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『イル・ポスティーノ』の演技が胸をギュッと掴んで離さないのは
『イル・ポスティーノ』の演技が胸をギュッと掴んで離さないのは #映画 #イル・ポスティーノ #レビュー
イル・ポスティーノというマイケル・ラドフォード監督が1994年制作したイタリア映画を観てみました。
主演のマッシモ・トロイージが心臓病をおして撮影にのぞみ、撮影終了後の12時間後に亡くなったことでも話題になった『イル・ポスティーノ』。
イル・ポスティーノって言われると何の事かわかりにくいかもしれませんが、これは英語に直せば『The Postman』となり、つまりは郵便配達員の話なのです。
ノーベル文学賞も受賞したことがある実在の詩人パブロ・ネルーダが祖国チリから亡命し、イタリア南部、ナポリ湾に浮かぶカプリ島に身を寄せていたという史実に基づき、その島で出会った内向的な青年(郵便配達員)との交流を描いた映画です。
イタリアと言えばオシャレで文化的なイメージが強かったのですが、この島では水道も敷かれておらず、島民のほとんどが文字を読めないという場所。
そこで育まれていく郵便配達員と詩人の…
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#1990年代#1994年#90分〜120分#Cecchi Gori Distribuzione#アルバート・パソネ#アンナ・パヴィニャーノ#アンナ・ボナイウート#イタリア#ガエターノ・ダニエル#コメディ映画#ジャコモ・スカルペッリ#ヒューマンドラマ映画#フィリップ・ノワレ#フランコ・ディ・ジャコモ#フランス#フリオ・スカルペッリ#ブエナ・ビスタ#ベルギー#マイケル・ラドフォード#マッシモ・トロイージ#マリア・グラツィア・クチノッタ#マリアーノ・リギッロ#マリオ・チェッキ・ゴーリ#リンダ・モレッティ#ルイス・エンリケス・バカロフ#レナート・スカルパ#ロベルト・ペルピニャーニ#ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ#一柳みる#久米明
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『死んでしまったら私のことなんか誰も話さない』をDVD化してくれ
『死んでしまったら私のことなんか誰も話さない』をDVD化してくれ #映画 #死んでしまったら私のことなんか誰も話さない
死んでしまったら私のことなんか誰も話さないという強烈なタイトルに惹かれて、なんとかビデオを手に入れて観てみました。アグスティン・ディアス・ヤネス監督の1995年の作品です。
きょ、強烈だ…。ここまでタイトルに負けていない内容だったとは。開始10分ぐらいで度肝を抜かれました。
タランティーノより“黒い”映画とパッケージに書かれていましたが、タランティーノとは全然ジャンルが違うような気がしないでもない。
クライム映画ではあるんですけどね。戦うかっこいい女って言うよりも、どうしようもなく弱かった女性が強くなっていく映画でした。
ちなみに原題のタイトルは『Nadie hablará de nosotras cuando hayamos muerto(Nobody Will Speak of Us When We’re…
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#1990年代#1995年#90分〜120分#アグスティン・ディアス・ヤネス#アナ・オフェリア・ムルギア#アレハンドロ・ポーゼ#アンヘル・アルカサール#エドムンド・ギル・カザス#ギレルモ・ギル#サトゥルニノ・ガルシア#スペイン#スリラー映画#ダニエラ・ヒメネス・カチョ#デミアン・ビチル#パコ・フェメニア#ヒューマンドラマ映画#ビクトリア・アブリル#ピラール・バルデム#フェデリコ・ルッピ#ブルーノ・ビチル#ベルナルド・ボネッツィ#マータ・オーラ#犯罪映画
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『フィラデルフィア』のトム・ハンクスの演技に胸をえぐられる…
フィラデルフィアという1993年に公開したジョナサン・デミ監督の映画を観ました。ジョナサン・デミと言えば、『羊たちの沈黙』のイメージが強いのだけれど、こんな感じの映画も撮るのだとビックリしました。
フィラデルフィア。この単語を聞いて、まずあなたは何を思い浮かべるでしょうか。僕はまず真っ先にクリームチーズを思い浮かべてしまったのですが、この映画のタイトルは『フィラデルフィア』である事が非常に意味を持ちます。
