#テントの灯り
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2024/8/21〜

8月21日 なんとか、なんとか朝起きれて、このまま通常の出勤時刻通り起き続けることってできるの?と不安になった。 今日もあっという間に1日が終わってしまった。 いや、終わってよかったのかな?
職場の農園で採れた梨が配られていて、隣の席の方は「親族が梨農家だから…」と、もらっていなかった。私はとても包丁で梨をどうにかするなんて無理!ともらわなかった。
なんだかんだ身体が引き裂かれそうな忙しさが戻ってきてしまい、でもとても体力も保たない!のでいろいろ振り切ってちゃんと帰ってきている。
やっと明日通院で包帯を取り替えてもらえる。 このまま色々重なっちゃった案件で、食中毒とか交通事故とか、ひったくりとか、予想もしなかった何かとか、うっかり死んだりとか、しないようにしたいです。
21日ってとっても水曜日な感じがする。 数字と曜日の共感覚。

8月22日 連日の通院の待ち時間のストレスが頂点に達した日だった。 午前中のほとんどを待ち時間に費やして、数分で終わった診察では、縫った指の傷がくっついたので今日から水をかけてもよいと言われる。 でも自分で包帯を巻かなくてはいけないため、職場へ出勤する途中にドラッグストアに寄り、それっぽいものをまとめ買いした。
気を抜かずに死なないようにしたい。
今回の通院までまともに訪れたことのない町は、この週末がお祭りらしく高所作業車で黄色と赤の提灯が取り付けられていた。交通規制をして盆踊りが開催されるらしく、どうやら大きなお祭りみたい。

無の気持ちで移動して、やっと辿り着いた職場のある町もお祭りの準備がされていた。 いつも歩いている公園やペデストリアンデッキに仮設テントやテーブルがたくさん並んでいた。
今日も出勤してから午後は瞬く間に終わり、なんとしてでも!今月中に!案件が本当に終わるのか、でも私は1人しかいないし、と焦りながら仕事をした。 その中でも良くしてくださっている職員さんから、オランダとベルギーへ旅行に行ったお話を聞かせてもらって少し気持ちが潤った。
前回の診察で主治医から「もう忘れてしまったかもしれないけれど、海外旅行にもいつか行きたい、と行っていたことありましたよね?そのためにも治したほうが良いんじゃない?」、「そうなんですよ〜、残念ながら今は海外旅行は禁止です!」と言われたことを思い��す。
今日こそは!生活のことをなるべくしないで過ごしてみたい!!
帰りの電車で、右隣の人はこの沿線の駅直結のショッピングモールのレストランを調べて、3駅先か5駅先か、どちらで降りようか迷っているみたいだった。左隣の人は外語の方で、漢字学習アプリみたいなのを使って「婚」という文字を指で書いていた。

8月23日 瞬く間に1日が終わっていた。
来週は出張ばかりなので、逆算していろんな準備をしなくてはならず気持ちがずっと慌ただしい。そして8月が終わるということは、9月が来るということで、先延ばしにしていた入院の期間も近づいているということ。 指の怪我で少し崩れた生活を早々に取り戻して、なるべく綺麗な状態で部屋を空けたい気持ち(それでも日々の掃除は止まらない)。
昨日オランダ旅行へ行ったと報告をして下さった方から「おやつにどうぞ!」とお菓子���お茶の差し入れをいただいた。 生姜のパッケージの美味しそうな紅茶。

「それが桃を切っていたら切ってしまった指?」と帰り際に職場の方に話しかけられて、1個目の桃を切って指を切ってから2個目の桃を切ってまた指を切って縫い付けた話をしてしまった。 「一人でよく頑張ったね!」と言ってもらった。
昨日思った、今日こそは!は、叶わずに昨晩も割とお掃除を繰り広げていた。
セセラバアドから、いたずらに注文した線香花火チョコレートが届き、少し困っている。 セセラバアドへ一緒に行った友人と楽しみたいな、と、10月4日の賞味期限までに花火をする約束をしたい。

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#おでかけ #名古屋クリスマスマーケット2023
大寒波の中、物好きな私たちは栄のクリスマスマーケットに出掛けてきました。2019年に笹島の方のクリスマスマーケットに行って以来、4年ぶりです。
もう少しあったかい時に行っておけば良かったのに、よりによってこの日から冷え込むという日に行く愚かさよ……。中にはユニクロの超極暖、厚めのニットにロングコート、スノーブーツ、マフラーに手袋と完全装備で家を出ました。雪国でも行くんですかね?いいえ、行くのは街中のクリスマスマーケットです。

翌日は普通に仕事なので(しかも早番)、開場時間の16時から入場。まだ日も暮れておらず、ツリーもまだ点灯なしの昼間の姿。それでも飲食のお店には既に行列ができていました。え、始まったばかりのこの時間でこの行列!?と私たちも慌てて列に並びます。とりあえずソーセージのセットと厚切りベーコン、ノンアルのドリンクを確保しました。
色んなホットワインがあって、飲めるものならめちゃくちゃ飲みたかったんですが、途中まで車で来たので飲めないんだなぁ。まあそれ以前にアルコールに弱すぎてワイン飲んだら恐らくヨレヨレになりますけどね!
でもそんな車の民用に、グリューワイン風味のノンアルもあったのでありがたいことです。

