#アダムとイヴ
Explore tagged Tumblr posts
Video
旧約聖書「モーセ五書」を誰にもわかりやすく、簡単に。絵巻 旧約聖書 モーセ五書「創世記」新版第1巻 ベレーシート
0 notes
Text
失楽園
わたしはイヴ
二人で生きるために禁断の果実を食べてあげた
はやく 急いで
手を引いて楽園を去る
ついてきて
間違えてばっかりのわたしの宝物
秘密基地の場所
あとすこししたら教えるから
ありったけの余白をあげる
だから絶対優しくして
失楽園
落ちたひと順 ルールきめていーよ
正しいかどうか、ほんとはどっちでもいいのかも
絶対に優しいのなら
昨日より一回多くキスして
海で砂流したら
汚れないように家まで抱いて
寝言で名前を呼んで
玉ねぎ切って
薄着で出るから上着借して
手を繋いでいて
私を観察して
髪であなたの足を拭う私をよくみて
全部あげられる私を恐れて
神が男だと断言する彼らは
花を理解しようと蕾を裂き覗く
子守できず死産ばかり
ちぎるだけの花占い
胎内の子を無意識で潤す女をみてもまだ
神が男だと言い張るお前を産んだのもまた女
わたしはイヴ
花が咲くのも待てない弱虫の強情を
微笑んで見守れる
それはやわらかな枯渇
人を殺せても
人のために自分を殺せないアダムたちを
なぜだか愛すことができる
眠る仔犬薄い耳たぶ
あたたかい寝息を撫でるとき
あなたを産んだような気がしてくる
強烈な愛憎の波
寄せては返し
あなたを握りつぶしてしまいたい
無償の愛で飼い慣らさせて
12 notes
·
View notes
Text
P3xP4 World Analyze pages 32-33 transcription.
“滅び” をもたらすもの “ニュクス”
月に宿るもの
地球の衛星である “月” は、太古の時代から謎めいた存在だった。人類が月に到達して生命が住んでいないことが確認されてからも、その大きすぎる衛星がどのように誕生したのか謎はより深まった。月は地球生成直後に小型の惑星が衝突し、飛び散った地球の断片が集まって誕生したとされる “ジャイアント・インパクト” 説が支持を集めている。しかし、地球に衝突した物体が惑星ではなく巨大な生命体だったとしたら?後に “ニュクス” と呼ばれるその生命体は地球の常識とはかけ離れた存在で、衝突後、地球の断片とともに月となった後も生き続ける。ニュクスの持つ性質は、やがて生まれた地球生命体に影響を与えることとなった。ニュクスは言ってみれば “死” そのものを放射しており、地球上の生命はそれを受けて死ぬ。生物は “死” を恐れ、それを避けようとするようになったことで結果的に高度な生命へと進化していった。
ニュクス本体は、本来の姿を取り戻すため、地球上に飛び散った自身の “精神” であるシャドウを呼んでいる。
シャドウの母体
地球に生命が発生したこと自体ニュクスの衝突が遠因となっているため、ニュクスがすべての生みの親ということもできたが、それはまた命を奪う恐ろしい敵でもあった。知能と呼べるほどの能力を得る前から、地球の生命は “恐れ” や “争い” といった概念を獲得していた。ニュクスは衝突の際に自身の精神を失ったが、それは地球全域に飛び散っていた。それらが “死” を発する源となったのだが、同時に地球生産の精神にも強い影響を与えていく。精神の一部が、ニュクスの断片と同化しようとする “シャドウ” と呼ばれるものに変化するのは、この影雪により始まった。地球の生命はニュクスとその影響を強く恐れ、誰もが持つその意識はゆっくりと “集合的無意識” に発展していく。地球生命の個体がそれを意識することはあまりなかったが、集合的無意識は対抗手段として “ペルソナ” の力を造り上げていき、限られた者がその力を使えるようになっていったのである。
人間のように発達した精神は、ペルソナ能力を扱うのに向いているが、同時にニュクスの影響も受けやすくなる。
ニュクスの復活
ニュクスの本体と飛び散った精神体は、それぞれ元の合一した状態に戻ろうとしている。シャドウもニュクスと融合を求めて移動するが、それはニュクスの精神体とよく似たものに変化しているため。シャドウは生命から分離した直後はたいていとても小さく力の弱い状態だが、シャドウ同士が呼び合って融合していくことで成長する。場合によってはニュクスの精神体と融合し、非常に強い力を一気に得ることもある。
融合を繰り返したシャドウほど強い力を持ち、タルタロスで “番人” と呼ばれる存在になったり、街に出現する大型シャドウクラスにも成長する。幾月は12体の大型シャドウを特別課外活動部を媒介として融合させることで “死” のシャドウを造ろうとした。“死” のシャドウはニュクスの一部と呼べるほどの力を持っており、"化身" を意味する「アバター」の名で呼ばれる。
シャドウそれぞれもある意味 “ニュクスの化身” だが、そう呼ばれるにふさわしい力を得た状態が “死” だ。
ニュクス教という名の終末思想
[ニュクスの代弁者]
影響はすべての生命が受けているため、程度の差こそあれ、ニュクス教に類する意識は誰もが持っ��いる。ストレガ、というよりもタカヤが “代弁者” を名乗っているのは、ニュクスの影響に対する感受性が強く、自分の中で思い込みも含めて発展させていった結果であろう。
[布教活動]
ストレガは “滅び” が現実のものとなることを目的としており、人々の意識をそちらへ向けさせる活動を行っていた。ニュクスの情報はストレガ自身で得たものだが、ある程度幾月が意図的にリークしたとも考えられる。
街のあちこちにニュクスを意味する記号が落書きされ、ビラも撒かれている。
[救いを求める人々]
ストレガがきっかけを用意した後は、信じ込んだ人々��勝手に広めてくれていた。落書き���ビラは信者たちが自主的に行っている。
信じてはいなくても、噂に振り回される者もいる。
