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東巻とソーホー

友人との会話まとめ

私: even if、曲としては別に東巻でもなんでもないなって思うんだけど、最初の「たまたま見つけたんだってさっき言ったけど、本当はずっと前から君を連れて来たかったんだ」のフレーズを渡英した巻島さん視点で考えて頭の中が煌びやかなソーホー

私: ちゃうねん、ソーホーのバーに連れて行きたいんじゃなくてさ、煌びやかで活気に溢れたソーホーを背後に静かな街の一角にあるバーに東堂さんを連れて行ってあげる巻島さんがな？

私: 巻島さんも別にソーホーに入り浸るタイプじゃ無いと思うんだけどさ、イギリスでファッションの最前線を行くならあそこにある程度は慣れることが自然に思えるんだよね、ゲイやレズビアンの町なだけでなく自由なファッションやアートの町でもあるから

私: そんな町を背後に歩いていることを頭の隅で認識しながら反対方向にある暗くて静かなバーに東堂さんを連れて行く巻島さんの話をください！　キスとか告白とかせんで良い��す！ 掛け算未満の足し算+αとかで充分です！

私: ソーホーにはチャイナタウンがあるんよ…… イギリスのメシはどこ行っても不味いけどこれならお前のお眼鏡にも適うだろ、って昼間のソーホーに連れてって好きなチャイナ料理を東堂さんに奢るとかさあ

私: お邪魔してるのは俺なのだからここは持たせてくれ、って言っても「もう払ったから気にすんなショ、それより冷めるまで食わねえつもりかよお前」って軽くいなすのかな……

んこさん(以下Y): がああああかっっっっこいいよぉお巻"ち"ゃ"ん"！！！！あのふたりそういうとこあるよね！東堂様は最初のうち巻ちゃんの目の前でお会計全部もつんだけど、巻ちゃんが怒るから勝手にお会計済ませちゃうようになるの。巻ちゃんはもともとそうやって先払いしてそう。スマート

私: あーわかる。わかります。東堂は最初「持たせてくれ」の一連の会話を経るのがパターンな気がするね…… 巻島は兄がスマートに会計するのをみてるからそれが染み付いてるのかね。ちなみにソーホー[略]の時点で彼らは付き合ってないつもりです

Y: わかるわかる。それに巻ちゃんてそういう、払うよー、いやいい、みたいな会話を面倒くさがって先手打っとく気がするンだよね！東堂様はおもてなしの人だけど、基本かっこつけなので…でも歳をとるうちに段々スマートになっていくの。そのうちじゃあ次は俺が払うよって穏やかに

私: そう、基本かっこつけ、その通り　あー穏やかにそう返せるほど共に柔らかく年を重ねた(パートナーとしてでなくても大切な友人として)って事実にもえる。あと手前味噌だけど昼間のソーホーに連れてっても夜のソーホーには冷やかし目的でも絶対連れてかないの提唱したい

Y: このソーホーの街を見ながらっていうのがいいよね。巻ちゃん入り浸るタイプではないのわかるけど、確かにそれなりに行ってそう。なんというか、色んなことを不器用なりにも受け入れやすいタイプぽい。でも東堂様もソーホーの街のことは調べてて、巻ちゃん以上に意識してたら可愛いなと思うな〜。

私: 所謂セクマイの拠り所としてでなくとも、ファッションのインスピレーションを探してふらっと立ち寄ってみる程度はしてても違和感ないよね！ そのうち友達も出来て普通に飲みに行ったり…でも友達できにくいからダメか？ でも彼は日本国外だとコミュニケーションとりやすく感じそうなイメージ、これは偏見だけど。あー東堂さんはガイドブックがセンセーショナルに取り上げてた「ソーホー」に巻島が何も言わずごく自然に食事のために歩みを進めてるのを見て、彼が「あの」町に慣れていることにショックを受けてくれるといいかなあ最初は…… けどガイドブックはネタになる事柄を誇張して掲載するだろうと思い直してなんとか巻島が違和感を覚える前に持ち直すのが東堂って男だよ

