#ジャック・タチ
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findareading · 2 years ago
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ジョルジェットはまた、ほとんどの時間を写真小説を読むのに費やしていた。その周りで母は、絶えずはたきをかけ、掃除機をかけ、部屋の換気をした。
ジャック・タチ原案/ジャン=クロード・カリエール作/ピエール・エテックス絵/小柳帝訳『ぼくの伯父さん』(2022年12月、アノニマ・スタジオ)
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hangyodori · 11 years ago
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『ジャック・タチ映画祭』予告編
『プレイタイム』、画面のあちこちでいろんなことが起きており、何にも集中させない。観客それぞれが気付いたところで勝手に笑っている。何が起きているのかを知りたくて何度も見たくなる。
絶対に売れる映画だとは思えないけれども、こういう映画が存在できるのはとても豊かなことに思える。
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hicamemberts · 2 years ago
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19 February 2023
diskunion shibuya rock in tokyo
『ぼくの伯父さん』出版記念イベントに参加しました。
様々な映画のサウンドトラックを聴きながら、ジャック・タチとピエール・エテックス、ジャン=クロード・カリエール達の関係について楽しく知ることができた楽しいトークショーでした。
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ecolerova · 6 days ago
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公開講座開催のお知らせ。
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フランス語教室ROVAがスタートして、今年25周年を迎えましたが、ROVAや主宰する小柳の原点とも言っていいジャック・タチの、連日満員御礼の大盛況をいただいた2014年のレトロスペクティヴからも、早くも10年が経過しました。また、一昨年の暮れに小柳が翻訳したタチの代表作『ぼくの伯父さん』のノベライズが出版されてから、ちょうど2年が経過しようとしております。
一方��、今年は、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の冒頭のアニメーションを担当したシルヴァン・ショメや、『ロボット・ドリームズ』のパブロ・ベルヘル、『ゴンドラ』のファイト・ヘルマーなど、タチからの影響を公言して憚らない監督たちの新作が話題になった。
タチがこの世を去ってから久しいが、彼ら以外にも、ウェス・アンダーソン、デヴィッド・リンチからエリア・スレイマン、ロイ・アンダーソン、アベル&ゴードンに至るまで(昨年、惜しくも亡くなったオタール・イオセリアーニも)、現役の映画作家の中でもタチ主義者は少なくなく、そういう意味では、タチの精神は、間違いなく今も息づいていると言っても過言ではないだろう。
そんなジャック・タチ映画の魅力を、ROVAの25周年記念講座のフィナーレとして、改めてたっぷりお話ししてみたいと思い、この講座を企画しました。特に、現代の映画作家たちの作品において、タチからの強い影響を感じさせる音響設計のアプローチについても言及しようと思っております。
ジャック・タチや、『ロボット・ドリームズ』にポスターが引用された、その弟子ピエール・エテックスのファンはもちろんのこと、幅広く映画に関心のある方にお勧めの講座です。また、当教室にご興味のある方にも、体験授業的に受講頂けたら幸いです。講師は、もちろん『ぼくの伯父さん』『ぼくの伯父さんの休暇』の小説版を翻訳した小柳が務めさせて頂きます。
講座の開催は、11/30(土)及び12/1(日)の夜を予定しております。リアルタイムのトークライブではなく、すでに録音された音声データを指定の時間内に聴いて頂くスタイルです。全体の尺は、1時間半から2時間くらいを予定しております。そのデータを、ご希望の日の夜19時から24時の間にストリーミングでお聴き頂くという形です。参加費は1500円となります。
ご希望の方は、下記のアドレスまで、タイトルを「公開講座参加希望」とし、お名前(フルネームで)、ご希望日(11/30または12/1)、お持ちの携帯の電話番号をお書き添えの上、11/27(水)までにメールにてお申し込みください。その日までに、お振込み方法や当日の視聴方法等を記したご案内をお送りいたします。なお、ご送信元のアドレスは、下記のアドレスを受信可能な状態にしておいてください。
今回は限定数でのご案内です。先着順でお申し込みを受け付けいたしますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
小柳帝
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siteymnk · 6 months ago