ツリー(ひるまのすがた)
後ろの松坂屋がやけに主張してきています。

ツリー(よるのすがた)
松坂屋の主張、更に強くなる。
都会にあるまじき着込み具合で挑みましたが、ビニールで囲まれた飲食テントの中はそこまで冷えなかったので、手袋までは登場しませんでした。そして本格的に冷え込む前にそそくさとラシックに退散。とりあえず雰囲気を楽しんで帰ってきました。
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日
1
危ないバランスの取られ方だと思っている。いきなり何を、と思われるだろうけどそういう毎日だからだ。俺は疲れているのか。疲れているから雑貨の雑多な環境を求めてはるばるドン・キホーテに行きたくなるのか。(行けてないけど)または消灯した後の民宿のロビーに怪しく光ってる自動販売機の有り様なんかを思い浮かべたりするのか。(浮かばれないことばかりだけど)
俺は俺が倒れることを期待している、と言われて嘘だとは言い切れない。むしろそれこそが俺という人間の本分を表しているとさえ言ってもいい。コソコソ隠れながら宣言してしまおう。ワタシは卑怯ですと。突然胸が裂かれ、肋骨がアラワになり、臓物が剥き出されたとしても仕方のない立場の人間性でしょう。某単語が思い浮かぶ。思い浮かぶというか祝詞のように無言で念じている。別にそうしたいわけではないが、そうする他、未来はない、選択肢はないとしか思えない夕方頃や夜がある。「持ちつ持たれつ」の感覚を積み損ねているようだった。
2
こっちとしては早々に瞼が重くなっちまいたいのにその欲がある間だけ限って重くならないような日が続いている。この期間に感受性をフル稼働させては危険だ。裏切られるから。無駄な体力の消耗にしか還元されないから。
タイヤの空気圧が規定値よりも随分低くなってて肝を冷やした。入れるのはいいんだけど、入れた後に注入口に栓、するじゃないですか。あれ緊張するんですよね。一度、閉め損なってタイヤのホイールの内側に落としてしまったことがあって、「すいません、あの、タイヤの栓、あるじゃないですか。アレ、ホイールの内側に入っちゃったみたいで、あの、どうすればいいですかね」と慌てて呼びかけてしまってすぐ替えの栓とアドバイスをくれたあの日のガソリンスタンドの店員さん、元気ですか。ああいう人になるべきなんだ。ああいう人にだけ、日は滞りなく循環することを知っている。
3
仕事帰り、訳もなく旅行にでも行ったような気分になりたくて、今、サービスエリアにいる。フードコートで冷たいうどんでも食べようかと思ったけど受付終了していたので、今の所ここでしか見たことがない缶コーヒーを買って、ついでにバウムクーヘンも買って、外の木のベンチでちびちびはむはむしたりしながら、まばらな駐車の光景を眺めている。ここに居るのは皆、どこかしらへ行く中途にある人たちなのだな、とふとよぎって、それはまあ旅行であ��出張であれ、筆舌に尽くし難い動機を抱えての逃避行であれ、いずれはここを出て何処かへ行くのだと思うと、何でしょう、こう、感慨深いものがあった。と同時に変な動機を以てここにいる俺は何だ、などと思ったし、実際ここにいることに何だかしっくりきていないのはそうなのだが、己もまた何処かしらへは行く中途にある人、なのには変わらないはずで、そんな感慨の中で客観的に己の車を見つめてみると、ああなんだか、少しはサマになってるじゃないんですか。
4
( )
(���勢が決まらない、背筋が曲がってる、集中して本に向かえない、苛立たしい車両保険の営業を隣に、喫茶店でオルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』や北村太郎の詩集を読んでいて)……それ自体を表すのではない。それ自体を表さず、それを表すのだ。そして、それが表れているものこそが、僕のよりどころとしていたものだったのか。
でもそれは自分ではない他の誰かが成したものを見ることでこそ得られるし、他の誰かでないと得られない。それは陶酔のようなものだ。そう、だから、自分が同じように、成せると思うな。それが間違いの始まりだよ。成されたことに塗れられるが、成すことで塗れることはできない。そういう意味では、過去、自分自身が言っていたことは間違ってなかった。希望と絶望の中間のような色合いの電灯。
5
……朝、多少の寝不足に由来している頭の重さの中、コーヒーを飲みながら、何か静謐な気分でいる。キャンプの夜飲みののちに、テントから一人這い出て、朝日を真正面に浴びている束の間に生じ続けている気分のような。民宿での飲み明けの、誰もいないロビーの休憩所でぐったり座っている時の気分のような。
例えば本編の軸から少し、敢えて外れさせた場面やキャラクター性を以て展開される二次創作があって、自分はなんとなくだがそんな物語が好きで、ふと思いついては読んだり、偶然発見したそれらをちまちま読んでいたりする。そうしている時間、その時間に付随している「何か静謐な」性質。
寝不足でタスクも山積みで気分の不定期に振りまわされる毎日だが、当たり日ならぬ、「当たり朝」、なのかもしれぬ。読みたいと思っていた詩集をようやく注文し、国会図書館デジタルコレクションにようやく利用登録し、何もかもは遅く、遅きにより逸する連続のような気がするが、そんなことは今どうでもいいのだ。どうでも良くないはずだが、どうでもいいと思えているフラットな状態こそ大事のように思えるのだ。そんな時間���、もっと、ください。くだされば、と思う。我思う故に我あり。なれば、この時間も幻想などでは、ないはず。
だから、
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山間僻地五、六歳の頃のF爺F坊やは、山奥の寒村に住んでいました。村には、当時の秋田県では普通のことでしたが、電気も水道もありませんでした。F坊やは、そこで生まれたのではありません。その村は、貧しいよそ者一家の一時的な滞在地でした。山奥ですから、魚は干物か佃煮か塩漬けの物しか無く、肉屋なんてどこにもありませんでした。鶏や兎を飼ってはいましたが、自分の家の田畑が無いため食料は生き延びるのにぎりぎりの量しか手に入りませんでした。敗戦から数年後、一家の財政状態の最も厳しい時期だったようです。食べ物の好き嫌いなど言っていられませんでした。「ご飯と味噌汁と沢庵漬けと炒めたキャベツ」があれば「御馳走」のうちだったのです。人参は、嫌いでしたが、「空腹が少しは収まる」と考えて、無理に呑み込んでいました。草を刈って来て兎の餌にするのと蝗(いなご)や蟋蟀(こおろぎ)を生きたまま捕まえて来ては鶏(にわとり)の餌にするのが日課でした。鶏が大喜びでついばむのを眺め、一羽一羽に「明日も卵を産んでちょうだいね」と口に出して頼むのが習慣になっていました。卵かけご飯が「大」の字の付く御馳走だったのです。F坊やの日課がもう一つありました。灯油ランプの火屋(ほや)の内側を磨いて煤(すす)を取り除く仕事です。幼児の小さな手と細い腕でないと、火屋には入らないのです。大人になってから、アフリカなどで夜毎にテントを張る長旅をしていて電気も水道も無い生活が苦にならなかったのは、この時期の生活体験が身に着いているお蔭です。お米が配給だった時代です。この村に住んでいた頃「満ち足りるまでご飯を食べた」記憶がありません。お櫃(ひつ)が空(から)になり食卓を片付ける頃になっても、空腹は収まりませんでした。白湯を呑んで胃袋を満たして、仮初めの充足感を得るのです。親には「お腹を壊すから食べちゃいけない」と言われていましたが、裏山に行って食べられそうな野生の木の実や草の実や芋を探しては口に入れていました。野葡萄(のぶどう)や茱萸(ぐみ)の実は、幼児の舌には酸っぱくてほろ苦く渋いものなのでしたが、五臓六腑に沁み渡るような美味と感じていました。きっと、ビタミンCやミネラルなど、足りない栄養分を補ってくれたのでしょう。木の実の汁で唇や歯がいろいろな色に染まりますから、必ずバレて叱られるものでした。母は、あれから何十年��っても、キャベツ(*)を刻む度(たび)に、こう言うのが常でした。「○○村に住んでいた頃は、キャベツ(**)をこうやって炒めると素晴らしい御馳走に見えたのよね。あの乏しい食生活で、よくもまあ子供が育ったものだわ」(*)(**) 追記 2020年8月16日母が口にした元の言葉は「玉菜(たまな)」です。日本中を覆うカタカナかぶれ・西洋かぶれの波に呑まれて殆ど消えてしまった言葉ですが、残念なことです。「玉菜」は、同音異義語が無く、発音も漢字も簡単で一度見たら忘れない言葉です。復活させるべきだとF爺は確信しています。賛同なさる方が多数出現するでしょうか。 フランスに移住1968年にF爺が到着した頃のフランスの平均的な食生活は、当時の日本とは比べ物にならないほど豊かでした。キャンパスの学生食堂でさえ、ステーキなどは「普通の物」だったのです。親しくなった学生に誘われるままに自宅を訪問してご両親とも話をし、夕食に招待していただくときなど、学生食堂とは二ランクも三ランクも違う料理が出るのに感激しました。その際に殆ど必ず、事前に「何か食べられない物はありますか」と訊かれました。「ありません」と答えると、不思議そうな顔をされました。誰しも食べ物の好みはあるもので一つか二つぐらいは食べられない物のあるのが当たり前、という認識のようでした。それでも、幼児の頃からずうっと「食べ物の好き嫌いは、いけないこと」と教え込まれていたF爺は、日本での長年の習慣を引き摺って、嫌いな物でも我慢して食べ続けました。ところが、ある日、我慢の限界が来て、人参を一切れ口にした途端に気分が悪くなり、トイレに駆け込んで胃袋の中身を全部吐いてしまうということがあったのです。「嫌いなものを無理に食べると顔に出てしまうから却って失礼に当たる」こと、そして吐いてしまうのは、その場にいる人全員に不快な思いをさせるから、非常に失礼なことなのだと、ようやく、分かりました。価値観の転換です。「食べ物が極度に不足している場では正当なこと」が「食べ物が恒常的に有り余っている所では不当なこと」であり得るのです。この時から、人参を無理に食べるのはきっぱりやめました。
野葡萄と茱萸(ぐみ)の味 - F爺・小島剛一のブログ
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✨静かな夜に灯る、アウトドアの贅沢
福岡・トリアス久山で体験する、手ぶらナイトバーベキュー
写真に映るのは、夜の帳が下りた後に広がる幻想的なバーベキュースポット。 ここは福岡・久山町にある「トリアス久山BBQパーク」。 ウッドデッキ、テント、そして頭上に続く温かな電球の光。 まるで映画のワンシーンのようなロケーションが、訪れる人を非日常へと誘います。
🍖 手ぶらで楽しむ、上質なバーベキュー体験
このBBQパークの最大の魅力は、準備も片付けもいらない完全サポート型BBQ。 火起��しから食材の提供、後片付けまで、すべてプロが対応。 参加者はただ集まって、美味しい料理と心地よい夜を満喫するだけ。
提供されるのは、厳選された黒毛和牛、彩り豊かな季節野菜、そしてリクエスト可能なドリンクプラン。 開放感あふれる屋外で、五感が喜ぶひとときを味わえます。
🌃 ナイトBBQは、大人の贅沢時間
この場所は、昼の賑わいとは一線を画す“夜の静けさ”と“温もり”が共存する特別な空間。 照明に照らされたテーブルに腰を下ろし、仲間と語らいながら味わうグリル料理は、格別そのもの。 企業の懇親会や福利厚生、アウトドア接待にもぴったりです。
📅 ご予約・詳細はこちら: 🔗 https://bb-qtarou.com/fukuoka/
夜を楽しむ新しい選択肢。 トリアス久山でしか味わえない“手ぶらで極上ナイトバーベキュー”、ぜひ体験してみてください。