まずひとつ。それはフィラデルフィアがアメリカ合衆国の首都であった事。もしかしたらあまり知られていないかも知れませんが、現在の首都ワシントンD.C.になる前、アメリカの首都はフィラデルフィアだったのです。
アメリカ合衆国がイギリスから独立してからニューヨーク→フィラデルフィア→ワシントンD.C.と首都を移転しています。そして国として独立するために大切なアメリカ合衆国憲法の制定会議がフィラ…
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#120分〜150分#1990年代#1993年#アメリカ合衆国#アントニオ・バンデラス#エドワード・サクソン#クレイグ・マッケイ#ケネス・ウット#ゲイリー・ゴーツマン#ジェイソン・ロバーズ#ジョアン・ウッドワード#ジョナサン・デミ#タク・フジモト#チャールズ・ネイピア#デンゼル・ワシントン#トム・ハンクス#トライスター#トレイシー・ウォルター#ハワード・ショア#ヒューマンドラマ映画#メアリー・スティーンバーゲン#リサ・サマーラー#ロジャー・コーマン#ロバート・リッジリー#ロン・ナイスワーナー#ロン・ボズマン#ロン・ボーター#中田和宏#仲野裕#吉岡美惠子
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『スイミング・プール』のラストで鳥肌!ネタバレ読まずに観て…
スイミング・プールというフランソワ・オゾン監督の映画を知ったのは、何かの映画のDVDを観た時の本編前に流れる映画情報でした。
僕は本来そういうCMみたいなやつはあまり好みではなく飛ばせるなら飛ばしたいと思っているぐらいなのですが、そのスイミング・プールのトレイラーだけは妙に頭に残っていて、観てみることにしたのです。
それはまさに青天の霹靂。フランス映画特有の独特なムードともちょっと違う雰囲気フランス映画。
どんどん惹きつけられていき、こりゃー面白い。こういうの好みだわ。と並大抵な感想をエンディング付近で思った途端にラストのカットで鳥肌ドーン。
どんでん返しと言って良いのか丸投げと言っていいのか、さっぱりわからないラストでギュッと心を鷲掴みされました。
もう一度観てぇ…。そう思える映画に出会えました。
この映画、おそらくものすごく人を選ぶ映画だとは思いますが、非常に僕は面白い映画だと思った…
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#2000年代#2003年#90分〜120分#イギリス#エマニュエル・ベルンエイム#オリヴィエ・デルボス#ギャガ#シャーロット・ランプリング#ジャン=マリー・ラムール#チャールズ・ダン��#ヒューマンドラマ映画#フィリップ・ロンビ#フランス#フランソワ・オゾン#マルク・ファヨール#マルク・ミソニエ#ミステリー映画#ミレーユ・モセ#モニカ・コールマン#ヨリック・ルソー#リュディヴィーヌ・サニエ#宮寺智子#弓場沙織#有本欽隆#水内清光#犯罪映画#田原アルノ
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『97%の人を上手に操るヤバい心理術』を読んで人生変わった!
『97%の人を上手に操るヤバい心理術』を読んで人生変わった! #97%の人を上手に操るヤバい心理術 #ロミオ・ロドリゲスJr. #読書感想文 #読書
97%の人を上手に操るヤバい心理術というロミオ・ロドリゲスJr.の本を読もうと思ったのは、以前に読んだメンタリストDaiGoの『人を操る禁断の文章術』という本を読んだ時にロミオ・ロドリゲスJr.のパクリと書かれているレビューを見て気になったからです。
確かに本のタイトルの付け方も非常に似ていますし、ロミオ・ロドリゲスJr.もメンタリストとして活動しているので類似点は多いんだろうなぁ〜なんて事を先入観として持ちながら読んでいました。
まさか、そんな感じで気軽に手に取ったこの本が僕の人生観に多大なる影響を与える事になるとは…。この本はハウツー本というよりも、自己啓発本だったのです。
『97%の人を上手に操るヤバい心理術』を読んで人生変わった!なんてタイトルに書きましたが、そんな事を言うと、お前の人生どれだけ軽いねんと思われることでしょう。ただ、この本で僕の人生を変えたのはたった2ページだけ紹…
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『偶然の音楽』を読んで、壁、壁、壁。壁しか頭に残らないよー!