（一部、読みやすいように編集した部分あり）

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落乱6巻

落第忍者乱太郎 6巻 を拝読した感想

※ネタバレ注意

まず外装。

ツートンは白と……白緑でいいんだろうか。らんきりしんの背後の謎空間は鮮やかな赤と青と、赤白の市松柄の何かと、木製のなにかと砂地と花？　恥ずかしながら、どこなのか全く見当もつかない。

らんきりしんはそれぞれ微妙に違う、花柄の小紋の装束を着ている。地の色はツートンの白緑と合わせているようだ。乱太郎は両手に、きり丸は片手に四方手裏剣を握っている。しんべヱは右手に「寿」と書かれた盃、左手におにぎりを持っている。ちょー嬉しそう。

裏表紙の三人はいつもの井桁模���。めっちゃ驚いている。かわいい。

内容。

第一章で、山田先生がらんきりしんの忍術の向上のために、土井先生の部屋にカンニングしに入ることを示唆する。結構最近に出た巻でも似たようなことあったな。こんなに早い段階からカンニングは先生と生徒の愉快な張り合いになっていたのか。そのせいで山田先生の尻が出るなどしたけれど読者から文句は全くございません。オチはいつも通りでした。ユルくていいな。

第二章から第四章、第五章と第六章がそれぞれまとまった上で繋がっている。

何を隠そう、ここで我らが愛すべきドクタケ忍び組頭、稗田八方斎の初登場があるのだ。今の彼の茶目っ気はこの頃から健在だったようだけど、この巻の彼は今よりずっとエグいようにも感じられた。P148やP173、P181がとくにキツい。今の稗田およびドクタケ忍者隊がこれをしているところは想像しにくいかもしれない。

乱太郎「ぼく あひる1号」　きり丸「じゃ、おれ あひる2号」（P40）

この破壊力が凄まじい。追い討ちをかけるように、すぐ下のコマの土井先生がメタメタにカッコイイ。あひるさんボートに乗り込んでるだけなのになにが「トッ」だよ、なぜそこまで見栄えがする？　土井よ

土井先生といえば、「無理するなよ」「あぶないと思ったら逃げてこい」（P56）の一言がいつもとってもあったかい。先生なんだなあ。

P57をはじめとしたシーンで、きり丸の世渡りスキルがずば抜けて高い様子を目の当たりにするたびに心が痛む。なんでもないようにやってのけているが、これは間違いなく彼にとってライフスキル以外の何物でもないのだ。

間抜けな稗田がP110に居る。腕にBCG注射の痕、腰には湿布、もちろん裸。やっぱりこの人はこうでなくちゃね。

第五章の扉絵の山田利吉がとんでもない

P112で学園長先生が自ら掃き掃除をしている！　そうだよね小松田くん居ないもの！　へえ！

登場した利吉、らんきりしんの勢いにタジタジになってる！　初々しい！　こんな利吉が見られるなんて！　買ってよかった落乱6巻！

土井半助と山田利吉との息が合っている様子を見ていると、利吉は「土井先生」ではない「土井半助」を知っているんだな、と思わせられてとてもニヤニヤした。そしてあくまで利吉は土井半助に対して敬語を使うのね。先輩なんだよね……。

山田伝蔵の息子とは信じられないだのなんだの言われている程度には美男子だよね、利吉。涼しげな目元に凛々しい眉に瓜実顔ときた。言葉にする��立花仙蔵も似たような表現になるな。きり丸は今後に期待だな。

第七章は教育的というか、悪い言い方をしてしまえば如何にも教訓くさい内容とも言えたと思う。でもメッセージは大事なものだし、大人が読んでも耳が痛いものであると確信した。私も耳が痛かった。しんべヱが貧乏籤を引いたようにも思えたけど、育ちを考えるとああいう側面があっても仕方ないかもわからない。きり丸と乱太郎が仲良くしているのを見るのが大好きマンを自認している私だが、こういう形であの二人だけで別行動をする様子はできるだけ見たくないなあ。

