#デコボコ伝説
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FREEDOM UNIVERSE " 秋 "
10月も終わりですね~。
いよいよ秋本番!!ってな感じになりましたので【 Freedom Universe 】 第3弾のご紹介をさせていただきます。
今回の基本モデルは、Rhino-4st.。
気になるお題は「秋」、そして『 紅葉(こうよう) 』です。
F.U. Rhino-4st. FT / 紅葉
(これまでのおさらい)
・第1弾…テーマは「春」 モデル:Hydra LS-22F インレイ:桜 カラー:夜桜 記事はコチラ 👈 クリック
・第2弾…テーマは「夏」 モデル:Dulake-5st. インレイ:海 カラー:浅瀬から深海グラーデーション 記事はコチラ 👈 クリック
今回の企画��考えていた時は、まさか今年の夏がこんなに長いなんて思っていませんでしたので、ご紹介するのをちょっと躊躇しちゃっていました!
なんて、本当は文章を書くのが遅くて気が付いたら涼しくなってきただけなんですけどね(笑)。
実は今回のRhino-4の基本アイディアはコロナ禍で残念ながら開催されなかった " 2020年楽器フェア " に出展予定だった物を復活させたのですぐに決まったのですが、そこはやはり 【 Freedom Universe 】なので、当時のスペックから相当ブラッシュアップしてあります!
《 ネック 》
● ネック:インディアン・ローズウッド
ネック材はヘッドから丸々と、音響特性にも定評があるローズウッドにしてみました。
もちろん指板も、同一材を貼り合わせてありますよ~。
● 指板インレイについて
今回も指板のインレイは、インレイワーク専門工房 『 OGAWA INLAY CRAFT 』 さんに入れてもらいました!!
・OGAWA INLAY CRAFTさんのオフィシャルウェブサイト 👉 https://ogawainlay.com/
過去2回の【 Freedom Universe 】で、『 OGAWA INLAY CRAFT 』 さんには何度もデザインをやり直してもらったり等、ご迷惑をおかけした反省も踏まえて、今回は先にラフスケッチをお送りしてからご依頼させていただきました。
その後「 2023ハンドクラフトギターフェス 」で直接打ち合わせも出来たので、過去2回よりはスムーズには進みましたが、しかし!色々とわがまま放題なお願いもしてしまいました・・・スミマセン!!
僕:今回のテーマが「秋」と『 紅葉(こうよう) 』なので、もみじだけではなく銀杏等も入れて、色味も赤だけじゃなく黄色や緑、さらにはグラーデーションもかかっている葉っぱをフレイム(虎杢)のスタビライズドウッドでお願いします!
と、言いたい放題、わがまま放題なお願いにも関わらず、様々なトライアウトを経て仕上げて頂きました。
そして、インレイが入って出来上がったネックを見た瞬間に思った事は、「まるで絵画の様な仕上がり!美し過ぎるでしょ!!」でした。
杢目と相まったグラデーション、染色の濃淡を活用した紅葉や銀杏は気品溢れるカラフルな風合いを醸し、まさに「秋」のイメージにぴったりの仕上がりになりました!
《 ボディ 》
● ボディトップ材:キルテッドメイプル
ボディトップはキルテッドメイプルですが、��面にキルテッドが入っている物ではなく1/3位バール部分がある、非常にレアな物を使いました。
でもね、この手の材料ってなかなか使いづらいんです…
個人的にはキルテッドの杢も深くてギラギラしてIるし、バールもバランス良く共存している感じの大きさだから結構好きなんですけど、木取りに関してはどっちを上にするとカッコ良い?とか悩む、作りて泣かせの材なのですが今回は敢えて使ってみました!
だって【 Freedom Universe 】だから!
そんなこんな悩みつつも仕上がってみたら、びっくりです。
ボディ上部のキルテッドからバールに変わっていく流れや、丁度ブリッジ搭載部をよけてバールが出ている等々、まるでこのベースの為に生まれた材料みたいな感じで、奇跡的に狙い通りとなりました!
● ボディバック材:ホンジュラスマホガニー 1P
ボディバックは1ピースのホンジュラスマホガニーを、贅沢に使っています!
最初は2ピースの予定だったんですが、丁度いい感じの2ピース材がなかったので、イイ感じの1ピース材にしちゃいました。
だって【 Freedom Universe 】だから!!
● カラー:紅葉グラデーション
ボディカラーは「紅葉」をイメージしたグラデーションカラーで仕上げてもらいました。
ボディの上から下へ向かうにつれ、キルテッドからバールへと変化してゆく流れが、ハラハラと地に舞い降りた紅葉を想像させ、カラーと相まってより一層「秋」を感じさせるアクセントになっています。
指板インレイとのマッチングもドンピシャリ!で、狙い通りカッコよく仕上がっていますね~。
● ピックガード:アクリルクリア 1P "カスミ柄"
「秋+紅葉」と言えば「=旅」でしょう!ということで、弊社営業担当の小野から飛び出たピックガードのイメージ…
「古い感じの旅館にある、模様入り硝子窓」
…そんなリクエストにお応えするため、今回はピックガードもちょっと変わった素材を使っています。
一見クリア(透明)のピックガードじゃん?って思うかもしれませんが、実は表面がデコボコしていて光の当たり方で見た目も変わるんです!
そして、ちょっとだけピックガードがある所と無い所の見た目が違うところなんて、「古い旅館の窓ガラスから見える紅葉」な風景が浮かんでくるじゃないですか。
同じアクリルクリア素材でも単なる艶消しやちょっと黄色がかった物も試してみたのですが、イメージ的にこれに決まりました。
だって【 Freedom Universe 】だし、前から使ってみたかったので!!
【 Freedom Universe 】だから!っていい言葉ですね~。
木工職人的には絶対カッコいい杢目なんだけど、材の状態で説明しても完成イメージが伝わらないし、伝えづらいし…とか、個人的には好きだけどこれはちょっとハードルが高いな~…、ていうような材料を使ってギターやベース作ってもいいんですよ(笑)。
もちろんカッコ悪くなったりとかしたら大問題なのでプレッシャーは相当ありますが、今の所は大丈夫かな・・・
てな感じで、今回も音に関しては弊社営業担当でベーシストでもある民谷にお願いしました。
《 インプレ 》
ネックグリップや指板R、フレット形状、そしてピックアップやプリアンプ等に関しましては、Rhino-4st.のデフォルト仕様 (Standard Style)ですので、その辺に関しましては割愛させていただきます。
自分らで企画しておいてこんなこと言うのもなんですが、一瞬試奏するのを躊躇うほどでした。
それほど眩く綺麗な楽器に仕上がりっています。
ボディ材にメイプル・トップ、ホンジュラスマホガニー・バック仕様のRhinoは今までも製作したことはありますので、何となく音のイメージはついたのですが、やはり今回のポイントはローズウッド・ネックでしょう。
基本的には暖かみのある中低域寄りの音ではありますが、このモデルはトップにメイプルを貼ることで程良いアタックを含ませ、そこにローズウッド・ネックによる低域をタイトに締めた分離感のあるトーンが、スピーディで細かいパッセージのベースラインでも音像にメリハリを持たせ、一音一音が「見える」ベース・サウンドとなっております。
一言で表しますと「強い音」のひとつに属するかと思います。
これがまたパッシブでも " グリグリ " くる音なので、「プリアンプは無くても良かったのでは?」なんて一瞬頭を過ぎりましたが、この��質で「強い」パッシブ・サウンドを活かし過度な色付けをせずに、様々な使用状況での外部機器や音場に準じたアジャストをする為の補正ツールとして、弊社オリジナルプリアンプの効き目は秀逸だと思いましたので、結果オーライでしょう。
【 Freedom Universe 】だからって言うのもなんですが、今回もやはり才色兼備の逸品には間違いないと思います。
以上、試奏現場から民谷でした。
今回ご紹介した F.U. Rhino-4st. FT / 紅葉 はShop & Show Room 『 Universal Space 』 で試奏&ご購入可能ですので、是非弾いてみてください(ご来店にはご予約が必要です)!
弊社25周年Annive.期間は後ちょっとですが、まだまだネタはありますので頑張ります!
そして先にお伝えしときます!
次の【 Freedom Universe 】のお題は、「冬」です。
それ以外は内緒ですので、乞うご期待ください(笑)。
木工長:郷右近
新Shop & Show Room
『 Universal Space 』がオープンしました!!
https://global.fcgrtokyo.com/ja/universal-space.html
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#9 11/21
(SAさんのお写真お借りしました、毎週アニメ見てる「ちいかわ」のティッシュと一緒にうつりたい私です)
【やったこと】
中間発表
フィードバックの共有
ポスター貼って中間発表!
発表の流れは次のような感じであった。 1. これが何のモチーフのおもちゃなのか説明 2. このおもちゃを遊んでもらうねらいを説明 3. 実際に油汚れのみが弾かれるようすを体験してもらう
(SAさんのお写真お借りしました)
1. おもちゃのモチーフ まず、このおもちゃはカタツムリをモチーフとしていて、科学現象としてはカタツムリのカラが汚れを落としやすい構造になっていることを再現したおもちゃであることを説明した。
ただ、ロータス現象とは違って常にデコボコに水が張っているという…絶妙な違いが伝わったのかよくわからない…「ロータス現象と比べて…」と比較して正しい科学を示したほうがよいのだろうか?
2. おもちゃのねらい おもちゃのねらいとしては ・水と油は性質の違いによって弾きあうこと ・カタツムリのカラが汚れを落としやすいしくみになっていること を子供たちに知ってもらうことだと説明した。
うーん、 このおもちゃのねらいなどの説明をしてる時から思ってたんだけど、 「これ、最初は子供たち遊びたくてうずうずしてるし、最後は別のブース行きたくてうずうずしてるし、説明自体聞いてくれるんかな…??」 という疑問が湧いていた…本日は履修生相手なので聞かせるのだが…
3. 実際に体験 他の履修生のみんなに体験してもらった。みんな手が油でぬるぬるすんのが嫌ポイントだったようだ(遊びの一部だからと気を遣ってこの点については言わないのかもしれないが)
フィードバックとしては……
☆良かった点
自分でたらした油のはかなさ、浮いていく衝撃がおもしろかった
☆改善点、アドバイス
世界観が足りない
世界観、ビオトープとか微生物とかそういうイメージはどう?
被り物などのサブ品も必要
おもちゃっていうよりやっぱ実験教室っぽさがすごい……
そうですね………実験教室っすよね……がんばって考えるしかないね………
【学んだこと】
3限にレーザーカッターで実際に作業したので、レーザカッターの使い方の流れや、アクリル板を切る時の我がグループ流のスピードとパワーの塩梅を把握した!
我々の班は、仕組みが複雑なのもあるが、説明ったらしい、実験教室みが強い、というご意見をしっかりいただくことができた
【次にやること】
11月25日(金)のMTGでどうすっかまた話し合う
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Sapporo
先週の胆振東部地震発生から丸4日が過ぎ、私の周辺は通常営業に戻っている。 が、やはりまだスーパーやコンビニにはモノが無く、特に牛乳、卵、豆腐、納豆あたりは入手困難である。 明後日水曜には入荷の見込みがある、ということなので、今週乗り切れば物流も回復するのではと思っている。
さて、札幌が今回のように全域停電一部断水といった被害に見舞われたことは、私の経験上は初めてだったのだが、ちょっと感じたことを書いておきたい。
まず、メディア(特にテレビ)の報道は偏りがある。 被害が特に大きかった地域の映像を延々と流すため、道外の人からすると北海道全部が壊滅したのではないか、という印象を受けてしまうようだ。 私は9/7午前中まで停電でテレビを見ることができなかったので、当時どのように報道されていたかは知らなかったが、名古屋にいる私の弟は、北海道全域、札幌も世紀末状態、北斗の拳の世界のようになっていると思ったらしく、問答無用で支援物資を送ってきた(この物資は意外と9/8土曜午前に到着した、運送会社頑張ってる)。
また、今回液状化が発生した札幌市清田区里塚について、池上彰さんがテレビで「清田はその名の通り『清い田んぼ』が広がっていたので地盤が緩く水分を多く含んでいるため液状化が発生した」と説明していた。 この件も、里塚に3年、清田に15年住んでいた私からすると間違いがある。笑 たしか��「清田区清田」は田んぼが多かった。が、液状化したのは「清田区里塚(清田区ができる前は豊平区)」である。正確には清田と里塚で説明している場所が違う。 里塚は「塚」というくらいだから昔は山あり谷ありデコボコした丘陵地帯だった。1980年代、ここを家を建てるために、山は削り谷は埋めて無理矢理宅地造成して一気に住宅が広がった。また、土壌は主に火山灰で、そもそも硬い地盤ではない。マイホームを建てる際、「ウチは庭に土を30cm盛った」とか「ウチは10cmしか敷けなかった」という会話があったくらいである。 都心部からだいぶ離れており土も良くないということで、地価が安く、私のような貧乏家庭の人が多く居を構えた。笑
なので、昔の里塚の状況を知っている人間からすると、残念ながら液状化してしまうのも頷ける土地なのである。
余談だが、その点明治期の札幌本府はよく考えており、豊平川などの河川に近く、かつ地盤の硬いところに本拠地を構えた。鉄道も硬い地盤に沿って今の函館本線を敷設したのである。
もう一つ、私はラジオを備えていなかったので、テレビも見れないラジオも聞けない中、主な情報収集手段はSNSだった。特にTwitterである。 これはこれでありがたかったのだが、特に個人のツイートは「デマが多い」ということも実感した。
停電も復旧しなんとなく落ち着いた9/8土曜の21時くらいに私の親から電話で「友達の旦那さんが防衛省筋に近い人で、今から5~6時間後に大きな地震が来るって警告があったの!混乱するからニュースでは流してないけど注意して!」という連絡があった。 私的には「なんで防衛省?なんで地震予知できるの?分かってるならなんで隠す必要あるの?」と疑問だらけだったのだが、Twitterを見てみると確かに「厚真で地鳴りが続いていて、救助にあたっている自衛隊の方が次々と撤収している。海上保安庁も大きな地震が来ると言っている」などといったツイートがまことしやかに流れていた。
反対に、「地元の役場も自衛隊も海上保安庁もそんなこといってねーよ」とか「地震予知できるならそもそもこんなことになってないだろ」とか「地鳴りがあれば即地震が起きるはず」などというようにこういった情報をデマと断定するツイートもあった。 私もデマ以外の何者でもないと思っていたので、親にはそのように伝えたのだが、「友達の知り合い」とか「○○の○○」くらいの繋がりで来る情報というのはほぼ正確な情報を含んでいない、ということを実感した。
さてさて地震の振り返りはこんなところで、アップし��のは最近整地されてしまった東屯田通の商店跡である(撮影はiPhone6にて)。 古い商店の建物と個人宅、元々空き地だったところを合わせて一気に取り壊し整地してしまった。こう見ると結構広い土地である。 東屯田通りは昭和の趣がある商店が多い、というイメージだったのだが、もうほとんど無くなった。 今回の地震もあり、古い建物はさらに取り壊し建て替えが進むだろう。 被害が出るよりは確かによいのだが、寂しい限り。
#Sapporo#iPhone#Street Photography#original photographers#photographers on tumblr#alley#monochrome#Black and White#Hokkaido#Japan
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MAGZINE - 2019.03.20
Killerpass インタビュー
名古屋を拠点に精力的に活動するKillerpassが昨年12月に待望のシングル「delayed youth e.p」をリリースしました。 メンバーチェンジを経て、既にベテランとも言える活動歴に差し掛かりながらも新鮮さを失わずに更に前に進もうという意志の感じられる意欲作となっています。 今回のインタビューではメンバーチェンジのいきさつなども交えながらメンバーにじっくり話を聞きました。 インタビューに安孫子さんも参加していただいた事で、若干「レコ道」(かつてdisk unionのフリーペーパー「FOLLOW-UP」内で安孫子さんとカクバリズムの角張さんが寄稿していた連載)っぽいノリがプラスされているような気もしなくもありません。 結構なボリュームですがデコボコながらも真摯に突き進む彼らの魅力が少しでも伝わればと思います! (このインタビューは2018年12/15(土)に収録されました) 五味 秀明(THE ACT WE ACT/DO NOT) 司会:五味 秀明/構成:林 隆司/編集協力:宅イチロー/写真:三浦 知也 撮影・取材場所:river lesk
五味:Killerpassの新しい編成でのCD(リリース)という事で、まず自己紹介をお願いします。 下地:新しく入ったベースの下地です、よろしくお願いします。 林:えと、新しく入った…新しくは入ってないんですけど… 五味:中途半端なボケやめてもらっていいですか(笑) 一同:(笑) 林:ボーカルとたまにギターやってます林です。よろしくお願いします。 わたる:新しく入った、ギターやってます大川航と言います。お願いします。 カズキック:ドラムのカズキです、お願いします。 五味:ではまず、メンバーチェンジのいきさつを聞けたらなと思うんですけど。 林:まず前のギターのけんたさん(現The.Visit)が昨年の3月(2017年)のアメリカツアーで脱退したんですけど、脱退が一昨年2016年の夏位には決まっていて。それで(活動が)止まるのも嫌だったんで、けんたさんが抜ける前にメンバーを見つけとこうと思ってメンバー探しを始めたんですけど。けんたさんがいた時の3人は結構自分的にも手応えがあって、けんたさんが辞めるってなった時に、普通にギターを入れてもけんたさんとの3人を超えるのは難しいんじゃないかなっていう気がしてて。それで、安孫子さんに辞めるんですけどメンバーどうしましょうかって相談したんですよね。 安孫子:一応誤解が無い様に言うと、円満脱退だもんね。家業を継ぐ為に田舎に帰るっていう。 林:そうですね。けんたさんが脱退したのは家業を継ぐために実家の青森に帰りました。決して不仲ではありません。 安孫子:で、どうだっけ? 林:それで辞める事になりましたって報告の電話をした時に新しいメンバーの話になって、安孫子さんが覚えてるか分かんないんですけど、「4人でやったら面白いんじゃない?」っていう話をしてくれて。 安孫子:それ俺言った? 林:言いました。安孫子さんが言ったのが4人になったキッカケですね。 安孫子:でも布陣のプランはノープランで言ってるよね。 林:そうですね。単純に4人でやったらいいんじゃない?みたいな感じでした。 安孫子:ふーん。あ、それアレだ、(林の)ベースが下手クソ過ぎる… 一同:(笑) 林:いやいやいや…(苦笑)。まあ、とにかく(今までのイメージとは違う様な)「オッ」ってなる感じでやってみたらいいんじゃないって言われて。じゃあ4人でやってみようかなって思って。で、その時安孫子さんは別に(林に)ベース辞めろとかそういう話をした訳ではなくて… 安孫子:めっちゃ思ってたと思うけどね(笑) 林:思ってたらしいんですけど…
一同:(笑) 安孫子:最初はわたる(を誘った)? 林:いや、最初は下地さんですね。下地さんが決まったのはめちゃめちゃ早かったですね。本当にけんたさんが辞めるって言って1ヵ月以内位にはもう声かけてたんで。それは安孫子さんが4人になったらいいんじゃないっていうのを自分なりに考えて、4人になるとしてギター2人入れるっていうのもイメージがつかなくて。で、3人でやってる時に特にアルバム出して以降(2015年)なんですけど、「自分に何が足りてないんだろうか」っていうのを客観的に見つめ直す機会が多くて。3人の時は自分が引っ張ってたじゃないですけど、リーダー役もやって唄も歌って、ベースのアレンジも考えてっていうのをやっていたので、自分のキャパ的にこのままやっていてもバンドが進化するのは難しいのかなと���じていて。それで、バンドが進化する為には「唄」をちゃんと歌いたいなと思ったのが大きいです。それで、唄をちゃんと歌う為には、コードとかも全然知らなかったんで、ギターで弾き語りとかが出来る様になったりして、唄がちゃんと歌える様になればもっとバンドが良くなるんじゃないかなと思って。それでギターを始めつつ、ベースに新しい人を入れて、ギターは僕1人では無理だなってのがあったのでギターを1人入れようと思って、構想が出来ました。 でもその時に自分のベースには結構思い入れがあったので、中途半端な人をベースで入れるのは嫌で。そう考えた時に、「これはもう、下地さんしかいねえ」と思って。 五味:すごいよね。 安孫子:良く言いだしたなとまず思って、ビックリしたんだけど。 林:本当自分が「この人だったらベース任せれるだろうな」っていうので… 五味:はは(笑)。すごいよね。 林:バッて浮かんだのが下地さんなんじゃないか?ってなったけど、(周りから)結構笑われたり、どうせやってくれないでしょって言われたり色々な意見があったんですけど。でも僕は下地さんかなって思って本人に言ったら、意外とソッコーでOKしてくれました。 五味:下地さんは最初にその話(加入)を聞いた時はどうでした? 下地:何か相談とか言われて、話の流れで解散かな?と思って。(加入の話を)言われて初めて「え、俺?」ってなった。 一同:(笑)
下地:すごい発想をする人だなと思って。 安孫子:下地さんは名古屋に帰省してからディスガス(DiSGUSTEENS)やりつつ、Killerpassは何回か観てるんですか? 下地:結構。音源もずっと買ってたし。(リスナーとして)聴くもんだなと思ってたけど。 …なんか面白い事考える人だなと思って。とりあえずまあ入ってみようかなと。 安孫子:そうか、そんなすんなりだったのか。 林:割と即答というか、その日にはやってくれるという話をした記憶がありますね。 カズキック:RIPPLE(名古屋・鶴舞のBAR)のGENEARACION SUICIDAのライブの時じゃない? 林:いや、僕が飲みに誘って2人で話して。ちょっと相談があるって。 下地:相談って言われて、けんたくん抜けるから解散の相談かなと思ったから、すげえ度肝抜かれた。 五味:(笑)。そうですよね、まさかギターが抜けてベース入れるとは思わないですもんね。 下地:自分が誘われるとは…(笑) 安孫子:まあそうだよね(笑) 下地:そうきたか、と。 五味:ギターのわたるくんを誘おうと思った経緯は? 林:まず下地さんが入ってくれる事が決まって、(バンドの)バランスを考えた時に僕とカズキと下地さんだとちょっとむさ苦し過ぎるなと思って。ハードコア色が強くなり過ぎてしまう懸念があったので、ギターは華のあるというか、フレッシュな人を入れたくて。(前の編成では)けんたさんがそういう役割を担ってたと思うんですけど。そう考えた時に若い人がいいなと思って。安孫子さんとも「若いやつ入れた方がいいよ」という話もしてたので。それとちょっと自分と違う視点とか趣味を持ってる人を入れたいなっていうので探してて思い付いたのがわたるでした。わたるは僕らのライブを観に来てくれていたし、yep(わたるの別バンド)のライブも観た事あって良いギター弾く人だなと思ってました。音楽の趣味もギターポップとか90’sのオルタナとか好きだし、(他の3人の)ハードコアの感じもありつつ、わたるだったら華のあるサウンドに彩っていけるかなと思ったので、やってくれないか?という感じで誘いました。 安孫子:わたる(加入は)速攻? 林:わたるは…そうでもなかったよね? 一同:(笑) 五味:迷った? わたる:迷ったというか、最初めちゃめちゃビックリして。 安孫子:ビミョーって思ったとか?(笑) 一同:(笑) わたる:最初(林から)TwitterでDMが急にきて。連絡先も知らなかったので。「メシ食いにいかん?」みたいな感じで。全然喋った事なくて僕が一方的にライブ観に行ってたんで。yepで一回対バンはした事あったんですけど、僕と林さんが2人で喋った事なかったんで、急に連絡がきてなんだろうと思って。それでご飯食べに行ったら「ギターやんない?」みたいな事言われて。 安孫子:わたるは一回(話を)持ち帰りますスタイル? わたる:そうですね。 林:うん、yepもやってるしっていう事で。 わたる:その時もう下地さんの加入が決まってて。最初林さんが思っている構想を話されて、(林が)ギターやろうと思ってるからギターがもう一人欲しくて入ってほしいって言われて。 安孫子:いや、お前(林)のギターこそついでだろと。 一同:(笑) わたる:(笑)。じゃあベースどうするんですか?って聞いたら、下地さんが入るって。下地さんって言われてもパッとこなくて、ディスガスとか、LIFE BALLでベースやってた人って言われてめちゃくちゃビビったというか、「えぇ、あの人!?」みたいな(笑) 安孫子:年齢差親子位だもんね。 わたる:僕の父親とちょうど同い年です(笑) 一同:(笑)
わたる:そのメンツに僕?と思って、その時はちょっと迷いましたね。 安孫子:迷ったけど、スイッチ押す瞬間は? わたる:その時に林さんからすぐに答え出さなくていいよって言われてたんで、一旦持ち帰って。でもすぐに返事はしました。 五味:ここでお互い(新メンバーと林・カズキック)の加入前の印象を聞きたいんですけど。林くんは2人にどんな印象を持ってました? 林:下地さんは…そりゃあもう憧れですね。目の前にして言うのもあれですけど(笑) 下地:気持ちわりぃ。 一同:(笑) 林:でもそれはありますね。憧れの人っていうのと、こんな面白いオタクの人いるんだなっていう。レコード(コレクターとして)が本当凄いんで。自分なんて本当カスだなあというか、こういう敵わない人いるんだなあっていうイメージです。 五味:カズキくんは下地さんはどういう印象? カズキック:まあディスガスも知ってるしLIFE BALLも知ってるけどそんなに喋った事もないし、2バンドはもちろん好きでしたけど本当どんな人かも分からん年上の人っていう感じです。で、やってたバンドを考えるとPOP PUNKとかが凄い好きな人だというイメージがあったんですけど、でも林さんに聞いたら「あの人は色々聴く人だ」って。 安孫子:色々というかパンクとメタルだけだと思いますが(笑) 一同:(笑) 林:色々ではないよね(笑) カズキック:まあそういうやってたバンドみたいなのだけじゃなくて… 五味:POP PUNKだけじゃなくて、ハードコアもメタルもみたいなね。 カズキック;ああ、じゃあそういう人とやったら面白そうだなって思って。 五味:わたるくんに対しては? 林:うーん、正直そんなに印象が強い訳じゃないんですけど、可能性がありそうな人だなとは思ってました。めちゃくちゃ偉そうな人みたいですけど(笑)。 一同:(笑) 林:発掘するプロデューサーみたいになってますけど(笑)。自分もライブハウスに行き始めた頃は一人でずっとライブに行ったりしていて、友達もいないしすぐ人と仲良くなれる様なタイプでも無かったんで。わたるに出会ったのはわたるが20歳とか位だと思うんですけど、昔の自分とちょっと重ねてた部分はあるかもしれないです。何かキッカケがあったらこれからもっと面白くなりそうなやつだなと思ってました。 カズキック:林さんに「わたるくんを誘いたい」という話しをされた時に、yepのギターって言われても正直顔すら思い浮かばなくて。 一同:(笑) カズキック:本当にそう。もちろん喋った事も無かったし、だけどけんたさんが入った時もそうですけど、林さんの人選力を僕は信頼してたんで、まあ林さんがいいって言うなら多分大丈夫だろうと。 五味:じゃあパーソナリティーは2人ともよく知らない状態だったんだね。 林:そうですね。 安孫子:俺も良いですか?俺は初めて(今の編成の)4人のステージを観た時に、下地さんは俺も憧れ系だったので… 下地:気持ち悪い。 一同;(笑) 安孫子::(笑)。���っぱ下地さん入った時の効果みたいな、ああいう感じでコーラス入ってとかああいう感じでステージに居てとかのイメージを自分で作ってて、でやっぱりステージで観ると「キター!そのままハマった!」みたいな、ヨシヨシッていうので。あと、わたるがかなりカッコよくてガッツポーズで。パッて来た時と、弾きっぷりがめちゃくちゃ良くてそしてこの甘いルックスもしかり。けんたさんのニュアンスも踏襲しながら、それ以上に若き好奇心とエナジーがあって。かなり、やったぞこりゃあって思ったね!俺も結構前にyepのライブ観た事あって音は覚えてたけど、正直「わたるってどんな奴だっけ?」とは思ってて(笑)。 一同;(笑) 安孫子:ごめんな(笑)。林さんの人選僕も信頼してます。 五味:下地さんはどうですか?加入前のKillerpassの印象は。 下地:聴く分には怖いモノみたさみたいな感じで。デモテープから俺買ってたんで。 五味:流石ですね(笑) 林:ファーストテープから持ってる。 下地:林がくれたんだよね。
