃から秘密裏に『伝説のスタフィー』計画は進んでいた様子(この頃は下っ端のところまで話は降りてきてなかった)。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:01 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269993072797995008 : https://archive.vn/aIUgq ナポレオンズさん(山内さんご指名)と遠藤久美子さん(電通マターで起用)にマジック王国の司会を務めて貰うことになり。番組制作費もマリオスクール時代と全く一緒。内容は毎週マジシャンが登場し番組で披露していくだけの山内さんが本当に見たかった番組を作っていく妙な番組私物化感覚……。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:03 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269993475329585154 : https://archive.vn/QiSUx 会議で吉田からは「この番組構成で新作ゲームの紹介がマジシャンが手品披露した後でインサートされるのって誰が喜ぶんですか? ゲーム紹介だけが浮いてるんで止めた方がいいんじゃないですか?」と自らリストラしてくれと言わんばかりの発言をしたら電通関西のI氏は激高しながら説明してきた。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:04 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269993723439403008 : https://archive.vn/UtwXj 「ジュニアが初めてプロデュースする『スターフィッシュ』というゲーム(当時のワーキングタイトル)が控えているから新作紹介枠作ってるんだよ! この枠なくなったらキミだって仕事なくなるだろう?」と、如何にも吉田へ仕事を与えてやっているんだというマウントっぷりに本気でイラっとした瞬間。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:05 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269994082060787713 : https://archive.vn/xYbz2 電通関西側とは度々衝突していたがこの時ばかりは一触即発ムード。彼としては山内さんを立てる提灯持ちなので自分に反対する奴は許せなかったのだろう。ドンドンとムカついてきたのでテレビマンユニオンの碓井プロデューサーに「メキシコへ武者修行行きたいので1カ月休んでいいですか?」とお願いする ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:07 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269994514145439744 : https://archive.vn/cvvds OKが出たこともあり、ゲーム紹介枠のコーナーは毎週微々たるものなので4週間分作り込み国外へ脱出。メキシコシティでの毎日の生活に馴染んでいた頃、突如プロデューサーから携帯電話へ国際電話が入る。「任天堂の山内さんが吉田君に対し激怒している。早く日本へ帰ってきてくれ」と。意味がわからない ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:08 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269994835164839936 : https://archive.vn/Hl8Gh どっちにせよ帰国が4日後に迫っていたので予定通りに日本へ戻ると「全体会議前に二人きりで話がある」とテレビマンユニオンへ翌日緊急呼び出しされた。パソコンの画面を見せられて「この書き込みは吉田君……が書いたはずないよね? 僕はキミを信用して信じているから突如呼び出したんだけど」と。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:09 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269995072340193292 : https://archive.vn/yH7wn PCモニターには2ちゃんねるの任天堂スレッドにスタフィーの情報が書き込まれていた。「手元にPCもないしメキシコになんてネットできるインフラなかったからこの書き込み日時から特定してもらってもあきらかに俺じゃないですよ。もしかして吉田が2ちゃんねるにネタを漏洩させたと疑われてます?」 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:11 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269995394810798080 : https://archive.vn/r9qnR 碓井プロデューサーからは「そうなんだよ。電通関西のI氏が吉田しかこんなこと書き込む奴はいないって鼻息荒く山内さんに伝えているようで山内さんは激怒しているって話が出てるんだよ」と。IPアドレス調べればわかるし、当時のメキシコに日本語IMEが入ったPCがネットカフェにあるわけがない。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:12 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269995718074220544 : https://archive.vn/F0KBe プロデューサーは「メキシコ行ってる吉田君のわけがないって山内さんにも伝えたんだけど、どうやらI氏は吉田君を番組から降ろさせようとクビにしたがっているんだよ。これは間違いなく電通側が吉田君をハメた陰謀だと思っている」と聞き、2ちゃんの書き込みを信じる山内さんにも愕然としてしまった。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:13 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269996006164201473 : https://archive.vn/6GJ1h 間違いなく吉田を降板させるためのI氏からの陰謀に違いないが、碓井Pを困らせたくなかったので結局全体会議に出る前に自ら降板。9月まで番組をやることが決定していたので残り3カ月分のギャラを碓井Pが「これは僕が吉田君を守れなかった責任なので自腹で3カ月分払わせてくれ」と漢気を見せてくれた。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:14 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269996297915785216 : https://archive.vn/8L32F 当時はお金も仕事もなかったド無名の若手時代。碓井Pからの漢気に感動し、自分も人の上に立ったらこういう人間になろうと決意。スタッフみんなにサヨナラも告げられず降板するもI氏は2ちゃんねるをチェックして暇人じゃないのかという謎だけが残った。電通は2ちゃんねるを脅威に感じているのかと!? ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:16 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269996612480163841 : https://archive.vn/aRn33 マリオスタジアム時代から嘘ばかりついて上から目線で見下してくる電通関西とだけは反りが合わなかったので番組降りたことで気持ち的にはスッキリしたけど、山内さんから誤解されたままだったのだけは腹が立って許せなかった……。すると番組クビになってから数週間後に電通から携帯に連絡が入る。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:17 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269997015519264774 : https://archive.vn/WHkMk 親しくさせて頂いていた電通のS氏だった。「いつも鼻息の荒い糞デブが心筋梗塞で死なないのはおかしい」など飲みに行ってもI氏に対して毒を吐きまくるぐらい彼は嫌っていて、吉田が山内さんからクビにされたことに驚いて番組に対し社内ヒアリングをし何があったのか調査したので話がしたいと。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:18 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269997294083993602 : https://archive.vn/psEdL で、S氏から話したいことがいっぱいあるので飲みに行こうと誘われ銀座で合流。電通にも善人は沢山いる。その中でもS氏は飲みに行くと社内批判が凄く「電通マンなんて糞野郎が8割だから近づいてきたら気を付けろ。自分が出世したいがために利用しまくるような連中が大勢いる」と発言しちゃうほどだった ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:20 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269997655465197569 : https://archive.vn/P8DDO S氏からは「電通的には任天堂がCMや雑誌広告等含め超大口のスポンサーなので山内さんのご機嫌を取らないといけないから特に担当していたIは必死だったんだろうけど、今回の件はやりすぎていたと思う」とのこと。そのやりすぎ���いうのは何か伺うとI氏が吉田を潰すための裏工作していたって話だった。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:22 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269998165576445952 : https://archive.vn/3ZXRb つまり、スタフィーの情報漏洩事件で吉田が日本にいない隙を見て2ちゃんねるにI氏が自分でスタフィーの情報を書き込んでそれを吉田のせいにし、山内さんへ報告。そしてクビにさせるという単純極まりない自作自演を行なっていた&YESマンじゃなかったから目の上のタンコブでクビにしたかったとのこと。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:24 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269998794956869637 : https://archive.vn/55hSz S氏にどうしてそんなI氏がバカげた自作自演やっていたことがわかったのか伺うと、電通は2ちゃんねるを2000年から脅威に感じ始めたと同時に、秘密裏に自演書き込みをして印象操作を行なっているチームがあるという。そこからの情報でI氏の自作自演で仕掛けた罠に嵌ったのが吉田だったというわけ……。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:26 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269999120577527808 : https://archive.vn/VlWHh そのネットでの印象操作しているチームはほぼ24時間体制で稼働していて、2ちゃんねる以外にも当時はネット掲示板が隆盛していた頃だったので、それを全て網羅していたそうな。なんだか今でいうとランサーズみたいなもんだけど、電通は先駆けてネット界で印象操作隠密行動していたってわけなんですね。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:27 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269999423087472642 : https://archive.vn/KCBvZ 自分たちが企業から請け負っているPR案件を非難批判させないよう、または好印象を持たせるよう複数人で印象操作するチーム稼働しており、ランサーズと違うのは社内だけのインハウスで展開していたこと。なので、バイト雇ったりとかじゃないからその組織の存在すら社内でも知る人は少なかったという。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:28 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269999725761060864 : https://archive.vn/BYAl5 掲示板文化だった20年前のエピソードだったんですけども今のSNS文化とは違って匿名の便所の落書きみたいなのを信用する企業が多くいたってことなんです。テレビ制作側は電通には基本逆らえないんですけどね。なぜならばCM=広告やタイアップを引っ張ってきてくれる営業マンが電通なんですから当たり前 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:29 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269999981668122624 : https://archive.vn/eqzX7 電通はどれぐらい中抜きしているか番組作っている側は通常では一切知り得ません。お金を落としてくれる会社が電通というクライアントにもなるのでメディア支配なんて簡単にやれてしまうんですよ。S氏からは自民党の広報PRも担っていると当時伺っていて、政治にも首突っ込んでいるんだと驚いた記憶が。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:30 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1270000243283640320 : https://archive.vn/hyy0c その担当がS氏だったので「テレビなんて電通が政治支配しているようなもんだから国民を印象操作することすら簡単なので本当に危険なんだよ」と言っていたのがとても記憶に残っている。そんなS氏も10年ちょっと前に電通を退職してます。「電通を辞める人間は良心が残されいる」と言ってました。 ≫――――――≪ ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:31 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1270000473047613442 : https://archive.vn/YbcE0 S氏から仕事はたまに貰っていたんですが、彼が辞める前の最後にオファーされた仕事がWiiのウェブサイト用に掲載する原稿。たった2000文字で18万円のギャラを頂戴した。これが中抜きしない電通マンの良心なんですよ。その案件を最後に電通とは完全に仕事等では切れましたが彼らは寄生虫との認識しかない ≫――――――≪
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:03 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269600788868816896 : https://archive.vn/aOK4j
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:05 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269601452613201922 : https://archive.vn/9tmZg
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:09 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269602317642289152 : https://archive.vn/kWD6T
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:13 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269603310278868993 : https://archive.vn/52ESP
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:18 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269604602296467456 : https://archive.vn/TFcx8
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:21 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269605459876405248 : https://archive.vn/xsAfd
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後9:22 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269605631478005760 : https://archive.vn/N0GCG
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:32 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269638256653557760 : https://archive.vn/dD012