狂信的な者は、かえっててそう見えないかもしれない。
大型シャドウという “呼び水”
シャドウ同士が引き合う力は、シャドウの融合が進むほど大きくなる。それは “引力” に近いもので、近づくことでより強く引き合うようになる。かつて桐条鴻悦の指示で行われ、ある程度融合が進んだ状態のシャドウが “爆発事故” で飛び散ったのが10年前。子供の体内に “死” が封印されたことで大型シャドウそれぞれも休眠状態となっていたが、港区に戻った “死” がファルロスとして目覚めたときに、大型シャドウたちも休眠から覚め、融合を目指して活動を再開した。
I 魔術師
マジシャン
最初に巌戸台分寮の屋上までやってきた大型シャドウ。ペルソナとしてタナトスが現れ、喰らわれた。“死” が大型シャドウを取り込んでいくプロセスは、基本これに準じたもの。
Ⅱ 女教皇
プリーステス
影時間に暴走したモノレールに現れた大型シャドウ。本来、影時間では動かないはずのモノレールが暴走したのは、大型シャドウが半分同化した状態であったためと思われる。
Ⅲ 女帝
エンプレス
行方不明となった山岸風花を救出するため、学園の体育倉庫から入ったタルタロスに出現した大型シャドウ。“皇帝” とは対となる存在で、ともに外からタルタロス内部に進入している。
IV 皇帝
エンペラー
“女帝” とともに現れた大型シャドウ。2体ともほぼ同等の強さだが、剣を持つ “皇帝” と比べると “女帝” はワンドを持ち、魔法による戦いを得意としていた。
V 法皇
ハイエロファント
白河通りにあるラブホテル内に出現する大型シャドウ。“法王” がそこに現れるというのも妙な組み合わせだが、ホテルにはもともと “法王の間” という大きな部屋があった。
VI 恋愛
ラヴァーズ
“法王” との戦いの直後に出現した大型シャドウ。タロットの位置には “誘惑” の意味がある。アダムにとってはリリス、イヴにとってはリンゴを勧めるヘビが “誘惑者” である。
VⅡ 戦車
チャリオッツ
旧陸軍基地に現れる大型シャドウ。名前の通り戦車の形をしており、砲台の “正義” とは合体分離を繰り返しながら攻撃してくる。カードに描かれているのは古代の戦車。
VⅢ 正義
ジャスティス
"戦車” とともに現れた砲台の姿をした大型シャドウ。タロットには天使ミカエルが持つとされる剣と天秤が描かれるため、現代的な “剣” と��て砲台の姿になったと思われる。
IX 隠者
ハーミット
ポロニアンモールに出現した大型シャドウ。タロットではカンテラを持った老人の姿が描かれることが多く、灯りから電気、真空管というイメージに繋がったと思われる。
X 運命
フォーチュン
巌戸台駅前に “剛毅” とともに現れた大型シャドウ。“運命の輪” を回す者と解釈されるスフィンクスの姿をしている。カードには、善と悪の2種類の動物が描かれている。
XI 剛毅
ストレングス
“運命”とともに現れた大型シャドウ。タロットにはライオンを制御する女性が描かれ、その頭上に “無限大” の記号が浮かんでいる。解放された花嫁の喜びを表している。
XⅡ 刑死者
ハングドマン
ムーンライトブリッジに現れる大型シャドウ。タロットでは片足で逆さ吊りになった姿で描かれるが、逆位置にすると表情が笑顔に変わると言われている。
XⅢ 死神
デス
“死” の大型シャドウでもある、タナトスのペルソナ。タロットで骸骨が描かれるのは、性別不明あるいは両性具有を暗示している。カードは逆位置で再生を意味する。
人格を持ったシャドウたちの役割
[ファルロス]
封印が解け、目覚めたばかりの “死”。封印された10年前から変わっていないという意味で少年の姿をしている。“死” が封印された時点でのリーダーの年格好に近いが、顔は似ていない。囚人をイメージさせるストライプの寝間着は、封印された存在であることを示している。
聖書に「二種の糸で織った服を着てはならない」という一節があり、縞模様の服は反逆者や犯罪人が着るものというイメージが作られたという。
[望月綾時]
12体の大型シャドウが融合した後、封印されていた “死” が現実に現れたときの姿。転校生として生活している間は、シャドウとしての記憶は封印された状態で明るい性格をしていた。記憶を取り戻した後も人間としての感情を持ち続けており、特別課外活動部に自分を倒せと進言する。
女好きであったり人に好かれたがる性格は、稲羽市のクマとも共通した要素。シャドウも元々は人の精神の一部だからか。
3 notes
·
View notes
Text
ハズビンホテル、シーズン1感想、↓からさらに、すこし追記。
ハズビンホテル、アダムとルシファーとリリスとイヴ周りの謎。
彼等の過去とこれまでの関係性、地獄の統治/今までのリリスの働き、現状離婚状態らしいこと、firstとsecondの話含めて……1話最初の昔話もどこまで信用していいのかわからないしで。どうなるのかな。
1話の昔話を読んでいるチャーリーやいくつかの台詞からして、彼女のお母さんは“リリス”で、お母さんは地獄を思ってくれる人で、お母さんの助言が役��立ったとチャーリーは感じている。
父ルシファーとはかなり前から気まずい関係だったこと。……は、間違いないんだろうな。
そして、このあたり……ポリアモリーな関係性や、異性愛至上主義/規範の中でしか生きられなかった人のグラデーションな在り方(ヘルヴァボスのストラス)、
血縁至上主義ではない……当たり前に多様な“親子”の在り方(ヘルヴァボスのルーナとブリッツのような)などが関わってきそうな気もしたりで……
(異性愛規範や血縁が大前提の……なんかネタいじり扱いみたいなセンセーショナルな文言がSNSで(日本語圏で)飛び交ってるのみてしまい、なんだかな……となり。謎だらけだな〜くらいに書いてきたが、自分なりに改めて言及、残しておきたかった)
ハズビンホテルのルシファーの“在り方”。