『偶然の音楽』を読んで、壁、壁、壁。壁しか頭に残らないよー! #ポール・オースター #偶然の音楽 #読書感想文 #読書
偶然の音楽というタイトルを見て、あなたはどんな物語を思い浮かべるでしょうか。またこの本の表紙を見て、どのような内容を連想するでしょうか。
ポール・オースターの7番目の小説であるこの作品を目にした時、その表紙のカッコ良さもあって、僕は期待に胸を膨らませました。
偶然の音楽。“偶然”の連続が非常に魅力的だった『ムーン・パレス』の次に書かれた作品。こりゃーもう期待するしかないっしょ!と僕は思ったのです。
…が、しかし。
思っていたのと全然違う!読み終わった後でも、どうもタイトルがピンとこない。
確かに偶然から引き起こされた出来事で物語は進んでいく。確かに物語の途中途中でクラシックやジャズの流れるシーンはある。
だが、偶然の音楽。この言葉や表紙から想像される爽やかなイメージではないのです。
僕の頭に残るのは、壁、壁、壁。
この物語は赤い車から始まり、壁を経て、赤い車で終わる。
まったく『偶然の音…
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『最後の物たちの国で』がポール・オースターの作品?嘘だろ!?
『最後の物たちの国で』がポール・オースターの作品?嘘だろ!? #最後の物たちの国で #ポール・オースター #読書 #読書感想文
最後の物たちの国でというポール・オースターの5番目の小説を読みました。この小説はポール・オースターを有名作家にしたニューヨーク三部作と世間で一番読まれているムーンパレスのちょうど間に発表された作品です。
ポール・オースターの代名詞とも言えるニューヨークを舞台にした作品ではなく、主人公も初めて女性である事、手紙形式の文章などなど今までのポール・オースターとは違いすぎて、本国アメリカでは他の作品に較べて比較的に受け入れられなかったようです。
だがしかし!日本の読者にはこの作品をポール・オースターの一番と言っている方も多いらしい。そして読んで納得。あまりに作風が違いすぎて「これは本当にポール・オースターが書いたものなのか!?」とビックリしましたが、たしかにこれは面白い。
世界の破滅を描いた物語。
これが1987年の作品だと言うのだから驚きです。ポール・オースターの描く世界の破滅は、他の作者とは…
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『鍵のかかった部屋』はニューヨーク三部作の最後に読むべき作品
『鍵のかかった部屋』はニューヨーク三部作の最後に読むべき作品 #ポール・オースター #鍵のかかった部屋 #読書 #読書感想文
鍵のかかった部屋というと日本では嵐の大野くんが主演をつとめた貴志祐介原作のミステリードラマが最初に検索ヒットしますが、今回取り上げるのはそっちではなく1986年に出版されたポール・オースターのミステリーっぽくないミステリー小説の方。
そう。鍵のかかった部屋でポール・オースターのニューヨーク三部作も最後なのです!ここまで彼の作品を出版順に読み続けて来ましたが、じわじわっとポール・オースターとはどんな作家なのか、頭の中にイメージが固まり始めた頃。
「おや?なんか前の2つに比べると雰囲気が��分と違うぞ?これはこれは面白いではないか!」なんて事を言っている内に一気に最後まで読んでしまいました。
これぞ、The・小説。
ニューヨーク三部作で注目されたポール・オースター。その三部作は舞台がニューヨークという事で共通していますが、独立した3つの作品です。どれから読んでも楽しめるようになっています。です…
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『幽霊たち』はホラーじゃないぞ。でもなんか怖くなってくるぞ…
『幽霊たち』はホラーじゃないぞ。でもなんか怖くなってくるぞ… #ポール・オースター #幽霊たち #読書
幽霊たちはポール・オースターの3作品目ですが、前回から引き続き発表順に読んでみました。ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」にも選ばれたポール・オースターのニューヨーク三部作の二番目の作品です。