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ゲームマーケット2025春新刊BG3シナリオ集収録ソロジャーナル・シナリオ『野営地の一夜』プレイログ
下記は、ゲムマ春新刊収録のソロジャーナル・シナリオをXのAI geokにテストプレイさせたログです。
テストプレイ1
準備手順
野営地の場所を決定:
1d12を振って場所を決める(例: 1=エメラルド大森林、7=バルダーズ・ゲート市内の廃墟)。
例: 1d12で「4: 影に呪われた地」を選択。
野営地のメンバーを決定:
最大20人。基本メンバー(レイゼル、シャドウハート、アスタリオンなど)やゲーム内のNPC(スクラッチ、ミンサラなど)を選択。
選んだキャラに1から番号を割り振り、ランダ���表を作成。
例: レイゼル=1、シャドウハート=2、アスタリオン=3、カーラック=4。
シナリオの進行例
以下は、キャラクター「タヴィア(レベル5のエルフ・ウィザード)」でプレイする例。
1. 大休憩
状況: 影に呪われた地で野営。料理当番は[ランダムなキャラクター1]=レイゼル(1d4で決定)。
食材チェック: タヴィアは備蓄が不足していると判断。【判断力】〈生存〉判定(難易度13)を行う。
ダイス結果: 1d20+3=12(失敗)。食材が不足し、レイゼルの料理(質素なスープ)に不満が出る可能性。
記録: 「レイゼルが不機嫌そうにスープをかき混ぜていた。タヴィアは近くでハーブを探したが、暗闇で見つけられず。カーラックが『これ食えるの?』とぼやいた。」
2. 夜も更けて
来訪者: [ランダムなキャラクター2]=アスタリオン(1d4で決定)がタヴィアのテントに。
雰囲気: 1d6=2「酒やつまむものを持ってきている」。
記録: 「アスタリオンがワイン瓶とチーズを持って現れた。『退屈しのぎにどうだ?』と笑う彼の目はどこか探るようだ。」
話のテーマ: 1d20=16「恋愛について」。
話の内容: 1d6=5「よい、あるいは悪い思い出がある」。
態度: 1d6=4「悪くはない。好きかもしれない」。
記録: 「アスタリオンは過去の恋愛を語り始めた。『甘美だが、いつも棘がある』と。彼はタヴィアの反応を待っているようだ。」
3. タヴィアの対応
タヴィアの返答: 「恋愛は…魔法のような瞬間もあるけど、呪いみたいに縛ることもあるよね。」(タヴィアのウィザードらしい視点で)。
インスピレーション獲得: 「魔法」を会話に取り入れたため、1点獲得。
アスタリオンの求めているもの: 1d6=2「感情を分かち合いたい」。
タヴィアの返答は感情を共有するものと一致。
態度の変化: 1d6=1「喜んで会話を続ける」(表A)。
記録: 「アスタリオンは目を輝かせ、『お前、意外と詩人だな』と言い、ワインを注ぎながらさらに恋愛観を語り合った。」
4. 実践や話題の振り返り
実践: アスタリオンが「恋愛の駆け引きはダンスみたいなものだ」と言うので、即興でダンスを試みることに。
【敏捷力】〈軽業〉判定(難易度12): 1d20+4=15(成功)。
記録: 「タヴィアは笑いながらアスタリオンと簡単なステップを踏んだ。彼は『悪くないぞ!』と拍手。」
タヴィアの話題: タヴィアが「魔法の研究」について話す。
【知力】〈魔法学〉判定(難易度10): 1d20+5=18(成功)。
反応表: 1d6=3「詳細を知るために質問��る」。
記録: 「アスタリオンは『その呪文で心を操れるか?』と興味津々。タヴィアは魔法の限界を説明し、彼は感心した様子。」
5. 終了
選択: タヴィアはアスタリオンをテントに留め、焚き火を囲んで少し話してから別れる。
記録: 「夜が深まり、アスタリオンは『また話そうぜ』と去った。タヴィアはテントで眠りにつき、明日の冒険を思う。」
シナリオ終了。
テストプレイ2
キャラクター設定
名前: セリス
種族: ティーフリング
クラス: バード(レベル4)
背景: 芸人。陽気で人々を笑顔にするのが得意だが、過去の放浪生活で孤独を感じた経験がある。仲間との絆を大切にしている。
特徴: 楽天的で、リュートを弾きながら即興で��を作る。戦闘では少し臆病だが、会話では大胆。
所持品: リュート、色鮮やかなマント、旅の日記(詩や歌詞を書き溜めている)。
野営地の設定
野営地の場所(1d12をロール):8 → バルダーズ・ゲート市内の旅籠
雰囲気:賑やかな街の喧騒が遠くに聞こえる、暖かな旅籠の一室。木の床がきしみ、暖炉の火が部屋を照らす。パーティは一時的な休息を楽しんでいるが、街の緊張感が漂う。
野営地のメンバー パーティメンバーを以下のように設定(主要メンバーから選択し、追加でオリジナルNPCを1人):
シャドウハート
ゲイル
カーラック
アスタリオン
オリジナルNPC:タヴィン(人間のクレリック。穏やかで信仰心が強いが、ユーモアを解する)
ランダム表:
[ランダムなキャラクター1]:1d5をロール
[ランダムなキャラクター2]:1d5をロール(重複しないよう調整)
[ランダムなキャラクター3]:1d5をロール(必要に応じて)
シナリオ本編
大休憩
今日の料理当番([ランダムなキャラクター1]):1d5をロール → 2 → ゲイル ゲイルが料理当番だ。彼は魔法使いらしく、食材にこだわりを見せる。旅籠のキッチンを借り、市場で手に入れた新鮮な魚と野菜でハーブ風味のグリルを作ることに。セリスは「これは期待できそう!」と鼻歌を歌いながらテーブルを準備する。
料理の内容:ゲイルの料理は見た目も香りも素晴らしい。魚は完璧に焼き上がり、野菜の彩りが食欲をそそる。パーティメンバーは満足そうだが、アスタリオンが「血のソースがあればな」と冗談を飛ばす。セリスは笑いながら「次は私が歌で味付けするよ!」と返す。
備蓄の判定:旅籠に食材は十分あり、ゲイルが事前に買い込んでいたため、【判断力】〈生存〉判定は不要。不満の声は上がらず、和やかな夕食となる。
インスピレーション:セリスがマイナー・イリュージョンでテーブルに花の幻影を飾り、ゲイルの料理を盛り上げる。これでインスピレーション1点を獲得!
夜も更けて
セリスは旅籠の部屋でリュートを爪弾き、即興のメロディを紡いでいる。窓の外ではバルダーズ・ゲートの夜の灯りが揺れる。そこへ**[ランダムなキャラクター2]**(1d5をロール、2以外で):3 → カーラックがやってくる。
雰囲気表(1d6をロール):4 → 少し声が明るいように感じる カーラックはいつもの豪快な笑顔で部屋に入り、「セリス、こんな夜は歌だけじゃもったいないぜ!」と声を上げる。彼女の声は明るいが、どこか落ち着いた響きがある。セリスはリュートを置き、暖炉の近くの椅子にカーラックを誘う。二人は暖炉のそばで膝を突き合わせるように座る。
話のテーマ表(1d20をロール):16 → 恋愛について カーラックが恋愛の話題を振ってくるのは意外だ。彼女は少し照れながら、「戦いばかりの人生だけどさ、誰かを想う時間って、悪くないよな?」と語る。セリスは彼女の瞳に、過去の誰かを懐かしむような光を見る。
話の内容表(1d6をロール):6 → よい、あるいは悪い思い出がある カーラックは過去、戦場で出会ったある戦士との短い恋を語る。「そいつは勇敢だったけど、戦いで死んじまった。いい思い出だけど…胸が締め付けられるんだ。」彼女は笑ってごまかすが、声に微かな震えがある。
