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出棺に七色濃くて八月
グローブが白球抱きとめ夏果つる
送る���じ舟も故人も黙黙と
ちた命に罪はなく天の川
わかれてはただそこに有り流灯かな
無人駅低速通過雪催
冬眠用に買った火酒咽に溜め
死とはダウンコートを脱ぎ眠ること
月河ゆるなかでアルファルドはひとり
偶像の片目が知けたあとの月
君が統べる冬の空だからきれい
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