既にヘルヴァボスで、ラブラブで信頼し合っているモクシーとミリーという伴侶/パートナーの間にも……当たり前にハラスメント/抑圧が生まれることが描写されたりなので。
ルシファー、まだまだいろいろありそうだし、シーズン2期待大……
・過去感想
4話まで
6話まで
この作品がAmazon配信であることについて
3 notes
·
View notes
Photo
(人間の堕落のあるエデンの園 - Wikipediaから)
『人間の堕落のあるエデンの園』 (蘭: Het aardse paradijs met de zondeval van Adam en Eva, 英: The garden of Eden with the fall of man) バロック期のフランドルの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスとヤン・ブリューゲルが1615年頃に制作した油彩絵画である。主題は『旧約聖書』「創世記」で語られている人類の祖アダムとイヴの堕落の物語から取られている。 本作品はルーベンスとヤン・ブリューゲルの共同で制作された。フランドルでは複数の画家が自分の得意分野を生かし、作品を共同で制作することはごく普通に行われていた。両者は本作品の他にもいくつかの作品を共同で制作している。
2 notes
·
View notes
Text
アダムとイヴについて思うこと
アダムの肋骨からイヴが生まれるのであれば、アダムの肋骨の骨を全部バキバキに折って、24人のイブを作れば良かったのではないかと思いました。
何故神様は、アダムにハーレムを与えなかったのでしょう?
不思議ですね。
🍎🍏
2 notes
·
View notes
Text
おはようございます♪ 11月22日(金) 始まりました~(^^)/ "今日は、長野県りんごの日 [長野県] JA長野県経済連(現在のJA全農長野)等が1999(平成11)年に制定。 長野県産林檎の主力品種が「ふじ」であることから「いい(11)ふじ(22)」の語呂合せと、「いい(11)ふうふ(22)」(いい夫婦)→「アダムとイヴ」→「林檎���との連想から。" 今日も1日良い日でありますように☆ さぁ~、新たな気持ちで!はりきって楽しんでまいりましょう(^-)!
0 notes
Text
instagram
シンボルとロゴと私
・
Appleのシンボルマークが、かじられたリンゴなのはアダムとイヴの禁じられたリンゴと、かじる(bite)と情報量のバイト(byte)をかけているからみたいですね。
・
シンボルマークで一番に思い浮かべるのは「ナイキ」。これは、「つ」を上下左右を反転させた形ですよね。
・
シンボルマークと似たようなものでロゴマークがありますが、ロゴマークの方は文字が入っているという違いがあるようです。
・
そして1946年に創業し2000年に会社更生法が適用されて2007年にドン・キホーテに買収されたスー��ーと同じ名前の長崎���の愛称はこちらでした。
・
というわけで本日のランチは #サンバード です。平日に休みが取れたのでバイクで日帰り出来る遠出スポットとして熱海をチョイスしてやって来ました。
・
平日だというのに大人気なスポットで入り口には「ただいま満席です」の張り紙が出されております。ちょうど自分が入ろうとしたタイミングで人が出て滑り込めました。
・
暑い中の長距離ツーリングの渇きを潤うべく #クリームソーダ と #ナポリタン にしました。「お時間頂きます」と言われましたが、5分程でドリンクがやって来ました。
・
自然界には存在しない色をつけられたシュワシュワの飲料と #アイスクリーム が渇きを見事に潤してくれます。 #アイス の味わいとメロンジュースの甘さが素敵な感じです。
・
それから更に7分ほど待ったら #スパゲッティ がやって来ました。熱々の鉄板に乗っていてジューっと言う音を聞きながら湯気を眺めてみます。
・
中太の麺をくるくるっと巻いて頂く味わいは濃厚なトマトの味わい。通常のケチャップでは出せない深くて甘い味わいです。
・
熱い鉄板で焼かれた #麺 はカリッとした食感が加わった焼きパスタという感じ。これにソーセージの弾ける食感にほろ苦いピーマンの味わいが加わっていいですね。
・
少し食べて大好きな粉雪を振りかけてみると「ざらつくアスファルトの上 シミになっていくよ」と思うくらいにいいビジュアルです。
・
トマトソースの濃さと粉チーズの濃さとの混ざりがいいですね。オイリーでウェッティーな味わいが昭和を感じさせます。
・
窓の外を見れば椰子の木が生えていて、ここは東洋のモナコと言われる所以が分かる気がします。スイーツ系のメニューも気になるので、次回はそれを頼みます。
・
#熱海ランチ #熱海グルメ #熱海純喫茶 #熱海喫茶店 #熱海カフェ #麺スタグラム #とa2cg
0 notes
Text
神話の研究で用いられる、「媒介」という言葉がある。 この言葉は文学研究や社会学などでも広く用いられるようになったが、その理由の一つとして、この言葉を神話の研究で使ったレヴィ=ストロースと、彼の「構造主義」が1960年代にブームになり、その影響があったというのが挙げられる。 「媒介 (メディエーター)」という言葉は、その語を用いる研究者によって厳密に定義されることもあれば、より一般的な意味でも用いられる。つまり「双方の間に立ってとりもつこと」や「双方の間の情報のやりとり」すなわち「仲介人」という意味であり、「メディア (情報媒体)」である。 また、1960年代には、マーシャル マクルーハンによる『グーテンベルグの銀河系』(1962)と『人間拡張の原理―メディアの理解』(1964)という二つの著書も影響し、メディア研究が盛んになり始める。