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映画「関心領域」を観に行く。監督ジョナサン・グレイザー、出演クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー他。第76回カンヌ映画祭グランプリ、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞、音響賞を受賞。
1945年、アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族。平和な日常風景、その奥の壁の向こうから聞こえてくる音、立ち登る煙。美しい庭のある理想的な家と共にある不安な気配。
収容所での行為は一切描かれず、且つ家族生活の描写もホームドラマのよう。ただしカットを切り返すような映像演出はなく半ば隠し撮り風ですらある。転勤を告げた夫に、あなた一人で行けとキレる奥さんとか。
家と庭の作り(セット)は美しいのだがどこが無機質なバランスがあり、ジャック・タチっぽいのだが、実際の写真にかなり忠実なのを後で知って驚いた。
最初は幸せで理想的なマイホームなのだが、その近隣の気配の影響からか少しずつ日常が歪んでいく感じが怖いというか、そりゃそうだろという感じ。じゃれあいで兄貴が弟を温室に閉じ込めるシーンにゾッとする。
ラスト近くで、この物語が単なる史実ではなく現在進行形であること、そして観ている者の関心領域はどこなんですか?と突きつけてくる。
映像以上に音響が重要な作品なので映画館での鑑賞は必須。
★★★⭐︎⭐︎
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curry-cook · 7 months ago
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1日数食日記
4/22(月) 雨→曇り
11時から総会的な会議@日本橋。その後町田へ行きディスクユニオンへ直行。本のコーナーでE/Mブックスののジャック・タチ本とウディ・アレン本を見つけ、ジャック・タチは立ち読みできたのでパラパラめくると、こりゃ買わざるをえんな、と家の積読本が気になりつつもキープしてレコードを漁りに。今日はなんだかジャズのコーナーが気になってサクサクしていると、ジョージー・フェイムがアニー・ロスとホーギー・カーマイケルを迎えて製作した1981年のアルバム『イン・ホーグランド』を発見し、Apple Musicにないことを確認、YouTubeで内容を確認したうえで、これは買っちゃえと、二冊の本とともに購入。そこから職場に出向き、22時まで仕事。帰ってからは晩御飯を食べつつ昨日の『有吉ゼミ』をTVerで観る。デカ盛りを見ると、少し前なら全部食べられるだろうと鼻息が荒かった自分が、今はまるでそう思えなくなったことに愕然とする。まあ、その前に晩御飯とアイスで腹が膨れたからだが。土曜日からの動揺にいまだ支配はされているが、徐々にマシになっている。
音楽
1. Cautionary Tales: Jukebox Classiques / Pavement
2. Trackload of Trouble / The Pastels
その他
1. 小沢健二/J-WAVE/The Experience (YouTube)
購入 計 ¥3,680
1. In Hoagland / Georgie Fame, Annie Ross, Hoagie Carmichael ¥1,800
2. E/Mブックス Vol.3 ウディ・アレン ¥780
3. E/Mブックス Vol.3 ジャック・タチ ¥1,100
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voyagealiledeserte · 1 year ago
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映画上映日誌3. : ユペールとサロートの対談
 今回、『レースを編む女』と『ヴィオレット・ノジエール』の上映にあたり、イザベル・ユペール��様々なインタビューを集めた。インタビューを集めるほど、ユペールという人物の聡明さにやられてしまう。どのインタビューも映画と同じくらい素晴らしいから、特にお気に入りのいくつかを紹介したい。
 個人的に一番お気に入りのインタビューは、1978年5月19日にテレビ放送されたインタビューだ。このインタビューで冒頭から、映画祭は好きではないとはっきり表明するユペールには圧倒されるものがある。インタビュアーはぴったりな言葉を探すようにして、ユペールの演じる人物たちを「不可解なところがある、説明できないような人物」と評し、レースを編む女とヴィオレット・ノジエールというふたりの女性に共通点があることを指摘する。この点について、ユペールは迷いなく自らの考えを以下のように話してゆく。
《しっかりと現実に入り込めていない、思春期と成人の境界にいるような、すごく内向的で、自分のことでいっぱいで、想像のなかに生きているような人物が好きなんです。私はそういうタイプの人にかなり惹かれますし、レースを編む女とヴィオレット・ノジエールのあいだに共通項があるというのは、そうですね。外の世界と関係をしっかり持てずに、物事を夢や幻想の内に見ている人物たちですので……》
 ここまではっきりと演者に指摘されてしまえば、言うべきことはなにもない。外の世界と関係を結べない人物とは、その後のイザベル・ユペールが演じてきた多くの人物の特徴でもあり、25歳の時点で既にここまで自覚的に演じているキャラクターを分析・理解していることに驚くほかない。
 あるいは、ヴィオレット・ノジエールという人物については、別の放送でも、次のようにユペールは話している(パンツスーツで頬杖をつきながら、シャブロルの横で自信ありげに話す姿がかっこいい!)