幽霊たちと聞くとちょっとしたホラーかな?なんて思ったりもするのですが、そこは流石ポール・オースター。足のない幽霊が僕らを怖がらせたりする小説ではございません。
では幽霊とはなんの事を言っているのか。それはそこにいるときでも、本当はそこにいない人たちのこと。
へ?なにこいつ禅問答みたいな事言ってるの?と思う人もいるでしょう。僕もそうでした。1ページ目から奇妙な感覚に襲われ、最初は恐る恐る読み進めていくのですが、気がつけば頭の中で自分とは何なのだろうと考えてしまっているのです。
たとえばあなたがこのレビューを読…
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『シティ・オヴ・グラス』はミステリーの形をした別の面白い何か
『シティ・オヴ・グラス』はミステリーの形をした別の面白い何か #ポール・オースター #シティ・オヴ・グラス #読書
シティ・オヴ・グラスというポール・オースターの小説をご存知でしょうか?彼の2作品目の小説であり、無名の詩人だったポール・オースターを人気小説家に飛躍させた作品の一つだと言われています。
そのシティ・オヴ・グラスを読み終えた時、僕はこう叫びました。
「やっぱり、おもしれー!!!」
なんのひねりもない感想じゃないか?と思われることでしょう。しかし、この叫びは称賛の声というよりも、安心した、良かった!という安堵の気持ちが「やっぱり」に強く含まれているのです。
と言うのも、気に入った作家は、発表順に作品を読んでいくというのが僕の楽しみのひとつなのですが、前回読んだポール・オースターの処女作『孤独の発明』があまりにも奇抜な作品過ぎて、もしこんな感じの作品が次も続くようならポール・オースターはもう無理かも…と思っていたからです。
『孤独の発明』を読むのに2週間。『シティ・オヴ・グラス』を読むのに2日…
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『孤独の発明』はポール・オースターの難解なファンディスクで…
『孤独の発明』はポール・オースターの難解なファンディスクで… #ポール・オースター #孤独の発明 #読書
孤独の発明は、僕が最近どハマリ中の作家、ポール・オースターの処女作という事で手にとりました。気に入った作家は作品発表順に全部読んでみたくなるからです。
「孤独の発明だと!?なんと素晴らしいタイトルだ!」
孤独について魅力的に綴った『ムーン・パレス』でポール・オースターを知った僕にとって、ドンピシャで心を打つタイトルだったのです。
…この本を読み終える前までは。
「なんだ!なんなんだ、この本は!?なんて難解なタイトルで、なんて難解な内容なんだ!!」
読み終えた僕の考えはガラリと変わりました。
そうです。
孤独の発明は奇書なのです。読めば読むほど、何を読んでいるのかわからなくなる。
あれだけ読みやすかった『ムーン・パレス』と同じ作家とは思えません。
しかし、心に突き刺さる文章に出会う事もあるから、読み辞めようにも辞められない。出来ることはどれだけ読むのが遅くともページをめくり続けることだけ。
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『幻影の書』を読んで一度はポール・オースターを疑ってしまった
『幻影の書』を読んで一度はポール・オースターを疑ってしまった #ポール・オースター #幻影の書 #小説
幻影の書というポール・オースターの作品はアメリカ本国では最高傑作と称されているらしいのです。
えー、それがどうしたのかと言いますと、前回『ムーン・パレス』を読んで「ポール・オースター、やばい!大好きかもしれない!!」と電撃が走る程感銘を受けた僕は、次に読む彼の本を探していました。
本来ならば好きになった作家は作品発表順に全作品を読んでいくのですが、ポール・オースターは活動期間が40年以上もある作家で作品が非常に多い。
これはかいつまんで行ったほうが良いなと思った矢先、その表紙の美しさと魅力的なタイトル、そして『最高傑作』という言葉に惹かれて幻影の書を手にとったわけですよ!!