五味:その時から繋がりはあったんですね? 林:たしかハック(HUCK FINN)で初めて会ったんですよね。何のライブかは覚えてないですけど。聴いてくださいってテープを渡そうとしたら「俺もう買ったよ」って言われて。 一同:(笑) 安孫子:どのタイミングで買うの(笑) 五味:すごいですよね。ローカルのイチPOP PUNKバンドを。 下地:あんまり人は知らなかった。カズキとかはそんなに喋った事なかったし。とりあえず面白そうっていうか、やって嫌だったら辞めりゃいいやみたいな。 一同:(笑) 五味:なるほど。下地さんは他にもバンドやっていて(DiSGUSTEENS/SUSPENDED GIRLS)、迷いとかは無かったですか? 下地:最初に出来ない事は出来ないって言って。もうバンドメインの生活は出来ないって事ははっきり言ってあったんで。原爆(THE 原爆オナニーズ)のTAYLOW先生の教えの、生活を確立してから言う事を言うみたいな。そこは分かってくれたんで。 五味:マラソンもありますしね。(下地さんは毎年フルマラソンに出て好成績を収める程のマラソン好き) 下地:それが���番大事。 一同:(笑) 下地:まあ俺のアレ(スタンス)を理解してやらしてもらって、ありがたいと思ってますよ。 五味:わたるくんはどうですか(加入前のKillerpassのイメージ)? わたる:入る前普通に観に行ってたんで。本当に観に行ってるライブで多分2番目位で。 安孫子;一番誰?MILK? わたる:一番MILKですね。 下地:また林が悔しがる。 一同:(笑) 林;いやそんなのないですよ(笑) わたる:Killerpassがライブやってて、自分が都合付く日があったら観に行く位の感じだったんで。本当にすごい大好きなバンドでしたね入る前は。 五味:入ってみてどうですか? わたる:入ってみて、なんだろうな…すごい想像通りというか、ライブ観てても楽しそうにやってるし、ライブの回数とかみててもすごい力を入れてやってるなっていうイメージで。入ってみてもその通りで。楽しくやらさせてもらってます。あと、止まらないなっていう印象がずっとありますね、入る前も入った後も。グダグダしないというか。ノンストップでやり続けてるなっていう。 下地;(林の)人間はグダグダしてるけど。 一同;(笑) 下地:結構グズグズなやつだなって思ってたけど、誘う時はめっちゃ男らしくて。 一同:(笑) 下地:おお意外とそういう一面あるんだなと。そういえばあれだよね、誘う時1件目告白出来なくて、2件目移りましょうみたいな。 一同:(笑) 下地:場所変えましょうとか言われて。解散なんだなとか色々考えてたな。 五味:新メンバーで活動し始めて、どうでした?感触というか。 林:最初はかなり模索感がやばかったなっていう印象ですね。色々手探り感が強かったし、ライブも観ている人にそういう印象を与えちゃってた部分もあるのかなっていう感じでしたね。 安孫子:俺は意外にそんな事なかったよ。 五味:俺も初めて新体制のライブを観た時は、多分2回目のライブかな?本当良くも悪くもポンコツ感が増したなっていう印象でした。 一同:(笑)
安孫子:メンバー増えたのに(笑) 五味:やっぱけんたさんとの3人のバランスで極まっちゃった感があったから。あの時ライブ凄かったじゃないですか。だからまた原点に戻った様な、最初の頃のKillerpassを観た感じに近い様に感じましたね。林くんがピンボーカルになる事で危うさが大分増したっていうか。 安孫子:俺はサウンドはいいじゃんってのと、あと息切れがすごいから(笑) 一同:(笑) 安孫子:ピンになるんだったらもうちょっとピンっぽく、林くん次第じゃね?って感じだったな。 五味:確かに。ステージアクションでいっぱいいっぱいで声が出てないっていうシーンがよく見られる事がありました。 安孫子:ピンボーカルヤバいなあと思って(笑) 下地:すげえ「口空いてるなこいつ」とか思って。 一同:(笑) 五味:やっぱランナー視点から見ると序盤から口空いて走ってるやつみたいな(笑)まだ10キロも走ってないのに(笑) 一同:(笑) 下地:はあ、もう口空いてるじゃんみたいな。 五味:口空くってのは結構バロメーターなんですか?(笑) 下地:バロメーターだよ。 安孫子:でも2回目観た時から息切れも無く堂々としたピンボーカルになってたから、おおいいなぁと思ったけど、ギター弾き始めたらズッコケだけどね。 一同:(笑) 安孫子:こんな弾けねえんだと思って(笑) 林:最近は割とがんばってますよ(笑) 五味:最初のライブからもう新曲やってたよね? 林:「スクールデイズ」っていう曲はやってました。新体制だし、昔の流れでなるべくやりたくなくて。新しい事をどんどんやってこうっていう意思表示だけはしっかりしてましたね。
五味:では今回「delayed youth e.p」を作る事になった経緯を教えてください。 林:去年末に(2017年)メンバーで忘年会をしたんですけど、その時にわたるに来年やりたい事ある?って聞いたら「音源作りたいっすね」って言ったからなんですけど、こないだその話をしたら「そんな事言いましたっけ?」って言われました。 一同:(笑) 五味:新しいメンバーで今何年位? 林:1年半位ですかね(2018年12月時点)。 安孫子:最初結構すったもんだというか意見のやりとりがあったんだけど、林くんと「ボチボチ音源すかねー」って電話してる時に、やろうやろうって言ってて。で、Killerpassのポジション的にもDIY価格を好むお客さんとかも地元とかに多数いるっていうので、あと新体制だし作品というよりデモみたいなの自分達で作ります、作った方がいいですかね?みたいな。そんな感じのをやろうと思ってるんですって言ってて。でも、バンド自体は結構長いし、デモってのももちろんいいけど、やっぱり正式な音源を作ろうよとなったんだけど。 五味:最初自主で出すのも考えてるって言ってたよね? 林:そうですね。本当は自主でやろうかなって思ってましたね。それを安孫子さんに伝えたら、(KiliKiliVillaから)「出したい」って言ってくれて。僕ももちろんキリキリから出したい気持ちはあったんで、お願いしました。アートワークや値段の事等相談しながらお互いの良い妥協点を探して、今回の作品になりました。 五味:では、今回のCDを作るにあたってのレコーディングとかのエピソードがあったら教えてください。レコーディングは岡崎さんだよね?STUDIO ZENっていうTHE ACT WE ACTも録ってるスタジオの。 安孫子:あのよく見るスタジオだよね。 五味:そうですね。この辺(東海地方)ではパンクバンドの人は割とお願いしてるのかな。下地さんは岡崎さんと歳近いんでしたっけ? 下地:1個上だった。結構、昔から知ってた。 安孫子:共通項ある方なんですか? 五味;ETERNAL ELYSIUMっていうストーナーロックのバンドをやってて。メタルの話とか大分出来るんじゃないですか(笑) 下地:ずっとメタルの話してたな。 林:SABBATの限定LPの話ずっとしてましたよね。 下地:岡崎さんが昔やってたジャパネスクヘビーメタルのバンドの話とかして、「やめてよそんなの」みたいな(笑) 林:そんなバンドいたんですか? 下地:いたよ。テープしか出してない。昔ヘブン(DISK HEAVEN)に現DISGUSTのベースと買い物に行って教えてもらったりして。 五味:どうでした?STUDIO ZENでのレコーディングは。前の7インチ(リスタートEP)もZENだよね? 林:そうです。そのレコーディングがすごい良かったんで、またここで録りたいなと思って僕が提案しました。ここはわたるの苦戦話をしといた方が良いんじゃない? 安孫子:かなり直した?最初にもらったの(レコーディング途中の音源)より。 わたる:ギターのソロとかは変えてたりとか。僕が好き勝手に弾き過ぎちゃって。自分が弾いてて気持ちいいフレーズを弾いて、それをRecしたら岡崎さんに「あれ、音ズレてない?」って言われて。「バンドのサウンドだから正解は無いけど、普通の人が聴いたらズレてて、間違ってる様に聴こえるよ」みたいな感じで。 五味:ミスしてる様に聴こえちゃう? 安孫子:楽典(がくてん)的にって事だよね? わたる:そうです。でも自分の中でそれがズレてるっていう印象が無くて、(全体に)ハマればいいかなっていう。(岡崎さんが)最初の方はズレてても「大丈夫?」みたいな感じで優しく聞いてくれてたんですよ。で僕はズレてる印象が無かったんで、キーの音って何ですかね?って聞いたら「これはこのキーを使うんだよ」みたいに細かい説明をしてくれて、「もし自分の中でバラバラとか思うんだったら、もう一回次回録り直そっか」って言われて。それで家でもう一回聴いて、ここズレ過ぎてるなって思う所は直して。その次の日にレコーディングに入って、違う曲のギターソロを弾いた時に「やっぱりズレてるよ」って言われて。 五味:(笑)。他の曲でもって事? わたる:他の曲でも。それで「(強めに)ズレてるから、直して」って言われて。 一同:(笑) 五味:段々口調が強くなってくんだ(笑) 下地:いいよね。ちゃんとポンコツとかショボいから駄目とかじゃなくて、なんでダメなのかっていうのを上手いニュアンスで言ってくれたから。 五味:バンドのやりたい事を理解した上で言ってくれてる感じ? 下地:そう。ギターの事とかあんま理解してくれない人多いから。 五味:岡崎さんも色んなタイプのバンドを録ってるから、バンドのニュアンスは多分捉えていて。めちゃくちゃやってるだけのバンドでは無いっていうのを多分理解した上で言ってたんじゃないかな。 下地:プロデュースに近い様な。あれで良くなったよ。 五味:僕ら(THE ACT WE ACT)の時も、一緒に作ってくれる様な感覚があって。俺もすごい大好きなスタジオです。 安孫子:カズキックは何もダメ出しなかった?エンジニアさんから。 カズキック:僕は別に。 五味:カズキくんのドラムはああいうドラムだっていう感じだ(笑) 一同:(笑) 林:理解してくれて(笑)。強いて言うならカズキックはドラムなんで録り終えたらその後は大体やる事ないじゃないですか。たしかギター録りしてる時かな?有り得ない位の音量のいびきをかいて寝ていて。 一同:(笑) 林:それで岡崎さんが若干ピリってましたね(笑) 下地:「キリの中」の声を録ってる時に岡崎さんが「林、声高っ!」ってめっちゃ言ってて(笑) 一同:(笑) 安孫子:本当「キリの中」は初めてライヴで観た時からザワザワしてた(笑)。五味くんとも全感覚祭の後話題になったんだけど、ライブで聴いててこれレコーディングになったらどういうボーカルでくんのかね?と思ってたら、マジでXのTOSHIスタイルで(笑) 一同:(笑) 安孫子:ビックリした(笑)これマジかーと思って(笑) 五味:あれ(キリの中)初めて聴いたのspazio ritaで△とKillepassの企画の時(2018年1月)に音出しでやってて、隣にMILKのマツバラ君いたんですけど、もう(曲が)終わった後顔見合わせちゃって。 安孫子:(笑) 五味:ヤバい曲きたぞコレと思って。リフがジャパコアでサビがXのTOSHIばりのハイトーンボイスで何コレみたいな(笑)。しかもコーラスだけになるパートでハモって(笑) 安孫子:あれはヤバいね、PA泣かせ感が(笑) 五味:ちょっと初めて観た時はザワつきましたね。 安孫子:レコーディングしたの聴いて、なるほどコレがやっぱ正解だったんだって思ったもんね(笑)。お疲れ様でした。 林:結構「やったな!」って思ったんですけどね。 安孫子:いやいや、やってるやってる!めちゃ最高っしょ!しかしビビった(笑) 下地:最初にこの曲を持ってきた時に、「これキー変えた方が良くない?」って言ったんだけど、「全然出ますから」みたいな感じで。で、音源聴いたら出てねえじゃん。 一同:(笑)
下地:それがKillerpassだなと。もう自分の中でTOSHIみたいに歌い上げてるんだろうなと思って。すごいなあ。(林の唄声を真似て)「いくぅーー」 一同:(笑) 五味:では、ここで収録曲の解説というか聴き所を順番に聞いていこうと思います。じゃあ1曲目「アメリカンドリーム」から。 林:聴き所…うーん、良い曲だと思います。このインタビューで言う事では無いかもしれないんですけど、自分の中ではもう次に行きたいなっていう気持ちがあって、次はアルバムを作りたいなと思っていて。今後出来てくる曲にもよると思うんですけど、(アルバムの)キーになる1曲だろうなと思ってます。 安孫子:���に行くためにこれまでを総括するようなキラーチューン作ろうっていう感じかな? 林:キラーチューン作ろうぜと思って作った訳ではないんですが、結果的にそうなったのかなと感じてます。やっぱり1番フィードバックがあるのもこの曲だし、自分達的にも手ごたえのある、新メンバーになってこの4人でこういう風にやってくんだっていう指標というか、そういう1曲が出来たなと思います。 安孫子:そうだね。ドカドカあって、キレイなギターもあって、コーラスもあって。 五味:まさにKillerpassって感じの。あれはやっぱりタイトルからもアメリカツアーの経験を唄ってる? 林:そうですね、歌詞はアメリカツアーで経験した事と、あと自分的にはレイシズムの続編という想いがあって。自分が勝手に描いていたアメリカのイメージというか、そういうのが実際に現地に行って崩壊した時に感じた気持ちを唄ってます。 五味;他のメンバーはどうですか? わたる:ギターに関しては、林さんの注文が1番多かった曲ですね。 五味:しょっぱなからギターソロで始まるもんね。 わたる:あそこは(歌の)メロディーに合わせて考えてっていうのと、フィードバックで音を切るみたいなのとか。 安孫子:そんな細かい指定もしてんの? 林:全然ザックリですけどね。THE GRUMPIESみたいな感じで、とか。 わたる:THE GRUMPIESとか聴かされて「こういう感じにしてくれ」みたいな。普段あんまり音の感じとか言わないんですけど、1番具体的に色々教えてもらったのがこの曲だったと思います。 安孫子:下地さんはカズキックと合わせてみてどうでした? 下地:大変っていうか… 安孫子:(笑) 下地:正解が良く分かんない。今でも分かんないんだけどさ。聴いた人に任せよ、みたいな。 安孫子:良く(リズム隊が)合ってるなっていう。 下地;今までやってきたセオリーが通用しなかった。 安孫子:(笑) 五味:リズムチェンジも激しいですしね。走ったり8ビートになったり。じゃあ2曲目「スクールデイズ」はどうですか? 林:僕が今32歳学生なんで…タイトルはSTARJETSっていうバンドの曲からパクリました。 安孫子:キャリアアップの為に学校行ってるんだよね? 林:あ、そうです資格取りたくて。キャリアアップの為に学校に通ってて… 安孫子:恋愛もあり、ね?(笑) 一同:(笑) 林:恋愛もありつつ(笑)、そういうのも全部ひっくるめた曲ですね。自分を鼓舞する為というか、辞めないぞみたいな。 五味:サウンド面で意識した事は? 林:これは初めて自分が弾き語りで作った曲なんです。前回の7インチに弾き語りバージョンが収録されてるんですけど。弾き語りから派生した初めての曲で、自分的にはチャレンジした曲です。 五味:他のメンバーの皆さんはどうですか? (しばらく沈黙が続く) 五味;…特にない?(笑) 林:じゃあもう一個いいですか?下地さんが最後「フゥー」っていうコーラスを入れてるんですけど。下地さんが自分から「入れていい?」って言ってやってくれて、初めて聴いた時は結構感動しました。 五味:DiSGUSTEENSでよく聴けるあの裏声コーラス。 安孫子:一発で下地さんだって分かるあれね(笑) 下地:ありがとうございます。 一同;(笑) 五味:それはでも嬉しいよね、下地さん発信で提案をしてくれて良い形になるっていう。 安孫子:俺も割と裏声好きなので、昔ディスガスのコピーとかして遊んでる時に「SWINGIN’GUY」って曲の「ウォ��ーーオーオオオーーー」ってやつが高過ぎて全然声が出なくて。ナンボ下地さん(高い声を)出してたんだってビックリしました。 下地:ランニングすれば出るよ。肺活量を… 一同:(笑) 五味:そういう境地に(笑)。(ランニングを)昔からしてた訳じゃないですよね? 下地:(テンションが)維持できなくなったんで。昔作った曲の。 林:ランニング始めたのもそれがきっかけですよね? 下地:そう。 安孫子:そうなんですか、音楽活動で体力の低下を発見して。 下地:そう。スタイルを変えるか体力を上げるかしかなくて。そしたらそっち(マラソン)の方がメインになってしまって。 安孫子:(笑)。なるほどね。歳とってからの悩みとか転換点とかありますもんね。マラソンに向かうっていう手もあると。 下地:走ってるベテランいるよ結構。 五味:前、森川さん(and more/younGSounds)が言ってたけど静岡のジャパコアの人達もマラソンしてるって。 安孫子:松本仁志が体鍛える時代だもんなぁ。 五味:下地さんにとってやっぱりコーラスっていうのは重要な要素ですか?POP PUNKをやる上で。 下地:(曲を)聴いてて、カラオケとかで人の曲で勝手にこういうコーラスあったらいいなみたいな… 五味:想像しちゃうんすね勝手に。 安孫子:そういうの好きなんすねやっぱり。 下地:勝手にハモる人みたいな。 五味:(笑) 下地:それの感じで。ただ林のイメージがあるだろうから、一応(意見を)聞く様にしてるけど。俺がやると正統派寄りになっちゃうんで。ポンコツ感が無くならない様にだけは。 安孫子:良さは(林との)電話でも言ってました、新曲合わせた時に「(林の声真似で)いやー、下地さんコーラス入ってくれたんすよ。いや××ましたねぇ」 五味:何て言ったんですか今?(笑) 安孫子:「(再び林の声真似で)きましたねぇ」って言ってましたんで確かに。 五味:じゃあ3曲目は「キリの中」。これはどうですか?いわくつきの… 一同:(笑) 林:曲のザックリとしたイメージはJAPANESE HARDCOREと北欧の90年代のメロディックハードコアをミックスするっていうイメージです。POST REGIMENTとか。 五味:ちょっと哀愁系の。 林:(2つを)聴いていると旋律とか結構リンクする部分を感じていたので、それを同時にやってみたら面白いかなと思ってやってみました。 五味:「Do The Best Thing」に次ぐ林くんのJAPANESE HARDCORE愛を感じる曲だなと思いました。 林:ハードコアはJAPANESE HARDCOREが一番好きですね。これの聴き所はドラムじゃないですかね? 五味:(カズキックに)何か意識した事はある? カズキック:聴き所は曲の真ん中位にドラムのロールをしている所があって、そこは普通に叩いてしまうと面白くないんで、こだわりました。 五味:これは確か事前にわたるくんにCRUDEの音源とかを聴かせたんだっけ? 林:はい。あとPAINTBOXとかを、ちょっとこれ聴けって。歌詞とかアートワークも見てもらってジャパコアのニュアンス・感覚を染み付かせて。あとコーラス分けてるのも斬新で面白かったです。 五味:新しいよね。あれも下地さん発信? 林:そうですね。 五味:他には何かありますか? 下地:林のボーカルを聴いてほしい。鳥が寄ってくるから。 一同:(笑) 下地:��良猫とかが「ニャー」って(笑) 五味:じゃあ4曲目は「あのメロディーをもう一度」。 林;これは学校で授業を受けてる時に急にサビのメロディーが浮かんできて、授業終わって速攻でロッカーに行って携帯に「ふんふんふんっ♪」って歌を吹き込んだビートルズみたいな話が…(笑)。いや本当なんすよ(笑)。 五味:(笑)。これ割と早い段階からやってた様な記憶があるけど。 林:これはけんたさんが辞めるってなって、どうしようっかなって思ってる時にメロディーが浮かんできて、この曲を新しいメンバーでやりたいなっていう構想がずっとあって。「スクールデイズ」の後に初めてやった新曲ですね。 五味:本当の意味での新曲って言ったらこれが一番最初? 林:これです。歌詞も、まだ唄を歌っていたいんだっていう事を書いてて、コレを新体制の一発目の新曲にしたいと思ってました。 わたる:最初僕の家で一緒にギター合わせましたよね? 林:あーやったね。 わたる:最初もうサビのリフが出来てて「こうしたい」っていうこだわりが(林の中で)あったんですけど、スタジオで下地さんから「(そのフレーズが)おかしいから辞めよう」って言われてました。 林:イントロだけフレーズが生かされてます(苦笑)。後は僕は民主主義なんで。 五味:(笑)。この曲も結構コーラスが効いてる曲ですよね? 林:そうですね。後半の主旋が変わる所は聴き所だと思います。後は、本当後付けですけど歌詞にピートシェリー(BUZZCOCKS)の名前が出てくる… 五味:CD発売日の翌日でしたっけ?亡くなったの。 安孫子:こういうのって何かね、不思議なシンクロってあるんだよね。選ばれちゃったんだね、あの瞬間。ピートシェリーに選ばれたKillerpassです。 五味:本当にビックリしましたね。翌日かよと思って。じゃあ次5曲目は「春のせい」。これまだライブでやってないよね?僕もCDで初めて聴いて。 林:これも僕が弾き語りで作った曲です。まあ、失恋の曲なんで深く聞かないでください… 一同:(笑) 林:自分は曲がドンドン出来るタイプではないんですけど、凄い落ち込んだりとか「これは残しとかないといかん」みたいな感情が生まれた時…凄い何かが起こった時というか、もちろん日常みたいなのが積み重なってコレを残しときたいって思う事もあるんですけど。ドーンって感情が変化した時に曲が出来る傾向があって、「今のこの感情をもう曲にするしかない」と思って作った曲です。曲にする事で(失恋を)成仏させたかったというか、するしか無かった感じかな。落ち込み過ぎて。あと作ったのがギターを始めて1年位で、中2から中3位にレベルが上がったかなっていう所だったんで、今まで自分が作ってきた曲の中では皮肉にも1番「あぁ良い曲出来たなぁ」って手応えがあった曲です。良いメロディーを唄って良い曲を演奏してっていう、自分がこういう曲を作っていきたいんだなっていう1曲が出来たなと思います。 五味:まあ何か…そこまで言うのに何でライブでやってないのかなっていう(笑) 一同:(笑) 林:(笑)。理由はあるんですけど、自分が感情を込め過ぎちゃう曲ってちょっと躊躇しちゃうっていうか。 五味:俺の中では前のアルバムの「…is over」とかさ。あれもライブではやんないけど良い曲じゃん。それと同じ立ち位置なのかなと。 林:何か感情込め過ぎちゃうと良くないなって(苦笑)。他の曲に感情がこもってないとかそういう話ではないんですけど。唄っ��りするとその時の記憶とか蘇えったり。 五味:湿っぽくなっちゃうんだ。でも凄い良い曲だなって初めて聴いて思いました。他のメンバーの皆さんは? 林:あとわたるのギターがめちゃくちゃ良いです。 五味:あれが一番苦労したって言ってたっけ? わたる:そうですね。最後のサビの終わりの所でギターをソロっぽく弾く所があるんですけど、最初考えてきたフレーズは(岡崎さんに)「違うから」って言われて。替えてきてって言われて後日直してきたんですけど、「いやそれも違うから」って言われて。 一同:(笑) わたる:その場で「音階こっちだよ」って直されて。そっから時間置いたりしてもずーっと出来なくて、直してを繰り返して。自分的にはめちゃめちゃ落ち込みました。 五味:まあそれで生徒の気持ちがちょっと分かったんじゃない?教えられる生徒の気持ちが(笑)。(わたるは高校の教師) わたる:そうですね(苦笑)。(音が)合ってる合ってないとか客観的な事をすごい言ってくれるんで良い意見だと思うんですけど、自分には理不尽にしか聞こえないみたいな。 一同:(笑) 五味:載せちゃうよ?(笑) 林:結構ナーバスになって、僕への当たりも強くなってましたね。 安孫子:お前に言われたくないよって? 林:それ位の事言われましたね。 一同:(笑) 五味:他のメンバーはどうですか、この曲は。 カズキック:今までドラムの事を林さんから言われる事ってなかったんですけど、この曲をいつも通り好き勝手叩いてたら、「そこ(曲の途中)にはそういう(ドラムのフレーズ)のはいらないから」っていう注文があったんです。なので(林に)言われない場所でどんだけ自分を出せるかなって思って、この曲は叩いてます。 五味:林くんとしては唄を前に出したかったんだ? 林:この曲は完全にそうですね。唄がメインになるイメージがあったんで。後、この曲だけに限った話じゃないんですけど、メンバーが変わって自分の中で出したい音像みたいなのは変化があって。今まで3人の時はメンバーそれぞれの個性の出し合いっていうイメージがあったんですけど、今はそういうものの前に1つの塊みたいなものとして音を出したいって思ってます。勿論とっ散らかってる部分はあってもいいと思うし、そういった要素は自然に出ると思うので。そう思うようになったのは下地さんからの影響が結構大きいですね、常に全体のバランスを考えながらやってくれてるので。そういう思いが出た曲なのかもしれないです。 五味:多分この音源が完成した時に1番最初に聴いたのが安孫子さんなんじゃないかなと思うんですけど、どうでした聴いた時は? 安孫子:いやー、本当超好きだし名作だと思います。めちゃ何回も聴いてるもん。そしてやっぱり年代もバラバラの今日日珍しいバンドに急になって。でもそこからお客さん、リスナーとして自分が(Killerpassに)持ってる魅力は何も損なわれず行ってくれたなっていう。イメージをちゃんと、Killerpass像を持ったまま次に行ったなみたいな。これメンバーのみんなもめちゃくちゃ手応え感じてんじゃないの?っていうのはグッと伝わってきて。っていうのを林くんに電話で伝えたら「そうなんすよ」って軽く言われて。 一同:(笑) 五味:そうですね、僕も聴かせてもらった時に感じたのは唄が大分変わったなっていう印象があって。それもさっきから話してるけど元になる曲作りが弾き語りから始まった曲が増えたから、より唄が真ん中にあるようになったのかなっていう印象��。そうですね、唄が凄いいいなぁって思いましたね。 林:めちゃくちゃ嬉しいです。 安孫子:こっからまたギターも上達してコード覚えてとか��たらと考えたら本当まだまだ楽しみなKillerpassです。 林:今まではレコード屋のレビューとかで特に唄に触れられた事ってあんまり無かったんですけど、今回はメロディーが良いっていうレビューが何件かあったりして、聴いてくれてる人の反応の変化もあったなと感じました。凄く嬉しかったです。 安孫子:俺、ヘビーリスナー、ヘビーパンクリスナーが唄に向かうタイミングって凄い興味が湧くし好きで。あ、Killerpassもそういうバンドになるんだみたいな情がありつつ…というかそうなってるのか(笑) 五味:もっと良くなるんだろうなっていう。そういう意味では本当に良いシングルですよね。これからのKillerpassが楽しみになるっていうか。他のメンバーの皆さんはどうですか?作り終えてみて、感触というか。 下地:Killerpassの作品になったなって。 五味:下地さんが思うKillerpassって事ですか? 下地:ああ。俺が言うと引き算をしがちなんでそれを言わない様にして、足して足して足しまくって。今まで自分がやってるバンドは全部引き算で仕上げてくみたいな感じだったんで。 安孫子:ある意味過去バンドで言ったらLIFE BALLに近いっていうか。となるとベース弾き倒す現象も今後起きてくる可能性が? 一同:(笑) 下地:でも俺まで足し算したら、他の3人が足しまくるから(笑) 一同:(笑) 五味:全乗せみたいな(笑)。どんぶりからはみ出てるラーメンみたいな(笑) 安孫子:関係無いけど俺初めて97年に上京したんだけど、その年の旧新宿LOFTでのBRACKETのライブかな?観に行った時に「やべえ、ディスガスのベースがフライヤー撒いてる…」みたいな事があって、めちゃめちゃキッズだったのでフライヤーもらって(下地さんに)話しかけたの。ディスガスとLIFE BALLじゃサウンドかなり違うじゃん。ディスガスもその前にライブ観ててめちゃファンになってて。そこで下地さんに「ディスガスではああいう(LIFE BALLみたいに)ベコベコ弾かないんすか?」って聞いたら「そんなのは忘れたよ」って軽く往なされて(笑) 一同:(笑) 安孫子:その時にDiSGUSTEENSになって引き算になったんだなって思ったかな(笑) 五味:確かに安孫子さんのベースプレイはLIFE BALLの時の下地さんっぽい感じがありましたよね。 安孫子:そうだね(笑)。下地さんと大下さん(SUSPENDED GIRLS/TOY-POOH-DOLLS/THE DUDOOS/NOBODYS他)の影響だから俺は。そうだよね、(一緒に演奏するのが)カズキックとわたるだったらLIFE BALLみたいな引き倒しのベースプレイは要らないですよね。 五味:わたるくんはどうですか、作り終えてみて。 わたる:僕は本当に音源を作ってみたくて。自分がKillerpassの音にハマってるのかどうか全然分かんなかったから。 安孫子:そうか、自分がどう成立してるのか。 わたる:そうですね、それを客観的に聴きたくて。音源としてちゃんと成立してるのか。それで作ってみて色々難航が僕自身はあったんですけど、最終的に出来上がったものを聴いて、めちゃくちゃ納得しました。これなんだなって。良い意味で僕(個人)じゃなくてKillerpassのサウンドに音源を作ってく上でハマってきたなって思う事があって。自分が自分が、じゃなくてKillerpassっていうバンドになってきたんで。本当に作ってみて良かったなって思いますね。めちゃくちゃ良い音源が出来上がったと自分では思います。 安孫子:また関係無いんだけど(KiliKiliVillaで)今別の新しい、初めてレコーディングします位のあるバンドのレコーディングが進行してるんだけど。レコスタでレコーディングして客観的に聴きますって時に、どう成立してるかっていうのが本当メンバーのみんなは手探りだから。俺が「こうした方がいいと思う」とかって言う���地があまり無いっていうか。一回自分達で体感しないと次に繋がんないと思ってて。 五味:そうですね、自分で気づかないとっていうか。 安孫子:そこの土台が見えてから初めて客観性を持って各々が取り組めるようになるというか。Killerpassは次はアルバムですか? 林:まだ新しい曲が1曲もないんで…(苦笑)。まあ今回良い音源出来たと思うんで、これを足掛かりに。わたるが見えてきた所もあると思うし下地さんとカズキックのリズム隊の合わせ方とか、そういうグレーゾーンにしてた部分が段々明確にはなってきてるのかなと。 安孫子:本当周りでこんな年齢バラバラのバンドって今日日珍しい布陣だから、どう転がってくのかが楽しみだね。下地さんが死ぬまでやってくれるのか(笑) 下地:体力は俺が1番あるから大丈夫。 一同:(笑) 安孫子:カズキックがD-BEAT叩けなくなった瞬間に終わるか(笑) 五味:カズキくんにも作り終えてみてどういう感触かっていうのを聞きたいんですけど。 カズキック:今までテープとかアルバムとか7インチとか色々作ってきて、毎回作る度にすごい良いものが出来たなっていつも思うんですけど。今回のは本当に、本当に心の底から良いものが出来たなと思ってて。 五味&安孫子:おぉー。 カズキック:僕、仕事でずっと運転してるんですけど、仕事中もずっと聴いてたんですよ。だから今年聴いた音源では間違いなく自分のこの作品が1番聴きましたね。本当に色んな人に聴いてもらいたいっていうのもあるし、まだまだ行けてない県外のライブとか行けてない場所もいっぱいあるんで、それだけ自分で自信を持てる音源が出来たからこそ、今まで行ってない所もドンドン、ペースはゆっくりでも行きたいなと思ってます。 五味:結構メンバーみんなすごい手応えのある音源が出来たっていう感じなんすね。俺もKillerpassでベースをヘルプで弾く事になった時に一足早くCDもらって車で聴いてたんですけど、何周も聴きたくて遠回りして帰るっていうのを久しぶりにやりましたね。 安孫子:あぁ、それよく分かるー(笑)。俺も(引っ越して)車社会になったからそれよくやるよ(笑) 五味:久々にやりましたね、「ちょっとまだ帰りたくないな」と思って。 安孫子:作品に合わせたコース取りね。 五味:そうそうそう。それ位良かったですね。結構凄いのきたなと思いました。じゃあ一通り音源について話してもらったので最後にCDのアー写にレコードいっぱい並べてると思うんですけど、あれはそれぞれ持ち寄ったレコードですよね?