井戸端に佇む庄左ヱ門がかっkこいいんだよな。10歳児なのになんでだろうな。

第八章！　これ！　20年近く前に忍たまで観た！！

寝違えて首が90度曲がってしまったまま授業を受ける乱太郎を確かに観た！　観たぞ！　時折思い出してはあれは何だったんだろうかと首を傾げ、RKRNに道を踏み外してからは忍たまオリジナルだろうなと勝手に思い込んでたけどまさかあれが落乱由来だったとは。現実は小説よりも奇なり。こんなことってあるんだ。

あの時の私は乱太郎を揺り起こすきり丸の表情に脂下がる大人に成長するなど微塵も想像すらしていなかったというに、なぜこうなった

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「福富屋のあとつぎの段」

6/12 Fri. 先日の忍たま感想

※ネタバレ注意

なーんか、な。

エンターテインメントとして消費されるメディアにおける「外国人」という像に関しては敏感になってしまう自覚があるので、整理しきるか考えないことにするか、だと前者のほうがいいな。と思ったことを忘れないうちに記す。

まとまらないままいうと、こうやって「ガイジン」のイメージは形成されやがるんだな、ということ

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「髪結い修行の段」

6/11 Thu. 昨日の忍たま感想

※ネタバレ注意

滝夜叉丸の七面相がひどかった（素晴らしかった）。

自分の美しさに酔いしれている滝夜叉丸が美しいというより可愛らしいと感じた。強く。本人に知られたら怒られそうである。あと平壁ドン丸という新しいジャンルに哄笑した。

「タカ丸さん」「滝夜叉丸！」という呼びかけの違いに萌えた。性格がクズなナルシストでも礼節は押さえられるところが君の良いところだよ滝夜叉丸。好きだよ滝夜叉丸。タカ丸の前で形振り構わず顔面構造を崩してくノ一にモテる方法を聞いてたのが良かった。滝夜叉丸は自分の外見と、他者にどれだけ必要とされるか（のわかりやすい指標としての「モテ」？）を自尊心に直結させている様子が顕著だと感じられた。「学年一成績優秀、実技もなんでもナンバーワン、云々」という口上も、他者が定めた指標のなかでいかに自分が輝いているか、という観点からしか自分を評価できていないというか。必死だなあこの子は。

それにしてもタカ丸は物凄く良い子である。傍迷惑な同窓をいきなり実家に連れ帰って家業に弟子入りさせることに（押し切られた形とはいえ）同意するなど。斉藤幸隆、あなたの子は良い子です。

しかしこの滝夜叉丸、マジで迷惑である

営業妨害だよこれ！　幸隆に怒られるのも無理はない。しかし滝夜叉丸が変に可愛らしいから、だんだんと姑に苛め抜かれてる嫁に見えてくる。洗濯してるなんかとくにそう。そして滝夜叉丸の名を呼んで駆け寄るタカ丸は旦那か？　新たな扉を開く前に次へ行こう。

目立ってないと元気が出ない、というより、目立てていると自覚できるかどうかが問題な気がするな。忍術学園では誰もに無視されているけれど「目立っている」と滝夜叉丸が思えるから元気いっぱいだし。つまり、どこまでも自尊心を自分のメガネから見た範囲での他者（という像）に依存しているということになるんだろうか。重いよ滝夜叉丸。

最終的にきり丸に「天職だな！」と言わしめる結果になって良かったと思います。滝夜叉丸の今後が心配ですが今の彼が嬉しそうなので良いことにします。

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「おまんじゅうを追いかけての段」

6/10 Wed. 今日の忍たま感想

※ネタバレ注意

きり丸イケメン回でした

AランチとBランチを両方食べていないしんべヱを観たこと��ないのだけど、乱太郎ときり丸のこの反応は、いくら見てもやはり呆れてしまうということなのだろうか。20余年も毎日昼に2食分食べられたらそうなるわな！　それにしても、きり丸と乱太郎がAランチとBランチをそれぞれ頼んでいるところに、既ににまにましてしまう。双忍が病気と名高い「Aランチ？　Bランチ？　の段」でもこういう選び方をしていたな。それぞれ少しずつおかずを分け合うことあるのかな。妄想するのはタダ！　しかしドケチが交換とはいえ自分のおかずをやすやすと誰かにあげるというのもキツいかな。話が逸れた。

