#コード��ルー
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TEDにて
ジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガー:ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
書き言葉は、人類文明の代表的な特徴ですが、一朝一夕で誕生したわけではありません。
最古の完全な文字体系ができあがる何千年も前。私たちの祖先は、自分たちが身を寄せていた洞穴の壁一面に幾何学的なシンボルを書き付けました。
古人類学者であり、岩壁画研究者でもあるジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガーは、ヨーロッパ中の洞穴に残された古代のしるしを研究し、コード化しました。
研究結果には、一定のパターンが見受けられ、図形を使ったコミュニケーションや、一瞬で消えてしまわないようメッセージを保存したり伝達したりする能力が、私たちが考えるよりずっと古くからあったことを示唆しています。
一握りの外れ値を除くと残る幾何学記号は、わずか32個です。たった32個です。3万年という期間のヨーロッパ大陸全体で、それだけしかありません。
これはごく少数です。もし、これがいい加減な落書きや飾りなら、もっと多様な種類があるはずですが、そうではなく私たちが発見したのは、時空を超えて繰り返し描かれている記号です、
中には、初期に勢いがあり、やがて、人気が衰え消滅した記号や後の時代に発明された記号もあります。
しかし、全記号の65%が3万年の間。ずっと使われ続けていました。線や長方形や三角形や楕円や丸などです。
こちらは、氷河時代末期の頃のもので、ピレネー山脈の高地にある1万年前の遺跡に描かれています。何千キロにもわたる範囲に広がる記号もありますが、分布パターンがもっと限られている記号もあります。
ある領域だけに限られたものもあります。これらの記号が制作者にとって、意味のあるものだったことは間違い��りません。
こちらの浅浮き彫りの彫刻は、2万5千年前のものでフランスのヴェナスクの岩にあります。私たちには難しいですが、当時の人々に意味がわかっていたことは確実です。
これほど多くの遺跡で長きにわたり、同じ記号が繰り返し描かれたことは、当時の芸術家たちが意図的に選択していたことを示します。
幾何学的な図形にある特定の文化的に認められた通用する意味があるのだとしたら、それは世界最古の体系的な図形によるコミュニケーションである可能性が非常に高いでしょう。
世界最古の図形によるコミュニケーション体系の例には、シュメール語の楔形文字、エジプトのヒエログリフ、中国の古代文字がありますが、いずれも4~5千年前に生まれています。
それぞれ数を数える記号や絵文字のような表象から成る原型をもとに誕生したのですが、それらが表す意味やイメージは同じです。
2018年現在では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の「T型オベリスク」など発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
(個人的なアイデア)
不思議なシュメール文明について・・・
西洋占星術と四柱推命は、根っこがバビロニア?四柱推命は中国じゃなくシュメール文明から?
翻訳された現実の粘土板の記述には、興味深いことが記されています。
45万年前から30万年前くらいは真偽不明。しかし、30万年前から偶然の一致か、不思議と考古学と一致してくる。
鉱山で働くアナンナキ。アヌンナキの手作業を引き継ぐ原始労働者によって、猿の遺伝子操作?を創り出しています(これは、日本神話のイザナギ、イザナミに似ている)
エンリルは鉱山を沈め、メソポタミアの原始的な労働者をエディナに連れて行きます。
彼らが繁栄することが許すとき、ホモサピエンスは繁栄し始めていきます。
20万年前。
その間、地球上の氷によって生命は停滞します。
10万年前。
再び暖かくなっていきます。アンニナキ(聖書のネフィリム)は、増え続ける懸念を持ち、人間の女性と結婚しています。
7万5000年前。
「地球の呪い」が始まります。新しい氷河期。さまざまな��、回帰型の人間が広がっており、そのうちクロマニオンが生き残っています。
4万9000年前。
エンキは、アヌンナキと共に人々のメッセンジャーを政府に呼び寄せる。
エンリルは怒っており、人類を破壊する予定です。
1万3000年前。
彼女は地球にニビルの差し迫ったアプローチは、巨大な津波を引き起こし、人類への差し迫った災難が明らかにすることを誓うためにアヌンナキを引き起こすことを実現。
1万1000年前。
エンキは宣誓に違反し、潜水艦?を建設するよう命じる。洪水が起こる。アヌンナキは、軌道上の宇宙船?からの災害に従います。
エンリルは、道具や種子を残りの人類に分け与えられることに同意します。 人類は高地を耕作し始める。エンキは動物を家畜化する。
1万500年前。ここらへんから人類の歴史と一致し始める。
ノアの子孫には、3つの領域が割り当てられています。アップル生まれの息子、ニヌルタは、谷を転覆し、川を乾燥させてメソポタミアを居住させる。
エンキは、ナイル川の谷を占めています。シナイ半島は、ポスト・ディルドゥー宇宙港?としてアヌンナキを保有しています。
モリア山(エルサレムが立つところ)にはコントロールセンター?があります。
現実の粘土板の記述らしいけど、何を言っているのか、意味がわかりません。
<おすすめサイト>
フィリップ・フリーマン:古代ケルトのドルイドの一日
ブランドン・クリフォード:古代の驚異的建造物に隠された建築の秘密
エリザベス・コックス:古代エジプトの医者の一日
サラ・パーカック:宇宙から見た考古学
ユバル・ノア・ハラーリ:人類の台頭はいかにして起こったか?
マニュエル・リマ:人類の知識を表す視覚的表現の歴史
サキ・マフンディクワ:古代アフリカのアルファベットに宿る優美と洗練
メアリー・ルー・ジェプセン:未来のマシンで脳からイメージを読み出せるか?
ラジェッシュ・ラオ:インダス文字のためのロゼッタ・ストーン
<提供>
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お空に旅立っていったるりこちゃん
我が家の愛犬るりこは、昨年十月の終わりから、突然朝ご飯を食べず、散歩に行こうとしなくなった。その前に、ドイツ在住の次女が三年ぶりに一時帰国し、私たち家族はるりこも一緒に次女のスケジュールに合わせ、東京に行ったり、山梨に来たり、こちらでも諏訪にお出かけしたり、最後は次女を羽田まで見送りに行き、そして山梨に帰ってきたのだ。
その翌日から、るりこはご飯をあまり食べず、散歩にも行きたがらなくなった。きっと疲れたのだろうとしばらく様子を見ていたが、だんだん一日二食から一食が普通になり、痩せ細ってきて、散歩も抱えて連れ出し、途中地面に降ろして歩かせる、というようになってきた。
それでもわりあいよく歩く日もあったり、二食食べることもあった。年齢も十三歳と、犬として決して若いわけではないので、そんなものかとも思ったが、東京でかかっていた獣医の先生に相談してみた。
その先生はいつも、「るりこちゃんは、本当に賢くて、家族思いで、いい子だ」と言ってくださっていた。日頃の様子を伝えると、「十三歳というのは、人間で言えば八十歳ぐらいの大変なお歳です。一度今の状態を知るために、近くのお医者さんにかかって、検査してみてください」とのことだった。その先生は普通の獣医さんでもあり、エネルギーヒーリングと言って、遠隔からも治療をしている先生なのだ。
るりは八歳ぐらいから、よく吐くようになったり、散歩中に突然怯えたようになって歩けなくなったりして、どこの獣医さんに行って���原因のわからない症状に悩まされていたが、その先生に出会ってから回復することができた。
近所の獣医さんに行く。血液検査とレントゲンを撮りましょうとのことで、その前にまずはと聴診器で心臓の音を聴くと、「雑音がありますね」と初めてのことを言われた。レントゲン検査の結果は、心臓に雑音があるものの、肥大まではしていない。喉に腫瘍があり、悪性のものか良性のものかは、もっと大きな病院で検査してみないとわからない。血液検査の結果は、貧血がある。腫瘍が原因かもしれないが、そのほかの数値に異常は見られない。もっと大きな病院で検査をするなら紹介します、とのことだった。
しかし、病院にかかるというのは、犬に大変なストレスを与える。とりあえず家に帰り、休ませることにする。
るりこは保護犬だった。保護犬というのは、一度保健所に入れられて殺処分になる前に、ボランティアさんに助けられて保護された犬で、ボランティアさんは家で犬を保護しながら飼い主を探すのだ。私は犬が飼いたいなと思った時に保護犬の存在を知って探してみると、月に一度江戸川河川敷で、犬と人間のお見合い大会が開かれているということで見に行った。
私には欲しい犬の条件があって、茶色くて鼻の黒い女の子が欲しいと思っていたら、まさにそのまんまのるりこがいたのだ。彼女はその時生後四ヶ月ぐらい、お転婆な感じで、そばに寄った私には見向きもせず、熱心に地面にいる虫か何かをほじくり返していた。私はその時実家の母とふたりでそこに行った。「ね、この子がかわいいよね、この子がいいよね」母と私の意見は一致した。昔飼っていた子にそっくりなのだ。違うのは、前の子は男の子だったこと、るりこの方が耳が長く垂れ下がっていることだ。前の子は、私が小学六年生から二十九歳になるまで生きていた。
保護犬はその場ですぐ譲渡してもらえるのではなく、申し込んで、いろんな質問に答えて、この人はちゃんとした飼い主になれそうだと判断されたら、譲渡してもらえる。どんな家に住んでいますか、家族構成は、留守番は週に何時間何日させますか、犬を飼ったことがありますかなどなどの質問に答えて紙を送ったが、一向に返事がこない。もうだめかと思っていたら、譲渡会から電話があり、前飼っていた犬は最期はどうなったのですかと質問されたので、私と母の膝の上で息を引き取りました、と答えた。その数日後その答えが決めてとなって、るりこは我が家に来ることとなった。
ボランテイアさんが保護中につけた仮の名前はルーだったのだが、うちの娘たちの名前はみな子がつくので、る~子? でるりこにした。
さて、当時高二、中二、小五の子どもたちに加えて、もうひとりやんちゃな子どもが増えたのと同じで、畳や布団の上でオシッコをしたり、当時私たちは畳の上で低いちゃぶ台で食事をしていたのだが、るりこはなんとか私たちのおかずを取ろうとしたり、家具の足やパソコンのコードをかじったりと、ただでさえめちゃめちゃなうちの中がますますめちゃめちゃになった。しかしそれ以来、るりこは我が家の中心的存在になり、家族全員が惜しみのない愛情を彼女に注ぎ、彼女もそれに十分応えてくれた。
るりこをお医者さんに連れて行って、検査や入院となるとケージに入れられてしまう。彼女は何よりもケージに入れられるのを嫌がった。それは保健所で殺処分されそうになった時の怖い体験が蘇ってしまうからだろうと思うと、それだけは避けたかった。私たちはできる限り、家族でできる手当をしていくことにした。
翌週、遠隔ヒーリングの先生の診察日になった。るりこの前にiPadのカメラを開いて置いて、先生からるりこが見えるようにする。「るりこちゃんはよく頑張っているね」とヒーリングを受けると、その日はよく食べたり、歩いたりした。
ある朝、おしっこに外に出るというので出してやると、いつまで経っても戻ってこない。庭に出て探す。見つからない。まさかどこかで倒れているのでは、と夫や息子も呼んで探すと、ほとんどご不在の隣家の縁の下にうずくまっていた。抱き上げると、うっすらカビの匂いがした。
次第にるりは、喜びの表現の尻尾振りはしなくなり、家族の誰かが家に帰ってくるたびに上げていた喚声を上げなくなり、知らない人が来ても吠えず、大好きな石拾いもしなくなった。それでも私たちは、るりがいつもより多く食べた、歩いたと言っては一喜一憂していた。
また遠隔の先生の診察の日になった。「るりこちゃんは、自分がいなくなってあなたたち家族を悲しませたくないと頑張っています。でもあんまり無理をしないでねと言ってあげてくださいね」先生はつまり、るりこの最期の日がそう遠くないと、遠回しにおっしゃったのだ。
るりこは一日のほとんどを寝て過ごした。喉の腫瘍は大きくなってきていたが、苦しいとか痛いとかは無いようだった。自然療法の本に書いてあった、心臓病にいいという、柿のへたを煎じた水も作って置いておくとよく飲んだ。その他にも、犬にもお灸がいいと聞けば、やってくれるところを探して連れて行き、お灸の道具も買い、家でも見よう見まねにやってみる。るりこは特に嫌がりもせず、されるがままだった。友人宅の猫ちゃんを診てくれるという評判の気功の先生にもかかると、だいぶ身体がらくになったように見えた。
食事はずっと手作りのものを与えていて、昆布だしの野菜スープに、ご飯、鶏のささみ、ゆで卵、納豆などをあげていた。栄養が行き届いていたのか、毛の艶がとてもよかった。犬の飼育の本を見ると、年取った犬にはささみより、高タンパクの豚肉の方がよいと書いてあったのでそうしてみると、よく食べるようになった。しかしそれ��次第に食べなくなってきたので、お刺身に火を通したものにするとまた食べるようになった。
我が家ではここ数年、ミキという、お粥にすり下ろしたさつまいもを入れて発酵させた飲み物を作り続けていて、これにやはり自家製の甘酒を入れたものが彼女のお気に入りで、日に三回ぐらい小さな盃に入れて飲ませていた。だんだん食事が摂れなくなり、ミキと柿のへたの煎じ水と普通の水ばかり飲むようになってきた。