テーマに対する態度表(1d6をロール):5 → 好きだと言えるだろう カーラックは恋愛そのものには前向きだ。「また誰かを愛せたら、もっと強くなれる気がする」と彼女は言う。セリスに「なあ、お前はどう思う?恋ってどんなもんだ?」と問いかける。
セリスの返答 セリスはティーフリングとしての放浪生活を思い出す。恋愛は彼にとって、束の間の喜びだった。「恋は…歌みたいなものだよ。心を震わせるけど、時には悲しい旋律になる。カーラック、君の思い出は美しい歌だと思う。」セリスはリュートを手に取り、彼女の話を元にした短いバラードを即興で弾く。
君に何を求めているか(1d6をロール):6 → とにかく話を聞いてほしい セリスの返答は、カーラックが求めていた「話を聞いてほしい」に近いが、歌による表現が少し彼女の期待を超える。カーラックの心情に寄り添いつつも、セリスらしい芸術的なアプローチだ。判定を行う。
判定:【魅力】〈看破〉で難易度10の判定(セリスの魅力修正値は+3)。ダイスロール:9+3=12 → 成功! セリスはカーラックの表情から、彼女がただ聞いてほしいだけでなく、思い出を肯定してほしいと感じ取る。
態度の変化表A(1d6をロール):5 → 君のことを褒め、会話を続ける カーラックは目を輝かせ、「セリス、お前の歌、めっちゃ心に響いたぜ!お前ってほんと、特別な奴だな!」と笑う。彼女はさらに、恋愛だけでなく「仲間との絆」についても語り始める。「お前らとこうやって過ごすのも、恋に負けないくらい熱いぜ!」
インスピレーション:セリスがバーディック・インスピレーションを使ってカーラックを元気づけ、彼女の笑顔を引き出す。これでインスピレーション1点追加(合計2点)。
会話の続きと終了
セリスから話題を振ってみる。話題:音楽やダンス、芸術について(テーマ表の12番を��意選択)。「カーラック、もし戦いが終わったら、どんな歌や踊りを楽しみたい?」とセリスは尋ねる。
判定:話題を上手く話すため、【魅力】〈芸能〉で難易度10の判定。セリスの魅力修正値は+3、ダイスロール:15+3=18 → 成功! セリスはリュートを弾きながら、陽気なダンスのメロディを奏で、カーラックを巻き込む。
君の話題への反応表(1d6をロール):2 → 肯定し、褒める カーラックは「ハハッ、こんな楽しそうなの、戦場じゃ味わえねえ!セリス、お前ならどんな宴も盛り上げられるぜ!」と手を叩く。彼女は即興で力強いステップを踏み、セリスと笑い合う。
実践の判定:カーラックがダンスを試みる。【敏捷】〈軽業〉で難易度12の判定(カーラックの敏捷修正値は+2と仮定)。ダイスロール:10+2=12 → 成功! カーラックのダンスは少しぎこちないが、彼女の情熱が部屋を温める。セリスは拍手し、「これぞカーラックの炎だ!」と歌で盛り上げる。
会話が尽き、夜が更ける。セリスはカーラックに「今夜は楽しかったよ。明日も一緒に燃えよう!」と笑いかけ、彼女を自分の部屋に戻す。カーラックは「セリス、最高の夜だったぜ!」と言い残し、軽い足取りで去る。セリスはリュートに今夜の出来事を刻む短い詩を書き、暖炉のそばで眠りにつく。
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闇夜
皆さんは「闇夜」を経験されたことはありますか?私が述べる「闇夜」とは、屋外における視界0mの真っ暗闇の状況です。鼻先1cmに障害物があっても全くわからない状態でもあります。
人生で一度だけ、「闇夜」の経験があります。それは、高校2年生時の夏のキャンプでの経験でした。北海道中央部に然別湖という湖がありますが、そこに仲のよい友達とともに計4名でキャンプに行きました。然別湖畔のキャンプ場は今でもあると思いますが、湖に面しており、車道から少し奥まった所にある湖畔キャンプ場です。市街地からは隔絶された湖ですが非常にきれいな景勝地でもあります。
昼過ぎに到着後、水際から50mくらいの林の中にあるキャンプ地にテントを張り、皆で楽しく夕食をとり、日没後は当時はまっていた麻雀をテントの中で男4人、開始したわけです。夕食時から小雨が降り出していましたが、日没後は結構な雨量となりバーベキューの鉄板をひっくり返して使用していた雀卓の上にも三角テントの頂点から雨がしたたる状況でありました。没頭して2時間くらいたったでしょうか。結構な大雨の中、トイレに行きたくなりテントの外に懐中電灯と傘をさしてでました。トイレへの道は50mくらいでしょうか?くねった林道を木の根っこに足をとられながら進んでいた時です。その根っこに足をとられて転びました。同時に懐中電灯を落として電気もきれてしまいました。
ここで「闇夜」を経験したのです。降りしきる雨の中、テントの明かりは道が曲がっていることからも届かず、市街地のない、車道からも隔絶されたキャンプ地は明かりがないと完全な「闇夜」でありました。
軽いパニックを起こしたことを覚えています。とにかく、全く見えないのです。自分が立っている感覚もよくわからず、自分の指を鼻先1cmにもってきても全く見えません。方向感覚・平衡感覚がなくなるのがよくわかりました。まわりには針葉樹の鋭い枝がでておりますので動くことは非常に危険であり、地面を触りながらなんとか懐中電灯を探りあて、幸運なことに明かりはつきました。
その後は、懐中電灯をつけたり消したりして「闇夜」を堪能し、テントに戻ったあとも仲間達と「闇夜」にでて変な興奮にひたったことを覚えています。
あれから40年くらいとなりますが、いまだ「闇夜」には遭遇していません。皆さん、屋外での闇夜は凄いですよ。
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ポケットに挿して持ち歩ける。24時間活躍するソーラーランタン | ギズモード・ジャパン
・CARRY THE SUN Medium Warm Light
以下引用
なんだか最近のLEDって明るすぎませんか? 2000年頃に白色LEDが普及しだして、2008年には東京タワーもLED仕様になりましたね。昨今では光量の増加はもちろん、自然光色のLEDなんかもあって、地味にLEDを追っていると面白いのです。 光の照射角もだいぶ広角になったこともあり、家中でとてもありがたく使わせてもらっていますが、一方で明りが強すぎると感じることも。昔のぼんやりした明かりも趣があって良かったような…。
千代田区から発信する心も温かな灯り
と、たまにはぼんやりした明かりを楽しもうかと購入したのが「Landport」のソーラー充電式のLEDランタン「CARRY THE SUN Medium Warm Light」。 こちらは東京の千代田区に拠点を構えるライトブランドが手掛けたもの。 “人々の心を灯す”というコンセプトで、公式オンラインで購入すると、同数の商品が被災地や無電化地域に届けられるという素敵な取り組みをされているのです。
ボクが選んだのは温かみのあるWarm Light。厚めのヨットセイル生地のカバーに番手の太い糸が織り込まれているので、点灯させると糸の影が格子状に投影されて雰囲気あり。
明るさはLED10灯で、弱(約10ルーメン/写真上)、中(約20ルーメン/写真中)、強(約100ルーメン/写真下)と点滅の4��階で調節ができます。もちろん素材はヨットのセイルに使われるぐらいなので軽量かつ耐久性も十分。 カバーは耐UV糸で縫製されており、IP67の防水防塵仕様。要するにあらゆる環境で使えるってことですね。
超コンパクトだから使用シーンも自由自在