マラソン直前に腹一杯食べてもなお食べ足りない、走っててお腹が痛くならないくらい消化のスピードが速いって、胃液がどれだけ出ているんだ。よほど燃費が悪いならまだわかるけれども、あれだけふくよかならば吸収力はしっかりあるということだろうし……。気にすることじゃないかもしれないけど気になってしまうのだから仕方がない。そして山田先生が注意事項などを言ってるのにまだ昼食の余韻に浸ってるあたり、筋金入りの食い道楽というかなんというか。

当然と言えば当然なのだけれども、46歳のフィットな大人が10歳児の群れに走るスピードを合わせてあげてるところに萌えた。そして一年は組のみんなの足並みが良い意味で全然揃っていないあたりに作画の細かさを見て舌を巻いた。

しんべヱが見たもの、あの極彩色の空間、虫達の鳴き声、もろもろに関して思ったことがないわけではないのだが、それら「狂っている」の一言で済ませる行為は、この番組の本来の視聴層が持っている豊かで自由な想像力を嘲笑し型にはめる行為に等しいのではないかと思うので、前述した趣旨の文言は極力控えたいと強く思った。

それにしてもうどんに忍び装束で飛び込むしんべヱの、食への執着には感嘆した。しかもそれを食べようというのだから物凄い。私だったら例え夢の中でも無理である。気にすることじゃないかもしれないけれど良いんだよ私の感想なんだから。

遅れている二人を回収しに乱太郎を寄越す山田先生に良いなあと思った。乱太郎の判断力と彼の脚力との両方を信頼していないと下せない指示ではなかろうか？　いいなあ。

そして草を咥えてしんべヱを待ってやるきり丸のイケメンさに惚れ惚れとしている暇もなく、乱太郎にしんべヱの居場所を訊かれて答えるために草を吐き出す、その、動作が、君はそれをどこで覚えてきた？　口調も適度に無気力な雰囲気で風味は爽やかだし、優しい物腰の乱太郎と一緒に行動するなどしたら萌えがオーバーロードしてしまう���やめてほしい。やめないでほしいもっとやって。

しんべヱを探してあげて、見つけて、ああよかった無事だ、でもこんなところで寝ちゃうなんてしょうがないやつだな、と安心している乱太郎ときり丸の様子があったかくて大好きだ。忍たまの素敵なところのひとつだ。

全て萌えの前に忍たま達の友情が横たわっており、その重要性は何にも勝ると考えているので、らんきりしんが三人で親友であるなかに邪なコンビをつくって一人だけ仲間外れという真似はあまりしたくないのが本音。しかし今回はしんべヱの食い意地が暴走していたゆえ、きり丸と乱太郎が完全に置いてけぼりを食らっていたと思うので仕方がないという気もする。フィルターたのしい。けど分裂する。

結論: きり丸の5年後が今からすでにおそろしいです。

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「心をきたえるの段」

6/9 Tue. 今日の忍たま感想

※ネタバレ注意

5年生が（ほぼ）満遍なく仲良しなさまに脂下がりました！

本筋とは全く関係ないんだけど、冒頭のらんきりしんの引きの作画が妙にツボだった。これかわいくない？　特に自分の右側を向いた乱太郎のバランスが好きだ。

乱太郎「うん」

↑何事かと思うくらい SO CAWAII

しんべヱが双忍の片割れを発見したとき、三人のうちできり丸が一番げんなりしている様子に笑った。彼は雷蔵と同じ図書委員会だから、三郎のイタズラの被害に遭っている雷蔵を多く目撃するんだろうか。妄想が膨らむ。

顔色が悪い雷蔵を呼び止めた乱太郎をみて「さすが保健委員」と感心していたらきり丸も一言一句違わず同じことを思っていたそうで、開始3分と待たずにスナイプ食らった。カップ麺を待つ暇もなかった。だからこわいんだよ主人公格でコンビに色付けた萌えを覚えると！　きり乱ではないけれど、立ったまま寝始めたしんべヱの鼻ちょうちんを慣れた動きで割って起こすきり丸が実に微笑ましかった。清らかな温もりが胸に広がった。指で鼻ちょうちん割ったけど