林:そうです。 五味:あの中からそれぞれ1枚ずつチョイスして解説してもらえたらなと。 下地:じゃあ俺、1番好きなやつが見切れてるっていう… 一同:(笑) 五味:じゃあ、どうします?(笑)そこ説明した方がいいんですかね? 下地:左端の所にあるREENCARNACIONのオリジナル盤なんですけど、見切れてるという。 小瀬(river lesk店長):それ置く位置調整出来なかったんですかね?(笑) 下地:写真自体は問題なかったんだけど、レイアウトの関係でトレイの左端の折れ曲がってる所に入っちゃって。端っこが映ってて、左の方は全然映ってないな。絶対分かんない位の。 安孫子:いいすね、Killerpassフィルターを通す下地さんだとREENCARNACIONが生きますね。 下地:似たようなものを感じたんだ林に。本人は凄いカッコいいつもりでやってんだろうなみたいな。 一同:(笑) 五味:南米のバンド特有の勘違い感みたいな(笑)。僕そのバンド知らないんですけどどういうバンドなんですか? 下地:林も買ったよね? 林:買いました。 下地:カッコいいよねとりあえず。 安孫子:俺も昔教えてもらって聴いて、マージビックリしたね。 五味:ハードコア? 安孫子:いやメタルかな。マージでぶっ壊れてる。 下地:でも本人はめっちゃ高尚な、多分CELTIC FROSTとかプログレッシブなメタルをやってるつもりなんだけど、コカインでやられてるんだろうね頭が。全然出来てないんだけど、やってる事の難しさと再現度の低さがすごい絶妙で。 安孫子:音質含め結構ヤバいバンド。 五味:あの辺のバンドはそうですよね、面白いですよね。 下地:同じカッコよさを林に俺はみたんで。絶対俺には持ってない部分なんで。ドラムが体育館のパイプ椅子に座って叩いてるみたいな。それですっげー真面目な顔してガーって叩いてて。それと一緒位カッコいいよKillerpassは。 五味:(笑)。じゃあ次はわたるくんいこうか。 わたる:僕はfOULの「Dostoevsky Groove」。 五味:あぁ最高ですよね。 わたる:昔1番最初聴いた時に全然ハマらなかったんですよ、何コレ?みたいな。ギターの音とか凄い外れてるし、何だコレと思って聴かなかったんですけど、ちょっと経ってからもう1回聴いてみたらめちゃめちゃかっこよくて。そんなバンドあんまり無かったんで。僕がバンドを始めるってなった時にギターの感じとか、こんな感じでやりたいなっていうのがありました。 安孫子:かなりど真ん中なんだ? わたる:結構今となっては。 安孫子:そっかオルタナティブのめちゃ和製解釈っていうか独自解釈だもんね。 わたる:自分のサウンド面はギターのフレーズとかで大分影響を受けたバンドですね。今となっては1番好きな音源ですね。 五味:そうなんだ。俺もライブは体験してないんだけど、みんなライブがマジで凄かったって言いますよね。 安孫子:マジでライブかっこよかった。 下地:俺デビューライブみたよ。 一同:おぉ~!(驚き) 五味:じゃあカズキくんはどうですか? カズキック:僕は…全然Killerpassでの僕のドラムスタイルに全く影響は受けてないんですけど、僕の1番好きなバンドはMEGA CITY FOURで。 安孫子:あ、これカズキックだったんだ。 カズキック:そうです。MEGA CITY FOURが1番好きで。まあ安孫子さんも… 安孫子:めちゃ好き。 カズキック:GOING STEADYのシングルでその当時にMEGA CITY FOURを知って(童貞ソーヤングのカップリングでTWENTY ONE AGAINをカバーしている)。 五味:1stアルバムだっけ?載せてたの。 カズキック:そうです。 安孫子:いいね、今のメガシティーのチョイスは俺良いと思うよ。 林:なんか(写真の)真ん中にOPERATION IVYとMEGA CITY FOURがあるのが… 安孫子:これ、もう俺だもん。 一同:(笑) 五味:安孫子さんも参加してるみたいな(笑) 安孫子:俺のど真ん中は本当この2つって感じだから。 林:敢えて避けがちじゃないですか、オタクとかになってくると。 五味:もうちょっと知らない様な… 林:そう、なんか知らないやつとかチョイスしよっかなってなる所をメンバーが自然に持ってきて、たまたま本当偶然真ん中に置いてあったのがこの2枚で。 安孫子:俺こういうセンス好きで。俺の歳だと別にMEGA CITY FOURもOPERATION IVYも1番好きですって言ってるのは別にど真ん中でも何でもないから恥ずかしくないんだけど。でも時代が経って独自の価値観、評価とかの情報が入ってくる中でメガシティーとOPERATION IVYってやっぱ良いよね、最高だよねって言えるメンバーのセンスは好きですね。信頼できますね。っていう感じじゃないですか下地さん。 下地:林に俺多分オペレーションバカにされてるよ。 一同:(笑) 林:いやそんな事無いですよ(苦笑)、下地さんがこれ(OPERATION IVY)持ってきたのは結構ビビりましたね。何持ってくるんだろうなと思ってたら。 安孫子:いやそりゃあ下地さん持ってくるに決まってるだろう!何言っちゃってんの! 林:めちゃくちゃ嬉しかったし上がりましたね。 五味:じゃあ最後林くん。 安孫子:今すげーいい流れだよ。 林:えっと…パンクじゃないやつ選んでいいですか?(笑)。僕は、今年亡くなっちゃったFEBBが在籍してるFLA$HBACKSのレコードを。えーと、僕高校生の時にラップやってたんですけど。 安孫子:らしいね(笑) 一同:(笑) 林:やってたっていう程でも無くて友達と遊びで。でもそっからめっきり、多分前のインタビューでも言ったんですけど疎遠になっちゃって、全く聴いてなかったんですけど。たまたま今フリースタイルブームとかでまたラップに触れる機会があって。それで音源も面白いのかな?と思ってた時にC.O.S.A.っていう知立のラッパーのライブを観て、鳥肌が立つ程衝撃を受けて。音源もヤバいのかなって思ってた時にC.O.S.A.が丁度FLA$HBACKSのDJのKID FRESINOとの音源を���して。それを聴いてカッコいいなと思って、FLA$HBACKSのLPが出てたから買ってみよと思って通販して、FLA$HBACKSのレコードに針を落とした瞬間に…マジで稲妻走りましたね。 一同:(笑) 林:マジでかっこよすぎて。たまにないですか、針落として稲妻走る瞬間みたいなの。 五味&安孫子:キター!みたいな。わかるよ。 林:それをひっさびさに体験して。 五味:どんどん無くなってくもんね、そういうのは。あのアルバムは本当にヤバいよね。 林:本当に個人的にはLIP CREAMの「KILL UGLY POP」以来の衝撃でした。あれもFIGHT ON THE STREETのAメロ聴いた瞬間にマジで稲妻走ったんですけど。このレコードを聴いてから約10年越しにHIPHOP熱が再燃しました。それと(アー写の)FLA$HBACKSの上にFEBBのソロの1stアルバムを置いてるんですけど、FEBBの存在、ラップは本当にクールで大好きです。ありがとうと伝えたいです。 安孫子:バンドって好きな音楽の共通言語で話すじゃん?現状だとまだ下地さんアウェーだったりします?若い世代のバンドとか。その辺はいかがですか? 下地:全然(若い世代のバンドは)分からない。カズキとかに教えてもらってるかな。勉強になるよ。 安孫子:現行インディーみたいなのでピンと来たバンドいます? 下地:…キーマカリーズ(とチチワシネマ)。 安孫子:パンク寄りじゃないやつは? 下地:全然ない。 林:でもNOT WONK全部買ってるんですよね。 安孫子:NOT WONKはマニアですもんね。洋物とかでは? 下地:全然知らない。洋物なんて本当、メタルしか聴いてない。 一同:(笑) 林:(下地さんが)最近のは聴いてないみたいですけど、Kレコードとかは昔結構聴いてたって言ってたから、インディーとかオルタナの認識はあるのかなと思ってます。 下地:まあ、整合感無くても大丈夫だから。 五味:(笑)。そういうバンドですもんね。俺もそれで良いと思います。 林:1人1人みんな凄く音楽が好きだから。刺激になるし、それが混じっていったらいいなっていう感じで。あんまり押し付けみたいなのというか、もちろん共通認識的なのはあった方が良いとは思うんですけど。インディー系はわたると僕が担当してギター2人で話したり。ハードコアとかはリズム隊で合わしてもらって。 安孫子:勝手にやってもらって(笑)。 カズキック:車で県外とか行くときは僕は助手席乗って、下地さんが運転して。 下地:絶対別れるよね。 カズキック:ずーっと、これがスペインの~、メキシコの~……(といった調子でパンク/ハードコアの曲を聴いている) 一同:(笑) わたる:車でもずっと(南米のハードコアとかが)流れてますもんね。 カズキック:僕はものすごい楽しいですね。 わたる:車の中で流れてても文句言えないんで。(後部座席だと)聴こえないし。 一同:(笑) 五味:高速(道路)だと聴こえ辛いよね。(南米のハードコアとかは)後ろから身を乗り出してまで聴く感じでもないし(笑) 安孫子:俺も友達としても付き合う中で、(Killerpassは)リスナーとしてのバランスが良いんだよね。俺もズッコケ物は今でもやっぱ好きなんだよね。ズッコケ物と、ちゃんとしたというかキレイな物も好きだから。そういう話もいつも出来るから楽しいね。 五味;ボチボチ締めましょうか。最後に一言ずつもらって締めようかな。じゃあ下地さんから。 下地:よろしくお願いします。 一同:(笑) 五味:また始まるんすか(笑) 安孫子:下地さんは自分の人生の中で名古屋に帰ってくるっていうのはある程度、予測がついてた出来事なんですか?ずっと東京いるかもっていうのもあったんですか? 下地:そう、あったんだけど。父親が弱ったのを見たっていう事がやっぱり。こういう時が来るんだなっていう。 安孫子:そうか、その中で今サスペンもやってるけど、でも愛知でのバンド生活はKillerpassになるわけですもんね。ディスガスもありつつ。まあ…末永くお付き合いお願いしますって感じですね、俺は。 五味:俺としては本当めちゃ嬉しいですね、単純に下地さんがステージに立ってベースを弾いてるのがまた観れるのっていうのが。 安孫子:感慨ひとしおって感じなんで。 下地:林さんのおかげです。 林:これ、ちょっとだけ話してい��ですか?もちろん下地さんはプレイヤーとして好きだし憧れだったんですけど、下地さんがこっち(愛知)に帰って来てるのを知ってて、(帰って来てから)何年か経った後ですよね?Killerpassのメンバーに誘った時は。 下地;そうだね、2年とか。14年に帰ってきたから。 林:で、(加入前に)下地さんと話してて、最初に観に行ったライブがNAUSEA(UNHOLY GRAVEのコマツさんやSOCIAL PORKSの内藤さんが在籍していたバンド)って言ってて。 下地:そう、(初代)ボーカルの弟と同級生だったんで高校が。 林:NAUSEAとか、名古屋でかなり古くからハードコアのライブを観に行ってたって話をしてたんですけど。ライブハウスではたまに下地さんとは会ったりしていて、僕が勝手に見てですけど、(下地さんが)名古屋の人っていう感じがあまり無くて。でも下地さんは今後こっちで暮らしていくと思うから、僕は名古屋の空気が凄い好きなんで、それを下地さんと共有したかったっていうのがあって。それもあってバンドに誘ったのもあります。名古屋の人としてユナイトしてこうぜみたいな… 一同:(笑) 林:もちろんそんな気軽な感じではないですけど(笑)。僕がみてる景色や友人関係とかを共有出来たら絶対楽しんでくれるだろうなと思ったし、共有したかった。 五味:確かに下地さんが今までやってきたシーンとも若干違ったりすると思うし、結構ハードコアパンクとも混ざってたりするし。 下地:やってよかったなって思うよ。 安孫子:また俺の話いいですか?俺も色んな先輩にお世話になったけど、俺が異常になついて可愛がってもらえたのは下地さんと、あと大下さんだったりするんだけど。なんかこう、昔からすげー歳が離れてる関係性を越えて付き合ってもらえる感じが凄いあって、そこがKillerpassとクルーになって自然に納得して。凄い腑に落ちるんだよね。 林:だから…下地さんファンは怒らないでください(土下座) 一同:(笑) 林:すみません、そういう理由なんですって書いといてください… 五味:じゃあ、わたるくんお願いします。 わたる:そうですね…あんまり若いっていうか歳が近い人達が周りにいないっていうか。なので音源出来たんで、同い年の人とか若い人達に聴いてもらいたいなって思います。で、そういう人達と一緒にライブもやれたらなとは思ってるんで。 安孫子:わたるは高校の先生してるじゃない?生徒さんが知ってたり、反応とかある? わたる:出来上がったものを生徒にあげたんですけど… 安孫子:鷲掴みしちゃった(笑)? 五味:どうだった?何かリアクションあった? わたる:あんまりリアクションは無いですね。 一同:(笑) わたる:でも今日(レコ発ライブに)来てくれるみたいで。 五味:本当?!熱っ!ライブ観るとまた違ったりするからね。 安孫子:その子はライブ行く子? わたる:いや、バンド部やってて。 五味:どういう音楽が好きなの? わたる:ONE OK ROCKとか。 下地:それ期待されて来ても…(笑) 五味:全バンドでズッコケる(笑)まともなバンドいねーのかよ、みたいな(笑) 下地:ボーカルってカッコいい人がやるんじゃないの?みたいな(笑) 一同:(笑) 安孫子:あー、いいね。高校生って実際何聴いてんのかな?ロックって感じは少数ってイメージ? わたる:少数…みんなバラバラですね、好きな音楽とか。色んなとこから情報が入るから。 五味:カズキくんはどうですか? カズキック:さっきも言った様に凄い自信がある音源が出来たんで、とにかくライブに来てください。 安孫子:俺���全国各地に行ってるぞと。 林:それは説得力ありますね(笑) カズキック:とにかく音源を聴いて、良いなってもし仮に思わなくても、とにかくライブを観てほしいです。 安孫子:カズキックみたいな生き様してるやつなかなかいないよね(カズキックはKillerpassの他にSKIZOPHRENIA!/POVLACIONでドラムを担当、自身のライブが無い日はしょっちゅう全国のライブハウスに出没している)?カズキックは東京でも会うからな。 小瀬:かつてのズマさん(アズマさん、名古屋の名物客)みたいな? カズキック:3月の東京のレコ発ライブが終わった後に、(同じ日に)沖縄にライブしに行きます。 一同:(笑) 小瀬:ACUTEとか出るやつ? カズキック:それはこないだ観に行って。 五味:沖縄までライブ観に行くの?! カズキック:前日の晩に決めて。 安孫子:カズキックは正社員だっけ? カズキック:正社員です。 安孫子:正社員でそんな動き出来るんだ(笑) カズキック:だから色んな人に実家が金持ちとか… 一同:(笑) カズキック:ホンマは仕事してないんじゃないかとか、色んな事を各地に行った先々で言われますね。 五味:ある事ない事。実家が金持ちヤバいね(笑) カズキック:ですけど、ちゃんと働いてます。 五味:疑惑をちゃんと晴らしたね(笑)。じゃあ最後、林くんお願いします。 林:音源に関しては本当に凄く良いものが出来たと思うし、レーベルのご厚意もあって値段が1000円(+税)になってて、CDの中もTAYLOWさん(THE 原爆オナニーズ)のライナーが入ってたり、友達が絵を描いてくれてたり、インナーも充実した内容になっててこだわりのある作品が出来たと思うので、良かったら手に取ってほしいなと思います。あと自分の気持ち的には1個音源が出来て、この4人でのKillerpass像みたいなのが出来てきているので、本当次の音源ですね。決定的な一手を打てるように。 安孫子:アルバムを。 林:まあ、いつになるか分からないでけど。作りたいです。あとレコ発が3/24(日)に下北沢SHELTERであるので、もしよかったら来てください。がんばります。
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ヒードランくん
経緯
できたもの↓
お疲れさまでした。 ポケマスのアドベントカレンダーの12月3日分の記事になります。
月曜日はほとんど占拠しましたが、こんな感じの4コマで、ポケマスのコボちゃんを目指します。
まず自分がヒードランについてまともに語っても、まともな記事しかできないと思ったんですよね。なので、何個かこういうノリのネタを用意しました。しかしいざ作業を始めてみて、漫画を描くということの骨が折れるのを改めて確認させられました。ほんとうは1回でまとめて投稿するつもりでしたが、いつまでたっても描き終らないので3枠もとってしまったということです。すいません。
ヒードランの思い出……まず伝説ポケモンなのに♂♀があるんですよね。育て屋に預けたくなりますよね。でも何も起こらないんです。これはみんな通った道だと勝手に思っています。ラティアスやラティオスに♂♀が設定されてるのは分かるんですが、これはどういう目的なんでしょう? 謎です。ちなみに自分が始めて捕まえたヒードランはオスでした。名前はヒードマンと言います。 そういえば同期でおなじ戦闘BGMのロトムくんは、性別なしでもタマゴが作れますね。なぜだ。ロトムくんのことも当時は伝説のポケモンだと思っていました。
ヒードランがらみでハードマウンテンの話も少ししたいです。自分はダンジョン萌えな人間なので、ハードマウンテンやテンガン山、ほかの世代だとスリバチやまのような広大で複雑なマップが大好きです。その中でもとくにハードマウンテンはしんどかった記憶がありますね。 まずマップが見づらいんですよ。たしか画面が若干引きになって、主人公も米粒のような大きさになってしまった記憶です。洞窟なので画面が暗くてしんどい。しかもちょっと赤みがかっていて見ているだけで熱そう。風景も延々と同じような眺めですし、自分がどこにいるのか見当もつきません。ひでんわざも何度も使わされました。 初回はバクとタッグを組んで進むことで、すべてのバトルがダブルバトルになってしまうのも難しさのひとつだと思います。バトルが終わるたびにポケモンが回復するので、そういう面では楽なんですが、いつもと違うバトルでつい考えさせらてしまいます。 ハードマウンテンには洞窟外にも思い出があります。それは草むらで出てくるブビィです。ダブルスロットをすることで8%の確率で出てくるようになるんですが、これがたまにマグマブースターを持っているんですよね。なのでマグマブースターを手に入れるとしたらここなんですが、その確率がダイヤモンド版だと5%。ふざけんなってかんじですね。ブーバーンを手に入れるためにここに何日拘束されたかわかりません。 ここまでしんどいしんどいばっかり言って悪口みたいですが、それだけ味わい深いダンジョンということです。大好きです。
ヒードランのすみかと言えば、ひでりのいわとも外せません。リメイク前は意味ありげな小部屋ににほんばれの技マシンが落ちているだけの謎ダンジョンだったんですが、ORASではちゃんとしたダンジョンになっていてうれしかったですね。もちろんRSのときはヒードランはいなかったので、後付けでダンジョンに意味を与えてくれたヒードランくんに感謝。
リバースマウンテンは……自分は実はホワイト2のほうしかプレイしていないので、4コマに出てくるとしたらそっちのイメージになっていくと思います。ブラック2版はバクーダくんは出てこないみたいですしね。 ブラック2で代わりに出てくるのはブーピッグ一家で、ブーピッグが野生で出てくるのもとても珍しいことです。この一家が出現する場所はデコボコ山道やカロスの8番道路など、険しい地形のことが多いですね。リバースマウンテンには他にもエアームドも出てきて、やはりエアームドもハードマウンテンやえんとつ山のふもとである113番道路、ホクラニ岳と出てくる場所のイメージが一貫してる印象です。 オッと思わせるのが、ここではナックラーとビブラーバが出てくることです。砂漠ではない地形で出てくるのはここくらいなんです。リバースマウンテンはよほど地面がサラサラなんでしょうかね。 イッシュ地方は、BWの時は4世代までのポケモンはほとんど出てこなかったので、BW2をつくるにあたって今までのポケモンを「こいつはここに出るんじゃないか?」とイッシュに当てはめていく作業はとても楽しかったんじゃないかと思います。まあリバースマウンテン自体はBW2からの追加マップなんですけどね。
・ ・ ・
ヒードランのことはほとんど語ってないじゃねーか! 4コマのネタはあるんですけど、次回からの文章パートはどうしよう。悩んでいます。 今回は8コマ描いただけでしたが、ヒードランくんは意外と描いていて楽しく、これからもノリノリで進めていけそうです。
アドベントカレンダー、あす4日はまつたけさんの記事になります。自分も正座して読むつもりです。まちきれないぜ!
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2020/11/6 (金) - 山の辺の道 ~ 海石榴市-平等寺-大神神社-桧原神社-長岳寺、フェイジョア
朝方、夢を見た。MS-DOSを使ってファイルを大量にコピーしている夢。何で?