我が家には連日のようにはた織りのお客さまがいらしては、みな「どうしたの、るりこちゃん、元気が無いわね」と頭を撫でていった。散歩も抱いて連れて行き、私たちが焚き木拾いをしているそばで、日向ぼっこをして待っているようになった。
私は頭の隅で、現在のるりこの様子をドイツにいる娘たちには伝えなくてはと思いながらも、いざ「るりこちゃんの調子が最近ね・・」と言いかけただけでもわっと泣き出してしまいそうで、連絡しないままで過ごしてしまっていた。
るりこは自分の寝床から、日に何度も数メートル離れた自分の水が置いてあるところまで歩いていたのが、よろめくようになったので寝床の横に水を置いてやった。
その日は大寒波の予報で、東京からはた織りのお客さまの予定だったのがキャンセルになった。私は時間に余裕ができたので、いつもより念入りにるりこの耳を掻いてやると、気持ちよさそうに頭を傾けた。
朝の散歩の後、食事やミキをあげても受け付けず、水しか飲まない。水は何度も大量に飲んだ。外へ抱いて連れて行けば、なんとかよろめきながらもオシッコをした。夜になり、寝る前のオシッコに連れて出る。よろよろになり、オシッコをしようとすると倒れてしまうので、起こして身体を支えてやると、やっとこさする。寒い外から戻ったので、お灸をじっくりとしてやると気持ちよさそうにした。
夫と私の布団を敷く。るりこはいつも布団を敷けば真っ先にやってきて、乗っかっているのだが、ここ数日はしんどそうなので、抱いて布団の中に入れてやる。
お風呂から出て日記を書いていると、るりこの視線を感じた。「ママ、早く来て」と言っているように感じて、一緒にお布団に入る。息子は外のテントに行ってしまい、夫はお風呂に入っている。
「るりこちゃん、今まで一緒に子育てしたね。みんな大きくなったね。るりこちゃんがいてくれたおかげで、みんないい子に育ったよ、ありがとう」るりこは普段より早い息をしながらもじっと私の目を見て話を聞いているようだった。「るりこちゃん、この次生まれ変わったら、たくさん赤ちゃんを産むといいよ。」るりこは保護犬だったので、不妊手術をしないと譲渡してもらえなかったので、やむなく手術をしたのだった。「そうだこの次は、うちの子たちの誰かのうちの子に生まれておいでよ。私おばあちゃんになって、またあなたに会えたら嬉しいよ。ね? いい子ちゃん、かわい子ちゃん」日に何回も、そして夜寝る前には必ず「いい子ちゃん、かわい子ちゃん」と言ってきた。いったい今まで何千回そう言ってきたことだろう。でも言っても言っても伝えきれないほどいい子でかわいい子だったのだ。「明日の朝も、一緒に元気に起きようね、おやすみ」ふとるりこ��悲しそうな顔をしたように思った。あ
時折るりこの息づかいを感じながら、いつの間にか眠ってしまった。と、突然るりこが「クオーン」と鳴いた声にびっくりして飛び起きた。この何ヶ月も彼女の声を聞いたことはなかったのだ。隣の夫も驚いて起き上がった。「あかりをつけて」夫がすぐ電気をつけてくれた。「るりこちゃんが息をしていない! 大変すぐお姉ちゃんたちに電話しなきゃ、私の携帯取って!」家族ラインに電話すると、次女はすぐに出た。「何、ママ?」「るりこちゃんが、るりこちゃんがね・・」一旦止まったに見えた呼吸がまた少し始まって、口を動かしていた。舌が普段より白いと思った。「外からおさむを呼んできて!」夫が走っていく。長女は電話に出ない。るりこの口の動きが止まる。私を見ていた目の光がすーっと消えていく。夫と息子が駆け寄ってくる。夫が自分の携帯で長女に電話すると出る。「今るりこちゃんがね・・・」私はわっと泣き出してしまうと、全てを察した長女も泣き出す。「もっと早く帰ればよかった」彼女はビザの更新のタイミングで近いうちに帰ると言っていたが、日にちを定められずにいたのだ。
夜明け近くにお姉ちゃんたちとは電話を切り、夫と私と息子で、るりこの身体を囲むようにして眠った。起きてるりこを見ても、眠っているようにしか見えなかった。私は半日ずっと泣いていた。
次の次の日、長女がベルリンから戻ってきた。彼女は二年間るりこに会っていなくて、もしるりこの最期の姿を見なければ一生後悔するからと、急遽飛行機を取って来たのだ。るりこはいつもの場所に愛用の毛布を敷いて、私が織った布を顔だけ出して被っていた。目は開けたまま優しい顔して横たわっていた。長女と私はるりこの前で抱き合って泣いた。「なぜもっと早く言ってくれなかったの」と責められるかと思ったが、二年の間に成長した娘は、自分が嘆くよりもむしろ私を慰めてくれた。
去年ねこちゃんを亡くした人が、庭にコンポスト葬をしてもらってとてもよかったと聞いていたので、やってくれる人を紹介してもらった。環境整備士と言って、植木屋さん的な仕事の傍ら絵画や彫刻などもなさっている人で、連絡を取ったら早速訪ねて来て下さった。
「お庭のどこに埋葬しましょうか」「できるだけ家族のそばで、今後建物を建てる心配のない場所で」玄関のデッキを降りてすぐ横の場所に決まった。ここなら毎日通る場所だ。コンポスト葬というのは、落ち葉や炭の粉と一緒に身体を埋めて、できるだけ早く土に戻す方法で、匂いも消して他の動物に掘られたりもしないようにする。そばに木が生えていた方が木が養分を吸って、早く分解するとのことだ。
友人たちが次々とお花を持って、弔問に来てくれた。「人の気持ちのわかるワンちゃんでした」と泣いてくれる人もいた。東京からも「若月るりこ様」と花が届く。「死んで初めてその人の価値がわかると言うけれど、るりこはすごいねぇ、次々とお花が届いて」と家族でも感心した。
外は雪が降り、るりこは静かに眠っている。寝息でかけた布が静かに上下しているような錯覚に陥る。毛皮もつやつやで、手足も柔らかく、肉球もぷにぷに触ってしまう。
埋葬の日になった。空は晴れている。お昼過ぎから環境整備士さんの男女二人が来てくださり、まず土地の神様にニ礼八拍する。土用の期間なので本来は土には触らない期間なのだそうで、そのため神様にお断りをする。近所のるりこをかわいがってくれていた友人も来てくれた。
夫や息子も手伝って穴を掘る。穴の中に縦にも横にも、たくさん稲藁を刺す。通気をよくするためだという。突き出している稲藁はハサミで切り、穴の底に厚く落ち葉を敷く。
友人と家に入り、最期のお別れをする。友人は数年前に自分の犬を亡くした時のことと重なり、さめざめと泣いている。私たちもこれが最期と思い、るりこの身体を撫でさする。毎日触るのが気持ちよかった、濃いカステラ色のビロードのような耳。もうこれも土に還してしまうのだ。
毛布の四隅を持って、るりこの身体を庭に運ぶ。身体だけそっと落ち葉の上に下ろす。自然と胎児のような形になる。家族みんなで、落ち葉、炭の粉、土を繰り返しかけていく。穴がすっかり塞がったら、さら炭と稲藁の切ったものをすき込んだ土を盛り上げる。てっぺに環境整備士さんの女性が用意してくださっていた、大きな松ぼっくりのついた松の枝と赤い実の枝を束ねた飾りを刺して、埋葬は無事に済んだ。
今まで撮ったるりこの写真を、長女がパソコン上に家族共有のアルバムを作って集めてくれた。あんな時もこんな時もあったねと、家族で泣き笑いしながらるりこと歩んだ日々を振り返る。いつの間にかるりこはうちの子どもたちの年齢を追い越し、年長者として子どもたちを見守ってくれていた。夫や私のことも常に気遣いしてくれていた。散歩の時もるりこは先頭を歩いていても、常に後ろを振り返り振り返り、家族が全員ちゃんとついてきているかなとチェックしていた。
私たち家族とるりこと一緒に車で旅をしたことのある九州の友人は、「あれは犬の格好はしていたけど、犬じゃなかったね。若月家の護衛隊長やっていたね」本当にそうだった。いつでも私たちのことを守ってくれていた。
るりこがいなくなった今も、私たちは朝の焚き木拾いに出かける。常に阿吽の呼吸で一緒に歩いていた子の身体はないけれど、この大地に空気に溶け込んだるりこの息吹をそこここに感じ、私は不思議な安心感に包まれている。るりこと過ごした十三年と十ヶ月は、あっという間ではなく、とても長く深い時間だった。そしてそれは今も続いている。
るりこちゃん、ありがとう。家事や育児にてんてこ舞いしていたママのところに、助けにきてくれたんだね。神さまがるりこちゃんのことを私たち家族に貸してくれたんだね。賢いあなたにはまた次の使命があるから、お空に帰っていったんでしょう。どんな大変なことでも、るりこちゃんならできるよ、きっと。でももし疲れたら、うちに来て休んでね。ママたちはいつでも歓迎するよ。るりこちゃん、本当にありがとう。いつかまたきっと会おうね。
山梨に大雪が積もった。積もる前に、長女がドイツに帰国するのを送るため、東京に出発した。るりこのお墓が心配になり、ひとり山梨に残っている息子に聞くと、不思議とお墓の上にはあまり雪は積もっていないのだという。そこだけ温かいのだろうか。るりこの温かい気持ちがまだそこにあるのかもしれない。
2023年2月
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期末(前期は授業全部オンラインやった…)の成果発表に向けて、学生たちは作品を作り上げたけど、それぞれ面白いなぁと思いながら聴く。
作り手はしばしば「個性」という呪いの言葉に絡め取られて、時に作品作りが良からぬ方向へ進むこともあるけど、学生たちの作品を聴いていて思ったのは、良いものは全部似ている何かがある、ということだった。「息遣い」を感じられるものは、全て美しい。
私が授業で学生たちにしつこく言っていることは、「横の流れ、つまり時間軸を意識しよう」ということと、「自分を主人公にせずに歌詞を書いてみよう」ということ。
そのふたつは、���は私が苦手としていたことで、ずっと試行錯誤していたことなんだけど、教えているうちに、自分でも少し出来るようになってくる。
自分が努力もせず自然に出来ることは、なかなか人に教えることが難しい。だから、自分が出来なくてもがいてることを必死に教えるほうが、実は簡単。そして何よりも、自分自身も技術やノウハウを得ることが出来るし。
良い歌詞が書きたい、良いメロディが書きたい、カッコいいコード進行を作りたい、と皆言うし、私も常日頃思うけど、メソッドとしてはそんなに難しいことではないと思う。
始まりのテンポや空間を捉えて、そのまま自然に逆らわず筆を進めて、カデンツ(終止形)にしっかり落とし込むこと。
ルー・リードが昔言うてたけど、EコードとAコードの繰り返しは本当に美しい。ロックやねぇ。私もそう思います。シンプルなカデンツは繰り返すとポリリズミックにも聴こえ、魔法がすぐにかかる。
ロックがやりてぇ。大音量で。
2020/08/03
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60's Magic of 60 Songs
僕が大好きな60年代の音楽のプレイリスト「 60's Magic of 60 Songs 」をSpotifyで公開しました。
Spotifyプレイリストへのリンクは下記になります。
“60's Magic of 60 Songs” on Spotify
下に1曲ずつ簡単な曲紹介というか、個人的なコメントを書きました。
簡単なといっても、60曲あるので、分量がすごく多いです。。
興味がある方は聴きながら読んでもらえたらと思います。
01.Les Masques 「Dis Nous Quel Est Le Chemin」1969 フランスで制作されたブラジル音楽。アルバム自体は基本的にはジャズサンバにフランス語を乗せた形です。 ピアノとヴィブラフォン、マリンバで作り出すオリエンタルな雰囲気が不思議な曲。 バンド・サウンドにこういうちょっと変わった楽器入れるだけで雰囲気が全然変わるんだなぁと思いました。 Djavanの「Nereci」という曲と共通する雰囲気を感じる曲。
02.Nirvana 「I Never Had A Love Like This Before」 1967 イギリスの二人組のニルヴァーナ。 イントロのピアノのコードからただならぬ感じ。このコード進行は自作曲の「ムード・ロマンティカ」で使わせてもらいました。 アレックス・スパイロパウロスの優しい歌声と絶妙な旋律。そして曲に深みと広がりを持たせるアレンジ。 美しさとオリジナリティを同時に感じる最高の1曲ですね。
03.Armando Trovaioli「Francoise」1967 これまたイントロから怪しい曲。普通じゃない。 こういう雰囲気の音楽を作りたいなぁと、心の中でずっと思ってます。言うなれば、常に心の目標として浮かぶ1曲です。 アルマンド・トロヴァヨーリはイタリア映画音楽作曲家で、『Don Giovanni in Sicilia』という映画に収録されているそうです。 たしか僕はこれはコンピCDで知りました。
04.Eternity's Children「Mrs. Bluebird」1968 イントロで一瞬オルガンのピッチが歪むのが良いです。 オルガンの刻み+ベース+ドラムの3連のリズムとコンプ感が気持ちいい曲。最近はこういうリズムの曲ってめっきり聴かなくなりました。 音の歪みに時間的な距離を感じます。 昔の素晴らしい音楽を聴くと、大事な玉手箱を空けたような気持ちになります。
05.Bruce & Terry「Don't Run Away」1966 歌や演奏にかかったディレイ(エコー)がちょっとサイケデリックな響きでそこがまず良い。 そして曲がとても美しい。 これは後にビーチ・ボーイズに加わるブルース・ジョンストンの曲です。 聴いた時、山下達郎「Only with you」を思い出しました。