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:33 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269638583364673539 : https://archive.vn/UgEGQ
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:34 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269638917436739584 : https://archive.vn/QPWAp
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:36 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269639358090342402 : https://archive.vn/gaxVp
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:37 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269639733568659457 : https://archive.vn/RSBA6
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:38 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269639968026062853 : https://archive.vn/6MAPa
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:40 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269640460298907650 : https://archive.vn/VjjHx
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:41 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269640710224875520 : https://archive.vn/Dhlro
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:42 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269640989141987329 : https://archive.vn/2jdH2
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:44 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269641334903590912 : https://archive.vn/fJk3q
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:46 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269641765901881345 : https://archive.vn/zQDkX
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:47 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269642114440163328 : https://archive.vn/rWx7o
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:49 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269642527851679744 : https://archive.vn/dlhXG
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:50 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269642899655782400 : https://archive.vn/JrZmr
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:52 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269643423092404230 : https://archive.vn/AAzhi
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:55 ・ 2020年6月7日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269644077126959105 : https://archive.vn/tAFgN
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午前11:58 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269826143437197312 : https://archive.vn/onmdk
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:50 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269990243056234502 : https://archive.vn/Zymc9
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:52 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269990664567025666 : https://archive.vn/PRF2y
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:53 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991030331281410 : https://archive.vn/tmkFh
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:55 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991399224573955 : https://archive.vn/6QZh0
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:56 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991670013063170 : https://archive.vn/V7D6I
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:57 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269991941178966019 : https://archive.vn/LoiVq
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後10:59 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269992407719788545 : https://archive.vn/d9CmR
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:00 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269992704122863616 : https://archive.vn/7AVel
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:01 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269993072797995008 : https://archive.vn/aIUgq
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:03 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269993475329585154 : https://archive.vn/QiSUx
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:04 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269993723439403008 : https://archive.vn/UtwXj
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:05 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269994082060787713 : https://archive.vn/xYbz2
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:07 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269994514145439744 : https://archive.vn/cvvds
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:08 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269994835164839936 : https://archive.vn/Hl8Gh
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:09 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269995072340193292 : https://archive.vn/yH7wn
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:11 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269995394810798080 : https://archive.vn/r9qnR
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ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:27 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269999423087472642 : https://archive.vn/KCBvZ
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:28 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1269999725761060864 : https://archive.vn/BYAl5
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ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:30 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1270000243283640320 : https://archive.vn/hyy0c
ジャンクハンター吉田@れいわ新選組全力支持者 @Yoshidamian - 午後11:31 ・ 2020年6月8日 : https://twitter.com/Yoshidamian/status/1270000473047613442 : https://archive.vn/YbcE0
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오늘자 akb48 트위터
오늘자 akb48 트위터 (무카이치 미온 向井地 美音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ナビゲーションに移動検索に移動 むかいち みおん 向井地 美音 150505 『여기가 로도스다 여기서뛰어라!』샤메회 후기 01.jpg 『ここがロドスだ、ここで跳べ!』劇場盤 発売記念大握手会&写真会にて (2015年5月5日、パシフィコ横浜) プロフィール 愛称 みーおん 生年月日 1998年1月29日 現年齢 20歳 出身地 日本の旗 日本・埼玉県 血液型 O型 公称サイズ(2018年[1]時点) 身長 / 体重 150 cm / ― kg 備考 靴のサイズ 23cm[2] 単位系換算[表示] 活動 デビュー 2002年(子役) 2013年(AKB48) 所属グループ AKB48 でんでんむChu! 活動期間 2002年 - 備考 AKB48 チームA (元チーム4→チームK) 事務所 Mama&Son 公式サイト AKB48公式プロフィール 主な出演作 テレビドラマ 『アンフェア』 『マジすか学園4』 映画 『アンフェア the movie』 『アンフェア the end』 主な楽曲 「翼はいらない」 アイドル: テンプレート - カテゴリ 向井地 美音(むかいち みおん、1998年1月29日 - )は、日本のアイドル、女優(元子役)。女性アイドルグループAKB48チームAのメンバーである[3]。愛称は、みーおん。埼玉県出身。Mama&Son所属[4]。 目次 1 略歴 2 人物 3 AKB48での参加楽曲 3.1 シングル選抜楽曲 3.2 アルバム選抜楽曲 3.3 劇場公演ユニット曲 4 作品 4.1 映像作品 5 コンサート 6 出演 6.1 映画 6.2 テレビドラマ 6.3 バラエティ 6.4 ドキュメンタリー 6.5 教育番組 6.6 ラジオ 6.7 舞台 6.8 CM 6.9 ネット配信 6.10 イベント 7 書籍 7.1 写真集 7.2 雑誌連載 8 脚注 8.1 注釈 8.2 出典 9 外部リンク 略歴 子どもの頃、セントラル子供タレントに所属し、子役として芸能活動を始めた[5]。子役時代はテレビドラマ『アンフェア』シリーズに篠原涼子が演じる雪平夏見の娘・佐藤美央役で出演した[6][7]。小学校5年の時、子役を一時休業して学業に専念し、受験を経て中学校へ進学した[8]。その後、イー・コンセプトに所属し[9]、仲のよい友人から紹介されたのがきっかけでAKB48のファンになった[8]。次第にAKB48のメンバーになりたいという気持ちが芽生え、両親と相談し、AKB48の15期生オーディションに応募した[8]。 2013年1月19日、AKB48第15期生オーディションの最終審査に合格し、AKB48に加入した[10][11]。 2014年2月24日に開催された『AKB48グループ大組閣祭り〜時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!〜』(Zepp DiverCity)でチーム4への所属および昇格が発表され[12]、4月24日の『AKB48 チーム4 3rd Stage「アイドルの夜明け」』の初日公演で正規メンバーとして初のステージを踏んだ[13]。 2014年4月6日に行われた『AKB48リクエストアワーセットリストベスト200 2014』(さいたまスーパーアリーナ)では、大島優子から「ヘビーローテーション」のセンターポジション後継者に指名され、披露する際に代わってセンターポジションを務めた[6][7]。 2014年11月26日発売のAKB48の38thシングル「希望的リフレイン」で初めてシングル表題曲の選抜メンバーに入った[14]。 2015年3月25日に開催された『AKB48ヤングメンバー全国ツアー〜未来は今から作られる〜』(さいたまスーパーアリーナ)の初日公演では7人組の新ユニット「でんでんむChu!」への参加が発表され[15]、3月26日に開催された『AKB48春の単独コンサート〜ジキソー未だ修行中!』(さいたまスーパーアリーナ)ではチームKへの異動が発表された[16]。 2015年に実施された『AKB48 41stシングル 選抜総選挙』では44位と��り、ネクストガールズに選ばれた[17]。 2015年9月5日には、子役時代に出演していた『アンフェア』シリーズの完結編であり[18]、AKB48加入後に出演した映画『アンフェア the end』が全国公開された[7][19][20]。 2016年3月21日には、AKB48の44thシングル「翼はいらない」で初めてシングル表題曲のセンターを務めることが発表された[7][21]。 2016年に実施された『AKB48 45thシングル 選抜総選挙』では13位となり、選抜総選挙での初の選抜入りとなった[22] 2017年1月19日にTOKYO DOME CITY HALLで自身初のソロコンサート『向井地美音ソロコンサート 〜大声でいま伝えたいことがある〜』を開催[23]。 2017年に実施された『AKB48 49thシングル 選抜総選挙』では17位となり、選抜入りを逃した[24]。 