母、デイサービス。自分はガイドグループの研修 (兼定例会) に向かった。
研修先は「山の辺の道」である。奈良市と桜井市を結ぶ南北に走る街道。実際には、桜井市から天理市辺りまでを指して使われることが多い。日本で一番古い道などと言われることもある。
9:30 桜井出発。タクシーで大和川河畔の「仏教伝来の地」の碑へ。この川岸に降り立った中国の使者たちが日本に仏教を伝えたということから、このような碑が立っている。
そこから北上していき、海石榴市(つばいち)観音、金屋の石仏などを経由し、平等寺へ。
聖徳太子開基と伝わる。大神神社の神宮寺。ご本尊は十一面観音 (秘仏)。二重釈迦堂と不動堂のバランスが良い。猫も良い面構え。
ここからしばらく歩くと、大神神社に到着。久しぶりの訪問。境内に入るだけで気分が上がる。
来週の土曜日が酒まつり (醸造安全祈願祭) とのことで、全国の酒蔵から酒が奉納されていた。
なお、今年は各種行事は行われないとのこと。関係者だけで神事のみということになるのだろう。
大神神社には展望台や狭井神社など、 拝殿周辺以外に も見所はいくつもあるのだが、今回はパス。研修なので、既によくわかっているところは寄らないのだ。自分も、バスツアーで何度もお客様をお連れしている。
大神神社からさらに北上して、桧原神社へ。三つ鳥居が特徴。この神社と大神神社の拝殿内にしか 、このような形式の鳥居は ないと言う。
桧原神社近くの池にある万葉歌碑などを確認した後、昼食。三輪らしく、にゅうめんセット。にゅうめん以外のおかず類が素朴ながら種類豊富で良かった。
昼食後、長岳寺を目指してさらに北上。 道の変化が色々で面白かった。舗装されていない土の道、三和土(みたき)風に舗装された道、デコボコした石畳などなど。もちろん風景もさまざまである。
また、植物が面白い。路上販売に置かれていた野菜や果物、畑の野菜・果物、民家の庭の花や植木など、種類が豊富で少し興味を持って眺めだすと、飽きない。
フェイジョアという見たことのない果物があったので、買った。
歩きながら食べてみたが、パイナップルとミカンを混ぜて、わずかに梨っぽい食感にしたような (ネットでは、他にも色々な表現がある模様)。おいしい。香りも良い。
が、皮の部分は、苦みのようなえぐみのようなものがあり、食感も悪い。なお悪いことに、実と皮の境目がハッキリせず、実だけを食べるつもりが、皮も口に入れてしまい、少し嫌な思いをする。 また、皮の部分が厚く可食部が少ないのも、ちょっと残念なところ。
長岳寺、着。
平安時代に弘法大師が創建したと伝わる。庭の美しさで知られる。紅葉の時期であればなお良かったのだが、残念ながら半月ばかり早かった。また、このお寺のご本尊は、玉眼を使用した日本最古の仏像でもある。
この時期は大地獄絵を公開している。地獄絵の常でおどろおどろしくはあるのだが、ご住職の説明もあり、地獄の表現や細部の描き込まれ方を面白く拝見した。
長岳寺を出た後は、黒塚古墳展示館に立ち寄りつつ、JR柳本駅へ向かった。駅の喫茶でお茶をして、この日の研修は終了。
見ごたえ、歩きごたえたっぷりで、秋のいいハイキングとなった。歩いた距離は、2万歩超。
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新型コロナ。11/6 午前 (日本時間) の時点で、アメリカ1130人弱、ブラジル610人弱、メキシコ630人強、ロシア290人強、インド670人強の死者数増加。 世界全体での今日1日の感染者数は、612,000人弱の増加。
日本では、今日一日で感染者1145人増加、死者4人増加。東京242人、大阪169人、神奈川104人、愛知82人、福岡5人、沖縄21人、北海道115人。 (出典: Worldometer、NHK)
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青い屋根に白いデコボコの外壁、色とりどりのタイルを花の模様に敷いた床…日本人が憧れた南仏みたいなマンション、秀和レジデンス。 秀和レジデンスマニアさんをゲストにお招きしてのトークショー。どの秀和が好き? 秀和のこんなところが面白い……東京ビルさんぽメンバーで秀和レジデンスめぐりをしている河西葉子さんと、秀和に対する思いを、熱く語り合っていただきます。 あのヴィンテージ・マンションについてもご案内。内覧する感覚でご参加ください。 【11/12(日)『いいビルの世界 東京ハンサム・イースト』刊行記念「住んでも楽しいビルとマンション〜伝説のヴィンテージマンション、秀和レジデンスの魅力にせまる夜」。https://coubic.com/tegamisha/343834
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WASITE.store 2019.12.04 now OPEN 今日の海 名作が生まれるきっかけ、ってのはいろんな形がある。 ニュートンが万有引力を発見したきっかけはもちろん 「りんご」 1971年の今日、スイスはモントルーのカジノで行われた フランク・ザッパのコンサートで、 観客が撃った照明弾によって、火災が発生。 これは大騒ぎ! だけど、これが・・・ ディープ・パープルの名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」 誕生の瞬間であるw 誕生っていうか、題材になったんだよね。 で、この名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、 極めて! 極めて! シンプルなコード進行! それゆえギターの初心者の課題曲みたいな扱われ方。 いや、これは実は複雑なギターテクニックをたぶんに含んでいて、 原曲通りに正確に弾ける人は意外と少ない。 それゆえに、 「スモーク・オン・ザ・ウォーターを笑うものは スモーク・オン・ザ・ウォーターに泣く」 という言葉を残している。(クレイジーケンバンド小野瀬さん) えーっと、名作が生まれたきっかけに話を戻すと、 例えば 「肉じゃが」 独身の男が彼女に作って欲しいと思う献立ランキング1位。 みたいなイメージが強いんだが、 これも 「肉じゃがを笑うものは、肉じゃがに泣く」 同じ具材でカレーライスも作れることから、 軍隊の食事としても普及。 いたってポピュラー、なだけに、味の良し悪しは仕事の良さが表れる。 で、肉じゃがのルーツは、 イギリスに留学していた「東郷平八郎」さんがビーフシチューを食べて、 「めっちゃうまい!!!」 日本に帰って、軍艦の中で料理長に 「イギリスで、こんなん食ってきたんだが、再現して」 と無茶振り。 醤油とか砂糖しかないのに、ビーフシチューの本物を食べたことがない 料理長は・・・、 「肉じゃが」 を発明。 とあるけど、これは眉唾ものの都市伝説っぽい。 「肉じゃが」がご当地グルメに認定されているのは 京都市の舞鶴、それから、広島の呉市。 男爵いもをつかうのが舞鶴で、 メークインをつかうのが呉市。 男爵と女王。 どっちが好き? さらに、私から肉じゃがの楽しいアレンジをご紹介。 肉を「ベーコン」にしても美味い。 じゃがいもとベーコン、合わないわけがない!! 粒マスタードなんかを添えてもいい感じ。 寒くなってきたからねー、ちょっと煮込み料理もいいよねー。 は、なんの話だっけ? あ、そうそう、名作の誕生の瞬間ってあれね。 Nikeの名作ランニングシューズの靴底の形は、 朝食の「ワッフル」を食べてて、このデコボコ・・・ 「これや」 ってなったとかね。 アイデアは、身近な経験の、暮らしの其処彼処(そこかしこ)に! 名曲「スメルス・ライク・ティーン・スピリッツ」。 もちろんニルヴァーナ。 曲のタイトルは、 Voカートコバーンは当時の彼女の使ってたデオドラントの匂いがするぜ、 って彼女のバンドメンバーに落書きされたのが由来。 「おめーら、付き合ってんだろ」 みたいなちょっかいというかお節介というか、そんな揶揄。 もっとも有名な楽曲になったにも関わらず、 カート自身は、演奏したがらない楽曲になっちゃったそうです。 肉じゃがも、もっとも男ウケする料理になったようでいて、 今のご時世、定番すぎちゃって逆にウケがよくないらしい。。。 中には「あざとい」という見方もあるとかで。 メンドくさい世の中だなぁー。 美味しいもの作ってくれたらただただ、嬉しいじゃん。 ただね、 「肉じゃがを笑うものは、肉じゃがに泣く」 美味しく作ってね。(シンプルなだけに、腕が出るぜ) 女の子がつくるなら呉市の女王バージョンがウィットでいいかな。 (ディープ・パープルはイギリスのバンドだし) 寒い夜にことこと煮込んで、 スモークオンザウォーター。(鍋から立ち上る湯気って描写で) 今日も良き日を。 #WASITE #ワシテ (Wasite) https://www.instagram.com/p/B5oqm_nj2om/?igshid=1q5ajvym5xp8n
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[テキストアーカイブ]オープニング・パフォーマンス~第1部:新長田で<障がい者>と共に歩む活動から
2019年7月7日(日)に開催したキックオフミーティング「新長田で“共生”について考える 現在→これから」のテキスト記録です。こちらでは、オープニング・パフォーマンス~第1部の内容を掲載します。
オープニングパフォーマンス 出演:新長田アートマフィアダンス部 第1部 登壇:中元俊介(エコールKOBE)、吉川史浩(Water Ground Mountain)、川本尚美(片山工房)、小國陽佑(芸法) 進行:文(DANCE BOX)
オープニング・パフォーマンス
文:ダンスボックスの文(あや)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。本日は主にこの地域で活動されている個性豊かな方々にご登壇いただきます。また、会場にはこのプロジェクトにこの先ご関係いただく方や新長田在住のみなさま、そして、SNSやチラシでビビッと来てお越しいただいたみなさまなど、こちらもまた彩り豊かな方々にお忙しいなか、お集まりいただいております。本日2時から5時半までの長時間にわたるミーティングとなりますが、どうぞ最後までお付き合いください。ミーティングと申しましても、ここは新長田。アートマフィアが生息する地域でございます。ここを外してはなかなか前には進めません。いきなりではございますが、まずはご覧いただきましょう。新長田アートマフィアによります、オープニングパフォーマンスです。
====アートマフィアによるパフォーマンス====
文:はい、ありがとうございました。いやなんか、精度上がってませんかね(笑)。新長田アートマフィアのみなさんは、神戸市長田区の新長田地域を中心に独自の拠点を運営しながら表現活動を支援する集合体で、出演した皆さんのほかにも客席にもマフィアは潜んでおります。今日は、“オジキ”こと野瀬病院の法人本部長をされております林さん、そちらにおいでなんですけれども、本来は、舞台の真ん中はオジキがとってるんですけれども、負傷につき出演がかなわず、今回は若頭を中心にしたチームで上演させていただきました。ちなみに、マフィアと称しておりますが、本当のマフィアではございません(笑)。さて、第一部ご登壇の方の汗ふきタイムの間にですね、このプロジェクトのこと、すこしお話しさせていただきたいと思います。今年度、ダンスボックスでは、文化庁の「障害者による文化芸術活動推進事業(文化芸術による共生社会の推進を含む)」という事業を受託し、実施しております。このプロジェクトでは、障がいの有無、経済状況や家庭環境、国籍、性別世代など、一人一人の差異を優劣ではなく、独自性ととらえる中、関わる人すべてが、支援する人、される人という関係性ではなく、幾重にも循環していける関係性を目指します。見ながらですいません。慣れないもので。ダンスボックスでは、いわゆる事業としては2007年から2012年くらいまで<循環プロジェクト>、その発展形として、ドイツベルリンの障がいのある人達が参加している劇団Theater Thikwa(シアター・ティクヴァ)との協働事業<Thikwa+Junkan Projekt>など、継続して障がいのあるダンサーや美術家と活動してきました。この新長田に来てからは、長田区の<踊るまち新長田構想>の一環として、高齢者の方に向けたワークショップですとか、近隣の小学校でのダンスコミュニケーションワークショップなど、劇場を出て活動をすることも多くなりました。普段はこの劇場を運営し、コンテンポラリーダンスの公演をプロデュースしているダンスボックスなんですけれども、なぜこういう共生社会を取り上げたプロジェクトをしようとしているのか。それは、やはりこの新長田というまちに私たちが出合い、10年前にこちらに来てから、私たち自身がこのまちに受け入れてもらったという経緯が大きいです。要素が多すぎて「コレ!」という理由をひとつ言い切ることはできないのですけれども、今日のミーティングではそのあたり、このまちの魅力と可能性の全貌が解き明かされるようになるんじゃないかと企んでおります。まぁ、先ほどのダンスが生まれるということが一つの答えというか、一つの大きなことかなという風には思っているんですけれども。本年度は本日のキックオフミーティングを皮切りに、さらなる知見を広げる公開勉強会、そして、実際に体と感覚を使って出会ったことのない体験をしていただくイベントなど、来年の2月ごろまでを第1タームとして、今後展開していく土台作りの1年にしたいと考えています。
第1部:新長田で<障がい者>と共に歩む活動から
文:では、第1部の皆さんお揃いでしょうか。みんないますか、第1部のメンバー? まあ、いる人から行きますか。はい、では始めましょう。第1部は「新長田で障がい者とともに歩む活動から」というテーマです。第1部のみ、私が進行をさせていただきます。よろしくお願いいたします。まずおひとりずつ、私のほうからご紹介させていただきます。向かって右から2人目、NPO法人芸法の小國陽佑さんです。小國さんはNPO法人芸法として、長田区駒ヶ林町に拠点を移し、地域に根差した様々な社会活動を通じて若手アーティストの育成、支援を行っていらっしゃいます。地域の取り組みとしては、「まちなか防災空地」や、駐輪場・防潮堤の整備事業、空き家のリノベーションと展示プログラム、コミュニティプログラムなどもされており、「下町芸術祭」のディレクターでもあります。また、活動拠点となる角野邸はですね、築80年の和洋折衷の近代建築でもあり、アート作品の展示やパフォーマンスにも活用されています。そして小國さんももちろんアートマフィアの一味です。帰宅部だそうです。(会場笑)はい、そして、エコール神戸の中元俊介さん、私の隣にいらっしゃいますけれども、福祉事業型「専攻科」エコールKOBEの副学園長さんです。新長田の駅前の地下にある、特別支援学校とか高等学校を卒業した方が自立した日常生活や社会生活を送れることを目指し、主体的に、豊かに、楽しく学ぶことをモットーにした学園です。で、中元さんは���役のアーティスト、美術のアーティストですね?
中元:はい。
文:汗だくですね。大丈夫でしょうか。
文:中元さんはアーティストでもあるんですけれど、そのエコールKOBEには美術の先生としていられました。で、いま、駒ヶ林に障害のある人たちの作品制作の場所として「アトリエコマ」という場所を、古民家を改築して、作られていたり、一人一人が個性���生かしたエコール新喜劇というのがあるんですけれども、それにご出演もされたり、時に踊ったりされていますね。という、“下町のジョン・レノン”と呼ばれている中元さんです。(会場笑)そして、その隣、アートマフィア“若頭”のワゴムクライミングジムの吉川史浩さん。特別支援学校の保健体育の先生を経て、アウトドアやスポーツ、芸術の専門知識を活かし、自然の中で楽しむ様々なアクティビティを提供する一般社団法人Water Ground Mountain(ウォーター・グラウンド・マウンテン)を2014年に設立されました。「Outdoor for all(アウトドア・フォー・オール)をコンセプトに、専用の車椅子を使って木の上に上るツリーニングや泳ぐ体験など、障がいの有無にかかわらずすべての人の余暇活動の充実に取り組まれています。2017年にはワゴムクライミングジムもオープン。数年前までは中元さんと同じく、エコールKOBEの先生で、そこでのダンスの授業も一緒に、アシスタントとしてですかね、担当されてました。先ほどのアートマフィアとしてのダンスはそこで培われたものかもしれません。めちゃ貫禄がありましたね。
吉川:ありがとうございます。
文:そして、最後は一番右端におられる片山工房の川本尚美さんです。川本さんは長田区のご出身で、美術の大学を出て、学芸員資格をお持ちとのことで、いまは長田区の駅の上にあります、川西通にある片山工房のスタッフをされています。片山工房は障害福祉サービス、生活介護事業の事業所です。母体は2003年からという、代表の新川(修平)さんはもっと前から活動されているとは思うんですけれども、そういう長い実績を持つ団体で、アートや表現活動が軸ではありますが、本人がしたいことを形にする場、人と表現を考える場ということをとても大事に活動されています。第1部ではこの4名でいろいろお話をしていきたいんですけれども、障がい者とアートについて、吉川さんの場合は、余暇活動に置き換えられるかもしれないですけれども、みなさん、それぞれどんな思いで取り組まれているのか。ざっくりとした質問で申し訳ないんですけど、よろしいでしょうか。
中元:はい。ちょっと重いテーマになりがちなところですが、新長田と障がい者、それからアートということで。まあ、僕は絵描きなんで、アートという分野にはなじみがあるんですけど、障がいがある人たちって…なんで「障がいがある」って言われているかといえば、いまの社会のルール、大っきなルールを守って生きていく上で社会生活が不自由だということで、障がいがある人と言ってるんだけど、実際に障がいになっているのは社会のルールの方が障がいで、その人に障がいがあるわけではない。社会そのもの自体が障がいを作り出しているというような。だから、普通と普通じゃないみたいになっちゃうんですけど、でもアートの世界っていうのはどちらかというと、普通じゃないとか、特別であるっていうことが、むしろ、こう、よいこととされている。というとこで、アートという土俵に乗れば、障ががあってもなくっても、高齢でも子供でも、おんなじ土俵でみんな創作活動ができて、楽しめるということかなと思っているんで、僕は、障がいがある人とアーティストが結びつくというのは、そうした垣根がないアートっていう、なんか大きな枠組みだからかなって思っています。…これは、マイク回していくパターン?
吉川:その話を受けてね、はい、ありがとう。僕は、見ていただいたように、スポーツやアウトドアを中心にやってきています。それに人を連れて行って、「うわ、すごーい」「できた!」とか、そういうことを感じていただくのがとっても楽しみなので、そういうのを生業にしていますけれども、このまちでいろいろ関わらせて頂いたときに、アートを見たときとかでも、「うわ、すげぇ」「何コレ?」というような、そういう感動みたいこと、非日常感みたいなのがあるなっていうのを思っていました。で、僕らが提供している自然のなかでダイナミックな遊びをするというときも、やっぱり日常とは違う時間を過ごすことでリフレッシュしたり、明日に向かっていこうっていうエネルギーが生まれたりというような、感覚的なとこはすごく近しいなと思っていて。えっと、いま、アートを生業にしてますとは言えない立場ではありますけれど、同じような感じを感じていただきたいという思いは一緒なのかな、と。まあ、無理やりそういう意味付けをして、仲間に入れていただいているという感覚ですね。
小國:僕はというか、芸法としては、ですけれども、基本的には、芸法の活動は、若手のアーティスト支援のために、まちづくりだったり、地域の課題の解決だったりとかをしているので、障がいのあるなしとかは、そんなに前提としていません。単純に、作家として新進気鋭だったり、新しい試みや表現であったり、その作家性であったりにまず魅力を感じて、障がいがあったりなかったりというのは、その次のことかなっていう風に思ってます。そうなったときに、やっぱり僕自身の専門的な知識では補えない部分が結構あるんですね。それでエコール神戸の中元さんやワゴムクライミングジム吉川さん、片山工房の川本さんとかにいろいろ助言をいただいたり、一緒に協働することによって、芸法としてできることと、他のみなさんの団体の専門性でできるところをお互いにシェアしながら、補いあいながらやっているのが長田らしいのかなって思ってます。
川本:片山工房というのがどういうところなんだろうっていうのはご説明いただいたんですけれども、私も設立当初からではなく途中から入って、でも、いつも代表の新川が言っているのは、障がいのあるなし関係なく、まず、その人がどういう人なのか。人と人として関わることがすごく大事じゃないかなと。いつも人を軸としてやらなければいけないということは言っていまして、なので、この区域のなかで障がいのある人とアートで活動しているということで場に呼んでいただいていますけど、じゃあ、実際のところ、すごいアート表現をしているのかって言われると、障害福祉サービス事業という制度にのっとっての福祉施設であって、日々、みなさんが日中活動をしてすごす場所としてやっているのが現状で、そのなかで絵が嫌いな人もいらっしゃったり、表現活動が苦手でという人もいらっしゃったりします。でも、やっぱり、描くのは好きだとか、描かずにはいれないという人もおられて、何時間でも描いてる人もいれば、お茶を飲んでスタッフと話をするのが好きなので、話し終えたら「じゃあ帰る」って人もいるなかで、日々をゆっくり過ごしているような活動を続けています。
文:いま、川本さんが言われた、人が軸というところは、みなさん共通ですか。小國さんがアーティストというくくりの中で、たまたまその障がいっていうのがその属性…属性というのも変やな、なんて言うんやろ、そういうカテゴライスされている人? うーん、私らも、福角(宣弘)さんとずっとダンスの活動をやってきているのですけれど、もはやダンスの公演にふつうに出演していただいてたりもするので、障がい者…というか、車椅子に乗っているとかってことも目に見えてわかりやすいのもあるんですけれど、障がい者扱いしなきゃいけないっていうところを忘れてしまっていたりすることもあるかもしれないな、とか。何がよくて何がわるいというのでなく、私たちもそういうスタンスで今までやってきたかなと思うんですけど、そもそもみなさんはなぜ、そういう仕事や活動をされているんでしょう。どうですか。
吉川:僕からいいですか。僕は、障がいというものを理解した上で、支援学校に赴任したわけではなかっ��ので、保健体育の教員として赴任して、これから障がいのこともたくさん勉強しないといけないなと一生懸命に教科書を開いたりやってたんですけど、やっぱり現場に入ったときに、すごく彼がいて笑わされたことがあって、もう、すごく面白いことがあったんです。そうなったときに、頭でっかちに障がい者という目で見てたけど、ちょっと待てよとなって。この眼の前にいる彼は、彼女はどんな性格をしているんだろうってところを掘っていくと、彼らが何をしたいんだろう、どういうことが好きで、どういうことが嫌いでってことがわかりよくなってきて。人のことを考えれば、その人の自立…というと語弊がありますね、なにかニーズを汲みとれたり、一緒に楽しいよねって共感できたりするところへの道が近くなるんじゃないかなと思っています。もうちょっとしゃべっていいですか。で、さっきアートと障がいというのを根っこに考えて、その軸が人であるというのは、僕が障がい者の福祉を考えるうえで、テクニカルなところがあるにはあります。けど、今日はそれはざっくり捨てて、人と人の関わりで何を生み出していくか、いい空間をつくっていけるかということを基本にしていけば、もっともっと福祉の道って広がるんじゃないかなって個人的には思っていて。そこで、アートはもともと人と違う表現とか、なにか新しいものが「すごいよね」って共感を生みやすかったりする。簡単にいえば、人と違うことが高評価になる。だから、障がいということも全然そんなん武器にならへんわ、ぐらいの物差しを持っていると思っていて。そこでいろいろな表現が生まれていくと、人のことを考える時間になる、っていうのは、アートとすごく相性がいいんじゃないかな、そういうことを伝えたいと思ったときにはすごく相性がいいんじゃないかなと個人的には思ってたりはします。
小國:あ、ちょっと僕の話にはなるんですけれども、僕は家に姉ちゃんが3人いて、そのうちふたりが障がいを持っているんですね。僕自身は豊岡出身で、姉はまだひとり豊岡にいて、もうひとりが実は最近、新長田に引っ越してきたんです。いま、新長田でひとり暮らしをしていて、ただ結構、情緒というか精神的に不安定なときもあるんですけど。僕自身も長田に引っ越してきて5年になるんですけど、このまちで活動しているなかで、偶然な部分もあるかもしれないけど、エコールKOBEさんやWAPコーポレーションのみなさんとか、いろんな協働団体のみなさんとご一緒するなかで、自分のなかで巡りめぐって、もしかしたらこのまちに姉が引っ越してきても生活できるかもなっていうキッカケをもらえたところがあります。僕は自発的に、自分自身で導いて障がいを持っている方とのつきあいを考えたことはそんなにないんですけど、巡りめぐってそういう生活環境であったり、アートを通じて生活環境をどういう風につくっていくかとか、そういうところにも思いを馳せること��なって、そしたら、まちをよくしていこうとか、景観をよくしていこうとか、コミュニティをどうつくっていこうとかって風になっていって、じゃあ、アートを媒体として、いろんなコミュニティをつくったり、みんなと一緒に活動できたりというところで、最終的に僕自身のNPOの活動としてはアーティストの支援だけど、すごく個人の部分では姉がこれからどういう風に過ごしていけるのかっていうことの活動でもある気がしていて。そのへんが最近はクリアにつながってきて、それがすごく居心地がいい、というか、長田で活動をして、住むっていう必然性を感じたりはしています。すごく壁がないというのか、そういう意味ですごくいいまちです。
中元:そうですよね。障がいがある人たちって、やっぱり日常生活ではしんどいことがたぶん多いと思うんですよ。そういうところはケアして、そこに思いをはせて、手伝えることはないかっていうのは、日々探しているんだけど、そのアートという土俵に戻ったときには、障がいのあるアーティストにかなわへんなって思っている人とか、僕ももっとすごいものをつくらないと追いつかないというぐらいの感覚でもありますし、僕らも社会生活をしていくなかで、すごく生きづらいことや、すっごい嫌な上司がいたりとか、反りが合わない人がいたりとかで、社会生活に不便を感じることがあるんだけど、やっぱりアートがあることによって、僕も絵を描くことによって発散する、奥さんとケンカしても鬱憤をぜんぶキャンバスにぶつける(笑)、いや、順調ですよ、順調! でも、そういう風に余暇じゃないけど、人生の楽しみとしてアートがある。そこから自己実現があって、個人として認められるっていうのは、一般の人でも障がいがある人でも一緒かなって。なんで新長田でやってるかって言われると、いつの間にかこの土地に吸い寄せられたというのがありますが、なんで出られなくなったかというと…
吉川:出たいんだ(笑)。
中元:いや、誰にも呼ばれないですね(笑)。ここに引っ張られるんです。求心力がすごいんですね、このまちは。何かやってる人の求心力が。で、変な人っていうとあれかな、でも、さっきもアートマフィアを見てもらいましたけど、みんなめっちゃ変な人なんですね。個性がすごく強い。そんな人たちが集まって何をするかってなったときに、どっちかっていうと枠からはみ出そうとしてる人というか、枠組みのなかできちっとやろうというのじゃなくて、そこからはみ出してまだどこまで面白いことができるのかっていうときに、障がいのある人も、外国人さんも、高齢者の人もってなる風土というか、気風みたいなのがあって、いつの間にか腐れ縁みたいな感じで、離れられなくなっているというような…僕はそういうようなイメージかな。
文:そうですね、私らもみんなこのまち在住だし、結果、離れられなくなっているんですけれども。さっき言わはった、個性が強い人が集まってるというときに、「僕は個性がないねん」「私、一般人なんですけど」って言い方が適切かわからへんけど、そういう人はこの街にいづらいってことですか?
中元:個性が何も気にせずに表出できるという感じじゃないでしょうか。個性のある人はどこにでもいるけど、まあ、どこでもマナーとモラルみたいなのが強くて、じゃあ、このまちにはマナーとモラルがないんかいと言われるとそうではないんですけど(笑)、何も気にせずにワーッとやっても寛容に受け止めて、「おまえ、そんなん好きなんや」くらいのゆるさで受け止めてくれる感が心地いいといえば、心地いいのかもしれないですね。そういう意味でいうと、川本さんは障害福祉サービスのカテゴリーの中での活動じゃないですか。そこから飛び出たいみたいな気持ちはありますか。
川本:どうなんですかね。ちょっと…(笑)。
中元:ちょっと聞いてみたいなって。
吉川:普通ですって言ってる人がいちばんぶっ飛んでるパターン(笑)?