ああっ寝不足の理由の回想だ！　待ち侘びた！　「寝込みを襲」う木下鉄丸が来るぞーッ！　……三郎の寝方なにこれ

隣の雷蔵は直立不動で掛け布団も乱さず綺麗に寝ているのに、三郎は頭まで布団を被り丸まって寝ており。これは変装を解いた素顔を隠すためなのだろうか……などと一瞬ばかり思ったけど、後のシーンで違うとあえなく解明。つまりこれは、鉢屋三郎のであるとしか言えなくないか。横を向いてまあるくなって、何かから隠れるように布団を引き寄せて頭からすっぽりと被る寝方が、学級委員長委員会五年ろ組鉢屋三郎の寝方である、ということに他ならないのではないか。ほう。もちろん彼が毎晩このような寝方をするとは限らないけれども、少なくとも「寝相がとっても綺麗な雷蔵」「大人しくない寝相である三郎」という比較というかギャップというか、あーさすがに寝てる間は完璧な模倣は無理だよねそりゃそうだよねー、というところからふつふつと湧き上がる何かがあることだけは確かである。OP含めて開始からちょうど3分経った地点にこのような爆弾があったわけだが、残り7分ものあいだ私の身は果たして持つのだろうか。

熟睡しているところを急に起こされたにしても、木下先生に対する雷蔵の態度がちょっと大きいように感じられたのは私だけだろうか。とても萌えたのでそう思うことにしよう。寝巻きの色はラベンダーなのだろうか。可愛いじゃないかちくしょう。眠そうな半眼に三郎を意識して反射的に反応してしまうのは悲しい習性である。それにしても、木下先生が「ブー！　『ああ眠い』じゃ無い！」とあの鬼のような地顔で言っているのかと思うと、なかなかに来るものがありますな。そして隣でこれだけ騒いでいるのに起きない三郎もすごいな。忍びとしてどうなんだ。

異口同音で「もんどう？」「へー」と首を傾げては感心する一年は組がいちいち可愛い。みんなまとめて飼いたい。果たして木下先生は食堂のテーブルの下で潜んでいたのだろうか。あの体育座りはなんなんだ、それが39歳が椅子に座るやり方なのか？　椅子ってなんだっけ？　らんきりしんの「えっ」「え？」「えっ？」に思わず一時停止させてくれる暇もなく「遅い！」とテーブルをバンと両手で叩く木下鉄丸はひょっとして萌えキャラだったのか？　木陰で昼寝してる三人組に浄化される心持ちだったのに木の上から木下先生がにょきって生えてくるってたった今気付いたけど無駄にシャレ効かしてんな！

不破先輩は君達の右手に歩いてったでしょ、それはきっと鉢屋先輩だよ！　とニコニコする暇もなく、　乱太郎「鉢屋先輩も木下先生に寝込みを襲われて寝不足に？」　言ったよ

言葉としては全然問題ないであろうことはわかるのだが、三郎の「（五年の他の面子も）襲われている」という言葉にもそわそわしてしまうのは、ひとえに私の心が汚れているからなのか？　このボキャブラリチョイスだと仕方がないと言えるのではないか？　そんなことないのは百��承知だけれどこちらの気持ちが落ち着かないのだ。

雷蔵、三郎、勘右衛門、八左ヱ門が寝る時に長い髪を下で結ってるのMOE

三郎が兵助を「久々知」と呼んでいることに対して、雷蔵のことは頑なに「雷蔵」としか呼ばないあたりにスタッフの一貫した信念が感じ取れた。そして寝不足でグロッギーなのに雷蔵が関わると駆け出す三郎には三郎の一貫した信念が感じ取れた。

木下先生を目にしたときに思わずこぼれたきり丸の一言がなかなか残酷でひどく良い。しんべヱの行動を「やめろよ」と抑える様子が世知に長けてるかんじがしてきり丸らしいなと思った。子供達さえめんこければこの際なんでも良いんだと思う