06.The Association「Happiness Is」1967 アソシエイション自体は大学の頃から何枚か聴いてきましたが、このアルバムは割と近年聴きました。そこで改めてこのバンド好きだなと。 この曲が特に好きで、コーラスと転調が良いです。聴いているとコーラスの方を一緒に歌っちゃいます。 コーラスグループの演奏って、聴くと中域の和音系の楽器、鍵盤やギターがそんなに大きく入ってませんよね。コーラスを邪魔しないように音符も短めだったり。なるほど。
07.The Critters「Mr. Dieingly Sad」1966 クリッターズも存在やジャケットは知っていたんですが、ずっと聴かずに来て、Spotifyにあったので聴いてみたら、この曲が今の自分にしっくり来ました。曲に合った優しい歌声が気に入りました。 昔はこういう全音下降進行の曲って大好きだったんですが、最近また自分の中できてます。このプレイリストにはこの曲と同系統のコード進行の曲が何度か出てきます。
08.The Tradewinds「New York's A Lonely Town」1967 ビーチ・ボーイズ調というかホットロッド調というか、とにかくポップで、歌のファルセットが気持ち良く、大好きな曲です。 2分強で終わっちゃうのも良いですね。 67年にしては少し前のサウンドに感じるなと思ったら、65年にシングルでリリースされたようです。
09.The Bob Crewe Generation Orchestra 「Barbarella」1968 映画のサントラの曲で、この曲の魅力は何といっても歌とコーラスの表現。 息を続けたまま音程を行き来する箇所がとても多く、そこが大好きです。 一緒に歌ってて真似しちゃいます。 ブレイクするところに溜め息を入れて音程を下げるアレンジ、最高です。 僕もやりたい。 と絶賛しつつ、昔一緒に住んでた脇田がこれのCDを買ってきて聴いた時はなぜかそこまでピンと来なかったのを覚えています。
10.Quincy Jones「Who Needs Forever」1966 出だしの「Who Needs Forever~」のメロディでもう名曲感が漂ってきます。 「あ、この曲絶対普通じゃない」ってなりますね。 クインシー・ジョーンズが音楽を担当した映画のサントラで、歌はアストラッド・ジルベルト。 なので、主題歌はボッサ調です。
11.The Impressions「The Girl I Find」1969 これのCDは持ってるんですが、そんなに聴いてなくて、Spotifyで改めて聴いたらすごく気に入っちゃいました。 完全にカーティス・メイフィールドの世界観です。 曲調もアレンジもこの翌年リリースのカーティス・メイフィールドの1stソロアルバムに繋がる曲ですね。 カーティスってオーボエ好きだなぁ。僕もオーボエの音大好き。
12.Jan & Dean「When Sunny Gets Blue」1966 この曲はジャズスタンダードのカバーです。 メロトロン(というサンプリングマシンの元祖となる鍵盤楽器)を多用して作り出されたこの雰囲気が最高。 ドラムが入ってないせいなのか、ここまでメロトロンが前面に押し出されたサウンドって珍しい気がする。
13.The Four Seasons 「Wall Street Village Day」1968 フォー・シーズンズのこのアルバムはどの曲も大好きなので、選ぶのが難しかった。 最終的に「Look Up Look Over」とかなり迷いましたが、僕の場合すぐしっとりした曲に流れちゃう傾向があるので、今回はこちらにしました。 バスドラが入るタイミングがブラジル北東部の音楽でよくあるリズムパターンに似ていて好み。ノリノリで聴く1曲です。
14.The Lovin' Spoonful「Didn't Want To Have To Do It」1966 この曲の気怠く切な���雰囲気、最高です。 ロジャー・ニコルスのヴァージョンで知り、そっちもすごく好きなんですが、このオリジナルヴァージョンの方がもっと好きです。 永井作の「心の窓辺に赤い花を飾って」はこの曲からも影響受けているのかなとか思いました。
15.The New Wave「Autrefois (J'ai Aimé Une Femme)」1967 Spotifyで初めて聴いた作品です。 曲はミシェル・ルグランの「Watch What Happens」のカバーです。 ボサノヴァのよくある進行の曲で、たしか日本語でも似た曲があるよなと思ったら、浅丘ルリ子の「シャム猫を抱いて」でした。
16.The Byrds「Get To You」1968 バーズというと、ビートルズのような曲調からフォークロック、カントリー、サイケ、ラガロック等色んな曲をやっているイメージがありますが、 こういう3拍子というのか6拍子というのか、なんだかんだ僕はどこにもあてはまらない(バーズの全ての要素が混ざったともいえる)この曲が一番好きですね。 初めて聴いた時からずっと好きな曲です。
17.Donovan「Ferris Wheel」1966 曲が始まって、アコギ、ベース、パーカッション、シタール、歌と入って���て、ただ「最高~」となる曲です。 ひたすら音楽に身を委ねていたくなる、そんな1曲。 ドノヴァンは高校の頃にたまたまテレビで観た映画に使われていた「Season of the Witch」が気に入り、ベスト盤を買ったのが聴き始めたきっかけでした。この『Sunshine Superman』というアルバムはドノヴァン初心者にオススメのアルバムです。
18.Tenorio Jr.「Nebulosa」1964 ポップでキャッチ―なピアノトリオのインストナンバー。 ジャズサンバでこういう音階を使った曲って珍しく、それが見事にはまってます。 これを聴いた当時、良い意味で「この曲だけ他のジャズサンバとなんか違うじゃん」と思ったのをよく覚えています。
19.The City「Snow Queen」1968 キャロル・キングがソロアルバムを出す前にダニー・コーチマー等と組んだバンド。 特にこの曲なんかはキャロル・キングのソロ作と並べて聴ける感じです。 演奏が乗っていって、最後終わるころにはだいぶテンポアップしてるのが良い。 永井の「或る夜」(公式未リリース曲です)はこの曲を意識したのかな。
20.Chad & Jeremy「Painted Dayglow Smile」1968 イギリスのフォークデュオ、チャド&ジェレミーのサイケ時代の作品。 特に後半のトトロが出てきそうなポップな展開が大好き。 曲も不思議だけど、ジャケットも不思議。
21.Tony Hatch「Call Me」1966 この曲を初めて聴いた大学生の時、「なんてお洒落な曲なんだ」と思ったと同時に、 作曲者のトニー・ハッチ・オーケストラのCDを貸してくれた山本勇樹くんのことも「なんてお洒落な人なんだ」と思ったことを覚えています。 この都会的な軽やかな雰囲気が郊外出身の田舎者の僕には衝撃的な1曲でした。
22.The Monkees「Porpoise Song」1968 モンキーズのサイケ期の代表曲。映画用に作られた曲だと思います。 モンキーズはそんなに熱心に聴いてきたわけではないんですが、この曲のマジカルミステリツアーのビートルズのようなポップでサイケな雰囲気が大好きです。 これキャロル・キングの作曲なんですね。ずっと知らずに聴いてました。
23.Antonio Carlos Jobim「Surfboard」1967 ジョビンのインスト。 拍子がどうなっているのかよく分かりません。演奏するの大変そう。 65年には既に発表されていた曲ながらボサノヴァの枠から大きく逸脱する冒険心溢れる曲で、ジョビン自身も気に入ってる曲なのか何度か再録リリースしています。
24.Harpers Bizarre「Me, Japanese Boy」1968 この曲のアメリカ人から見た(言ってみれば正しくない)日本観に憧れて、インスピレーションを得て、『ランプ幻想』というアルバムを作りました。 ウィンドチャイムとか金属系の打楽器とウッドブロックが効いています。 歌詞がシンプルで英語に慣れていない僕なんかでもグッときます。この曲、素敵すぎませんか? ちなみに、これはバート・バカラックの曲のカバーになります。
25.Archie Bell & The Drells「Tighten Up (Part 1)」1968 ファーストアルバムの1曲目から掴みはOKですね。 こういうシンプルな曲、やってみたいな。 様々な掛け声やラフな手拍子が入っているのが良いです。 この時代から70年代前半あたりのスウィートなソウルが大好きです。
26.Simon & Garfunkel「So Long, Frank Lloyd Wright」1969 ボサノヴァが世界的な音楽になってから、ブラジル以外の色んなところでボサノヴァ調の音楽が作られましたが、個人的には、サイモン&ガーファンクルのこの曲がボサノヴァの良いところを上手く消化し吐き出しているという意味でナンバー1かなと感じています。 このデュオは他にも「America」「Sound of Silence」「Mrs. Robinson」「Scarborough Fair」等、同等に素晴らしい曲がたくさんありますが、それらはベスト盤に絶対入るような有名曲でして、プレイリストとして1曲選ぶとこれかなと。 僕たちがMaganacyというバーでライブをやっていた2001年頃にこの曲を演奏しました。
27.Piero Piccioni「Amanda's Train」1969 ピッチオーニはイタリアの映画音楽作曲家です。好き過ぎて1曲選ぶのが大変でした。 「Mr. Dante Fontana」という個人的に傑作キラーチューンだと思っている曲があるのですが、好きなヴァージョンがSpotifyになかったので、この曲を選びました。 この「Amanda's Train」を聴いてもらうと分かる通り、この人のメロディーって滅茶苦茶切ないんですよ。 ピッチオーニには本当に影響を受けまくってます。
28.The Millennium「5 A.M.」1968 ミレニウムは「The Island」や「There is nothing more to say」等、他にも良い曲があるのですが、この曲にしました。 今聴くとスネアのチューニングが高過ぎるのが耳に痛く少々残念ですが、それ以外はすごく良いです。
29.The Zombies「Tell Her No」1965 イントロのウーリッツァーのフレーズから最高です。 歌の入りのメジャーセブンスコードが気持ち良い曲。 コリン・ブランストンの声はいつ聴いても良いですね。
30.Walter Wanderley「Soulful Strut」1969 ワルター・ワンダレイはブラジルのオルガン奏者です。 こちらも先ほどの「Call Me」同様、明るくご機嫌なインストナンバーです。 こういう曲は生活に彩を与えてくれて、ただ流しているだけで良い感じ。1人で聴いていてもあがりますね。
31.Georgie Fame & The Blue Flames「Moody's Mood For Love」1964 この曲はジャズスタンダードのカバーで、僕はこのジョージィ・フェイムのヴァージョンが大好きです。 歌詞見ながら歌いまくってました。そのせいで今でも結構歌詞を覚えてる。 パッションを感じる歌いまわしがたまりません。 タイトル通りすごくムーディーな曲ですが、録音の古さもムードを高めています。 若い時分にこんな素敵なものに触れたらおかしくなっちゃいますよね。
32.Jorge Ben「Que Pena」1969 キレのある演奏にディレイの効いた歌が乗るという不思議なサウンド。 歌にこういうディレイを使っ��いた頃のジョルジ・ベン好きだなぁ。 最後歌のディレイが増幅するところのサイケ感がたまりません。
33.Ennio Morricone「Matto, Caldo, Soldi, Morto... Girotondo」1969 この曲はイントロが始まった瞬間からやばいのがわかる系の曲ですね。 エッシャーのひたすら階段を降りていく錯視の絵のような不思議な曲。 サイケ過ぎる。 これは当時脇田に聴かせてもらったなぁ。 ジョビン作の「三月の水」も少し近い感じがします。
34.The Rolling Stones「She's A Rainbow」1967 イントロのエレピはウーリッツァーにコンプを強くかけたってことで良いのかな。 すごく有名なイントロだけど、以前何の楽器かネットで調べたら特に詳しく出てこなかった気がする。 永井曰く、普通のアコースティック・ピアノだそうです。 ピアノであんな変わった音作れるのかぁ。 演奏しているのはニッキー・ホプキンスだと思います。 この曲の「ウッララー、ウラッラッララー」っていう生意気な声の?コーラスがすごく好きです。ちょっと菅井協太くんっぽい声。
35.Claudine Longet「Who Needs You」1968 昔Lampでカバーした曲。 イントロのスキャットでは一瞬香保里さんと永井?と思ったり思わなかったりするかもしれません。 男声のトミー・リピューマの声がキラキラしてて素敵です。
36.The Velvet Underground「Sunday Morning」1967 あー、60年代って最高だなぁと思わせてくれる1曲。今でも好きなアルバムですが、これを一番聴いたのは大学1年の時。 ヴェルヴェット・アンダーグラウンドがなんでこんなに良いかというと、色々あるけど、やっぱり一番はルー・リードの声と歌い方が良過ぎるから。 最近だとマック・デマルコが同じ系統の歌だと思う。
37.Marcos Valle「The Face I Love」1968 こちらも昔Lampでカバーしてました。 マルコス・ヴァーリとアナマリアのピッチがしっかりしていて、ハモリも気持ちいいです。 「Call Me」と同じ系統のコード進行ですね。素敵です。 マルコス・ヴァーリの代表曲というと「サマーサンバ」ですが、僕はこっちかなぁ。