2017年9月5日にSHOWROOMにおいて、AKSからプロダクション尾木の関連会社である「Mama&Son」への所属事務所移籍が発表された[25]。 2017年12月8日に行われた『AKB48劇場12周年特別記念公演』で発表された組閣人事においてチームAに異動することになる(新チーム体制への移行は2018年4月から)[26]。 2018年3月10日に行われた『AKB48グループ センター試験』においてAKB48グループメンバーのなかで1位となり、上���16人によって楽曲をリリースする「特別選抜」のセンターとなることが決まった[27]。楽曲は、5月30日発売のAKB48の52ndシングル「Teacher Teacher」のカップリング曲「君は僕の風」になった。 2018年に実施された『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』で13位となり、AKB48選抜総選挙による選抜メンバーに復帰した[28]。開票イベントでのスピーチでは、将来「AKB48グループの総監督になりたい」と話した[28]。 2018年12月8日に開催された『AKB48劇場13周年特別記念公演』夜公演において、AKB48グループ総監督の横山由依から後継の次期(3代目)総監督に指名された(交代時期は未定)[29][30]。 人物 小学1年生から中学3年生まで硬式テニスをやっていたこともあり、元プロテニス選手の松岡修造がテレビ番組で語った「一球一球に心を込めて打つ」という言葉がきっかけで、自分も一つ一つのことに一生懸命になって生きていこうと「一所懸命」[注 1]を座右の銘にしている[8]。 物心がつく前から子役をしており、記憶に残っている最初のドラマは4歳の時に出演したNHKの大河ドラマ『利家とまつ』での浅井長政とお市の方の娘・初姫役であったと語っている。演技は、8歳の時に出演した連続ドラマ『アンフェア』の時から意識して自分で学んできたとも語っている[8]。 出演した映画『アンフェア the end』のプロデューサー臼井裕詞は、AKB48メンバーとなっていることを知らず、芸能活動を辞めていたとしても重要な役であるため、向井地に引き続き出演してもらいたいと製作開始当初、考えていた[20]。 趣味はドラマを見ることであり[31]、将来の夢は女優になることである[32]。 特技はフラフープをしながら、キャッチボールをすること[31]。 AKB48のファン時代に憧れていたのは小嶋陽菜であった[8][33]。2017年1月のソロコンサートの際に、同じ埼玉県出身の小嶋からキャッチフレーズ「埼玉県から来ました」を継承した[23]。 「坂道AKB」で共演した乃木坂46の山下美月とは、共演する前から仲がよく、「みお姉」と呼ばれる関係であった[34]。 AKB48での参加楽曲 シングル選抜楽曲 「ハート・エレキ」に収録 君の瞳はプラネタリウム - 「AKB48研究生」名義 「前しか向かねえ」に収録 秘密のダイアリー - 「Baby Elephants」名義 「ラブラドール・レトリバー」に収録 ハートの脱出ゲーム - 「Team 4」名義 希望的リフレイン 目を開けたままのファーストキス - 「Team 4」名義 「Green Flash」に収録 春の光 近づいた夏 ヤンキーロック 僕たちは戦わない カフカとでんでんむChu ! - 「でんでんむChu !」名義 「ハロウィン・ナイト」に収録 水の中の伝導率 - 「ネクストガールズ」名義 一歩目音頭 ヤンキーマシンガン 「唇にBe My Baby」に収録 君を君を君を… - 「次世代選抜」名義 マドンナの選択 - 「れなっち総選挙選抜」名義 お姉さんの独り言 - 「Team K」名義 背中言葉 君はメロディー LALALAメッセージ - 「AKB48次世代選抜」名義 翼はいらない 哀愁のトランペッター - 「Team K」名義 LOVE TRIP/しあわせを分けなさい BLACK FLOWER ハイテンション ハッピーエンド - 「レナッチーズ」名義 シュートサイン アクシデント中 - 「AKB48 U-19選抜」名義 誰のことを一番 愛してる? - 「坂道AKB」名義 願いごとの持ち腐れ 点滅フェロモン 「#好きなんだ」に収録 だらしない愛し方 - 「アンダーガールズ」名義 ギブアップはしない - 「ブラックベリー向井地」として参加 11月のアンクレット ジャーバージャ Position - 「AKB48若手選抜」名義 国境のない時代 - 「坂道AKB」名義 Teacher Teacher 君は僕の風 - 「AKB48グループ センター試験選抜」名義 ロマンティック準備中 - 「Team A」名義 センチメンタルトレイン 百合を咲かせるか? NO WAY MAN アルバム選抜楽曲 『次の足跡』に収録 散ればいいのに… 『ここがロドスだ、ここで跳べ!』に収録 涙は後回し - 「峯岸Team 4」名義 僕たちのイデオロギー 『0と1の間』に収録 愛の使者 - 「Team K」名義 あれから僕は勉強が手につかない - 「でんでんむChu !」名義 『サムネイル』に収録 あの日の自分 誰が私を泣かせた? 『僕たちは、あの日の夜明けを知っている』に収録 靴紐の結び方 涙の表面張力 劇場公演ユニット曲 AKB48 研究生公演「パジャマドライブ」 天使のしっぽ チーム4 2nd Stage「手をつなぎながら」 Glory days(相笠萌のアンダー) チョコの行方(前田美月のアンダー) チームKウェイティング公演II「最終ベルが鳴る」 19人姉妹の歌(近野莉菜のアンダー) 峯岸チーム4「アイドルの夜明け」公演 残念少女 春風亭小朝「イヴはアダムの肋骨」公演 禁じられた二人(チームK 2nd Stage「青春ガールズ」) 田中将大「僕がここにいる理由」公演 青春の木洩れ陽(ノースリーブス 5thシングル「君しか」) 峯岸チームK「最終ベルが鳴る」公演 初恋泥棒 「サムネイル」公演 バケット 岡部チームA「目撃者」公演 炎上路線 作品 AKB48としての作品については「AKB48の関連作品」を参照 映像作品 枚 リリース日 タイトル レーベル 販売形態 規格品番 備考 1 2017年8月4日 AKB48 向井地美音ソロコンサート 〜大声でいま伝えたいことがある〜 AKS DVD AKB-D2354 Blu-ray Disc AKB-D2355 コンサート AKB48メンバーとしてのコンサート・ライブイベント出演については「AKB48のコンサート一覧」を参照 向井地美音ソロコンサート 〜大声でいま伝えたいことがある〜(2017年1月19日、TOKYO DOME CITY HALL)[23] 出演 AKB48メンバーとしての出演(コンサート・ライブイベントを除く)については「AKB48の出演一覧」を参照 映画 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年7月19日、東宝) - 里香子 役[5] アンフェア the movie(2007年3月17日、東宝) - 佐藤美央 役[5][7] アンフェア the end(2015年9月5日、東宝) - 雪平美央 役[7][35] ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(2008年7月12日、松竹) - 三つ木霊・長女ハルカ 役[36] トワイライトシンドローム デッドクルーズ(2008年8月2日、ジョリー・ロジャー)- 謎の女の子 役[37] テレビドラマ 利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年、NHK) - 初姫 役[5] ウエディングプランナー SWEETデリバリー(2002年、フジテレビ) - 北村早紀 役[5] ホーム&アウェイ(2002年、フジテレビ) - 女の子 役[5] X'smap〜虎とライオンと五人の男〜(2004年、フジテレビ) - 女の子 役[5] アンフェア(2006年1月 - 3月、関西テレビ) - 佐藤美央 役[5][20] アンフェア the special『コード・ブレーキング〜暗号解読』(2006年10月3日、関西テレビ)[20][38] テレビスペシャル アンフェア the special『ダブル・ミーニング 〜二重定義』(2011年9月23日、関西テレビ)[20][38] 医龍-Team Medical Dragon- 第3話(2006年、フジテレビ) - 藤吉樹里 役[5] 医龍-Team Medical Dragon- 第1話(2010年10月14日、フジテレビ)[38] 金曜プレステージ パパの涙で子は育つ(2007年6月15日、フジテレビ) - 川村カヤ 役[5] フライトパニック(2007年10月20日、フジテレビ) - 柳本メグミ 役[5][38] 働きマン 最終話(2007年12月19日、日本テレビ) - 山口美咲 役[5] 金曜プレステージ 外科医 鳩村周五郎V 血塗られた挑戦状I(2009年3月27日、フジテレビ) - 佐々岡香澄 役[38][39] セーラーゾンビ 第2話(2014年4月26日、テレビ東京) - 巨大オシャレゾンビ 役[38][40] マジすか学園4(2015年1月19日 - 3月30日、日本テレビ) - ジセダイ 役[41] マジすか学園5(2015年8月25日、日本テレビ) - ジセダイ 役[42] 劇場霊からの招待状 第8話「回帰」(2015年11月19日、TBS) - 主演・和泉繭 役[43] AKBホラーナイト アドレナリンの夜 第21話「おねえちゃん」(2015年12月17日、テレビ朝日) - 主演・育子 役[44] AKBラブナイト 恋工場 第37話「危険な二人乗り」(2016年9月8日、テレビ朝日) - 主演・未来 役[45] キャバすか学園(2016年10月30日 - 2017年1月15日、日本テレビ) - フグ / ジセダイ 役[46][47] 豆腐プロレス(2017年1月22日 - 7月2日、テレビ朝日) - 向井地美音 / ストロベリー向井地 / ブラックベリー向井地 役[48] 正義のセ 第9話(2018年6月6日、日本テレビ) - 坂下あゆみ 役[49][50] マジムリ学園(2018年7月26日 - 9月26日、日本テレビ)- バラ / 桑原郁美 役[51] 警視庁捜査資料管理室 (仮)(2018年10月1日 - 、BSフジ)- 柴田里香子巡査部長 役[52][53] バラエティ SMAP×SMAP(2005年、フジテレビ) - 「粘土の王国」のコーナーに���ギュラー出演[5] ドキュメンタリー NNNドキュメント'16「18歳・・・生徒手帳と私の一票」(2016年8月21日、日本テレビ/制作:南海放送) - ナレーション[54] 教育番組 NHK高校講座 日本史(2014年4月18日 - 2015年3月6日、NHK Eテレ)[55][注 2] ラジオ リッスン? 2-3(2015年7月・2017年6月・2018年2月、文化放送)[59] AEON LakeTown presents 向井地美音 (AKB48) のみーおんたいむ♪(2015年10月1日 - 2018年3月29日、FM NACK5) - 「Nutty Radio Show THE魂」木曜内コーナー[注 3][61] AKB48 今夜は帰らない…(2015年10月5日 - 2017年3月27日、CBCラジオ)[注 4][62] 舞台 舞台版「マジムリ学園」(2018年10月19日 - 28日、日本青年館ホール) - バラ 役[63][64] CM 大王製紙 「Friendスーパーすっきりパンツ」[5] 江崎グリコ 「プリッツ」[5] ナナムジカ[5] ハウ��ングタイホウ[5] 三菱電機 洗濯機「部屋干しカラット」[5] 東洋水産 「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」[5] 日本マクドナルド[5] 花王 「健康エコナ」[5] コムスン 「施設介護あみもの篇」[5] 講談社 「おともだち」「たのしい幼稚園」[5] タカラ 「たいこでポピラ」[5] アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー日本支社 「家計にやさしい入院保険」[5] 松下電器産業 ナショナル洗濯乾燥機「Lab」[5] ライオン 「クリニカ」[5] ハインツ日本 「クッキングソース」[5] バンダイ 「たまごっちカップ」[5] 日本ケンタッキーフライドチキン 骨なしケンタッキー「かぶりつき」篇B(2014年11月1日 - 11月26日)[65][66] ネット配信 マジすか学園4 外伝(2015年3月31日 - 5月5日、Hulu) - ジセダイ 役[41] マジすか学園5(2015年8月25日 - 10月27日、Hulu) - ジセダイ 役[42] CROW'S BLOOD(2016年7月23日 - 8月27日、Hulu) - 片山奈美 役[67] イベント 豆腐プロレス The REAL 2017 WIP CLIMAX in 後楽園ホール(2017年8月29日、後楽園ホール) - ブラックベリー向井地 役 豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館(2018年2月23日、愛知県体育館) - ストロベリー向井地 役[68] 書籍 日本一やさしい政治の教科書できました。(2017年7月7日、朝日新聞出版、共著:木村草太・加藤玲奈・茂木忍)ISBN 978-4022514677 写真集 AKB48れなっち総選挙選抜写真集 16colors(2017年1月31日、徳間書店、撮影:LUCKMAN・佐藤佑一)ISBN 978-4198642891[69] 雑誌連載 UTB+(2014年12月9日 - 、ワニブックス) - 「魁!!48歌詞塾」[70]。 LOVE berry(2016年1月 - 2017年1月、徳間書店) - モデル[7][71]。 脚注 [ヘルプ] 注釈 ^ 出典にあるように、武士が生活のために1か所の領地を命を懸けて守ったという「一生懸命」の本来の言葉。 ^ 2014年4月2日、初回を先行放送[56]。土保瑞希・込山榛香も生徒役で出演[57]。2018年度も放送として継続使用されている[58]。 ^ AKB48メンバーの佐々木優佳里と出演[60]。 ^ 8代目レギュラー。2014年12月1日・8日、2015年4月27日・5月4日に7代目レギュラーの代理として出演。ただし、初回(2015年10月5日)の放送はスケジュールの都合で欠席した。 出典 ^ 講談社『AKB48総選挙公式ガイドブック2018』113頁 ^ 「MY LITTLE LOVERS」『FLASHスペシャル 2014年盛夏号』2014年9月10日号、光文社、2014年8月8日。ASIN B00LWX5A36。 ^ “メンバー”. 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심장을 뛰게할 문서 도쿤 - 오늘자 akb48 트위터 (무카이치 미온 向井地 美音
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流し芝居シナリオ
<旦那、口上>
本日お集まりのいずれも様に、聞かせたい話、聞かせたい歌があるってんでやってきましたおらが夫婦はあの、「流し芝居」の行商人。 北は北海道、南は九州・沖縄まで、渡り歩いてスナック居酒屋はたまた個人宅まで、投げ銭行商をしてなんとかやってきてるんでございます。 北のアルプスを越えてやっとの思いでたどり着いたのがここ松本の街。 本日お聞きいただく土産話はここ松本からはさらにうんと下った南の国。そこで出会ったのは鬼でも蛇でも天狗でもねえ、そいつあでっかい巨人だった。 嘘みたいでほんとの話。ここはひとつ、しばしのお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。
<かかあ、プレイバック1>
緑の中を走り抜けてく真紅なポルシェ ひとり旅なのわたし気ままにハンドル切るの 交差点では隣の車がミラーこすったと 怒鳴っているからわたしもついつい大声になる
馬鹿にしないでよ そっちのせいよ ちょっと待って Play Back Play Back 今の言葉 Play Back Play Back
<いざない>
かかあ もう、疲れたわ。 旦那 そうやって気をもむことはねえんだぜ、かかあ。 かかあ もういっそのこと、 旦那 義理や人情かき捨てて、 かかあ 着の身着のまま飛び出して、 旦那 春を佇む宵の暮れ、 かかあ 月夜の晩に花開く。 旦那 咲いては散る、咲いては散る、(クレッシェンド) ふたり ああ、今一つだけ散れるなら、儚く舞ってあなたの元へ。
<夏、坂>(うだるような暑さ、セミのカセットin) 旦那 、、、あちー、、暑いなあかかあ。 かかあ ほらもうあんたさっさと行くわよ。 旦那 おいかかあちょっと待てよ、ここで休憩していこうぜ。 かかあ 休憩さっきもしたじゃない。 旦那 いいじゃねえか、おめえ小銭出せよ小銭。 かかあ なんでよ。 旦那 なんでっておめえ自動販売機でジュース買うんだい。 かかあ ダメよ。 旦那 ダメってこたあねえだろおめえ、小銭のひとつくらいでケチケチすんなよ。 かかあ 小銭のひとつって、小銭のひとつも無いのようちには! 旦那 あんだろう小銭くらい! かかあ 無いわよ! 旦那 なんでだよ!おめえこの前の俺が流しで稼いだ金があんだろ。 かかあ この前?あんたがいつ稼いだのよ? 旦那 いつってだからこのあいだの。 かかあ いつぅ?
間
旦那 ああ!まあいいや!元気出せよかかあ!いいじゃねえか。あのな、これから登る坂は地獄坂っていってよ大変なんだよ。 かかあ そうなの? 旦那 もう気が狂っちまうほどの急勾配だから、これまで何人もの人間が諦めて引き返していった難所だ。 かかあ まあ怖いのね。 旦那 怖いもんてもんじゃねえやい!これだから女子っちゅうのはナメくさりやがっ���。 かかあ いいから登りましょうよ。 旦那 待てやい!あまり急ぐと気い狂っちまうぞ!おいかかあ!ちくしょ〜たくましいかかあだなあ。
坂を登る二人、かかあは先に行き旦那は次第に道を外れる
かかあ おいっちにいさん。にいにっさん。 旦那 おい!かかあ!待てやい! ああ、、、かかあ、かかあがいなくなっちまった。おい!かかあ〜!
気が狂った旦那は客をかかあと見間違えている
旦那 おい!おめえかかあじゃねえか、こんなところで暇つぶしてねえで行くぞ。おいかかあ。 かかあ あらいやだ。あの人あんなところで気が狂ってしまっているわ。 あんた〜何やってんの、ほら行くわよ。ほら!あんたが好きなルマンドよ〜! 旦那 ルマンド!