だがしかし。
あれほど読みやすかった『ムーン・パレス』とは対照的に全く先に進まない。マジでこれ同じ作家なのか!?と疑ってしまうほど読むのに時間がかかった。
ぶっちゃけ、429ページある作品の400ページぐらいまで読ん…
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『ムーン・パレス』はポール・オースターをランキング入りさせた
ムーン・パレスというポール・オースターの小説を読み終えた時、自分の好きな作家ランキングがガタンと変わった気がした。
なんて自分好みの小説なのだろう。なんて自分好みの書き方なのだろう。芥川龍之介、太宰治、谷崎潤一郎、村上春樹、伊坂幸太郎、森見登美彦、光原百合など日本の作家の日本語独自の言い回しが好きな僕が、まさか海外作家のポール・オースターにここまで惹かれるとは思わなかった。
おそらくそれは柴田元幸という訳者の力も関係しているように思うが、この小説はとにかく言葉のチョイスがたまらない。初めて南海キャンディーズの漫才を見た時のような衝撃だ。ひとつひとつの言葉が非常に洗礼されている。
タイトルだってそうだ。
あなたは、ムーン・パレスというタイトルを見た時にどんな内容を思い浮かべるだろう。それがコロンビア大学付近に実在した○○○○○の名前だなんて思いつける人がいるのだろうか。
それでいて「それは…
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良心をもたない人たち
良心をもたない人たちとは…
良心とはなんだろう。今まで持っていて当たり前だと思われていた“良心”。それを全く持たない人が人口の四%、二五人に一人の確率で存在する。他者への思いやりが絶対的に欠落し、手段を選ばずに自分の欲望を満たそうとする人たち。サイコパスと呼ばれる彼らの被害者にならないために、実例を用いながらその見分け方と対処法を学ぶ。そして改めて良心について考えを深めていく一冊。
(more…)
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ルビンの壺が割れた
ルビンの壺が割れたとは…
フェイスブックで偶然見つけたかつての婚約者。30年も前の結婚式で式場に現れずに消えてしまった美帆子に水谷一馬はメッセージを送る。彼女は死んだ。死者からの返事など来るはずもないと思っていた一馬だったが、美帆子から返信が届く。SNSでのやり取りを書簡形式の小説としてまとめ、次々と展開していく内容、そして衝撃のラスト。覆面作家による話題沸騰のデビュー作…
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『良心をもたない人たち』を読んでテレビやニュースを観ないと決めた
良心をもたない人たちというマーサ・スタウトが書いた本を知ったのは何について調べている時だったろう。誰かのブログの中で紹介されていて、飛んだリンク先のAmazonで異常心理学・催眠術ランキング1位だったのが���烈に頭に残っている。
異常心理学。そして催眠術。両者ともに怪しくも興味深い響きである。しかし、その時は怪しいが勝ってしまって見事にスルーし��。触らぬ神に祟りなしとも言うのでね。
そんな中、テレビではなんとも悲しい事件を放送していた。どの事件とは言及しないが、あまりにも酷い事件だった。そして僕は思った。何なんだろう。この人達は…と。
この人達。それは犯人の事だけではない。記者会見で悲しむ関係者の泣き崩れる顔を写真でパシャパシャ撮っていたカメラマンと、全く意味のわからない質問をする記者たち。
そして連日のようにお花を献上しにくる人々。それを撮るカメラマン。それを観てしまう僕。
僕は道に山盛…
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『ルビンの壺が割れた』は宿野かほるという覆面作家の贅沢な娯楽
『ルビンの壺が割れた』は宿野かほるという覆面作家の贅沢な娯楽 #宿野かほる #読書感想文 #百田尚樹
ルビンの壺が割れたという宿野かほるの小説は、自分の部屋に積み上げられた本の中から発見したものです。その表紙にはだまし絵で代表的なルビンの壺が描かれていました。
ただ、俗に言う積読(つんどく)、積み本をしている人なら良くある事かもしれないけれど、一体どういう経緯で購入したのか完全に忘れてしまって思い出せない。
宿野かほる。…全く聞いた事がない作家だ。
それは後に百田尚樹が覆面作家として書いたものだとわかるのだけれど、そんな事を知らない僕はだまし絵に惹かれてとりあえず中身をペラペラっとめくってみることにした。
Facebookのメッセンジャーでやり取りしている形式をとったその文章の読みやすいこと、読みやすいこと。気がつけば予定を忘れて読み続けてしまった。
そして2時間後、すべてを読み終えた僕はその衝撃のラスト一文に大爆笑した。なんだこの騙された感は!?この作品の感想は一体どうやって書けばいい…
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