《ヴィオレットは、ものすごく苦しんでいる痛ましい人物だと思います。彼女の行為の恐ろしさに匹敵するのは、彼女の苦しみだけです。彼女の攻撃的な行動はどれも根本的な愛の欠如と、その絶対的な探求という狂気の代償に過ぎません。》
 実は、シャブロルはインタビューで、ヴィオレットの主張する父親による近親相姦を否定している。ユペールは近親相姦の有無には直接的には触れていないものの、ヴィオレットの苦痛を理解しているように思える。
 あんな小さな部屋で親の性行為を毎夜見せられているのであれば、それは近親相姦に匹敵する性的な虐待だ。だから、問題はヴィオレットの証言の真偽というよりも、彼女の苦しみを映画の中で表現することだろう。このインタビューを見ると、ヴィオレットの抱える苦痛の重要性を、ユペールはシャブロル以上に理解しているように思える。
 もう上映が終わったから��タバレをしてしまえば、『レース』と『ヴィオレット』の2作品の選定は、もちろん共通するラストショットに由来している。ミコノスのポスターが貼られた室内で、茫然と私たちのほうを見つめているポム。同室の囚人に「今ならできる」と希望を語って顔を上げ、私たちを見つめてくるヴィオレット。ユペールが演じる二人の女性には、力強いまなざしが共通している。
 この二つのショットにおいて見つめてくる彼女たちが、どのような感情をもっているかについては、鑑賞者によって感じるものが違うだろう。それでも、まなざしの力強さだけは、誰にも否定しがたいものだ。こうした「見つめること」をめぐり、ユペール自身はしっかりと自己解説を行っている。
《様々な感情に対して、てこのように作用するのがまなざしの力です。[……]あなたをひきつけるまなざしの力は、あなたに何かするよう駆り立てます。また、私は自らのまなざしをカメラのレンズに近づけることが好きです。決して越えられない境界があるとしてもです。観客が私に、私の内面にできるだけ近づいてくるんだという強い意識をもちながら近づけるんです。》
 ユペールはやっぱりあらゆる演出に意識的な人物だ。ユペールにとって、カメラの前で露わになる顔のクローズアップは、登場人物の内面を私たちに伝えようとする試みに等しい。人間の内面は複雑で、簡単に理解することはできないだろう。それでも、というよりも、だからこそ、我々を見つめるショットは魅力的だ。
 最後に紹介したいのは、小説家のナタリー・サロートとの対談だ。サロートがいつも通りの「内面の描写」について講釈を垂れるこの対談は、ヌーヴォーロマンの研究をしている者からすれば飽き飽きする。それでも、ユペールとサロートが言い争いをする部分があり、そこは面白く、更にユペールの立場・意志表明とも捉えられるので、長くなるが訳しておく。
《ユペール:女性文学の特性というものがあると思いますか?
サロート:それよりひどいものはないですよ。
ユペール:けれども、あなたの小説を読んでいると、非常に具体的な物を通じた強迫観念が示されているように感じるのです。事物への執着はとても女性的だと思いますが……。インゲボルク・バッハマンを、『マリーナ』の中で描かれた脅威的な物への執着を彷彿とさせます。
サロート:(熱弁して)それが女性的かは人が決めることですし、私の作品には物への執着はありませんが……。
ユペール:わかりませんね、『プラネタリウム』の革製のソファーは……。
サロート:ああ……。バルザックを再読しなさい。
ユペール:はい。でも、古典的な作家においては描写ですが、あなたの作品では……。
サロート:事物は触媒です。私の文学の新しさは、事物そのものが消失し、触媒としてしか価値がないということです���女性的かどうかということではありません……。みんなすぐに「これは女性的だ。繊細で、細部にこだわっている」と言いますよね。ヘンリー・ジェームズを読んでごらんなさい。
ユペール:はい。でも私としては、軽蔑的なニュアンスではなくて……。
サロート:そうじゃない、そうじゃないの。私にとっては軽蔑だわ。》
 対談を読むと、サロートというのはなんて頭が硬いのだろうかと思うのだが、ユペールとサロートの立場の違いが明白になっていると思う。ユペールは「女性的である」ということに、積極的な意味をもたらそうとするのに対し、サロートは断固として男女で判断することを拒絶する。というか、とにかくサロートは対談全編を通じて、「心内の動きの描写」以外のあらゆる話題で否定を続けている。