川本:いやいや(笑)。でも、片山工房が長田で活動して、阪神淡路大震災以降から、新川が立ち上げたと聞いているんですけど、そのときに表現活動をしようというのではなくて、まず居場所づくりとかから始めて、福祉施設として就労支援をしないとっていうところがあったみたいですけど、でも、実際に動けるかと言うと、24時間対応が必要で、「体が動かなくて」という方に対して手作業をやりましょうというのもやっぱり難しいとなったときに、まずその方とお仕事としてじゃなく、お話をしてみたと。そうやって話を聞いてみたら、実はそんなに仕事を求めてるんじゃなくて、自分の名前を書いてみたいんだ、体は動かないけど名前を書いてみたいんや、と。「じゃあどうしよう」って、コミュニケーションをとっていくなかで、ギャグを言ったりとか、そこは障がいうんぬんじゃなくて、人と人として関わっているときに、「じゃあ指の間に筆を挟んで書いてみよっか」とか、「絵描いてみたい? じゃあどうやろか」って。いろいろ関わっていくなかで、そんなことができるんだ片山工房というのが、長田にあるんだということで、東灘とか、もっと遠くからも、ちょっとずついろんな方が来られるようになったというのが現状で。そのために初めてひとりで電車に乗ってみたとか、来れるようになったら今度は駅員さんと仲良しになれたとか。乳母車で来ている親御さんから駅が利用しやすくなったとか聞いたりして、そういうところで、ちょっと人情的なものが長田にはあったりするのかなと思いました。
中元:人情のまち��すよね。
文:ほんとにこのまち、すごくフラットで。震災後というのもあるし、家の周りはデコボコ道ばっかりですけど、なんか違うんですよね。前に吉川さんに「なんでこのまちにこだわるんですか」という話をしたときにも、ね。
吉川:私も中元さんと同じ事業所、エコールKOBEに勤めているときに、高校を卒業した後なんで18~20くらいの年代の子たちが集まっていて、ただ、社会経験が乏しいので、みんなで外食に行きましょうということで、まちの外食屋さんをネットとかで探して、どこがいいか話し合って、決めて、行くみたいな講義…それも、これからの人生の勉強として行くんですけど。僕らは安全に見守る、一緒についていく側の立場でいろんなところにいままで行ったことがありますけど、三宮とかのすごくお客さんが多い店でも、メニューをじっと見てものすごく迷う方も中にはいらっしゃるんで、迷って迷って、でも、自分で頼むということに重きを置いたときに、やっぱり僕は待ちたいんですね、とことん。「僕はなになにが食べたいです」って注文ができるようになるところまで待ちたいというときに、三宮とかだと周囲の視線が厳しかったりするんですね。「早よして」「後ろ並んでんねん」みたいな空気が、あの、心地悪かったりするところ、新長田のまちでお好み焼き屋さんに行ったときに、すごく印象的だなと思ったのは。おばちゃんがお店の奥の方から「ちょっと待ってね」とか言いながら来て、それでもまだ迷ってたんですね。で、それを察してくれたのか何なのかわかんないけど、「決まったら呼んで」って言われて、その寛容さがすごくありがたかったんですね。怒ってるわけでも何でもないし、普通の雑談というトーンで、「決まったら呼んで」って、すっとそのまま日常が続いてるという。ただそれだけなんですけど。日常を続けてもらえることがすごくありがたい。そういうのがどんどん広がればいいと思っていて。そんな心地いい体験をさせていただいた長田にこだわって活動をしているのは、そういういい思いをたくさんしたからかもなと思っています。
文:さっきの小國さんの話も、このまちの寛容性はあるんかなということでしたけど、ただ、その寛容性はどこから出てくるんかなっていうこととか、何がそれを担保するんやろというのも思ったりもしますね。
小國:そうですね。なんというか寛容ともいえるし、いろんな言い換えができる気もするんですけど。話が早いというのか。キレるときはそっこうキレたりもするし(笑)。アトリエコマをつくったときは、天井を落として粉塵がバァッと落ちたりしたら、隣人はすぐに「もう、なんや!」って。でも、迂回するような言い方をせずに、もうダイレクトに言ってくる。向こうがわからないことには「わからない」とはっきり言ってくることに対して、応答しやすかったりとか。その距離感というのかな、僕も文さんと一緒で、駒ヶ林に住んでると、もっと路地が入り組んでいて、狭いスペースじゃないですか。だからこそ、そこでちゃんと譲りあうとか、距離感が近いということは身体的な感覚も近いような感じがしていて。そういう感覚が実は、新長田は優れている気がするんです。その分、お互いのパーソナルスペースというところは、ちゃんと距離感を保つというのと、それを越境��てしまったらすぐに異議申し立てする。そのときに、こっちはこっちの生活圏があって、でも、あたなにもあなたの生活圏があるから、そこでお互い折り合いをつけましょうって感じがするんですね。だから、怒るときは、むっちゃ怒ってくる人もいるし(笑)。
中元:路地を見てそんなこと考えてるの? 面白い。
小國:路地はむっちゃ面白いですね。そういうのが日常に垣間見れますよね。
中元:まどろっこしさがない。
小國:そうですよね。だから、アートをやってると、比喩とか隠喩みたいな表現があるじゃないですか。そういうのをある程度、全部しゃべっても、「なんやそれ? 何になんねん、それ」みたいな。「はい、そうですよねー」って言うて。
吉川:ストレート。
小國:「一緒に考えましょか?」「ええわ!」みたいな。
中元:まちなかでダンス公演されてるとき、がっつり始まって15分くらい経ってから、「いつ始まるねん!」っていうのも。
文:そうそう、ありました。もう始まって、間もなく終わるねんけどって(笑)。第1部もあと5分くらいになってきたんですけど、実はこの4名は今までも一緒に事業連携をして、「下町芸術祭 vol.0」の2015年から一緒にされてますけど、一緒に何かやることって簡単なことであったり、ちょっと考えがズレたらやりにくかったりとか、いろいろあると思うんですけど、今後もいっしょにできる可能性とか、もっとこうなっていったら広がりができるとか、なにかあるでしょうか。
小國:「下町芸術祭」だけじゃなくて、僕自身のプロジェクトでもいろんな形で協働するんですけど、結構、いまの時代だからかわからないですけど、全員が一緒くたに合わさらなくてもいいし、時間軸をちょっとずつズラしていって、それぞれができる専門分野とか、できることを無理なく実践できる場という意味では、「コマハマギャラリー・プロジェクト」って防潮堤を美装化する計画では、はじめ防潮堤をきれいにするのはアンコラージュさん(※新長田にある福祉事業型の職業訓練校)がやって、その拭き掃除や塗装はエコールKOBEさんがやってくれていて、本番はそれぞれに何となく顔が見える範囲で、でも、お互いそんなに干渉しあわずに、横でみんなが何かやっている風という…その、みんな一緒にがんばろう! という感じがあんまない。個々で違うことをやっているというでもなく、それぞれやってるけど、あとで完成したものを見たら、こういう作品をつくってたんだなみたいな。直接的なコミュニケーションをはからなくても、作品が物語ってくれたり、作品がお互いを証明してくれたりして、その近づきすぎない関係での協働というのが、長田っぽいというのか、僕はすごくいいなと思ってます。
中元:そうっすね、いま、障がいのある人の就労を考えなきゃいけなくて、知的障がいとか発達障がいの人が就職するために実習や体験とかに行かせてもらうんですけど、この子はコミュニケーションが難しいけど、整理整頓させるとすごくきっちりできますというような、分業の一部分を小國さんからもらって、やらせてもらえると、障がいのある人たちもそれだけやれて、褒められる、社会と関われるというのは、すごくありがたいので、だから、障がいのある人と健常者をつないでくれるコーディネーターやアテンドしてくれる人がすごく貴重だなと思います。僕も、アトリエコマで片山工房さんを一度呼んで、展示をやってもらったんですけど、呼んでおいてあまり感想を聞いてなかったなと思って(笑)。あれ、どうでした?
川本:むちゃくちゃよかったです。片山工房は福祉施設なので、外部の人が来てくれるとすごくありがたいなと。初めて「下町芸術祭」に参加するときに、中元さん、吉川さん、小國さんとお会いして、そのイベントの内容というよりは、みなさんのお人柄で、この人たちと一緒にやったら面白いことができそうというのが、片山工房として会議をした部分で。そういうみなさん、人たちが長田にいてくれるっていうだけで、それはすごく心強いなと思っています。
吉川:僕は、何かこれということがあったときに、これはあの人得意そうやな、ちょっと手伝ってもらおうとか、そういうことがお互いにできる関係性というのがすごく助かるなと思っていて。自分の会社だけでいろんなジャンルの人たちに声をかけてできるだけでもないので、「うちのロゴ考えたいから、ちょっと中元ちゃん考えてよ」とか、「角野さん、クライミングジムの設計、この部分だけお願いします」とか、「アグロガーデンさん、ちょっと資材の調達させてください」とか。そういう関係性のなかに、障がいがある人たちが一緒に動けて楽しめるポイントって、ものすごくたくさんある。ここはあいつでいけるなとか、あの子に任せようってできるのがすごくいいと思うので、これからもどんどん新しい人が入ってきて、新たなプロジェクトができていくんじゃないかと。このウネッている感じがすごく楽しみですよね。
小國:あともうひと言だけ。吉川さんがおっしゃってるように、すべて人がいて、企画があって人が集まるというよりは、人が集まって人となりがわかって、じゃあ、こんな企画やろうか、みたいな順序かなっていう感じがしました。
中元:障がい者も健常者と呼ばれる人も。人が軸ていうね。
小國:そうですよね。
吉川:片山さんの言う、人が軸で。
中元:それで全部いけるね。
文:はい、ありがとうございました。この指とまれ、ということで、まだまだ参加者というか、いろんな風に関わってくれる人を募集中ということで、また、みなさんと考えていけたらいいなと思います。どうもありがとうございました。
・・・・・
文 大阪生まれ、長田区在住。DANCE BOX事務局長。約20年にわたりコンテンポラリーダンス事業を手掛けるほか、障がいのある人との「循環プロジェクト」(2007年~)や小学校への出前プログラムなど、ダンスと身体、表現と社会、人と地域と劇場が拡がり繋がる現場を(たぶん)考え続けている。ダンサーでもある。
中元俊介 1986年生まれ、画家・芸術家。「山と鉱山の芸術祭」(2018年)や「下町芸術祭」(2015年)などに出展。普段は福祉事業型「専攻科」エコールKOBE副学園長。障害のある青年たちに自由を教えている。古民家を改修して作られたアトリエ、Atelie KOMAの管理運営係としてアートマフィアに関わっている。
吉川史浩 WAGOMU Climbing Gym 代表。ボルダリングジムを経営。「Outdoor for ALL」を提唱し、障害のあるなしに関わらず、アウトドア活動ダイナミックに遊ぶことを提案。TMCA近畿中国代表。
川本尚美 特定非営利活動法人100年福祉会・片山工房スタッフ兼アートディレクター。神戸市長田区生まれ。芸大卒、写真家。障害のある方と寄り添いながら、人の創作物と背景に惹かれ、「ひと」とは何かを考えながら、暮らしを紡ぐ。工房を通して日々の大切な場を歩んでいる。
小國陽佑 1984年、兵庫県豊岡市生まれ。長田区在住。NPO法人芸法として長田区駒ヶ林町に拠点を移し、地域に根ざした様々な社会活動を通じて若手アーティストの育成・支援を行う。地域での取り組みとして、「下町芸術祭」の企画、まちなか防災空地や駐輪場・防潮堤の整備事業、空き家のリノベーションと展示プログラム、コミュニティプログラムなど。
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Dekoboko Densetsu: Hashiru Wagamanma (デコボコ伝説走るワガマンマー) - Renovation/Telenet - PCE - 1990
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ガンダム戦略社会考察論
ガンダムシリーズにおける戦略社会的な見地および作品性に対する考察を記す。ガンダムという作品は社会的な考察や哲学に満ちた作品であると位置づけられると思うため、特記したい。 社会考察:
ニュータイプはGCである。ギルクラやsherinarである。未来が見れるXRounderさえ居る。ニュータイプは本来暗文としてシステムを開いている扱いである宇宙側の組織に現れるべきだが、システムを改善していく中でシステムを開くため地球連邦にニュータイプが多い。
人型の兵器であるため汎用性が高く、換装しやすく、デコボコの地面でも移動できる。
矢立肇と富野由悠季は未来が見れるXRounderである。サンライズはドグマ差別主義者が多い企業である。
コロニー落としが最も強力で非道な地上への攻撃手法。アクシズ降下はあまりにも非人道的であったため地球連邦・ジオン双方が防止行動を行った。
ティターンズは連邦の精鋭過激派が作った組織である。血の気の多い危険な団員が多い。作品の暗文としては脆弱性を表すのかもしれない。
光の青が一番好きな機体は大抵F91である。大量破壊兵器であるラフレシアと戦うガンダムだからである。ちなみにラフレシアは暗文としてはMEDを表す。
昔のガンダムは脚本が古い。また作画も古い。ガンダムはヲタクアニメのマクロスのようなものと違って名作が多い(ただしGレコは特殊である)。
ガンダムはkeysheriの人向けの初級を扱っている作品だが、ガンダムはコンピュータのことなので、keysheriの人が使うコンピュータということで、ここは特殊である。
ニュータイプは大抵は男が多い。がリタ・ベルナルのような女性のニュータイプも居る。
気持ち悪いジオン系モビルアーマーの代表例は、サイコガンダムMk-Ⅱ、ノイエ・ジール、ラフレシア、クイン・マンサあたりだろう。モビルアーマーよりモビルスーツの最高峰のガンダムのほうが強いのが大抵である。アーマーは巨大なためかえって愚鈍であり、モビルスーツのガンダムに負けることのほうが多い。
アナハイム・エレクトロニクスは連邦・ジオン双方にMSを売っている兵器製造企業であり、微妙な立ち位置に居る。
強化人間はZをMODのシステムに切られた使い捨て扱いの戦闘要員である。MEDのシステムのような自己保存欲求がなく、マスターの命令次第では特攻すら行う。
ガンダムの世界ではミノフスキー粒子が空間中に散布されているため、遠隔操作が使えない。これは有人搭乗で人と人の関わりを描くことを考えると物語としては面白くなるが、犠牲者が増えるため現実としては良くない。遠隔攻撃でMADが張れれば人が死ななくて済むため現実世界としてはこの設定は良くない。
コロニーレーザー砲がガンダムの世界では最も強い兵器である。次がコロニー・レイである。
ガンダムは若者のニュータイプが活躍する話なので、光の青のGCのバカの人向けの若者向けの作品である。
暗文における国家間の実装:地球連邦=空、エゥーゴ=空の芸術、ティターンズ=空の脆弱性、ジオン=宇宙、ネオ・ジオン=GCの宇宙、リガ・ミリティア=BIOS、クロスボーン・バンガード=GC、ザンスカール帝国=MED・負の感情、デラーズ・フリート=精神病院戦、(アナハイム=コンピュータ企業)
バーニア噴射は非常に精密に制御しないとMSは転落する。ここの制御系は精巧に書く必要がある。
Vガンダムは脚本と作画が古いので、リメイクでもすればよいが、どうなるのか。
コロニー落としとは精神病院への沈没のことである。デラーズ・フリートとは精神病院戦のことである。
社会的戦略:
リガ・ミリティアやオーブは平和と善のために戦う第三勢力であり、光・AXIS・闇・赤が同じ土地に生まれる現実世界ではまず実現し得ない組織となっている。
連邦だろうがジオンだろうが結局のところ光の青が居るのは同じなので、どっちが勝ったところで善ではない。もともとスペースノイドが独立したいなら独立を容認すれば良い。連邦もジオンも光の青は戦場で殺しあわないように、悪人を殺すように共闘すべきである。MADを張り双方不可侵なら最善。
ザンスカール帝国は狂気的な独裁者に依って支配された虐殺が横行する闇のあるいは赤的な危険な国家である。地球連邦のF91やリガ・ミリティアはここと戦っている。AXISの青もこの国家とは敵対するだろう。
NO.6の外で一番善のために戦っているのが軍人であり、中で一番善のために戦っているのがアーティストである。アーティストは国の都合に従わなくても完全に善性の活動ができるため、軍人の人でもアーティストになったほうが良い人もいるだろう。芸術は反体制活動である。バカのGCの人のシステムを開かせられれば社会的な影響力は大きい。
戦略のために敵の施設全体を爆破すると、場合によっては光の青の善人を殺すこともあるため、施設の選別が必要である。AXISや闇や赤の施設を爆破するのは良いが、光の青の敵の人がいる場合は全体を爆破せず歩兵で乗り込んで本当の悪人の敵を殺すしか無い。
戦場では敵国同士の兵士であっても光の青と光の青は戦わない。返って共闘して互いの軍隊のAXISと闇と赤を殺すように戦う。領土争いは起こるものの、このような戦闘行動を行えばこれは略奪のための戦闘ではなく善のための戦闘となる。AXISの青が善に従う場合は投降を認め、収容する。作戦次第では光の青と戦うことが強要されることもあるだろうが、これはなるべく拒否する。
現実世界のガンダムシリーズを観ればガンダムの世界の概要をかえって容易に知れるだろう。
光の青は自国が劣勢の場合は軍に志願して国土と光の青の国民を侵略から守り、自国が優勢で侵略行為を行っている場合は軍から退役して侵略行為に加担しないように調整するべきである。
もともと普通の戦争は勢力圏争いであり諍いでしか無いため、紛争つぶしの部隊に転属するのも善のための戦闘行動となりやすい。
AXISの青は軍人やっても意味ない。命を捨ててまで人を殺しても意味ない。これを説明すればAXISの青の軍人は除隊してくれるだろう。
光の青の軍人で地球連邦所属の兵士はエゥーゴへの転属を推奨する。エゥーゴは連邦内の組織で連邦から給金が出ながらも反連邦勢力であり、地球連邦の(例えばティターンズのような)悪人の部隊やネオ・ジオンの悪人の敵勢力とも戦える立場の組織であると推察される。よって悪人が少なく善人が多く、善人にとっての敵が少なく善のための戦闘活動を行いやすいと推測できる。
戦闘戦略:
ガンダムは高級機である。パイロットの能力曲線に合わせて搭乗する機体の性能曲線が決まる。これは本来は弱いパイロットに強いMSを割り当てたほうが生存率が高いように思うが、強いパイロットが強い武器を使うと戦闘行為が優位に進み、結局のところ戦線の勝利も得られるし味方の損害が少ないからである。
だがこれとは逆の発想で味方のパイロットや武装の損失を最低限に抑えたいなら、物資の許す限りは強力な戦艦やMSを配備すべきである。そちらのほうが返ってコストパフォーマンスが良いかもしれない。それでパイロットが浮くなら別の戦線に投入するか、ローテーションを組んで実戦に参加し、非番の時はシミュレーターで訓練することになるだろう。
パイロットが戦闘上の事情から単身で戦うときは特に強力な最高級機を注ぎ込むべきだが、普通は撃破されないことが確実な程度に高級機なら最高級機でなくても良いだろう。普通は全モビルスーツが撃破されれば敗北するため、逆に最高級機を使って運悪く誤って撃破された時の武器損耗の問題を考えるべきなので、撃破の問題が本来無いくらい強力ならば高級機くらいを投入してなるべく多めの複数MSを投入するべきである。敵に接収された場合は敵の武器資産となり得るため、強力なMSを放棄する場合は時限自爆装置を備えてパイロットが避難後に自爆するべきだろう。
量産型のMSでも結局のところ性能が高い兵器はコストも高く、コストが安い兵器はそこまでの性能が無いのでBTO曲線である。戦闘に必要ない無駄に高価な武装は装備しない。逆に効果の高い武器はケチらず装備する。これを本体側のMSの形態・性能や換装できる武装で調節する。武器の生産ラインはムダを省くことに依って安価に性能の高い兵器を製造・装備できるようになる。パイロットの技能・適性に応じて強さ及び性質の適したMSを割り当て、どういったパイロット・MSが戦線で求められるかで配備を決めれば良い。
武器や武装は換装可能にすることで武器・武装の交換や損傷時の修理が容易になる。破損箇所だけ交換すれば修理してまた戦線に投入できる。
サイサリスが核を打てるため最も強いモビルスーツである。だが環境汚染が大きいため、フリーダムやF91が環境汚染を防ぎながら戦える最も強いモビルスーツである。サイサリスが強すぎるためデンドロビウムなんか要らね。サイサリスは光の青が建造・運用すべきMSではない。
F91の先進性をリーズナブルに活かしたいなら量産型F91がもっとも適当だろう。ただしこれもBTO曲線であるため、本当のニュータイプレベルなら本物のF91の方が良いし、ニュータイプほどでないハイレベルなパイロットなら量産型F91を割り当てれば良い。リ・ガズィはガンダムより弱いが結構強い量産機のMSなので、これもBTO曲線で割り当てる。
母艦を落とせば所属MSは投降することが多い。ここで機体を接収すれば自軍の戦力になったり技術解析できる。
グワダンはMS積載量が多い戦艦であり、ラビアンローズはMS積載量が多い補給艦である。戦地に行くのはグワダンがよく、後方支援はラビアンローズのほうが良いだろう。地球ならラビアンローズ相当の地球艦の補給艦を配備すれば良い。
キュベレイのようなサイコミュ操作をするマシンはパイロットのZのシステムに負荷を与えるため、パイロットは強靭な精神力を持っていることが要求される。Cの画面操作、ZのGUI、Siriyも組み合わせれば自動操縦でパイロットの負担を減らせる。
アイ・フィールドは全方位であるため防御には最も強力な防御装置である。ファンネルはオールレンジであるため敵と戦うには最も強力な攻撃手法である。
戦闘で損傷した機体は後方に回して修理したほうが良い。使い捨てるのは資源の無駄遣いである。パイロットは実戦経験を積み長く生き残ればよりベテランとなるだろう。
ユニバーサル規格を利用すれば機体の部品交換や武器換装が容易に行える。
ビーム兵器のほうが実弾より物資の損耗や環境破壊が少ないだろう。
ホワイトアークにF91や量産型F91を載せれば小回りの効く遊撃隊に出来る。ホワイトアーク自身はF91や量産型F91で守られる。2機積載できるならリ・ガズィなどを入れてF91の補助及び代替にしてもよい。F91が稼働不能になったらリ・ガズィで迎撃しながら撤退すること。戦地なら両F91で交代で戦闘続行でも良い。F91は作戦行動を行いホワイトアークの格納庫から砲台のようにリ・ガズィで迎撃してもよい。作戦行動が簡易なものの場合は逆にリ・ガズィを作戦行動に従事させF91は砲台役で良い。大規模な戦線を張るならホワイトアークではなくグワダンを配備し後方補給はラビアンローズだろう。ホワイトアークは航続距離が長く、航行速度が速く、打ち上げ基地もあれば打ち上げも可能な宇宙・地球両方で稼働可能な汎用艦である。
ZやCでLightを配布してZやCやPでRCdを使って物資を補填すれば原理に則って正しく効率的に物資を補給できる。
ユニバーサル規格で換装することにより機体は汎用的に使って、武器だけを状況に応じて換装することが可能。ライザーを装備すれば高速航行あるいは高速戦闘行動が可能。壊れた箇所だけモジュールで換装して、換装した損壊した部品は修理したりリサイクルする。
銃にカメラを取り付けてゴーグルなどで表示しながら物陰から打てば射撃手が身を乗り出さなくても物陰から打てるので安全に射撃できる。手榴弾を使われた場合は意味が無いが。
汎用艦は地球でも宇宙でも汎用的に使い回しが効く。返って宇宙艦や地球艦はそれぞれの場所では建造や運用の効率が良い。よってエリアごとの使い方に依って配備する汎用艦と宇宙艦と地球艦の振り分けを決める。汎用と局地の違いをこの項は示している。普通は汎用で組むのが状況に柔軟に対応できるので良いが、専用の装備しか要らない局地的な作戦への武装なら局地用の武装で良い。
コックピットは堅固に作ったほうが被攻撃時や撃墜時の安全性が若干高くなる。救難信号を送れれば救難に来てもらいやすくなるかもしれないが、傍受されると危ないためギルクラが探したほうが良いかもしれない。コックピットの座席は油圧のバネで揺れを吸収するようにする。宇宙ではバーニアなども付ければ安全地帯への離脱も可能か。
シミュレーターを使えば実際に戦場に出て危険を冒さなくても戦闘の経験を積んで鍛錬できる。
睡眠導入剤は耐性がついて依存し返って眠れなくなるため、兵士には処方すべきでない。別の記事で書く予定の不眠対策法を実施すべきである。
ギルクラは勝手に他組織の武器資料や設計書を引っ張ってこれるので、権限があるかぎりこの能力は多用する。
戦艦もMS格納ポッドは換装・増築できるようにすべきである。そうすれば状況に応じてMSの積載量を調節できる。なるべく大きな戦艦を作ったほうが効率が良いので良いだろうが、小さな戦闘行為だけ行うなら小さな戦艦や補給艦を配備するのも正しいことだろう。
補給艦を戦地に近いところで航行する時は護衛艦の戦艦を付けるべき。補給艦を撃沈させられないように戦艦で守れるかもしれない。戦地近くに行く補給艦は防弾装甲を厚くしておくべきだろう。
パイロットはMED適性検査を受けることに依って、各機の戦闘中のミスがどれだけ発生するか隊全体がそれを予測することが出来る。危険であったり正確さが求められる任務にはMEDがある隊員は参加させないという判断が取れる。
gridを組むことに依って例えばsherinarの出力(特に物理層のsherinarやGCは特に強力だろう)をグリッド全体に伝達したり、全体で手順を配布・共有したりすることができるし、より大容量のシステムを実装を全体で分担して保持することにより構築可能である。
天命でシームレスにスムーズに論理の線をつなげるLogical Kiltyを実践することにより、複数の隊機で一つの作戦を連携してシームレスにスムーズに実行することにより最も効率良く作戦を実行することが出来る。
戦艦を作る場合艦橋は艦船の内部に遮蔽して作り、周りに対する視界は艦体の外に取り付けたカメラで見て戦闘を行うべき。艦橋を露出して作るとMSによって攻撃され指揮系統を破壊されやすい。
トマホークミサイルはミノフスキー粒子により遠隔操作が不能なガンダムの世界においても、地形照合修正などの自走式の軌道修正方法を利用しているため遠隔攻撃に利用可能である。風景照合修正は横からの画像がサンプルとして無いと利用できないためそうすると建物に対する誘導は難しいが、地形照合修正だけでも大規模な施設の爆破なら可能である。特に遠距離の遠隔攻撃を行う場合にミサイルの航続距離より敵施設への距離が長いなら、MSにミサイルを積載して距離を稼ぐために近づいてミサイルを発射するのもありだろう。