らんきりしんに対して「お前達」ではなく「君達」と呼びかける木下先生にうっかり感動してしまった。このオッサン良い人だ……！　認識を新たにした！　そして暴走したしんべヱをみて「たはは……」とでも言いたげに乱太郎が！　苦笑を向けた！　その先は！　きり丸でした。　Life is beautiful. 　きり乱萌え抜きにしてもこのシーンは愛おしさのゲージが満タンになる。きり丸は本当に大人と話しているときは言葉に気をつけているな。みんなそうか。

五年生が城の偵察をしている様子を後ろから睨むように見守っている木下先生がだんだんお父さんに見えてくる病気に罹患したことにこのへんで気付く。ピカーン！　って。39歳がピカーン！　って。あと動揺して逃げ惑う五年生達が押し並べて凄い顔してるし、双忍の見分けがつくということは三郎も結構素で焦っているということなのか。全員普段のちょっと頼れる印象をかなぐり捨ててるのが情けなくも愛い。

木下先生「（略）寝込みを襲って問答をしたのだ」　本人も言ったよ

豆腐を作ってる小屋に三人で歩いているときのきり丸がとってもにこやかなので心のアルバムに焼き付けるべきだなと思いました。要チェックです。

勘右衛門、八左ヱ門、三郎、雷蔵の四人は兵助のまわりで今か今かと出来上がりを待ち構えていたのかな。五年生みんなで豆腐を美味しく楽しく食べられそうで良かったね兵助！　とっても嬉しそう！　嬉しすぎてサークル○ブライフばりに掲げ持ってしまうのも仕方がないね！　豆腐がベチャア……と崩れる作画が無駄に綺麗だと思った。こういうディテール好き。そして逸早く豆腐の救済方法を思案した雷蔵にハナマルを贈呈したい。迷わなかったね！　えらい！

みんなでバンザイしてるカットの神々しさで、今回の視聴で溜め込んだ邪心が清らかになりました。

その直後の虹色スポットライトではよくわからない幸玉に似た何かが爆発的に増えました。結論として、後半7分間、私はもちませんでした。

追記: ツイッターを眺めていてハッとし��のだけれど、雷蔵と三郎が同室だという公式情報はどうやらないらしいのであった！　つまり丸くなって寝ているのはモブ五年生である可能性もあり、三郎もまたモブ五年生と寝ている可能性もあるということになる。落乱で双忍が同じ寝室であるという話は無かったのか。つどいではそうらしいと明かされている「らしい」けれども。むずかしいな！

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「土井先生の子守の段」

6/8 Mon. 今日の忍たま感想

※ネタバレ注意

これは何アニメだよ

ツイッターでも散々言われていたと思うけれど、落乱の土井半助と忍たまの土井半助との目に見える方向性の違いが顕著だな。落乱半助はある意味能動的にきり丸のバイトの手伝いを申し出て赤ちゃんに脂下がることはしなさそうだと現時点でつらつらと考えている。少なくとも、べそをかき始めた赤ン坊を母の腕から奪うようにして「違いますよ」と抱き直す真似はしないと思う。対きり丸のみならまだしも、親に対してこれは……どうなんだ。よっぽどひどい抱き方だったのかな。わからぬ。そんで多分ここは掘り下げるべきところじゃあない気もする。しかし気になってしまったのだから仕方がない。

もちろん、落乱制覇からは程遠いわけなので、今後この印象は変わるかもしれない。今日のフレッシュな感想の忘備録だ忘備録。

きり丸が放り出していった造花のバイトの残骸が気になってしまう乱太郎としんべヱの集中力が心配……でもないか。10歳だったらこんなもんでしょう。

それにしても、きり丸はこの量のバイトをどう捌くつもりだったのか。土井先生から助けをもらえず、乱太郎としんべヱも委員会なんかできり丸と別行動をしていたら？　宿題もできず、子守にも遅れ、造花も終わらないという悲劇になっていたのでは。でもそうしないと学費が賄えないのかなあ、経済的余裕は文字通り皆無なようだし。冒頭でさらーっと流した台詞だけど、やっぱりこの作品はキツいなあ。

結局、土井半助はきり丸に甘いという演出かな……と最初は感じたけれど、ひょっとして土井半助は自分を必要としている子供に弱いのかなと思った。言い換えると、必要とされてしまうと協力せずには居られないということになるのかな。甘いぞ土井半助。それがあなたの魅力ではあるんですが。