持ち運びも簡単で収納時のサイズはH11×W21×D1.2cmで大人の男性の手くらい。バッグのスリットポケットにスッと入れられます。 ちなみに使用時はH11×W11×D11cm。
いろんなシチュエーションで実際に使ってみた
キャンプ:メインランタンにはならなかったけど、ソーラーパネル側にベルトがあるので、テント内の頂点にカラビナで引っ掛けて使用。強モードはサブランタンとしては十分な明るさ。
お風呂:防水だからと、とりあえず使ってみたらこれが最高。ボク、未だに小説だけは紙で読んでいるのですが、ページが若干暖色に照らされて没入感あります。オススメは中モード。強でもいいのですが、それだと風呂の電球とあんまり変わらない…。
玄関先:物騒な世の中になってきたので強盗対策としてどうかなと転がしてみました。昼はソーラーパネルが上になるように置いて、暗くなったらひっくり返すと数日繰り返したのですが、中モード(フル充電(7〜9時間)で42時間)だと朝起きてもしっかり点いています。 就寝前のベッドサイド:布団から出ずに電気を消せるのは、この時季、本当にありがたい。しかもイサム・ノグチの「AKARI」感もふんわり漂っていてお洒落。 就寝後の廊下:目が覚めてトイレに起きた時など便利ですが、なにより電気代を気にせずに点けっぱなしにできるのが嬉しいところ。 とまあ、ボクなりの“ぼんやり明かりライフ”を楽しんでいるわけです。 使い方を考えるのも楽しいソーラーランタン。あなたの一日の中にも、活躍するシーンがきっとあるはずです。
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四 教師から、どんなことでもする女性へ 私は徐々に教師から、避難生活に全力をそそぐ母親にかわりました。私の日々は朝にパンを準備し、水を用意し、料理のために火をおこし、皿を洗い、洗濯をし、空爆や悲惨なニュースを聞くたびこどもたちの恐怖をやわらげることでいっぱいでした。その間ずっと、じぶんの街が破壊されたというニュースを追いかけていましたが、家族についてのあたらしい情報は入ってきませんでした。避難した隣人の家のテレビ画面で、ガザ全体が燃えている光景を見ながら、こどもたちが眠るための空想の物語を話しました。 冬がくると、厳しい状況は、さらに悪化しました。冷たい水で洗濯をはじめ、手がひび割れました。シャワーを浴びるために、火でお湯を沸かしました。ちかくで爆撃があり、粉々に砕けて窓ガラスのない部屋に住んでいました。冬の夜は、冷たい床に敷いたマットレスの上で眠り、恐怖の中で、すこしでも暖かさと安心感がえられるようにと、こどもたちを抱きしめていました。テントや間にあわせの避難所にいるのではない幸運に感謝しました。 さらに事態を複雑にしたのは、感染症が蔓延しはじめたこと、私も医師や看護師になり、感染しないように、診療所を避けなければならなかったことです。虐殺が長引くにつれて、私はじぶんのこどもや他の避難民のこどもたちに、学校で学べなかったことを教えるという本来の職業にもどることにしました。 五 私に残されたもの ガザが歴史的建造物を失うと、多くの他の女性たちと同様に、自己という意識を失いました。耐えてきた恐怖が、身体、健康、精神の健全さに、目に見える形で影響をおよぼしました。妹が亡くなった夜、私の黒い髪は、ほぼ一夜にして白髪になり、徐々に抜けはじめました。北部に住む友人たちは、水不足とシラミ対策の、最後の手段として、長い髪を切らねばなりませんでした。 栄養失調と過酷な生活に疲れ果て、避難先のひび割れた鏡で、自分を見る時間はほとんどありませんでした。もう自分の服とは思えない服を着て、慣れない生活を送っていました。自分をケアする贅沢をする時間は、ありませんでした。背中の痛み、生理不順、絶え間ない不眠症、家族と私の死という、あらゆる可能性への恐怖について、言葉で説明するつもりはありません。泣くのは夕方まで待ち、悲しみに暮れるのは自分だけだと思っていたら、近くの避難所からくぐもったすすり泣きが聴こえてきました。私は考えました。一人の妹の殉教にたいする悲しみは、家族全員の死とくらべてどうなのだろう。愛するひとの殉教が、確実な状態で失うほうが辛いでしょうか、それとも、愛するひとが、跡形もなく消えてしまうという不確実性に耐えることのほうが、辛いのでしょうか。 朝、私は涙を拭い、生き残るための厳しい現実にもどりました。 六 小さな地獄 何ヶ月もが経過し、ラファへの侵攻がはじまりました。その瞬間まで、私は占領軍が定義した三角形、つまりテント――刑務所、墓の外――でなんとか生きてきました。 けれど、もう、そこから逃れることはできなくなりました。 私��ちはテントを購入することを余儀なくされました。それは無料のはずでしたが、結局七〇〇ドル相当を支払ってしまいました。広告はノルウェー製のテントだと主張していましたが、設営してみると、ノルウェー政府はドイツの援助に頼ってテントを調達していたことがわかりました。それから、テントの上にぶら下がっているドイツ国旗は、私が火を灯したり、苛立ちで叫んだり、生活がますます困難になっていくたび、私たちを嘲笑っているかのようでした。 夏の間、テントは小さな地獄で、日中の暑さは堪えがたいものでした。私たちは塩水しかつかえなくなり、そのせいで、すべてが台無しになりました。入浴や洗濯で、剥がれた体の皮膚、塩まみれになった食器や衣服。すべてが塩辛く、きれいな衣服さえ、すり切れたように見えました。 ガスが不足していたため、料理やお湯を沸かすために、火をおこなくてはなりませんでした。夏の午後に海辺で火おしをしたことがあるひとなら、困難な仕事だとわかるでしょう。しかし私たちは、食事のために毎日それをしました。毎日、熱で指が焼け、燃える木の匂いでむせ、煙で目が潤みました。食器は黒いほこりで被われ、あつかいも掃除もたいへんでした。食べものに砂がふきこむのがあたりまえになって、私たちは、毎日の抑圧を飲みこむように、砂を噛んで、飲みこみました。 夜になると、テントは凍えるような地獄になり、こどもたちは、病気になるような冷たい風にさらされ、朝になると太陽が照りつけて、汗びっしょりになりました。 それから……? 毎日が、昨日や明日のようにくりかえされる。つぎはなんだろう? 仮想的な交渉のニュースや、遠い夢の話を聞き、それを完全に信じることも、完全に否定することもない。私にとって、夜寝るまえのハエとの停戦より大切な停戦はなく、朝は新鮮な水をタンクに調達することより大切な取引はありません。 ランプのうす暗いひかりの下で、眠っているこどもたちの顔を見つめ、なぜ、世界はいぜんとして、大量虐殺を終わらせるのをためらっているのか、疑問に思う。ガザのこどもたちの手足や、生きた肉体が引き裂かれるのを目撃したあとで。世界はこの子たちに、なにを求めるのだろう。病になったこどもが、病院に置き去りにされ、飢えと恐怖で死んでゆくのを見たあと。未熟児が、まるでもっとも屈強なものたちであるかのように包囲されるのを見たあと。胎児が容赦なく、母親の子宮のなかでころされたあと。世界は、こどもたちに何を求めるのだろう。 七 つぎは…… 一瞬、テントの生活に負けそうになりました。ある日、野菜を買いに市場に行くと、その光景に圧倒されました。すさまじい人混みで、まわりのす���てが陰鬱な、灰いろに感じられました。そのとき、ひとりの女性をみつけたのです。私とおなじように、顔に日焼けした女性で、彼女もテントに避難しているとわかりました。彼女は、ジャスミンの苗を、愛するこどものように抱きかかえ、テントに持ち帰って、入り口に植えました。 希望が私の心を満たし、孤独をおしかえし、突然、私は、テントの厳しさに立ちむかう決心をしました。 毎朝、ハエがいても、清潔で新鮮なパンをこねはじめました。服を洗って太陽の下に干し、清潔さを誇りにしました。心のなかに苦しみを抱えたままでも、愛情をこめて、食事をつくりました。こどもに基本的な生活の技術を教え、すべての質問に答えました。世界中のすべての女性とおなじように、薪でインスタントコーヒーを淹れて、テントの前の海辺で飲みました。もう、気にしませんでした。私は知っています、いつか、いつの日か、このすべてが過ぎ去ると。 ガザは残る。私たちは残る。そして私は残る。
