#キャンプ道具自作
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kawamurayutaka · 5 months ago
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「おおーい、おおーい、裏切者」
「ちょっと診てもらいたいのじゃが、家にあった銃じゃ、見えぬところに隠してあったのじゃ」
「まさか、自分の盗んだ品物を警察へ届けるやつがあろうとは」
「ヒヒ人間は、やつらは槍を持っていたのか?」
「いいや、小さな石を持っていた」
「あなたの奴隷どもの流す血におきをつけください」
「嘘ツイタラ神様ノ罰アタルデ」
「容疑者でない者などいませんよ」
「えっ金送れ、いいトシをして少しは考えろ」
「同志爬虫類諸君」
「純粋に、恥知らずに、完全に盗め」
「馬を盗め」
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脳髄が(数迷)全身を支配しているのか(数迷)それとも(数迷)全身が(数迷)脳を支配しているのか(数迷)合せ鏡の迷宮(数迷)ついには(数迷)思考は細胞によって行われている(数迷)さらにこの論究は胎児の夢へと接続される(数迷)
あらゆる(聖)老いぼれた世界の悪臭(懺)混乱を起こした(I)憤怒の音頭取り(懺)糞づまりの陰気面(懺)小さな部族の(I)性根はのらくら者(懺)インチキを続ける(懺)神(I)宗教上の確実性という道具(聖)残虐趣味(懺)ネオンへたかる(懺)蝿(懺)悪徳、罪悪、汚物の詰まった(聖)ゴミの山(I)パンドラの箱(聖)ご機嫌取りの(懺)完全な奴隷(懺)人間(懺)詐欺師の肩をもつ(懺)コラボラシオンの罪(懺)世間のつまはじき者(懺)生き残るために(I)たたき伏せねばならない(懺)無謬性(聖)美辞麗句(懺)人間の盲目的信仰(懺)畜生の分際で(木)死の本能が(懺)生の本能を支配(懺)
SFは文字通り明日の現実(I)レントゲンのX線発見(聖)死後の霊的存在を形成(聖)ウラン塩は(X)黒い紙を透過する線を出す(X)内的な電気(聖)電気の眼を持つ(聖)発見が偶然に行なわれる場合(X)聡明さと暗示を受けて立つ(X)
戦争の話を聞く(Y)その話をつなぎ合わせ(Y)舞台の前に立ちつくす(ア)すべてはこの日(ア)胚胎していた死と同一視された(I)生物兵器としてのセックス(I)出生時に(I)脳に無線アンテナを設置する(I)それに気づけなかった(ア)天国の花壇に入れない(懺)散り遅れた花びら(ア)
時間に封じ込める(バ)サナトリウム(ダ)夜が訪れ、夜が明ける(ダ)地に住まう邪霊(聖)天使(聖)人間の女と交わり(聖)大足の(ダ)スペクタクル・プロブォカシオン(ダ)神の似姿に造られた(聖)人間���(何)機械のサファード(I)黄色に輝く炎(何)肥大化(黙)すべて独断(I)超音波は(I)物体を直接通過(I)音で(I)暴動制御(I)化学者は(I)アイデアを(I)植え付ける(I)冷戦(I)思考制御(I)運動中枢を乗っ取って(バ)出来事は中立(バ)良くも悪くも無く(バ)部分的で不完全(バ)デモ参加者(I)反抗がなくなる(バ)コントロール技術(バ)無意味な計画となる(バ)
下を向いている(匂)蒼白くみえないようにと部厚く化粧した(アル)やせた体(危)白い腕(クラ)妙齢の(危)婦人(性)過剰な性欲(危)淫蕩な気分(永)恐るべき競争者(恐)目を意識して空腹に耐える(危)やわらかさと繊細さ(危)栄養失調が日常化(危)金のあるあいだは何を考えても無駄なことだと(籠)停戦の夢(ウォ)何か(バ)代償(ウォ)がなくてはならない(バ)書き換えられていた(ウォ)過去に目を向ける、歴史のけたたましい(性)スキャンダルのためのスキャンダル(アル)好色な司祭のような表情で報告(ウォ)実在する(悪し)もっとも不吉な日付けの一つ一九四五年八月六日(バ)精神的な流行病も(時)戦争の呪詛(数)呪いはウイルス(ア)廃墟の郊外の上(ア)空へ向かって飛び立つ(ア)空とは否定的な性質を失った虚無(悪し)未来を計算していない(ア)抽象的補完物(悪し)ゴーストが(爆)銀色の(ア)レーザーグラフィックス(ウ)描いている(爆)入れ代り立ち代り(戦中)死のキャンプに送られ(ユ)液体空気のように冷たく青いドクター(爆)嘲るような金切り声(ミ)虚脱の(戦中)生半尺な弱足(赤)実演という言葉を使うのは(裸)トロイの木馬であり(数)手術が演技であるからだ(裸)ポスター(ウォ)盗賊がふたり(ア)脳震盪に次ぐ脳震盪(バ)血潮が赤黒く固まって(赤)蘇生の見込みは(赤)死は心の中に(ア)自己破壊メカニズムとして現れた(ア)死の微笑を浮かべ(器)感受性はまったくもって豊かだ(危)方向喪失(時)
何千もの人人(電)広がり続ける(ソ)協調行動の結果(ソ)偶然ではない(魔)ネットワークに深入りするにつれ俯瞰的な視点を失い(ソ)い��いましい部屋の中は風通しがよくない(イ)路上の(電)出来事をみつけ(多)サウンドを録音(電)雑多な物が浮かんでいた(解)醜く歪められ手足を切り取られたプラスティックの女性(ヌ)溺れ死んだ牛が見える(解)フェンス(ワ)にしがみついた水死体(解)カメラを構えた別働隊(わが)スポーツクラブのマネジャー(コ)ハゲタカの目(ワ)老衰してコルセットをつけたテナー歌手(裸)第三の(学)擬似撮影(わが)悲しげに(爆)路上をさすらう門付芸人(赤)つかの間の休息場所....見知らぬ公園の臭い(爆)陽光の中(ク)鎌みたいな口(う)奇形の精巧な模型(性)ぶらぶら(刺)玉虫(フ)でっかい糞がはりきって(イ)汚物のなかに横たわって(イ)コウモリ耳に(ハ)唇は紫色に(裸)片目の商人(荒)帽子をかぶった頭が(い)消え去り(い)マーマレイドを舐め(J)笑い声を残して(刺)死のまぎわまで近づいた人間(蝶)手に数珠を携えた一人の老女(イ)黒いウーズテッドのアブリル・ハリソンのスーツ(視)歩き方があやふや(解)ショッピングモールの前を横切る(コ)震える金属の若者(爆)澄んだ水底のような眼が開く(大)ハエの眼(匂)立派な建物(イ)ひび割れたコンクリート(爆)鎧戸の向こうから微笑みかける(イ)複雑な(イ)裸形(大)夫婦(イ)種々のちがった背景のもとであれ体系の硬直性(魔)人は問題の規模にすぐに圧倒されてしまう(貧)地表のうえに疑問符として垂直に立てられている(人間)人間の群(イ)恋の霊感が舗道から立ち昇る(イ)我が心は愚かなる白痴(爆)エコーチェンバーは時間とともに(ソ)クモの巣を作りだした(魔)システマティックに(電)メタノイアに(内)何百万何千万という(ソ)音(電)
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注意深いまなざし(コ)放火犯を特定するものは何もない(コ)サスペンスを超えている(バ)アナウンサーの絶叫が頭上を谺して消えてゆく(ク)ルールや因襲をなに一つ守らない(バ)悲劇的な結末はともかくとして(コ)ざっくばらんに(コ)つくりあげることに非常に関心がある(バ)この見捨てられた領域の全体に(コ)幾つかの足跡が残されていた(コ)つねに死刑を利用してきたことを忘れてはならない(処)
目を開けて扉をけんめいにさがす(リ)熱の本質が運動(魔)足音と共に(幽)ピストンの圧撃音や電動機の交替破裂音(リ)赤ん坊を鉄条網からはずして生きる者(五)死せる者たちの上に投げ出す(五)太陽光線は光るうえに熱いが他の天体は光るだけ(魔)星は果てしない自由落下の状態で永久に存在し続ける(多)夜明けに包まれて眠っている(五)王は権力に毒されて暴君となり(魔)騒音が鉄のドアから湧き出る(五)寓話の曖昧さは(魔)手を伸ばして通り過ぎる(リ)その二重の機能から生じる(魔)精神のない自然には模倣も反復もない(リ)
徘徊者どもは夜起きて(葬)気づく(葬)幻の刻み音(蝶)不気味な異常とあの恐怖の一瞬(永劫)計画は渦のように正確に廻り(黒)夢を脅かし(人)生とは意志動機でありその労働者たち(バ)恐怖も忘れて(黒)機械仕掛けの手つき(荒)もはや生きているとは言えまい(バ)永久に(葬)祝聖(五)これが最後の一行(バ)
月明かりで鉛色に(改)丸い斑点や血の筋の(改)モザイク(改)聴衆は(解)うずくまって(五)声もなく(解)静まっていた(解)想像力は視覚が衰えるにつれて(改)衰えていったが(改)少し怯えて(改)ザワザワと不思議などよめきが起こって(解)しかし(時)何等異常と認められるところがない(日本)実際には(時)彼らは集団のなかへ紛れ込むのではなく(時)巨大海獣に飲み込まれ(カ)冷酷非情(葬)��熟な(改)太陽が顔をみせず(改)そこは落ち込んでいる(時)灰燼にすぎない(カ)歯車に切り刻まれた労働(カ)特に軍隊において(時)共通の関係が(薔)抗争的関係のなかで翻弄されてしまう(カ)卑しむ(薔)隷属組織(カ)
またカノンの(カ)鋸屑(カ)常識という観点からみれば(改)聖歌隊の歌をもう少し聞きたい(処)下僕(カ)半盲の老人(改)罪人に石を投げて命を奪った(処)おぼろげに物が見える(改)悪と(五)無実を示す新証拠(処)勃起と(五)電流との接触(処)腐敗の(五)努力(五)騒々しい夜の夢は(五)惨めなものに(ア)ヒステリカルな色合い(ア)はるかに複雑(処)不眠の夜の天職(カ)風と殺人(五)分離と分析(S)モードの問題ではない(カ)サイエンス・フィクションそれは(S)知らずに終わった(S)最後の例(数)人間に関するものだ(S)
階段の途中のあの曲がり角が近づくと(薔)ありもしないものの(薔)凹面鏡の映像(ア)雨靄露湿気(ア)風で波がたつように(現)水はさまざな形を変えて(ア)解釈は無限(現)真理の方から鍵を開けることを知る(現)波の稍高い夜(秋)
始まりをもたず(美徳)造化の(食)何千年(怪人)渡り鳥の群(解)浮浪児(日本)遠い日々(ビ)数発の銃声(解)目に見えない音の戦士(解)すべてのものの終わりに(四)抑圧された残虐への郷愁(怪人)人間社会がその膨大な富によって押しつぶされ(解)多くの人が死んだように立ちつくした(サ)権力が過剰になるとその限界のゆえに対立する権力が生まれてくる(孤)狼狽した(解)神は(食)虚空に宙吊りに(食)相手は答えない(食)嘘と腕を組(薔)忍び足でその場を立ち去った(サ)
陽に焼けた肌(コ)鏡をはめ込んだドア(コ)飛沫の音に耳を傾けた(コ)焰とガスの竜巻(コ)
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バカ騒ぎを演じる(湖)暴動のニュースが高速で伝わる(爆)途中不慮の死にあった(湖)ひとりの姿を二つに見せている(黒)原子はそれらを傍観すべき位置にあった(永劫)無作為を生みだすコンピュータ・プログラムはどこにも存在しない(べ)機械により作られたイメージと自動筆記のイメージは視覚的に同義である(ヌ)記憶はない(湖)何時間も過ぎ(器)写真は生きた有機体を光と化学で固定したもの(ヌ)
うっかりと天の円天井に穴を開けてしまう(食)蒸気とチリで出来た大きな雲の下(解)巨人ら人間の造るすべて(薔)沈黙が有力な手(ス)
野心を囁きかけては(ゲ)幻聴ネットワーク(バ)カテゴリーを(バ)全くの偽名(ア)欺き(ゲ)そこにいる人全員を(バ)ゲロンチョンは(エ)向こうが(バ)見る前に見る(バ)忍耐強さと落胆に耐える能力(バ)望まない者(エ)いまなお(S)目下の急務は食料を手に入れ(解)
永遠なる物体の質量(パ)ひらひらと(食)魔術師と悪霊によって創りだされた(食)モルフォ属のチョウ(食)だれでもないものの墓(い)壺の周り(食)ぐるぐる(電)光の渦巻き(電)夢だと思ったあのときの文字(永)消え去るよう(い)静かになりたい(赤)眠りたい(赤)ノスタルジーを抱いてきた(2)枯れ葉のようにあちこちに吹き飛ばされ(Y)人は銘々(戦)かろうじて(サ)自分だけ生きてゆくだけの話(戦)未来完了(S)
小刻みだが(ス)飢えたような呼吸(ス)新しい男(ビ)奇怪な仮面を着けさせて猥雑なアングルから女性の体を狙った(ヌ)もう一人の(ビ)太陽の踊り(食)陰毛のタブー(ヌ)太股を白日のもとにさらけ出した(美徳)失笑以外のなにものをもさそわない(美徳)善良な野蛮人(食)ヒキガエルに嘲笑を浴びせかけた(食)酩酊犯罪(日本)
空に輝く天体はまだ存在せず(食)魚を獲るために川のほとりに居を定める(食)香り(爆)
ラストショット(ワ)上空にだれも気づかない小さな空飛ぶ円盤が静止していた(怪)全宇宙においてエントロピーは常に増大する(数)夢に見られるうちはいい(い)ひとはねごとに(食)小便を垂れていた(食)
第三の頂点(食)罪に染まる可能性は(ス)もしそれが(ヴ)霊域に踏み込んで(数)電気をながし(ワ)観測した瞬間にそこに現れる(数)閉門を告げる鐘(四)感電死の主たる特徴は血液の黒変(処)
暗黒があたりを支配し(食)視力は非常にゆっくりと衰えていった(改)黒ずんだよだれが垂れる(食)風雪の中で(改)不安な調子(ヴ)
霧雨けむり夜はしょうしょうたる雨となる(戦)コンマのように描きこまれた(ヴ)植物の領域( )虫から人間へと道をたどってきた(ニ)毎夜森の中の空き地で眠った(食)
知覚にはつねに体位の平衡を保とうとする努力が伴っている(眼)
一生ほど数奇なものはなく(日精)書ける以上の意味がある(Y)超人とは大地の意味である(ニ)小さな子供のようにアルファベットの各文字を扱うことをふたたび学ぼうとしなければならない(魔)もし一枚の紙に描いたら(Y)ウンでもスンでもない(赤)不即不離(両)暗黙の前提(ジ)微に入り細に入り(処)ラッシュの中に消えていった(ク)白い嘘(おぼ)くしゃくしゃに丸めて握りしまいにはどこへやったか忘れ(ビ)大地に穴をうがってゆく(悪し)
町に俺の顔写真が出ているのを見たか(日本)苦悩の根があり(時)特別な盲点を持つ(ジ)香り(爆)無数のけだもの(赤)バスタオルを棍棒代りにして(ユリ)全ての言語に数があるわけではない(数の)
暗闇の奥(千)世界の創造という作業を放棄してしまうことは(ニ)失った(アル)一個の人格(ユ)みじめな暴落(アル)死が速やかに訪れ(言)敗北だけでなく絶滅あるのみ(ユ)太陽が見えない(食)完成された概念(ヌ)
覗き魔の(ワ)ロールシャッハテスト(暗)黒い風(東)視覚の謎(眼)除去しようと思わなかったとすれば(眼)黒い鏡に(裸)映像への関心(怪人)黒い翼(ヴ)かっ古い顔は消え去りその代わりに(Y)月の化身(食)別の顔が見える(Y)残忍(内)まっこうから(裸)誤解の余地なく(パ)世界中の(内)脈略の毒性(赤)隠密裡に(濁)苦い永い悪食の卓に(赤)魂を知る(悪)日常的な能天気な貪欲さ(ビ)鏡の中の父親の像に笑いかけ(眼)よく考えれば別の顔を思い浮かべる(Y)
細いサイレン(ヴ)混沌たる渦のまっただ中(お)陰謀のイタダキ(ダ)農耕技術と狩猟の手管によって万物を支配するにいたった(悪)
家庭の晩餐用の器一式をとりそろえてほしい(時)小規模な(静)キッチン(静)乳と塩味のパン(改)野菜スープ(死)肉の塊(ビ)氷に詰めた魚(ビ)デリカテッセンの調理済み食品(ビ)赤葡萄酒(死)料理の輪郭(食)一日の終わり(ビ)懐古談(ビ)全部現在として現れる(大)テーブル(ビ)壁一面が画面(静)団欒(ビ)必ず負ける(大)笑劇(アル)
はるか遠い風景のなか(ヴ)デニムのズボンに汚染した(赤)いくつもの縺れ(イ)こどもだまし(アル)
近視矯正用の(日精)特徴づけるメガネ(内)虫の好かない未来(イ)歯の抜けた魔女の息の(バ)混ざり合う(イ)冷淡さ(ク)声のトーンはわかる(電)不愉快だった(イ)ろくでなし(イ)Xの母親には勝てない(Y)ただ文字に書かれただけではない(イ)
或る夜(ヴ)過去のあらゆる過ちが旅人を不利に導く(ア)悪訳に対するアンチテーゼ(学)嫌悪が恐怖に変わって(怪人)高みからデカダンスの本能が秘かに作動している(ニ)自然によって設定されている(眼)視覚(シ)ジグザグ線に似ている(Y)歩きのクセ(わが)悪には悪を( )横っ面を引っぱたく(半)シンバルを鳴らし(シ)心耳にとどろく(お)
一切の空間の母胎(眼)黒い水の蜃気楼(イ)脂肪のテラテラ浮いたひたい(暗)膏汗がにじみ(半)胴震いがとまらなかった(赤)まったく不明のまま(日精)泥のように眠る(戦)空白期間のあいだ(ス)
独りでとり乱し(蝶)片手に猛毒(ハ)鉄砲玉(赤)単純な図式(学)それが好きでなければならない(歴)白羽の矢(処)自身がニュースになって(電)病勢は(日精)忍ばせた密かな野心の重みで(ビ)どんどん進行していった(日精)
唸り声におびやかされ(箕)ごみごみした(ビ)罹災(わ)泥濘(改)の都(ハ)幾万の衝突(ク)何かの科によって(小)かつての「現在」を甦る不気味な既視感(プ)方向を記述する(シ)記号がその記号をくり返し(見)続き番号が登録され(ビ)目印の役割(数)前へか後ろへか(ニ)エゴからセルフへの(経)見返りの(わ)欲望に制限を課す(裸)多くの家畜(裸)四つの市門がある(パ)さまざまな民族が混合し(ユ)都市が存在し始める(見)
空想的な(ユ)自分達の顔を(蝶)観察をはじめたときは(サ)目にしたものを写す(電)はずんだ眼の色(濁)囁き合い(濁)破片と化して到着するかもしれない(ア)陰険な肉欲の鉄則以外には常に笑い続けてきた(ノ)眠りまで(フ)究竟(刺)をともなった機敏さ警戒心(ア)無口(日精)静穏(裸)に叮嚀に(刺)精神修行の核心(ア)息を吸うこと(内)いよいよおもしろくなってきた(サ)原始的な観照力(パ)死ねずに(蝶)眠っていた言葉(I)言うことはない(い)
うそ寒い寂しい日(戦)この阿魔(刺)かの眼(う)さまざまな角度から(学)愛情の監視(殺)そっけない(歴)間に合わせの丸太小屋(爆)血の悪酔い(大)コンビニエンスな発想が( )ひどく痛む(半)奇態な自覚にいきなり打たれ(蝶)鬼子母神(戦)手たちが群がる(爆)クエバ・デ・ラス・マノス(数の)
なぜそんな(小)却を経た(赤)古い都(赤)泥棒(大)十夜の夢(大)少し舌のもつれる歌声(裸)変化をズバリ誰によって(バ)拡まったのかその由来は勿論分からない(小)密雲を吹き払った(濁)定めて大向こうを騒がす(刺)毒素遺伝子が絡む(A)九尾の狐(小)