1960年代末の学生運動とその周辺には、様々な情報工作があった。これを、特定の誰かの意図や計画通りだったと決めつけるのは少し大袈裟ではあるし、あくまで後付け的な見方だが、その学生運動とその周辺には、学生や労働者など、いわゆる「若者」を主体とする新しいメディア状況が生まれた。そこへのターゲティングに成功したロバートマクスウェルとルパート マードックが、1970年代に激しく争いながら、1980年代にそれぞれ、マクスウェルの「ミラー グループ」とマードックの「FOXグループ」という巨大メディアを築き上げる。 1960年代の学生運動の思想的バックボーンとなったものの一つは、サルトルの「実存主義」だとされる。サルトルの思想は、巨大な歴史の流れの中でかき消される個々の実存に新たな光を当て、人々の根源的な不安を直視しそれに立ち向かい人間の尊厳を取り戻すための術として受け入れられていた。 1960年代の学生運動とその周辺には、「実存」と、それに対する「社会」や「国家」、あるいは「歴史」という概念の間で葛藤する心理があり、それが新しいメディア状況を生んだと解釈される。この新しいメディア状況というのが、1960年代の「カウンターカルチャー」である。カウンターカルチャーと呼ばれる文化は1950年代にも70年代以降にもあるが、60年代のカウンターカルチャーがそれらと区別される理由として、学生運動や新たなメディア状況を生んだ思想的背景があることが挙げられる。 レヴィ=ストロースの「構造主義」は、サルトルの「実存主義」への批判として提示された側面がある。レヴィ=ストロースの問題意識はサルトルの実存主義という主体偏重を批判し、西洋社会における、西洋中心主義に対する批判的意識から出発している。実存主義という主体偏重に対しては、主体ではなく、主体間の構造こそが重要だと主張していた。 1970年代に入り、学生運動も下火になると、「実存」と「社会」といった二項対立から抜け出す術として、学生運動の世代にも構造主義が受け入れられ、また、カウンターカルチャー後の新たなメディア状況が生まれる。これは1977年公開の映画『スターウォーズ』に象徴される。 その後、新たなメディア状況を分析するためのメディア論や、『スターウォーズ』などにも影響を与えたとされる、神話の構造分析がブームになる。
多くの神話では、その序盤で、「神と人」、「善と悪」、「創造と破壊」などといった二項対立が提示される。それらの二項対立のそれぞれは、複数種のものや概念などが組み合わさったものとして与えられているが、それらの組み合わせが変化し、それによって、ある二項対立を兼ねた第三項が見出される。レヴィ=ストロースの言う「媒介」とは、この第三項のことである。この第三項は、別種の二項対立の一つの項になる。そうしてそのような第三項の位置は、まんべんなく置き換わっていき、出発点がどこであったか規定できないような円環的な構造が描き出される。 神話に登場するキャラクターで、二項対立を兼ねた第三項という、言い換えると「両義性と媒介性」を特に特徴とするもの��「トリックスター」と言い、トリックスターに焦点をあてた神話を「トリックスター神話」と言う。 多くの文化でトリックスターは「文化英雄」と結びつけられる。文化英雄とは、人間世界の文化に寄与したとされる伝説的人物や動物のことを言う。神話に登場する文化英雄としてよく知られているのは、ギリシア神話において、ゼウスの意志に逆らい、火や穀物を人間にもたらしたプロメーテウスである。
神話の研究や文学研究などで「媒介」という言葉を用いる理由には、神学的な論争と距離をとるということや、この言葉自体を特定の定義に固定した概念にすることを避けるというのもある。 「媒介」は、聖書の研究などにおける「神の介入 (インターベンション)」に似たものでもあり、また、「トリックスター」や「文化英雄」には、創世記においてイヴとアダムに知恵の樹の実を食べさせて知恵を授けた蛇も、聖書に登場する預言者たちも当てはまる。それらの同じ言葉に当てはまるものを同一視することを避けつつ、あくまで、物語の構造を捉えることに主眼が置かれている。 レヴィ=ストロースは『野生の思考』(1962)で、野生の思考とは、眼前の事象を考える際に、その事象と別の事象との間にある関係に注目し、それと類似する関係性を持つ別の事象群を連想しつつ、それらを再構成することであり、自然環境において具体的な事物を一定の記号として扱う思考だとした。それは、文明社会において発達した科学的思考と基本的に同質なものであるが、両者の相違については、科学的思考が「概念」を用いるのに対して、野生の思考が用いるものは「記号」であり、理論と仮説を通じて考えるのが科学的思考であるのに対し、野生の思考は、比喩に基づく類推法の論理で成り立っていることだとした。 信仰や布教でも批判でもなく、特定の思想に捉われない考え方として構造主義が受け入れられた側面もあるが、人間やイデオロギーを細分化し客観的で普遍な構造を追求するという考え方や、人間が言葉(ロゴス)によって世界の全てを構造化できるという発想自体、西欧形而上学から抜け出せておらず、レヴィ=ストロースも青年期に受けたとされるマルクス主義の影響から抜け出せていないとして、1970年代には構造主義への批判も始まる。構造主義は、運動の敗北後に、人間が絶対的な構造に支配されているという絶望感や幻滅として受け入れられたに過ぎないとして、それらが完全に終わったものとの立場からポスト構造主義やポストモダニズムが始まったとされる。しかし、それで問題から抜け出せたわけではなく、むしろ実存主義的な問題へと回帰する。 実存的な不安というのは、極めて個人的な、誰とも共感できない不安のことだが、個人が抱える不安の多くは社会的な不安を内面化してしまったものである。個人的な不安に向き合うことで、内面化してしまっている社会的な不安を切り離し、個人的な不安を乗り越える術も探せるはずだというのが実存主義の考��だとされたが、第二次世界大戦前から戦中の全���主義的な風潮のなかでは、社会の不安を自分のこととして捉えてそれに身をささげることが是とされた。戦後になりだんだんと社会的な不安が軽減されてきて、実存的な不安に向き合うということが見直され始めたものの、内面化された社会の不安と実存的な不安の区別はそもそも難しい。実存主義は、個人の不安をアイデンティティなどで括って束ね、社会運動などに動員するものへと変容していく。社会の不安を個人へ内面化させることを促すようなメディア状況の形成に自ら率先して加わるというような、全体主義と類似した状態になっていき、運動の一部は暴発した。