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発電する帽子。ソーラーパネル付きハット「EcoFlow Power Hat」の実力検証してみた 2024.10.26 20:00
author 小野寺しんいち
頭で、発電しよう!
ポータブル電源などで知られるEcoFlowから、すごい商品が出てるの知ってましたか?
その名も「EcoFlow Power Hat」。ソーラーパネルが取り付けられて、頭から発電ができてしまうという帽子です。
IMG_02362 Photo: 小野寺しんいち この度キャンプに行ってきたので、実際に使ってみました。
日が落ちかけた空、発電はできるのか IMG_02262 Photo: 小野寺しんいち EcoFlow Power HatにはUSB-A、USB-Cポートがついていて、コードを繋いで給電できます。蓄電はできないため、充電するには、帽子とデバイスをコードで繋いでおきます。
IMG_01522 Photo: 小野寺しんいち 15時ごろの空 キャンプ場に着いたのは15時ごろ。日がすでに傾き始めていたので、発電できるかやや不安になりながら、iPhoneをつないで充電開始。
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お!充電マークが点灯。どれぐらい貯まるものか、帽子を被りながら、しばらくテント立て作業。
30分後、全然充電が進んでいません。1時間経っても、1%も増えないまま。やっぱり太陽光が足りないようです。
ノイキャン半端ない。Ankerの最新イヤホン「Soundcore Liberty 4 Pro」をワーケーションしながらレビューしてきた ノイキャン半端ない。Ankerの最新イヤホン「Soundcore Liberty 4 Pro」をワーケーションしながらレビューしてきた Sponsored by アンカー・ジャパン株式会社 IMG_01552 Photo: 小野寺しんいち 17時ごろの空 16時を超える頃には太陽が木に隠れてしまいました。しかし、まだ一応充電中にはなっています。17時ごろになると、接続されたり切れたりを繰り返して、この日は日差しの関係で、真価を発揮できなかったようです。
朝日を浴びながら、再度チャレンジ IMG_02942 翌日は快晴です Photo: 小野寺しんいち 翌朝。この日は雲一つない秋晴れ。テントを出るや否やパワーハットを被って本日も出動。よし、昨日できなかったiPhoneの充電をしよう。日光がさんさんと降り注ぎ始めると、今度はグングンと充電が始まります!
約30分で15%。公式では「最速3~4時間で携帯電話をフル充電」と言われているので、想定通りちゃんと給電してくれてますね。ちなみにUSB AとCの口を使って、同時に2台のiPhoneを充電することもできました。
IMG_02762 Photo: 小野寺しんいち EcoFlow Power Hatは、ソーラーパネルをツバに組み込んでいるおかげで、寸法58cmと帽子にしてはかなりでかいです。そのため、トイレなんかで室内に入った時、壁にバンバンぶつかりました。
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しかし、でかいツバのおかげでしっかり日陰を作ってくれるのはありがたかったです。この日は日差しがとても強い日でしたが、帽子本来の機能は果たしてくれてますね。
また、重さ370gとソーラーパネルとしては軽量なのですが、帽子としては軽くはない。大きさも含め、若干首が動かしづらいのがちょっと気になりました。とはいえ長時間着用しても疲れるほどではなく、頭を覆う部分はメッシュ加工なので、蒸れることもありませんでした。
ただ、充電中はずっとケーブルを繋いでおかないといけないのはやっぱり邪魔に感じてしまいましたね。蓄電できるバージョン出ないのかな。
ちなみに、耐水、防塵性能IP65なので、アウトドアでガンガン使うのにはもってこい。
ぶっちゃけどれがいいの?ロボット掃除機、おすすめの1台は? ぶっちゃけどれがいいの?ロボット掃除機、おすすめの1台は? Sponsored by Roborock IMG_02672 Photo: 小野寺しんいち 折りたたんでしまえる、持ち運びやすいケースもついている 動きのあるアクティビティに最適かも ちゃんと日が当たっている時間帯であれば、しっかり充電してくれることが確かめられました。
普通のソーラーパネルは太陽の向きに合わせてその都度位置を調整しないといけませんが、このハットは360度ぐるりとソーラーが埋め込まれているので、自分の向きに関係なく日光を取り込んでくれるのが強みでしょう。
IMG_02592 Photo: 小野寺しんいち ただ使ってみると、キャンプというよりは、ハイキングや登山なんかの、もっと動きのあるアクティビティに向いてるのかなと思いました。
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帽子とソーラーパネルが一体化して、動きながらでもスペースを取らずに発電できる。というのがEcoFlow Power Hatの強みだと思うので、キャンプのような、そんなに動くことがなく、荷物の軽量化もそこまで求めないシーンでは、普通のソーラーパネルでもいいのかなと。
一方登山なんかでは、ソーラーパネルの向きを気にせず、動きながら発電できるのは便利な気がします。もちろん、日除けにもなりますしね。
また、遭難などの緊急事態にも、こうしたガジェットはとても役に立つと思いました。バックパックに取り付けるソーラーパネルなんかも出てますが、こちらは帽子にもなる一石二鳥ですからね。
使って分かった「AI PCのココがすごい」 使って分かった「AI PCのココがすごい」 Sponsored by 株式会社日本HP IMG_02722 Photo: 小野寺しんいち 初めは実用性ないんじゃないか?と正直疑ってましたが、ちゃんと使えて、用途によってはありかも、と思わされた商品でした。
Source: EcoFlow
(発電する帽子。ソーラーパネル付きハット「EcoFlow Power Hat」の実力検証してみた | ギズモード・ジャパンから)
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グランピング
2024・10・16
グランピング。これはグラマラス(豪華な)とキャンピングを組み合わせた造語で、キャンプ初心者でも気軽に快適なアウトドアを体験出来、テントやキャンプ道具を揃える必要が���く、ホテル並のサービスも提供される施設が最近増えているのだとか