 しかし、別にユペールは本質主義に陥っているわけではないし、「女性的なもの」に積極的な価値を見出す彼女の立場こそ、現代における一つの試金石となりうるのではないか? さらには、『黄金の果実』にジャック・タチっぽさを見出したりしてしまうユペールのほうが、よっぽどサロートよりも思考に柔軟性をもっていて、興味深いのだが……。
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ecole-rova · 1 year ago
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ROVA東京・鎌倉校は新規受講生を募集しております。
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この春で24周年を迎えたROVA東京・鎌倉校は、引き続き今年度の新規受講生を募集しております。
今年度は、フランス語をゼロから始めるVOYAGE1クラスも開講しておりますので、初心者の方には絶好のタイミングです。大学の授業等で一度挫折された方も、当教室ならではの教え方で楽しく学べるようになったとご感想を述べられる方が多数いらっしゃいます。この機会にぜひ再チャレンジしてみませんか。
また、ブランクのある方含め、ある程度フランス語をやられた方は、カルチャーも学べる教室を標榜するROVAの、もっともROVAらしいCULTUREクラスも開講しておりますので、そちらをご検討ください。
このクラスは、毎年テーマを変えながら、フランス語で書かれたテキストを、小柳の解説も交えながら読むクラスですが、このところ、ジャン=リュック・ゴダール追悼の気持ちを込めて、『勝手に逃げろ/人生』、『パッション』に出ているイザベル・ユペールのインタビュー記事を読んで参りましたが、来月から小柳が訳したジャック・タチの『ぼくの伯父さん』のノベライズの原書を読む予定ですので、タチやピエール・エテックスのファンの方には特にお勧めです。タチやエテックスのことをご存知なくても、この本や元になっている映画は、フランスのエスプリの真髄とも言えるものですので、このテキストに触れて頂くことで、さらにフランス語やフランスへの理解や意識が高まること請け合いです。
現在、ROVAはリモート(月に2回)と対面(月に1回程度)の併用で授業を行っておりますので、感染状況や、お仕事、ご家庭の状況等、それほど気にされることなく、無理なく通って頂けるかと存じます。
ご興味のある方は、タイトルを「東京(もしくは鎌倉)校��ついて」とし、お名前(フルネームで)、簡単なご連絡先を添えて、下記までメールにて、お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
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mninmt · 2 years ago
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2022年に観てよかった映画の感想など○旧作 洋画(順不同)
シモーヌ・バルベス、あるいは淑徳(1980)マリー=クロード・トレユ @配信+ジャック&ベティ
今年の初めに配信と、秋に劇場で計2回観た。なんか文句ある?って感じでずっと良い。ドアの開け閉めの音と、館内音楽���のか、劇中音楽なのか、いい具合にわからなくて、人物も狭いロビーを歩き回るので、目が回る。引き込まれていく。それにしても、ウサギの話するおじさん、ウサギそっくりすぎでは?「禿山の一夜」の謎ロックアレンジが素っ頓狂。そしてフェミニスト・ロックンロール、最高にイケてた。ナンパおじさんがフォーレの「トスカーナのセレナーデ」で涙するの絶妙に気持ち悪いし、だんだん顔色が悪くなっていくその肌の色が生魚みたいでこれも気持ち悪くて面白い。わたしをナンパしたのが運の尽きだよって具合にエグい話をかましたものの、最後は優しくしてあげてて偉いよね。自分を守るために女らしくしないのよ〜。最後のシーンは何回でも観たい。
エヴァの匂い(1962)ジョセフ・ロージー @配信