二項対立に囚われた状態というのは、自分がどのような二項対立のどの位置に立っているのかわからなくなってる状態や、あるいは勘違いか何かで自分が立っていると思っている位置とは逆の位置に立っているような状態である。二項対立を兼ねた第三項の出現というのは、自分がどのような二項対立のどの位置に立っていたのかを告げる働きをする。すなわち、トリックスターは世界を「リビール (見えるようにする。ベールをはがす)」する。
先月13日(米時間)、「変わり者」というような意味でだが「トリックスター」とも形容された前大統領で現在は大統領候補として選挙戦を戦っているトランプが、演説中に銃撃され右耳を負傷するという暗殺未遂事件が起こった。当然、世界中に衝撃が走ったが、奇妙なことになぜか不思議な冷静さにも満ちていて、銃撃された後に立ち上がって拳を振り上げるトランプの姿を見て、奮い立つような、でもなんだかよくわからない感情が込み上げてきたというのも多くの人が共通して語ったことでもあるし、神が介入したかのような奇跡と表現するのも理解できるし共感もできる。何が起こったのかをより詳しく知りたいとも思っているが、事件後の大手メディアの報道や、事件直後から出てる「緊急解説」とか「事件の真相」というタイトルが付けられた記事とか動画とかのお話に対して、静かで冷たくもある視線を向けているか、ほぼ見ていないというのもまた、多くの人に共通していることでもあった。「世界の裏側を知っている」とか「全ては予言されていた」みたいなバカ用コンテンツを楽しんでる気分じゃないというのもあるだろうが、自分で考えたいという気持ちの方が大きいように思える。 事件の二日後の15日には、共和党の副大統領候補の発表があり、21日には、現大統領が再選を断念し、選挙戦からの撤退を表明した。立て続けに色んなニュースがあり、色んな話が飛び交う中、その間の話題によく登場した人物は、ピーター ティール、マーク ザッカーバーグ、イーロン マスクといった、ビッグテック関連の人物だった。SNSなどのメディアやテクノロジーが今後どうなっていくかというのも大きな関心ではあるが、おそらく、なんらかの構図に囚われていると全く共有できていない話題があって、誰かが作った物語に縛り付けようとする現在のメディア状況から抜け出す方法はないだろうかという関心も反映している。
マーシャル マクルーハンの有名な言葉に「メディアはメッセージである」というのがある。 マクルーハンの言う「メディア」には、人間が作ったあらゆる人工物が該当する。人類が作り出した最も衝撃的なメディアは、「言葉」である。人類はその後、これまた衝撃的なメディアである「文字」(アルファベット)を創造する。 アルファベットという新しいメディアの登場によって、「言葉」と「対象」が分離する。それだけではなく、「内面」と「外世界」の分離と、「意識」と「無意識」の分離を生んだ。外世界や無意識から自由になった内面の意識は、あらゆるものを自己の内面で言葉として可視化できるようになる。それによって、発話がもっていた神性や呪力は失われ、人々を統治する方法も神性によるものから、官僚的な権威によるものへとシフトしたのだとマクルーハンは言う。こうした人間環境や人間の精神に与えた影響こそ、アルファベットという新しいメディアの「メッセージ」である。 マクルーハンは、メディアは人々の意識や文化に常に、ある面を「拡張」するとともに別の面を「衰退」させ、過去に衰退した面の「回復」をもたらし、当のメディアの性質そのものを「反転」させるという4つの影響を及ぼすとした。アルファベットによって書かれた文章や、新しいメディアのフォーマットに対応したコンテンツが「メディアのメッセージ」なのではなく、4つの影響こそが、新しいメディアによる、人間社会や個人の精神に対する「メッセージ」である。
「自分の考え」と「他人の考え」とか、「個人の不安」と「社会の不安」、「内面」と「外世界」というのは時々、ごっちゃになって気付いたら反転していたりする。そもそももともとは全て、どこかで聞いたり読んだりして、外から内に入ってきた言葉であって、沈黙や、あるいは叫びとかのほうが本心に近いのかもしれない。 しかし言葉によってリビールされる何かがあるはずだとも、思っている。
2024年8月 ハード アラウンド ザ ワールド
0 notes
Text
夢、やばかった日。スプラで連敗し過ぎて案の定夢ヤバかった。夢の中でも寝ようとしてて、そしたら頭の上にカブトムシが2匹くっついてるし、背中にクワガタいてめちゃくちゃ挟まれてるし、上からは死体降ってくるし、良くなかった。この前のよりマシだなって冷静に思えるくらいだったけど。まじで連敗良くなかった。絶対もっと強くなる。電話切れないかちょっとソワソワしてたけど。良かった。やっぱり寝てから4時間後くらいに1回起きるらしい。俺調べ。眠たいのに、結局いっぱい起きててくれて嬉しかった。ありがとう。たしかに拗ねてたなあってなってる。よし、まず今日は返事返すとこから初めてやる!今日もいっぱいだいすきです。
#今日の曲 #今日は岩本くんより早く目覚めた、気がする
0 notes
Text
0 notes
Text
P3xP4 World Analyze pages 36-37 transcription.