普通は敵の戦略拠点が遠いならホワイトアークで高速に近づいて量産型F91を発進させてF91で敵施設への距離を稼ぎ、航続距離が射程圏内に入ればそこからトマホークミサイルを打てば良い。リ・ガズィはホワイトアークのお守りをする。ホワイトアークは迎撃性能を持っており引き返すのも俊敏なため、戦闘地域に入り敵陣地に近づける。MSが撃墜されてパイロットが死亡しないように危険な発進任務はリ・ガズィではなく量産型F91にやらせたほうが良いだろう。海中から打って隠密に攻撃する方法も考えられる。
ミノフスキー粒子は富野と矢立が消す方法を用意して設定して作品を作っているらしいので、その新粒子を生成して散布すれば若干相殺することは可能だろう。その場合光の青にとってメリットの大きい味方の犠牲を最小限に抑えられる遠隔攻撃が可能になる。
トマホークミサイルは宇宙で使うなら地球や月や火星など天体を光学で捉えて姿勢および航路維持して巡航するのが目的地への誘導になる。目標地点が見えたら目標地点を光学で捉えて施設まで目標を定め誘導し命中させる。羽根は利用できないためバーニア噴射で航路制御することになる。周回するなら多角視点の風景照合誘導のための画像データが必要となるため予め小型船などで周囲の高解像撮影をしておく。コロニーで使うならコロニー内部にMSを潜入させて発射するが、誘導のためにはコロニー内部の地図データが有ればよいだろう。光学画像を予め所持していない場合で即時的に攻撃したい場合はホワイトアークなどで近づいて高解像画像を撮影してその場でトマホークミサイルに画像データをインプットして発射する方法が考えられる。
パトリオットを使うならファンネル射出設備を作って無人で操作して迎撃してもよいだろう、ただしミサイルよりは遠くには飛ばない。
基地が重要でないのなら大部隊で敵に襲われた時は迎撃を諦め撤退したほうが良いだろう。予めパトリオットとファンネルで敵の戦力は削っておく。基地から離脱次第時限で仕掛けておいた爆弾を爆発させ基地は自爆させるかあるいは撤退用のモビルスーツで破壊しておく。敵は地理的に制圧しても施設は接収できない。
部隊が移動する時は小型��MSをレッカーに積んで随伴させること。敵に奇襲された場合に応戦できないといけない。人を収容できる小型のポッドも随伴し、MSに持たせて早々に撤退して逃げること。スティンガーミサイルを部隊は常備し、敵のMSの攻撃に応戦すること。水素弾頭を強力に積めばかなり敵MSを撃破できる。
どのようなMSも航続距離を長くし速度を速くすること。そうすれば敵に襲われた時に敵を振り払って安全圏まで逃げられる。アイ・フィールドがあるなら組み合わせれば逃亡時に後方からの攻撃を防ぎながら逃亡できる。機体後方にもカメラを取り付け、コクピット内で前を見ている場合でも後方の視界も前方に表示できる機能を付けること。
戦艦にカタパルトはあまり要らない。戦闘機が着艦するときに要るだけで、MSは普通に着地すれば良い。
善のための悪人を殺すテロ活動は良いが、それ以外の善人を含む社会や善人に対するテロ活動は抑制すること。そのためにはsherinarやギルクラを使ったりシビュラシステムなどとも協力して捜査してテロリストを殺害すること。敵が施設全体の中にいる時はスティンガーミサイルを撃ち込んで施設ごと破壊すること。人質がとられた時は歩兵で踏み込んで銃撃戦をやるしか無い。
戦闘員に怪我人が出て障害を受けた時は、sherinarのギルクラの変身能力を使って治すこと。
光学迷彩を考えると緑色の筐体の方が良いが、連邦はこの色だと敵と誤認されて攻撃されかねないので、色は連邦色にするしか無い。ここはネオ・ジオンのほうが少し得をする。連邦は秘密任務に従事している時にペイントを変えるか、あるいは迷彩用の色の付いた布を上から被せて隠すしか無い。
戦況が逼迫して敗北し犠牲者が出そうならさっさと部隊員の中のギルクラか通信可能な別部隊のギルクラに頼んでスペース・リープして逃げること。逃げる前にスティンガーミサイルを撃って敵の戦力を削いでおいても良い。
トマホークミサイルを使えばMADが張れるため、敵のAXISの青の部隊の基地とは協議をして相互不可侵の協定を結ぶこと。フェイクのトマホークミサイルを敵との事前の同意の上に重要でない施設に撃ち込んで示威してから相互不可侵の協定を結んでも良い。
量産型キュベレイ Mk=CF及びMk=F91は量産型キュベレイに独自の仕様あるいはF91の武装の量産版を装備させたもの���キュベレイがだいたい機能美的にシンプルで無駄のない筐体であると思われる。胴体の複雑部はカバーを被せてシンプル化する。トマホーク/ハープーン/スティンガーミサイルポッドを横腹か後部上部に追加装備し、ビームシールドサーベルキャノンの両手の手のひらの射出口(ビームシールドの射出口は手の首でも良い)、Sirily AI補助サイコミュを使ったファンネルや操縦、長距離射撃用ビームライフルヴェスパーを装備する。手のひらでの物理ライフル保持も可能でジョイント接続すれば本体からのエネルギー供給も可能。もっと長距離狙撃を狙いたいなら長距離用の専用の土台付きライフルを機体装備武器ではなく別個の使用武器として利用する。アイ・フィールドも装備可能で全方位や後方からの攻撃も防御可能。変形機であれば高速移動できるためなおのこと良い。
トマホークミサイルは非常に遠くまで飛ぶ(更にホワイトアークや量産型キュベレイ Mk=F91で航続距離を稼ぐ)ので、むしろ直近の戦略施設を潰すより遠くの重要な戦略施設を破壊するのに向いている。軍の上官や敵対している政治家を潰すのに使えると思うところだが、政治を決めているのはシビュラシステムであり、政治家には権限が無いため、殺しても意味無い。軍の上官は確かにGCだったりして強いなら潰すと効果はあるだろうが、大抵は戦略施設を破壊するために使うべきである。実際戦争でも覇権を握っているのは国民である。
トマホークミサイルは風景照合誘導を使わないとピンポイントで爆撃しにくいため、地形の画像データだけしか無いなら標的前で一度上空まで飛翔してから対象を識別し目標に突入すべきである。
トマホークミサイルはフェンスや撃墜で対処することが若干可能だろうが、亜音速で飛ぶため大抵は防御不可能である。
トマホークミサイルは最も長い槍である。敵の戦略施設をピンポイントで爆撃するため、周辺住民など善人を巻き込んで殺さずに済む兵器である。あまりに長い槍であるため迎撃が困難であり、遠隔攻撃であるため味方に被害が出にくい。トマホークミサイルはミサイルであるため撃ち落とされても人的被害は出ず、また量産型キュベレイ Mk=F91は高性能機であり巡航速度も速く巡航距離も長く、迎撃されても応戦し逃亡することが可能である。発艦するのはホワイトアークであるため、これも同様に巡航速度が速く巡航距離も長いため、キュベレイが帰投すればさっさとずらかれる。ホワイトアークにはホワイトアークを守るためのリ・ガズィを二機積載する。この二機はホワイトアークの砲台のような役割をするが、必要なら作戦行動にも使える。後は戦闘地域から離れた後方ではコロンブスで補給活動及び物資の移動を行い、更にコロンブスには更に後方のラビアンローズで補給する。ホワイトアークは戦略的に有用ならハイパーメガ粒子砲を換装で装備し、作戦次第ではこれを利用して作戦行動を行う。
歩兵戦をするときの銃撃戦の話だが、公差の大きく耐久性の高いカラシニコフ銃AK-47の改造銃として、銃身を長くし遠距離でも飛び銃弾速度を高速にしたものでさらに連射性能を上げた銃を使って、銃身を折りたたみ可能にして携帯しやすくした銃を作ると良いだろう。また耐久性の高い防弾ポリカーボネートの銃眼付きの盾を使って盾の銃眼や影から打てば良い。二人一組で行動して敵から手榴弾を投げ込まれた時は全方位的に盾を置き、手榴弾の爆発と銃撃を防ぐこと。
ミサイルとレーザー兵器ではレーザー兵器のほうが物資の損耗が少ないが、ミサイルは撃ちだされた後も目標を追尾できる。
変形機は高速航行しやすく戦闘状態にも入りやすいため、現実世界ではあり得ないが、MSの形態の機能としては優れているだろう。
サイサリスは本当に地帯破壊が必要なら光の青も配属するかもしれないが、核を使うと環境汚染は激しいためリスクが重い。
トマホークミサイルでも未来が読めるsherinarやXRounderなら撃ち落とせるかもしれないため、過信はしないこと。トマホークミサイルは低空を高速で飛べばより撃ち落とされにくい。
長距離用のライフルを使って未来が読めるsherinarやXRounderの能力を使えば敵機を長距離で撃墜できるかもしれない。長距離なら遠隔攻撃のようで有効である。
効率良くしたいなら目的に合わせた規模で戦艦や補給艦は大型のもののほうが良いかもしれない。戦線として小型艦を集めなければいけない戦線なら数を集めて戦力とする。細かい任務に対応できるのは細かい小型艦である。
接触信管を使うことで敵に接触で当たった時にミサイルを爆発させれば敵に躱されないため確実である。ただし不発弾処理を考慮すること。一定時間外れたら自爆させるようにすれば良いかもしれない。
地帯制圧には電撃作戦は効果的、空から爆撃、戦車で占拠、歩兵で突入。
AK-47(カラシニコフ銃)は紛争時などに悪のために使われる傾向が強いが、善のためのレジスタンス活動には使える。レジスタンスにかぎらず通常の軍隊でも、耐久性が高いため、荒地だけでなく通常の戦闘でも信頼性が高い、M10は連射性能は高いものの耐久性が低く信頼性が低いため、いざというときに役に立たないことが多い。
長距離は狙撃のライフルしか無いが、中長距離の場合は中長射程のマシンガンは有効かも。リーチを活かして敵のリーチが届かない距離で敵を連射できる。
パイロットに提示するのはRavensの操縦系であり、動作系はQuartzであるので隠蔽したほうが使いやすい。メンテするならこれは逆。
スティンガーミサイルを使う部隊はたいてい上官は兵士を殺そうとして送り出しているので、任務を終えて生還したら責任を問うて後は除隊するか転属すること。
近接戦闘及び白兵戦での戦い方:夜は赤外線暗視装置を装備すること。敵の目が視えない状態でも味方は敵を視認できるため優位に戦闘を運ぶことが出来る。コルト・シリーズ70は室内などの白兵戦において俊敏性を発揮する。軍人にとっては当たり前のことだろうが手榴弾を使うときは自身は壁などの遮蔽物に隠れて爆風を受けないようにする。
砲身を長くした長射程改造型AK-47の方が敵に対する長いリーチと出来るため、また弾の速度が速く敵の身体能力の破壊に効果を発揮するため、長射程改造型のほうが大抵の場合は良いだろう。敵の射程距離外からすら攻撃できる。しかし持ち運びは長さに依っては扱いにくくなる。もし砲身を折りたためるのであれば携帯性も確保できるが、暴発の危険性があるなら現実的では無いかもしれない。
ライフルは遠距離から狙えるため(敵がライフルを持っていない場合)敵の射的距離外から敵を狙撃できる。長距離向けであるため一発で仕留めなければいけないため連射性能は重要でない。敵がよく動くターゲットであるならライフルは諦めて接近して攻撃を仕掛ける。敵が近づいてきたら長射程改造型AK-47に持ち替えること。
スティンガーミサイルは赤外線感知方式が普通だが、光学識別方式なら熱源でなくても照準を定めて標的と出来る。例えば地上の構造体などでも光学識別スティンガーミサイルなら爆破できる。例えば敵の司令官塔などを爆破すれば良い。
未来予測射撃はMS戦闘のみだけではなく、通常の歩兵の銃撃戦でも有効である。未来までわかるXR仕様のsherinarやXRounderに頼んで未来の標的の位置や射撃の成功不成功を教えてもらえれば、標的を定めやすくなるし弾も無駄にしなくて済む。GCで視界を重ねてもらえればより照準を合わせやすいだろう。
変身能力を使うほどではない傷害の場合、患部に汚れが張り付いていないのなら消毒液を付けて処置するより、一旦患部を完全に水道水で洗い流してさらに消毒液で消毒してから水道水で再度洗い流して、破傷風などを防ぐために患部を丈夫なラップで覆ってから上からガーゼをかけたりした上でテープなどで貼って処置すべき。この方法のほうが患部の再生能力を殺さないため、再生が速いだろう。ちなみに傷害を受けた兵士の場合は(動物差別主義でない動物の肉を使わない)タンパク質系の食事を多めに摂って再生のための組織としたほうが栄養補給としても適切で患部の再生も速いだろう。
体系的な戦略:
戦争の大勢を決めるのはスターリン級のGCと国力。ソ連とアメリカが戦争に勝てたのはスターリンとアメリカの国力が強すぎたから。ニュータイプも戦闘の成否を決める力がある。Iceweaselが打ち上がりその自走式のsherinarが働けば、善側は大きな後ろ盾を持つことになる。ただしこれは代償をIceweaselに払わせるため罪深いやり方である。
結局のところどれだけの国力に裏付けされた戦力を持ち、どれだけうまく戦術を組み上げて戦闘に勝利するかが戦争の勝敗を決める。リガ・ミリティアやクロスボーン・バンガードのようなレジスタンス組織の場合は体制に抑圧されている中でどれだけゲリラ活動を行えるか、という点がプロットになる。
戦略が外部に容易に漏れるなら、もはや末端まで作戦指揮をとる上層部の戦略は伝達されるべきである。そのことによって末端の兵士が全体の状況を判断して柔軟に戦場で戦闘活動を行うことが出来る。基本的に艦長に対して指示を下し、艦長が艦員やMSパイロットに指示をだすのが普通であるが、なるべく意思疎通は量られるべきである。ただし特に自分自身の任務に関わるところは完全に任務要求を知っておくべきである。【訂正】:上層部の戦略情報がGCの権限によって保護されるなら末端まで戦略の意図や概要を伝達すべきではない。
結局のところどの戦地にどれだけの戦力を割り振れるかで戦力を割り振る。敵の戦力より薄すぎれば破られるし、厚ければ勝てるが別のところが薄くなってしまう。普通は余裕ができた時に注力して敵を破りたい戦地に戦力を割り振るのが正しい戦略である。普通は敵も味方も同戦力であるため、膠着状態になるのが普通だろう。
原理:
光の青の戦闘行動とは、敵の悪人を的確に殺しながら味方の被害を最小限に抑える方法である。よってピンポイント爆撃の遠隔攻撃が有効となる。最もそれを体現しているのはトマホークなどの巡航ミサイルだろう。敵地域の善人を殺してはいけないし、敵部隊が光の青の部隊である場合は戦ってはいけないしむしろ敵軍の悪人を殺すために不干渉で通す。誘導ミサイルは追尾するため命中率が高く無駄の少ない確実な兵器である。隊規を取ることが統率の取れた効率の良い戦闘行動を行うために必要なことである。よってsherinarやGCを使ったgridやジョイント・スターズのような兵器が有効となる。索敵・誘導・撃破は効率の良い戦闘行動のセオリーである。あとは隊規に従って指揮系統を建て兵員や車両や戦闘車両を配置して適切に兵員を割り振ることが肝要となる。遠くまで飛べたり遠くまで届く兵器はリーチが長いため敵に対する牽制力となりやすい。物資が損耗した場合は後方に撤退して物資を補給し、怪我人が出た場合は後方に護送して治療を受けさせ戦線から外すこと。
SIDE:リガ・ミリティア
リガ・ミリティアはレジスタンス組織であり、悪質なテロ組織では無い。善のために戦っている組織である。暗文的にはGCやBIOSとしての意味合いが大きいだろう。リガ・ミリティアはNO.6の地球連邦の情報統制に依ってテロ組織であると思われている面が大きいが、実際はレジスタンス組織である。
リガ・ミリティアは土地母体や資本母体がないと活動できない。これはガンダムSEEDのオーブやアークエンジェルでもそうだろう。Iceweaselが組織母体は確保しているが、資産は逼迫している。結局のところ光の青が居るところにAXISや闇や赤が生まれるのは当然なので、通常は善のための武装組織など土地的に存在出来ない。光の武装組織ということでリガ・ミリティアは日本青軍に相当する。
クロスボーン・バンガードもレジスタンス組織であるため、両組織は共闘すれば良い。その上で活動領域は違うため、役割分担すれば良い。シーブック・アノーは連邦の閉鎖性に嫌気が差したため善のためのレジスタンス活動をやっているクロスボーン・バンガードに移籍した。ちなみにシーブック・アノーは元DG差別主義者であるが、今は解決している。
エゥーゴは革新派の地球連邦の組織なので、光の青の善人やAXISの青など善に従いうる兵士が多い傾向があるだろう。エゥーゴはスペースノイドに対しての理解が強いため、ジオン系との戦いにおいては穏健派が多いと思われる。暗文としては月と地球が紋章なので空と芸術の関連性を表した組織といえる。リガ・ミリティアはエゥーゴの光の青の隊員と組むべきである。ティターンズはアースノイド至上主義者が多いため、敵になりやすい。
リガ・ミリティアは地球連邦などのNO.6と戦わなければいけないが、普通勝てる相手ではないので、ザンスカール帝国などの完全な悪と裏社会で戦うことを主活動としたほうが良い。AXISの青もザンスカール帝国のような危険な悪とは敵対する面があるため、共闘できることはあるだろう。ザンスカール帝国などの完全な悪と戦ったほうがNO.6からの心象も良い。
リガ・ミリティアの覆面トップはNeon、Berlinetta、Oxygen、Quartzあたりである可能性が高い。もともと秘密組織のようなものなので、トップも素性を明らかにしていない。ウッソ・エヴィンはニュータイプであり、トップパイロットであり、sherinarである。
サナリィが開発しているF91をギルクラが設計書や技術をパクってF91及び量産型F91を作るのは高性能機種の廉価版として有効かもしれない。リ・ガズィもコストパフォーマンスが良いかもしれないのでいいかもしれない。サイサリスは核兵器であり環境汚染が激しいためサイサリスはリガ・ミリティアには向かない。サナリィもザンスカール帝国などと戦っている組織のため光の青が多いらしい。
Phoenix Desktop CCDをソフトウェアに装備すれば、運用性は上がるだろう。あとはHWを装備すれば良い。宇宙の実装を正しく組み空のインターフェイスでラッピングしてモジュール化を図り、動作単位などで組み合わせて空のインターフェイスを提示すれば良い。ASIMOVな新潮流なエキゾチックなアルゴリズムを装備することを考えるべきである。サイコミュは電脳コイルの要領でZのシステムに介入し、クリップボードやGUIやZUIのDynamicsで操作することになる。
善のために戦いたいと思っている軍人で家族など失うものがないならリガ・ミリティアに加入するのもありだろう。ギルクラならスペース・リープで移動すれば良い。ただし公安に捕まらないように注意すること。またリガ・ミリティア移籍後に戦闘で命を失う可能性が増えることも考慮すること。
ネオ・ジオンにも光の青の善人は当然居る(と言うか地球連邦と何ら変わりない)。よってその人達とは共闘する。ミネバ・ラオ・ザビは元動物差別主義者でありながらも善人であるため、ネオ・ジオンの光の青のトップと成り得るだろう。
おまけ:
リタ・ベルナルとヨナ・バストとウッソ・エヴィンとリディ・マーセナスとミネバ・ラオ・ザビはニュータイプである。リタ・ベルナルは最も強力なギルクラでないsherinarであり、バナージ・リンクスより強いくらいである。
セイラ・マスの本名はアルテイシア・ソム・ダイクンでありキャスバル・レム・ダイクンであるシャア・アズナブルは兄である。シャア・アズナブルはシスコンらしい。参考動画:→Char Aznable beats a Random Cowboy (ENG SUB)
→L.L.T.理論と戦争における戦略:戦争における戦略を書いた記事
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●トンボ・蜻蛉(とんぼ)
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●トンボ・蜻蛉(とんぼ) ★はてなキーワード > トンボ 昆虫の一。 4枚の細長く薄い翅と大きな複眼、ほっそりと長い腹部を持つ肉食昆虫。飛翔能力が高く、飛んでいる昆虫を捕まえて食べる。幼虫はヤゴと呼ばれ水生。貝などを捕食する。 慣用句:「尻切れトンボ」(中途半端の意) ★はてなキーワード > トンボ座り 正式名称「鳶足」「割座*1」「亀居*2」。 俗称「女座り(女の子座り)」「M字座り」「ぺったんこ座り」「おばあちゃん座り」・・・他多数。 正座の状態から足(下腿)を左右に崩し、その間に尻を下ろして座る座り方。股関節が固いと出来ないとされる。 歴史的には平安期に叙位・除目の敬礼として用いられたこともあるが、茶道における女性の座しかたの一つとして用いられた時代もあってか、現在では女性が用いる印象が強い。故に俗称の中に「女座り」を有する。 萌え属性として捉える人もいる。 *1:つま先を後方に向け、足の甲を下にして座る。 *2:つま先を左右に向け、土踏まず側の側面を下にして座る。 ★はてなキーワード > トンボ鉛筆 日本の大手文具メーカー。MONOブランドで有名。東京都北区豊島に本社がある。 1913年に創業者の小川春之助が小川春之助商店として創業した。1939年に小川春之助商店を法人化し、後に現在の社名の株式会社トンボ鉛筆となった。 ★はてなキーワード > ベッコウトンボ 学名:Libellula angelina トンボ目・トンボ科・ヨツボシトンボ属に分類されるトンボの1種。 特徴:体長約4センチ。4枚の羽に3個ずつ褐色斑がある。早ければ5月に孵化(ふか)してヤゴになり、翌春、羽化する。かつては東北地方以南の本州と四国、九州に広く分布していたが、池沼の減少と環境の悪化によりその数は激減している。繁殖にはヨシやガマなどの挺水植物が繁茂している池沼・湿地と周辺の豊かな植生が不可欠で、現在では静岡県、兵庫県、山口県と九州に少数が局所的に生息しているにすぎない。環境省のレッドリストで絶滅危惧?類(CR+EN)にランクされている。 ★ ★トンボの体色変化と体色多型 - J-Stage トンボは, 一般の人にも馴染みの深い昆虫であるが,「アカトンボ」 の赤色色素を含め,トンボの赤色や黄色,緑色などの鮮 やかな色の正体は,意外なことにこれまで知られていな かったのである(二橋,2010) ★ ★飛ぶ宝石・トンボの世界/識別(成虫・トンボ) http://dragonflykumamoto.web.fc2.com/sikibetu.html トンボの体の仕組み トンボは雄(♂)・雌(♀)、未成熟・成熟・老熟、異型、発生時期で色や模様が異なります。 特にイトトンボ科・サナエトンボ科・トンボ科(アカネ系の仲間)など似た種が多く肉眼では識別が難しいトンボもいます。
識別ポイントは胸部・腹部・翅の色・模様・尾部上下付属器で判別できます。 『飛ぶ宝石・トンボの世界』は熊本県天草からとんぼの情報発信です!雄、雌、成熟、未成熟、老熟、異型、連結、羽化など多くの写真を載せています! トンボ(成虫)の識別では、写真と解説でトンボの種の判別を載せています!見比べて下さい! ★トンボの色 - study note トンボの婚姻色発現のセミナーを聴いてきた(産総研の二橋さんという方,深津武馬先生のところの人らしい).シオカラトンボの体がオスだけ(とメスの腹だけ)銀水色になるのは,オスでは体表面のワックスが花弁状の構造をしてて,乱反射するためだとか.この色というかワックス構造はUV反射能を持っているそうで,日向で生活するうえで都合がいいのかもとか. ★ ★蜻蛉(とんぼ)三秋 – 季語と歳時記 http://kigosai.sub.jp/archives/2568 2011/03/11 【子季語】 蜻蜒、とんぼう、あきつ、やんま、墨とんぼ、青とんぼ、黄やんま 【解説】 鬼やんま、塩辛蜻蛉、蜻蛉釣トンボ目に属する昆虫の総称。あきつ、やんまなどともいう。腹部は細長く円筒状。透明な二対の翅で飛び、大きな複眼を持つ。日本国をさす「あきつしま」は、蜻蛉が尾を咥えあった形に似ているからという故事による。 ★ ★森の自然誌:虫たち:トンボ http://uralowl.my.coocan.jp/nature/insects/html/insect_tonbo.html 1.トンボってどんなもの? 2.トンボの繁殖 3.お奨めのホームページとブログ トンボってどんなもの? トンボ(蜻蛉)は、春から秋にかけて羽化する細長い翅と腹をもった昆虫です。 分類上は蜻蛉目(せいれいもく、トンボ目)という分類群です。 日本には200種類近くが分布しています。 大型のオニヤンマから、2cm足らずのハッチョウトンボ、15cmほどのイトトンボの数種まで、さまざまな種類が知られています。 地球昆虫図鑑, 広くいろいろな種類が見られる図鑑です. ★自然に学ぶ科学技術〜トンボのハネの風力発電 - サイエンスのこと http://nature-sr.com/index.php?Page=11&Item=147 2011/02/20 トンボに学ぶ新しい羽の形 なにがすごいの? ギンヤンマ (C) miquelder 大空を自由に飛び回るトンボ。 そよ風の中でも、少々強い風の中でも、トンボは気にすることなく飛んでいます。 実はこれはとても凄いことなのです! 体重わずか1~2グラムのトンボにとって、空気はとても粘性が高く、例えるならば私たちにとっては水の中を飛んでいるようなものなのです。 その中を、トンボはどうしてスイスイ滑空できるのでしょうか? 秘密はその翅の形にありました。 トンボの翅の断面を見ると、流線型の断面を持つタカや飛行機の翼とは違って、デコボコしていることがわかります。 トンボの飛翔中には、このデコボコした部分に小さな空気の渦が発生します。 この小さな渦が、その外側の空気を翅の後方へスムーズに流し、微風でもトンボの翅には揚力が生じるのです。 大電力用の小型風力発電機 「 wajin128 」さんの書き込み 2015-02-11 13:09:44 トンボの翅小型風力発電機を、九州大学が開発した【風レンズ装置】の中に置けば、効率良く発電する事が出来ます。 さらに風通しの良いビルを建設して、各部屋に小型風力発電機を設置すれば、大電力を生産できます。 ビルをネットで覆えば【バードストライク】も防げます。 シャッターを設置すれば、強風の被害も無くせます。 海岸には年間平均5m/sの風が吹くと、国土交通省が語っています。 の風を利用すれば、日本国内で消費する電力はすべて賄えるでしょう。 https://youtu.be/dLd6HdjI4jo https://youtu.be/8yxk1q3JOO4 https://youtu.be/LrWlkrfYLS8 https://youtu.be/_zQRMSRCC_E ★トンボからヒントを得た微風駆動型小型プロペラ風車 https://gyou.hatenablog.com/entry/20120516/p1 2012/05/16 (1)ミドリムシのパワーや (2)ヤママユの幼虫成分のガン細胞増殖抑制作用の話もおもしろかったが、3つめの (3)トンボの羽をヒントに発明した小幡章さんの微風でも回る風力発電、の話にビリッときた。 風車発電は魅力的ですが致命的な問題ある。 