かかあルマンドをかざして旦那を呼び寄せる
旦那 ルマンドだ!ルマンドが見える!かかあの色合いだ!ルマンドォ〜。ルマンドォ〜。
旦那がルマンドを手に取ろうとしたところでかかあのチョップ
かかあ ドォーン! 旦那 いて!お、おいかかあじゃねえか。 かかあ そうよ。あんた大丈夫?気が狂ってたわよ、そこら辺の草に喋りかけて。 旦那 なぁに言ってんだかああおめえ元気を出せよ! かかあ わたしは元気よ。まあいいから登りましょ。 旦那 よしゃいくかぁ登ろう登ろう。 上り詰めるはこの地獄坂。その頂点で拝むのが、仏だろうと閻魔だろうと、ふたりのあんよで登り切る!
ギターin
旦那 やっとの思いで坂の上、広がる景色の視界の先に、鮮烈に光るは真っ青な海! かかあ!海だ!綺麗だ!あの海へ行こう!
<かかあ、プレイバック2>
はるかな波がキラキラ光る海岸通り みじかい旅よ力一杯アクセル踏むの 潮風の中ラジオのボリュームフルに上げれば 心かすめてステキな唄が流れてくるわ
旦那 かかあ、おめえ最近おっぱいがでかくなったんじゃねえか?
馬鹿にしないでよ そっちのせいよ ちょっと待って Play Back Play Back 今の言葉 Play Back Play Back
<海>(カセットの波の音in) かかあ ちょっとぉバカにしないでよぉ。 旦那 いいじゃねえ。ほんとにでかくなったと思うぞ。 かかあ やめてよ〜人が見てるじゃない〜 旦那 なんだおめぇ急に女だしやがって。恥ずかしいのか。 かかあ 恥ずかしくない〜もぉ〜バカにしてぇ〜。 旦那 ええ?恥ずかしいんじゃねえか。恥ずかしいんなら恥ずかしいって言えおまえは。 かかあ やめてよ〜もぉ〜。 旦那 急に女々しくなったなおまえは。見ろ、日が暮れてって綺麗だぞ。 かかあ ねえ。わたしこうして、ふたりで海に来たかったの。 旦那 なんだい急に。 かかあ いいじゃないたまには。ねえ、綺麗? 旦那 ん。ああ、夕日が綺麗だなぁ。 かかあ 夕日より綺麗なものってあるかしら。 旦那 なかなかないんじゃねえかあ? かかあ 夕日より、綺麗なものってあるかしら。 旦那 なんだおめえ。夕日より綺麗なものっていやあなかなかないんじゃねえかと思うぞ。 かかあ ねえ。夕日より、綺麗なものってあるかしら。 旦那 だから!夕日より綺麗なものは世の中そうそうないと思うぞ! かかあ ねぇえ。夕日より、綺麗なものってあるかしら。 旦那 だぁかぁらぁ!夕日より、、
カセットからサイレンとナレーションが鳴る
ナレーション 『その時だった!あたりが突然真っ暗になり轟音とともに突風が吹き荒れる〜!
旦那 おい!かかあ!なんだこりゃ!すげえ風だ! かかあ きゃー 旦那 おいしっかりしろ! かかあ あんた、あんたぁ。 旦那 しっかりしろ!吹き飛ばされるな! かかあ あんたぁ。 旦那 おれあここだ! かかあ あんたぁ、あれぇ! 旦那 なんだってんだ、急に空なんか見上げてっ、、、て!!かかあ、ありゃあ、
2人 巨人だぁあぁぁぁああ!
2人メガネをかける
<旦那、語りー巨人>
なんと!そこに立っておりましたのは、世にも恐ろしい立ち姿、空をも突き抜けて風を吸って風を吐く。 身丈100間は超える、視界には収まり切らねえ、巨人って奴だったんでございます。 筋肉隆々で触れるもんは全部なぎ倒してしまう。おいらみたいな人間は指先でプチっといちころだい。 だがその巨人の恐ろしさって言やあそれだけじゃあなかった。ここにいるお客さんだけにぁ教えてあげよう。 はるか上空しゃんと佇むその巨人の、雲の隙間から垣間見えるその顔面が、世の中全てをひっくり返るほど、、、イケメンだったんだぁ! にこやかな笑顔でこっち見て手ェ振ってやがる!
<巨人>
旦那 いけねえいけねえ、かかあはあれ見ちゃいけねえよ。あんなスマイル見みちまったらさすがのかかあでもイチコロだ。行こう行こう行こう先へ進もう。 かかあ なになになに?みたい〜。気になるう〜。 旦那 ダメだダメだダメだ。おい!あんた!巨人さんもいつまでそこいるんですか!手ぇ振らないでくださいよ!そんな面でねうちのかかあ見られたら困るんですよ。
かかあ あんたぁあ、(メガネをハートに替える) あたいあの巨人と一緒に行くわ。 旦那 なんだ!おめ!急に寝返ったか! かかあ わたし、決めたの。 旦那 何を決めたんだ! かかあ 恋よ! 旦那 なんだぁ!? かかあ これが、恋なのよぉ!ふぉぉ。 旦那 しゃらくせえこと言ってんじゃねえ!やめろその声! かかあ 忘れてたわこの感じいぃぃぃぃい。 旦那 何言いやがんだ! かかあ 私の中の女がジンッジンッするの。 旦那 恥ずかしいこと言うなぁ! かかあ 恥ずかしくなんかないわ!これが、恋だから。 旦那 何が恋だ! かかあ 巨人に恋したの! 旦那 そりゃおいら許さねえよ! かかあ 好きなのよ! 旦那 おめえさっきまでおれにキスせがんでたじゃねえか!あれはなんだったんだ! かかあ せがんでないわよ! 旦那 せがんでたよ! 『ねえあんた、夕日より綺麗なものってあるかしら?』、、ねえよばかやろう! かかあ あるわよ! 旦那 ねえよ。夢見んな! かかあ ひどい、、、!あるのに。、、、みてよ! 旦那 何をだよ。 かかあ 夕日より綺麗な、わたしの、、、、バイブスゥ。
ギターin
<旦那、プレイバック3>
勝手にしやがれ 出ていくんだろ ちょっと待って Play Back Play Back 今の言葉 Play Back Play Back
<旦那、一人語り>
そうしてうちのかかあは巨人に取られっちまった。事件があまりに突然で受け入れる術があるはずもない。 おらが夫婦ふたりで歩んだこの道も今じゃ涙で泥んこだい。 夫婦で仲睦まじくこれからも続けていこうと思っていたその矢先に呆然と立ち尽くした。 それでも季節は秋になり、厳しい寒さも過ぎ去って、巷には春が訪れる。 頭上に咲き誇るのは満開の桜。 綺麗なもんだなあ。かかあは桜が好きだった。 儚く散って自分の人生全うしてやがる。 どんなに雨が降ろうとどんなに風が吹こうと、始めちまったもんは後には戻れねえ。 おいらみたいな流し芝居行商人には帰る場所なんて最初っから最後までありゃしねえんだ。 悲しみ押し殺してしおれた体に鞭打って、それでもおいら歩き続けるぅ!
っと、見上げた視線の遥か先、女佇む坂の上、その見覚えのある立ち姿! 艶やかな衣装に白いエプロン、抱えたギターに蓄えた口髭! おっおめ!!かかあでねえかぁあ!おい!かかあ、帰って来たがか?おい!かかあ!かかあぁ〜!
かかあ、ギターと共にin
<かかあ、プレイバック4>
緑の中を走り抜けてく真紅なポルシェ ひとり旅なのわたし気ままにハンドル切るの 交差点では隣の車がミラーこすったと 怒鳴っているからわたしもついつい大声になる
馬鹿にしないでよ そっちのせいよ ちょっと待って Play Back Play Back 今の言葉 Play Back Play Back
馬鹿にしないでよ そっちのせいよ これはゆうべのわたしのセリフ 気分次第で抱くだけ抱いて 女はいつも待ってるなんて 坊や、いったい何を教わって来たの 私やっぱり、私やっぱり、帰るわね
旦那 かかあ! かかあ あんた! 旦那 帰ってきたのか! かかあ あんたぁ! 旦那 かかあ! かかあ あんた、、、だれ?
<旦那、エンディング>
なんとぉぉぉお!かかあはおいらのことを完全に忘れ去っちまっていたぁ! かかあの記憶を戻そうとたくさんのな薬を投与してみるがかかあの記憶はいっこうにもどらねえ! 果たしてどうなる、流し芝居ぃ! 本日はお時間相まってここまでとさせていただきます。 本日は誠にありがとうございました!