停滞する時の中で過去を垣間見る “時の狭間”
異なる時空の歪み
ニュクスとの戦いが終わって2ヶ月。リーダーを失った特別課外活動部は影時間がなくなったことでその活動目的も喪失していたが、別の異変によって寮に閉じ込められることとなった。
3月31日が延々と繰り返され、“次の日” がこない。寮は外界と時空そのものが隔絶した状態となり、外にも出られない。寮のロビーに出現した階段を降りると砂漠のような空間が広がり、いくつも立ち並ぶ扉からは “時の狭間” と呼ばれる不可思議な空間へと繋がっており、進んでゆくと特別課外活動部のメンバーそれぞれがペルソナ能力を獲得した過去の記憶を目の当たりにすることとなる。
異変の始まりとともに現れた自称 “アイギスの妹” メティスとともに、特別課外活動部は探索を始める。そこにはや��りシャドウたちが存在し、彼らは再び戦いに身を投じることになったのである。
“時の狭間” は、扉を通じて7つの異なる時空へと通じている。階段で降りていくことで、先へと進むことができる。
異変の原因
リーダーの立場となって、特別課外活動部を率いることになるのは、アイギスである。リーダーを失ったことで悲しみを感じていた彼女は、ただのロボットでいたほうがよかったとさえ思っていた。そこに現れた “妹” と戦いになったとき、出現したペルソナはリーダーと同じオルフェウスであり、“ワイルド” の力に目覚めた者としてベルベットルームにも招待される。メティスの協力もあって、アイギスは新たな装備を追加されるが、オルギアモードは使えなくなった。その代わり、同行するメティスにリーダーとしてオルギアモードを指示することができるようになった。
“妹” メティスが現れたことがこの探索行の始まりであり、ベルベットルームの主人イゴールが言った通り “命のこたえ” を見つけることが目的となる。“時の狭間” はアイギスに起こったさまざまな変化と繋がった、いわばアイギス自身が原因となって生まれた空間である。
寮から出ることはできないが、ポロニアンモールと直結していて、アイテムなどを購入することはできる。
ダンテ『神曲』
行く先々の名称などはメティスが教えてくそれらは13世紀イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの『神曲』が元になっている。この三部構成の長編叙情詩では、著者であるダンテ自身が地獄、煉獄、天国を巡る旅をする。ダンテが幼少期に出会ったあこがれの少女ベアトリーチェが案内役として登場するが、実在したベアトリーチェは『神曲』が書かれたときすでに死んでおり、その悲しみから神格化し、登場させたとされている。“時の狭間” でアイギスたちが感じる、リーダーを失った悲しみと符合する要素である。
ダンテは敬虔なカトリック教徒であり、キリスト教神学をベースに地獄を描いているが、その描写にはギリシア神話からの影響も強い。地獄の入口はギリシアに実在するアケロン川を渡ったところにあり、渡し守はニュクスの子であるカロン。ミノス王やケルベロスなども登場している。“時の狭間” では9つある地獄の8番目以降の名称が使われている。
造られた “姉妹”
アイギスは桐条のラボで造られた最後の対シャドウ兵器であり、その完成とともに開発計画は終了している。アイギス以降に新たなタイプは造られていないし、アイギスより前に実働可能な機体も存在しなかった。アイギス以上の性能を持ち、しかもより人間的な感情も持ったメティスは、同型機種としての姉妹ではありえない。アイギスの心から生まれた分身 (シャドウ)と言うべき存在である。
[プシュケイ]
人間の王の娘でありながら、美の女神アフロディーテに嫉妬されるほどの美しさを持つプシュケイ。母を裏切り、身分を隠して愛し合った夫クピドを自らの手で殺してしまい、取り戻すため冥界へ下ることになる。こうしたタイプの神話には珍しく、プシュケイは冥界の協力を受け、夫を取り戻すことに成功する。神々の王ゼウスやアフロディーテらにも認められ、プシュケイ自身も神に等しい永遠の命を得たとされる。
時の狭間より接続された8つの “時空”
古の路マレボルゼ
ボルサとはイタリア語でカバンを意味する言葉で、『神曲』に描かれる8つ目の地獄には10の “悪の袋 (マレボルゼ)” があって、罪人は罪の種類によって振り分けられ焼かれたり切り裂かれるなどの責め苦を受ける。その中には、聖職売買などで神聖なるものを目流した者が入れられる袋もある。