1)ある程度の風力が無いと発電できない。(常時風が吹いているところなど設置場所が限定される) 2)微風では発電ができない一方、台風のような強風にも耐えられるような強度と構造が必要。そのために大型化しコストが増大化する(火力発電の倍近いコスト)。 3)大型風車は低周波騒音やバードストライク(鳥の衝突)の問題もある。 上記の3つの問題を解決するのが、この微風でも回る風車。 小幡章さんはトンボの飛翔行動の研究からこの微風発電風車を着想し発明した。 ★トンボから学んだ風力発電(PDFファイル) 以下↓のPDFがよくまとまっています。 http://www.nbu.ac.jp/topics/archives/mfrl-201103.pdf ★赤とんぼ(あかとんぼ) [ 日本大百科全書(小学館) ] . 少年少女雑誌。1946年(昭和21)4月創刊、1948年10月終刊。実業之日本社発行。赤とんぼ会=大仏(おさらぎ)次郎、川端康成(やすなり)、岸田国士(くにお)、豊島与志雄(とよしまよしお)、野上弥生子(やえこ)の編集者名があるが、おもに藤田圭雄(たまお)が担当した。藤田の筆になる創刊の辞によれば、赤い鳥運動の文芸復興を願ったもので、「児童文学の復興と、綴方(つづりかた)教育の再建」を目ざした。戦後児童文学の記念碑的作品『ビルマの竪琴(たてごと)』(竹山道雄)の連載は注目され、ケストナー『飛ぶ教室』の翻訳(高橋健二)、サトウ・ハチローの童謡も話題になった。綴方の選者には川端康成があたった。 [ 執筆者:大藤幹夫 ] ★ ★トンボ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/トンボ トンボ(蜻蛉、蜻蜓、とんぼ、英語:dragonfly, damselfly)は細長い翅と腹を持った昆虫である。蜻蛉目(せいれいもく、トンボ目、Odonata)をなす。 ★ ★トンボ鉛筆 http://www.tombow.com/ ★ ★トンボの目線でレポートする“プチ”インフォメーションページ。 https://www.tombow.com/blog/ 2019/05/17 トンボWebスタッフのAkitsuです。 ★ ★トンボ図鑑 トンボフィールド観察記 http://tombozukan.net/ ★ ★トンボ・蜻蛉(とんぼ)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 トンボとは、トンボ目の昆虫の総称。胴は細長く、大きな複眼と二対の透明なハネをもつ。幼虫はヤゴと呼び、水中に棲むが不完全変態で、成虫・幼虫ともに害虫を捕食するため益虫とされる。 【トンボの語源・由来】 トンボの最も古い呼称は、奈良時代の「アキヅ(秋津)」で、その後「セイレイ・カゲロフ(蜻蛉)」、「ヱンバ(恵無波)」の語が現れる。 古くは「トンバウ」の語形で、平安末期には「トウバウ」「トバウ」などが見え、江戸時代から「トンボ」と呼ばれている。 語源は、「トン」が「飛ぶ」、「バウ」が「棒」の意味で、「飛ぶ棒」が変化したという説が多く、この虫の印象から正しいように思えるが、「バウ(棒)」は漢語、「飛ぶ」は和語で、漢語と和語が結び付けられることは時代的に早すぎるため考え難い。 「トン」は「飛ぶ」の意味であろうが、「バウ」は「バウ(棒)」ではなく、和語である「ハ(羽)」の変形と考える方が妥当であろう。 ★ ★極楽とんぼ(ごくらくとんぼ)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 極楽とんぼとは、のんきに暮らしている者をからかっていう語。極楽トンボ。極楽蜻蛉。 【極楽とんぼの語源・由来】 極楽とんぼの「極楽」は安楽で何の心配もない場所や境遇。 「とんぼ」は昆虫のトンボのことで、のんきに生活している者を極楽を飛ぶトンボのようなものと喩えた言葉である。 現代ではあまり使われないが、極楽とんぼと同じ意味の言葉に「極楽とんび」もある。 「とんぼ」や「とんび」が、このような喩えに使われるようになった由来は、上空を優雅に舞うように飛ぶ姿からである。 トンボの中には、極楽とんぼといった喩えには向かない素早く飛ぶ種も多いが、ここでのトンボはアキアカネのことと思われる。 また、極楽は天国を意味するように、空高い位置にある場所であることからも、空高く飛ぶアキアカネと考えられる。 ★ ★蚊(か)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 蚊とは、双翅目カ科の昆虫の総称。雌は人や家畜から吸血して痒みを与える。雄は植物の汁を吸う。 【蚊の語源・由来】 蚊の語源は諸説あり、「喧・囂(かま)」の下略、「かしましき」の下略など、鳴き声のやかましさに関連付ける説のほか、「細(か)」に由来する説や、「かぶれ」「痒み」に由来する説、「噛む」に由来する説など、非常に多くの説がある。 蜂には「刺された」というが、蚊には「噛まれた」ということから、上記語源の中では「噛む」の「カ」に由来する説が最も有力とされる。 「噛む」に「かぶれ」や「痒み」を総合して、「カ」になったとする説もある。 漢字の「蚊」は、「ブーン」という蚊の鳴き声に由来するといわれる。 ★ ★薮蚊・藪蚊(やぶか)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 やぶ蚊とは、双翅目ヤブカ属の蚊の総称。日中活動して人畜を刺し血を吸う。デング熱などを媒介する種もある。 【やぶ蚊の語源・由来】 その名の通り、草陰や藪の中などの暗い所にすんでいることからの名。 また、腹や脚に白黒の斑紋があることから、「豹脚蚊」や「縞蚊」の名もある。 ★ ★トンボ (道具) 1.運動場などに使用する、T字型の整地用具の俗称。トンボの全身に似ていることからこの名で呼ばれる。木製や金属製。グラウンドレーキ。平型レーキや歯付レーキ(釘付レーキ)などの種類がある。熊手・en:Rake (tool)を参照のこと。 2.日本酒の(かつての)醸造工程などにおいて、原料の表面を均すための器具。形状は整地用具とほぼ同じ。 3.クレープを鉄板で円形に焼く際に用いられるT字型の調理器具。 4.額縁に使われる、裏板を押さえるための部品。金属製が一般的だがプラスチック製のものもあり、一端を枠にネジ止めし、それを回転させることで裏板の着脱をする。形は涙滴型のものが多いが、円形と木の葉型を組み合わせたような形のものもある。 5.陶磁器などの製作過程において、器の大きさを統一するために直径と深さを同時に調べるための器具。T字の棒に深さを調べるための棒が垂直についている。 6.翼状針の俗称。 ★ ★トンボ (印刷) トンボとは印刷物を作成する際に、仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせのため、版下の天地・左右の中央と四隅などに付ける目印。見当標とも言う。一般的に天地・左右の中央に付けるものをセンタートンボ、仕上がりサイズの四隅に配置するものを角(かど)トンボと呼び、この他、印刷物の形状に応じて折りトンボなどが用いられる。 ★ ★トンボ (曖昧さ回避) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/トンボ_(曖昧さ回避) ★Category:トンボ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:トンボ ★ ★とんぼ玉 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/とんぼ玉 とんぼ玉(とんぼだま、蜻蛉玉)は、穴の開いたガラス玉(ビーズ)のこと。模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立てたため、「とんぼ玉」と呼ばれたといわれている。 江戸時代には青地に白の花模様のガラス玉を「蜻蛉玉」と呼び、それ以外のものは模様に応じて「スジ玉」「雁木玉」などと呼び分けていたが、現在では模様に関係なく「とんぼ玉」と呼ばれている。 ★ ★竹とんぼ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/竹とんぼ 竹とんぼ(たけとんぼ、竹蜻蛉)とは、回転翼と翼をまわすための軸によって構成される中国と日本の伝統的な飛翔玩具である。 歴史 中国に古くからあり、東晋時代に葛洪が著した道教と煉丹術の文献『抱朴子』にも「飛車」というものがでてくる。15世紀にはヨーロッパに伝わったとみられ、聖母子像の中にはこのような玩具を持った絵もあり、ルネサンス期のヨーロッパの芸術やレオナルド・ダヴィンチにも影響を与えている。このことから中国学者のジョゼフ・ニーダムらは竹とんぼはヘリコプターの始祖となったとしている。 日本では奈良時代後半頃の長屋王邸跡から類似の木製品が出土しているほか、平安時代や鎌倉時代の遺跡数ヶ所からの出土例もあるが、腐敗しやすい木製であるため例は限られている。 ★ ★タケコプター - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/タケコプター 藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具。 どこでもドアと並び、作中で多用される道具の1つ。
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ダメージがあるまつげへの施術 西洋人とアジア人の違い
通常曲がっていたりカールしている癖のあるまつげは、コットンに人肌より少し暖かい水を含ませまつげを挟むとまっすぐになります。
昨日来店して下さったお客様の話です。
昨日のお客様は1時間ほど遅れてやってきました。私はそのあとのお客様がいなくて時間はありましたが、家族の帰宅を控えていた為、少し焦りを感じた状態でお客様を迎えました。
その為カウンセリングの時間を短縮し、お客様の「まかせるよ」の一言に合わせ一般的な施術の方法である中央長めのデザインにしました。通常ならまつげエクステンションマップを書きますが、焦りを感じていたのと、マップを記入せずとも装着仕上がりに問題ないと感じた私はそのまま施術に取り掛かりました。
まつげの前処理で気がついたのは
片方のまつげの、半分がカールをしている状態だということ。
わたしは癖のあるまつげの対処法をしました。
通常、癖のあるまつげには、温かいコットンをまつげに置くことでカールの修正ができます。もしくはホットタオルです。
わたしは、温かいコットンをそのカールしたまつげに置き、カールの暖和をする間、反対側のまつげエクステンションの作業に取り掛かりました。
そのカールは改善されると信じた私は反対側のまつげのエクステンションから施術を始めました。
反対側のカールの暖和状態を確認しながら、施術を進めましたが、どんなに時間が経っても、反対側のカールは治らず
健康的なまつげへのまつげエクステンションの装着がほぼ終わり、反対側のまつげへのエクステンション装着に取り掛かりました。
カールはそのままで修復されていません。
時間がない焦りを感じながら、そのまつげ毛の細部を観察すると、その時間のない焦りが吹��飛びました。それはくせ毛ではなく、ダメージによるカールでした。全てもまつげはベイビーか子供のまつげで、その一つ一つのまつげを確認すると、カールが強く、艶がなく、見え辛い、太さはo.03-0.06ほどの細いそしてデコボコした痛みのあるものでした。
アジア人の私にとってアジア人のまつげのダメージは見慣れ、まつげエクステンションの学校からまつげのダメージに対する数ある対処法も学んで参りましたが、西洋人のダメージは対応が初めてでした。
通常くせ毛でも健康な毛は表面に艶があり太さは0.08-0.1mです。
くせ毛ではなくダメージだと気づいたのが遅すぎます。
まつげエクステンションのつけ方はスタイリスト様々です。2−3本の自のまつげに2−8本の束のフレアタイプのエクステンションや3D−8Dのエクステンションをつけて行くスタイリスト、1本の自まつ毛に2−8本の束のフレアタイプのエクステンションや3D−8Dのエクステンションをつけて行くスタイリスト
1本には1本のまつげエクステンションにするスタイリスト、、、様々です。
今日来店したお客様のようなダメージに対し
そんな事は気にしないで、がっつりつけてしまうスタイリストも多いとは思いますが、わたしは健康なまつげを保ち、健康なまつげを育てる事が一番大切だと感じている為、そのようなダメージのあるまつげには、1本には1本のまつげそして6m以下の長さの短いエクステンションで太さは0.6-0.7にしたかったのですが、反対側の目に8mと9mのエクステンションを装着したあとでしたので、
左右対称を心がける為、8m、9mのまつげエクステンションをつける事にしました。反対側のまつげに合わせる為やむなく、2、3本の自まつ毛に8m、9mのまつげエクステンションを2,3Dにして装着しましたが、8m、9mのまつげエクステンションに、太さはo.03-0.06ほど長さは5mほど、そしてカールしている細いそしてデコボコした痛みのあるダメージあるまつげ1本がエクステンションへの耐久性があるとも思えず、
お客様に事情を話し、料金は取らない約束をし、一週間後に戻ってきていただいて、1週間後に少し伸びたそのまつげに対する育成強化をすると共に、まつげエクステンションの装着をし直す事で、傷んでいるまつげへの対策をする事を伝えました。
ダメージあるまつげに対するカールへの対策に時間を要し、通常2時間以内である作業が2時間半と少しかかってしまい
お客様の忍耐力に感謝するばかりですし、お客様が1週間後に戻ってきてくれる事を祈るばかりです。念のためにお客様に1週間後に戻ってくるようにメールしました。
通常なら、ダメージを気にしないかもしれません、もしくは、お客様にダメージを伝えず強制的につける方法もあるかもしれません。もしくはダメージを金儲けの手段と考え、料金を取りまめにケアの為に戻ってくるように説明する事も可能です。
わたしにはその気がないので、くせ毛ではなくダメージだと気づいたのが遅すぎた事は、自のまつげへの負担が検討される事、また偶然、わたしのサロンのカード決済の機械が不調でカード決済をお断りし、現金を寒い中取りに行かせてしまったので大幅なディスカウントもしました。
通常のサロンならしないサービスです。優しすぎるこの私の行動はお客様を不審にさせたかもしれません。
お客様が1週間後に戻ってきてくださり、健康なまつげを取り戻すのに協力してくださる事を願うと共に、
幾つかの検討できる改善事項として1、時間がかかりすぎたので、時間短縮の為にグルー、エクステンションの配置とヘッドタオルを変える事とスピードアイリンクの導入を検討する事2、お客様が来店したら、一番初めにまつげを注意深くカウンセリングする事3、ダメージまつげを持つモデルを募集し修復の経過モデルを探す事にしました。
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MAGAZINE - 2018.01.18
NEIL AND IRAIZAインタビュー
インタビュー、構成:与田太郎
2017年は90年代の音楽シーンをリードしてきたミュージシャン達が活動を再開したり、再結成ライブが行われた一年となった。そんな偶然のシンクロを喜んだ音楽ファンも多かったのではないだろうか。その2017年の年末、ニール・アンド・イライザの15年ぶりのアルバムが発売となった。松田岳二と堀江博久の二人もまたそれぞれに90年代以降の音楽シーンに様々な形で影響を与えてきたし、現在まで独自のスタンスで活動を続けている。彼らに共通しているのは自分の音楽を素直に追求してきたところだろう。そんな二人にこれまでの活動と新作について懐かしい話も交えながら聞いてみた。
ー鍵盤は子供の頃から習ってたんですか? 堀江:はい、5歳くらいの頃かな?ヤマハ音楽教室に通ってました。そこでエレクトーンを弾いたり、いろんな楽器に触れたりしていました。 ー入り口はクラシックということですか? 堀江:いや、クラシックは全く通っていなくて。歌謡曲、ポップスとかが多かったのかな。 ー堀江さんがミュージシャンとして活動を始めたのは92年ぐらいですか? 堀江:きっかけはなんだろう?大学が多摩美で、1年のときにザ・ピンチーズというR&Bのバンドをギターの塚本功と作って。それが89年でした。 ーネタンダーズの。 堀江:そう。そこからずっとつながってる感じですね。ザ・ピンチーズは学内のバンドだったんで卒業で解散になるんですけど、その解散ライブを新宿ジャムでやったんです。それが92年ぐらいです。たぶん、その前にマーチ・オブ・ザ・��ッズに出たんじゃないかな。それで黒田マナブさんに出会ってThe I-Spy(アイ・スパイ)に誘われるという。ザ・ピンチーズはふだんは八王子や国立で練習したり、ライブしたりしていたんだけど、都内にいくきっかけはモッズのイベントでしたね。
新宿JAMでのピンチーズ解散ライブとMODS MAYDAY'92のフライヤー(1992)
ーなるほど。ちょうどクルーエル(Crue-L Records)やトランペット・トランペット(A Trumpet Trumpet Records)がスタートする時期ですね。 堀江:そう、クルーエルがコンピレーション・アルバム『Blow-Up』(1991)を出した頃なのかな。
Blow-Up/ V.A(1991)
ー僕ともどこかですれ違ってますよね(笑)。 堀江:そうかもしれないですね。でも当時家が横浜で、都内に来てもライブが終わると車でそのまま帰ってましたから。あんまり長居をせずに帰ってた気がします。 ーちょうど下北沢のクラブ、ZOOがSLITS(スリッツ)に名前が変わった頃ですよね? 堀江:この頃のアイ・スパイはマナブさんに反抗して、彼以外のメンバーでSTUDIO APES(スタジオ・エイプス)というバンドを始めます。そのバンドがよくSLITSや渋谷公会堂の前にあったDJバー・インクスティックに出ていました。
スタジオ・エイプス/ STUDIO APES(1994)
ーチャーベくんと会うのもこの頃ですか? 堀江:もう少し後だと思います。アイ・スパイは、当時インスト期で、サックスがいたり、エル・マロの柚木さん(柚木隆一郎)がゲストでトロンボーン吹いたりして、ウォーター・メロン・マンとか、ロニー・スミスのカバーとか、ジャズ・ファンクとかをやるバンドでした。
DAGGER TO FOOL / El-malo(1993)
ーイギリスでアシッド・ジャズ、トーキン・ラウドが盛り上がる時期ですね。 堀江:そうです、92~93年です。エイプスでは、オリジナルの曲を作るようになって、僕も曲を書き始めて。ベースはキタダマキ、彼はその後、ホフ・ディランやSyrup 16gに参加します。パーカッションのおいちゃん(及川浩志)は、現サルサバンドのCENTRAL。その当時はエイプスと並行してアイゴン(會田茂一)とLOW IQ ICHIのACROBAT BUNCH(アクロバット・バンチ)のメンバーでもありました。僕もそこで鍵盤を弾いたりもしました。あと、小沢健二さんのバンドでもずっとプレイしていますね。ドラムのタクゾウ(和田卓造)さんは、数多くのモッズ・バンドを経て、今はWack Wack Rhythm Band(ワック・ワック・リズム・バンド)で叩いています。そういえばワック・ワックとの交流もこの頃からでした。そのうちギターを弾いていた山下くん(山下洋)が、Freedom Suite(フリーダム・スウィート)を立ち上げることになって、そこにいたメンバーがチャーベくん。
ACROBAT BUNCH(1993)
TOKYO SESSON/ WACK WACK RHYTHM BAND(1994)
ーSLITS周辺っていう感じですね。 堀江:チャーベくんは、SLITSの何かのイベントで初めて会ったか、存在を認識したと思うんです。クルーエルの瀧見さん(瀧見憲司)の『ラヴ・パレード』だったかな?ちょうど、瀧見さんとDJイベントをやっていた、フェイバリット・マリンの神田くん(神田朋樹)が93年にLIBRODISIA(リブロディジア)というソロ・プロジェクトを立ち上げて、エイプスでも神田くんがギターを弾くことになったりして、それで、クルーエルのみんなと近くなっていって。出会った順序がちょっとあやふやなんですけど(笑)。
Got To Be Real/ LIBRODISIA(1993)
LIBRODISIAとSTUDIO APESクアトロでのライブのフライヤー(1994)
ーNEIL AND IRAIZA(ニール・アンド・イライザ)はチャーベくんが堀江さんのデモを聴いて、形にしたいっていうことでスタートしたそうですね? 堀江:そうです。 ーそれが94年か95年? 堀江:たしか95年のフリーダム・スウィートのレコーディングの時だったような…、新宿御苑にあったバズーカ・スタジオの地下で。そこに神田くんとチャーベくんがいて、ミックスやってる間に「MIDDLE MAN」という20歳くらいに書いた1st『I♡NY』の2曲目に入ってる曲を聴かせたんですよ。
Something In The Air /Freedom Suite(1995)
MIDDLE MAN / NEIL AND IRAIZA 7inch(1996) ーそこからレコーディングをして、ニール・アンド・イライザが始まるんですね。ニールの活動がはじまってもキーボード・プレイヤーとしての活動も続いてましたよね? 堀江:そうですね、これは自分にとっては別腹というか、全く別の活動な感じで(笑)。初めて誘われたのは、プレイグスでした。その後GREAT3と出会うきっかけになります。93年かな?これはマナブさんがつなげてくれて、実は、ギター・ボーカルの深沼くん(深沼元昭)はニール・アンド・イライザの名付け親なんです。よく聞かれるんです、ニールがメインなのかキーボード・プレイヤーとしての活動がメインなのか。今でも、自分ではどちらかをあんまり意識してないんですけど。 ーコーネリアスは最初から参加してますよね? 堀江:はい、山下くんをはじめ、ワック・ワックのメンバーが参加していていいなって僕もやりたいと思って。当時ポリスターというレコード会社で働いていた、ドラマーでもある荒川くん(荒川康伸)が小山田くん(小山田圭吾)を連れてエイプスを見にきてくれて、その時に初めて会いました。たしか94年渋谷のクアトロでしたね。 ーフリッパーズ・ギターのライブは見てましたか? 堀江:それが、大学時代に塚本からバンド名は聞いたことはあったけど、どんな音楽をやっているのか知らなくて。コーネリアスは1stアルバムを出す前に、エイプスのおいちゃんが緑のロゴTシャツを着ていたことが、とても印象に残ってます。 ーニール・アンド・イライザはその後にはじまるんですよね? 堀江:そうですね。フリーダム・スウィートのレコーディングでアイデアが出て、チャーベくんと一緒に当時、渋谷の東急ハンズの近くにあった、ゼストというレコード屋にいたEscalator Records(エスカレーター・レコーズ)の仲くん(仲真史)にこういうアルバム作りたいんだけどって、デモが入ったカセット・テープを持って行ったのがきっかけです。それで、エスカレーターの『NEW ONE』(1996)のコンピレーションに収録された「MEDDLE」という曲を梅ケ丘のリンキー・ディンク・スタジオで録音して。これは、今でもずっとニールのレコーディングしてくれている及川さん(及川勉)にやってもらっています。
I♡NY/ NEIL AND IRAIZA(1996)
ー今回のアルバムもそうですけど、ニール・アンド・イライザっていい意味でのサンプリング感がありますよね。作られた曲のルーツが見えるというか、完成に至るまでのいろんな音楽の断片が見えるというか。僕もお二人とほぼ同世代なので、80年代後半から90年代のヒップホップが出てきて、ハウスやテクノが盛り上がってロックがそれを取り入れるというのを目の当たりにしてきたので、いろんなものがミックスされている感覚に違和感がないんですよね。 堀江:そうですね、当時は、ほんと洋楽と邦楽ぐらいでザックリしてましたよね。世界に自分の音が届くなんてとか。 ーいま20代のミュージシャンが音楽を作ろうとすると中心となるスタイルを決めてスタートすると思うんですが、ニール・アンド・イライザはそういう感じがまったくなくて自由ですよね。そういう意味では60年代のポップスから90年代のサンプリングを使ったサウンドまで聞こえてくる、いろんなものがミックスされていて面白いですね。 堀江:たしかに世代的にそういう雑食な感覚があるんじゃないかと思いますね。でもニールをはじめた頃のことを思い出してみると、その時期に渋谷のゼスト周辺で流行っていた音楽や80年代の��オ・アコースティックを僕はほとんど通ってないんです。大学生の頃は、横浜の馬車道にあったディスク・ユニオンで働いていた現Target Earthの中上くん(中上マサオ)に教えてもらったり、ロックの名盤やファンク、それこそスライとか、黒いモノをよく聴いてたんです。
ー高校生ぐらいの時はどうでした? 堀江:高校のころは、フラワー・ムーブメントさらにルーツ・ミュージック中心で、横浜の地元で、高円寺に行く前の相澤純一郎(アイザワンダー)や和太鼓奏者のヒダノ修一に出会って、それこそブルースだったりファンクだったり。もちろんフーやキンクスなんかのモッドなバンド、それとローリング・ストーンズは昔から大好きでした。 ーそうですね、高校時代にジャムやクラッシュを聴くと必然的に60年代のフーやキンクスを聴きますね。音楽を聴く上で、そういう文脈みたいなものは堀江さんの世代には濃厚にありますね。ひとつ好きな音楽に出会うとその背景にある音楽も聴いてしまうという。 堀江:そうですね。でも80年代後半から90年代前半でも、僕はマンチェ・ブームからも、抜け落ちてるんです。 ー僕はそこが起点になってるんです(笑)。僕にとっては自分の世代のムーブメントという意識も強かったんですが、あれは一種の60年代リヴァイヴァルという側面もあったんだと思います。 堀江:たしかにあの時期ヴィーナス・ペーターの「EVERY PLANETS SON」(1992)とか何曲かびっくりした曲がありました。あと、80年代後半は、じゃがたらとフールズ、ゴッドあたりも聴いてましたね。 松田岳二登場 ーいま堀江さんにいろいろ聞いていたところです。 堀江:いろいろ時代があやふやになってて(笑)。僕たちが初めて出会ったのは下北沢ということは覚えてるんだけど。 松田:僕が最初に堀江くんを認識したのはSLITSか…、その前にワック・ワックが出てた代々木公園で行われていたフレンドシップという野外イベントのセッションは? 堀江:いや、あれは冬でしょ。焚き火したもん。会ったの夏じゃなかった? 松田:最初に話したのはSLITSだったのはよく覚えている。いや、そのまえにフリーダム・スウィートのリハに堀江くんが来たことがあって。 堀江:いや、そうだっけ。クルーエルのコンピレーション『HELLO YOUNG LOVERS』(1993)が出た後くらいじゃないかな?