あの流し芝居(2018.3.15~4.28) 旦那・鍵盤ハーモニカ 前田斜め かかあ・ギター・歌 マサ
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758 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:24:02.96 ID:oeTfGkSM 石原夏織ブログの8/21の 今日は~刺激的なお仕事ができた、幸せな日、って break outのナレーションか 8/21が初仕事だったということ するとその時点で、 種ちゃんに代わったんだな 種ちゃんの9月のナレは、 8月半ばという、最も体調の悪いときに収録されていた 759 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:25:43.69 ID:oeTfGkSM ポニキャンは昨年、制作体制が変わっている と言っても、古川企画は健在 消滅したのは福場企画で 新しく生まれたのが三宅企画 アニメ制作では 「企画」「製作」という肩書が一番偉い人だが まじきゅんには、それがなくて 「企画プロデューサー」なる肩書があるが サンライズひとりしか載っておらず EPにいる三宅が ポニキャン的にトップで企画に匹敵 760 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:27:02.06 ID:oeTfGkSM ポニキャンは7,8年前から ・「福場一義企画」 ・「古川陽子企画」(+「磯山敦企画」) ・「磯山敦企画」 という3元体制、磯山を従属的とみなすと2,5元体制で アニメを製作してきた 福場班と古川班は、 それぞれ所属するプロデューサ―も 宣伝スタッフも分かれており、独立性があった 761 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:27:19.67 ID:oeTfGkSM 福場も元をただせば古川の部下で、 古���チームの一員だったが 旧・福場企画のPは 石原良一、高取昌史、石黒達也、大島靖、宣伝の松岡貴徳など Pが違うから当然、声優起用の傾向も違う 「磯山企画」とは、 磯山は普段は古川チームのPだが、たまにトップに来る ただ古川に従属的なものとして、福場より独立性は薄かった 762 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:28:29.72 ID:oeTfGkSM ところが福場企画は2015年1-3月期で終了して、消える 磯山企画もなくなった 福場Pは「ぽにきゃんBOOKS編集長」に。 2016年度から、古川陽子企画だけになったが 昨年、「三宅容介」という名前が1回だけ 「実は私は」の企画に現れた 三宅Pというのは、実写ドラマ部門の人だったらしい そして三宅企画は、今年に入ると数を増やしている 2015年4月以降のポニキャン組織改革で おそらくアニメ制作予算が減ったか、 また男性向けが減り、女性向けアニメが増えたように見える 763 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:29:30.15 ID:oeTfGkSM 現在では ・「古川陽子企画」 ・「三宅容介企画」 の2元体制になってる、 ポニキャンの全てのアニメは、古川か三宅に区別される これまでのところ 三宅企画に、福場企画のような独立性はなさそうで 古川に従属的なものように見えるが まだ数が少なく、よくわからない 764 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:30:11.15 ID:oeTfGkSM 2015年度の三宅企画実績は 「実は私は」の製作第2位(トムス主導) Pは中島純 「PSO2」の製作第3位(セガが1位) Pは中島純 他勢力の介入を除いて考えると、 上二つに共通するメイン声優はMAO 古川・福場あるいは三宅で 男性声優の傾向も違うと思うが、調べてない 765 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:30:54.97 ID:oeTfGkSM 2016年 ポニキャン作品 古川 無彩限のファントム・ワールド ・三宅 PSO2 THE ANIMATION 古川 迷家 古川 クロムクロ 古川 だがしかし 古川 美男高校地球防衛部LOVE!LOVE! ・三宅 DAYS ・三宅 斉木楠雄のΨ難 ・三宅 SHOW BY ROCK!!# 古川 響け!ユーフォニアム2 ・三宅 マジきゅんっ!ルネッサンス ______ 古川 劇場 ガラスの花と壊す世界 古川 劇場版 響け!ユーフォニアム 「声の形」は未確認だが、 中村伸一Pという、古川にも三宅にも出てくる人がいる 声優見ると古川っぽいけど 766 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:31:59.71 ID:oeTfGkSM 今年度放映の三宅企画作品 ・「Days」 企画 三宅容介 製作 中村伸一 プロデューサー 坪井亮祐 ・「斉木楠雄のΨ難」 企画 三宅容介 プロデューサー 石原良一 ・「SHOW BY ROCK!!#」 企画 三宅容介 プロデューサー 松岡貴徳 ・「マジきゅんっ!ルネッサンス」 EP 三宅容介 プロデューサー 石原良一 偶然かもしれないが、女子向けが多い 斉木とSB69も、男女双方へ向けた作品 「SHOW BY ROCK!!」もとは古川企画だが、2期から三宅に。 767 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:32:57.62 ID:oeTfGkSM その中には 久保ユリカデビューをひっさげて、 宣伝から制作Pに昇格した坪井Pもいる 坪井は、昨年のゆるゆり3・夏休みからPに昇格したが もと古川チームの人だった 三宅企画に、 専属のPはいなそうに見えるが これまでのところ、中島純Pと坪井Pは今年は三宅だけ プロデューサー陣を古川と共有となると、 独自の声優政策もどの程度あるかわからない Daysは三間だが、最近の佐倉さんについては、 三間についてもポニキャンについても、考察の余地があり 768 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:34:35.10 ID:oeTfGkSM ・三宅企画アニメ 2016 ヒロイン(旧・古川のSB69除く) PSO2 諏訪彩花・MAO (岩浪) DAYS 佐倉・伊瀬 (三間) 斉木 茅野・田村・真礼 (明田川) マジきゅんっ 千本木・田村 (岩浪) 田村についてはアイム所属時のキャスティングだろうが 従来と似た傾向で、アイムアーツ若手が多い 前まで古川企画だったSB69の2期新キャラは、 野口(アーツ新人)・木戸・田中あ (音監三間) 昨年の「実わた」では、 幹事のトムスにメインキャスト支配されているが、 MAOがポニキャン推薦かもしれない MAOは、もともと贔屓されていたが クロムクロ(古川企画)、 ケルベロス(音楽のみポニキャンだが声優を支配) など、いまも企画の枠を超えてポニキャンに使われている 伊瀬も、「ベン・トー」「フォトカノ」など 旧・福場企画でヒロインがいくつかあった 769 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:36:11.83 ID:oeTfGkSM 三宅企画は、声優起用で福場企画の後継かどうか ・福場企画アニメ(最終6クール)ヒロイン OBC 三森・渕上・真礼 (三森OP ワルロマ (ゲームより)清水/瑞沢/中村繪/田口 ぎんぎつね 金元 エスカロジ (ゲームより)村川/本多/瀬戸 桜Trick 戸松/井口/相坂/五十嵐/渕上/戸田 咲全国 (新キャラ)早見/大原/辻/赤崎/長妻/豊田/佐藤利/真礼 河合荘 花澤/佐藤利/金元/清水/沼倉/諏訪/田村 グラスリ 深川・早見・種田 レールW 沼倉・真礼・堀江 俺ツイ 上坂・真礼・相坂 (真礼OP 神はじ◎ 三森 ミルキィTD 三森・徳井・橘田・佐々木 真礼が4作品、三森が3作品、早見・渕上・相坂・沼倉・金元が2 770 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:36:50.96 ID:oeTfGkSM 福場企画は、 2008年-2009年ころから始まり 「咲-saki-」「花咲くいろは」から 「イカ娘」「TARITARI」までの有名作を生み 昨年3月まで、男性向け深夜アニメの全盛期を支えてきた 声優としては、 イカ娘の金元ほか、 戸松(ポリフォニカから桜ト��ック) かな恵(いろは、信奈、フォトカノ、はた魔)、 などと、縁があったが やはり、最後に三森と真礼を育てた功績が大きい 三森は、福場→古川という感じで変遷し 真礼は、古川(さんかれあ、中二恋)→福場という変遷 771 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:37:36.33 ID:oeTfGkSM 福場企画解体と、体制再編で 大きな影響を受けたのがこの二人で、 三森は、今年のポニキャンアニメ出演数は0になった その結果、福場→三宅では、アイム系の割合が上昇 福場企画後半は声優的に 「真礼・三森企画」のカラーが濃かった けいおんは、古川系の磯山敦企画 京アニ+ポニキャンは、常に古川系だった 日笠と竹達には ポニキャン作品メインは多くないが、枠を超えて使われていた 竹達はやや古川寄り 772 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:38:12.72 ID:oeTfGkSM ポニキャン選好声優、 相坂や五十嵐や諏訪や沼倉や早見も、 両方に使われていたようだ ポニキャン歌手は、 寺川愛美は、福場企画のみ 遠藤ゆりかは、メインは古川企画で、福場には脇 加藤英美里は、 2012年まで両方出ていたが (古川:さんかれあ・ゆるゆり/福場:ベントー・信奈) 2013以降、ポニキャンアニメとの縁を喪失 773 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:39:38.40 ID:oeTfGkSM 三森はデビューから3年ほど、 30分アニメは、「BTOOOM」除けば ほぼポニキャン作品しかメインがないほど 依存していた(ミルキィ/ゆるゆり/神様はじめました/信奈) 「まじもじるるも」「ランマス」「ゆゆゆ」 などは古川なので、企画の枠を超えて両方に出てる しかし、2年前くらいから双方とも減少傾向にあった 春の「ケルベロス」は、 ポニキャンは音楽のみだが、声優支配は明らか (MAO・真礼・沼倉・伊瀬) しかし、EDを歌う三森は出演はなかった 昨年のゆるゆり3、ランマス以後 三森はポニキャンアニメに出ていないが 三森側がソロで人気が出て多忙なので、 自ら辞退してる可能性もありそうだ 774 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:40:52.44 ID:oeTfGkSM 後期の福場企画を代表する声優だった真礼も、 体制再編をきっかけに激減したが 一応今年は、通年でポニキャン関係のアニメに出ている 冬:ファントム 春:ケルベロス 夏:斉木 秋:斉木2クール 声優としての三森と、 今後のポニキャンアニメの関係には注目 また歌手としては三森・真礼は 今年はケルベロスしかタイもらってない ケルベロスは、正確にはポニキャンアニメではないから 一つも無し、ということになる 5月以降、シングルのリリースも放置されてる 775 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:42:26.49 ID:oeTfGkSM もっとも ポニキャンは女性向けアニメの割合を増やして 男性向けアニメが減ったこと それにともなって男性向けアニタイ枠も減ったり 養成所設立の宣伝のせいか CDリリースが無理に多くて取り込み中、 一時的に放置になってるだけかもしれない もともと ポニキャンがアニソン歌手や声優を アニメ声優部門で抱えるようになったのは 竹達からで、さほど古くない それまでは、一般の担当が声優歌手も見てた 加藤英美里など、一般部署の所属だった 776 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:43:18.84 ID:oeTfGkSM 今年は、 竹達が昨年11月から1年間で4枚リリース、 シングル3枚とアルバム1枚の第3クールが駆け足で終了 久保が12月の3rdで10か月3枚ペース、 MICHIが8か月でアルバム含む3枚で1クール終了、 春デビューの和島あみも毎期リリース 短期間でアルバムまでいきそうだし 下野がデビューで2枚 生き急ぎ組が多いのと これだけの無理なラッシュで 宣伝も不十分、明らかにスタッフ不足、スペック不足 そういえば、あやちの大日向Pも最近見ない どうなっているのやら まさか、今度のアルバム→ライブで終了か 777 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:45:11.15 ID:oeTfGkSM 