罪の路コキュトス
ギリシア神話の異界を取り巻くように流れる川のひとつで、三途の川ステュクスの支流。冥界の最下層を流れ “嘆き悲しむ” という意味の名を持っている。『神曲』では9つ目の地獄として最も重い罪 “裏切り” を罰する場所となる。カイーナからジュデッカまでは、それぞれコキュトスの一部。
力の路カイーナ
コキュトスは4重の円で構成されていて、一番外側にあるのがカイーナ。肉親に対する裏切りを罰する地獄で、『創世記』で弟アベルを殺害したカインから名付けられた。『神曲』では、父アーサー王を殺したモードレッドの名も挙げられ、氷漬けになっている悪人の罪状が語られる。
夜の路アンテノラ
コキュトスの2番目の円で、祖国に対する裏切りを罰する地獄。ギリシア神話の『トロイア戦争』で、トロイア王の助言役でありながら門を開いてギリシア軍を手引きした人物が、裏切り者として地獄の名前の元となった。ただし、本当に裏切っていたのかは神話上はっきりとは描かれていない。
哀の路トロメイア
コキュトスの3番目の円で、客人に対する裏切りを罰する地獄。迎え入れた客 (マレビト) を眠らせてから殺すという物語は日本でも “ヤマンバ” と呼ばれる存在としてよく描かれるが、古代パレスチナのエリコの王が客として訪れたイスラエルの祭司シモン・マカパイを殺したことに由来する。
業の路ジュデッカ
コキュトスの4番目の円で、主人に対する裏切り者を罰する地獄。イエス・キリストの弟子でありながら裏切ったイスカリオテのユダの名がつけられており、最も重い罪として地獄の��奥部にある。この中心には、悪魔ルシフェルが氷漬けになっており、ユダはその口に咥えられている。
王居エンピレオ
地獄と煉獄を巡ったダンテが最後に訪れた場所で、天国の中でも至高の場所。キリストをはじめ数多くの聖人や聖母マリアが暮らす平和な地で、ダンテは神が空に描いた光の文字で “愛” を知る。ダンテの愛したベアトリーチェが “愛” そのものであったように���リーダーもそうだったのだろうか。
コロッセオ・プルガトリオ
『神曲』第二部の煉獄にあたる場所で、罪人たちが浄罪の炎で清められる山のこと。“七つの大罪” それぞれを浄罪する場所があり、それぞれの罪に応じた責め苦を負わされ、罪を悔い改める。山頂は天国にもっとも近い楽園で、アダムとイヴが無垢な時代に暮らした場所とされる。
繋ぎ留められた “記憶”
トロメイアでは、幼き美鶴がペルソナ能力を獲得し、父親とともに浄罪を始める姿を見ることができる。
カイーナでは、中学生時代の美鶴と明彦が出会った時を見ることができる。美鶴の過去は “時の狭間” の鍵でもある。
最後の試練の扉 “エレボス”
“暗黒” を意味するギリシア神話の神のひとり。ニュクスの兄弟であると同時に夫でもあり、夜の空であるニュクスに対する地の闇にあたる。ギリシア神話において “地獄” の意味で使われる言葉のひとつでもあり、地獄の最も深い部分を指すとされることが多い。神々の系統上の役割を考えると、“大地” ガイアや “冥府” ハデスとともに、“奈落” タルタロスをも含めた “地の領域” 全体を表すものとも取れる。
2 notes
·
View notes
Text
(ハズビンホテル感想続き、Twitterからのツイートまとめです)
・ハズビンホテル、8話、最終回まで観ました。
すごいエンターテイメント回だったな、ファンが観てみたかった衣装やシーン全部盛りという感じだった……おおお………
・チャーリーとバギーのラブソング……やっと……嬉しい……2023年のこのちょい見せをみてからほんと楽しみで……………しかも5話のチャーリーとルシファーの父子の歌からのこれ………愛の歌……more than anything ……よかった………大好きだ………
・最後は、結局ルシファーがいろいろいいとこ持っていってしまうのか?と思ったところで、チャーリーのカウンターパンチからの、ニフティがトドメを刺す、という展開もよかったな。
・ルシファー、1話で語られたことだけど、一万年の間、地獄を“治める”“守る”立場でありその力を持つ者であったけど、そうは生きてこなかった(これなかった?)