38.Harry Nilsson「Everybody's Talkin'」1968 『真夜中のカーボーイ』という映画に使われた曲です。といっても僕は映画は観てませんが。 「この時代のアメリカ、最高!」と思っちゃう曲です。といっても僕はアメリカに足を踏み入れたことはありませんが。 先ほどのドノヴァンの「Ferris Wheel」と一緒で、とにかくこのザ・60年代という雰囲気に身を委ねていたくなる系の曲です。とにかく雰囲気が好き。 アコギはもちろん、その雰囲気作りに一役買ってるのがこのドラムなのかも。と思い、ミックスで控え目なドラムに注目して聴いている今日この頃です。
39.Gal E Caetano Veloso「Onde Eu Nasci Passa Um Rio」1967 ブラジルのカエターノ・ヴェローゾとガル・コスタによる気怠いボサノヴァ作品で、アルバム自体が神懸っているのですが、特にこの曲が好きです。 ドリ・カイミの音と音をぶつけてくるアレンジもはまっています。 この曲のリズムパターンが所謂ブラジル北東部由来のもので、この二人の出身のバイーアの音楽の伝統的なリズムです。
40.Stevie Wonder「My Cherie Amour」1969 親父が持っていたレコード『Hotter Than July』がスティービー・ワンダー初体験だったのですが、 その他の有名曲はベスト盤レコードで初めて聴きました。 そこに収められていたこの曲や「If you really love me」なんかがすごく好きでしたね。 スティーヴィー・ワンダーも、やっぱり何が良いってこの歌声なんですよね。歌とか声って本当に大事な要素です。
41.Astrud Gilberto「Photograph」1965 ジョビンってこういうシンプルなメロディ(2つの音の往来)で景色を豊かに聴かせるのが得意で、 僕も作曲面ですごく影響を受けました。 ジョビン曲を歌ったアストラッド・ジルベルトのトラックって沢山ありますが、その中でどれか一つと言われたら僕はこれかなぁ。
42.France Gall「La Cloche」1964 フランス・ギャルは60年代以降も活躍したようですが、個人的にはこの時代を象徴するようなシンガーです。 僕の場合聴くのはほとんど1stだけです。 この曲とか、聴いた全ての人を捉えて離さないような強い魅力があると思います。 この微妙なズレの気持ち良さ。なんなんでしょう。
43.The Kinks「All Of My Friends Were There」1968 キンクスってすごく独特で味のあるバンドです。 最近はそんなに聴いていないんですが、久々に『アーサー~』とか聴いたら以前より良い感じに聴こえたり。 レイ・デイヴィスってすごく物を作る才能のある人だと感じますね。 僕が一番好きな作品はこの曲が入ってる『The Kinks Are the Village Green Preservation Society』です。 そこに収録されている「People Take Pictures of Each Other」という曲もすごく好きです。
44.Spanky & Our Gang「Hong Kong Blues」1969 イントロのオリエンタルな雰囲気はカリンバという指で弾く小さな楽器です。 その後に続くのはタイのラナートという楽器かな?こういう微妙な音程の楽器良い。 調べると1940年代に作られた曲で様々なカバーがあるようです。 僕はこのスパンキー&アワ・ギャングのヴァージョンでこの曲を初めて知りました。 ちなみに同アルバムに収録されているボサ調の「Without Rhyme or Reason」も大好きです。
45.Pink Floyd「See Emily Play」1967 ピンク・フロイドの作品で僕が興味を持って聴くのはシド・バレットが在籍した時期のものだけです。 最初のシングル2枚と1stアルバムですね。これらは本当にどれも良くて、自分にしっくりきます。 シド・バレットの作る曲って、この感性はどこから来たんだろうって思うくらい独特なメロディーで、しかも歌声もすごく良いんですよね。
46.Nick De Caro And Orchestra「Caroline, No」1969 この感じが好きな人には、ニック・デカロの『Italian Graffiti』(74年)の「Wailing Wall」もオススメです。 そちらはトッド・ラングレンのカバーで、この「Caroline, No」はビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの曲のカバーです。 僕はこのニック・デカロのヴァージョンを聴くまで、『ペット・サウンズ』内での「Caroline, No」の��置付けってそこまで高くなかったのですが、これを聴いてその良さに大いに気付けました。ニック・デカロの優しい声が最高です。
47.The Hollies「Bus Stop」1966 60年代のヒット曲の一つで、うちの両親が好きで、僕が小さい頃から家でよくかかってました。 意識的に音楽を聴くようになってから、自分でも買って聴くようになった曲の一つです。 こういう曲の存在があったから、ビートルズと同時代の音楽を他にももっと知りたいと思えるようになったのでした。
48.Francis Lai「Un Homme Et Une Femme」1966 これは誰もが耳にしたことがある旋律だと思います。 映画『男と女』の主題歌です。 このダバダバダのぶっきらぼう且つピッチが定まらない歌が最高です。 この頃ヨーロッパでは沢山のボサ調の曲が作られたそうです。
49.The Five Stairsteps「Ooh, Baby, Baby」1967 The Miraclesのスモーキー・ロビンソンの曲で、こちらはカバーです。 同じシカゴのカーティス・メイフィールドがプロデュースしたもので、サウンドも良い感じ。 70年代のメロウなソウルに繋がっていく名曲だと思います。
50.The Groop「The Jet Song」1969 これはSpotifyで初めて聴きました。 転調がとても面白い曲。 転調後、最後の解決の仕方をジェット機が上昇していく音のように聞かせるアイディアが素敵です。
51.The Cyrkle「The Visit (She Was Here)」1967 地味なボサ調の曲ながら、気怠さが心地良い、魅力的な曲だと思います。 歌詞の「She Was Here」でハモるところが良いですね。 このサークルは、1970年に「The Minx」という映画の音楽を作りましたが、その表題曲のヴォーカルヴァージョンもやはりボサ調で、そちらは更に好きです。
52.Peter And Gordon「A World Without Love」1964 先ほどのホリーズ「Bus Stop」と同じく、僕が小さい頃から家でよくかかっていた曲で、 高校に上がり、ギターを少し弾けるようになると、耳コピして弾いたりしていました。 すごくビートルズっぽい曲ですよね。そうなんです。これはポール・マッカトニーが彼らに作った曲なんです。 ウィキペディアに、ポールがこの曲を作ったのは提供の6年前と書いてありましたが、なぜビートルズはこれを自分たちでやらなかったのかと思いました。
53.Roger Nichols & The Small Circle Of Friends「Don't Take Your Time」1968 大学に入りソフトロックの名盤として山本くんに最初に借りたCDだったかな。 とにかくこの1曲目が印象的でした。 その後、未だにこんなビートの曲に出会ってない気がします。 ストリングスアレンジやピアノの演奏なんかも滅茶苦茶攻めてますよね。 これまで何度も聴いてきたのに未だにどういう曲か分からないという。。でも音楽ってそれで良い気がする。
54.Laurindo Almeida「The Girl From Ipanema」1964 ジョビンの数あるボサノヴァ作品の中でも、一番有名な「イパネマの娘」。 このカバーは、口笛とローリンド・アルメイダのギターが軽やかで良い雰囲気です。 この曲がすごいのは、Bメロにあ��る部分(ブリッジ部)の普通じゃない転調の仕方だと思います。 2番の頭で調をどう戻すかという問題の部分も、とてもスムースに繋がっているように聞こえます。
55.Peter, Paul And Mary「Lemon Tree」1962 両親がピーター・ポール&マリーの音楽が好きで、僕もいつの間にか好きになってました。 小学生の頃に、気に入っていた「Gone The Rainbow(虹と共に消えた恋)」を聞き取りでカタカナに起こして一緒に歌ってました。CDを1秒単位で巻き戻してストップして聞き取りました。すごい執念。 そんなわけで、僕が人生で初めて自発的にCDをかけたアーティストです。 62年とのことですが、ミックスも改善されており、今聴くとリズム等ちょっとモダンな感じがしました。
56.Spiral Starecase「Broken Hearted Man」1969 中性的で伸びやかなボーカルが気持ち良いグループです。 大学の頃によく聴いていて、それ以降はずっと聴いていなかったのですが、Spotifyで久々に聴いたらやはり良かったです。 たまにはこういう元気で力強い音楽も良いなと思います。
57.Luiz Henrique「Alicinha」1967 これはボサノヴァのアルバムとしてはそこまで名盤扱いされていませんけど、個人的にはとても好きな1枚で今でもよく聴いています。 いつもアルバムで聴いているので、あんまり曲単位で考えたことなかったのですが、プレイリストを作るにあたりこの曲を選んでみました。 アコーディオンとスキャットをシヴーカが同時録音していて、それがとても効いています。
58.The Dave Clark Five「Because」1964 60年代のヒット曲の一つ。 これの音源は家には無くて、親父が時々ギターを弾きながら歌っているのを聴いて、良いなと思っていた曲です。 ドラゴンボールの初代エンディングテーマ「ロマンティックあげるよ」を思い起こします。
59.Ennio Morricone - Bruno Nicolai「Metti, Una Sera A Cena」1969 歌のラインがアルペジオのようで、初めて聴いた時、そこが衝撃的でした。 なるべく1アーティスト1曲にしようと思ってプレイリストを作ったのですが、モリコーネは甲乙付け難く結局2曲選んじゃいました(アストラッド・ジルベルトも歌唱は計2曲ですね)。
60.The Free Design「Make The Madness Stop」1967 フリー・デザインを初めて聴いた当時そこまでピンと来なくて、それ以降熱心に聴いてこなかったのですが、久々に耳を傾けてみたら、この曲にグッときちゃいました。 途中に出てきたモリコーネの「Matto, Caldo, Soldi, Morto... Girotondo」のような、僕、こういう下降系のコード進行に弱いんだと思います。
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数字まじりの英語と私 ・ 今のように携帯電話に一度連絡先を登録しておけば宛名を選んだ瞬間に相手とのコミュニケーションが図れるようになったのは便利ですよね。 ・ 昔は都度電話番号を入れる必要があったこともあり、友達や親戚の番号なども語呂合わせで覚えたものです。 ・ 母方の祖父母の電話番号は末尾4桁が「4970」だったので「良くなれ」と暗記しました。英語でもゴロでは無いですが数字の音の響きを活用して綴ったりしますよね。 ・ “to you”だったら”2U”と表したりしますよねミュージシャン”Altern-8”も“alternate”から来ているんでしょうね。 ・ その理屈で言ったら歌舞伎で有名な花川戸の登場人物もルー大柴さんが言う感じで英語を話せる人たちに伝わってしまいそうですよね。 ・ と言うわけで本日のモーニングは #SUKE6DINER と書いて #スケロクダイナー と読むお店です。かつてはインバウンド客で溢れかえっているお洒落な店があるなと横目で見ていましたが観光客もいなそうな今だからこそ利用してみようと初入店です。 ・ 時節柄かメニュー表の代わりにQRコードを渡されて自分のスマホで確認するようです。モーニングセットも案内されましたがグラノーラが自分的にはピンと来なかったので「これだけで完成!な朝ごはん」というフレーズに惹かれて #イングリッシュブレックファスト を注文しました。 ・ そして別でコーヒーを頼みました。案内された席は2階まで吹き抜けになっていて外の景色も眺められる素敵な感じでした。店内の雰囲気もよい感じです。 ・ 10分くらいであつあつのフライパンに色々な具材がたくさん盛り付けられて華やかな感じです。まずは色々なキノコをいただきます。色々な香りが楽しめて味付けもいい。 ・ 豆系の炒め物ってパサついていることが多くて苦手なのですが、ここのはトマト味でジュー���ー。あ、どんどん食べてしまう美味しさです。 ・ この合間にパンにかぶりつけば、幸せに満たされます。お肉もシンプルながらもワイルドな感じで肉肉しくて最高!これに半熟の目玉焼きの黄身を切り開けば美味しさが溢れ出します。 ・ 塩胡椒も卓上に並べてもらいましたが、味付けも最初からしっかりめで美味しいので追加の必要はありませんでした。近くの席の人が頼んでいたクロワッサンや���ムレツも美味しそうでしたので、また他のメニューも頼みたいと思います。 ・ #浅草モーニング #浅草カフェ #浅草喫茶店 #とa2cg (Suke6 Diner) https://www.instagram.com/p/CL5EhwQAXd8/?igshid=ppmtkc6587in