直径数キロの(ク)悪い空気(ノ)墨や朱をだんだんに注し(刺)どんな機械でも(I)退引きならない(半)愛情を帳消し(半)すべての(い)亀裂が(学)地獄(い)吸収する(フ)機械の形をとった化石化(マ)どこか現実離れしない(赤)未来の避けられない変化(解)
合理的な価値(孤)リトル・アジア(フ)男と女の脳(内)不意に思った(永)人間たちはなんとなく不満を持っている(孤)弱者が不正と見なすものも強者にとってはつねに正しいものでしかない(ソ)物語の陰の物語をあばく(処)都合よく操られ(処)うなだれた(い)ある種の心理的な(孤)劣等感を(孤)欲求のセットを育てあげてきた(孤)人間という生物は幾世紀にもわたって自分をコントロールする能力のどうしようもない欠如を示してきた(バ)
「想像」という語の解釈(魔)冷静に物事を見詰め(バ)欲望のまま(シ)聴く(シ)超越した見識(バ)多くの出来事は中立良くも悪くも無く特別に不吉なものでもない(バ)怠慢な安逸との間に(魔)微妙な媒質(X)感覚の映像(魔)
独裁的な(楽)見知らぬミクロコスモス(パ)死は変幻自在な生命体(ア)軽々しく信じたり無批判に受け入れたりすることも危険(ア)腐敗し汚物に変身(パ)亀ふたたび(パ)絵文字は(言)無限にヴァリエーションが作り出せる(言)午に近い(箕)某月某日(戦)同日同刻(同)原典の複製(学)独創的な暗号(わ)目が吸いつけられ(ク)どのようにでも(言)ある観測者と(数)別の観測者(数)同じ時間に偶然立ち止まっている(サ)
 「もうどうにも(い)インチキだ明らかにインチキだ」(裸)歯をガチガチ鳴らしながら(ビ)
マラチオンの(内)ぬるぬる(裸)登場人物の(裸)二三本横にはみ出した乱杭歯に(美)ひきゆがんだ顔(東)整形手術(裸)工夫と情熱(孤)一種の密室殺人(わ)動機を(歴)追剝ぎ(半)ひょっとすると(歴)排除する(I)仔細が(半)巣を食っている(半)少女の手ほどの雲が一つ(ハ)うす気味の悪い(箕)蛇の皮をゆすって幽霊のように笑う(永劫)時の手(ア)坐って微笑んでいる奇怪な像(フ)熾烈な戦い(処)意志をくじく(オ)
最も醜い容貌を持つ(濁)小人の肖像画の意図(フ)筋金入りの糞(視)大長老の威厳などどこへやら(わ)ピカレスクの要素(I)裏銘(永)概念を付与し(数の)登場人物や名前や舞台に関心がある(バ)金歯を吐き出して(裸)制度化された低い暴力(内)全面的に疎外され(視)恥辱のために(裸)不屈で戦闘的な(殺)奇妙な豊かさ(い)最悪の方式(ソ)社会と正気(言)不安に対する不安(時)現代の集団的神経症(時)時代診断のうち(時)有している特徴としては(日本)思考阻害(日本)自閉性(日本)無情性(日本)情性欠如性(日本)嗜虐性(日本)自己顕示欲性(日本)スピードは人間にとって意味への意志(時)によって深く支配され(時)フラストレーション不満不充足を麻痺させる(時)現代病(時)世迷いごと(バ)心への反映(時)迷惑(半)迷信(パ)迷蒙(パ)ミアスマ(パ)被害者カレンダー(バ)孤独な群衆(孤)針と墨と図柄(見)
理想のメディア(ヌ)アメリカ人を政治へ招待している(孤)政治的な支配は上層部が永続的に存在するのに不可欠なのだ(資)新奇な(性)車は(I)軍政(悪)
右脳にインプットし左脳にトランスすることで暗号化する(数)どの局にも同調しないチューニング(ア)マルコーニ無線電報(ハ)連結ラインに電気のけいれん(爆)かすかなきしみ音(蝶)脳内に録音された言葉エングラム(視)死刑執行人の不手際(処)叛乱と解放が行われた(ユ)主体が(バ)身代わりになって体験(バ)死んだ山羊の屍体を夢中になって(C)検屍しようというのではない(C)一様に匂う空気の流れは高度に人工的(匂)頭上の暗雲(マフ)
豪雨(戦)第一の布告(ハ)喉が渇いている(悪)コカ・コーラの成分を(悪)事実ファクトと虚構フィクションをアッセイ分析と(歴)すべての政治組織の(I)悪人の欲望を伸張し倍加する正しい方法はシンジケートのマネー・ロンダリングに(殺)
都市規制計画という墓場に埋葬される(建)白き路上に影をおと��(戦)整備コスト削減(悪)ファシズムの都市(建)市場から駆逐されてしまった(悪)街の音(ダ)電気の欲求(爆)テロリズム的な工業化(西)本道から言えば邪道である(戦)今それは機械的制御の危険性について私たちに警告する目的を果す(I)実験において(匂)意思決定をしているのは機械ではなくその機械を設計して権限を与えた人間(A)生活水準が著しく低下し貧困問題の悪化(悪)格差には常に根本的に主観的で心理的な側面が存在することになりこれは当然ながら政治的な対立を引き起こす(2)予測不可能な(ノ)愛情の要因を排除する(ノ)この面をさげて(イ)あたかも都会人は歯をみがく(戦)
はじめに言葉ありき(言)言葉とは何であるか?(言)「私」という言葉について混乱している(I)言葉を移しかえるだけでは成り立たない(学)怖ろしい硬直から(い)苦痛の蓄積にキーワードをつなぐ(視)黒豹のオペラケイプが床に広がり(ハ)真のユートピアとは(シ)青空を背に(大)最後の生命(ノ)二人の亡骸と(半)末裔で結ばれていた(ユ)バランス(シ)守るべき何の節度をも持たない人々をかきわけ(ノ)たどった道をとらえ(日)失われた文字のアルファべットに従い(見)泥の壁(裸)沈潜し(日)太陽そのものが大地に降りて来ないように(パ)はなしことばを言語を説明する(日)あいだに虚空の広大無辺(い)言語とメタ言語(日)避けがたい(シ)影は長く(グ)不自然に這い進み(大)種をまくことだけを( )言葉だけがただひとり虚無に挑戦する(オ)
曇天の暗い湿ったような日(戦)指導者のインスピレーションの下に(ユ)わが国旗なお健在なりし(裸)小世界にはただゆっくりと四季のめぐりがある(時)人間は成長がとまるとともに衰えはじめる(ジ)このように快いものだとは知らなかった(戦)
夢とは正確に何ですか?(I)習癖ノート(裸)初耳のすじのとおった話(C)手紙の一行一行(C)くちばしをさしはさまない(視)心の内部(電)環境の中にある(電)汚水溜(時)ゴミ棄場(時)非衛生的な場所(時)うらぶれたもの哀しさすべて吸収し熟知している(電)無縁な考察(食)大量の思い込み(2)全てが主要な要素になる(シ)灰(パ)中心点の中心(パ)一つの針穴(い)零のために(い)破壊されたものが積み重なった世界(解)故郷からすすんで身をかくし(時)遠く離れていた(Y)互いに関与し合う対極として存在するのは遺伝子と環境であり(生)生まれと育ち(生)現実的根拠のない無内容なおしゃべり(2)仏も不在にする���心(赤)住所を残さなかった(爆)孤立し酒を飲まずあまり外出しない(視)不在の(爆)克明さ(戦)別の「現実」(コ)狩り集められ(ユ)定義することが不可能(アル)死体(ハ)はだれだ?(爆)一事が()万事この調子(解)
夢の国の住人(残)ロイドメガネ(猟)こじき娘(猟)人を支配せず人にも支配されない人間(陰)狡猾な抜け道(ゲ)最後の場面で(五)共同便所(猟)駆けつける(五)蚋に刺されながら(ゲ)糞(ゲ)惨事の規模(コ)鈍い唸り(薔)定尺(ウ)二十三分(ウ)排便の発見(自)蝿が飛び回る(ク)便器は大陸を汚染するに足る(裸)みずから進んで(猟)足や腕(自)といった具合に身体のあらゆる部分に便をぬった(自)やりすぎで子供じみて見える(演)怪奇千万の事実(猟)四方を林で囲まれた(猟)ファイトトロン(静)屋外便所(裸)完成した(猟)四角四面の日課を形成した(自)太陽の残光(猟)不変にして不動の均整(ク)神経のほうでマヒ(猟)一笑に付し(猟)行き先は定めず(猟)率直でありたい(合)叫び(ミ)強烈な獣性の創造力(貸)非常な自信を得た(猟)夢の(四)完成などというものではない(四)太古への憬れ(残)向かって一歩を進める(四)
未来派(ミ)夫人(マフ)肉親間以外(歴史)害獣以外の(歴史)宣戦布告(歴史)魂のサディズム(歴史)剥奪してやるために(歴史)険悪さと雅量との中間地点(歴史)耳をつんざくような(ミ)高性能プラスチック爆弾(ミ)燃え上がる(歴史)人影(歴史)心おきなく(歴史)空想の富を失った(ス)裏の裏(心)肉親間の(歴史)思いがけない共鳴を生じ(ミ)深怨の瞳を交わした(永劫)火の玉は不規則に混乱(貸)血走ってぴくぴく脈打(お)片づけておかねばならない急用(ハ)九階から急いで玄関にかけ下りた(マフ)乱暴な死にものぐるいの態度(ユ)零落した(ク)青い血管(ク)急激に溶暗(ダ)埋火(戦)巨大な身体(ユ)検屍官は会釈したが(妖)中和しあう(歴史)ウイルスの味を(歴史)数千人の(歴史)住民の中からだれ一人(マフ)劣等者たる(歴史)他人ども(歴史)情報を寄せるものはなかった(マフ)下落した通貨のような(歴史)うそ寒い空気がただよいだしていた(ニ廃)
低く細きは白蛇(秋)跳るが如く(秋)妖々と(忍)半酔半醒の境界(忍)かげひなた(二)先天的の悪人だったのかもしれない(心)一道の稲妻が(秋)すべてを粉砕し(悪し)不倶戴天の敵(悪し)同情を無視(悪し)単なる知り合いであろうが残らず召喚(心)私の過去はすべて私のものではないものです(I)書置きをのこしてみな自決(関)悪は(悪し)変化するもの(悪し)形を視た者は無い(二)蛙鳴と云い蛙吠と云う(二)平仄の都合ばかりでなく(ニ)虫の声寂しく(秋)理屈無しに(雨)雨に泣く(雨)これで午前中の報告は終矣と(雨)
眼球の動き方を確かめる方法(心)浮かびあがった(ア)地球から三千光年(ノ)孤独も友情もみんな同じだ(ノ)塵と憂鬱(イ)人物が(戦)ちぐはぐに(ア)コンスタントに直接、間接に人間を通して表われて(ノ)響いて(ア)一つの面影へ引き返す(イ)ある種の(永)有限の未来(永劫)散髪はいまでも1世紀前でも所用時間は変わらない(2)人間の顔はそれがその時代の様式を形成する(人間)古い物がみんな消え(解)禁欲が長びくともう我慢できない(イ)身動きが苦しいような(イ)一日があきれるほど長く(イ)暗がりにうごめく(大)妙にフィエゾルのホタルの火を思い出した(解)悉く謎を持ち(戦)乱れて飛ぶ白泡のさながら(秋)妨害音のように喋りまくって(ノ)言葉のチリが堕ちてくるとともに(爆)目は左から右にたまらなく動き(I)顔と顔(電)全ての預言者(ノ)実に九人なり(運)虚無は保管されている
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yoshitugutuduki · 2 years ago
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ネオファウナ
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 白と黒。それがこの台地に登って抱いた最初の印象だった。起伏に富んだ白い���原のあちこちから、黒い崖が顔を覗かせる。雪がちらついているせいか、それとも大地の白を映し出しているせいか、空もまた、灰色のはずが白んで見える。初めて訪れる北極圏は、太古の昔から日の沈むことのない、かといって日が高く昇り、大地の氷河を溶かすこともまたない、薄明の世界だった。  雪原専用の8脚車両で、傾斜の緩い台地の東側から登って早半日、狭い空間で疲れは溜まっていたが、私の体重が他の乗組員より重い分、贅沢は言えなかった。大丈夫、あと数時間もすれば、発掘のためのキャンプ基地に到着する。この辺りは雪の粘度が低く、おまけに雪の下の固まった氷河をうっかり踏んでしまうと、車両ごと転倒する危険がある。車体の脚部分に付いた音響センサーで、なるべく雪の厚い場所を探りつつ、進むしかないらしい。  私の隣では、ダンと名乗った白いクマの男性が車両に接続して操縦している。一見すると椅子にもたれかかっているようにしか見えないが、後頭部には電磁コントローラが付いている。彼自身によればちょっと前の型番だが、車両を動かすには使い慣れたものが一番しっくり来るらしい。後頭部樹状核増設手術を受けているらしく、扱いには手慣れているという。もう10年になるそうだ。他の2名が小柄で、荷物もかなり多い以上、体重の大きいゾウである私と、ダンの2名はそれぞれコクピットとサブピットに座ることになった。  「僕は地元の村の出なんですが」  思いのほか、荒々しげな見た目とは裏腹に、丁寧な口調でダンは喋り出した。運転中とはいえ、重苦しい静寂に耐えられなくなったらしい。  「どうもそっちでも、起きてるみたいなんですよ、失踪事件」  「本当なんですか」  それまで黙りっきりだったネズミの男、ジェイが、淡々と訊いた。別段驚くでもなく、寒い車内の温度に合わせたような冷やかさだった。仕事をし始めて半年間、ここに来て躓くまで彼と世界を巡ったが、未だに彼の感情の起伏は捉えられていない。  「えーと、報告では、確かに4件の失踪事件が、マクファーレンさんのご出身の村で確認されてますね、種はいずれもバラバラですが」  そそっかしいラエンの女性、ライラと名乗ったか、が手元の携帯モニタを叩いて読み上げた。ダン・マクファーレンと同じく、ここに着いた際に中央都市の空駅で出会ったばかりで、なおかつ、私とジェイの終盤を迎えた調査が躓くことになった原因だった。  ��や、���因というのはよそう。別に彼女が引き起こした事態ではないのだから。  私たちはこの地に到着した瞬間に、すでに躓いていたのだ。
 私とジェイ・マウゼリンクスが実地調査を始めたのは半年前、そのきっかけになった、彼の調査に同行したのが1年程前だったか。赤道地帯の高地で発見された膨大な壁画、そしてそれを覆い隠していた巨大な洞窟は、数万年前に明らかな、我々知的生物による文明が存在した最古の証拠となり得るものだった。当時一介の動物文化学者だった私に、その研究の最前線に入って欲しいと言うオファーが来たのは、ジェイの横やりあってこそだと聞く。途中から研究に無理やり入り込んだジェイを疎む者はいたものの、全知的動物の大系統を、分子を用いて提示し、世界的に注目されている彼には、表立って反意を示すことができなかったようだ。無理やり私を暑い洞窟へ連れ出した彼は、これまでの古代文化とも違う、独特な意匠の壁画と、その物語る意味を教えてくれた。  それはカタログ、と言ってもいいものだった。中央に描かれた、楕円形の物体の中から、様々な種の、知的生物が出てきて、一様に並ぶ光景。そこには何万もの「立った絵」があったが、1色で描かれていながら、それぞれの絵はディテールが異なり、明確に別種と認識できた。赤道付近と言っても、安定陸塊上、そう、オセアニア大陸に位置する以上、ゾウやウマといった旧大陸を出自とする種は、ここには載っていないはずだった。だけれど、私の種だけではない。たぶん、あらゆる現生の知的生物が、この「カタログ」に載せられているのだろう。  分子生物学者のジェイは、恐らく人類のルーツを明確にしようとしているに違いなかった。そこで私に、手伝ってくれるように要請した。  誰もが気づかないふりをする。  感情の起伏に乏しいジェイが、この話をする時は苦々しい顔を必ず浮かべる。我々知的生物、つまり動物は、単一の系統である微生物として誕生し、無脊椎動物、魚類を経て、爬虫類となり、そこからそれぞれ鳥類と哺乳類が分かれた。これが、どんなにプロセスに疑問を抱こうと、この地球の教育機関で、幼獣ですら習っている仮説だ。  しかしこの仮説には矛盾が生じている。我々は進化の過程で、知能が発達したが、知能が発達するのが先だったのか、それとも様々な種に分化するのが先だったのか、という問題だ。知能が発達するのが先なら、例えば知能を退化させた種や、相応の歴史を示す物が残っていてもおかしくないが、実際はそんな種や事物は残っていないし、現在昆虫や魚類で示されているような、進化に至る原理、突然変異や、特に自然選択が、知能を持つと生じにくくなるのではないか、という仮説もある。一方で、様々な種に分化するのが先で、その後知能が発達したという仮説なら、上記の問題はクリアするが、いくら収斂進化という、似た生態的地位の生物に似た形質が出るという仮説があるとはいえ、そのような斉一的な知的生物化が起こり得るだろうか、という疑問が浮かぶ。そもそも、様々な種に分化しているのなら、我々には様々な、枝の途中となり得る、祖先種が数多見つかるはずだ。しかし、現状そんなものは一切見つかっていない。化石記録は魚類まで、それも現生の無脊椎動物や魚類とはかけ離れた姿で、我々の現在の姿を支持しない。  このジェイの主張に私は魅せられたのだろう。彼に伴って様々な古い遺跡をフィールドワークした。そうして、場所を絞り込んでいくうちに、文明誕生の起源となる候補が、この、新大陸の北極圏内にある、大きな台地で見つかった遺跡だと突き止めた。  残すは実地調査、既にキャンプ地が作られ、行われるはずだった大規模な調査に参加させて貰えることになり、北極へ向かう途上は、一睡もできないほどだった。しかし、いつまで経っても迎えの車両が来ない。どうもおかしいと思って、上空から気象観測用の無人機で見て貰ったところ、キャンプ地に誰の気配もない、ということが判明した。地元の警官隊に待機を命じられた私たちは、警官隊所属でこの地域を管轄していると名乗るライラと、この辺の地理に詳しく、仕事柄車両の扱いにも慣れているらしいダンと共に、キャンプへ向かうことになったのだった。