つまり、リリスの負担が大きかった、離婚の要因のひとつ?、���かいろいろ考えてしまう描写あってからの……この物語なので。
チャーリーが圧倒的な確固たる主人公でありながらも、父であるルシファーの生き直しと自覚(かつふたりの、親子の、特権/支配階級のノブレスオブリージュもの)も下地にある訳で。
そこからリリスが、母がどう語られていくのか、……謎だ……期待が高まる………続き楽しみだな……
・7.8話の全体の流れや歌は、レ・ミゼラブルの流れがオマージュされてる気がするのも、すごい楽しかったな。
立場も関係も全く違うけど、立ち上がる民衆達な流れで2人で「勝ち組になるぜ!」を歌うアラスターとロージーとか、宿屋の2人っぽい入れ方で面白かった。
youtube
・アダムとリュートの関係は、2人なりの“情”みたいなものがあったのか……と思う描写だったけれど。「アダムの死」は取引材料のひとつでもあった事実とか……リュートもまだまだ謎だらけで面白い……
・アラスターの二転三転する印象がほんと謎で、わからなすぎて、楽しかった……こういう不安さが残る複雑な立ち位置が魅力的で、ほんとパイロット版からの謎だらけな彼“らしくて”……面白いなアラスター……
・しかしサーペンシスの「自己犠牲」な展開からの昇天結末は、自分には、どうにもしんどさが、モヤっとしたものが残る描写だった。
昇天の条件が一切わからない以上、なにが「満たされた」のか「決め手」なのかは不明だけれども(そもそも「何もかも不確か」であったことが欺瞞だった訳だが)、
何が天国行きで何が地獄行きか、何をどう罪人とみなすのか、の恣意的な線引きや運用は、既にヘルヴァボスで糞なありさまが語られていて、からのハズビンホテル6話で更に欺瞞を描いていて。
その辺りに、またひとつの材料を加えてきたサーペンシスの存在、シーズン2でどうなっていくのかな……
「自己犠牲」をひとつの結末/大きな盛り上がりとすること。
マイノリティを描く作品として大好きな「シーラとプリンセス戦士」「ニモーナ」などでも繰り返されてることだし、物語の型として盛り上がるのだけど、やっぱりその“賛美”はこわい側面があるし納得いかねえなって気持ちは忘れたくねえな、とも
・ハズビンホテル、繰り返しになるが、結局……支配者たる父ありきか?……とも思う展開ではあり。モヤモヤが残る点の一つなんだが。
ヘルヴァボスで優しいシングルファザー描きつつも、モクシー父やストライカーで、家父長制やホモソーシャルを批判的に描いてるので、シーズン2、リリス含めて期待したいな……
アダムを煽る目的だとしても、リリスやイヴの“在り方”が全く描かれていない……伏せられている中で、「いかに女性に好かれたか」みたいな話をしてるのも(リリスとの離婚状態も謎だし、最初の昔話含めてどこまでアダム、イヴ、リリス、ルシファーの語りや描写や関係性を信用していいのかわからないしで)すげえ気になり。
シーズン2���色々明かされたら、グロテスクにみえる会話になったり……するかもしれない……?
まさかの天国にいた、あのリリスが、どう描かれていくのか……イヴも含めて……期待……
・(前回、ルシファーのキャラクター造形から、大好きなHADESが連想され、いろいろ書いていたので引き続き書くのだが……)
HADESは(父だけでなく天界とも)歩み寄りが描かれる話(抑圧者としての父との戦い/家族の話がテーマとして重点置かれてる物語で、納得だし好きな帰結)なんですが。
怒りと抵抗、追い詰められ抑圧されてきた側の立ち上がりと反撃を……明確に描いたハズビンホテル。女性主人公ものとしてもすごく好きだな。
HADES、Ⅱは女性主人公になる訳だけど、どんな物語になるのかな……
・ヘルヴァボスのミリーのお姉さんサリー・メイのように、トランスジェンダーとしてはっきり明言されるキャラクターが、ハズビンホテルにも来ないかなあ(または彼等がハズビンにも出てきたりも素敵だ)と思っていたので……そこも、シーズン2に期待したいですね……
・最終回、女性ヒーローに魔法戦士な感じの衣装のバギーとチャーリーとか。仲良しV軍団(熱烈なヴォックスとヴァルと、楽しそうに写真撮ってるヴェルヴェット、めっちゃ良いですね好きですね…)とか。めっちゃキーブレード使いなルシファーとか。
画面を最後まで観るのが忙しかった楽しかった……モヤモヤが残る描写もある上で、とても素晴らしい作品でした……楽しかった……
すこしルシファーやリリスについて追記↓
以下、過去投稿繋ぎ。
・4話までの感想
・6話までの感想
・この作品がAmazon配信であることについて、忘れたくないこと。
4 notes
·
View notes
Text
youtube
さよなら、アダムとイヴ - 鹿乃
1 note
·
View note
Text
昨日ね、BSの放送撮ってたの観てた時に、あたしが高校の時ってバブルがはじけてる時ぐらいに流行った、香水のプワゾンの匂いが凄いしてたの。それで、え? なんでって思ってたの。 ちょうど、ガラナを飲んでて、それと洗濯物干してたからそれと混ぜ合わさってそんな匂いしてるのかなってずっと不思議だったの。あと、ラベンダーの匂いもしてて、それはさ、家に夏に採れたラベンダーを乾燥させて飾ってるからそこから匂いしてるんだろうって思うけど、匂いを感じるなんらかの空気の流れはあったのかもだけど。 で、今、プワゾンについての説明書きを検索したんだけど、
エデンの園でアダムと幸福に暮らしていたイヴは、邪悪な蛇にそそのかされて、禁断の果実とされていたリンゴを食べてしまう。すると、羞恥と罪の意識が初めて芽生え、イヴは裸でいるのが急に恥ずかしくなる。
そして、白雪姫──。
この有名なメルヘンのヒロインは、継母に手渡された毒リンゴを食べて長い眠りにつく。その眠りは若く美しい王子さまが現れるまで覚めない。
このように、毒とリンゴはきわめて親密な関係にある。だから、香水『プワゾン』(毒)を入れるボトルは、リンゴの形をしていなければならなかったのだ。 ----------------------------------------------
アダムとイブの話だったんだよ。えーーと思った。 あたしも高校の時の流行りに押されて(ViViが好きでこの雑誌も買いながら、CUTIEも好きだから買うという、わたしの高校のころの出で立ちとか恰好とか在り方の2大巨頭)プワゾンは上野のアメ横とかで買い、実際たまにつけてて、それはその匂いが好きだったからなんだけど。 あの瓶がリンゴの形してるなんかその頃、想像もしなかったけどね。 こういうなんか、香りのお知らせって面白いね! こういうのが私の世界には一杯あって、面白い。
0 notes