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200801
梅雨があけた。部屋の窓を通る風は5月の頃のような心地よさ。それなのにプロジェクトが悪い方にしか進んでおらず、気はふさぎがちである。早々に退散する腹をかためている。それをどう伝えるか頭のなかで何度も繰り返す。自分がぬけるというニュースが一瞬でも爆弾のように炸裂すればよろしい。気分を変えようと電車に乗ってややはなれた町へゆきしばらく歩き回った。美しい青空、夏の日差しをうけた美術館の旗が揺れていた。まばゆく穏やかな夏の午後であった。
平日はルー・リードのNewYorkを繰り返し聴いていた。47歳のルー・リードの仕事。好きな曲はいくつもあるが、Last Great American Whaleがとりわけ好きだ。長くこの曲のよさに気づいていなかった。それがわかったのは比較的最近のこと。シンプルなコードの上にポエトリーリーディングのようなボーカルが乗る。言葉のリズムが心地いいし声もいい。アルバムを通してギターのトーンが素晴らしい。やや粘っこい歪み。LubySparksの1stもまた聴いていた。2018年リリースだから2年以上聴いている。繰り返し聴いてるうちに全曲が好きになった久しぶりのアルバム。英語歌詞のボーカルのすこし日本なまりの英語にやや舌足らずな印象を受ける。それが恥ずかしく思われない。むしろひとつのジャンルを確立しているように思われる。Hateful Summerのギターのリフは夏の青空の下疾走したときの風の感触を伝える。
ソードフィッシュ(01)、カーマイン・ストリート・ギター(18)などを見た。
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“
スウィート・ジェーン
スーツケースを片手に
奴の車を待っている俺
ジャックとジェーンは憧れのマイホーム
俺はしがないロックンローラーさ
ジム とっととこんな街ずらかろうぜ
世の中すっかり変わっちまったよ
ライムを知らない奴が詩を書きたがり
女たちは教養で孤独を癒してる
Sweet Jane
Sweet Jane
ジャックは銀行員で、ジェーンは事務員
二人は金を稼ぐことに必死で
いつもクタクタになって家に帰る
そして、家の中で
二人がどんな曲を聞いてると思う? ジム
チャイコフスキーだよ、チャイコフスキー
腹の中の子どもにはそういうのがいいんだってさ
Sweet Jane
Sweet Jane
仕事が生きがいって奴がいれば
ダンスに夢中になる奴もいる
「人生なんて無意味なものよ」と
子にふきかける母親だっている
女の涙はかれることはなく
法をくぐる悪党どもはかぎりなく
昔を懐古する連中の話はきりがなく
そして、誰もが死ぬために生きている
だけど 心を持っている奴は
それをひるがえしたり憎もうとはしない
自分が演じられる役を持っている奴は
それをひるがえしたり憎もうとはしない
Sweet Jane
Sweet Jane…
” -
スウィート・ジェーン(Sweet Jane)日本語訳 - esu-kei_text
オリジナルはルー・リード在籍期最後のヴェルヴェット・アンダーグランドのアルバム「ローデッド」(1970)に収録。
作詞・作曲はルー・リード。
発表当時は見向きもされなかったが、ルー・リードのソロ活動後に注目���浴びるようになった曲。
[DD AA BmBm G A]の印象的なコード進行で歌われるこの曲は、ロックンロールのスタンダードとして、数多くのカバーがある。
Lou Reed - Sweet Jane (1993)
http://www.youtube.com/watch?v=nkumhBVPGdg
(via deli-hell-me)
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ソウル・ラメント
1 綺麗なものが好き。璃々は思う。意志を持たないものは美しい。人は、写真になると美しいが、絵になるともっと美しい。 璃々はジアゼパムを一錠、シートから取り出して、水で飲む。人が薬を求めるのも、自ら��意志を剥奪したいからじゃないかしら? 人がお酒を飲むのは、何かを得たいからじゃない。脳細胞を殺したいからだ。明日明後日のことより今日や今が美しいのは、それが失われるものだからで、過去が美しいのは、それが失われたものだからだ。過去は、意志を持たない。それ故に尊い。本当は、失われたと思っている過去が私たち自身なのではないか? 私たちは無機物に帰りたいと思っている。失われたものこそが、本当は永遠。私たちは過去へ過去へと帰りたいと思っている。それが出来ないから薬を飲む。あるいはお酒を飲む。 ジアゼパムをもう一錠。今度は噛んで飲む。甘味のなく、苦い、ラムネのような味がする。それを飲み下すと、璃々は煙草に火を着けた。 璃々の緩く閉じられた唇からメロディが漏れる。部屋の真ん中に置いたツイン・リヴァーブからジーッというノイズ音がずっと漏れている。彼女は本当は、ツイード・カラーのアンプ、ベースマンや、フェンダー'57デラックスの見た目が好きだったのだけど、無骨で、どこか可愛らしい、黒いツイン・リヴァーブの見た目には、何故か頬ずりをしたくなった。そこから出てくるサウンドが青く柔らかな波を保っていることも、彼女がツイン・リヴァーブを好きな理由だ。 外では淡く、白い雪が降っている。部屋の中は暖かい。彼女は時々愛の世界にいた。音楽を聴いているとき、画集の頁を何の気なく捲っているとき、突然それは訪れる。信じることのセンシティブさ。「誠実さ」という言葉が、普段の璃々は嫌いだった。それは透明なフラスコの中でただよう透明な気体のように、ラベルに拠ってしか識別出来ないものだった。例えば、ある芸術作品が高値で売れるのは、それを作った芸術家が制作に際してとても「誠実」だったからだろう。そうでなければ……璃々は思う……一番美しいのは、どう考えても自然の造形だし、そして工場生産のレディメイドだ。ゴッホの絵が高価なのは���ゴッホが狂気と言えるほど誠実に絵を描いたからだ。あるいは、そう信じられているからだ。人はそこにある美しさそのものよりも、絵に込められた思いに感情移入しがちだ。「思い」なんて見えやしないのに。ねえ、……璃々は誰にともなく語りかける……全ては愛によって描かれている。この世界の全ては。どんなイラストだって。贋作だって。……そう思いながら、璃々は、物ごとの、普段とは違う側面を見ている。あるいは普段とは違う場所から物ごとを見ているように感じる。 璃々は膝に乗せていたギターに目を落とす。シングル・カッタウェイのホワイト・ファルコンで、ビグズビーのアームが付いている。真っ白だったボディ���ヘッドをシーフォーム・グリーン(初音ミクの髪の色)に塗装し��して、元は金色パーツだったものを、全て銀色のパーツに交換してある。とっても美しい、愛おしい愛おしいギター。アンプの前に座り込み、ギターを抱いていると、何かに守られている気がする。璃々はどんなに長くても二週間に一回は弦を交換する。使っている弦はロトサウンドだ。一番、ぴんと張り詰めた、きらびやかな音がする。それなのに耳障りじゃない。張り詰めてはいるけれど、その中に、太い、柔らかさがあるような感じがする。元はアーニーボールを使っていたのだけど、友人の入谷からロトサウンドの存在を教えてもらって、それ以来、ずっと気に入って使っている。プロのベーシストをしている友人の間宮も、ロトサウンドを使っていて、入谷も元は間宮にロトサウンドの弦を教えてもらったのだそうだ。 璃々は三弦を軽く引っ張る。弦が少し錆びている。璃々は少し錆びかけた弦の音も好きだ。それ以上錆びると、弦が「死んだ」状態になるのだけど、錆びきってしまう前の特有の、少し丸く、同時に擦れたような音も、璃々は好きだった。それからロトサウンドの弦が好きなのは、張ったばかりの時の音が、他の弦に比べてギターに一番馴染んでいるように感じたからだ。 § 僕は単調なドラムマシンの音に合わせて身体を揺らしていた。廉価なドラムマシンなので、四拍子の音しか鳴らない。四拍子のリズムに三拍子のギター・リフを乗せたりするのは楽しかった。でも今は、ただ単に、ドラムマシンの音だけを鳴らしていた。リズムは多くを教えてくれる。僕たちの身体の中にある、根源的な「生」とはリズムだ。音楽を聴けること、踊れることは有機的生命体の特権だと、大好きな小説の一節に書いてあった。そして、生命が音楽を作るのではなく、生命とは音楽の副産物なのだ、とも。……リズムが胸の奥で身体と同調して、疼き始めると、僕は傍らに置いてあったテレキャスターを手に取る。 僕はリズムに合わせてコードを繋げていった。ギターの六弦全部を使って。不穏なコード、美しいコードを次々と。C7-A7-Ddim7-B7-Edim7-C#7-B7-G7。それから、四弦を押さえたDコード、スライドさせてE、Dコードから中指を外してF#m、開放弦を使ったB7、再びD、E、そしてC#m7、A、G#7、F#m、B7、そしてまたDに戻る。D-E-F#m-B7-D-E-C#m7-A-A-G#7-F#m-B7。美しいコード進行を見付けることは、新しい花を咲かせることに似ている。心の底から指先を伝ってコードの花は咲く。 多分、教則本には書かれていないような、定型を外れたコード進行だろう、と思った。僕にはコードの知識が殆ど、全くと言っていいほど無かった。本当はいろんな音楽の知識を身に着けたかったのだけど、僕の灰色の脳細胞は、まず体系立った基礎というものを全く受け付けなかった。何も勉強することなく、瞑想するように、あるいは泳ぐようにギターを弾けたら、どんなにいいだろう。 璃々は窓の外の青に擦れた空を見る。空は、遠いとは言っても壁なのだ。私たちは部屋に閉じ込められているだけでなく、地表という監獄に閉じ込められている。それでも、自由に限りがあるなんて誰が決めたのだろう? 璃々は、決まり事を嫌っていた。決まり事通りの、決まり切った結果、と考えると恐ろしくなった。 僕はこの頃、声が出にくくなった。声というものは、年齢や、筋力よりも、その時々の身体や感情の状態に、大きな影響を受ける。強ばった身体からは、伸びのある声が出ないし、憂鬱な心からは灰色の声しか出ない。僕は今、軽い絶望を抱えているような気がしていた。多分年齢の問題ではないだろう。僕は32歳だ。それはとても素敵な年齢だと思う。僕は歌うことが好きだ。と言うより、歌うことが生きることだ(書くことや、音楽を聴くこと、ギターを弾くこともまた、生きることだけれど)。今はまだ、若い頃と全く同じように歌えるけれど、歳を取って、歌えなくなるかも知れない、という不安を、僕はうっすらと抱えていた。でも、例えばビョークは50歳を超えても、エモーショナルな、人を惹き付ける、そして幼女のようなとも、老女のようなとも付かない、不思議な震えるような声で歌っている。あんな風になりたい、と僕は思う。心の底からの感情を、歌声に満遍なく滲ませられるように。 § 僕は白い薬を飲んで待っていた。近頃では薬もあまり働かない。コリシディンの瓶がデスクに並び、MacBookが真空管の樹林に囲まれているように見える(コリシディンの瓶は、スライド・ギターを弾く時に使用する人が多いのだけど、僕は今のところスライド・ギターには興味がないので、溜まった瓶は全て地下一階の楽器屋『サクラメント』に引き取ってもらっている)。ディスプレイではカーソルが点滅し続けている。片言の点滅。そこに言葉を乗せて、僕は言葉をスウィングさせる。スピーカーからはルー・リードの、チャンスを掴んだ瞬間のような人の、また死を垣間見てきた人のような、苦い声が拡がり、空間に線を引いている。こんな歌だ。 Teenage Mary said to Uncle Dave I sold my soul, must be saved Gonna take a walk down to Union Square You never know who you're gonna find there You gotta run, run, run, run, run Take a drag or two Run, run, run, run, run Gypsy Death and you Tell you what to do ペリエを入れたグラスに口を付ける。ぬるい。湿地林の植物の樹液のような味だ。(食堂の方で花が咲くような気配がする。)僕は椅子の傍に置いたギターアンプの電源を入れる。フェンダーの、出力の低い真空管ギターアンプだが、音は素晴らしい。アンプの中にはパルスが溜まっている。電源を入れるとパルスがふわっと飛び出す。パルスは波となり、僕の部屋を満たす。ギターを弾くと��そういうことだ。数秒経って、アンプから目覚めた祈りのようなノイズが鳴り始める。この数秒間が好きで、僕は真空管アンプを使っているのかもしれない。他に、デスクの端にクリーム色の小さなトランジスターアンプを置いてある。そちらからは、もっとガチャガチャと、チープなプラスチックのおもちゃみたいな音がする。僕はどちらも好きだ。 テレキャスターを手に取る。「つまり、この重さなんだ」というように、僕の身体に、それはすっぽりと収まる。チェリー・バーストのアメリカン・デラックス。アンプの音量を最大にし、ギターのヴォリュームを絞って、リア・ピックアップに合わせ、セルロイドのピックを手に取る。GコードとCコードを交互に弾く。黄色く、空間の粒子が弾けるような音がする。細かな金属片が空中に拡がっていく。Dコードを交ぜる、とGコードが暗く響くようになる。Dコードは金色に青を散らしたような音。アメリカン・デラックスは銀の鈴を弾いたような音がする。普通、テレキャスターはもっと、ガラスのような音がするものだと思うのだけど。 § 優しい気持ちを共有出来ることは本当に本当に稀だ。私は時々ファンタジーの中に生きている。様々なファッションがモノクロに、平坦になっていく。全てが絵みたいになっていく。現実の世界はモノクロなのに、絵の中は胸の内から笑いのさざ波が広がってくるほどにカラフルだ。 初めは僕がバンドを作りたかった。そこで間宮と璃々を誘った。でも僕のギターの腕前(付け加えればヴォーカルの技術も)は十年間少しも上がらなかった。間宮はベーシストを本業とするまでになったし、璃々は様々なスタイルのリズム・ギターやギター・ソロを弾けるようになった。でも、妙なことに、間宮と璃々は、僕の不器用さ自体を評価してくれているみたいだ。 入谷には独特のセンスがあった。こんなことを言うと彼は嫌がるだろうけれど。彼は細かい周期での躁鬱病者だった。それに加えて、大きな周期での躁鬱もあった。彼は薬を必要としすぎていた。彼は誰の影響も受けなかった。あるいは、良い影響だけを貪欲に吸収していた。彼は夢想家だった。しかし殆どの時間、彼は夢見ることが出来なかった。最も暗い場所からの静かな叫び。それは誰の耳にも届かない。だが稀に、心の一番深い場所からの声を形に出来る人がいる。それが彼だ。もちろん彼は否定するだろうけれど。 彼はいつも、雨が降るような音がする。 2 僕は薬を飲んで待っていた。その間にテレキャスターと、赤いエピフォン・カジノのチューニングとオクターブ・チューニング、ネックの調整と弦高調整を終わらせる。弦交換をしようと思ったけれど、やめた。まだ張り替えて三日しか経っていない。 ツイン・リヴァーブの上に置いた飲みかけのコーヒーカップに手を伸ばす。冷たい。飲んでみて、僕は喉が渇いていたことに初めて気付く。 冷蔵庫を開けて、緑色の瓶に入ったペリエを瓶のままで飲んでいると、ドアベルが鳴った。ドアを開けると、紫色に発光する煙を背景にして、璃々が立っていた。白いハードケース���けを黒い手袋を嵌めた手に持って。コーラルピンクのダッフルコートに同色の口紅を付けて、ケースが重かったのか頬が上気しているのに、おそろしく冷たい眼付きをしている。一瞬、その眼を覗き込むと、覗き返された。その眼が少しだけ細められる。それから、彼女は唇だけで、にっと笑う。眼の色が、黒から深い青に変わったように感じる。 「こんにちは、入谷くん。元気そうね」 と、少し擦れた声で囁くように言う。彼女の声は暖かく響く。 「うん。どうぞ、璃々」 僕は少しだけ仰け反った格好で、ドアを押さえながら言う。 璃々は部屋の中に入ると、ギターのケースを床に置き、コートを脱いで、ソファの背にかける。コートの下には、薄い灰色の、オーバーサイズの、まるでパジャマみたいなスウェットを着ていた。璃々は襟の中に入れていた長い髪を、両手を使って引き出した。 彼女は小さくハミングしながら、すぐさまギターケースを開き始めた。ギターのネックを持ち上げながら、思い出したように、テーブルの上に置いたペリエの瓶に目を遣って、 「それ、入ってる?」 と言う。 「僕が今飲んでたやつだけど」 「ちょうだい」 僕がペリエの瓶を璃々に渡すと、彼女はスウェットのポケットからピルケースを出して、中に入った小さな白い薬を一錠口に含み、瓶のままのペリエで飲み下した。それから、もう一錠飲むか、迷うように首を傾げたけれど、結局ピルケースをポケットに戻した。僕の方を見て、 「ねえ、入谷くん。私たちは不安を飼っているよね。何だかナイーブな部分での共感みたいなものを、今感じるの。錯覚ではないと思うのだけど」 と言う。僕は、いつもの癖で、壁に凭れて立ったまま、璃々を見下ろしていた。客人が来ると、それがどんなに親しい誰であれ、僕の思考は変化した環境に適応するまでの間、停止してしまう。「共感」と言われて「そうかな」と僕は小さく呟く。璃々は、 「不安というのは、本当の美しさの裏返しじゃないかしら? 美しさは本質的には一つだと思うのだけど、私たちはそれを、そこから切り離されたものとしてしか感じられないのではないかしら?」 と言って、愛おしそうに青いホワイト・ファルコンを手に取る。 「故に孤独は美しい。あるいは美しさの唯一の現れである。そう思わない?」 僕は黙ったまま、俯いた璃々の眼を覗き込んだ。錯覚ではなく彼女の眼は青みがかっていた。一度眼を瞑り、開くと、彼女の瞳には、確かな、鋭い理性が宿っていた。 僕はコーヒーを沸かそうかと考えたけれど、ギターを眺めていると、何故だかワインを飲みたくなってきた。 僕が赤ワインのボトルをワインセラーから出してきて、テーブルの上に置くと、それを横目で見ていた璃々が、今度は満面の笑みを浮かべた。 ワイン・グラスが無いので、普通のグラスを二つ出して、栓を抜いて、なみなみとワインを注いだ。一つのグラスを璃々に渡し、僕は自分の分を一気に半分ほど飲み干した。璃々が「薬あげようか?」と言うので、一錠貰い、ワインで流し込んだ。頭の中にじんわりとした紫色のものが拡がる。やがてそれは藍色になり、明るい水色になる。 僕はテレキャスターを手に取った��� 璃々はワインを一口飲むと、グラスをツイン・リヴァーブの上に置いて、ギターのケーブルを、アンプの右側のプラグインに差し込んだ。 僕は左側にケーブルを差し込んで、ヴォリュームと音色を調節した。頭の中で器楽隊のパレードのような緑色の耳鳴りが鳴っている。僕はそれに合わせて、まずCのコードを弾いた。璃々がまるで砂漠に舞う青いラメのような乾いてカラフルなストロークを織り交ぜる。僕たちは顔を見合わせて微笑み合った。璃々は座ったままで弾いている。僕は緑のストラップを肩にかけて、壁に凭れて弾いている。段々指先が勝手に踊り始め、自分たちが弾いてい���のか、アンプが勝手に空間的なタペストリーを織り成しているのか分からなくなってくる。頭の中で色のない虹が渦巻いて、視界に透明な雨が降ってくる。 空白。璃々は膝の上に置いたギターに折り重なるようにして眠っている。アンプからフィードバックの単調な音が流れ続けている。空白。僕は立ったままで煙草を吸っている。璃々は世界の美しさについて僕に問う。空白。空白。でも僕は僕の空白を誰かに触れて欲しいだけかもしれない。頭の中に排水溝があって、薬とお酒の一瞬の陶酔感は、僕に関わりの無い場所に流れ落ちてしまい、あとには乾いた空虚感だけが残るみたいだ。璃々が寝言で、何事かを呟いた。 僕は突発的な鬱を予感した。冷蔵庫を開け、缶ビールを取り出す。頭の中の虚を満たさなくては。僕は風邪薬の瓶を洗面台の上の、鏡の裏の棚から出してきて、手の平に十錠出した。ビールと一緒に飲み込む。急がないと。僕は、生きることがどうでもよくなってしまう。顔に嫌な汗を掻いてくる。床で寝ている璃々が大きな、乾いた布の固まりのように見えてくる。璃々が動いた。そして僕を見て、眼を丸くして、「大丈夫じゃなさそうだよ、入谷くん」と言う。僕は手の平の上にさらに十錠風邪薬を乗せていた。璃々が見ているのも構わずに、またそれをビールで喉に流し込む。ギターが死んだ木の歪な固まりに見えた。僕は璃々に向かって微笑を作り、 「どうしよう、璃々」 と言う。言いながら笑ってしまう。泣きたくなる。何もかも、そんなはずじゃなかった、という気がしてくる。と、不意にフィードバックの音が止まり、微かな、青い波のような音が流れ出す。璃々は目を瞑り、 「ねえ、入谷くん」 と呟くように言う。青い波は、僕の世界に流れ込み、世界の外に流れ出していく。 「私も同じなんだ」 そして、彼女はギターを床に置いて、立ち上がった。サイズが大きすぎるスウェットがずり落ちて、肩と鎖骨が半分見えている。璃々は自分の肩を両手で抱くような格好をした。 「とても孤独なの。孤独が美しくても、孤独は孤独で、とっても孤独で、それでも目を瞑って、私は入谷くんのことを考えるよ。何もかもがどうでもよくなったとき、死にたくなったとき、私は入谷くんのことを考える。それから入谷くんの雨の音のことを」 「雨の音?」 僕の鬱の予感は遠ざかりつつあった。 「そう、入谷くんにしかない、音。入谷くんのギターの中にも、言葉の中にも、歌の中にも、必ず存在する、その、音。私なんかには全然無い、音」 「それは璃々にだって」 「私なんかはちょっと賢しらなだけよ。私は、でも、孤独で、いいえ、虚ろで、その空っぽをいつも入谷くんに満たしてもらっている。それだけよ。ねえ、入谷くんは���きている。そのことを、忘れないで欲しいの」 璃々が僕に向かって片手を伸ばし、僕はその指先に軽く触れた。その瞬間、僕は、軽い、黄色い目眩がした。気が付くと、璃々がビールの缶を持っていた。彼女はにっこり笑ってから、ビールを一口だけ飲む。それからすっと目を細め、「あなたはお酒を飲み過ぎるわ」と言った。それから僕にビールを返し「目が覚めたけど、眠い」と言って、ギターのストラップを肩にかけて、ソファに座り込むと、心から愛おしそうにホワイト・ファルコンを胸に抱いた。 § 世界は私の分だけ存在する。生きているということは、即ち世界が在るということだ。もちろんこれはひとつの考え方に過ぎない。世界にはまた、私には知れない膨大な部分が存在する。私の中にも。入谷くんは、何もかもを分かりきったと思っている私の心の、眠ってしまった部分を覚ましてくれる。 また、温かい時間がやってくる。 「何かが違う」といつも僕は思っていた。いつも何か違和感があった。その違和感をうまく言葉に表すことが出来ない。あるいは……それにぴったり適合する言葉が存在したなら、僕は書くことをしなかったかも知れない。僕はある意味、言葉の不完全性に支えられ、生きている、と言えるのかも知れない。書くことは、生きることだ。 けれど、璃々と話していると、違和感とはまた違う、何か、冷たい温かみのようなものを、自分の中に感じる。違和感では無く、それこそが僕の探していたものかもしれなくて……。 僕は台所の椅子にかけた、僕の黒いダッフルコートを持ってきて、眠ってしまった璃々にそっとかける。僕の中に温かい、幸せのさざ波のようなものが腕を伝って、胸の方まで流れてくる。 「璃々、ありがとう」 僕は小さく、呟いてから、部屋の壁際に置いたセルロイドの椅子に座り、ギタースタンドに立てかけたままだった、エピフォン・カジノを手に取る。アンプの音を小さく絞る。それから静かな音で、璃々がよく弾いてくれとせがむけれど、普段は滅多に弾かない『ソウル・ラメント』を弾き始めた。
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ジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガー:ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎
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書き言葉は、人類文明の代表的な特徴ですが、一朝一夕で誕生したわけではありません。
最古の完全な文字体系ができあがる何千年も前。私たちの祖先は、自分たちが身を寄せていた洞穴の壁一面に幾何学的なシンボルを書き付けました。
古人類学者であり、岩壁画研究者でもあるジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガーは、ヨーロッパ中の洞穴に残された古代のしるしを研究し、コード化しました。
研究結果には、一定のパターンが見受けられ、図形を使ったコミュニケーションや、一瞬で消えてしまわないようメッセージを保存したり伝達したりする能力が、私たちが考えるよりずっと古くからあったことを示唆しています。
一握りの外れ値を除くと残る幾何学記号は、わずか32個です。たった32個です。3万年という期間のヨーロッパ大陸全体で、それだけしかありません。
これはごく少数です。もし、これがいい加減な落書きや飾りなら、もっと多様な種類があるはずですが、そうではなく私たちが発見したのは、時空を超えて繰り返し描かれている記号です、
中には、初期に勢いがあり、やがて、人気が衰え消滅した記号や後の時代に発明された記号もあります。
しかし、全記号の65%が3万年の間。ずっと使われ続けていました。線や長方形や三角形や楕円や丸などです。
こちらは、氷河時代末期の頃のもので、ピレネー山脈の高地にある1万年前の遺跡に描かれています。何千キロにもわたる範囲に広がる記号もありますが、分布パターンがもっと限られている記号もあります。
ある領域だけに限られたものもあります。これらの記号が制作者にとって、意味のあるものだったことは間違いありません。
こちらの浅浮き彫りの彫刻は、2万5千年前のものでフランスのヴェナスクの岩にあります。私たちには難しいですが、当時の人々に意味がわかっていたことは確実です。
これほど多くの遺跡で長きにわたり、同じ記号が繰り返し描かれたことは、当時の芸術家たちが意図的に選択していたことを示します。
幾何学的な図形にある特定の文化的に認められた通用する意味があるのだとしたら、それは世界最古の体系的な図形によるコミュニケーションである可能性が非常に高いでしょう。
世界最古の図形によるコミュニケーション体系の例には、シュメール語の楔形文字、エジプトのヒエログリフ、中国の古代文字がありますが、いずれも4~5千年前に生まれています。
それぞれ数を数える記号や絵文字のような表象から成る原型をもとに誕生したのですが、それらが表す意味やイメージは同じです。
2018年現在では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の「T型オベリスク」など発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
<おすすめサイト>
サラ・パーカック:宇宙から見た考古学
ユバル・ノア・ハラーリ:人類の台頭はいかにして起こったか?