あ

ひょっとして、この一連の「筋金入りの子供好きに見受けられる」「赤ン坊の扱いは彼らの産みの親よりうまい」「子守のバイトを入れるきり丸と結果的にコンビっぽくなっている」という点は、「土井半助は忍術学園を退職したあとに戦災孤児の世話をする孤児院を開き、きり丸が時々手伝いに来る」というつどい設定を意識しているんだろうか。だとしたらヤバい。限りなくヤバい。いやしかしそれでもまずは落乱で諸々を確認したいかもしれないけどもしまんがいちおくがいちそうだったらどうしよう。怖いぞ。

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落乱11巻

落第忍者乱太郎 11巻 を拝読した感想

※ネタバレ注意

ツイッターにてフォローさせて頂いている方が列挙されていたオススメ巻のうちのひとつだったため、購入を決意。

まず外装。

表紙では、乱太郎、きり丸、しんべヱがウグイスの被り物をして紅梅の枝に腰掛け、おのおの楽しそうに向かって左手を向いている。裏表紙では、乱太郎ひとり(一羽？)が白梅の枝でにこにこと休んでいる。ベースのツートンカラーは白と茶色。梅の花に対して幹の色を思わせるような取り合わせかもしれない。『落第忍者　乱太郎』のロゴの色に合わせて、表紙に紅梅を持ってきたのかな。いいなこれ。

らんきりしんのクッキリぱっきりとした色合いと、梅の枝のぼやけた色合いとの表情の違いが好きだ。

次に本編。

第一章、第二章で、学園長先生の思いつきによる、任意参加の手裏剣投げコンクールが開催される。二年生の登場、飯田九内の初登場、不貞腐れる山田伝蔵、鬼瓦木下鉄丸が遠眼鏡を覗き込んで片目を眇める様子などが豊富にあり、大変美味しゅうございました。古株とは知っていたけど、二年生の池田三郎次と能勢久作はこんな頃からもう出てきているのか。

第一ポイント付近の地蔵に化けていた山田先生が、きり丸に「顔の長さですぐわかる」（P. 21）と言われて涙目で拗ねている様子がとくに可愛いかった。この雰囲気いいな。

第二ポイントへの道すがら、らんきりしんは密書を探しているおっさんと遭遇してしまうのだけれど、「いっしょに密書をさがしてくれないか」「お礼ははずむ」（P. 25）と言われて揺れるも、乱太郎に窘められて思い直そうとするきり丸に萌えた。俯き加減で頭をぽりぽり掻いている、この、絵、CAWAII

そのおっさん（飯田九内）がわざわざらんきりしんの手裏剣の投げ方の改善点を指摘してくれ��いるというに、べーっと舌を出し減らず口を叩くきり丸にニヤついてしまうと同時に、スレてしまっている空気を他の二人と比較してより強く感じ取れる思いがして切ない。けどそんなきり丸に対して、乱太郎がやめなさいと宥めるようにジェスチャーしているところで我がMPは完全回復した。私はこんな大人になるはずじゃあなかった。

山田先生にちんたらするなと発破をかけられ、泡を食って走り出したらんきり（と、のろいしん）に置いてけぼりをくらいそうになる飯田が背中に八方手裏剣をまともにくらって倒れてしまうシーン。しんべヱがしんがりを走っていたからこの子に見つけてもらえていたけど、これってしんべヱがいちばん走るのが遅いからってことだよね。考えてみると当たり前のことなのだけれども。驚いて少し泣きながら友人達に声をかけるしんべヱ。

乱太郎「（背中に刺さっている八方手裏剣を見て）暗殺によく使われるやつだよ」（P. 32）

そんな危ないものを素手で引っこ抜くんじゃありません、乱太郎

すわ、密書を狙う敵に飯田はやられたのかもしれないと冷や汗をかくらんきりしん。乱太郎は冷静に彼を救護所へ運ぼうとするが、背後から誰かがやってくる気配がする。このコマの、取り乱さずに冷静にそちらを見据える乱太郎、手持ちの四方手裏剣を構えるきり丸、「うああああ」とべそをかくしんべヱ、という対比が面白いなあと思った。（P. 33）いちばん箱入りで育ってきた坊ちゃんのしんべヱにはこの状況に対する建設的な対応ができず、戦災孤児で世間の荒波に揉まれながら生き抜いてきたきり丸は自分にできる準備を取り敢えず済ませ、ヒラとはいえ忍者を親に持つ乱太郎は静観を試みているように読めた。こうやってちょっとどころでなく真剣なシーンが突然出てくるから落乱は油断できないのだ。