 洞窟の中は、明るかった。発電機が稼働したままになっていたせいか、洞窟の壁に設置されたライトが空間を照らし出し、携帯ライトを持たずとも奥深くまでの道は見えていた。ずっと昔読んだ恐怖小説と違って、静寂こそあれど、何十人ものスタッフが失踪したような、不気味な雰囲気は感じさせなかった。  先を行くジェイを呼んで、私より二回りは小さな彼の様子を聞く。  「キュクロプスさん、この先は若干狭いがあなたでも入れないわけではなさそうだ。ただ灯りがもう設置されていない。誰かライトを貸して欲しい」  そんな声が狭い道の前、ダンやライラの前から聞こえてくる。私は持っていた携帯ライト、ジェイには若干大きいかもしれないが、をダン、ライラに渡し、ジェイに渡すように促した。  「この奥は広い空間だ」  「慎重に進んでくださいね」  ライラが呼びかける。裂け目が出来て落ちていたりしたら大変だろう。  ライラに続いてダンが、そして私が狭い穴をくぐる。真っ暗であまり見えないが。空間が広いのは声の響き具合でわかる。  「これは、特に岩の裂け目とかはないみたいだ」  慎重に前進して、ジェイから渡された携帯ライトで周囲を見渡したダンが、何かに気づいた。  「なんだ、あれ」  真正面の、ライトで灯された場所を見る。明らかに場違いな物が、岩に貼���ついていた。  「扉、ですね」  ライラが立ちすくんだまま不安げに言う。  鎮座している金属製の、明らかに現代的な円い扉は、私でも余裕で通れるぐらいには大きい。左側には、取手のような金属製の棒も繋がっている。  狼狽しているのか、先にこの空間に入ったジェイは、扉を見て何か考え込んでいるように見えた。そんな彼の横を通って、ダンがおもむろに取手に手をかける。  少しだけ、空気の吸い込まれる音がして、扉が開いた。  考え込むのをやめたらしいジェイが、吸い込まれるように扉の奥に入っていく。  「マウゼリンクスさん!」  ライラは止めに入ろうとしたのか、後を追った。私もそれに続く。  後ろから足音が聞こえる。ダンも来ているようだ。  扉の奥は、少し上向きの傾斜のある、通路だった。4名分の足音、金属音が響く。それ以外は、ジェイの今持っている携帯ライトが頼りだった。  こんなところに近代的な人工物があったなんて、何かの軍事基地とかだと、非常に私たちはまずいことをしているわけだが、なんでこんな洞窟の奥深くにあるのか、見当もつかない。  好奇心はとうに消え失せ、徐々に後悔と不安と恐怖が胸の奥を占めつつあった。そんな時、ジェイが立ち止まった。  「行き止まり?」  最後尾のダンが聞いた。ジェイは短く、いや、とだけ答え、目の前の壁、いや、長方形の扉だろうか、に設置された黒いパネルに、手をかざした。  扉が開くのと、視界が明るくなるのは同時だった。しばらく薄明りや闇の中で過ごしてきたせいか、目が痛い。なんとか視界を取り戻すと、通路と思しき、私たちが辿ってきた空間が明るく、ライトのようなもので照らされているのが見えた。扉の向こうは、少し落ち着いた明るさのようだ。ライラやジェイに続いて扉をくぐる。  そこは、一面緑��の森だった。
 唖然としていた私たちに、ジェイが呼びかけた。  「立体映像だ、本物の森じゃない」  各々が、凄まじい密度で生えている草木を触ろうとするが、すり抜けてしまう。どうやら本当に、偽物らしい。  「こんな植物見たことない。地球上でこんなの発見されてたっけ、それに日差しも」  「青い空だな」  上を見上げてジェイが言った。空と言えば、エアロプランクトンが漂っているため、地上からは緑色に見える、日差しもこんなに明るくはないはずだった。  「これが故郷の景色か」  そうジェイが呟く。  「その通りです、ここが本来の地球の景色です」  今までの穏やかな口調のまま、ダンが言い出した。  「マクファーレンさん?」  何を言い出すのか、と思い、私は振り向く。ライラも遅れて振り向いた。怯えているのか、その顔は強張っている。  「ようこそ、汎用生態系生産プラント、ネオファウナへ、私はこちらのオペレーションを行っているメインシステム、チャーリーと呼ばれています」  ダンは全員の方を向くと、恭しく礼をした。  「皆さんがご覧になっている映像は、本来の地球、東南アジアのカリマンタン島付近の熱帯雨林を再現したものです。本来の地球で最も多様性が保たれていた個所と言われています」  淡々と話すダンにはどこまでも表情が無かった。まるで愛想笑いを無理やり貼り付けたかのように、いや、人形や標本の魚のように、虚ろな笑みを浮かべたまま語り続けている。  「マクファーレンさん、どうしちゃったの?」  「私が現在操作しております個体は、身体の一部に改造を受け、なおかつ日ごろから電磁ネットワークに接続状態にありました。そこで、アバターを実体化させるよりも低電力で済むとみなし、デバイスとして使用するに至った次第です」  「俺をここに呼び寄せた理由はなんだ」  ジェイが、これまで聞いたことのない、敵意の籠った声で言った。赤い目が射止めるように、ダンを見つめている。しかしダンは答えなかった。  「ジェイをここに呼んだ理由は?」  今まで黙っていたライラが今度は言った。さっきまで怯えていたとは思えない、鋭い声だった。  「私は当該個体、あなたがジェイと呼ぶ個体を通して、ユーザーの設定した開始コードの発現タイミングを計算していました」  もはや私には何がなんだかわからなかった。洞窟の中の見知らぬ施設、見覚えのない緑、そして態度の一変した同好者たち。立っているのがやっとだった。  「一から説明してくれ、彼らがここに呼ばれた理由を」  ライラが続けた。ダンは薄笑いを浮かべ、苦虫を嚙み潰したような顔でジェイがそれをにらんでいる。  「始生暦時代に入って、人類の文明は大きく進歩し、大規模な星間文明を築くに当たりました。その過程で、本来の地球は大きく生態系を衰退させ、私が稼働を始めた段階では、乱開発防止のために所在不明とされていました。その代わり、多くの惑星が植民化され、人類は星間文明を自らの故郷とするに至りました。しかし、本来の故郷である地球への憧憬が無くなったわけではありません。数多の星々をテラフォーミングする過程で、人類はそのノウハウを蓄積させ、より高効率に、より速やかに他の惑星を地球化することを実現したのです」  「そして、故郷への憧憬は、私が制作されたネオファウナ計画に繋がりました。星間文明で用いられていた、地球由来の生物の遺伝情報を基に新たな労働力、知的生物を作り出す技術と、先に述べたテラフォーミング技術が結びつき、新たな地球を生み出すという計画へシフトしたのです」  「手順はまず、簡易な条件での地球化から始まります。条件に見合った惑星に、こちらのプラントで遺伝情報を改変し作製した大気性プランクトンなどを放ち、大気構成を地球により近いものとします。その後、水生プランクトンやごく微小な生物、水生生物、陸生植物、小型陸生動物といった順に作製し、放流します。生態系がそれぞれ安定してきた段階で次フェーズに移行し、最終的に大型動物を除いた不完全な生態系ができます」  「その後、大型動物をヒト型知的生物として作製し、惑星上に解き放ちます。初期はある程度の調整が必要ですが、徐々に文明化が進むと、自然と個体数も増えていくことでしょう。 ユーザーであるホモサピエンスに形態的に近いグループが作製されたのは、文化基準をかつてのユーザーの文明に合わせ、個体数増加を促すためです」 「ラエンのことだよ」  静かにライラが呟いた。  「私が開始コードを発現しようとしているのは、更にその次のフェーズです。当該個体を作製した私は、接続可能な別個体を使って、当該個体を外に出し、その脳を通して現在の惑星の状態を観察していました。もちろん、当該個体には脳神経の加速化措置と、私に情報を送るためのリソースも設置済みです。24年6か月を観察したことで、私は開始コードの発現を行うのに十分な時間が経過したと認識しました」  「それが、俺が作られた理由か」  相変わらずダン、否、チャーリーを睨んだまま、ジェイが吐き捨てた。  「開始コードの発現後はどうなる、先住種族と同じように、彼らを消去するのか」  「いいえ、開始コードの発現後は、現在作製している神経加速化の遮断、脳内の感覚抑制の解放、ボトルネック防止に用いられていた多系統繁殖用遺伝領域の切除、そして次代における原種形態への移行、これらを促すウィルス群を散布します。現在、その準備段階として、複数個体にこれらの措置が可能かどうかを試験しています」  「どういうこと?何が起きるの?」  何を言っているのか、門外漢の私にはわからない。だけれど何か恐ろしいことを言っている気がして、口走る。  「俺たち知的生物は知能を失い、動物に戻る。感覚も戻り、少子化対策に用いられかけてた遺伝領域はもぎとられ、子孫は四つ足の獣に、ってことだ。失踪事件は、その準備として、試験的にウィルスをばらまいたってことだ」  ダンは何も言わなかったが、ジェイが代わりに答えた。  「私に記録されている地球生命の情報は膨大ですが、基礎さえ完成すればあとは難しくありません。残りは生態系が安定するに従って、徐々に作製し定着させていく予定です。早ければ数十年で、この星は第2の地球となります。私やユーザーの願った地球の復活が遂に為されるのです」  ダンは両手を広げてまるで演説でもするかのように宣言した。私にはこれが夢の中の出来事のようでならなかった。  「当該個体と、そうですね、こちらの個体は私の本体にフィードバックすることにしましょう。現状のサンプルでは効率的なウィルスの散布が行えないので」  そう言うとダンの体は何も映っていない瞳で私の方を見た。ここが北極であることを思い出したかのような寒気が走る。先んじて捕まえられたジェイがもがいている。私も腕を強い力で引っ張られて、森の奥まで連れていかれそうになる。  「AIの癖によく喋るなお前は。中に誰かいるだろ、飛びっきりのイカれた奴が」  突然、腕が離れた。同時にジェイの咳き込む声がする。  見ると、大柄なクマを取り押さ��ているラエンの女性の姿があった。非現実的な光景に何が起こったのかわからなくなる。  「チャーリーだったか、以前遺跡を回って、似たような壊れた施設を見た時にあんたの名前を確認したよ。設置予定の生体プラント兼液体コンピュータの素体になるって時点でやばいと思ったが、こちとら先住種族を駆逐されんのも、せっかく根付いた知性を踏み台に懐古主義に走られるのもごめんでね、悪いが稼働停止してもらう」  出会った時の態度はどこへ行ったのか、荒々しい口調で告げると、周囲に火花が散った。  途端に、立体映像の森が消え失せ、通路と同じ無機質な灰色の部屋に変わる。  「案の定、システムはニューロン式を使ってたか。悪いけれど私はラエンじゃないし、体はあんたの言うホモサピエンスでも、宿っている意識は年季の入った量子の寄生虫なんだ。量子脳に関してはこっちの方が上手なんだよ。3億年かけて辿り着いた、被食者と捕食者が共にいられる楽園、そう簡単に潰されてたまるか」  「私の活動が停止すれば、今後エアロプランクトンが作製されることもなくなりますよ」  苦しげでもない、さっきと同じ淡々とした口調でダンの体が言う。  「エアロプランクトンも継代を重ねて、あんたの供給なしに殖えるようになってるんだよ。この世界は変わっていくさ。でもそれは地球と違う、大型動物相の代わりに知的生物が優占し、交雑を重ね、多様化と均質化を入り混じらせる世界としてだ。本来の地球生命が今も変化を続け、この星だって変化の最中にあるのに、時を戻して止めようとした時点で、あんたは詰んでたのさ。わかったらとっとと凍りな、あんたの望んだ永遠の停滞だ」  轟音が響き渡った。床が震える。部屋のライトが点滅して、消える。真っ暗になった部屋が振動を続ける。盛大に転倒した私は、解放され糸が切れたように崩れ落ちたダンと、同じく転げまわるジェイをなんとか抱きしめる。  「私はこいつのやらかした後始末に行ってくるから、またどこかでね」  覚えているのは、そこまでだった。
 台地で起こったことは、巨大な雪崩によってキャンプ地と、内部の空洞が崩壊した、というニュースで片付けられた。私は他の2人と共に病室に缶詰になり、あれこれと話し合った。ダンは荒っぽいが人懐こい性格で、私のことは全く知らないが、幼い頃に父親が連れてきて兄弟のように育ったらしいジェイのことはよく覚えていた。ジェイは遺跡巡りと、ダンがジェイを覚えていないことで気づいていたらしい。  キャンプ地で失踪したスタッフと、近隣の村から失踪した住民が保護されたのは、私たちが洞窟の入り口で倒れていたところを発見された翌日だった。ちょうど反対側の海岸で見つかったらしいが、不思議なことに皆が一様に「吹雪が酷くなったのでビバ��クした」という記憶しか覚えていなかった。1本��け、空の注射器が置いてあったそうだ。  ライラの行方は分からない。そもそも、地元の警官隊にはそんなメンバーどころかラエン自体がいなかったのだ。  「これからどうするんですか」  ダンは寝ている。病室の窓から空を見ているジェイが、どうしても気になった。  生きる目的を失ったのではないかと、思ったからだ。  「枷が外れた気分だ、清々しましたよ」  いつもと同じ、だけれど少し晴れやかな声色で彼が返した。  「なに、資料は集まってますから、最後の仕上げだけできなかったってことで」  彼らしくない、楽観的な言葉だった。彼も、吹っ切れたのかもしれない。  「あの場にいた誰もが、あの場所に関係している者だった、あなたを除いて」  「そうですね、傍観者として、大事たと思われたのかもしれません」  「チャーリーが言ってましたね、星間文明がどうとか」  「言ってましたね、多種族からなる星間文明とか、地球由来の遺伝情報で人類の伴侶を作り出すとか、あれ」  「そんなこと、言ってましたっけ」  記憶と知識の食い違いに、戸惑う。すらすらと出てきた言葉は、私の理解を大幅に超えていたはずだった。  「磁気映像で撮影した、あなたの脳のカルテを見せてもらいました。先天的な改変の痕跡が見つかったようです」  「私には、そんな自覚は」  「無いんでしょうね。誰かが、どこか遠くからあなたの脳を介して、この星を見ている」  私と同じですね、と彼は言った。彼が言っている間に、まるで目の奥の濁りが取れるみたいに、目の前は鮮やかになっていった。  目の前に広がるのは、白い空。  でもその向こうに広がるのは、プランクトンに覆われた碧色の空。  脳裏に浮かぶのは、あの時見た青い空。  「モッティさん」  白い空をバックに、白い毛並みの彼が振り向く。その顔には、見たことのない表情が浮かんでいる。  「この世界って、綺麗ですね
#SF
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iamactuallybeinghere · 2 months ago
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#00010:
今朝は、家族と一緒に高ボッチ高原へ。眠い身体を起こして、朝日を見に行った。
今日は、午前3時起床。昨日は23時ごろに寝て、5時間は眠れるか......と思いきや、就寝後1時間くらいして目が覚め、そこからずっと、あまりよく眠れなかった。もう眠れないならもういいや、と......3時になったら、えい!と、布団から出て支度。素早く支度を済ませ、30分後には父親の車に乗車。この時点では、(意外と、寝てなくても大丈夫かも...???)という感じだった。
いい感じで出発した...!かと思いきや、5分後、母親が懐中電灯を家に置いてきたことに気付いた。それに対して父親は、「なんでそんなに大事なものを忘れるかなぁ......」などとぶつぶつ。そこから数分間、少し言い合いが続く。ぶつくさモードの父親はしぶしぶハン��ルを回し、Uターン。「この往復だけでも時間が無駄になった」など、父親は相変わらずぶつぶつ言いつつ、懐中電灯を持ったことを確認。気を取り直して再出発した。(父親に対しては、いちいちピリピリしなくてもいいじゃん...と思うことが多々ある。父親は、一度目的に向かて進み始めたら、問題が起きたときに一旦引き返すとか、そういうことが大嫌い......というか、他人が問題を起こして作業が中断するのが嫌い、と言ったほうが正しい。自分の行いを棚に上げたり、自分の問題点をおちゃらけてあやふやにしたりした上で、父親自身以外の大体の人にはそういう態度をとる父親が、自分は嫌だ。たぶん、父親は家族の前でだけ、こういう態度が取れるんだろうなぁ......ということを考えると、だいぶ嫌悪感が...。)
⋆⋆⋆
最後は車で15分くらいのぼって、高ボッチ高原の駐車場に到着したのは4時半ごろ。まだあたりは暗くて、日の出までは時間に余裕がある感じだった(全然余裕あるし、時間が無駄になったとか、あんなピリピリする必要なかったじゃん...)。
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駐車場には、それなりの数の車が停めてあった。自分たちのように、朝日を見に来た人もいると思うけど......おそらく、ほとんどがキャンプをしに来た人たちだろうと思う。しばらく高ボッチ山の頂上まで行く道順を確認していたら、準備が整ったくらいのタイミングで辺りが明るくなり始めた。ということで行かねば...と、みんなで歩きだす。駐車場から頂上までは歩いて10分もかからないから、ものすごく楽ちんだ。
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道中からすでに薄っすら霧がかかっていた。それが頂上に着くと、霧や雲がたちこめていて......(自分たちだけここに浮いているのか?)とか、(もしかしてこの世には自分たちしか存在しないのか...?)的な感覚になった。自分は、霧の中にいると...妙に落ち着くし、わくわくする。このふたつは一見矛盾しているけども...そういうことは、生きている限り簡単に起こるものだ。そういえば、去年の夏休み、お墓参りの帰りに長門牧場に寄ったときも霧に遭遇したことを思い出した。あの日はあまり天気の良くない日で、雨雲とともに、あっと言う間のスピードで辺りが霧に包まれていた。車を運転する���だったら迷惑かもしれないけど、自分は(幻想的だな......)(なんか、無になれるな......)と、のんきな具合に一面の霧の世界に浸っていた。
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風に吹かれた雲が、みるみるうちに形を変えていって......色んな形の雲が見れたもんだから、写真を撮るのが楽しくなってしまったりもした。
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だんだんと霧が薄くなって、雲が流れていって......