ジャンヌ・モローの、魔性の女そしてどこか影があるような…そんな感じの演技が大好き。そういう役どころのモローは、ドゥミの「天使の入江」、ブニュエルの「小間使いの日記」、他にもたくさんあるけれど、とにかくモローが好きなので全部好き。今年は「エヴァの匂い」のモローが、LINEのアイコンにしちゃうくらい最高だった。
ジャック・ドゥミの少年期(1991)アニエス・ヴァルダ @配信
とにかくヴァルダのおおきなおおきな愛。「ドキュモントゥール」を観た後に(これは残念ながら寝てしまったので、ほぼ観たとは言えないが… @ジャック&ベティ)レクチャーを聞いて、なるほど…ということもあったが、まあそれにつけてもおおきな愛故ですよね。ドゥミの身体(顔の細かいパーツ)、ひいては愛する人の輪郭をズームして撮る手法(?)はヴァルダならではなんじゃあないかなと思ったりする。
冬の旅(1985)アニエス・ヴァルダ @国立映画アーカイブ
先述のように、ヴァルダの作品を観たとき、いつも愛情に溢れていて、あったかいような気持ちになることが多い。けれど、この作品はモナ(サンドリーヌ・ボネール)のかかえている恐怖と緊張感の描写が鮮烈で、最後の最後まで幸せには終われない物語に、観終わった後強いやるせなさを感じた。ただ、端的に不幸な物語だとは言い切れないほどモナが強く、潔いほど自由で(だからこその恐怖と緊張ではあるが)、すがすがしくも思えた。
《ジャンヌ・ディエルマン》をめぐって(1975)サミー・フレイ @ジャック&ベティ
アケルマンの「ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン」はベストムービーのひとつなので、このドキュメンタリーも非常に楽しく観た。セイリグがインタビューをされるシーンで、���故フェミニストになったかという問いに対し、長い話になるけれど、と前置きをし、ぽつりぽつりと言葉を選びながらも、“女性はみんなフェミニストである。そうでなければ死ぬしかないでしょう。”と言う。その返答に頭の中はずっと、Oui! C’est ça! Exactement!って感じだった。笑 わたしはフェミニストであるということが理由で、色々な人たちと、それにまつわる議題についての喧嘩をした経験が何度もあるが、このセイリグの言葉には100%同意する。ただ、ここでわたしがフェミニストであると言うことを、”強い”意見に捉えてほしくなくて、なぜなら、少しでも、女性の活躍を応援したり、身近な女性たち(また自分自身)の受けてきた酷いセクハラ被害に強い怒りを覚えたり、過去の偉大な功績である、女性の参政権のために働いた人たちを讃えられるなら、特段、フェミニストとしてなにか"活動"をしていなくてもフェミニストと名乗っていい、というか名乗る必要があると考えているから。まずはそうしないと何も変わらないと考えているから。
たぶん悪魔が(1977)ロベール・ブレッソン @ジャック&ベティ
ブレッソンの映画は、めちゃ良かった!と思うのと、眠いわ!というのがちょうど半分ずつある。これは超良かった、主人公(アントワーヌ・モニエ)がイケメンだったから!浮気相手の女の子(レティシア・カルカノ)の、ラベンダー色?群青色?のキャミソール、その着こなしが可愛くって、物語も面白く観たけれど(正直自分には絶望だったり、希死念慮だったりとか、自身の”死”について意識が向いていないために、この物語や主人公の気持ちに寄り添うような気持ちは湧かなかったので)、それというより、俳優たちとファッションの色彩感が好きだった。
北の橋(1981)ジャック・リヴェット @ヒュートラ渋谷
全体的にずっと”変”で面白い。正直おかしすぎるので、観ている間ずっと頭の中で は?やばすぎる~笑 って感じだった。極めつきには、謎の怪獣(あれはおおきな滑り台のように見えたがわざわざこの映画のために作ったのか、どこかの公園にある遊具なのか?)が出てきて、口から炎を吐き出すものだから、思わずツッコミを入れたくなる。しかも思っているよりすごい量でる!めちゃくちゃあつそう。主人公(ビュル・オジエ)でさえも、台詞で「イカれてる…!」的なことを言うのでウケちゃう。わけがわからなすぎて途中気絶しそうになったけど(とくになんか汚い小屋の2階で謎の繊維状のものにぐるぐる捕らわれている辺りはなんだったんだあれ)、最後の最後でKARATEの型の指導がは���まったりするのが最高すぎた。とにかく楽しそうで。ステヴナンおじさん良い~!