まあページをめくったら緊張感なんかぶち壊されるのですけども

きり丸、いくらなんでも先輩を下の名前で呼び捨てするのはちょっとアレだと思うぞ！　第二ポイントのマトの前をうろちょろされ、手裏剣が思うように投げられなかったと立腹している能勢久作がso cuteである。つまり飯田は忍たまが投げた手裏剣にやられたということ。忍者としてどうなんだ飯田。

密書を見つけたの燃やしたのとひと騒動があり、どさくさに紛れて飯田が褒美の約束を踏み倒してスタコラサッサと逃げてしまう。しかしドケチがそれを許すはずなどなかった。足切りされるんじゃあなかろうか、というくらいビリッケツをのろのろ進んでいたはずなのに、飯田を追いかけて猛烈なスピードで追い上げ始めるきり丸。ここでトップをキープしている忍たまにももちろんニンマリさせられたけれど、途中に居たであろう二年生も追い抜いてしまったきり丸のドケチ根性にはそれ以上に感服させられる。きり丸、君はいったいなんなんだ。いつもこのくらい真剣だったら、六年生の���花仙蔵や五年生の鉢屋三郎くらいキレッキレな忍たまになるのも、あながち不可能ではないんじゃあないか？　いや、やる気があるときとないときの落差が激しいからこそのは組なのか。

オチはいつも通りの……。大団円じゃあないけどある意味いちばん平和なかんじ。このくらいがあったかくて良いなあ。

第三章から第七章はひとつのストーリー。一週間も帰宅しない乱太郎の父ちゃんを心配した乱太郎の母ちゃんが忍術学園に来訪し、話をきいたらんきりしんが乱太郎の父ちゃんを探しに行く、という内容。

第三章で今和野極三が、第五章で大黄奈栗野木下穴太が初登場。今和野は初っ端から下痢してるし、大黄奈栗野木下は乱太郎に良いように転がされているし、こやつらなかなか憎めない。好きだわ。そして大黄奈栗野木下にシャレが通じず少し微妙な気分になっている乱太郎の表情がディモールトベネ。

乱太郎と、きり丸としんべヱとが別行動をしているとき、きり丸のメタで少し適当な発言に素直なツッコミを入れるしんべヱが天使に見えてくる。癒しである。きり乱だとか言ってるけどしんべヱが居なければ落乱は落乱じゃあないのだと思う。実にちょろい読者である。

乱太郎の父ちゃんが調査をしていた蔵に保管されていたものの正体が明らかになったあと、敵にも味方にもwin-winな打開策を打ち立てるきり丸をみて、やっぱりこの子はやる気を出したらキレッキレだなと改めて思った。まあ今回もゼニが絡んでるからではあるんだけど。

第七章で乱太郎と乱太郎の父ちゃんに会話に入れてもらいたいしんべヱがげに愛いと心から思った。静かにオーバーリアクションして気づいてもらおうとしてる様子が、いじらしくもあり、少しウザくもあり。そこが可愛いんだけど。

いちばん最後のコマの乱太郎の天使メーターが天元突破しているのでご注意ください

第八章は「手はちゃんと洗おうね！！」という話だった。

戸部先生が出演されている！　あとくのたまが強くてこわい。忍たま達がたじたじになっている。

乱太郎「しらんぷりするんだ！」

きり丸「おお　すばらしいアイデアだ」

しんべヱ「どこが？」（P. 220）

この流れ好きだ、この三人は持ちつ持たれつなんだなってかんじがして。

この巻は、土井先生の活躍が少なかったなあ。でも山田先生はいっぱい出てきてくれたので良しである。