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太陽が顔を出してきた!
それでもやっぱり......今日はちょっと雲が多い日で、太陽が昇ってきてもずっと、靄がかかっていた(雲海を望もうにも、ちと厳しい感じ)。
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もわ~ん。これはこれで、神秘的な眺め。
眠さも忘れて、頂上には1時間近く滞在していた。もう、これ以上雲は引かなそうだな...と判断すると、みんなで一旦車に戻った。
...ところが。あと数十メートルで車のある場所に着く...というタイミングで、手を滑らせて自分のiPhoneが砂利の上に落下。画面の保護フィルムに長めのヒビが入ったのと......極めつ��は、フィルムがギリギリかかっていない、右上の角のダメージ。そこだけ、液晶画面が映らなくなるという......😶‍🌫️
元々、今回の帰省中にスマホを買い替えるかiPhone16が出るまで待つか、親から聞かれてはいたんだけど......この件をきっかけに、一気に話が進展。明日、iPhone15を買いにいく運びとなった(ダメージが入ったのが買ったばかりのスマホだったら絶望だった😫)。
そんなこんなで車に戻ると、おにぎりでこの日最初の食事(景色に見とれて空腹なこともすっかり忘れていた...)。すると...急激に眠気が......。
それでも、だんだん雲が晴れてきてるのでは...?もう少し粘れば山の下の景色も見えるのでは......???と、もうひと踏ん張り、もう一度頂上へ。超激烈に今日の活動を始めた大量の羽アリに絡まれつつ、またもや1時間程度の滞在。最後の方にはようやく、諏訪湖が見えるくらいには青空が顔を出してきた。
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植物に朝露がキラキラ反射してきれいだったな......。
⋆⋆⋆
と......そんな感じで、9時ごろ帰宅。まだ朝なのに、一日たっぷり過ごしたような心地。水分を摂ったり、こうしてブログをカタカタ書いたりしてたら......あっという間に11時になってしまった。睡眠時間短めで早起きした分、みんな疲れて寝てるよ......😴
ということで、自分もこれから寝ます。外から漏れる太陽の光に、もう溶けそう...おやすみなさい......😪
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[2024_09_07]
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snkrbonbon · 5 months ago
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Humans of HOKA – アップサイクルな創作スタイル
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• 自己紹介をしてください。
ニコール・マクラフリンです。コロラドを拠点としてアップサイクルを探求しているデザイナーです。
•ニコールのユニークな創作スタイルはどの様にして生まれたのでしょうか。
育った環境が私を育んだのだと思っています。私の父は便利屋兼大工で、母はインテリアデザイナーです。両親から、手を使って物を作ることと複数の着眼点を持ち問題を解決する想像力を教えられました。これらが私のデザインについての考え方を形成するのに非常に役に立ったのだと思います。
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•プロフェッショナルとしてのデザインのキャリアをどの様に築いてきましたか。
ファッション業界では、シューズとアパレルのグラフィックデザイナーとして、経験を積みました。続くスポーツウェア業界では、自らのグラフィックを採用していたアイテムにインスピレーションを受け、洋裁やシューズの製造方法を学びました。 私のアップサイクルな創作スタイルは当時のオフィスの古いサンプル、リサイクルショップの端切れ、自分のクローゼットの中の古着をリメイクすることから始まりました。
• インスピレーションをどの様に持続させていますか?
インスピレーションを維持するためには、ただ単に創作活動を続けるのではなく、根本に立ち返り考えを彷徨わせます。そうすることによって新たなひらめきと最高のアイデアが生まれてくるのです。
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• あなたのアクティブなライフスタイルと、日々身体を動かすことが、制作活動時に直面する問題解決にどうつながっているか、もう��し教えてください。
アクティブでいることは、常に私のクリエイティビティとメンタルの鍵です。ロッククライミングとトレイルランニングが大好きです。そういったスポーツに取り組むことは、多くの壁を乗り越えるのに役立ってきました。どちらもある意味、制作活動に似ていると思います。問題解決や次の一手を考え��だけでなく、手放しで私が行きたいところに連れて行ってくれる、という感覚があります。
•  Hike Clerbとの関係は?
Hike Clerbは非営利で活動する女性のアウトドアクラブで、全米のトレイル、公園、キャンプ場がもっと多様性に満ちた空間になることを目指しています。創設者のエブリン・エスコバルとは数年前にインスタグラムで知り合い、今年の初めに彼女が私のワークショップに参加してくれたときに会いました。Hike Clerbの使命をサポートする機会をいただき、とても感謝しています。
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•あなたのキャリアで一番好きなことは何ですか?
HOKAのような憧れのブランドと仕事ができること! ❤
• あなたにとって成功とはどのようなものですか?
私にとっての成功は、プロジェクトを創り上げている、その「プロセス」の最中にあることがほとんどで、最終的な作品が「出来上がった」ときに訪れることはあまりありません。制作の過程で身に着ける新しいスキルは、私がさらに良いデザイナーになるのを助けてくれ、さらに将来の作品にインスピレーションを与えたり、方向性を定めたりしてくれます。何かしら学んだことがあれば、プロジェクトは成功だと思っています。
• デザイナーとしてのキャリアを目指す人にアドバイスをお願いします。
私からのアドバイスは、自分のアイデアはすべて形にしてみよう、ということです。多くの人は、自分のアイデアを追求するためには、全ての道具や材料が揃うのを待とうとします。でも、ホットグルーガンとホッチキスを手にすれば、アイデアを脳から取り出して現実のものにできると思っています。完璧である必要はないのです!
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•Mafate THREE2以外では、HOKAでよく履いているシューズは何ですか?
お気に入りのHOKAのシューズは、Hopara、Ora Recovery Slide、Speedgoat 5です!
• 5年後の自分はどうなっていると思いますか?
もっと様々な人に教えていると思います。私は教育やワークショップを主催することが大好きです。サステイナビリティやアップサイクルに人々を巻き込むことは、私の仕事の最も充実した部分であり、それをさらに追求したいと思っています。
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tokoyonomori · 6 months ago
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BoB(BugOutBag=非常持出袋)の制作
今年は正月から大地震が頻発し国際情勢も非常にまずい方向に突き進んでいるようなので、3日間(72h)生存するためのBoBを作ることにした。 ★続編(バッグの交換)はこちら★
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完成後の外見。重量は実に16.4kgもあるが、これでも最低限の装備。水を4Lも携行すると20kgになるので、できるだけ浄水剤や浄水器を活用したい。
■参考文献
Creek Stewart著『Build the Perfect Bug Out Bag: Your 72-Hour Disaster Survival Kit』
■IFAK(個人用医療キット)
これは既に車載しているものの亜種で、調達の都合上少し中身に相違がある。マルチビタミンサプリは栄養の偏りによる体調不良を予防するために必須である。
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<内容物> [道具] ・ピンセット ・毛抜き・爪切り・鼻毛ハサミなどのセット ・包帯鋏 ・ポイズンリムーバー ・ペンライト ・ペン鋏 ・Bic J25 氷点下対応ライター(-11℃可のイソブタン仕様) ・耳栓 [外用資材] ・大判ガーゼ ・非防水ワンタッチパッド ・防水ワンタッチパッド ・ハイドロコロイド絆創膏シート ・絆創膏 ・綿棒 ・添木ロール ・ゴムチューブ1m ・伸縮包帯 ・サージカルテープ ・紙石鹸 ・ハイドロコロイド絆創膏(後日追加) ・透明フィルム絆創膏(後日追加) ・ヘモスタパッド(止血パッド・後日追加) [外用薬] ・消毒剤(マキロン/アルコールジェル/イソジン) ・リバガーゼ(殺菌剤含浸ガーゼ) ・アルコール綿 ・ステロイド軟膏(ベトネベートN) ・抗生物質軟膏(ドルマイシン) ・傷薬(パイロール) ・アレルギー用目薬 ・リップスティック ・虫刺され薬 [内用薬] ・消火器疾患剤(正露丸) ・抗ヒスタミン剤(レスタミン) ・即効性下痢止め ・解熱鎮痛剤(バファリン) ・マルチビタミンサプリ(後日追加)
■シュラフ
本州と異なり北海道では冬季の凍死対策が非常に重要になるので、重たいが-15度対応のものを調達した。
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数万円出せばもっと小さいものが手に入るのかもしれないが、非常用にそこまでコストをかけられないので4桁円のものを選択。BoBの容量の大半をこいつが占めている… 5/10追記: シュラフ購入時についていた写真の袋を締めすぎてバックルが砕けたので、別用途のために買ってた30L容量のコンプレッションバッグに移し替え、さらに円周方向のベルトも追加してギッチギチに締め上げたらもうちょっと小さくなった。
■衣類パック(オールシーズン用)
冬季の防寒服や夏季の半袖衣類・蚊取り線香などは別のシーズンパックにするものとして、BoBにはどの季節でも使うものを入れておく。
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<圧縮袋A> ・下着上下一式(速乾性で拓也さんめいたメッシュのもの) ・野外用靴下一式 <圧縮袋B> ・速乾性長袖シャツ ・速乾性長ズボン(リップストップ生地のもの) ・中量フリースのアッパー(後日追加) <追加ポーチ> ・ブーニーハット ・シュマグ(アフガンストール) ・タオル ・皮手袋
■サニタリーパック
トイレ・洗面などのいわゆる衛生用品を入れる。
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<内容物> ・トイレットペーパー1巻 ・緊急簡易トイレ2つ ・シャンプーシート ・歯磨きセット ・タオル錠3つ ・小型石鹸(未撮影、ホテルにある15gぐらいのもの)
■ツールキット
できるだけ防水缶に入れるが、濡れてもよいものやすぐ取り出すものは外ポーチに入れる。防水缶はプラスチック製ケースよりアルミ製弁当箱の方が軽くてコンパクトで安価なのでおすすめ。 最後に念には念を入れて防水缶の蓋と本体の継ぎ目を自己融着テープで巻いて封印しよう。(防水とホールドアップ対策)
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<缶の内容物> ・ナイフ(オピネルNo.6、刃渡73mm)  ※通常のナイフは刃渡り60mm、折り畳みナイフは刃渡り80mmを超過しなければ合法(参考)  非常時には検問だけでなく人間との接触を避けるのが大前提!  どうしても不安ならNo.5(刃渡60mm)を持っていけばよい ・マルチツール(重たいのでダイソーの300円品でいい) ・小型ラチェットレンチ(SK11 SRD-210) ・火起こし棒 ・エスビット(もどき) ・小型ケミカルライトx3 ・ワイヤーソー ・結束タイ10本 ・マッチ(12本ぐらい)+バーズアイマッチ(6本) ・瞬間接着剤x2 ・汎用接着剤G17 ・廃カードに巻いたダクトテープ3m(未撮影) <外ポーチ> ・パラコード15m ・アルコールウェットティッシュ ・コンパス ・加圧式ボールペン ・油性ペン ・鉛筆 ・裁縫セット ・ビニール袋ディスペンサー ・大型ケミカルライト(12h) ・大型ケミカルライト(24h)
■飲食・電気関係
飲食関係はメスティンに格納し、電気関係は外ポーチに入れる。
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<飲食関係> ・1.5合メスティン ・ソウヤー製簡易浄水器セット ・ヨウ素浄水錠剤 ・カトラリー(スプーン&フォーク) ・シェラカップ(後日追加) ・スティックタイプのコーヒー(後日追加) <電気関係> ・モバイルバッテリー(10000mAh) ・複合ラジオ(充電・乾電池・ソーラー・手回し動力でライト付き) ・ヘッドライト ・予備電池(単3・単4) <その他: 外装> ・ハチミツ(行動食を兼ねる。メスティンに入らなかった) ・氷砂糖(行動食を兼ねる。すぐつまめるように。未撮影)
■野営装備
単独で野営できるような設備とする。参考文献によるとテントの重量は人数x2ポンド(908g)をリミットにすべきだというが、900g以下のテントなんてないのでここでは1kgのものを選定した。
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<外装> ・ビビーサック(サナギ型テント。このタイプ) ・スリーピングマット(汎用性を考えロール式) ・1クォート(約946ml)ボトル(冒頭写真。この商品) ・オリンパス8x21RC II WP 小型防水双眼鏡(後日追加) <外ポーチ> ・小型タープ(3x3m以下) ・ガスコンロ(CB缶タイプ) ・ガスボンベ(一般的なコンロ用のCB缶) ・小型スコップ ・N95防塵マスク ・防塵サングラス ・防刃手袋 ・防水雨具上下(未撮影、放水を浴びても大丈夫な強力防水品)
■食料
Amazonベーシックのアルファ米パック10色セット。こいつは車にも搭載している。72時間(3日間)逃げ回ることを考えたら1日3食は食わないとやっていけないので、しっかり9食以上は携行するように。 なお撮影を忘れてしまったので写真なし。 水は1日2Lとして3日分を携行すると6kg超となり非現実的なので、1L以内を携行し他は浄水器で調達するものとしたい。
★軽量化について
冬山登山では20kg前後になるというから、16kgでもかなり軽量化したほうだとは思うがやはりちょっと重たい。そこでより高級なギアに換装してどれだけ軽量化できるか検証はしてたものの、内容物を2.94kg軽量化させるために9万円も払いたくないしバックパックの容量を保ったまま1-2kg軽量化するために5万円出すのも容認できないというわけで、リーズナブルな価格で揃えたらやっぱりこれぐらいが限界という結果に。 それにあんまし高級品にしてしまうんならソロキャン用具にしたいじゃん?
5/10追記: 後でフリースなどを詰めたらファスナーが内圧で外れたので、改めて内部フレーム式70Lのバッグを買いなおすことにした。届いたら詰めなおして続報記事にする予定。こちらの45Lバッグはキャンプ用にしようかな?
ほかにいろいろ思いついたら加筆予定。
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helloharuo-diary-2023 · 7 months ago
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授業スタート
Wednesday 30 April 2014
真観はいつもの様に4時半に起きた。ゆっくり身支度朝食を済ませ6時に茶畑庵を出発し裾野のバス停まで移動し東京駅行きのバスに乗った。バスは10分遅れで東京駅に到着しJRで市ヶ谷駅まで移動した。撮影のキャリーバッグ、手提げ鞄、キャンプに使う大型のバッグと共に。そして雨が降っていた。
今日は、学校2日目の授業があった。昨夜学校から連絡があり先週のプレゼンの結果、真観の授業を選んだ生徒は20人に確定した様だ。真観久びさの大人数のクラスになる。プレゼンは大成功し真観と同じ授業をする講師4人(真観含む)のクラスの内1番多い生徒数になった。生徒20人ともなると授業の進め方に新しいアイディアを生み出さなければならないと真観は意気込んだ。
今日の授業は真観が作成した前期のシラバスに沿って進めて行った。先ずは教室の環境作りを予定通り実行した。昨年は、7人の生徒数だったので12畳分の広さがあるレジャーシート1枚で済んだ。それは十分なスペースが1人1人にあった。しかし今期20人ともなるともう1枚必要と思い真観は、茶畑庵からレジャーシート(お花見やキャンプに使う安いペラペラのブルーのレジャーシート)持参して来た。そして2枚のレジャーシートを教室に広げたみた。それは約24畳分の広さになった。
禅僧の生活は起きて半畳寝て1畳という。
1人の生徒にはそのスペースは確保出来る。要は限られた空間をどう使うか知恵を絞ればいいのだ。真観はそう考えるとワクワクした気持ちになった。次に昨年同様学校からパソコンとプリンター1台ずつ用意してもらった。20人に1台のパソコンは心細いが良しとする。これもどう活かすかは使いようだ。インターネットの回線は問題がなかった。
次にやはりシラバスの予定通り書き初めをした。真観は2セットの習字道具を用意していた。この書き初めの目的は生徒の名前を知ることを第一とし、生徒には好きな言葉、思いつく言葉と自分の名前を書いてもらった。生徒たちの反応に多少の困惑も見受けられた。(写真とは直接関係ないからだと思う)では何故こんなことをするのか?習字はよほどの修得者でない限り大抵は下手な字(自己評価として)になってしまう。その下手な字と向き合い自身を認めるところに意味がある。上手な字を書きたいと思えば練習/技術を学び今までと違った何かを改善しなければならない。それは卒業制作に心得にも通じるのだ。習字はその人の個性も表現出来るのも利があると真観は思って行った。
生徒たちの習字は���想通り十人十色で下手で上手かった。それでも改めて思い気づかされる立派な言葉もあれば意味不明な言葉を書いた習字も披露された。どちらにしても習字は個性が表現出来て楽しい。真観の習字は「心」と書き、自分の名前は「はるおちゃん」と書いた。その習字は下手だったが。。。(このアイディアは今期から)
次に真観は毎年恒例の松谷ゼミアンケートを実施した。内容はA4用紙2枚分。何故松谷ゼミを選んだのか?から始まり、使っている愛機は?好きな写真家は?夢は?影響を受けた人は?卒業制作のテーマは決まっているか?・・・等々。真観は次の授業までにこのアンケートを纏めて生徒たちに伝える考えでいる。
ここまでが一通り真観が予定していた授業進行で時間はあっという間に過ぎた。そして習字を手に記念撮影をした。真観は、1年間の授業風景を記録し卒業時に制作するZINEの素材にしようと思っている。最後に真観がしたかったことはおさらいだった。授業の最初に教室にあった椅子を1箇所に片付け、掃除をし、フロアに敷いたレジャーシートを折りたたむ一連の所要時間の確認だった。だからその一連の作業をみんなでおさらいしてみた。生徒20人もいれば短時間で済む容易いことだと判断出来た。そして授業は終った。
授業の後、真観は図書室に寄った。図書室には今までの真観の授業で制作したZINEが展示してあり真観自身のZINE「ZenZine/禅人」もある。図書室のS さんとは新学期に入り初めてお会いした。そして真観が新しく考えたアイディアを伝え協力してもらえることになった。S さんは常に真観の話を聞いてくれる。
学校の後はオフィスへ。Uさんに授業の報告。それから間もなく写真家のSさんが来る。久しぶりに会った。Sさんは、6月にアメリカのサンタフェで開催されるブックフェアーに参加する。その相談にUさんを尋ねに来たのだ。その後、O村さんとNさんも登場。オフィスは賑やかになった。
最終的には、Uさん、Nさん、真観の3人になり食事に出掛けた。今夜は焼き鳥屋に行く。Nさんは真観の一つ上の歳で音楽の趣味も合う。真観の話を面白がって聞いてくれたので真観調子に乗っていっぱいNさんに自身のこと、写真のこと、音楽のこと、実家のことを話した。焼き鳥屋の後は、いつもの様にカフェでお茶。そして2人と別れ真観は1人オフィスに戻る。汗をかいていたが酒の酔いと疲れとで早々に寝る。
今学期はプレゼンを更に強化する考えでいる真観。だがプレゼンをする際に適当な台が必要と判断。パソコン用にも台があれば画面が見やすい。真観は、学校に適当な台がないかリクエストしておいたが、そう言えば以前オフィスの整理をした時に余ったスタジオで使う箱馬を持っていた。それを利用しようと閃いた。箱馬はもう一つオフィスに残っている。Uさんに頼んで頂こう。その2つの箱馬があればなんとかなりそうだ。
生徒は20人とのことだったが蓋を開けると第2希望で来た生徒が2人増えた。この2人は第一希望のクラスに入るための作文を忘れて担当の講師からリジェクトされてしまった。作文を忘れた理由は聞かなかったが真観は改めてその第1希望の講師の方に考えて直してもらえる様に職員の先生に伝えた。
<覚え書き> "本ちゃん"のレジャーシートの購入。 座布団7枚購入。(計20枚になる。生徒数が22人になったら更に2枚追加) 箱馬2個用意。 これらに伴う収納バッグの用意。 松谷ゼミアンケートの集計。 プレゼンの手引きの用意。
以上也。
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naritamarchaiswebsite · 7 months ago
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自分で選んだ場所~『ぶんぶん』ご報告~
昨日開催した『ブレストぶんぶんクラブ』も、終わった時にみんなでしみじみと「いい時間だったねえ」と言葉を交わし合うほど、深く温かく充実した時間でした。
スタッフが作ってきてくれたおやつの「豆乳プリン」。どんどん腕を上げ「これまでで最高!」のトロトロ具合。
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まるでお店から買ってきたみたいでしょう?カラメルもほろ苦さ加減が絶品!