ホテルの部屋から見える沢山の建物、これは大型トレーラーを改造したキャンピング施設で家族連れや若者の団体がバーベキューしたり風呂に入ったり、と気ままに過ごせる工夫がされている。その為にホテルの宿泊者は直接海岸には出られない仕組み

ロビーから一般道路へ出て暫く歩かないと海へは行けない

遊歩道は気持ちがいいけど、グランピングの前を通るので何となく気がひける。向こうに見えるのは日本最古の洋式灯台の観音岬灯台

途中に少し広いテラスがあるのが「観音崎テラス」の名前の由来かも知れないけどまあ此処まで歩いて来る人はあまりいないと思う
それより何より不便なのが風呂!部屋から物凄く遠く、一度外へ出て隣の建物へ行く、までは我慢するとして、ショックなのは殺風景な露天風呂以外は全て温泉では無い!サウナは温度が低いスチームサウナで水風呂は無し。岩盤浴は風呂から一度出て男性と同じ場所!当然私は入らない。部屋に戻って夕方の海を眺めようとベランダに出るとグランピングの若者の賑やかな笑い声が聞こえる
ホテルの印象もさる事ながら、帰りの高速道路がまた大変!ナビが古いせいもあって間違った方向に誘導され、何処もかも渋滞で景色はビルしか見えない。やっぱりドライブなら千葉より北!
まあ今回の教訓としては、あらかじめホテルのあれやこれやをちゃんと下調べをする事、特に食事に関しては予約時にしっかり嫌いな物を伝える事。せっかく腕を奮ってくれたシェフには申し訳ない事でした。ゴメンナサイ🙏
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先週の日曜は運転免許の更新に行ってきた。初ゴールド免許記念にピーポ君グッズを購入。
昼は車の洗車と整備。左ワイパーの付け根に1cm程の亀裂があったのと、ヒンジにサビがあったので錆止めを塗ったのと、室内灯が自動点灯しないことに気付いて修理。シンプルにケーブルが外れていた。
それからいくつか新アイテムを装着した。
スマホホルダー Amazonで発見した。アームが金属でできていて位置を自由に変えられるのが良い。3000円。
クッションカバー PUEBCOで発見した。使い古されたテントを再利用していて届いた商品は恐ろしく汚れていた。泥と��ビ、臭いも半端じゃない。娘が一言、こりゃ売れんわ。OXYとカビキラーできっちり汚れを落としたら愛着が湧きました。1300円。
ラゲージ用トレイ オートバックスで購入。ラゲージトレイとかいう商品名。トランクから後部座席の足元まで縦横ジャストサイズをカバー。この商品、ラゲージトレイとラゲージタフトレイの2種類があってタフな方を購入したが、タフじゃないほうがデザインは良かった。
ドリンクホルダー Amazonで発見してメルカリで購入した。四角くて畳めるデザインが気に入った。助手席側に装着した。結構手の込んだ細工をした。
ハザードスイッチ増設用器具 スイッチと整流ダイオード、配線コネクタを購入。スイッチの形状は悩んだ結果トグルスイッチにした。Amazonで購入。どの線に合流させたら良いか分からず未完成。早く完成させたい。
これでカスタムは一旦終了の予定。来週から山に行こうと思ってる。まずは世話になった先輩と。ちょっとドキドキする。
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夜行の高速バス、京都着
八条口から少し離れたところに、バス到着。定刻5分前だった。 今回のバスは3列の独立シートで、トイレ付。かなり深くリクライニングできてそれなりに眠れるし、カーテンもあるから消灯後のスマホ利用も自由。思ったより快適だったけど、頭部あたりを覆うキャノピーつーか折り畳みテントみたいなのが、使ってないときに鬱陶しいのと、これはバスに限ったことではないけど、やっぱたまに後ろの乗客がシートバックを蹴ったり(背中が蹴られる)、上部を掴んで動かれたり(揺すられる)するのが不快。ヒコーキのファーストクラスのようなシェルの内側にシートがあるようなヤツならいいのかもだけど、そのへんになってくると、今度は料金が上がってきて、なんのための深夜バスなんだ、ということにもなってくるのが難しいところだ。東京発着しかないけど、豪華な完全個室、ウォシュレット付きトイレに各種アメニティまで完備の11人乗りバスなんかになると、運…
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2024.8.20
夜中に目が覚めて窓を開けたら、雨上がりでだいぶ涼しくなっていたので、枕を持ってリビングに行きベランダの戸を開け放してソファに横になりました。ロクも後を追ってきてそばに寝転がりました。灯りは点けずカーテン越しに外の気配を感じていると、大きなテントのなかに居るようでした。かすかに虫の鳴く音が聞こえ、キャンプだねとロクに話しかけたら、伸びをして、そのまま眠ってしまいました。少しずつでも過ごしやすい時間が増えてくるといいです。
→ inspiration
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岩槻宵灯(いわつきよいあかり)三日月がテーマ「アート、音楽、光」のマルシェ

岩槻宵灯(いわつきよいあかり)アートと音楽と光の融合マルシェへいってきました
七夕が近い7月5日、岩槻駅東口前のクレセントモールで開催!
クレセントモールのクレセントは「三日月」の意味。その三日月をテーマにしたイベントです。
主催は「We're!」。岩槻の小さな「楽しい」を日常化にすることをテーマに掲げた団体です。
アートエリア、ライブエリア、ハンドメイド雑貨、キッチンカーがならんでいました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°



