youremystar
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ぼくの花…ぼくは責任があるんだ。あの子はとっても弱いから。とっても世間知らずだし。世界に立ち向かうのに役立たずの4本のトゲしかもっていないんだから。
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出逢ってすぐの頃「ある人が忘れられないんだ」貴方は私にそう言った。まるで、これから私が好意を抱く未来を知っていたかのように。この気持ちに応えられないと言うかのように。だから自分を殺した。「その人」になるために。それでも貴方の目に映るのは私じゃなかった。貴方が想いを寄せる「その人」は羨望の的で、殺したいほど憎らしかった。
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「誰も君たちのためには死ねない。もちろん、通りすがりの人は僕のあのバラを見て、君たちと同じだと考えるだろう。でも、あれはきみたちをぜんぶ合わせたよりもっと大事だ。なぜって、ぼくが水をやったのは他ならぬあの花だから。ついたてを立ててやったのはあの花だから。ぼくがガラスの鉢をかぶせてやったのはあの花だから。毛虫を退治してやったのはあの花だから。愚痴を言ったり、自慢したり、黙っちゃったりするのを聞いてやったのは、あの花だから。なぜって、あれがぼくの花だから」
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