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参加者が集まるまで、まずは「おやつタイム」でした。あんまり美味しいので、みんな夢中になって黙々と食べていました。
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今回は小学生も参加してくれて(ずっと参加したかったんですって)とっても嬉しい!テーマは新年度が始まったということで「始めて良かったな、続けてきて良かったなと思うこと」になりました。
「ジョギング」と答えた若者は、もともと運動が苦手だったけれど、講習会に参加した時に「ジョギングは競争ではない」という言葉を聞いて「それなら自分に合うかもしれない」と思ったとか。そして実際にやってみたら、「競争」が苦手だっただけで、体を動かすことが嫌いなわけではなかったこと、体を動かすとすっきりすることがわかったそうです。
その他に「10代の頃からもう60年ほど続けているギター」「小学校での読み聞かせ」そして「結婚生活」などの答えもありました。「結婚生活」と答えた人に「旦那さんとの想い出は?」という質問が出て、「テントで寝泊まりしながらツーリングした北海道への新婚旅行」という素敵なお話が・・・そして最近、その想い出の北海道に旦那さんとキャンプしながらツーリングしてきたそうです。いいですねえ!
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私が印象に残ったのは「新しい挑戦ということはあまりしないできた。高校も大学もここ富谷から近いところを選び、職場も富谷。でもそれは敢えてそうしてきた、ということ。ここに留まることで、富谷のことを深く広く知ることができる。ほとんどの人が宮城を離れていくけれど、自分がここに残ることで友達にも帰る場所となれる。そのことを誇りに思っている」と話していた若者の言葉。なんと潔くかっこいい言葉でしょう!
この春にやはり東京へと旅立った友人には「俺が富谷を守っているから、安心してそっちで頑張ってきて」というメッセージを贈った、という話を聞いて胸がいっぱいになりました。
どんな選択でもかまわない。それは自分が自分の意志で選び取ったものだ、と若者たちには堂々と生きて欲しいと心から思いました。そのためにも、まずは私たち大人が「これは自分の責任で選んだこと」という生き方をしたいと強く思いました。
深い時間だったということが伝わったでしょうか?そうかといえば、小学生の合いの手(愛の手?)が絶妙で、そのたびにみんな笑ってしまう、ほがらかで楽しい時間でもありました。
こんなクラブはなかなかありません。ぜひぜひ、ご興味のある方(いろんな話がしたい方、相談したいことがある方、などなど)お待ちしています!
5月は2日(木)、16日(木)開催予定です。お楽しみに!
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shintani24 · 7 months ago
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2024年4月6日
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時速6キロ以上で歩道は走れない 時速20㎞以上は原付バイクと同じで免許が必要 利用者急増の電動キックボード あなたはルールを知っていますか?(RCCニュース)2024年4月6日
利用者が急増している電動キックボード。街で見かける機会も増えてきましたが、交通違反や事故も増えてきています。あらためて交通ルールなどを調べました。
広島市の中心部でも見かける機会も増えてきた電動キックボード。シェアリングサービス「LUUP」が広島市で事業を開始して8ヶ月。貸し出し・返却する場所はおよそ120箇所にも上ります。
利用者の男性 「バランスがちょっとだけ取りにくいけど、あと車道を走らないといけないというルールがあると思うので、そのあたりは自転車のほうがいいけど、新感覚で楽しめるかなと思っています」
利用者の女性 「最初はちょっと怖かったんですけど、そんな車くらいの速いスピードは出ない乗り物なので、慣れたら操作もしやすかったです」
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「LUUP」の利用に必要なアプリのダウンロード数は100万を超えています。記者も初めて体験してみました。
隈元大樹 記者 「加速が結構スムーズですね。地面に段差があるとなかなか怖いですが、バランスも保てる感じで進んでいきます。操作も簡単で、ちょっとした移動にはすごく便利だと思いました」
初心者でも簡単に楽しめる電動キックボード。一部の機種では運転免許が必要ですが、「LUUP」などは16歳以上であれば、免許を持たなくても乗ることができます。その手軽さから、仕事や観光など幅広く利用されています。
しかし、利用者の急増に伴い、事故や交通違反も全国的に増えてきています。去年12月、長野県では電動キックボードに乗った女性が、信号を無視して交差点に進入。バスにはねられて死亡する事故が起こりました。
今年2月には、愛知県で電動キックボードに乗った男性が、歩行者をはねたうえ逃走する事故も起こり、歩行者の男性は大けがをしました。広島市中心部の本通り商店街でも、スマホを操作しながら電動キックボードを運転する人の姿も見られました。
県警は対策室を発足 交通ルールを周知し取り締まり活動を強化
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広島県警 大木晋 交通部長 「”自転車小型モビリティ対策室”を発足させました。新たな小型モビリティに対する対策というのが、喫緊の課題となっているというところでございます」
広島県警では、利用者が増えてきている電動キックボードなどに対応するため、「自転車小型モビリティ対策室」を新たに発足させました。
自転車小型モビリティ対策室 宮庄律和 室長 「正しく乗っていただくために、交通ルールの周知と、街頭での指導取締り活動を強化していくと言う目的で設置したものでございます」
広島県内では、去年7月1日から先月末までで、電動キックボードの交通違反は6件。そのうち1件は、禁止されている2人乗りで走行したものです。残りの5件は、車道を走る必要があるのに歩道を走行した、通行区分違反です。
「LUUP」などの電動キックボードは、最高速度が6kmに制限されるモードと、それ以上の速度が出せる2つのモードに切り替えが出来ます。6km以上にスピードが出る状態で歩道を走ると、通行区分違反になります。
宮庄 室長 「まずは交通ルールをしっかりと、まだ理解されていない県民の方も沢山おられると思いますので、広報啓発をしていきたいと思っております。」
少し遠い場所へも楽に移動ができる電動キックボード。利用者ひとりひとりが、ルールを守って安全に使用することが求められます。
電動キックボードのルールをおさらい
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■年齢について 16歳未満の人はいかなる種類の電動キックボードも乗ることが出来ません。損保ジャパンが全国のおよそ1000人に実施した調査では、約半数の人が、16歳未満は運転できないことを知らなかったそうです。
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■免許の有無 「LUUP」などは、免許が無くても乗ることが出来ますが、実は、市販されている電動キックボードの中には運転免許が必要なものも存在しています。
最高速度が20km以下であることや、車体の長さが190cm以下かつ、幅が60cm以下など、決められた要件を満たさない電動キックボードは、原付バイクと同様に運転免許が必要となります。
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■歩道か車道か どこを走るべきかですが、原則としては車道です。ただし時速6キロ以下のスピードリミッターがついている車両では、リミッターを作動させることで歩道での走行が可能になります。このリミッターですが、緑色に光るランプ(最高速度表示灯)が点滅していれば、作動していると判断することができます。
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■飲酒運転 当然ですが、飲酒運転は絶対にいけません。自動車と同様、電動キックボードや自転車も道路交通法違反で摘発の対象となります。
「LUUP」でも電動キックボードの交通ルールの周知に向けて、利用者へ講習会を実施するなどしているということです。
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自宅が爆撃され、家族を失った少女。もうひとり生き残った親族の男性と並んで座り込み、言葉を失っていた=2024年3月26日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファ、ムハンマド・マンスール撮影
吹き飛ばされた子どもたちはハマスなのか 絶望の街ガザからの報告(朝日新聞 テーマ特集:イスラエル・パレスチナ問題)2024年4月6日
イスラム組織ハマスの奇襲に端を発したイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの報復攻撃が始まり、7日で半年となる。ガザでは3万3千人以上が犠牲になってもなお戦闘に終わりが見えない。避難民ら150万人が身を寄せる最南部ラファの状況を、ムハンマド・マンスール朝日新聞通信員(28)が報告する。
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【動画】ガザ南部の避難民キャンプ 軍事衝突から半年=ムハンマド・マンスール撮影
人々の心まで変えられてしまった
イスラエル軍の攻撃が始まってからのこの半年で、ガザは大きく変わった。あまりにも多くの罪のない人々が殺された。街は、空爆や砲撃で跡形もないほど破壊し尽くされた。そして生き残った人々の心まで、変えられてしまったと感じる。
「イスラエル軍は、早く殺しに来てくれないだろうか」「長い時間をかけて、恐怖を与えられ、死んでいくことにもう耐えられない」
1週間ほど前からだろうか。ガザ全域からの避難民が身を寄せる最南部ラファでは最近、そんな声が目立ち始めた。これまでになかったことだ。
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イスラエル軍の攻撃から避難した人たちが殺到し、約150万人が集まるパレスチナ自治区ガザ南部ラファの市街地=2024年3月27日、ムハンマド・マンスール撮影
2週間ほど前、ラファの東の方で爆撃音がして、私は現場に向かった。飛び散ったミサイルの破片、がれきにこびりついた大量の血痕……。もう、嫌と言うほど見てきた光景があった。巻き込まれた小さな女の子が病院に運ばれた。追いかけていくと、まもなくその子が亡くなったと聞かされた。
「自分の家が爆撃され、自分の子どもが爆撃されると思わなかった」。父親のムハンマド・アルアサムナさん(35)は、何度も繰り返した。
もちろん、ガザで安全な場所など、とうの昔からない。アルアサムナさんもそれは分かっているはずだ。だが、爆撃されるとは思わなかったのだ。
アルアサムナさんは、ラファで人気の飲食店を経営していた。死亡したイリーンさん(6)は、心優しく、勉強が得意で、誰からも愛される女の子だった。爆撃される理由はどこにもなかった。まさか、とはそういうことだ。
アルアサムナさんは言う。
「これまで不安と緊張、疲労の中で生きてきた。飢えに苦しみ、たくさんの死を目の当たりにし、今日、わが子を失った。これ以上、イスラエルは何を望むんだ?」
これのどこが「自衛」なのだろう
1週間ほど前の夜には、ラファ北部の民家が爆撃され、一家10人と、その家に身を寄せていた避難民らが殺された。近くの電線には、爆風で吹き飛ばされた子どもたちの遺体がぶらさがっていた。
8歳ほどに見える女の子が、爆撃を免れた父親と並んで座っていた。話を聞こうとしても、二人の口から言葉は何も出てこなかった。父親が大粒の涙を流しながら、破壊された家を力なく指さす。
言葉はなくても、気持ちは分かる。吹き飛ばされた子どもたちは「ハマス」なのか。その父親の年老いた両親は、イスラエルの人々に何かしたのか。米国はイスラエルには自衛権があると言うが、これのどこが「自衛」なのだろうか。
女の子が無言でかがみ込んでいると、その頭の上に父親が、なだめるように手を置いた。女の子は父親を見上げた。その目は涙でいっぱいだったが、「パパ、泣かないで」と語りかけているように見えた。
この半年間で希望は失われた
罪のない子どもが爆撃で殺されるのも、思い出の詰まった家が突然破壊されるのも、ガザではこの戦争前から「日常」だった。
だから、人々は明るかった。絶望していては生きていけないから、時に憤り、泣き叫び、それでも「また頑張ろう」「何とか生きていこう」と声を掛け合ってきた。
だが、今回は規模がちがう。この半年間で、人々は希望を持って生きていけなくなった。
私も、その一人だ。
侵攻が始まる2カ月前に結婚したばかりだった。経済状況は厳しかったが、何とか幸せな暮らしを築いていきたいと思っていた。
しかし、新しい家も、買いそろえた家具も、爆撃で粉々にされた。祖母は、粉じんを長期間吸い込んだことで肺を病み、避難生活の中で命を落とした。5日には、移り住んでいた家の近くが爆撃され、私たちはテントに避難した。
あまりにも早い速度で友人や親戚が命を落とし、悲しむことさえ難しくなった。
食料や水、燃料など、命をつなぐものすべてが足りず、それらを探し求めて歩き回り、長い行列に並ぶことが一日のほとんどを占めている。
時間の感覚がまひしていき、記者の仕事をしていなければ、もう6カ月経つのだということは分からなかったと思う。
この残酷な戦争が終わってほしい――。自分を捨てず、希望を捨てず、そう祈り続けることは、もう難しい。(ガザ南部ラファ=ムハンマド・マンスール、構成・高久潤)
コメントプラス
高久潤(朝日新聞エルサレム支局長=文化、消費)【視点】 エルサレムを拠点に、イスラエルとパレスチナを取材しています。
ガザについては、外部からガザの中に記者は入ることができないため、この記事を一緒に書いたマンスール通信員ら現地の記者たちが担っています。私たちは携帯電話がつながる限り、必ず毎日その日起きたこと、ガザの市民の間でどんなことが話題になっているのか、そして記者よりも先にガザの市民である彼らが今何を考えているのかについて���おしゃべり」をしています。そこから取材を広げていくのです。
戦闘が始まって、まだほどないとき。「こんなことは経験したことがない」「こんなことは見たことない」「こんなこと聞いたことないという表現について、よく話題になりました。
ガザへの空爆の規模、回数、そして死者数・・・・・・。あらゆる意味で、今回の戦闘でのガザの惨状は「未曽有」というしか言いようがありません。私もこれまで書いてきた記事でそうした地元の人の声をたくさん書いてきました。実際にみな口をそろえて言うからです。
ただ、いくらなんでも「こんなこと起きたことがない」が続きすぎじゃないか? 私はガザに比べればよっぽど安全なエルサレムにいることもあり、口がさけても私からいうことはありませんが、ふとマンスール通信員がそんなことを漏らしました。
「私の表現はおおげさだろうか」と。
もちろんそんなことはありません。確かに日々数十人から百人近くがイスラエル軍の攻撃で死んでいくので、報じていると悪い意味で「慣れてしまっている」と思うこともあります。ただ、やはり現地の様子を伝える映像や写真、そしてマンスール通信員の話を聞いていると、それが「大げさ」とは思わない。だから「そんなことないよ」と伝えます。
ですが、戦闘が始まって3カ月たったころ。彼が「やはりおおげさなんだろうか」と言ってきました。だからそんなことないけど、なぜそんなことを聞くのかと尋ねたらこう言われました。
「いや、こんなにひどいことがおきているのに、どうしてイスラエルの攻撃をとまらないのか。いや国際社会はとめようとしないのだろう。私たちの表現や声のあげかたがおかしいのだろうか」
私は絶句してしまいました。もちろんそんなことはありません。止まらない、止められない理由の責任を最も感じる必要がない人たちにそのように感じさせてしまう私も含めた国際社会、そしてイスラエルとは何なのか。
本日の朝刊2面に引用しましたが、イスラエルのユダヤ人たちは、ガザでの戦闘の継続を決めるファクターとして、ガザの市民の苦しみをまったく考える必要はない、またはそんなに考える必要がない、と答える人が8割にのぼります。どうしてイスラエルのユダヤ人たちがこのように考えるのか。これについては、本日から始まる連載「イスラエル軍の実像」で書いていく予定です。
ただ、理由がなんであれ、半年以上もこのような戦闘が続いてしまっていることをまったく恥じる必要がないのは、ガザの人たちだけだと私は思います。
程度の違いはもちろん人や国や立場で違うと思いますが、少なからずは恥じないといけない私を含めた人たちはまずはガザで何が起き、どうしてこんなことになっているかを知らなければならない。残念ながらこの戦闘の行く末は見通せません。どうして見通せないのか。どうしてそんなことになってしまっているのか。そういうことがわかるような記事をしつこく、書いていきます。
マンスール通信員は日本に来たことがありませんが、日本がとても好きです。いつも「いつか自分たちも日本のようになれるだろうか」と言います(この地域では日本は戦後復興をへて先進国になった『すごい国』と言われることが多いのです)。
でも。もはやこの言葉を私は素直に受け取ることはできません。やはりこの言葉にふさわしくない恥ずかしい存在だと日本や自分のことを感じてしまうのです。半年たって、そう強く感じています。
「FREE GAZA」ガザ侵攻から半年 市民グループが原爆ドーム前で抗議のアートイベント(RCCニュース 4月8日)2024年4月6日に追記
イスラエルによるガザ侵攻について、市民グループが7日、原爆ドーム前(広島市)で抗議するアートイベントを行いました。
「私たちは、パレスチナの人々が解放を求め続けるために、この大量虐殺を終わらせるために行動しています」
抗議活動を行ったのは、「広島パレスチナともしび連帯共同体」です。このグループは、パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって間もない去年10月から毎日、原爆ドーム前で停戦を訴えています。
「FREE」「GAZA」と書かれた2枚の横断幕に呼びかけに応じて、集まった市民や観光客などがメッセージを書き込みました
広島市立大学 田浪 亜央江 准教授 「今、どんなことが起こっているのかを考え、自分の体で表現するアクションに参加してほしい」
今後もSNSなどを通じて世界へメッセージを発信したいとしています。
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蛇口に尻こすりつけ使用不可に=「性欲のため」男逮捕―警視庁 (時事通信)
公園の水道に尻をこすりつけ、使用できない状態にしたとして、警視庁が器物損壊容疑で自営業の男(56)=東京都杉並区=を逮捕していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。
「性欲を満足させるためにやった」と容疑を認めているという。
捜査関係者によると、男は1日午前2時20分ごろ、世田谷区粕谷の都立芦花公園で、水道の蛇口に肛門をこすりつけた疑いが持たれている。
公園側は、衛生上の観点から蛇口の使用を禁止した。後日交換する予定という。
同日午前3時ごろ、同区南烏山の路上で、下半身を出して自転車に乗っている男を警察官が発見。男の携帯電話から公園で全裸で自身を撮影した写真が見つかったため、公然わいせつ容疑で逮捕した。その後、蛇口に肛門をこすりつけている写真も見つかり、4日に器物損害容疑で再逮捕した。
男は持ち歩いていた双眼鏡で付近に人がいないことを確認した上で撮影していたという。
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ゆうちょ銀行 通常貯金の金利20倍に引き上げ 利率改定は17年ぶり(FNNプライムオンライン)
ゆうちょ銀行は、8日から通常貯金の金利をこれまでの年0.001%から、20倍の0.02%に引き上げると発表した。
日銀のマイナス金利政策解除決定を受けたもので、通常貯金の利率改定は17年ぶり。
1月に引き上げたばかりの定期貯金の金利もさらに引き上げ、預入期間5年の場合で、年0.07%から年0.2%にする。
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psytestjp · 8 months ago
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kennak · 9 months ago
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こども家庭庁は2024年度から、家族の介護や世話を日常的に担うヤングケアラーの支援拡充に乗り出す。進路・就職相談や交流事業に取り組む自治体への補助を加算する。悩みを打ち明けるのをためらうヤングケアラーが多いとされる中、悩みや不安などに耳を傾け、見過ごされがちな孤立を防ぐ狙いがある。  政府は22年度から、ヤングケアラー経験者や当事者が支え合える体制を作った自治体への補助を行っている。公的機関は相談先として心理的なハードルが高いとされているためだ。  補助基準額は都道府県や政令市に約500万円、中核市と特別区に約340万円、市町村に約170万円となっている。経験者らによる支援全般を対象としていたが、加算分は相談や交流事業に使い道を限定することで、多くの自治体に取り組みを促したい考えだ。  具体的には、進学・就職と介護の両立などに関し、経験者らによる相談体制を作る場合には都道府県や政令市に約390万円、中核市や特別区には約260万円、市町村に約130万円を上乗せする。また、当事者間の交流会を開催する場合の運営費として、それぞれ約210万円、約180万円、約150万円を加算する。ヤングケアラーが介護から離れて、子どもらしく過ごせるキャンプなどのイベントを想定している。
中2の18人に1人「ヤングケアラー」、悩み打ち明けられず…こども家庭庁が支援強化へ | ヨミドクター(読売新聞)
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works35135 · 11 months ago
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痛感!身体が資本「林業転職1年目のリアル」
おつかれさまですー!
