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tukiyururu · 8 years ago

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デジモンアドベンチャーtri.第4章「喪失」の感想と今後の予想～また出てきたクソ神～

デジモンアドベンチャーtri.第4章「喪失」、個人的に評価はなかなかだと思います。脚本や展開の粗さは気になりますが、昔からのファンも驚くようなシーンもあって興奮しました。それでは第4章を振り返ってみましょう。前回の記事も読んでいただけると分かりやすいです。

1.昔の選ばれし子供達

①昔の選ばれし子供達

昔の選ばれし子供達の5体のパートナーデジモンのうち、4体が四聖獣になったと思われます。私は、残り1体が姫川マキのパートナーデジモンであり、姫川がリブートを行うように仕向けたのも、死んでしまったデジモンと会うためではと思っていました。どうやら正解だったようです。西島大吾と姫川マキは昔の選ばれし子供達でした。

トリケラモン　　→（東）チンロンモン

ローダーレオモン→（西）バイフーモン

ヒポグリフォモン→（南）スーツェーモン

オロチモン　　　→（北）シェンウーモン

バクモン→メガドラモン→（大地）ファンロンモン

西島大吾の「西」は、バイフーモンのパートナーということでしょう。「吾」は昔の選ばれし子供達の人数を表しています。また、デジモンシリーズの主人公はゴーグルをつけて名前に「た・だ」入りの法則を大吾は満たしています。昔の選ばれし子供達の中では、大吾がリーダーだったと思われます。 tri.のラバーマスコットで姫川マキ&バクモンがあり、公開直前にネタバレしていたようです。姫川のメガドラモンは四聖獣に選ばれず、ダークマスターズを撃退するために犠牲になったようです。メガドラモンは残るファンロンモンに進化すると考えられますが、出るのでしょうか。

②二人の年齢

1995年の光が丘のパロットモン襲来後、昔の選ばれし子供達はデジタルワールドに訪れています。1995年の大吾が小学生とすると、大吾と太一達の年齢差は3、4歳しかないことになります。大吾と姫川の告白シーンは大学時代らしく、大学を卒業して今の組織に入ったのでしょうが、太一達との年齢差を考えると厳しいものがあります。二人の年齢については、こちらのブログですでに疑問があげられていました。

3章の疑問点と感想(後半) - デジモンアドベンチャーシリーズの雑記

2.ホメオスタシスとイグドラシル

①ホメオスタシスVSイグドラシル

これまで各人物やデジモンがどの勢力に属しているのかは分かりませんでしたが、第4章で判明しました。

ホメオスタシス（デジタルワールドの安定を望む者）

選ばれし子供達

ハックモン＝ジエスモン

（エージェント）

イグドラシル（デジタルワールドの神）

姫川マキ

謎の男

アルファモン

イグドラシルは、デジモンセイバーズやゼヴォリューションで登場��、ロイヤルナイツを従えて度々敵に回りました。無印ではイグドラシルもロイヤルナイツも存在は言及されていません。

ハックモンは大吾の前に現れ、イグドラシルの暴走を止めるために動いており、ゲンナイはすでにイグドラシルの手に落ちていると言いました。ゲンナイはホメオスタシスが作ったエージェントの一人です。エージェントは複数人いますが、エージェント全体または謎の男＝ゲンナイだけがのっとられているのかは不明です。

アルファモンは、ハックモン＝ジエスモンと対立していることからイグドラシル側にいると思われます。

②ホメオスタシス

小説版では、ホメオスタシスはセキュリティ・システムであると書かれています。これに対して、漫画版デジモンクロスウォーズでは、攻撃性が問題視されたイグドラシルに変わってホメオスタシスが新しい神として建造されたそうです。

私は、ホメオスタシスは常に子供達の味方であると考えていました。しかし、ホメオスタシスの使者・ハックモンの味方でも敵でもないという発言が引っかかりました。ホメオスタシスはデジタルワールドの安定のために動いており、それが子供達にとって有益なものなのかまでは考えていないのかもしれません。

3.プロジェクトR（リブート）

①メイクーモンの感染

tri.の状況は、デジモンクロニクルやゼヴォリューションと似ていると思っていましたが、同じネタが出てきました。メイクーモンの感染＝Xプログラムとすると、感染の抗体を持てばX抗体デジモンになれるのではと思えてきます。ウォーグレイモンやメタルガルルモン、オメガモンを超える進化をtri.で見せるためには、X抗体しか残っていないという理由もあります。

②究極進化

tri.では、ワープ進化に変わって完全体から究極進化して究極体になります。進化バンクはありませんが、第3章までアグモンもガブモンも完全体から究極体に進化したように見えます。第4章では一気に究極体に進化しましたが、ワープ進化とは言っておらず、演出の都合で完全体までの進化を削ったのかもしれません。

③リブート

第1章の説明にはベリアルヴァンデモンとの戦いから3年とあり、tri.は02の続きと思われます。しかし、太一達の02キャラへの関心が薄かったり、ヤマトと空の交際がなかったことのようになっていたり、ワープ進化に変わって究極進化するなど疑問点が多いです。一乗寺賢の名前は度々登場しており、全てを忘れているわけではなさそうですが、tri.と02の現実世界にはズレが感じられます。