囚われの女(2000)シャンタル・アケルマン @ヒュートラ渋谷
なんてったって、ラフマニノフの交響詩「死の島」との親和性よ…。最初から最後まで何度もしつこいほど流れるが、それがめちゃくちゃかっこいい。ラストシーンで主人公(スタニスラル・メラール)が、ずぶ濡れで船に乗って戻ってくる様子は、アルノルト・ベックリンの絵画「死の島」そのものだった。アケルマンの映画の選曲センス、絶妙。
プレイタイム(1967)ジャック・タチ @配信
今年はじめてタチの作品を、まずは「ぼくの伯父さんの休暇」から観てみたのが、ちりばれられたユーモアにクスッと笑えても、どうしてもユロ氏が好きになれず(…)タチはわたしは合わないのかもしれない…と悲しく思っていたのだけれど(センスのいい人が好きだといいがちなので)、「プレイタイム」は、洗練された画、また俯瞰して見ているようなショット、パリのモダンなデザインが目に焼き付いている。ユロ氏がソファに座るたびに鳴る、ある種の効果音が忘れられない。MOTでやっていたジャン・プルーヴェ展で、オフィスデスク、チェアが展示されているところがあって、そこではおもわず「プレイタイム」の新製品展示会のオフィス家具のシーンを想起した。
こわれゆく女(1974)ジョン・カサヴェテス @配信
本当~に最低最悪!大きい声を出さないで!相手の顔の目の前で何度も手を叩くなんて酷すぎるー!と、他のカサヴェテスの作品を見ても毎度毎度ほんと無理…と思ってしまうが、めちゃくちゃ面白い。悔しい。苦しい。カサヴェテスが好きだという人は、映画にでてくる男たちをどういう目線で見ているのだろう?とんでもないやつらばっかり出てくるんだもん。
冬の子供(1988)オリヴィエ・アサイヤス @新文芸坐
思い人の家に不法侵入する映画は良い映画!なんてことを考えているので(これはほぼウォン・カーウァイの「恋する惑星」が好きすぎるが故)、結構好きな話だった。映画が全体的に寒色で、その上女性たちの口紅の銅色が際立っていたのが印象的。あとは、涙をほんとうに綺麗に流すので、わたしもあんな風に涙を流してみたいものだ…と思うなどした。
パリ、18区、夜(1944)クレール・ドゥニ @ジャック&ベティ
主人公カミーユ(リシャール・クルセ)の、仕事先のナイトクラブでのダンスシーン、音楽、そしてある種の官能的な目線あるいは好奇な目線を感じられるカメラワークがあまりにも良く涙が出てしまった!暗い画のシーンが多いので、また映画館でかかる機会があったらもう一度観に行きたい。
ゴダールのマリア(1984)アンヌ=マリー・ミ��ヴィル/ジャン=リュック・ゴダール @Stranger
ミエヴィル「マリアの本」は、両親の夫婦関係のうまくいかなさの中で窮屈に過ごすマリー(マノン・アンデルセン)の不安定さ、そしてそのストレスの発散の表現が圧倒的だった。マーラーの交響曲9番。ゴダールの方は、ゴダールのこの年代の作品をちゃんと起きて観れた試しがないんだけれども(…笑)、これは比較的に面白く観た。ミリアム・ルーセルのお顔がかわいすぎる。もう他の出演作で観れるやつ観ちゃった。
パリところどころ(1965) @Bunkamura
今年色々なところで1回だけやる、みたいなのが多くて見逃してきたけど、やっと観れた。好きに決まってらあ!というに尽きるのだけれど、観てるとき、ふと、フランス映画の何が(どこが)好きって食事のシーンがたまらなく好きなんだということに気がついた。気怠げにゆで卵をスプーンで割り、大きなお茶碗でコーヒーを飲む朝。チーズや千切られたパン、果物がお皿に散らかっていて、ワインを飲みながらああでもないこうでもないと語り合うアペリティフの時間。メインディッシュで食べるステーキ、そんなちっちゃく切るの?とかスープをスプーンですくって口元に何度も持っていく連続性。等々(他の映画を思い浮かべてしまっている)。全話、面白く皮肉に満ちていて、特にゴダールの「モンパルナスとルヴァロワ」 はもうとにかくやれやれ…というか全体的に最悪で最高なんだけど、男が二人とも違う分野で鉄材を扱ってるってのが個人的にはめちゃくちゃ面白ポイントだった。
エドワード・ヤンの恋愛時代(1994)エドワード・ヤン @TIFF(シネスイッチ銀座)
(心の中で)唸るほど画(構図)がよくて、登場人物2人ずつがフレームの中で永遠に掛け合いをしており、ほんとこういう会話劇って大好きで、もう感無量だった。出てくる登場人物みんなが良くも悪くもステレオタイプで、その性格、人となり どおりのファッションで、非常に面白く観た。映画の感想と関係ないけど、映画祭の雰囲気が良くて、ケラケラ笑って観れたのもすごく良い思い出で、みんなでよかったね〜って言いながら会場を後にする感じってすごく幸せだなあと思うなどした。
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inazumi-akiko · 4 years ago