徳間新作「ナンバカ」 ・製作委員会 徳間ジャパンコミュニケーションズ NHN comico NAS サテライト クランチロール ダックスプロダクション GP MEDIA JAPAN ソニー・ミュージックコミュニケーションズ ネルケプランニング これまでの徳間アニメは レーカン、うしとら、モノノケ庵、Venus project、虹色デイズ 来季は、エルドライブ ナンバカで、SMCとネルケが製作に加わってる 両方とも、徳間に参加するのは初めて 「Venus project」は、もしかしてネルケか あと「虹色デイズ」に神南スタジオがいたが、ネルケ臭は無かった ネルケも、製作に参加することで 徳間みたいな新参レーベル狙いで失地回復にでたのかも 今期のネルケアニメは他に継続の、遊戯王、夏目友人帳 新海映画もネルケの領分だが、君縄はわかならい 778 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:45:59.23 ID:oeTfGkSM ナンバカ声優 ネルケは俳優に強いから テニプリ歌ってたkimeru、上村、汐崎あたり連れてきた 元スペクラ系ネルケ声優の明坂と小林ゆうも、たぶんそうかも ネルケが製作に出してるPが、 彼女らと親しい野上祥子(現社長)、 ゼロ年代にはスペクラ声優押しまくったキャスマネだった とはいえ「今のスペクラ」には全く繋がりがない ここらへんは、 たぶん組織でなく人脈だけが、生きてる 779 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:47:14.70 ID:oeTfGkSM 次に、 筆村・奥山のスタイルキューブホモ勢 これは、レーカンの伊藤美来と同じく徳間だからか 「Venus project」に田辺もいたし たかみ社長は、徳間とは強いコネがあるようだ 社長はバイで、 もともとホモ商売したがってたから 最近の女子向け腐向けの盛り上がりを、チャンスと感じてるかも 筆村は、今年デビューで4つも出てる 8位のSMCは、 キング・カドカワに続いて、徳間とも協定を結んだ可能性ある しかし影響力の痕跡は見えにくい 企画グッズ版権だけの目的とは思えないが、 声優には介入してなさそう 780 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:48:47.79 ID:oeTfGkSM 松井恵理子 徳間声優は松井のデビューで 声優歌手は、飯田、渡部優衣、松井恵理子の3人になるが、 飯田以外、徳間アニメと縁は薄い 飯田は、ラブライブ以外、全部徳間アニメ ・飯田里穂 2015-2016 徳間 レーカン!(上原佳菜) 徳間 VENUS PROJECT -CLIMAX-(流華・ソバガスキー) 徳間 エルドライブ しかし渡部は一つも出てないし 松井は、レーカンのモブにしか出てない 徳間的には大作らしい「エルドライブ」に入れてる 飯田については、少し本気っぽいが 781 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:49:18.59 ID:oeTfGkSM 松井のベジータ学院は、 背後にいる金主が「声優検定」とか運営してる投資家で、 怪しく、動きが変則的 金を出して強引に押し込んでる感じ 「IAM MUSIC」とかいう 独自の音楽レーベルを作ったけど、 声優では活用してないみたい 782 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:49:52.39 ID:oeTfGkSM 松井恵理子 2016 ・メイン 鬼斬 (義経)5分アニメ、ブシロ系 ナゾトキネ(水上郷華)10分アニメ、ブシロ系 はがねオーケストラ(ナナカ)5分宣伝アニメ 私たち、らくろじ部!(深井ろんり)1分の宣伝アニメ、ブシロ系 ・脇役 三者三葉(形部聖) SUPER LOVERS(安西和奏) ツキウタ。 THE ANIMATION(俊平) ナースウィッチ小麦ちゃんR (レイ) SHOW BY ROCK!!#(吽) 今年のメインは、すべてショートアニメで ブシロード声優との共演 ブシロ系ショートアニメしかなくなってる 783 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:50:49.11 ID:oeTfGkSM ベジータ学院のコネは、松井・影山ら声優を見ると ・東宝+動画工房(みでし、うまる、三者三葉) ・ポニキャン(フォトカノ、えとたま、SB69) ・角川(魔装学院、SUPER LOVERS) ・幕内CCC(TCエンタ+アーススタ)(ダンデライオン、ミリオンドール) ・不明(デレマス松井と、サンシャインの小林愛奈) ポニキャンのルートは、すでに過去のものか SB69の後はなくなってるし 松井メイン作品がかなり弱っているので 政治力(金力)減退の恐れもあり 松井には、デレマスとSB69のユニットで目立っている今が、 デビューのベストチャンスだろう 784 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:52:28.25 ID:oeTfGkSM 松井も、 最初がアルバムだけど、 これは「徳間」という点で考えるべきかもしれない 飯田もアルバム先行 これまでアルバム2枚・ノンタイシングル2枚 飯田担当Dは、田中亮・甲斐賢也 ���って、徳間声優だった飯塚雅弓は、 2001年から2009年の徳間時代にシングル4枚、 オリアル11枚、ミニアル2枚、ベストアルバム1枚、 計アルバム14枚出してる(平均売上約2200枚) 飯塚の担当Dは、 岡田知子/松本健太郎 → 岡田知子 徳間はアニソンでは、 アルバムを大量生産してきたレーベルなのだ 785 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:53:57.05 ID:oeTfGkSM また、アリプロは、 オリジナルアルバムだけ徳間から出してるが 2004年から2016年の12年間で、オリアル10枚、 ストリングスアルバム7枚、計17枚 担当Dは、岡田知子 → 青木郁生 シングルとベストアルバムは、 数年おきにメーカーが変わるが今はランティス→飛犬 ��のでアニタイを取らずに、 アルバム中心なのは、徳間流に見えるが 松井の場合は、 このまま古くからのやり方でいくのか ライブ用に大量生産で勝算があるのか、よくわからない 786 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:54:45.70 ID:oeTfGkSM ブシロード×ネルケプランニングが、 ミュージカル&アニメ化予定の新企画始動 http://natalie.mu/stage/news/204457 木谷社長は、アニメ原作ミュージカルと声優を セットで売り込みたがってる ネルケの推進する 「2,5次元ミュージカル」(アニメ原作ミュージカル)は ホリプロとマーベラスが協力しているが 木谷社長も夢を再びと、話にのった 10年以上前、 ブロッコリー木谷とネルケは 「ギャラクシーエンジェル」のアニメとミュージカル展開を 共同でやっていたけど、尻すぼみになった その構想の基本は、 アニメ声優もミュージカルも舞台も映画も 同じキャストで展開すること 例えば、ハルヒのミュージカルや映画があれば アニメの平野茅原後藤が、その主演をするという前提で、 声優=女優を育てる 787 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:55:47.29 ID:oeTfGkSM 三森など、それを念頭に置いてとったのかもしれない 成功するかもしれないが 木谷社長はやっぱり、声優の2,5次元的な意味を、 あまり理解してない 声優が、自分の肉体を前面に出して女優になったら、 声優としての魅力は半減するように思う その途端、アニメキャラは死んでしまうから 「ミルキィホームズ」が成功かどうか ラブライブ・ブームと三森人気で見えにくくなった そもそも、なんで三森は成功したのか 三森の成功と愛美の失敗から、何を引き出しているだろうか 788 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:56:39.73 ID:oeTfGkSM 水樹の野望が、ますます黒い… 「水樹なのは」の産み落とした、 水樹傘下の制作「セブン・アークス・ピクチャーズ」が 怪しいチャイナマネーと組んで、 アイドル番組始めた 没落しつつある邪悪な支配を守るため、 なりふりかまわなくなってる 789 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:57:12.81 ID:oeTfGkSM セブンアークス 「アイドルメモリーズ」製作 企画 王海宇(Happy Elements) 頼嘉満(Happy Elements) 陳睿 (bilibili) 李施 プロデューサー 郷田 努(Happy Elements Asia Pacific) 柳欣楠(Happy Elements Asia Pacific) Ming H. Chan(Children's Playground) 張提舒可(Children's Playground) 松田吉史(セブン・アークス) 制作統括 康村 諒(セブン・アークス・ピクチャーズ) 790 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:58:22.11 ID:oeTfGkSM キャスト 林 薇薇 - 豊田萌絵 スタキュ 服部惺梛 -早瀬莉花 プロフィット系リンク・プラン 早川心桜 -木村優 スタキュ系 梶原未来 -相良茉優 プロフィット系リンク・プラン 羅雨照 - 青木瑠璃子 アトモン 星七海 -小原莉子 オブジェクト(マウス系) 白雪 翔子 - 水樹奈々 黒幕 安川みなと - 劉セイラ 謎の刺客 安川みなみ - 高垣彩陽 人質 たかみ社長と工藤智美Pと谷村社長の臭いがするが バックにいるのは、水樹 高垣は、スフィアが戸松の利益ため、 水樹に売りとばした人質 青木のアトモンは、水樹三間の支配下 マウス系オブジェクトは、智美のコネか アニメは、シンフォギアっぽい雰囲気があった 中国語はせいぜい水樹が学習すべき 791 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 07:59:24.50 ID:oeTfGkSM こうして見ると スタキュたかみ社長と、キング三嶋は和解したのだろうか セブンアークスは 影の会長・水樹の許可がなければ声優をつかえない 4流アニメなのは一目瞭然とはいえ スタキュ声優主演を、三嶋水樹が許可したわけ ゆいかおりを強奪した3年前には、セブンアークスで水樹と、 豊田や木村優が共演することは考えられなかった 水樹の演じる役は、学園長として豊田萌絵と木村優を育て、 立派なアイドルにする「白雪翔子」 まさに、たかみ社長=水樹 「手打ち」が、行われている。 仲介人は、福建マフィアか、それとも智美か 日本を支配するため、 チャイナマフィアを引きずり込んだうえ かって利権争いをした、いかがわしい旧敵とも野合 ついに本性をさらけ出した 792 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 08:01:27.96 ID:oeTfGkSM 「ステラのまほう」主題歌Pが佐藤正和 これで、下地の担当は バトガの延長で、佐藤Pであると確定 下地のPVを見た なんだか顔がペタリとしてるけど 目と目が離れてて切れ長、ちょっときつめ。 ウルトラマンに出てくる小怪獣みたいに、雰囲気が千管に似てる これは、男性には人気は出ない 婆綾は、あまんちゅに下地を出すときの首実検を行い、 決して男性ファンがつかないことを、 確認済みなのだろう 793 Request Denied (Safari-蒼穹ちゃver.)@無断転載は禁止 sage 2016/10/08(土) 08:02:55.68 ID:oeTfGkSM 知名度も人気もなく、 ビクターとの縁も薄い下地紫野のデビューという、 飛犬的な視点から見ても感じられる、 「ありえなさ」「異常さ」こそ注目せざるをえない これは、マクロスオーデ・グランプリ受賞で デビューした千菅や中島 2013年から活動した飛犬の人気ユニット「Trident」の成功を 受け継いで、声優としても実績のある沼倉 そういった新人とは、まるで性質が違う この作品は、声優界今年最大の悲劇かもしれない
アイドル声優を語るコテハンスレ Part1 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/voice/1458619868/
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WHO KILLED IDOL? SiS消滅の詩