デジタルワールドで異変が起これば現実世界も大きな影響を受けます。太一達の認識がおかしいのも、現実世界に影響を与える何かがあったからなのでしょう。その候補としてあげられるのがリブートです。

メイクーモンの感染を止めるためにリブートは行われました。しかし、メイクーモンに会う前から進化バンクに2の数字があり、アグモン達はすでに感染��ていたと思われます。また、メイクーモンやハックモン、アルファモンは記憶を失っているようには見えず、リブートは不完全に行われたと思われます。予想ですがこれまでも何度かリブートは行われ、それで02とtri.の現実世界にズレが生じたのではないでしょうか。

4.謎の男

謎の男は空の顔をなめたり、芽心に壁ドンしたりやりたい放題でした。イグドラシル側にいる謎の男は、パートナーの存在を否定してデジタルワールドを最初からやり直すと言いました。その言動はかなり幼く、本当にイグドラシルが制御している存在なのかは怪しいところです。

また、現実世界に出るためにデジモンカイザーの姿を使っているのが気になります。ゲンナイは、賢と同じく暗黒の種（と同じもの？）を埋め込まれています。カイザーに化けるのは、それが関係しているのかもしれません。

姫川はイグドラシルに利用され、姫川の所属する組織もイグドラシルの手中にあるのではないでしょうか。リブートはいつから仕組まれ、ゲンナイはいつから謎の男として行動を始めたのか疑問は尽きません。

5.メイクーモン

①ライブラ（天秤）

第4章でメイクーモンは光と闇のバランサーであり、ハックモンはそれをライブラと呼びました。小説版デジモンアドベンチャーでは、ホメオスタシスは光と闇の均衡を保つ機構と書かれています。メイクーモンは、ホメオスタシスの機構・ライブラがデジモン化した存在なのかもしれません。また、姫川の所属する組織がライブラからメイクーモンを作ったとも考えられます。

ある機構がデジモン化するのは、クルモンを思い出します。デジモンテイマーズのクルモンは、進化を促す存在でした。メイクーモンの感染が害だけではなく、X抗体のような変化をもたらすならば、メイクーモンは進化を促す存在に思えてきます。

②芽心とメイクーモン

第3章もそうでしたが、メイクーモンと会った時の芽心は、1999年の太一達と同じ年齢またはそれより幼く見えました。1999年以前に選ばれし子供になる機会は少なく、メイクーモンにも人工デジモン説があるなど本当に芽心が選ばれし子供達なのかは怪しいところです。

しかし、第4章からメイクーモンはしっかり芽心を守る立場になりそうです。素直に芽心は選ばれし子供と考えてもいいでしょう。ただ、正規の選ばれし子供達ではないのかもしれません。予想ですがメイクーモンは本来存在しないデジモンあり、イレギュラーで芽心とパートナー関係になったと思われます。

6.八神ヒカリとテイルモン

①メイクーモンとテイルモン

第5章キービジュアルは、メイクーモンの究極体とオファニモンフォールダウンモードでした。メイクーモンもテイルモンも見た目が猫で成熟期から始まって女性型で似た進化ルートを辿ります。

②イグドラシルと八神ヒカリ

ヒカリも姫川もホメオスタシスの巫女のような役割を果たしました。オファニモンがフォールダウンモードなのは、イグドラシルがテイルモンを悪堕ちさせてヒカリを手に入れようとしているのではと考えられます。エージェントはイグドラシルにのっとられ、姫川も利用されてイグドラシルの手中にあると思われます。ヒカリを手に入れ、ハックモンを倒せばホメオスタシスの声を届ける存在はいなくなります。

③ウィザーモン

謎の男は、現実世界で死んだデジモンでもリブートならば蘇ると言いました。第5章では、テイルモンと縁の深いウィザーモンが蘇るのではと思われます。

7.ホーリーリング

第4章のホウオウモン、バ��モンはホーリーリングを持つデジモンです。デジモンtri.ショップではホーリーリングも販売しています。02でテイルモンのホーリーリングは、データを反転させてイービルリングになったり、ジョグレス進化のキーとして使われたりと重要な役割を果たしました。しかし、第4章でホーリーリングの話は出てきませんでした。

第4章の内容については、

めちゃくちゃ強い成長期

悩む空の隣に突然現れる二人

便利すぎる空間の歪み

ムゲンドラモンに叩かれても平気な空

長過ぎる進化シーン

などツッコミどころ満載です。アグモンの川流れには笑った人も多かったかもしれません。エレキモンの声優が変わらなかったのはよかったと思います。tri.はレオモンの死亡や光子郎のウーロン茶など安易に過去のネタを使ってくるのが気分悪いです。

しかしながら、カイザーと謎の男＝ゲンナイは暗黒の種で繋がっている、バクモンはウィザーモンやピエモンに進化する可能性もある、バクモン・ホウオウモン・テイルモンとホーリーリングを持つデジモンが集まるなどミスリードを誘いながら小説版をベースに昔の伏線を拾ってきており、考察するのが楽しい作品になっています。

冗談で◯◯が出たら～と言っていたら、ローダーレオモン・ヒポグリフォモン・オファニモンFMが出てきて今後どんなデジモンが出てもおかしくない状況になってきました。特にローダーレオモンからバイフーモンへの進化は、画期的なものだったと思います。

最後に

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