やっぱり今年もアドベントカレンダーに参加したくて、WEBフリーランスから、色んな意味で真逆な林業に転職した1年目のリアルを書き残しておくことにしました。
仕事内容はいたって普通の林業です。なのでそれを書くより、毎日の生活で感じたことがメイン内容です。
ちなみに去年はこんなnoteを書きました。 https://note.com/works35135/n/n2517df1c4beb (こんなことも言ってたな〜)
仕事も生活もガラッと変わって、ほとんど記憶がないくらいあっという間に8ヶ月が過ぎていた。。。!
初年度だから少しずつ慣れていけたらいいな、くらいに考えていたけど全然違いました、いい意味で。
とにかく山に関わることは何でもやる。
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もはや藪刈りに近い、電線の下をひたすら進み続ける草刈り(イメージは進撃の巨人の地ならし)、
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チェンソーを使った間伐作業、ロープを駆使した特殊伐採など、初年度からいきなり現場に出る1年目でした。
とにかく経験を積みたい人にとっては恵まれた職場である。。。
ITからの野良仕事
まず痛感したのは、脳みそだけじゃなく頭から爪先まで自分の「身体」全体がとにかく資本で、コイツが調子よく動くことが何よりも大切だということ。
とにかく日常生活の中で準備項目が多いこと。朝型の生活リズムに慣れるまでもツラかった。
動かせない基本ベースとして「6時間以上の睡眠」「朝飯and弁当の用意」そして「朝7時までの出社」
この時点で気付いた「制約多くない??」(遅)
フリーランスでwebの仕事をしていた頃は、とにかく脳が働いて指先が動けばよかった。飲み過ぎで寝不足でも多少OK、自炊が面倒なら外食してればよかった。そんな生活でもとりあえず仕事は回る。
だけど林業は、身体の調子が生産性に直結し、悪ければ全く使い物にならないし怪我もする。単純に仕事の前後に準備することが多い。平日は金曜日以外は呑めない。。。( i _ i )
ただ、これは生活、暮らしの大切さを身をもって知るいい機会ではないか。
食費を抑えつつ量を食べるにはどうしたらいいか?お米や野菜をできるだけ地域のつながりの中で自給できないか、鹿肉をゲットできるつながり、あるじゃん!とか。
あとワークマンに頻繁に通っていると本当に現場で役に立つ隠れアイテムがあることに気づく(笑)
もはや家の暖房を薪ストーブにすることは、機能面、コスト面でどう考えても導入すべきやん。。。とか。衣食住足りてなんとやらではないが、衣食住足りて初めて出社できる感覚。
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↑※アカマツ林で見つけた「ファットウッド」。天然の油を含んだ木は着火剤として超優秀。
弁当忘れが一番怖いよ。キャンプ場ではないガチ山の怖さ
少し話は変わるけど、キャンプ場の楽しさは「日常生活の延長の先に、森の中という非日常な空間を味わえる」ところにあると思う。
テントが張れるよう区画は平らに整地され、炊事場やトイレもある。管理棟に行けば焚き火の薪やちょっとした道具も買える(管理人さんだっている)。
だけど林業の現場には当たり前だけどそれがなく、実際に肌で感じるのは「恐怖」である。
なんだろう、人間様ではなく、イチ生物としてそこに放り出された感じ。
歩いている足元の土砂が崩れるかもしれない、熊やハチに遭遇するかもしれない。腐った太い枝がいきなり頭に落ちてくるかもしれない。伐倒方向を間違えることはできない。
一人で作業をして大怪我をしてしまったら、そのまま動けず暗い森に取り残されて終了、である。
普段は当たり前に生活しているが、それは気づかないほど無数に整備された環境によって成り立っている。
車はアスファルトの上を走り、お腹が空けばコンビニがあり、寒ければ暖かいカフェにでも入って一休みできる。自然に潜れば潜るほどそれはなくなり、山では何もなくなる。
体調を万全にし、山で休憩できるように弁当を持参し、冬は昼寝用の寝袋を準備をし、木と戦う武器であるチェンソーや道具を万全の状態に整えて初めて、人間が山で「仕事」ができる状態になる。そんな感覚。たびたび進撃の巨人ネタになるが、立体起動装置がないと人が巨人に勝つの難しいですもんね。
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そして道具の世界の奥深さよ。道具がなければ人間は木一つ切れず、丸太一つだって運べない。
自分よりスケールの大きな相手に物理的に対抗するために、機会が登場する。そしてより大きな力を効率よく力を出すため、「油圧」「滑車の原理」「テコの原理」「ロープワーク」などなど駆使していく。日々の生活のこと、自分の身体のこと、道具や技のこと。考えるネタの数と深さ、どっちもある林業はもはや「道」なのかもしれない。
フリーランスから会社員
最後にちょっとまた話は変わるけど、フリーランスから会社員になった目線で感じたのは、チームワーク、めちゃくちゃ大事やな!」ということ。
個人競技のテニスからサッカーに変わった感じで、チームで成果をあげることがとにかく大事。
フリーランス時代はITツールを駆使してとにかく効率化できるところは効率化、個人としてのパフォーマンスを最大化する、そんな意識だったけど、林業で言えば、自分を含めてそのITツール一つ一つが感情を持った人間であり、それぞれ考えや目的も微妙に違う集団で一つの成果を目指す。ゲームのルールが違う。
最後に。会社員をしながら、これまでのwebのフリーランスの仕事や、リバースウッドの活動も並行してしていました。が!ほとんどできなかったです。。。!すみません。。。
来年は少しずつこちらも広げつつ、最終的に自分がなりたい姿に向かって進んでいけたらと、頑張り中です!
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laminaplay · 1 year ago
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ニズ〜ヘルガレ=リュゴラ238-ニズ
※まとめてる時間が全くない(思ったより攻略に時間かかるしアホみたいに言いたいことでてくるしいちいちクソデカ供給に立ち止まってしまうため)ので、まじのメモ壁打ちで基本時系列進行、わりと重複する感想が出てきてもお許しください。サビです。
ニズ
ナザミル「別に傷つかない」 慣れてしまっているだけなのではと、ナザミルにかけるシオンの言葉は、かつての自分と重ねているようというか、シオン自身が経験してきたことゆえなのだろうので切実な実感がこもる
ナザミルに対するレナ人のあたりのきつさは確かに酷いものなのだけど、レナにはレナの矜持があるのも、ナザミルに対する対応からわかってくる。難しい…。 だいたいシオンやリンウェルも全く人のこと言えない状態からのスタートだったので本当に。
レネギスの人たちが故郷を突然奪われて二度と帰れないのもまた事実。あるべき姿だとしても今の時代に生まれてレネギスで育ってきたレナ人からすりゃ、まったくもって今の状態は異常なわけで。 けっきょく破壊者であるアルフェンに矛先が向くのはこっちの人たちからすりゃしゃーなしでもあり、根本的な世界のことなんて普通どうでもいいよな、そりゃあそう。
バエフォンさんの名前を聞くだけで安心する 顔みて更に安心する。推しか? 本当にいい人よ………会うだけでこんなにも安心感…… 私はどうしてこの男がこんなに善人なのか、むしろバエフォンのバックボーンが知りたい。バエフォンの過去が知りたい(推しか?)
合一の薔薇(バベンサ・ロアメンデク)…… Tシャツですら持ってる概念の正式名称が2年越しに発覚。
アダン湖
「私たちの剣」 異名として炎の剣と呼ばれるのを嫌っている反面、アルフェン、当時以上に炎の剣を大切にしているようでそこは安心する。 少なくとも、王の力を恐れていた部分は今はなさそうだし、シオンとの絆そのものの象徴にもなっているようで、それは本当によかったというか…私たちの剣ねえ…… 小説で、二人で再生させたというのは先に語られていたけど、その時も思ったけど、まるでふたりの我が子のようになっていてなんか……王の力で再生させたって言ってたけど、今どういうメカニズムでシオンと二人で作ってるのかよくわからないけど、炎の剣はシオンがいないと振るえない、アルフェンでなければ振るえない ふたり揃ってはじめて使えるものであることは間違いなくて 本当は、ダナレナの共存の象徴であっていいはずだしアルフェンはそういうふうに感じているんじゃないだろうか それが、ダナとレナがお互いにアルフェンのことだけを指し示した上で、いがみあってるんだからやるせない。
要所要所でごはんスキット やっぱり食べることを大事にする姿勢はかわらないアライズ、すき シオンめちゃくちゃアルフェンに香辛料入れすぎをさせないようにする。 この1年でいろいろあったんでしょうね……ずっと一緒に旅ぐらししていたわけですから…… そう、アルシオふたり旅、ずっと毎日お互いご飯つくって食べてたってこと?ふたりで??
空腹のナザミルを連れ回し、アダンペッパーを探すのに小一時間アダン湖を歩き回る。 いや……本当に詰んだかと思った……なぜかアダンペッパーのあ���道の分岐に気づかず、キャンプの近くにあるものだと思い込み、もう普通のペッパーでいいじゃん!駄目なの…!?ナザミルかわいそうだよ…!!!と、半泣きになっていたけどまあこういう体験もゲームならではで喜びが……ある(あんまない)
みんなで食べるのがおいしいっていう事実も、皆嬉しそうに語るけど、かつてからそれを知る人がこの中にどれだけいただろうか…… それぞれにひとりぼっちだったこの6人が、笑いながら、一緒に食べるのがおいしいんだってことを、嬉しそうに語ってくれるだけでもう幸せすぎるのよ……
やっぱりアライズの根幹、世界や人がどうであろうが、一緒にごはん食べると幸せ。なのである。そしてアルシオは1年間一緒にごはんを食べていました。これからもきっとそう。ありがとう。
300年前のダナの文化……大切な人へ贈るお守り…… たびたび300年前のダナの〜が出てきてそのたびにぐっ……ってなってる……2年間ずっとそういう話を聞きたかったので…… そして存外過去の文化の再生とかに、本当に興味なさげなアルフェンに私は興味が尽きない。 あまり知ってる風な雰囲気も見せないしリンウェルのほうが詳しい。 失うなんて思ってもみないものに対する関心ってそんなものなんだろうか。 少なくとも今は、アルフェンは今を普通に生きてる人として、時代とまっすぐ向き合っているのかな。
それにしても世界の課題、多いな とうてい6人で背負い切れるものではなかろうて……
廃墟の外廟 ヘルガレ=リュゴラ238
アルシオちゃんいちゃついておる……! 1年で変化もあれどシオンやっぱり素直になれてないところもあるのね、特にアルフェンに対して顕著に……かわいいね フェンはドストレートに超イケボでシオンに感謝を伝える、相変わらずすぎて好き。 こんな旦那最高だしもう二人で結婚してくれ(する)
ナザミルは六属性なのかっこいいな 新たな時代の象徴……いずれ生まれるであろうアルシオちゃんのお子にも思い馳せちゃった。 しかしナザミルの境遇が聞けば聞くほど酷すぎる。 それでいてナザミルかわいすぎる。幸せになってほしい……頼む……こんな子が幸せになれないのはダメだ……よくない……
「あなたにとっての”昔”が 私たちとの”今”だと聞けて嬉しいわ」 んっ………んんん…………………(しばらくコントローラー投げて固まる) …アルフェンが、自然と過去と今を地続きに感じているからこそ出る発言なのだろうし、それを、うわ……ってなった瞬間にシオンがそのまま言語化してきたことに私は…… これは本当にどうなのだろうと2年間考え続けてきたことだっただけに今ちょっとまとめられる気がしない。ただ、シオンがアルフェンの過去の捉え方について何か思うところがあったのは確かなんだな…… アルフェン自身がどういう心の整理をつけてそう感じているのかは知らないけど、少なくとも、シオンと出会って、みんなと旅して、またシオンと旅をしている”今”の比重が彼の人生にとって大きくて大切なもの……なのかもしれないと思って。 アルフェン……やっぱりそうだから、アルフェンが好きなんだよな……ってなった。 そして私はショートチャットひとつで簡単に焼き払われる恐怖を知った。
戦闘中のチャットの変化もいいんだけど喋られすぎて全部聞けない。 戦いながら会話がふたつぐらい同時進行してたりするんだけど器用だな。歴戦の猛者の風格。 アルフェン、当時の自分の力を恐れていた感じは全くなくななり、周囲に恐れられているのとは裏腹に、炎の剣を正しく使いたいという意思、良いな〜と思った。 <炎の剣>の認識が、周囲とアルフェンでまるで違うんだけど、アルフェンはやっぱり炎の剣の存在そのものを自分の力として信頼しているところがかっこいいのよね。 本来なら勝手に与えられて、もう使わなくなっていてもおかしくない王の力を、世界のために当たり前に使うアルフェンという男、めちゃめちゃかっこいいのよ……。 後にナザミルに王の力のことを話していたときも思ったけど、根底にある怒りみたいなものは消えないけど、それ以上にシオンと自分の力を受け入れてる気がして、強いんだよなあ……。
あとアルフェンピンチの時のリンウェルとのチャット ふたりで旅をするようになってますますシオン���治癒術に頼りきってるこの…この…… ふたりならシオンは常にアルフェンのことだけ意識して見てるものね……あくまで自分がつっこんでシオンが治癒してくれるという関係に1年以上絶対的な信頼を置いているこの男……好き
ナザミル、親に直接調整に差し出されたって…こと…!? えぇ……かわいそうすぎるなんだこれ…… 幸せになってくれ……ナザミル……こんな…… ナザミルの境遇はアルフェンにもシオンにも重なるところがあり、ふたりにとってとてもほっとける感じではないな……
王巫女衣装まとめて一緒に預けられてるドク、ご実家すぎる。
ニズ
アルフェン、ナザミルの調整を自分の責任と……???? それはいくらなんでも背負いすぎなのでは………!? それもたぶん今まで全くそれを、シオンとかにも話してない風でおまえ、そこ、そういうとこだよとなって苦しい…待って。 アルフェン、自分が王として使命を果たせなかったことに責任いまだに変な形で感じてるの……? 300年前のレネギスでのこと、まだ抱えているのかもしれないけどそれにしたって、ナザミルが王にされかけたことを自分のせいで……と繋げてしまうのは、シオンもテュオハリムも強く否定していたけど、いくらなんでもそこはアルフェンの認知がおかしい。。。 むしろ過去や故郷のことよりそっちのことがアルフェンの中でうまく処理されてなすぎて驚いた。 そりゃあシオンも心配する……。 平気な顔してていきなりこんなことを言い出すから、アルフェンって何が受け入れられてて何がまだひっかかってるのか、見てる側からするとやっぱりわからなくてそういうとこが……更に深まる深まる。 ビヨドン、アルフェンの抜けてた余白と背景が少しずつ埋まり解像度が上がると同時に、何考えてるのかわからない具合も更に複雑になってきているような。 …ちゃんと隣にいる彼女に話しなさいよ。
配信であったスキット、あれ全部じゃなかったんか 「シオンはいつもきれ……きちんとしている!」 なんか……シオンが自分の意思でフェンに寄り添ってるのはもうここまででよーく思い知らされたけど、それにしてもこの二人の進展してなさは何だ……? アルフェンは散々恥ずかしいこと言うくせにストレートなことは言えずにいるのね、というか、付き合って…ない……? 隣にいるのが当たり前すぎて、逆にこの状況と関係に甘えすぎて、そういうこと二人とも進めてないのか……?! それどころじゃなかったのはだんだんわかってきたけどそれにしたって……アルフェンってそんな…?
かわいすぎるんだけど……
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harawata44 · 1 year ago
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「どうぶつの森」のレゴが初登場! しずえさんたちが暮らす世界を作れる5セット、2024年3月発売 - ねとらぼ
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以下引用
 レゴジャパンが、任天堂の「どうぶつの森」シリーズとコラボレーションした「レゴ どうぶつの森」を発表しました。ゲームの世界をレゴとして組み立てられる、5つのセットが2024年3月1日に発売されます(価格未定)。
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 ラインアップは「しずえさん、おうちにようこそ」「ジュリーのバースデーパーティ」「リリアンの楽しいキャンプ」「かっぺいのボートツアー」「タヌキ商店とブーケの家」。  組み立てた風景の中で、ミニフィギュア化されたどうぶつたちの交流やショッピング、冒険など、さまざまなストーリーを演出できます。
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▲ドレミの家を模様替えしたり道具を作ったり楽しめる「しずえさん、おうちにようこそ」セット
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▲プレゼントやカップケーキを用意してジュリーをお祝い「ジュリーのバースデーパーティ」
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▲アウトドアライフを楽しめる「リリアンの楽しいキャンプ」
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▲離島の探険をイメージした「かっぺいのボートツアー」
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▲買い物やクッキー作りを演出する「タヌキ商店とブーケの家」
 どのセットも組み合わせてカスタマイズしやすい設計とのこと。複数そろえて家具やパーツをアレンジするなど、自分だけの世界や独自の場面を作れるとしています。
LEGO, the LEGO logo and the Minifigure are trademarks of the LEGO Group. (C)2023 The LEGO Group.(C)Nintendo.