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【ぼくの伯父さんの家】 1958年のフランスのコメディ映画「ぼくの伯父さん」より。ジャック・タチ監督が脚本を手がけ、さらに自ら主人公の「ユロ伯父さん」を飄々と演じています。 長回しのカットで伯父さんがアパートの中をぐるぐると巡るシーンは、建物と人間の心地よいスケール感が出ていて小気味良い。 映画の中では、市井の人々がそれぞれに持つ「癖」を事細かに個性的に描き出しています。画面に映る全ての人にピントを合わせていてちょっとやり過ぎというか、どこを見ればいいのか目のやり場に困るというか、もう隅々まで楽しく狂っています。 人間だけでなく動物も、くすみ色の古びた街並もハイテクな最新機器も、世界の様々なものが新鮮にユーモラスに映し出される世界。 タチ監督の瑞々しい遊び心をイメージして、色とりどりのアパートを描きました。
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shun-tanabe · 5 years ago
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Play Time (1967)
映画本百景 #035
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grouchospeaks · 5 years ago
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Now I'm Here. #ジャックの名前の由来になったジャック・タチの廃盤のブルーレイ・BOX買っちゃいました。 #ジャックタチ #minifreddie #freddiemercury #京都 #kyoto https://www.instagram.com/p/B-3oFBtHXk9/?igshid=bsncfhbpo40e
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pix-ied · 4 years ago
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10月3週目
今週は次期に新しく導入されるシステムのテストをしていた。作業に追われているときが仕事のメンタルとしては1番楽。甘々のうちの会社で正社員としてのプレッシャーにやられているようじゃどこの会社にもいけないなと思う。
うちの会社を擬人化するとすれば、真面目で誠実で優しさもあるけど、センスがなく稼ぎが悪い、みたいな感じだ。付き合う面白さはないけど、自分も稼ぐ前提で結婚するのは悪くない、がもう少し頑張って稼いでほしい、というのが本音。頑張るベクトルがちょっとズレているのだと思う。この話を自分事として捉えると、自分も会社以外で他の稼ぐ手段が何かあると良いんだろうけど。
唐突に思い立ったわけではないんだけど、簡単なレポートを作るつもりで勉強をしたいなと思う。私は高校受験も大学受験も頑張った口なので、参考書を片手に勉強するのはそんなに苦手じゃない。でも自分の課題を見つけて考える、みたいなことがすごく苦手だと思う。だから、社会人になって、ずっと資格試験とかに取り組んだりしてたけど、大人の勉強ってそういうことだけじゃないよなって。
仕事のこととは関係なく、自分の興味あるところからと思って、とりあえずイスラムが西洋で目の敵にされている理由を探りたい。最終的にはその誤解を解く結論を導くのが目標。それを語れるようになりたい。宗教の問題は根が深いというか長い歴史が作ってきたものなので、そんな簡単にまとめられるか分からないけど、年内には1度まとめるつもりで。
昨年、アラブで初めてモスクを見て、あまりの美しさに感動してから、マレーシアや日本のモスクにも足を運んだ。そこで出会う人の穏やかな話を聞くと、アメリカ映画の中で描かれるアラブ系の凶悪さとは全く結びつかず、どこかに齟齬があるんだろうと思う。少し予想がつく部分もあるけれど、自分の言葉で説明できるようになりたいよね。新しいこと始める今の時点ではちょっとワクワクしている。
先週TSUTAYAで借りたDVD、ジャック・タチ『ぼくの伯父さん』とクリストファー・ノーラン『プレステージ』を観た。『ぼくの伯父さん』は大学の授業で観て以来気にはなっていたけど、なかなかDVDを見つけられなくてやっと観られた。記憶だとガラス張りの建物のエスカレーターに乗ったりしているイメージがあるけど、あれは続編なのかな。それとも父親の会社がそんな感じだったかな。近未来的な建物より昔ながら(リアルではなくこちらも想像の産物かもしれないけど)のマルシェや伯父さんの住んでいる不思議な構造の家が魅力的だった。『プレステージ』を観る前にもう一度『TENET』をIMAXで観に行ってたんだけど、3回目になって分からないことが気にならないという境地に至った。そして続けて観た『プレステージ』は最初SFじゃないんだなと思っていたけど、途中からテスラ(エジソンと揉めてた)が出てきて最終的にはサイエンスフィクション!という感じだった。本当に想像を超えてくるオチで個人的には面白かったし、天才か!と思っている。『ダンケルク』『イン���ーステラー』あたりはまだ観ていないので、生きる楽しみができたな。