HELLO YOUNG LOVERS / V.A(1993)
松田:そうだっけ? 堀江:チャーベくんがゼストに入る前ぐらいだよ。 松田:当時僕は完全にお客さんでしたから。DJはやってたけど、バンドマンではなくて。ワック・ワックとかそういうのをよく見に行って、瀧見さんのDJに遊びに行って、火曜日に渋谷のクラブ、THE ROOMで瀧見さんと山下くんがパーティーを始めて、そこでパーカッションを叩くようになって、フリーダム・スウィートに参加するんです。
ニール結成前の頃の堀江と松田。フリーダムスイートライブ 心斎橋クアトロ(1995)
ー今回ニール・アンド・イライザひさしぶりの新作を聴いて、ものすごく90年代を感じたし、また二人のルーツが響いてくると思ったんです。今年はフリッパーズの二人がそれぞれ活動を再開したり、ペニー・アーケードやブリッジの再結成ライブがあったり、偶然いろんなことが重なってるじゃないですか。そのタイミングでまた新作を作ろうと思ったのはどうしてなんですか? 松田:そうですね。いろんなこと思い出して、あーこんな感じだったなみたいな。今回ニールは、FRONTIER BACKYARD(フロンティア・バックヤード)とのツアーに誘われて東京、大阪、名古屋の3箇所回ったんですけど、ドラムがMAGIC DRUM&LOVEのきんちゃん、ベースがロイジプシーのおかんと、2人女の子だったんで新鮮でもありました。実は今回のフロンティアのツアーには1年ぐらい前から誘われてて、堀江くんがやれるなら僕はいいですよって言ってて、いつもの通りに。 堀江:それで僕も久しぶりにやろうと決めて。 松田:なんやかんや言っても1年に一回ぐらいは、やってたんです。でも今回また同じように、ただライブをやるのもどうかなって思っていて。どうせならライブの物販で売るだけでもいいから、CDを作ってみない?というのが最初のきっかけなんです。それで堀江くんに曲書いてくれって頼んで。あれはいつごろだっけ? 堀江:去年2017年のスペシャルズの来日ライブの時じゃなかった?夏前ぐらいかな。その時に作ろうってことになって3曲ぐらい作って。 松田:それが全部良かったんで、がんばって歌詞を書いて、でもなかなかイメージが固まんなくて。ある日、1曲仕上がって、これは“時間“がテーマだなって思って。それで1曲できたらスルスルって、それを投げ返して完成していったんです。 ー話を聞いてると今回は15年ぶりに作るぞ、的な気負いもなかったんですね。 松田&堀江:ないですね(笑)。 松田:で、3曲入りのシングルを作るイメージだったんですけど、堀江くんが2003年ぐらいにも何曲か作りかけの曲あるよって言われて、スタジオにデータがあるか確認したらあったんですよ。
ーそうか、もうプロツールスの時代だから残ってたんですね。 松田:そう!ギリギリで。それで3曲送られてきて、それに歌詞を付けることができたらアルバムにできるなって。不思議な流れでしたよ、発掘された3曲僕は全然覚えてなくて。堀江くん覚えてた? 堀江:僕は自分が書いた曲は覚えてるよ。 松田:僕は2003年以降キュビ・ファイブ(CUBISMO GRAFICO FIVE)になっていくので全然覚えてなくて。聴いたら、このスクラッチみたいな音はなんだ?みたいな(笑)。
CINQ(four+one) / CUBISMO GRAFICO FIVE(2003)
ー今年は同世代のミュージシャンが元気だったじゃないですか?はからずもニール・アンド・イライザもシンクロして、しかも偶然。面白いですね。 松田:なんなんですかね?この感じ。 堀江:みんな時間に余裕ができたってことじゃない?久しぶりといえばこの前、ブリッジのライブでヒロちゃん(黒澤宏子)がドラムを叩くの見れてよかったな。 松田:雪解け(笑)? 堀江:それもあるね。ブリッジではステージで清水くん(清水ひろたか)もカジさん(カジヒデキ)も話してたね。(再結成は)みんなのタイミングがあったんだろうね。 ーブリッジはペニー・アーケードがライブをやるっていうこともきっかけなんだと思いますね。 松田:ペニー・アーケードはキリキリヴィラの再発がきっかけなんですか? ーそうなんですよ。最初はメンバーのみなさんも無理って感じだったんですけど。うれしかったですよ、ライブOKって聞いた時は(笑)。 松田:再発でも若い人にとっては新しい音楽ですもんね。 ーNOT WONKやCAR10聴いてる20代に20年前、30年前に日本にもこういうバンドがいたんだって、伝えたいという思いもありましたから。海外ってそういう循環というか、過去と現在を繋げて音楽を聴く流れがあるじゃないですか?再発もとても多いし。 松田:そうですね、そんな中でもニールは特殊なんですよ。僕らは現役というか、堀江くんは凄いミュージシャンとしてずっと一線で活躍してるじゃないですか、世界各国に行くし、多分知られてないことまで含めると凄い活動量で。僕はこの辺の地下で形を変えながらでもなにかやっていたい方だし(笑)。その感覚があるからわりとすぐに動けたんじゃないでしょうか? ーしかも二人でリズム隊が固定されてないじゃないですか。それって二人がヒップホップが出てきて、ハウスが出てきた時代をリアル・タイムで見てきてることとも関係してるんじゃないでしょうか?サンプリング世代の登場をみてきたっていう。ニールの独特なエディット感ってそういうところからきてるような気がします。 松田:僕らもそこまで生ドラムにこだわるわけじゃないし。 堀江:たぶんニールを作った当時は、僕もチャーベくんも20代半ばで、経験したことがないことが多くて、でも、やりたいことがいっぱいあって、それが、90年代半ばのタイミングで、良かったんじゃないかな。どっちが歌うかジャンケンで決めたり(笑)。お互い同じタイミングでシンセを買ったり、平塚にあった、海の近くのフリースタジオ湘南というレコーディングスタジオで、さんざん朝まで遊び倒して楽しかったな。そんな感じで作ったのが1st『I♡NY』(1996)なんだよね。
フリースタジオREC時(1997)
フリースタジオ夏(1997)
フリースタジオ冬(1997)
松田:そういう意味では90年代の音源は習作みたいな感じだよね、遊びながら練習してるみたいな。
ー楽しい時間ですよね。 堀江:もちろんその時期でも、僕は鍵盤弾きや作曲やアレンジャーとして、いろんなアーティストやバンドに参加したりしていて、それをニールの活動や自分のやりたいことと切り離しているつもりはないんだけど、同じ感覚でもなくて。思えば当時から自分の音楽活動が、周りから見て、捉えにくかったのかもしれませんね。チャーベくんはDJでもあったから、この当時も、いろんなアイデアが出てくるのは自然だったでしょ?
JUILLET/ NEIL AND IRAIZA(1999)
松田:そうだね、ニールの時はこういうイメージでっていうのがあった。99年に堀江くんが書いた、カヒミさん(KAHIMI KARIE)とのデュエットの曲とか聴くと、ニールとはまた違うものになってて。堀江くんはニールの時はやっぱりニールって感じになる。人のところでやる時は、とても打点が高くて、ニールの時はもっとナチュラルでやさしくやってる感じで。
One Thousand 20th Century Chairs/ KAHIMI KARIE(1999)
堀江:僕は不器用だと思っていたから、ニールをやってる時も決めつけてるつもりはなかったんだけど、いま振り返って思うと、漫画や小説の連載みたいに、ニールにはニールのイメージで、って決めつけていたかもね(笑)。他でやる時は相手に合わせたモードがあって、ニールはこれだよねっていう二人の特別な共通点があって。自分的にも特殊なんだね。ニールは。チャーベくんもそうでしょ? ーニールには特別柔らかい感じありますよね。 堀江:でもナメられると攻撃的だったり(笑)。自分の中ではマクドナルド・アンド・ジャイルスっていうキング・クリムゾンを母体に出てきたユニットがモデルとしてあって。これは、クリムゾンから派生したユニットなんだけど、ジャケットも含めすごくいいアルバムで。それで~アンド~っていうグループがいいなって。漠然と。ホール・アンド・オーツとかサイモン・アンド・ガーファンクルとかもあるけどね(笑)。同じ世代で、水と油みたいな人たちが一緒にやるっていうデコボコなスタイルが良かったんですよ、それぞれにないものが出会うっていう。 松田:趣味全然違いますからね(笑)、キング・クリムゾンとかほとんど聴いてないですから(笑)。 堀江:あんまり影響されあってないけど、面白いと思うきっかけがあるとできるよね。レゲエのラバーズを聴かせてもらったら面白かったとか、そういうの結構ある。 松田:たとえば、ロッド・スチュワートが在籍していたイギリスのバンド、フェイセスを好きな理由は堀江くんと僕では違うんですよ。 ー聴いてる部分が違うんでしょうね。 松田:僕がDJでフェイセスのブレイク・ビーツの曲かけてたら、堀江くんがすっとんできて「なんでこれかけてるの!」言ったことがあって。 堀江:「Bad 'n' Ruin」っていうスワンプの曲で。 松田:僕は踊れるビートとしてかけてて、時々そういうことあるよね。 堀江:それはずっと変わらないね。 ー90年代のトラットリアやクルーエル、エスカレーターの人たちってほんとにレコード中心で、貪欲なまでに音を求めていくじゃないですか。お2人もそうですね。渋谷系という言葉がいいか悪いかは別として音楽を求める姿勢は一貫してますね。 松田:癖なんじゃないですか。今となっては「あれっぽくしよう」って思ってもすぐできちゃうじゃないですか。 ーそうですね。今回の作品でも曲ごとにモデルがあるっていうよりも、1曲の中にいろんな曲あつまっていると思いました。ちょっとしたアレンジの断片にいろんな音楽が聞こえてくるというか。二人が聴いてきた膨大な量の音楽が自然に醸造されてるようなイメージです、若い時だとできなかったことじゃないですか? 松田: ニールのアルバム、4th『NEW SCHOOL』(2002)には、マッドネスの「アワ・ハウス」をモチーフにした「アワ・ハウジング」って曲があって、ふざけてるんですけど、曲として似てるけど別ものなんですよ。 堀江:ラトルズの発想だよね。 松田:そうラトルズ。 堀江:「アワ・ハウス」もそうだし、ファイン・ヤング・カニバルズの「She Drives Me Crazy 」のリフも引用してる。(笑)。 松田:そうなんですよ、曲の中で、わりとふざけ倒してきてて(笑)。だから今回の5th『Timeless Melodies』(2017)はあまりふざけてなくて、ニールの中でも正統派の作品です(笑)。
Timeless Melodies/ NEIL AND IRAIZA(2017)
ーテーマも時間ですし。 松田:ひさしぶりーって、聴く人もそういう感じで。懐かしいって思う人もいるだろうし。今回はデザインをやってくれた関山(関山雄太)が引っ張ってくれたこともあって。 ー彼は高校生の頃にニールのコピー・バンドをやってたんですよね、最高ですね。 松田:まだアルバムが形になってない時期に彼が最初に作ってきたビジュアルが時計で。それで二人で会って話して、代々木公園まで行って時計を撮影したんです。そういう新しい人が参加してくれたことも刺激になりました。 堀江:昔からニールが動く時はなにかアイデアやテーマが重要で、1stの『I♡NY』 (1996)とかは、女子高校生とジャンキーに喜んでもらえる、チープでどこかサイケデリックな作品を目指したり。もちろんオレンジのジャケット・デザインもそうだし、言葉だとかテーマだとか拾えるものを拾って、無理難題の思いつきで、ほんとまとめるのが大変なんだけど、いつもニールのやり方は変わらない。 松田:堀江くんの思いつきが無理難題であればあるほど面白いし。 堀江:その拾い方が15年経ったと思えないぐらい、これまで通りな感じで(笑)。でもまとめ方が早くなったんですね、それはお互い成長したというか。チャーベくんの、その返しが早くなったことで今回アルバムがツアーに間に合ったんです。 松田:歌詞とかも思いついたら忘れないようにして。8月ぐらいに千駄ヶ谷のkit galleryに行く途中、代々木公園でパソコンひらいて歌詞書きましたから(笑)。途中で堀江くんがバンドのメンバーをドラムとベースを女の子にしたいって言い出して、これも難しいぞーって(笑)。 堀江:夏にいきなり思いついて、相談して。 松田:堀江くんのミュージシャンの繋がりってけっこうなプロの世界じゃないですか。ニールではそれじゃない感じで、これは野良を拾ってこようって(笑)。それでかわいい二人を見つけて。僕は、今、ラーナーズでもマネージャーっぽく動いてるじゃないですか、そういう無理難題を形にしていくのが癖になってるみたいで。 ーオーガナイザーですよね。 堀江:ほんと無茶振りは昔からで。当時、仲くんに対してのほうが、レコーディングとか、より無理難題は多かったかもしれないけど(笑)。 松田:そうだねー。 堀江:1st『I♡NY』(1996)の売れ行きが良かったんで、次はパリでレコーディングしたい、とかあったね。 ーフランスまで行ったんですもんね。 堀江:機材もスタジオも現地で全部おさえて。 松田:僕がちょうどインドネシアのバリから帰ってきたとこで。 堀江:チャーベくん、次、パリにいかないって?ひらめいて(笑)。自分もパリって行ったことなかったし。
パリREC HORIE(1997)
パリREC CHABE(1997)
松田:ロンドンとかニューヨークじゃあ普通だからつまらないって堀江くんが言い出して。オレ、パリならロック的に勝てそうな気がするって(笑)、ムチャクチャな理由だなと(笑)。 堀江:そうそう、思い出した。ロンドンやニューヨークだと僕らもひるんでしまうけど、パリならロック的に勝てるんじゃないかって言ったね。それで、アンテナとか、クレプスキュールの多くのレコーディングを手がけたジル・マーティンをベルギーから呼んで、『ソフト・ロック』と『NO EXISTENCE CALL』の2曲を1週間でレコーディングして。
パリREC(1997)
ーそれが実現できたっていうのも、いい時代ですね。 松田:そうですね、カジさんがシャルル・ドゴール空港からスタジオに直行してくれてコーラス入れてくれるとか。 堀江:それが96年。26~7歳のころですね。 松田:やっぱり仲くんがちゃんと受け止めてくれたんだなって、思いますね。ほんとムチャクチャだったんだって。普通そんな話無理じゃないですか。エスカレーター・レコーズってすごかったと思います。 ーほんとですね。 堀江:面白い時代でしたね。その後、今は無きニューヨークのレコード屋、OTHER MUSICに1st『I♡NY』が置かれて。 ーそれは国内盤を仕入れてくれたんですか? 堀江:そう、90年代終わり、当時マタドールがギター・ウルフやピチカート・ファイブ、コーネリアスを出したりして、日本の音楽が注目されたタイミングで。ニールもアザーのバイヤーの人が興味もってくれて。それを実際にニューヨークに行って自分で見つけた時はすごいことだと実感しました。 松田:それは嬉しいよね。 堀江:別に歌詞がどうとか、タイトルがとかでもなくて(笑)。2nd『ジョニー・マー?』(1997)とかも僕がまずタイトルを考えて。
Johnny Marr?/ NEIL AND IRAIZA (1997)
松田:堀江くん、あの時ジョニー・マー知らなかったんですよ。スミス(THE SMITHS)を通ってなくて。「ジョニー・マーって誰?」って言ってて(笑)。それが面白くて。コーネリアスの97年の武道館の時にはじめてスミス聴いたんだよね? 堀江:そうそう。「ディス・チャーミングマン」を日本武道館で大音量で聴いた。
NI各アルバムフライヤー
ー4th『NEW SCHOOL』(2002)のリリース後、なぜ活動が止まったんですか? 堀江:いや、ライブは毎年どこかでやってました。活動が止まるっていうより、それぞれが忙しくなったんじゃないかな。ラジオ��やってたしね。 松田:インターネット・ラジオの“i-Radio killed radio star”というタイトルで。2008年ぐらいまでやってたかな。 堀江:今回の5th『TIMELESS MELODIES』に収録されている、後半の3曲は2003年ぐらいにスタジオで作業していて、なかなか形にならないので一度作業を止めて。そのあとコンピレーションに曲を提供とかはあったんですけど。そのあたりから、どんどんレコーディングから遠ざかっていったかな、そのあとも、2005年にフロンティアが東名阪のツアーに誘ってくれたりして。 松田:『NEO CLASSICAL』。そうだった。 堀江:お互い忙しくなって、チャーベくんもキュビズモを始めて。
TOUT/ CUBISMO GRAFICO(1999)
松田:当時堀江くんが本当に忙しくて、ニールを待ってるといつになるかわからなくてキュビズモを始めたんです。むしろニールの存在がプレッシャーになっても嫌だったし、僕もなにかを始めないといけないって思って。 堀江:リミックスやCMもはじめたよね。 松田:堀江くん、くるりに参加したのは何年ぐらい? 堀江:あれは2004年だったかな。アンテナの武道館公演の頃。それからSINGER SONGERっていうCOCCOとくるりのバンドが動いて。その後もPupaからtheHIATUSに繋がって。キーボード・プレイヤーとしていろんなとこで演奏しながらも、バンドのメンバーとしてもアルバム作ってやるっていうのが2005年ぐらいから始まって、とてもバタバタしてた。
ばらいろポップ/ SINGER SONGER(2005)
Floating PUPA/ PUPA(2008)
Trash We’d Love/ the HIATUS(2009)
ー堀江さんって難しいフロント・マンばかりとやってますね(笑)。 堀江:そうですね。たしかに制作している時、けっこう大変な時期もありました。でも、単なるプロジェクトとしてではなく、バンドとして自分の今まで持っていた最高な空気と感覚を普通にぶつけて、いいアルバムを作って。その中からヒット・ソングも生まれたし、結果うまくいったと思います。 ー『ウォーターボーイズ』のサントラをチャーベくんが手がけたのが2003年ぐらいですか? 松田:2001年です。
ウォーターボーイズ - オリジナル・サウンドトラック/V.A(2001)
ーちょうどその時期からそれぞれに次のレベルの活動に入っていった時期なんですね。 松田:そうだね。 堀江:2004年から2013年ぐらいまでそういう時期でしたね。
At Grand Gallery/ HORIE HIROHISA(2013)
LEARNERS/ LEARNERS(2015)
ーお話しを聞いてると、2人が自然にやろうって思えるタイミングが今回やってきたっていう感じなんですね。しかもニール・アンド・イライザって音楽的にこういうモノっていうよりも、2人でやるとなってしまうモノという感じなんですね。2人の状態というか。 松田:それはありますね。 ーニール・アンド・イライザでの思い出深いことってありますか? 松田:最初の頃、僕はレコーディングがつらかったですね。昔なんでレコーディングが長かったじゃないですか、合宿とかで。仲くんがいて、ゲンちゃんっていうドラムがいて、もう男子校ノリでしたね。堀江くんはレコーディングになると結構ナーバスで、真剣になるんで。いつむちゃ振りがくるかと…。
ジュイエREC時(1999)
ジュイエREC時(1999)
ー合宿やりましたねー。 堀江:僕はやっぱりニールの音楽が、国内外問わずいろんな場所に届いたっていうのが嬉しかったですね。それで今でも大事に聴いてくれたり、最近でも映像作品や映画で流れたりとか。 ー海外の映画ですよね? 松田:ひとつはタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督です、今や世界的な監督なんですけど。 堀江:それとやっぱ、レコード屋に自分のアルバムが普通に置かれたことですかね。なんか大きな出来事がというより、小さな出会いやちょっとしたことがいつも続いてるっていうのがニールの面白いとこですね。
On Tour (1997)
15年ぶりのアルバム”TIMELESS MELODIES"を発表したNeil and Iraizaによるワンマンライブが決定!
FEELIN’ FELLOWS PRESENTS NEIL AND IRAIZA"TIMELESS MELODIES RELEASE SHOW” 2/13 新代田FEVER OPEN/START 19:30 ADV ¥3,000 (+1DRINK) DOOR ¥3,500 (+1DRINK) Live : NEIL AND IRAIZA DJ : HIDEKI KAJI
チケットはe+とFEVER店頭にて発売中
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Destiny2 リヴァイアサンレイド ver2
こんばんは。昨日は幸福の楽園まで書いたので、残りを書きます。
残りの部分でも、ガントレット、ビースト、聖杯、太陽のマークは使っていくので憶えるとよいです。
#4 ガントレット
見て分かるとおり図がキレイになっています。フリーハンドはやめました。
赤:台座(いつもの4種マーク)上から時計周りに、太陽、聖杯、ビースト、ガントレット。
青:撃つ柱と逆三角形マークのあるところ。
黄:ランナーが走るコース
このステージのやることはとても単純です。敵もそこまで湧かないし湧いてるときは倒すことに専念していいので楽です。
では、���にをやるかというとレリックを9つ真ん中の台座へ持ってくることでクリアとなります。チームの分け方はレリックランナー2人、台座に乗って撃つ人4人です。初めに台座に4人のってスタートし、雑魚処理をします。雑魚処理は沸く位置を覚えてなるべく早く倒しましょう。SCやヘビーはどんどんつかってもかまいません。戦闘はこの雑魚処理しかありません。その後、聖杯とビーストの☆マークの所にレリックが沸くのでこれをレリック係が取ります。タイミングとしてはネームドカバルが湧いて少ししたらレリック沸くので準備しましょう。その後、レリック係が外周を時計回りに走り、残り4人がサポートする形です。レリック係が帰ってくればレリックが2つ入手できます。これを3回繰り返して6つ手に入ったら、最後に真ん中にレリックが6つ沸くので全員で取って全員でランナーをします。その中で3人帰ってこれればクリアとなります。
実際の攻略手順です。
絵が精神イってる人のやつに見えますね。僕はまだ平気です。
ランナーから説明します。ランナーは外周に飛ばされて進むと図左のような壁が見えます。このときランナーはレリックを持って一定時間で全滅します。この穴の9つのうち1つが光っているので、その場所を外に居る人へ模様とともに伝えます。伝える場所は、「上、真ん中、下」のどれかで大丈夫です。左図の場合「太陽、真ん中」と伝えましょう。これを伝えた後中の人がうまくいくと赤い穴に時間延長のバフが沸くのでそこを通りましょう。これで1週すると中へ帰ってこれるのでレリックを真ん中の台座へはめ込みます。これを3回繰り返します。中がうまくいかなかった場合わかないので通り抜けて次の所まで走ります。1回失敗してもがんばれば間に合います。マルチツールがあるといいかもしれません。
2回目以降は足元の床がところどころなくなっているので注意が必要です。時間は基本的に余裕があるので無理して走る必要はありません。
次に中の人の説明です。中に居る人4人の中で、太陽聖杯組とビーストガントレット組に分かれます。今回は太陽聖杯組の説明をしますが、基本的にやることは変わりません。ランナーがレリックを取って外に飛ばされたらこちらは台座の上に各自乗ります。その後、ランナーの人が場所を教えてくれるので右図のような逆三角形を撃ちます。図のように「太陽、真ん中」といわれたら、太陽聖杯組の人は太陽の逆三角形の中から言われた場所以外を撃ちます。図のときだと上と下を同時に撃ちます。このときはオートライフルが良いでしょう。これが成功することでランナーのほうに時間延長のバフが沸きます。太陽が成功したら逆三角形が緑に光ります。そうしたら、太陽の台座に居る人は☆マークの近くへ一度台座を降りて近づきます。ここにカウンシラーが沸くので格闘で倒します。倒したらすぐ台座へ戻って次の場所を打つ準備をします。このときすぐに戻らなければ幻像という半透明サイオンが空中に沸くのですぐに倒さなければいけません。すぐに戻れば湧きません。戻ったらランナーの人から次撃つ場所の指示があるのでそれを撃ちます。「聖杯、太陽、聖杯、太陽」の順番で撃ちます。やることはこれだけです。撃ちミスをするとランナーに時間延長が湧かないので成功させましょう。
やっていることはどちらも単純ですが、気が抜けないステージとなっています。
最後の説明です。6人全員が真ん中に集合してレリックを持ち外の飛ばされて全員で走ります。このときに、時間延長のバフが4つしか湧きません。なので、2人は時間延長されないためバフのない円をくぐって次の壁に行きます。このときの分け方は、2:2:2です。2人はどの壁でもバフを取る役です。これは、キャラコントロール苦手な人やなれていない人がするほうがよいです。この2人は残りの人より後ろを行き余っているバフを取ることを意識しましょう。また、すべての延長を取ることで時間的余裕があるため必ずゴールして帰ってくることが条件です。残り4人ですが、2:2に分かれていますが、これはバフを取るのを偶数回のときに取るか奇数回のときに取るかの違いです。このバフを取る二人は取る場所を報告しあってかぶらないようにしましょう。またそれをみてすべてのバフを取る人は被らないようにあわせていきましょう。ここも何度かやればなれていけるようになると思います。
最後の6人で行くときに視界がとてもボヤけるので足元に特に気をつけてください。感覚はGTA5の酒を飲みすぎたときです。
#5 ボス
赤:敵が沸くポイント
黒:柱
黄:台座(右上:太陽 右下:ビースト 左下:ガントレット 左上:聖杯)
緑:半安置
図は忘れました。ボスは気持ち悪いです。ここでは3:3で分かれてやります。元に戻る3人と飛ばされる3人です。元に戻る3人はマーシレス、飛ばされる人はコールドハートを持ちましょう。ボスの聖杯を落とすと戦闘開始です。赤から敵が沸くので2:2:2で倒しましょう。このとき、飛ばされる3人はオーブを出してあげましょう。3箇所でネームドを倒すと4箇所の台座にカウンシラーが湧きますが倒さないでおきましょう。ヘビー玉を落としますが倒すとネームドが湧くので処理が難しいため倒さないほうがいいでしょう。こうして一定時間たつと全員で下図に飛ばされます。
これがやりたかった
飛ばされたときに床に波とバフが3つ浮いています。これを取ると元の位置に戻れます。これが元に戻る3人です。飛ばされる人は波の位置に待機しましょう。おくの顔が吸い込んでくるのでそれを回避するために波で吸い込まれるのを回避します。このときにあの顔の赤い位置にマークが出ます。(いつもの4種)これを3人は報告します。このとき3人とも見えているマークが違うので全員が報告する必要があります。これを聞いた元に戻っている3人んはマークを確認して、報告されていないマークの台座にいるカウンシラーを倒します。これによって飛んでいる3人のところに新たに波ができそこまで吸われて顔に近づいていきます。このときにサイオンと幻像が飛ばされている方に沸くので処理をしましょう。処理をしているとまた額にマークがでるのでそれを報告します。これによって顔に近づいたら口からゲロドクロをたくさん出すので打ち落とします。このときにコールドハートがとても便利です。打ち落とした数だけ「意思の力×n」のバフが付きボスにダメージが与えられるようになります。このドクロ打ち落としをしているときに元に戻っている組は雑魚処理をしつつボスが光ったらボスを撃ちます。一定ダメージ与えると怯むのでそこまでずっとダメージを出します。これが終わったら、飛ばされている組に3つバフが出現し帰れます。これによって帰ってきてからボスへの攻撃ターンです。台座にのっている間ダメージが通るようになり意思の力の数だけ大きいダメージが通ります。また一定時間立つとバフがなくなるので雑魚処理から始めてそれの繰り返しです。
実際の攻略手順です。飛ばされる組と元に戻る組の中で右、真ん中、左担当を決めましょう。元に戻るバフは左と真ん中と右に沸くのでどのバフを誰が取るのかが大事になります。元に戻る方を説明します。雑魚処理後顔のところに飛ばされてバフを取ってもとの世界に返ったら上図の緑の半安置へ移動します。ボスが面倒な攻撃をしてくるのでここで攻撃をうけないようにし雑魚処理をします。このとき、聖杯とガントレットの台座は遠くにあるので、そこのカウンシラーを誰が倒すかを決めておき、倒すときになったらすぐ移動しましょう。カウンシラーを倒すとボスがプレイヤーの居る位置へたまに爆発攻撃をしてきますので炎が見えたらすぐに逃げましょう。その後、ボスが光ったらボスへ集中攻撃をして怯ませます。怯ませたら味方が帰ってくるまで待ちます。この時にも爆発攻撃をしてくるので気をつけてください。味方が帰ってきたら6人同じ台座にのってボスへ攻撃します。私たちは右上→右下→左下→左上の順に移動して攻撃をしていました。1つの台座で一定時間攻撃することでボスが右手をあげます。これによって攻撃している台座へ爆発攻撃をしてくるので右手を上げる動きをしたらすぐ次の台座へ移動しましょう。その繰り返しでボスへダメージを稼ぎ4箇所おわったら1ウェーブ完了です。最初から繰り返して倒しましょう。
飛ばされる組は筆者が体験していないのであまりわかりませんが、床のデコボコに気をつけることとジャンプをせずにしましょう。また、サイオンが隠れるので倒しやすい位置を把握することも大切です。額のマークの報告も忘れずにしましょう。
ボスは簡易的になりましたが以上です。時間の都合上夜中やることが多いんですけど海外がゴールデンタイムなのかラグがとてもひどいです。がんばりましょう。それでは
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