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satoshiimamura · 1 year ago
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雨濡れ色のペトル残響 雨請い 諦観
大変換のときの円城寺吾郎について
act.1
 それが起きた日は、吾郎はたまたま仕事が休みだった。
 彼は普段通りに、気ままに、カラコロと下駄を鳴らして大通りを歩いていた。ド派手なアロハシャツに袖を通し、磨いたようなスキンヘッドにお気に入りのパナマ帽をかぶせ、薄紫のサングラスを掛ければ、彼流のお洒落の完成だ。道ゆく人は、彼にぶつかることなくその通り道を開けていく。それが日常であった��きっと、彼の周囲にいる誰も彼もがこの日常が不変で、この後に起きるものへの、恐怖も怒りも嘆きも持っていなかったのは確かだろう。
 それが起きた正確な時間を吾郎は覚えていない。太陽が隠れて、雨雲が広がり、薄暗さとヒヤリとした風が通り過ぎた後に、ポツポツと降り始めたそれ。雨だったのか、何だったのかよくわからない。感触はどう考えも、水のそれのようだった。
 誰かが悲鳴を上げたと彼は記憶している。男も女も関係なしに、ただただ嘆きと恐怖で満ち溢れた声が、あちらこちらから聞こえていたと思う。
 逃げろと叫んでいた。
 屋根のある場所へ急げ、とも。
 雨にうたれながらも、円城寺吾郎は交差点のど真ん中で、立ち尽くしていた。
 雨か雨でないのか分からぬそれに侵された人々が、いや、人々だけでなくありとあらゆるものが侵され、呑まれ、化けて、崩れ去っていくその様を彼は眺めいていた。
 試しに崩れ去ったものーー人だったのか、それとも車だったのか、何か他のものなのかは分からないーーの一部をつまみ上げてみれば、それは文字だった。
 はて、何故に文字と吾郎は首を傾げる。彼はこの事象に心当たりはなかった。この事象が、自身に何の関係があるのかもわかっていなかった。ただ一つ確かだったのは、彼自身はこの雨で崩れる存在ではなかったということだ。
 彼はいつの間にか変わってしまった服の色を見て、ため息を吐く。
「この服、気に入ってたんだがなぁ」
 真っ赤なアロハシャツは真っ黒に変わっており、そこに描かれたパイナップルはそれなりに映えた。あくまで、それなりに、だ。パナマ帽だって、下駄だって、淡い色をしていたというのに黒に変わっている。
「まぁ、しょうがない、しょうがない。未知の事象だ、服の色くらい変わっておかしくはねぇな。これはこれで、良いってことよ」
 そんじゃあ、行こうかね、と彼はようやくその場から離れた。周囲には、彼以外誰もいなかった。
act.2
 崩壊までの時間稼ぎでしかないのは、避難している人々にとっては十分承知のことだろう。だが、とりあえずは状況を整理できるだけの時間が欲しかったのだ。その選択を、吾郎は否定しない。彼だって、考えるための時間と物資と場所が必要だった。
 百貨店は大型で、例え周囲があの妙な雨にうたれたとしても、全てが侵食されるまでの時間は十分にある。店内には服も食料もある程度揃っていて、近頃はキャンプ道具やスポーツ用品、生活用品を売っているエリアもある。まさに、一時避難にはうってつけの場所だった。
 どうにかあの雨から逃れた人々から、ここで起きている事象を聞いたのか。客も、店員も皆が皆困惑のままに留まり続けている。本当か嘘か、判断がつかないのだ。
 入り口付近でうずくまっているのは、大半が外から中へ避難してきている人々で、けれど中には雨に侵食されて「死にたくない」と言って崩れていく者たちもいた。その様子を元々室内にいた人間たちは、黙って見ていることしかできなかった。
「なぁ、この緊急事態だぁ。まずは、水を拭くためのタオルかなんかをくれねぇか」
 悲嘆の声を、怨嗟の呟きを零す避難者たちの中で、吾郎は百貨店の警備員に言った。
 警備員はその目で茫然としながら、何の対処もできずに外の様子を見ていたからか、吾郎の言葉にハッとなった。そうして、もたもたとしながらも腰につけた無線機で、救助を要請したのである。
 ようやく吾郎たちが濡れ鼠を脱した頃には、百貨店内ではいくつもの放送が流れ、何度も繰り返されたはずの災害時下訓練の通りにーーけれど、おそらく想定していた以上に鈍い動きでーーとりあえずの誘導と籠城の体制が整っていた。次いで、外の様子があちらこちらからやってくる。それは、従業員用休憩室のテレビだったり、キャンプ用品売り場にあるラジオだったり、警備室の小型テレビや、個々人が持っている携帯電話だったりから、ひっきりなしに届く。
 要領を得ない、けれど街の様子を映し出し報道するそれらからの情報をまとめるのならば、この雨はいくつもの場所で降っており、その範囲は拡大していること。雨にうたれたものは、例外なく文字と化すこと。原因は不明、目下調査中。政府や行政は、未知の事象に対し、混乱しきっていること。それでも、雨が降る中に取り残された人々を救助をしなければいけないとは、誰もが口にしていた。どうやって、の部分は全く触れられていなかったが。
 それだけだった。
 何度も何度も、同じ報道が繰り返されることに、吾郎は飽きた。
 そうして、一番初めに声を掛けた警備員と世間話をすることに決めたのだった。
「なぁ」
「……ああ、あんたか」
 じわじわと崩れ始めた入り口付近で、何の意味があるのか分からない警備をし続ける男は、吾郎を見て、少し緊張を緩めたようだった。お喋りとすることで気を紛らわせたかったのかもしれないし、その相手が来たことで現実逃避ができると踏んだのかもしれない。
「このあたりの地図って持ってねぇか?」
「地図? 何に使うんだ」
「なぁに、雨が今どこまで降ってるのか確認しようとしただけさ」
 吾郎の質問に警備員は何かに気付いたのか。ニヤリと笑って、ちょっと待ってくれと返す。
「なら、この地区全体のやつがいいだろう。インフォメーションセンターにあるはずだ」
「話が早いねぇ、助かるわ」
 トントンと進む話に互いに笑う。けれど、警備員は今度は憂いた顔をした。
「……時間がないかもしれないからな」
「なんだ、警備員さんも気づいてんのか」
「誰も彼もが気付いてるよ。必死になって、それを否定しようとしてるだけだ」
 場合によっては、���の人間も来るが大丈夫か? という問いかけに、その方がより話が早いと吾郎は返した。
 警備員は「少しの間警備をよろしくな」と告げて、その場を離れた。
 結局、吾郎は呼び出されることとなった。そして、いくつかの職種の人間たちもまた、同様に呼び出されることとなる。
 拡大し続ける雨雲、削られ続ける建物、差別なく文字化する事象、混乱する政府、限られた食料とくれば、次にやってくるのは助けがこないと確定した瞬間の、残された人間たちの生存競争だ。その際には、この訳のわからない現象でなく、人間同士の争いで死者が出るだろう。
 それは、おそらく一部の人間たちは気付いている。そして、実はそんなにも時間の余裕がないことも。
 報道やネットの力を使って判った雨雲の範囲を確認した吾郎や、他の大人たちは渋い顔をした。籠城線か、それとも脱出か。その判断が厳しい場所に、この百貨店はあったためだ。
「差別なく文字化することで、おそらく障害物はゼロだ。……代わりに、屋根の類も全くねぇだろうが」
「そうでしょうね」
 百貨店の支配人や、その他の役職を担う大人たちは、吾郎の言葉に頷いた。吾郎以外にも、この辺りの地理に詳しいタクシー運転手や、休暇中の警官や公務員たちに大学教授などが集っている。この場にはいないが、医療従事者たちは落ち着かない人々を宥めていたし、保育士や教師もまた大人たちの不安を感じ取った子供たちをあやしていた。ここまで統率がとれたのは、奇跡に近いだろう、と吾郎は思っている。そして、この奇跡が長く続かないこともよく理解していた。
「目視での観察でしかないんですが、コンクリートの壁が崩壊するまでの時間はこちらです。建物の総面積を資料から算出しまして、そこから計算すると、数日は保たないかもしれません」
「半分以上文字化しかけた車での実験しかできなかったんですが、乗用車の崩壊まではこれくらいの時間が必要と思われます。天井の崩壊をどうやって止めるかが、鍵かと思います」
「地下駐車場への雨水の侵入は、シェルターで一定時間は稼げますが、シェルターが崩壊した��間違いなく全てやられます」
「去年の台風で使った、土嚢袋の残りはなかったか? あれをうまく使えばもう少し持つかもしれない」
「わかりました。早速警備に連絡しますね」
 ぽんぽんと交わされる作戦会議。そして、具体化するタイムリミットと絶望的な状況に刻一刻と近づく現状。
「正直、この場で言うことではないと重々承知していますが、今にも叫びたいほどに最悪な現状ですね」
 鉄面皮な支配人の言葉に、誰もが疲れた表情で非難した。そんなことはわかっていると言わんばかりに。だが、吾郎だけは大袈裟な仕草で、それを肯定する。
「おうおう、そんなものさ。こんな大災害にかち合えば、誰だって叫びたくなるだろうよ。この場じゃ、あんただって迷える子羊だ。俺だってそうさ。不安は言っちまいな、そんでその不安を認めちまいな。諦めちまえば、開き直れる。開き直れば、前を向けるんだよ」
 バシンと支配人の肩を吾郎は叩く。支配人は吾郎よりも圧倒的に年上だったが、それでも彼は態度を誰が相手でも変えなかった。
 派手なアロハシャツに、サングラス、パナマ帽はこの場では脱いでいるが、それゆえにスキンヘッドは眩しいくらいだ。どうみても、カタギの人間には思えない。それが、妙な具合で彼の説得力を増した。
「そんで。今、どの程度の人間がここに避難してるんだ?」
「把握している限りは、おそらく8千人くらいかと。とはいえ、近隣の小型店舗に避難した人々が続々とここに集っているので、さらに増えている可能性があります。あと全て従業員含めた数ですが、従業員の数の数十倍はお客様がいますので、誘導には注意が必要です」
「なるほどなぁ……脱出は諦めた方がいいかもしれねぇ」
 その人数は無理だと誰だって分かる。だが、その人数が篭城するだけの余裕は同じくない。
「さすがに数千人規模ですと、車の数からして足りませんし……食料も同様です」
「分かってらぁ。だから時間がねえって、誰もが気付いてるんだろうよ。脱出組は、単純に言えば斥候だ。脱出ルートの開拓。それさえできれば、外からの救出も可能かもしれねえ。警察に消防あとは自衛隊か、どの程度動いてるんだ」
「警察とはどうにか連絡がつきました。役所も同様です」
「脱出組の確保と、その後の救助に動いてもらえそうか」
「合流できれば……ですが」
「ハッ、助かるためには諦めるしかねぇだろ。諦めて、どうにか合流するルートを開拓するしかねぇんだ。腹括ろうぜ」
 吾郎のその言葉で、誰もが決意したようだった。
act.3
 携帯電話の充電を確認し、互いの連絡先を交換する。慣れない通話用アプリに戸惑ったのは、吾郎を含めたそこそこ年配の人間たちだけだった。学生らしき青年たちはその様子に苦笑いを浮かべ、対し吾郎は「しょうがねーだろ」と肩を竦める。
 彼は青年たちが選んでくれたインカムを耳につけた。
「あー、あー、テステス。聞こえてるかー?」
 聞こえてる、大丈夫だ、こっちダメだ、誰か原因わかるかー?、店員さーんとあちらこちらでやりとりが生まれる。
 ここ最近の百貨店は、電子機器の類も充実しており、必要な機材はそこから調達した。ここぞとばかりに自分好みのを物色する青年たちに「逞しいですね」と店員は笑う。その背後では、できる限り雨を防ぐためのレインコートや帽子、マスクなどをもった衣料品売り場の店員が佇んでいた。
「あー、そんじゃあ30分後に地下駐車場に集合な」
 互いに互いの健闘を祈りながらも、吾郎は一人先に進む。
 待ってくださいよアニキぃ、と調子のいい声が彼の後ろからしたが、吾郎は「うるせーよ、諦めて覚悟決められたら来い」と一喝して進む。「じゃあ、また後で」と告げる彼らの、賑やかで騒がしいくらいの年頃の青年たちの腕や足が、少しばかり震えていたのを誰一人指摘することはなかった。
 再三、無理をする必要はないことが説明された。
 体力的な問題で、脱出組は年若い面々となる。吾郎や他の体力自慢の中年たちに比べて、彼らには前途がある。その前途をむやみに危険に晒すことに、年配者になればなるほど言い得ぬ苦い思いがあった。
 それでも、一部をのぞいて青年たちは覚悟を決めたようだった。そして決めきれなかった者もまた、見送りへは来られたようだった。そんな彼らへの労いを、彼らの人生の先輩たちが担っていることが警備員から知らされる。
「彼らは臆病者と罵られることを危惧したようですが……それが、正しいときもあります」
「命が惜しいのは、誰だって同じだろうよ」
「……正直、息子と同じくらいの年頃の彼らに、こうしたことを背負わせることが苦痛です。どうにかできないかとも思いますが、自分が行っても足手まといでしょう」
「だろうなぁ」
 吾郎の正直な感想に、地下駐車場の警備員は笑った。
「あなたのような人がいてくれて助かりました。そうでなくては、きっと篭城戦の末の自滅しか私たちに道はなかった」
「それは全部済んでから、俺以外の誰かに言ってくれぇ。むず痒くてしょうがねぇ」
「結果の分からない今だからこそ、言える謝辞です」
「違いねぇ」
 別れの言葉が青年たちの間で交わされる。激励の言葉もまた渡されたし、労いの言葉も同様だ。
「それじゃあ、行くぞ」
 吾郎の掛け声に、青年たちは「はい!」と力強く答えた。
 脱出経路は3ルート。使用する車は3台。それぞれ限界まで車を使い進行、車がダメになったところから通りを走り抜けることになる。できる限りの最短ルートを算出したが、どのようになっているのかは未知数である。傾斜によっては、この雨が一箇所に止まっていることも想定できた。
 だからこその斥候役である。
 エンジン音が響く車内、誰も彼もが無言である。
 地下駐車場のシャッターがじわじわと開く。車の車高分まで開かれた時に、警備員がGOの合図を出した。踏み込まれるアクセル、動き出す車。一気に明るくなる風景だったが、水滴がフロントに叩きつけられ、雨音が車内に響いた。
 道路には何もなかった。何もないので、最大限のスピードで駆け抜ける。雨が降っているためにカーブはできる限り避けた。だが、それでもじわじわとフロントは文字へと変化していく。
「限界がくる、全員伏せてろ! 車が止まったら真っ直ぐに走れ!」
 吾郎は自分が文字にならないことを確信していた。だからこそ、助手席には誰も乗せずに、後部座席に青年たちを避難させた。ギリギリまでスピードを出し、フロントから雨が振り込もうがお構いなしに進み、そうしてエンジンすらダメになり止まるまで彼らは耐え続けた。
 タイヤが文字と化し、車が進むことができなくなった瞬間に、彼らは走り出す。
 ゴーグルで、マスクで、帽子で、手袋で、服で、レインコートで必死に雨から身を守りながらも、彼らは走り続ける。すでに雨の降らない境界は目視できた。
 吾郎は行けと叫んだ。青年たちは応と返した。
 じりじりと装備は文字と化していく。頭を突き出し、前のめりの姿勢になり、彼らは走る走る走る。
 もう少しだ、と声をかけるのは境界の先で待機していた警察や消防の面々だろう。すぐさま雨を拭き取れるように、大判のタオルを広げている。
 誰も彼もが限界までスピードを出して走っていた。
 後少し、後少しだ、と最後尾を走っている吾郎は思った。既に一人が無事に到達しているのが見える。あと二人、吾郎を入れて三人。後少しだ、と彼が思った時に、一人が転んだ。最悪なことに、そのまま水溜りに倒れ込んでしまった。
 まだ走っている青年が、後ろを振り向こうとするのを吾郎が怒鳴って止める。
 吾郎は、歯を食いしばって倒れ込んだ青年を火事場の馬鹿力と言わんばかりに抱え上げて、走り続けた。自分のどこに、こんな力があったのかと驚くくらいに軽々と肩に担ぎ、そうして境界をくぐり抜けたのである。
 待機していた人々は、すぐさま彼らの濡れた衣服を剥ぎ取り、水を拭いとっていった。
 だが、転んでしまった青年を受け持った人々から、くぐもった悲鳴があがる。
 一緒に走り抜けた青年たちは、無事か、どうなんだと騒いでいるが、もう動くことはできなくてその場に座り込んでいた。対し吾郎は水を拭うと、転んでしまった青年の元に足を進めた。周囲が止めようとするも、彼が睨めば動きが止まる。
「……頑張ったなぁ」
 偉いよ、出れたんだぜ、と吾郎が慰めるように青年の頭を撫でた。彼の顔は文字と化し、その侵食は進み続ける。表情は分からない、目も口も鼻もなくなったそれは、確かに最期を迎えようとしていた。
「……かあさん」
 微かに吐き出された青年の最期の言葉を聞き遂げた吾郎は、動かなくなった彼にゆっくりと両手を合わせ、合掌した。その仕草で悟ったのか、二人の青年が声を荒げて泣き喚く。恥も外聞もなく泣く彼らを、誰が咎められようか。彼らを慰めるべく、別室へと案内する周囲の人々は、鎮痛な表情を浮かべながらも、残った吾郎に説明を求めた。
 一頻り祈った彼は、その要請に従った。
act.4
 辿った道のり、避難している人数、現地にある装備・備品、掛かった時間や、実験とも言い切れない実験の結果を吾郎は告げる。それらを元に、自衛隊や消防隊が救出作戦を立てていった。
ようやく動き出せそうだ、と隊長格と思わしき人が呟く。
「走行は分厚ければ分厚いほど、良さそうだ。あと、その人数の避難となると列車でも通した方がいいかもしれないな。あるいは危険だが下水道あたり……雨水管を避ければ行けるか」
「列車って線路はどうするんでぇ?」
「なんだ、新幹線の移送を知らないのか。あれの要領で、車体を道にすればいいだろう」
「なるほど、スケールのでかい話だ」
「あとは、許可をもらえるかどうかなんだが」
「車両はどっから持ってくるんで?」
「ツテは心当たりがある」
「へぇ、趣味はもしや鉄道?」
 そうだと返す男に、吾郎はこんな状況でなければ話をしてみたかったと言う。
 趣味を語る人間は面白い。特に吾郎などが知りもしない知識を大量に持っている面々の語りは、聞いていて興味深い。が、現状は諦めるしかなさそうだ。
「じゃあ、あとは任せますぜぇ」
「ああ……あんたのお陰で大分話が進んだ。後日、感謝状が出るレベルだ」
「……そんな紙切れいらん」
「そう言わないでくれよ」
 じゃあな、と吾郎は部屋を後にする。部屋の外に待機していた救急隊員が、彼を病院に送ると申し出た。
「一緒に脱出した二人は?」
「彼らも病院へ向かいました。どこの病院へ、は守秘義務のために言えませんが」
「休めりゃ、どこだっていいさ。あいつらは頑張った」
「あなたも、です。お話している限りは問題なさそうですが、流石にこの状況下です。一旦、診察を受けましょう」
 どうぞこちらへ、と案内されて、吾郎は大人しく従った。
 だが結局のところ病院へ運ばれ、簡単な問診をしている間に、あの雨によるライフラインが壊滅。停電や水道の停止、その他通信網や非常電源の起動などへ向けて病院内が慌ただしくなった隙をついて、彼は一人姿を消したのである。
 そこから先は、転げ落ちるように全て悪い方向へ走った、と吾郎は今では思う。
 雨は容赦無く全てを飲み込み、文字とした。政府は事実上機能せず、人々も多くがその雨に溶けて消えることとなる。
 吾郎は諦観していた。
 雨雲が拡大し続け、容赦無く振り続けるなかで、いずれ吾郎のような存在以外がどのような行動をとるか自明の理だったのだ。それでも、彼は諦めながらも、諦めたが故に前を向きたかった。あの百貨店にいた人々がどうなったのか、彼は知らない。助けが間に合ったのか、間に合わなかったのか、希望を抱けたのか、絶望に沈んだのか、彼は確かめるのが怖かった。
「諦めようか、何もかも。今は諦めて、これからを考えようか」
 そう呟いて彼は歩み続ける。きっと、彼だけではない、この雨の中で活動できる存在を探すことにした。
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mineryosk · 5 years ago
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08/10/2019 - #2
日暮れまでに次の目的地に行かなければ。Grand Teton国立公演まで、US-191をひたすら南下する。長くはあるものの爽やかな山と草原、湖畔のドライブ。テキサスの西側なんかとはだいぶ趣が異なる。
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ここでは小さなコテージに一泊して、余裕があれば付近を見て回るぐらいの計画。
キャンプサイトでチェックインしたあとに、レストランエリアでピザを調達して夕食とすることにした。同じくキャンプに来ている数組が並んでいる。夏休みの学生たちがバイトに入っていると思われるが、ちょっと暇そうに客対応したり、本格的な店ふうにピザ生地をほうり投げて円状にひろげたりしている。
さっそく持ち帰って食べながら子供を寝せる作業。こんなアメリカの山奥のログハウスで寝かせられる4ヶ月児。大冒険だ。
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ピザが意外にも非常においしい。生地はアメリカっぽい厚めでチーズが淡白な感じで…いままで食べたピザのなかでもかなり上位に来る。
翌朝暗いうちに車で外を回ってみる。パーク情報によるとムースや鹿などの野生動物が出るところがあるって話で。真っ暗な中を進む。川沿いに何頭も鹿がいたのを見れただけにとどまる。
陽も登ってからパーク駐車場でレンジャーが催事の用意をしていたので話す。鳥が逃げずに付近におり、頭にとまってきた!