SF熱い!ということで全然知らないけど、創元SF文庫の文字を頼りに『時を紡ぐ少女』という本を読んでる。SFって宇宙ものか時間ものかでなければ共産主義的な管理社会かのどれかなのかな。国民や気候や食物が糸として管理される世界の話。タイトル通り少女が主人公なんだけど、年を取ったからか、少年少女、特にティーンエイジャーが主人公の物語が苦手になった気がする。天気の子とかさ。思春期の無謀さとか少女が大人を能力でぎゃふんと言わせる的なシーンとかがすごく鼻についてしまう。でも面白いから読むけど。
あとは万城目学のエッセイ。初めて「マキメ」と読むと知りました。小説も読んだことないし、エッセイもそこまで好みじゃなかった。しゅららぼんが受け入れられる国民性と受け入れられない国民性があるという話は面白かった。森見登美彦とはそんなに仲良くないと言ってたけど、別のページでご飯を食べに行っていて微笑ましかった。
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kjh-417 · 5 years ago
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mes possibilites aujourd’hui.   今日のわたしの可能性。   ししとうとむかごを収穫する。   番組収録に出向く。   ひとつ歳をかさねる。     今日は ジャック・タチのお誕生日なので 便乗して わたしも こっそり ひとつ歳を 重ねました。   グリーン・アイスが 咲いてくれて、 良い日和。
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ecolerova · 29 days ago
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ROVA京都校第16期追加メンバー募集のお知らせ。
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2017年6月にスタートして、半年毎にタームを更新し、11月から第16期(2024.11月〜2025.5月)を迎える、小柳帝が主宰するフランス語教室ROVA京都校が、追加メンバーを若干名募集することにいたしました。
現在、京都校はCULTUREクラスとGRAMMAIREクラスの授業を行っております。CULTUREクラスは、小柳が昨年末に翻訳して上梓した、ジャック・タチの『ぼくの伯父さん』の小説版の原書を購読しております。
一方、GRAMMAIREクラスは、ROVAで、VOYAGEクラスを終えた方が、改めてフランス語の文法を一から学び直すクラスで、13期からまたスタートしております。15期で複合過去までを一通り終え、16期から未来形や比較に入るところです。。以前フランス語の勉強をされていた方で、ブランクのある方にもお勧めのクラスです。初心者の方も、まだまだご参加可能です。
授業は月に一度で、1コマ約3時間です。現在、コロナ禍において、授業はリモートと対面を併用し、対面授業(現在、時短で約2時間。不足分はリモートで補います)を行う場合は、基本的に、第二土曜日の午後、河原町丸太��交差点近くのかもがわカフェさんにて行っております。
ROVAは、語学以外にも、映画・音楽・アートなど、カルチャーの話題も満載です。かもがわカフェさんという素敵な空間で、一緒にフランス語やフランスのカルチャーを学んでみませんか。
今回若干名の募集ということもあり、先着順でお申し込みを受け付けますので、ご興味のある方は、お早めに下記のROVAのアドレスまでメールにてお問い合わせください。  
その際、タイトルを「ROVA京都校について」とし、お名前(フルネームで)、簡単なご連絡先(お持ちの携帯の電話番号など)、フランス語の学習歴をお書き添えくださいませ。
よろしくお願いいたします。 
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siteymnk · 7 months ago
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映画「プレイタイム」を観る。監督・出演ジャック・タチ。
ちょっとだけ未来のパリにやって来たユロ。ガラス張りのビルが立ち並ぶパリ市街で、アメリカから団体旅行でパリ観光に来ていた若��娘バーバラと夜会でダンスを踊る。
噂に聞いていたタチの集大成的な大作。空港やビル、マンションなど、前半はとにかくモダニズム建築の巨大なセットに圧倒される。画角とか色味とか、その場のいろんな雑踏音などなど含め、完全にアートとしての映像。でありつつコメディ風の展開(というよりはシーンの連続)が延々と続く。
後半は改装工事が中途半端でオープンしちゃったレストランのシーンで、不備だらけの店内はひっちゃかめっちゃかの大混乱になっていく。ここでも細かいことはギャグが次々と繋がっていく。
ストーリーらしきものはあるのだが、もはやどうでもよくて、ハイセンス過ぎる映像とキッチュなコメディ的なシーンの詰め合わせ、撮りたいシーンを徹底的に拘って撮ったという感じ。内容と制作規模とセンスレベル感が歪すぎて軽く狂気すら感じる。なんじゃこの映画は。
ガラス戸に反射するエッフェル塔や凱旋門のシーンとか、考え尽くされていて痺れる。お腹いっぱい。
★★★⭐︎⭐︎++
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