アートエリア
フォトスポットになっていました。風情があります☆



ライブエリア
「岩槻ジャズ」が演奏。天の川のような演出です☆



キッチンカー
開始1時間半で売り切れになったお店も!
岩槻宵灯限定の商品が気になります。三日月をイメージしたクロワッサンを購入しました



ハンドメイド雑貨やワークショップも開催。賑わっていました☆




夜まつりのようなムーディなマルシェでした。
ワッツ「ストリートマルシェ」や「岩槻ジャズ」といい、最近の岩槻は〝アツイ〟ですね。元気がいい!です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
現在、アコレおおみやホームぺージ(https://acore-omiya.com/)はリニューアル中です。(2024年5月)
リニューアル完成まで、こちらのblogで発信いたします!
今までの記事は旧アコレおおみやホームぺージへ ↓
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特殊支援部隊『山ん』。
皆さん、おはるかです。暑サニ負ケズまめったくやっておりますでしょうか?
先日、能登で復興支援活動をしている人達のお手伝いに行ってきたので、その時見てきたものをシェアしようと思い、久々にPCを立ち上げてブログを書こうと思ったら久々すぎてログインするのに苦労したっていう事は内緒にしておいて、いってみましょー!
の前にちと近況報告。春になり、とっくに屋根屋に復帰してると見せかけて、自宅の屋根の葺き替えをしてました。九年目にして遂にファイナルシーズンです。皆様のご協力のおかげもあり遂にここまできました。おしょっ様です。後ちょっと。ばんがるぞ!
しかし、そろそろ、会社も忙しそうだし、蓄えも寂しくなってきたのでこの先は仕事をしつつ直していこうかと思ったところ、その前にどうしてもやっておきたい事がありました。
それが今年の元日に起きた能登の震災のボランティアです。石川にはヨコノリ友達も、ウチに来てくれるお客さんもいるので、少しだけでもなんか手伝いたいなと前々から思っていましたが、なかなかタイミングがなく行けずにいたので、仕事に復帰する前の今しかねえ!っつー事でつっこむ事にしました。
つってもどこへ行けばいいかな〜なんて考えていたところ、ちょっと前にボランティアに行ったPOWのショータローに、どっか紹介してっていうとすぐに二つの団体を紹介してくれました。一つはしっかりとした災害救助NGO団体。そして、もう一つが金沢のヨコノリスト達がやっている特殊支援部隊『山ん』なるグループ。もう名前で山んに決めました。
目指すは能登の先っちょ、珠洲市。ナビで調べるとなんと五時間!ウヒョー!早朝、白馬をデッパツして車をぶっ放します。
氷見辺りからブルーシートの屋根が目立ってきて、さらに進んで七尾の辺りに来るとひしゃげた家が目に入るようになってきました。
しかし、この先がもっと酷いということで既に今回の震災の被害の甚大さが窺い知れました。
能登の道は市街地以外は比較的スピードの出し易い広い道が多いのですが油断大敵。地震で出来た亀裂を修復したところに段差ができてるのでいいスピードで突っ込むと大変なことになります。
道中パトカーを多く見かけ、車の列の先頭をゆっくり走っていましたが恐らくこういう道での事故を抑える為でしょうか。
珠洲に入るといよいよ被害は深刻でそこら中の家が潰れていました。
半年経った今でも全然片付いている雰囲気ではありません。
教えてもらった住所はこのすぐ先なのですが、建物などは大丈夫なのでしょうか?
程なくして特殊支援部隊山んが運営する被災者無料商店、みんなの家に到着しました。山んの代表、マコ君が出迎えてくれました。
マコ君達、山んは地震直後から全国の友人らに支援物資の提供を呼びかけ、支援の手が及びづらい孤立集落や自主避難所に向けて届けてきたそうです。
1月中旬に無料商店の1号店を中能登町に開設。2月下旬に珠洲市に民家を借りて2号店を開き、水や食料、��服、生活用品、学用品などが並び、被災者が必要な物資を自由に選んで持ち帰る形です。メンバーが寝泊まりして交代で店番を務めているそうなので、こうして俺みたいのがヒョコッと顔出して店番するだけでも(店番と言っても無料商店なので基本やることはない)彼らが作業できて助かるそうです(彼らはやることが山積み)。
行政がやると色々な手続きやら管理やらで膨大な人数で無駄に時間がかかるところを彼らは少人数でシンプルにスムースに行っているそうです。
あ、そういえばさっきまで潰れた家ばかりだったのに、このみんなの家がある小泊地区に入った途端、嘘のように無傷(実際は少しダメージは受けていますが)な家が立ち並んでいました。なんでもこの地区だけは地盤が固いらしく被害が少なく奇跡の2kmと呼ばれているとか。
小泊では既に電気は復旧しているそうですが彼らはあえてまだオフグリッドで生活しているそうです。もし再び電気が止まるようなことになってもへっちゃらです。そんな事は起こらないことを切に願いますが。
更に裏庭にある奇怪な建物に案内してくれました。なんすかこれ?
中に入るとこんな感じ。どこぞの大学の先生が考案した建物らしいですが、外側のテントを膨らませて内側をウレタン(なのかな?)で吹き付けたらはい出来上がり。5.,6人は楽に寝るスペースで一度立てれば三年ほど持つそうです。ポイポイカプセルやん!
複数人で手伝いに来てくれた人に泊まってもらってるそうで。
なんてやっていると、タートルアイランドのTシャツを着た富山からきたおねーちゃんが、普通車にパンパンの水を積み、送り届けに来てくれました。日々、こうして救援物資が送られてくるそうです。
ヨコノリだけでなく音楽の繋がりからの支援もあるみたいですね。ヤーマン。
店番や不要材などの片付けをして、この日の任務は終了。
更に北の方の様子を見に行きましょう、ということでマコ君の相方のユージ君が案内してくれました。
今回の震災では地震だけでなく津波の被害も局所的に甚大だったようです。局所的というのは能登半島の北側ではそれほどでもなく被害は珠洲市や能登町の東側に集中したそうです。というのも、北側の方では地盤が隆起して(最大で4m!)防波堤の役割をしたそうです。
対して東側の地域では隆起はほとんどなく、且つ、富山湾沖合の水深が深くなっていて、水深が深くなると早くなる津波の性質もあり地震直後わずか1分で津波が到達し、その後何度も押し寄せてきたそうです。津波の被害のあったところは地震の壊れ方とはまた違い、ものが散乱していて津波の威力の凄まじさがわかります。
こちらは北側の海岸のかつてビーチだった場所。後に見える白い岩盤は元々水の中だったそう。
ユージくんも地震後初めて訪れたそうで、変わり果てた姿に唖然としていました。
ユージ君の完璧なタイムスケジュールで最後は能登の最北端、禄剛埼灯台の夕日に連れてってくれました。この灯台は朝日も夕日も拝める素敵な場所です。
この日は散々自然の脅威を感じていましたが、最後に美しい一面を見せてくれました。
翌朝、早起きして佐渡島から昇る朝日を拝む。
今度は南に降り、珠洲の蛸島の方の様子を見に行ってきました。こちらも家が密集したところで悲惨な状況でした。半年経ってもまだこのような状況です。
現在、公費解体を行っているのは道路からはみ出した家が優先だそうです。それ以外の家は11月から始まるそうです。11月…。一年近く経とうとしても家の解体すらも終わらないのが現状です。
さて、山んに戻り朝の涼しいウチに草刈り作業の手伝いをしました。彼らは農地を使わせてもらえるようになったので、畑をできる状態にして小泊に新たな需要を産み出したいそうです。誰かやりたい農家さんいませんか?何年も放っておいた荒地の草はしぶてえぜ。
自分達で食べる野菜も作っています。
というわけで、朝採れのビーツを使った味噌汁をいただきました。うんめえ〜!!
ご飯を食べてる間もちょこちょこと被災者の方達が物資を取りに来ていました。毎日、だいたい30~40人程の方達が来るようです。マコ君達は来る方に気さくに流暢な金沢弁(能登弁?)で話しかけていて、みんなに愛され頼りにされている感じでした。
若い人たちはインスタを見て開店時間の10時頃から来るそうですが、口コミでくるじーさん、ばーさん達は朝8時頃からバンバン来るそうです。
今日の作業は店も見つつ、他の家の片付け。実はマコ君、みんなの家の近くの二軒の家も使えるようになったそうで、そこの家を活用して飲食店か何か、さっきの農業に話もそうですが、この地区で雇用をうむ仕組みを作りたいと考えているそうです。
そのためにやる事はいっぱい!!
でもなんかワクワクしますね!
この日はみんなの家の隣の神社でお祭り(お祭りと言っても祝詞をあげる神事的なものだったそう)があるという事でマコ君とユージ君が行ってる間、俺は店番。
能登の祭りといえばこのキリコ祭りというど長え灯籠で練り歩くっていうド派手な秋祭りがあるそうです。
今年の開催状況はこちらに詳しいです。
帰ってきて腹がペコリンちょだったので、禄剛埼灯台の麓の狼煙地区の『いかなてて』という最果てのカレー屋さんに連れてってくれました!
無茶苦茶美味いカレーでした!
更にこの店、レコード屋も併設してるというたまらん造り。俺は井上陽水の二色の独楽というドープなアルバムをゲット!
そんなこんなで一泊二日の山ん潜入記はこれにて終了。
能登の先端、被災地最前線で必死になって生きている被災者の方々を必死になって(まあ、ヤーマンなんでゆるいところもありますが)支援している山ん。正直その姿勢は、無茶苦茶かっこ良くて心打たれました。今でこそ、ちょっと落ち着いてきたと思いますが、発生直後のこれから冬が始まるというタイミング(スノーボーダー的には一番ワクワクしている時期でもあるにも関わらず!)ですぐに被災地に潜入し活動した時の苦労や恐怖は想像に難くありません。ナフリスペクト!
ちょうど半年ということで、少しメディアにも取り上げられてましたがまだまだまだまだ復興には程遠いといった印象です。引き続き、皆さんの支援は必要だと思います。ボランティアに参加するもよし、山んに物資を送ったり(水に加えて、カップラーメンも喜ばれますよ!)手伝いに行くもよし、いかなててへ行ってカレー食って観光するもよし、支援の仕方もそれぞれでいいと思います。ただこの先も能登から目を離さずに生活していきたいなと思うのでありました。
P.S. 今度の土曜6日は前述の禄剛埼灯台台地にて復興祈願LIVEがあるそうですよ。山んのmalichanのバックバンドで参加するそうです。いかがでしょ?
P.S.2 マコ君にPRAY FOR NOTOのTシャツと、無茶苦茶ハイセンスなキャップをもらいました。
ヤーマン。おしょっさまでした!
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