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食料やキャンプ道具が売っている売店で記念にグッズ購入。レジのアジア人女子2名が日本語を話していた。これも大学生が夏休みにバイトで入ってるんだろうなと想像する。
そこから爽やかな草原って感じの道をひたすら南下していく。ローカルの人が建てた教会に立ち寄る。素朴なログハウスに丸いステンドグラス。
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夏なのに雪を被った山が正面に見える連続カーブのを走り続ける。サイクリングの男性を追い越す。ツールドフランスの山岳ステージかのような壮大な風景。 絶景ポイントで家族写真。
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グランドティートン国立公園公園エリアの南端にあるChapel of Transfigurationという教会を訪ねる。1925年にこの辺りで暮らしていた人たちが建てた教会だ。中に入ると正面に小さめの窓が空いていて、十字架の後ろに壮大な山が借景みたいになるよう作られている。
質素なログハウスと十字架そして窓から見える山がすごく研ぎ��まされた神聖な雰囲気を出している。
説明を読むに、要するに山を御神体的に考える思想が当時この地域にあったことがうかがえる。キリスト教的には異端でしか無い。しかしその気持ちは十分に分かる気がした。
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灼熱のなかをLava Hotspringsラヴァホットスプリングスという街まで南下してきた。ソルトレイクシティまでもう少し。今日はこの街のモーテルで一泊する。
名前のとおり温泉がある街で、その昔からネイティブアメリカン、初期の移民により活用されていたらしい。
渓流やちょっとした滝を浮き輪に乗せてくだらせてくれるウォータースライダー屋や、プールみたいに水着を着て入る屋外温泉施設が街の売りだが、それ以外は何にもないと言っていいド田舎のさびれた街だ。
モーテルに入るまえに、街で唯一のアジア料理屋 Riverwalk Thai Foodでパッタイなどをオーダーしておく。確か肉とミントの辛いサラダ(Nam Tok)も頼んだけどあんまり美味しくなかったような。しかしこんなアイダホ州のド田舎の白人しかいない地域でいったんアジア料理食べれるだけでありがたい。タイ人の人頑張ってるなあ。
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街のメイン通りをほっつき歩く。さびれた街の商店街って感じですぐ終わってしまう距離感が日本の田舎に近い。何かむかし夏に行った群馬県の伊香保を思い出す。
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もう乳児を寝せる時間となる。あたりが暗くなった後にもう一回外に出てみる。通りにあるバーがドアを開けっぱなしにしていて、旅行客なのかおばさんグループが楽しく飲んでいる姿が目に入る。通りに誰もいない。でも1人で歩いていて全然大丈夫な雰囲気。グロッサリーストアまで行きビールを買って、モーテルの外のベンチで飲みながら陽が落ちるのを見た。
翌朝はモーテルの横にある温泉に行ってみた。要するに温泉プールだ。数組が先に入っているお客さんがいた。こんな異国の地で温泉気分。
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出発の準備のためほどほどにして戻る。モーテルの駐車場に、昨日の夜となりの部屋にチェックインしていた家族連れのダディがずぶ濡れの海パン姿で立っていた。見ると体じゅうをひどく擦りむいてかなり血も出ている。
どうやら渓流ウォータースライダーで盛り上がりすぎて落車、岩でガリガリに削られたようだ。ダディやっちまったな。
自分がいるこのアイダホ州は、飛行機に乗った時たまに見えるセンターピボット灌漑施設が大量にある地域ということを思い出してGoogleマップを開く。こんなとんでもない地の果てまで来てしまった。アメリカを旅してるといつもそんな感覚になる。
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この街を出てソルトレイクシティまでの間にあるSpiral Jettyスパイラルジェッティに行く。Robert Smithonロバートスミッソンという人が作ったランドアートだ。I-15や下道の38号線をひたすら南下。
Golden Spike National Historical Parkという何にもない荒野に入っていく。この先にあるSpiral Jetty Roadと名付けられた荒れた道をさらに突き当たりまで進んでいくと、作品が見わたせて実際に塩湖におりて鑑賞できる場所に辿り着く。
ゴールデンスパイク国立史跡には蒸気機関車がポツンと置いてあるだけで、時間もないので横目に見るだけだが自分にとってはかなり興味をそそられるものだ。
というのも、ゴールドラッシュの夢が去った西部アメリカと東部アメリカを鉄道で連結してもう一度盛り上げるという次の夢のプロジェクトの完成地がこのユタ州なのだ。
大陸間横断鉄道が完成したのは1869年。南北戦争が1861, 奴隷制の完全廃止が1865。戦争中で人材確保できないので、大量の中国人移民が投入された。カリフォルニア州とネバダ州をまたがるシエラネバダ山脈を貫くトンネルの切削というとんでもないプロジェクトもやり切る。
1869といえば、日本はサムライが明治維新やっている頃。だからと言ってどうって話でもないけど、そういう歴史があったんだと思い巡らせるのは楽しい。
その後1900ぐ年ぐらいにかけて日本からの初期の移民もこの国にやってくる。
西のセントラルパシフィック社、東のユニオンパシフィック社の名を拝したディーゼル機関車は今でも各所で見かける。セントラルパシフィック社の創業者はスタンフォードという人で、後にCA州オークランドにあのスタンフォード大学を設立する。
スパイラルジェッティに着く。遮るものが何もなくて眩しい。炎天下だけど乾燥してるので大丈夫。植生が高地であることを示す。
塩湖が乾いていて作品がしっかり見える。水没してる時もあるらしい。子どもは外に出しておけない感じなので、記念写真をとる以外は車内で待機。妻と交代で下におりて作品の石にそってグルグルと歩いてみる。
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ひと通り見たらもう帰らないと行けない。
市内へと車を走らせる。空港に行く前にPublik Coffee Roastersというコーヒー屋に寄る。ラスベガスもそうだったが毎回旅先で良いコーヒー屋を見つける能力が妻にあるようだ。アメリカの他の良いコーヒー屋と同じくダウンタウンからちょっと外れた、昔は倉庫街だったような場所にあった。広い空間で効きまくった空調がとても良い。厚切りトーストにピーナッツバター、その上に輪切りのバナナが乗りまくったものを注文した。
車を返す前にガソリンスタンドに寄る。モルモン教会の本拠地の教会Salt Lake Templeの近くだったが時間もないので訪問せず。
空港に着いて車をかえして、飛行機に乗り込む。夜にかけての便だったが子どもがけっこう泣いた。まあ、しょうがない。近くにいたアフリカ系のおじさんが耳に空気を吹き入れると落ち着くとか、後ろにいたアジア系のおばさんが子ども何歳なの、飛行機乗ってすごい���的な事を言ってくれた。ヒューストンにつき なんとか旅を終えれた
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megumeedamame · 1 year ago
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地元が60年前にロケ地になっていたので行ってきた
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どうも、推しが地元に来ていたことに気づき、後世に残さなくてはと4年ぶりに記事を書いためぐめです。
そうなんです、推しが地元に来ていたんです。 まぁ60年前のことなんですが。
でも、推しを通じて「60年前と現在」とで、その土地を比べることができました。 60年の歳月で変わるものと、変わらないもの……そのどちらもあって非常に感慨深かったです。
私が大興奮したそれを、皆さんにもぜひご覧いただきたいです。
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まず初めに簡単なご紹介から。
『隠密剣士』とは、1962年10月から1965年3月までテレビ放映された、30分枠のヒーロー時代劇です。 ���時の忍者ブームの火付け役とも言われるほどヒットしたテレビ番組で、オーストラリアなど海外でも根強い人気がありました。
どれくらい日本で人気だったかというと……みなさんは『忍者』を思い浮かべた時、どのようなイメージを想像するでしょうか。逆手で刀を持ち、逆手で斬るイメージをもたれた方もいると思いますが、その“忍者の逆手斬り”の発祥が、この『隠密剣士』だと言われています。 もちろん諸説ありですが、人々に当たり前のように浸透している『概念』の発祥、源流に位置していると考えると、すごい番組だと思いませんか?
すごいですよね? そう、すごいんですよ。
そんな『隠密剣士』ですが、私の大好きな俳優、牧冬吉おじさんが演じる「霧の遁兵衛」を拝むために眺めていたところ、私の地元群馬県で撮影されていたことに気がつきました。 京都での撮影が多かった推しが地元に来ていたというのはもはや事件です。聖地が目と鼻の先にあるなら行くしかありませんよね。
——————-
今回、群馬県での撮影があったことに気づいたのは、第四部「忍法闇法師」です。
隠密剣士の撮影は、多くは東京都内、またその近郊が多いですが、今回の舞台は尾張とそれにつながる中山道でした。そのため、実際に中山道沿いにあるいくつかのランドマークで撮影していたようです。
敢えて上信越自動車道を交えながら例えると、以下の感じになります。
第七話……松井田妙義IC~碓氷軽井沢IC(ラストに高岩のカットあり)
第八話……碓氷軽井沢IC~浅間山北東部(当ブログでロケ地を解説)
第九話……浅間山南部~長野県内(冒頭が浅間山南部のカット。これ以降はまだ観てないです)
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第七話ラストシーンと碓氷軽井沢IC付近から見た高岩。
さて、当記事で詳しくとり上げるのは第八話「霞の忍者」での浅間山です。
この第八話は1963年8月25日に放映されました。私が浅間山に行った日が2023年6月18日ですので、撮影時期を考慮するとちょうど60年ということになります。
それも踏まえつつ、早速いってみましょう。
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最初は、浅間山北部で撮られたシーンについてです。
▼ストーリー 浅間山の山腹に甲賀忍者の狼煙が上がった。 遁兵衛が調査に向かうも、遁兵衛を敵と勘違いした侍が襲ってきた。和解はしたが、秋草一行を付け狙う忍者「水口幻斉」がその様子を陰から見張っていた……。
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まず、群馬県民ならこのゴツゴツとした岩場がどこか、すぐにピンとくるでしょう��� そうです、「浅間のいたずら鬼の押し出し」ですね。
厳密には「鬼押出し園」という公園です。 浅間山の噴火により形成された岩々を鑑賞することができる園ですが、撮影当時から営業していました。
そして、詳細な撮影場所は下記園内マップの赤丸の部分です。
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参照:鬼押し出し園 園内マップ https://www.princehotels.co.jp/amuse/onioshidashi/map/
表参道を入ってすぐの場所ですが、道の両サイドで、視点を変えながら撮っていたようです。
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左を向くと浅間山。右を向くと、遁兵衛が狼煙の火薬を確認していた岩場を見ることができます。
また、遁兵衛と侍が戦う場所がもろ参道なところに注目です。
さすがに岩場の上ではアクションはできないでしょうからね……となると、60年前の当時からこの歩道が、整備されて存在していた可能性があるのではないでしょうか。
そして、彼らが歩道にいるということは、カメラマンは足元が不安定な岩場から撮っていたということにもなります。
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それにしても、実際に行ってみるとこの鬼押出しという冷えた溶岩の岩場は、本当に危ない場所だと感じました。
歩道は綺麗に整備されていて歩きやすいのですが、それ以外は鋭く切り立った岩だらけ。岩の隙間に足を取られようものなら、骨折は免れないでしょう。高低差もありますし、転落したら最悪死ぬスポットはそこら中にあります。 霧の遁兵衛は忍者なので、そんな危険な岩場もひょいひょいっと飛び移っています。演じている牧冬吉おじさん流石だなぁと嬉しくなる半面、こんな危ない場所で俳優もスタッフも撮影していたことに、ゾッとする思いもありますね……。
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続いては浅間山東部です。 ここは撮影外の写真も撮られているため、かなり貴重な発見です。
▼ストーリー 遁兵衛は、侍たちお役人に危険が迫っていると知った。先に中山道を下った秋草を呼び戻すため荒野を駆ける遁兵衛だったが、水口幻斉に襲われ気を失ってしまう……。
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こちらですが、軽井沢方面から鬼押出し園へ向かう途中にある有料道路「鬼押ハイウェー」沿いにある、「浅間 六里ヶ原休憩所」付近と思われる場所です。
現在はキャンプ場もあるような開けた場所ですが、当時の撮影隊はこの開けた場所に待機していた可能性もあるな、など妄想が尽きません。
画面奥から遁兵衛が走ってくる場所は荒野ですが、ここが昔そういった土地だったことは、休憩所の案内板にも書かれています。今では考えられないほど草木が覆い茂っています。
また、地形から察するに、遁兵衛と水口幻斉が戦うこの街道は、今でいう「鬼押ハイウェー」である可能性もあります。
ただ、後述する写真のほうがより鬼押ハイウェーっぽいです。この場面の道は一本別の道か、あるいは少し離れたところで撮られたのかな、と思��ます(とはいえ、ここ以外の道は森の中になってしまうので、一番可能性が高いのは鬼押ハイウェーなのです)。
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こちらの記念写真も浅間山東部で撮られています。
この写真は、中央に写っている少年、大森俊介さん(馬場周作役)が所蔵していたものです。 撮影時期は不明ですが、大瀬康一さん(主人公、秋草新太郎役)の服装がこの第八話のものに近いので、もしかするとその撮影の合間に撮られたものかもしれません。
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こちらの写真も同様です。
一見どこだかわからないのですが、背景の山々の形がかなり似ています。撮影時期は不明ですし、先ほどの記念写真との関連性すらわかりませんが、しかし状況が「可能性大」を表しています。 少なくとも、大瀬康一さんが立っているこの通りは今でいう「鬼押ハイウェー」であると考えられます。しかしながら、前述した「遁兵衛と水口幻斉が戦う道」は舗装されていません。 やはり、それぞれの関連性ははっきりはしませんし、詳細な地点についても結局断言できないとは思います。
なんであれ、まったく詳細が解説されていない舞台裏の写真の、大まかな場所だけでも自力で特定できたのは、すごく嬉しいことです。
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というわけで、今回発見してきたものは以上となります。
まさか、60年も前の地元をテレビドラマで知ることになるとは思いませんでした。 何十年と言う年月では街並みが変わるのは当然で、お寺などでないと残らないだろうという朧げな考えはあったのですが、今回「山の形はそうそう変わらない」と思い知りました。
ロケ地の中には、「ダム開発により今は一帯が水の中に沈んでいる」というものもあります。
浅間山も一応活火山で、噴火によって変形する可能性もなくはないです。今回発見できたのは運が良かったのかな、なんて思います。
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最後に、今回は探索しなかった浅間山南部(第九話)の場面を紹介して終わりにさせていただきます。
隠密剣士は全編モノクロの作品ですが、空気感が伝わってくる場面がいくつもあります。 このシーンも、青空が広がる中、秋草新太郎と周作少年が手をつないで歩いている、情緒のある映像ですごく好きなんですよね。
……あれ? 左の浅間山は確かに南部、軽井沢付近から見た風景で間違いありませんが、右の次のシーンの秋草と周作少年のシーンはどう見ても北部の映像ですね。岩がゴツゴツしてますからこれは鬼押出しでしょうが……これは具体的にどの地点なんでしょう……
冬吉おじさんのいた場所さえわかればよかったとはいえ、なんだか気になってしまいます。
次回行くことがあればまた探してみようと思います。
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おまけ。
ところどころに載せました撮影当時の写真は、書籍「蘇る! 伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事・完全版」に掲載されているものです。
2014年に発売された「伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事」の改訂版で、新規収録のインタビューの掲載や一部資料の差し替え、加筆など、大幅にパワーアップしている書籍です。
作品の話だけでなく、俳優やスタッフの話までバランス良くまとまっているので、ファンの方でまだお持ちでない方はぜひ購入すべきです。 個人的には、オリジナル版を既にお持ちでも損はないと思います。
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蘇る! 伝説の昭和特撮ヒーロー (COSMIC MOOK) https://amzn.asia/d/j9w18OH
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