アイドルグループ「BiS」の密着ドキュメンタリー「BiSキャノンボール」の続編的作品で、BiSの公式ライバルグループとして活動するはずだった「SiS」が、お披露目直後に活動休止となった顛末の裏側を描いたドキュメンタリー。破天荒な活動でアイドルシーンの中でも異色の存在感を放ち、2014年7月に一度は解散した「BiS」が、16年9月に再始動。過酷なオーディションを経て新メンバーが選出された。そのオーディションで落選した6人のうち4人でBiSの公式ライバル「SiS」を結成することが発表され、16年9月25日、お披露目ライブ「THIS is SiS」が行われたが、直後に結成責任者のスタッフによる「グループ活動に対しての重大な背信行為」があったとして、SiSは活動休止になってしまう。その背信行為とは何なのか、そしてアイドルとは何か、ライバルとは何かを描き出していく。(以上、http://eiga.com/movie/86033/より)
8.5/10.0
※「BiS 誕生の詩」と併せて見ると8.9/10.0
これまで少なくないドキュメンタリー映画を観てきた身としては、「果たしてどこまでが真実なのか?」という想いが常に頭にチラついていたが、いったんその邪念は取っ払って「全部真実!」というイノセント100パー状態で観ることを勧めたいです。
本作はBiSのマネージメントをWACKと共同で行っている運営会社「つばさエンタテインメント(渡辺淳之介の古巣でもある)」のインターン、山下百恵さん(写真の子です)の視点を借りて物語が進む。 序盤は山下本人がナレーションを務め、シーンごとに彼女が感じた(とされる)モノローグが字幕で挟まれたりする。まず本作を観る男どもは、「男の下ネタはつ��らない」という字幕と、その一連の流れを観て普段の行いを大いに反省するように。
映画そのものは先の記事で取り上げた「BiS 誕生の詩」と重複する部分もある。山下もオーディションに女性スタッフとして参加していたからだ。
男だらけのスタッフの中、彼女は自身の就職をかけて奔走するわけだが、弱冠二十歳にして持っている「視点の鋭さ」「リアリストさ」に驚かされる。 それはオーディションの結果を見て、「私やスタッフに対して、“しっかり挨拶をする”といった姿勢を忘れていない子たちが合格したと思います」という感想など、様々な部分から感じ取れる。
映画中盤の、あらすじにも書かれている「事件」で、SiSはあっけなく解散となってしまうのだが、その後山下さんは姿を見せなくなってしまう。
事件以降出社していないという話を聞いた松尾さんは、「なんだよ弱いなぁ〜」「そこ食らいつかなきゃ!」とダメ出しをしていたが、松尾さんより山下さんに年が近い僕としては、別に彼女は傷ついたゆえにこの業界を去ったのではないんだろうな、と感じた。 父親が大の山口百恵ファンという名前の由来通り、頭の片隅にあった「アイドル/芸能界」への憧れはあって、インターンにも応募したのだろう。だが一方で冷静な考え・視点も持っている彼女にとって、このある種の熱に浮かされているような「ギョーカイ」に、単に見切りをつけただけなのではという風に見えるのだ。
充分な説明もないままに解散を告げ、メンバーに土下座をし出すSiSマネージャーの清水、ギョーカイの右左も分からない女の子たちに「芸能界における不義理をした」と憤るWACK渡辺。 あの解散を告げる控え室のシーンは、立場によって見え方が様々に変わるものだろう。
一般的な企業に勤めている身から言わせてもらえば、この映画で映される清水の仕事は明らかにずさんで、最低限の根回しもできていないように見える。「仕事が回っていない」と愚痴りながらも焼肉やら飲み会やらはしょっちゅう行っている姿は、典型的な現実逃避型の人間のそれだ。
そんな人間の下でインターンをしていた山下さんは、おそらく解散以前からギョーカイへの違和感を薄々持っていたのではないだろうか。単なるこちらの深読みにすぎないかもしれないが、一般社会に身を置いている身としては、そういう風に見える。
そういった「山下さんの心の移り変わり」以外にも見所は多くある。一つは、清水と渡辺がかつての同期で、その関係性の切なさだ。
渡辺のようなカリスマを持った、常人離れした人間の隣で清水はこれまでずっと仕事をしてきた。 BiSでの仕事は共同マネージャーという立場だが、実態は渡辺が出すアイデアを実行する係だったのでは、と推測する。劇中で渡辺は「だからあいつ(清水)は平社員のままなんだよ」と言い放つ(もちろん、愛も含まれているのだろうが)が、実際にどの業界に限らずとも、渡辺のように頭角を表せる人間はごくわずかだろう。悲しいまでに平凡な人間がこのフィルムを観ると、清水がこれまでに感じた思いもある程度察せられる。
だからこそ、渡辺の力を借りずに「ライバルユニット」を運営するということは、清水自身にとっても起死回生のチャンスだったのだろう。 そのチャンスすら、忙しさを言い訳に何のフォローもできなかった。解散の一番の原因は清水自身の「過去の背信行為」および「その事実を隠匿したこと」であったかもしれないが、それがなくとも彼のずさんさによって遅かれ早かれグループは崩壊していただろう。
ただ一方で、世の中そんなに「できる人間」ばかりではない。特に芸能界なんて突発的な案件ばかりで瞬発力が求められる世界なのだろう。僕が「お前やってみろ」と言われたら、渡辺ではなく、清水になる可能性の方が高い。
天才の影に埋もれた凡人が足掻こうとするも十分に足掻くこともできないまま潰れていく様をこのフィルムは克明に描き出している。 渡辺が生み出した「希望」よりも、清水の生み出した「絶望」にばかり目がいってしまう。アイドルのドキュメンタリーでありながら、「仕事とは?」「人間関係とは?」「クリエイティブとは?」を繰り返し問われているようで、胸がざわついた。
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・ 先生(って、誰の事?)久しぶりにハマるよ!大河。 始終なぜだか?涙流して観てしまった。 渡辺謙の斉彬が物凄くいい! 小松帯刀と龍馬と木戸の役は誰なのか?がもう気になる。 つーか、俺はただの幕末好きw ・ 【トリビア】 西郷隆盛の両親が風間杜夫と松坂慶子で大久保利通の父親が平田満で「蒲田行進曲」という事で前半見やすい。 ナレーションは大河ドラマ「翔ぶが如く」で西郷役をした西田敏行で余計に見やすい。 ・ 【トリビア2】 西郷の幼少名は小吉。 勝海舟の父に名も小吉。 江戸城無血開城の西郷と勝の対談は偶然ではなく必然だったのではないか?と思われる。 そして、今年は明治維新150周年。 ・ 薩摩隼人の風土は司馬史観で言うと「二才(よかにせの“にせ”=青年)を老人を敬いながらも重宝していた事が維新の要になったという事。 犬猿の仲であった長州も同じ風土であった。 そこに明治の自由民権運動の潮流を作った(上士であった板垣が有名だから端折り入れます)土佐の郷士の脱藩浪士がそれまでの苦境とこれからの希望を説いたから維新は成立した。 ・ 司馬遼太郎は自身の事を「ドメスティックな作家」だと書いていた。 ちょっと逸れるが夏目漱石もドメスティックな作家だ。 しかし、二人に共通するのは、ドメスティックだからこその視野の広さである。 「西郷どん」の原作は読んでいないが、一話だけで林真理子にも同じ事を感じた。 ・ #西郷どん #segodon #西郷隆盛 #saigotakamori #薩摩 #satsuma #鹿児島 #kagoshima
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『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の感想
今回感想文を書くのは、原作小説を先に読んだ「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。劇場で1回鑑賞。
小説の感想はというと、こんなファンタジックな仕掛けの話だということを知らずに読み始めたので、ちょっと面食らったものの、登場人物たちのヨコのつながりと、現在と過去の時間を超えたやりとりのループが、つながっていくサマは、ああ、東野圭吾っぽいなと思えて面白かったです。で、この奇蹟全体の原因となっている、「暁子」というキャラクターとナミヤ雑貨店店主の秘話ですよね、そこもステキだったなぁと。
で、映画版なんですが、まずは小説同様、現代パートの主人公の3人が犯罪から逃げるシーンから始まるのですが、彼らは犯罪から逃げてて、職質とかを警戒してるセリフも言ってるくせに、やったらにバタバタと足音を立てて、しかも走ってる道はけっこう街灯も点いてて明るいのに、持ってる懐中電灯をつけっぱなしで、アホみたいに目立ちまくって逃げてるんですよね。はい、もうこの時点で、「あ、ダメ映画クサイな」と思っちゃいましたね。ここで、まず集中力減です。
で、お次は、逃げ込んだナミヤ雑貨店のシーンなんですが、映画では小説と違って、みんなで一旦その雑貨店から逃げ出すんですよね。で、ここで不思議なファンタジックなシーンが映画オリジナルで追加されてましてですね、やおら夜の商店街のライトがピカピカと光り始めたりしてですね、で、その商店街の道に急に、過去に走っていたであろう、バスですかね、アレは、まあ幻のバスなんですけども、3人がそれに轢かれるというか、バスの中をすり抜けるという、原作好きの方からしたら「アチャーッ」と思うような、しかもCGもだいぶ安っぽいんですけど、そういうシーンが追加されててですね、コレ必要だったのかな? ここでもまた映画全体が安っぽくなってしまったというか、原作小説って、あくまで話全体はリアルで、その中で唯一ファンタジックなのは、あの“ナミヤ雑貨店”だけなんですよね、不思議ゾーンをナミヤ雑貨店だけに絞ってるところが節度があってよかったんですけど、映画版ではなにを思ったのか、街全体がジブリといっちゃ大げさですけど、不思議空間にしてしまっている、と。この点もちょっとアレって感じでした。 で、その3人のところに、過去からの手紙が届いて、それに返事書くんですが、そこまではいいとして、その返事に対してまた、過去から返事が来るじゃないですか、それがどのくらいの時間差で来たのかを、全然説明してくれてないんですよね、小説未読の人はどうやって消化したのかな、つまり、ナミヤ雑貨店の中での数分は、過去(1980年ごろ)にとっての1日ぐらい、みたいな時間の流れの差、ここはもうちょっとあの3人がしっかり気づいて納得する場面を入れたほうがよかったんじゃないかな(もちろん小説ではちゃんとそこを消化するくだりがありますけど)。 で、その最初の手紙は、まず「魚屋ミュージシャン」というエピソードなのですが、この作品、手紙が一番のキーアイテムなのに、手紙の文面とか、内容をあんまりフィーチャーしないんですよね、手紙の2、3行分ぐらいだけナレーション的にかぶせられるだけで。だから、過去と現在が手紙によって繋がっているという感じが、それほど伝わってこないといいましょうか、もっと、たとえば画面内では物語が進行してて(画的にわかる範囲で)、それに手紙の内容をある程度の分量キッチリとナレーションで聞かせてあげたらどうだったんでしょうね、それだと観客の理解が追いつかないんじゃないかという心配があったんでしょうけれど。 この「魚屋ミュージシャン」のくだり全体は悪くはないんですけど、林遣都くんもいい雰囲気の役者さんですしね。問題は、誰もが思うだろうけど、門脇麦ちゃんの歌の途中でなーぜーか挿入された砂浜でのダンスシーン。MVかよと。突然すぎるし。映画全体から浮いてる。どういうセンスなんだろう。と、ここでもまた気持ちが冷めてしまいました。 あと、この映画、シーンとシーンがちゃんとわかれて撮られてて(いい意味ではなく)、たとえば林遣都が火事の中で、息絶えるシーンにオーバーラップさせてセリ(門脇麦)の歌の前のMCの声をかぶせたら��なんかより良さげじゃないですか? または3人が書いた返事の内容(あなたの歌は残ります)をもう一度提示するとか、なんかそういう一工夫みたいなのがないんですよね。あ、あと、この松岡克郎(林遣都)が丸光園で歌うシーンで、最初にクリスマスソング歌った後に、いきなり、あのタツローのさみしい曲(主題歌リボーン)始めるんですよ。え、もうちょっとMCで、例えば「ちょっと暗い曲なんですが、自分オリジナルの思い入れのある曲なんで聞いてください」とか、一言あってもいいじゃないですか、そういう小さい心配りが抜けてる映画なんですコレ。しかも、そのシーンね、僕はクリスマスソングを何曲も歌った後に、最後の締めでその曲歌ったのかな~と思ってたら、そのあとの子どもセリちゃんのセリフで「あの2番目に歌った曲、なんて曲ですか?」って言ってたからよけいにビックリ。えええっっ!?、子ども向けのクリスマスのイベントで!クリスマスソング1曲しか歌わずに!いきなり2曲目で、あの暗い曲?! しかも歌詞なし! 林遣都のセトリ作るセンスの無さよ!そりゃダメだわ、売れないわコイツ、と思いましたね。 あ、ちなみにセリの歌そのものは良かったです、門脇麦ちゃん本当にカリスマミュージシャンっぽいし、きれいな声だし、いい曲だし、まぁあれが劇中での大ヒット曲みたいな設定はどうかなと思うっていうか、山下達郎の曲ってちょっとクセがあるから、そんなに大ヒットはしないよなーなんて思いました。でも、本当に麦ちゃんの歌とても良かったです、ハイ。 次のエピソードは「グリーンリバー」さんだったかな? 川辺みどりさんが子どもを産むか産まないかで悩むというくだりですね。ちょっとしたことですけど、入院中の浪矢雄治が息子に新聞の切り抜きを見せて、新聞で報道されてた川辺みどりがグリーンリバーじゃないかと思うシーンがあるんですけど、なぜそこで“新聞の切り抜きの川辺みどりの顔写真と名前が入った箇所”をインサートで映さないんだ、とヤキモキ。