マニュエル・リマ:人類の知識を表す視覚的表現の歴史
サキ・マフンディクワ:古代アフリカのアルファベットに宿る優美と洗練
メアリー・ルー・ジェプセン:未来のマシンで脳からイメージを読み出せるか?
ラジェッシュ・ラオ:インダス文字のためのロゼッタ・ストーン
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ウリ・ハッソン:コミュニケーション中の脳の反応
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
神経学者のウリ・ハッソンは人のコミュニケーションに関する基本的なことを研究しており、彼の研究室の実験により、例え話す言語が異なっていても、同じ概念や話を聞いているときには、我々の脳は似たような反応をしたり、同調したりすることが見出されました。
この驚きの脳神経の機構により、脳の反応パターンを伝えたり、記憶や知識を共有することができます。
ハッソンは「我々は、意味に対する共通概念のコードがあるから、コミュニケーションができるのだ」と言います。
想像してみて下さい。私��記憶、夢、アイデアを記録し、それをあなたの脳に伝える装置を発明できたら?この技術が、劇的な変革をもたらすかもしれませんね?しかし、実は人間はそんな仕組みを既に持っているのです。
これを「人間コミュニケーション・システム。および、効果的会話」といいます。この仕組みを理解するため、脳の働きを調べてみましょう。まずは、この問題を少し違う方向から考えてみることにします。
そのためには、私の脳の中にある記憶やアイデアに関連付けられたニューロンの反応パターンが、どのようにしてあなたの脳に伝わるのか?理解しなければなりません。ある2つの要素が、コミュニケーションを可能にしていると我々は考えています。
1つ目にあなたの脳は、今、私が、あなたの脳に送っている音波(パルス波)によって物理的に連動しています。2つ目に、ヒトは、コミュニケーションを可能にする共通の神経信号パターンを進化させてきました。第二次大戦のように、影響力のある権力者やマスメディアは、悪用する危険性は十分にあります。言葉の定義を明確にしない場合、規制は厳しくする方向がよいかもしれません。
なぜ?そんなことが分かるかって?プリンストン大の私の研究室では、人々に来ていただいて実生活で起きたことを彼らが、話をしたり聞いたりしている最中にfMRIで脳をスキャンしました。
ご覧のとおり。全ての被験者たちは、話に集中し、全ての聞き手の反応は、とても似通った上下する信号となって現れました。全く同じようなことが、私の話を聞いて皆さんの頭の中で起きています。この現象を「脳波同調」といいます。量子力学の現象にも似ています。脳波同調を説明するにあたってまずは、振子の同期現象について説明します。
5つのメトロノームがあります。これを単純化して5つの脳だと考えて下さい。話を始める前の聞き手と同様でメトロノームは、カチカチと振れていますが、タイミングが合っていません。(メトロノームの音)
次に、2つの車輪を下において連動させてみます(メトロノームの音)
2つの車輪は揺れ始めます。この揺れによる振動が、板全体に伝わり、全てのメトロノームは同期し始めます。カチカチ音を聞いてみてください(同期した音)
これが、振子の同期現象と呼ばれるものです。では、脳の話に戻ります。何が、脳波同調を起こしているのでしょう?単に、話し手が発する音波でしょうか?それとも言葉かもしれません。話し手が、伝えようとする概念上の意味ということもあり得ます。
このことを調べるために次のような実験を行いました。まずは、その話を逆向きに再生してみます。元々、あった音響的な特徴は保持されていますが意味を失います。このように聞こえます。(再生音)(理解不能な音声)
さて、2人の脳において、とても似た反応を示す場所を色で示してみました。ご覧のとおり、音が入ってきたことで全ての脳において音を処理する聴覚野は、同調。もしくは、同期しました。しかし、それは脳の深部には、広がっていません。
今度は、この音を使って言葉が分かるようにしてみましょう。ジムが、話した言葉の順序をでたらめに入れ替えると単語の羅列になります。(再生音)「動物 ― 分類された事実 ― その通り ― パイ男 - 可能性 - 私の話」
これらの言葉によって、感覚性言語野も同期し始めますがそれ以上には広がっていきません。
次に、言葉から文を構築してみましょう(再生音)「そして、その線を越えるべきではないと勧めるでしょう。彼は「ジムさん。いい話でしたね。詳しく書いてある彼女は彼のことを私の話を通して知っているだけだね?」」
今度は、入ってくる言語を処理する全ての言語野が、全ての聞き手の間で同期するか?似たような反応を示しています。しかし、人を引き付け、首尾一貫した話の全体を聞いた時に限り、脳の深部へと同期は広がっていきます。そこは、高次の領野で前頭葉と頭頂葉を含み、これらの全て場所がとても似た反応を示します。
高次の領野でこのような反応が誘発されたり、聞き手の反応が、似通ったりするのは、話し手が発する言葉や音ではなく、伝える意味に起因するのだと我々は信じています。この考えが正しければ、その先に確たる予見ができます。もし、私が2つの異なる言語を使って、全く同じアイデアを話したとすると皆さんの脳の反応は、なおも似たようなものになるでしょう。
これをテストするために研究室で次のような実験を行いました。
英語で、書かれた話を取り上げ、これをロシア語に訳しました。発音も体系も異なる2つの言語ですが、伝える内容は全く同じです。英語で書かれた話を英語を母国語とする聞き手に話し、ロシア語の話をロシア語の聞き手に話しをするとこれらの集団間の反応を比較することができます。
試してみると言語に関わる聴覚野では、反応に類似性は見られませんでした。言語も音も全く異なるからです。しかし、高次の領野での反応には、集団を越えて類似性が見られました。話が全く同様に理解されたからだと我々は信じています。このことは、話が終わった後のテストで確認しました。
このような同期がコミュニケーションに必要なのだと思います。例えば、お分かりのとおり。私は、英語のネイティブではありません。別の言葉で育ちましたが、皆さんの中にもそういう方が多くいらっしゃるでしょう。それでも、我々は、コミュニケーションできます。
どうやって?コミュニケーションできるのは、意味を表すこのような共通のコードがあるからだと思います。
ここまでは、話を聞いているときに聞き手の脳の中で起きていることだけをお話ししましたが、その時、話し手である私の脳では何が起きているのでしょう?話し手の脳の中を調べるために、話し手にスキャナーの中に入ってもらいました。
彼の脳をスキャンし、彼の脳の反応と話を聞いているときの聞き手の脳の反応を比べました。話をすることと話を理解することは、とても異なったプロセスであることに気を付けてください。では、質問です。どの位似ていると思いますか?驚いたことに、聞き手のこの複雑なパターンが話し手の脳にも見出されたのです。
話すことと理解することが、とても類似したプロセスに依存しているのです。さらに、判明したことは、聞き手の脳の反応と話し手の脳の反応が、似ているほどコミュニケーションが上手くできていました。もし、私の言うことが全く理解されていないと皆さんはそうでないと願いますが、皆さんの脳の反応は私のものとは全く異なります。
しかし、私の言うことを理解されていれば、あなた方の脳の反応は、私のものととても似ています。
これらの知見を得たところで質問です。
私が、持っているある記憶を私から皆さんに伝達する方法は?そこで、次のような実験を行いました。被験者にBBCのシリーズ 「シャーロック」の中の、まだ見たことのない1話を見てもらい、その間に脳をスキャンしました。もう1度。スキャナーに入ってもらい、その話を見たことがない別の人に話を伝えてもらいました。
具体的に言います。こういう場面でした。シャーロックは、彼が、探し求める殺人犯が操るロンドンの馬車に乗り込みました。
この場面を見ていた私は、脳がある特定のパターンで反応します。そして、今、全く同じパターンが、私の頭の中でシャーロック、ロンドン、殺人犯という場面を語ることで再現されるのです。私が、今、これらの言葉を皆さんに伝えると皆さんは心の中で場面を再構築することになりますが、きっと皆さんの脳の中であのパターンが出現していることでしょう。
我々は、とても驚きました。私が、この場面について語っているときの聞き手の皆さんの脳の反応パターンが、数か月前。スキャナーに入って、この番組を見ていたときの私の反応パターンととても似たものだろうというのですから!このことから、話を語り、情報を伝えるメカニズムが理解され始めます。
なぜかというと例えば、今、皆さんは耳を傾けて、私が言うことを理解しようとしています。それは、簡単なことではありません。しかし、話のある時点でピンときて、皆さんが理解できたと期待しています。数時間、数日、数か月たって、皆さんが、パーティで誰かに会いこの講義のことを話したとします。
すると、突然、その人はまるでこの場に居るかのような感覚になるでしょう。このメカニズムによって、記憶や知識を他人に伝える方法が見えてくることでしょう。素晴らしいことではありませんか?もう一度言いますが、第二次大戦のように、影響力のある権力者やマスメディアは、悪用する危険性は十分にあります。言葉の定義を明確にしない場合、規制は厳しくする方向がよいかもしれません。
しかし、我々のコミュニケーション能力は、いかに共通の背景を有するかに依存します。というのも、例えば「cab」(馬車)の代わりに、イギリス表現の「hackney carriage」を使うとここにいる多くの聴衆の皆さんは理解されないことでしょう。
すなわち、脳波が同期することは、基本的な概念を理解する能力だけでなく、共通の背景を増やす能力や理解力。そして、共通信念にも依存するのです。多くの場面において、人々が全く同じ話に対し全く別の理解を示すことがあるからです。
話をまとめると、今晩、全てが思い通りに行ったのならば、私は皆さんの脳が連動するような音声を出せたことになります。この連動により、私の記憶やアイデアに関連付けられた脳の反応パターンが、皆さんの脳に伝わったのです。この過程でコミュニケーションの背後にある脳神経のメカニズムが明らかにされ始めています。
将来には、このメカニズムにより、我々のコミュニケーションが、改善し促進されることと思います。この研究では、コミュニケーションは、共通の背景に依存することも明らかにしました。社会として留意すべきこともあるでしょう。それは、共通の背景を失うと考えが少し異なる人たちと会話する能力を失う場合です。
なぜなら、我々が、僅かな数のマスメディアにマイクを自由に使わせ、我々の考え方を操作しコントロールさせているからです。私は、ただの科学者ですので、これをただす確たる方法を知り得ません。しかし、おそらく1つの方法は、より自然なコミュニケーションの仕方。
対話というものに戻り、私が、皆さんに一方的に話すのではなく、もっと自然な会話。私が、話し手であると同時に聞き手にもなり、一緒になって認識と新しいアイデアを共有しようと努めることです。
結局、連動しようとする人々同士が自らを形成していくからです。他の人の脳と連動したいという我々の願いは、初期の人類すら持ち合わせていたとても基本的なことです。
2018年現在では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
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こもだまり/昭和精吾事務所さん"🌔先日の追加撮影記念写真より 泉鏡花「草迷宮」 ↓ 寺山修司×岸田理生 映画「草迷宮」 ↓
こもだまり/昭和精吾事務所さん"🌔先日の追加撮影記念写真より 泉鏡花「草迷宮」 ↓ 寺山修司×岸田理生 映画「草迷宮」 ↓
こもだまり構成演出/西邑卓哲音楽映像 昭和精吾事務所「#水鏡譚」 チケット受付中! ☞6/25-27 こまばアゴラ劇場 闇夜に覗く水鏡 映るは現世か、幻か。
https://twitter.com/mari_air/status/1136579903959101440
Akira Takazawaさん"明日に迫ってます! 駆け込み予約お待ちしてます。
https://twitter.com/Akira_Takazawa/status/1136592730195316738
マモさん"【お知らせ】 2019年08月12日(月/祝)服部緑地公園 野外音楽堂 「R指定 presents メンヘラの集い 2019 」開催決定!!