ちょっと入れるだけで、画にも変化が出るし、わかりやすくもなるのになぁ。 で、さて、その入院の途中で、浪矢雄治が病院から抜け出して、ナミヤ雑貨店に戻って、息子に“遺言”を渡すシーンがあります、で、息子(萩原聖人)が車の中でその遺言を読むんですが、泣きそうな顔で読んでるんですよね、いやこれ違うんですよ、遺言の中身って「私が死んだ後、三十三回忌にナミヤ雑貨店一夜限りの復活を世間に周知してくれ」って内容なんですよ。こんなもん読んだら普通「ファ?????」ってなるじゃないですか、息子はその奇蹟の感じとか全然知らないわけだから、当然、映画の観客も(小説の読者も)、「どういうことなんだろう?」って思うシーンだから、萩原聖人もそういう「心配と不思議が入り混じった表情」じゃなきゃダメなんですけど、この安っぽいセンスの監督さんの演技指導では、とにかく泣きの一手。遺言の内容が「今までありがとう」とか普通の内容だったらその泣きの演技でもいいんですけど、はるか未来に「ナミヤ雑貨店一夜限りの復活」を託すシーンですよ? 作品中で一番の奇蹟が起きるシーンと言ってもいい場面なんですけど、“泣かしにかかりたかった”んでしょうね。なんか安っぽいなぁ。 でー、しかもその後ですよ、西田敏行一人で入った雑貨店中に、“皆月暁子”(成海璃子)というオバケが出てくるんですよね。小説版ではもちろん出てきません。っていうかその前の、病院のシーンでも、不自然に出てきてた! バルコニーから西田敏行を見ているという、とってもセンスの悪いシーン。ココ、門脇麦のダンスシーンぶち込みよりもセンス悪い。画的にもダサいし、観客は「?」ってなるだけだと思うし、撮影の構図込みでセンス悪かった。安物のホラーかよ、と。ここはダメだわ。 皆月暁子ってようするに西田敏行(浪矢雄治)と過去にかけおちをした愛し合った中で、しかも丸光園の創設者、つまり、ナミヤ雑貨店で起きる奇蹟が何故ゆえに丸光園とつながりまくっているのか、の根本原因。この奇蹟全体が、浪矢雄治と皆月暁子の強い愛情によってもたらされているんだという、一番感動的な仕組みの種明かしのための重要キャラなんですけど、それはもっと後半に、たとえば昔の写真とか手紙とか(原作がどうだったかちょっと忘れたけど)で、サラリとかつ印象的に判明する方が全然カッコ良かったじゃーーーーん、って思いました。しかもこのオバケ、浪矢雄治に毛布をかけたりしちゃうから、“浪矢雄治の心が見せた幻”みたいな理解の仕方もできなくなっちゃって、「え、毛布に触れるってことは下手したら物理的に存在すんの?!」みたいに、ファンタジーが薄れてる。せっかく、踏み込んでファンタジー演出してるなら、ファンタジックなままの見せ方をしなさいよって。 この皆月暁子が、丸光園の創設者ってことは、後半(尾野真千子パート)で、丸光園の偉い人(PANTA)=皆月暁子の弟が、いかにも説明のための説明ゼリフみたいな下手なセリフで説明してくれます。もっと演技力のある人にやらせればよかったのに…。そのシーンも、後ろに立って、チョークで変な演技してる手塚とおる(刈谷)が邪魔臭くて、気が散っちゃって、画面的にも整理できてないし、感動的でもないし、まぁ普通に見せ方が下手かと。 あとはなんでしょう、グリーンリバーの娘のエピソード、アレ、すんなりわかった人いたのかな。つまり、最初は母親が無理心中したと思い込んでて、母親に恨みを持ってたけど、門脇麦がグリーンリバーの手紙を持ってきたことで、母親の愛情を知ったみたいな流れなんですけど、ほとんど門脇麦の説明セリフで済ませてるんですよね。あそこは、もっとそのグリーンリバーさんの手紙の文章そのものをもっと聞かせることによって、説明することはできなかったのかなあ?って。せっかく手紙がキーアイテムの作品なのに、門脇麦が全部喋って済ます?なんかもったいないシーンな気がした、映子(山下リオ)の自殺の仕方も、飛び降りなんですけど、無駄にショッキングにしすぎというか、小説版はどうだったっけ? でー、ラストでは、物語の最初にグルグル巻きにしちゃった尾野真千子が、丸光園にとって大事な人だと判明したので、若者3人がそこへ向かうんですけど、なんか肝心の主人公の敦也(山田涼介)が、それほどいい奴に見えないというか、こいつが一番素行が悪いですからね。そのくせに、ラストの手紙では「自分たちが手紙を書いたのはただみんなに幸せになって欲しかった」そんなような綺麗事をいきなり言い始めるんですよ。えーー、いやアナタが一番、手紙書くことに消極的は反対してませんでしたっけ?という印象。誠実な他の二人に対しても暴力的だし…。このへんの流れも適当に感じちゃいました。 そんなわけで、口コミを見るとわりと感動した人も多いみたいですけど、僕としては小説が読めるなら、小説の感動だけに留めておいた方がよろしいのではないでしょうかという感じです。歌はいいし、ところどころちょっとウルッときそうなところもあるし、ラストの敦也(山田涼介)が仲間のケツ叩いて、尾野真千子のところへ、“行くぞ”みたいな感じで歩いてくシーンがあるんですが、そこの爽やかさとかは良かったんですけどね。けどまあ全体的には、なんかダサく感じたり、センスを疑うようなシーンが多くて、自分としてはダメな方の映画かなという感んじでした。というわけで以上です。
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http://namiya-movie.jp/
監督:廣木隆一/脚本:斉藤ひろし/原作:東野圭吾/主題歌:山下達郎 キャスト:山田涼介、村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦、林遣都、鈴木梨央、山下リオ、手塚とおる、PANTA、萩原聖人、小林薫、吉行和子、尾野真千、西田敏行 配給:KADOKAWA、松竹(2017) (C)2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会────────────────────────── ◆解説(映画.com様より一部省略・書き直して転載) 東野圭吾の小説を実写映画化。 過去と現在が繋がる不思議な雑貨店を舞台に、現実に背を向けて生きてきた青年と悩み相談を請け負う雑貨店主の時空を超えた交流を描く。2012年。養護施設出身の敦也は、幼なじみの翔太や幸平と悪事を働いて1軒の廃屋に逃げ込む。そこは、かつて町の人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」だった。 廃業しているはずの店内で一夜を過ごすことに決める3人だったが、深夜、シャッターの郵便受けに過去(1980年)からの悩み相談の手紙が投げ込まれる。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くことに。 やがて、この雑貨店と浪矢の意外な秘密が明らかになり……。 ─────────────────────────
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2017年8月 日記
8月某日 PANORAMA FAMILY 写真展”romantic"に行く。誕生日プレゼントとして、気に入った写真を買ってもらう。 8月某日 『牯嶺街少年殺人事件』を観にアップリンクへ。あまりの面白さに時間があっという間。ハニーの衣装には一瞬とまどったけど、それもこみで観ている間とにかく面白くて、「あー映画ってすごいなー」という気持ちがずっと続く。 8月某日 誕生日。泉水君のところでナレーションを録って、夜は高円寺にハリウッドザコシショウさんの単独ライブ『混乱ザコシの劇場版狂いJAWS』を観にいく。途中で本当にお腹がよじれて痛くなるくらい笑った。こんなに笑わせてもらえていい誕生日だ。 と思ったら、帰りに寄った餃子屋の常連の態度に腹が立ってしまい、その影響を受けて家の中が険悪になる。 8月某日 ポンポコパーティクラブマーケットvol.7.冒険!ポンポコskip!@清澄白河fukadaso cafe。 オリジナル絵本の読み聞かせ、私のP.P.C.チームは回を重ねるごとに、音ネタというか、声で子どもたちをどこまで引っ張れるかな? というところに挑戦するようになってきた。 今回も色々なお客様にご来場いただきました。マーケットの時は自分があんまり俳優俳優していないので、わりとリラックスして皆さんとお話しできるのが嬉しい。 8月某日 バレエのレッスン。 8月某日 某案件の撮影。夏日が過ぎるほどの夏日。ずっとお世話になっていた大好きなお店の取材。 夜はFunIQ×今城文恵の『あいだヶ原のほおずき祭り』を観にいく。安川まりを観ながらくぅーっと泣いた。辻や日比野さん、西岡、きよちゃんなどなど過去に共演したことある人びとをはじめ、役者の皆さんがとてもよくて、マギさんの人間の魅力引き出し力というか、キャスティング力に舌を巻いたでござる。 8月某日 20歳の国『サマデーナイトフィーバー』を観る。懐中電灯が出てきたり、ヒロイン的女の子の髪型が小明ぽかったりと、 『牯嶺街少年殺人事件』をときどき思い出しながら観た。もちろん内容はまったく違って、これぞ20歳の国という趣き。古木くんの長い台詞を受けて、ケントさんが踊りだすところに胸が熱くなり、帰り道はlyrical Schoolの『Concrete jungle〜Boy meets Girl〜』を聴く。 8月某日 バレエのリハーサル。 8月某日 中目黒に蟹を食べにいく日、バスで教え子にばったり出会い思わず「先生、今から中目黒に蟹を食べにいくの」と自慢してしまう。 8月某日 セルゲイ・ポルーニンの映画『DANCER』を観る。ロサンゼルスのパートで一瞬映ったホテル、私がこの5月に泊まったTHE ROSE HOTELだった。思わぬニアミスに感動。 ものすごく動けて、踊れて、跳べるポルーニンが、心の中に家族のことがずーっとあって、ずーっと色々考えてて、というのがわかるドキュメンタリー。ああそうだ、ダンサーは心を使うんだもんな、と思いながら観ていました。こんな人がまだ若く、生きておる! と思うと嬉しいね。もっと色々なポルーニンを観たい。 世の中がお盆休みということを忘れ、スケジュールミス。しかたないので20歳の国の古木くんと飲みにいった。 8月某日 ロフトプラスワンにて『山脇唯スタディ』。皆様のおかげでとても楽しい夜でした。 NICO touches the wallsの『マシ・マシ』(ハイキュー!!VS白鳥沢編のED)の歌詞に『人やタイミングにゃ恵まれて へこたれずにいられてる』という一節があるのだけど、自分の人生はまさにこれだなという感じ。A先生やせきしろさんを始めとした、ユーモアあふれる人たちとご一緒できるようになって、周囲にはオモシロと優しさしかなくて、とてもよい日々を過ごさせてもらっています。見守ってくださるお客様も、本当にありがとうございます。 プレゼントなどもいただいてしまって嬉し恥ずかし。ありがとうございました。 8月某日 ラジオの仕事をしたり。 8月某日 終日リハーサル。後に、上田家のバーベキュー。理想の夫婦が理想の暮らしを営む様を目の当たりにする。 8月某日 本番のあと、2SEE MOREの撮影。インタビューをして、その人がぐっと見えてきた時は本当に楽しいし嬉しい。どんな人も宝物みたいなものを持ってて、話の中でそれをちらっと見せてくれるのが、喜び。 8月某日 子どもミュージカルのレッスン。春からこっち、何本もステージをこなしてきたからか、みんなパアッとエネルギーが出てきた感じ。 8月某日 渡辺えみ氏とP.P.C.のミーティング。彼女なしではポンポコもここまでやれてないと思う。ずぼらな私をパートナーにしてくれてありがたい。 チヒロさんの展示をみに北千住にいく。 8月某日 劇団せきしろオーディションを観にいく。みんな劇団員になってて羨ましかった。 8月某日 バレエのあと、20歳の国のゆぐっちゃんと『はんさむ』でお昼を食べて、小さなコーヒー屋でお茶する。 目黒パーシモンホールで教え子が出るタップの発表会をみる。 8月某日 宇都宮に『ヒカリ座』というラインナップの素敵な名画座があり、そこを応援しつつ、宇都宮の映画&映画好きを盛り上げていこうという趣旨の番組が宇都宮C-FMであって、そこのパーソナリティーをやらせてもらっているのですが、番組が半年続いたお祝いパーティーがあり、参加。 8月某日 A先生の新しいイベント、独り言バトル・UFMを観にいく。篠宮さんが二冠達成。おめでとうございます。藤本さんのベジータのアメリカンジョークが大好きだった。 10/31〜11/4の『硝子細工の如く』のために溜口さんと距離を縮めようと思って観察。溜口さんは気がきくことが判明。打ち上げでお皿とかお箸とかをみんなにまわしてくれる。 8月某日 高校時代からの友人と渋谷で会う。パスタ750円にフリードリンク200円のカフェを見つけて、時間たっぷり、飲み物しっかりいただいて話し続けた。 月一のコーチング。『感情の幼児がえり』について話す。思えばこの1ヶ月、気持ちが子どもっぽくなっていた。 8月某日 目黒でPANORAMA FAMILYゴメスくんと打ち合わせ。1年続いた2SEE MORE、何かやろうかなという話。 8月某日 朝からバレエ。 夜はマギーこと今城文恵ときーやん、そして後からきたガムちゃんと飲む。楽しかったのでヘベレケになり、家でたしなめられる。 楽しい8月だった。
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