https://twitter.com/mam0_0fficialt/status/1136607210404950018
西邑卓哲 FOXPILL CULTさん"先日、昭和精吾事務所『水鏡譚』の追加撮影をしてきました。
今回は泉鏡花×寺山修司×岸田理生による『草迷宮』を原作とした幻想的な新作を上演。 公演は6月25~27日 こまばアゴラ劇場にて。 チケット好評発売中です! ◎総合案内&ご予約 ◎e+購入
https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1136611792212250624
江戸川長一郎【gaizao】さん"クールでキュートでNEW WAVEな僕… 明日は敬愛するFOXPILL CULTのお手伝いさん@池袋手刀します。
ご予約はこちら☺︎☟
https://twitter.com/chowo1ro/status/1136610468028604416
西邑卓哲 FOXPILL CULTさん"明日、FOXPILL CULTはcosmo-shiki×手刀企画の3マンに出演します。
更に↓ライブ映像の音源「蠅を殺すな(5/29下北沢CLUB Que)」を物販にて限定配布決定!!!! 6/7(金)池袋手刀 ■出演 cosmo-shiki bulb FOXPILL CULT(※20時10分~) 前売¥3,000+1d ◎ご予約はこちら↓
https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1136612858098098176
Mörishiguilty【貴族】さん"俺達の渾-sin-身のハエ・・・†最新の5/29のライブ音源を・・・早(ハエ)ぇ・・・† 明日、会いたいYO!
https://twitter.com/KIZOKU_0927/status/1136617055648542720
石井飛鳥さん"夏フェス★解禁 R指定プレゼンツ『メンヘラの集い』に廻天百眼出演! 8/12 大阪へ!
共宴 R指定 / アーバンギャルド / 椎名ひかり/ じゅじゅ /ストロベリーソングオーケストラ / ミオヤマザキ / 他 #百眼
https://twitter.com/ishiiasuka/status/1136629689458446336
西邑卓哲 FOXPILL CULTさん"池袋手刀に少し古めの超好きなアンプがあることが先月発覚したので明日はそれを使う。
すげえ楽しみ!!!!アンプもギターも一歩間違えたら振り落とされるけど乗りこなせたら猛スピードなギリギリな状態が最高。 (撮影:荒川れいこ@zoisite_info)
https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1136650088783081472
ふなもと健祐さん"明日の池袋手刀でのライブでは、コチラのライブ映像の音源を無料で配布します!
https://twitter.com/funamoch1/status/1136649858972917760
『疫病流行記』は出演。 そして昭和精吾事務所には声で出演予定です❤️ 今年はリオフェス2作品に関わります🌠
ジァンジァンの寺山フェスにも2作品に出たなー❤️懐かしい
https://twitter.com/seigakan/status/1136316641883484161
こもだまり/昭和精吾事務所さん"昭和さーん!! リオフェスの記事でyahoo!ニュースにも昭和精吾事務所の名が載りましたよう!
https://twitter.com/mari_air/status/1136654292109053952
池袋 手刀"6/7(禁) [cosmo-shiki + 手刀共同企画風公演 Alien Dub Foundation] cosmo-shiki bulb FOXPILL CULT
■open 18:30 / start 19:00 ■adv. ¥3,000(+1d) / door ¥3,400(+1d) ☆入場: [1].e+(番号順) → [2].前売り予約 → [3].当日
https://twitter.com/ikebukuro_chop/status/1136636648710500353
Mörishiguilty【貴族】さん"🌹爆食貴族🌹 第5弾【一圓】罪深上石G. 第1弾に続き再び一圓の登場🍜
喰ルーは無論†13th Moon†・・・†納豆チャーハン。なっとぅを罪深加熱することにより、かなりスメルズライク珍スピリットな香りがしたが正直美味かった🌹 そして明日はTOKYO DECAY主催、中野ムーンステップで狂おうZE🌝
https://twitter.com/KIZOKU_0927/status/1136845133821882368
DEATHROさんの"昨晩は都内で新曲リ��ーサルを終えた後、28日に下北沢THREEにて開催する自主企画
#PSYVOGUE に出演して頂くFOXPILL CULTのギタリスト Morishige"貴族"Shinpei(a.k.a アダム)氏と小竹向原で密†会しました。 この二人が再びTHREEのステージで相見える28日をご期待ください††††
https://twitter.com/deathro_com/status/1136824961102827520
西邑卓哲 FOXPILL CULTさん"本日3マン開催!!!!! 6/7(金)池袋手刀
■出演 cosmo-shiki bulb FOXPILL CULT(※20:10~) 本日は↓映像のライブ音源「蠅を殺すな(5/29下北沢CLUB Que)」のQRコードを物販席にて配布しますのでお気軽にお立ち寄りください🐙 ◎ご予約はこちら↓(本日17時まで)
https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1136857388856692738
🌺🦍ひさつさんのお仕事🌺🦍 6/25〜27@こまばアゴラ 昭和精吾事務所【水鏡譚】 作:寺山修司/岸田理生「草迷宮」
闇夜に覗く水鏡 映るは現世か、幻か。 絶賛チケット発売中! アングラでしかも男性役に初挑戦するひさつを応援にいらしてください! 詳細&ご予約はこちら↓
https://twitter.com/k_hisatsu/status/1136789347049435139
ふなもと健祐さん"6/7(禁) [cosmo-shiki + 手刀共同企画風公演 Alien Dub Foundation] cosmo-shiki bulb FOXPILL CULT
■open 18:30 / start 19:00 ■adv. ¥3,000(+1d) / door ¥3,400(+1d)
https://twitter.com/funamoch1/status/1136882177801482242
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TEDにて
ジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガー:ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
書き言葉は、人類文明の代表的な特徴ですが、一朝一夕で誕生したわけではありません。
最古の完全な文字体系ができあがる何千年も前。私たちの祖先は、自分たちが身を寄せていた洞穴の壁一面に幾何学的なシンボルを書き付けました。
古人類学者であり、岩壁画研究者でもあるジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガーは、ヨーロッパ中の洞穴に残された古代のしるしを研究し、コード化しました。
研究結果には、一定のパターンが見受けられ、図形を使ったコミュニケーションや、一瞬で消えてしまわないようメッセージを保存したり伝達したりする能力が、私たちが考えるよりずっと古くからあったことを示唆しています。
一握りの外れ値を除くと残る幾何学記号は、わずか32個です。たった32個です。3万年という期間のヨーロッパ大陸全体で、それだけしかありません。
これはごく少数です。もし、これがいい加減な落書きや飾りなら、もっと多様な種類があるはずですが、そうではなく私たちが発見したのは、時空を超えて繰り返し描かれている記号です、
中には、初期に勢いがあり、やがて、人気が衰え消滅した記号や後の時代に発明された記号もあります。
しかし、全記号の65%が3万年の間。ずっと使われ続けていました。線や長方形や三角形や楕円や丸などです。
こちらは、氷河時代末期の頃のもので、ピレネー山脈の高地にある1万年前の遺跡に描かれています。何千キロにもわたる範囲に広がる記号もありますが、分布パターンがもっと限られている記号もあります。
ある領域だけに限られたものもあります。これらの記号が制作者にとって、意味のあるものだったことは間違いありません。
こちらの浅浮き彫りの彫刻は、2万5千年前のものでフランスのヴェナスクの岩にあります。私たちには難しいですが、当時の人々に意味がわかっていたことは確実です。
これほど多くの遺跡で長きにわたり、同じ記号が繰り返し描かれたことは、当時の芸術家たちが意図的に選択していたことを示します。
幾何学的な図形にある特定の文化的に認められた通用する意味があるのだとしたら、それは世界最古の体系的な図形によるコミュニケーションである可能性が非常に高いでしょう。
世界最古の図形によるコミュニケーション体系の例には、シュメール語の楔形文字、エジプトのヒエログリフ、中国の古代文字がありますが、いずれも4~5千年前に生まれています。
それぞれ数を数える記号や絵文字のような表象から成る原型をもとに誕生したのですが、それらが表す意味やイメージは同じです。
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TEDにて
ウリ・ハッソン:コミュニケーション中の脳の反応
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
神経学者のウリ・ハッソンは人のコミュニケーションに関する基本的なことを研究しており、彼の研究室の実験により、例え話す言語が異なっていても、同じ概念や話を聞いているときには
我々の脳は似たような反応をしたり、同調したりすることが見出されました。
この驚きの脳神経の機構により、脳の反応パターンを伝えたり、記憶や知識を共有することができます。
ハッソンは「我々は意味に対する共通概念のコードがあるからコミュニケーションができるのだ」と言います。
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TEDにて
ジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガー:ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
書き言葉は、人類文明の代表的な特徴ですが、一朝一夕で誕生したわけではありません。
最古の完全な文字体系ができあがる何千年も前。私たちの祖先は、自分たちが身を寄せていた洞穴の壁一面に幾何学的なシンボルを書き付けました。
古人類学者であり、岩壁画研究者でもあるジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガーは、ヨーロッパ中の洞穴に残された古代のしるしを研究し、コード化しました。
研究結果には、一定のパターンが見受けられ、図形を使ったコミュニケーションや、一瞬で消えてしまわないようメッセージを保存したり伝達したりする能力が、私たちが考えるよりずっと古くからあったことを示唆しています。
一握りの外れ値を除くと残る幾何学記号は、わずか32個です。たった32個です。3万年という期間のヨーロッパ大陸全体で、それだけしかありません。
これはごく少数です。もし、これがいい加減な落書きや飾りなら、もっと多様な種類があるはずですが、そうではなく私たちが発見したのは、時空を超えて繰り返し描かれている記号です、
中には、初期に勢いがあり、やがて、人気が衰え消滅した記号や後の時代に発明された記号もあります。
しかし、全記号の65%が3万年の間。ずっと使われ続けていました。線や長方形や三角形や楕円や丸などです。
こちらは、氷河時代末期の頃のもので、ピレネー山脈の高地にある1万年前の遺跡に描かれています。何千キロにもわたる範囲に広がる記号もありますが、分布パターンがもっと限られている記号もあります。
ある領域だけに限られたものもあります。これらの記号が制作者にとって、意味のあるものだったことは間違いありません。
こちらの浅浮き彫りの彫刻は、2万5千年前のものでフランスのヴェナスクの岩にあります。私たちには難しいですが、当時の人々に意味がわかっていたことは確実です。
これほど多くの遺跡で長きにわたり、同じ記号が繰り返し描かれたことは、当時の芸術家たちが意図的に選択していたことを示します。
幾何学的な図形にある特定の文化的に認められた通用する意味があるのだとしたら、それは世界最古の体系的な図形によるコミュニケーションである可能性が非常に高いでしょう。
世界最古の図形によるコミュニケーション体系の例には、シュメール語の楔形文字、エジプトのヒエログリフ、中国の古代文字がありますが、いずれも4~5千年前に生まれています。
それぞれ数を数える記号や絵文字のような表象から成る原型をもとに誕生したのですが、それらが表す意味やイメージは同じです。
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